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金融機関観察スレッド

1472とはずがたり:2008/05/24(土) 01:38:36

>>1471-1472
  ■  ■
 東北の地銀を取り巻く環境は想像以上に厳しい。
 統合発表の前日、日銀仙台支店が特別調査の結果を公表した。東北の貸出動向についてで、東北では今後、住宅ローンの減少をはじめ、企業や自治体が借り入れを減らし、地銀の貸出環境が悪化する可能性が強まると指摘した。さらに安永隆則支店長は「従来型の預金・貸出モデルの維持は難しい」との厳しい見解を示し、新たなビジネスモデル構築を促した。

 また特別調査によると、東北の不良債権比率は5・1%と全国平均の3・9%を大幅に上回っていた。今回の統合も北都銀の自己資本の毀損がきっかけだった。北都銀の加賀谷頭取は「統合の一番大きな要因は自己資本比率の低下」と認める。同行は3月期決算で有価証券の評価損が約128億円に拡大、自己資本比率が5%台まで低下していた。
 また荘内銀の町田頭取は「東北に同好の士がいれば」と、他行の参加も歓迎し、一層の規模拡大を追求する考えを明らかにしている。
 東北6県の貸出残高は15兆円で、神奈川1県分にも及ばないが、そこで15行の地銀がしのぎを削ってきた。メガバンクやゆうちょ銀行の攻勢もあり、業績が低下。貸出先に困った地銀は有価証券の運用に活路を見いだそうとしたが、サブプライムローン問題を発端とする金融市場の混乱が直撃、単独で生き残るには厳しい財務状況の地銀は少なくないとみられる。
 秋田の金融関係者は「この統合で東北での地銀再編の動きが活発化する可能性は十分ある」と話す。
      ◇
【用語解説】荘内銀行と北都銀行の統合
 平成22年をめどに設立される持ち株会社の傘下に両行が入り、現行名のまま営業を続ける。管理部門などを共有化して経費節減を図り経営を効率化、商業集積が進む仙台圏などでの勢力拡大を狙う。両行の預金残高は計約1兆8000億円で、統合すれば東北の地銀で6番目の規模。


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