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鉄鋼・非鉄金属スレッド

1荷主研究者:2003/12/07(日) 00:12
「鉄は国家なり」とは古い言葉だが、新日鐵やJFEをはじめ日本企業が世界の大手を占めている。特殊鋼や非鉄金属もユニークな企業が多い。そんな鉄鋼・非鉄金属・金属製品産業の総合スレッド。

社団法人日本鉄鋼連盟
http://www.jisf.or.jp/

社団法人日本アルミニウム協会
http://www.aluminum.or.jp/

社団法人日本電線工業会
http://www.jcma.jp/

78とはずがたり:2004/06/26(土) 17:43
【三井鉱山・三井金属】>>76-78
三井鉱山が産業再生機構送りになったのと引き替えに三井鉱山から分離した三井金属が好調という構図は,日本鉱業が共同石油と合併して今のジャパンエナジーになって分離した日鉱金属との関係に似ている。
Jエナジーが特石法の廃止を受けた競争激化で苦しい経営を強いられて居たのに対し,日鉱金属はいち早く血の滲む様なリストラで業績を恢復,結局親会社のJエナジーが厭がる日鉱金属を説き伏せ(無理矢理?)経営統合,今では仲良く新日鉱Hの傘下の事業会社である。
住友金属工業が住友シチックスを吸収したのも親会社の不振に貢献させようという意向が働いたようである。
三井鉱山と三井金属は分離がもう50年も前で資本関係も稀薄でこういう力学は働きようが無かったとは思うが。

79とはずがたり:2004/06/28(月) 02:05
「ふた」捨てられ、アルミ缶リサイクル率が初の前年割れ
http://www.asahi.com/business/update/0627/006.html

 03年度のアルミ缶リサイクル率が、77年に統計を取り始めてから初めて前年を下回った。アルミ缶メーカーはペットボトルに対抗して、ふた付きアルミ製ボトル缶の出荷を増やしている。ペットボトルでは、ふたを外してリサイクルに回す。これに慣れた利用者が2〜3グラムのアルミを含むふたを外してゴミとして捨てているためという。少なく見積もっても年間1800トン以上、回収量が減ったと見られている。

 統計をまとめたのは、アルミ缶のメーカーなどでつくる「アルミ缶リサイクル協会」。03年度のリサイクル率は前年度比1.3ポイント減の81.8%だった。普通のタイプも含めたアルミ缶の平均重量は16.8グラム。ふたのアルミ量は少なくなく、「マイナス分の大部分はふたの分」との見方もある。業界では少なく見積もっても3割の缶ではふたが回収されず、0.5〜0.6ポイントの押し下げ要因とされる。

 アルミ缶の03年度消費缶数は約177億4千万個で、前年度より約4千万個減。ただ、通常よりやや重いボトル缶については7億個増え、18億個となった。今後、ボトル缶が主流となりそうな勢いなだけに、協会側は「ふたも一緒に資源ごみに出してほしい」と呼びかけている。

(06/27 13:30)

81荷主研究者:2004/07/19(月) 01:58

【新日鐵:大分で世界最大高炉を稼動】
http://www.business-i.jp/news/ene/art-20040513211331-BBPFQKZNWJ.nwc
新日鉄、大分で世界最大高炉を稼動
FujiSankei Business i. 2004/5/14

 新日本製鉄は、大分製鉄所(大分市)の第2高炉改修工事が15日に完成、火入れ式を行う。

 炉容積は、改修前の5245立方メートルから5775立方メートルに約1割拡張。同社の君津製鉄所第4高炉(炉容積5555立方メートル)を抜いて世界最大となる。

 改修工事にともなう設備投資総額は、230億円で今期150億円を計上している。

 鉄鋼大手各社は旺盛な鋼材需要に対応、高炉の寿命時期に合わせた改修を機に、炉容積の拡大を進めている。

 2005年1月に西日本製鉄所福山第5高炉を改修するJFEスチールは現行比18%増の5500立方メートルに拡大。住友金属工業が土台から建設中の鹿島新第1高炉(5370立方メートル)は9月に稼働を始める。

82荷主研究者:2004/07/19(月) 01:59

【鉄鋼大手4社の05年3月期業績見込み】
http://www.business-i.jp/news/ene/art-20040520204055-HOYWZJJUBQ.nwc
鉄鋼大手4社の今期業績、経常益バブル期に迫る
FujiSankei Business i. 2004/5/21

 鉄鋼復権が鮮明に−。新日本製鉄など鉄鋼大手4社の2005年3月期連結業績は、粗鋼生産が高水準を維持するのに加え、原料高騰の影響を製品単価の上昇で吸収し、各社ともバブル期に迫る経常利益水準を確保する見通しだ。新日鉄の経常益が15年ぶりに2000億円台に乗せるほか、JFEホールディングスは新日鉄を上回る見込みだ。
 今期の粗鋼生産計画は、フル生産状態が続いていることから、新日鉄など3社が「横ばい」(藤原信義新日鉄常務)としているが、JFEは「1%強、2%はいかない」(宮崎徹夫副社長)と微増を見込む。

 各社が取り組んできた高炉改修工事がピークを過ぎ生産効率が向上していることから、今期の粗鋼生産量は極端な原材料不足が発生しなければ前期の1億1100万トンを超えるのがほぼ確実な情勢だ。

 01年3月期以来、粗鋼生産量は5年連続で1億トンを超える。2年続けて1億1000万トンを上回ったのは73、74年度だけで、30年ぶりとなる。中国を中心とした旺盛な鉄鋼需要で国内の高炉がフル生産状態を続け、鉄鋼業界の業績を押し上げる構図となっている。

 20日に経営統合後2期目の決算を発表したJFEは、今期の経常利益を前期比616億円上積みして2800億円とし、新日鉄との差を広げる。新日鉄は15年ぶりに経常利益を2000億円に乗せ、過去最高だった90年3月期の2023億円(単独)に迫る勢いだ。

 住友金属工業も91年3月期の864億円以来の高水準に回復。神戸製鋼所は91年3月期の650億円に並び過去最高となる。

 前期を大幅に上回る好業績を見込む最大の要因は、鋼材価格の値上げ効果だ。建築用鋼材などの市中価格値上げに加え、「ひも付き」と呼ばれる企業顧客向け納入価格の値上げ交渉も、自動車業界が4月分から1トンあたり平均5000円程度で決着。業績の牽引(けんいん)役となっている。

 前期の1トンあたり鋼材平均価格は、新日鉄が5万2200円(前期比4000円増)、JFEスチールが5万500円(同4200円増)、住友金属が6万6500円(同1700円増)、神戸製鋼が4万7300円(同3200円増)と数千円の価格転嫁を実現した。

 鉄鋼各社は、5月の連休明けから、下期分の価格交渉に入った。「比較的順調」(木村敏夫神戸製鋼副社長)に推移しているというが、自動車業界との綱引きが本格化する夏場以降の交渉結果が今期業績の行方を左右することになりそうだ。

83荷主研究者:2004/07/19(月) 02:16

【新日鐵室蘭:粗鋼生産1億トン達成】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20040527&j=0024&k=200405276988
2004/05/27 02:30 北海道新聞
新日鉄室蘭の粗鋼生産、あす1億トン達成

 【室蘭】一九四一年(昭和十六年)に粗鋼生産を始めた新日鉄室蘭製鉄所の累積生産量が、二十八日に一億トンを達成する見通しとなった。

 同製鉄所の年間生産量は、高炉四基体制だった六九年にピークの四百七万トンに達した。しかし、その後は減産が続き八五年からは高炉一基体制となり、九四年以降は三菱製鋼室蘭特殊鋼と協力する体制に移行した。

 同製鉄所は「国内では室蘭より歴史の浅い複数の大型製鉄所が既に一億トンを達成しているが、約六十三年かかった記録達成は感慨もひとしお」と話している。

 同製鉄所では当日、記念式典を開く予定になっている。

84荷主研究者:2004/07/19(月) 02:17

【新日鐵室蘭:粗鋼生産1億トン達成】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20040527&j=0024&k=200405276988
2004/05/27 02:30 北海道新聞
新日鉄室蘭の粗鋼生産、あす1億トン達成

 【室蘭】一九四一年(昭和十六年)に粗鋼生産を始めた新日鉄室蘭製鉄所の累積生産量が、二十八日に一億トンを達成する見通しとなった。

 同製鉄所の年間生産量は、高炉四基体制だった六九年にピークの四百七万トンに達した。しかし、その後は減産が続き八五年からは高炉一基体制となり、九四年以降は三菱製鋼室蘭特殊鋼と協力する体制に移行した。

 同製鉄所は「国内では室蘭より歴史の浅い複数の大型製鉄所が既に一億トンを達成しているが、約六十三年かかった記録達成は感慨もひとしお」と話している。

 同製鉄所では当日、記念式典を開く予定になっている。

85荷主研究者:2004/07/19(月) 02:17

【神戸製鋼所:高炉使わず製鉄】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20040530&j=0024&k=200405308792
2004/05/30 02:00 北海道新聞
神戸製鋼、高炉使わず製鉄 年産50万トン

 神戸製鋼所は来年、高炉を使わない新製鉄法の商業炉の建設を米国で始める。低品質の鉄鉱石や石炭を原料にしながら、良質な鉄を作れるのが特長で、商業ベースでの実用化は世界で初めてとなる。中国経済の急成長で、世界的に良質な鉄鉱石や石炭の不足が懸念されている折、注目を集めそうだ。

 通常の製鉄法は、鉄鉱石と、石炭を蒸し焼きにしたコークスを高炉で高温で燃焼させる。これに対して、神戸製鋼所が開発した新製鉄法「ITmk3」(アイティマーク3)は、高炉には向かない一般の石炭や、粉状の鉄鉱石を球状に固め、回転円形炉に載せて、千四百五十度で約十分間加熱する。その過程で不純物を取り出し、純度の高い鉄が生産できる。

 同社は二○○三年五月に米国ミネソタ州で州政府や米企業などと共同で、年産二万五千トンの新製鉄法の実証プラントを建設。実証試験を続けており、六月にも終了する。○五年中には、同州などで年産五十万トンの商業プラントの建設に着手する。

 新製鉄法は、年産三百万トンの生産が可能な従来の高炉を使った製鉄法より生産効率は落ちるが、低品質の原料が使える上、製鉄所建設費用が安く済む。同社は今後、特許などの権利供与も含め技術の販売に力を入れる。

 一方、JFEスチールも、粉状の鉄鉱石と石炭を特殊な炭材の上で加熱する「Hi−QIP(ハイキップ)」と呼ばれる新製鉄法を開発中。○一年度から○五年度までの予定で同社の東日本製鉄所・千葉地区(千葉市)で、日産十五トン規模の実証試験を続けている。

86荷主研究者:2004/07/19(月) 02:37

【中国地方の高炉メーカー:重油活用を復活】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04060401.html
中国地方の高炉メーカー、重油活用を復活 '04/6/4 中国新聞

 ■コークス不足で高騰

 高成長の続く中国での鉄鋼需要の急増で製鉄原料となるコークスが価格高騰や品不足を起こしていることに対応し、中国地方の高炉メーカーが、代替原料として重油の活用を再開した。日新製鋼呉製鉄所(呉市)が三十一年ぶり、JFEスチール西日本製鉄所(福山、倉敷市)は十四年ぶり。日本の景気回復のけん引役である「巨大市場」の影響が原料面にも押し寄せている。

 日新製鋼呉は二〇〇三年十一月の第二高炉改修に併せて、第一次石油ショックの一九七三年にストップさせていた専用設備を更新。今年三月から重油吹き込みを再開した。投資額は約一億四千万円。

 コークスの製造設備を持たない同社は、全量を外部から購入。全体の数%を中国から輸入しているが、日本製の三、四倍と高騰している上、入手が困難になっており、フル操業が厳しい状態になっていた。

 当面は銑鉄一トン当たり二十リットルの重油を鉄鉱石やコークスとともに投入。原油価格の高騰で市況を見ながら対応するものの、〇五年度までに一トン当たり六十リットルまで増やすとしている。

 JFE西日本福山地区は第四高炉の吹き込み設備を復旧し、三月上旬から試験操業を始めた。重油からコークスや微粉炭への転用を進めて稼働を止めた一九九〇年以来の活用に踏み切った。投資額は明らかにしていない。

 全量を自社生産して西日本、東日本の両製鉄所間で融通し合っているコークスに比べた経済効果は「微妙」という。福山地区のコークス炉増強が終了する〇六年六月まで重油を継続使用するかは検討中、としている。

 クリック

 コークス 石炭を1000度以上で十数時間、蒸し焼きにして石炭ガスやタール油などを取り除くと出来上がる。炭素分が多く、高炉で鉄鉱石を還元して鉄分を取り出す役割を担う。さらに鉄鉱石や石灰石を溶かす熱源となる。日本鉄鋼連盟によると2003年の鉄鋼業のコークス使用量3645万トンのうち高炉用は3126万トン。鉄鋼業向け輸入量は不明だが、通関ベースでは233万トンが輸入され、ほぼ全量が中国からとなっている。

87とはずがたり:2004/07/31(土) 19:50
>自家発電設備を持つ同製鉄所構内までなぜ停電が及んだか
だよねぇ。。

新日鉄、停電損失120億円 中電と負担協議へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040731-00000016-cnc-l23

新日本製鉄は30日、名古屋製鉄所(愛知県東海市)で6月に発生した停電事故による損失が120億円に上ると発表した。停電の原因によっては損失の一部負担を中部電力に要請する方針で、近く中電と協議を始める。

 損失の内訳は、約10万トンの生産出荷減で30億円、稼働率低下に伴う製造コスト増が45億円、設備の修繕費が45億円。同製鉄所で昨年9月に起きたガスタンク爆発事故の損失174億円に迫る規模となった。

 停電は6月10日、中電の定期点検作業をきっかけに愛知県刈谷市や名古屋市で発生。中電は人為的ミスが原因だったと認めているが、自家発電設備を持つ同製鉄所構内までなぜ停電が及んだかについては、両社共同で原因究明を続けている。(中日新聞)
[7月31日13時11分更新]

88荷主研究者:2004/08/10(火) 02:20
太平洋ランダムは太平洋金属の子会社。東岩瀬駅に専用線があった。

【太平洋ランダム岩瀬工場:半導体部材の生産増強】
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20040610003.htm
2004年6月10日 北國新聞
大平洋ランダム岩瀬工場、半導体部材の生産増強 デジタル家電活況で2割

 大平洋ランダム岩瀬工場(富山市)は今月下旬、主力製品の半導体熱処理用部材の加工設備を増強し、生産能力を20%高める。デジタル家電業界の活況で、半導体需要が急伸しているのに対応し、コンピューター制御の加工機などを増設する。総投資額は約一億円。

 同工場では、シリコンウエハーを熱処理炉に投入する際に使われる、ボートと呼ばれる半導体熱処理用部材を生産し、半導体メーカーなどに販売している。

 今回は熱処理用部材の一次、最終の両加工工程を増強する。熱処理用部材の棒や天板を形づくる一次工程ではNC加工機を一台増やして三台態勢とする。さらに寸法精度を高め、表面処理をする最終工程で、カッティング機と旋盤機を一台ずつ増やす。

 IT(情報技術)不況で、熱処理用部材などファインセラミックス部門の年間売上高は一昨年度六億円まで落ち込んだが、昨年度は八億一千万円に回復した。今年度は売上高十億二千万円を見込む。

89荷主研究者:2004/08/10(火) 02:36

【新日鐵大分:廃プラ処理設備稼働】
http://www.business-i.jp/news/ene/art-20040608211403-ZWQYPXKUHF.nwc
新日鉄が大分に廃プラ処理設備、来年度から稼動
FujiSankei Business i. 2004/6/9

 新日本製鉄は、今秋にも大分製鉄所(大分県大分市)に廃プラスチックを高炉用燃料に再利用するための廃プラ処理設備を構築、来年度から本稼働する。

 同社は室蘭、君津、名古屋、八幡の4製鉄所に同様の設備を導入しており、大分の設備が稼働する来年度の処理能力は現行の年間16万トンから22万トンに拡大。2003年度の国内での廃プラ再資源化量25万トンに匹敵する処理能力を1社で備えることになる。

 鉄鋼メーカーの廃プラスチック再資源化は、高炉還元法とコークス炉化学原料化法があり、新日鉄は後者を採用。ポリ袋やカップ、ボトル(PETボトルを除く)などプラスチック容器を回収後、選別して破砕し、圧縮。造粒物に固形化して燃料としてコークス(蒸し焼きした石炭)炉に石炭とともに投入する。

 無酸素状態で熱分解されたプラスチック造粒物は約2割がコークスの原料となり、そのほかは燃料ガスやプラスチック再加工用原料となる。

 新日鉄は00年に君津と名古屋(処理能力は各毎時8.4トン)、02年に室蘭と八幡(同4.2トン)の4製鉄所にそれぞれ廃プラ処理設備を導入。合計処理能力は年間16万トンに達している。

 大分製鉄所は世界最大の容積を持つ第2高炉改修工事が終了し、稼働したばかり。25年ぶりとなるコークス炉新設も計画しており、廃プラのコークス炉燃料への活用を推進することで、原料高騰への対応と生産効率向上をめざす。

 大分に導入する設備の処理能力は未公表だが、八幡製鉄所と同等の見通し。本稼働するのは05年4月からの予定だが、既存設備の増強と合わせて新日鉄の廃プラ処理能力は「年間22万トンになる」(平尾崇副社長)見込みだ。

 日本容器包装リサイクル協会によると、03年度に燃料やプラスチック原料などに再資源化された廃プラは25万5000トンで、そのうち新日鉄は12万8000トンと5割を占めた。自治体の分別回収が普及してきたことから今後も廃プラ発生量が増加する見通しで、鉄鋼各社の再資源化設備増強が進みそうだ。

90荷主研究者:2004/08/10(火) 02:41

【新日鐵大分:世界一の高炉】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20040516/news002.html
2004/05/16 西日本新聞
世界一の高炉 目覚め 新日鉄大分 中国輸出増に対応

 改修工事が進められていた新日鉄大分製鉄所(大分市)第二高炉の火入れ式が十五日行われ、稼働を始めた。炉内容積と一日あたり生産量は世界最大となり、急成長する中国などアジア向け輸出増に対応する。

 容積は約五百三十立方メートル増の五千七百七十五立方メートルで、これまで世界一の新日鉄君津製鉄所の第四高炉を上回る。一日当たり最大粗鋼生産量は、改修前の千トン増の一万三千五百トン。炉の“寿命”を従来の約十五年から約二十年に延ばそうと、銅製の冷却装置や特殊な耐火レンガを使っている。

 火入れ式には、関係者約二百五十人が出席。炉にたいまつで火を入れて安全を祈願、世界一の高炉の稼働を祝った。

 大分製鉄所では、中国向け輸出を中心に二〇〇二年ごろからフル生産が続いている。自動車、家電製品用の熱延鋼板の生産量(〇三年度)約五百三十二万トンのうち約四割が中国、韓国、台湾などへの輸出という。

 第二高炉は一九七六年に稼働。改修は老朽化に伴うもので、八八年に続き二度目。総工費約三百億円をかけて昨年四月から行っていた。

91荷主研究者:2004/08/10(火) 03:03

【新日鉄住金ステンレス:薄板生産設備集約】
http://www.business-i.jp/news/ene/art-20040702021452-NDKWBLZURD.nwc
新日鉄住金ステンレスが薄板の生産設備を集約
FujiSankei Business i. 2004/7/2

 新日本製鉄と住友金属工業のステンレス事業統合会社、新日鉄住金ステンレスは1日、薄板生産事業および生産設備の集約を実施したと発表した。4月に発表した生産集約計画に基づくもので、厚中板生産設備の集約に続く措置となる。

 昨年10月1日の経営統合時に発表した設備集約計画はこれでほぼ終了したが、今後はさらに3工場の設備の統廃合を検討。合理化と生産効率向上を目指す方針だ。

 今回の設備集約は、光製造所(山口県光市)と鹿島製造所(茨城県鹿島町)でそれぞれ生産してきたZM系冷間圧延材のうち、ニッケル系を光に、クロム系を鹿島に集約した。また、八幡厚板工場(北九州市八幡東区)、鹿島で行っていたタンデム冷間圧延材の製造体制を八幡に移管した。

 これにともない鹿島製造所薄板工場のZM系冷間圧延機3基のうち1基を、AP(焼鈍・酸洗)設備4基のうち各1基の稼働を休止した。

 同社は新日本製鉄と住友金属工業がステンレス事業を統合して2003年10月に発足。生産効率化を目指し、生産設備の統廃合と製造品目の集約を進めてきた。経営統合時には薄板生産設備の集約は今年9月を予定していたが、統合作業が順調に推移。3カ月前倒しを決めていた。

 今後も厚板、薄板関連設備の集約を進め、経営合理化を推進。競争力強化に取り組む方針だ。

92荷主研究者:2004/08/10(火) 03:04

【新日鐵:D/Eレシオ引き下げへ】
http://www.business-i.jp/news/ene/art-20040630222301-BPZBBIXTCO.nwc
新日鉄、D/Eレシオを1.66から1に引き下げへ
FujiSankei Business i. 2004/7/1

 新日本製鉄は30日、中期経営計画の最終年度にあたる2006年度末の有利子負債自己資本比率(D/Eレシオ)を、現在の1.66から1に引き下げる方針を明らかにした。

 D/Eレシオは、企業財務の健全性を示す指標の一つ。海外鉄鋼大手の同レシオが1未満であるのに対し、国内鉄鋼大手は2−4程度と大きく見劣りしている。新日鉄は鉄鉱石など国際的な原料高騰に対応した原料調達分野への投資戦略拡大に向けて、企業信用度の目安となるD/Eレシオ1未満の達成を目指す。

 同社は従来、「D/Eレシオは1未満を目標とする」(藤原信義常務)方針を示していたが、達成時期は明言していなかった。04年3月期連結決算で有利子負債を前期比3106億円減の1兆5612億円に削減。D/Eレシオは2.37から1.66に低下していた。

 中国を中心とするアジアの旺盛な鉄鋼需要が当面続くことから、今年度の国内粗鋼生産量は前期並みの1億1000万トン前後となる見通しで、新日鉄の生産も年3000万トンの高水準を継続する見込み。現行中期計画の当初目標だった「D/Eレシオ1.6」が05年3月期に達成できる見通しとなったため、さらに上の「レシオ1」を目指すことにした。

 ただ、「実際には06年3月期に1を切るのは相当に難しい目標」(同社幹部)となるため、中期計画の上方修正は行わず、社内目標と位置づけて達成を目指す。

 同社は今期から業績連動型の配当政策を導入。今期は増配となる見通しだが、高水準の粗鋼生産と原材料高騰を反映した鋼材価格値上げが増益要因となる見通しで、05年3月期の有利子負債残高が1兆5000億円を下回るのは確実な情勢だ。

 一方、収益率で新日鉄を上回るJFEホールディングスのD/Eレシオは04年3月期で2.46、07年3月期目標が1.9。長期借入金による設備投資を繰り返してきた日本の高炉メーカーのD/Eレシオは海外鉄鋼大手との比較で大きく見劣りする。例えば、上海宝山鋼鉄は0.67、韓国ポスコは0.61(いずれも02年)。

 新日鉄は国内高炉でいち早く同レシオ1未満を達成することで長期的な支払い能力を高め、鉱山開発など原料調達への投資を積極化する考えだ。

93荷主研究者:2004/08/10(火) 03:55

>>59 コークス特集2

国内のコークス市場は鉄鋼各社が自製している分以外は三菱化学、三井鉱山の2社の寡占状態。残存者利益を享受しているようだ。三菱化学は坂出事業所及び関西熱化学株式会社、三井鉱山は北九州工場が生産拠点。

三菱化学はコークスが創業事業の一つであり、コークスからカーボンブラック、合成ゴムマスターバッチ、ナノカーボンに至るピッチケミストリーチェーンを形成している。

【三菱化学:コークス事業 再編・強化】
http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/58

95荷主研究者:2004/08/10(火) 03:58

>>94
【三井鉱山:コークスが再建の原動力 続き】

▽過ち認めぬ体質

三井鉱山は石炭を掘り出して販売する鉱業のイメージが強いが、それは過去のものだ。国内炭の衰退に合わせて1980年代後半から炭鉱の閉山が相次ぎ、同社は海外からの石炭の輸入販売とコークス生産を柱に環境装置、水処理、建材などに事業を多角化させた。

しかし、炭鉱業務を終えても、そこから派生した配電線、木材調達、労働者の弁当などの会社は整理されなかった。雇用維持の要請に加え、「三井の名前を冠した事業は、なんであれ撤退が難しい」(元幹部)という名門意識ゆえだ。しかも、すべての根回しが済んだ上でないと案件を経営陣に上げないという意思決定法がはびこり、迅速な対応を封じた。

元社員はこう解説する。「石炭生産は日本の産業発展の要であり、三井が国策を代行して事業をしているという意識が強かった。自らの決定は絶対に間違っていないというプライド、完ぺき主義がトップから社員末端まで浸透していた」。グループ企業群は約120社まで膨張、業績が悪化しても「実態がつかめず、対処のしようがなかった」(元社員)。

そんな三井鉱山に対し再生機構と山保社長がとったのは、ある意味ごく当たり前のことばかりだった。真っ先に手をつけたのは幹部クラスの意識改革とグループ企業群の整理。再生企画室という新設部署に部長級10人を呼び集め「支持待ち不要、揚げ足取りの会議は無意味、経営者になったつもりで改善策を出せといった。一般企業としてはごく当たり前の理念を徹底して刷り込んだ」(山保社長)。

▽会社整理進む

これだけで再生企画室を中心とした意思決定は加速度的に早まり、会社整理が進み出す。三井炭鉱のあった九州地区を中心に地元の業者、自治体と交渉を繰り返し、売却可能な企業なら即売却、難しければ清算した。昨年末に113社あった企業は現時点までに実質的に48社に減り、不採算事業への利益流出は止まった。

この結果、収益源のコークス事業をさらに強化する再投資の道が開けた。2005年10月までに約10億円を投資して北九州工場に自家発電設備を建設、電気代を削減し製造コストを10%強抑制する計画だ。同工場にはコークス炉が4基あるが、そのうち1基は86年から休止中。再稼動には数十億円の投資が必要だが、これも十分賄えそうで「取引先を開拓できれば検討に入る」(末田修治専務)。

現在の課題は、意識改革を幹部だけでなく末端社員までどう浸透させるか。三井の名前に依存せず挑戦する社員に変えるには、「権限委譲と実力主義を基本とした人事制度が不可欠」と山保社長はみる。8月1日付で事業本部制を導入する組織改定を実施するほか、策定中の経営計画「MMルネサンス」には新たな人事評価制度を盛り込む計画だ。

三井鉱山やカネボウに限らず、名門の看板や過去のプライドに縛られて改革を先送りし続けている企業は今も少なくない。「改革は部外者の手で」の金言通り外の手が入るのを座して待つか、やればできる改革に乗り出すか、経営者から社員までを含めた企業の意思にかかっている。(石塚史人)

97とはずがたり:2004/08/16(月) 16:13
JFE、高炉建設へ調査 日系自動車向け鋼板製造
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040811-00000192-kyodo-bus_all

 鉄鋼大手のJFEスチールは11日、提携先の中国・華南地区最大の鉄鋼メーカー、広州鋼鉄企業集団(広州市)と、広州市に高炉を備えた粗鋼から鋼板まで一貫製造する製鉄所の建設に向け、事前調査を実施することで合意したと発表した。
 両社は今月から1年間、事業の採算性などを調査した上で、製鉄所の総事業費、出資比率や生産規模を詰める方針だ。広州市にはホンダや日産自動車が進出し現地生産などしており、製造した鋼板は、日系の自動車メーカーを中心に供給することになる。
 広州鋼鉄はこれまで、粗鋼から鋼板までの一貫製鉄所の建設計画を進めてきた。同社の要請でJFEが高炉建設に向けた調査に参画することになった。
 JFEは「中国には(自動車用など)高級鋼材に旺盛な需要があり、工場立地、マーケット双方の観点から非常に優れた環境だ」(広報室)としている。(共同通信)
[8月11日19時54分更新]

98とはずがたり:2004/08/16(月) 16:15
東京三菱で東京系,うFJで東海系が迫害を受けたようにJFEでは川鉄系が主導権を握りNKK系は受難のようである。
まぁ関西系野武士集団の営業の方が名門意識経営よりも断然良いだろうけどね。営業の方法も川鉄流に一本化されたとか。

99とはずがたり:2004/08/16(月) 16:20
>>97追加
五輪後の反動が怖いのだが…

<JFEスチール>中国・広州で製鉄所計画
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040811-00000079-mai-bus_all

 JFEスチールは11日、提携関係にある中国国営の中堅鉄鋼メーカー、広州鋼鉄企業集団(広東省)と共同で、高炉から圧延ラインまで一貫の製鉄所を、広州市南沙開発区に建設するための調査を開始したと発表した。
 中国は自動車産業の急成長で薄板需要が高まっており、日本から輸入される高級鋼材が多く利用されている。広州鋼鉄は一貫製鉄所の建設を計画し、技術面で優れるJFEに事業化に向け共同調査を要請。JFEも現地での高級鋼材の生産・供給が採算、技術面で可能か、検討に入ることにした。調査期間は1年。
 JFEは、実際に事業参加するかは調査結果を踏まえて判断する考え。新日本製鉄など日本の鉄鋼メーカーは、中国での鉄鋼需要増に対応し、現地メーカーとの関係強化を図っているが、合弁で高炉を建設する例はまだない。(毎日新聞)
[8月11日19時17分更新]

100とはずがたり:2004/08/16(月) 16:23
>>94-95
ひでーなー。
カネボウといい三井鉱山といい名門意識は企業にとって邪魔以外の何者でもないねぇ。
>「三井の名前を冠した事業は、なんであれ撤退が難しい」(元幹部)という名門意識ゆえだ。しかも、すべての根回しが済んだ上でないと案件を経営陣に上げないという意思決定法がはびこり、迅速な対応を封じた。

101とはずがたり:2004/08/18(水) 13:58
>>59 【コークス特集2】
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/study/2246/1070723570/93-96

102とはずがたり:2004/09/08(水) 18:38
鉄でも金属でもないが…

故人の輝き、永遠に=遺灰をダイヤに加工−スイス社
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040908-00000811-jij-bus_all

 故人といつまでも一緒にいたい−。そんな遺族の願いに応え、遺灰をダイヤモンドに加工するサービスをスイス南東部、クール市の「アルゴルダンザ」社が始め反響を呼んでいる。遺灰を3〜4週間かけ加熱・加圧して生成、指輪やネックレスに“変身”させる。
 価格は0.5カラットで5690スイスフラン(約49万円)から。先月営業を始めたばかりだが、「スイス、ドイツなど欧州だけでなく米国、台湾などからも問い合わせがあった」という。
 社名のアルゴルダンザは、クール近郊で話されるロマンシュ語で「追憶」の意味。4年前にロシアで開発された技術を使い、純粋に遺灰だけでダイヤを作るのが特徴で、通常より青みがかっている。米国にも同様のサービスを行う会社「ライフジェム」があるが、遺灰に炭素など添加物を加えるところに違いがある。 
(時事通信) - 9月8日15時2分更新

107荷主研究者:2004/09/20(月) 23:31

【JFE:2005年3月期業績見通し上方修正】
http://www.business-i.jp/news/ene/art-20040830200613-EBUKSWSDPJ.nwc
JFE、今3月期の業績見通しを上方修正、経常益1200億円増
FujiSankei Business i. 2004/8/31

 JFEホールディングス(東京都千代田区)は30日、2005年3月期業績見通しを上方修正し、5月予想に比べ経常利益は1200億円増の4000億円とした。過去最高だった前期の2183億円を83.2%増と大幅に更新する。

 原材料価格は高水準にあるものの、鋼材の輸出価格が上がったのに加え、国内需要家向け価格値上げも進展し、業績を押し上げる。売上高は鉄鋼事業が前期比800億円と好調で、5月予想比700億円増の2兆7400億円(前期比10.8%増)と増額修正した。

 JFEは同日、今期から減損会計を導入すると発表した。遊休資産、ゴルフ場資産など約800億円の減損損失を9月中間期の特別損失に計上するため、中間期の最終利益見通しは前年同期比77.8%減の100億円に下方修正。最終利益見通しは同100億円増の1200億円(同12.4%増)にとどまる。中間配当は見送るが「通期は(前期の30円配当から)増配も視野に入れて検討する」(宮崎徹夫副社長)方針を示した。

 鉄鋼各社は生産能力一杯の需要をベースに輸出価格の上昇と単価値上げによって収益環境が大幅に改善している。新日本製鉄の05年3月期経常利益も当初予想の2000億円から3000億円程度と過去最高が確実な見通しで、鉄鋼大手はバブル期を超える空前の収益水準となりそうだ。

108荷主研究者:2004/09/20(月) 23:32

【新日鐵:造船各社に値上げ申請】
http://www.business-i.jp/news/ene/art-20040901203857-IPAWHGCXGY.nwc
新日鉄、造船各社に1トン当たり1万5000円の値上げ要請
FujiSankei Business i. 2004/9/2

 新日本製鉄(東京都千代田区)は、造船各社に今年度下期から船舶用鋼材の納入価格を1トン当たり1万5000円値上げしたいと申し入れた。同社が異例の大幅値上げを打ち出したのは、造船用厚板の需給が逼迫(ひつぱく)している状況を踏まえ、国際市況に比べて低い価格水準の是正を目指すためだ。

 国内造船業界はアジアを中心とした造船需要の拡大で向こう3−4年分まで受注するほど活況。しかし、中国を中心とした鉄鋼需要増で国内鉄鋼各社の生産能力が限界水準に達しており、厚板の品薄感が次第に強まっている。

 中国、韓国を含めた3カ国の造船用厚板需要は02年に800万トン、03年で910万トン、04年が1000万トン強(見通し)と毎年100万トンのペースで増え続けており、さらに今後3、4年は同じ状態が続くと予想されている。しかし、厚板の納入期間は長期化し、そのあおりで作業が滞る事態が慢性化しつつある。

 新日鉄など鉄鋼各社は02年度から造船各社に厚板の値上げを要請。これまで1万円前後の値上げが容認されたものの「まだ、国際的に見て国内価格は陥没状態」(新日鉄幹部)という。このため、「前例がない」(同)大幅な値上げを申し入れたもので、8月下旬から交渉を始めた。

 ただ、大手造船会社は価格水準の低さは認めるものの「(1万5000円もの)大幅値上げをそのまま飲むことはできない。段階的な話になるのではないか」と04年度下期から05年度上期にかけての2段階式値上げを示唆。造船受注価格の回復に比べて厚板価格の回復が遅れているとする新日鉄との交渉は、難航する可能性もある。

109荷主研究者:2004/09/20(月) 23:36

【シャープ、NECトーキンなど:外しやすいネジ共同開発】
http://www.business-i.jp/news/ene/art-20040905204025-GGDKHFRBAP.nwc
シャープ、NECトーキンなどが「外しやすいネジ」を共同開発
FujiSankei Business i. 2004/9/6

 シャープ(大阪市阿倍野区)は、NECトーキン(仙台市太白区)、東海大学、ネジメーカーのユニオン精密(神奈川県愛川町)と共同で、100度に加熱するだけで締結部分が外れるねじ「易解体(いかいたい)ネジ」を開発した。

 ねじを固定するワッシャーに形状記憶合金を採用しており、加熱するだけでワッシャーの直径が瞬時に拡大し、ねじが外れる。

 家電製品に使うと、リサイクル時の解体効率を大幅に向上できる。2005年度上期に発売する液晶テレビや通信機器の部品として試験的に採用する。

 現在、ねじの取り外しは手作業で行われており手間がかかる。今回のねじは、ベルトコンベヤー上に置かれた加熱装置と冷却装置で自動的に分解できる。解体時間は手作業の10分の1になる。

 価格は、ねじとワッシャーの組み合わせで1本数円。実用化するには1円程度にする必要があるという。

113荷主研究者:2004/10/24(日) 22:23

【鉄鋼大手の2005年3月期、揃って経常最高益】
http://www.business-i.jp/news/ene/art-20040909211708-NRLAQLSGVS.nwc
鉄鋼大手の05年3月期、そろって経常最高益
FujiSankei Business i. 2004/9/10

 新日本製鉄、JFEホールディングスなど鉄鋼大手4社の2005年3月期業績は、経常利益がバブル期に記録した最高益をそろって更新する見通しだ。中国をはじめとする輸出の伸びと、国内製造業向け鋼材値上げの浸透が収益を押し上げる。産業のコメといわれる鉄の復権は、国内景気が本格的な回復期に入ったことを裏付けている。

 鉄鋼大手4社が9日までに発表した今年度業績見通しによると、原料価格高騰の逆風を需要増と鋼材価格値上げで吸収、生産設備の統廃合や事業再編などの大掛かりな合理化推進が最高益達成を下支えする。

 05年3月期業績への原料価格高騰の影響は、新日本製鉄(東京都千代田区)が1700億円、JFEホールディングス(同)が1350億円、住友金属工業(大阪市中央区)が800億円、神戸製鋼所(神戸市中央区)が380億円で、4社合計のコスト増は4200億円に上る。

 一方、鋼材値上げなどによる効果は、新日鉄が2450億円、JFEホールディングスが2390億円と2社が2000億円を超えるほか、住友金属工業は1223億円、神戸製鋼所は580億円を見込み、4社合計で6640億円もの増益要因となる。

 今期の合理化効果は4社合計で1110億円だが、2000年からの5年間で新日鉄が約3000億円も削減するなど各社が毎年数100億円のコスト削減を推進。財務体質を改善してきた効果が業績を押し上げた。

 各社の財務体質は売り上げ増に頼ったバブル期とは大きく異なっている。経常利益はJFEが2期連続で最高益を更新するほか新日鉄も3000億円に乗せるなど4社で前期比78%増の9100億円。4社がそろって過去最高を更新するのは初めてだ。

 自動車、電機、造船業界で増産ペースが続いているほか、建築分野も非住宅部門の着工面積が増加。景気回復が旺盛な鉄鋼需要を支え、鉄鋼各社の未曾有の好業績に結びついた。

 だが、今回の業績見通しには「下期の鋼材値上げ分は若干乗っている程度」(藤原信義新日鉄常務)。自動車業界や造船業界などとの鋼材価格交渉が決着すれば、収益はさらに上方修正する可能性もある。

 景気回復が産業のコメである鉄の需要を増やし、鉄鋼業界は1990年前後のバブル経済期を超える好況を呈してきた。

114荷主研究者:2004/10/24(日) 22:23

【神戸製鋼所:増産投資、高級鋼などの需要増に対応】
http://www.business-i.jp/news/ene/art-20040909205032-WGSWLUMKXB.nwc
神戸製鋼が500億円の増産投資 高級鋼などの需要増に対応
FujiSankei Business i. 2004/9/10

 神戸製鋼所(神戸市中央区)は9日、総額約500億円の増産投資を実施すると発表した。主力の加古川製鉄所(兵庫県加古川市)の休止高炉を改修・拡張するほか、神戸製鉄所(神戸市灘区)に鉄鋼半製品のスラブを製造する連続鋳造設備を新設する。いずれも2007年度から稼働する予定。

 鉄鋼大手各社は、建設ラッシュが続く中国を中心としたアジア向けの鋼材や鉄鋼半製品需要の急増に対応して、フル操業を続けている。将来的には、電炉原料としての高炉半製品の需要増も見込まれ、各社とも生産能力の増強に乗り出しており、神鋼は神戸の第3高炉改修も検討している。

 加古川の高炉は、休止中の第2高炉の容積を5400立方メートルに拡張したうえで、第1高炉に代わって操業する。投資額は約400億円。第1高炉(容積4550立方メートル)は1988年の稼働から16年が経過しており、新設高炉との入れ替えで休止する。

 新第2高炉の容積は旧第2高炉より40%、第1高炉より19%拡張する。同社としては初めての5000立方メートルを超える大型高炉となる。

 また、新第2高炉は価格の安い微粉炭使用比率を向上して生産コストを低減。高熱伝導性カーボンレンガの採用などによって25年間操業の長寿命化を目指す。

 神戸に導入する連続鋳造設備は、現行の第4連続鋳造設備に代わるもので、生産能力は現行比5割増の年72万トン。狭いロール間隔や緩やかな冷却方式により凝固過程のゆがみを最小化し、高品質な特殊鋼用中間製品も製造できる。

115荷主研究者:2004/10/24(日) 23:39

【大同特殊鋼:工具鋼を30%減産】
http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20041006/ftu_____thk_____002.shtml
2004.10.06 中日新聞
工具鋼を30%減産 大同特殊鋼 原材料高騰で採算性高い製品に移行

 大同特殊鋼(名古屋市)は五日、金型材料などの工具鋼を十月から三カ月間、約30%減産すると発表した。特殊鋼全体でフル生産を続けながら原材料高騰のコストを吸収するため、より採算性の高い鋼製品の生産にシフトする。

 特殊鋼需要の六割近くを占める自動車関連業界が好調なことから、同社では受注が生産能力を大幅に上回る状況が続いている。月産十四万トン(うち工具鋼は七千トン)の特殊鋼製造ラインはフル稼働している。

 一方、原材料の鉄スクラップは高騰が収まらない。同社によると、一−三月に一トン当たり平均価格が二万千百円に達した後、四−六月は一万六千九百円と落ち着いたが、七−九月は二万四百円と再び上昇傾向にある。

 原材料コストの一部を製品価格へ転嫁しても採算が取れないケースも出始め、同社は今回、生産のシフトに踏み切った。減産で余裕の出るラインの一部を、ステンレス鋼など比較的採算性の高い分野の生産に活用する。

 ただ、工具鋼生産は国内シェア約40%を占め、金型メーカーや最終ユーザーの自動車関連業界への影響が懸念される。同社は「社内や流通各段階の在庫を圧縮するなど、慎重に対処して影響が出ないようにしたい」と話している。

119とはずがたり:2004/11/26(金) 02:56
日産が鋼材不足で生産休止 国内3工場で計5日間
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041125-00000031-kyodo-bus_all
 日産自動車が、最近の鋼材の価格高騰や品不足から鋼材の調達が間に合わないため、追浜工場(神奈川県横須賀市)など国内3工場で今月末から計5日間、生産を休止することが25日、分かった。
 対象になるのは追浜工場のほか、九州工場(福岡県苅田町)の一部と、系列会社の日産車体(神奈川県平塚市)の工場。11月29、30の両日と、12月6日から8日までの3日間休止する。スポーツタイプ多目的車(SUV)「エクストレイル」や、9月に発売したばかりの小型車「ティーダ」など計約2万5000台の生産が遅れる。
 自動車業界では、ホンダが新潟県中越地震の影響で部品調達ができず、自動車の生産を2日間休止した例はあるが、今回のような理由で操業停止となるのは極めて異例。日産は、来年1月以降の臨時稼働で、生産の遅れを取り戻すとしている。
(共同通信) - 11月25日9時33分更新

9月中間決算 鉄鋼4社、過去最高益 鋼材需要増で値上げ浸透
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041118-00000018-san-bus_all
 鉄鋼大手四社の平成十六年九月中間連結決算が十七日、出そろった。中国や国内での鋼材需要の拡大を背景に値上げが浸透、全社の経常利益が中間期として過去最高となった。最終利益でも、減損会計の早期適用で七百四十億円の特別損失を計上したJFEホールディングスを除く全社が、過去最高を更新した。
 鋼材の平均単価は、前年同期と比べて、新日本製鉄16%、JFE14%、神戸製鋼所13%、住友金属工業も15%上昇した。自動車や家電、建設向けなどで需要が増加。国内外で需給が逼迫(ひつぱく)したことで、値上げが浸透した格好だ。
 通期では、世界的な鋼材需要の拡大を背景に「下期は鋼材価格が10%弱上がる」(宮崎徹夫・JFEホールディングス副社長)ため、各社とも利益が拡大する見通しだ。
(産経新聞) - 11月18日3時41分更新

鋼材価格値上げで合意 今年2回目、原料高騰で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041110-00000224-kyodo-bus_all
 新日本製鉄など大手鉄鋼各社が、10月にさかのぼって鋼材価格を値上げすることで、大口需要先の自動車メーカーなどと合意したことが10日、分かった。
 値上げは今年4月以来。年間に2回の値上げは異例で、鉄鉱石や石炭など原料価格の高騰に対応、国際価格に比べ安い国内価格との格差の是正も狙い。
 鋼材は対中輸出や旺盛な国内需要を背景に、需給は逼迫(ひっぱく)している。業界再編や合理化によって価格交渉力をつけた鉄鋼大手の値上げ要求が通った形だ。
 自動車向け薄板の値上げ幅は、会社や品種によって異なるが、1トン当たり5000−1万円とみられる。鋼材の供給不足に悩む造船向け厚板は5000円強となったもよう。
 自動車業界は「国際競争が激しく価格転嫁できない。収益を圧迫する」と値上げに難色を示していたが、計画を上回る生産が続いており、鋼材確保を優先したようだ。
(共同通信) - 11月10日20時48分更新

121とはずがたり:2004/12/11(土) 08:38
[ 鉄鋼関連 NEWS HEAD-LINE ]

http://www.japanmetal.com/back_number/t20040426.html
2004年04月26日

高炉各社、原料炭400万トン確保

 新日本製鉄など日本の高炉メーカーは中国の04年度積み原料炭の交渉で、22日までに中国煤炭能源集団公司との間で非微粘炭を中心に400万トンを確保することで決着したようだ。非微粘結炭の価格は明かしていない。強粘結炭は中国の輸出余力がなくなっているため、価格、数量とも随時出荷する形態になる見通し。中国の原料炭が決着することで一連の04年度の原料交渉が完了することになる。

04―05年積み強粘結炭、高値135ドルで決着

 スイスの資源大手、エクストラータは22日、2004、05年積み強粘結炭の価格交渉で、前年の1トン45ドル前後に対して、高値が135ドルと200%上げで決着したと発表した。日本の業界関係者によると、高値はインドなど他国向けで、日本の契約価格はそれより下の水準だという。日本向けの原料炭価格は明かしていないが、豪、加の石炭大手と決めた価格を上回る水準のようだ。従来は先に決めた価格に追随する形だったが、需給のひっ迫を背景に独自の交渉スタイルで臨んだエクストラータが突出した格好だ。


http://www.japanmetal.com/back_number/t20040712.html
2004年07月12日

丸紅、日本向け強粘結炭の独占販売権を取得
 丸紅はカナダの新興原料炭鉱会社、グランドキャッシュ・コールへの融資の見返りに日本向け強粘結炭の独占販売権を取得し、8月末にも出荷を開始する。休止鉱山の再開で2006年には年間200万トンのフル生産に達する見通しで、丸紅は日本向けに90万―100万トンの販売を見込む。中国が04年にも純輸入国に転じるなど、世界的に原料炭需給がひっ迫するなか、新たなソースを確保して日本の製鉄会社の調達を支援する。

紅忠コイルセンター、滋賀2工場を集約
 紅忠コイルセンター(本社=大阪府泉大津市、奈良進社長)は来年7月をメドに、滋賀地区の2工場を集約する。滋賀第1工場(滋賀県愛知郡)に工場1棟を新築し、高級鋼板専用レベラーラインを新設するとともに、滋賀第2工場(滋賀県栗東市)から大型スリッター1基、ミニレベラー1基、シャーリング2基を移設する。投資額は約8億5000万円。集約後の滋賀工場は加工能力が月間1万1000トン、在庫能力は現状比40%増の1万4000トン、人員が約70人態勢となる。今回の集約は生産性の向上、および物流・在庫の効率化が狙いで、同工場で月間9000―1万1000トンの加工をめざしていく。滋賀第2工場については工場建屋と土地は売却、残存設備は売却、もしくは廃棄する予定。

122片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/21(火) 20:33
三協・立山、事業統合へ 年明けから検討
http://www.kitanippon.co.jp/backno/200412/15backno.html#seiji1

 三協・立山ホールディングス(高岡市早川)は、グループ中核会社でアルミ建材販売
などの三協アルミ、立山アルミ両社の事業統合の準備に着手する。営業力強化とコスト
削減などが狙いで、将来の完全統合も視野に年明けから検討に入る。

 昨年末に経営統合した三協、立山の両社は今年6月、生産購買機能を統合した新会社
「STプロダクツ」を設立。新会社に生産設備を譲渡したことで両社は販売会社となり、
それぞれのブランドで商品を別々のルートで販売している。

 既に両社の住宅サッシの9割の商品が共通化され、ビル建材分野でも共通化に向けた
準備が進んでいる。業界では住宅着工件数の伸び悩みを背景に価格競争が激化しており、
グループ全体の生産のほか、営業効率を高める必要があるため、販売部門でも事業統合
の準備を進めることにした。

 統合の形態や時期は未定だが、実現すればブランド統一や営業拠点の再編が一気に進
み、営業力強化と管理部門の縮小などによるコスト削減効果が期待される。ビル建材や
エクステリアなど各事業本部ごとに新会社をつくることなどが検討されるとみられる。

 三協・立山ホールディングス会長の川村人志三協アルミ社長は「経営、生産統合の成
果と課題の検証を進めながら、事業統合に向け準備を進めたい」と話している。

123荷主研究者:2004/12/26(日) 22:15

【新日鐵室蘭:粗鋼生産最高74万トン】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20041022&amp;j=0024&amp;k=200410213565
2004/10/22 08:49 北海道新聞
新日鉄室蘭、粗鋼生産最高74万トン 04年度上半期、自動車関連が好況

 【室蘭】新日鉄室蘭製鉄所は二十一日、二○○四年度上半期(四−九月)の粗鋼生産量が七十四万四千トンに達し、現生産体制となった一九九四年以降では、半期ベースで最高を記録したことを明らかにした。中国など海外での自動車販売が引き続き好調で、自動車部品用の受注が伸びたため。下半期生産量も堅調に推移する見通しで、年間でも最高となる可能性が高い。

 同製鉄所の半期生産量は○二年度上期から七十万トン台を維持し、従来の最高は○三年度下期の七十二万五千トンだった。○四年度上期の製品別生産量は棒鋼が四十二万六千トンで前年度同期比2・8%減、線材が二十八万千トンで同6・0%増。棒鋼の減少は加熱炉の修理などがあったからだ。

 ただ、石炭や鉄鉱石など原材料価格が高騰しており、同製鉄所は「生産量は最高でも、収益面は目標に届いていない」としている。

124荷主研究者:2004/12/26(日) 22:25
>>100-101 >>103

【三井鉱山北九州事業所:休止コークス炉再稼動、新日鐵に供給】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20040914/morning_news023.html
2004/09/14 西日本新聞
三井鉱山 休止コークス炉再稼働 北九州事業所 新日鉄に供給

 新日本製鉄(東京)と三井鉱山(同)は十三日、製鉄工程で使用されるコークス(蒸し焼きにした石炭)の長期取引契約を締結したと発表した。三井鉱山が北九州事業所(北九州市若松区)にある休止中のコークス炉一基を二〇〇六年四月をめどに再稼働させ、年間約五十万トンのコークスを生産。十年間にわたり全量を新日鉄に供給する。

 三井鉱山は今月から炉の改修作業に着手。来春には高校卒業者二十人程度を新規採用する。

 世界的な鋼材需要拡大によるコークス使用量の増大を受け、コークスの早期安定確保を狙う新日鉄と、工場の稼働率アップを図る三井鉱山の利害が一致した。

 再稼働するコークス炉は、一九八八年十二月から運転休止中。三井鉱山は、新日鉄による長期取引保証を背景に銀行から資金を借り入れ、約百二十億円を炉の改修に投資する。

 これに伴い、北九州事業所内のコークス炉四基がすべて稼働することになり、三井鉱山のコークス生産能力は年間約百六十万トンから約二百十万トンに拡大する。

 コークスは鉄鉱石や石灰石を溶かす熱源などとして利用されており、新日鉄は年間千百万―千二百万トンを消費。このうち約百万トンを主に中国から輸入しているが、中国では国内のコークス需要が伸びている上、政府の過剰投資抑制策によりコークス増産に向けた新規投資も難しい情勢。新日鉄としては、安定的な長期供給先の確保が急務となっていた。

133荷主研究者:2004/12/26(日) 23:47

【神鋼、製鉄時間を大幅短縮、実用化実験】
http://www.business-i.jp/news/ene/art-20041126203507-GNBJIREOVY.nwc
神鋼、製鉄時間を大幅短縮 ハイブリッド鉱石で実用化実験
FujiSankei Business i. 2004/11/27

 神戸製鋼所(神戸市中央区)は、鉄を作る時間を大幅に短縮できる原料を開発、実用化実験に着手した。鉄鉱石の粉と石炭の粉を加熱して固めた石ころ状のペレットを原料にする技術で、高炉の能力は従来のままでも、短時間で鉄を取り出せるようになる。実用化は2007年以降になるが、鉄鋼需給の逼迫(ひつぱく)と原料不足を一挙に解決する新技術として注目されそうだ。

 鉄鉱石とコークス(蒸し焼きにした石炭)を原料とする現行の製鉄方法だと、原料を高炉に投入して燃やし、高炉の下部からどろどろに溶けた鉄を取り出すまで7時間前後かかる。それが、原料をすべてペレットに置き換えれば「理論上はわずか30分で済む」(同社幹部)という。

 実際には、燃えやすい状態を維持するなどの理由から、現行の原料に混ぜて使うことになるので、どれだけ短縮できるかは実験の結果を待たなければならないが、原料の2割をペレットに置き換えれば、1−2時間早まる可能性がある。

 神鋼が開発したのは「ハイブリッド結合鉱石」。粉炭と粉鉱を加熱しながら混合してペレットにする。粉炭は混合時の加熱によりコークスに近い強度となり、高炉に落とし入れてもつぶれにくくなる。

 ペレットに固めることで、粉炭の炭素と粉鉱に含まれる酸化鉄の接触面が広がることも還元速度を速める要因。従来より200度低い800度の低温領域で還元を始めるため、短時間で高効率に鉄を生成できるわけだ。

 同社は現在、粉鉱と粉炭を熱を加えずに混ぜ合わせたペレットを平面の回転炉で加熱する鉄鋼製造プロジェクトを米企業などと推進している。今回開発した技術は、粉炭と粉鉱を加熱してペレットに固めることで強度を増したのが特徴。従来不可能だった縦型で大容積の高炉でも、つぶれずに還元反応させられる。

 実用化実験は加古川製鉄所(兵庫県加古川市)にミニ高炉を建設。粉鉱・炭の混合割合や加熱温度、ペレット成形方法などを研究し、最適な原料に仕上げる。順調にいけば07年度には高炉での実用化に向けた取り組みを始める方針だ。「原料の1−2割にペレットを混合できれば原料コストの低減、還元時間短縮の面で効果は大きい」(神鋼幹部)と期待している。

 世界的な鉄鋼需要の増加で、鉄鉱石や粘度の高い石炭など鉄鋼原料の調達コストが上昇。鉄鋼メーカー各社は低品位の原料利用技術の開発を推進するなど原料コストの低減が大きな経営課題となっている。

134荷主研究者:2004/12/26(日) 23:47

【鉄鉱大手4社:2005年3月期全社が経常益1000億円突破】
http://www.business-i.jp/news/ene/art-20041117201131-XDAYJTMMIA.nwc
鉄鋼大手4社05年3月期 全社が経常益1000億円突破
FujiSankei Business i. 2004/11/18

 鉄鋼大手4社の2005年3月期連結決算は、全社がそろって経常利益の過去最高を大幅に更新する見通しだ。世界的な鉄鋼需給の逼迫(ひつぱく)と原材料高騰を背景にした鋼材価格の急激な値上げと長年の合理化努力が、1990年前後のバブル経済期を上回る最高益をもたらす。

 通期で4社の経常利益がともに1000億円を突破するのは初めて。4社合計の経常利益は1兆50億円で、5105億円だった前期の約2倍に急拡大する。自動車や造船など顧客企業との値上げ交渉も決着しつつあり、鋼材価格上昇で、9月初旬の見通しに比べても950億円上乗せされる。

 17日に決算見通しを発表したJFEホールディングス(東京都千代田区)は、上期の輸出比率(金額ベース)が過去最高の44%に上昇したことも奏功。第2位の新日本製鉄(東京都千代田区)を1100億円上回り4300億円に達する。

 JFEは経常利益が2041億円と最高だった88年に比べて、生産増やコスト削減などの増益要因と為替差損や原料高などの減益要因の差額が1200億円に上るが、「鋼材価格は1トン当たり約2万円安い」(宮崎徹夫副社長)と指摘。鋼材価格の値戻しが十分でないと強調した。

 4社合計の生産増や製品値上げによる今期の増益効果は7528億円に達する。原料値上げの影響4280億円を十分カバーし、さらにコスト削減効果1075億円も寄与して全体の業績を押し上げる。

 世界的な鉄鋼需要増は当面続くとみられ、積み残された鋼材値上げ分を加味すると、来年3月末までに各社の業績はさらに上方修正される可能性もある。

137とはずがたり:2005/01/18(火) 09:34
どっち側のシステムに併せるのかね?

JFEスチール、5月めどに営業システム一本化−統合効果高める
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050118-00000026-nkn-ind

JFEスチールは5月をめどに、旧NKKと旧川崎製鉄の拠点で併存していた2系統の営業システムを一本化する。

鋼材の受注から生産の手配、代金請求までを一括管理するもので、06年5月には物流・在庫管理のシステムも統合する方針。

業務の効率化を促し、経営統合の効果をさらに高める考えだ。

JFEスチール発足から1年後の04年4月に経理や人事といった内部管理システムは統合していた。

だが営業管理については、旧NKKの製鉄所だった福山(広島県福山市)と京浜(川崎市川崎区)の両地区では旧NKK、旧川鉄の製鉄所だった倉敷(岡山県倉敷市)と千葉(千葉市中央区)の両地区では旧川鉄のシステムをそれぞれ使用。

営業部門は2種類のシステムで別々に情報の入力や照会、管理をする必要があった。

新システムは同じ端末の画面上で営業情報をまとめて管理。


(日刊工業新聞) - 1月18日8時31分更新

140荷主研究者:2005/02/03(木) 00:14:10

【JFE倉敷が溶接新設備導入】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04121411.html
'04/12/14 中国新聞
JFE倉敷が溶接新設備 鉄鋼で初導入

 JFEスチール西日本製鉄所倉敷地区(倉敷市)は、自動車部品向けに厚さや材質の違う鋼板をレーザー溶接して一体成形する設備(TWB=テーラード・ウェルデッド・ブランク)を、国内鉄鋼メーカーで初めて導入した。二〇〇五年後半に本格生産を始め、自動車メーカーに対する設計段階からの提案営業も強化する。

 〇二年に旧川崎製鉄と包括的技術提携を結んだ欧州鉄鋼大手ティッセンクルップグループ(ドイツ)から導入した。板厚差が最大二・四五ミリ、幅は最大三・〇メートルの二枚の鋼板を、〇・二〜二・〇メートルにわたり溶接できる。投資額は五億円で、年間生産能力は二百万枚。

 各自動車メーカーは一九九〇年代から車体の軽量化による燃費向上や、衝撃吸収による安全性向上を図るため、ドアなどに複数の鋼材を採用するケースが増えている。メーカー側にとってあらかじめ一体成形した鋼板の仕入れが可能になり、部品点数が減り生産性の向上にもつながる。

 JFEは自動車の生産手法や素材の革新にもつなげることができるため、自動車メーカーの新車設計段階から参画し提案営業を強化する。山中栄輔所長は「今後の自動車メーカーのニーズに十分対応できる」と話している。

143とはずがたり:2005/02/06(日) 11:16:46
おお,三大財閥揃い踏み!
出来れば三井住友鉱山になって欲しかったのだが。。

物産参戦、三井鉱山争奪へ 製鉄原料上がり魅力高まる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050205-00000090-kyodo-bus_all

 産業再生機構の支援を受け、経営再建中の三井鉱山の争奪戦が大詰めを迎えている。鉄鋼需要が伸び製鉄原料のコークス価格が上昇、企業としての魅力が高まる中で、同じ三井系の三井物産が入札に加わることが判明。大手商社3社を含む3グループが激しく競い合う構図になっている。
 先月の一次入札には、米鉄鋼大手のインターナショナル・スチール・グループ(ISG)、住友商事と新日本製鉄、大和証券グループの連合体、三菱商事の計3陣営が参加。再生機構は月内にも最終入札を経て売却先を決めるが、三井物産がISGと共同入札することが分かった。
 物産は三井鉱山と同じ三井系で、当初から入札に参加すれば有力との観測があった。それだけに、物産とISGのグループが優位との見方が出る一方で、国内勢からは、戦略物資であるコークスの取り扱いを外資系に任せることを不安視する声もあり混沌(こんとん)としている。
(共同通信) - 2月5日16時40分更新

144とはずがたり:2005/02/09(水) 11:45:20
三菱系など約20カ所 アルミ箔カルテル疑い 公取委、立ち入り
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050208-00000036-san-soci

 アルミ箔を製造・販売するメーカーが価格カルテルを結んでいた疑いが強まったとして、公正取引委員会は八日、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いでメーカーや業界団体など約二十カ所を立ち入り検査した。
 立ち入り検査を受けているのは、三菱アルミニウム(東京都)、東洋アルミニウム(大阪市)、日本製箔(東京都)などのメーカーや業界団体「アルミニウム箔懇話会http://www.alumi-haku.jp/」(東京都)。
 関係者によると、三菱アルミニウムなどはアルミ箔の販売価格を押し上げようと、値上げ幅を決定、平成十四年と十六年の二度にわたり、価格を引き上げた疑いが持たれている。
 アルミ箔のメーカーは七社で国内需要の100%を占めているが、公取委はアルミニウム箔懇話会のメンバー六社が中心になり、値上げ幅などを決めていたとみているもようだ。
 アルミ箔は産業用電解コンデンサーや断熱用建材のほか、食品・医薬品の包装、家庭のアルミホイルなどに使われる。
 アルミ箔の十五年度の売上高は約千億円でここ数年の需要は横ばい。
 アルミ地金は、ほぼ全量輸入で為替相場の変動に影響されるが、末端の消費者に直結するアルミ箔メーカーは価格転嫁しにくい構造となっている。
 三菱アルミニウムの話 「公取委の立ち入りは、大変遺憾であるが、今後の調査結果を待ちたい」
(産経新聞) - 2月8日15時48分更新

参加企業
http://www.alumi-haku.jp/outline/index.html
東洋アルミニウム株式会社http://www.toyal.co.jp/←日本軽金属
日本製箔株式会社http://www.nihonseihaku.co.jp/
東海アルミ箔株式会社http://www.tokai-alumi.co.jp/←日本軽金属
サン・アルミニウム工業株式会社http://www.sunalumi.co.jp/←神戸製鋼 95.3%/日商岩井 4.7%
三菱アルミニウム株式会社http://www.malco.co.jp/←三菱マテリアル、三菱化学が中心となり米レイノルズ社と提携して発足
住軽アルミ箔株式会社http://www.saf.co.jp/ ←住友軽金属

146とはずがたり:2005/02/16(水) 00:01:27
<新日鉄>三菱製鋼の休止電気炉設備を購入、再稼働へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050215-00000147-mai-bus_all

 新日本製鉄は15日、自動車部品用特殊鋼の生産能力拡大のため、協力関係にある三菱製鋼が休止した電気炉設備を購入し、7月から再稼働させると発表した。高炉メーカーが他社から電気炉を購入し、高炉と電気炉の両方を使って鋼材を生産するのは初めてだという。
(毎日新聞) - 2月15日22時46分更新

147とはずがたり:2005/02/17(木) 21:41:25
実は鉄は錆びなかったとは!

「さびない鉄」産業界熱視線
http://mytown.asahi.com/miyagi/news02.asp?kiji=6399

  日本の金属研究の中心地、東北大金属材料研究所の成果が、また一つ産業化へ向けて動き出す。安彦兼次客員教授らの研究グループが開発に成功した「超高純度金属」。純度を99・9989%にまで高めた鉄は、従来の鉄の常識を覆す物体に変わる。原発のひび割れや二酸化炭素の削減に苦しむ電力業界をはじめとする産業界や国は、東北発の新技術に熱い視線を注いでいる。

  金属には通常、硫黄やリン、炭素などの不純物が混じっている。普通の純度99・9%の鉄は、一辺に原子が10個並ぶ立方体に不純物原子1個の割合だが、純度99・9999%の超高純度鉄は、一辺に原子が100個並んだ立方体に不純物原子1個の状態という。

  これまで鉄と信じられてきた物質は、実は「鉄と不純物との合金」ということになり、超高純度鉄こそが「本当の鉄」というわけだ。

  高校の化学では、さびや腐食の原因となる「イオン化傾向」について、鉄は鉛などよりも酸化されやすい元素と教えられる。だが、超高純度鉄は、塩酸に入れてもほとんど溶けない。

  こうした超高純度金属の特性に、電力会社と重電メーカーが目をつけた。東北、東京、中部、関西、九州の各電力と三菱重工業、日立製作所、東芝、西日本環境エネルギーの計9社は昨年4月、金属研に寄付講座を設け、安彦教授らの研究に支援を始めた。

  今回の企業グループによる研究組合設立は、超高純度金属が研究室の段階から、産業界自らが実用化の可能性を探る新たな段階に踏み出すことを意味する。金属研の井上明久所長は「産業化が可能か判断するうえで、今度のプロジェクトは注目される」と話す。

  国の期待も高い。東北経済産業局の本部和彦局長は「日本発の技術を国も援助し、育てていきたい。今は非常に割高な超高純度金属だが、低コストで量産できる技術の開発に成功すれば、電力だけでなく化学、航空宇宙分野などにも用途が広がる」とみている。
(2/17)

148荷主研究者:2005/02/20(日) 23:52:29

【住友金属:鋼板加工能力を増強】
http://www.business-i.jp/news/ene/art-20041130205354-XJRLPWFZYN.nwc
住友金属、鋼板加工能力を増強 250億円投資、06年夏稼働
FujiSankei Business i. 2004/12/1

 住友金属工業は30日、自動車用の高級鋼板を製造するための溶融亜鉛めっき設備と、鋼板の表面に付着した酸を洗い流す連続式酸洗設備を鹿島製鉄所(茨城県鹿嶋市)に新設すると発表した。

 設備投資額はそれぞれ180億円と70億円で、両設備とも2005年4月に着工、06年夏の稼働を目指す。

 自動車鋼板の需要に対応しきれない状態のため、9月末の新高炉稼働とともに、下流部分に当たるめっき加工能力の増強を検討していた。

 新設する溶融亜鉛めっき設備の能力は年30万トン。同社の溶融亜鉛めっきの年産能力は合計150万トン強となる。めっきの前工程の酸洗設備は年150万トン。酸洗能力を増強してめっき加工効率を高める。

 世界的な鉄鋼需要増で鋼板も値上がりしている。鉄鋼メーカーは鋼板の最大需要家である自動車メーカーの発注に対応できない状態。住友金属は鹿島製鉄所の新高炉が稼働し上流部分の生産能力を高めたばかり。高級自動車鋼板の加工能力を増強することで、自動車メーカーの需要に対応するとともに収益向上を図る。

149荷主研究者:2005/02/20(日) 23:54:59

【三井金属:高級銅はく需要増で上尾第2工場を再稼動】
http://www.business-i.jp/news/ene/art-20041208203710-QVHOILEAFG.nwc
三井金属、上尾第2工場を再稼働 高級銅はく需要増で
FujiSankei Business i. 2004/12/9

 三井金属は8日、携帯電話やデジタルカメラなどの配線材料などに使われる電解銅はくの需要増に対応し、現在休止中の上尾第2工場(埼玉県)を2005年7月をめどに稼働すると発表した。

 上尾第2工場に導入する設備は厚さが通常品の3分の1前後の9−12マイクロメートルと極薄タイプの銅はくを製造できる装置で、高級銅はくへのシフトを図る。

 三井金属は第2工場の再稼働に当たり、3−4年間に約50億円を投資し生産規模を順次拡大する計画。生産能力は05年度上期に現在より50万平方メートル多い月産290万平方メートルとし、最終的には月産430万平方メートルに増強する。

 特殊電解銅はくは微細回路の形成性や屈折性に優れた配線材料の需要が増加。携帯電話やデジカメ、液晶テレビ、DVDディスクなどのフレキシブル電子回路基板用に多く採用されている。

 三井金属は01年のIT(情報技術)バブル崩壊後の銅はく需要減少で、第1、第2工場を休止するなど生産能力を低減していた。

150荷主研究者:2005/02/20(日) 23:55:30

【JFEスチール:塩ビ廃棄物を再利用】
http://www.business-i.jp/news/ene/art-20041216201136-DAXALGXJTO.nwc
塩ビ廃棄物を再利用 JFEスチール、高炉原料化プラント稼動
FujiSankei Business i. 2004/12/17

 JFEスチールは、パイプやシートなど塩化ビニール系廃棄物から塩酸と粉末状の炭化水素を取り出し、高炉原料の一部に再利用する塩ビ高炉原料化プラントを、塩ビ工業・環境協会などと共同開発、東日本製鉄所(京浜地区)で本稼働を開始した。塩ビ廃棄物の化学リサイクルシステムの実用化は国内で初めてという。総投資額は20億円で、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受けた。

 同プラントで処理可能な塩ビ廃棄物は、農業用フィルムシート、パイプ、壁紙、靴など幅広く、汚れたままでも処理できる。受け入れ条件が緩く、作業負担も少ない。

 塩ビ処理量は当面、年間3000トンで、塩酸約3000トンと炭化水素1500トンを生成する。今後、引き受け価格や引き受け量の推移をみながら処理能力を引き上げたい考えだ。「まだ採算性を考える段階ではない」(林明夫総合リサイクル事業センター長)としているが、数年後の黒字化を目指す。

 鉄鋼各社は容器包装プラスチックなどの高炉原料化リサイクルに取り組んでいるが、塩ビは高炉内で塩化水素を生成して高炉内壁の腐食の原因となるため、原料としての利用は不可能だった。

 同プラントでは、塩ビ廃棄物を破砕機にかけた後、圧縮。無酸素のロータリーキルン内で蒸し焼きにして、塩化水素と粉末状の炭化水素物を分離する。塩化水素は塩酸として回収し鋼板の酸洗工程に利用。炭化水素はコークス(蒸し焼きにした石炭)代替原料として微粉炭とともに高炉下部の羽口から吹き入れ、鉄鉱石の還元剤となる。

 炭化水素は塩ビ廃棄物1トン当たり約500キログラム生成。現在は年間で1500トンしか生成できず、コークス使用量のわずか0.1%未満に過ぎない。「コスト計算はまだできる段階でない」(木村康一資源リサイクル部長)としている。

 今後、受け入れ量の拡大とともに塩酸、炭化水素とも増産。そのすべてを京浜地区製鉄所内で利用する予定で、製鉄所運営コストの低減に役立てたい考えだ。

151荷主研究者:2005/02/21(月) 00:08:06

【JFE西日本製鉄所:04年粗鋼900万トン突破】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04122303.html
'04/12/23 中国新聞
粗鋼900万トン突破 JFE西04年倉敷地区生産

 JFEスチール西日本製鉄所(福山・倉敷市)の二〇〇四年の粗鋼生産量が、倉敷地区で川崎製鉄時代を含めて初めて九百万トンを突破し、福山地区でも一年通して高炉四基体制となったNKK時代の一九九九年以降、最高となる見通しとなった。

 合計では前年比4・7%増の千九百七十六万二千トンと、国内外の旺盛な鉄鋼需要を背景に高水準となる。

 両地区とも十二月はまだ計画段階だが、生産は順調。倉敷地区は九百二十九万七千トンと前年比10・0%増と大幅に伸びた。ここ数年は七百万〜八百万トン台で推移していた。

 第四高炉を二〇〇一年、第二高炉を〇三年に改修して炉容積を拡大したため、粗鋼の原料となる銑鉄の量が増加。粗鋼に仕上げる転炉の年産能力千百万トンを生かせる環境になった。

 福山地区は千四十六万五千トンと同0・5%増えた。前年からフル操業が続いている中、各設備の操業度をアップして生産を効率化し、微増ながら伸ばした。

152とはずがたり:2005/03/05(土) 05:10:59
>>93-96

まぁこの面子なら新日鐵・住商に決まりでしょうね。旧三井御三家の名門三井鉱山も破綻中にコークスの暴騰で一気に再建が進んだとはいえ複雑な気持ちでは?

三井生命
├┬→◆三井鉱山
|三井物産→●新日鐵←┐
三井住友銀→●大和証券|
●住友商事→住友金属←┘
●:三社連合
なんか微妙な位置取りな気がする

あと三井鉱山のセメント部門は隣接する麻生に引き取られることになったが,是非金田から行橋経由で苅田港迄セメントのピストン輸送をして欲しいなぁ。。麻生太郎に下げたくもない頭下げてやっても良いぞ。

2005年03月05日(土)
再建中の三井鉱山、スポンサーに2陣営名乗り
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/keizai/20050305/K2005030403610.html

 産業再生機構の支援で再建中の三井鉱山のスポンサー企業選定は4日締め切られ、新日本製鉄・住友商事・大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツの3社連合と、米投資ファンドのWLロス・アンド・カンパニー陣営が応募した。早ければ来週中にも最終決定される。

 機構は現在、三井鉱山の52%の株を所有しており、そのうち33%を売却する。3社連合は、取得する株の過半を大和が所有する案を提示したとみられる。

三井鉱山<四季報より>

[株主] [単]11,796名<04.9> 万株
産業再生機構 8,264(51.9)
日本証券金融 623 (3.9)
三井生命保険 472 (2.9)
三井住友銀行 377 (2.3)
日本マスター信託 332 (2.0)
ゴールドマン・サックス・インターナショナル 234 (1.4)
日本トラスティ信託 199 (1.2)
三井不動産 154 (0.9)
三井住友海上火災 150 (0.9)
三井物産 129 (0.8)

153とはずがたり:2005/03/05(土) 05:14:54
【再建中の三井鉱山、スポンサーに2陣営名乗り】>152

>>143では三井物産や三菱商事が取り沙汰されてたのに降りたんですかね。ISGも名がないし。。

156荷主研究者:2005/03/14(月) 01:09:58

http://www.business-i.jp/news/ene/art-20041227203851-SPKWOPNBJH.nwc
住友金属、六価クロム不使用の導電性放熱鋼板を開発
FujiSankei Business i. 2004/12/28

 住友金属工業は、IC(集積回路)から発生する電磁波を吸収するとともに放熱性が高い導電性放熱鋼板を開発、家電やIT(情報技術)機器向けに拡販する。すでに松下電器産業が、次期モデルのプラズマテレビのバックパネル用に採用を決めている。

 従来、導電性能を高めるには六価クロムを用いるのが普通だったが、その場合は放熱性が低下するほか、人体に有害な重金属類の使用を制限する欧州規制で2006年から使用できなくなる。住友金属は顔料を配合して導電性と吸熱性を高めた特殊皮膜と熱放射性皮膜を開発した。

 めっき鋼板の内側に前者を、外側に後者を付着することで国内最高水準の放熱性能と導電性能を実現。相反する2つの性能を初めて両立させるとともに環境規制にも適応させた。放熱性鋼板は神戸製鋼所や新日本製鉄なども製品化しているが、住友金属ではIT機器などに求められる複数のニーズに対応することで付加価値を高め、用途拡大を図る。

 生産は住友金属建材(兵庫県尼崎市)が担当、当初は月産100トンだが、顧客拡大とともに順次生産能力を引き上げていく。

157荷主研究者:2005/03/14(月) 01:14:20

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/01/20050114t13034.htm
2005年1月14日更新 北國新聞
日本高周波、工具鋼など戦略商品に 43億円投資、富山製造所で10%増産

 日本高周波鋼業(東京)は富山製造所(新湊市)の生産能力を増強する。〇五年四月から〇八年三月末までの三年で、工具鋼、ステンレス鋼線など主力製品の生産量を10%上げる。プレス機、加熱炉などの設備投資額は約四十三億円を見込む。

 十三日に発表した中期経営計画に盛り込んだ。富山製造所の工具鋼部門では、自動車用金型素材などに使う冷間ダイス、金属鋳物用金型素材のダイカスト鋼、サッシ類向けの熱間押出し用大型ダイス材を戦略商品と位置づけた。今年十二月までに六百トンのプレス機を九百トン機に改造し、月産能力を百トン高める。鍛造加熱炉の能力も増強する。

 特品ステンレス部門では、〇六年度までの二年で、携帯電話など弱電向け鋼線用に伸線機を増設、研磨ラインを新設して二次加工の内製化率を高める。棒材では電子業界向けに特殊加工が可能な「400系快削鋼」を市場投入する。

 〇八年三月期の同製造所の売上数量は10%増の十二万三千トンとし、日本高周波単体の売上高は16%増の二百八十七億円を目指す。

161とはずがたり:2005/03/21(月) 12:11:32
http://www.jogmec.go.jp/mric_web/major/2003/03hitetu.html
【非鉄メジャーの動向】2003

163とはずがたり:2005/04/15(金) 00:33:49

スペースワールド譲渡検討 新日鉄が加森観光に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050414-00000237-kyodo-bus_all

 北九州市のテーマパーク、スペースワールドの経営権を親会社の新日本製鉄が北海道のリゾート運営会社、加森観光(札幌市)に譲渡する方向で交渉を進めていることが14日、分かった。
 宇宙をテーマにしたスペースワールドは1990年4月に開業。92年以降、ジェットコースターなどの大型遊具を相次いで導入、入場者は97年度に最高の216万人に達した。
 しかし、長引く不況の影響などから入場者は年々減少。2004年度には165万人まで落ち込んだ。99年3月期決算から赤字に転落。累積損失は04年3月期で351億円に達しており、新日鉄などが経営改善策を検討していた。
 運営会社スペースワールドは資本金20億円。
(共同通信) - 4月14日21時18分更新

北九州のテーマパーク譲渡決まっていない=一部報道にコメント―新日鉄
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050414-00000852-jij-biz&amp;kz=biz

*新日本製鉄 <5401> は14日、八幡製鉄所(北九州市)の遊休地でテーマパークを運営する連結子会社「スペースワールド」の経営権の譲渡に向けて交渉を行っているとの一部報道を受け、「当社主導で経営を立て直すべくいろいろな対策を検討しているのは事実だが、具体的な内容について現時点では決定していない」とのコメントを発表した。 
(時事通信) - 4月14日20時3分更新

170荷主研究者:2005/05/22(日) 03:08:33

【新日鐵室蘭、三菱製鋼から電気炉、世界最大の特殊鋼拠点に】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20050216&amp;j=0024&amp;k=200502166862
2005/02/16 08:07 北海道新聞
新日鉄室蘭、三菱製鋼から電気炉 世界最大の特殊鋼拠点に

 新日本製鉄は十五日、三菱製鋼の操業休止中の電気炉を買い取り、新日鉄室蘭製鉄所内で七月にも再稼働すると発表した。同製鉄所の特殊鋼生産能力を現在の月十三万トンから同十五万トンに増強する。需給が逼迫(ひっぱく)している自動車向けの鋼材として供給。地元から百二十人を新規雇用する。

 新日鉄室蘭製鉄所の特殊鋼生産能力は月産で、棒鋼が二万トン増え十万トン、線材が五万トンとなり、特殊鋼製造拠点としては世界最大となる。今後、電気炉の設備点検と補修を進め、七−九月に再稼働する。

 三菱製鋼は同社東京製作所を一九九四年に室蘭に移し、三菱製鋼室蘭特殊鋼としてスクラップを主原料に特殊鋼を電気炉で生産していた。

 しかし、景気低迷で生産量が減り、二○○一年十二月から操業が止まり、電気炉は休止している。

 電気炉の購入額は明らかにしていない。電気炉の操業と鋼材を延ばす圧延作業は、三菱製鋼室蘭特殊鋼に委託。同社や新日鉄の地元協力会社が新規に百二十人を雇用する。

 特殊鋼は強度や粘りが高く、主に自動車用の車軸やギア、ばねに加工され、自動車一台当たりに約二百キロ必要とされる。海外販売の好調な自動車メーカーは増産を続けており、品質の高い国内の特殊鋼生産は過去三年間で一・三倍に急増。鉄鋼メーカーはフル操業が続く。新日鉄は供給不足に対応するため、昨夏から三菱製鋼と交渉を進めていた。

171荷主研究者:2005/05/22(日) 03:26:52

【サンエツ金属、亜鉛41%超す電極線】
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20050224002.htm
2005年2月24日更新 北國新聞
サンエツ金属、亜鉛41%超す電極線 断熱防ぎ特許申請、吉久工場で量産へ

 サンエツ金属(高岡市)は、金型製造の放電加工用に、亜鉛配合率を41%以上として硬度を高めた、銅合金製の電極線を開発した。生産過程の温度調節で、放電加工時の断線を防止する技術を確立、業界初の特許を申請した。本社工場(同市吉久)の主力製品とし、月間百トンまで生産量を伸ばす。

 複雑な形状の金型を製造する際に使用される放電加工用電極線は、亜鉛40%、黄銅60%の配合率が標準。加工速度を上げるための硬度アップが望まれてきたが、亜鉛を41%以上とすると、断線率が急激に高まる欠点があった。近年は、欧州大手や韓国企業が、銅合金に二、三層の高亜鉛合金をメッキして硬度を高めた製品を市場投入し、亜鉛40%製品の二―四倍の高値で拡販している。

 サンエツ金属は、世界で初めて亜鉛配合率を41―44%まで高めた銅合金製電極線を開発。電極線を生産する際の焼鈍温度を調節することで、断線を引き起こす結晶の析出を抑えた。硬度は二層の高亜鉛メッキを施した場合と同等、金型加工の速度は10%以上高まることを確認した。メッキのない単一合金であるため、リサイクルしやすい。価格は亜鉛40%製品の一・五―二倍とする。

 米国市場の反応も大きく、当面は月産五十トンとするが、百トン体制まで増やす。


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