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食品産業総合スレッド

1547とはずがたり:2015/06/29(月) 14:41:20

サントリー「ザ・モルツ」で激化必至の勝者なきビール戦争
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20150629/Diamond_74033.html
ダイヤモンド・オンライン 2015年6月29日 11時00分 (2015年6月29日 14時27分 更新)

 ビールの国内市場で生き残りを懸けたサバイバルゲームが、さらに激しさを増しそうだ。
 サントリービールは、9月8日より、ビールの新商品「ザ・モルツ」を発売すると発表。水谷徹社長は記者会見の席で「将来的には、業界で定番と認知される1000万ケースの出荷数量を目指す」と目標を掲げた。
 ザ・モルツの価格は220円程度(350ミリリットル缶)で、アサヒビールの「スーパードライ」やキリンビールの「一番搾り」などが競合商品となる。
 サントリーはこれまで、矢沢永吉らのCMでおなじみの「ザ・プレミアム・モルツ」を旗艦ブランドに位置付け、ビール類市場でのシェアを伸ばしてきた。
 しかし、ザ・プレミアム・モルツはプレミアムとうたうだけあって、260円程度(同)と高価。故に、「それだけでは2020年にビール類市場でシェア20%という目標の達成は難しい」(水谷社長)と考え、新商品を投入したのだ。
 加えて、酒税法の改正もザ・モルツ発売の背中を押す。
 水谷社長は、「酒税法の改正はまだ決まっていない。今回の新商品とは関係ない」と言うが、財務省が酒税を将来的に一本化する方向で検討を進めているのは、業界では周知の事実。
 このまま財務省の思惑通りにいけば、ビール、発泡酒、第三のビールといった区分がなくなり、価格差が縮小するため、ビールにとっては追い風となる。
 将来の酒税の一本化を見越してあらかじめ手を打とう、というサントリーの戦略が、ザ・モルツの発売から透けて見える。
もはや誰ももうからない
 一方、新商品を迎え撃つ競合メーカーは苦い反応を示す。
「これでまた市場が激化し、価格競争になる。正直、もうこんな戦いはしたくない」と、あるビールメーカーの幹部は、深刻な面持ちで胸の内を明かした。
 縮小市場で限られたパイを奪い合う構図に拍車が掛かり、「誰ももうからなくなるかもしれない」(同幹部)からだ。
 例えば、昨年、大手ビール4社の中で唯一シェアを落としたキリンは今期、ビール事業は増収減益予想(ホールディングスは増収増益予想)。シェア回復を目指しており、店頭での値引きや宣伝費がかさんでしまうためだ。
 キリンと同様に、サッポロホールディングスも国内酒類事業は増収減益と予想しており、競争の激化が顕在化している。
 サントリーは、そんな状況下で大型の新商品を投入するのである。仮に20年に20%のシェアを取れても、利益ベースで貢献できるかは不透明だ。
 もはや「どこかが勝てばどこかが負ける」というゼロサムの戦いさえも行えなくなってきたビール業界。それでも、勝者なき争いがやむ気配はない。
(「週刊ダイヤモンド」編集部 泉 秀一)


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