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食品産業総合スレッド

1荷主研究者:2003/12/07(日) 23:52
製粉、飼料、製糖、製菓、製パン、乳業、ビール、清酒、飲料、製油、冷食そして食品添加物等の食品産業の総合スレッド

1510とはずがたり:2015/05/28(木) 10:47:44
2014.02.19
心筋梗塞、流産…危険なトランス脂肪酸、なぜ日本で野放し?パン、菓子、揚げ物…
http://biz-journal.jp/2014/02/post_4177.html

 今、世界的にトランス脂肪酸の規制が広がっている。米国政府のFDA(米食品医薬品局)は、昨年11月にトランス脂肪酸を含む硬化油を食品添加物(グラス物質)から外す決定をした。デンマーク(2003年)、スイス(08年)、オーストリア(09年)では、100g当たり2g以上のトランス脂肪酸を含んだ油脂の国内流通を禁止。米国、カナダ、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル、韓国、香港、台湾、中国では、食品含有量表示を義務付けている。

 このようなトランス脂肪酸規制の世界的広がりは、トランス脂肪酸が人の健康に有害であることが明らかになってきているからである。
 
 トランス脂肪酸は、心筋梗塞や狭心症のリスクを増加させ、肥満を発症させやすく、アレルギー疾患を増加させ、胎児の体重減少、流産、死産を生じさせる可能性があること、母乳を通じた乳児へのトランス脂肪酸の移行が研究等で確認されている。WHO(世界保健機関)も03年に、心臓血管系の健康増進のため、食事からのトランス脂肪酸の摂取を極めて低く抑えるべきであり、最大での一日当たりの総エネルギー摂取量の1%未満とすることを勧告している。さらにWHOは、09にはトランス脂肪酸の高摂取群を考慮すべきとして、1%未満というレベルの03年勧告の見直しを課題とし、規制強化を示唆している。

●多くの食品に含有

 では、トランス脂肪酸は、私たちの食生活にどのように入り込んでいるのかを見てみる。

 私たちが問題にしているトランス脂肪酸は、工業的に植物油を脱臭のために高熱処理したり、水素を加えて「硬化油」に加工したりする過程で生成される。どのような食品に含まれているのかというと、主に問題にされるのが、マーガリン、ファットスプレッド、ショートニング、クリームなどである。

 マーガリンは、油脂含有量が80%以上で、バターの代わりに使われている。ファットスプレッドは、JAS規格ではマーガリン類とされているが、油脂含有量は80%未満。マーガリンと同様な使われ方をしているが、風味原料と呼ばれる果実、果実加工品、チョコレートの味を付けられているものもある。

 ショートニングは、米国でラードの代用品として開発された食用油である。クッキーやビスケットなどの焼き菓子、パンに練り込んで使われるとともに、アイスクリームに添加したり、フライ用の揚げ油としても使われる。この結果、トランス脂肪酸を含有する食品は、マーガリン、ファットスプレッドだけでなく、ショートニングを練り込んで作られるクッキー、ビスケットなどの焼き菓子、パン製品、ケーキに広がる。さらに揚げ油として使うことによってつくられるドーナッツ類、ポテトフライ、鳥の唐揚げなど各種揚げ物に広範囲に含有されることになる。

●政府は無規制で民間任せ、事業者の状況も把握せず

 では、トランス脂肪酸に対する日本政府の対応はどうなっているのか。

 端的に言うと、無規制で民間任せという状態である。世界的に広がっている表示義務化も日本では行われていない。消費者庁は、11年2月21日に「トランス脂肪酸の情報開示に関する指針について」を策定したが、それは表示の義務化ではなく、「食品事業者においては、トランス脂肪酸を含む栄養成分の表示が、消費者の食生活の改善に重要な役割を有することを認識しつつ、販売に供する食品の容器包装、ホームページ、新聞広告等により情報開示が行われることを期待する」といったもので、食品事業者に情報開示するかどうかを任せるというものである。さらに、消費者庁は、この指針に基づいて情報開示した事業者の状況をまったく掌握していないありさまである。

1511とはずがたり:2015/05/28(木) 10:48:07
>>1510-1511
 トランス脂肪酸のリスク評価については、12年3月に食品安全委員会が食品健康影響評価書を発表した。その概要は、次のようなものである。

 「トランス脂肪酸の過剰摂取は、
・冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症等)を増加させる可能性が高い。
・肥満、アレルギー性疾患(ぜんそく、アレルギー性鼻炎等)について、関連が認められた。
・妊産婦・胎児への影響(胎児の体重減少、流産等)について報告されている。ただし、これらは平均的な日本人よりトランス脂肪酸の摂取量が多いケースの研究」

 「日本人のトランス脂肪酸の摂取実態と健康影響。
・日本人の大多数はWHOの目標を下回っている。通常の食生活では、健康への影響は小さい。
・ただし、脂質に偏った食事をしている人は留意する必要あり。
・脂質は重要な栄養素。バランスの良い食事を心がけることが必要。
・食品事業者においては、食品中のトランス脂肪酸含有量は近年減少傾向にあるが、一部製品は高いものが見られることから、引き続きその低減につとめる必要がある。
・リスク管理機関においては、今後とも日本人の摂取量について注視し、知見の収集や適切な情報提供が必要」

 要するに食品安全委員会は、日本人は通常の食生活をしていれば、トランス脂肪酸による健康への影響は小さいから、特段の政府による規制措置は必要がないとの判断である。

●世界的なトランス脂肪酸対策から立ち遅れ

 このような食品安全委員会の見解が、世界的なトランス脂肪酸の使用規制、表示義務化の流れから見ても、そのリスク評価のベクトルが消費者の健康保護の方向に向いているとはとてもいえないし、世界的なトランス脂肪酸対策から立ち遅れているといえる。

 消費者は表示義務がない中で、一体どの食品にどの程度のトランス脂肪酸が含有されているかも知ることができない状況に置かれており、ましてや「脂質に偏った食事をしている人は、留意する必要がある」としても、そのような人はトランス脂肪酸表示義務がない中で留意のしようがない。

 また、使用規制がないために、食品事業者の中には前述のようにトランス脂肪酸が含まれているショートニングを平気で使っている事業者がいるし、市販のマーガリンの中でも、毎朝パンに塗るだけで平均摂取量の2倍近く取ってしまうほどトランス脂肪酸の含有量が高いものが流通している。

 日本人の通常の食生活も絶えず変化をしており、外食産業、コンビニや冷凍加工食品への依存度が高くなりつつある。当然、トランス脂肪酸にさらされる危険度は高くなりつつあるといえる。

 日本においてもトランス脂肪酸の表示の義務化とトランス脂肪酸の使用規制を事業者任せずにせず、法的規制を進めていくことが、先進国として当然の課題といえるであろう。
(文=小倉正行/国会議員政策秘書、ライター)

1512とはずがたり:2015/05/28(木) 10:50:04
トランス脂肪酸を減らした製品(>>1509も)は飽和脂肪酸>>1507-1508が増えてるのかどうか知りたい。

記憶力低下招くトランス脂肪酸 大きく減らす敷島製パン、微増の山崎製パン
http://www.mynewsjapan.com/reports/2128
20:35 01/29 2015
植田武智

 菓子パンのトランス脂肪酸含有量に、この1年で大きな変化が起きたことが筆者の調査で分かった。2013年12月に「山崎製パン」と「敷島製パン(Pasco)」を比較した調査では、圧倒的に敷島製パンの方が高い値を示していた。それから1年、今年1月のデータもとに再度比較したところ、敷島製パンはトランス脂肪酸を大幅に削減していたが、山崎パンは、ほぼ変更なしか、微増であった。トランス脂肪酸の有害影響は、心臓疾患リスクの上昇が注目されているが、昨年11月のアメリカ心臓協会の学術大会発表では、1日1グラムのトランス脂肪酸の増加で記憶力の低下が起こるという人間での実験結果も発表された。将来の心疾患だけでなく、若いうちからの記憶力の低下につながるリスクもあるので要注意だ。

◇トランス脂肪酸を減らすPasco
 業界第2位の敷島製パン(Pasco)が、菓子パンのトランス脂肪酸削減に本腰を入れていることが分かった。

 トランス脂肪酸の表示が一向に進まない日本で、唯一製パン業界だけは、率先して含有量の表示に取り組んでいる。特に主要2大メーカーである山崎製パンとPASCOブランドの敷島製パンは、各社のホームページ上でトランス脂肪酸低減の取り組みの一環として、主要商品の栄養成分の一覧表の中でトランス脂肪酸の表示も行っている。

 2013年12月15日の記事「敷島製パンはトランス脂肪酸漬け コンビニ独自ブランドパンではファミマとサンクスに要注意」では、2社の公表データを元に、パン1個当たりトランス脂肪酸を1g以上含むワーストパンのランクキングをつけた。その段階では敷島製パンの方がトランス脂肪酸の含有量は多かった。

 今回その後1年間で、それらの含有量がどれくらい変わったかを調べてみることにした。

 表紙の表は、敷島製パンのワースト9位だった商品について、2015年1月8日段階での含有量を調べて比較したものだ。1個当たり1g以上の商品は9商品から1商品へ激減している。

 中でも「サンドロールダブルバナナ」、「サンドロールダブルメロン」、「ホットケーキサンドマーガリン」などは、1年前は1.8g、1.6g、1.5 g あったものがすべて0.1gと激減している。

 敷島製パンは、自社のトランス脂肪酸対策のページでも「トランス脂肪酸低減」を明示しているので、削減の本気度が現れた数値だ。

◇全然減らさない山崎製パン
 一方、業界1位の山崎製パンはどうだろうか?

山崎製パンのリスト この1年間ほとんど削減なし。
 2013年11月段階では、山崎製パンも1個当たり1g以上トランス脂肪酸を含む菓子パンは9種類あった。しかし当時は、敷島製パンと比べるとトランス脂肪酸の量は圧倒的に少なかった。敷島製パンのワースト9商品の中には1個当たり3g以上含むものが1種類、2g以上でも3種類もあったのに対して、山崎製パンのワースト9商品の場合、1番多いものでも1.3g止まりだった。

1513とはずがたり:2015/05/28(木) 11:47:11
危機感煽るだけ煽る感じで胡散臭いんだけど…そもそもゼロカロリー甘味料は全然甘いと思えないから好きではない。ただ高果糖コーンシロップはガンガンに飲んでる…砂糖にしとくかね。。(;´Д`)

ゼロカロリーに潜む罠 がん、脳腫瘍、白血病の危険 砂糖より肥満リスク高い果糖ブドウ糖液糖
http://biz-journal.jp/2015/04/post_9554.html
文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事

 4月3日付当サイト記事『命を蝕む砂糖、がんや糖尿病の原因に…栄養素なく高カロリー、コカインと同様の依存性』では、缶コーヒーやペットボトルのジュースに入っている砂糖の問題についてお伝えしましたが、「砂糖が入っていないゼロカロリーの飲み物を飲んでいるから大丈夫」などと言っている人は要注意です。

 ゼロカロリーの飲み物は、実は砂糖を摂取するよりもリスクが高いかもしれないからです。アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムカリウムなどの合成甘味料が、ゼロカロリーの飲み物には使われています。

 アスパルテームの構成成分の一つにメタノールがあります。このメタノールは劇物に指定されており、体内でアスパルテームから分離されて吸収されますが、摂取量によっては死に至ることもあります。実際に戦後の食糧難だった時には、酒類にメタノールを混ぜて売っていたそうですが、飲んだ人が命を落としたり、失明するということが頻繁に起きたようです。

 また、アスパルテームはがん、脳腫瘍や白血病との関連も強く疑われています。

 スクラロースとアセスルファムカリウムは、自然界には存在しない完全な化学合成物質で、私たちの体内では分解することができません。したがって、そのまま吸収されて異物として体内をめぐり、肝臓や腎臓に多大なダメージを与え、免疫力を低下させてしまいます。

 スクラロースもアセスルファムカリウムも、強い甘みがありますが、分解されて糖分が吸収されるわけではないので、カロリーとしては計算できません。これが「ゼロカロリー」の意味なのです。「カロリーがないので、体によさそう」と思う人もいるかもしれませんが、決してそうではないということを肝に銘じておきましょう。
恐ろしい高果糖コーンシロップ

 さらに、私たちが日常的に口にする甘味料で注意しなければならないのが、高果糖コーンシロップです。これは異性化糖、果糖ブドウ糖液糖、あるいはブドウ糖果糖液糖などとも呼ばれます。呼び名によって、ブドウ糖や果糖の含有量などに多少の違いはありますが、ほぼ同じと考えていいでしょう。

 高果糖コーンシロップは、飲み物だけでなく、スイーツ、惣菜や冷凍食品などの加工食品にも幅広く使われています。アイスコーヒーやアイスティーなどに入れるガムシロップも、この高果糖コーンシロップです。原材料はコーン、つまりとうもろこしですが、そのとうもろこしは遺伝子組み換えによって作られたものです。

 高果糖コーンシロップは、実は砂糖よりも激しく血糖値を上昇させるといわれています。しかし、コストが安いため、あらゆる食品に甘みをつけるために使われているのです。

 一方、高果糖コーンシロップは私たちの体に多大な負担をかけるので、飲み物や加工食品などを通じた取りすぎに注意したいところです。高果糖コーンシロップは低温で甘みが増すという特徴があるため、アイスクリームや清涼飲料水、冷たい菓子類などにもよく使われており、知らない間にたくさん摂取してしまう危険性もあります。

 高果糖コーンシロップの日本での市場規模は、年間約800〜1000億円といわれていますが、日本スターチ・糖化工業会に加盟している十数社で約9割のシェアという寡占状態にあります。砂糖と同様に利権がからんでいるため、この問題がマスメディアで取り上げられることはほぼありません。だからこそ、私たちは自主的に高果糖コーンシロップを遠ざけなければならないのです。特に、子供たちには摂取させないような配慮が必要です。

 国際糖尿病連合(IDF)の報告によると、世界の糖尿病人口は爆発的に増え続けており、2014年現在で糖尿病有病者数は3億8670万人、世界人口の8.3%が罹患しています。また、このまま有効な対策を施さないと、その数は35年までに5億9190万人に増加すると予測しています。

 糖尿病の増加率は先進国で20%、発展途上国では69%にも上るといわれています。厚生労働省の発表によると、日本人の5人に1人は糖尿病およびその予備軍です。糖尿病は決して対岸の火事ではありません。糖尿病との縁を断ち切るために、まずは高果糖コーンシロップ入りの飲み物を手に取らないことから始めましょう。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)

1514名無しさん:2015/05/31(日) 21:34:23
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150524-00070654-toyo-bus_all
「ペヤング事件」とは、いったい何だったのか
東洋経済オンライン 5月24日(日)6時50分配信

 0.00025%――。

 はたして私たちはこの数字をどう考えればよいだろうか。あるいは、「0.00000095%」と表現してもいい。この一見すると小さな、しかし、看過できない数字に私たちの意見はまとまっていない。

「新ペヤング」は、いったい何が変わったのか

 前者の0.00025%とは、1日に40万食を生産する食品企業でひとつの不具合が起きた際の確率。後者は、それを年間に換算したとして(1日40万食×月22日×12カ月=)1億0560万食の中でひとつの不具合が起きたときの確率だ。

 マクロに見ると、その発生確率は想像もできないほどに低い。しかし、そのたまたまひとつを手に取ってしまった消費者からすると「1分の1」にほかならない。ホンダの創業者である故・本田宗一郎さんは「1%の不良品率であっても、その1%を買ってしまったお客にとっては、それがすべて」という趣旨のことを述べたことがある。

■ わずか10日で売り場から消えた「ペヤング事件」

 インスタント焼きそばの定番商品「ペヤング」を生産している、まるか食品(本社・群馬県伊勢崎市)は、2014年12月、ひとりの消費者がツイッターに投稿したゴキブリ混入の写真をきっかけに、1日40万食の生産を長期間にわたって停止すると決定した。そのペヤングがこの5月に生産を再開、6月8日には再び店頭に並ぶ。

 少なく見ても0.00025%、長い目で見ればさらにもっと低い確率で起きた事故は、まるか食品に何を与えたのか。そして私たちはペヤング事件をどう総括すればよいのだろうか。

 事件を振り返ってみよう。

・2014年12月2日:消費者がツイッターでゴキブリ混入写真を投稿
・同年12月3日:消費者が保健所とまるか食品に連絡、まるか食品は消費者に写真の削除を依頼
・同年12月4日:まるか食品は混入の可能性が低いとしつつ対象4万6000個の自主回収を発表、同時に生産を止める
・同年12月11日:全工場の停止と販売休止を発表、大手スーパーなどが商品を撤去しはじめる
同年12月12日:流通業者からの返品が殺到する

 わずか10日間で、小売店の棚からペヤングが消えていった。

 まるか食品には本社工場と赤堀工場がある。今回問題となったのは本社工場の生産物だった。対象商品は「ペヤングハーフ&ハーフ激辛やきそば」と「ペヤングハーフ&ハーフカレーやきそば」の2種類だったものの、全国販売中だった24種類の商品の停止も決めた。品質上の問題はなしとしながらも、混乱を避けるためだった。

 まるか食品がペヤングの品質管理を怠っていたわけではない。目視チェックはしていたし、監視カメラも設置し、金属探知機に加え、商品重量検査機も有していた。不良品対策には注意を払っていたし、また、それまでクレームと無縁だったわけでもないものの、致命的な健康問題を引き起こした歴史もない。いわば、典型的かつ実直な地方の食品メーカーだった。

 一方で、それゆえに、まるか食品の対応のまずさを指摘する人もいる。問題となったツイッター投稿へは社員1人で対応しただけでなく、社長は姿を見せず、謝罪会見も行わなかったからだ。もっとも謝罪会見をすると逆効果になったり、事態を深刻化させたりする可能性があったとみる専門家もいるため、ここでは深追いしない。

■ 高いリスクヘッジ体質と無借金経営

 まるか食品は1929年に創業、もともと明星食品の下請け企業だった。下請けが主体だったまるか食品の悩みは、その薄利と生産数の不安定さにあった。

 その突破口が商品の独自開発だった。まるか食品は1966年にカップラーメン「味の大関」を発売し、これをヒットさせる。そして若者向けのカップやきそば「ペヤング」を1975年に発売。ペヤングの商品名は、「ペアー(恋人)アンドヤングラーメン」に由来する。実際には、発表時に「ペアーアンドヤング」と発音できるお客がおらず、略されて、そこからペヤングとなった(「広告批評」1993年7月号より)。ヒットネーミングを外部からもたらされたペヤングが、ふたたび外部のツイッター投稿から窮地に陥るとは皮肉だ。

 ペヤングの革新性は、その四角形パッケージにある。もともと屋台をイメージしたこの容器にあわせて、四角顔の芸能人をCMに多用するマーケティングが当たった。報道では、「東のペヤング」「西の日清UFO」といわれるものの、実態はその四角形ゆえに再下請けに出せなかったため、東日本しか供給できなかったという事情があるようだ。

1515名無しさん:2015/05/31(日) 21:34:51
>>1514

 まるか食品は現金商売を基本とし、原材料からCM費用まで現金で支払い、無借金経営を続けた。本社工場も1985年にみずからの資金だけを頼りにし、かつ、リスクヘッジを何重にも重ねた。そのレベルは通常を超え、1990年代には不動産の家賃収入で従業員の給与をまかなう計画を立てたほどだ。ペヤングの異物混入時にも、ただちに従業員の雇用を守ることを宣言し、徹底した品質改善のため生産工程と生産設備を刷新する決断を行えたのも、このような”体質”があった。

 信用調査会社の調べや複数社の報道などを総合すると、まるか食品の売上高は約80億円で、純利益が売上高の10%以上を占めるという超優良企業で、従業員数は100人程度とみられる。

 そのような堅実メーカーが今回の事件を受け、工場ならびに工程を改善した策はざっと次のとおりだ。

・出入口にエアーシャワーを増設した
・床のくぼみをなくしホコリがたまらないようにした
・床と壁を貼り替えた
・虫が闖入しないように穴、隙間を徹底的にふさいだ
・工程横にカメラを増設し、異物混入チェックを強化した
・中身の異物混入をチェックする監査カメラを設置した
・品質管理スタッフを増強した

 商品自体も、容器をシール式にし、密閉形態にするなどの改善策を施した。ただし、まるか食品はゴキブリが入り込んだ経路は、わからなかったとしている。これは正直だともいえるし、それだけ食品製造業における要因特定の困難さを示す。ゴキブリは高温加熱処理されていたようで、それがヒントになると思われたものの、破片が小さすぎて油の種類が同一だったのかが判断できなかった。また、容器と包装にも穴はなかったと確認されている。

■ 消費者と生産者への2つの教訓

 まるか食品は一部の生産ラインに限定して24時間生産を再開する。目標は1日あたり25万食の生産だという。ただ食品流通では、小売店の棚を切らさせないのが重要だ。すぐさまペヤングが小売店の棚に陳列されていくかは見守るしかない。

 ペヤング問題について、一部では消費者の投稿内容について疑う意見を取る人たちがいる。私はその立場を取らないし、取れない。その可能性を証明できないためだ。

 そこで製造工程で異物混入が起きたとの前提に立って、教訓を2つ挙げたい。1つめは消費者としての教訓、2つ目は生産者としての教訓だ。

 ①消費者としての教訓

 おそらく私たち日本の消費者は、「食の安全」を信じ、100%の絶対的な安全と品質を求める。しかし、残念なことに現実には異物混入は100%防げない。

1516名無しさん:2015/05/31(日) 21:35:13
>>1515

 国民生活センターが今年1月に発表した「食品の異物混入に関する相談の概要」によると、食品の異物混入に関する相談は2009年度から2015年1月10日までに約1万6000件寄せられた。2014年の詳細でみると、「ゴキブリ、ゴキブリの足など」が2.6%で、「ハエ、ハエの幼虫など」も1.7%、「ゴキブリやハエ以外の虫」は14.3%と多い。これらを除くと「毛髪や体毛など」が8.0%となっている。

 ただし、たとえば外食時に髪の毛が混入していたとしても、店員にはいわず取り除くだけで済ませるケースが大半だろう。たとえ店員に伝えたとしても国民生活センターへの相談にまで至るケースは多くないと思われる。もしかすると虫の混入であっても、気づかないか、通達しないことがほとんどかもしれない。

 「頻発するから許すべきだ」と言いたいわけではない。良くも悪くも、食の現場には異物混入があふれていることを示したかったにすぎない。

 おそらく、異物混入事件はこれからも起きるだろうし、実際にペヤング問題以降も発生している。消費者としては、凡庸な結論なれど、外部に食品製造を委ねている以上、リスクが存在すると認識したうえで、健康被害を広げないよう購入時のレシートを保管し、食の記録をつけるなどの防御策を講じるほかない。

■ リスクを減らしながら価格を維持できるか

 ②生産者としての教訓

 旧アクリフーズの冷凍食品農薬混入事件でも、問題後に工程ラインの大幅な改善が実施された。事件後の同工場については、ほとんど報道されていないものの、事件前に5台だった監視カメラは169台にまで増え、今では死角が消えるまで徹底した管理工場に”生まれ変わって”いる(日本経済新聞2014年12月16日)。

 リスクをゼロにしようと思えば、どこまでもコストは膨らんでいく。せっかく海外よりも日本製の信頼がかろうじて高い状況にあっても、最終商品の価格が消費者に敬遠されるほど高価になってはいけないから、ここに二律背反がある。生産者としては、異物混入などの事件を最小化する努力は当然として、消費者へのアピールなども必要になってくるだろう。

 たとえば、味の素冷凍食品では群馬県の工場を「見える化」した。これは一般消費者の工場見学を可能にしたもので、規定通路からは透明ガラス越しに生産工程を確認できる。通路から見えないところで不正が起きる可能性を否定するために、同工場ではそれらの箇所を監視カメラで確認できる徹底ぶりだ。

 消費者の視線を使い、同時に作業員の意識向上も努めていく。言うは易く、行うは難し。実際には悩ましい問題が山積している。同時に安価なコストを武器にアジア勢の攻勢は止まるところを知らない。もしかすると、ペヤング問題が投げかけたのは、情報高速伝達時代における、生産者のあり方だったのかもしれない。

坂口 孝則

1517名無しさん:2015/06/07(日) 16:41:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150602-00000002-withnews-bus_all
仰天!もも味・バナナ味のポテトチップス 「ライバルはLINE」湖池屋の戦略とは?
withnews 6月3日(水)7時30分配信

 湖池屋が発表したポテトチップスの「バナナ味」と「もも味」は、その斬新さから注目を集めました。およそポテチらしからぬコンセプト。開発陣からは「ライバルはLINEだった」という意外な言葉が。突拍子もない商品が生まれた背景には、スナック菓子の置かれた環境の変化がありました。

ポテチ老舗としての危機感
 2015年5月に発売された「バナナ味」と「もも味」は、「朝食としてのポテチ」という発想から生まれました。当初は、暖かくなる季節に合わせて「がっつりした肉系」という案も出ました。しかし「『暑い=肉』じゃベタ過ぎる」ということでボツになったそうです。

 開発陣がこだわったのは意外性です。そこにはスナック菓子の老舗としての危機感がありました。開発を担当した江口まいさんがこだわったのが「コミュニケーションツールとしてのお菓子」でした。

「突っ込みどころ満載のコンセプト」
 湖池屋によると、スナック菓子のユーザーは年々、高齢化が進んでいます。以前は、上の年代はおせんべい、若者はスナック菓子という区分けが出来ていたそうです。ところが今は、小さいころにスナックで育った40歳から50歳がスナック菓子のメインユーザーに。一方の若者は、お菓子も一人で食べる孤食化が進み、健康志向も強まり、そこに趣味趣向の多様化などが重なり、スナック菓子離れが進んでいるそうです。

 「そして、今や、ライバルはLINEなんです」と江口さんは強調します。若者にとって大事なのはコミュニケーションツール、つまり、話題になっているもの、ネタにできるものです。スナック菓子にとっては、コンビニのレジ前のドーナツと同じくらい、手頃な値段のLINEスタンプは競合品になっています。

 芸能人のゆるキャラや、膨大なアマチュアクリエーターから繰り出される個性的なLINEスタンプに勝てる商品は何か。江口さんは「行き着いたのが、ポテチで朝食という突っ込みどころ満載のコンセプトでした」と言います。

パッケージにも秘密が
 反響は想像以上でした。発表と同時にネットメディアが記事化。ツイッターでは「本気で言ってるのか?」や「・。・っ」などの声があふれました。「でも『ちゃんとおいしい』というレベルの味にはこだわっています…そこは老舗としてのプライドをかけて追求しました」と江口さん。

 実はパッケージにも「二度見」させる工夫が仕込まれています。「もも味」はピンク、「バナナ味」は黄色です。湖池屋にとって、ピンクはガーリック味、黄色はのり塩味の色でした。手に取った人が「ん?いつもと違うかも」と思わせる、自社のブランディングを逆手に取ったデザインだったのです。

コミュニケーションツールとしてのお菓子追求
 元々、ポテトチップスの老舗ながら、激辛のスナック菓子「カラムーチョ」など個性的な製品を生み出してきた湖池屋。そこには、おいしさはもちろん、話題になることを追い求める姿勢がありました。

 コミュニケーションツールとしてのお菓子を追求するため、国内のソーシャルメディアはもちろん、海外スターのインスタグラムまでチェックしているという江口さん。「これからも、我々にしかできないチャレンジングなものを生み出していきたい。『湖池屋が今度は何かをやるのか』という期待に応えたいです」

1518チバQ:2015/06/08(月) 03:18:58
>>1517
まんまと作戦にはまり、ツイッターやラインのネタに使いました



まあ、買ってないですけど

1519チバQ:2015/06/09(火) 19:20:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150609-00000013-asahi-bus_all
「日本酒」表示、純国産に限定 財務省が年内にも方針
朝日新聞デジタル 6月9日(火)8時52分配信

「日本酒」表示、純国産に限定 財務省が年内にも方針
都内で開催されたイベントで日本酒を試飲する外国人たち(2010年11月2日撮影)
 純国産でなければ「日本酒」とは呼ばせません――。政府のクールジャパン戦略の一環で、財務省がそんな方針を年内にも決める。今後増えるとみられる外国産の清酒と差別化し、日本食ブームに乗って本家本元の日本酒を、世界で味わってもらうのが狙いだ。

【写真】「日本酒」「JAPANESE SAKE」を名乗れるのは?

 これまで、日本酒のはっきりした定義はなかった。国税庁長官は年内にも、「日本酒」について、地名を商品名に使う知的財産権である「地理的表示」に指定。日本酒や英語の「ジャパニーズ・サケ」を名乗れる清酒を、国産米や国内の水を使って国内でつくられた清酒に限る方針だ。

 日本など世界貿易機関(WTO)の加盟国は、地理的表示に指定した商品を保護し、その地名を産地以外の商品に使わないよう取り決めている。英スコットランドの「スコッチ・ウイスキー」、仏シャンパーニュ地方の「シャンパン」が代表例だ。

1520チバQ:2015/06/10(水) 23:19:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150610-00010001-doshin-bus_all
シングルモルト「余市」8月出荷終了 ニッカ、人気で原酒不足 ブランドは継続
北海道新聞 6月10日(水)9時10分配信

 アサヒビールは、系列のニッカウヰスキーが北海道の後志管内余市町の余市蒸留所で製造するシングルモルト「余市」シリーズについて、8月末の出荷分で販売を終えることを決めた。国産ウイスキー人気に伴う原酒不足が理由。ただ、「余市」はウイスキー愛好家の支持が強いため、ブランド名は残し、新商品での使用を続ける。

石炭じか火でマッサンの味 余市のニッカ北海道工場で原酒造り

 「余市」は、ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝がこだわった独特の香ばしさなどが特長。熟成年数を表記するエイジ商品の「10年」「12年」「15年」「20年」の計4種とノンエイジ商品があり、NHK連続テレビ小説「マッサン」の影響で人気が上昇。アサヒビールによると、1〜5月の売上高は前年同期比2・7倍の伸びを示した。

 一方、予想以上の売れ行きで原酒不足となり、供給が需要に追いつかなくなった。今後は、「余市」と並ぶ看板ブランド「竹鶴」に原酒の使用を集中させていくという。

1521とはずがたり:2015/06/11(木) 10:58:47

「マッサン」人気で原酒不足「余市」出荷停止へ
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150610-OYT1T50168.html?from=y10
2015年06月11日 07時58分

 アサヒビールは、傘下のニッカウヰスキーが製造するウイスキーの「余市」と「宮城峡」の販売を、8月出荷分で取りやめることを決めた。

 最近のウイスキーブームで原酒が足りなくなった。ただ、ブランド名は今後も残す。

 両ブランドは、一つの蒸留所の原酒のみを使う。ニッカは今後、余市蒸留所(北海道余市町)と宮城峡蒸留所(仙台市)の原酒をブレンドしてつくる主力の「竹鶴」の生産に集中する。

 ウイスキーの原酒の熟成には10年以上かかるケースが多いが、1990年代以降、国内のウイスキー消費の低迷で生産を縮小していた。

 近年、炭酸で割るハイボールの流行や、ニッカ創業者をモデルにしたNHK連続テレビ小説「マッサン」の影響で、ウイスキー人気が高まり、各メーカーは原酒不足に悩んでいる。

1522とはずがたり:2015/06/12(金) 08:17:39
2015.06.08
渡辺雄二「食にまつわるエトセトラ」(6月8日)
エナジードリンクに疲労回復や精力増強の効果なし!危険な甘味料含有、動物実験で死亡例も
http://biz-journal.jp/2015/06/post_10252.html
文=渡辺雄二/科学ジャーナリスト

 気温の上昇に伴って人気が高まっている飲み物が、いわゆるエナジードリンクです。コンビニエンスストアでは、飲料コーナーの目立つところに各種製品がズラッと並んでいます。恐らく「水分を補給しながら、体をパワーアップできる」と期待して買う人が多いからでしょう。
 値段を見ると、「元気が出る」という付加価値が付いているためか、1本(185〜355ml)で税込み200円前後と、通常の清涼飲料水に比べて割高です。これで何も効果がなかったらかなり損をすることになりますが、中身の成分を見る限り、特にパワーアップを期待できそうにはないのです。
 そもそも、なぜエナジードリンクといわれているのでしょうか。それは、各製品に「パワーアップの素」といえるような成分が入っているからです。それを摂取することで、元気が出たり、体がパワーアップしたりすることを、ボトルのコピーやテレビCMなどでうたっているのです。ただし、直接的な言葉は使っていません。効能・効果をうたうと、医薬品医療機器等法(旧薬事法)に違反することになるため、婉曲的あるいは暗示的な表現で巧みに消費者に訴求しているのです。

アルギニンに免疫向上や疲労回復効果はない

 そのパワーアップの素とは、一つはアミノ酸の一種の「アルギニン(L-アルギニン)」で、ほとんどのエナジードリンクに含まれています。アルギニンは、たんぱく質を構成するアミノ酸の一つで、体内では成長ホルモンの分泌促進、免疫機能の向上、脂肪の代謝促進などに関係しているため、俗に「免疫力を高める」「疲労を回復させる」などといわれ、また、男性器の勃起に関係する物質を間接的に活性化するため、「精力を増強する」ともいわれるようになりました。そのため、「男性が飲むとパワーアップして女性にモテる」と思わせるCMが流れるようになったのです。
 しかし、これらはいずれも俗説であって、確たる証拠はないのです。もともとアルギニンは体内で合成されるもので、成長ホルモンの分泌促進や免疫機能の向上などと関係していることは間違いありませんが、アルギニンを摂取したからといって、それがすぐに効果を発揮するわけではないからです。
 健康食品やサプリメントなどの安全性や有効性を検証している国立健康・栄養研究所が運営する情報サイト「『健康食品』の安全性・有効性情報」によると、アルギニンについては、勃起不全に対する経口摂取での有効性が検討されており、「5g/日摂取で機能性勃起不全患者において性機能が自覚的に改善したという報告があるが、それ以下の用量では効果がなかった」との結果が報告されています。ところが、実際の各種エナジードリンク1本に含まれるアルギニンは0.222〜1gで、最も多い製品でも2gです。これではとても性機能を高めることは期待できません。

 また同サイトによると、アルギニンの摂取によって一般成人の免疫力が高まったり、疲労度が軽くなったというデータはありません。つまり、俗に言われているアルギニンの効果は確認されていないのです。これではアルギニン入りのエナジードリンクを飲んでも、元気になれそうにありません。
 このほか、パワーアップの素として、「ショウガ抽出物」を入れている製品もあります。ショウガには、ジンゲロールという独特の成分が含まれており、それが末梢血管を拡張したり、発汗を促す作用があるため、体を温めるといわれています。ただし、これだけで元気が出たり、体がパワーアップしたりするのでしょうか。もしそうなら、すりおろしたショウガを食べれば元気いっぱいになれるはずです。しかし、実際にはそんなことはないわけで、ショウガ抽出物を摂取したからといってパワーアップが図られるとは考えられません。

1523とはずがたり:2015/06/12(金) 08:17:50
>>1522-1523
有害な合成甘味料

 一方で、エナジードリンクには、安全性の疑わしい合成甘味料のスクラロースやアセスルファムKが添加された製品が多いのです。砂糖を減らして、低カロリーにするのが狙いです。
 スクラロースは、ショ糖の3つの水酸基(-OH)を塩素(Cl)に置き換えたもので、砂糖の約600倍の甘味があります。しかし、悪名高い「有機塩素化合物」の一種なのです。有機塩素化合物は、農薬のDDTやBHC、地下水汚染を起こしているトリクロロエチレンやテトラクロロエチレン、猛毒のダイオキシンなど、すべてが毒性物質といっても過言ではありません。
 スクラロースが、DDTやダイオキシンと同様な毒性を持っているというわけではありませんが、妊娠したウサギに体重1kg当たり0.7gのスクラロースを強制的に食べさせた実験では、下痢を起こして、それに伴う体重減少が見られ、死亡や流産が一部で見られました。また、スクラロースを5%含むえさをラットに食べさせた実験では、胸腺や脾臓のリンパ組織の萎縮が認められました。さらに、脳にまで入り込むことがわかっています。
 また、アセスルファムKは自然界に存在しない化学合成物質で、砂糖の約200倍の甘味があります。犬に、アセスルファムKをそれぞれ0.3%含むえさと3%含むえさを2年間食べさせた実験では、0.3%群でリンパ球の減少が、3%群ではGPT(肝機能障害の際に増える酵素)の増加とリンパ球の減少が認められました。つまり、肝臓へのダメージや免疫力を低下させることが疑われます。さらに、妊娠したネズミを使った実験では、胎児に移行することがわかっています。
 したがって、スクラロースやアセスルファムKが添加された食品は、できるだけ避けたほうがよいのです。
「エナジードリンクを飲んだら元気が出た」という人がいたら、それは恐らくプラシーボ(偽薬)効果によるものでしょう。あるいはカフェインによる作用かもしれません。エナジードリンクには、たいていカフェインが添加されており、それには覚醒作用があるからです。しかし、カフェインを摂りたいなら、緑茶やコーヒーを飲んだほうがよいでしょう。
 巧みな製品のネーミングやコピー、CMなどに惑わされて、割高な製品を買わされないようにくれぐれもご注意ください。
(文=渡辺雄二/科学ジャーナリスト)

1527とはずがたり:2015/06/13(土) 22:56:18
>>1525
最後に出てくるあのD社とは勿論俺がTi-Ha推ししてた頃から応援しているDyDoと思われるが,キリン・アサヒはどう来るかねぇ。特にキリンは再編上手の三菱G所属なだけに三菱商事や三菱食品辺りがどう絡むのか?

JT自販機はサントリーが獲得、国内飲料「2強体制」誕生。3位以下再編のスタートか?
http://economic.jp/?p=49747
2015年05月30日 14:57

サントリーは49万台。それにジャパンビバレッジの26万台を加えるとば75万台となり、コカ・コーラの自販機保有台数83万台に猛追・肉薄する。「コカ・コーラを抜いて業界首位を奪取する」ことも夢ではない

 「日本たばこ産業(JT)」は2015年2月、飲料の製造販売事業から9月末を以て撤退すると発表。自動販売機事業については、継続や提携、売却などさまざまな方法を検討するとしていた。つまり、売却先を探し今夏をめどに“嫁ぐ”段取りで進めてきた。業界ではJTの自動販売機子会社、ジャパンビバレッジの争奪戦がスタートしていたのだった。

 先月、4月17日に締め切られた1次入札には、サントリーホールディングス、アサヒグループホールディングスなどの大手飲料メーカー、イオンなど流通異業種やファンドまで、さまざまな企業グループなどが買収に手を挙げた。

 その結果、売却先は国内飲料メーカー2位のサントリー食品インターナショナルに決まった。発表は25日だった。サントリーはジャパンビバレッジの自動販売機事業を7月に正式に買収する。缶コーヒー「ルーツ」や清涼飲料の「桃の天然水」のブランドも同時に取得するという。JTがサントリーを選択した決め手になったのが「買収金額の高さ」だ。買収金額は、ほかの企業が提示した1000億円を大きく超える1500億円程度となる。サントリー食品は、この販売網の獲得により、飲料ビジネスの拡大に弾みを付けたい考えだ。

 サントリー食品は、かねてより2020年までに、国内飲料企業でトップシェアを獲得したいとしてきた。鳥井信宏社長は会見で、今回の買収は「(目標達成にとって)すごくインパクトがある」と語った。

 飲料メーカーにとって自販機は有力な販売チャネルのひとつ。しかし、設置場所は限られてきており、JTの自販機事業を買収したことで、一気に販売網が広がる。

 今回の買収劇で業界の勢力図は、首位コカ・コーラ、2位サントリーの2強体制が鮮明となる。コカ・コーラの自販機保有台数は83万台。サントリーは49万台。それにジャパンビバレッジの26万台を加えるとば75万台となり、コカ・コーラを猛追・肉薄する。その上、首都圏を中心に小売店向けの販売台数では、「コカ・コーラよりもサントリーが勝っている」状況で、「コカ・コーラを抜いて業界首位を奪取する」ことも夢ではない。

 取得額1500億円は、手元資金や借入金などを充当する予定。鳥井社長は「借入、社債による新たな資金調達は1000億円を下回る予定」とした。

 缶コーヒー「ルーツ」や「桃の天然水」は、9月末でJTによる製造を中止する。その後、ブランドを維持したまま、サントリーが付加価値を創出・付加し、価値感を高めて再発売するもようだ。サントリーは「南アルプス天然水」や缶コーヒー「BOSS」という有力ブランドを持つが、「ルーツにはルーツの固有のファンがいる。サントリーらしい戦略で新たな価値として提案し直せば、BOSSと異なるユーザーを獲得できる」として、今回の買収となった。

 一方、今回のJT買収劇で業界3位以下の飲料メーカーは苦しい戦いを迫られることになりそうだ。なかでも、今回の争奪戦にも意欲的に参加していた3位アサヒ、5位キリンは、宿敵サントリーにJTを奪われることだけは避けたかったはずだ。

 自販機による飲料販売は装置産業だ。好立地の装置が増えるほど収益性が高まり「スケールメリット」が享受できる。自販機販路の確保はメーカーにとって、ある意味で生命線といえる。ところが、アサヒの自販機台数は28万台、キリンに至っては21万台と、今回の買収で誕生した2強とは3倍近くの差がつく。これは大きな差だ。

 また、サントリーが、自販機販路で生んだ利益を原資に、小売店への販促攻勢を仕掛けることも予想される。財務的に体力の劣る3位以下メーカーが価格競争で対抗するのは厳しい。今回の争奪戦は、飲料業界の勢力図を一変させる「天下分け目の戦い」だったのだ。また、業界アナリストの間では、今回の買収は“3位以下の飲料メーカー再編・激動のスタート”だと見る向きもある。台風の眼になりそうな飲料企業は“あのD社”だ。(編集担当:吉田恒)

1528とはずがたり:2015/06/14(日) 08:06:06

ミツカンHD、買収効果で売上高が過去最高を更新
http://economic.jp/?p=49745
2015年05月30日 18:55

 北アメリカでのパスタソース事業の買収が寄与し、27日にミツカンホールディングスが発表した2015年2月期連結決算において同社は売上高を大きく伸ばした。しかしその一方で、買収にかかる費用や、14年7月に新たに建設した岐阜県美濃加茂市の美濃加茂工場の初期費用などの影響により、経常利益が大きくマイナスとなり、09年2月期以来の減益となった。

 27日にミツカンホールディングスが発表した15年2月期連結決算によれば、売上高は前年同期比30%アップの2141億円であり、過去最高を更新した。こうして売上高が過去最高を更新した要因として、14年6月に英国・オランダの食品・家庭用品大手のユニリーバから2000億円以上で買収したアメリカのパスタソース事業が大きく寄与したことが挙げられる。しかし、そうして売上高が大幅アップした一方、経常利益は前年同期比44%ダウンの119億円という結果に。買収にかかる費用や新工場の建設のための初期費用が足を引っ張る形となり、09年2月期以来の減益。

 過去最高を更新することとなった売上高を地域別に見てみると、加工食品向けなどの酢が堅調に推移した北アメリカが前年同期と比べて2.3倍となる860億円で、ヨーロッパも前年同期比4%アップの199億円という結果であった。グループ全体の売上における海外事業の売上高の比率は、14年2月期には34%であったが今回50%にまで拡大した。同社にとって、いかに海外事業の占めるウェイトが大きいかがうかがえる。一方、国内の売上高は鍋つゆ商品が好調に推移したものの、去年の夏の天候不順などの影響によりつゆ商品が不振。その結果、前年同期比1%ダウンの1067億円となった。

 そして、円安などにより原材料費が高騰している影響から、様々な食品会社が相次いで値上げを行っているが、ミツカンホールディングスとしては、大豆値上げの影響は大きいものの、契約栽培するなどの企業努力により、当面の間は値上げをしないとの考えを示している。(編集担当:滝川幸平)

1529名無しさん:2015/06/14(日) 20:24:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150714-00000001-mocosuku-hlth
大酒飲みの国!?日本では2割のドランカーが、全体の7割ものアルコールを消費していた
Mocosuku Woman 6月14日(日)15時0分配信

経済協力開発機構(OECD)は5月12日、加盟34カ国を含む世界40カ国の飲酒量などについての調査結果を発表した。多くの国で国内飲酒量のほとんどを一部の人が消費していたが、日本では2割の人が飲む量は国内飲酒量の約70%を占めていたという。なお、日本の1人当たりのアルコール消費量はOECD加盟34カ国の平均を下回る年間7.2リットル。フランスや英国、韓国、米国などよりも少なかったが、イタリアや中国、メキシコなどよりも多かった。

◆欧州と異なる傾向
アルコールを女性で週140グラム以上、男性で週210グラム以上を消費する”危険な飲酒”は、世界の死亡・障害の主な原因トップ5に入っている。アルコール140グラムはビール中瓶(500ミリリットル)を1日1本、210グラムでは同1.5本に相当する。

2012年の日本の1人当たり飲酒量は、アルコール換算で年間7.2リットル。調査した40カ国中31位で、OECD加盟34カ国の平均値(9.1リットル)を下回った。

また報告書は、日本の年間7.2リットルの70%近くを、飲酒量が多い上位2割の人が消費していると指摘。1人当たりの飲酒量はフランス(アルコール換算で年間11.8リットル)や英国(同10.6リットル)よりも低かったが、飲酒量が多い上位2割の人が占める割合は両国(それぞれ50%、63%)よりも高かった。つまり、日本では他国に比べて飲酒が一部の人に集中していることになる。これは米国も同じだった(年間8.6リットル、70%以上)。

◆若者や女性の大量飲酒は増加
なお、過去20年間でOECD加盟国全体の飲酒量はやや減ったが、若者と女性の大量飲酒は2002年から2010年にかけて10ポイント以上増加している。

OECDは、アルコール対策には大量飲酒をしている人が最優先のターゲットと指摘。警察による飲酒運転の取り締まりや、医師による指導などが重要なほか、酒類の価格引き上げや販売規制も国民の健康向上に寄与するだろうと分析している。

【記事提供元】
あなたの健康百科
http://kenko100.jp/

Mocosuku編集部

1530名無しさん:2015/06/14(日) 21:39:56
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150608-00072775-diamond-bus_all
ぺヤングファンは販売休止中も他の焼きそばに「浮気」をしなかったのか?
ダイヤモンド・オンライン 6月8日(月)8時7分配信

● 販売再開決定で溢れる歓喜の声 なぜ「ぺヤングロス」が続出したのか? 

 「ペヤングきたああああ」「ペヤング待ってたよ! 」「ぺヤング、愛してる」「これからは心置きなく食べられるんだね! 」

 今ネット上では、こんな声が渦巻いている。

 昨年、容器にゴキブリと見られる昆虫が混入していたことが発覚し、製造・販売元のまるか食品(群馬県)によって自主回収された即席麺「ぺヤングソースやきそば」。

 異物混入騒動を受けてまるか食品は、品質管理の徹底を期すため、昨年12月11日以降、全商品の製造・販売を休止していたが、この度その取り組みに一定の目途がついたと発表した。ぺヤングの製造は5月に再開され、6月8日から関東地区を皮切りに順次販売が再開されるという。販売再開は当面主力の「ペヤングソースやきそば」のみで、「ペヤングソースやきそば超大盛」などが店頭に並ぶのは、もう少し先になりそうだ。

 冒頭の声は、この半年ぶりの「吉報」を受け、ぺヤングの販売再開を心待ちにしていた熱烈なファンのものだ。世間は彼らを「ぺヤンガー」と呼ぶ。彼らはいったい、ぺヤングの何にそれほど惹かれ、歓喜しているのか。その実態を分析することで、ペヤングの「商品力」を解き明かしたい。

 そもそもぺヤングは、従来からコアなファンが多いことで知られている。人気の理由は、消費者の間に一貫したブランドイメージが浸透していることだ。パッケージは1975年の発売当初からほとんど変わっておらず、容器についても競合製品が発泡スチロール製を採用しているのに対し、プラスチック製を採用してきた。そのレトロ感が「たまらなく好き」というファンは多い。

 ぺヤングの販売停止期間中、ぺヤンガーたちは「いったい、いつになったら食べられるんだ? 」「ぺヤング以外の焼きそばなんて……」「おれは一生ぺヤングを食べ続ける! 」などとつぶやき続けた。人間、手に入らないものは余計に欲しくなるものだが、ぺヤンガーたちはまさに禁断症状とも言うべき、「ぺヤングロス症候群」に陥っていたのである。

 異物混入という騒動が起きながらも、自社製品がここまで消費者に愛されていたことに改めて気づかされ、販売再開に臨むメーカーも身が引き締まる思いだろう。まるか食品は、「直接聞いたことはないけれども、世間にそのような声があることは認識していました」と語る。

1531名無しさん:2015/06/14(日) 21:40:14
>>1530

 ぺヤングの販売再開が決まるまでには、どのような取り組みが行われて来たのか。まるか食品のHPによると、製造・販売を休止して以降、製造ラインの防虫対策、センサーカメラの設置による製造ライン過程でのチェック機能の強化、HACCP(群馬県食品自主衛生管理認証制度)の認証取得を目指した品質管理体制・従業員教育の再徹底といった、安全・安心への取り組みに力を入れてきたという。

 ぺヤングの販売再開に際しては、商品パッケージの変更も行われる。これまで容器やフタはプラスチック製だったが、今後容器は発泡スチロール、フタはアルミシールに変更され、商品全体が外装フィルムで覆われる。競合製品と変わらない見かけになるわけだが、これらの措置には密閉性を高めて異物混入を防ぐ目的があると見られる。

 また今後、これまでプラスチックのフタに付いていた「湯切り口」はアルミシールに付けられるようになり、フタに直接印刷されていたロゴなどのデザインは、外装フィルムに印刷されるようになる。

● 今度は「だばあロス」難民が?  メーカーも予期しなかったフィーバーぶり

 こうした変更点についてのぺヤンガーたちの評価が、また興味深い。販売再開に先駆けて一部のメディアで「新生ぺヤング」とされる写真が紹介されたこともあり、ネット上では様々な声が飛び交った。たとえば、「これまでプラスチックのフタに付いた穴から行っていた湯切りでは麺がこぼれやすく、消費者にとって不便だったため、それを改善するためにシールに湯切り口を設けたのでは? 」「外装フィルムに描かれるデザインが従来と変わらず、フタに描かれていたときの凸凹まで忠実に再現されているのは、見た目が変わらないようにするためのファンへの配慮ではないか」といった趣旨のものである。

 しかし、これらの声についてまるか食品は、「こちらで必要と思われる変更をしただけであり、特に消費者に配慮したわけではありません」と困惑気味だ。つまりこうした噂は、一部メディアの報道などをきっかけに、ぺヤンガーたちの自己流の解釈によって拡大した可能性もある。それは、「メーカーが消費者に対して最大限の配慮をしている」と解釈することで、連帯意識を強めたいという気持ちの表れかもしれない。それだけ、商品に対するぺヤンガーたちの「一途な思い」は強いのだろう。

 販売再開直前には、新生ペヤングを一足早く「フライングゲット」できる店の情報などがネットで飛び交った。ペヤンガーの中には、早くも「だばあロス」難民という人々さえ現れ始めている。「だばあ」とは、麺の湯切りに失敗して、フタの隙間などから麺がこぼれ落ちてしまう様子を表す擬態語だ。前述の通り、今後はアルミシールに湯切り口が付くことにより「だばあ」の心配はなくなるが、コアなファンにとっては「むしろそれが寂しい」「そんなのぺヤングじゃない」というわけだ。販売再開によってぺヤングロスがなくなる代わりに、「だばあロス」が増えるのかもしれない。

1532名無しさん:2015/06/14(日) 21:40:31
>>1531

● ぺヤング販売休止中、ぺヤンガーたちは 本当に「浮気」をしなかったのだろうか? 

 それでは、ぺヤングにここまで熱烈な愛情を注ぐぺヤンガーとは、いったいどんな人々なのだろうか。彼らは本当にそこまで「ぺヤング一途」なのだろうか。実は、その実態を詳しく調べたデータが存在する。

 データを提供してくれたのは、株式会社マーケティングアプリケーションズ(新宿区)。「マーケティングとITエンジニアリング」をキーワードに、調査会社に向けたネットリサーチ事業を支援するためのクラウドサービス、メーカーに向けた消費者データに基くマーケティング支援サービスなどを手がけている。

 マーケティングアプリケーションズが提供するソリューションの1つ「Scoop」は、スマホ家計簿アプリ「レシトク」を利用して消費者のレシートなどから購買動向に関するデータを収集・蓄積し、それを基に企業のマーケティング戦略の構築を支援するというもの。このソリューションを使って「ぺヤンガー」の購買データを集めて調査したところ、「ぺヤンガーは他の焼きそばに浮気しない」という傾向が読み取れたという。

 ちなみに、同調査におけるぺヤンガーの定義は、ぺヤング販売休止前の昨年11月にぺヤングを1個以上購入した人たち。ぺヤングの競合商品10種類について、彼らが2014年11月〜2015年1月の間にどんな購買行動をとったかが調査された。

 調査データを基に「ひなのガチ分析」というブログで、「ぺヤング・ロスを経て、ペヤンガーは何を買っているのか? 」という分析記事を執筆した同社の加藤日菜子さんに、分析結果を説明してもらった。

 まず、カップ焼きそば全体の購入量を見てみると、11月は「ペヤング」「U.F.O.」「一平ちゃん」「ごつ盛り焼そば」が均衡しているが、ぺヤングが販売停止となった12月以降も焼きそば全体の購入量は増えている。この現象は、「ペヤングが注目を集めたため、カップ焼きそばを食べたくなった人が増えたからではないか」(加藤さん)という。

 そうしたなか、ペヤンガーのカップ焼そば全体の購入量は、ぺヤングが市場から消えた影響で、11月の757個から12月は272個、1月は209個へと急減していく。注目したいのは、ぺヤング以外の焼きそばの購入量の推移だ。この間、彼らは他の焼きそばへ目移りしていかなかったのだろうか。

1533名無しさん:2015/06/14(日) 21:41:07
>>1532

 「大多数のペヤンガーは、ぺヤング販売休止後に他の商品へ流れていくだろうと予測していました。しかし、ペヤング以外の商品の合計購入量が増加せず、ゆるやかに減少していることから、彼らのぺヤングにかける一途さがよくわかります」と加藤さんは解説する。

 特に減少幅が大きいのが、11月にぺヤンガーの購入量が多かった「U.F.O.」と「一平ちゃん」である。「U.F.O.」についてはぺヤング騒動の発生を挟んだ11月と12月で購入量は32個と変わらないが、1月になると16個へと半減する。一方、一平ちゃんについては、11月の51個から12月の56個へと微増していることから、一時的にぺヤンガーが流れたと見られるものの、そのトレンドは長く続かず、やはり1月になると25個へと半減した。

 つまりこうした結果から、「ぺヤンガーは他の焼きそばに浮気をしない」というトレンドが導き出されるというわけだ。

 ちなみに、調査の対象となったぺヤンガーの属性を見ると、男性が約6割、女性が約4割と男女比はほぼ同じ。年代別では、40代の割合が男女共に最も高い。彼らが生まれた時期とぺヤングの発売は1970年代で一致することからも、幼い頃に食べたぺヤングの味への思い入れが強いことがうかがえるそうだ。

 「ぺヤングは他の焼きそばよりもソースがおいしい」と20代前半の加藤さんも言う通り、世代を問わず消費者を虜にする味も人気の秘密だろう。ぺヤンガーが「離れがたい魅力」を感じるぺヤングの商品力は、想像以上に強いと考えられる。これまでの「ぺヤングロス」は、単なるネット上の「祭り」とは言えない。

● 驚くべきぺヤンガーたちの一途さ これからも消費者の心を掴めるか? 

 昨年末にぺヤングやマクドナルドで相次いで起きた異物混入騒動について、垣田達哉・消費者問題研究所代表は、今年1月のインタビューで「異物混入のリスクは100%防げるものではない。企業にとって大切なのは、騒動が起きた後にどれだけ消費者目線の対応をとれるかだ」と指摘していた。

 ぺヤングは異物混入騒動を経てもなお、これだけ多くの消費者に愛されている。それはまるか食品が、長きにわたってファンに向いた商品開発を地道に続けてきた賜物と言えるだろう。起きてしまった騒動は仕方がない。販売再開が実現した今、さらなる消費者重視をどれだけ徹底することができるか、そこでこそ彼らの真価が問われることになる。

 たかが焼きそば、されど焼きそば――。ぺヤングは、これからも熱烈に消費者の心を掴み続けることができるだろうか。

 (ダイヤモンド・オンライン編集部 副編集長 小尾拓也)

ダイヤモンド・オンライン編集部

1534とはずがたり:2015/06/15(月) 23:06:20
ブルドックソース、25年ぶり値上げへ 30品目を8月から6?9%高く
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/144/e22cfaa29f7988fc3321c9c6888770e5.html
(産経新聞) 17:08

 ブルドックソースは15日、ソース商品を値上げすると発表した。家庭用ではブルドックブランドの「とんかつソース」など30品目について希望小売価格を8月から6?9%(6?35円)上げ、傘下のイカリソースも30品目の価格を9月から4?6%(5?20円)値上げする。

 ブルドックソースの値上げは平成2年6月以来25年ぶり。円安の進行に加え、原材料となる野菜や果実、香辛料価格の高騰が主因という。

1535チバQ:2015/06/16(火) 21:26:34
>>1520-1521
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150615-00000045-asahi-bus_all
ニッカ、新「余市」発表 マッサン効果、原酒不足で集約
朝日新聞デジタル 6月15日(月)22時58分配信

ニッカ、新「余市」発表 マッサン効果、原酒不足で集約
商品数を絞り込んで9月から売り出す「シングルモルト余市」
 ニッカウヰスキーは15日、新商品「シングルモルト余市」「シングルモルト宮城峡」を発表した。「余市」「宮城峡」ブランドはこれまで熟成年数ごとに商品化してきたが、9月からは年数を表示しない「シングルモルト」に集約する。創業者の竹鶴政孝をモデルにしたテレビドラマ「マッサン」の影響で販売が伸び、原酒づくりが追いつかないためだ。

 「余市」は北海道余市町で、「宮城峡」は仙台市でそれぞれ蒸留している原酒だけを使うシングルモルトウイスキーで、これまでは「余市10年」「宮城峡12年」など熟成年数を明示してきた。いっぽう、「竹鶴」ブランドは二つの蒸留所の原酒をブレンドしてつくる。「余市」「宮城峡」の商品を集約し、浮いた原酒を「竹鶴」にまわす。

 「竹鶴」の今年1〜5月の販売量は昨年の同じ時期に比べて3・1倍、「余市」と「宮城峡」の合計は2・6倍に増えた。ウイスキーは原酒の熟成に10年以上かかることが多いため、売り上げが急増しても、すぐに生産を増やすのがむずかしい。

 「シングルモルト余市」、「シングルモルト宮城峡」は50ml、180ml、500ml、700ml入りで参考価格は税抜き560〜4200円。

1536とはずがたり:2015/06/17(水) 16:17:41
日本人は平均してかなり少ないから大丈夫としているようだが,洋食をあんま食べない人は全然摂らないけど食べる人は欧米人並みに摂っている可能性があるんじゃないの?その辺はどうなんだ?

米、トランス脂肪酸禁止…数千件の心臓発作予防
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150617-OYT1T50075.html?from=ycont_navr_os
2015年06月17日 13時16分

 【ワシントン=今井隆】米食品医薬品局(FDA)は16日、マーガリンなどの加工食品に含まれ、心臓病の原因になると指摘されているトランス脂肪酸について、2018年6月以降に食品への添加を原則として禁止すると発表した。

 FDAは13年に規制に乗り出す方針を示し、その後の科学的見地からの検討の結果、食品に使うことは「安全とは認められない」と結論づけた。その上で、今回の措置の意義について、「毎年数千件の致命的な心臓発作を防ぐことができる」と説明した。

 食品業界は3年の猶予期間中に、代用の添加物を調達するなどの対応を求められる。

          ◇

 消費者庁によると、日本では、トランス脂肪酸に関する基準値や含有量の表示義務はない。厚生労働省の「食事摂取基準2015年版」では「日本人の摂取量はアメリカ人に比べてかなり少ない」としている。

1537とはずがたり:2015/06/17(水) 19:51:46
>>1536
恰度良い例が直ぐ上にあったけど,例えば>>1529みたいに2割の脂好きが全体の7割ものトランス脂肪酸を摂取してるかもしれない。

トランス脂肪酸、18年に全廃 米当局「安全でない」
http://www.47news.jp/CN/201506/CN2015061701000780.html

 【ワシントン共同】米食品医薬品局(FDA)は16日、食用油などに含まれ、肥満や心臓病との関連が指摘されるトランス脂肪酸を、2018年6月までに食品添加物から全廃すると発表した。

 FDAは13年に廃止方針を示して科学的妥当性を検討してきたが、最終的に食品に使う上で「安全とは認められない」と結論づけた。

 食品業界は3年間で代わりの添加物を使うなどの対応が求められる。FDAは「心臓病を減らし、年間数千件の命に関わるような心臓発作を防ぐことができる」とみている。

 トランス脂肪酸は、摂取すると動脈硬化などを引き起こすリスクが増すとの研究結果が多く示されている。

2015/06/17 05:41 【共同通信】

1538名無しさん:2015/06/20(土) 21:40:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150617-00050035-yom-soci
鶏ユッケで33人食中毒、加熱が不十分か
読売新聞 6月17日(水)9時51分配信

 堺市保健所は16日、堺市北区百舌鳥西之町の「炭火焼鳥DINING門」で鶏ユッケを食べた33人が腹痛や下痢、発熱などの症状を訴え、うち3人から細菌「カンピロバクター」が検出されたと発表した。

 重症者はなく、全員快方に向かっている。市は食中毒と断定し、16、17両日の2日間の営業停止を命じた。

 市と大阪府立大(堺市)によると、33人は同大学の学生と大学院生で、今月6日、部活動の行事で同店を利用。店は提供前に湯引きをしていたが、加熱が不十分だったらしい。

 牛や豚の生食の提供には、E型肝炎など命にかかわる感染症を引き起こす危険があるため法規制があるが、鶏肉にはない。

 しかし、厚生労働省によると、カンピロバクターが原因の食中毒は全国で年間約300件発生しており、大半が鶏肉によるものという。後遺症が残る場合もあり、同省の食中毒被害情報管理室は「季節に関係なく発生する。十分加熱しないと危険」と注意を呼びかけている。

最終更新:6月17日(水)9時51分

1539名無しさん:2015/06/20(土) 22:14:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150616-00000009-wordleaf-life
「豚」の生食が禁止 「馬や鹿」は生で食べてもいいの?
THE PAGE 6月17日(水)11時0分配信

 豚肉の生食(内臓を含む)が6月12日から禁止されました。食品衛生法の規格基準が改正されたことによるもので、違反した場合、2012年に禁止された牛の生レバーと同様に、2年以下の懲役や200万円以下の罰金が科されることがあります。

 そもそも「豚肉はよく火を通す」のが一般常識。豚のレバ刺しが飲食店のメニューとして提供されていたこと自体、少々意外ではあります。でも、今回の措置を担当する厚生労働省食品安全部基準審査課の担当者に聞くと、「2012年に牛のレバ刺しを提供することが禁止されてから、全国で豚の生レバーを提供する店が増加していた」ということです。

 豚肉には寄生虫がつきやすいといわれますが、さらに、豚レバーを生食するとE型肝炎に感染するリスクが高いといいます。厚労省では「食肉等の生食に関する調査会」で専門家による議論を重ね、豚生肉の販売や提供を禁止して、罰則を設けることを決定しました。

豚よりは寄生虫などのリスク低い
 今回、豚肉が内臓以外の部位も含めて生食禁止とされたのは「今まで生食用として提供されていなかった食肉等が提供されるようになった実態」(食肉等の生食に関する調査会報告書より抜粋)を踏まえ、相対的にリスクの高い豚肉が明記されたものです。

 とはいえ、豚肉以外の生肉について、何もかもが提供を禁止されているわけではありません。「食の選択は基本的には消費者による食品の栄養面でのメリットも踏まえた選択の自由が認められるべきもの」であり、食肉を提供する事業者の衛生管理などを徹底し、生肉を食べることに関して「消費者がリスクを認識する」ことが大切であることが、調査会の報告書で述べられています。

 2011年に連続して発生した食中毒事件で印象に残っている「牛ユッケ」や、最近は首都圏の居酒屋でもよく目にするようになった「馬刺し」などは、豚肉よりも寄生虫や食中毒などのリスクが低いとされており、提供する肉塊を一定の温度以上で加熱した上で、周辺部をトリミング(削り落とすこと)して使用するといった衛生基準のガイドラインに沿っていれば、販売・提供することが可能です。

1540名無しさん:2015/06/20(土) 22:14:39
>>1539

ジビエの生肉にも食中毒リスク
 さらに、鹿肉などのジビエ(野生鳥獣の肉)を好み「やっぱり刺身が最高だ」などという人も少なくありません。鹿肉などについては、生食提供のガイドラインを守るのは当然として、まだ食品衛生法の規制対象外。でも、特に野生の鹿や猪、兎などの生肉には、食中毒のリスクがあることを心しておきましょう。

「獣肉の生食には高いリスクがあります。現時点で法規制の対象になっておらず流通していても、だから安全、ということではありません。なかには、リスクを承知でそれでも食べるという選択をする方はいるでしょう。でも、お店で出てくれば、無警戒に安全だと信じてしまう方もいます。厚労省としては、お肉はしっかり焼いて食べましょうとお伝えしたいですね」(前出担当者)

 豚レバーの代表的なレシピといえば、レバニラ炒め。これから夏本番に向けて、ビジネスパーソンにとっては心強い栄養満点のスタミナ食です。何も生レバーや生肉にこだわって危ない橋を渡るより、美味しく料理された豚レバーをいただくのが賢明、ということですね。

(寄本好則/三軒茶屋ファクトリー)

1541名無しさん:2015/06/20(土) 23:03:12
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150616-00870355-sspa-soci
死に至ることも…「自宅でつくるパンケーキ」の危険性
週刊SPA! 6月16日(火)9時21分配信

 この2〜3年、専門店が続々オープンし、若い女性を中心に大人気のパンケーキ。最近では自宅で作るパンケーキミックスも、全粒粉のものや大豆粉のもの、輸入ものなどバリエーション豊富だが、保存方法を間違うと、最悪死に至ることもある!?

「コナヒョウヒダニが発生したパンケーキミックスで作ったパンケーキを食べると、急性アナフィラキシーショック(即時型アレルギー)を引き起こす危険性があります」と語るのは、エフシージー総研の川上裕司氏。

 アレルギー反応の一種であるアナフィラキシーショックは、スズメバチに刺されて発症することで有名だが、じんましんや嘔吐、呼吸困難を引き起こし、最悪の場合、死に至ることもあるという。

「小麦粉単体よりも、旨味成分が加わったお好み焼きやパンケーキ用のミックス粉のほうがダニが発生しやすく、海外では別名“パンケーキ・シンドローム”とも呼ばれています。アレルゲン(アレルギー性物質)が口から胃を通り、腸から吸収されていくと、発症までに時間がかかるために、気がついたら大量に全身に回っていた、ということも」(川上氏)

 ダニが大量発生する一番の原因は常温保存。キッチン下の冷暗所で保存しておけば安心というのは大きな間違いだ。

「開けた袋の口をキチンと縛らず、なおかつ、粉が床や置き場所にこぼれてたまっていたりすると、それが格好のエサとなってダニを呼び込んでしまい、大量発生につながっていきます。一度発生したダニを除去することは不可能です」(同)

 同じく、医師の吉島聡氏も危険性を指摘する。

「よく『開封後は冷暗所に保存してください』という注意書きがありますが、キッチン下の戸棚なんて、はっきりいって冷所じゃありません。夏場でも10℃前後の温度を維持していないと意味がない」(吉島氏)

 では、どうやってダニから材料を守ればよいのか。

「パンケーキミックスやお好み焼き粉といった粉モノは、開封したら密閉容器に入れて、冷蔵庫で保存するのが基本です。冷蔵庫がいっぱいでどうしても入れられない場合は、保存する場所の周辺をふきんで拭くなどして常に清潔に保つことが必要」(川上氏)

 管理に自信がなければ、一度で使いきってしまうほうが得策かもしれない。6/16発売の週刊SPA!では「死を招くオシャレな食べ物20選」という特集を組んでいる。意外な食べ物で命を危険にさらさないよう気をつけてほしい。 <取材・文/週刊SPA!編集部>

日刊SPA!

1542名無しさん:2015/06/21(日) 00:04:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150617-00000043-mycomj-life
トランス脂肪酸、2018年に米国で全廃へ--「日本どうする」「毎日摂取」の声
マイナビニュース 6月17日(水)10時27分配信

米食品医薬品局(FDA)は現地時間6月16日、マーガリンなどに含まれており、心臓病などとの関連が指摘されている「トランス脂肪酸」を、2018年6月までに食品添加物から全廃する方針を決めたと同局のホームページにて明らかにした。

日本の厚生労働省に相当するFDAは、2013年にトランス脂肪酸の廃止方針を示し、その科学的妥当性を検討してきた。そしてこのほど、食品に使用するにあたり、「一般的に安全とは認められない」と結論付けた。食品メーカーはトランス脂肪酸を製造物から除去するにあたり3年の期限が設けられており、それまでに代わりの添加物を使うなどの対応が求められることになる見通し。

FDAのStephen Ostroff長官代理は、「このアクションによって、冠状動脈性心臓病が減ることおよび、毎年数千件の命に関わる心臓発作の予防につながることが期待できます」と話している。

トランス脂肪酸は、植物油を加工して作るマーガリンや、お菓子、揚げ物用の油として使われるショートニングなどに含まれている。米国では加工食品への含有量の表示が義務づけられており、使用を規制する自治体もあった。一方で、日本では摂取量の少なさにおける健康へ影響をおよぼす可能性の低さなどを理由に、表示の義務化がされていない。

今回のFDAの決定を受けて、Twitter上では

「気になりつつも、毎朝摂取しちゃってるなぁ。マーガリン」

「トランス脂肪酸排除も真似て広まればいいのに」

「とうとうトランス脂肪酸廃止の方向か。日本はどうするんだろ」

など、日本での動向を気にする意見があがっている(コメントは原文)。

1543荷主研究者:2015/06/26(金) 23:15:43

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150602/bsc1506022143009-n1.htm
2015.6.2 21:43 Fuji Sankei Business i.
苦戦キリンが初の「PBビール」発売 絶好調セブン&アイ向けで、巻き返しなるか…

共同開発したビール「セブンゴールドまろやかエール<無濾過>」を手に持つセブンーイレブン・ジャパンの鎌田靖常務執行役員(左)とキリンの橋本誠一常務執行役員=2日、東京都中央区(今井裕治撮影)【拡大】

 キリンビールは2日、セブン&アイ・ホールディングス(HD)のプライベートブランド(PB=自主企画)「セブンゴールド」向けにビール商品を共同で開発したと発表した。自社ブランドにこだわってきたキリンが、PB向けビールを開発したのは初めてとなる。販売苦戦が続く中、キリンはセブン&アイの強力な販売網をテコに巻き返しにつなげる考えだ。

 セブン&アイがグループの全国1万8千店で9日から売り出すのは「セブンゴールド まろやかエール<無濾過(ろか)>」。価格は228円。酵母をろかしないことでまろやかな口当たりと香りを引き出したのが特徴。20〜30歳代の男女を販売ターゲットに、年内に15万ケース(1ケースは大瓶20本換算)の販売を目指す。

 今回、キリンがセブン&アイ向けにPB商品を開発したのは「日本中の大部分の方が買うことができるチェーンを通じて(商品の)ブランドを育てていける」(橋本誠一常務執行役員)と判断したためだ。この商品は、瓶に張られたラベルに「7iGOLD」と書かれているが、それよりもおよそ6倍ほど大きくキリンブランドを示す聖獣「麒麟」が印刷されている。

 「お客さまから見たときはセブンゴールドでありながら、キリンの商品と分かる」(橋本常務)といい、キリンのブランドも同時に発信できると考えたわけだ。もっとも、かつてのキリンは、PB向け開発は、自社ブランドが食われる「もろ刃の剣」になりかねないとして、かたくなに慎重だった。しかし、業務用の苦戦などから同社のビール類の課税出荷数量は平成20年から7年連続で減少。首位のアサヒビールの背中も遠ざかっており、市場からは「反転攻勢に向け、方針転換を迫られた」(証券会社)との見方もある。

1544荷主研究者:2015/06/26(金) 23:16:02

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150603/bsc1506031554009-n1.htm
2015.6.3 15:54 Fuji Sankei Business i.
サントリー、京都ビール工場で100万ケース増産

 サントリービールは3日、京都ビール工場(京都府長岡京市)の生産能力を増強すると発表した。来春をメドに年産能力を今の2600万ケース(1ケースは大瓶20本換算)から2700万ケースに引き上げる。設備投資額は約5億円。高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ〜マスターズドリーム」(305ミリリットル入りで320円)の販売が好調なためで、需要増加に対応するには能力増強が欠かせないと判断した。

1545荷主研究者:2015/06/26(金) 23:24:57

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020150604agbn.html
2015年06月04日 日刊工業新聞
アサヒグループ、清涼飲料・食品を再編-アサヒ飲料とカルピスは経営統合

 アサヒグループホールディングスは2016年1月1日付で、清涼飲料事業と食品事業を再編する。飲料ではアサヒ飲料(東京都墨田区)とカルピス(同渋谷区)の経営を統合するほか、食品では和光堂(同千代田区)、天野実業(広島県福山市)、アサヒフードアンドヘルスケア(東京都墨田区)の3社の管理、営業、研究部門を統括する新会社「アサヒグループ食品」を設立する。

 アサヒグループは100%出資子会社のカルピスの国内飲料事業と営業部門を15年9月にアサヒ飲料に移管・統合したのに続き、16年3月にはアサヒ飲料の岸上克彦社長がカルピス社長に兼任で就任。経営統合に向け、準備を進めてきた。物流や自販機事業はすでに統合済み。飲料業界ではサントリー食品インターナショナルが日本たばこ産業(JT)の自動販売機事業会社を買収したことで日本コカ・コーラを含む2強との差が開いている。経営統合で、アサヒ飲料とカルピスの合計売上高は約4600億円となり、2強との差をどう詰めていくかが焦点になる。

 食品事業の和光堂、天野実業、アサヒフードアンドヘルスケアはいずれも02年以降に、他社から買収した。和光堂はベビーフードや介護食品、天野実業はフリーズドライ食品、フードアンドヘルスケアは健康補助食品を手がける。新設する管理会社に営業などを集約、3社は生産に特化する。

1547とはずがたり:2015/06/29(月) 14:41:20

サントリー「ザ・モルツ」で激化必至の勝者なきビール戦争
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20150629/Diamond_74033.html
ダイヤモンド・オンライン 2015年6月29日 11時00分 (2015年6月29日 14時27分 更新)

 ビールの国内市場で生き残りを懸けたサバイバルゲームが、さらに激しさを増しそうだ。
 サントリービールは、9月8日より、ビールの新商品「ザ・モルツ」を発売すると発表。水谷徹社長は記者会見の席で「将来的には、業界で定番と認知される1000万ケースの出荷数量を目指す」と目標を掲げた。
 ザ・モルツの価格は220円程度(350ミリリットル缶)で、アサヒビールの「スーパードライ」やキリンビールの「一番搾り」などが競合商品となる。
 サントリーはこれまで、矢沢永吉らのCMでおなじみの「ザ・プレミアム・モルツ」を旗艦ブランドに位置付け、ビール類市場でのシェアを伸ばしてきた。
 しかし、ザ・プレミアム・モルツはプレミアムとうたうだけあって、260円程度(同)と高価。故に、「それだけでは2020年にビール類市場でシェア20%という目標の達成は難しい」(水谷社長)と考え、新商品を投入したのだ。
 加えて、酒税法の改正もザ・モルツ発売の背中を押す。
 水谷社長は、「酒税法の改正はまだ決まっていない。今回の新商品とは関係ない」と言うが、財務省が酒税を将来的に一本化する方向で検討を進めているのは、業界では周知の事実。
 このまま財務省の思惑通りにいけば、ビール、発泡酒、第三のビールといった区分がなくなり、価格差が縮小するため、ビールにとっては追い風となる。
 将来の酒税の一本化を見越してあらかじめ手を打とう、というサントリーの戦略が、ザ・モルツの発売から透けて見える。
もはや誰ももうからない
 一方、新商品を迎え撃つ競合メーカーは苦い反応を示す。
「これでまた市場が激化し、価格競争になる。正直、もうこんな戦いはしたくない」と、あるビールメーカーの幹部は、深刻な面持ちで胸の内を明かした。
 縮小市場で限られたパイを奪い合う構図に拍車が掛かり、「誰ももうからなくなるかもしれない」(同幹部)からだ。
 例えば、昨年、大手ビール4社の中で唯一シェアを落としたキリンは今期、ビール事業は増収減益予想(ホールディングスは増収増益予想)。シェア回復を目指しており、店頭での値引きや宣伝費がかさんでしまうためだ。
 キリンと同様に、サッポロホールディングスも国内酒類事業は増収減益と予想しており、競争の激化が顕在化している。
 サントリーは、そんな状況下で大型の新商品を投入するのである。仮に20年に20%のシェアを取れても、利益ベースで貢献できるかは不透明だ。
 もはや「どこかが勝てばどこかが負ける」というゼロサムの戦いさえも行えなくなってきたビール業界。それでも、勝者なき争いがやむ気配はない。
(「週刊ダイヤモンド」編集部 泉 秀一)

1549名無しさん:2015/07/04(土) 11:38:11
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150629-00000005-ovo-life
カップヌードルは和食!? てりやきライスバーガーは?
オーヴォ 6月29日(月)11時55分配信

 やっぱり食もボーダーレスの時代。カレーライスだって、インドやイギリスという経由地はあっても、立派なニッポンの国民食。カップラーメンだって、日本で発明されているから、当然和食なわけだ。「和食に対する認識調査」(ビデオリサーチ・東京)で、多くの人がカップヌードルを「和食」と認識していることが分かった。

 「味噌汁」「玉子焼き」といった伝統的な料理では9割以上が和食であると回答。一方で、ここ数十年で誕生した「カップヌードル」や「てりやきライスバーガー」といった料理でも、約6割は和食と認識していた。カップヌードルは「日本で発明された」といった“背景”から、てりやきライスバーガーは「ご飯を使っている」といった“素材”から、これらを和食と考えている人が多い。海外の料理を吸収し、また海外の日本料理を逆輸入し、そして新しい料理を発明しながら変化、発展する料理。だからこそ、おいしいもの探しは楽しいのかも。

1550名無しさん:2015/07/04(土) 12:09:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150702-00000042-it_nlab-life
全マヨラーに捧げたい 新作ランチパック「マヨ&マヨネーズ」が衝撃的すぎる
ねとらぼ 7月2日(木)11時44分配信

 ヤマザキパンの「ランチパック」に、衝撃的な新作が出たとTwitterで話題になっています。その名も「マヨ&マヨネーズ」。

 一瞬ジョークか何かかと思ってしまうかもしれませんが、本当に販売しています。ヤマザキパンの公式サイトにも、しっかり載っていました。

 ヤマザキパンの広報に問い合わせてみたところ、具はマヨネーズと固形マヨネーズのみ。本当に他には何も入っていない、とのことでした。固形マヨネーズというのは、ゼリーのような柔らかいマヨネーズ。食感をつけるために入っているようです。

 ランチパックには「○○マヨ」とか「○○&マヨネーズ」といった商品がたくさんありすが、まさかマヨネーズオンリーが来るとは。その発想はなかったわ……。

 まさにマヨラーのためのランチパックという感じですが、実に興味深いですね。マヨラーではない筆者も、ちょっと食べてみたくなりました。

 なお、「マヨ&マヨネーズ」は、関東甲信地方限定販売ということです。

1552荷主研究者:2015/07/08(水) 23:17:23

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150626/bsc1506261600001-n1.htm
2015.6.26 16:00 Fuji Sankei Business i.
カルビー「第3の朝食」の新たな戦略

新事業戦略を説明する伊藤秀二社長兼COO=東京都千代田区

 日本人の朝食と言えば、ほとんどはご飯かパンのいずれかだろう。「かっぱえびせん」「じゃがりこ」などで知られるスナック菓子最大手のカルビーが、その朝食の分野でグラノーラをご飯やパンに次ぐ「第3の朝食」として定着させてきた。そんなカルビーが第3の朝食で新戦略に打って出る。

 グラノーラとは、シリアル食品に属し、穀物を焼き固めた食べ物を総称だが、カルビーが手がけるグラノーラの中核商品「フルグラ」(フルーツグラノーラの略)の平成27年3月期売上高は、前期比51%増の143億円と飛躍的な伸びを記録し、同社の好業績を牽引する役割を果たした。このことが、新戦略に踏み出す決断を後押ししたと言えそうだ。

 カルビーの松本晃会長兼CEO(最高経営責任者)は「日本のシリアル食品の市場規模は、長らく250億円程度といわれてきたが、今後、高い成長を続けて3年後には1000億円規模に到達する可能性がある」と予測する。こうした成長見通しの原動力と言えるのが、グラノーラだ。特にそのグラノーラがもつ健康効果だ。その一つが塩分摂取を抑える働きといわれる。

 東京女子医大の渡辺尚彦教授は「フルグラ50グラムあたりの塩分量は0.2グラムと少なく、これを朝食に取り入れることで大きな減塩効果が期待される」と説明する。

 一方、千葉大学大学院の江頭祐嘉合(ゆかり)教授は「フルグラには食物繊維が50グラムあたり4.5〜5グラムと豊富に含まれており、体にとって大切な食物を効率的に摂取することができる」と話す。

 塩分を控えることは高血圧予防に有効とされ、摂取量を抑えるよう目標数値が今春、改訂されたばかり。かたや生活習慣病予防に効果がある食物繊維は、逆に摂取量を増やすよう目標数値が引き上げられている。「フルグラ」などは、まさに現代人にうってつけの食べ物とも言える。

 それではこうした利点を生かし、朝食という巨大市場にどうアプローチしようとしているのか。伊藤秀二社長兼COOは、ヨーグルトとの組み合わせを主軸に据える考えを明確にしたうえで、「従来のグラノーラ事業で450億円、新たなグルグラ事業(ヨーグルトとグラノーラを組み合わせた社内の事業呼称)で100億円を達成したい」との中期目標を明示。さらに、グルグラ事業を100億円に到達させるために、(1)機能+α(2)地方発(3)和朝食-の3つをキーワードとして掲げ、それぞれの具体策を示した。

 その中身をみると、まず「機能+α」では、フジッコと共同で大阪市北区の阪急うめだ本店に新感覚の朝食を提案するショップ「ヨーグラートbyカスピア」を6月24日にオープンする。

 このショップで販売するのは、フジッコのカスピ海ヨーグルトとカルビーのグラノーラをセットにした商品「ヨーグラート」(税込み594円)。「リフレッシュしたい」など、その日の気分で選べるように全部で7種類を用意するのが特徴。

 「地方発」では山口県の乳業メーカー、やまぐち県酪乳業とのコラボレーションにより、今秋に九州エリアで「フルグラ」と専用開発したヨーグルトをセットにした商品「フルグラヨーグルト」(価格未定)を売り出す。フルグラは、(東京や大阪、名古屋など)都市型の朝食として浸透させてきた。しかし、地方の朝食にはまだまだ浸透できていない。そこで、地方の企業とのコラボレーションによって、地方のニーズを掘り起こそうという従来にはない発想だ。

 さらに洋食イメージの強いグラノーラを使って、「和朝食」という新たな世界を創出しようと、黒豆や柿、きなこなどが入った新商品「フルグラ 黒豆きなこ味」(オープン価格)を8月31日に発売する。この商品に豆乳ヨーグルトや温泉卵などを組み合わせれば、卵かけごはん風の味が楽しめるとされ、シニア世代にも向く。

 カルビーは今後も「ヨーグルトとセットで食べるグラノーラ」で朝の食卓の定位置を獲得したい考えだ。とはいえ食習慣はそう容易には替わらない。ご飯、パン派に手軽さと健康効果をどこまでアピールできるかが焦点となりそうだ。

1553チバQ:2015/07/12(日) 20:44:50
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2015071102000125.html
ビール市場 過去最低更新 上半期シェアキリン0.9ポイント増34%

2015年7月11日 朝刊


アサヒビールが国産ウイスキーの若者へのPRを狙って期間限定で開くバー=東京都港区六本木で
写真
 ビール大手五社は十日、発泡酒などを含む「ビール類」の今年一〜六月の販売実績を発表した。二位のキリンビールのシェアが前年同期比0・9ポイント増の34・0%に拡大した。首位のアサヒビールは前年と同じ38・1%を確保し、六年連続でトップの座を守った。
 市場全体は0・6%減の一億九千五百七十五万ケース(一ケースは大瓶二十本分)と、上半期としては三年連続で過去最低を更新した。発泡酒は十三年ぶりに前年を上回ったものの、ビールや第三のビールが落ち込んだ。
 三位のサントリービールは15・5%。四位はサッポロビールで11・5%、五位のオリオンビールは0・9%だった。
 キリンは「一番搾り」に代表されるビールの販売数量が二十三年ぶりに前年を上回り、シェアを伸ばした。アサヒは第三のビール「クリアアサヒ」が好調で、主力のビール「スーパードライ」の伸び悩みをカバーした。
◆ウイスキー人気追い風 六本木を拠点に夏限定バー続々
 国内のビール販売が減少傾向にある中、酒類メーカー各社はウイスキーやワインなどビールに次ぐ「二本目の柱」の需要拡大に力を入れている。東京・六本木をブランドの発信拠点に選んで低価格で気軽に飲めるバーを「夏限定」で出店するなど、商品の認知度アップを狙っている。 (白山泉)
 酒類業界で六本木は新たなブランドを発信する「聖地」とされる。サントリーが昨年夏「ジム ビーム バー」を期間限定で開店し、若い男性をターゲットに傘下の米ビームの主力商品のバーボンウイスキー「ジムビーム」を使ったカクテルなどを提供。好評を得たことなどが影響している。
 今年の夏は、アサヒビールが六月末から国産ウイスキーを出す「ニッカ ストーリーバー 東京」を六本木ヒルズに開業中だ。子会社のニッカウヰスキーが生産する「ブラックニッカ」や「竹鶴ピュアモルト」などを一杯三百五十円から販売している。
 テレビドラマ「マッサン」の効果で国産ウイスキーの認知度が高まり「販売を伸ばすチャンス」と判断した。十二日までの期間限定営業。店舗の運営担当者は「六本木は国内外のビジネスマンが多く集まり、映画館や美術館、ショッピング街がある。家族連れやカップルなど、あらゆる人が立ち寄ってくれる」と六本木の強みを強調した。
 サッポロビールも今月十七日から八月末にかけて、やはり六本木の東京ミッドタウンに「バカルディ ミッドパーク カフェ」を開店。自社のラム酒「バカルディ」を使ったカクテルなどを販売する。
 一方、キリンビールは昨年一月にグループ会社のメルシャンが生産する日本ワインと洋食を出す「シャトー・メルシャン トーキョー・ゲスト・バル」を六本木一丁目のアークヒルズに開業。さまざまな種類のワインを飲めるよう小さめのグラスを用意し、一杯二百五十円から販売している。

1554チバQ:2015/07/13(月) 21:35:10
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150713-00076718-toyo-int&p=1
韓国焼酎が最大輸出先の日本で苦戦する理由
東洋経済オンライン 7月13日(月)11時5分配信
 ロッテ酒類が日本で販売している「鏡月(キョンウォル)焼酎」は、日本人が好む韓国焼酎の一つだ。同社が1996年に日本の焼酎市場に進出した後、販売中の焼酎ブランドは「チョウムチョロム」(初めてのように、という意味の韓国語)ではなく「鏡月」だ。


 鏡月は「鏡に写った月」という意味で、隠喩的な表現を好む日本人の特徴を考えたものだ。また、環境に優しいイメージをアピールするため、透明感のある緑色のビンを採用した。同社のカン・ウォンソプ・チーム長は「天然岩盤水でつくった優しい味の鏡月焼酎と、フルーツの香りを添加したリキュール焼酎がよい反応を得ている」と言う

■ 日本で地位を得た韓国焼酎

 日本では、ハイトジンロの代表的な焼酎ブランドである「チャミスル」(眞露)の人気も高い。同社は1979年に韓国焼酎「ジンロ」(JINRO)の日本での販売を開始。以来36年間、ジンロ焼酎の認知度も高まった。日本のある調査機関によれば、ジンロの認知度は昨年には76.4%だったという。日本を代表する焼酎メーカーである宝焼酎が68.9%で、それより高いことになる。

 ハイトジンロ日本法人のクォン・ホンボン部長は「味と香りがきめ細かく、日本の焼酎より人気は高い」と言う。ジンロと鏡月焼酎はアルコール度数が20度のものと25度のものの2種類が販売されている。日本では水割りやロックで飲むため、焼酎は韓国よりも度数を高めにして販売している。

 ハイトジンロとロッテ酒類は、日本を含めて中国や米国など世界60カ国あまりに焼酎を輸出している。日本市場はロッテ酒類の輸出全体の8割を占める。ハイトジンロは4割だ。日本の次に大きな市場は米国と中国だ。ロッテ酒類のカンチーム長は「米国市場では在米コリアンを中心に販売されているが、中国では韓国系住民はもちろん、現地の消費者による販売量も増えている」と説明する。

 韓国貿易協会によれば、韓国の酒類メーカーの中国への輸出額は953万ドルで、前年比13.5%増。中国で販売される焼酎の度数は韓国と同じだ。焼酎ブランドでは、ハイトジンロは「チャミスル」(17.8度)、ロッテ酒類は「初飲初楽」(17.5度)だ。

 ハイトジンロとロッテ酒類が日本や中国で人気を得たのは、親しみやすいイメージが好感されたためだ。ジンロは1997年に「飲む楽しみ」をアピールしたマーケティングが今のジンロの地位をつくった。当時、ジンロのテレビCMを見ると、「焼酎」という言葉は一度も出てこない。飲むと楽しい、飲めば楽しいというイメージをアピールし、日本人にジンロは「楽しさ」「若さと活力」というイメージを植え付けた。

 ロッテ酒類も健康を重視する日本の消費トレンドに合わせ、甘味料の代わりに麦焼酎を配合し「柔らかい焼酎」という新たな焼酎カテゴリーをつくった。これに日本最大手の酒類・飲料メーカーであるサントリーの流通網を活用し、販売量を増やした。

 中国市場を攻略する際にも、中国特有の文化をブランドに込めた。ロッテ酒類の「初飲初楽」は、「初めての味、初めての喜び」という前向きでよい意味を込めている。中国ではアルコール度数が40〜50度の白酒や、3〜5度のビールがメイン。しかし、20度前後の韓国焼酎が中国人の選択肢に入るだけの競争力は十分にあるというのが、ロッテ酒類側の説明だ。

■ アフリカ市場にも進出

 韓国焼酎はすでに世界60カ国に進出しているとは言え、日本と中国以外では販売量は微々たるものだ。ハイトジンロのヤン・インジプ社長は「韓国と日本を除けば、焼酎に対する認知度は低い。特に東南アジアやアフリカの場合、焼酎を販売するための登録期間が長く、進出まで長い時間がかかる」と言う。しかし、ハイトジンロとロッテ酒類は、味と品質を前面に打ち出して製品のポートフォリオを拡大、現地化された商品の開発やマーケティングを始めた。特に彼らは、人口が多い国を集中して攻略している。

 ハイトジンロは最近、人口が10億に達するアフリカ市場に進出した。ガーナでは現地の酒類メーカーと提携し、ジンロの原液を供給して現地で生産・販売している。ナイジェリアではジンロのワインを販売し、テレビやラジオCMで認知度を高めようとしている。前出のヤン社長は「まだ種をまいた初期段階で販売量は多くないが、若い人たちの間で焼酎に対する関心が高まっている」と手応えを感じている。

1555チバQ:2015/07/13(月) 21:35:25
 東欧にも進出した。ハイトジンロは2014年8月10日にポーランドの食料輸入・販売企業であるアルコS.Cと酒類の輸出と流通で契約した。同社はこの契約により、ポーランドでチャミスルとハイトなど、ビールと焼酎6製品2万5000本(1本330ミリリットル)を輸出することになった。また、ポーランドの首都・ワルシャワにある約20カ所の大型量販店と小売店での販売も始まった。

 ロッテ酒類は12億の人口を持つインド市場への進出に積極的だ。カンチーム長は「すでに進出しているが、これまでのマーケティングが消極的なものだったため、これといった成果が得られていない」と打ち明ける。そのため、「チョウムチョロムの認知度を高めれば、よい成果を得られると思う」と期待する。ハイトジンロも2013年にインドで生産・販売している。同社は「JINRO24」という製品で、インドの酒類輸入専門企業であるABHと輸出・流通契約を結んでいる。

■ 対日輸出額減少で輸出全体も伸び悩む

 両者とも市場拡大で東奔西走しているが、悩みもある。最大市場である日本で販売量が減っていることだ。韓国貿易協会によれば、2014年の日本への焼酎輸出額は6780万ドルで前年比14%の減少となった。そのため、輸出全体でも減少傾向となっている。同年の韓国の焼酎輸出額は9951万ドルで、前年比8%減。過去最大となった2004年と比べると24%も減っているのだ。

 ハイトジンロのヤン社長は「40〜50代の消費はよいが、20〜30代の若い層での消費が少なく、輸出が伸び悩んでいる」と言う。また、「人口1人当たりの飲酒量が減っているなど、構造的な要因もある。日本の酒類市場の規模も縮小していると思う」と言う。

 日本では数年前から度数が低いリキュール市場が拡大し、関連製品も目について増えた。ロッテ酒類が2012年末にリキュール焼酎を投入したのもそのためだ。現在、アセロラや梅といったフルーツを入れたものが販売されている。ロッテ酒類も焼酎の販売減少で伸び悩んでいるが、リキュール焼酎を投入してからは売り上げが増えている。同社は昨年、日本への輸出額は68億円となり、2013年の63億円より8%増えた。カンチーム長は「爽快な味と負担が少ないアルコール度数をアピールし、20〜30代に手にとってもらえるようにしている」と言う。

(韓国『中央日報エコノミスト』2015年7月13日号より)
※『中央日報エコノミスト』は『週刊東洋経済』と提携関係にある韓国有数の経済誌です

1556荷主研究者:2015/07/15(水) 21:55:34

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020150630caad.html
2015年06月30日 日刊工業新聞
森永乳業、家庭用フローズン事業を国分に売却

 森永乳業は29日、子会社のデイリーフーズ(東京都港区)の家庭用フローズン事業を国分の子会社・国分フードクリエイト(東京都中央区)に、100%子会社で冷菓卸業を手がけるクサヤ(大阪市此花区)を国分に、それぞれ売却を決めたと発表した。売却額は非公表。クサヤの株式売却は8月1日、デイリーフーズの家庭用フローズン事業売却は11月1日に実施する予定。

 家庭用フローズン事業や冷菓卸事業は大手の寡占化が進んでおり体力競争も激しいため、他部門に経営資源を集中する方が適当と判断した。家庭用フローズン事業を売却予定のデイリーフーズの、業務用フローズン事業はそのまま残す。

 デイリーフーズは乳製品、業務用食材の卸売りなどを手がけ、2014年度の売上高は1023億円。クサヤの売上高は14億円。

1558とはずがたり:2015/07/17(金) 19:36:04
創業者次男が代表取締役に=後継者固まる―ロッテHD
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/587/90d2b278cdc5cfef3f1bd4f7f65abbb0.html
(時事通信) 13:06

 ロッテホールディングス(東京)は17日、創業者の重光武雄会長(92)の次男である重光昭夫副会長(60)が15日付で代表取締役に就任したと発表した。長男の重光宏之氏(61)は1月に副会長を解任されており、昭夫氏が武雄氏の後継者となる可能性が高まった。

 昭夫氏は韓国ロッテグループ会長を務め、韓国で事業を拡大してきた。ロッテは今回の人事を「経営体制の強化が狙い」(広報室)と説明している。これでロッテホールディングスで代表権を持つのは、武雄会長、昭夫副会長、佃孝之社長(71)の3人になった。

1560チバQ:2015/07/20(月) 13:14:20
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150720-00077303-toyo-bus_all
アサヒを支える「スーパードライ」に異変発生
東洋経済オンライン 7月20日(月)5時0分配信
 「とりあえずビール」が当たり前だった時代も今は昔。ビール離れは止まらず、2015年上半期のビール類市場規模は前年比99.4%と、3年連続のマイナスだった。市場が縮小するなかで限られた消費者をめぐり、ビールメーカーのシェア争いは激しさを増す一方だ。


 言わずと知れたビールのトップブランド「アサヒ スーパードライ」も、苦戦を強いられている。

■ スーパードライが頼り

 スーパードライは年間1億ケース以上を売り上げ、日本のビール消費量の半分を占める“お化けブランド”だ(1ケース633ml×20本換算、ビール消費量は発泡酒・新ジャンルを含まない)。

 1987年の発売当時、ビールの主流はキリンの「ラガー」に代表されるような苦い味。しかし、その常識を覆す辛口のスーパードライは日本中から支持を集め、「夕日ビール」と揶揄されるほど業績不振にあえいでいたアサヒが起死回生を果たすきっかけになった。

 現在、アサヒの経営は「スーパードライ一本足打法」と言われる。アサヒグループ傘下にはソフトドリンクや食品を扱う企業も属するが、グループ全体の利益のうち、実に95%はアサヒビールが稼ぎ出す。そのアサヒビールの売上高の6割以上はビールであり、ほとんどがスーパードライだ。その大黒柱が不調に陥っている。

 スーパードライの上期の販売数量は前年同期比97.4%で、市場全体の縮小よりも落ち込み幅が大きい。不振の背景には、昨年発売したスーパードライの高価格品「ドライプレミアム」の失速や、今春発売した派生品「エクストラシャープ」の伸び悩みといった商品面の問題もあるが、最大の理由はビール業界2位・キリンの猛攻だ。

 キリンは2014年に5年連続でビールの販売数量が前年を下回った。時価総額でアサヒグループホールディングス(HD)に抜かれ、初めて業界首位の座から陥落。売上高でもサントリーHDに抜かれ2位に。営業利益ではアサヒ、サントリー両社に抜かれて一気に3位へ転落した。

 危機感を募らせたキリンでは、5年間HDの社長を務めた三宅占二氏(現会長)が退任し、事業会社であるキリンビール社長・磯崎功典氏が、この3月からHD社長に就任した。

■ 息を吹き返しつつあるキリン

 「今年の最優先課題はビールのシェア低下に歯止めをかけること」。磯崎新社長は、これまでの利益重視の経営をやめ、マーケティング投資や広告費、量販店・外食店への販促費を増やし、販売数量を追う方針への転換を打ち出した。その結果、キリンは業界で唯一、ビール類の上半期出荷数量がプラスとなる”独り勝ち”で折り返した。

 キリンが特に投資を集中した主力ブランド「一番搾り」と同価格帯のスーパードライは、その影響を大きく受けた。アサヒビールの小路明善社長は、7月14日の会見で「ビール市場は需要が伸びないゼロサムだから、他社の戦略は当然スーパードライからいかにシェアを奪うかになる」とし、「上期は土俵際まで追い込まれたが、(発泡酒なども含めたビール類のシェアはプラス0.03%で)なんとか踏みとどまった。下期はビールもがんばりたい」と闘志を燃やした。

1561チバQ:2015/07/20(月) 13:14:39
 ただ、アサヒは上期の途中に大手回転寿司チェーンとの取引をキリンに奪われたこともあり、下期はスタートから厳しい状況。ライバルも追撃の手を緩めない。

 ビール業界3番手のサントリーは、新商品「ザ・モルツ」を9月に発売し、大型キャンペーンを展開する。ターゲットは30〜40代。パッケージに表記されている’UMAMI’の文字は、スーパードライにある“KARAKUCHI”の文字を想起させる。

 ザ・モルツはサントリーの主力製品「ザ・プレミアム・モルツ」より350ml缶で30〜40円程度安い店頭価格を想定している。これまでザ・プレミアム・モルツでは単価が高く取引が難しかった外食店への販売を、新製品で強化する。

■ 酒税法改正で各社ビールに熱視線

 また来年度以降、ビール税率を引き下げ、逆に発泡酒・新ジャンルへの税率を引き上げる酒税法改正が検討されているため、ビールメーカーは数ある製品の中でも特にビールを強化しようとしている。アサヒの主戦場では今後も戦いの熱が冷めそうにない。

 下期はスーパードライの期間限定品などで巻き返しを図るが、上期の派生品が不発だっただけに回復の決め手となるかは不透明だ。さらに「“スーパードライ株式会社”から脱却しなければならない」(小路社長)として、ワインやハイボールなど、ビール以外の分野で販売拡大を図るものの、こちらもグループの牽引役には程遠い。王者はどう逆境に立ち向かうのか。ビールメーカーの暑い夏が始まった。

田嶌 ななみ

1562荷主研究者:2015/07/20(月) 23:14:06

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820150706cbab.html
2015年07月06日 日刊工業新聞
DIC、米で天然青色素生産-90%超の世界シェア維持、合成から代替取り込む

 DICは9月から、米国で藻類由来の食品用天然系青色素「リナブルー」の商業生産を始める。米カリフォルニア州で、藻類のスピルリナから色素を抽出する新工場を稼働させる。リナブルーは氷菓のほかガムやチョコレートなどの着色に使われており、合成着色料から天然系色素への切り替えが進む欧米市場の需要を取り込む。

 同社にとっては中国・海南島に次ぐ拠点。拡大する市場にあわせて供給体制を整え、現在持つ90%以上の世界シェアを維持していく。

 DICが約10億円を投じ、藻類を培養・販売する米子会社「アースライズ社」に抽出工場を新設した。生産能力は非公表。スピルリナに含まれる、青色素のフィコシアニンを抽出する。

 2013年に米食品医薬品局(FDA)がフィコシアニンを食品用の天然色素として認可したことを受け、需要が拡大した。DICはスピルリナ青色素の市場規模が、18年に現在の7―10倍に拡大すると見ている。

1563荷主研究者:2015/07/25(土) 22:00:43

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150711/bsc1507110500004-n1.htm
2015.7.11 07:02 Fuji Sankei Business i.
キリン復調、“独り負け”の汚名返上 「一番搾り」集中投資が奏功

キリンビールの布施孝之社長は主力のビール「一番搾り」への経営資源集中で上期に6年ぶりのシェアアップを達成した(同社提供)

 ビール業界2位のキリンビールの復調ぶりが鮮明になってきた。ビール大手5社が10日発表した2015年上期(1〜6月)のビール類(発泡酒、第3のビール含む)の課税出荷数量で、キリンのシェアは前年同期比0.9ポイント増の34%と、09年上期以来6年ぶりのプラスを確保した。主力のビール「一番搾り」への経営資源集中が奏功したためで、過去最低のシェアに落ち込んで“独り負け”と呼ばれた昨年の汚名を返上した。

 市場全体は0.6%減の1億9575万ケース(1ケースは大瓶20本換算)と、上期としては3年連続で過去最低の更新となった。その中でキリンの出荷数量は2.2%増となり、大手5社中で唯一プラスを達成。昨年上期が6.6%減で発射台が低かったとはいえ、昨年上期に首位のアサヒビールと5ポイント開いたシェア差を今回は4.1ポイントまで縮めた。キリンビールの布施孝之社長は10日発表した声明で「復活への手応えを感じている」と述べた。

 上期のキリンの浮上を支えたのが一番搾りだ。キリンはビールと発泡酒、第3のビールの販売比率が3割前後ずつという構成で、各分野の主力ブランドへの資源配分を優先するあまり「何が軸なのか、お客から見えにくい状態」(布施社長)だった。

 ビール類の酒税見直しで今後、税率の一本化が予想されることもあり、キリンは一番搾りへの投資集中を決断。上期は飲食店での導入拡大に向け販促費を大幅に積み増し、新規開拓件数を約8割増やした。その結果、一番搾りの販売数量は6%増加し、シェア回復の原動力になったという。

 キリンは下期も「戦略をぶらさない」(布施社長)といい、一番搾りへの重点投資を継続する。これにより年間でも6年ぶりとなるシェアアップを目指す。

 ただ、ライバルも手をこまねいているわけではない。アサヒビールの小路明善社長は「主要ブランドを磨く」と言い切り、最盛期の夏場に向け、ビール「スーパードライ」の店頭販促とCMを連動させた取り組みなどで販売拡大を狙う。

 サントリービールは、9月にドライや一番搾りと同価格帯のブランド「ザ・モルツ」を投じて対抗。サッポロビールも最主力ブランド「エビス」の限定商品発売などを計画しており、さらなる市場争奪戦の激化は必至だ。年間シェア争いの行方は、主力のビールブランドでどれだけ販売の上積みを図れるかにかかっている。(今井裕治)

1564荷主研究者:2015/07/25(土) 22:05:37

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201507/0008206447.shtml
2015/7/13 20:15 神戸新聞
日清フーズ 子会社の神戸工場改装 冷凍パスタ専用に

新しく建設した冷凍パスタ商品を製造する工場の外観(日清フーズ提供)

 日清フーズ(東京)は13日、改装、増築した連結子会社マ・マーマカロニの神戸工場(神戸市東灘区)を報道関係者に公開した。総工費約28億円をかけ、乾麺の製造工場を冷凍パスタ商品専用の新工場にリニューアルした。生産能力は年間5200万食で、西日本の生産拠点に位置づける。

 神戸工場は1977年に操業開始。今回、敷地内に約3700平方メートルの新棟を増築し、製造ライン二つを設けた。これまでスパゲティ乾麺を製造していた工場棟(約1900平方メートル)は、原材料の保存庫などに改装。神戸工場の乾麺製造は7月下旬に稼働予定のトルコの工場に移管する。

 冷凍パスタは、電子レンジで加熱するだけで食べられる商品で、93年に日清フーズが初めて発売し、現在、国内で50%のシェアを持つ。近年は単身世帯の増加などで需要が高まっている。同社の岩崎浩一社長は「神戸から新しい商品を打ち出していきたい」と話した。(中務庸子)

1565名無しさん:2015/08/01(土) 12:49:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150730-00000051-scn-sci
日本人には驚いた! 1000年間も肉を食べなかったそうだ=中国メディア
サーチナ 7月30日(木)10時1分配信

 中国メディアの「金壇新聞快訊網」はこのほど「日本人は本当に、1000年も肉を食べなかったことがある」と題する記事を配信した。

 記事はまず、日本では牛、馬などは4世紀ごろに朝鮮半島からもたらされたもので、それ以前に猪や豚はいたが、数は非常に少なかったと紹介。さらに、5世紀ごろに伝わった仏教は殺生や肉食を「地獄に落ちる罪」と説いたと指摘。

 文章は、日本人は肉食に対して嫌悪感を持つようになり、最終的に675年には天武天皇が「肉食禁止令」を出したのと紹介。日本は、下層の者がいやしい食べ物である肉を食べることはあるが、基本的には「魚は食べるが獣肉は食べない」という「半精進料理」の時代になったと表現した

 さらに、江戸時代の「生類憐みの令」も紹介した上で、日本人が獣肉食を再開したのは、明治天皇が1872年に「肉食禁令」を解除したことによると論じた。理由としては、「日本人は自らの遅れを知り、西洋諸国に懸命に並んだ。西洋人がしていることは、日本人はただちに、ためらうことなく行った」と説明した。

 文章は続いて、横浜、東京、大阪などでは牛鍋店が大いに繁盛と紹介。当時の日本人にとって、牛肉の味は二の次の問題であり、「牛肉食が文明開化そのもの」であることが重要だったと紹介した。

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◆解説◆
 中国では、日本旅行が注目されていることもあり、日本料理や日本の伝統文化全体への関心が高まっている。上記記事も、読者需要に応じて、日本の肉食の歴史を紹介したものだ。客観的に紹介しており、意図的な主張は特にないが、日本社会は古くから外部の影響を強く受けたことなどが、読み取れる。

 中華文明圏は古くから、食べ物についての禁忌が少なかったと言ってよい。ただし現在の中国ではイスラム系の人々(回族、ウイグル族など)が豚肉を食べない。また、古い時代の中国人(漢人)は犬肉を好んで食べたが、犬食文化が残っているのは南部の一部地域だ。

 現在の漢族、特に中国北部に住む漢族のほとんどは、北方遊牧民族の血筋であるため、犬食を嫌悪する遊牧民族の感覚が受け継がれたとの見方がある。

 「食の禁忌」はについては、「自分は食べないもの」を食べる人に「強い嫌悪感」を感じ、場合によっては「あたかも合理的に見える」理由を作ってまで、他人が食べることも禁止しようとすることだ。なお、食べ物の「禁忌」については、対象が動物性である場合が圧倒的に多い。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)

1566とはずがたり:2015/08/02(日) 17:27:06
中国産の方がよっぽど恐ろしいのに,可哀想なのは中国のお母さん方だ。日本でも昔はカネミ油症事件とか森永砒素ミルク事件とかあったから日本が安全で中国は危険という薄っぺらい国の違いみたいな安直な立場は取らない方が良いけどそれでも今の中国の食は恐ろしい。

禁輸の日本産粉ミルク、中国湖南省で500缶超摘発
フォーカス・アジア 2015年7月27日 11時52分 (2015年7月27日 20時20分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20150727/Xinhua_24547.html

中国湖南省長沙市の検疫当局が今月、東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故の影響で汚染の恐れがあるとして、同国が輸入を禁じている日本の一部地域産の粉ミルクを郵便物の中から大量に発見し、摘発していたことが分かった。地元紙・三湘都市報の報道として、人民網が26日伝えた。
報道によると、見つかった粉ミルクは東京と群馬で製造されたもので、計521缶。425キログラム、4万1000元(約82万円)相当だった。簡易検査では基準値を超える放射性物質は検出されていないが、同検疫当局は「国民に対して責任ある態度をとる」として、これらの粉ミルクを返送する手続きをとった。
中国が「放射能汚染地域」と定める日本の地域から湖南省に輸入された食品として、今回のケースはこれまでで最大規模だという。長沙市の食品薬品監督管理局は現在、100日間にわたる食品の安全対策強化期間の最中だ。
中国では今年6月にも広東省広州市で東京で製造された粉ミルク632缶が摘発されている。

1567とはずがたり:2015/08/02(日) 18:15:33

市場縮小が止まらない… ビール業界“夏の陣”の壮絶
掲載日時 2015年07月31日 10時00分 [社会] / 掲載号 2015年8月6日号
http://wjn.jp/article/detail/8872145/

 ビール、発泡酒、第3のビールなどビール類の市場縮小が止まらない。
 大手各社が発表した今年上半期(1〜6月)の国内総出荷量(課税済み)は前年比0.6%減の1億9575万ケース(1ケースは大瓶20本換算)となり、上半期としては3年連続で過去最低を更新した。ピーク時だった1994年の上半期に比べると、市場規模は約25%も減っている。若者のビール離れ、少子高齢化と、まさに逆風真っ只中だ。

 そんな中、関係者が目を剥いたのが昨年まで“独り負け”の烙印を押されていたキリンビールの大健闘だ。出荷量は前年比2.2%増となり、アサヒ(0.5%減)、サントリー(0.7%減)、サッポロ(7.9%減)などライバルの苦戦を尻目に大手で唯一プラスを達成した。同社にとって出荷増は6年ぶり。主力のビールに限ると、実に19年ぶりの快挙である。
 結果、キリンの市場シェアは0.9ポイント増の34.0%となり、シェアが横ばいだったアサヒ(38.1%)との差を前年の5ポイント差から4.1ポイント差に縮めた。サントリーは前年に新商品を多く出した反動から出荷量が減少したものの、シェアとしては横ばい。サッポロは『極ゼロ』をめぐる国税当局との綱引きから製法を変更した影響もあってシェアを0.9ポイント落とした。簡単にいえば、その分をキリンがソックリ奪取した図式である。

 もっとも1980年代前半までのキリンは6割のシェアを握り、圧倒的な存在感を見せつけた業界のガリバーだった。それがアサヒとの“ドライ戦争”の頃から徐々にシェアを落とし、昨年は上半期と下半期を通した年間シェアが33.2%と過去最低に落ち込んだ。
 「キリンの“屈辱”はもう14年も前になります。2001年にアサヒに抜かれ、盟主の座から滑り落ちました。'09年に一度だけ首位を奪回しましたが、そこは“公家集団”と揶揄されたキリンです。規模の拡大よりも収益性の重視を強調したことで地盤沈下に拍車が掛かりました。去年の暮れのドサクサに経営陣の刷新人事を発表したのも、三菱財閥の流れをくむグループ企業として、このままだとサントリーにも抜かれて業界3位に転落しかねないとの危機感が台頭し、背中を押されたからに他なりません」(キリン・ウオッチャー)

 実際、天皇誕生日を翌日に控えた昨年12月22日、グループ持株会社であるキリンホールディングスは、三宅占二社長が3月総会を機に代表権のない会長に退き、後任に事業会社キリンビールの磯崎功典社長が就くこと、及びキリンビールマーケティングの布施孝之社長が1月1日付でキリンビールの社長に就くという変則人事を発表した。
 布施氏は経営不振にあえいでいた小岩井乳業の社長に転出し、同社を再生させた後、経営中枢に呼び戻された経歴を持つ。その布施社長は上半期の手応えに「今年はV字回復の軌道に乗せる」との声明を発表、市場関係者を小躍りさせたばかりだ。
 それにしてもジリ貧の一途をたどってきたキリンが、布施社長の就任を機に変身した理由は何か--。証券アナリストは「主力のビールで従来は『一番搾り』と『ラガー』の2本柱を並列させてきた。それを『一番搾り』に集中させ、販売促進費を注ぎ込んだ結果、販売数量が6%も増えたのです。キリン内部がかなり活気づきました」と指摘する。

 むろん、ライバルも手をこまねいてはいない。アサヒは大黒柱である『スーパードライ』の店頭販売とCMを連動させて販売拡大を狙うだけでなく、この派生商品を次々と投入している。サントリーは『モルツ』を『スーパードライ』や『一番搾り』と同価格帯でコクや旨味の強い『ザ・モルツ』に刷新し、高級ビール『ザ・プレミアム・モルツ』との2本立てでアサヒ、キリンに挑戦する。サッポロも『エビス』の限定商品でシェア拡大を狙っている。市場が縮小する中、夏本番とともにパイの奪い合いがヒートアップするのは確実だ。
 「小売りでシコシコ実績を上げるよりも確実にパイが奪えるのは、居酒屋チェーンなど業務用市場の取り込みです。この分野で一日の長があるのは“行け行けドンドン”で押してきたアサヒですが、キリンの布施社長は自らトップセールスを手掛けており、既に回転寿司チェーンの『はま寿司』や婚礼会社『ベストブライダル』などの顧客契約をライバルから奪取した。アサヒ、サントリーなどは布施社長が持つ抜群の営業力に警戒心を募らせています」(前出・アナリスト)

 ライバルは同業他社とは限らない。上半期の出荷量ではビールが前年比1.1%減だったのに対し、発泡酒は各社が“糖質ゼロ・プリン体ゼロ”を相次いで投入したことから12.4%増となった。これが結果的にビール離れを加速させたのだから、実に皮肉な話である。

1568とはずがたり:2015/08/03(月) 19:49:01

サントリー「本体上場」騒動の裏に創業家の相続問題
http://news.goo.ne.jp/article/diamond/business/diamond-75985.html
11:00ダイヤモンド・オンライン

「サントリーホールディングス(HD)の経営陣に対して、幾度となく提案してきたこと。“本体上場”は既定路線だ」(ある金融機関幹部)

 7月28日、「サントリーHDが上場検討」との一報に、酒類業界は色めき立った。それとは対照的に、金融関係者らの反応は驚くほど冷静だった。

 これまでも、複数の金融機関がサントリーに本体上場を勧めてきたが、「経営の自由度を奪われることを恐れた創業家が、どうしても首を縦に振らなかったため」(同)、上場対象が子会社のサントリー食品インターナショナル(SBF)にとどまった経緯がある。

 なぜ今になって、再び本体上場の選択肢が浮上したのか。

 最大の理由は、昨年の米ビーム社買収による有利子負債の増加にある。1兆6000億円もの買収資金を投じたことで、2014年12月期の有利子負債は1兆8000億円にまで膨らんだ。財務体質の悪化が響き、ムーディーズ・ジャパンによる格付けもA3からBaa2へ2段階引き下げられた。

 財務体質の改善が急務となったことに加えて、新たなM&A(企業の合併、買収)原資など成長資金を確保する上でも、本体上場が現実味を帯びてきたのだ。

 実際に、昨年はスポーツクラブのティップネスを日本テレビホールディングスに売却。この8月末までには仏コニャック製造会社のルイ・ロワイエの売却を決めるなど、粛々と借金返済を進めている。

一時は相続問題が浮上
 サントリーHDはオーナー企業ならではの悩みも抱えている。創業家が保有する株式の相続問題だ。

 サントリーHDの株式構造は複雑だ。サントリーHDの約9割の株式を寿不動産が保有し、その寿不動産の株式の約63%を創業家が保有している(下図参照)。

 かつて、こんな相続問題が発生したことがあった。10年に佐治信忠会長の叔母に当たる鳥井春子氏が死去した際、寿不動産の保有株式9.21%分の相続税の支払いが生じたのだ。その際は、サントリー音楽財団(現芸術財団)を公益法人化し、株式を寄付するというテクニカルな方法で多額の相続税支払いを回避した。だが、この手段だけでは、相続対策が十分とはいえない。

 そのため、本体上場を契機にして、創業家が持つ寿不動産の一部株式の売却が検討されているもようだ。創業家による複雑な株式構造は見直される方向だ。

 資金調達の要請、相続問題からすれば、本体上場は合理的な選択肢ではある。だが、その一方で、上場ともなれば、株式市場からの厳しい視線に晒されることになる。「やってみなはれ」精神に代表される自由闊達な企業文化は、非上場企業だからこそ育まれてきた。創業家体制から脱し、真のグローバル企業となれるか。経営陣の覚悟が問われる。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 泉 秀一)

1569とはずがたり:2015/08/04(火) 03:46:00

セブンのサントリー離れ?
激化するPBめぐる駆け引き
http://diamond.jp/articles/-/73230
週刊ダイヤモンド編集部 2015年6月16日

?ついにビール業界の雄もセブンの軍門に下ってしまったか──。

?セブン&アイ・ホールディングスは、キリンビールと共同開発したプライベートブランド(PB)のビールを今月9日に発売した。

?自社ブランドにこだわってきたキリンは、これまで特定のコンビニエンスストア向けの「限定商品」を出したことはあった。しかし、特定チェーン向けのPB商品を開発したのは初めてのことだ。

?今回発売された「セブンゴールド?まろやかエール〈無濾過〉」は228円(税込み)で、セブンがサントリーと組んだPB「金のビール」と同じ値段。キリン自身のブランド、プレミアムビール「グランドキリン」シリーズの245円(同)より安い価格設定だ。

?パートナーにセブンを選んだことについて、キリンの橋本誠一常務は「日本最大の巨大チェーンであることに加え、ブランドを育てられるメリットがある」と語る。

?橋本常務の言葉通り、セブンの圧倒的な販売力は、メーカーに対し、「特定チェーンのためだけにPBは作らない」という方針の転換を迫っている。4月にも日本コカ・コーラの缶コーヒー「ジョージア」が、セブンのPBとして登場。コカ・コーラは世界的にPBを作らないことを方針としているが、日本コカは「ダブルブランド」という名目で実現させた。

?メーカーがここまでセブンになびくのは、PBに選ばれれば、商品の入れ替わりが激しいコンビニで確実に売り場の“棚”を確保できるからだ。

ファミマに接近?

?こうした状況の中で注目を集めるのが、これまで缶コーヒーの「ボス」や金のビールでセブンのPBに参加していたサントリーだ。

?というのもセブンが、PBの缶コーヒーをボスからジョージアへ切り替えた他、ビールもキリンのものとの併売に踏み切るなど、サントリーへの当て付けとも取れる戦略を次々に取っているからだ。

?業界では、ローソンからサントリーへ転身した新浪剛史社長の存在を指摘する声も多い。だが、関係者によると、それ以上にセブンを激怒させた一件があったという。

?セブンがPBの缶コーヒーの目玉としてボスを発表したのは2014年1月。ところが、そのわずか半年後の7月、サントリーはファミリーマートのPBでもボスを登場させてしまったのだ。

?サントリーの“浮気”は、商品の差別化を失わせる行為。「信用できない」(コンビニ関係者)と、セブンの怒りは収まらなかったというのだ。

?そこでサントリーは、ファミマに軸足を移しつつある。「伊右衛門」ブランドで初の限定商品となるアイスティーを、ファミマで独占販売することにしたのだ。

?PBをめぐるコンビニとメーカーの駆け引きは当分続きそうだ。

(「週刊ダイヤモンド」編集部?大矢博之)

1570とはずがたり:2015/08/05(水) 13:13:03
>ビールには原材料の使用基準が厳密に定められていますが、発泡酒などにはその規制がなく、あらゆる食品添加物が使用できる
こういう扇動家の云う事は一々まともに取り上げるのは良くないけど,ビールの税金下げて発泡酒や第三のビールとの違いを無くしても良いかもね。わざわざ不自然に国民の食品添加物を増やそうとすることない。

>カラメル色素…発がん性物質が含まれているといわれ

>アセスルファムK…肝臓や腎臓に蓄積されて免疫力の低下をもたらす

>加工デンプン…発がん性物質を含む可能性

>酵母エキス…食品添加物に指定されていないため無制限に使用。遺伝子組み換え酵母を原材料にサトウキビ粕とアンモニア化合物を与え、酵母の体内にアミノ酸などを合成させ,そこにビールの製造過程で出る酵母を加え加水分解したもの。この製造工程で出る不純物が、イースト症候群(イーストコネクション、または慢性カンジダ過敏症)というアレルギー症状を起こす原因物質になってしまう

どこら辺迄煽りでどこら辺迄が真っ当な指摘か解らないから調べてみたいが時間ないし先送り。。

2015.07.31
南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」
「プリン体0・糖質0」発泡酒は超危険成分だらけ!発がん性、脳機能低下、内臓ダメージ
http://biz-journal.jp/2015/07/post_10924.html

 猛暑が続いておりますが、ひと仕事終えてからのビールは格別なものです。しかし、健康診断で尿酸値や血糖値が高いと指摘され、ビールを控えている人も多いかもしれません。
 そのような人の味方として現れた「プリン体0・糖質0」の発泡酒が昨今、売れ行きを伸ばしています。しかし、実はこういった機能性飲料には注意が必要です。
 そもそもプリン体や糖質は「うまみ成分」といわれるものです。ビールには原材料の使用基準が厳密に定められていますが、発泡酒などにはその規制がなく、あらゆる食品添加物が使用できるのです。したがって味を調えるために香料、酸味料、苦味料などとともにカラメル色素や甘味料まで使われています。カラメル色素はコーラなどにも使われている着色料ですが、発がん性物質が含まれているといわれ、問題になっている食品添加物です。さらに甘味料にはアセスルファムKが使われていますが、これは完全な化学合成物質で、体内で分解もされず代謝もされません。そのため体中をぐるぐる廻り、最後は肝臓や腎臓に蓄積されて免疫力の低下をもたらします。

 また、プリン体0・糖質0というある種の安心感がもたらすのか、このような機能性飲料を飲む人たちは、飲みすぎ食べすぎの傾向があるようです。また、一部の発泡酒には加工デンプンというものが使われているのですが、これも発がん性物質を含む可能性があるといわれています。
 ほかにも酵母エキスが使われているものもあり、これは食品添加物に指定されていないため無制限に使われているのです。酵母エキスは、遺伝子組み換えによってつくられた酵母を原材料にします。それにサトウキビ粕とアンモニア化合物を餌として与え、酵母の体内にアミノ酸などを合成させるのです。そこにビールの製造過程で出る廃液の酵母を薬品で殺したものを加え、酵素や酸などで加水分解したものです。
 そして、ここにも重大な問題があります。この製造工程で出る不純物が、イースト症候群(イーストコネクション、または慢性カンジダ過敏症)というアレルギー症状を起こす原因物質になってしまうのです。イースト症候群になると、腸内菌叢の乱れによるビタミンB群の減少で皮膚や粘膜が荒れたり、かゆみが出たりします。また、慢性の下痢が続き、イライラしたり怒りっぽくなるともいわれています。記憶力・集中力の低下なども招き、疲れやすく、慢性的なだるさが続くともいわれています。
 このような食品添加物や、それに類する物質を加えなければ味が調わないものを飲む必要があるかどうかは、それぞれのご判断にお任せしますが、結局のところ、お酒は適量、そして合わせていただく料理は、肉や魚などの動物性たんぱく質に偏らないようにすることが、おいしく楽しくお酒を飲むコツということになるのです。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)

●南清貴(みなみ・きよたか)
フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、体と食の関係の重要さに気づき、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年、渋谷区代々木上原にオーガニックレストランの草分け「キヨズキッチン」を開業。2005年より「ナチュラルエイジング」というキーワードを打ち立て、全国のレストラン、カフェ、デリカテッセンなどの業態開発、企業内社員食堂や、クリニック、ホテル、スパなどのフードメニュー開発、講演活動などに力を注ぐ。

1571とはずがたり:2015/08/06(木) 21:17:29

国産ウイスキー、品薄感強まる=訪日客に高級品が人気
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-150806X335.html
15:36時事通信

 国産高級ウイスキーの品薄感が強まっている。国産の本格ウイスキーづくりを扱ったテレビドラマの影響で販売が急増したところに、訪日外国人観光客の「爆買い」が加わり、原料である原酒が不足。最大手サントリースピリッツは昨年11月から一部高級品の出荷を制限した。ニッカウヰスキーは、熟成期間の年数を表示した「余市20年」「宮城峡15年」などの製造を8月で取りやめる。

 東京・渋谷の東急百貨店本店は和洋酒売り場に、ニッカの「竹鶴」、サントリーの「響30年」などは予約を受けられないというはり紙を出した。入荷のめどが立たないことがその理由だ。ウイスキーの品ぞろえが多い店とされるが、「最近は『昔から飲んでいるのに手に入らず困っている』とこぼす年配のお客さまがいる」(平好美セールスマネジャー)という。

 販売が伸びたきっかけはニッカの創業者竹鶴政孝氏をモデルにしたNHKの連続テレビ小説「マッサン」だ。しかし、新浪剛史サントリーホールディングス社長は「マッサン効果があり日本だけでウイスキーが売れているというのは大間違い。世界でプレミアムウイスキーが売れている」と指摘する。

 日本製ウイスキーを求める愛好家が海外でも増え、東急百貨店は昨秋から訪日客への免税販売を強化、売り上げを伸ばした。平氏は、訪日客に人気が高いのは「圧倒的にサントリーの『山崎』」と明かし、特に熟成年数が表示されたものに興味が集まっているという。

1572チバQ:2015/08/08(土) 10:19:18
税制が食文化を破壊する良い事例じゃ
さっさと統一するべし
つか、日本酒・ワイン・ウオッカ・etcすべて統一しよう
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150808-00000094-san-bus_all
ビール類、酒税一本化へ 1缶55円、メーカーと協議開始
産経新聞 8月8日(土)7時55分配信

ビール類、酒税一本化へ 1缶55円、メーカーと協議開始
ビール類の350ミリリットル缶当たりの酒税額(写真:産経新聞)
 麦芽の比率などで異なるビール類の酒税見直しに向け、政府がビールメーカーとの協議を開始したことが7日、分かった。ビールは税額を下げる一方、発泡酒と第3のビールは、税額を上げ、税額を一本化する制度設計を年末までに詰める。ただ、販売構成が異なるビール各社の意見調整は難航が予想される。一本化までの過程や移行期間などが焦点になりそうだ。

 現在、ビールは1缶(350ミリリットル)当たり77円▽発泡酒は47円▽第3のビールは28円-の酒税が課されている。政府は税額の差が、ビール類の販売に大きく影響していると分析。ビールの国際競争で後手にまわる要因にもなると見ており、年末に決定する来年度の税制改正大綱に酒税の見直しを盛り込む方針だ。

 財務省はビール類全体で税収規模が変わらない制度を検討しており、350ミリリットル当たりの税額は約55円で統一したい考え。

 ビールメーカーとの協議では、税額格差の見直しがビールの技術革新や競争力強化につながると理解を求める。

 ただ、ビールメーカーの受け止め方は複雑だ。昨年度、アサヒビールとサッポロビールはビールの販売比率がそれぞれ約7割、約6割だったが、キリンビールとサントリーは第3のビールの販売比率が大きい。

 ビール比率の低いメーカーにとっては、商品開発・販売戦略の再構築を強いられるため、反発も予想される。財務省は一本化までに5〜7年の移行期間を設ける案を検討している。

1574とはずがたり:2015/08/11(火) 13:29:21
中国のビール生産量「倹約令」で減少…世界も減
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20150810-567-OYT1T50088.html
07:12読売新聞

 キリンホールディングス(HD)は10日、2014年の世界のビール総生産量が前年比0・5%減の1億9099万キロ・リットルとなり、30年ぶりに前年を下回ったと発表した。

 国別で首位の中国の生産量が、成長の鈍化やぜいたくを戒める「倹約令」の影響で3・1%減少したことが響いた。

 2位の米国は0・2%増、3位のブラジルはサッカー・ワールドカップ開催で5・0%の大幅増となった。

 一方、6位のロシアは8・2%減と大きく減少した。酒類の増税や販売規制の強化が影響したという。

 日本は12年連続で7位だった。消費税率引き上げの影響などで1・1%減った。

 調査は、キリンHDが各国のビール協会にアンケートを行うなどしてまとめた。

1575とはずがたり:2015/08/13(木) 15:26:23
逆襲のキリン、「クラフトビール的発想」で快進撃!
http://news.goo.ne.jp/article/president/business/president_15895.html
13:22プレジデントオンライン
PRESIDENT 2015年8月17日号 掲載

キリンには、長きにわたりリーディングカンパニーだった矜持がある。ついに反転攻勢が始まった!
■汚名返上! 一番搾りで復活
「ラガーはどうするんだという反発は当然ありました。しかし、腹を据えて戦うために必要な判断でした」

業界首位から転落し、10年以降は2位が定位置となりつつあるキリンビール。布施孝之社長は、昨年3月に営業部門を統括するキリンビールマーケティングの社長に就くと、シェア回復のために、一番搾りに投資を集中することを決めた。

重点戦略は前職の小岩井乳業社長時代に成功を経験済みだ。今回は一番搾りを突破口にし、結果として、一番搾りの販売数量は10年ぶりに増加に転じ、15年上半期は4社の中で唯一の販売数量増。昨年の独り負けから独り勝ちへ、汚名返上だ。

昨年9月、糖質・プリン体ゼロの発泡酒を4社がこぞって出したゼロゼロ戦争での勝利も社内の空気を好転させた。布施社長みずからが店頭に立つと各地域のトップも呼応した。冷めてしまっていたマインドが大きく燃え上がった瞬間だ。

「おかげで4社の中でトップを取れた。そうすると社員の自信と誇りも復活してくる。『うちの商品には力がある』と思い直すことができたはずです」

そもそもキリンは機能系ビール類の世界を切り開いた草分け的存在だ。13年6月にサッポロがゼロゼロ商品である新ジャンル「極ZERO」を発売した時点で、キリンも糖質・プリン体ゼロの研究は進めており、実を結びつつあった。

これまで培ってきた、吸着剤を使用してプリン体をカットする技術。酒類技術研究所の松尾壮昌氏が丹念に研究を続けた成果が、発泡酒「淡麗プラチナダブル」なのだ。極ZEROが国税庁からの物言いで発泡酒として発売された2カ月後に発売するや瞬く間に売れ、勝利を収めた。

酒類技術研究所の主査である片山貴仁氏はこう語る。「お客様にとってメリットがあると思ったテーマは、研究員が好きに取り組むことができる風土もキリンの強み。常に新しい価値、驚き、感動を提供すべく、日夜研究に励んでいます」。

キリンは今年1月、クラフトビール事業のための新会社、スプリングバレーブルワリーを設立した。クラフトビール市場は小さいが、幅広い味わいが魅力で、消費者の嗜好の変化に対応、着実に成長を続けている。

■製造も営業も一丸で地域密着
このクラフトビール的発想を一番搾りにも持ち込んだ。この春、全国のキリン9工場それぞれが、地域ごとの食事や風土に合わせて独自の味をつくり出し、数量限定で販売した。

「通常のビール製造において重要なことは、全国のどの工場で造っても、いかに品質を同じにするかです。

でも、今回はあえて、地域ごとに特色のあるビールを醸造長たちにのびのびと造ってもらいました。もちろん、一番搾り麦汁だけを使用するのは従来通りです。中身まで造り変えるのだから、コストはかかる。

でも、地元のお客様がどんな味になっているのか、ワクワクドキドキしながら買ってくれる。営業も士気が高まる。地域密着ということで、出荷式には市長さんにも出席いただきました」(布施社長)

結果として、20万ケース目標の3倍を販売、販売システムが異常値を示すほどの売れ行きを記録した。

1576とはずがたり:2015/08/13(木) 15:26:42
>>1575-1576
地域とのつながりということで、現場も奮闘中だ。「名古屋めし」にこだわる「どて家」。名古屋駅のほど近く、名駅三丁目店は、昨年夏、期間限定でキリンビール初のコラボショップとなった。

どて家を運営する豊田産業営業統括事業部部長の山本弘之氏は「若いお客様を取り込みたいと考えてはいても、従来のコンセプトに手をつけることができなかった」と語る。

そこに思いきった提案を持ちこんだのが、キリンビールマーケティング中部圏販売推進支社の外平健一氏。

「ネオ大衆」を掲げ、内装もメニューも一新。夏のコラボ期間中には、一番搾りで煮込んだ枝豆などの特別メニューを提供。外看板も、店内の提灯も一番搾り一色に染め上げた。名古屋めしに合う「一番搾り名古屋づくり」も好調だ。結果、売り上げはコラボ期間以外もすこぶる好調で、昨年度の売り上げは3割アップした。

「地元の企業と一緒になって、地元の料理に合わせて一番搾りの新しい飲み方を提案するのがコラボショップです。メーカーの理屈だけでつくるコンセプトショップでは、お客様は地域性を感じることができません」(外平氏)

今年も再び両社がタッグを組んだ。「待っとったでよ」という名古屋の人々の声が聞こえてきそうだ。

■ゼロゼロ戦争[コラム:ビールウォーズ最前線]
機能系市場が伸びている。15年上半期、発泡酒の販売数量を押し上げたのも機能系商品だ。

4社からプリン体・糖質ゼロの発泡酒が出揃ったのは14年9月。この緒戦は、先行していたサッポロの「極ZERO」を制し、キリン「淡麗プラチナダブル」に軍配が上がった。キリンといえば、02年「淡麗グリーンラベル」糖質70%オフを発売、機能系市場の開拓者だ。

しかし、サッポロも黙ってはいない。極ZEROを人工甘味料ゼロのトリプルゼロに進化させ、さらに一歩先を行く。

そもそも13年に新ジャンルとして発売された極ZEROだが、国税庁から問い合わせがあり発泡酒に鞍替えしたという経緯がある。その空席に、ゼロゼロかつカロリーオフの「のどごしオールライト」を投入したのはこれまたキリンだ。

15年春、新たな火種が加わった。サッポロが世界初のトクホのノンアルコールビールを発売したのだ。キリンとアサヒはすばやく機能性表示食品で対抗する。

もつれ合いながらも成長する機能系市場。制するのはどっちだ。

(唐仁原俊博=文・構成 村上庄吾=撮影 PIXTA=写真)

1578とはずがたり:2015/08/19(水) 12:08:47
キリン、ミャンマーのビール最大手を買収へ
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20150818-567-OYT1T50155.html
07:20読売新聞

 キリンホールディングス(HD)がミャンマーのビール最大手「ミャンマー・ブルワリー(MBL)」を買収することが分かった。

 株式の過半数を取得し、子会社化する。近く発表する。日本のビール市場が縮小する中、需要の伸びが期待できる新興国で事業を強化する。買収金額は最大1000億円規模となる見通しだ。

 MBLは人気ブランド「ミャンマー・ビール」を持っており、ミャンマーのビール市場のシェア(市場占有率)の大部分を占めているとされる。株式の55%を保有していたシンガポール企業が株式を手放すことになり、この株式をキリンHDが買い取る。

 今回の買収で、キリンHDの売上高に占める海外事業の割合は現在の3割超からさらに高まる。キリンHDはブラジルのビール大手「スキンカリオール(現ブラジルキリン)」や豪ビール大手「ライオンネイサン(現ライオン)」を完全子会社化するなど、海外事業に力を入れている。MBLを子会社化し、ミャンマー市場で一気にシェアを伸ばす狙いがある。

1579とはずがたり:2015/08/20(木) 19:25:29
韓国人の日本ビール愛…輸入ビール3本に1本
http://japanese.joins.com/article/637/204637.html?servcode=300&sectcode=300
2015年08月19日16時21分
[? 中央日報/中央日報日本語版]

韓国人がよく飲む輸入ビールの3本に1本は日本ビールであることが分かった。19日、韓国関税庁が集計した過去3年間の年平均ビール輸出入動向によると、輸出は小幅増加したが輸入は大幅に増加した。昨年のビール輸出は7000万ドル規模で年平均3.9%増加にとどまる一方、輸入は1億1000万ドル規模で年平均23.2%増加した。

最大輸入国は日本が不動の1位だった。今年1〜7月、金額基準で日本は輸入ビールの29.9%を占め、12.4%にとどまったビールの本場ドイツを大きく引き離した。3位は輸入ビール比重11.2%を記録したアイルランドだった。2012年の時点では日本1位、オランダ2位、アイルランド3位だったが、オランダは「ビッグ3」から押し出された。

オランダを押し出したのはドイツだ。過去3年間、年平均57.8%の輸入増加を記録したドイツビールは2013年ビッグ3に初めて登場した後、昨年はビッグ2に食い込んだ。それでも日本の牙城を崩すことができないでいる。日本ビールに比べて3分の1規模にとどまっているためだ。ビッグ3以外には中国が急速に市場占有率を高めていることが分かった。中国ビールは輸入比重が1桁を記録してきたが、今年に入って初めて2桁(10.1%)を記録してオランダを5位に押しやり輸入ビール市場シェアで4位に入った。

日本ビールが不動の1位を守っているが、わずかな変化も見受けられる。最近、ドイツ、アイルランド産エールビールが人気の高まりを受けて輸入が増加傾向にあるのに対し、最大輸入国日本のラガービールは人気が停滞している。そのため2012年輸入ビール市場占有率が35.9%に達していた日本ビールは勢いが鈍化すると今年に入り29.9%まで落ちた。

このような兆しを察知した日本は、最近、価格を急激に落としている。韓国市場1位を守る水際戦略だ。この影響で過去3年間で日本ビールの年平均輸入価格は13.7%下落した。一方、国内ビールの輸出国ビッグ5は香港、シンガポール、日本、モンゴル、中国の順であることが分かった。

1580とはずがたり:2015/08/20(木) 19:27:11
景気悪化も酒類輸入は過去最大…ビール・清酒は日本産が1位=韓国
http://japanese.joins.com/article/146/197146.html?servcode=300&sectcode=300&cloc=jp|article|related
2015年02月27日15時47分
[? 中央日報/中央日報日本語版]

景気は良くないが、韓国人の酒好きは相変わらずだ。昨年の酒類輸入量は過去最大となった。しかし輸入酒でも“ソフト”な酒が人気だ。ウイスキーの輸入量は減り、ビールの人気は高まっているからだ。

27日の関税庁によると、昨年の酒類輸入量は前年比15.4%増の1億7000万リットルと、過去最大となった。輸入金額は前年比9.5%増の5億700万ドルで、初めて5億ドルを超えた。

アルコール度数が低い酒が人気で、ビールの輸入はこの数年間、毎年増えている。ビール輸入量は1億1800万リットルと、前年比24.5%増えた。ビールの輸入量は2010年以降、年平均25.9%の増加率となっている。1本を330ミリリットルとすると、3億5700万本が輸入されたという計算になる。満20歳以上の住民登録人口を基準に成人1人あたり8.8本となる。

ワインも人気だが、昨年初めて増加率が下落した。ワインの輸入量は前年比1.0%増の3300万リットル。1本を750ミリリットルとすると4400万本となり、成人1人あたり1.1本の輸入ワインを飲んだということだ。

ウイスキーの輸入量は前年比2.8%減の1700万リットル、清酒も前年比1.7%減の380万リットルだった。

ビールと清酒の最大輸入国は日本、ウイスキーは英国、ワインはチリだった。

1583とはずがたり:2015/08/22(土) 09:31:39
朝日新聞によると10売上を3倍以上の野心的な目標だけど世界ブランドであるオレオやキットカットやなんかは既に10億ドル達成しているそうな。

グリコが「ポッキー」をリニューアル、製法や原料見直し9月から販売
ZUU Online 2015年8月21日 11時57分 (2015年8月22日 07時13分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20150821/zuuonline_78022.html

 江崎グリコ <2206> は9月1日から、今年で発売開始から50年目となる「ポッキー」の主要5品をリニューアルし販売を開始する。製法や原料を見直し、それぞれの特長をいかした商品展開にする。
 
 ポッキーは1966年10月に発売を開始。現在では世界約30カ国、年間約5億箱を販売している。1972年からはタイ、1999年からは中国でも販売を開始しており、現在では海外事業の中心商品となっている。これまでの累計販売箱数は、世界で100億箱以上という。
 
 今回、50年を迎えたことから国内でのポッキー主要シリーズ5品のリニューアルを決めた。「ポッキーチョコレート」ではプレッツェルにオイルコートを施し、「つぶつぶいちごポッキー<ハートフル>」では、イチゴ果肉をプレッツェルにも練りこむなど、製法や原料を見直した。
 
 江崎グリコは、日本を含めた全世界での「 ポッキー 」の売上げとして、2020年に10億ドルを目指している。(ZUU online 編集部)

1584とはずがたり:2015/08/22(土) 16:25:59

2015年 08月 21日 12:36
アングル:ビール・飲料の「値上げなき消耗戦」、低価格志向が壁
http://jp.reuters.com/article/2015/08/21/anble-beer-idJPKCN0QQ09220150821?sp=true

 8月21日、ビール・清涼飲料業界が「値上げなき体力競争」に陥りつつある。コスト高、円安といった逆風に加え、消費者の価格志向の高まりなどで、価格転嫁しにくいためだ。2014年7月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)
 8月21日、ビール・清涼飲料業界が「値上げなき体力競争」に陥りつつある。コスト高、円安といった逆風に加え、消費者の価格志向の高まりなどで、価格転嫁しにくいためだ。2014年7月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 21日 ロイター] - ビール・清涼飲料業界が「値上げなき体力競争」に陥りつつある。原材料高や包装材などのコスト高、円安といった食品各社に共通する逆風に加え、同業界では消費者の価格志向の高まりや製品差別化の難しさなどが特に目立っており、価格転嫁に動きにくいためだ。

構造的な低利益率が続く中、業界の疲労度は極限に達しつつあるとの見方も少なくない。

<価格で競えば業界は疲弊>

装置産業のビール業界は、売上高の確保・工場の稼働率向上が収益を左右する大きな要因となる。徐々に縮小している市場にあっては、販促費を膨らませてでもシェア獲得に動かざるを得ない面があり、利益なき競争に陥りやすい。

1―6月期に6年ぶりにシェアアップを果たしたキリンビールは、販売費の増加により、2015年12月期は営業減益を予想している。キリンホールディングス (2503.T)の磯崎功典社長は「シェアが落ちたものを上げるのは、かなり大きなエネルギーが必要になる」と述べ、販売費増加はやむを得ない状況と話す。一方、アサヒビールの小路明善社長は「価値による競争でシェアを取るべきで、条件で競うと業界が疲弊していく」と、警鐘を鳴らす。

ビール4社の本音は値上げ実施だ、と業界関係者は話す。ただ、「値上げしたい」と話すキリンHDの磯崎社長も「消費者のデフレマインドはまだ続いており、価格志向は強い。クラフトビールなど高付加価値商品も出しているが、主力商品の値上げはできない」とも述べている。同社は、2008年を最後にビールの値上げを実施できていない。

業界が価格是正のきっかけにしたいと目論むのは、近く実施が想定される酒税改正だ。ビール・発泡酒・新ジャンルの酒税を一本化する方向で検討がなされており、ビールは酒税引き下げが有力視されている。「ビールの減税幅よりも値下げ幅を小さくして、実質値上げという方法があり得る」(野村証券・藤原悟史ヴァイス・プレジデント)という。

1585とはずがたり:2015/08/22(土) 16:26:21
>>1584-1585
<同製品でも海外より低い利益率>

多くのメーカーがひしめく清涼飲料業界は、ビール以上に価格下落圧力が強い。消費者物価指数(CPI)の個別項目でみると、2000年から下落が続いてきたのは清涼飲料。消費増税に伴って昨年4月以降ようやくプラスとなったが、プラス幅は消費増税の3%を下回っており、本体価格は実質値下がりしていることになる。

飲料総研(東京都新宿区)の宮下和浩取締役は「飲料はコモディティになっていて差別化が困難になっている。消費者がどの商品を買うか、価格がその大きな選択要因になっている」と指摘する。

飲料の中でも値下がりが大きいのは、ミネラルウオーターや茶飲料など、差別化が難しい商品。小売店では、2リットルのミネラルウオーターが100円割れで売られていることもある。

昨年4月の消費増税後、自動販売機に割高感が出て売り上げが落ち込み、自販機でも価格下落が起きている。野村証券の藤原氏は「飲料メーカーの収益性は限界にきている」と話す。

構造的な利益率の低さも、飲料業界を疲弊させている。水も果汁も炭酸も、同じ容量ならば同じ価格で売られる傾向にあり、原材料にコストのかかる商品は利益率が悪く、十分な利益を確保できない。

サントリーの人気商品「オランジーナ」は、日本での利益率は欧州より低いという。サントリーホールディングスSUNTH.ULの肥塚真一郎専務はその原因について「飲料も食品も、日本は全般的に安く売り過ぎている。同質的な競争が多いし、商品の設計もオーバースペックだ」と複数の要因を指摘する。

清涼飲料2位のサントリー食品インターナショナル (2587.T)の鳥井信宏社長は「商品構成も含めて、できるだけデフレ是正の方向で動きたい」と話す。単純な値上げは難しいなか、利益率の高い小型の容器にシフトしたり、フレーバー水のような、付加価値を付けた商品の比率を上げていくなどの工夫を行っている。

<下位メーカーの脱落、さらに続く可能性>

伊藤園 (2593.T)は2016年4月期、創業51年目にして初めて販売数量減(単体)の計画を打ち出した。広報担当者は「収益改善の方向性を明確に打ち出した。社内向けにも、無理に量を追うのではないというメッセージを込め、意識を徹底させる意味があった」と話す。

各社が打開策を模索する中、生き残るには一定の規模が必要として、業界10位だったJT (2914.T)は撤退を決めた。値上げがままならない市場で、販促費の多寡が優劣を決めるとなれば、下位メーカーから脱落する企業が出てくることは、今後も起こり得ると予想される。磯崎キリンHD社長は「中期的にみれば、再編せざるを得ない」とみており、様々な方法で時間稼ぎする中、業界内でも「抜本策としての再編」に期待は高まっている。
(清水律子 編集:北松克朗)

1589名無しさん:2015/08/28(金) 00:39:24
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150824-00010000-biz_sbcr-nb
果汁100%の「濃縮還元」と「ストレート」、選ぶならどっち?――添加物や糖尿病の危険性を知っておこう
SBクリエイティブOnline 2015/8/24 06:20 永田 孝行
【連載】体を壊す食品「ゼロ」表示の罠

みんなが知らない「果汁100%」ジュースのつくられ方
 市販のジュースには、原材料名として「濃縮還元果汁」と表示されている商品がたくさんあります。こうしたジュースの実態は、野菜や果肉の濃縮ペーストに水を加えて、ドリンクとして飲めるように戻したもの。これがいわゆる「濃縮還元果汁」です。

 濃縮ペーストは、野菜や果肉を低温沸騰と呼ばれる方法で1/6程度に煮詰めてつくられます。このドロドロとしたペーストを冷凍すれば、容積を小さくして運べるので、低コストで大量に運搬できるといった大きな利点があります。そのため、今日では濃縮還元の製法が一般的になっているのです。
 ちなみに、濃縮ペーストの多くは輸入品に頼っているのが実情なのですが、輸入後に日本で水を加えて戻せば「国産」と表示ができます。

 利点がある一方、濃縮ペーストにした場合、香りが損なわれるほか、ビタミンCや酵素が壊れたり、栄養素が失われたりするデメリットも生じます。また、濃縮ペーストは飲みやすくするために、食物繊維も除去されています。

 こうした欠点を補うために、香料やビタミンCなど、さまざまな添加物が必要となってくるのです。もし、栄養成分表示をチェックして、ビタミンCが含まれているとすれば、それは栄養強化と変色防止のためにビタミンCが後から添加されたもの。原材料の果汁に含まれるビタミンCではありません。

 さて、さまざまな香料をプロの手で組み合わせれば、あらゆる香りをつけることができます。たとえば、イチゴ香料は酪酸エチル、乳酸エチル、リナロール、アセトフェノンなど20種類以上を混ぜ合わせてつくられますが、どれだけ使っても表示は「香料」と記すだけでかまわないのです。
「果汁100%」かどうかはパッケージでも判断できる
 同じように果汁「100%」と書かれていても、濃縮還元果汁とストレース果汁では、味わいがまったく異なります。ストレート果汁は、その名のとおり果汁を搾って殺菌してから詰めたもの。濃縮して還元する工程がいらない分だけ、果汁そのものに近い風味を堪能できます。

 もっとも、ストレート果汁の場合も加熱殺菌が行われているので、熱に弱い栄養素は、濃縮還元果汁と同様に失われている点では共通しています。
 健康志向が高まるなか、野菜ジュースや、野菜や果物をブレンドした果汁100%ジュースが人気を呼んでいますが、「これで野菜や果物の栄養素は十分に摂れているから安心だ!」と考えるのは早計です。
 栄養がないわけではありませんが、野菜代わり、果物代わりにはなりません。あくまでも補助的な位置づけとして飲むのが賢明だといえるでしょう。

1590名無しさん:2015/08/28(金) 00:40:10
>>1589

 ちなみに、同じ100%ジュースでも、その中身によって、食品表示法でによって決められた表記は異なります(表1参照)。

 なお、「ジュース」という名称は、果汁100%のものだけが使用可能です。では、100%未満のドリンクの場合はどのように表記することになっているのでしょうか。

 まず、果実飲料のうち、果汁10%以上のものについては、「果汁入り飲料」と呼ぶことができます。

◎果汁5%以上10%未満のもの
「清涼飲料水」という呼称で、「果汁10%未満」と表記します。

◎果汁5%未満のもの
「清涼飲料水」と呼称は共通していますが、「無果汁」または「果汁○%」といった表記をします。

 さらに付け加えると、果汁100%かどうかを、パッケージから判断できる方法もあります。それは、パッケージに果実の断面図が使われているかどうかです。
 というのも、果実100%ではないものには、果実の断面図をのせることが許されていないのです。

◎果汁5%以上100%未満
 果実から果汁の雫が落ちる等の描写禁止、果実の実スライス等の描写禁止

◎果実5%未満(無果汁)
 果実の絵禁止。図案化した絵は可

 また、100%のストレートジュースの場合、原材料は果実からの搾汁のみです。
 一方、濃縮還元の100%ジュースは、果実からの搾汁のほか、糖類またはハチミツはちみつ、香料、二酸化炭素、強化剤を原材料として認められています。

 つまり、同じ濃縮還元100%と名乗っているジュースは、糖類やハチミツはちみつを加えて味をととのえている場合があるのです。こうした原材料を使用している場合には「加糖」と表示されているので、確認するのが賢明です。
 「果汁100%だからヘルシーだ」と安易に判断していると、知らないうちに糖質を摂りすぎて、糖尿病になるリスクを高めてしまいことにもなりかねません。

 ちなみに、果汁10%以上、100%未満の果実入り飲料の場合、酸味料、着色料(合成ではないもの)、酸化防止剤、増粘安定剤、甘味料、保存料、pH調整剤、乳化剤、香辛料抽出物、香料、二酸化炭素、強化剤といった、さらにさまざまな食品添加物の使用が認められています。

1591名無しさん:2015/08/28(金) 00:40:48
>>1590

果糖はブドウ糖と違うから糖尿病にならない、は本当か?
 前述のとおり、果汁100%と聞くと、「ヘルシーだからいい」といったイメージを抱きがちですが、飲み過ぎるとやはり、肥満や糖尿病のリスクを高めてしまいます。

 その理由のひとつには、こうしたドリンクにたっぷり含まれる果糖が関係しています。血糖値を上げるのはブドウ糖だけなのだから、果糖と糖尿病は関係ないのでは、と考える人も少なくないと思いますが、なぜ、果糖が肥満や糖尿病とかかわってくるのでしょうか。

 では、そこのところをきちんと理解するために、果糖とブドウ糖が、体内に対してどのような作用を及ぼすのか、その違いを探っていきましょう。
 果糖とブドウ糖はどちらも単糖類ですが、私たちの体への働きかけは両者で大きく異なります。

 ブドウ糖は炭水化物に多く含まれていて、小腸から吸収されて、血液中に入ると、全身の細胞に運ばれエネルギーとして利用されます。特に、脳の主なエネルギー源になるので、ブドウ糖は非常に大切な栄養素のひとつです。そして、余ったブドウ糖は、中性脂肪に合成されて体内に蓄積されます。

 他方、果糖は果物やハチミツなどに含まれていて、冷やすとさらに甘みが増すので清涼飲料水や冷たいお菓子の原材料として、よく使われています。
 果糖は主に肝臓で代謝されるので、直接的には血糖値の上昇をもたらしませんが、ブドウ糖に比べると、速やかに代謝されるのが特長のひとつで、余った果糖は、肝臓で脂肪酸として蓄積されるほか、中性脂肪やLDLコレステロールを上昇させるリポタンパク質の分泌を促します。

 そのため、果糖でも過剰に摂取してしまうと肥満、脂質異常症、動脈硬化、高血圧、脂肪肝などを引き起こす原因にもなりかねません。ひいては糖尿病のリスクも上昇しかねません。

 また、ブドウ糖と果糖とでは、摂取後の満腹感が異なります。
 ブドウ糖を摂取すると、血糖値を上昇させ、インシュリンの分泌を促します。また、食欲を抑えるインクレチンのひとつ、GLP-1の分泌が増加して、食欲を刺激するホルモン、グレリンの分泌を抑えます。
 つまり、一定以上のブドウ糖を摂取すれば、血糖値が上がる一方で、満腹感を得られるので、自然と食欲が収まるのです。

 一方、果糖は直接的に血糖値の上昇をもたらさず、インシュリンの分泌も促しません。また、GLP-1を分泌させることもないため、グレリンの分泌も低下しません。ですから、果糖を摂っても満腹感は得られにくく、過食しやすくなる傾向があるといえます。
 事実、国内外の研究においても、ブドウ糖を摂ると満腹感を得られるのに対して、果糖は満腹感が得られにくいという結果が報告されています。

 私たちは普段、果物や野菜などに含まれる自然な果糖と、加工食品や清涼飲料水に含まれる果糖、2種類の果糖を摂取していますが、特に「ジュース=液体」で摂ると、消化が早い、過剰摂取をしやすいという2つの理由からよくありません。

 ちなみに、果汁100%以外の清涼飲料水や加工食品では、「異性化糖」(「ブドウ糖果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」などと表記)という形で大量の果糖を一気に摂取する心配があります。果糖のなかでも、特に注意すべきなのは、異性化糖のような加工食品や清涼飲料水に含まれる果糖です。

 というのも、果物や野菜など、自然界に存在する食材に含まれる果糖であれば、果糖に限らず、さまざまな栄養素を多く含んでいます。
 ですから、異性化糖の摂取で危惧される体に及ぼす悪影響も出にくく、過剰摂取も避けやすいのです。

 たとえば、果物や野菜であれば、食材に含まれる食物繊維によって吸収がゆるやかになりますし、ビタミン、ミネラル、フィトケミカルなど、体にとって有効な栄養を、しっかり補給できる利点もあります。

 消費者は「天然」という言葉に惑わされがちですが、「ブドウ糖果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」などと書かれた異性化糖は、天然甘味料といえども、特に摂りすぎに注意しなければいけません。

 酷暑が続く昨今、どうしても体は冷たいドリンクを欲しますが、ぜひ、こうした事情を踏まえてジュース選びをするようにしてください。

 なお、今回の記事内容については、8月12日発売の拙著『体を壊す食品「ゼロ」表示の罠』(SB新書)でもふれています。あわせてご一読ください。

1592荷主研究者:2015/08/29(土) 22:37:19

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820150814cbak.html
2015年08月14日 日刊工業新聞
富士ケミカル、ガムベース事業と樹脂配合事業から撤退-枚方閉鎖、抗菌剤などに注力

 富士ケミカル(大阪市西区、清末健太郎社長、06・6444・3920)は、枚方工場(大阪府枚方市)を閉鎖し、ガムベース事業と樹脂配合事業から撤退した。国内ガム市場の縮小や、受託事業である樹脂配合事業の採算悪化から、工場閉鎖を決断した。今後はファブレスメーカーとして、主力の抗菌剤事業などに注力する。

ガムベース(上部板状のもの)と、ガムベースから作ったガム
(下部粒状のもの)

 ガムベースはチューインガムの基礎となる材料。富士ケミカルは1972年の枚方工場開設以降、ガムベースを生産。13年に国内の競合企業が撤退し、それ以降は国内唯一のガムベース専業工場として稼働してきた。最盛期の80年代後半は年間1400―1500トンのガムベースを生産していたが、最近は生産量が大幅に縮小していた。ミント錠菓の台頭や、若者のガム離れなどによる国内ガム市場の縮小が響いた。

 14年頃から顧客の中小ガムメーカーに一部技術を供与することなどで、顧客のモノづくりに影響が出ないよう工場閉鎖準備を進めてきた。

1593チバQ:2015/08/30(日) 10:00:44
>>1572
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150830-00000005-asahi-bus_all
ビール系の税額統一へ、発泡酒・第3は増税 財務省方針
朝日新聞デジタル 8月30日(日)5時12分配信

ビール系の税額統一へ、発泡酒・第3は増税 財務省方針
ビール系飲料の税額は統一へ
 財務省は、ビール系飲料にかかる酒税の税額を統一し、ビールの定義も約110年ぶりに見直す方向だ。ビールより税金が安い「発泡酒」や「第3のビール」の開発競争が過熱していたが、ビールを減税して名乗れる対象も広げることで、海外で通用するビール開発につなげたい考えだ。

 いまの税額は350ミリ缶の場合、ビールが77円、麦芽比率が25%未満の発泡酒が47円、麦芽を使わないものもある第3のビールが28円。財務省は、全体の税収が変わらない水準の55円を目安に税額をそろえたい考えだ。減税となるビールは小売価格が下がり、増税の発泡酒などは値上がりする可能性がある。年末にかけて与党やビール業界と調整し、来年度税制改正に盛り込むことをめざす。

 発泡酒や第3のビールは、ビールの高い税金を払わないで済む飲料として商品化が進んだ。財務省は開発競争が進むと税収がさらに減りかねないとして、昨年から与党とともにビール系飲料の税額を統一する方向で検討してきた。

1594とはずがたり:2015/08/31(月) 15:44:09
ビール系の税額統一へ、発泡酒・第3は増税 財務省方針
http://www.asahi.com/articles/ASH8Y5GYFH8YULFA002.html
青山直篤
2015年8月30日05時12分

 財務省は、ビール系飲料にかかる酒税の税額を統一し、ビールの定義も約110年ぶりに見直す方向だ。ビールより税金が安い「発泡酒」や「第3のビール」の開発競争が過熱していたが、ビールを減税して名乗れる対象も広げることで、海外で通用するビール開発につなげたい考えだ。

 いまの税額は350ミリ缶の場合、ビールが77円、麦芽比率が25%未満の発泡酒が47円、麦芽を使わないものもある第3のビールが28円。財務省は、全体の税収が変わらない水準の55円を目安に税額をそろえたい考えだ。減税となるビールは小売価格が下がり、増税の発泡酒などは値上がりする可能性がある。年末にかけて与党やビール業界と調整し、来年度税制改正に盛り込むことをめざす。

 発泡酒や第3のビールは、ビールの高い税金を払わないで済む飲料として商品化が進んだ。財務省は開発競争が進むと税収がさらに減りかねないとして、昨年から与党とともにビール系飲料の税額を統一する方向で検討してきた。

1595とはずがたり:2015/08/31(月) 16:57:21
サンケイだけど興味深い記事だ。

2015.8.28 07:00
【高論卓説】
ビール類の酒税一本化は「弱い者イジメ」だ! 企業努力を踏みにじり、技術開発力を阻害するのか? 
http://www.sankei.com/economy/news/150828/ecn1508280001-n1.html

ビール類の酒税一本化で、企業の研究開発意欲が削がれる懸念が指摘されている
 来年度のビール類の酒税改正に向け、水面下で動きが急だ。現在、ビール、発泡酒、第3のビールと3つある酒税体系を、2020年から22年をめどに1缶(350ミリリットル)当たり55円程度に一本化していこうと財務省はもくろんでいる。現在、1缶当たりの酒税は、ビール77円、発泡酒47円、第3のビール28円。

 一本化は段階的に進められるが、ビールの税率は下がり、発泡酒と第3のビールは上がっていく。早ければ、来年度にも06年以来のビール類の酒税改正は実行される。財務省にとっては、1994年にサントリーが発泡酒を商品化して以来、一本化は悲願でもある。

「弱い者イジメ」のダブルパンチ

 一方で、地方税である軽自動車税は、すでに今年4月に50%も増税された。これに続き、安価な第3のビールが増税されていくとなれば、庶民にとっては生活は厳しくなる。

 「弱い者イジメ」(鈴木修スズキ会長)のダブルパンチだ。ただし、内閣支持率は急降下中なだけに、与党税調がビール類の酒税改正に踏み切れるかどうか、年末まで予断を許さない面もある。

 発泡酒が最初に増税されたのは96年。このとき、原材料に占める麦芽の構成比が25%未満でないと、“節税効果”を生まない形に改正される。

 増税直前、サントリーの技術者だった中谷和夫氏が開発したのが、コーンを主原料にした麦芽25%未満の発泡酒「スーパーホップス」(発売は96年5月)。中谷氏は75年に酵素研究のため、麦芽25%未満での発酵に取り組んだ経験があった。19年前の研究が商品化に結びついた。

 さらに、並行してもう一つの大型商品を中谷氏は開発する。それは、中国・上海で96年7月に発売された「白」というビール。白は大ヒットし、短期間で上海ナンバーワンブランドとなる。サントリーは99年にはハイネケンなどを抜き去り、上海トップのシェアを獲得した。

技術革新の連鎖を生む発泡酒開発

 白は日本で流通するビールとは異なり、アルコール度数は低く、軽い味わいで水代わりに飲めるのが特徴。市場調査による上海市民の嗜好(しこう)データを基に中谷氏がつくりあげたが、設計の骨格はスーパーホップスに近い。発泡酒開発というブレークスルーが、世界で戦える商品の開発を誘引した格好だった。

 中谷氏の京都大学の後輩でサッポロビールの技術者だった柏田修作氏が、発泡酒の基礎技術をベースに2003年に開発したのが第3のビール「ドラフトワン」。麦芽を一切使用せず苦味を抑えたのが特徴。ドラフトワンの開発に協力し研究部で柏田氏と隣席だった三谷優氏は、サトウキビ残渣から複数の微生物の発酵で水素を生成する技術を生み出した。

 「バイオ水素」とも呼ばれ、すでにブラジルでエネルギーメジャーのペトロブラスと実証実験に入っている。

 食料と競合しないセルロースなので再生可能エネルギーであり、実用化できれば水素社会構築に一歩踏み込める。ベースはドラフトワンなどで蓄積された発酵技術である。

 1996年の発泡酒開発は、実は技術革新の連鎖を生んできた。酒税法でビールは原料に占める麦芽構成比が3分の2以上だが、これは日本だけの規定。税制改正が、企業努力を無視した上、日本企業の競争力の源泉である技術開発力を阻害することがあっては、断じてならない。(ジャーナリスト 永井隆)

1596とはずがたり:2015/09/04(金) 11:02:22
アサヒvsサントリー。一種の大阪戦争やな。

サントリーが挑戦状? CM「ドライに生きて楽しいか」
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASH934RKGH93ULFA018.html
09月03日 19:47朝日新聞

 サントリービールは新発売する「ザ・モルツ」のテレビCMで、「ドライに生きて、楽しいか」と問いかける。アサヒビールの主力商品で業界首位の「スーパードライ」への「挑戦状」ともとれるCMだ。放映は3日から。

 ザ・モルツは1986年から販売するビール「モルツ」を終了し、味やデザインを一新して8日に売り出す。スーパードライがのどごしやキレをウリにしているのに対し、苦みやコク、ほのかな甘みといった「味わい」を重視した。

 CMには、ダンスユニット「EXILE TRIBE」を起用し、メンバー7人がバーカウンターでビールを飲む。HIROさんが「これ飲みやすいんだよね」と話しかけると、松本利夫さんが「ドライに生きてて楽しい?」と返す。その後、「ドライに生きて、楽しいか。」の文字が大きく現れる。

 都内で開かれたCM発表会で、サントリービールの山田真二常務は「人と人とのつながりがドライになっていることが、若年層のビール離れの背景にある。皆で仲良くやろうという意味だ」と説明した。だが、業界内では「最大手の商品名『ドライ』をわざわざ使い、対抗心は明らか」との見方が大半だ。

1599とはずがたり:2015/09/08(火) 12:54:16
サントリー「ザ・モルツ」にライバル警戒 定番ビールの競争過熱
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/fbi20150903007.html
09月04日 08:21フジサンケイビジネスアイ

 350ミリリットル缶の店頭想定価格で220円程度のスタンダードビールの販売競争が一段と激化する。サントリービールが「モルツ」を全面刷新して、“うま味”を強調した「ザ・モルツ」を8日から売り出すためだ。ビール類の酒税を見直し、スタンダードビールを減税する方向で政府・与党が検討を進めるなか、ビール類市場で4割超を占める同市場が主戦場となるのは確実。各社は、主力ブランドに投資を集中して、他社品からの乗り換えを促し、シェアの拡大につなげる考えだ。

 「スタンダードビール市場に挑戦する」。サントリービールの山田真二常務は3日のザ・モルツの新CM発表会でこう意気込んだ。ザ・モルツは、販売が低迷していたモルツの後継商品にあたり、苦みやコクなどビール本来の味わいを高めたのが特徴という。CMキャラクターには人気グループ「EXILE TRIBE」を起用し、ビール離れの進む20?30代の需要を喚起したい考えだ。

 サントリービールは350ミリリットル缶で260円程度の高価格帯ビール「ザ・プレミアム・モルツ」を最主力とするが、ザ・モルツ投入で2割程度の顧客が移行すると見る。ただ、サントリービールの水谷徹社長は6月の会見で「ザ・モルツは家庭の冷蔵庫に入っている定番商品、プレミアム・モルツは仕事の昇進時などの“晴れの日”需要で相互に伸ばせる」と強調。実際、同社の販売計画を見ると、ザ・モルツは年内にモルツ時代の1.4倍の年200万ケース(1ケースは大瓶20本換算)を見込み、プレミアム・モルツでも2015年に前年比7%増の1900万ケースへ伸ばす目標。自社商品同士で食い合いが出ても、プレミアム・モルツを商品群の拡充などで伸ばすことで、トータルでは一段の上積みを目指す戦略だ。

 一方、ライバル各社は、マーケティング力に定評のあるサントリーのザ・モルツを警戒する。巧みな宣伝広告で需要を取り込まれる懸念があるからだ。スタンダードビールトップの「スーパードライ」を擁するアサヒビールは、季節限定のデザイン缶投入やCMと連動した売り場の展開などで対抗。「一番搾り」を主力とするキリンビールは国内9工場ごとに味わいが異なる限定商品を12月に発売するなどで迎え撃つ。

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1600とはずがたり:2015/09/08(火) 13:40:15

芋焼酎出荷量、鹿児島が首位陥落…宮崎トップに
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20150908-567-OYT1T50040.html
08:30読売新聞

 「焼酎王国」がついに王座陥落――。

 鹿児島県酒造組合は7日、2014酒造年度(2014年7月?15年6月)の芋焼酎出荷量が1990年度の統計開始以来初めて2位に落ち、宮崎県にトップの座を明け渡した、と発表した。芋、麦、そば、米など本格焼酎全体の出荷量でも11年ぶりに首位を宮崎県に譲った。

 発表によると、14酒造年度の芋焼酎の出荷量は、鹿児島県が9万3040キロ・リットル(前年度比7・1%減)で宮崎県は10万3131キロ・リットル(同6・5%増)だった。

 組合などによると、焼酎業界は2000年代に入り、全国的な焼酎ブームの波に乗って急成長を遂げた。芋焼酎では長らく鹿児島勢が人気を誇っていたが、06年度をピークに減少傾向に。一方で宮崎はほぼ一貫して増え続け、ついに逆転となった。

1603荷主研究者:2015/09/22(火) 11:39:18

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150905/bsc1509050500003-n1.htm
2015.9.5 05:00 Fuji Sankei Business i. 
自販機専用缶コーヒー開発 キリン、ベンダーとタッグ

缶コーヒー「ファイア」

 キリンビバレッジは主力の缶コーヒー「ファイア」で、全国の自動販売機だけで売る新商品を開発した。自販機市場は消費税増税の影響や再編で競争が激化しており、愛飲家のニーズをがっちりつかもうと、初めて「ベンダー」と呼ばれる運営業者とタッグを組んだ。

 新商品は「贅沢カフェオレ」(120円)で、10月6日に売り出す。自販機では「疲れた」「眠気を覚ます」といった理由で購入後すぐ飲む人が多いというベンダー側のデータを重視。北海道産の生クリームを使い、甘くて濃厚な味わいにこだわった。

 開発の背景には、増税に伴う値上げが響いて自販機の売り上げが低迷したことがある。1円単位の価格設定が難しく、コンビニやスーパーに比べ割高感が出たためだ。もう一つの柱の「午後の紅茶」も自販機専用の商品を検討する。

1604荷主研究者:2015/10/10(土) 23:29:12

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020150916acbd.html
2015年09月16日 日刊工業新聞
伊藤ハムと米久、16年4月に経営統合‐ハム・ソーセージのシェア国内首位に

 伊藤ハムと米久は15日、経営統合を決議したと発表した。両社をいったん上場廃止した後、2016年4月1日に共同持ち株会社を設立、あらためて上場し、両社を事業会社として傘下に置く。食肉加工業界2位の伊藤ハムと同7位の米久は、連結単純合算売上高が6361億円。ハム・ソーセージ事業のみのシェアでは、日本ハムを抜き国内首位になる。

 伊藤ハムの普通株式1株に対し、共同持ち株会社の普通株式1株、米久の普通株式1株に対し共同持ち株会社の普通株式3・67株を割り当てる。共同持ち株会社の社長には堀尾守伊藤ハム社長が就任する。社名や所在地は両社の取締役会で決定する。

 両社はともに三菱商事が大株主で、09年に業務提携を締結。今後はグローバルな調達力を活用した原料・資材の有利調達や物流などサプライチェーンを一層強化するとともに、それぞれの加工食品事業や販路の強みを生かし、相乗効果を高める。

1605荷主研究者:2015/10/10(土) 23:31:20
>>1604
http://www.sankeibiz.jp/business/news/150916/bsc1509160500006-n1.htm
2015.9.16 05:00 Fuji Sankei Business i.
伊藤ハムと米久が経営統合、シェア拡大 ハム・ソーセージ国内首位に

 食肉加工2位の伊藤ハムと同7位の米久は15日、来年4月に経営統合することで合意したと発表した。共同持ち株会社を設立し、2社を事業会社として傘下に置く。売上高の合算は6362億円で、首位の日本ハム(約1兆2000億円)に続く2位のままだが、ハム・ソーセージの国内シェアでは日本ハムを抜き首位になる見込み。中国の“爆食”需要などで、食肉相場が高止まりする中、統合でコスト削減を加速する狙い。

 統合では、伊藤ハム1株に対して持ち会社1株、米久1株に対して持ち株会社3.67株を割り当て交付する。経営統合の承認を求める臨時株主総会を来年1月中旬に開き、伊藤ハム、米久ともに3月28日に上場廃止となる予定だ。

 持ち株会社社長には伊藤ハムの堀尾守社長が就任。取締役候補は伊藤ハムと米久が2対1の割合とし、持ち株会社の社名や本社所在地は、今後検討する。

 伊藤ハムと米久はいずれも三菱商事が筆頭株主。加工食品事業で、伊藤ハムは消費者向け、米久は業務用と得意分野が分かれ、強みを組み合わせることで「積極的な事業展開が可能になる」(伊藤ハム)としている。

1606荷主研究者:2015/10/10(土) 23:32:04
>>1604-1605
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20150916/CK2015091602000105.html
2015年9月16日 中日新聞
《経済》伊藤ハム・米久 来春統合

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◆総菜など「中食市場」に力

 食肉加工二位の伊藤ハムと七位の米久(よねきゅう)は十五日、共同持ち株会社を設立し、来年四月一日に経営統合すると発表した。生産や物流などの効率化を進め、国内外で事業拡大を図るのが狙い。事業規模を拡大して商品開発力や原材料の調達力を高め、コンビニ向け総菜をはじめとする「中食市場」への対応を強化する。事業を効率化することで採算性の向上も進めていく。

 売上高は連結の単純合算で六千三百億円超となる。首位の日本ハム(約一兆二千億円)に次ぐ二位の座を固め、三位のプリマハム(約三千四百億円)以下を引き離す。

 持ち株会社の社長には伊藤ハムの堀尾守社長が就任する。名称や所在地などは今後検討する。

 伊藤ハム一株に対し、共同持ち株会社一株を、米久一株に対し同三・六七株を割り当てる。来年一月中旬に両社で統合承認のための臨時株主総会を開催。東京証券取引所に上場している両社の株式は、三月二十九日にそれぞれ廃止となる。

 伊藤ハムと米久の筆頭株主はいずれも三菱商事。少子高齢化で国内市場の先細りが見込まれる中、需要が拡大しているアジアなどへの海外展開も加速させる方針だ。

◆「米久ブランド継続する」 青柳室長

伊藤ハムと経営統合する米久の本社=沼津市岡宮寺林で

 伊藤ハムとの経営統合の発表は、米久の本社(沼津市)や工場がある静岡県内に波紋を広げた。来年四月に設立する共同持ち株会社の商号や本店所在地は十一月までに決まる見通しだが、米久の青柳敏文IR室長は「事業活動を続けるので、米久の名前が消えることはない」と話した。

 発表は、米久の創業五十周年の節目と重なった。二〇〇九年に三菱商事、伊藤ハムの三社で包括業務提携し、原料調達や生産、物流で効率化を進めた。一三年五月に三菱商事から宮下功社長を迎え、売上額は順調に伸びていた。

 米久は沼津市のほか、静岡県内の長泉町や御殿場市などに工場がある。長年、県内の民放の天気予報番組に提供し、知名度も高い。青柳室長は「育ててもらった地元の方に安心してもらえるよう米久ブランド、キャラクターは継続したい」と語った。

 <伊藤ハム> 「アルトバイエルン」や「ポークビッツ」といったブランドのソーセージで知られる食肉加工メーカー。兵庫県西宮市に本社を置き、千葉県柏市や茨城県取手市などに工場がある。1928年に創業者の伊藤伝三氏が大阪市で伊藤食品加工業を立ち上げ、「セロハンウインナー」と呼ばれるスティック型ソーセージの開発をきっかけに発展した。

 <米久> 食肉やハム、ソーセージなどの製造、販売を手掛ける業界7位のメーカー。1965年創業で、78年に現在の社名に変更した。2013年に三菱商事が子会社化した。本社は静岡県沼津市。静岡県内に生産工場があるほか、全国各地に営業拠点を持つ。15年2月期連結決算の売上高は1550億円で、純利益は40億円。


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