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欧州情勢・西洋事情

3490チバQ:2020/04/12(日) 22:14:48
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14418445.html?pn=3
フランス、医療パンク寸前 患者分散に必死、TGVも駆使 新型コロナ


2020年3月27日 5時00分
 新型コロナウイルスによる死者が1300人を超えるフランスで、患者殺到による医療危機を回避しようと、重症者の収容先を国内外で分散させる動きが強まっている。空軍機や高速鉄道(TGV)などを駆使し、満室の病床から、患者の少ない地域や近隣国の病院へ搬送している。(パリ=疋田多揚)

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 26日朝、仏東部のストラスブール駅から、新型コロナウイルスの重症患者20人を乗せたTGVの特別列車が仏西部に向けて出発した。客車に担架が取り付けられ、2階建ての客車1両につき4人の患者を乗せ、医師や看護師が付き添った。

 仏東部は国内死者の3分の1以上が集中し、集中治療用の病床が患者であふれる病院が続出している。政府は仏軍に野戦病院を設営させたり、空軍機を使ったりして患者の国内分散を図ってきたが、感染拡大速度に追いつかず、この日初めてTGVを活用した。フランスを横断し、患者が比較的少ない700キロ離れた西部の病院へ搬送する。

 フランスは集中治療用の国内病床が7千床で、5千床のイタリアと同規模。ドイツの2万5千床と比べると少ない上、マスクなどの医療物資も不足している。AFP通信によると、5人の医師が感染して死亡している。21日にはドイツが仏東部の重症患者の引き受けを始めている。

 仏東部ミュルーズの野戦病院を訪れたマクロン大統領は25日夜、「国全体で結束する」と語り、医療危機回避に向けてあらゆる手段を講じる考えを示した。

 ■苦渋の治療制限「助かる命、助けられぬ恐れ」

 感染者が集中するもう一つの地域がパリとその近郊だ。パリ郊外の拠点病院の救急外来で、フランスの大学の研修医として働く折口達志さん(25)は、朝日新聞の取材に「持病を持つ高齢者の医療制限をせざるを得ず、苦渋の決断を迫られている」と語った。

 病院の集中治療用ベッド20床のうち、3分の2が埋まる。連日100人ほどが受診に訪れ、大半が新型ウイルスの患者。重症者の割合は増え続け、今では半分以上が入院する。

 22日には、80代の重症患者を集中治療室に入れるのを断らざるを得なかったという。臓器にダメージが広がり、錯乱状態だった。家族は「できることは全部してほしい」と訴えたが、医師団の結論は変わらなかった。いつ容体が悪化するかわからない感染患者を多く抱えている上、新たな患者も増え続ける。一度人工呼吸器を着ければ外しにくく、対象患者を絞らざるを得ない。折口さんは「病院は決して見捨てているわけではなく、苦しまないように最後までみとる努力を全力でしている。でも、病床がパンクし、助かる命を助けられなくなる恐れがあった」と語った。

 病院ではマスクや防護服も不足している。当初は患者ごとに取り換えていたが、「このままでは払底する」として、4時間使い続けるよう運用を変えた。防護服が必要となる家族の最期の別れも、代表者1人、1回だけに限っているという。

 折口さんは「市民が外出禁止令を守らないと救える命が助からなくなる。このまま患者が増えれば、イタリアのような危機的状態が待っている」と危機感を募らせる。


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