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欧州情勢・西洋事情

3505チバQ:2020/04/26(日) 18:42:51
https://digital.asahi.com/articles/ASN4R5333N4NUHBI01N.html?pn=8
欧州連帯は「おとぎ話」? EUに亀裂、存在感増す中ロ
有料会員限定記事 新型コロナウイルス

ジュネーブ=吉武祐、モスクワ=喜田尚、ブリュッセル=津阪直樹 聞き手=国末憲人、野島淳

2020年4月25日 17時00分
 新型コロナウイルスによる危機を前に欧州連合(EU)が連帯を問われるなか、「外」からも揺さぶられている。中国やロシアが間隙(かんげき)を縫うように存在感を示す一方、EUは内部の亀裂の修復に試行錯誤している。(ジュネーブ=吉武祐、モスクワ=喜田尚、ブリュッセル=津阪直樹)

 「欧州の連帯など存在しない。おとぎ話だった」

 EU加盟を目指すセルビアのブチッチ大統領は3月15日、国民向けの演説でこうEUを切り捨て、危機に頼りになるのは中国だと持ち上げた。

 中国は同月、ポーランドなどEU加盟国を含む東欧旧共産圏16カ国にギリシャを加えた枠組みでテレビ会議を主催。中国側が危機対応のノウハウを伝えたこの会議で、セルビアは欧州側の調整役を担った。セルビアはEUの加盟候補国である一方、欧州で随一の中国の友好国として知られる。中国はセルビアに同月21日、6人の専門家を支援物資とともに派遣。習近平(シーチンピン)国家主席はブチッチ氏に電報を送り「戦略的パートナー」だと強調した。地域での「連帯」が揺らぐEUを尻目に、絆の深さを演出した形だ。

 背景には、セルビアなどEU加盟をめざす西バルカン各国のEUに対する不満がある。EUは加盟を目指す国々に多額の資金を注ぎ込むが、あくまでもEUの基本理念を体現する国にするためで、利用には制約が多い。そうした状況を生かし、中国は東欧の経済界が欲しい大規模開発に投資するありがたい存在として影響力を増してきた。

 揺さぶりをかけるセルビアの姿勢に、懸念の声もあがる。カール・ビルト元スウェーデン外相は西側系メディアとのインタビューで「中国を外交カードとして一段と強く使っている」とした。シンクタンクの欧州外交問題評議会は「セルビアは楽しんで二つのいすに座っている」と警鐘を鳴らす。

 EUを悩ませるのは中国との関係だけではない。

ここから続き
 ロシアのプーチン大統領は3月21日、イタリアのコンテ首相との電話会談で同国への支援を約束。直後に軍用機14機で消毒機材や検査機を同国に運び、ロシア軍の医師や専門家約100人が感染が広がった北部ロンバルディア州で活動した。

 感染者を収容するため急きょ設けられたベルガモ市の臨時病院で32人の医師や看護師がイタリア人医師らとともに3交代で感染者の受け入れや治療に当たった。周辺の3町村では衛生兵らが介護施設などの消毒に当たった。

 こうした支援はロシア・メディアが大々的に報道した。コンテ氏が就任当初、連立を組んだ右派政党「同盟」は、プーチン氏の与党と協力関係にある。コンテ氏が就任演説でEUの対ロシア経済制裁の解除を唱えるなど、イタリアはロシアとの関係が緊密だ。

 欧州メディアでは、ロシアが危機に乗じて欧州での存在感を高めようと画策していると懸念する論調が目立っている。一方、ロシア上院のジャバロフ国際問題委員会副委員長はロシア・メディアに「評価するのはイタリア国民だ」と反論する。


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