したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

繊維スレッド

1荷主研究者:2003/09/24(水) 00:11
繊維関係の話題を今だからこそ熱く語り明かすスレッド。

日本化学繊維協会
http://www.fcc.co.jp/JCFA/index_j.html

信州大学繊維学部 繊維関係のリンク集
http://coe.shinshu-u.ac.jp/links/industry_j.html

312荷主研究者:2012/04/18(水) 01:20:03

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120310301.htm
2012年3月10日03時12分 北國新聞
三島、愛知から一部生産移管 東レ石川工場

 東レの日覺(にっかく)昭廣社長らは9日、福井市のユアーズホテルフクイで会見し、能美市の石川工場に衣料用糸の一部の生産移管を進めていることを明らかにした。三島(静岡県三島市)、愛知(名古屋市)両工場からの生産移管で、設備改良などに伴う石川工場への投資額は2013年度までの3年間で10億円となる見通し。

 石川工場に移管されるのは、三島のポリエステル糸と愛知のナイロン糸の一部。石川で生産している糸よりも高品質な品番で、設備の改良を順次進めている。ユニクロの肌着「シルキードライ」向けの糸も含まれる。

 石川で生産している汎用品向けの糸は海外に移管し、三島、愛知は「さらに高品質な糸を生産できる設備に切り替える」(武田敏之専任理事)予定で、3工場の生産量に大きな変化はないという。

 日覺社長は東レの炭素繊維を採用するボーイング787が12年末に月産5機、13年末に同10機のペースで造られる計画だとし、「石川から供給が始まるのは来年に入ってからではないか」との見方を示した。田中英造副社長は北陸産地への発注量について「リーマン不況前の8割の水準に戻った。新年度は8割プラスアルファまでもっていきたい」と述べた。

 会見後、福井市内で繊維産業シンポジウムが開かれ、取引先の約400人が参加した。猿丸雅之YKK社長らが講演した。

313荷主研究者:2012/04/28(土) 16:01:11

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120405301.htm
2012年4月5日02時31分 北國新聞
羽咋に炭素繊維工場 創和テキスタイル拠点再編

 東レグループの創和テキスタイル(羽咋市)は、同市内に新工場を建設し、野々市工場を閉鎖することを決めた。経営破綻した岸商事のグループ会社跡地を取得し、今秋をめどに生産設備を本社工場と新工場に集約する。工場再編で、国内トップシェアのユニホーム事業の競争力を高めると同時に、自動車分野で需要拡大が見込まれる炭素繊維織物の「主力工場」として増産する。

 羽咋市釜屋町の北国繊維工業跡地約5万平方メートルを近く取得し、5月に新工場建設に着手する。野々市工場は秋に生産をやめ、13年3月に閉鎖する方針。

 野々市に勤務するのは全従業員約220人のうち75人。羽咋の新工場で雇用を継続し、通勤はマイクロバスによる送迎を予定する。

 新工場は、既存の建屋(約9300平方メートル)を改修し、野々市工場で稼働している炭素繊維織物用の織機と、ユニホーム生地の糸にのり付けなどを行う準備機械を移設。本社工場の準備機械も新工場に集約し、作業を一本化する。

 8月から設備の移設を始め、秋に本格稼働を予定する。総投資額は跡地の取得費用約2億円を含む約8億円。

 炭素繊維織物の生産量は当面変わらないが、将来的な増産に備え、生産能力を40%ほど増強できる空きスペースを設ける。

 東レグループでは、炭素繊維織物の国内主力工場として位置付けられるという。藤井寛三社長は「軽量化が求められる自動車分野を中心に炭素繊維の需要拡大が見込まれる。開発、生産のマザー工場として機能を果たしたい」と意気込む。

 工場再編の引き金になったのは、野々市工場で生産するユニホーム生地の収益悪化だ。

 リーマン不況以降、ユニホーム生地の需要が減少。同工場の生産量の約25%が不採算となり、てこ入れが必要と判断した。再編で織機台数を減らし、赤字品目は廃止する。一部建屋が築50年を超えるなど老朽化も激しく、2年前から羽咋への拠点集約を検討していた。

 野々市工場の約3万5千平方メートルの跡地活用は未定で、所有する東レが活用策を決める。

314荷主研究者:2012/06/03(日) 14:46:57

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120523/bsc1205230630010-n1.htm
2012.5.23 06:30 Fuji Sankei Business i.
クラボウ、三重工場を公開 高機能フィルムも生産へ

 繊維メーカーのクラボウは22日、津市に建設した三重工場を公開した。自動車の内装の接着に使うフィルムの生産設備を安城工場(愛知県安城市)から移転。太陽電池のセルの保護や半導体製造に使う高機能フィルムも新たに生産する。繊維以外の事業の拡大が狙いだ。

 自社の羊毛製品工場の跡地に約60億円を投じて建設。4月から一部操業を始めており、来年1月の全面操業を目指す。

 井上晶博社長は報道陣に「繊維業界が厳しい中で、非繊維事業の代表格としてフィルム事業を拡大する。繊維工場の跡地に造ることにこだわった」と述べた。

 工場を訪れた三重県の鈴木英敬知事は「新産業の要が三重県でつくられるのは、県の経済発展にとって良いことだ」と話した。

315荷主研究者:2012/06/15(金) 00:42:15

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/05/30-6771.html
2012年05月30日 化学工業日報
三菱樹脂 アルミナ繊維 直江津で手直し増強

 三菱樹脂は、アルミナ繊維の安定供給体制を構築する。坂出工場(香川県)での増設により、今年末までに年間6000トン体制を構築するが、これに続き、来年度には直江津工場(新潟県)で手直し増強に着手する。約10%の能力増を計画しており、総生産能力を同6500トン程度に拡大する方針。アルミナ繊維は自動車の排ガス処理装置向けに需要が急増しており、同社では新ライン導入の検討を進める一方で、既存設備の生産性を高めることで、旺盛な需要に対応する。

317荷主研究者:2012/09/17(月) 10:37:54

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120809/bsc1208091811021-n1.htm
2012.8.9 18:11 Fuji Sankei Business i.
帝人、中国で繊維リサイクルの合弁会社設立

 帝人は9日、中国の複合企業、精工集団とポリエステル繊維のリサイクル事業を手がける合弁会社を9月に設立すると発表した。

 新会社は、資本金5000万ドルで、出資比率は精工集団が51%、帝人が49%となっている。帝人が60億円を投じて浙江省紹興市に工場を建設、2013年度末から操業を開始する。

 古着などに使われたポリエステル繊維を化学的に分解、原料のテレフタル酸ジメチルを再生し、ポリエステル繊維を再製造する。初年度となる14年度の処理量は2万トンで、シャツ2万着に相当。売上高100億円を見込む。

 中国では古着などの使用済みポリエステル繊維製品が急増しており、公官庁や企業の制服など、大口顧客を取り込み、事業拡大を狙う。処理能力を数年内に5万トン、4〜5年後には7万トンに増設する予定で、売上高500億円規模に拡大させる計画となっている。

 また、再生されたテレフタル酸ジメチルは石油から精製されたものと同等の品質を保っており、従来のリサイクル法ではできなかった、高付加価値ポリエステルの生産も可能となるため、利益率の向上も目指せるという。

318荷主研究者:2012/09/22(土) 18:17:49

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120829305.htm
2012年8月29日03時04分 北國新聞
たばこ材料で合弁会社 三菱レイヨン

 三菱レイヨン(東京)は、富山事業所(富山市)のたばこフィルター用材料「アセテート・トウ」製造事業について10月1日付で100%子会社として分社化する。その後、子会社株式の35%をダイセル(大阪市)に譲渡して合弁会社とし、両社の協力で生産体制を整える。

 アセテート・トウはたばこの吸い口でニコチン、タールをろ過し調節する繊維。たばこ需要は新興国を中心に伸びており、両社は合弁会社設立で関係を深め、事業を強化することにした。

 分社によって設立される新会社は「富山フィルタートウ」で、本社は富山市に置く。公正取引委員会や海外当局の認可が下りた段階で合弁会社に移行する。同社で製造した製品を三菱レイヨンとダイセルが引き取り、それぞれ個別に販売活動を行っていく。

319とはずがたり:2012/10/23(火) 11:16:50

ジーンズのエドウイン(EDWIN)/投資失敗200億円 倒産の危機
http://n-seikei.jp/2012/08/edwin.html

大手ジーンズメーカーのエドウイン(EDWIN)グループ(中核企業は㈱エドウイン商事)が、証券投資の失敗を隠すために、不正経理を繰り返していた疑いがあることが、関係者などへの取材でわかったと読売新聞が報じている。

投資による損失額は200億円以上に上る可能性があるが、社内の一部の関係者しか知らなかったといい、エドウイン社は内部調査を始めた。

同社関係者らによると、同社は証券投資を行っていたが、2008年のリーマン・ショックを契機に200億円以上の運用損が発生した。融資を受けていた銀行などには、こうした損失を隠した決算書類が提出されていた。

今月上旬、グループの経理担当者が自殺し、不正経理の疑いが発覚。会社あての遺書はなかったが、この経理担当者が持っていたパソコンの中に、投資の失敗を示す内容のメールが残されていた。

同社は、問題発覚後、内部調査を進めるとともに、弁護士事務所にも調査を依頼。読売新聞の取材に対し、同社関係者は「粉飾の可能性もあるとみて、内容を調査中」としているという。

エドウイングループの中核企業であるエドウイン商事の会社内容は、次の通りであるが、損失を決算上処理すれば、前期の自己資本290億円に対して、200億円がマイナスとなり、90億円しか残らなくなる。純資産率50.8%が、20.2%まで落ち込むことも考えられる(下記の総資産も純資産とともに減少する可能性あり)。

同社は、純資産額や同率が高かったことから、200億円に上る経営数値を隠しても生活できたと思われるが、証券会社に対してまだ支払金が膨大に残っていたら、その命は金融機関預かりになる可能性もある。

しかし、ジーンズ業界が整理淘汰される中で№1企業として利益も出しており、自己資本率からみて、破綻する懸念は少ないと思われる。
(ただ、自殺したのが経理の人間であり、自殺するからには経理中堅幹部と思われ、高上高や原価までいじくり粉飾していたら、全くわからなくなる)

[ 2012年8月24日 ]

324荷主研究者:2012/12/12(水) 00:52:26

http://www.sankeibiz.jp/business/news/121108/bsc1211082039015-n1.htm
2012.11.8 20:39 Fuji Sankei Business i.
営業利益「目標100億円」 帝人フロンティア、竹中社長が就任会見

新会社「帝人フロンティア」の社長に就任、会見する竹中哲嗣社長=8日午前、大阪市中央区南本町の帝人ビル(榎本雅弘撮影)

 帝人グループの事業再編で、10月1日に誕生した新会社「帝人フロンティア」(大阪市中央区)の竹中哲嗣社長が8日、就任会見し、平成28年度の売上高を3千億円、本業のもうけを示す営業利益を100億円とする数値目標を明らかにした。新会社は、繊維から衣料品までの製造・販売を一体化し、商品開発力を高める。

 帝人フロンティアは、繊維原料や衣料品などの販売を手がける旧NI帝人商事(同)と、ポリエステル繊維事業を展開する旧帝人ファイバー(同)のアパレル(衣料)事業を統合した。

 新会社の24年度の業績予想は売上高が2450億円、営業利益が60億円で、28年度の目標数値を達成するには売上高を1.2倍、営業利益を1.7倍に引き上げる必要がある。

 竹中社長は「従来のアパレルメーカーだけでなく、家具やファストファッションなどSPA(製造小売り)向けに、縫製品のOEM(相手先ブランドによる生産)供給先を新規開拓する」と話した。

325荷主研究者:2012/12/30(日) 23:46:20

http://www.sankeibiz.jp/business/news/121128/bsc1211280706011-n1.htm
2012.11.28 07:05 Fuji Sankei Business i.
東レ、炭素繊維の売上高3000億円目標

 東レの日覚昭広社長は27日、軽くて強いハイテク素材「炭素繊維」の2020年度の売上高を、11年度比4.3倍の3000億円に引き上げる目標を明らかにした。強みを持つ航空機向けが伸びるうえ、地中の頁岩から採掘する天然ガス「シェールガス」の輸送タンク部材として米国などでの需要拡大を見込む。

 東レによると、炭素繊維の世界市場は年率16%で成長し、20年度には14万トン規模になると予想。「(工場は)すでにフル稼働」(日覚社長)だが、来年1月に韓国で生産を開始するほか、日本(愛媛県)や米国の生産設備を増強。年産能力を現状の1万7900トンから15年には2万7100トンまで引き上げる。

326荷主研究者:2013/01/03(木) 10:04:33

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20121207304.htm
2012年12月7日02時40分 北國新聞
北陸向けの糸生産減少 東レ石川工場

 東レ石川工場(能美市)で、北陸の繊維企業に供給する糸の生産量が落ちている。活況だったダウンジャケット用軽量素材の受注が海外に流れ、北陸全体の生地の生産量が減少傾向にあるため。一方、中国、東南アジアを中心とした輸出用の糸の生産を増やすことで、80%を超える工場稼働率を維持している。

 石川工場の糸の出荷量は、北陸の繊維企業向けが7〜8割を占めるという。今年に入り軽量素材に加え、ユニホーム用の糸なども引き合いが減っていた。稼働しない設備が出る恐れがあったため、輸出用の糸の生産を増やすなどし、稼働率を高い水準に保っている。

 ユニクロの肌着「ヒートテック」などに使われる高機能糸の生産は好調で、同工場では機能性を追求した新製品の開発を精力的に進めている。

327荷主研究者:2013/01/06(日) 11:46:22

http://www.sankeibiz.jp/business/news/121214/bsc1212140502005-n1.htm
2012.12.14 06:50 Fuji Sankei Business i.
東レ“企画提案型”で繊維稼ぐ ユニクロ協業成功で他社にもアピール

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/industry/bsc1212140502005-p1.jpg
東レの凍結業績

 国内だけでなく欧米や中国の景気減速で合成繊維各社が苦戦する中、東レが稼ぎ頭に復活させた繊維事業の深化に力を注いでいる。

 ユニクロをはじめとするアパレル(衣料品)メーカーなどとの提携戦略が功を奏し、糸や生地を衣料品などの最終製品に仕上げて供給する縫製品事業が伸長。縫製品の2015年度の売上高を当初目標の3000億円から3400億円に上積みするなど、収益を支える柱となった。繊維全体の業績は国内外の需要減少で足踏みを余儀なくされているが、20年をめどとする繊維事業の売上高1兆円の大台乗せに向け、着実に歩を進めている。

 コスト競争力アップ

 「環境への負荷を抑える社会的な要請に応えるため、再生可能なバイオマス由来の素材を開発し、繊維やフィルム用などとして事業化を加速している」

 東京ビッグサイト(東京都江東区)で13日始まった環境関連製品の展示会で、東レのブース担当者は先端素材の意義を強調。ユニクロと共同で開発した保温性に優れる高機能衣類「ヒートテック」も出品し、環境への貢献をアピールした。

 東レは近年、生地や糸などの原材料を提供する従来型の繊維事業のビジネスモデルから、アパレルや流通企業とのコラボレーションで縫製品までを手掛ける企画提案型へのシフトを強化。糸から衣料品までの一貫生産態勢を整えたことで「製品の企画力とともに、コスト競争力が増した」(繊維事業本部長の田中英造副社長)という。

 さらに「暖かな素材」やバイオマス由来など、省資源・エネルギーにつながる素材を開発、製品化する「グリーンイノベーション事業」に取り組み、売上高の拡大につなげている。

 コラボの代表例は「ヒートテック」だ。発売10年目となる今秋冬の販売目標は前シーズン比で3割増の1億3000万枚。乳児用を新たに商品化したほか、衣服内の湿気を吸収して放出する「吸放湿」機能を採用。最近の冷え込みにも後押しされ、今シーズンも「飛ぶように売れている」(日覚昭広社長)という。

 ユニクロのように消費者とじかに接するSPA(製造小売り)との提携は、副産物をもたらす。開発や生産の現場にニーズを反映しやすくなり、商品開発力を高める原動力となった。

328荷主研究者:2013/01/06(日) 11:46:49
>>327 続き

相次ぐコラボ

 日覚社長は「ユニクロとの協業が成功したことで『東レに頼めば要求を満たしてくれる』と他のSPAやアパレルメーカーからも共同開発の声が掛かるようになった」とも打ち明ける。

 例えば、スポーツ用品販売のアルペンに涼感肌着や保温肌着を供給。要求レベルの高いスポーツ用品メーカーとの提携も増やし、伸縮性や防水性、吸水性を徹底的に追求。今夏のロンドン五輪では各社に競泳用水着の素材を提供した。培ったノウハウは、一般衣料の素材開発にもフィードバックしている。

 繊維事業は12年3月期の連結決算で売上高が約6400億円と業界で断トツ。営業利益も453億円と全社ベースの4割強を占め、テレビ需要の低迷で苦戦する液晶パネル関連などの「情報通信材料」を逆転し、8期ぶりに稼ぎ頭に返り咲いた。11年3月期に2393億円だった縫製品の売上高は、14年3月期に目標より2年前倒しで3000億円を達成できる見込みだ。

 また、社内横断プロジェクトのグリーンイノベーション製品の売上高は全社で20年に1兆円の目標を掲げ、このうち繊維関連で1300億円の確保を目指す。

 中国に偏る生産拠点 人件費高騰が重しに

 中国など低コストを武器にする新興勢力に押され、2002年3月期には単体決算が営業赤字に転落。脱繊維を目指すライバルから「やせ我慢」と皮肉られながらも、東レはナイロン、ポリエステル、アクリルの三大合成繊維を事業の軸に据え、研究・開発を続けてきた。その成果は、炭素繊維などの新事業を育てる源泉にもなった。炭素繊維複合材料は航空機向けに需要が拡大し、次世代電気自動車(EV)の車体用としても有望だ。

 東レの繊維事業に死角はないのか。縫製品の生産拠点は中国に偏っており、人件費高騰が重くのしかかっている。バングラデシュやベトナムなどの工場の生産量を増やし、中国での生産比率を現在の72%から16年3月期には50〜60%に縮小する方針だが、コスト対策が後手に回れば競争力低下は避けられない。

 さらに中国や韓国、台湾の企業も高機能繊維を手がけるなど、追い上げも激しくなっている。目標達成とともに、今後も繊維事業で収益を稼ぐには「現状に満足せず、常に海外勢の半歩、一歩先を行く技術革新が求められる」(繊維業界担当アナリスト)ことは間違いない。(藤原章裕、豊田真由美)

331荷主研究者:2013/01/20(日) 11:16:32

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20130108301.htm
2013年1月8日02時07分 北國新聞
炭素繊維に参入続々 石川のメーカー

 需要拡大が見込まれる炭素繊維の関連市場に、石川の小規模メーカーが打って出る。産業用ロボットを手掛けるメカトロ・アソシエーツ(小松市)は独自技術を応用し、炭素繊維複合材の切断ロボットを開発。上場メーカーでも加工機などを投入する動きが出ている。炭素繊維は従来の航空機や自動車に加え、米国のシェールガス輸送タンクの部材としても需要増が予想され、参入をうかがう企業が増えそうだ。

 メカトロ・アソシエーツは従業員15人のロボットメーカー。石川県工業試験場と連携し、得意とするロボットシステムを炭素繊維向けに応用した。

 炭素繊維複合材の切断には従来、金属用の工作機械が使われているが、新ロボットを導入することで設備投資が最大で3分の1程度に抑えられるという。炭素繊維を自動車部品として加工する際の利用を想定している。

 今月中に加工テストを行い、4月にも国内外で販売を開始。海外ではタイに昨夏に設立した販売会社を通じ、ロボットを拡販する。酒井良明社長は「車体の軽量化が求められる電気自動車は、炭素繊維がメーンの素材になる」とし、販路開拓に期待を込める。

 炭素繊維は鉄よりも軽くて強く、航空機や自動車分野で需要が拡大している。

 東レによると、炭素繊維の世界需要は2012年が約4万1千トンで、15年に約7万トンに増える見込み。その後も年15%以上の伸びが期待されるという。需要増に合わせ炭素繊維メーカーは設備増強に動く。

 東レは年間約1万7900トンの生産能力を15年に約2万7100トンに増強する計画。今月には韓国で新工場を稼働させる予定だ。

 石川では、産学官による「いしかわ炭素繊維クラスター」が文部科学省の支援プログラムに採択されるなど、拠点化に向けた動きが活発化している。小松精練(能美市)は炭素繊維を使った建設用補強材を開発し、早ければ来期(14年3月期)に量産に乗り出す。「筋交い」と呼ばれる棒状の補強材で、経年劣化する心配がないため「鉄筋の代替素材になる」(同社)と期待されている。

 津田駒工業(金沢市)は米ボーイングの最新鋭旅客機「787」向けで、炭素繊維から造られる複合素材の加工機を投入しており「航空機だけでなく、いろんな分野に対応できるように開発を進めていく」としている。

332荷主研究者:2013/02/03(日) 12:26:18

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130110/bsc1301101413009-n1.htm
2013.1.10 14:12 Fuji Sankei Business i.
旭化成が再生高級繊維を増産 30億円投資し延岡工場で

 旭化成せんい(大阪市)の高梨利雄社長は10日、金沢市で記者会見し、再生高級繊維「ベンベルグ」を製造する宮崎県延岡市の工場の生産能力を2014年度から現在に比べて約10%引き上げると表明した。投資額は約30億円を見込む。

 ベンベルグは衣類に使われ、肌触りが良いのが特徴で、中国など新興国向けの需要拡大に対応する。

 現在の生産能力は年間約1万5千トン。工場の増設工事に既に着手しており、13年度末の完成を目指す。

 高梨社長は「日本で糸を作る、しかもセルロース繊維の工場を増設するのはここ何十年なかった話だと思うが、コア事業を大きくするためやっていきたい」と話した。

335荷主研究者:2013/03/31(日) 23:01:16

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20130308304.htm
2013年3月8日02時50分 北國新聞
カーシート生産に参入 創和テキスタイルが来月

 創和テキスタイル(羽咋市)は4月、カーシート用織物の生産に参入する。国内の大手自動車メーカー数社に採用が決まり、量産体制を整えた。2020年をめどに、織物生産の3割を担う主力事業に育てる方針だ。

 同じ東レグループの繊維商社、蝶理(大阪市)と、原料調達や製品納入で協力関係を構築した。工場に専用ラインを設置しており、社内にプロジェクトチームを発足させて開発や品質・納期管理を徹底する。新たな設備投資も検討する。

 同社が生産するカーシートは、ポリエステルと天然繊維の混紡糸で厚みと豊かな風合いが特徴。従来、カーシートには伸縮性のある編地を使う場合が多かったが、内装に高級感を出すために厚地織物を選ぶメーカーが増えているという。

 藤井寛三社長は、現在約45億円の売上高を20年には1・5倍の約70億円に高めたいとした上で、「国内メーカーの海外工場で需要があれば、現地でのカーシート生産も視野に入れたい」と述べた。

336荷主研究者:2013/04/21(日) 13:26:31

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130323/bsc1303232126008-n1.htm
2013.3.23 21:25 Fuji Sankei Business i.
松山の工場閉鎖を検討 クラボウ、年内にも

 繊維大手のクラボウ(大阪市)が、北条工場(松山市)を年内にも閉鎖する検討をしていることが23日、分かった。製品価格の下落などで繊維事業の収益力が低下しているため合理化に踏み切る。

 百数十人の従業員は、丸亀工場(香川県丸亀市)などに配置転換する方向で、労働組合との協議を進める。

 北条工場は1938年の設立で、ユニホームやジーンズの生地などを製造している。クラボウは2009年に岡山工場(岡山市)を閉鎖したが、さらなる工場集約を進める必要があると判断した。

 繊維事業の苦戦などでクラボウの13年3月期連結決算は、売上高が前期比7・3%減の1475億円、純利益は52・1%減の13億円となる見込み。

337荷主研究者:2013/04/29(月) 11:17:59

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820130326cban.html
2013年03月26日 日刊工業新聞
クラボウ、松山・北条工場の閉鎖検討−繊維事業合理化

 クラボウはジーンズ生地生産を主力とする北条工場(松山市)を閉鎖する検討に入った。このほど6月末の閉鎖で組合との協議を始めた。約140人の従業員の処遇や工場跡地の活用などの詳細については未定。ジーンズは低価格で大量生産のファストファッションの台頭などを受けて市況が厳しい。そこで工場閉鎖によって合理化を図る。

 これまで2009年6月に繊維事業を手がける岡山工場(岡山市北区)と津工場(津市)を閉鎖した。その際に岡山工場の設備を北条工場(松山市)とタイ子会社に移設。

 津工場の跡地はエンプラフィルムを手がける三重工場として活用し12年4月に稼働した。岡山工場跡地は心臓病センター榊原病院(岡山市)に貸し出し、新病院が同年9月に開業した。

340荷主研究者:2013/05/12(日) 15:25:46

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820130418cbai.html
2013年04月18日 日刊工業新聞
関西の繊維各社、資産圧縮大ナタ−成長事業に投資振り向け

 関西の繊維各社が、繊維事業の構造改革を進めている。クラボウは北条工場(松山市)を6月に閉鎖する。東洋紡は保有する芦森工業の全株式を4月24日付でニッケに売却、ユニチカは染色加工子会社を9月末に解散する。

 すでに旭化成せんい(大阪市北区)は、ポリウレタン弾性繊維を手がける米国子会社の生産を停止している。各社とも長期にわたり、市況の低迷や円高、原燃料高に悩まされた。将来収益が見通せない事業の資産を圧縮し、成長分野へ投資を振り向ける動きが加速しそうだ。(大阪・石宮由紀子)

 クラボウは、ジーンズ生地を主に手がけている北条工場を6月30日に閉鎖する。低価格で大量生産のファストファッションに押されるなど、ジーンズの販売を取り巻く環境が厳しさを増している。北条工場の設備はタイ子会社や他工場に移管する方針だ。閉鎖後の北条工場は、当面賃貸物件として利益創出するものと見られる。

341荷主研究者:2013/05/19(日) 14:11:27

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20130501101.htm
2013年5月1日02時59分 北國新聞
787用炭素繊維、石川から供給 東レ工場、年内にも

東レ石川工場=能美市内、北國新聞社ヘリ「あすなろ」から

 東レ石川工場(能美市)は年内にも、米ボーイング社への炭素繊維複合材(プリプレグ)供給を開始する。納入に必要となる認証を、今秋に取得できる見通しとなった。石川工場は世界3カ所目の認証工場となり、供給する複合材は最新鋭旅客機「787」の主翼や胴体部分に使用される。石川産の先端素材が世界の空へ羽ばたく。

 石川工場では4月中旬、ボーイング社による1回目の査察が行われ、米国から派遣された専門家が炭素繊維複合材の生産工程を確認した。関係者によると「チェックは順調に完了した」という。

 最終となる2回目の査察は5月中旬以降になるとみられ、専門家が完成品の品質などに問題がないかを検証する。

 東レ側は9〜10月を目標にボーイング社の認証を得たい考え。遅くとも年明けには、石川工場からの供給を開始することを見越して、生産計画の検討に着手した。

 石川工場で生産された炭素繊維複合材は三菱重工業が名古屋市内の工場で主翼などに成形した上で、米ボーイング社へ輸送する。

 現在のボーイング社認証工場は東レ愛媛工場(愛媛県松前町)と、米シアトルの東レ子会社「東レコンポジット」の2カ所となっている。生産拠点の分散化で、工場操業停止による機体製造遅れなどのリスクを回避する狙いがある。

 東レが石川工場の敷地内にボーイング専用として炭素繊維複合材工場を増設したのは2007年。787の開発計画遅れで稼働は09年7月まで先延ばしとなり、稼働後もスポーツ用具などを生産しながら航空機向けの試験製造を進め、認証作業に備えてきた。

 11年10月に商業運航を開始した787は現在、バッテリーの発煙トラブルで運航を中止しているが、機材の改修や安全対策を追加して6月にも飛行を再開する見通し。ボーイング社は年内にも、787の生産体制を現在の月5〜7機から月10機に高めるとしている。

342名無しさん:2013/05/20(月) 21:57:10
久保友佳
旭化成繊維

343荷主研究者:2013/05/29(水) 23:27:41

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820130510cbby.html
2013年05月10日 日刊工業新聞
東洋紡、自動車用ポリエステルタイヤコードから撤退

 東洋紡は9日、自動車用ポリエステルタイヤコード事業から12月末に撤退すると発表した。9月に生産を終了し、12月に販売を終了する。現在の売り上げ規模は100億円だが、東日本大震災や円高の影響を受け2011年から収益が悪化。さらに韓国など海外企業の追い上げが厳しく、事業を継続しても市場規模の縮小は避けられないとして撤退を決めた。

 ポリエステルタイヤコードを生産する敦賀事業所(福井県敦賀市)の専用設備を停止するのにともない、2013年3月期連結決算で16億円の減損処理を行った。販売終了後のアフターケアなどは行わない方針。タイヤコードはタイヤの形を維持する補強材として使われている素材で、東洋紡の国内シェアは40%強。

344荷主研究者:2013/06/02(日) 15:09:43

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130525/bsc1305250630004-n1.htm
2013.5.25 06:30 Fuji Sankei Business i.
人工「クモの糸」繊維、大量生産 山形ベンチャーが世界初

人工合成のクモの糸繊維を使って試作されたドレスを見せるスパイバーの関山和秀社長=24日、東京・六本木【拡大】

 バイオベンチャー企業のスパイバー(山形県鶴岡市)は24日、人工的に合成したクモの糸の繊維「QMONOS」(クモノス)を量産する技術を世界で初めて確立したと発表した。クモの糸の強度は、同じ太さの鋼鉄を上回り、伸縮性はナイロンを上回るとされ、将来的には自動車のボディーや人工心臓など幅広い用途への実用化を想定している。同日、東京都内で開かれた会見で、量産化が可能なレベルに達した証しとして合成糸でできた青いドレスを公開した。

 クモの糸を大量生産するためには、コストを抑える技術と繊維化するための溶媒の毒性が高いことがネックとなっていた。

 スパイバーは、コスト低減のために微生物を使ってクモの糸を構成するタンパク質「フィブロイン」を作る方法を検討。微生物の遺伝子を組み換えることで、短時間で大量に合成することに成功した。同様にすでに工業的に大量に利用されている溶媒を使用して繊維化する技術も開発したという。またタンパク質そのものに色をつけることでさまざまな色の繊維を作り出すことが可能になったという。

 関山和秀社長は「クモの糸は世界で最もタフな繊維。自動車や医療などさまざまな産業に応用できる」と話した。将来的には自動車や飛行機のボディーや骨格のほか、人工心臓などの医療面でも使える可能性があることをイメージしているという。

345荷主研究者:2013/06/02(日) 15:16:51

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130528/bsg1305280800001-n1.htm
2013.5.28 08:00 Fuji Sankei Business i.
優等生・帝人の目算なぜ外れた 苦境に立つ「繊維の名門」

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/industry/bsg1305280800001-p1.jpg
帝人の売上高と営業利益の目標【拡大】

 繊維の名門、帝人が苦境に立たされている。成長を見込んでいた高機能繊維など素材事業の採算が軒並み悪化し、2012年度の連結最終損益は赤字に転落。「脱繊維」を合言葉としたライバル各社の経営多角化戦略が明暗を分ける中、帝人10+ 件は炭素繊維や医薬品などをてこに堅実な経営を続け、東レに次ぐ国内2位の地位を築いた優等生。目算が外れた背景には何があったのか。

 「すべて(の事業)が悪い。こういった状態は過去にあまりなかった」。今月9日、都内で13年3月期の決算説明会に臨んだ園部芳久・最高財務責任者(CFO)は、事業分野ごとに業績を振り返り、苦渋の表情を浮かべた。

最終赤字291億円

 売上高は前期比12.7%減の7457億円、営業利益は同63.7%減の123億円。防弾チョッキなどに使われるアラミド繊維や、機械部品などに使われるポリカーボネート樹脂など素材分野の採算悪化が響き、期中に業績予想の下方修正は4度に及んだ。期初に220億円の黒字を予想していた最終損益も291億円の赤字となり、悪化幅は500億円を上回った。

 帝人は昨年2月、12〜16年度に取り組む中期経営計画と、20年頃を見据えた長期的展望を抱き合わせた「中長期経営ビジョン」を発表。アラミド繊維や炭素繊維複合材料などを「成長ドライバー」と位置づけ、年平均1000億円の“成長投資”と、製造効率の向上などによる400億円超(11年度比)のコスト削減で、16年度に売上高を1兆3000億円、営業利益を1000億円とする目標を掲げた。

 この計画は発表時から「見通しが甘い」(アナリスト)と指摘されていたが、初年度にあたる13年3月期の実績が期初予想を大きく下回ったことで、それが的中した格好となった。同社は16年度の収益目標を修正し、6月末までに公表する予定だ。

 誤算だったのは、成長エンジンの一つであるアラミド繊維の需要低迷だ。主力の防弾・防護用途が米国の財政再建に伴う防衛費削減で減少し、欧米の自動車関連向けも昨年度後半から調整局面に入った。「計画上は先進国向けだけでキャパシティー(生産能力)がいっぱいになるはずだった」(園部CFO)が、このシナリオが崩壊した。

 アラミド繊維は高機能繊維の代表格で、米化学大手デュポンとシェア争いを繰り広げてきた帝人にとって看板ともいえる素材の一つ。同社は採算改善のため、オランダの生産拠点で10%の人員削減に向けた希望退職者の募集を開始。中国・上海の用途開発拠点を活用して新興国でも拡販を図り、欧米に偏っていた収益源を分散する方針だ。

川下産業との連携

 みずほ証券の佐藤和佳子シニアアナリストは「素材事業は、少しでも景気に左右されにくい収益構造の構築が重要。そのためには川下産業との連携を加速させる必要がある」と強調する。

 素材メーカーは技術力や開発力はあるものの、消費者との距離が遠く、ニーズをつかみにくい。消費者に近い川下産業と組んでニーズに合った素材を開発し、付加価値の高い製品が確実に売れる仕組みを作れば、利益率の向上や安定的な収益源の確保につながるからだ。

 立て直し取り組みを業界注視

 帝人は昨年8月、家具チェーン大手ニトリとの共同開発事業を立ち上げ、12月には高機能素材の開発や商品の企画・提案などを担う専門組織「ニトリプロジェクトチーム」を新設。丈夫で軽い合成皮革を使ったランドセルや、着火しても燃え広がりにくいこたつ布団などを展開してきた。今後も両社で年間2〜3商品を新たに開発し、順次市場に投入していく計画だ。

 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)と取り組んでいる炭素繊維複合材料を使った自動車部材の共同開発も期待が大きい。炭素繊維は車体の軽量化に役立つ素材として市販車にも採用が広がったが、部材の製造にコストと手間がかかるため一部の高級車にとどまっているのが現状だ。

 そこで帝人は世界最速の1分で部材を連続成型する技術を開発。量産車への採用に道筋を付けた。現在は「量産化プロセス確立に向けた検証が最終段階に入った」(同社)という。

 日本の繊維産業は石油危機や輸入品急増などの中で生き残りをかけた多角化を進め、帝人のように繊維を基幹事業に据えるメーカーは少なくなった。それだけに、帝人の高機能繊維事業立て直しに向けた取り組みは業界内でも関心を集めている。(豊田真由美)

348荷主研究者:2013/07/15(月) 11:35:41

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20130630101.htm
2013年6月30日02時48分 北國新聞
東レ石川工場で生産倍増 炭素繊維複合材

2015年から炭素繊維複合材を増産する東レ石川工場=能美市内、北國新聞社ヘリ「あすなろ」から

 東レは、2015年から石川工場(能美市)で炭素繊維複合材を増産する方針を固めた。約30億円を投資して今秋から最新生産設備の導入を進め、15年初頭にも新ラインを稼働させる。東レの炭素繊維複合材は最新鋭旅客機の機体などに用いられ、今後も世界規模での需要拡大が見込まれることから、安定供給体制の強化を急ぐ。

 東レの炭素繊維複合材生産拠点は世界で石川と愛媛、米国子会社の3工場。今回の設備増強で、石川の炭素繊維複合材の生産能力はほぼ倍増し、年間約1千万平方メートルに達するとみられる。

 石川工場では09年7月に炭素繊維複合材の生産を開始した。スポーツ用品やパソコンの外装材、自動車部品向けに出荷しているほか、今年4月中旬からは米ボーイング製旅客機への供給に向け、設備認証の取得作業を進めている。ボーイングの認証は今秋にも得られる予定で、来年初頭には旅客機「787」向けの供給を開始する計画である。

 東レは石川工場での炭素繊維複合材の増産について、まずはIT部品や自動車など産業用途に充てることを想定している。ただ、航空業界では炭素繊維複合材を用いた機体の開発競争が加速しており、増産には将来的な旅客機需要の高まりに備える狙いがある。

 ボーイングは「787」を増産するため、10億ドルを投じて20年までに米国内に新工場を建設すると表明している。また、同社が19年までの就航を目指して開発を急ぐ次期大型旅客機「777X」も、主翼に「787」と同じ炭素繊維複合材を採用する計画だ 。

 欧州航空機最大手のエアバスも、炭素繊維製部品を使った最新鋭中型旅客機「A350」の引き渡し開始を来年中に見込んでいる。

 東レは現時点で、ボーイングとの間で21年までの供給契約を締結しているほか、エアバスに対する25年までの供給契約も結んでいる。

349荷主研究者:2013/07/21(日) 11:03:50

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2013/06/17-11667.html
2013年06月17日 化学工業日報
旭化成ケミカルズ サラン繊維2割増強、新興国需要が拡大

 旭化成ケミカルズは、鈴鹿事業場(三重県鈴鹿市)のポリ塩化ビニリデン(PVDC)系合成繊維「サラン繊維」の生産能力を2割増強する。2014年6月をめどに製造設備1系列を導入する計画。新興国を中心に拡大するドールヘアーへの需要に対応する。投資額は数億円とみられる。設備増強に合わせ、場内の配置転換による人員拡充も検討する。

350荷主研究者:2013/08/03(土) 10:23:14

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130712/bsc1307120801008-n1.htm
2013.7.12 08:00 Fuji Sankei Business i.
帝人、新アラミド繊維で反攻 防護服に需要、タイ拠点工場を新設

帝人が新たに開発したアラミド繊維で作られた赤色の防護服(左)。以前のメタ系アラミド繊維に比べ、染色が容易という

 帝人は11日、高機能繊維のアラミド繊維について、耐熱性や難燃性に優れた新たな繊維を開発し、タイに工場を新設すると発表した。投資額は約45億円。今年12月に着工し、2015年7月に稼働を始める。

 アジアを中心とした新興国市場で需要が拡大する防護衣料を中心に取り込みを狙う。また2013年3月期で最終赤字に陥った要因の一つになったアラミド繊維事業で攻めに転じる。

 タイにあるポリエステル繊維の工場敷地内に100%出資の現地法人を8月末に設立する。生産するのは、優れた熱防護性と安定した高い染色性をもつ新しいメタ系アラミド繊維。作業従事者の安全性を確保するため各国で厳しい安全基準が続々と導入されており、アジアなどの新興国でも防護衣料としての需要拡大が見込まれている。

 年産能力は2200トン。山口県岩国市で生産しているアラミド繊維「コーネックス」の年産能力2700トンにほぼ匹敵する規模の建屋と設備を整える。これによりコーネックスとあわせ防護衣料市場での競争力を高める。

 帝人はアラミド繊維を炭素繊維と並ぶ中長期の成長ドライバーと位置づけ、重点的に事業展開する方針を打ち出している。

 同社グループで高機能繊維事業などを担当する遠藤雅也常務執行役員は、アラミド繊維の生産体制について「世界の市場成長にあわせて、時機を見た増設を今後も続けていきたい」と強調。その上で「アジアを中心に対象ユーザーが大幅に広がる」として、さらなる投資に強い意気込みを見せた。

 帝人グループは、強度に優れ防弾チョッキや防刃手袋などに用いられるパラ系アラミド繊維で2種類、長期耐熱性や難燃性に優れ産業用のダスト集塵(しゅうじん)用のフィルターや消防服などに使われるメタ系アラミド繊維で1種類を生産している。

 パラ系で世界トップ、メタ系で世界3位のシェアを持ち、多様な品種のアラミド繊維を作る「世界でも類のないメーカー」(遠藤常務執行役員)としてグローバルに事業展開している。

 しかし、同社のアラミド繊維事業は、米国の防衛費削減などのあおりを受け、防弾チョッキ用などに使われるパラ系アラミド繊維が伸び悩み、13年3月期に291億円の最終赤字に落ち込む一因ともなった。

 ただ「安全・安心」「軽量化」「省エネ」といった流れに沿って、中長期的には年率約7%で成長を続ける市場とみており、新たな品種の開発で、アラミド繊維市場での存在感をさらに高めたい意向だ。

351とはずがたり:2013/10/15(火) 16:37:46

子ども服「フーセンウサギ」自己破産申請 業績低迷で
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/OSK201310150012.html
朝日新聞2013年10月15日(火)12:22

 新生児向けのブランド「CELEC(セレク)」などで知られる子ども服メーカー「フーセンウサギ」(大阪市中央区)が15日、大阪地裁に自己破産を申請し、破産開始決定を受けた。代理人の弁護士によると、負債総額は約30億円。

 同社は1921年1月に創業した。自社ブランドのほか、NIKE(ナイキ)など有名ブランドをライセンス生産して全国の百貨店などに展開。帝国データバンク大阪支社によると、ピークの97年2月期の売上高は約299億円。

 その後、少子化や激しい競合が響いて業績が悪化。2006年、創業家が経営から退き、企業再生ファンド、ポラリス・キャピタル・グループ(東京)の子会社になって再建に着手した。東京の営業所や大阪の物流拠点を売却するなどしたが、13年2月期の売上高が約62億円に低迷。資金繰りが苦しくなったという。

360荷主研究者:2013/11/10(日) 15:16:20

http://www.sankeibiz.jp/business/news/131023/bsc1310230501001-n1.htm
2013.10.23 06:00 Fuji Sankei Business i.
東レ、自動車内装向け高級人工皮革を拡販 日欧、新興国で

ウルトラスエードを編み込んだ畳や壁面で茶室をデザインしたアーティストの清川あさみさん=22日、東京都港区【拡大】

 東レは22日、米国を中心に展開している高級人工皮革「ウルトラスエード」について、自動車向けを中心に、日本や欧州、新興国で拡販する方針を明らかにした。同素材が持つ滑らかな手触りなどの機能性や、再利用素材を原料とした環境面での優位性を訴求。高級車や電気自動車(EV)のシートや天井材など、内装用の素材としての需要開拓を急ぐ。

 東レは現在、滋賀県と岐阜県の2工場で、ウルトラスエードを生産。年間の生産能力は600万平方メートルあり、「高い稼働率で生産している」(マイクロファイバー事業部門の安東克彦担当課長)状況だ。

 このうち約3割が自動車向けだが、今後はこの比率を高めるとともに、生産能力も引き上げる方針。「ウルトラスエードの機能性が求められる高級車やEVは、欧州や新興国でも需要が高まる」(安東氏)と予測し、中国やロシア、中東などへの展開を積極化。生産拡大による国内工場のライン増強なども視野に入れている。

 今後はウルトラスエードを日本発のグローバルブランドとして認知度を高めるため、企業や有名デザイナーを活用したPR活動も予定。同日、都内で行われたブランド説明会では、アーティストの清川あさみさんが、畳や壁面にウルトラスエードを編み込んだ素材を使った茶室を披露した。

363荷主研究者:2013/11/17(日) 13:52:07

http://yamagata-np.jp/news/201311/08/kj_2013110800188.php
2013年11月08日10:24 山形新聞
洋服ブランド「コーヘン」、国内外で評価 山辺の米富繊維

複雑なデザインと独特の質感が特長のブランド「Coohem」。国内外で認知度を高めている=山辺町・米富繊維

 ニットメーカー・米富繊維(山辺町、大江富造社長)の手掛ける洋服ブランド「Coohem(コーヘン)」が国内外で注目を集めている。複数の糸を編み込んで作り出す生地はデザイン性と質感の良さが特長。海外のセレクトショップからオーダーを受けるなど、認知度は着実に高まっている。春夏向けの新作でオリジナルのニット生地を用いたスニーカーも発表。斬新な発想で高い評価を得ている。

 コーヘンは素材や色の異なる糸を用いて、毛織物のように仕上げる交編(こうへん)と呼ばれる技術を駆使する。同社は長年にわたって蓄積したノウハウを生かし、2010年から独自ブランドとして展開。主力の相手先ブランドによる生産(OEM)からの脱却を狙う。

 極端に太い糸や細い糸、ラメのように光る糸など、多様な糸を編み込むことで生地は複雑かつ立体的になる。30代前後の女性層をターゲットに、従来のシンプルなニット製品とは一線を画す、デザイン性にこだわった商品ラインアップで勝負する。

 今年3月にはフランス・パリの合同展示会に本格出展。ニットジャケットを中心に、デザインと独特の素材感が多くの海外バイヤーの目に留まり、秋冬向けは米国やフランス、イタリアのほか、中東・ドバイなどで販売につながった。さらに9月の春夏向け展示会(パリ)を通じ、韓国や香港などでの取り扱いも決まったという。

春夏向けの新作として発表したスニーカー

 春夏向けでは、コーヘンブランドでスニーカーを発表。国内メーカーの協力を得て3タイプを手掛けた。足を覆う部分のアッパーに交編によるニット生地を採用し、斬新さが目を引く商品だ。「ライフスタイルの新たな提案。ニットの可能性を広げることにつながるはず」と大江健専務。商品の幅も広がっており「今後も独自性を発揮しながら高付加価値化を図っていく」としている。

 同社はウェブサイトでの通販も行っている。アドレスはhttp://coohem.jp

365とはずがたり:2013/12/15(日) 16:13:47

2013年4月23日10時11分
「年収100万円も仕方ない」ユニクロ柳井会長に聞く
http://www.asahi.com/business/update/0423/TKY201304220465.html?tr=pc

 「世界同一賃金」は、社員のやる気を生むものなのか、はたまた「現場の疲弊」をさらに強めるものにならないのか。導入の狙いや、社員を酷使する「ブラック企業」との批判に対する見解を、ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長に聞いた。

ユニクロ、「世界同一賃金」導入へ世界規模のふるい、成長か死か
 ――「世界同一賃金」を導入する狙いは何ですか。

 「社員は、どこの国で働こうが同じ収益を上げていれば同じ賃金でというのが基本的な考え方だ。海外に出店するようになって以来、ずっと考えていた。新興国や途上国にも優秀な社員がいるのに、同じ会社にいても、国が違うから賃金が低いというのは、グローバルに事業を展開しようとする企業ではあり得ない」

 ――中国などに比べて賃金が高い日本は下方圧力がかかって、逆に低い国は賃金が上がるわけですか。


366とはずがたり:2013/12/18(水) 09:00:09

中国に異常にのめり込む UNIQLO柳井王国の野心と慢心
http://wjn.jp/article/detail/4092516/
掲載日時 2013年10月16日 11時00分|掲載号 2013年10月24日 特大号

 ファーストリテイリング傘下の『ユニクロ』が9月30日、上海に同社としては世界最大の店舗をオープンしたことに、市場関係者が驚きを隠さない。尖閣問題を機に日中関係がギクシャクし、リスク回避策として“脱・中国”を加速させる企業が相次いでいる中、これに逆行するように中国傾斜が突出しているのだ。

 今回オープンした上海店は地下1階、地上5階で売り場面積6600平方メートルの旗艦店。これまで世界最大として昨年春に鳴り物入りでオープンした東京・銀座店(5000平方メートル)を大きく上回る。『ジーユー』など傘下4ブランドも合わせれば、総面積8000平方メートルと圧倒的な規模だ。
 ユニクロは2002年に中国へ進出して以来、既に約200店を出店しており、「2020年に売上高5兆円、海外3000店」のアドバルーンを掲げる柳井正会長兼社長は、中国だけで1000店を出店すると鼻息も荒い。
 とはいえ、中国では昨年9月に反日デモが暴徒化し、日系スーパーなどが襲撃された。表面的には沈静化したかに見えるが、尖閣沖で不測の事態が勃発すれば昨年の比では済みそうもない。
 そんな中国リスクを警戒して生産拠点を東南アジアへ移す企業が相次いでいる反面、ユニクロのように中国の消費市場が持つ経済的魅力に「リスクよりも金」として深入りした揚げ句、醜態をさらす企業もある。

 その好例が高島屋だ。同社は反日デモに大揺れした直後の昨年暮れ、中国での1号店となる「上海高島屋百貨」をオープンした。しかし冷え込んだ日中関係を背景に業績はパッとせず、当初は130億円と見込んだ初年度の売上高を4月には80億円に下方修正、社長に相当する総経理が辞任に追い込まれる事態に至った。
 さらには、つい先ごろ「50〜60億円」に再び下方修正する始末。市場には「この数字も怪しい限り。大赤字は必至で、投資マネー40億円の回収が見果てぬ夢に終わりかねない」との悲観的な観測さえ囁かれている。ユニクロと同じ上海が舞台だけに、柳井会長の耳に高島屋の惨状が届かないはずはない。
 「商品の8割を中国で作っていることもあって、柳井さんには新参者の高島屋とは違うとの強烈なプライドがある。だから『当社と高島屋を一緒にするな』と思っているでしょうが、中国人から見ればどちらも日本企業。襲撃の標的にする場合、ユニクロだけを外すとは思えません」(デパート関係者)

 実際、昨年の反日デモで上海のユニクロ店舗が標的になりかけた。そこでユニクロ側は「尖閣諸島は中国固有の領土」と中国語で書いた紙を張り出し、事なきを得た。地元警察の強い指示があったというが、このニュースが流れると会社に「もうユニクロ製品は買わない」「日本から出て行け」などの非難が殺到したという。しかし、その程度で“信念”を曲げる柳井会長ではなく、直後の記者会見で「生産拠点としての(中国への)見方も以前と変わっていない。日中は良好なパートナーであるべきだ」と強調、筋金入りの“親中国派”をアピールするのを忘れなかった。
 その後、他の日系企業にならってベトナム、カンボジア、バングラデシュなどに生産拠点を分散し始めたが、それでも「将来的に中国で3分の2生産」を唱え、依然として“中国命”の姿勢を崩していない。

 確かに13.5億人を擁する巨大市場は魅力だろう。しかし、なぜ「中国と心中」と陰口されるほど、彼の地の事業にのめり込むのか。
 「柳井さんは売上高5兆円という大目標を掲げている。近く発表する今年8月決算が1兆円余と予想されていることからも察しがつくように、大風呂敷であることは明らか。しかし、プライド高い彼が『単なる願望でした』などとは口が裂けても言えるはずがない。だからこそ少しでも目標に近づくためには、手段をウンヌンしている場合ではないということでしょう」(ユニクロ・ウオッチャー)

 同社は売上高の8割超を国内が占め、海外は2割弱にすぎない。国内市場が縮小する中、規模の拡大を目指すには海外、とりわけ生産拠点である中国での大躍進が鍵を握る。海外出店計画のうち、3分の1に当たる1000店を中国で目指しているのも確かにわかりやすい。だが、ウオッチャーは辛らつだ。
 「あの『尖閣は中国領土』の貼り紙からも見て取れるように、ユニクロは金儲けのためなら何でもする。だから中国で“金か安全か”を問われる事態に直面した場合、平気で社員を切り捨てるでしょう。その反発が一斉に起こったら目も当てられません」

 実力会長の野望達成のため、中国各地で働くユニクロ社員は、まさに命懸けである。

367荷主研究者:2013/12/29(日) 00:18:22
>>341
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20131206304.htm
2013年12月6日03時31分 北國新聞
ボーイングに炭素繊維複合材料を初出荷 東レ石川工場

 東レ石川工場(能美市)は5日、米ボーイングの航空機材向けに炭素繊維複合材料(プリプレグ)の出荷を開始した。愛媛と米国の工場に続く第3の製造拠点として本格稼働し、最新鋭旅客機「787」の増産体制を支える。徐々に生産率を上げ、来年3月にはフル稼働となる見通しだ。

 石川工場で行われた初出荷式では、東レ複合材料本部トレカ事業部門の河村雅彦部門長が、8カ月という異例の短期間でボーイング社の認証に至ったことを紹介。竹内芳裕工場長は「引き続きボーイングとの信頼関係を深め、材料の安定供給に努める」と決意を述べた。酒井悌次郎能美市長が祝辞を贈った。

 従業員約40人が参加し、プリプレグ1万平方メートルを積んだトラックを拍手で送り出した。プリプレグは名古屋市内の冷凍倉庫にいったん保管され、主翼や胴体に加工された後、米国へ空輸される。

 石川工場のプリプレグ工場は「787」のために建設され、2009年7月から生産を開始した。生産能力は年間580万平方メートル。しかし、機体の開発遅れに伴って供給開始も延び、当初計画から3年以上遅れての初出荷となった。

 竹内工場長は「次はぜひエアバスにもプリプレグで参入したい」と述べ、東レが欧州の航空機大手エアバスへの機材納入に向け、共同研究開発に乗り出していることを明かした。同社はエアバスに納入する他メーカーに炭素繊維を供給しているが、自社のプリプレグは提供していないという。

369荷主研究者:2014/02/02(日) 01:54:35

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20140121303.htm
2013年1月21日02時44分 北國新聞
北陸から調達、220億円 帝人、繊維素材で来期

 帝人の大八木成男社長らは20日、福井市のユアーズホテルフクイで会見した。竹中哲嗣帝人グループ常務(帝人フロンティア社長)は、北陸からの来期(2015年3月期)の繊維素材調達額は220億円となる見通しを示した。今期は約210億円で、10億円増となる。北陸からの調達の多くを占める衣料用素材は、円安で欧米向け輸出が好調に推移しており、北陸産地の技術で独自開発したスポーツ衣料用素材「デルタ」も引き合いが 多いという。

 竹中常務は自動車分野について「北陸産地の技術力、素材の競争力は健在」とし、国内外の市場に向けた協業を推し進めるとした。高機能素材分野では、米国内で自動車向けとして熱可塑性炭素繊維複合材の工場新設の方針を明らかにした。立地や生産規模については新年度中にも決める。

 大八木社長は北陸の繊維関連企業について、円安で輸出競争力が増していると指摘。稼働率が高まっているとした上で「今年も北陸産地との協業をさらに進め、新分野進出に意欲ある企業には協力したい」と意欲を示した。

 会見後、新年互礼会も開かれ、帝人北陸合繊会の前田征利会長(前田工繊社長)らがあいさつした。

371とはずがたり:2014/02/09(日) 16:35:05
エドウイン支援強化、「服飾の伊藤忠」アピール
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20140206-OYT1T01076.htm

 金融取引の失敗で経営危機となったジーンズ大手エドウインの債権者集会が6日、都内で開かれ、これまで同社を支援してきた主要取引先の伊藤忠商事が、支援強化案を提示した。

 伊藤忠は、本業は堅調なエドウインを取り込むことで、得意分野の繊維・ファッション事業をさらに強化する狙いだ。

 関係者によると、伊藤忠は、エドウインが実施する増資の引き受けなどで伊藤忠が約450億円を出し、金融機関も最大200億円規模の債権放棄(借金の棒引き)を行う案を示した。財務を健全化させた上で、伊藤忠の販売網を通じて海外での販売を強化する考えだ。

 日本のジーンズはこだわりの品質で海外の愛好者からも評価が高く、伊藤忠は、エドウインの製品も販売が伸ばせると見ている。

(2014年2月6日22時27分 読売新聞)

372荷主研究者:2014/02/23(日) 19:18:08

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820140211aaar.html
2014年02月11日 日刊工業新聞
クラレ、ビニロン長繊維の生産工程5分の1に短縮する技術開発にめど

 クラレは合成繊維の一つでロープや自動車用オイルブレーキホースなどに使われるビニロン長繊維の生産プロセスを従来比約5分の1に短縮する技術の開発にめどをつけた。新たな工場を建設したりラインを設けたりする場合、より省スペースな設計で構築できるため設備投資やエネルギーコストの抑制に寄与する。実証プラントは自社の岡山事業所(岡山市南区)内に設ける予定。ビニロン長繊維の需要変動に合わせて、柔軟な生産体制の構築に結びつける。

ビニロン長繊維はゴム資材や農業資材、水産資材など用途は多彩(イメージ)

 ビニロンは、ポリビニルアルコール(PVA)を原料とする合成繊維で、同社が50年に世界で初めて工業化した。通常は原料投入、紡糸、延伸、仕上げ処理など複数の工程を経て製品化される。生産する同事業所の年産能力は長繊維が1万トン、短繊維は3万トン。

 今後は短繊維タイプについてもプロセスを短縮する技術開発を進める。短繊維タイプはセメント補強用(FRC)ビニロンに対応する。建築資材にビニロンを混ぜることにより、割れにくく、曲げ圧力に対する強度を高めることができる。今後はブラジルなどの新興国においても、アスベストの代替材料としての需要が期待できるという。

377とはずがたり:2014/04/08(火) 08:22:29

伊藤忠、ベトナムに工場 シャツ一貫生産、TPP視野
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/industry/snk20140408096.html
産経新聞2014年4月8日(火)07:57

 伊藤忠商事が5月にも、ベトナム・ハノイ近郊のナムディン省で、新たな生地工場を立ち上げることが分かった。来春にはシャツ製造で年約1500万枚のフル生産に移行、糸から縫製までの一貫生産体制を構築する。ベトナムも参加する環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が妥結すれば、米国向けアパレル製品の関税が大幅に引き下げられることを想定。“特恵関税”を見据えた生産拠点をいち早く確立する。

 縫製分野で提携する中国のアパレル大手やベトナム現地のメーカーと共同で、5月にも生地生産に乗り出す。

 昨春に稼働した紡績工場も来年4月に生産量を約2倍に引き上げる。

 伊藤忠は近年、人件費が高騰する中国からカンボジアやミャンマー、バングラデシュなどに縫製拠点を移してきた。しかし、これらの国々でも人件費が高まり始めている。

 TPP交渉では米国が、繊維製品の関税引き下げの条件に、原糸などの原材料から製品までをその国もしくはTPP加盟国内で製造することを挙げている。

 このため伊藤忠は、TPP参加国のベトナムで糸から縫製までの一貫生産体制を確立することで対米市場の商機を取り込む。加えてベトナムは、EU(欧州連合)とのFTA(自由貿易協定)締結も視野に入れており、伊藤忠は欧州市場にも照準をあわせる。

 ベトナムには、中国の染色大手が昨年末に進出したほか、台湾のアパレル大手も縫製工場を増設。国際的な競争が激化している。

378とはずがたり:2014/05/26(月) 11:53:09

3月の記事。こちらは破談。

ユニクロ、Jクルー買収決裂か 米WSJなど報じる
http://www.asahi.com/articles/ASG3M43TPG3MUHBI00Q.html?ref=reca
ニューヨーク=畑中徹2014年3月19日19時02分

 カジュアル衣料専門店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングによる同業の米大手「Jクルー・グループ」の買収協議が決裂したと、米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)など複数の米メディアが18日伝えた。

 金額面など条件が折り合わなかったとみられるが、協議が報道で公になったことも一因だという。米メディアは2月下旬、両社が交渉していると報道し、買収金額は最大50億ドル(約5100億円)にのぼるといわれた。

 Jクルーは若者を中心に人気があり、ミシェル・オバマ米大統領夫人が愛用していることでも知られる。ファーストリテイリングは知名度が高いブランドを買収し、米国市場での基盤を強めるねらいがあったとみられる。(ニューヨーク=畑中徹)

380とはずがたり:2014/05/27(火) 15:11:59
>>379

ユニチカ、金融支援で再建=フィルム事業など強化
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2014052600601

 繊維大手のユニチカは26日、主力取引銀行3行と投資ファンドによる金融支援と、成長が見込まれる耐熱フィルムや不織布などの事業強化を柱とする再建計画を発表した。採算の悪い繊維事業は縮小する。計画策定を踏まえ、安江健治社長が取締役相談役に退き、注連浩行常務が6月27日付で社長に就く人事も決めた。(2014/05/26-21:35)

381とはずがたり:2014/06/13(金) 23:41:27
名門繊維と云えば鐘紡。と思ったけど,成功している東レなんかは既に繊維臭がしなくなっているということか。。

名門ユニチカはなぜ「脱繊維」「構造改革」に取り残されたのか…金融支援も先行き不透明の“崖っぷち”
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140613/wec14061307000002-n1.htm
2014.6.13 07:00

 かつて日本経済を牽引した繊維産業の名門、ユニチカが、主力取引銀行に金融支援を要請した。構造改革に取り組むと平成27年3月期連結業績で370億円の最終赤字になり、160億円の債務超過に陥る見通しになったのが理由だ。中国などからの輸入品との競争で経営が悪化する中、安江健治社長は「成長分野への投資が不十分だった」と語った。昭和39(1964)年の東京五輪で「東洋の魔女」と呼ばれた女子バレーボール選手を多数輩出し、女優の米倉涼子さんらをマスコットガールに起用して話題を集めた企業に何があったのか−。

支援なければ債務超過

 「数十億円の営業利益では設備投資も少しずつしかできない。そのスピードは時代が許さない」

 金融支援という道を選んだことについて、大阪市内での会見で、安江社長はこう説明した。

 金融支援は、借入金を株式に振り替えてもらう方式を採用する。議決権がない代わりに優先して配当を支払う「優先株」を総額375億円分発行。このうち275億円分は三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三菱UFJ信託の3行が引き受け、3行は債権の代わりに優先株を持つことになる。

 100億円分は日本政策投資銀行などが出資する投資事業組合が引き受け、資金は設備投資に活用。スマートフォン(高機能携帯電話)向けの樹脂製品などを強化し、経営の立て直しを図る考えだ。

 同時に、経営責任を明確にするため安江社長が取締役相談役に退き、後任に注連(しめ)浩行取締役常務執行役員が就任する人事を発表し、安江社長は「財務面、資金面で一定の枠組みができたということで一つの区切り。ある意味けじめをつける」と進退の意味を語った。

繊維産業の凋落

 経済産業省によると、日本の繊維産業の製品出荷額は平成3(1991)年の12兆8500億円がピーク。以降は減少を続け最近では3分の1以下に落ち込んでいる。国内需要の減少とともに、割安な中国製品などとの価格競争で日本の繊維各社の経営環境は急速に悪化した。

 そうしたなか、ライバル各社は過去に蓄積した資産を使い、新規分野での積極的な研究開発やM&A(企業の合併・買収)などで事業の多角化を進めた。

 業界最大手の東レは、自動車や航空機の構造材に使われる炭素繊維を開発。鉄の4分の1の軽さで10倍の強度を持つ炭素繊維だが、開発当初は航空機などに使えるだけの条件を満たすことはできなかった。それを釣り竿とゴルフクラブに使ったところ大ヒット。投資回収をしながら炭素繊維の性能を向上させたことで知られ、いまや榊原定征(さだゆき)会長が経団連会長を務めるなど日本のモノづくりの代表的な存在となっている。

382とはずがたり:2014/06/13(金) 23:41:50
>>381-382
 一方、東洋紡は本業の繊維が不振にあえぎ、「1日1億円の赤字」を垂れ流していた11年ごろ「脱繊維」を掲げて構造改革に着手。繊維事業を大幅に縮小しながら、繊維技術を応用した多角化に取り組み、フィルムやバイオなど非繊維事業を強化した。

 また、帝人も炭素繊維事業を強化し、ダイワボウホールディングスは情報システム、日清紡ホールディングスは自動車用ブレーキを主力事業に育て上げるなど繊維以外に活路を求めてきた。

対処療法でじり貧

 繊維産業では多くの企業が繊維事業から脱却し、新たな収益事業を着々と開拓するなか、名門のユニチカはなぜ出遅れたのか。

 安江社長は「成長投資が十分でなかったが、純資産が毀損しないよう営業利益の範囲内に構造改革を抑えていかなければいけない制限があった」と釈明した。

 新社長に就く注連取締役は「祖業である繊維事業はリストラの連続だった」と振り返った。繊維事業の低迷でリストラを繰り返したが、借金が多かったこともあって目先の対処療法に終始。過去の蓄積で余裕のあるうちに「脱繊維」に向けた技術開発や思い切ったM&Aに踏み切ることができなかった懐事情を打ち明けた。

 金融業界関係者は「26年3月期の連結売上高が1626億円と聞いて、こんなに小さな会社だったのかと正直、驚いた。規模が小さいため大規模な投資もできず、抜本的な構造改革に踏み切れなかったのだろう。それでも銀行としては明治22年創業の名門企業との長い付き合いもあって見捨てることができなかった」と指摘する。

 今回の金融支援で投資に回すことができるのは総額100億円に過ぎない。注力するスマートフォン向けの樹脂製品は価格競争の激しい分野で、安定した収益を保つのは難しいとみられる。

 金融支援の要請を発表した翌日の5月27日の東京株式市場ではユニチカ株が大幅反落。前日終値比11円安の46円で取引を終え、終値として年初来安値を更新した。一時は16円安の41円まで値を下げた。市場も「先行きは不透明」(市場関係者)との見方を強めているためだ。

 ユニチカは明治22(1889)年創業の尼崎紡績が発祥で、かつては「三大紡績」の1社と呼ばれ、かつてはバレーボールやマスコットガールなどで全国で知られた関西企業だ。遅ればせながら抜本的な再建に取り組むが、かつての輝きを取り戻すには厳しい道が待ち受けている。

383荷主研究者:2014/06/21(土) 15:02:31

http://www.sankeibiz.jp/business/news/140501/bsc1405010500001-n1.htm
2014.5.1 05:00 Fuji Sankei Business i.
【トップは語る】三菱レイヨン社長・越智仁さん(61)

 ■差別化で炭素繊維の競争力向上

 −−炭素繊維複合材料の需要が伸びている

 「2013年度の需要は約4万9000トンと見込まれ、今後も毎年約1万トンは増えていくだろう。炭素繊維原糸の生産能力が足らなくなってきており、米国での増産が必要になる。航空機分野の需要拡大は当然あるが、これからは産業用途で相当伸びる。その中でも特に力を入れていく分野が、自動車と圧力容器、それと風車だ」

 −−東レなど競合他社との差別化は

 「炭素繊維を部品に加工する企業との関係の組み方が差別化を生む。加工と物質は相関を持って動く。自動車用の炭素繊維部品メーカー、チャレンジを買収したことで、顧客ニーズに合わせて技術開発したものが次々に出てきている。今後は(新型天然ガスの)シェールガスなどで需要が高まる圧力容器メーカーとの提携も進める」

 −−自動車用途の拡大は各社が競っている

 「問題なのは加工性。単純なフレームを一発で成形できても競争力にならない。鉄で作ることができる複雑な形状を炭素繊維でも可能にしないと意味がない。現在は高級車の一部に使われているが、一般的な車にどこまで浸透できるかを目標にしている。加熱すると軟化する熱可塑性樹脂ではなく、加熱すると固まる熱硬化性樹脂を使った炭素繊維複合材料で、まず技術を確立したい」


−−米国でアクリル樹脂原料MMA(メタクリル酸メチル)モノマーの生産をシェールガスを活用して行う

 「18年か19年にスタートさせ、年産25万トンとなるだろう。MMAの世界市場は現在360万〜370万トンで、当社のシェアは4割くらい。量を追うより、競争力があるものを持つことが重要だ。いろいろな地域に拠点があるのが当社の強み。準備しているサウジアラビアの生産設備も稼働すると、物流力やネットワークの力がさらに高まり、競争力があるものをいいタイミングで出せる」

                   ◇

【プロフィル】越智仁

 おち・ひとし 京大院修了。1977年三菱化成工業(現三菱化学)入社。三菱ケミカルホールディングス取締役常務執行役員、三菱化学取締役常務執行役員などを経て2012年4月から現職。愛媛県出身。

386とはずがたり:2014/07/10(木) 10:32:38
世界遺産は西欧中心史観がちらちら見える気がするから,富岡と同じ機械だからとあんま有り難がる気にはなれないんだけど・・。

>現在の繰糸機は1972年、日産自動車によって製造された
豊田自動織機と同じく自動車メーカーと製糸機の繋がりは深いのか??

酒田の製糸工場で 富岡と同型機今も稼働
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamagata/news/20140708-OYTNT50360.html?from=ycont_navr_os
2014年07月09日Tweet

富岡製糸場の繰糸機と同型機が現在も稼働する松岡の工場

 国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された富岡製糸場(群馬県富岡市)に残る繰糸機と同じ型の機械が、酒田市仲町の工場で今も稼働している。航空機内装製造会社「松岡」の施設で、1887年の創業時には、富岡製糸場の女子工員が糸繰りの方法などを指導に訪れたという。氏家昇一社長(67)は「養蚕農家がいて機械が動く限りは続けたい」と話している。

 工場に入ると、繰糸機の「カチャン、カチャン」という小気味のよい音と、「ゴー」というモーターの重低音が耳に響く。繭玉を煮る白い湯気が立ちこめ、虫をつぶしたような独特のにおいも漂う。

 柔らかくなった繭から糸の先を出すと、繰糸機によって、設定された太さに紡がれていく。途中で糸が切れたり、絡まったりして機械が止まると、従業員が手際良く糸を結び、機械を再始動させる。

 工場に来て約30年という佐藤弘子さん(59)は「入社後、少したって今の繰糸機が入った。糸の巻き取りスピードが速くて驚いたのを思い出す。富岡製糸場と同じ機械で仕事ができることを誇りに思う」と話す。

 現在の繰糸機は1972年、日産自動車によって製造された。富岡製糸場では87年の操業停止まで稼働していた。現在、松岡の生糸生産量は年間約6トン。ベテランの女性を中心に8人が作業に携わっている。

 明治維新後、旧庄内藩の藩士は松林を開墾し、桑の木を植えて養蚕を始めた。同社は現在の鶴岡市で「松岡製糸場」として創業。当時は手作業で糸繰りを行っていたが、次第に機械化が進んでいった。

 昭和も年代が進むにつれて、生糸需要の減少や養蚕農家の後継者難などもあり、同社は電子部品や金型製造などに力を入れるようになった。社名から「製糸」が外れたのは、くしくも富岡製糸場が操業を停止したのと同じ87年だ。

 現在は、ボーイング787のトイレの部品や調理室設備の生産がメインになっている。生糸の生産工場は往時の3分の1程度に縮小し、売り上げも、同社の年間売上高約18億円の1%程度にとどまるという。

 しかも、繰糸機の維持管理は大変だ。故障しても部品の替えがないため、廃業した会社からもらったり、同社の加工技術で新たに作ったりすることもある。糸繰りができる従業員も減ってきている。

 それでも生糸生産を続けることについて、氏家社長は「製糸は松岡の原点であり、生糸生産は日本のものづくりの原点でもある。生糸作りがあるからこそ、今、品質の良い製品を作ることができる」と力を込めた。

 同社によると、機械による製糸を大規模に行っているのは、ほかに群馬県安中市の「碓氷製糸農業協同組合」があるだけで、同組合でも富岡製糸場と同型機が稼働しているという。

 同社では、一般の見学は断っているが、学校などの教育目的であれば受け付けている。問い合わせは、同社(0234・62・2222)へ。

2014年07月09日

387とはずがたり:2014/08/04(月) 19:44:58
ユニクロの7月既存店売上高は9カ月ぶりにマイナス 天候不順が影響
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20140804540.html
産経新聞2014年8月4日(月)16:27

 ファーストリテイリングが4日発表したカジュアル衣料ブランド「ユニクロ」の、7月国内既存店売上高は、前年同月比4・8%減で、9カ月ぶりに前年水準を下回った。

 7月は前半に台風の上陸や豪雨などで、臨時休業する店舗もあり、客数が12・0%減となるなど、天候不順が大きく影響した。梅雨明けも昨年に比べると2週間程度遅いことが響いた。

 客単価は8・2%増。昨年は1990円(税抜き)が、中心価格帯のレギンスパンツが販売好調だったのに対し、今年は3千円程度のスカートやブラウスなどの販売が好調だったほか、4千円程度のデニムパンツが人気を集めるなど、ファッショントレンドの変化が客単価を押し上げている。

388とはずがたり:2014/08/10(日) 13:59:28
ベトナム繊維工場続々
2014年04月28日 13時31分
TPP視野米へ輸出、国内外企業が投資
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/648

389荷主研究者:2014/11/29(土) 15:49:44

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820141022aaax.html
2014年10月22日 日刊工業新聞
帝人、「ホンダジェット」向けに炭素繊維を供給開始

 帝人はホンダが開発した小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」向けに炭素繊維の供給を始めた。同機は胴体部分に炭素繊維複合材(CFRP)を採用しており、帝人は織物メーカーや成形材料のプリプレグメーカーに繊維を供給する。帝人は欧エアバスやカナダのボンバルディアにも供給実績があり、新規受注で事業拡大に弾みをつける。

「ホンダジェット」は胴体部分に炭素繊維複合材を採用している

 CFRPは胴体に採用され、軽量化と自由度の高い機体デザインに貢献している。ハニカム構造の部材を間に挟んだ「ハニカムサンドイッチパネル」と、フレームに平板材料を貼り付けた「スティフンドパネル」の2種類に加工され、組み合わせて一体成形される。炭素繊維の使用量は1機当たり数百キログラム程度と見られる。ホンダジェットの納入は2015年から始まり、既に100―200機の受注があるという。

 同社の炭素繊維はより高品質を要求される分野への採用が相次いでいる。エアバスの最新中型機「A350XWB」には航空機業界として初めて一次構造材に同社の熱可塑性樹脂を利用したCFRPが採用された。

390荷主研究者:2014/11/30(日) 11:17:55
>>385
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2014/10/23-17794.html
2014年10月23日 化学工業日報
旭化成せんい ベンベルグ生産プロセス革新 延岡で100億円超投資

 旭化成せんいは、延岡支社(宮崎県)で再生セルロース繊維「ベンベルグ」の生産基盤強化に向けたプロジェクトを推進する。今年6月には30年ぶりに生産ラインを増設し、従来比6倍超の高速紡糸が可能なプロセスを導入。長繊維の年産能力を1割増の1万6500トンに高めた。延岡では今後もプロセス革新や工場建屋の耐震補強、インフラ更新を順次実施する。2008〜17年度の10年間で総額100億円以上を投じる計画だ。

391荷主研究者:2014/11/30(日) 11:30:56

http://www.sankeibiz.jp/business/news/141106/bsc1411060500013-n1.htm
2014.11.6 05:00 Fuji Sankei Business i.
帝人、一転200億円の赤字に 通期見通し 徳山事業所閉鎖などで特損

 帝人は5日、2015年3月期の連結最終損益が従来予想の100億円の黒字から200億円の赤字(前期は83億円の黒字)になる見通しだと発表した。ポリエステル繊維を生産する徳山事業所(山口県周南市)を閉鎖するといった構造改革を17年度までに実施するのに伴い、特別損失を計上するため。12年に策定した中期経営計画も見直し、16年度の数値目標を下方修正した。

 構造改革では、赤字体質になっている化学原料事業を縮小する一方、高い収益が見込める高機能素材やヘルスケア、ITの各事業に重点的に投資する。

 徳山事業所の閉鎖は松山事業所(松山市)やタイの工場に生産を集約し、コストを削減するのが狙い。岩国事業所(山口県岩国市)でのポリエステル繊維の生産もやめ、三原事業所(広島県三原市)では加工業務を停止。大阪研究センター(大阪府茨木市)は閉鎖し、ポリエステル繊維に関する国内の機能は松山事業所に一本化する。

 徳山事業所や大阪研究センターで働く従業員は近隣の工場などへ配置転換し、雇用を維持する方針。低迷が続いている米国の在宅患者向け医療機器レンタル事業に関しても「抜本的な対策を講じる」とした。

 一連の事業再編などに伴い、14年9月中間連結決算で422億円の特別損失を計上し、最終損益は223億円の赤字となった。

 中期経営計画の見直しでは、連結売上高を従来の1兆3000億円に比べ約4割減の8000億円に、営業利益を1000億円から半分の500億円にそれぞれ引き下げた。

 都内で会見した鈴木純社長は「単なる素材供給だと韓国、台湾、中国が勝負にならないレベル(の低価格)で攻めてくる」と説明。強みを持つ事業を中心にした新規ビジネスの創出で生き残りを図ると強調した。

393とはずがたり:2014/12/26(金) 16:20:34

大富豪ユニクロ柳井家、株主配当100億円以上 後継者育成失敗で長男へ世襲か
ビジネスジャーナル 2014年12月26日 06時08分 (2014年12月26日 16時00分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20141226/Bizjournal_mixi201412_post-2237.html

 米経済誌「フォーブス」の2014年版世界長者番付によると、ユニクロを展開するファーストリテイリング会長兼社長・柳井正氏の推定資産は179億ドル(1ドル100円換算で約1兆7900億円)で世界ランク45位、日本人としてはソフトバンク社長・孫正義氏に次ぎ第2位だった。20代の頃に「店舗数30、年商30億円の商いができる会社になればいい」と語っていた山口県宇部市の小さな衣料品店の主人は、世界的大富豪へと階段を駆け上がっていった。

 日本共産党委員長の志位和夫氏が昨年5月21日、ツイッターで「アベノミクスの株高で一番儲けたのは、ユニクロ柳井会長一家」とつぶやき話題になったが、確かにアベノミクスの株高と円安の相乗効果で保有資産は大きく膨らんだ。「フォーブス」のランキングでは12年の柳井氏の推定資産は100億ドル(1ドル80円換算で約8000億円)なので、保有する株数にほとんど変わりがないのに、資産は2年間にドル建てで1.8倍弱、円換算で2.2倍に膨張した。

 では、大富豪になった柳井ファミリーは、どれくらいの株式資産を持っているのか。

 柳井正氏と、長男の一海氏、次男の康治氏、資産管理会社である有限会社Fight&Stepと有限会社MASTERMIND名義の株式数は合計で409万800株(8月31日現在)。株高は一段と進行しており、11月14日には過去10年間でファストリとして最高値となる4万4730円をつけた。史上最高値は00年の5万6000円である。4万4000円超の株価で計算すると、現在のファストリの時価総額は1兆8298億円になる。信託銀行3行名義の分を合わせると2兆円を軽く突破する。

 ファストリの14年8月期の年間配当は、1株当たり300円。柳井ファミリーが受け取った配当金は122億7240万円。柳井氏の役員報酬2億4000万円が、まったく小さく見える。

●高まる長男への世襲観測

 そんな柳井氏は昨年10月10日に開いた13年8月期の決算発表の席上、「残念ながら社長を継続しなければならない。今はグローバル化を進めている真っ最中で、社長を退くことは不可能だ」と続投を表明した。以前から「65歳になる14年2月までに社長を退き、会長に専念する」と公言していたが、一転してこれを撤回した。だが、柳井氏の引退宣言を信じている業界関係者はほとんどいなかったため、当然のことのように受け止められた。…
 柳井氏が引退撤回の理由に挙げたのは、グローバル展開が自分の描いていたスピードに達していないことだった。20年の売上高5兆円という目標に向けて海外展開にアクセルを踏み続けるために、引き続き陣頭指揮を執るというわけだ。

 メディアと小売業のアナリストの目は、長男の一海氏に注がれている。柳井氏は社外から人材を集めたが、後継者づくりにことごとく失敗した。そのため、「血の継承に回帰した」(業界関係者)との見方も少なくない。子会社リンク・セオリー会長を務める一海氏は、現在ファストリグループ執行役員だ。柳井氏はずっと「世襲しない」と公言してきた。「普通の会社なら息子でも社長は務まるが、(ファストリを)成長軌道に乗せる力仕事は無理」というのがその理由だ。一方で、息子を大株主として経営陣を監督する取締役にすると公言してきた。だが、「世襲はしない」という発言も額面通り受け取る向きは少ない。「65歳引退を撤回したように『世襲しない』発言も撤回して、息子を社長に就けるのではないか」(前出関係者)との見方が、業界内で急速に高まっている。

 戦後の流通業界に旋風をもたらした革命児としては、ダイエー創業者の中内功氏と柳井氏を挙げることができる。中内ダイエー王国が崩壊した要因としては、中内氏が血の継承に執着したことが大きいが、果たして柳井氏も同じ失敗を犯してしまうのか。ファストリの経営トップ継承に、業界と市場の関心が集まっている。
(文=編集部)

396荷主研究者:2015/02/01(日) 12:49:18

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820150120aaao.html
2015年01月20日 日刊工業新聞
三菱レイヨン、海外にプレカーサーとPAN系炭素繊維の一貫工場建設−原糸生産分散

 三菱レイヨンはプレカーサー(炭素繊維原糸)とPAN系炭素繊維の一貫工場の建設に向けた検討に入った。アジア、米国、欧州で炭素繊維事業を展開しているが、プレカーサーは大竹事業所(広島県大竹市)1カ所で生産しており、需要増加やリスク軽減に向けた対応が求められていた。年産4000トン程度のプラントが必要とみており、投資規模は400億円程度になるとみられる。2015年度中にも欧州や米国を軸に、最終的な候補地を決定する。

 現在、大竹事業所内では、三菱レイヨンによるプレカーサーの生産のほか、同社と独SGLグループとの合弁会社がBMWの電気自動車(EV)「BMWi3」向けなどにプレカーサーを生産している。一方、三菱レイヨンにおいても三菱レイヨン・カーボンファイバーアンドコンポジッツ(米カリフォルニア州)で炭素繊維の年産能力を現行比で倍増となる4000トンに増強を進めている。

 三菱レイヨンは三菱樹脂のピッチ系炭素繊維事業を会社分割で継承し、4月にPAN系炭素繊維事業と統合した新組織を発足する。開発や販売面でピッチ系炭素繊維との融合を狙う一方、生産強化に向けた調査も進める。

397荷主研究者:2015/02/01(日) 12:55:01

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820150123cbae.html
2015年01月23日 日刊工業新聞
東レ、米の炭素繊維工場を年内着工−17年稼働、年産5000トン規模

 東レは米サウスカロライナ州で予定している炭素繊維新工場の建設について、2015年にも着工し、17年に稼働を目指す。二つの生産ラインを構築し、年産能力で合計5000トン程度の規模になるとみられる。20年までに1000億円程度を投じて炭素繊維原糸(プリカーサ)、炭素繊維、プリプレグ(炭素繊維樹脂含浸シート)までの一貫工場を建設し、そのうち17年までに600億円程度を投資する予定。

 炭素繊維は鉄と比べ重さが4分の1で、10倍以上の強度があり、「軽くて強い」特徴から航空機や圧力容器、自動車などで採用され、継続的な需要拡大が見込まれている。東レは12年に日本、米国、フランス、韓国の合計で年産1万7900トンだった炭素繊維の生産能力を増強しており、15年3月には同2万7100トンまで拡大する見通し。

 昨秋、米ボーイングが20年に初号機納入を計画する次世代機種「777X」の主翼向けに炭素繊維を供給することで合意したほか、現行の中型機「787」向け供給契約も更新した。さらなる需要拡大を見込み、米サウスカロライナ州に取得した総敷地面積約160万平方メートルの用地で炭素繊維新工場の建設を計画している。

398荷主研究者:2015/02/01(日) 12:56:07

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150121/bsc1501211328013-n1.htm
2015.1.21 13:28 Fuji Sankei Business i.
三菱レイヨンと日東電工が水処理事業で提携

 三菱レイヨンは21日、日東電工と水処理事業で提携したと発表した。中国や東南アジアなどの新興国では経済成長や人口増加に伴い水不足が深刻化している。工場排水を再利用する水処理システムを売り込み、受注拡大を目指す。

 三菱レイヨンは微生物の働きで不純物を取り除き、比較的価格が安い水処理膜の技術を持つ。日東電工は微細な不純物まで除去できる水処理膜を扱う。

 両社の水処理膜を組み合わせ、低価格と性能を両立させた水処理システムを開発する。

400荷主研究者:2015/02/08(日) 12:23:44

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201501/0007702179.shtml
2015/1/30 20:57 神戸新聞
三菱レイヨン、神戸の医療産業都市に進出

 神戸市は30日、神戸・ポートアイランドの医療産業都市に化成品・繊維メーカーの三菱レイヨン(東京)が進出したと発表した。神戸国際ビジネスセンター内の研究室を拠点に、医療機器開発に向けた需要調査を進める。

 同社は膜(フィルター)を使って工場排水や下水を処理する設備を手掛ける。こうした技術を用いて医療用の新たな材料開発を目指す。

 人員の規模や本格的な稼働時期は未定。当面はポーアイ内の研究所や企業と情報交換し、新商品開発の可能性を調査する。将来は共同研究などにも発展させる。

 同社は化学大手三菱ケミカルホールディングスの子会社。2014年3月期の連結売上高は6062億円。(高見雄樹)

401荷主研究者:2015/02/08(日) 12:32:53

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2015/01/08-18646.html
2015年01月08日 化学工業日報
帝人 炭素繊維 航空機向けを中期的に5割へ

 帝人は、PAN(ポリアクリロニトリル)系炭素繊維の航空機向け販売を大幅拡大する。民間旅客機需要の世界的拡大に加え、大手航空機メーカーが複数購買の動きを強めていることが背景。収益性は高くても、自動車や産業用途に比べれば規模は小さいとみられがちな航空機用途だが、現在取り組む案件が実を結べば3?5年程度で東邦テナックスグループが既設ラインで生産する炭素繊維の販売量のうち航空機向け比率を5割程度に高められるという。

402荷主研究者:2015/02/08(日) 12:33:10

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2015/01/08-18645.html
2015年01月08日 化学工業日報
クレハ 炭素繊維事業の戦略見直し

 クレハは、炭素繊維事業の戦略見直しに着手する。成長の牽引役と位置付ける太陽電池向けシリコン塊製造装置用断熱材は、需要の急拡大を見込むのが難しいため、高機能分野への特化や、最適な設備規模への体制の再構築を検討する。外部環境に連動せず利益を確保できる事業へと強化するため、新たな成長戦略を模索していく。

405荷主研究者:2015/02/08(日) 13:24:07

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820150204cbad.html
2015年02月04日 日刊工業新聞
帝人、耐炎性有機繊維の供給量拡大へ−航空機向け需要増

 帝人は炭素繊維の製造工程で得られる耐炎性を備えた有機繊維「パイロメックス」の増強に向けた検討に入った。供給量を現状比2割ほど拡大するため、炭素繊維の前工程を増強する。足元では航空機のブレーキパッド向けなどの需要が高まってきており、生産工程の改善による強化や設備の新設などを想定している。増強は2015年度内にも可否を決定する。

耐炎性を備えた有機繊維「パイロメックス」を増産

 パイロメックスは現在、子会社である東邦テナックスが揖斐川事業所(岐阜県神戸町)と米国テネシー州にあるロックウッド工場で生産している。米国工場は炭素繊維の生産2ラインを休止しているが、炭素繊維の前工程で得られるパイロメックスの生産は継続している。

 最近では、ジャンボジェットのような大量輸送の航空機が減少する一方、中小型機への置き換えが進み、発着回数も増加傾向。これに伴いブレーキやクラッチなど摩擦材向けの需要が高まっており、鉄からの置き換えを検討するケースも目立ってきている。

 パイロメックスは炭素繊維と同じく原料にアクリル繊維を用いる。繊維として十分な強度や伸度があり、加工性に優れる。比重が小さく、水分率が高いことから、衣料としての使用も可能だ。

406荷主研究者:2015/02/21(土) 18:19:19

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150214/bsc1502140500003-n1.htm
2015.2.14 05:00 Fuji Sankei Business i.
織物技術を炭素繊維に応用 北陸企業、伝統の強み生かす

金沢工業大の高機能素材の分析装置と、鵜沢潔・革新複合材料研究開発センター所長=石川県白山市

 繊維産業が盛んな北陸地方で、航空機や自動車に使う炭素繊維の関連事業に意欲的な企業が増えている。生地の生産などで培った伝統技術を応用できるのが強みだ。

◆航空機の主翼素材に

 主翼や胴体に炭素繊維複合材を使用する米ボーイングの中型機「787」。繊維機械の津田駒工業(金沢市)の加工設備が生産を支えている。

 主翼は、シート状の炭素繊維に樹脂を染みこませた複合材を、何層も重ねる。正確な幅に切ったシートが求められ、少しでもずれると強度の低下につながる。

 津田駒工業は「高い精度が必要な繊維機械を開発した経験」(高納伸宏取締役)を生かし、正確な幅に切断できる設備を開発。主翼を手掛ける三菱重工業が採用した。炭素繊維関連事業の売上高を、2020年までに現在の約10倍の約50億円にする構えだ。

 織物加工のミツヤ(福井市)は、欧州エアバスの小型機「A320neo」のエンジン部品を生産することが決まった。糸の織りなどの技術を生かし、炭素繊維を薄いシートに加工する。

◆大学も連携協定

 金沢工業大は昨年6月、石川県白山市に「革新複合材料研究開発センター」(鵜沢潔所長)を完成させた。企業や研究者に幅広く利用してもらい、住宅やトンネル、海洋資源開発に炭素繊維を生かす可能性を探る。昨年11月には名古屋大、岐阜大と、炭素繊維複合材の研究の連携協定を結んだ。自動車や航空機の産業集積地の東海地方と交流を深める狙いがある。

 小松精練(石川県能美市)は炭素繊維と樹脂を組み合わせた板を開発中だ。軽くてさびないため、橋の構造材に使うことを想定。池田哲夫社長は「炭素繊維は幅広い分野で活用できる力を持った材料だ」と強調する。

 炭素繊維の世界販売は東レ、帝人、三菱レイヨンの日本企業3社が約7割を占める。ところが、炭素繊維を織ったり、樹脂と組み合わせて加工したりする分野は、欧米勢が得意としている。

 東レで炭素繊維複合材の開発を統括する小田切信之氏は「炭素繊維の加工には高い技術力が必要になる」と述べ、各地の中小企業が持つ技能の活用に期待を示した。

407荷主研究者:2015/03/01(日) 14:55:03

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2015/02/02-18916.html
2015年02月02日 化学工業日報
帝人 17年めどに特殊パラ系アラミド繊維増産投資

 帝人は、パラ系アラミド繊維「テクノーラ」の増産検討に入った。2017年の稼動をめどに松山事業所(愛媛県)で生産ラインを新設し、年産能力を3割程度増やす方針。油田探索用ケーブル補強材向けなどの需要拡大に応える。テクノーラの生産拠点は同事業所だけだが、輸出比率は5割を超える。BCP(事業継続計画)の観点から、将来は海外での工場建設も視野に入れる。

408荷主研究者:2015/03/08(日) 12:41:05

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2015/02/23-19175.html
2015年02月23日 化学工業日報
三菱レイヨン 航空機向け炭素繊維 中間基材に初採用

 三菱レイヨンがPAN(ポリアクリロニトリル)系炭素繊維事業で航空機分野を拡大する。三菱航空機の「MRJ」の動翼と呼ばれる舵の役割を担う部位にプリプレグの採用が正式決定し、3月から正式販売が始まる。民間航空機の機体に中間基材として採用される同社初の案件となる。今年に入って航空機エンジンに同社の炭素繊維が採用されたことを公表しているが、この炭素繊維は衝撃強度が従来品より5割高い新開発品であることを明らかにした。他の案件にも採用されることが期待される。

409荷主研究者:2015/03/08(日) 12:41:29

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2015/02/26-19253.html
2015年02月26日 化学工業日報
三菱樹脂 高弾性ピッチ系炭素繊維 新市場開拓

 三菱ケミカルホールディングス(MCHC)グループの三菱樹脂が事業化する高弾性のメソフェーズピッチ系炭素繊維「ダイヤリード」の新規用途開拓が進展してきた。新たな市場として期待をかけるのが、活性炭素繊維、エネルギー貯蔵用のフライホイール、海底掘削用ライザー管の3つ。活性炭素繊維は、関西熱化学が賦活し、水や空気の浄化用途への展開を図っており、ライザー管は自社で成形品までの量産化する方向で開発を進めている。昨年から電子部品の放熱用途への出荷も拡大し始めるなど、ダイヤリードの展開分野の幅が大きく広がってきた。

411荷主研究者:2015/04/11(土) 17:01:53

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150402/bsc1504020500004-n1.htm
2015.4.2 05:00 Fuji Sankei Business i.
三菱レイヨン、同大と炭素繊維研究

 三菱レイヨンと同志社大は1日、炭素繊維複合材の包括的な研究協力に関して協定を結んだ。共同研究や人材交流を通じて、航空機や自動車で活用が広がる炭素繊維複合材の研究を加速させる。同志社大は、2012年に先端複合材料研究センター(京都府京田辺市)を開設し、炭素繊維複合材の開発や加工に知見を持っている。一方の三菱レイヨンは、研究者を派遣して技術を学ばせるほか、インターンシップ(就業体験)で学生を受け入れ、将来的な人材確保にもつなげたい考えだ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板