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化学・薬品産業総合スレッド

214荷主研究者:2006/02/26(日) 23:24:27
【旭電化工業:鹿島工場・鹿島西製造所】
http://www.ibaraki-np.co.jp/serialization/06/page11.htm
2005/06/03(金)茨城新聞
<106> 旭電化工業鹿島工場・鹿島西製造所 食品、化学品を製造

■独自製品で利潤追求
 大正期にカセイソーダ製造からスタートした旭電化工業(東京)が、鹿島臨海工業地帯で一九七〇年に操業開始したのが鹿島工場(川田晃嗣取締役兼執行役員鹿島工場長)。業況拡大に伴い九〇年に鹿島西製造所(金田紘一所長)を増設した。
 鹿島工場は難燃剤や半導体材料などの化学品とリス印で知られるマーガリンなど食品、西製造所は金属せっけんとクリーム類を製造。「食品のメーン工場で、化学品では半導体材料の主力工場となっている」(川田工場長)。同社は中国など海外展開もしており、海外の工場のマザー工場の役割も果たしている。
■TOP−21活動
 製造工程はほぼ無人化。生産量に合わせて柔軟に生産シフトを組むものの、二十四時間のフル操業となっている。食品は国内向けだが、化学品は韓国や台湾向けなど輸出が三、四割を占める。
 同社は「TPM(トータルプラントマネジメント)活動」を発展させた、テクノロジー、オリジナリティー、プロフィット(利益、利潤)の頭文字を取った「TOP−21活動」を掲げる。
 「労働、環境、投資、品質の面で信頼を得る工場管理をし、未来につながる損益改善を行っている」(同)と、独自製品で利潤を追求している。
 今年、製造に着手したのが発酵関連の機能性新素材。サプリメントや化粧品の材料として市場の拡大が見込まれ、同社の柱の一つとしていく方針だ。
■厳格な品質管理
 化学品では、より付加価値の高い半導体材料や難燃剤などファインケミカル製品に生産品目をシフトさせ、利益率の向上を図る。
 絶縁膜などの材料となる半導体材料はシェア50−60%を誇る。「業界でトップと自負している」(同)厳格な品質管理が特徴だ。
 無機系では、配線基板を作るときの腐食液として使われる高純度塩素などエッチング剤がやはり、50−60%のシェアとなっている。
 パソコンケースなどの材料となる難燃剤は、環境汚染につながるハロゲン系から、二〇〇〇年にリン系に転換。「欧州ではハロゲン系の難燃剤が禁止されており、これから有望な製品」(同)という。
■安全性を追求
 食品製造では、食の安全性に対する消費者の関心の高まりを背景に、表示や品質管理を厳格化。〇二年には「加工油脂業界で第一号」(同)となる食品衛生管理システムのハサップ(HACCP)を取得した。
 生産工程のトレーサビリティ(生産履歴)システムも構築しており、他社で原材料の問題が起きた場合でも、チェックをかけてデータをそろえられるようにしているという。
 一方油脂製品は、人口減少や高齢化の進展で消費量が減少傾向となっている上、原材料が高騰。品質、安全性の確保をしながら、「原料の高騰分をいかに吸収していくか」(同)と利益率の改善を進めている。

・所在地 神栖町東和田(鹿島工場)、同町東深芝(鹿島西製造所)
・操業開始 一九七〇年(鹿島工場)、九〇年(鹿島西製造所)
・敷地面積 計約三十㌶
・生産品目 難燃剤、半導体材料、無機薬品、金属せっけん、食用油、マーガリン、クリーム類など


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