[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
1301-
1401-
1501-
1601-
1701-
1801-
1901-
2001-
2101-
2201-
2301-
2401-
2501-
2601-
2701-
2801-
2901-
3001-
3101-
3201-
3301-
3401-
3501-
3601-
3701-
3801-
3901-
4001-
4101-
4201-
4301-
4401-
4501-
4601-
4701-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
商業・流通
4203
:
とはずがたり
:2020/05/05(火) 00:36:46
JCペニーに引き続いて。。
米衣料品販売「J.CREW」が経営破綻 大手小売で初
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200504/k10012417841000.html
2020年5月4日 23時35分
アメリカの大手衣料品販売の「J.CREW」が4日、裁判所に対して、日本の民事再生法にあたる連邦破産法の適用を申請し、経営破綻しました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、店舗の休業が続く中、アメリカの大手小売りでは、初めての経営破綻となりました。
発表によりますと、J.CREWは4日、南部バージニア州の裁判所に対して日本の民事再生法にあたる連邦破産法第11条の適用を申請し、経営破綻しました。
J.CREWは、カジュアル衣料品チェーンで、去年の売り上げは、日本円で2600億円。1990年代には、日本にも進出し、人気を集めました。
アメリカの小売業は、ネット販売の普及で実店舗を持つ業態は苦戦が続いていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で多くの企業が店舗の一時休業を余儀なくされ、急速に経営環境が悪化していました。
新型ウイルスの影響を受けた大手小売業の破綻はこれが初めてで、アメリカメディアは、「ほかにも多くの小売業が経営破たんの危機にひんしている」と伝えています。
J.CREWは、新たな資金調達を行って、業務を続けながら、経営の建て直しを進めるとしていますが、新型ウイルスの影響でネット販売以外の営業再開は見通せない状況で、厳しい状況が続きそうです。
4204
:
とはずがたり
:2020/05/05(火) 22:54:32
全日本デパートメントストアーズ開発機構(A・D・O)、2020年3月31日解散-日本最大の百貨店共同仕入機構
2020年5月5日
https://toshoken.com/news/18491
三越伊勢丹など7社が幹事を務める百貨店共同仕入機構「全日本デパートメントストアーズ開発機構」(A・D・O)が2020年3月31日付で解散した。
国内最大の「百貨店共同仕入機構」
全日本デパートメントストアーズ開発機構(A・D・O)は1973年3月に、老舗百貨店である「伊勢丹」(新宿区)主導の仕入機構「十一店会」(1961年発足)と「松屋」(中央区)主導の仕入機構「エコー」が統合し発足。発足時の加盟企業数は41社、加盟店舗数は60店舗であった。
A・D・Oは加盟企業共同での商品調達やイベントの開催、贈答品カタログ(お中元・お歳暮など)の共通化、相互利用可能な商品券・プリペイドカードの発行(1997年まで)、県外配送優遇サービスなど加盟企業の連携に繋がる施策を推し進めたほか、共同販促事業もおこなっており「小さいサイズの婦人服ストロベリー」など売場の名称を伊勢丹と統一した百貨店もあった。
共同仕入機構解散で厳しさ増す地方百貨店
全国各地の百貨店の成長を支えたA・D・Oであったが、2008年4月には実質の運営主体であった伊勢丹が三越と経営統合した。そのため、国内各地に店舗網を敷く三越や、三越を中心とする共同仕入機構「ジョイントバイインググループ」に所属する店舗と、A・D・O発足当初からの加盟企業である松屋や藤崎の店舗の間で競合が生じることとなった。そのため、2010年代以降、仕入機構としての活動を縮小、商品の共同開発事業などが縮小していた。
一方で、近年もお中元・お歳暮などの食品ギフトや社員教育などの事業は継続されていたという。
今回の解散により、国内百貨店総売上の30%を占める百貨店仕入機構が消滅することとなり、地方百貨店の経営はより一層厳しいものとなることが予想される。
おもな加盟百貨店
藤丸
丸井今井
川徳
大沼(2020年破産)
藤崎
スズラン
八木橋
丸広百貨店
東武百貨店
松屋
三越伊勢丹
京急百貨店
さいか屋
名鉄百貨店
名鉄丸越(エムザ)
山陽百貨店
天満屋
井筒屋
岩田屋
浜屋百貨店
トキハ
鶴屋百貨店
山形屋
リウボウ
4205
:
チバQ
:2020/05/06(水) 11:45:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/a68f5a6c82426cfc155e0d86a1b7a4ba6376d39e
パチンコ店は休業すべき施設なのか 各地の対応さまざま
5/5(火) 21:43配信
休業要請の解除か継続か――。社会・経済活動の再開が一部容認された自治体では、全国でこれまでにクラスター(感染者集団)が発生した施設や、各地で新型コロナに対応する特別措置法に基づく「休業指示」が出されたパチンコ店の取り扱いに差が出た。
「経済的に非常に疲弊している事業者が増えてきたことから、総合的に判断した」。休業・時短営業要請を全業種で解除することを決めた宮城県の村井嘉浩知事は5日、県の対策本部会議後にこう述べた。
県内のパチンコ店やカラオケボックスなどの遊興施設、スポーツジム、ライブハウスなども含めて7日から、通常通り営業できる。県内の事業者からは「7日以降も休業となったら潰れる」「中心商店街は機能不全状態だ」との声が寄せられていたという。
それぞれの施設では、マスク着用や入退出時に人と人の間隔を空けることを徹底し、密閉空間で大声を出さないように求めた。
秋田県はパチンコ店は休業要請の対象から外したが、接待を伴うスナックやライブハウス、スポーツクラブなどについては延長を求めた。これらの施設では、県外でクラスターが発生しているためだ。延長期間は、政府が感染状況を分析して宣言解除の繰り上げを検討するめどとしている14日まで。
この間、県が支払っている協力金の追加はしないという。佐竹敬久知事は「(県の協力金)30万円は東京の次に多いし、市町村によってはかなり上積みもしている。何とか耐えてほしい」と話した。
三重県の鈴木英敬知事は5日の会見で、「社会経済活動の再開と感染拡大阻止を両立した新しい道を進む」と宣言し、休業要請を大幅に縮小した。ただし、ライブハウスやスポーツクラブなどは他県でクラスターの発生事例があるとして、パチンコ店についても「3密」の発生リスクが高いとして、引き続き休業要請の対象とした。
朝日新聞社
4206
:
チバQ
:2020/05/06(水) 21:50:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a994de25b4565f78f8c06e1b70f3be0b327e016
うすい百貨店5月7日から営業再開へ 背景には数億の売り上げ減、テナントの撤退・倒産 <福島県郡山市>
5/6(水) 20:00配信
福島テレビ
福島テレビ
“継続して感染者”が確認されている状況を踏まえ福島県が5月末までの延長を決めたのが休業要請。
要請とは別に、自粛的に臨時休業を続けてきた郡山市の百貨店は経営やテナントに与える影響などを考慮し5月7日から営業を再開する。
福島県郡山市の「うすい百貨店」に張られた営業再開の知らせ。
4月23日から地下の食料品売り場を除く全てのフロアで営業を休止していたが、5月7日から全館での営業再開を決めた。
判断の背景には大幅な売り上げの減少、そしてテナント側から寄せられた切実な声があった。
うすい百貨店管理本部・横永良司本部長:「多くのテナントの皆様からも『いつ再開されるのか』『生活がもう本当に行き詰っている』という声が多く寄せられておりまして」
うすい百貨店のこのゴールデンウィークを含めた休業期間の売上げは去年の同じ時期に比べおよそ9割減少。金額にすると数億円のマイナスに。
また2週間の休業期間に経営状況が悪化するテナントが相次ぎ、3・4社が百貨店から撤退を決め、倒産をするテナントも出てきたという。
うすい百貨店管理本部・横永良司本部長:「どういう風にテナントさま皆様のやはり生活、ご商売をどういう風に折り合いをつけながら、営業再開をするかが一番のポイントだと考えてあすからの再開にすることとさせていただきました」
うすい百貨店では、どの売り場が休業要請の対象となるのかを福島県と確認し、テナント側との調整を続けている。
休業要請の延長とどう向き合うか?
多くの企業が国や福島県に対し早急な支援を求めている。
福島テレビ
4207
:
チバQ
:2020/05/06(水) 21:54:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/b18703cc1d7b9c65c3ed9619503d88f02ca54cc2
マクドナルド、休止延長 百貨店も対応継続 新型コロナ緊急事態延長
5/6(水) 16:32配信
時事通信
日本マクドナルドは6日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言延長を受け、国内全店で実施している店内飲食の休止措置を14日まで延長すると発表した。三越伊勢丹ホールディングス(HD)など百貨店でも休業を継続するなど対応が広がっている。
マクドナルドの店内飲食休止は全国約2900店舗が対象。ただ、ドライブスルーや宅配の利用は引き続き可能だ。
外食ではこのほか、鳥貴族が全直営店(393店)で6日まで実施してきた臨時休業を、当面の間継続する。フランチャイズ加盟店に対しても同様の延長を要請する。ドトールコーヒー(東京)も全国の直営店を中心に実施している臨時休業を当面の間継続する。
百貨店では、三越伊勢丹HDが首都圏6店舗の全館臨時休業を当面継続する。首都圏以外の店舗でも、食品フロアのみ営業するなどの対応を続ける。一方、インターネット通販(EC)サービスは7日以降順次再開する。
そごう・西武も当面の間、全15店舗で食品フロアのみの営業を継続。松屋は銀座、浅草の全2店舗で全館休業を続ける。
レジャー施設運営のラウンドワンも国内全店舗の臨時休業を31日まで延長する。
4208
:
チバQ
:2020/05/06(水) 22:08:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6ecd78cf92a691d0307d9ee4a79d6eddc882ca5
営業自粛「もう限界」 緊急事態宣言延長に福岡の飲食店が悲鳴
5/5(火) 11:14配信
西日本新聞
「会話だめ」死活問題に
弁当の支度に追われるそば居酒屋。カウンターと調理場の間をビニールで仕切っている=4日午後3時すぎ、福岡市中央区今泉(撮影・宮下雅太郎)
いつまで自粛生活は続くのか-。緊急事態宣言が今月末まで延長されたことを受け、「特定警戒都道府県」に指定されている福岡県内では引き続き、百貨店やナイトクラブ、パチンコ店などの特定業種が休業を余儀なくされる。営業再開を心待ちにしていた居酒屋やスナックからは「これ以上は耐えられない」との悲鳴が相次ぐ。
【写真】「生活できない」感染者の勤務先公表、繁華街に激震
「店を始めないと、もうやっていけない」
緊急事態宣言の延長を聞き、福岡市の歓楽街・中洲でスナックを営む女性(52)は肩を落とした。休業して1カ月。無収入の中、家賃などの固定費が数十万円かかる。「(資金が枯渇するまで)残された時間は少ない。何もしなくてもお金が入る政治家には、底辺の人たちの生活が分からんのやろうね」
同じく中洲でスナックを経営する70代女性は、国民年金に加入していないため収入が途絶え、貯金も底を突いた。入居するビルのオーナーが家賃1カ月分を免除してくれたが自宅マンションの家賃を支払う当てがない。「これから先、どうやって生きていけばいいのか分からない」と嘆いた。
北九州市小倉北区の旦過市場でも、半分以上がシャッターを下ろしたまま。鮮魚店「魚修」は4月の売り上げが前年比で3割程度にまで落ち込んだ。店主の川上修治さん(45)は「引き続き飲食店が営業できなければ、うちは大打撃だ」とため息をつく。
持ち帰りや出前の営業スタイルを勧め、食事中のおしゃべりは控えて対面ではなく横並びに座り、お酌は避けて…。4日、政府の専門家会議が示した「新しい生活様式」の実践例には、酒類を提供する店にとっては死活問題となる項目が並ぶ。
「おしゃべりもできないなら、家で飲むでしょ」。中洲で小料理屋を営む70代男性はあきれる。店内はカウンターのみで計8席。間隔を空ければ3〜4人しか入れない。「テークアウトは利益が出ないし、現実的ではない。コロナが収まるまで店を閉めるしかない」
4月末に営業再開した福岡市中央区今泉のそば居酒屋「コチソバ」。座席数を減らし、カウンターと厨房(ちゅうぼう)をビニールで仕切った。この日はさらに、座席の間にもクリア板を設け、店内での感染リスク削減に工夫を凝らす。テークアウトや出前も始めており、高田華世代表は「食事を楽しみたいお客さんの声に応えられるよう、出前にも力を入れたい」と話した。(野間あり葉、井崎圭、西村百合恵、宮崎拓朗)
西日本新聞社
4209
:
チバQ
:2020/05/06(水) 22:16:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a8cb26db39a3d72a73a993ddec51e89e70bd66b
34県で映画館、百貨店、学習塾、レストラン緩和 13都道府県で博物館も 政府指針
5/4(月) 23:09配信
毎日新聞
「新しい生活様式」などが検討された専門家会議=東京都千代田区で2020年5月4日午前8時32分、玉城達郎撮影
政府は4日、緊急事態宣言の延長に伴い、休業要請を維持・緩和する際の具体的な対応の指針を各都道府県知事に通知した。パチンコ店に関し、特定警戒都道府県以外の34県では、2メートルを目安とした座席間隔の確保やマスク着用、換気、消毒に加え、場内の音楽やパチンコ台の音量を最小限にし、会話が大声とならないようにするなど感染防止対策を講じた場合には、制限の緩和や解除を「検討しうる」とした。
【図解】緊急性の高い症状は?
34県では、歌唱がない演奏会や茶会など最大50人程度の小規模なイベントについては、三つの密(密閉、密集、密接)や大声が想定されず、入場制限や手指消毒などの感染防止対策を講じる場合は制限解除を容認。映画館や劇場、博物館、百貨店、学習塾なども①マスク着用と十分な座席間隔②入退出時に十分な間隔③消毒・換気――などを前提に、制限の緩和や解除の検討を求めた。営業時間短縮を求めているレストランや喫茶店なども個室や大人数での使用を控え、座席間隔やマスクの着用、大皿提供の自粛などを前提に緩和を検討するよう求めた。
一方、13の特定警戒都道府県では、感染防止対策を前提にした博物館や美術館、図書館、屋外公園の開放や、ゴルフ場ではクラブハウスでの懇談や食事を控えるなど感染防止対策を前提に休業要請の緩和や解除を判断するよう求めた。【遠藤修平】
4210
:
チバQ
:2020/05/07(木) 20:20:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/
「出口」見えない大型連休明け 営業再開の百貨店には列
5/7(木) 12:48配信
神戸新聞NEXT
緊急事態宣言が延長された中で大型連休が明け、マスクを着けて職場に向かう人たち=7日午前、神戸市中央区(撮影・鈴木雅之)
大型連休が明け、新型コロナウイルス特別措置法の緊急事態宣言が延長されて初の平日となった7日、通勤者からはテレワークの限界や、見えてこない「出口」への不安が聞かれた。百貨店は感染予防に注意しながら食品売り場を再開、大学ではオンライン授業を本格化させるなど終息への長期戦に構えた。
【写真】食品フロアの営業が再開され、入店する買い物客ら
三宮や元町のオフィス街では、マスクを着けた人らが勤務先へ。不動産管理会社社員の男性(25)は「感染予防でマンションの清掃員を減らしており、代わりに自分が掃除に行かなければいけない。給湯器の修理など急な対応もあり、在宅勤務は難しい」と苦慮する。
神戸・ポートアイランドの会社に向かう男性(47)は「内部情報の漏えいを防ぐためテレワークはできない」と話す。「ポートライナーはかなり空いている。県内の感染者数も減ってきているので、今月末には宣言を解除してほしい。兵庫県は出口戦略を示して」と訴える。
業績悪化への不安も聞かれた。不動産会社に勤める男性(47)は3月以降、内見客数や店舗の訪問者が激減したといい、「今年のボーナスはどうなるのか」。看護師の女性(25)は、クリニックの患者が減ったとし「感染リスクの高い職場で働いている上、減収も心配だ。医療崩壊を防ぐ意味でも宣言延長には賛成だが、医療従事者への手当もあれば」と求めた。
一方、全館休業していた大丸神戸店(同市中央区)は7日午前11時、地下1階の食品フロアと同2階の売り場の一部で営業を再開。当面の間、平日に限って営業し、大丸芦屋店(芦屋市)も食品フロアのみ営業を再開した。
開店前から、マスク姿の買い物客が列を作った。1階出入り口には検温用のサーモグラフィーが設置され、従業員が客の体温を調べた。神戸市灘区の主婦(64)は「家から40分かけて歩いて百貨店の商品を見に来るのが趣味なので、再開はうれしい。百貨店が開いていると街に活気が出る」と笑顔だった。
また、兵庫県立大(本部・神戸市西区)は7日午前から、全学部でオンライン授業をスタート。教員は研究室や自宅からビデオカメラなどで授業を配信し、学生はパソコンやタブレットで受講した。
6千人超の学部生と大学院生が資料をダウンロードする必要があるが、担当者は「一斉にアクセスすれば、システムダウンを招きかねない。余裕を持って運用できるよう呼び掛けたい」と気を引き締める。
大学でのオンライン授業は、関西学院大と甲南大が4月下旬から取り組んでおり、神戸大は5月7日、神戸学院大は11日に始める。(まとめ・佐藤健介)95aef1f8b5209f9e4e2fac85e6984754b52340ed
4211
:
チバQ
:2020/05/08(金) 14:15:05
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200419-01659718-sspa-soci
感染の恐怖にさらされるスーパーのパート主婦「私にも家族がいるのに…」
4/19(日) 8:54配信
週刊SPA!
感染の恐怖にさらされるスーパーのパート主婦「私にも家族がいるのに…」
(日刊SPA!)
「もう限界。この仕事がこんなにも辛いと感じるのは初めてです」
そう現在の苦境を明かすのは笹川浩子さん(仮名・46歳)。彼女が勤めるのは都内のスーパーマーケット。新型コロナウイルスの脅威が深刻化した年始以降、笹川さんの職場は日に日にストレスフルになっているという。
「マスクやティッシュ、トイレットペーパーの慢性的な不足、そのイライラのはけ口に私たちはなっています。『いつになったら入荷するのか』『なんでひと家族、ひとつまでなのか』なんかはまだマシなほう。『マスクの在庫が実はあるんだろ。店員はいつもマスクしていられるってことはストックがあるんだろ』と詰め寄られたこともありました。
実際はスタッフたちに配布されるなんてことはなく、自作のものを使ったり、使い捨てマスクを何日も使い続けているだけ。そんな心ない言葉を投げかけられるたびに『こんな目にあってまで、なぜ続けないといけないんだろ』と自問しています」
当初はクレームにも耳を傾け、納得してもらえるよう対応していた笹川さんだが、次第に心を殺し、嵐が過ぎ去るのをただただ待つようになった。
「非常事態宣言のタイミングなど何か報道があるたびに、どっと買い溜めのお客さんが来ます。ピーク時は4〜5時間はレジを打ちっぱなしというときもありました。なぜか家族総出で来る人たちも多く、理解に苦しみます。
留守番できない小さな子供がいて、それを面倒みる大人がいないというならまだわかるのですが、夫婦揃って子供も連れてくる家族も多く、『どちらかが家にいて、子供の面倒を見ればいいのになんで……』と。
ただ、イライラが募ったのも最初のうちでだんだんと何も思わなくなってきています。マスクやトイレットペーパーの入荷がないこと、営業時間が短縮されること、インスタント食品が品薄なこと……すべて私たち現場の人間にはどうしようもないことですが、そのことは誰も理解してくれません」
4212
:
チバQ
:2020/05/08(金) 14:15:21
「感染リスクは病院と変わらないのでは…」
同じく都内の大型スーパーにパート勤務する長谷川裕子さん(仮名・37歳)の職場も限界を迎えようとしている。
「うちの店舗はクレジットカードや電子マネーは対応していますが、それでもいまだに現金で支払う人のほうが多い。受け渡しの際には手も触れますし、信じられないかもしれませんがいまだに指を舐めてからお札を取り出す人もいます。会計の際は言葉も交わすので、唾だって飛んでいるはず。
にもかかわらず、備え付けの消毒液はありますが、ひっきりなしに来るお客さんをさばいていると使う時間も全然とれません。先日、同僚がひとり、過労で倒れてしまったため、パートなのにほとんど休みなく勤務するようになりましたが、コロナ以前に心労でダメになる人がこれからもっと出てくる気がしています」
過酷な労働環境に拍車をかけた人手不足。長谷川さんらパート勤務の主婦たちの不安は尽きない。
「スタッフが足りなくなれば、レジ待ちの列は長くなり、それがお客さんの苛立ちにつながっていて、ギスギスした空気が続いています。もちろん問題はそれだけでなく、マスクせずに来店する人もいますし、咳き込んでいる子供を連れた親も当たり前のように来ます。
医療現場はもちろん大変だと思うのですが、スーパーはひっきりなしに人が入れ替わり立ち替わり来る上、私たちにとれる対処はせいぜい使い捨てマスクと手の消毒程度。こんな無防備な状態で一日の半分近くを過ごしているので、病院と同じくらい感染リスクがあるのではないかと戦々恐々としています。うちに帰れば家族もいるので、自分がコロナを持って帰らないことを祈るしかありません」
休業への補償問題はメディアでも大きく取り上げられる一方、笹川さんや長谷川さんのように緊急事態宣言下でも「普段通り、働かなければいけない人」へのフォローについては話題となることも少ない。生活必需品の販売を担うスーパーの重要性を鑑みれば、早急な対応が求められるはずだ。<取材・文/日刊SPA!取材班>
.
日刊SPA!
4213
:
チバQ
:2020/05/08(金) 14:29:33
特定警戒都道府県:北海道 茨城 埼玉 千葉 東京 神奈川 石川 岐阜 愛知 京都 大阪 兵庫 福岡
休業要請を維持 :福島 奈良 大分* 沖縄
一部業種で解除 :秋田*栃木*群馬 新潟 富山 福井*山梨 長野 静岡 三重*滋賀
和歌山広島 山口 佐賀 長崎*熊本*鹿児島*
解除 :青森*岩手*宮城*鳥取*島根 香川*高知*宮崎*
要請していない :岡山*徳島*
8日に決定 :山形 愛媛
*西村経済再生祖が「解除も視野」とした17県
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200507-00000064-asahi-soci
26県で休業要請を緩和 うち8県では全面的な解除に
5/7(木) 23:17配信
朝日新聞デジタル
特定警戒都道府県
新型コロナウイルスの感染対策を重点的に実施する「特定警戒都道府県」に指定されていない34県で、店舗や施設への休業要請を緩和する自治体が26県に上ることが朝日新聞のまとめでわかった。このうち8県では全面的な解除に踏み切った。政府の基本的対処方針が改定され、「地域の実情に応じて判断する」とされたことから、感染対策を進めながら経済の回復を模索する動きだ。
宮城県では7日、飲食店やカラオケ店、ライブハウスなどを対象としていた休業・営業時間短縮要請を全面解除した。村井嘉浩知事は「経済的に疲弊している事業者が増えてきた」と説明。高知県も休業要請を全面解除とし、浜田省司知事は4月30日以降、県内で新たな感染者が確認されておらず、入院者が減って医療崩壊の恐れも低いことを理由に挙げた。ただ、今月末までは接客を伴う飲食店やカラオケ店への出入り自粛を求める。
一部の業種を除き、休業要請を解除、または近く解除する方針を決めたのは18県。接客を伴う飲食店やパチンコ店、スポーツクラブに対しては、引き続き休業を求める自治体が多い。
群馬県は、宿泊・観光施設への要請を7日に解除。ただ、ナイトクラブ、パチンコ店などへの要請は維持する。福井県も旅館などに対する要請を終了。今後、飲食店や居酒屋への時短営業要請も解除していく。
山梨、和歌山両県は、博物館や美術館への要請は解除するが、他の大半の業種で要請を維持する。山口県はパチンコ店のみ、休業要請を延長した。村岡嗣政知事は「感染者が多い近隣県から人が来ることには注意が必要だ」と理由を説明した。
段階的な解除を検討している県もある。広島県は10日までを大型連休ととらえ、当面は休業要請を維持した上で、11日から業種別に段階的な解除を検討する。湯崎英彦知事は「一度に緩和すると、再度感染拡大を招くと専門家から指摘された」と話す。
一方で、休業要請をほぼ維持するのは福島、奈良、大分、沖縄の4県だった。沖縄県は大型連休中に県外から約8500人が訪れたと推計し、2週間の経過観察期間を置く考えから、遊興施設などへの休業要請を20日まで延長した。福島県の内堀雅雄知事は「県内では継続して感染者が確認されている。当面は同じ要請を継続することが大切だ」としている。
.
朝日新聞社
4214
:
チバQ
:2020/05/12(火) 09:57:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200512-25110541-nksports-soci
飲食店「コロナと共存」時代へ…再開へ必要な3点
5/12(火) 7:13配信
日刊スポーツ
飲食店「コロナと共存」時代へ…再開へ必要な3点
70歳を超えているが、2月にツイッターを始めるなど、SNSで情報発信する「鮨ほり川」の堀川文雄さん(撮影・近藤由美子)
外食産業が、コロナウイルスとの「共存」を前提にした営業を求められる新たな時代を迎える。
緊急事態宣言を受けて、休業などで対応してきたが、今後は休業要請の緩和や解除で、営業時間の短縮などを実施しながら営業を再開する飲食店が増えていく。なかなか収束が見通せない中、飲食店にどのようなサービスが必要となってくるのか。京大経営管理大学院・経営学(サービス科学)専門の山内裕准教授に聞いた。
◇ ◇ ◇
バーやレストランのサービス研究を行う山内氏は「飲食業の方々は仕事範囲を広げることが確実に必要」とみている。具体的なポイントとして「コミュニケーション」「SNS」「連携」の3点を挙げた。
<1>安全に関するコミュニケーション
安全にどこまで気をつけているのか、というお客さんとのコミュニケーションが非常に重要になってきます。店に入ってきたお客さんに対して、まず「手を洗ってください」からのコミュニケーションを始めなければならなくなってきます。例えば、高級店を訪れたお客がそう言われるとなると(雰囲気などもあって)難しくなったりします。
また、体調が悪そうでせきをしているお客さんが入ってきた場合、帰ってもらわないといけません。どんなに丁寧に言っても気分が悪いものですが、そこをきちんとやることができるか。プロとして、どういうコミュニケーションを取るかが大切になってきます。
<2>SNSで情報発信
今はみんな情報をSNSから取るようになっています。ですから例えば、(自粛要請などで外食できずに)フラストレーションを抱えている人たちに向けて「旬の食材は家でもこういう風にすれば簡単に食べられますよ」などとSNSを使って紹介すると、「自分が大変なのにお客さんのことを考えて、いろいろ情報発信してくれている」となって、そのお店に対する信頼感がすごく増すわけです。
これまで日々の業務に追われて、SNSなどでの情報発信に興味のない料理人も多かったと思います。皆さん真面目でこだわりを持ち、実直に仕事されていますが、よほど敏感な人じゃない限り、消費者にはなかなか伝わらないです。
<3>横のつながり
複数の店が連携してクラウドファンディング(インターネットを使った資金調達)を実施したり、テークアウトできる店の情報をネット上で集約したりしています。レストランのオーナーが集まって政府に家賃補助を求めたり、バーを経営する方々がカクテルの宅配を法律的に可能にしてもらうよう政府に働きかけたりしています。こうした取り組みは、1つの店が単体で独立して動くのではなく、連携することが必要です。
飲食店経営者の方々はそれぞれが独立しており、規模も小さいところが多く、連携して大きな動きを作り出すことが難しい。コロナ騒動によって、横のつながり、ネットワークを作っていかないといけない、と感じられていると思います。
さらに、山内氏は「例えば、ある店が営業を自粛して、代わりにマスクを作って配っていると聞いたら、その店のファンになってしまいますよね。今、どうするかで、今後、将来の顧客がつくこともあると思います」と話す。今後、飲食店にとって、こうしたサービスも勝負の分かれ目になっていくと言えそうだ。【近藤由美子】
◇ ◇ ◇
○…山内氏がポイントに挙げたSNSでの情報発信を、すでに実践している70代のすし職人がいる。東京都世田谷区「鮨ほり川」店主の堀川文雄さん(72)は昨年インスタグラムを開始。今年2月からツイッター、4月から投稿サイト「note」も始めた。SNSで情報発信する理由を「若い人たちにも来てほしい。そのためには、若い人が利用するSNSをやるのが当然だし、ウチは場所も悪いから、こちらから発信しないと」と明かした。大学生アルバイトや知人に教えてもらいながら更新している。
約1カ月の営業自粛を経て、衛生面に配慮し、営業時間を短縮して再開した。自粛中はSNSで誰でも作れる料理レシピを公開。こわだりや丁寧な説明とともに、すしの写真や動画などをアップした。また、新しいコースを考案するなど、営業していなくても休みがなかった。「SNSでこういう形でやってますよ、と出すだけでは次につながらない。リピーターになっていただくために絶えず努力しないと」。さらに「コロナの時代に、お客様に高飛車な態度を取っていたら店はつぶれます」と話した。
4215
:
チバQ
:2020/05/12(火) 11:39:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200512-00000006-khks-bus_all
仙台の大型商業施設、相次ぎ再開 客足控えめ
5/12(火) 8:34配信
河北新報
仙台の大型商業施設、相次ぎ再開 客足控えめ
営業を再開した商業施設では、新型コロナウイルス対策として空気清浄機や消毒液を数多く配置した=11日午前10時30分ごろ、仙台市青葉区の藤崎本館
新型コロナウイルスの感染拡大で臨時休業していた仙台市内の大型商業施設が11日、全館での営業を24日ぶりに再開した。緊急事態宣言下で不要不急の外出自粛が呼び掛けられる中とあり、客足は控えめだった。
多くの商業施設が立地する青葉区のJR仙台駅前では、エスパル仙台、イービーンズ、アエル、仙台ロフトがそろって午前11時に開店した。エスパル仙台の山本信也店長は「感染防止対策を発信し、安心して買い物してもらうことが大切。地域経済を元に戻す雰囲気づくりにつなげたい」と意気込んだ。
藤崎は午前10時に開店。来店した泉区の雑貨製造販売業平塚剛さん(42)は「衣料ブランド店で1カ月前に予約していたキャップを取りに来た。久しぶりの来店は楽しみだが、あまり長居しないようにする」と話した。
藤崎は県外客が多い土日祝日は食品フロアのみ営業する。小野寺宣克常務は「新しい生活様式に合わせた消費者ニーズを探っていきたい。営業態勢の拡大は中元商戦が始まる6月中旬を目安にする」と語った。
泉区の仙台泉プレミアム・アウトレットも同日に営業を再開した。緊急事態宣言が全国に拡大されたことを受け、いずれも4月18日から食品フロアや医療施設を除いて休業していた。
◎マスクと消毒 徹底呼び掛け
臨時休業から11日に相次いで営業を再開した仙台市内の大型商業施設は、従業員、来店客の感染リスクを軽減しようと「3密」回避や飛沫(ひまつ)防止にも心を砕いた。
藤崎は、来店客に対しマスクの着用や手指消毒の徹底を呼び掛けた。マスクがない客に不織布を配る取り組みも始めた。
エスパル仙台はインフォメーションカウンターに飛沫防止シートを設置。休憩スペースのいすを撤去するなどの対策も実施した。客にはマスク着用や少人数での来店を求めた。
イービーンズ、アエルも、出入り口へのアルコール消毒液設置といった対策とともに、テナントを含めた従業員らの検温など健康管理の徹底を掲げている。
.
河北新報
4216
:
チバQ
:2020/05/12(火) 11:40:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200511-00000083-asahi-soci
パチンコの営業再開、福岡で急増 店「経営厳しくて」
5/11(月) 21:48配信
朝日新聞デジタル
パチンコの営業再開、福岡で急増 店「経営厳しくて」
パチンコ店の開店前に並ぶ人たち=2020年4月30日午前9時55分、福岡市南区、宮坂知樹撮影
新型コロナウイルスの緊急事態宣言に伴う要請を受け、休業していた福岡県内のパチンコ店が相次いで営業を再開している。5日時点で県が確認したのは6店だったが、39店に急増。一方、店側からは県が休業に応じない店の名前を公表したことに「差別的だ」との不満の声も上がっている。
県は先月14日に県内の365のパチンコ店に休業を要請。29日には応じなかった6店に改めて休業を要請した上で、店名を公表した。今月5日には、営業を続けたこの6店に休業指示を出した。
だが、県が7〜10日に調査したところ、この6店を含む計39店で営業していることを確認。県によると、店側は「経営が厳しい」「感染対策はやっている」などと訴えていたという。
パチンコ店関係者は11日、朝日新聞の取材に「パチンコ店だけ名前を公表したり休業指示を出したりするのは差別的だ」と指摘。福岡市のパチンコ店の男性客(83)も「マスクもしている。なぜパチンコだけだめだというのか」と憤った。
小川洋知事は11日の記者会見で、営業するパチンコ店について「みんなが協力している中で(休業)要請を受けていただけない方々、その存在は(自粛の)緩和を考える上で考えないといけない」と述べた。(山田佳奈)
.
朝日新聞社
4217
:
チバQ
:2020/05/15(金) 09:04:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200514-00000099-asahi-soci
喜ぶ居酒屋、悲しむクラブ 休業解除めぐる悲喜こもごも
5/14(木) 22:28配信
特定警戒都道府県のうち、首都圏や大阪、北海道など8都道府県では、緊急事態宣言が続く。ただ、休業要請を自治体独自の判断で緩和したり、地域によって解除したりする動きも出てきた。
■休業要請解除、業種に分かれ目
「この2時間はすごく大きい」。大阪府の要請に従い、時短営業を続けている大阪市北区の鉄板焼き居酒屋「べろべろばあ」の店主、白尾克己さん(57)は喜ぶ。
飲食店は午後8時までの営業が午後10時までに緩和され、酒の提供も午後7時から午後9時に延長される。「換気や席の距離には気をつけるので、ゆっくりお酒を飲んでもらいたい」
堺市堺区でいわし料理専門店を営む村田栄一さん(47)も「少しはましになるかもしれない」と歓迎する。ただ、「大人数の宴会の機会は引き続き少ない。新しいお客さんに来てもらえる努力をもっとしなくては」と気を引き締めた。
串かつだるま(大阪市浪速区)は、府内の全13店が4月8日から休業していたが、16日から4店舗で再開する。「新店のオープンみたいで楽しみ。安心、安全を第一に、お客様に満足してもらえるように準備したい」。道頓堀店(同市中央区)の中嶋隆晴店長(36)は笑顔で話した。
映画館の解除も決まった。大阪市淀川区のミニシアター「第七芸術劇場」は、準備が整う23日ごろからの再開を見込む。編成を担当する小坂誠さん(32)は「これ以上続くと厳しいと思っていた」と胸をなで下ろす。感染予防のため、客数は最大でも定員を半分に絞り、検温などを徹底する。
一方、「3密」が懸念されるとして、ナイトクラブやライブハウスなどは解除されなかった。北新地でクラブを経営する山名和枝さん(84)は「希望は見えてきたけど、私たちの業種は(解除が)最後になると覚悟している」と話す。「(休業が)長引けば、お客も疎遠になっていく」と焦る。
堺市内でラウンジを経営する女性(51)は、4月上旬から店を閉じているが、シングルマザーも含め十数人の従業員に生活費を払っている。廃業する同業者も出始めたといい、「近い将来、営業していいと言われても、感染防止と接客をどう両立させるのかイメージが湧かない」と困惑する。
堺市堺区にある「三国ケ丘FUZZ(ファズ)」は南大阪の代表的なライブハウスの一つだ。休業から約2カ月になるが、店長代理のモーティマー真(まこと)さん(23)は「なんとかこの場所を残したいが、トンネルの先の光が見えない。長くは持ちこたえられない」と危機感を募らせる。大阪市中央区のライブハウス「フットロックアンドビアーズ」(大阪市中央区)の栗田裕希代表(42)は「経営に不安はあるが、31日までは自粛する想定で動いている。今は、第一に感染防止に協力したい」。
店の面積によって休業要請が解除されるパチンコ店。大阪府内で複数の店を運営し、現在は休業している業者は「府のガイドラインに従って営業したい」とだけ話した。他店にいた50代の女性は「面積で分ければ、客が集まって密になる店もある。すべての店で解除した方がいい」と訴えた。(白木琢歩、松浦祥子、鈴木智之)
■自粛続く地域でも、人手に差
4月中旬以降に感染拡大の第2波に見舞われた北海道。札幌市は感染者が道内でも突出して多く、引き続き休業要請などすべての措置が続く。基幹産業の観光業界からは「いつになったら通常の営業に戻れるのか」と悲痛な声が上がる。
観光の玄関口・新千歳空港では3月下旬から、国際線がすべて運休している。国内線も大型連休中の利用者が前年より9割以上落ち込んだ。札幌市内では多くのホテルが休業中だ。京王プラザホテル札幌は5月末までの新規予約を停止しており、宿泊客は前年の1割ほど。担当者は「仮に緊急事態宣言が解除されても、往来の自粛が求められれば、通常の営業には戻れない」。
一方で、札幌市を含む石狩振興局管内以外は、16日から休業要請が一部緩和されることになった。
だが14日、五月晴れにもかかわらず、港町の風情が人気を集める小樽運河沿いの人通りはまばらだった。小樽市によると、直近2年の4月の観光客数は50万人だったが、今年は概算で前年の3%に満たなかった。「経験したことない、驚くべき数字」と担当者。
市中心部の飲食店18店でつくる「おたる屋台村」は、4月13日から営業自粛を続ける。店主会事務局の荒沢之博さん(63)は「今月16日からの営業も考えたが、札幌などから客が押しかけて感染者が出たら困る。予定通り31日まで我慢して様子をみたい」。
.
朝日新聞社
4218
:
チバQ
:2020/05/15(金) 09:09:21
団体の宴会はしばらくないだろうし、
居酒屋=大声を出す=唾が飛散する
ってイメージだから、利用は躊躇しちゃいますね。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200515-00000002-mai-soci
緊急事態解除でも日常へは道半ば 福岡の居酒屋、客足3割想定 沖縄復活は…
5/15(金) 0:27配信
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言が全国39県で解除された。外出自粛の長期化で苦境に立たされた飲食や観光関係者らは14日、ひとまず安堵(あんど)しつつも「客足は戻るのだろうか」と不安の表情を浮かべた。最初に宣言対象となった7都府県の一つで、37日ぶりに宣言が解除された福岡県では早速、営業再開に向けた動きも始まったが、医療現場などからは「気の緩み」を心配する声も上がる。
◇福岡
福岡市中央区の居酒屋「六本松ぴかいち」では14日午後、店員らが営業再開に向け準備をしていた。4月7日に福岡県など7都府県に緊急事態宣言が出された後は、弁当や総菜の持ち帰りに限っていたが、宣言解除を受け、5月19日から居酒屋営業を再開することにした。密集を防ぐため個室の使用をやめ、テーブルの間隔も広げ、収容人数を半分程度にする。店内で感染者が出た場合に備え、客の連絡先も聞くという。
同店を含め県内を中心に33店を運営するアトモスダイニング(福岡市)は宣言後、売り上げが85%落ち込んだ。順次再開することにしているが、山口洋社長(51)は「団体でワイワイ楽しむような状況には、なかなか戻らないだろう」と語り、当面は感染拡大前の3割程度の客足を想定。廃棄が増えないよう食材を慎重に仕入れ、持ち帰り営業も続けることにしている。
「『早く開いてほしい』という声も多く寄せられていたのでホッとしました」。福岡県内でボウリング場やバッティングセンターなど4店舗を展開する「スポーツガーデン」(同県久留米市)の担当者は、全店で営業再開できるようになったことをひとまず歓迎した。
4月9日から全店で臨時休業し、県による休業要請の対象外の屋外バッティングセンターのみ5月7日に営業を再開。休業対象のボウリング場や屋内のバッティングセンターは休業が続いていたが、緊急事態宣言解除を受け休業要請対象からも外れた。事前の報道で解除対象にボウリング場などが含まれるかがはっきりしなかったため、やきもきしていた担当者は「準備を整えて早く再開したい」と話した。【久野洋、飯田憲】
◇佐賀
「客足は戻ってほしいが、宣言の解除は早いと感じる。収束しかけてきたところなのに、また感染者が増えて休業となれば経済的にも痛い」。佐賀市三瀬村杠(ゆずりは)の野菜直売所「マッちゃん」の合瀬(おうせ)秀一社長(49)は緊急事態宣言解除にも表情は浮かない。
福岡県境のすぐ近くにある店は5〜7割を他県からの客が占める。感染拡大を防ぐため6日まで自主的に休業していたが、7日に営業を再開。14日も駐車場には福岡や久留米ナンバーの車が目立ったが、それでも客足は普段の半分ほどという。買い物に来ていた佐賀県みやき町の女性会社員(40)は「福岡と佐賀は人口が違う。第2波が来るはずなので、危機感は必要」と話し、宣言解除で往来が増えることを心配していた。
◇沖縄
感染拡大まで多くの観光客でにぎわった那覇市の国際通りは、土産物店や飲食店の大半が休業中のまま。7日から営業を再開した民芸品店の浜田宗親(むねちか)店長(46)は「売り上げはほぼゼロ。観光客はすぐに戻ってこない。廃業した店もあり、観光業を元の状態に戻すのは大変だと思う」とうつむく。
沖縄県は14日から一部の遊興施設を除き、休業要請を解除したが、来県は自粛するよう求め続ける。黒糖専門店の荒垣政美(まさみ)社長(67)も少しでも国際通りを活気づけたいと7日から店を開けているが、客入りは「最悪」と嘆く。「補助金や給付金の手続きも手間がかかる。政府の対策にはスピード感がない」と厳しい表情を見せた。【山口響、竹内望】
4219
:
チバQ
:2020/05/15(金) 10:54:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200514-00000090-asahi-soci
大阪府、休業要請を段階的に解除 飲食店は2時間延長へ
5/14(木) 21:25配信
朝日新聞デジタル
大阪府、休業要請を段階的に解除 飲食店は2時間延長へ
特別措置法にもとづく仕組み
大阪府の吉村洋文知事は14日、新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づいて要請していた休業について、段階的な解除を決めた。政府は大阪府について引き続き緊急事態宣言の対象として警戒を求めたが、特措法で定められた知事の裁量の範囲で独自基準「大阪モデル」にあわせ、判断した。経済が極度に冷え込むことを防ぐのが目的だ。
解除は16日午前0時から。大阪府は特定警戒都道府県を維持するため、解除は段階的に進める。居酒屋を含む飲食店については、営業時間をいまより2時間遅い午後10時まで、酒類の提供も同様に午後9時までとする。全面休業を求めていた映画館や博物館、大学、商業施設は、席の間隔を空けることや混雑時の入場制限を行うことなどの感染防止策を求めた上で要請を解除。パチンコ店などの遊技施設は、床面積が1千平方メートル以下の店舗については休業を要請しない。
これまでに全国でクラスター(感染者集団)が発生した接客を伴う飲食店やライブハウス、スポーツジムなどは休業要請を続ける。今後、政府が特定警戒や緊急事態宣言の対象から大阪府を外した段階で、さらに解除していく。
大阪府だけが休業要請を解除すると、緊急事態宣言が続く近隣の兵庫県や京都府から人が流れ込む懸念がある。両府県について、吉村知事は「おそらく共通にできるんじゃないか。何とか一致させたい」と話した。
4220
:
チバQ
:2020/05/15(金) 10:56:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200515-00000019-jij-soci
宣言解除「うれしい」 新型コロナ、気の緩み危惧も
5/15(金) 7:18配信
時事通信
宣言解除「うれしい」 新型コロナ、気の緩み危惧も
緊急事態宣言が解除された名古屋市内の繁華街=14日夜、名古屋市中区
「特定警戒都道府県」に指定されていた愛知県。
名古屋市の公園では公務員の40代男性が、4月から保育園に通う予定だった1歳9カ月の長男と遊んでいた。宣言解除を「うれしい」と歓迎しつつ、「集団感染などが発生したら、また戻してほしい」と注文を付けた。
【図解】緊急事態宣言の特定警戒都道府県と解除される特定警戒県(2020年5月)
夫、息子と共に公園を訪れていた同市の主婦(43)も「幼稚園に通えるのはうれしいが、本当に大丈夫か不安もある」と漏らした。外出自粛中は泣き方が変わるなど息子もストレスをためていたという。宣言が解除された後も、「気を緩めてはいけない」と話した。
同じく「特定警戒」の福岡県も解除されたが、ライブハウスへの休業要請は5月末まで続く。少人数が着席して楽しむスタイルが特徴の「キャバーンビート」(福岡市)は3月下旬から営業を休止し、オーナーの町田秀樹さん(57)は「何も変わらない」と残念がった。
「『3密』からほど遠いのに、ライブハウスというだけでイメージが悪くなった。客足は当分戻らないだろう」。インターネット配信に活路を見いだそうと200万円以上かけて機材をそろえたという。
全国で唯一感染者が確認されていない岩手県。盛岡市中心部の洋風居酒屋で働く千田泰河さん(38)は「宣言が解除されてもコロナが収束するわけではない。長丁場の対応を考えないと」と冷静に受け止め、「流行を繰り返すのが一番困る」と強調した。
市内には「県外客お断り」の貼り紙をする店も複数ある。イタリア料理店を営む菅洋介さん(37)は「県外客が増える不安もあるが、みんなが楽しむ場所だから一概には断れない。営業の仕方を工夫したい」と話した。
東京との人の往来も多い茨城県牛久市に住む助産師の女性(31)は「解除で気持ちが緩みそう。人の出入りが増えると感染リスクも高まる」と心配そうに語った。
4221
:
チバQ
:2020/05/15(金) 10:58:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200515-00000017-jij-bus_all
長引く接触制限、企業に試練 感染予防へ大きなコスト 経済界、事業再開へ指針
5/15(金) 7:18配信
時事通信
政府が新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の一部解除を決めたことを受け、経済活動が再開へ動きだす。だが、解除後も消費者は「3密」を避け、人との接触を減らす行動を求められる。感染予防策を講じながらの事業活動は企業にとって大きなコスト増加要因。新型コロナとの闘いは長期化が避けられず、日本経済に大きな試練が待ち構える。
「事業者は、職場での取り組みが、社会全体の感染拡大防止につながることを認識して対策を講じる」。経団連が14日発表した感染予防ガイドライン(指針)は、経営トップに治療法確立やワクチン普及までの長期戦の覚悟を求めた。
都市部に人口が集中する日本では公共交通機関での感染リスク低減が課題となるため、経団連は指針で週休3日制の導入検討を提案。既に東芝は製造現場に導入する方針だ。富士通の時田隆仁社長も「採用できるものは積極的に採り入れたい」と話す。コロナ対策を契機に、日本人の働き方は大きく変化する可能性がある。
経済活動が再開すれば、人の移動の増加は避けられない。鉄道会社からは「混雑状況の見える化で、利用客が最適な時間帯や経路を選べるようにしなければいけない」(東京メトロの山村明義社長)といった声も出る。
小売りや外食産業の指針では、利用客にも協力を求める。全国スーパーマーケット協会など小売業界12団体の指針は、来店客にあらかじめ買い物の計画を立てて店内での滞在時間を減らすよう促す。外食産業は、客同士が横並びとなる座席配置とし、お酌の遠慮なども呼び掛ける考えだ。
従業員の働く意欲の維持も欠かせない。小売業界の指針では「顧客対応に伴う従業員の精神的負荷」への目配りを要請。全国銀行協会は「顧客の生活維持と事業継続に必要不可欠なサービスを継続する」と強調した。
感染予防策を講じながらの事業再開は、日本社会全体に長期の負担を強いる。ただ、経団連の担当者は「感染爆発が起きれば、莫大(ばくだい)な損失が発生する」と対策の必要性を説く。
4222
:
チバQ
:2020/05/15(金) 10:59:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200514-00000015-san-l40
緊急事態宣言解除 福岡県、休業要請を原則解除 クラブなど「3密」は継続
5/15(金) 7:55配信
産経新聞
緊急事態宣言解除 福岡県、休業要請を原則解除 クラブなど「3密」は継続
記者会見で休業要請を原則解除することなどを発表する福岡県の小川洋知事
■学校、25日に全面再開
福岡県は14日、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の解除を受け、民間事業者への休業要請を原則として解除することを決めた。クラスター(感染者集団)が発生する恐れがある繁華街の接客を伴う飲食店などに対しては、休業要請を継続する。県民に対しては引き続き、県境をまたぐ不要不急の移動などの外出自粛を求める。臨時休校中の県立学校は、25日から全面再開させる。(九州総局 小沢慶太)
14日夜に県の対策本部会議を開き、緊急事態宣言解除後の対応を決定した。県内の新規感染者が13日までの直近1週間で6人と、感染状況が落ち着いていることなどから、社会経済活動を段階的に再開させていく必要がある一方、全面解除は早計と判断した。
小川洋知事は記者会見で「状況は大きく改善してきているが、闘いは長丁場になる。新型コロナと向き合いながら社会経済活動のレベルを上げていく」と述べた。
また、県は、感染が拡大傾向に転じた際、再び対策を強化する県独自の指標も公表した。1日当たりの感染者が3日連続8人(3日移動平均)以上▼直近3日間の感染経路不明者の割合が50%以上▼病床稼働率50%以上▼重症病床稼働率50%以上-の4項目で、これらを総合的に判断するとしている。
県は緊急事態宣言発出後の4月14日から、県内の遊興施設や商業施設など7区分の業種に対して今月31日まで休業を要請していた。居酒屋を含む飲食店に対しては、午前5時から午後8時までの営業と、酒類の提供を午後7時までにすることを求めていた。
これについて、県は15日から、感染防止対策の徹底を求めた上で要請を解除する。ただ、「3密」(密閉・密集・密接)になりやすく、クラスターの発生が懸念される施設に対しては新型コロナ対策の特別措置法24条に基づく休業への「協力の要請」を31日まで継続する。具体的な施設はキャバレー、ナイトクラブ、カラオケボックス、ライブハウス、スポーツジムなど。
さらに、県民に対して緊急事態宣言が続く都道府県への移動や「3密」となる場所への外出自粛、集団感染のリスクが高い大規模なイベントについては中止や延期などを求める。小川氏は「感染の第2波が襲った例もある。一層気を引き締め、家族や社会を守る行動が必要だ」と強調した。
31日まで臨時休校としていた県立学校については、21日をめどに始める予定だった分散登校を18日からに前倒しし、25日から全面再開する方針だ。
4223
:
チバQ
:2020/05/15(金) 11:00:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200514-00000005-san-l10
緊急事態宣言解除 群馬知事「緊張感を」、第2波警戒 休業・外出自粛要請、あす緩和
5/15(金) 7:55配信
産経新聞
新型コロナウイルス対策で県内に発令された緊急事態宣言の解除に伴い、県は15日、施設への休業要請や外出自粛の緩和に向けた行動基準などを正式決定する。宣言対象が全国に拡大された4月16日から約1カ月ぶりに社会経済活動が再始動する。一方で、山本一太知事は感染拡大の再燃を懸念。14日の定例会見で、感染者が多い東京都との往来自粛の徹底など引き続き警戒を緩めないよう改めて県民に求めた。(柳原一哉)
県内では14日、新規感染者数が8日連続でゼロとなった。これが宣言解除の根拠にもなったが、山本知事は、地理的に近い東京都の影響を受けやすいことなどを踏まえ、解除の先送りを政府に要望していた。
山本知事は会見で、「要望は実現はしなかったが、宣言が解除されても状況は楽観を許さない。緊張感を持つ必要があるとのメッセージは伝えられた意味はある」と説明。
その上で「(感染拡大の)第2波、第3波は必ず起こる」と明言し、引き続き医療提供体制やPCR検査体制の整備を急ぐ考えを示した。
一方、休業要請などを段階緩和する行動基準などの原案は15日の対策本部会議で決定後、16日から施行する。基準は4段階の警戒レベルを設定し、既に新規感染者数▽陽性率▽病床稼働率-などの緩和条件を満たしている。山本知事は「16日に現状の『4』から『3』に移すことになる」と述べた。
県によると、博物館や映画館、学習塾などの休業要請が一部解除されるほか、10人以下のイベントも認められる。順調に推移すれば6月1日ごろに「2」に移行し、ナイトクラブやカラオケも再開。県立学校も分散登校が始まる見通しだ。
県は今後、徐々に社会経済活動を軌道に乗せるため、人との間隔を一定程度保つなど感染予防の「新しい生活様式」の定着を図る。
4224
:
チバQ
:2020/05/15(金) 11:01:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200513-00000588-san-pol
宣言解除、各県知事「緩み」警戒 政府は往来自粛求める
5/13(水) 21:48配信
産経新聞
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言が14日、39県で解除される見通しとなったが、多くの県では、人の流れが急速に増えることに懸念も広がっている。西村康稔経済再生担当相は13日、全国知事会長の飯泉嘉門(いいずみ・かもん)徳島県知事らとテレビ会議を行い、宣言が継続する「特定警戒都道府県」と解除される地域との往来を自粛するよう、政府の基本的対処方針に明記する方針を重ねて示した。
飯泉氏は会議で、宣言の解除をめぐり「多くの知事が(コロナ対策の)急速な緩みを気にしている」と指摘。京都府の西脇隆俊知事は「特定警戒都道府県とそれ以外との不要不急の往来は厳に慎んでもらいたい」と訴えた。神奈川県の黒岩祐治知事は会議後、記者団に「(警戒態勢を)緩めることによって(感染者が)爆発的に増えることは十分ありえる」と危機感をあらわにした。
こうした声も踏まえ、西村氏は会議で、改めて宣言が残る特定警戒都道府県との往来は避けるよう求めた。そのうえで、宣言が解除される地域に対し、大規模イベントの自粛▽繁華街の接待を伴う飲食店への外出自粛▽クラスター(感染者集団)が発生したライブハウス、カラオケボックス、スポーツジムへの外出自粛▽「3密」を避けるなど人との距離を保つ新しい生活様式「スマートライフ」の徹底-を引き続き要請する考えも示した。
西村氏は、解除後に再び感染者数が増加した地域に関して「オーバーシュート(感染爆発)の兆候がみえれば(対象区域として)再指定をする」とクギを刺すことも忘れなかった。再指定の目安については「直近の新規感染者の数、特に人口当たりの数。(感染者数の)倍加時間、感染経路が不明な割合、医療提供体制を踏まえて判断する」と説明した。
4225
:
チバQ
:2020/05/15(金) 11:43:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200515-00571481-okinawat-oki
那覇の歓楽街「従業員の生活守るため 分かってほしい」 感染の不安抱え接客 「つぶれた店も多い」
5/15(金) 9:40配信
沖縄タイムス
那覇の歓楽街「従業員の生活守るため 分かってほしい」 感染の不安抱え接客 「つぶれた店も多い」
大型連休明けから営業を再開する店が増えた松山。客の通りは少なかった=14日午後9時45分ごろ、那覇市松山
接待を伴うキャバレーなどの遊興業種に対する県の休業要請は14日も継続。一方、那覇市松山の歓楽街では同日夜、多くの店が営業していた。あるクラブのオーナーは「もうけたいから再開しているわけじゃない。いまは従業員の生活を守るためにも、そうせざるを得ないことを分かってほしい」と打ち明ける。
午後10時。歓楽街の目抜き通りは人通りが少なく、手持ち無沙汰の客引きの男性の姿が目立つ。客引きたちによると、大型連休明けの7日以降、営業を再開する店が増えたという。「つぶれた店も多いけど、営業可能な店はほとんど開けている」と話す。
7日から営業を再開しているクラブの50代の男性オーナーは、一部の遊興業種だけに休業継続を求めた県の判断に納得していない。「この業種が感染のリスクが高いのは分かっている。でも従業員の生活を守らないといけないのは僕らも同じ。国も県も休業を求める割には、それに見合ったサポートが足りず無責任。感染対策を徹底して営業するしかない」。開店準備中の手を止め、不満をあらわにした。
店の売り上げはピーク時の1割程度という。店を畳む同業者も増え、周辺のテナントビルに「貸」看板が立ち始めた。補助金の申請書類を書いている途中だが「不足分をどれだけカバーできるのか」と不安は尽きない。
店内は換気ができる構造ではなく「3密」を避けるのは難しい。テーブルごとに消毒液を置き、従業員はグラスに酒を継ぎ足す度、手指を消毒。客の了解を得ながら接客中もマスクを着けて会話をするようにしている。男性オーナーは「細心の注意を払いながら営業を続ける。理解してほしい」と訴えた。
緩和初日は客まばら 1カ月以上休業した那覇の居酒屋
営業時間制限の緩和を受け、那覇市久茂地の沖縄居酒屋「抱瓶」は14日から、営業時間を2時間延ばして午後10時までにした。
4月8日から5月10日まで1カ月以上休業した。同11〜13日までは午後5時から同8時まで店を開けたが、短時間のため客は入っても1、2組。「ファーストオーダーがラストオーダーということもあった」とオーナーの高橋光太郎さん。制限緩和を受け、「ちょっとはましになるかもしれない」と期待する一方、「いつも通りには程遠い」と表情は晴れない。
「自粛要請という言葉でほとんどの店が協力している状況。補償とセットでなければ、協力できない店が出てくるのも仕方ない」と話した。
4226
:
チバQ
:2020/05/15(金) 17:18:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200515-00000040-asahi-ind
「金になる物全て売った」 感染者ゼロでも…被災地に影
5/15(金) 13:04配信
朝日新聞デジタル
「金になる物全て売った」 感染者ゼロでも…被災地に影
タクシー乗り場で客を待つ男性運転手。「30年以上やってきたがこんなことは初めて。焦りはあるがどうすることもできない」=2020年5月12日、JR盛岡駅前
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、1カ月前に全国に拡大された緊急事態宣言は14日、対象地域が大幅に縮小された。岩手県では「感染者ゼロ」の状態が続くが、地域経済や社会に大きな傷痕を残している。
岩手を含む39県に対する緊急事態宣言が解除された14日。個人タクシーの男性運転手(58)はこの日も盛岡駅で客を待っていた。
1日12時間、週6日働き月収は35万円前後。それが新型コロナウイルスの影響で約10万円に落ち込んだ。以前は1時間ほどで客が乗ったが、7時間待ったこともある。「意地だよね、もう」。力なく笑った。
パート勤務の妻と小学生の子ども2人の4人暮らし。生活費や税金で月20万円以上消える。客を乗せなければ収入はない。少しでも稼ぐため、出先で昼食を取ることはやめ、駅で客待ちをしながらコンビニ弁当をほお張る。都道府県間の移動は自粛され、主な客だった出張者も少ない。狭い車内で感染リスクと常に隣り合わせだが「客を乗せてなんぼの商売。休むわけにはいかない」と割り切る。
県内の自動車部品メーカーの工場で働く男性(50)は4月30日、事務所に呼び出された。「5月末で契約は終了になります」。派遣切りだった。新型コロナの影響で自動車の減産が決まり、その余波を受けた。「まさかこんなにあっさり切られるとは」。男性はショックを隠せない。
宮城県気仙沼市で両親と営んでいた水産加工会社は東日本大震災で被災し、自宅も失った。親戚のつてをたどって岩手に移住。3千万円のローンを組んで県内に自宅を再建した。仕事を転々とした後、昨年7月から派遣社員となり月収は20万円に上がった。それでも、パソコンやカメラなど「金になりそうなものは全て売り、何とか食いつないできた」。だが、派遣の仕事も失うことになった。
自己破産を申請し、任意売却を決めた自宅は買い手が見つかれば立ち退きとなる。派遣会社から次の仕事を紹介してもらえるめどはない。マスクを買う金銭的な余裕もなく「こんな生活をするならコロナで死んだ方がまし」と吐き捨てる。
「コロナ不況」は復興へと向かう被災地にも影を落とす。「当座の運転資金も全然足りない」。大槌町で幕末から続く「小川旅館」を経営する小川勝己さん(60)と京子さん(59)夫妻は悩む。
震災時の津波と火災で全壊しながらも、翌年12月に内陸部の土地を借り営業を再開。少しずつ借金を返してきたが、昨秋の台風19号被害や三陸鉄道の不通で低迷が始まり、そこにコロナ禍が重なった。
キャンセルが相次ぎ、6月末まで予約ゼロ。町は独自に中小事業者を対象とした定額30万円の事業継続支援金の支給などを決めたが「焼け石に水」と小川さん夫妻は漏らす。「震災のときは荒野の中でも復興の姿を描くことができた。コロナ禍は先を見通せないから怖い」(藤谷和広、本田雅和)
◇
岩手労働局に寄せられた新型コロナ関連の相談はここ1カ月で3倍ほどに増え7日時点で4094件に上る。飲食業や製造業などからの問い合わせが多く、休業手当を支援する国の雇用調整助成金に関する相談が8割を占める。ただ、手続きの煩雑さなどが要因で8日までに申請を受理したのは60件にとどまり、支給決定は7日時点で7件となっている。
県は売り上げが5割以上減るか減る恐れがある事業者を対象に、月10万円を上限に家賃の半分を3カ月分補助する。また融資制度を創設したほか、休業要請(4月25日〜5月6日)に応じた事業者に協力金10万円を支給する。
4227
:
チバQ
:2020/05/17(日) 09:33:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/26efedd894cd706d1673fcefdff4f2cae524b186
緊急事態解除されていない東京や大阪、夜の人出増加…銀座23%・心斎橋20%
5/16(土) 22:20配信
読売新聞オンライン
新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が39県で解除された後、各地の繁華街で夜間の人出が増加したことが、ソフトバンク系列のIT企業「アグープ」のデータでわかった。宣言が解除されていない東京都や大阪府、北海道でも人出が増えており、「自粛疲れ」がうかがわれる。
アグープがスマートフォンのアプリから得た位置情報を基に半径500メートルの滞在人数を推計。15日午後7時台の人出を、宣言解除が発表された14日と比べた。
宣言が解除された地域では、名古屋市の栄駅で前日比10・6%、福岡市の中洲川端駅で同14・3%、それぞれ増加した。
解除されていない東京都でも、3月末から減少傾向にあった新宿・歌舞伎町で12・5%増え、銀座駅は23・0%と大幅に増加。大阪市では心斎橋駅が20・0%、北新地駅が16・3%、それぞれ増加。札幌市のすすきの駅では13・7%増えた。
栄駅と心斎橋駅は、宣言解除前の今月7日から増加傾向がみられている。
ただ、いずれの地点も、前年5月の平日を平均した数値と比べると人出は5〜7割程度減っている。
一方、NTTドコモの「モバイル空間統計」によると、16日午後3時の人出は、東京・銀座で前年同月比72・4%、大阪・難波で69・1%の減少となった。
国際医療福祉大の松本哲哉教授(感染症学)は「宣言が続く地域も、気分的に外出自粛が緩んでいる可能性がある。感染リスクが高まることが予想され、結果的に宣言解除の遅れにつながりかねない」と指摘する。
4228
:
チバQ
:2020/05/17(日) 16:47:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/02fc6d53221ae4ebe02eadb30d31349ec836a390
大人の社交場にコロナの余波 要請解除も「客足」に懸念
5/16(土) 16:00配信
長崎新聞
開店準備で20日ぶりにカクテルをつくった安谷さん。「店でしか楽しめないプロの味や雰囲気がある」=長崎市本石灰町、ヴィクター
新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため延長されていた県内遊興施設への休業要請は15日で解除された。ただ「客足がすぐ戻るとは思えない」との声は根強い。大人の社交場は「新しい生活様式」という変化の波にさらされている。
長崎市最大の歓楽街・思案橋にあるバー「ヴィクター」。20日ぶりに氷でシェイクする音が戻った。「ようやく堂々と開けられる」。店主の安谷正敏さん(61)は15日の知事会見のライブ配信を見て、ネクタイを締め直した。
カウンター越しにカクテルを提供するのが休業延長要請理由の「接待」とみなされたのは不服だった。とはいえ営業しても、客が来なければ仕入れや光熱水費が無駄になる。実際4月の来客数は9割減っていた。
「愚痴を言ってるだけじゃ生き残れない」。インターネットで調べ、すぐに国の持続化給付金(個人事業者最大100万円)や県の休業協力金(30万円)を申請。市から事業持続化支援金30万円を受け取った。国民1人10万円の特別定額給付金もオンラインで申請、マイナンバーの暗証番号を忘れ役場に駆け込んだ。無利子融資の審査は通った。
「やれるだけのことはやる。でも、これほど手続きが煩雑だと、パソコンを扱えない人は置き去りにされるだろう」
今後は椅子を間引いて間隔を保ち、県外や団体の客は当面、遠慮してもらう。減収は痛いが「まずは常連客に安心していただく」ためだ。安価で手軽なオンライン飲み会が普及する中で「店でしか楽しめないプロの味や雰囲気がある。家庭と職場だけじゃ息抜きできないでしょ」と前を向く。
◆ ◆
近くでナイトクラブを経営する40代女性は、県の要請前から自主休業して1カ月が過ぎたが、営業再開に踏み切れずにいる。
コロナ前は、市内に出先がある東京や福岡の大手企業が出張の慰労や接待で利用してくれていた。しかし県境を越える移動は引き続き自粛を求められた。このままオンライン会議や在宅勤務が定着するかと思うと「怖い」。せめて地場企業が会合自粛を緩めてくれたらと思うが…。
本来なら3〜4月は歓送迎会、5〜6月は株主総会と書き入れ時。だが業績が悪化した得意先に営業の電話を入れるのは、はばかられる。接待交際費も削られただろう。飛沫(ひまつ)防止用ビニールカーテンを席に取り付けるか迷っている。相談した常連客からは「くつろげない」と言われた。
「これからは接客の在り方が変わる。もう違うことを考えた方がいい」。そんな客の言葉が胸に突き刺さる。予約は途絶えた。女性スタッフに給料を渡し娘を養うにも手元資金だけでは限界がある。自宅に閉じこもるうちに周囲の水商売が徐々に再開し、焦りがないと言えばうそになる。再開を待つ客からの電話に励まされながら、「先が見えず、逃げ出したくなる自分と必死に戦っている」。
4229
:
チバQ
:2020/05/18(月) 18:54:44
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020051501259&g=eco&utm_source=jijicom&utm_medium=referral&utm_campaign=jijicom_auto_aja
大丸心斎橋店、平日のみ再開へ 三越伊勢丹は地方店を順次
2020年05月15日22時21分
J・フロントリテイリングは15日、旗艦店の大丸心斎橋店(大阪市)など10店舗について、19日から平日に限定し全館営業を再開すると発表した。大阪府などは緊急事態宣言の対象だが、府が独自の判断で休業要請を段階的に解除することを決めたことから、全館営業に踏み切る。
再開するのは、大丸心斎橋店のほか、京都店(京都市)、神戸店(神戸市)、松坂屋名古屋店(名古屋市)など。
三越伊勢丹ホールディングスは、緊急事態宣言が解除された地域の9店舗を16日以降、順次再開する。新潟、宮城、静岡、愛知、香川、福岡の6県が対象。広島市の広島三越も準備している。売り上げの大きい首都圏6店舗の再開のめどは立っていない。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200512-00000568-san-bus_all
そごう・西武 3店で全館営業へ 出口戦略うかがう百貨店
5/12(火) 17:21配信
産経新聞
百貨店のそごう・西武は12日、西武秋田店(秋田市)など3店について、全館での営業を15日から順次再開すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言を受け、百貨店各社は店舗を全館休業したり、食品売り場のみ営業したりしている。ただ、政府が「特定警戒都道府県」外の34県について宣言を解除する調整に入ったのに合わせ、「アフターコロナ」へ歩み出す。
西武秋田店とそごう徳島店(徳島市)は15日、西武福井店(福井市)は21日にそれぞれ全館営業を再開する。ただ、3店とも営業時間を午前10時〜午後6時に短縮する。
同社は宣言の発令以降、15店全店で食品売り場のみの営業に切り替えた。特定警戒外に立地する5店について自治体と対応を協議した結果、3店の営業再開を決めた。残る西武大津店(大津市)とそごう広島店(広島市)は現状維持。
他の百貨店各社も特定警戒外の店舗について順次、営業を再開している。食品売り場のみの営業を継続する高島屋は、高崎店(群馬県高崎市)と岡山店(岡山市)を11日に全館営業に切り替えた。
J・フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店も、全館休業中の8店を7日から食品売り場のみの営業へ移行。さらに、高知大丸(高知市)は11日に全館営業を再開し、松坂屋静岡店(静岡市)は13日に全館営業に戻るという。(日野稚子)
4230
:
チバQ
:2020/05/18(月) 18:55:45
高島屋8店舗で再開 3密対策し日本橋や大阪などで
5/18(月) 12:20配信
テレ朝 news
All Nippon NewsNetwork(ANN)
[ 前の映像 | 次の映像 ]
大手百貨店「高島屋」は緊急事態宣言が続く首都圏などの店舗で18日から営業を再開しました。
高島屋は東京・日本橋など8店舗で食品フロアと衣料品や雑貨など生活必需品を扱う売り場を中心に営業を再開しました。近い距離で接客をする店員がフェースシールドを着用したりするなど、「3つの密」を避ける対策が取られています。
客:「スーパーとかしか行かなかったので、こういうの見るだけでも楽しくて」
流通業界ではイオンモールや大丸松坂屋など緊急事態宣言が続く大阪や京都などでも営業再開の動きが相次いでいます。
4231
:
チバQ
:2020/05/18(月) 18:56:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200518-00033046-mbsnewsv-bus_all
イオンモール“映画館を除いて”近畿30か所で営業再開…状況によって『入場制限』も
5/18(月) 11:53配信
MBSニュース
MBSニュース
大阪のショッピングモールや百貨店が感染予防策をとりながら5月18日から営業を再開しました。
18日午前10時にオープンした大阪府四條畷市の「イオンモール四條畷」では、入り口で検温とアルコール消毒を済ませたお客さんが続々と館内に入っていきます。緊急事態宣言に基づく自治体からの休業要請を受け、全国のイオンモールでは4月8日から、スーパーなどを除き休業していましたが、要請が解除されたことから近畿地方にある30のモールで、映画館など一部店舗を除き5月18日から一斉に営業を再開しました。
「うれしいですね。ユニクロも開いたし、本屋に行きたくって、図書カードをもらったので。」(来館客)
イオンモールでは大型の換気装置を設置したほか、客同士の距離を保てるよう館内の客数を数え、状況によっては入場制限をするなどの対応をしたいとしています。
「『キープディスタンス』を徹底しまして、新型コロナ感染防止に努めて、地域のお客様から信頼を得る安心安全に取り組む。」(イオンモール四條畷 奥田喜代士ゼネラルマネージャー)
また、大阪市中央区の「高島屋大阪店」でも高級ブランド店などを除き営業を再開しました。飛沫防止のためのシートを設置、販売員から客への声掛けは自粛します。そのほか、近鉄百貨店も大阪の「あべのハルカス近鉄本店」や奈良店などで営業を再開しています。
4232
:
チバQ
:2020/05/18(月) 21:45:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/30a6e64385c77bdd4589d5ef969f435a6d367d9c
札幌・ススキノラフィラが閉店 6月に解体、新複合ビル建設へ
5/17(日) 21:47配信
毎日新聞
閉店のシャッターが下りるまで、客を見送る「ススキノラフィラ」の従業員ら=札幌市中央区で2020年5月17日午後8時12分、岸川弘明撮影
札幌市中央区のススキノで長らく市民に親しまれた商業施設「ススキノラフィラ」が17日、閉店した。新型コロナウイルス感染拡大の影響などでスーパーや衣料品店、飲食店など約120店舗のうち半数近くが休業し、外出自粛要請も続く中、最終日は午前10時の開店から多くの客が訪れた。老朽化した現在のビルは建て替えられ、6月中旬にも解体が始まる。代わりに2023年の開業を目指し、商業施設などが入る複合ビルが建設される予定。【岸川弘明】
運営会社「ススキノ十字街ビル」によると、現在のビルは地上8階、地下3階。札幌松坂屋として1974年に開業し、ヨークマツザカヤ、ロビンソン百貨店と名称を変え、2009年に現在の店名となった。市営地下鉄すすきの駅とつながる地下入り口付近は「ロビ地下」の愛称で待ち合わせ場所として有名だった。
ススキノで居酒屋を営む立崎有希さん(47)は「食材の買い足しに利用させてもらった。優しくしてくれた店員さんにありがとうと伝えたい」と惜しんだ。
ビル開業以来46年間、テナントに入る宝飾店「ジュエリーサロントムトム」の店長、岡崎頼子さん(83)は「お客さんが会いに来てくれるから今まで元気に店に立ち続けることができた。感謝の気持ちでいっぱい」と話した。
当初予定していた閉店セレモニーは感染防止のため中止されたが、午後8時過ぎに1階のシャッターが下りるのに合わせ、従業員らが客らを見送った。
◇道内最大の繁華街で「待ち合わせの目印」に
「ススキノラフィラ」はススキノ中心部の交差点に面し、1974年に札幌松坂屋として開店して以来、待ち合わせの目印として地域に親しまれてきた。建て替えが決まっており、札幌市民からは四十数年にわたって道内最大の繁華街の移り変わりを見守ってきた存在を惜しむ声が上がった。
「ススキノの変遷とともに名前や入居店舗も変わっていった。時代に翻弄(ほんろう)されたビルだった」。タウン情報誌編集長を経て、札幌の飲食店ガイドなどを発行する亜璃西(ありす)社(札幌市中央区)の和田由美社長(70)は振り返る。72年札幌冬季五輪から程なくして、ススキノにひしめいていた小さな飲食店などの立ち退いた跡に開店した。大理石で飾られるなど重厚で豪華なインテリアで、大規模な駐車場も備わっていた。「当時のススキノで高級感のある百貨店ができたことは画期的。当時のにぎわいは札幌地下街がオープンした時に並ぶほどだった」と懐かしむ。
高級志向も長くは続かず、名前を変えるたびに庶民的な店舗が増えた。今ではスーパーマーケットや100円ショップが入居し、スーパーが乏しいススキノで食料品を手に入れられる、貴重な庶民の砦(とりで)に姿を変えた。付近の住民や夜の街で飲食業を営む人たちが利用し、ススキノ近くに事務所を構える和田社長は「会社の忘年会の買い出しで使ったこともある。品ぞろえも豊富だったので、私も含めてなくなると困る人は多いはず」と話す。
「ススキノの交差点は(東京・渋谷の)スクランブル交差点のようなもの」。テレビに映るとき、必ずラフィラも映り、象徴的な存在であり続けた。和田社長は「なくなる空白は大きい。次にどんなビルが建つかはわからないけれど、風景も一変するだろう」と語った。【源馬のぞみ】
4233
:
チバQ
:2020/05/19(火) 18:16:14
https://www.sankei.com/economy/news/200518/ecn2005180030-n1.html
百貨店、首都圏営業再開の動きは二分 関西圏は営業拡大で一致
2020.5.18 21:54|
新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言発令により営業自粛を続けてきた大手百貨店で、発令が続く8都道府県下での本格営業再開に向けた動きが分かれ始めた。高島屋は18日に東京都や神奈川などの店舗の本格営業を始める一方、多くの百貨店は大阪府が営業自粛要請を緩和した関西圏での営業拡大にとどまる。ただ慎重姿勢の各社にとっても営業自粛の悪影響は大きく、再開を急ぎたいのが本音のようだ。
緊急事態宣言発令から食品売り場を除き臨時休業に入っていた高島屋は18日、大阪府内の店舗に加え、東京都内の日本橋店などでも生活必需品関連売り場などに営業範囲を拡大した。首都圏では緊急事態宣言は解除されていないが、地域住民からの要望の多さや取引先の雇用維持の重要性を踏まえた判断だという。
一方、同じく食品売り場のみの営業を続けてきたそごう・西武は15日から全館営業している2店に加え、そごう広島店と西武大津店で20日から西武岡崎店(愛知県)と西武福井店は21日、そごう西神店(兵庫県)は22日から全館営業する。ただ、首都圏の8店は「国や自治体の要請を踏まえ判断する」と慎重姿勢だ。
大丸松坂屋百貨店も19日から大丸心斎橋店はじめ10店で平日の全館営業を再開するが、東京と北海道の3店は食品売り場のみの営業を継続。三越伊勢丹グループは19日から松山三越の全館営業を再開するが、首都圏6店は休業、道内3店は食品売り場の再開・営業延長の対応にとどめた。
百貨店の売り上げの中心は紳士・婦人服など衣料品や服飾雑貨だが、新型コロナによる営業自粛の長期化で春物衣料の販売機会はほぼ消失、夏物も定価販売できる時期は過ぎつつある。業界関係者は「中元商戦も控えている。取引先含め一刻も早く営業を再開したいのが本音だろう」と分析している。
4234
:
チバQ
:2020/05/19(火) 18:17:34
https://www.sankei.com/economy/news/200518/ecn2005180022-n1.html
高島屋、近鉄…関西の百貨店、続々営業を再開 しばらくは感染予防に目を光らす
2020.5.18 18:51|
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、食品売り場を除き休業を続けていた関西の百貨店が18日、相次ぎ営業を再開した。高島屋は大阪店(大阪市中央区)の営業範囲を拡大。近鉄百貨店も「あべのハルカス近鉄本店」(同市阿倍野区)を全館再開した。ただ、初日は人出も少なく、当面は感染予防に目を光らす厳戒態勢が続く。完全復活に向け、しばらく足慣らしの営業が続きそうだ。(田村慶子)
「お客さまや従業員の感染予防をしっかり行い、営業してまいりたい」
午前10時に開店した高島屋大阪店の伊藤桂副店長はマスク姿で店頭に立ち、記者団にこう強調した。同店はレジに飛沫防止のビニールカーテンを設け、接客時のフェースシールド着用など対策を強化。従業員更衣室が密集につながるため、私服での接客も認めた。
衣料品や日用雑貨など、売り場面積の約6割を41日ぶりに再開した。堺市から来た主婦(49)が「不便に感じる人は多かった」と歓迎する一方、大阪市に住む高齢男性が「店内で密になる」とするなど、感染再燃への不安も聞かれた。大阪府下では堺市の堺店、泉北店も営業を始めた。
近鉄百貨店もこの日、高層ビル「あべのハルカス」に入る本店など計10店舗を全館再開した。「お客さまの協力がなければ感染を防げない」(広報)と休憩所の椅子を間引き、精算時やエスカレーターに乗る際に間隔を空けるよう呼びかける案内を設けるなどした。
J・フロントリテイリングは傘下の大丸松坂屋百貨店が大丸心斎橋店(大阪市中央区)、大丸梅田店(北区)など関西にある計7店舗の営業を19日に全館再開。エイチ・ツー・オーリテイリング傘下の阪急阪神百貨店は21日、阪急百貨店梅田本店(同)や阪神百貨店梅田本店(同)などを全館再開させる。
4235
:
チバQ
:2020/05/20(水) 09:02:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200519-00000010-nagasaki-l42
非難集中「まるで魔女狩り」 パチンコ店勤務の女性 思いを吐露
5/19(火) 16:00配信
長崎新聞
非難集中「まるで魔女狩り」 パチンコ店勤務の女性 思いを吐露
パチンコ店への批判の嵐について女性は「魔女狩りのようだ」と語った(写真はイメージ)
新型コロナウイルス感染症対策で、自治体の休業要請・指示に従わず営業を続けるパチンコ店が批判にさらされた。そんな中、パチンコ店に勤める女性(35)から本紙にこんなメールが届いた。「国民のストレスのはけ口にされている。『魔女狩り』のようで恐怖を感じる」。
女性は、氏名や住所を明かさない条件で電話取材に応じた。
5年前に離婚し、シングルマザーになった。2人の子どもを抱えて路頭に迷っていた時、就職した先がパチンコ店だった。週休2日で収入は手取り約18万円。「資格もない。就職活動する時間的な余裕もない。そんな自分を雇ってくれた。感謝しかない」
4月、新型コロナの感染拡大を防ぐため、各都道府県が遊興施設などに休業を要請。それに応じず、営業を強行するパチンコ店に非難が集中した。県境を越えて店を訪れる客も問題視された。「許せない」「何をしているのか」。世の中はバッシング一色に。女性は「パチンコのイメージはただでさえグレーだったのに、『真っ黒』になってしまった」と感じた。
女性が勤務する店は要請を受けてすぐに休業した。その前から感染予防策も取っていた。店員はマスク必着。遊技台の間隔も1台ずつ空け「密」にならないよう配慮していた。休業中は店が従業員の給与8割を補償。店長は「雇用は絶対守る」と約束してくれた。
女性は言う。「ほとんどのパチンコ店は休業したのに、一部の店が営業しただけで業界全体が『悪』と見なされるのはどうかなと思う。今、私たち家族の命を守ってくれているのは、国でも自治体でもなく、社会からバッシングされているパチンコ店なんです」
このまま、仕事を続ければ世間から白い目で見られるかもしれない。怖いから辞めてしまおうか。でも、今はこの仕事しかできない…。気持ちは揺れる。
テレビでパチンコのニュースが流れるたび、中1と小3の子どもたちが心配そうに顔をのぞき込む。「お母さん、大丈夫?」。女性はいつも、曖昧にうなずき返している。
4236
:
チバQ
:2020/05/20(水) 09:02:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200516-00000010-at_s-l22
ジム、カラオケボックス…難しい業種も「前向く」 静岡県内、営業再開へ3密対策入念
5/16(土) 8:37配信
@S[アットエス] by 静岡新聞SBS
ジム、カラオケボックス…難しい業種も「前向く」 静岡県内、営業再開へ3密対策入念
18日の営業再開に向けて新型コロナウイルスの対策を進めるフィットネスクラブ=15日午後、静岡市葵区
新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言の解除に伴い、静岡県が15日、スポーツクラブやパチンコ店、カラオケボックスなどの遊興、遊技、運動施設への休業要請を17日で終了すると表明した。静岡県内の多くの事業者が営業再開に向けて準備を始めた一方、密閉、密集、密接の「3密」を避けづらいとして現時点では再開時期を見通せない業種も。「まだしばらくは耐え続けなくてはいけない」。関係者の間からは苦悩する声も聞かれた。
「再開できることになったのは良かった」
18日に営業を再開する静岡市葵区の「YSフィットネスクラブ呉服町」の石川知支配人は、安堵(あんど)の表情を見せた。利用者の検温、各所の消毒や換気を徹底するつもりだ。「どれだけの利用者が戻ってきてくれるか。安心してもらえるようできる限りの対策をする」と意気込む。
県内で22店舗を展開するカラオケチェーン「まねきねこ」。運営会社のコシダカ(前橋市)によると、18日からの再開を目指す。小室昌彦広報室長は「特に3密対策を重視している」と強調。換気能力ごとに各部屋の利用人数を抑制したり、ドリンクバーを一時的に取りやめたりする。
県内でパチンコ店「コンコルド」を30店舗運営する新日邦(藤枝市)も18日から全店舗の営業を再開する。ホールに空気清浄機を増設し、パチンコ台の席を1席ずつ空けて密接の状態を防ぐ。マスクがない客には配る予定。担当者は「休業期間が長く厳しかった。安心して楽しんでもらえるよう、万全の対策を取りたい」と話す。
一方、浜松市中区のライブハウス「浜松窓枠」の上嶋潤社長は、運営上の難しさを説明する。「密集、密接して盛り上がるのがライブハウスの楽しいところ。解除されたからと言って、すぐにイベントができるわけではない」。音漏れを防ぐため、空間も密閉的だ。
地元アーティストが収束後のイベントを企画し、ライブハウスを支援する全国的な動きも広がっている。上嶋さんは「いつ再開できるかは分からないが、少しは光が見えてきた気がする。アーティストと一緒に気持ちを前向きにして取り組んでいきたい」と語った。
.
静岡新聞社
4237
:
チバQ
:2020/05/20(水) 10:53:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200520-00010003-nishinpc-soci
中洲の女帝「夜の街は死なん」 “一流”を見てきた50年…コロナ禍で感じた情
5/20(水) 10:05配信
西日本新聞
中洲の女帝「夜の街は死なん」 “一流”を見てきた50年…コロナ禍で感じた情
月刊誌編集長として中洲の文化を発信し続けた藤堂和子さん
全国39県で新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言は解除されたものの、繁華街がコロナ前のにぎわいを取り戻せるかは見通せない。そんな中で「夜の街は死なん」と力強く語る女性がいる。九州最大の歓楽街、福岡市・中洲で「女帝」と呼ばれ、多数の財界人や芸能人らを顧客に抱える高級クラブ「ロイヤルボックス」のママ藤堂和子さん(74)。中洲歴50年の経験から「良か人材がいて、奮起する店は生き残るったい」と博多弁で言い切る。
【別カット写真】中洲の女帝・藤堂和子さん
.
夜の街の文化を30年間、全国に発信
藤堂さんは高校卒業後、自動車販売会社に就職。兄の経営する中洲のスタンドバーを義姉の出産のために手伝ったことが人生の転機になった。物おじせず率直な性格が客に受け、自身も接客業の面白さに目覚めた。そして水商売1本に。36歳でラウンジ開業、48歳で高級クラブの経営を始めた。じゃんけんの異様な強さでも有名だが、月刊誌「LB中洲通信」の編集長として約30年間、中洲の文化を全国に発信したことでも知られる。
現在経営するのはクラブとバー、ラウンジの計4店舗。約80人の従業員を抱える。「お客様と従業員の命が大事やけん」。他のクラブに先駆けて緊急事態宣言前の4月4日から休業し、少なくとも5月末まで継続する予定。家賃など1カ月の経費は1200万円。今までの蓄えを取り崩しつつ、家賃支援や従業員への助成金など行政の支援を待つ状況だ。半世紀を過ごす中洲の現状を見て「人通りがない街はきれいすぎて寂しすぎる」と表現する。
.
「良か店は水面下で引き抜き合戦をやっとる」
感染拡大防止に向け、「3密」を避ける「新しい生活様式」の継続が呼び掛けられており、接客業の世界が今後どうなるか不透明。新型コロナ禍で企業倒産も国内外で相次いでおり、水商売が一番弱い「不況」の足音も聞こえる。
それでもオイルショック以降、バブル崩壊、リーマン・ショック、震災など数々の苦境を経験した藤堂さんは悲観しない。「昔から不況になれば、多くの飲み屋がつぶれてきた。でも、中洲も銀座もススキノもいつの間にか元通りになる」
どんな状況でも生き残る店には特徴があったという。「すでに人を切る店もあるようだが、接客業は人材が命たい。きつか時に給料払って女性を引き留められるか。今でも、良か店は水面下で引き抜き合戦をやっとる」と明かす。
新しい生活様式として注目される、テレビ会議アプリを使った「リモート飲み会」には懐疑的だ。「人間は会って直接話して、その相手が信用できるか、親しみが持てるか分かるの。初めて会ってネット上で良か人間関係が築ける人がおるやろか? きっと夜の街のビジネス利用は回復するし、繁華街がないと男が生き生きしないの」
「世の中は捨てたもんじゃなか」
50年の水商売業で50万人以上の男と会い、ビジネス、スポーツ、芸能、芸術の世界で「一流」と称される人間を多数見てきた。各界で成功する人間の多くが「遊び」を大事にしていたという。「働いて稼いで酒を飲んで、女性に振る舞って。年齢は関係なく、遊びたい気持ちがなくなった人がどんどん縮小する姿を幾度も見とうよ」
コロナ禍の有事だからこそ、人の情けを感じる時代になったという。藤堂さんの店が休業した後、常連客のビジネスマンが「500万円」と書いた紙をくれた。「何ね?」と尋ねると「僕にできる限界やが、困ったらいつでも言って」と話した。他にも休業中の資金繰りを心配する顧客の電話は多数受けた。全て断ったが、「世の中は捨てたもんじゃなか。中洲には情があるんよ」と藤堂さん。
今の目標は88歳までママを務めることだ。「人と会うのが楽しか。やっぱりね、私は水商売しかできんのよ」。夜の街の復活を誰よりも望んでいる。(井崎圭)
4238
:
チバQ
:2020/05/20(水) 15:44:01
https://www.asahi.com/articles/ASN5N4RZ8N5NULFA01K.html
コンビニ売上減、過去最大幅 4月、在宅勤務響く
2020年5月20日 15時00分
国内にあるコンビニの4月の既存店売上高は、7781億円だった。前年の同月より10・6%少なく、その落ち込みの幅は、比べられる2005年以来最も大きかった。緊急事態宣言に伴う在宅勤務の広がりや外出の自粛が響いた。減少幅は3月(5・8%)より拡大した。
日本フランチャイズチェーン協会が20日、コンビニ主要7社のデータとして発表した。来店客数は18・4%減で、こちらも05年以来最大の減少幅だった。オフィスが多い都心部や観光地などの店で、とくに落ち込んだ。
4239
:
チバQ
:2020/05/20(水) 15:44:55
https://www.asahi.com/articles/ASN5L55C6N5GULFA01B.html?iref=pc_rellink_01
4月売上高、居酒屋激減 ハンバーガーは好調のワケ
若井琢水、加茂謙吾
2020年5月18日 18時00分
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出の自粛が続いた4月の売上高で、外食チェーンの明暗が分かれた。持ち帰りや宅配への取り組みの差が出たようだ。
悪影響が最も大きかったのは、居酒屋だった。多くの店で休業を迫られた。
焼き鳥チェーンの鳥貴族の4月の既存店売上高は前年同月に比べて96・1%減った。一時はフランチャイズを含む約640店のすべてで臨時休業した。再開店を徐々に増やしつつあるが、客足の回復には時間がかかるとみている。
居酒屋大手で「和民」などを営むワタミも92・5%減だった。
定食やすしのチェーンは苦戦しつつ、持ち帰りの強化に商機を探る。
定食屋の「大戸屋」は48・4%減ったが、持ち帰りに限ると5割増し。今後も需要が増えると見込み、持ち帰りメニューを5月16日から4品増やした。
「チキンかあさん煮弁当」や「かぼちゃコロッケと鶏の竜田揚げ弁当」などだ。20日には冷凍食品の販売も始める。
「くら寿司」も48・1%減だが、持ち帰りだけだと倍増した。新型コロナの影響が長びくことも見据え、宅配事業も検討しているという。
持ち帰りや宅配への切り替えがうまくいったファストフードは健闘した。
牛丼の吉野家は4・0%減で済んだ。ハンバーガーなどのチェーンは、売り上げをむしろ伸ばした。在宅勤務や休校で家にいることの多いファミリー層らの需要をつかんだ。
既存店ベースの売上高をモスバーガーは3・7%、マクドナルドは6・5%、それぞれ増やした。
ケンタッキーフライドチキンの伸びはさらに大きく20・6%増だ。店内での飲食は控えてもらい、営業時間を午後8時までに短縮した上での異例の伸び幅だ。
売り上げのほぼ全ては持ち帰り。広報担当者は「クリスマスのイメージからの脱却を目指し、家族向けメニューに力を入れてきた」と話す。(若井琢水、加茂謙吾)
飲食業界の4月の売り上げ増減
※前年同月比%、▼はマイナス
ケンタッキーフライドチキン 20.6
マクドナルド 6.5
モスバーガー 3.7
吉野家 ▼4.0
くら寿司 ▼48.1
大戸屋 ▼48・4
ワタミ ▼92.5
鳥貴族 ▼96.1
(既存店ベース。ワタミは「和民」以外の業態も含む)
4240
:
チバQ
:2020/05/23(土) 18:38:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3ec32de325f5a699fe32809bedb4a9667176bab
「北新地が倒れる」休業要請続く夜の街 漏れる経営者らの嘆き 大阪
5/22(金) 20:37配信
毎日新聞
休業要請が継続し、閑散としたままの北新地=大阪市北区で2020年5月22日午後7時1分、平川義之撮影
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う大阪府の休業要請は23日午前0時に大幅に解除される。ただ、クラスター(感染者集団)が発生したナイトクラブやライブハウスなどの解除は見送られ、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく休業の協力要請は続いている。至近距離での接待や客の密集が懸念されるためだが、大阪の繁華街・北新地などでは家賃などの固定費が重い負担となっており、経営者らは一日も早い営業再開を願っている。
「このままでは新地が倒れてしまう」。バーを3店経営する東司丘(としおか)興一さん(68)は5月末で1店を閉めることにした。3月から客が激減し、休業要請が出された4月中旬から臨時休業。従業員の給与の半分を支払い続けているほか、高額な家賃が負担となっている。営業が再開されても客足が戻るか分からず、規模の一番大きい店を閉めるしかなかった。
北新地社交料飲協会の理事長でもある東司丘さんは、「新地の屋台骨のクラブやラウンジがなくなると、付近の飲食店の経営も成り立たなくなり、新地全体が沈んでしまう」と心配する。北新地では約2500店がテナントに入るが、大半が休業中だ。
◇シングルマザーのホステス「もう限界」
北新地でスナックを経営する女性は営業再開の時期で悩んでいる。家賃は半額に当たる10万円ほど減額されたが、ビルの管理費やカラオケ機器の納入業者などへの支払いは続き、収入がない現在は先の見通しが立たない。ただ従業員に給料を出す必要もあり、客が来なくても要請解除後には店をすぐ開ける予定だ。
女性は、感染拡大が収束しても第2波が到来して再び休業要請が出される可能性があると考え、金融機関から想定の倍近い額の融資を受ける。万一の際は、この借入金を取り崩して対応するつもりだ。店でホステスとして働く女性はシングルマザーで子ども2人を育てている。無収入が続く現状に「もう限界です。一日でも早く元に戻ってほしい」と漏らした。
ある高級クラブは営業再開を見越し、大量の消毒液や飛沫(ひまつ)防止用のフェースシールドを用意した。あらゆる客の要望に応えるためだ。クラブの男性幹部(43)は「知恵を絞って感染対策を実施し、安心できる環境をつくるしかない」と語った。
4241
:
チバQ
:2020/05/23(土) 18:39:08
◇ライブハウス「長期化すれば経営続かず」
一方、大阪市内で3店舗のライブハウスを経営する藤井素比古(もとひこ)さん(50)は空欄だらけのスケジュール帳を見つめ、「いつになったら元に戻れるのか。再開できる明確な基準を示してほしい」とため息をついた。
感染拡大前はロックや歌謡曲のライブ、ダンスやゴスペルのイベントでにぎわっていた。しかし3月、市内にある他のライブハウスでクラスターが確認されて状況が一変。イベント中止が相次ぎ、3月は3公演しか開けなかった。これまで60公演以上がキャンセルされ、府の要請前に休業に追い込まれた。
市内でバーとダンススタジオも営む藤井さん。計5店舗の家賃と光熱費だけで月約150万円の支払いを迫られるが、全店舗の4月の総売り上げは前年比で9割減に。収入が半減した個人事業主に最大100万円を給付する政府の「持続化給付金」を受け取り、府の休業要請支援金の申請も済ませたが、家賃や従業員の給料の総額には及ばない。
6月下旬には参加者へのマスク着用を条件にライブイベントの準備を進めているが、休業要請がいつまで続くかが見通せない。藤井さんは「今までは何とか貯金で穴埋めしてやってきたが、要請が長期化すれば経営を続けられない」と頭を抱えた。【鶴見泰寿、田中謙吉、桐野耕一、田畠広景】
4242
:
チバQ
:2020/05/23(土) 19:02:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/21bdba756d37701cb3d9072ca3705943115ca95f
大打撃を受けた百貨店業界 コロナ禍の三越伊勢丹HD、店舗を捨てない戦略とは
5/23(土) 15:30配信
産経新聞
専用の計測機器で顧客の足型をデータ化し、ネット販売でも最適なカウンセリングを可能にする=3月上旬、東京都新宿区(佐久間修志撮影)
新型コロナウイルス感染拡大に伴う自粛経済で、大打撃を受けた百貨店業界。消費行動の変容やインターネット通販の伸長などの環境変化に続き、コロナ渦が“リアル”店舗の改革を突き付けている。首都圏の基幹店に資源を集中、業績の立て直しを進めてきた老舗百貨店の三越伊勢丹ホールディングス(HD)では、デジタル戦略の加速と同時に、コロナ収束後のリアル店舗はコト消費を楽しむ「時間消費型」を目指す。「三密」を避ける新しい生活様式が求められる中、アフターコロナの百貨店は何を目指すのか。
【図】解除15日で感染者数元通りに…
「店舗は単なる物販では(客が)集められなくなっている。自らが足を運ぶことによって楽しいと感じる時間消費型が急ピッチで進むと考えている」
緊急事態宣言が発令中の5月11日。令和2年3月期決算の発表を電話会見で行った三越伊勢丹HDの杉江俊彦社長は、新型コロナ収束後の店舗の役割について、こう述べた。
三越伊勢丹HDは4年前から地方店の閉鎖を本格化させ、事業の選択と集中を進める構造改革を断行。2年3月期の最終損益の黒字を目指したが結果は赤字となり、3年3月期の業績見通しの公表は見送った。
昨年度から3カ年の中期経営計画では、新型コロナの影響を受けてデジタル戦略を加速。電子商取引(EC)については、取り扱い商品の種類を現状の1.5倍増となる15万種類へ引き上げるなど、EC単体の強化を急ぐ。デジタル戦略を加速させた分、改装などの店舗計画は一部凍結する。
そうした中での杉江氏の発言は、百貨店業界全体の問題意識の現れといえる。
家族で着飾って店へ出向き、商品を購入後はレストランでランチを楽しむ…。高度成長期に成立したレジャー施設としての百貨店の機能は薄れた。経済の悪化で家電量販店をはじめとする専門店や電子商取引(EC)との競争が激化、令和に入っても逆風が続く。
元年10月の消費税率引き上げ以降、国内消費が落ち込んだ。東京五輪・パラリンピック開催で期待していた訪日外国人向け販売も新型コロナが吹き飛ばした。
さらに、今年3月下旬の週末の臨時休業、4月の緊急事態宣言から始めた自主休業は、百貨店売り上げの主力の婦人・紳士服や服飾雑貨を直撃。百貨店ブランドが主力だった、国内大手アパレルのレナウンの経営破綻の引き金を引いた。
緊急事態宣言が解除されたとしても、テレワークなどの働き方やネット通販による買い物などの生活様式が続くことが想定される。業界関係者は「三密」を避け、安全・安心を重視する動きが一層強まるだろうと予測する。
4243
:
チバQ
:2020/05/23(土) 19:02:25
アフターコロナにおけるリアル店舗は何を目指すのか。
三越伊勢丹HDの杉江氏は決算会見で、大手アパレルが百貨店での店頭販売から撤退し、自社ECでの販売へと転換姿勢を見せていることを問われ、大手アパレルとの協議を始めたことを明らかにした。杉江氏は「大手アパレルとの関係は変わらざるを得ない。われわれのサイトにも、アパレル側のサイトにも同じ商品が並ぶ、競争しながらやっていく状況にしないといけない」と、アパレル側に三越伊勢丹のECサイトへの商品提供を呼び掛けた。アパレルについては、これまで広いスペースを割いているが、「(百貨店の)リアル店舗の役割が変わる中で、アパレル売り場は形が変わったり、縮小したりしていくのではないか」と分析する。
その先に見据えるリアル店舗づくりのキーワードは時間消費型だ。杉江氏は「時間消費型の店舗では、食品やレストラン、美容やスポーツなどのサービス関連が増える。(定期借家契約で)テナントで入ってもらう」と話す。
事業の効率化で取り扱いをやめていた家電関連については、顧客要望を受けての復活にあたり、今年2月、三越日本橋本店新館6階にビックカメラを導入した。三越伊勢丹HDとしては飲食店以外では初となる定期借家契約で、大家と店子の関係を超え、三越の外商部が顧客を紹介したりする。時間消費型の店舗づくりで先行しているアウトレットモールなどと違い、百貨店ならではの対応が売りとなった。
新型コロナで行動変容が進む中、新たな百貨店像を消費者に提示できるかどうかに生き残りがかかっている。(経済本部 日野稚子)
4244
:
チバQ
:2020/05/23(土) 19:02:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/7735fbdbde295325aa992a7e41d6d262c5814c20
「閉鎖だけでもつらいのに」コロナ禍追い打ちの百貨店 残り100日、全面再開
5/23(土) 14:00配信
神戸新聞NEXT
全面営業を再開したそごう西神店で、フェースガードを着けて接客する従業員=神戸市西区糀台5(撮影・鈴木雅之)
兵庫県の緊急事態宣言が解除されて一夜明けた22日、そごう西神店(神戸市西区)が全面営業を再開した。8月末の閉鎖が決まっている同店にとっては、地域へ感謝を伝える最後の100日の始まり。新型コロナウイルスの感染防止でセールなど大々的なPRを控えるもどかしさや、次の勤め先が決まらない不安を抱え、従業員らは「仕事をやり切る」と接客に励んだ。(三島大一郎)
【写真】「先が見えない不安に心折れた」 神戸の人気喫茶店、5月末で閉店
「おはようございます。いらっしゃいませ」。午前10時、正面玄関に集まった来店客を、従業員らが笑顔で出迎えた。全面営業は約45日ぶり。販売促進担当の清野敏之さん(54)は「(再開するための)感染防止策は大変だった。全館で営業が再開できてよかった」と安堵(あんど)の表情をのぞかせた。
■唯一残った店舗
同店は、大阪発祥で隆盛を誇った百貨店「そごう」の、関西唯一の店舗として残っている。1990年、神戸市が開発を進める西神ニュータウンの中核施設として誕生した。地域ニーズを捉えた売り場構成で近隣住民らに親しまれ、ピーク時の96年2月期には売上高257億円を計上した。
近年は不振が続き、そごう・西武(東京)を傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスが昨年10月、今年8月末での閉鎖を発表した。後継事業者が決まらず、9月以降の働き先が決まっていない従業員が多い。そうした中でも、30年間の感謝を込め、営業終了の約100日前となる5月22日から感謝セールを企画していた。
新型コロナの感染拡大による政府の緊急事態宣言を受け、4月8日からやむなく食品売り場を除き休業を決定。勤務する正社員と契約社員約130人のうち、約80人を自宅待機にした。
■もう一度全員で
「閉鎖するだけでもつらいのに、追い打ちをかけるように(コロナ禍が)襲ってきた」。氷室雄二郎店長が、部下の思いを代弁する。今月中旬には労働組合と共に、自宅待機の社員へ「今は我慢。もう一度全員が顔をそろえ、力を結集して最後を駆け抜けよう」と手紙で伝えた。食品課の三原浩文課長(54)は、「待機中の社員に応援を頼んで出勤してもらった時の生き生きとした表情が忘れられない。多くが一日でも長く店にいたいと思っている」。
緊急事態宣言が解除されて日常の風景が戻り、6月上旬ごろから閉店セールも順次実施していくという。婦人服売り場で働く立野那奈係長(39)は「多くのお客さんに親しまれた百貨店。閉鎖を機に販売の現場から離れる従業員も多く、みんな仕事をやり切りたいとの思いが強い」と話した。
4245
:
チバQ
:2020/05/23(土) 19:05:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c381a5f5dc96137e1de940150e269c0d2d979a0
横浜・川崎、営業再開の動き 緊急事態継続…「雇用守る」「もう待たせられぬ」
5/22(金) 12:37配信
毎日新聞
今月18日から営業するフロアを拡大した横浜高島屋=横浜市西区で2020年5月21日午後0時49分、樋口淳也撮影
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国の緊急事態宣言は21日、近畿3府県で解除された一方、神奈川など首都圏の1都3県では継続が決まった。神奈川県内では飲食店などの休業・営業時間短縮の要請が続くことになるが、街中では自主的に休業していた百貨店が営業フロアを拡大するなど、宣言解除後を見据えた動きもじわりと広がり始めている。【樋口淳也、中村紬葵】
【図解でわかる!】経団連が示した感染予防対策
横浜駅西口にある横浜高島屋(横浜市西区)は今月18日、衣料品など生活必要物資を扱うフロアや、レストランなどの営業を再開した。同店では、緊急事態宣言が出された4月8日から、営業は食料品を扱うフロアのみだった。衣料品などは生活必需物資とされるため、知事による休業要請の対象に入っていないが、感染拡大防止などの観点から営業を取りやめていた。
再開を決めた理由は、顧客から望む声が多かったことに加え、取引先企業も含めた「雇用を守る」という目的があるという。レジカウンターへの飛沫(ひまつ)防止シートの設置や、スタッフのフェースシールドの着用など、感染防止策を講じる。
そごう横浜店(同)も21日、食料品以外の生活必需品を扱うフロアの再開を発表。23日から営業を始める。
大手コーヒーチェーンのドトールコーヒーは、今月14日に39県で宣言が解除されたことを受け、直営店の一部で営業再開を決めた。宣言が継続されている県内では横浜、川崎市内の2店舗がテークアウト商品やコーヒー豆の販売を18日から再開している。
同社によると、店頭で販売しているコーヒー豆は通販などでは扱っておらず、「購入したい」と要望する声が休業当初から寄せられていた。「これ以上は待たせられない」と、部分的な再開を決めたという。
県の休業要請の対象となっているバーを川崎市で営む60代の男性は、店を宣言の解除前でも再開できないか検討している。
男性は4月に宣言が出された直後に店を閉めた。常連客から「やってないの?」と連絡を受けることも少なくなかったが、売り上げがなくなることよりも、新型コロナの感染を防ぐことが大切だと考えていた。
宣言が5月末まで延長されたことで、心境に変化があった。近隣で営業を続ける飲食店に常連客を奪われないか、と不安になった。食材などを仕入れる取引業者ともやりとりが減り、こだわりの酒が仕入れられるか心配という。
入店者数や滞在時間を制限し、対象も常連客だけにすることでなんとか再開できないか。男性の模索が続く。
4246
:
チバQ
:2020/05/24(日) 21:35:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/918b29774e0da5bf1edae341c0cfdc2353cd2a9d
首都圏と北海道、営業再開へ準備 宣言解除見据え、不安も
5/24(日) 18:46配信
共同通信
1
/
2
食料品売り場の営業再開を控え、床に貼られる並び位置を示すマーク=24日午後、東京都中央区の百貨店松屋銀座
首都圏と北海道の商業施設や行楽地では24日、新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言を解除するかどうかの判断を25日に控え、商品の陳列や掃除など営業再開に向けた準備が進められた。解除への期待が高まるが、一方で「客足が戻るとは思えない」と悲観的な声も聞かれた。
東京の百貨店松屋銀座。約1カ月半休業していたが、25日から食品売り場の営業を再開する。従業員は24日、レジ前に客が密集しないよう、並び位置を示すマークを床に貼った。
ラベンダー畑で有名な北海道中富良野町の観光農園の社長は「どうぞ来てくださいと言う気持ちにはまだなれない」と不安を漏らした。
4247
:
チバQ
:2020/05/26(火) 18:45:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/76a921c0c6bf28395fcadfa34db248da00627e96
創業146年の老舗百貨店「中合福島店」が営業終了へ
5/26(火) 14:48配信
福島中央テレビ
■146年の歴史に幕
中合福島店(福島市)
福島市の百貨店「中合福島店」は26日、今年8月末で営業を終了すると発表した。
「中合福島店」は1874年に福島市内で呉服店として創業し、1974年10月に現在のJR福島駅前に移転し、様々な催事を企画するなど長年、地元百貨店として親しまれてきた。
株式会社中合によると、駅前の再開発計画に伴って建物の賃貸借契約が切れることから、今年8月31日を持って「中合福島店」の営業終了を決定した。
4248
:
チバQ
:2020/05/28(木) 10:32:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/31edf4add061593d85cfa310eb59adb0d6a5dc6c
【消える老舗・中合閉店へ】別れ惜しむ福島市民...憧れのデパート
5/27(水) 10:59配信
営業終了が発表された中合福島店。駅前再開発の中心的存在として現在の場所に移ってから約半世紀にわたり購買需要に応えてきたが、新たな駅前再開発計画に伴い姿を消すこととなった。福島市を象徴する老舗百貨店の閉店を、市民は衝撃を持って受け止めた。
「子どもの頃から憧れのデパートだった。とてもさみしい」。中合福島店に買い物に来た福島市の50代女性はショックを語った。「デパートと言ったらここしかない。どこに買い物に行けばいいのか」
かつては屋上にゲームコーナー、地下の食品売り場にはお菓子を選ぶ量り売りが置かれ、子どもたちの人気を集めた。福島市出身で南相馬市に住む男性(43)は「祖母に連れられ、量り売りを楽しんだ思い出がある」と懐かしみ「福島の顔だけに、さみしい思いだ」と話した。ただ、男性は転勤族のため、最近は店に足を運ぶことはなかったという。
4249
:
チバQ
:2020/06/01(月) 10:45:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/163587cabca8d761bbc304401f0469a24b43ebab
苦戦するファミマ、「ブランド統合」の光と影
6/1(月) 5:31配信
「契約を更新せず経営から退くオーナーが、今後1〜2年で増えてくる」。3年近く前にサークルKサンクス(CKS)からファミリーマートにブランド転換した、元オーナーAさんはそう語る。
コンビニエンスストア業界2位のファミマ(2020年4月末時点の国内店舗数1万6610店)は、加盟店の経営状況が急悪化し、「独り負け」状態にある。
2020年2月期におけるファミマの1日当たり全店平均売上高は、前期比2000円減の52.8万円。ヒット商品が出なかったことによる客数の落ち込みが響いた。
■重くのしかかる人件費
ライバルチェーンも客数は減少しているが、最大手のセブン-イレブンはおにぎりの値上げ効果などで2020年2月期の1日当たり全店平均売上高は65.6万円と前期並みを維持。3位のローソンも高単価のスイーツ商品がヒットし、同4000円増の53.5万円だった。
ファミマの店舗オーナーには売り上げの減少だけでなく、費用増も重くのしかかる。最低賃金の上昇率は4年連続で前年比3%を超えており、小売業界全般でアルバイトなどの人件費が上昇している。加えて「コンビニのアルバイトは敬遠されがちで、募集費がどうしても高くなる。それでも採用できないと、割高な派遣サービスに頼ることもある」(現役ファミマオーナーのBさん)という。
こういった加盟店の窮状を受けて、ファミマは手厚い支援策を準備した。この3月からフランチャイズ(FC)加盟店支援制度を順次拡充しているのだ。
年間110億円の資金を投じて、複数店舗経営の奨励金やコンビニ経営継続時の奨励金などを強化するのが、そのポイントだ。
「われわれは加盟店さんファーストだ」。2019年11月に行われた、新たな加盟店支援を発表する記者会見の席上、ファミマの澤田貴司社長は胸を張った。
ただ今回の支援策には、ブランド統合に伴い生じた“歪み”を解消する側面もある。
コンビニ業界ではこれまでも数々の吸収合併が繰り広げられてきた。ローソンは16年に、神奈川県を中心とするスリーエフと合弁会社を設立。看板にスリーエフの名前を一部残すものの、店内商品のほぼすべてをローソンのものに変えた。
ファミマもam/pmやココストアに続き、全国に店舗網を持つCKSを16年9月に吸収した。業界ではかつてない規模の経営統合で、統合前に約6300店あったCKS店舗のうち、約5000店を18年11月までにファミマにブランド転換した。
■「歯を食いしばって耐えてきた」
CKS統合後の滑り出しは上々のように見えた。ブランド転換した直後は、商品力やブランドイメージが向上した結果、店舗の売り上げが1割上昇した。
売り上げが伸びれば加盟店の経営状況は上向き、歓迎されるはず。しかし、ブランド転換した現役ファミマオーナーのBさんは「ブランド転換した際に理不尽な契約を結ばされた。これまで歯を食いしばって耐えてきた」と吐露する。
実は、CKS時代に複数店を経営していたオーナーは、ファミマへの転換によって店舗運営の条件が不利になったのだ。中には資金繰りに行き詰まり、コンビニ経営から撤退するオーナーもいる。
4250
:
チバQ
:2020/06/01(月) 10:46:17
不利な条件の1つは、儲けた金を引き出す「月次引出金」の仕組みだ。
コンビニ業界では、毎日の店舗売り上げを本部に預ける。そこから月ごとに、商品仕入れ代金やロイヤルティー(本部に支払う経営指導料)、アルバイトの人件費などが引かれる。その差額=儲け分をオーナーが毎月引き出せる。これが基本的な仕組みになっている。
ファミマはこの基本を踏襲したうえで、儲けの多寡にかかわらず毎月決まった額を引き出せる「定額」の月次引出金制度を採用している。あるオーナーのケースだと、その額は30万円。この制度には毎月一定の金額が手に入る利点がある。
一方、売上高が好調で月次引出金を上回る儲けを計上したとしても、その増加分を引き出せるのは四半期に1回のみで、そのうち7割しか引き出せない。しかも、店舗の利益が下がり自己資本が大きく落ち込んだ場合は、月次引出金が減額される。さらに、月次引出金から店長など店舗責任者(1店舗1〜2人)の給料を支払う必要がある。
■借り入れができず経営難に直面
CKS時代には、店舗の利益に連動してオーナーの月次引出金も増える仕組みだった。報奨金なども手厚く、店舗責任者の給料も本部がいったん立て替えて支払っていたため、給料支払いに困ることはなかった。
だが、ブランド転換に伴いファミマの厳しい月次引出金制度を適用したことで、オーナーはしだいに追い詰められていく。複数店舗を経営していた元CKSオーナーAさんの場合、昨今の人件費負担の増加により店舗利益が減少し、月次引出金を減額された店舗もあった。
費用の増加で店舗利益が減り、四半期ごとの定額超過分の引き出しも減ってしまった。「毎月の給与支払いのために資金調達が必要になったが、銀行は貸してくれなかった。経営が回らなくなった」と、Aさんはうなだれる。
セブンも定額の月次引出金制度を採用している。ファミマと同様に、あらかじめ定められた月次引出金を上回る儲けをオーナーが引き出せるのは四半期に1回、そのうち7割のみである。だが、セブンの場合には店舗責任者の給料は本部が立て替えて支払うため、オーナーは手元資金が苦しい月でも給料支払いに困ることはない。
ちなみにローソンには定額引出金制度がなく、毎月の店舗利益に連動してオーナーの儲けが送金される。儲けが少なければ、人件費負担に苦しむわけだが、その場合にはより高い売り上げが見込める立地への店舗移転を促すなどのサポートをしている。
■ブランド転換で理不尽な「1年目」
ブランド転換による制度の歪みで、実入りが少なくなったケースもある。
コンビニ業界では土地や建物へ投資する際、オーナーの負担割合によって本部に支払うロイヤルティー率が変わる。オーナー投資額が増えるほどロイヤルティーが減少するのが基本だ。
ファミマには店舗投資の際、土地や建物、内装工事費用のすべてを「本部」が負担する契約と、内装工事費用の約1000万円を「オーナー」が負担する契約の2パターンがある。後者の場合はオーナー負担が増すため、見返りとしてロイヤルティーが減額される。
ここで問題が生じた。ファミマでは内装費用をオーナーが負担する契約を結ぶためには、ファミマ店舗として5年間の運営実績が条件となるのだが、元CKSオーナーはブランド転換した際に「加盟1年目」と見なされたのだ。
4251
:
チバQ
:2020/06/01(月) 10:46:51
つまり、本部統合に伴うブランド転換にもかかわらず、形式上は加盟1年目という理由だけで、緩和措置を受けることができなくなった。ある店舗では売上高に占めるロイヤルティーの割合が、CKS時代よりも3ポイント近く増えた。
現役ファミマオーナーBさんは、「抵抗はしたが、本部側から『期限までに契約しなければ看板替えをしない』と言われ、この条件をのまざるをえなかった」と唇をかむ。
元CKSオーナーにとっては泣き寝入りのような境遇だが、この点についてファミマは「基本的にブランド転換の際には新しく契約を結ぶため、契約が変われば加盟年数も変わる」(広報担当者)としている。
ローソンでも似たようなケースはあった。スリーエフなどからブランド転換した店舗は、売り上げは上昇するものの本部へのロイヤルティーも高額になった。ただ、「ブランド転換でオーナーの収入が極端に下がらないよう、販売支援金で補った」(スリーエフのIR担当者)という。
■新たな支援制度を打ち出す
ブランド転換による制度の歪みはさらに、本部からの支援金にも生じた。CKSで複数店を経営していたオーナーは、売上総利益のうち3%を奨励金として受け取っていた。CKSの実績を基に計算すると、1店の1日当たり売上高が43.8万円、売上総利益率が27%の場合、奨励金は年間約129万円に上る。
ファミマにも複数店奨励金の制度はあるが、土地や建物、内装費用のすべてを本部が負担する経営形態では適用されなかった。ここでも、形式上の理由で奨励金を受けることができなくなった元CKSオーナーは少なくなかった。
制度の歪みにより元CKSオーナーの疲弊が顕在化する中、ファミマは冒頭のように新たな加盟店支援制度を打ち出した。
本部が土地や建物、内装費用の全額を負担した場合でも、4月から1店舗当たり月4万円の複数店奨励金が支払われるようになった。ファミマは制度変更について、「多店舗経営を目指す人により多くの店舗を経営してもらうため、奨励金制度の対象を拡張した」(広報担当者)と説明する。
この新施策は、元CKSオーナーにも一定程度受け入れられているようだ。「経営から手を引くことを検討していたが、採算改善が見込めるようになり、続けることにした」(現役ファミマオーナーのBさん)。
4252
:
チバQ
:2020/06/01(月) 10:47:09
だが、複数店奨励金以外の歪み、例えば形式上の加盟年数問題や月次引出金の厳しい運用問題は残ったままだ。多くのオーナーは疲弊し切っている。
CKSからファミマに転換したオーナーは、転換時に5年契約を結んだため、2021年後半から2023年にかけて契約更新時期を迎える。ファミマの経営内容に詳しい業界関係者は、「契約更新までにファミマを脱退するオーナーが続出する」とみる。契約更新を決めたBさんも、「苦境に耐え切れず力尽きたオーナーも多い。そうなる前に何かできなかったのか」と、対応の遅さを悔しがる。
■ローソンで店舗数で抜かれる?
ファミマ本体の経営も楽観できる状況ではない。2020年2月期業績は、不採算店縮小などの効果で事業利益645億円(前期比25.2%増)と増益で着地した。2021年2月期については「既存店の強化に軸足を置く。店舗の高品質化を最優先に実行する」(澤田社長)と、既存店の底上げに力を注ぐ。
しかし、前出の業界関係者はファミマについて「魅力的な商品がなく、既存店売上高が飛び抜けて落ち込んでいる。オーナーの経営意欲も衰えている」と手厳しい。「今後数年内にローソンに店舗数で抜かれて業界3位に転落するのでは」とみる関係者もいる。
新型コロナ終息後は消費者の購買行動が変わる可能性があり、コンビニ業界もこれまでの規模拡大路線からの転換を迫られるだろう。ファミマはCKSとの大型統合を成し遂げたが、制度の歪みを解消し切れていない状況下で、難しい舵取りを迫られる今後の変革期を乗り越えられるのか。正念場を迎えている。
スペシャルリポート「苦戦するファミリーマート、『ブランド統合』の光と影」は週刊東洋経済5月23日号に掲載
遠山 綾乃 :東洋経済 記者
4253
:
チバQ
:2020/06/03(水) 17:47:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/998deaa574f1e701dd4eaef3a2701ff14c27cf2c
米黒人男性暴行死抗議デモ 日本料理店など15軒被害 NY、ロスなど
6/3(水) 17:17配信
毎日新聞
マンション前の路上で炎を上げて燃えるごみ=米ニューヨークで2020年5月31日、隅俊之撮影
全米各地で白人警官による黒人男性の暴行死事件に対する抗議デモが広がる中、日本人が経営する米国内の日本料理店や商店など少なくとも15軒が、2日昼までにガラスを割られるなどの被害を受けたことが外務省のまとめで分かった。一部は商品が略奪された例もあったという。
被害があったのは、事件が起きた米中西部ミネソタ州ミネアポリスやデモがあった東部ニューヨーク、西部ロサンゼルスなど。人的被害の報告はない。全米に拡大したデモは、夜間に一部が暴徒化し、百貨店など多くの商店で略奪が起きている。在米日本大使館や総領事館は在留邦人に対し、外出禁止令の順守や情報収集、デモ発生時に離れるなどの安全確保を呼びかけている。【田所柳子】
4254
:
とはずがたり
:2020/06/03(水) 23:33:47
最近何やってもダメだねえと書こうと思ったけど,こういう実験的な試み出来るうちはセブンアイも強いのかな,と思い直した
都商研ニュース
コンフォートマーケット、2020年5月31日全店舗閉店-セブン&アイの都市型スーパー、2年で消滅
2020年6月3日
https://toshoken.com/news/19030
ECとの連携を図った上質・時短志向の新業態だった
フォーキャストは、2018年4月にセブン&アイHDが100%を出資する完全子会社として設立。
コンフォートマーケットは、グループの都市型新業態として、2019年8月に1号店「コンフォートマーケット中延店」、2020年3月に2号店「コンフォートマーケット西馬込店」を開店。両店舗はともに都営地下鉄駅に隣接、営業フロアは1〜2階、売場面積は500㎡程度のミニスーパーであった。
コンセプトに「べんりでゆたか」を掲げ、1階では高付加価値志向の惣菜や即食商品、2階では生鮮食品・グロサリーを中心に売場を構築。電子決済対応専用アプリ「COMFORT MARKETアプリ」による商品の購入や店内に設置された「FOODロッカー」による商品の受取りなど、顧客の上質志向や時短志向に対応した業態となった。
コンフォートマーケットは、店舗公式サイトやアプリにおいてもセブン&アイHD系のスーパーであることを明言せず、グループのPB商品「セブンプレミアム」を取扱わないなど、グループのスーパーやコンビニと一線を画した独自色の強い業態であった。
しかし、実験的要素の強い店舗であり、わずか2年足らずで消滅することとなった。
4255
:
チバQ
:2020/06/08(月) 22:10:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4edcaad9d38767292bca8f4996d867feb9523c4
そごう徳島店後継テナント コロナ影響で交渉停滞 ビル出店業者いらだち
6/8(月) 10:45配信
徳島新聞
閉店まで約3カ月となったそごう徳島店。核となる後継テナントはまだ発表されていない=徳島駅前
8月末に閉店するそごう徳島店(徳島市)の後継テナントに関する交渉が、新型コロナウイルスの影響で滞っている。アミコビルを運営する市の第三セクター・徳島都市開発と後継テナント候補の担当者が直接会えず、当初5、6月をめどとしていたテナント名の発表は遅れる見通し。なかなか具体的なテナントが示されないことに、ビルの出店業者らからは不満の声が上がっている。
市と徳島都市開発は3月下旬に開いた会見で、低層階に百貨店のサテライト型店舗や大型雑貨店、中層階に家電量販店、高層階にレストランなどが入る新たなテナントの方向性を示したものの、具体名は明らかにしなかった。
徳島都市開発の西野利彦副社長によると、緊急事態宣言が発令された4月上旬以降、都道府県をまたぐ移動の自粛が求められ、後継テナントの担当者との交渉に支障が出ている。電話会議などはしているものの、実際に会わないと進められない事項もあるという。
交渉が停滞している事実は認めた上で、「百貨店サテライトや食品スーパーなど後継テナントは当初の予定通りで、具体的な交渉を進める段階」と説明。核となるテナントを中心に8月末までの発表を目指す。市は「現時点で交渉がまとまったという話はない」としている。
一方、アミコ専門店街の店主らは、そごう徳島店に代わるテナントについて一日も早い情報提供を求めているだけに、いまだ発表されない状況にいらだちを隠さない。店主の間には「交渉が暗礁に乗り上げているのでないか」との臆測も流れている。
専門店街店主会の田倉善宏会長は「有名な商業施設に併設するメリットがなければ、他の場所に移る店が増えるだろう」と指摘し、「そごう後の決着を早急につけるのが新市長の大きな仕事だ」と話す。
徳島駅前の商業関係者も波及効果を期待できることから、後継テナントへの関心は高い。ポッポ街商店街振興組合の杉原正伸理事長は「(閉店を機に)いったん客が離れると、取り返しがつかなくなる。駅前の顔となる場所なので早く解決してほしい」と要望する。
4256
:
チバQ
:2020/06/17(水) 20:59:23
https://www.asahi.com/articles/ASN6J6WW3N6JULFA039.html
元ファミマ陣営の「無印」 ローソンが試験販売
中島嘉克
2020年6月17日 7時45分
ローソンは、良品計画が展開している「無印良品」の商品を17日から、東京都内の一部の店で販売する。取り扱う店を段階的に増やしたり、プライベートブランド(PB)商品を共同で開発したりすることを検討していく。
無印良品はもともと同業のファミリーマートが扱ってきた。同じ旧セゾングループだったためだが、昨年1月に取引を終えていた。
新型コロナウイルスの感染拡大を一因に、コンビニで日用品を買う需要は高まっている。今回、無印の側は販路の拡大を狙い、ローソンは新たな客層の掘り起こしをめざす。
ローソンは東京都大田区と新宿区、江東区の直営3店で約3カ月間、無印良品を実験的に扱う。肌着や化粧品、文具、レトルト商品など約500品目で、1店あたりの全品目の7分の1ほどにあたる。(中島嘉克)
4257
:
荷主研究者
:2020/06/20(土) 23:20:25
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200328/KT200327BSI090020000.php
2020年3月28日 信濃毎日新聞
ヨーカドー長野店 閉店後2階建てに
新装開店が来年6月以降になったイトーヨーカドー長野店。地上5階建てを2階建てにして屋上に駐車場を設ける=27日、長野市
6月7日に閉店する長野市権堂町の総合スーパー、イトーヨーカドー長野店の土地建物を所有する長野電鉄(長野市)が、新装開店する商業施設の建物を現状の5階建てから2階建てに縮小する方針であることが27日分かった。屋上に約120台分の駐車場を整備し、マイカーで来店しやすくする。来店客の利便性を高め、集客力の高い食品スーパーを誘致したい考えだ。今秋を目指していた新装開店の時期は、来年6月以降にずれ込む。
同社は1月、周辺住民らを対象に、購入する商品、来店しない理由などを尋ねるアンケートを実施。3300通を郵送した周辺世帯からは約35%から回答があり「食品スーパーがなくなると困る」「長野大通りを挟んで向かい側の立体駐車場まで、徒歩での移動が不便」といった意見が多く寄せられたという。
1〜3月には都内のコンサルティング会社を通じて新しいテナントを募集したが、駐車場から店へのアクセスの悪さが大きなネックになり、地下1階地上5階の売り場スペースが埋まるだけのテナントが集まらなかった。建物をコンパクトにすれば管理コストを大幅に抑えられることもあり、大規模改修を決めた。
計画では、長野大通りと反対の建物西側にスロープを設けて屋上駐車場に誘導する。スロープには、北側の市道から進入する形にする。階層を減らす工事だけで約9カ月かかるという。閉店後にイトーヨーカドーの経営母体のイトーヨーカ堂(東京)が店舗内を原状回復する時間なども考え、閉店から新装開店まで1年以上を要すると見込んだ。
周辺住民から要望の多い食品スーパーの誘致を目指すほか、スイミングスクールなどを運営する長野電鉄子会社が会員制の子どもの遊び場を開業し、家族連れの来店も増やす方針。笠原甲一社長は「既存の建物ではテナントを十分に誘致できない。閉店中はご迷惑をお掛けするが、この場所にスーパーを残すためにも改修が必要だ」としている。
4258
:
荷主研究者
:2020/06/20(土) 23:21:09
https://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20200328/CK2020032802000017.html
2020年3月28日 中日新聞
東郷町「ららぽーと」開業でどう変わる
建設中のららぽーと愛知東郷(中央左)。右は東郷町役場=東郷町で、本社ヘリ「まなづる」から
Q.九月に東郷町にオープンする「ららぽーと愛知東郷」周辺は区画整理が進められていますが、将来的にどんな町になるのでしょうか。=自営業女性(56)ら三人
東郷町役場の西側では、開業に向け大型商業施設「ららぽーと愛知東郷」の建設が着々と進む。運営会社の三井不動産によると、四階建て店舗棟の一〜三階にはスーパーマーケット「平和堂」やアウトドアショップ、VR(仮想現実)技術を使ったスポーツ施設など約二百十店舗が入る。売り場面積は延べ約六万四千平方メートル。
来店車両は、休日一万五千二百台、平日六千六百台と想定。懸念される周辺の交通渋滞については、店舗棟と立体駐車場棟に計約三千九百台分の駐車場を造り、出入り口計十カ所を設置する。南側には町役場までつながる名古屋春木線(県道予定)を整備し信号を新設。周辺道路に右折帯延長などの対策を施す。
敷地内にはバス乗り場四カ所とタクシー乗り場を備えたバスターミナルを新設。町営バスは予想される渋滞の影響を抑えることなどから、開業当初は乗り入れを見合わせ、来年四月以降、巡回バス全三コースの発着場所とする再編を計画している。名鉄バスや近隣市の巡回バスなどの乗り入れも今後、調整していくという。
町役場などの「公共施設」一キロ圏内に「商業」「交通」を備え、「車に依存しなくても暮らせる環境に優しい町」。それがこの地で町が目指す「セントラル(中心核)開発」のコンセプトだ。
町の財政規模が弱く、鉄道駅もなく、市街地が分散していることなどから、中心核づくりの構想は一九九〇年代からあった。だが、合意する地権者の数がわずかに足りず一度は頓挫。その後、農業の後継者不足など時代背景が代わり、ようやく合意する地権者の数が増え、二〇〇八年に再び計画は動き始めた。
新しい町づくりだけあって町の初の試みも多い。ららぽーと周辺約三十ヘクタールの区画整理エリアには計約八百戸分の住宅ゾーンを造り、地区計画で緑化率を5〜10%と定めた。また、名古屋春木線約七百三十メートル間は無電柱化。省エネのため信号のない環状交差点も作る。
地権者でつくる発起人会が発足した〇九年から計画に携わる東郷中央土地区画整理組合の近藤教文理事長(71)は「ららぽーと開業でやっと第一歩」と話す。
政府は人工知能(AI)などを活用した最先端都市「スーパーシティ」構想実現に向けた国家戦略特区法改正案を先月、閣議決定した。同組合は特区申請にも関心を示しており、近藤理事長は「これからステップ、ジャンプと飛躍して、持続可能な町をつくっていきたい」と夢を膨らませていた。
(平木友見子)
4259
:
荷主研究者
:2020/06/21(日) 00:23:21
https://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20200403/CK2020040302000029.html
2020年4月3日 中日新聞
松坂屋豊田店、来秋撤退へ 豊田市駅前、活性化に影
来年9月末での閉店が決まった松坂屋豊田店=名鉄豊田市駅前で
流通大手J・フロントリテイリングが二日、松坂屋豊田店の来年九月末での撤退を発表した。名鉄豊田市駅、愛環新豊田駅周辺では再開発ビル五カ所が連携して街のにぎわいづくりに取り組んでいる。「街の顔」ともいえる百貨店の撤退で、五つの柱のうち一つが失われる。今後の中心市街地活性化策にも影を落としかねない事態に関係者は気をもんでいる。
一帯では、現在のT-FACE A館、B館(一九八八年)、ギャザ(九五年)、豊田参合館(九八年)、コモ・スクエア(二〇〇七年)、KiTARA(キタラ、一七年)の順に完成。キタラの完成で市の中心市街地再開発が一巡した。今後は二七年のリニア・中央新幹線開業を見据え、県道駅前停車場線を歩行者専用にするなどの再整備計画が控える。
太田稔彦市長は撤退の発表に「松坂屋豊田店は中心市街地を象徴する一つ。市としても応援してきたので残念」とコメントした。中心市街地再開発への影響については「松坂屋の跡地利用は重要課題。市民、事業者、行政の総合的な力を集めて乗り切りたい」とした。
松坂屋が入居するビルの所有者でもある第三セクター「豊田まちづくり株式会社」の河木照雄社長は「松坂屋のブランド力は圧倒的で、営業終了は大変惜しまれる。市や豊田商工会議所などと相談し、スピード感を持ってビルの再生を目指す」と一年半後の跡地利用を見据えた。
二〇〇〇年に豊田そごうが経営破たんで閉店し、松坂屋豊田店を誘致した経緯がある。そごうの破たん時、市はビルの取得費用などの目的で豊田まちづくりの前身となる組織に公的資金四十八億円を貸し付けた。今年三月末時点で残高は二十五億円に上る。核テナントの撤退は賃料収入の激減が予想され、来秋以降の返済が不透明になりかねない。
コモ・スクエアを運営する豊田市駅前通り南開発の蟹昌弘社長は、自身が市駅前商業協同組合の理事長を務めていた時、そごうの撤退と直面した。「当時は街が一気に寂しくなった。松坂屋の撤退で、そごう閉店時の再来にならなければいいのだが」と危機感を募らせた。
(久野賢太郎)
4260
:
荷主研究者
:2020/06/21(日) 22:11:44
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=633689&comment_sub_id=0&category_id=112
2020/4/14 中国新聞
広文館金座街本店に幕 開業105年、商店街から惜しむ声
店頭に閉店を知らせる紙が張り出された広文館金座街本店
広島市中区の広島金座街商店街で105年間にわたり営業を続ける広文館金座街本店が、5月10日を最後に閉店する。市中心部で「街の本屋さん」がまた一つ姿を消す。
1915年(大正4年)の広文館創業と同時に開業した。一時は全体で30店舗近くを展開し、売上高は年40億円台半ばに上ったという。しかし業界の厳しい経営環境で2018年12月に出版取次大手トーハン(東京)の子会社に。現在運営する広島県内11店舗と東京都内1店舗は営業を継続する。
石川二三久(ふみひさ)社長(57)は「グループ店存続のため、やむを得ない決断だった。収益改善を図って経営基盤を安定させ、皆さんに書籍を供給し続けていく」と話している。閉店後は店舗部分を賃貸に回す予定という。
市中心部では2002年に丸善広島本通店が閉店。その後、広島積善館、金正堂など街の書店が相次いで閉じた。広島金座街商店街振興組合の岡田昭俊事務局長(68)は「街ぶらを楽しむ市民が立ち寄るなじみの店。戦前からの店をまた一つ失うのは寂しい」と惜しむ。(鈴中直美)
4261
:
チバQ
:2020/06/22(月) 21:58:16
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/business/dailyshincho-637218.html
ローソンの「無印良品」販売、ファミリーマートの失敗から学ぶ戦略は…
2020/06/22 06:01デイリー新潮
ローソンの「無印良品」販売、ファミリーマートの失敗から学ぶ戦略は…
無印良品を展開する実験店のひとつ「ローソン新宿若松町店」
(デイリー新潮)
6月17日より、ローソンで無印良品(以下、無印)商品の取り扱いが始まった。まずは都内の3店舗で、食料品や衣料品、文房具などを販売するという。無印といえば、80年代から続いていたファミリーマート(以下、ファミマ)での取り扱いが、19年1月末に終了したばかりだ。ゆくゆくはローソンで扱う商品の“7分の1”が無印になるというのだが……。
***
新宿区の「ローソン新宿若松町店」は、無印の実験販売を行う店のひとつ。店の前には「無印良品」とある幟が並び、入店して真っ先に目に入るスペースに無印の商品が並ぶ。2つの棚には、レトルトの「バターチキンカレー」や「バナナバウム」といった食料品から、シンプルなデザインの靴下やハンカチといった衣料品、そして半透明のポリカーボネイトを使ったボールペンをはじめとした文具など、無印おなじみの品々が陳列されている。
ほかに大田区の「久が原一丁目店」と江東区の「南砂二丁目店」でも実験販売は行われており、3カ月をかけて売れ行きを検証するという。今後はローソンと無印の共同開発商品も予定しているそうだ。
無印といえば、シンプルながらお高いイメージがあるが……。たとえば、サラリーマンが出張先でお世話になることが多い靴下を見てみよう。実験店の「新宿若松町店」で販売されている無印の「リブ編み靴下 紳士」は税込み300円。一方、300メートル先のローソン「若松町店」で売られていたのは、グンゼ製で税込み407円の商品だった。婦人用でいえば、無印「ストッキング ヌードベージュ」が3足組で税込み799円であるのに対し、“普通の”ローソンで売られていたストッキングは、安いもので2枚組713円。いずれも、無印のほうが安価だった。
食品を比べても、無印の「素のままミックスナッツ」は80gで350円であるのに対し、PB商品ローソンセレクトの「デラックスミックスナッツ」は75gで368円。無印がとりわけ高いということでもなさそうだ。
店舗の取り分
ファミマの無印取り扱いは、両社が旧セゾングループに属していた関係から始まった。一方ローソンの親会社である三菱商事は、無印良品を展開する良品計画の大株主だ。ローソンでの販売実現には、こうした事情もあったのだろう。
「ローソンの無印良品取り扱いは、極秘で進めていたプロジェクトです。コンビニにおける日用品は、劇的に売り上げが変化するジャンルではないですから、提携発表で話題を呼ぶ狙いはあったのでしょう。最大のポイントは、無印商品の販売で、どの程度、ローソンの店舗が儲かるかです。何しろ、それでファミマは失敗しましたからね」
と解説するのは、業界誌の記者だ。
「最初のうちはローソンで無印が売られている物珍しさで売り上げも伸びるでしょう。でも、かつてファミマで販売されていた頃を思い出してください。無印を求め、わざわざファミマに行ったでしょうか。特にコンビニの衣料品は緊急購買が中心で、ブランドは二の次。となると、ローソンからすれば、無印を扱うブランド性よりも、無印を売っていかに『儲かるか』という、当たり前ともいえる点がポイントになってきます」
記者氏によれば、ファミマ時代は販売価格を占める無印の“取り分”があるため、ゆえに店舗利益の“うま味”は少なかった。無印の取り扱いをやめたファミマは、その後、ハンカチなどで独自のPB商品を展開。女性客は減少したものの、無印の商品に比べ、店舗の利益は15〜20%改善され、結果的に脱・無印は成功だったとされている。
4262
:
チバQ
:2020/06/22(月) 21:58:43
二番煎じ、どう変化?
そんなファミマは、6月15日より大阪の一部の店舗で、Tシャツや下着類の新たなPBブランドの扱いをスタートした。その名もずばり「Convenience Wear」(コンビニエンスウェア)。先の記者氏にいわせれば「まだ名は明かされていないが有名デザイナーが参画しているらしい」そう。衣料品のPBブランド構築に本腰を上げた格好で、いかにPBの“うま味”が大きいかが分かるというものだ。
「ローソンとしても、ファミマと同じ轍を踏みたくない思いでしょう。ファミマ取り扱い時代には行われていなかった、無印との『共同開発』を予定しているのもそのためです。共同の形であれば、ローソン店舗のことを考えた商品展開や値段設定が可能です。現状、実験店では12枚組のふきんやハンガー、台車など、コンビニではちょっと売れないような商品も扱われていますからね。もっとも、ファミマ時代にはなかった商品がローソンの店頭に並んでいるのも、陳列してみて何が売れるかを見極める、という狙いがあるのでしょう。現状では、ローソンはファミマの二番煎じなわけです。同じことをしていては失敗は目に見えているわけで、そんな打開策のひとつが『共同開発』です。今後、何を作るかは楽しみです」
一方の無印には、再びコンビニ展開したいという切実な事情があるようだ。昨今の業績不振は報じられている通りだが、良品計画の関係者はこう明かす。
「かつては無印良品的な世界観でファンを獲得できていましたが、いまは価値観が多様化した時代。家具ひとつにしても“無印で統一”がおしゃれだった頃に比べ、いまはIKEAやニトリなど選択肢が色々ありますよね。近年、業績の伸びがなくなったのは、正直、ファミマとの提携がなくなったのも大きかったと思いますよ。なにせ一気に、およそ1万6000店舗の納入先を失ったわけですから。ローソンとの提携は願ったり叶ったりですよ。ファミマ時代に比べ『食品』に力を入れるつもりと聞いています。いったん購入したらしばらく買わない服や家具と違って、食料品にはリピーターがつきやすく、回転率もいいですからね」
話題を呼んだ提携の行く末は――。
週刊新潮WEB取材班
2020年6月22日 掲載
4263
:
荷主研究者
:2020/07/01(水) 19:48:24
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58399750T20C20A4L01000/
2020/4/23 16:08 日本経済新聞 電子版 東北 福島
ベネトン、東北から撤退 郡山の店舗閉める
4264
:
荷主研究者
:2020/07/01(水) 20:10:46
https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=638248&comment_sub_id=0&category_id=113
2020/4/28 中国新聞
天満屋八丁堀ビルの解体先送り 広島、21年9月以降に
解体が2021年9月以降に延期された天満屋八丁堀ビル
百貨店の天満屋(岡山市北区)は28日、広島市中区胡町にある天満屋八丁堀ビルの解体計画の時期を1年先送りし「2021年9月以降」にしたと明らかにした。現在は家電量販店などが入る複合商業ビル。市中心部の一等地で、跡地活用の検討に時間がかかると判断したとみられる。
これまでの計画は「20年9月以降」だった。天満屋は「1年の解体延期は事実。その後の活用に関して決定事項はありません」としている。延期の理由は明らかにしなかった。
一帯の紙屋町・八丁堀地区は18年10月、国から都市再生緊急整備地域に指定された。周辺ではオフィスビルやホテルの建設が相次ぎ、再開発の機運が高まっている。一帯の動きを見極める考えとみられる。
八丁堀ビルは地上11階、地下1階。百貨店として1954年5月に開店し、増築を重ねて73年に現在の形になった。12年3月に百貨店が閉店後、複合商業ビルに転換した。現在は家電量販店のヤマダ電機やカジュアル衣料品店のユニクロ、大型書店の丸善広島店などが営業している。周辺には百貨店や金融機関が立ち並ぶ。
81年以前の旧耐震基準で建築された。震度6強以上の地震で「倒壊または崩壊する危険性が高い」として、市が17年に公表した22施設に含まれた。(筒井晴信)
4265
:
チバQ
:2020/07/02(木) 23:15:16
https://news.goo.ne.jp/article/okinawa/region/okinawa-20200702052500.html
「こんなに減るとは」コンビニ店長驚き レジ袋利用1割、有料化で劇的変化
2020/07/02 05:25沖縄タイムス
「こんなに減るとは」コンビニ店長驚き レジ袋利用1割、有料化で劇的変化
沖縄タイムス
(沖縄タイムス)
全国のスーパーやコンビニエンスストアなどの小売店で1日、持ち手のついたプラスチック製レジ袋の有料化が始まった。プラスチックごみを減らすために政府がすべての小売店に義務付けた新しい制度。導入初日の那覇市内の店舗や市場では、袋を必要な枚数に抑えたり、エコバッグを持参して買い物をしたり、エコに配慮する消費者の姿が多く見られた。
那覇市久茂地のファミリーマートFCリースビル店では、客の約8割が袋を使わず、残りの2割はマイバッグの利用者と3円のレジ袋の購入者が約半分ずつだったという。島袋樹店長(27)は「トラブルもなくスタートできて良かったが、こんなにレジ袋の利用者が減るとは。前日とは劇的な違い」と驚いていた。
那覇市牧志の沖縄土産店「フリーゾーン」は、土産品の小分け用の袋を客が必要な枚数、無料で提供してきたが、1日からは1枚3円に。「小分け袋はお付けしますか?」。エリアマネージャーの儀間巧さん(36)が沖縄土産8点を購入した観光客の男性(49)に確認すると、2枚を購入。男性客は「袋は友達に渡す分だけでいいと思って。有料化はレジ袋を余分にもらわずに済む」と話した。
那覇市樋川にあるのうれんプラザでは、マイバッグを持参する買い物客の姿が目立った。複数の店舗をはしごしていた女性(81)=那覇市=は「ビニール袋をもらっても、どうせ捨てちゃうからもったいない」ときっぱり。既にマイバッグを常備しているといい、有料化も「特に気にならない」。
市内の老舗弁当店は400円の弁当にレジ袋の料金も含め、これまでと同じ値段で販売。男性店主は「袋代で『3円』の端数が出ると客も店も支払いに手間がかかる」と困惑。「ピーク時に釣り銭のやりとりで客を待たせるのは大変。有料化の趣旨は理解できるが、レジがあるスーパーとは違う小売業者のことも考えてほしい」とこぼした。
4266
:
チバQ
:2020/07/03(金) 00:33:28
https://www.tokyo-np.co.jp/article/39296
<コロナと生きる@いばらき>複合ビル 本格開業先延ばし JR水戸駅北口、活性化へ道遠く
2020年7月2日 08時12分
路線価が再び下落した水戸駅北口ロータリー。左の建物が「マイムビル」=水戸市宮町で
路線価が再び下落した水戸駅北口ロータリー。左の建物が「マイムビル」=水戸市宮町で
JR水戸駅北口の活性化の柱として期待がかかる駅前の商業ビル「マイムビル」で、整備中の飲食店やオフィスなどが入る複合施設が新型コロナウイルスの影響で、年内に全体をオープンさせる計画を断念し、年明けに変更したことが分かった。一方、国税庁が1日に公表した路線価で、北口ロータリーが再び下落に転じ、「駅の顔」のにぎわいをどうつくるかが課題となっている。 (松村真一郎)
マイムは地下三階、地上十階建て。二〇一八年九月に核テナントの丸井水戸店が撤退し、現在は不動産業「マリモ」(広島市)が複合オフィスとして改修を進めている。
完成後は、二〜四階がクリニックやドラッグストアなどが入居する商業フロア、五階以上がオフィスフロアになる。二階に整備される飲食スペース「MITO FOODHALL(水戸フードホール)」は、複数の料理人がキッチンを共有し、昼や夜などの時間帯別で異なる料理を提供する。客を飽きさせない工夫をしている。
だが、新型コロナウイルスの感染拡大で状況が一変した。マリモ水戸営業所の松本敬太所長によると、飲食スペースは三月に着工し、先行で今夏にもオープン予定だったが、飲食業界の客足が低迷したため、工事開始を見合わせた。
感染拡大がやや落ち着いてきたこともあり、七月末に着工し、来年初めごろのオープンを目指すとした計画に変更した。飲食以外のクリニックやオフィスなどは予定通り年末ごろにオープンさせたいとしている。
工期の遅れ以外にも、新型コロナにより、テナントとして入る予定だった美容室やフィットネスジムなど計三件が入居できなくなった。一方で、在宅勤務が進むなどしてオフィスを集約する動きも出ていることから、オフィスフロアへの関心は高まっているという。
松本所長は「新型コロナによる影響は、マイナスよりもプラスの方が大きく、流れは悪くない」と語る。商業フロアもテナントは埋まる見込みだという。
その上で「駅を利用する観光客や出張者のニーズにも合わせ、南口の商業施設とは異なる新たな施設として、人の流れを変えたい」と意気込んでいる。
水戸駅北口の活性化を巡っては、市は再開発事業に補助金を出したり、水戸城の復元工事に取り組んだりしており、政策企画課の飛田尚亨(なおゆき)課長補佐は「最近は人の流れが南口に寄っているが、北口が水戸駅の顔であることには変わりない。地元の商店会団体とも連携し、にぎわいをつくっていきたい」と話した。
4267
:
チバQ
:2020/07/09(木) 11:16:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3cec0f28acbd567a8ac37b6ddb8309b7c65f08a
伊藤忠、ファミマにTOB、一体経営を加速
7/8(水) 17:22配信
伊藤忠商事は8日、子会社であるコンビニエンスストア大手ファミリーマートに対しTOB(株式公開買い付け)を実施、全株式を約5800億円で取得し、ほぼ完全子会社化すると発表した。ファミマを上場廃止にし、経営の意思決定を迅速化する。その後、全国農業協同組合連合会(JA全農)と農林中央金庫(農林中金)がファミマ株4・9%を約570億円で取得し、資本参加する。
TOB価格は2300円で、8日の終値に対し約3割の上乗せ。今回、伊藤忠では、消費者に密着して事業を展開するファミマに対し、さまざまなデジタル技術を追加することで、インターネット通販事業や、個人金融サービスなどを大幅に強化し、新しいコンビニ事業に発展させたいとしている。そのため一体化経営を進める考えだ。
これまで店舗数を拡大させ、堅調に成長してきたコンビニ事業だが、アマゾン・コムなどネット事業者との競争も激しくなっている。さらに、新型コロナウイルス感染拡大で、消費者の行動や思考も大きく変化する可能性が高い。そういった変化に対応するため、伊藤忠ではファミマの抜本改革を図る。
伊藤忠は平成10年にファミマを持ち分法適用会社とした後、30年の追加出資(当時はユニー・ファミリーマートホールディングス)で子会社化し、現在はグループで50・1%を保有している。
4268
:
荷主研究者
:2020/07/14(火) 21:59:57
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/431736?rct=n_hokkaido
2020年06/18 05:00 北海道新聞
札幌・商業施設「ミレド」18日オープン 駅前通 活性化に期待 オフィス、ホテルなど続く再開発
商業施設「ミレド」が18日にオープンする大同生命札幌ビル
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4月の開業を延期していた札幌市中央区の「大同生命札幌ビル」(北3西3)内の商業施設「ミレド」が18日午前11時に開業する。札幌駅前通沿いは計画中も含め、商業ビルやオフィスビルの建設が相次いでおり、新たなにぎわいの創出が期待されている。
同ビルは大同生命保険(大阪)が建設し、地上14階地下1階建て延べ約2万4千平方メートル。地上3階以上はオフィスが入り、地下1階は札幌駅前地下歩行空間(チカホ)と接続する。ミレドは地下1階から地上2階で、飲食店や雑貨店、旅行会社計15店が入る。当初は4月24日開業の予定だった。
飲食店は13店で、このうちハンバーガー店「ジェイエスバーガーズ カフェ」、ハンバーグ専門店「山本のハンバーグ」、パン店「ブールアンジュ」は道内初出店。11店はテークアウトに対応する。2階南西側の無料休憩スペースは、災害時に帰宅困難者らを受け入れる。ただ、同スペースや館内の喫煙所は新型コロナ対策のため、使用を当面中止する。ミレドの営業時間は午前7時〜午後11時。
札幌駅前通沿いの同ビル周辺では、2014年に商業施設「赤れんがテラス」が入る札幌三井JPビルディング(北2西4)、17年に商業ゾーン「シタッテ サッポロ」を備えた札幌フコク生命越山ビル(北2西3)が開業。旧札幌西武跡を含む北4西3街区では、家電量販店のヨドバシカメラ(東京)などがオフィスやホテルが入居する複合ビル建設を計画している。
さらに、大通、ススキノ地区にかけては、5月に閉店した商業施設「ススキノラフィラ」(南4西4)が今後解体され、23年をめどに新施設が開業予定。ビル賃貸大手ダイビル(大阪)は商業ビル「ピヴォ」(南2西4)について、隣接地を含めて複合ビル化する構想を進めている。
札幌市まちづくり政策局は、札幌駅前通での再開発について「民間事業者と協力し、道都・札幌の玄関口と中心部を結ぶのにふさわしい空間をつくり、街の魅力向上につなげたい」と話している。(平岡伸志)
4269
:
荷主研究者
:2020/07/14(火) 22:08:05
https://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/777680.html
2020/6/19 12:30 静岡新聞
戸田書店静岡本店 7月26日閉店
戸田書店静岡本店が入店する葵タワー=静岡市葵区
戸田書店(静岡市清水区)は19日、JR静岡駅前の再開発ビル「葵タワー」内の静岡本店を7月26日で閉店すると明らかにした。
同社はこれまでに葵タワー関係者らに5月中旬の閉店意向を伝えていたが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、引き渡しなどの調整に影響したとみられる。
静岡本店は旧長崎屋静岡店ビルを同社が取得して2002年に開業した店舗を前身に、紺屋町地区の再開発事業に伴って10年4月に開業した県内最大級の書店。県都の玄関口に立地する同ビルの看板店として親しまれてきたが、インターネット通販などの普及に伴う書籍販売不振などが閉店の背景にあるとみられる。
4270
:
とはずがたり
:2020/07/28(火) 23:54:16
「個別案件なので、詳細は話せない」ってファミマとしては否定できんのかい。折角ご贔屓コンビニにしてんのに情けないのお。。この夏の帰省では一切使わんと決意。
県外ナンバーの車に退去求める 金沢のコンビニ
新型コロナウイルス
https://www.asahi.com/articles/ASN7X2GHWN7WPISC01J.html
沼田千賀子
2020年7月28日 7時50分
金沢市内のコンビニエンスストア・ファミリーマートの1店舗が、利用客の男性に対し、県外ナンバーを理由に出て行くよう求めていたことがわかった。男性は「新型コロナを恐れての県外ナンバーに対する差別だ」と訴えている。
男性によると、所有車はなにわナンバー。16日午前1時ごろ、駐車場にエンジンをかけて止めていたところ、店から出てきたオーナーを名乗る男性からエンジンを止めるよう注意された。その際、「都会の人はいまちょっと」「金沢ナンバーじゃないなら、行って」などとその場を離れるよう指示されたという。男性は「つらい気持ちになる人が他にも出ないよう、本部はちゃんと教育をしてほしい」と話した。
ファミリーマート広報部は取材に対し、「個別案件なので、詳細は話せない」としている。(沼田千賀子)
4271
:
とはずがたり
:2020/08/18(火) 02:21:14
ヨーカ堂、5年連続の最終赤字 閉店ラッシュで業績低迷
佐藤昌司 | 店舗経営コンサルタント
2019/4/25(木) 11:00
https://news.yahoo.co.jp/byline/satomasashi/20190425-00123581/
4272
:
とはずがたり
:2020/08/19(水) 00:33:42
ローソン、売上高かさ上げ横行 上司の指示で印紙購入も
会員記事
https://www.asahi.com/articles/ASN8G65T7N8FULFA00V.html?ref=tw_asahi
神沢和敬、土居新平
2020年8月15日 7時00分
ローソン社員の間で、自身が開店を担ったフランチャイズ店で収入印紙を大量に買って売上高をかさ上げする行為が全国的に横行していたことが、社内調査で分かった。上司の指示や、約100万円分の自費購入もあった。横行した2018年度に、どんな事情があったのか。
発端は、ことし3月、朝日新聞の報道で明らかになった。ローソンの広報は当初、かさ上げ行為を少なくとも10件、関東で確認したと説明した。しかし、その後の再調査で、かさ上げとみられる行為が40件以上にのぼり、北海道から沖縄まで全国に広がっていた。
ローソン社員、100万円分の自腹営業 関係者が証言
かさ上げの手段として指摘があった収入印紙の販売状況を調べたところ、18年度は1回100万円以上の取引が43件あった。50万円以上だと計79件、30万円以上では合計108件に達した。「大半は社員の購入とみている」と広報は話す。
評価制度導入後に急増
背景には18年度に導入した評価制度がある。場所を探すなど出店を担当する本部社員は、手がけた店数が多いほど賞与が増える。
ただ、出店した翌月の1日あた…
4273
:
チバQ
:2020/08/21(金) 11:46:58
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202008/0013615155.shtml
西神店の後継発表 地元商業者、利用客に安堵
2020.08.18
双日グループの商業施設に生まれ変わることになった「そごう西神店」=神戸市西区糀台5
そごう西神店(神戸市西区)の後継施設を運営する事業者の優先交渉権者が、大手商社の双日(東京)に決まった。昨年10月に同店の閉鎖が公表されてから約10カ月。ようやく“後任”が固まり、地元の商業者や利用客に安堵が広がった。複合商業施設として再出発する。商圏が重なる神戸市西部や明石市に点在する商業施設と差別化するため、店舗構成で独自性を打ち出せるかが注目される。(三島大一郎、中村有沙)
「百貨店がなくなると寂しくなると思ったが、これでにぎわいが保たれる」。隣接する商業施設「プレンティ」の専門店で働く女性(70)は声を弾ませた。写真館の店主(72)は「(優先交渉権者が)神戸にゆかりのある双日に決まって良かった」と歓迎した。双日が大正期に栄えた神戸の総合商社・鈴木商店を源流の一つにするためで、「広域から人が訪れる拠点になってほしい」と期待を寄せた。
立地する神戸市営地下鉄西神中央駅の周辺では、市が文化・芸術ホールや図書館、区役所新庁舎の整備を計画し、民間マンションの建設誘致も目指している。近くに住む主婦(68)は「子育て世帯がワクワク楽しめるような施設になってほしい」。高校生の娘とよく買い物に来るという会社員の女性(40)は「中高生ら若い女性に人気があるブランドの店舗が入ればうれしい」と注文を付けた。
一方、そごう西神で営業してきたテナント事業者の関係者は、閉鎖まで半月を切った発表に「これまで何の情報も伝わってこず、やきもきしていた。新施設に出店するかどうか、慎重に検討したい」と話した。
双日は、グループ企業が全国で複合商業施設の運営を手掛けている。その一つ、「ピエリ守山」(滋賀県守山市)は、外資系ファッション店を集積するなど、近隣にはない店舗を誘致。温浴施設や屋外アスレチックなど琵琶湖の景観を生かした施設も併設し、人気を集めている。
西神の新施設は、出店の継続を希望する既存テナントや利用客の要望を取り入れ、店舗の構成を決める。1階の食品フロアは地元地域のニーズが高いため、新施設でもこれまで同様の売り場が設けられる予定という。
小売業界に詳しい流通科学大商学部の白貞壬教授は、「周辺地域は競争相手となる商業施設が多い。これらと異なる明確なストアコンセプトを作る必要がある。駅直結のアクセスの良さを生かしつつ、若い世代やファミリー層を引き付けられる店舗を構成できれば集客は期待できるのではないか」と話す。
4274
:
とはずがたり
:2020/08/22(土) 18:14:08
西武が月末閉店 県庁所在地に百貨店ゼロの県に 西武グループ創業者の地
8/22(土) 16:09配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e0f6f6b7232c225aecfefead58276b294bb1476
京都新聞
31日に閉店する西武大津店。地域経済の中核施設がなくなり、地元経済への影響が懸念される(大津市におの浜2丁目)
開業から44年にわたって地域のランドマークでもあった西武大津店(大津市におの浜2丁目)が31日で閉店する。滋賀県は全国でも数少ない「県庁所在地に百貨店がない県」となり、閉店は地域経済やまちづくりの在り方にも影響を与えそうだ。
お盆休みが過ぎた18日。店内には「サンクスセール」と書かれた垂れ幕やポスターがあちこちに張りだされ、猛暑の中、平日にもかかわらず多くの人がセール品を目当てに訪れていた。夫と来店した女性(66)は「子どもが小さい頃によく来ていた。新型コロナウイルスの感染が心配で京都へ買い物に行くのを控えているので、3月以降またよく足を運んでいただけに、閉店は残念」と惜しんだ。
西武大津店は琵琶湖岸を埋め立てて1968年に開かれた「びわこ大博覧会」の会場跡に、76年にオープンした。滋賀は西武グループ創業者堤康次郎の出身地で、ゆかりが深い。バブル崩壊後に売り上げが低迷しても同店は営業を続けていたが、昨年10月、そごう・西武を傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスが閉店を発表した。
日本百貨店協会によると、加盟百貨店がない県庁所在地は、今年1月に県内唯一の百貨店が経営破綻した山形県のみ。西武大津店が閉店すると、同じく今月末で百貨店が閉まる徳島県と合わせて3県になる。
跡地について、大津市は昨年12月、地元住民の要望を受け、商業施設としての存続を申し入れた。だが同店の土地建物を所有するマンション大手、長谷工コーポレーション(東京都)は来月にも解体工事に着手し、4年後をめどに同店本館跡地に約700戸、北側駐車場に約400戸の分譲マンションを建設するとみられており、地域経済の中核施設が消えることになる。
娘家族と買い物と食事に訪れた男性(78)は「周囲に既にマンションがたくさんあるのに、さらに増えると商業地域という感じがしなくなる」と話す。近くの膳所駅前商店街振興組合の理事長で、居酒屋を営む平井湖さん(47)は「西武大津店の来店客だけでなく、店で働いていた人たちが商店街に立ち寄ってくれていただけに、閉店後は人の往来は減るだろう」とみる。「マンションが新たにできると地域人口は増えるので、商店街としてはそのニーズにあった営業展開や店舗誘致などを進めるしかない。土地利用制限の緩和など、市にはぜひ活性化につながる施策を」と期待する。
大津市は、2017年に改定した都市計画マスタープランで、JR膳所駅周辺を広域的な商業機能や観光・交流などの都市機能の集積を促進する地域と位置づけている。市の中心市街地の一部でもあり、百貨店がマンションに変われば、商業地域としての求心力低下につながりかねない。大津市は「インターネット通販の拡大や郊外型安売り店の進出など、商業形態や消費行動の過渡期にある中で、今後どのような業態が伸び、市民が求めるのかを見極め、商業振興の在り方を検討していきたい」(商工労働政策課)とする。併せて「商業施設以外の別の魅力を高め、地域の活性化につなげたい」(都市魅力づくり推進課)としている。
4275
:
とはずがたり
:2020/08/25(火) 18:19:13
JAの経営参画!?
伊藤忠、ファミマへのTOB成立
コンビニ立て直し急ぐ
https://www.47news.jp/news/5178014.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
2020/8/25 16:42 (JST)
c一般社団法人共同通信社
伊藤忠商事は25日、子会社ファミリーマートへの株式公開買い付け(TOB)が成立したと発表した。株主からの応募数が下限としていた株数を上回った。今後、ファミマの上場廃止に向けた手続きを進め、迅速に意思決定できるよう経営を一体化する。JAグループの資本参加も受け、苦戦するコンビニ事業の立て直しを急ぐ。
ファミマとの一体経営により、伊藤忠は自社のネットワークを活用できると説明。人工知能(AI)などの先進技術を用いた店舗業務の効率化や、利便性の高いサービスの実現を目指すという。アジアを中心に海外での事業展開も進める。
4276
:
とはずがたり
:2020/08/26(水) 11:43:56
ダイヤモンド・オンライン
伊藤忠がファミマをTOB、止まらぬ「店舗崩壊」に不安の声
https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%e4%bc%8a%e8%97%a4%e5%bf%a0%e3%81%8c%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%9f%e3%83%9e%e3%82%92tob%e3%80%81%e6%ad%a2%e3%81%be%e3%82%89%e3%81%ac%e3%80%8c%e5%ba%97%e8%88%97%e5%b4%a9%e5%a3%8a%e3%80%8d%e3%81%ab%e4%b8%8d%e5%ae%89%e3%81%ae%e5%a3%b0/ar-BB18mLJe?ocid=st2
赤石晋一郎 2020/08/26 06:00
8月24日に応募が締め切られた、伊藤忠商事によるファミリーマートへのTOBが成立した。伊藤忠は総額5809億円を投じて1株2300円でファミマ株を買い付け、完全子会社化を実現することになる。ファミマは上場廃止となり、これまでも囁かれ続けてきた伊藤忠支配がより一層強化される見込みとなった。社内ではため息とともに将来を不安視する声が囁かれた。(フリージャーナリスト 赤石晋一郎)
ファミマ社内で広がる失望感
… コンビニ3強の一角として長らく君臨してきたファミマ。本稿ではTOBの裏側で揺れ続けてきた社内の様子をレポートしていきたい。
…「社員の中には一部上場企業という看板を失うことへの失望感を口にする人もいます。澤田社長は記者会見で『伊藤忠を使い倒す』とコメントをしていましたが、実態は真逆です。もはやファミマは伊藤忠の利益搾取の場所なのです。今後、さらに容赦なくファミマが伊藤忠の“草刈り場”になるのは目に見えています。お客様に集中するために完全子会社化するという理屈も意味不明です。だったら、出資比率を以前の30%(注33.4%)に戻し、親会社への忖度なく目の前の商売に集中させてほしい、というのが社員の本音なのです」(ファミマ社員)
コンビニ3強で一人負け状態
かねて伊藤忠支配による弊害が指摘されていたファミマ。それが完全子会社になることによって何が起こるのか。別のファミマ社員は、内情をこう語る。
「以前からも発注先について、伊藤忠出向社員から『なぜ伊藤忠グループを使わないんだ?グループで金を回したほうがいいだろう』と文句を言われてきたのが、今後は全ての事柄が伊藤忠ありきで進むことは確実です。例えばセブンイレブンは商社と一線を引いているから、変な力学なく取引先を競争させて、最も良い商品を常に提供できる。ファミマの社員ですら、『自分が消費者なら、セブン一択』と言っている。それぐらい、もう使っている原材料から工場の機材、こだわり抜いた製法まで、商品のクオリティが別次元なのです」
伊藤忠支配の弊害は、消費者向けの商品だけにとどまらないようだ。
「例えばファミマが使用している店舗システムは、CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)という伊藤忠グループ会社が開発に大きく関与したものを使っています。だが、高い開発費や運用費に対して、発注や個店分析などの機能がとにかく使い勝手が悪く、加盟店からは『おんぼろマシン』と呼ばれている。サークルKからファミマに転じた加盟店からも『サークルKのNEC社製システムよりもはるか使い勝手が悪い』と不平だらけ。でも、CTC以外の選択肢なんて口が裂けても言ってはならないのです。人手不足の中、こんなシステムを使わなくてはならない加盟店が可哀想です」(別のファミマ社員)
新型コロナウィルスの影響でコンビニ各社は売り上げ減が続くなど、苦戦している。7月の既存店売上はセブンイレブンが5.1%減、ローソンは8.9%減、そしてファミマだけ10.8%減と2桁のマイナスを記録している。 …
しかも、この減速の主要因は、ファミチキ以来14年間、ヒット商品がないというレベルの一過性のものではなく、はるかに根深い。
減速の最大要因はフードロス対策
減速の最大要因の一つとされているのがファミマの「フードロス」対策だ。恵方巻の大量発注、大量廃棄などが消費者から問題視され注目されたフードロス問題。ファミマはいち早く対策に取り組み…方針を打ち出した。同時に社内や加盟店に対して、本社・経営企画部が旗振り役となり澤田社長と一緒になって「廃棄ロス(フードロス)をなくせ!!」の大号令を現場に出したのだ。
「この言葉を聞いて店舗側が、日々の通常商品まで商品発注においてリスクを取らないようになってしまったのです。結果、棚に商品がないという欠品状態が続出している。セブン、ローソンと比べても、ファミマだけ棚がスカスカなので恥ずかしい。一度、お店をスイッチしたお客様は、もう戻ってこない。近隣の競合コンビニにドンドン人が流れていっています。季節商品の過剰な無駄は確かに問題です。しかし本社が廃棄ロスを出すなという安易なメッセージを出してしまったことで、店舗が“販売機会のロス”が出ても良しとする空気を作ってしまった。こうした状況が一人負けを生み出している」(ファミマ社員)
このファミマの状況には、競合チェーンの店舗カウンセラーも驚く。
4277
:
とはずがたり
:2020/08/26(水) 11:44:11
「フランチャイズビジネスにおいて、加盟店の発注をいかに促進するかというのは、根幹中の根幹。本部は加盟店との信頼関係を何年もかけて、あの手この手で積み重ねて、しっかりと商品を発注してもらう。そのために、千人規模の店舗指導スタッフがいる。もしファミマが発注しなくていいという方向に舵を切ったなら、加盟店は二度と勝負をかけた発注はしないでしょう。しかし、発注しなくていいなんて、コンビニビジネスの根幹を揺るがす大問題。チェーン崩壊の引き金となりかねない。ウチのチェーンでは、とても信じられない……」
本社側は売り上げ減を「オフィス立地の店舗が多い」と釈明しているが、ファミマ現場社員はみな「発注がかからず、お店に商品がないことが理由」と認識しているのだという。ただ、加盟店の士気の低下はこれに留まらず、さらに深刻だ。
経営を揺るがす最低保証問題とは
「コロナの影響で売り上げが大幅ダウンしているが、本部からは何らまともな方針が出てこない。最近の加盟店は、もう店づくりを止めて、最低保証を狙いに行こうという機運が高まっている」(前出のファミマ社員)
どういうことか?
ファミマ本部と加盟店の契約では、加盟店の総収入を年間で2000万円(24時間営業の場合)、本部が補填などの手立てを行い保証してくれるという制度がある。
最低保証になると、この2000万円から、商品の廃棄費用やアルバイト人権費、経費などを差し引き、だいたい加盟店オーナーの夫婦で300万〜400万円の年収になる計算だ。10年間365日24時間、人不足で深夜まで夫婦交代で店舗に立ち続けて夫婦二人で年収300万円とは、決して高収入とはいえない。しかし、コロナの影響下で最低保証狙いに走る加盟店が急増しているというのだ。
「平時なら、日商40万円の店舗にスーパーバイザー(SV)が『50万円を目指しましょう』と言って二人三脚で頑張って店づくりをしていきます。でもコロナ時代に、売り上げは下がる一方で、本部も何ら加盟店の心をつなぎとめる指針を出せていない。だったら、『もう頑張らずに、発注を止めて、(最低保証の目安ラインである)日商30万円に落としに行こう』という店舗が出てきているのです。SVも本社からフードロス削減の指示が出ているから、強く言うことはできません」(ファミマ社員)
最低保証問題はファミマの経営を揺るがしかねないテーマだ。そもそも日商を上げるどころか、下げに行く加盟店が増えることは、商売の常識では考えにくいことである。
本部収益の激減に加えて、加盟店への最低保証の補填額は本部負担となる。ファミリーマートでは全店舗1万6600店のうち、なんと約4分の1が日商40万円に満たない店舗だといわれている。約4000もの店舗が、一斉に売り上げを下げ、最低保証を取りに行った時――、ファミマは新たなリスク要因を抱えることになる。
トップダウンの施策も不発
澤田のトップダウン施策も不発が続いている。…
「澤田社長はファミマと提携していた無印良品の品を見て、当然、俺ならもっとできると考えたのでしょう。使い捨てパンツや機能性シャツを開発したり、今も、新しいアパレル販売の実験を繰り返しています。しかしファミマブランドの衣服ニーズなどあるわけもなく、今ではローソンに無印良品を取られたことを、加盟店すら悔やんでいます」(別のファミマ社員)…
だが、澤田氏の迷走はこれに止まらないという。
「思いたったらすぐに発信、それが基本です」
澤田氏は『ファミリーマート 澤田社長「情報は自分で取りに行く」SNS活用経営の現場報告』(流通ニュース2020年1月10日)という記事でこう自らの経営手法を開陳している。
〈加盟店からの情報です!至急、調査をお願いします!!〉
〈友人からのアイデアです!ブレスト準備してください!〉
早朝に自宅でワークアウトすることを好む澤田氏は、そのときに思いついたことを幹部にプライベートのLINEで指示を飛ばす。情報源は友人女性や朝の情報番組、懇意にしている加盟店など。LINEは早朝の5時〜6時に矢継ぎ早に送られてくる。
「もちろん幹部と社員スタッフは即レスしないといけないので、早朝から携帯電話の前で待っています。不幸なことにLINEが来てしまったら、急いで出社して、資料作りです。他にも経営企画から、いろいろな報告資料や会議資料を要求されるし、本業の仕事をする時間がまったくありません……」(ファミマ社員)
4278
:
とはずがたり
:2020/08/26(水) 11:44:38
パフォーマンスが目立つ澤田氏の求心力も低下
既に澤田氏の求心力は、社員はおろか、加盟店からも完全に失われている。
ファミマに招聘されて4年、澤田氏は未だにファミマビジネスの軸を固められていないように見える。就任当初は大きな期待感をもって迎えられたものの、社員や加盟店からは「パフォーマンスだけの、小売りのド素人だった」と失望されている。会社の経営は一向に上向かず、上場企業という看板も失った。そのカリスマ性は色あせるばかりだ。
そんな状況下で、澤田氏が繰り出そうとしている新たなパフォーマンスが外部からの大物登用だ。マクドナルドを再建したことで著名な足立光氏が、10月1日からCMOとして着任することが発表されたのだ。足立氏はマーケティングの責任者としてファミマ再生のために手腕を発揮することが期待されている。
しかし、ある有力加盟店オーナーはため息交じりに言う。
「みなフリース(ユニクロ)の次はハンバーガー経営かと苦笑いをしています……。澤田社長には、どうかお願いだから、店舗の末期的状況を直視していただきたい」
今年の2月、ファミマは早期退職者の募集を始め、店員800名に対して多くの応募者が殺到し、結果的に1025名が早期退職制度を利用して会社を去った。その後も、若手社員を中心に人材の流出が続いているという。
>>4276-4278
こうした苦境の中、唯一の希望となっているのが再生本部の存在だ。
再生本部はファミマ直営店を管轄する部署だ。早期退職者募集時には、肩たたき組に対して「再生本部送りにするぞ!」という殺し文句が使われたように、リストラ部署と見る向きもあった。
「再生本部に送られたのはプロパーの社員ばかり。しかし、彼らは直営店で新しいチャレンジをどんどん始めている。これまでのファミマではあり得なかったような、大胆な野菜売り場を拡充するという仕掛けを始めたのも彼らで、今では一部店舗で定番化している。コロナ減速で厳しい中、プロパー組の意地を感じさせる奮闘ぶりを見せているのです」(冒頭のファミマ社員)
ファミマはどう答えたか
内情について取材を申し込むと、ファミマ広報はこう回答した。
Q 伊藤忠グループへの発注が優先されているのか?
A「これまでも伊藤忠グループであることを理由に、発注が推奨されてきた事実はありません」
Q ファミマのシステムにCTCが関わっている。
A「CTCは数あるシステム会社様の一つとして弊社のシステム開発に携わっております。一方、CTCの開発したシステムが、他のコンビニと比較して機能が劣っているとの認識はございません」
Q 廃棄ロスの誤った指示が、売上減に響いていると指摘されている。
A「本部は加盟店に対し、ご指摘のような指示を出す立場になく、商品の発注は加盟店の判断で行われます。食品ロス(廃棄ロス)の削減は社会問題の1つと認識し、加盟店とともに取組んでいますが、本取組が機会ロスに大きく影響しているとの認識はございません」
Q 加盟店が売り上げ増より、最低保証を目指すようになっているのか。
A「コロナウィルスの影響の中、最低保証狙いに走る店舗が増えている事実はございません」
Q ファミマ店舗1万6600店のうち、4分の1近くが日商40万円に満たないという指摘がある。
A「その内容については公表しておりません」
現場の声と本部の認識にはいまだ大きな乖離(かいり)がある。大手商社と外様社長の迷走は、改めてファミマ社員に「コンビニ業とは何か?」という問いを突き付けた。
TOB成立によって、伊藤忠の“草刈り場”となるのか、それとも一念発起して新しいコンビニ像を作り上げるのか。完全子会社化後の彼らには、どのような運命が待ち構えているのだろうか――。
4279
:
チバQ
:2020/08/27(木) 10:36:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/c45b0b83c1338316a455793d151a0526364da9a0
徳島から百貨店が消える 「跡地の活用策は?」識者に聞く
8/23(日) 15:24配信
8月末で閉店するそごう徳島店=徳島市寺島本町西1
全国で百貨店の閉店が止まらない。徳島県内は、そごう徳島店(徳島市)撤退で百貨店がなくなり、中心市街地の衰退を懸念する声が高まっている。跡地の活用策などについて、地方百貨店の事例に詳しい神戸国際大経済学部の中村智彦教授(地域経済論)に聞いた。
―全国で百貨店の閉店が相次いでいる。
百貨店の撤退は約20年前から増えている。人口減少をはじめ、郊外の大型店やインターネット通販との競合などが主な要因だ。施設の老朽化に加え、売り上げを陰で支えてきた外商の不振などが複合的に重なった。今は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、主要顧客の高齢者が外出を控える影響が大きく、業界は危機的状況だ。今後は都市圏でも閉店が続くだろう。
―4月の徳島市長選に伴い徳島新聞などが行った市民アンケートでは、そごう徳島店の後継施設として百貨店を求める回答が35%と最も多かった。
実際に買い物をする人はその何割かにすぎない。ここ1年間にそごうを何回利用したのか思い出してほしい。百貨店ゼロの県になることで日常生活にどんな影響があるのかを考えてほしい。跡地で百貨店が再スタートした愛知県豊橋市の「豊橋丸栄」、熊本市の「県民百貨店」などは客足を取り戻せず閉店した。地元のプライドやノスタルジーでは支えられない。
―アミコビルを運営する徳島都市開発が後継テナント案を示している。
百貨店サテライトや大手雑貨店、ドラッグストアなどは一定の需要があるかもしれない。家電量販店やスポーツ用品店などは売り場を縮小している業種で、全国的にはこれらも継続できず、役所の窓口や図書室、NPOの事務室などでフロアを埋める事例が増えている。アフター・コロナ、ウィズ・コロナともいわれる経済環境を踏まえた視点を持つべきだ。
―例えば。
徳島はIT関連、アニメ制作を中心にリモートワーク(遠隔勤務)の先進県といえる。大阪や神戸、東京などと二つの拠点で生活できる環境を打ち出し、オフィス誘致に注力してはどうか。大学にフロアごと開放する方法もある。
―徳島駅前の衰退が心配されている。
百貨店を失って街が衰退した例は少ない。むしろ、街の集客力が落ちる中でも百貨店が地元の期待を背負い、最後まで頑張ったという話が多い。徳島駅前を考える上で象徴的なのが、松茂町のバスターミナルだろう。多くが郊外に車を止めて関西に出掛ける恩恵を受けている。駅前にこれまでのような商業地としてのにぎわいを求めるのは難しい。消費のパイが限られているのだから。
―街の中心部に住宅や公共施設を集約する「コンパクトシティー」構想が注目されている。
地元の反発が強く、全国でも成功例に乏しい。徳島駅前も、交通アクセスを生かした良好な居住地に転換するなど、街の機能を一から考え直さないと打開策は見いだせないのではないか。周辺商店街も積極的に新規開業者や若い起業家を呼び込む工夫をするなど、さらに連携して一体的なまちづくりに参加してほしい。
■なかむら・ともひこ 1964年、東京都生まれ。88年、上智大文学部卒。99年名古屋大大学院国際開発研究科博士課程修了。外資系航空会社、シンクタンクなどを経て現職。総務省の地域創造力アドバイザーを務め、愛知県や山形県などで自治体の中小企業連携や地域経済振興のプロジェクトに参画している。
◇
1983年10月に出店したそごう徳島店の消滅へのカウントダウンが始まった。「県都の顔」として歩んだ約37年間を振り返りながら、従業員らの思いに迫った。
4280
:
とはずがたり
:2020/08/31(月) 22:01:16
そごう徳島店・西神店が閉店 老舗の名、関西から消える 徳島は百貨店ない県に
毎日新聞2020年8月31日 20時56分(最終更新 8月31日 21時23分)
https://mainichi.jp/articles/20200831/k00/00m/040/219000c
百貨店そごうの徳島店(徳島市)と西神(せいしん)店(神戸市西区)が31日、閉店した。徳島店が営業を終え、徳島県は1月に「大沼」が閉店した山形県に続き、全国で2番目の日本百貨店協会加盟の百貨店がない県になった。また西神店の閉店で、江戸時代に大阪で創業し、1990年代には業界トップの売上高を誇り、ピーク時は28店舗を展開した老舗の名が関西から消える。
徳島店は83年10月に国鉄(現JR)徳島駅前の第三セクターが運営するビルで開業。豊富な品ぞろえで人気を集め、戦前34年創業の地元百貨店「丸新百貨店」は客を奪われて95年に閉店した。県内唯一の百貨店になったが、少子高齢化による客の減少や郊外型ショッピングセンターとの競争激化、98年の明石海峡大橋開通で関西方面に買い物に行く人が増えたことなどから、売り上げが減少。2020年2月期の売上高はピークだった93年2月期の3割弱の124億円に落ち込み、赤字となっていた。後継は決まっていない。
最後の営業を終え、閉じるシャッターの向こうで頭を下げるそごう西神店の従業員ら=神戸市西区で2020年8月31日午後8時、久保玲撮影
31日は開店前から約380人が列を作り、15分早く午前9時45分にオープンした。並んでいた徳島県阿南市の福島長寿さん(65)は「県内唯一の百貨店がなくなってしまうなんてさみしい。地下から屋上まで巡って思い出に浸ります」と話した。午後7時半、従業員が並んで頭を下げる中、正面入り口のシャッターが下り、37年近い歴史の幕を閉じた。店の前には身動きが取れないほど多くの市民が集まり、「ありがとう」などと口々に声をかけて別れを惜しんだ。
そごうは関西には大阪や兵庫、奈良に計5店舗あった。しかし、民事再生法の適用を申請した2000年以降、相次いで閉店。郊外の西神店が「最後のとりで」だったが、08年2月期以降13期連続の赤字となっていて閉店が決まった。
営業最終日を迎えたそごう西神店に掲げられたメッセージ=神戸市西区で2020年8月31日午後6時34分、久保玲撮影
この日は朝から約150人の行列ができ、10分前倒しして午前9時50分に開店。食料品や衣料品を買い求める人が詰めかけ、午前10時半ごろには400台収容の駐車場が満車になった。午後8時、90年10月以来30年近くニュータウンの住民らに親しまれた店のシャッターが下ろされた。店ができる前から近くに住む坪田登志子さん(67)は「地下鉄の駅を出ると『そごうさん』がどーんと見え、老舗の安心感があった。これからまちがどう変わるのか」と話した。【松山文音、木田智佳子】
4281
:
チバQ
:2020/09/01(火) 10:22:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b7cc63787e8af826bb4515dca350046e509e987
百貨店、広がる空白県 そごう・西武など閉店 コロナも逆風
8/31(月) 20:16配信
945
営業を終え頭を下げるそごう西神店関係者=31日、神戸市
大手百貨店のそごう・西武は31日、そごう徳島店(徳島市)など4店舗の営業を一斉に終了した。地場の大沼本店(山形市)が閉店した山形に続き、徳島が全国で2番目の百貨店空白県となる。福島市でも老舗・中合福島店が同日、146年の歴史に幕を下ろした。
閉店に際し、中合を訪れた同市内の男性(80)は、「中心部のにぎわいが失われないか心配だ」と話したが、市場衰退が避けられない中、今後も各地で店じまいが続きそうだ。
百貨店は、他の小売り業態やインターネット通販(EC)との競合に押され、長らく苦境が続いてきた。さらに、消費税増税や新型コロナウイルスによる外出型消費の落ち込みが逆風となり、不振に拍車が掛かっている。
日本百貨店協会によると、2019年の全国売上高は5兆7547億円と、ピーク時の9兆7130億円(1991年)から約4割減少した。今年は8月末までに、13に上る協会加盟店が閉店し、特に地方での業績悪化が鮮明だ。撤退を決めた地方店の関係者は、「顧客が高齢化し、若者もECや郊外の商業施設に流れ、打つ手がなかった」と語る。
追い打ちを掛けたのが新型コロナだ。営業時間短縮や臨時休業を余儀なくされた3月以降、全国で売り上げが急減し、回復を見通せない状況が続く。昨年10月の消費増税後に売り上げを支えた訪日外国人客も入国制限に伴いほぼ消失。打撃は大手の東京、大阪の旗艦店にも広がった。
今後も松坂屋豊田店(愛知県豊田市)や三越恵比寿店(東京都渋谷区)など、各地で不採算店の閉鎖が決まっている。各社はECや不動産、金融など多角化に活路を見いだそうと必死だ。
4282
:
チバQ
:2020/09/01(火) 19:46:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/994094a05ca0979bb16f9cde4eb885160349c13c
スーパー「しんばし」運営会社 破産申請へ(愛媛県)
8/31(月) 15:02配信
30
スーパー「しんばし」運営会社 破産申請へ
宇和島や愛南町などでスーパー「しんばし」運営する会社が裁判所に破産申請することが分かった。負債額はおよそ22億円に上ると見られている。
宇和島市にある「しんばし本店」前には「31日付けで松山地裁に破産手続き開始の申し立てを行う」と書かれた張り紙が貼られ、買い物客らが見入っていた。
東京商工リサーチによると破産手続きに入る宇和島市の大見屋は、1948年に設立され1965年から「しんばし」の店名で南予の各地にスーパーを出店。地域密着型の店舗として親しまれ、ピーク時の1994年の決算では85億9400万円の売上げがあった。
しかし、県内外の同業者やドラッグストアの進出などにより経営が悪化。去年の決算では、売上げが39億700万円にまで落ち込んでいた。負債額はおよそ22億円に上ると見られている。
4283
:
荷主研究者
:2020/09/05(土) 13:33:57
https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=660819&comment_sub_id=0&category_id=113
2020/7/10 中国新聞
【フィーチャー】売り上げ低迷、欠ける求心力 20年目の紙屋町シャレオ、初の50億円割れ
http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20200710chugoku01.JPG
シャッターが下りた空きテナント(左)と期間限定の土産物店が並ぶシャレオの一角
http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20200710chugoku02.JPG
▽テナント誘致進まず
開業20年目を迎えた紙屋町地下街シャレオ(広島市中区)のテナント売上高が減り続けている。2019年度は前年から2割落ち込み、初めて50億円を割り込んだ。運営する第三セクターの広島地下街開発(同)は店舗スペースの1割余りが空いている事態の打開を図るが、新型コロナウイルスの感染拡大でテナント誘致も厳しい。通りのにぎわいづくりで反転を目指している。
旧市民球場跡地に通じる西通りの一角は、店舗用8区画のうち2区画でシャッターが下りている。営業中の6区画のうち1カ所は8月上旬まで期間限定の土産物店。あるテナントの男性従業員は「市中心部の施設なのに何年も空いたままの場所がある。球場の移転で人の流れが変わったとしても、何か手を打つという姿勢が感じられない」と運営側を批判する。
シャレオの19年度のテナント売上高は前年比19・6%減の49億5100万円。開業初年度の01年度(78億6300万円)と比べると、4割近くも少ない。家電量販のエディオン(同)が広島本店の建て替え改装中に設けた売り場が6月に閉じ、販売単価の高い店を失った影響が出た。
■債務超過64億円
テナント売上高の低迷は開業以来の課題だ。初年度をピークに年70億円台は3年で終わった。60億円台を維持するのも5年がやっとで、09年度からは50億円台に。主力の衣料品店の不振が続き、郊外の大型商業施設の増加も逆風になった。通りが公道扱いのため、店先の置物に対する規制も経営の自由を縛っている。
19年度末時点の債務超過額は64億4800万円に上る。6月の市議会本会議では、市議が「存続の危機」「地下街の存在意義が深刻」と主要株主の市を糾弾した。市幹部は地下街開発を「しっかり指導したい」と応じた。
地下街開発も動いてはいる。近年79区画のうち10前後を占める空き区画を解消しようと19年3月、関東地方からのテナント誘致を現地の企業へ委託した。だが、目に見える成果はまだ出ていない。新型コロナの影響で企業誘致のハードルが上がったのも一因だ。進んでいた出店交渉が、様子見となった案件も複数あるという。
最近は、広場などを有効に使って通行客を増やそうとしている。東通りの広場に今月8日、誰でも自由に弾ける「ストリートピアノ」を置いた。イベント向けの中央広場は4月から利用料金を約1割下げた。「20周年記念キャンペーン」と題する初回割引や得意先向け割引も用意し、営業を強めている。
■再開発「追い風」
地下街開発の谷山勝彦社長は「多方面からいかに多くの客を呼び込むかが長年の課題」と認識。昨年6月の就任から1年が過ぎ「新型コロナの影響もある。やり方を変えないといけない」と考える。
周辺では中央公園自由・芝生広場へのサッカースタジアム建設が決まった。18年に国の都市再生緊急整備地域となった紙屋町・八丁堀地区は再開発が進む。谷山社長は「周辺の発展も追い風にして空き区画を着実に埋め、回遊性の高い地下街にしていく」と強調する。(秋吉正哉)
【記者の目】にぎわいづくり、新モデル創出を
バスセンターや路面電車、アストラムラインの駅と接続するシャレオの存在感は、広島市中心部の求心力を左右する。新型コロナウイルスの感染拡大で、屋内の広い空間はこれまで以上に意味を持つはずだ。にぎわいづくりの新たなモデルを生み出す意気込みで、空き区画の解消や販売促進に取り組んでほしい。
4284
:
荷主研究者
:2020/09/05(土) 13:55:29
>>4002-4003
>>4093
https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=664769&comment_sub_id=0&category_id=113
2020/7/22 中国新聞
アルパークの再生見えず 西棟の天満屋撤退から半年
天満屋が撤退し、空き状態が続くアルパーク西棟
百貨店の天満屋アルパーク店(広島市西区)が1月末に閉店してから、間もなく半年になる。建物を所有する大和ハウス工業(大阪市)は商業施設としてリニューアルする方針を維持しているが、具体的な構想は示せていない。周辺では、集客力の低下に懸念が広がっている。
▽周辺集客力の低下懸念
アルパーク店が核テナントだった商業施設アルパーク西棟は現在、天満屋の看板を外し、正面玄関を覆いで囲っている。他のテナントも同時に撤退したため、施設全体が空いている。アルパーク近くで喫茶店を営む福永賢さん(50)は「閉店後はやはり人通りが減った。何とか活気を取り戻すような形に生まれ変わってほしいのだが…」と心配する。
西棟とデッキでつながる東棟も5〜6月、一部の専門店が相次いで閉じた。ある地元企業の幹部は、1990年4月にアルパークが開業したため、毎年春に契約を更新するテナントが多い点を指摘。「今年は新型コロナウイルスの影響もあり、延長しなかった店もあったのではないか」と推測する。
大和ハウスは昨年5月、三井不動産グループから東西両棟を取得。12月には運営も引き継いだ。2015年以降、周辺ではゆめタウン廿日市(廿日市市)レクト(西区)ジ・アウトレット広島(佐伯区)の開業が相次ぎ、天満屋撤退の一因になった。商業施設として再オープンするには、こうした大型施設との違いを打ち出す必要がある。
広島市内の不動産関係者は「相当な資金を投じて買った時点で、大和ハウスは今後の運営に自信を持っていたはずだ」とみる。不動産業界や地元では東棟のテナントを西棟に移し、東棟を改装する構想も取り沙汰された。大和ハウスが大型商業施設の運営ノウハウがある企業に声を掛けたとの見方もあるが、表面上は進展が見られない。
大和ハウスは、新型コロナの影響で西棟全体の計画づくりやテナント誘致が進めにくい状況になっていると認めつつ「リニューアルは鋭意検討中」と説明している。(秋吉正哉)
4285
:
荷主研究者
:2020/09/05(土) 14:30:41
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62056430Z20C20A7LA0000/
2020/7/29 20:15 日本経済新聞 四国 愛媛
松山三越、上層階に高級ホテル 30年ぶり大型改装
4286
:
荷主研究者
:2020/09/05(土) 14:52:35
https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=668633&comment_sub_id=0&category_id=113
2020/8/3 中国新聞
フタバ図書、本通店閉店へ 一帯で路面の書店ゼロに
30日に閉店するフタバ図書ギガ本通店
▽他地域でも撤退計画
書店チェーンのフタバ図書(広島市西区)は30日、広島市中区大手町のギガ本通店を閉店する。市中心部の本通り商店街一帯から書店がなくなる。同社は他地域でも閉店を計画している。
ギガ本通店は2013年3月に開店した。書籍に加えゲームソフトや雑貨も販売し、カフェも併設する大型店として親しまれてきた。閉店について同社は「賃貸借期間の満了」と説明した。
同社は広島や山口など6都県で、書店など51店を展開する。ギガ本通店の他にも、7月末に閉店した1店を含めて9月下旬にかけて、ギガ高陽店(安佐北区)ソフトピア呉店(呉市)などDVDレンタル店、フィットネスクラブ、ネットカフェなど計6店を閉じる計画がある。「主にはドミナント(地域集中)戦略の見直しと、本業に経営資源を集中するため」としている。
ギガ本通店のある本通り商店街一帯では、かつて明治や大正期の創業を含む書店が並んだ。インターネット通販の普及などを受け、昨年閉じたフタバ図書八丁堀店を含め、約20年間で6店が閉店した。廣文館金座街本店が閉じた5月以降、ギガ本通店が唯一の路面店だった。
広島本通商店街振興組合の高田諭副理事長は「書店がなくなるのは残念。商店街としても、西側入り口の核店舗なので、大きな痛手だ」と惜しんでいる。(森岡恭子)
4287
:
チバQ
:2020/09/09(水) 14:12:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/29c679e9053baa998c62d9758ee563185619f266
異例の規模、台風10号でコンビニ6-8割休業 「計画運休」の広がりなど背景
9/8(火) 11:20配信
台風10号の影響で臨時休業の張り紙を掲示しているコンビニ店舗=7日午後、福岡市内
台風10号の影響で、大手コンビニエンスストア3社は店舗オーナーや従業員、商品配送業者などの安全確保のため、九州にある店舗の6〜8割が休業する異例の対応を取った。公共交通機関の「計画運休」の広がりなどを背景に、「生活インフラ」のコンビニでも、事前に進路が予想できる台風では、前もって休業を決める取り組みが根付きつつあるようだ。
【写真】強風で飛ばされた自動車整備工場の屋根。歩道をふさぎ、国道3号にもはみ出した=7日、福岡市
ローソンでは6、7日に、最大で九州全店の84・9%に当たる1154店が休業した。同社によると、首都圏などで交通機関が大規模な計画運休に踏み切った昨年の台風19号から同様の対応を取り始めたといい、「今回も台風の勢力が大きく、被害も予測された」(広報)として、加盟店の判断で休業するかどうか決めたという。
セブン-イレブンは80・1%の1876店、ファミリーマートも61・1%の900店がそれぞれ休業した。3社とも人的被害や大きな設備被害はなかった。
コンビニを巡っては人手不足などの課題を抱え、24時間営業の見直しなどが進む。今後、加盟店の意向を重視した経営が加速する可能性もある。 (布谷真基、石田剛)
4288
:
とはずがたり
:2020/09/11(金) 00:50:20
コンビニ「ポプラ」3割を「ローソン」ブランドに転換へ 共同事業契約を締結
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月10日 19時43分(最終更新 9月10日 19時43分)
https://mainichi.jp/articles/20200910/k00/00m/020/237000c
速報
企業・産業
最新の経済ニュース
ローソンの看板=曽根田和久撮影
ローソンとポプラは10日、共同事業契約を結んだと発表した。ポプラが展開するコンビニ店舗の約3割に当たる140店舗を「ローソン・ポプラ」か「ローソン」ブランドに転換する。ポプラ加盟店オーナーの同意を得た上で、2021年3〜6月に切り替えを目指す。
140店のうち、126店はポプラの完全子会社がローソ…
この記事は有料記事です。
4289
:
荷主研究者
:2020/09/23(水) 22:18:52
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62712480X10C20A8LX0000/
2020/8/17 19:30 日本経済新聞 九州・沖縄 福岡
井筒屋 黒崎店が閉店、小倉店軸に生き残り
4290
:
荷主研究者
:2020/09/23(水) 22:42:21
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62843860Q0A820C2LB0000/
2020/8/20 19:00日本経済新聞 電子版 北陸 富山 石川
高岡店閉鎖1年の大和、コロナ・衣料品不況で続く苦境
4291
:
荷主研究者
:2020/09/23(水) 22:54:01
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/338839
2020年8月22日 16:19 京都新聞
西武が月末閉店 県庁所在地に百貨店ゼロの県に 西武グループ創業者の地
31日に閉店する西武大津店。地域経済の中核施設がなくなり、地元経済への影響が懸念される(大津市におの浜2丁目)
開業から44年にわたって地域のランドマークでもあった西武大津店(大津市におの浜2丁目)が31日で閉店する。滋賀県は全国でも数少ない「県庁所在地に百貨店がない県」となり、閉店は地域経済やまちづくりの在り方にも影響を与えそうだ。
お盆休みが過ぎた18日。店内には「サンクスセール」と書かれた垂れ幕やポスターがあちこちに張りだされ、猛暑の中、平日にもかかわらず多くの人がセール品を目当てに訪れていた。夫と来店した女性(66)は「子どもが小さい頃によく来ていた。新型コロナウイルスの感染が心配で京都へ買い物に行くのを控えているので、3月以降またよく足を運んでいただけに、閉店は残念」と惜しんだ。
西武大津店は琵琶湖岸を埋め立てて1968年に開かれた「びわこ大博覧会」の会場跡に、76年にオープンした。滋賀は西武グループ創業者堤康次郎の出身地で、ゆかりが深い。バブル崩壊後に売り上げが低迷しても同店は営業を続けていたが、昨年10月、そごう・西武を傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスが閉店を発表した。
日本百貨店協会によると、加盟百貨店がない県庁所在地は、今年1月に県内唯一の百貨店が経営破綻した山形県のみ。西武大津店が閉店すると、同じく今月末で百貨店が閉まる徳島県と合わせて3県になる。
跡地について、大津市は昨年12月、地元住民の要望を受け、商業施設としての存続を申し入れた。だが同店の土地建物を所有するマンション大手、長谷工コーポレーション(東京都)は来月にも解体工事に着手し、4年後をめどに同店本館跡地に約700戸、北側駐車場に約400戸の分譲マンションを建設するとみられており、地域経済の中核施設が消えることになる。
娘家族と買い物と食事に訪れた男性(78)は「周囲に既にマンションがたくさんあるのに、さらに増えると商業地域という感じがしなくなる」と話す。近くの膳所駅前商店街振興組合の理事長で、居酒屋を営む平井湖さん(47)は「西武大津店の来店客だけでなく、店で働いていた人たちが商店街に立ち寄ってくれていただけに、閉店後は人の往来は減るだろう」とみる。「マンションが新たにできると地域人口は増えるので、商店街としてはそのニーズにあった営業展開や店舗誘致などを進めるしかない。土地利用制限の緩和など、市にはぜひ活性化につながる施策を」と期待する。
大津市は、2017年に改定した都市計画マスタープランで、JR膳所駅周辺を広域的な商業機能や観光・交流などの都市機能の集積を促進する地域と位置づけている。市の中心市街地の一部でもあり、百貨店がマンションに変われば、商業地域としての求心力低下につながりかねない。大津市は「インターネット通販の拡大や郊外型安売り店の進出など、商業形態や消費行動の過渡期にある中で、今後どのような業態が伸び、市民が求めるのかを見極め、商業振興の在り方を検討していきたい」(商工労働政策課)とする。併せて「商業施設以外の別の魅力を高め、地域の活性化につなげたい」(都市魅力づくり推進課)としている。
4292
:
チバQ
:2020/10/02(金) 15:12:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/633cdac34bb02fe0317b07b4547353ed6d992421
丸井が静岡と池袋の2店舗閉鎖へ 商業施設競合で収益低迷
10/2(金) 11:17配信
1353
ファッションビルを展開する丸井グループは2日、「静岡マルイ」(静岡市)を来年3月下旬に、「池袋マルイ」(東京都豊島区)を来年8月にそれぞれ閉店すると明らかにした。新型コロナウイルスの影響や近隣の大型商業施設との競合などで収益が低迷していた。
静岡マルイの跡地利用は未定という。隣接する商業施設「静岡モディ」の営業は継続する。静岡マルイは1969年に丸井静岡店として開業。静岡マルイと静岡モディを合わせた2020年3月期の取扱高は前期比18.1%減の23億円だった。
池袋マルイは52年にオープン。入居する建物が老朽化し、所有主が建て替えを検討しているという。
4293
:
荷主研究者
:2020/10/11(日) 11:18:18
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/455294?rct=n_hokkaido
2020年08/31 05:00 北海道新聞
にぎわい創出 狂う目算 JR北見駅横 複合施設「パラボ」 商業テナント誘致に失敗 市役所移転後「空き」埋まらず
市が商業テナント誘致を断念した北見駅横の「パラボ」。右奥は完成間近の市役所新庁舎
にぎわい創出 狂う目算 JR北見駅横 複合施設「パラボ」 商業テナント誘致に失敗 市役所移転後「空き」埋まらず
【北見】JR北見駅横の複合施設「まちきた大通ビル・パラボ」に入る市役所が来年1月、隣接する新庁舎に移転する。同施設を所有する市は6月、空きスペースへの商業テナント誘致を断念し、中心部のにぎわいづくりにつながる公共施設を入居させる方針に転換。ただ、市議会の反発もあり、着地点は見えていない。
パラボ4階には市の各種窓口が並び、1日約500人が訪れる。「来春には大手小売業が出店するはずだった」。建物を管理・運営する市の三セク「まちづくり北見」の幹部はフロアに目をやり、つぶやいた。4〜7階は市役所仮庁舎として使い、3階まではアパレルや小売店などが入居している。
市役所の移転でできる空きスペースのうち、4階が2カ所計約2500平方メートルと最も広い。市は2016年の市議会で4階に商業テナントの誘致を表明。賃料収入は最大年6600万円と試算していた。
三セクは、子供向け衣料品にも力を入れる大手小売業と交渉をしていたが、新型コロナウイルス感染拡大で今年6月に誘致を断念。市は「コロナで出店を控える動きになった」と話す。
市は5階に市営子ども向け遊戯場「パラきたキッズ」を設けていることから、4階に知名度の高い物販やアミューズメント施設など若者世代向けのテナントを狙っていた。北見市議は「百貨店を前身とするパラボは客の年齢層が高く、若い世代向けのテナント誘致はそもそも難しかったのでは」と指摘する。
北見駅前の中心商店街の歩行者通行量は19年、3日間で約4500人と30年ほど前の1割台まで減った。市はこの10年、中央図書館の駅南口移転やバスターミナル整備を実施。今後、来庁者と職員が1日約千人集まる新庁舎とパラボの新テナントをにぎわい復活の起爆剤にするはずだった。
市が新たな入居候補に挙げるのが、子育て層の利用が多く、築42年と老朽化する保健センター。市端野町の端野総合支所に入る市教委を移す案も示す。
ただ市側が6月の定例市議会で、市教委移転案を与党会派に根回ししないまま表明したことで混乱。9月の市議会で最終候補を提示することも困難な状況だ。
市は来年4月にも、入居施設を利用できる状況にしたい意向。市役所の新庁舎を巡って政争が20年以上続き、市長の交代を繰り返してきただけに、市幹部からは「パラボが新たな政争の具にならなければよいが」と心配する声が漏れる。(本田みなみ)
<ことば>まちきた大通ビル・パラボ 地上7階地下1階の複合施設。延べ床面積3万800平方メートル。前身は2007年に閉店した「きたみ東急百貨店」。市が中心部のにぎわい創出に向け、土地を2億9千万円で、建物を無償で取得した。三セクに運営委託し08年、パラボと命名して再出発。10年には有力テナントだった北見東急インも撤退した。
4294
:
チバQ
:2020/10/16(金) 16:17:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/b370cca1ead5dd03d3f30604d868b87a1090eec4
百貨店4社、売上高激減 コロナ打撃、3社が営業赤字 8月中間
10/15(木) 19:21配信
43
百貨店4社の2020年8月中間決算が15日、出そろった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う店舗の臨時休業で、売上高が前年同期比で3〜5割の激減。営業損益では3社が大幅な赤字に転落。大丸松坂屋を傘下に持つJ・フロントリテイリングだけが2億円の黒字を確保した。
赤字額は、高島屋が102億円、そごう・西武が36億円、松屋が22億円。いずれも店舗の臨時休業や営業時間短縮が響いた。臨時休業中の人件費などコロナ関連の特別損失は、高島屋が103億円、松屋が16億円を計上した。
入国制限で訪日外国人消費はほぼ消滅し、各社とも大都市部での苦戦が鮮明となった。大丸心斎橋店や西武渋谷店など、売り上げが前年の半分以下に落ち込んだ大型店も目立った。東京都心に全2店舗を構える松屋も売上高が半減した。
4295
:
とはずがたり
:2020/10/22(木) 14:11:08
ニトリ・DCM、島忠争奪戦へ
実施中のTOBに対抗
2020/10/22付日本経済新聞 朝刊
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO65277010R21C20A0EA1000/
4296
:
荷主研究者
:2020/11/02(月) 21:30:10
https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=681834&comment_sub_id=0&category_id=113
2020/9/17 中国新聞
本通りのアディダス直営店、22日閉店 広島「本通ヒルズ」核テナント
22日に閉店するアディダスの店
スポーツ用品メーカーのアディダスジャパン(東京)は22日、広島市中区本通の直営店「ブランドコアストア広島」を閉店する。市中心部の本通り商店街一帯では市民に親しまれた店の閉店が相次いでおり、地元からは惜しむ声が出ている。
同店は商店街の角地に立つ共同ビル「本通ヒルズ」の核テナントで、1、2階の延べ730平方メートル。中国地方で初の直営大型店として2007年8月にオープンした。1階はスポーツ用のシャツやシューズ、2階はカジュアル衣料やバッグ、時計などを並べている。
アディダスは閉店理由について「回答を差し控える」としている。ビルの運営会社は「新たなテナントを探している」とコメントした。
一帯では、8月末にフタバ図書ギガ本通店が営業を終えたばかり。5月には105年続いた書店の廣文館金座街本店、1月にも古着店「ブルーアース」が閉店した。婚礼ドレスなどを扱っていた上原屋貸衣装店も閉じている。
広島本通商店街振興組合の小野信雄事務局長は「集客力のある店がなくなるのは残念。新型コロナウイルスの影響は深刻だが、商店街全体の魅力づくりを進めたい」と話している。(筒井晴信)
4297
:
荷主研究者
:2020/11/02(月) 21:35:36
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/20200918568876.html
2020/09/18 08:25 新潟日報
新潟伊勢丹が改装
取扱品目を大幅拡充
新潟伊勢丹(新潟市中央区)は17日、各フロアの売り場を新装し一斉オープンした。優れた県産品を紹介する1階の「NIIGATA越品」コーナーは、食料品など取扱品目を大幅に拡充。ギフト需要にとどまらず、自家需要を掘り起こすアイテムを集め、幅広い世代の取り込みを目指す。
越品プロジェクトは2016年に始まった。17年には2階に約100平方メートルの常設売り場を開設。今年5月、百貨店の一等地とされる1階に移転、面積も205平方メートルに広げた。
取扱品目と取引先は従来の約2倍となる約1100品目、105社に。売り場には、木目の陳列棚に各地域の和洋菓子や調味料、金属加工品やアクセサリー、食器、衣料品など幅広い商品が並ぶ。生産者と顧客をつなぐ架け橋をイメージし、アーチ状のオブジェもあしらった。担当者は「こだわりの逸品を自宅でも楽しんでもらいたい」とする。
3階には顧客に似合うファッションを専門スタッフが提案するサロンを設置。アドバイスと買い物同行も含め2時間の有料サービスを提供する。2階婦人服フロア入り口付近は、衣類のほか観葉植物や雑貨を扱うショップが出店し、解放的な雰囲気に刷新した。
50億円以上を投じる伊勢丹の改装は22年まで実施する。運営する新潟三越伊勢丹は「来店客の期待を裏切らず、存在価値を高め、新たな発見をしてもらえる場にしていく」とする。
4298
:
荷主研究者
:2020/11/08(日) 13:51:15
https://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/814910.html
2020/10/2 08:40 静岡新聞
静岡マルイ3月閉店 競争激化、コロナで低迷 モディは存続
http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20201002shizuoka01.JPG
2021年3月下旬に閉店が決まった静岡マルイ=1日午後、静岡市葵区
http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20201002shizuoka02.JPG
静岡マルイ、静岡モディ
JR静岡駅北口近くの大型商業施設「静岡マルイ」(静岡市葵区)が2021年3月下旬に閉店することが1日までの取材で分かった。駅前商業エリアの競争激化に加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響で売り上げが低迷していたとみられる。隣接する丸井グループの商業施設「静岡モディ」は営業を続ける。
【関連記事】街なか衰退に心配の声
旧丸井静岡店B館をリニューアルした静岡モディの1館体制に集約して経営の効率化を図る。
静岡マルイは1969年、「丸井静岡店」としてオープン。売り場を増設して95年にA、Bの2館体制にした。2016年に幅広い年代を呼び込むため、A館を静岡マルイ、B館を静岡モディとして全館リニューアルし、若者を中心に街中のにぎわい創出の一端を担っていた。
一方、ことしに入って新型コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言を受けて、営業時間の縮小などを余儀なくされていた。同市中心市街地を巡っては7月、別の駅前再開発ビル内にあった大型書店が撤退するなど、中心街の地盤沈下が懸念されている。
丸井は静岡県内に沼津、清水、浜松店を展開していたが、04年までに撤退した。丸井グループは静岡新聞社の取材に「静岡マルイの跡地に関しては未定。静岡モディの1館体制で顧客ニーズに対応した店づくりを続ける」(広報室)と語った。
4299
:
荷主研究者
:2020/11/08(日) 13:51:46
>>4298
https://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/815294.html
2020/10/3 09:35 静岡新聞
静岡マルイ3月閉店 街なかの機能低下危惧、新戦略必須
http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20201003shizuoka01.JPG
静岡市内でも通行量の多い静岡マルイ前=2日午前、静岡市葵区
2021年3月の閉店が明らかになった大型商業施設「静岡マルイ」(静岡市葵区)が立地するJR静岡駅北口周辺は、市内でトップクラスの通行量を誇る中心市街地のにぎわいエリアだった。新型コロナウイルスの感染拡大で“リアル店舗”での購入から、ネットによるEC(電子商取引)へ消費スタイルの移行が進む中、商業関係者は街なかの機能低下に危機感を強めている。
静岡マルイは1969年に「丸井静岡店」として開業した。丸井グループによると、1998年のピーク時の売り上げは150億円に上ったが、2019年は23億円にまで落ち込んだ。
静岡パルコや新静岡セノバなど周辺商業施設との競争が要因の一つとみられるが、ECに代表される消費スタイルの変化、人口減少といった構造的な問題も影響したとみられる。
静岡伊勢丹(同区)の嶋田正男社長は「(商業施設が多い)オーバーストア地域だったが、ある程度はお客さまのすみ分けができていた。静岡マルイの閉店は街なかを一緒に盛り上げていく同業としては非常に残念だ」と話す。
新静岡セノバを運営する静鉄プロパティマネジメントの佐藤寿康常務は、集客力の高い大型商業施設が欠けることで、来街者の買い回りの範囲が縮小することを懸念する。「静岡の街なかの魅力、機能が欠けないように、静岡マルイが持っていた役割を、地域全体で補完し合っていく必要がある」と強調する。
静岡経済研究所の恒友仁常務理事は市街地の商業者は独自の新しい販売戦略を打ち出す必要性を指摘。「リアル店舗ならではの付加価値が必須。にぎわい創出に向け、他施設や行政と一体となって、新たな人の流れを生み出す街づくりが欠かせない」と語った。
4300
:
荷主研究者
:2020/11/08(日) 14:37:05
>>4299
https://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/818329.html
2020/10/11 08:50 静岡新聞
マルイ来春閉店で静岡「おまち」正念場 商業者、新戦略探る
緊急事態宣言発令後の閑散としたけやき通り。周辺施設はコロナ後を見据えて戦略を模索する=4月中旬、静岡市葵区
地方都市で屈指のにぎわいを誇っていた静岡市中心市街地で地盤沈下を懸念する声が広がっている。ネット通販、郊外ショッピングモールとの競争激化に、新型コロナウイルス感染拡大の影響が追い打ちをかけ、シャッターを閉める店が増えている。若者らに人気だった大型店「静岡マルイ」が来年3月で閉店することが決まり、商業者たちは危機感を強め「ポストコロナ」の新戦略を模索している。
「複数の大型店が人を呼び込み、回遊してもらうことで街全体の活性化につながっていた。一店でも欠けることは打撃だ」。静岡商工会議所の担当者はマルイ閉店のショックをこう語る。
JR静岡駅前の商業エリアはほかにも松坂屋静岡店、新静岡セノバ、静岡伊勢丹など八つの大型店がひしめく。衣料品店を営む男性は「静岡市は人口減少で市場が縮小している。中心街は以前ほどの力がなく、オーバーストア状態だ」と話す。
新型コロナの影響も大きかった。外出自粛で売り上げが低迷し、テナントの1割以上が撤退した大型商業施設もある。
静岡伊勢丹の嶋田正男社長は「ピンチは変革のチャンスでもある。シニア層などこれまで応えられてこなかった顧客層にも対応したい」と食や旅などに関連したコンテンツを強化していく。
松坂屋静岡店の小室孝裕店長は物産展開催の成功事例から、商品を手に取ってもらったり、においを感じてもらったりと五感に訴える「非日常の楽しい時間の提供」を掲げ、“リアル店舗”ならではの良さでネット勢力に対抗する方針だ。
繁華街を構成する御幸町、伝馬町、鷹匠(たかじょう)地区の活性化に取り組む団体「御伝鷹(みてた)まちづくり」の関川清明代表は「商店街と大型店、行政が連携して、どういう街を目指すか考える時。コロナ禍で中止になったイベントを復活できるように、仕掛けづくりをしていきたい」と意気込む。
<メモ>静岡市中心市街地 静岡商工会議所が昨年11月に実施した通行量調査によると、1日の通行量は3万412人の「パルシェ前中央地下道」が4年連続で静岡市内トップ。2位新静岡セノバ前南口モール、3位静岡パルコ前・トラヤ前と続いた。静岡モディ入り口前(けやき通り側)は5位。
4301
:
荷主研究者
:2020/11/08(日) 15:13:16
https://this.kiji.is/689652336933749857?c=174761113988793844
2020/10/16 11:00 (JST)10/16 11:31 (JST) 長崎新聞社
「長崎初」169店舗を誘致 アミュプラザ開業20周年 駅ビル再開発の展望
http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20201016nagasaki01.JPG
長崎駅の顔として定着したアミュプラザ長崎=長崎市
JR長崎駅に隣接するアミュプラザ長崎(長崎市尾上町)が、新型コロナウイルス禍の中、静かに開業20周年を迎えた。県都の陸の玄関口に人のにぎわいを創出し、駅前の顔として定着。周辺ではMICE(コンベンション)施設、商業施設やホテルが入る新駅ビルなど再開発が続く。駅ビルのこれまでと、これからを探った。
アミュプラザ長崎は、2000年9月21日に開業した。服飾雑貨や書店、飲食店、シネマコンプレックスなどを備えた5階建ての大型商業施設で、138店舗が入居。そのうち県内の事業者は44だった。
「当時は駅に人が集まるのかも分からなかった。(出店は)チャレンジだった」と語るのは、開業時から入居する婦人服店「パパスアンドママス」の城島薫社長(57)。商業施設への進出を決めたのはアミュが初めて。県内初登場の人気店などと同じ屋根の下で競うことになり、長崎の人が喜ぶ商品を模索、ディスプレーを工夫するなど努力を重ねた。今は県内外で8店舗を運営。「当時の経験がその後の展開のヒントになった」と効果を語る。
駅ビルは長崎の人々の生活に定着した。運営するJR長崎シティによると、01年度の売上高は目標を7億円上回る157億円。08、09年度はリーマン・ショックと、みらい長崎ココウォーク(茂里町)開業の影響で下降したものの、10年度にファッションゾーン、レストラン街をリニューアルし持ち直した。以後9年連続で増収増益。19年度は新型コロナの影響で微減となったが、206億1600万円に上った。
http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20201016nagasaki02.JPG
アミュプラザ長崎 売上高推移
この20年で「長崎初」のテナントを合計169店舗誘致。17年末に県庁舎が近くに移転してきたことに合わせ、レストラン街で仕事帰りの人向けにアルコールに合うメニューを充実させるなど、周囲のニーズを敏感にくみ取りながら変化し続けてきた。
集客も順調で、昨年、予定より1年以上早く入館者2億人を達成した。かもめ広場で「地酒まつり」「長崎和牛BBQ」など県内の物産を発信するイベントを次々と開催。さらに近年は、地元の雑貨店などに声を掛け、屋内の催事スペースで2週間程度の期間限定ショップを展開、地域密着に力を入れている。
アミュの影響について、長崎経済研究所は「駅がJRに乗るための場所から、時間を消費する場所に変わった。他の商店街には脅威だったが、対抗策を講じるようになって切磋琢磨(せっさたくま)し、互いの魅力向上につながっている」と分析した。
4302
:
チバQ
:2020/11/12(木) 13:34:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/a117f6c69865311fd10b6897703e1f35e74cc854https://news.yahoo.co.jp/articles/a117f6c69865311fd10b6897703e1f35e74cc854
三越伊勢丹HD、百貨店従業員を最大2割削減へ 岩田屋三越も対象
11/11(水) 20:27配信
三越伊勢丹ホールディングス
三越伊勢丹ホールディングス(HD、東京)は11日、全国の百貨店の従業員を2023年度までに最大で約2割減らす方針を明らかにした。新型コロナウイルスの影響で業績が悪化している店舗の運営コストを抑える狙い。オンライン販売など成長部門に要員を振り向けることを想定している。
【写真】福岡三越開業、買い物客が行列=1997年10月
三越伊勢丹HDは19年度から首都圏の一部の百貨店で新たな店舗運営を試行。売り場づくりや接客の一部を商品を扱う協業企業に任せるなどし、自社の店舗要員を約2割減らしたという。協業企業にとっても自社独自の販売がしやすくなる利点があり、首都圏での実績を踏まえ、今後は岩田屋三越(福岡市)など各地の百貨店運営会社にも広げることにした。
コロナ禍による休業や外出自粛で同HDの百貨店事業は苦境が続き、20年9月中間連結決算は百貨店部門の営業損益が212億円の赤字だった。一方、オンライン販売の売上高は計画を上回る伸びを見せており、店舗の運営見直しで生まれる余剰人員は、デジタル部門を中心に配置転換する考えだ。
ただ、配置転換に加えて希望退職を募る可能性もある。売り場の大幅な見直しをしている松山三越(松山市)が募集しており、三越伊勢丹HDの杉江俊彦社長は11日の決算会見で「今後、地域の事業会社によっては希望退職もあると思う」と述べた。
(石田剛)
西日本新聞社
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板