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欧州情勢・西洋事情
3494
:
チバQ
:2020/04/15(水) 22:55:13
https://www.asahi.com/articles/ASN4G4GNLN46UHBI00Q.html
「時間の貯金」日本は生かせ 油断悔いるフランスの教訓
2020年4月15日 11時00分
先日、記者が暮らすパリのマンションの玄関に救急車が横付けされた。しばらくすると、イスに座ったままの中年の住民の女性が、全身を防護服で覆った3人の救急隊員に抱えられ、救急車の中に運び込まれていった。付き添った男性は同乗せず、閉まったドアの窓へ顔を近づけ、励ますように女性へ手を振った。
新型コロナウイルスが猛威を振るうフランスが外出禁止令に踏み切って1カ月。パリからは観光客も通勤客も消えて街は沈黙しているが、病院だけは重症患者であふれている。
いま病院に行けるのは症状が重い人だけだ。それでも、年齢によっては人工呼吸器があてがわれる保証がない時期が続いた。
外出禁止令が出た先月17日以来、人々は家に閉じこもった。それでも死者数はその後、当時の175人から80倍以上に増えた。
毎日発表される犠牲者の数は、必ずしも現在の感染状況を表さない。むしろ潜伏と闘病期間をさかのぼった「過去」を反映したものだ。だから、外出禁止令を出しても、効果が出るには時間がかかる。その間、死者は増え続ける。これが欧州の国々が直面した厳しい現実だ。
ほんのひと月前、3月上旬のフランスは、サッカーの1部リーグ戦が続き、パリの地下鉄は朝夕のラッシュ時はごった返した。大統領は夫人と観劇に出かけていた。テレビは「なぜフランスはイタリアよりうまく感染を防げているのか」といった番組を組み、中国やイタリアは対岸の火事だった。私もその一人だった。
フランス人はいま、感染者が増えてきている日本を見て、過去のフランスを思い出しているかもしれない。
歴史に「もし」はないけれど、フランスの教訓から学べるところもある。
当初の検査態勢は1日1千件。いち早く大規模な検査態勢をとった隣国ドイツとは犠牲者数に5倍の差が出た。マクロン大統領はフランスの産業界に協力を呼びかけて人工呼吸器を1万台生産すると発表したが、そろうのは5月半ば。こうした医療体制をいち早く整えていれば、あるいは一斉休校や外出禁止令をもう1週間前倒ししていたら、医療現場の負担も和らいだかもしれない。
一方で、国のあらゆる資源を使って対策を編みだした。特別に改装した高速鉄道(TGV)や空軍機を使って、集中治療室の埋まった病院から重症患者を運び出し、比較的患者の少ない地域へと連日移し続けた。ドイツやスイスなどと連携して、重症患者を受け入れてもらった。軍隊は野営病院を次々と建設した。国は安心して仕事を休めるよう、休業を命じた飲食店などに給付金を配り、家賃や税金、社会保険料は今すぐ払わなくていいことも決めた。隣国に目を転じれば、スペインはホテルを軽症者の受け入れに活用し、大規模な国際展示場を野営病院に造りかえた。
日本には欧州よりも「時間の貯金」があった。感染集中地域から患者を運び出す体制は十分か。周辺国とはどんな協力ができるのか。欧州の教訓を生かして、悲劇を最小限に抑えてほしいと願う。(パリ=疋田多揚)
◇
新型コロナウイルスの脅威に、いま世界が直面しています。感染の状況や向き合い方が異なる各国の様子は、日本に住む私たちにとっても、危機を乗り越えるためのヒントとなるはずです。各地で暮らす特派員が、自らの体験を通して世界の現状を伝えます。
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