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化学・薬品産業総合スレッド

247とはずがたり:2006/09/01(金) 01:17:07
新日鐵と三菱化学は合弁解消,独自路線を取ることにしたか。三菱は鹿島でのフェノール生産を増強しているようだ。新日鐵はフェノール生産設備を廃棄して韓国からの輸入にしたか。

2004/12/22 新日鐵化学
フェノール・ビスフェノールAの合弁事業の解消について
http://kaznak.web.infoseek.co.jp/japan/phenol-2.htm

 新日鐵化学株式会社と三菱化学株式会社とは、2005年3月末をもって新日本フェノール株式会社及び新日本ビスフェノール株式会社におけるフェノール及びビスフェノールAの合弁事業を解消することに合意いたしました(新日本フェノール・新日本ビスフェノール両社の概要は別添資料ご参照)。

 新日鐵化学と三菱化学は、フェノール・ビスフェノールA事業の拡充及びポリカーボネート樹脂原料の調達を目的として、1989年9月に共同で新日本フェノール及び新日本ビスフェノールを設立し、1993年9月にフェノール設備(オランダDSM社の改良トルエン法)、ビスフェノールA設備の稼動を開始いたしました。

 しかしながら、近年新日本フェノールにおいては、フェノールの原料であるトルエンの価格高騰が継続するなど環境悪化によりコスト競争力上の課題を抱えることとなりました。鋭意コスト改善に取組んでまいりましたが抜本的改善の見通しが立たないため、2005年6月末を目処に設備を停止しフェノール製造を終了することといたします(なお、これに先立ち、同年3月末に合弁を解消し一旦新日鐵化学の100%子会社といたします)。またこれを機に新日本ビスフェノールの合弁についても解消することとし、今後は両社が独自にフェノール、ビスフェノールAの生産・供給体制を強化していくことといたしました。

 新日本ビスフェノールにつきましては、新日鐵化学が2005年3月末をもって三菱化学の持分24.3%を譲り受け、同社は新日鐵化学の100%子会社となります。

 新日鐵化学はあわせてこのたび韓国の錦湖P&B化學株式会社(KPB)との提携を強化し、同社が現在建設中の最新鋭フェノール生産設備(増強後年産能力28万トン 2005年4月完工予定)からのフェノールおよびアセトンを主原料としてビスフェノールA事業を再構築・強化していくことといたしました。新日鐵化学は2000年7月にKPB社に出資し、日韓2つの生産拠点体制下でグローバルなフェノール・ビスフェノールA事業を展開してまいりました。今後はフェノール生産拠点をKPB社に集約一元化した上で、このたび新日鐵化学として供給力が強化される新日本ビスフェノールのビスフェノールA生産設備、並びに韓国におけるKPB社の同生産設備によりビスフェノールA事業を展開してまいります。今回の生産体制の再構築によりビスフェノールAは原料の効率的な調達と供給能力拡大とが実現され、事業が安定・強化されるのと同時に、同じくフェノールの川下商品である合成オルソクレゾールの事業構造も強化されることとなります。

 一方、三菱化学は、2003年7月に鹿島事業所においてフェノールの生産能力を年産18万トンから年産25万トンに、また2004年12月に黒崎事業所においてビスフェノールAの生産能力を年産10万トンから年産12万トンに引き上げるための生産設備の増強を行ない、独自にフェノール・ビスフェノールA事業の強化を図ってまいりました。三菱化学は、今後も、同事業を石化セグメントにおけるコア事業の一つと位置付け、更なる事業展開を図ってまいります。


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