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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3153旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/19(木) 19:24:39
維新ry)

政治資金パーティー:高校生演奏は計3回 「深く反省」
http://mainichi.jp/select/news/20130919k0000m040144000c.html
 ◇美延映夫・大阪市議会議長
 大阪維新の会の美延映夫(みのべ・てるお)・大阪市議会議長(52)の政治資金パーティーで地元の市立高吹奏楽部が演奏した問題で、同校が美延市議の後援会が主催する会合で演奏したのは計3回に上ることが分かった。美延市議は18日、記者会見を開き、「行き過ぎたと深く反省している」と陳謝した。
 美延市議によると、同校が会合で演奏したのは、昨年6月と12月、今年8月の計3回。いずれも美延市議の支援者で、吹奏楽部の後援会役員の男性が顧問の教諭に依頼した。
 市役所で会見した美延市議は「公立高校なので不適切だった。誤解を受けることをしたと反省している」と陳謝。一方、政治活動に利用する意図はなかったとして、議長職を続ける意向を示した。
 市教委によると、顧問の教諭は調査に対し、「市議のパーティーだとは知らなかった」と釈明しているが、教諭に依頼した後援会の男性は取材に、「市議の会合であることは伝えていた」と話し、説明が食い違っている。
 8月のパーティーに参加した橋下徹市長は18日、「(演奏を聴いたかどうかは)はっきり覚えていない。公立学校のクラブ活動として演奏するのは問題だ」と話した。【林由紀子、茶谷亮】

3154旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/19(木) 21:59:43
維(ry

公募校長、不祥事新たに3件 大阪の橋下市長主導で採用
http://www.47news.jp/CN/201309/CN2013091901002068.html
 橋下徹大阪市長肝いりの公募制度で採用した公立学校の校長に不祥事が相次いでいる問題に絡み、19日の市議会委員会で、自民党市議が新たに公募校長によるパワハラやセクハラが3件あると指摘した。市教育委員会は指摘をおおむね認め、今後詳しく調査した上で処分を検討すると明らかにした。
 自民党市議は委員会で、公募校長が(1)女性教職員に個別面接し「結婚しているのか」などセクハラに当たる質問をした(2)教頭を土下座させた(3)学校から無断で外出した―と指摘した。1人の校長の事案か、複数かについては言及しなかった。

3155チバQ:2013/09/20(金) 00:01:51
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013091902000124.html
支援入り乱れ 国政と別構図 堺市長選ルポ
2013年9月19日 朝刊

民主党副幹事長の辻元清美氏(左から4人目)ら民主、自民の国会議員が勢ぞろいした現職竹山修身氏(左端)の出陣式=15日、堺市で


 大阪、堺両市を再編する「大阪都構想」の是非を最大の争点にした堺市長選(十五日告示、二十九日投開票)。与野党が相乗りで支援し、都構想に反対する無所属の現職と、新人で日本維新の会傘下の政治団体「大阪維新の会」が擁立した推進派の新人の一騎打ちになっている。国政とは別の構図で、各党が入り交じって激戦を展開する現地に入った。 (宇田薫)

 「『大阪都』になれば市の税金が都に吸い上げられてしまう。堺のことは堺で決める」

 現職の竹山修身(おさみ)氏は十五日、選挙事務所での出陣式で、約二百人の支援者を前に大阪都構想を切り捨てた。

 竹山氏は自民、民主、共産、社民四党が支援。地元では、四党と維新は対立関係にあり、出陣式には自民党の竹下亘(わたる)組織運動本部長、民主党の辻元清美副幹事長ら国会議員が勢ぞろいした。

 自民党は昨年八月、維新とともに大阪都構想を後押しする新法を成立させ、国政では同じ改憲派でもある維新を連携相手として意識。直近の課題としている国会改革でも足並みをそろえていて、安倍政権は維新との亀裂を深めるのは避けたいのが本音だ。

 しかし、堺市長選では、党執行部が地元に突き上げられて竹山氏支援を認めた。竹山氏陣営の幹部は「永田町の勢力図など関係ない。維新をつぶすためなら一緒に、ということだ」と語る。

松井一郎府知事(中央)、橋下徹氏(左端)が応援に駆けつけた新人西林克敏氏(左から2人目)の街頭演説会=15日、堺市で


 ただ、四党相乗りといっても「竹山氏の選挙ビラが郵便受けに二枚入っている」(相手陣営幹部)など連携不足も目立ち、竹山氏の支援者は「支援組織がばらばらにならないか」と心配する。

 「大阪都構想で堺はなくならないし、その名も残す。堺の殻に閉じこもるか、ワン(一つの)大阪で世界に羽ばたくかだ」

 維新共同代表の橋下(はしもと)徹大阪市長は十五日、候補者の元堺市議西林克敏氏とともに、竹山氏の選挙事務所に近い私鉄駅前で演説し、絶叫した。西林氏も「役所の仕組みを変える」と訴えた。

 国政では、民主党との野党共闘や自民党との連携を視野に入れる維新だが、橋下氏は「自民、民主、共産が手を組むなんて、よほど都構想が嫌なんだろう」と攻撃材料にしている。

 ただ本拠地・大阪の選挙で強さを誇ってきた維新も今回は孤立気味。ふだんは四百人規模の大集会にしか出ない橋下氏が「今回はミニ集会に何回も顔を出している」(府議)のも焦りの表れだ。

 前回市長選で、府知事だった橋下氏は竹山氏を支援し、都構想反対に転じた竹山氏と決別した。

 構想実現を悲願とする橋下氏にとって、市長選は浮沈を懸けた戦いでもある。

3156チバQ:2013/09/20(金) 19:29:24
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130920-OYO1T00557.htm?from=main1
堺市長選 自民本部カギ…両陣営、期待と警戒
 大阪都構想の是非を巡り、「自民、民主、共産、社民VS維新」の一騎打ちとなった堺市長選(29日投開票)で、自民党本部の対応が焦点になっている。無所属現職の竹山修身氏(63)について、党本部は「推薦」より支援のレベルが弱い「支持」にとどめたが、党大阪府連は知名度のある党幹部の来援に期待する。一方、諸派で地域政党・大阪維新の会新人の西林克敏氏(43)の陣営は「政権与党の自民党が本腰を入れたらやっかいだ」と警戒している。

 「党役員が応援に入ってくれそうな雰囲気に変わってきた」。自民党府連幹部は手応えを語る。15日の告示後に来援した党幹部は竹下亘・組織運動本部長だけだが、最近の党独自の情勢調査で、竹山氏の支持が順調に広がっていることがわかったためという。

 自民党はこれまで、府内の各選挙で維新に煮え湯をのまされ続け、昨年の衆院選でも、府内小選挙区の当選は3人と、維新の12人に後れを取った。府連には、安倍首相の高い支持率を追い風に維新に対抗したいとの思惑がある。

 ただ、菅官房長官は、維新の松井幹事長と電話で連絡を取り合う仲。安倍政権が目指す憲法改正の実現などに向け、「官邸には、維新側との全面対決は避けたいとの意向もある」(府連関係者)という。

 実際、菅官房長官は13日の記者会見で、争点の大阪都構想について、「自民党として推進することを決定している。党の立場は変わらない」と述べ、都構想推進を掲げる維新への配慮を見せた。

 選挙戦が中盤に入り、維新側も自民党本部の動向に神経をとがらせる。維新府議は「自民党の大物が入って来たら情勢はガラッと変わる。『対竹山』でなく、『対自民』になると相当手ごわい」。元自民党府議の維新の松井幹事長も、「自民党にいたからよく知っている。『支持』は地元(の府連)でやりなさいという話だ」と、党本部をけん制する。

 自民党府連によると、野田聖子総務会長、小泉進次郎青年局長らの来援が取りざたされているが、20日午前現在、予定はまだ固まっていないという。

 府連と官邸との板挟みとなる党幹部は「府連の顔は立てたいが、あまり目立ちすぎるのも……」と対応を決めかねている。

(2013年9月20日 読売新聞)

3157チバQ:2013/09/20(金) 19:35:37
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20130918ddlk27010430000c.html
84万人都市の行方:’13堺市長選/上 泉北ニュータウン、空き家再生 /大阪
毎日新聞 2013年09月18日 地方版

 ◇民間でシェアハウス計画 行政は支援役、まちづくり転換期
 堺市南部に広がる泉北ニュータウンの槇塚台で、約30年も空き家だった一軒家の改修プロジェクトが進んでいる。お年寄りや子育て世帯など異なる世代が一緒に暮らす「シェアハウス」にして貸し出す計画だ。空き家の再生は40年以上経ったニュータウンの課題といえ、今後のモデルになるか注目される。

 地元のNPO法人「すまいるセンター」が計画の主体となっている。大阪市内の女性が所有する一軒家は2階建て延べ約135平方メートル。1975年に建てられたが、ほとんど住んでいなかった。日当たりが良く、大きな庭が特徴だ。改修の設計は大阪市立大大学院の学生らが担当。四つの部屋を分けて使い、血縁がない高齢者夫婦と子育て世代の同居などを想定している。今年中に工事を終え、入居者を募集するという。

 9月7日。泉北高速鉄道泉ケ丘駅前で、この計画を説明するセミナーが開かれた。約20人の参加者に、設計担当の小池志保子准教授(居住空間設計学)が「庭に畑をつくり、地域住民と交流できる家にできれば」とアピールした。一人暮らしの村田治子さん(75)は「今は大丈夫だが、足腰が悪くなったら不安もある。若い人との暮らしはきっと楽しい」と目を細めた。

 泉北ニュータウンでは、住民の高齢化や住宅の老朽化が懸念され始めた。一軒家の空き家率は2・5%(08年堺市調査)。まだ目立つほどではないが、市は「高齢化に伴い、利便性を求めて駅近くに引っ越す人が出てくると空き家も増える」とみる。

 市は10年5月に作ったニュータウン再生指針で「市民やNPO、事業者がパートナーシップで取り組む」とうたう。NPOが主導する今回の改修計画だけでなく、泉北高速鉄道や泉ケ丘駅前の商業施設でも民営化が進みつつある。まちづくりの担い手が「官」から「民」に移る転換期にあり、市の担当者は「財政難の行政が前面に立つ時代ではない。市民の発想を大切にし実現に向けたバックアップが行政の役割だ」。

 改修を進める「すまいるセンター」代表理事の西上孔雄さん(45)もニュータウンの住民だ。緑の多い泉北が好きで、空き家も学生たちとともに「緑道下の家」と命名した。西上さんは「自分たちは行政や大学、民間企業のつなぎ役。アイデアを出し合い、多世代が暮らし続けられるまちに作っていければ」と話す。【服部陽】

     ◇

 堺市長選(29日投開票)では大都市制度を巡り、激しい論戦が交わされる一方、市民は生活に密着した政策にも注視する。現場で市民の声を聞き、84万人都市の行方を占った。

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 ◆メモ

 ◇泉北ニュータウン
 1965〜83年、府が事業主体となって開発された。面積は約1557ヘクタール(和泉市分46ヘクタール含む)で計画人口は約18万人。泉ケ丘、栂、光明池の3地区があり、今年3月末現在の人口は約13万4000人。ピーク時(92年)から約3万人減少した。堺市によると、3月末現在の高齢化率は27.1%だが、約20年後には40%を超え、人口も10万人を切ると見込まれている。府営賃貸住宅などでも老朽化が進み、一部では建て替えに向けた設計が進められている。

3158チバQ:2013/09/20(金) 19:36:43
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130919ddlk27010470000c.html
84万人都市の行方:’13堺市長選/中 堺東駅前商店街の取り組み /大阪
毎日新聞 2013年09月19日 地方版

 ◇街を住みやすく バルや清掃活動、地域向け地道に
 「難波や天王寺に対抗しても仕方がない」。堺東駅前商店街協同組合の矢本憲久代表理事(43)は、南海堺東駅近くに住む30代、40代の住民を「リピーター」にするため知恵を絞る。ここ数年、駅から半径約500メートルの範囲にマンションができ、こうした年代層が増えたからだ。駅前を住みやすい街に変える仕掛けを考えている。

 その一つが「ガシバル」。共通チケットで、駅前の立ち飲み屋やレストランなどで飲食できるイベントだ。地元の人が堺東を「ガシ」と呼ぶことから名付けた。4回目となった8月の「ガシバル」には75店舗が参加し、チケットは過去最多の2067冊が売れた。狙い通り30代、40代の女性が客の半数を超えた。「口コミで広がっている」と手応えを感じている。

 南海堺東駅前は市役所に近く、アーケード街が広がる堺の玄関口だ。商店街はかつては買い物客でにぎわったが、周辺に大型ショッピングセンターができて客足が遠のいた。特に休日の落ち込みが激しく、市の調査では、商店街東側の1日(8時間)当たりの歩行者通行量は、1988年の約1万1000人から、2009年は約4000人に減った。

 商店主や住民たちは、ハードの整備に頼らず、地道な取り組みを続ける。2年前からは毎月、第1日曜の朝に商店街を掃除している。有志約20人が集まり、おそろいのオレンジ色のベストを着て、ほうきとちりとりでごみを集める。1時間で掃除を終えると、喫茶店で情報交換する。参加したバー経営、佐竹夕司さん(39)は「みんなが街を大切にしていると分かってきた」とお互いの顔が見える関係に喜びを感じる。

 「お年寄りや車椅子利用者が住みやすい街にしてほしい」と矢本さんは行政に期待する。住居、商店街、公共交通機関など多くの機能が集中する「コンパクトシティー」が理想の姿だと考えている。それなのに商店街では放置自転車が目立ち、歩行者の妨げになる。矢本さんは「論外。駅前の地下にでも駐輪場を作ってもらえないか」と注文している。

 南海堺東駅前を巡っては、無所属現職の竹山修身氏(63)は「市役所前に市民交流広場を作る」と公約。大阪維新の会新人で前市議の西林克敏氏(43)は「府や大阪市と協力し、新しい人の流れを作る」と主張している。【高瀬浩平】

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 ◆メモ

 ◇南海堺東駅前の商店街

 堺東商店街連合会は7商店街、1市場からなり、2011年3月現在で281店が加盟する。駅西側にアーケードが広がる。市によると、1944年に市役所が現在地に移転し、戦後の復興事業で商店街が形成された。駅の南側では商業ビル「ジョルノ」の建て替えが計画されている。

3159チバQ:2013/09/20(金) 19:38:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130920ddlk27010269000c.html
84万人都市の行方:’13堺市長選/下 子育て対策 /大阪
毎日新聞 2013年09月20日 地方版

 ◇保育所探し、一苦労 父親交流の場も盛ん
 堺市東区の保育所で父親たちが泥団子作りに熱中していた。手足を泥だらけにした子どもたちが走り回り、「子どもより僕の方が夢中になってるわ」「頑張るオヤジの背中を見せたらええんちゃいます?」とパパたちの会話が弾む。東区役所を拠点に月1回、イクメンが集まる「ぱぱてらす」のイベントだ。

 今年6月から東区在住の草野宗徳さん(32)を中心に運営。自らも長男景柊(けいしゅう)ちゃん(4)と長女心春(みはる)ちゃん(2)の子育て中だ。「父と子がふれあい、父親を楽しめる場を作りたかった」と話す。メールで情報交換し、父親が話し合う座談会も企画する。

 草野さんは埼玉県に住み、証券会社で働いていたが、景柊ちゃん誕生をきっかけに「もっと子どもと関わりたい」と、働き方を変えることを決意した。慣れない土地で妻麻里さん(30)が悩む姿も見た。昨年2月に麻里さんの出身地の堺市に引っ越し、保険代理店の経営者になる研修中だ。

 堺に引っ越す前に半年以上かけて保育所を調べた。引っ越し先は通いやすい保育所がある場所にしたが、自宅から一番近い保育所は抽選で外れた。今は車で約10分かけて美原区の「くろやま保育園」に通う。昨年新設されたばかり。「施設はきれいで、保育士さんとうまくコミュニケーションできていて満足」と話す。送り迎えは草野さんの役割。迎えに行くと、景柊ちゃんが抱きついてくる。幸せを実感する瞬間だ。

 保育所探しに苦労する親は多い。堺市は待機児童を減らしており、昨年4月の457人から今年4月は62人になった。だが、希望以外の保育所を勧められて入所しないと、待機児童と扱われない。市の担当者は「法令の範囲内で定員を超えて子どもが入所している施設もある」と打ち明ける。

 父親が意識を変えることも欠かせない。講演会などを開くNPO法人「ファザーリング・ジャパン関西」は「保育所探しも母親に任せがち。育児に父親が母親と同じ責任があると意識を持つことが大切」と呼び掛ける。

 市長選では、無所属現職の竹山修身氏(63)が「子育てナンバーワンの街にする」と主張。大阪維新の会新人で前市議の西林克敏氏(43)は「待機児童ゼロの実現」を公約に掲げ、両氏とも子育て政策を重視する。【高瀬浩平】

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 ◆メモ

 ◇保育所の待機児童

 堺市によると、今年4月現在で、市内の認可保育所は110施設あり、定員は1万3577人。09年4月に比べて施設は13カ所、定員は1814人増やした。今年度に保育所の入所を申し込んだのは1万5416人。市は他の保育施設に入所した子どもや、保護者が特定の施設を希望しているケースを除いて、今年4月現在の待機児童を62人と公表している。

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3160チバQ:2013/09/21(土) 01:04:58
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130919/waf13091920530030-n1.htm
「いわれる筋合いない」 兵庫県知事、橋下氏の「越権」批判に反論 堺市長選
2013.9.19 20:51 [維新の会]

井戸敏三・兵庫県知事(左)と橋下徹・大阪市長(右)。堺市長選をめぐって、お互いに批判している
 兵庫県の井戸敏三知事(関西広域連合長)は、19日の定例会見で、29日投開票の堺市長選で大阪維新の会の候補者に対立する現職市長に支援表明したことについて、橋下徹大阪市長(日本維新の会共同代表)が「越権だ」と批判したことに対して、「私の県政を批判した人から越権といわれる筋合いはない」などと反論した。

 井戸氏は「橋下氏は(7月の)知事選の前の伊丹、宝塚市長選でずいぶん来県し、私の県政運営や現職市長を批判した」と述べ、県内への浸透を図る維新に対抗心をあらわにした。

 さらに、「大阪都構想」に堺市を組み入れる維新の主張に対して、「堺市は7年前に政令市になったばかりで自立を進める段階。大阪市のように超成熟した政令市とは事情が異なる」との認識を示した。

 井戸氏は11日に開かれた堺市の竹山修身市長の支援集会で「広域連合の仲間である竹山氏が危機に立たされている」などと竹山氏支援を表明。橋下氏は翌日、「越権だ。(広域連合という)行政機関の長が発言したとすればアウトだ」と批判した。

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3161とはずがたり:2013/09/21(土) 08:51:51

>委員会では公明党市議が「資質に欠ける。襟を正して辞職すべきだ」と迫り、橋下市長についても「(職員は)たばこ1本吸っても停職。続投させるのは身びいきだ」と批判し
説得力有るなぁ。。

セクハラ区長に「再度チャンスを」 橋下市長と市議応酬
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/OSK201309200095.html
朝日新聞2013年9月20日(金)21:37

 女性職員にセクハラ行為をして減給1カ月の懲戒処分を受けた大阪市東成区の森伸人区長が20日、市議会財政総務委員会に出席し、市議らに謝罪した。辞職を求める声もあったが、橋下徹市長は「人間誰でも失敗はある。もう一度チャンスを与えていただきたい」と続投させる考えを示した。

 森区長は昨年8月、人材開発コンサルタントから公募区長になったが、10月に飲食店で部下の女性職員の体を触ったり、12月に同じ職員と外出する際に「今から昼下がりの情事に」と職場で発言するなどしたとして今月13日に処分された。

 委員会では公明党市議が「資質に欠ける。襟を正して辞職すべきだ」と迫り、橋下市長についても「(職員は)たばこ1本吸っても停職。続投させるのは身びいきだ」と批判した。森区長は「誠心誠意、信頼回復に努める」とやつれた表情で何度も頭を下げた。

3162チバQ:2013/09/21(土) 11:59:12
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130921k0000e010206000c.html
堺市長選:共産、現職「自主的に支持」 宿敵・自民と共闘
毎日新聞 2013年09月21日 11時18分

 堺市長選(29日投開票)で、無所属で現職の竹山修身氏(63)=自民支持、民主推薦=を「自主的に支持する」共産党は、市田忠義書記局長が22日に現地入りするなど選挙戦に注力している。宿敵の自民党とも共闘する形だ。これに対し、新人の西林克敏氏(43)を公認した大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は、共産批判を前面に打ち出す。保守層や公明党支持層の取り込みを狙っているとみられており、共産の支援がどう影響するかは、選挙戦の行方を左右する要素になりそうだ。

 20日夕、堺市北区の中百舌鳥駅前。家路を急ぐ通勤客に、竹山陣営のシンボルカラー・青のメガホンで「大阪都構想による堺市の解体は許しません」と、声を張り上げる一団があった。共産などで構成する市民団体は告示後、市内の約25駅で平日の夕方、「日刊堺はひとつ」と題するビラを配り始めた。全国の党員・支持者に堺市での支援を呼びかける。市田氏が直接応援するのは市議補選の公認候補だが、市議補選で党のナンバー2が入るのは異例だ。市長選とリンクさせて、てこ入れを図る狙いがある。

 共産は維新を、「大阪府・市で進める暴走政治を堺市に押しつけようとしている」と批判。竹山氏からの要請を受けて支持や推薦を決めた自民、民主とは異なり、要請を受けないまま「自主的支持」を8月に決めた。社民党も同様だ。

 自民などとの共闘について、府委員会幹部は「都構想反対の政策で一致している。野合ではない」と強調する。7月の参院選比例代表は、堺市内で4万1720票を得て、自民(8万1103票)、民主(2万4793票)と合わせれば、維新(10万856票)を上回る。

 「竹山さんはある意味、共産党の市長なんです」。15日夜、堺市堺区の集会で橋下氏は言い切った。「共産党軍団が『堺はなくなる』と言う。堺なくなる詐欺だ」と攻撃は激しさを増す。現職に対する与野党相乗り支援を批判する橋下氏は、中でも共産を殊更に標的にする。

 共産側は橋下氏の批判を、「共産を目立たせ、保守層や公明支持層を分断する攻撃だ。逆に反維新で結束が強まる」と気に掛けていない。ただ、竹山陣営は「共産の支援はありがたいが、勝手にやっているだけだ」と距離を置いている。【深尾昭寛、高瀬浩平】

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3163チバQ:2013/09/21(土) 12:40:30
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130921-OYO1T00425.htm?from=main3
セクハラ問題 東成区長が謝罪…大阪市議会委で
 部下の女性職員の体に触れるなどのセクハラ行為で減給10分の1(1か月)の懲戒処分を受けた大阪市の森伸人・東成区長が、20日の市議会財政総務委員会に出席し、「セクハラに対する認識が不足していた。深く反省している」と謝罪した。

 明石直樹議員(公明)の質問に答えた。明石議員は、「区長の資質に欠けており、辞職すべきだ」と批判。「週1回の幹部会議にも出席していない」などと指摘した。

 森区長は、「区民の信頼を失することになり、重たく感じている。信頼回復に努めたい」と続投の意向を強調。橋下徹市長は「任命権者の僕に責任がある」と陳謝、「もう一度チャンスを与えてほしい」と理解を求めた。

 委員会終了後、森区長は記者団の質問に対し、7月以降、区の幹部会議への欠席が続き、部下への指示もメールが中心になっていたことを認めた。

(2013年9月21日 読売新聞)

3164旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/22(日) 11:12:31
堺市長選、現職が維新新人リード…読売情勢調査
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20130921-OYT1T01190.htm?from=ylist
 29日投開票の堺市長選について、読売新聞社は19〜21日、同市内の有権者を対象に世論調査を実施し、取材と合わせて情勢を分析した。
 無所属で再選を目指す竹山修身氏がリードし、諸派で地域政党「大阪維新の会」公認の新人、西林克敏氏が追う展開となっている。ただ、有権者の約2割がまだ態度を明らかにしておらず、情勢は流動的な面もある。
 支持政党別では、自民支持層の7割近く、民主支持層の大半が竹山氏を支持。自主的に竹山氏を支援する共産党の支持層にも浸透している。一方、橋下徹・大阪市長が共同代表を務める日本維新の会支持層の9割近くは西林氏を支持している。「支持政党なし」の無党派層は、約5割が竹山氏、約2割が西林氏を支持している。
 調査は、堺市を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で実施。有権者在住が判明した1412世帯の中から810人の有権者の回答を得た。回答率57%。
竹山たけやま 修身おさみ 63無現
市長〈自〉〈民〉
西林にしばやし 克敏かつとし 43諸新
(元)市議
(届け出順、〈〉は推薦・支持政党、(元)は前職を含む)
(2013年9月22日10時18分 読売新聞)

3165チバQ:2013/09/22(日) 13:16:04
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201309/0006358078.shtml
2013/9/22 06:16


市長選告示まで3週間 3連休の神戸攻防激化

買い物客らに訴える立候補予定者=21日午後、神戸市内(撮影・宮路博志)
買い物客らに訴える立候補予定者=21日午後、神戸市内(撮影・宮路博志)
 神戸市長選(10月13日告示、27日投開票)の立候補予定者は21日、3連休初日の人出を求め、街頭へ繰り出した。地元を練り歩き地盤を固める立候補予定者がいる一方で、ライバル候補の地盤へ乗り込んで政策を主張する陣営も。告示まで22日で3週間。攻防はますます激化しそうだ。


 政治団体共同代表の貫名(ぬきな)ユウナ氏(61)=共産推薦=は20代まで過ごした同市灘区の水道筋商店街を練り歩き「市民が主役の神戸を実現する」と訴えた。同区は共産市議だった母の地盤でもあり、住民のお茶会に招かれるなど「地元候補」の強みを発揮した。

 一方、互いに「敵陣」を攻めたのは元同市副市長の久元喜造(ひさもときぞう)氏(59)=自民、民主、公明推薦=と、会社役員の樫野孝人(かしのたかひと)氏(50)。

 久元氏は、樫野氏が生まれ育った同市須磨区に入り演説。「都市間競争が激しい。神戸も変わらなければ」と強調した。近くの商店街を意識し「商店街は地域の財産。元気にするための支援にも力を入れる」と声を張り上げた。

 対する樫野氏も、久元氏が小中学生の時代を過ごした同市北区で街頭演説。「北区民はこのままでは“交通難民”。三宮との往復で千円もかかる。これを解決しないと」と地域課題の解決を訴えた。

 ほかに立候補表明している神戸市議の森下やす子氏(48)は「連休中は戦略を練る」とし、連休明けから再び、市政報告会などの活動を行うという。(黒田勝俊、田中陽一)

3166旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/22(日) 23:22:25
現職やや優勢 維新新顔、激しく追う 堺市長選情勢調査
http://digital.asahi.com/articles/TKY201309220214.html
 29日投開票の堺市長選について、朝日新聞社は21、22の両日、堺市内の有権者に電話調査し、取材による情報と合わせて情勢を探った。現職の竹山修身(おさみ)氏がやや優勢で、地域政党の大阪維新の会副幹事長の西林克敏氏が激しく追っている。ただ、有権者の4割が投票態度を明らかにしておらず、情勢が変わる可能性もある。
 竹山氏に対しては民主が推薦し、自民が支持しているのに加え、共産と社民が独自に支援している。投票態度を明らかにした人を分析すると、竹山氏は自民支持層の7割、民主支持層と共産支持層の大部分を固めた。無党派層からは7割の支持を集めている。
 西林氏は日本維新の会支持層の9割をまとめた。しかし、昨年12月の衆院選では維新と選挙協力したものの、堺市長選では自主投票を決めた公明の支持層には浸透できていない。
     ◇
 調査方法 21、22の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、堺市内の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は1983件、有効回答は1192人。回答率は60%。

3168旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/22(日) 23:27:22
堺市長選、現職竹山氏が先行 都構想に反対過半数、電話調査
http://www.47news.jp/CN/201309/CN2013092201001702.html
 共同通信社は29日投開票の堺市長選を前に、21、22両日に電話世論調査を実施し、取材結果を加味して情勢を探った。再選を目指す現職の竹山修身氏(63)=民主推薦、自民支持=が先行し、日本維新の会傘下で、橋下徹大阪市長率いる政治団体「大阪維新の会」公認の元堺市議西林克敏氏(43)が追っている。
 ただ3割近くが投票する候補を決めていない。
 最大の争点になっている大阪府と大阪、堺両市を再編する「大阪都構想」に関し、「反対」「どちらかといえば反対」は合わせて5割を超え、「賛成」「どちらかといえば賛成」の3割強を上回った。竹山氏は反対、西林氏は賛成を表明している。

3169旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/23(月) 03:11:57
堺市長選:竹山氏先行、西林氏追う…中盤情勢・本紙調査
http://mainichi.jp/select/news/20130923k0000m010077000c.html
 29日投開票の堺市長選について、毎日新聞は21、22の両日、MBS(毎日放送)と合同で堺市の有権者を対象に世論調査を実施し、取材結果と総合して中盤情勢を分析した。再選を目指す無所属現職の竹山修身氏(63)=自民支持、民主推薦=が先行し、大阪維新の会新人で前市議の西林克敏氏(43)が追っている。ただ、4割が投票先を決めておらず、終盤で情勢が変わる可能性がある。
 ◇都構想「反対」4割
 同市長選では、大阪府と大阪、堺の両政令指定都市を再編する大阪都構想に、堺市が参加するかが最大の争点となっている。構想に反対する竹山氏を、自民、民主に加え、共産と社民も自主的に支持する。西林氏は構想の実現と堺市の参加を公約に掲げ、維新代表の橋下徹大阪市長が連日、堺市内で支援を訴えている。
 調査結果では、重視する争点として「都構想の是非」が最多の32%を占め、構想への「反対」が40%で「賛成」の26%を上回った。竹山氏に投票すると答えた人の8割が都構想に「反対」し、西林氏に投票すると回答した人の8割が「賛成」していた。【高瀬浩平】
 ◇調査の方法◇
 21、22日の2日間、コンピューターで無作為に作成した電話番号にかけるRDS法による調査を、MBSと協力して実施した。1000人を目標に、堺市内の1006人から回答を得た。

3170チバQ:2013/09/24(火) 23:19:04
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130923/stt13092314530001-n1.htm
【今週の焦点】
維新、背水の陣 堺市長選29日投開票 負ければ致命的3連敗
2013.9.23 14:50 (1/2ページ)[日本維新の会]

「都構想」・野党再編・党の存続


 橋下徹大阪市長率いる日本維新の会が正念場を迎えている。29日投開票の堺市長選は、橋下氏が提唱する大阪都構想の是非を争点に、反都構想を掲げる現職と維新系新人が大接戦を展開。維新は今年に入り、東京都議選と参院選で連敗を喫しているだけに、ここでの敗北は致命傷になりかねない。野党再編の行方にも大きな影響を与える選挙戦は残り1週間を切った。(松本学)




                 

 先週末、ある政党が実施した世論調査が永田町に出回った。「現職約10ポイントリード」−。維新幹部は携帯電話に送られてきたその結果に、愕然(がくぜん)とした。

 維新は堺市長選に「国政選挙並み」(幹部)の態勢で臨んでおり、国会議員団の平沼赳夫代表、松野頼久幹事長ら執行部が相次いで堺入りしている。

 維新幹部は逆転の芽は十分にあると踏んでいる。現職候補は自民党から支持を受け、民主党も推薦。さらに共産党までもが自主的に支援する。橋下氏は「共産党と自民党が手を組むのがどれだけおかしいことか」と徹底的に批判している。

 その一方で、橋下氏が安倍晋三首相を批判することはない。念願の都構想を実現するには官邸サイドの協力は欠かせず、首相も維新を憲法改正のパートナーに位置づけているからだ。菅義偉(すが・よしひで)官房長官−松井一郎維新幹事長(大阪府知事)ラインは健在で、橋下氏側近は「官邸とつながっているのは俺らやねんぞ」と自民党大阪府連を牽制(けんせい)する。

 維新系候補が敗れた場合、都構想はおろか、維新主導の野党再編に暗雲が垂れ込めるのは間違いない。みんなの党の渡辺喜美代表は新党結成を否定し、政党ブロック(政党連合)構想を主張。民主党執行部もこの構想に理解を示している。橋下氏の求心力が低下すれば、新党構想は絵に描いた餅となりかねない。

 維新幹部が抱えるもう一つの懸念は、橋下氏が維新共同代表の「辞任」を口にする事態だ。体質が異なる大阪系や旧たちあがれ日本系などででき上がった維新が、分裂せずに今にいたっているのは、橋下、石原慎太郎両共同代表という双頭体制によるところが大きい。橋下氏が身を引けば、バランスは崩れ、党解体の危機に直面する。

 都構想、野党再編、維新の存続…。あらゆるものが橋下氏の肩に重くのしかかる今回の戦いは、一首長選という性格を超え、国政の行く末を大きく左右する。




             

 ◇堺市長選 届け出順

 竹山修身 63 市長  無現〔1〕 【民】【自】

 西林克敏 43 元市議 維新

3171チバQ:2013/09/24(火) 23:24:21
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/186610/
「維新」松井知事がカードゲーム大会でKY発言

2013年09月24日 16時00分


 余計なお世話過ぎたか。29日投開票の堺市長選に向けて劣勢と伝えられる大阪維新の会が、若者にソッポを向かれる危機に陥っている。22日に堺市内で行われたカードゲーム大会に同会幹事長の松井一郎大阪府知事(49)が現れ、ゲームに熱中する若者を前に「ゲームもいいけど選挙に参加してください」と場違いな発言をしたと話題になっている。大阪都構想はどうなってしまうのか。




 選挙応援に熱が入る松井氏が立ち寄ったのは、堺市内で開催されていた「カードファイト!! ヴァンガード」の大会だった。何人かの参加者は松井氏の写真を撮り、ツイッターで拡散。それだけなら選挙運動にプラスだったのだが、松井氏は余計なひと言を言ってしまったようだ。


 参加者らは「ゲームもいいけど勉強して選挙に参加してくださいって言ってきた」「ゲームもいいけど選挙に行こうって言われました」などと、松井氏のスピーチを報告。


 すると、「場違い極まりない」「選挙権のない人たちが集まるイベントに顔出してなんなんだ」と否定的なコメントがついたのだ。


 ヴァンガードは新日本プロレスの親会社「ブシロード」が手がけるトレーディングカードゲームで、アニメやマンガなどでも展開。根強いファンがいる。カードゲームをするための大会で「ゲームもいいけど…」と言えば、反感を持たれるのは当たり前である。



「こういうところから票を失っていくのです」と話すのは自民党関係者。「以前、鳩山邦夫氏が総務相だったころ、裸になって捕まった男性アイドルのことを『最低の人間』と指摘して、大バッシングを受けました」



 地デジのイメージキャラクターだったSMAPの草磲剛(39)が全裸になった時の話で、電波使用に関する免許を担当する総務大臣として物申したわけだが、ジャニーズファンからクレームが殺到。「ジャニーズファンが選挙の際に、自民党の敵対候補にあえて票を入れるのではとの懸念があったので、発言は次の日に取り消されました」(前出の関係者)。これだけが原因ではないが、約4か月後の総選挙で自民党は大敗していた。


 カードゲームファンがどの程度の集票力を持っているかは不明だが、維新にとって取りこぼしは許されない。情勢調査では現職の竹山修身氏(63)が維新の西林克敏氏(43)をリードしているという。松井氏にカードゲームに参加する余裕があれば違ったかもしれない。

3172バハムート:2013/09/25(水) 20:02:33
>>3171
未成年の参加者もいる前で選挙の呼びかけをするのは、どんな大人でもあるまじき行為だ。

3173チバQ:2013/09/25(水) 23:43:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130925ddn008010041000c.html
選挙:堺市長選 「争点設定間違えた」西林陣営、戦術練り直し 竹山陣営は引き締め
毎日新聞 2013年09月25日 大阪朝刊

 堺市長選(29日投開票)で毎日新聞など報道各社の世論調査を受け、両陣営は最後の追い込みを図る。先行する無所属現職、竹山修身氏(63)は陣営の引き締めを図る一方、大阪維新の会新人、西林克敏氏(43)は戦術を練り直し、巻き返しを狙う。【熊谷豪、高瀬浩平、茶谷亮】

 「争点設定を間違えた」。維新代表の橋下徹・大阪市長は24日午前、大阪市役所で記者団に語った。

 維新が掲げる大阪都構想は、西林氏が勝てば実現に直結するわけではなく、最終的には住民投票で過半数の賛成が必要となる。橋下氏は「住民投票の話をしなかったのはミスだ。住民投票のプロセスを訴えるよう連休中に指示を出したが、遅きに失した」と語った。午後には西林氏とともに堺市内で街頭演説し、「大阪府市でやっと都構想の協議が始まった。どういうものか見てから、イエスかノーか住民投票で判断してほしい」と繰り返した。同市堺区の選挙事務所は同日、「堺の皆さんに不利益な提案は、住民投票で否決できます」と書かれた張り紙を入り口に掲げた。

 これに対し「堺はひとつ」と訴える竹山氏は同日、市内の企業十数社をあいさつ回りし、夜には同市中区の駅前で「都構想にストップをかけたい」と街頭演説した。

 毎日新聞などの世論調査では、都構想への堺市の参加に反対が42%で、賛成の27%を上回る。ただし、竹山氏を支援する自民、民主両党の大阪府議や堺市議らは「データはうのみにできない。厳しい状況に変わりはなく、緩める状態にない」と、最後まで街頭演説や支持者回りに全力を挙げる。橋下氏の発言についても、陣営幹部は「いちいち惑わされず、4年間の街作りをしっかり訴える」と静観する。

3174とはずがたり:2013/09/26(木) 19:21:57
維新はそろそろ敗戦処理を考えて置いた方が良いね。

政令指定都市を内部に抱え込んでいても大阪都移行が可能なばかりか,もっと積極的な意義付けがあると云う論理で。
東京都に於ける世田谷や杉並や八王子の規模がでかすぎるけど都の行政下で政令都市になれない構造が有るけど,その辺も大阪のシステムでは対応が可能である的な。

で,俺の本来の持論である,北摂政令都市や新東大阪政令市構想とも整合的だしw

3175チバQ:2013/09/27(金) 00:44:00


http://mainichi.jp/select/news/20130926k0000e010155000c.html
大阪市議会:3会派、議長辞職要求
毎日新聞 2013年09月26日 07時19分(最終更新 09月26日 08時01分)

 大阪維新の会の美延映夫(みのべ・てるお)大阪市議会議長(52)の政治資金パーティーで地元の市立高吹奏楽部が演奏した問題を受け、市議会の公明、自民、民主系の3会派は25日、美延市議に議長を辞職するよう要求した。美延市議が26日朝までに辞職届を提出しない場合、3会派は同日午後の市議会本会議で不信任決議案などを提出する構えを見せているが、維新側は反発している。

 公明など3会派は25日、職員の服務規律強化を図る市職員基本条例の制定などを維新が推進してきた経緯を踏まえ、美延市議の責任は重いと判断。議長辞職を維新市議団に要求した。

 3会派は定数86のうち過半数の45を占め、不信任決議案などが可決される可能性が高い。市議会関係者によると、維新市議団は辞職に応じることも検討したが、「辞めると非を認めることになる」として拒否する方向で調整している。維新幹事長の松井一郎大阪府知事も了承しているという。

 この問題では、市立高吹奏楽部が昨年6月〜今年8月の計3回、美延市議のパーティーで演奏していたことが判明。8月は議長就任祝賀会の名目で、生徒約100人が教諭の引率で演奏していた。

 教育の一環である部活動が政治団体の活動に関わったことを市教委は問題視し、教諭の処分を検討している。美延市議は今月18日の記者会見で「配慮に欠けた」などと謝罪したが、議長を続ける意向を示していた。

 議長が辞職届を提出した場合、市議会の過半数で辞職を許可し、新議長は選挙で決める。美延市議は北区選出で3期目。今年5月に議長に就任した。【林由紀子、茶谷亮】

3176旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/27(金) 00:55:02
共産は反対したのね。市長選挙で「共産相乗り」を批判していたのはどこの誰だったかしら。

維新議長に不信任決議=自公民の賛成多数で可決−大阪市議会
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2013092601006
 大阪市議会は26日の本会議で、地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)の美延映夫議長に対する不信任決議を、自民、公明両党と民主系各会派の賛成多数で可決した。決議は、美延氏が自身の政治資金パーティーで市立高校吹奏楽部の生徒に演奏させていたことを問題視し、「議会の長として好ましいとは思えない」と批判した。
 同市議会で議長の不信任決議が可決されたのは初めて。法的拘束力はないが、維新所属の議長に不信任が突き付けられたことで、橋下氏の市政運営に影響を及ぼしそうだ。
 美延氏は可決後、記者団に「重く受け止める」としつつ、辞任は否定。議長報酬(18万4000円)を10月から3カ月間返上する意向を示した。橋下氏も同日夜、市役所内で記者団に対し「不信任はやり過ぎだ。不適切かも分からないが、職を辞するほどではない」と述べ、美延氏を擁護した。(2013/09/27-00:23)

3177旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/27(金) 11:32:00
大阪市議会議長を不信任…高校吹奏楽部演奏問題
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130927-OYO1T00267.htm?from=main4
 大阪市議会(定数86)の美延映夫みのべてるお議長(大阪維新の会)の政治資金パーティーで市立高校の吹奏楽部員らが演奏した問題を受け、市議会の公明、自民、民主系の3会派(計45人)が26日、議長の不信任決議案を提出し、賛成多数で可決された。同市議会で議長の不信任決議案が可決されるのは初めて。
 3会派は「教育の政治的中立性に反した責任がある」として美延議長の辞任を要求したが、維新側が応じなかったため、決議案の提出に踏み切った。正副議長を除く84人で記名採決を行った結果、賛成は44票、反対は40票だった。
 美延議長は記者団に対し、「決議は重く受け止める」と話したが、不信任決議に法的拘束力はなく、議長は続ける考えを示した。ただ、決議後に再開された本会議では、3会派から議長席への着席を拒まれ、議場の外に設置されているモニターで審議を見守る異例の事態となった。
 今回の決議案提出では、29日投開票の堺市長選を巡る各会派の思惑も見え隠れする。維新公認候補の対抗馬である現職候補を支援する自民市議は「本会議終了が夜までずれ込んだことで橋下徹市長を市役所に留め置き、応援のための堺入りを阻止できた」と語り、民主系市議も「維新にダメージを与える絶好のチャンスだった」と明かした。公明は自主投票の構えだが、「自分のパーティーで高校生に演奏させた事実は重い」(市議団幹部)として、あえて自・民に同調した。
 一方、市は、橋下市長が掲げる「市政改革プラン」に基づき、市民利用施設を廃止するための8議案の可決を見込んでいた。しかし、本会議では1議案が否決、5議案が採決見送りに。可決されたのは2議案にとどまり、橋下市長の影響力の低下が浮かび上がった。
(2013年9月27日 読売新聞)

3178旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/29(日) 11:26:32
堺市長選、投票始まる
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2013092900018
 任期満了に伴う堺市長選の投票が29日午前、始まった。午前11時現在の投票率は13.03%で、前回を1.28ポイント上回っている。
 再選を目指す無所属現職の竹山修身氏(63)=自民支持、民主推薦=と、地域政党「大阪維新の会」公認の新人で元堺市議の西林克敏氏(43)が立候補しており、「大阪都」構想への堺市の参加の是非を最大の争点に激しい舌戦を繰り広げた。
 投票は午後8時に締め切られ、即日開票される。同日深夜には大勢が判明する見通しだ。 (2013/09/29-11:17)

3179チバQ:2013/09/29(日) 12:43:21
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20130929-1196870.html

井岡弘樹氏が竹山氏応援 きょう堺市長選

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竹山修身氏(中央)の応援に駆けつけた井岡弘樹氏(左)と、川淵三郎氏 竹山修身氏(中央)の応援に駆けつけた井岡弘樹氏(左)と、川淵三郎氏

 「大阪都構想」が大きな争点となっている大阪・堺市長選は、今日29日に投開票を迎える。再選を目指す現職竹山修身氏(63)は28日、最後のお願いで市内各所を回った。日本サッカー協会川淵三郎最高顧問(76)、元ボクシング世界2階級王者井岡弘樹氏(44)、元参院議員で講談師の旭堂南陵(64)ら地元出身著名人や、支持を受ける自民党から野田聖子総務会長(53)らの応援を受けた。

 井岡氏は「今回は苦しい戦いやと思います。竹山さんに力を貸してあげてください」と呼びかけ、竹山氏は「(大阪都構想実現なら)確実に堺市の財政が吸い上げられる。安心して住める街づくりを私に続けさせてください」と主張した。

 堺市長選には、大阪維新の会新人の元市議西林克敏氏(43)も立候補。同代表で日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長(44)はこの日、実現を目指す大阪都構想について「東京は23区ですが、最終的に大阪は19区くらいになるんじゃないか」と具体的なプランを提示。「夫婦でも一緒じゃないですか。夫婦が一体となれば、ぐっと力を増す」と市民に理解を求めた。

 [2013年9月29日9時7分 紙面から]

3180チバQ:2013/09/29(日) 20:10:28
ゼロ打ちみたいですね
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130929-00000546-san-pol
「橋下維新」破れる 竹山氏の再選確実 堺市長選
産経新聞 9月29日(日)20時2分配信

 任期満了に伴う堺市長選は29日、投票が行われ、無所属現職の竹山修身(おさみ)氏(63)=民主推薦、自民支持=が、日本維新の会傘下の地域政党「大阪維新の会」公認で元堺市議の新人、西林克敏氏(43)を破っての再選を確実にした。

 投票は午後8時に締め切られ、開票は午後9時10分から行われるが、産経新聞が投票所で行った出口調査や、取材の結果から判断した。

 今回の選挙は、日本維新共同代表の橋下徹大阪市長らが掲げる大阪都構想への堺市の参画の是非が最大の争点となった。反都構想の竹山氏は共産、社民の自主的な支持も受け、反維新勢力が結集。維新はこれまで大阪の選挙で連戦連勝を重ねてきたが、初の敗北を喫した形で、橋下氏の求心力や政治的影響力、維新の党勢や国政での野党再編の行方にも影響しそうだ。

 竹山氏は4年前の前回、橋下氏の応援を受けて初当選したが、「大阪府と堺市の間に二重行政はない」として、大阪都構想の制度設計を行う法定協議会への堺市の参画を固辞し、橋下氏との関係が悪化。前回は対立候補を推した自民、民主の支援を取り付けた。

 選挙戦では、大阪府と大阪市、堺市を再編する都構想が実現すれば、堺市域がばらばらになり、市の財源が都に吸い上げられると主張。「堺をなくすな」と繰り返し訴え、有権者の支持を広げた。

 西林氏は、堺市の人口や税収の減少をとらえ、都構想を推進し、大阪府や大阪市と連携して都市力向上を図る「ワン大阪」の必要性をアピール。橋下氏や維新幹事長の松井一郎大阪府知事が頻繁に応援に駆けつけ、石原慎太郎共同代表ら維新の国会議員らも動員した総力戦を展開したが、及ばなかった。

 橋下氏らは今後、大阪府と大阪市での都構想実現を目指すが、自民や民主など他党が反発を強めるのは必至で、制度設計を進める上で難航も予想される。

3181チバQ:2013/09/29(日) 21:14:51
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130929/elc13092920540002-n1.htm
【維新敗北】
負けられない戦いで…厳しさ増す都構想
2013.9.29 20:51 (1/2ページ)

堺市長選の選挙戦最終日、立候補者の応援に駆け付け支持を訴える日本維新の会の橋下共同代表=28日夜、堺市南区
 本拠地・大阪の選挙で連戦連勝を重ねてきた橋下維新が、大阪都構想の推進で勝負どころとなる「負けられない大戦(おおいくさ)」で敗北を喫した。先頭に立って選挙戦を引っ張った橋下徹大阪市長にも、維新にとっても、計り知れない衝撃だろう。

 今回の選挙の構図は、橋下氏が圧倒的な勢いを見せつけた約2年前の大阪市長選とそっくりだった。「反維新、反都構想」の観点で、再選を目指す現職を自民、民主が支援し、共産も自主的に支持する。協調関係にある公明が自主投票に回り、橋下氏は声高に相乗り批判を展開できる得意のパターンだったはずだ。

 にもかかわらず、維新候補への支持が伸びなかったのはなぜか。

 一つには「自治・自由の街」として歴史をはぐくんできた堺市特有の風土があろう。相手方は「都構想に入れば堺がなくなる」と繰り返し訴え、郷土愛が強い堺の有権者の心をつかんだ。象徴的、攻撃的なフレーズを打ち出し、支持を引き寄せる戦略は橋下氏のお家芸だったはずだが、お株を奪われ、守勢に回ったときの弱さが露呈した。

 もう一つ、民主党政権で「決められない政治」が続いていた2年前との潮目の違いがある。橋下氏には、現状打破を望む声の大きさに比例して人気を広げる「閉塞(へいそく)の時代の寵児(ちょうじ)」としての側面があった。だが、政権が自民に転じ、安倍晋三内閣は安定軌道を進んでいる。それとともに、光沢に陰りが差すことは、橋下氏の政治スタンスのいわば宿命なのかもしれない。

 都構想参画に対し、堺市民はノーを突きつけた。しかし、橋下氏には、少なくとも大阪府と大阪市による都構想は成し遂げる責務が残っている。2年前に橋下氏と松井一郎大阪府知事が得た民意への責任は消えていないからだ。

 無論、道のりは険しさを増す。自民と民主の地元勢力は勢いを増すだろうし、大阪市議会では、維新の議長への不信任決議をめぐり、維新と公明の関係にもほころびが生じた。

 橋下氏はいばらの道をいかに進んでいくのか。大阪内外から、真価と覚悟を問う視線が注がれる。

(内田透)

3182チバQ:2013/09/29(日) 21:25:11
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013092900218
無党派66%が竹山氏=全年代で西林氏上回る−堺市長選
 29日投開票の堺市長選で時事通信が実施した出口調査によると、竹山修身氏は自民党支持層の71%、民主党支持層の78%の票を集めた。西林克敏氏は日本維新の会支持層の93%を固めたが、竹山氏は「支持政党なし」と答えた無党派層の66%の票を獲得。公明党支持層の87%、共産党支持層の77%も竹山氏に投票した。
 年代別でも、竹山氏は全ての年代で西林氏を上回った。20代で65%、30代で62%、40代で60%とそれぞれ6割以上の票を得たほか、50代〜70代以上の各年代でも6割近くが支持した。
 一方、「大阪都」構想に「反対」と答えた人の96%は竹山氏、「賛成」と答えた人の93%は西林氏に投票。「どちらとも言えない」と答えた人は、竹山氏54%、西林氏44%と分かれた。
 出口調査は、市内10カ所の投票所で実施。投票を終えた男性291人、女性264人の計555人から回答を得た。(2013/09/29-21:11)

3183チバQ:2013/09/30(月) 20:30:03
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130930-OYO1T00711.htm?from=main1
激戦一夜明け、和解ムード?…堺市長選
 一緒に前を向いていきたい――。大阪都構想の是非を争点にした堺市長選から一夜明けた30日、敗北を喫した橋下徹・大阪市長(大阪維新の会代表)、松井一郎・大阪府知事(同幹事長)は、都構想反対を掲げて再選された竹山修身(おさみ)・堺市長と対話を進めていく意向を示し、竹山氏も「大阪府市統合本部」への部分的な参加を検討する考えを表明した。選挙戦での批判合戦から一転した「雪解け」は本当に進むのか。

 「政治的な戦(いくさ)、けんかは終わった」。30日、大阪市役所で報道陣の取材に応じた橋下氏は「相手があっぱれだった。見事。一枚も二枚も上だった」と竹山氏を持ち上げ、「僕は感情的なしこりはすぐになくなるタイプ。堺市の代表である竹山市長と一緒にやっていきたい」と述べた。

 松井氏も、「個人的に付き合うわけではない。知事としては、(府内の)ほかの市長と同じだ」と、行政同士の連携協議を進めていく方針を示した。

 市長選で、竹山氏は「都構想は百害あって一利なしだ」と批判。橋下氏は「都構想で『堺がなくなる』という竹山さんの主張はウソ八百」と反論し、橋下氏とともに前回選で竹山氏を支援した松井氏も「竹山さんに裏切られた。『倍返し』する」と攻撃していた。

 竹山氏は30日、「市長選のわだかまりを残していたら、堺市政は停滞する。府は良きパートナーで、大阪市も隣の自治体。選挙戦でのことは、『恩讐(おんしゅう)の彼方(かなた)に』だ」と、関係修復へ意欲を見せた。

(2013年9月30日 読売新聞)

3184チバQ:2013/09/30(月) 20:30:53
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130930ddf001010005000c.html
選挙:堺市長選 維新敗北 自・民攻勢、公明に距離 都構想不透明に
毎日新聞 2013年09月30日 大阪夕刊

 29日投開票された堺市長選で公認候補を立てて敗れた大阪維新の会(代表、橋下徹大阪市長)に対し、自民、民主両党は攻勢を仕掛ける。協力関係にあった公明党との距離も広がりそうだ。維新が結党の原点に掲げる大阪都構想の行方が不透明になり、2015年春の統一地方選を控え、維新内部には動揺が広がる。維新は内憂外患の秋を迎えている。

 「今日から反転攻勢だ。自民を離党した維新議員には、全選挙区に刺客を立てる」。30日午前、自民党府連幹部は語った。統一地方選に向けて府議団は6月に選対委員会を早々と発足させ、候補者選びを始めた。竹本直一府連会長は29日夜、当選した現職の竹山修身氏の事務所で、「橋下氏のカリスマ性が否定されたことが一番大きい」と手応えを口にした。

 竹山氏を唯一推薦した民主党の尾立源幸府連代表は同日夜、「7月の参院選まで負け続けたが、我々の自信につながる」と喜んだ。民主府連も統一選に向けた選対を年内に発足させる。

 一方、維新が過半数に届かない大阪市議会でキャスチングボートを握る公明市議は「維新には是々非々だ。スタンスは変わらない」と語る。ただ、都構想については、「堺市抜きで進めるなら、戦術を立て直すべきではないか。大阪市民が考えるきっかけにもなる」と慎重な議論を求めた。

 こうした状況に維新からは、大阪市議会の議決を不安視して「住民投票まで行き着かないのでは」(府議)と、弱気の声も漏れている。離党の動きを懸念する声も出ている。ベテラン地方議員は30日午前、「安倍政権成立後、大阪市議などが、『統一選で対抗馬を立てるぞ』と自民から揺さぶられている。これからどうなっていくのか……」と不安げに話した。

 しかし幹部は強気だ。松井一郎幹事長(大阪府知事)は30日午前、大阪府庁で記者団に、離党への懸念について問われ、「来る者拒まず、去る者追わず。こちらは捨て身でやると決めている」と突き放した。浅田均政調会長(大阪府議会議長)も29日夜、「首長取れた、取られたって、あまり大きな障害じゃない」と強調した。

 幹部とメンバーの意識の落差が広がっている。【山下貴史、林由紀子、高瀬浩平】

3185チバQ:2013/09/30(月) 20:34:01
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130930ddn003010020000c.html
クローズアップ2013:堺市長選(その1) 橋下維新、本拠で苦杯 党勢失速、追い打ち
毎日新聞 2013年09月30日 大阪朝刊

 ◇自民幹部「維新は終わり」
 29日投開票の堺市長選は無所属現職の竹山修身氏(63)=自民支持、民主推薦=が、大阪維新の会新人の西林克敏氏(43)を破った。選挙の強さが力の源泉の一つだった維新が地元で敗れた衝撃は大きい。原点である「大阪都構想」の先行きに暗雲が漂い、橋下徹日本維新の会共同代表(大阪市長)の求心力低下は避けられない。維新の国政での存在感に影響するのは必至だ。

 「今の無党派層は安倍(晋三)さん支持だ。維新は応援を受け切れる政党になっておらず、次に向かって頑張っていきます」。橋下氏は29日夜、堺市内で記者会見し、党勢回復を目指す考えを示した。だが党内では橋下氏の求心力低下を懸念する声も上がり、自民党幹部は29日夜、「維新のレゾンデートル(存在意義)が否定された。維新は終わりだろう」と語った。

 今回の市長選は、橋下氏にとっては正念場だった。

 7月の参院選で自らの従軍慰安婦発言で失速を招いた橋下氏は参院選直後の7月27日の党執行役員会では共同代表辞任までちらつかせて「大阪の改革に専念したい」と宣言した。地元・大阪の堺市長選で勝つことで都構想を現実に近づけ、求心力を回復する戦略だった。都構想は、橋下氏が「大阪維新の会」を結成する理由となった「原点」だけに、否定された痛手は大きい。

 橋下氏の影響力低下は今後の安倍首相の戦略にも影響を与える。首相や菅義偉官房長官は将来の憲法改正などを見据え、橋下氏とのパイプ作りに努めてきた。改憲で同調する維新との共闘は、慎重な公明党をけん制する「カード」にもなり得る。堺市長選で自民党が支持にとどめたのも官邸の意向だ。維新とは国会改革などでも近く、菅氏は27日の記者会見で「政府の政策に理解を示してくれる政党とは当然、政策ごとに協力していく」と語った。選挙結果に関わらず関係は維持する方針だ。維新の松井一郎幹事長(大阪府知事)も29日夜、「安倍政権と協力しながら統治機構改革はやりたい」と官邸に秋波を送った。

 しかし、今回の敗北で橋下氏は国政への関与からさらに一歩引かざるを得なくなる。首相や菅氏との近さをテコに存在感を示す手法も修正を余儀なくされる可能性があり、安倍官邸と橋下維新の「相互依存」は薄まりそうだ。

 政府高官は29日、「まず維新が(敗北の)結果を分析すべきだ」と維新の党内情勢を見守る考えを示したが、自民党内では「党勢衰退が著しい維新に利用価値があるのか」(関係者)との声もくすぶる。自民党の石破茂幹事長は29日夜、「自公連立を捨てて維新と組むことは全く想定していない」と語った。

 橋下氏の求心力は「選挙の強さ」によるところが大きい。今回の敗北で、2015年の統一地方選に向け維新の若手からは「『維新では戦えない』との不安も広がり、離党者が出てくる」という声も出ている。橋下氏や松井氏が中枢を占めてきた党運営に対し、平沼赳夫代表代行ら旧太陽の党出身議員の影響力が増すのは必至で、平沼氏周辺は「党運営の実権を平沼氏に預けるしかない」と語る。

 次期衆院選に向けた野党再編の行方も不透明さを増す。橋下氏は7月の参院選から民主党やみんなの党の一部勢力との新党構想を掲げてきたが、主導権を失いかねない。【鈴木美穂、阿部亮介】

3186チバQ:2013/09/30(月) 20:34:20
 ◇無党派層へ浸透、陰り−−出口調査
 衆参62人の国会議員に1人最低3回は選挙応援に入るよう指示した維新。100人を超す地方議員を擁する大阪の地盤を基に、総力を挙げた人海戦術で「地上戦」を展開し、支持層を固めた。しかし、竹山氏陣営の「堺はひとつ。堺をなくすな」のワンフレーズが浸透し、橋下氏の発信力による「空中戦」は防戦に回った。かつて幅広く支持を得た「ふわっとした民意」は、限られた固い支持層に変わっている。

 毎日新聞とMBSが29日、投票を終えた有権者を対象に実施した合同出口調査によると、大阪都構想への堺市参加について、「反対」が43%を占め、「賛成」は32%にとどまった。「わからない」も24%いた。「反対」の97%、「わからない」の60%が竹山氏に投票しており、都構想に対する有権者の反発や戸惑いをくみとったことがうかがえる。

 政党支持率は、自民29%、維新25%と続く。参院選前から全国では1ケタに低迷する維新が、堺市では自民と並ぶ支持を確保している。「支持政党なし」は27%だった。

 支持政党別の投票先では、竹山氏が自民支持層の71%、民主支持層の92%、自主的支持の共産支持層からも93%を得ていた。自主投票の公明支持層から77%、無党派層からも75%と幅広い支持を得ており、いずれも西林氏を上回った。

. 一方、西林氏には、維新支持層の91%が投票。しかし、前回選より投票率が伸びながら、頼みの綱の無党派層は25%にとどまった。党の支持層こそ固めたものの、支持に広がりを欠いた。

 今回の出口調査では、7月の参院選の比例代表での投票先と、今回の投票先や現在の支持政党の関係も分析した。参院選で維新に投票した人のうち、西林氏に投票したのは84%で、竹山氏に投票した人は16%いた。また、現在も維新を支持する人が77%を占め、支持層が定着していることがうかがえる。

 一方、参院選で自民に投票した人で、今回竹山氏に投票したのは70%、西林氏に投票した人は30%だった。

 合同出口調査は、市内20カ所で計1107人から回答を得て、分析した。【山下貴史】

3187チバQ:2013/09/30(月) 20:35:22
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130930ddn041010011000c.html
選挙:堺市長選 維新、遠のく民意 「堺はひとつ」沸く(その1) 橋下氏、攻め迷い 「堺市民に大きな誤解」
毎日新聞 2013年09月30日 大阪朝刊

 29日投開票された堺市長選は、大阪維新の会公認で前市議の西林克敏さん(43)が現職の竹山修身(おさみ)さん(63)に敗れ、本拠地・大阪の首長選で維新公認候補として初めて敗北を喫した。「大阪都構想について大きな誤解が堺市民に広まってしまった」。記者会見で悔しさをにじませた橋下徹代表はこれまで圧倒的な発信力で維新を引っ張ってきたが、今回は攻めどころに迷い、主張は民意を求めてさまよった。【服部陽、熊谷豪】

 堺市堺区の西林さんの事務所は午後8時過ぎ、落選確実の知らせが伝わると重苦しい空気に包まれた。橋下氏や維新の議員、支援者らが集まる中、西林さんは「私の力不足が大きく響いた」と力なく頭を下げた。

 その後、橋下氏と松井一郎幹事長が会見。橋下氏は竹山さんの陣営が「都構想で堺がなくなる」と主張したことを「全く事実とは異なる」と批判し、「どこが出しているか分からないが、違法なビラが大量に出回った。僕は潔く負けを認められない」とまくし立てた。

 「僕の態度振る舞いや政治手法にすごい批判や反論がある。4年も5年もやっていれば飽きられもする」と話す一方、進退について問われると「なんで辞めるんですか。また勝たなければいけないんですから」と気色ばみ、大阪市民に都構想の是非を問う来年秋の住民投票への意気込みを強調した。

 堺市長選での橋下氏の主張は揺れ続けた。告示前、2009年の前回選で応援した竹山さんが「大阪都構想」を批判したことに激怒し、7月29日には、記者団に「裏切られた」と強く批判した。8月26日に堺市内の街頭に立った際には、「市長のポジションを守りたいだけ」などと攻撃。しかし、「裏切り」批判は「『竹山さんを元々選んだのは橋下や』と跳ね返ってくる」(維新幹部)と陣営に懸念が広がり、次第に影を潜めていった。

 替わってターゲットにしたのは、竹山さんを自主的に支持する共産党だ。9月5日のタウンミーティングでは、「竹山さんは共産党公認候補ですよ。平成の大詐欺師ですよ」とののしった。

 一方、都構想については、市民の反発が予想以上に強く、「堺はなくさない」と守勢に回った。今月8日(日本時間)に東京五輪招致が決まると、その日のタウンミーティングで「都構想の意義は、五輪を呼べる大阪にしましょうよということ」と、夢を語りかけた。ところが、告示後、世論調査で劣勢が伝えられると、発言は荒っぽさを増す。「相手陣営は堺がなくなるとうそ八百を言っている。『堺なくなる詐欺』だ」

 終盤の24日には、「争点設定を失敗した」と、捨て身の論点変更を試みる。「最後は住民投票で決まる。堺市民にむちゃな提案をすれば否決されるから、市民の利益になる提案しかしない」と不安払拭(ふっしょく)を図ったが、功を奏さなかった。巧みに民意をすくい取ってきた橋下氏も今回ばかりは迷走が目立ち、不敗神話に終止符が打たれた。

 ◇都構想に「×」「〇」「?」−−投票した市民
 堺市民は何を思い、一票を投じたのか。堺市中区の会社員、中川朝臣(ともみ)さん(26)は「堺は独自の文化を大事にしている地域。堺市を無くす必要はなく、大阪都になるメリットも感じられない」と話し、現職の竹山さんに投票した。南区の公務員、菊田聡子さん(53)は「なぜ今、都構想なのか。道州制を導入する方が自治が進むのではないか」と、都構想への疑問を口にした。北区の無職、横関定男さん(84)は「維新の会はいつも口先だけは派手な事を言うが、本当にやってくれるのか実行力が疑わしい。都構想に参加しなくても、堺は独自でやっていけると思う」と話した。

 新人の西林さんに投票した中区の無職、平岩主光(かずみつ)さん(69)は「堺市だけでなく、大阪全体の連携を考えることが大事。堺だけで物事を考えると、衰退が止まらない」と指摘。南区の会社員、外山(とやま)雄一さん(37)は「西林さんには、堺を変えてくれるという期待が持てる。橋下代表も普段から若い世代を見てくれていると感じる」と、変化への期待を票に託した。

 一方、北区の会社員の男性(34)は「都構想については、両候補が選挙戦で相反する主張をしており、何が本当なのか分からなかった」と話した。

3188チバQ:2013/09/30(月) 20:35:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130930ddn041010010000c.html
選挙:堺市長選 維新、遠のく民意 「堺はひとつ」沸く(その2止) 竹山さん「都構想参加、毛頭ない」
毎日新聞 2013年09月30日 大阪朝刊

 堺市堺区の竹山さんの事務所に午後8時過ぎ、当選確実の報が入ると「よっしゃ」「うおー」と、歓声と拍手に包まれた。

 「竹山コール」で迎えられた竹山さんが支持者らと握手すると、「堺はひとつ」の掛け声がわき起こった。

 竹山さんは万歳をした後、「この選挙は堺市民と大阪維新の会との戦いだった。都構想に参加する考えは毛頭なくなった」と強調した。

 陣営幹部は「堺の人は自分のことを、大阪人ではなく『堺人』だと思っている。『都構想に入らないと堺は取り残される』という橋下氏の訴えに反発する市民が多かった」と、勝因を分析する。堺市民の自立性に対する橋下氏の理解不足が、有利に働いたとの見方を示す。

 支援の度合いの低い「支持」にとどめていた自民党も投票日前日の28日には、知名度の高い野田聖子総務会長を応援に派遣し、党として支援する姿勢をより鮮明にした。

 共産党などでつくる市民団体も、維新市長の誕生阻止に動き、市内の各駅で都構想反対を連日訴えた。

 反維新で与野党がつながった寄り合い所帯だったが、既存政党の組織力にも支えられ、勝利を手中に収めた。【高瀬浩平、林由紀子】

3189チバQ:2013/10/01(火) 22:08:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131001ddlk28010359000c.html
選択:13年・神戸市長選 堺市長選、維新“惨敗”影響注視 県政界にも波紋広がる /兵庫
毎日新聞 2013年10月01日 地方版

 大阪維新の会が擁立した新人候補が現職候補に敗れた堺市長選の結果は、県政界にも波紋が広がった。昨年12月の衆院選比例代表で日本維新の会が県内で最多得票となり、今年7月の参院選兵庫選挙区でも議席を獲得、県内でも維新の「快進撃」が続いていたからだ。10月には神戸市長選も控えており、各党とも維新“惨敗”の影響を推し量っていた。【山口朋辰、渡辺暢】

 「4月の伊丹、宝塚両市長選と同じで『大阪に侵略される』とあおる対立陣営の主張に負けた」。維新県総支部の新原秀人代表は敗因をこう分析した。神戸市長選への対応には「特定の候補者への推薦や支持はないだろう」と述べ、自主投票になる公算が高いとの見通しを明らかにした。

 また、神戸市長選での維新との協力を模索する、みんなの党衆院兵庫1区支部の井坂信彦支部長は「堺市長選は『大阪都構想』を問う住民投票になってしまった。維新への評価ではないのでは」との見方を示した。

 一方、自民党県連の原吉三幹事長は「派手さはないが、地道にやることが地方政治だ」と維新の政治姿勢に疑問を呈した。民主党県連の大塚崇弘幹事長代行も「堺市民には『大阪がかき回しに来た』という印象だったのでは」と分析。共産党県委員会の松田隆彦書記長は「支持のない『大阪都構想』を掲げた当然の結果」と断じた。

 ただ、公明党県本部の野口裕代表代行は「今は大阪での足場固めに注力し、他県まで手を出す余裕はないだろうが、今後の出方を注視したい」と述べるなど、各党の警戒感はしばらく残りそうだ。

  ◇    ◇

 堺市長選の結果について、井戸敏三知事は30日の記者会見で「『政令市でやっていきたい』という堺市民の願いが今回の結論に結び付いたのでは」と分析。井戸知事は関西広域連合長を務めているが「広域連合の今後の運営には直接、関連はないだろう」と話した。

〔神戸版〕

3190チバQ:2013/10/01(火) 22:16:14
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20130924ddlk28010164000c.html
矢田市政の宿題:2013年神戸市長選/1 「株式会社神戸市」の果てに/上 /兵庫
毎日新聞 2013年09月24日 地方版

 ◇空港にミナト神戸の自負
 「札幌・新千歳行きは、まもなく搭乗手続きを締め切ります」−−。ビジネスマンが足早に歩を進め、スーツケースを手にした家族連れの笑顔がこぼれる。多くの利用客でにぎわう朝の神戸空港(神戸市中央区)のカウンター。その一角を見やると、航空会社の看板はなく、人けのない空間が広がったままだ。

 「矢田市政」2期目の2006年に開港した神戸空港は当初、需要予測を年間利用者数403万人と見積もったが、実際は200万人台で推移。10年6月には日本航空が撤退した。

 そもそも、大阪湾を中心に半径25キロの円を描けば3空港が収まる阪神圏で、需給バランスへの不安は開港前からささやかれていた。1991年に国の整備計画に組み込まれたものの、4年後に阪神大震災が発生。98年には建設の是非を問う住民投票を求める直接請求に約31万人の署名が集まるなど、常に賛否両論がつきまとった。

 関西空港の格安航空会社(LCC)の拠点化や、30往復に制限された1日の発着枠など、神戸空港を取り巻く環境は厳しい。それでも、12年度の国内線の利用者数(240万人)は全97空港中14位。三宮から最短16分のアクセスという利点も含め、潜在能力の高さも少なからず垣間見える。

 「海の港を中心とした交流の歴史に空の港が加わった」。06年の開港式典で矢田立郎市長が語ったこの言葉には、市主導で開発行政を進めてきた「株式会社神戸市」への自負が漂う。【渡辺暢】

  ■     ■

 神戸市長選が10月13日に告示される。今期限りで引退する矢田市長の「宿題」から、市長選の争点を探る。

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 ◆ビフォーアフター12年

 ◇神戸空港の利用者数 273万人→240万人
 2006年2月に開港。06年度は273万人だったが、12年度は240万人と伸び悩む。現在は全日本空輸▽スカイマーク▽エア・ドゥ▽スカイネットアジア航空(ソラシドエア)−−の4社が計27路線を結ぶ。

〔神戸版〕

3191チバQ:2013/10/01(火) 22:16:45
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20130925ddlk28010315000c.html
矢田市政の宿題:2013年神戸市長選/2 「株式会社神戸市」の果てに/下 /兵庫
毎日新聞 2013年09月25日 地方版

 ◇「ソフト優先」へ転換模索
 2006年に開港した神戸空港(神戸市中央区)は、神戸港に埋め立てられたポートアイランド先の人工島「空港島」(272ヘクタール)に位置する。六甲山系の山間を開拓し、削り取った土で埋め立て地を造成する市主導の開発行政は「山、海へ行く」と称され、この手法で誕生した空港島こそ「株式会社神戸市」の集大成でもあった。

 とはいえ、開発一辺倒では“時代の要請”に応えきれない現実もある。物流・航空業者向けに整備を進めた空港島の分譲用地(未完成分含め82・8ヘクタール)のうち、売却・賃貸にこぎつけたのは10・8ヘクタールと全体の13%。「国内外で激しく誘致を競争している。『場所が出来た』では勝負にならない」(市企業誘致課)からだ。

 一方、空港島の対岸で脚光を浴びるのが、国内外の医療関連企業や研究機関を集め、最先端の医療技術の研究・開発と産業化を目指すプロジェクト「神戸医療産業都市」構想だ。

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った臨床研究の拠点として知られる「先端医療センター」など今年8月末現在、14の中核施設と252の医療関連企業が進出する。一時は世界最速を誇ったスーパーコンピューター「京(けい)」の誘致にも成功、周辺には関連研究機関が林立し、ポーアイ2期の用地売却も進む。

 開発型の「ハード」から、医療や科学分野など「ソフト」優先への転換。矢田立郎市長の元で迫られた方針転換は「株式会社神戸市」の進むべき姿なのか−−。開発の末に生まれた神戸空港では今日も、人々の思いが交錯する。【渡辺暢】

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 ◆ビフォーアフター12年

 ◇神戸医療産業都市への進出企業数 18←252
 国の「都市再生プロジェクト」に認定された2001年、ポートアイランドに進出した医療関連企業数は18。今年8月末には14倍の252まで増加した。神戸空港開港に伴い、06年には一帯にポートライナーも延伸された。

〔神戸版〕

3192チバQ:2013/10/01(火) 22:17:30
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20130926ddlk28010332000c.html
矢田市政の宿題:2013年神戸市長選/3 にぎわいはどこに/上 /兵庫
毎日新聞 2013年09月26日 地方版

 ◇震災の影響いまだ濃く
 揚げたてのコロッケの香ばしい匂いが食欲を誘い、なじみの買い物客と店主の会話が弾む。大正筋商店街(神戸市長田区)のアーケード。新長田駅そばから約300メートルにわたり喫茶店、精肉店、パン屋など約50軒の店舗が連なるが、駅から離れるほど人通りは目に見えて減り、足を止める買い物客もまばらだ。

 商店街周辺は1995年の阪神大震災で大半の店舗が全焼。不況や高齢化などで復興を待たず、商売をあきらめる店主も少なくなかった。「震災で多くの人が出て行った。何とか盛り上げたいんだけどね」と一角で38年前から靴店を営む藤原孝彦さん(72)。激減した客足は少しずつ戻りつつあるが、売り上げは震災前の3分の1程度まで落ち込んだ。

 市は98年、第三セクター「新長田まちづくり株式会社」を設立し、再開発ビル「アスタくにづか」の建設を進めたが、店舗スペースの売却は難航。店を再開しようと商店主の多くが借金を抱える中、ビルの固定資産税や管理費が重くのしかかり、ついには管理費を巡る訴訟にまで発展した。「お客さんを呼び込む努力はしているが、負担ばかり増える」。茶販売店の伊東正和さん(64)が訴える。

 新長田の空き店舗率は26・5%(2003年現在)と、市平均の9・9%の約2・7倍。今年1月末には、新長田の象徴だった大丸新長田店が閉店に追い込まれた。「まちのにぎわい」が薄れつつある新長田の姿は、市営地下鉄海岸線にも影を落とした。【岡奈津希、渡辺暢】

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 ◆ビフォーアフター12年

 ◇新長田の人口 2万2297人→1万7131人
1990年の国勢調査で2万2297人だったが、2005年には1万7131人とマイナス23.2%の激減。95年の阪神大震災で命を落としたり、家を失って引っ越しを余儀なくされた人などが多かった影響とみられる。

〔神戸版〕

3193チバQ:2013/10/01(火) 22:18:14
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20130927ddlk28010345000c.html
矢田市政の宿題:2013年神戸市長選/4 にぎわいはどこに/下 /兵庫
毎日新聞 2013年09月27日 地方版

 ◇海岸線沿線の活性化遠く
 神戸・三宮から新長田までの海岸沿い約8キロを結び、2001年に開通した市営地下鉄海岸線。沿線の兵庫区や長田区の空洞化を防ごうと計画されたが、需要予測は1995年の阪神大震災で、当初の13万8000人(1日あたりの利用者数)から8万5000人まで下方修正を余儀なくされた。それでも、12年度の1日平均は4万2894人と半分程度にとどまる。

 苦戦の背景には、震災を境に沿線の人口が減少し、企業の撤退や事業の縮小で従業員数が減らされていった現状がある。60億円の赤字(11年度)を抱える状況は、52億円の黒字を稼ぐ市営地下鉄西神・山手線とは対照的だ。「地域との連携なくして活性化は不可欠」。市交通局経営企画調整課が分析する。

 そこで市は、新長田の活性化に取り組むNPO法人「KOBE鉄人プロジェクト」と連携。同プロジェクトがまちおこしのテーマとする「鉄人28号」や「三国志」にちなんだラッピング車両を走らせるなど、誘客キャンペーンも展開した。それでも「確たる伸びとまでは至っていない」(同課)のが現状だ。

 今月20日、新長田駅前は久々の活気にあふれた。1月に閉店した大丸新長田店の跡地に商業施設「東急プラザ新長田」がオープンしたからだ。「今日はいつもよりにぎわっているが、シャッターが下りた店舗はまだ多い。住民が希望を持てるよう、市は再開発をやり通して」。近くの主婦、宮前逸子さん(68)が話す。「鉄人28号」のモニュメントが新長田のまちを見つめていた。【岡奈津希、渡辺暢】

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 ◆ビフォーアフター12年

 ◇地下鉄海岸線の利用者数 3万4000人←4万3000人
 開通した2001年度の1日あたりの利用者数は平均で約3万4000人。12年度は約4万3000人と増えてはいる。神戸ハーバーランド(神戸市中央区)のリニューアルなど、沿線需要にプラスの要因も出てきている。

〔神戸版〕

3194チバQ:2013/10/01(火) 22:27:38
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20131001-OYO1T00278.htm
堺市長後援会、パーティー券を自治会に配布
 堺市長選で再選された竹山修身市長の後援会が6月に開催した政治資金パーティーのパーティー券約900枚が、堺市自治連合協議会(市自治連)を通じて市内の自治会組織に配布されていたことがわかった。市は今年度予算で、市自治連を含めた自治会組織に計約1億3000万円の補助金を計上しており、専門家は「好ましくない行為だ」と指摘している。

 パーティーは6月21日に堺市内のホテルで開かれ、約2000人が参加。パーティー券は1万円だった。

 関係者によると、竹山市長の秘書から依頼を受けた市自治連幹部が5月、市内7区の下部団体に対し、全93の校区自治連に10枚ずつ配るよう伝えた。配布を拒んだ校区自治連もあり、パーティーに出席した自治会関係者の人数は把握できていないという。

 竹山市長は読売新聞の取材に「パーティー券の配布は後で知った。無理強いしたわけではないと聞いているが、誤解されないよう、後援会を指導する」と話した。

 岩井奉信・日大教授(政治学)の話「市から補助金が出ている団体のメンバーに、パーティー券の配布を頼むのは、買えと言っているようなものだ。法に触れるわけではないが、好ましくない」

(2013年10月1日 読売新聞)

3195チバQ:2013/10/01(火) 22:36:46
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131001/waf13100120340039-n1.htm
大阪市長選報道に「倫理上の重大な問題」 BPOが朝日放送に勧告
2013.10.1 20:32 [westセレクト]
 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会(三宅弘委員長)は1日、朝日放送(大阪市)による平成23年の大阪市長選関連報道に「放送倫理上の重大な問題があった」とする決定を発表し、再発防止に努めるよう勧告した。

 決定によると、朝日放送は昨年2月6日の「ABCニュース」で、「現職市長を支援していた市交通局の労働組合が『協力しなければ不利益がある』と職員を脅すように指示した」などと報じた。しかし朝日放送が取材した内部告発者が資料を捏造(ねつぞう)していたことが後に判明した。委員会は「労組への裏付け取材もないままに、疑惑を真実であるかのように断定的に報じた」と指摘した。

 朝日放送は同日、「選挙の公正に関わる内容を速報するのはメディアの責務。表現方法の行き過ぎた面については決定内容を真摯(しんし)に受け止め、今後の報道に生かす」とコメントした。

3196チバQ:2013/10/01(火) 22:54:15
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/189751/
維新「東軍」がドン引きした大阪のイケイケ選挙演説
2013年10月01日 20時00分 大阪・堺市長選から一夜明けて、日本維新の会の存在感の低下が著しい。30日、橋下徹共同代表(44)は大阪都構想について、「行政的に影響はない。進めていきます」と変わらぬ意気込みを示した。しかし、都構想の是非を問う来年秋の住民投票はおぼつかない。東西対立を抱える党内も不安定だ。

 堺市長選では大阪以外の維新議員も投入。議員だけでなく秘書たちも同様だった。大阪と縁のない維新秘書は「告示前に堺に行きました。ローラー作戦で地元議員に連れられて戸別訪問を一日に何百軒も。日中は働いている人が多いのか、2割くらいしか家から出てきてくれませんでしたが」と話す。選挙運動の戸別訪問はNGだが、政治活動としてなら黙認されている。

「そうはいっても告示後も戸別訪問したって噂も聞こえてきてるんですよね」と前出秘書は不安そう。「正直、大阪のノリについていけないんです」と話すのは別の維新秘書。例に挙げたのは維新の馬場伸幸衆院議員の演説だ。「相手候補のことを『太った豚』と言ったんですよ。支援者だけの集会じゃなくて街頭で。これ、有権者に受けるんですかね。少なくとも大阪以外なら言わないし、受け入れられない。最低限の節度は保とうとするじゃないですか。でも、大阪の人に言わせると『文句言われてから直せばいい』って。いくら大阪でも受けないと思うんだけど」

 橋下氏の演説も負けていない。選挙戦最終日の演説で橋下氏は相手陣営からデマばかり流されたとして「こら、共産党ちょっと出てこい。自民党、民主党、社民党、なんですか、あの辻元なんとかというオバサンは!」と怒りをあらわにしていた。

 西軍のイケイケ選挙活動を前に、東軍は引き気味。こんなところから亀裂が深まっていく。

3197チバQ:2013/10/02(水) 19:04:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131002ddlk24010321000c.html
’13熊野市長選:中田市議立候補へ 現職に続き2人目「地元業者助けたい」 /三重
毎日新聞 2013年10月02日 地方版

 任期満了に伴う熊野市長選(20日告示、27日投開票)に、市議の中田征治氏(70)が1日、無所属で立候補すると表明した。同選挙の出馬表明は、6月12日の現職の河上敢二氏(57)=無所属=に続いて2人目。

 中田氏は旧熊野市議を1987年から3期務め、97年には副議長も務めた。その後、2回の市議選で落選したが、旧紀和町と合併(05年11月)後の2010年の市議選で返り咲き、通算4期目。

 この日、「三重くまの森林組合」の朝尾高明・代表理事と共に記者会見した中田氏は、歴代市長が県職員や中央官僚出身者が続いていると指摘。「市政を民間の人の手に取り戻したい」と強調した。また、市の観光施設「鬼ケ城センター」について「(飲食店や土産物業者など)民業を圧迫している。地元業者を助けたい」と訴えた。

 さらに「現職の行政手腕は認めるが、市民や議会に対する態度が、ある意味、独裁的」などと批判した。

 公約には▽熊野市ふるさと振興公社による香辛料ハバネロ栽培の解消▽高速記念イベントの見直し▽南海トラフ震源の防災対策−−などを挙げ、「市民に僕らのやり方を知ってもらえば、勝つチャンスはあると思う」などと語った。【汐崎信之】

〔伊賀版〕

3198チバQ:2013/10/02(水) 23:55:05
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201310/0006386841.shtml
2013/10/2 12:50


維新、神戸市長選に関与せず 松井幹事長言明
 日本維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は2日、今月27日投開票の神戸市長選に関し「推薦も支持も何もない。自主投票ということだ」と述べ、党として関与しない方針を明らかにした。府庁で記者団に語った。


 同時に「兵庫県総支部に対応を任せていた。その判断を尊重する」と述べた。

 9月29日投開票の堺市長選で維新傘下の政治団体の公認候補が敗北したことを受けて、兵庫県総支部代表の新原秀人衆院議員は「今は党の立て直しが急務」とし、特定の候補者を支援することに慎重な姿勢を示していた。

 橋下徹共同代表が前面に立ったにもかかわらず、維新のお膝元ともいえる堺市長選で敗退した影響は大きく、当面は大阪以外の首長選挙は静観するとみられる。

 維新幹部は、4年前の前回選挙にも立候補した会社役員の樫野孝人(かしのたかひと)氏(50)と接触するなど、連携が取りざたされていた。

 神戸市長選にはほかに、元同市副市長の久元喜造(ひさもときぞう)氏(59)=自民、民主、公明推薦▽政治団体共同代表の貫名(ぬきな)ユウナ氏(61)=共産推薦、新社会支持▽神戸市議の森下やす子氏(48)‐の3人が立候補を表明している。

3199チバQ:2013/10/04(金) 21:56:10
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131004mog00m010003000c.html

維新の会:堺市長選完敗 あかんわ橋下さん 人気支えた女性たち離反 ぐらつく地方議員

2013年10月04日



「僕の力なんて、こんなもの」。堺市長選から一夜明け選挙戦を振り返る橋下徹大阪市長=大阪市役所で2013年9月30日、山田尚弘撮影
「僕の力なんて、こんなもの」。堺市長選から一夜明け選挙戦を振り返る橋下徹大阪市長=大阪市役所で2013年9月30日、山田尚弘撮影

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 ◇人気支えた女性たち離反 周辺首長ら「維新包囲網」 ぐらつく地方議員

 わずか1年前には「首相にふさわしい人」のトップを競っていた橋下徹・日本維新の会共同代表(大阪市長)が正念場を迎えている。参院選での不振に続く堺市長選完敗で「常勝神話」は崩壊した。橋下氏は終わったのか−−。それを知るには大阪の街を歩いてみるしかない。

 橋下人気を支えてきた原動力の一つが、いわゆる「大阪のおばちゃん」だ。政界進出のきっかけとなった2008年の大阪府知事選ではペンライトを持った追っかけおばちゃんたちが街頭演説をハシゴしていたほどだった。ところが今、彼女たちの間で「橋下離れ」が顕著になっている。

 「従軍慰安婦発言、世界中から批判されたんやろ? 勉強もせずに余計なこと言わんといてほしい。恥さらしや。本当なら池上(彰)さんみたいな、ちゃーんとした人に市長になってほしいわあ」

 JR大阪駅に近い梅田の繁華街。友人の女性と買い物に来たという66歳の女性は一気にまくし立て、記者に「ほな頑張ってな」とあめ玉を2個握らせて歩き去った。

 堺市長選投開票日の翌9月30日から10月2日にかけ、大阪のど真ん中というべきこの場所に立ち、府内に住む中高年女性30人に「橋下さんを支持する・しない」とその理由を尋ねた。その結果、半数近い14人が不支持と回答。支持は10人で、残りは「どちらとも言えない」だった。特徴的なのは、不支持や「どちらとも……」の人たちのほとんどが「以前は応援していた」と語る転向組なことだ。

 「やり方が強引」「発言が過激、不適切」との声が多く、実行力や歯切れの良さといった橋下氏のウリが今やマイナス評価を受けていることも分かった。特に従軍慰安婦発言については支持、不支持を問わず根強い反発があることを肌で感じた。

 おしゃべり好きで発信力の強いおばちゃんたちの離反。橋下氏には痛手だろう。

 大阪、堺の両市を大阪府に統合し特別区に再編する「大阪都構想」。その是非を争った堺市長選の戦い方への不満もくすぶり続けている。

 今回、維新は市中心部のビジネスホテルをほぼ借り切り50人以上の国会議員秘書団を送り込んだ。橋下氏自身、ほぼ毎日、堺市入りしスーパーマーケットや団地の前で演説を繰り返した。「地上戦を仕掛けた」(維新関係者)といえば聞こえはいいが、要するに「ドブ板選挙」だ。

 「橋下さんは維新の最大にして唯一の切り札。大きな駅前とか大型ショッピングセンターならまだしも、連日小さな商店街を練り歩くようでは珍しさもありがたみも薄れてしまう。テレビに出まくるとか、より効果的な『空中戦』を担ってほしかった」。ある大阪府議は戦略の失敗を責める。別の地方議員は「市民の視線がもう違う。以前はスターを見る観衆の目だったが、今は評論家の冷めた目でしか見ていない」と嘆く。

 投開票日の夜、橋下氏の記者会見を見に行った。国政選挙ならともかく地方選の当日に彼が報道陣の取材に応じることはめったにない。「万人に好かれようと思ってやっているわけではない」「大阪のため日本のため(都構想は)必要だ」。橋下氏は強気を崩さなかったが、陣営の一人はこうささやいた。「『負ければ代表辞任』と言われているからね。すぐに出てきたのは火消しのためだよ」

 昨年10月に「『橋下維新』は3年で終わる」を著した川上和久明治学院大教授(政治心理学)は日本維新の会結成から1年後のこの退潮ぶりについて「正直、予想より早かった。彼自身の言葉を借りれば、根を張っていない『ふわっとした民意』のもろさが出た」と話す。

3200チバQ:2013/10/04(金) 21:56:54
 もう一つの退潮要因はアベノミクスだとみる。「経済が好調なら有権者は改革を求めない。アベノミクス効果で景気は上向いているとの雰囲気がある。大阪でも『都構想のようなシステム改革をやらなくても、うまくいってるじゃないか』という気分が浸透しているのでしょう」

 東京のメディアではあまり報じられていないが、関西では大阪周辺の自治体首長たちによる「維新包囲網」が着々と築かれつつある。

 府南部の泉州地域には12市町(堺市を除く)があり、堺市長選ではこのうち11首長が現職の竹山修身氏を支援した。「泉州最大都市が大阪都に取り込まれれば、関西国際空港の活性化など広域行政で力を借りにくくなる。従来の支持層を脅かす維新勢力の拡大にくさびを打ち込む狙いもあった」とある市の職員。

 お隣の兵庫県からは宝塚市の中川智子市長が竹山氏を応援。4月に維新候補を破って再選された中川市長は「大阪での維新のやり方を見ると、市政を彼らに渡せば教育や福祉がズタズタにされる。そのことを堺の人たちに伝えたかった」と語る。

 神戸の矢田立郎市長も竹山氏の総決起集会に出席した。27日に投開票される同市長選で維新は独自候補を擁立しない方針だが、参院選では将来の道州制導入を公約し、関西第2の大都市・神戸での影響力拡大に積極的。大阪、神戸両市長の間に火花が散る。

 堺市長選敗北について維新関係者には「橋下人気うんぬんより『自由都市』のプライドが高い堺の特殊事情」と平静を装う向きがあるが、実際には大阪市の方が孤立しかねない状況にあるのだ。

 それでも市議会で一定勢力を占める地方議員の支持が盤石ならいいが、橋下氏のおひざ元からして危うい。通天閣の下、古い町並みが広がる大阪市浪速区選出の冨岡朋治市議(71)は従軍慰安婦発言による逆風に悩む後援会幹部から「組織が持たない」と言われ、6月に維新離脱を申し出ると除名処分になった。

 長年、自治会役員を務め市議当選後は自民党に所属していた。10年に「橋下氏とともに市政改革を」と支持者の後押しで維新へ。だが今はこう語る。「橋下氏は自治会や住民団体を『既得権益にしがみつく旧勢力』と見なし、補助金を削減するなど大なたを振るってきた。だから最近は僕の支持者の間で不満が募っていた。慰安婦発言でそれが爆発したかたちですわ」

 冨岡氏の地元にとどまらない。市長就任以降、公立幼稚園の民営化や高齢者の地下鉄・バス無料券の廃止などの改革を推し進める橋下氏だが、住民説明会に反対の市民が詰めかけ「もう支持しない」との声がじわじわと広がる。堺市長選後、冨岡氏の事務所には元同僚の市議から「俺たち、これからどうしたらいいんや」と相談と愚痴を兼ねた電話がかかってくる。「それだけ内部がぐらついとるんやろ」

 「橋下氏は国政に打って出るのが早過ぎた。政局に関わっている間、都構想をはじめ大阪のことがどうしてもおろそかになってしまった。橋下氏は都構想を『地域主権実現の方策』と言うが、そこを理解せず『橋下さんが言っているから賛成』という人もかなりいる。だから橋下人気が低下すると都構想への支持も下がる」。そう指摘するのは大阪府市特別顧問で脱原発・エネルギー政策を提言している元経済産業省官僚の古賀茂明氏だ。「維新は旧太陽の党と合流して政策がぐちゃぐちゃになってしまった。橋下氏は維新を解体してでも国政からいったん手を引き、都構想の立て直しに専念すべきだ。国政に挑むのはそれからです」

 「初心に戻ることやね」。ある「大阪のおばちゃん」の忠告を、橋下氏はどう聞く。【小林祥晃】

3201チバQ:2013/10/04(金) 22:07:02
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201310/0006388856.shtml

2013/10/3 06:55


神戸市長選 維新、みんな関与せず 政党の構図固まる





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 神戸市長選(13日告示、27日投開票)で、動向が注目されていた日本維新の会と、みんなの党の両党幹事長が2日、党としては推薦しない方針を表明した。告示まであと10日。同市長選の構図が固まり、各党の攻防も本格化する。(黒田勝俊、山本哲志)


 同市長選をめぐっては4年前の前回選で矢田立郎市長に肉薄した会社役員の樫野孝人(かしのたかひと)氏(50)に今春以降、維新とみんなが接近。維新幹部が面会したほか、みんなも党内で推薦を検討していた。

 しかし、維新は9月29日投開票の堺市長選で傘下の政治団体の公認候補が敗北し、幹事長の松井一郎大阪府知事が2日、神戸市長選について「自主投票だ。推薦も支持も何もない」と明言。維新は7月の県知事選も含めて兵庫進出に積極的だったが、連続で“不戦敗”が確定した。

 今年3月、結党後初の党大会で橋下徹共同代表は「自治体の長を白紙に戻す」と地方選挙への積極参戦を打ち出したが、戦略の練り直しを迫られている。

 ただ、兵庫を地盤とする同党国会議員らは「樫野氏は民間出身で市役所改革で歩調が合う。個人レベルで応援することはありえる」としている。

 また、みんなの党の浅尾慶一郎幹事長も2日、神戸新聞社の取材に「政党推薦はしない」としながらも「樫野氏を勝手連的には応援する。求められれば党幹部を入れる可能性はある」とした。

 神戸市東部を地盤とする同党の井坂信彦衆院議員(比例近畿)は樫野氏との2連ポスターを作製し、同党神戸市議も支援を始めている。

 社民党も自主投票になるとみられる。

 一方、自民、民主、公明の3党から推薦を受ける元同市副市長の久元喜造(ひさもときぞう)氏(59)は各党市議らと集会や駅立ちを重ね、組織固めを進める。

 政治団体共同代表で共産党地区役員でもある貫名(ぬきな)ユウナ氏(61)は同党の推薦のほか、前回選では樫野氏を支援した新社会党の支持も取りつけ、両党の市議らと連携し支持拡大を狙う。

 神戸市議の森下やす子氏(48)は当初、所属していた自民党に推薦を求めたが得られず、7月に離党。いずれの政党関係者とも距離を置き「完全無所属」「市民派」を掲げて選挙戦に臨む。

3202チバQ:2013/10/04(金) 22:09:00
http://mainichi.jp/select/news/20131003k0000e010223000c.html

大阪市議長:不信任決議の包囲網緩まず

毎日新聞 2013年10月03日 12時31分(最終更新 10月03日 13時52分)


 大阪維新の会の美延映夫(みのべ・てるお)大阪市議会議長の政治資金パーティーで、地元の市立高校吹奏楽部が演奏した問題を巡り、不信任決議された美延議長の去就について維新が苦慮している。議長報酬の一部返納などで続投を模索するが、辞職を求める公明、自民、民主系の3会派の包囲網が緩む気配はない。堺市長選で敗北して退潮ムードが広がるなかで、打開策を見いだせていない。【山下貴史、村上尊一、茶谷亮】

 橋下徹大阪市長(維新代表)は3日、記者団に「辞めるほどの問題とは思っていない」と話した。しかし、同日午前には市議会各会派の幹事長会議が開かれたが、進行役のはずの美延議長の姿はなく、副議長の公明市議が代役を務めるなど、混乱が続いている。

 10日に本会議があるため、維新は4日に市議団総会を開き、松井一郎大阪府知事(維新幹事長)も参加して対応を決める方針だ。続投論を主張してきた松井氏は2日夕、「市議会が止まったら、府民、市民の生活に影響する。いろんな形で協議したい」と辞職容認に含みを残している。

 市議団内には辞職論と続投論があって収拾がついていない状態だ。市議団幹部が3日、「市議団は真っ二つだ。4日の協議でどこまで決まるか分からない」と記者団に話すなど、混乱を露呈している。党内には「正直、もうどうでもいい。堺市長選のさなかに辞めさせたくなかっただけだ」(府議)という声もある。

 3会派は今年5月、従軍慰安婦に関する発言を巡り、橋下市長の問責決議案提出でいったん合意しながら、公明が離脱した経緯がある。市長辞職による出直し選挙に松井氏が言及し、状況を打開した。

 しかし今回、今のところ足並みに乱れはない。松井氏が「パーティーには公明の議員も来ていた」と発言したことが逆に火に油を注いだ形で、公明市議は「議長は辞める以外にない」と強硬だ。自民市議は「維新は対応が後手後手に回って、どんどん傷が深くなっている」と指摘。民主系市議も「このままだと本当に審議拒否だ」と突き放す。

 【ことば】議長就任パーティー問題

 美延映夫・大阪市議会議長の後援会が、8月末に開いた議長就任祝いの政治資金パーティーで、地元の市立高校吹奏楽部が演奏した。発覚後、美延議長は記者会見で「不適切だった」と謝罪。昨年6月と12月にも演奏していたことを公表した。公明、自民、民主系の市議会3会派は「教育の政治的中立性に反する」として、9月26日に議長不信任決議案を提案、可決した。美延議長は「報酬の一部返納で責任を果たす」として続投の意向を示している。

3203チバQ:2013/10/05(土) 10:13:21
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20131004-OYT8T01278.htm
維新が長浜市長選擁立 県内首長選初動向に注目

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 来年2月16日告示、23日投開票の長浜市長選で、元埼玉県杉戸町議の石井幸子氏(50)が、日本維新の会の公認候補として出馬する意向を4日、表明した。県内の首長選で同党が公認候補を擁立するのは初めて。昨年末の衆院選では滋賀4区で立った維新の候補が比例近畿ブロックで復活当選し、県内でも一定の存在感を示した維新。しかし、参院選や堺市長選では凋落(ちょうらく)傾向が明らかになっており、湖国で巻き返しが図れるか、注目される。長浜市長選には現職の藤井勇治市長(63)も無所属で立候補する意向を表明している。(角川哲朗)

 石井氏は埼玉県出身。駒沢大卒業後、学習塾経営や専門学校講師を経て2007年8月、同県杉戸町議選に立候補し初当選した。11年には日本創新党から出馬し再選を果たしたが、2期目途中で維新政治塾1期生として、日本維新の会に合流。

 長浜市長選への出馬を視野に入れ、今年6月に同町議を辞職し、同市に移り住み、現在は同党長浜支部幹事長を務めている。

 これまで長浜市とは何のゆかりもなかった石井氏。立候補の動機について、「行政、公務員改革など維新の会の施策に賛同しており、何のしがらみもない一地方から政治を変えていきたい」と語り、「関東には同志は少なかったが、維新市議団もある長浜市に運命を感じた」と述べた。

 市長選で訴える施策として、能力のある若手を積極的に登用する公務員改革や、補助金・給付金の見直しによる行財政改革などを挙げた。



 日本維新の会が県内の首長選に初進出してくることに、市政関係者からは様々な声が聞かれた。市長に比較的近い立場の保守系の市議の一人は「出馬を否定するものではないが、これまでずっと市外に住んできた人が、いきなり市の課題を議論できるだろうか」と“落下傘”候補に疑問を呈す。

 また、共産党の市議も「誰が市長であれ、議会では是々非々で議論するのは変わらない。ただ、どうして長浜市で立候補するのかを市民に明確に説明する必要があるのでは」と素っ気ない。

 再選に向け、先月中旬に立候補表明した藤井市長は「首長は一党一派に偏しない方がいい。維新だからどうこうというのではなく、人物、政策重視で議論したい」と話した。

(2013年10月5日 読売新聞)

3204チバQ:2013/10/05(土) 10:13:39
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20131005/CK2013100502000012.html

長浜市長選、石井氏が出馬表明














2013年10月5日




写真


 来年二月十六日告示の長浜市長選に日本維新の会が擁立する、埼玉県杉戸町の元町議石井幸子氏(50)が四日、長浜市で記者会見し立候補を表明した。


 石井氏は埼玉県出身で駒沢大文学部卒業。小中学生対象の学習塾経営や専門学校講師を経て、二〇〇七年八月の杉戸町議選に立候補し初当選。二期目途中で日本維新の会に合流し、今年六月に辞職。市長選への出馬を念頭に長浜市で街頭活動などを続けてきた。現在は同党長浜支部幹事長を務める。


 石井氏は会見で「杉戸町では同志を見つけられなかった。長浜で日本維新の会の市議の方や支持者と出会い、政策、理念に基づいた政治ができると思った」と出馬理由を説明。「長浜今、よみがえる」と題した八項目のマニフェスト骨子を発表した。市事業の総点検を踏まえた行政改革、公務員制度改革、教育改革などを訴えている。


 市長選には現職の藤井勇治氏(63)が再選出馬を表明している。


 (田中浩一郎)

3205名無しさん:2013/10/06(日) 00:37:02
http://mainichi.jp/select/news/20131005k0000m010146000c.html

大阪維新の会:松井幹事長、美延市議会議長の辞職示唆

毎日新聞 2013年10月05日 01時13分(最終更新 10月05日 01時46分)


 大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)は4日、大阪市内で全体会議を開き、敗北した堺市長選について総括した。会合後、大阪市議団らが、不祥事を巡り不信任決議案を可決された維新の美延映夫(みのべ・てるお)市議会議長の去就についても協議し、松井一郎幹事長(大阪府知事)は記者団に「本人に心労があると聞いている。不信任の事案ではないが、本人の意思を再確認し、思いを尊重しようとなった」と、議長の辞職を示唆した。市議団は8日までに美延氏から結論を聞く方針。

 公明、自民、民主系の3会派は、議長を辞職しなければ10日の本会議で審議拒否する構えをみせている。

 全体会議では、橋下氏を本部長とする「大阪都構想推進本部」を党内に設置することを決めた。都構想が争点だった堺市長選で敗れたことを受け、来年秋にも予定される大阪市の住民投票に向けて住民の理解を得られるよう今後、タウンミーティングなど広報活動に力を入れる。【林由紀子、村上尊一】

3206チバQ:2013/10/06(日) 22:43:37
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131001/stt13100106000001-n1.htm
【解剖 維新の会・堺ショック】
(上)「ふわっとした民意」つかめず…そがれた橋下氏の神通力
2013.10.1 06:00 (1/3ページ)[日本維新の会]

堺市長選から一夜明け、大阪市役所で記者団の取材に応じる日本維新の会の橋下徹共同代表 =9月30日午前(志儀駒貴撮影)
 堺市長選で崩れた日本維新の会共同代表、橋下徹の“大阪不敗神話”。だが、本人の受け止めは、意外なほど冷静だった。

 「これまで勝ってきたのが、ある意味奇跡に近い」

 敗戦の弁を語った29日夜の記者会見。橋下は「僕の態度振る舞い、政治手法には、すごい批判があると思う」と認める一方、「4年も5年もやっていれば、批判や反発も出れば、飽きられもする」と語った。

 自らの看板政策である大阪都構想について、相手方の現職市長、竹山修身(おさみ)の陣営は「堺をなくす」「税金が吸い上げられる」と徹底した論陣を張り、市民に浸透した。相手方の戦略は、堺で「反維新、反橋下」の機運を醸成した。

 選挙戦まっただ中の24日、橋下は記者団に淡々とした表情で語った。

 「都構想の設計図作りへの賛否ではなく、都構想の是非を争点にしたのは誤りだった。代表としてのミス。(都移行の是非の最終判断には)住民投票があることを訴えるよう指示を出したが、遅きに失した」

 事実上の敗北宣言。選挙期間中の異例の言葉は周囲を驚かせた。「大阪ダブル選のときも、参院選でも、維新は選挙終盤に強さを見せたのに、この段階で言うとは」。公明大阪府本部幹部は真意をはかりかねた。

 橋下は、選挙戦の中で、過去にはなかった変異を感じ取っていたに違いない。これまで多くの有権者を引きつけてきた自身の声が、堺市民の心情に訴えかける相手方の主張に阻まれ、向こう岸に届かない−。対岸に「ふわっとした民意」がかすんでいた。


立ち止まらぬ聴衆


 堺市長選は、橋下にとって負けられない戦いだった。大阪再生の夢を描く大阪都には、大阪市とともに大阪第2の都市・堺が加わらなければ、たちまち構想がしぼむ。前回の堺市長選で推し、その後決裂した竹山との因縁もある。

 「負けたら橋下は終わったと言われる」

 背水の陣を敷いた戦いで、積極的に街頭に立ち、普段の選挙応援ではやらない商店街の練り歩きもいとわなかった。

 劣勢をはね返すのが橋下の真骨頂だった。竹山が初当選した4年前は、橋下がマイクを握るとたちまち聴衆の輪が広がり、相手陣営が「人、人、人でいっぱいや」と悲鳴を上げた。

 だが今回、選挙カーから橋下が見た景色は違っていた。素通りする通行人が多く、聴衆の輪も4年前ほどの大きさにはならなかった。「見飽きたわ! 帰れ」とヤジも飛んだ。

 潮目の変化は、現場の維新関係者も感じていた。大阪市議は「ビラを配っても『橋下、もうあかん』と受け取ってくれない人が結構いる」と嘆いた。別の関係者は「堺をなくすんか」とすごまれ、目の前でくしゃくしゃに丸められた。

 橋下は今年、戦時中の慰安婦制度をめぐる発言などで物議を醸した。足元の大阪市政でも、肝いりの公募制度で誕生した民間区長、民間校長が立て続けに不祥事を起こし、批判を浴びた。橋下の神通力は徐々に、確実にそがれていた。

3207チバQ:2013/10/06(日) 22:43:53


〝創業者〟の宿命


 橋下にはまだ大阪府と大阪市の都構想がある。しかし、反対派の自民や民主はもとより、頼みの公明とも微妙な距離がある。堺市長選の敗北により、道のりは険しさが増し、住民投票の前段階である設計図作り、市議会の議決で頓挫する恐れも現実味を帯び始めた。

 橋下が都構想への熱を失ったわけではない。「住民投票までは行きます」。投開票から一夜明けた30日、記者団に改めて宣言し、4年後を見据えた堺市への再チャレンジにも言及した。

 党の役職辞任を否定し、先頭に立ち続ける覚悟を示した橋下。だがそれは「橋下頼み」にならざるを得ない党を背負った者の宿命でもある。維新の地方議員はこう漏らす。「橋下代表がいなくなるような事態になったら、本当に維新は終わる」

3208チバQ:2013/10/06(日) 22:44:22
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131001/waf13100106020002-n1.htm
【解剖 維新の会・堺ショック】
(下)永田町騒然 当の橋下氏は「スタイル変えぬ」
2013.10.1 06:02 (1/3ページ)[解剖・維新の会]

堺市長選から一夜明け、大阪市役所で記者団の取材に応じる日本維新の会の橋下徹共同代表 =9月30日午前(志儀駒貴撮影)

(上)橋下氏ついに練り歩きも「見飽きたわ!」…から続く


 堺市長選で日本維新の会共同代表の橋下徹が感じたであろう「変異」は、数字にも表れた。産経新聞が行った出口調査では「支持政党なし」と答えた人のうち7割近くが相手方の現職、竹山修(おさ)身(み)に投票していた。これまで維新を支えてきた無党派層に、そっぽを向かれたことを物語る。

 「維新も今や既成政党になった。今の完全無党派は安倍さん支持ですよ」

 大阪維新が産声を上げて3年半。橋下らが声高に変革の必要性を訴える路線は、政治停滞に鬱屈する無党派層に直線的に響いてきた。しかし、国民が安倍晋三政権の針路に「明るさ」を感じ、衆院選、参院選で自民に大勝をもたらした今、国政で一定議席を確保した維新とて、無党派層には「一野党」にすぎない。

 変革より安定を求める流れは、堺市長選の構図にもぴたりと当てはまった。維新は堺市民に「大阪都構想への参画」という変化を求め、相手方は、変化に対する危機意識をアピールした。「堺がなくなる」というフレーズは、効果的に有権者へ届いた。

 橋下は、正面から選挙と向き合いながら、あらがえぬ壁を感じとっていた。「ふわっとした民意がつかめなくなった」。選挙戦終盤の25日、維新議員らとの打ち合わせの際に、疲れ切った表情でつぶやいた。


揺れる永田町

 

 地元・大阪での維新完敗は、永田町でも関心の的となった。維新は国政の場で、民主やみんなの党の一部勢力と結集する形での野党再編を模索しているが、構想に否定的な勢力は、攻勢の機会だと手ぐすねを引く。維新の若手衆院議員は「維新が主導権を握った再編は難しくなった」とほぞをかんだ。

 一方、比較的良好だった安倍や官房長官の菅義偉(すが・よしひで)ら官邸サイドと橋下らとの関係にも微妙な影を落とす。

 自民は今回、安倍らの配慮から竹山の支援レベルを「支持」にとどめたが、竹山優勢がはっきりした最終盤、堺に入った党総務会長の野田聖子は「推薦に格上げされたと思ってもらってもいい」と言い放った。党三役の言葉は、維新をめぐる官邸サイドと党側の意識の違いを映し出していた。

 橋下の求心力低下は、出身母体の違いから「東西対立」を抱える維新の党内事情にも大きく影響する。

 「(国政への影響など)全くない。一地方都市のことで何で関係がある」。30日、共同代表の石原慎太郎は記者団に強調し、橋下を擁護した。「負けを覚悟でやらないといけないことがある。人生はそういうもんだ」。党内に向けたメッセージのように響いた。

3209チバQ:2013/10/06(日) 22:44:41
「スタイル変えぬ」


 橋下維新への勝利は、大阪の選挙で苦杯をなめ続けてきた自民の大阪府連関係者の悲願だった。「橋下氏のカリスマ性が否定された」。府連会長の衆院議員、竹本直一は、当選にわく竹山事務所で晴れ晴れとした表情で語った。

 橋下にとって、大阪都構想実現のため協力が不可欠な公明にも変化がある。府本部幹部は「やっぱりつぶれないのは自民。自公の関係は大切にしないと」と語り、都構想について「夢のまた夢だ」と笑った。

 ただ、橋下が持つ強力な磁力に対し、根強い警戒感があるのも事実だ。同じ府本部幹部が、表情を引き締め直して語った。「橋下氏が賞味期限をのばすチャンスはまだある。一度負けたからといって、手のひらを返すわけにはいかない」

 「堺ショック」を経て、なお都構想の実現に向かおうとする橋下。だが、常に戦いを仕掛け、突き破っていく政治手法はハレーションを呼び、党内外に火種や禍根を残してきた。敗北を喫した今、その傷は刃(やいば)のように自らに向いてくる。

 それでも、橋下は30日、周囲の視線を振り払うようにこう語った。「政治手法は変えない。僕のスタイルだし、変えたところで反発は出る。どうせ出るなら、今のスタイルを貫き通しますよ」

(敬称略)






 花房壮、梶原紀尚、高久清史、中井美樹、西岡瑞穂、高瀬真由子、江森梓、藤井沙織が担当しました。

3210チバQ:2013/10/06(日) 22:51:45
http://mainichi.jp/area/news/20131001ddn002010023000c.html
「グレーター大阪」構想:維新の目算つまずき 堺市長選敗北、周辺自治体に安堵感
毎日新聞 2013年10月01日 大阪朝刊

 堺市長選で公認候補が現職の竹山修身氏に敗れ、大阪府内の首長選で連戦連勝だった大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)の快進撃が止まった。大阪府と大阪、堺両市を再編する「大阪都構想」は、将来的に周辺10市と兵庫県尼崎市も加えた「グレーター大阪」を目指していたが、堺市でつまずき目算が狂い始めた。(5面に「維新激震」)

 「豊中市などの中核市は自立しており残すべきだ。地域の歴史や誇りが特別区になって続くか分からない」。大阪府豊中市の浅利敬一郎市長は30日、毎日新聞の取材にグレーター大阪への反対を表明し、堺市長選の結果を「維新に痛手だろう」と語った。同府八尾市の田中誠太市長も「大阪市以外での維新の影響力は弱くなる。周辺を巻き込んだ政策も止まる」と話す。大阪市と隣接する両市は将来構想の対象だったが、安堵(あんど)の声が広がった。

 都構想は、大阪府市の二重行政の解消とともに、広域行政で成長戦略を打ち出すことも目的だ。維新の浅田均政調会長(大阪府議会議長)は8月12日、維新の会合で「大阪市域だけでは経済圏として狭すぎる。堺市長選で勝たないと、グレーター大阪につなげられない」と訴えていた。

 しかし、周辺首長には「膨張主義」(井戸敏三・兵庫県知事)と警戒感が強い。4月の兵庫県伊丹・宝塚両市長選でも、維新幹部が阪神地区や神戸市を特別区にする将来構想を披露したところ、「都構想から兵庫を守ろう」と地元の反発を受けて維新候補が大敗した。中川智子・宝塚市長は竹山氏の応援に駆け付け、「宝塚は市民の良識でまちを守った。堺もふるさとを守るか、大阪にブレンドされるかの選択だ」と訴えた。中川氏は30日、「とてもうれしい」と結果を歓迎し、井戸氏も記者会見で「堺市民の願いが今回の結論に結びついた」と評価した。

 一方、大阪府泉佐野市の千代松大耕市長は「大阪全体の発展のために、大阪府市の税収が周辺自治体に回るメリットがある。今回の結果にかかわらず、都構想が少しでも進むよう期待する」と理解を示した。維新もグレーター大阪の旗をあくまで掲げ続ける構えだ。浅田氏は「市長選だけでは影響はない。必要なのは議会の議決だ」と、2015年4月の統一地方選で各議会の多数派を目指す考えを示す。橋下氏も30日、大阪市役所で記者団にこう語った。「最終的に堺市のみならず大阪市周辺部を含めてワン大阪を形作っていく。これは時間がかかりますよ」【山田泰正、森本宗明、田辺佑介、山口朋辰、近藤諭】

 ◇二重行政解消政策、引き続き支持表明−−関西同友会代表幹事
 大阪の自治体を再編する「大阪都構想」への参加が争点となり、構想を掲げる大阪維新の会の公認候補が敗れた堺市長選(29日投開票)について、関西経済同友会の加藤貞男代表幹事(日本生命保険副会長)は30日の記者会見で「大阪都構想のすべてが否定されたわけではない」と述べ、大阪府・市の二重行政解消に向けた政策を引き続き支持する考えを示した。【久田宏】

3211チバQ:2013/10/06(日) 22:53:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131002ddlk28010326000c.html
矢田市政の宿題:2013年神戸市長選/5 震災「復興」の影/上 /兵庫
毎日新聞 2013年10月02日 地方版

 ◇迫る借り上げ住宅の期限
 「友達もできて、やっと落ち着いてきたのに……」

 神戸市兵庫区の「借り上げ復興住宅」に一人で暮らす川添良子さん(75)は、市役所から届いた転居手続きの案内を手に、ため息をついた。市が都市再生機構(UR)と契約した部屋の入居期限が、3年後の2016年に迫っているからだ。

 1995年の阪神大震災で、長田区の自宅アパートは全焼。「もうあかんわ」。がれきを前に思わず座り込んだ。一緒に住んでいた娘や孫を連れ、避難所と仮設住宅での暮らしは3年を超えた。落ち着いた生活を取り戻したのは、被災者のために市がURなどから借り上げた復興住宅への入居が決まってから。毎朝の散歩と、公園での友人とのおしゃべりが日課になった。

 転居先の希望を尋ねる案内などが市から届くたび、入居の継続を要望している。お金もないし、この年になってから新たな生活を始める気力もない。それでも、西区に暮らす子どもらには迷惑をかけたくない。不安にさいなまれ、7月には「うつ病」と診断された。

 市は▽入居期限の期限到来時に85歳以上▽要介護度が3以上▽重度の障害者−−がいる世帯については、入居の継続を認める方針を明らかにしているが、川添さんは条件に当てはまらない。入居の継続に条件を設けた理由を、市住宅整備課は「家主の要望や、市の財政問題など複合的なものだ」と明かす。

 「友達もみんな近所の人。死ぬまでここにいたい」。川添さんが訴える。震災の爪痕は18年後の被災者のみならず、市の財政にも深刻な影を落とす。【岡奈津希、渡辺暢】

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 ◆ビフォーアフター12年

 ◇借り上げ復興住宅の入居世帯数 3721世帯→2724世帯
 2001年度末の3721世帯が最多。阪神大震災から18年が過ぎた今年8月末現在でも、2724世帯が入居している。家賃の一定の割合は自治体が負担。20年契約で借り上げていることから、入居期限が迫っている。

〔神戸版〕

3212チバQ:2013/10/06(日) 22:54:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131003ddlk28010351000c.html
矢田市政の宿題:2013年神戸市長選/6止 震災「復興」の影/下 /兵庫
毎日新聞 2013年10月03日 地方版

 ◇「財政破綻」危機脱出の先
 1995年の阪神大震災で甚大な被害を受けた神戸市。復旧・復興への道のりは、市財政の“破綻”と常に隣り合わせの危険を伴った。95年度決算をみると、復旧・復興予算が膨らんだ結果、一般会計ベースで1159億円の「赤字」となり、市の借金にあたる「市債残高」は1兆4475億円と、前年度(8800億円)の1・6倍まで急増した。

 このため、市は徹底的な行財政改革を断行。3000人規模での職員削減▽市有地の売却▽公共施設の管理運営を民間に委ねる「指定管理者制度」の積極的な導入−−などを押し進め、震災から16年後の2011年度決算で、震災後初めて単年度での黒字を確保。市債残高は、ピーク時の1兆7994億円(97年度)から1兆159億円と4割超、減らすことに成功した。

 とはいえ、市の“体力”に相当の無理を強いたことは否めない。貯金にあたる「財政調整基金」は財源を確保するため再三、取り崩され、296億円(90年度)あった残高は、わずか1・4%の4億円(11年度)にまで落ち込んだ。市民1人当たりで282円と、指定都市平均の7500円を大幅に下回る。12年度決算ではある程度積み増される見込みだが、「十分な数字とは言い難い」(財務課)状況だ。

 “破綻”寸前の財政状況は、市民生活にも影を落とす。70歳以上の市民に発行する「敬老パス」は08年に有料化。子どもの医療費の無料化は、他都市で主流となりつつある「中学3年生まで」の水準を満たせずにいる。

 01年にスタートした矢田市政は、財政再建の「壁」がのしかかる3期12年だった。壁の「影」を抜け出し、その先が見え始めてきた今、どのようなミナト神戸が描かれるのだろうか−−。【渡辺暢】=おわり

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 ◆ビフォーアフター12年

 ◇神戸市の実質公債費比率 24.0%→12.1%
自治体財政の健全度をはかる指標「実質公債費比率」は、2005年度で24.0%と14政令市(当時)で最大だったが、11年度は半分近い12.1%まで減少。早期健全化基準(25%)を超えると「財政健全化計画」を定める必要が生じる。

〔神戸版〕

3214チバQ:2013/10/07(月) 22:38:45
http://www.asahi.com/area/hyogo/articles/MTW1310072900005.html
神戸市長選/週末 各陣営に応援続々[PR]

 神戸市長選が13日の告示まで1週間を切った。告示前最後の週末となった5〜6日には、立候補予定者の陣営に応援弁士が続々と入り、選挙選への機運を盛り上げた。


 自公民から推薦を受ける元副市長の久元喜造氏(59)のもとには6日夕、自民党の麻生太郎副総理兼財務相が駆けつけた。中央区のそごう神戸店前でマイクを握った麻生氏は、株価の上昇などを例にアベノミクスの有効性を強調。久元氏について「自民党が責任を持って推す」と訴えた。久元氏は「安倍政権としっかりパイプをつくっていく」と応え、街宣車の上で固い握手を交わした。

 共産党が推す政治団体共同代表の貫名ユウナ氏(61)も6日、中央区の大丸神戸店前で街頭演説。参院大阪選挙区選出の共産党参院議員辰巳孝太郎氏が応援に立ち「開発優先、市民不在の市政を終わらせられるのは貫名さんだけ」と訴えた。

 市議の森下裕子(やす・こ)氏(48)を支援する「女性の市長をつくる会」は6日、中央区で決起集会を開いた。大学院時代の恩師で元東京都副知事の青山●(●は「やすし」。にんべんに、上から「八」「月」)・明治大大学院教授ら支援者を前に、森下氏は「市民の選択肢を増やすためにも、私自身が大きなチャレンジを決意した」と支援を呼びかけた。

 コンサルティング会社社長の樫野孝人氏(50)が5日に開いた集会には、湯崎英彦・広島県知事が駆けつけた。樫野氏が県の広報総括監として、観光キャンペーン「おしい!広島県」を成功させたことを紹介し、「今の首長に必要なのは、少ないお金でいかに世の中に変化を起こすかという経営だ」と支持を呼びかけた。


※特集「神戸市長選」にも掲載しています。

3215チバQ:2013/10/07(月) 23:17:39
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201310/0006399865.shtml
2013/10/6 22:44


神戸市長選 大物議員ら続々来援

応援演説をする麻生太郎副総理=6日午後、神戸市中央区(撮影・三浦拓也)  神戸市長選(13日告示、27日投開票)は告示まで1週間を切った。立候補を表明している4人の元には政党幹部や話題の議員、親交のある政治家らが続々と来援。人脈を駆使した応援合戦が熱を帯びている。

 元神戸市副市長の久元喜造氏(59)=自民、民主、公明推薦=は6日、三宮と元町で街頭に立ち、副総理兼財務相の麻生太郎氏が応援に駆けつけた。麻生氏は、東京五輪招致などで勢いに乗る政権の実績をアピールし「自信と責任を持って推薦する」と力説。久元氏も「安倍内閣の成長戦略を神戸に生かす取り組みが必要」と自民との連携を印象づけた。7日は谷垣禎一法務相が来援する。

 政治団体「市民にあたたかい神戸をつくる会」共同代表の貫名ユウナ氏(61)=共産推薦、新社会支持=の元には、7月の参院選大阪選挙区で15年ぶりに共産の議席を奪還した辰巳孝太郎氏が来援。

 6日に元町で演説した辰巳氏は「神戸から消費増税中止、原発ゼロの声を」と政権との対決姿勢を強調。貫名氏は「市民不在の市政を続けるか、市民の手に取り戻すかが問われている」と訴えた。

 会社役員の樫野孝人氏(50)は前回市長選で惜敗した後、非常勤特別職「広報総括監」を務めた広島県から湯崎英彦知事を招いた。

 5日に神戸市中央区で開いた集会で、湯崎知事は「着実に成果を出し、職員に信頼されていた。自治体トップに求められる組織の経営力を持っている」と仕事ぶりを評価。樫野氏は「閉鎖的な役所の扉を開き、新しいステージを迎えよう」と気勢を上げた。

 同市議の森下やす子氏(48)が6日に同市中央区で開いた決起集会では、元東京都副知事の青山佾氏が演説。森下氏が9月まで通った明治大公共政策大学院で教授を務める青山氏は「公務員と政治家に求められる資質は異なる」とし、助役出身の市長が64年続く体制からの転換を訴えた。森下氏も「市議として違和感を覚えた。今回が神戸にとって最後のチャンス」と述べた。

3216チバQ:2013/10/07(月) 23:53:12
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20131004-OYT8T01278.htm
維新が長浜市長選擁立 県内首長選初動向に注目

 来年2月16日告示、23日投開票の長浜市長選で、元埼玉県杉戸町議の石井幸子氏(50)が、日本維新の会の公認候補として出馬する意向を4日、表明した。県内の首長選で同党が公認候補を擁立するのは初めて。昨年末の衆院選では滋賀4区で立った維新の候補が比例近畿ブロックで復活当選し、県内でも一定の存在感を示した維新。しかし、参院選や堺市長選では凋落(ちょうらく)傾向が明らかになっており、湖国で巻き返しが図れるか、注目される。長浜市長選には現職の藤井勇治市長(63)も無所属で立候補する意向を表明している。(角川哲朗)

 石井氏は埼玉県出身。駒沢大卒業後、学習塾経営や専門学校講師を経て2007年8月、同県杉戸町議選に立候補し初当選した。11年には日本創新党から出馬し再選を果たしたが、2期目途中で維新政治塾1期生として、日本維新の会に合流。

 長浜市長選への出馬を視野に入れ、今年6月に同町議を辞職し、同市に移り住み、現在は同党長浜支部幹事長を務めている。

 これまで長浜市とは何のゆかりもなかった石井氏。立候補の動機について、「行政、公務員改革など維新の会の施策に賛同しており、何のしがらみもない一地方から政治を変えていきたい」と語り、「関東には同志は少なかったが、維新市議団もある長浜市に運命を感じた」と述べた。

 市長選で訴える施策として、能力のある若手を積極的に登用する公務員改革や、補助金・給付金の見直しによる行財政改革などを挙げた。



 日本維新の会が県内の首長選に初進出してくることに、市政関係者からは様々な声が聞かれた。市長に比較的近い立場の保守系の市議の一人は「出馬を否定するものではないが、これまでずっと市外に住んできた人が、いきなり市の課題を議論できるだろうか」と“落下傘”候補に疑問を呈す。

 また、共産党の市議も「誰が市長であれ、議会では是々非々で議論するのは変わらない。ただ、どうして長浜市で立候補するのかを市民に明確に説明する必要があるのでは」と素っ気ない。

 再選に向け、先月中旬に立候補表明した藤井市長は「首長は一党一派に偏しない方がいい。維新だからどうこうというのではなく、人物、政策重視で議論したい」と話した。

(2013年10月5日 読売新聞)

3217チバQ:2013/10/08(火) 20:44:18
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/feature/kobe1380638857862_02/news/20131001-OYT8T01500.htm
助役市長64年 神戸の系譜

12年前と重なる状況 最後は「成功体験」優先

神戸市の市街地が一望できる30階建ての市役所。15階にある市長室の主が12年ぶりに交代する(神戸市中央区で)  「秋の神戸市長選に立候補する決意を固めました」

 6月7日午後3時、神戸市中央区のホテルで開かれた記者会見。前日に副市長を辞任した久元喜造(ひさもときぞう)(59)は、晴れ晴れとした表情でそう宣言した。市長の矢田立郎(73)が3月に引退を表明し、各方面から出馬要請を受けた経過を明らかにし、「迷いましたが、色々考えた結果」と熟慮の末の決断を強調した。

 会見場は、約100人の報道陣や支援者らで熱気に包まれた。壁には笑顔の久元のポスターが何枚も貼られ、ひな壇には、キャッチフレーズの「上昇気流」の文字入りパネルが準備されていた。このほか日本酒や地元産野菜、トルコキキョウなど神戸の名産品約20点が並び、久元が会見中に紹介、「神戸への愛着の深さ」もアピールした。



 昨年9月下旬、神戸大橋を望む神戸市役所27階の一室。矢田が民主党市議団団長の前島浩一(66)に切り出した。「副市長には久元さんを起用したい」。空席だった3人目の副市長ポストに、総務省自治行政局長だった久元を登用する考えを与党会派に伝えた。10月の市議会で同意を得るための根回しだった。

 矢田はこれまで「3人目の副市長は民間人の女性を」と公言。その言葉を踏まえて、前島は「次の市長と考えとるんじゃないやろな」とけん制した。矢田は「そんなつもりはありません。きっと副市長として神戸の力になってくれるはず」と断言した。

 久元は11月1日、副市長に就任した。記者会見で報道陣から「次期市長選候補ではないか」と質問されたが、「考えたこともない」ときっぱり否定した。しかし、周囲は久元が矢田の後継者との見方を崩さなかった。それは12年前、矢田が初めて市長選に出馬した状況と重なって見えたからだった。

 保健福祉局長を最後に市を退職し、市社会福祉協議会専務理事を務めていた矢田に2001年4月、助役の白羽の矢が立った。同年7月、市長だった笹山幸俊(かずとし)が引退を表明。矢田には経済団体や福祉団体などから出馬を求める声が相次ぎ、それに後押しされる形で翌8月、立候補を決めた。



 久元の副市長就任から4か月余りたった今年3月上旬。機は熟した。矢田は「久元さんを後継者として考えている」と一部市議らに話し始めた。各議員の了承を得て、3月議会最終日、3期目の今期限りでの引退を表明した。ただ、記者会見では、後継者指名はせず、「私の時と同様、周りから『ぜひ出てほしい』という声が出てくるのではないか」と答えるにとどめた。

 その言葉通り5月になると、市内の経済、福祉団体などから、久元への立候補要請が相次いだ。「突然のことで驚いている。少し考えたい」と困惑した様子を見せたが、立候補表明までそんなに時間は要しなかった。副市長在籍は218日間。一方、要請団体は1000を超えた。

 「12年前と同じ筋書きだ」。局長経験がある60歳代の元市幹部は「今の時代、副市長経験者でなく、民間から擁立した方が選挙では有利だったかもしれない」と話した。良くも悪くも「市長=助役出身者」という市の伝統を断ち切ることをためらったのではないか、と矢田の真意を推し量った。最後は「過去の成功体験」が優先された。(敬称略)

(2013年10月2日 読売新聞)

3218チバQ:2013/10/08(火) 20:45:15
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/feature/kobe1380638857862_02/news/20131002-OYT8T01528.htm
助役市長64年 神戸の系譜
「山、海へ行く」開発象徴 2代目宮崎が路線加速



「株式会社神戸市」が絶頂期を迎えて開催された「ポートピア’81」(1981年3月撮影)  「山、海へ行く」

 神戸港沖に造成された人工島・ポートアイランドを始めとする神戸市の都市開発を表現した合言葉だ。六甲山を削ってニュータウンを開発し、生じた土砂を総延長13キロのベルトコンベヤーを使って海上に埋め立て地を造る。この手法は、全国から大きな注目を集めた。

 まさに「株式会社神戸市」の開発行政の真骨頂。市の〈成功体験〉の礎を築いたのは、初の助役市長となった原口忠次郎。それを継承したのは、宮崎辰雄だった。

 内務省出身の原口はアイデアマンとして知られた。1949年に市長になり、本州と四国をつなぐ世界最長のつり橋・明石海峡大橋(全長3911メートル)や833ヘクタールのポートアイランドなどを提唱した。

 助役として原口を支えた宮崎が69年、市長に就任すると、市の開発はさらに加速した。

 林崎松江海岸では夏場、ピークの時間帯には全長約800メートルの海岸に500人を超えるバーベキュー客が集まる。なかには、ゴミを持ち帰らずに投棄する利用者もおり、近くの住民からは「煙や臭いに迷惑している」との苦情も寄せられていた。神戸市の須磨海水浴場など近隣の海岸で近年、バーベキュー全面禁止などの規制が増えたことで、市外からの利用者も増えているとみられる。

 管理者は国でこれまで市が禁止することができなかったが、市は「海岸の利用者が安全に使用し、近隣住民への迷惑行為を防ぐため」と位置付け、海浜の保全について定めた「海浜の利用並びに海浜利便施設の設置及び管理に関する条例」を改正し、新たにバーベキュー規制を盛り込むことにした。

 林崎松江海岸の約3分の2をバーベキュー禁止区域に指定。禁止区域で市はバーベキューの中止を求めることができるとする。一方、住宅地から離れている東西の2か所を利用可能区域と定める。

 市海岸課は「条例改正が、ルールを守って他人に迷惑をかけないマナー向上につながれば」としている。

 パブリックコメントの募集は31日まで。改正案の概要は同課や各市民サービスセンターで閲覧できるほか、市ホームページでも見られる。詳しくは同課(078・918・5042)。



 当時、自治体が土地開発で利益を出すことは一部法律で禁じられていた。国は土地を売却する際、開発前の土地の値段より高く売ることについて難色を示した。だが、宮崎は「地価が変動しているのに前の値段で売るなんて。一部の者だけが得をする、そんな宝くじみたいなことは許されない」と国の方針に逆らい、実勢地価に近い金額で土地を売却した。国が何度もやめるように言ってきたが、突っぱねた。また、市役所が〈生え抜き〉であることに誇りを持ち、国からの職員出向も拒み続けた。

 「戦後の神戸市の象徴。私たちとは見えているものが違った。スケールの大きさと行動力のある市長だった」。当時、企画調整局参事だった元副市長の梶本日出夫(71)は宮崎を高く評価する。

 戦後の復興事業を担当し、助役も長年勤めた宮崎は市役所の誰よりも市政や神戸の街に精通していた。どこの通りにどんな店があるか。どこの道路がまだ整備できていないか。「職員が気がつくよりも先に市長が知っていた」。必要とあれば、係長にも直接電話し、意見を求めた。

 都市経営の側面ばかりが注目される宮崎だが、考え方の根底にあったのは「市民サービスをいかに高めるか」ということ。開発で得た利益は全て財政調整基金などに積み立てた。宮崎が市長に就任する前年の68年度は76億円だったのが、右肩上がりで伸び続けた。20年後の88年度は約50倍の3745億円まで膨れ上がった。宮崎は潤沢な資金を使い、市内の下水道整備や総合福祉施設「しあわせの村」の建設などに取り組んだ。

 著書「私の履歴書」(日経事業出版社)には、こう記されている。「都市経営の目標は『最小の市民負担で最大の市民福祉』にある。公共デベロッパーなどは『最小の経費で最大の効果』をあげるための方策である」



 完成したばかりのポートアイランドで81年3月20日から、都市博覧会「ポートピア’81」が開催された。将来の科学技術や外国文化などを紹介する様々なパビリオンが設置され、180日間の期間中、全国から1610万人が来場した。テープカットで真ん中に立った宮崎は誇らしげな表情を浮かべていた。「株式会社神戸市」が最も輝かしい時代を迎えた瞬間だった。(敬称略)

(2013年10月3日 読売新聞)

3219チバQ:2013/10/08(火) 20:45:46
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/feature/kobe1380638857862_02/news/20131003-OYT8T01357.htm
助役市長64年 神戸の系譜 一
震災後も空港建設推進  住民反対運動押し切り


テープカットをして祝う神戸市の関係者ら。大きな期待が寄せられる中で神戸空港は開港した(2006年2月撮影、神戸市中央区で) 神戸市の象徴だった「開発行政」は1990年代になるとその雲行きが怪しくなる。大きな要因はバブル経済の崩壊による不況。そして、95年1月の阪神大震災だ。

 そんな不景気の頃、「神戸で一番熱かった夏」と呼ばれた年がある。神戸空港建設の是非を問おうと、市民団体が住民投票条例制定を市に求めるために取り組んだ署名運動が大きな盛り上がりを見せた98年を指す。

 「神戸最大の市民運動だった」。県震災復興研究センター事務局長で、署名活動を取り仕切った市民団体「神戸空港・住民投票の会」(解散)のメンバーだった出口俊一(65)はあの異様な熱気を鮮明に覚えている。「震災で街が壊滅し、市財政も悪化した。そんな中で神戸空港の建設を進めるという市のやり方に黙っていられなかった」



 98年8月から、「大事なことは市民で決めよう」を合言葉に署名運動が始まった。瞬く間に市内全域に浸透。駅前や集会所など至る所で繰り広げられた。9月20日までの1か月間で35万3525人分が集まった。市内の全有権者数の3割にも達する署名の束を手に、同会は市長の笹山幸俊(かずとし)に条例制定を迫った。

 その年の11月、条例案を審議する臨時市議会が開かれた。本会議の議案説明で笹山は「構想段階ならともかく、空港推進を決定している今では、条例制定の必要はない」と述べた。空港建設推進派が多数を占めた市議会は条例案を否決。住民運動の大きなうねりは泡のように消えた。出口は「あれだけ頑張ったのに何も変わらなかったという無力感だけが残った」とため息混じりに振り返った。



 「株式会社神戸市」の最大の事業は、3140億円を投じた神戸空港の建設。始まりは、69〜89年に市長を務めた宮崎辰雄の時代に遡る。

 当初、神戸空港は「関西国際空港」になる可能性が高かった。運輸省(現・国土交通省)が神戸港沖を有力地と考えていたからだ。宮崎も当然、前向きに検討していた。だが、騒音などの公害を懸念する声が広がると、73年3月の市議会で一転、空港建設反対を表明した。

 しかし、それから9年後の82年3月。開発行政で成功を収めた宮崎は態度を翻し、再び神戸港沖の空港建設を声高に主張した。結局、関空は大阪府・泉州沖に決まったが、六甲山を削って海上に造成した人工島・ポートアイランドに代表される神戸の「成功体験」を知る宮崎は計画を中止することなく、推し進めた。

 笹山と近かった元保健福祉局長の桜井誠一(63)は「神戸空港は宮崎さんの悲願。笹山さんも当然、造るべきだという考えだった。どれだけ住民運動が盛り上がっても変わらなかった」と打ち明ける。出口は「笹山さんは自分が仕えた『上司』を否定することができなかっただけだ」と話した。

 条例案否決から1年後の99年。ポートアイランド南側に神戸空港の建設が始まった。広さ272ヘクタールで甲子園球場の約70個分に相当。7年の歳月を重ね、2006年に開港した。だが、発着枠や運用時間で規制をかけられ、利用客数は開港前の需要予測を下回り続ける。空港事業に使った借金にあたる市債は、12年度末で1224億円も残っている。(敬称略)

(2013年10月4日 読売新聞)

3220チバQ:2013/10/08(火) 20:46:29
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/feature/kobe1380638857862_02/news/20131004-OYT8T01576.htm
助役市長64年 神戸の系譜
財政再建、市民に負担 12年で市債6000億円減



運営していた市の外郭団体が破綻し、民間企業に事業譲渡された「シーサイドホテル舞子ビラ神戸」。負債は市民負担へと跳ね返る(神戸市垂水区で)


 〈漂流する神戸〉

 阪神大震災から5年が過ぎた2000年1月、ある経済誌の表紙にこんな見出しが躍った。復興が進まない街の状況や、「株式会社神戸市」的な大型開発にしがみつく姿勢など、震災後の市の窮状を紹介した15ページにわたる特集だった。中でも「『財政再建団体』転落の危機」とタイトルがついた記事は市関係者だけでなく、市民にも大きな衝撃を与えた。

 市財政は震災で一気に悪化した。借金にあたる市債残高は1994年度に8800億円だったが、震災が起きた95年度は1兆4000億円に急増。98〜2003年度は1兆8000億円を超え続けた。「民間企業であれば、いつ倒産してもおかしくない」(市幹部)状況が続いた。

 市が危機に直面していた頃、3期目の笹山幸俊(かずとし)の引退がうわさされ、水面下で後継者争いが始まった。元々、後継者とされていたのは、助役の山下彰啓(あきひろ)。しかし、山下は2000年8月に59歳でがんのため、急死。翌01年の市長選を前に、様々な名前が浮かんでは消え、笹山続投の話も浮上した。最終的に選ばれたのは、山下の後釜として同年4月から助役を務めていた矢田立郎(73)だった。

 ◇

 「消去法で矢田に決まっただけだ」。議長経験がある元市議はそう明かす。開発行政への批判が高まる中、「福祉畑の経験が長い矢田であれば、変革をアピールできる」という利点もあった。

 新人5人の争いとなった同年の市長選。「開発から福祉へ」をキャッチフレーズに矢田は20万票余りを集め、初当選を果たした。矢田は「乾いたぞうきんを絞り続ける」ような行財政改革に突き進んだ。

 95年度に2万人以上いた職員を、新規採用を抑えて2013年度は1万5000人まで削減。外郭団体は35団体とほぼ半減させた。思い入れのある福祉分野にも切り込み、70歳以上の高齢者がバスや地下鉄などを無料で利用できる「敬老優待乗車制度」を08年10月から有料化した。

 市民や議会から大きな反発を受けたが、矢田は「制度を存続させるためには仕方ない」と断行。自ら街頭に立ってビラを配り、市民に理解を求めた。3期12年で約6000億円の市債を減らすなど、一定の成果を上げた。

 ◇

 財政が厳しくても、笹山から引き継いだ神戸空港は約2300億円の市債を発行して予定通り06年に開港させた。土地信託事業として、第3セクター「神戸マリンホテルズ」(解散)が運営していたシーサイドホテル舞子ビラ神戸(垂水区)を民間企業に譲渡する際、101億円の負債を市が引き受け、多額の市民負担が生じた。

 新社会党市議の粟原富夫(59)は「矢田さんは市役所を建て直したかもしれないが、市民生活を良くしたとは思えない」と批判する。



 「新しいステージに向かう神戸を、大きな夢を持った人に任せたい」。今年3月、自らの役割に区切りがついたとして、引退を表明した矢田。記者会見で、任期中に一番苦しかったことに質問が及んだ。一瞬の沈黙の後、「総力をかけてやった行革だ」。そうかみしめるように答えた。

(敬称略)

(2013年10月5日 読売新聞)

3221チバQ:2013/10/08(火) 20:46:54
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/feature/kobe1380638857862_02/news/20131005-OYT8T01225.htm
助役市長64年 神戸の系譜
「オール与党」議会が支え 役人出身の是非も問う



154万人が住む神戸市。次の4年間の市政を託す選挙が間もなく始まる(神戸市中央区で)  64年の長きにわたり、「助役市長」が続いた要因は何か。その一つとして挙げられるのが市議会の存在だ。

 「ミスター神戸市」と呼ばれた宮崎辰雄が3選を果たした1977年の市長選。自民、社会、公明、民社、共産の5党が主に推薦した。81、85両年の市長選でもこの流れは続き、市議会は「オール与党」とまで言われた。

 宮崎が引退し、笹山幸俊(かずとし)と宮岡寿雄の「助役対決」となった89年の市長選。自民が分裂するも、社会、民社、共産、社民連の4党が笹山を推薦し、初当選を後押しした。93年には市議会に議席のない日本新党や新党さきがけなども笹山を推薦し、全国でも異例の9党相乗りが実現した。阪神大震災後の97年の選挙で共産が抜けたが、自民、民主、公明各党の相乗りは続き、助役市長体制を支えた。



 2009年10月の前回選。民主党幹事長(当時)の小沢一郎が「相乗り禁止」を打ち出し、3選を目指す矢田立郎(73)にも推薦を出す代わりに、相乗りとの「決別」を迫った。自民、公明両党は自主投票を余儀なくされ、相乗り体制が初めて崩れた。盤石だった組織選挙が思わぬほころびを見せた。

 10月25日の投開票日。午後8時頃、無名の新人樫野孝人(50)の「優勢」を伝えるテレビの一報が流れた。

 中央区の矢田の事務所にどよめきが起こった。「負けるんと違うか」。この約1か月前に行われた堺市長選では、自民、民主、公明、社民各党が事実上、相乗りした現職が、新人に敗れるという波乱があったばかり。徹底的な相乗り批判を展開し、立役者となったのが当時の大阪府知事・橋下徹(44)だった。

 後援会幹部らは矢田が待つ東灘区の自宅に走った。「危ないかもしれん」。そう告げられた矢田は「そうか」と一言だけ発し、悠然としていた。「覚悟ができていたのか、それとも負けるわけがないと思っていたのか。真意はわからないが、矢田さんがどっしりと構えていたので、私らも腹を据えた」とある後援会幹部は振り返る。



 午後11時前、矢田の当選確実が伝えられた。事務所で花束を手に、矢田は家族や大勢の支援者らと万歳を繰り返した。7852票差の接戦だった。3期目も自民、民主、公明の与党会派体制は続いたが、民主単独推薦のしこりは根深く、「次の市長選は職員出身者では勝てない」との声も上がるようになった。

 福祉畑が長い矢田だが、1985年に市で開催された「ユニバーシアード神戸大会」の組織委員会神戸事務所で資金課長を務めた経歴を持つ。同大会は「ポートピア’81」に次ぐ神戸の大イベントで、当時としては史上最多となる106の国と地域から4000人以上の選手らが参加した。華やかなりし頃の神戸の「成功体験」を知る矢田は昨年11月、総務省自治行政局長だった久元喜造(ひさもときぞう)(59)を副市長に据え、その後、自身の後継者に指名。「助役・副市長―市長」のレールを残した。

 元神戸市職員の高寄昇三・甲南大名誉教授(地方財政論)は「市政に詳しい助役市長によって継続性や安定性のある市政運営が行われてきたのは事実」とした上で、「ただし、近年は閉鎖的な組織という目で見られるようになっていた。今回の市長選では、『役人市長』の是非は争点の一つだが、本来は公務員出身か民間出身かという経歴だけではなく、各候補者の能力や政策を見て市民が神戸をどんな街にしたいかを考えて投票すべきだ」としている。

 役人市長の可能性は残ったが、〈生え抜き市長〉の歴史は矢田を最後に幕を閉じる。新しい時代を迎える神戸のかじ取り役を選ぶ市長選(13日告示、27日投開票)の火ぶたが、間もなく切られる。(敬称略)=おわり

(この連載は藤基泰寛、畑中俊が担当しました)

(2013年10月6日 読売新聞)

3222チバQ:2013/10/10(木) 01:36:30
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000002579.shtml
大阪市議会 議長職めぐり 維新VS3会派





 10日の本会議を前に、大阪市議会議長で「維新の会」の美延議長の不信任決議を巡り、各党の駆け引きが激しさを増しています。

 美延議長は続投の意向で、公明、自民、民主系の3会派の対応が注目されています。

 議長辞職か続投かの返答のリミットとなっていた午前の「維新の会」、議員団総会、注目の美延議長は役所に姿を見せませんでした。

 そのころ当の美延議員は・・・

 「問題を起こしたことは真摯に反省して、議長職を全うしたい」(大阪市議会・維新 美延映夫議長) 

 改めて議長職に意欲を示しました。

 これに対し公明党は・・・

 「(議会の)空転はしたくないと思ってますから。審議拒否もしたくない・・・」(公明党 待場康生幹事長)

 そもそもこの問題は今年8月、美延議員の議長就任パーティーで市立高校の吹奏楽部が演奏したというもので、公明、自民、民主系の3会派が教育の政治的中立性を侵害する恐れがあるとして先月26日、不信任決議をしました。

 しかし法的拘束力がないことから、美延議員は議長を続けるとしたため、他の会派は審議拒否も辞さないと徹底抗戦の姿勢をみせていました。

 結局、3会派は美延議長に説明を求め、夕方、会談が終わりました。

 10日は副議長が議長を務め、通常通り本会議が行われる予定です。 (10/09 18:38)

3223チバQ:2013/10/10(木) 20:03:45
http://mainichi.jp/select/news/20131010k0000e010158000c.html
大阪市議会:不信任の美延議長、「欠席」去就は先送り
毎日新聞 2013年10月10日 08時08分

 大阪市議会から不信任決議を受けた大阪維新の会の美延映夫(みのべてるお)議長は9日、不信任決議案を提案して可決した市議会3会派に、混乱を招いたことを謝罪し、10日の本会議を欠席すると伝えた。続投に意欲を示していた議長職については「熟慮したい」と明言を避けた。

 美延氏は9日、公明、自民、民主系3会派の幹部と会談。その後報道陣に対し、欠席について「本会議を停滞させるわけにはいかない」と説明し、進退に関しては、23日の本会議までに結論を出すと述べた。

 3会派は、美延氏が議長を辞職しない場合には審議を拒否する構えだったが、「議会空転は避けるべきだ」として欠席を了承。10日の本会議は高山仁副議長(公明)が代役を務め、3会派とも出席する。【村上尊一、茶谷亮】

3224チバQ:2013/10/12(土) 09:09:51
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131012/nar13101202240001-n1.htm
天理市長選あす告示 三つどもえの争いか 奈良
2013.10.12 02:25
 任期満了に伴う天理市長選は13日、告示される。これまでに、元外務省職員の並河健氏(34)、元県議の藤本昭広氏(67)、柳本商工連盟会長の沢田昌久氏(57)=自民推薦=の新人3人が立候補を表明。自民の天理支部顧問を務める現職、南佳策氏(76)は引退表明後、並河氏を後継指名したが、自民は沢田氏を推薦し“保守分裂”に。民主を離党した藤本氏も参戦し、三つどもえの争いとなりそうだ。

 「クリーンな南市政を継承したい」。昨年12月の衆院選奈良2区で、日本維新の会の公認候補として立候補し敗れた並河氏は、今年6月、いち早く立候補を表明した。

 並河氏を後継指名した南氏は自民党員だが、その自民は7月、沢田氏を擁立した。擁立の理由について、自民関係者は「自民党にしかできないことをしたい」と話す。

 平成9年から自民党員の南氏は、17年の市長選では自民の推薦を受けて再選。同年から自民の天理支部顧問も務めている。

 しかし21年の前回市長選では、南氏と民主推薦の候補、保守系市議の候補がいずれも自民に推薦を依頼せず、自民は推薦を見送っていた。南氏は今回、自民の天理支部顧問のまま並河氏を後継指名するなど、自民との関係は複雑だ。

 一方の自民は13日、沢田氏の街頭演説会に党本部から石破茂幹事長を招く予定で、党を挙げての選挙戦を展開する構えだ。

 党政調会長の高市早苗衆院議員(奈良2区)の選挙区にあたり、今年7月の奈良市長選では自民推薦の候補が無所属の現職に敗れたこともあり、自民関係者は「絶対に負けられない」と語気を強める。

 一方、天理市職員を経て県議を5期務めた藤本氏は今回、民主を離党し、無所属で立候補する。

 保守分裂の状況について、陣営関係者は「組織だった動きはせず、市民党として県議5期の実績などをアピールする」と冷静に受け止める。

 藤本氏は13年の市長選にも立候補し、南氏と直接対決して約300票差で敗れた。今回、南氏の後継者と対決することについて、藤本氏は「市長の後継者は市民が決めること」と批判。「自分にとっては最後の市長選になる。地元に恩返しがしたい」と話す。

                   ◇ 

 市長選の立候補届け出は13日午前8時半〜午後5時、市役所で受け付ける。投票は20日午前7時〜午後8時、市内31カ所の投票所で。9時10分から市立丹波市小学校体育館で即日開票される。9月2日現在の選挙人名簿登録者数は5万2810人。

3225チバQ:2013/10/12(土) 09:13:26
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131012/hyg13101202150002-n1.htm
神戸市長選2013 「助役市長」是非問う あす告示 新人4氏立候補へ
2013.10.12 02:16
 任期満了に伴う神戸市長選が13日、告示される。3期12年市政を担った矢田立郎市長が勇退し、新人4人が立候補を表明。すでに激しい前哨戦を繰り広げている。神戸市長は4代64年間にわたり助役(副市長)経験者が務めてきた。民間出身者や女性も、これまでいない。4人は副市長経験者、民間出身者、女性などさまざまなタイプがそろった。誰が当選しても12年ぶりに市のトップが交代する選挙で、今後の神戸市の方向を左右する戦いとなりそうだ。

 立候補を表明しているのはいずれも無所属で前副市長の久元喜造氏(59)=自民、民主、公明推薦=、共産党県委員の貫名ユウナ氏(61)=共産推薦=、コンサルティング会社社長の樫野孝人氏(50)、元神戸市議の森下裕子氏(48)。

 昨年11月、副市長に就任した総務省出身の久元氏は、約7カ月後に市長選に立候補を表明、矢田市長から「後継指名」を受けた。自民、民主、公明が推薦し、井戸敏三県知事も支援を表明。「神戸を安定した成長軌道に乗せていくことが私の使命」と強調する。

 貫名氏は共産が推薦し、新社会が支持。現市政を批判の中心に据える。神戸市の「神戸医療産業都市」構想の中止や、神戸空港の是非を問う住民投票の実施、阪神大震災の借り上げ復興住宅の希望者全員入居の継続などを掲げ、現市政の批判層をターゲットに絞る。

 前回選に立候補し、現職に肉薄した樫野氏は「官僚政治から都市経営への転換を」と主張。市営地下鉄の民営化など“改革”を前面に押し出す。維新やみんなの党との関わりが注目されたが、「あくまで市民党」を強調、政党推薦は受けず選挙戦に突入する構えだ。

 自民党市議だった森下氏は、党に推薦を求めたが得られず離党。「役人から市長へのエスカレーターの構図が、神戸市政が変わらない体質の要因」と主張し、市庁舎の一部民間開放や待機児童ゼロを訴え、市初の女性市長誕生を目指す。11日付で市議を辞職した。

                   ◇

 ■神戸市長選の主な立候補予定者

 久元喜造 59 前副市長     無新 【自】【民】【公】
 貫名ユウナ 61 共産党県委員   無新 【共】
 樫野孝人 50 コンサル会社社長 無新
 森下裕子 48 元市議      無新

3226チバQ:2013/10/13(日) 09:53:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131012-00000064-mai-soci

<四條畷市議会>議長が議員辞職…市職員にセクハラ行為

毎日新聞 10月12日(土)20時29分配信



 大阪府四條畷市議会は12日、市の女性職員にセクハラ行為をしたとして、岡山毅(つよし)議長(68)が同日付で議員辞職したと発表した。

 記者会見した島弘一(こういち)副議長や市によると、岡山氏は職場での悩みを聞く名目で職員を誘い、今月4日夜に大阪市内の飲食店で2人で食事をした。その際、職員の体を触り、帰りのタクシー車内でキスを迫ったりしたという。

 職員は市の相談窓口に申告。11日に市から報告を受けた島副議長が岡山氏に確認すると、大筋で事実関係を認めたため、各会派と協議して議員辞職を促した。

 岡山氏は2003年に初当選し2期目。今年5月から議長。定数16の市議会は岡山氏の辞職で欠員が3となり、補欠選挙が行われる。岡山氏は「職員の心を著しく傷付け、非常に申し訳ない。市民の皆様にも心よりおわび申し上げる」とコメントした。【五十嵐和大】

3227旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/10/13(日) 18:05:38
自分のお仲間の公務員は政治的発言をしても別にいいらしいです。

大阪・淀川区長、ツイッターで自公民会派を批判
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131013-OYT1T00305.htm?from=ylist
 大阪市議会で美延みのべ映夫てるお議長(大阪維新の会)の不信任が決議された問題を巡り、同市の榊正文・淀川区長(46)が自身のツイッターで、不信任に賛成した自民、公明、民主系の3会派を「市民不在の政争」と批判した。
 3会派側は「政治的中立性を守るべき公務員として考えられない発言」などと反発し、市議会で問題化する可能性もある。
 榊区長の書き込みでは、3会派に「堂々と区長対区選出議員と、討論会をしようではないか」と求めた。3会派がセクハラ行為で懲戒処分を受けた公募区長らへの厳格な対処を求めた決議にも触れ、同区選出の公明、自民市議に「説明責任を果たすべきだ」とした。
 これに対し、同区選出の杉田忠裕市議(公明)は「公務員の自覚が足りない」と批判。北野妙子市議(自民)も「議長の問題は維新に説明責任がある。党で対応を話し合う」と語った。
 市は、公務員の信用失墜行為や政治的発言に当たるか調査する方針だが、橋下徹市長は12日、東京都内で記者団に「公募区長の新しい感覚で、議論に参加させてくれという話。これくらいあってもよい」と述べ、榊区長を擁護している。
 榊区長は昨年8月、ツイッターでの自身への批判的書き込みに「アホか」「暇人」と応じ、橋下市長から厳重注意を受けている。
(2013年10月13日12時40分 読売新聞)

3228チバQ:2013/10/14(月) 12:39:26
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201310/0006417368.shtml

2013/10/13 18:55


たつの市長選告示 新人4人が立候補





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 任期満了に伴うたつの市長選は13日告示され、いずれも無所属の新人、同市連合自治会長の徳永耕造氏(65)、同市前総務部長の山本実氏(61)、政治団体代表の田中優太氏(31)、前県会議員の栗原一氏(63)=自民推薦=の4人が立候補した。投開票は20日。

 普通交付税の減額が控える合併10年の節目を前に、行財政改革の進め方や地域振興策の実行力などが争点。

 徳永氏は「自治会のみなさんと同じ、住民目線で行政運営に取り組みたい」と主張。山本氏は「厳しい時期を迎える市の課題を熟知する自分が市長に適任だ」とアピールした。

 田中氏は「一市民として新しいたつのをつくるため、粉骨砕身の思いで頑張る」と強調。栗原氏は「保護者が安心できる教育環境をつくり、声なき声に耳を傾ける市政を」と訴えた。(松本茂祥)

3229チバQ:2013/10/14(月) 12:40:13
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20131013-OYT1T00245.htm
神戸市長選告示、無所属新人5人の争い確定

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 神戸市長選は13日、告示され、同日午後5時に立候補の届け出が締め切られた。いずれも無所属で、前市議の森下裕子やすこ氏(48)、政治団体共同代表の貫名ぬきなユウナ氏(61)=共産推薦=、前副市長の久元喜造ひさもときぞう氏(59)=自民、民主、公明推薦=、経営コンサルティング会社社長の樫野孝人たかひと氏(50)、建築業の久本信也氏(58)の新人5人による争いが確定した。



 3期務めた矢田立郎たつお市長が今期限りでの引退を表明し、12年ぶりに新市長が誕生する。同市は矢田市長を含む4代64年にわたって助役(現・副市長)出身者が市長を務めてきた経緯から、「市OB」か「民間」が大きな焦点になりそうだ。27日に投開票される。

(2013年10月13日17時37分 読売新聞)

3230チバQ:2013/10/14(月) 12:47:03
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131014/nar13101402050000-n1.htm
天理市長選告示 新人3氏の争いに 奈良
2013.10.14 02:05
 任期満了に伴う天理市長選が13日、告示された。いずれも無所属新人で、元県議の藤本昭広氏(67)▽元外務省職員の並河健氏(34)▽柳本商工連盟会長の沢田昌久氏(57)=自民推薦−の3人が立候補し、三つどもえの争いになった。

                   ◇

 民主を離党して今回、無所属で立候補した藤本氏は午前9時すぎ、前栽町の天理教日本橋詰所前の駐車場で出陣式。支援を受ける市議や後援会関係者らが応援に駆けつけ、次々と激励の言葉をかけた。

 並河氏は9時半すぎ、JR・近鉄天理駅前の天理教西1駐車場で出陣式を開催。並河氏を後継指名している南佳策市長は「(南市政以前の)12年前の天理市に戻さないで」と現市政の継承を訴えかけた。

 沢田氏は午後2時半すぎ、JR・近鉄天理駅前広場で出陣式。推薦を受ける自民の党本部から、石破茂幹事長や高市早苗衆院議員らを招いた。石破幹事長は「全力で支える」と語気を強めた。

 各候補は出陣式を終えると選挙カーに乗って市内をくまなく回り、有権者に支持を呼びかけた。

 投票は20日午前7時〜午後8時、市内31カ所で。9時10分から市立丹波市小学校体育館で即日開票される。12日現在の選挙人名簿登録者数は5万2808人。

3231チバQ:2013/10/14(月) 13:03:31
http://mainichi.jp/select/news/20131014k0000m010086000c.html

神戸市長選告示:存在感薄れる民主 自公と同候補推薦

毎日新聞 2013年10月13日 22時44分


 13日告示された神戸市長選は、与野党3党が同じ候補を推薦する相乗りの構図となった。背景にあるのは民主の退潮だ。前回は矢田立郎市長を単独推薦したが、昨年12月の衆院選で政権から転落し、「相乗り禁止」を維持する余力を失った。更に9月の堺市長選で敗北した日本維新の会は、独自候補擁立も推薦も見送る不戦敗に追い込まれ、兵庫県内でも存在感が薄れつつあることが浮き彫りになっている。

 主な候補4人は、市中心部で第一声を上げた。森下裕子氏は「今の神戸市は既得権益を守るために必死」と現市政を批判。貫名ユウナ氏は「福祉を大切にし、子育てしやすい神戸に切り替えよう」と刷新を訴えた。久元喜造氏は「財政再建しながら福祉を確実に向上させた矢田市政の前進が重要だ」と述べ、樫野孝人氏は「乱開発はやめ、緑と文化あふれる、市民の憩いの場となる街を作りたい」と主張した。

 維新は衆院選比例代表で県内最多の約74万票を獲得し、7月の参院選兵庫選挙区では大阪以外の選挙区で唯一、議席を得た。この勢いに乗ろうと、県内のみんな所属議員は樫野氏支援で維新との連携を模索してきた。その動きは参院選で選挙協力を解消した後も続いたが、維新が市長選の自主投票を決め、連携の目は消えた。

 維新の松井一郎幹事長(大阪府知事)は「職を失ってまで出るような人はなかなかいない」と説明。県総支部関係者は「何が何でも関与するのは現実的ではない。今回は自主投票が一番いい結果」と強がる。

 樫野氏は前回市長選で自主投票になった自民、公明支持層の受け皿になり、矢田市長に約8000票差まで迫った。陣営は今回も政党色を出さずに戦う方針で、国政選挙で維新に流れた無党派層の取り込みを狙う。

 一方、政権を取った直後で前回、矢田氏に「相乗り禁止」をのませた民主は今回、自民、公明の推薦決定を待って久元氏の推薦を決めた。党市議団幹部は「民主単独での推薦という雰囲気になるのは何としても避けたかった。今の民主は自民に『おんぶに抱っこ』しかない」と明かす。

 前回に続いて独自候補を支援する共産関係者は、維新について「他の市長選の結果で対応を変えるのは有権者をバカにしている」と話す。【渡辺暢、山口朋辰】

 立候補者は次の通り。(届け出順)

森下 裕子(もりした・やすこ)48[元]市議 無新

貫名(ぬきな)ユウナ61  共産党県委員 無新=[共]

久元 喜造(ひさもと・きぞう)59[元]副市長 無新=[自][民][公]

樫野 孝人(かしの・たかひと)50会社社長   無新

久本 信也(ひさもと・しんや)58工務店社長  無新

3232旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/10/14(月) 17:51:10
みんなの党も不祥事が多いなぁ。

酒気帯び運転容疑、みんなの党の市議を逮捕 兵庫・川西
http://www.asahi.com/national/update/1014/TKY201310140092.html?ref=com_top6
 飲酒運転で追突事故を起こしたとして、兵庫県警は14日、同県川西市議の松田敬幸(たかゆき)容疑者(47)=同市大和東2丁目=を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
 川西署によると、松田容疑者は14日午前10時10分ごろ、同市東畦野2丁目の国道173号で、酒を飲んだ状態で乗用車を運転した疑いがある。信号待ちをしていた乗用車に追突。乗用車の男性の通報で署員が駆けつけたところ、松田容疑者が酒臭く、呼気1リットル中から0・45ミリグラムのアルコール分が検出されたという。
 松田容疑者は2010年の市議選にみんなの党から立候補して初当選した。

3233チバQ:2013/10/14(月) 20:09:18
http://www.asahi.com/area/hyogo/articles/MTW20131003290600001.html
神戸市長選【数字で見る神戸市政】

(1)68万円/市民1人あたりの市債残高





 政策を実現するにはお金が必要。神戸市の台所事情は今、どうなっているのか。

 グラフは神戸市の財政状況の推移だ。1995年の阪神大震災後、復興のための借金で市の財政は悪化。一般会計の借金(市債残高)は97年にピークの約1兆8千億円まで膨らんだ。

 2001年に就任した矢田立郎市長は、行財政改革で震災当時約2万2千人いた職員を約7千人減らした。借金は約7千億円減らし、市民1人当たりに換算すると約68万円(12年度決算見込み)になる。

 この結果、11年度決算では、収入に占める借金返済額の割合を示す「実質公債費比率」が12・1%と、20政令指定市の平均レベルまで下がった。この比率が18%を超えると、借金(地方債の発行)をするのに国の許可が必要になる。

 だが、安心はできない。

 財政のやり繰りのために使う市の貯金「財政調整基金」は、11年度末時点で4億2638万円と、市民1人当たり約280円。政令指定市の中で下から3番目と、心もとない状況だ。

 また、市が独立採算を前提に運営する、地下鉄や水道、介護保険などの事業の会計(企業会計と特別会計)では、借金が12年度末で総額1兆1811億円(見込み)もある。

 中でも、六甲山系を削ってポートアイランド2期や神戸空港の人工島などを造成する事業のための企業会計「新都市整備事業会計」では、09年度から本格的に借金の返済(企業債の償還)が始まった。しかし、造成地が見込み通り売れないため、返済期限が来た借金の約半分を、再度借り換えて返済を先延ばししている状況だ。返済のために1132億円を預金として積み立ててあるが、借金の総額は2394億円(12年度見込み)あり、このまま土地の売却が進まなければ底をつく可能性もある。(水戸部六美)

    ◇

 13日告示の神戸市長選を前に、市政で注目の数字を取り上げ、現状を報告する。

3234チバQ:2013/10/14(月) 20:09:39
http://www.asahi.com/area/hyogo/articles/MTW20131004290600001.html
神戸市長選【数字で見る神戸市政】

(2)240万人/神戸空港の旅客数





 神戸空港に3日、沖縄の花が描かれた新造機がお目見えした。ソラシドエア(スカイネットアジア航空、本社宮崎市)が6月に開設した神戸―那覇線。搭乗客には、沖縄から運んだ花で作った首飾りが贈られた。

 同社の関西乗り入れは神戸空港が初。担当者は「混雑する大阪(伊丹)空港よりいい」と言う。12月にはスカイマークの神戸―米子線も就航し、定期路線が1日8路線28便と最多水準になる。

 しかし、神戸市の香川賢次・空港事業室長の顔色はさえない。神戸空港は国に1日の発着枠を30便までに制限されている。「臨時便を考慮するとこれで限界。これでは航空会社が自由なネットワークを作れない」

 2006年の開港から7年。神戸空港の旅客数は伸び悩んでいる。12年度の旅客数は約240万7千人と、前年度より約16万人減り、開港前の需要予測403万人(10年度)の約6割だ。

 大型機が期待したほど就航せず、思うように着陸料が稼げない。小型機を多頻度で就航させて需要を掘り起こそうにも、隣接する伊丹・関西空港との関係で発着枠や運用時間に制約がある。加えて10年には経営破綻(は・たん)した日本航空が撤退。昨年は関空に就航した格安航空会社「ピーチ・アビエーション」に客が流れた。

 空港の収支は09年度から実質赤字が続く。今年度も、25億8千万円の収入見込みに対して、空港施設を建設した時の借金返済(今年度18億6千万円)や諸経費を払うと、7億8千万円の赤字になる見込みだ。

 当初は空港の積立金を取り崩して赤字を埋めたが、11年度で底をついた。そのため、同年度から「新都市整備事業会計」という、空港会計とは別の会計の収益から借り入れて赤字を埋めている。借り入れは今年度までで計約15億円になる。

 赤字脱却には増便あるのみだが、神戸空港で離着陸できるのは午前7時〜午後10時。香川室長は「日帰り出張が多い羽田線や、週末バカンスを楽しむ沖縄線などで早朝・深夜便の需要は高い」とにらむが、運用時間の拡大には伊丹・関西空港との協議が必要だ。(三嶋伸一)

3235チバQ:2013/10/14(月) 20:10:13
http://www.asahi.com/area/hyogo/articles/MTW20131005290600002.html
神戸市長選【数字で見る神戸市政】

(3)256社/医療産業都市進出企業

ポートアイランド2期島に広がる神戸医療産業都市(手前)。奥は神戸市中心部=2月、神戸市中央区、本社ヘリから



 「神戸の誇りであり、シンボル。若者に夢を与える。ぜひ大きな足跡を残してほしい」

 神戸市沖の人工島ポートアイランド。9月に開かれたスーパーコンピューター「京(けい)」の本格稼働1年を記念するシンポジウムで、矢田立郎市長は力を込めた。

 京があるのは、ポーアイの南半分、第2期地区(390ヘクタール)。市が企業や研究所の誘致を進める「神戸医療産業都市構想」の代表施設だ。

 構想は1998年、阪神大震災の復興施策の柱として持ち上がった。神戸経済の中心だった鉄鋼や造船などの重厚長大型産業が行き詰まり、震災後は工場転出も相次いだ。構想には、売却が進まないポーアイ2期の土地を活用しつつ、産業構造の転換を図る「一石二鳥」の狙いがあった。

 99年、国内トップの研究者が集まる国の研究施設、理化学研究所の「発生・再生科学総合研究センター(CDB)」の設置が決まり、2001年、構想が国の「都市再生プロジェクト」に選ばれた。

 市は、理研など中核になる企業や研究所には土地を無償か低額で貸し、固定資産税や不動産取得税も軽減。関連予算として、今年度は前年の倍近い59億円を盛り込んだ。国も公的施設の整備費などを出してきた。累計投資額は、国が1302億円、市は495億円にのぼる。

 これまで256社が進出、約5700人が働く。半数が研究開発分野の企業で、バイオ系の産業集積地としては国内最大に成長した。市が推計した経済効果は、10年度で1041億円。5年前の2・5倍だ。

 ただ、ベンチャーと中小企業が8割弱を占め、大きな税収が見込める大企業の立地は少ない。国際的な競争力をもたせるには、医療分野に特化した、より多くの集積が必要だ。矢田市長も「500社の進出が必要」とする。

 医療技術の実用化、産業化には、時間もお金もかかる。CDBでは、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を世界で初めて治療に使う研究が進むが、再生医療が一大産業に育つかは未知数。息の長い支援が欠かせない。三木孝・市医療産業都市推進本部長は「経済効果や雇用の創出といった復興事業としての役割は最低限、果たせた。これからはiPS細胞など国際的に優位な技術を生かし、永続的な発展をめざしたい」と話す。(下司佳代子)

3236チバQ:2013/10/14(月) 20:10:36
http://www.asahi.com/area/hyogo/articles/MTW20131007290600001.html
神戸市長選【数字で見る神戸市政】

(4)890億円/地下鉄海岸線の累積赤字

乗客が伸び悩む神戸市営地下鉄海岸線=神戸市中央区



 神戸市内を走る2本の市営地下鉄のうち、三宮の中心市街地から、兵庫区の和田岬を経てJR新長田駅に至る7・9キロを結ぶ「海岸線」。2001年7月の開業以来、赤字体質から抜け出せない。

 1日の平均乗客数は、開業前の予測、13万人の3分の1にも満たない約4万3千人(昨年度)。累積赤字は毎年約60億円のペースで膨らみ続け、今年3月末で約890億円に達している。市交通局の担当者は「黒字化の見通しを立てられる状態ではない」と頭を抱える。なぜ、こんなことになったのか。

 海岸線が建設された事情は、通常の地下鉄とかなり違う。それは、「インナーシティー問題」と呼ばれた市街地空洞化対策の一環だった。

 神戸市では、郊外の山を削ってニュータウンを開発する一方で、兵庫区や長田区の旧市街地からは若年層が流出。人口減や高齢化が進んだ。「普通、交通機関をつくる場合は『企業や人口が上昇状態にあるから必要』となるが、海岸線はその逆。人口も勤め先も減る、それを元に戻したいというのが大きな理由です」。00年、当時の笹山幸俊市長が市議会でした答弁が、約2350億円を投じて建設された海岸線の性格を端的に表している。

 市は1993年、海岸線開通による沿線の発展を見込んで、1日の乗客数を13万8千人と予測。阪神大震災後の00年には「開業時8万5千人、5年目で13万人」と下方修正したが、現実ははるかに厳しかった。

 初年度の乗客数はわずか約3万4千人。10年以上が過ぎた今も4万人台で頭打ちが続く。市は不振の理由として、沿線人口の伸び悩みやJRとの競合などを挙げるが、元々の予測が甘すぎたとしか言いようがない。

 1977年3月開業の西神・山手線は、経費節減などに努めた結果、開業28年目の03年度にようやく単年度での黒字化を達成した。ただ、これまでの累積赤字は今年3月末時点で約341億円ある。市は「海岸線沿線で集客施設や企業の誘致を進め、乗客を増やしたい」とするが、苦戦は続きそうだ。(宮武努)


(2013年10月6日(日)掲載)

3237チバQ:2013/10/14(月) 20:11:09
http://www.asahi.com/area/hyogo/articles/MTW20131008290600001.html
神戸市長選【数字で見る神戸市政】

(5)356人/外郭団体に再就職の市OB

神戸市や外郭団体が約300億円をかけて建設した市立フルーツ・フラワーパーク=今年6月、神戸市北区、本社ヘリから、諫山卓弥撮影



 「市が継続して財政負担をするほど観光面で公共性があるか疑問が残る」

 昨年11月、学識者らでつくる神戸市の第三者委員会が、ある外郭団体への公費支出に苦言を呈した。

 市立観光施設「フルーツ・フラワーパーク」(北区)の運営を市から請け負う「株式会社神戸ワイン」。その名の通り、神戸牛やワインの販売促進などを目的につくられた市の外郭団体だ。歴代社長には市長や助役、市職員OBらが就任してきた。

 同社は1993年の開園時から園内のホテルやレストランを所有し、運営していたが、集客低迷で経営が悪化。これらの施設を79億円で市に買い取ってもらい、2006年からパーク全体の管理運営を請け負う。だがその後も収益は伸びず、市が毎年払う指定管理料3億数千万円で収入不足を補っているのが実態だ。

 指摘を受けた市は来年度中に同社を清算する方針だが、市の貸付金30億円は回収不能に。出資金13億円も戻る見込みはないという。いずれも市民の税金だ。

 神戸市は高度経済成長期以降、企業的な発想でニュータウン開発や人工島造成を進め、その事業展開は「株式会社神戸市」と呼ばれた。市はその過程で、「行政と民間の中間的立場で公益的な事業を進める」ためとして、外郭団体を次々設立。90年代に64団体まで増えた。

 「役所が直営しにくい分野で市の出向職員が腕を振るい、役所にないスピード感で市民ニーズに応えてきた」。市幹部はその役割を強調するが、近年目立つのは、その乱立ぶりや赤字体質、巨額の税金投入といった負の側面だ。11年度、市が外郭団体に支出した補助金や委託料の総額は約200億円にのぼる。

 さらに「天下り」の問題もある。昨年7月時点で、外郭団体の役職員を務める市OBの数は356人。うち45人は理事長、社長、常務といった常勤役員という。ある市議は「かつて都市経営の最前線で活躍した外郭団体は、いつの間にか市職員の再就職の場になってしまった」と指摘する。

 市もここ数年、外郭団体を統廃合。35団体まで減らした。市OBの役員の年間報酬も上限基準を設定して各団体に通知しているというが、実際の役員報酬額は「個人情報」との理由で非公開のままだ。今年度も新たに28人の退職幹部が外郭団体に再就職している。(宮武努)

3238チバQ:2013/10/14(月) 20:12:26
http://www.asahi.com/area/hyogo/articles/MTW20131009290600001.html
神戸市長選【数字で見る神戸市政】

(6)20億円/「中3まで医療費無料」


 子育てに避けて通れない出費が医療費だ。今回の神戸市長選では、立候補を正式に表明している4人全員が、市の医療費助成制度の拡充を訴えている。なぜか――。

 神戸市は、子どもが通院したときの医療費の自己負担が、2歳まで無料▽3歳〜小学3年は月2回まで1日最大800円▽小学4年〜中学3年は医療費の2割となっている。入院費は中3まで無料だ。ただし、0歳児を除いて所得制限があり、夫が妻と2人の子どもを扶養している家庭の場合、夫の収入が860万円未満でなければ無料にはならない。

 西宮市でも0歳を除いて所得制限はあるものの、中3まで入通院とも無料。一方、明石市は所得に関係なく中3まで無料だ。神戸市と同じ政令指定市では、名古屋市、さいたま市が所得に関係なく中3まで無料としている。

 国の医療保険制度では、就学前の子どもの医療費は入通院とも自己負担が2割。それ以上は各市町村が独自の住民サービスとして助成している。住んでいる自治体によって、出費に大きな格差が出てくるのだ。

 こうした格差は、もっぱら自治体の財政力に左右される。神戸市は企業も多く、比較的豊かなはずだが、まだまだ手厚いとはいえない水準だ。

 名古屋市は河村たかし市長が市長選の公約にしたことで、中3までの医療費無料が実現した。名古屋市の担当者は「『子育てするなら名古屋』というキャッチフレーズも掲げており、(医療費の自己負担ゼロは)優先順位の高い施策として予算の枠内でやりくりした」と話す。財政事情だけでなく、子育て支援を市の重点施策として掲げるかどうかも大きいようだ。

 今回の神戸市長選でも、立候補予定者4人が「中3までの医療費無料」を訴えている。しかし、財源をどう確保するか、いつまでに実現するか、所得の高い人には一定の負担を求めるのかなど、具体像はまだ語られていない。

 神戸市の場合、所得に関係なく中3まで医療費を無料にするには、新たに約20億円かかるという。市財務課は「財政的には厳しいが、やるとなったら予算の優先順位などを考え直し、対応していく」としている。(水戸部六美)=おわり



 ■主な政令指定市と県内自治体の子どもの医療費無料の範囲

 <中学3年まで>【通院】名古屋市、さいたま市、明石市、西宮市※

         【入院】さいたま市、名古屋市、神戸市※、横浜市※、明石市、姫路市※、西宮市※、芦屋市※、宝塚市※

 <小学6年まで>【通院】─

         【入院】福岡市 

 <小学3年まで>【通院】宝塚市※

         【入院】─

 <小学1年まで>【通院】横浜市※

         【入院】─

 <就学前まで> 【通院】福岡市 

         【入院】仙台市※、広島市※

 <2歳まで>  【通院】神戸市※、仙台市※、姫路市、芦屋市※

         【入院】─

<無料化対象はないが一定の助成あり>

         【通院】札幌市、京都市、大阪市、広島市 

         【通院】札幌市、京都市、大阪市 

 ※は所得制限あり

3239チバQ:2013/10/14(月) 20:13:34
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131009ddlk28010380000c.html
政界地図の筆先は:2013年神戸市長選/1 自民 /兵庫
毎日新聞 2013年10月09日 地方版

 ◇勢いの陰に不安定要因
 「神戸をしくじるわけには絶対いかない」

 今月3日、東京・永田町の自民党本部幹事長室で、石破茂幹事長は末松信介県連会長に念を押した。7月の参院選の圧勝で、3年近く大型国政選挙の“洗礼”を要しない「免罪符」を得た自民にとって、政令市長選での「取りこぼし」は政権の不安定要因にもつながりかねないからだ。

 「市政与党」の最右翼を担う自民だが、2009年の前回市長選は矢田立郎市長が民主単独推薦に方向転換したあおりを受け、自主投票の「煮え湯」を飲まされた。一方、今回は「矢田後継」の久元喜造氏(59)を早々と推薦。これに民主、公明両党が相乗りする「従来の構図」(自民党関係者)が復活した。

 とはいえ、自民の支援態勢は必ずしも「一枚岩」とは言えない。

 党所属市議だった森下裕子氏(48)=7月に離党=が久元氏より前に立候補を表明し、党の方針が決まらないうちに党要職とのポスターを独自に作成。それでも、森下氏への処分を巡り、自民党系の市議会2会派で意見が分かれる混乱ぶりを露呈した。一部の市議が樫野孝人氏(50)への支援を表明するなど火種はくすぶる。

 7月の参院選比例代表で自民は神戸市内で最多得票の18万票余りを集めるなど、市内の「政界地図」は自民“色”が濃さを増している。ただ「目立つ仕事はしても、汗をかかないような議員がいるのも事実。(誰かが面倒を見てくれる)『護送船団方式』のようだ」(ある市議)という実情も透けて見える。

 勢いを増す自民の波に、不安定さをはらむ内情が波紋を広げるのか。街中に貼られた自民のポスターには、久元氏と安倍晋三首相が笑みをたたえる。

   ◇    ◇

 2度の国政選挙と知事選で、県内の政界地図は大きく塗り変わりつつある。その「筆先」が神戸市長選で何を描くのか−−。【渡辺暢、山口朋辰】

==============

 ◇神戸市長選で予想される立候補者の主な顔ぶれ
樫野孝人  50 会社社長 無新

貫名ユウナ 61 共産党県委員 無新=[共]

久元喜造  59 [前]副市長 無新=[自][民][公]

森下裕子  48 市議 無新

〔神戸版〕

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3240チバQ:2013/10/14(月) 20:15:26


http://senkyo.mainichi.jp/news/20131010ddlk28010408000c.html
政界地図の筆先は:2013年神戸市長選/2 民主・公明 /兵庫
毎日新聞 2013年10月10日 地方版

 ◇党の「存在感」対照的に
 「党としての推薦決定は、自民党よりも先にならないようにしてほしい」。今年6月、神戸市内の会議室。神戸市長選への対応を巡り、久元喜造氏(59)への推薦が決まった会議の場で、民主党市議団幹部は並み居る県連幹部に再三、強調した。

 前回2009年の神戸市長選は、直前に政権交代を果たした民主が3選を目指した矢田立郎市長に、各党相乗りから単独推薦へと方針を転換するよう「踏み絵」を踏ませた。再び野党で迎える今回は自民・公明両党との相乗りへと時勢は移ろい、「自・公の反発を受けた前回の轍(てつ)は踏まないよう、少しでも『民主単独』の雰囲気になるのは避けたかった」(党市議団幹部)という気遣いが漂う。

 党所属の県議が樫野孝人氏(50)の支援に回って除籍されるなどクシの歯が欠けるように、党勢の衰退ぶりは隠しきれない。「今の民主に市長選をリードする勢いはない。自民におんぶに抱っこするしかない」。ある市議は自嘲気味に笑った。

  ◇    ◇

 「久元さんには、ぜひとも神戸でがんばってもらいたい」

 今月3日、神戸市内で開かれた久元氏支援のシンポジウム。パネリストを務めた公明党の山本香苗参院議員が約500人を前に強調した。7月の参院選比例代表に名を連ねた全ての候補者の中で、最多となる約99万7000票を集めた山本氏の登壇は「勝てる自信がなければ推薦しない」(県本部関係者)という公明の“本気度”を表していた。

 前回市長選での自主投票から、久元氏推薦に舵を切った公明。参院選で公明が獲得した比例票は、神戸市内だけで10万票近くに達する。【渡辺暢】

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 ◇神戸市長選で予想される立候補者の主な顔ぶれ
樫野孝人 50 会社社長 無新

貫名ユウナ 61 共産党県委員 無新=[共]

久元喜造 59 [元]副市長 無新=[自][民][公]

森下裕子 48 市議 無新

〔神戸版〕

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3241チバQ:2013/10/14(月) 20:16:00
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131011ddlk28010282000c.html
政界地図の筆先は:2013年神戸市長選/3止 第三極と共産 /兵庫
毎日新聞 2013年10月11日 地方版

 ◇党勢模索、それぞれの道
 堺市長選での日本維新の会「完敗」から約1週間が過ぎた今月7日、神戸・元町にある維新県総支部の一室。新原秀人代表ら約10人が顔をそろえた。テーマは、松井一郎幹事長が「自主投票」を明言した神戸市長選を巡る対応。みんなの党との相乗りも有力な選択肢だった、樫野孝人氏(50)への支援が俎上(そじょう)に上った。

 「樫野君にしたら、維新の名前が(推薦などで)出るのは、むしろ『ありがた迷惑』だろう」

 新原氏の言葉に、出席者は一様にうなずいた。7月の参院選兵庫選挙区で初の議席を獲得し、「超重要案件」(県総支部関係者)と言わしめた神戸市長選からの「撤退」宣言だった。

 ただ、維新の自主投票は「渡りに船」(樫野陣営関係者)という側面も捨てきれない。前回2009年の市長選にも立候補した樫野氏は、民主党の単独推薦を選んだ矢田立郎市長に反発する自民、公明両党の支持層の「受け皿」にも、事実上なっていたからだ。

 維新の「決断」と反比例するように、みんなの存在感が増している。今月9日、急きょ記者会見を開いたみんな神戸市議団は、議員全員での樫野氏支援を表明。樫野陣営の「要望」を受け、渡辺喜美代表が樫野氏の応援に入る方針を明らかにした。

 7月の参院選比例代表で維新とみんなが神戸市内で集めた票(計約17万9000票)は、最多得票の自民(約18万1000票)に迫る。維新とみんなの微妙なバランスは何をもたらすのか。渦中の樫野氏は記者団に強調した。「一番嫌なのは、無党派なのに『党のヒモがついている』と誤解されることだ」

   ◇    ◇

 「一番、市民目線なのは貫名さんだ」。9月17日、神戸市内の貫名ユウナ氏(61)の事務所開きで、新社会党県本部の粟原富夫委員長が声を枯らした。前回市長選で樫野氏支援に回った新社会と独自候補を立てた共産の「護憲派の結集」(貫名陣営関係者)こそ、7月の参院選で「政界地図」を塗り替えた共産の「試金石」となる。【渡辺暢、山口朋辰】=おわり

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 ◇神戸市長選で予想される立候補者の主な顔ぶれ
樫野孝人 50 会社社長 無新

貫名ユウナ 61 共産党県委員 無新=[共]

久元喜造 59 [元]副市長 無新=[自][民][公]

森下裕子 48 市議 無新

〔神戸版〕

3242チバQ:2013/10/14(月) 20:17:32
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131010ddlk30010380000c.html
新宮市の課題:市長選を前に/上 人口減少 /和歌山
毎日新聞 2013年10月10日 地方版

 ◇問われる施策の実効性 雇用など取り組み
 任期満了に伴い20日に告示される新宮市長選。既に現職の田岡実千年氏(52)▽市議、大西強氏(69)=新人▽元市議、上田勝之氏(48)=新人=のいずれも無所属の3人が立候補を表明し、陣営などによる前哨戦が展開されている。市長選を前に、熊野地域の中心として歴史を刻んできた新宮市の課題を取材した。【藤原弘】

 「市総合計画」(計画期間2008〜17年度)を掲げて市政を進める新宮市。1番の目標は「人口減少の抑制」で、目標数は、17年度末人口「3万1000人」だ。現在の新宮市は05年に旧新宮市と旧熊野川町が合併して誕生した。現在の新宮市域の人口は1985年以降、5年ごとの国勢調査の度に毎回減っており、10年は3万1498人。05年と比べて約2300人減った。

 新宮市の人口減の特徴は、10〜19歳の世代の5年後の市外流出傾向が高いことだ。同一年代生まれの集団に着目する統計学の方法を国勢調査の5歳階級別統計表に当てはめると、05年調査の「10〜14歳」「15〜19歳」の各階級の人数はそれぞれ、10年調査の「15〜19歳」「20〜24歳」になると大幅に減少する。これは、5年間の市外への人口流出数が流入数を大幅に上回ったためと推測できる。

 その他の世代では、05年調査時点の「20〜24歳」「25〜29歳」は10年調査になると増加に転じる一方、30歳以降59歳までの各世代は再び減少傾向が出ている。

 「新宮では、家業を継ぐために帰ってくる人が多いですよ」(自営業の40代男性)といった声はよく聞かれる。市商工観光課は「市外の大学などを卒業後に市内で就職する人や、大都市圏で会社勤めなどを数年経験してから帰郷する人が、相当数いる」とみている。

 市は人口定着のための対策を実施している。雇用対策としては、市と那智勝浦町、新宮商工会議所、南紀くろしお商工会などでつくる実行委員会が毎年8月15日、市内で「ふるさとUターンフェア企業説明会」を開催。市商工観光課によると、昨年度の参加企業は両市町の金融や観光関係など26社で求人数は88人。これに対して、訪問者は79人、採用内定者は6人だった。企業説明会以外にも、市は企業誘致などにも取り組んでいる。

 人口は、市総合計画で「まちの活力を表す指標そのもの」と意義付けられている。17年度末、人口は何人になるのか。市のさまざまな施策の実効性が問われることになる。

3243チバQ:2013/10/14(月) 20:18:40
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131011ddlk30010449000c.html
新宮市の課題:市長選を前に/中 「文化複合施設」建設計画 /和歌山
毎日新聞 2013年10月11日 地方版

 ◇自然や歴史、どう伝える 揺れる「熊野学センター」
 かつては熊野信仰の中心地の一つとして栄え、多くの著名人を輩出してきた新宮市。その歴史や文化を生かした都市像を実現するための「文化複合施設」建設計画が揺れている。

 文化複合施設は基本計画によると、市民会館と旧丹鶴小学校などの敷地約1万2000平方メートルに建ち、文化ホール▽図書館▽博物館機能を持つ「熊野学センター」−−で構成される。来年度の完成を目指し、11年度の市一般会計当初予算には設計関係の予算が計上された。しかし、同年9月、市内各地が紀伊半島豪雨で被災、復旧・復興を優先することになり、予算は凍結。昨年度と今年度は計上されていない。

 市の試算では、文化複合施設は建設費などで総額53億3000万円。市長選の焦点に浮上しつつあるのが、熊野学センターの扱いだ。

 3人の立候補予定者のうち、現職の田岡実千年氏(52)は、「維持コストなどの面から専門的な博物館を造るのは難しいと思うが、情報発信などは必要だ」との考えだ。これに対し、新人で市議の大西強氏(69)は「博物館機能以外を造る。約30億円規模の事業にする」と主張。新人で元市議の上田勝之氏(48)は「ホールと図書館を整備する。博物館機能はいらないが、展示コーナーは検討する」としている。

 博物館構想の歴史は長い。市は1982年に熊野記念館資料収集調査委員会を組織。2004年には、その流れをくむ「熊野学研究委員会」が発足し、資料収集や研究、市民向け催しなどを続けている。

 市は11年3月、学識経験者や文化団体などの関係者らで構成した「基本計画策定委員会」(17人)から、文化複合施設の基本計画の答申を受けた。委員の1人だった合唱団長の筒井三輝朗(みきお)さん(68)は「他にはないもので新宮を輝かせることができるのは博物館だ。この地方が元気で輝き続けるものとして文化複合施設を位置付けた」と話す。

 市長選は、熊野地域の自然や歴史文化の価値をどう伝え、広めていくのかを考える機会でもある。【藤原弘】

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3244チバQ:2013/10/14(月) 20:19:40
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131012ddlk30010547000c.html
新宮市の課題:市長選を前に/下 地震防災 /和歌山
毎日新聞 2013年10月12日 地方版

 ◇市民の「命」に直結 多岐にわたるさまざまな対策
 南海トラフ巨大地震についての内閣府の被害想定(昨年8月公表)で、新宮市は震度7、最大津波高が14メートルとされた。今年3月には県が、県内沿岸市町の詳細な津波浸水想定を公表した。地震への防災・減災対策は市民の命に直結するだけに、選挙後に市長が真っ先に取り組まなければならない課題でもある。現状の主な対策をまとめた。

 ■大浜緑地整備事業

 防潮堤の陸側の「第2次防御ライン」として、市は、同市王子町の国有林の600メートル区間に盛り土する「大浜緑地整備事業」を始めた。国土交通省の河川激甚災害対策特別緊急事業で掘削される熊野川河口の砂利を使う計画だ。ただ、今年度の一般会計当初予算に1800万円を計上したが、国や県の補助が今後得られるかは決まっていない。

 ■津波避難対策

 県の津波浸水想定を受け、市防災対策課は市内の津波ハザードマップを作成中で、年内完成を目指す。現在はマンションなど20カ所を一時避難施設としており、さらに9カ所を指定する方針。避難路は指定していない。市は市民に「逃げるルートを複数考えてほしい」と説明している。沿岸部48カ所の電柱に昨年度、避難場所への方向、距離を示す表示52枚を巻き付けた。

 ■耐震性強化

 市内1万3000〜1万4000戸のうち約半分は、旧建築基準法で建築されているとされる。国などの補助の「木造住宅無料耐震診断」を受けたのは04〜12年度で計512戸、自己負担のある「木造住宅耐震改修補助」を受けたのは06〜12年度で14戸にすぎない。市は04年度、独自策の「無料家具転倒防止器具取付」を始めた。

 ■食糧備蓄

 市はアルファ米とソフトパンの2種類を備蓄している。4万食の備蓄を目標に毎年8000食ずつ入れ替える。2011年9月の紀伊半島豪雨災害で使用したため、現在の備蓄量は約2万9000食。大地震では国道42号が寸断され、救援物資の到着に日数がかかることも予想される。市は市民に「1週間分以上の備蓄」を呼び掛けている。

    ◇

 さまざまな課題が山積する新宮市。市政のかじ取りを誰に託すのか、投票は27日だ。【藤原弘】

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3245チバQ:2013/10/14(月) 20:21:44
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131012ddlk30010547000c.html
新宮市の課題:市長選を前に/下 地震防災 /和歌山
毎日新聞 2013年10月12日 地方版

 ◇市民の「命」に直結 多岐にわたるさまざまな対策
 南海トラフ巨大地震についての内閣府の被害想定(昨年8月公表)で、新宮市は震度7、最大津波高が14メートルとされた。今年3月には県が、県内沿岸市町の詳細な津波浸水想定を公表した。地震への防災・減災対策は市民の命に直結するだけに、選挙後に市長が真っ先に取り組まなければならない課題でもある。現状の主な対策をまとめた。

 ■大浜緑地整備事業

 防潮堤の陸側の「第2次防御ライン」として、市は、同市王子町の国有林の600メートル区間に盛り土する「大浜緑地整備事業」を始めた。国土交通省の河川激甚災害対策特別緊急事業で掘削される熊野川河口の砂利を使う計画だ。ただ、今年度の一般会計当初予算に1800万円を計上したが、国や県の補助が今後得られるかは決まっていない。

 ■津波避難対策

 県の津波浸水想定を受け、市防災対策課は市内の津波ハザードマップを作成中で、年内完成を目指す。現在はマンションなど20カ所を一時避難施設としており、さらに9カ所を指定する方針。避難路は指定していない。市は市民に「逃げるルートを複数考えてほしい」と説明している。沿岸部48カ所の電柱に昨年度、避難場所への方向、距離を示す表示52枚を巻き付けた。

 ■耐震性強化

 市内1万3000〜1万4000戸のうち約半分は、旧建築基準法で建築されているとされる。国などの補助の「木造住宅無料耐震診断」を受けたのは04〜12年度で計512戸、自己負担のある「木造住宅耐震改修補助」を受けたのは06〜12年度で14戸にすぎない。市は04年度、独自策の「無料家具転倒防止器具取付」を始めた。

 ■食糧備蓄

 市はアルファ米とソフトパンの2種類を備蓄している。4万食の備蓄を目標に毎年8000食ずつ入れ替える。2011年9月の紀伊半島豪雨災害で使用したため、現在の備蓄量は約2万9000食。大地震では国道42号が寸断され、救援物資の到着に日数がかかることも予想される。市は市民に「1週間分以上の備蓄」を呼び掛けている。

    ◇

 さまざまな課題が山積する新宮市。市政のかじ取りを誰に託すのか、投票は27日だ。【藤原弘】

3246チバQ:2013/10/15(火) 20:42:18
http://www.asahi.com/politics/update/1014/OSK201310130153.html
2013年10月15日1時3分
自民一強、維新は影薄く 政党応援に明暗 神戸市長選[PR]

 13日に告示された神戸市長選は、3期務めた現職の引退で12年ぶりに新顔同士の戦いとなった。自民党は安倍政権の高い支持率を背景に党幹部を続々投入。選挙戦でも「一強」ぶりが際だつ。一方、日本維新の会は、直前の堺市長選の敗北もあって存在感がない。

 「政権として全身全霊で支えていく」。13日、神戸市中央区の大丸神戸店前。自民、民主、公明3党が推薦する元副市長の久元喜造氏への応援演説で、自民の石破茂幹事長が力説した。

 自民は、告示前には麻生太郎副総理兼財務相や谷垣禎一前自民党総裁が神戸入りし、14日には菅義偉官房長官が駆けつけるという「市長選では異例の力の入れよう」(党幹部)だ。

 一方、民主党は海江田万里代表が告示前、久元氏を招いた県連など主催の大会に出席したものの、「支持者の票をまとめることにまず徹する」(前島浩一神戸市議団長)と控えめだ。県連幹部は「まだ国政選挙の大敗を引きずっている。足を引っ張ってはいけない」と自嘲気味に語る。

 維新も7月の参院選兵庫選挙区で議席を獲得した時とは一転、影が薄い。一時は地下鉄民営化など大胆な市政改革案を掲げるコンサルティング会社社長の樫野孝人氏との連携を模索したが、9月の堺市長選で大敗すると自主投票を決めた。樫野氏の陣営関係者も「維新の色がつけば『大阪が神戸に攻め込んでくる』とネガティブキャンペーンを張られる」と懸念し、自主投票はむしろ好都合と受け止めている。

3247チバQ:2013/10/16(水) 23:19:43
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131016ddlk29010440000c.html
選挙:斑鳩町長選 無投票で小城氏8選 支持者とバンザイ /奈良
毎日新聞 2013年10月16日 地方版

 任期満了に伴う斑鳩町長選は15日告示され、無所属現職の小城利重氏(64)だけが立候補の届け出をし、無投票で連続8回目の当選を決めた。8選は県内の現職市町村長では最多選。小城氏の無投票当選は3期目の1993年、4期目の97年以来16年ぶり3回目。

 小城氏は無投票当選が決まると、JR法隆寺駅近くの事務所で支持者らとバンザイ。「福祉を後退させず、守り続けてきた。『斑鳩』は全国に知られる大きな地名。風光明媚(めいび)な街を後世に引き継ぐ取り組みを進めたい。安心・安全な街づくりも一層進めていきたい」と抱負を語った。【熊谷仁志】

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 ◇斑鳩町長選
小城利重(こじょう・とししげ) 64 無現(8)

 斑鳩ユネスコ協会長[歴]衆院議員秘書▽町議▽大阪商大

3248チバQ:2013/10/18(金) 21:28:07
http://www.nara-np.co.jp/20131018102215.html
三つどもえ 接戦展開 - 天理市長選
2013年10月18日 奈良新聞

 任期満了に伴う天理市長選挙は20日の投票日に向け終盤戦を迎えたが、元県議の藤本昭広(67)、元外務省職員の並河健(34)、元市商工会役員の沢田昌久(57)―の無所属3新人による競り合いが続いている。3候補がそれぞれ違った強みを持つが、一方で決定打を欠く面もあり、接戦のまま最後までもつれ込みそうだ。

 藤本候補は、県議として5期17年にわたり積み上げてきた経験が強み。民主党公認だった平成23年の県議選で8649票を獲得しており、女性や子育て世代など一定の基礎票がある。ただ候補者の中で最も高齢なこともあり、票の伸び悩みが懸念される。

 並河候補は、南佳策市長(76)の後継者として、4年前の選挙で南氏を支えた天理教本部の一部や後援会が支援。市の中心部などで支持を広げている。クリーンなイメージを持つ南市長の市政継承の重要性をどこまで印象付けられるかがカギとなりそう。

 沢田候補は、他候補よりスタートが遅れたが、推薦する自民党が強力にバックアップ。地元の柳本や朝和地区など、9小学校区のうち5校区の推薦を受け、市の外周部を中心に支持を固める。19日午後2時には近鉄天理駅前で新藤義孝・総務大臣が街頭演説を行い、地固めと浮動票の掘り起こしを図る。

 4年前の市長選は現職に対し、これと対立する岩田国夫県議や保守系市議らが擁立した候補、さらに民主推薦候補による三つどもえの選挙となり、今回と似た構図で争われた。

 顔触れや背景が変わった面もあるが、元民主党県議の藤本候補、現職の後継指名を受けた並河候補、そして反南市長の保守系市議9人がつく沢田候補と、前回同様の戦いが展開されている。そうした中、自主投票を決めた公明党の票の行方も勝敗に大きく影響しそうだ。

 投票率は前回は55・43%、その前は52・30%と50%台で推移。今回も55%前後の投票率との見方が多く、3万票弱の票を巡る争奪戦となりそうだ。

3249チバQ:2013/10/20(日) 17:19:25
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201310/0006434289.shtml
2013/10/20 17:09


西脇市長選、2人に争いに 市議選は無投票当選 
 任期満了に伴う西脇市長選と市議選が20日、告示された。市長選には、ともに無所属で、前市会議長の新人池田勝雄氏(58)と織物機械商社社長の新人片山象三氏(52)=自民推薦=が立候補。前回は無投票で、8年ぶりの選挙戦が始まった。

 少子高齢化が進む中、地場産業の振興や、水害対策などが同市の課題で、選挙戦では、地域活性化に向けた取り組みが問われる。

 池田氏は「雇用を創出し、日本一の健康なまちをつくる」、片山氏は「民間力で経済、教育、住みやすさを復活する」と訴えている。投開票は27日。

 定数が18から16に減った市議選には、現職10、新人6の計16人が立候補し、2005年の合併以来、初の無投票となった。

(伊藤大介)

3250チバQ:2013/10/20(日) 17:32:02
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201310/0006432711.shtml
2013/10/20 09:02


神戸市長選情勢 久元氏、市内全域で優位
 27日投開票の神戸市長選を前に神戸新聞社は18、19日、電話世論調査を実施した。候補者の新人5人のうち、元神戸市副市長の久元喜造(ひさもときぞう)氏(59)=自民、民主、公明推薦=が市内全域でリードし、会社社長の樫野孝人(かしのたかひと)氏(50)が激しく追い上げる。続いて政治団体共同代表の貫名(ぬきな)ユウナ氏(61)=共産推薦、新社会支持=と元同市議の森下やす子氏(48)が競り合っている。全体の5割が態度を決めておらず、情勢が変化する可能性もある。

 久元氏は推薦を受けた市政与党各党の約4〜7割を固め、無党派層の一部にも食い込む。矢田市政を評価する層も久元氏を支持する傾向で、矢田立郎市長から後継指名された効果が出ている。

 4年前に続く再挑戦の樫野氏は市東部や地元の須磨区で善戦。所属議員らが支援するみんなの党の支持層や無党派層に浸透を見せる。ただ、前回選で樫野氏に投票した層の一部が貫名氏、森下氏にも流れており、固め切れていない。

 貫名氏は、推薦を受ける共産の支持層を手堅くまとめる。兵庫、長田区で勢いが見られ、昨年末の衆院選兵庫2区(兵庫、長田、北区)に立候補したことも影響しているとみられる。

 政党からの推薦や支援がなく「市民派」を掲げて戦う森下氏は、みんなの党や日本維新の会の支持層の一部に浸透を見せるが、無党派層からの支持が伸び悩んでいる。地盤の垂水区でも苦戦している。

 建設業の久本信也(ひさもとしんや)氏(58)は伸びていない。(黒田勝俊)


〈世論調査の方法〉

 神戸市の有権者を対象に18、19両日、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。実際に有権者がいる世帯にかかったのは1527件、うち1013人から回答を得た。


〈神戸市長選立候補者〉

森下やす子 48 元神戸市議  無新
貫名ユウナ 61 政治団体代表 無新=共推薦=
久元喜造 59 元神戸副市長 無新=自、民、公推薦=
樫野孝人 50 会社社長   無新
久本信也 58 建設業    無新

(届け出順)

3251チバQ:2013/10/20(日) 21:23:38
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20131017-OYT8T01153.htm
新宮市長選 課題を探る<上>

.活性化〜人呼び込むきっかけを



人通りがめっきり減り空き店舗も目立つ仲之町商店街。人の流れを呼び込む施策が期待される(新宮市で)  好天に恵まれた3連休最終日の14日、新宮市新宮の世界遺産・熊野速玉大社の駐車場には、他府県ナンバーの乗用車や観光バスが続々と入ってきた。平均的な滞在時間はおよそ30分。1泊2日の日程で大阪市から訪れたツアーバス運転手(59)は「30年来、新宮で立ち寄るのはここだけ。他に目新しい名所もないしね」と話すと、足早に宿泊先の那智勝浦町へバスを走らせた。

 昨年、新宮市を訪れた観光客は約103万人。東日本大震災や紀伊水害で落ち込んだ2011年の約95万人から持ち直したとはいえ、08年は122万人を超えており、ここ数年、減少傾向にある。県外からの観光客は熊野速玉大社に熊野本宮大社、熊野那智大社を合わせた三山巡りを楽しむのが主流で、新宮城跡や国の天然記念物「浮島の森」などの市内の観光スポットにはなじみが薄いという。短時間の滞在では、地元経済への波及効果もあまり期待できないのが実情だ。



 市の人口も落ち込みが目立つ。今年9月現在約3万1400人で、1985年から約9000人減少(旧熊野川町も含む)。若者が市外に流出する一方、高齢化率は30%を超えている。

 中心市街地に位置し、長さ約380メートルのアーケードに、約90店舗が軒を連ねる仲之町商店街。市を代表する商店街だが、営業を続けている店は3分の2ほどに減った。人通りは少なく、「貸店舗」の貼り紙もあちこちに見受けられる。「1970年頃までは、平日でもごった返した。人の動きで、電車の出発や到着がわかった」とある女性店主は懐かしむ。

 商店街にかつてのにぎわいを少しでも取り戻そうと、市は今年度、空き店舗対策として実施している新規出店者への家賃補助の期間を1年から2年に延長し、改装費補助も設けたが、新たな申し込みはないという。



 厳しい状況の中、にぎわいを創り出す拠点になると期待が寄せられているのが、文化ホールや図書館の機能をもつ「文化複合施設」の建設計画だ。施設を中心に交流人口を増やすとともに、周辺の歴史・文化資源を散策する「まちなか観光ルート」をPRすることで、観光客を市街地に呼び込むのが狙いだ。市は来年度にも基本設計に入り、16年度に着工したいとしている。

 商店主らは客離れを食い止めようと、手作りイベントにも取り組んできた。その都度、集客には成功したというが、効果は一過性の域を超えられないでいる。同商店街振興組合の西孝理事長(49)は「商店街だけを目当てに、客が足を運ぶことは今後も考えにくい。日常的に利用できる施設なら人も動く。まずは、人の流れを生むきっかけがほしい」と訴える。活性化に向けてハード、ソフト両面でどのような方策を打ち出すか。知恵が求められている。



 新宮市長選は20日告示される。厳しい財政状況の中で活性化策や防災対策などの課題にどう取り組むのか。市政の課題を探った。

(2013年10月18日 読売新聞)

3252チバQ:2013/10/20(日) 21:24:06
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20131018-OYT8T01302.htm?from=popin
新宮市長選 課題を探る<下>

水害・津波対策〜逃げ場確保、行政の責務



河川監視カメラがとらえた映像を映すモニター。市は災害に備えて情報収集に力を入れる(新宮市熊野川行政局で) 一昨年秋の紀伊水害で死者13人、行方不明者1人を出した新宮市。中でも、約300棟が損壊や浸水し、6人が犠牲になるなど被害の大きかった熊野川町地域では、9月末の人口は1495人で、水害直前の1661人(2011年8月)に比べ1割減少した。

 町内で被災した男性は「10年もたてば、数人しか住まない集落も出てくる。寂しいね」と、地域の衰退を嘆いた。

 家屋が損壊するなどした被災者を対象に、市が半年ごとに行っているヒアリング調査では、9月末時点で93%が「自宅再建のメドが立った」と回答。復興に向けた歩みを感じさせる一方、「元の家に戻りたいが資金がない」「雨が降ると不安」などと訴える声も聞かれる。

 9月の台風18号の際、市は河川の増水で危険度が増したとして、熊野川町など273世帯575人に避難指示を発令した。被害は出なかったものの、避難所に来たのは市全体で187人、同町地域でも108人にとどまった。

 水害で熊野川町日足の自宅が半壊し、近くの借家で暮らす女性(59)は「川の水位をずっと気にしていたが、思ったほど上昇しなかった。これなら避難しなくても大丈夫と判断した」と振り返りながら、「避難所が遠くなったしね」と付け加えた。

 市は今年度、熊野川町内に避難所を兼ねた集会所2か所の新築と増築をしている。一方、市内全域で昨年10月、浸水の恐れのある31施設について避難所の指定を外した。市熊野川行政局の伊藤順司局長は「不便を感じる住民もいると思うが、最悪の事態も想定して、早めの避難を今後も呼びかけていく」と話す。

 市では避難に欠かせない情報の収集と住民への早期の伝達に力を入れる。今年度から導入した河川監視カメラは、当初の3台に加え、9月補正予算でも4台を追加。旧市内でも聞き取りにくい地域がある防災行政無線については、約80あるスピーカーの設置場所を、来年度までに効果的な配置に替える予定だ。さらに、同町内に配備している戸別受信機のデジタル化を決めた。



 南海トラフ巨大地震などへの対策も急務だ。県が発表した被害想定では、新宮市には最大14メートルの津波が押し寄せ、平均浸水深は3・2メートルとされた。20か所ある一時避難施設は今後、8か所増やす計画を進めているが、「データ上、逃げるのが困難な地区も多い」として今後、熊野川河口などの「空白区」には津波避難タワーなどの建設も進めたいとしている。

 昨年は、市が行う防災に関する出前講座の申し込みが50件以上あった。東日本大震災や紀伊水害を経て、市民の危機意識は確実に高まっている。担当者は「町歩きや訓練を進める中で、安全な避難手段も見えてくる」と自主的な活動に期待しながら、「市民が逃げられる場所を確保するのが行政の役割」とも話した。

 被害を最小限に抑えるためにも、市の取り組みの重要性は増している。(大場久仁彦が担当しました)

(2013年10月19日 読売新聞)


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