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金融機関観察スレッド

1520とはずがたり:2008/08/13(水) 21:23:49
米銀を完全子会社化 三菱UFJ銀、3320億円でTOB
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080813-00000001-fsi-bus_all
8月13日8時26分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 三菱東京UFJ銀行は12日、連結子会社でニューヨーク証券取引所に上場している米金融持ち株会社ユニオンバンカル・コーポレーション(UNBC、米カリフォルニア州)を、TOB(株式公開買い付け)で完全子会社化する、と発表した。三菱UFJフィナンシャル・グループで保有する約65・4%を除く全株式を買い付ける。買い付け金額は約30億ドル(約3320億円)となる見通し。完全子会社化で意思決定の迅速化を図り、米国での事業展開を強化するのが狙いだ。

 TOBが成立すれば、UNBCは上場廃止となる。TOBの期間は18日から9月15日まで。価格は1株につき63ドルで、買い付け資金は手元資金でまかなう。UNBCは米カリフォルニア州を地盤とし、傘下に預金残高で全米20位の中堅地銀であるユニオン・バンク・オブ・カリフォルニアを持つ。ただ、上場会社のままでは独立性を保つ必要があるため「グループ戦略などで機動性に欠ける」(三菱UFJ幹部)と判断した。

 邦銀はバブル崩壊後の不良債権処理の過程で、海外事業の縮小を余儀なくされた。しかし、欧米勢に比べてサブプライム(高金利型)住宅ローン問題に伴う関連損失が少なく、相次ぎ海外で攻勢に転じている。みずほコーポレート銀行が1月、米証券大手メリルリンチに約12億ドル(約1300億円)を出資。6月には三井住友銀行が英銀大手バークレイズに約5億ポンド(約1060億円)を出資することで合意している。

 サブプライム関連での巨額損失で苦境に立たされている欧米金融機関は、中東やアジアの政府系ファンドや邦銀に資本面での支援を仰いでおり、邦銀にとっても、欧米勢への資本支援は「海外展開を強化する上での好機」(大手銀幹部)といえる。

 ただ、三菱UFJは、みずほや三井住友のように、欧米の金融機関への出資という手段を取らなかった。サブプライム問題に伴う金融市場の混乱が続き、欧米金融機関の損失がさらに拡大することも予想される中、損失をかぶる恐れのある他社への出資をあえて避け、グループ戦略の強化を選択したもようだ。

 三菱UFJは、UNBCの完全子会社化を「米国での成長戦略の布石」(三菱UFJ幹部)と位置付けており、UNBCを軸にM&A(企業の合併・買収)も含めた米国事業の強化を図るものとみられる。
                   ◇
【用語解説】ユニオンバンカル・コーポレーション(UNBC)

 三菱UFJフィナンシャル・グループ系列の米国の金融持ち株会社で、設立は1953年。UNBCの完全子会社で中核銀行のユニオン・バンク・オブ・カリフォルニアはカリフォルニア州に本拠を置き、約330の支店を北米に展開する。もとは旧三菱銀行と旧東京銀行のそれぞれの現地法人銀行だったが、96年に旧東京三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)が発足したのに伴って合併した。


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