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繊維スレッド

406荷主研究者:2015/02/21(土) 18:19:19

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150214/bsc1502140500003-n1.htm
2015.2.14 05:00 Fuji Sankei Business i.
織物技術を炭素繊維に応用 北陸企業、伝統の強み生かす

金沢工業大の高機能素材の分析装置と、鵜沢潔・革新複合材料研究開発センター所長=石川県白山市

 繊維産業が盛んな北陸地方で、航空機や自動車に使う炭素繊維の関連事業に意欲的な企業が増えている。生地の生産などで培った伝統技術を応用できるのが強みだ。

◆航空機の主翼素材に

 主翼や胴体に炭素繊維複合材を使用する米ボーイングの中型機「787」。繊維機械の津田駒工業(金沢市)の加工設備が生産を支えている。

 主翼は、シート状の炭素繊維に樹脂を染みこませた複合材を、何層も重ねる。正確な幅に切ったシートが求められ、少しでもずれると強度の低下につながる。

 津田駒工業は「高い精度が必要な繊維機械を開発した経験」(高納伸宏取締役)を生かし、正確な幅に切断できる設備を開発。主翼を手掛ける三菱重工業が採用した。炭素繊維関連事業の売上高を、2020年までに現在の約10倍の約50億円にする構えだ。

 織物加工のミツヤ(福井市)は、欧州エアバスの小型機「A320neo」のエンジン部品を生産することが決まった。糸の織りなどの技術を生かし、炭素繊維を薄いシートに加工する。

◆大学も連携協定

 金沢工業大は昨年6月、石川県白山市に「革新複合材料研究開発センター」(鵜沢潔所長)を完成させた。企業や研究者に幅広く利用してもらい、住宅やトンネル、海洋資源開発に炭素繊維を生かす可能性を探る。昨年11月には名古屋大、岐阜大と、炭素繊維複合材の研究の連携協定を結んだ。自動車や航空機の産業集積地の東海地方と交流を深める狙いがある。

 小松精練(石川県能美市)は炭素繊維と樹脂を組み合わせた板を開発中だ。軽くてさびないため、橋の構造材に使うことを想定。池田哲夫社長は「炭素繊維は幅広い分野で活用できる力を持った材料だ」と強調する。

 炭素繊維の世界販売は東レ、帝人、三菱レイヨンの日本企業3社が約7割を占める。ところが、炭素繊維を織ったり、樹脂と組み合わせて加工したりする分野は、欧米勢が得意としている。

 東レで炭素繊維複合材の開発を統括する小田切信之氏は「炭素繊維の加工には高い技術力が必要になる」と述べ、各地の中小企業が持つ技能の活用に期待を示した。


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