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金融機関観察スレッド

1■とはずがたり:2002/11/07(木) 17:40
銀行・証券・信託銀行・生保・損保といった金融機関とその子会社・関連会社の観察スレッド

1471とはずがたり:2008/05/24(土) 01:38:15
結構厳しいこと書いてあるねぇ・・県外,特に仙台で新銀行宮城荘内北都銀でもつくって県外店舗移管し共同展開すると良いんではないか?共通のシステム導入後なら効果でかいし。

【特報 追う】東北の地銀、再編活発化? 荘内・北都統合で
2008.5.22 02:15
http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/yamagata/080522/ymg0805220216000-n1.htm

 荘内銀行(山形県鶴岡市)と北都銀行(秋田市)が持ち株会社化による経営統合を決めた。東北では初となる県境をまたいだ地銀再編。かねてからオーバーバンキング(銀行過剰)が指摘されてきた東北の金融業界は、地元経済の疲弊と競争の激化も重なって、新たな局面を迎えつつある。この統合劇は今後どんな展開をみせるのか。

 「経営統合は夢だった」
 今月14日、会見場に入ってきた荘内銀の町田睿頭取は、晴れやかな表情で語った。荘内銀は、旧殖産銀行(現きらやか銀行)との合併を進めていたが平成12年に破談した経緯がある。
 町田頭取は「小さい銀行は、たとえブランド力があっても資金面でのハンディが大きい。経営統合がこれを埋めるための答え」と規模のメリットを強調。北都銀の加賀谷武夫頭取は「経営環境が変わる中、ベストの選択。東北は今後も景気の縮小が続くと思う。道州制の議論も進んでおり、環境に合わせた広域金融グループを模索した」と統合理由を説明した。
 2年後の共同持ち株会社設立を目指すという。

 一方、統合を疑問視する声も出ている。ライバルとなる山形銀行の長谷川吉茂頭取は「東北地方にも金融再編の波が押し寄せてきた」との認識を示しつつ、「(経営状態が)良い銀行ならば統合は必要ない。国内の銀行統合で“満額回答”の結果が出ているケースはない」とバッサリ。
   ■  ■
 九州・博多−。東北の両行の統合が発表された14日、福岡、熊本、長崎の地銀3行を傘下に置く持ち株会社「ふくおかフィナンシャルグループ(FG)」の幹部が初の決算会見に臨んだ。

 九州は東北とともに、人口に比して地銀が過剰な地域とされたが、ここ数年で一気に金融再編が進んでいた。東北の地銀関係者も再編の先行モデルとして注目していたが、決算内容は統合効果が出たとはいえない厳しいものだった。経常利益は昨年11月の予想から51%減の258億円、税引き後利益は同95%減の12億円にとどまった。

 ふくおかFG総務広報部は「サブプライムローン問題などの外部要因が響き、残念ながら統合メリットは出ていない。各行の県外支店の統廃合を進めているが、大幅なコスト削減が見込める3行のシステム統合は再来年で、効果が出るのはまだ先になるだろう」と明かした。
 一般に持ち株会社方式による統合は、合併に比べ合理化効果は限定される。荘内銀、北都銀も持ち株会社方式を選択。システム統合も経営統合後数年かけて行われる見通しだ。
 両行は名前を残すことでこれまでのブランド力を生かす戦略だが、東北の有力地銀幹部は「今回の県境をまたいだ統合では、そもそも重複店が少なく、統廃合によるリストラ効果が期待できない」と分析する。

1472とはずがたり:2008/05/24(土) 01:38:36

>>1471-1472
  ■  ■
 東北の地銀を取り巻く環境は想像以上に厳しい。
 統合発表の前日、日銀仙台支店が特別調査の結果を公表した。東北の貸出動向についてで、東北では今後、住宅ローンの減少をはじめ、企業や自治体が借り入れを減らし、地銀の貸出環境が悪化する可能性が強まると指摘した。さらに安永隆則支店長は「従来型の預金・貸出モデルの維持は難しい」との厳しい見解を示し、新たなビジネスモデル構築を促した。

 また特別調査によると、東北の不良債権比率は5・1%と全国平均の3・9%を大幅に上回っていた。今回の統合も北都銀の自己資本の毀損がきっかけだった。北都銀の加賀谷頭取は「統合の一番大きな要因は自己資本比率の低下」と認める。同行は3月期決算で有価証券の評価損が約128億円に拡大、自己資本比率が5%台まで低下していた。
 また荘内銀の町田頭取は「東北に同好の士がいれば」と、他行の参加も歓迎し、一層の規模拡大を追求する考えを明らかにしている。
 東北6県の貸出残高は15兆円で、神奈川1県分にも及ばないが、そこで15行の地銀がしのぎを削ってきた。メガバンクやゆうちょ銀行の攻勢もあり、業績が低下。貸出先に困った地銀は有価証券の運用に活路を見いだそうとしたが、サブプライムローン問題を発端とする金融市場の混乱が直撃、単独で生き残るには厳しい財務状況の地銀は少なくないとみられる。
 秋田の金融関係者は「この統合で東北での地銀再編の動きが活発化する可能性は十分ある」と話す。
      ◇
【用語解説】荘内銀行と北都銀行の統合
 平成22年をめどに設立される持ち株会社の傘下に両行が入り、現行名のまま営業を続ける。管理部門などを共有化して経費節減を図り経営を効率化、商業集積が進む仙台圏などでの勢力拡大を狙う。両行の預金残高は計約1兆8000億円で、統合すれば東北の地銀で6番目の規模。


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