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繊維スレッド

383荷主研究者:2014/06/21(土) 15:02:31

http://www.sankeibiz.jp/business/news/140501/bsc1405010500001-n1.htm
2014.5.1 05:00 Fuji Sankei Business i.
【トップは語る】三菱レイヨン社長・越智仁さん(61)

 ■差別化で炭素繊維の競争力向上

 −−炭素繊維複合材料の需要が伸びている

 「2013年度の需要は約4万9000トンと見込まれ、今後も毎年約1万トンは増えていくだろう。炭素繊維原糸の生産能力が足らなくなってきており、米国での増産が必要になる。航空機分野の需要拡大は当然あるが、これからは産業用途で相当伸びる。その中でも特に力を入れていく分野が、自動車と圧力容器、それと風車だ」

 −−東レなど競合他社との差別化は

 「炭素繊維を部品に加工する企業との関係の組み方が差別化を生む。加工と物質は相関を持って動く。自動車用の炭素繊維部品メーカー、チャレンジを買収したことで、顧客ニーズに合わせて技術開発したものが次々に出てきている。今後は(新型天然ガスの)シェールガスなどで需要が高まる圧力容器メーカーとの提携も進める」

 −−自動車用途の拡大は各社が競っている

 「問題なのは加工性。単純なフレームを一発で成形できても競争力にならない。鉄で作ることができる複雑な形状を炭素繊維でも可能にしないと意味がない。現在は高級車の一部に使われているが、一般的な車にどこまで浸透できるかを目標にしている。加熱すると軟化する熱可塑性樹脂ではなく、加熱すると固まる熱硬化性樹脂を使った炭素繊維複合材料で、まず技術を確立したい」


−−米国でアクリル樹脂原料MMA(メタクリル酸メチル)モノマーの生産をシェールガスを活用して行う

 「18年か19年にスタートさせ、年産25万トンとなるだろう。MMAの世界市場は現在360万〜370万トンで、当社のシェアは4割くらい。量を追うより、競争力があるものを持つことが重要だ。いろいろな地域に拠点があるのが当社の強み。準備しているサウジアラビアの生産設備も稼働すると、物流力やネットワークの力がさらに高まり、競争力があるものをいいタイミングで出せる」

                   ◇

【プロフィル】越智仁

 おち・ひとし 京大院修了。1977年三菱化成工業(現三菱化学)入社。三菱ケミカルホールディングス取締役常務執行役員、三菱化学取締役常務執行役員などを経て2012年4月から現職。愛媛県出身。


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