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自民党政権綜合スレ

1チバQ:2012/12/01(土) 19:12:22
前スレに続き、政権の枠組みがはっきりしないので、
スレタイトルはシンプルに。
「政策」「政権課題」「政権人事」などの話題のこのスレで。

【民主党政権綜合スレ】
実質前スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/l50

【自公保観察スレ】
自民党公明党の党内政局はこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l50

【政治とカネ】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1245815657/l50

【第46回衆議院議員総選挙(2013年?)】
2012年12月16日投開票の衆院選はこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/l50

>>2以降しばらくは、衆院選の争点関係の話で行きましょう。

2209名無しさん:2015/10/04(日) 15:22:35
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150920-00016230-president-bus_all
「多強一弱」なぜ、安倍外交は完全に行き詰まったか
プレジデント 9月20日(日)10時15分配信

 内閣支持率の低下と連動するように安倍晋三政権の歯車の狂いがあらわになってきた。迷走する野党再編のおかげで、国内では「一強多弱」状態に変化は見られないものの、冷厳な国際情勢に目を向けると、その傾向は一目瞭然だ。かつては拉致問題への取り組みから「外交の安倍」とも呼ばれた首相だが、遅々として進まぬ北朝鮮問題をはじめ中韓両国が築く反日包囲網、ロシアの対日強硬姿勢や暗礁に乗り上げるTPP交渉など、安倍政権の外交は「大敗北」の様相を見せている。

■北朝鮮、韓国、中国の「日本外し」が加速

 「こんなはずではなかったが、ここが試練のとき。何とか潮目を変えなければ……」。岸田文雄外相が「北朝鮮による拉致被害者の再調査結果時期は期限を設けない」と表明した9月1日、安倍首相の側近は苦悩に満ちた表情を浮かべた。日本と北朝鮮が再調査開始で合意したのは昨年5月。権限ある特別調査委員会が立ち上がり、その調査期限は「1年程度」になると発表して国民の期待を集めた。だが、北朝鮮側は今年7月に報告の先送りを通告し、いまだ日本側には「進展」と呼べる情報も入ってきていない。

 外務省は外相、事務次官、アジア大洋州局長と担当課長の4人しか情報を共有しないピリピリムードが漂っており、外務省幹部の1人は「北朝鮮は安倍政権の動向をよく分析している。今後1年は様子を見てくるだろう」と語る。当初、日本側は特別調査委員長を務める徐大河・国家安全保衛部副部長に大きな権限が付与されていると見ていたが、金正恩体制下の権力構造は複雑で「徐氏の背景を見誤った」(政府関係者)との声も漏れる。8月に緊張が高まった朝鮮半島では、韓国との協議に北朝鮮が金第一書記の最側近である黄炳瑞朝鮮人民軍総政治局長を出席させており、日本との対応の違いが際立っている。

 その韓国とは、安倍政権発足後の歴史認識をめぐって関係が悪化し、外交的連携は期待できない状況にある。安倍政権は「反日強硬姿勢を続けていても、韓国はやがて日本側に降りてくる」(首相周辺)と踏んでいたが、降り立ったのは北京の地だった。中国・北京の天安門広場前で9月3日に行われた抗日戦勝70周年記念行事には、習近平国家主席やロシアのプーチン大統領らと満面の笑みで並ぶ韓国の朴槿恵大統領の姿があった。中国が米国本土まで届く弾道ミサイルや最新鋭戦闘機を誇示する中、朴大統領は中国との「蜜月」ぶりをアピール。対日強硬路線で足並みをそろえ、中国が主導する国際金融機関アジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加など「日本外し」の秩序形成に余念がない。中国の覇権主義を警戒し、米国とAIIB参加見送りを決めた日本のアジア外交は冷え込む隣国関係によって手足を縛られつつある。

 加えて、安倍首相が密かに目指してきたロシアとの関係改善から北方領土問題を進展させるというシナリオも、いまや頓挫している。プーチン大統領の年内訪日に向け調整に動く中、日本政府内には日露首脳会談時に北方領土の「二島先行返還」で合意するとの淡い期待も出ていた。しかし、最近はメドベージェフ首相や露閣僚が相次いで択捉島を訪問。ロシア外務次官が日本と北方領土問題に関する対話を行わない考えを示すなど、四面楚歌の状態にある。首相を支持する保守系は「四島一括返還」を求めるが、政府内にはすでに敗北感が充満する。

 安倍政権は、支持率低下の要因となった集団的自衛権の行使を可能とする安全保障関連法成立により、日米同盟を強化して外交・安保環境が好転することに賭けている。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設方針なども、その一端だ。ただ、「ポスト・オバマ」として取り沙汰される不動産王ドナルド・トランプ氏やヒラリー・クリントン前国務長官は親日派とは言い難く、米国は中国寄りの姿勢を見せる可能性も指摘されている。頼みの綱といえる日米主導のTPP交渉も合意のメドがつかず漂流が予想されており、安倍政権は綻びが目立ってきている。

時事通信フォト=写真

2210チバQ:2015/10/04(日) 17:07:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151003-00000051-jij-pol
1億総活躍相、実効性が課題=スローガン先行で「非効率」
時事通信 10月3日(土)14時7分配信

 主要閣僚の続投が固まっている7日の内閣改造で、安倍晋三首相が目玉ポストと位置付けているのが「1億総活躍担当相」だ。
 ただ、受け持つ分野が経済再生担当相や厚生労働相と重なるなど、その権限は曖昧だ。閣僚を支える事務局の体制づくりもこれからで、埋没を懸念する声が早くも出ている。
 「1億総活躍社会」の実現に向けて、首相は担当相の下に「国民会議」を設置するとともに、「日本1億総活躍プラン」を策定する方針。政府は、国民会議の運営などに当たる事務局の規模や人選について調整を進めている。
 しかし、「1億総活躍」に向けて首相が打ち出した「新3本の矢」のうち、「強い経済」については、経済再生相との役割分担がはっきりしていない。残る「子育て支援」と「社会保障」についても、政府内からは「厚労省と似た組織をつくるなら効率が悪いだけ」(官邸筋)との声が漏れる。
 首相は昨年9月に第2次改造内閣を発足させた際、看板ポストとして地方創生担当相を設け、石破茂氏を起用すると同時に、地方創生の司令塔として、首相を本部長とする「まち・ひと・しごと創生本部」を発足させた。政府関係者は「『まち・ひと・しごと』は新しい試みだったが、『1億総活躍』は既にやっている取り組みも多い」と指摘する。
 首相は先のジャマイカ訪問時、1億総活躍相の有資格者について「それなりの突破力、結果を出す能力が必要だ」と強調。首相周辺も「閣内で調整できる人でないと務まらない」と、実力者の起用をほのめかした。
 しかし、野党などは「1億総活躍社会」などのスローガンについて、「聞こえはいいが、実効性や具体性が非常に乏しい」(古賀伸明連合会長)と批判を強めている。「共生社会」を掲げる民主党はアベノミクスに対抗する理念の構築を急いでおり、秋以降、与野党論戦の焦点となりそうだ。

2211名無しさん:2015/10/04(日) 18:14:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151004-00000049-jij-pol
医薬品、なお埋めるべき差=「ゲームやめ誠実な対応を」―甘利担当相
時事通信 10月4日(日)14時27分配信

 【アトランタ時事】環太平洋連携協定(TPP)交渉に出席している甘利明TPP担当相は3日夜(日本時間4日午後)、残された課題のうち、バイオ医薬品のデータ保護期間について「埋めるべき差が残っているが、(米国とオーストラリアが)精力的に交渉を行うことを確認した」と述べた。
 3日夜の全体討議終了後に記者団の取材に応じた。
 甘利氏は、難航している乳製品の市場開放についても「米国とニュージーランドが精力的に交渉を続けている」と指摘。「全体討議は最終段階にあるため、ゲームはやめて誠実な対応で交渉すべきだと呼び掛けた」と話し、今後の交渉結果を踏まえ、4日午後に再び全体討議が開かれるとの見通しを示した。

2212チバQ:2015/10/04(日) 20:07:03
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015100402000137.html
安倍首相7日に内閣改造 参院選控え「安定」重視

2015年10月4日 朝刊


写真
 安倍晋三首相は自民党役員人事と内閣改造を七日に行い、政権の新体制を整える。党では谷垣禎一幹事長ら主要幹部の続投が既に確定。閣僚も麻生太郎財務相ら主要閣僚をはじめ、少なくとも四割が留任する見通しだ。来年夏に参院選を控え、人事の失敗で逆風が吹くことを避けたい首相の心境が垣間見える。 (古田哲也)
 首相はこの週末から、内閣改造人事を中心に最終調整に取り掛かっている。十九人いる閣僚のうち、現時点で留任確実とみられるのは、麻生氏のほか岸田文雄外相や菅義偉(すがよしひで)官房長官ら六人。加えて、就任三カ月余の遠藤利明五輪相ら二人の続投も有力視されている。残された閣僚ポストは十程度にすぎない。
 税制改正や安全保障関連法の施行、新国立競技場の整備など直近の重点課題や懸案を抱えている閣僚の留任が目立つ。円滑な課題解決には、今の担当閣僚に引き続き取り組ませることが最良との判断だ。
 第二次安倍政権は二〇一二年十二月に発足後、一四年九月に最初の内閣改造を行うまで閣僚の辞任や交代がなかった。だが、改造内閣の顔だった小渕優子経済産業相が「政治とカネ」をめぐる問題で辞任するなど不祥事が続いた。〇六〜〇七年の第一次政権当時も相次ぐ閣僚辞任に悩まされた苦い過去がある。
 今回の改造で新閣僚らに問題が発生すれば、安保法成立を受け低落した内閣支持率がさらに落ち、参院選に深刻な影響を与えかねない。これまで不祥事がなかった閣僚を多く続投させるのには、危険を最小限にする効果もある。
 しかし、党内には衆院五期以上、参院三期以上で閣僚経験がない初入閣待機組が七十人余もいる。首相に近い派閥の幹部は「スキャンダルや失言を避けるだけでは人材は育たない」と指摘。首相が無難な人事にこだわりすぎると、党内から不満が出る可能性もある。

2214名無しさん:2015/10/04(日) 20:29:17
http://www.asahi.com/articles/ASH6D5K7CH6DUTFK01B.html
甘利氏「論理矛盾」×稲田氏「雨乞い」 財政再建で対立
相原亮、鯨岡仁2015年6月13日06時48分

 政府の財政再建をめぐり、甘利明経済再生相と自民党の稲田朋美政調会長の対立が12日、表面化した。経済成長による税収増を期待する甘利氏が、歳出額の数値目標を掲げない方向で議論を進めているなか、稲田氏が「2018年度に歳出額の目標設定を行う」との党方針を決定。甘利氏が「論理矛盾」と反発すれば、稲田氏は成長重視路線を「雨乞い」と批判し返した。

 稲田氏が委員長を務める党財政再建に関する特命委員会はこの日、財政健全化策の最終報告案を決定。党は昨年12月の衆院選で「国・地方の基礎的財政収支(PB)を2020年度に黒字化」と公約しており、中間段階の18年度に歳出額の目標を設定することを明記した。社会保障費の伸びを「年5千億円程度」に抑える目標も掲げた。

 政府が示す今後の経済成長率(名目3%、実質2%)については「楽観的」と指摘して、「経済成長だけではPB黒字化のめどが立たない」とした。

 一方、甘利氏が担当相を務める政府の経済財政諮問会議が10日に示した2015年度「骨太の方針」の骨子案では、「18年度のPBの赤字を国内総生産(GDP)比で1%に抑える」としただけで、歳出の上限額は盛り込まれていない。安倍晋三首相が「経済再生なくして財政健全化はなし」という方針を示しており、歳出抑制よりも経済成長による税収増で財政健全化を目指しているためだ。

 このため、甘利氏は12日の記者会見で党の方針について「(首相の考え方を)共有していながら、経済成長と無関係に歳出を縛るのは論理矛盾だ」と述べ、いら立ちを隠さなかった。

http://www.sankei.com/politics/news/150616/plt1506160031-n1.html
2015.6.16 19:34
稲田政調会長VS甘利経済再生担当相が火花 財政再建提言めぐり

 自民党が16日、政府に提出した財政再建に関する提言をめぐり、歳出削減にこだわる稲田朋美政調会長と経済成長を重視する甘利明経済再生担当相との溝が浮き彫りになった。両者は提出直前までつばぜり合いを続け、最後は稲田氏が「目標設定を行う」との文言を盛り込み押し切ったが、2人とも安倍晋三首相の側近だけに、党と政府との間で不穏な空気が残った形だ。

 「書きぶりを、もう少し何とかできないか」。甘利氏は15日夜も稲田氏に近い党幹部に電話して再考を求めた。「経済成長なくして財政再建なし」と主張する首相にならい、甘利氏は「経済成長と無関係に歳出を縛るのは論理矛盾」と稲田氏を牽制(けんせい)してきた。

 だが、稲田氏は「経済成長と財政再建は矛盾しない」と反論。平成32年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス)黒字化に向け、提言に中間年度となる30年度に「歳出額の目標設定を行う」と明記することを譲らなかった。

 ただ、甘利氏は16日の記者会見でも「将来の歳出規模を固定化してしまうのは、完全に(経済政策の)手足を縛ることになる」と述べ、稲田氏への不信感を隠さなかった。今後は政府の経済財政運営の指針「骨太方針」にどう反映されるかが焦点となる。

2215チバQ:2015/10/05(月) 01:19:06
http://www.sankei.com/politics/news/151004/plt1510040023-n1.html
2015.10.4 22:47

自民党議員 露骨な「官邸詣で」 改造にらみ熱帯びるアピール合戦

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高市早苗総務相
 内閣改造を7日に控え、自民党議員による「官邸詣で」が活発になっている。安倍晋三首相や菅義偉(すがよしひで)官房長官に面会し、自らをアピールするためだ。外遊から帰国した首相が執務を再開する5日から改造直前まで、アピール合戦はさらに熱を帯びそうだ。

 首相が米ニューヨークに出発する前日の9月25日、大勢の自民党議員が官邸に押しかけた。この日は海外出張の打ち合わせなどもあり、首相のスケジュールはいつも以上に過密だった。事実上の通常国会閉幕日でもあったため、国会内で衆参両院の議長や与野党幹部にあいさつ回りもこなした。

 こうした分刻みの日程のなかで、高市早苗総務相が官邸を訪問。携帯電話の通信料引き下げについて報告した高市氏は記者団に「年末までに一定の方向性を出す」と語り、続投への意欲表明かと話題になった。

 ともに当選7回ながら閣僚経験がない今津寛、平沢勝栄両氏らも成人年齢見直しに関して報告したほか、江藤拓衆院農水委員長らが環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への慎重な対応を申し入れた。

 この後、河村建夫元官房長官や木村太郎首相補佐官も首相と面会。さらに石破茂地方創生担当相に近い山本有二元金融担当相ら石破派議員の姿も見られた。

 党内には今回を逃すと閣僚経験がないままの引退が現実味を帯びる高齢議員もおり、水面下でも激しい“猟官運動”が繰り広げられている。

2216チバQ:2015/10/05(月) 01:20:02
http://www.sankei.com/politics/news/151005/plt1510050005-n1.html
2015.10.5 01:00

内閣改造「在庫一掃」とはいかず 70人超す待機組に残りポストは10前後 

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(1/3ページ)

 安倍晋三首相(自民党総裁)が7日に行う内閣改造で、各派領袖(りょうしゅう)は入閣適齢期の議員の売り込みに躍起だが、ハードルは相当高くなりそうだ。党内には70人以上の入閣待機組がいるとされるが、首相は前回同様、派閥順送り人事は断る考え。来年夏の参院選へのイメージも考え、「在庫一掃」とするわけにいかない事情もある。

 「自民党は老壮青、女性も男性も人材の宝庫。大きな骨格は維持しながら、できるだけ多くの方々に能力を発揮してもらいたい」

 首相は先月29日(日本時間同30日)、訪問先の米ニューヨークでの記者会見でこう強調した。

 首相は先月の党総裁選で、党内7派から支持を受け無投票再選を果たした。裏返せば、各派は首相に人事面の処遇を求めているといえる。ただ、首相がそう簡単に受け入れられる環境にはない。

 党内で当選が衆院5回以上、参院3回以上(両院で在職期間が13年以上の議員を含む)で閣僚経験がない入閣待機組は71人。このうち約40人が衆院6回以上、参院4回以上の「待望組」だ。

 首相はすでに閣僚19人のうち、麻生太郎副総理兼財務相や岸田文雄外相ら9人の留任を決めている。残りポストは10前後になるとみられ、待機組にとっては狭き門だ。

 改造にあたり、多くの派閥領袖は首相に対し、派内の推薦者を伝えている。

 党内最大派閥の細田派(清和政策研究会)の細田博之会長は先月24日、首相と面会し「入閣適齢者は8人いる」と伝え、馳浩元文部科学副大臣ら候補者を列挙。額賀派(平成研究会)の額賀福志郎会長も三原朝彦副幹事長らを記した推薦リストを伝えたという。

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 ただ、待機組を起用しようにも、悩ましい事情もある。待機組で当選回数の最も多い逢沢一郎元外務副大臣は「第2次内閣の組閣時に入閣を打診されたが、固辞した」(周辺)とされ、話題になった。

 また、入閣候補に対しては身辺調査が行われるのが通例で「待機組には答弁能力の乏しさや金銭スキャンダルなど、入閣できないだけの事情を持つ人も多い」(首相周辺)という。

 首相は1日、訪問先のジャマイカで同行記者団に対し、改造で派閥のバランスは考慮しない方針を明言した。新内閣を来年夏の参院選を戦う布陣と考えれば、実力を無視して、待機リストの消化を図るわけにはいかない。派閥領袖の願いにかかわらず、今回も首相の“一本釣り”が目立ちそうだ。(豊田真由美)

2217チバQ:2015/10/05(月) 01:39:43
http://www.sankei.com/economy/news/151005/ecn1510050004-n1.html
2015.10.5 01:12

TPP交渉が大筋合意へ 甘利担当相見通し 巨大経済圏誕生

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TPP交渉について記者の質問に答える甘利TPP相=4日、米アトランタ(共同)
 【アトランタ=西村利也】日米など環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の参加12カ国は4日(日本時間5日)、米ジョージア州アトランタで開かれている閣僚会合で大筋合意する見通しになった。甘利明TPP担当相が4日、明らかにした。閣僚会合は9月30日から2日間の日程で始まったが、特にバイオ医薬品や乳製品の分野で交渉が難航、2度にわたって日程を延長して最終調整が行われていた。

 甘利氏は4日午後(同5日未明)、記者会見を開き「(参加各国による)大筋合意の記者会見を開く準備が整っている。大筋合意の見通しを安倍晋三首相にも伝えた」と明言した。参加各国による記者会見は全体会合終了後の4日夕(同5日午前)に行う方向だ。

 難航していた医薬品と乳製品、自動車の交渉に関しては「残された課題であったが、大きな前進があったと報告を受けた」と述べた。

 TPPは、モノの関税だけでなくサービス、投資の自由化を進め、知的財産など幅広い分野で21世紀型のルールを構築するもので、アジア太平洋地域に経済規模で世界の4割を占める巨大経済圏が誕生する。

 今回の閣僚会合では、新薬データ保護期間をめぐり、米国が12年から実質8年に短くする妥協案を提示、5年以下を主張していたオーストラリアは受け入れ、合意した。乳製品ではニュージーランド(NZ)が米国などに輸入の拡大を求めていた。

 安倍晋三政権は、TPPを成長戦略の柱に据えており、自動車などの工業品の輸出拡大や輸入食品の値下げといった恩恵が期待される。一方、コメ、麦、牛・豚肉、乳製品、サトウキビなどの甘味資源作物を重要5分野と位置付け、関税撤廃の例外扱いを求めてきた。コメは高関税を維持する代わりに、米国などから無関税で輸入できる特別枠を設け、牛・豚肉は関税を大幅に引き下げることで参加国の理解を得ようとしてきた。

2218チバQ:2015/10/05(月) 01:40:34
http://www.asahi.com/articles/ASHB47WP1HB4ULFA00T.html
TPP、米豪が医薬品で実質合意 全体合意へ最終局面
アトランタ=大畑滋生2015年10月5日00時49分
 米アトランタで開かれている環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の閣僚会合で4日午前(日本時間同日夜)、米国と豪州がバイオ医薬品のデータ保護期間について「実質8年」で合意したことがわかった。最も難航していた分野のひとつが前進したことで、交渉は全体の大筋合意に向けて最終局面に入った。


 複数の交渉関係者が明らかにした。バイオ医薬品のデータ保護期間をめぐっては、新薬メーカーを抱える米国が12年での統一を求め、後発医薬品(ジェネリック)を活用したい豪州やチリなどが5年を求めて対立。米国と豪州が「実質8年」を軸とする譲歩案づくりに入り、閣僚会合の日程を4日まで延長して協議を続けていた。

 交渉関係者によると、米豪はデータ保護期間を8年とするか、現行の5年に審査期間などの仕組みを設けて3年を上乗せし「実質8年」とするかを参加国が選べるかたちにすることで折り合った模様だ。米豪両国はこの合意案で、5年とするよう強く主張するペルーやチリなどを説得する。

2219名無しさん:2015/10/05(月) 19:39:33
https://www.youtube.com/watch?v=pPqS2u4__NE
稲田自民党政調会長のTPPについて発言

2015/10/02 に公開
稲田自民党政調会長が、野党時代にはTPPに反対していたが与党になったので賛成に変-えたと述べている部分を抜粋しました。
元の動画は
https://youtu.be/4F_zmAY1XNk
にあります。
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2220名無しさん:2015/10/05(月) 19:45:08
[正論]弁護士、衆院議員・稲田朋美 普天間のツケをTPPで払うな(産経新聞)
http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/652.html

2221名無しさん:2015/10/05(月) 19:47:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151005-00000011-jij-pol
TPP交渉、大筋合意へ=日米など12カ国、最終調整―医薬品は米豪決着
時事通信 10月5日(月)1時16分配信

 【アトランタ(米ジョージア州)時事】日米など12カ国は、環太平洋連携協定(TPP)締結交渉で大筋合意する見通しとなった。
 甘利明TPP担当相が4日午後(日本時間5日未明)、「残された課題である医薬品、乳製品、自動車で大きな前進があった。(安倍晋三首相に合意の)見通しを報告した」と述べ、5年半に及ぶ交渉が合意に向かっているとの認識を明らかにした。
 12カ国はアトランタでの閣僚会合の日程を5日目となる4日まで再延長し、協議を継続。最大の焦点となった最先端のバイオ医薬品のデータ保護期間では、米国とオーストラリアが双方の受け入れ可能な妥協案で一致。5年を主張していたチリも「問題は乗り越えた」(チリ政府関係者)と妥協案を評価した。
 ただ、ロブ豪貿易相が「なお保護期間に焦点を当てている国があるほか、他の分野でも課題が残っている」と指摘するなど懸案が残り、各国は4日夜も調整を続けた。
 このため、閣僚会合を締めくくる全体討議の開催は大幅に遅れ、閣僚らによる共同記者会見は5日朝(日本時間5日夜)までずれ込む見通しとなった。
 9月30日に始まった今回の会合は、7月末の前回閣僚会合から持ち越した難航3分野の解決が最大の課題。日本と米国、メキシコ、カナダが関わる自動車分野の協議がほぼ決着し、医薬品の独占販売を開発メーカーに事実上認める「データ保護期間」と、ニュージーランド(NZ)が求める乳製品の市場開放が最後まで残った。
 データ保護期間については、有力な製薬会社を抱える米国が「12年」を主張する一方、安価な後発医薬品(ジェネリック)の普及を進める豪州などが「5年以下」を主張し、対立が続いていた。今回の会合で米側は「実質8年」を許容する案を提示。米豪の調整の結果、保護期間を実質的に8年とし、各国の国内法制に応じて柔軟に適用できる仕組みとすることで折り合った。これを受け米国は、5年を主張してきたチリ、ペルーとの協議を加速させた。
 一方、乳製品の市場開放では、NZと日本、カナダとの間では着地点が見え、NZと米国は2国間協議を本格化させた。
 日米間の市場開放では、甘利担当相がフロマン米通商代表部(USTR)代表と会談し、米国産のコメの輸入拡大策などの懸案を決着させる。

2222名無しさん:2015/10/05(月) 19:54:52
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151005/k10010259031000.html
公明・山口代表 石井氏の国土交通相起用を要請
10月5日 11時54分

公明党の山口代表は、7日に行われる内閣改造を巡って安倍総理大臣と会談し、党内の世代交代を図りたいとして、太田国土交通大臣を交代させ、石井政務調査会長を国土交通大臣に起用するよう要請したことが分かりました。
公明党の山口代表は5日午前、総理大臣官邸で、安倍総理大臣と7日に行われる内閣改造を巡って会談しました。
会談のあと山口代表は記者団に対し、「人事は安倍総理大臣に任せると伝えた」と述べました。
関係者によりますと、会談で山口代表は、党内の世代交代を図りたいとして、太田国土交通大臣を交代させ、石井政務調査会長を国土交通大臣に起用するよう安倍総理大臣に要請したということです。
内閣改造を巡って、安倍総理大臣は先に「公明党には、これまでどおり1ポストをお願いしたい」と述べるとともに、ポストも含めて公明党側の意向を聞いて決めたいという考えを示しています。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015100500325
公明・石井氏入閣へ=国交相起用を安倍首相に要請-山口代表

 安倍晋三首相は5日午前、公明党の山口那津男代表と約30分間会談し、7日に行う内閣改造をめぐって意見交換した。山口氏は太田昭宏国土交通相(69)に代え、同党の石井啓一政調会長(57)を後任の国交相に起用するよう要請した。党内の世代交代を図る狙いがある。首相も石井氏入閣を受け入れる見通し。
 山口氏は会談後、改造に関して記者団に「人事は首相に任せている」と語った。 
 石井氏は旧建設省出身。衆院当選8回で財務副大臣などを務めたが、閣僚経験はない。一方、太田氏は党代表などを歴任し、2012年12月に発足した第2次安倍内閣で国交相に就任した。
 一方、山口氏は7日から韓国を、13日から中国をそれぞれ訪問。韓国の朴槿恵大統領、中国の習近平国家主席との会談を調整しており、首相との会談では中韓外交に関しても協議したとみられる。(2015/10/05-12:49)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015100500611
9閣僚人選へ調整急ぐ=公明・石井氏入閣固まる-7日、内閣改造

 安倍晋三首相は7日、内閣改造・自民党役員人事を行う。公明党の山口那津男代表は5日、同党出身の太田昭宏国土交通相を交代させ、後任に石井啓一政調会長を入閣させるよう首相に要請。首相も同党の意向を尊重する考えで、石井氏の入閣が固まった。首相は既に、菅義偉官房長官ら9人を留任させる意向を固めており、閣僚19人のうち残る9閣僚の人選に向け調整を急ぐ
 首相は7日午前に自民党執行部人事を正式決定。正午に臨時閣議を開いて閣僚の辞表を取りまとめた上で、午後に閣僚名簿を発表する予定。皇居での認証式を経て、同日夕に第3次安倍改造内閣が発足する運び。
 自民党役員人事では、高村正彦副総裁に加え、谷垣禎一幹事長、二階俊博総務会長、稲田朋美政調会長、茂木敏充選対委員長の党四役全員が続投。内閣でも、中枢を担う菅氏と麻生太郎副総理兼財務相、甘利明経済財政担当相の留任が内定した。首相は現体制の骨格を維持した上で、来年夏の参院選勝利に全力を挙げる。
 閣僚ではこのほか、岸田文雄外相、高市早苗総務相、塩崎恭久厚生労働相、中谷元防衛相、石破茂地方創生担当相、遠藤利明五輪担当相の留任が固まっている。新国立競技場の建設計画見直し問題で引責辞任を表明した下村博文文部科学相は交代する。
 首相は内閣改造に当たり、女性を引き続き積極活用する方針。自民党内では、丸川珠代、島尻安伊子両参院議員の名前が取り沙汰されている。(2015/10/05-17:53)

2223名無しさん:2015/10/05(月) 19:57:18
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015100500418
「1億総活躍社会」へ地方と連携=都道府県議長会と懇談-安倍首相

 安倍晋三首相は5日、首相官邸で全国都道府県議会議長会の高島直樹会長(東京都議会議長)らと懇談した。首相は席上、「少子高齢化という国・地方の双方に重要な構造的課題への取り組みを強化させる『1億総活躍社会』を目指す」と表明。「地方の声に徹底して耳を傾け、地方の創意工夫を全力で応援していく」とも語り、地方との連携を重視する姿勢を強調した。
 これに対し高島会長は、1億総活躍社会の実現に向け首相が打ち出した「新3本の矢」について、「地方の活力をさらに高めるために欠かせない政策だ」と評価。「わが国の経済成長を推進していくためには、国と地方がより一層強固に連携、協力することが重要だ」と訴えた。
 懇談には37都道府県の議長や副議長が出席した。(2015/10/05-14:39)

2225名無しさん:2015/10/05(月) 22:34:04
>>2224

http://blogos.com/article/62424/
Kim Thaesik2013年05月16日 09:00
それは無いでしょ稲田朋美先生

 橋下市長の日本軍「慰安婦」をめぐる発言が国内外で批判を集めていますが、次の二つの引用文を見比べてください。

その1
「慰安婦制度は女性の人権に対する大変な侵害だ」と批判

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130515/stt13051503370002-n1.htm

2226名無しさん:2015/10/05(月) 22:34:15
>>2225

その2
「慰安婦」問題については、日本の政府や軍が強制連行した事実はない、と明確に主張しなければならない。問題の核心にある「強制連行」がなかったのだから、謝罪も補償も必要ではない。当時は「慰安婦」業は合法だった。

 それにもかかわらず「強制性」を認めて謝った河野談話を否定し、韓国や米国で宣伝されているような、朝鮮半島の若い女性を多数、強制連行して慰安所で性奴隷にしたといった嘘でわが国の名誉を毀損することはやめていただきたいと断固、抗議すべきである。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120831/plc12083103290002-n3.htm
 一見対立するこの二つの意見ですが、同一人物である稲田朋美行政改革担当相の発言であり、共に産經新聞に掲載されています。

 下の記事は2012年8月31日の記事なので、稲田先生は1年も立たない間に自らの主張を180度転換されたみたいです。選挙前で自らへの批判へと繋がることを恐れた欺瞞で無いのならば、どのような経緯で「慰安婦」問題に対する考えが劇的に変わったかについて説明する義務があるでしょう。

 ここぞとばかりに橋下市長の発言を叩いてる議員は多いですが、それぞれがこの問題についてどのようなスタンスを取って来たかをチェックする必要があります。そして産經新聞にはもう少しプライドを持って頂きたい物です。権力に対するチェック機能こそが、メディアの使命ではないのでしょうか。

2227チバQ:2015/10/05(月) 23:07:07
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20151005/plt1510051559001-n1.htm
安倍首相、女性閣僚選びに腐心 「官邸詣で」激化 内閣改造・自民党役員人事 (1/2ページ)
2015.10.05
 安倍晋三首相が7日に行う内閣改造・自民党役員人事で、女性閣僚選びに腐心している。看板政策に「女性の活躍推進」を掲げるだけに、現在の4人を維持したい考えだが、「衆院当選5回以上、参院当選3回以上」とされる入閣の基準を踏まえれば、候補者は限られるのが実情。当選回数を無視して登用すれば、「入閣待機組」の男性議員の嫉妬を招きかねない。露骨な「官邸詣で」も続くなか、安倍首相はどう判断するのか。

 「(女性を)常に念頭に置き、閣僚人事に当たりたい」

 安倍首相は先に訪問したジャマイカで記者団に、こう語った。首相側近も4日、「首相は慣例に縛られない。女性枠をまず確保し、その次に各派閥の要望を考慮する」と明かした。

 だが、内実は簡単ではない。衆参両院で404人いる自民党所属議員(衆参両院議長除く)のうち、女性は41人。10人が入閣の基準を満たすが、閣僚や党4役経験者以外となると、残るのは土屋品子衆院議員(当選6回)、橋本聖子参院議員(同4回)だけだ。

 党幹部は「選びたくても、過去の組閣で多くを起用してしまった。基準外の若手を抜擢(ばってき)するか、現閣僚を留任させざるを得ない」と、安倍首相の苦しい胸の内を解説した。

 安倍首相は当初、政治理念が近く、党の「財政健全化に向けた提言」をまとめた稲田朋美政調会長を主要閣僚で起用しようと考えた。稲田氏を「将来の宰相」として鍛える意図もあったとみられる。

 ところが、党内から「地道に活動する男性議員に報いるべきだ」「俺も女性に生まれたかった」などと、稲田氏が日の当たるポストを歴任することへの激しい批判や嫉妬が噴出し、政調会長留任を決めた。

 猟官運動を想像させる「官邸詣で」も激しくなっている。

 安倍首相が、国連総会出席のために米ニューヨークに出発する前日の9月25日午後だけでも、稲田氏や、今津寛衆院議員、平沢勝栄衆院議員、高市早苗総務相、江藤拓衆院議員、河村建夫元官房長官、木村太郎首相補佐官、山本有二元金融担当相ら、大勢の自民党議員が官邸に押しかけた。

 こうした事情を反映して、安倍首相は5日朝時点で、高市氏を総務相に留任させ、上川陽子法相と、山谷えり子拉致問題担当相、有村治子女性活躍担当相の女性3閣僚を交代させる方針を固めたとされる。

 新任の女性閣僚候補には、前出の土屋、橋本両氏に加え、当選2回の丸川珠代参院議員や島尻安伊子参院議員の名前も取り沙汰されている。

 昨年の内閣改造では、目玉閣僚に据えた小渕優子経産相と、松島みどり法相が「政治とカネ」などの問題で辞任し、政権に打撃となった。

 安倍首相は5日から執務を再開するが、来年夏の参院選も見据えながら、改造直前まで人事構想に苦慮しそうだ。

2228チバQ:2015/10/05(月) 23:09:07
http://mainichi.jp/select/news/20151006k0000m020034000c.html
TPP:大筋合意 12カ国、GDP世界の4割
毎日新聞 2015年10月05日 20時36分(最終更新 10月05日 21時54分)

 【アトランタ横山三加子、清水憲司】環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉は5日午前(日本時間5日夜)、閣僚が出席した全体会合を開き、大筋合意に達した。参加12カ国の国内総生産(GDP)の合計が世界の約4割を占める巨大経済圏が誕生することになった。少子高齢化で国内市場の拡大が見込みにくい日本にとっては、TPPによって同じルールで経済活動ができる国が増えて企業が国外活動を活発化させることで、海外の成長を取り込み、新たな経済成長の糧とすることが期待される。

 9月30日から2日間の予定だった閣僚会合は、3度も延長される異例の展開となった。甘利明TPP担当相は会合後、記者団に「TPPがこれから全世界のスタンダードになっていく」と述べた。

 日本は欧州連合(EU)と経済連携協定(EPA)、中韓や東南アジア諸国連合(ASEAN)と東アジア地域包括的経済連携(RCEP)といった通商交渉も進めている。今回のTPP合意を契機に「TPPを参考にすることで、ほかの交渉は一気に進む」(経済産業省幹部)と期待感が高まっている。


 モノを輸出入する際の関税の撤廃や削減に注目が集まっているTPPだが、参加12カ国間でサービス、投資に関するルールも整備されるため、日本企業の国境をまたいだ事業展開が加速しそうだ。

 アジアの新興国では国内の小規模事業者を保護する観点から、コンビニエンスストアなどの外資の出店を規制するケースが多い。TPPでは、ベトナムやマレーシアの国内での出店規制の緩和で合意。両国では、銀行など金融業の出店や出資に関する規制も緩和される。

 また、国有企業に対する優遇措置を制限したり、政府の物品購入やサービス導入に際して国内外の企業を公平に扱う公開入札を義務付けることでも合意した。TPP域内の企業の受注競争が活発化することになり、建設や鉄道など新興国のインフラ市場を中心に日本企業の参入機会の拡大につながりそうだ。

 自動車業界では関税撤廃の効果も期待される。日本から輸出する完成車には、米国で2.5%、カナダは6.1%、ベトナムでは最大70%の関税がある。いずれも撤廃までには長い期間を必要とする合意内容になったが、撤廃への道筋がついたことで、海外進出を進めていたメーカーが国内生産体制を維持する誘因になるとみられる。

2229チバQ:2015/10/05(月) 23:12:07
http://www.sankei.com/politics/news/151005/plt1510050023-n1.html
2015.10.5 20:41
【内閣改造】
公明・太田昭宏国交相、交代のワケ

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(1/3ページ)

太田昭宏氏
 公明党の山口那津男代表が5日、安倍晋三首相に太田昭宏国土交通相を交代させ、石井啓一政調会長の起用を要請した背景にあるのは、党内で高まる「世代交代論」だ。

 ある党関係者は「永田町の論理からいえば、政権が盤石のときにわざわざ交代する必要はない。ただ、党内には『(在任期間が)長い』という声がある」と指摘する。

 太田氏は党代表も経験したベテランで、平成24年12月の第2次安倍内閣発足に伴い国交相として入閣。閣僚の在任期間は約2年10カ月におよび、今月6日には70歳を迎える。一方の石井氏は旧建設省出身の57歳。将来の党代表候補とも目され、党内や支持母体の創価学会内にある「若返り論」を象徴する人材だ。

 また、太田氏自身の選挙区の事情も絡む。党の議員定年69歳を迎えた太田氏について、党内からは「そろそろ党に戻って選挙区の態勢を整えるべきだ」として、後進の育成を求める声も上がっていた。

 一方で、来夏の参院選で知名度の高い太田氏を全国に通用する「党の顔」と位置付け、選挙態勢を強化したいという思惑もある。

 ある党幹部は「参院選は絶対に勝たなければならない。太田氏には(国交相としての)公務に縛られるより、前国交相という肩書で全国を自由に走り回ってくれた方がいい」と話す。

 次期参院選で公明党は、改正公職選挙法の成立に伴い改選数が増える東京、愛知、福岡などの選挙区で現職と新人の計6人を公認。兵庫でも今後候補を立て、党勢拡大を図る考えだ。

 ただ、改選数が増える選挙区は他党も候補を擁立するとみられ、激戦となるのは必至。今回の閣僚交代は、公明党の選挙対策という側面が強い人事といえそうだ。(清宮真一)

2230チバQ:2015/10/05(月) 23:15:27
http://www.sankei.com/politics/news/151005/plt1510050031-n1.html
2015.10.5 21:52
【TPP大筋合意】
安倍晋三首相「国家百年の計だ」

 安倍晋三首相は5日夜、首相公邸で記者団に対し、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉が大筋合意したことについて「国家百年の計だ」と述べた。首相の発言の詳細は以下の通り。

--TPP大筋合意への受け止めは

首相「先ほど現地(米アトランタ)の甘利明TPP担当大臣からTPP交渉が大筋ですね、合意したと、合意に達したとの報告を受けました。TPPは、価値観を共有する国々が自由で公正な経済圏をつくっていく国家百年の計であります。政権発足後、最初の日米首脳会談において交渉参加の決断を致しました。以来、2年半にわたって、粘り強い交渉を続けてきた結果、妥結に至ったことは、日本のみならず、アジア太平洋の未来にとって大きな成果であったと思います。政権発足以来の大きな課題に結果を出すことができたと思います。

 また、交渉の結果ですね、農業分野におきまして、関税撤廃の例外をしっかりと確保することができました。農業は国の基(もとい)であり、美しい田園風景を守っていくことは政治の責任であります。生産者が安心して、再生産に取り組むことができるよう、若い皆さんにとって夢のある分野にしていくために、われわれも全力を尽くしていきたい、農林水産業をしっかりとそうした分野にしていきたいと、こう思っております」

http://www.sankei.com/politics/news/151005/plt1510050040-n1.html
2015.10.5 22:29
【TPP大筋合意】
民主・細野豪志政調会長批判「国益に即さぬ」「日本ばかりが一方的に譲歩」

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 民主党の細野豪志政調会長は5日、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の大筋合意について「国益に即しているとは評価できない」とする談話を発表した。

 談話では、農林水産業などの分野を挙げ「牛肉や豚肉の輸入時の関税を大幅に引き下げるなどの合意内容は、極めて大きな打撃となる」と指摘。自動車分野に関しても「日本ばかりが一方的に譲歩を続けた結果、十分な成果が得られていない」と政府の交渉姿勢を批判し、「合意内容をつぶさにチェックするとともに、予算委員会の早期開催を求め、厳しく国会での議論に臨んでいく」と強調した。

http://www.sankei.com/politics/news/151005/plt1510050036-n1.html
2015.10.5 22:14
【TPP大筋合意】
維新の党「評価すべき」 情報開示不足への批判も

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 維新の党は5日、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の大筋合意を受け、松野頼久代表の名前で「率直に評価すべきだ」「意義深いこと」などと歓迎する談話を発表した。

 維新は、党の基本方針に「TPPを主導」と掲げてきた。ただ、談話では、影響を受ける国内の農家らへの激変緩和措置を求めた上で、「税金でひたすら既得権益を守ることには賛成できない」とも主張。交渉過程の情報開示が不足していたと批判しており、臨時国会が召集された場合は政府を追及する構えだ。

2231チバQ:2015/10/05(月) 23:46:35
タイが入ってないんですね

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%92%B0%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%88%A6%E7%95%A5%E7%9A%84%E7%B5%8C%E6%B8%88%E9%80%A3%E6%90%BA%E5%8D%94%E5%AE%9A
【ASEAN】
シンガポール☆
ブルネイ☆
ベトナム
マレーシア
【南米】
チリ☆
ペルー
メキシコ
【その他】
アメリカ合衆国
オーストラリア
ニュージーランド☆
カナダ

日本

☆は現加盟国

2232名無しさん:2015/10/06(火) 20:46:55
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20151006-00000953-fnn-pol
TPP交渉大筋合意 維新・松野代表、国会での徹底審議求める考え
フジテレビ系(FNN) 10月6日(火)18時38分配信
大筋合意したTPP(環太平洋経済連携協定)について、国会での徹底審議を求める考え。
維新の党の松野代表は、TPP交渉が大筋合意したことを受け、「交渉によって知り得た情報は、速やかに委員会に報告をするという国会決議がある」と述べ、衆参両院で、農水委員会を速やかに開き、閉会中審査を求めていく考えを明らかにした。
また、召集が未定の臨時国会に関して、「臨時国会も開かないんじゃないかという、けしからん話が出ている」としたうえで、早期の召集を求めた。
最終更新:10月6日(火)18時50分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151006-00000060-jij-pol
TPP、国会で早期議論を=松野維新代表
時事通信 10月6日(火)11時42分配信

 維新の党の松野頼久代表は6日の執行役員会で、環太平洋連携協定(TPP)交渉の大筋合意を受け、衆参両院の農林水産委員会で速やかに閉会中審査を開くよう求める考えを示した。
 また、与党内に出ている臨時国会見送り論を「けしからん話」と批判し、TPPの議論を行うためにも召集すべきだと主張した。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151005-00000187-jij-pol
民・共「国益損なう」=TPP合意、維新は評価
時事通信 10月5日(月)23時12分配信

 環太平洋連携協定(TPP)交渉の大筋合意を受け、民主党は5日、合意内容について「国益に即しているとは評価できない」と批判する細野豪志政調会長名の談話を発表した。
 政府から交渉結果を聴取するため、衆参両院予算委員会で閉会中審査を行うことも要求した。
 談話は、牛肉・豚肉の関税引き下げなどについて、国内産業に大きな打撃を与えるとして「国会決議に反することは明白であり、強く抗議する」と表明。自動車分野に関しては「合意を急ぐあまり、日本ばかり一方的に譲歩を続けた」と酷評した。
 共産党の志位和夫委員長も「早期妥結を最優先に米国への譲歩を繰り返した。『聖域は守る』との公約を公然と投げ捨てた」と批判する談話を発表。協定文書作成作業からの撤退と署名中止を政府に突き付けた。
 一方、維新の党は松野頼久代表が交渉妥結を「率直に評価する」と歓迎するコメントを発表、民主党などとの立場の違いを鮮明にした。ただ、政府の情報開示はこれまで不十分だったとも指摘しており、国会での追及では民主党と歩調を合わせるとみられる。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151005-00000572-san-pol
TPP大筋合意 維新の党「評価すべき」 情報開示不足への批判も
産経新聞 10月5日(月)22時20分配信

 維新の党は5日、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の大筋合意を受け、松野頼久代表の名前で「率直に評価すべきだ」「意義深いこと」などと歓迎する談話を発表した。

 維新は、党の基本方針に「TPPを主導」と掲げてきた。ただ、談話では、影響を受ける国内の農家らへの激変緩和措置を求めた上で、「税金でひたすら既得権益を守ることには賛成できない」とも主張。交渉過程の情報開示が不足していたと批判しており、臨時国会が召集された場合は政府を追及する構えだ。

2233名無しさん:2015/10/06(火) 20:47:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151006-00000066-san-pol
自民、参院選への悪影響懸念…対策本部発足へ TPP大筋合意
産経新聞 10月6日(火)7時55分配信

 政府・与党はTPP交渉の大筋合意を受け、国会承認案の衆院提出など国内手続きの準備に着手した。また、今回の大筋合意では、政府が「聖域」と位置付けた農産品重要5分野の関税撤廃こそ免れたものの、大幅な関税引き下げが農家の批判を招くことを警戒。月内に安倍晋三首相を本部長とする対策本部を立ち上げ、来夏の参院選も見据えた国内対策の策定を急ぐ。

 外務省によると、国会承認案の提出は各国の協定署名がそろうことが前提となる。ただ、米国には合意後の議会通知から大統領署名までに90日の期間が必要となるルールがあり、米国の署名は越年する見通しが強い。このため、政府・与党内では、秋の臨時国会を年明けまで延長して国会承認案を審議する案が検討されている。

 一方、具体的な国内対策を盛り込む関連法案の国会提出は「急いでも来年の通常国会になる」(自民党国対幹部)とみられる。参院選直前にTPP絡みの審議が混乱すれば、党農林族を中心に国内対策費の増額要求が強まる懸念もある。このため、「関連法案は参院選後の臨時国会で成立させればいい」(閣僚経験者)との声もある。

 そもそも自民党内では、農協や農家の批判を背景に、TPP交渉への参加そのものに反対する議員が多かった。首相官邸や党執行部は「一歩対応を間違えれば『公約違反に近い』と批判され、参院選への影響もある」(党幹部)と神経をとがらせている。

 政府は対策本部で、農家の打撃緩和策を検討する方針。党でも農林水産戦略調査会を中心に新たな補助金創設などを議論する。逆に合意を好機と捉え、農産物の輸出強化や大規模農家の育成など、農業の体質改善も進める意向だ。

 一方、民主党は「簡単に賛成といえる中身ではない」(岡田克也代表)として臨時国会が召集されれば情報開示を求め、政府を追及する構え。維新の党も次期参院選に向け民主党と共闘を模索しており、TPPでも「反安倍政権」を旗印に連携することになりそうだ。

2234名無しさん:2015/10/06(火) 21:07:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151006-00000561-san-pol
TPP大筋合意 与党は歓迎、国内対策調整で難航も 賛否渦巻く野党各党には内紛の火だね
産経新聞 10月6日(火)20時24分配信

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉が5日に大筋合意したことについて、与党は日本経済への追い風になると歓迎した。ただ、TPPをめぐり自民党内で賛否が割れた経緯があり、国内の農業対策などの課題も残る。野党各党はTPPの賛否こそ異なるが、国会で政府を追及する点では一致しており、今後“TPP政局”が展開されそうだ。

 公明党の山口那津男代表は6日、記者団に「粘り強い努力の成果だ」と大筋合意を評価した上で、「国内産業への対策が十分かどうか検討する必要がある」と述べた。自民党の稲田朋美政調会長も「国内で真に強い農業をつくるとともに、経済再生、地方創生に役立つものとなるよう万全の施策を講じたい」との談話を出した。両党の幹事長は6日の会談で、野党が閉会中審査を求めた場合は前向きに応じることを確認した。

 与党は国民に向けたTPPのメリットの説明を強化し、農業を中心とする対策本部も設置したい考えだ。

 とはいえ、自民党内の調整は容易ではない。交渉参加に反対して当選した議員が少なくない。現段階では反発は沈静化しているが、農林族は国内対策で予算の上積みを求めるとみられ、財政規律の面で党内対立が起きる可能性もある。

 一方、民主党の細野豪志政調会長は6日の記者会見で「本当に国益に合致しているのか」と批判し、岡田克也代表も記者団に交渉過程の情報開示と早期の閉会中審査開催を求めた。

 ただ、民主党内の事情も複雑だ。交渉参加の検討を政府として最初に表明したのは民主党政権の菅直人首相時代で、TPP自体への反対は矛盾することになる。政権時代に党内でTPPへの賛否が巻き起こり、消費税増税とともに党分裂を招いた苦い過去もある。

 TPP推進を基本政策に据える維新の党の松野頼久代表は6日の執行役員会で、大筋合意を「評価する」と強調。早期の閉会中審査開催も求めた。その松野氏は民主党時代、TPP反対派の中心的存在だった。TPP推進を訴えていたのは、離党した橋下徹大阪市長らで、今後の維新の党としての立場が問われることになりかねない。

 また、共産党の志位和夫委員長は談話で「国民の利益と経済主権をアメリカや多国籍企業に売り渡すもので、断じて容認できない」と批判。社民党の吉田忠智党首も記者団に「互恵的ではない経済連携で、大きな問題がある」と語った。

2235チバQ:2015/10/06(火) 21:50:57
http://www.sankei.com/politics/news/151006/plt1510060019-n1.html
2015.10.6 11:06
【内閣改造】
安倍首相「奇をてらわず結果出せる内閣に…」「1億総活躍担当相は強い突破力必要」

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TPP交渉の合意をうけ会見する安倍晋三首相=6日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影)
 安倍晋三首相は6日午前、首相官邸で記者会見し、7日の内閣改造で新設する「1億総活躍担当相」について「大胆な政策を実行していくことが必要だ。省庁の縦割りを排した広い視野で大胆な政策を構想する発想力、政策を実行する強い突破力が求められる」と説明した。改造内閣には「奇をてらうのではなく、しっかりと結果を出せる内閣にしていきたい」と語った。

2236チバQ:2015/10/06(火) 21:52:49
http://www.sankei.com/politics/news/151006/plt1510060034-n1.html
2015.10.6 20:20
【TPP大筋合意】
与党は歓迎、国内対策調整で難航も 賛否渦巻く野党各党には内紛の火だね

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 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉が5日に大筋合意したことについて、与党は日本経済への追い風になると歓迎した。ただ、TPPをめぐり自民党内で賛否が割れた経緯があり、国内の農業対策などの課題も残る。野党各党はTPPの賛否こそ異なるが、国会で政府を追及する点では一致しており、今後“TPP政局”が展開されそうだ。

 公明党の山口那津男代表は6日、記者団に「粘り強い努力の成果だ」と大筋合意を評価した上で、「国内産業への対策が十分かどうか検討する必要がある」と述べた。自民党の稲田朋美政調会長も「国内で真に強い農業をつくるとともに、経済再生、地方創生に役立つものとなるよう万全の施策を講じたい」との談話を出した。両党の幹事長は6日の会談で、野党が閉会中審査を求めた場合は前向きに応じることを確認した。

 与党は国民に向けたTPPのメリットの説明を強化し、農業を中心とする対策本部も設置したい考えだ。

 とはいえ、自民党内の調整は容易ではない。交渉参加に反対して当選した議員が少なくない。現段階では反発は沈静化しているが、農林族は国内対策で予算の上積みを求めるとみられ、財政規律の面で党内対立が起きる可能性もある。

 一方、民主党の細野豪志政調会長は6日の記者会見で「本当に国益に合致しているのか」と批判し、岡田克也代表も記者団に交渉過程の情報開示と早期の閉会中審査開催を求めた。

 ただ、民主党内の事情も複雑だ。交渉参加の検討を政府として最初に表明したのは民主党政権の菅直人首相時代で、TPP自体への反対は矛盾することになる。政権時代に党内でTPPへの賛否が巻き起こり、消費税増税とともに党分裂を招いた苦い過去もある。

 TPP推進を基本政策に据える維新の党の松野頼久代表は6日の執行役員会で、大筋合意を「評価する」と強調。早期の閉会中審査開催も求めた。その松野氏は民主党時代、TPP反対派の中心的存在だった。TPP推進を訴えていたのは、離党した橋下徹大阪市長らで、今後の維新の党としての立場が問われることになりかねない。

 また、共産党の志位和夫委員長は談話で「国民の利益と経済主権をアメリカや多国籍企業に売り渡すもので、断じて容認できない」と批判。社民党の吉田忠智党首も記者団に「互恵的ではない経済連携で、大きな問題がある」と語った。

2237チバQ:2015/10/06(火) 22:02:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151006-00000122-jij-pol
丸川、島尻氏の入閣濃厚=河野氏も浮上―7日、内閣改造
時事通信 10月6日(火)18時13分配信

 安倍晋三首相は7日、内閣改造・自民党役員人事を行う。
 6日には新たに同党の丸川珠代、島尻安伊子両参院議員の入閣が濃厚になったほか、河野太郎衆院議員を起用する案が浮上。石井啓一公明党政調会長の国土交通相就任も固まった。首相は来年夏の参院選に向け現政権の骨格を維持する考えで、残る閣僚ポストについて詰めの調整に入った。
 首相は6日の記者会見で、改造について「仕事重視、結果第一の体制。しっかり結果を出していける内閣にしていきたい」と述べ、派閥の意向にとらわれず適材適所で人選を進める意向を重ねて強調した。7日午前に自民党の谷垣禎一幹事長ら四役全員を続投させるなどの党役員人事を正式決定。午後に閣僚名簿を発表し、皇居での認証式を経て、第3次安倍改造内閣を発足させる。
 丸川氏は参院厚生労働委員長、島尻氏は参院環境委員長を務めており、いずれも参院当選2回。首相は政権の旗印として「女性活躍」を掲げており、両氏とも女性閣僚として清新さをアピールできる人材とみられている。河野氏は党行政改革推進本部長として「無駄撲滅」を主導、妥協のない改革姿勢で知られ、政権内に推す声が出ている。
 太田昭宏国交相の後任に内定した石井氏は旧建設省出身の衆院当選8回で、政策に明るく、手堅い手腕に定評がある。
 閣僚人事ではこのほか、宮腰光寛、森山裕両衆院議員の名前が取り沙汰されている。

2238チバQ:2015/10/06(火) 22:03:45
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20151006/plt1510061900002-n1.htm
第3次安倍改造内閣 組閣予想リスト 小泉氏の抜擢も注目 7日断行 (1/3ページ)
2015.10.06
 安倍晋三首相は7日、内閣改造・自民党役員人事を断行する。安全保障関連法が成立・公布され、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉も大筋合意したことで、第3次安倍改造内閣の重要課題は「日本経済の再生」と「社会保障改革」「地方創生」などになりそうだ。閣僚19人のうち、安倍首相は主要閣僚は留任させる方針で、看板政策の「女性の活躍推進」のために、元アナウンサーの丸川珠代元厚労政務官と、沖縄選出の島尻安伊子元復興政務官を入閣させる意向を固めた。また、国民的人気を誇る小泉進次郎復興政務官の抜擢(ばってき)も注目されている。

 安倍首相は6日午前、首相官邸でTPPの大筋合意を受けた記者会見を行い、内閣改造について質問され、「奇をてらうのではなく、仕事重視、しっかりと結果を出していくことのできる人事を行う」と述べた。

 改造の目玉となっている新設ポスト「1億総活躍担当相」の人選については「省庁の縦割りを廃し、広い視野で大胆な政策を構想する発想力と、確実に実行する強い突破力が必要だ」と語った。気になる具体的名前には触れなかった。

 内閣改造をめぐっては前日(5日)、大きな動きがあった。

 公明党の山口那津男代表が官邸を訪ね、安倍首相と会談し、太田昭宏国交相を交代させ、後任に石井啓一政調会長を起用するよう要請したのだ。

 山口氏は会談後、「人事は首相にお任せしている」と記者団に語ったが、永田町事情通は以下のように語った。

 「自民党の70人超という入閣待望組が注目されているが、公明党にも『衆院当選5回以上、参院当選3回以上』という“入閣基準”を満たす議員が20人前後いる。支持組織から『若返りを図るべきだ』との声が出ていたうえ、太田氏が先月、茨城県常総市で鬼怒川が決壊した際、都内のホテルでセミナー(政治資金パーティー)を開いていたことが週刊誌に報じられた。続投すれば野党の追及も必至だった」

 安倍首相は要請を受け入れる方針という。

 石井氏は1958年、東京生まれ。81年に東京大学工学部を卒業し、建設省(現国交省)に入省。93年の衆院選で初当選した。現在8期目。2010年から党政調会長を務めている。

2239チバQ:2015/10/06(火) 22:04:07
 これ以外の、閣僚人事も固まりつつある。

 別表のように、麻生太郎副総理兼財務相や、高市早苗総務相、岸田文雄外相、菅義偉官房長官ら8人の留任が固まった。さらに、かつて「脱派閥」を掲げながら、「ポスト安倍」を念頭に派閥を立ち上げた石破茂地方創生担当相が残留するかも焦点だ。

 自民党派閥別の、初入閣候補の顔ぶれも見ておきたい。

 安倍首相の出身派閥・細田派では、元プロレスラーの馳浩元文科副大臣が入閣適齢期を迎えている。最近では、文教族として数々の議員立法に奔走するなど下働きは十分だ。「女性閣僚4人」が維持される見通しの女性枠では、前出のように元テレビ朝日アナウンサーの丸川氏が入閣する見通しだ。

 額賀派では、地方議員からのたたき上げの防衛族、今津寛元防衛庁副長官の名前が取り沙汰されているが、安倍首相の絶大な信頼を誇る加藤勝信官房副長官の去就が大きなカギを握りそうだ。派内では「加藤氏は続投」との見方が広がっている。

 岸田派には「アベノミクスの生みの親」として、国際的に有名な山本幸三元経産副大臣らが控えている。麻生派では、行政改革をライフワークとする河野太郎元法務副大臣と、安全保障関連法の与党協議に尽力した岩屋毅元外務副大臣らの名前が浮上している。

 二階派では、野田聖子前総務会長の元夫、鶴保庸介元国交副大臣が入閣待望組だ。鶴保氏の登用は、「反安倍」の姿勢を示す野田氏へのけん制にもなりそうだ。

 石原派では、かつてTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)反対派のまとめ役で、農政で政府と地方のパイプ役として汗をかいてきた森山裕元財務副大臣の入閣が期待されている。

 無派閥では、国民的人気を誇りながら、安倍内閣の成長戦略や原発政策に直言・苦言を呈してきた進次郎氏の抜擢が気になるところだ。

 進次郎氏は自らの入閣について、「ない」「官邸は自分を使う気はない」などと記者団をけむに巻いているが、目玉人事に乏しい内閣改造だけに、安倍首相が目をつけているのは間違いない。

 党内でも「将来の宰相候補だけに、官房副長官か首相補佐官に起用するのでは」「進次郎氏は東日本大震災の被災地復興を政治家としてメーンテーマにしている。『被災者、被災地のために頼む』と、復興大臣を打診したら受けるのではないか」という見方もある。

 安倍首相は、どんな人事構想を描ききるのか。

2240チバQ:2015/10/06(火) 22:07:40
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151006/k10010260111000.html
丸川氏入閣有力 石井氏国交相に 遠藤五輪相続投へ
10月6日 5時00分

丸川氏入閣有力 石井氏国交相に 遠藤五輪相続投へ
安倍総理大臣が7日に行う内閣改造で、自民党の参議院議員で厚生労働委員長の丸川珠代氏の入閣が有力となりました。また、安倍総理大臣は、公明党の要請を踏まえて、石井政務調査会長を国土交通大臣に起用するほか、遠藤オリンピック・パラリンピック担当大臣を続投させる意向を固めました。
安倍総理大臣は、先月末で任期が切れている自民党の役員人事とともに、7日、内閣改造を行うことにしていて、これに先だって、5日、公明党の山口代表と会談するなど調整を本格化しています。
こうしたなか、これまでの調整で、安倍総理大臣が掲げる「女性が輝く社会」の実現に向けて女性の登用を積極的に進めるため、自民党の参議院議員で厚生労働委員長の丸川珠代氏を閣僚で起用することが有力となりました。安倍総理大臣は、丸川氏が厚生労働政務官のほか参議院の厚生労働委員長も務め、社会保障政策や少子化対策などに精通していることに加え、子育てをしながら議員活動を続けていることなどを評価したものとみられます。
一方、安倍総理大臣は、連立を組む公明党の山口代表から、5日、太田国土交通大臣に代えて石井政務調査会長を国土交通大臣に起用するよう要請されたことを重く受け止め、石井氏を国土交通大臣に起用する意向を固めました。
また、安倍総理大臣は、ことし6月に起用した遠藤オリンピック・パラリンピック担当大臣について、就任して間もないことに加え、今後本格化する2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催準備に継続して取り組むことが望ましいとして続投させる方針を固めました。

2241名無しさん:2015/10/06(火) 23:26:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015100600790
丸川、島尻氏の入閣濃厚=河野氏も浮上-7日、内閣改造

 安倍晋三首相は7日、内閣改造・自民党役員人事を行う。6日には新たに同党の丸川珠代、島尻安伊子両参院議員の入閣が濃厚になったほか、河野太郎衆院議員を起用する案が浮上。石井啓一公明党政調会長の国土交通相就任も固まった。首相は来年夏の参院選に向け現政権の骨格を維持する考えで、残る閣僚ポストについて詰めの調整に入った。
 首相は6日の記者会見で、改造について「仕事重視、結果第一の体制。しっかり結果を出していける内閣にしていきたい」と述べ、派閥の意向にとらわれず適材適所で人選を進める意向を重ねて強調した。7日午前に自民党の谷垣禎一幹事長ら四役全員を続投させるなどの党役員人事を正式決定。午後に閣僚名簿を発表し、皇居での認証式を経て、第3次安倍改造内閣を発足させる。
 丸川氏は参院厚生労働委員長、島尻氏は参院環境委員長を務めており、いずれも参院当選2回。首相は政権の旗印として「女性活躍」を掲げており、両氏とも女性閣僚として清新さをアピールできる人材とみられている。河野氏は党行政改革推進本部長として「無駄撲滅」を主導、妥協のない改革姿勢で知られ、政権内に推す声が出ている。
 太田昭宏国交相の後任に内定した石井氏は旧建設省出身の衆院当選8回で、政策に明るく、手堅い手腕に定評がある。
 閣僚人事ではこのほか、宮腰光寛、森山裕両衆院議員の名前が取り沙汰されている。 
 首相は、内閣の中枢を担う麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官、甘利明経済財政担当相をはじめ9閣僚を留任させる意向。石井氏が就く国交相を含め、既に10ポストが固まっている。

◇入閣予想顔触れ
 副総理兼財務 麻生太郎
 総  務   高市早苗
 外  務   岸田文雄
 厚生労働   塩崎恭久
 国土交通   石井啓一(初)
 防  衛   中谷元
 官  房   菅義偉
 経済再生   甘利明
 地方創生   石破茂
 五  輪   遠藤利明

 ※敬称略。(初)は初入閣、その他は留任
(2015/10/06-21:29)

2242名無しさん:2015/10/06(火) 23:27:53
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015100600854
TPP意識の布陣に=カギ握る農水相ポスト-内閣改造

 安倍晋三首相は7日に行う内閣改造で、大筋合意した環太平洋連携協定(TPP)を推進していく布陣とする意向だ。関係国との交渉を取り仕切った甘利明TPP担当相の留任は既に固めており、国内対策の要となる農林水産相ポストの人選を重視している。
 「農業こそ国の基(もとい)だ。TPPをピンチではなくむしろチャンスにしていかなければならない」。首相はTPP交渉の大筋合意を受けた6日の記者会見で、国内の農業対策に全力で取り組む考えを強調した。
 多くの農産品の関税を撤廃・縮小するTPPで、海外との競争にさらされる国内農業への影響は必至。国会論戦や来年夏の参院選でも大きな焦点になる。首相は農業の競争力強化に取り組む方針を示しており、「業界団体の代弁者」では務まらない農水相の役割は大きくなる。(2015/10/06-19:42)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015100600882
TPP国会承認、越年へ=参院選後に先送りも

 環太平洋連携協定(TPP)交渉の大筋合意を受け、政府・与党は今後、国会での承認手続きに向けた調整を本格化させる。ただ、交渉妥結が遅れたことで、国会承認の越年は不可避な情勢。与党内には、参院選への影響を回避するため、来秋以降に先送りする案も浮上している。
 自民、公明両党の幹事長は6日、東京都内のホテルで会談し、TPPの承認手続きについて、政府側と緊密に連携していくことを確認した。
 政府・与党は当初、今秋に臨時国会を開き、承認手続きと関連法案の処理を終える段取りを描いていた。しかし、大筋合意が10月にずれ込んだことで、オバマ米大統領による協定への署名は、早くても12月となる見通し。日本側の手続きもそれ以降となるため、政権内には臨時国会の召集見送り論も浮上している。
 公明党の山口那津男代表は6日、国会内で記者団に「国会承認を求める手続きは来年初めになってしまうのではないか」と述べ、TPPの国会審議は年明けとなるとの見通しを示した。(2015/10/06-20:29)

2243とはずがたり:2015/10/06(火) 23:31:43
先ずは稲作農家と土建屋へのばらまき止めて保育所新設と渋滞解消にカネを回すだけで日本はだいぶ良くなる。単純な話しだ。その次ぎに業界団体への補助金減らしたりインボイス導入してちゃんと中小企業からも消費税を納めさせた上で,進学支援やマイナンバーで所得捕捉した上での貧困層対策だな。

2015年 10月 6日 17:22
焦点:アベノミクス第二幕、「GDP600兆円」の仕掛け人は
http://jp.reuters.com/jp.reuters.com/article/2015/10/06/abevalls-idJPKCN0S00EN20151006?sp=true

[東京 6日 ロイター] - 「アベノミクス2.0」で打ち出された新3本の矢は、何を目指しているのか。追跡していくうちに積極的な財政政策による名目国内総生産(GDP)600兆円達成を目指す動きに行き当たる。

そして、「一億総活躍」のキャッチフレーズを練り上げたのが、安倍晋三首相周辺であることも浮かび上がってきた。金融政策の比重を軽くしようと試みたようにみえるが、足元で起きる海外からの景気下押し圧力の増大で、再び日銀の動向に注目が集まりつつある。

<600兆円の評価で見方交錯>

新3本の矢の目玉である名目GDP600兆円の目標に対し、経済界の一部からは「きつい」批判が出た。「経済を優先するというメッセージとして歓迎する。600兆円はありえない数字。政治的メッセージだ」と、小林光喜・経済同友会代表幹事が9月29日の会見で述べた。

ただ、政府部内には、市場の一部にもある「荒唐無稽」との受け止め方に反発する声がある。政府関係者の1人は「中長期試算や骨太を作る時に、官邸とさんざん議論してきた数字。政府内では常識になっている数字だ」と指摘。それを安倍首相が目標に「格上げ」したのは「国民の目に分かりやすいということがある。もう1つは、単なる試算で閣議決定していないものを目標としてきちんと位置づけたことに意義がある」と述べた。

<二階・藤井両氏の動き>

新3本の矢のトップに躍り出た600兆円目標は、そもそも誰が言い出したのか──。別の政府関係者は、自民党の二階俊博総務会長だと断言する。

今年7月、ギリシャ問題や中国経済の減速など海外発のショックに懸念がくすぶる中、二階氏は官邸を訪れ、1枚のペーパーを安倍首相に手渡した。そこには「非常事態を乗り越え、失われた20年を取り戻し、2020年に戦後最大の経済・その後の長期の安定成長を実現する」との文言が刷り込まれていた。

だが、安倍首相周辺が、直ちに新3本の矢に向け具体的な行動を起こした形跡はない。ある与党関係者は9月初めまで、首相周辺に大構想を立ち上げる動きはみえなかったと話す。その関係者は、新3本の矢の形でビジョンが固まったのは、9月中旬以降だろうと述べた。

1)希望を生み出す強い経済、2)夢をつむぐ子育て支援、3)安心につながる社会保障──という新3本の矢には、「一億総活躍社会を目指す」という横串が入っていた。このキャッチフレーズこそが、首相周辺で練られた「秘中の秘」であったと複数の政府関係者は指摘する。

2244とはずがたり:2015/10/06(火) 23:32:04
>>2243-2244
先の政府関係者の1人は、新1本目の「強い経済」の象徴が600兆円であり、それを達成するための「積極財政」の色彩が濃いと指摘する。二階総務会長や藤井聡内閣官房参与(京都大教授)の影響力が、そこには見え隠れするという。

また、財政出動だけでなく、2016年のGDP基準値の改定で、民間企業の研究開発費がGDPに計上される方向となっており、それで名目GDPは20─30兆円はかさ上げされる見通しになっているとの声も、政府部内では漏れている。

<一段緩和にコミットと言えない状態>

対照的に旧3本の矢の筆頭に位置していた「大胆な金融政策」は、その文言が消えた。麻生太郎副総理兼財務・金融担当相は、旧3本の矢は新1本目の矢に含まれているとの見解を示した。

関連記事:焦点:「新3本の矢」から消えた金融政策、漂う不透明感

だが、政府関係者の1人は、政府・与党を取り巻く環境は、追加緩和による円安の進行を嫌う声に包まれていると話す。せっかく原油安で地方の有権者がガソリン代の値下げを実感し、食料品の値上げに対する抵抗感を弱めているのに、円安が進めばそのプラスがなくなるという論法だ。

別の政府関係者も「一段の緩和をコミットするとは言えない状態になっているのも事実」と話す。直ちに国債買い入れ額を縮小することはないが、増やすこともなく、現状を維持してほしいとの声が、政府部内の多数意見だと説明する。

<雲行き怪しい国内景気>

ところが、この情勢に外からの「寒風」が変化をもたらそうとしている。8月鉱工業生産が予想外の悪化で前月比マイナス0.5%と落ち込み、7─9月期の生産が2期連続でマイナスになる可能性が高まった。中国経済減速が予想以上に長期化し、その影響が周辺の東南アジア諸国に及び、日本の製造業の生産・売上高に打撃となっているからだ。

首相周辺からも、景気の状況は「厳しい」との声が漏れ出し、経済対策の有無を判断する時期に関しても、10月中に前倒しされる公算が高まっている。

もし、2015年度補正予算を編成するなら、新2本目の矢に含まれる1人親子育て支援や低所得者支援の項目が、前倒しで盛り込まれる可能性を指摘する声も、政府部内では出てきている。

そこに金融政策も加わって、財政・金融一体の総合景気対策になるのかどうか。7日の内閣改造後に行われる可能性が高い安倍首相の会見での発言に注目が集まりそうだ。

(伊藤純夫 梅川崇 竹本能文 中川泉 編集:田巻一彦)

2245とはずがたり:2015/10/06(火) 23:42:45

2015年 10月 6日 12:27
TPPはアベノミクスに追い風も、農業補助金ばらまきに警戒
http://jp.reuters.com/article/2015/10/06/cross-market-idJPKCN0S007820151006?sp=true

[東京 6日 ロイター] - 環太平洋連携協定(TPP)の大筋合意は、日本株市場で好材料として受け止められている。手詰まり感のあったアベノミクスの追い風になるとの見立てだ。だが、効果が表れるには時間がかかる。

短期的な悪影響を緩和するために、農家に従来型の補助金をばらまけば、日本農業の競争力強化に水を差しかねず、財政悪化も招きかねない。市場は、安倍晋三政権の次の一手を見守っている。

<鈍い自動車株>

日本が強みを持つ自動車産業。貿易自由化に道を開くTPPで最もメリットを受ける業種のひとつと言える。しかし、株価の動きを見る限り、現時点における市場評価はそれほど高くない。

TPPの大筋合意見通しと伝えられた5日、トヨタ自動車(7203.T)の終値は0.15%安、ホンダ(7267.T)は0.05%安だった。日経平均.N225が1.58%高となり、1万8000円を回復する中、輸送用機器.ITEQP.Tは0.19%高と33業種中、下から4番目。6日前場も市場平均を下回り、自動車株に関してはTPPを材料視するという雰囲気ではない。

日本製の乗用車にかかる米国の関税は2.5%。それほど高いわけではなく、さらにこれを15年目から縮減を開始し、25年目で撤廃という長いスケジュールだ。また、日系自動車メーカーは現地生産化を進めており、調査会社IHSオートモーティブによると、ライトビークル(乗用車および車両総重量6トン未満の商用車)の70%が海外生産(2015年予測)だ。TPPで輸出がただちに急増するとの見方は少ない。

「TPPの恩恵は、少なくとも短期的には自動車産業にそれほど大きくないだろう。あくまで長期的なメリットという視点」と、三菱UFJモルガン・スタンレー証券・投資情報部長の藤戸則弘氏はみる。

<日本の農業への効果はまだ不明>

TPP関連で株価の反応が良かったのが農業関連株だ。5日の市場では、林兼産業(2286.T)が13.95%高、井関農機(6310.T)が7.95%高、ヤマタネ(9305.T)が7.87%高と値上がり上位にランクインした。プリマハム(2281.T)などの加工食品会社、フィード・ワン(2060.T)など飼料会社も買われた。

安い製品が入ってくれば、加工食品会社などはコスト減のメリットが期待できる。外からの刺激によって日本の農業が活性化されれば、農薬会社や飼料会社にもプラス効果が及ぶ。また「高級品」である日本の農産物は、新興国とは競合せず、貿易自由化が進むことで日本からの輸出が促進されるとの期待もある。

ただ、「上場している企業にはメリットが大きいが、個人農家などにはやはりTPPはダメージをもたらしかねない。TPPが日本の農業全体にプラスかマイナスかは、まだみえない」(りそな銀行・アセットマネジメント部チーフ・エコノミストの黒瀬浩一氏)との懸念もある。「農機株などへの買いは、あくまで連想買いにすぎない。反動安には警戒が必要」(国内証券)という。

<「過保護」な政策に警戒>

TPPに関する市場の懸念は、悪影響を受ける個人農家などを対象に、政府が補助金をばらまくのではないかという点だ。

「TPP合意によるデメリットはあまり見当たらないが、あえて言えば競争にさらされる農業や酪農などに対し、政府が過剰に反応して補助金などを実施するケースだ。対外的には開放政策、対内的には保護政策というのはTPPの精神にそぐわない」と、BNPパリバ証券・日本株チーフストラテジストの丸山俊氏は話す。

日本の国内総生産(GDP)でみて、農林水産業を全て合わせても1.2%に過ぎない。だが、経済協力開発機構(OECD)によると、関税や補助金といった保護策による収入の割合は、2011─13年のデータで日本は55.6%と2番目に高く、OECD平均の3倍近い水準。厚い保護政策が拡大すれば、現在でさえ遅れている財政再建はさらに遠のく。

TPPは、輸入品との競合でダメージを受ける国内産業従事者には不人気な政策だ。自民党の支持基盤の弱体化や、安倍首相の支持率低下を招く恐れもある。そうした政策を断行したことは市場でも評価されているが、支持率回復を狙って「過保護」な政策に走れば、今は好材料と受け止めている市場も態度を変えるかもしれない。

(伊賀大記 編集:田巻一彦)

2246名無しさん:2015/10/07(水) 06:47:34
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151007/k10010261671000.html
第3次安倍改造内閣 全容明らかに
10月7日 2時04分

安倍総理大臣が7日行う内閣改造の全容が明らかになりました。新設する一億総活躍担当大臣に官房副長官の加藤勝信氏、環境大臣に参議院議員の丸川珠代氏、沖縄・北方担当大臣に参議院議員の島尻安伊子氏の起用が固まりました。また、石破地方創生担当大臣の留任も内定しました。
安倍総理大臣は、去年の衆議院選挙後に発足した第3次安倍内閣で初めてとなる内閣改造を、7日、自民党の役員人事と併せて行うことにしていて、その全容が明らかになりました。

それによりますと、麻生副総理兼財務大臣が留任、高市総務大臣が留任、法務大臣に自民党参議院議員副会長の岩城光英氏、岸田外務大臣が留任、文部科学大臣に自民党広報本部長の馳浩氏、塩崎厚生労働大臣が留任、農林水産大臣に自民党TPP対策委員長の森山裕氏、経済産業大臣に衆議院議院運営委員長の林幹雄氏、太田国土交通大臣の後任に公明党政務調査会長の石井啓一氏、環境大臣に参議院厚生労働委員長の丸川珠代氏、中谷防衛大臣が留任、菅官房長官が留任、復興大臣に元国土交通副大臣の高木毅氏、国家公安委員長兼行政改革担当大臣に自民党行政改革推進本部長の河野太郎氏、沖縄・北方担当大臣に参議院環境委員長の島尻安伊子氏、甘利経済再生担当大臣が留任、今回の改造に合わせて新設する一億総活躍担当大臣に官房副長官の加藤勝信氏、加藤氏は拉致問題担当大臣と女性活躍担当大臣も兼務します。石破地方創生担当大臣が留任、遠藤オリンピック・パラリンピック担当大臣が留任となっています。
今回の改造では初入閣が9人、再入閣が1人、留任が9人、女性閣僚は3人となりました。

また、衆議院の官房副長官に自民党総裁特別補佐の萩生田光一氏の起用が決まり、参議院の世耕官房副長官は留任が内定しました。総理大臣補佐官は元法務副大臣の河井克行氏と、元総務副大臣の柴山昌彦氏が新たに起用されるほか、自民党参議院議員の衛藤晟一氏、国土交通省出身の和泉洋人氏、元中小企業庁長官の長谷川榮一氏は、それぞれ留任することが決まりました。

一方、自民党の役員人事では、新たに佐藤国会対策委員長の再任が決まったほか、安倍総理大臣は、これまでに谷垣幹事長、二階総務会長、稲田政務調査会長、茂木選挙対策委員長の党4役と、高村副総裁の再任を固めています。

安倍総理大臣は7日午前、自民党の役員人事を正式に決定するのに続いて、臨時閣議で閣僚の辞表を取りまとめます。そして、午後に公明党の山口代表と党首会談を行ったうえで、総理大臣官邸に組閣本部を設置して内閣改造を行い、菅官房長官が閣僚名簿を発表することにしています。その後、皇居での認証式を経て、夕方にも第3次安倍改造内閣が正式に発足する見通しで、安倍総理大臣は7日夜、記者会見を行い、閣僚人事のねらいや、今後の政権運営などについて、みずからの考えを明らかにすることにしています。

2247チバQ:2015/10/07(水) 23:00:07
http://www.sankei.com/politics/news/151007/plt1510070046-n1.html
2015.10.7 14:57
【第3次安倍改造内閣】
閣僚の横顔(上)麻生氏「半径2メートルの男」 岸田氏「イケメン」評…

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留任が決まり首相官邸に入る麻生太郎副総理兼財務・金融相=7日午後
 第3次安倍改造内閣の顔ぶれが7日、決まった。初入閣は環境相の丸川珠代氏ら9人。留任も麻生太郎副総理兼財務相ら9人で、新戦力の投入と重要政策の継続性のバランスをとった形だ。安倍政権の顔としておなじみの名前から、まだまだ一般的な知名度は高くない新閣僚まで。新内閣の閣僚19人のプロフィルを紹介する。

 ■「半径2メートルの男」 麻生太郎・副総理兼財務相

 第92代首相。安倍晋三首相の盟友として政権を支える。日本青年会議所会頭を務め、昭和54年に出馬し初当選。モントリオール五輪に射撃で出場している。国際情勢や世相を映す漫画「ゴルゴ13」を愛読する。直接会った人物がいっぺんに魅了されるという気さくな人柄は、かつて「半径2メートルの男」と称されたが、聴衆を楽しませようとするあまり、講演などでの発言が時にリスクとなる。

 ■「夫婦での入閣ならず」 高市早苗・総務相

 9月に自民党総裁に再選された直後の安倍晋三首相から、携帯電話料金の低廉化に向けた結論を年内に出すよう指示を受け、信頼の厚さをうかがわせた。昨年の閣僚就任後も節目での靖国神社参拝を欠かさない強い信念の持ち主。ただ、総務相としての実績は目立たず、存在感はいま一つ。当選7回の夫・山本拓衆院議員(自民)は今回も入閣見送りで、憲政初の“閣僚夫婦”は実現できなかった。

■「今もトライアスロン完走」 岩城光英・法相

 いわき市議、福島県議、さらにいわき市長を歴任して国政に。第1次安倍改造内閣と福田康夫内閣で官房副長官を務めた。温厚な人柄と風貌で知られ、46歳から始めたトライアスロンを今でも年数回は完走するスポーツマン。昨年10月の福島県知事選では、自身が中心になって擁立を決めた候補者が党本部の意向で撤回される失態を演じた。閣僚として強いリーダーシップを見せられるか。

 ■「一部でイケメン評」 岸田文雄・外相

 第2次安倍晋三内閣から外相を務め、安全保障関連法制の法案審議では安定した答弁で評価を高めた。自民党のハト派とされる宏池会(岸田派)を率いて将来の首相候補と目されるが、最近は一部で「イケメン閣僚」との評価も得ている。党内随一の酒豪としても知られる。スリムな体型だが「実は細マッチョ」との噂も。政治姿勢はマッチョにほど遠く、極めて穏健派。リーダーシップが課題か。

 ■「体力は問題なし」 馳浩・文部科学相

 高校教諭、ロサンゼルス夏季五輪レスリング代表、プロレスラーを経て、平成7年に参院初当選。その後、衆院にくら替えし、当選6回を重ねる。文部科学政務官・副大臣を務めた文教族。自民党の「2020年五輪・パラリンピック東京大会実施本部」の本部長を務め、同じ石川県出身で組織委員会会長の森喜朗元首相との関わりも深い。体力に問題はないが、答弁能力は未知数との指摘も。

 ■「『戦犯』レッテル払拭なるか」 塩崎恭久・厚生労働相

 平成26年9月の厚生労働相就任早々に打ち上げた「年金積立金管理運用独立行政法人」の組織改革は、慎重な官邸の意向もあって頓挫。改正労働者派遣法は答弁に窮しながらも成立にこぎつけたが、日本年金機構の個人情報流出事件では省内の不手際が発覚し謝罪に追われた。首相の「お友達」といわれ、官房長官を務めた第1次安倍政権が短命に終わった「戦犯」の汚名はなおつきまとう。=(中)に続く

2248チバQ:2015/10/07(水) 23:00:49
http://www.sankei.com/politics/news/151007/plt1510070051-n1.html
2015.10.7 16:10
【第3次安倍改造内閣】
閣僚の横顔(中)「レンジャー隊員」「女ヤジ将軍」「宴会部長」…

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農相に決まり首相官邸に入る森山裕氏=7日午後
 ■「名前は『しめす偏に谷』」 森山裕・農林水産相

 自民党のTPP対策委員長も務め、農政に精通している。日本のTPP参加には慎重だったが、安倍晋三首相が交渉参加を決めると、自民党内の反対派を説得する側に回った。農協改革のとりまとめにも奔走した。平成17年の郵政国会では造反したが、翌年には復党。調整能力には定評があるが、知名度は今ひとつ。名前の「裕」は正確には「しめす偏に谷」。入閣を機に有名になりそうだ。

 ■「オヤジギャグの達人」 林幹雄・経産産業相

 麻生太郎内閣以来の再入閣。国土交通副大臣や衆院国交委員長を歴任した国交政策通で、選挙区内にある成田空港の利便性向上をライフワークとしている。父は林大幹元環境庁長官で、政界では珍しい日大芸術学部卒。かつて山崎派(現在の石原派)に所属し、平成12年の「加藤の乱」に参画したが、現在は二階派に所属する。知る人ぞ知るダジャレ(オヤジギャグ)の達人だ。

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 ■「官僚より官僚っぽい」 石井啓一・国土交通相

 東大工学部を卒業し、旧建設省入省。平成5年の衆院選で旧東京5区から出馬し、初当選を果たした。8年の衆院選から比例代表に移り、計8回の選挙で落選経験なし。「政策通」といわれる中で15年9月から1年間、財務副大臣を務め、金融・財政に明るい。「余計なことは言わないし、官僚より官僚っぽい政治家」との指摘も。カラオケが好きで、締めの1曲は「宗右衛門町ブルース」。

■「女ヤジ将軍」 丸川珠代・環境相

 安倍首相が高く評価する女性議員の一人。「マルタマ」との愛称があるが、民主党政権が子ども手当法案の採決を強行した際、「愚か者めが!」と罵倒したのを機に「女ヤジ将軍」の異名も。元テレビ朝日アナウンサーで、厚生労働政務官、参院厚労委員長と着実に階段を上ってきた。大塚拓衆院議員(自民)との間に1児。育児にも奮闘する「ママさん閣僚」は首相の抜擢に応えられるか。

 ■「首相と外相の助け船で…」 中谷元・防衛相

 安全保障関連法をめぐる国会審議では答弁の甘さから野党の集中砲火を浴び、見かねた安倍晋三首相や岸田文雄外相が助け舟を出す場面も。それでも持ち前の忍耐強さと実直さで成立に尽力した功績は大きい。元陸上自衛官で、厳しい訓練で有名な「レンジャー隊員」の教官を務めた。現場に精通し、自衛隊の運用を変更する防衛相としては「最適」との評も。ラグビー愛好家でもある。

 ■「渓流釣りはしばらくお預け」 菅義偉・官房長官

 安倍晋三首相が最も信頼する側近の一人。秋田県出身で小此木彦三郎元建設相秘書、横浜市議を経て国政に進出し、梶山静六元官房長官に師事した。座右の銘である「意志あれば道あり」の通り、ふるさと納税や観光ビザ緩和など国民目線に立った改革を断行。危機管理能力にも定評があり、官僚に対する人心掌握術で政治主導の政策立案を目指す。多忙で趣味の渓流釣りに行けないのが悩み。

 ■「入閣に備え、自ら“身体検査”」 高木毅・復興相

 衆院当選6回で、待望の初入閣。内閣改造直前、人間ドックに行き、自ら“身体検査”をした。自民党国対筆頭副委員長や衆院議院運営委員長を務め、野党との人脈も広い。身長が184センチあり、高校時代からサッカーに親しんだスポーツマン。出身の福井県が多くの原発を抱えていることもあって、エネルギー政策にも熱心だ。所属する細田派内では、「宴会部長」と呼ばれている。

2249チバQ:2015/10/07(水) 23:01:28
http://www.sankei.com/politics/news/151007/plt1510070053-n1.html
2015.10.7 16:19
【第3次安倍改造内閣】
閣僚の横顔(下)「地味な首領」「アイドル通」「和製ジョージ・クルーニー(本人談)」…

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官邸に入る、行革相に決まった河野太郎衆院議員=7日、首相官邸(早坂洋祐撮影)
 ■「河野洋平氏の息子」 河野太郎・行政改革担当相

 政治家一族の3代目。祖父は河野一郎元農相、父は河野洋平元衆院議長。平成8年の小選挙区比例代表並立制の導入に伴い、洋平氏の選挙区が分割されたため、サラリーマンから転身して立候補し初当選。14年にはC型肝炎が悪化した洋平氏の生体肝移植のドナー(提供者)に。野党時代の21年、党総裁選に挑戦し谷垣禎一氏に敗れた。歯にきぬ着せぬ言動で自民党の“異端児”として知られる。

 ■「政務官として竹島の日式典に出席」 島尻安伊子・沖縄北方担当相

 第2次安倍内閣で内閣府政務官兼復興政務官。島根県主催の「竹島の日」記念式典に政府関係者として初めて出席した。宮城県出身。結婚を機に沖縄県に移り、平成19年の参院補選で初当選。22年の参院選で公約に掲げた米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県外移設を再選後に翻し、地元から批判を浴びたことがある。釣りが趣味。女性ならではの存在感をどこまで発揮できるか。

 ■「和製ジョージ・クルーニー(本人談)」 甘利明・経済再生担当相

 日本経済再生本部と経済財政諮問会議のまとめ役のほか、戦略的経済連携協定(TPP)交渉を大筋合意に導くなど、首相の経済政策「アベノミクス」の司令塔を担う。TPP交渉では米国から「タフネゴシエーター」と畏怖(いふ)された。白髪が増えたのは染めるのをやめたためだが、本人は「和製ジョージ・クルーニー」と気に入っている。「ポスト安倍」となるには、党内の足掛かりにやや欠ける。

 ■「家庭でも女性活躍実践」 加藤勝信・1億総活躍担当相

 第2次政権発足以降、官房副長官として安倍晋三首相を支えてきた。昨年5月には初代内閣人事局長に就任し、霞が関の官僚ににらみをきかせる役回りも演じた。元大蔵省のキャリア官僚で、義父は首相の父、晋太郎元外相の最側近で「安倍派四天王」と呼ばれた故加藤六月元農林水産相。家庭では娘4人の父親として、首相が掲げる「女性の輝く社会の実現」を身をもって実践している。

 ■「アイドル事情にも詳しい」 石破茂・地方創生担当相

 安倍晋三首相の自民党総裁任期が切れる3年後の“ポスト安倍”の最右翼。幹事長時代に「脱派閥」を掲げた党改革を打ち出したが、自らの党内基盤を固めるため9月28日に「水月会」(石破派)を旗揚げした。地方創生担当相として地方の立て直しに奔走してきたが、安全保障や農林水産行政にも精通している。自他ともに認める軍事、鉄道オタク。酒豪でアイドル事情にも詳しい。

 ■「地味な山形のドン」 遠藤利明・五輪相

 中央大でラグビー選手だった経験から文部科学畑を歩み、6月に2020年東京五輪・パラリンピックに向けた担当相に就任。新国立競技場の整備計画見直しに関する責任者となり、原案から総工費を2000億円近く削減した新計画を策定した。自民党の谷垣禎一幹事長の側近で、与野党に幅広い人脈を持つ。地味な風貌だが、最近は地元で「山形のドン」と呼ばれるまでになった。=おわり

2250チバQ:2015/10/07(水) 23:04:53
http://mainichi.jp/select/news/20151008k0000m010092000c.html
安倍改造内閣:「1億総活躍」へ工程表 TPPで補正検討
毎日新聞 2015年10月07日 21時42分(最終更新 10月07日 22時31分)
 第3次安倍改造内閣が7日、皇居での認証式を経て正式に発足した。安倍晋三首相は官邸で記者会見し、政権の新たな看板とする「1億総活躍社会」実現に向けたロードマップ(工程表)として「日本1億総活躍プラン」の策定を急ぐと表明。具体策の第1弾を「年内の早い時期に確定して実行に移す」と語った。また、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に関し、「国内対策に必要な予算は、さまざまな観点から今後検討を進める」と述べ、補正予算編成を検討する考えを示した。【高本耕太】

 新設の1億総活躍担当相には加藤勝信前官房副長官(59)を起用。TPPの国内対策推進に向け、農相に自民党TPP対策委員長を務める森山裕元副財務相(70)を充てた。また国家公安委員長兼行政改革担当相に河野太郎元副法相(52)を起用。女性閣僚は4人から3人に減少し、高市早苗総務相(54)が留任、丸川珠代参院厚生労働委員長(44)が環境相に、島尻安伊子参院環境委員長(50)が沖縄・北方担当相に就いた。

 今回の改造について、首相は「老壮青で世代横断的に未来を大胆に構想し、果敢にチャレンジする体制を整えた」と説明。「これからも経済最優先、GDP(国内総生産)600兆円を目指す経済政策を一層強化する」と強調した。

 1億総活躍担当相に加藤氏を起用した理由については「官房副長官として官邸主導の政権運営を支えてきた。司令塔、切り込み隊長として省庁の縦割りを排し、大胆な構想力と強い突破力を発揮してもらいたい」と述べた。

 留任した麻生太郎副総理兼財務相や甘利明経済再生担当相について「引き続きアベノミクスを支える骨格だ」と評価。岸田文雄外相、中谷元(げん)防衛相に関しても「平和安全法制(安全保障関連法)の着実な施行に万全を期す」とした。

 菅義偉官房長官は初閣議後の記者会見で、加藤氏が兼務していた内閣人事局長に、後任の官房副長官の萩生田光一・自民党総裁特別補佐(52)を充てると発表した。5人の首相補佐官のうち、礒崎陽輔(57)、木村太郎(50)の2氏が退任し、河井克行元副法相(52)と柴山昌彦元副総務相(49)を起用した。世耕弘成官房副長官(52)は留任した。

2251チバQ:2015/10/07(水) 23:06:14
http://www.47news.jp/CN/201510/CN2015100701001745.html
首相補佐官に柴山、河井の両氏 萩生田氏が官房副長官に
2015/10/07 20:40 【共同通信】
 安倍晋三首相は7日、首相補佐官に自民党の柴山昌彦財務金融部会長、河井克行衆院議員をそれぞれ起用した。新設の「1億総活躍担当相」に就いた加藤勝信官房副長官の後任には、萩生田光一自民党総裁特別補佐を充てた。世耕弘成、杉田和博両官房副長官、横畠裕介内閣法制局長官は留任させた。
 衛藤晟一、和泉洋人、内閣広報官兼務の長谷川栄一の3首相補佐官は続投。安全保障関連法をめぐり「法的安定性は関係ない」と発言した礒崎陽輔首相補佐官と、木村太郎首相補佐官はともに交代した。

2252チバQ:2015/10/07(水) 23:06:48
http://mainichi.jp/select/news/20151007k0000e010230000c.html
内閣改造:加藤氏 1億総活躍相と女性活躍担当兼務へ
毎日新聞 2015年10月07日 12時12分(最終更新 10月07日 16時26分)

 安倍晋三首相は7日午後に内閣改造を行う。「1億総活躍社会」の担当相に内定した加藤勝信官房副長官(59)が、拉致問題と女性活躍の担当相も兼務することが新たに固まった。加藤氏の後任の官房副長官には、萩生田光一・自民党総裁特別補佐(52)が就く。首相は同日昼、臨時閣議で閣僚の辞表をとりまとめた後、公明党の山口那津男代表と会談し、組閣本部を設置。皇居での認証式を経て同日夕に第3次安倍改造内閣が発足する。

 5人の首相補佐官のうち、安全保障関連法に絡んで「法的安定性は関係ない」と発言した礒崎陽輔首相補佐官(57)と、木村太郎首相補佐官(50)の2人が退任し、後任に河井克行元副法相(52)と、柴山昌彦元副総務相(49)が起用される。

 馳浩元副文部科学相(54)は文科相、森山裕元副財務相(70)は農相に充てる。岩城光英元官房副長官(65)は法相、高木毅前副国土交通相(59)は復興相、河野太郎元副法相(52)は国家公安委員長兼行政改革担当相に内定。公明党の石井啓一政調会長(57)は国交相として初入閣する。林幹雄元国家公安委員長(68)は経済産業相になる。丸川珠代参院厚生労働委員長(44)が環境相に、島尻安伊子参院環境委員長(50)が沖縄・北方担当相に就く。

 留任は、麻生太郎副総理兼財務相(75)ら9閣僚。【野原大輔】

2253チバQ:2015/10/07(水) 23:07:48
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015100700951
「1億総活躍」の実現推進=政府基本方針



第3次安倍改造内閣が発足し、記者会見する加藤勝信1億総活躍・拉致・女性活躍担当相=7日夜、首相官邸
 第3次安倍改造内閣は7日夜の初閣議で、「1億総活躍社会」の実現に向け、(1)名目GDP(国内総生産)600兆円(2)希望出生率1.8(3)介護離職ゼロ-の実現を目指すなどとした基本方針を決定した。東日本大震災からの復興加速や、積極的平和主義に基づく国際貢献の拡大なども盛り込んだ。 
 一方、安倍晋三首相不在時の臨時代理の順位は、これまで通り、(1)麻生太郎副総理兼財務相(2)菅義偉官房長官(3)甘利明経済財政担当相(4)石破茂地方創生担当相(5)岸田文雄外相-とすることも決めた。
 この後の閣僚懇談会では、行財政改革推進のため、首相が給与の3割、閣僚は2割を引き続き国庫に自主返納することを申し合わせた。(2015/10/07-22:26)

2254チバQ:2015/10/07(水) 23:08:14
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015100700925
石破氏ナンバー2変わらず=国会席次


 第3次安倍改造内閣の衆参両院本会議場での閣僚席(ひな壇)席次が7日、決まった。議員席から見て中央にある演壇の左側に安倍晋三首相が座り、「ナンバー2」とされる演壇右側には引き続き石破茂地方創生担当相が座ることになった。
 首相の隣には、麻生太郎副総理兼財務相、甘利明経済財政担当相、菅義偉官房長官らが順に並ぶ。これまで太田昭宏前国土交通相が座っていた石破氏の隣には中谷元防衛相が移る。ひな壇の左端に島尻安伊子沖縄・北方担当相、右端には丸川珠代環境相がそれぞれ着席する。 (2015/10/07-21:00)

2255チバQ:2015/10/07(水) 23:09:56
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015100700877
交代、兼任「やる気あるのか」=新拉致担当相に被害者家族


 7日の内閣改造で、新しい拉致問題担当相に初入閣の加藤勝信氏が就任した。加藤氏は、安倍晋三首相が掲げる「1億総活躍社会」実現のための担当相との兼務。拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄さん(77)は同日夕、担当相が次々代わる上に兼任となったことに「本当にやる気があるのか政府に問いたい」と苦言を呈した。
 埼玉県上尾市の自宅で取材に応じた飯塚さんは、今回改造の目玉ポストとの兼任に「専任が望ましい」と指摘。「200%の力を発揮して、拉致問題を100%やってほしい」と厳しい表情で要望した。加藤氏については「まだよく分からないが、総理と親しいことから話がうまく進められるのでは」と若干の期待も示した。
 横田めぐみさん=失踪当時(13)=の父滋さん(82)も「新しい大臣は全く知らない人なので不安だ。一生懸命に対応してくれる人だといいが」と表情を曇らせた。
 被害者家族の高齢化も気に掛かる。「被害者の両親がそろって健在の家族ももう少ない。一刻も早い解決を望んでいる。年内にでも帰国してほしい」と強く訴えた。見通しがつかない北朝鮮の再調査報告には「報告書に固執せず、被害者の帰国を最優先に動いてほしい」と話した。(2015/10/07-19:44)

2256チバQ:2015/10/07(水) 23:12:31
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015100600854
TPP意識の布陣に=カギ握る農水相ポスト-内閣改造


 安倍晋三首相は7日に行う内閣改造で、大筋合意した環太平洋連携協定(TPP)を推進していく布陣とする意向だ。関係国との交渉を取り仕切った甘利明TPP担当相の留任は既に固めており、国内対策の要となる農林水産相ポストには、自民党の森山裕TPP対策委員長の起用が内定した。
 「農業こそ国の基(もとい)だ。TPPをピンチではなくむしろチャンスにしていかなければならない」。首相はTPP交渉の大筋合意を受けた6日の記者会見で、国内の農業対策に全力で取り組む考えを強調した。
 多くの農産品の関税を撤廃・縮小するTPPで、海外との競争にさらされる国内農業への影響は必至。国会論戦や来年夏の参院選でも大きな焦点になる。首相は農業の競争力強化に取り組む方針を示しており、「業界団体の代弁者」では務まらない農水相の役割は大きくなる。
 農水相ポストをめぐっては、石原派が森山氏を推したのに対し、岸田派が現職の林芳正農水相に代えて宮腰光寛衆院議員の起用を求めていた。森山氏は党内でも有力な農水族議員で、先に米アトランタで行われたTPP閣僚会合に合わせて訪米、政府の交渉を後押しした。ただ、入閣経験はなく、答弁能力や調整力は未知数だ。
 次の農水相は参院選をにらんだ農業予算の取りまとめを担う。1993年末に妥結し、日本がコメ市場を開放したウルグアイ・ラウンド(多角的貿易交渉)では、約6兆円の巨費を投じたが、大半を公共事業に費やされ、競争力の強化にはつながらなかった。
 安倍政権にとってもともと農水相ポストは「鬼門」。第1次政権では不祥事が相次ぎ、短命の原因となった。昨年の内閣改造でも、農水相に起用した西川公也氏は「政治とカネ」の問題で辞任に追い込まれた経緯があるだけに、首相は人選に慎重を期したとみられる。(2015/10/07-00:55)

2257チバQ:2015/10/07(水) 23:23:54
まちがえた

4062 :チバQ :2015/10/07(水) 23:23:12
復興大臣は東北人が良いと思うんですけどねえ・・・
岩城←→高木でポスト交換すればよいのに

2258チバQ:2015/10/07(水) 23:24:38
さて盛り上がるかどうか?
http://lite-ra.com/2015/10/post-1563.html
スクープ! 安倍改造内閣の新農水相・森山裕が暴力団と“黒い交際”…暴力事件が起きた時、組事務所にその姿が

【この記事のキーワード】小和田三郎, 暴力団, 癒着 2015.10.07

 安倍晋三首相は本日7日、内閣改造に踏み切った。19閣僚のうち10人を一気に交代させる大幅改造だ。
「改造といえば、新閣僚のスキャンダルが怖いため、小幅な入れ替えにとどめたいのが時の首相の本音のはず。ところが今回、大幅改造の上に、初入閣が9人も出た。懸案の安保法案が成立したことに安倍首相も気を許したのだろう」(大手紙政治部記者)
 その気の緩みのせいか、新閣僚には、すねに大きな傷を持つ人物が入っていた。それは、農林水産大臣の森山裕衆院議員だ。しかも、疑惑の内容はなんと、地元・鹿児島に拠点を置く暴力団との“黒い交際”である。
 今から26年前、1989年9月に鹿児島県の地元紙などが報じたところによると、当時、鹿児島市議会議長だった森山氏は、市内の暴力団組長らが起こした暴力事件で、現場となった組事務所に同席し、暴行に関与した疑いで、鹿児島県警および鹿児島地検から事情聴取を受けた。
 当時の報道によると、問題の暴行事件が起きたのは前年の1988年夏。暴力団幹部らは、鹿児島市内の中古車販売業者が借金を取り立てられて困っていると聞きつけ、取り立てをしていた男性を組事務所に呼んで暴行、10日間のけがを負わせたという。
 森山氏は取り立てを受けた中古車販売業者の実兄が経営する外車販売会社の副社長を兼職しており、この兄弟とは親密な仲。状況から見て暴力団に取り立て業者への脅しを依頼したのは明らかだった。
 実際、県警はその後の捜査で、事件当時、組事務所の別のフロアにある応接室に森山氏とこの兄弟が待機していたことをつかみ、暴行事件に関わった疑いがあるとして、森山氏に対して県警が2日間にわたり、地検が1日それぞれ事情を聴いた。

 しかし、森山氏は「組事務所の1階にはいたが、暴行事件のあった4階の現場は目撃していない」と容疑を否認したという。
「県警は検察も巻き込んでかなり慎重に捜査を進めたが、結局、鹿児島市議会議長という大物ということで、事件化されないまま終わった。ただ、報道が大きくなされたため、森山氏が自ら『世間を騒がせたので、けじめをつけたい』と市議会議長を辞職することで決着をつけた形でした」(地元紙関係者)
 森山氏は当時、報道機関に対して、「中古車販売業者が激しい取り立てに遭い、ら致されたと親族から相談を受けて、助けたいと思った。兄の外車販売会社社長から『料亭の前まで来てほしい』と呼び出しがあり、料亭の前にある暴力団事務所に結果的に出向いてしまった。今からしてみれば、軽率な行為だった」などと意味不明な釈明をしていた。
 だが、森山氏がどう言い訳しようとも、この農水大臣が暴行のあった組事務所内で待機しており、暴力団への依頼者サイドに立っていたのは間違いない。実際、森山氏は他にも、暴力団幹部の子供の誕生祝いに出席していたことなども発覚。鹿児島では、その“黒い交際”は知る人ぞ知る事実なのだ。
 26年前の事件とはいえ、暴力団との交際の過去がある政治家を閣僚に起用するのは、不適切きわまりない。しかも、現内閣は指定暴力団「山口組」や「工藤会」の壊滅作戦をうたっているのではなかったか。そんな政権で、暴力団の暴行事件の現場にいるような人物が閣僚の椅子に座っていていいのか。
 そして、森山新大臣は暴力団との“黒い交際”を解消できているのかどうか。ぜひ就任会見で追及してもらいたいところである。
(小和田三郎)

2259チバQ:2015/10/07(水) 23:29:51
いっしゅん林芳正の入閣かと思ったら・・・
林幹雄 3回目の入閣か。

2260名無しさん:2015/10/07(水) 23:42:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151007-00050063-yom-pol
「脱原発」公言・沖縄にパイプ…初入閣組
読売新聞 10月7日(水)14時5分配信

 7日夕に発足する第3次安倍改造内閣で、新入閣9人のうち異彩を放つのが国家公安委員長兼行政改革相に就任する河野太郎衆院議員と、沖縄・北方相就任が固まった島尻安伊子参院議員だ。

 河野氏は発信力の高さで知られる反面、過去に「脱原発」を公言するなどもろ刃の剣という面がある。沖縄選挙区選出の島尻氏は、政府との対立姿勢を示す翁長(おなが)雄志沖縄県知事との関係が焦点となる。

 河野氏は、歯に衣(きぬ)を着せない直言で知られ、インターネットなども早くから活用し、国民に向けた積極的な発言を繰り返してきた。2009年には、メールマガジンで自民党内の実力者だった青木幹雄元参院議員会長に引退を求めたこともある。

 民主党政権が行った事業仕分けに対抗する「党無駄撲滅プロジェクトチーム(PT)」を主導したことがある。現在は自民党の行政改革推進本部長を務め、大胆な行革の手腕には定評がある。父の河野洋平元衆院議長の生体肝移植で、自らの肝臓を提供したことでも知られる。首相は来夏の参院選をにらみ、河野氏の発信力を評価したようだ。

2261名無しさん:2015/10/07(水) 23:48:16
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151006-00010000-php_s-pol
安倍晋三首相と青山和弘・日テレ解説委員が、ホンネで話した700時間
PHP Biz Online 衆知 10月6日(火)10時50分配信

『安倍さんとホンネで話した700時間』-政治がもっと見えてくる!
  
安倍晋三首相という政治家がどういう人物なのか、不安や疑問を抱いている国民は少なくないのではないでしょうか。日本国憲法をどうしたいのか。アベノミクスは大丈夫なのか。そこまで強気なのは、なぜか――。

10年余り政治家・安倍晋三を取材してきた著者・青山和弘氏が、首相の胸の内に迫り、その実像と本音を明らかにする本書『安倍さんとホンネで話した700時間』。自民党総裁に再選され、長期政権も視野に入った今こそ、安倍氏の今後の動向を見極める一助になることでしょう。

では、本書に込められた著者の思いを「はじめに」からご紹介しましょう。

安倍晋三のことがわからなすぎて
 
「ようやく何でも食べられるようになったよ。食欲があるって大事だね」

 2007年10月下旬、安倍さんは、ちょっとはにかむように笶った。9月の電撃的な首相辞任から1カ月半。私は渋谷区富ケ谷の安倍さんの自宅で、一対一で安倍さんと向き合っていた。

 「外には出られないから、家の階段で運動しているよ。ハハハ」

 体調はだいぶ回復したようで、頬もちょっとふっくらして、意外と元気そうだという印象を受けた。ほんの少し前に総理大臣という、日本国の最高権力のポストを。投げ出した人物とはとても思えない。
 ただ、その力のない笑顔が、私の知っている安倍晋三という人のものとちょっと違うように思えて、精神的なショックの深さを感じさせた。
 国民の大きな期待を受けて誕生した第一次安倍政権は、「国を愛する心」を盛り込む教育基本法の改正や、憲法改正に道を開く国民投票法の成立、防衛庁の省への昇格、各省庁による天下りの斡旋を禁止し、新人材バンクを創設する公務員制度改革など、安倍さんの思い入れの強い政策を次々と実現。

 その一方で、閣僚の辞任が相次ぎ、官邸の「チーム安倍」の不協和音も噴出、参議院選挙にも敗北した。最終的には自らの体調不良による首相辞任という結果となり、大きな挫折感を味わっていたことだろう。

 「お坊ちゃん宰相の政権投げ出し」と揶揄され、自民党内にも「安倍晋三は政治家として終わった」という見方が支配していた。

 「重い十字架を背負って、これからどうしていくのだろう」

 私は、「政界のプリンス」の座から「奈落の底」に転落した安倍晋三という一人の男の人生に思いを馳せた。

 いつから体調が悪く、辞任を考えはじめたのか。なぜ辞任が臨時国会の所信表明の直後だったのか。あれほど順調に首相にまで上り詰めたのに、どうしてこんなことになってしまったのか。わからないことがたくさんあった。

 ただ、この日はあまり詰めた話はせず、淡々とした調子で世間話に終始した。ただ、自分の辞任後に「憲法改正の雰囲気がなくなったのは残念だ」と語っていたのが印象的だった。まだ気軽に外出はできない状況で、こうやって自宅で誰かと話すのが、唯一の社会との接点なのだろう。気がつけば昭恵夫人が出してくれたクッキーをポリポリ食べながら、2時間も話していた。

   *

2262名無しさん:2015/10/07(水) 23:48:28
>>2261

 「安倍晋三というのは不思議な政治家だなあ」

 そう思っていた私が、安倍さんの担当記者、いわゆる「番記者」になったのは2004年10月。安倍さんは小泉純一郎首相に自民党の幹事長に抜擢され、ポスト小泉の一番手に躍り出ていたが、その年7月の参議院選挙の敗北を受けて幹事長代理に降格となっていた。

 私は、政治記者経験足掛け10年ほどの中堅記者だったが、将来の首相候補と目される安倍晋三という政治家のことがよくわからなかった。岸信介元首相の孫で、安倍晋太郎元外務大臣の息子という“スーパーサラブレッド”でありながら、激しい調子で官僚や、時に自民党幹部にも食ってかかる。甘いマスクの爽やかイメージとは裏腹に、北朝鮮拉致問題や教科書問題に強いこだわりを持っている。仲間は多いが、敵も多い。

 「安倍晋三はどんな人物で、何を考えているのか」

 私は「安倍さんの本音を知りたい」と強く思った。当時、私は日本テレビで自民党取材を統括する、「自民党キャップ」という立場にあったが、安倍幹事長代理番に名乗りを上げた。

 安倍さんの周囲の取材合戦は、すでにかなり激しくなっていた。

 とくに安倍さんは、どんな記者とも等間隔で接するタイプではない。話のできる記者、信用できる記者とそうでない記者とを分けて、距離感をきっちりと変えるタイプだ。

 すでに一定の関係を築いている記者が周りを取り巻くなか、安倍さんの本音に迫るためには、懐に飛び込み、他の記者とは違う信頼関係を築かなければならない。

 私は他の記者と同じこと、つまりルーティーンの夜回り(夜、自宅前で帰宅を待って話を聞く取材)や、会見や懇談に出席しているだけでは埒があかないと考え、できるだけ安倍さんと一対一で話せる機会をつくろうとした。

 その努力が実ったのが、安倍幹事長代理のインド訪問の時だった。幸いにもマスコミでは私だけが同行取材することになり、番記者としては得難い機会となった。また地元の山口県に入ったり、アメリカ訪問にも同行するなど、一年足らずだったが、充実した番記者生活だったと思う。

 安倍さんは、2005年の郵政選挙で自民党圧勝の後、内閣改造で内閣官房長官に抜擢され、一気に首相への階段を駆け上がっていく。

 それ以降は担当からも外れたが、以来10年あまり、濃淡はあるが安倍さんを見つづけた。首相辞任以降もたまに事務所を訪ねたり、懇談の席を設けたりして、本当にいろいろな話をしてきた。折に触れて、今の政治をどのように見ているか、安倍さんが何を考えているのか、本音を尋ねてきた。

2263名無しさん:2015/10/07(水) 23:48:57
>>2262
 首相辞任の直後は、2度目の首相の座が回ってくるとは夢にも思わなかったが、安倍さんは5年の雌伏期間を経て再度、首相の座に就いた。そして、第二次政権はまもなく3年が経とうとしているが、安全保障関連法案の審議などを経て、安倍首相は「暴走している」「独裁政治だ」などと厳しい批判も浴び、内閣支持率も下落傾向にある。

 いま国民のなかには、安倍晋三という政治家がどういう人物なのか、不信感を持ったり、不安に思っている人も多いのではないだろうか。だが、安倍政権は当面続く。私は今こそ、10年あまり安倍さんを取材してきた政治記者として、私が知るかぎりの安倍さんの実像や本音を明らかにしたいと考えた。

 今回の出版に際して私は何度か、安倍さんと膝詰めで取材をする機会を得た。現職の首相として国会審議や外交への影響などを考慮して、発言の直接引用は極めて限定的にならざるを得ないが、安倍さんの今の本音に触れることができた。

 また安倍さんのこれまでの著作や取材メモをすべて読み直したほか、安倍さんの周囲の方々へのインタビューも行い、安倍さんはどういう人物で、普段何を考えて、何に影響されているのか、そして何を目指しているのか、できるだけの生身の姿を探った。

 安倍さんは変わり者が多い永田町の中でも、極めて特徴のある政治家の一人だと思う。せっかちだけどおしゃべり好きで面倒見がいい「普通の人」の側面もあるが、一方で、「岸信介の孫」「安倍晋太郎の息子」としての特異な境遇と経験が培った強い信念と勝気な姿勢など、普通の人とは違った側面がモザイクのように組み合わさっている。

 私たちは今、どんな首相と向き合っているのか。長期政権も視野に入った今こそ、本書によって読者のみなさんが安倍首相の実像を知り、安倍政権の今後を展望する手掛かりになれば、この上ない幸いである。

(『安倍さんとホンネで話した700時間』はじめに より)

◇青山和弘(あおやま・かずひろ)日本テレビ報道局解説委員兼政治部副部長
1968年、千葉県生まれ。東京大学文学部社会心理学科卒業。1992年日本テレビ放送網入社。社会部警視庁クラブ担当を皮切りに、政治部官邸クラブ、政治部与党クラブ、キャスター室兼政治部などで、記者、キャップとして活躍。2004年に、政治部野党クラブキャップ、政治部自民党クラブキャップ。2006年12月より「NEWS ZERO」デスク、2007年12月、政治部国会官邸キャップ。2011年8月、外報部ワシントン支局長、2013年12月、報道局解説委員兼政治部副部長。2014年1月より「ニュースevery.」毎週火曜日出演、情報ライブミヤネ屋」「スッキリ!」などにも不定期で解説出演。与野党を問わず数多くの政治家を担当・取材し、交流を持つ。鋭い切込みとわかりやすい解説には定評がある。

青山和弘

2264名無しさん:2015/10/07(水) 23:53:33
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151006-00054588-playboyz-pol
総裁任期延長で首相続投を狙う安倍政権が画策する盗聴法、共謀罪…
週プレNEWS 10月6日(火)11時0分配信

安保法制の成立で、日本の安全保障は大きく変わった。

だが、安倍首相の宿願は「戦後レジュームからの脱却」。安保法制は手始めにすぎず、まだまだ満足する気はなさそうだ。全国紙政治部記者が苦笑する。

「政界に『一内閣一仕事』という言葉があります。一内閣が達成できる政治課題はせいぜいひとつが限度という意味です。安倍政権にとっては、安保法制がその一仕事に当たります。

普通の首相なら、そこで進退を考えるものですが、安倍首相にその様子は見えない。『戦後体制(レジーム)からの脱却』が宿願なだけに、まだまだ権力の座に居座り、日本を変えていくつもりのようです」

そのために当面は支持率改革を最優先、補正予算のバラマキや景気回復の方策をあれこれ打ってくるはずだが、ではその次に安倍政権が変えようとしているものとは?

①まずはお試し改憲を実現
安倍首相は今も改憲への意欲を失っていない。渡辺治一橋大名誉教授が安倍政権の改憲シナリオをこう予測する。

「まずは来年夏の参院選に勝利して、いわゆる〝お試し改憲〟と呼ばれる、国民の抵抗が少ないであろう改憲メニューを示します。緊急事態条項はそのひとつです。他国から攻撃を受けた時などに首相の権限を強めるという規定ですが、これは災害時にも必要というロジックで国民を説得する。

そして国民の反応を見極めながら、本丸の9条改憲に着手するといった流れです」

②人々の働き方を「改革」する
日本を「世界で一番企業が活動しやすい国」にすると豪語する安倍首相。労働法に詳しい佐々木亮弁護士がそんな政権の姿勢をこう危ぶむ。

「安倍政権が目指しているのは『日本を企業経営者が縛りなく稼げる環境に変える』ということ。当然、それにより労働者は企業にとって、さらに〝使い勝手〟がよくなる。安倍政権の労働規制改革は大きく分けて3つ。『派遣法改正』『労働基準法改正による残業代ゼロ制度の実現』『解雇規制の緩和』です。

派遣法改正は、企業が派遣労働者を受け入れる期間を事実上撤廃するというモノで、先月30日から施行されました。『残業代ゼロ制度』はすでに国会に上程され、法案もできています。政府は再来年1月の通常国会での可決を狙っている。適用されるのは『専門職+高収入』という条件がありますが、今後その範囲は拡大されると思います。

解雇規制の緩和は首相肝煎(きもい)りでつくった規制改革会議が提案したもので、要するに金を払えば労働者をクビにできるというものです。この3点セットで、正社員が減り、派遣で働く人々が増える。待遇や地位など両者の格差も広がるはずです」」

③盗聴法プラス共謀罪で国民をコントロール
警察の盗聴を大幅に緩める盗聴法改正。犯罪の相談をしただけで逮捕される共謀罪の新設を急いでいることはあまり知られていない。ジャーナリストの青木理氏がこう心配する。

「政府は東京五輪で起こり得るテロを未然に防ぐためだと言いますが、それ以上に日本国民を監視、統制して治安を強化したいと考えている。盗聴法も共謀罪の新設も言論の自由を侵しかねない危険な法律です」

④自民党総裁任期を9年に延長
日本では基本的に与党のトップが首相となる。自民党の総裁任期は2期6年で、安倍首相は2018年9月以降は党総裁にとどまることができず、首相続投もムリ…。だが、まだまだ日本を変えたい志半ばだけに「任期延長を目論んでいる?」との声がしきりだ。元経産省官僚の古賀茂明氏も言う。

「安倍首相は日本をアメリカ、ロシア、中国など国際秩序の仕切り役ができるほどに強い意志、能力を持った国にしたいと考えています。その理想を実現するためには残り3年では足りないはず。そのため、総裁の任期規定を『3期9年』に変える挙に出るのでは。すると任期は21年9月となり、20年の東京オリンピックにも首相として参列できます」

この他にも、⑤国債の暴落を招きかねない日銀・黒田総裁による金融緩和、⑥防衛費増につながる南スーダンPKOの駆けつけ警護やIS(イスラム国)掃討作戦などでの後方支援任務実施、⑦TPP妥結による対中国包囲網作り、⑧専業主婦の労働力化を促す配偶者控除の廃止など安倍政権が変えようと狙うメニューは数多い。

発売中の週刊プレイボーイ42号では、それらをさらに詳細に検証しているのでお読みいただきたい。

2265名無しさん:2015/10/07(水) 23:54:16
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151007-00045697-gendaibiz-pol
内閣改造きょう発表!閣僚ポストから読み解く、安倍首相「経済優先」の本気度
現代ビジネス 10月7日(水)6時1分配信

最注目のポストはこれ!
 安倍晋三首相は10月7日、内閣を改造する。安全保障関連法案が前の通常国会で成立したこともあり、首相は繰り返し、政策の軸足を「経済最優先に移す」と述べている。

 はたして、そのギアチェンジを如実に示すことができる「布陣」を敷くことができるのかどうか。本稿を執筆しているのは10月6日だが、今後、日本の株価を本格的な上昇基調に戻せるかどうかの試金石にもなるだけに、閣僚名簿の発表に注目したい。

 「奇をてらうのではなく、しっかりと結果を出せる内閣にしていきたい」。

 10月6日に首相官邸で行った記者会見で安倍首相は、そう抱負を語った。アベノミクスの結果を出すには、それぞれの分野で大臣たちが強いリーダーシップを発揮することが不可欠だ。

 では、「経済最優先」を示す象徴的なポストはどの大臣だろうか。

 注目されるのが「経済再生担当相」ポストの行方だ。2012年末に第2次安倍内閣が発足した際に設けられたもので、アベノミクスの司令塔の役割を果たしてきた。甘利氏はバリバリの改革派というわけではないが、持ち前のバランス感覚で、党内保守派の声も聞きながら、アベノミクスの改革を推し進めてきた。

 経済再生担当は直接役所をもたない特命担当で、いくつもの役所の横断的な問題を扱うことができるという建前だが、圧倒的に手足になる役人の数が少ない。

 内閣府のスタッフも各省庁からの寄せ集めのため、大臣が求心力を持ち続けるのは並大抵ではない。それを、労働大臣や経済産業大臣などを務めたベテランの甘利氏を据えることで、各省大臣よりも上の“上級相”的な位置づけにしたのだ。

 アベノミクスで取り組んでいる様々な改革には、各省庁や監督業界の利権が絡んでいるものが少なくない。それだけに、改革の旗振り役が各省大臣より“小物”では改革は実現しない。

 今回の改造でもまっ先に「甘利氏留任」のマスコミ辞令が下ったのは、そういう意味からも当然の事だった。だが、一方で、官邸周辺には、「もはや経済再生でもないだろう」という声もある。アベノミクスの効果で「再生」の段階は終わったというのである。

2266名無しさん:2015/10/07(水) 23:54:47
>>2265

「新3本の矢」実現に向けて
 安倍首相は9月24日に「1億総活躍社会」の実現を目指すとして、「新3本の矢」を打ち出した。「希望を生み出す強い経済」「夢をつむぐ子育て支援」「安心につながる社会保障」を新しい3本の矢と位置づけた。

 それを実現するために、「1億総活躍」担当相を置く方針だという。メディアの報道によれば、そこに甘利氏を横滑りさせる意向だというのだ。

 おそらく、横滑りというよりも、タイトルを「経済再生相」から「1億総活躍相」に変えるということなのだろう。その場合、経済再生という言葉が残るのか、それとも消えてしまうのか。

 内閣改造後にも発表される予定だという「政策パッケージ」と共に、安倍首相が言う「経済最優先」の中味が見えてくるわけだ。GDP(国内総生産)600兆円を目指すとしているが、具体的にどんな政策を行うことでそれを実現しようというのか。興味津々である。

 1億総活躍相はいったい何に取り組むのか。9月24日の安倍総裁の会見にキーワードはある。「多様な働き方改革を進める」というのだ。確かに労働市場改革は安倍首相自身が「岩盤規制」と名指しし、改革に取り組んできたが、なかなか前進していない。

 アベノミクスで宿題になっている部分だ。本来は厚生労働相の担当領域だが、厚労相の担当領域は極端に広い。

 アベノミクスでターゲットにしている「医療」も「年金」は厚労省の担当分野だし、子育て支援や女性活躍、外国人労働といった分野にも厚労省が深く関わる。そこに強力な助っ人を送り込もうということなのかもしれない。

 やはり留任報道が流れた塩崎恭久厚労相をそのまま使うのも、アベノミクスの成否を厚労分野が握っているという思いが安倍首相にあるからだろう。塩崎氏は猛烈なハードワーカーで、その働きぶりは霞が関の官僚たちが悲鳴を上げるほど。

 狙いを定めた問題点は潰すまで諦めない性格のため、永田町や霞が関に煙たがる人は少なくない。それでも安倍首相が使い続けるのは、岩盤を打ち破るドリルの刃先としては適任だと見抜いているから。当選同期の安倍首相との信頼関係は深い。

 経済産業相も注目ポストだ。これまでは甘利氏の大活躍の下で目立たぬ存在になっていたが、ここにどんな人物が座るのかで、日本の産業構造の改革の進展具合は大きく変わる。

2267名無しさん:2015/10/07(水) 23:55:13
>>2266

「女性活躍担当相」に大物を据えるか
 現在の宮沢洋一経産相には「産業競争力担当」という肩書きが付いているが、ほとんど目立った動きはしていない。日本企業の競争力を抜本的に立て直し、生産性を高めるうえで、新大臣の下で経産省が政策をどう転換するか注目される。

 また、電力自由化も本番を迎えるうえ、これまで争点化を避け続けてきた原発問題に本腰を入れるかどうかも問われる。

 経済最優先の視点では、地方創生担当相も重要だ。国家戦略特別区域担当ということで、全国の国家戦略特区の指定や、そこでの新しい規制緩和項目の導入などを担当している。

 特区での改革は、安倍首相がアベノミクスの成長戦略の柱に位置づけている。ここでどれだけ新しい改革が行えるかが、アベノミクスの評価を大きく左右するのだ。

 現在は石破茂氏が大臣だが、ポスト安倍に向けて自身の派閥を立ち上げたばかりで、内閣に残留するのかどうかが焦点になる。石破氏にとっては苦手な経済分野で実績を示すことができる一方、閣僚に名を連ねればアベノミクスの批判ができなくなるというジレンマを抱える。

 安倍氏は石破氏に続投を求めるだろうが、それを受けるかどうかは分からない。地方分権を担当する総務相も注目ポストだ。

 もうひとつ、安倍内閣の本気度を占う試金石になるのが「女性活躍担当相」だろう。現在の有村治子大臣は、内閣府特命担当相として少子化対策、規制改革、男女共同参画を受け持つほか、行政改革担当相、国家公務員制度担当相の肩書きも持つ。

 これまでも少子化対策担当相や男女共同参画担当相は最軽量の大臣として扱われてきた。大臣として実績を上げる前に、どんどん大臣が変わるという憂き目にあってきたのだ。

 もっとも、安倍内閣では「女性活躍」が内閣発足以来の政策の柱となってきた。新たに打ち出した「1億総活躍」でも「少子化に歯止めをかけ、50年後も人口1億人を維持する」と宣言した。では、担当相としてリーダーシップを発揮できる「大物」をここに据えることができるか。

 内閣改造の顔ぶれから、安倍首相の「経済最優先」に向けた本気度を伺うことができるだろう。

磯山 友幸

2268名無しさん:2015/10/07(水) 23:55:52
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151007-00010001-shincho-pol
ノドから手が出る支持率回復! それでも「小泉進次郎」官房副長官をためらう事情〈週刊新潮〉
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 10月7日(水)8時1分配信

 組織のトップは、常に人事で悩む。内閣改造を行う安倍晋三総理(61)とて同じである。本来、適材適所を徹底させるべきだが、支持率アップを考えれば、小泉進次郎議員(34)を官房副長官に起用したいところ。だが、官邸にも進次郎氏にもためらう事情があるという。

 ***


「あとは支持率。支持率がどう出るかだ」

 安倍総理は、安保法案が成立した後、側近たちの前でこう語っている。全国紙の政治部デスクが解説するには、

「法案成立後、各社が行った世論調査をみると、内閣支持率は1〜5ポイント程度下がった。官邸は、最悪10ポイントくらい下がることも懸念していましたからね。それを考えれば、この結果は御の字といえます。ただし、相変わらず、不支持率が支持率を上回っている状況は変わりありません。来年の参院選に、今の支持率のまま突入するのは危険過ぎる。株価は先行き不透明だし、今後、支持率を上げられる要素もあまり見当たらない。安倍さんが、今度の内閣改造で支持率を上げたいと考えるのも当然です」

 内閣改造は、10月の第2週、7日を軸に行われる見込みだ。今のところ、19人の閣僚のうち菅義偉官房長官、麻生太郎副総理兼財務相、岸田文雄外相、甘利明経済再生担当相、遠藤利明五輪担当相の留任が決まっている。

「このほか、中谷元防衛相、塩崎恭久厚労相の続投報道も出ています。実際、安倍さん自身、改造について『骨格は維持する』と語っていますし、『狭き門』となる見込みです。支持率アップは、残ったポストで清新なイメージの人を起用できるかどうかにかかってくる」(同)

 目先の話をすれば、安倍総理が最も気にかけているのは、稲田朋美政調会長の処遇だという。

「彼女に自分の後継者としてどうステップを踏ませたらいいか、を考えている模様です。タカ派色を消すために経済閣僚の経産相に起用するとの説が出ています。もしくは、彼女は当選4回なので、重要閣僚になると党内から不満が出かねない。そこで、大臣から一段格落ちの官房副長官に起用されるという話も聞きます」(同)

 さらに、元アナウンサーの丸川珠代参院議員の起用も検討中で、

「具体的には、少子化担当相や女性活躍担当相を任せたいようです。丸川さんは、3年前、第一子を出産し、現在子育て中。周囲には『2人目も欲しい』と漏らしている。もし、大臣在任中に妊娠・出産なんていうことになれば、『女性活躍』を掲げる安倍政権の象徴としてピッタリでしょう。しかし、問題なのは稲田さんも丸川さんも、安倍さんと同じ清和会の出身であることです。“所詮、お友達人事”と言われかねません」(同)

 2人を抜擢しても支持率回復の“サプライズ人事”にはならない、との見方がもっぱら。かといって、他に新たに閣僚候補になる女性議員は見当たらない。安倍総理や側近らは、内閣改造で内心、頭を抱えているかもしれないのだ。しかしながら、総理の女房役の菅官房長官は、意外にも、「今度の人事で、支持率アップは確実。安保法制が済んだら、安倍政権は経済重視でいく。それに人事が加わって、この秋からは、順調な政権運営ができる」

 と、自信たっぷりに話しているのだ。

2269名無しさん:2015/10/07(水) 23:56:32
>>2268

■官房長官会見を…
 では、この自信は、一体、どこから来るのか。

「菅さんは、サプライズで復興大臣政務官・内閣府大臣政務官の小泉進次郎氏を、官房副長官か復興相で起用するつもりでしょう。彼を使えば、支持率は確実に上がりますからね」

 そう断言するのは、さる官邸関係者である。

「進次郎氏は、党青年局長時代から『TEAM-11』で東日本大震災の被災地を訪問しています。来年の3月で、震災から丸5年を迎える。復興担当の政務官から大臣に昇格させれば、政権のイメージアップになる」

 しかし、これには、一つ問題があって、

「清和会は、吉野正芳代議士を復興相に推薦している。彼は当選6回で、被災地のいわき市出身。地味ながら派閥で一目置かれる存在だし、復興にも熱心に取り組んでいる。安倍さんといえども出身派閥の意向を無下にすることはできません。とすれば、進次郎氏は官房副長官に起用される可能性が一番高い」(同)

 念のため言っておくと、官房副長官は、衆院議員、参院議員、官僚の3人体制である。

「進次郎さんは、官房副長官になってもおかしくないと思います。官邸サイドのメリットが大きいです」

 と分析するのは、ノンフィクションライターの常井健一氏。

「現在、進次郎さんは34歳。もし、官房副長官に起用された場合、34歳9カ月で少子化担当大臣として最年少入閣した小渕優子さんに匹敵するスピード出世となる。今回の閣僚人事で間違いなく目玉になるでしょう」

 先の官邸関係者も、

「官房長官会見は、平日の午前と午後、1日2回行われます。もっとも、国会などで身体が空かない場合は、副長官がピンチヒッターを務めることになる。菅さんは、最近よく“疲れた”と愚痴っているし、進次郎氏に会見を少し任せるつもりでは」

 総理の外遊には、衆院か参院の副長官が同行する。

「安倍総理の後ろを進次郎さんが付いて回ることになる。マスコミを通じて“若い自民党”をアピールできます。現に安倍総理自身が3回生の時、小泉純一郎さんから推薦を受け、官房副長官に抜擢された。その後、官房長官に昇格し、小泉政権に貢献した。その再現と言えるでしょう」(常井氏)

 とにかく、“進次郎人気”を最大限に利用しようということらしい。

 加えて、常井氏は実務面でも、進次郎氏には適性があると見る。

「彼は、復興担当として被災地に赴く姿が印象的です。が、ほかにも内閣府大臣政務官を務め、地方創生を中心に政府広報や成長戦略、創造開発特区などの分野も担当しています。政務官に就任してからこの2年間、朝から晩まで会議や視察・国会答弁があって、かなりの激務でした。会議の進行や取りまとめ役、シンポジウムの企画・進行といった対外的な仕事が多かった。そういう意味では、官房副長官に求められるスポークスマンとしての仕事に長けていますし、順当なステップアップの仕方といえるでしょう」

2270名無しさん:2015/10/07(水) 23:57:27
>>2269

■最高の3回生
 安倍政権にとって進次郎氏の起用は、良いこと尽くめ。と思えるが、

「進次郎副長官は、人気取りであることが見え見え。党内には衆院で当選が5回以上、参院で3回以上の入閣待機組は、約60人います。彼らを差し置いて、進次郎が副長官なんかに起用されたら、さらなる嫉妬を生むだけ。安倍さんは、それを覚悟の上で起用を決断できるかどうか」(先の政治部デスク)

 選挙事情に詳しい自民党職員もこう語る。

「ご承知のように、進次郎氏は客寄せパンダとしては絶大な人気です。昨年の衆院選でも、応援弁士としてのリクエストが一番多かった。地元には2日間しか入らなかったが、27都道府県、64カ所の応援演説に行っています。ところが、官房副長官は、選挙期間中は基本的に官邸で留守番しなくてはならない。来年の参院選では、彼の人気を利用できなくなるというデメリットがある」

 そして、最も肝心なのが、進次郎氏が副長官を受けるかどうかである。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は、

「現在、彼にとっての一番の政治的なテーマは震災復興です。それに関するポストでない限り、関心もないと思います」

 として、こう続ける。

「特に印象的だったのは、2011年3月の震災から間もない頃、私の取材に彼はこう言ったんです。『今は復興関係の仕事に力を入れたい。10年間一生懸命やって、一つの形を作りたい。政治というのは簡単。困っている人を助けることなんです』と。その後、『TEAM-11』を立ち上げ、現在も復興大臣政務官のポストにいる。被災地の復興に対する想いは、当時からブレていません」

 あと5年半は、震災復興に携わるつもりだというのだ。

「彼が重要ポストヘの興味を示すようになるのは、それからだと思います。進次郎さんの場合、党内で非主流派を貫いてきた父親の姿を間近で見てきて、自民党では『出る杭は打たれる』ということをよく理解している。だからこそ、彼が今目指しているのは『最高の3回生』です。もし、閣僚や官房副長官などのポストを受けたら、先輩議員から警戒される。身の丈を意識しながら、その上限の役職の中で最高の仕事をするというのが彼の考えでしょう」

 自民党の中堅議員は、

「先日、地元・神奈川新聞に彼の初の単独インタビューが掲載された。その中で安保法制の、国民の理解が進んでいないことに関し『いくつかの原因を作ったのは自民党自身だ』と率直に語っている。こういう風に自由に発言するのが彼の良いところ。副長官となれば、そうはいかない。それに彼は、同僚に携帯の電話番号も教えないし、マスコミとの懇談もやらない。副長官は日々番記者に追い掛け回され、女の子とデートもできなくなる。若いうちからそんな窮屈な思いをするくらいなら、副長官は受けないと思うよ」

 官邸が進次郎氏を説得するのは至難の業。起用をためらう理由はこの点にある。

「9月24日の両院議員総会後、進次郎さんは記者から『入閣もあるのでは』と問いかけられた。いつもなら立ち止まって、ぶら下りに応じてくれるのに、『ありません』と一言だけ発してスタスタ行ってしまった。明らかに様子が違いました」(政治記者)

 結局、自民党には人材が不足しているから“進次郎頼み”になるのだ。

※「週刊新潮」2015年10月8日号

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2271名無しさん:2015/10/07(水) 23:58:21
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151007-00010005-jisin-pol
小泉進次郎「入閣拒否」安倍官邸に宣戦布告の一部始終
女性自身 10月7日(水)6時57分配信

「(安保関連法案の理解が広がらなかったのは)自民党にも責任がある」、「(内閣改造での要職起用については)当選回数だけじゃなくて、僕には年齢も足りない」(いずれも9月30日、「篠原文也の直撃!ニッポン塾」講演で)

「なにより、いま、大臣やりたい人、いっぱいいますでしょ?やりたい方がいっぱい上に控えていますから」(10日1日、味の素グループの東北応援プロジェクト「男の料理教室」で)

 小泉進次郎復興大臣政務官(34)の“入閣拒否”発言が波紋を広げている。

「官邸、党執行部はカンカンに怒っています。“ふざけるのもいいかげんにしろ”とね。彼は政党政治を理解しているのでしょうか。しかも、彼は復興担当の政務官。内閣の一員ですよ。無責任すぎる。彼の発言を聞いていると、たんなる受け狙いやパフォーマンスにしか見えません」(自民党関係者)

 だが、小泉氏には、支持率低下を危惧する安倍晋三首相(61)に協力する気は、さらさらないようだ。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は次のように話す。

「10年間は復興関係の仕事をやると決めている進次郎氏には、目先の入閣など眼中にない。安倍政権に媚びるつもりもない。自民党の異端児を貫き通すはず。進次郎氏の眼中にあるのは’20年の東京五輪後ではないか。高齢化、少子化がさらに進み、消滅する自治体が出てくるでしょうから」

 10月1日から遡ること1週間。弛緩した空気のなか、小泉氏は開始時刻から4分遅れて、自民党本部8階に姿を現わした。安倍首相の無投票再選を決める自民党両院議員総会。会場に入れず、外からホールの壇上に立つ安倍首相を見つめていた。万歳三唱が終わると、小泉氏は足早に階段を駆け降りた。去り際に入閣情報を直撃すると、「いや、いや、雑巾がけ、雑巾がけ」。小泉氏らしい言葉が返ってきた。

「進次郎氏は、いまの自民党路線で乗り切れるか、という危機感を持っている。安倍政権での入閣の是非というレベルではなく、新たな政治形態を描いているのではないでしょうか」(鈴木哲夫氏)

 自民党はいまや、安倍首相に対して誰も何も言えない状態。それは無投票再選となった総裁選にも表われている。そんな空気に、小泉氏は嫌気がさしていると、別の自民党関係者は語る。

「政府から出て、自民党内で、自分が自由に発言してやろう、と。党内では、安倍後とは言わないまでも、将来の首相を見据えた準備を始めたといわれています。正論を吐くだけに、安倍首相にとっては手強い相手。なんとしても政府内にとどめておきたかったはず」

(週刊FLASH10月20日号)

2272名無しさん:2015/10/08(木) 00:06:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151007-00050127-yom-pol
山本氏「手堅い」、片山氏は批判…与野党が議論
読売新聞 10月7日(水)23時31分配信

 自民党の山本一太参院議員、維新の党の片山虎之助参院議員らが7日、BS日テレ「深層NEWS」に出演し、同日発足した第3次安倍改造内閣について議論した。

 主要閣僚が留任したことについて、山本氏は「安定感のある手堅い布陣だ」と評価したが、片山氏は「骨格どころか肉付きも変えていない」と批判した。

 新設の1億総活躍相について、民主党の岸本周平衆院議員は「ネーミングが悪すぎる。しかも、(閣僚の下に)スタッフがいないので難しい」と指摘。共産党の小池晃副委員長は「安倍さんの口から出ると、全体主義的な感じが伝わる」と語った。

2273名無しさん:2015/10/08(木) 00:22:51
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015100700877
交代、兼任「やる気あるのか」=新拉致担当相に被害者家族

 7日の内閣改造で、新しい拉致問題担当相に初入閣の加藤勝信氏が就任した。加藤氏は、安倍晋三首相が掲げる「1億総活躍社会」実現のための担当相との兼務。拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄さん(77)は同日夕、担当相が次々代わる上に兼任となったことに「本当にやる気があるのか政府に問いたい」と苦言を呈した。

 埼玉県上尾市の自宅で取材に応じた飯塚さんは、今回改造の目玉ポストとの兼任に「専任が望ましい」と指摘。「200%の力を発揮して、拉致問題を100%やってほしい」と厳しい表情で要望した。加藤氏については「まだよく分からないが、総理と親しいことから話がうまく進められるのでは」と若干の期待も示した。
 横田めぐみさん=失踪当時(13)=の父滋さん(82)も「新しい大臣は全く知らない人なので不安だ。一生懸命に対応してくれる人だといいが」と表情を曇らせた。
 被害者家族の高齢化も気に掛かる。「被害者の両親がそろって健在の家族ももう少ない。一刻も早い解決を望んでいる。年内にでも帰国してほしい」と強く訴えた。見通しがつかない北朝鮮の再調査報告には「報告書に固執せず、被害者の帰国を最優先に動いてほしい」と話した。(2015/10/07-19:44)

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20151007-00000071-fnn-pol
内閣改造 次世代・和田氏「実務型の内閣であり、評価したい」
フジテレビ系(FNN) 10月7日(水)21時32分配信
内閣改造に、野党から評価の声が上がっている。
次世代の党の和田幹事長は、7日に発足した第3次安倍改造内閣について、「実務型の内閣であり、評価したい」と述べた。
さらに、和田幹事長は「改造内閣の課題は、景気を腰折れさせない、しっかりと景気回復させる、徹底したデフレ脱却だ。われわれとしては、実効性のある形で、具体的な政策としても提案していきたい」と強調した。
また和田幹事長は、TPP交渉が大筋合意したことを受け、民主党など野党5党が早期召集を求めている臨時国会については、開催すべきだとの認識を示した。
最終更新:10月7日(水)21時32分

2274名無しさん:2015/10/08(木) 00:23:01
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151007/k10010262471000.html
第3次安倍改造内閣 与野党は
10月7日 19時37分

第3次安倍改造内閣 与野党は
第3次安倍改造内閣が正式に発足しました。与野党の反応をまとめました。
自民党 谷垣幹事長
自民党の谷垣幹事長は、記者会見で、「基本は、今まで安定してやってきた基本的な骨格は残していくということだろうと思う。ただ、新陳代謝がないと緩みが生じるということもあるので、清新な人材も取り込み、次世代に、どういう人たちが育つかということも見えるようにする必要がある。組閣もそういう方針で行われると思う」と述べました。
公明党 山口代表
公明党の山口代表は、記者団に対し、「安倍総理大臣からは、『アベノミクス第2ステージを目指すため、内閣改造を行って、継続性を重んじるとともに、新しい推進力を得て、ともにしっかりやっていきたい』と言われた。われわれ与党としても、しっかり支えて国民の期待に応えていきたい」と述べました。
そのうえで、山口代表は、党の石井政務調査会長が国土交通大臣に起用されたことについて、「石井氏は政策面で安定感のある役割を果たしてきた。公明党の将来を考えたときに、そうした世代を中心に、新たな活力を見出していくためその先頭ランナーとして頑張ってほしいという希望を込めて起用してもらった」と述べました。
民主党 枝野幹事長
民主党の枝野幹事長は、記者会見で、「何が変わって、何をしようとしているのか、意味不明で、論評に値するようなことではないというのが感想だ」と述べました。
維新の党 松野代表
維新の党の松野代表は、国会内で記者団に対し、「河野太郎氏が行政改革担当大臣になられ、非常に期待している。われわれも、身を切る改革を訴えており、税金のむだづかいや、天下りの問題を追及していきたいと思うので、しっかりやっていただけるものと期待している。また、国会を早期に開いて、この布陣で何をやるのかをチェックする機会も与えてもらいたい。野党としては、改革勢力を結集して、1強多弱の状況を脱しなければならない」と述べました。
共産党 山下書記局長
共産党の山下書記局長は、党本部で記者団に対し、「全く新味のない顔ぶれだ。そもそも、『戦争法』を強行して、立憲主義と民主主義を踏みにじった安倍政権に求められているのは、改造ではなく退陣だ。われわれは、安倍政権打倒の戦いを、国民と一緒に、一層発展させ、安倍政権に代わる、『戦争法廃止』の国民連合政府を実現するために、誠実に、真剣に努力したい」と述べました。
社民党 吉田党首
社民党の吉田党首は大分県庁で記者会見し、「新鮮味のないお友達、論功行賞内閣だ。先の国会で『戦争法』である安全保障関連法や、労働法制の改悪である改正労働者派遣法に関わった主要閣僚が留任しており、憲法破壊、国民生活破壊の内閣が継続しているといわざるをえない。安倍内閣の退陣を強く求めていきたい」と述べました。
次世代の党 和田幹事長
次世代の党の和田幹事長は、国会内で記者団に対し、「実務型の内閣であり、評価したいと思う。デフレからの脱却や経済成長路線の構築については、安倍政権とわが党は連携できる部分が多いと思っているので、確固たるものになるように、わが党としても、しっかりとサポートし、さまざまな具体的な提案をしていきたい」と述べました。

2275名無しさん:2015/10/08(木) 20:15:11
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2607661.html
第3次安倍改造内閣が本格始動

 1億総活躍を掲げた安倍改造内閣が本格始動しました。初入閣組は神妙な人、喜びを隠さない人、表情は様々なんですけれども、これから活躍しなければいけないのは、まずはこの人たちです。

 「1億総活躍社会の実現に向けてですね、きょうから内閣一丸となって仕事を始めていきたいと思います」(安倍首相)

 安倍総理大臣は8日朝、改造内閣の始動にあたって、こう話しました。総理のこの言葉を先取りするかのように注目の丸川環境大臣は朝早くから仕事はじめです。さっそく、福島県を訪れて復興に携わる職員たちを涙まじりに激励しました。

 「これからも皆様方のお心に応えたく頑張ってまいりたいと思います。共に頑張ってまいりましょう。よろしくお願い致します」(丸川珠代 環境相)

 「愚か者めが!」(2010年3月・参院厚労委)
 「ルーピー!!」(2010年5月・参院本会議)

 過去には良く通る声でのヤジっぷりが話題になったこともある丸川大臣ですが、8日はトレードマークの赤は封印。福島県知事が語る復興の現状に神妙な表情で耳を傾ける姿は、すでに「大臣仕様」です。

 「総理から指示いただいたのは国家公安委員長含め11あるので、どの分野もしっかり全力でやっていきたい」(河野太郎 国家公安委員長)

 こちらも注目の河野大臣が抱える担当分野は実に11。事務の引き継ぎ作業も3人の大臣から代わる代わるこなします。
 「この大臣の字、大きいな。かなり大きいな」(山口俊一 衆議院議員)

 改造内閣の目玉、加藤1億総活躍担当大臣も午前10時前に初登庁し、職員から拍手で出迎えを受けました。

 「しっかり受け止めて、スピード感を持ってやりたいと思います」(加藤勝信 1億総活躍相)

 文部科学省では、事務の引き継ぎ書に署名しようとした元プロレスラーの馳新大臣が、いきなり床に正座。どうやらテーブルが低すぎたようです。

 新国立競技場の建設問題などで事実上の引責退任となった下村前大臣。職員の見送りを受けて、最後は笑顔で役所を後にしました。

 農林水産省でも在任期間が歴代で最も長い844日間に上った林前大臣が後任の森山大臣に事務を引き継いで役所を後にしました。花束を手渡した女性職員の目には光るものが・・・。

 一方、内閣改造をめぐっては自民党内の各派閥でも明暗が分かれました。閣僚の数がこれまでの5人から1人に激減した岸田派では・・・

 「昨日の閣僚人事をめぐり、マスコミ等においては、岸田派冷遇だとか激減だとか、いろいろ書かれております」(岸田派 岸田文雄 会長)

 対称的に安倍総理の出身派閥・細田派は閣僚が2人から一気に倍の4人に。昼の会合には事務の引き継ぎを終えた馳文部科学大臣と岩城法務大臣も駆けつけ、笑顔で握手を交わしていました。

 「前のようにね、ちょっと非常に少なすぎるという感じは解消されたかなと思っています」(細田派 細田博之 会長)

 様々な人間ドラマを生んだ内閣改造。9日は副大臣と政務官の人事が行われて、第3次安倍改造内閣の全容が固まります。(08日16:33)

2276名無しさん:2015/10/08(木) 20:54:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151008-00000112-jij-pol
河野氏の「変心」ただす=維新代表
時事通信 10月8日(木)17時11分配信

 維新の党の松野頼久代表は8日の記者会見で、「脱原発」を持論としてきた河野太郎行政改革担当相が自身のブログを閲覧できない状態にしていることについて、「あれだけ原発ゼロに近い話をしていたので内閣の中でも言ってもらいたい」と述べ、国会で河野氏の姿勢をただす考えを示した。
 松野氏は「今までのように歯切れ良くやってほしいと期待している」と語った。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151008-00000067-jij-pol
河野氏、ブログ閲覧不能に=野党追及を警戒? 
時事通信 10月8日(木)12時26分配信

 河野太郎行政改革担当相が自身のウェブサイトに掲載していたブログなど一部を「メンテナンス中」として閲覧できない状態にしていることが8日分かった。
 河野氏は「脱原発」を持論とし、これまでブログで安倍政権の原発再稼働の方針に異論を唱えてきた。閣僚に就任し、野党の追及を受ける可能性があるため、非公開にしたとみられる。
 河野氏は8日、内閣府で記者団に対し「スマホ(スマートフォン)対応にリニューアルしている最中だ」と説明した。
 閲覧できなくなっているのは、ブログ「ごまめの歯ぎしり」や「主張・政策」。河野氏は7日夜の記者会見で、「今までは外から言っているだけだったが、政府内の議論に参加することができるようになったので、政府内でしっかりと言うべきことは言っていく」と述べた。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151008-00050100-yom-pol
舌鋒鋭い河野氏ブログ、入閣に合わせて閲覧中止
読売新聞 10月8日(木)19時24分配信

 河野国家公安委員長のブログ「ごまめの歯ぎしり」が、閲覧できない状態となっている。

 河野氏は自民党議員ながら舌鋒(ぜっぽう)鋭く政府を追及することで知られる。ブログにも原発再稼働への批判などを書き込んできたが、7日の入閣に合わせて閲覧中止とした。野党から「閣内不一致」と批判されないようにする狙いがあるとみられる。

 河野氏は8日、読売新聞の取材に「これからは政府の一員として政府が決めたことを訴えていく立場になる。そのけじめもあって、ホームページを改修している」と語った。

 これに対し、維新の党の松野代表は8日の記者会見で「内閣に入っても堂々と持論を主張してもらいたい」と皮肉った。

最終更新:10月8日(木)19時26分

2277名無しさん:2015/10/08(木) 20:56:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151008-00000004-jct-soci
そこまでして大臣になりたかった? 河野太郎氏、ブログ削除で「脱原発」持論「封印」
J-CASTニュース 10月8日(木)18時11分配信

 第3次安倍改造内閣発足後の記者会見で、安倍晋三首相は行革担当相として初入閣させた河野太郎衆院議員について「大勢に迎合することなく、常に改革を強く訴えてきた情熱の持ち主」と高く評価した。

 河野氏は自民党有数の脱原発派として知られ、「核のゴミ」問題が解決しないままでの原発再稼働を「無責任」だと主張してきた。だが、2015年10月7日に入閣が決まると主張をつづったブログの記事は削除された。記者会見では「(安倍首相と)ベクトルとしては同じ方向を向いている」と釈明し、「決まったことについては、それを誠実に実行する」とも述べた。すっかり牙を抜かれてしまい、大臣なりたさに「迎合」したといわれそうだ。

■2014年12月には「やみくもに再稼働しようというのは無責任」と書いていた

 脱原発派の河野氏は、九州電力川内原発1号機の再稼働についても批判的だった。14年12月のブログでは、

  「再稼働する前に、使用済み核燃料とどう向き合うか、国民を巻き込んでしっかり議論するべき」

だとして

  「核のゴミには目をつぶり、やみくもに再稼働しようというのは無責任です」

と主張していた。だが、実際には放射性廃棄物に関する議論は深まらないまま、川内原発1号機は15年8月に再稼働。9月には営業運転に移行した。

 こういった主張が書かれた河野氏のブログは入閣が決まった10月7日には「メンテナンス中」になり、過去の書き込みは削除されてしまった。

 もちろん、こういった過去の発言との整合性については記者会見でも問われることになる。河野氏は、安倍首相が2012年自民党総裁選で、

  「長期的には原子力への依存度を下げる」

と打ち出していたことを理由に、

  「ベクトルとしては同じ方向を向いていると思っている」

と苦しい釈明をした。

  「今までは外から言っているだけだったが、今度は政府内の議論に参加できるようになった。政府内の議論で、しっかり言うべきところは言っていくと思っているが、政府の一員である以上、決まったことについては、それを誠実に実行するということだと思う」

などと説明した。記者はブログの記事が見られなくなった理由も質問していたが、河野氏は直接答えなかった。

2278名無しさん:2015/10/08(木) 20:57:08
>>2277

河野談話には「個人としての見解を申し上げるのは適当ではない」
 1993年の「河野談話」への反応も変化した。2013年には、

  「あ、従軍慰安婦問題の嘘を広めた野郎だ!」

というツイッターの書き込みに、

  「俺がなにかしたか?」

と怒りの返信をしていた。今回の会見では、産経新聞の記者が、

  「お父様の河野洋平さんが官房長官時代に発表された、慰安婦募集の強制性を認めた河野談話について、大臣はどうお考えか」

と質問したのに対して、河野氏は、

  「個人としての見解を申し上げるのは適当ではないと思う。政府として村山談話、河野談話を継承するということを総理が申されている(編注:「申している」または「仰っている」の言い間違いだとみられる)わけだから、その通りで、付け加えることも引くこともない」

と安全運転に努めていた。

 安倍首相は河野氏について

  「閣内でも改革断行の総元締として、これまでの経験をいかしてあらゆる改革を一気に加速してもらいたい」

とも期待を寄せる。河野氏は過去の発言を事実上「封印」した形だが、それでも「改革断行」できるかが問われることになりそうだ。

2279名無しさん:2015/10/08(木) 21:03:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151008-00000014-khks-pol
<宮城県議選>改造内閣 与党評価、野党は酷評
河北新報 10月8日(木)11時39分配信

 第3次安倍改造内閣が発足した7日、宮城県議選(16日告示、25日投開票)を控える県内の各政党の反応は高評価と酷評に二分された。与党が安定感に期待し、さらなるリーダーシップを求めたのに対し、野党側は政権の中枢メンバーが留任する人事をこぞって「代わり映えがしない」と鋭く批判した。

 定数59の半数を超す34人を公認した自民党県連。石川光次郎幹事長は「分野ごとのスペシャリストを起用した。適材適所の実務型内閣だ」と持ち上げた。新設ポストの1億総活躍担当については「お題目に終わらないでほしい」と求めた。

 現有議席と同じ4人を立てた公明党県本部の石橋信勝代表は「これまでの布陣を軸に充実が図られた」と分析。石井啓一党政調会長の国土交通相就任に「旧建設省出身で政策に明るい。東日本大震災からの復興に力となる」と期待した。

 「入閣を待ちわびた人たちを起用しただけで全く真新しさはない」と批判するのは、9人を公認した民主党県連の内海太幹事長。「顔触れを見る限り、安倍晋三首相に異議を唱えられるような政治家はいない」と指摘した。

 復興相には再び、被災地選出ではない議員が選ばれた。公認2人で臨む維新の党県総支部の林宙紀総支部長は「原発推進派の復興相がどう福島と向き合うというのか。被災地が抱える課題を解決しようという気概が見えない」と語った。

 9人全員の当選を期す共産党県委員会の加藤幹夫幹事長は「安全保障関連法を強行採決した安倍首相が選ぶのだから誰が閣僚になっても変わらない。立憲主義と平和主義を踏みにじった内閣は倒すしかない」と語気を強めた。

 公認2人を擁立した社民党県連の田山英次副幹事長も「安保関連法の成立に関わった閣僚が留任し、国民の声を聞かない強権政治が続くだけ。内閣支持率が上昇するとは思えず、県議選に向け与党に勢いがつこともないだろう」と語った。

2280名無しさん:2015/10/08(木) 21:28:16
>>2276

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151008-00000053-nksports-pol
安倍首相「五輪大丈夫?内閣」諸刃の剣、河野氏入閣
日刊スポーツ 10月8日(木)10時13分配信

 安倍晋三首相は7日、内閣を改造、第3次安倍改造内閣を発足させた。サプライズもなく「守備固め」の布陣だが、初入閣組9人の中で、河野太郎行革担当相(52)に注目が集まる。新国立競技場について「建設しない選択肢」を主張し、脱原発など政権と違う主張も多い。同じ初入閣組の馳浩文科相(54)や遠藤利明五輪相(65)と対立すれば、「東京五輪大丈夫?内閣」になる可能性もある。

 新国立競技場建設計画の「ゼロからの見直し」や脱原発。安倍政権と異なる立場の河野氏が、初入閣した。就任会見で「自民党の行革推進本部長として行革に当たってきた。政府でも続けたい」と抱負を述べた。

 政治家一家に生まれ、サラブレッドといわれながら「直言が災いし、今まで入閣候補にならなかった」(党関係者)。そんな河野氏に首相は「体制に迎合せず、常に行革を訴えてきた。経験を生かし、あらゆる改革を一気に加速してほしい」と、期待を示した。

 河野氏は入閣前日の6日、新国立競技場に関し、現行のコストや工期、品質を総合的に勘案し「質が落ちるなら、勇気を持って建てない選択肢を持つべき」とする報告書を発表。かねて「無駄撲滅」を訴えるなど、コストへの批判が付きまとう計画で「お目付け役」への期待が高まる一方、遠藤五輪相や馳文科相との関係を不安視する声もある。遠藤、馳両氏は大会組織委員会会長の森喜朗元首相と近く、歩調を合わせる。河野氏は報告書で、森氏が参加していた有識者会議を「勝手気ままに要望を出しただけ」と、酷評した。

 会見で、自身の言動が閣内不一致となる可能性を指摘された河野氏。新国立競技場については「工期が守られても質が劣れば、メーンスタジアムにはふさわしくない。遠藤大臣は当然、ご存じだと思う」。脱原発の質問では、言葉を考えた末「首相は12年総裁選で、長期的に原子力への依存度を下げると言った。ベクトルは(自分と)同じ方向だ」と、強調した。

 「今までは外から言うだけだったが、政府の議論に参加できる。言うべきことは言う」。そう強調する半面、「政府の一員である以上は、決まったことは誠実に実行する」と、“模範解答”も。政権をかき回す「もろ刃の剣」になるのか、それとも政権に取り込まれてしまうのか。河野氏には、政治家としての姿勢を試される新たな戦いも始まった。

 ◆内閣改造 首相が憲法68条(閣僚任免権)に基づいて実施する閣僚の入れ替え。衆院選や内閣総辞職後に国会で指名された新首相が内閣を組織する「組閣」とは区別。内閣法は閣僚を「17人以内」と定めるが、期間限定で復興相と五輪相を置くため、現在の上限は19人。

2281名無しさん:2015/10/08(木) 23:39:14
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151008-00054664-playboyz-pol
若者支援策をアピールする安倍政権…女性支援同様、その場しのぎの人気取りか?
週プレNEWS 10月8日(木)11時0分配信

若者支援策の検討を始めた安倍政権。雇用や収入に不安を持つ若者は多く、それ自体は必要なもの。

しかし、その中身が伴うものなのかと『週刊プレイボーイ』本誌でコラム「古賀政経塾!!」を連載中の経済産業省元幹部官僚・古賀茂明氏は不安視する。

***
政府の税制調査会(政府税調)で、若者への支援策が議論されている。

現在、65歳から74歳の高齢層の純資産(貯蓄から住宅ローン以外の負債を差し引いた額)は平均2046万円。これは25歳から34歳の若年層の純資産の約4倍にもなる額だ。

ところが、今の日本では年金に控除が認められるなど若者よりずっとリッチな高齢者が手厚い税制優遇を受けている。

それでなくても若者世代は非正規雇用者が増え、収入が少ない。そこで、課税を軽減して若者を支えようというのだ。税制調査会での論議は毎年の税制改革の叩き台になる。

若者を大切にしない国は活力を失う。若年層が疲弊して、結婚・子育てを安心してできなくなれば人口が減り、国家は縮んでいくからだ。これまでの日本はまさにそういう状況だった。なので、そこから抜け出そうとする政府税調の動きに異論はない。

問題はその本気度だ。これまで政権は、女性を支援する政策を積極的に推し進めてきた。例えば、女性の採用比率や管理職の割合など数値目標の設定を企業や地方自治体に義務づけた「女性活躍推進法」の成立はそのひとつだ。

だが、世界経済フォーラムが公表した男女平等指数で、日本は142ヵ国中104位(2014年)。鳴り物入りでできた「女性活躍推進法」も数値目標の内容は企業任せで、その達成に法的拘束力もない。これでは政権としての覚悟が見えない。女性有権者を意識した人気取りの政策と言われても仕方がないだろう。

そして来年夏の参院選から選挙権年齢が18歳に引き下げになる。この措置により、新たに参政権を手にする18歳、19歳は200万人にもなる。こうした若者層に投票してもらうためにも彼らにアピールができる玉が欲しい。もし自民党がそんな不純な動機をもとに若者支援を掲げるのであれば、女性活用策同様、その場しのぎの人気取りで終わってしまうだろう。

だから、これから論議される安倍政権の若者支援策が本物か否かを見極める必要がある。



その手段として、政府の税制調査会よりも、通常国会が終了した後に本格化するはずの“自民党の税制調査会(党税調)”の動きをウオッチしてほしい。ふたつの税調は「党高政低」と呼ばれるほど権限に差がある。政府税調の決定はあくまで政権与党が考えをまとめるための参考にすぎないが、党税調は税制の具体的な内容や税率について事実上の決定権を持っている。

政府税調は財務省の主導で行なわれている。17年春には消費税が10%になる。そのスケジュールを死守するためにも、財務省としては「消費税が国民のために使われている」と印象づけたい。そうした思惑もあって、国民受けする若者支援策が、この時期に政府税調でアピールされることになったのだろう。

だが、その支援策も党税調で骨抜きになる可能性は否定できない。自民党は非正規雇用の拡大につながる派遣法の改正を今国会で成立させようと必死だった。そんな政党が若者支援に積極的に取り組むだろうか。

新国立競技場の建設には1500億円以上もの巨費が投じられる見込みだ。もし、この税制調査会で若者支援策の規模が1千億円程度、あるいはそれ以下という結論に至るなら、また、具体的な数値目標を挙げない、もしくは目標を達成するという意思が見えないのであれば、それはニセモノだったということだ。

●古賀茂明(こが・しげあき)
1955年生まれ、長崎県出身。経済産業省の元幹部官僚。霞が関の改革派のリーダーだったが、民主党政権と対立して2011年退官。著書『日本中枢の崩壊』(講談社)がベストセラーに。著著に『国家の暴走』(角川oneテーマ21)

2282チバQ:2015/10/08(木) 23:46:09
http://www.sankei.com/politics/news/151008/plt1510080004-n1.html
2015.10.8 10:15
【第3次安倍改造内閣】
安倍首相、「ポスト安倍」競わせ育てる陣容に 内閣不一致のリスク抱え試される首相の統率力







(1/2ページ)

記者会見で話す安倍晋三首相=7日午後、首相官邸(福島範和撮影)
 安倍晋三首相は第3次安倍改造内閣と自民党役員人事で「ポスト安倍」候補を複数留任させ、互いに手腕を競わせる陣容を敷いた。同時に、初入閣組も積極的に登用し、党内の人材育成にも目配りした。ただ、初入閣組は首相や麻生太郎副総理兼財務相ら政権幹部に近い人物が目立つほか、河野太郎行政改革担当相はこれまでの言動により、のっけから「歩く閣内不一致」と揶揄されている。首相の統率力が早々に試される場面もありそうだ。(力武崇樹、水内茂幸)

 「新人が挑戦できる場をなるべく多く作ろうと思うが、なかなかポストを当てはめるのが難しい」

 首相は今月上旬、周囲にこうこぼした。今回の人事は、党総裁としての任期が切れる3年先まで見通し、「一定のリスクを覚悟で、残留組、初入閣それぞれ思惑を込めて人選した」(首相周辺)という。

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有力候補を温存

 残留組では、先月石破派(水月会)を結成した石破茂地方創生担当相と党内第3派閥の岸田派(宏池会)会長の岸田文雄外相を留任させ、党執行部には谷垣禎一幹事長と稲田朋美政調会長という有力な「ポスト安倍」候補を温存した。

 稲田氏はこれまで、当選4回という若さの足元をみられ、党内調整に手間取る場面もあった。ただ稲田氏は、首相が「安倍路線を引き継ぐ将来のリーダー」と特に目をかける存在で、首相は常に要職に就けて研鑽を積ませる考えだ。

 一方、閣内残留の評価が分かれそうなのが石破氏だ。石破派には「自由な立場で次期総裁選に備えるべきだ」と留任要請を固辞するよう求める意見も少なくなかったからだ。

 首相は党総裁選で無投票再選を決めた9月8日に石破氏が派閥準備会合をしたことに「私と正面から戦う気か」などと激怒。石破氏に残留の踏み絵を迫る一方で、石破氏に近い議員の登用はことごとく見送ったとされる。石破氏の求心力低下は避けられそうにない。

 ただ、首相周辺は「谷垣氏も入れた4氏に存在感を競い合わせることで、次世代のリーダーを育てる狙いがある」とも指摘する。「ポスト安倍」を自らの手で勝ち取るための舞台づくりを演出した形だ。

側近ら積極登用

 初入閣組では、首相の出身派閥の細田派(清和政策研究会)から馳浩文部科学相や高木毅復興相ら4人、麻生氏が会長を務める麻生派(為公会)から河野氏を登用した。側近の加藤勝信前官房副長官は、改造の目玉となる1億総活躍担当相に抜擢した。

 首相は7日の記者会見で加藤氏について「司令塔かつ切り込み隊長だ」と位置づけたが、自民党内では8人の初入閣のうち4人を細田派が占め、首相や麻生氏の側近の登用が目立つことなどへの不満も広がる。

 特に河野氏は原子力発電所の再稼働反対など党方針に異を唱えたことがある「異端児」(岸田派幹部)。党幹部は「これまでのように極端な行政改革論などを閣内で唱えられたら野党に攻撃材料を与えてしまう」と眉をひそめている。

2283名無しさん:2015/10/08(木) 23:47:54
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151008-00045727-gendaibiz-pol
内閣改造の目的は「異論封殺」にあり!「閑職」に追いやられた石破氏は、首相と全面戦争の覚悟を決めた
現代ビジネス 10月8日(木)6時2分配信

見事な「封じ込め」作戦
 「奇をてらうのではなく、しっかり仕事をして結果を出す」

 10月7日に行われた安倍改造安倍内閣の陣立てを安倍首相はこうアピールした。

 第二次安倍政権発足以来の主要閣僚である菅義偉官房長官、麻生太郎財務相兼副総理、甘利明経済財政担当相らと、谷垣禎一幹事長など党四役も含め多くが留任。

 一方新入閣組は、加藤勝信一億総活躍担当相や丸川珠代環境相、河野太郎行革担当相などだった。

 今回の改造には、二つの視点があると言える。

 まず一つは、「リスクを背負わず、派手なことはせず、頭を低くして行く」内閣だということ。

 「安保法制で下がった支持率をじっと我慢しながら回復させる。来年の参院選まで引きずるようなことになってしまうと大変だからだ。そのために、表向きは経済一本、陣容もこれまでのままを維持して、とにかく地味に行こうということだ」(安倍首相に近い自民党国対経験議員)

 そうした安倍首相の戦略を裏付けるように、早くも秋の臨時国会を見送るべきだという意見も官邸内や与党内で出始めている。つまり、国会を開けば予算委員会などを通じて、安保法制なども含めて追及され、支持率に影響する可能性があるからだ。

 改造のもう一つの視点は、ある意味では見事な、安倍首相の「封じ込め作戦」が働いているということだ。首相に近い自民党中堅議員がこんな見方を示した。

 「河野太郎氏は原発反対など自民党内では異端児。その河野氏を登用したのは安倍首相の度量や挙党一致の姿勢だとの評価もありますが、公務員改革担当というのがポイント。

 河野氏はかなり過激な改革論を持っていますが、内閣の一員になるとそれが抑えられてしまいます。原発だって、安倍内閣が再稼動の方針なのにそれに反して行動できなくなる。完全な封じ込めです」

 そして、安倍首相の最大のライバル・石破茂地方創生担当相を留任させたのも、同じく「封じ込め」なのだという。

2284名無しさん:2015/10/08(木) 23:49:58
>>2283

石破氏の「宣戦布告」
 「今回安倍首相が看板にしている、加藤勝信氏の一億総活躍担当相就任ですが、各省庁横断で総合的・全国的な経済政策をやり予算などを仕切るということになりそうです。

 すると石破さんがいま行っている、地方創生政策や予算の確保などとかなりの部分で重なってくる。閣内で相対的に石破さんの力を削ぐということになります」(同中堅)

 安倍人事はなかなかしたたかだ。「人事権というのはそうやって使うもの、権力とはそうやって維持するもの」(同中堅)だということか。

 さて、その石破氏、いつまでも安倍首相の軍門に下っているわけには行かない。

 総裁選が終わり、今回の改造までの間を狙って、ついに自らの派閥「水月会」を立ち上げた。メンバーとともに政権構想をまとめたことは、次期総裁選に出馬し、首相を狙うという「宣戦布告」だ。

 発足時のメンバーをなんとか20人集めたのも、総裁選に出る条件として必要な推薦員の数が20人であることを意識し、「総裁選への意思をアピールするため」(石破派幹部)のものだ。

 ところが、特にライバルの安倍首相周辺からは言われ放題である。

 「なんとか20人という数は揃えたが、本来参加すると言われていた小此木八郎氏、浜田靖一氏、小池百合子氏らは逃げた。それに派閥立ち上げのタイミングもおかしい。

 名を挙げるチャンスだった9月の総裁選には不出馬。別の見方をすれば、いまから最大3年は安倍政権が続くというタイミングでの派閥立ち上げだ。つまり、遅いし、早い。石破さんはやはり政局カンがないということだ」(安倍首相に近いベテラン議員)

両者とも「恨み骨髄」
 しかし、実は、石破氏はこの「立ち上げの日」を1年前から決めていた。「石破氏なりの」という形容詞は付くが、私はあくまで、これは「周到で確実で信念を持った歩み」だと思う。

 1年前というと、一つ前の内閣改造が行われた時期だ。それを目前にして安倍首相が石破氏を幹事長から安保担当相にスライドさせる意向だという観測が広がった。

 対して石破氏はTBSのラジオ番組で「幹事長以外は受けない」旨を宣言したのだ。これには石破氏を知る多くが驚いた。それまで、何かと組織論を優先させ、ルールなどに従うことをよしとしてきた石破氏が、おそらく初めて任命権者に楯突き、「反旗」を翻した瞬間だった。相当な覚悟だったと言える。

 背景には、石破氏と安倍首相の強烈なライバル関係がある。

 そもそも石破氏は、政権交代直前の12年の総裁選では、ドブ板を踏むように回ってきた地方組織の票を集め、一回目の投票でトップになった。しかし過半数に届かず、規定により国会議員だけの決選投票になりそこで敗れたのだった。

 悔しさとリベンジへの思いは常に持ち続けてきた。一方の安倍首相も、第一次政権のときに石破氏が退陣を迫ったことについて「あのときの恨みは忘れていない」(安倍首相側近議員)のだった。

 さらに、今国会で安倍首相が進めた安保法制を巡っても、二人はライバル関係にある。石破氏にとっても、安保は「誰にも負けない」という自負を持つライフワークである。

 石破氏は日米同盟を単体でとらえるのではなく、そこに沖縄基地軽減問題なども絡めた総合的な安保論を持っていて、安倍首相とは論理的な違いが大きいのだ。実は1年前に安倍首相が安保担当相にしようとした裏には、「ライバル・石破の得意分野の安保まで封じる狙い」(石破氏側近)があったとも言われている。

 こうしたあらゆる背景から、1年前、石破氏は覚悟を持って「幹事長以外は受けない」と楯突いたのである。

 当時、安倍首相周辺はこれに即反撃。石破氏の態度を「任命権を侵すもの」「生意気」「挙党一致を乱す」などと猛烈に批判してネガティブキャンペーンを展開。結局石破氏は追い込まれ、最後は地方担当相を受けてしまったのだ。

 だが、石破氏にとってあのときラジオで一度は「受けない」と宣言したことは、それまでの自分の殻を破ったという自信につながっていた。今だから明かすが、地方担当相を受けることになった直後、石破氏は私に「これでやるべきことがはっきりした。その時期は1年後かもしれない」と、首相を目指す決意を語ってくれたのだった。

 また、この9月の総裁選直前に出馬するかどうかを訊ねたところ、「安倍首相を支持する」とは一切言わず、「閣僚として安保法案にサインした以上成立させなくちゃならない責任がある」と表現していた。

2285名無しさん:2015/10/08(木) 23:51:16
>>2284

安倍側近の「脅し」「圧力」
 つまりこういうことだ。

 「もし石破氏が総裁選に出馬し安保論争になっていれば、野党を勢いづかせ、成立も危ぶまれた。だから、安保法制成立のために総裁選に出ないのであり、何も安倍首相を支持したから出ないということではない」

 こんなところにも、石破氏が抱く強いライバル心や意地が見て取れる。

 さて、石破派の立ち上げに対して、安倍首相サイドどうするのか。自民党中堅議員が言う。

 「安倍さんとそのおともだちを甘く見てはいけません。かつて私や他の若手議員がメディアでほんの少し政権批判したことがあるんです。その直後に安倍さん本人や側近から圧力があり『選挙ではあなたを応援しないように組織団体に伝える』などと散々脅されました。

 権力維持というのはそういうものかもしれませんが、私のようなどんな小さな敵でも徹底して潰すのが安倍グループです。いま党内でリベラル派などみんなが黙っているのもそれがあるからです」

 そうした安倍首相と周辺グループの習性から、石破派への対応は容易に想像できると言う。

 「そもそも安倍首相と石破氏はケミストリーが合わない。安倍首相は石破さんは閣内で封じ込め、他のメンバーにはまともな役職を与えないなど徹底的に干し上げると思います」

 ただ、石破氏や派閥に参加したメンバーは、そうした覚悟は持っての行動だ。「今回はあの優柔不断な石破氏が『首相を目指す』と言い切った。安倍首相と全面戦争の覚悟だ。政権構想をぶち上げて議論を吹っ掛ける」(石破氏周辺)との意気込みである。

 私は「ライバルがいてこそ安倍首相にも緊張感が生まれ成長する、自民党も活性化する」と考える。安倍一強の偏狭政党になってしまった自民党に、はたして石破派が風穴を開け、活性化をもたらすか。(了)

鈴木哲夫

2286名無しさん:2015/10/08(木) 23:52:01
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151007-00045633-gendaibiz-bus_all
安倍・麻生・甘利・黒田の「仲間割れ&罵詈雑言」すべて!「大事なときに日銀弾切れかよ」「策を持たない官邸は能無し」 内閣崩壊から、経済崩壊へまっしぐら
現代ビジネス 10月7日(水)6時1分配信

 GDPがマイナスに転落して、経済再建は待ったなし。そんな緊急事態なのに、「チーム安倍」はまさかの内輪もめを始めた。内閣崩壊から、経済崩壊へまっしぐら……。不吉なムードになってきた。

メンツを潰された
 表情には今夏の安保国会での疲労感を残しながらも、声には力強さを込めた。

 「強い経済を作っていく」

 安倍晋三総理は61歳の誕生日という節目を迎えた9月21日、記者団を前にしきりと「経済」をアピールして見せた。

 「安倍総理は安保強行で落とした支持率をいち早く回復させたい。だから憲法改正などの安倍色はいったん封印して、世論受けのいい経済政策を進めていくしかないと考えている。ぐらついた足元を整えるために、経済政策の花火を高々とぶちあげて支持率回復を目論むのはいつもの安倍方式。経済政策の妙案はないかと、安倍総理はブレーンや各省庁に相談し始めた」(政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏)

 しかし、である。

 実はいま、安倍内閣の経済政策を支えてきた麻生太郎財務大臣、甘利明経済再生担当大臣、さらには日本銀行の黒田東彦総裁らと安倍総理の間に隙間風が吹き始めている。

 事実上の仲間割れ寸前で、まともな経済運営が期待できるような状況ではなくなっている。

 「最も怒っているのは麻生大臣です」

 財務省幹部が言う。

 「安倍総理は10月予定の内閣改造で、財務大臣からの『麻生外し』を画策したのです。安倍総理が『日本のヒラリーにする』とまで買い被っている稲田朋美政調会長を財務大臣に据えて、麻生大臣を自民党副総裁に勇退させようとした。

 もちろん麻生大臣からすれば、安倍総理に仕えてきたのにどういうつもりだ、と。現副総裁の高村正彦さんにしても安保成立に汗をかいた中心人物であり、こんな冷遇人事は受け入れ難い」

 安倍総理はかねてから麻生大臣に対して、「財務官僚の言うことを聞きすぎる」と漏らしていた。しかし、麻生大臣が節目で財務官僚たちを納得させ、安倍官邸の思う政策を実現させてきたそのグリップ力には信頼を置いてきた。

 「その信頼が揺らぎ始めたのは、今夏の自民党総裁選がきっかけでしょう」と自民党関係者は言う。

 「野田聖子前総務会長が安倍総理の対抗馬として立候補しようとした際、安倍総理は党内各派を締めつけて推薦人集めを妨害し、野田氏の立候補を断念に追い込んだ。その最中、ある財務省出身の議員が野田サイドで動いていることを察知した安倍総理は、財務省の嫌がらせだと勘ぐった。なぜこうした動きを押さえこめないのかと、麻生大臣への不信を募らせた」

 永田町、霞が関ではいま財務省が考案したマイナンバーを利用した消費税還付案をめぐる一件が騒がしいが、この騒動の渦中にも安倍-麻生の確執は表面化した。

 官邸関係者が明かす。

 「マイナンバーを使った還付案は、財務省が独断で進めていたかのように言われているが、しっかり根回しをしていた。まず自公の税調幹部に内々に説明して了承を得て、安倍総理も納得した。9月1日には麻生大臣、田中一穂事務次官、佐藤慎一主税局長が官邸を訪れ、還付案を与党税調にかけて議論して、年末にまとめる'16年度税制改正大綱に盛り込む段取りまで確認していた。

 それなのに、批判が噴出すると安倍総理は『与党協議を見守る』と他人事を決め込んだ。麻生大臣ははしごを外されたうえ、メンツを潰された」

2287名無しさん:2015/10/08(木) 23:53:23
>>2286

「勝手なことをしゃべるな」
 安倍総理が支持率回復のための「ウルトラC」として考えているのは、2017年に予定されている消費税の10%への増税延期を決定して、それを争点に来年夏に衆参ダブル選挙に持ち込むというものである。財務省からすればなんとしてでも阻止したいシナリオであり、これも両者の間に深い亀裂を走らせる一因になっている。

 「安倍総理が増税延期の動きを見せれば、財務省は配下の国税庁をフルに使って政治家に『脅し』を仕掛けてくる可能性もある。安倍総理の進めようとする経済政策を潰す動きも出てくるだろう」(全国紙政治部デスク)

 そんな安倍-麻生の仲以上に冷え込んでいるのは、安倍総理と黒田総裁との関係である。

 一時は「アベクロ」とセットで語られ、日本経済を牽引するツートップのように居並んでいたが、いまや見る影もない。

 「(日本の)ケチャップは、今年4月、25年ぶりに値上げされました。日本銀行が買ったわけではありませんが」

 お世辞にもおもしろいとは言えないアメリカン・ジョークを交えながら、日本経済がデフレから脱却しつつあることを強調する演説の一節。

 これは黒田総裁が8月末、米ニューヨークで語ったものだが、この黒田演説が安倍官邸の不興を買っている。

 黒田総裁が演説を行ったのは、日米交流の民間機関「ジャパン・ソサエティー」でのこと。黒田総裁は質疑応答で中国経済の見通しを聞かれて、「中国経済は今年と来年、6%から7%の成長を維持できると確信している」と持論を展開。さらに、中国失速が日本経済に与える影響について、「今後数年でひどい悪影響が出るとは思っていない」と楽観論に徹した。

 「これが政府の『公式見解』とは真逆の内容だとして、官邸の逆鱗に触れた」(日銀OB)

 日本経済がいま冷え込んでいる真因は、安倍総理が「英断」した昨年4月の消費増税にある。しかし、失策を責められたくない官邸は、やれ気候が悪くて消費が落ちたなどと景気低迷の理由探しに懸命になっている。

 「そこに降ってわいたように、中国経済が急降下した。官邸はこれを格好の材料として、中国不安説を垂れ流した。黒田総裁の中国楽観論は、そんな官邸の意図に水をさすものだった。それが、『あいつらは俺たちの部下のくせに勝手なことをしゃべるな』と反発を買った」(同前)

2288名無しさん:2015/10/08(木) 23:54:57
>>2287

「官邸は能無しだ」
 それだけではない。

 「大事な時に支えるのが仕事だろ。それがなんだこの体たらくは。弾切れって、なんなんだよ。こんな時期に」

 9月初旬、官邸スタッフはこう怒りを吐露した。

 弾切れとはなんのことか―。

 日銀は年間3兆円という巨額を株式市場に投じて、株高を演出している。株価チャートはそのまま安倍政権の支持率と同じ弧を描くので、日銀マネーは政権の縁の下の力持ちを担ってきたといえる。

 しかし、ここへきて株購入のタネ銭が底をつき始め、日銀は思うように動けなくなっている。

 「中国発の株式ショックが想定外だった。このときに日本株を支えるために実弾を撃ちまくった結果、年間3兆円という枠の多くを使い果たしてしまった。本来であれば、年末までにあと1兆円ほどは残っているはずだったのに、7000億円ほどしかない」(大手運用会社ファンドマネージャー)

 折しも、市場は米国の利上げ懸念、ギリシャ危機などの問題が山積みで、一向に落ち着きを見せない。安倍総理は安保国会を強行突破した結果、政権へのイエローカードと言われる40%割れまで支持率を落とした。

 こういう時こそ日銀に盛大に株価を盛り上げてもらい、内閣支持率も急浮上……といきたいのに、日銀はまさかの弾切れ。

 官邸「まったく肝心な時に役に立たねえな」

 日銀「俺たちはやれることはなんでもやっている。それをすべて日銀に責任を押し付けて、策を持たない官邸は能無しだ」

 互いから、そんな愚痴のような、文句のような声が漏れ出した。

 日銀職員が憤る。

 「安倍総理が唐突に携帯料金の値下げを指示したのには驚いた。われわれがインフレ率2%に向かって汗を流している中で、あえて物価を下げるような措置を投げてきたわけで、あれは日銀への意趣返しだ。

 しかも、官邸は日銀に追加緩和で株高にして欲しいけれど、円安でこれ以上、物価が上がるのはよくないと都合のいいことを言い出した。もう相手にしていられない」

 麻生、黒田両氏との不仲とくらべれば、安倍-甘利は良好関係を維持しているが、亀裂の芽はある。

 「甘利大臣はTPP(環太平洋経済連携協定)について、安倍総理の姿勢が『妥協しすぎだ』とぼやいている。一方で、安倍総理は甘利大臣に対して、『ここまで妥協してあげているのに、なぜTPPをまとめられないのか』と不満を持っている」(経産官僚)

2289名無しさん:2015/10/08(木) 23:56:28
>>2288

中国に似てきた
 そもそも日本経済は仲間割れをしている場合でないほどに、根元から腐り始めている。

 安保国会の最中であまり話題にならなかったが、米大手格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は9月16日に日本国債の格下げを決定した。

 「'11年度から'14年度の間に、一人当たり平均所得は4万7000ドル弱から3万6000ドルに減少した」

 「政府が打ち出した経済政策『アベノミクス』は当初奏功する兆しがみられたものの、経済が今後2~3年で日本国債の信用力を好転させるまでに改善する可能性は低い」

 S&Pは格下げの理由として、日本経済と財政の苦境をこれでもかと言わんばかりに書き連ねたが、これが世界から見た日本経済のリアルな姿なのである。

 「今回の格下げで日本は中国や韓国よりも格下のAプラスとなり、イスラエルやマルタと同レベルです。この格下げで、トヨタや三菱UFJフィナンシャル・グループなど日本の巨大企業の資金調達コストが海外で上昇する可能性もある。ジワリジワリと企業収益にダメージを広げかねない。マーケットは日本経済への不信感を強めている」(シグマ・キャピタル・チーフエコノミストの田代秀敏氏)

 そうした中、官邸がいま経済政策の一手として考えているのは、「最低賃金の引き上げです」と安倍総理に近い人物は言う。

 「最低賃金法は、安倍総理の祖父である岸信介元総理が導入したもの。祖父を信奉する安倍総理がいかにも好む政策です。すでに厚生労働省で議論を始めさせた。もう一つ、官邸は冬にかけて『デフレ脱却宣言』を企んでいる。日本経済はデフレから脱却して、アベノミクスの成果が出てきたとアピールする狙いです」

 最低賃金の引き上げは働く身からすれば嬉しい政策だし、デフレ脱却宣言は政権への期待をシンボリックに浮揚させる効果はあるだろう。

 「しかし、いずれも実体経済を押し上げるための即効性はない。本来であれば安倍政権は規制緩和などの『第三の矢』に手を付けるべきなのに、票を失うことを怖れてやらない。これでは景気は浮揚しない」(経済ジャーナリストの磯山友幸氏)

 そのうえ、「チーム安倍」は内部抗争を繰り広げる始末なのである。

 この先にあるのは、権力闘争の果てに経済が崩壊する末路だ。それは隣国・中国でいま起きていること、そのままなのだが……。

 「週刊現代」2015年10月10日合併号より

週刊現代

2290チバQ:2015/10/09(金) 00:11:45
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20151008/plt1510081140002-n1.htm
組閣“暗闘”舞台ウラ 「ポスト安倍」要所に配置する余裕 一方で岸田派を「壊滅」 (1/3ページ)
2015.10.08
 第3次安倍改造内閣が7日夕、発足した。今回の改造では、麻生太郎副総理兼財務相ら9人が留任するため安定重視との声があるが、実は「ポスト安倍」を狙う人物を要所に配置して競わせるなど、安倍晋三首相に長期政権の余裕と巧みさが感じられる陣容となった。初入閣はプロレスラー出身の馳浩元文科副大臣や、テレビ朝日アナウンサー出身の丸川珠代元厚労政務官ら9人だが、天敵の息子といえる、河野太郎元法務副大臣を起用する「サプライズ」も用意した。組閣の舞台裏を検証する。

 ■「ポスト安倍」号砲

 「新たな体制で新たな課題に臨みたい。結果を出すことで国民の負託に応えたい」

 安倍首相は7日午前、自民党役員人事を決定した臨時総務会で、こうあいさつした。その表情は自信に満ちていた。

 今回の内閣改造で、安倍首相は、3年後の総裁選を見据えて新派閥を立ち上げた石破茂地方創生担当相と、「ポスト安倍」の呼び声が高い岸田文雄外相の2人を、あえて閣内にとどめた。

 石破氏は、側近らが「無役になって3年後の総裁選に備えるべきだ」と忠告し、岸田氏も周囲に「党で仕事がしたい」と漏らしていたことを踏まえると、両氏とも残留しない可能性があった。

 それでも、あえて引き留めたのは「寝首をかかれないようにするため」(自民党中堅)との見方もある。

 さらに、安倍首相が「女性の宰相候補」として期待している稲田朋美政調会長については、党内の嫉妬を念頭に、党に残して力をつけさせることにした。「地方」「外交」「政策」の枢要ポストで3人を競わせるわけだ。

 安倍首相の大叔父である佐藤栄作元首相が、田中角栄、福田赳夫両元首相を、大勲位・中曽根康弘元首相が、竹下登、宮沢喜一両元首相と安倍晋太郎元外相の3人を競わせたのを参考にしたのかもしれない。

 ■意外な人事も

 初入閣9人のうち、目を引くのは河野氏の行革担当相への抜擢(ばってき)だ。河野氏は、慰安婦募集の強制性を認める「官房長官談話」を発表した河野洋平元衆院議長の長男で、安倍首相からすれば「不倶戴天の敵」の血を引く2世ということになる。

 だが、行革問題に精通し、強い発信力を持つ河野氏をあえて閣内に取り込んで利用する、懐の深さを見せたといえそうだ。

 ■森の影

 元国語教師で元五輪出場選手(ロサンゼルス五輪レスリング代表)、「ジャイアントスイング」の名手として知られた元プロレスラー、馳氏の起用は、2020年東京五輪に向けた目玉人事の1つといえそうだ。

 ただ、馳氏は石川県出身の文教族で、同郷の文教族のドン、森喜朗元首相(五輪組織委員会会長)に近いことでも知られる。留任となった遠藤利明五輪相も文教族として森氏に近いことから、民主党幹部は7日朝、「安倍内閣の中に『森』の影がチラついている」と揶揄(やゆ)した。今後、森氏の影響力が強まるのは必至で、野党の格好の攻めどころとなりかねない。

 ■岸田派「壊滅」

 安倍首相は、今回の改造で冷酷さもみせた。

 岸田派(宏池会)はこれまで、計5人の閣僚を送り込んでいたが、今回は岸田氏1人と、徹底的に干したのだ。岸田氏は6日、安倍首相に直談判したが、判断は変わらなかった。岸田派中堅は「ショックだ。やる気がなくなった」と吐き捨てた。岸田派の冷遇は、いち早く「安倍首相支持」を表明した岸田氏にとっては大きなダメージで、元領袖で派内に影響力を残す古賀誠元自民党幹事長の「反安倍」の動きを封じきれなかった点もマイナスに働いたようだ。

 一方、安倍首相の出身派閥である党内最大勢力の細田派(清和政策研究会)は、入閣待望組の高木毅元国交副大臣を含む4人を閣内に送り込み、わが世の春を謳歌(おうか)している。党内では「完全に清和会内閣だ」(ベテラン)とのやっかみも充満している。

2291チバQ:2015/10/09(金) 00:12:02
 ■女性は3人

 安倍首相がこだわってきた女性閣僚は4人から3人に減った。女性閣僚といえば、昨秋の小渕優子元経産相、松島みどり元法相の「ダブル辞任」の記憶が生々しい。今回は「身体検査を徹底的にやった」(官邸周辺)との話もあり、実績などを勘案して絞り込んだ結果といえる。

 来年改選を迎える沖縄県選出の島尻安伊子元復興政務官は、沖縄北方担当相に起用した。「適材適所」かつ、露骨な人事も潜り込ませた。知名度の高い丸川氏は、地味な環境相にし、温暖化問題などで発信力を強めていこうという意図を込めた。

 ■元TPP反対派のボスを登用

 政権発足からまもなく3年を迎える長期政権ということもあり、安倍首相の人事も「巧みさ」を増してきた。かつて、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)反対派のボスだった、森山裕・党TPP対策委員長を農水相に充てた。少数派閥の入閣適齢期を迎えたベテランを取り込むというのも自民党内で好まれる手法といえる。

 ■側近を「1億総活躍相」に

 安倍首相の側近として24時間体制で行動をともにし、絶大な信頼を置く加藤勝信官房副長官を新設の「1億総活躍担当相」に持ってきた。拉致問題、女性活躍の担当相も兼ねる。加藤氏は官僚出身で手堅さに定評があり、副長官としての役回りを、そのまま閣僚に「昇格」させたといえる。

 「安定・実務重視」「新味なし」「細田派偏重」といった評価が予想されるが、詳細をみてみると、計算し尽くされた観がある内閣改造といえそうだ。

2292チバQ:2015/10/09(金) 20:27:54
http://www.sankei.com/politics/news/151009/plt1510090006-n1.html
2015.10.9 12:00
【内閣改造の舞台裏】
「電話がない!」残留組も部屋の片付け 密室人事に派閥の不満も…

ブログに書く2






(1/2ページ)

首相官邸で記念撮影に臨む安倍晋三首相(前列中央)と閣僚ら=7日午後、首相官邸(福島範和撮影)
 安倍晋三首相が7日に断行した内閣改造では、人事や政策決定に関し、政党よりも政府が主導権を握る「政高党低(せいこうとうてい)」の構図が鮮明になった。組閣直前まで本人に「入閣」や「留任」が伝えられず、先行するマスコミ報道の確認に追われる場面も。一方、閣僚候補を推薦する派閥の意向にとらわれずに組閣名簿を練り上げる官邸人事に対して、総裁選で首相を支持した派閥からも不満が漏れている。

 「初閣議用に燕尾服は用意していたが、7日の日程は辞表取りまとめ閣議の時間しか分からなかった」

 留任した閣僚の一人も、人事を伝えるマスコミ報道とは裏腹に、官邸から当日まで連絡がなかった。焦りばかりが募り、先週末から官邸関係者に数回電話をかけ、「本当に留任なのか」と確認したほどだ。

 また、別の閣僚は事務方に退任した場合のスケジュールを用意させ、執務室の引っ越し作業を進めていたという。

 官邸主導の人事には、党側の不満が募っている。

 閣僚を出せなかった自民党山東派は8日、山梨県富士吉田市で研修会を開催した。山東昭子会長は「わがグループから大臣が出なかったことはちょっと残念だが、全体的には大変堅実で、清新な内閣という気がする」と総括した。

 山東派では、2人の入閣希望者を官邸側に伝えていたが、前日の夜まで具体的な情報はなく、期待と焦りが交錯した。同派中堅議員は「(第2次改造内閣の)昨年9月のときよりも情報が漏れなかった」と徹底した秘密ぶりに舌を巻いた。

 入閣は留任の岸田文雄外相のみという苦汁をなめた岸田派(宏池会)。8日の派閥会合では、山本幸三衆院議員が「国民生活をどう豊かにするかをまず考えていかなければいけない。宏池会としてもそういう論調を張ってもらいたい。内閣では岸田氏しかもういないのだから、しっかり首相に申し上げてもらいたい」と苦言を呈した。

 人事も政策も官邸が握る政高党低の構図に、党内の不満がじわりと高まっている。首相とは“戦略的互恵関係”を続けていた二階俊博総務会長も7日の記者会見で、独走気味の官邸サイドにこうクギを刺した。

 「『明日は閣議にかけなきゃいけない』とギリギリの日程を組んで、(議案の審査を)党側に押し込んでくるが、これでは落ち着いた議論も重要な議論もできない」

2293チバQ:2015/10/09(金) 20:33:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00050089-yom-pol
小泉進次郎氏は外れる…副大臣・政務官計52人
読売新聞 10月9日(金)12時8分配信


 政府は9日午前の閣議で、副大臣25人と政務官27人を決定した。

 2013年9月から東日本大震災の復興を担当していた小泉進次郎政務官は外れた。菅官房長官は同日午前の記者会見で、「1億総活躍社会の実現を始め、未来へ挑戦する内閣だ。新たな国づくりに向けて再出発を図るものであり、そうした目標の実現に向けた布陣を安倍首相が適材適所で人選した」と語った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00000031-mai-pol
<安倍改造内閣>副大臣・政務官人事を決定 女性は5人
毎日新聞 10月9日(金)11時37分配信


 政府は9日午前の閣議で、第3次安倍改造内閣の副大臣・政務官人事を決定した。1億総活躍担当の副内閣相に高鳥修一厚生労働部会長、副外相に木原誠二元外務政務官、副文部科学相に義家弘介元文部科学政務官などが起用された。いずれも自民党。副大臣では留任は同党の長島忠美副復興相、公明党の高木陽介副経済産業相の2人にとどまり、23人が交代する大幅入れ替えとなる。女性の内訳は副大臣1人、政務官4人。【高本耕太】

 9日に決定した副大臣、政務官は次の通り。(敬称略)

 ◇副大臣

 復興=長島忠美、若松謙維▽内閣府=高鳥修一、松本文明、福岡資麿▽総務=土屋正忠▽総務・内閣府=松下新平▽法務・内閣府=盛山正仁▽外務=木原誠二、武藤容治▽財務=坂井学、岡田直樹▽文部科学=義家弘介▽文部科学・内閣府=冨岡勉▽厚生労働=竹内譲、渡嘉敷奈緒美▽農林水産=伊東良孝、斎藤健▽経済産業=鈴木淳司▽経済産業・内閣府=高木陽介▽国土交通=土井亨▽国土交通・内閣府・復興=山本順三▽環境=平口洋▽環境・内閣府=井上信治▽防衛・内閣府=若宮健嗣

 ◇政務官

 内閣府=牧島かれん、酒井庸行▽内閣府・復興=高木宏寿▽総務=輿水恵一、森屋宏▽総務・内閣府=古賀篤▽法務・内閣府=田所嘉徳▽外務=黄川田仁志、浜地雅一、山田美樹▽財務=大岡敏孝、中西祐介▽文部科学=堂故茂▽文部科学・内閣府・復興=豊田真由子▽厚生労働=三ツ林裕巳、太田房江▽農林水産=加藤寛治、佐藤英道▽経済産業=北村経夫▽経済産業・内閣府・復興=星野剛士▽国土交通=宮内秀樹、江島潔▽国土交通・内閣府=津島淳▽環境=鬼木誠▽環境・内閣府=白石徹▽防衛=熊田裕通▽防衛・内閣府=藤丸敏

2294名無しさん:2015/10/09(金) 22:17:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151006-00010000-asiap-soci
米記者から「出来レース」批判された安倍首相国連会見 質問を事前設定か
アジアプレス・ネットワーク 10月6日(火)10時43分配信

安保法案の成立後、ニューヨークで国連総会に出席した安倍首相。帰国前に現地で記者会見を開き、国連の安保理常任理事国入りに言及したことなどが日本でも華々しく伝えられた。しかし、その会見をめぐって外国の記者から強い批判が浴びせられたことは、日本では伝えられていない。そこで外国人記者が感じたのは、日本のメディアと政権との癒着だった。(アイ・アジア編集部)

「もう1つ、質問が有る。あなたはシリアの難民問題で支援を表明したが、なぜ難民を受け入れないのか?」

ロイター通信の記者がこう質問すると、通訳を通して質問を理解した安倍首相の表情が強張った。実は、その質問に慌てたのは安倍首相だけではなかった。会見場にいた日本人記者全員が「予定外」の質問にざわめきたったのだ。

日本時間の9月30日朝に行われたニューヨークでの安倍首相の会見。「予定外」の質問とはどういうことなのか。アイ・アジアが入手した首相官邸の資料や取材に応じたアメリカ人記者の話によると、この会見では、質問者も質問内容も予め決められていたのだ。つまり、出来レース会見だったのである。

アイ・アジアが今回入手した資料は会見前に準備されていたもので、それによると、日本のメディアの記者と外国メディアの記者が交互に、5人まで質問することが決まっていた。極めて興味深いのは、その資料には、質問者の名前とともに、質問内容まで書かれていたことだ。

まずNHKの記者が、日ロ関係について質問、続いてロイター通信の記者がアベノミクスについて質問、続いて共同通信の記者が内閣改造について質問、そして4番目に米公共放送NPRの記者が、普天間基地の移設問題について質問し、最後が、テレビ朝日の記者で、国連改革について質問、となっている。

これについて、初めて日本の総理の会見に出たというアメリカの雑誌記者は驚きを隠さない。

「質問事項をあらかじめ提出しろということですから驚きました。そんなことは、アメリカでは記者倫理に違反する行為です。ところが、それは日本の政府と記者との間では常に行われていることだというではありませんか。本気かよ?と思ったのは私だけじゃありませんよ」

そして、前述のロイター通信の記者の「予想外」の質問となったわけだ。
予め決められていた質問は、「アベノミクス2.0の新しい3本の矢は、なぜこれを選んだのか。また、具体的に何をしようと考えているのか」で、安倍首相が準備されていた内容を答えている。

その記者が続けてシリア難民の質問を始めた際に、慌てたのが安倍首相だけでなかったことは前述の通りだ。結果的に、安倍首相は難民問題全体に対する取り組みの必要性を強調し、広報官が次に控えている共同通信の記者に振ったので、会見は荒れることもなく進んだ。しかし、それで終わらなかった。

共同通信の記者が想定通りの質問をし、安倍首相が想定通りの答えを行った後、今度は米公共放送NPRの記者が質問に立った。記者は最初、「普天間飛行場移設問題について、現状では日本政府と沖縄県との対立があるが、日本政府と沖縄県のどちらが責任をもって対処する問題なのか。妥協策を含む、政府の今後の対応は?」と質問。

これは予め、予定されていた質問だ。それに対して安倍首相が準備された答弁をし、広報官が予定されていたテレビ朝日の記者に振ろうとした時、NPRの記者が続けざまに、(辺野古)移転後に環境汚染が起こらないと保証できるのかと畳みかけた。

想定外の質問に、安倍総理は明確な返答が出来ず、その後、テレビ朝日の記者の質問は行われずに会見は中止となった。納得がいかない外国メディアの記者たちと対照的に、日本人記者たちは、広報官に挨拶をするなどして足早に会見場を立ち去ったという。

前述のアメリカの雑誌記者が表情を曇らせながら語った。

「アメリカで今、日本のメディアは安倍政権に牛耳られていると報じられているのを、日本の記者たちは知らないのでしょうか?記者会見というのは市民を代表してジャーナリストが権力者に挑む場だというのは、アメリカにおいては一般の人も知っている常識です。しかし、残念ながら、日本の権力者の会見はそうではなかった。質問内容は権力側が予め検閲し、その答弁は予め準備されており、会見はその通りに行われる...ちょっと信じられません」

NHKと共同通信の記者の質問は、総理官邸が作った資料と一字一句違わなかったという。企業の粉飾問題などが発覚するたびに「国際的な基準に照らして問題がある」と批判する日本の新聞やテレビだが、実は自分たちの姿こそ「国際的な基準に照らして問題がある」ことを自覚すべき時ではないか。

2295名無しさん:2015/10/09(金) 22:19:35
古い記事

http://echo-news.net/japan/wikileaks-docs-shows-kono-said-national-police-agency-roll-in-cabinet-member-check
2014年9月16日20時56分

ウィキリークス流出 アメリカ大使館機密公電で判明 「閣僚選任の『身体検査』は警察庁が担当」 河野太郎氏が米国へ情報提供

組閣で大臣らの選任を行う際に、閣僚候補者に不祥事がないかを事前に調べる「身体検査」について警察庁がその少なくとも一部を担当していることが、第一次安倍内閣の内閣改造時にアメリカ大使館の作成した機密指定文書に記載された河野太郎衆議院議員の発言から、分かった。

この文書は、ジュリアン・アサンジ氏が代表を務める情報告発サイト、ウィキリークスが開示した25万通の米国国務省、公電の中から発見されたもの。



(河野太郎氏が、アメリカ大使館員に語った記載箇所。National Police Agency,NPAとあるのが警察庁。)

これによれば、河野太郎氏は小泉内閣時に法務副大臣としての正式な内定通知を待っていたがなかなか連絡が無いため、6時間して官邸に確認の電話を入れたものの、「警察庁が現在身辺調査を実施中である」との返答しか得られなかったとペラペラ述べている。

身体検査の実施機関に警察庁が含まれていることが、具体的な公文書で明らかになるのは初めて。

もっとも、これまでも各種報道で「身体検査」については伝聞で、内閣情報調査室や公安調査庁、警察などの情報を使っているとされていたが明言した人物や公的文書が見つかるのは希である。たとえば江田憲司議員は取材に対して「具体的な方調査方法は守秘義務があって話せない」としており、また内閣官房参与の飯島勲氏は、90%は公開情報で行われるが、残りの手の内は明かせない」という旨の発言をしたことが報道されている。

しかし、今回の河野太郎氏発言部分を読む限りは、警察庁が(おそらく犯歴や、こんご立件できそうな前科その他のデータベースを使用して)大々的に関与しているようである。実際、人員数的にも内調や公調に比して、都道府県警察を含む警察機構の方が、圧倒的に大きく明らかになってみれば驚くべき話ではない。

しかしそうすると2つ問題点が持ち上がる。まず、一つはもし議員や関係者の犯歴について警察が情報を把握しているのなら、それは「身体検査」を待つなどするのではなく、さっさと検挙するべきではないかと言うことである。

そうせずに、犯罪の証拠などを身体検査までの秘密カードとして保有している合理的な動機があるとすれば、それは犯罪の摘発よりも、政界への影響力確保を警察機構が優先していると推認される。またもし、一般人なら検挙されるのに議員なら犯罪の証拠を握られていても検挙されないというのならば、これは不公平である。

また第二に、江田憲司氏らが守秘義務といって国内向けにはぼかしていたよりも、踏み込んだ内容を(同盟国とはいえ)河野太郎氏がアメリカ大使館員に話していることである(実際、筆者もうすうすは警察あたりがやっているだろうとは思っていたが、警察を使って身体検査を行っているという確証はこのWikiLeaks文書を見るまで得られなかった。)。

もっとも、この程度の内容は、アメリカ大使館なら把握していたあろうから話しても差し障りないのでは無いかという考えもありうる。

しかし、わざわざ公電のなかに長々と記載しているので聞き手にとって印象的な話であり、有益な情報なのだったと解釈されるべきである。加えて、今回ウィキリークスにアメリカ経由で流出したことをみても分かるように、秘密情報は拡散すればするだけ発覚しやすくなる。そのため余計なことは誰が相手であれ喋らない方がよい。

最後に、前回の記事でも触れたように、国務省公電の中では河野氏と飯島氏が、現在の米国大使館にとって日本の政界情報のメインソースである。



(WikiLeaksに流出した、記事冒頭の画像にある、福田康夫総理を酷評する飯島勲氏の見解。やはりCONFIDENTIAL(機密)の指定がなされている文書の一部だが、Iijima Critical of Fukuda という一節がとられて異例の長さで参照されている。)

ウィキリークス漏洩公電を読む限り、河野氏と飯島氏はアメリカのエージェントである。この両人に知られた内容は、まずアメリカ政府に握られると覚悟しておいた方がよいと思われる(逆に、アメリカに知られたくない情報は、何としてでもこの二人に握られないことが必要である。)。

皮肉を言えば、これらの漏洩文書は身体検査の腕前について一家言ある飯島勲内閣官房参与がアメリカ政府への情報提供者であることを示す「身体検査」の露骨な結果である。

2296名無しさん:2015/10/09(金) 22:35:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151003-00000019-xinhua-cn
安倍首相の国連演説会場はガラガラ、朴槿恵大統領よりも空席目立つ・・韓国ネットは「日本は一人ぼっち」「国連事務総長が韓国人だから…」
FOCUS-ASIA.COM 10月3日(土)13時37分配信

韓国・国民日報は2日、安倍首相が28日に国連本部で開かれた総会で演説をした際、空席が目立ったことから、日本の“進歩ネチズン”から嘲笑を浴びていると伝えた。

記事によると、日本のツイッターには最近、安倍首相が演説した国連総会の写真に「空っぽの国連で演説中の安倍首相(笑)。こんな光景はめったに見られない」などと説明を加えた投稿があり、注目を集めた。写真に映った範囲では半分以上が空席になっているという。

同じ角度から撮影されたオバマ大統領やローマ法王フランシスコの演説シーンでは、空席は見当たらない。ロシアのプーチン大統領の演説も、空席はあるものの大半は埋まっている。中国の習近平国家主席は、安倍首相と同じように半分以上が空席になっていた。そして、韓国の朴槿恵大統領の演説シーンは、会場の3分の2程度が埋まっていた。

記事は、これを受けて日本のネット上では「内容のないスピーチには厳しい」「聴衆の数で各人物が国際社会でどれほど注目されているか分かる」「韓国より下なんて恥さらし」など、日本の国際的地位の低下を懸念する声が上がっていると紹介している。

この報道に対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。

「朴大統領が安倍や習近平より国際的に認めらているとでも思っているのか?誰もそうは思ってない」

「安倍首相と朴大統領はお似合い」

「それで韓国は喜べばいいのか?」

「国連事務総長が韓国人だから、朴大統領の演説には気を使っていると思う」

「安倍首相も習主席も朴大統領もそんなに違わない。少し人数が多いからって何?」

「遠距離ではなく近距離で取った写真を公開すべき。客が多いから、みんな聞いているとは限らない」

「朴大統領と安倍首相はパートナーであり、競争相手」

「誰もそんなに気にしてない」

「日本は一人ぼっち。韓国でも中国でもアジア全体で嫌われている。それでも安倍は気づいていない」

「これが真実」

「安倍とローマ法王を比べるのが、おかしい。世界にはキリスト教徒が数えきれないほどいる」

「ローマ法王と比べるのは、無礼」

「日本人は安倍首相ひとりのせいで、国家イメージがどれだけダウンしているかを知るべき」

(編集 MJ)

2297名無しさん:2015/10/10(土) 14:45:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00000159-jij-pol
河野行革相、ブログ再開
時事通信 10月9日(金)21時23分配信

 河野太郎行政改革担当相が7日の入閣前後から閲覧できないようにしていた自身のウェブサイトのブログを9日までに再開させた。
 ただ、頻繁に更新してきた看板のブログは8日の記事しか閲覧できず、安倍政権の原発再稼働方針に異論を唱えてきた過去の主張は、サイト内の「国政報告紙」に残されているのみだ。
 河野氏は7日ごろから自身のブログの一部を「メンテナンス中」として閲覧できない状態とし、8日には「リニューアルしている最中だ」と記者団に説明していた。野党は河野氏の持論が政府方針と矛盾するとみて国会で追及する構えだ。

2298名無しさん:2015/10/10(土) 14:47:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00000040-san-pol
「政高党低」内閣改造、募る不満…留任組、連絡なくやきもき 落選組、舌を巻く秘密主義
産経新聞 10月9日(金)7時55分配信

 安倍晋三首相が7日に断行した内閣改造では、人事や政策決定に関し、政党よりも政府が主導権を握る「政高党低(せいこうとうてい)」の構図が鮮明になった。組閣直前まで本人に「入閣」や「留任」が伝えられず、先行するマスコミ報道の確認に追われる場面も。一方、閣僚候補を推薦する派閥の意向にとらわれずに組閣名簿を練り上げる官邸人事に対して、総裁選で首相を支持した派閥からも不満が漏れている。

 「初閣議用に燕尾(えんび)服は用意していたが、7日の日程は辞表取りまとめ閣議の時間しか分からなかった」

 留任した閣僚の一人も、人事を伝えるマスコミ報道とは裏腹に、官邸から当日まで連絡がなかった。焦りばかりが募り、先週末から官邸関係者に数回電話をかけ、「本当に留任なのか」と確認したほどだ。

 また、別の閣僚は事務方に退任した場合のスケジュールを用意させ、執務室の引っ越し作業を進めていたという。

 官邸主導の人事には、党側の不満が募っている。

 閣僚を出せなかった自民党山東派は8日、山梨県富士吉田市で研修会を開催した。山東昭子会長は「わがグループから大臣が出なかったことはちょっと残念だが、全体的には大変堅実で、清新な内閣という気がする」と総括した。

 山東派では、2人の入閣希望者を官邸側に伝えていたが、前日の夜まで具体的な情報はなく、期待と焦りが交錯した。同派中堅議員は「(第2次改造内閣の)昨年9月のときよりも情報が漏れなかった」と徹底した秘密ぶりに舌を巻いた。

 入閣は留任の岸田文雄外相のみという苦汁をなめた岸田派(宏池会)。8日の派閥会合では、山本幸三衆院議員が「国民生活をどう豊かにするかをまず考えていかなければいけない。宏池会としてもそういう論調を張ってもらいたい。内閣では岸田氏しかもういないのだから、しっかり首相に申し上げてもらいたい」と苦言を呈した。

 人事も政策も官邸が握る政高党低の構図に、党内の不満がじわりと高まっている。首相とは“戦略的互恵関係”を続けていた二階俊博総務会長も7日の記者会見で、独走気味の官邸サイドにこうクギを刺した。

 「『明日は閣議にかけなきゃいけない』とギリギリの日程を組んで、(議案の審査を)党側に押し込んでくるが、これでは落ち着いた議論も重要な議論もできない」

2299名無しさん:2015/10/10(土) 14:50:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151010-00000016-asahi-pol
1億総活躍相、担当は何? 石破氏「突如登場した概念」
朝日新聞デジタル 10月10日(土)7時48分配信

 安倍晋三首相が新内閣の「目玉」として掲げた「1億総活躍」について、留任した石破茂地方創生相が9日、「突如登場した。国民に戸惑いがないとは思わない」と語った。加藤勝信氏が就任した「1億総活躍担当相」の英訳は長く、略称も定まらない。野党からは「何をする閣僚なのかわからない」との声が上がる。

 石破氏は9日の記者会見で、1億総活躍について「最近になって突如として登場した概念だ。国民の方々には『何のことでございましょうか?』という戸惑いみたいなものが、全くないとは思っていない」と語った。石破氏は同日のTBSの番組収録でも、政権が1億総活躍社会の目標にする「GDP(国内総生産)600兆円の達成」に関して「目標は達成するためにある。華々しく数字さえ打ち上げればいいというものではない」と語った。

 そもそも「1億総活躍」とは何か。加藤氏は自らの仕事について、首相が1億総活躍社会を目指して放つとした新「3本の矢」を挙げ、「『強い経済』『子育て支援』『安心につながる社会保障』。600兆という目標もある。そういったものを実現していくための政策をまとめ上げていきたい」と説明する。

朝日新聞社

2300名無しさん:2015/10/10(土) 14:55:19
>>2297

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00000058-nksports-pol
河野太郎氏、原発批判封印 入閣した途端ブログ閉鎖
日刊スポーツ 10月9日(金)9時59分配信

 「脱原発」は封印か-。第3次安倍改造内閣で初入閣した河野太郎・行革担当相が自身のホームページ(HP)で公開していたブログ「ごまめの歯ぎしり」や「主張・政策」などの項目が8日までに、閲覧できない状態になった。

 「メンテナンス中」と書かれ、これまで公開してきた過去記事などは読めない。河野氏は一貫して脱原発を訴え、安倍政権の原発政策を批判。先月3日のブログでは、自身が共同代表を務める「原発ゼロの会」の活動も紹介した。閣僚となり、持論と政府の政策が「閣内不一致」と批判される可能性もあり、一時的に「封印」した可能性がある。

 7日から閲覧できなかったブログは8日深夜、更新され、「入閣に当たり」と題した文章が掲載された。

 「これまでは政府の外から自らの主張を訴えるだけでしたが(略)政府の中で主張を訴えることができるようになった」とした上で、「私のすべての主張がそのまま政府の政策になるわけではないが、1つ1つ、実現に向けて努力をしていく」と釈明。「政府の一員になる以上、政府の外に向かっては、政府の政策を擁護していく」と、持論の「封印」に理解を求めた。

 ただ、河野氏の持ち味は歯に衣(きぬ)着せぬ物言いだ。初入閣と引き換えに発言にブレが出れば、政権のアキレスけんになる可能性もあり「もろ刃の剣」といわれた河野氏の初入閣は、改造内閣船出早々、早速、波紋を広げた。

 野党は今後、国会審議で河野氏を追及する。民主党の岡田克也代表は「これまでのはっきりした発言と整合性が問われる。内閣の一員としてどう折り合いを付けていくか、よく見ていきたい」と、けん制した。

2301名無しさん:2015/10/10(土) 14:59:40
http://www.sankei.com/politics/news/151010/plt1510100008-n1.html
2015.10.10 00:38
副大臣・政務官人事 岸田派は増員、小泉進次郎氏は党へ?

 9日に閣議決定した副大臣・政務官人事は自民党内の派閥の所属議員数に合わせて比例配分したバランス重視型だ。ただ、安倍晋三首相は党内最大派閥でおひざ元の細田派には配慮をみせて、副大臣に7人、政務官に8人の計15人を起用。細田派は副大臣・政務官ともに内閣改造前よりも1人ずつ増えた。

 閣僚が5人から1人に激減した岸田派は副大臣が1人減り2人となったが、ゼロだった政務官に3人が起用され、計5人が政府入りして改造前から2人増えた。石破派からの起用は副大臣・政務官ともに1人ずつで副大臣が1人減った。

 一方、内閣改造で、閣僚や官房副長官への起用が取り沙汰された自民党の小泉進次郎氏は復興政務官を外れた。

 進次郎氏は先月30日の都内での講演で「自分には、まだまだかけるべき『雑巾がけ』の期間がある」と政府要職への就任を“拒否”。党幹部からは「あの当選回数で官邸の要請を断る選択肢なんてない」との批判もある。

 進次郎氏は、党での処遇を希望しているといい、来夏に参院選を控え、父の小泉純一郎元首相譲りの発信力を、党で生かすことになるのか。党役職への起用が注目されそうだ。

2302名無しさん:2015/10/10(土) 15:03:38
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20151009/plt1510091541004-n1.htm
元プロレスラー馳浩文科相とヤンキー先生“武闘派タッグ” 
2015.10.09

 第3次安倍改造内閣発足に伴い、副大臣・政務官人事が9日、決定。衆参400人を超える大所帯の自民党では、副大臣・政務官ポストも「狭き門」で、8日深夜まで閣僚人事以上に“激しい”調整が行われた。結果、文部科学副大臣には「ヤンキー先生」で知られる義家弘介元文部科学政務官が決まり、元プロレスラーの馳浩文部科学相と“武闘派タッグ”を組むことになった。

 副大臣は、衆院では当選3回以上の中堅議員が目指すポスト。閣僚の代理を務めることもあり、各省庁の行政を現場で取り仕切ることができる重要な役職だ。このため、閣僚人事以上に派閥やグループの意向が働き、熾烈(しれつ)なポスト争奪戦が展開された。

 今回の副大臣・政務官人事でも、菅義偉官房長官が内閣府だけでなく、他省庁の副大臣・政務官内定者に直接電話で連絡をしたケースも多く、引き続き、官邸主導の人事が展開されたようだ。

 まず、「準閣僚級」といわれる財務副大臣には、菅氏の側近として知られる坂井学元国交政務官を起用。外務副大臣には岸田派を「脱会」したばかりの木原誠二元外務政務官が就く。

 TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)対策の先頭に立つ農水副大臣には、石破茂地方創生担当相の派閥に所属する斎藤健元環境政務官を充てた。

 一方、党役員人事も大きな焦点となってきた。

 「更迭」の見方が党内で広がっているのは、船田元・党憲法改正推進本部長だ。安全保障関連法の審議が佳境に入っていた6月、自民党が推薦した学者が憲法審査会で「違憲」発言を行い、世論の反発を招いたことは記憶に新しいが、船田氏は審査会の筆頭幹事だった。

 党内では「世論の反発をわざわざ招いたA級戦犯」(党幹部)との声が充満している。

 このほか、元私設秘書が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された野田毅・党税制調査会長の去就も注目されている。

2303名無しさん:2015/10/10(土) 15:05:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00000037-san-pol
TPP合意 「参院選が心配」政局の火種
産経新聞 10月9日(金)7時55分配信

 内閣の顔ぶれも一新された永田町で、新たな“政局の芽”として浮上しているのがTPP交渉をめぐる議論だ。自民党は8日、交渉参加12カ国による大筋合意を受けた党内協議を始めたが、政府側の説明不足への不満や、影響を受けるとみられる農業や畜産業への不安が続出。野党・民主党も批判を強めている。来年夏の参院選を見据え、秋のTPP政局が過熱しそうな雲行きだ。

 自民党本部で8日開かれた外交・経済連携本部、TPP対策委員会などの合同会議は、衆参両院議員約100人が出席、ピリピリとした雰囲気に包まれた。

 「これまで一切出てこなかった」

 甘利明TPP担当相の説明に耳を傾けていた野田毅税制調査会長は、政府への不満を口にした。今回の合意内容に果汁の関税撤廃が含まれていることが明らかにされたからだ。

 これをきっかけに、若手からも批判が続出。「地元で『ウソをついた』という言葉をぶつけられた」(長峯誠参院議員)、「参院選が大変な結果にならないか心配だ」(古賀篤衆院議員)…。TPPが影響を与える額を早期に試算し、国内対策を講じるべきだとの声も複数上がった。

 西川公也・党TPP対策委員会顧問は8日、支持者への説明強化のためTPPに関する想定問答集を作成するよう農林水産省に指示。今後、新たな補助金制度や輸出力強化策などの策定に着手するが、難航は必至だ。

 民主党も8日、TPPに関する関係部門合同会議を国会内で開いた。黒岩宇洋衆院議員は「(農産品の重要5分野保護を求めた)国会決議に反している」と批判。福島伸享衆院議員は「どこが貿易の促進につながるか分からない」と指摘した。岡田克也代表は記者会見で、「中身をみれば相当問題がある」と述べ、TPPに関する閉会中審査について「来週に開くべきだ」との認識を示した。

 TPPをめぐる議論は、参院選をにらんだ各党の損得勘定もからみ、一筋縄ではいかない経緯をたどりそうだ。

2304名無しさん:2015/10/10(土) 15:12:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151007-00000150-jij-pol
「基地と振興策は別」=翁長沖縄知事
時事通信 10月7日(水)21時36分配信

 沖縄県の翁長雄志知事は7日、新しい沖縄担当相に就任した沖縄県選出の島尻安伊子参院議員に対し、「基地(問題)と振興策は別だ」と述べ、くぎを刺した。
 翁長氏は「混同しなければ(島尻氏は県の)一番強力な味方になる。混同することがあれば、ややこしいことになりやすい」と指摘した。県庁で記者団に語った。
 翁長氏は島尻氏について「個人的にもよく承知している。潤いのある県民生活の実現に向けて、いろいろ意見交換ができるのではないか」と期待感も示した。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151008-00000041-asahi-pol
菅長官「県民の多くは歓迎」 島尻氏の沖縄・北方相就任
朝日新聞デジタル 10月8日(木)14時27分配信

 菅義偉官房長官は8日の記者会見で、沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事が振興策担当の島尻安伊子沖縄・北方相の就任について「基地と振興策は別々。混同することがあれば、ややこしい」と発言したことに対し、「それは知事の懸念ではないか。沖縄県民の多くの方は歓迎している」と語った。

 翁長氏は7日、島尻氏の就任について「とにかく基地と振興策は別々。それを彼女が混同しなければ、一番強力な味方になる。混同することがあれば、それはなかなかややこしいことになろうかなと思う」と記者団に語っていた。

朝日新聞社

2305名無しさん:2015/10/10(土) 15:14:40
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151010-00045781-gendaibiz-pol
安倍新内閣、実はココがすごい〜永田町のプロ筋が高評価する理由
現代ビジネス 10月10日(土)6時2分配信

各メディアの安倍政権に対する距離感の違い?
 10月7日夜に発足した第3次安倍改造内閣について、マスコミ各社が行った緊急世論調査の結果が興味深い――。

 『読売新聞』調査(7〜8日実施)では、内閣支持率が前回比5ポイント増の46%、不支持率は前回比6ポイント減の45%で、再び1ポイントながら支持率が不支持率を上回った。ところが、『毎日新聞』調査(同)は、内閣支持率が前回比4ポイント増の39%、不支持率は前回比7ポイント減の43%で、依然として不支持率が支持率を4ポント上回っている。

 次に『日本経済新聞』調査(同)結果を見ると、内閣支持率は9月19日の安全保障関連法成立直後の前回調査を4ポイント上回る44%で、不支持率は42%と5ポイント低下した。共同通信社調査(同)でも、内閣支持率は44.8%で、前回9月の38.9%から5.9ポイント上昇している。

 『朝日新聞』も調査を実施したはずだが、なぜか報道がない。いずれにしても、『毎日』調査とほぼ同じ結果となると思われる。だが、世論の評価は恐らく今回の内閣改造と自民党役員人事について概ね好感したと判断していいだろう。各社ともに内閣支持率は5〜6ポイント上昇しているからだ。

 しかし、支持が不支持を若干上回る結果が出ている『読売』、『日経』、共同通信と、依然として不支持が支持を上回る『毎日』、『朝日』との好対照となっているが、これは、まさに各メディアの安倍晋三政権に対する距離感の違いを表していると言っていいだろう。

 安倍首相は麻生太郎副総理・財務相、菅義偉官房長官、岸田文雄外相、甘利明経済財政・経済再生相ら主要閣僚を留任させ、閣僚交代を9人に留めた。そして党役員人事でも谷垣禎一幹事長、二階俊博総務会長、稲田朋美政調会長、茂木敏充選対委員長の党4役は留任させた。

 内閣改造は小幅に終わり、これといった目玉人事もなく、政権浮揚に繋がったとは言いい難い。が、プロ筋の間では「なかなか巧妙な出来栄えだ」という見方が支配的である。

2306名無しさん:2015/10/10(土) 15:15:13
>>2305

祖父・岸信介を手本にした?
 具体的に言えば、

 ①内閣人事局長兼務で官房副長官(政務)として霞が関に網を張り巡らせてきた加藤勝信総活躍相兼拉致問題担当相は、年末までに各省庁との調整を行い、「1億総活躍社会」づくりの工程表を打ち出す可能性が高い

 ②安倍首相の歴史問題の立ち位置批判を続けてきた河野洋平元衆院議長の息子であり、党派を超えた「原発ゼロ」運動を行ってきた河野太郎党行政改革本部長を、国家公安委員長兼行政改革担当相として閣内に封じ込めた

 ③今や党内最実力者である二階総務会長の最側近の林幹雄元国家公安委員長を主要閣僚である経済産業相に起用し、同省に今なお影響力を持つ二階氏をして「満額回答」と言わせた

 ④安倍首相の最側近を自任する萩生田光一筆頭副幹事長兼総裁特別補佐を官房副長官(政務)として官邸入りさせたことで、党執行部内で棚橋泰文幹事長代理らと亀裂・対立の心配が無くなった――などが挙げられる。

 いずれにしても、小規模に終わった内閣改造だが、祖父・岸信介元首相も1959年1月総裁選で再選された後は、今回以上の小規模改造だったことが想起される。

 前年の12月の池田勇人国務相、三木武夫経済企画庁長官、灘尾弘吉文相の3閣僚が警職法改正問題を巡る首相との対立で辞任したこともあり、事実上、手直し程度の改造だった。

 但し、当時閣僚未経験の福田赳夫氏(後に首相)を幹事長に抜擢している。この人事は岸派内に不協和音を出来、幹事長を交代させられた川島正次郎、椎名悦三郎(後に副総裁)など岸の腹心や股肱の臣の猛反発を呼び、岸派分裂の導火線となった。

 だがしかし、狡猾な岸は改造から半年後、参院選で勝利して最後の大幅改造で池田を取り込むことに成功した経緯がある。安倍首相は祖父の故事ばかり意識していないだろうが、党役員には一切手をつけずに、しかも主要閣僚は軒並み留任させた。

 はたして安倍首相にとっての“第2の池田勇人”は誰なのか?池田が創設した宏池会(岸田派)は閣僚5人から自ら1人だけとなり派内からブーイングが出ているが、領袖の岸田外相の芽は残っているのかどうか、即断はできない。

歳川 隆雄

2307名無しさん:2015/10/10(土) 16:29:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015101000194
臨時国会見送り強まる=野党反発「政権逃げ腰」

 秋の臨時国会召集が見送られる可能性が強まってきた。政府・与党は、10月下旬以降の安倍晋三首相の外遊日程を優先するとして、開会に慎重な姿勢を崩さない。これに対し、民主党など野党側は、首相が安全保障政策や環太平洋連携協定(TPP)の大筋合意をめぐる国会論戦から「逃げている」と反発、一致して早期召集を迫っている。
 「首相の外交日程は最優先しなければならない。通常国会は戦後最長となる延長を行った」。菅義偉官房長官は8日の記者会見でこう語り、臨時国会召集に後ろ向きな姿勢を隠そうとしなかった。
 首相は10月下旬に中央アジアを歴訪。11月中下旬には、トルコで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議など複数の国際会議に相次いで出席する。外交日程の合間を縫って国会審議に十分対応するのは困難というのが政府の立場だ。
 国民の理解が進まない安全保障関連法や、農業団体を中心に批判のあるTPP合意を野党に追及されたくないとの思惑もにじむ。自民党幹部は「国会を開いてもいいことはない」と言い放ち、公明党幹部は「国会を開いたらまたデモをやられる。首相はそれが嫌なのだろう」と指摘した。
 政府は例年、通常国会で処理しきれなかった法案や、補正予算案など緊急案件を処理するため、秋に臨時国会を召集してきた。通常国会は9月27日まで延長されたものの、労働基準法改正案など積み残しの重要案件は少なくない。召集が見送られれば、8月の人事院勧告を踏まえた国家公務員の給与を改定する法改正も来年に先送りとなる。
 内閣改造から数カ月も、国会で新閣僚の所信聴取が行われないのも異例だ。与党は「国会軽視」との批判をかわそうと、衆参予算委員会で閉会中審査に応じる方針を早々と決めた。
 これに対し、民主、維新、共産、社民、生活の野党5党は、臨時国会の召集要求で足並みをそろえている。国会が開かれれば、TPPや政権の経済対策「新3本の矢」などで徹底論戦を挑む構え。河野太郎行政改革担当相の持論である「脱原発」と、原発推進の政府方針の整合性も突く。
 「与党は逃げ腰だ。嫌なことからは逃げるという露骨な安倍内閣の姿勢が出ている」。民主党の枝野幸男幹事長は、政権を盛んに挑発している。(2015/10/10-14:23)

2308名無しさん:2015/10/10(土) 16:30:13
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2015100900751&j4
給与上げに「待った」?=公務員、臨時国会見送り論で

 政権内で臨時国会見送り論が浮上している影響で、国家公務員の給与引き上げに来年の通常国会まで「待った」がかかる可能性が高まってきた。8月の人事院勧告に基づく法改正のめどが立たないためだ。例年通りなら12月の冬のボーナス(期末・勤勉手当)は増額のはず。来年に持ち越しとなれば、さかのぼって支給されるとはいえ、公務員にしてみればアベノミクスの恩恵を感じにくい年末となりそうだ。

 国家公務員の給与は、民間企業の水準に合わせるのが基本。人事院は8月、月給を0.36%、ボーナスを0.1カ月分引き上げるよう勧告した。実現すると、平均年間給与は5万9000円増える。
 ただし、実施するためには給与法の改正が必要。例年は夏の勧告後、秋の臨時国会で法改正し、年内に給与を改定しており、越年となれば平成初の珍事だ。法改正が遅れても、月給は今年4月、ボーナスは12月にさかのぼって、増額分を後から支給することに変わりはない見通しだが、感覚的には「寒い冬」となりそう。(2015/10/10-03:14)


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