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商業・流通

1とはずがたり:2006/04/26(水) 23:23:08
スーパー,コンビニ,百貨店,中心商店街の衰退と活性化策など

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http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/commerce.html

332荷主研究者:2008/11/10(月) 03:12:51

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080920301.htm
2008年9月20日04時09分 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎売上高達成も正念場 富山の「総曲輪フェリオ」開業1年 金沢流出止まらず

 富山市中心市街地の大型商業施設「総曲輪フェリオ」が、二十一日で開業から一年を迎える。にぎわい創出の拠点として開業したフェリオは、核テナントの大和富山店、専門店街ともに初年度の売上高目標を達成したが、目新しさが薄れ、消費低迷の影響も受けて二年目の先行きは不透明だ。金沢への買い物客の流出も歯止めはかからず、「まちなかの顔」は正念場に立たされている。

 「一年目の数字はとりあえず、達成できた」。大和富山店の久郷隆行店長は、初年度の売上高が当初目標の二百億円を超えたと明らかにした。新店の売上高は旧店からの移転直前と比較して二割増となり、二十七店舗が入るフェリオ専門店街の初年度売上高も目標の二十億円を超えた。

 上々のスタートを切ったかのように見える。だが、富山市中心部にできた商業の核を「一度は見たいとの物珍しさから買い物に来る客も多かった」(フェリオ関係者)との声も上がる。景気低迷による消費の冷え込みから、全国的に百貨店販売高の前年割れ傾向が続く中、売上高の目標突破は開業の「ご祝儀相場」と指摘する向きもある。

 開業から四日間で推計三十三万人を集める「お祭り騒ぎ」を生み出したフェリオ。周辺商店街でも集客効果への期待は高まったが、関係者からは「フェリオ効果が波及しているのは総曲輪通りの一部のみ。ほかの商店街には及んでいない」との声も聞かれる。

 実際、富山商工会議所が今年四月に行った調査では、フェリオ開業後に客数や売上高が増えたとする店が、減ったとする店を上回ったのは総曲輪通りだけで、うち16・2%が減ったと回答した。

 富山県内のほか、岐阜県飛騨地方、新潟県上越地方を含む「九十六万人商圏」構想を掲げた大和富山店。百二十四の富山初登場ブランドを導入して新店を開業したものの、地元関係者は「富山商圏に浸透している金沢ストローを食い止めるまでには至っていない」とみる。

 同店は、北陸最大級の化粧品売り場や地下食料品売り場、レストラン街の充実で集客を進めた。ただ、婦人服や雑貨などファッション性の高い商品では、「金沢にしかないブランドを求めて香林坊店に足を運ぶお客様もいるようだ」(大和富山店幹部)とする。

 依然続く金沢ストローに加え、消費意欲の停滞も二年目の懸念材料となる。初年度超えを目指して、大和富山店は、従業員の自発的な県外店舗視察「チャレンジ研修」の奨励を強化する。休日を利用して他の百貨店を見学する従業員に交通費などを支給し、「接客サービスの向上に役立ててほしい」(同)と期待を込める。

 フェリオ専門店街も今月から、大和の商品券を各店舗で利用できるようにしたほか、大和富山店や総曲輪通り商盛会と共同販促活動に乗り出す。フェリオを運営する「総曲輪シテイ」の五艘光洋社長は「それぞれの特長を打ち出して連携し、集客に結びつけたい」と期待をつなぐ。二年目のてこ入れに対し、富山駅前のファッションビル「マリエとやま」は随時テナントの入れ替えを進め、郊外店も家族向けの魅力発信で集客を図る構えだ。

 十八日に発表された基準地価で、フェリオ周辺の西町では昨年の13・4%上昇から一転し、横ばいとなった。景気減速の逆風の中、地元一丸となった囲い込みの成否が、富山商圏の行方を左右する。

333千葉9区:2008/11/13(木) 23:47:39
三越伊勢丹HD 地方店を別会社化 首都圏重視鮮明に(11/13 23:22)
 四月に経営統合した百貨店の三越と伊勢丹の持ち株会社、三越伊勢丹ホールディングス(HD)は十三日、二〇一〇年四月に三越札幌店など地方店舗を本体と切り離して別会社にすることを柱とした、〇九−一一年度の中期経営計画を発表した。計画では首都圏重視の戦略を鮮明にし、当初一三年度を予定していた同HD傘下の三越、伊勢丹の統合は一一年四月に前倒しする。

 地方店舗の別会社化により、店舗ごとの採算を明確にするとともに、全国一律の店舗運営でなく、地域密着の営業戦略や店舗別の人件費の設定などを行う狙いがある。

 三越札幌店は一店で「地域事業会社」とし、三越の店舗と伊勢丹の連結子会社の店舗が重複する新潟や福岡では地域に一社ずつの事業会社を設立する予定だ。伊勢丹が経営支援する丸井今井札幌本店の扱いについては、明言を避けた。札幌を含め最大で全国に八つの地域事業会社ができる見通し。記者会見した石塚邦雄社長は「地域の顧客特性に合った商売をすることが大事だ」と述べた。

 中期経営計画では、三越日本橋本店と銀座店、伊勢丹新宿本店の首都圏旗艦三店に〇九−一一年度の三年間で四百九十億円を集中的に投資することも明らかにした。三越、伊勢丹の各事業会社の統合については「経営環境が激変した」(石塚社長)として前倒しする。三越、伊勢丹という「のれん」は残す。

 同時に三越伊勢丹HDが発表した〇八年九月中間連結決算は、売上高が七千五十四億円、営業利益が百十二億円。事業会社別の売上高は、三越が前年同期比4・6%、伊勢丹が同2・3%、いずれも減少した。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/128972.html

334荷主研究者:2008/11/16(日) 23:55:11

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/118111.html?_nva=161
2008年09/17 11:03 北海道新聞
旭屋書店が道内撤退 来春にも閉店 他社と競合激化で

 書籍販売大手の東京旭屋書店(東京)がJR札幌駅直結の商業施設・札幌ステラプレイスにある札幌店を閉店し、道内から撤退する方針を固めたことが十六日、分かった。同業他社との競合激化などで売り上げが減少し、「今後も採算が取れない」と判断したため。早ければ来春にも閉店し、後継テナントには三省堂書店(同)が入居する見通し。

 旭屋書店札幌店は一九七七年、札幌市中央区の商業ビル「エイトビル」(現・アルシュ)地下一−二階にオープンした。二〇〇三年の札幌ステラプレイス開業に合わせて移転増床し、売り場面積を二倍の二千六百平方メートルに拡充。当時としては道内最大級の書店で、〇四年には売上高約二十六億円を計上した。

 だが紀伊国屋書店(東京)が〇五年、札幌・大通地区にあった札幌本店をJR札幌駅西隣に移転し、売り場面積を四千三百平方メートルに増床。蔵書数も八十万冊と旭屋書店の二倍に増やした。

 旭屋書店は紀伊国屋書店に客が流れたのに加え、中古本販売店の台頭や書籍ネット販売の普及などで売上高が減少。「テナント料も二度ほど引き下げられたが、採算に合わなくなった」(東京旭屋書店)という。

 札幌ステラプレイスを運営する札幌駅総合開発(札幌)や東京旭屋書店などによると、撤退跡には三省堂が入居する方向で、撤退時期などを協議中。三省堂は札幌ステラプレイスに隣接する大丸札幌店内に出店しているが、同店は引き続き営業するもようだ。

335荷主研究者:2008/11/16(日) 23:57:34

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/09/20080926t12037.htm
2008年09月26日金曜日 河北新報
三越、全国6店舗の閉鎖発表 名取は来年3月1日

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は25日、業績が悪化している三越の全国6店舗の閉鎖を正式に発表した。東北関係では、名取市の大型ショッピングセンター「イオンモール名取エアリ」に入居する三越名取店と、盛岡市にある小型店の三越盛岡を来年3月1日に閉店する。

 今年2月末現在で三越名取の従業員は133人、三越盛岡は7人で、三越は「再就職に向け最大限の支援をしていく」としている。三越名取の入居場所の今後について、エアリを運営するイオンモール(千葉市)は「顧客の期待に応える新しい店を入れたい」と話している。

 三越の三須尚紀執行役員仙台店長が25日、仙台市内で記者会見し、「三越名取で郊外型の新たな営業モデルの構築に励んだが、赤字幅が甚大で営業継続が困難と判断した」と述べた。

 三越名取は2007年2月、エアリ内にオープン。年間売上高の目標60億円に対し、昨年度は37億5000万円と低迷し、5億7000万円の営業赤字だった。三越は赤字の原因として、顧客層設定の甘さや競争激化、消費の低迷を挙げた。

 三越盛岡は1981年開業。売上高のピークは02年度の1億3700万円で、07年度は7600万円にまで減少していた。東北の小型店はほかに宮城、秋田、福島3県に計4店あるが「現時点で閉店は検討していない」(三越)と言う。

 閉鎖するほかの4店は池袋店(東京都豊島区)、鹿児島店(鹿児島市)、武蔵村山店(東京都武蔵村山市)、小型店の三越鎌倉(神奈川県鎌倉市)。池袋、鹿児島両店は来年5月6日、ほかは3月1日に閉店する。

<残りの店舗は順次別会社化>
 三越伊勢丹ホールディングス(HD)の石塚邦雄社長は25日記者会見し、不採算の6店舗の閉鎖後に残る店舗を現在の本体から切り離して、地方事業会社として順次別会社にする方針を明らかにした。その狙いについて「(別会社化して)いっそう地域の特性に合わせた店舗運営をしていく必要性がある」と述べ、より地域密着の経営を進めていく考えを示した。

 海外を含めた今後の店舗閉鎖については「今は考えていない。11月に発表する今後3カ年の中期経営計画にも盛り込まない」と強調した。

336荷主研究者:2008/11/17(月) 00:07:00

http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20080925/CK2008092502000016.html
2008年9月25日 中日新聞
大型商業施設の競争激化 ラスパ御嵩オープン

ラスパ御嵩の開店を待ち、並ぶ人たち=御嵩町上恵土で

 ユニー(愛知県稲沢市)の大型商業施設「ラスパ御嵩」(古谷洋店長)が、御嵩町上恵土にオープンした。商圏にはヨシヅヤ(パティオ)、バローのほか、グループのアピタ美濃加茂店などもあり、商業施設同士の競争が激しくなりそうだ。

 23日の開店前には、中央出入口前で記念セレモニーがあり、渡辺公夫町長ら来賓も出席。御嵩町と可児市の子どもたちによる環境モニュメント除幕式や、「可児市双龍太鼓」などで祝った。午前9時に開店すると、列を成していた買い物客らは早速目当ての店に向かった。

 ラスパ御嵩は、国道21号バイパス沿いの工場跡地約5万2000平方メートルに建設。1、2階合わせた営業面積は約2万5000平方メートルで、直営「アピタ御嵩店」と68の専門店で構成される。御嵩町全域と可児、美濃加茂両市の一部、八百津町の一部の計12万人を商圏とし、初年度の売り上げ目標は90億円。

 専門店では若い層向けのファッション、生活雑貨に重点を置き、飲食店、スイーツにも力を入れた。全体として10−30代を客の中心軸に想定しており、広い年齢を対象とするアピタ美濃加茂店とのすみ分けを図る。

 「ラスパ」は次世代型アピタと位置付けるユニーの新ブランド。従来型の専門店比率が4割程度だったのに対し、6割程度と逆転しているのが特徴で、今後同タイプの店舗を増やすという。

 商圏内の既存店にも対抗する動きが。今月12日にリニューアルオープンしたヨシヅヤ可児店(可児市下恵土)は、新たなテナントを誘致、全館の閉店時刻もこれまでより1時間遅くし午後9時までにした。本田信行店長は「お客さまにとって魅力ある店づくりがますます必要になってくる」と話した。

 (小川邦夫)

337荷主研究者:2008/11/17(月) 00:50:54

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/52291
2008年10月8日 00:19 西日本新聞
ディズニー 福岡進出白紙に 運営会社 景気後退、収益に懸念

 東京ディズニーランドなどを運営するオリエンタルランド(千葉県浦安市)は7日、福岡市博多区の「第2キャナルシティ(仮称)」を最有力地として検討してきた屋内型娯楽施設の事業化を白紙撤回すると発表した。投資額が想定の200億‐300億円を大幅に超える見通しで、世界的な景気後退の下では、収益が見込めないと判断した。

 同社は2007年5月、首都圏以外の地方都市数カ所に、世界初業態となる屋内型施設を展開する中期経営計画を発表。アジアからの集客もにらみ、福岡を最有力候補地として、進出条件などを調整してきた。

 施設内容については、同社と米ディズニー社が共同で検討。ステージショーや飲食、ショッピングなどを融合した「都市型エンターテインメント施設」を目指した。満足できる施設にするには巨額の投資が必要で、屋内型施設そのものを断念するしかなかった。

 同社は「地方都市進出の可能性は、今後も模索する」としており、福岡での新たな施設の展開も視野に入れるという。

 ディズニー進出を前提に、2011年の九州新幹線鹿児島ルート全線開通後の街づくりを描いてきた地元・福岡への影響は大きい。地元経済界の支援も受け第二キャナルへのディズニー誘致を進めてきた福岡地所(福岡市)は「オリエンタルランドの新たな事業開発との連携も考えたい」としている。

=2008/10/08付 西日本新聞朝刊=

338荷主研究者:2008/11/17(月) 00:51:30

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/51951
2008年10月6日 12:05 西日本新聞
博多座が入場500万人突破 日本初の「公設民営」型劇場 福岡市

開場以来500万人目の入場者となり、中元弘利社長から記念品を受け取る劉伸子さん(右)と加来紀美子さん=6日午前10時すぎ、福岡市博多区の博多座 福岡市博多区下川端町の演劇専用劇場「博多座」の累計入場者数が6日、500万人を突破した。1999年6月3日の開業から9年4カ月での達成。「本物の舞台」(同劇場)を提供し続けることで、毎年50万人前後を安定的に動員することにつながった。

 500万人目は、現在公演中のラブコメディー「恋ぶみ屋一葉」(浅丘ルリ子さんなど出演)を見に来た北九州市小倉南区の主婦、劉伸子さん(61)と加来紀美子さん(65)。11月から来年10月までのペア観劇券(11公演分)を贈られた2人は「本当に幸せ。大好きな歌舞伎だけでなく、宝塚歌劇などいろんな劇を楽しみたい」と喜んだ。

 博多座は、福岡市の旧市街地・博多部の活性化や“芸所博多”の復活などを目指してオープン。日本初の「公設民営」型劇場で、同市や九州の経済界、大手興行会社など37社が出資する第三セクターが運営、同市が施設管理を担当する。

 歌舞伎やミュージカル、演歌など多様な舞台を月替わりで上演するのが特徴。九州にとどまらず本州などからも演劇ファンを集める人気施設になっている。

=2008/10/06 西日本新聞=

339荷主研究者:2008/11/17(月) 00:57:44

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/52071
2008年10月7日 09:50 西日本新聞
県内最大の商業施設「イオン鹿児島」開業1年 来店客1000万人 好調さに自信 天文館地区は苦戦

1周年記念セールで満杯となった3500台収容の駐車場=5日午後、鹿児島市東開町のイオン鹿児島ショッピングセンター 県内最大の商業施設「イオン鹿児島ショッピングセンター」が鹿児島市東開町にオープンして、6日で1年が過ぎた。店側は「来店客数は1000万人を超えた」と自信を深める。一方、同市の中心商店街である天文館地区では三越鹿児島店が来年5月の撤退を決め、空き店舗も増えるなど、イオン鹿児島との競争による影響が広がりつつある。 (鹿児島総局・湯之前八州)

■にぎわうセール

 5日の日曜日。開業1周年セール中のイオン鹿児島では、家族連れなど5万6000人(同店集計)が買い物を楽しんだ。「1年で鹿児島商業の核の1つに定着した」。同店の高橋仁モールマネジャーは笑顔をみせた。

 イオン鹿児島は4万6000平方メートルの売り場に、核店舗のスーパー「ジャスコ」と170のテナントが入居。3500台の無料駐車場も備える。高橋さんによると、この1年で1050万人が来店した。休日は鹿児島市だけでなく、県内全域から客が集まるという。

■減少幅2倍近く

 山形屋と三越鹿児島店を中心とする天文館地区は、イオン鹿児島との競争に苦戦している。

 経済産業省によると、両デパートが大半を占める県内百貨店の売り上げは、イオン鹿児島が開業した昨年10月以降、全月とも前年比マイナスで推移。この傾向は全国的だが、減少幅の平均は5.2%と全国(2.8%)の2倍近くに達した。

 三越鹿児島店の山本正隆店長は撤退発表の記者会見で、イオン鹿児島などとの競争について「相手に負けた」と認めた。

 小売店も事情は同じ。鹿児島商工会議所などでつくる「市中心市街地活性化協議会」の2月の調査では、天文館地区の約7割の店が、イオン鹿児島などの大型商業施設に「マイナスの影響を受けた」と回答している。

 スーパーを核店舗に持つため価格が安い▽無料駐車場が広い‐。県内銀行の関係者は、イオン鹿児島が好調な理由にこの2点を挙げ「どちらの利点もない天文館は今後も苦戦」と予測した。

■イベントで対抗

 こうした中「イオン開業で客足が2割落ちると考えていたが、5%程度のようだ」と話すのは、同地区の街おこし組織「We Love天文館協議会」の有馬勝正会長だ。昨年6月発足の協議会は、客の市電運賃を期間限定で無料にするなど約70のイベントを開催。「価格だけでなく、街全体のおもしろさで勝負したい」と意欲をみせる。

 「鹿児島流通戦争」とも言われるイオン鹿児島と天文館の競争。消費者にとっては、単なる客の奪い合いにとどまらず、鹿児島の商業全体の魅力アップにつながることが期待される。

=2008/10/07付 西日本新聞朝刊=

343荷主研究者:2008/11/23(日) 23:11:30

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20081007/CK2008100702000040.html
2008年10月7日 中日新聞
栄地区の再開発が具体化 ブルックスブラザーズが11月開店

ブルックスブラザーズが1−2階に出店する旧マナハウスのビル=中区錦3で

 昨年閉店した中区錦3の大型書店「マナハウス」の後継テナントとして、米国の有名ファッションブランド、ブルックスブラザーズが国内最大の直営店を11月下旬にオープンすることが明らかになった。中区栄3の旧ダイエー栄店も跡地利用を目指して解体工事が始まり、名駅地区に比べて遅れていた栄地区でも、民間による再開発が具体化し始めた。

 ブルックスが出店するのは広小路通に面したビルの1、2階部分で、売り場面積は1254平方メートル。既に市内の百貨店や岐阜県土岐市のアウトレットモールなどに店舗を構えるが、大型の直営店は中部地区で初めて。スーツやネクタイなど定番の紳士向けをはじめ、婦人向けや子供向けなど旗艦店の東京・銀座本店に匹敵する品ぞろえを目指す。

 同社の日本法人は「名古屋は活気があり、出店機会をうかがっていた。古くからファッションの街として知られる栄地区は十分魅力ある」と期待する。

 一方、2005年10月に経営不振から閉店した旧ダイエー栄店(地下2階、地上10階建て)の解体工事は来年5月には完了する見込み。約1980平方メートルに及ぶ跡地利用をめぐり、土地、建物を所有する名古屋商業(中区錦3)は「まだ何も決まっていない」としながらも「提案がいろいろ来ているのは事実」と含みを残す。

 既に大手のホテル進出がうわさになるなど地元の不動産業者らは「周辺を巻き込んだ大型案件になる可能性がある」と話す。

 このほか、広小路通沿いでは、大手デベロッパー、三菱地所(東京)が今年3月、中区錦2にある三菱東京UFJ銀行の遊休地(約3900メートル)を取得。商業テナントを含む高層オフィスビルの建設を検討するなど、ここにきて再開発ムードが活発化している。

344荷主研究者:2008/11/23(日) 23:45:28

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20081019301.htm
2008年10月19日03時22分 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎石川、富山県境挟みイオン対決 富山西部商圏、顧客流出に警戒

 北陸最大級の商業施設となるイオンかほくショッピングセンター(SC)が三十一日にかほく市に開業するのを受け、県境を挟んだ「イオン対決」の火ぶたが切られる。高岡市のイオンモール高岡は、商圏が一部重複するかほくSCの開業日から改装オープンセールを開き、顧客流出阻止に動く。自社競合に映る巨艦店の対抗姿勢に、周辺SCや商店街はストローへの警戒感を強めている。

 「能登からのお客さまは確実に取られてしまう。影響は無視できない」。イオンモール高岡の幹部は、商業施設面積が自店より大きく、商圏も重なるかほくSCの開業に危機感を募らせる。

 モール高岡は、かほくSCがグランドオープンする三十一日から、「リニューアルオープン」セールを開催する。二十二テナントが新規出店し、専門店の数では百三十店舗のかほくSCを上回る百三十六店舗で対抗する。

 セール開始日が、かほくSCの開業日と重なった点についてモール高岡側は「ぶつけたわけでも何でもない」とする。ただ、グループ内で対抗意識を燃やしているのは明らかなようで「運営企業が違うから、ライバル視するのではないか」(流通関係者)との声が上がる。

 かほくSCを運営するイオンリテール(千葉市)は、総合小売業を主業務としており、モール高岡を運営するイオンモール(同)はSC開発や不動産の販売、賃貸を手掛ける。ともにSC運営も行うイオンの子会社だが、関係者によると「すみ分けもなく、出店用地の取り合いもあるらしい」という。実際、モール高岡はかほくSCを「ファボーレ(富山市)やアピタなど他の大型SCと同じライバル」と位置づける。

 モール高岡が見せる全面対決の構えに対し、富山県内の他のSCは「影響は一時的だろう」と強気な見方がほとんどだ。

 ユニーが運営するアピタ砺波店(砺波市)は「最初の一カ月は目新しさから影響が出ると思うが、次第に落ち着く」とみている。同店は東海北陸自動車道の全線開通以降、岐阜県北部からの客が増えており、イオンへの大幅な客の流出は回避できるとしている。

 かほくSCの商圏内に位置するユニー小矢部店(小矢部市)も「県境をまたいだ顧客流出が続くとは思わない」とする。ただ、ファボーレを運営する富山フューチャー開発(富山市)は「ふたを開けてみないと何とも言えない」と気を許さない。

 高岡市内の商店街関係者からは、モール高岡の改装オープンで大型店のストロー現象が加速し、中心市街地の地盤沈下が一層進むとの懸念も強まる。

 高岡市によると、中心市街地十二地点の歩行者通行量は二〇〇六年で平日一万八千四百人、休日一万七千二百人と、調査を開始した一九九四年の半分以下に落ち込んでいる。二〇〇二年にJR高岡駅の一・五キロ南にモール高岡が開業して以降は減少傾向が顕著となり、駅に近い高岡サティは売り上げの低迷から、来年一月十二日に閉店することが決まっている。

 中心商店街の商店主の一人は、かほくSC開業によるイオン勢の競争激化に対し「こう次々と大型店が進出すると、ボディーブローのように効いてくる」と不安を募らせる。来年開町四百年を迎える高岡には観光客が増えていることもあり、「何とかしてまちなかの空洞化を食い止めたい」(同商店主)とする。

 ガソリン価格が落ち着き、高速道路での自動料金収受システム(ETC)搭載車の料金割引が拡大するなど、車を利用する客がかほくSCに流れる要素は広がっている。加えて、景気悪化で消費意欲が一層減退する中、富山県西部の商業者全体が危機感を持って巻き返しを図らないと、商圏全体の衰退にもつながりかねない。

345荷主研究者:2008/11/24(月) 00:02:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/10/20081021t42010.htm
2008年10月21日火曜日 河北新報
中三秋田店が閉店 「郊外型百貨店」根付かず

閉店時刻が迫り、出入り口で買い物客を見送る中三社員=20日午後8時ごろ、秋田市御所野の中三秋田店

 北東北3県で百貨店を展開する中三(青森市)は20日、秋田市御所野のショッピングセンター(SC)イオンモール秋田内の「中三秋田店」を閉店した。地方百貨店の生き残りをかけ、全国に先駆けて挑戦した郊外型店舗だったが、地域経済の低迷や消費の減速で業績が悪化し、11年で幕を閉じた。

 午後8時の閉店に合わせ、中三の向中野光秀社長や秋田店の従業員が出入り口に整列。店を後にする買い物客を見送り、「長い間のご愛顧に感謝致します」と頭を下げた。

 地方都市で郊外型SCが根付くとみた中三は1997年10月、売り場面積約1万3500平方メートルの秋田店を開店させた。ピーク時(2004年8月期)は年間約50億円の売り上げを記録したが、高級イメージに代表される百貨店の志向がSCとうまく合致せず、最近は買い控えによる売り上げ低迷で、業績は伸び悩んでいた。

 中三は「郊外型は結果的に限界を迎えたが、当時としては画期的なチャレンジだった。SCとの価格差を埋めれば百貨店の自己否定になり、苦しかった」と振り返った。今後は原点回帰し、市街地型店舗の青森、弘前、盛岡の3店に経営資源を集中させる。

 イオンモールによると、閉店後のフロアにはスポーツ用品店、ペットショップなどが入居する予定で、来春を目標に専門店街としてリニューアルオープンするという。

347荷主研究者:2008/11/30(日) 23:28:27

http://www.hokkoku.co.jp/_today/E20081031002.htm
2008年10月31日16時23分更新 北國新聞■石川のニュース
◎「迷いそう」「広い」客驚き イオンかほくSCが本格開業 売り場、東京ドームの1.5倍

 イオン(千葉市)のかほくショッピングセンター(SC)が三十一日、グランドオープンした。午前九時の開業を前に約二千人が列をつくり、地元のかほく市や金沢、能登からの買い物客でにぎわった。東京ドームの約一・五倍、商業施設面積六万七千平方メートルを誇る北陸最大級の商業施設に、買い物客からは「あまりの広さにびっくりした」「店が多くて迷いそう」と驚きの声が上がった。

 かほくSCは、かほく市内日角の国道159号沿いに立地し、敷地面積は十六万平方メートル。商業施設面積もこれまで最大だった高岡市のイオンモール高岡を二千五百平方メートル上回る。テナントはジャスコを核に衣食住の百三十が集積する。二十八日からの地元向け先行営業では、計十二万人を集客しており、初年度は一千万人を目標にしている。

 金沢市松村五丁目の学生山本紗耶加さん(20)は「ファッション店が多くて驚いた。これからも来たい」と笑顔を見せ、羽咋市内の会社員男性(55)は「金沢まで足を延ばさなくて済みそう。ガソリンの節約になる」と話した。

 同日、かほく市内で会見したイオンリテールの家坂有朋専務は「石川の地に初めてできたモール施設。新しいサービスを提供し、お客さまにイオンが来て良かったと喜ばれるようにしたい」と強調した。まだ開業していない複合映画館や温浴施設については「コストや景気の動向を見ながら、来年秋にも開業できるよう調整する」との考えを明らかにした。

 開業前の式典では、地元の木津幼稚園の園児が太鼓の演奏を披露し、油野和一郎かほく市長、西田正剛市議会議長らが加わり、テープカットが行われた。

348とはずがたり:2008/12/03(水) 17:18:22

西友、全店舗24時間営業に 低価格路線も強化
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/12/2008120301000575.htm

 大手スーパー西友のエド・カレジェッスキー代表取締役最高経営責任者(CEO)は3日までに、共同通信社のインタビューに応じ、現在約8割の店舗で実施している24時間営業について、「自治体と調整したうえで、(現在は387ある)全店舗に拡大したい」との方針を示した。利便性を高めて早朝や深夜の顧客を開拓する狙いがあり、従来の低価格路線も強化して業績拡大を図る。
 昼間の買い物客が中心の大手スーパーでは24時間営業の店は少なく、イオンが展開するジャスコでも全体の1割強で、イトーヨーカ堂はゼロ。全店舗で実施すれば西友が初めてとなる。
 消費不振でスーパー各社は苦戦を強いられているが、西友の親会社の米ウォルマート・ストアーズ出身のカレジェッスキーCEOは「日本市場はまだ寡占状態ではなく、西友もシェアを拡大できる。日本から撤退はしない」と言明。他のスーパーの合併・買収(M&A)も前向きに検討する姿勢を示した。
 西友が11月から実施している食料品など約1700品目の値下げについては「客数が増加し、価格の重要さを確認できた」と説明。ウォルマートの世界的調達網を活用し、低価格品をさらに拡充する方針を表明した。
 店舗戦略については「大型店の改装に力を入れる」とし、今後2年間で約100店舗を改装して集客力を高める考えを示した。
2008年12月03日水曜日

349千葉9区:2008/12/07(日) 13:44:30
http://mainichi.jp/select/biz/news/20081207k0000m020082000c.html
三菱商事・イオン提携:背景に消費不振 業界再編加速も 
 イオンと三菱商事が資本・業務提携することになり、今後は傘下のコンビニエンスストアやスーパーの連携も焦点となる見通しだ。コンビニ、スーパー業界は少子高齢化や景気後退で消費不振に直面している。共同仕入れなどで連携すれば、大幅なコスト削減が期待できるだけに、両社の提携を機に小売業界の再編が加速する可能性もある。

 イオンは、衣料品の販売不振や総合スーパーの不採算店増加で08年8月中間連結決算が3年ぶりに最終赤字に転落。当面は国際調達力に強みのある三菱商事との提携で、食料、衣料品の仕入れを強化し、業績のてこ入れを図る考えとみられる。

 ただ、今回の提携効果は、三菱商事が傘下にコンビニ大手ローソンを抱えるだけに、イオンの業績てこ入れにとどまらない。コンビニ業界は、たばこ自販機用に導入された成人識別カード「タスポ」を保有していないたばこ購入者の来店が増え、足元では売り上げ増が続いている。だが、「タスポ効果は一時的」との見方が強く、市場縮小で競争が激化するのは必至。ローソンがイオン傘下のミニストップとの共同調達を進めたり、イオンの電子マネーを活用するなど連携が進みそうだ。

 また、三菱商事傘下の食品スーパー、ライフコーポレーションと、イオングループのスーパー「ジャスコ」や大型ショッピングセンターとの業務連携も視野に入る。

 小売り各社と商社の連携は、経営不振に陥ったダイエーや旧セゾングループなどを商社が支援するケースが多かったが、商社側にも海外で調達した食料、衣料品の販路を拡大するメリットがあった。伊藤忠商事はファミリーマートの筆頭株主だが、大手スーパーのユニーとは業務提携にとどまっており、今後、ユニー傘下のサークルKサンクスとファミリーマートの連携強化などが進む可能性もありそうだ。【小倉祥徳】

350千葉9区:2008/12/07(日) 14:18:25
http://www.asahi.com/business/update/1201/TKY200812010406.html
百貨店、改装の凍結・延期相次ぐ 東武や伊勢丹、三越
2008年12月2日18時3分
 売り上げ不振を受け、百貨店の改装計画の延期や凍結が目立ってきた。東武百貨店は池袋本店の09年度の改装計画を凍結。伊勢丹と三越も新宿、日本橋の両本店の改装を1年以上遅らせる。11月も苦戦は変わらず、投資計画の見直しが広がる可能性がある。

 東武百貨店池袋本店は売り場面積約8万3千平方メートルの大型店。09〜11年度に73億円をかけて地下食品売り場などの改装を計画していたが、1年間は着手しない。「来年は消費が底になる」(広報)とみて、投資効果が見込めない改装はせず、低価格帯の商品を拡充して客層拡大をねらう。来年の景気次第では、改装中止も検討するという。

 三越と伊勢丹は投資計画を変更しないものの、主力店の売り上げが前年より1割前後も落ち込んでいるため、改装時期を1〜2年、先延ばしにすることを決めた。

 直営8店舗の11月の売上高が前年同月比16.8%減の松坂屋は、09年度の設備投資計画の絞り込みを模索。茶村俊一社長は「来年は次の3年に向けて体力をつける時期」と慎重な姿勢だ。

 百貨店は株価急落を受けた10月、全国での売上高が既存店ベースで前年同月比6.8%減と「最悪の状況」(日本百貨店協会)になり、11月はさらに悪化している店が少なくない。業界関係者は「改装すれば客が来る時代は終わった」と話し、売り上げの大半を百貨店で稼ぐアパレル大手も「消費が冷え込んでいる現状で、利益が確実に取れない投資は厳しい」とみる。

 一方、阪急百貨店や大丸、高島屋などは12年までに大阪や東京の主力店を建て替えたり、増床したりする予定だが、消費不振が長引けば見直しを迫られる可能性もある。

351とはずがたり:2008/12/17(水) 12:30:08

あんま買い物しない身から見ると百貨店ってのは嘗ての栄光が薄れている割りには強気な感じがしなくもないが。

J・フロント、3年で1千人削減
正社員の15%、自然減で
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008121600165&genre=B1&area=Z10

 大丸と松坂屋を傘下に置くJ・フロントリテイリングは16日、2010年度までの3カ年で正社員の約15%に当たる約1000人を自然減で削減することを明らかにした。店舗の小規模な改装を凍結することも含め、コスト削減で収益確保を目指す。世界的な金融危機を背景に売り上げ不振が深刻化している百貨店業界で、同様のコスト削減の動きが広がりそうだ。

 大丸と松坂屋の正社員は計約6000人で、10年度までに約1200人が定年や自己都合で退職する見込み。これに対し、09年春の新規採用は約50人。10年以降の採用も同程度に抑制していくことで約1000人削減する方針だ。

 投資計画でも、09年度は売り場の模様替えなどの改装を凍結し、20億円のコストを削減する。

 百貨店業界では「環境が悪く、改装をしても効果が見込めない」(百貨店関係者)との見方が広がっており、東武百貨店が池袋本店の改装計画を凍結したほか、三越伊勢丹ホールディングスも予定していた改装を1−2年程度延期する。
 全国百貨店の既存店売上高は10月までで8カ月連続して前年割れで、足元でも苦戦している。百貨店各社は不振が長期化しそうな中で、コスト削減による収益確保を急いでいる。(共同通信)

352千葉9区:2008/12/18(木) 21:49:24
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20081218-OYT1T00713.htm?from=navr
全国百貨店売上、15年ぶりの下落幅…名古屋は15%減
 日本百貨店協会が18日発表した11月の全国百貨店売上高(既存店ベース)は、前年同月比6・4%減の6491億円となり、11月としては15年ぶりの下落幅となった。これで9か月続けて前年実績を下回っており、2004年3〜12月に10か月連続で下落して以来の長さとなる。

 商品別では、売上高全体の約4分の1を占める婦人服が10・3%減となったほか、高額品の美術・宝飾・貴金属も15・9%減と大きく落ち込んだ。

 地区別では、名古屋が15・1%減と、98年3月(22・2%減)に次ぐ記録的な大幅減だった。愛知県豊田市に本社を置くトヨタ自動車の業績が悪化したことから、お歳暮の法人需要が減ったり、関連企業で働く人の消費者心理が冷え込んだりしたことが原因と見られる。

 東京は7・2%減、大阪は7・6%減だった。都市部の富裕層が消費を減らしている模様で、主要10都市合計の売上高は7・3%減となり、それ以外の地区の減少率4・8%を大幅に上回った。

 2008年1〜11月の累計売上高は前年同期比3・7%減となっており、12月までの通年でも、金融不安に揺れた1998年(5・0%減)以来の落ち込み幅となりそうだ。

(2008年12月18日21時11分 読売新聞)

353千葉9区:2008/12/21(日) 20:07:15
http://www.chunichi.co.jp/article/depart/news/CK2008121102100004.html?ref=related
松坂屋、名古屋駅店の存続検討 “出城”確保へ攻めの構え
2008年12月11日


 JR東海による「名古屋ターミナルビル」(名古屋市中村区名駅1)の再開発計画で、ビルに入居する松坂屋名古屋駅店の動向が注目される。同店は、隣接するジェイアール名古屋高島屋の開業で客足を奪われながらも、駅前の好立地を生かして一定の客層を確保してきた松坂屋本店(同市中区栄)の“出城的存在”。J・フロントリテイリングでは大丸が駅前出店を得意としており、今後、計画が具体化するのに伴い再入居をめぐる駆け引きが本格化しそうだ。

 松坂屋幹部は駅店について「撤退の計画は現段階ではない」と言い切る。同店の売上高は、ジェイアール名古屋高島屋が開業した2000年以降落ち込みが続き、松坂屋本店の10分の1程度。しかし今年3月には1974年の開店以来初となる1階の大規模改装を行った。和洋菓子の銘店や婦人衣料に特色を持ち、経営効率化も進んで「今期は黒字化のめどが立った」(松坂屋広報)という。

 再入居についてはJR東海のある幹部も「今入っているテナントは、継続して入店するというのが前提」と認める。しかし百貨店業界は、消費不況の様相をみせ“冬の時代”を迎えている。「JRは同じ百貨店ならば、子会社のジェイアール名古屋高島屋を重視するのでは」(名古屋市内の百貨店幹部)との見方もある。両社間では、JRセントラルタワーズ内の百貨店出店で、共同の計画を解消した経緯もある。

 今後の対応について松坂屋の岡田邦彦会長は、JRの駅ビルに入居する大丸東京店と同梅田店を例に挙げ「東京店も梅田店も借家権をてこにして移転や増床をした。そういう選択肢もJ・フロントグループにはある」と“攻めの交渉”をにおわせる。

 リニア新幹線の開業を見通せば、名古屋駅周辺の商機が膨らむのは必至で、現在の好立地を手放すことは松坂屋側にとり大きな損失だ。年内に見込まれる再開発の基本構想の発表に合わせ、松坂屋側の対応策の検討も本格化するとみられる。

 (矢野修平)

354荷主研究者:2008/12/21(日) 23:39:06

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20081028/CK2008102802000046.html
2008年10月28日 中日新聞
連日大盛況、エアポートウォーク名古屋 渋滞解消、知恵絞る

オープン当初からにぎわうエアポートウォーク名古屋=豊山町豊場林先で

 名古屋空港旧国際線ターミナルビルを活用したユニークな商業施設(SC)としてオープンした「エアポートウォーク名古屋」(豊山町)が27日も終日多くの人出でにぎわうなど大盛況の滑り出しを見せている。一方で、周辺に渋滞の車列ができ、主要事業者のユニーはトラブル防止に知恵を絞っている。

 オープン初日の25日と2日目の26日は、週末ともあって一部道路脇には「入場制限」「90分待ち」などの看板が掲げられる混雑ぶり。春日井、名古屋、小牧の各方面から流入する車で周辺道路はごった返した。

 そうした中でユニーが最も気を使っているのは、旅行客など空港利用者への配慮と生活道路への車の流入防止。周囲数キロ付近から看板や警備員によってSCに流れる車を一定の道路に誘導している。

 また、施設北800メートルに1000台規模の臨時駐車場を設けたり、名鉄小牧線味美駅からシャトルバスを運行したり。豊山町としても出入り口近くの町道の右左折レーンを拡幅するなどして事前対応。ユニーも地権者の名古屋空港ビルディングとともに道路改良に努めた。

 ユニーは今週末を一つのピークと想定しており、公共交通機関の利用を呼び掛けていくだけでなく「今後とも買い物客や周辺住民にトラブルのないよう細心の注意を払っていきたい」としている。

355荷主研究者:2008/12/22(月) 00:09:05

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811080044.html
'08/11/8 中国新聞
6年ぶりに紙屋町人気高まる
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 買い物で最もよく利用する広島都市圏のエリアに、広島市中心部の「紙屋町周辺」を選ぶ人の割合(支持率)が6年ぶりに増えたことが7日、中国新聞社がまとめた2008年の広島市広域商圏調査で分かった。市民球場(中区)のファイナルイヤー効果などで都心回帰の傾向が出た。郊外も新店効果があり、集客競争は一段と激化している。

 調査対象の9地区別の支持率は、紙屋町周辺が19.1%で前年より1.2ポイント上昇し、2位を確保。百貨店の改装に加え、市民球場のファイナルイヤーによる集客効果が出た。03年に30%を割ってから下落が続いたが、増加に転じた。「八丁堀周辺」は20.9%で1.3ポイント減ったものの、8年連続の首位をキープした。

 郊外4地区の支持率は計45.1%で、紙屋町、八丁堀周辺を合わせた中心部の40.0%を上回ったものの、差は2.2ポイント縮まった。

357千葉9区:2008/12/24(水) 22:48:16
<アウトレットモール編>

混雑ぶりが話題となった「三井アウトレットパーク 入間」

 「三井アウトレットパーク 入間」(埼玉県入間市)は4月10日のオープン初日には平日だったにもかかわらず、約3万7000人が来場し、4月の売り上げは約40億円を達成。ゴールデンウィーク期間中は首都圏全域から約44万人(4月26日〜5月6日)が訪れた。以降の来場者数は非公表だが、いまだに日によっては周辺道路が渋滞するほどの盛況ぶりだ。

 人気の理由は、204店(うちアウトレットは181店)というテナントの多さと、百貨店や駅ビルなどで定評のあるブランドを揃えた点。スーパーブランドの集積ではなく、気軽に何度も足を運べるのが好評を得た。650席のフードコートを含め飲食が充実しているほか、週末の音楽ライブなどエンターテーメント性のあるイベントを開催している点も見逃せない。幹線道路沿いで、高速道路のインターチェンジ出口に近接しているなど、交通アクセスの良さも集客力につながっている。人気の倉庫型ディスカウントストア「コストコホールセール」が隣接していて回遊できるのも魅力。

 初売りは元旦から1月3日までで、約130店舗が参加する福袋を販売。4〜12日は期間限定イベント「ニューイヤー特典」に約100店舗が参加する予定。

国内アウトレットの“横綱”「御殿場プレミアム・アウトレット」

 3月25日に第3期の増床オープンを行った日本最大級のアウトレットモール「御殿場プレミアム・アウトレット」(静岡県御殿場市)。今回は大々的なオープン告知をしなかったが、もともと認知度の高い施設のため、増床後は客単価、客数ともに増え、順調に売上げを伸ばしている。人気の理由は、約35万5000平米という広大な敷地を生かし、自然の中で買い物を楽しめる点。富士山をはじめとした近隣の観光資源を組み込んだバスツアーで訪れる人も多い。もちろん、高級ブランドから家電までテナントが充実しているのも大きな魅力。「ギャップ」「コーチ」「アディダス」「ナイキ」などは外国人観光客からも人気が高い。

「ピーチ・ジョン」の初出店も話題になった「佐野プレミアム・アウトレット」

 7月15日に増床オープンした「佐野プレミアム・アウトレット」(栃木県佐野市)。店舗面積を約2割拡張し、移転を含む25店舗がオープン。秋にも既存エリアに新店がオープンしたことから来場者数、売上げともに前期比約2割増で推移しているという。東京駅から高速バスで約80分というアクセスの良さと、海外のショッピングモールのような開放的な空間が好評だ。さらに今回、人気のレディス下着ブランド「ピーチ・ジョン」がアウトレットに初出店したため、オープン当日は若い女性の行列ができた。他にも、フランスの調理器具 「ティファール」や京都の老舗陶磁器店「たち吉」など、御殿場プレミアム・アウトレットにはないテナントが出店しているのも人気の理由。

仙台に“業界2強”が相次いで進出

 「三井アウトレットパーク」の三井不動産と、「プレミアム・アウトレット」のチェルシージャパンという、全国で数多くのアウトレットモールを運営する“業界2強”が相次いで仙台に進出。9月に「三井アウトレットパーク仙台港」が先行オープンし、10月に「仙台泉プレミアム・アウトレット」がオープンして大きな話題を集めた。

358千葉9区:2008/12/24(水) 22:48:43
<都心型ショッピングモール・百貨店編>

オフィスワーカーも観光客も訪れた「赤坂サカス」

 TBS放送センターを中心に、オフィス&商業施設の「赤坂Bizタワー」やライブハウス「赤坂BLITZ」、劇場「赤坂ACTシアター」、賃貸住宅が一体となった「赤坂サカス」(東京都港区)。来街者数は非公表だが、3月6日の「赤坂Bizタワー SHOP&DINING」オープン以降、近隣のオフィスワーカーを中心に居住者、観光客ら大勢の来街者で賑わっている。「赤坂Bizタワー SHOP&DINING」については、「赤坂璃宮」「ざくろグループ」など赤坂で長く親しまれてきた老舗から「マキシム・ド・パリ」などの新業態まで飲食店が充実しているのが魅力。サカス広場ではTBSの番組収録やイベントが行われたり、スケートリンクが設置されたりと、エンターテーメント性のある街づくりが人気を集めている。

 1月15日〜2月3日まで、赤坂Bizタワーの高さ(180m)にちなんだ赤坂Biz“タワー盛り”スペシャルを期間限定で開催。テナント17店舗が参加し、迫力あるメニューを提供する。また、2月5日〜14日まではバレンタイン関連イベントを予定。

百貨店不調のなか、抜群の集客力を見せた「イセタンガール」

 伊勢丹新宿本店(東京都新宿区)が本館地下2階に新設した18〜22歳の女子学生向け売り場「イセタンガール」。9月3日のオープン当日は徹夜組を含む約170人が開店前から並び、限定商品の8割が完売した。オープン後1週間の売上げは予算比で120%、以降はほぼ予算通りに推移している。当初想定していた次世代ヤングと母娘連れの来店が増加。新規客やアイカードを所有する優良顧客の利用も増えているという。人気の理由は、まずブランド間の壁を取り払い、目線別に商品を編集したことにある。顧客はブランドを気にせずにフロア全体を買い回ることができ、自分でコーディネートを楽しめる。さらに、親子一緒に買物ができる環境と販売サービスを提供したこと、イセタンガールでしか買えない独自商品や人気ブランドとの協業商品が充実していることも見逃せない。

 なかでも人気を集めているのは、百貨店には出店していないブランドが揃うフリーズショップとの協業ショップをはじめ、独自の編集売り場で展開するピーチ・ジョンとの協業ブランドやキャンドル、アクセサリーチャームなど。携帯サイトの「イセタンモバイル」も集客力アップに貢献した。

関西に日本一広いメンズオンリーのファッションビル「阪急百貨店メンズ館」

 メンズオンリーのファッションビルとしては日本一の売り場面積を誇る「阪急百貨店メンズ館」(大阪市北区)。2月1日のオープン当日は10時の開店前に約1000名が並び、6万人が詰めかけた。以降2カ月で計102万人が来店。売上高はオープン3日間で前年比3倍の約5億円を達成した。2〜9月までの8カ月間の売上げは165億円に上り、前年同期比(前年は阪急うめだ本店紳士服関連売り場)で約7割増となった。人気の理由はやはり、日本最大級の売り場に日本初、世界初のブランドやショップが勢ぞろいしたこと。さらに、年齢やキャラクターを軸にした従来のフロア構成とは違い、好みのスタイルを軸に編集したことで、商品や店舗環境、BGMな ど五感に訴える世界観を表現できたこと。パーソナルショッピングサービスやファッション講座、ファッションエキシビションナイトなど独自のサービスやイベントを盛り込んだことなどが挙げられる。地階のメンズビューティコーナーは、メンズ専門の館だけに「気軽に入りやすい」と顧客から好評だ。

 現在、1周年キャンペーンや2009年春夏ファッションエキシビジョンナイトなど、独自のイベントを企画中。

大阪に大人の商業施設「ブリーゼブリーゼ」

 サンケイビルが手がける西梅田再開発プロジェクト「ブリーゼタワー」(大阪市北区)の商業ゾーン。物販43店舗、飲食18店舗からなり、10月3日にグランドオープン。10月の来館者数は約90万人を数え、売上高は目標を28%上回る11億3000万円を達成した。ポイントカード入会者数も予想をはるかに超える約2万人(10月末時点)となった。人気の理由は、日本初、大阪初出店が30店舗、西日本の旗艦店や大型店を出店するセレクトショップが多数集積したことが大きい。都心の立地で開放感のあるゆったりした空間を実現し、「大人の商業施設」というイメージをアピールできたことも、OLやビジネスマンから支持された要因。施設内に設置された世界最大級のマリオネット「ブリチャン」はコミュニケーションキャラクターとして来館者を癒してくれる。人気テナントは大阪初登場の「キャス・キッドソン」「ブッテロオーサカ」など。1月、2月にはバレンタイン関連イベントを予定している。

359千葉9区:2008/12/24(水) 22:49:06
<専門店編>

銀座、原宿に大行列を生んだ「H&M」

 低迷する日本のファッション市場に衝撃的なデビューを果たしたスウェーデン発ファストファッションブランド。9月13日、日本1号店となる銀座店のオープン初日には開店前から徹夜組を含む約5000人が並び、3日間で約2万5000人が詰めかけた。11月8日の原宿店オープンの際は、人気ブランド「コム・デ・ギャルソン」とのコラボ商品を世界先行発売するとあって初日に約9100人が来店。1週間で約5万人を動員するほどの人気ブランドとしてブレークし、ヤングからアラフォー世代まで幅広い年齢層に支持されている。

 人気の理由は、トレンドの商品を低価格で手に入れられる点。しかも日本人がある程度満足できる品質レベルであること、商品やサイズのバリエーションが豊富なことも評価されたようだ。

関西にも進出、国内5店舗となったスウェーデン発家具チェーン「IKEA(イケア)」

 日本上陸して3年目のスウェーデン発家具チェーン店。今年関西に進出し、4月にポートアイランド店(神戸市中央区)、8月に鶴浜店(大阪市大正区)をオープンした。11月オープンの新三郷店(埼玉県三郷市)は国内5店舗目。関西1号店となったポートアイランド店はオープン初日に約3万6000人が押し寄せた。開店前に約450人が並び、14時半からは入場制限をかけたほど。行列はその後も続き、オープン3カ月で100万人を突破。12月8日時点でポートアイランド店の累計来店者は約370万人となった。人気の理由は、低価格でありながら品質やデザイン性が高い点。実際のコーディネート例を見られるショールームも好評だ。なかでも、カラフルな色使いが印象的な子供部屋の人気が高いという。

 12月26日〜1月15日まで、冬のセール開催中。

360千葉9区:2008/12/24(水) 23:25:02
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/081224/biz0812241126010-n1.htm
激烈百貨店戦争に「新阪急」が参入
2008.12.24 11:24

 国内最大級の百貨店として、建て替え工事の進む阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)がその姿を現した。

 同店は平成24年春の開業を目指して阪急、阪神両百貨店の持ち株会社である「エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリング」が工事を進めている。

 新うめだ本店の入る新梅田阪急ビルは地下2階、地上41階建て、高さ約187メートル。百貨店部分は地下2階から地上13階、売り場面積8万4000平方メートル。14階から41階がオフィスフロアとなる。

 JR大阪駅周辺では23年春、三越伊勢丹ホールディングスが出店するほか、大丸梅田店も大幅増床する計画で、キタの百貨店戦争は激烈な競争を続けている。

361千葉9区:2008/12/24(水) 23:26:18
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/081216/biz0812162155021-n1.htm
国内景気悪化で年末商戦の標的は“巣ごもり消費” (1/3ページ)
2008.12.16 21:48

このニュースのトピックス:クリスマス
 国内景気が急速に悪化する“厳冬下”の年末商戦が本格化している。賃金や雇用悪化への先行き不安から消費者の財布のひもは固い。高級ブランドなどの高額消費は凍りつき、年末年始の海外旅行の予約も低調だ。一方で、節約志向から外出を控え、自宅で過ごす人が増え、最新のブルーレイレコーダーのほか、デパ地下の食品は好調。“巣ごもり消費”の傾向が鮮明になっている。



百貨店

 「10万円以上のブランド品などはほとんど動かない」(西武百貨店)

 「来客は増えたが、衣料品や雑貨などが売れているという感じはない」(三越)

 全国売上高が10月まで8カ月連続で前年割れの不振が続く百貨店各社は、ため息を漏らす。

 12月に入り、「客数がプラスに転じている」(三越)、「この週末の来店客は前年を4%程度上回った」(高島屋)としており、店内はにぎわっているが、売り上げアップには結びついていない。

 通常は年始から始める値引きセールを前倒す店舗も増えているが、動きは鈍い。西武百貨店池袋本店の担当者は「クリスマスプレゼントでも動きが出てきたのは、1万円以下のアクセサリーなど。昨年までの“自分へのプレゼント需要”は影を潜め、高級ブランドはボーナスが出ても低調だ」と話す。


 クリスマスケーキやおせち料理などの注文に来店するお客が多く、三越日本橋本店では「クリスマスケーキは前年を約40%上回る予約があった」という。

 ただ食品が前年を上回っても、主力の衣料品や雑貨の不振をカバーし、全体を押し上げるボリュームはないのが実情だ。

家電量販店

 家電量販店では13、14日の週末の売り上げが、ビッグカメラで「前週末に比べると約3割アップした」としており、まずまずの出足だったようだ。

 ヨドバシカメラでは、自宅で高品質の映像が楽しめるブルーレイレコーダーは前年比2倍と伸びているほか、薄型テレビも健闘している。自宅で料理する人の増加を背景にパン焼き器やホットプレートなどの調理家電のほか、電気代が節約できる省エネタイプの大型冷蔵庫や洗濯機なども好調で、白物家電全体で前年を5%上回っている。一方で、デジタルカメラやビデオカメラなど「嗜好(しこう)性の高い商品は売れない」(ヨドバシカメラ販売本部)という。

 ビックカメラの担当者は「衝動買いが減り、店頭で何度も値段交渉をした上で決めている」と話しており、消費者の購買姿勢は慎重だ。ヨドバシカメラでも「最近は新商品でも2、3カ月たつと値崩れしてくる。それを待って購入する賢い消費者が目立つ」(販売本部)と話している。

旅行業界

 消費者の“巣ごもり”の直撃を受けているのが、海外旅行だ。JTBがまとめた年末年始の旅行動向調査によると、12月23日〜1月3日に1泊以上の海外旅行に出発する人は前年比4・6%減の58万人に落ち込む見通しだ。

 海外旅行が主力のエイチ・アイ・エスでは、今年の年末年始休暇が12月27日から最長9連休となることから大幅な伸びを期待していたが、前年比3%増にとどまった。

 JTBでは、海外旅行の冷え込みの原因について、冬のボーナスが6年ぶりに前年を下回ることを挙げ、「経済的、心理的マイナス要因が例年になく強い」と指摘する。

 実際、同社の調査でも、「どういう状況になれば旅行にでかけるのか」という質問に対し、「月収やボーナスが増えたら」と答える人が全体の40・4%に上っている。

 一方で、JTB調査によると。国内は同0・1%増の2932万人と、ほぼ前年並みとなる見込み。「旅行に出かけたとしても、近場で安くすませる傾向が強い」としており、旅行も、“内向き”志向が顕著になっている。

362千葉9区:2008/12/24(水) 23:27:48
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20081224-OYT1T00061.htm
年末商戦苦戦「巣ごもり」消費強まる、携帯も不振


雇用不安、巣ごもり消費……。景気の急速な悪化で、年末商戦の活路が見えにくい(都内の百貨店で) 年末商戦が盛り上がらない。百貨店では12月に入り売り上げが前年同期から10%近い減少となっている店も目立ち、消費低迷時も強かった携帯電話のような商品も買い控えの動きが広がっている。

 景気の急速な悪化で消費者が外出を控えていることを反映し、ゲームやおせち料理など家で過ごすための商品が売れる消費の「巣ごもり」傾向が強まっている。


 大手百貨店の大丸、松坂屋を傘下に抱えるJ・フロントリテイリングによると、12月に入り22日までの売上高は前年同月に比べ数%落ち込んでいる。大丸の婦人服や紳士服、美術・呉服・宝飾品は10%を超える減少と深刻だ。

 高島屋も衣料品の不振が目立ち、22日時点の全店売上高が2けた近いマイナスとなっている。

 百貨店全体の2008年1〜11月の累計売上高は前年同期比3・7%減となっており、12月分を加味した通年では、金融不安に揺れた1998年(5・0%減)以来の落ち込みとなる見込みだ。

 百貨店でにぎわっているのが、おせちやクリスマスケーキの売り場だ。高島屋では国産食材を用いた6万3000円の高級おせち200セットが2週間で完売した。お歳暮売り場では、限定の食品詰め合わせなどを自分用に買い求める人が増えている。「巣ごもり」消費の表れという。

 JTBの4日時点の見込みでは、年末年始に海外に出かける旅行者は前年比4・6%減の約58万人で、5年ぶりに60万人を割り込む。海外旅行が減った分だけ国内の消費に回ればよいが、実際には「国内での買い物に振り向ける額はごく一部」(大手百貨店)とみられる。

 「不況知らず」と言われた携帯電話でも、民間調査会社のMM総研の調査では、「今後1年間は購入しない予定」と回答した人が42%に達した。携帯電話各社は、冬商戦向けに相次いで新商品を投入しているが、「3か月以内の購入を予定」との回答はわずか6・6%にとどまる。

 MM総研では「(販売奨励金を使わない新販売方式の導入で)端末価格など初期費用が跳ね上がった影響で、買い控えの傾向が強まっている」と分析している。

 こうした中、ゲームは強みを発揮している。ゲーム雑誌出版社のエンターブレインによると、任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドーDSi」の国内累計販売台数が11月1日の発売から2か月足らずで100万台を超えた。12月は21日時点で約52万7000台売れたという。(中沢謙介)

(2008年12月24日07時15分 読売新聞)

363とはずがたり:2008/12/27(土) 13:01:29

さすが阪神百貨店。ああいう(吉田学校さんが一貫して批判するイカ焼きくさい)庶民派の位置づけの百貨店は関東だとどれになるんでしょうかねぇ。

さすが大阪 百貨店内のリサイクル店活況
2008.12.27 10:42
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/081227/trd0812271044006-n1.htm

 景気の落ち込みで消費が低迷する中、たんすに眠っていた毛皮などの高級服やブランドのバッグなどを百貨店内の一角で委託販売するリサイクル商法が活況を見せている。百貨店に店を構える安心感に加え、不況やエコブームが後押しし、客が商品を持ち込む委託件数が増えているといい、「節約したいけど買い物もしたい」という主婦の願いをかなえるビジネスとして定着しつつあるようだ。

 大阪・梅田の阪神百貨店8階にあるリサイクルショップには、約300点のコートやアクセサリー、バッグなどが所狭しと並ぶ。景気が急速に悪くなる中でも客足は絶えず、店長の市川英子さん(61)は「暖冬で冬物の消費は全体的に鈍いが、売り上げ自体は好調。不況の影響で、1、2度着るだけでしまい込んでいた洋服を委託してくる人が増えてきて、品ぞろえも充実してきた」と話す。

 店を運営しているのは大阪市内の企画会社。約10年前、阪神百貨店内に初めて店舗を構え、今は同じようなシステムの店舗が関西地方で計8店に増えた。使われないまましまい込まれた服やバックが多いことに着目。ワゴンに積んで陳列するのではなく、ブティックのように商品を並べて見やすさや高級感が出るよう工夫しており、年商2億円を超える店もあるという。

  企画会社の担当者は「景気が悪化した今夏ごろから委託商品が増え始め、全体で前年の2割増。不況に強いビジネス」と胸を張る。

 委託販売できる商品は、購入から3年未満で、クリーニング済みなどの条件を満たしているものに限られる。委託者は購入時の3分の1〜5分の1の価格で約1カ月間、店頭に商品を預ける。商品が売れた場合、その6割が委託した客に戻ってくる仕組みだ。

 阪神百貨店で委託販売している大阪市の主婦、中井矢珠子さん(57)は「新しい服を買うごとに古い品を委託している。売れたらうれしいし、お店には掘り出し物もたくさんあって、まるで宝探しをしているような気分」。市川店長は「新品同様の商品が安く手に入ることで、リサイクルは賢い買い物術として定着しつつある。使わないものは気軽に委託して、うまく利用してほしい」と話している。

364千葉9区:2008/12/28(日) 12:36:52
現状が異常といえば異常ですよね・・・
http://www.asahi.com/business/update/1228/TKY200812270257.html
三越伊勢丹、定休日復活へ 大都市は時間短縮を検討
2008年12月28日3時0分

 百貨店最大手の三越伊勢丹ホールディングス(HD)は27日、来年4月以降にも全国にある三越と伊勢丹の定休日を増やし、営業時間を短縮する方針を明らかにした。景気後退で売り上げが大きく落ち込んでいるため、人件費や光熱費の圧縮を図る。年20億円程度のコスト削減を見込む。

 定休日は現在、元日のみ。かつては三越が原則月曜日、伊勢丹は水曜日が定休日だったが、00年に廃止した。規制緩和で百貨店業界は90年代以降、定休日を減らし、営業時間を延ばしており、定休日の復活は珍しい。

 三越伊勢丹HDは今年8月、三越高松店(高松市)で先行して2日間を定休日にしたところ、利益改善効果があったという。来年1月26日と2月2日の月曜日も高松店を定休日にして効果を検証したうえで、来年4月以降に地方店の定休日を増やす方針だ。

 競合店の多い東京都心部や地方の大都市では定休日復活を見送る。ただ、原則午前10時〜午後8時の営業時間を短縮する方向で検討している。

 世界同時不況の影響で10月以降は衣料品や宝飾品の売上高が激減、12月前半も旗艦店の売り上げは前年に比べ1割前後落ちている。事業環境が急速に悪化したことから、コスト削減を迫られた形だ。

 国内外の店舗の追加削減も検討する。ロンドンやパリなど欧州にある三越の店舗について、石塚邦雄社長は「日本人観光客の旅行スタイルが変わり、基本的に役割を終えた。撤退はあり得る」と発言。国内でも9月に閉鎖を公表した池袋や鹿児島などに続く、追加閉店の可能性を示唆した。09〜11年度の設備投資計画1600億円も削減を検討する。(五十嵐大介)

365荷主研究者:2008/12/28(日) 23:06:25

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20081105/CK2008110502000187.html
2008年11月5日 中日新聞
《経済》20日にビックカメラ浜松店オープン

 JR東海グループの浜松ターミナル開発(浜松市中区、向山雅衛社長)は4日、浜松駅西側高架下に再開発事業で建設した商業施設で、核テナントの「ビックカメラ浜松店」(道原真治店長)が20日に開店すると発表した。家電量販のビックカメラ(東京都豊島区)としては県内初出店で、東海地方では2店舗目となる。

 商業施設は鉄骨平屋約5100平方メートルで、名称は「メイワンビックカメラ館」。ビックカメラはこのうち約4500平方メートルに出店。同社では中規模店舗だが、ワンフロアの店舗では最大という。カメラやパソコン、家電製品、寝具など約50万点を扱い、炊飯器や洗濯機など省エネ家電体験コーナーも設ける。営業時間は午前10時から午後9時で年中無休。

 浜松商工会議所会館で会見した向山社長は「商圏や客層の拡大を狙った。中心街の買い回り性向上にもつながる」と効果を期待。ビックカメラも「都市型で駅前、大型であり、政令市で人口も多いことから出店を決めた。お客さまの利便性向上を図り、駅前ににぎわいが戻ったと喜んでもらえような店にしたい」と述べた。5日から19日まで、浜松駅ビル・メイワン1階でビックカメラのポイントカードの新規申し込みキャンペーンを行う。

366荷主研究者:2008/12/28(日) 23:23:27

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811160251.html
'08/11/16 中国新聞
中心部商圏明と暗 三原
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 三原市中心部の国道2号沿いに9月、家電量販店大手、ヤマダ電機(群馬県高崎市)が進出した。周辺にはショッピングセンターなども集積し、利便性が高まった。一方、近くのJR三原駅前では再開発計画が中断するなど、にぎわい創出の動きは同じ商圏内で明暗が分かれている。

 広島県内で8店目、県東部では福山市内の2店舗に続く3店目の進出となったヤマダ電機の「テックランド三原店」は売り場面積約4400平方メートル。200台分の駐車場を備え、店内にはテレビやパソコン、冷蔵庫、おもちゃなどが豊富に並ぶ。同社は「三原駅と幹線道路からのアクセスの良さ」を出店動機に挙げる。

 一方で、三原駅前の商店街では危機感が募る。1988年の瀬戸大橋、99年のしまなみ海道開通の影響で近接する三原港の利用者は減少。加えて駅南側では、商業棟とマンションからなる再開発計画が今年2月の旧ビル解体後、資材高騰などを理由に中断。今も約6000平方メートルの予定地が更地のままになっている。

 事態の打開に向け、市や三原商工会議所でつくる検討会議は、開発を手掛ける東京の不動産会社に早期着手を要望した。五藤康之市長が直接、要望書を手渡したが、明確な見通しは示されていない。周辺の大型商業施設と共存した形での駅前の求心力向上は、再開発の行方が鍵を握っている。

【写真説明】テックランド三原店(左)やジャスコ三原店(中央奥)など小売店が集中する城町の国道2号沿い

367荷主研究者:2008/12/29(月) 01:18:29

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811180262.html
'08/11/18 中国新聞
「ゆめタウンみゆき」が起工
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 スーパーのイズミ(広島市南区)が来秋開業を目指す大型商業施設「ゆめタウンみゆき(仮称)」が17日、南区宇品西5丁目で起工した。周辺のマンション開発や商業集積、広島南道路(広島高速3号線)整備を見据えた出店。同社は九州への積極出店から中四国へ「地元回帰」を進めており、地域集中(ドミナント)戦略で存在感を高める。

 イズミは2月、新店予定地の約2キロ北に基幹店のゆめタウン広島(皆実町)を開業したばかり。関係者約30人が出席した起工式で、山西泰明社長は「3世代での利用が多いゆめタウン広島との違いを明確にする」と強調。マンション建設で増える若い家族層を想定し「気軽に立ち寄れる店を目指す」とした。広島港も近く、江田島市など島しょ部からの来店も見込む。

 新店は鉄骨地上3階、地下1階で売り場は1、2階。専門店は50店が入る。駐車場は1000台分。営業時間は午前9時―午後11時を予定する。

368荷主研究者:2008/12/29(月) 01:21:00

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811210021.html
'08/11/21 中国新聞
商業施設開業、どっと3万人
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 24時間スーパーのハローズ(福山市)と建築リース事業の大和リース(大阪市)が開発した福山市神辺町川北の複合商業施設、フレスポ神辺モールが20日開業した。広島県東部最大のオープンモールで約800台分の駐車場をテナントの建物が取り囲む。初日は約3万人が訪れ、沿道に車の長い列ができた。

 市道を挟み南北に分かれた敷地約8万7000平方メートルのうち、ハローズの本部と物流センターがある北東部分を除く約6万8000平方メートルが第一弾として開業した。

 物販は、啓文社(尾道市)の書籍やレンタルの複合店、MrMax(福岡市)のディスカウントストア、大創産業(東広島市)の百円ショップ、しまむら(さいたま市)の衣料品をはじめ計9店が集まった。

 サービスは、エフエムふくやま(福山市)の住宅展示場、スポーツ医学に強い整形外科内科、スタジオやアロマトリートメントのサロンを備えた疾病予防運動療法施設や薬局。飲食は順次開店し、来年1月までに5店がそろう。3月には地銀支店も加わる。

【写真説明】「フレスポ神辺モール」に詰めかけた買い物客たち

369荷主研究者:2008/12/30(火) 01:57:35

http://www.job-nippo.com/news/details.php?t=&k=2325
2008年11月26日 新潟日報
万代の歩行者前年比1割減

 新潟市商店街連盟が10月に実施した市内の商店街歩行者通行量調査で、通行量トップの万代シテイ第二駐車場2階が前年比2割減少、同市のにぎわいの核となる万代地区の落ち込みが目立った。ガソリン高による車の乗り控えや、前年の調査後に大型商業施設イオン新潟南ショッピングセンターが郊外に開業した影響を受けたとみられる。

 同調査は、10月18日(土曜日)の午前10時から午後7時まで、24商店街の31地点で実施した。うち5地点の調査は午後9時まで。自転車を含め中学生以上を集計した。

 同日は天候に恵まれたほか、夜間調査地点を増やしたこともあり、歩行者数は計16万4835人で調査日が雨だった前年に比べ7.0%、約1万人増加した。一方、今年と同じ晴れだった2006年に比べると6.6%減少した。

 通行量が最も多かった万代シテイ第二駐車場2階は1万6293人で、前年に比べ4000人近く減少した。2位の新潟伊勢丹前は前年比4.0%減の1万6160人、5位のラブラ万代前も同2.0%減の1万1769人だった。

 通行量3位の国際トータルファッション専門学校前(古町通6)は同4.3%増の1万4285人だが、06年比では9.7%減。大和新潟店前は前年比9.7%減の1万1176人で、前年の4位から6位に順位を下げた。

 地区別では万代シテイ周辺が同9.9%減。古町周辺は同11.0%、新潟駅万代口周辺は同16.1%それぞれ増加した。

 万代地区の減少について新潟商工会議所の岡嘉雄副会頭は25日の定例会見で「イオン新潟南開業の影響が大きいのだろう。革新的なところに人は引かれる。(中心市街地は)来る人から見て求心力をもたないと」と話した。

370荷主研究者:2008/12/31(水) 02:38:35

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/130476.html?_nva=38
2008年11/21 14:37 北海道新聞
複合商業施設「イーアス札幌」きょう開業 10年ごし念願の「巨艦店」 コンベンションセンター隣接

娯楽性の高い店舗もたくさん入居し、にぎわったプレオープン=イーアス札幌

 札幌市白石区東札幌に二十一日開業する大型複合商業施設「イーアス札幌」。その建設地は、一九八六年に廃止された旧国鉄東札幌駅跡地を含む広さ約二十ヘクタールの再開発地域の中で、最後に残った開発ゾーンだ。九七年から札幌市が開発に取り組んだが、不況や土壌汚染問題で紆余(うよ)曲折。隣接地には札幌コンベンションセンターが建設され、公園整備もすでに済み、待望の商業施設開業に関係者は胸をなでおろしている。(上田貴子)

 「必要なものが何でもそろう。ぶらぶらしているだけで楽しいですね」。二十日、近隣住民対象のプレオープンに訪れた主婦谷井美津子さん(59)は笑顔を見せた。同施設にはスーパーや楽器店、幼児用の遊戯施設など百十店が入居。十九日からのプレオープン二日間ですでに約三万人が来店し、にぎわった。

 建設地は同区東札幌三の一。札幌市が「公園・緑地」「公共」「商業・業務」の三ゾーンに分けて整備を進めた再開発地域のうち「商業−」の二・九ヘクタールで、大和ハウス工業(大阪市)が建設した。

 「十年ごしの計画がようやく完成した。これでコンベンションセンターへの国際会議誘致などにも弾みがつく」。市観光企画課の浜部公孝・観光魅力づくり担当係長は安堵(あんど)の表情を浮かべる。

 土地は九七年、市土地開発公社が国鉄清算事業団から先行取得した。〇三年度には公共ゾーンにコンベンションセンターが開業し、公園ゾーンも整備が完了。計画の滑り出しは順調だった。

 だが、商業ゾーンは〇二年度に出店者を公募する予定だったが、不況のあおりで応募者が集まる見通しが立たず、いったん断念。さらに〇五年度、予定地から環境基準値を超える鉛が検出され、計画に遅れが生じた。

 鉛は同事業団の費用負担で除去され、結局、公募を開始したのは〇五年十二月。当初計画に比べ大幅に遅れた。この影響もあってか、コンベンションセンターの稼働率も苦戦し、メーンの特別会議場は〇七年度実績で51・2%と、年間で半分は空いている格好。それだけに商業施設完成は関係者の念願だった。

 施設は店舗面積二万九千平方メートルの「巨艦店」。来場者見込みは年間四百四十万人といい、地域の人の流れを大きく変える可能性もある。市の市街地整備部再開発課の竹林進課長は「利便性が向上し、コンベンションセンターへの会議誘致に大きな武器となる」と期待している。

373荷主研究者:2008/12/31(水) 21:10:14

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20081203301.htm
2008年12月3日03時02分 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎家電量販、規模拡大で再編 ケーズ、北陸で攻勢 空白地富山も攻める

 北陸の家電量販業界の再編が加速してきた。ケーズホールディングス(HD、水戸市)は、石川で店舗展開していた吉田商事(石川県野々市町)を子会社を通じて吸収合併した。規模拡大で効率化を図り、ケーズ空白地の富山出店を狙う。ライバル大手も既存店の増床、新規の大型出店と拡大の手を緩めておらず、景気低迷で市場規模に頭打ち感がみえる中、北陸商圏の覇権争いは再編含みの展開に発展してきた。

 吉田商事は、石川県内で四店舗の「ケーズデンキ」をフランチャイズ(FC)展開していたが、一日付で、ケーズHDの子会社、北越ケーズ(新潟市)に吸収合併された。

 合併の狙いは、経営の効率化と、これによる出店資金の捻出だ。ケーズデンキは、全国のFC店の統合や直営化を進めており、今回の合併もその一環となる。

 店舗の大型化が進む業界では、新規出店に最低でも十億円規模の費用がかかるとされ、北越ケーズは「これまでのように小さな県単位でやっていては出店競争で遅れをとる。より大きなエリアで経営を考え、グループで資金を調達し、出店スピードを上げる」(広報)としている。

 今後三年のうちに、石川で三店舗、富山に二店舗を出す計画という。ケーズデンキはこれまで富山に店舗がなかったが、北越ケーズは「石川に拠点を持ったことで、空白地だった隣県の富山進出も考えられるようになった」と富山出店に意欲を見せる。

 一方、業界最大手のヤマダ電機は、北陸でも拡大路線をひた走る。

 テックランド金沢本店を今年九月に増床し、金沢大桑店も先月改装。十月には加賀市に加賀店、かほく市にかほく店と立て続けに新規開業し、石川県内で八店舗体制に増やした。

 ヤマダ電機は、富山に六店舗、福井にも四店舗を構える。ヤマダの拡大戦略に対し、ケーズHD完全子会社の北越ケーズも「確かにどこも競争は激しいが、ヤマダがない地域はない」と出店攻勢で対抗する構えだ。

 ヤマダ電機に次ぐ業界二位のエディオン(東京)と資本提携したサンキュー(福井市)は、石川県野々市町の「100満ボルト金沢本店」で、近くのヤマダ電機の野々市店と顧客争奪戦を繰り広げている。

 このところ、石川での新規出店はないが、昨年末に金沢本店を改装。オール電化商品のサービス充実を前面に掲げ、「店舗を拡大するより、改装などでお客さまのニーズに合った中身の充実に重点を置いている」(同店)という。

 日銀金沢支店によると、北陸の家電販売市場は、薄型テレビの伸びが鈍化し、パソコンも低調、全体として横ばい圏内で推移している。“北陸三強”の一角をなすケーズデンキの再編を伴う攻勢は、市場が膨らまない中で、店舗だけが増える過当競争を続ける北陸の業界を強く刺激しそうだ。

374荷主研究者:2008/12/31(水) 21:19:47

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812020068.html
'08/12/2 中国新聞
ソレイユが初の大規模改装へ
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 広島県府中町の大型商業施設「イオンモール広島府中ソレイユ」は2010年度にも、04年3月の開業以来初となる大規模改装を計画している。09年春以降、広島都市圏で郊外型ショッピングセンターの開業が相次ぐため、リニューアルでてこ入れを図る。

 計画では、ファッションや飲食など約200テナントが入る1―3階の店舗構成を見直し、新ブランドも導入する。4階のシネマコンプレックス(複合映画館)も修繕やサービス充実を図り、11年2月までに終える予定。イオングループが来春、広島市安佐南区に開業する「イオン広島祇園ショッピングセンター(仮称)」との差異化も図る。

【写真説明】大規模改装を予定するイオンモール広島府中ソレイユ(広島県府中町)

375荷主研究者:2008/12/31(水) 21:37:41

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/63302
2008年12月3日 10:37 西日本新聞
旧マツヤレディス跡の商業施設 ミーナ天神 全面改装へ

全面改装して来年4月にリニューアルオープンする「ミーナ天神」=2日午後、福岡市・天神 ユニクロを展開するファーストリテイリング(山口市)が運営する福岡市・天神の商業施設「ミーナ天神」が、年内にも全面改装に着手し、来年4月にリニューアルオープンすることが2日、分かった。大規模な改装は「マツヤレディス」を引き継いで開業した2005年10月以来初めて。博多阪急(仮称)などが入店する新博多駅ビル(福岡市博多区)の開業を11年春に控え、集客力を高めたい狙いだ。

 ミーナ天神は、地下2階地上8階で、延べ床面積は1万4000平方メートル。天神の北側にあり、ダイエーショッパーズと隣接。土地と建物を所有する東京の不動産会社からファ社が一棟借りして運営している。

 現在は、核テナントのユニクロや、九州初出店の手芸・ホビー用品の大型専門店ユザワヤのほか、衣料や雑貨店など約30店舗が入店している。

 改装では、売り場の構成や内装を刷新し、ファッションを強化。ユニクロは残るが、半分程度のテナントを入れ替え、知名度のある有名ブランドも誘致するという。

 年内にも4‐6階の改装工事を始め、来年2月ごろにプレオープン。年明けから1‐3階の改装工事にも着手し、4月下旬にグランドオープンする計画だ。

 「ミーナ」は、ファ社が05年から手掛けている都市型商業施設事業のブランド名。全国に計4店舗あり、天神は第1号で九州で唯一。

=2008/12/03付 西日本新聞朝刊=

376荷主研究者:2008/12/31(水) 21:41:47

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/62308
2008年11月28日 01:12 西日本新聞
関係者に衝撃 大塚家具AIM撤退 駅北口の空洞化加速 後継テナント探し難しく

AIMからの撤退が決まった大塚家具小倉ショールーム 小倉北区のアジア太平洋インポートマート(AIM)の核テナント「大塚家具小倉ショールーム」が来年5月に撤退することが27日、発表された。景気後退の中、後継テナントの誘致は難航が予想される。AIMがあるJR小倉駅北口の空洞化に拍車が掛かる恐れもあるだけに、関係者には落胆が広がった。

 AIMを運営する第3セクター北九州輸入促進センター(キプロ)には同日午前、大塚家具幹部から撤退の電話が入った。同社はAIM開業2年目の1999年6月に開業し、来年6月までの賃貸借契約。今春から契約更新を交渉してきたキプロの担当者は「残念としか言いようがない」。

 AIMは市や県、民間が194億円を投じて整備。大塚家具や市の子育てふれあい交流プラザなどが営業している(入居率97%)。キプロは2005年度から単年度黒字を計上しているが、累積赤字は20億円(08年3月期)に上る。核テナント撤退は経営面で大きな打撃だ。

 市幹部は「キャッシュフローで1年半は経営を維持できる。それまでに後継テナントを探すしかない」と指摘。「撤退を早く伝えてくれて良かった。時間はある」と自らに言い聞かせるように語った。

 小倉駅北口では昨年1月、ラフォーレ原宿・小倉も撤退。玄関口のイメージダウンは避けられず、市のブランド戦略担当者は「やっぱり小倉はダメだと市民が自信を失わないか心配」という。

 北橋健治市長は「退店は景気低迷などに対応するためやむを得ないのだろうが残念。後継テナント問題は市も積極的に協力したい」とのコメントを出した。

=2008/11/28付 西日本新聞朝刊=

377荷主研究者:2008/12/31(水) 21:42:17

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/61837
2008年11月26日 00:31 西日本新聞
ロフト 小倉に進出 来春、コレット井筒屋内に 九州3店目

ロフトが進出するコレット井筒屋=25日、北九州市小倉北区 井筒屋(北九州市)は25日、改装計画を進めている同市小倉北区のコレット井筒屋に来年3月中旬、生活雑貨専門店「ロフト」(東京)が出店すると発表した。ロフトは九州で3店目となる。

 今回のロフト新店は、売り場面積が約1400平方メートル。現在はリビング用品や特設売り場があるコレット井筒屋6階の約半分を占めることになる。

 ロフトは出店理由について「コレット井筒屋はJR小倉駅前にある百貨店で、集客が見込める」と説明する。

 井筒屋は、旧小倉伊勢丹を引き継いで今年4月に開店させたコレット井筒屋について、近くの井筒屋本店とのすみ分けを図る必要があるとして、売り場のリニューアルを計画。その“目玉”としてロフトを誘致した。

 ほかに6階部分には良品計画(東京)の「無印良品」も誘致、売り場面積約1100平方メートルの店舗を構えてもらう。他の階でも新ブランドの導入を検討している。

 改装計画の全容は年明けに公表。その直後に改装に着手、来年3月中旬に改装を終える予定。

 一方、ロフトは昨年11月に福岡市・天神に「天神ロフト」を開業、今年2月には大分市に小型店を出している。

=2008/11/26付 西日本新聞朝刊=

378荷主研究者:2008/12/31(水) 21:42:53

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/62509
2008年11月29日 00:50 西日本新聞
「ゆめタウン別府」開業1年 客数、売上高目標に届かず 2期工事は不透明

29日で開業1年を迎えるゆめタウン別府 埋め立て地への進出是非をめぐり市長選が行われるなど、別府市を2分した論争を引き起こした大型商業施設「ゆめタウン別府」が29日、開業1年を迎える。来店者数や売上高はやや苦戦気味。シネマコンプレックス(シネコン)を含む2期工事は不透明なままで、「中心市街地の活性化、回遊性向上の核の1つとして欠かせない」としている別府市の思惑通りにはなっていない。

 経営するイズミ(広島市)によると、ゆめタウン別府は最初の1年間、売上高と来店者数の双方とも目標を達成できなかった。売上高は「100億円を超えるが、(目標には)届かない」状況で、来店者数は目標800万人に対し「700万人は超える水準」という。それでも佐古達彦支配人は「最初の1年としてはまずまずの手応え。小売業を取り巻く環境は厳しいが、まずは店の力をつけていきたい」と話す。

 来店者数については「当初予想より大分市からの来店が多く、目標達成に明るい材料」(イズミ)と楽観的だが、課題は平日の集客と、客1人あたりの購入額が低迷していることだという。

   ■   ■

 街のにぎわい創出を託した別府市は「中心市街地活性化の核の役割を期待している」との立場を崩さない。

 浜田博市長は28日の会見で「ゆめタウンから(JR別府)駅前に人を周遊させるため、約束している国道10号をまたぐ歩道橋が必要。できるだけ早く(イズミが)設置してほしい」と訴えた。

 ゆめタウン開業後、通行量がやや増えたという近くの商店街「国際通りソルパセオ」の東保安生弘理事長は「通行人が増え新規出店もあったが、まだ通り過ぎるだけの人が多く売り上げに直結していない」と話す。

   ■   ■

 市とイズミが交わした立地協定に「努力目標」として盛り込まれていたシネコンを含む2期工事への期待は強いが、イズミは「具体的にコメントできる段階ではない」との姿勢。市民からは「シネコンと聞いたので、賛成したのに…」との声も漏れる。

 売上高、来店者数とも目標を達成できず、厳しい経済環境もあり、追加投資に踏み切れていないイズミ。歩道橋やシネコンまで含めた出店で、中心市街地活性化に大きな期待を抱いた別府市。双方とも「誤算」を抱えたまま、開業2年目を迎える。 (別府支局・塩塚未)

=2008/11/29付 西日本新聞朝刊=

379荷主研究者:2008/12/31(水) 22:01:28

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/134440.html?_nva=231
2008年12/11 07:38 北海道新聞
北広島に大型SC 三井不動産 2010年春の開業目指す

 三井不動産(東京)が北広島市大曲に大型商業施設「北広島ショッピングセンター(SC、仮称)」の建設を計画していることが十日、分かった。二階建て延べ床面積三万九千三百平方メートルで、同社が自社で新規開発する大型商業施設としては道内初。来年着工し、二〇一〇年春の開業を目指す。

 形態はスーパーなどを核にしたSC、またはアウトレットモールを想定。店舗面積は二万九千九百平方メートルで、SCだと大和ハウス工業(大阪市)が十一月に札幌市白石区東札幌で開業した「イーアス札幌」(二万九千平方メートル)、アウトレットモールだと道内最大の「千歳アウトレットモール・レラ」(二万八千平方メートル)と同規模になる。

 施設形態やテナント構成などは「計画段階で何も決まっていない」(三井不動産)が、近く地権者から土地を取得し、来年六月にも大規模小売店舗立地法に基づく大型店新設の届け出を行う予定だ。

 建設予定地の南西側隣接地には六月、ホームセンターの「カインズホーム大曲店」などを核にした大型SC「インターヴィレッジ大曲」がオープン。一月には、外資系総合量販店の「コストコホールセール札幌倉庫店」が札幌市清田区に開業しており、大曲周辺の「巨艦店バトル」はさらに激しさを増しそうだ。

382荷主研究者:2008/12/31(水) 22:31:44

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20081209/CK2008120902000173.html
2008年12月9日 中日新聞
《経済》遠鉄百貨店新ビルで説明会 売り場面積1万4000平方メートル

フォルテ跡など「浜松駅前旭・砂山地区再生事業」の説明会=浜松市中区のアクトシティ浜松研修交流センターで

 JR浜松駅前の官民複合ビル「フォルテ」跡地に商業ビル建設を計画する遠州鉄道(浜松市中区)は8日、一般向け説明会を中区で開き、新ビルが地上13階、地下2階建てとなることなどを説明した。2011年度の開業を目指す。市中心部では百貨店松菱跡に大手の大丸(大阪)も出店に意欲を示しているが、地権者交渉の難航などで11年秋とする開業時期がずれ込むのは避けられない情勢。活性化に向け、遠鉄百貨店とのツインビルへの期待は大きい。

 新ビルは高さ約65メートル、延べ床面積約4万100平方メートル。地下1階から地上8階には百貨店の売り場を設け、売り場面積は約1万4000平方メートルを見込む。既存ビルとは地上3−6階と地下1階に設ける連絡デッキで結ぶ。売り場面積は合計約3万8000平方メートルで、大丸が計画する約3万4000平方メートルを上回り県内最大となる。「地域一番店」の維持には面積も必要との考えだ。

 9階の多目的ホールは採算性が厳しいことから、物販でも活用できる平らな床とする。10階以上は遠州鉄道や遠鉄百貨店などのオフィスが入居する。建物容積率は約1235%で、遠州鉄道は現行600%の容積率などが緩和できるよう、今月中旬に都市再生特別地区の認定を市に申請する。

 説明会は昼と夜の2回に分けて実施。昼の部には地元関係者約50人が出席、関利彦常務が「浜松の玄関口としてふさわしい施設を考えた。中心市街地の活性化に寄与するものになってほしい」とあいさつ。広域集客型百貨店、業務施設などで中心部全体の集客性、回遊性の向上を図る考えを説明した。

 出席者からは駐輪場対策の充実、駐車場問題などの質問が出された。遠鉄の説明会前には浜松市による都市計画変更の説明会もあった。

 新ビルの内容が明らかになり、中心部の商店街などでつくる浜松商店界連盟の御園井宏昌会長(御薗井商会会長)は「中心部への来客の増加にもつながり、開業時期も見えているのでありがたい。路面店の出店増加など波及効果も期待したい」と述べた。浜松駅ビル・メイワンを運営する浜松ターミナル開発の向山(むかいやま)雅衛社長も「客層や商品構成などでこれまでも差別化してきた。中心街全体の魅力や買い回り性の向上などにつながり、活性化にも資するので歓迎したい」と話した。

383荷主研究者:2008/12/31(水) 22:36:53

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812160125.html
'08/12/16 中国新聞
シャレオ、不況で退店相次ぐ
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 紙屋町地下街シャレオ(広島市中区)で4月からテナント7店が相次いで退店し、うち4区画が空いたままだ。117万都市の中心部としては「あまりに寂しい」との声も相次ぐ。運営する第3セクター広島地下街開発は「定額家賃なし」でギャラリーを誘致するなどの対策に追われている。

 地下街中央広場に近い南通りに15日、中区のギャラリーが出店した。広島市立大の大学院生の作品を販売し、売り上げの30%を手数料で払う仕組み。定額の家賃はない。初の空き店舗活用の試みとして、地下街開発が1月末までの期間限定で誘致した。

 「家賃が高い」「売り上げが不振」などを理由に4月以降、7店が撤退した。ギャラリー誘致は破格の条件ともいえるが、年末年始に地下街の中央部でシャッターが閉まった状態を避ける狙いがあったとみられる。

【写真説明】閉店の告知が張り出されたシャレオの空き店舗

384荷主研究者:2008/12/31(水) 22:37:51

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812200200.html
'08/12/20 中国新聞
大型SCが進出へ 西風新都
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 広島市北西部の開発エリア「ひろしま西風新都」の市有地約3.3ヘクタールについて、建築リースなどの大和リース(大阪市)は19日、市と定期借地の予約契約を結んだ。大型ショッピングセンター(SC)を2010年春にもオープンさせる。

 計画では、市が所有する安佐南区伴南の商業用地を大和リースが開発。スーパーをメーンにドラッグストアや子供服、雑貨などの販売店に加え、病院、回転ずし店など13―15施設を誘致し、大型SCを建設する。

 建物の棟数や階数、売り場面積などは未定という。飲食店を先行オープンする予定で、09年5月に着工。残る施設は同9月の着工を目指す。

 市によると、本契約は、大規模小売店舗立地法に基づく手続きを経て09年春以降になる見通し。賃貸料は月額560万円、賃貸期間は20年間となる。

385荷主研究者:2008/12/31(水) 22:43:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/12/20081227t62013.htm
2008年12月27日土曜日 河北新報
丸井閉店で人通り急減 郡山駅前

 福島県郡山市や商工団体でつくる市商工振興連絡協議会は26日、JR郡山駅前周辺の中心商店街で行った通行量調査の結果をまとめた。2月末で丸井郡山店が閉店した影響などから、通行人の数は大幅に減り、最近10年で最も少なかった。

 7月の休日と平日に1日ずつ実施。休日は夕方の豪雨で計測を切り上げた影響もあり、総通行量は前年に比べ35%減少し、約4万1000人だった。平日は9.8%減の約5万4000人。旧丸井ビル周辺の減少率は、調査した25地点の中でも高かった。

 郡山駅の乗降数は前年より減少していないため、同協議会は「歩行者が商店街へ回遊していない。丸井閉店の影響が表れていると推察される」としている。
 調査は毎年、同時期の休日と平日の同時間帯に実施している。

386荷主研究者:2008/12/31(水) 22:46:38

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/136206.html?_nva=224
2008年12/19 13:39 北海道新聞
ジュンク堂 札幌店が事前オープン 国内最大級

喫茶スペースなども設けたジュンク堂書店札幌店

 ジュンク堂書店(神戸)は十九日、丸井今井札幌本店南館(札幌市中央区南一西一)に出店する札幌店で、同百貨店のカード会員らが対象の内覧会を開き、プレオープンした。

 同店は南館四階−地下二階の六フロアに出店し、売り場面積は計五千二百平方メートルと道内最大級。蔵書数は百五十万冊弱で、国内最大とされるジュンク堂書店池袋本店(百五十万冊強)に匹敵する。

 英国留学に向けて語学書を探しにきた札幌の女性会社員(46)は「他の書店より品ぞろえが充実している」と笑顔で話していた。

 二階に喫茶スペースを設けたほか、「座り読み」ができるベンチも四フロアに設置。二十日正式オープンの予定で、工藤恭孝社長は「市中で出回っている本はほとんどそろえた。頼りになる本屋を目指したい」と述べた。

387荷主研究者:2008/12/31(水) 22:54:07

http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20081224/CK2008122402000025.html
2008年12月24日 中日新聞
岐阜パルコ跡地など再開発停滞

8階ホールは今年いっぱいで閉鎖し、来年9月に閉館となる岐阜メルサ「ファッション館」=岐阜市神田町で

 岐阜市の中心市街地活性化に向けた大型ビルの再開発の動きが停滞している。今年1月末に新たな売却先が決まった岐阜メルサのファッション館、岐阜パルコ跡地の今後の活用方法は未定のまま。世界的不況も影を落とし、大型ビルはすきま風にさらされたまま年を越すことになりそうだ。

 岐阜メルサ「ファッション館」8階にあり、かつてはNHK交響楽団などプロの演奏会でにぎわったメルサホール(客席360)は、今年いっぱいで閉鎖となる。最後の催しとなった23日の「カワイ楽器コンクール」地区予選。オープンから毎年同ホールを使ってきた。カワイ音楽教室岐阜事務所の杉本清一さんは「音響が良く、市の中心にあって交通の便もよかったのに。残念だ」と惜しむ。

 来年の9月にはファッション館自体も閉館する。1月末に、名古屋鉄道(名古屋市)から石油卸会社の中川物産グループ(同市)が買収したと報道されたが、いまだに登記簿上の所有者は名鉄のまま。名鉄は「清算、引き渡しが終わっておらず、契約の履行を待っている状態。今後のことは何とも言えない」と話す。

 岐阜メルサのグルメ館の経営も縮小傾向が続いている。1990年にオープンし、最盛期の96年には地下1階から7階までテナントが埋まっていた。しかし次第に店舗は減り続け、今年9月末で岐阜グランドホテル直営の中華料理店「華川」が撤退。残るは、パン店と和食店が1店舗ずつと美容院のみで住民からは「本当に“グルメ館”と言えるのか」との声も上がる。

 2006年に閉館した岐阜パルコの跡地は、同年に学習塾「名進研」を運営する教育企画(名古屋市)が買収。今年の1月末に豊田通商が教育企画から取得した。豊田通商は「できるだけ早く活用法を、と考えていたが何も動いていない。最近の経済情勢、不況も無関係ではない」と話した。来年も厳しい経済状況が続くのは必至。「岐阜再興」のシンボルとなりうる大型ビルの再開発事業がいつ動き出し、どこまで進展するのか、注目される。

 (徳田恵美)

388千葉9区:2009/01/02(金) 23:20:47
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090101ddlk28040023000c.html
阪神間飛躍の年:大型店、さらに進出 交通、さらに便利に(その1) /兵庫
 ◇「阪急西宮ガーデンズ」「キリンガーデンシティ」「阪神なんば線」−−
 阪神間と大阪・ミナミを結ぶ阪神電鉄の新線「阪神なんば線」が3月20日、構想から60年ぶりに開通する。一方、商業施設では昨秋、西宮市に「阪急西宮ガーデンズ」がオープンしたのをはじめ、今年秋には尼崎市にも「キリンガーデンシティ」(仮称)のオープンが予定されるなど、大型店の出店計画が目白押しだ。深刻な不景気が世界を覆い、阪神間だけは別天地とはいかないだろうが、地域の魅力を発揮するチャンスとなる09年が幕を開けた。【幸長由子、中里顕】

 昨年11月26日、西日本最大級の複合商業施設「阪急西宮ガーデンズ」がオープンした。来店客は、プレオープンから12月22日までで231万人。1日平均7万人で、予想の5万人を大幅に上回り、上々の滑り出しだ。

 ガーデンズは、阪急百貨店をはじめ、268のテナントが入っており、このうち69店舗は関西初出店。売り場面積は約25万平方メートルにも及ぶ。

 ガーデンズは、甲子園、甲東園など「園」がつく地域が七つある土地柄を意識して、「地域の人たちが集う公園のような場所」を目指す、という。名前も「庭」を意味する「ガーデンズ」にした。樹木が植えられ、芝生広場が広がる屋上庭園「スカイガーデン」もある。入居する阪急百貨店の食品売り場は年末、洋風のオードブルやシャンパンなど、年末年始の食材をあれこれ品定めする客らでにぎわいをみせており、リッチなファミリー層をターゲットにする戦略はまず、当たっているようだ。

 開発した阪急電鉄は「魅力ある施設を作って、街の魅力をアップし、沿線の価値も上げたいと考えた」と実績に手応えを感じている。

 今年10月には、尼崎市のJR尼崎駅北側に阪神百貨店などが入る複合商業施設「キリンガーデンシティ」がオープンする予定だ。ガーデンシティができるのは、JR尼崎駅北側にあったキリンビール尼崎工場の跡地。ここで進む土地区画整備事業「あまがさき緑遊新都心」の中核的な商業施設となる。阪神百貨店のほか、シネマコンプレックスが入ることになっている。

 開発を進めるキリンリアルエステートは、「JRの東海道線、福知山線、東西線の3路線が交差しており、他地域からの利便性も高い」と出店の理由を説明する。周辺には既に「グンゼタウンセンターつかしん」や「カルフール尼崎」などの大型店があるが、「百貨店やシネコンは現在市内になく、ニーズは大きいはず」とみる。

 一方、伊丹市ではJR伊丹駅に接続するイオンモール伊丹テラスが昨年11月、大改装を終えてリニューアルオープンしたばかり。さらに、同市西部の工場跡地に同じイオングループが「伊丹西ショッピングセンター(仮称)」を計画している。現況はまだ空き地だが、売り場面積は約16万平方メートルの予定。イオンリテールは「伊丹市北部がターゲット。市場として魅力がある」と話す。

 西宮市ではまた、「ららぽーと甲子園」敷地内にメキシコ生まれの職業体験施設「キッザニア甲子園」が建設中。東京都江東区の国内第1号施設は大変な人気で、関西初の出店が注目を集めている。

 ◇音楽鑑賞後に食事を
 ◇阪急西宮ガーデンズに近い県立芸術文化センターの藤原正治・副館長(60)
 センターへの来館者には、元々クラシック音楽に縁が薄かった方も少なくない。ガーデンズ開業で地域に人が集まれば、そうした人たちがうちにも足を延ばしてくれるのではと期待している。また、音楽や演劇の観賞後に食事やショッピングを楽しめる場所が増えたことはうれしい。地域の人に支えられ、我々もガーデンズとともに育っていきたい。

 ◇人が集まるまちに
 ◇尼崎市の伊達肇・潮江まちづくり協議会会長(65)
 キリンガーデンシティの開業で、市内外からも人が集まるまちになるだろうと楽しみにしている。JR尼崎駅北側はかつては工場が建ち並び、暗いイメージだったので、再開発は私たち住民にとっても悲願だった。商業施設などを目当てに集まった人たちを地元の商店街も取り込み、共存できるまちにしていきたい。

〔阪神版〕

毎日新聞 2009年1月1日 地方版

389千葉9区:2009/01/04(日) 22:17:11
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200901030025a.nwc
【2009年業界予測】小売り ユニーの動向カギ 再編カード握る総合商社
2009/1/3

 小売り業界では、主要企業の経営統合が相次いだ百貨店を始め、タスポ効果が一巡するコンビニエンスストアなど業態を超えた再編が2009年も進むとみられる。景気後退で個人消費は厳しさを増している。セブン&アイ・ホールディングスとイオンの2強を軸に統合が進んだ小売り業界だが、ここに来て、川下へ戦略を強化する総合商社が小売り業界再編のキャスティングボードを握る可能性が高まっている。

                   ◇

 ◆勢力図変わるか

 総合商社最大手の三菱商事は昨年12月、イオンの筆頭株主となり、食品や衣料品を中心とした原材料、商品の調達・開発、アジアへの出店協力を柱に資本・業務提携を発表した。

 両社は店舗開発や原材料調達で協力関係にあったが「信頼関係を深める」(三菱商事の小島順彦社長)と関係強化に踏み切った。

 イオンはダイエーなどのM&A(企業の合併・買収)を行う一方、全国にショッピングセンター(SC)を出店。売り上げ規模は5兆円を超えたが、消費の冷え込みで08年2月期は10年ぶりの営業減益となるなど業績が悪化した。

 三菱商事の出資で海外出店の強化などで生き残りを図る考えだ。今後はローソンやライフコーポレーションなど三菱商事が出資する小売り各社との連携も焦点になる。

 また、ファミリーマートを傘下に持つ伊藤忠商事は中部地盤の大手スーパー、ユニーと業務提携している。これまで“第3の勢力”を貫いてきたユニーだが、中部地域は米国の金融危機以降、基幹産業の自動車産業の業績が急速に悪化。伊藤忠を軸に業界を超えた再編に動けば勢力図は一気に塗り変わる。

                   ◇

 ◆体力勝負の様相

 たばこ自販機用成人識別カードを持たない人が来店し、ついで買いする「タスポ効果」と猛暑で空前の好況を謳歌(おうか)したコンビニ業界。

 08年の売上高は衣料品など販売不振が直撃した百貨店の売上高を上回り、流通の主役交代を印象づけた。しかし、大手コンビニ幹部は「タスポがなければ減益だった。今年からが本当の勝負」と本音を語る。

 コンビニの店舗数はこの10年で1万店も増加し、重複する地域も多い。24時間営業のファストフード店など他業態との競争も激しい。一方で、情報システムなどの投資負担も増加し、今後は「中小チェーンの生き残りが厳しくなる」(大手コンビニ首脳)のは間違いない。

 三菱商事とイオンの提携でそれぞれの傘下のコンビニ、ローソンとミニストップの連携も視野に入る。昨年9月には業界7位のエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)の売却を親会社のレックスホールディングスが検討していることが表面化。無風だったコンビニ業界も再編が現実味を帯びている。

 am/pm買収にはローソンなどが興味を示しているとされるが、ローソンの親会社の三菱商事はam/pmにも一部出資。商社にとって、自社が調達した商品を供給する川下の小売業を確保する意味は大きい。

 コンビニ業界は長らくセブン−イレブン・ジャパンが全国約1万2000店の店舗網を誇り、販売力や売上高で圧倒してきた。このため、ファミリーマートの上田準二社長は「対抗勢力を作る必要がある。コンビニも淘汰(とうた)の時代になる」と他社との提携にも積極的な姿勢を見せる。

 仮にファミリーマートとユニー傘下のサークルKサンクスが統合すれば重複立地があるとしても国内約1万3000店で一挙に首位に浮上する目も出てくる。セブン&アイ・ホールディングスとイオンの2大グループに色分けされていた小売り業界に「第3の軸」(上田社長)として楔(くさび)を打ち込めるわけだ。

 総合スーパーのユニーは、売上高1兆円を超す。ただ、中部地区という強固な地盤を持つゆえ、独自路線を貫き、再編にも距離を置いてきた。このため、「大きな波に取り残され、気付いた時は手遅れという可能性もある」(証券アナリスト)との声があった。

 しかし、消費不振は業界全体を直撃。各社とも相次ぐセールで、体力勝負の様相を呈している。生き残りをかけるユニーが規模拡大に向け、伊藤忠グループとの連携に舵(かじ)を切るかもしれない。

390千葉9区:2009/01/04(日) 22:17:29
                   ◇

 ◆次の台風の目は?

 中部地域の景気悪化が直撃しているのは百貨店も同じだ。中でもトヨタ自動車の業績悪化の余波で松坂屋は11月の売り上げは前年比19.1%減となるなど、同業他社と比べても不振が際立った。

 市場縮小に直面する百貨店業界では大型再編が相次ぐ。松坂屋と大丸が経営統合して07年9月に発足したJ・フロントリテイリングは一時は業界首位に立った。

 しかし、昨年4月に三越伊勢丹ホールディングスが誕生、高島屋とH2Oリテイリングも3年以内の経営統合を決めたことで、“3番手”に甘んじることになる。

 このため、「次の台風の目になるのはJ・フロント」(大手百貨店幹部)という見方は根強く、ミレニアムリテイリングを展開するセブン&アイと接触しているとのうわさもささやかれる。すでに今治大丸や横浜松坂屋などの閉鎖に踏み切ったが、追加リストラに加え、M&A戦略も検討課題となりそうだ。(田村龍彦)

391千葉9区:2009/01/04(日) 22:26:00
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090104-OYT1T00342.htm
ブランド品より「野菜詰め放題」…初売り商戦、実用志向強く

 2009年の初売り商戦は、景気後退色が強まる中、消費者の生活防衛意識が浮き彫りになった。

 百貨店やスーパーの福袋の売れ筋は例年と様変わりし、食料品や肌着など実用品に集中した。高額商品でも金の置物などは売れ残り、正月とはいえ、無駄な出費が許されない家計の様子がうかがえた。

 東京・池袋の西武百貨店では約1100種類の福袋を用意したが、意外なヒットとなったのが「野菜詰め放題福袋」だ。野菜約10キロが入るエコバッグにニンジン、ジャガイモ、タマネギを山盛りに詰め、メロン1個のおまけ付きで2009円。初売り初日の2日午前中に完売した。

 ほかの百貨店でも、開店前に行列を作った客が、食品フロアになだれ込む光景が見られた。大丸東京店では、缶詰や菓子など日持ちする食料品を詰めた福袋を1000円で販売、1000個が約1時間で売り切れた。

 食品以外でも消費者の実用志向は強く、売れ筋は靴下やタオルなど日用品に集中した。そごう横浜店では、通常は値引きしない化粧品の福袋が相次いで完売。イトーヨーカ堂でも、肌着や子供服など実用の衣料が好調だった。ただ、初売り全体の売り上げは百貨店、スーパーともに伸び悩んだ。

 実用志向は高額商品の売れ行きにも反映された。恒例の干支(えと)をかたどった金の置物などを用意したが、売れ残りに。一方で、日本橋三越が2625万円で販売した省エネ新築住宅(土地は含まず)には6件の応募があった。住宅メーカーで購入するより2、3割安いという。

 銀座松屋の子ども用ゴルフセット福袋(2万5000円)も10袋が即日完売。わが子を石川遼君に育てたい親の「夢」と「実利」を刺激したようだ。(経済部 滝沢聡)

(2009年1月4日19時46分 読売新聞)

392千葉9区:2009/01/04(日) 22:27:15
親戚の子供服を買うために、寝袋もって深夜3時から並んだことあります・・・
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090103-OYT1T00018.htm?from=nwla
福袋求める長い行列、失業の「並び屋」も登場…東京・銀座

 東京・銀座の百貨店「プランタン銀座」で初売りが始まった2日午前8時15分、正面玄関前から女性やカップルら約5000人が列を作っていた。

 行列は、周囲の建物にぐねぐねと巻き付くように1キロ近くも伸びた。

 「予算は20万円ちょっと。20個は買いたい」。一番乗りの神奈川県秦野市の会社員、中村訓士(くにひと)さん(31)が場所取りに来たのは、39時間前の大みそかの午後5時。「並ぶのは8年連続。奥さんの1年分の服を買ってしまうんです」。お目当ては、もちろん福袋だ。

 300人余が夜明かし組。使い捨てカイロを体中に張り、セーター、ダウンジャケット、手袋……。重装備しても、あまりの冷え込みに一睡もできない人もいる。

 日焼けした顔、黒いポンチョに薄汚れた耳当てと、ちょっと異色なこの男性(65)は「並び屋」。タクシー会社を解雇され、日雇い労働で食いつないできたが、派遣切りされた若者が流れてきて仕事にあぶれた。あっせん業者の紹介でありついた2週間ぶりの仕事は「1日並んで1万円」。終わっても、帰る家もない。「正月も俺にとっては、ただの1日だよ」

 福袋といえば「開けてびっくり」がお約束だった。百貨店「大丸」の「二百五拾年史」によると、江戸時代の福袋の中身は着物の端切れで、金糸を使った織物があると当たり。「江戸店ではにぎわいはひとしお」とあるから、昔から福袋に行列は付きものだったのだ。

 ところが、最近は「見える福袋」が主流に。バブル期に5億円で売り出されたルノワールとピカソの名画や、日本橋三越本店の今年の目玉「2009万円南極点到達ツアー」ならともかく、1万円の福袋でも、中身がわからないと売れなかったり袋を破かれたりする。ベテラン店員からは「これじゃ縁起物じゃなくて、バーゲンセール。世知辛い」と、ぼやきも漏れてくる。

 埼玉県川口市の主婦、渡辺亜紀さん(29)はサプライズ派だ。福袋体験の原点は、小学生のころに一家で開けて「はずれだー」なんて騒いだワクワク感。雑誌の福袋特集を見て、5年前からまた買い出した。「袋を開けるときのスリル。やめられません」

 今年、福袋に並んだ人は日本橋高島屋1万2000人、松屋銀座6300人。行列は人気のバロメーターとはいうものの、店側も徹夜で並ぶ客が犯罪に巻き込まれたら、体調を崩したらと、気が気ではない。

 プランタンは元日に警備員を巡回させ、2日は社員40人余が午前3時に出勤した。混雑軽減のために一部予約制にした百貨店もあるが、プランタン営業推進部の木口雄史さん(47)は「行列は短くしたいけど、初売りに人が集まらないのは寂しい」と、痛しかゆしといった表情だ。

 「やっぱり福袋は最高ですね」。中村さんは風邪をひいてガラガラ声になっても、友達の分も含め約30個の福袋を両腕や首に通して喜色満面。渡辺さんも狙っていたショップの福袋を無事購入できた。「並んでいる間、周りの人が飲み物をくれたり、車で休ませてくれたりした」とにっこり。肝心の中身は「家に帰ってからのお楽しみ」と笑い、家路を急いだ。

(2009年1月3日06時23分 読売新聞)

393千葉9区:2009/01/04(日) 22:40:05
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090104/biz0901041303002-n1.htm

ドラマ企業攻防】再編サバイバル(下)百貨店業界編 「1兆円クラブ」の椅子は? (1/5ページ)
2009.1.4 13:02

 「百貨店の店舗の数はまだ多すぎる」。大丸と松坂屋を傘下に持つJ・フロントリテイリングの奥田務社長は、新たな再編を予言してはばからない。百貨店業界では2008年に三越・伊勢丹連合と高島屋・阪急、阪神百貨店連合が誕生し、“売上高1兆円クラブ”のメンバーによる4グループ時代を迎えたばかり。だが、構造的な業態衰退に加え、深刻な消費不況で消費者の百貨店離れが、一気に加速しており、何があってもおかしくない。


■コンビニに抜かれる

 百貨店業界にとって、08年は業態衰退を象徴する歴史的な年となる。

 かつては“小売りの雄”として君臨した百貨店だが、08年の全国売上高で、新興勢力のコンビニエンスストアに抜かれることが確実になっているのだ。

 「これまで経験したことがない未曾有(みぞう)の事態だ」。高島屋幹部は悲鳴を上げる。

 米国発の金融危機が勃発(ぼっぱつ)した昨年10月以降、「不要不急」の支出を切り詰める節約消費が、“晴れの日”の衣料品や高級ブランド品を主力とする百貨店を直撃した。

 もっとも、百貨店の衰退は今に始まったことではない。

 品ぞろえや売り場づくりで、消費やライフスタイルの猛烈な変化に対応できず、消費者にそっぽを向かれた。専門店を集積した大規模ショッピングセンター(SC)やネット通販など業態の垣根を越えたサバイバルでも劣勢を強いられ、顧客が流出している。

 全国百貨店売上高は、この15年で約2兆円も目減りした。

 「百貨店は小売業で一番古い業態。一番新しい業態のコンビニでも改革しないと変化に対応できない。百貨店も改革が必要」

 コンビニ最大手のセブン−イレブンを擁するセブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏社長に、同情まで受ける始末だ。


■1兆円クラブは満員

 衰退への危機感が、各社を再編へと駆り立てた。

 07年9月に大丸と松坂屋の統合でJ・フロントが発足。間髪おかずに、伊勢丹と三越も統合で合意し、08年4月に三越伊勢丹ホールディングス(HD)が誕生した。“孤高”をかこっていた高島屋は、金融危機の最中の10月に、阪急、阪神百貨店を傘下に持つH2Oリテイリングと3年以内の統合で合意した。

 この結果、大手百貨店は、そごう、西武百貨店を傘下に持ち、セブン&アイグループ入りしたミレニアムリテイリグを含め、売上高1兆円規模の4グループに集約される。

 売り上げ規模は、1位三越伊勢丹、2位高島屋・H2O、3位J・フロント、4位ミレニアム。生き残りの条件である“1兆円クラブ”のメンバーの椅子(いす)は、4グループで埋まったといわれてきた。

 だが、金融危機による消費不況で、メンバーの不安が高まり、にわかに浮足立ってきた。

 「4グループで安泰、1兆円あれば、安全とは思わない」

 高島屋の鈴木弘治社長は、生き残りの椅子が4つから減ってしまう可能性を否定しない。

 H2Oの椙岡俊一会長も、高島屋との統合合意会見で、「マーケットが成熟すると、シュリンク(縮小)し、寡占と倒産が起こる。百貨店は今その真っただ中にある」と危機感をあらわにした。

394千葉9区:2009/01/04(日) 22:40:22
■J・フロントの逆襲

 「次の台風の目になるのはJ・フロントだ」

 ある大手百貨店の幹部はこう断言する。

 同社の奥田社長は、一連の再編の仕掛け人であり、強烈なリーダーシップが持ち味だ。

 業界では「大阪(大丸の地盤)の暴れん坊が業界トップに立つと何をし出すかわからないという恐怖感が、三越と伊勢丹の背中を押した」(関係者)と、真顔で語られるほどだ。

 07年9月の発足時には業界首位に躍り出たが、三越伊勢丹HDの誕生で、“半年天下”に終わる。さらに高島屋・H2O連合の統合が完了すれば、業界3位に甘んじることになる。

 H2Oの阪急百貨店は、メンズ館などで発揮した抜群の商品力に加え、阪急電鉄沿線の富裕層を囲い込み、“関西の勝ち組”と呼ばれる。高島屋も大阪、名古屋に大型店を構える。

 両社のタッグは、関西の老舗である大丸と中部をおひざ元とする松坂屋にとって大きな脅威だ。


■狙いはミレニアム

 さらなる再編のターゲットとして、J・フロントが狙っているとのうわさが絶えないのが、ミレニアムだ。

 業界関係者は「J・フロントが、親会社のセブン&アイに接触したが、断られた」と、まことしやかに明かす。奥田社長も、他社との提携について、「ケース・バイ・ケース」と、完全には否定していない。

 J・フロントでは、松坂屋が、最大のお得意さまであるトヨタ自動車が09年3月期に1500億円の営業赤字に転落するという“トヨタショック”に見舞われ、販売が急速に落ち込んでいる。

 一方のミレニアムも迷走している。昨年9月に佐野和義前社長がセブン&アイと経営方針をめぐって対立し、経営陣が一斉に辞任する“お家騒動”が勃発(ぼつぱつ)した。

 経営陣を入れ替えたセブン&アイは「より日常性を強化していくべきだ」(村田社長)と、コンビニ感覚で百貨店の改革を目指すが、成否は未知数だ。

 難局打開のための再編は世のつね。J・フロントとミレニアムが急接近する可能性は否定できない。


■地方百貨店の争奪戦

 大手同士の再編は、「可能性のレベル」に過ぎないが、避けて通れないのが、電鉄系や地方などの中下位百貨店の再編・淘(とう)汰(た)だ。

 1兆円クラブメンバーの三越や高島屋、大丸は、共同仕入れなどで、それぞれ地方百貨店とネットワークを構築。伊勢丹も、商品開発などのノウハウ提供で東急百貨店、東武百貨店など電鉄系と提携している。

 大丸の奥田社長、高島屋の鈴木社長は、地方、電鉄系のグループへの合流を歓迎する意向を表明し、ラブコールを送る。

 「銀座一番店」を擁する松屋のほか、“異端児”と呼ばれる丸井など独立志向の強い百貨店も、生き残りは厳しさを増す。

 「パイが縮小する中、リスクをとらないで稼ぐというのは厚かましい。規模という体力がある方が、リスクをとりやすい」

 H2Oの椙岡会長は、再編による規模のメリットを強調する。

 消費者の低価格志向が強まる中、規模を背景にした大量仕入れによる「バイイングパワー(購買力)」は不可欠だ。各社が力を入れている低価格帯のプライベートブランド(PB)商品の開発でも、規模は低コスト化の武器となる。

 さらに、大不況下で“独り勝ち”を続けるユニクロのように、自ら商品企画、生産、販売に携わるSPA(製造小売り)の手法を取り入れるなど、生き残りへの抜本改革も体力がなければできない。

 縮小する国内市場から海外市場に活路を見いだす戦略にも体力がいる。

 百貨店業界にとって、再編はもはや不可避だ。

395千葉9区:2009/01/04(日) 22:43:56
http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/miyagi/081230/myg0812300242000-n1.htm
【特報 追う・2008年回顧】順調な出足アウトレット 仙台2施設
2008.12.30 02:39
 ■レジャー型か足もとの強さか

 東北の中心都市、仙台の郊外では今年、2つの大型アウトレットモールがオープンした。ブランド感性の高さや購買力の高さ、開発の余地の大きさなどが評価されている仙台のマーケット。だが、ここに来て景気が大きく後退するなど先行きは不透明になってきた。仙台に、宮城に、そして東北に期待を込めて進出してきた新規参入組はどのような手応えを感じながら年末を過ごしているのだろう。(豊吉広英)

 9月12日に仙台港後背地でオープンした「三井アウトレットパーク仙台港」。「プレオープンを含めた最初の6日間で20万人のお客さまに来ていただいた。最初の1カ月は想定以上。現状も想定ラインを上回っている」と話すのは同所を運営する三井不動産東北支店の菅野学主事。車で90分圏内に設定した商圏人口は 300万人と、同社が運営するアウトレットモールの中で一番小さいため、当初は社内で不安の声も上がったというが、出足は上々のようだ。

 一方、仙台港のオープンから1カ月後の10月16日、泉区にオープンした「仙台泉プレミアム・アウトレット」も事前の想定通りの売り上げや来場者を記録しているという。加藤健太副支配人は「非常にいい感触。景気減速の影響で11月初旬は下降傾向も見られたが、同月後半の3連休からボーナス前が大変良かった」と手応えを口にする。

 両施設とも経済情勢が悪化する中、仙台の経済に大きなインパクトを与えたようだ。

 仙台の経済界に詳しい経営コンサルタントの高橋和夫氏によると、8月23日オープンの仙台パルコの影響もあり、仙台市内のデパートでは9〜11月にかけ、売り上げを大きく落としたところが目立ったという。「影響自体は現在はやや落ち着いたが、客の流れは変わっている」。高橋氏はこう分析する。

                 ■ ■ ■

 好スタートの要因はなんだったのだろうか。

 仙台港の菅野主事は、「駐車場には当初の想定より、福島ナンバーの車が目立つ」という。「東北自動車道から仙台南部道路ですぐ、というアクセスのよさが影響したのではないか」。福島からの想定以上の来場者は底上げに貢献しているようだ。

 ファミリー層の来場も予想以上だった。小さい子供の来場を想定し、貸し出し用ベビーカーを多数準備していたが、休祝日には全部貸し出されることがたびたびあったため、現在は増車して対応。結果的に子供用品の売り上げも好調だという。

 高橋氏は「仙台港は観覧車やイベントスペース、フードコートなどを備えた観光レジャー型施設。来年以降も周辺には新しい施設ができることもあり、レジャー面の強みが、より出てくるのでは」と推測する。

 一方の仙台泉。ここは、おひざ元の高級住宅地「泉パークタウン」の存在が大きなアドバンテージとなっている。加藤副支配人は「散歩がてらに寄られたり、ご近所の会話が交わされたりするパークタウンの住民の方々が、平日を中心に来場している」と“足もと”の強さを強調する。また、隣接商業施設「タピオ」やロイヤルパークホテルなどとの連携による相乗効果も出ているという。

 高橋氏は仙台泉について「今後は東京エレクトロンやセントラル自動車など、宮城に進出する企業の従業員の利用なども見込まれる。仙台北部の郊外型ショップの中心的存在になるのでは」としている。

                 ■ ■ ■

396千葉9区:2009/01/04(日) 22:44:12
 まずは順調な船出の両施設。しかし、不安要素もある。

 「思いのほか買い物袋を持たず帰宅されるお客さまが見受けられた」と菅野主事。もともと東北の消費者は首都圏に比べ購買力が弱いとされる。実際、両施設とも来客者1人あたりの購入額は他地域の施設に比べ低い。景気低迷に伴い、購買意欲が低下するなか、新設の施設に「新しいもの見たさ」で飛びついた消費者はどう動くのか。

 さらに、来年は仙台三越や藤崎など、中心部のデパートが増床を予定しており、中心市街地の巻き返しが予想される。

 ただ、この点は両施設とも「共存共栄」を強調する。「仙台自体のマーケットの吸引力が強くなればいい」と加藤副支配人。高橋氏は「不況の色が濃いとはいえ、仙台のマーケットは依然将来有望。せっかく郊外にできた商業施設が人を呼んでいるのだから、仙台の商業関係者は、郊外と中心部で客が回遊するような魅力的な都市作りをすることが必要」と話している。

                   ◇

 ■仙台中心部では…

 2大アウトレットに先駆け、8月23日に仙台駅前にオープンした仙台パルコ。同店は「不況感や、それに伴う状況の悪化に加え、仙台マーケットは大型商業施設が増加して競合状況も厳しくなっているが、まずまずスムーズな滑り出しだと認識している」という。高橋氏は「パルコのオープンで、8月以降は中心部の利用者は駅前に流れており、一部を除き周辺の商業施設にも好影響を与えた」とする一方、「想定以上にターゲットの若い年代は購買力がなかったようなのが気がかり」としている。

397とはずがたり:2009/01/06(火) 18:09:10

積極的ですねぇ。東北資本として頑張って欲しいが無理せず慎重に。

アイリスオーヤマ、家電分野に本格参入
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090106t12018.htm

 アイリスオーヤマが家電分野に本格参入することが5日、分かった。社内にホームエレクトロニクス事業部を設立。2月に「エフィール」のブランドを立ち上げ、独自開発の電磁調理器など数種類の新製品を製造、販売する。ホームセンターや家電量販店に卸すほか、関連会社がインターネット通販も行い、新生活を営む若者や単身者を中心に売り込む。

 商品は「デザインの良さを追求しながら、価格は家電大手より抑える」(アイリス)という。進学や転勤で新生活を営む若者や少人数世帯をターゲットに今後、商品の企画・開発を進める。

 アイリスは、大学生ら新生活を始めるため生活用品をまとめて買うニーズを想定。主力のプラスチック製収納用品と連動させた販売戦略で、客の囲い込みも図る。

 同社は既に加湿器や空気清浄機などを製造。空気清浄機では大手家電メーカーのシャープと共同開発の実績もあり、必要に応じて外部企業と連携する。生産は中国の自社工場や協力工場で行う方針。

 アイリスオーヤマは「主要な取引先のホームセンターに対し、収納用品に家電を加えた総合的な売り場づくりの提案がしやすくなる」と話している。日本DIY協会の調べでは、ホームセンターでの家電製品の売り上げ規模は全国で1180億円程度。価格の安い中国製が多いという。
2009年01月06日火曜日

398千葉9区:2009/01/06(火) 21:34:51
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35727120090106
12月百貨店売上高は大幅減続く、初売りでも顧客単価が低下
2009年 01月 6日 19:25 JST
 [東京 6日 ロイター] ロイターが実施した聞き取り調査によると、今月中旬に発表される昨年12月の全国百貨店売上高は、高額品や衣料品の動きが鈍かったことから11月に続き大幅減となり、10カ月連続で前年割れとなる見通し。

 1月上旬は、初売りで入店客数が過去最高を更新する百貨店もあったが、景気の急速な悪化や消費マインドの冷え込みで高額品や衣料品の動きが悪く、顧客単価の低下に歯止めがかかっていない。   

 企業業績の不振による株価下落や雇用不安など買い控え心理を増幅させる要因が重なり、消費環境の厳しさが増すなか、昨年12月は土日が前の年より1日ずつ少なかったことも影響し、百貨店売上高は大幅減が続いている。売り上げ状況について各社からは、主力の衣料品や高額品がクリスマス商戦で苦戦したとの指摘が相次いだ。「顧客は慎重で、財布のひもを締めている。このため、ラグジュアリーブランドなど不要不急な物は動かない。主婦層が景気には特に敏感だが、通常それほどでない若い人たちも報道等の影響からか、ここにきて出費に罪悪感を感じているようだ」(J.フロントリテイリング)という。 

 日本百貨店協会が前月発表した11月全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比6.4%減だったが、今回の聞き取り調査からは12月も厳しい状況が続いていることが読み取れる。10カ月連続減は2004年3月─12月以来の長期間となる。 

 一方、食品部門は引き続き堅調。「歳暮やおせち、クリスマスケーキ需要が下支えした」(三越)、「北海道物産展が好調」(J.フロントリテイリング)という。景気の悪化を背景に「外食や旅行を控え、クリスマスや正月を自宅で過ごす人が増えている」、「手軽にぜいたくが味わえる百貨店の食品は人気」などとの見方が出ていた。 

 1月の初売りは好天に恵まれたことも手伝い、入店客数は一定数を確保した社が少なくない。もっとも、福袋は雑貨や食品など実用的な商品が人気で、高額品の動きは悪く、「購買単価は下がっている」(京王)という。  

 (ロイター日本語ニュース 武田 晃子記者)

399とはずがたり:2009/01/07(水) 18:40:42

<イオン>最終損益が7年ぶり赤字転落へ 09年2月期連結 (毎日新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/n_aeon__20090107_3/story/07mainichiF0107m141/

 イオンの09年2月期連結決算の最終(当期)損益が赤字に転落する見通しになった。衣料品の販売不振に加え、米国の衣料品子会社タルボットの特別損失の計上や、会計基準の変更に伴う繰り延べ税金資産の取り崩しなどが響く。イオンの最終赤字は02年2月期以来7年ぶりとなる。

 7日にも業績見通しを下方修正する。これまでは最終損益の見通しを110億〜150億円の黒字としていたが、米国の景気後退に伴う販売不振で、昨年11月にタルボットが婦人服ブランド「ジェイ・ジル」を売却する方針を決め、ブランドや店舗の減損処理で190億円の特別損失が生じることなどが大きく響く。赤字額は数億から数十億円に膨らむ可能性がある。

 主力の総合スーパー事業では、食料品は好調だが、消費者の節約志向の高まりで、利益率の高い衣料品は落ち込んでいる。08年3〜11月期決算も最終赤字となる。【小倉祥徳】

[毎日新聞1月7日]
[ 2009年1月7日2時31分 ]

400とはずがたり:2009/01/11(日) 04:48:45
いやぁ最早スーパーも誘致しないとなくなっちゃう御時世なんですな。

旧夜久野町役場跡地にスーパー誘致を 地元が署名提出
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081219-00000003-rtn-l26
12月23日17時50分配信 両丹日日新聞

 福知山市夜久野町の額田・井田街づくり推進協議会(日下忍会長)は19日、同町下、中地区自治会と連名で、本格的なスーパー誘致に向けての環境整備を求める要望書を、1894人分の署名を添えて市に提出した。生鮮食料品や日用品を扱う店舗が年々減少し、高齢者らの買い物が不便になっているためで、誘致場所として市町合併で空き家となっている額田の国道9号沿いの旧町役場庁舎取り壊し後の跡地をあげている。


 町外への大型店出店などの影響で、下、中地区では生鮮食料品や日用品を扱う店舗が減っている。下地区では、長年続いた商店街が解散後、JR下夜久野駅舎に協同組合によるパルテが開店したが、採算がとれずに03年に閉鎖した。

 少子高齢化や核家族化で、こんご高齢者のマイカーによる買い物にも支障をきたすことが予想され、利便性確保のため地元へのスーパー誘致が課題とされている。市町合併後の06年5月に額田、井田の6自治会長らで立ち上げた協議会では、まとまった土地の旧庁舎跡地の有効活用について、地元の人たちの意見を聞きながら検討を進め、スーパー誘致が最適と判断。市に対し、出店を念頭に置いた早期の建物取り壊しなどの要望を続けてきた。

 庁舎は50年近く前に建設されたもので、老朽化が進み、現在は周囲にバリケードを張って立ち入り禁止にしている。風紀面からも、早期の解体を望む声が出ている。広さは約2100平方メートルある。

 要望書では、住みやすい地域づくりを基本に、地域間格差の是正、高齢者対策などの観点から、スーパー出店実現に向けての取り組みを市に求めている。

 同協議会では「独自に業者へ出店の働きかけをしているが、なかなか踏み切ってもらえない。まとまった土地があることが前提になる。高齢者らの日常生活への支援が必要な時期を迎えており、利便性向上にNPOを立ち上げての買い物代行事業なども考えている」と話している。

 署名活動は3日から13日まで行った。


写真=住民が早期整備を求めている旧町役場庁舎

最終更新:12月23日17時50分

401千葉9区:2009/01/12(月) 01:20:02
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20090111301.htm
◎短期決戦、勝敗くっきり 北陸の初売り商戦
 北陸の小売り各社の年始商戦は、勝敗がくっきりと分かれた。景気低迷に加え、曜日配列に伴う「短期決戦」という厳しい条件の中、過去最高の売り上げを記録する若者向け商業施設がある一方で、前年割れとなる店も出た。金沢商圏では、恒例の三日バーゲン開始の足並みも崩れるなど、波乱の幕開けとなった。
 金沢商圏で三日バーゲンスタートの「慣例」が破られた。一昨年から、市中心部の百貨店、専門店、五商店街はバーゲン開始日で足並みをそろえて、買い回り客を取り込んできたが、めいてつ・エムザが二日に初売り、バーゲンを同時開催したのである。

 その理由は「生活防衛意識が高まり、買い物を我慢しているお客さまのためにも一日でも早くバーゲンを行おうと判断した」(エムザ担当者)。

 同時スタートとなった二日の売り上げは前年比30%増。その反動もあり、三、四日は5%減に落ち込んだが、三日間のトータルでは10%強売り上げを伸ばしたという。

 だが、エムザ担当者の表情は渋い。そもそも、二、三日だけで「強気」の50%増に目標設定していただけに、10%強では物足りなかったようだ。

 今年の初売り商戦に特別の事情もあった。バーゲン開始から仕事始めまでの「商戦のヤマ」が昨年は四日間あったが、今年は、曜日配列の影響で三、四日の二日間のみ。エムザのバーゲン前倒しも「短期決戦」を意識したものだ。

 しかし、エムザでは見込みを下回り、担当者は「結果的に、他店と一斉スタートの方がインパクトがあったのかもしれない」とした。「ついで買い」や「まとめ買い」する客が少なかったという。

 「短期決戦」で意気込んでいた金沢市内の商業関係者にとって、昨秋以降、急降下した景気の影響は、予想以上だったようだ。

 同市の香林坊大和は二日の初売りには、開店前に前年より約百人多い二千百人が並び、売り上げは前年比5%増。ただ、二−四日の合計は前年を割り込んだ。

 例年と違いが出たのは福袋の売れ行き。前年は三−五万円の高額の福袋から売れ始め、最終的には一万円の福袋がなくなるという流れだった。しかし、今年は、一万円から売れ始め、高額福袋は売れ残りも発生したという。同店は「客単価が低く、不要不急な物を買わない傾向がはっきり出た」(販売促進部)とみている。エムザの先行バーゲンについては、「(同時開始でないのは)やや残念ではあったが、大きな影響はない」とした。

 一方、好調だったのが、若者向けの専門店だ。「若い人は不況知らずなのか」とほくほく顔だったのは、金沢市の香林坊109。初売りとしては三年連続で過去最高の売り上げを更新した。

 二日の初売り開店前には、昨年の一・五倍となる約三千人が並び、富山や福井の隣県客も多く見られたという。二―四日の売り上げは、前年比二割増で推移した。

 金沢フォーラスは、三日のバーゲン初日に、過去最多だった昨年を2%上回る約七万人が訪れ、売り上げは1・3%増。同関係者は「このご時世で不安はあったが、まずまずの数字」と息をつく。

 市中心部の竪町商店街でも例年並みの客足を確保できたよう。「曜日配列で日程的には厳しかったが、客単価は例年並み」(東川庄一同商店街振興組合理事長)という。

 富山では、JR富山駅前のマリエとやまが元日営業に踏み切ったが、一日の購入客数は前年初日との比較で2−3%減。バーゲンが始まった二日から客数、売り上げとも一割増に伸ばすことができ、同担当者は「(元日営業で)今年は金沢へのストローに幾分歯止めが掛かったのではないか」とした。富山大和は、二−四日の売上高、入り込みで、新店開業後の前年並みを確保したという。

 昨年十月末に開業し、初の年始商戦となった、かほく市のイオンかほくショッピングセンターは、元日の初売りに約五万人が訪れ、これまで少なかった能登方面からの客も多かったという。

 今年は年末年始の旅行などを控え、地元で過ごす「巣ごもり消費」の影響で、各施設とも客数はおおむね好調。しかし、肝心の売り上げでは苦戦したところが多かったようだ。

 金沢市内の商業関係者は「バーゲンのお客様は多かった。逆に言えば、バーゲンでしか動かないということかもしれない」と話す。景気回復のめどが立たない中で幕を開けた年始商戦。商業関係者にとっては、消費者の財布のひもを緩める刺激策で知恵絞りが続く一年になりそうだ。

402とはずがたり:2009/01/12(月) 01:23:09
>>399
我が生駒のジャスコが閉店になるそうな。。
小型店だったけどそれなりに客は入ってた様に見えたんだがなぁ。。利益率が悪いのであろうけど大型店に特化して小型店を切り捨ててしまってもいいのかねぇ。

404千葉9区:2009/01/13(火) 21:57:53
>>402
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20090112-OYT8T00639.htm
「高岡サティ」閉店
中心街空洞化を懸念


 15年以上にわたり、県西部などから多くの人が訪れた高岡市駅南のショッピングセンター(SC)「高岡サティ」が12日、最後の営業を終え、閉店した。高岡市では大型店舗の郊外への出店が続いており、サティの閉店でさらに中心市街地の空洞化が進みそうだ。

 同店は1993年、県内で初めて複合型映画館を備えたSCとして開店。店舗面積は3万1000平方メートルで、直営店のほか31のテナントが入店していた。



 96年度は108億円を売り上げたが、2002年には近くにイオンモール(千葉市)が大型SCを開店したことなどで売り上げが減少した。07年度の売り上げは37億円にとどまり、昨年4月、運営会社のマイカル(大阪市)が閉店を決めた。

 この日は終日、多くの買い物客でにぎわい、約2万人が訪れた。食品売り場などで、商品が売り切れて空になった棚が目立ったほか、店の周囲でも駐車場の空きを待つ車が行列を作った。

 閉店の午後8時前になると、西側玄関に業務を終えた従業員らが次々と集合。名残を惜しむかのように残った客を前に、亀山裕通店長が「高岡サティは閉店します。長い間、本当にありがとうございました」とあいさつし、すべての客を見送った後、店内の照明を落として営業を終えた。

 この日、買い物に訪れた高岡市東下関の無職西田悦子さん(77)は、「近所に八百屋や魚屋もないし、自分は車にも乗れない。本当に困る」と嘆いていた。

 マイカルによると、同店の従業員は、社員19人、嘱託10人、パート・アルバイトが約140人。うち他店などに異動する社員を除く約80人がグループ会社への就職を希望し、すでに9割ほどの人は再就職先が決まっているという。

(2009年1月13日 読売新聞)

405千葉9区:2009/01/13(火) 23:08:35
http://www.asahi.com/business/update/0113/OSK200901130117.html
大阪・阿倍野に市内最大級のSC 迷走再開発、決着
2009年1月13日20時47分


 大阪市と東急不動産は13日、JR天王寺・近鉄大阪阿部野橋両駅前の再開発地区で、市内最大級となる延べ床面積約18万4千平方メートルのショッピングセンターの建設を始めたと発表した。核テナントとしてイトーヨーカドーと東急ハンズが出店し、11年春開業の予定だ。

 施設は地下2階、地上6階建てで、内部に吹き抜けのある開放的な作り。両駅と空中通路で結び、14年に新ビルが完成予定の近鉄百貨店と向かい合う。ファッション、飲食、エンターテインメントなど約250店が出店し、洋食の老舗(しにせ)「グリルマルヨシ」など、元々敷地内にあった店も入る予定という。

 建設に合わせ施設の東側を走るあべの筋を幅24メートルから40メートルに広げるほか、敷地の南端約0.6ヘクタールを公園として整備する。同再開発は94年、そごうを核テナントとする都市計画が決定されたが97年に同社の撤退により頓挫。02年には米系の商業施設開発会社を主体に計画を練り直したが、再び頓挫していた。

 三度目の正直となる建設開始に、大阪市都市整備局の担当者は「日本一の高さとなる近鉄百貨店と合わせ、阿倍野地区が大きく変わる。大阪全体に与える経済効果も大きい」と期待している。

406とはずがたり:2009/01/13(火) 23:14:59
>>405
この辺っすかねぇ。
あべの筋を40mとは都市計画法で決まってた道路幅にもするのかな?意欲的である。
http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=34/38/31.258&el=135/30/53.641&scl=10000&bid=Mlink

407千葉9区:2009/01/17(土) 00:07:16
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000000901160004
映画の街落日、足利のシネコン閉館へ
2009年01月16日




足利市内のシネマコンプレックス「シネマックス足利」が2月27日で閉館することが15日、わかった。オープンからわずか1年2カ月。県内ではシネコンの隆盛により小規模映画館が次々と姿を消しているが、観客数が伸び悩めばシネコンも例外ではないことを浮き彫りにした。街の活性化の起爆剤に、と期待した市関係者は落胆している。(滑川照夫、大野正智)


シネマックス足利は07年12月、千葉興業(本社・千葉市中央区)が足利市大月町の総合商業施設「あしかがハーヴェストプレース」内に開業させた。2階建てビルの2階フロア全面(3836平方メートル)に八つの映画館があり、合わせて約1300人の観客を収容できる。豪華な客席や最新式の映写機が売り物だった。


 両毛地域では、4店舗目の一番新しいシネコン。かつて「両毛地域一の映画の街」とされ、十数軒あった映画館がすべて閉館した足利市にとって、活性化と誘客の軸となる施設と期待されていた。


 だが、開業まもなくから客足は落ちた。千葉興業の関係者は「当初目標数の半分程度だった」と語る。「交通至便とはいえない地理的な問題に加え、両毛地域の同業他社に押され、挟み撃ちの形となったのが原因と思う」


 撤退は昨年末に決定。今月13日から出入り業者など関係各方面に閉館の通知を始めたという。2月27日までは平常通り営業を続ける。3月以降の施設の利用法などについては決まっていないという。


 足利市商業観光課の担当者は「撤退は心配していた。職員や映画鑑賞団体に割引券を配るなどの協力を実施してきたが、残念だ。映画隆盛期だった50年代から70年代の足利の景気を取り戻してくれる起爆剤だったのに」と、さびしげだ。


 映画好きで企業誘致にも積極的だった吉谷宗夫市長が陣頭指揮でシネコン誘致に当たった経緯もあり、またまた降ってわいた映画館ゼロの状態に頭を痛めている。


県内に進出しているシネコンは宇都宮、小山、佐野、足利各市に計6施設。その中でも、県南地域は激戦区だ。


 94年開館の小山シネマロブレ5(小山市)に加え、05年8月に109シネマズ佐野(佐野市)、07年7月にシネマハーヴェストウォーク(小山市)、そして同12月にシネマックス足利がオープンした。足利市の隣の群馬県太田市にある二つのシネコンも合わせると、6館がひしめく。


 シネコンが増えているのは、大規模駐車場があり集客しやすいことや、上映作品で売り上げが左右される小規館に比べ、スクリーンが多くリスクが分散されるメリットがあるためとされる。併設の大型商業施設にとっては、他施設と差別化し集客力アップを図れる利点がある。


 ただ、今回撤退を決めたシネマックス足利は、10キロ前後の圏内に4館が進出していたのに加え、交通量の多い国道から離れていたり、東北道のインターから遠かったりなど交通アクセス面での課題を抱えていた。


〈キーワード〉シネマコンプレックス(複合映画館) 明確な定義はないが、おおむね五つ以上のスクリーンを有し、複数の映画を同時に上映できる映画館。90年代に日本に登場し、大型ショッピングモールなどに併設されることが多い。

408千葉9区:2009/01/17(土) 00:27:20
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090116_3
「映画館通り」3館閉館 盛岡の南部興行

 盛岡市大通2丁目の南部興行(小暮信人社長)が、同市の通称「映画館通り」で運営する盛岡ピカデリーと盛岡名劇1、同2の3映画館が、今月末で閉館することが15日分かった。施設の老朽化などのほか、同市大通2丁目に2006年開館した複合型映画館(シネマコンプレックス=シネコン)の影響で入館者が減少し、採算が取れなくなった。

 盛岡ピカデリーは1969年開館で座席数176席。盛岡名劇1は78年、同2は90年開館で、ともに同110席。いずれも1月31日で閉館する。

 3館は施設の老朽化のほか、近年のシネコン台頭で、従来のように系列配給会社の話題作を独占できなくなったことなどから、厳しい経営が続いていた。

【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】


(2009/01/16)

409千葉9区:2009/01/17(土) 11:12:04
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20090116-OYT8T00894.htm
宮崎の複合商業施設「ギャゼット」 運営会社が撤退

 宮崎市のJR宮崎駅そばの複合商業施設「ギャゼットマーケットプレイス」の運営会社「ギャゼット」(宮崎市)が、昨年末に事業から撤退していたことが16日、わかった。建物所有会社への家賃支払いが滞っていたため。各テナントは1月末まで暫定的に営業を続けるが、2月からは「白紙」とされており、存続が危ぶまれている。(馬場豊)

 ギャゼットなどによると、施設は1995年にオープン。洋服、雑貨、飲食店など21店のテナントが入居している。同社は各テナントから売り上げに応じた額や固定額の賃料を受け取り、建物所有会社「宮崎中央倉庫」(同)に家賃を支払ってきた。

 施設の客数は、ピーク時には年間100万人に上っていたが、郊外大型店の影響で、2005年ごろから年間50〜60万人と低迷。ここ1、2年は宮崎中央倉庫への支払いが滞っていたため、昨年末に契約を解除したという。

 宮崎中央倉庫は「自社の経営を考えると、これ以上は厳しい。新しい運営会社は見つかっておらず、2月から施設をどうするかは決まっていない」としている。

(2009年1月17日 読売新聞)

410千葉9区:2009/01/17(土) 11:34:33
IYグループが・・・
イイ立地条件だと思うんですけどね。あそこなら
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/141267.html
ススキノで35年あす幕 札幌・ロビンソン百貨店 商業ビルで再スタート(01/17 09:19)
 ロビンソン百貨店札幌店が十八日閉店し、前身の札幌松坂屋から数えて三十五年の歴史に幕を下ろす。三階以上の専門店街は引き続き営業する。後継としてイトーヨーカドーの食品スーパーが今春にも地下一、二階に出店するほか、アインファーマシーズの都市型ドラッグストアが来月五日に一階で開業。同ビルは全十フロアを専門店で構成する商業ビルとして再出発する。

 札幌松坂屋は一九七四年六月、札幌・ススキノ地区唯一の百貨店として開業。七九年にヨーカ堂と業務提携してヨークマツザカヤに、九四年には現店名に改称したが、バブル崩壊などで業績が低迷。当初は十フロアすべてが百貨店売り場だったが、二〇〇二年には地下二階−地上二階の四フロアに縮小し、残るフロアに専門店を入れてリニューアルした。しかし翌年の大丸札幌店開業などの影響もあり赤字経営が続いていた。

 札幌市内の百貨店閉店は二〇〇〇年末の札幌そごう以来、約八年ぶり。ただし、閉店後影響については、もともと売り上げ規模が小さく、主力の食品部門の後継に集客力の見込まれるヨーカ堂が入ることなどから「他店に流れる客はほとんどない」(道内百貨店幹部)との見方が大勢。札幌の百貨店業界の過当競争は続きそうだ。

 ロビンソン百貨店札幌店の正社員四十七人のうち、四十人は今月末付で退社し、再就職に向けて活動する。パート従業員百八十四人のうち、約八十人は後継のヨーカ堂に採用され、残る約百人については閉店後の二十日付で退職する。

411千葉9区:2009/01/18(日) 19:41:47
http://osaka.yomiuri.co.jp/depa/de90116a.htm?from=ichioshi
エスカレーターを生かせ
“大動脈”売り上げ左右
 エスカレーターは、百貨店内の客の流れを左右する“大動脈”だ。その利便性は売り上げにも直結する。どこに配置したらよいのか、周辺の売り場をどうつくったらよいのか、各百貨店は常に知恵を絞ってきた。

(岸本英樹)
 阪神百貨店梅田本店は2008年9月、地下1階の食料品売り場につながっている2か所のエスカレーターのうち、西側を工事で付け替えた。

 上りと下りで逆方向に伸び、X形に交差していたレーンを並行に改め、同じ場所から上り下りができるようにした。それまで周辺の柱や壁に隠れて利用者が少なかったが、目立たせることで、阪神が誇る食料品売り場の圧倒的な集客力を地上階につなげるのが目的だった。

 その狙いは当たり、1階の化粧品やアクセサリーの売り場は、以前よりもにぎわうようになった。さらに、西側のエスカレーターを使うには、売り場を通り抜けないと地上1階から地下1階へ下りられなくなったため、近くの時計売り場は1割以上も売り上げが伸びたという。

 売り場責任者の近江永郎さんは「周辺の壁や床を手直しして見た目もすっきりした。店の印象が良くなったとお客さまに喜んでいただいている」と話す。

最上階まで貫く
 JR京都駅ビルに入るジェイアール京都伊勢丹のエスカレーターは、階段状になった各フロアを2階から最上階の11階まで、一直線につなぐ珍しい構造になっている。

 山から流れ落ちる滝をモチーフにし、その名も「カスケード(階段状の滝)エスカレーター」。この構造を生かして屋上までが吹き抜けになっているため、自然光が差し込み、開放的な気分で買い物を楽しめるという。

 そごう心斎橋本店では、エスカレーターが各階の売り場の中心部を貫き、まさに「大動脈」になっている。上り下りで通過する顧客の関心を売り場へ引きつけようと、特売セールのときには、乗り換え通路のそばに、目玉商品を並べた棚を置くなど工夫を凝らしている。

 百貨店とエスカレーターの関係は意外に深い。国内で初めて実用化されたのは、東京・日本橋の三越呉服店(現三越日本橋本店)で、1914年のことだ。当時の最先端技術をあえて導入し、「まだ木製だった『自動階段』を一目見ようと来店するお客さまも多かったようだ」(三越日本橋本店)という。

 エスカレーターを商売に生かそうと工夫を凝らす百貨店の姿勢は、長年にわたって培われてきたとも言えそうだ。
(2009年01月16日掲載 読売新聞)

412千葉9区:2009/01/18(日) 19:44:36
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/mixnews/20090112ok06.htm
[百貨店の実力]日本橋 発祥の地「上質」競う

 生き残りをかけ、それぞれの商圏で競争を続ける百貨店業界。デパート発祥の地、東京・日本橋でも三越と高島屋の旗艦店がしのぎを削るが、この“日本橋戦争”を特徴づけるキーワードが「上質」だ。


 日本橋高島屋の「デパ地下」を一見すれば、それが分かる。目玉は各地の食の名産品を集めた「味百選」だ。新潟「加島屋」のサケ茶漬け、東京・人形町「魚久」の京かす漬けなど、バイヤーが全国約300の老舗や名店から厳選した約700品が並ぶ。入荷が月に数回だけの商品も多く、整理券を配る場合もある。売り場は約130平方メートルと小規模だが、年商は十数億円。面積が倍の超一流ブランドコーナーと同水準だ。

 なぜ、「上質」なのか。両店ともシニアの上顧客が多く、1人当たりの売上高も全店平均より2割多い。高島屋の安達宗樹店長は「目と舌の肥えたお得意様の期待に応えたい」と言う。それが日本橋の百貨店には可能という自負がある。

 日本橋三越も「上質」にかける。「世界遺産アルハンブラ宮殿を貸し切りで見学しませんか」――同店が力を入れているのが旅行事業だ。それも国内旅行なら2泊3日で15万円、海外なら数十万円〜100万円超と、高額タイプに重点を置く。ウリの一つに、非公開の名所を訪問するなどの「特別な旅」もある。

 そんな旅の計画を、新館7階「旅のサロン」で客とゆっくり練り上げる。卜部栄明店長は「モノだけでなく、文化から旅行まで一か所で上質な楽しみが得られるのが百貨店の魅力」と言う。

 銀座、新宿などに比べ日本橋は地盤沈下が懸念され、両店はこれまで「日本橋まつり」を合同催事するなど協調路線を歩んできたが、今後は「上質」を巡る戦争が激化しそうだ。

(2009年1月5日 読売新聞)

413千葉9区:2009/01/19(月) 21:50:56
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/mixnews/20090112ok0e.htm
[百貨店の実力]銀座(上) 洗練された女性狙う

 老舗、新興の百貨店に加え、カルティエなど欧米高級ブランドの旗艦店が林立する銀座。世界屈指の流通激戦区での熾烈な競争を2回にわたって報告する。


 初回は、このエリアで「一番店」を競う松屋と三越にスポットを当てる。両店の戦略は、洗練された女性たちの心を、どうくすぐるかに集約される。

 銀座の現在の売上高トップは松屋銀座だ。人気は地下1階の食料品売り場「グルマルシェ」で、生ハムやチーズ、野菜など、味と品質を厳選した商品を並べた七つの売り場が連なる。

 「グルメ」と「マルシェ(市場)」を組み合わせたオシャレな一角は、20歳代半ば〜30歳代半ばの女性の人気を集め、2008年3〜11月の売上高は前年同期比8%増と快調だ。本間英司店長は「上質なライフスタイルを求める松屋のお客様に応える売り場」と胸を張る。

 一方、銀座の顔でもある4丁目交差点に立つ銀座三越の自慢は、1階入り口の婦人雑貨売り場「ニュークオリティアクセサリー」だ。

 国内外のデザイナーとの協力で作った「銀座三越限定」の商品が数多く並ぶ。きめ細かい気配りも随所に見られる。例えば、輸入物のストールも日本人の体格に合わせ短くしている。

 安達辰彦店長は「その時々の売れ筋を分析し、毎日、違う商品をそろえている。伝統の上に立った、新しいファッションやライフスタイルを提案していきたい」と話す。

 さらに銀座三越が目指すのが店舗の大型化だ。増床工事に着手し、2010年秋には売り場面積が約4万平方メートルと、現在の約1・8倍に広がり、銀座で最大級の商業施設となる。スペース拡大で品ぞろえの拡充が進めば、銀座戦争の新たな火種になりそうだ。

(2009年1月12日 読売新聞)

414千葉9区:2009/01/20(火) 21:19:09
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090120ddm008020050000c.html
エコナビ2009:百貨店売上高急減 高額品低迷、勝ち組なし
 <ECONOMIC NAVIGATOR>

 全国百貨店の08年12月の売上高が過去最悪の落ち込みとなり、金融危機を受けた消費不振の深刻さが改めて浮かび上がった。衣料品や海外ブランドなどの高額品の低迷は、これまで業界の勝ち組だった伊勢丹、高島屋などの収益も直撃。消費者の選別の目は厳しくなるばかりで、百貨店は不振脱却に向け、どのような改革をすればいいのかの糸口すら見いだせない状況だ。【小倉祥徳】

 「93年のバブル崩壊、消費税増税後の98年に続く3回目の危機。手をこまぬいていれば今年は史上最悪になる」。日本百貨店協会の平出昭二顧問(元三越専務)は19日の記者会見で業界の厳しい現状を嘆いた。

 月別売上高の前年同月比は昨年9月の米大手証券リーマン・ブラザーズの破綻(はたん)以降、月を追うごとに下げ幅を拡大。雇用情勢の悪化やボーナスの伸び悩みで消費者心理が大きく減退したことや、株安による保有資産の目減りで消費を控える「逆資産効果」が響いている。9〜12月の4カ月間の既存店売上高は、7・1%減で、08年通年の4・3%減を大きく上回る急落ぶりだった。

 低迷が際立った年末商戦は、消費者が外出を控える「巣ごもり」傾向が強まり、クリスマスケーキや、おせち料理など家庭内で使われる商品の売れ行きは好調だったが、主力の婦人服は高額のコートなどが不調で約13%減。11月以降値下げが相次いだ海外ブランド品も約25%減となった。

 化粧品もクリスマスの限定商品が不調で、07年以降初めて前年割れとなった。

 年明け後も消費動向は変わらない。各社のバーゲンセールの入場者は、ほぼ前年並みを確保しているが、「節約志向が強く、食料品や、生活必需品は売れるのに、高額品の売り上げに結びつかない」(三越)傾向が続いている。

 ◇生き残りへ再編加速も
 消費不振の深刻化は、これまで好調を維持してきた「勝ち組」の収益にも大きな打撃を与えている。

 「ファッションの伊勢丹」として30〜40代の女性を中心に圧倒的な支持を集める伊勢丹だが、10月以降は1割前後の売り上げ減が続く。コスト削減が進み、比較的収益力の高い高島屋は09年2月期の連結業績予想を下方修正し、90年2月期以降初めて売上高が1兆円を割り込む見通しだ。東京・銀座の売上高1番店を擁する松屋も19日、09年2月期は、最終(当期)損益が前期の4億円の黒字から8000万円の赤字に転落する見通しを発表した。

 各社とも対抗策は打ち続けている。三越が中心価格帯より4割以上高い高額商品の値下げを検討するなど最低価格の引き下げのほか、テナント任せでない自主編成の売り場の強化を打ち出している。しかし、ユニクロなどが売上高を伸ばし続ける中、反転の兆しは見えていない。さらに08年は、たばこ自販機用成人識別カード「タスポ」を持たない喫煙者の来店が増え、1〜11月だけで売上高7兆1545億円に達したコンビニ業界に、売り上げ規模で初めて抜かれることも確実になった。

 生き残りのもう一つの手が経営統合によるコスト削減だ。07年9月に大丸と松坂屋、08年4月に三越と伊勢丹が統合するなど再編が進み、百貨店業界は大手4社に集約された。電鉄系百貨店などを巻き込んだ新たな統合劇のうわさも絶えない。消費不振が長期化する中、生き残りをかけた再編の動きが加速しそうだ。

毎日新聞 2009年1月20日 東京朝刊

415とはずがたり:2009/01/21(水) 17:47:51
なんと。。
この記事貼ろうとして掲示板贅沢品やブランド品のスレないなーと云う事に気付いた。。

「銀座ジュエリーマキ」の三貴、破綻 高級品需要が急落
http://www.asahi.com/business/update/0121/TKY200901210164.html
2009年1月21日12時53分

 宝飾品の「ジュエリーマキ」「じゅわいよ・くちゅーるマキ」などを展開する三貴(本社・東京)が21日、東京地裁に民事再生手続きの開始を申請し、経営破綻(はたん)した。代理人によると、負債総額は約117億円という。

 69年に「銀座ジュエリーマキ」の1号店を都内に開いた後、全国に店舗を展開。東京商工リサーチによると、売上高は95年2月期には1853億円と業界首位級で、知名度も高かった。その後は業績が低迷し、売上高は9分の1程度の水準になっていた。

 さらに、最近の金融危機に伴う高級品需要の急速な落ち込みで、経営悪化に拍車がかかったとみられる。

416千葉9区:2009/01/22(木) 00:10:10
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000000901210003
「食」主力のスーパー善戦
2009年01月21日

◇「衣」中心の百貨店は苦戦/関東経済産業局 昨年11月の大型小売店動向


 衣料品が主力の百貨店は苦戦し、食料品が中心のスーパーは前年並み――。関東経済産業局が今月発表した11月の管内経済動向から、そうした傾向がわかった。県内の大型店でも衣料品の販売額が落ち込み、食料品は比較的堅調という消費の動きが表れている。関東経済産業局は「高額品は買い控えて食事は自宅で、という心理が働いているのでは」と話す。


◇高額品買い控え


 同局は今月、管内1都10県の経済動向や大型小売店の販売動向を発表した。統計によると、県内の百貨店の販売額は前年同月比で6・3%減ったが、スーパーは0・6%と微増した(いずれも既存店)。


 商品別に見ると、百貨店で販売額の中心となる衣料品は10・4%と大きく前年同月を下回ったのに対し、飲食料品は3・8%減にとどまった。一方、スーパーでも衣料品の販売額は前年同月を6・3%下回ったが、販売額全体の多くを占める飲食料品は3・4%伸びた。


 1都10県全体でも、百貨店は販売額全体が前年同月を下回り、スーパーは前年並み。衣料品は百貨店でもスーパーでも売り上げが落ちたが、飲食料品は両方で伸びた。


 同局の担当者は、管内全体の動向を「百貨店は主力の衣料品が落ちており、一部のブランドで値下げをしても底上げにならない。食料品中心のスーパーは独自企画のプライベートブランド(PB)商品の投入などである程度売り上げを確保している」と分析する。


 高島屋大宮店は昨年秋ごろから売上額が前年同期を下回るようになった。広報部によると、昨年秋から今年にかけて、婦人物衣料品は10%減で、特に値段が高いコートなどが売れにくい。だが、年末年始のセールは25%伸びた。また、食料品は2・5%増。担当者は「衣料品は質のいいものをセールで安く、自宅で食べるものはちょっとぜいたくに、という傾向がある」。


 そごう大宮店は「衣料品は厳しいが食料品やレストランが健闘し、全体では前年並み」。年末年始のセールは来店客数に比べて思ったほど売り上げが伸びず、春物を店頭に並べても出足が鈍い。一方で、昨年は1回だったお歳暮などのギフト商品処分セールを、今年は2回に分けた。こちらは「昨年よりもお客さんが多いようだ」という。


 県内を中心に100店舗を展開するスーパーのヤオコー(本社・川越市)。同社によると、食料品のなかでも売り上げが好調なのが鍋のつゆや葉もの野菜など。「外食より自宅で食事、という傾向があるのではないか」と担当者は話している。

417千葉9区:2009/01/23(金) 20:49:47
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20090123301.htm
◎コンビニ最大手、北陸進出 セブン―イレブン、きょう富山、福井に6店開業
 北陸のコンビニ業界で新たな競争の火ぶたが切られる。最大手のセブン―イレブン・ジャパン(東京)が二十三日、富山、福井の両県で計六店を一斉開業する。今秋には石川県にも出店し、三年間に、空白だった北陸で一気に二百店舗を集中展開する計画。迎え撃つ既存各社は、値引きや新形態の店舗などで応戦する構えで、生き残りをかけた戦いが過熱しそうだ。
 「絶対に勝てる。優秀なチェーンが先行しているとしても差別化を図る」。二十二日、富山市内で記者会見した古屋一樹セブン―イレブン・ジャパン専務執行役員は、北陸での展開に自信を見せた。

 二十三日に開業するのは、富山では、富山市の二口町、堀、婦中町小倉の三店。同社は二月末までに、富山、黒部両市で計十店舗、福井県でも十店舗体制とする。十二月までに各県三十店舗以上に増やし、二〇一一年までに富山は八十、福井は七十店舗以上にする計画だ。

 石川県内では、セブン―イレブンに調理済み食品を供給するわらべや東海(愛知県日進市)が白山市で準備を進める食品工場の稼働後、「十一月にも五―十店舗を金沢市で同時開店したい」(古屋専務)としている。

 当面、富山、福井県の米飯などの商品は新潟県や愛知県など県外から供給する。物流拠点は北陸三県の各県に一つずつ設ける方針だという。

 地元浸透策も周到だ。富山、福井の六店舗では、二十三日のオープンと同時に「北陸旨(うま)いものフェア」を展開、地元食材を使った幕の内弁当やすし、デザートなど地域色豊かな商品販売でスタートダッシュを図る。

 こうした業界最大手の攻勢に、既存各社は顧客の囲い込みに動く。「手の内は分かっている」とする富山市のセブン一号店近くのあるコンビニチェーン店は、セブンのオープン三日間にぶつけ、おにぎりなどの値引きを実施。ファミリーマート(東京)は、店舗前で会員カードの入会キャンペーンを展開する。

 石川県内ではセブン進出を前に、新形態店で客を取り込む動きが広がっている。

 ローソン(東京)は昨年十二月、金沢市南町で、北陸最大級のイートインスペースを設けた金沢南町中央店を開業し、ビジネスマンや観光客の集客を図っている。

 また、同店の出店により、市中心部の武蔵地区と片町を結ぶ国道沿いやその周辺に四店舗を構えることになり、まちなかでの存在感を高めている。

 サンクス・ホクリア(白山市)は、今月二十七日に金沢市大手町で観光客対応の新型店をオープンする。店内に無料で使えるパソコンを設置し、市内の観光名所などを検索できる。また、LED(発光ダイオード)照明の看板や板塀を設置するなど、環境や景観にも配慮した。

 瀧下竹男社長は「より地域に密着した店づくりで、セブンとの違いを打ち出していきたい」としている。

   ■  ■

 セブン進出により、「出店地やオーナーの確保はますます厳しくなる」(瀧下社長)のは確かだ。セブン―イレブンは「先方との契約を切ってもらえれば、受け入れていきたい」(古屋専務)と加盟店を変更する「のれん替え」を受け入れる意向も示しており、食うか食われるかの熾烈(しれつ)な戦いに発展する可能性もある。

418千葉9区:2009/01/26(月) 22:46:41
http://www.asahi.com/business/update/0126/OSK200901260100.html
大丸浜松店の出店を断念 Jフロント、販売不振が深刻
2009年1月26日20時0分
 大丸と松坂屋を傘下に持つJフロントリテイリングは26日、大丸浜松店の出店を断念すると発表した。百貨店業界の売り上げ不振が深刻で、投資に見合う効果が見込めないと判断した。浜松店は11年秋の開業を目指していたが、出店を予定していた再開発ビルの計画が難航し、事実上棚上げ状態だった。

 出店を予定していた再開発ビルは昨年9月、開発主体の地元不動産開発会社が撤退したため、計画自体が暗礁に乗り上げた。ただ、浜松市への出店意欲に変わりはないとしていた。

 Jフロントの百貨店業の売上高は、11月、12月と前年同月比2ケタ台での落ち込みが続いている。このため、12月には直営の全20店を対象に売り場の小規模改装を当面凍結することを決定しているが、回復のメドが立たないためさらに投資計画の見直しが必要になったという。

 11年の大丸梅田店の増床や12年の大丸東京店の増床、13年以降の松坂屋銀座店の建てかえはこれまで通り進めるという。

419千葉9区:2009/01/27(火) 23:13:15
そもそも、なぜ金沢に東急系109があるのかがわかんないんすよね
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20090127301.htm

今春、最大級の改装 金沢・香林坊109
 金沢市の香林坊109は今春、過去最大規模の改装に乗り出す。渋谷109の人気ブランドを中心に、館内の三割に当たる二十三店を一気に入れ替える。消費不振の中でも比較的好調な「若者消費」を取り込むのが狙い。同市中心部では、香林坊大和の改装が凍結され、竪町商店街も空き店舗が目立っており、まちなかの集客力アップに向けて香林坊109が「孤軍奮闘」している。
 香林坊109が改装するのは、地下一階、G階、一階、二階の各フロア。中田図書販売(富山市)の撤退で昨年九月から空きスペースとなっていた地下一階には、初の古着店など七店が入居。G階に三店、一階に一店、二階に八店を新規開業し、四店を移転リニューアルする。

 このうち十五店が北陸初登場で、九店が渋谷109に入居している。香林坊109は、二〇〇五年秋以来続けてきた渋谷系ブランドを軸にした店舗改装の「集大成」と位置づけており、売り上げの三割増を目指す。

 香林坊109が「渋谷化」に動くのは、百貨店などで衣料消費が落ち込む中でも、若者のファッション消費が堅調に推移しているためだ。

 実際、同店の今年の初売りの売り上げは三年連続で過去最高を更新。バーゲン期間を含む二―四日は前年比二割増だった。

 同店は「家計が苦しくなると、主婦らは生活防衛に走るが、若者はファッションへの投資を惜しまない。百貨店などと違って単価が安いこともあり、景気の波を受けにくいのではないか」(担当者)とみる。

 一方、同じ金沢市中心部でも、百貨店、商店街は改装や店舗の入れ替えが思うようにいかず、苦戦している。

 香林坊大和は、衣料品を中心に伸び悩み、今春に予定していた八階の飲食フロア、今秋の地下食品売り場の改装計画を「当面凍結」(同店)とした。竪町商店街でも「店舗入れ替えの時期だが、今年は空き店舗がやや目立つ」(商店街関係者)という。

 金沢駅東の金沢フォーラス、武蔵地区のめいてつ・エムザともに今春に改装を計画しているだけに、「対抗上、109の大改装があって助かった。一部でも変化があれば、地域全体の集客でプラスに働く」(流通関係者)との声も出ている。

 香林坊109の担当者は「常に新鮮さを打ち出し、中心部のにぎわいを発信したい」とする。隣県からも若者を呼び込む同店がどこまで快走を続けられるかが、金沢商圏の広域集客の行方を左右しそうだ。

 香林坊109では、二階の三店が二月二十一日に先行開業し、三月七日に本格的な改装オープンとなる。

 目玉は「渋谷109系の草分け的ショップ」(香林坊109担当者)である「LOVEBOAT」と、「LB−03」「LDS」「LOVEGIRLSMARKET」の四ブランドを集積した、一階の「TheHOUSEof247Love」。ターゲットの客層は十代後半−二十代で、このうち三ブランドは今月二−十二日に期間限定の複合店を出店した際には、当初見込みの一・五倍の売り上げを記録している。

 このほか、雑誌「小悪魔ageha」などで人気の「ゴールズインフィニティ」が渋谷109に次ぐ二号店を二階に出店する。

420名無しさん:2009/01/28(水) 21:25:08
http://www.toyokeizai.net/business/strategy/detail/AC/28f9673980fae7292d363fa95c4d4e95/
西友はウォルマート化で復活できるか? 改革進まずさらなるリストラも《特集・流通大乱》(1) - 09/01/28 | 17:30


 「KY(カカクヤスク)でいこう!」。昨年、世界最大の小売会社ウォルマートの100%子会社になった西友。その西友が昨年11月から全394店で始めた新しい低価格政策だ。

 このKY作戦で、同社は1700品目に及ぶ値下げを実施。他社チラシでより安い商品があれば、PBなど一部商品を除いて値引きするという「他社チラシ価格照合制度」まで繰り出し安さをアピール。流行語にもなった「KY(空気読めない)」に引っ掛けたこともあり、マスコミも消費者も直ちに反応した。

 「最近、西友さんは元気がいい」と大手総合スーパー役員。この販促で西友の来店客数は前年比3%ほど伸びた。同社調査によると、西友の価格に「非常に満足」と答えた人は12月には25・8%にのぼり、前年同月比で9・5ポイント上昇している。

 こうした積極策に打って出ることが可能になった背景には、ウォルマート流EDLP(エブリデー・ロー・プライス)戦略の“本稼働”がある。

 ウォルマート資本が西友に入ってすでに7年弱。当初からEDLPを謳ったものの売上高減少は止まらず、2007年12月期(連結)も9523億円へと漸減した。ウォルマートが資本参入した03年02月期と比較しても15%以上も減少し、6期連続の最終赤字だ。この過程で食品が全売上高の7割に達し、1997年に4割を占めていた衣・住関連商品は25%程度にまで比重を落とした。

 なぜ、ウォルマート出資からこれだけの時間を費やしながら、目に見える成果が出てこなかったのか。

 野田亨最高執行責任者(COO)によれば、「ウォルマート出資比率が5%程度だった02年当初は、取り組みが不十分だった」。低価格品をとにかく取り寄せ、店頭に並べていた。日本の家庭用トイレには使えないサイズのトイレットペーパーが大量に並べられ、「ほとんど在庫処分することになった」(元西友社員)というお粗末ぶり。こうしたチグハグ政策で客離れは進んでいった。

課題は大型店改革 再度店舗リストラも

 05年、第三者割当増資で出資比率が約53%に引き上げられ、子会社化すると同時に戦略を再構築。06年に生活用品で新たなEDLPをスタートする。むやみに量を追わず、検証しながら徐々に品目数を拡大するという基本の基本からのやり直し。それがやっと実り、ここへ来て食品を中心に客足が戻ってきたのだ。

 EDLP実現には、業務効率化によるコスト削減が不可欠。同社は一つひとつ作業を見直していった。たとえば売り場の通路に面した商品棚の簡素化。従来、熟練した従業員が特売品を多種類陳列していたのを、単品陳列へと変更した。商品配置は本部でマニュアル化、アルバイトでも陳列可能にした。

 一連の合理化で店舗に必要な人員も削減。08年10月には全従業員数の約6%に当たる350人規模の早期退職を募集した。これも業務効率化によって可能になった削減だという。08年6月中間期では、売上高販管比率は27・5%と前年同期比1・7ポイント改善。これがKY作戦の実現につながっている。

 だが、衣料や住関連商品の本格改革は今年こそが本番だ。同社には、衣・住関連の売り場が一定面積を占める中・大型店が約100店ほどあり、総合スーパー同様、中途半端な品ぞろえに終始する店も多い。さらに「LIVIN」など百貨店に近い運営をしている大型店も9店ある。

 野田COOは「肌着などの必需品は食品同様にEDLPで対応する。ただファッションや嗜好品はEDLPにはそぐわない。改革のハードルは高いがチャレンジする」と宣言する。が、事はそう簡単ではない。

 海外の流通事情に詳しいノア・ジャパンの穗刈俊次社長は、「非食品部門から撤退することもありうる」と大胆予測する。衣・住関連商品の立て直しは強力なライバル他社でさえ苦戦しており、難しさは折り紙付き。ましてや、LIVINなどの“擬似百貨店”はウォルマート流では改革が難しく、再度の店舗リストラの可能性は消えない。完全傘下入りで当面資金面での不安は薄れたが、それが無条件に西友の復活を保証するわけではないのだ。

 韓国やドイツで撤退するなど、ウォルマート流は米国以外でも無敵というわけではない。現時点では日本でのシェア拡大姿勢を堅持しており、それが西友の成果いかんにかかる。胸突き八丁の1年が幕を開けた。

(週刊東洋経済)

422名無しさん:2009/01/28(水) 21:31:10
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/mixnews/20090126ok02.htm
駅弁展、北欧家具、土鍋…不況で勝ち組
 不景気を逆手にとって売り上げを伸ばす――。そんな消費分野の一つが、外出を控えて家で楽しむ「巣ごもり」型の消費だ。

 京王百貨店が20日まで開いた恒例の駅弁の展示販売会には、家族連れなどが詰めかけ、売り上げは前年比6・3%増。「旅行を控える人が増え、駅弁で旅の雰囲気だけでも味わいたい人が多い」(同店)という。販売不振のスーパー、百貨店でも食品売り場は例外で、08年の食品部門の全国売上高(既存店ベース)はいずれも前年を上回った。

 また、飽きずに長く使える簡素なデザインの北欧製家具や食器も人気だ。フィンランドの食器・住居用品ブランド「イッタラ」の日本初の路面店が昨年11月、東京・銀座にオープン。12月末までの売上高が計画の約3倍で、早くも2号店の出店が検討されている。

 家計の節約モードに伴い、家庭で食事する「内食」が増えている。ジャスコの土鍋販売額は昨秋から前年同期比で2割増となり、ホットプレートなどの調理器具も売り上げを伸ばしている。

 安さにこだわる消費者の求めに応じ、イトーヨーカ堂は昨年8月、都内のヨーカドーの店舗を業態転換して食品中心のディスカウント店「ザ・プライス」を出店した。ヨーカドーより1〜3割安く、客数は転換前より7〜8割増えている。09年度は10店舗以上出店する計画だ。イオンも昨秋にディスカウント店を都内に出店し、不景気を乗り切る算段だ。

(2009年1月26日 読売新聞)

423千葉9区:2009/01/28(水) 22:44:18
配信時間がおかしい・・・
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/090128/stm0901282131017-n1.htm
携帯で迷子探しサービス開始へ 2イオンレイクタウン
2009.1.29 09:00

 親子連れに安心して買い物を楽しんでもらおうと、埼玉県越谷市のショッピングセンター「イオンレイクタウン」は2月1日から、携帯電話で子供の居場所を検索できる「迷子探しサービス」を始める。

 サービスは、保護者が位置情報を知らせる専用端末を借りて子供に持たせれば、子供の位置情報が携帯電話の専用サイトから検索できるというもの。50〜100メートル四方の確度で位置が特定できるという。端末を付けた迷子を店員が保護した場合、保護者に連絡することも可能。イオンは専用端末を水鳥型のポシェットに入れて200個用意する。貸し出しは無料。

 NTTドコモが、サービスのための設備を整備したが、ドコモ以外の携帯電話以外でも利用できる。

 イオンによると、イオンレイクタウンは国内最大級のショッピングセンターで、施設の延べ床面積は約36万5000平方メートル。東京ドーム約7・8個分に匹敵する広さだ。迷子は1日20〜40人いるという。

 イオンは「日本最大級の広さのため迷子になった場合の不安が大きい。ニーズはあると思う」としている。

424千葉9区:2009/01/29(木) 20:56:37
>>140札幌地区百貨店売上(億円)
564 丸井今井本店(札幌)
481 大丸札幌店(札幌)
415 札幌三越(札幌)
http://www.asahi.com/business/update/0129/TKY200901290284.html
丸井今井、再生法申請を発表 「伊勢丹に支援を要請」
2009年1月29日19時27分

 北海道の地場百貨店、丸井今井(本社・札幌市)は29日、民事再生法の適用を札幌地裁に申請し、手続き開始の決定を受けたと発表した。05年から伊勢丹の支援を受けて経営再建中だったが、急激な景気後退で昨年11月以降の売上高が前年比85%程度と落ち込み、資金繰りがつかなくなって自力再建を断念した。

 08年12月末現在の負債総額が約502億円に上り、約5億5千万円の債務超過に陥った。今後も営業を続けるが、不採算店舗の閉鎖は避けられない見通しだ。記者会見した畑中幸一社長は「伊勢丹にスポンサー支援を要請した」と述べた。伊勢丹を傘下に持つ三越伊勢丹ホールディングスは、人材派遣などの営業支援は続けるが、スポンサー支援については「内容を聞いてから早期に検討する」とした。

 丸井今井は1872(明治5)年創業で、北海道内最大手。札幌本店、旭川店、函館店の3店のほか、05年の経営再建策で切り離した旧会社が運営する室蘭店がある。08年1月期の売上高は815億円。

425千葉9区:2009/01/29(木) 22:15:21
>>424
http://www.toyokeizai.net/business/strategy/detail/AC/0904a309a9fdef6bc5c4a1f6e4df4eb6/
伊勢丹流改革が挫折、“北の雄”丸井今井の漂流《特集・流通大乱》(1) - 09/01/29 | 12:01


北海道新聞東京支社政治経済部次長
浜中淳


 「最後尾はこちらです」――。百貨店にとって今年の初売りとなる1月2日朝。札幌市中央区の丸井今井札幌本店前には開店前から4500人の買い物客が押し寄せ、各フロアに用意された福袋があっという間に売り切れた。

 もっとも、そんな正月らしい華やいだムードも一瞬のことだった。この日の同店の売り上げは昨年に比べ1割前後もの落ち込み。「食品は好調だったが、セールの婦人衣料はさっぱりだった」(同店)。

 丸井今井は1872(明治5)年創業。北海道民は親しみを込めて「丸井さん」と呼ぶ。「道民の心象風景の一つ」(北海道経済連合会の南山英雄前会長)とまで言われるが、このところの業績は厳しい。2008年1月期は43億円の最終赤字。同年7月期(決算期変更による6カ月変則決算)は、本業の儲けを示す営業損益が5億円の赤字に転落した。

地元と乖離した伊勢丹流の改革

 「こう言っちゃ失礼になるが、伊勢丹流が地方では通用しないことが北海道でも証明されたということかな」。ある地元信用金庫の幹部は丸井今井低迷の理由をそう指摘する。

 今から4年前、大丸の札幌進出による顧客流出や減損会計導入に伴う損失拡大に悩まされていた丸井今井は、北海道銀行をはじめとする主要金融機関や、官民出資の北海道企業再生ファンドなどの支援を得て抜本再建に着手した。

 採算部門と不採算部門を分ける会社分割を行い、小樽、苫小牧、釧路各店の閉鎖や人員削減を断行。新たに札幌、旭川、函館、室蘭の4店体制で再建を目指した。

 この再出発に合わせ、「再生の切り札」と位置づけられたのが伊勢丹との業務提携だった。丸井今井は伊勢丹主宰の共同仕入れグループ「全日本デパートメントストアーズ開発機構(ADO)」の有力メンバーで、もともと深い関係にあった。そこで伊勢丹の力を借り、5年後(10年度)の売上高を10%増の900億円超に引き上げ、同年に上場を果たすシナリオを描いたのだ。

 だが、その実現はもはや絶望的だ。08年2〜7月の売上高は前年同期比6%減の369億円。年間売上高は目標に近づくどころか、初めて800億円を割り込む可能性が高い。

 最大の誤算は、伊勢丹のノウハウをふんだんに投入した札幌本店の改装効果がまったく表れないことだ。

 紳士フロア「マルイメンズ」、道産食品のセレクトショップ「きたキッチン」、洋菓子や洋総菜のテナントを増やしたデパ地下「マルイフーズ」、バナナ・リパブリックやラルフ・ローレンなどの人気ショップを集めた「大通別館」……。07年以降、約50億円を投じ、新しい売り場を次々誕生させたが、08年7月期の札幌本店の売上高は前年同期比5・5%も落ち込んだ。

 地元の業界関係者の間では「伊勢丹流のMD(商品政策)がマッチしていない」との指摘が絶えない。

 たとえば07年2月に改装オープンしたマルイメンズは、「丸井今井単独ではハードルが高かったブランドでも、うちが前面に出て交渉し、いいものを持っていく」(伊勢丹幹部)との意気込みを示すように、ルイジ・ボレッリ(ドレスシャツ)やボルサリーノ(帽子)など、イタリア製の高級衣料が全面展開され、まさに新宿店メンズ館が移植されたような売り場に生まれ変わった。

 だが、業界随一のバイイング力で最高級品をかき集めた伊勢丹新宿店は、東京ですら「異質」な存在だ。ましてや、製造業の基盤が弱く、07年秋まで続いた景気拡大の恩恵さえ十分得られなかった北海道にそのまま応用できる手法ではなかった。

426千葉9区:2009/01/29(木) 22:15:46
 こうした伊勢丹流の売り場づくりは、03年に札幌に進出して成功を収めた大丸と実に対照的だった。

 開業の5年以上前から社員を常駐させて札幌の市場特性や購買力を徹底分析し、食品売り場一つとっても、神戸店よりも菓子の価格を抑え、弁当の盛りつけを多めにしたという大丸の“芸の細かさ”と比べたとき、「いいものを持っていく」という伊勢丹流MDは、北海道の実情を軽視していたと言わざるをえない。

 丸井今井は長年札幌の地域一番店を守り続けてきたが、大丸の急追で、その座が危うくなってきた。案の定というべきか、昨年暮れにマルイメンズのシャツ売り場をのぞくと、イタリア製品は姿を消し、5000円クラスの国産の形状記憶シャツが棚を大きく占めていた。

三越札幌店が伊勢丹の“自社店舗”

 「10年の上場を目指すと言ってきたが、できない。金融機関や伊勢丹などと話し合い、再建計画を修正しなければならない」

 丸井今井の畑中幸一社長は昨年10月、北海道新聞のインタビューで再建計画の見直しを表明した。

 地元金融機関などは05年の支援の際、「債務の株式化」などで新たに丸井今井に40億円超を出資した経緯があり、上場計画の延期は、上場益による事実上の債権回収が遠のくことを意味する。ただ主力行の北海道銀行は「何とか支えなくてはならない」(幹部)と言い、他の金融機関もリスケジューリングなどには応じる腹積もりがあるようだ。

 だが、別の地元金融機関の幹部はこんな不安を口にする。「三越との経営統合で伊勢丹の真意がわからなくなった。伊勢丹が北海道に足場を置くために丸井今井を支える意味はなくなってしまった」

 05年当時、丸井今井を支援することは伊勢丹側にも妙味があった。岩田屋(福岡)、名鉄百貨店(名古屋)に続く地方有力百貨店のグループ化によって、札幌という大都市に労せずして進出できたからだ。

 丸井今井との業務提携と同時に、新宿店長の関根純氏(現丸井今井取締役専務執行役員)を送り込んだ伊勢丹は、首尾よく業績を立て直すことができれば、13%(5億円)の出資比率を引き上げ、子会社化も視野に入れていたと思われる。

 ところが、昨年4月の三越との経営統合によって、伊勢丹の丸井今井に対するスタンスは極めてあいまいになってしまった。

 「丸井今井さんを現時点で、具体的にどうするということはありません」。三越伊勢丹ホールディングス(HD)の中期経営計画が発表された昨年11月13日の記者会見。同HD社長を兼務する石塚邦雄・三越社長は、今後の丸井今井への対応について素っ気なくそう答えた。

 当然だろう。三越は丸井今井と同じ大通地区に札幌店を持つ。三越伊勢丹HDにとっての“自社店舗”は今や三越札幌店である。出資比率が低く連結対象ではない丸井今井への支援を強化することは、典型的な利益相反になってしまう。

 昨年9月のリーマンショック以後の急速な景気悪化は「地方以上に都会の富裕層を直撃している」(平出昭二・日本百貨店協会顧問)。戦後最長の景気拡大期に富裕層を囲い込んで成長を謳歌してきた伊勢丹に1年前までの余裕はなく、一連の再編を指揮してきた武藤信一・伊勢丹社長(三越伊勢丹HD会長)の体調不良もささやかれる。

“北の雄”の将来を正確に見通せる者は、今やどこにもいない。

427とはずがたり:2009/01/29(木) 22:26:22
>>424-427
一応共同も。

話しは単純ではないんですね。。北海道に進出したがってる百貨店は他にはないのかな。。
> 丸井今井との業務提携と同時に、新宿店長の関根純氏(現丸井今井取締役専務執行役員)を送り込んだ伊勢丹は、首尾よく業績を立て直すことができれば、13%(5億円)の出資比率を引き上げ、子会社化も視野に入れていたと思われる。
> ところが、昨年4月の三越との経営統合によって、伊勢丹の丸井今井に対するスタンスは極めてあいまいになってしまった。
> 三越は丸井今井と同じ大通地区に札幌店を持つ。三越伊勢丹HDにとっての“自社店舗”は今や三越札幌店である。出資比率が低く連結対象ではない丸井今井への支援を強化することは、典型的な利益相反になってしまう。
伊勢丹流は上滑りの様ですし。。

札幌の丸井今井が民事再生手続き 業績悪化で負債502億円
01/29 19:13
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/national_eco/2009012901000151.htm

 1872年創業の北海道の老舗百貨店「丸井今井」(札幌市)は29日、民事再生法の適用を札幌地裁に申請し、開始決定を受けたと発表した。同社によると、2008年12月末時点での負債総額は約502億円。
 業務提携先の伊勢丹(東京)に同日、支援の継続とスポンサー就任を要請。三越伊勢丹ホールディングスは「至急検討に入る」と発表した。
 丸井今井は札幌本店と旭川、函館、室蘭に計4店舗を展開。営業は継続しながら、店舗の再編やパートなどを含め計約1500人いる社員の削減も視野に再建策を探る。
 丸井今井によると、1997年の北海道拓殖銀行破たんで経営危機が表面化した後、店舗の閉店や伊勢丹の支援を受けるなど経営再建を図ってきたが、08年1月期には43億円の純損失を出した。さらに景気悪化で08年11月以降の売上高は前年比85%程度に落ち込み、08年12月末時点で約5億5000万円の債務超過に陥った。

428千葉9区:2009/01/29(木) 22:39:39
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090130k0000m020099000c.html
丸井今井:「伊勢丹流」見込み違い
 北海道内最大の百貨店「丸井今井」が29日、民事再生法の適用申請に踏み切った背景は、百貨店業界で「独り勝ち」といわれていた伊勢丹流の営業ノウハウが、景気回復に乗り遅れた道内の消費者には受け入れられなかったことがある。「再建計画に盛り込んだ内容が不十分だったと言わざるを得ない」と経営陣も見込み違いを認めた。

 05年に丸井今井が掲げた2度目の再建計画は、年商の7割を占める札幌本店の改装により業績を改善、5年後の株式上場を目指していた。しかし、高級路線にシフトした商品構成は売り上げ増に結び付かず、高級ブランドや女性向け衣料品のテナント比率が他の百貨店より高かったことが、逆に売り上げの急減を招いた。08年7月期決算は本業のもうけを示す営業損益段階から赤字が拡大し、資金繰りに行き詰まった。

 北海道経済産業局によると、道内の百貨店とスーパーを合わせた大型店の販売額(既存店ベース)は97年以来11年連続で前年を下回っている。百貨店業界は世界同時不況の直撃を受け、伊勢丹を傘下に持つ三越伊勢丹ホールディングス(HD)も経営の効率化が急務。三越伊勢丹HD幹部は「三越札幌店と仕入れを共通化するなどして効率化を図りたい」として“共存経営”に意欲を見せている。しかし、流通業全体が消費不振にあえぐ中、JR札幌駅周辺の商業施設へ流れた買い物客を再び引きつけ「3度目の再建」を実現できるかどうかは極めて不透明だ。【仲田力行】

429千葉9区:2009/01/30(金) 22:01:57
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090131k0000m020050000c.html
セブン&アイHD:西武百貨店、そごうなど3社合併へ
 セブン&アイ・ホールディングスは30日、傘下の中間持ち株会社のミレニアムリテイリングと同社子会社の西武百貨店、そごうの3社が8月1日付で合併すると発表した。西武、そごうで仕入れなどを一体運用し、重複する管理部門を一元化するなどして業務を効率化する。セブン&アイとの連携も強化する。新会社は「そごう・西武」で、そごうを存続会社とする。西武とそごうの店名は変更しない。社長には3社の社長の山下国夫氏が就く。重複する管理部門の人員を販売現場に振り向け、営業力を強化。地域ごとの消費者ニーズに対応するため、西武池袋本店、そごう横浜店、同神戸店など五つの基幹店舗を中心に近隣店舗でグループをつくり、仕入れや販売促進の一体運用を進めていく。

430千葉9区:2009/01/31(土) 11:50:49
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200901300020a.nwc
地方百貨店、高まる再編機運 丸井今井 民事再生法を申請
2009/1/30

 百貨店不況の波はまず体力の弱い地方をのみ込んだ。北海道の老舗、丸井今井(札幌市)が29日、札幌地裁に民事再生法の適用を申請した。大手百貨店の伊勢丹の力を借りるなどして再建に取り組んできたが、昨年来の消費不振を前に万策尽きた格好だ。一方、大手各社も地方への出店を中止するなど、100年に1度の経済危機を受け縮小均衡を余儀なくされている。

 丸井今井は札幌本店など道内4店舗を展開。1997年の北海道拓殖銀行の破綻(はたん)で経営危機が表面化した。2005年に伊勢丹と提携して再建を目指してきたが、営業支援効果を発揮できず、08年7月期に9億円の最終損失を出し、債務超過の懸念が高まっていた。丸井今井に13%を出資する三越伊勢丹ホールディングス(HD)は29日、営業支援を継続するとした上で、さらなる金融支援を含めたスポンサー就任について「至急検討に入る」と発表した。

                   ◇

 大手同士の経営統合が相次いだ百貨店業界だが、年々売上高は減少している。「淘汰(とうた)の時代に入った」(百貨店幹部)との声も聞かれ、閉店や再編が加速するとみられる。

 特に地方店は中心市街地の空洞化や郊外型ショッピングセンターなどとの競合にさらされ、生き残りは難しくなっている。

 08年の百貨店売上高では北海道は全国平均(前年比4.3%減)を大きく割り込む7.5%減。中部地域も自動車産業の不振で名古屋が7.8%減と、景気後退が影を落とす。

 J・フロントリテイリング(JFR)は今月、傘下の大丸の浜松出店中止を決めた。浜松市は人口約82万人と静岡県で最も多く、「十分成長が見込める」と準備を進めていた。しかし消費不振でJFR自身も3度の業績下方修正に追い込まれる中、投資を回収できないと、断念した。すでに昨年今治大丸(愛媛県)などの閉店を発表し、大規模改装を控える大阪や東京など大都市へのシフトを強める。

 ミレニアムリテイリングも昨年末、傘下の西武百貨店の仙台出店取り止めを発表した。同社は「消費に明るい兆しがみられない中、限られた経営資源を有効に使う」と総額400億円を投じる旗艦店の西武池袋本店改装に集中する考えだ。

 百貨店は株安による逆資産効果や個人消費の急速な冷え込みで、主力の衣料品や高額品の販売が落ち込み、「過去に経験したことのない販売不振」(百貨店幹部)に見舞われている。

 三越伊勢丹HDは昨年、鹿児島店など三越の地方店の閉鎖を決めるなど地方リストラで先手を打った。JFRの奥田務社長は「強い企業というより、地域内の競争に勝った店が生き残っていく」と地域シェアを確保できない店から再編が進むとみている。(田村龍彦)


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