したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

化学・薬品産業総合スレッド

1荷主研究者:2003/12/07(日) 23:23
これまで「石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=」で扱ってきた化学系のネタを独立させます。

社団法人日本化学工業協会
http://www.nikkakyo.org/

石油化学工業協会
http://www.jpca.or.jp/

化学工業日報
http://www.chemicaldaily.co.jp/

石油化学データベース
http://kaznak.web.infoseek.co.jp/new.htm

195荷主研究者:2005/12/30(金) 12:12:56

【三井化学:光触媒に進出 シェア2割目標】
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200509080019a.nwc
三井化学、光触媒に進出 シェア2割目標 独自原粉で内装材分野
2005/9/8

 三井化学は七日、弱い光や光がないところでも汚れや有害物質を分解・除去できる光触媒用の酸化チタン系の原粉を開発し、来年五月をめどに同市場に参入すると発表した。光触媒用の原粉市場は現在二十億円程度で、石原産業、テイカ、堺化学工業の三社で85%を供給している。市場は二〇一一年度に百二十五億円規模に拡大するとみられており、三井化学は同時期にシェア二割、売上高二十五億円を目指す。

 光触媒は、光分解力により汚れの分解や消臭・脱臭、抗菌・殺菌、有害物質の除去などの機能を持ち、建物の外壁、自動車の防汚コーティング、抗菌・脱臭用繊維・紙など幅広い分野で活用されている。しかし、光を受けにくい内装分野は分解力が十分ではないため、利用用途が限られていた。

 三井化学は、独自の触媒技術を活用し、非常に強い分解性能を持つ光触媒を開発した。蛍光灯のような弱い光にも反応して有害物質やにおいを分解するほか、高い吸着力により光がないところでも有害物質やにおいを吸着除去することができるとしている。

 同社は、光の弱い室内の内装材分野を中心に用途開発を進める方針で、今後、用途に応じて原粉加工を行うパートナーの選定やサンプル供給などを行い、来年五月をめどに商品化する。

196荷主研究者:2005/12/30(金) 12:15:04

【大日本印刷 液晶表示装置用フィルター増産へ】
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200509090009a.nwc
大日本印刷、液晶表示装置用フィルター増産へ 550億円投資
2005/9/9

 大日本印刷は八日、液晶テレビの販売急増に対応し、液晶表示装置(LCD)用カラーフィルターを増産すると発表した。福岡県北九州市の黒崎工場に総額五百五十億円の追加投資を行い、二〇〇六年中に新設備を稼働させる。

 これにより同社のフィルター生産能力は、現在の月産六百九十万枚(十四インチパネル換算)から千三百万枚に拡大する。大日本印刷では、液晶関連事業が売上高の二割、利益の三割を占める。

 今回、大日本印刷が生産ラインに導入するのは、着色工程で従来の露光(フォトリソグラフィー)方式に代わって、家庭向けプリンターなどで使われるインクジェット方式で着色する技術。同社が世界で初めて開発した。
 赤、緑、青の着色材料を同時に塗布できるため、各色を材料を順に塗布して露光・現像の作業を繰り返してきた従来方式に比べ、着色材料の使用量を削減でき、コスト的にも着色工程で四割、全体でも二割程度削減できる。着色料の純度も高めることが可能で、従来方式に比べて輝度が四%ほど向上するという。

 大日本印刷は、インクジェット方式を使ったカラーフィルター生産の第二期ラインを、黒崎工場に二百五十億円で建設中。稼動は来年第二四半期を予定している。来年後半に稼動予定の第八世代カラーフィルターラインにもインクジェット方式を三百億円を投じて導入する。

197荷主研究者:2005/12/30(金) 12:42:49
>>192

【日産化学富山:高品位尿素水を量産】
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20050923002.htm
2005年9月23日 北國新聞
日産化学富山、高品位尿素水を量産 ディーゼル車排ガス規制に対応

 日産化学富山工場(富山市)はディーゼル車向けの高品位尿素水の量産を開始した。尿素水は排ガス中に噴霧して窒素酸化物と反応させ、窒素と水に分解して無害化して外部に出す。十月から新長期排ガス規制が適用されることで、尿素水の需要が急増することに対応した。

 ディーゼル車の排ガス規制は二〇〇九年にも一段と強化され、世界で最も厳しいレベルになる見込みである。これに伴い、高品位尿素水の需要は一〇年には二十万トン以上と、現状の五十倍以上に急増するとの見方がある。

 日産化学は富山工場と名古屋工場(名古屋市)で高品位尿素水の量産を開始し、生産能力は年間四万トンにした。既存の尿素関連プラントを転用し、尿素水の充てん設備、精製装置などを新たに導入した。

 生産した尿素水は一〇〇%子会社の日星産業(東京)を通じて販売する。一〇年度に二十億円の売上を見込み、将来的な増産も視野に入れる。

 高圧燃料噴射による完全燃焼システムと、尿素水による窒素酸化物除去システムの組み合わせで、燃費効率も高まるとされる。全国の大型車用給油施設に尿素水補給用設備の導入が進めば、尿素水需要増に、さらに弾みがつくとみられている。

198荷主研究者:2005/12/30(金) 20:38:35

【クラレ・茶谷産業 無機EL材料共同開発】
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200510130018a.nwc
クラレ・茶谷産業 超高輝度・長寿命の無機EL材料で共同開発
FujiSankei Business i. 2005/10/13

 ■来秋、サンプル出荷めざす

 中堅総合商社の茶谷産業(大阪市中央区)とクラレは十二日、茶谷産業が開発した超高輝度と長寿命を両立した無機EL(エレクトロルミネッセンス)の発光材料で、共同開発を開始すると発表した。薄型テレビの液晶ディスプレー用バックライトの白色光源の製品化を進め、二〇〇六年秋のサンプル出荷を目指す。将来的には各種照明光源やテレビ用ディスプレーなどにも応用する。

 電気を流すと光る性質を持つEL材料は、次世代ディスプレー材料や蛍光管に代わる照明材料として注目されているが、これまでEL材料で最も開発が困難だった青色に発光するEL材料は高輝度・長寿命の点で課題を抱えていた。

 茶谷産業が開発した青色発光材料の輝度は、一平方メートル当たり最高六十万カンデラで、液晶テレビの同五百カンデラ、自動車のヘッドライトの同一万−二万カンデラを大幅に上回る明るさを実現している。

 同社の実証試験によると、同三十五万カンデラの輝度で二万五千時間経過しても輝度の劣化はみられないとしている。

 従来の無機青色EL材料は同百カンデラで発光し続けると三万時間で輝度が半減、有機青色EL材料は同千カンデラの発光で一万時間で輝度が半減するという。

 一方、ELに類似した発光ダイオード(LED)は、日亜化学工業などの技術により実用化レベルに達している。だが、ELが面で発光できるのに対し、LEDは点による発光の集まりで、大型のフラットパネルディスプレー(FPD)などの用途には制約があるとみられている。

 EL材料の分野では現在、主流が有機ELにシフトしているが、クラレの吉村典昭上席執行役員は「高輝度と長寿命を両立した無機EL材料の開発で、他社も無機ELに注目するだろう」と予想している。

199荷主研究者:2005/12/30(金) 20:41:21

【出光興産:有機EL材料、長寿命化】
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200510180017a.nwc
出光興産、来春にサンプル供給 有機EL材料、長寿命化
2005/10/18

 出光興産は十七日、液晶やプラズマに次ぐ新ディスプレーとして期待される有機EL(エレクトロルミネッセンス)材料で、世界最高の長寿命化を実現したと発表した。今後、同材料の供給準備を開始し、来年四月からディスプレー会社向けにサンプル供給を開始する。

 フルカラーディスプレーを構成する三原色(赤、緑、青)のうち、特にディスプレー全体の消費電力や寿命に最も大きく影響する青色発光で同社従来比二・三倍の長寿命化を実現した。今回開発した材料は、輝度が一平方メートル当たり一千カンデラの明るさを持続した場合、明るさが半減するまでの寿命を従来の一万時間の二・三倍に当たる二万三千時間に延ばした。

 有機ELは、携帯電話のサブ画面や携帯音楽プレーヤーの光源として一部実用化されているが、用途の拡大に向けて長寿命化が課題だった。携帯電話のメーン画面で一万時間、中小型テレビで三万時間が必要といわれており、今回の開発により用途拡大が前進したことになる。

 輝度はノートパソコンの画面の明るさが一平方メートル当たり百カンデラのため、一千カンデラの輝度があれば実用化に十分とされている。

 同社は緑色発光でも、輝度が一平方メートル当たり一千カンデラの場合で半減までに十万時間(従来は四万時間)の長寿命を実現した。

 EL材料は、茶谷産業が無機EL材料の青色発光で、一平方メートル当たり三十五万カンデラで二万五千時間経過しても輝度が衰えない材料を開発しており、来年秋からサンプル供給を開始する。

 大型テレビなどへのELの本格採用に向けた商品開発が進む中、今後は発光色の高品質化がクローズアップされることになりそうだ。

200荷主研究者:2005/12/30(金) 20:43:51

【新日石と三菱ガス化学:パラキシレン事業で提携】
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200510210021a.nwc
新日石と三菱ガス化学 パラキシレン事業で提携
FujiSankei Business i. 2005/10/21

 新日本石油は二十日、三菱ガス化学とペットボトルの原料となる石油化学品のパラキシレンで事業提携すると発表した。新日石は中国を中心に需要が拡大している石油化学品の事業強化を進めており、三菱ガス化学との提携でパラキシレンの生産設備を確保する。

 新日石は、パラキシレンを製造する三菱ガス化学グループの水島パラキシレン(岡山県倉敷市)に約十億円を出資し、出資比率51%の子会社にする。提携開始は二〇〇六年四月の予定で、新日石はパラキシレンの原料となるキシレンを供給し、生産品を販売する。生産オペレーションは水島パラキシレンが担当する。

 提携に合わせて生産設備を増強し、年間生産能力二十八万トンを〇七年に年産三十五万トンに引き上げる計画だ。新日石は設備投資として約二十億円を投入する。

 新日石は仙台製油所(仙台市)で実施する設備投資で〇七年度までに石油化学品を増産する。キシレンは〇七年末に年産約三十万トンにする予定で、水島の工場にパラキシレンの原料として持ち込む。今回の提携で原油から石油化学までの一貫生産体制を拡充する。

 同社は〇五年度からの第三次中期経営計画でパラキシレンを百万トンから百四十万トンに引き上げる計画で、今回の事業提携で増産計画が達成できる見通し。

201荷主研究者:2005/12/30(金) 21:18:09

【協和化学工業:医薬品一貫生産へ】
http://www.shikoku-np.co.jp/news/economy/200511/20051108000089.htm
協和化学工業、医薬品一貫生産へ
2005年11月8日 09:41 四国新聞

 プラスチック添加剤・医薬品製造の協和化学工業(香川県高松市)は、医療品の一貫生産体制を整備する。高松東ファクトリーパーク(さぬき市、三木町)に現在、新工場を建設しており、これまで外注していた錠剤化工程を新工場で行い、最終商品までを一貫生産し、今後の需要増に対応する。

 新工場で錠剤化する医薬品は、酸化マグネシウムを使った緩やかに効く下剤。これまで錠剤化工程は外注していたが、需要増に伴い、外注先の製薬メーカーの生産能力が限界を迎えていることなどを受けて、新工場の建設を決めた。

 新工場用地は県とリース契約を結んだ。契約面積は高松東ファクトリーパークに進出した企業として最大の約六万二千百五十平方メートル。新工場の延べ床面積は約四千七百平方メートルで、既に着工しており、生産設備の設置や従業員の研修を経て、二〇〇七年初からの稼働を予定。フル稼働時で約六十人を雇用するという。

 総事業費は約二十六億円。うち四億円は自己資金で、日本政策投資銀行が十二億円を融資(九月二十日に三億円は実施済み)、残る十億円は他銀行から調達する。

 協和化学工業は一九四七年から、塩業の副産物である苦汁を原料に、酸化マグネシウムの製造を開始した。五七年から細粒の下剤などとして販売してきたが、粒子が粗く硬かったため、より服用しやすくするために独自に錠剤化技術を開発。二〇〇二年七月からは錠剤型を販売している。

202荷主研究者:2005/12/30(金) 22:01:50

【東ソー南陽に新プラント】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200511160072.html
'05/11/16 中国新聞
東ソー南陽に新プラント 山口

 ▽アジア最大の拠点強化

 総合化学メーカーの東ソーは十五日、主力の南陽事業所(周南市)で、塩化ビニール樹脂原料の塩ビモノマー(VCM)の新プラントを完成させた。アジア最大の塩ビとウレタン原料(イソシアネート)の供給拠点強化へ一連の設備投資の第一段階が完了。両原料分野で中国市場などをにらむ「アジア最強の生産基地」として、今後も自家発電設備の増強など新南陽地区の整備を進める。(村田拓也、井上龍太郎)

 完成したVCMの新プラントは年産能力四十万トンで、来年一月から商業運転を始める。既存プラントと合わせた能力は年百二十二万九千トンと、単一工場でアジア最大の生産能力をさらに強化した。総事業費は約百五十億円に上る。

 VCMは当面、主に中国などアジア向けに外部販売する。南陽事業所から原料を受けて完成品の樹脂である塩ビポリマー(PVC)を現地生産する設備も、来年十二月の完成予定で子会社が中国広州市に建設する。

 南陽事業所では、塩ビとウレタン原料事業の一体運営で競争力を強化する「ビニール・イソシアネート・チェーン」戦略を推進。隣接している関係会社の日本ポリウレタン工業南陽工場と連携し、二〇〇二年から大型投資に取り組んできた。

 ウレタン原料のジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)の原料として、一酸化炭素とアニリンの生産設備を東ソー南陽事業所に新設。全量を日ポリの南陽工場に供給する。カセイソーダを生産する電解槽も増強し、MDIとVCMの生産に必要な塩素も増やした。関連の設備投資は、南陽事業所だけで約四百三十億円に達する。

 〇九年までにさらなる投資も計画する。日ポリは〇七年十月、MDIを年二十万トン生産する新プラントを南陽事業所内に完成させる。原料を供給する東ソーも、南陽事業所でアニリンや一酸化炭素の新設備を建設、自家発電設備なども増強する。一連の投資額は、南陽事業所では累計で一千億円を超える見込みだ。

 この日の完成式には、工事関係者ら約二百人が出席。東ソーの田代圓(まどか)会長は「ビニール・イソシアネート・チェーンのスターティングポイントにも位置付けられる。一連の生産体制を順次、整えていく」とあいさつした。

東ソー南陽事業所の最近の主な設備投資
品目 新設備の生産能力 完成後生産能力 完成時期 投資額(億円)
一酸化炭素 毎時8000立方メートル 同左 2004年6月 約50
カセイソーダ 年12万6000トン 年95万5000トン 2004年7月 約60
アニリン 年15万トン 同左 2005年3月 約170
塩化ビニールモノマー 年40万トン 年122万9000トン 2005年11月 約150

203荷主研究者:2006/01/01(日) 00:40:48

【電気化学工業:カーバイド系事業を収益基盤に】2005年1月19日 化学工業日報 2面
カーバイド系事業を収益基盤に 電化 CR、青海で段階的増強 国際需給タイト化背景に

電気化学工業は、カーバイド系事業を当面の収益基盤の1つと位置付けた事業戦略を推進する。アジアを中心とした世界需給に構造変化が起こるなか、タイトな需給がしばらく見込めそうな状況が背景。とくに販売増が見込めるクロロプレンゴム(CR)で段階的な増強を進めるほか、カーバイド電炉の操業体制強化など生産対応にも乗り出す。近年は漸減傾向にあったカーバイド系事業の高収益性を環境変化を追い風として持続させ、スチレン系機能性樹脂や電材といった次世代主力事業が本格的に立ち上がるまでの収益源としていく構想だ。

電気化学工業では、原料の石灰石の鉱山を自社で保有していることなどを基盤に、石灰石−カーバイド、石灰窒素、アセチレンブラック、CRといったカーバイド系事業を展開している。もともとの発祥事業であるうえ、カーバイドでのシェア90%以上の圧倒的供給力を背景に安定した収益が見込め、同社の競争力の源泉ともなっている。ただ、近年は国内需要が総じて成熟化、加えて中国品の市況圧力などにさらされてきたのが実情。

ところが、中国国内のカーバイド不足などから、ここにきて域内シェアの拡大が見込める市場環境となってきた。アセチレンブラックにおける競合メーカーの撤退のほか、溶解アセチレン向けカーバイドの採算是正への取り組みなども奏功しつつあることから、数量と市況の両面から再拡大が期待できる。このため、カーバイド系事業の収益強化に向けた対応を加速していくことにした。

なかでもCRに関しては、欧米での生産縮小が続くなか中国がメイン市場となりつつあり、立地に優れた同社への引き合いが強まっている。仮決定ながらアンチダンピングにともなう課税率の問題から他国に比べ有利な中国輸出を行える可能性も高い。青海工場(新潟県)における生産能力を段階的に引き上げていく方針で、すでに昨年中に実施した部分増強に続き、今年も手直しでの能力増強を図る。

またCRやアセチレンブラックなどの誘導品需要の増大に対応し、カーバイドそのものの生産体制も強化する。間欠運転などを図ってきた電炉のフル操業体制を確立するもので、中長期的に縮小も検討していた大牟田工場(福岡県)も青海と並ぶカーバイドの二大拠点としての位置付けを明確にする。アセチレンブラックに関しても、シンガポールとの一本化も検討していた従来の路線を変更し、大牟田、シンガポールの分業体制を維持する。

電気化学では、シンガポールや千葉でスチレン系樹脂を大幅に拡大するほか、電子材料分野で新規事業を創出する成長戦略を進めている。カーバイド系事業を強化することで、次世代事業の立ち上がりまでの収益性を維持するとともに、成長事業への投資資金も賄っていく。

204とはずがたり:2006/01/01(日) 02:55:29
>>200
新日石(旧東北石油):キシレン=7万㌧⇒水島パラキシレン(MGC系)→パラキシレン

28万㌧を35万㌧に増やすということは年間7万㌧か?
船ベースにするのにはちょっとロットが小さいしコキ200+ISOコンテナ化できないか?

205とはずがたり:2006/01/10(火) 10:42:38
三共・第一製薬の完全統合、半年程度前倒しを検討
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060109-00000102-yom-bus_all

 持ち株会社方式で経営統合した製薬大手の三共と第一製薬が、統合の最終段階である両社と持ち株会社の完全統合の時期を、2006年10月をめどに半年程度前倒しする方向で検討に入ったことが8日、わかった。

 両社が別々に行っている研究開発などを早期に一本化して統合効果を発揮し、武田薬品工業やアステラス製薬などのライバルに対抗するのが狙いとみられる。

 三共と第一製薬は05年9月に共同持ち株会社「第一三共」を設立し、持ち株会社の100%子会社になった。欧米の拠点や一般用医薬品(大衆薬)事業の統合を進め、07年4月をめどに持ち株会社と両社を完全統合して単一の企業となる予定だったが、両社内から「完全統合まで1年以上も営業や研究開発を2社別々に行うことは非効率」「内外他社との競争に出遅れる」との声が強まり、完全統合の前倒しが浮上した。
(読売新聞) - 1月9日13時43分更新

206とはずがたり:2006/01/10(火) 11:06:06

三菱化学、インドで426億円を投資してPTA増産
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051227-00000019-nkn-ind&kz=ind

 三菱化学は26日、インドで約426億円を投資し、高純度テレフタル酸(PTA)を増産すると発表した。現地PTA製造子会社「エムシーシー・ピーティーエー・インディア」に年産80万トンの設備(1系列)を新設する。08年6月の完成予定で既存能力と合わせ127万トン体制とする。

 インドではポリエステル繊維の生産が拡大。増産分のPTAはこの原料として需要を見込んでいる。

 三菱化学は97年にインドに進出し、00年からPTAの生産をスタート。今回、この2期計画となる。インドでは人口の増加や経済発展に伴い、繊維需要が拡大。ポリエステル繊維の原料となるPTAの需要も現在の230万トンから09年には500万トンに拡大する見通し。この需要を獲得するために大型投資を決めた。

(日刊工業新聞) - 12月27日8時31分更新

207とはずがたり:2006/01/10(火) 11:06:43

農薬企業の動向
http://www.nouyaku.net/tishiki/SIRYOU/kaisya.html

1,世界売り上げランキング(AGROW誌より)2004年(100万ドル)
1バイエル6120
2シンジェンタ6030
3BASF4141
4ダウ3368←東レ・ダウコーニング提携http://www.dowcorning.com/ja_JP/content/about/default.aspなど
5モンサント3180 ←嘗て三菱化成と提携(三菱モンサント化成)
6デュポン2211 ←東レ・デュポン提携http://www.td-net.co.jp/tdc_corp/ennkaku.htm
7マクテシムアガン1358
8住友化学1308

2,日本国内売り上げランキング(Phillips McDougall誌より)2002年(100万ドル)
1バイエル370
2住友+武田260
3クミアイ化学259
4北興化学259
5三共238
6日産化学211
7日本農薬189
8シンジェンタ170

212とはずがたり:2006/02/25(土) 11:33:59

タミフルの化学合成に成功 原料は石油、安定供給に道
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060225-00000059-kyodo-soci

 インフルエンザの抗ウイルス薬で、新型発生時の切り札として各国が備蓄を進めるタミフルの成分を、植物原料を用いずに石油から化学合成する方法を東京大の柴崎正勝教授(薬品合成化学)らの研究グループが、25日までに開発した。
 現在タミフルは、トウシキミという木の実で中華料理に使われる「八角」の成分「シキミ酸」を原料に、10回の化学反応を経て生産されているが、柴崎教授らの方法ではシキミ酸を経由せずに作れるという。
 植物原料は気候によって収穫量が左右されやすいため、大量備蓄が必要なタミフルの化学合成による生産が可能になれば、安定供給につながる成果として期待される。
(共同通信) - 2月25日11時9分更新

213荷主研究者:2006/02/26(日) 23:18:55

【日本ポリウレタン工業南陽工場:33年ぶり中途採用】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200601140092.html
'06/1/14 中国新聞
日ポリ南陽工場33年ぶり中途採用

 ▽即戦力23人 生産能力増強に対応

 日本ポリウレタン工業(東京)は、国内唯一の生産拠点の南陽工場(周南市)で十六日、中途採用者二十三人の入社式を開く。同工場での中途採用は一九七三年以来、三十三年ぶりになる。即戦力の採用で二〇〇七年十月に予定する硬質ウレタン原料の大型プラントの稼働や、「団塊の世代」の退職に備える。

 今春の新規採用は高卒と大卒・高専卒で計二十五人を予定し、七月にも二十人規模の中途採用を計画している。新規、中途採用で現在の約三百九十人から四百四十人体制に拡充し、ウレタン原料の生産でアジア最強の拠点を構築する。

 十六日に入社するのは二十〜 三十歳。二十人は現場のプラント運転要員で、三人は品質管理など生産補助部門の要員という。中途採用は昨年九月に募集。約百七十人の応募があった。

 同社は、硬質ウレタン原料の新プラントを今年半ばから、隣接する東ソー南陽事業所の敷地内に着工する。南陽地区の生産能力を年四十万トンと現在の二倍に引き上げ、アジア最大の生産能力を充実させる。冷蔵庫や建物の断熱材向けなどが好調で、特に中国では需要が年10%前後伸びているという。(村田拓也)

214荷主研究者:2006/02/26(日) 23:24:27
【旭電化工業:鹿島工場・鹿島西製造所】
http://www.ibaraki-np.co.jp/serialization/06/page11.htm
2005/06/03(金)茨城新聞
<106> 旭電化工業鹿島工場・鹿島西製造所 食品、化学品を製造

■独自製品で利潤追求
 大正期にカセイソーダ製造からスタートした旭電化工業(東京)が、鹿島臨海工業地帯で一九七〇年に操業開始したのが鹿島工場(川田晃嗣取締役兼執行役員鹿島工場長)。業況拡大に伴い九〇年に鹿島西製造所(金田紘一所長)を増設した。
 鹿島工場は難燃剤や半導体材料などの化学品とリス印で知られるマーガリンなど食品、西製造所は金属せっけんとクリーム類を製造。「食品のメーン工場で、化学品では半導体材料の主力工場となっている」(川田工場長)。同社は中国など海外展開もしており、海外の工場のマザー工場の役割も果たしている。
■TOP−21活動
 製造工程はほぼ無人化。生産量に合わせて柔軟に生産シフトを組むものの、二十四時間のフル操業となっている。食品は国内向けだが、化学品は韓国や台湾向けなど輸出が三、四割を占める。
 同社は「TPM(トータルプラントマネジメント)活動」を発展させた、テクノロジー、オリジナリティー、プロフィット(利益、利潤)の頭文字を取った「TOP−21活動」を掲げる。
 「労働、環境、投資、品質の面で信頼を得る工場管理をし、未来につながる損益改善を行っている」(同)と、独自製品で利潤を追求している。
 今年、製造に着手したのが発酵関連の機能性新素材。サプリメントや化粧品の材料として市場の拡大が見込まれ、同社の柱の一つとしていく方針だ。
■厳格な品質管理
 化学品では、より付加価値の高い半導体材料や難燃剤などファインケミカル製品に生産品目をシフトさせ、利益率の向上を図る。
 絶縁膜などの材料となる半導体材料はシェア50−60%を誇る。「業界でトップと自負している」(同)厳格な品質管理が特徴だ。
 無機系では、配線基板を作るときの腐食液として使われる高純度塩素などエッチング剤がやはり、50−60%のシェアとなっている。
 パソコンケースなどの材料となる難燃剤は、環境汚染につながるハロゲン系から、二〇〇〇年にリン系に転換。「欧州ではハロゲン系の難燃剤が禁止されており、これから有望な製品」(同)という。
■安全性を追求
 食品製造では、食の安全性に対する消費者の関心の高まりを背景に、表示や品質管理を厳格化。〇二年には「加工油脂業界で第一号」(同)となる食品衛生管理システムのハサップ(HACCP)を取得した。
 生産工程のトレーサビリティ(生産履歴)システムも構築しており、他社で原材料の問題が起きた場合でも、チェックをかけてデータをそろえられるようにしているという。
 一方油脂製品は、人口減少や高齢化の進展で消費量が減少傾向となっている上、原材料が高騰。品質、安全性の確保をしながら、「原料の高騰分をいかに吸収していくか」(同)と利益率の改善を進めている。

・所在地 神栖町東和田(鹿島工場)、同町東深芝(鹿島西製造所)
・操業開始 一九七〇年(鹿島工場)、九〇年(鹿島西製造所)
・敷地面積 計約三十㌶
・生産品目 難燃剤、半導体材料、無機薬品、金属せっけん、食用油、マーガリン、クリーム類など

221荷主研究者:2006/03/30(木) 00:05:33

【昭和電工:大分市でOA部品製造】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20060117/morning_news036.html
06/01/17 西日本新聞
大分市でOA部品製造 昭和電工 25億円投資、9月稼働

 総合化学大手の昭和電工(東京)は十六日、レーザービームプリンター用の部品生産ラインを大分コンビナート(大分市)に設けると発表した。当初は那須事業所(栃木県大田原市)に設ける計画だったが、「取引先の事業所立地が進む大分市の方が効率的」と判断し、立地場所を変更した。

 製造するのは、プリンターの印刷用トナー(色粉)を吹き付けるアルミニウム製の感光ドラム基体(商品名ED管)。現在那須事業所など国内外五カ所で製造しているが、特にカラープリンターの需要増に対応して生産を増強する。

 新たな生産ラインは二月に着工。九月稼働予定で、月産三百万本を生産する。ラインの新設に伴い従業員を約二十人増やす予定。投資額は約二十五億円。大分コンビナートのほかの事業所の生産能力も増強する方針で、本年末の同社のED管の生産能力は現在の月産九百万本から一・七倍増えて千五百万本となる見通し。

223とはずがたり:2006/04/02(日) 09:10:02

新聞記事には図とか載っててもっと解りやすかったんだけど。。

第一三共、大衆薬のゼファーマ買収へ
http://www.asahi.com/business/update/0331/126.html
2006年03月31日13時09分

 製薬大手のアステラス製薬は、子会社の大衆薬メーカー「ゼファーマ」を第一三共に二百数十億円で売却する。第一三共は大衆薬事業の売上高を業界3位の520億円(04年度)に拡大させ、首位の大正製薬を追う。アステラス製薬は大正製薬への売却で最終調整したが、ゼファーマ従業員の理解が得られないなどの理由で断念した。31日夕、発表する。

 アステラス製薬は病院向け医薬品事業に特化するため、昨年末からゼファーマの売却先を選ぶ入札を進めていた。国内外の複数の企業が応じ、大正製薬が最高の300億円超を提示したという。

 しかし、ゼファーマの販売ルートが卸経由なのに対して大正製薬は自社販売であるなど、両社の業務態勢の違いも大きく、ゼファーマ社内で大正製薬への売却に反対する声が出ていた。

 第一三共は昨年12月、三共と第一製薬の大衆薬事業を統合して、第一三共ヘルスケアを設立。今年4月から営業を始める。代表製品は風邪薬「ルル」やドリンク剤「リゲイン」などで大衆薬事業の売上高は296億円(同)。ゼファーマの売上高(同)は224億円。代表製品は胃腸薬「ガスター10」、風邪薬「プレコール」など。

 大衆薬業界は健康食品の普及などにおされ、市場規模が縮小しており、営業譲渡や統合などの再編が相次いでいる。

227とはずがたり:2006/04/19(水) 00:02:46
<大正製薬>養命酒製造株式を追加取得 養命酒は関連会社に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060418-00000084-mai-bus_all

 大正製薬は18日、業務・資本提携している薬用酒メーカー、養命酒製造の株式を追加取得したと発表した。養命酒に対する出資比率は現在の14.5%から20.0%となり、養命酒は大正の関連会社になった。両社は昨年7月に提携を発表。株式の持ち合いのほか、業務面では、営業効率化や人材交流などを進めている。
(毎日新聞) - 4月18日19時33分更新

229荷主研究者:2006/05/02(火) 23:56:24

【富士写真フィルム:医薬品に本格参入】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20060220&j=0024&k=200602206026
2006/02/20 12:30 北海道新聞
富士写真フイルム、医薬品に本格参入 ベンチャーに10億円出資

 富士写真フイルムは20日、医薬品ベンチャー企業のペルセウスプロテオミクス(東京)に約10億円を出資して同社の筆頭株主となり、がんや動脈硬化の診断・治療薬開発など医薬品事業に本格参入すると発表した。

 写真フィルム事業が縮小する中で取り組んでいる経営多角化の一環で、2004年度に約100億円だったライフサイエンス関連事業の売上高を14年度に1000億円、うち医薬品は300億円を見込んでいる。

 ペルセウスの第三者割当増資に応じて9億9800万円を出資、同社の発行済み株式の22%を取得した。

 富士写真フイルムはこれまで、ライフサイエンス関連事業として、エックス線診断装置や同装置用のフィルムなどを中心に手掛けてきた。

230荷主研究者:2006/05/03(水) 00:56:27

【旭化成:延岡に新工場、人工腎臓増産へ】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20060317/morning_news027.html
2006/03/17 西日本新聞
旭化成、延岡に新工場 人工腎臓増産へ100億円投資 08年稼働目標

 旭化成は十六日、宮崎県延岡市に人工透析に使う人工腎臓の生産・組み立て二工場を新設する計画を明らかにした。来年中に着工、二〇〇八年の稼働を目指す。総事業費は約百億円で、フル稼働時の雇用数は地元を中心に五百人規模を見込む。人工透析利用患者の増加に対応し、新鋭設備の導入でコスト削減とシェア拡大を図るのが狙い。大分市での組立工場新設も検討している。

 人工腎臓は、ストロー状で内径約〇・二ミリの樹脂製「中空糸膜」を約一万本束ね、体外に導いた血液を通し、微細な穴で老廃物を取り除く仕組み。新たな二工場は中空糸膜の製造と製品への組み立てを分担する。

 当初は年間三百万本の人工腎臓を生産。一〇年度の目標を千万本としている。新組立工場は能力増強の余地が乏しいため、既存の組立工場がある大分市などでの新設が必要という。旭化成によると、現在、グループ会社の旭化成メディカル(東京)が延岡市の二工場で〇五年度は年間約二千百万本分の中空糸膜を製造。大分市と中国・杭州で組み立てている。新工場も同社が運営する。

 〇五年の同社の人工腎臓の国内シェアは約36%で首位。〇四年末で約二十四万八千人とされる国内の人工透析利用患者は毎年10%前後増加、中国、東南アジアでも増えると業界ではみられており、蛭田史郎・旭化成社長は「一〇年度には合計で年産四千万本もありえる」と話している。

 同社が今月七日に発表した一〇年度までの新中期経営計画では人工腎臓などの医療事業を高機能繊維、電子部品などと並ぶ事業拡大分野に選定。これらの分野に五年間で四千億円規模を戦略的に投資するとしていた。

232荷主研究者:2006/05/05(金) 00:43:46
>>159
2003年5月10日直江津駅:ラテックス(JOTのISOタンクコンテナ)四日市→新潟タを目撃。奥野谷浜→新潟タの北越製紙向けラテックス輸送は四日市発送に切り替わったと見るべきだろう。発送は南四日市駅のJSR専用線で荷役してほしいところ。

【JSR:ラテックス生産体制再編、鹿島停止し四日市に集約】2005年1月25日 化学工業日報 3面
JSR ラテックス生産体制再編 鹿島停止、四日市に集約

JSRは24日、合成ゴムラテックスの生産体制を再編したと発表した。このほど鹿島工場での製造を停止、四日市工場に集約した。鹿島での年産能力1万6千トン設備を休止する代わりに四日市で同2万トンの増強を図り、1工場同12万トン体制に移行した。同社では、石油化学系事業での効率化を推進しており、すでに合成ゴムではラインの休止などを実施している。合成ゴムに次ぐ石化系事業のラテックスでも効率体制を構築することで、石化事業の競争基盤強化につなげる。

石化競争基盤 より強化へ

JSRが生産体制を再編したのは、スチレンブタジエンゴム(SBR)などの合成ゴムをエマルジョン化してつくる塗工紙用ラテックス(PCL)。同社では、鹿島で年産能力1万6千トン、四日市に同10万トンの製造設備を保有し、国内最大手として製紙メーカーなどに供給を図っている。

ただ、慢性的な競争状態にさらされていることなどから、近年は採算面での苦戦が続いてきた。このため、これまでに進めてきたグレード統合などの取り組みに加え、生産体制の抜本的な再編も実施して、収益体質の構築を果たしていくことを決めた。

鹿島、四日市の2工場のうち、比較的規模の小さい鹿島での製造を停止し、四日市での1拠点化によって効率化を推進する。四日市では、設備増強を図ると同時に、他の生産設備の転用、生産性向上のためのソフトを導入するなどして、年産2万トンの能力引き上げを実施。総能力も同11万6千トンから12万トンへとわずかながら増える。また、鹿島ではタンクなど物流設備もあることから、製造停止後も供給拠点としていくことも選択肢の1つとなる。

JSRでは、合成ゴム、ラテックスなどの石化系事業の基盤固めを図る一方、光・情報電子材料を軸とした新規事業を成長の核とした拡大戦略を描いている。石化系事業では、高付加価値製品の投入加速とともに生産体制の効率化に力を入れており、すでに合成ゴムでは全体の3割にあたるラインの休止などを実施している。ラテックスも、グレード統合や効率生産方式の取り入れで採算性は向上しつつあるが、1工場への集約でさらに競争力を強化する。

236荷主研究者:2006/06/26(月) 00:44:45

【チッソ水俣製造所:液晶製造設備を増設へ】
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20060517200018&cid=main
2006年5月17日 22:00 熊本日日新聞
チッソ水俣製造所 液晶製造設備を増設へ

 チッソ(東京都中央区)は十七日、水俣製造所(水俣市)の液晶製造設備を増設し、生産能力を年間約二百トンに倍増させる考えを明らかにした。着工時期などは検討中だが、二〇〇七年中にも稼働させるという。数十億円投じるとみられる。

 液晶は、薄型テレビやパソコン画面、携帯電話の待ち受け画面などに使われる液晶パネルの基幹材料。同社は、液晶パネルの主流となっている「TFT方式」向けで、世界シェアの約四割を占めている。

 液晶製造は、同社の最有力な収益源。三百〜四百種類に上る液晶の全量を、水俣製造所で生産している。

 薄型テレビは画面の大型化が進み、販売台数も急増。これに伴い液晶の需要が伸び、水俣製造所もフル操業が続いている。同社は、さらに需要が増えると判断、生産設備を増強する。

 水俣製造所の液晶は、同社五井製造所(千葉県市原市)や韓国・平澤市の同社工場で混ぜ合わせて製品化、国内外の液晶パネルメーカーに出荷している。九月には、台湾・台南市に建設中のブレンド工場も操業開始する見通しだ。(鹿本成人)

237荷主研究者:2006/06/26(月) 00:52:29

【山口の総合化学3社が好業績】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200605260014.html
'06/5/26 中国新聞
山口の総合化学3社が好業績

 山口県内に本社を置く主要総合化学メーカー三社が、アジアで売り上げを伸ばし、好業績を維持している。各社とも二〇〇六年三月期の売上高に占める割合は、前期より高くなっている。今期は、原燃料の高騰など「見通しは予断を許さない」とするが、製造設備の増強を急ぐなど、当分はアジア市場の拡大により好業績が維持できるとの見方が大勢を占める。

 各社とも、情報技術(IT)関連素材や樹脂原料などの輸出が伸びた。東ソー(周南市)はエポキシ樹脂硬化剤などに使われるエチレンアミンや塩ビ樹脂の原料となる塩ビモノマーの輸出が、中国や韓国、台湾で増加。アジアでの売上高は、前期の〇五年三月期より百九十二億円多い千四百十五億円だった。

 宇部興産(宇部市)は、ナイロン原料のカプロラクタムや、液晶・プラズマディスプレー向けを中心とするポリイミドフィルムなどが好調。アジアでの売り上げは、前期比六十四億円増の千二十億円だった。

 トクヤマ(周南市)は、半導体や太陽電池に使われる多結晶シリコンや、シリコンゴムなどになる乾式シリカの輸出で活況が続いた。アジアでは前期比三十八億円増の三百四億円を売り上げた。

 需要増を背景に、プラントの増強に力を入れる。

 東ソーは〇八年秋までにグループで六百四十五億円を投資し、アニリンと一酸化炭素の製造設備を倍増する。宇部興産は今年二月、タイのグループ会社にポリブタジエン(合成ゴム)を年一万六千トン生産する設備を増強。八月の操業を目指し、中国での生コンクリート製造工場の建設を進めている。

 トクヤマは太陽電池向けに、安価な多結晶シリコンを製造するための実証プラントを昨年十二月に完成。各社ともに、高品質な素材の製造を強化し、アジアでの需要に応えることで競争力を高めていく考えである。(持田謙二)

239小説吉田学校読者:2006/07/03(月) 22:30:39
めっき工場、製缶工場(めっきを施す)にはいっぱいシアン化ナトリウムが転がっています。

東京・中野区のメッキ工場で火事、周囲に刺激臭
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060703i413.htm

242荷主研究者:2006/08/05(土) 03:26:35
水島製造所→川崎製造所のTBA輸送に注目。

【旭化成ケミカルズ:水島増強しTBA完全自給体制】2005年7月22日 化学工業日報 2面
旭化成ケミカルズ MMAチェーン強化 TBA完全自給体制に 水島で4万トン増強へ

旭化成ケミカルズは、メチルメタクリレート(MMA)モノマーの原料となるターシャリーブチルアルコール(TBA)を完全自製化する方針を明らかにした。現在、水島製造所(岡山県倉敷市)で製造したTBAを川崎製造所(神奈川県川崎市)に運びMMAモノマーを生産しているが、一部外部購入しているTBAを水島で増強することで完全自給体制を構築。コア事業に位置付けるMMAチェーンの国際競争力を一段と強化する。

旭化成ケミカルズは、川崎に年10万トン能力のMMAモノマー設備を持つ。C4留分から得られるイソブチレンを出発原料にTBAを製造、メタクロレインを一段で酸化・エステル化させる独自の直メタ法により生産している。

水島には年8万7千トン能力のTBA設備を保有するが、MMAモノマーを10万トン生産するには4万トン程度不足しており、外部購入で充足させている。このため水島の既存設備を4万トン増強することで、MMA原料の完全自給体制を整えていく考え。

同社はMMAモノマーからポリマーの成形材料、シートにいたるMMAチェーンをコアに位置付け、拡大戦略を推進中。

モノマーでは直メタ法という独自の競争力ある製法をテコに川崎での能力増強を図ってきており、将来的なアジア拠点確立に向けた取り組みを本格化させている段階だ。

一方、ポリマーについては川崎および千葉で成形材料を生産するほか、押出板は川崎および富士で生産。液晶のバックライト部材として不可欠な導光板向けに需要が拡大しており、特にアジアでは供給が需要に追いつかない状況。同社では国内で順次増強を続けてきた一方で、韓国に導光板拠点「韓国デラグラス」(旭化成ケミカルズ60%、RAYGEN30%、サムスン物産10%出資)を設置するなど、得意とする導光板のグローバル展開拡大に乗り出している。

コア事業の1つとして拡大策を推進するなかで今回、原料面での強化を図ることによりMMAチェーン全体の競争力向上につなげていく方針だ。

243荷主研究者:2006/08/15(火) 00:01:06

【旭化成ケミカルズ:川崎で合成ゴム増強】2006年7月4日 化学工業日報 2面
旭化成ケミカルズ 川崎で合成ゴム増強 デボトルで1万トン タイヤ需要増に対応

旭化成ケミカルズは、川崎工場における合成ゴムのボトルネックを解消し、年産能力を1万トン増の16万トンとした。同社はブタジエンゴム(BR)およびスチレンブタジエンゴム(SBR)を中心とした合成ゴム事業で付加価値品比率80%への拡大を進めており、現在はシリカタイヤ向けや耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)改質材として需要が好調で、輸出も伸びている。川崎工場では自動車タイヤ需要の拡大などでフル稼働が続いていた。今後は能力アップによる量的拡大を図るとともに、付加価値戦略を推進することで収益向上を目指す。同社では今上期後半にも寄与できるとみている。

旭化成ケミカルズの合成ゴム事業はSBR、BRの汎用向けのほか、樹脂改質材などのエラストマー向けを生産し、川崎工場ではSBR、BRの2ラインとエラストマー1ラインを有している。BR、SBRは米社からのライセンスを受けた溶液重合法により日本で初めて事業化した実績を持つ。現在は付加価値品比率向上を推進中で、80%を目指している。

特に高級タイヤのシリカタイヤはグリップ力と省燃費の兼備が求められ、シリカの分散性がカギを握る。溶液重合法はエマルジョン品に比べポリマー構造が自在で、同社では分散性を高めたポリマーも開発、付加価値戦略の1つに据えている。

ただ、こうした高付加価値品対応とは裏腹に、川崎工場では自動車タイヤの需要などでフル稼働が続いていた。今回、ボトルネックを解消したことで供給量を拡大する一方、今後はさらなる付加価値化を進めることで収益向上につなげる。旭化成ケミカルズでは上期後半には寄与してくるとみている。

247とはずがたり:2006/09/01(金) 01:17:07
新日鐵と三菱化学は合弁解消,独自路線を取ることにしたか。三菱は鹿島でのフェノール生産を増強しているようだ。新日鐵はフェノール生産設備を廃棄して韓国からの輸入にしたか。

2004/12/22 新日鐵化学
フェノール・ビスフェノールAの合弁事業の解消について
http://kaznak.web.infoseek.co.jp/japan/phenol-2.htm

 新日鐵化学株式会社と三菱化学株式会社とは、2005年3月末をもって新日本フェノール株式会社及び新日本ビスフェノール株式会社におけるフェノール及びビスフェノールAの合弁事業を解消することに合意いたしました(新日本フェノール・新日本ビスフェノール両社の概要は別添資料ご参照)。

 新日鐵化学と三菱化学は、フェノール・ビスフェノールA事業の拡充及びポリカーボネート樹脂原料の調達を目的として、1989年9月に共同で新日本フェノール及び新日本ビスフェノールを設立し、1993年9月にフェノール設備(オランダDSM社の改良トルエン法)、ビスフェノールA設備の稼動を開始いたしました。

 しかしながら、近年新日本フェノールにおいては、フェノールの原料であるトルエンの価格高騰が継続するなど環境悪化によりコスト競争力上の課題を抱えることとなりました。鋭意コスト改善に取組んでまいりましたが抜本的改善の見通しが立たないため、2005年6月末を目処に設備を停止しフェノール製造を終了することといたします(なお、これに先立ち、同年3月末に合弁を解消し一旦新日鐵化学の100%子会社といたします)。またこれを機に新日本ビスフェノールの合弁についても解消することとし、今後は両社が独自にフェノール、ビスフェノールAの生産・供給体制を強化していくことといたしました。

 新日本ビスフェノールにつきましては、新日鐵化学が2005年3月末をもって三菱化学の持分24.3%を譲り受け、同社は新日鐵化学の100%子会社となります。

 新日鐵化学はあわせてこのたび韓国の錦湖P&B化學株式会社(KPB)との提携を強化し、同社が現在建設中の最新鋭フェノール生産設備(増強後年産能力28万トン 2005年4月完工予定)からのフェノールおよびアセトンを主原料としてビスフェノールA事業を再構築・強化していくことといたしました。新日鐵化学は2000年7月にKPB社に出資し、日韓2つの生産拠点体制下でグローバルなフェノール・ビスフェノールA事業を展開してまいりました。今後はフェノール生産拠点をKPB社に集約一元化した上で、このたび新日鐵化学として供給力が強化される新日本ビスフェノールのビスフェノールA生産設備、並びに韓国におけるKPB社の同生産設備によりビスフェノールA事業を展開してまいります。今回の生産体制の再構築によりビスフェノールAは原料の効率的な調達と供給能力拡大とが実現され、事業が安定・強化されるのと同時に、同じくフェノールの川下商品である合成オルソクレゾールの事業構造も強化されることとなります。

 一方、三菱化学は、2003年7月に鹿島事業所においてフェノールの生産能力を年産18万トンから年産25万トンに、また2004年12月に黒崎事業所においてビスフェノールAの生産能力を年産10万トンから年産12万トンに引き上げるための生産設備の増強を行ない、独自にフェノール・ビスフェノールA事業の強化を図ってまいりました。三菱化学は、今後も、同事業を石化セグメントにおけるコア事業の一つと位置付け、更なる事業展開を図ってまいります。

248とはずがたり:2006/09/01(金) 01:17:33
>>247-248
別添
◆新日本フェノール株式会社
本社:東京都品川区西五反田7−21−11(新日鐵化学本社内)
工場:福岡県北九州市戸畑区大字中原先の浜46−80(新日鐵化学九州製造所内)
生産能力:フェノール年産12万トン(1991年3月完工)
社長:神永信一(新日鐵化学シニアエグゼクティブオフィサー化学品事業部長)
資本金:480百万円
出資:新日鐵化学87.5% 三菱化学化学12.5%
事業:フェノールの製造・販売

◆新日本ビスフェノール株式会社
本社:福岡県北九州市戸畑区大字中原先の浜46−80(新日鐵化学九州製造所内)
工場: 同上
生産能力:ビスフェノールA 年産10万トン(1991年3月完工)
社長:神永信一(新日鐵化学シニアエグゼクティブオフィサー化学品事業部長)
資本金:490百万円
出資:新日鐵化学75.7% 三菱化学24.3%
事業:ビスフェノールAの製造・販売

◆錦湖P&B化學株式会社

本社:大韓民国全羅南道麗水市華峙洞319
工場: 同上
生産能力:フェノール年産13万トンを28万トンへ増強(2005年4 月完工予定)
キュメン年産9万トンを42万トンへ増強(2005年4 月完工予定)
アセトン年産8万トンを17.2万トンへ増強(2005年4 月完工予定)
ビスフェノールA 年産13.5万トン(2002年12月能力増強工事完了)
社長:柳明烈
資本金:143,712 百万Won
出資:新日鐵化学21.8% 錦湖グループ他78.2%
事業:フェノールおよびビスフェノールAなどの製造・販売

249とはずがたり:2006/09/01(金) 01:18:37
三井と出光は合弁で千葉フェノールを経営。販売は別々に行っているか?

千葉フェノール(株)の生産能力増強について
http://www.mitsui-chem.co.jp/whats/2005_1227_1.htm

 三井化学(社長:藤吉建二)及び出光興産(社長:天坊昭彦)は、フェノール事業の強化・拡大を推進して参りました。現在、フェノール、アセトンの主要用途であるビスフェノールA、フェノール樹脂等の市場拡大により、需要が大幅に増加していることから、今般、両社の合弁会社である千葉フェノール株式会社の生産能力増強を決定しました。

<増強計画の概要>
1.合 弁 会 社 :千葉フェノール株式会社
(出資比率:三井化学 55%、出光興産 45%)
2.増 強 内 容 :フェノール 3万トン/年増強(20→23万トン/年)
アセトン 2万トン/年増強 (6→8万トン/年)
3.工 事 内 容 :既存プラントの改造
4.スケジュール :着工 2006年1月
完工 2006年4月

 アジアでのフェノールの用途は、ビスフェノールA向け及びフェノール樹脂向けがそれぞれ45%を占めています。ビスフェノ−ルAは、住宅建設や電子材料分野等で市場が拡大しているポリカーボネート樹脂、塗料や電気・電子部品分野等に広く用いられるエポキシ樹脂の原料です。
 また、フェノール樹脂は、自動車のブレーキパッドや強化ガラス等、広い分野に活かされています。

 アジアでのアセトンの用途は、主に溶剤用途で約65%を占めています。他にビスフェノールA向けが約20%、ポリメチルメタクリレート樹脂の原料であるメタクリル酸メチル向けが約15%です。

 アジアにおいては、住宅建設・電子材料分野向けの需要が旺盛で、フェノール、アセトンともにビスフェノールA、フェノール樹脂及び溶剤等の市場が拡大しており、今後もその需要は10%程度の高い伸びが見込まれているため、生産能力増強を決定したものです。

以上

本件に関するお問合せ先

三井化学株式会社 IR・広報室長  時枝龍 電話:03-6253-2100

251荷主研究者:2006/09/02(土) 23:51:08

【日本ゼオン:光学フィルムの新工場】
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20060726003.htm
2006年7月26日 北國新聞
光学フィルムの新工場 日本ゼオン 氷見で100億円投資

 日本ゼオン(東京)は、液晶テレビ向け光学フィルム増産のため、氷見市でグループ会社オプテス(栃木県佐野市)の新工場を建設する。投資額は約百億円。来年九月完成予定で、高岡工場と合わせた生産力は二〇〇八年には現在の二・五倍に拡大する。

 古河直純社長が二十五日、富山県庁で、石井隆一知事、堂故茂氷見市長とともに発表した。

 氷見市上田子で、三協立山アルミニウムが所有していた十七万平方メートルの用地を取得した。第一期工事として鉄骨三階建て、延べ床面積二万二千平方メートルの工場棟を建設する。二〇一〇年ごろまでに百億円を追加投資し、拡張工事を行う。従業員は三十人で始め、百五十人程度まで増やす計画。

 高岡工場では光学フイルム生産を増強したが、大型液晶テレビ向けの需要拡大に追いつかない状態となっている。現有地では増設余地がないため、能越自動車道高岡北インターチェンジに近く、高岡工場との一体運営も可能な場所を選んだ。

 氷見工場で製造するのは、液晶画面の視野拡大などの機能にすぐれた位相差フィルム「新ゼオノアフィルム」。新工場の稼働で光学フィルムの生産能力を年間一億平方メートルに引き上げる。

253荷主研究者:2006/09/19(火) 01:13:17

【三井・デュポン・フロロケミカル:清水工場のフロン22生産を停止】2004年4月1日 化学工業日報 2面
フロン22生産を停止 三井・デュポン・フロロケミカル 外部購入で効率化

三井・デュポン・フロロケミカルは、生産体制の再構築を実施した。フッ素ケミカルの基盤製品となるハードロクロロフルオロカーボン(HCFC-22)の自社生産を現在までに停止し、外部からの購入に切り替えた。冷媒用としての需要がなくなりつつあるなか、将来的な競争力を確保する意味でも外部から受給した方が効率化が図れると判断した。生産効率化をてこにニーズ志向の製品・用途開発を加速し、年率10%程度の利益向上を目指していく考え。

清水工場(静岡県)で2系列を保持していたHCFC-22の生産設備を現在までに完全に停止し、設備を廃棄した。HCFC-22は、冷媒として使うほか樹脂類の原料となるフッ素ケミカルの根幹製品で、同社ではこれまで原料のフッ酸を近隣の日本軽金属からパイプで購入し製造していた。設備廃棄に伴い、旭硝子や国外から購入する体制に移行した。外部受給に対応し、受け入れタンク、充填設備の拡張などの投資もすでに実施している。

エアコンなどに使うHCFC-22の冷媒用途は、地球温暖化問題などから先行き世界的に全廃されることが決まっており、日本では自主的に前倒しで出荷規制されている。三井・デュポン・フロロケミカルでも2系列のうち1系列はほとんど生産しなくても間に合うほどに需要が落ち込んでいた。四フッ化エチレンモノマー(TFE)を通じたフッ素樹脂原料としての用途は拡大する傾向にあるものの、原料フッ酸の価格動向もあって自社生産の継続で将来的に競争力を確保するのは難しいと判断した。さらにフッ酸の取り扱いに技術困難性も伴うことから、HCFCのかたちで購入することに決めた。

HCFC-22の製造工程で副生する塩酸については、外部から手当てするほか、フッ素モノマーの製造工程からの回収分で対応して販売を継続する。親会社の米デュポンと協力し、モノマーから効率的で品質に優れる塩酸を回収できる技術を採り入れた。

三井・デュポン・フロロケミカルでは、フッ素樹脂「テフロン」シリーズをはじめ、コーティング製品、カークーラー用などの冷媒となるハイドロフルオロカーボン(HFC)134a、HFC系新溶剤、洗浄剤、発泡剤、消化剤などを手掛けるフッ素系製品の国内総合大手の1つ。

事業戦略として、ニーズ対応型、マーケティング重視の開発・営業体制の確立で高利益体質を維持していくことを狙っている。今回の樹脂原料設備の停止など効率化の成果を、こうした開発・営業面の強化に分配して年率10%以上の増益を目指していく。

258とはずがたり:2006/10/04(水) 18:44:55
マツモトキヨシ、漢方薬メーカーを支援
2006年10月04日18時16分
http://www.asahi.com/business/update/1004/117.html
 ドラッグストア大手のマツモトキヨシは4日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した中堅漢方薬メーカー「本草製薬」(本社・名古屋市)に対し、取引関係の継続を通じて支援することを決めた、と発表した。本草製薬は、マツモトキヨシの自社ブランド商品約70品目を製造している。

 マツモトキヨシは、取引関係を維持することで本草製薬が事業を継続できる可能性が高まり、自社への商品の安定供給につながる、としている。

 本草製薬は71年設立。主に漢方薬の製造・販売を行っていたが、大手メーカーとの競合で、02年3月期に約59億円だった売上高が06年3月期は約52億円に落ち込むなど苦戦。2日に民事再生法の適用を申請した。

260とはずがたり:2006/10/08(日) 00:44:40
頑張れ,大阪。神奈川なんかに負けるな。

研究所誘致に200億/大阪府が武田薬品に提案
http://www.shikoku-np.co.jp/national/social/article.aspx?id=20061007000332
2006/10/07 19:41
 医薬品最大手の武田薬品工業が計画している新たな研究所を誘致するため、大阪府が総額200億円規模の支援策を同社に提示したことが7日、分かった。

 神奈川県も誘致を目指しており最高80億円の補助制度がある。現在の大阪府の補助制度は最高30億円だが、神奈川県を大幅に上回る破格の補助を示すことで、誘致を実現したい考えだ。

 武田薬品は約800億円を投資し、大阪工場(大阪市)の研究部門と筑波地区研究部門(茨城県)の機能を集める計画。バイオ関連企業が集まる大阪府茨木市の「彩都」地区と、神奈川県藤沢市の湘南工場跡地が候補地に挙がっている。

 府は今月初め、「彩都」に誘致する場合に必要な土地取得費として160億円を補助し、周辺の緑地整備費を肩代わりすることなどを提案した。

 府幹部は「大阪からの企業流出に歯止めをかけるだけでなく、武田薬品が彩都の中核になっていただきたいとの思いもあり、思い切った案を出した」と話している。

261荷主研究者:2006/10/09(月) 03:28:52

【クラレ:新潟事業所のリアプロ用のスクリーン事業から撤退】
http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=1259
2006年8月26日 新潟日報
クラレ、新潟事業所のリアプロ事業から撤退

 クラレ(東京)は25日、取締役会を開き、新潟事業所(胎内市)で展開しているリア・プロジェクション・テレビ(リアプロ)用のスクリーン事業から撤退することを決めた。

 リアプロの需要低迷を映して同事業の採算が悪化したためで、生産設備は今後、液晶テレビ向けのディスプレー用樹脂板向けなどに転用。成長が見込まれる分野に経営資源を重点投入する。

 リアプロは、ブラウン管などから投射された光をミラーを使ってスクリーンに映像として投射する方式。同社は1988年に製造を開始、ブラウン管より精細な映像を表現できるタイプを開発するなどしてきた。

 だが、液晶やプラズマ方式の薄型テレビに押されてリアプロ需要が減少。同事業は苦戦を強いられ、2006年3月期は売上高約110億円に対し、経常損失約18億円を計上した。

 生産は12月に停止し、担当従業員120人は別の生産ラインに再配置する。同社は「極力、新潟事業所内での異動になるようにしたい」(IR広報室)と説明している。

 同事業所は現在も液晶ディスプレー用樹脂板を生産しており、リアプロ施設を転用した後の増産見通しについては「今後計画を立てる」(同)としている。

269とはずがたり:2006/12/31(日) 11:27:06
2 名前:荷主研究者 投稿日: 2002/11/06(水) 21:23

2000年7/25 日本工業新聞 27面

ホルマリン生産受委託契約 三井化学と広栄化学が合意

三井化学と広栄化学工業は、両社のホルマリン事業で相互に製品を融通し合う生産受委託契約を結ぶことで合意した。2001年7月をメドに、
三井化学は茂原工場(茂原市)で生産しているホルマリン1万数千トンを広栄化学の千葉工場(袖ヶ浦市)に、一方の広栄化学は大阪工場
(大阪市城東区)の同量生産分を三井化学の大阪工場(大阪府高石市)にそれぞれ生産委託。工場の稼働率アップで国内需要が低迷して
いる同事業の効率化を図る。

木質系接着剤やポリアセタール(POM)樹脂の原料であるホルマリンは、接着剤向けが住宅着工数の伸び悩みで、またPOM樹脂も海外生
産シフトで今後国内の需要増は見込めないと判断。両者の生産受委託による製品融通でお互いの工場の生産性を引き上げ、採算性を向上させる。

これにより、三井化学は茂原工場でのホルマリン及び誘導品の生産を停止。一方、大阪工場の稼働率を現状の75%から90%に引き上げ、下関工場、
大牟田工場、関連子会社2社と合わせた年産能力は約25万トンとなる。
広栄化学は大阪工場と千葉工場を合わせて年間能力14万トンだが、生産委託後の大阪工場での同事業継続は検討中という。

270とはずがたり:2006/12/31(日) 11:27:26
3 名前:荷主研究者 投稿日: 2002/11/06(水) 21:24

2002年5/27 化学工業日報 32面

木田株式会社(仙台北港駅に専用線所有)

本社は東京都、仙台支店と秋田、八戸出張所が営業拠点。東北の営業ウェイトが高い。
仙台には、苛性ソーダ、合成塩酸、濃硫酸、ホルマリン、希硫酸(75%)、次亜塩素酸ソーダ、PAC、塩化第二鉄の液体用タンクを備えている。

特に東北地方でホルマリンタンクを設置する唯一の化学専門商社である。
東北地方の産業空洞化で市場が縮小傾向であるため、関東エリアでの営業を強化している。

271とはずがたり:2006/12/31(日) 11:28:07
4 名前:■とはずがたり 投稿日: 2002/11/07(木) 13:33
◆ホルマリン
■広栄化学…住友化学が55.7%出資する。提携は三井・住友両化学経営統合の一環であろう。その他,塩野義6.6%,武田5.7%,田辺3.7%が出資している。
http://www.koeichem.com/index-j.htm

◆塩化第二鉄FeCl2
塩化第二鉄は、無機系の凝集沈降剤として広く一般的に使用されている薬品です。
下水処理用の凝集剤のほか、金属を腐蝕する性質から、写真製版・金属板などプリント配線回路用
エッチング液などとして利用されています。
鉄、塩酸と塩素ガスを原料として生産。

■東ソー
http://www.tosoh.co.jp/seihin/kagaku.htm#FECL2
http://members.tripod.co.jp/tohazugatali/kamotsu/tank-sha-yusou.html#sin-nan-you-touso

■旭電化工業(アデカ)
http://www.adk.co.jp/chemical/basic/basic2.htm

■ラサ工業
製品名:塩化第二鉄液
化学式:FeCl3
化学名:塩化鉄(Ⅲ)、塩化第二鉄
荷姿:25Kgポリエチレン容器、ローリー
用途:都市下水処理、工場廃水処理、し尿処理、顔料の製造用、 プリント配線・写真製版等 のエッチング剤、etc.
http://www.rasa.co.jp/s_mizushori.html

■日本下水道施設協会
2−2.無機系凝集剤 無機系凝集剤は、アルミ系の硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウム(PAC)と鉄系の塩化第二鉄、ポリ硫酸第二鉄が主なものになり ます。一般的にアルミ系は凝集力に優れるため凝集処理に、鉄系は荷電中和力、消臭効果、りんの除去効果に優れるため、濃 縮、脱水工程に使用されています。
http://www.siset.or.jp/odei/G2-2.htm

◆PAC(ポリ塩化アルミ)
http://members.tripod.co.jp/tohazugatali/kamotsu/takikagaku.html
※ PACorポリ塩化アルミ+大明化学でgoogleしても引っかかるのは我々のページのみ。

■大明化学
http://www.tensi.jp/shop/info.html
最近は美肌水も売っているようである。

■朝日化学工業
http://www.asahi-chem.co.jp/jpn/enkaku.htm
1969年 5月 鴫野工場でポリ塩化アルミの製造を開始。
1969年 10月 米子工場を建設し、液体硫酸バンドの製造を開始。
1975年 10月 日南工場を建設し、液体硫酸バンドの製造を開始。

272とはずがたり:2006/12/31(日) 11:28:43
5 名前:荷主研究者 投稿日: 2003/05/05(月) 13:35

強引にホルマリン記事。

2003/04/30 西日本新聞
ホルマリン 罰則付きの禁止指示 フグ寄生虫駆除で長崎県漁業調整委 県内全域を対象
 長崎県内のトラフグ養殖業者の六割が寄生虫駆除に禁止されている薬物ホルマリンを使っていた問題で、漁業法に基づき有識者らでつくる同県連合海区漁業調整委員会は三十日、県内全域でホルマリン使用を禁止する指示を出した。今後の違反者には、同法により罰則(懲役一年以下、罰金五十万円以下)が科されることになる。同県によると、同様の指示が出るのは天草・不知火海区漁業調整委員会(熊本県)に次いで二例目。 ホルマリン使用は、水産庁が一九八一年に通達で禁止してきたが、罰則規定はなかった。今国会に使用禁止を定めた薬事法改正案が提出されているが、成立までの措置として、県知事と一連の問題を受け発足したトラフグ養殖適正化対策協議会が同委の指示発動を求めていた。指示の発効は、県広報記載日の五月六日か九日になる見通し。

274荷主研究者:2006/12/31(日) 17:06:45

http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20061030200024&cid=main
2006年10月30日 14:28 熊本日日新聞
富士フイルム九州 菊陽町の第1工場が稼働 保護フィルム生産
偏光板保護フィルムの生産を始めた富士フイルム九州第1工場=菊陽町

 富士写真フイルムの生産子会社「富士フイルム九州」(菊池郡菊陽町)の第一工場が完成、三十日、生産を始めた。テレビやパソコンの液晶画面に使う「偏光板保護フィルム」の主力工場で、台湾や韓国などの液晶画面メーカーに出荷する。

 神奈川県と静岡県に続く三番目の生産拠点。薄型大画面テレビの世界的な増産で同保護フィルムの需要が急増、出荷先に近い熊本県に進出、立地した。

 工場は二十六ヘクタール。四百億円を投じ、昨年三月に着工。延べ床面積三万二千平方メートル。生産ラインは二つで、この日稼働した第一ラインは年五千万平方メートルのフィルム生産が可能。同規模の第二ラインは来年二月に稼働する。

 同社は、さらに七百億円を投じて第二、第三工場を建設中で、来夏以降に生産開始。二〇〇八年夏には、年産三億平方メートルの能力を備える「単一では世界最大の保護フィルム工場」になるという。

 式典には富士フイルムホールディングスの古森重隆社長や潮谷義子知事ら約三百人が参加し、テープカットして祝った。
(鹿本成人)

275荷主研究者:2006/12/31(日) 18:40:30

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20061110002.htm
2006年11月10日 北國新聞
富士化学工業、有機合成工場を新設へ 治療薬と新薬の受託生産力を増強

 富士化学工業(富山県上市町)は同町の郷柿沢工場で、治験薬と新薬の受託生産力の増強に向け、五棟目の有機合成工場を新設する。今年十二月に着工し、来年十二月の完成を目指す。総投資額は十五億円。

 昨年四月の薬事法改正に伴い、医薬品製造の全面委受託が可能となり、大手製薬会社の富山県内の中堅メーカーへの委託が拡大している。富士化学工業は、受託先の新薬の開発段階から参画し、治験薬の製造、商品後の量産も手がけている。数年後には、有機合成設備の能力不足が懸念されるため、新工場建設が不可欠となった。

 新工場は三階建て、延べ床面積二千平方メートル。三階の合成フロアには二千リットルから八千リットルの大型反応蒸留装置を設け、研究開発段階の試作から量産化まで幅広く対応できるようにする。二階は洗浄・ろ過フロア、一階は乾燥・包装フロアとする。
 工場内の清浄度は日米欧の医薬品製造・品質管理に関する基準「医薬品GMP」に適合させる。新工場の稼働三年後に年間五億円、五年後に十億円の売り上げ増を目指す。

278とはずがたり:2007/01/25(木) 00:48:14
2007年01月22日
【三菱WPと田辺の合併協議】関係者の反応は多様 
http://www.yakuji.co.jp/entry2056.html

 三菱ウェルファーマ(WP)と田辺製薬が、合併に向けた協議を行っていると表明したことに対し、業界関係者からは歓迎する声が上がる一方で、国内市場で生き残るための合併だとする冷めた声も聞かれる。

 厚生労働省医政局の武田俊彦経済課長は、「関心を持って、事態の推移を静かに見守りたい」とコメント。実現するなら歓迎する姿勢を示した。

 合併の検討が明らかにされた18日の東京株式市場は、田辺株が一時、前日比151円高まで上昇し、終値は88円高い1716円。三菱WPの親会社・三菱ケミカルホールディングス株は一時、前日比50円高となったが、43円高い815円で取り引きを終えた。業界内には株価の上昇を捉え、前向きに評価されているとの見方もある。

 一方、「国際競争での勝ち残りを目指した、これまでの大手の合併とは異なり、両社とも国内市場中心の企業で、限られた国内市場のパイの中で生き残りを模索した合併にすぎない」「国際展開するには規模が不足。ローカル企業にとどまるのではないか」との声も出ている。

281とはずがたり:2007/03/08(木) 15:40:44

東亜製薬 グループ内合併
来月1日 社名は中国系「三九」に
http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20070303/ftu_____thk_____005.shtml

 中国最大手の製薬会社、三九グループの東亜製薬(富山県上市町)が4月1日、同グループの三九製薬(東京)と合併することが2日、分かった。日本での漢方薬事業を強化する考えだ。中国資本による買収から3年半が経過し、東亜製薬は社名を「三九」に変える予定で、名実ともに外資系企業となる。近く発表する。

 東亜製薬は、地元の配置薬業者が出資して1942年に設立。家庭配置薬や一般用配置薬の企画・製造を手がけている。漢方製剤が主力で、お湯に溶かして服用する葛根湯を業界で初めて製品化した。非上場で、売上高は約3億円。日本市場への本格進出を狙っていた三九企業集団が2003年10月、日本法人の三九製薬(当時の社名は三九本草坊医薬)を通して東亜製薬の株94%を取得。東亜製薬は三九グループの傘下に入った。

 関係者によると、今回の合併では東亜製薬が存続会社となり、本社所在地は富山県となる。社名は「三九製薬」とする。知名度が高い「三九ブランド」を残した方が事業効果が高いと判断したとみられる。新会社の社長に東亜製薬の西本初博社長が就くか現在、調整しているという。

 合併するのは、三九製薬は卸売りや通信販売など営業が中心で、製造子会社の東亜製薬と合併することで製造・販売の一貫体制で経営基盤を強化する狙いがあるもようだ。東京にある三九製薬のオフィスは営業拠点になるとみられる。

 三九製薬は北陸では広貫堂(富山市)やクスリのアオキ(石川県白山市)と取引がある。

 (坂本正範)

282荷主研究者:2007/04/15(日) 23:24:17

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200701120005a.nwc
クラレが液晶フィルム増強 40億円投じ新設備
FujiSankei Business i. 2007/1/12

 クラレは11日、液晶ディスプレー用偏光フィルムの素材となる光学用ポバール(PVA=ポリビニールアルコール)フィルムの第3期増強計画を発表した。

 同社は同フィルムで国内約8割のシェアを持つトップメーカーで、増強計画は大画面薄型テレビなどの普及による旺盛な需要に対応するのが狙い。今回の第3期増強計画は、製造子会社のクラレ西条(愛媛県西条市)に約40億円を投資し、年産能力1500万平方メートルの設備を導入する。これは同社の現状能力(年産6100万平方メートル)の約25%に相当し、完工予定は2008年央。

 クラレは第1期、第2期の生産能力増強計画を公表しており、いずれも製造子会社のクラレ玉島(岡山県倉敷市)が対象。第1期は60億円を投資し、07年央の完工予定で年産能力は3000万平方メートル、第2期は70億円を投資し、同年末完工予定で同3000万平方メートルを増強する。

 第1〜3期の増強分を合わせ、08年央には現状の約2・2倍に相当する1億3600万平方メートルに増強されることになる。

 同社の竹村眞三ポバールフィルム事業部長は「需要は年間20〜30%増で伸びている。第3期までの増強で09年度まで供給は大丈夫だと思う」と語った。

283荷主研究者:2007/04/30(月) 20:33:49

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/article.aspx?id=20070208000081
2007/02/08 09:31 四国新聞
液体石けん新工場が稼動−ライオンケミカル坂出

 ライオンの子会社・ライオンケミカル(本社・東京)は七日、オレオケミカル事業所(香川県坂出市番の州町)内に液体石けんの新工場を新設、本格的に稼働を開始した。昨秋、閉工した東京工場の機能を引き継ぎ、全国シェアの約半分を占めるハンドソープのほか、ボディーソープを製造。年間生産量は合わせて約二万トンを見込んでおり、国内最大級となる。

 新工場は、製造、包装、倉庫の三棟から成る。昨年六月に着工した製造棟は、鉄骨三階建て、延べ床面積約千三百平方メートル。パームやヤシなどの植物油を元に同事業所でつくる脂肪酸を原料に、三交代・二十四時間態勢で生産する。

 包装棟は鉄骨二階建ての既存の施設を活用。これまで使用していた固形石けんの包装ラインの配置を変更し、スペースを確保した。市場ニーズに応じて生産品目の割合を変更した際に、形状の異なるボディーソープとハンドソープの容器が迅速に切り替えられる「フレキシブル生産ライン」を導入しているのが特徴。

 倉庫棟は、これまでの四倍となる四千平方メートルに拡大。大型の機械アームや広大なトラックヤードを設け、全国へスムーズに発送できる。投資額は、新設や増設などの三棟合わせて約二十億円。新規に地元などから六十人を雇用した。

 この日あった竣工式には、行政や企業関係者ら約七十人が出席。ライオンの藤重貞慶社長が「グループの今後の成長を担う最新鋭の技術拠点として、地元とともに発展していきたい」とあいさつした。

284荷主研究者:2007/04/30(月) 21:51:06
懐かしい昭和電工の新興〜塩尻の鉄道によるアルミナ輸送。2000年3月に廃止。しかしアルミナ輸送は遠からず無くなる運命だったということか。
>海洋投棄を15年度までに全面的に終了する計画だ。このため、国内での製造を停止する予定

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200703150032a.nwc
昭和電工 インドネシアに事業調査会社 アルミナ工場建設
FujiSankei Business i. 2007/3/15

 昭和電工は14日、インドネシアにエレクトロニクス製品や機能性材料の素材として使用されているケミカル用アルミナの製造工場を建設するためにFS(事業化調査)を行う新会社を4月中に設立すると発表した。

 新会社「インドネシア・ケミカル・アルミナ」の資本金は273億ルピア(約300万米ドル)で、同社のほか丸紅などが出資。出資比率はインドネシアの鉱山事業会社のアンタムが49%、昭和電工が30%、シンガポール投資会社のスターが15%、丸紅が6%となる。

 7月完了をめどに同国でのアルミナ工場建設の事業性を調査・評価する。その結果を受け、今夏中にはアルミナ製造・販売を手掛ける事業会社を立ち上げる計画だ。

 建設が決まれば2010年ごろから工場を稼働する予定。生産能力は年産30万トンを見込み、原料の採掘から製品製造までの一貫工場としては世界最大規模になる。現地で原料から製品までを一貫生産することでアルミナ関連事業の競争力を強化するのが狙い。

 事業化の際はFSの合弁会社を母体として新会社に衣替えする計画だ。

 ケミカル用アルミナは、アルミニウム自体を製造する精錬用以外の用途に使われる水酸化アルミニウムとアルミナ(酸化アルミニウム)の総称。主に高機能ICパッケージや放熱板などのエレクトロニクス製品、水質浄化剤、機能性材料の素材として使用されている。

 昭和電工は、横浜事業所(横浜市神奈川区)でボーキサイト鉱石を輸入してケミカル用アルミナを生産している。製造時にボーキサイト残渣が発生し、この処理を、現在は法律で認められている海洋投棄で対応している。しかし、地球環境保全意識の高まりから、昭和電工では海洋投棄を15年度までに全面的に終了する計画だ。このため、国内での製造を停止する予定で、海外での新たな製造拠点を検討している。

285荷主研究者:2007/04/30(月) 21:55:58

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200703060034a.nwc
住友化学、戦略品に資源集中 医薬など強化 07−09年度新中期計画
FujiSankei Business i. 2007/3/6

新中期経営計画を発表する住友化学の米倉弘昌社長(5日、東京都中央区の住友化学本社)

 住友化学は5日、2007〜09年度の新中期経営計画を発表した。医薬品などのライフサイエンス事業と、電子機器向け素材・部品などの情報電子事業を強化。ライフサイエンス事業は戦略製品への経営資源集中を、情報電子事業は液晶関連素材の拡販と合理化を施策の中心に据えた。

 最終年度に売上高2兆4000億円(06年度見込み比34・5%増)、経常利益2500億円(同66・7%増)、最終利益1500億円(同64・8%増)を目指す。

 新中計では、サウジアラビアでの石油精製と石油化学の統合合弁事業「ラービグ計画」の完遂を重要指針に掲げた。ラービグ計画は、サウジアラビアの国営石油会社であるサウジ・アラムコとの折半出資の合弁事業で、総事業費は98億ドル(約1兆1000億円)。新中計を説明した米倉弘昌社長は「ラービグ計画は、当社の石油化学事業の抜本的強化策。予定通りに進んでおり、08年央の工事完成、同年秋の稼働を予定している」と述べた。09年度には、ラービグ計画のトータル売上高は1兆円程度になり、住友化学の持分法利益は500億円を見込む。

 新中計の3カ年の設備投資は3700億円を予定。ライフサイエンスと情報電子に「70%を割く」(米倉社長)方針だ。設備投資額はラービク計画への投資などがあった現中計(04〜06年度)の6200億円程度に比べて減額となるが、新中計では別途、最大2000億円の戦略投資予備枠を設定した。将来に向けた成長分野に投資する方針で、「ラービク計画が落ち着いた段階で、厳密に査定して投資分野を決める」(同)としている。

286荷主研究者:2007/04/30(月) 21:58:50

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200702270026a.nwc
三菱化学、顧客対応窓口を一本化 自動車関連強化へ
FujiSankei Business i. 2007/2/27

 三菱化学は26日、グループの自動車関連事業強化のため、顧客との対応窓口を一本化する「自動車関連事業推進センター」を4月1日付で設置すると発表した。

 グループの2005年度の自動車関連分野の国内売上高は約1100億円だが、15年度に約3・6倍の4000億円に伸長させる計画を打ち出しており、目標達成に向けての施策の一環となる。

 センターは社長直轄の組織で、当初参画するのは三菱化学本体、グループの日本ポリエチレン、三菱化学産資など合計8社。

 三菱化学グループは、多様な素材を扱っているため、顧客は最初に相談する部署が分かりづらい側面があった。センターによる窓口一本化により、顧客へのワンストップサービスが展開でき、サービス向上につながると判断した。また、センターを軸にして、グループ各社と顧客が一体になって総合的な開発を進めることも狙う。

 センター長には新國時生常務執行役員が就任予定。センターの要員は、専任、兼務合わせて40人弱。顧客の初期窓口になると同時に、本体の事業部門やグループ各社に“横ぐし”を通す役目を果たす。実際に売上高に計上できる販売業務は、本体およびグループの営業部門が行う計画。

287荷主研究者:2007/04/30(月) 22:02:29

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200702190012a.nwc
国内タイヤ各社 天然ゴムに回帰 「エコタイヤ」開発競争激化
FujiSankei Business i. 2007/2/19

 石油を原料とした合成ゴムの使用量を抑え、天然ゴムの比率を高めた「エコタイヤ」の開発で国内メーカー各社がしのぎを削っている。原油価格の高騰に加え、環境意識が近年急速に高まっているためだ。環境に優しいタイヤ作りが企業イメージを高め、販売増加にも結び付くとの思惑が開発を後押ししている。

 19世紀にタイヤが発明された当初、素材は天然ゴムだけだった。硬くて乗り心地が悪く、滑りやすかったが、第二次大戦後に柔らかい合成ゴムが開発され、現在は合成ゴムを50%強混ぜて使うのが一般的だ。

 こうした中で住友ゴム工業は「改質天然ゴム」を使用したエコタイヤを昨年3月に発売した。改質ゴムは天然ゴムに酸素を吹き付けて加工した素材で、「ぬれた路面でもグリップ力が上がった」(タイヤ技術本部)。性能面でも合成ゴムと見劣りしないという。

 横浜ゴムはオレンジの皮から抽出したオレンジオイルを天然ゴムに混ぜることで性能を引き上げる技術を新たに開発。開発過程で松やにやカシューナッツの油脂も試したが、「天然ゴムと分子構造が似ているオレンジオイルが最も良かった」(タイヤ材料設計部)という。新開発したゴムを使ったタイヤを今夏投入する。

 両社とも合成ゴムの使用ゼロを目指しているが、タイヤに占めるゴムの割合は5割程度。様々な石油製品が使われているが、各社は主要材料の一つであるポリエステルを天然素材のレーヨンに切り替えるなどゴム以外でも切り替えを進めている。最終的に「石油に依存しないタイヤを作りたい」(横浜ゴム)との意気込みだ。

288やおよろず:2007/07/03(火) 07:55:49
「新薬は高く、古い薬は安く」 製薬業界が薬価制度案
http://www.asahi.com/life/update/0613/TKY200706130346.html

 新薬メーカーを中心につくる日本製薬工業協会が、厚生労働省に新しい薬価制度を提案したことが13日わかった。治療効果が高い新薬には製薬会社が付けた高い薬価を特許期間中維持することと、特許が切れた薬の大幅な値下げをセットにした。15年の導入を目指しているが、値下げ対象になる後発医薬品や、新薬が出にくい中堅以下のメーカーの反発は必至だ。

 現行の新薬の値決めは原則的に、既存の同分野の薬価をもとに「画期性」「有用性」を評価して加算するが、製薬会社側には「加算幅が大きいとは言えない」(製薬大手)との不満がある。

 製薬協は、効き目が高い新薬は製薬会社が説明責任を負い値付けをする新方式を提案。その新薬の特許期間中は、2年に一度の値下げの対象外にすることも求めている。特許切れの薬で今以上の値下げを進めれば、保険財政の負担増は抑えられる、としている。

 新薬開発では、審査の厳格化から臨床試験(治験)費用が増える一方、副作用への懸念などから商品化の確率は低下している。このため、製薬大手を中心に、数少ない新薬で確実に投資を回収したいという思惑がある。

 製薬協会長の青木初夫・アステラス製薬共同会長は、新制度について「特許切れ薬に頼った経営ではなく、これまでにない新薬を出すことでしか生き残れないよう退路を断つ」と話す。

289やおよろず:2007/07/03(火) 07:59:11
ドリンク剤、てこ入れ“一発” トクホに押され市場低迷
http://www.sankei.co.jp/keizai/sangyo/070619/sng070619001.htm

 製薬各社が、低迷する栄養ドリンク剤市場のてこ入れに本腰を入れ始めた。「リポビタンD」で知られる最大手の大正製薬が今月、さいたま市の大宮工場の生産能力を増強させたほか、第一三共ヘルスケアも「24時間戦えますか」のコピーで一世を風靡(ふうび)した復刻版「リゲイン24」を18日に発売。エスエス製薬も今春、新製品を投入した。急速に売り上げを伸ばすトクホ(特定保健用食品)飲料に対し、巻き返しを図る。


増産、復刻版、新製品…

 「多様化している消費者ニーズへの対応が重要だ」−。大正製薬の上原明社長は、大宮工場の生産増強の狙いをこう語る。

 同社はドリンク剤市場で43%のシェアを誇る最大手だ。しかし、脂肪燃焼などをうたうトクホ飲料の相次ぐ市場投入の前に、値引き以外の有効な対抗手段を見いだせず、それが収益をさらに圧迫させる悪循環に陥ってきた。

 総工費96億円を投じて新設された製造棟は、主力の「リポビタンD」(100ミリリットル、153円)や「ゼナキング」(50ミリリットル、2100円)など、30余りある同社全ドリンク製品の生産・包装に対応し、生産速度は従来の2倍で、生産能力は1日最大100万本。最新設備の投入で、女性や子供向けも含めた幅広い層の需要にきめ細やかに対応する。

 一方、第一三共ヘルスケアは18日、20年前の発売当初の味や成分をそのまま再現した復刻版「リゲイン24」(50ミリリットル、294円)を発売した。バブル景気に乗り、平成2年度には67億円の売上高を記録したが、昨年度は19億円にまで落ち込んだ。原点回帰で景気回復の波に乗る戦略だ。

 大正製薬や第一三共ヘルスケア以外にも、エスエス製薬が今春、甘さを抑えた「エスカップクール」を新発売し、販売下落傾向に歯止めをかける。武田薬品工業は錠剤と合わせてドリンク剤も「アリナミン」を「疲れ対策」としてイメージづける宣伝を展開する。

 ドリンク剤は、11年の規制緩和でコンビニエンスストアやスーパーで販売できるようになり、需要は拡大した。だが、景気に左右されやすい商品特性に加え、トクホ飲料に顧客を奪われ、13年度に売り上げ2700億円だった市場規模は、昨年度には2100億円にまで落ち込み、各社の業績を圧迫している。各社は新商品をはじめとするあの手この手の作戦で、かつての人気商品の“復権”を目指す考えだ。

(2007/06/19 11:59)

292荷主研究者:2007/08/04(土) 03:22:25

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200704150057.html
'07/4/15 中国新聞
スチレン製造設備1基を停止

 旭化成ケミカルズ(東京)は今年10月、水島製造所(倉敷市)のスチレンモノマー製造プラント3基のうち、年産能力15万トンの小型の1基を停止する。老朽化したためで、残る39万トンと30万トンの能力がある2基を増強やフル稼働させることで、コスト競争力を高める。スチレンモノマーは家電製品や食品トレーなどに使うポリスチレンの原料となる。水島製造所は同社唯一の生産拠点。停止後は廃棄する予定。

293荷主研究者:2007/08/04(土) 03:39:05

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200704270245.html
'07/4/27 中国新聞
ヤスハラケミカルが設備新設

 天然素材テルペンで接着樹脂などの工業原料を製造するヤスハラケミカル(府中市)は、特殊モノマー製造設備を福山市の福山工場に新設する。従来のテルペン製品の高機能化を進め、市場開拓を図る。投資額は約7億円。来春に稼働の予定。同社は、オレンジの皮や松の木から採取するテルペン油を加工する国内唯一の化学メーカー。新設備では電子材料や自動車・建築用塗料の原料に使う新しいモノマーを生産する。

294荷主研究者:2007/08/06(月) 01:12:39

http://www.job-nippo.com/news/details.php?t=&k=1630
新潟日報 2007年5月17日
電化青海工場でモノシランガス生産増強

 電気化学工業(東京)と、医療・産業用ガス販売を手掛けるエア・リキードグループ(フランス)は、糸魚川市の電化青海工場で半導体などの生産時に使用する超高純度モノシランガスの生産設備を増強する。約48億円を投資し、既に着工、来年11月の稼働を目指す。
 モノシランガスは、シリコン皮膜を形成させる際に使われる特殊なガス。半導体や液晶テレビ、コピー機の感光ドラムなどの製造時に用いられる。半導体用特殊ガスの中では、もっとも多量に使用されている。近年、半導体関連産業の活況により、同ガスの需要は年に20%以上も高まっている。
 電化とエア・リキードグループは需要の伸びに対応するため、現在の生産能力を年200トン以上引き上げ、年500トン強を目標にする。増産された同ガスは、主に国内メーカー向けに出荷される見込み。
 同ガスは電化青海工場内で両社が出資する合弁会社「デナールシラン」が20年前から製造を行っている。販売はエア・リキードグループが行っている。今後、太陽電池製造分野などへの需要拡大も予想されている。
 電化では「高品質なモノシランガスを供給し、市場の伸びに応えていきたい」と話している。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板