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商業・流通

4103荷主研究者:2020/03/14(土) 21:09:01

https://www.sakigake.jp/news/article/20200305AK0008/
2020年3月5日 10時12分 秋田魁新報
秋田駅前「緑屋ビル」はどうなる? 再開発、複合施設も視野

緑屋ビルの今後の運営について語る黒田社長=秋田市の同ビル

 JR秋田駅西口の「緑屋ビル」を2月末に取得した都内の不動産・建設業「ベストウェイ」の黒田史郎社長(46)が来県し、秋田魁新報社の取材に応じた。再開発など将来の構想について、「商業施設、マンション、ホテルなどの複合施設を考えている」と述べた。

 ―都内を中心にマンションの建設、販売を手掛ける企業が、なぜ秋田市のビルを取得したのか。

 「当社は2017年から成長産業である観光業にも乗り出し、沖縄県うるま市でリゾートホテルを建設、運営している。秋田市は2カ所目の地方拠点だ。秋田市出身の経営者や建築関係者と交流があり、関心を持った。緑屋ビルの取得は、秋田版CCRC拠点施設『クロッセ秋田』の分譲マンションの早期完売が決め手になった。秋田も都市型マンションの需要があり、この場所での事業性は高い。スーパーや病院も近く駅前だけで生活が整う。訪日外国人客も伸びるだろう」

 ―再開発の構想は。

 「具体的には決まっていない。複合施設の場合、当社単独でできる事業は限られるため、開発会社と手を組むことになる。秋田市出身者からは、あちこちの地方都市にあるような施設ではなく、秋田らしいものをつくってもらいたいという話も聞いている。地元の人も納得するプロジェクトを考えたい」

 ―当面のビル運営はどうするか。

 「リサイクル店を続けるため緑屋の従業員1人を雇用した。再開発の構想には、早くても5年はかかる。入居者もいるため、建物の老朽化の度合いをみて判断する。まずは外壁を塗り替えたい。沖縄ではオランダや米国のアーティストを呼び、現代アートのイベントを開いた。地元の人にも参加してもらい、緑屋ビルが秋田のシンボルになるようなアートプロジェクトをやりたい。駅前で一番の“インスタ映え”スポットをつくれたらいい」

【くろだ・しろう】1973年、神奈川県生まれ。建築関係の仕事を経てベストウェイを起業。東京都住。

【ベストウェイ】2000年創業、02年に法人化。東京などでデザイナーズマンションの建設、販売などを手掛ける。17年からは都内での民泊事業と沖縄県でのリゾートホテル事業も展開する。資本金9500万円。従業員15人。19年9月末の売上高は約52億円。

4104チバQ:2020/03/25(水) 11:12:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200324-00000111-jij-bus_all

百貨店売上高、足元4割減 3月過去最悪の公算 新型コロナ直撃、「リーマン超え」


3/24(火) 18:13配信

時事通信



 日本百貨店協会は24日、3月1〜17日の一部百貨店売上高(40店対象)が前年同期比で約4割減少したことを明らかにした。新型コロナウイルスの世界的流行を受け、訪日外国人に加え、日本人の来店客も激減。このペースが続けば、売上高の減少幅は単月で過去最悪となる公算が大きい。訪日客の消費動向を示す免税売上高は同じ期間で約8割も減少しており、苦境が鮮明となった。

 山崎茂樹専務理事は「リーマン・ショックや東日本大震災を超える逆風。取引先や地方の中小店舗もかなり厳しい状況だ」と指摘し、過去に経験のない危機だと深刻に受け止めている。

4105チバQ:2020/03/28(土) 23:50:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200328-00000575-san-soci

活気失った首都に落胆 「意識浸透」評価の声も


3/28(土) 20:47配信

産経新聞







活気失った首都に落胆 「意識浸透」評価の声も


東京・浅草の仲見世通りで、マスク姿で準備をする店舗の従業員ら=28日午前、東京都台東区


 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京、神奈川、埼玉で不要不急の外出自粛が始まった28日、繁華街や観光地の多くは静寂に包まれた。活気を失った首都の風景に落胆の声が出る一方、感染対策の浸透を評価する人も。スーパーではこの日も、朝から食料品を買い込む行列ができた。

【表】「自粛生活」で気をつけるべきこと

 ■「浅草は10分の1」

 「やっていますよー。いかがですか」

 28日午前、東京都台東区の浅草寺雷門周辺では人力車の車夫らが呼び込みに声を張り上げていたが、人影はまばら。昼前になると、キャリーケースを引いた家族連れや若者の姿が少しずつ増え始め、開店準備する店も出てきたが、「臨時休業します」との張り紙が掲示され、シャッターを下ろしたままの店も多かった。犬を連れて散歩していた近所の20代女性は「いつもの10分の1くらいの人出。観光地なのに寂しい」。

 毎週末行われている歩行者天国が28、29日の両日は中止になった東京・銀座も普段に比べて圧倒的に人の姿は少なかった。一方で、営業している百貨店の近くなどでは、買い物袋を持って歩く人の姿もみられた。ドラッグストアのレジでは、行列もできていた。仕事のために銀座に来たという接客業の男性(25)は「昨日、休業するか話し合ったが、お客さまもいるので短縮で営業することにした。自粛だと判断が非常に難しい。国や都が補償なども含めてきちんと決めてほしい」と話した。

 ■公園の風物詩も

 桜の名所で知られる上野公園(台東区)では、シートを広げて宴会を楽しむ花見客の姿はなかった。満開になり、見頃を迎えた桜の並木道には「きけん立入禁止」と記されたテープが張られ、約500メートルにわたって通行が規制された。

 スマートフォンやカメラを持った通行人らがテープ越しに代わる代わる桜を撮影。散歩中だった区内の主婦(45)は「桜が咲いているのに花見客がいないという光景は見たことがない。花見で公園がにぎわうのも風物詩なのに」と残念そうだった。

 感染経路不明のケースへの行動調査では「夜の繁華街の飲食店」が浮上した。学生たちでにぎわう東京都新宿区の高田馬場駅周辺の飲食店では、午後6時半ごろになっても、多くの店で空席が目立った。学生が多く利用している居酒屋では30人程度が来店する時間帯だが、この日は3人ほど。アルバイトの女性(21)は「今日はシフトも減らしていつもの3分の2程度の人数で対応している。今後が不安」とこぼした。

 ■スーパーは行列

 神奈川県内でも、繁華街が閑散とした。横浜市の横浜赤レンガ倉庫は28、29の両日を臨時休業。普段の週末は多くの人でごった返す倉庫周辺の広場も観光客の姿がぱったりと消えた。閑散とした広場には時折、ランニングや飼い犬の散歩などに訪れる近隣住民が通りすぎる程度となり、活気は失われていた。

 広場前を自転車で通りかかった都内の会社経営者の男性(53)は、広場の様子をスマートフォンで写真に収め、「こんなに人がいないのは初めてだ」と驚きの表情を浮かべ、「人がいないのは、多くの人に(感染対策の)意識が浸透しているということ。いいことだと思う」と話した。

 県内で屈指の集客力を誇る観光地、横浜中華街(横浜市中区)でも自粛ムードが色濃い。主要な中華料理店を中心に多くの店舗が臨時休業し、下ろしたシャッターに休業を伝える張り紙をする店舗が目立った。休業中の店先で甘栗を販売している王花さん(40)は「いつもはもう少し売れるのに、今日はとてもひま。早くお客さんが戻ってきてほしい」と困り顔。

 さいたま市のJR大宮駅前の商店街で買い物をしていた市内在住の女子大学生(21)は「今日は東京で友達と遊ぶ予定だったが、家族にうつしたら怖いのでキャンセルした。この週末は地元でおとなしくしているつもり」と話す。

 一方、出勤途中という飲食業の30代男性は「外出自粛といわれても、店のシフトは空けられない。全員が土日休みを取るわけにはいかない」と肩をすくめる。

 また、市内で飲食店を営む60代の男性は「感染リスクを考慮して、今週末は休業に踏み切った。ただ、従業員の生活もあるので、いつまでも閉め続けるわけにはいかない」と窮状を明かした。

 一方、スーパーは多くの店が通常通り開店。東京都中野区の「サミットストア東中野店」には午前9時の開店前に約50人が並び、カップ麺などを買い求めた。

4106チバQ:2020/03/28(土) 23:51:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200328-00000069-jij-soci

人波消えた週末東京 繁華街閑散、店閉まる観光地 新型コロナ


3/28(土) 20:37配信

時事通信







人波消えた週末東京 繁華街閑散、店閉まる観光地 新型コロナ


「SHIBUYA109」も臨時休業し、閑散とした渋谷の街=28日午前、東京都渋谷区


 新型コロナウイルスの感染拡大を受け不要不急の外出自粛が要請された28日、東京の街から人波が消えた。


 通常の週末には若者が集う渋谷や原宿、高齢者が多い巣鴨、観光客でにぎわう浅草などで、普段と異なる閑散とした光景が広がった。

 JR渋谷駅前のハチ公前広場は昼を過ぎても人がまばら。タピオカミルクティーなどの人気店が並ぶスペイン坂では、店員が手持ち無沙汰な様子で外を眺めていた。

 「渋谷ってこんなんやったっけ」。大阪府から卒業旅行で訪れた高校3年の女子生徒(18)2人組は、「何カ月も前から楽しみにしていたのに」と落胆した。30年続くカフェの店長佐々木厚夫さん(49)は「渋谷はエンタメの街。それが全滅しているので、食事にも来ない」と半分以上席の空いた店内でぼやいた。

 JR原宿駅前の竹下通りも普段より人が少なく、シャッターが目立つ。フランスから訪れたジョリー・ガルニエさん(27)は「どこの店も美術館も閉まっている。行く所がない」と残念そうだった。

 「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる巣鴨の地蔵通り商店街も閑散とした。食料品店や薬局に人の出入りはあるが、洋服店や金物店に客の姿はない。2月からの売り上げが3分の1以下に落ち込んだという下着店では、経営者の小林明子さん(52)が「諦めが肝心。下着は不要不急だし、あすは休みます」と苦笑した。

 海外からの観光客を見掛けなくなって久しい浅草。浅草寺の常香炉に煙は少なく、仲見世通りでは半分以上の店がシャッターを閉めた。甘味店の女性従業員は「頼りにしていた日本人までいなくなってしまった」と困惑する。

 雷門前で客待ちをしていた葛飾区のタクシー運転手、鳥塚不二男さん(77)は「20年以上拠点にしているが、こんなことは初めてだ」と話した。

4107チバQ:2020/03/28(土) 23:52:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200328-00000039-mai-soci

「外出する年配者が少ない」「東京行きたくない」 2度目の外出自粛の大阪は困惑


3/28(土) 20:21配信

毎日新聞







「外出する年配者が少ない」「東京行きたくない」 2度目の外出自粛の大阪は困惑


週末の外出自粛要請で、人がまばらな道頓堀の戎橋=大阪市中央区で2020年3月28日午前9時22分、望月亮一撮影


 「爆発的な感染にならないよう協力をお願いする」。27日夜の緊急記者会見で、20〜22日の3連休に続いて、「今週末の外出自粛」を訴えた大阪府の吉村洋文知事。専門家が試算した大阪・兵庫の感染者が4月3日までの1週間に3300人を超すとの警告を重視してきた。この1週間で、感染経路が不明な事例が増えているほか、検査数に占める陽性者の割合も跳ね上がった。吉村知事は「ニューヨークは40人の陽性が判明した2週間後に3万人になった」と危機感をあらわにし、2度目の自粛要請に踏み切った。

【写真特集】渋谷も銀座も池袋も…閑散とした都内

 JR新大阪駅でスーツケースを転がす人たちの姿は少なかった。4月2日の入社式のため、上京する大阪市の男性(23)は「できることなら行きたくない」と不安げな表情。「大学の卒業式もなく、証書をもらっただけ。忘れることはない門出になってしまった」と困惑していた。

 東京からの出張帰りの会社員男性(60)は「新幹線内の乗客はほとんどいなかった。東京も大阪も外出する年配者が少ない印象だ。街でみかけるのは若者ばかり」と感染の広がりを実感していた。高校の卒業旅行でグループで大阪を訪れた女性(18)は「自粛要請は旅行の途中で知ったが、思い出作りをしたかった。東京に帰るのが怖い」とこぼした。

 天守閣も眺められる花見の名所、大阪城公園(大阪市中央区)では、曇り空の下で桜が咲き始めていたが、客はまばら。シートを敷いての飲食を自粛するよう求める張り紙もあり、シートを広げて楽しむ姿はほとんどみられなかった。花見に訪れても大半が散策しながら見上げるだけ。缶ビールを片手に歩いていた男性医師(31)と女性看護師(24)のカップルは「ゆっくり眺める雰囲気はないね」「ガラガラで寂しい。早く感染が終息してほしい」などと話していた。【津久井達、鶴見泰寿】

 ◇兵庫では「先行きが見通せない」と悲鳴

0〜22日の大阪・兵庫間の「往来自粛要請」で観光客が減少した兵庫県。県は引き続き不要不急の外出や会合の自粛を呼び掛けており、観光地からは「先行きが見通せない」と悲鳴が上がった。

 神戸市中央区の中華街・南京町は、春休みの週末としては人通りが少なめ。書道作品を販売する書家の陳展さん(38)は「店に来てくれるのは固定客だけ。観光客が全く入らなくなってしまった」と嘆いた。【反橋希美】

4108チバQ:2020/03/28(土) 23:56:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200328-00000019-mai-soci

静かなミナミ 道頓堀も人まばら 従業員感染で高島屋は臨時休業 外出自粛の大阪


3/28(土) 11:59配信

毎日新聞







静かなミナミ 道頓堀も人まばら 従業員感染で高島屋は臨時休業 外出自粛の大阪


新型コロナウイルスの感染拡大で、人がまばらな道頓堀の戎橋=大阪市中央区で2020年3月28日午前9時21分、望月亮一撮影


 大阪府でも吉村洋文知事が27日、週末(28〜29日)の外出自粛を要請。普段は多くの買い物客らでにぎわう大阪市の繁華街・ミナミでも28日午前は人通りが少なかった。

 南海難波駅に隣接する「高島屋大阪店」は食料品売り場の従業員の感染が判明し、28日は終日、臨時休業となった。店頭の張り紙を眺めていた堺市の40代主婦は「たまに買い物で利用するので残念だけれど、仕方ない」。この日は近くの美容院の予約を入れていたといい、「外出自粛が呼びかけられたのでどうしようか迷ったが、用事だけ済ませてすぐに帰宅しようと思う。世界が一日も早く安心した生活を取り戻せるようになることを祈っている」と足早に去って行った。

 なんばパークス内にあるアウトドア用品店「Orange(オレンジ)」。18日に開店したばかりだが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、営業時間の短縮を強いられ、今週末の外出自粛の影響を受ける可能性も高い。それでもエリアマネジャーの堀西晃弘さん(39)は「まだ一度も通常の営業ができていないが、この状況なので仕方がない」と話した。【石川将来】

4109チバQ:2020/03/29(日) 11:50:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200328-00000035-mai-soci

「客は3分の1、かなりの打撃」苦境の事業者 外出自粛の都内は閑散


3/28(土) 19:04配信

毎日新聞







「客は3分の1、かなりの打撃」苦境の事業者 外出自粛の都内は閑散


新型コロナウイルスの感染拡大を受けた「外出自粛」が始まり、閑散とする銀座の街=東京都中央区で2020年3月28日午前10時10分、宮間俊樹撮影


 「週末の外出自粛」が始まった28日、東京都内の繁華街や観光スポットは、店や施設の休業が相次ぎ、人の往来が大幅に減った。新型コロナウイルスの感染者が爆発的に増えることを警戒する小池百合子知事らの呼び掛けに、首都はさらなる感染拡大を恐れ、厳戒ムードに包まれた。【南茂芽育、井川諒太郎、川上珠実】

【写真特集】渋谷も銀座も池袋も…閑散とした都内

◇銀座

 中央区の銀座の中心部を貫く目抜き通りは、週末に開催している歩行者天国が中止になった。通りに面した大手百貨店「松屋」や高級ブランド店は臨時休業し、「三越」は営業時間を短縮した。喫茶店など飲食店は営業したが、訪れる人は減っていた。

 銀座にある飲食店経営会社に勤務する男性(56)は午後3時ごろ、「出勤日なので来ざるを得なかった。店には普段の3分の1ぐらいしか客がおらず、かなりの打撃になりそう」と心配そうに語った。

 買い物に訪れる人の姿も。千葉県浦安市から来たという会社員の女性(38)と母親(62)は「東京への外出自粛が求められていることは知っていた。コロナは怖いけど、(自粛で)逆に人が少ないかと思って洋服を買いに来た」と話した。

◇上野

 満開になった桜の花見客で混雑するはずの台東区の上野公園は園路の一部が都によって封鎖され、閑散としていた。遠くの桜をスマートフォンで撮影する人もいたが、すぐにその場から離れていった。近くにある動物園や博物館も閉鎖されたままだ。

 江東区のアルバイトの男性(28)は「自粛要請はあったけど、桜だけでも見たかった。人が集まる場所なので通行止めは仕方がないと思う」と受け止めた。一方、台東区の無職の男性(72)は「近くに行きたかったのに、道が通れないと不便。少しやり過ぎな気もする」と疑問を投げかけた。

 上野・アメ横商店街の人通りもまばらだった。「外出自粛の要請を受けて休業にします」とする紙を張っている店も目立つ。乾物店「松葉屋」の永井康介店長(39)は「この時期は年末の次に売り上げが多いが、今年は例年の半分ほど。人がいないので早めに閉店しようと思う。花見シーズンにこんなに人がいないのは初めてだ」と話した。

◇渋谷

 若者に人気の渋谷・センター街でも店を閉める飲食店が目立ち、人通りは少なかった。

 午後6時過ぎ、友人と2人で食事に来た都内の大学生の女性(19)は「歩いている人がいつもの半分以下しかいない」と驚きながら、「マスクも手洗いもしているので、感染の心配はないと思う」と淡々と語った。

 休暇で来日していたドイツ人の男性(27)は、都知事らによる外出自粛要請を知らなかった。「滞在の最終日なので観光に来た。ドイツを出発した2週間前は、日本でこんなに感染が広がるとは思っていなかった」と話した。

 勤務する居酒屋前で閑散とした通りを見つめていた店員の男性(20)は、「普段なら満席のはずが今日はがらがら。早く店を閉めることになるかも」と諦めた様子だった。

4110チバQ:2020/03/29(日) 11:51:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200328-00000524-san-hlth

「浅草の人出10分の1」 外出自粛の週末初日 シャッター閉じた店舗も 経営者「難しい判断」


3/28(土) 13:40配信

産経新聞







「浅草の人出10分の1」 外出自粛の週末初日 シャッター閉じた店舗も 経営者「難しい判断」


東京・浅草の仲見世通りで、マスク姿で準備をする店舗の従業員ら=28日午前、東京都台東区


 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、小池百合子東京都知事が外出自粛を求めた週末初日の28日、都内有数の観光地である東京・浅草の商店街では、営業を続ける店がある一方、臨時休業してシャッターを閉じている店舗も目立った。

 「やっていますよー。いかがですか」

 28日朝、浅草寺雷門の周辺では、人力車の車夫らが呼び込みに声を張り上げていたが、人影はまばら。昼前になると、キャリーケースを引いた家族連れや、若者の姿が少しずつ増え始め、開店準備をする店舗も出てきたが、「感染拡大防止のため臨時休業します」との張り紙が掲示され、シャッターを下ろしたままの店舗も多かった。

 犬を連れて散歩していた近所の20代女性は「いつもの10分の1くらいの人出。観光地なのに寂しい」。滋賀県から家族3人で観光に訪れていた30代の男性会社員は「宿泊先などすでに料金を支払っていたので来たが、自粛要請で営業していない所も多いので、プランを練り直さないと」と困惑した様子で話した。

 友人と待ち合わせていた都内の飲食業の男性(25)は「週末はあまり出歩かずに過ごそうと思っていたが、誘いがあったので来た。少し歩いてみて、行きたい店が開いていなければ場所を変えようと思う」と話した。

 浅草駅近くで着物レンタル店を営む60代女性は「従業員の安全を考えて週末は休もうと思っていたが、卒業式の予約があり、家族だけで店を開けることにした」と説明。「経営者としては、賃金を支払って従業員の生活も守らなければいけない。自粛要請が続いた場合、営業を続けるかは難しい判断になる」と表情を曇らせた。

4111荷主研究者:2020/03/29(日) 15:32:06

https://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/746460.html
2020/3/14 07:48 静岡新聞
戸田書店静岡本店、閉店へ 5月中旬にも

5月中旬にも閉店の見通しとなった戸田書店静岡本店が入店する葵タワー=13日午後、静岡市葵区

 JR静岡駅前の再開発ビル「葵タワー」内の県内最大級の本屋「戸田書店静岡本店」が、5月中旬にも閉店することが、13日までの関係者への取材で分かった。戸田書店(静岡市清水区)が同日までに、店舗を売却する方針を固めた。インターネット通販などの普及で書籍の販売不振が続いたことが背景にあるとみられる。

 2002年に旧長崎屋静岡店ビルを戸田書店が取得、開業した店舗が前身。現店舗は紺屋町地区の再開発事業に伴い、10年4月の同ビルオープンとともに地下1階地上2階に入店、開業した。文芸書から専門書まで約60万冊をそろえ、県都の玄関口に立地する同ビルの看板店となっていた。

 閉店後、地元のデベロッパーに売却し、本店機能は江尻台店(同市清水区)に移す。

 10年ほど前から雑誌書籍を扱うコンビニエンスストアの出店加速で売り上げの減少が始まり、近年はネット通販のほか、電子書籍などの広がりも受けて販売の不振が加速していたという。

 同社の担当者は「書店業界の縮小が続いている。文具や雑貨販売、異業種との連携など生き残り策を模索してきたが、やむを得ないと苦渋の判断をした」としている。

4112荷主研究者:2020/03/29(日) 16:24:15

https://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20200320304.htm
2020/03/20 01:57 北國新聞
7月上旬に1階の飲食エリアが先行オープンする複合ビル=富山市総曲輪3丁目

富山・西武跡の複合ビル 飲食エリア7月上旬先行開業

 富山市総曲輪3丁目の西武富山店跡地に建設された複合ビルについて、再開発組合は19日、1階の飲食エリアが7月上旬に先行オープンすると発表した。期間限定の1店を含む12店舗が出店する。

 飲食エリアは約980平方メートルで、青果、鮮魚、精肉、パン、和菓子などの販売店8店、居酒屋やイタリア料理店など飲食店4店が入居する。全店が富山県内の事業者となる。店舗は4月中旬に発表する。

 複合ビルは昨年5月に完成した。1〜3階部分は商業施設「SOGAWA BASE」となる。飲食エリアは今春のオープンを予定していたが、工期が遅れていた。2、3階やオフィスエリアとなる4階の開業時期は未定となっている。

4113チバQ:2020/03/29(日) 21:57:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200329-00000507-san-bus_all
新型コロナで遠のく客足、法改正で室内は原則禁煙… 難しい判断を迫られた飲食店
3/29(日) 15:30配信産経新聞
新型コロナで遠のく客足、法改正で室内は原則禁煙… 難しい判断を迫られた飲食店
店内を全面禁煙とした「ギャルド」。店外の喫煙所を利用するとドリンク1杯がサービスされる=大阪市都島区(柿平博文撮影)
 受動喫煙対策を義務付ける改正健康増進法が4月1日、全面施行される。室内は原則禁煙となり、特に大きな影響を受けるのが飲食店だ。新型コロナウイルスの感染拡大で多くの飲食店が来店客の減少にあえぐ中、全面禁煙に切り替える店も、喫煙可能な状態を続ける店も、さらなる客の減少を警戒している。

【表】改正法・都条例によって定められた喫煙室の種類

 「喫煙者のお客さんも多かったが、家族連れのお客さんも未成年の従業員もいる。社内で議論を重ねて総合的に判断した」。店内を全面禁煙にすることを決めた大阪・京橋の肉バル「ギャルド」。運営会社のマネジャー、藤井直実さんはこう話す。

 喫煙者か子供連れか-。飲食店の多くはこの春、難しい判断を迫られた。改正健康増進法により、4月以降、店内で食事をしながら紙巻きたばこを吸える店は、すでに営業を開始している▽客席の広さが100平方メートル以下▽資本金が5千万円以下-の3要件を満たしている店のみとなる。

 厚生労働省の試算では国内の飲食店のうち、最大で約55%が要件を満たすとされるが、喫煙できるエリアには従業員や客を含めて未成年の立ち入りは一切禁止。そのため、子供連れでの入店ができなくなるほか、従業員も20歳以上に限られることになる。

 ギャルドは要件を満たしており喫煙可能にすることもできたが、店内を禁煙、店外に喫煙所を設置することを決断。4月末まで、喫煙のため席を立つごとに「詫(わ)びワイン」としてワインやソフトドリンクを1杯提供するサービスを始めた。

 藤井さんは「世の中は『屋内は禁煙』の流れになっている。飲食業界は人手不足なので、未成年のアルバイトを雇用できなくなるのも大きかった」と説明。常連客で喫煙者の小阪真太郎さん(43)は「食事は食事、たばこはたばこで、それぞれを楽しみたい」と話した。

 一方、喫煙できる店として営業を続ける店もある。通天閣の真下で半世紀以上営業を続けてきた大阪・新世界の喫茶店「ドレミ」は、店内での喫煙を可能としたまま営業を継続する方針だ。

 家族連れや観光に訪れた若者の来店も多い立地で、未成年の入店ができなくなることによる経営への影響は見通せない。店主の山本真也さんは「喫煙者の常連さんもいるし、禁煙にする判断がつかなかった。4月以降、様子を見ながら喫煙ブースの設置などを考えたい」と話している。

 □マナー守りたしなんで

 全面施行される改正健康増進法により、店内での喫煙可能な要件を満たさない店や4月以降に新たに開業する店は、全面禁煙▽店内に所定の喫煙ブースを設置する▽加熱式たばこに限定した喫煙エリアを設ける-の3パターンに分かれることになる。

 加熱式たばこに限定したエリアでは飲食が可能だが、紙巻きたばこも吸える喫煙ブースでは飲食物は提供できない。シガーバーなど喫煙を目的とした店では飲食は可能だが、メニューは飲み物と簡単な食べ物に限定。ご飯類や麺類などの「主食」にあたるメニューは提供できない。

 こうした状況から、大手チェーンの居酒屋や喫茶店では、店内に喫煙ブースを設置し、客席を禁煙とするところもある。

 今後は「喫煙可能か否か」が飲食店を差別化する一つの要素になっていくことが予想される。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために市中の喫煙所も減少し、たばこを手に途方に暮れる喫煙者もいると聞く。喫煙者には肩身の狭い日々だが、マナーを守った上でのたしなみが肝要だろう。(鈴木俊輔)

4114チバQ:2020/03/30(月) 16:36:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200330-00000065-jij-bus_all

恵比寿三越、来年2月閉店 ガーデンプレイス内、競争激化で苦戦


3/30(月) 15:58配信

時事通信



 三越伊勢丹ホールディングスは30日、複合施設「恵比寿ガーデンプレイス」内の三越恵比寿店(東京都渋谷区)の営業を2021年2月28日に終了すると発表した。JR恵比寿駅周辺の商業施設などとの競争激化で販売が伸び悩んでおり、四半世紀の歴史に幕を下ろし、他の大型店舗などに経営資源を集中させる。

 三越恵比寿店は1994年10月開業。近隣のオフィスで働く人や住民を対象に、化粧品や衣料品などを取り扱ってきた。

4115チバQ:2020/03/30(月) 16:39:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200330-00000003-yamagatan-l06

消えたにぎわい…異様な光景


3/30(月) 7:50配信

山形新聞







消えたにぎわい…異様な光景


普段の週末はまっすぐ進めないほど多くの人でにぎわう東京・銀座4丁目の交差点は、正午近くにもかかわらず歩行者も車もまばらだった=29日午前11時53分


 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都などが不要不急の外出自粛を求めた週末、普段は大勢の人でにぎわう東京の繁華街はその表情を一変させた。本年度最後の日曜となった29日、都内の銀座や三軒茶屋など繁華街を回ってみた。

 往来する人や車の数だけを見ればJR山形駅前と何ら変わらない―。その例えが決してオーバーではない異様な光景が目の前に広がる。正午前、銀座を歩くと、あまりの人の少なさに驚く。

 いつもなら午前中から多くの買い物客でにぎわう銀座。週末は恒例の歩行者天国が催され、まっすぐ歩くのも大変なほど混み合う光景が定番である。ところが、そんな活気は全く感じられない。

 首都圏などの外出自粛要請を受け、週末の歩行者天国は中止。老舗百貨店「松屋」銀座本店など商業施設も相次ぎ臨時休業したことで道行く人はまばらだ。

 銀座の中心、銀座4丁目交差点を渡る人の数は、約1週間前の平日に見た時と比べても極端に少ない。この日は季節外れの雪と寒さの要因もあろうが、それを除いても、新型コロナへの警戒が強まっていることを実感する。
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消えたにぎわい…異様な光景


外出自粛と雪の影響で、東京・三軒茶屋の河北町アンテナショップ前を通る人も普段の週末の10分の1以下という。開店から1時間に来店した人はゼロだった=29日午前11時22分


 多くの飲食店や商業施設が臨時休業する中、河北町商工会が都内三軒茶屋に開設しているアンテナショップ「かほくらし」が営業していると聞き、午前中に訪ねてみた。「三軒茶屋駅に通じる店舗前の人通りは、普段の週末の10分の1以下。平日よりも少ない」と高塚浩子支配人は苦笑いする。

 銀座にある県のアンテナショップは週末の臨時休業に踏み切ったが、固定客の多い「かほくらし」は営業を続け、食材を提供していた。28日は、いつもの土曜日よりは少なかったものの、コメやみそ、干し野菜などを求めに約30人の客が訪れ「開いててくれてありがとう」と感謝されたという。

 ただ、道路に積もるほど雪が降った29日は、午前10時の開店から1時間は来店者ゼロ。終日でも先週末の半分ほどにとどまった。それでも高塚支配人は「ロックダウン(都市封鎖)されない現状では、できる限り多くの人に商品を提供し続けていきたい」と話した。

4116チバQ:2020/04/01(水) 13:27:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200401-00050079-yom-soci

【独自】歌舞伎町で十数人感染、キャバクラの女性従業員・風俗店関係者ら…実数はさらに多い?


4/1(水) 12:12配信

読売新聞オンライン



 東京都新宿区で深夜から早朝にかけて営業する接客業関係者のうち、少なくとも十数人について、新型コロナウイルスへの感染が確認されたことがわかった。国内有数の歓楽街・歌舞伎町やその周辺にあるキャバクラ店の女性従業員や、風俗店の業務に携わる男性が多いという。

 区関係者によると、区内では3月後半から感染者が急増。区などが感染者について調べたところ、隣に座って接客する店の女性従業員や、こうした女性をスカウトする男性らが目立つという。これらの感染者に対し、感染経路や濃厚接触者を聞くなどしているが、協力が得られないケースが多く、実際の感染者はさらに多いとみられる。

 同区の吉住健一区長は31日、こうした接客業を営む店舗を利用することを自粛するよう呼びかける異例のコメントを発表した。

4117チバQ:2020/04/02(木) 11:50:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200401-00000049-asahi-sctch

週末自粛と言われても…外出3割「商機に休むな」の空気


4/1(水) 16:30配信

朝日新聞デジタル







週末自粛と言われても…外出3割「商機に休むな」の空気


外出自粛要請を受けて普段の週末よりも人影がまばらな東京・渋谷駅前のスクランブル交差点=2020年3月28日午後1時34分、東京都渋谷区、朝日新聞社ヘリから、飯塚悟撮影


 新型コロナウイルスの感染拡大を抑えようと、首都圏や大阪などで先週末、不要不急の外出自粛要請が出された。#ニュース4Uのアンケートでは、7割近くが外出を控えたとする一方、約3割は普段通り外出していた実態が浮かび上がった。外出した若者たちからは「強制じゃない」「今さら」といった声も上がった。

【グラフ】「この週末、外出しましたか?」アンケート結果

■LINEでアンケート、千人が回答→「予定変更して自宅に」が3割

 アンケートは3月29日夕〜30日昼、ニュース4UのLINE公式アカウントの「友だち」のうち、自粛要請があった全国10都府県の居住者を対象に実施。計1020人が回答した。

 「この週末、外出しましたか?」との問いに、3割超の361人が「外出予定がなく、家で過ごした」を選択した。東京都大田区の40代主婦は「感染者が増え続けている状況で出かける気にはなれない」と意見を寄せた。

■「ウイルスより人が怖い」

 「予定を変更して家で過ごした」と答えた人も約3割いた。40代の女性教員(堺市)は1、2週間後に感染者の爆発的増加が起きる可能性を危惧。「医療崩壊に拍車をかけると感じた」。20代の女性会社員(東京都板橋区)は「感染することで会社や同僚に迷惑をかけたり、社会から外されたりすることの方がストレスに感じる。ウイルスより人の方がずっと怖い。絶対かかりたくない」と悲痛な声を上げた。

 一方で、「自粛要請を知っていたが、外出した」との回答も1割強あった。大阪府豊中市の50代女性は外出してランチや買い物を普段通り楽しんだ。「海外のように強制ではないので自粛しようとは思わなかった」ときっぱり。

■「こんなチャンスの時に休むなんて」の空気感

 「必要に迫られて外出した」と答えた人も2割ほどいた。

 食料品を「買いだめ」する客が押し寄せる神奈川県平塚市のスーパーに勤務する30代女性は「普段より客が増える状況で、『こんなチャンスの時に休むなんてあり得ない』という空気。出勤せざるを得ませんでした」。クリニック勤務の川崎市の50代女性は「せめて公共交通機関は使わないようにして片道5キロを徒歩通勤した」。

■マスク探し求めて…「同じもの1カ月使ってる」

 埼玉県草加市の30代男性はマスクを買い求めて歩き回った。「同じ使い捨てマスクを1カ月使っているので探したかった」

 神奈川県大和市の30代女性は結婚相談所に紹介された男性とデートした。「お付き合いの期限があるため、自粛要請に従っているわけにはいかなかった」
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朝日新聞社

4118チバQ:2020/04/03(金) 12:00:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200403-00000024-mai-bus_all

井筒屋黒崎店8月に閉店 入居のビル運営会社が破産 「営業継続は困難」


4/3(金) 10:41配信

毎日新聞







井筒屋黒崎店8月に閉店 入居のビル運営会社が破産 「営業継続は困難」


井筒屋黒崎店。同店が入る「クロサキメイト」は4月末に閉店が決まっている=北九州市八幡西区で、下原知広撮影


 百貨店の井筒屋(北九州市小倉北区)は2日開いた取締役会で、井筒屋黒崎店(同八幡西区)を8月17日に閉店することを決議した。同店が入る商業ビル「クロサキメイト」の運営会社「メイト黒崎」が1月、東京地裁に破産を申し立て、先月には事業譲渡を断念したと井筒屋黒崎店をはじめとするビルのテナント約80店に通知していた。クロサキメイトなどの専門店は4月末でおおむね営業を終了し、井筒屋黒崎店は8月まで、現在の1〜3階部分の営業を継続する。

 同店は1959年11月に開店し、2001年に現在の場所に移設。18年7月に一度は閉店を決めたが、その後は地元の要望などを受け、7フロアから3フロアに規模を縮小して営業を継続してきた。先月、メイト黒崎が4月末での商業ビルの閉店を表明し、井筒屋は「ビルの管理がされないことなども予想され、営業継続は困難」と判断したという。同社は20年2月期の業績に店舗閉鎖に伴う費用など約2億1800万円の特別損失を計上する見込み。【浅野翔太郎】

4119チバQ:2020/04/04(土) 21:53:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200404-00000032-mai-soci

外出自粛要請で福岡天神・博多閑散 「これが続くと破産」経済悪影響に懸念も


4/4(土) 21:20配信

毎日新聞







外出自粛要請で福岡天神・博多閑散 「これが続くと破産」経済悪影響に懸念も


周辺の商業施設も休業し人通りの少ないJR博多駅前広場=福岡市博多区で2020年4月4日午後2時57分、須賀川理撮影


 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2週連続で週末の外出自粛が要請された福岡県は4日、好天に恵まれ絶好の外出日和だったにもかかわらず、普段はにぎわう福岡市の街中にも週末のにぎわいはなかった。

【図解】新型コロナ予防するには? すぐできる四つのこと

 福岡市中央区の繁華街・天神。百貨店や商業施設も軒並み臨時休業し、小川洋知事が初めて不要不急の外出自粛を呼びかけた直後の3月29日には目立った若者らの姿もほとんど見られなかった。営業時間を短縮して、周辺の大型商業施設でほぼ唯一営業していた百貨店の大丸福岡天神店も買い物客はまばらだった。

 百貨店の岩田屋本店前で声を掛けた同市城南区の銀行員、川野英一さん(48)はパソコン教室に向かうところだった。「外出自粛は知っていたが、休日しかゆっくり通えないので来た。最近は『3密』空間を避けて、ジムや繁華街への夜間の外出を控えている。週末の昼時なのに人が少なくて驚いた」

 この日、県内では新たに27人の感染が確認され、計146人に増えた。「これまでの土日のなかで人出は最も少ない。これが続くと破産するよ」。JR博多駅の筑紫口前で客待ちをしていた個人タクシーの男性運転手(72)が閑散とした駅前広場を見ながら嘆いた。

 商業施設の大半が休業したのは博多駅周辺も同様。従来はイベントがあれば20分も待てば乗客を乗せられたが、2〜3時間待ちというタクシーも。男性は「働かなければ収入はゼロ。でも働いてもガソリン代の方がかさむ」とつぶやいた。

 ほぼ毎日博多駅近くの知り合いを訪ねているという同市中央区の無職、山下幸助さん(71)は「人出はいつもの3分の1だろう。みんなが外出を自粛しているのはいいことだが、中小企業や個人事業者が倒産しないようにだけはしてほしい」と訴えた。【山口桂子、宗岡敬介】

4120チバQ:2020/04/04(土) 21:58:04
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200404-00037055-bunshun-soci

【東京・夜の繁華街ルポ】パパ活、相席居酒屋、カラオケバー…新型コロナ“感染拡大”最前線のいま


4/4(土) 20:00配信

文春オンライン







【東京・夜の繁華街ルポ】パパ活、相席居酒屋、カラオケバー…新型コロナ“感染拡大”最前線のいま


六本木交差点は閑散としていた ©文藝春秋


「文春オンライン」特集班は4月3日深夜、渋谷、新宿、六本木、恵比寿など、都内の繁華街を徹底取材した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都は夜の繁華街への外出自粛を呼びかけており、都内でも深夜になると多くの場所では歩く人の姿もまばらで閑散としている。

【画像】深夜の渋谷センター街はほぼ“無法地帯“と化していた

 だが一部の街は、まるで”無法地帯”と化していた。深夜0時を過ぎた渋谷センター街では、シャッターが降りた店舗の前に座り込んで泥酔する若者たちや、コンビニの前にたむろし酒を片手に奇声を上げる外国人の集団がいた。感染拡大の一因と問題視されている”夜の繁華街”のリアルをリポートする。



「若い人たちが、その活動によるものが多いのではないか。夜の歓楽街での広がりがあるのではないか」

 小池百合子知事は4月3日の定例会見で、新型コロナウイルスの感染者急増の要因について、こう述べた。

 4月2日までの6日間に確認された都内の感染者数の4割は30代以下。新宿区保健所が3月末時点で把握していた感染者の約4分の1が、夜間営業に関わる業務に従事していたという。キャバクラやガールズバー、ホストクラブ、風俗店の従業員やスカウトであることが判明している。東京都は2度目の「不要不急」の外出自粛を要請した。
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「客が感染」の噂がめぐり、ホステスはパパ活、芸能人は…

 普段の週末は出会いを求めてクラブに集まる若者や、露出の多いドレスを着たホステスと風をきって歩くIT社長や業界人でごった返す六本木と西麻布もさすがに静まり返っていた。

 21時、寿司店や焼肉店といった飲食店はまばらに開いているが、客はほとんど入っていない。キャバクラやクラブはほぼ閉店。カラオケバーとガールズバーがひっそりと営業していた。

「先月の27日、28日くらいから人が消えたよ。まさかこんなになるなんて思わなかった。2月初めの頃は、パリピのお客が渋谷の『バニラ』って高収入バイトの歌の歌詞を替え歌にして、『コーロナ、コロナ、コーロナ、感染♪ コーロナ、コロナの大消毒〜』と歌って、指名された人は掛け声に合わせてテキーラショットを飲んでいた。コロナウイルスをネタにして飲んでいて危機感なんかなかった。

 それがだんだん、ホステスやそのお客が感染したって噂になって、その後いくつかのバーやキャバクラで発熱の噂が出るようになって、マジでヤバイって感じになっていった。噂話が多い業界だから、『あの店でコロナ出た』って酒のネタに伝言ゲームで回ったりもしているから、現状はどこまでかわからない。でも怖いよねって。ある店のオーナーは『嫌がらせでツイッターにコロナ感染の噂を書き込まれた』って、『裁判を起こす』と怒っている。ウチの店も客ゼロの日が連続で続いた。企業のお偉いさんは怖がって全然来ない」(西麻布ショットバー店長・20代男性)

「イソジンうがい」を徹底するも「カラオケは禁止」

「2月くらいから売り上げが落ちだして、3月からずっとヤバイ。先月末に常連さんの貸し切りバースデーがあって20人くらい集まったんだけど、そのうちの参加者2人、40代と30代が発熱してて、30代の方は3日連続で高熱が出たらしいが、重篤じゃないからって検査ができず自宅療養している。

 予防策としてはイソジンでうがいをお客さんにもみんなにやってもらってる。酔っ払ってまともに話せない人は入れないようにしてる。カラオケも禁止。ダーツのみ換気しながら営業している。常連客が2、3人来てくれるけど、(営業を)いつまでやろうか……。この土日はとりあえず休みます」(六本木カラオケバーオーナー・30代男性)

4121チバQ:2020/04/04(土) 21:58:21
志村けんの訃報以降は芸能人が出歩かなくなった

 芸能人やアイドル御用達の、西麻布のカラオケバーやラウンジにも人気はない。遊び人で有名な常連のタレントたちも来店を控えているという。

「先週の志村けんさんが亡くなった報道以降、ピタリと止まりました。事務所やスタッフから言われているそうです。『パパラッチに撮られたら芸能活動できなくなるぞ』って。有名な子は来ないですよ。店は控えて仲間同士で『宅飲み』したり、看板もなく秘密で営業している”社交場”みたいなところで遊んでいる。今でもうちに来るのはアイドル崩れの子や、無名の若い子。イベントとかの仕事もなくて稼げないからパパみたいな大人と来ている」(西麻布カラオケバー店主・30代男性)

 取材中も西麻布交差点では、パパ活らしき男女カップルを何組か見かけた。

「店が閉まってキャバクラやラウンジで働けなくなった子が、“裏引き(店を通さないで客と会うこと)”してパパ活してますね。パパがいないホステスやお金に困った子からは『ギャラ飲みやりたい』って相談されます。相場は1時間1万円ですが、男性のお客さんから『こんな時期にギャラ飲みやって見ず知らずの女にコロナをうつされたくないから』って断られます。ウチは社長さんとか地位のある人が多いから」(ギャラ飲み仲介人・30代)

 深夜23時、華やかに着飾った3人の女性が西麻布交差点を歩いていた。これからクラブに繰り出すという。職業を聞くと「絶対ヤバイから言えない」という。

「『今の時期に?』って言われるけど、これが最後です。もう毎日コロナコロナで嫌になって、六本木もほとんどクラブが閉まっているんですけど、数カ所だけやっている。1カ所でもやっていれば、そういうところに好きな人は行っちゃうんですよ」(職業不明・20代女性)


「発散したいから」マスク姿の若い女性が「相席居酒屋」へ

 普段の週末はOLや若手サラリーマンで溢れる恵比寿の繁華街。22時、駅付近は人の往来はあるものの、どの飲食店も客は2、3組程度で空いている。出会いの場として有名な「恵比寿横丁」も閑散としていた。が、それでも出会いを求めて一部の若者が酒を飲んでいた。

「友人に誘われて来ました。今日は普通に仕事終わりにそのまま来ました。ニュース見てますし、『日本ヤバイ』と思ってますよ。僕も実は、1週間前に体調を崩したんですよ。発熱してやばいなって……でも、1日で治ったので『大丈夫かな』と思って、来ちゃいました。今日はいつもより(横丁に)人は少ないですけど、女の子もけっこう出てますよ。もし女の子を捕まえられて、そういう流れになったら“濃厚接触”しちゃいますね」(会社員・20代男性)
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「彼氏をつくりたいというより発散したい」

 最近では“出会いの場”の定番となった「相席居酒屋」。小池都知事が訴えた「換気の悪い密閉空間」「多くの人が密集」「近距離での密接した会話」の3つの”密”の条件が揃ってしまっているが、実は現在も営業が続いており、暇を持て余した女性たちが“タダ飲み”目当てで来店していた。

「コロナ対策で手を洗ったり、マスクをつけたり、かなり気をつけてはいます。でも普段、満員電車に乗って会社へ行ってるから、この店だって何も変わらないんですよ。一緒に来た友達は在宅ワークで家にこもってばかりで『限界だから』って発散にきました」(会社員・20代女性)

「女性のお客はドリンクを飲む時以外、マスクをずっとつけてる人が多いですね。彼氏をつくりたいというより発散したい。出会いたいという人が多いと思います。こういう店は女性の入店料が安かったり、無料の店も多いので。クラブや合コンなど普段から奢られ馴れている女性が行き着いちゃうんだと思います」(相席居酒屋スタッフ・20代)

 4月4日、東京都では新たに110人以上の新型コロナウイルスの感染が確認された。取材中、ウイルスの脅威を知りつつも「欲に負けて出てきてしまった」と答えた若者たちは数多かった。そして、新宿、渋谷の若者はさらに無謀な行動をとっていた――。

(後日公開の後半へ続く)

4122チバQ:2020/04/04(土) 22:01:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200404-00000018-asahi-sctch

外出自粛、遅れ目立つ日本 グーグル位置情報使って比較


4/4(土) 12:00配信

朝日新聞デジタル







外出自粛、遅れ目立つ日本 グーグル位置情報使って比較


新型コロナウイルス対策で、グーグルが3日発表した「コミュニティ・モビリティ・リポート」


 米グーグルは3日、スマートフォンの位置情報データを使って、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた各国の外出制限などの取り組み度合いを分析した報告書を公表した。職場へ来る動きは、米国では普段より38%減、イタリアでは63%減になっているのに対し、日本は9%減にとどまり、日本の対策の遅れが目立っている。


 グーグルは、グーグルマップなどの同社のサービスをスマホで使っている人のうち、位置情報の提供に同意している利用者のデータを利用。個人情報を匿名化したうえで分析した。

 「小売店・娯楽(飲食店などを含む)」「職場」「食料品店・薬局」「駅など」「公園」「住宅」の6種類の場所で、数週間前からの傾向を示すと共に、2〜3日前の最新の時点で人々が出入りした動きを、通常時と比較。増減の割合を131の国・地域について公表した。

 死者数が最も多いイタリアでは「小売店・娯楽」への出入りが94%減、「職場」が63%減となる一方、「住宅」は24%増となり、人々が不要不急の外出を抑え、自宅にとどまっていることがうかがえる。最近、外出禁止令が多くの州に出ている米国では、「小売店・娯楽」は47%減で、「職場」は38%減。一方で、週末や夜の外出の自粛を呼びかけている日本では、「小売店・娯楽」が26%減、「職場」は9%減にとどまった。外出を控えたり、自宅で勤務したりする取り組みが、主要国中で最も遅れている様子が浮き彫りになっている。

 報告書では、各州や都道府県ごとの数字も分かる。東京都では「小売店・娯楽」が63%減、「職場」は27%減と、日本国内の他の地域よりも取り組みが進んでいる。ただ「職場」が46%減となったニューヨーク州とは大きな差がある。

 グーグルは、新型コロナウイルスの感染が広がっている間は、定期的にデータを更新するとしている。(サンフランシスコ=尾形聡彦)
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朝日新聞社

4123チバQ:2020/04/05(日) 12:31:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200405-00010002-chibatopi-l12

【閑散の千葉県都ルポ】新型コロナ外出自粛で厳戒週末 仕事や通院やむなく… 学生要請「知らず」危機感に差


4/5(日) 11:23配信

千葉日報オンライン







【閑散の千葉県都ルポ】新型コロナ外出自粛で厳戒週末 仕事や通院やむなく… 学生要請「知らず」危機感に差


自粛要請を受け閑散とする千葉市内。臨時休館したそごう千葉店前も静まりかえった=4日午後2時ごろ、千葉市中央区


 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県が不要不急の外出自粛要請を出して初の週末となった4日。県内は天候に恵まれ春日和となったが、各地で外出を控える動きが広がり、普段はにぎわう中心市街地や観光地は人影がまばらだった。仕事や通院などやむを得ない事情で外出した人々は「できれば家にいたかった」「早く用事を終わらせて帰る」と不安げな表情を浮かべ、足早に目的地へ向かった。一方では、外出自粛要請を知らなかったという学生も。マスクを着け「3密」に注意しながら、県都・千葉市内を歩いた。

(報道部・山崎恵、安西李姫)

 休日は老若男女を問わず大勢の人でにぎわう千葉市中央区のJR千葉駅周辺は、そごう千葉店や駅ビルが臨時休業した影響か人通りの少なさが目立ち、外出自粛の一定の浸透は感じられた。

 袖ケ浦市から電車で千葉市内のオフィスに出勤したマスク姿の会社員女性(30)は「仕事が残っていたので外に出るしかなかった。職種的に完全なテレワークは難しい。早く仕事を終わらせて、5日は一日家にいる予定」と複雑な心境を吐露。感染防止のため、電車のつり革やエレベーターのボタンなどには触らないようにしているという。

 習志野市の男子大学生(20)は部活動の練習のため千葉市内へ。「出掛けるとき親に心配された。電車を使うのはリスクが高いと考え、遠かったが自転車で来た」と県内での感染者増加に危機感をあらわにした。

 一方、部活動の自主練習を行ったという千葉市中央区の男子高校生(17)は、県内全域での外出自粛要請を「知らなかった。都内への移動自粛だけだと思っていた」と驚いていた。中には、駅ビルの「臨時休業」の張り紙を見て肩を落とす人も。日々感染が拡大する中、県民の当事者意識には差があると感じた。

 市街地を往来する人も少なかった。同市中央区の中央公園で昼食を取っていたケアマネジャーの女性(66)=同区=は「不特定多数の人が集まる飲食店に入るのは怖いので、お弁当を作って外で食べている」と説明。

 午前中は病院、午後はパソコン教室に通うため外出したといい「(自粛要請は知っていたが)教室は1カ月に1度しか受けられない。換気や座席を離すなどの対策を取っていると聞き、受講することにした」と話した。

4124チバQ:2020/04/05(日) 12:38:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200403-00000009-jct-soci
外出自粛、守らないのは「若者」? 実態調査のIT企業「1を見て全部を語るのは違う」


4/3(金) 18:34配信

 「『自粛要請知らなかった』出歩く若者」「世代間ギャップ "新型コロナを怖がらない若者たち"」----新型コロナウイルスの感染拡大を受け、若年層の規範意識の低さを報じるメディアが目立つ。

 そうした状況で、IT企業が実態調査を行った。東京都などで外出自粛が出された期間を含む、桜の名所で知られる上野恩賜公園(東京都台東区)での世代別の滞在時間を集計したところ、「若者は外出自粛に対する意識がむしろ高いとも考えられる」と結論づけた。

 同社は取材に「『若者がたくさん出る』ですとか『お年寄りがたくさん出る』と1か0で話されている傾向がありますが、1をみて全部を語るのは違う」と話す。

■20〜40代で低い結果

 位置情報分析を強みとする「レイ・フロンティア」(台東区)は2020年4月1日、「お花見シーズンの上野公園、若者は行動を自粛していた」との自社ブログを更新した。

 同社のスマートフォン向け行動記録アプリ「SilentLog」のユーザー情報をもとに、20年3月15日〜21日と19年3月21日〜27日(いずれも春分の日を含む一週間)の期間、上野公園での世代別の平均滞在時間を算出したところ、60代が最も長い(前年比19%増)ことがわかった。詳細は次の通り。

  ・20代:19年86分、20年42分
  ・30代:19年110分、20年48分
  ・40代:19年106分、20年44分
  ・50代:19年113分、20年90分
  ・60代:19年108分、20年129分

 累計滞在時間でも同様の傾向で、前年を100とした時に最も滞在時間が減ったのは30代で16、最も増えたのは60代で107だった。

 同社広報によれば、利用者の許諾を得て収集した位置・加速度情報を匿名化して算出した。標本数は利用者への配慮などから非公開だが「1、10といった単位でなく、一般的な方が見れば納得できる数」だという。


「メディア同士で対立や分断を煽っている?」

 ブログでは、毎日新聞の3月29日付記事「『自粛要請知らなかった』出歩く若者も 福岡・天神コア『すごい人で驚いた』人も」を引用し、「若者の問題行動にフォーカスした報道が多いようですが、問題があるのはあくまで一部の方で今回のデータから若者は外出自粛に対する意識がむしろ高いとも考えられるのではないでしょうか」と考察する。

 同様の報道は複数見つかる。4月1日の情報番組『グッとラック!』(TBS系)では、「新型コロナウイルスをめぐり浮き彫りになっているのは、世代間の危機意識の差です」とし、「自粛しない若者たち なぜ出歩く?」「世代間ギャップ "新型コロナを怖がらない若者たち"」と約18分にわたって報じた。

 一方、「外出自粛は浸透せず、人通り絶えない巣鴨『恥ずかしいと思ったが...』『池袋の百貨店が休業で』」との報道(読売新聞の3月29日付記事、取材日不明)もある。巣鴨地蔵通り商店街(東京都豊島区)は「おばあちゃんの原宿」と呼ばれている。

 なお、同じ日のスポーツ報知の記事「ガラガラの浅草、巣鴨に対して原宿、渋谷はガヤガヤ...JKは『気にせず』タピオカ」(前日の土曜に取材)では、同商店街の様子を「閑散」と伝えていた。

 こうした一連の報道に対しては、SNS上で「メディア同士で対立や分断を煽っている?」「TVの高齢者VS若者みたいな悪意を感じるインタビューの編集が怖い」と辟易(へきえき)する声が少なくない。
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専門家会議メンバー「世代間対立を煽ってはいけない」

 厚生労働省のクラスター(感染集団)対策班の押谷仁・東北大教授(ウイルス学)は4月1日、J-CASTニュースの取材で「世代間対立を煽ってはいけない」「みんなで協力しないとこの感染症は止まらない。だから対立したら駄目なんですよ。国が対立してもだめ、世代間で対立してもだめ。自己責任が取れる感染症ではないのですから」と話していた。<「新型コロナは『みんなで日本を守る意識がないと戦えない』 専門家会議メンバーが語る『行動変容』の重要性」>

 レイ・フロンティアの広報はデータ公開の意図を「一番重要なのは、我々のデータが全てではないことをお伝えしたいです」と強調する。

  「あくまで上野公園でのお年寄りの数が減っていることを示しており、例えば原宿だったりでは傾向が違うでしょうし、1つのデータの視点として見ていただければ嬉しいです。皆さん、『若者がたくさん出る』ですとか『お年寄りがたくさん出る』と1か0で話されている傾向がありますが、1をみて全部を語るのは違うというのをこれからもデータで伝えていきたい」(広報担当者)

(J-CASTニュース編集部 谷本陵)

4125チバQ:2020/04/05(日) 12:41:35
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200404-00037051-bunshun-soci

売上は10分の1、政府は助けてくれない……デリヘル店長が語る歌舞伎町の惨状


4/4(土) 17:00配信

文春オンライン







売上は10分の1、政府は助けてくれない……デリヘル店長が語る歌舞伎町の惨状


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 東京都で新型コロナウイルスの感染者数が急増すると、繁華街の様子も一変した。なかでも深刻なのは新宿・歌舞伎町だ。「キャバクラ嬢や風俗店従業員など十数人が感染」と報じられて以降、客足が一気に途絶え、休業する店が相次いでいる。


 もっとも、歌舞伎町には店舗型の業種だけではなく、外から様子がわからない派遣型風俗店のデリヘルも多数存在する。感染拡大はそれらの店にどう影響しているのか。デリヘルを経営する飯島さん(仮名、33歳)に話を聞いた。(取材・文=押尾ダン/清談社)
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3月下旬から売り上げが10分の1に激減

──もはや歌舞伎町には人がほとんど歩いていません。休業する店も増えています。ホテルなどに女の子を派遣するデリヘルにはどれくらい影響が出ているのでしょうか。

飯島さん お客さんの数はメチャクチャ減っています。うちの店では、利用客の約5分の1が中国や韓国、台湾、アメリカやヨーロッパなどの外国人だったのですが、まず2月の半ばあたりからそういった訪日外国人客が来なくなりました。さらに、3月初めに小中高校の一斉休校が始まると、日本人のお客さんもガクッと減ってしまった。

 数字でいえば、2月に2000万円の売り上げがあったとすると、3月は1000万円に半減したようなイメージですね。それでも、3月の三連休は売り上げが良かったので、コロナ騒動が落ち着けば徐々にお客さんが戻ってくるのではという期待があったのですが……。

──三連休の翌週から感染者が増えて緊迫感が高まり、3月30日に小池百合子都知事が繁華街への出入り自粛を要請、4月1日には歌舞伎町の感染者増が報じられました。

飯島さん それで状況が一気に悪くなりましたね。従来の売り上げが1日100万円あったとするなら、直近の週末は1日10万円まで落ち込みました。10分の1までの売上減です。
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客を取れるのは色恋営業できる風俗嬢だけ

──ただ、この状況にいたってもデリヘルを利用する人が一定数いることはある意味驚きです。飯島さんの店は客単価3万〜4万円と聞いているので、高級店ですよね。

飯島さん いま来てくれるお客さんの大半は本指名、つまり、一度指名した女の子を再度指名するリピート客です。こうしたお客さんには、指名する女の子に本気で恋愛感情を抱いている、いわゆるガチ恋勢が多い。本気だからどんな時期でも会いに来るんです。

 いまはこうした色恋営業ができる女の子のほうが圧倒的に強いですね。普段から仕事に消極的で、フリー客メインでやっていたような子は厳しい状態になっています。

女の子たちも「不安だから」と出勤してくる

──ということは、本指名が取れない子たちもまだ出勤していると。利用客が激減しているにもかかわらず、出勤する女の子の数を減らしていないんですか?

飯島さん 減らしていません。現在もだいたい10人の女の子が毎日出勤しています。なぜかというと、キャバクラと違い、デリヘルには「仮に稼げなくても1日いくらのお給料を保証します」という日給保証がないからです。出勤した人数に応じて出ていく人件費が発生しないので、出勤したいという子には来てもらっています。

──女の子たちも「家にずっと閉じこもっていると不安だから」と出勤してくる?

飯島さん そうだと思います。以前なら都内の風俗嬢は定期的に地方へ出稼ぎに行っていたのですが、地方も稼げなくなっているうえ、移動すると感染のリスクが高まるので、怖いから動きたくない。実家に帰ったという女の子の話もほとんど聞きません。かといって、仕事を休んでずっと家にいると、不安感から精神を病んでしまいます。

 もともと風俗嬢には稼いだお金をホストに全部使ってしまうような子が多く、貯金もありません。だから、病んで引きこもってしまう子以外はどんな状況でも出勤してきます。

4126チバQ:2020/04/05(日) 12:41:56
休業補償の対象から風俗店・風俗嬢を除外した政府

──そうなると稼げない女の子の生活が心配ですが、政府は今回、夜の繁華街には行くなと名指しをする一方で、休業補償の対象から風俗店や風俗嬢を除外しています。

飯島さん 風俗店は中小企業向けの無利子・無担保の資金繰り支援も受けられないんですよ。貸し付けを取り扱う日本政策金融公庫の資料を見ると、下に「風俗業を除く」と書かれています。風俗店や風俗嬢には、最初から何も支援をするつもりがないんです。

──明らかな差別です。政府はなぜ風俗店や風俗嬢を除外するのでしょうか。

飯島さん 反社会的勢力とのかかわりとか、公金を投じるのにふさわしくないグレーな業種だということのようです。たしかに風俗店には税金も払っていない店もありますが、真面目にやっている店もあるんです。うちの場合、決算書も作成してきちんと税金を納めています。納税している以上は、政府にも産業として認めてほしい気持ちがあります。

 ただ、店としては払っているけれど、女の子たちには税金を払っていない子が多い。そこもグレーな業種と見られる要因のひとつかもしれません。



6月いっぱいまでなら、なんとかなるが……

──激減したとはいえ、売り上げも一応あるし、日給保証があるわけでもない。キャバクラなどに比べると、コロナによるデリヘルのダメージは少なそうですが……。

飯島さん なんとか持ちこたえているだけです。確かに、いまキャバクラは一番厳しいでしょう。家賃が桁違いに高いうえ、お客さんが来なくても出勤する女の子には保証を支払わないといけませんから。休業して全員クビにしたら、今度は店が再開できなくなります。風俗店も店舗型のほうがつらいでしょう。しかし、デリヘルには借金したくても貸してくれるところがありません。いまの状態が長引けばうちの店も厳しくなります。

──率直にいって、いつごろまで持ちこたえられそうですか?

飯島さん 6月いっぱいまでなら、なんとかなります。それ以上になると色々考える必要が出てくるでしょう。いま7〜8人いる男性従業員のうち、何人かは解雇せざるを得なくなります。申しわけないのですが、生き残るにはそうする以外に方法がありません。
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清談社

4127チバQ:2020/04/05(日) 20:37:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200405-04050022-sph-soci
週末の都内、人まばら…営業居酒屋「客は約7割減っている」
4/5(日) 8:00配信スポーツ報知
週末の都内、人まばら…営業居酒屋「客は約7割減っている」
新型コロナウイルスの影響で自粛要請中の渋谷スクランブル交差点
 4日、東京都で新型コロナウイルスの感染確認者数が1日としては初めて100人を超えた。

 小池百合子都知事が不要不急の外出自粛を要請する中、渋谷では「SHIBUYA109」などのファッションビルや百貨店が先週末と同様に4、5日も臨時休館した。JR渋谷駅のハチ公前やスクランブル交差点を行き交う人は通常の半数以下だったものの、友人と待ち合わせをする若者の姿も。仕事のため渋谷を訪れた40代男性は「思ったより人がいることに驚いた。特に若い世代は、コロナのことはまだ人ごとと思っている。自分の子どもたちにもよく言い聞かせないと」と眉をひそめた。

 若者向けのショップやタピオカドリンク店などが軒を連ねる原宿の竹下通りでも、ほとんどの店が臨時休業だったが、一部店舗は通常通り営業。クレープ店を訪れていた20代女性は、「先週末は雪で天気が悪くて外出しなかったけど、今日はこんなに天気がいいので。少しくらい大丈夫かなと思って」と話したが、夜に予定していた友人との食事は取りやめたという。

 小池氏が利用自粛を求めたバーやカラオケ店などを抱える日本有数の繁華街、新宿・歌舞伎町は普段より人通りが少なく、カラオケ店やパチンコ店の多くが臨時休業していた。

 居酒屋の男性店員(34)は店先に立ち、人の流れを心配そうに見ていた。「客は約7割減っているが、売り上げを少しでも確保するために店を開けるしかない」。都内で新たに118人の感染が出たことに「さらなる自粛につながると、ダメージは計り知れない」と声を落とした。

報知新聞社

4128チバQ:2020/04/07(火) 11:36:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200407-00000027-mai-soci
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、発令される方針が固まった緊急事態宣言。東京など7都府県の知事は今後、百貨店や映画館など「多数の者が利用する施設」に、施設の使用制限を要請することが可能になる。施設にとって死活問題となる「要請」にどう対応するか。すぐに休業を決めた百貨店がある一方、対応に苦慮して戸惑いの声を上げる関係者も少なくない。

【図解で分かる 新型コロナ】

 首都圏にファッションビル14店を展開するルミネ(東京都渋谷区)は8日から、都内5店舗を臨時休業することを決めた。宣言が解除されるまで休業を続ける予定で、残り9店舗は食品店のみ営業する。担当者は「以前から検討を進めていた。現在が『重大局面』と判断し、お客様や従業員の安心・安全を優先するために決めた」と説明する。

 首都圏8店舗で週末の臨時休業を4日から実施してきたそごう・西武(東京都千代田区)。平日の営業時間を短縮する一方、休業時も一部の店舗で食料品売り場のみを営業するなど工夫を重ねてきた。宣言後の対応は、対象地域の自治体から具体的な要請があった後に決めるという。広報担当者は「さまざまなケースを想定し、話し合っている。厳しい状況ではあるが、お客様を第一に考え、速やかに対応を決めたい」と話す。

 全国で三越や伊勢丹を運営する三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区)も、宣言発令後に対応を決める方針。対応はホームページで公表するという。

 映画館の多くはすでに土日や夜間の上映を自粛している。東京や埼玉などで系列のシアターを展開する映画館運営会社の担当者は、平日も営業を自粛しようと協議を始めた直後、宣言のニュースが飛び込んできたと明かす。「自粛で客が減る中、さらなるダメージだ。ただ、宣言の詳しい内容が分からないので今は対応しようがない」と話す。

 別の映画館関係者も「自粛するかどうかは、あくまで企業の判断に任せられている。社会的な責任も考慮して判断する必要はあるが、すぐに決められない」と漏らした。

 東京芸術劇場(東京都豊島区)は6日、7〜12日の休館を発表した。宣言を受け、さらに休館期間を延長するかどうか検討する。担当者は「来観者でなくても利用できるパブリックスペースをどうするか、都の担当者とも話し合って今週末にも判断したい」としている。【井川諒太郎】

4129チバQ:2020/04/07(火) 21:02:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200407-00000086-mai-bus_all
百貨店、外食や娯楽、商業施設「休業決定」相次ぐ 緊急事態宣言受け
4/7(火) 20:53配信毎日新聞
百貨店、外食や娯楽、商業施設「休業決定」相次ぐ 緊急事態宣言受け
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言について記者会見する安倍晋三首相を映すJR新宿駅前の大型スクリーン=東京都新宿区で2020年4月7日午後7時22分、喜屋武真之介撮影
 政府の緊急事態宣言を受け、外食や娯楽、商業施設などを運営する各企業は対象地域にある店舗などの休業を決めた。

 三越や伊勢丹を運営する三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区)は、8日から緊急事態宣言が解除されるまで、三越日本橋本店や三越銀座店、伊勢丹新宿本店など東京都と埼玉県の計6店舗を全館休業する。関東地区の小型店全27店舗も休業し、オンラインショップも一部を除き中止する。

 大丸松坂屋百貨店は8日から当面の間、1都3府県の7店舗を、松屋も銀座本店と浅草店を全館休業する。東武百貨店は8日から5月6日まで池袋本店と船橋店、小田急百貨店は新宿店と町田店の食料品売り場以外を休業する。「営業的には打撃だがやむを得ない。とにかく早く収束してほしい」(松屋)と話す。

 首都圏でファッションビル14店を展開するルミネ(東京都渋谷区)も8日から緊急事態宣言が終わるまで新宿や有楽町など都内の5店舗を全館休業し、東京、神奈川、埼玉の9店舗では一部の食品売り場のみの営業とする。

 大手パチンコチェーンのマルハンは8日から当面の間、7都府県101店舗のパチンコホールを休業。スポーツクラブ「ティップネス」も、8日から5月6日まで1都5府県の店舗で営業を休止する。映画館を運営する松竹も6都府県の計16劇場を8日から5月6日まで休業する。

 一部自治体で休業の対象になるとされたホームセンターでは、7都府県で163店舗を展開するコメリ(新潟市)が8日から一部店舗の営業時間の短縮を決めた。ただ、営業自体は継続する意向だ。

 一方、イオンやイトーヨーカ堂など大手スーパーは原則として営業を続ける。【町野幸、中津川甫、袴田貴行】

4130チバQ:2020/04/07(火) 21:14:18
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200407-00233942-diamond-bus_all
コロナ時短でバイト・パートの「手取り」激減、とくに小売りと外食が影響大
4/7(火) 6:05配信ダイヤモンド・オンライン
コロナ時短でバイト・パートの「手取り」激減、とくに小売りと外食が影響大
東京都内では、至る所で小売り店の営業時間短縮の措置がとられている Photo by Jota Sasaki
● 新型コロナの影響で 激減する労働者の収入

 「お客さんが来ないのでシフトを1時間早く切り上げて」「営業時間を短縮せざるを得ないので出勤時間を1時間遅らせて」

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 新型コロナウイルス感染症(以下「新型コロナ」)のまん延に伴い、小売業・飲食店のパートやアルバイトなどに対して、こうした要請がなされているようだ。告げられた側には困惑や、やり場のない怒りが生じていることだろう。

 問題は、そんな事態が各所で見られていることだ。新型コロナの影響が全国に及ぶ中では、たとえ1人1日1時間の短縮でも、筆者の試算したところでは、小売業で働くパート・アルバイト全体で減らされる収入の総額は1時間あたり約3億8000万円、飲食店では1時間あたり約4億3000万円に達する。

 安倍晋三首相から3月2日からの公立学校の臨時休校要請が発せられた2月27日以降、都内の多くの自治体の春休み開始前日である3月25日までの平日は17日間に及ぶ。単純に上記の金額を17倍すると約137億円に達する。その影響は甚大だ。ロングヒットした映画「ボヘミアン・ラプソディ」の興行収入は、3月末までで約131億円に達しているが、既にそれを超えている。事態の長期化が見込まれる中で、こうした労働者の手取り減が個人消費に与えるマイナス面は、無視できない。

● 小売業と飲食業で雇用調整は必至 時短勤務は今月、手取り減は来月から

 コロナについては、それまで遅々として進まなかったフレックスタイム制や在宅勤務(テレワーク)を一気に普及させた一面も認められる。筆者自身、早朝の往路の電車の混雑率の顕著な低下と、スライドワーク・時短勤務者等の増加に伴う16時台の復路の混雑を体感している。

 働き方の選択肢が広がった一方で、“つき合い残業”を含む一定の時間外勤務を見込んでいた正社員の労働者には、手取り減に悩まされる層も現れていることだろう。事態の進展がいまだ見通せない中で、レジャーや外食、ぜいたく品などを控える動きが顕著になるだろう。

 こうした背景の下で、店舗側にも営業時間短縮の動きが見られる。例えば、中央線と井の頭線が交差する多摩地区の代表的な繁華街である武蔵野市吉祥時でも、7つの大型商業施設の全てに時間短縮の動きが見られ、その平均は、72分となっている[図表1]。

 このうち6カ所で閉店時間を早めている。これは「早帰り・直帰の風潮の下では遅くまで開けたところで客は増えず、高価な商品・サービスの販売も期待できない」と見込んだためだろう。周辺の商店や販売店、飲食店等でも、営業時間を短縮しているところが珍しくない。

 吉祥寺に限らず、全国の小売業や飲食店では、自粛・外出抑制に伴う突然の逆風の中での生き残りのため、経費の圧縮を余儀なくされている。小売業や飲食店の経費に占める人件費率は少なくとも3割といわれるため、労働者の雇用調整をまずは行うことだろう。

 この際に、店舗長や(シフト)マネジャーが対象者とするのは、勤務時間を減らすことで人件費が削れる者とするはずだ。つまるところ年俸制・月給制の社員ではなく、パート・アルバイトなど時給制の派遣社員や直接雇用社員(以下「時給制社員」)となるだろう。

 そもそも、小売業や飲食店の労働者に占める最低賃金付近の労働者比率は高い。2015年10月21日の第10回中央最低賃金審議会(目安制度のあり方に関する全員協議会)では、こうした「地域別最低賃金額の1.15倍以内」の労働者実態がまとめられているが、全労働者に占める比率が、それぞれ2割強〜4割弱に達する[図表2]。製造業の倍以上に達し、大分類の中でも第1位と3位に位置づけられる。

 昨年の参院選でも、与野党の多くが最低賃金の引き上げを前面に打ち出したことで争点となったが、小売業や飲食店はこうした引き上げによる影響を大きく受ける産業に他ならない。よって有り体に言えば、今般の新型コロナによって、相対的に給与水準の低いこうした時給制社員の手取りがさらに減少することになるだろう。一般的な月末締め翌月払いの支払形態ならば、時短が進んだのは3月から、手取りが減るのは4月からとなるだろう。

4131チバQ:2020/04/07(火) 21:14:54
 冒頭部分で示した試算は、この最低賃金近傍労働者比率と2019年平均の産業職業別就業者総数の内訳等を乗じたものだ[図表3]。最低賃金水準に近い労働者の多くは時給制社員であり、そうした対象者が1日1時間ずつ短縮した場合というやや大くくりの前提に沿って仮定したものに過ぎない。しかしながら、島根県を除く全国で公立学校が臨時休校した中で、全体平均で「小売業の販売員の5人に1人(22.71%)」「飲食店の接客担当者の5人に2人(39.95%)」に1時間の短縮が指示された事態は十分想定される。

● 手取り減は取り返せない 消費者心理の冷え込みは続く

 冒頭の試算時には加算しなかった宿泊業も、奈良県などで苦境が報じられている。既に、ホテルの宿泊フロアの絞り込みや旅館の離れ・売店の一時閉鎖にとどまらず、系列ホテル内のいくつかを休業し、予約客に払い戻しもしくは別ホテルへの振り替えを選択させる動きなども出てきている。予約者全員に、全額の払い戻しを行っても耐えられる体力のある宿泊業者は、東京ディズニーランド直営ホテルなど例外的な数にとどまるだろう。その宿泊業の最低賃金付近の労働者比率も約4割に達しているため、相応の雇用調整が行われるだろう。

 さらに、最低賃金近傍労働者比率がこの両産業の間の第2位に位置する「生活関連サービス業、娯楽業」には、理容・美容業者が含まれる。節約ムードに加え、在宅勤務やマスク着用によって身なりに気を使わなくなったり、セルフカラーなどで済ませる動きが認められ始めている事態は、業界にとって逆風そのものだ。よって、俗に“コンビニエンスストアの5倍”といわれる理容・美容所でも、時給制社員に対し、相応の雇用調整を行うはずだ。

 こうした労働者にとっては、急に労働時間を減らされたところで、他の勤務先での勤務をすぐに入れることも難しい。求人誌の掲載や人材派遣も、最短勤務時間はほぼ3時間で統一されている。減る時間が短いがゆえに、職場間の移動や事前準備などを要するため、他の仕事と組み合わせることも難しい。これらの結果、手取り減に悩みつつも、1時間程度ゆえに泣き寝入りしている層が大半を占めるだろう。行き着く先は、「手取りが減るので無駄遣いをやめて生活を引き締めよう」「じっと我慢しよう」という思考・行動だ。

 3月18日に受け付けが開始された休業助成金についても、フリーランスの日額4100円が何かと取り沙汰される一方で、支給対象者は、子どもの休校によって仕事を休まざるを得なかった保護者に限られる。保護者以外はそもそも対象外としていることに加え、まる一日働けない事態への支給を前提としているため、1時間でも出勤すれば対象外となる。つまるところ、遅出や早帰りなどの時短勤務に伴う手取り減は全くカバーされない。

 出口が見えない新型コロナ渦の中でのこうした動向により、当座の生活費を求めた消費者金融の利用や、生活保護の受給申請などの増加を見込む。WHOのパンデミック宣言を受けた世界同時株安の中での国内個人消費の低迷は、株価にさらに軟調な動きをもたらすだろう。

● 求められる短時間勤務の選択肢 リモートワークで労働時間の検証も必要

 中長期的な対策には、在宅勤務形態を含む短時間勤務の普及による労働市場の拡張・人材の流動化促進が一案となる。誤解を恐れずに言えば、新型コロナによって逆に忙しくなっている産業は、公衆衛生や医療機関だけにとどまらない。そうした産業を含め、短時間勤務の選択肢が広がることで、突発的な時短勤務が求められた場合にも、労働者側が代替労働を可能にさせられる社会が望ましい。

 セキュリティーやコスト面での課題はあるものの、情報・通信技術の伸展により、リモートワーク型の勤務であっても、ログに残されるデータの活用が可能だ。よって、少なくともパソコンやタブレット上などでの作業ならば、「できたかできないか」の単純な成果だけでなく、実際の労働時間などの検証も可能となる。既に一部の企業では、非正規雇用形態を含む勤務者の在宅ワークをさまざまな職種で先行実施しているが、最短の勤務時間には、ばらつきも見られる[図表4]。

 雇用側には相応の管理負担がもたらされることとなるが、こうした働き方の最短時間がより短くなれば、労働者側の選択肢も広がるだろう。見方を変えれば、これが現代風の内職と言えるのかもしれない。

 (信金中央金庫 地域・中小企業研究所主席研究員 佐々木城夛)

佐々木城夛

4132チバQ:2020/04/08(水) 21:49:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/27da69b3c495f57c2d32ccef4a60d28ac55edc64
パチンコ客はどこ吹く風、大阪 通勤減り、一層自粛ムードも
4/8(水) 12:42配信

共同通信
開店前のパチンコ店に並ぶ人たち=8日午前10時、大阪市西成区

 新型コロナウイルスとの闘いは新たな段階に入った。政府の緊急事態宣言から一夜明けた8日朝。大阪市の商業施設や店舗などには「臨時休業」と書かれた紙が張られ、街は一層自粛ムード。宣言後も通勤は許されるため、マスク姿の会社員らはせわしなく勤め先に足を運んだが、その数は格段に減っていた。一方「どこ吹く風」と、パチンコ店前には列をなす人たちの姿もあった。


 休業要請の検討対象のパチンコ店は大手チェーンを中心に臨時休業。ただJR新今宮駅周辺の店舗では営業を継続。開店前の列で談笑していた無職の男性(67)は「感染者はお金持ちだけ。ここらの人間は大丈夫」と楽観的だった。

4133チバQ:2020/04/08(水) 21:52:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/54624700fa4f61bd1cbc5235d84c5245b12e53e9
神戸は休業目立ち客足まばらも…「閉められない」営業施設の苦しい胸中
4/8(水) 20:07配信

産経新聞
 緊急事態宣言から一夜明けた8日、神戸市中央区の繁華街・三宮や元町にある百貨店、大型商業施設も、多くが臨時休業に入った。

 三宮駅前の百貨店「神戸阪急」は、地下の食料品売り場のみの営業に。客足はまばらで、いつものにぎわいは影を潜めた。また三宮の商店街「神戸三宮センター街」でも、シャッターを下ろしたままの店舗が目立ち、人の往来は普段の営業日より格段に減っていた。

 一方で、通常通り営業している施設もある。「閉めるべきだとは思っているが、閉められない状況にある」。そう苦しい胸中を明かすのは、元町商店街にあるミニシアター「元町映画館」支配人の林未来さん(45)。同館は施設の収入が従業員の給料に直結しているといい、閉館は大きな痛手となるためだ。

 兵庫県が7日にまとめた対処方針では、個別の業種に対する休業要請は見送られた。ただ映画館は特措法に例示された「興行場」の一つとして、今後の感染動向次第では、真っ先に休業要請の対象になる可能性がある。

 緊急事態宣言を受けて、同館も9日から営業時間を短縮し、夕方以降の一部上映の中止を決めたが、全面閉館には踏み切れないという。林さんは「臨時閉館した場合、本当に再開できるのか不安。補償とセットになっていなければ決断できない」と話す。

4134チバQ:2020/04/09(木) 01:21:55
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst2004080044.html
「こんな静かな夜は…」人が消えた大阪・キタの24時間
2020/04/08 22:29産経新聞

「こんな静かな夜は…」人が消えた大阪・キタの24時間

緊急事態宣言の効力発生からまもないJR大阪駅前は、人通りも少なく、閑散としていた=8日午前0時、大阪市北区(鳥越瑞絵撮影)

(産経新聞)

 街から人が消えた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府が発令した緊急事態宣言。居酒屋やバー、百貨店の営業自粛が広がり、企業では在宅勤務の導入が本格化した。人々は感染を避けるように先を急ぎ、シャッターと貼り紙が店の休業を告げる。大阪・キタの24時間を追った。

《7日19・00 北新地》

 テレビが安倍晋三首相の記者会見を伝える。夜の街は感染拡大のあおりを大きく受け、すでに休業している店が目立つ。バーを切り盛りする男性(42)は「検温、換気、人数制限とあらゆる対策をしている。北新地は大阪にとって必要な場所。緊急事態宣言が出ても営業を続ける」。この日も、いつも通りにカウンターに立った。

 時間を追うごとに、人通りは減っていった。

《8日0・00 北新地》

 スマートフォンに緊急事態宣言が効力を持ったことを知らせる速報が届く。

 「緊急事態宣言まで出たら、ゴーストタウンになってしまう」。3月から個人タクシーを始めた南弘之さん(58)は嘆く。約200万円の初期費用がかかったが、前夜の売り上げは目標のわずか10分の1。3時間待って最初の客を乗せ、真新しいハンドルを握った。

《7・56 JR大阪駅》

 朝が来た。通勤途中のサラリーマンたちが足早に通り過ぎていく。

 金融機関に勤める吉田昌平さん(26)は大津市から電車で出勤。「車内は普段と変わらずの混雑。テレワークができる仕事ばかりではないし」。ベンチで缶コーヒーを飲み干すと、職場へと向かった。

《10・31 梅田駅地下》

 「えらい世の中になってもうた」。大荷物を抱えた無職の女性(71)が途方に暮れていた。

 持病の検診のため泊まりがけで和歌山県白浜町から来阪。高速バスが間引き運転となり、14時台まで便がないという。シャッター通りと化した地下街を前に「どないして時間つぶそう」とつぶやいた。

《10・38 阪神百貨店》

 緊急事態宣言前に取り沙汰された大阪府による休業要請は出されないまま、「自粛」の2文字だけが独り歩きする。全面休業する施設がある一方で、阪神、阪急の2百貨店は食品売り場のみ営業。通常より開店時間を1時間遅らせた。普段の開店時間に合わせて店を訪れ、戸惑う人の姿も。

《13・05 JR西日本大阪本社》

 在宅勤務の導入が進むオフィス。ランチタイムも人出はまばらで、休日のような静かな空気が漂う。

 JR西広報部に出勤したのは普段の半分以下の9人。河津(かわづ)公太さん(31)は「部署間の連絡が取りづらく不便だが、今はできる限り人との接触を抑えるしかない」。社員食堂も閉鎖され、昼食は愛妻弁当だった。

 梅田の別の企業に勤める女性(33)は3月から在宅勤務中。「出歩けないのはストレスがたまる」と電話でこぼした。

《16・25 梅田駅地下》

 地下は閑散とした光景が続く。開店時間を遅らせ、食料品売り場に限って開店した2つの百貨店は、少ないながらも夕食の買い物に訪れた客の姿が。かかりつけ医で受診するため大阪を訪れた兵庫県明石市の無職、鴫田宣昌さん(78)は「普段のにぎわいを知っているから変な感じ」。買い込んだおかずを手に帰路についた。

《17・30 JR大阪駅》

 帰宅ラッシュの時間だが普段ほどの混雑はない。

 「まずは命が大事だし仕方ないよね」とこぼすのは、神戸市須磨区の男性会社員(61)。仕事の後に飲みに行く機会もなくなったという。「電車の中で飲みます」。缶ビールを手に改札へ向かった。

《19・00 北新地》

 再び街にネオンがともった。「いつもより暗くない?」。街角に立つ店員らがささやく。緊急事態宣言が出て1日。営業する店も散見されるが、24時間前よりもひっそりとしている。

 この夜もバーを開けた男性(42)は語った。「昨夜は開けていた店もほとんど閉めてしまった。こんなに静かな夜は初めてだ」

4135チバQ:2020/04/12(日) 15:20:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a866439cf3aa568443c8cbbca4dbd7b4973a5fa
キャバクラ「夜の店つぶすのか」 自粛要請拡大に嘆き
4/11(土) 20:03配信

共同通信
緊急事態宣言から初の週末を迎えた東京・新宿の歌舞伎町は閑散としていた=11日午後

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府が、繁華街の接客を伴う飲食店などへの外出自粛要請の対象を全国に拡大する方針を打ち出した。「補償も一緒にしてくれないと」「夜の店をつぶすつもりか」。キャバクラ店やラウンジの経営者たちは異口同音に訴えた。

 感染者が確認されていない岩手県。盛岡市の繁華街では、感染リスクを避けるため、既に営業を自粛しているキャバクラ店もある。無期限休業に入った「アンジェーロ」の代表、佐々木智己さん(34)は政府方針に理解を示しつつ「自粛を求めるなら補償も一緒にしてくれないと困る。見通しが立たない状況はつらい」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/66443800490fea63ee603d14a18be14b5131e17a
国分町、営業自粛派と継続派に二分 「休業すればつぶれる」 新型コロナ、経営を直撃
4/11(土) 11:30配信

河北新報
酔客の姿が減った国分町通に立つ客引きたち=10日午後8時25分ごろ、仙台市青葉区国分町2丁目

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、東北最大の歓楽街、仙台市青葉区国分町の飲食店などが、営業自粛派と継続派に割れている。大半が自粛する中、ウイルスが広がりやすい密閉、密集、密接の「3密」を自覚しながら営業を続ける店がある一方、新たなクラスター(感染者集団)発生への懸念から休業を選ぶ店もある。

「おさわりどうですか。キャバクラもあります。どの店でも紹介できます」

 4月上旬、酔客の姿が消えた国分町通で「キャッチ」と呼ばれる客引きの男性が声を掛け続けていた。ざっと数えて100人近く。

 20代のキャッチの男性によると、ほとんどのキャバクラや性風俗店が営業を続けているという。休業すればつぶれてしまうからだ。特に女性と濃厚接触する性風俗店は客足が遠のき、新型コロナの影響が経営を直撃している。

 営業を続けるキャバクラの女性従業員(24)は「客はすごく減った。世の中が暗い空気の中、私たちが元気を出さないと駄目だと思う。仕事も楽しいから休みたくない」とあっけらかんと話す。

 一方、バーやナイトクラブ、飲食店など約5000店が加盟する宮城県社交飲食業生活衛生同業組合によると、国分町の6、7割の店が営業を自粛している。

 36周年を迎えた老舗クラブ「0909(わくわく)」など国分町に5店舗を構えるユミコーポレーション(青葉区)は、3日から全店を臨時休業にした。いつでも再開できるように週3日のペースで店の掃除を徹底。ホステスには給料を前払いし、生活を支えている。

 斎藤由美子社長(59)は「国分町からともしびを消したくない思いはあったが、感染者集団を出すわけにはいかない。いつまで続くのか先が全く見えない」と戸惑い気味に話す。

 国分町に隣接する一番町4丁目では英国風パブが集団感染源となり、二次、三次感染が既に確認され、四次、五次感染への懸念が高まる。集団感染源が新たに国分町から出れば、歓楽街のさらなるイメージ低下は避けられない。

 県社交飲食組合の担当者は「国分町全体で休んだ方がいいのだろうが、言い出せば補償の問題が出る。国が一律に休業補償をしなければ国分町としての対応はまとまらない」と語った。

4136チバQ:2020/04/12(日) 15:21:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/58d7338813fdb1de10cdba2b5db477bd934ea087
「ついに客がゼロ」大宮の歓楽街「南銀」、飲食店主ら苦境訴え「国や県、曖昧」
4/11(土) 10:10配信

毎日新聞
大宮の「南銀」には、外出自粛要請の影響で明かりのついた店が1軒もない路地もあった=さいたま市大宮区で2020年4月9日、山越峰一郎撮影

 埼玉県内随一の歓楽街・JR大宮駅東口の南銀座通り(南銀)。10日に県によるナイトクラブなどへの休業要請が決まったが、要請対象から外れた事業者からは「国や県が曖昧で、どうしていいか分からない」と、先行きへの不安と戸惑いが噴出している。

 9日夜に南銀を歩いた。細い通りにひしめく店の半分くらいはシャッターを下ろしていた。開いている店をのぞくと、客はゼロか1組程度がほとんど。北側の駅方向に向かう人の流れは、店に吸い込まれることなく家路を急いでいた。

 古くから営業する小料理屋の店主(52)は「2月はたかをくくっていた。3月の予約キャンセルも片手ほどだったが、売り上げは3割減。昨日(8日)はついに客がゼロになった」と明かす。大手企業に勤める妻はテレワークに切り替えた。「県や国からスパッとした方針が出れば休業の決断ができる。スタッフを感染から守りたい半面、(補償なく休めば)明日のおまんま代も出ないという葛藤がある」という。個人事業主への国の給付金(100万円)については、「出たところで赤字の補塡(ほてん)にもならない」とため息をついた。

 さらに南に進むと、キャバクラなど夜の飲食店が増えてくる。明かりがついているスナックを訪れると、従業員は「客ゼロが続いている。休めと言われれば休むけど……」。諦め気味につぶやいた。

 普段は酔客であふれる人気居酒屋の男性店主は「3月下旬から日を追って悪くなった。昨日は計15人だった」。通常は80〜100人で、2割に満たない。「開けても赤字だが、ゼロよりはいい。閉めても家賃や社会保険などの支払いはなくならない」。この男性は、さいたま市や日本政策金融公庫などの緊急融資について「先が分からないから借りるのは怖い」と不安そうだ。

 大宮南銀座商店会の小島敏也会長は「会員は、県や政府が曖昧で困っている。補償がないから、客が1人でもいれば開けざるを得ない。強制力があった方が楽だ」と話す。東京商工リサーチの調査では10日現在、県内でコロナ関連の倒産はないが、小島会長は「1〜2カ月で出てくるのでは」とみる。

 理髪店「アゲイン」の山口真吾さん(43)は「3月に入った頃から徐々に人通りが減り、昨日は3分の1以下だった。客が半分では家賃も払えず、ゴールデンウイークでアウトになる」と危惧する。給付金100万円は申請しようと思っているが、「(支給が廃業に)間に合わない可能性がある」と心配する。【山越峰一郎】

4137チバQ:2020/04/12(日) 21:32:46
https://digital.asahi.com/articles/ASN4B64C6N4BULFA033.html?pn=9

「なんて勝手」国が百貨店を非難 デパ地下休業で板挟み
有料会員限定記事 新型コロナウイルス

佐藤亜季、久保智

2020年4月10日 21時09分

 新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言をめぐり、休業を要請する事業者の範囲があいまいだったことに百貨店業界は振り回された。

 宣言が出る前の6日夜に公表された東京都の対応案で、要請範囲に百貨店が含まれていたこともあり、百貨店大手は7日に早々と当面の臨時休業を相次ぎ発表した。食料品フロアを含めて全面的に休むところも出た。

経産省「なんて勝手なことを」
 これに、政府側がすぐさま反応した。「なんて勝手なことをしてくれるんだ」。宣言が出た7日夜、大手4社のトップが東京・霞が関の経済産業省の庁舎に呼ばれ、宣言前に当面の休業を決めたことをそう非難された。関係者によると、経産省がこだわっていたのは食料品を売る「デパ地下」だ。

 緊急事態宣言では、各知事が使用制限を要請できる施設に百貨店も含まれている。ただ、食品や医薬品といった生活必需品は除外されており、政府は「『デパ地下』は営業を続けてほしい」(経産省幹部)との立場だった。都心にはタワーマンションに住んでいる人も多くなり、「都心回帰が進み、デパ地下をスーパーのかわりに使う人も多い」(同)との理由からだ。

 だが、百貨店側には東京都の対応案に含まれていたということに加え、別の思いもあった。

百貨店を追い詰めた「社会の目」
 感染拡大で3月以降、営業時間を短縮していた百貨店業界では、3月最終週から都が出した週末ごとの外出自粛要請に応じ、多くが土日の臨時休業に踏み切った。

 3月最終週に多くの百貨店が休業したが、店舗営業を続けたある百貨店大手には、SNSなどで批判が多く寄せられたという。こうした「社会の目」も背景に、三越伊勢丹は7日昼過ぎに、首都圏6店舗の全面的な臨時休業を発表。大丸松坂屋百貨店も宣言の対象区域の全9店で一部を除き、デパ地下を含む臨時休業を発表した。

 ある百貨店では「営業サイドは最後までデパ地下だけは営業を続けるべきだ」と主張したが、経営陣は「デパ地下は一番人が集まるところだ。感染予防のためならデパ地下を閉めなければ意味がない」と判断し、休業を決めたという。三越伊勢丹は「お客や取引先に周知する時間が必要で、休業要請を待っていたら遅い」(広報)、大丸松坂屋百貨店は「趣旨をくみして我々として休業を判断した」(広報)と説明する。

都と国の合意で「デパ地下」開けられる?
 感染拡大で厳しくなる一方の世間の視線や、都の対応案を「先取り」した上での百貨店側の決断だったが、10日に都が公表した休業要請の対象に百貨店は含まれなかった。記者会見で小池百合子都知事は「(食品など)生活必需品が都民にとって必要という立場は変わらない」とし、デパ地下の営業を求める国と歩調を合わせた。

 百貨店側は困惑する。「生活必需品である食品をどうするかは今後の課題だ」。大丸松坂屋百貨店を運営するJフロントリテイリングの山本良一社長は10日、百貨店に休業要請はしないとする都の決定後の決算会見でそう話した。一方で、三越伊勢丹ホールディングスは同日、首都圏の6店でのデパ地下を含めた「全館休業」を改めて貫くことを発表した。

 関係者はこう話す。「今さらデパ地下だけ開けるのは難題だ。売れなかった商品は廃棄し、売る商品がない」(佐藤亜季、久保智)

4138チバQ:2020/04/13(月) 11:37:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200413-00010000-nishinpc-bus_all

「いっそ外出禁止にして」自粛要請を嘆く“夜の街”


4/13(月) 9:30配信

西日本新聞







「いっそ外出禁止にして」自粛要請を嘆く“夜の街”


若者でにぎわうはずの天神の繁華街も人影がまばら=11日午後11時31分、福岡市中央区(撮影・三笘真理子)


 安倍晋三首相が、繁華街の接客を伴う飲食店への出入り自粛要請を全国に拡大する方針を表明したことを受け、九州の「夜の街」では、驚きや不安、戸惑いの声が聞かれた。

 長崎市の繁華街は人通りが少なく、店から漏れるはずのカラオケの歌声も聞こえない。船大工町のある店は2月末ごろから売り上げが減少し、今では通常の5分の1程度。だが80代女性店主によると、「経営が厳しい今だからこそ1杯だけでも」と来てくれる常連客もいるという。「感染者がまだ出ていない長崎市にまで自粛要請が必要だったのでしょうか」と嘆いた。

 地元関係者によると、3月半ばごろから休業する店が出てきていた。光熱費や家賃を払えなくなり今月末で閉店する60代の女性経営者は「今更自粛要請があったところで関係ない。赤字のままさよならです」と声を落とした。

 南九州一の繁華街、鹿児島市の天文館。スナックを26年経営する田中好史さん(52)は「正直なところ、いっそのこと外出禁止にしてもらった方がすっきりする。先が見えないのが一番つらい」とこぼす。

 多くの会社で外出自粛が出されている。常連は会社経営者が多く、率先するだけにダメージは大きかったという。3月下旬からは女の子が同伴する時だけ店を開ける。「女の子も給料をもらわないと生きていけない。見かねて誘ってくれる客もいる」

 3月から客足が落ち込む。「店は開けなくても家賃はかかる。休業補償が一番いいが、せめて家賃の肩代わりでもしてもらえれば」

(西田昌矢、上野和重)

4139チバQ:2020/04/13(月) 16:19:39
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200411-00000007-sasahi-soci&p=1
なぜパチンコ店の行列は「放置」されるのか 政府と国会議員に聞いた〈dot.〉


4/13(月) 8:00配信

東京都がパチンコ店を含む遊技施設などに休業要請を出した10日。ある繁華街のパチンコ店は、開店前から100人超の客でごった返していた。政府が不要不急の外出を呼びかけるなか、なぜパチンコ店には人が集まるのか。なぜそれが「許される」のか。関係者を取材した。

*  *  *

 4月10日、午前9時半。東京・墨田区の繁華街にあるパチスロ店では、100人超の客が開店まで順番を待っていた。

 列に並ぶ客の半数以上はマスクを着用していたが、中には路上でたばこを吸う人や、マスクを片耳にかけてぶらさげている人も。せきをする人の姿もあった。

「こちらは墨田区役所です。緊急事態宣言、発令中です。不要不急の外出は控えましょう」

 新型コロナウイルスの感染拡大に注意喚起をうながす区のアナウンスがむなしく響く。

 午前10時。店のスタッフらが客に呼び掛けた。

「整理券をお持ちの方は、店内で抽選待機となりまーす!」

 大勢の客がぞろぞろと店内に入っていった。

 記者はマスクを着用して距離を取りながら、列に並んでいた客に話を聞いた。

 同区に住む無職の60代男性は、「時間があり余っている。他にすることがないので、暇つぶしに来た」と話す。この男性は、3月末に都が不要不急の外出を控えるよう呼びかけた後も、毎日パチンコ店に通っている。

「いい天気だから、散歩がてらね。これまでは一日中いたけれど、長居はしないようにしているよ。今は2、3時間だけ」

 感染リスクについては、「店は換気しているみたいだし、間隔を空けるよう呼びかけてくれているから、たぶん大丈夫。心配はしていない」と笑顔。「まだ、開いててくれてありがたい。いつ閉まるか分からないから、今のうちに楽しみたい」と言い残し、店の中へと入っていった。

 この日、東京都の小池百合子知事は14時から記者会見を開き、休業要請の対象となる業種を発表した。パチンコ店も対象となることが決まった。

 東京・江戸川区のパチンコ店の店長は、「前々から休業要請の覚悟はしていた。もうちょっと早く出るのかなと思っていた」と話す。それでも「大手であれば店を閉めることができるが、うちみたいな中小だと、店を閉めることが命取りになる」との理由で、翌日も時間を短縮して営業するという。

 都は4月6日時点で、パチンコ店のような遊戯施設を含む多様な業種に休業を求める方針を示していた。ところが7日、政府が「待った」をかけ、その後は両者の調整が続いた。

 パチンコ店をめぐっても国と都の間では「駆け引き」があったようで、水面下での両者のやりとりを報じた4月10日付の時事通信の記事では<ある自民党議員は、大手パチンコ店関係者から「1カ月営業を止めると億単位の売り上げが消える」と相談を受けたと打ち明けた>との記述もあった。

4140チバQ:2020/04/13(月) 16:20:26
 休業要請の対象業種が発表された10日、都の総合防災部の担当者は「ようやく国側にもご理解いただいて、今日を迎えることができた」と安堵。政府を押し切る形でパチンコ店などへの休業要請を推し進めた理由については、「パチンコのような遊技施設に行くことは、生活維持のためとは言いがたい。感染防止につなげるために、できる限り早く外出に優先順位をつけるべきだった」と話した。

 一方、政府はパチンコ店への休業要請には及び腰だ。前出の都担当者が「(パチンコ店は)狭い中に(客が)大勢が密集していれば、感染リスクは十分に考えられる。(密閉、密集、密接の)3密の条件に当てはまる場合もある」と話すように、飲食店以上にリスクとなっている可能性は以前から指摘されてきた。それにもかかわらず、政府はバーやライブハウス、ナイトクラブなどは名指しで注意喚起してきたものの、パチンコ店を挙げることはなかった。

 その理由は何なのか。内閣官房の担当者は、根拠の一つとして、2012年に定められた新型インフルエンザ等対策特別措置法(以下、特措法)に、パチンコ店の記載がないことを挙げる。特措法の第45条第2項には、休業要請が特に必要な施設として、「劇場、観覧場、映画館又は演芸場」のほか、「キャバレー、ナイトクラブ、ダンスホールその他これらに類する遊興施設」と記載がある。政府はパチンコ店が「遊興施設」に含まれるかどうか「検討中」(9日時点)だという。また、4月1日開催の専門家会議の意見をとりまとめた「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析提言」で、パチンコ店が入っていないことも根拠の一つに挙げた。

 とはいえ、この危機的状況になってなお、遊興施設にパチンコ店を含めるかを「検討中」とする政府の対応はあまりにも遅い。

 パチンコ業界には「一般社団法人パチンコ・チェーンストア協会(PCSA)」という業界団体がある。同団体のHPには「政治分野アドバイザー」として40人の国会議員が名を連ね、うち22人を自民党議員が占める。野党からも日本維新の会、国民民主党、立憲民主党などの議員が加わっている。超党派の「議連」が形成されているのだ。なかには、遊戯業振興議員連盟やIR議連と重複している議員もいる。

 カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法が成立したことで、2020年代前半にも国内でIRが開業する。それに伴い、パチンコ関連企業がIR事業に参入する意欲をみせていることはすでに報じられている。こうした動きが、政府の反応を鈍らせている「遠因」になってはいまいか。

 その点を取材すると、PCSAの事務局長は「(新型)コロナウイルス(対策)に関して、政治分野アドバイザーと特に連絡は取っていません」と文書で回答した。アドバイザーとして名前が記されている3人の国会議員にも電話取材したが、いずれも「ノータッチ」「自分は活動していないので、何をやっているのかわからない」「この数年は活動していない」と答えるのみだった。

 緊急事態宣言を受けた都府県では、パチンコ店へ休業要請を行う自治体が相次いでいる。しかし、他の道府県では3密のリスクが高いパチンコ店は「野放し」の状態が続いているのが現状だ。国民の命を守ることを最優先にするならば、政府がもっと強いメッセージを出す必要があるのではないか。(AERA dot.編集部/飯塚大和)

4141チバQ:2020/04/14(火) 11:50:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200414-00000010-saitama-l11

<新型肺炎>大宮も自粛ムード 休業要請で百貨店閉める 居酒屋テークアウト切り替え パチンコ店も経営難


4/14(火) 11:41配信

埼玉新聞







<新型肺炎>大宮も自粛ムード 休業要請で百貨店閉める 居酒屋テークアウト切り替え パチンコ店も経営難


弁当のテークアウト販売に営業を切り替えた居酒屋「もつ焼大阪屋」=13日午後6時ごろ、さいたま市大宮区


 緊急事態宣言が発令され、埼玉県内の休業要請が始まった13日、対象となる百貨店やボウリング場などが店を閉めた。一方で、「生活が懸かっている」と、営業時間の短縮や営業形態を変える店も。誰もが、終わりの見えない状態に苦悩している。


 ダイエーやマルイのほか、約30店舗の専門店舗が集約しているさいたま市大宮区の「大宮西口DOMショッピングセンター」は、大半の店舗が4月上旬から、臨時休業や時間短縮をしている。

 同センターを管理する、大宮西口共同ビルの関係者によると、マルイなど都内に本店を置く大型チェーン店は、都内の系列店舗と同時期に営業自粛体制を取った。生活必需品などを扱う小売店については、各店で休業体制を決めているため、毎日、営業店舗数が変わるという。

 大宮西口共同ビルは「県内も休業要請となり、今後の営業方針に悩む店舗もあると思うが、全店と一体となり、この不況を乗り切っていきたい」としている。

■ボウリング場

 さいたま市南区にある創業約35年のボウリング場は、今月を営業休止にした。県の要請にかかわらず、3月上旬から休業を検討していたという。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、店ではボールの指穴や貸し靴など、念入りにアルコール消毒して営業を続けていたが、客は減少するばかり。「2月中から同業者の間でも、足並みをそろえて休業するべきだとの話が出ていた。何より命が最優先。先が見えず経営的には相当厳しくなる」と頭を悩ます。
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 春休みから大型連休にかけては、学生を中心に一番の書き入れ時。「コロナ終息を今は願うばかり。苦しいが耐えるしかない」と、来月からの営業再開を目指している。

■パチンコ店

 県内でパチンコホールを持つ男性経営者は「大手のパチンコホールが休業できるのは手元の資金が潤沢で、休業しても従業員への給料などの支払いに対応できるから」と指摘。「県内でも少なくない個人経営のホールは、人件費や家賃など固定費を稼ぐために休業するのは難しい」と話す。

 休業要請を受けて、休業するホールもあるが、自身のホールは時間短縮で対応。「こちらも生活が懸かっている。休業補償が示されず要請をされても困る」と憤る。

 2〜3月の売り上げは前年同期比で約3割落ち込み、「今後の落ち込み幅はさらに広がるのでは」と危機感を募らす。4月末には各種固定費の支払い時期を迎え、「経営が苦しく事業継続が難しくなるホールが出るのではないか」と力なく語った。

 パチンコの景品の納入などを行う男性経営者は「まとまった休業日を設定すれば補償するといった、思い切った支援の枠組みがなければ多くのホールが営業を続けるのではないか」と話した。

■居酒屋

 さいたま市大宮区の居酒屋「もつ焼大阪屋」は今月上旬から、昼と夜の営業共に、弁当のテークアウト販売のみに切り替えた。夜の営業でテークアウトを注文した利用者には待ち時間の間のみ、午後7時まで店内で酒を提供する。

 従業員の赤坂治子さんによると、都内の飲食店が臨時休業や時間短縮をするようになってから、大宮駅周辺の商店街も自粛ムードが高まってきたという。

 県内では、飲食店の休業要請はないが、赤坂さんは「私たちも都に合わせて自粛しようという気持ちは強い」と話す。テークアウト販売で営業を続けていることについて、「周りの人から見たら、自粛していないと思われるかもしれないが、個人店が休んでしまったら、収入が全く無くなってしまう。ウイルス対策を第一に考えながら、この環境でできる工夫をしていきたい」と話した。

4142チバQ:2020/04/14(火) 11:51:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200414-00000001-kobenext-soci
「長引けば死活問題」兵庫、大阪など休業要請 経営者ら危機感、補償訴え


4/14(火) 7:30配信

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、兵庫県が休業要請した施設は、バーやナイトクラブなど夜間営業の店や、スポーツジム、劇場など多岐にわたる。日々の営業が経営に直結する店舗は厳しい決断を迫られている。

 要請は15日から。居酒屋を含む飲食店は休業の対象外となったが、酒類の提供は午後7時までにするよう求められる。

 神戸市中央区の串揚げ店「なおちゃん」。「午後8時閉店なら、店を開けることに意味があるのか」と店主・猶原剛さん(49)は戸惑う。

 通常の営業時間は午後5時〜深夜1時。昼の営業はしておらず、ほとんどの客は串揚げや一品料理をあてに酒を楽しむ。

 「酒を飲み始めるのは早くても午後7時から。どうしようもない」

 海鮮料理や洋食を提供する飲食店「味加味(みかみ)」(神戸市中央区)は、東京都が休業要請の内容を発表した10日以降、閉店を2時間早め、午後8時にした。店主の垣谷定道さん(75)は「兵庫でも東京と同様の要請が出るのではと予想していた」と話す。

 3月の売り上げは前年比40%減、4月は80%減。それでも県の要請に応じ、お酒の提供は午後7時までにするつもりだ。

 休業を要請されるパチンコ店。神戸・新開地(同市兵庫区)で2店舗を経営し、新開地一丁目商店街振興組合理事長でもある香野民浩さん(62)は「地元の店はみな、既に自主的に閉めた」。自身の店も11日から閉店したが、全従業員の4月分の給与は払う。

 「休業が長引けば死活問題。何とか1カ月で収束すればと、少しでも協力するためにやっている。国や県は補償や対策で、われわれの頑張りに応えて」と訴えた。

 学習塾は床面積が千平方メートル超は休業を、それ以下は協力を求められた。

 西宮市と大阪市に教室を置く小学生対象の少人数制指導塾「学びの森 国語学習会」は通常、講師1人が児童2人を教えるが、マンツーマンに変更する。

 「今後の状況次第ではオンライン授業への全面移行を考えるので、今から1対1にした方が切り替えやすい」と、竹中秀幸代表(48)は先を見据えている。(上杉順子、谷川直生、小谷千穂)

4143チバQ:2020/04/14(火) 14:06:34
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200414-00234552-diamond-bus_all
コロナで絶体絶命の飲食店、ミシュラン店さえ従業員7割解雇の現実


4/14(火) 6:01配信

 7都府県を対象に緊急事態宣言が発令された。外出自粛の影響で売り上げの急減に悩まされていた飲食店は、日に日に“限界”に近づいている。政府は特別融資や助成金の拡充を行うが、飲食店に残された時間は多くない。経営者たちの悲痛な叫びを聞いた。(ダイヤモンド編集部 笠原里穂)

【閑散とした飲食街の写真やコロナ自粛の実情まとめ表はこちら】

● 客数が前年比8〜9割減 壊滅状態に追い込まれた飲食店

 「3月最後の週末、予約はたったの1件だった。小池(百合子)都知事の外出自粛要請を受け、入っていた予約はほぼすべてキャンセルになってしまった」

 都内で30席ほどのイタリア料理店を営むシェフは絶望感をにじませた。毎夜満席が続いていた人気店。オリンピックイヤーに沸くはずだった今年、予約を断ることはあっても閑古鳥が鳴く週末が来るとは思ってもみなかった。

 新型コロナウイルス感染拡大により、飲食店が壊滅的な状態に追い込まれている。

 中でも1店舗から数店舗といった小規模の飲食店では、売り上げ急減が存亡の危機に直結する。来月、再来月の従業員の給料や食材、賃料などの支払いができるかどうか――。経営者は綱渡り状態の日々を送っている。

 冒頭のイタリア料理店をはじめ、都内の飲食店に決定的な打撃を与えたのが3月後半の外出自粛要請だ。3連休には客足に戻りが見られ、安心しかけた店もあったが、3月25日の都知事の要請を受けて再びパタリと止まった。以降、客数が前年同期比で8〜9割減という店も珍しくない。

 そして4月7日、東京都をはじめ7都府県を対象に緊急事態宣言が出された。これを受けて、どのような施設に休業要請が出されるのかが注目されていた中で、東京都は10日、居酒屋などを含む飲食店に対しては営業時間の短縮を求める方針を発表した。

 休業要請の対象にはならなかったが、とはいえ、すでに大幅な客数減が目に見えている。「店を開けるだけロスを生むことになる」「どれだけ対策していても従業員やお客さまへの感染リスクが防ぎきれない」といった事情から、4月に入って多くの飲食店が臨時休業に踏み切った。

● 「銀座から人が消えた」 人気すし店の苦悩

 立地や業態によっては、3月以前からコロナの影響が出ている店もある。特に、インバウンド需要が大きかった店は、1月末に始まった外国人観光客減少のあおりを受けた。すでに2カ月以上、深刻な売り上げ減少に悩まされている。

 「銀座ですし職人をやって24年目になるが、こんなことは初めて」

 人気すし店「銀座いわ」の店主、岩央泰氏は、人が消えた銀座の現状をこう話す。

 ミシュランガイドに1つ星として掲載されたこともある同店では、来店者の7割程度が外国人観光客だったという。ホテルのコンシェルジュ経由で予約が入ることも多かった。本来は予約でいっぱいになる桜の季節だが、観光客の激減に伴い予約数も昨年に比べて7割減った。

 売り上げが急減する中で、経営を圧迫するようになったのが人件費だ。7人の従業員のうち5人を3月末で解雇せざるを得なくなった。先が見えない中でいずれ辞めてもらわざるを得ない状況になるのなら、早くから失業手当がもらえたほうがよいだろうと、苦渋の決断を下した。

 「『戻ったら、また一緒にやろう』と声をかけたが、こんなことをした会社に戻ってきてくれるかな……」

 岩氏は、やるせない表情を浮かべた。

 すでにコロナショックの影響は長期化しているが、終息のめどが立たない。同店は資金確保に動いているものの、「お金を借りられるのが先か、支払期限が先か」(岩氏)と、状況は刻一刻と厳しさを増す。

4144チバQ:2020/04/14(火) 14:06:55
● 休業で売り上げゼロに 重くのしかかる固定費

 今、多くの飲食店経営者の頭を悩ませているのは、人件費や家賃といった固定費だ。店を休もうにも、こうした費用の支払いは毎月やってくる。

 なんとか新型コロナウイルスの感染拡大が終息するまで店を持たせようと、経営者は資金繰りに奔走している。しかし、経営状況が悪化した企業のための地域の特別相談窓口には売り上げの急減に悩む企業から同様の相談が殺到しており、「4月の初めに区の新型コロナ関連の融資相談窓口に行ったときには、相談の予約が1カ月待ちだった」「3週間ほど前に雇用調整助成金を申請したが、お金がいつ支払われるかまだめどは立っていない」など、着金の見通しが見えていない店もある。


 加えて、飲食の世界はもともと薄利多売の業界だ。無利子・無担保といっても、終息時期の見えない中で支払い費用のためだけの資金を借りるのには抵抗がある人が多い。店の存続のためにやむを得ないとはいえ、借金を膨らませながら店を再開することの負担は決して小さくない。

 こうした状況を受けて、業界からは政府や自治体にこうした固定費の補助を求める動きが出てきている。飲食店の倒産防止対策として家賃と雇用者の給与の補助を求める署名活動には、開始からわずか1週間ほどで全国から10万人以上の賛同が集まった。

 署名活動の発起人である3つ星レストランHAJIMEのシェフ米田肇氏は、「日本の飲食店はコストパフォーマンスが高く、そのことがインバウンドを呼び込む要因にもなってきた」と指摘する。しかし、裏を返せば、わずかな客数減少でも打撃を受けるギリギリの状態であったともいえる。当然、「売り上げ急減」を数カ月も甘受できる体力はない。

● 飲食店経営者が予測する 「3カ月」で倒産続出のリスク

 実際、3月後半になるまでは売り上げの減少がほとんど見られなかったという店ですら、「この状態が続けば3カ月が限度」と見る経営者もいる。

 「うまくいっている店でも、内部留保は1.5カ月程度といわれています。4月、5月の支払いは貯金を切り崩してなんとか耐えたとしても、6月にはもう厳しい。7月には倒産というところも少なくないと思います」(米田氏)

 先が見えない中で閉店を決めたとしても、そこで「楽になる」わけではない。

 「閉店する際も、店舗を原状回復するための工事費用がかかる。契約時に納めた保証金で支払ってもお金は残るかどうか……」(都内で飲食店を経営する男性)

 さらに、飲食店によっては定期借家権契約を結んでいる店もある。こうした場合、契約期間中に借主からの途中解約ができず、閉店しても家賃を支払い続けなければならない可能性もある。

 政府は7日に発表した108兆円規模の緊急経済対策の中で、中小企業に対して雇用調整助成金の助成率を最大9割まで引き上げるほか※、売り上げが半減した場合、最大200万円を給付することを発表した。給付は早くて5月の大型連休明けになる見通しだ。合わせて、国内の観光や飲食などの需要喚起を目的とした「Go To キャンペーン」事業に1兆6794億円の予算を計上した。飲食店で使えるクーポン券を発行し、コロナ終息後のⅤ字回復を支援する。

 しかし、終息後まで生き残れる飲食店がどれほどあるか。終わりの見えない自粛が続き、すでに限界を迎えている店も少なくない。

 「心臓が止まりそうなときに、擦りむいた所にばんそうこうを、という話をされても困る。“心臓を動かして”くれないと――」

 経営に携わる店舗のうち数店がすでに閉店に追い込まれたという男性は、やり場のない思いを口にした。

 飲食店の延命に残された時間は想像以上に短い。

※編集部追記:雇用調整助成金については、中小企業の場合、休業手当の最大9割を国が負担することになる。しかし、休業手当は労働基準法により「平均賃金の6割以上」と定められているため、実質的には「給与の6割のうちの9割(=54%)」の負担ともいえる構造になっている。(2020年4月14日12:05 ダイヤモンド編集部)
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ダイヤモンド編集部/笠原里穂

4145チバQ:2020/04/14(火) 14:12:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200414-00000020-jij-soci

「小売店崩壊」に危機感 人手不足、感染リスクも 従業員、心身に負担・新型コロナ


4/14(火) 7:20配信

時事通信







「小売店崩壊」に危機感 人手不足、感染リスクも 従業員、心身に負担・新型コロナ


スーパーで行列する買い物客とレジの従業員=3月27日、東京都練馬区


 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言の発令から、14日で1週間。

 スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどの小売店は社会インフラとして営業を続けている。人手不足による過重労働に加え、感染リスクにもさらされる従業員は、心身の負担に耐えながら勤務している。専門家は「このままでは小売店崩壊につながる。生活を支える従業員を守らないといけない」と訴える。

 全国スーパーマーケット協会によると、3月の休校措置以降、パートやアルバイトが減少。学童保育や保育所の閉鎖も追い打ちをかけ、求人しても集まらない状況だ。各店舗にはマスクや食品の品薄などで問い合わせや苦情が殺到し、1日数千件の電話などの対応に追われる店もあるという。

 感染による営業停止を防ぐための従業員用のマスクや消毒液は枯渇する。家族連れの客が増えており、同協会の担当者は「制限されていないからといって、3世代で来て大人数でレジに並ぶ客もいる。せめて並ぶときは1人にしてほしい」と語気を強めた。

 東京都板橋区のスーパーのレジで働くパート女性(57)は、「マスクは3枚配られただけ」と嘆く。レジでは客から手洗いを求められたり、商品に触らず会計するよう迫られたりもする。アルバイトの高校生が親の反対で辞め、人手不足は深刻だという。

 「命と引き換えの時給1060円」。幼児2人を保育園に預け豊島区のコンビニに務める女性(25)は、「政府は『店は営業している』と言うだけで、働く人のことを考えていない」と憤る。9月には3人目を出産予定で、「それまでにある程度稼ぎたいが、私や家族が感染したら…」と思い悩む。

 クレーム問題に詳しい関西大の池内裕美教授(社会心理学)は「企業だけでなく利用者も店を守る当事者として、従業員を保護する意識を持たないといけない。相手の立場を思いやり、ねぎらいの言葉を掛けて」と要望。行政にも、衛生用品の支給や警察の巡回などの積極的支援を求めた。

4146チバQ:2020/04/15(水) 09:18:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200414-00000093-mai-soci

繁華街から人消えたが…地域商店街で増える「密」 緊急事態の東京


4/14(火) 22:16配信

毎日新聞







繁華街から人消えたが…地域商店街で増える「密」 緊急事態の東京


食材や生活用品の買い物などで戸越銀座を歩く人たち=東京都品川区で2020年4月14日午後5時35分、北山夏帆撮影


 政府による緊急事態宣言発令後、東京の繁華街の人出が60%近く減少した一方、一部の商店街では逆に5%程度増加していたことが、民間の分析調査で判明した。在宅勤務が進むオフィス街では40%近く減っていた。

 調査は、ソフトバンクの子会社Agoop(アグープ・東京都渋谷区)が、スマートフォンのアプリ利用者の位置情報をもとに推計した。緊急事態宣言直前の1〜6日と、宣言後の8〜13日の人の数を比較した。

 若者が多く集う渋谷センター街(渋谷区)では3月25日の外出自粛要請以降、人出は減少傾向にあったが、緊急事態宣言後は更に57・2%減った。オフィスが建ち並ぶ新橋駅(港区)も37・4%減少した。今月13日の午前9〜10時と、感染拡大前だった2月3日の同時間帯を比較すると70%近く減っていた。

 一方、スーパーや総菜店などが連なる戸越銀座(品川区)周辺は5・5%と若干増加していた。

 東京都の小池百合子知事は「繁華街からは人が消え、見たことのない光景になっている一方、地域の商店街などには家族連れが出て『密』を作っている。それぞれの現場で工夫をしてほしい」と注意を促す。【竹内麻子】

 ◇都内3地点の人出の増減率

        平日     土日    

渋谷センター街 -59・4% -47・6%

新橋駅     -38・7% -23・7%

戸越銀座     +5・7%  +5・2%

※株式会社Agoopの調査をもとに、緊急事態宣言後の今月8〜13日の人出を宣言前の1〜6日と比較

4147チバQ:2020/04/15(水) 09:44:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200414-00000072-mai-bus_all
スーパー業界、客に節度ある対応求める クレーム対応で疲弊 新型コロナ


4/14(火) 20:31配信



 食品スーパーの主要3団体は14日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、店舗の営業継続に向けて来店客に協力を呼び掛ける声明を出した。

 声明では「お客さまのストレス増加で、品薄や欠品、混雑に対して心ない言葉が増えている」と懸念を表明。クレーム対応で疲弊した従業員から退職相談が相次いでおり、客側に節度ある対応を求めた。

 また、従業員を感染から守るため、来店客のマスク着用を求め、品薄で手元にない人は政府が配布する布マスクの活用を要請。人前でせきなどをするのを避け、レジで並ぶ際は「一定の距離を取ってほしい」と訴えた。商品の品薄については「供給に一時的に支障が出ることもある」として、買いだめをせずに冷静に買い物をするよう求めた。

 声明はオール日本スーパーマーケット協会、全国スーパーマーケット協会、日本スーパーマーケット協会の連名。【中津川甫】

4148チバQ:2020/04/15(水) 11:27:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8e4246400563df03f38339106f85068c8e00ba3
「首くくるような覚悟」飲食店の悲鳴 売り上げ95%減の店も
4/15(水) 9:49配信

西日本新聞
「今は耐えて、底から上がるしかない」と語る博多壱の藤尾典一代表=9日、福岡市博多区

 新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛、会食の減少で飲食店の資金繰りが急速に悪化している。金融機関の融資相談窓口には事業者が殺到、審査数が急増して対応に追われる。14日からは福岡県が営業時間短縮を要請。歓送迎会シーズンで書き入れ時の3、4月に売り上げが激減した事業者からは「首をくくるような覚悟」と悲痛な声も上がる。

【写真】タオル生地でマスク、注文20万枚超「驚いた」


 「売り上げ次第では人件費や家賃で赤字。実質、閉めてくださいと言われているようなもの」。福岡市博多区の居酒屋「博多壱」の藤尾典一代表(41)は、14日に始まった飲食店の営業短縮要請をそう受け止めた。福岡県が外出自粛を呼び掛けた3月28日に来店客が初めてゼロとなり、4月11日から当面休業中だ。

「今は借りられるだけ資金を集めたい」
 もつ鍋や水炊きなど博多の代表的な料理が売りの博多壱には、韓国人客や出張客が多く訪れていた。それがコロナ感染拡大による訪日客数の減少や企業の出張自粛の影響で、2月の売り上げは前年比2割減。3月上旬に国が中小企業の資金繰りを支援する融資「セーフティネット保証4号」を申し込み、西日本シティ銀行から700万円を借り入れた。

 「4月はずれ込んだ3月の宴会が入ると見込んだが、より悪くなった」。3月の売り上げは5割以上落ち、4月は現時点で95%減だ。藤尾代表は「福岡市の家賃補助も申請予定だが、今は借りられるだけ資金を集めたい」と複数の金融機関に約1年分の経費に当たる4千万円の追加融資を申し込んでいるが、満額を得られるかは不透明という。

日本政策金融公庫の融資相談「4月は現時点で13〜14倍のペース」
 無利子で融資する日本政策金融公庫は、福岡県内で3月末までに4721件の融資相談を受けた。福岡支店の中谷正一支店長は「3月は前年比の6〜7倍、4月は現時点で13〜14倍のペース。勢いは全然止まっていない」と説明する。

 審査では提出書類を簡略化し、職員を総動員しているが、融資を決めた承諾件数は2807件にとどまる。「多くの企業を助けたい。これまで申し込みの9割超は承諾している」と語る。郵送も受け付けている。

「首くくるような覚悟」飲食店の悲鳴 売り上げ95%減の店も
4/15(水) 9:49配信

西日本新聞
 福岡県信用保証協会によると、金融機関の貸し倒れなどを保証する融資の申し込み件数は4月1〜10日で前年同期比3・8倍の3581件、金額は7・6倍の797億円に急増した。

 地方銀行も対応を急ぐ。福岡銀行は融資部にコロナ対応の専用チームを設け、融資の返済条件の変更などに柔軟に対応。西シ銀の谷川浩道頭取は「(貸し倒れで)ロスが出ることも否定できないが、経済をしっかりと支えてお客さまの悩みや問題にスピーディーに応えることが最優先」と語る。

「資金繰りが厳しくなれば、首をくくるような覚悟でいる」
 飲食店は、売り上げの入金と賃料や人件費などの支払い時期にずれがあり、売り上げが減れば急速に資金繰りが悪化する。同県新宮町で居酒屋を営む男性経営者(45)は「まだ借り入れのめどは立っていない。資金繰りが厳しくなれば、首をくくるような覚悟でいる」と漏らす。

 中小企業の資金繰りを支援する九州経営リスクマネジメント協会(福岡市)の河津祐二代表は「半年分の固定費向けに融資をお願いしても、返済能力や体力の面から減額された企業もある」とし、「コロナの終息が長引いた場合、今回借り入れた資金が底を突くときに追加融資を受けられるかが課題となる」と指摘した。 (具志堅聡)

4149チバQ:2020/04/15(水) 17:04:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200415-00000049-asahi-sctch
にぎわう商店街に苦情殺到「野放しか」 困惑の戸越銀座


4/15(水) 14:41配信

 新宿、渋谷、銀座など都心の繁華街が閑散とする一方、ふだんとあまり変わらずにぎわう商店街も――。緊急事態宣言が出て初の週末、そんな光景が東京都内の各所で見られた。「野放しにするのか」といった声が相次ぎ、地元の役所や商店街は対応に乗り出した。


■「日常の買い物の場」

 緊急事態宣言が出て初めての週末となった11、12日、東京都品川区にある戸越銀座の商店街の混雑ぶりが、テレビなどで盛んに報道された。全長約1・3キロにわたる関東有数の長さの商店街だ。

 放送直後からツイッターなどで、買い物客や商店街への批判が相次いだ。週明けには、飲食店や戸越銀座商店街連合会などに「なぜ店を閉めないのか」といった批判のメールや電話がきたという。

 連合会の担当者は「突然、大量の意見が殺到した」と困惑する。報道では携帯電話の位置情報で算出したデータで、商店街の混雑が伝えられた。担当者は「周辺の住宅街で暮らす人にとって、商店街が日常の買い物の場。観光客らと地元住民が一緒に集計されているのでは」と語る。

 雑貨店を営む女性は「たしかに週末は混雑するが、商店街だけが非難されるのはおかしい。今はよそからくるのは控えてほしい」。16日から臨時休業を決めた精肉店の店長(39)は「従業員の安全のために決断した。だが家賃や人件費を稼ぐため、店を開けざるを得ない店舗もある」。

 商店街連合会では14日、「STAY HOME 不要不急の外出は控えて!」という掲示を街灯などに100枚貼るなどして対応に追われた。(伊藤恵里奈)
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朝日新聞社

4150チバQ:2020/04/15(水) 18:58:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb861d0a9a14af20c051510376409895a3956ce5
女性店員「助けてください」、ママ「自粛要請ってずるいよね」…歓楽街に悲鳴と恨み節
4/15(水) 16:06配信
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、宮城県の村井知事が外出自粛を要請して2回目の週末となった10日夜、東北一の歓楽街、仙台・国分町を歩いた。普段は清濁併せのむにぎやかな国分町だが、静寂に包まれたこの夜、町で聞かれたのは悲鳴、そして恨み節だった。

 午後9時頃、定禅寺通から国分町通に入った。ネオンはいつものように煌々(こうこう)としていたが、通りにあるのは客引きの姿だけ。客の姿はまったくなく、みんな暇そうだ。

 「助けてください。コロナ対策やってるんで」。居酒屋の女性店員(20)が声をかけてきた。聞けば、店には客1組しかいないという。仕事中のため行けないことを伝えると、残念そうに去って行った。

 定禅寺通との交差点付近にある雑居ビルで居酒屋を営む男性(28)は、「我慢勝負だと思っている」と苦しい胸の内を明かした。店があるビル2階には飲食店が10店ほどあるが、営業しているのはここだけだった。

 男性によると、2月末頃から客足が減り、3月の売り上げはいつもの半分ほど。店の賃料を差し引くと赤字で、店の修繕費に充てるはずの貯金でなんとかしのいでいるという。

 男性は「不謹慎と思われるかもしれないが、店をやらなければ収入はゼロ。このままだと死活問題だ」とうなだれた。

 スナックやバーなどが入る5階建てのビルは、ほとんどの店の扉に営業自粛を伝える貼り紙があった。休業中の店の前には客が店の女性に贈ったのだろうか、「みきちゃん、誕生日おめでとう」のメッセージカードと、ピンクのバラの花が置かれていた。

 このビルの4階で、スナックが1軒開いていた。入ると、客1人に対して女性3人。50歳代のママは「店の子にも生活があるからね」と、店を開けた理由を話した。3月の売り上げは半分に落ち込み、4月はさらに厳しい。ママは「補償なしに店を閉めることは出来ないよ。自粛要請ってずるいよね」と憤った。

 ビルを出ると、ほろ酔いの男性(48)に出会った。内装業を営み、「人と接触する機会が少ないから大丈夫」と、行きつけのスナックで楽しんだという。料金は1万円だったが、少し多めに支払った。「女の子たちは生活がかかってるんだ」。大きな声が人の少ない通りに響いた。

 厳しいのは、国分町の酔客を当てにするタクシーも同じ。勤続10年のタクシー運転手の男性(64)は、毎月60万円近い売り上げがあったが、今月は10日時点で4万円。「今は終電を逃した客を乗せることもないよ」と、午前0時を回った夜の町を後にした。(青木聡志)

■飲食店8、9割休業

 県内約4500の飲食店や社交飲食店が加盟する「県社交飲食業生活衛生同業組合」によると、14日現在、国分町の飲食店の8、9割が休業している。

 上村孝理事長(75)は「国分町でコロナの感染者が出たらまずいが、補償もなしに休業しろとは言えない。県も市ももっと真剣に取り組んでいただかないと、倒産のドミノ倒しが始まってしまう」と訴えた。そして、「震災の時は『絆』と称し、手を取り合って乗り越えてきたが、今は手を握ることもできない」と話した。

4151チバQ:2020/04/15(水) 22:14:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb9b2574d5b137b4dcb71d8a6b6d912f051f75e8
関西のスーパー「巣ごもり消費」需要取り込む 食料品売り上げ好調
4/14(火) 20:46配信

毎日新聞
「緊急事態宣言」発令を受け、休業する阪急百貨店うめだ本店。日曜の午後にもかかわらず、人通りはまばらだ=大阪市北区で2020年4月12日、藤井達也撮影

 大阪府の他に兵庫県も緊急事態宣言の対象となった関西のスーパーでは、外出を控えて自宅で過ごす「巣ごもり消費」の需要を取り込み、食料品などの売り上げが好調だ。ただ、宣言を受けて臨時休業を決めた百貨店でも食品売り場の営業は続いていることなどから、宣言前後でのスーパーの売り上げの変化は限定的となっている。

 近畿圏と首都圏でスーパーを展開するライフコーポレーションでは、宣言が発令された翌8日、近畿の店舗の売上高が前年同期に比べて2割増えた。9日以降も堅調で、8〜12日の5日間の売上高は前年比1割増。特に、手軽に調理できて保存しやすいパスタや、家族で食べられるたこ焼き粉などが伸びた。しかし、買い物客数は前年から横ばいだ。広報担当者は「不要不急の外出を控え、1回の来店での『まとめ買い』が目につく」と話す。

 大阪市内の店を利用していた女性会社員(42)は両手に五つほど買い物袋を提げ、「感染リスクが高まるから外出をなるべく控えたい。冷凍食品などを中心に一度で多くのものを買うようになった」。70代の男性は「息子夫婦が在宅勤務を始め、家での食事が増えた。その分スーパーで使うお金も多くなった」と話した。

 平和堂は2月下旬から巣ごもり消費の影響を受けて売り上げが伸びているが、宣言後に急激に増えた様子はうかがえないという。広報担当者は「百貨店とスーパーでは客層が異なる。さらに、食料品売り場を営業している百貨店は多く、お客様の目立った増加にはつながっていない」とした。

 一方、阪急阪神百貨店を展開するエイチ・ツー・オーリテイリング傘下のスーパー、イズミヤやデイリーカナートの8〜12日の売上高は前年より減った。外出自粛を受け、主力の大阪府、兵庫県のほとんどの店が閉店時間を繰り上げており、営業時間短縮が売り上げ減につながったとみている。広報担当者は「緊急事態宣言後は特に『夜の時間帯の客が減った』との声が出ている。宣言によって、夜出歩く人自体が少なくなった印象だ」と述べた。【鈴木健太、隈元悠太】

4152チバQ:2020/04/15(水) 22:15:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/d240b08be768a841c9c40f5a8e288d5a70bfd504
都心閑散、「まるでゴーストタウン」 住宅街には人出 緊急事態宣言1週間
4/14(火) 19:28配信

時事通信
人通りの少ない東京・渋谷のスクランブル交差点=14日午後(時事通信ヘリより)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言から1週間。

 大都市の都心部では多くの百貨店や飲食店が営業を取りやめ、「まるでゴーストタウン」の声も。一方で、住宅地に近い商店街では、自宅周辺で過ごす人々が集まり、売り上げが伸びた店もあった。

「臨時休業」の貼り紙が目立つ東京・銀座。通りに人影はほとんどなく、高級ブランド店ではショーケースや棚から商品が引き払われ、店頭で広告動画だけが繰り返し流されていた。飲食店に卸す食材や酒を積んだトラックも姿を消し、通りは閑散とした様子。ジュエリー販売店の40代の女性店長は「まるでゴーストタウンだ」と肩を落とした。

 バーの看板に「アイスコーヒー 喫煙可」と手書きした紙を貼り付けていた男性店長(70)は、14日から「喫茶店」として昼の営業も始めた。常連客は周辺に勤務するサラリーマンがほとんどで、来店を促すメールを出しても「在宅勤務になったから行けない」と返信が届いた。

 県独自の緊急事態宣言が出ている愛知県も人の動きは鈍い。約420店舗が店を連ねる名古屋市中区の大須商店街は、人通りが日に日に少なくなっている。洋食店を営む加藤正明さん(65)は従業員を減らし営業を続けているが、「先が見えないのが何よりもつらい」と不安をにじませた。

 一方、「住みたい街」などのランキングで上位の常連とされる東京都武蔵野市の吉祥寺。宣言前よりは減ったものの、駅前広場は絶えず人が行き交っていた。商店街のパソコン販売店には、リモートワークで必要になった機材を買い求める客が訪れるといい、40代の男性店員は「売り上げはそう変わらない」と話す。

 戸越銀座商店街(品川区)も人通りは減少したが、近隣住民らが生活用品の買い出しなどに来ていた。生鮮食品店では緊急事態宣言後に売り上げが好転。外食を控え自炊する人が増えたためとみられ、精肉がよく売れたという。

4153チバQ:2020/04/16(木) 13:26:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200416-00010003-doshin-hok

ススキノ飲食店主「営業、まるで悪者」「補償なく休めない」 道と札幌市、連夜の街頭パトロール


4/16(木) 12:27配信

北海道新聞







ススキノ飲食店主「営業、まるで悪者」「補償なく休めない」 道と札幌市、連夜の街頭パトロール


暮れ始めたススキノ地区でプラカードを掲げて歩く道と札幌市の職員ら=13日


 道と札幌市が緊急共同宣言に基づき、12日からススキノ地区で始めた街頭パトロール。職員が連夜、そろいのジャンパー姿でプラカードを掲げ、不要不急の外出を控えるよう呼び掛ける。一方、飲食店の経営者らからは「休業補償もないのに休めない。営業している店がまるで悪者みたいだ」と不満の声も漏れる。

布マスクの正しい洗い方は?<動画あり>

 13日午後6時から行われたパトロールは6人ずつの3班に分かれ、ススキノ地区の主要な通りを15分ほど練り歩いた。無言のまま「STOP!三つの密」などのプラカードを掲げ、最後尾には制服姿の警察官も。すれ違った男性は「営業自体は違法ではないはず。あんなに威圧感を出さなくてもいいのに」と驚いた。

 「ただのパフォーマンス。何の意味があるのか」。冷めた様子で見つめたのは、居酒屋の男性従業員(27)。来店客は昨年の同じ時期と比べて8割減ったといい、「外出自粛を要請されても外出する人はいるし、店も休めない」とこぼした。

 酒販店の男性従業員(34)は、パトロールを横目で見ながら「休業する飲食店も出始め、配達で回る店舗が3割ほど減った」と話した。回収するビール樽も少なくなって配達の効率が悪くなり、車の燃料代の負担が増しているという。

 ススキノ地区で飲食店を約30店運営する男性(32)は「これまで行政は北海道の食の売り込みやインバウンドの受け入れ拡大を進めてきたのに」と戸惑う。福岡市は14日に休業要請に応じた事業者への家賃補助などの独自の支援策を打ち出したが、道や札幌市は休業に対する支援策を示していない。

4154チバQ:2020/04/16(木) 13:28:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200416-00010015-nishinpc-soci

「破綻する」タクシーや美容室から悲鳴…福岡市の支援策は対象外


4/16(木) 11:42配信

西日本新聞







「破綻する」タクシーや美容室から悲鳴…福岡市の支援策は対象外


西日本新聞の取材に応じたタクシー運転手。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い「利用客がめっきりと減った」と本音を漏らした(撮影・帖地洸平)


 福岡県の休業要請を受け、遊興施設や劇場などが本格的な休業に入った。各方面に経済的な影響が広がるが、国や県は補償をしない方針だ。福岡市は、休業や営業を短縮する店舗への賃料補助などを独自に行うものの、休業要請や補償もない市内のタクシー会社員や美容室経営者からは「生活が破綻する」と悲鳴が上がっている。

【写真】タオル生地でマスク、注文20万枚超「驚いた」

 「売り上げ? 3分の1に落ち込みました」。休業要請直前の11日。タクシー運転手の30代男性はがらんとした市内でアクセルを踏み込み、ため息をついた。

 この日最初の客はパチンコ店に向かう3人組だった。「貴重な売り上げだけど複雑な気持ち」。マスクの下で苦笑いした。

 ハンドルを握り始めたのは1年前。観光客を中心に1日40組ほどを乗せてきた。給料は固定給のない完全歩合制で、サラリーマン時代に比べ10万円増。経済的に安定し、パートナーとの結婚に踏み切ろうとした矢先、コロナ渦が業界を襲った。

 7日には緊急事態宣言が出された。東京のタクシー会社が失業手当を頼みに、従業員600人超を全員解雇したと報道で知った。一方、休業手当の一部を助成する国の雇用調整助成金を会社が活用する様子はない。料金メーターの上がらない車内で絶望だけが募る。

 「退職しようと思います」。稼ぎが激減する中、過去半年の平均給与額に応じて支払われる失業手当を少しでも多くもらうための決断だった。10日、上司に伝えた。上司には「何とかする」と引き留められた。

 仕事は続けることにしたが、外食をやめ、食材や日用品を格安店でまとめ買いする生活を送る。「国や会社に期待しすぎず、いざとなったら自分でどげんかせんと」。すれ違うタクシーの「空車」の赤文字がむなしい。
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「従業員を守っていかないと」

 「店の賃料が重荷」と話すのは、福岡市博多区の中洲で美容室を営む30代男性。平日は中洲で働く女性のヘアセットを専門にしているが、利用客がいなくなり、緊急事態宣言の直後に店を休業した。

 雇用調整助成金などを活用し、従業員への補償のめどは何とかついた。ただ、理美容店は休業要請などの対象には該当せず、市の賃料補助は受けられない。不動産のオーナーに相談したが、救済はなかった。

 要請の有無で支援が異なる点は悔しいが、「補償の範囲をどこまでも広げられないことも理解できる」と語った男性。「終息後に経済が立て直っていく日に向けて、まずは従業員を守っていかないと」と力を込めた。 (横田理美)
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西日本新聞

4155チバQ:2020/04/16(木) 13:29:13
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200416-00000003-pseven-bus_all

コロナで存亡の危機を迎えた百貨店 身売りや再編が加速か


4/16(木) 7:05配信

NEWS ポストセブン







コロナで存亡の危機を迎えた百貨店 身売りや再編が加速か


4月8日から全館臨時休業している伊勢丹・新宿店(時事通信フォト)


 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府や自治体の自粛・休業要請を受け、次々と臨時休業に追い込まれている百貨店。売り上げの大半を占めていた都心の旗艦店は“インバウンド・バブル”に沸いていただけに、長期間に及ぶコロナショックのダメージは計り知れない。ジャーナリストの有森隆氏が、存亡の危機を迎えた百貨店業界の今後を占う。

【写真】インバウンドバブル弾けた銀座
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 7都府県を対象にした政府の緊急事態宣言を受け、百貨店各社は食品売り場を営業するかどうかで対応が分かれた。宣言が出る前の4月6日夜、東京都が公表した対応案で、休業を要請する業種に百貨店が含まれていたこともあり、百貨店大手は翌7日、当面の臨時休業を相次ぎ公表した。
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 これに、政府側はすぐさま反応した。「なんて勝手なことをしてくれるんだ!」。宣言が出た4月7日夜、大手4社のトップが東京・霞が関の経済産業省に呼ばれ、宣言前に当面の休業を決めたことを、こう非難された。政府は食料品を売る「デパ地下」は営業を続けてほしいと考えていたからである。「人の死より、経済(景気)を優先した」と皮肉る関係者もいる。
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 その後、東京都の小池百合子知事と西村康稔経済財政担当相が、休業を要請する業種の綱引きを演じた。4月10日、都は百貨店については国の見解を受け入れ、休業の対象外とした。結局、政府(経産省)と東京都の方針が異なり、百貨店業界は振り回された。
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 4月8日からの全面休業を早々に決めたのは、三越伊勢丹ホールディングス(HD)と松屋だ。三越伊勢丹HDは三越日本橋本店や伊勢丹新宿本店など首都圏6店と小型店27店に加え、オンラインショップも休止。食品売り場も休業する。松屋は銀座本店と浅草店を全館休業とした。
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 大丸松坂屋百貨店は大丸心斎橋店、梅田店や東京店、松坂屋上野店、博多大丸(大丸福岡天神店)など7店を閉めた。ただ、郊外店の大丸須磨店と松坂屋高槻店は食品売り場のみ営業時間を短縮して営業する。営業時間は10時〜18時だ。


 当初から食品売り場の営業を継続するのは、高島屋とそごう・西武。高島屋は百貨店・専門店12施設で、そごう・西武も西武池袋本店や西武渋谷店など9店で、それぞれ食品売り場の時短営業を決めた。
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 小池知事が方針を撤回したとはいえ、「わざわざJRや私鉄に乗って、デパ地下に、どれだけの客が来るのか」といった恨み節が聞こえてくる。
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◆インバウンドの需要が激減
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 新型コロナの感染爆発もあって、休業を決める前から訪日観光客(インバウンド)の需要激減が百貨店の業績を直撃した。
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「平日は中国人客がほとんどだった化粧品売り場はガラガラ。免税品フロアはもっと酷い。賑わっているのは地下の食料品・惣菜売り場だけ」(大手百貨店の有力店の店長)
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 中国当局が1月末に実施した団体旅行の規制に加え、日本政府が3月9日に中韓両国からの入国制限を強化したことで訪日客が姿を消したのである。大丸松坂屋の3月の免税売上高は前年同期比で97%減、高島屋92%減、三越伊勢丹90%減と需要が一気に消失した。特に、訪日客に人気が高い化粧品販売が不振で、大丸松坂屋の化粧品の売り上げは6割も落ち込んだ。
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 その結果、大手百貨店5社の3月の売上高(既存店ベース、速報値)は前年同月比で過去最大の落ち込みを記録した。
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 大丸松坂屋百貨店は43.0%減、三越伊勢丹39.8%減、高島屋35.1%減、そごう・西武が31.9%減。関西はエイチ・ツー・オーリテイリング(阪急阪神百貨店)が38.1%減だった。インバウンドの御用達店として知られる三越銀座店は実に55.1%減となった。
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 百貨店は山あり谷ありだ。バブル崩壊後の日本経済の落ち込み、2008年のリーマン・ショック、2011年の東日本大震災と続き、市場縮小に歯止めがかからない。この間、2014年からの中国人による「爆買い」で、やっと息を吹き返したところだった。関西国際空港がLCC(格安航空会社)路線に特化したことから、大阪の繁華街、心斎橋は中国人などで埋め尽くされた。百貨店売り上げは「西高東低」の傾向が顕著になっていた。

4156チバQ:2020/04/16(木) 13:39:13

◆生き残る道はプラットフォーマー化しかない
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 百貨店業界の市場規模は、バブル時代の1990年代初頭は10兆円に迫る勢いだったが、いまや6兆円を割り込んでいる。特にスマホの普及により、アマゾンや楽天といったネット通販の拡大が百貨店業界の最大の脅威となった。そして、コロナ後には、さらに百貨店の経営環境は一変するだろう。消費のネットシフトが一段と鮮明になるからだ。
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 今や、百貨店は構造不況業種の代表格である。いち早く“脱百貨店”に踏み出したJ.フロントリテイリングは、松坂屋銀座店の跡地に都心型ショッピングセンター「ギンザシックス」を開店。高島屋は日本橋店を商業施設「日本橋タカシマヤ・S・C」にリユーアルした。いずれも不動産賃貸業であり、物販で稼ぐことは、最初からあきらめている。
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 有力地方百貨店の多くも、今後はそれぞれの街の一等地にもつ土地を活用して不動産賃貸業に転換するだろう。
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 これに対して、百貨店の王道を歩んできた三越伊勢丹HDは業態の転換で3周遅れとなり、コロナで四苦八苦の状態だ。百貨店業界は東京五輪・パラリンピックの特需を売り上げ回復の起爆剤とするつもりだったが、1年間まるまる延期となった。1年後にやれるという保証もない。そして、首都も厳戒状態に突入し、期待は一気に萎んだ。
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 今後、大手百貨店の変革のキーワードはプラットフォーマー化しかないだろう。アマゾンや楽天のように、多くのプレーヤーを引き寄せる場(=商業施設)を提供することだ。そうなれば、百貨店は百貨店でなくなる。日本の近代的小売業の祖である百貨店のビジネスモデルが消滅する日が、すぐそこまでやってきている。
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◆百貨店再編をシミュレーションする
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 このままコロナショックが長引けば、2020年の歳末商戦を前に、財務基盤の弱い有名百貨店の再編話が表面化するかもしれない。あくまで前向きな再編の組み合わせをシミュレーションしてみたい。
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 まず、これまでも幾度となく統合話が取り沙汰されて可能性が高いのが、松屋と東武百貨店の統合だ。東武百貨店の親会社、東武鉄道グループは松屋の事実上の筆頭株主だ。東武鉄道が4.53%、東武鉄道グループのファイナンス会社、東武シェアードサービスが4.40%、合わせて8.93%を保有している。


 小田急百貨店と京王百貨店の統合もあり得ない話ではない。両社の親会社の私鉄は同根で、戦前の大東急、東京急行電鉄が戦後分割され、東京急行電鉄(現・東急)、京浜急行電鉄、京王帝都電鉄(現・京王電鉄)と、新会社の小田急電鉄に分離された。東急百貨店、小田急百貨店、京王百貨店の親会社のルーツが同じなのである。もし、東京・新宿に隣り合わせるように本店のある小田急と京王の百貨店統合が現実味を増した場合、東急百貨店はどう動くのだろうか。
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 高島屋の動きにも関心が集まる。高島屋はエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)と経営統合を模索したが、2010年に破談になった。当時、三越伊勢丹の大阪進出を阻止するために手を組んだといわれたが、破談後、高島屋は独立独歩の経営を続けている。
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 破談したとはいっても、高島屋とH2Oは相互に5%の株式を持ち合っている。その高島屋は、「かつて敵対していた三越伊勢丹と合流する」(外資系証券会社の百貨店担当のアナリスト)という観測も浮上している。
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 他方、「セブン&アイ・ホールディングス傘下のそごう・西武との統合話もある」(国内証券会社の同アナリスト)。セブン&アイは、百貨店買収を主導したカリスマ経営者、鈴木敏文氏が去り、「鈴木敏文の負の遺産」(セブン&アイ関係者)といわれている百貨店を切り離すのではないかという観測が流れる。そこで、高島屋とそごう・西武との経営統合が囁かれるようになった。
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 高島屋が首都圏の三越伊勢丹、そごう・西武のどちらかと手を結べば、高島屋の株式を持ち合っているH2Oは近鉄百貨店と統合し、阪急阪神・近鉄の関西連合を形成するかもしれない。近鉄百貨店の親会社は近鉄グループホールディングスである。
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 コロナ休業で存亡の危機を迎えている百貨店業界。三越伊勢丹は売り上げの大幅減が長期化した場合に備え、三菱UFJ銀行と三井住友銀行に対し、総額800億円の融資枠を要請した──との報道が出ている。
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 コロナ騒動がいつ収まり、いつ消費が回復するかのメドはまったく立っていないが、いずれにせよコロナ後の「百貨店地図」は大きく塗り替わっていくだろう。

4157チバQ:2020/04/16(木) 13:42:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200416-00000000-kobenext-soci

消えた酔客、一方で商店街は… 平常と非常時が混在 神戸


4/16(木) 6:30配信

神戸新聞NEXT







消えた酔客、一方で商店街は… 平常と非常時が混在 神戸


人通りがまばらな新開地商店街=神戸市兵庫区新開地1


 15日午前0時から始まった遊興施設や店舗を対象にした兵庫県の休業要請。神戸市内の繁華街では多くの店がシャッターを下ろし人影が消えた。一方、商店街には、生活必需品を買い求める人たちが訪れた。平常と非常時が混在し、先が見通せない生活。市民は一日も早い終息を願った。(西竹唯太朗、伊田雄馬)

【写真】コロナ休館中にゴッホ盗難 オランダの美術館

 休業要請の開始1時間前の14日午後11時すぎ。いつもなら酔客があふれる三宮は静まり返っていた。居酒屋やカラオケ、風俗店などの店舗には軒並み「臨時休業」の張り紙があった。

 「午後7時くらいからいるけど、まるでゴーストタウン」。阪急三宮駅近くで、ガールズバーの客引きをしていた男性(20)がため息をついた。男性が勤務する店は、15日以降の営業は未定。「おそらく休業になると思う。ここまで人出がないと客引きも意味がない」とこぼした。

    ■

 15日昼すぎの新開地かいわい。全長約800メートルの商店街にはパチンコ店など遊興施設が並ぶが、いずれも臨時休業。飲食店やコンビニなどが店を開けているが、人通りはまばらだ。

 「どこも開いていなかった」。パチンコ店の休業を知った男性(72)は所在なげな様子。「もともとは活気にあふれる街。早くみんなが出歩けるような日が来てほしい」とつぶやいた。

 食料品などの生活必需品を取り扱う店は、ほぼ平常通りの営業を続ける。「営業を続けるのは正直言って怖い」と打ち明けたのは、新開地周辺のコンビニ店長(48)。「コンビニを必要とする人がいる。店を開けることが使命だと思っている」と自分に言い聞かせるように話した。

    ■

 買い物客でにぎわう東山商店街。果物店を営む男性(64)は「こんな時でも来てくれる人がおる。休む訳にはいかへん」と話す。商店街では客の不安を少しでも和らげようと、1日2回、屋根を開いて通り全体の換気に努めている。

 日用品や仏具などを取り扱う「佐藤紙店」では、飛沫感染を防ごうと、レジに透明のビニールクロスをつり下げている。

 「お客さんも理解してくれ、『邪魔』という声はない」と男性(49)。同様の取り組みは、近隣の店にも広がっているという。

4158チバQ:2020/04/16(木) 17:39:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200416-00000016-asahi-soci

首都圏外へのパチンコ遠征、続出 我慢できない大人たち


4/16(木) 10:28配信

朝日新聞デジタル







首都圏外へのパチンコ遠征、続出 我慢できない大人たち


パチンコ店には次々と車が入り、県外ナンバーも目立った=2020年4月15日午後0時21分、茨城県取手市、佐々木凌撮影


 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の対象地域から、茨城県内のパチンコ店を訪れる客が目立っている。対象地域内でパチンコ店の休業が増える一方、県内では多くの店がこれまで通りの営業を続けている。首都圏に近接する地域の住民からは不安の声があがる。

【写真】首都圏ナンバー、軽井沢にも…

 15日午前9時。守谷市内のパチンコ店には開店前から30人ほどの列ができていた。従業員から消毒液を手にかけてもらった客が、次々と店内に入っていった。駐車場には土浦、つくばナンバーや近接する柏、野田ナンバーに加え、練馬や品川といった東京都内ナンバーの車もちらほら。男性店員は「先週末から1日の客数は2割近く増えている」

 7日の緊急事態宣言を受け、一部の大手パチンコチェーンは8日から対象地域の店舗を休業にした。東京都は11日から、千葉県は14日からパチンコ店に休業を要請するなどし、多くの店舗が従っている状況だ。一方、茨城県ではパチンコ店を含めた施設への休業要請への動きはない。大井川和彦知事は13日の会見で、現段階では特定の業種に休業要請をする考えがないことを明らかにした。

 この店では10日ごろから、それまでほとんど見られなかった都内ナンバーの車が増え、ここ数日は「県外ナンバーは4割ほど」という。店には「なんで営業しているんだ」と苦情の電話もあるというが、休業する予定はない。男性店員は「売り上げのこともあるのでやめられないのではないか。休業要請が出ているわけではないし」と話す。

 利根川を挟んで千葉県我孫子市、柏市に隣接する取手市内のパチンコ店でも、駐車中の約2割が千葉や埼玉、東京などのナンバー。客に話を聞こうとしたが、みな足早に入店していった。

 首都圏に近い地域の住民には不安も広がる。取手市の60代女性は最近、近所に県外ナンバーの車が増えたと感じるようになった。「子どもが学校に行けずに我慢しているのに、なぜ大人が我慢できないのか。自分の県の店が休んでいるからといって、茨城に来るのはおかしい」と憤る。

4159チバQ:2020/04/17(金) 10:23:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200417-00000004-kitanihon-l16

スナック客足急減「もう限界」 桜木町、桐木町で廃業相次ぐ


4/17(金) 1:15配信

北日本新聞







スナック客足急減「もう限界」 桜木町、桐木町で廃業相次ぐ


今月末でスナック「想貴」を畳むことを決めた牧さん=高岡市桐木町


 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、廃業に追い込まれるスナックが県内で出始めた。「夜の街」は、3月末に県内で初めて感染者が確認されて以降、客足が急減。家賃やカラオケ配信料といった固定費の負担は重く、何とか持ちこたえている経営者からも「もう限界」と悲鳴が上がっている。

 「店を閉じるしかなかった。寂しいが仕方ない」。歓楽街・高岡市桐木町でスナック「想貴(おもだか)」を営む牧美由紀さん(43)は今月いっぱいで店を畳むことを決めた。国内で感染が広がり始めた3月以降、客足が減少。県内でも感染が確認されたことを受け、休業に踏み切った。

 営業していなくても必要な家賃やカラオケの楽曲配信料、著作権料などは30万円を超え、女性従業員8人も抱える。終息が見通せない現状では、経営は厳しいと判断した。

 常連客にはまだ閉店を伝えていない。「『頑張れ』『落ち着いたら行くから』とメッセージを送ってくれ、言うのがつらくて…」と寂しそうにつぶやいた。
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 県飲食業生活衛生同業組合高岡支部によると、桐木町で他にも2店が廃業を予定しているという。

 県内最大の歓楽街・富山市桜木町でも、3月末で廃業した店があるという。

 感染リスクが高いとして、スナックやナイトクラブなど接客を伴う飲食店への出入りを控えるよう要請が出され、持ちこたえている店も状況は深刻となっている。スナック経営者の女性(60)は、同業者には金銭的な余裕がなく借金している人もいると明かした。「桜木町から感染者を出すまいと、9割以上の店が苦しい中で自主的に休んでいる。終息まで店を維持できるよう早急に支援してほしい」と県や市に求めた。

 1人でスナックを切り盛りする女性(51)は「先が見通せないのに、借金してまで店を続けるべきか…。大好きな仕事だけど、一度店を閉めて昼間働くことも考えている」と話した。

 桜木町でスナックを営む秀島均さん(65)は「生活のためにはいつか店を開けないといけないが、感染への恐怖心や世間の目もある。毎日眠れない日々を過ごしている」と語った。 (中田真紀)

4160チバQ:2020/04/17(金) 10:24:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200417-00000005-khks-soci

東北、緊急事態宣言に悲嘆と覚悟 飲食店「経営成り立たぬ」 市民「仕方ない」


4/17(金) 9:24配信

河北新報







東北、緊急事態宣言に悲嘆と覚悟 飲食店「経営成り立たぬ」 市民「仕方ない」


臨時休業の店が多く、ひっそりとした飲み屋街=16日午後7時15分ごろ、仙台市青葉区の「稲荷小路」


 「経営が成り立たない」「補償を」。新型コロナウイルスの広がりを受けて緊急事態宣言の対象が全国に拡大された16日、いっそう客足が遠のきかねない東北の飲食店経営者らから悲鳴が上がった。外出の自粛を求められる市民は「仕方ない」と冷静に受け止めつつ、急速な感染者の増加に危機感を募らせた。

【写真】コロナ追い打ち 復興商店街苦境 宮城

 「緊急事態宣言は仕方ない」。福島市新町で「角打ちビストロ蔵ひろ」を営む朝倉智洋さん(30)は冷静に話しつつ、「このままの状況が続けば経営が成り立たなくなる」と表情を曇らせる。4月は売り上げが昨年同期の9割減だ。

 1年半前に開店し、借入金の返済も迫る。13日に弁当配達を始めたが、朝倉さんは「6月ごろに元に戻らないと苦しい。政府は返済猶予などの対応を取ってもらいたい」と話す。

 秋田市の歓楽街・川反の老舗料理店「うなぎ横田屋」店主の桃園昌典さん(37)は「川反を歩く人は少なくなっており(宣言拡大は)そこまで深刻には捉えていない」と話す。

 5月3日以降は夜に休業する。従業員は約25人。「解雇は極力避けたい。今後は出前を中心にやっていきたい」と前を向く。

 既に緊急事態宣言が発令された東京や大阪など7都府県は、事業者に順次休業を要請。仕事や日常生活、移動などに及ぼす影響は少なくない。

 「ますます来店は期待できなくなる」と嘆くのは、青森市で飲食店3店を経営する「たか久」の三浦善幸営業本部長(39)。4月の売り上げは例年と比べ6割減。大型連休中の予約も9割以上がキャンセルとなった。居酒屋は休業、レストランはランチタイムに絞る。「助成金や補償金がないと厳しい」と訴える。

 米沢牛料理を提供する「登起波(ときわ)」(米沢市)は通常営業を続けるが、海外、県外客は大きく減った。従業員鈴木美紀さん(43)は「東日本大震災直後より厳しい。休業となればしっかり補償してほしい」と話す。

 チソー食房(仙台市青葉区)は、牛タン店「たんや善治郎」など23店の半数以上を臨時休業し、残りも時間を短縮している。大場善次社長(62)は「今も開店休業みたいなもの。要請があれば時間短縮や休業に協力する」と言う。

 一方で「(接触機会の)8割削減は無理だろう。1、2カ月も続けば生活できない人が出る。鉄道は動かしており、矛盾を感じる」と疑問を投げ掛けた。
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河北新報

4161チバQ:2020/04/17(金) 15:12:27
https://news.goo.ne.jp/article/kyoto_np/region/kyoto_np-20200415213322.html
京都・四条の3百貨店も…商業施設の休業相次ぐ 従業員の大半は自宅待機に


2020/04/16 08:00京都新聞


京都・四条の3百貨店も…商業施設の休業相次ぐ 従業員の大半は自宅待機に

平日の食料品フロアを除き、15日から臨時休業に入った大丸京都店(15日午後、京都市下京区)

(京都新聞)


 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、京都市下京区の京都高島屋、大丸京都店、藤井大丸の3百貨店が15日、食料品を扱う「デパ地下」を除き、そろって当面の間の休業に入った。京都を代表する繁華街の四条通や河原町通周辺では、ミーナ京都などの商業施設も相次ぎ休館。一帯のにぎわいを牽(けん)引してきた商業施設の休業に伴う経済活動の停滞は避けられない。

 デパ地下の営業は継続する高島屋と大丸に対し、藤井大丸は食料品の営業は17日までで18日からは全館休業する。各店のデパ地下には15日、普段より少ないものの買い物客は次々と訪れ、まとめ買いをする客の姿も見られた。
 3店とも大部分の従業員は自宅待機になる。藤井大丸の藤井健志社長は「これまで経済活動を続けながらウイルスと向き合ってきたが、今は感染拡大を防ぐことを最優先に考えた」と苦渋の決断だったことをにじませた。
 百貨店以外の商業施設では、東京や大阪、兵庫への非常事態宣言の発令以降、京都マルイを皮切りにミーナ京都、京都BAL(地下の丸善書店除く)が既に休館している。15日からは東急ハンズ京都店や、昨年12月に開業した京阪グループの複合商業施設「グッドネイチャーステーション」も食料品や宿泊施設を除き休業する。河原町オーパも16日から閉める予定だ。
 四条通の商店などが加盟する四条繁栄会商店街振興組合の野村清孝理事長は「知る限りでは初の事態だ。何とか持ちこたえ、終息した後ににぎわいを取り戻したい」と話した。

4162チバQ:2020/04/18(土) 10:57:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/09c03b232ba7d9f01229b168b72b6ca608ba3f0d
イオンモール全国142カ所を休業 併設の総合スーパーは営業
4/17(金) 16:21配信

京都新聞
【資料写真】イオンモール京都桂川(2014年10月、京都市南区)

 政府が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために全都道府県に拡大して発令した緊急事態宣言を受け、イオンモールは17日、18日から当面の間、京都や滋賀など全国のモール142カ所を一斉休業することを決めた。

【写真】京都の和風ローソンが閉店へ



 京都府には「イオンモール京都桂川」(京都市南区)や「イオンモールKYOTO」(同区)など5施設、滋賀県には「イオンモール草津」(草津市)の1施設がある。

 イオンモールは休業するが、併設の総合スーパーは営業し、食料品などの供給に影響はないという。

4163チバQ:2020/04/18(土) 11:11:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/47ac9d544daeae7416e83b44c6e75707c1d24b96
東北の商業施設、休業次々 百貨店、アウトレット、旅館…緊急事態宣言受け18日から
4/18(土) 10:42配信

河北新報
閉店後、臨時休業のお知らせを掲示するスタッフ=17日午後6時45分ごろ、仙台市青葉区一番町の藤崎

 新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言が全国に拡大されたことを受けて17日、仙台市など東北の大型商業施設は18日からの休業を相次いで決めた。休業は少なくとも大型連休最終日の5月6日まで続くとみられる。食料品など生活必需品の販売は続けるものの、東北の商都・仙台が長期にわたり活動を停滞させる異例の事態となる。

 仙台市青葉区のJR仙台駅前は仙台パルコ本館、パルコ2、仙台ロフトは当面、全館休業。エスパル仙台は5月6日まで本館地下1階、東館2階の食品フロア、東館の医療機関のみ営業する。アエルも医療機関を除き、同日まで休館する。

 5月6日までの休館を決めた仙台駅前のイービーンズの佐藤勝彦館長は「例年ならにぎわう時期で断腸の思いだ。大型施設同士が団結し、いち早く終息させることが大切だ」と話した。

 百貨店も足並みをそろえた。一番町地区の藤崎本館は、5月6日までの平日は地下1、2階の食品販売のみ行う。小野寺宣克常務は「日本中で移動を規制する中、東北の中心である仙台・一番町で商売する社として閉めざるを得ない。今は我慢する時だ」と語った。

 同地区の仙台フォーラスは当分の間、美容室を除いて休業。仙台三越は18日、20日からの営業方針を発表する。

 泉区のセルバ、セルバテラスは当面、食品フロアやドラッグストアのみ営業。同区のアリオ仙台泉は専門店を休業させる。太白区のララガーデン長町は医療機関を除き、休館する。

 泉区の仙台泉プレミアム・アウトレット、宮城野区の三井アウトレットパーク仙台港も当面休館。秋田市の西武秋田店、東北6県のイオンモール各店も食品売り場などを除き休業する。

 宮城県内の宿泊施設でも17日、休業延長の動きが広がった。30日まで休業中の大崎市鳴子温泉の鳴子観光ホテルは5月6日までの休館延長を決めた。同じく休業中の太白区秋保温泉のホテル佐勘も5月6日まで延長の方針。ともに状況に応じてさらなる延長を検討する。

4164チバQ:2020/04/18(土) 11:12:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/32b8dd319843ccc09566a3c48569c2225fd5b0d9
「家賃や人件費の資金繰りは」「先行き見えない…」 閉店決めた居酒屋の苦悩
4/18(土) 9:13配信

毎日新聞
閉店を決めた店で作業する竹若幸之助さん=東京都中央区で2020年4月7日午前11時33分、本橋敦子撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大で客足が激減し、閉店に追い込まれる飲食店が出始めている。ただ、閉店を決めても不動産契約の縛りですぐに退去できないケースが多く、当面の家賃が重くのしかかる。政府の支援策も効果は未知数で、店主は先行きの見えない状況に苦しんでいる。

 「このままでは月末には手元の資金が尽きる。もう打つ手がない」。4月初め、東京都中央区日本橋の雑居ビル内にある居酒屋「肉処 にくのすけ」の店主、竹若幸之助さん(50)はため息をついた。

 竹若さんは2018年10月にこの店を開いた。中央区内でもう1店舗経営しており、オフィス街という土地柄、歓送迎会が多い3月は例年なら計約650万円を売り上げる。しかし、新型コロナの感染拡大に伴う宴会自粛で、今年は夜の来店客はほぼゼロ。ランチ営業に力を入れたものの、売り上げは半減した。それでも、家賃や人件費など毎月200万円の出費が続く。

 4月に入り、中小企業を支援する政府系金融機関の制度を使って約340万円を借り入れたが、2〜3月の固定費などを支払うとすぐに消えた。新たに政府が発表した中小企業への給付金や東京都の協力金も申し込むつもりだが、「現金がいつ手元に入るか見通せない。事業を続けるのはもう無理だ」。なじみの客も増え、店への愛着はひとしおだが、閉店を決断せざるを得なかった。もう1店舗についても「閉店は時間の問題」と肩を落とす。

 さらに竹若さんを苦しめるのが、秋まで続く賃貸契約だ。不動産契約では、退去の数カ月前に家主に解約を通知するのが一般的。竹若さんの場合、7カ月前に解約通知を出す契約になっていた。急激に資金繰りが悪化しても、すぐに退去はできず、家賃を払い続けなければならない。

 200万円近くかかる内装の撤去費用も重い。竹若さんは今の内装を残したまま別の事業者に店を引き継ぐ「居抜き」を目指すが、新型コロナの収束が見えないだけに新たな出店希望者は限られる。後継はなかなか見つからず、竹若さんは「この先どうなるのか」と頭を抱える。

 退去したいテナントと居抜き物件を探す人を引き合わせるサイト「退去ナビ」を運営するアクトプロ(東京)によると、居抜きで退去するテナントの新規登録件数は通常、月30〜50件だったが、3月は120件に増えた。担当者は「資金繰りに窮した事業者が、少しでも退去費用を抑えようとサイトに登録している」と話す。

 家賃の支払いに苦しむ飲食店などが増えていることを受け、国土交通省は3月末、不動産関係団体に対し、テナントの家賃の支払い猶予に応じるよう要請。4月17日には支援策として、テナントの家賃を減免・猶予した場合、家主の税金や社会保険料の支払いを1年間猶予すると通知した。ただ、家主にとっても家賃収入の減少は死活問題で、政府の要請も強制力はない。

 不動産コンサルティングを行う「さくら事務所」(東京)の長嶋修会長は「飲食店の家主は中小の雑居ビルが圧倒的に多く、大手不動産業者と比べて資金力がない。納税などの猶予だけで家賃の減免や猶予に応じるのは難しく、国の支援策は十分とは言えない」と指摘している。【本橋敦子】

4165チバQ:2020/04/19(日) 15:57:47
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202004/CK2020041602100033.html
新宿、渋谷は激減したが…巣鴨はわずか10%減 地元商店街の混雑あらわに

2020年4月16日 朝刊


緊急事態宣言後初の週末となった11日、東京・巣鴨の巣鴨地蔵通り商店街では多くの人が出歩く姿が=芹沢純生撮影

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 政府の緊急事態宣言後、初めての日曜日となった今月十二日や十四日(火曜)の東京都内の人出を一月下旬の人出と比べたところ、新宿や渋谷など繁華街では大きく減ったのに対し、豊島区巣鴨の商店街周辺では約一割の減少にとどまっていることが分かった。東京都が十五日の新型コロナ対策審議会で報告した。

 NTTドコモが携帯電話の位置情報を使い、人出を推計した。十二、十四の両日、渋谷や新宿では、通常、人が多くなる午後九時台で八〜九割、六本木では五〜六割減少した。一方、巣鴨の十二日の人出は10%減、十四日は9%減にとどまった。巣鴨は人出が多い午後零時台で比較した。

 夜の繁華街から人が減る一方で、巣鴨など地域の商店街などでは相変わらず混雑が続いている実態が明らかになった。

 審議会で、みずほ総合研究所経済調査部長の太田智之委員は「在宅勤務の効果でオフィス街の人口は減っているが、逆に地元の商店街やスーパーにあふれてしまっている。事業者、都民の危機意識がまだ十分とはいえない」と指摘した。 (岡本太)

4166チバQ:2020/04/19(日) 16:01:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/80a0d496746f750ba1956d0c7949a4d170295842
デパ地下、継続か休業か 割れる対応 伊勢丹、高島屋、大丸などの舞台裏とは
4/19(日) 8:00配信

京都新聞

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17日まで営業していた藤井大丸のデパ地下(京都市下京区)

 さまざまな総菜や高級食材がそろう百貨店の「デパ地下」。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、京都市内の4百貨店は臨時休業に突入したが、デパ地下の営業を巡っては2店が継続、2店が休業と真っ二つに割れた。生活を支える「ライフライン」の維持か、集客に伴う感染リスクの低減か―。各店が苦慮した判断の舞台裏を探った。

【写真】京都の和風ローソン閉店へ

 4百貨店では、ジェイアール京都伊勢丹(下京区)が12日から先行して全館休業し、京都高島屋、大丸京都店、藤井大丸(いずれも同区)が15日から休業。だが、デパ地下は京都高島屋と大丸京都店が営業を継続する一方、独立系の藤井大丸は18日以降の休業を決めた。

 高島屋と大丸は、休業決定とともにデパ地下の営業継続を併せて発表したが、藤井大丸は社内外の調整が難航した。休業を公表した13日時点では結論が出ず、翌14日に決着したのは、生鮮食品などの大量廃棄を避けるために17日まで営業を続ける方針だった。

 同店のデパ地下を15日に訪れた近くの男性(69)は「閉まると不便になるが仕方がない…」と落胆した。食品スーパーが少ない四条通周辺では地域住民からのニーズもあるが、藤井大丸の藤井健志社長は「従業員たちの感染への不安は日々大きくなってきていた。お客さまや社員の安全を最優先に考えた」と理解を求める。

 京都市内で最も早く全館休業を決めた京都駅ビル内のジェイアール京都伊勢丹。運営するジェイアール西日本伊勢丹(同区)によると、緊急事態宣言の発令以降、対象区域に指定された大阪府などからの来店者が散見されたことも決断の背景にあるという。

 先に緊急事態宣言が出た7都府県でも、デパ地下営業の判断は分かれている。大阪府は、新型コロナウイルス特措法に基づいて幅広い事業者に休業を要請したが、百貨店は「生活必需品の売り場は営業可能」と判断した。

 だが、大阪・キタの阪急、阪神百貨店の両梅田本店と、同ミナミの高島屋大阪店は、食料品売り場の営業を続けたのに対し、大丸の梅田店と心斎橋店はともに食料品フロアを含む全館で休業した。

 ある店舗関係者は「例えば和洋菓子や酒は生活必需品かと問われると迷う。食品ごとにデパ地下を細かく分ける訳にもいかない」と打ち明ける。贈答品や輸入食材まで豊富に扱うデパ地下の特性が、一律の判断を難しくしている実情もあるようだ。

 感染拡大で外出自粛の動きが強まった3月の業績は、大丸京都店が前年同月に比べ36・6%減、京都高島屋が33・1%減と大幅なマイナスに沈んだ。ただデパ地下は百貨店の集客の柱でもあり、大丸京都店では総売り上げに占める食品の割合は3割近くに上る。
 住民の「食」を支えるのか、感染拡大の可能性を絶つのか。新型ウイルスの大流行による社会の動揺の中で、各百貨店は難しい運営判断を迫られている。

4167チバQ:2020/04/19(日) 18:03:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/61ea864e6ec649278663d31ed46a21893d087bda
「宣言」拡大後初の週末、休業で人出少なく パチンコ店は営業継続も「いつまでできるか」
4/19(日) 17:27配信

京都新聞
食品フロアのみの営業と告知文が貼られた近鉄百貨店草津店(滋賀県草津市渋川1丁目)

 新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言が全国に拡大されて初の週末となった18日、滋賀県では知事から事業者への休業要請は出ていないものの、映画館や百貨店、観光施設などの自主休業や営業縮小が広がった。周辺の人出も少なく、人との接触機会を避ける意識がうかがえた。


 西武大津店(大津市)や近鉄百貨店草津店(草津市)は18日から食料品フロアだけの営業となり、訪れた客が必要な買い物を済ませて足早に出て行く様子が見られた。
 近鉄百貨店草津店の広報担当者は「外出自粛で以前から客足は減っていたが、緊急事態宣言の拡大後は、求めていた物のみ買う人が多く、店内の滞在時間が短くなったようだ」と話す。
 栗東市から買い物に訪れた男性(73)は「身近な場所でも感染者が確認されているので怖い。毎日2回体温を測るなど、より健康管理に気を遣うようになった」と不安そうな表情を見せた。
 草津市西渋川1丁目の商業施設エイスクエアでは、スーパーやホームセンターは営業する一方、専門店約50店舗は当面、臨時休業に。近くに住む会社員の男性(57)は「常にアルコール消毒液を持ち歩くようになった。この状況がいつまで続くか分からないので気がめいる」と肩を落とした。
 長浜市の人気観光スポット「黒壁スクエア」では多くの施設が営業時間を短縮した。木造洋館の黒壁ガラス館前は普段は多くの観光客でにぎわうがこの日は住民が散歩する程度。市内の会社員男性(63)は「人がいないから大丈夫と思って足を向けたが、本当に少ない」と驚いた様子だった。
 同館を運営する第三セクター黒壁によると、4月に入って来客が例年に比べ7〜8割減った印象という。18日は午後5時まで営業する予定だったが、2時間早く切り上げた。
 閑散とした中、わずかながら観光客の姿も。岐阜県から妻と愛犬と訪れた会社員男性(43)は「来るかどうか迷ったが、宿をだいぶ前から予約していた。手早く観光してホテルで過ごす」と言葉少なに語った。
 県内の娯楽施設のうち、映画館は軒並み休業を決めた。18日から休館した彦根ビバシティシネマ(彦根市)のマネジャーは「県から休業要請は出ていないが、お客さまと従業員の感染防止という社会的責任を考え、休館を決めた」という。アレックスシネマやイオンシネマ、ユナイテッド・シネマも当面休業するとしている。
 一方、パチンコ店は一部を除いて多くが営業を続けている。京都府内では多くの店が休業し、客が近隣県へ移動することが懸念されているが、大津市内のある店の従業員は「今日はお客さんは多くない」と話した。同店の運営会社の担当者は「京都府内の店は休業要請を受けて全て閉めた。滋賀県でもいつまで営業できるか分からないが、基本的に(県でも休業要請が出れば)知事の要請に寄り添うつもり」と話した。

4168チバQ:2020/04/19(日) 22:06:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/27a2b1f92368d3dac3a42bcc4fdbb7d9be63d832
吉祥寺は先週末と同じにぎわい「いいんだよ、別に」
4/19(日) 16:40配信

日刊スポーツ
全都道府県に緊急事態宣言が発令され、初の週末となった吉祥寺は前週末と変わらぬ人でにぎわっていた(撮影・大上悟)

全都道府県に緊急事態宣言が発令されて初の、先行して発令されていた7都府県では2度目の週末となった。

新宿、渋谷、銀座など都内の主要ターミナル駅周辺や繁華街では前週同様に人通りが激減している。一方で、東京・武蔵野市の人気スポット吉祥寺は、1週間前の週末と変わらないにぎわいをみせていた。

快晴の吉祥寺は、JR吉祥寺駅前のアーケード街を中心に混雑していた。前週の11日と、同じ場所同じ時間帯に「定点定時」でチェックしたが、途切れることのない人通りは先週と変わらないどころか、逆に人の密度は高くなっている印象を受けた。

前週末と変化があったのは、店内が混雑して「3密」状態が懸念された大手家電量販店や、一部の理髪店が臨時休業していたことだった。それでも大手ディスカウント店は混雑し、レジ待ちの長い列、人気精肉店にも、いつも通りの行列ができていた。

市職員らが「緊急事態宣言!外出はしないでください」と書かれた横断幕を手にアーケード街などを歩いて注意喚起を行ったが「いいんだよ、別に」と、つぶやいて通り過ぎる若者たちがいた。人気ラーメン店のカウンター席は埋まり、酒類の提供が午後7時までが要請されている居酒屋では「昼飲み客」が少なくない。ある客は「パチンコもやってないから飲むしかない」と陽気に笑った。

使い捨てマスクは品薄で手作りマスク着用の人も増えたようだ。中にはレジ袋を持った客の姿もあった。それでもマスクなしで体を密着させて歩くカップル、マスクをずらして大声で笑う若者グループなどもいて先週と変わらない、いつも通りの光景だった。【大上悟】

4169チバQ:2020/04/20(月) 11:36:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200420-00000001-nagasaki-l42

繁華街閑散…好転の兆し見えず 佐世保、長崎 夜の実情【ルポ】


4/20(月) 10:26配信

長崎新聞







繁華街閑散…好転の兆し見えず 佐世保、長崎 夜の実情【ルポ】


閑散とする佐世保市の繁華街=15日午後10時33分、佐世保市下京町


 夜のとばりが下りた。いつもなら酔客であふれる通りも人影はまばらで、ネオンだけがまばゆく光る。新型コロナウイルスの感染拡大で県内の夜の繁華街も大打撃を受けている。16日には緊急事態宣言が全国に拡大。状況が好転する兆しは見えない。「店を閉めるしかないのか」。飲食店から悲鳴が上がる。長崎と佐世保の夜の街を歩いた。
 
 
◎来店者ゼロも
 
 15日午後8時ごろ。佐世保市栄町の外国人バー「Playmate」。16席あるカウンターに客は1人だけ。いつものような、米兵たちの陽気な笑い声やジョークはそこにはない。オーナーの吉賀愛祈さん(32)は「お客さんはほとんど来ない。ゼロの日もある」と寂しげに言った。
 佐世保の街には、米海軍佐世保基地の米兵らが多く訪れる「外国人バー」が数十店ある。同店の客も9割が外国人。米兵らが基地外の店に出入りできなくなった3月下旬以降、客足はすっかり途絶えた。
 20日から臨時休業に入る予定だが、家賃の負担はある。それでも「店で感染者が出たら自分の責任。それに、この状況で営業を続けたら悪者みたいに思われるかもしれない…」。吉賀さんはうなだれた。
 居酒屋やスナックが軒を連ねる同市の京町・山県地区で「無料案内所」の男性(29)に声を掛けた。「客は3月に半分になった。今月に入って佐世保で感染者が出てから8〜9割減ったんじゃないかな」。
 行きつけのラウンジに顔を出した。世の中がコロナ一色になってから足が遠のいていた。ママ(42)が一人、カウンターに座っていた。「常連客に来てほしいとも言えない。それでも『お金を落としに来たよ』って来てくれる客もいる。今はそれだけが励みよ」。いつもとは違う疲れた表情でママはそう言った。
 
◎覚悟持ち判断
 
 長崎市の銅座・思案橋。
 「従業員の生活もかかっている。悩んだ末に覚悟を持って判断した」。同市内でラウンジ3店舗を経営する倉富三恵子さん(55)は7日に休業を決断した。従業員は総勢70人。「長崎市内でも感染者が出た。決断は正しかったと思う」。
 休業後、従業員に給料の前借りを許可。個別面談などでケアもしている。5月の連休明けに店を再開する予定だが、緊急事態宣言が解除されるのか、まったく分からない。「私たちの業種は早くから休業を求められた。補償が十分にあれば辛抱もできるが…。アルバイト従業員は収入がゼロになってしまうので」と声を落とした。
 県内のスナックやバーなどが加盟する県社交飲食業生活衛生同業組合には、「まだ営業して良いのか」「休業補償はどうなるのか」などの相談が続々と寄せられている。理事長の木下喜行さん(70)は、浜町でバーを時間短縮で営業。客が1人も来ない日も珍しくない。「銅座・思案橋地区で店を構えて45年になるけれど、こんな状態は初めてだね」。木下さんは深いため息を付いた。

4170チバQ:2020/04/20(月) 13:27:15
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200420-00000009-pseven-soci

東京・赤羽vs埼玉・川口 「自粛の境界線」飲み屋街の明暗


4/20(月) 11:05配信

NEWS ポストセブン







東京・赤羽vs埼玉・川口 「自粛の境界線」飲み屋街の明暗


飲兵衛の聖地もおとなしく自粛


 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の“境界線”で何が起こっていたか。4月14日午後6時──。東京・赤羽駅近くの飲み屋街はいつもなら夕方から賑わっているはずだった。


「7時でアルコールがラストオーダーですが、いいですか?」
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 人通りの少ない「赤羽一番街」の鉄板焼き屋の暖簾をくぐると、女性店員がそう尋ねてきた。店内に客は3人だけ。7時すぎに入ってきた2人組は酒類の提供はできないと言われて引き返していた。
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 一帯には「臨時休業」を掲げて閉まったままの店も少なくはない。8時を過ぎると人影はすっかりなくなっていた。都の自粛要請には、“呑兵衛の聖地”赤羽も抗えなかったようだ。
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 ところが──。荒川を挟んだ埼玉県は、この日は営業時間の短縮を要請していない時期だった。JR京浜東北・根岸線で1駅、3分ほどで埼玉の繁華街・川口にたどり着く。
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 静まり返った赤羽とは対照的に、川口駅近くの飲み屋街は、飲食店の灯りがあちこちにあり、酔客が行き交っている。日本酒が売りの居酒屋に入ると、店主はこう明かしてくれた。
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「自粛ムードになっちゃって去年と比べるとお客さんは3割くらい。でも最近は9時、10時くらいにお客さんが増える感じで、ここにきて赤羽とか都内から流れてきた一見さんも来ているね。都内で飲めなくなったから地元に帰って飲むことにしたっていうお客さんが、うちの酒を見て『西麻布だともっと高いよ』って(笑い)」
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 ビルの2階を覗くと、女性2人がカウンターに入ったガールズバーだった。
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「今日はお客さん多いんです。都内の人? この前も都内から飲みに来た人がいたんですよ」
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 そう元気に話す21歳の女性はマスクを着けていない。記者が「マスクなしで怖くないの?」と尋ねると「大丈夫でしょ」とはじけんばかりの笑顔。店は朝5時までやっており、5人の団体客が入ってきたので、早々に退店した。
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 駅前のチェーンの立ち飲み屋に入ると、“密”を避けるためか、椅子が用意されている。7割程度埋まった賑やかな店内で“事件”が起きたのは10時過ぎ。客の女性がトイレから出てこなくなったようだ。
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 ドア越しの呼びかけにも応答がなく緊迫した空気が流れたが、20分後に出てきた女性は「久しぶりだから、飲みすぎちゃった」と笑っていた。
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 自粛ムードが続けば、たまには飲みたくもなる。ただし、女性が出た後のトイレに入った店員は物々しい様子で感染予防の手袋をつけ、入念な消毒作業を行なっていた。
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 8時以降の飲酒スポットとしてひとときの宴を楽しむ街にも、新型コロナの影は迫っている。
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※週刊ポスト2020年5月1日号

4171チバQ:2020/04/20(月) 14:57:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200420-00010007-nishinpc-soci

「来てねとも言えないし…」繁華街、観光地も閑散 戸惑いや不満広がる


4/20(月) 11:05配信

西日本新聞







「来てねとも言えないし…」繁華街、観光地も閑散 戸惑いや不満広がる


JR由布院駅前や湯の坪街道も人通りはまばらだった


 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が全国に拡大され初の週末となった18日、大分県内の繁華街や観光地では人影が消え、閑散とする一方で、商店街やスーパーでは食材などを買い込む人の姿も。「どこにも行けない」「いつまで続くのか…」。先がまったく見通せない中、我慢の日々はいつまで続くのか。

【写真】閑散とした日田市の日田バスターミナル

 “大分の顔”である大分市のJR大分駅。商業施設「アミュプラザおおいた」が同日から臨時休館となり、若者客でにぎわう普段の週末から一変。人の姿はほとんど見られない。塾帰りの高校2年の女子生徒(16)は「学校も休校。買い物や遊びに行けるところもなくなった」と嘆いた。

 一方、駅前の商店街は買い物客の姿がちらほら。同市の会社員、衛藤茂樹さん(35)は娘の沙樹さん(5)と100円ショップで塗り絵を購入。「家で遊べるおもちゃをそろえておかないと、時間を持て余す」と苦笑。スーパーで弁当や冷凍食材を買い込んだ主婦(41)は「息子2人が休校で家にいるから、食費がかさんで大変」と話していた。

 JR由布院駅(由布市)前はさらに閑散としていた。外国人観光客でにぎわっていた街も、昨夏の日韓関係悪化、そしてコロナ禍で激減。土産物店を営む60代男性は「じっとしていても仕方ないから店を開けているけど、客はほとんど来ない。いつまで耐えたら良いんやろうか」とうつむく。

 日田市の日田バスターミナルも人はまばら。福岡行きのバスに乗る人はほとんどおらず、黒川温泉(熊本県南小国町)行きのバスは4本とも乗客はゼロ。ターミナル内でうどん店を営む木村進さん(70)は「補助が出るなら休むんだけど、家賃も払わないといけないし」。

 JR日田駅でも待合室に人はなく、列車から降りてくる人も数人。仕事で訪れた大分市の男性(71)は「特急列車には数人しかおらず、びっくり。何の行動するにも萎縮してしまうね」とぽつり。同市豆田町の飲食店では同日からピザのテークアウトを始めた。男性店主(53)は「値段勝負になってしまう。接触が増えるから、多くの人に来てねとも言えないし…」と肩を落とした。(岩谷瞬、鬼塚淳乃介)

4172チバQ:2020/04/20(月) 20:34:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f4b974545f4f5ea4a4d35098f03343f81adac65
パチンコ店2割弱が営業継続 感染リスク増の懸念 兵庫
4/20(月) 18:37配信

神戸新聞NEXT
神戸新聞NEXT

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、兵庫県による休業要請の対象になった県内のパチンコ・パチスロ店の2割近くが営業を続けていることが、県遊技業協同組合のまとめで分かった。営業を継続する店に他市町からも客が集中している可能性があり、感染リスク増大も懸念される。


 県は15日から、感染拡大防止のため遊興施設などに休業を要請した。同組合も加盟383店に協力を呼び掛けたが、20日現在、69店が営業を継続。同組合の甚田郁雄専務理事(68)は「全て閉まるのが理想だが、あくまで要請。強制力がない」と頭を抱える。

 加古川市内のあるパチンコ店では、開店前から入場整理券を求める人の行列ができる。午後には駐車場が8割近く埋まり、神戸ナンバーの車も目立つ。常連という70代男性は「車は普段よりも倍近くあるかな」。明石市から訪れた20代のアルバイト男性は「近くの店は全部閉まり、仕方なく遠出してきた」と明かす。

 県は17日、パチンコ店を含め、休業要請に応じた中小企業に100万円、個人事業主に50万円を給付すると発表した。営業を続ける神戸市内の店は「補償もいつ手元に入るか分からず、従業員の生活も考えると、続けざるを得ない」。

 加古川市の別の店は「お客さんから『続けてほしい』という声が多い」と説明する。パチンコ台の除菌やアルコール消毒液の配置などには取り組むが、時間や人数の制限はせず、1台ごとに間隔を空けるなどの対策も取っていないという。

 県新型コロナ感染症対策本部は「開いているだけで、外出を誘惑することにつながりかねない。各店には要請の趣旨を理解してもらい、協力をお願いしたい」とする。(小森有喜)

4173チバQ:2020/04/21(火) 11:20:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200421-00000020-jij-soci

不安と使命、コンビニ苦悩 板挟みのオーナー「支援を」 感染リスクに人手不足も


4/21(火) 7:15配信

時事通信







不安と使命、コンビニ苦悩 板挟みのオーナー「支援を」 感染リスクに人手不足も


新型コロナウイルス感染拡大の影響で臨時休業となったセブン―イレブンの店舗=20日午後、川崎市(一部画像を処理しています)


 「このまま営業を続けるべきなのか」。

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言下で、多くのコンビニ加盟店オーナーが不安と使命感の板挟みになっている。「感染したら」「生活を支える」。社会インフラとしての役割を担うため、営業を続ける店がある一方、休業に踏み切るオーナーもいる。

【写真】ファミマと保育所、一体に(名古屋市)

 東京都内の40代男性オーナーは「お客さんの役に立てるなら精いっぱい続ける」と話すが、不安は尽きず、疲労も蓄積してきたという。「従業員への責任、休業時の損失はどうなるのか」。客の生活も大切だが、従業員や家族も守らないといけないと頭を悩ませる。

 レジで客との間に設置した飛沫(ひまつ)防止の間仕切りシートは、自前で用意した。本部は「必ずしてください。ホームセンターで買って」と言うだけ。「営業への圧力ばかりで、金銭的な支援もまったくない」とこぼした。

 「苦渋の選択だった」。本部の同意がなかなか得られなかったが、交渉の末14日から休業している川崎市のコンビニ。50代の男性オーナーは「20年もしていれば常連さんもたくさんいて、申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と語る。

 店は二十数人で回していたが、感染不安を理由にアルバイトやパートの休みが増え、自ら店に立つ時間が延びた。「緊急事態宣言が出るような状況で働かせられない」と従業員を減らし、休業直前には妻と本部から派遣された1人の計3人で営業した。疲労が重なり、持病のぜんそくの症状も出てきていたという。

 日本フランチャイズチェーン(FC)協会によると、コンビニ数は全国5万5710店(主要7社、3月時点)。大半は加盟店で、休業や時短を独断ですれば、本部から契約解除や違約金を請求される恐れがある。

 FC問題に詳しい藤井友貴弁護士は「原則、契約上の営業形態の変更はできない」と指摘する。その上で、「休業や時短に合理性がないわけではない。感染が広がるほどその正当性は高まり、簡単に本部側から契約解除できない」と説明した。

4174チバQ:2020/04/21(火) 11:22:51
それしか減らないんですね(売り上げベースじゃなて人数ベースで10%減らないとは・・・)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200420-00000578-san-bus_all

コンビニ7社、3月の来店客減 コロナ自粛で売上高も5・8%減


4/20(月) 20:59配信

産経新聞







コンビニ7社、3月の来店客減 コロナ自粛で売上高も5・8%減


コンビニの売り上げ増減動向


 日本フランチャイズチェーン協会が20日発表した3月の主要コンビニエンスストア7社の売上高(既存店ベース)は前年同月比5・8%減となった。マイナスは3カ月ぶりで、たばこ税増税のあった平成22年10月(5・9%減)以来の下落幅となった。平均客単価は上昇した一方、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛要請で、来店客数が現在の統計方法となった17年以来で最大の下落幅に転じたことが響いた。(日野稚子)


 平均客単価は2・5%増で6カ月連続のプラス。自宅での食事向けのパウチ包装の総菜などが好調だったほか、冷凍食品やレトルト食品などのまとめ買い需要も増えた。近くに食品スーパーが少ない住宅地でこうした傾向が強く、来店客数が増加している地域もあるという。

 ローソンの竹増貞信社長は令和2年2月期決算の記者会見で「加盟店を守り切ることが、最も大事だ」とし、ニーズが高まった生活必需品の拡充を進めていると話した。

 一方、住宅地を含む全体の来店客数は8・2%減。外出自粛による来店頻度の減少や、入居する施設閉鎖で休業を余儀なくされ、大手3社ではセブン-イレブン・ジャパンが229店、ファミリーマートが193店、ローソンは230店が営業を見合わせているという。

 加盟店の事業継続に向け、各社は客と店員の飛(ひ)沫(まつ)感染を防ぐため、レジカウンターにビニール製などの間仕切り設置を支援するなど、接客対応の際の従業員の安全確保に工夫をこらす。それでも急激な売り上げ減や従業員の確保に悩み、営業時間を短縮する加盟店も増えている。関係者は「環境が激変しており、加盟店オーナーの判断は理解できる」と話す。

 企業による在宅勤務の拡大などで自宅で過ごす消費者が増え、需要は様変わりしつつある。3年2月期業績予想の公表を見送ったセブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長は会見で、カフェチェーン店が休業した影響で、コンビニのレジ横カウンターに設置したコーヒー販売が伸長した事例を挙げ、「需要は日々刻々と変化している」と先読みの難しさを語った。

4175チバQ:2020/04/21(火) 11:54:26
逆効果(この店はやってるのか!って客が集まりそう)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200421-00000032-mai-pol
休業要請応じないパチンコ店 施設名公表検討 西村担当相 特措法45条適用へ


4/21(火) 11:48配信
 西村康稔経済再生担当相は21日午前の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく休業要請を巡り、パチンコ店に対して要請に応じない場合に指示、公表ができる同法45条に基づく措置を適用する調整に入ったことを明らかにした。

 現在、各都道府県が実施する休業要請は「必要な協力の要請をすることができる」とした特措法24条に基づく。これに対し同法45条に基づく措置は、正当な理由がなく応じない場合に法的履行義務が生じる「指示」を出すことができ、施設名が公表される。

 西村氏は会見で「パチンコ店では、24条に基づく休業要請に従ってもらえないケースや、県境をまたいで人が集まるケースがあると報告を受けている」と指摘。「専門家も大変強い危機感を有し、いくつかの知事からも相談を受けた。45条に基づく休業要請について調整、検討を行っている」と説明した。

 想定している地域は明らかにしなかった。ただし「強い措置になるので、よく調整して進めたい」とも述べた。【竹地広憲】

4176チバQ:2020/04/21(火) 17:21:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200420-00000561-san-hlth

東京都内の繁華街は人出減、商店街は増加も 「3密」発生か 


4/20(月) 19:15配信

産経新聞



 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い最初に緊急事態宣言が発令された東京都など7都府県の主要駅周辺で、人出の減少が続いていることが明らかになった。都内では繁華街や観光地で減りが顕著な一方、生活必需品を販売する商店街近くの駅では平日・休日ともに逆に増え、集団感染につながる「3密」(密閉、密集、密接)が発生している可能性も浮かぶ。(橋本昌宗、吉沢智美、石原颯)

 スマートフォンのGPS(衛星利用測位システム)の位置情報などを解析する「アグープ」(東京)の調査によると、渋谷駅周辺では平日、感染拡大が本格化する前の2月5〜7日は1日当たりの平均滞在人口が約11・5万人だったが、4月15〜17日には約3・5万人と7割近く減少。土日の休日でも2月8、9日に比べ4月18、19日は8割減った。

 上野公園などの観光地を抱える上野駅でも、同じ期間で平日は6割、休日は7割減少している。

 緊急事態宣言や、これに伴う休業要請により、繁華街では百貨店などの大型商業施設が軒並み休業。飲食店も営業時間を短縮しており、情景は一変した。

 《20日の渋谷は、雨が降っていることもありスクランブル交差点を行き交う人の姿もまばら。小池百合子都知事が外出自粛を求める大型モニターの音声だけが響いていた。渋谷センター商店街振興組合の小野寿幸理事長は「基本的に店舗は開けておきたいが、客が来ないと無駄になる。緊急事態宣言が出てから今はほとんどの店舗が閉まっている」と明かした》

 一方、全長1・3キロと関東有数の長さを誇る戸越銀座商店街のある都営浅草線戸越駅周辺では、2月8、9日の土日は1日平均1・9万人だったのが、4月18、19日の土日は2・1万人に増えた。平日でみても2月5〜7日が1・7万人だったのに対し、15〜17日は2・1万人となった。

 同社によると、滞在人口は位置情報のデータを解析し算出しているため、外出中の人だけでなく、自宅にいる人数もカウントされる。商店街は繁華街と違い住宅も多く、こうした人々もカウントされているとみられるが、生活用品を買い求める人が訪れているのは確かなようだ。

 《20日の戸越銀座商店街は、雨の中でも人通りは絶えなかった。飲食店を経営する40代女性は「一時期より人通りは減ったが、週末は子連れの家族などが歩く姿が目立つ」と話す。「平日は普段見かけない若年層の来店が増えている印象。近くに住む在宅勤務になった人々が来ているのかもしれない」と推測した》

 ただ、長引く自粛により客の絶対数は減っている。店側にも、生活のために店を開けざるを得ない事情がある。

 《洋菓子店を親子で経営する女性(45)は「普段の週末は人が多くて車が通るのも大変だったが、今は通れるぐらいにはなっている。以前は目についた商店街で食べ歩きする人も見なくなった」と話す。「売り上げは以前の半分ぐらい。(外出自粛要請の中で人出が増えたと言われて)営業している方が悪いという雰囲気になるのは困る」と顔をしかめた》

4177チバQ:2020/04/22(水) 17:44:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200422-00000012-mai-soci

「客が来るのも来ないのも怖い」 新型コロナで困惑広がるススキノルポ


4/22(水) 9:35配信

毎日新聞







「客が来るのも来ないのも怖い」 新型コロナで困惑広がるススキノルポ


持ち帰り用の料理を準備する居酒屋「浜っぺ」店主、米田章さん=札幌市中央区で2020年4月21日午後6時40分、菊地美彩撮影


 新型コロナウイルス対策を巡り、札幌市が北海道に上乗せする形で支援金を給付する方針を発表した21日夕、繁華街ススキノを訪れた。普段なら仕事帰りの人でにぎわう中心部は日が暮れても人影はまばら。それでも、店の明かりはポツポツと見える。そのうちの一軒に入った。

【図解でわかる!新型コロナ】

 「客が来るのも来ないのも怖い。本当なら休みたい」。居酒屋「浜っぺ」の米田美津江さん(69)は訴える。店主の夫、章さん(68)も高齢。家族には妊婦や子どももいる。客が複数で来れば離れて座ってもらっているが、それでも感染が怖い。

 今月から客は激減。先週から酒類の仕入れをやめた。店を開いて35年。こんな状況は初めてだ。「何か力になれることはないか」。こう心配してくれる常連客の言葉が、唯一の支え。刺し身の盛り合わせや小料理の持ち帰りも始めた。注文数は少なく苦戦している。

 午後7時前、酒の販売を続けるかを尋ねた。以降の酒類販売をやめれば北海道と市の支援金計30万円が入る。美津江さんは「家賃などの支払いを考えると、たった10万円では……。30万円なら多少の足しにはなるかもしれない」。この日は、客の注文があれば酒を出すつもりだが、今後は考え直すかもしれない。

 「いい方向に向かってはいると思うが、1回限りの給付では厳しい」。こう話すのは、あるバーの店主。道の自粛要請は5月6日まで続くが延長の事態を憂慮する。「この状況が続くなら、来月以降も支援してほしい」【土谷純一、菊地美彩】

4178チバQ:2020/04/22(水) 18:40:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200422-00000531-san-hlth

休業一転、再開の都内パチンコ店 SNS炎上「呆れた」


4/22(水) 16:00配信

産経新聞







休業一転、再開の都内パチンコ店 SNS炎上「呆れた」


休業から一転して営業を再開したパチンコ店。多くの客が訪れていた=21日、東京都千代田区(画像の一部を加工しています)


 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言を受け、自治体の休業要請に従わず開店しているパチンコ店などに批判の声が寄せられている。東京都内の繁華街にあるパチンコ店も20日に営業を再開。近県からも客が訪れているといい、会員制交流サイト(SNS)上では「秩序を乱す」「あきれた」との非難が相次いでいる。

 22日昼過ぎごろ、店内には多くの客がいた。マスク姿の従業員が立つカウンターには、感染予防のため透明のビニールを設置。台の殺菌消毒を徹底しているとの掲示もあった。一部のフロアでは間隔を空けるため台を間引いていたが、隣り合ってパチンコに興じる客も。マスクをせずに会話している姿もみられた。

 常連だという台東区の男性会社員(51)によると、この店は13日から休業していたが、20日に新台を導入して営業を再開したという。同日は朝から大勢が並んだといい、男性は「無責任と批判されても構わないが、息が詰まるような毎日の中で楽しみを奪われるのは心外だ」と話した。

 千葉県から訪れたフリーターの男性(25)は「新台が入ったと聞いて打ちに来た。近所のパチンコ店は休業していて、アルバイトもなく、暇なので他にすることがない」と語った。

4179チバQ:2020/04/22(水) 19:51:29
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200422/k10012400511000.html
全国の「自粛率」算出 地域によって大きな差 新型コロナ
2020年4月22日 16時46分

新型コロナウイルスの感染拡大で全国に緊急事態宣言が出される中、国立情報学研究所などのグループが携帯電話のデータを基に全国各地で外出がどれだけ自粛されているかを推計した結果、地域によって大きな差があることが分かりました。

これは、国立情報学研究所やキヤノングローバル戦略研究所などのグループが、NTTドコモの携帯電話の基地局の情報をプライバシーを保護したうえで分析したものです。

グループでは、住宅が多い地域の昼と夜の人口の差からどれだけ外出したかを500メートル四方の精度で推計し、ことし1月の平均値と比較することで、「自粛率」を算出しました。

その結果、今月16日に全国に緊急事態宣言が出されてから最初の日曜日となった19日について、都道府県別に見てみますと、自粛率は東京都が最も高く58%、次いで神奈川県が55%、大阪府が51%などとなりました。

一方で、宮崎県は32%、鹿児島県の33%となり、地域によって差があることが分かりました。

また、平日について見てみますと、20日の自粛率は東京都が53%、神奈川県が48%、千葉県が42%などと都市部では比較的、高くなりましたが、7割以上に当たる34の道と県では10%台から20%台にとどまるなど、休日に比べて地域間で差が大きくなる傾向が見られました。

グループによりますと、都市部では在宅勤務などが進む一方で、地方ではまだ十分に対策が進んでいない可能性があるということです。

分析を行った国立情報学研究所の水野貴之准教授は「主要な繁華街の人出は減ったが、外出自体は多いとも指摘されている。住民の意識や行動を変えて、人との接触を8割減らすために正確な自粛の状況を把握する指標としてほしい」と話しています。
政府・行政の対応に合わせ自粛率変動
今回の分析からは、政府や行政の対応に合わせて自粛率が大きく変動していることが分かりました。

東京都では、2月29日に政府による臨時休校の要請が出されました。

前日の自粛率は6%でしたが、2月29日は14%、そして3月1日の日曜日は21%と一気に高くなりました。

しかし、花見の時期と3連休が重なった3月20日と21日には6%から9%程度に低下し、ふだんと変わらない外出の状況になっていたとみられることが分かりました。

また、政府が東京を含む7つの都府県に緊急事態宣言を出した今月7日以降、自粛率は急速に上がり、緊急事態宣言が全国に拡大された今月16日以降で初めての週末となった18日の土曜日には63%まで高まりました。

4180チバQ:2020/04/22(水) 19:51:54
感染者多い自治体ほど自粛率高く
グループによりますと今回の分析からは、東京や神奈川、大阪など、感染者の数が多い自治体ほど自粛率は高くなる傾向があることが分かったということです。

このうち例えば北海道では、新たな感染者数が増え独自の緊急事態宣言が出された直後の日曜日となった3月1日、自粛率はおよそ37%に上がりました。

しかし、新たな感染者数が減少傾向になっていた3月29日の日曜日は自粛率は18%に下がり、4月に入って再び感染者が増え始めると自粛率も上昇し、4月19日の日曜日は35%となりました。

分析を行った国立情報学研究所の水野貴之准教授は、「人々は直近の感染者の数に敏感に反応する一方、過去の感染状況を忘れやすい。自粛の効果を高めるには、感染者の正確な数をしっかり伝えていく必要がある」と指摘しています。
今月19日と20日の「自粛率」
《4月19日》
(1)東京都58.1%(2)神奈川県55.0%(3)大阪府51.7%
(4)兵庫県50.9%(5)福岡県50.5%(6)岐阜県49.3%
(7)富山県49.2%(8)千葉県49.0%(9)埼玉県48.8%
(10)奈良県48.6%(11)石川県48.2%(12)京都府47.7%
(13)愛知県47.2%(14)島根県46.3%(15)広島県46.2%
(16)宮城県46.1%(17)山形県45.9%(18)福井県45.8%
(19)山口県45.4%(20)滋賀県45.2%(21)茨城県44.5%
(22)群馬県43.8%(23)福島県43.5%(24)和歌山県43.0%
(25)大分県42.7%(26)三重県42.5%(27)香川県42.5%
(28)熊本県42.4%(29)栃木県41.7%(30)長崎県41.5%
(31)長野県41.2%(32)高知県41.1%(33)山梨県41.1%
(34)静岡県41.0%(35)秋田県40.1%(36)愛媛県39.7%
(37)岡山県39.1%(38)徳島県38.5%(39)新潟県38.1%
(40)青森県36.6%(41)岩手県36.6%(42)佐賀県36.4%
(43)鳥取県36.2%(44)北海道35.6%(45)沖縄県35.3%
(46)鹿児島県33.0%(47)宮崎県32.2%

《4月20日》
(1)東京都53.1%(2)神奈川県48.7%(3)千葉県42.6%
(4)埼玉県41.0%(5)大阪府38.2%(6)兵庫県34.3%
(7)奈良県34.1%(8)福岡県32.9%(9)京都府32.8%
(10)岐阜県31.2%(11)愛知県30.9%(12)茨城県30.7%
(13)石川県30.3%(14)沖縄県29.9%(15)群馬県29.3%
(16)滋賀県28.2%(17)福井県27.8%(18)山梨県27.0%
(19)栃木県26.9%(20)宮城県26.7%(21)富山県25.9%
(22)静岡県25.6%(23)広島県24.9%(24)長野県24.8%
(25)高知県24.5%(26)三重県24.3%(27)和歌山県24.0%
(28)熊本県23.6%(29)香川県22.8%(30)徳島県22.7%
(31)山形県22.7%(32)山口県22.6%(33)大分県22.0%
(34)北海道21.9%(35)島根県21.9%(36)新潟県21.5%
(37)愛媛県20.4%(38)青森県19.5%(39)岡山県19.3%
(40)福島県18.0%(41)宮崎県16.0%(42)秋田県15.7%
(43)長崎県14.8%(44)佐賀県14.7%(45)鹿児島県14.4%
(46)岩手県11.9%(47)鳥取県10.2%

※小数点第1位以下切り捨て。

4181チバQ:2020/04/23(木) 09:01:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200422-00000064-mai-soci
営業続けるパチンコ店 業界団体も苦悩する休業に踏み切れないワケとは…


4/22(水) 18:51配信

 緊急事態宣言を受けた兵庫県による休業要請の対象とされながら、一部のパチンコ店が営業を続けている。県内では22日現在、64店が営業しており、オープン前には行列もできている。業界団体はクラスター(感染者集団)の発生やイメージダウンを防ごうと、電話や文書で休業をお願いするものの、応じない事業者も少なくない。県は実名公表も視野に入れるが、閉められないホール側の事情もある。

 「お金をいただいておいてなんですが」。井戸敏三知事は20日に県庁内の一室でこう切り出した。相手は県遊技業協同組合(神戸市中央区、加盟383店)の幹部たち。新型コロナウイルス対策の寄付金300万円を手渡すために訪れたのだが、その場で井戸知事から「休業の要請をぜひともお願いします」と頼まれたのだった。井戸知事の表情は穏やかだったが、組合幹部らは「放っておけない」と緊張感を強めた。

 パチンコ店の開業などで許認可権を持つ県警からは「要請はしづらい」と言われ、県としては組合が頼みの綱だ。組合は緊急事態宣言が発令された7日と、休業要請に応じた事業者へ最高で100万円を出す県の支援金制度が発表された17日、加盟店に文書で休業を要請した。それでも、非加盟の1店を含む64店が営業を続ける。

 井戸知事から“直談判”を受けた形となった組合は21日、早速動いた。営業を続ける店舗に休業を強く訴える文書を再び出し、電話でも「万が一、クラスターが発生したらどうするのか」と事業主に説得を重ねた。その結果、25日にはオープンを続ける加盟店数は49にまで減る見込みだ。しかし目標とする全店休業には至っていない。

 ◇1日売り上げ1000万円も「居酒屋とは比べものにならない」

 休業に踏み切れない事情もある。組合によると、家賃や人件費などの固定費がネックだという。事業者によっては、街中の広いホールと多くの従業員を抱え、家賃だけでも月1000万円を超えることもある。売り上げが1日1000万円にも達することもあるといい、「動く金額が居酒屋とは比べものにならない」(業界関係者)という。休業に応じて国や県から公金をもらっても「焼け石に水」というわけだ。店内を消毒するなど感染予防の対策を講じているという。

 組合の甚田郁雄専務理事は「このままでは業界全体が世間からバッシングを浴びてしまう。『苦しいのはどこも一緒だ』と呼びかけてはいるが、目の前の生活もあり、足並みをそろえるのは難しい」と嘆く。業界関係者からは「情けない話だが、店を一律に閉じるには強制力に頼るしかないのではないか」と漏らす。

 ◇依存症の心配も

 パチンコ店の利用者を心配する声も出ている。かつて自らがギャンブル依存症に苦しみ、現在は依存症の人や家族を支援する一般財団法人「ワンネスグループ」(本部・沖縄県)の三宅隆之共同代表は「感染リスクがあると分かっていながら『やることがない』という表向きの理由だけで店に行く人は、依存的な要素がある。そういう行動に気づけるのは周囲の人だけ。とがめるのではなく、『健康が害されるかもしれないから心配だ』とメッセージを送り、本人の行動が変わるように仕向けてほしい」と呼び掛ける。

 井戸知事は21日の記者会見で「(休業)要請に応えられているのは当たり前のこと」との認識を示した。その上で今週中にも、営業を続ける店舗について、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法45条2項の適用について判断し、店名を公表する考えを表明した。通報が寄せられる県のコールセンターの電話は鳴り続けている。【藤顕一郎】

4182チバQ:2020/04/23(木) 09:18:56
昨日のオンライン飲みで「誕生日が3月の人だけ入場OK」とかにすれば?
なんて話してたけど ほんとにやりそうね・・・
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20200423-00135480-fnn-soci

名前の“イニシャル”で客分散へ 東京都 混雑緩和向け検討


4/23(木) 6:33配信

Fuji News Network





FNNプライムオンライン

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東京都は、感染リスクが懸念されているスーパーマーケットの混雑を緩和するためのルールを、23日夕方に発表する。

名前のイニシャルで時間帯を分けるなどとする案が検討されている。

関係者によると、新型コロナウイルス感染拡大防止のための都の新たな要請では、スーパーでの買い物はできるだけ1人で行く、間隔をあけて並ぶなどのほか、名前のイニシャルで時間帯を分けて買い物客を分散させるなどの協力を求める方向で検討しているという。

このほかにも、公園に人出が多く見られるため、都立公園の駐車場を全て閉鎖する方針だという。

4183チバQ:2020/04/23(木) 10:13:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200423-00010000-chugoku-l34

客減や家賃…耐えられず廃業次々 広島の繁華街、県の休業要請開始


4/23(木) 6:30配信

中国新聞デジタル







客減や家賃…耐えられず廃業次々 広島の繁華街、県の休業要請開始


閉店した居酒屋を片付ける西山さん=広島市中区


 新型コロナウイルスの感染拡大阻止へ、広島県が要請した施設や店舗の休業が22日、始まった。広島市中心部の繁華街では、客足の激減や今後の休業に耐えきれず、店を閉じる動きがじわり広がり始めている。休業や営業時間短縮の要請対象になったバーやインターネットカフェ、居酒屋などだ。いまだ出口の見えないウイルス禍に、経営者たちの憂いは深まる。

 「閉めたくはない。でも、いつ終息するか見通せない中、高い家賃を払い続けられない」。ペルー国籍を持つ日系3世の西山リチャードさん(51)=南区=は肩を落とす。中区で経営する居酒屋とレストラン、サルサダンスバーの計3店を今月末までに順次閉店することを決めた。

 1990年に来日。27歳で日本人と結婚して交友関係が広がり、「日本は母国よりも落ち着く場所になった」と言う。2002年にダンスバーを開業。次に居酒屋を始め、レストランは東京五輪による訪日客を見越して昨春オープンしたばかりだった。「国籍に関係なく交流を楽しめる場を続けたかった」

 約3千もの飲食店や風俗店がひしめく中四国最大の歓楽街、中区の流川・薬研堀地区。キャバレーの「日本一桃太郎」広島店は3月末、40年以上の歴史に幕を下ろした。「近年の業績不振に新型コロナが追い打ちを掛けた」と運営する森川観光グループ(三原市)。今月上旬までに広島、山口、岡山県などのキャバレー全店舗を閉じたという。

 22日、同地区を歩くと、多くの店の入り口付近に臨時休業や営業時間の短縮を伝える張り紙が出されていた。それに交じるように、閉店の案内もあった。開店以来40年に及ぶ営業を今月13日にやめた居酒屋。張り紙には長年の客への感謝の言葉がつづられていた。

 近くの本通り商店街では、雑居ビルに入る全国チェーンのネットカフェが22日、店を閉じた。電飾の明かりが消えた看板に張り紙が掲げられていた。東京の運営会社に電話すると「(会社は)感染防止のため一時、閉鎖中」との音声が流れるだけだった。
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中国新聞社

4184チバQ:2020/04/24(金) 09:23:49
どうすればよいのか→ライフスタイルを変えるんだよ・・・

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200423-00000107-asahi-soci

スーパーの混雑緩和策、利用客に戸惑い「どうすれば」


4/23(木) 23:17配信

朝日新聞デジタル




スーパーの混雑緩和策、利用客に戸惑い「どうすれば」


スーパーイズミの店頭では、混雑時に外で待つよう客に呼びかける貼り紙があった=2020年4月23日午後5時34分、東京都墨田区、増山祐史撮影


 新型コロナウイルス対応による外出自粛要請の影響でスーパーが混雑していることを受け、東京都の小池百合子知事は23日の臨時会見で、都民に、買い物を3日に1回程度にするよう呼びかけた。

 小池知事が記者会見で混雑緩和を呼びかけていた23日夕、東京都墨田区の「スーパーイズミ」は夕食前の買い物に訪れた客でにぎわっていた。社長の五味衛さん(60)によると、緊急事態宣言が出された4月上旬以降、客足は昨年より2割ほど増えたという。

 台東区に住む主婦の橋本貴子さん(47)は、野菜などを購入。高校生の息子は育ち盛りで、1食で米2合を食べることもあり、普段は1〜2日に1回は店に足を運んでいる。小池知事は買い物を3日に1回程度に抑えるよう求めたが、「野菜や魚は日持ちしにくい。好きなときに買いにいけないような空気になると困る」。これからは、購入した肉などを冷凍してしのぐつもりという。

 混雑時、店には1時間に200人ほどが訪れ、密集を避けるために外で待ってもらうことも。墨田区のアルバイト、大坪風花さん(28)は感染への不安から、すでに買い物を4日に1回に抑えていた。都の要請について「頻度を減らすのは当然」と評価する。

 一方で、街中は多くの店が休業し、スーパーなど開いている店に人が集まりやすいという事情もある。都内の別のスーパーにいた女性(71)は「外出する機会がないので、ここに買い物にくることがちょうどいい運動になっている。買い物の頻度を減らせと言われても困りますね」と明かす。

 不動産会社に勤める50代の男性は一人暮らしで、総菜を買って帰るのが日課だ。仕事後の夕方に買い物せざるをえず、「この時間に入店が制限されたら、どうすればいいのか……」と懸念する。

 店側には、高齢者ら向けの買い物時間の設定などが求められた。「スーパーイズミ」は、客が比較的少ない午後2時〜4時を「優先時間」とすることも考えているが、五味さんは「本来休める職員がレジに立たなくちゃいけなくなる。やりくりは難しい」と話す。この時間帯にほかの客を待たせてしまうことも悩みだ。

 新宿区内のあるスーパーも1日約2600人が訪れ、売り上げは昨年より4割増えた。だが、感染を心配して退社した従業員もおり、入店を制限するにしても客の誘導にあたる人員が足りないという。店長の男性(44)は「ルールを細かく決めるほど現場に負担がかかる。行政は市民への呼びかけにとどめてほしい」と訴える。年中無休で営業してきたが、従業員の疲れもたまっており、定休日を設けることも検討しているという。(増山祐史、西村奈緒美)
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朝日新聞社

4185チバQ:2020/04/24(金) 09:25:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200423-00000089-mai-soci

大阪知事もスーパーに入店規制要請へ 「ポイントデー」の自粛も 新型コロナ


4/23(木) 20:52配信

毎日新聞







大阪知事もスーパーに入店規制要請へ 「ポイントデー」の自粛も 新型コロナ


大阪府の吉村洋文知事=石川将来撮影


 大阪府の吉村洋文知事は23日、新型コロナウイルスの感染防止策として、スーパーマーケットでの混雑を避けるため、重症化するリスクが高い高齢者や妊婦、障害者が優先して買い物ができる時間帯を1日最低1時間は設けることを求める考えを示した。「ポイントデー」のようなイベントも客が集中しないよう規制を求める。府は24日に具体的な要請内容を公表し、スーパーに協力を呼び掛ける。

 スーパーを対象にした防止策を巡っては、国も23日、都道府県への通知で、入場制限▽店内の一方通行の誘導――などを挙げた。また、東京都の小池百合子知事は都民に買い物を3日に1回程度とするよう求めた。吉村知事はこうした事例を参考に、府の要請内容をとりまとめる。

 スーパーは緊急事態宣言に基づく府の休業要請の対象外だが、外出の自粛要請の影響もあり、食料品の買いだめによる混雑が問題視されている。店が混み合えば、感染のリスクが高まる「3密」(密閉、密集、密接)の状態が生じることになり、専用時間帯の設置でリスク回避を目指す。府はこれまでにも、対面販売で透明の間仕切りを設けたり、レジに並ぶ際には客に距離をとってもらったりする防止策を要請してきた。

 22日には政府の専門家会議も、事業者に入店前後の手洗い▽扉など共用部分の定期的な消毒▽混雑時の入場制限――などの対策強化を求めた。【野田樹、芝村侑美】

4186チバQ:2020/04/24(金) 09:29:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200423-00000025-kana-l14

【新型コロナ】「他に行く所が…」 大型施設休業で商店街混雑、対応に苦慮


4/23(木) 21:30配信

カナロコ by 神奈川新聞







【新型コロナ】「他に行く所が…」 大型施設休業で商店街混雑、対応に苦慮


買い物客でにぎわうモトスミ・ブレーメン通り商店街=22日午後、川崎市中原区


 新型コロナウイルスの感染防止に向け接触機会の減少が求められる中、県内の商店街が対応に苦慮している。緊急事態宣言に伴う外出自粛の要請以降、週末を中心に予想外の混雑ぶりとなっているためだ。「他に行く所がないのでしょう」と商店街関係者は困惑し、「買い物は必要最低限の人数で」と訴える。

【写真】にぎわう商店街

 東急東横線元住吉駅からほど近いモトスミ・ブレーメン通り商店街(川崎市中原区)。約550メートルの目抜き通りを中心に約180店が軒を連ねる。近隣住民からは「何でもそろう」と評判で、平時でも市内屈指のにぎわいを見せる。

 同商店街振興組合によると、外出自粛が幅広く呼び掛けられて以降、週末を中心に買い物客が増加。好天に恵まれた19日も、通りが人波であふれる時間帯があった。

 緊急事態宣言を受け、隣接する武蔵小杉駅(同区)や日吉駅(横浜市港北区)の大型商業施設は休業が続いており、組合の伊藤博理事長(77)は「人が流れてきている」と分析する。家族連れの姿も目立ち、果物店の女性従業員は「ほかに行くところもなく人が集まったのでは」と推測する。

 各店舗は独自にウイルス対策を実施。この果物店も閉店を2時間前倒しした上で、営業中は必ずマスクを着用しているという。女性は「感染が不安なので、現金の受け渡し後は手洗いを徹底している」と明かす。

 いつも買い物に訪れる地元の50代の主婦も「人が密集していて心配になる」と不安視。伊藤理事長も「元住吉は繁華街ではなく、周辺の人が買い物をする生活の街」と困惑を隠せず、「(外出自粛中で)家族連れで来たいのは分かるが、買い物は必要最低限でお願いしたい」と呼び掛ける。


 青果店や鮮魚店を中心に約70店が並ぶ横浜市内の商店街でも23日昼、高齢者や主婦らを中心に買い物客が絶えず行き交っていた。

 商店街の振興組合の男性理事長(52)は密集の状態が発生している現状については「危機感がある」と表情を曇らせながらも、人出が減っていない商店街に対して世間から厳しい目が向き始めたことに首をかしげ、「生鮮食品店が多く、生活に必要不可欠な買い物で来た近所の住民が大半」と理解を求める。

 数日前からは、買い物客同士が距離を取るように促すアナウンスを放送し始めた。さらに混雑が生じた場合は、商店街に入場制限をかけることも個人的に考えたというが、「入り口付近に人があふれ、別の危険が生じる可能性がある」と実施の可能性は低いという。

 対応は店によってまちまちで、ある鮮魚店では店頭にアルコール消毒液を置き、スーパーのように客と従業員を仕切るビニールシートも設置していた。男性従業員(45)は「ゴールデンウイークは例年、非常に混雑するので」と今後に警戒する。一方で青果店の男性店主(60)は「スーパーと違って密閉空間でないし、商品も基本的に従業員しか触れない。客の滞在時間も短い」とマスク以外は特別な対策はしていないという。

 来店客からは「スーパーは、いろんな人が商品を触っていて怖いから商店街に来ている」(60代男性)「滞在時間を30分と決めている」(50代女性)「必要なものだけ買って、混んでいる店には入らない」(60代男性)などと、自衛策として商店街を選んでいる声が多く聞かれた。
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神奈川新聞社

4187チバQ:2020/04/24(金) 16:34:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200424-00000017-asahi-pol

県外ナンバーに嫌がらせ 「周りが怖い」市長が緊急会見


4/24(金) 11:18配信

朝日新聞デジタル







県外ナンバーに嫌がらせ 「周りが怖い」市長が緊急会見


臨時記者会見で市民に呼びかける内藤佐和子市長=徳島市幸町2丁目の徳島市役所、伊藤稔撮影


 徳島市の内藤佐和子市長は23日緊急会見を開き、新型コロナウイルスの感染者や家族、県外ナンバーの車への嫌がらせが起きているとして、冷静な対応を呼びかけた。

 内藤市長は「不確かな情報やデマ、フェイクニュースに惑わされることなく、正確な情報に基づいて、冷静かつ賢明な行動をとってほしい」と述べた。病院職員や家族らへの誹謗(ひぼう)中傷などが医療崩壊を招きかねないと危機感を示した。

 内藤市長には、SNSなどを通じて、県外ナンバーの利用者から、「車にキズをつけられた」「暴言をはかれた」などの声が届いているという。内藤市長は「どうしてもしないといけない仕事や通院の移動もある。徳島に住んでいても県外ナンバーをつけている例は現実問題としてはある」と指摘。「県外ナンバーに敵意を持つのはやめていただきたい。差別や分断は容認できない」と訴えた。

     ◇

 23日午後、朝日新聞徳島総局に、県内で単身赴任中だという男性から電話があった。県外ナンバーの車に乗っているといい、「新型コロナウイルス以上に、周囲の目が怖い。車で買い物にも行けない」と訴えた。

 車のナンバーは住所地に合わせて変更するよう道路運送車両法で定められている。だが、警察署や運輸支局に行くなど手間が掛かり、費用も掛かることから、県外ナンバーのままで利用している人もいる。(伊藤稔、中谷和司)

4188チバQ:2020/04/26(日) 00:17:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/103b8a2828f47031461d212f37fa19a677546727
スーパー対応「手探り」混雑解消へあの手この手
4/25(土) 20:55配信

産経新聞
床にテープを貼るなどの対応を取ったスーパーの店内=25日午後、大阪市淀川区

 新型コロナウイルスの感染拡大で、大阪府や東京都がスーパーマーケット側や買い物客に混雑防止の協力要請をしてから初めての週末を迎えた25日、府内のスーパー各店舗ではさっそく妊婦や高齢者、障害者らを優先的に入店してもらう時間を設けるなどの対応が取られた。

 「府からの要請を受けて対策を始めたが、まだ手探り。状況をみながら、臨機応変に対応したい」

 大阪府豊中市や守口市などに6店舗がある「シェフカワカミ」の担当者はこう話す。この日から府内全店舗で、開店前の1時間を妊婦らが優先的に入店できる時間としたが、特に混乱はなかったという。

 この担当者によると、外島(そとじま)店(守口市)では午前9時ごろから店内が混み合い始めたので入場制限も行ったといい、「今後は、買い物かごの数を減らして店内の混雑を解消することなども考えてたい」と話す。

 府下や兵庫、京都などで85店舗を展開する「コノミヤ」も25日から府内全店舗で、午後2時〜3時を優先入店時間に。一部店舗を除き、月曜日の10%引きセールも27日と5月4日両日の中止を決めた。

 京阪神を中心に80店舗を展開する「光洋」は今後、優先入店について検討していく方針という。

 優先入店などを導入したスーパーを利用している大阪府豊中市の主婦(44)はこの日、優先時間帯を避けて買い物に訪れた。「高齢者らの優先入店はいいことだし、特売日などもあれば行きたくなってしまうので、今はしないのがいいと思う」としつつ、「小さい子供を1人で留守番させられないので、仕方がなく連れて買い物に行くこともある。理解をしてほしい」とも話した。

4189チバQ:2020/04/27(月) 09:33:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200426-00000004-khks-soci

パチンコ店に客次々 仙台の2店舗、休業要請を無視 県境越えの愛好者も


4/26(日) 9:45配信

河北新報







パチンコ店に客次々 仙台の2店舗、休業要請を無視 県境越えの愛好者も


休業要請に応じず営業を続けるパチンコ店=25日午前9時ごろ、仙台市青葉区(画像の一部を加工しています)


 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、東北各県が休業要請した対象に含まれるパチンコ店の一部店舗が、要請を無視して営業を続けている。25日が要請期間の初日となった宮城県でも、仙台市内の2店舗が営業を続行。開いている店を調べ、わざわざ県境を越えてパチンコ台に向かう愛好者の姿も見られた。

【休業要請】晴天で仙台の山に行楽客

 仙台市青葉区にあるパチンコ店では、店が開く5分前の午前8時55分に約20人の列ができた。配られた入場整理券を手にしたマスク姿の若者らが開店と同時に次々と入店。客同士が近づかないよう、1台おきに電源が切られた台に座った。

 常連客の60代男性は「今日はいつもの2倍ぐらい客がいたと思う。席を空けるなどの感染対策をしているので、営業が続く限りは通う」と楽しんでいた。

 駐車場には「宇都宮」「横浜」「豊橋」など県外ナンバーの車も目立った。いわき市から友人4人で訪れた30代女性は「ネットで営業している店を探し、午前7時に地元を出発してきた」と話した。

 宮城県遊技業協同組合(仙台市)は22日の理事会で、全店が休業要請に応じるよう申し合わせた。組合関係者によると25日は、県外企業が運営する2店舗だけが営業を続けたという。

 休業に応じない場合、知事は店名を公表し、より強い要請に踏み切ることができる。大阪府は24日、営業を続ける6店舗のパチンコ店名を明らかにした。

 仙台、岩沼両市の全8店舗を臨時休業にした「百反」(仙台市)の岩本富貴社長(43)は「大半が足並みをそろえて休む中、少数でも営業を続ける店があれば業界全体のイメージ低下につながる。行政には法律に基づき厳正に対応してほしい」と訴えた。

 東北で唯一、休業の要請期間ではない青森県のパチンコ店には、他県からの愛好者が流れ込んだ。

 岩手県北の市町村から約1時間圏内にある八戸市にあるパチンコ店の駐車場は、「岩手」ナンバーなど他地域の車が2割近くも占めた。

 この店も、青森県の休業要請期間(29日〜5月6日)は休みとなる。常連の岩手県軽米町の60代男性は「閉まるのは仕方ないが、寂しくなるね」と漏らした。
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河北新報

4190チバQ:2020/04/28(火) 11:54:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200427-00010002-fukui-l18

感染防止と経営のはざま、スーパーの苦心 チラシ自粛したら客足減少


4/27(月) 20:26配信

福井新聞ONLINE







感染防止と経営のはざま、スーパーの苦心 チラシ自粛したら客足減少


福井県内のスーパーやドラッグストアでは、買い物客が詰め掛ける場面も


 新型コロナウイルス感染拡大を受け、福井県は不要不急の外出を自粛するよう促しているが、食料や医薬品など生活必需品を扱うスーパーマーケットやドラッグストアでは、客が詰め掛ける場面が見られる。福井新聞の調査報道「ふくい特報班(ふく特)」には「混雑による感染が心配」「お客が殺到する朝夕のタイムセールをやめるべきだ」といった声が届いている。店側は感染防止と経営のはざまで、難しい判断を迫られている。


 ■リスク招く悪循環

 福井県福井市内のあるスーパーは4月中旬、混雑を回避しようと、特売商品やタイムセールを記載したチラシの新聞折り込みを自粛した。結果として客足は減り、ライバル店に客を奪われたという。「待ちの姿勢では、経営は成り立たない」と店長。やむなく折り込みを再開した。

 別のスーパー店長は「チラシの自粛などは、業界が足並みをそろえて取り組まないと意味がない」と、悪循環に陥る現状を訴える。

 客の行動を戒める声も。坂井市の主婦は▽不要不急の買い物を控える▽買い出しに出るのは極力1人に▽会話を控えて他の客との距離を保つ―などの“マナー”が必要と訴える。「せっかく店が感染対策を講じても、利用者がマナーを守らなければ無意味。店で感染が発生して休業に追い込まれたら、困るのは私たちだ」と指摘する。

 ■社会インフラの責任

 店側も手をこまねいているわけではない。スーパーやドラッグストアでは、レジにビニールの仕切りを設けたり、距離を置いてレジ待ちができるよう床にシールを貼ったりと3密状態(密閉・密集・密接)防止に腐心している。

 業務スーパーを運営するヤスブン(福井市)では、レジの従業員は飛沫を防ぐマスクやゴーグルを着用し業務に当たっている。担当者は「スーパーは病院と同じように社会インフラとして必要不可欠。このような時期で従業員は疲弊しているが、お客さんのためだと思って頑張っている」と力を込める。

 ドラッグストアのゲンキー(坂井市)は、負担が増えているとして従業員に「感謝金」を支給する。従業員の県外出張も今月中旬から禁止した。担当者は「従業員に安全面で最大限配慮して、社会的責任を果たしたい」と話している。

 ■安全管理の問題だ

 福井県は4月17日、テレワーク(在宅勤務)や時差出勤の促進などを県経団連に要請した。働き方を変えることで事業所の感染防止を図る考えだ。

 県経団連では「スーパーなどのレジや、運輸、製造、建設などテレワークにそぐわず、人を減らすことが難しい業種もある。その中でも3密を回避するなど、最大限の工夫をしてほしい」と呼び掛ける。県経営者協会も「感染予防と、不安を抱える従業員のサポートは会社の責任。安全管理に関わる問題という自覚が必要だ」と強調した。

  ×  ×  ×

 福井新聞「みんなで発掘 ふくい特報班」(ふく特)は、暮らしの中で感じた疑問や地域の困りごと、不正の告発といった情報を寄せていただき、記者が取材を進める調査報道企画です。
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福井新聞社

4191チバQ:2020/04/28(火) 11:54:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200428-00000000-kobenext-soci

パチンコ店名公表「休業なら店つぶれる」 感染未確認の地域からは戸惑い


4/28(火) 8:25配信

神戸新聞NEXT







パチンコ店名公表「休業なら店つぶれる」 感染未確認の地域からは戸惑い


営業を続けるパチンコ店=兵庫県内


 「営業しないとつぶれてしまう」。兵庫県は27日、休業要請に応じないパチンコ店6店舗の公表に踏み切った。対象店舗は通常通りの営業を続け、「いつもより混んでいる」と指摘する客も。6店のうち4店が但馬や西播など、感染者が確認されていない地域だったことにも戸惑いの声が上がった。

【写真】店名公表なぜパチンコ店だけ? 兵庫県知事「大勢の人が県境を越え…」

 神戸市灘区の「フェニックス新在家」は昼すぎ、遊技台の半分ほどが埋まった。店の外に設けられた喫煙所では、客が数人でマスクをせずに談笑する姿も。男性客(22)は経営する飲食店が営業を自粛し、2週間ほど前から通っているという。「いつもより混んでいる印象」と話した。取材に対し、店長は「一切の取材には応じられない」とした。

 また、「フェニックス摩耶店」(同区)も「店長はいない」とした上で、従業員が「取材には応じられない」と答えた。

 3店が公表された豊岡市。JR豊岡駅近くの「ぱちんこ村」は、「取材は受けられない」とした。出入り口は開放され、入り口には消毒液。店内の席は半数ほどが埋まり、高齢者が多い。

 駐車場に他府県のナンバーはなく、男性客(57)は「但馬は感染者が確認されていないし、都市部の店と違う。公表されたら他府県から来るかもしれない」と話した。

 ほかには「ワールドカップ」「ワールドカップ2」が営業。約500台収容の駐車場に止まっている車はまばらで、店側は取材には応じなかった。

 佐用町のパチンコ店「山光会館」は27日も営業を続けたが、夕方の利用客は数える程度。管理者の男性は取材に「営業停止となるとつぶれてしまう。今後も営業は継続する」と言葉少な。町内から毎日通っているという男性(81)は「(営業継続は)客にとってはありがたい。もし閉まったら、別の店に行く」とした。

 県遊技業協同組合の甚田郁雄専務理事は「組合として再三にわたって呼び掛けていただけに、営業する店があるのは残念」と話す。

 同組合は、これまで複数回、文書や電話で加盟店に休業を要請したという。「パチンコ店は一日に動く金額が大きい。少し休むだけで、経営が悪化するのは分かる。ただ厳しい状況下で、9割以上の店舗は休業に応じてくれた。6店に対して要請を続ける」と語った。

4192チバQ:2020/04/28(火) 11:59:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200428-00010013-nishinpc-soci

特売中止、客に分散来店を要請…混雑対策に悩むスーパー


4/28(火) 11:09配信

西日本新聞







特売中止、客に分散来店を要請…混雑対策に悩むスーパー


「かいぶつくん薬院店」では「通常より間隔を空けてレジをお待ちください」と告知している=24日午後、福岡市中央区(撮影・三笘真理子)


 新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、東京などで問題化しているスーパーの混雑対策に地場小売り各社も頭を悩ませている。レジ店員と客の間に仕切りを設置するなどの対策は進むが、政府が要請する入場制限などより踏み込んだ対策を取るべきか苦慮する。

【動画】「涙が出た」コロナ終息願う動画、ネットで話題に

 イオン九州(福岡市)は、ゴールデンウイーク(GW)中に店内が混雑する場合の入場制限の必要性について検討を始めた。小型店は特に混雑の可能性が高いとみており、海外の事例などを参考にする。「お客さまと従業員の安全を優先したい」とする。

 ディスカウントストアを展開するミスターマックス・ホールディングス(同市)は来店客の過密対策を強化した上で、入場制限には慎重だ。担当者は「外で待ってもらう間に密集しないようにする必要がある。安全確保策も含めて考えなければならない」と難しさを口にする。
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 大分県地盤のマルミヤストア(同県佐伯市)も「首都圏の客数の上昇率は、地方には当てはまらない」として、店舗が立地する自治体などから要請があるかを見極める方針だ。

 福岡県内を中心に展開するあるスーパーは、混雑回避のため週に1度の特売日をやめた。ゆめタウンなどを展開するイズミ(広島市)は、各店舗で混雑時間の通知や商品を袋詰めする台の増設などを順次進めることを決めた。担当者は「入店制限をかける前に、やれることをやる」と話す。24時間営業のスーパー「サニー」などを展開する西友は、店内放送などでピーク時間帯を避けた来店を呼び掛けている。
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 小規模の商店には対策自体が難しい場合もある。福岡市中央区の青果店「かいぶつくん薬院店」は、レジ待ち客に間隔を空けるよう張り紙で告知するが、昼前と夕方の混雑は避けられないという。店長は「店内は狭く、5人来店すればいっぱい。外で待ってもらうなど、お客さまの自主的な対応に頼るしかない」と話す。

 福岡、佐賀の両県などでホームセンターを展開するLIXILビバはGWの5月2〜6日の全店休業を決めた。担当者は「営業を短縮してきたが、客数は4割増えた。連休中はさらに危険な混雑状態になると考え、やむなく決断した」と苦渋をにじませた。(仲山美葵、山本諒)

4193とはずがたり:2020/04/28(火) 15:23:30
大好きなブルースブラザースで彼らがモール中をぶち壊しながら暴走するシーンがあるが,最後,建物から突き破って外へ出てくる時にJC Pennyの看板も写っていて,結構お気に入り(まあ買う機会はなかったけどw)の百貨店だったので残念だ。

米百貨店JCペニー、破産申請へ 新型コロナが追い打ち―報道
2020年04月25日11時04分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042500278&g=int

 【ニューヨーク時事】24日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、米百貨店大手JCペニーが破産申請に向けて金融機関と協議していると報じた。インターネット通販の台頭などで経営難が続いていたが、新型コロナウイルスの感染拡大による営業停止が追い打ちをかけた。
【図解】新型コロナウイルス 世界各国の感染状況

 同紙によると、JCペニーは破産手続き中の運転資金を確保するため、ウェルズ・ファーゴやバンク・オブ・アメリカなどの金融機関と協議。融資総額は8億〜10億ドル(約860億〜1070億円)に上る可能性がある。破産申請は数週間以内に行われる見通し。

4194チバQ:2020/04/30(木) 16:50:13
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020043090135735.html
店員、配達員…コロナ禍、働くのは社会のため 心ない言動に耐え…

2020年4月30日 13時57分


 新型コロナウイルスの感染者が増加する中、多くの客と接するスーパーの店員や配達ドライバーらは感染リスクに注意しながら職務に当たっている。こうした社会生活の維持に不可欠な仕事に就く人は「エッセンシャル・ワーカー」と呼ばれるが、客からの心ない言動にさらされることも。社会の重要な担い手への理解や配慮を求める声が強まる。

 「人間扱いされず悲しい」「品切れのクレームで精神的に疲れた」。「全国スーパーマーケット協会」(東京)には現場の店員からさまざまな相談が寄せられた。

 コロナ禍で各店舗内の風景も一変した。レジ付近には透明なシートが設置され、お釣りはトレー上で受け渡しし、棚には買い占め防止の注意書きを掲示。利用客はちょっとした買い物でも何かと気を使うようになった。

 家族連れを指して「『密』になる。なぜ家族で来ているんだ」と店員に迫る客もいるという。同協会の担当者は「ストレスで利用客のいら立ちが募っている」と受け止めるが、「生活を支えようと頑張る店側の事情も分かってほしい」と話す。

 「物流が止まると、社会が止まる。それはあってはならない」。約十万人のトラック運転手らが加盟する運輸労連(東京)の難波淳介中央執行委員長は運転手らの思いをこう代弁した。

 三月には「荷物の届け先で消毒スプレーを掛けられた」との相談が寄せられた。各運送会社は運転手の手のこまめなアルコール消毒に加え、対面を減らすため荷物を玄関先に置くなど対策を徹底。過剰な反応は徐々に聞かれなくなったという。

 医師が院内感染し外来診療を取りやめた病院、バス運転手の感染による路線バスの運休、郵便局職員の感染で配達や窓口の一時停止…。エッセンシャル・ワーカーが罹患(りかん)し、日常生活に大きな影響が出た事案も各地で報告されている。

 こうした中、医療関係者ら、感染リスクと向き合いながら最前線で働く人たちに、青色の光で感謝の思いを示す運動が広がりを見せ、東京都庁などが夜間にライトアップされた。

 エッセンシャル・ワーカーについて、働き方に詳しい木下徹郎弁護士は「コロナ禍が長期化する中、社会生活の維持には彼らの力が不可欠だ。過酷な状態への一層の理解と配慮が必要だ」と呼び掛けている。

<エッセンシャル・ワーカー> 英語で「必要不可欠な」を意味するエッセンシャルと、「労働者」のワーカーを組み合わせた言葉。米政府は医療、エネルギー、通信、農業、食品などの分野で社会を支える人々としている。新型コロナウイルス感染症の拡大で、社会を支える担い手として重要性が再認識されている。安倍晋三首相も4月17日の記者会見で電力や鉄道、ごみ収集などの職種を挙げながら、感謝の言葉を述べた。

4195チバQ:2020/04/30(木) 17:25:07
https://news.livedoor.com/article/detail/18195554/
営業を続けるパチンコ店にパチプロが突撃取材。ボッタクリ状態に絶句
2020年4月30日 8時29分 日刊SPA!
 4月7日、新型コロナウィルスの影響により、7都府県に緊急事態宣言が発令された。これにより、政府からの休業要請を受けた多くのパチンコ店が休業へと踏み切ったが、一部の店舗は営業を継続しており、世間から猛烈なバッシングを受けている。連日パチンコ店に並ぶ人数を報道され、パチンコは今の日本社会において新型コロナウィルス蔓延の加害者的存在になってしまった。

 そもそもこのご時世でパチンコ店に行く人は、勝てると思って行っているだろうか。パチンコで勝つための正攻法といえば「回転率が優秀な台を打ち続ける」ことが一番重要なことだが、黙っていても客が来る“濡れ手に粟”状態のパチンコ店に回転率が優秀な台が転がっているとは到底思えない。そこでSPA!ギャンブル担当の 勝SPA!取材班では、4月28日の時点で営業を続けるホールへ、現役のパチプロに行ってもらい調査を行った。プロ目線で見た現在のパチンコ店のリアルな状況をお伝えしたい。

◆9割の客付きで満員盛況

 今回の調査員であるパチプロである私は、今年でパチプロとして10年のキャリアを持つ。ファン雑誌などに出たこともあるが、基本的にはパチンコの収入をメインに生活をしている。私がパチンコ店に立ち入ったのは3月18日以来、実に41日ぶりとなった。現時点での今年の収支はプラス58万円。そんな私が向かったのは、埼玉県にある某パチンコ店。駅前にある1000台クラスの大型店で、普段から6割以上の稼働がある比較的人気のある印象を持つパチンコ店だ。

 午後3時。店先には店員が立っており、右手に持っていた検温機を首筋にかざして「はい、オッケーです」と言い、左手に持っていたアルコール消毒液を私の両手に噴射した。マスクの着用も義務化しているようで、着用していない人に配る用のマスクも用意されている。入店前のウィルス対策は割と徹底しているようだ。

 入店すると、まず客の多さに衝撃を受けた。ちょっと前までは感染症対策として、一台おきに稼働しているホールも多かったのだが、こちらのホールは全台フル稼働。北斗無双や花の慶次といったメイン機種は満席、全体でも9割以上が稼働しており、これはイベント並みの稼働率といえる。パチンコ店は一般の人が思っている以上に空気の循環設備は整っているが、これだけ人数がいたら、いくら対策しても飛沫感染のリスクはあるだろう。

◆ボッタクリ店級に締めまくられた釘

 そして台の状況をチェックすると、予想した通り、シブい台が並んでいる。ボーダーラインを超えている台はないと言い切ってもいいレベルだ。そして、たまたま空いた北斗無双の状況も座ってチェックしたが、千円あたり13回程しか回らないであろう締めっぷり。プロからすると「よくこんな状況で打てるな」というのが素直な感想である。

 そんな負けて当然の台を打っている人達の客層を調べてみた。パチンコ店に毎日のように立ち入っていた私からすると、「パチプロ以外のいつものメンバー」という表現がしっくりくる。大学生のような若者は少ない印象ではあったが、仕事が休みになった中年男性、1円パチンココーナーには高齢者や年配の人達が多くを座っていた。おそらく様々なパチンコ店の常連客が、行き場を失って営業している店を探して集まっているのだろう。

 パチンコ店にとって、何も何も考えずに釘もデータもチェックせずに打ち続けている常連客とは利益をもたらしてくれる優良客である。それはパチプロにとっても同じである。なぜなら、彼らのようなテキトーな台に闇雲にカネを突っ込んでくれる客がいるからこそ、パチプロはオイシイ台を見抜いて打つことができるのだ。そんな各店舗の“お得意様オールスター”が集結しているのだから、強行営業している店は儲かって仕方ないだろう。まさに濡れ手に粟、飛んで火に入る夏の虫とはこのことである。ちなみにスロット台がメインの別館にも立ち入ったが、頭上の箱を使っている客は皆無。全台設定1……いわゆるベタピン状態なのかもしれない。

4196チバQ:2020/04/30(木) 17:25:30

◆客に出玉を還元する気は毛頭ない

 私はパチンコが好きでパチンコで暮らしている。私のような日陰者が偉そうなことを言う気は毛頭ないが、パチプロ目線で言わせてもらえば、店側は「勝たせる気など毛頭ない」という状況だった。ただ単にパチンコ演出が好きな、勝ち方を知らない人達からお金を絞りとっているようにしか見えない。今回は1店舗しかみていないが、他の強行的に営業している店舗も、客に勝たせたいなんて1ミリたりとも思っていないと断言できる。

◆パチンコ愛好者こそ、今は絶対行くべきではない

 そして勝てる勝てないの話ではなく、私は今営業している店を信用できない。もちろん経営的な事情はあるだろう。国からの支援が全くない状態で休業すると、潰れてしまうパチンコ店があるのもわかる。しかし、それでも多くの店舗が未知のウィルスから従業員や客を守るため、血を流しながら休業を選択しているのだ。

自分の店舗が潰れてしまう危険性を回避するために営業を続け、パチンコ業界全体のイメージを悪化させ、結果的にまともに休業している他店の常連客をせしめて利益にしているパチンコ店には、私は今後一切行く気はない。安心安全が確保された世の中になった際は、今休業している店舗で思いっきり遊技するためにも、店側はもちろん、打ち手としても我慢が必要な時期なのである。パチンコを打たないことでパチンコを応援するという気持ちをファンは持つべきなのである。

取材・文/勝SPA!取材班 取材協力/パチプロA氏

4197チバQ:2020/05/04(月) 14:57:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b1cc4e6a451eb852094fcbc0663f3206bb2af0f
「まるでテーマパーク」「毎日3密」GWに休業相次ぐホームセンターで、今起きていること
5/3(日) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN
ホームセンターの従業員から悲鳴が上がっている。

外出自粛の長期化でDIY・園芸用品の需要が高まっていることに加え、休業要請やスーパーのような入店制限要請の対象外ということもあり、「テーマパーク」のような混雑で、「『風呂入ってきてるのか?』と聞かれるなど、カスハラ(カスターマハラスメント=消費者、顧客によるハラスメント)も横行」しているという。

ゴールデンウイーク(GW)を見据え、客に「来ないでください宣言」をして休業する企業も出るほどだが、一方で営業する店舗の従業員は、その分の客が押し寄せることに怯えていた。

#ホームセンター従業員の叫び
「客の安全を守るため」GWに休業するホームセンターが相次いでいる。従業員から悲痛な声が上がる、その現状は(写真はイメージです)。

小売やサービス業で働く人の労働組合「UAゼンセン」には、ホームセンター従業員から以下のような声が寄せられているという。

「日に日に来店客数が増え、毎日がセール状態で密集状態です」

「外出自粛の影響で行く所がないからか、暇つぶしの来店も。実際にDIY・園芸用品関連・遊具などはかなり売れています」

「ニュースでは食品スーパーばかりが取り上げられているが、ホームセンター関連も3密状態とカスハラが横行しているのに、ほとんど扱われていない気がする。入場制限なども含め、ぜひ行政に要請して頂きたい」

「『国が営業を認めている所に行って何が悪い』とばかりに、自粛してくれません。あるホームセンター企業が週末の休業を決めましたが、これも社会を守る勇気ある自粛です。ただ一つが休業すると、他の店へと人が流れて来て、更に密集します。もっと強く国が発信しないとコロナは終息しません」

中には、客から「出勤前に風呂入ってきてるのか?」と言われた人もいるそうだ。

Twitterには「#ホームセンター従業員の叫び」というハッシュタグもできており、「テーマパーク化してます」「従業員は無責任な客のせいでリスクに晒されてるの。今ガーデニングやDIYやらないと死んじゃうの?」など、混雑具合や忙しさ、感染に怯える様子が多数投稿されている。

客増加で休業、入場制限では危険防げない
こうした状況を受け、さらなる来客が見込まれるGWに休業する企業が相次いでいる。LIXILビバは「来ないでください宣言」と称して、 5月2日から6日までの期間、全店舗で休業する。同社は営業時間を約25%短縮したにもかかわらず、多くの店舗で客数が約40%増加したという。GWは入場を制限しても危険な状態の解消が難しいと判断したそうだ。

ハンズマンも4月29日から5月6日は全店舗を休業に、ロイヤルホームセンターは5月の日曜日は休業、コメリは営業時間を短縮するなどの対応を発表している。

補償なく、企業と消費者に委ねられた安全
ホームセンターの休業要請に関しては、東京都が休業を要請する方針案を策定するも、政府は新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針でホームセンターを「国民の安定的な生活の確保」に不可欠なサービスを提供する関係事業者とし、都に見直しを求めた経緯がある。

UAゼンセン(生活関連産業の労働組合)の担当者は言う。

「ホームセンターは自粛要請対象ではないという判断を受けて営業を継続する中で、DIYやガーデニングといった商品は巣ごもり需要で客を集め、『密集』や接客による『密接』を生み出してしまいました。 生活必需品を購入するために来店する客がいる一方で、趣味やレジャー感覚で来店する客も多い。

政治が感染防止対策と補償を明示できないため、企業が進んで休業を宣言して、客と従業員の安全を守っているのが現状です」

UAゼンセンは4月3日、緊急事態宣言に先駆け、小池百合子東京都知事に対し、食料品店やドラッグストアに入店制限や従業員の感染防止のためのガイドラインの策定と事業者への指導を行うよう求める要望書を提出した。

現在、政府は都道府県に対し、スーパーの混雑時には入店制限をするよう求めており、東京都は4月25日から5月6日までを「STAY HOME週間」と名付け、買い物の回数を3日に1度程度にするよう、また買いだめしないよう都民に呼びかけている。

「ホームセンターに対しても、こうした取り組みが必要です。感染防止のため大幅に営業を制限すれば、雇用含め経済活動に影響が出る。このジレンマを行政主導で解消できないうちは、消費者の皆さんに実情を理解してもらい、秩序ある行動をお願いするしかありません」(UAゼンセン担当者)

(文・竹下郁子)

竹下 郁子

4198チバQ:2020/05/04(月) 16:43:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4bce77e0039989ca72af9e61d3765d896e99e2a
「自粛しないと通報するぞ」自警団を買って出る人が怯えているもの
5/4(月) 8:01配信

現代ビジネス
まったりディストピア
写真:現代ビジネス

 コロナショックによって、日本中のありとあらゆる領域で分断が生じています。

 とりわけ政府や自治体による「自粛要請」を盲信して「自粛警察」(自粛していない店や人を警察のように取り締まったり、実際に通報する行為を指すネットスラング)を買って出る人々と、「補償なき自粛」に異議を申し立てて応じない人々、「規制なき自粛」に何の危機感も抱かずに過ごす人々が、お互いを罵り合って収集がつかない「分割統治状態」が出現しています。

 被支配者同士の対立をあおり立てて、支配者への批判をかわす統治手法を「分割統治」と言います。自粛をめぐる3つどもえのバトルは、為政者が頼んでもいないのに勝手連的に沸き起こった地獄絵図です。

 都市部を中心に感染者数の増加が収まらず、経済的に困窮する事業者・被雇用者も増えている中で、市民同士による陰湿な相互監視が幅を利かせ、個々の事情などお構いなしに「同調圧力」という暴力が横行しています。

 他方、今のところコロナ禍による経済的なダメージをほとんど受けることなく、テレワークの恩恵を享受できている人たちがいることも事実です。巣ごもり特有の「贅沢な悩み」をウェブ会議でほろ酔いで語り、マスク姿の主婦たちは子連れで買い物に繰り出し、公園などに集まって素知らぬ顔で井戸端会議をしています。まるで、パンデミックなど自分たちの生活には大して影響はない、と言わんばかりにです。

 筆者はこうした、「深刻」と「楽観」が隣り合うようにして、埋め難い社会の分断が噴出する暗黒世界を「まったりディストピア」と呼んでいます。

 感染症で人が死に、仕事がなくなるといった極限状態が展開される一方で、依然被災(こう述べても差し支えない状況になっているでしょう)を免れている人々の間では、実はそれほど変わらぬ日常が続いています。たしかに「ディストピア」感はあるのですが、それは平時にぼんやりと思っていたような破局の光景ではなく、やたらと「まったり」しているのです。

国家は「死の恐怖」で人を動かす
Photo by gettyimages

 無観客でライブ配信を行なうライブハウスに「次開けたら警察に通報するぞ」と脅し、自粛要請の範囲内で営業している居酒屋に「このような事態でまだ営業しますか?」と張り紙をする「自粛警察」と揶揄される人々は、分かりやすく言えば、増大する「死の恐怖」から逃れるための一時的な代償行為を演じているに過ぎません。実際的な「死のリスク」ではなく「恐怖」からの逃避です。

 わたしたちは普段、自らの存在の足下が動揺させられるような大規模自然災害というものですら、ほとんど瞬間的で地理的に限定された「例外状態」として認識しています。

 しかし、今回のコロナ禍は、長期化と遍在化によって感染とそれによる死が実際以上のリスクとして強く認識されています。これによって、通常「思慮の外」にあった「死の恐怖」――つまり、自らの身体の動物性、ウイルスの宿主となる動物としての人間、死すべき運命にある動物としての人間といった実存――を意識しないことによって成立していた「自尊感情」が、危機に陥っているのです。

 いつの時代も、国家はこうした「死の恐怖」を動員のフックとして活用してきました。ナショナリスティックな言説の背後には、民族の永遠性、共同体への献身といった「死の乗り越え」がしばしばみられます。これによって、わたしたちはただの動物であることを受け入れながら、象徴的に不死を獲得できるというわけです。

 けれども現代の国家は、そのような仰々しい役割を担うことを止め、「社会の不条理」は個人の問題、自己責任として処理するよう迫り、国民創生の物語もゴミ箱に捨ててきました。さらに自尊感情の支えとなる家族や地域社会といったソーシャルキャピタル(社会関係資本)はこの数十年間で崩壊し、社会的な連帯も困難になりました。

 その結果、わたしたちは溺れかけた人が目の前に浮かんだ流木にすがるように、一時的にせよ恐怖を打ち消してくれる信念や権威に、進んで従おうとしてしまうのです。過剰な「自粛」と「反自粛」は、そのメカニズムの表と裏でしょう。

4199チバQ:2020/05/04(月) 16:44:31
恐怖と「軽蔑」の関係
 社会心理学者のシェルドン・ソロモンらは、このようなメカニズムについて以下の通り述べています。

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〈文化的な現実認識が死の恐怖を抑えているからには、自分の信念に反する信念の妥当性を認めれば、自分の信念が抑えつけている恐怖そのものが解き放たれる。そこで私たちはその脅威をかわすために、別の人生観をもつ人々を見下して人間扱いしない。または彼らに私たちの信念を受け入れさせ、彼らの文化を私たちの文化に吸収する、あるいは彼らを完全に抹殺する必要がある〉(シェルドン・ソロモン、ジェフ・グリーンバーグ、トム・ピジンスキー『なぜ保守化し、感情的な選択をしてしまうのか 人間の心の芯に巣くう虫』大田直子訳、インターシフト)
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 しかも「他者を軽んじるこの傾向は、とくに死を思い起こさせられた直後に顕著となる」というのです。

 コロナ禍で感染者を「殺人鬼」と評した政治家が典型ですが、潜伏期間の長さや無症状の者が多いこのウイルスのステルス性によって、すべての他者が「死の可能性」を帯び、自粛に従わずに遊んでいる若者などに至っては無自覚な「死の媒介者」に見えてしまうのです。いわば、人々の一挙手一投足が、恐怖の源泉となっています。

 国家や自治体の非公式のサポーターである「ミニ権力者」となり、不愉快な他者を攻撃しているあいだだけ、「恐怖そのもの」は「身近な権威」を借りた正義感や使命感によってやり過ごすことができます。

 けれども、そもそも全国民の行動変容を実現し、リスクをゼロにできるというのは完全に幻想です。「自粛警察」は政府の「クラスター対策」と同じく、木を見て森を見ずの状態で、自らの妄想と戦っているのです。いわば逃避の一種です。要するに、何ら現実を直視できていないのです。

楽観という防衛機制
 片や、「規制なき自粛」をあざ笑うかのように、何の危機感もないまま、好き勝手に振舞っている人々がいます。

 自分だけは大丈夫という「正常性バイアス」の仕業と言ってしまえばそれまでですが、ここでも実は、ソロモンらが指摘したメカニズムが作動しているのです。「自粛ムード」を「楽観ムード」に置き換えただけで、まったく同じ防衛機制が機能していることに気付きます。

 いつも通りの習慣を維持すること、これまでのルーティーンを変えないことが、「恐怖そのもの」のストッパーになる――この認識は制御しようがないのです。コロナ対策で営業時間を短縮しているスーパーマーケットやホームセンターなどが、家族連れでごった返すという異常事態が、まさにそれを表してしまっています。

 買い物で外出することによるに感染リスクよりも、買い物で得られる精神的な安定性が優先されるのです。ルーティーンを確認できるのであれば何でも良いのです。

 しかし、この心性もまた、新たな混乱の種でしかありません。

 こうした人にとって「心理的な安心感」は以前と変わらぬ習慣、ルーティーンに大きく依存しています。それがリスクの過小評価に基づく「日本すごい」論となんとなく合わさって、「楽観ムード」に水を差す者、悲観的な見通しを語る者を、原発事故の際の「危険厨」のようなものとして一笑に付すのです。

 ソロモンらの警鐘はここでも有効です。「『異なる他人』を見下しているときのほうが、やっかいな死の考えを消し去りやすい」(前掲書)からです。

4200チバQ:2020/05/04(月) 16:45:00

「第三の道」を拓くことは可能か
 もちろん、逆に「日本がニューヨークのような惨状になる」というのも、何のエビデンスもない戯言でしょう。しかしむしろ、日本において最も驚愕すべき事実は、行政側の都合によってPCR検査を厳しいハードルを設けるなどして大幅に抑制してきたために、かえって感染症の流行がどのフェーズにあるのかを正確に把握できるデータがどこにもないことの方です。緊急事態宣言とその開始時期、あるいは解除や延長の妥当性も、判断のしようがないというわけです。

 遅かれ早かれ、経済活動は段階的にしろ部分的にしろ再開せざるを得ません。その場合、当然ですが「ゼロリスク」はあり得ません。また、何事もなかったように元に戻す楽観論もあり得ないでしょう。今後、この2つの極論がさらなるいがみ合いを始めることは間違いありませんが、重要なのは、自分たちが生きるために必要な経済活動と健康リスクのバランスです。

 まったくアテにならない「自粛要請」に後押しされた「自粛ムード」を金科玉条のごとく受け取らずに、一方で過剰な楽観や危機意識に対する冷笑にも陥らずに、この状況に「殺されないためにできること」を考え抜いて生きることが重要になります。それは「深刻」でも「楽観」でもない第三の道を切り拓くことにつながります。

 コロナ禍でも思考停止に陥らずに活路を見い出しているのは、誰のために何を守るのかを明確に見極めることができ、平時から共助のネットワークを大切にしていた人々です。

 愚かな国家にも罵詈雑言を投げ付ける市民にも振り回されないために、そして他者を攻撃することで不安を解消する「感情のモンスター」にならないために、この「まったりディストピア」の欺瞞に引きずられない強さをもって、当面はこのコロナ禍と賢明に付き合っていかなければならないでしょう。

真鍋 厚(評論家・著述家)

4201チバQ:2020/05/04(月) 16:47:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7cc7d5c4883a3424e5b67402756ac37a17dc5f6
DIYやBBQ需要でホームセンターが密状態、店舗困惑 新型コロナで外出自粛中も
5/4(月) 8:40配信

福井新聞ONLINE
ゴールデンウイークでホームセンターには多くの買い物客が訪れている=5月3日午後2時10分ごろ、福井県福井市

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、外出自粛を福井県が要請する中、休業要請の対象外となったホームセンターに多くの買い物客が訪れている。新たな感染者が県内で確認されない日が続くうえ、大型連休に入ってからの夏を思わせる好天も一因のよう。DIY用品やバーベキュー関連の商品は「昨年以上の売れ行き」という店舗もあり、一部の売り場では「密」が避けられない状況。店舗関係者は「外出自粛の中、これでいいのか」と頭を悩ませる。

 福井市内のホームセンターでは5月3日、駐車場が次々と埋まり、多くの家族連れが来店する様子が見られた。店舗の担当者によると、園芸や日曜大工のコーナーは連日混み合い「特に木材カットサービスは行列が絶えず『密』になってしまっている」と話す。

 ゴールデンウイーク(GW)に入りバーベキュー関連の商品も次々と売れているという。「売り上げは昨年以上で、おかしいくらい売れている。家族連れも多いので、感染拡大防止の面からも代表者の来店や短時間の利用をお願いしたい」と呼び掛ける。

 同市内の家電量販店でも「GW期間の来店は増加傾向」という。ほとんどが家族連れで「話し合って購入を決めるお客さまも多く、対策はなかなか難しい」と心境は複雑だ。

 一方で、福井市のエルパは「館内の様子をみても、外出自粛にご協力いただいていると思う」と話す。4月30日からは購入予約を受け商品をドライブスルーで渡すサービスも始め「安心して買い物できる環境を整えていく」とした。

 福井新聞の調査報道「ふくい特報班」(通称・ふく特)には、ホームセンターで勤務する40代女性から「客が殺到し、年末年始レベル」との声も届いた。狭い通路で多くの人が商品を吟味したり、家族そろって来店し大きな声を出したりする姿が見られるという。「自粛ムードは店内になく、感染の恐怖を感じる。行くところが限られ来店されるのだろうが、感染の危険性をよく考えて行動してほしい」と訴えている。

 ×  ×  ×

 福井新聞「みんなで発掘 ふくい特報班」(ふく特)は、暮らしの中で感じた疑問や地域の困りごと、不正の告発といった情報を寄せていただき、記者が取材を進める調査報道企画です。

4202チバQ:2020/05/04(月) 16:47:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/533d925d312b47d4277ea78ff59f8a040f49aa23
3密防止、巣ごもり商品、野菜の苗… 東北の大型小売店、異例のGW対策
5/2(土) 10:42配信

河北新報
混雑する時間帯を知らせ、感染拡大防止を呼び掛けるポスター=仙台市青葉区のみやぎ生協錦町店

 新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛要請が続き、大型連休中は食料品や日用品といった生活必需品の買い物需要が高まるとみられる。東北のスーパーやホームセンターは例年の集客企画を封印。「3密」を防ぐ対策を講じながら、例年とは異なる巣ごもり用の商品をそろえる。

■チラシを中止

 宮城県内にスーパー21店を展開するサンマリ(仙台市)は、4月下旬から折り込みチラシを中止。ポイント獲得数が3〜7倍になる特売企画もやめた。落ち着いて必要なものを買い物してもらうための措置だ。

 客は特売日に集中する傾向があるが、現在は分散されている。東海林誠社長は「スーパーはライフラインの一つだが、従業員の安全も守らなければならない。地域で商売を続けるためにも、密集を避けて感染者が出ないよう努める」と狙いを話す。

 各社はレジ前に飛沫(ひまつ)防止のビニール板を置いたり、会計の列の間隔を保ったりと「3密」防止に知恵を絞る。みやぎ生協(同)は来客の分散を図ろうと混雑時間を店入り口に掲示。イオン東北(秋田市)は仙台市内の大型店で1〜6日の午後2〜3時、妊婦や高齢者、体が不自由な客を優先してレジに通す。

 自粛傾向に伴い、品ぞろえも変化している。岩手、宮城両県で20店を運営するマイヤ(大船渡市)は例年、大人数での食卓を想定して5〜6人用の焼き肉やすしを並べたが、今年は2〜3人用を中心に展開する。宮城県内に9店ある伊藤チェーン(柴田町)も1家族用に商品を見直した。担当者は「昨年は改元を祝うごちそうや福袋が売れたが、今年は一変した」と話す。

■冷凍庫売れる

 宮城県内にホームセンター15店を展開するダイシンカンパニー(仙台市)では家庭用冷凍庫が週に約30台売れ、在庫が追い付かない状況だ。外出自粛や長引く休校で、簡単に調理できて日持ちがする冷凍食品が好まれている影響とみる。

 室内の感染リスクを軽減するため、例年なら販売シーズンを終える加湿器も引き続き売れ、倉庫から取り出して店頭に並べている。家庭菜園に関心が高まり、大型連休中は野菜の苗の需要を見込む。

 山田憲弘社長は「異例の大型連休で人出は読めないが、万全の人員で臨み、感染対策にしっかり取り組む」と話した。

河北新報


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