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利水・治水スレ
225
:
チバQ
:2009/09/25(金) 23:23:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/feature/saga1253720128499_02/news/index_20090924-OYT8T00093.htm
(中)豪雨で再び治水論議
緩やかに流れる城原川。ダムの建設が計画されているのは奥に見える山(神埼市で) 「雨の怖さを今回初めて経験しました。水に対する防災を考えさせられました」
14日の神埼市議会。山口義文議員が一般質問で、7月下旬に九州北部地域を襲った集中豪雨のことを取り上げた。同市山間部は、3日間で611ミリという記録的な豪雨に見舞われた。
市内を流れる城原川では、記録の残る46年間で最高の水位を観測。市は流域の1万1900人に史上初の避難勧告をし、少なくとも1100人が避難した。
幸い城原川が決壊することはなかったが、山口議員は「(多くの)区長からダムを造っていいじゃないかという署名をいただいている。まず河川整備をして、ダムを完成させるべきではないか」と訴えた。
大雨をきっかけに、城原川の治水対策の在り方が再び論議を呼んでいる。
◇
国が城原川にダムの建設を計画するきっかけの一つとなったのが、1953年に起きた水害だ。流域で床上浸水などが相次いだ。記録は残っていないが、水害を検証した国は、城原川に現在の受容能力の3倍近い最大毎秒690立方メートルの水が流れたと結論づけた。
71年にダム建設のための予備調査を開始。以来、計約37億円の事業費を投入し、今年度もさらに2億5500万円の調査費を計上した。しかし今月5日、民主党の大串博志衆院議員は「690立方メートルはおかしいと思う」と数字の算出根拠に疑問を呈し、算出をやり直す考えを明らかにした。
◇
地元には、ダムに頼らない治水ができると訴え続けている人もいる。市民団体「城原川を考える会」会長の佐藤悦子さん(57)は、実家のそばを流れる城原川で、子どもの頃から魚取りなどに親しんできた。「治水、利水に対する先人の知恵が詰まった川」と思っている。
例えば、堤防の高さを通常より低くした「野越(のこ)し」と呼ばれる部分。治水の神様と呼ばれる江戸時代の成富兵庫茂安が施したとされる。川の水位が上昇したときに水をあふれさせ、近くに築いた土手をつたって田んぼや水路に導く仕組みで、今回の豪雨でも城原川の9か所中5か所で越水した。
一方、下流域では有明海の潮が満潮時にさかのぼってくることから、宅地の基礎部分を高くした家が多い。
城原川のすぐ横で暮らした佐藤さんは、この川の危険性も知っている。「流域の人たちは水を閉じこめるのでなく、分かち合い、辛抱し合い、持たせ合うという独特の生き方で大水と共存してきた。近年言われる『減災』のモデルになる、誇るべき生き方と思うのです」と力を込める。
(2009年9月23日 読売新聞)
226
:
チバQ
:2009/09/25(金) 23:24:03
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/feature/saga1253720128499_02/news/index_20090924-OYT8T00098.htm
(下)悲願の建設 政治に期待
市長との面会で隣り合って座った実松さん(前列右)と真島さん(同左)(17日夜、神埼市役所で) 15日の県議会。傍聴席の一角に、一般質問への古川知事の答弁をかたずをのんで見守る一団があった。城原川ダム建設によって水没する神埼市脊振町岩屋、政所(まんどころ)両地区の住民約30人だった。
民主党県連が同ダムの建設の見直しを表明して10日。古川知事は「衆院選後も(ダムが必要という)考え方は変化ありません」と明言した。政権交代に伴う知事の“心変わり”を心配していた実松英治さん(67)はホッとした表情を浮かべ、「30年以上続いた事業だからこそ、最後まできちんとやることが無駄を省くことになる」と強調した。
実松さんが会長を務める「城原川ダム対策同盟」は、古川知事のダム建設同意表明(2005年)を受けて建設反対から受け入れに転じた団体だ。傍聴席には、かつてダム建設を巡って対立したグループのメンバーもいる。「知事は、県の代表として出した結論を貫いてほしい」。実松さんはみんなの思いを代弁した。
◇
国によるダム建設の予備調査が始まった1971年当時、両地区の計約60戸は、こぞって計画に反対していた。75年、「城原川ダム対策委員会」を発足させ、翌76年には建設への断固反対を旧脊振村(現神埼市)に陳情するなど、住民は一体となって行動した。
足並みが乱れ始めたのは84年。国の担当者による繰り返しの説得もあり、委員会として調査の受け入れを初めて決断した。あくまでも反対する実松さんら約3分の1の住民が脱退し、「対策同盟」の前身の団体を発足させると、互いのメンバーは道ですれ違ってもあいさつをしなくなった。国による住民説明会も別々に開かれた。
「ダムのせいで人間関係がぎくしゃくした。心を一つにして運動会や冠婚葬祭をしてきた集落。あんな思いをするのは二度とごめんだ」。実松さんは悲しい思いをした当時を振り返る。
◇
神埼市役所で17日、住民が松本茂幸市長と面会した際、実松さんの隣には、かつて反目し合った「対策委員会」の会長、真島修さん(72)が座った。「小さな集落がやっと一つになったときに政権交代。やっと仲良くなったのに……」。真島さんが心情を訴えた。
硬い表情で聞いていた松本市長は「(下流域の)神埼市民を守るために皆さんは犠牲になっている。近いうちに(国と県に)陳情したい」と約束した。
「政治家から見たら私たちは小さな存在かもしれない。だからといって、公共事業ストップの風潮の中で小を捨て、大を取るということはしてほしくない」。真島さんはそう願っている。(この連載は本部洋介が担当しました)
(2009年9月24日 読売新聞)
227
:
とはずがたり
:2009/09/25(金) 23:37:36
>>221
イイっすね(・∀・)>公共事業中止に伴う地域再建タスクフォース
集めようと思えばエスパさんご推挙のような豪華面子でTFを構成,問題の検討ができますしね。
いずれにせよ俺は
>>207
みたいな見直し後数字が早くみたくて仕方がないっすね(0゜・∀・)ワクテカ
一方で渇水で悩む地域があって本当に役に立つというなら,少数の反対者に拠って阻止されてる場合,強制立ち退きなんかを促すケースもあってしかるべきだと思うんですけどねー。
228
:
名無しさん
:2009/09/25(金) 23:46:13
http://mytown.asahi.com/tottori/news.php?k_id=32000000909250003
知事「殿ダムは予想外」
2009年09月25日
◇新政権のダム中止リスト 今後の展開注視
県議会9月定例会は24日、代表質問があり、民主党政権がダム建設見直しで掲げた全国143事業の中に殿ダム(鳥取市国府町殿)が入っていたことについて、平井伸治知事は「予想していなかった」と述べ、「完成まで残りわずか」として今後の展開を注視していく考えを示した。
質問したのは藤縄喜和議員(自由民主)。平井知事は「八ツ場(やんば)だけではないかと思っていたら、ダム全体を見直すことになり、殿ダムも入っていた」と話し、殿ダムが見直し対象に入っていたことに驚きを隠さなかった。そのうえで、「殿ダムの進捗(しん・ちょく)率は71%、負担金も県は10億円払ってきた。費用対効果は1・1倍となっていて、完成まで残りわずかというのを評価してもらいたい」として、新政権が建設見直しの方針を改めることに期待を示した。
殿ダムは、国土交通省が11年度までに完成するよう本体工事を進めている。千代川水系の治水や工業用水供給などの役割を担う。県が1962年に予備調査を開始し、建設省(当時)が68年に事業を引き継いだ。同ダムの総事業費は約950億円の予定。
平井知事は、文部科学省が科学技術振興機構へ出している補助金も凍結方針対象になる可能性を指摘。凍結されれば鳥取大学が遺伝子組み換えマウスをつくる施設の建設にも影響が出ることに懸念を示し、民主党の川上義博参院議員に問題意識の共有を求めたことも明らかにした。
新政権が県に関係する基金を凍結した場合、県として法的手段に訴えるかについても質問が出た。平井知事は、交付決定があったものについては法的手段も可能としたが、「監視の目を光らせ、時宜に応じた申し入れをすることで混乱を回避することが大事だ」と述べるにとどめた。
県の監査委員を4人から6人に増員した点については、費用対効果の面で再検討を求められた。平井知事は「監査委員の残りの任期の間に削減はできないが、その間に再検討したい」と述べた。代表監査委員の起用も、元県職員だけでなく、幅広く求めることも検討したいとした。
アシアナ航空から24日、冬季も引き続き米子―ソウル便を運航すると伝えられたことも答弁の中で明らかにされた。同社は12月から機材の大型化も検討しているという。(井石栄司)
229
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/09/25(金) 23:46:31
>>212
> 民主党の松野信夫参議院議員(公共事業チェック議員の会幹事長)
だそうで。
八ッ場ダム、ユキダルマ式にふくれた「もったいない」の嘘
2009年09月24日
今日は参議院議員会館に赴いて、民主党の松野信夫参議院議員(公共事業チェック議員の会幹事長)と
今後の議員の会の活動のあり方について打合せをした。八ッ場ダムや川辺川ダムについて世論の関心
が沸騰している今、超党派の議員の会の役割も大きいとの認識で一致した。10月の下旬にも、新議員に
呼びかけて新体制を構築してメンバーの拡充をはかることにした。
昨日のエントリー(「八ッ場ダム、とめどなく溢れる思考停止報道」)に関して、たくさんの関連ブログや反響
を頂いた。新聞・テレビ・週刊誌とメディアが発達しているはずのこの国でも、メディアの深層に仕掛けられた
「八ッ場ダム、途中でやめるなんてもったいない」という論調は、またたくまにユキダルマ式に膨らんで
お茶の間を席巻した。
私たち公共事業チェック議員の会では、八ッ場ダムなどの大型公共事業が中止された場合に、「ダム建設
予定地に居住する住民の生活再建・地域振興」に寄与する法案作成の実務作業を手がけていた。「中止
するなんてダムに振り回された住民はどうなるのか」ということは、当然ながら考えてきたことなのだ。
ところが、国土交通省には「ダム建設と引き換えの補償」というスキームしかない。ダム建設を受け入れ
れば金は出すが、反対して作らせないならビタ一文やらないよという高圧的な態度を河川局のダム役人
に取らせてきたのは、歴代の自民党政権なのだということを忘れないでおきたい。
しかし、このダムは最初の計画から57年も経っているのだ。水需要(利水)や防災(治水)の環境が変わって、
国が「ダム建設の必要は薄れ、工事途中であっても中止をすることになった」という判断はありえるのだ。
その時に必要になるのが「生活再建・地域振興」に国が予算をつけるという仕組みだ。しかし、歴代自民党
政府は、「ダム中止」後の住民支援スキームをつくることを回避してきた。大型公共事業が止まってしまっ
ては困るからである。今回の八ッ場ダム中心問題も、住民支援のための生活再建・地域振興をセットで
考えなければならない。
石原慎太郎東京都知事は、「異常気象が深刻化しており、日本だったいつ干ばつにさらされるかわから
ない」と述べているが、まるで八ッ場ダムが止まると東京の水需要に影響を与えるかのような言い方で
ある。利根川水系にはすでに11のダムがあり、これらのダムの夏の利水容量は4億3329?だ。渇水が
心配される夏に、八ッ場ダムは洪水調節のために水位を下げるので利水容量は2500?が加わるに
過ぎなくて、わずか5%増えるだけである。
八ッ場ダム問題で深刻な影響を受けたのは、間違いなく水没地区の住民をはじめとした周辺の地域の人
たちである。しかし、そもそもこのダムが必要だと計画を立案したのは半世紀前の旧建設省の役人たちで
ある。「強酸性の水など首都圏の水ガメには無理があります」という声があがれば、「それなら石灰を
入れて中和してしまえ」という発想で、すでに中和作業は45年にわたっている。
時のアセスという言葉がある。57年も経過して、国土交通省が自民党政権で「動き出したら止まらない公共
事業」の論理で走り続けたのだから、必要があってもなくてもダムをつくろうというのはおかしい。つくる
必要があればつくるし、必要がなければやめる、ここは冷静な判断が必要だ。
ダムにも寿命がある。日本には、ダムをつくる技術はあっても、土砂やヘドロで埋まったダムを解体し、
自然の川に戻す技術はない。百年先を見通せば、治水対策でもはるかに有効な河川の浚渫や護岸工事
などをコツコツと積み重ねた方がはるかに安くすみ、税金も有効に活用される。続きは明日また。
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/7e9bb4637bf027ef7fffcf57c8019bda
230
:
チバQ
:2009/09/26(土) 00:05:02
>>159
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okinawa/news/20090919-OYT8T00429.htm
泡瀬干潟埋め立て 国交相「地元意向を尊重」
泡瀬干潟(沖縄県沖縄市)埋め立て事業の中断・中止を検討する考えを示した前原国交相(沖縄相兼務)は18日、喜納昌吉代表ら民主党沖縄県連幹部と会談し、最終的には地元の意向を尊重して判断する姿勢を伝えた。県連側は、事業を巡る公金支出差し止め訴訟の控訴審判決が10月15日に言い渡されることから、「判決を受けて地元の結論を出す」と答えた。
喜納代表によると、国交相は「地元の意見を聞いて取り組んでいかないといけない。県連の中でよく話し合ってほしい」と地元の意見集約を求めた。
泡瀬干潟の埋め立てについて、民主党は地元選出の玉城デニー衆院議員が第1区域を推進する立場を取っている。第2区域は中止の方針で一致しているため、議論はなかったという。
(2009年9月19日 読売新聞)
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-09-18-M_1-029-1_001.html
2009年09月18日 社会
新政権 即断に驚き 「泡瀬」中止表明
反対派「大前進」/賛成派「まだ望みある」
【沖縄】泡瀬沖合埋め立て事業に関して、前原誠司国交相が「1期工事中断、2期は中止」の考えを示した17日、地元の同事業反対派は「政権交代の成果だ」と評価した。一方、事業の賛成派は「結果は予測していたが、まだ望みはある」と事業継続を求めている。
「泡瀬干潟を守る連絡会」の前川盛治事務局長は「民主党が沖縄政策をまとめた『沖縄ビジョン』にあることが現実になった。中断は予想していたが、政権交代後、こんなに早く決断してくれると思わなかった」と喜ぶ。「(工事の)中止に向けた第一歩であり、大きな前進。控訴審判決が反対派に優位なら中断ではすまなくなる」と語気を強める。
泡瀬干潟で自然観察を行う市民グループ「泡瀬干潟大好きクラブ」の水野隆夫代表は「(泡瀬の)埋め立てがストップしても大きな損はなく、自然保護の面から見ても、むしろ利点が多い。とてもうれしいニュースだ。公共工事を止める大きな力になるだろう」と評価する。
一方、中部の振興策の一環として、同事業を支持する「市東部地域の発展を考える会」の當真嗣蒲会長は「政権交代直後の担当大臣による中断表明は極めて残念」と話す。「ただ、『中断』と『中止』を使い分けているので期待が持てる」と指摘。「工事はあくまで手段で目的は事業。今後も政府に理解を求め、2期を含めた事業の推進を求める」と強調する。
沖縄市東部海浜開発事業推進議員連盟の新里八十秀会長は「ここまで進めてきた事業にこのような判断が下されて残念」と述べ、「沖縄市を含めた中部地区の発展に欠かせない事業に変わりはない。今後も東門市長と相談しながら推進に取り組みたい」と話した。
231
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/09/26(土) 01:00:52
>>230
前原視察旅行 9/23(水)群馬・八ツ場、9/26(土)熊本・川辺川、10/3-4(土・日)沖縄・泡瀬
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/461
前原誠司沖縄担当相10月3日来沖
> 「1区中断2区中止」の意向を示している沖縄市の泡瀬埋め立て事業の視察も調整が進められている
232
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/09/26(土) 01:33:02
>>227
>>207
こういうことみたいですね。楽しみですねー>見直し後数字
99 名前:大分者 ◆GVjPtgkKao [sage] 投稿日:2009/09/25(金) 11:33:22 ID:c5Ld30hK
平成19年10月10日 衆議院予算委員会
○前原委員
この場でかなり込み入ったことを議論しても余り私は意味がないことはないと思いますけれども、現段階
では適切ではないと思います。
そこで、私が聞いているのでは、堤防強化も実は緊急措置であって、本格的な堤防強化ではないという話
も聞いております。そしてまた、中流域の河川改修をしたら今度は上流のダムが必要になったということ
になったら、延々と要は河川整備の必要性をマッチポンプのように生んでしまうような錯覚にも取りつかれ
るわけです、否定的に見れば。
そこで大臣、時間もこればかりにかけるわけにいきませんので、二つのことを申し上げておきたい。これは
総理に伺いたいと思います。
総理、前の鳥取県知事の片山さんという方がおられますが、この片山さん、御自身の任期の一期目に、
中部ダムというダムをやめられたんです。前任者が決めておられたダムをやめた。
そのときの話が私は非常におもしろいなと思うんですけれども、情報公開条例、国でいうと情報公開法で
すね、これを徹底的に活用して、うそを言ったらだめだぞ、うそを言ったら情報公開条例によって罰せら
れるぞということを役人に言いながら、もう一度同じ治水効果でダムと河川改修の積算をやり直せという
ことを言われたそうです、情報公開を逆手にとって。そしたら、初めは県の試算は、ダムは百四十億、
護岸工事だったら百四十七億としてダムの方が安いとなっていたのが、この情報公開条例をやれば、
ダムが二百三十億円、護岸の工事が七十八億円というのを出してきた。つまりは、改ざんをしていたと
いうことなんです。
国土交通省が改ざんをされているという前提に立つわけじゃありませんが、情報公開というものを徹底的
にやって、大臣も大臣でありますので、素人と言うと恐縮かもしれません、私もちょっとかじった程度で、
素人であります。ですから、情報公開法に基づいて、これだけの治水効果を得るためには、例えばこう
いう方法があって、どちらが安いかというようなことをしっかりとデータを示して、そして、改正河川法の趣旨
にのっとって、流域水系委員会、第三者機関で議論してもらってその議論を尊重するということにしていけ
ば、透明度が上がって、本当に必要なダムだったらつくったらいいんですよ。僕は全部ダムがだめだと
言っているわけじゃない。
だけれども、先ほど申し上げたように、当初予算が川辺川のように三百億円で、今はまだダムの本体に
手をつけていないのに六倍以上かかっている、こんなことはやはり繰り返しちゃいけないので、徹底した
透明化、情報開示、そして河川法改正に基づく住民参加の流域委員会での結論を尊重するという形に
私は河川整備を変えていくべきだと思いますが、総理の御見解をお聞かせください。
102 名前:大分者 ◆GVjPtgkKao [sage] 投稿日:2009/09/25(金) 11:35:05 ID:c5Ld30hK
○福田内閣総理大臣
私の県にも大きなダムがございます。また、建設中もあるんですね、八ツ場ダムみたいな。ですから、
そういうことについて日ごろ関心は十分持っております。
河川事業というのは、この八ツ場ダムも随分長い時間をかけておりますけれども、大変長い期間を要
するわけでございまして、そういう場合に、その事業の必要性、これはもちろんでありますけれども、
地域住民の意見も聞かなければいけないということがあります。そして、河川環境、この環境も、考え
方がどんどん変わってきますので、そういうことも配慮しなければいけない。それからまた、需要がどの
ぐらいあるかといったようなことも考えなければいけない。
いろいろな問題を考えていく場合に、地域住民にやはり相当程度の情報提供をしないと住民もよく考え
ることができない、判断できないということもありますから、それは可能な限り情報公開しながら進めて
いく、そして、的確なる事業評価、厳格なる事業評価をしていかなければいけない。何しろお金のかかる
ことですから、そういうことは十分配慮していく必要があると思います。
233
:
建設的与党らいおんはーと
◆S3/.7DxKSg
:2009/09/26(土) 06:25:14
国交相、八ツ場視察 長年の思い交錯
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000580909240001
正午過ぎ 川原湯地区で牛乳店を営む豊田武夫さん(58)は、
住民説明会に飛び入り参加するかどうか悩んでいた。
「町から何も知らせがないから、場所も時間もわからない。
ボイコットすると言っているのはダム推進派の人たちだけ。
前原さんに地元が中止反対ばかりじゃないことを伝えたいんだが」
午後1時15分 長野原町の80代男性が「会見に参加させろ」と山村センターに現れて、
警備の警察官と押し問答に。今回の視察で会場入りが許可されているのは、地元の住民代表者か報道関係者のみ。
「前原さんの考えを直接聞きたい」「何で住民なのに参加しちゃいけないんだよ」。
20分ほど押し問答を続けた男性は、あきらめて会場を後にした。
男性は、計画が浮上した当時から建設反対運動に参加してきたという。
「ダム中止には賛成だ。でも整備中の国道や鉄道、住民の生活補償はちゃんとしてほしい。
反対運動に参加した友達はほとんど亡くなった。つらい思いだけが残ったんだ」とこぼした
午後4時40分 山村センターであった「地元自治体の首長との意見交換」「記者会見」が終了。
前原国交相はバスで会場を去る。去り際に報道陣に囲まれて「今回、収穫はあったか」と問われると、
前原国交相は「県知事の考えが聞けたのは収穫。地元の方と対話ができなかったのは、残念でした」
234
:
建設的与党らいおんはーと
◆S3/.7DxKSg
:2009/09/26(土) 06:26:13
八ツ場ダムの町、一晩にメール4千通 批判・中傷8割
http://www.asahi.com/national/update/0925/TKY200909250393.html
前原誠司国土交通相が建設中止を表明した八ツ場(やんば)ダムのある群馬県長野原町の町役場に、一晩で4千件の
メールが殺到していたことが25日わかった。建設推進を求める地元に対し、8割が批判的な内容。町は「中傷が目
立ち、メールサーバーへの負荷もかかる」として、メールの受け付けなどを25日朝、停止した。
地元の住民代表らが23日の前原国交相との意見交換会への出席を拒否したことを受け「対話拒否はおかしい」
「(民主党が総選挙に勝ったという)民意に背くのか」といった批判や、「ダムが中止になって、なぜ喜ばないの
か」という意見が多く、なかには「ごね得」「非国民」などと中傷するメールも。
同町によると、通常は一日数件が届く程度。前原国交相が現地視察をした23日は200件を超すメールが届
いた。担当者が25日午前8時すぎに確認すると、前夜からの間に4千件届いていたという。ネットの巨大掲示
板に役場のメールアドレスが書き込まれたことが原因らしい。
担当者は「電話もひっきりなしで、仕事にならない。なぜ地元が悪者にされるのか」と憤っている。
235
:
チバQ
:2009/09/26(土) 10:55:51
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20090926-OYT8T00106.htm
激震 八ッ場ダム中止 将来不安口々に
川原湯地区で住民総会
長野原町川原湯地区の八ッ場ダム対策委員会総会が25日開かれ、高山欣也町長や国土交通省八ッ場ダム工事事務所の渋谷慎一所長のほか、住民ら計60人が参加、建設中止を表明した前原国交相への憤りや将来への不安を訴える声が噴出した。
渋谷所長は「心配をおかけして申し訳ありません」と陳謝し、「国道など、ダム本体以外の生活再建にかかわる工事は、地元の意見を聞きながら、引き続き進めていく」と述べた。また、昨年度末で全体の2割に及ぶ未買収地について、渋谷所長は「生活再建計画のためにこれまで通り取得に努める」と話した。
住民との質疑応答は約1時間半に及び、「来年度以降の予算はどうなるのか」「国道や移転代替地の完成はいつになるのか」など、厳しい口調での質問が続き、住民の1人が「代替案も持たずに来た大臣は無責任。本人に伝えろ」と声を荒らげる場面もあった。
■6都県が連携確認 幹部会議新設へ■
八ッ場ダム建設に事業費を支出する6都県の担当課長による会議が25日、埼玉県庁で開かれた。各都県の幹部職員による連絡会議を設け、連携して対応を協議する方向で一致した。
会議では、群馬県特定ダム対策課の坂井賢一課長が、23日に行われた前原国交相の現場視察の模様やこれまでの経緯を報告。他の都県からは、ダムを巡る各知事のこれまでの発言などが報告され、今後も情報交換を続けていくことを確認した。また、各都県の部長クラスによる「八ッ場ダム建設事業関係都県連絡調整会議」(仮称)を設置する方向で調整を進めることになった。
会議は、前原国交相の中止表明に対し、ダム建設推進を求める各都県の知事から連携して対応する考えが出ていることを踏まえ、同ダムによる利水の恩恵が大きい埼玉県の呼びかけで開かれた。
■川辺川ダムの地元村議来県■
前原国土交通相が八ッ場ダムとともに中止を表明した川辺川ダム予定地を抱える自治体の一つ、熊本県相良村の村議が25日、長野原町を視察に訪れた。
町役場を訪れた相良村議ら8人は、町の担当職員に最近の地元の状況や23日の前原国交相視察の様子などについて質問。村議からは、同村では村長がダム建設に反対していることなど、ダム建設を求めている長野原町とは立場が異なるとの説明もあった。
村議らはその後、ダム関連の工事現場を視察した。
(2009年9月26日 読売新聞)
236
:
チバQ
:2009/09/26(土) 10:58:18
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20090926-OYT8T00032.htm
ダム継続求める声
利賀、舟川見直し対象
前原国交相が、事業見直しを表明した建設中のダム約140か所のうち、県内では利賀ダム(南砺市)、舟川ダム(入善町)が対象となったことを受け、周辺自治体から、事業継続を求める声が高まっている。連立与党の国民新党で最高顧問を務める綿貫民輔氏もダムは必要と強調しており、今後、地元関係者は、新政権への働きかけを強める方針だ。
砺波市で25日、開かれた「利賀ダム建設促進期成同盟会」通常総会では、同盟会会長の綿貫氏らが事業の継続を求めた。綿貫氏は「(新政権が)どういう風に判断するのか、見守るしかない。『マニフェストに載っているから、完璧(かんぺき)にやらなければならない』ということはないと思う」と、民主党をけん制した。
利賀ダムは、県西部を流れる庄川の治水や工業用水確保のため、国が1993年に着工。当初の計画は総事業費900億円で、2008年度に完成する予定だったが、工事用道路のルート変更などで今年3月、計画を見直した。総事業費は250億円増の1150億円にふくらみ、完成予定も22年度に伸びた。工事の進捗(しんちょく)率は08年度末で26・6%(事業費ベース)だが、ダム本体の工事は未着工だ。
前原国交相は23日、ダムの本体工事が未着工であることは、「ダムのあり方を見直す上で判断基準となる」と発言しており、県内でも波紋を呼んでいる。
県内では、利賀ダム建設を「不要不急の大型事業」として社民党県議が反対しているが、県内選出の民主、国民新党の国会議員は同盟会に参加。建設地の南砺市や下流の砺波、高岡市なども建設を要望している。特に南砺市は付近住民の利便性向上のため、工事用道路の開通も切望しており、田中幹夫市長は「利賀ダムの必要性を新政権に伝えていきたい」と話した。石井知事も「よそのダムと違い、地元もぜひ作ってほしいと言っている。理解を頂けると思う」と強気だ。
また、県が建設中の舟川ダムについて、地元の入善町の米沢政明町長は25日、読売新聞の取材に対し、「今のところ見直しはないと考えている。もしあれば大変なことだ。今後、しばらくは静観する」と述べた。
舟川の治水や消雪用水の確保を目的とする舟川ダムは、総事業費約75億円で、06年に本体工事に着手。08年度末までに39%が完成しており、12年度の完成を予定している。
米沢町長は「舟川ダムの見直しが決まれば、町民が一番困る。見直しで、完成予定時期が遅れることがないようにしてほしい」と注文した。
(2009年9月26日 読売新聞)
237
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/09/26(土) 12:59:51
見えないところでは、いろいろ動き出してそうですね。
しかし、前原「氏」とあって、前原「大臣」と書かないのは珍しいような。
> 前原氏との面会は、内山代表ら3人のほか、北山早苗、島田基正両県議、今本博健京都大名誉教授
> (河川工学)も加わり、公開で行われた。
【長野】
「考え方抜本的に変えて」 浅川ダム反対の県内団体、国交相に面会
2009年9月26日
県が進める長野市の浅川ダム事業で、反対する県内の3団体が25日、前原誠司国土交通相に面会
した。入札手続きの凍結や計画の認可取り消し要望に対し、前原氏は、同事業の賛否には触れなかった
が、各団体の代表者らは「民主党に政権交代し、これまでの(国の)考え方を抜本的に変えてほしい」と
期待を寄せた。
要望したのは「信州ラプソディ」(内山卓郎代表)のほか、浅川ダム建設予定地の再調査を要望する会
(杉山昭生代表)、浅川・千曲川等治水対策会議(中沢勇会長)。県が計画する「穴あきダム」方式の
模型実験の不備や、流量計算の問題点を指摘し、鳩山由紀夫首相あてにも要望書を提出した。
前原氏との面会は、内山代表ら3人のほか、北山早苗、島田基正両県議、今本博健京都大名誉教授
(河川工学)も加わり、公開で行われた。中沢会長は「全国のダムや導水路を見直す中で、河川・砂防の
技術基準も一緒に見直してほしい」、今本教授は「ダムを完全否定しないが、本当に必要なもの以外は
造るべきではない」と主張した。
前原氏は「(浅川ダムの)ポイントは県のダムということ」と指摘しつつ、県情報公開条例を活用した関係
資料の収集のほか、「今はどのダムから見直すのか考えている。皆さんも頑張ってほしい」と話す場面も
あった。
(原一文)
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20090926/CK2009092602000009.html
238
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/09/26(土) 13:51:03
どうも及び腰。
政権側にいて情報をつかんでいただけに、国会論戦で数字の話になると分が悪いと見ているのか。
自民総裁選で3氏が政策立案めぐり議論
. 自民党総裁選は26日午前、熊本市で公開討論会を開き、3候補が政策立案の在り方や党改革を
めぐり議論した。
(略)
前原誠司国土交通相が川辺川ダム(熊本県)の建設中止を表明したことに関し、谷垣氏は「地元の
生活や地域の在り方を含め、決断はもう少し丁寧にしなくてはいけなかった」と指摘。西村氏は「調査団
を派遣し、代替の治水対策があるかどうか総合的に判断したい」と述べたが、河野氏は明言を避けた。
(共同)
[2009年9月26日12時33分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20090926-548207.html
239
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/09/26(土) 21:18:23
民主党新人議員の研修も兼ねているような。
> 馬渕副大臣、三日月政務官のほか群馬県選出民主党国会議員7名も随行した。
へー
> とにかく驚いたのは数百人を超えるマスコミの人たち。
> それと、私たちの乗った視察バスに声をかけてくれる一般の方々の多さ。
> 「前原さん、がんばれー」の声は本当に多かった。
> 知事や町長との懇談会場での「中止反対」の声と、
> 視察バスに投げかけられる「中止賛成」視線のギャップは大きかった。
民主党群馬県第3区総支部長・柿沼正明のブログ
前原国交大臣と八ツ場ダム視察
2009年09月24日 | 活動日記
23日、前原国土交通大臣の八ツ場ダム視察に随行した。
馬渕副大臣、三日月政務官のほか群馬県選出民主党国会議員7名も随行した。
とにかく驚いたのは数百人を超えるマスコミの人たち。
それと、私たちの乗った視察バスに声をかけてくれる一般の方々の多さ。
「前原さん、がんばれー」の声は本当に多かった。
知事や町長との懇談会場での「中止反対」の声と、
視察バスに投げかけられる「中止賛成」視線のギャップは大きかった。
ともかく、住民のみなさまの声を真摯に聞こうという大臣の姿勢は
すばらしい。
17日の夜、石関議員と私で前原大臣と話をした際、
「政治に翻弄された苦しみ抜いた住民のみなさまの話を聞こう。
たとえサンドバックになってもしっかり話を聞いて来よう。」
今回、残念ながら住民のみなさまの生の声を聞くことはできなかった。
が、前原大臣は建設中止を納得してもらうためなら何度でも足を運ぶ、と言明。
私たち、群馬県選出国会議員も住民のみなさまの声をしっかり聞き、
建設中止に伴う生活補償につなげてゆかなければならない。
・・・・・
しかし、しかし
八ツ場ダム中止を巡るマスコミの報道は冷静さを欠いている。
ダム建設の妥当性についての議論と、
政治に翻弄され続けた住民の方々の労苦についての感情論が、
ごった煮になってしまっている。
住民のみなさまの代表が奇しくもおっしゃった
「ダムが無駄遣いかどうかは私たちには関係ないのです」
は、まさにその通りなのだ。
ダム建設を中止することと、住民の皆さまに対する生活補償の話は
切り離して考えなければならない。
住民の皆さまの世代をまたがる心労は察するに余りあるものがある。
賛成派・反対派に分かれてのいがみ合いもあったかもしれない。
苦しかった半世紀の出来事から、やっと解放されたはずだった。
この心の苦痛に対して、政治はしっかり応えなければならない。
ダム建設続行以外に解答がないような「あおり」が、
住民のみなさまをさらに苦しめることになっているのが悲しい現実だ。
きょうは時間がないので、近いうちに、
ダム建設の可否について、
(1)投資目的
(2)建設コスト
(3)自然環境
の3つの側面からじっくり論じたい。
http://blog.goo.ne.jp/masaakikakinuma/e/4a57350c497341e5c5db9ef70ea53bbb
240
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/09/26(土) 21:27:34
>>182
ですね。臨時会ではなく常会にしたのか。
> 地元への補償措置を定めた新法を来年の通常国会に提出する考えを明らかにした
これは
>>198
>>207
の議員立法の延長線か。
> 事業着手から長期間経過しても完成しない事業を中止するための事業評価を盛り込んだ法律
そうなんだ。となると、八ツ場も川辺川も当面の処置に変わりはなさそう。
> 川辺川ダム事業の法定計画を中止すると、ダム事業実施調整費として計上されている五木村の生活
> 再建事業費が支出できなくなる
公共事業中止に伴う地域再建タスクフォース
>>221
クルー??
> 前原国交相は会見で、「早期に専門家のチームを結成する」と述べ
前原国交相:ダム中止で補償新法提出へ 八ッ場、川辺川
前原誠司国土交通相は26日、八ッ場(やんば)ダム(群馬県)と川辺川ダム(熊本県)の建設中止に
伴い、地元への補償措置を定めた新法を来年の通常国会に提出する考えを明らかにした。熊本県の
蒲島郁夫知事や流域市町村長らとの意見交換会後の記者会見で述べた。
会見で前原国交相は、両ダムの中止を明記したマニフェストで、補償措置がなされることが中止の前提
と記載していると指摘。「マニフェストに掲げたことを着実にやるため、できれば補償措置の立法を次の
通常国会に提出したい」と話した。
また、事業着手から長期間経過しても完成しない事業を中止するための事業評価を盛り込んだ法律も
検討しているとしたが、「補償措置がなければ事業中止できない」として通常国会には補償措置の新法
のみを提出する構えを見せた。
前原国交相は蒲島県知事らとの意見交換に先立ち、相良村の建設予定地を視察、その後水没予定地
の五木村住民との意見交換会に出席した。ダム本体工事の中止と生活再建事業の継続を明言した。
そのうえで中止の理由を、計画策定から43年経過しても本体が未着工で、川辺川ダムと球磨川にある
ダムとで球磨川水系の水量調節をするとの治水策に疑問があると説明した。
さらに、川辺川ダム事業の法定計画を中止すると、ダム事業実施調整費として計上されている五木村
の生活再建事業費が支出できなくなることから「納得いただけるまでダム事業の法定計画の中止手続き
は始めない」とした。
昨年9月、蒲島知事が川辺川ダムの白紙撤回を表明して以降、県と流域市町村、国とで「ダムに
よらない治水」を協議しているが、前原国交相は会見で、「早期に専門家のチームを結成する」と述べ、
国として川辺川ダムの代替治水案に積極的に関与する方針も表明した。専門家チームが八ッ場ダムの
代替案も一緒に検討するかどうかは「決めていない」とし、人選も未定という。【石原聖】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090927k0000m010075000c.html
241
:
とはずがたり
:2009/09/26(土) 23:07:19
>しかし、しかし
>八ツ場ダム中止を巡るマスコミの報道は冷静さを欠いている。
>ダム建設の妥当性についての議論と、
>政治に翻弄され続けた住民の方々の労苦についての感情論が、
>ごった煮になってしまっている。
俺も此れ感じてます。
そういう意味でも地元の人を刺戟するかもしれませんけど,まともな経済効果の試算数字早めに出してマスコミの論調を官僚のいい加減な数字の積み上げ!って方向に誘導した方が良いのかも知れません。
上野原町役場に電話殺到とか未だ輿論は民主・前原大臣の方についているとは思うんですけど。
242
:
とはずがたり
:2009/09/27(日) 00:51:11
>>238
>前原誠司国土交通相が川辺川ダム(熊本県)の建設中止を表明したことに関し…河野氏は明言を避けた。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1058274329/828
>河野氏は…八ッ場ダム問題では論評を控えている。
派閥にはくってかかる癖に河野がダムに関して歯切れわるいのは何故なんでしょうかね?
こいつの反原発はダム利権がらみか?
243
:
チバQ
:2009/09/27(日) 16:29:44
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20090926-OYT8T00987.htm
山鳥坂ダム検証へ
来月から「反対」前提とせず
民主党県連は26日、常任幹事会を開き、鳩山政権が進める大型公共事業見直しの対象となる可能性がある山鳥坂ダム(大洲市)建設について学識経験者らを含めて検証する「山鳥坂ダム検証委員会」を県連に置くことを決めた。また、各業界団体などから要望や意見を聴く地域戦略会議の骨格案も協議した。
10月に発足する同検証委は、4区総支部長の高橋英行衆院議員が委員長を務め、学識経験者や弁護士、市議ら10〜15人で構成。賛否両派の住民や、水没予定地域の住民、行政などから意見を聴き、治水効果や代替案、費用対効果を検証する。具体的な人選などは高橋議員を中心に近く決める。
一方、常任幹事会では横山博幸・県連幹事長がまとめた地域戦略会議の骨格案についても協議。観光、農林水産、建設、運輸など産業別の部会を設けて要望などを受けるほか、東、中、南予の方面部会を設ける。同会議で受けた要望や意見を各省庁に上げるのか、国家戦略局(室)に上げるのかなど、党本部と協議したうえで、各団体に参加を呼びかけて活動を始める。
横山幹事長は「検証委は『反対ありき』ではなく多方面の意見を聴いてダムが治水目的に合致するかを検証する」としている。
(2009年9月27日 読売新聞)
244
:
とはずがたり@転載
:2009/09/27(日) 16:48:14
五木村反発と歓迎…前原国交相視察
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20090927-OYT8T00142.htm
「冗談じゃない」「これでよか」――。県南部に計画されていた川辺川ダムの水没予定地の五木村の住民は26日、建設中止を表明した前原国交相を複雑な思いで迎え入れた。計画発表から43年。ダムに翻弄(ほんろう)され続けた村民は、何よりも村の再建を望んでいる。
「『政権が代わったから中止』と言われても受け入れられない。国にだまされた思いだ」
村内で民宿を営む土肥康之さん(62)は、ダム計画を巡る国の方針転換に怒りをあらわにした。
土肥さんは約20年前、両親や家族計7人で先祖代々住んだ水没予定地を離れ、高台の代替地へ移った。建設業や林業などを営んでいたが、移転を機にダム湖予定地のそばに民宿を開業。「ダム湖畔に建つ宿として観光客でにぎわう」と、夢を膨らませていた。
民宿は観光客のほか、ダム関連工事の関係者で一時期、連日満員になるほどにぎわった。しかし、蒲島郁夫知事のダム反対表明で、村の道路付け替えや代替農地の整備などが一時ストップし、工事関係者が激減、苦しい経営状態が続く。
「計画中止になれば、ダムを前提にした多くの村民の人生設計が狂う。湖畔の宿も幻に終わるのか……」と寂しそうにつぶやく。
26日は、前原国交相との意見交換会にも出席したが、「『ダム関連事業は進める』と言われたが、村がダム建設を受け入れた時の条件として示した村づくりのための施策をすべて実現してくれるだろうか、不安が残る」と語った。
「ダムができなくなるなら、よかですなぁ」
村中心部の水没予定地・頭地地区にただ1世帯残る尾方茂さん(82)は26日、いつものように農作業をした。妻チユキさん(77)と築約130年の木造住宅で暮らし、自宅近くの田畑で米や野菜を育て、ミソや豆腐、こんにゃくを手作りするほぼ自給自足の生活。
ダム計画には1966年の発表当初から反対し、76年に住民らが建設省(現国土交通省)に計画の取り消しを求めた訴訟にも参加した。
84年に訴訟が和解し、多くの住民が代替地や村外に移り、尾方さんも移転を勧められたが「先祖から受け継いだ土地や農業から離れたくない。ダムができるかどうかはっきりするまでここに残る」と動かなかった。
かつて民家や畑があった自宅周辺は更地となり、人の背丈ほど伸びた雑草が茂る。「寂しくなっても、ここで暮らせれば、それでよか。国は早く農地を造成し、以前の姿に戻してほしい。そうすれば、村が元気になる」と語った。
(2009年9月27日 読売新聞)
川辺川ダム中止「説明責任果たす」 国交相一問一答
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/kumamoto/20090927-OYS1T00339.htm
川辺川ダム計画を巡り26日、建設予定地の相良村などを視察し、地元住民らと意見交換した前原国交相は、記者会見で「事業中止について、地元の方に納得いただけるよう説明責任を果たしたい」などと語った。一問一答は次の通り。
――現場を視察し、地元の声を聞いた感想は
「(計画発表から)43年間苦労した気持ちが、約50分間(の意見交換)でわかるのか」とおっしゃった方がいた。重く、胸に突き刺さる言葉だ。真摯(しんし)に受け止め、出来る限り、しっかりと説明責任を果たしたい。
――ダム以外の治水対策の協議を今後も尊重するか
協議を尊重し、この枠組みをベースに、国としてどうかかわるか考える。大事なことは、住民がどのような治水策を選択されるか。住民の納得なしでは、いかなる治水対策もできないと考えている。
――河川整備の基本方針や、今後の整備計画をどう検討するか
根本的に見直さないといけない。
――具体的には、どの段階で地元の理解が得られたと判断するか
補償措置の立法が出来たら中止手続きに入るとか、そんな機械的な問題ではない。地元との真摯な話し合いの中で、タイミングを決めていく。
(2009年9月27日 読売新聞)
245
:
とはずがたり@転載
:2009/09/27(日) 16:50:51
「翻弄」五木村 思い噴出
2009年09月27日
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000000909270002
国策のダム建設計画に翻弄れてきた五木村。これから村はどうなるのか。26日、川辺川ダム建設予定地を視察した前原誠司国交相に村人たちは思いをぶつけた。主なやり取りを紹介する。
和田拓也村長 水没移転で約370世帯が村外へ出ていった。その人たちの心情を思うと、何と言えばいいのか。可能な生活基盤整備事業はすべて実施してほしい。10年も待てない。すぐにやってほしい。国交省は村全体の振興を全力でやり、大臣はトップとして責任を持ってほしい。
前原国交相 約束した(頭地大橋などの)4事業が遅れているのはその通りだし、代替農地も約束の半分もできていない。ダム本体を中止させていただくとともに、できるだけ早く4事業を完成させたい。新たな立法措置で個別の要望をうかがいながらできるものは取り組みたい。
照山哲栄村議 私たちが国や県から受けてきた苦労と翻弄の連続を考えると、国も県も信頼できない。43年前の国と県がダム計画を進めた時のことを忘れることはできない。国は百年の大計でダムを計画した。選挙で代わる市町村長が反対したからと知事が反対し、知事が反対したからと大臣が反対する。私たちはどうすればいいのか。限界集落が増え、高齢化率は40%を超えた。村は本当に重症だ。血の通った行政をしてほしい。善良な村民をこれ以上苦しめないでほしい。
前原国交相 国や県を信頼できないとのお話に謙虚に耳を傾けねばならない。ただ、生活関連事業は約束した通りにやる。信頼していただき、やらせていただく。大型公共事業を止めた場合の補償措置がないので、それを作ったうえで要望に応えたい。
松永泰男さん(住民) 私は水没地でない山間部で花栽培をしている。八ツ場ダムの地元、群馬県長野原町の住民は大臣との意見交換を拒否した。ある種、うらやましい。長野原町には国や大臣に抵抗しうる住民パワーがある。だが、五木村はすっかり疲れ、ふるさと再生のパワーも乏しくなりつつある。村自らが私利私欲のためにダムを造ってくれと要求したものではない。最初は真っ向から反対してきた。しかし、当時の世論は誰も五木村に味方せず、国と県の圧力に屈した。それが生きるための方策だった。下流の人がダムをいらないというのなら、それはそれでけっこうだが、43年間振り回された私たちはいったい何だったのか。前原さんは2000年に村に来た時、ダムで不利益を被ったことへの何らかの方策を検討すると言っていたが、もう9年たった。大臣の力で弱い立場の私たちのために活躍してほしい。
246
:
とはずがたり@転載
:2009/09/27(日) 16:51:30
>>245-246
前原国交相 2000年の方針と変わっていない。公共事業を止めた時の法案の骨子はできている。政権交代の機会をいただいたので、止めたときの措置をできるだけ早く出したい。皆様の苦労は筆舌に尽くしがたい。法案をできるだけ早く出したい。そのためにも意見交換をさせていただきたい。
北原束さん(住民) 頭地に住んでいる。大臣はダムについてどの程度の認識があるのか。五木村再建にどう取り組むのか。水没者団体で編集したダム問題の経緯をつづった冊子が3冊ある。43年間の水没者と村民の願いがこもっている。大臣も冊子を読んで村の生活再建を含め十分に認識してほしい。
前原国交相 ダムがすべて悪いとは思っていない。ダムでなければできない治水もある。全国のダム事業はそれぞれ違う状況下でなされており、一様に決めるわけにはいかない。冊子は必ず読ませていただき、立法や財政措置を通じて要望に応えたい。私たちの方から村はこうすべきだと言うつもりはない。地方自治なので皆さんの要望に耳を傾ける。
田山種彦さん(住民) 八ツ場ダムでは地元の理解を得られない限り、中止の法的手続きに入らないと言っていたが、川辺川ダムも同じ対応をしていただけるのか。わずか50分の意見交換。43年間に比していかがなものか。再訪をお願いしたい。大臣の言葉を聞いて人情派の大臣と思ったが、43年間で私たちの気持ちには紆余曲折があり、今の気持ちは早くダムを建設し、この問題から解放されたいということだ。もし中止したら、今の五木村の姿が永遠に残り、永遠にダムに翻弄される。亡くなった先人にどう今の状況を申し開きできるのか。
前原国交相 中止の法的手続きに入れば、生活関連事業も止まってしまう。皆さんの同意をいただけるまで、法的手続きには入りません。43年間苦労された皆さんとの意見交換が50分。おっしゃるとおりだ。今回が1回目。今後のこの地域のあり方、ダム中止を受け入れていただければ、ご要望について法整備や財政整備をしっかりやり遂げたい。皆さんに来いと言われれば、喜んで来る。それが苦渋の選択でダムを受け入れて亡くなった先人のお気持ちに応えることだと思う。
和田村長 2回、3回とひざを交えていただきたい。
247
:
とはずがたり@転載
:2009/09/27(日) 16:52:00
熊本・川辺川ダム:中止表明 「43年、何だったのか」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090927ddm041010060000c.html
43年間にわたり流域住民を翻弄(ほんろう)してきた熊本県の川辺川ダム計画は26日、前原誠司国土交通相が現地で中止を明言した。水没予定地の同県五木村では、移転などで疲弊した村の振興などを求める住民に頭を下げ理解を求めた。「この43年は何だったのか」。中止に反発する住民も「脱ダム」を喜ぶ住民も、返らない時間を思った。
◇50分で何が分かる/もう昔に戻れない
26日午後1時過ぎから、五木村の五木東小学校であった前原国交相と村民との意見交換会。「国の政策変更で苦渋の選択を強いられ、ご迷惑をおかけした。心からおわびを申し上げたい」。国交相はあいさつを謝罪の言葉で切り出し、深々と頭を下げた。
壇上にはダム推進などを求める大きな垂れ幕。推進派を中心に200人を超す村民が集まり、視線が国交相に集まった。「ダム本体の建設は中止だが、道路や農地整備など生活関連事業は継続する」「新しい立法で財政、補償措置も取る」。国交相の説明に村民の拍手はまばらだった。
村民側にマイクが移ると、村民を翻弄し続けてきた国への非難が集中した。
村議の一人は「国と熊本県がダムを押しつけたあの時を忘れていない。まさか国がダムを中止するとは。国も県も信頼できない」。水没予定地から移転した男性は「わずか50分の意見交換会は、43年たったこの問題に対していかがなものか」と切り捨て、前原国交相はこわばった表情で聴き入った。
その後開かれた蒲島郁夫知事や地元首長らとの意見交換会では「中止方針を評価している」との声も掛けられ、やや和らいだ表情をみせた前原国交相。それでも会見では「43年間の苦労が(意見交換会の)50分で分かるかと言われ胸に突き刺さる思いだった」と振り返り「今日は1回目。焦らず説明責任を果たしたい」と語った。
五木村は、ピーク時に約6000人いた人口が現在は1400人に落ち込んだ。ダム計画のためにさま変わりした古里を前に、五木村民の間には冷めた見方も広がる。
前原国交相が村民との意見交換に先立ち、ダムで水没予定の頭地地区と代替地を一望する橋で現地視察をしているころ、水没予定地の農家、尾方茂さん(81)は農作業の手を休めて寂しげに語った。「ダムができないのはよかばってん(いくら補償しても)助け合うて暮らした昔の頭地には戻れんじゃろな」
かつて約550世帯が暮らした頭地地区。だが、国との補償交渉で代替地への移転が進み、現在残るのは尾方さんのみだ。国交省が頭地地区の移転住民のために水没予定地に貸与している畑を耕していた女性(70)は「ダムはもうできない。でも生活再建は約束してほしい。じゃないと、この43年間は何だったのと思う」とつぶやいた。
248
:
とはずがたり@転載
:2009/09/27(日) 16:55:31
【金曜討論】八ツ場ダム 小渕優子氏、嶋津暉之氏
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090925/plc0909250814010-n1.htm
2009.9.25 08:12
小渕優子氏 鳩山由紀夫首相が「建設中止」を明言した群馬県の八ツ場(やんば)ダム。工事はすでに7割が終了しているとされるが、建設の「継続」「中止」といういずれの選択肢でも、大きな負担を伴うことに変わりはない。ダム建設地域を地盤に持つ小渕優子前少子化対策担当相と、「利水・治水面で必要なし」と話す水源連共同代表の嶋津暉之氏に双方の主張を聞いた。
小渕優子氏「水の確保は大きな責任」
−−民主党は無駄な公共事業として中止を明言しています
「これまでのダム事業の経緯について十分な理解をしていただけていないと率直に思っている。治水、利水面で必要性があったからこそ、利根川の下流都県が事業費を負担してきた」
−−ダム建設による治水面の効果とは
「利根川水系の吾妻川上流で治水をコントロールできる施設はない。ダムでなく堤防を造成すればいいという話もあるが、そうなると下流域まで結構な距離の堤防を作らなければならないし、用地買収が必要になる。豪雨や台風による被害が必ずしも利根川上流で起こるとはいえず効果がないとの声もあるが、さまざまな洪水パターンなどを試算した上で建設に至った経緯がある。温暖化で集中豪雨も増え、場所や時期が不安定となっている中、その必要性は増している」
−−民主党内には、合理的な許可行政にすれば水道用水も足りるとの声がある
「現在1都5県の約200万人分の水を利根川水系の暫定水利権で補っている。何もない日が繰り返されるなら問題はないかもしれないが、もし今、渇水となった場合はどうするのか。市民の安全安心を守ることが自治体の役目でもあり、政治がすること。治水面と同様に、将来的な気候変動が読めない中、水の確保は大きな責任になってくる」
−−中止した場合、支出した負担金の返還を求める自治体がある
「利益享受を前提に、これまで6都県が約1980億円を負担してきた。返さなければならないのは当たり前の話。建設継続の場合は、あと、長野原町の生活再建関連費用約770億円とダム本体工事関連費用の約620億円の計1390億円ですむ。7割の工事が終わっているのに、ここで建設中止となると負担金の返還だけでなく、新たな治水整備費用、別の生活再建費用が必要になり、確実に中止した方が費用はかかる」
−−生活再建は民主党も取り組むといっている
「ダムありきの生活再建でここまできた。ダムそのものが観光地として考えられ、温泉地も計画されている。いじるだけいじっておいて、ダムが未完成の地に生活再建だけされても、それで観光客が来るのか。あれだけの時間と犠牲を払った住民に対し、生活再建をするからいいだろうということには決してならない。代替地ができるのが遅れたため、自分たちが経営している温泉旅館が古くなって困っているという住民もおり、半年でも建設が延びることは住民にとって死活問題。決して政争の具にして、先延ばしにしていい問題ではない」(楠城泰介)
【プロフィル】小渕優子(おぶち・ゆうこ) 前少子化相。昭和48(1973)年、東京都生まれ、35歳。成城学園高校、成城大卒、早大大学院公共経営研究科修了。平成8年、東京放送(TBS)入社。平成12年に群馬5区で衆院議員に。4期目。父は故小渕恵三首相。まもなく第2子を出産予定。
249
:
とはずがたり@転載
:2009/09/27(日) 16:56:09
>>248-249
嶋津暉之氏「利水も治水も効果ない」
−−ダムの必要性は
「ダムの建設が計画された当時は高度成長期真っただ中で、水需要は急速に増加していたが、今は水余りの時代。東京都では1日あたり200万トンの余剰水源を抱えている。利水面では新たなダムは全くいらない。埼玉県などにおける暫定水利権の問題については、あくまで制度的な問題で水利権の許可行政を合理的で実態に合わせ改善すれば解決される」
「治水については、最近50年間で最大の洪水であった平成10年9月洪水を例に、当時八ツ場ダムがあった場合の効果を計算すると、利根川の治水基準点(八斗島)で、水位を13センチ下げる効果しかない。洪水時の最高水位が、堤防の天端から4メートル下だった。今はダムを造りわずかな効果を必要とする状況ではない」
「ただ、利根川の治水対策は万全ではなく堤防強度の問題がある。これまで八ツ場ダムへ巨額の予算をつぎ込んだため、河川改修の予算が急減している。八ツ場ダムは治水効果が希薄なだけでなく、真の治水対策を遅らせる要因にもなっている」
−−建設を中止した場合、国費支出は増えるのでは
「国交省の調査で、貯水域周辺の22カ所で地滑りの可能性があるが、うち対策を行うのは3カ所だけ。川原湯地区の上湯原などに住民移転地があるが、この周辺は最大の地滑り危険地域で本当に不安だ。大滝ダム(奈良県・吉野川)では水をため始めた後、大変な地滑りを起こし、38戸が移転、対策費に308億円、工期を10年延長した例がある。また、八ツ場ダムに水をためると、吾妻川沿いの発電所への送水量が減り発電量が減ってしまう。その分を補償するのが『減電補償』で、それに数百億円かかる」
「さらに、これまで事業費の7割は使っているが、事業全体の進捗(しんちょく)が遅い。3月末時点で、着手は6〜8割だが、完成した国道、県道は数%、鉄道は75%。代替地の造成も1割だ。総合すると、ダム本体工事の約620億円以外に1000億円規模の支出増が見込まれる」
「これらを踏まえたうえで、継続か中止かを検討すると、継続した場合には実際2390億円必要だ。中止した場合には、自治体が負担した利水負担金を返すと仮定して、利水負担金890億円と生活再建関連の770億円の計1660億円が必要となるが、やめた場合のほうがはるかに安上がりだ。よく利水負担金は1460億円といわれるが、その4割(570億円)は国庫補助金であって、これは自治体への返還の対象にはならない」(奥田嘉夫)
【プロフィル】嶋津暉之(しまづ・てるゆき) 「水源開発問題全国連絡会」(水源連)共同代表。昭和18(1943)年、中国・張家口(ちょうかこう)生まれ、65歳。東京大学工学部卒業後、東京都環境科学研究所研究員などで32年間環境行政に携わった。各地のダム建設問題を技術的に解析している。
250
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/09/28(月) 11:26:27
最初に謳った夢物語が次々と破綻していった延長線上に、中止という決断があっただけの話である。
> 群馬県と建設省(当時)が地域居住計画を作り、(略)
> その案の中には、下流都県から資金を出させて、「利根川・荒川水源地域対策基金」を作り、そのお金で
> 「振興公社」を作るという案があった。「雇用」の場を創出することを目的として、それを県が運営し、維持
> 管理をしていくという「約束」だったのだ。
2009年9月24日 (木)
天に唾する群馬県の大沢知事
八ツ場ダムについては、石原知事に限らず、
不勉強で変なことを言う知事が続出する。
今日は、群馬県知事の八ツ場ダム発言にスポットを当てます。
先日、県議会でも発言し、本日、TVでも流れていた。
ここでも見ることが出来る。↓
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00163461.html
大沢正明群馬県知事の発言。
「一方的に中止すると言われても、納得できない」というもの。
しかし、実は、群馬県こそは、
水没予定地住民に約束をしてきた生活再建案を
一方的に変更・中止してきた張本人です。
それを忘れているのか、政権(知事)交代で、
これまでの知事や「自分」が何をやってきたのか大沢知事は知らないのか・・・。
長野原町(ながのはらまち)にとって、群馬県は、国や下流都県への窓口だった。
だから、実は、長野原町の人々は、下流都県の状況をきちんと知らされていない。
だから、「大渇水だから必要だ」という都知事の言葉 を鵜呑みにしていてこちらがビックリする。自分の
生まれ育った土地が何を理由に沈むのかは、沈められるのは嫌だった人々にとっては、頭で理解をする
道理はない。それでも公職についている方でもそうだと分かって先日ビックリした。
●群馬県から水没住民達への最初の約束
昭和55年(1980年)、長野原町に対しては、群馬県と建設省(当時)が地域居住計画を作り、それに
基づいて、生活再建案を示した。
その案の中には、下流都県から資金を出させて、「利根川・荒川水源地域対策基金」を作り、そのお金で
「振興公社」を作るという案があった。「雇用」の場を創出することを目的として、それを県が運営し、維持
管理をしていくという「約束」だったのだ。県が下流都県を代表して窓口として町に対し、そう「約束」したのだ。
●群馬県の約束違反 その1
ところが、平成4年(1992年)、その約束は変わった。
下流都県では、時間も経って、現地の状況も、経済状況も変わってきたということを理由に、「振興公社」
(が作るハコモノ)を作って維持管理する金は出すから、その運営は町がやって欲しいということになった。
再建案を見直して、実状に合ったものにすることにしたと下流都県の考え方を群馬県が伝えた。最初の
約束違反だ。
●群馬県の約束違反 その2
約束違反はそれでは終わらなかった。2009年1月、政権交代の前である。時間も経って、現地の状況も、
経済状況も、人口も変わってきたことを理由に、今度は、「振興公社」(が作るハコモノ)を作る金は出すが、
維持管理の金はでない、人も出せない、町が自己責任でやってくれという話に変わった。
時間も経って、現地の状況も、経済状況も、人口も変わってきたことを理由に、雇用創出の場として、一都
五県が約束してきたことを、県は、あたかも子どもの使いのように、無責任に、二度もその約束を破った。
それを棚に上げて、「時間も経って、現地の状況も、経済状況も、人口も変わってきた」ということにもう
一つだけ「政権も変わった」という状況であることを、大沢群馬県知事はどう認識しているのだろうか?
もの凄く不思議である。非見識なのか、確信犯なのか、不勉強で官僚任せの政治家の典型なのか。
群馬県が長野原町につげて「振興公社」を事実上、中止した張本人でありながら、その責任の重さを
振り返ることも反省することもなく、さらには総選挙によって「政権も変わった」という、たった一つだけ
加わった、しかし重要な意味を考えることもなく、「一方的に中止すると言われても、納得できない」と、
群馬県知事が「どの口で言うのかね」とテレビにつぶやきたくなったのは私だけではないはずだ。
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-cea9.html
251
:
チバQ
:2009/09/28(月) 12:17:45
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000909280005
探る/大分川ダム 気をもむ地元
2009年09月28日
本体工事を前に、仮閉め切り堤防などの建設が進む大分川ダムの建設現場=大分市
前原誠司国土交通相が直轄事業である八ツ場ダム(群馬県)の中止を表明し、国交省所管のダム事業の見直しが始まった。県内には費用対効果が八ツ場ダム以下のダムがある。大分市下原に建設中の大分川ダムだ。事業開始から30年以上が経過し、2度の計画変更を経て完成は17年まで先延ばしされた。ダムを取り巻く現状を取材した。
(黒川真里会)
「先祖代々受け継いできた田が荒れ果てていくのは見るに堪えない」
水没予定地で住民代表として大分川ダム建設補償対策委員会長を務める伊藤義昭さん(72)はやり切れない。予備調査着手から39年。水没予定地の用地買収は済み、全49世帯の移転も終わっている。
伊藤さん自身、代替地に移転して8年になる。国道442号など主な道路整備もほぼ終わり、狭い道路に悩まされた以前に比べ、生活はしやすくなった。若い世代も地域に戻り、新しい道路を使って市街地へ通勤する人もいる。
もともとは下流域の住宅密集地への洪水被害防止が目的で計画された。水没予定地への恩恵は周辺整備しかないため、「ダムを造って栄えた地域はない」など反対の声も根強く、地域は二分。地域内で協議を重ね、やっと損失補償基準協定書に調印できたのは00年だった。
落ち着いたのもつかの間、今度は国交省が昨年、10年度の完成予定を7年延ばす計画変更を発表。そこに政権交代で、同じ国交省直轄の八ツ場ダムの「建設中止」が表明された。
「仮に事業が中止になったら住み慣れた土地を手放し、この地域が30年味わった苦労はなんだったのだろうか……」。伊藤さんは一刻も早いダム完成を望んでいる。
◆中止なら自治体、洪水・取水懸念
大分川ダムは78年、洪水防止と水道用水の確保を目的に事業が始まった。総貯水量は2400万トン。だが、08年度の国の事業評価では、治水事業の総便益を総費用で割った費用対効果はわずか1・3。1・0未満の場合、事業中止が検討されるが、八ツ場ダムでさえ3・4だった。
完成時期も総事業費も計画通り行かない。当初は99年の完成を目指したが、昨年、2度目の計画変更で完成予定が10年度から17年度に先延ばしされた。総事業費も当初予定の760億円から967億円に膨れあがっている。
事業の進捗(しん・ちょく)率は現在、事業費ベースで50%。国交省直轄の国道442号の付け替え工事は終わり、川の水を迂回(う・かい)させる仮排水路トンネル工事も終了した。ダム本体そのものの工事はこれからだ。
そんな矢先に政権交代の波にぶつかり、事業の先行きは不透明になった。
「事業が中止になることはないと思うが、予算が削減され、完成がさらに延びるのではないか」。県河川課の奈須宏二課長はこう心配する。
県もダムの完成を見越して大分川支流の七瀬川の改修工事を進める。ダムがなければ100年に1度はおろか、30年に1度の洪水までしか対応できなくなる。
早期完成を望むのは、水道用水を求める大分市も同じだ。市は大野川と大分川から年間計16万8千トンを安定的に取水できる安定水利権を持つ。だが、水道使用量は過去最大だった94年度は旧大分市地域だけで年間17万3191トン、合併後の07年度は年間17万7617トンにのぼった。
ダムが完成するまで、市は大分川の流量が一定量を超える場合に限り、暫定的に取水できる暫定豊水水利権(2万3千トン)を利用してしのぐが、渇水の場合、十分に取水できないこともある。
ダムが完成すれば、安定水利権に3万5千トンが加わり、年間計20万3千トンの水を確保できる。だが、ダム事業が中止になると、市は新たな水源確保を迫られることになる。
252
:
とはずがたり
:2009/09/28(月) 12:40:18
>>250
こんな経緯があったんですねぇ。
どんどんダムの必要性・経済的効用が低下して出すカネが減って行ってるのが判ります。
253
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/09/28(月) 13:01:28
その大沢知事。
群馬県知事かみついた!前原国交相は「独裁者」
群馬県の大沢正明知事は28日の県議会で、前原誠司国土交通相が八ツ場ダム(同県長野原町)の
建設中止を表明していることについて「生活再建の代替案もなく中止というのは独裁者じゃないか」と
厳しく批判した。
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090928055.html
254
:
とはずがたり
:2009/09/28(月) 14:38:33
そんな早くは出せないのかもしれませんけど,感情的な首長・住民・報道に対抗する為に早くまともな積算数字を希望したい所ですねぇ。
協力して立ち退いたのだから無駄でも何でもダム作れってそんなバカな話しは無い。云うなら無駄なダムの建設促進した旧行政に云えって話しだヽ(`Д´)ノ←俺も感情的だww
255
:
建設的与党らいおんはーと
◆S3/.7DxKSg
:2009/09/28(月) 22:34:40
なるへそ
そりゃ必死になる罠wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
_______________
TBSの連結子会社が「八ッ場ダムの記録業務」を受注
http://www.asyura2.com/09/senkyo72/msg/252.html
八ッ場ダム水没関係者の取材・記録、各地区の行事の取材・記録、
地元説明会の取材・記録などの仕事で、随意契約で約2000万円。
契約締結日は去年7月1日。
256
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/09/28(月) 22:38:21
>>250
について。本当かよ。
ってか、本当だとすれば、県知事と県知事の言う「地元」が一体化してると、自ら認めたようなものだと思う。
> 一方、関口氏が地元の生活再建に関して、利根川・荒川水源地域対策基金の観光振興事業が当初案
> では県公社で実施するはずが地元の「自助努力」に変更されたことについて、基金に支出する下流
> 都県と交渉してきた県の責任を問うと、大沢知事は「県が一方的に決めたわけではない。地元の意向
> も踏まえて決めた」と反論した。
群馬知事、国交相を「独裁者」 八ツ場ダム巡り議会答弁
2009年9月28日22時15分
前原誠司国土交通相が中止を明言した群馬県長野原町の八ツ場ダムについて、県議会の一般質問が
始まった28日、質疑が集中した。登壇した5人のうち3人がダム関連に質問時間の大半を割き、「八ツ場
議会」の様相を呈した。
建設に慎重な立場の「八ツ場ダムを考える1都5県議会議員の会」代表世話人の関口茂樹氏(リベラル
群馬)が質問に立つと、自民党系会派が多数を占める議場からはヤジが飛び交った。大沢正明知事の
答弁も次第に熱を帯び、「生活再建の代替案もなく中止というのは独裁者ではないか」などと前原国交相
を厳しく批判する言葉も出た。
一方、関口氏が地元の生活再建に関して、利根川・荒川水源地域対策基金の観光振興事業が当初案
では県公社で実施するはずが地元の「自助努力」に変更されたことについて、基金に支出する下流都県
と交渉してきた県の責任を問うと、大沢知事は「県が一方的に決めたわけではない。地元の意向も踏まえて
決めた」と反論した。
さらに大沢知事は「国はいままで治水、利水の両面で必要だと言い続けた。ダムを中止するのであれば
情報公開を徹底して検証すべきだ。関係都県や住民に説明責任を果たすべきだ」と話した。
◇
同県議会の自民党系会派が28日、八ツ場ダムの建設中止撤回と建設推進を求める意見書を県議会
9月定例会に提案した。「ダム建設事業は国と地元住民、関係1都5県との約束のもとに行われている
共同事業」だとしている。
同県議会はダム推進の自民党系会派が過半数を占めており、10月1日に可決される見通し。
http://www.asahi.com/national/update/0928/TKY200909280368.html
257
:
とはずがたり
:2009/09/28(月) 23:24:34
>>256
>地元の意向も踏まえて決めた
地元がカネ出してくれなくてもいいと云うんかいってなもんですよね。
自助努力が好きならダム無しで自助努力すりゃ良い訳だし。
此処だけはまともですね。今迄の数字がどんなに杜撰だったか早く出して誰が造る為の数字をでっち上げたか検証すべきだ。
>大沢知事は「国はいままで治水、利水の両面で必要だと言い続けた。ダムを中止するのであれば情報公開を徹底して検証すべきだ。
258
:
とはずがたり
:2009/09/28(月) 23:25:22
>>255
流石TBS。小渕利権にくいこんどりますな( ゜д゜)、 Peッ
259
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/09/29(火) 09:58:25
暫定水利権について実態は
>>214
なわけですが、今まで国交省が脅しを掛けてたというのなら、
そりゃ混乱しますわな。
> 川滝弘之県土整備部長も、前原国交相が「下流都県に配分している暫定水利権は延長が可能」として
> いる点に触れ、「(政権交代前の)国交省の説明と大幅に違っている。
しかし、住民を引っ越すだけじゃ事業がいびつになるからダムが必要、って批判になってない。
【群馬】
県幹部『事業いびつに』 八ッ場ダム中止問題 県議会一般質問 議員らは激しく応酬
2009年9月29日
八ッ場(やんば)ダム(長野原町)の建設中止問題に話題が集中した二十八日の県議会一般質問。
ダム推進、反対両派を代表する議員らが、ダム事業の是非を激しく主張し合う中、大沢正明知事とともに
答弁したダム担当の県幹部らは、国の政策変更に対する怒りや反発を率直に示した。
この日は、ダム事業見直しを求める「八ッ場ダムを考える一都五県議会議員の会」で代表世話人を
務める関口茂樹氏(リベラル群馬)や、中止撤回を主張する「八ッ場ダム推進議連一都五県の会」事務局
長の萩原渉氏(自民)らが、県の考えをただした。
茂原璋男副知事は、水没予定地住民の移転事業について「ダム本体の建設を取りやめた場合、住民は
理由もなく(ダム湖畔となる予定の)山の上に引っ越すだけになり、事業そのものがいびつな内容になる」
と説明。前原誠司国土交通相の「ダム建設は中止しても生活再建事業は継続する」との主張を批判した。
川滝弘之県土整備部長も、前原国交相が「下流都県に配分している暫定水利権は延長が可能」として
いる点に触れ、「(政権交代前の)国交省の説明と大幅に違っている。新政権としての正式な見解を早く
示してほしい」といら立ちを見せた。
一般質問に先立ち、自民県議三人が同ダム事業推進を求める意見書案を提出。「八ッ場ダムは国と
地元住民、下流の一都五県との約束に基づく共同事業」として、ダム本体建設を含む事業の完全実施を
求めた。 (中根政人)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20090929/CK2009092902000114.html
260
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/09/29(火) 13:26:24
前原にして見れば、政局マターになるのを「待ってました」、って感じだと思うのだけれど。
不気味なぐらい、彼や馬淵が本来得意の数字を出してきませんからね。
しかもまあ、金子に佐田とか突っ込まれること必須の面子で。
八ッ場ダム建設:自民・谷垣氏が来月2日に視察へ 与野党論争の最前線に /群馬
自民党の新総裁に選ばれた谷垣禎一元財務相が、来月2日に八ッ場ダム(長野原町)を現地視察に
訪れる見通しとなった。自民党県連の南波和憲幹事長は「この問題を党本部としても重視していること
だろう」と話しており、八ッ場が与野党の政策論争の最前線となった格好だ。
自民党県連に入った連絡によると、谷垣氏の視察には、金子一義前国土交通相、佐田玄一郎元行革
担当相らが同行する予定で、長野原町の「八ッ場ダム広報センター(通称・やんば館)」などを視察する。
地元住民との意見交換会なども検討されている。
八ッ場ダムをめぐっては前原国交相が23日に現地視察し、改めて建設中止を明言した。一方、公明党
の山口那津男代表は22日に現地視察に訪れ「いきなり中止というのは、地元からすれば納得がいかない
と実感した」と語った。自公政権は八ッ場ダム建設を推進してきただけに、谷垣総裁の訪問は、地元住民
の建設継続を求める意見に理解を示す立場からの視察になるとみられる。
八ッ場ダム水没関係5地区連合対策委員会の萩原昭朗委員長は「住民の意見をよく聞き、『ダムの
早期完成を願う』という主張を理解してもらいたい」と期待感を示し、長野原町の高山欣也町長も「建設の
推進を強く訴えたい。住民はダム湖を観光資源とした生活再建を考えており、ダムのない未来は描けない」
と語る。東吾妻町の茂木伸一町長は「地元の声を聞けば、ダムの必要性がわかるはず。それを、より多く
の国民に広めてほしい」と話した。
一方、八ッ場ダム事業の問題点の広報活動に取り組んできた「八ッ場あしたの会」の渡辺洋子事務局長
は「事業がなぜ遅れ、住民のほとんどがなぜ移転してしまったのか。八ッ場ダム事業自体に無理がある
という実態をよく見てほしい」と期待した。【庄司哲也、杉山順平、奥山はるな】
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20090929ddlk10010100000c.html
前原国交相:八ッ場ダム本体事業費、概算要求に計上せず
前原誠司国土交通相は29日の閣議後会見で、再提出することになった来年度予算の概算要求に
八ッ場ダム(群馬県)本体の事業費は盛り込まないと明言した。国交省は政権交代前の8月末、ダム
本体の建設費も含め75億円を来年度予算に概算要求していた。
前原国交相は会見で本体工事の事業費について「中止なので概算要求の中身には入れない」と
述べた。そのうえで、ダム事業として実施中の生活再建事業費は継続するとし、中止に伴う地元への
補償措置についても「新規立法で行い、それを予算の中で担保して実行したい」と話した。【石原聖】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090929k0000e010072000c.html
261
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/09/29(火) 14:55:15
ゲンダイなんで、半ば「事情通」の語る物語だけど。
“八ツ場ダム”隠され続ける地元への巨額補償金
2009年09月29日10時00分 / 提供:ゲンダイネット
「八ツ場ダム」中止騒動はエスカレートの一途だ。現地視察した前原国交相に、群馬県長野原町など
水没する5地区住民が反発し、「ダムを造れ」という声が連日、大マスコミを通じて流れている。「建設を
白紙にするのはやめて欲しい」とか、「ようやく家を移したのに、政権が代わったからといって、今になって
建設中止はおかしい」とか、旅館経営者から地元のおばちゃんまでダム建設推進一色だ。この地区の
住民は長年、ダム建設反対だった。それが、手のひらを返した推進一色は、部外者には奇異に映る。
何が隠されているのか。
●道路建設や地元対策で、すでに3200億円の税金を投下
群馬は総理大臣を4人も出した保守王国だし、長野原町には古くから地元のドンもいる。テレビに出て、
ダム中止に怒りをあらわにする住民は、「群馬を牛耳ってきた自民党の関係筋ばかり」(事情通)だという。
そうでない地元民は、「おかしいと思っても口に出せない。あからさまにダム建設の中止を訴えれば、
あとで何をされるか分からない」と語る。しっぺ返しを恐れているから、反対の声が聞こえてこないわけだ。
ダム中止反対は、いわば「つくられた民意」(前出の事情通)というから変な話だ。
もうひとつ、彼らを“推進派”に押しやっているのが「補償金」だ。これまでほとんど報じられていないが、
この問題が地元民を縛っている。
「補償金問題は表に出ず、ブラックボックスになっているのが現実です」
こう指摘するのは、「八ッ場ダム・足で歩いた現地ルポ」の著者で、ジャーナリストの鈴木郁子氏だ。
水没する世帯や田畑の所有者に対する具体的な説得は1980年代から始まった。しかし、ハッキリしない
ことばかりだ。
「立ち退きのための補償金については個々の家の資産によってマチマチで、どこも言いたがりませんし、
情報公開を取っても非開示なのです」(前出の鈴木郁子氏)
日刊ゲンダイ本紙の取材では最高の家で10億円近いが、確たる話ではない。自公政権時代の国交省
は地元説明会でさえ、下流都県から契約済みの家に支払われる感謝のお金に関する資料は配布し
なかったという。一説には1戸当たり800万円くらいとされていたようだが、よほど公表したくない金額
なのかと勘ぐられても仕方ない。
移転を決意した人にとって、こうした補償制度が見直されたり、元に戻ることが怖い。それで「ダム建設
を計画通りに進めてほしい」の合唱になるわけだ。すでにダム建設予定地周辺には、道路建設費も
含めて3217億円の税金が投じられている。ダム本体建設にはさらに1400億円が予定され、そういった
工事をアテにしている地元民も多い。地元観光協会や旅館関係者はダム完成後の新しい観光地に期待
している。ここで中止は死活問題というのもうなずける。
しかし、民主党は生活再建を支援するための特別措置法を準備し、何も過去の補償金を召し上げる
つもりもない。国が買い上げた田畑をもう一度借りて農業を続ける方法だってある。
世間は水没住民に同情する人ばかりではない。騒動拡大以来、長野原町の役場には全国から「ダム
建設中止は当然だ」「地元だけの損得で反対するな」という抗議の電話が殺到している。
政権交代の意味を深く考えない民放テレビのワイドショーや大新聞は「地元民がかわいそう」の論調で
やっているが、この調子だと「地元エゴじゃないか」の大反発を食らいかねない情勢だ。
(日刊ゲンダイ2009年9月26日掲載)
http://news.livedoor.com/article/detail/4368450/
262
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/09/29(火) 19:38:25
結局、俺のところに挨拶がないと言いたいのか?
近いのだから、自分の足で国交省まで行けばいいじゃないか。
結局のところ、今までどおり国の税金を使わせろ、という話なのだから、そちらが筋だ。
6都県知事、来月19日にも協議=八ツ場ダム問題
埼玉県の上田清司知事は29日、前原誠司国土交通相が2010年度予算概算要求に本体工事費を
盛り込まない考えを表明した八ツ場ダム(群馬県長野原町)建設問題で、10月19日にも、群馬、東京
など関係する1都5県の知事が対応を協議する方向で調整していることを明らかにした。各都県知事は、
いずれもダム建設推進の立場で足並みをそろえている。
上田知事はまた、国交相の本体工事費を盛り込まない方針について、「(国交省から)まだ何の連絡
もない。失礼な話で、相変わらず手続き無視、ルール無視だ」と述べ、改めて同相を批判した。県庁内で
記者団の質問に答えた。 (2009/09/29-18:36)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009092900846
263
:
チバQ
:2009/09/29(火) 22:14:59
http://yamagata-np.jp/news/200909/29/kj_2009092900551.php
吉村知事が最上小国川ダム視察 「穴あきダムが望ましい」
2009年09月29日 21:06
最上小国川ダムの建設予定地で、説明を聞く吉村美栄子知事(中央)=最上町富沢 全国的なダム建設の見直しに伴い、事業継続の是非に注目が集まる最上町の最上小国川ダムについて、吉村美栄子知事が29日、初めて建設予定地など現地を視察した。吉村知事は「環境保護にも配慮した穴あきダムが県としては望ましいと思う」と、あらためて建設推進の考えを示した。
吉村知事はこの日、最上小国川沿いの赤倉温泉街で、県最上総合支庁の担当者から過去の洪水被害の状況や河床掘削の影響調査などについて説明を受けたほか、河原からわき出る温泉を手で触って確認。さらに、温泉街から上流約2キロの建設予定地に足を運び、完成予想図や工事に伴う環境への影響調査などについて話を聞いた。
吉村知事は「現地で濁流となった時の映像を初めて見せてもらい、あらためて住民の不安を実感した。一番大切なことは住民の安全安心だと思う。(ダム建設見直しという)政府の政策はあるが、地域に必要なものは必要だと実情を説明していく。それでも分かってくれない場合は、現場を見てほしいと訴える」と話した。
視察先には、ダム建設推進を訴える地域住民らが多数足を運んだ。また、視察に同行した高橋重美最上町長は30日、町議会や地元の関係者と東京へ向かい、県選出国会議員に建設推進を要請する予定。一方、反対派の小国川漁協の青木公(ひろし)赤倉支部長は「自然保護の立場でダム以外の治水対策を主張してきたが、民主党中心の政権となり絶好のチャンス。国にもあらためて訴えていきたい」と話した。
最上小国川ダムは治水だけを目的としており、河床部に放流部を設ける「穴あきダム」を計画。総事業費は70億円を見込み、国の補助率が50%の補助ダム。国は2008年度に建設採択し、県は09年度からダム本体の実施設計を進めている。
264
:
チバQ
:2009/09/29(火) 22:15:44
http://www.asahi.com/politics/update/0929/TKY200909290309.html
赤松農水相、熊本・大蘇ダムは完成目指す意向2009年9月29日20時41分
赤松広隆農林水産相は29日の閣議後の記者会見で、農水省が79年度から建設を続けている大蘇ダム(熊本県産山(うぶやま)村)について、「地域のみなさんの期待に応えられるように努力をしていきたい」と述べ、完成を目指す考えを明らかにした。同ダムをめぐっては総選挙前の7月下旬、熊本入りした民主党の鳩山由紀夫代表(当時)が「無駄」と発言し、中止を示唆していた。
赤松農水相は「農業用水がほしいという地域の要望で造ったもの。今、もめている八ツ場(やんば)ダムや川辺川ダムと違う」と強調。09年度までに事業費592億7000万円を使い、工事の進み具合は99.9%であることを説明した。
大蘇ダムでは、湖底から水が漏れて計画通り貯水できない状態になっていることが判明している。水漏れ対策について赤松農水相は「シートをはるのか、新たな水源を確保するのか、現地に行って地元の話を聞き、調整を図っていきたい」と述べた。
265
:
チバQ
:2009/09/29(火) 22:16:25
http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009092901000782.html
農相、追加工事しない可能性言及 大蘇ダム水漏れ問題
赤松広隆農相は29日の記者会見で、地盤の水漏れで計画通りに給水できない状態にある農業利水用の大蘇(おおそ)ダム(熊本県産山村)について「漏水を防ぐのか、新たな水源を求めるのか地元と協議したい」と述べる一方で、対策費が巨額になれば、追加工事を実施しない可能性にも言及した。
大蘇ダムをめぐっては、給水予定地の住民が7月、当時の石破茂農相に速やかな水漏れ防止工事と計画通りの水量確保を要望しているが、赤松氏は会見で「仮に(水漏れ工事に)何十億円も何百億円もかかるのなら、現実にそんな余裕はない」と指摘した。
また「どれだけの要望や需要量があるのか、現地関係者の話を聞かなければならない」と述べた上で、大蘇ダムも含め農水省が建設中の農業用ダムについて「地域の要望で建設されることが多く、大きな反対運動が起きているとは聞いていない。もめている八ツ場ダムや川辺川ダムとは違う」と強調した。
大蘇ダムに対しては、鳩山由紀夫首相も就任前の7月に「わが党としては『なぜこんなダムにさらにお金を投入するのか』という思いだ」としていた。
2009/09/29 19:27 【共同通信】
266
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/09/30(水) 14:12:37
>>169
福田昭夫も無役なんだよなあ。
南摩、湯西川、中止すべき ダム建設で民主・福田氏
(9月30日 05:00)
民主党の福田昭夫衆院議員は29日、下野新聞の取材に応じ、民主党政権が掲げたダムなど全国
143事業の見直しに関連し、鹿沼市の思川開発(南摩ダム)と日光市の湯西川ダムは中止すべきだとの
考えを示した。両ダムは同氏の地元にあり、知事時代には思川開発を見直し事業規模を縮小した。また
福田氏は同日、馬淵澄夫国交副大臣と会談し、両ダム中止の考えを伝えるとともに利根川流域全体で
ダムの見直しを検討することなどを提言したという。
(中野勲)
一問一答は次の通り。
−ダム事業見直しをどう受け止めている。
「全部見直すという大方針は大賛成で、本体工事をストップさせることが大事。ただ地域振興や橋、道路
の付け替えといった生活再建は続ける。その上で、それぞれの流域の検討委員会で、水需給計画と実際
の給水実績などの事実関係を検証し、本当にダムが必要なのかどうか明らかにすべきだ」
−本県では南摩ダムと湯西川ダムが含まれる。両ダムはどうすべきだと思うか。
「両方ともやめた方がいい。治水、利水両面からみて現状で十分。数字でしっかり検証すれば、どちらも
やらなくて済むことになると予想している」
−南摩は知事時代に規模を縮小し事業参加を決断した経緯があるが。
「当時の阿部和夫鹿沼市長がダムから水道水がほしいということだったので存続した。だが今の佐藤信
市長は水道水として優先的に使う考えはないとしている。人口減がはっきりしてるし、社会経済情勢も
変わっている。中止にもっていける可能性が非常に高い」
−湯西川に関しては、知事時代は容認の立場で、05年の総選挙では反対に転じている。なぜ変わったのか。
「私としては(中止した)東大芦川ダムも南摩ダムも湯西川ダムも全部おかしいと思っていた。しかし、
関係自治体の首長がほしいというのに、知事がダメだというわけにいかない。見直して一部を容認したと
いうことだ」
−国交相らに本県の現状を伝える予定は。
「きょう馬淵副大臣に会い、流域検討委員会を開催してその中で見直しすることを薦めてきた。八ッ場
(群馬)だけでなく利根川流域全体で見直すということ。副大臣は『分かりました。参考にします』とのこと
だった」
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20090930/212889
270
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/01(木) 11:15:08
誰が説明するのだろうか。
> 中止派と推進派で割れている民主党・無所属の会は、1日に党本部から党のマニフェスト(政権公約)に
> 中止を掲げた経緯などの説明を受けることになった。
都議選での築地移転、新銀行東京になりかねないと思うけどなあ。
> 計8人が質問する自民の会派幹部は、「総力を挙げて、建設推進に向けた決意を県民に訴えたい」と話す
政権交代@埼玉/知事「中止 国は根拠を」
2009年10月01日
◇八ツ場ダム 県議会質疑
県議会9月定例会の一般質問が30日から始まった。前原誠司国土交通相が中止を表明した八ツ場
ダム(群馬県)について、建設推進の立場から自民、公明の議員が県の対応を質問した。同ダム建設
中止派と推進派で割れている民主党・無所属の会は、1日に党本部から党のマニフェスト(政権公約)に
中止を掲げた経緯などの説明を受けることになった。
6日までの一般質問で、自民、公明、刷新の会の3会派の質問者はすべて、同ダム建設推進の立場
から県の対応などをただすことにしている。計8人が質問する自民の会派幹部は、「総力を挙げて、建設
推進に向けた決意を県民に訴えたい」と話す。
民主党・無所属の会は4人が質問に立つが、そのうち茅野和広県議が5日にダム建設推進の立場で
質問する予定。茅野県議は、「無所属だから民主党本部の考え方とは関係ない」とし、「必要だと思うから
質問する。県がしっかり推進するよう、問いたい」と話している。1日に党本部からマニフェストについて
説明を聞いても「推進を求める質問は変わらない」という。同会派は「質問は個々の権利。内容を会派で
制限するようなことはしない」との姿勢だ。
9月30日の一般質問では、鈴木義弘(自民)、福永信之(公明)両県議が、ダム建設中止の場合の代替
案や事業費について質問。上田清司知事は代替案について「同等以上の利水、治水の効果が(ダム完成
予定年度までの)あと6年で得られ、事業負担がより少ないこと」「地元の方々に納得いただくこと」が「前提」
としたが、代替の水源確保や治水対策は「困難」と指摘した。また、「トータルで考えれば完成させたほうが
高くつくと(国交相が)発言しているが抽象的。納得できる根拠を示してほしい」と批判した。
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000000910010001
271
:
チバQ
:2009/10/01(木) 21:32:47
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20090930ddlk26010522000c.html
畑川ダム計画:府議会、政権交代で丁々発止 知事VS府議 /京都
前原誠司国土交通相が挙げる全国143カ所のダム事業見直しで、その一つとして府が国の補助で京丹波町下山に計画している畑川(はたがわ)ダムが29日の府議会で取り上げられた。16日に仮締結した本体工事契約が審議対象。共産党の前窪義由紀議員が代表質問で「政府の見直し姿勢を無視した建設強行」と批判したが、山田啓二知事は「地域要望が高い」などと続行に理解を求めた。
同ダムは地下水や谷水などに頼る旧丹波・瑞穂両町の上水道確保と治水のため92年度に事業採択された。高さ34メートル、総貯水量196万立方メートルの重力式コンクリートダムで、完成目標は12年度末。
当初40億円だった総事業費は断層を避けるためなどで77億円に膨張。18・5%が町負担で残額を府と国が折半し、昨年度末までに用地費やつけ替え道路などに計37億3400万円が支出された。8月24日に本体工事が21億6300万円で落札されている。
山田知事は「昨年の府公共事業再評価委員会で継続妥当とされた」などと説明。前窪議員に「入札は駆け込みで再検討が必要。知事はいったん始めたダムは止められないのか」と再質問されると、「残りの事業規模や違約金などを総合的に勘案し、今年度予算を交付決定した国の責任も踏まえている。私も南丹ダムと福田川ダム(京丹後市)は中止した」などと反論。さらに前窪議員が「町の人口は伸びる要素がない」と述べたのに対し、知事が「頑張っている地元を切り捨てるような発言はひどい」と逆襲する場面もあった。【太田裕之】
272
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/01(木) 22:28:19
>>270
大河原だったらしい。しかし、相変わらず民主党の地方議員は、レベルが低いなあ。
> 県議から「もっと丁寧な説明が必要だ」などの怒号が飛ぶ場面もあったという
八ツ場ダム問題 「党は説明責任果たせ」民主県議
2009.10.1 21:40
群馬県の八ツ場(やんば)ダム建設中止問題で、埼玉県議会会派「民主党・無所属の会」は1日、
民主党公共事業検討小委員会事務局次長の大河原雅子参院議員を招き、建設中止に関する説明を
聞いた。参加県議によると、大河原氏からの説明に目新しさはなく、県議から「もっと丁寧な説明が
必要だ」などの怒号が飛ぶ場面もあったという。
会派の矢部節代表によると、説明会は会派内に中止派と推進派がいることから、足並みをそろえる
ために非公開で実施。会派全員の18人が参加した。
参加した県議によると、説明会では中止、推進を問わず、「国民や地方議員へ説明責任を果たせ」
「もっと中止の根拠を示すデータを出せ」などの意見が続出したという。
終了後、矢部代表は説明会を会派の方針を決める判断材料にするとの考えを示したが、中止か推進か
の方向性は明言しなかった。
会派所属議員のうち半数の9人は、県議会の超党派議員でつくる「八ツ場ダム建設事業の推進を
求める県議会議員連盟」に参加している。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/091001/stm0910012143019-n1.htm
273
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/02(金) 09:58:03
>>272
今日も政局コラムで再考を訴えていた産経とは、ニュアンスが違う。
『04年にチーム、党で議論』 八ッ場ダム『中止』 民主系会派に経緯説明
2009年10月2日
県議会の民主党系会派「民主党・無所属の会」は一日、同党が衆院選のマニフェスト(政権公約)で、
八ッ場(やんば)ダム(群馬県)の建設中止を盛り込んだ経緯などを、同党の大河原雅子参院議員から
説明を受けた。
同会派(十八人)は建設推進と反対に意見が割れており、会派としての統一見解をまとめるため、
党本部の説明を求めていた。
党の公共事業検討小委員会事務局次長を務める大河原氏は、記者団に「二〇〇四年に八ッ場ダムの
プロジェクト・チームを立ち上げ、中止と地域の生活再建法案を作る課題について、党として(議論を)
積み上げてきた」と述べ、唐突に中止を掲げたのではないと強調した。
開会中の県議会には、八ッ場ダムの建設中止を求める県民からの請願書が出されており、同会派の
矢部節代表は「常任委員会で審議される八日までに、会派の方向性を決める」と述べた。 (杉本慶一)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20091002/CK2009100202000097.html
275
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/02(金) 10:06:09
もう2枚目がリンク切れか・・・
449 名前: ◆SEXhsKF7.. [sage] 投稿日:2009/10/02(金) 01:39:05 ID:hzR4M7dH
東京新聞特報面 八ッ場ダム
http://download1.getuploader.com/g/1%7Cagarose/11/yanba1.jpg
http://download1.getuploader.com/g/1%7Cagarose/12/yanba2.jpg
276
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/02(金) 10:42:01
>>272-273
県議→枝野→大河原。そこから前原ら国交省政務三役には繋がっているのかな。
> 同会派の矢部節代表が9月、党の見解を聞きたいと、枝野幸男・同党県連代表に要望。枝野代表が、
> 「経緯に最も詳しい」として、党公共事業検討小委員会事務局次長の大河原議員に説明を頼んだという。
政権交代@埼玉/「もっと丁寧に説明を」
2009年10月02日
◇八ツ場ダム 民主系県議、不満も
八ツ場ダム(群馬県)の建設をめぐり、民主党の大河原雅子参院議員が1日、県議会を訪れて説明会を
開いた。県議会の民主系会派の民主党・無所属の会が党本部にマニフェスト(政権公約)に建設中止を
掲げた経緯の説明を求めたことを受けたもの。説明会後、県議からは「具体的な代替案がなく納得できない」
「国民にもっと丁寧に説明すべきだ」との意見が出た。
◇党側「見直す一里塚」
同会派(18人)所属の9人が県議会の同ダム建設推進議連に参加する。「党のマニフェストについて
事前に説明がない」との意見があり、同会派の矢部節代表が9月、党の見解を聞きたいと、枝野幸男・
同党県連代表に要望。枝野代表が、「経緯に最も詳しい」として、党公共事業検討小委員会事務局次長
の大河原議員に説明を頼んだという。
会派側は「広く知ってもらうために」と説明会を公開する予定だったが、大河原議員側が「一参院議員で
政府を代表していない」と拒否し、冒頭のみの公開となった。
説明会には会派の全員が出席。「地域と話し合いをせずに中止を表明し、予算を凍結するのはいかがか」
「大臣の『財政負担が大きくても』といった発言はマニフェストに反する」など、治水、利水でダム以上の
効果が得られ、財政負担が少ない具体案を示すよう、質問書を渡した。
大河原議員は、党内では以前から公共工事見直しが議論され、04年に八ツ場ダムのプロジェクトチーム
を立ち上げ、建設中止を決めていたといった経緯を説明、治水、利水に問題はないと述べ、公共事業を
見直す一里塚だと理解を求めたという。
しかし、具体的なダムの代替案については「これから」などと示されず、推進派の県議からは「まったく
納得できない。党への不信感が高まっただけ」などと不満が漏れ、中止派の県議からも「もっと丁寧に
説明してほしかった」との声が聞かれた。
枝野県連代表は「前の政権の中で地方議会や議員はそれぞれ考えてきたが、政権交代によって国の
枠組みが急に変わり、考え方に時間的ずれや手続きのずれが起きることは不自然ではない」と話した。
開会中の9月定例県議会に出されているダム建設中止を求める請願や、他会派の県議らが提案を
検討中の事業推進を求める意見書などへの会派の対応について、矢部代表は「団会議をこまめに開き、
話し合いで会派としての意見を調整したい」としている。
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000000910020003
277
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/02(金) 12:09:20
>>274
谷垣はこっちのパンドラを開いたか。
中止撤回を求める政治的論理を組み立てられるかな。
対する前原・馬淵は、関連事業を含む工事費や、利水・治水と水需要などの数字を再試算して、
手ぐすねをひいて待っていることだろう。
八ッ場ダム中止撤回求める、と現地で谷垣総裁
自民党の谷垣総裁は2日、八ッ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)の建設予定地を訪れ、地元住民と
意見交換した。
谷垣総裁は、「皆様が心配されている原因は、私たちが政権交代を許してしまったこと」としたうえ、
「ある特定の事業を血祭りに上げてやるのはいかがなことか」と民主党政権を批判、建設の中止撤回を
求めていく考えを示した。
地元からは、大沢正明知事や高山欣也長野原町長、八ッ場ダム推進吾妻郡住民協議会の萩原昭朗
会長ら約30人が参加した。
(2009年10月2日11時28分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091002-OYT1T00388.htm
278
:
ももだぬき
:2009/10/02(金) 13:02:20
自公の連中は利権政治をやりまくったから許せん。いまだに、利権にマインドコントロールされてるよ。地元でも推進派は少ないはず。
279
:
とはずがたり
:2009/10/02(金) 15:57:34
原因が利水者の撤退なら利水予定者にも応分の負担を求めるべきだ。大阪府と箕面市なんちゃうやろねぇ。
>淀川水系の余野川ダムは、治水と上水道供給を行う多目的ダムとして昭和58年に着工。その後利水者が撤退し、平成20年に国が建設中止を正式決定している。
余野川ダム負担金11億円を返還要求 大阪府箕面市
2009.10.2 00:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091002/lcl0910020000001-n1.htm
国土交通省が建設中止を決めている大阪府箕面市の「余野川ダム」について、同市の倉田哲郎市長は1日、過去に用地買収費用などとして国に支払った約11億円の返還などを求める意見書を前原誠司国交相に提出する意向を明らかにした。
淀川水系の余野川ダムは、治水と上水道供給を行う多目的ダムとして昭和58年に着工。その後利水者が撤退し、平成20年に国が建設中止を正式決定している。
箕面市が返還を求めるのは、平成3〜14年度に、主に用地買収費として国へ支払った計約11億円。国が事業清算費として支払いを求めている5千万円の追加負担金の撤回も求める。倉田市長は「ダムから受ける恩恵はなく、お金を払う理由はない」と主張している。
一方、大阪府の橋下徹知事は1日、箕面市が返還を求めている約11億円のうち、府が約5億円を負担していることを理由に「国が事業を中止するなら、府民の税金なので、戻してもらうのが当たり前」と述べ、国に対して府の負担分の返還を求める意向を示した。橋下知事は倉田市長に連絡を取り「共闘しよう」と伝えたという。
近畿地方整備局は「現段階ではコメントできない」としている。
ダム負担金で橋下知事「悔しい」「国交省・地方整備局を解体したい」
2009.10.2 11:55
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091002/lcl0910021155003-n1.htm
国土交通省が建設を中止した大阪府箕面市の「余野川ダム」をめぐり、大阪府の橋下徹知事は2日、同市が国に返還を求めている約11億円のうち府の負担分約4億7千万円について、「国に負担金を払っているダムが中止になったのに、返してくれという話がなぜ府から出なかったか悔しい」と、府職員に対して怒りをぶちまけた。
また、建設中止は箕面市も合意し、追加負担は法律に基づいた請求などと一部報道にコメントした国土交通省近畿地方整備局に対しても、「ふざけたコメント。取りにいって解体してやりたい。(関西)広域連合に入ったら許さない」と厳しく非難した。
府によると、ダム近くのニュータウン「箕面森町」開発で、箕面市の負担金約11億円のうち約4億7千万円を府が負担。このほかダムの治水負担についても約23億円を国に直接支払っているという。
橋下知事は同日朝、緊急の部長会議を開いて担当者から詳しい事情を聴き、今後の対応を協議した。
橋下知事は「府民のお金を取られて、完成物がなくてそのままというのはあり得ない。取り戻せないなら、国に払う金を止めて相殺する」と話した。
280
:
とはずがたり
:2009/10/02(金) 16:33:53
漸く無駄遣いの数字が上がってきたようだ。
ダム:48事業で2兆円増 国交省計画 工事変更が影響
http://mainichi.jp/select/today/news/20091002k0000e020064000c.html
2009年10月2日 15時0分 更新:10月2日 15時0分
国土交通省が計画・建設中の全国48のダム事業で、事業費が建設決定時の想定から軒並み膨らみ、合計2兆円以上増加して、総経費が約6兆5000億円に上っていることが、同省や各地方整備局への取材でわかった。工期の延長や追加工事、物価上昇などが主な理由で、さらに増える可能性もある。費用に見合う効果があるのかどうかが、今後のダム事業見直しの目安となりそうだ。【野田武】
48のダム事業は72年以降、順次建設が決定され、完成までにかかると見込まれた予算総額は約4兆4000億円だった。ところがその後、新たな地盤対策工事が必要になったり、工期延長のために人件費が増えたりして約2兆1000億円増の約6兆5100億円になっている。
最も増加割合が大きいのは大滝ダム(奈良県、建設決定は72年)で、当初見込みの230億円が15.8倍の3640億円になった。政府が建設中止を打ち出す八ッ場(やんば)ダム(群馬県、同86年)は2110億円が4600億円(2.2倍)、川辺川ダム(熊本県、建設決定は76年)も350億円が3330億円(9.5倍)と増加している。
大滝ダムでは、着工後に、地滑り対策などが新たに必要とわかり、追加工事が相次いだことが主な要因。ダム本体の工事は終了しているが、追加工事が続いている。八ッ場ダムでは、建設決定後の詳細な地質調査で弱い部分があることが分かり、取り付け道路のルート変更や新たな橋が必要になった。
増加の大きなダムは、八ッ場ダムのように詳細な調査の結果、工事変更や追加工事が必要になったりしたケースが多い。当初の1・8倍の2440億円となった胆沢(いさわ)ダム(岩手県、建設決定は90年)を管轄する東北地方整備局は「詳細に事前に調べられれば、工事に入ってからの事業費もそれほど変わることはない。しかし事前の調査費用が少ない中で見積もりを出さないといけないので、実際には事前に100%の調査はできない」と事情を説明している。
前原誠司国交相は今年1月、名古屋市であった市民団体主催のシンポジウムで、「誤謬(ごびゅう)だらけの金の使い方」の一例として、ダム事業費増加問題を挙げ、「政権交代で金の使い方を変える必要がある」と述べている。
281
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/02(金) 17:14:43
>>280
この記事、私も貼り付けようと思ったのですが、詳しく見ると現時点(民主政権以前)で
既に分かっている事業費増加問題ですね。
例えば八ッ場の場合、記事にあるとおり86年の計画を03年11月に見直した数字(2110億→4600億)で、
03年の計画が10年開業を前提にしていた以上、更に膨らむことは確実。
野党時代に前原がこの問題を提起している以上、民主政権の元で新たな見直しの数字が
出てくることは確実でしょう。
282
:
とはずがたり
:2009/10/02(金) 17:17:21
なるほど〜。
なんの数字の精査もなくこれだけ出てくるって訳ですね。
283
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/02(金) 17:23:21
>>210
>>250
のダム日記の取材(zakzakだけど)。
へえー。そういえばJr.3人はおとなしいですね。火傷すると分かってるのか。
> 群馬の県政関係者は「中選挙区時代、ダム建設予定地の旧群馬3区は、福田赳夫、中曽根康弘、
> 小渕恵三の元首相が激しく争っていた。当時、福田氏はダム推進派で、中曽根、小渕両氏は反対派に
> 近かった。自民党が政争の具にしていた」
八ツ場ダム問題、推進派のデータはニセ情報だらけ!?
2009.10.02
政権交代の象徴となっている八ツ場ダム(群馬県長野原町)の建設中止問題で、前原誠司国交相は1日、
本体工事の入札を中止する方針を明言、2日にも国交省関東地方整備局が正式決定する。こうした中、ダム
建設の根拠となったデータなどに“ニセ情報”が紛れ込んでいるとの指摘がある。背後に何があるのか…。
「建設途中の橋脚や地元の反発ばかりが取り上げられているが、本当にこのダムが必要なのか否かを、
正確なデータをもとに冷静に判断すべき」
こう話すのは、全国のダム問題を取材しているジャーナリスト、まさのあつこ氏。最近、自身のサイト「ダム
日記2」に、「八ツ場ダムの七不思議」を掲載した。
第1の“ニセ情報”は「工事の7割が終わっている」というもので、事実は「総事業費4600億円の7割を
使った」。八ツ場ダムは1952年に建設計画が浮上。総事業費は当初の2倍以上という4600億円まで
膨張したが、ダム本体工事は未着工。今年6月9日付の政府答弁書では、昨年度末時点で、付替国道は
6%、付替県道は2%、付替鉄道は75%、代替地造成は10%しか完成していない。
「ダム建設は少なめに予算を見積もり、事業が始まると膨張する。総事業費は国債、地方債の利子を
含めると9000億円。工事の進捗状況を見ると、1兆円を超えかねません」(まさの氏)
第2は利水(水需要)に関する情報。国交省は八ツ場ダム建設の目的の1つを「東京、埼玉、千葉、茨城、
群馬の1都4県の都市用水の確保」としている。だが、利根川水系にはすでに11のダムがあり、首都圏
への水供給を主目的としていた群馬・戸倉ダムは2003年に建設中止となった。
「計画当時は水不足が深刻だったが、1970年代半ばに横ばいになり、現在の水需要は減っている。
戸倉ダムの中止も『水余り』が理由。八ツ場ダムが完成予定の2015年には、利水予定の各県で人口
減少が始まっている。東京都も日量最大690万トンの供給力に対し、170万トンが余っている」(同)
第3は治水(防災)効果だ。
八ツ場ダムは、戦後最大の被害をもたらした47年のカスリーン台風(死者1100人)を契機に、大雨
などに対応する目的でも計画された。しかし、「国交省のカスリーン台風再来を想定した資料では、
八ツ場ダムの治水効果は『ゼロ』。07年9月の台風9号で100年に一度の大雨が同ダムの集水域に
降ったが、下流域に被害はなかった。そもそも、人命にかかわる治水目的のダムならば、57年間も建設
が遅れたこと自体が問題」(同)という。
公共事業には、多くの建設業者が参入するため、雇用対策という一面もある。加えて、同ダムの関連
事業を受注した民間企業や公益法人には、国交省から46人の天下りが確認されている。
こんな指摘も。群馬の県政関係者は「中選挙区時代、ダム建設予定地の旧群馬3区は、福田赳夫、
中曽根康弘、小渕恵三の元首相が激しく争っていた。当時、福田氏はダム推進派で、中曽根、小渕両氏
は反対派に近かった。自民党が政争の具にしていた」と語る。
まさの氏は「ダム建設には、さまざまな思惑が交錯している。前原大臣は住民や関係知事らと議論し、
最善の結果を導くべき。行政の犠牲になった住民を忘れないでほしい」と語っている。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20091002/plt0910021202000-n1.htm
284
:
神奈川一区民
:2009/10/02(金) 17:34:35
>>283
自分はジャーナリストのまさのあつこさんとは面
識があります。当時、まさのさんはサトケンの秘
書をしていました。その頃から環境問題に精通し
ていました。だいぶ前の話ですが。とても、まと
もな方です。
前原氏自身もよく存じ上げてると思いますよ。
民主党もこういう人から意見を聞いた方がいいと
思います。
285
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/02(金) 18:03:05
それは凄い。
サトケンの話は
>>212
にもありますが、いろいろ繋がっているんですね。
286
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/02(金) 18:42:44
> 公共事業のあり方と景観が争点となったこの日の判決については、「方向性は共感するところも多々
> ある」とする一方で「鞆の浦とダムは少し分けて考えた方がいい」と指摘。
> 2ダム中止についても「景観を守る(ため)とは一言も言っていない」と強調、公共事業中止のモノサシで
> 重視するのはあくまでもコスト面との姿勢だ。
クローズアップ2009:広島・鞆の浦埋め立て差し止め 公共事業、あり方転機
<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>
瀬戸内海国立公園の景勝地、鞆(とも)の浦(広島県福山市)の埋め立て差し止めを県に命じた1日の
広島地裁判決は、公共工事のあり方に一石を投じた。コスト面を重視する民主党が政治主導で、八ッ場
(やんば)、川辺川ダム事業中止の方針を決め波紋が広がる中、この日の判決は開発より景観に重きを
置いた。しかし、中止することにより地元住民や自治体の反発を招きかねないという点では共通する。
1審段階とはいえ、判決は公共工事ストップの課題を改めて浮き彫りにした形だ。(25面に判決要旨)
「今後の推移を見守っていきたい」。1日午後の閣議後会見で、前原誠司国土交通相は控訴を含む
広島県の対応を見守る姿勢を示した。公有水面埋立法(公水法)では埋め立て工事の免許を出すに
当たり、県知事は国交相の認可を得る必要がある。認可するかどうかについても「前提が整っていない」
と慎重な姿勢に終始した。
民主党のマニフェストに基づき、前原国交相は就任直後、八ッ場、川辺川の2ダム事業を中止すると
明言している。2ダム事業の中止は、「今後の公共事業のあり方を見直していくうえでの入り口」と幅広く
とらえる姿勢を見せつつも、発言はあくまでダム事業見直しに重点があった。
公共事業のあり方と景観が争点となったこの日の判決については、「方向性は共感するところも多々
ある」とする一方で「鞆の浦とダムは少し分けて考えた方がいい」と指摘。
2ダム中止についても「景観を守る(ため)とは一言も言っていない」と強調、公共事業中止のモノサシで
重視するのはあくまでもコスト面との姿勢だ。現在、景観か開発かを争点に争われているのは、香川県の
景勝地・寒霞渓(かんかけい)(小豆島町)近くに予定された「新内海ダム」の再開発工事をめぐる訴訟が
あるが、こうしたケースは少数だ。しかし、事業の結果、景観が損なわれているケースは少なくないとの
指摘もあり、判決が公共事業を見直す動きが改めて出てくるきっかけとなる可能性もある。
一方、今回の鞆の浦埋め立てについては、鞆町の再生策として賛成派からは期待されていた。2ダム
事業とは同列視できないものの、公共事業ストップをめぐり、地元とあつれきが生じるのは八ッ場ダムの
ケースを見ればすでに明らかだ。
この日は、群馬県議会が八ッ場ダム建設中止撤回を求める意見書を可決した。前原国交相は「決議は
重く受け止める」としつつも中止方針に変更がないとした。地元の理解を得るためのハードルは高い。
判決は公共事業を中止する基準の難しさを改めて示す結果となった。【石原聖】
287
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/02(金) 18:43:12
◇町再生策仕切り直し
判決を受け、埋め立て・架橋計画の地元、福山市鞆町の住民や行政側には、計画を当初案通り進める
ことは困難になったとの見方が広まりつつある。町には過疎・高齢化や、車がすれ違えないほど狭い
道幅、建物の老朽化などの課題が山積。賛成派住民は、計画が実現すればそうした課題が一気に解決
すると期待をかけてきた。計画が中止になった場合、町の再生策はゼロからの仕切り直しとなる。
鞆町の人口は1960年代以降減り続け、61年の1万3144人が、09年には4957人と3分の1近くに
まで減少。65歳以上の割合は08年3月末現在で40・2%に上り、全国平均の2倍近い。住民には
「鞆の町からは若者が流出し、衰退するばかり」と危機感を訴える声が多く、賛否にかかわらず、新たな
町づくりの必要性があることでは一致している。
市や賛成派住民は架橋によるバイパス道路で交通混雑を解消し、埋め立て地に観光バスなどを収容
する大型駐車場等を整備し、地区を活性化したいと主張。計画に付随して、市は下水道整備や老朽化
した建築物への修理費補助を行う予定で、判決にかかわらず進める方針だ。
一方、反対派住民は、橋の代わりに山側にトンネルを掘ってバイパス道路とする案を提示。判決は
トンネル案を「交通混雑は相当程度解消される」と評価した。【前本麻有】
◇国民意識、高まりも
今回の判決の背景には、景観保護に関する国民意識の高まりもある。和歌山市の景勝地「和歌の浦」
の架橋工事を巡る景観訴訟の原告団長を務めた薗田香融(こうゆう)・関西大名誉教授(80)は、89年の
提訴時に「歴史的景観権」という概念を初めて盛り込んだとされる。敗訴はしたが、景観保全を目的とした
訴訟に影響を与えた。05年には「良好な景観の形成」を目指す景観法も施行。薗田名誉教授は「提訴
した20年前はバブル期でリゾート開発が盛んだったころ。自然環境への関心が高まると同時に、景観
保全の意識も強くなった」と話した。
国立マンション訴訟で原告団幹事を務めた上原公子・前国立市長(60)も「大きな工事をすると経済
効果が高いという『神話』がバブル期まではあったが、今回の判決で、いかに景観が歴史、文化的に
重要なものかが示された」と喜んだ。【田倉直彦、前本麻有】
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20091002ddn003010033000c.html
288
:
とはずがたり
:2009/10/02(金) 19:04:19
>>284-285
有名な方なんでしょうか?
なにやら調べてみるとパワフルな女性の方のようなので面識有る神奈川1区さんが羨ましいっす。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/3471/masano-1.htm
「80円で川1本救おう!」
そのメッセージは1995年2月、まだインターネットも普及していなかったパソコン通信の時代、ニフティ・サーブの掲示板にアップされました。
「80円で川1本救おう。
開いてくださって有難うございます。
今日より、「ダム日記」の連載を始めます。」
書き出しは、こんな風でした。
ダム日記。それは、まさのあつこがこのあとの人生をかけて長く取り組むことになる、深くて豊かで、だからこそ苦しみもたくさんある「水脈」への入り口となりました。
まさのあつこ、31歳。当時、彼女は3万円のアパートで冷蔵庫も持たずに暮らす不思議な女性でした。
つい先日まで、1年間かけて南米を旅していた彼女は、日本にいた時代に眠る時間をナポレオン並みに削って手に入れた完璧な英語力と、渡米したあと、2週間でものにしたスペイン語力を武器に、ザックひとつで身軽に旅する"バックパッカー"だったのです。
日本と違い、いつ殺されるか、犯罪に巻き込まれるか分からない南米の旅の中で、彼女は守るべきものの順を「命、女(としての自分――レイプの可能性などからの)、パスポート、金」と決めて、常にヒリヒリするような緊張感を持ちながらも、充分に楽しんだ日々を過ごした彼女は、帰ってきたとき、当然のことながら無職でした。
旅行でお金もほとんど使ってしまった。職を探しても、「今」使えるお金がない。そんな中で、彼女はいつものように"今、自分の武器は何か?"を自らに問いました。
これは後述しますが、彼女がある人の出会いから得た、人生の指針なのです。そして、そのときに出た結論。まずは英語、スペイン語、それから……。
「バックパックだー!」
お金がなくても、いつもバック一つですぐ次の場所に旅立っていた南米での暮らし。いや実は、普通、一人暮らしに必要だと思われている様々なもの――冷蔵庫や、洗濯機や、たくさんの洋服、たくさんの食器etc…は、なくても「生きていける」ものだったのです。だから、住処もひと部屋の、3万円の部屋で上等。
「それに、私はこれからの人生、今まで私が得たものを還元するために使うのだから、自分のためのものはいらないや」。
そう彼女はつぶやいたかもしれません。そう、彼女は帰国したとき、胸の中にある決心を抱いていたのでした。
289
:
神奈川一区民
:2009/10/03(土) 00:11:56
>>288
自分もそんなに詳しくは知りません。
ただ、面識があるだけです。10年前の
話です。見た目は普通の人です。その
ころから、サトケンは環境問題に関心
がありました。ただ、サトケン周辺は
関心がなく、自分が関心をしめしたと
ころ紹介していただいた次第です。
環境問題について色々教えていただき
ました。本人は、多分自分のことを覚
えていないと思います。
今も信念を曲げずに頑張っているの
はすごいと思います。
290
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/04(日) 00:37:35
確か現地視察は明日(今日)の予定
2009年10月03日 政治
「地元の意向聞き、判断」 「泡瀬地区」で前原沖縄担当相
前原誠司沖縄担当相は3日、県庁で仲井真弘多知事と会談し、沖縄市の泡瀬地区埋め立て事業を
めぐる今後の対応について「控訴審の判決も見ながら、県や沖縄市としっかり相談させていただき、
われわれも判断していきたい」と述べ、地元の意向も重要な判断要素になるとの認識を示した。また、
「泡瀬については『1区中断、2区中止』と話したが、中断は中止ではない。一度立ち止まり、これから
どうするか。特別自由貿易地域の現状や泡瀬干潟の環境保全の観点も踏まえ、相談させていただきたい」
と語った。
前原担当相の来県は就任後初めて。
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-10-03-S_008.html
291
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/04(日) 11:28:49
渓谷→ダム湖で客が来ると思ってる八ツ場もそうだが、干潟→埋立じゃ客は増えんだろ。
判決次第だが、一期継続・二期中止の東門の希望どおりになると思うのだが、一期も反対している
28人中5人の市議と東門の関係はどうなってるのだろう。
国交相が「総合的判断」要請 沖縄・泡瀬干潟埋め立て
沖縄県を訪問中の前原誠司国交相・沖縄北方担当相は4日、沖縄市の泡瀬干潟の一部を埋め立てる
人工島造成事業の現場を視察し、同市の東門美津子市長と会談。前原氏は埋め立て事業によるホテル
や観光客誘致の効果に疑問を呈した上で「夢を持つのは分かるが、巨額投資をしてペイできるかどうか、
総合的な判断をお願いしたい」と述べた。
東門市長は2期工事は困難としているが、1期工事は推進という立場から、前原氏に対して「沖縄市は
県内でも失業率が高く、市民所得も低い。(陸地には)米軍嘉手納基地があり、市民は海に発展を求めた。
市議会では28人中23人が推進派だ」と事業継続に理解を求めた。
視察現場で前原氏は国、県、市の職員らに事業の進ちょく状況などを熱心に質問した。
前原氏はこれまでに埋め立て事業について「1期は中断、2期は中止」と表明。事業への公金支出
差し止め訴訟の控訴審判決が15日に言い渡された後、県や沖縄市と相談して最終的な方針を示すことに
している。
2009/10/04 10:52 【共同通信】
泡瀬干潟を視察する前原沖縄北方相(左)=4日午前、沖縄県沖縄市
http://img.47news.jp/PN/200910/PN2009100401000155.-.-.CI0003.jpg
292
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/04(日) 11:29:16
>>291
本文URL
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100401000154.html
293
:
チバQ
:2009/10/04(日) 23:32:01
>>290-291
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091005k0000m040029000c.html
泡瀬干潟:前原担当相 沖縄市長に埋め立て中断など伝える
埋め立て事業の是非が問われている泡瀬干潟=沖縄市で本社機から2008年3月、矢頭智剛撮影 前原誠司国土交通・沖縄・北方担当相は4日、沖縄市で東門(とうもん)美津子市長と会談し、同市沖で進む泡瀬(あわせ)干潟埋め立て事業について1期工事の中断と2期工事中止の方針を伝えた。東門市長は1期工事の推進を求めたが、前原氏は「本当に必要な事業なのかどうか」と採算性と必要性に強い疑念を表明し、再考を促した。
同事業は国と県が泡瀬沖約200メートルの海約187ヘクタールを埋め立て、県と沖縄市が約130ヘクタールを買い取ってホテルや観光商業施設を誘致する計画。埋め立て事業費は約489億円で、泡瀬干潟約266ヘクタールのうち、約2割が消失するとされる。
民主党は衆院選マニフェスト(政権公約)の土台となった「09年政策集」で同事業を「環境負荷の大きい公共事業」と位置付け、08年にまとめた「沖縄ビジョン」では「1期中断、2期中止」を明記。前原氏は就任直後、中断方針を明言している。【三森輝久、西田進一郎】
294
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/05(月) 13:58:40
重い言葉だ。
> 当初は埋め立て地の大部分を県、市が購入してホテルや商業施設を誘致する計画だった。
> 沖縄相は「本当にホテルが誘致できるのか」と疑問を呈し
泡瀬干潟埋め立て 中断指示・・・沖縄相、最終判断前に
沖縄県内を3日から視察していた前原沖縄相は4日、那覇市で記者会見し、鳩山政権が是非を検討
している沖縄市の泡瀬干潟埋め立て事業の工事を中断させたことを明らかにした。事業を巡る公金支出
差し止め訴訟の控訴審判決言い渡しを15日に控えており、判決後、地元の意向を聞いて事業を継続
するかどうか最終判断する予定だ。
泡瀬干潟は南西諸島最大の干潟とされ、埋め立て事業は1987年に沖縄市が構想を策定。事業費は
約490億円で、国、県が埋め立てを担当し、当初は埋め立て地の大部分を県、市が購入してホテルや
商業施設を誘致する計画だった。
東門美津子・沖縄市長は2007年12月、着工済みの第1区域(約96ヘクタール)は土地利用計画の
見直しを前提に推進し、未着工の第2区域(約91ヘクタール)は規模縮小する方針を表明。前原沖縄相
は鳩山政権発足直後、「第1区域は中断、第2区域は中止を検討する」との意向を示していた。
前原沖縄相は記者会見で、第1区域の埋め立て工事については「『中断』ですので、止めるということを
お願いした。(地元に採算性を)見つめ直してもらい、総合的に検討する」と述べた。しかし、第1区域の
埋め立て地の周囲を固める護岸工事に限っては、「高波などで崩れる危険もあり補強が必要」として継続
しているという。
内閣府沖縄総合事務局の担当者によると、干潟の希少生物の産卵期に当たる4〜7月は埋め立て
工事を中断。8月に再開する予定だったが、訴訟の継続を理由に今年度の工事の入札をいったん見合わ
せた。その後、前政権下の8月末、「入札を11月13日に実施する」と公告したが、埋め立て工事は
事実上行われていない。
同事務局は「新政権発足後、沖縄相から工事中断を指示された。県、市との話し合いで継続の方針が
決まらなければ、入札の実施は難しい」としている。
前原沖縄相は会見に先立ち、東門市長と会談。市長は「市の活性化のため、第1区域は進めたい」と
訴えたが、沖縄相は「本当にホテルが誘致できるのか」と疑問を呈し、控訴審判決や採算性などを基に
方針を再考し、見解をまとめるよう要請した。
(2009年10月5日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okinawa/news/20091005-OYT8T00479.htm
295
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/05(月) 16:37:44
本当に乗ってたのかw
> SL好きで知られる前原国交相は4月25日、「SL人吉」の一番列車で人吉へ来ていた
武者返し:視察 /熊本
前原誠司国土交通相が川辺川ダム予定地を視察し、現地で改めて中止を表明した。同じ中止でも、
八ッ場ダムの地元群馬県長野原町民が意見交換を拒否したのとは対照的に、五木村民との意見交換会
には村民の6分の1の250人が参加した。
メディアは村の怒りとやるせなさを伝えたが、個人的には昨年の蒲島郁夫知事の訪問時と比べて、
和やかな意見交換会だったと思う。国交相から「必ずまた来る」との言質も得た。意見の異なる相手の話
を聞こうとする前向きな姿勢は、村の将来につながる。
SL好きで知られる前原国交相は4月25日、「SL人吉」の一番列車で人吉へ来ていた。次はじっくりと
腰を落ち着けて話し合い、SLの写真を撮影できるくらい時間の余裕を持って来てほしいものだ。
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20091005ddlk43070378000c.html
296
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/05(月) 17:11:36
zakzak的八ツ場ダム問題
前原“テツ”の一念!?八ツ場ダム中止に鉄道ファンがエール
2009.10.05
群馬県の八ツ場(やんば)ダム建設中止を表明した前原誠司国土交通相に対し、“テツ”と呼ばれる
鉄道ファンたちがエールを送っている。ダムが完成すると、JR吾妻線の一部が水没するため、移設工事
が現在進んでいるが、この移設によって鉄道遺産として名高い「日本一短いトンネル」が廃止されて
しまうのだ。テツたちの間では「大臣はトンネルを守るためにダム中止に頑張っているのではないか」との
声まであがっている。
八ツ場ダムが完成すれば、吾妻線の川原湯温泉駅は水没してしまう。そのため国交省は、1999年
から同線の岩島−長野原草津口で線路の付け替え工事を進めてきた。同省の八ツ場ダム工事事務所
によると、移設工事は全長10.4キロのうち、すでに9キロが完了。同省はダム工事が中止しても吾妻線
移設は進める方針で、2010年度末までの開通を目指している。
だが同事務所は「大臣は視察の際に『JR(の移設)に関してはまた相談します』と話しており、残りの
工事に関する正式なGOは出ていない状態」と説明する。
川原湯温泉駅は吾妻川の渓谷にあり、土砂流出による被害を避けるため、1時間の雨量が20ミリを
超えると電車の運行を休止していた。同事務所は「新たな線路のほとんどはトンネル区間で、雨に対する
弱さを克服できる。地元の住民からは『工事はぜひ進めてください』との声をいただいている」という。
ただ、テツたちの心境は複雑だ。川原湯温泉駅から東に約2キロの場所には日本一短いトンネルとして
有名な、全長7.2メートルの「樽沢トンネル」があるからだ。
トンネルの開通は1946年。普通なら、この程度の岩は崩してしまうが、「工事関係者が現在もトンネル
の上にある一本松を残したかったから」など、その誕生には心温まる逸話が多い。ダムが完成しても水没
は免れるが、鉄道用トンネルとしての役目は終える。“現役”でなくなることを残念がるテツは多い。
そんなテツたちが期待しているのが、政界随一の鉄道ファンとして知られる前原氏だ。蒸気機関車の
撮影や時刻表の分析が趣味で、その写真は秩父鉄道が2008年SLカレンダーの表紙に採用したほど
の腕前。そのため、一部のテツたちはネット上で「前原氏はトンネル保存のためダム中止に踏み切った」
「テツとしての初仕事は樽沢トンネルを守ったことになるだろう」などと噂し合っているのだ。
果たして、筋金入りのテツ・前原氏はどんな決断を下すのか。前原事務所では「(吾妻線付け替え工事
については)まだ何も決めていません」と説明。移設中止の可能性は、まだ消えていない。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20091005/plt0910051605005-n1.htm
297
:
とはずがたり
:2009/10/05(月) 18:48:02
>>295
公私混同ww
内閣の支持率が高い内は良いけど批判が強くなってきた時にやったら批判されそうだw
>>296
流石に
>土砂流出による被害を避けるため、1時間の雨量が20ミリを超えると電車の運行を休止していた。同事務所は「新たな線路のほとんどはトンネル区間で、雨に対する弱さを克服できる。
なんで,樽沢トンネルなんかは吾妻線は新線に移設して廃止せにゃどうしようもないでしょうねぇw
298
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/05(月) 20:30:22
>>297
いやいや、
> 前原国交相は(国交相になる前、野党時代の)4月25日、「SL人吉」の一番列車で人吉へ来ていた
という意味でした。それで最後の
> 次は〜SLの写真を撮影できるくらい時間の余裕を持って来てほしいものだ
という流れになります。
紛らわしいので、自分も注釈入れようと思ったのですが、怠りました。
でも、楽しそうだw
http://www.maehara21.com/blog/photo.php?blogid=8&archive=2009-4-25
299
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/06(火) 00:12:39
ちょっと趣向の変わった利水の話。
日本に建設業は数多あるのに、国際進出は韓国どころか、中国にも大きく遅れているのが事実。
大手建設は水で海外進出を 国交相、公共事業費削減で
前原誠司国土交通相は5日、都内で開かれたセミナーで基調講演し、公共事業費削減の影響を受けて
いる大手建設業者が今後成長するためには、「水ビジネス」で海外進出する必要があるとの考えを示した。
前原氏は「日本の運輸、建設業を国際化していきたい」と述べ、国交省として海外進出の成長戦略を
描いていることを明らかにした。さらに建設業に対しては「公共事業のパイが減るからといって地方で
小さい仕事をダンピングして取り合うのではなく、大手ゼネコンは外に出てほしい。その中で一つの大きな
柱は水ビジネスになる」と訴えた。
また「世界で安全な飲料水にアクセスできない人口は8億8400万人いる」などと指摘し、具体的な
分野として上下水道の整備などを例示。運輸分野では「新幹線を世界に広めていきたい」と強調した。
この後のパネルディスカッションで前原氏は、海外での上下水道の整備などを通じて国際的な水問題
の解決に貢献する戦略を練るため「政府の国家戦略室を活用したり、水問題に関する閣僚委員会を立ち
上げたい」と述べた。
また下水処理に伴い発生する汚泥からメタンを回収する神戸市の取り組みなどを紹介。「下水道に
関するノウハウは世界に広めることができるのではないか」と語った。
2009/10/05 23:43 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100501000927.html
水問題で閣僚委設置へ=前原国交相
前原誠司国土交通相は5日夜、都内で開かれたシンポジウムに出席し、上下水道といった水問題に
関する関係閣僚委員会の設置を検討する考えを明らかにした。国交省のほか、厚生労働省など関係
省庁が連携し、水ビジネス関連企業の発展途上国などへの進出を後押しするのが狙い。
(2009/10/05-23:05)
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2009100500858
300
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/06(火) 10:38:50
川辺川がモデルケースになって、八ツ場の不穏な動きを牽制することを望みます。
川辺川ダム代替治水案、熊本知事が国に早期提示要望へ
川辺川ダム(相良村)建設計画を巡り、蒲島知事は、代替治水案の早期提示を国に要望することを
決めた。前原国土交通相と15日までに会談できないか調整しているという。
5日に開かれた県議会総務委員会で県が明らかにした。前原国交相は、川辺川ダムの建設中止を
明言。代替治水案については、9月にダムを視察した際、「国として、できるだけ早く代替案を提示したい」
との意向を表明した。
蒲島知事は「国が主体的に治水対策を検討してほしい」と要望しており、改めて前原国交相に直接
面会し、一日も早い代替治水案の提示や、計画で水没予定地を抱える五木村の生活再建事業の着実な
推進などを働きかけるという。
(2009年10月6日 読売新聞)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/kumamoto/20091006-OYS1T00229.htm
301
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/06(火) 17:21:31
>>159
>>230
泡瀬干潟投資「ペイできるの」
2009年10月06日
前原誠司沖縄担当相は4日、沖縄県沖縄市の東門美津子市長と会談し、同市で国と県、市が進めて
いる泡瀬干潟の埋め立て事業について「巨額の投資をしてペイできるのか。市民から市長が預かって
いる税金の使い道としてどうなのか。トータルの判断をお願いしたい」などと述べ、事業の採算性や公金
の支出としての的確性を考慮したうえで、事業継続の是非を判断するよう求めた。
同事業は、泡瀬干潟の一部を含む沖縄市沖の約187ヘクタールを埋め立てて、リゾート開発する計画。
前原氏はこの日、埋め立て工事の現場を視察し、東門氏と会談した。東門氏が、嘉手納基地などの米軍
基地が市の面積の3割以上を占める現状を説明し、「(市が)発展していく場は、海(の埋め立て)しかない
という思いが市民にある」と理解を求めたのに対し、前原氏は「夢は分かるが、(埋め立て地に)本当に
ホテルが誘致でき、観光客が来るのか。過大な投資をして大きな負担がのしかかるのであれば、社会
保障費や教育費を削らなくては、ということになる」と指摘。投資に見合う経済効果を上げるのは難しい
との認識をにじませた。
八ツ場ダムなど大型公共工事の中止を相次いで表明している前原誠司沖縄担当相が4日、就任後
初めて、埋め立て事業が進む泡瀬干潟(沖縄県沖縄市)を視察した。事業の採算性などに疑問を投げ
かけ、「中断」を明言する前原氏に対し、反対派の住民らは期待を寄せるが、推進派も「地元の声を
聞けば、必要性は分かってもらえる」と一歩も引かない。民主党県連内の意見も賛否が分かれており、
対立は深まる一方だ。
南西諸島で最大といわれる泡瀬干潟を望む沖縄市の東海岸。前原氏が訪れた4日朝、工事現場の
入り口前では、道をはさんで推進派の約90人、反対派の約40人がそれぞれ集会を開いた。
「事業は市民の願い」「新しい雇用を」。そんな横断幕やのぼりを掲げた推進派の参加者は「基地経済
に翻弄されてきた生活からの脱却を」「工事なくして沖縄の未来はない」と訴えた。
干潟ではすでに1期工事の埋め立てが始まっている。仲井真弘多知事も、元社民党衆院議員の東門
美津子市長も推進の立場だ。前原氏が就任翌日の9月17日に「中断」を表明すると、推進派が多数を
占める市議会は翌18日に「地元の意向を全く無視するもの」と事業継続を求める抗議決議を可決した。
市議の新里八十秀さんは「地域の声を聞き、事業の中身を見てもらえれば、沖縄市の未来に必要な
事業だと理解してもらえる」と強気だ。
一方の反対派。「泡瀬干潟を守る連絡会」のメンバーらが「歓迎」「一期中断・二期中止を」と横断幕で
アピールした。干潟近くに住む桑江直哉さん(35)は「干潟に生息する生き物の多様性を知ってもらえれば、
いかに無駄な公共事業か分かるはずだ」という。
会のメンバーらが起こした訴訟では、那覇地裁が昨年11月、「経済的合理性がない」として県と市に
公金の支出差し止めを命じた。県と市の控訴で裁判は続いたが、15日には二審の判決が出る。前原氏
はその結果を踏まえて判断する意向だ。桑江さんは「司法の後押しがあれば、中止以外に選択肢はない。
無駄な公共工事中止の全国第1号に」と期待を寄せる。
地元の住民が割れるなか、民主党も足元が定まらない。
今回の総選挙で沖縄4区で初当選した瑞慶覧長敏衆院議員はこの日、県連代表の喜納昌吉参院議員
とともに反対派を激励。事業中止を求める要請書を前原氏に取り次いだ。
これに対し、沖縄市を抱える沖縄3区で初当選した玉城デニー衆院議員は推進の立場。前原氏が3日
に「(1期工事の)中断というのは中止ではない」と説明したことや、4日に採算性などを考慮するよう
求めたことなどについて「しっかりやりなさいという意味」と前向きにとらえている。
http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000000910060002
302
:
とはずがたり
:2009/10/07(水) 12:38:48
>八ツ場ダムの総事業費は4600億円。そのうち、3210億円がすでに投じられている。
公共工事の総事業費なんて安めに見積もってどんどん増やしてゆくもんなんだし,市民団体の怪しげな1000億上積みとか云う数字ではなく,先ずは4600億を撤回して日本の優秀な河川官僚謹製の正しいまともな見積もり数字を出して,それが5000億なのか7000億なのかを踏まえて議論・報道して欲しい所。
【イチから分かる】八ツ場ダム 中止か継続か 問題長期化
2009.10.7 07:46
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091007/plc0910070749008-n1.htm
八ツ場ダムの建設現場
先の衆院選で大勝し、連立政権を発足させた民主党は、マニフェストに掲げた公約の実現に向けた動きをスタートさせている。中でも「税金の無駄遣い」と名指しした「八ツ場(やんば)ダム」(群馬県長野原町)について、前原誠司国土交通相は就任直後から、早々と中止を表明した。一方で、地元住民らは中止表明を歓迎するどころか猛反発し、徹底抗戦の構え。住民側が建設継続を求める八ツ場ダムとは、どんなものなのか。(小川寛太)
◇
群馬県北西部の長野原町を、西から東に流れる吾妻川の中流に、八ツ場ダムの建設予定地はある。国の名勝「吾妻峡」や800年以上の歴史がある「川原湯温泉」があるなど、美しい景観や豊かな自然に囲まれた観光地でもある。
八ツ場ダムは、治水や首都圏への水供給などを目的に、平成27年度の完成を目指す多目的ダムで、現在は道路の付け替え工事や水没5地区住民の移転作業などが進んでいる。しかし、鳩山政権の誕生を受けて、前原国交相はダム建設中止を明言し、下流1都5県の知事らは一斉にこれらの対応を非難。前原国交相は住民の生活補償を約束したが、住民側は「中止ありきの協議は応じられない」と、話し合いもできない状況だ。
終戦直後の昭和22年、カスリーン台風の影響で増水した利根川が埼玉県内で決壊し、1千人を超える死者が出た。被害を繰り返さないため、27年に八ツ場ダム建設計画は持ち上がった。
ただ、川原湯温泉が水没することなどから、地元住民らは半世紀以上にわたり建設中止を国に訴え続けてきた。しかし、国の生活補償案が示されると賛成に回る住民も出始め、昭和62年には、現地調査を受け入れる苦渋の決断をした。「ダムを造ることで、すべての問題が終結するはずだった。今になって中止と言われても…」。反対運動の中心だった竹田博栄さんは、住民の気持ちを代弁する。
八ツ場ダムの総事業費は4600億円。そのうち、3210億円がすでに投じられている。
建設を中止すれば、下流1都5県が拠出した事業費の返還や生活再建関連費などで2230億円が必要とみられ、さらなる上積みもある。残事業費1390億円を上回るが、事業費がさらに1000億円ほど増額される可能性を指摘する市民団体もある。
また、八ツ場ダムの目的とされる治水や利水の効果でも、「建設されても13センチ水位を下げるしか効果はない」「ダムがなければ水利権を失い、渇水になる」など双方の意見が対立。前原国交相と地元住民も妥協点を見いだせる様子はなく、問題は長期化しそうだ。
◇
■名前の由来、有力な3説
八ツ場ダムの名前は、なぜ「やんば」と読むようになったのか。地元の群馬県長野原町によると、「八ツ場」はダム建設現場の小字名に由来しているという。地名の由来は諸説あるものの、有力な説が3つある。
(1)狭い谷間に獲物を追い込み、矢を射た場所である「矢場(やば)」の読み方が変化して、やんばと読むようになった(2)狩猟を行う場所に落とし穴が8個あったため、「8つの穴場」というのが「やつば」になり、「やんば」へと代わった(3)川が急流であることから「谷場(やば)」と呼ばれたのが、「やんば」に変化した−。
同町の担当者は「地名自体は鎌倉時代以降に付けられたのではないかと思われるが、正しい由来も含めて明確なことは分からない」という。全国の地名の由来などを調べている「日本地名研究所」の金子欣三事務局長は「建設現場の近辺は狩りの盛んな場所だったことが、地名からも読み取れる。『谷』を『やつ』と読む場所も、全国的に少なくない」と、(1)か(3)が有力な説であるとし、「地元の通称として、『ツ』を『ん』と読んだのではないか」と分析している。
303
:
とはずがたり
:2009/10/07(水) 12:57:47
闊葉樹林(広葉樹林)の方が針葉樹林よりも保水機能が高いかと思ってたけどそんな事は全然ないのだそうな。ちょっと意外。
針葉樹を伐採して闊葉樹にする事で脱ダムと脱花粉症を狙ってたんだけどなぁw
森林土壌の保水機能
研究調整官 加藤 正樹(現 立地環境研究領域長)
http://www.ffpri-skk.affrc.go.jp/sj/sj28p2.html
はじめに
…森林に降った雨は、樹冠部で遮断蒸発する一部を除いて、多くが林内雨や樹幹流として地表面に到達します。土壌中に浸透した雨水は、土壌の孔隙(空隙、間隙ともいう)に一時貯留され、植物に吸収されたり地表面から蒸発する部分を除いた残余分が徐々に移動流出します。すなわち、森林の持つ水源かん養機能の主役は「土壌」が担っていることになります。
土壌の孔隙と保水のメカニズム
土壌中には、粘土粒子の間のような非常に微細な孔隙から、ミミズの巣穴のように大きな孔隙まで、さまざまな大きさ(太さ)の孔隙が網の目のように張り巡らされています。土壌に浸透した雨水は、大きな(太い)孔隙中では速く、小さな(細い)孔隙中では毛管張力が作用するためゆっくりと移動します。あまりに大きな孔隙では、水を貯留することはできません。逆に、小さすぎる孔隙では、重力より強い毛管張力が働くため、水が下方に移動できなくなります。従って、水源かん養機能には、水を一時貯留し、しかも徐々に下方に移動できる一定範囲の大きさの孔隙が重要になります。 …
保水容量の評価事例
…(水利科学研究所,1974)をみると、森林土壌の貯水能に影響を与えている要因は、強い順に地域?土壌型?土壌堆積様式?地質・母材?標高?地形?林種?林型となっています。
地域規模の事例としては、…貯水能に影響を与えている要因は、強い順に地質?標高?土壌型?地形?植生?林齢?堆積様式?地域?粗密度となっています(村井ほか,1980)。…また、土壌の厚さと保水容量との間には、図1のように強い関係が認められます。
おわりに
これまでの調査研究から、保水容量は植生や林相よりも土壌の孔隙組成と厚さに規制され、土壌母材や地質条件に左右される面の強いことが分かってきました。これは、地質によって地形や土壌型分布が異なること、母材によって風化形態が異なり、生成する土壌の性質、特に保水機能の主体を担う下層土の厚さや物理的特性が強い影響を受けるためと考えられます。一方、降雨の受け入れ口として重要な働きを持つ最表層の土壌は、森林の管理によって影響を受けやすい特徴を持っています。そのため、ヒノキなどの人工林で適切な間伐が行われず、林床植生が欠如して地表面が裸地化すると、雨滴衝撃によって降雨浸透能の高い表層土壌が流出したり目詰まりして、大雨の時に十分に降雨を土壌中に浸透できなくなる可能性があります。
森林土壌の生成には、数千年、場合によっては数万年という期間が必要であり、森林の持つ多様な機能を維持向上するためには、土壌を保全する取り扱いが最も重要な点の一つです。
Q&A Q: 長伐期化が土壌の成熟をもたらし、保水機能を高めますか?
A: 土壌の保全という面からは、短伐期施業を繰り返すより有効です。ただし、土壌の生成や成熟には、数百年から数千年オーダーの長期間を要します。
Q: 林相ごとに水の貯留量に関する数値がありますか? ブナなどの広葉樹林は保水機能が高いといわれますが本当ですか?
A: 茨城県加波山で31年生のヒノキ人工林と隣接する同齢の落葉広葉樹林で調べた例があります。表2に示したように、両林分で土壌の保水容量に大きな違いが認められていません。これまでの調査事例では、土壌の保水機能には植生や林相の影響は比較的小さいようです。むしろ、その場の地質、土壌の孔隙組成や厚さなどの影響が強いようです。ブナ林の土壌が針葉樹人工林の土壌より保水機能が高いという実証的な研究事例はほとんどありません。
Q: 森林の保水機能には、樹木や根に含まる水の影響はないのですか? また、厚い落葉層が水を貯めているのではありませんか?
A: 樹木に含まれている水は、樹体を維持することや葉からの蒸散に使われてしまいます。そのため、植物は水の消費者であり、供給者でも貯留媒体でもありません。一般的な森林では、落葉層の保水容量は、多い場合でも10mm程度に過ぎません。落葉層は表層土壌の保全には大変有効ですが、保水機能の主体は土壌層、特に、厚い下層土層が担っています。
304
:
とはずがたり
:2009/10/08(木) 01:00:45
マスコミは批判してこそ輝くわけですが自民と一緒に下野した産経も遵法性から論じるなど舌鋒鋭く活躍してます。
これから民主は裁判所の支出差し止めの判例を覆して行かねば成らない訳で,何度も云ってるけどまともな試算の数字をしっかり出して輿論を誘導して行かねばならない。
【八ツ場ダム】建設中止は法令違反 関係都県「法に基づく手順と根拠を」
2009.10.6 01:30
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091006/plc0910060130000-n1.htm
前原誠司国交相が表明した八ツ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)の「建設中止」をめぐって、関係自治体から「法令違反」との指摘が出始めている。ダム建設を取りやめる場合は、法律では自治体との事前協議が義務づけられているからだ。国交相は、所管法令の適正執行を担う省庁の最高責任者。「大臣は法令を十分理解されているのだろうか」。地元、群馬県の関係者からは、こんな声も聞かれる。群馬県は近く、ホームページ(HP)上で新政権発足後の経過の問題点と、県の見解を明らかにする方針だ。
特定多目的ダム法(特ダム法)に照らすと、ダム計画を廃止「しようと」する際、国交相は「あらかじめ」群馬県だけでなく埼玉県、東京都など下流域の都県知事と協議しなければならない。
前原国交相は就任直後の先月23日、「まず現地を見たい」として八ツ場ダムの視察に訪れ、大沢正明知事と面会している。しかし、これは急に決まったもので議会の議決などもなく「法に基づく協議の場ではない」(群馬県)という。
群馬県に限らず、利根川下流1都4県の自治体との協議もこれまで開かれておらず、群馬県幹部は「明らかに国交相が法令違反を犯す異常事態が続いている」と主張している。
同県関係者は「八ツ場建設はそもそも国の事業。国が必要だと言い出し、私たち県が協力する経緯をたどった。私たちはダムは必要だと考えているが、百歩譲って必要ないなら必要ないでそれなりの根拠と手順があるはずだ。法を大臣自らが破っては、国への信頼が揺らぐだけでなく、行政秩序自体が成り立たなくなる」と話す。
特に同県が重視しているのは、中止根拠となるダムの必要性について、前原国交相が「事業再評価をするつもりはない」と言い切った点だ。
305
:
とはずがたり
:2009/10/08(木) 01:00:57
>>304-305
さらに、地元自治体には「地元や関係都県などの理解を得るまでは、特ダム法に規定する基本計画の廃止に関する法律上の手続きを始めない」としながら、実際は工事中止や来年度予算の概算要求に八ツ場関連予算を盛り込まないと明言し、入札中止に踏み切るなど事態が進んでいることも不満を増大させている。
同県幹部は「大臣は中止だけ言い、合理的根拠も示さないのでは、われわれも対応しようがない。こんなやり方は民主党が掲げる地域主権にも反するし、今後、地方と国が対立し、都県が国を提訴するという前代未聞の事態すら想定せざるを得ない」という。
特ダム法に罰則規定はないが、中止の違法性が問われる“逆訴訟”に発展すれば、問題はさらに泥沼化する。これまでの八ツ場ダム建設の是非が争われた訴訟では、いずれもダムの必要性が認められていることも、決して軽視できない。
八ツ場ダムをめぐっては、建設反対派住民計187人が、1都5県に建設事業費の支出差し止めを求めて訴訟を起こしている。すでに3地裁では判決が出ているが、いずれもダムの必要性を認め、住民側敗訴の結論を下している。
訴訟は平成16年11月に東京、前橋、水戸、千葉、さいたま、宇都宮の6地裁で一斉に起こされた。
住民側はそれぞれの裁判で、各都県が水需要の実績を無視した過大な需要予測を行っていること、八ツ場ダムが完成しても利根川の治水対策として機能することはないことなどを主張。必要性のないダムに自治体が事業費を負担していると違法性を訴えた。
東京は今年5月、前橋と水戸は6月に判決が出たが、いずれも「(都や県が行った)水需要予測に不合理な点は認められず、利水対策や水害防止のためにもダムは必要」などとして自治体の負担に合理性があるとの判断を下した。いずれも住民側は東京高裁に控訴。残る3地裁でも訴訟が続いており、千葉では12月22日に判決が出される予定だ。
前原国交相が建設中止を表明したことで、反対派住民からも裁判を続ける意義を問う声があるが、政権交代後に初めて開かれた9月26日の弁護団会議では裁判を続ける方針が確認された。
弁護団長の高橋正利弁護士は「まだ国が何を考えているか分からない。中止の法的手続きに入るまで提訴は取り下げない」と追及の姿勢を緩めておらず、今後の裁判所の判断も注目される。(安藤慶太)
■特定多目的ダム法第4条4項 国土交通大臣は、基本計画を作成し、変更し、又は廃止しようとするときは、あらかじめ、関係行政機関の長に協議するとともに、関係都道府県知事および基本計画に定められるべき、又は定められたダム使用権の設定予定者の意見をきかなければならない。この場合、関係都道府県知事は、意見を述べようとするときは、当該都道府県の議会の議決を経なければならない。
306
:
おま天
:2009/10/08(木) 02:19:03
>>300
牽制というか、川辺川の件をスムーズに解決して、
「ダム中止によって住民の生活がむしろ良くなった。」
と思ってもらえる結果を残すことで、他のダム問題を抱えてる
地域の住民の感情を解きほぐすきっかけにしてほしいと思いますね。
「ダムを進めないと自分達の生活は良くならない」
という役所と自民党による刷り込みから解放してあげるためにも。
307
:
とはずがたり
:2009/10/08(木) 02:43:05
>>306
諫早湾の干拓でもそんな凝り固まった地元感情がありましたね。。
>「ダムを進めないと自分達の生活は良くならない」
>という役所と自民党による刷り込み
308
:
とはずがたり
:2009/10/08(木) 23:08:51
「日本一の水道水」に問い合わせ殺到
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091008t15048.htm
「日本一」に選ばれた大崎市鳴子温泉の水道水
宮城県大崎市鳴子温泉のペットボトル入り水道水「鳴子の水」がテレビ番組の企画で「水道水日本一」に選ばれ、「どこで手に入るのか」と問い合わせが市に相次いでいる。
鳴子の水は番組で「まろやか」と評されたが、災害用の備蓄水のため残念ながら非売品。「なぜ売れないのか」と詰問調の電話もあり、担当者は「日本一は名誉だけど…」と困惑気味だ。
コストを考えると、販売目的の生産は難しいというが、せっかくの日本一の看板。市は「ぜひ鳴子温泉に足を運び、風呂上がりにおいしく味わって」と誘い水を向けている。(大崎)
2009年10月08日木曜日
309
:
とはずがたり
:2009/10/09(金) 17:11:29
取り敢えず凍結だけど凍結という言葉が強いので慎重にいってるのか?地方のダムも査定次第では補助金をカットするなどの施策も必要かもね。代替的に自由に使える交付金を満額とまで行かずに増やした時ダムにどの程度使うかどうかみものだw
48ダム事業、新段階に入らず 前原国交相が表明
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/2009100901000326.htm
前原誠司国土交通相は9日、国と独立行政法人水資源機構が進める全国56のダム事業のうち、48事業について「2009年度内に新たな段階には入らない」と述べ、(1)用地買収(2)付け替え道路などの生活再建工事(3)ダム本体建設のために行う流路の切り替え(4)本体工事―について、新規契約を結ばず、事業を一時凍結することを表明した。
国交省によると、新規契約を予定し影響が出るのは、北海道開発局所管の「サンルダム」など5件の事業にとどまるという。
10年度予算における個別のダム事業の取り扱いについては、政府予算案提出までに決めるとしている。
一方で、道府県が事業主体となり国が補助する87のダム事業については「各知事の判断を尊重する」と述べた。これらの方針は9日中に関係自治体へ伝える。
前原氏は凍結する48事業についても、現在行われている本体工事や、八ツ場(群馬県)や川辺川(熊本県)の両ダムで実施中の生活再建工事は継続すると明言。補助対象のダムについては「自治体の判断を尊重したいが、補助金を出すので、国としても(必要性の)検証を加える」とした。
2009年10月09日金曜日
310
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/09(金) 17:32:16
ついに対象拡大。
今年度は中断、政務三役で定める一定の基準とともに、各ダムの資料を来年度の方針とともに
公開する流れになるか。
前原国交相:国直轄48ダム凍結…今年度、契約含め
前原誠司国土交通相は9日、国直轄のダム事業について、今年度は、新たに用地買収や本体建設
工事などの契約手続きに進まないと述べた。国と水資源機構が建設中の直轄ダムは全国に56あるが、
うち48ダムで現段階の工事は行うものの、次の建設段階には進まないことになり、ダム建設が一時的に
ストップすることになる。閣議後会見で明らかにした。【石原聖】
国交省によると、国直轄の56ダムのうち、すでにダム本体があり、放流能力の増大など維持管理段階
にある8ダムは除いた。48ダムはそれぞれ段階は違うものの建設中だが、現段階から▽用地買収
▽生活再建工事▽水の流れを切り替えるための転流工工事▽本体工事−−の次の段階に移ることは
今年度はしないという。
国交省が事業主体のサンルダム(北海道)と平取ダム(同)、水資源機構が主体の思川開発(栃木県)、
木曽川水系連絡導水路(岐阜県)、小石原川ダム(福岡県)の5ダム事業では、本体建設に移行する
段階だった。平取ダムについては7日に予定された関連工事の開札が当面延期されている。国交省
主体の胆沢ダム(岩手県)や設楽ダム(愛知県)などは現段階の工事が継続される。
前原国交相は、道府県が事業主体で国交省が補助している87の「補助ダム」については工事の発注
を含む事業の進め方について各都道府県知事の判断を尊重するとしたが、「補助を出すかどうか相談
していただくこともある」と述べた。9日、各都道府県に前原国交相の方針を伝える。
国交省は継続中の全143ダムのうち、今年度完成の6ダムと今年度中止となった上矢作ダム(岐阜県)
を除く136ダムについて政務三役を中心に見直し、来年度のダム事業の進め方は来年度予算案の提出
時までに明らかにする方針。すでに前原国交相が中止を明言した八ッ場ダム(群馬県)と川辺川ダム
(熊本県)も含まれる。
毎日新聞 2009年10月9日 12時09分(最終更新 10月9日 14時31分)
http://mainichi.jp/photo/archive/news/2009/10/09/20091009k0000e010047000c.html
48ダム一時凍結、次段階工事に進まず…国交相
(略)
◆凍結するダム事業◆
【建設段階】〈北海道開発局〉幾春別川総合開発、夕張シューパロ、沙流川総合開発、サンル、留萌
〈東北地整〉津軽、胆沢、森吉山、成瀬、長井 〈関東地整〉湯西川、霞ヶ浦導水、八ッ場
〈北陸地整〉利賀〈中部地整〉新丸山、設楽 〈近畿地整〉足羽川、大戸川、大滝、紀の川大堰
〈中国地整〉殿、尾原、志津見 〈四国地整〉中筋川総合開発、山鳥坂
〈九州地整〉大分川、嘉瀬川、川辺川、立野、本明川
〈沖縄総合事務局〉沖縄東部河川総合開発、沖縄北西部河川総合開発
〈水資源機構〉思川開発、川上、丹生、小石原川、大山、木曽川水系連絡導水路、滝沢
【実施計画調査段階】〈東北地整〉鳴瀬川総合開発、鳥海
〈関東地整〉荒川上流ダム再開発、吾妻川上流総合開発、利根川上流ダム群再編
〈中部地整〉上矢作 〈九州地整〉筑後川水系ダム群連携、城原川、七滝
(2009年10月9日12時59分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091009-OYT1T00533.htm
311
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/09(金) 17:35:46
>>309
> 取り敢えず凍結だけど凍結という言葉が強いので慎重にいってるのか?
河北の記事は毎日
>>310
の↓の部分が抜けているので、そういう疑問が出てしまうのだと思います。
「来年度の予算策定まで」凍結との趣旨でしょうね。
> 国交省は継続中の全143ダムのうち、今年度完成の6ダムと今年度中止となった上矢作ダム(岐阜県)
> を除く136ダムについて政務三役を中心に見直し、来年度のダム事業の進め方は来年度予算案の提出
> 時までに明らかにする方針。
312
:
とはずがたり
:2009/10/10(土) 00:57:36
>>311
なるほど。
取り敢えず執行せず来年度本予算策定時に厳正に査定って感じっすかね。
313
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/10(土) 12:14:27
中止基準について。
> 前原大臣はダムの事業費に対して、治水や水の有効利用などの効果を算出する今の評価手法の
> 見直しを進める方針
> ダムの必要につき、これまで国交省が出したデータに対する不信はかなり強い。まず国民の前に
> すべての情報を公開するのが第一だ。精査も国民にわかるように、透明な場で行う必要がある。現在、
> 地方整備局などに設けられている事業評価監視委員会のように、事業者の意向を追認する疑いの強い
> 組織には任せられない。
ダム 見直し基準提示が課題か
10月10日 5時54分
前原国土交通大臣が、9日に国直轄のダム工事を今年度中は一時凍結するなど、ダム事業の抜本的な
見直しを表明しましたが、地元の住民や自治体に大きな影響を及ぼすだけに、中止を判断する場合には
明確な基準を示すことが求められそうです。
前原国土交通大臣は9日の記者会見で、大型公共事業を見直す政権公約を実現するため、すでに建設
中止を表明している「八ッ場」と「川辺川」の2つのダムに続き、国などが直轄する48のダム事業について、
今年度中は用地買収や本体工事などの新たな段階に入らないことを表明しました。そのうえで、年末まで
には全国のすべてのダム事業について中止や補助金の凍結などの判断を示す方針です。
しかし、地元の住民や自治体からは、事業の突然の見直しは生活や地域経済に大きな影響を及ぼす
だけに受け入れられないという批判の声も出始めています。前原大臣はダムの事業費に対して、治水や
水の有効利用などの効果を算出する今の評価手法の見直しを進める方針ですが、中止を判断する場合
には明確な基準を示すことが求められそうです。
http://www.nhk.or.jp/news/t10013035821000.html
【社説】
ダム・導水路 凍結で十分な再評価を
2009年10月10日
前原誠司国土交通相が木曽川水系連絡導水路や設楽ダムを含む四十八事業を、事実上凍結する方
針を公表した。地元の反応はさまざまだが、個々の事業の冷静な再評価で今後の方針を決めてほしい。
国と水資源機構が行う五十六ダム事業のうち、五事業は工事を見送り、四十三事業では本年度、
新たな段階に入らないとし、計四十八事業を事実上、凍結した。思い切った決定といえる。
上矢作(岐阜県)、大戸川(滋賀県)などのダムはすでに中止または凍結の方針が出されている。
今回の議論の的は木曽川水系連絡導水路が工事を見送る五事業に、設楽ダム(愛知県)が新たな段階
に入らない四十三事業に含まれたことである。
導水路は、徳山ダム(岐阜県揖斐川町)の水をダム下流の揖斐川から木曽川まで地下トンネルで送る。
水資源機構が本年度、本体着工を予定していた。目的に名古屋市、愛知県への都市用水供給、木曽川
水系の異常渇水時、河川の正常な機能維持をかつての国交省は強調した。
しかし水需要予測の過大などを根拠に、事業費の一部を負担する名古屋市の河村たかし市長が、事業
から撤退を表明したのは周知の通りだ。愛知、岐阜、三重三県は事業に執着するが、木曽川水系の
水あまりを理由に、学者らの導水路は不要との主張も根強い。
設楽ダムは今年初め、国、県、町が建設に同意したばかり。すでに始まった用地買収交渉や工事用
道路の建設は続けられるが、来年度以降は未定のまま。十三日には町長選が告示され、ダム推進と
反対双方から立候補が予定されているが、過去に国が示したダムの治水と利水に関するデータへの
疑問の声も消えていない。
国交省は個別の事業を精査し、二〇一〇年度予算案をまとめるまでに今後の対応を決める。精査
によってなによりも、事業を公正に再評価するのが重要だ。
ダムの必要につき、これまで国交省が出したデータに対する不信はかなり強い。まず国民の前に
すべての情報を公開するのが第一だ。精査も国民にわかるように、透明な場で行う必要がある。現在、
地方整備局などに設けられている事業評価監視委員会のように、事業者の意向を追認する疑いの強い
組織には任せられない。
その上で、ダム湖に水没を予定される住民が生活の基盤を破壊され後戻りできなくなる前に、国は
将来の方針を決断すべきだ。
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2009101002000044.html
314
:
名無しさん
:2009/10/10(土) 14:29:41
http://www.pjnews.net/news/56/20091010_4
PJ: 小田 光康民主・小沢氏の疑惑ダムも建設中止か? 前原国交相が一時凍結方針を表明
2009年10月10日 08:18 JST
胆沢ダム工事事務所webサイトより。 【PJニュース 2009年10月10日】前原国土交通相が9日、全国48のダム建設事業を一時凍結する方針を示した。この中に、岩手県内で建設中の「胆沢ダム」が含まれる。実はこのダム、民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」をめぐる違法献金事件でクローズアップされた疑惑のダムなのである。
複数の報道によると、西松建設の小沢代表側への献金は、ダム工事などを受注するためだったとされる。そのダムの一つが胆沢ダムというわけだ。西松建設は他2社との共同企業体(JV)で06年、国交省東北地方整備局が発注する「胆沢ダム」建設工事の一部の入札に参加し、施設工事を約95億円で落札した。
前原国交相は国や水資源機構のダム48事業について、今年度内には新たな工事手続きには入らず、来年度以降の工事も今後検討するというもの。胆沢ダムもこの方針に含まれる。胆沢ダムは2013年度に完成予定。工事は最終段階の「本体工事」に入っている。総事業費2440億円のうち1618億円がすでに使われた。
国交省はこれまで、地域防災施設として胆沢ダム学習館
をダム予定地付近に付設したり、胆沢ダム工事事務所webサイトを構築するなどで、ダム工事への理解を求めてきた。また、一般市民に工事現場見学会をこれまで5回開き、ダムの必要性を説明してきた。PJは来週の10月17日、この工事現場見学会にPJ藤倉氏と共に参加する予定である。この様子をPJニュースで報告する予定だ。【了】
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000910100002
現在位置:asahi.com> マイタウン> 岩手> 記事
胆沢ダム当面継続 知事「当然のこと」
2009年10月10日
建設が進む胆沢ダム=3月4日、奥州市胆沢区若柳、本社機から、堀英治撮影
前原誠司国土交通相が9日、国と水資源機構が進めるダム事業で、今年度中は新たな段階に入らない方針を表明した。県は「すでに本体工事中の胆沢ダム(奥州市)の事業は継続される」とみており、達増拓也知事は同日、「事業を続けることに問題は感じてなかった。当然のこと」と述べた。
◇
胆沢ダムは国が進めるダムだが、03年に本体工事を着工している。県河川課の佐藤悟総括課長は「国交省からの連絡はないが、条件を見る限り、胆沢ダムは見直しの対象に入らず、年度内は工事を続けることになる」と話した。
来年度について前原国交相は「政府予算案の提出時までに方針を明らかにする」としている。達増知事は「中断する理由はないと思う」と語り、佐藤総括課長は「すでにダムの大部分ができているため、見直す意味があるのかどうか」と話した。
奥州市の相原正明市長は「本体工事もほぼ終了段階まで進んでおり、ぜひ計画通りに建設されることを望む」とのコメントを出した。
見直しを巡って前原国交相が個別のダム名を挙げなかったため、県の担当者らが確認に追われる一幕もあった。ある県幹部は「事業ごとの数値に基づく判断ではなく、政治家の判断で決まるので見通しがつかない。政治主導ですね」と苦笑いした。
前原国交相はまた、各都道府県の進めるダム事業に関しては「知事の判断を尊重する」とした。県は現在、簗川、津付、遠野第2の三つのダム事業を進めており、津付ダムは大規模事業評価専門委員会で再評価の作業が進んでいる。達増知事は「(県内のダムは)必要性がある事業。特に中断する理由はない」と話した。
胆沢ダムは総事業費2440億円。事業は88年に着手し、13年度の完成を目指している。事業進捗(しん・ちょく)率は事業費ベースで75%。
315
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/11(日) 10:46:54
>>136
>>313
設楽ダム。日本の川が枯れる可能性って。
> 国交省は10年に1度の渇水時でも川が枯れないよう水を確保し、生き物を守る環境保全の効果と説明
> するが、実際は効果を計算できないため流水維持に必要な6千万トン級のダム建設費に当たる1269
> 億円を代わりに計上していた。
> 「水を確保するにはダムでためるしか方法がない。その建設費を効果額とみなすのが妥当」(河川環境課)
設楽ダム事業評価水増し 建設費分を流水維持効果として計上
2009年10月11日 09時33分
国土交通省が計画している設楽ダム(愛知県設楽町、9800万トン)の妥当性を示す「費用対効果」の
算出をめぐり、豊川の水量を維持する環境保全の名目で建設事業費とほぼ同額を便益効果として計上、
事業効率の数値を高めていたことが、本紙の調べで分かった。同じ算出手法は他のダムにも使われて
いる。前原誠司国交相がダム事業の見直しに踏み込む中、議論を呼ぶことになりそうだ。
費用対効果は、事業で得られる便益の試算額を建設と維持管理費の支出合計で割った値。国の公共
事業は「1」を超える必要があり、国交省中部地方整備局(名古屋市)によると、設楽ダムは今年2月の
事業評価で「2・8」と公表している。
便益の試算額で「治水」(3230億円)に次いで大きいのが「流水の正常な機能の維持」(1269億円)。
国交省は10年に1度の渇水時でも川が枯れないよう水を確保し、生き物を守る環境保全の効果と説明
するが、実際は効果を計算できないため流水維持に必要な6千万トン級のダム建設費に当たる1269
億円を代わりに計上していた。
こうした試算方法は、1997年の河川法改正で環境保全が重視されて以降、ダムの便益効果に幅広く
用いられるようになった。しかし、建設費の一部が効果に計上されれば、結果的に費用対効果を押し上げる。
国交省によると、流水維持効果を建設費で代用することを公的に裏付けた計算マニュアルや通知はない。
同省は環境保全の効果の試算はできないとした上で「水を確保するにはダムでためるしか方法がない。
その建設費を効果額とみなすのが妥当」(河川環境課)と主張する。
建設費を支出と効果に二重計上する手法は、農林水産省も用水やダム事業で用いていたが、「費用が
効果という理屈はおかしい」との専門家の批判もあり2年前に廃止した。
環境保全を掲げる設楽ダムは、流水維持の水量が貯水量全体の6割を占める。環境保全の効果をゼロ
と仮定すると、費用対効果は「2・0」に低下。国交省が昨年に本体着工した青森県の津軽ダムは、現行
の「1・3」から不採算の「0・6」となる。
設楽ダムは73年に計画発表。農業用水、水道用水、治水などを目的とした国直轄事業で、2020年度
に完成予定。
(中日新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009101190093358.html
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2009101199093358.jpg
※1洪水予想の被害額から算出 ※2ダム建設事業費2070億円のうち国負担から算出
【注】ダム完成から50年分で試算
316
:
とはずがたり
:2009/10/11(日) 21:18:32
【社会】
環境保全は「へ理屈」 まず「ダムありき」
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009101102000144.html
2009年10月11日 朝刊
流れをせき止め、瀬切れの引き金となっている大野頭首工。国は設楽ダムで水量を増やして、川の環境を守ると主張する=愛知県新城市の豊川で
1200億円相当の環境保全効果をもたらす−。現実離れした国土交通省のお手盛りぶりが明らかになった豊川上流の設楽ダム(愛知県設楽町)。環境を隠れみのに事業の正当性を膨らませていたことに、流域の漁業関係者らは怒りの声を上げた。不明朗な算出手法を根拠に計画されたダム事業は全国に広がっており、建設の是非があらためて問われることになりそうだ。
ダムは山からの砂をせき止め、河床の砂を減らし、川を変ぼうさせる。豊川流域には既に2つのダム、5つの頭首工(取水ダム)が造られ、アユは減る一方。「ダムは自然環境を壊す面の方が大きい。へ理屈だ」。設楽ダムより下流側の愛知県新城市の山口忠利・寒狭川下漁協組合長(72)は国の主張にあきれる。
国が重視するのは、同市の大野頭首工からすぐ下流の区間。渇水時に流れが途切れる「瀬切れ」が起きる。しかし山口さんによれば、ここは既に川が細り、魚が消えた区間。「いまは瀬切れしても、死ぬアユがいない」
アユの保存活動に携わる同市の林道敏さん(61)も正常量を流すという国の「使命感」に迷惑顔。「帳尻を合わせて水量だけ戻しても、かえって水がよどむだけ」
国土交通省中部地方整備局は「これまでが水を取りすぎていた。環境を回復させるためにもダムは必要」と主張。しかし、設楽ダムの建設中止を求める会代表の市野和夫さん(63)=同県豊橋市=は「ダムありきの計算を押し通すために、本末転倒の話になっている」と批判する。
中部地整が作製した設楽ダムのパンフレットには、1989年夏の瀬切れで死んだアユの写真がある。しかし実際にどれだけ被害があったのかは「調べてはいない」という。
◆需要減を穴埋め
設楽ダムの計画貯水量は、当初の目的だった農業用水、水道用水が減った穴を、環境保全という「錦の御旗」で埋めてきた。
計画貯水量が1億トンの大台に乗ったのは1996年。水没戸数が増えるため、当時は設楽町が猛反発した。大半を占めたのが流水維持の容量で、2006年には農業、水道用水の需要が構成比13%まで減ったが、流水維持が同61%まで伸びて規模を支えた。
前原誠司国土交通相が建設中止を決めた群馬県の八ツ場ダムは貯水量でほぼ同じだが、治水や利水が大半で、流水維持は3・7%にすぎない。
317
:
とはずがたり
:2009/10/11(日) 22:24:57
>>315-316
画像も必要なので保存しといた。
設楽ダム
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/risui/shitara-d00.html
318
:
とはずがたり
:2009/10/12(月) 04:59:26
大滝ダムはほぼ完成してるとはいえ酷いよなぁ。。計画を推進した河川官僚には背信罪で牢屋へぶち込んで仕事で溜め込んだ資産を没収すべえヽ(`Д´)ノ
>>280
>最も増加割合が大きいのは大滝ダム(奈良県、建設決定は72年)で、当初見込みの230億円が15.8倍の3640億円になった。政府が建設中止を打ち出す八ッ場(やんば)ダム(群馬県、同86年)は2110億円が4600億円(2.2倍)、川辺川ダム(熊本県、建設決定は76年)も350億円が3330億円(9.5倍)と増加している。
>>249
>大滝ダム(奈良県・吉野川)では水をため始めた後、大変な地滑りを起こし、38戸が移転、対策費に308億円、工期を10年延長した例がある。
近畿などダム6事業 「今さら凍結考えられない」 工事進み、地元戸惑い
2009.10.9 22:51
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091009/lcl0910092252007-n1.htm
「今さら事業凍結は考えられない」。前原誠司国土交通相が9日、凍結を表明した48ダム事業。近畿地方整備局管内では足羽川ダム(福井)、大戸川ダム(滋賀)、大滝ダム(奈良)、紀の川大堰(和歌山)の4事業、水資源機構では近畿で川上ダム(三重)、丹生ダム(滋賀)の2事業が対象となったが、すでに本体工事が完了するなど事業が進展しており、地元からは戸惑いの声が相次いだ。
大滝ダム(奈良県川上村)は本体工事を終え、現在は周辺地域の地滑り対策工事を進めている段階だ。昭和40年に着工し、建設工事には計約3500億円が投入された。県の負担分は607億円にのぼる。地滑り対策工事は平成23年度中に終え、その後貯水する計画だった。
県河川課の担当者は「ほぼ完成しているのに放置するわけにもいかず、事業凍結は考えられない。安全のため地滑り対策工事も中止にはできない」とし、「事前の連絡や打診はなかった。とにかく状況を把握したい」と困惑を隠せなかった。
地元、川上村の栗山忠昭副村長は前原国交相の凍結基準にふれ、「大滝ダムの工事を凍結すべきとは読み取れない」とみる。
また、大戸川ダム(大津市)は道路の付け替え工事を進めている段階。建設計画に伴い移転した住民でつくる大鳥居地域開発協議会の小林茂宜会長は「これでダム反対の県と、国が同じ方向になった。今は動向を見守るしかない」と話した。
水資源機構の丹生ダム(滋賀県余呉町)の建設を推進してきた滋賀県高月町の北村又郎町長は「あまりにも一方的な判断。住民の生命や財産を預かる立場として納得できない。最初反対していた住民や、国と住民の間に立って説得にあたった自治体の苦労は何だったのか」と語気を強めた。
国交省の出先機関、近畿地方整備局でも、反応は複雑。衆院選の直後には「ダム事業の必要性を(政府・与党に)説明していきたい」としていた担当者も、あっさりと今回、凍結が決まったことで「大臣の指示に従うしかない」とあきらめ顔だった。
整備局河川部では「本体工事を終えているダム事業の詳しい扱いなどについて、本省から具体的な指示がない。本省も対応に追われて混乱しており、指示を待つしかない」としている。
一方、紀の川大堰(和歌山市)についてはすでに工事がほぼ終わっていることから、和歌山県県土整備部は「凍結の影響はほぼない」とみている。
319
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/12(月) 10:28:53
凄いな朝日>記者が訪問して面談する形式
層化抽出してるわけではないので、あくまで「アンケート」。
八ツ場ダム「中止に反対」7割 予定地住民アンケート
2009年10月12日5時40分
八ツ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)を巡り、朝日新聞社は、同町の水没予定5地区の住民に
アンケートを実施し、215人から回答を得た。建設中止に「反対」が7割弱に上った。地元住民の代表は
前原国交相との意見交換会への出席を拒否したが、アンケートでは4割が「会って話をしたい」と回答した。
アンケートは今月5〜10日、移転対象の9割が集中する長野原町の5地区(川原湯、川原畑、横壁、
林、長野原=約500世帯、約1400人)で実施。記者が訪問して面談する形式で185世帯の215人
から回答を得た。
ダム建設中止への賛否では、「反対」は7割弱、「どちらでもない」が2割強、「賛成」は1割弱だった。
「反対」の理由(自由回答)で目立つのは「ここまで来て中止では、自分たちの苦労が報われない」
「ダムが完成しないと生活設計が狂う」など。「どちらでもない」では、「生活再建さえしてくれるなら、ダム
自体はどちらでもいい」という意見が多かった。賛成の理由は「故郷の姿が守られる」などだった。
5地区の住民代表は、地元の意見を聞く前に前原国交相が中止を表明したことに反発し、先月の意見
交換会への参加を拒否した。しかし、「会って話をしたいか」との問いには「話したくない」が5割、
「話したい」が4割弱とほぼ二分された。「中止ありきでは会っても仕方がない」「生活再建策を持ってくる
べきだった」という批判の一方で、「住民の思いを伝えたい」「生活再建策の内容を聞くため、話し合いの
場は持つべきだ」とする意見があがった。
賛否にかかわらず国への要望を尋ねたところ、「生活再建・地域振興」を重視した人が約4割いた。
前原国交相はダム建設を中止する場合、生活再建への補償を明確にする新法を制定し、道路や代替
居住地の整備を継続する方針を示している。しかし、現時点では具体策は明らかになっておらず、住民の
理解も得られていないようだ。
◇
〈水没予定地〉 ダム建設で転居を求められた470世帯のうち、9割が長野原町の5地区に集中する。
5地区の住民は1400人で30年前から半減。とりわけ、ダム予定地のすぐ上流で、全戸が水没予定の
川原湯、川原畑の2地区は280世帯が70世帯に激減した。町内の代替地整備を待っている住民も多く、
5地区で約100世帯がまだ移転していない。今回のアンケートでは、移転の済んでいない世帯を中心に
回答を得た。川原湯、川原畑ではダム完成を望む声が多かったが、水没世帯が少ないほかの3地区
では道路整備や雇用の確保を求める意見が多かった。
http://www.asahi.com/national/update/1012/TKY200910110302.html
http://www.asahi.com/national/update/1012/TKY200910110302_01.html
320
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/12(月) 21:29:03
ゲンダイですが、水だけでなく土までが利権化しているのか>ダム
前原国交相にケンカを売った“都幹部”
2009年10月12日10時00分 / 提供:ゲンダイネット
●ふざけるな! 建設資材会社の役員だった!
「無責任な暴論だ」――。前原国交相の八ツ場ダム建設中止表明に対し、東京都の河島均・都市整備
局長(58)がこうカミついた。自治体の一職員が大臣にケンカを売るなんて前代未聞だ。一体どういう
人物かと思ったら、公共事業をメシの種にしている国交省の天下り会社の役員も兼ねていた。
河島局長の発言が飛び出したのは6日の都議会都市整備委員会。自民・公明の委員が、八ツ場ダム
中止に対する都の見解をただすと、河島局長は「暴論と言うほかない。全庁の職員の力を結集して非論理性、
不合理性を明らかにしたい」と感情ムキ出しの答弁。委員会は民主委員らの怒号で騒然となった。
「議事録に載るのを承知で発言したのだから、大臣にケンカを売ったのも同じです。都議会は事前の
質問、答弁を綿密に擦り合わせるため、思わず口から出た失言というより、確信犯的な発言だったのは
間違いないでしょう」(出席委員のひとり)
河島局長は東大工学部卒業後の74年に入庁。都市計画局マスタープラン担当部長、知事本局政策
担当部長などを歴任。
役員を兼ねているのは「建設資材広域利用センター」という会社だ。
「ここは旧建設省と首都圏の東京、埼玉、神奈川などが出資した三セクで、都にも役員ポストが振り
分けられているのですが、早い話、国交省OBの天下り会社のひとつ。公共事業で出た残土の売買を
仲介して手数料を得ている。公共事業がなくなるとメシが食えなくなってしまうのです」(都政事情通)
ダム建設は膨大な建設残土が見込まれ、堤防整備で資材需要もある。河島局長がダム建設中止に
気色ばんだのは、「自分の三セク会社をボロ儲けさせるためではないか」と思われても仕方がない。
呆れたものだ。
八ツ場ダム建設中止を都民は当然と思っているのに、東京都が猛烈に反対しているウラにはこんな
事情があったのか。
(日刊ゲンダイ2009年10月9日掲載)
http://news.livedoor.com/article/detail/4391317/
321
:
とはずがたり
:2009/10/13(火) 00:55:15
こんなんだけど一応投下しとこうw
595 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/10/13(火) 00:54:02 ID:dfQPRlvo
<独走スクープ 第2弾>
「補償金極秘文書」公開に反響轟々
これが血税4600億円の浪費明細だ!
八ツ場ダム役人
「高級車乗り回しでカラオケ天国」暴く!
「工事責任者に餞別17万円」
「水没地域に2億円のハコモノ」
「天下り団体から運転手雇用」
ほかやりたい放題の大罪
八ツ場ダムの本体工事の入札が前原誠司・国交相によって中止された。が、本体工事の予算は、同事業の総工費約4600億円のわずか9%にすぎない。道路整備や住民補償に充てられる残りの約4200億円は、過去にことごとく浪費されてきたばかりか、現在も使い続けられている。
これ以上、無駄の垂れ流しは許されない。本誌は、前号で血税を無尽蔵に呑み込み続けるダム役人、業者、一部住民たちで構築された“利益共同体”の存在を報じた。彼らが繰り返してきたやりたい放題の大罪をさらに暴く――。
ttp://www.weeklypost.com/091023jp/index.html
322
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/13(火) 11:28:06
そりゃまあ、こうなるわな。
群馬議会が国交省の役人を参考人招致するという話もあったが、今までの役人のレベルではない、
政治主導での決定なのだから、役人が答えられないのは当たり前。
国のかたちが変わりつつあることに気づかないと。
前回は前原だけでなく、馬淵・三日月、それに群馬県選出全6名が来たらしいが、次回の意見交換の
場では、存分にいろいろなものをぶつけあってくれ。
八ツ場ダム
推進署名 揺れる心
2009年10月13日
前原誠司国土交通相が「八ツ場ダムの建設中止」を表明してから3週間。建設予定地の長野原町では、
地元住民らで作る「八ツ場ダム推進吾妻住民協議会」(萩原昭朗会長)が、ダムの早期完成を求める
署名を集めている。しかし、署名に応じた住民の心の内には微妙な揺れが見え隠れする。(大井穣)
推進協議会の関係者は「署名は地元だけでなく、ダムに関係する関東地方全体まで広げて集める。
目標は20万人だ」と鼻息が荒い。長野原町でも、水没5地区のなかには、全世帯が署名したところもある。
万が一にも、中止になれば、地元は総力をあげ国及び民主党に対して法的手段も含め、あらゆる闘争を
繰り広げ――。署名に記された「趣意」には、地元が徹底抗戦の構えも辞さないことが記されている。
◆ ◆ ◆
だが住民の本音は、署名の趣意とは必ずしも同じとは言えないようだ。
長野原町・林地区。5日午後7時過ぎ、国交省職員らが出席して開かれた地区住民でつくる「ダム対策
委員会」の会合では、中止後の生活再建に関する質問が相次いだ。
国交省「道路の付け替え工事のうち町道については、ダムが中止になるとすれば当初の計画を検討し
直さなければいけない部分がある。地元と協議して、よい方向で考えていきたい」
住民A「協議して、希望通りになるわけ?」
国交省「ええ……」
住民B「ダムの本体以外は全部(計画通りに)造ると言っていたじゃないですか」
国交省「基本的には生活再建ですから、進めてもいいという事だと……」
住民B「いや進めていいと思いますじゃなくて。大臣は生活再建のうち何を進めていいと言っているの?」
国交省「私どもも、一つひとつ仕分けしたわけではないので。予算の関係する話ですから、地元の要望
はしっかり伝えていきたい」
林地区に限らず、横壁や川原湯の両地区でも同様のダム対策委員会が開かれたが、歯切れの悪い
国交省側に、住民が「ダム湖がなくても生活再建ができるというならば代案を示してくれ」などと詰問する
一幕もあった。
◆ ◆
署名に協力したある地区の老人男性はぼやく。
「造りかけの道路は完成させてほしいけど、ダムは別にできなくてもいい。でも狭い地域だから、署名に
協力しないわけにはいかない。村八分は怖いよ」
町の国交省に対する姿勢も、徹底抗戦の構えから軟化しつつある。
町は当初、建設中止の白紙撤回がない限り、前原国交相には、地元住民との意見交換会はさせない
と主張していた。
だが、高山欣也町長は各地区のダム対策委員会で、こうあいさつした。
「大臣からは再度、意見交換会の要請があると思う。その際は、皆さんにぜひ、思いの丈を語って頂きたい」
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000580910130001
323
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/13(火) 14:38:39
道府県のダムについては、建設中止は地方自治台の判断、ただし補助金支給は国の判断、
という意図だったと思うが。
国交省、全国143ダムの事業評価やり直す方針
国土交通省の馬淵澄夫副大臣は、13日の第1回国土交通省政策会議の席上、全国で計画されている
143のダム事業のうち、道府県が主体となっている87事業についても、事業評価をやり直す考えを示した。
国交省は、国や水資源機構による56のダム事業のうち、48事業について、今年度は新たな工事手続き
に入らず、事業を一時凍結する方針を明らかにしているが、道府県の87事業も含めた143事業で、新たな
事業評価で「建設しても効果がない」と判断された場合、建設が中止される可能性がある。
この日の政策会議で、馬淵副大臣は、自公政権下で行われた事業評価のあり方について「抜本的に
考え直すことが当然求められる」と述べた。前原国交相が建設中止を明言している八ッ場(やんば)(群馬県)
と川辺川ダム(熊本県)を含む143のダム事業について、新たな方法で事業評価を実施すると、道府県
の事業も、建設見直しの対象になる可能性がある。
(2009年10月13日13時51分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091013-OYT1T00395.htm
324
:
チバQ
:2009/10/13(火) 16:17:05
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091013-OYT1T00395.htm
国交省、全国143ダムの事業評価やり直す方針
国土交通省の馬淵澄夫副大臣は、13日の第1回国土交通省政策会議の席上、全国で計画されている143のダム事業のうち、道府県が主体となっている87事業についても、事業評価をやり直す考えを示した。
国交省は、国や水資源機構による56のダム事業のうち、48事業について、今年度は新たな工事手続きに入らず、事業を一時凍結する方針を明らかにしているが、道府県の87事業も含めた143事業で、新たな事業評価で「建設しても効果がない」と判断された場合、建設が中止される可能性がある。
この日の政策会議で、馬淵副大臣は、自公政権下で行われた事業評価のあり方について「抜本的に考え直すことが当然求められる」と述べた。前原国交相が建設中止を明言している八ッ場(やんば)(群馬県)と川辺川ダム(熊本県)を含む143のダム事業について、新たな方法で事業評価を実施すると、道府県の事業も、建設見直しの対象になる可能性がある。
(2009年10月13日13時51分 読売新聞)
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