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金融機関観察スレッド

1■とはずがたり:2002/11/07(木) 17:40
銀行・証券・信託銀行・生保・損保といった金融機関とその子会社・関連会社の観察スレッド

1448杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2008/04/15(火) 20:19:59
損失に対する確率的アプローチをするのがスコアリング方式

 他方のアプローチは、貸し手と債務者の間の情報の非対称性を前提に、債務不履行の発生を確率的に捉えて対処するもので、主に米国で発達してきた。スコアリング方式とはそうしたアプローチの手法化なのである。現場の担当者の経験や高い専門性に依存せずに、大量の取引を処理するビジネスモデルを構築するのが得意な米国らしい手法だ。
 具体的に言うと、金融機関は債務者を多面的な項目で機械的にスコアリング(評点)し、その属性に従って組織内部的な格付けを行う。例えばランク1 からランク5まで格付け分類(セグメント化)する。「格付け」=「一定期間の債務不履行による損失確率」である。ランク1は最も損失確率が低いセグメント、ランク5は最も損失確率の高いセグメントとなる。
 このスコアリング方式が成り立つために大切な前提条件が2つある。1つは、与信ポートフォリオの分散が高いこと、すなわち特定の属性のセグメントや企業への与信の集中が排除されており、各債務者に対する与信額が比較的小さく設定されていることである。従って貸し手は「メーンバンク」になることなど志向しない。
 もう1つは、債務者のリスク(債務不履行による損失確率)に応じた利鞘が乗った貸出金利が適用されることである。例えば、期間1年の損失確率がローン元本の1%と推計されるセグメントに属する債務者を想定しよう。この債務者に対する適用金利は、貸し手の資金調達コストが1%、経費率が1%ならば、3%(=1+1+1)以上でなければならない。損失確率が3%なら、5%以上の金利が適用となる。
 無担保融資なのだから、損失の発生は利鞘で吸収できる範囲でなければ、貸し手が破綻してしまう。また、こうしたリスクに見合った金利が適用されていれば、多数の貸出債権をパッケージにして、リスク分散の高い証券化商品として投資家に売却することも可能となる。
 もちろん、スコアリング方式だからと言って、借入申込人の提出情報を全部う呑みにして形式要件の審査だけで済ませてよいと考えるのは、誤解であろう。例えば、提出された損益計算書が黒字決算でも、それは虚偽かもしれない。そこで税務申告書の提出を要求する。税務申告が赤字決算で(納税なし)企業会計の決算書は黒字の場合、その格差が合理的に説明できる範囲のものかどうか、当然チェックされるべきである。
 あるいは「自社ビルあり」と申告されている場合、不動産登記簿の提出を要求すれば、自社ビル所有権の確認とほかの債権者の抵当権設定額などを第三者証拠で確認することができる。こんなことは基礎の基礎であり、別に与信審査の「高い専門性」がなくてもできることだ。
 損失確率は過去長期にわたる無数の債務者の属性データと債務不履行の発生実績を基に算出される。もちろん、その分析や融資ルールの設定には固有のノウハウが問われる。新銀行ならそうしたデータもノウハウもないから、既存金融機関、あるいは信用情報機関と提携してデータ装備する必要がある。

1449杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2008/04/15(火) 20:20:48
スコアリング方式がつきつける日本的金融慣行の変革

 スコアリング方式の本質は、融資のリスクとリターンに関する確率的なアプローチに基づいた融資ポートフォリオの管理である。従って、この原理に忠実であるならば、債務者の財務内容が融資後に悪化して、格付けが落ちた場合には、低下した格付けに応じた金利の引き上げを借り換え時に要求することになる。
 また、格付けが落ちて、既存融資残高が融資限度額(当然小さくなる)を超える場合には、既存貸し出しの期日返済(借り換えのお断り)か、担保の提出を要求する必要がある。逆に財務内容が改善すれば、適用金利は下がり、融資限度額も拡大する。
 これらはすべて融資ポートフォリオ全体のリスク・リターンを合理的に運営するために必要なことなのである。スコアリング方式に基づいた融資とは、その原理に忠実である限り、日本の伝統的なメーンバンク慣行に代表されるリレーションシップ・バンク・モデルの慣行とは相入れないものであることが分かるだろう。
 だから米国で発達したが、日本の銀行ではいまだ定着すらしていないのだ。こうした原理的な認識もなしに、金融庁が地域金融機関に対して「リレーションシップバンク強化の手段」として「スコアリング方式」導入を推奨してきたというのが本当ならば、私は呆れて開いた口が塞がらない。
 また、銀行の中小企業への無担保融資が伸びないことを「銀行の審査に十分な専門性、目利き能力がないからだ」と言うのはトンチンカンな批判だ。既に述べた通り、情報の壁を乗り越える作業のためには、コストと手間がかかり、一定規模以下の企業を対象にした融資ではコストに見合わない。そうした小規模取引にはスコアリング方式が有効なのである。
 ところが、このスコアリング方式モデルが、貸し手と債務者の伝統的な融資慣行とは異質なため、貸し手、借り手双方に正しく受け入れられていない点に本当の問題があるのだ。「融資は確率論じゃない!」と言い放つ銀行の審査部長。「御社の倒産確率を前提にすると、この程度の金利引き上げが必要です」と中小企業の社長に言ってしまったが故に、社長から「倒産確率だと!二度と来るな!」と罵倒された銀行員。どれも、笑えない話だ。

こんなことでは日本の金融ビジネスは閉塞したままだ

 新銀行東京で、こうしたスコアリング方式を成り立たせる原理が守られていなかったことは、まず間違いないだろう。しかし、これは新銀行東京だけの問題ではない。実は日本では債務者の損失確率によるセグメント化、それに応じた金利の適用、債務者リスクに応じた金利形成が戦後長きにわたって阻害されてきた。
 債務者リスクに応じた金利形成が阻害されてきた理由は、複合的な要因によるものでかなり複雑だ。1つは、財務内容が脆弱な(多くは中小零細企業)借り手への高金利の適用は無担保であっても、「高利貸し、弱者いじめであり、けしからん」というイデオロギーが日本では非常に根強いことだ。
 その結果、商業銀行は中小企業でも比較的優良な法人企業への融資を専らとし、そこでは伝統的な審査方式とメーンバンク慣行が支配的になったので、スコアリング方式自体の形成、導入が遅れた。また、無担保では損失確率を勘案すると低すぎる利鞘しか確保できないので、担保で固め、社長個人の連帯保証まで要求する融資モデルが一般化してしまったのだ。
 むしろ、損失発生確率を前提とし、スコアリング方式に忠実なビジネスモデルを構築したのは消費者金融業界である。「サラ金」と揶揄され、非倫理的な業界だと叩かれてきたが、この業界は借入人1人当たりの融資限度額を小さくし、リスク分散された融資ポートフォリオでリスクに見合った利鞘を稼いできた。
 いわゆるグレーゾーン金利の禁止の結果、彼らが融資対象にできる顧客層は縮小し、既存ローンから想定していたグレーゾーン金利利鞘を放棄しなくてはならなくなったので、今は赤字を出している。しかし、ビジネスモデル自体は合理的に確立されたものを持っている。
 伝統的な審査モデルに基づいて相対的に優良で規模の大きな企業に低利で貸す商業銀行と、低所得層や零細企業を相手に高利で貸す消費者金融や商工ローンの世界に日本の金融ビジネスは2極化してしまった。新銀行東京の失敗からの教訓抽出を誤り、日本の銀行がスコアリング方式の本当の意味での運営を断念する方向にもし動くならば、この2極構造から抜け出すチャンスは失われてしまうのだ。

1450片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/15(火) 20:54:05
>>1447-1449
スコアリングってそんなに画期的な手法なんでしょうか。
スコアリングが杜撰だったとの批判は見当外れじゃない気がします。

むしろ、
>ところが、このスコアリング方式モデルが、貸し手と債務者の伝統的な融資慣行とは異質なため、貸し手、借り手双方に正しく受け入れられていない点に本当の問題があるのだ。「融資は確率論じゃない!」と言い放つ銀行の審査部長。「御社の倒産確率を前提にすると、この程度の金利引き上げが必要です」と中小企業の社長に言ってしまったが故に、社長から「倒産確率だと!二度と来るな!」と罵倒された銀行員。どれも、笑えない話だ。
こんなところに問題を矮小化させてしまっていいのでしょうか。

1451とはずがたり:2008/04/16(水) 21:20:48
新行名はどうなるんだろ?
泉州池田銀行
池田泉州銀行
大阪南北銀行
摂河泉銀行
なにわ銀行
大阪府民銀行
う〜む。。

泉州銀 54億円の評価損 業績予想下方修正
http://www.business-i.jp/news/kinyu-page/news/200804150048a.nwc
FujiSankei Business i. 2008/4/15  TrackBack( 0 )

 泉州銀行は14日、2008年3月期決算で、保有する有価証券に54億円の評価損を計上すると発表した。同期の連結業績予想も大幅に下方修正し、最終利益を従来予想の70億円から68・5%減の22億円とした。

 評価損のほとんどは、欧米企業の債務を裏付け資産とする債務担保証券(CDO)という。

 泉州銀は「サブプライムローンを直接組み込んだ商品ではなく、満期保有を目的としている」と説明。池田銀行との経営統合に関しては「4月1日以降、統合推進委員会を設け協議を進めている」(経営企画部)として、影響はないとの見方を強調した。

1456とはずがたり:2008/04/29(火) 22:18:06
みずほ証券の08年3月期決算、当期損益が4186億円の赤字
2008年4月29日(火)09:36
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-315579.html
(ロイター)

 [東京 28日 ロイター] みずほフィナンシャルグループ<8411.T>のみずほ証券が28日発表した2008年3月期決算は、当期損益が4186億円の赤字(前年同期は269億円の黒字)となった。

 サブプライム問題に端を発する信用収縮の影響で、保有する証券化商品の評価損失が拡大し、債券のトレーディング損益が前年同期の427億円の黒字から3971億円の赤字に悪化したことが主因。

 業績悪化をふまえ、みずほ証券は、内部の組織運営の効率を高めるため部室数の削減のほか、希望退職を募り全従業員の15%にあたる300人を削減する。営業経費は連結ベースで20%削減するほか、今年4─9月までは役員報酬は削減する。横尾敬介社長の報酬は30%削減する。

 08年3月期の決算で信用収縮の打撃を受けた英国現地法人(みずほインターナショナル)では、ビジネスラインの更なる見直しで一層の経費の圧縮を進める。住宅ローン担保証券(RMBS)やRMBSを裏付け資産としたCDO(債務担保証券)関連資産については、最終処理を行う方向で対応して行くとしている。

 みずほ証券の業績悪化にともない、延期を繰り返している新光証券<8606.T>との合併について、みずほFGは、合併期日を2009年5月7日に決めたと発表した。

(ロイターニュース 江本 恵美記者)

みずほ証券300人削減へ、社長報酬を半年間3割カット
2008年4月28日(月)22:27
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20080428-567-OYT1T00663.html

 みずほ証券は28日、国内社員約1850人の約15%にあたる300人程度の人員削減や、役員報酬の減額などを柱とするリストラ策を正式発表した。

 また、再延期していた新光証券との合併期日を、2009年5月7日にすると発表した。当初計画していた期日から約1年4か月も遅れることになった。

 リストラ策はサブプライムローン関連の巨額損失を受けての措置で、4月から6か月間、横尾敬介社長の月額報酬を30%カットするなど、役員の報酬を削減。すでに英国子会社では、約500人いる社員のうち100人程度を削減した。

 同時に発表した08年3月期連結決算では、英国子会社の保有する証券化商品の評価損が拡大するなどし、税引き後利益が4186億円の赤字と、6年ぶりの赤字に転落した。

1457とはずがたり:2008/05/03(土) 14:08:00
>>1382>>1413
再編が進むカード業界。セントラルファイナンスの三井住友への乗換は一つのインパクトであったなぁ。
密かにJCB応援してたけど三菱系とくるとVISA中心に乗り換えっかねぇ。。
みずほのカード・信販事業はどうなってんだ?

JALカード株49%、7月売却を正式発表
http://www.asahi.com/business/update/0502/TKY200805020336.html
2008年05月02日23時37分

 日本航空と三菱UFJフィナンシャル・グループは2日、日航の完全子会社「JALカード」株式の約49%を7月1日付で三菱UFJが取得すると正式発表した。取得額は明らかにしていないが、460億円程度とみられる。日航は09年3月期に売却益約420億円を計上する。

 同時に日航グループの日本航空インターナショナル、JALカードと、三菱UFJグループの三菱東京UFJ銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJと友好関係にあるJCBの5社がクレジットカード事業で業務提携することで合意した。

日航、3年ぶり黒字 営業利益900億円に上方修正
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/2430

1458とはずがたり:2008/05/03(土) 14:14:58
>>1406-1408 >>1419-1420 >>1430
大阪りそな=近畿大阪(近畿+大阪)+大和(大阪野村+奈良)
東京りそな=協和+埼玉と大和の東京都下支店
埼玉りそな=埼玉
栃木りそな=足利(野村である)
でどうだ?中京地区の地銀を1個買って名古屋りそな欲しいところやねぇw

1―3月期業績は苦戦、今春の公的資金の売出申請は見送り=りそなHD会長
2008年 03月 26日 07:12 JST
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-30993920080325

 [東京 25日 ロイター] りそなホールディングス(8308.T: 株価, ニュース, レポート)の細谷英二会長は25日、2008年1―3月期業績について、投信販売などが苦戦していることなどから業務粗利益に当たるトップラインが計画に達しない可能性があるとの見通しを示した。

 また、預金保険機構が保有する公的資金普通株について、今春のタイミングでは売り出しの申請を行わない方針を明らかにした。同日発表した本社ビル売却などの記者会見で語った。

 細谷会長は、株安の影響で投信販売が苦戦しているとし、「トップラインは目標に届かない」と語った。2月の投信販売は2007年度上期の月ベースの販売と比べると6割強の水準に落ちているという。このため、投資商品の販売を投信から年金保険にシフトさせていると説明。細谷会長は「来年度はもっと厳しくなるだろう」と述べ、成長を続けてきた銀行の投資商品販売戦略が逆風に見舞われているとの認識を示した。

 一方、株安の影響については、株式持ち合いを解消してきたため、現在の株価水準では減損処理の必要はないとの認識を示した。

 <本社ビル売却益の一部を08年3月期に計上へ>

 りそなHDは同日、東京・大手町の東京本社ビルを三菱地所(8802.T: 株価, ニュース, レポート)に1620億円で売却すると発表。4月30日付で譲渡し、売却益は約1000億円となる。このうち、税務上の処理のため4割程度を2008年3月期決算に、残りを09年3月期決算に計上する。また、売却に伴い本社機能を2010年4月に江東区木場へ移転する。業績予想の修正が必要かどうかは、4月下旬の売却手続き終了後に判断するとした。本社ビル売却益は、公的資金返済に充てるほか、インターネットバンキングや新店舗などの投資に充当する。

 同日発表した新営業体制では、支店長の職種を廃止し、新たに法人担当の営業部長と個人担当のお客さまサービス部長の2つの職種に分けた。法人と個人を分けることで、専門性が高いサービスを提供できるようにする。法人と個人とでビジネスラインを分離させる方式は三井住友銀行など大手銀行ではほとんどが取り入れている。

 <公的資金普通株の売出申請は、当面見送り>

 細谷会長は預金保険機構が保有する公的資金普通株の売出申請を当面は見送る方針を示した。預保はここ数年、公的資金注入行の申請を受けて3月末のタイミングで、保有普通株の売り出し手続きに入るが、株式市場が不安定な動きを続けていることなどから今回は実施しない方向となった。細谷会長は次の売出申請のタイミングについて「今のところ分からない」と説明した。

 <近畿大阪銀は、再編の可能性を示唆>

 池田銀行(8375.T: 株価, ニュース, レポート)と泉州銀行(8372.OS: 株価, ニュース, レポート)の経営統合の動きを受け、注目が集まる傘下の近畿大阪銀行については「関西地区で再編の波が起こってきたので、選択の幅が広がった」と述べ、他の地銀との経営統合も今後の選択肢になりうるとの考えを示した。また、再編があった場合には「優位な状態で再編の波に乗れるようにしたい」と述べた。

1459とはずがたり:2008/05/08(木) 10:31:03
電算機だけではなく旧三和の優れたシステムを放擲して旧三菱の古いシステムに統合するのがアホだよなぁ。
まぁ統合でどたばたしたみずほもみっともなかったけど

三菱東京UFJ銀行、正念場 システム完全統合 12日に250店が切り替え
http://www.business-i.jp/news/kinyu-page/news/200805080006a.nwc
FujiSankei Business i. 2008/5/8

 三菱東京UFJ銀行のシステム完全統合が12日に正念場を迎える。12月までの統合計画の中で、同日は旧東京三菱銀行の全店舗約250店で一斉に新システムに切り替わるという最大の山場。約4000万口座を抱え、1日に約1億件の取引を処理する巨大システムでトラブルが起きれば甚大な影響は避けられないだけに、経営陣は背水の陣で臨む。

 三菱東京UFJ銀は2006年1月に旧東京三菱銀と旧UFJ銀行が合併して発足した。だが、現在も旧行のシステムが併存し、旧東京三菱銀と旧UFJ銀の店舗で商品やサービスが異なる状況が続いている。このため、三菱東京UFJ銀は「乗り越えなければならない最大の障壁」(永易克典頭取)として、統合作業を進めてきた。

 旧東京三菱銀は日本IBM製、旧UFJ銀は日立製作所製のシステムだったが、新システムはIBM製をベースに開発。今年2〜4月に、全店リハーサルを実施し、取引が集中した状態でもシステムが正常に動くかなどを試した。今月12日に旧東京三菱銀の店舗を新システムに移してからは、残る旧UFJ銀の約420店を7〜12月に5回に分けて段階的に移行する計画だ。

 新システムが稼動する12日を、同行関係者は「最も神経を使う段階」と強調。永易頭取も「最大の山場。天命を待つ心境だ」と気を引き締める。

 作業は、10日午後9時から12日午前7時まで現金自動預払機(ATM)を一時休止して行う。その後も来年1月まで計7回、ATMを止める予定だ。そのうち旧UFJ銀店の一部で9月12日午後9時から16日午前7時まで連続82時間休止するのが最長となる。

 システム統合の投資費用は総額3300億円。技術者1人が1カ月にこなす作業量を「1人月」と呼ぶが、今回の作業量は11万人月にも及ぶ。異例の規模だけに、不測の事態が発生する懸念は拭えない。みずほフィナンシャルグループで02年のシステム統合時に大規模な障害が起きた前例もあり、銀行界も今回の統合の成否を固唾を呑んで見守っている。
                   ◇
 ■信託銀は順調稼働

 三菱UFJ信託銀行は7日、旧UFJ信託銀行の35店を旧三菱信託銀行のシステムに切り替えた。顧客向けのシステムは一本化されたことになる。システムは順調に稼働しているという。年金の一部のシステムは年内に統合を完了させる予定。

 三菱UFJ信託はこれまで旧2行の2つのシステムが併存していたが、1月と5月の2回で一本化。商品とサービス内容を統一して、顧客の利便性を高める。
                   ◇
 ■ATM休止の予定
(1)5月10日午後9時〜12日午前7時
(2)6月14日午後9時〜16日午前7時
(3)7月5日午後5時〜7日午前7時※
(4)8月9日午後5時〜11日午前7時※
(5)9月13日午後9時〜14日午前7時と14日午後5時〜16日午前7時※
(6)11月8日午後5時〜10日午前7時※
(7)12月13日午後5時〜15日午前7時※
(8)1月17日午後5時〜19日午前7時※
※旧UFJ銀行の一部で休止時間帯が異なるケースもある。(8)は予備日

1460とはずがたり:2008/05/09(金) 23:02:01

あおぞら銀:220億円赤字−−08年3月期経常損益予想
http://mainichi.jp/select/biz/archive/news/2008/04/24/20080424ddm008020055000c.html

 ◇サブプライム損、453億円に拡大
 あおぞら銀行は23日、08年3月期決算の業績予想を下方修正し、経常損益は従来予想の30億円の黒字から220億円の赤字に陥ると発表した。経常赤字は01年の同行発足以来初めて。

 低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題に関連した損失が453億円に拡大したことなどが要因。最終(当期)利益も従来予想の265億円から50億円に減る。08年3月期の業績下方修正は、昨年11月、今年1月に続く3回目。

 同行は能見公一会長が5月21日付で退任することも発表した。能見会長は元農林中央金庫専務理事で、07年2月に会長兼最高経営責任者(CEO)に就任したが、今年2月にCEOから退いていた。筆頭株主の米投資ファンド、サーベラスとの経営方針の食い違いが背景とみられる。当面、会長職は置かない。【斉藤望】

毎日新聞 2008年4月24日 東京朝刊

1461荷主研究者:2008/05/11(日) 23:35:54

http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=1990
2008年4月4日 新潟日報
日本振興銀行が新潟店開設

 定期預金や中小企業向け融資などを専門とする日本振興銀行(東京)が3日、新潟市中央区に新潟店を開設した。北信越エリアでは初の店舗となる。
 同行は2004年に開業、北海道や仙台、広島などに出先があり、全国で店舗網の構築を進めている。
 新潟店は、「規模は小さいものの、将来性のある中小企業が多い」(同行)ことなどから開設を決めた。スタッフは5人程度。同行は「営業は県内中心になるが、徐々に隣県へも広げていきたい」と話している。

1462とはずがたり:2008/05/12(月) 16:40:40
>>1459など

2008/05/12-13:30
提携先ATMで早くも障害=約2万件不調−三菱東京UFJ銀の新システム稼働
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind&amp;k=2008051200166

 三菱東京UFJ銀行は12日午前、約670店舗のうち旧東京三菱銀行の全店(約250店)を対象に新システムを稼働させた。しかし、提携先のセブン銀行の現金自動預払機(ATM)で預金引き出しなどの取引ができなくなる障害が約2万件発生。2006年1月に発足した後も旧2行で分かれたままになっているシステムを08年末までに完全統合する計画は、最大のヤマ場で早くもつまずいた格好だ。
 同行によると、新システムが稼働した午前7時以降、旧東京三菱の店舗が発行したキャッシュカードをセブン銀行のATMで使った際、取引ができない事態が相次ぎ発生。午前11時55分ごろにようやく復旧した。通帳未記入が10件以上ある顧客に対し明細票に記入を促すメッセージを記載しているが、そのデータが、セブン銀行が受け入れられない文字コードになっていたのが原因。

2008/05/12-11:50
三菱東京UFJ銀に報告要求へ=システム障害の早期解決指示−金融庁
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&amp;k=2008051200245

 金融庁は12日、三菱東京UFJ銀行に対し、新システムで起きた障害発生の早期解決を指示するとともに、銀行法に基づく報告を求める方針を明らかにした。システム統合に当たり、十分な障害防止策や顧客への対応を行っていたかなどを調査し、再発防止を求める。
 金融庁によると、報告要求は「問題解決後、速やかに出す」(幹部)予定。今回の障害は新システムの稼働初日に発生したため、同行の対応を厳しくチェックする方針で、不備がある場合は行政処分を検討する。

1463とはずがたり:2008/05/13(火) 10:07:11
勤続15年だけど短大卒の窓口やってたお姉ちゃんとかも駆り出してプロジェクトやってるらしい。
東三の古いシステムにあわせなきゃいかんのが馬鹿馬鹿しいとの事。
件の女子行員目の下に隈(熊)どころか,目の回り真っ黒でパンダみたいに成る程働かされてぐったりしてるみたいである。大変やねぇ。。

システム障害…最大の経営課題に死角 三菱東京UFJ
2008.5.12 19:59
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080512/fnc0805122000013-n1.htm

 三菱東京UFJ銀行の新システム移行でトラブルが発生したことは、巨大な合併銀行のシステム統合の難しさを改めて浮き彫りにした。同行は旧東京三菱銀行と旧UFJ銀行のシステムの完全統合を最大の経営課題と位置づけ、万全の態勢で作業を進めてきた。しかし、トラブルは担当した技術陣の“死角”を突く形で発生。今後の統合作業でも障害が起きれば利用者の信頼低下は避けられないだけに、三菱東京UFJ銀には作業内容が十分かどうか注意深く点検することが求められる。

 「テスト段階では、(セブン銀行のシステムについて)全く想定していなかったトラブルが起きた」。三菱東京UFJ銀では、今回の事態を招いた一因に、同行の見通しの甘さがあったことを率直に認める。

 システム統合の投資費用は総額3300億円。昨夏のピーク時には国内のシステム技術者の約2割に当たる6000人が携わり、世界の金融界でも異例の大規模プロジェクトとされる。

 三菱東京UFJ銀では今年2〜4月に、取引が集中した状態でもシステムが正常に動くかなどをテストする全店リハーサルを実施。トラブルが起きても小規模にとどめるため、旧三菱銀の店舗と旧UFJ銀の店舗に分け、12月までに段階的に新システムに移行する計画を立てている。

 大手銀行グループでは、平成14年のみずほフィナンシャルグループのシステム統合時に大規模なシステム障害が起き、口座振替や公共料金の引き落としなどに大きな混乱が生じた前例がある。このため、三菱東京UFJ銀では平成19年末の統合計画を1年延期するなど、慎重に統合作業を進めてきた。それでも、「想定外」のトラブルで新システム移行の初日からつまずいたことで、同行のシナリオに誤算はないかチェックを迫られるのは必至だ。

 また、今年4月1日に就任した永易克典頭取は副頭取時代からシステム統合の陣頭指揮をとってきただけに、今後も利用者の不安を増幅させる事態が続けば、求心力の低下を招く恐れもある。

 一方、今回のトラブルを受け、金融庁は銀行法に基づき三菱東京UFJ銀に原因や再発防止策などについての報告を求める方針だ。同庁は、年初からシステム統合について集中的に検査するなどして、トラブル発生を未然に防ぐよう求めてきた。だが、それでもなお障害が発生したことを重視しており、行政処分に発展する可能性もある。

(本田誠)

1464とはずがたり:2008/05/13(火) 14:20:45
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
平成東北地域銀行構想(=徳陽シティ+殖産+北日本)以来の俺の悲願である東北地域の県域を跨いだ銀行の形成成るか!?山形の地銀はなかなか再編がごたごたしたので今回も先ずは慎重に行きたい。荘内地方と秋田は県としては分断されてるものの同じ出羽だし日沿道・羽越本線の日本海沿岸を通じた一体感は有る筈。
ほんとは両行合併出羽銀行(調べてみると嘗て存在,現在の荘内銀行の系譜の一つ)とか両羽銀行(現在の山形銀行)とかが良いんだけど贅沢は云ってられないね。山口銀は広島県のもみじを残してるしね。
多県展開してる銀行ブランドの山陰合銀や北陸銀行萌え。四国銀も。
体力有る銀行を形成し仙台の七十七一強状態に活を入れよう。東北各地銀は仙台進出を積極的にやってるけど積極銀行徳陽が潰れてから77のプレゼンスが高い印象。

北都、荘内銀経営統合へ 2年後めど、県境越え東北初
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20080513k

 預金量が県内2位の北都銀行(秋田市、加賀谷武夫頭取)と山形県内3位で東証1部上場の荘内銀行(鶴岡市、町田睿頭取)が、2010年4月をめどに持ち株会社を設立して経営統合へ向け詰めの協議をしていることが13日、分かった。両行は14日、それぞれ取締役会を開いて経営統合の方針を固める見込みだ。

 地域経済の低迷や人口の減少などから、預金量をはじめとする資産が少ない地方銀行の経営は厳しい環境にあり、経営体質の強化が急務になっている。両行は統合によって資産を増やし、経営を安定させ、間接経費の圧縮を図る狙い。

 関係者によると、両行は経営の独自性を維持しながら、「規模の経済性」が働く形態の「持ち株会社方式による経営統合」を模索している。北都、荘内の銀行名は現状のまま残す方針。

 持ち株会社は経営方針や中長期計画、資金運用方針を策定し、金融商品の開発や人事経理などの管理部門を担う。一方、営業業務は従来通り行う。本県をエリアとする北都、山形、宮城の両県をエリアとする荘内は、東北地方では初めての県境を越えた経営統合となる。システム統合は早ければ5年後にも実現させたい意向。
(2008/05/13 13:14 更新)

1465とはずがたり:2008/05/13(火) 16:56:19
>>1464
共同事業をやる中での緊密化か〜。東北銀やみちのくが将来合流する可能性はないのかな。。
山形は地銀が乱立してて今迄4行体制だった。荘内は殖産と合併を決めたがシステム統合を巡り破談(殖産側が離脱した印象),その後殖産は山形しあわせと合併した。
wikiに拠ると地方銀行の羽後銀行と第二地方銀行の秋田あけぼの銀行が合併して発足した北都だが羽後銀行主導の合併だったようである。横手市やにかほ市の指定金融機関だそうで県南に強いとなると荘内との地域的な隣接感はより高まるね。

荘内銀と北都銀、経営統合へ 持ち株会社設立
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/05/20080513t72043.htm

 荘内銀行(山形県鶴岡市)と北都銀行(秋田市)が、約2年後をめどに持ち株会社を設立し、経営統合する方向で協議に入ったことが13日、分かった。経営基盤の強化が狙いとみられる。実現すると、山形、秋田両県を地盤とする広域金融グループが誕生する。地方銀行が県境を越えて持ち株会社を設立するのは、東北で初めてとなる。

 経営統合について両行は14日にも正式決定し、発表する見通し。両行の預金量を合算すると約1兆8000億円(昨年9月末現在)となり、東北の地方銀行では6番目の規模となる。

 山形県内では、殖産銀行と山形しあわせ銀行が昨年5月に合併し、きらやか銀行が誕生し、地元銀行が3行体制になった。荘内銀行は預金や貸出金の規模が同県内の2位から3位になり、北都銀行は秋田県の地銀で2位。両行は、ゆうちょ銀行が昨年発足するなど経営環境が厳しさを増す中、他行との競争力を高めるために、規模拡大による基盤の強化が必要と判断したとみられる。

 米国のサブプライム住宅ローン問題に端を発した世界的な金融市場の混乱や株式市場低迷などが、地方銀行の経営にも影響。荘内銀行は4月末、今年3月期の業績予想を修正し、経常利益が当初予想より50.1%減少する見込みとなった。北都銀行も地域経済の疲弊で収益が低迷し、ここ2、3年は多額の不良債権の処理に追われていた。

 荘内、北都両行は2006年5月、東北の他2行を含む4行で特別目的会社(SPC)を設立し、債権流動化業務を始めるなど、共同事業を展開(とは註:下記↓記事参照)。同じ4行での協調融資にも力を入れるなど、親密化を図ってきた。

 荘内銀行は1999年12月、殖産銀行と合併を発表し、2000年4月に合併を白紙撤回した経緯がある。

[荘内銀行]1941年設立。2006年2月、東証1部に株式上場。資本金142億円。店舗数は79店。従業員数は726人。昨年9月末現在の預金残高は7600億円、貸出金残高は6162億円。自己資本比率は11.21%。

[北都銀行]1895年、増田銀行として設立。1922年、羽後銀行に商号を変更。93年、秋田あけぼの銀行と合併し、現行名になった。資本金126億円。店舗数は84店。従業員数は1015人。昨年9月末現在の預金残高は1兆637億円、貸出金残高は7298億円。自己資本比率は9.13%。
2008年05月13日火曜日


2006年04月28日
みちのく銀行・荘内銀行・東北銀行・北都銀行、SPC設立による債権流動化業務を開始
http://www.credit-collection.jp/archives/cat_50005893.html

みちのく銀行・荘内銀行・東北銀行・北都銀行の4行は28日、SPC設立による債権流動化業務を開始することを発表した。地域金融機関連携による中間法人を活用したSPC支店方式の債権流動化業務は、全国でも初めての試みとなる。

今回の債権流動化業務は、企業が保有する売掛債権や手形債権等の金銭債権を、一定の審査基準に基づき買い取ることで、新たな資金調達手段の提供を図るもので、5月を目途に、中間法人及びSPC設立手続きを行い、手続き終了後速やかに業務を開始する予定。

従来のケイマン等の海外SPCを利用したスキームに比べて、設立時の費用や運営経費を大幅に削減でき、また連携行が事務や費用を分担するローコスト化の実現により、大企業の大型案件のみならず地域中小企業の小口債権流動化への対応も可能となる。

1466とはずがたり:2008/05/13(火) 23:40:38
>>1464-1466

北都(秋田)、荘内銀(山形)が統合へ
2008.5.13 20:45
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080513/fnc0805132045016-n1.htm

 地方銀行の北都銀行(秋田市)と荘内銀行(山形県鶴岡市)が経営統合に向け最終調整していることが13日明らかになった。平成22年にも共同で持ち株会社を設立する方向。実現すれば、東北地方では初めての県境をまたいだ広域再編となる。地元経済の低迷や大手銀行の攻勢で地銀の経営環境は厳しさを増してており、広域再編を含む合従連衡の動きが加速しそうだ。

 両行は14日にも経営統合を決定し、発表する。

 北都銀の19年9月期の貸し出しに占める不良債権の割合は7%台と高く、財務内容が悪化している。荘内銀も20年3月期の最終利益が前期比で半減する見通し。このため、両行は統合による規模拡大で経営基盤と競争力の強化を目指すことにしたもようだ。

 ただ、両行の預金残高は合算しても約1兆8740億円(19年9月末時点)と、全国の地銀・第二地銀では中位程度の規模。生き残りをかけて、将来的に持ち株会社の傘下に他の地銀も加えるなど、さらなる再編策を模索する可能性もある。

 全国の地銀では、大阪府が地盤の池田銀行と泉州銀行が統合協議を始めるなど、再編機運が高まっている。福岡銀行、熊本ファミリー銀行、長崎県の親和銀行が統合した九州などでは広域再編の先行事例も出てきている。

 再編活発化は地域経済が疲弊し、取引先の中小企業の業況が悪化する中で、優良融資先の獲得競争が激化していることなどが要因。今後は収益機会の拡大を狙う大手行に加え、昨年10月の郵政民営化で誕生したゆうちょ銀行のリテール(個人金融)分野での本格攻勢も予想される。九州や関西と同様、オーバーバンキング(銀行過剰)が指摘される東北や北関東はこれまで大きな動きはなかったが、逆境下で再編の波が押し寄せるのは確実な情勢だ。

1467とはずがたり:2008/05/13(火) 23:51:52

ノースアジア大(秋田経法大)・みらいおん銀(荘内+殖産合併銀の構想)・きらやか銀(山形しあわせ+殖産の合併銀名)と「はえぬき・どまんなか」…etcと片言丸氏もネーミングセンスに監視対象としてる秋田と山形のまさにその2県に跨る銀行グループだけに新しい金融持ち株会社の名前に気が気でない筈w
参考:>>1176-1181

まぁまだ協議は始めている事を否定せずぐらいの段階か。

荘内銀行と北都銀行が経営統合協議を開始、県境を越えた再編に
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-31749520080513
2008年 05月 13日 09:35 JST
 [東京 13日 ロイター] 荘内銀行(8347.T: 株価, ニュース, レポート)と北都銀行(秋田市)が経営統合協議を開始したことが13日、明らかになった。荘内銀行の広報担当者が語った。荘内銀は山形県を、北都銀は秋田県をそれぞれ地盤とし、統合すれば県境を越えた再編になる。

 荘内銀の広報担当者はロイターの取材に対して「協議は開始しているが、内容はコメントできない」と説明。現時点で、統合については正式な決定はしていないとした。

 荘内銀は2007年9月末時点で、預金残高約8261億円、連結自己資本比率は11.24%。北都銀は、総資産1兆1239億円、連結自己資本比率は9.42%。

Thomson Reuters 2008 All rights reserved.

北都銀行との経営統合、協議は始めている=荘内銀行
http://www.worldtimes.co.jp/news/bus/kiji/2008-05-13T084810Z_01_NOOTR_RTRMDNC_0_JAPAN-317477-1.html

 【東京 13日 ロイター】 荘内銀行<8347.T>が北都銀行(秋田市)と経営統合協議を開始したことが13日、明らかになった。荘内銀行の広報担当者が語った。
 広報担当者は「協議は開始しているが、その内容はコメントできない」と説明した。統合については正式な決定はしていないとした。

2008/05/13 8:48

1468とはずがたり:2008/05/20(火) 22:47:08
>>1465
>東北銀やみちのくが将来合流する可能性はないのかな。。
東北銀行は否定

北都、荘内2行経営統合 東北銀は参加せず
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20080515-OYT8T00117.htm?from=nwlb

 北都銀行(本店・秋田市)と荘内銀行(同・山形県鶴岡市)が、2010年4月の経営統合で合意したことについて、両行と協調融資などの業務連携を行っている東北銀行の浅沼新頭取は14日、決算発表の記者会見で「当行が合併するという考え方はない」と述べ、経営統合の枠組みに参加しないことを明言した。

 統合計画の是非については、「各行の経営陣がベスト、ベターな選択をしたのだろうから、とやかく言うことではない」と言及を避けた。両行との業務連携は、新銀行が発足後も維持する考え。
(2008年5月15日 読売新聞)

1469とはずがたり:2008/05/22(木) 11:33:21
頑張れ!!俺はおーえんしとるぞっっヽ(`Д´)ノ
システム統合したら銀行そのものの合併もきぼーん。

福岡銀:「障害」続き ふくおかFGシステム統合に影響も
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20080521ddp008020006000c.html

 大規模なシステム障害が20日発生した福岡銀行(福岡市)は10年1月までに、持ち株会社「ふくおかフィナンシャルグループ(FG)」傘下の熊本ファミリー銀行(熊本市)、親和銀行(長崎県佐世保市)とのシステム統合を控えている。システム統合はメガバンクでも困難がつきまとう難事業だ。福銀の場合、20日段階でトラブルの原因もなぜ復旧したかも不明のままで、今後のシステム統合計画に影響を与える可能性もある。

 ふくおかFGはこれまで、グループ内の企業統治や監査制度などの経営管理体制の統合を終えているが、今後のシステム統合を含めた業務面の統合が「経営統合の成功のカギ」と位置づけている。それだけにFGの中核銀行である福銀のシステム障害は深刻。21日未明から早朝まで24時間対応のコンビニ設置ATM(現金自動受払機)向け取引などを停止して対応した。

 02年のみずほ銀のシステム障害は第一勧業、富士、日本興業の3行統合に伴うシステム統合がきっかけで、経営陣の責任も問われた。今月12日にシステム統合を行った三菱東京UFJ銀も、初日から障害が発生した。

 福銀では昨年12月、担当者が誤って主電源を落としたことによるATMの障害が発生し、システムの管理体制に疑問符がついたばかり。今回のトラブルでは、福銀が17日に実施したコンピューターの基本ソフト更新との関係が疑われるが、18、19日は正常に作動していたという。福銀の柴戸隆成専務は「信用にかかわる問題であり、今後への教訓にしたい」と厳しい表情で語った。【桐山友一】

毎日新聞 2008年5月21日 西部朝刊

1470とはずがたり:2008/05/23(金) 16:53:47

動く山形金融界

山形信金と山形庶民信組 合併契約正式に締結
時期は来年2月に前倒し
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20080521-OYT8T00850.htm

 2009年に合併することを基本合意していた山形信用金庫(本部・山形市)と山形庶民信用組合(本店・同市)は21日、合併契約を締結した。09年5月だった合併時期は、合併目的の早期達成を図るために同年2月16日に前倒しする。

 合併後の組織は信用金庫として、名称も「山形信用金庫」とする。出資比率は1対1で、新理事長は同信組の伊藤直光理事長、新会長は同信金の佐藤三朗理事長がそれぞれ務め、21日に行われた調印式で2人が合併契約書にサインした。

 合併後には本支店合わせて計17店舗、職員数計約200人体制となる。預金残高は約1104億円(2007年3月末時点)となり、県内信金では鶴岡信金(本店・鶴岡市)に次いで県内第2位の規模になる。
(2008年5月22日 読売新聞)

1471とはずがたり:2008/05/24(土) 01:38:15
結構厳しいこと書いてあるねぇ・・県外,特に仙台で新銀行宮城荘内北都銀でもつくって県外店舗移管し共同展開すると良いんではないか?共通のシステム導入後なら効果でかいし。

【特報 追う】東北の地銀、再編活発化? 荘内・北都統合で
2008.5.22 02:15
http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/yamagata/080522/ymg0805220216000-n1.htm

 荘内銀行(山形県鶴岡市)と北都銀行(秋田市)が持ち株会社化による経営統合を決めた。東北では初となる県境をまたいだ地銀再編。かねてからオーバーバンキング(銀行過剰)が指摘されてきた東北の金融業界は、地元経済の疲弊と競争の激化も重なって、新たな局面を迎えつつある。この統合劇は今後どんな展開をみせるのか。

 「経営統合は夢だった」
 今月14日、会見場に入ってきた荘内銀の町田睿頭取は、晴れやかな表情で語った。荘内銀は、旧殖産銀行(現きらやか銀行)との合併を進めていたが平成12年に破談した経緯がある。
 町田頭取は「小さい銀行は、たとえブランド力があっても資金面でのハンディが大きい。経営統合がこれを埋めるための答え」と規模のメリットを強調。北都銀の加賀谷武夫頭取は「経営環境が変わる中、ベストの選択。東北は今後も景気の縮小が続くと思う。道州制の議論も進んでおり、環境に合わせた広域金融グループを模索した」と統合理由を説明した。
 2年後の共同持ち株会社設立を目指すという。

 一方、統合を疑問視する声も出ている。ライバルとなる山形銀行の長谷川吉茂頭取は「東北地方にも金融再編の波が押し寄せてきた」との認識を示しつつ、「(経営状態が)良い銀行ならば統合は必要ない。国内の銀行統合で“満額回答”の結果が出ているケースはない」とバッサリ。
   ■  ■
 九州・博多−。東北の両行の統合が発表された14日、福岡、熊本、長崎の地銀3行を傘下に置く持ち株会社「ふくおかフィナンシャルグループ(FG)」の幹部が初の決算会見に臨んだ。

 九州は東北とともに、人口に比して地銀が過剰な地域とされたが、ここ数年で一気に金融再編が進んでいた。東北の地銀関係者も再編の先行モデルとして注目していたが、決算内容は統合効果が出たとはいえない厳しいものだった。経常利益は昨年11月の予想から51%減の258億円、税引き後利益は同95%減の12億円にとどまった。

 ふくおかFG総務広報部は「サブプライムローン問題などの外部要因が響き、残念ながら統合メリットは出ていない。各行の県外支店の統廃合を進めているが、大幅なコスト削減が見込める3行のシステム統合は再来年で、効果が出るのはまだ先になるだろう」と明かした。
 一般に持ち株会社方式による統合は、合併に比べ合理化効果は限定される。荘内銀、北都銀も持ち株会社方式を選択。システム統合も経営統合後数年かけて行われる見通しだ。
 両行は名前を残すことでこれまでのブランド力を生かす戦略だが、東北の有力地銀幹部は「今回の県境をまたいだ統合では、そもそも重複店が少なく、統廃合によるリストラ効果が期待できない」と分析する。

1472とはずがたり:2008/05/24(土) 01:38:36

>>1471-1472
  ■  ■
 東北の地銀を取り巻く環境は想像以上に厳しい。
 統合発表の前日、日銀仙台支店が特別調査の結果を公表した。東北の貸出動向についてで、東北では今後、住宅ローンの減少をはじめ、企業や自治体が借り入れを減らし、地銀の貸出環境が悪化する可能性が強まると指摘した。さらに安永隆則支店長は「従来型の預金・貸出モデルの維持は難しい」との厳しい見解を示し、新たなビジネスモデル構築を促した。

 また特別調査によると、東北の不良債権比率は5・1%と全国平均の3・9%を大幅に上回っていた。今回の統合も北都銀の自己資本の毀損がきっかけだった。北都銀の加賀谷頭取は「統合の一番大きな要因は自己資本比率の低下」と認める。同行は3月期決算で有価証券の評価損が約128億円に拡大、自己資本比率が5%台まで低下していた。
 また荘内銀の町田頭取は「東北に同好の士がいれば」と、他行の参加も歓迎し、一層の規模拡大を追求する考えを明らかにしている。
 東北6県の貸出残高は15兆円で、神奈川1県分にも及ばないが、そこで15行の地銀がしのぎを削ってきた。メガバンクやゆうちょ銀行の攻勢もあり、業績が低下。貸出先に困った地銀は有価証券の運用に活路を見いだそうとしたが、サブプライムローン問題を発端とする金融市場の混乱が直撃、単独で生き残るには厳しい財務状況の地銀は少なくないとみられる。
 秋田の金融関係者は「この統合で東北での地銀再編の動きが活発化する可能性は十分ある」と話す。
      ◇
【用語解説】荘内銀行と北都銀行の統合
 平成22年をめどに設立される持ち株会社の傘下に両行が入り、現行名のまま営業を続ける。管理部門などを共有化して経費節減を図り経営を効率化、商業集積が進む仙台圏などでの勢力拡大を狙う。両行の預金残高は計約1兆8000億円で、統合すれば東北の地銀で6番目の規模。

1473とはずがたり:2008/05/24(土) 15:42:38
きらやか銀:経常益は19億円赤字 初決算、合併費かさむ−−3月期 /山形
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20080524ddlk06020413000c.html

 きらやかホールディングス(HD)は23日、合併後初となる、きらやか銀行の08年3月期決算を発表した。経常収益は前期(旧山形しあわせ、殖産両行の合算)比0・5%減の319億5600万円、経常利益は19億6600万円の赤字。当初は黒字を見込んだが、合併費用や不良債権処理費用がかさみ、初年度は厳しい結果となった。【大久保渉】

 統廃合でできた空き店舗の資産価値の目減り分を特別損益に計上したことや、人員合理化の促進を目的に退職金を積み増したため、合併費用が計画を上回った。不良債権処理費用も、予想を約18億円上回った。

 これらの一時的な要因に加え、本業でも苦戦を強いられた。預貸金収支や手数料収支などの利益を示すコア業務純益は、前期比11・9%減の41億200万円。貸出金残高が減った結果、利息が同比6億3000万円減、手数料も同比5億2100万円減少した。

 これらの結果、当期純利益は36億3700万円の赤字。前期に比べ58億8300万円改善したものの、黒字には至らず4月には業績の下方修正を余儀なくされた。

 また、米サブプライムローン問題に端を発する株式市場の混乱により、有価証券の評価損が前期の72億9600万円から123億900万円へと膨らんだ。この影響で、自己資本比率は前期比0・38ポイント低い6・94%と、7%を割った。

 09年3月期予想は、経常収益280億円、経常利益28億円、当期純利益30億円と黒字決算を見込んだ。約250人の人件費削減などで14億円の合併効果が出ることや、合併費用がなくなることを踏まえた。

 決算内容について、粟野学頭取は「株主や取引先の皆様におわび申し上げる」と陳謝。

 また、合併後1年を振り返り「思ったより大変な作業だった。事務手続きの統一など内向きのエネルギーを、これほど費やさないといけないのかという感想。やっと行員が外に目を向けられる環境になった」と述べ、合併効果をいち早く出すことを今後の課題にあげた。
 ◇きらやかHD社長に粟野氏

 きらやかHDは23日の取締役会で、長谷川憲治会長と沢井誠介社長が退任し、粟野学専務がきらやか銀行頭取のまま社長に就任する役員人事を内定した。6月26日の株主総会で承認を得て正式決定する。【大久保渉】

毎日新聞 2008年5月24日 地方版

1474とはずがたり:2008/05/25(日) 15:57:08
社長12年…朝日生命・藤田氏ついに退任へ
http://www.asahi.com/business/update/0523/TKY200805230004.html
2008年05月23日06時35分

 朝日生命保険は22日、12年という異例の長期在任となっていた藤田譲社長(66)が代表権のある会長となり、後任に佐藤美樹常務(58)が昇格する人事を発表した。総代会を開く7月1日付。

 藤田氏は96年4月、社長に就任。その後、朝日生命は生保危機や超低金利による「逆ざや」の影響などを受け、深刻な経営危機に陥った。00年9月には東京海上火災保険(当時)などと「ミレア保険グループ」の結成を発表し、生損保の枠を超えた経営統合を目指した。

 しかし、02年3月期決算で、主要生保としては初の経常赤字に転落。03年1月にはミレアとの統合計画が破談となり、その後は「独立路線」で経営再建に注力してきた。

 記者会見した藤田社長は「(12年は)ずっと坂道で重い荷物を背負っている感じだった。完全復活にはほど遠いが、安定に向けたステージには立てた」と振り返った。佐藤氏は「規模を拡大するより、特色ある会社を目指したい」と抱負を語った。

1475とはずがたり:2008/05/27(火) 22:51:07
豪ウエストパック銀行とセント・ジョージ銀行、合併条件で合意
2008年 05月 26日 14:16 JST
http://jp.reuters.com/article/marketEyeNews/idJPnJS816379620080526

 [シドニー 26日 ロイター] 豪銀4位のウエストパック銀行(WBC.AX: 株価, 企業情報, レポート)は、同5位セント・ジョージ銀行(SGB.AX: 株価, 企業情報, レポート)に提案した約166億豪ドル(160億米ドル)の買収提案について、デュー・ディリジェンス(資産査定)の結果、そのまま進めることに合意した。セント・ジョージ銀行が26日発表した。

 両行は、先に発表したセント・ジョージ銀行株1株とウエストパック銀行株1.31株を交換するという条件の合併実行合意を締結した。

 両行は独占交渉期間を延長したが、セント・ジョージ銀行はより優れた提案があれば自由に検討することができる。

 統合新会社の時価総額は約660億豪ドルと、コモンウェルス銀行(CBA.AX: 株価, 企業情報, レポート)の610億豪ドルを抜くことになる。資産価値ではナショナル・オーストラリア銀行(NAB)に次いで国内2位となる。


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1476とはずがたり:2008/05/28(水) 00:41:02
口座は持ってないけど心情的に関つくをおーえんしてるぞヽ(゚∀゚)ノ
茨城の吸収合併も一度きぼぬ。寧ろどっちでもいいから県外勢との経営再編がいいなぁ。。

常陽132億円の大幅減益 3行で決算発表 茨城は3期連続黒字
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20080517/CK2008051702011991.html
2008年5月17日

 常陽(本店・水戸市)、茨城(同・水戸市)、関東つくば(同・土浦市)の三行は十五日、それぞれ二〇〇八年三月期決算を発表した。

 常陽は、有価証券の価格下落に伴う減損処理と売却損の計上などで、純利益は百二十九億円と、前年同期を百三十二億円下回った。〇七年度の減益は一過性としており、〇八年度の純利益は二百五十億円を見込んでいる。一株当たりの配当は今期四円(通期八円)。

 茨城は、純利益は八億円で三期連続黒字を計上。一株当たりの配当は一円を予定。関東つくばは、経常収益や特別損益の減少から前年同期比二十八億円減の三十五億円を計上。前年に続き一株当たり十円を配当する。

 また茨城は、川嶋烈頭取(68)が退任し、後任に溝田泰夫専務(60)が内定したことを明らかにした。六月二十七日の株主総会で正式決定する。川嶋氏は相談役に就任する見通し。 (高橋知子、塙幸雄)

1477とはずがたり:2008/05/28(水) 00:44:29
地理、鉄道、経済の話題中心のブログ。だそうで趣味被るなぁw
七十七否定派なんてのも俺と同じだ。

1年前のエントリですけど
>きらやか、福島、大東、そして仙台銀行の南東北の第二地銀4行が
>最終的には合流するのが既定路線なんじゃないかな。
>現状でも「東北おむすび隊」と称して、この4行はATM提携してますし。
なんてのは注目だ

http://trippin217.blog.shinobi.jp/Category/3/
きらやか銀行〜東北地方銀行再編か?〜

1478とはずがたり:2008/05/29(木) 00:56:05

GE、レイクの売却先決定は6月になる見込み=イメルトCEO
2008年 05月 28日 19:46 JST
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-32001620080528

 [北京 28日 ロイター] 米ゼネラル・エレクトリック(GE)(GE.N: 株価, 企業情報, レポート)のイメルト最高経営責任者(CEO)は28日、日本の消費者金融事業「レイク」の売却先決定は6月になるとの見通しを示した。

 イメルトCEOは「われわれの見通しでは、発表は早ければ6月末で、年末までに売却を完了する。日本勢の数社が引き続き関与している」と記者団に述べた。

 GEが3月に実施した最終入札には、アコム(8572.T: 株価, ニュース, レポート)とプロミス(8574.T: 株価, ニュース, レポート)、新生銀行(8303.T: 株価, ニュース, レポート)の3社が参加。関係筋によると、アコムやプロミスが3000億円程度の買収価格を提示したの対して、新生銀行は3500―4000億円程度を提案。GEは現在、新生銀行に交渉相手を絞りつつあるもようだ。ただ、将来の過払い返還請求のリスクをGEと買い手との間でどのように分担するかなどについて調整余地があり、最終的な買い手になるかどうかは流動的な情勢だ。

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1479とはずがたり:2008/05/29(木) 18:39:00

仙台銀、純損20億円 7期ぶりに赤字決算
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/05/20080523t12015.htm

 仙台銀行は22日、2008年3月期決算(連結)を発表した。経常収益は前年同期比1.1%増の202億5300万円となったが、経常損益は20億8100万円の黒字から11億4600万円の赤字、純損益は12億7800万円の黒字から20億2400万円の赤字となった。赤字決算は、創業期を除くと2001年3月期以来3度目。

 米サブプライム住宅ローン問題による金融市場の混乱で、保有する一部の有価証券の時価が、取得価格よりも大幅に下落。30億3900万円の減損処理をしたことが響いた。

 09年3月期は「景気の足踏み状態が続く」とみて経常収益は16億5300万円減の186億円を想定。一方、「赤字は一時的な要因」として経常利益は18億5000万円、純利益は9億5000万円をそれぞれ見込む。

 08年3月期の自己資本比率は0.96ポイント減の8.59%。
 本業の利益を示すコア業務純益は、預金利息の増加で資金利益が減少し、11.6%減の23億2600万円だった。

 不良債権処理額は、貸倒引当金の積み増しで37.4%増の15億4900万円。金融再生法に基づく不良債権残高は3.9%増の286億3700万円となった。

 貸出金残高は、中小企業や個人向けが伸び悩み、2.3%減の4813億8400万円。譲渡性預金を含まない預金残高は2.5%減の6999億1000万円だった。

◎「統合や合併考えはない」三井頭取

 仙台銀行の三井精一頭取は22日の決算発表会見で、荘内銀行(鶴岡市)と北都銀行(秋田市)が合意した経営統合方針に関連し、「統合や合併は生き残るための選択肢の一つだが現在、(自行に)そうした考えはない」と述べた。

 この日は、2008、09年度が対象の中期経営計画も発表。10年3月期の数値目標として、年間平均の貸出金残高5010億円、預かり資産残高427億円などを掲げた。三井頭取は「収益増と経費削減を実行し、来期は何としても黒字転換する」と強調した。

◎専務に信夫氏昇格

 仙台銀行は22日、信夫俊雄代表取締役常務が代表取締役専務、馬場豊常務が代表取締役常務、御園生勇郎取締役企画部長が常務に昇格する役員人事を内定した。6月27日の株主総会、取締役会で決定する。
2008年05月23日金曜日

1481やおよろず ◆N22LLUydY2:2008/05/31(土) 23:23:52
仙台銀行

貸出金は将来収益の源泉ですから、貸出額にしろ評価額にしろ、減少は歓迎材料とはいえないと思います。
貸出金の減少・有価証券は横ばいにもかかわらず、預金の減少により、
短期資金運用も減少、譲渡性預金による短期資金調達も減少しています。

貸出金 490 → 478
有価証 206 → 204

譲渡預  23 →  13
コール  50 →  27  

預金計 718 → 700 

PLにインパクトを大きく与えているのが「その他の証券」の償却損
来期の損益をうらなう上で、中身が気になるところです。

1482やおよろず ◆N22LLUydY2:2008/06/01(日) 03:47:47
七十七銀行

貸出金は将来収益の源泉ですから、増加は基本的に好材料です。
貸出金の増加により、コールでの運用減少・調達増加となっています。
預金の増加が貸出金の増加に当てられており、資金も効率的に運用されているものと思われます。
気になるのは、繰延税金資産の大幅な積み増しです(2→19)。

貸出金 3117 → 3147
有価証 2069 → 2069

譲渡預  298 →  304
コール  182 →  164 (運用)
コール   63 →   79 (調達) 
債オペ   13 →   10 (調達)

預金計 4732 → 4765 

税引前純損益は18→20と増加していますが、
気になるのは、貸倒引当金繰入額が、10→5となっていることです。
宮城県内の景気に対する見解も仙台銀行とは温度差があるように感じられます。

1483とはずがたり:2008/06/01(日) 13:45:31
>>1480
あざーすヽ(´ー`)/
俺,恥ずかしながら簿記とか財務諸表とか会計とかの知識は皆無なんですけど,仙台はサブプライムの一時的ショックで赤字を叩き出したとはいえ運用先も伸び悩んでいる,七十七は堅調に貸し出ししてるけど将来への見込みをやや甘く見てるって感じでしょうか。

1484やおよろず ◆N22LLUydY2:2008/06/02(月) 01:02:27
>>1483
>仙台はサブプライムの一時的ショックで赤字を叩き出した

これは、わからないです。
私には当然、仙台銀行や監査法人もどこまで掴んでいるのやら。
「その他の証券」で減損とのことですが、これは出資証券なのでしょう。
つまり、どこかのファンドに投資しているということです。
そのファンドは、さらに別のファンドに投資してという感じなので、
直接投資しているファンドがサブプライム関連損失がなかったとしても、
そのファンドが出資しているファンドはどうなのか、
更にそのファンドが出資しているファンドはどうだ?という風に詰めていくと、
まだ、サブプライム関連損失が出てくる可能性があるのです。

1485とはずがたり:2008/06/02(月) 10:44:44
なるほど。
その連鎖の中にサブプライムだけ含まれてないなんて事は可能性としては殆ど無いでしょうから波及も全体に亘ったんですね。
それにしてもとんでもない商品開発して白昼堂々と販売してくれたもんです・・。
ここ数年の熱狂が終わってみれば残ったのは原油高だけでは救われないなぁ。。

1489荷主研究者:2008/06/19(木) 23:18:34

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080502303.htm
2008年5月2日04時36分 北国新聞■北陸の経済ニュース
◎預金5兆円突破 北陸銀 「復活」鮮明に

 北陸銀行は一日、総預金残高が四年ぶりに五兆円を超えたと発表した。一時の金利上昇を追い風に、団塊世代の退職金や年金など個人マネーを取り込んだ。銀行の運用原資となる預金の額は、金融機関の規模を示す主要指標で、公的資金の注入を受けた同行の「復活」を印象付ける。

 北陸銀行の総預金(譲渡性預金含まず)は、四月末で五兆七百一億円に達した。昨年三月末の四兆九千百五十億円に比べ、一千五百五十一億円増えた。

 特に、個人預金は退職金専用定期預金などが好調で、三兆三千五百八十七億円となった。満期を迎えた郵便貯金からの切り替えも多いとみられる。

 国債と投資信託を加えた個人預かり資産は、過去最高の三兆九千六百二億円に上り、同行は「幅広い資産運用ニーズに応えた結果」としている。

1491荷主研究者:2008/06/20(金) 00:20:50

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200805230036.html
'08/5/23 中国新聞
西京銀が東京支店も廃止へ
--------------------------------------------------------------------------------
 西京銀行(周南市)は、東日本唯一の営業拠点である東京支店(東京)を8月22日に廃止する。近畿地方で唯一の大阪支店(大阪市)を5月23日に廃止することも決めており、支店網を山口、広島、福岡3県に集約する。

 東京支店は1988年に開設。法人営業が中心だが、地元企業の出先との取引が伸びず、業績が低迷していた。メガバンクの攻勢で、「情報収集力に劣り、業績の伸長が見込めない」と撤退を決めた。同支店はコーポレート営業部に再編して周南市の本店近くのビルに移転。電話やインターネットを中心に首都圏の顧客に対応する。

1497とはずがたり:2008/06/23(月) 02:08:36
アホやねぇ。。>3割が行員の説得「無視」

>「振り込め詐欺救済法」が21日に施行され、被害金を返還する仕組みが動き出した。
こんなの保護する必要あるんかいね?グルになって振込詐欺被害者詐欺が起きるだけちゃうか?銀行員が注意を促しても被害にあった場合救済されるのかね?

振り込め詐欺の被害者、3割が行員の説得「無視」
2008年6月22日3時2分
http://www.asahi.com/national/update/0622/TKY200806210233.html?ref=goo

 振り込め詐欺被害者の約3割が、金融機関の現金自動出入機(ATM)コーナーや窓口で行員らから事実確認を促されたのに被害に遭っていたことが警視庁の調査でわかった。「自分はだまされない」という思いこみや「もし本当だったら」との懸念から被害につながっていた。

 一方、振り込め詐欺の被害は月間ベースで第2次ピークを迎えそうな勢いだ。「振り込め詐欺救済法」が21日に施行され、被害金を返還する仕組みが動き出した。

 この調査は、振り込め詐欺のうち借金返済や会社でのトラブルなどを名目にしたオレオレ詐欺の被害者が対象。昨年1年間に300万円以上をだまし取られた30歳代〜90歳代の429人(男性114人、女性315人)に被害に遭った状況などを尋ねた。

 全員が「振り込め詐欺を知っていた」と回答し、8割以上が「自分が被害に遭うとは思わなかった」と答えた。また約3割の129人が「行員から注意喚起された」とし、言葉巧みに誘導された結果、行員の呼びかけにもかかわらず金を振り込んでいた。

 「注意喚起されていない」と回答した人も約6割近く。警察幹部は「詐欺グループが無人のATMコーナーに被害者を誘導するケースが増えている」と警戒する。

 振り込め詐欺被害は07年1月、テロや資金洗浄への対策としてATMでの10万円超の現金振り込みが禁止され、いったん激減した。だが、社会保険事務所や自治体の職員らを装う還付金詐欺が増え、今年4月の被害額は約33億円にのぼり、月間ベースでは04年8、9月に次いで3番目に多かった。今年1〜4月の被害総額は前年同期の1.7倍の約111億円。(勝亦邦夫)

1499とはずがたり:2008/06/24(火) 18:40:06
>>1210の前の記事

2008年(平成20年) 2月3日(日)付け紙面より
鶴信金 酒信金 合併を正式決定 3月17日、県内最大の信金誕生
http://www.shonai-nippo.co.jp/cgi/0/ad_vw.cgi?p=dy:2008:2:3

 鶴岡信用金庫(本店・鶴岡市馬場町、加藤捷男理事長)と酒田信用金庫(同・酒田市本町三丁目、加用貞二理事長)の臨時総代会が1日、それぞれ行われた。合併契約書締結承認に関する件、合併に伴う定款の一部変更に関する件など提案された全議案をそれぞれ原案通り承認、3月17日の合併が正式に決まった。預金残高1431億円(昨年3月末現在)の県内最大の信金が誕生する。

 合併の方式は対等合併だが、鶴岡信金による事実上の吸収合併。存続機関、合併後の名称ともに「鶴岡信用金庫」。本店・本部はともに鶴岡信金の現本店・本部となる。新理事長は加藤理事長が就任、加用理事長は常務理事(酒田地区担当)に就く。合併で新金庫は自己資本比率16・56%、役職員251人、22店舗となる(数値はいずれも昨年3月末現在)。酒田信金の現在の本店は、酒田中央支店と改称する。

 両信金の合併への動きは2005年6月、酒田信金側が鶴岡信金側に打診しスタートしたが、当時、酒田信金は多額の不良債権を抱えていたこともあり一度は立ち消えになった。

 その後、酒田信金は06年2月、信金中央金庫から60億円の出資を受けて経営基盤を強化、不良債権処理を進め、それを受けて同11月、酒田信金は再度、合併を要請した。昨年6月に加藤、加用両理事長が記者会見し、合併を正式に表明。今年1月16日に合併契約書に調印した。

 臨時総代会では、鶴岡信金は合併決議に関する件、合併契約書締結承認に関する件、合併に伴う理事選任に関する件など計6議案、酒田信金は合併決議・解散決議の件、合併に伴う推薦役員選任の件など5議案をそれぞれ原案通り承認した。

 2日午前に鶴岡信金本部で行われた記者会見で冒頭、加藤理事長は「この合併は両信金にとってめでたいこと。経営力の強化を図り、地域の皆さんに質の高い金融サービスを提供することで、地域経済の発展に貢献できると確信している」とあいさつした。

 加用理事長は会見で、合併前に経営基盤を整備し鶴岡信金の負担を軽減することを目的に、酒田信金が上部組織の信金中央金庫などから資本支援を受けることを明らかにした。

 酒田信金は昨年度決算で25億円の繰越損失を計上している。支援金額については「できるだけ少なく申請したい。負の遺産を持ってはいけない」(加用理事長)と明らかにしなかった。

1500名無しさん:2008/06/24(火) 23:21:14
南都銀行なんですが、
通帳にお金があるのに引き出しが出来ませんこういうことあるんですか?
印鑑、通帳、住民票、免許 本人確認出来ているのに出してくれません
今弁護士と相談しています。
こんなことありますか?こんな経験した人がいればどうしたか教えて下さい。

1501とはずがたり:2008/06/24(火) 23:34:10
>>1500
まじっすか??最近女房が南都銀行に定期預金をしたばっかなんですけど。。
昔の定型化された銀行風景の一つに巨額の預金をおろそうとすると支店長が出てきて応接間に通され引き出さないでくださいよとと懇願されなかなかすんなりおろせないってのがありましたけどそういうのでは無いんですかね?今時そんなウェットな銀行あんま無さそうですけど。。

1502とはずがたり:2008/06/25(水) 00:58:23
NOVA破綻は文部スレhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1116734086/940でやってきたが,これは銀行モノの記事としてみた方が面白いかも。

【独裁の果て〜NOVA元社長逮捕】(上)「これでおれも銀行頭取かよ」
2008.6.24 23:21
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080624/crm0806242323051-n1.htm

 平成13年末に破綻した石川銀行の不正融資事件に絡み、金沢地検の取り調べを受けたNOVA顧問(当時)の、26ページにわたってつづられた供述調書がある。同行から増資への協力を懇願されたNOVA元社長、猿橋(さはし)望(のぞむ)容疑者(56)が、「ワンマン社長」らしく鶴の一声で承諾し、得意絶頂となっている姿が生々しい。

 13年4月中旬、大阪・心斎橋のNOVA統括本部11階の社長室。猿橋容疑者は同行の頭取、専務の2人と向きあった。2人は「好きなポストを差し上げますから、何とか65億円を貸してほしい」と懇願した。当時、同行は増資70億円分の引き受け先が見つからず、切羽詰まっていた。

 困惑した猿橋容疑者は2人を応接間に下がらせ、顧問に「大丈夫かな」と相談した。顧問は「やめた方がいいですよ。もしやるとしても弁護士や公認会計士を入れて精査してからにしなきゃ」と進言。しかし、猿橋容疑者は頭取の言葉を信用したのか、「よし貸そう。銀行だから心配いらんだろ」と融資を決断した。

 頭取らは喜びのあまり、「NOVA銀行と思ってもらって結構です」などと持ち上げた。2人が帰った後、慢心した猿橋容疑者は冗談を言って笑いとばした。

 「これでおれも銀行の頭取かよ」

 融資後、1カ月を経過しても、65億円が戻る気配はなかった。事態に気づいた猿橋容疑者は、顧問に「このままだと株主総会が開けない。何とかならないか」と泣きついた。猿橋容疑者自らも、取り立てに金沢へ出向く騒ぎになった。

 NOVA関連各社は、同行から250億円超の巨額融資を受ける見返りに、融資の一部約120億円を増資名目で銀行側に還流させる「見せかけ増資」に手を染めていた。不正な取引にもかかわらず、猿橋容疑者が「250億円を融資してくれるなら、増資を引き受けよう」と明言していたことが、供述調書にも記されている。

 不正融資事件の公判で、検察側はNOVA側の関与も指摘したが、最終的に罪には問われなかった。しかし、増資の代わりに受け取った株は同行の破綻で紙くず状態。それがNOVAの経営を最後まで苦しめたと指摘する声は多い。

 猿橋容疑者は実質的にNOVAの7割以上の株を所有し、配当や役員報酬などで多額の収入があった。ピーク時の資産は100億円ともいわれ、破綻後、その金満ぶりに批判が集まった。象徴が、大阪・難波のオフィスビル20階にあった「豪華社長室」だった。

 元側近は5年ほど前、完成したばかりの豪華社長室に案内された。猿橋容疑者は「いいでしょう」と言いながら、高級酒が並ぶバーカウンターや窓からの眺望、8畳の茶室などを見せびらかした。

 破綻直後、当時の保全管理人が豪華社長室をマスコミに公開し、「会社の私物化」と批判された。猿橋容疑者は「社長室でなくVIPを案内するモデルルーム」と反論した。元側近も「取締役会を開くこともあったし、銀行関係者を案内してお茶を出したこともあった」と完全な私物化は否定する。

 ただ、奥のベッドルームやシャワーの存在までは知らなかった…。しかし、豪華社長室はすでに改装され、今は空き部屋となっている。

 全国30万人の受講生を路頭に迷わせ、公の場から姿を消していた猿橋容疑者が大阪府警に逮捕された。NOVAを急成長させた「超ワンマン社長」の軌跡を追う。

1503荷主研究者:2008/06/30(月) 00:33:57

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080607302.htm
2008年6月7日03時39分 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎金大と包括連携 北國、北陸銀

 北國、北陸銀行は六日、それぞれ金大と包括的に連携・協力する協定を結ぶと発表した。ともに九日に覚書を交わす。指定金融機関として先んじて申し出た北陸銀行の動きに合わせ、地元の北國銀行も提案し、同時協定となったという。

 金大が両行と締結するのは「包括的連携協力協定に関する覚書」。地元企業に関する情報提供、大学発ベンチャー企業への投資、知的財産活用、人材育成、資金運用の支援など、それぞれ幅広い分野で連携を進める。

 金大で九日に行われる調印式は、北陸銀行が午前十時から、北國銀行が午後一時半から。同大は「北陸銀行から先に提案があったので、この順になった」とする。

 北國銀行とすれば、指定金融機関の北陸銀行を相手に「同着」に持って行くことができ、同大出身の安宅建樹氏が頭取を務め、石川に本店を置く唯一の地銀として、面目を保った形だ。一方、北陸銀行は「当行を午前中とすることで、金大が配慮してくれたのではないか」とする。

 それぞれの調印式には、いずれも中村信一学長が出席し、高木繁雄頭取、安宅頭取と覚書を交わす。両行とも今後、連携の具体化を進めるとしており、金大を舞台にした両行の争いは「次は中身での勝負」(両行関係者)となる。

1504とはずがたり:2008/07/01(火) 01:28:53

来年の都議選迄ちゃんと覚えておきやがれ,都民どもヽ(`Д´)ノ

新銀行東京1016億円減資決定 都の出資8割超消失へ
6月30日21時5分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080630-00000974-san-bus_all

 東京都が400億円を追加出資して経営再建中の新銀行東京は30日、株主総会を開き、累積損失を解消するため、1016億円の減資を決議した。8月末に実施する。また、取締役会の機能を強化するため、会長職を新設。総会後の取締役会で元東京都副知事の大塚俊郎取締役会議長が兼務することを決めた。

 新銀行は平成20年3月期決算で開業以来3期連続の最終赤字となり、累積損失は1016億円に上った。減資が実施されると、都が設立時に出資した1000億円のうち8割超が消失することになる。減資後の資本金は200億円、資本剰余金は372億円で、うち都の出資比率は88%。ただ、追加出資分は議決権のない優先株を引き受けて出資しており、議決権ベースの出資比率は84%と設立時と変わらない。

 総会では、取締役5人を再任したほか、元東京都民銀行常務執行役の内田泰司とみん信用保証常勤監査役を社外取締役に選任。内田氏は都民銀で本店営業統括部副部長や新宿支店長を務めるなど営業畑が長い。新銀行では取締役で唯一の銀行経験者として、第三者の立場で営業強化に向けた助言をしてもらう方針だ。

1507とはずがたり:2008/07/10(木) 11:56:55
>>1494 >>1385 >>1424

週刊ダイヤモンド編集部
【第157回】 2008年07月01日
三井住友銀行がバークレイズ出資 邦銀大手の次なる一手に注目
http://diamond.jp/series/inside/07_05_002/

 三井住友銀行は今年7月上旬をメドに、英大手銀行のバークレイズに対して約1060億円の出資を行なう。バークレイズは約9500億円の第三者割当増資を予定しており、三井住友銀行のほかにも、カタール政府系のカタール投資庁、中国政府系の国家開発銀行、シンガポール政府系のテマセク・ホールディングスなどが出資する。三井住友銀行の出資比率は約2%となる見込みだ。

 今年1月にはみずほコーポレート銀行が米大手証券のメリルリンチに約1300億円の出資を行なった。今回の出資は、それと並び、欧州銀行に対する過去最大級の投資額となる。

 三井住友銀行にとって出資の最大の狙いは海外事業の強化である。バークレイズは英国の旧植民地であるアフリカ、中東などの新興国に強く、三井住友銀行にとっては事業基盤を築く手間が省ける。さらに、資産運用に強いバークレイズから資産運用商品の供給を受けることも期待している。

 一方のバークレイズは、サブプライム関連損失に加え、昨秋にはオランダの大手銀行ABNアムロの買収を断念するなど、経営環境が厳しいなか、アジア地域での事業を強化する狙いもあるようだ。

「今回の出資は純投資ではない」(三井住友銀行)と、資本のみならず、戦略的な業務提携であることをことさらに強調するのは、みずほコーポレート銀行によるメリルリンチへの出資を意識してのこと。

 みずほコーポレート銀行が行なったメリルリンチへの優先株出資は、「9%という年間配当利回りを目的とした純投資」(みずほコーポレート銀行)。

 これに対して、三井住友銀行は普通株への出資であり、「過去の実績では年間配当利回りは10%超」(三井住友銀行)と、純投資としても魅力的。さらに業務面でのシナジーという一石二鳥を狙おうというわけだ。

 だが業界内では「たかだか数パーセントを出資したところで、業務関係の強化などできるはずがない」と、冷ややかな声が少なくはなく、業務提携の成否は未知数だ。

 今後の注目は三菱UFJフィナンシャル・グループの動向だ。今年末のシステム完全統合を終えれば、メガバンクのなかでサブプライムの傷が最も浅く、財務余力も大きい同社が攻めの経営に打って出る可能性は高い。同社が1980年代に買収した米カリフォルニア州の地銀であるユニオン・バンク・オブ・カリフォルニアの成功もあり、さらなる米地銀買収もうわさされている。

 いずれにせよ、国内事業が頭打ちになるなか、不良債権処理問題が一段落したメガバンク各社にとって海外事業強化は喫緊の課題である。この攻勢の好機に、単なる純投資を超えた本業強化への布石を打てるかどうか、各社の一手が注目される。

(『週刊ダイヤモンド』編集部 松本裕樹)

1508荷主研究者:2008/07/13(日) 23:28:57

http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=2120
2008年6月25日 新潟日報
農林中金新潟支店が来年廃止

 農林中央金庫は25日、新潟支店(新潟市中央区)を2009年7月に廃止し、新潟支店廃止後の業務は北陸3県の営業拠点となっている富山支店(富山市)に引き継ぐと発表した。
 経営効率化を図るため、国内拠点の店舗統廃合を07年度から地域ブロック単位で段階的に進めている一環。
 新潟支店の最終営業日は09年7月17日。支店廃止後は会員向け窓口として、小規模な「推進室」を設置する。富山支店には休日明けの7月21日から、農林水産業向け貸し出しなど主な業務が継承される。個人の取引は本店(東京都千代田区)扱いに変更される。
 同支店は出張所として1943年に開設。職員数17人。今年3月末現在、貸出金5億3700万円、預金8083億3900万円。

1509とはずがたり:2008/07/18(金) 02:48:07
シティグループ、独リテール銀行業務を77億ドルで仏銀行に売却
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200807110116.html
2008年7月11日

 [フランクフルト 11日 ロイター] 米金融サービス大手シティグループは11日、ドイツのリテール銀行業務をフランスのクレディ・ミュチュエルに77億ドルで売却すると発表した。売却は世界的な業務再編の一環。

 シティグループのドイツ業務は、2006年時点で全体の税引き前利益の3%近くを稼ぎ出し、同グループの欧州業務の中核をなす。

 シティグループによると、売却で税引き後利益が約40億ドル、自己資本比率(Tier1)が3月末時点から60ベーシスポイント押し上げられる。

 クレディ・ミュチュエルはフランス第3位のリテール銀行。ドイツ銀行はクレディ・ミュチュエルに競り負けた。

1510とはずがたり:2008/07/18(金) 02:56:23

新生銀行はノーローンとか云う消費者金融を持ってたんだっけかね。

新生銀行がレイク買収へ 5800億円で
http://www.asahi.com/business/update/0711/TKY200807110197.html
2008年7月11日19時22分

 新生銀行は11日、「レイク」の名前で展開する米ゼネラル・エレクトリック(GE)グループの消費者金融事業を買収することで合意したと発表した。買収額は5800億円。消費者金融業界でプロミス、アコムなど大手4社に次ぐ規模になる。

 売却されるのは、GE傘下のGEコンシューマー・ファイナンス(GECF)が展開する個人向けローン事業。貸付金残高は昨年12月末時点で6860億円。GECFは店舗の削減などを進めてきたが、GEは将来の高収益は難しいと判断。売却先を探して入札を実施していた。

1511とはずがたり:2008/07/18(金) 14:18:02
米銀を再び窮地に追い込む「カバードボンド」導入の衝撃
http://diamond.jp/series/closeup_e/07_19_001/
(前略)
 まず、サブプライム問題の源流を遡(さかのぼ)ると、1980年代初頭からの証券化技術に行き着く。20世紀最大の金融イノベーションの一つをもたらしたといわれる証券化は、そもそもは先述した自己資本比率規制の足かせを逃れるためのテクノロジーだった。

 非常に簡単にいえば、自己資本比率規制によって、銀行は1億円の資産に対して最低800万円の自己資本を確保しなければならない。総資産が100兆円を超えるメガバンクであれば、8兆円以上の自己資本が要る。

 ところが、ローン等の資産を証券化して売却すれば、それらの資産は貸借対照表からはずすことができる(オフバランス化)。少ない自己資本で大きな資産を動かし、巨額の収益を上げることができる仕組みだ。

 当初は政府系のジニーメイ(米 連邦政府抵当金庫)、ファニーメイ(米連邦住宅抵当公庫)の住宅ローンから始まった証券化は、自動車ローン、リース資産、奨学金ローンといった優良資産に拡大し、はてはジャンクボンド、サブプライムローン(信用力が低い低所得者層向けの住宅ローン)までがその対象になった。

 厳しい基準を満たしたローン担保証券を担保にして新規の証券(CMO)が発行され、その概念の拡大適用がサブプライム問題の元凶ともなったCDO(債務担保証券)を生んだ。

 このCMOの考案者の一人が、世界最大手の資産運用会社の一つである米ブラックロックの最高経営責任者、ローレンス・フィンク氏である。

 フィンク氏は、CMOを創り出した時点で、その最大の問題点も認識していた。すなわち、証券化されたローン資産の元利返済に延滞が生じた場合、「誰が回収の責任を持つのか」ということである。

 おカネを貸した銀行が不良資産回収の役割を負うのはもちろんのことだが、その不良資産が証券化によって、すでにオフバランス化されているならば、損失を被ることはない。直接の損失を被るのは、ローン担保証券を買った投資家になる。
(中略)
 カバードボンド最大の特徴は、担保証券を発行して投資家に売却してもオフバランス化されない点にある。つまり、発行銀行が担保証券の原資産であるローン回収義務を負い、担保証券の元利払いが滞った場合は、投資家は発行銀行に支払い請求する権利を有する。貸し手・借り手の権利関係が契約上も慣習上も明確だから、投資家も安心だ。

 金融の基本を見失い、無制限な証券化を繰り返してきた米国にとって、カバードボンド導入は投資家の信頼を取り戻す決め手ともなりえよう。

 しかし、事はそう簡単ではない。カバードボンドを導入すれば、米国の商業銀行・投資銀行はオフバランス化されているローン資産を開示し、自らの資産として再び貸借対照表に計上せざるをえなくなる。

 そうなれば、再び巨額の自己資本不足に陥るのは必定で、増資に走るか、担保証券資産を投げ売りするしかない。そのいずれにせよ、金融市場にとっては超弩(ど)級の打撃になる。(後略)

1514とはずがたり:2008/08/08(金) 18:45:05
不適切な証券販売で米シティに罰金1億ドル 巨額の証券買い戻しへ
2008.8.8 08:28
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080808/fnc0808080828004-n1.htm

 【ワシントン=渡辺浩生】米金融大手シティグループは7日、オークションレート証券(ARS)と呼ばれる金融商品を不正販売していたとされる問題で、米証券取引委員会(SEC)とニューヨーク州との和解に基づき、75億ドル分のARSを投資家から買い戻すと発表した。シティは同州に対して1億ドルの制裁金も支払う。

 ARSは一定期間が過ぎると入札で金利を再設定する証券だが、低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題に端を発した金融市場の混乱で売買は停止し、投資家は換金できない状態だった。

 同州のクオモ司法長官は、ARS販売で最大手のシティが投資家にいつでも換金できると偽って不正な販売を行ったと指摘し、SECも調査を続けていた。シティは今回、個人投資家に購入代金返却に応じる。

 スイス金融大手UBSなど他の大手金融機関も同様の対応を迫られる見通しだ。

 シティは今回の買い取りで最大5億ドルの損害が発生すると発表したが、機関投資家向けに販売した残る120億ドル分についても買い取りを迫られる可能性があり、損失が膨らむ可能性もある。

1515とはずがたり:2008/08/10(日) 12:35:01
なんかゴテゴテしてて判りにくいけど,荘内銀行による北都銀行の救済合併ってことですかね。
体力つけて山形・秋田両県を核に青森・新潟・仙台等へ進出して東北のスーパーリージョナルバンクへ育って欲しい所。

最終協定書を締結、北都銀・荘内銀 経営統合へ資本提携
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20080809d

 北都銀行(秋田市、斉藤永吉頭取)と荘内銀行(山形県鶴岡市、國井英夫頭取)は8日、経営統合を前提とした資本提携に関する最終協定書を締結した。5月14日の基本合意に沿った内容で、法的拘束力を持つ。両行は、それぞれ銀行名を残して管理部門の機能などを共有化する「オープンプラットホーム型持ち株会社」を設立し、2010年4月の経営統合を目指す。

 最終協定によると、北都銀は「A種優先株式」1億776万8000株を発行し、荘内銀は79億7483万2000円(1株当たり74円)を9月26日までに振り込んで第三者割当増資を引き受ける。1株当たりの配当は年5円55銭(7・5%)。議決権はないものの、経営統合を妨げる事態が起きて荘内銀が必要と判断した場合、議決権のある「B種優先株式」に転換請求できる。

 また、北都銀は、金融市場の変化などによって追加的な資本提携ニーズが発生する場合に備えて荘内銀を引受先とする20億円分の新株予約権(2694万2000株)を発行する。

 両行の頭取を責任者とした共同戦略会議を設置し、経営の効率化を図るという。持ち株会社の社名や本拠地は未定。
(2008/08/09 10:01 更新)

もっと知りたい ニュースの「言葉」

議決権(2005年3月5日)株主総会で役員選出などの議案に対する議決に株主が参加できる権利のこと。株式の保有比率が増すほど行使できる権利も大きくなる。議案は原則的に過半数の賛成で議決されるため、保有比率が2分の1を超えれば役員を派遣して取締役会を支配し、経営権を握ることができる。3分の1超を保有した場合は、合併など企業にとって重要な事項を決める特別決議で拒否権を持つことができる。

経営統合(2004年4月1日)事業規模の拡大や重複する業務を合理化し、効率的な経営を目指すのが狙い。経営統合の形態は同じ業種の複数企業による合併や持ち株会社設立が一般的だ。持ち株会社の設立は戦前の財閥復活を防ぐため、独占禁止法で長く禁止されていたが、事業会社は1997年12月、金融業界も98年3月に解禁され、みずほフィナンシャルグループの設立など大手銀行再編の呼び水となった。 合併だと企業同士の融和に時間がかかるため、取りあえず持ち株会社を作り、その傘下に従来の会社が収まる緩やかな経営統合が増えているが、その分、合理化効果が...

資本提携(2005年4月13日)会社同士の提携の中で、単なる業務提携とは異なり、資本参加や株式取得による深い関係を目指す提携を指す。フランスの自動車メーカーのルノーと日産自動車の資本提携が典型例。他の会社に第三者割当増資を行うなどの手法もある。いわゆる企業の合併・買収(M&A)もその一つ。新日本製鉄など鉄鋼大手3社は買収防衛策として株式持ち合いを検討しているが、それも資本提携の一種といえる。

持ち株会社(2005年4月20日)株式保有を通じて複数の企業を支配する会社のこと。支配のためだけに株式保有を目的とするのは「純粋持ち株会社」で、自らも事業を行っているのは「事業持ち株会社」。戦前の財閥は純粋持ち株会社にあたり、戦後長い間、財閥の復活につながるとして禁止されてきた。1997年に解禁された後は、機動的なグループ戦略を立てやすいことからメガバンクやメーカーなど多くの企業が採用した。

1516とはずがたり:2008/08/10(日) 14:07:53
>>1514

スイス金融大手UBSが2兆円規模の買い戻し オークション証券を不適切販売
2008.8.9 11:02
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080809/fnc0808091101005-n1.htm

 スイスの総合金融大手UBSは8日、米自治体などが発行するオークション証券(ARS)の不適切な販売問題で、投資家が保有する計186億ドル(約2兆400億円)分すべてを買い戻すと発表した。

 販売の際にUBSが投資家への十分な説明を怠ったとして訴えていたニューヨーク州などとも和解、同州などに対し罰金計1億5000万ドルを支払うことも決めた。現在の証券価格が下落しているため、罰金も含めた損失は9億ドル程度を見込む。

 ARSをめぐっては既に米銀行大手のシティグループ、米証券大手のメリルリンチも大規模な買い戻しを決めており、大手3社の買い戻し額は計360億ドル規模に達した。シティとメリルは個人投資家、中小企業などが対象で、機関投資家向けも含めた買い戻しを決めたのはUBSが初めてという。(共同)

1517とはずがたり:2008/08/11(月) 23:32:18
三菱東京UFJ銀行を独禁法とかで訴えられないのかな?スター銀行のサービスの裁量の範囲内に思えるんだが

三菱東京UFJ銀行:東京スター銀にATM契約解除を通告
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080805k0000m020168000c.html

 三菱東京UFJ銀行が、東京スター銀行に対し、自行の顧客が東京スター銀のATM(現金自動受払機)を利用できる契約の解除を最終通告したことが4日、分かった。三菱東京UFJの顧客は東京スターのATMから手数料無料で現金を引き出せるが、三菱東京UFJが手数料を東京スターに支払っており、見直しを求めてきた。三菱東京UFJは東京スターが見直しに応じなければ、年内にもATMの契約を解除し、利用できなくする方針。

1518とはずがたり:2008/08/13(水) 12:26:08
サーベラスあ銀買収>>25
りそなと提携>>665
あ銀普銀転換>>792
ヤフーと提携解消>>893
GM子会社に出資>>1102
住信と提携>>1343>>1347-1348>>1354
東海上手を引く>>1446
業績不振>>1460

6月下旬の記事だが。

かつて政治家のサイフ、あおぞら銀が“経営迷走”
今度は米サーベラスの投資に付き合わされ
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_06/t2008062035_all.html

業績が大幅に悪化したあおぞら銀行。金融当局も憂慮している(クリックで拡大)

 大手銀行の一角を担うあおぞら銀行の経営が迷走している。同行では2008年3月期の業績が大幅に悪化。金融当局も「筆頭株主の米投資ファンド、サーベラスグループ主導の経営を憂慮し始めている」(金融庁関係者)という。同行は“政治家のサイフ”と揶揄(やゆ)され、1998年に経営破綻した日本債券信用銀行が前身。経営の迷走ぶりが「いつか来た道」とならないことを祈るばかりだ。

 あおぞら銀の08年3月期決算(連結)は散々な結果だった。売上高にあたる業務粗利益は前の期の1143億円から397億円まで約65%も減少。これでは人件費などの経費をまかない切れず、本業のもうけを示す実質業務純益は119億円の赤字となった。

 最大の要因は、米サブプライム住宅ローン問題に伴う金融市場の混乱。証券化商品が暴落し、429億円の関連損失を出した。

 さらに、米ゼネラル・モーターズ(GM)の金融子会社だったGMACへの出資も業績悪化の火ダネとなり、149億円の損失が発生した。

 金融当局が憂慮し始めているのは「GMACへの出資に代表される案件」(金融庁関係者)という。そもそも、あおぞら銀はどのような経緯で出資することになったのか。金融関係者はこう解説する。

 「GMACはGMが自動車ローンや住宅ローンを提供するためにつくった会社だが、GM再建の費用を捻出するため、06年11月、GMAC株の51%がサーベラスを中心としたグループに売却された。この際、あおぞら銀もサーベラス側の一員として5億ドル(当時の為替レートで575億円)を拠出した」

 当時、あおぞら銀の経営陣は「GMACへの投資は成長戦略の一環」と説明していた。ところが、サブプライム問題の影響をモロに受けたGMACは、巨額の関連損失を計上するハメになり、同社向けの投資は価値が激減した。そのため、あおぞら銀も減損処理をせざるを得ない状況に追い込まれてしまった。

 大手銀行幹部は「あおぞら銀はそれまで、GMACとは何の関係もなかった。サーベラスの投資案件に無理やり付き合わされたとみるのが自然」と指摘。金融当局も「あおぞら銀が再び“機関銀行化”しないよう見守る必要がある」(金融庁関係者)としている。

 あおぞら銀では2月、1年前に就任したばかりの能見公一CEO(最高経営責任者)が退任した。農林中央金庫出身でその手腕を買われてCEOになったが、「能見氏を知る金融幹部によると、能見氏はサーベラスのやり方に嫌気がさし、あおぞら銀を去った」(有力金融筋)という。

 筆頭株主のサーベラスは4月にあおぞら銀株の公開買い付けを行い、出資比率を45.5%まで高めた。これは「あおぞら銀株をまとめて売却してしまうための布石ではないか」とみられている。

 あおぞら銀の動向から目が離せない。

ZAKZAK 2008/06/20

1519とはずがたり:2008/08/13(水) 21:22:28

三菱UFJ、米銀をTOB完全子会社化…3000億円規模
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080812-00000031-yom-bus_all
8月12日14時40分配信 読売新聞

 三菱東京UFJ銀行は12日、傘下の米有力地銀ユニオン・バンク・オブ・カリフォルニア(本部・サンフランシスコ市、UBOC)を完全子会社化する方針を固めた。

 同日午後にも発表する。UBOCの親会社である米持ち株会社に対する株式保有比率を、株式公開買い付け(TOB)で現在の約65%から100%に引き上げる予定で、取得金額は3000億円規模。大手銀行による米上場金融機関の完全子会社化では過去最大規模となる。

 完全子会社化で富裕層の多い米カリフォルニア州での営業強化を狙うとともに、三菱UFJフィナンシャル・グループの連結決算に業績堅調なUBOCの利益を一層取り込みたい考えだ。

 UBOCは、カリフォルニア州など米西部を中心に約340の拠点を持つ。

最終更新:8月12日14時40分

1520とはずがたり:2008/08/13(水) 21:23:49
米銀を完全子会社化 三菱UFJ銀、3320億円でTOB
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080813-00000001-fsi-bus_all
8月13日8時26分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 三菱東京UFJ銀行は12日、連結子会社でニューヨーク証券取引所に上場している米金融持ち株会社ユニオンバンカル・コーポレーション(UNBC、米カリフォルニア州)を、TOB(株式公開買い付け)で完全子会社化する、と発表した。三菱UFJフィナンシャル・グループで保有する約65・4%を除く全株式を買い付ける。買い付け金額は約30億ドル(約3320億円)となる見通し。完全子会社化で意思決定の迅速化を図り、米国での事業展開を強化するのが狙いだ。

 TOBが成立すれば、UNBCは上場廃止となる。TOBの期間は18日から9月15日まで。価格は1株につき63ドルで、買い付け資金は手元資金でまかなう。UNBCは米カリフォルニア州を地盤とし、傘下に預金残高で全米20位の中堅地銀であるユニオン・バンク・オブ・カリフォルニアを持つ。ただ、上場会社のままでは独立性を保つ必要があるため「グループ戦略などで機動性に欠ける」(三菱UFJ幹部)と判断した。

 邦銀はバブル崩壊後の不良債権処理の過程で、海外事業の縮小を余儀なくされた。しかし、欧米勢に比べてサブプライム(高金利型)住宅ローン問題に伴う関連損失が少なく、相次ぎ海外で攻勢に転じている。みずほコーポレート銀行が1月、米証券大手メリルリンチに約12億ドル(約1300億円)を出資。6月には三井住友銀行が英銀大手バークレイズに約5億ポンド(約1060億円)を出資することで合意している。

 サブプライム関連での巨額損失で苦境に立たされている欧米金融機関は、中東やアジアの政府系ファンドや邦銀に資本面での支援を仰いでおり、邦銀にとっても、欧米勢への資本支援は「海外展開を強化する上での好機」(大手銀幹部)といえる。

 ただ、三菱UFJは、みずほや三井住友のように、欧米の金融機関への出資という手段を取らなかった。サブプライム問題に伴う金融市場の混乱が続き、欧米金融機関の損失がさらに拡大することも予想される中、損失をかぶる恐れのある他社への出資をあえて避け、グループ戦略の強化を選択したもようだ。

 三菱UFJは、UNBCの完全子会社化を「米国での成長戦略の布石」(三菱UFJ幹部)と位置付けており、UNBCを軸にM&A(企業の合併・買収)も含めた米国事業の強化を図るものとみられる。
                   ◇
【用語解説】ユニオンバンカル・コーポレーション(UNBC)

 三菱UFJフィナンシャル・グループ系列の米国の金融持ち株会社で、設立は1953年。UNBCの完全子会社で中核銀行のユニオン・バンク・オブ・カリフォルニアはカリフォルニア州に本拠を置き、約330の支店を北米に展開する。もとは旧三菱銀行と旧東京銀行のそれぞれの現地法人銀行だったが、96年に旧東京三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)が発足したのに伴って合併した。

1521とはずがたり:2008/08/13(水) 21:25:32
>>1519-1521

<三菱UFJ>米銀を完全子会社化 3320億円でTOB
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080812-00000111-mai-bus_all
8月12日21時44分配信 毎日新聞

 三菱東京UFJ銀行は12日、子会社の米ユニオン・バンカル・コーポレーション(UNBC)に株式の公開買い付け(TOB)を行い、完全子会社化すると発表した。現在も三菱UFJグループでUNBCの発行済み株式65.4%を保有するが、完全子会社化で欧米での収益基盤を固める。

 TOBは18日〜9月15日に実施し、買収費用は30億ドル(約3320億円)。グループで保有するUNBC株も三菱東京UFJ銀に集約する。

 UNBC傘下の米地銀ユニオン・バンク・オブ・カリフォルニアは332店舗を展開し、預金残高は全米20位の約4兆6000億円。08年3月期に710億円の最終(当期)利益を計上した。

 日本の大手銀行では、みずほコーポレート銀行が米メリルリンチに約1300億円、三井住友銀行が英バークレイズに約1050億円を出資、三菱UFJの動向が注目されていた。【斉藤望】

1522とはずがたり:2008/08/13(水) 22:47:37

第一生命、豪生保に376億円出資 業務提携も
http://www.asahi.com/business/update/0808/TKY200808080183.html
2008年8月8日12時26分

 第一生命保険は8日、オーストラリアの大手生命保険会社、タワー・オーストラリア・グループに約376億円を出資すると発表した。タワー社の株式29.7%を買い取る。

 第一生命によると、タワー社は豪州で第9位の生命保険会社で国内シェアは11%。今後は職員を派遣し、団体保険や資産運用などの業務提携も進める方針。

 第一生命は7月にも、タイの大手生命保険会社、オーシャンライフへの約100億円の出資を発表。日本の国内市場は少子高齢化で縮小傾向が続いているため、海外攻勢を強めている。

1523とはずがたり:2008/08/20(水) 16:26:21

大津に県内拠点を開設
農林漁業金融公庫
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008081900178&amp;genre=B1&amp;area=S00

 農林漁業金融公庫は19日、関西3カ所目となる滋賀拠点の開設式を大津市で行った。認定農業者や食品加工関連で融資を拡充し、600億円規模の貸付残高の維持を図る。

 滋賀拠点は国民生活金融公庫大津支店内に設け、農林漁業金融公庫近畿支店(京都市下京区)から、滋賀担当職員6人が移る。融資は農業や食品加工流通が主な対象で、集落営農や経営改善に取り組む農家らを支援する。

 また、出張相談を彦根、東近江、高島、甲賀市の県内4カ所で月1回ずつ開催。各エリアの担当職員が融資相談などに応じる。

 10月の政府系金融機関の統合で、国民生活金融公庫や中小企業金融公庫などと合併して「日本政策金融公庫」に生まれ変わるが、農林水産部門として機能は引き継ぐ。
 開設式では、農林漁業金融公庫の松本敏夫理事らが出席し、「拠点新設により、統合後もきめ細かな融資サービスに取り組める」とあいさつした。

1524とはずがたり:2008/08/23(土) 21:34:10
米国:カンザス州の地銀破たん 今年9件目
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080824k0000m020023000c.html

 米連邦預金保険公社(FDIC)は22日、カンザス州当局が地方銀行コロンビアン・バンク・アンド・トラストの業務を停止したと発表した。景気低迷と住宅価格下落で経営が行き詰まった。米国では今年に入り9件目の銀行破綻(はたん)となる。

 同銀行の6月末時点での総資産は7億5200万ドル(約827億円)、預金量は6億2200万ドルと規模は小さい。ミズーリ州の銀行が店舗や資産の一部を引き継ぐ。(共同)

毎日新聞 2008年8月23日 18時37分

1525とはずがたり:2008/08/24(日) 03:34:22
米リーマン・ブラザーズに買収観測 サブプライムで業績悪化
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/172563/
00:28更新

 業績が悪化している米証券大手リーマン・ブラザーズに関し、買収や資産売却などの観測が市場を駆け巡っている。リーマンはサブプライム住宅ローン問題関連の損失拡大で株価が低迷。2008年6〜8月期末を間近に控え、資金繰りへの懸念もあり、近く何らかの対応を決めるとの見方が強まっている。
 英紙フィナンシャル・タイムズは21日、リーマンが今月上旬、韓国産業銀行などと最大50%の出資に関する交渉をしたが、価格面で折り合わず、決裂したと報じた。しかし、ロイター通信が22日、銀行側が買収などの選択肢を排除していないと伝えると、リーマン株は急上昇した。
 リーマンは、サブプライム住宅ローン問題による市場の混乱が本格化した昨年夏以降、今年5月末までに60億ドルを超える同ローン関連の損失を計上。08年3〜5月期は最終損益が赤字に転落した。(ニューヨーク 共同)

4兆円超の資産売却交渉 米証券大手リーマン
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/finance/170747/
08/18 08:52更新

 業績が悪化している米証券大手リーマン・ブラザーズが、商業用不動産など400億ドル(約4兆4000億円)規模の保有資産の売却交渉に乗り出したことが18日までに明らかになった。英紙フィナンシャル・タイムズが報じた。

 財務体質の強化が狙いで、売却対象は商業用不動産と関連する金融商品。これまでに米投資会社ブラックストーン・グループなど数社と交渉し、リーマン側は売却後に資産価値が目減りしても50億ドルまで負担する条件を提示したという。

 交渉が不調に終わった場合、商業用不動産部門を本体から分離、上場することも検討する。9月に予定している2008年6〜8月期決算の発表までに方針を決める見通しだ。リーマンは3〜5月期決算では1994年の上場以来、初めての赤字に転落した。(共同)

1526とはずがたり:2008/08/26(火) 13:43:11

デンマーク中銀、中堅銀行を救済買収
http://www.asahi.com/business/update/0826/TKY200808250361.html
2008年8月26日1時12分

 【ロンドン=尾形聡彦】デンマーク中央銀行は24日、デンマークの中堅銀行「ロスキルド銀行」を、同国内の銀行団と共に救済買収すると発表した。民間だけでは買い手が見つからず、国内の金融システムに悪影響が出る可能性があるとして異例の買収に踏み切ることにしたという。

 AP通信によると、ロスキルドはサブプライム問題の影響や国内の住宅ローンのこげつきで経営が悪化していた。

1527とはずがたり:2008/08/28(木) 12:53:55
三菱UFJ、傘下のアコムを子会社化へ 出資比率40%
http://www.asahi.com/business/update/0828/TKY200808280075.html
2008年8月28日10時52分

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)は、グループ会社で消費者金融大手のアコムを子会社化する方針を固めた。グループ全体でアコムの発行済み株式の15%を保有しているが、9月中にも約40%まで高める考え。株式の取得方法については、株式公開買い付け(TOB)などを含め検討している。

 06年の貸金業法改正で、消費者金融業界の業績は伸び悩んでいる。アコムは系列メガバンクとの関係を強めて信用力を増し、市場から資金調達したい考え。

 三菱UFJFGも、景気後退で個人向け事業の業績が振るわない。ただ、消費者金融業は「根強い利用者層があり、中長期的にみれば業績は回復する」(同グループ幹部)と見ており、子会社化でアコムの収益を連結対象に取り込む狙いもある。

 消費者金融業界では、7月に新生銀行とアコムが「レイク」の名前で日本で消費者金融事業を展開する米ゼネラル・エレクトリック(GE)子会社の争奪戦を展開。敗れた三菱UFJ陣営は、この分野での戦略の見直しを進めていた。

1528とはずがたり:2008/09/04(木) 13:34:26
うぉっすげぇ!!
リーマン買える体力ついたとしたんなら詐欺みたいな三菱のUFJ買収も已む得なかったかな。。

三菱UFJ、米リーマン買収を検討か…英紙報道
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080904-OYT1T00383.htm?from=main4

 【ニューヨーク=山本正実】英紙タイムズ(電子版)は3日、三菱UFJフィナンシャル・グループが、経営不振の米証券4位のリーマン・ブラザーズへの大規模な出資や買収を検討していると報じた。

 リーマンに対する資本参加を巡っては、韓国産業銀行(KDB)も株式25%を5〜6兆ウォン(約5000〜6000億円)で取得する計画を提案していると報じられている。このほか、米大手投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)による同社の資産買い取りも伝えられている。

 タイムズ紙の報道によると、日本の銀行関係者の話として、「(株式取得の資金の)数十億ドル程度は容易に調達できる」としている。

 ただ、リーマンが来週にも発表する6〜8月期決算で業績が悪化する可能性がある。また、リーマンが自社の資産を売却したヘッジファンドとの取引に問題があるとの指摘もある。タイムズ紙によると、三菱UFJは、リーマンの決算発表を待つ構えだと報じている。
(2008年9月4日12時27分 読売新聞)

1529とはずがたり:2008/09/11(木) 07:19:44

米リーマン:株価45%下落 経営不安が深刻化
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080910k0000e020014000c.html

 【ワシントン斉藤信宏】米証券大手リーマン・ブラザーズの経営不安が深刻化している。9日には、これまで出資を求めてきた韓国の政府系金融機関、韓国産業銀行との交渉が不調に終わったとの報道が伝わり、必要な資本調達ができないとの観測からニューヨーク株式市場で売りが殺到。終値は前日比6.36ドル安の7.79ドルまで下落、値下がり幅は44.95%に達した。事態を重く見たリーマンは急きょ、18日に予定していた08年6〜8月期決算発表を10日午前に前倒しした。

 リーマンは6月に発表した08年3〜5月期決算で、低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題に絡む評価損など70億ドル(約7500億円)を計上し、上場以来初の最終赤字に転落。6〜8月期決算でも多額の損失を計上して2期連続の赤字になるとみられており、1月からの株価の下落幅は88%に達している。このため、10日の決算発表では、同時に経営再建策も公表して市場の不安を和らげたい考えだ。

 ただ、9日には米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が格付けを引き下げる方向で見直すと発表するなど、経営環境は厳しさを増している。立て直しに不可欠な増資も、8月下旬からの株価急落で「増資できるかどうか、見通しが極めて不透明になっている」(米エコノミスト)というのが実情。

 増資の引受先については、8月下旬以降、日本の大手証券や大手行の名前も取りざたされているが、具体化には至っていない。米国では3月に証券大手ベア・スターンズが破綻(はたん)している。増資の道筋をつけられない状況が続けば、リーマンもさらに厳しい市場の批判を受ける可能性もある。

毎日新聞 2008年9月10日 10時45分

韓国産業銀:米リーマン買収検討
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20080823k0000m020162000c.html
 【ワシントン斉藤信宏】韓国の政府系金融機関、韓国産業銀行(KDB)が、米証券大手リーマン・ブラザーズの買収を検討していることが22日、明らかになった。ロイター通信がKDBの広報担当者の話として報じた。

 広報担当者はロイター通信に「リーマンへの出資について、買収も含めてあらゆる可能性を検討している」と述べたという。リーマンは、低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題の影響で業績が悪化。08年3〜5月期に上場以来初の赤字に転落した。今年3月の米証券大手ベア・スターンズ破綻(はたん)以降、市場で経営不安説が流れて株価低迷が続いていた。

毎日新聞 2008年8月23日 1時41分

1530とはずがたり:2008/09/11(木) 07:34:42

米リーマン、赤字4200億円 資産売却の検討も
http://www.asahi.com/business/update/0910/TKY200809100266.html?ref=goo
2008年9月10日21時52分

 【ニューヨーク=丸石伸一】経営不安が高まっている米証券大手リーマン・ブラザーズは10日、08年6〜8月期決算で不動産関連の評価損約56億ドル(約6千億円)を出して39億ドル(約4200億円)の赤字を計上、2四半期連続の当期赤字となる見通しだと発表した。損失を穴埋めする資金を調達するため、一部資産の売却などを検討していることも明らかにした。

 当初は決算や経営戦略について18日に発表する予定だったが、9日に株価が急落したため急きょ前倒しした。米国では7日に政府系住宅金融機関の救済策が発表されたばかり。市場に追いつめられての発表は、米国の金融不安の根深さを改めて示した。

 リーマンによると、住宅ローン関連の資産を、売却などで大幅に圧縮。さらに商業用不動産の多くを09年2月末までに別会社に分離することも決め、不動産関連の損失が今後拡大する可能性を抑える。また、資産運用部門のニューバーガー・バーマンや富裕層向け事業などの持ち株比率を半分以下に引き下げ、営業権を売却する交渉を進めていることも明らかにし、30億ドル以上の資本増強効果が見込まれるという。株主への配当を大幅に減らすことも決めた。

 だが、戦略発表の予定を早めた影響で、検討していたとされる大規模な追加増資などは打ち出さなかった。「株主利益を最大化するため、すべての戦略的な代替策を検討する」と追加策を今後発表する可能性があることを示唆したものの、市場では資本不足への懸念が強いため、経営不安を一掃できるかどうかは不透明だ。

 リーマンのリチャード・ファルド会長兼最高経営責任者(CEO)は決算見通し発表後の説明会で、追加増資や身売りの可能性について具体的には言及しなかった。ただ「提案があれば取締役会で検討される」と述べ、提案自体は拒まない姿勢を示した。

 リーマンは6月に発表した3〜5月期決算で、94年の上場以来初の当期赤字を計上。社長ら幹部2人が辞任し、60億ドルの増資を打ち出して財務体質の改善を図った。だが、その後も追加損失の拡大で業績がより悪化するとの見方が広がっていた。

 欧米メディアの間では一時、リーマンが韓国の政府系金融機関、韓国産業銀行(産銀)などへの身売りを検討している、とも報じられていた。産銀との出資交渉が不調に終わったと伝えられた9日は株価が前日より45%も急落し、約10年ぶりの安値をつけた。その産銀は10日、「現時点では条件を巡ってリーマンと意見の違いがあり、協議を中断した」と発表した。

 株価だけでなく、リーマンの倒産リスクを避けるために取引されるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の保証料も大きく動いた。CDSは、リーマンの社債を持つ投資家らが事前に保証料を払い、リーマンが倒産するなどして債務不履行になった時に社債の元本を保証してもらう契約。この保証料が9日、前日より50%超跳ね上がり、「5年内に倒産する確率が20%超」と算出される水準に達した。

 米証券大手ベアー・スターンズが身売りに追い込まれた今年3月も、連鎖破綻(はたん)の連想でリーマンのCDS保証料は跳ね上がった。だが、その時の水準を9日は60%程度も上回った。市場関係者が「金融大手では見たことがない」という水準で、投資家の不安が異常なまでに高まっていることを示した。

 市場では「ベアー社のように、取引先が資金を引き揚げているのではないか」との懸念も出た。9日夕には、同業大手ゴールドマン・サックスが「リーマンとの取引を続けている」と明かすなどしたが、ウォール街のディーラーからは「業績回復策など何らかの展望を示さないと市場は収まらない」との声が上がっていた。

1535とはずがたり:2008/09/14(日) 22:56:34

米リーマン破綻回避協議大詰め リスク資産分割など焦点
http://www.asahi.com/business/update/0914/TKY200809140176.html
2008年9月14日22時3分

 【ニューヨーク=丸石伸一】米証券大手リーマン・ブラザーズの経営危機をめぐり米金融当局と大手金融機関は週末までの決着を目指して協議を続けた。金融システム全体に不安が広がる連鎖を断つには早急な対応が不可欠とみられているが、具体的な対応策で協議が難航している模様で、行方は予断を許さない。

 12日夕に始まった官民の金融トップによる緊急会合は、ニューヨーク連銀で13日も引き続き行われた。リーマンの問題をきっかけに、金融市場ではほかの米金融大手にも不安が広がっている。会合の参加者たちは、週明けの取引が始まるまでに「リーマン・ショック」の根を絶ち、市場を安定させる狙いで協議に臨んでいるものとみられる。

 会合には、ニューヨーク連銀のガイトナー総裁や財務省のポールソン長官ら金融当局側と、米国の銀行と証券大手の最高経営責任者(CEO)らが参加。関係者によると、13日の協議は夕方まで続いたが結論が出ず、14日も続けられる見通しだ。

 米紙ウォールストリート・ジャーナルなどによると、13日の協議では、リーマンが保有する資産について、損失リスクが高いものと健全なものとに分割する方策などが検討項目に挙がっている。買い手候補とされる米銀大手バンク・オブ・アメリカや英銀大手バークレイズは、損失含みの資産を引き受けることに慎重で、現状ではリーマンを丸ごと買収することは望んでいないという。

 リーマンの資産を分割する際の資産価値の評価や、損失リスクが高い資産を分離した後の処理方法などをめぐって協議は難航している模様だ。

 買い手探しに失敗し、解決策を打ち出せないまま週明けを迎えれば、金融市場が大きく混乱する恐れがある。リーマンが顧客らの信用を失って事業が行き詰まり、清算に追い込まれるような事態になれば、リーマンが発行する社債などを持つ投資家や資金をやりとりしている取引先に大混乱が生じ、金融システム全体が揺らぐショックを与えかねない。こうした事態を回避するためにも、破綻(はたん)を回避する解決策を早急に打ち出す必要があるとみられる。

1536とはずがたり:2008/09/15(月) 17:50:26
うぉっ!!

リーマン、破産法の適用申請…バンカメはメリル合併発表
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080915-OYT1T00336.htm?from=main1

 【ニューヨーク=山本正実】経営難から身売り交渉を進めてきた米証券4位のリーマン・ブラザーズは15日、自主再建を断念し、連邦破産法11章に基づく会社更生手続きの適用を申請した。


 一方、米銀行2位のバンク・オブ・アメリカは同日、米証券3位のメリルリンチを救済合併することで合意したと発表した。

 低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」問題に伴う昨年夏以降の混乱は、米金融業界の大型再編に発展した。

 リーマンは14日、身売り先として最後まで有力視されていた英バークレイズから、買収を断念したと通告された。バンク・オブ・アメリカも一時、リーマン買収を検討したが、公的資金投入など米政府による支援が得られなかったため、メリルの買収に方針を転換した。

 バンク・オブ・アメリカとバークレイズの両行が買収交渉から退いた結果、リーマンは法的整理に追い込まれた。

 バンク・オブ・アメリカによるメリルリンチの買収総額は約500億ドル(約5兆3000億円)。2009年3月までに合併を完了させる予定だ。

 メリルは4〜6月期まで4四半期連続で赤字を計上し、今回のリーマンの経営危機に連鎖し、株価が急落していた。このため、バンク・オブ・アメリカに救済してもらう形になる。

 米大手銀行・証券が破産法の適用を申請するのは異例だ。身売り先が見つからず、自主廃業を迫られた日本の山一証券と似た状況と言える。3月に事実上、破たんした米証券5位のベア・スターンズに続き、半年間で3社の大手証券が淘汰(とうた)にさらされる異常な事態となった。
(2008年9月15日15時59分 読売新聞)

1537とはずがたり:2008/09/15(月) 18:43:57
リーマン破たんに社員「こんな急に…」
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20080915-408915.html

 15日に連邦破産法の適用申請を発表した米証券大手リーマン・ブラザーズの日本のオフィスがある東京・六本木ヒルズには、社員らが緊迫した様子で駆け付けた。報道関係者の取材に「こんな急に…」と驚いたり、口を閉ざしたりした。

 オフィスは29〜33階。2階にある受付で男性が「担当者が不在で何も言えない」とこわばった表情で繰り返す。様子を見に来たという女性社員は「分からない」と困惑した表情で、足早に立ち去った。

 オフィスから出てきた男性社員によると、社内には、多くの社員が集まっているという。「客に迷惑を掛けないように対応したい」と男性。

 投資関係部門に勤める別の40代の男性社員は「マーケットの環境が急に動いてしまったので、あり得る話ではあるが、こんなに急に(業績が)悪くなるとは思っていなかった」と分析。「今後は法律に従って粛々とやるだけ。リターンを求める分、リスクもある。今後は人それぞれだが、1からリスタートするしかない」と落ち着いた様子で語った。

 「会社からは説明がなく、自宅でニュースを見て知った。ショックで今は何も話したくない」。10年近く勤務する女性は言葉少なだった。

 六本木ヒルズに散歩で立ち寄った男性(51)は「名前は知ってる会社だし、自分が知らないところで仕事や生活と関連しているかもしれないが、難しい話でよく分からない」と話していた。

 [2008年9月15日17時27分]

1538とはずがたり:2008/09/15(月) 20:38:31

◎AIG、FRBに異例の支援要請=経営難で「4兆円必要」の報道も
2008年09月15日13時19分 / 提供:時事通信社
http://news.livedoor.com/article/detail/3814104/

 【ニューヨーク14日時事】米証券大手リーマン・ブラザーズの経営危機に続き、米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の経営不安が高まってきた。複数のメディアは14日、AIGが米連邦準備制度理事会(FRB)に対し、異例の短期融資を要請していると報道。米紙ニューヨーク・タイムズは、AIGがFRBに対し、400億ドル(約4兆2000億円)のつなぎ融資を求めていると伝えた。

1540荷主研究者:2008/09/16(火) 01:07:03

http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=2171
2008年7月29日 新潟日報
第四銀、長岡も2支店統合へ

 第四銀行(新潟市中央区)は28日、来年11月に長岡市の長岡、表町の両支店を統合し、本店に次ぐ大規模店舗「長岡営業部」を新設すると発表した。同6月には上越市に「高田営業部」も新設する予定で、県内拠点都市に相次いで大型店舗を構える。両拠点で個人客向けの相談業務に力を入れるなど提案型の営業を通じて総合金融サービスの提供を進める。
 長岡営業部の店舗ビルは地下1階・地上6階建てで、長岡市の「大手通中央東地区市街地再開発事業」の一環として、現・長岡支店の隣接地に建設される。同行は建物部分に約15億5000万円を投資する。地下駐車場を除いた延べ床面積は約4360平方メートルで、営業施設のほか、大型のセミナールームも設ける。
 総合金融サービス業を掲げる同行は近年、多様な金融商品を提供するため、ローンや資産運用についての相談機能を強化している。
 長岡、高田の両営業部には、顧客のプライバシーに配慮した相談ブースを充実させた「コンサルティングプラザ」を初めて設ける。両地域の個人ローン相談の拠点「ローンセンター」も同プラザへの移設を検討している。
 また、両営業部とも同行のグループ会社、新潟証券(長岡市)が出店する予定。株式取引も含めた多様な金融サービスが一カ所で受けられるように利便性向上を図る。
 一方、同行は長岡市の「長岡西支店」も同年7月、長岡市古正寺のショッピングセンター敷地内に移設する。同支店でも専用の相談ブースを備えた「コンサルティングデスク」を設けるなど相談機能を強化。同デスクの設置は新潟市の内野支店に続いて2カ所目。
 同行総合企画部は「ネットバンキングなど非対面のサービスが充実しているが、お客さまとの対面の営業を強化することも重要。相談機能を強化し、幅広いニーズに応えたい」としている。

1542とはずがたり:2008/09/16(火) 01:55:37

宮銀、あすから動産担保融資 太陽銀も22日
2008年09月15日
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=11011

 宮崎銀行(小池光一頭取)は興銀リース(東京都)、オリックス自動車(同)、オリックス(同)と提携し、動産を担保とした融資の取り扱いを16日から始める。


 融資は企業が所有する営業用動産を有効活用するもの。3社のノウハウを生かし動産の価値判断を行い担保設定する。

 また、宮崎太陽銀行(宮田穂積頭取)も興銀リース(東京都)と提携して、動産を担保とする融資の取り扱いを22日から始める。

 担保対象は工作機械や建設機械・特殊車両などで、興銀リースが査定する。

1544とはずがたり:2008/09/16(火) 10:47:48


思い上がりと破滅の悲劇 リーマン破綻――フィナンシャル・タイムズ
2008年9月16日(火)07:00
http://news.goo.ne.jp/article/ft/world/ft-20080915-01.html
(フィナンシャル・タイムズ 2008年9月14日初出 翻訳gooニュース) ジョン・ギャッパー

リーマン・ブラザーズが前回、1984年にいったん破綻したときの顛末を、ケン オーレッタが著書「ウォール街の欲望と栄光?リーマン・ブラザーズの崩壊」で書いている。この中で同銀のリチャード・ファルド氏は激しく、誇り高く内向的な、債券取引のトップとして登場する。内部抗争のせいで同社が身動きとれなくなっても、ファルド氏は売却の必要性を受け入れなかった。

1984年の当時、リーマンは結局アメリカン・エキスプレスに売却され、ファルド氏はその後、リーマンのCEOとなる。ファルド氏のもとでリーマンは1994年に分離独立し、以来、リーマンがゴールドマン・サックスなどのウォール街企業をしのぐことは決してないという懐疑的な業界予測をよそに、邁進を続けた。

リーマンが変身したのは、変身しなくてはならないとファルド氏が主張したからだ。ファルド氏は、チームワークの必要性を絶え間なく強調し、内部対立を排除していった。主力の債券取引のほか、資産管理やエクイティー部門を強化し、業務の幅を拡大した。

しかし実のところ、ファルド氏自身は全く変わっていなかった。それまでと全く同じ、暗く内向的で頑固で、リーマンに忠実。自分の会社を売るなどとんでもないと、売りたくないと頑なだった。そしてリーマンはここ半年、必死になって会社を建て直そうとしていたのだが、最後には結局、ファルド氏のプライドと頑固さが銀行再建の妨げとなってしまった。

ウォール街4位の銀行にまでリーマンを成長させたファルド氏は、受け入れがたきを受け入れられなかった。緊急に必要な資金を作るには、相当数の自社株を安価で売るか、資金運用部門を売却するしかなかった。しかしファルド氏はこのどちらにも、なかなか踏み切らなかったため、結局は間に合わなかった。

「ディック(リチャード)は売却に対して、病的な抵抗感があったのだと思う」 ある銀行マンはこう言う。リーマンの株価が下がり続け、その将来に対する不安が立ちこめるようになっても、ファルド氏はリーマンを帳簿価額よりも安く評価するような資本注入(たとえば韓国産業銀行から)はいっさい受け入れられないと拒否した。

そのような出資を受け入れてしまえば、リーマンの価値は実際にはわずかなものに過ぎないと認めてしまうことになる。そんなことになれば、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーやメリル・リンチに匹敵する存在になるまでリーマンを大きくしてきた、自分のこれまでの努力が全て水泡に帰してしまう。そんな展開は、ファルド氏にとって決して受け入れられるものではなかったのだ。

しかしファルド氏の失敗は、自分が好まない取引を拒否したことに留まらない。ここ1年、ウォール街に吹き荒れた信用収縮危機にどう対応すべきか、ファルド氏は目に見えて混乱し、曖昧な態度を取っていた。社内にも社外にも、明確なメッセージを発信できなかったことが、さらにリーマンを痛め付けた。

社内的には、今のこの金融危機が世界を大きく変えてしまった、その影響がいかに深刻かをはっきり認識するのが遅れた。昨年10月には、不動産開発業者ティシュマン・スパイヤーと共同で不動産会社アーチストン・スミスの買収をそのまま進めて、220億ドルを払っている。その2カ月前の8月時点でウォール街はすでに信用収縮の打撃を受けていたのに、リーマンはこの買収を敢行したのだ。

市場が危険な状態にある中、アーチストン・スミスのようなこうした取引のせいで、リーマンの不動産リスクは高まっていった。そしてリーマン社員によるとこの間、前社長で最高執行責任者(COO)のジョー・グレゴリーは前年の債券取引のリスク・プロファイルを引き下げようとしなかった。潜在的利益を手放したくなかったのだ。

1545とはずがたり:2008/09/16(火) 10:48:04
>>1544-1545

今年6月、リーマンは3〜5月期決算で28億ドルの赤字を計上し、60億ドルの緊急増資を実施したが、その頃にはもう事態は制御不能になっていた。ファルド氏はグレゴリー氏とエリック・キャラン最高財務責任者を解任したが、それでも秩序を回復させられなかった。「リーマンはあらゆる段階でことごとく遅れをとり、後手後手に回っていた」と、ある銀行関係者は言う。

この今年6月時点でファルド氏はついに社員に対して、会社はかなりひどい混乱状態にあると認めている。「5四半期にわたってまずい判断が続いた」と述べ、もっと積極的に立て直しを計るべきだったと語っている。この時点でリーマンに残されていた頼みの綱は、ファルド氏には好ましくない形で大量の資金を集めることしかなかった。

こうした状態で対外的には、リーマンが自分たちの救済策として何をするつもりなのか、不透明感が広がった。

韓国産業銀行(KDB)と交渉している情報が外にもれ、あるいはリーマンは資産運用部門ニューバーガー・バーマンを一部か全部、売却するのではないかという可能性も取りざたされた。

リーマンの破綻は金融市場にとって、そしてウォール街全体のとって、不安材料だ。またファルド氏によって揺るぎない愛社精神と仲間意識を叩き込まれた社員2万4000人にとっても、これは悲劇だ。社員の多くは、資産の大半をリーマン株で運用していた。しかしそのリーマン株はもはやほとんど価値を失ってしまった。

ファルド氏にとっても、古典的なギリシャ悲劇的な意味で、これは悲劇だ。あまりにも自分の全てを、自分の人生と自分自身そのものを、この銀行に注ぎ込んできたせいで、その衰退を受け入れられなかったのだ。もっと早くに売りに出ていたら、リーマンは生き残ったかもしれない。けれどもファルド氏はプライドが高すぎた。思い上がりのあとに、破滅がやってきたのだ。


フィナンシャル・タイムズの本サイトFT.comの英文記事はこちら(登録が必要な場合もあります)。

(翻訳 加藤祐子)


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