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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第106話☆
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魔法少女、続いてます。
ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレ避難所です。
『ローカル ルール』
1.他所のサイトの話題は控えましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をした方が無難です。
・オリキャラ
・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)
『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
「1/10」「2/10」……「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。
【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
読み手側には読む自由・読まない自由があります。
読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶ事が出来ます。
書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけて下さい。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントする事が多発しています。
読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。
前スレ
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第105話☆
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12448/1275823198/
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唐突に野獣の気迫を纏った乙女に、肉体の本能が警鐘を鳴らしているのだ。
目の前の存在は危険だ、と。
だが男も伊達に格闘の場で鍛えていない。
いかに纏う空気が野獣のそれを帯びようと、己が築き上げた優位性はいささかも崩れてはいないのだ。
(焦るな、安全に勝ちを拾え)
そう自身に言い聞かせ、ゆるりと構える。
ノーヴェが攻めてくるなら、彼女の傾向から見て確実に打撃だ。
起死回生を狙った打撃に備え、ガードを上段に上げる。
そして、来た。
「ふッ!」
掛け声と共に繰り出される拳が、小気味の良い乾いた音を立ててガードに出した前腕に当たる。
半ば予想していた通り、左のジャブだ。
男は内心ほくそ笑む。
やはり、幾ら強くとも実戦経験の少ない子供だ。
試合終了が近いので焦っている。
おそらくはこのまま打撃で攻め勝とうとしているに違いない。
続く打撃が、ガードを縫って顎を狙い済ましているのがその証拠だ。
オーバーアクションのテレフォンパンチで簡単には倒されるほど自分は生半な格闘士ではないのだ。
このまましばらく打たせ、頃合を見て反撃し沈めてやろう。
腕に走る衝撃に身を任せたまま、そう思案する。
そして思いのほか早くその時はきた。
いつしか単調の極みを呈するようになった打撃の中、打ち疲れたのだろう、少女の腕が一瞬止まる。
ガードの隙間からそれを目ざとく見て取った男は、すかさず反撃に打って出た。
最低限の体重移動と共に繰り出された左のジャブ、速度もタイミングも申し分ない一撃だ。
狙うは小柄な乙女の顎先、狙うは一撃によるノックアウト。
屈強な男の腕は高速で打ち放たれ、そして……
「なッ!?」
虚しく空を切った。
そして代わりに男の腕に来た感触は、相手を打つ衝撃ではなく、柔らかなもの。
前腕を掴む白魚のような指、次いで首に絡むしなやかな脚。
気付いた時には完全に決まっていた、それは脚を用いて相手の首を締め上げる、三角絞めの体勢であった。
腕にかかる少女の体重で傾き、膝をつく。
しなやかに伸びたノーヴェの脚はまるでそれ自体が獲物を求める蛇のように強く、容赦なく締め上げる。
本来ならば即座にタップすべき状況であったが、しかし男の脳裏は別に意識、驚愕の一色に染め上げられていた。
(まさか……最初からこいつを、狙ってッ!?)
先の打撃の猛攻、そしてそこに点け込もうとした己の反撃。
それが全てこの技の為の布石だったのだろうか。
正しく獲物を仕留める狼の狡猾さ、猛々しい狡知。
薄れ行く意識の中、歴戦の格闘士たる男は底冷えのする畏怖を感じた。
□
「おめでとうノーヴェ、凄い勝負だったね」
会心の勝利を収めたノーヴェに、柔らかな笑みと共に彼がそんな言葉をかけた。
好きな人が自分を賞賛しているという事に、乙女の頬は激しい運動後のそれとは違う意味合いで頬を染める。
「お、おう……ありがとな。でも、お前どうしてこんなとこ来てんだよ?」
「ああ、俺もちょっとストライクアーツに興味があってね。今日ノーヴェが試合してるってスバルから聞いたから、その見学に」
「そ、そっか……」
そう答えつつ、ノーヴェはある事に気が付いた。
気が付いてしまったのだ。
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彼の声援を受けて物凄く本気をだしてしまったが、しかしそれで良かったのか……?
よく考えてみろ、あんな大男を倒してのけた女の子が果たしてどう思われるか。
(どうしよう……いかつい女の子って、思われちゃったかな……)
と、そのような不安が乙女の胸の奥で渦巻いた。
今しがた演じた死闘など、既にノーヴェの脳裏からは消えうせていた。
とにかく大事なのは、目の前にいる青年にどう思われているか。その一点に尽きる。
そうして少女が不安に駆られる中、彼はふとある事に気付く。
「あ、ノーヴェ、足大丈夫か?」
「へ?」
「ほら、足首のところ。赤くなってるけど」
言われた通り、視線を足元に向ければノーヴェの足首に一箇所赤く染まった箇所がある。
おそらくは最後の三角絞めの際にこすれてしまったのだろうか。
ほんの少しだけ内出血をしているようであった。
まったく痛痒すら感じない擦過傷であるが、これにノーヴェはある事を閃いた。
「おっと」
と、言いながら、その場でふらりと彼に倒れこんだのだ。
少女の小さな身体は彼の胸板に、ぽふ、と収まる。
肌が触れあい、恥じらいに頬を赤く染めながら、ノーヴェは続けてこうのたまう。
「あ、足ちょっと痛めちゃった、かも……」
もちろん真っ赤な嘘である。
怪我を偽って彼にか弱さをアピールしつつ、ちょっと触れ合っちゃったりしちゃおう。という算段だ。
だがそれを嘘か真か断ずる事など、ノーヴェ本人にしかできないのは言うまでもない。
そして乙女を抱きとめた彼は、事の真偽よりもまず彼女の身を案ずるような好漢だった。
「本当か? じゃあ医務室に行かないとな。歩けるか?」
「む、むりかも……」
「よし、じゃあちょっと抱いてくぞ」
言うや、彼の逞しい腕が言葉通りにノーヴェの身体を抱き上げた。
背丈の小さな乙女の矮躯は、まるで最初からそうあるべく生まれたかのように、彼の腕と胸に収まる。
背と脚を抱えられたその格好は、いわゆるお姫様抱っこというものだ。
自然とお互いの顔が近づき、乙女の心臓は爆ぜんばかりに鼓動を増す。
「大丈夫か? 顔真っ赤だぞ?」
「べ、別になんともねえよ!」
そんな事を口走るノーヴェだが、内心では喜びと恥じらいが燃え上がり気が気ではない。
自分で計画した事とはいえ、彼とこうして密着するのはあまりにも刺激が強すぎる。
羞恥の心に、思わず身をキュッと竦めるノーヴェ。
抱き上げられて身を丸くするその様は、まるで飼い主に抱かれた子犬のように大人しい。
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果たしてその姿から、先ほどの獰猛にして狡知に長けた餓狼の姿が想像できようか?
乙女の変わりようとはかくも激しく凄まじいものなのか。
ともあれ、心優しき彼はかような事は気にも留めず、抱き上げた少女をそっと医務室まで運んで行った。
「痛かったら言えよ? 止まるから」
「う、うん……」
想いを寄せる青年の腕に抱かれ、ほんのりと頬を染めたノーヴェは陶然とした様子で答える。
医務室までのほんの短い距離、時間にしてたった数分にも満たない間であったが、しかし恋する乙女にとってその時間は夢のようだった。
後に残されたジムの訓練生や意識を取り戻した対戦相手、その他諸々のその場にいた人間はノーヴェのあまりの変貌ぶりにひたすらポカンとするばかりだった。
「ノーヴェさん……もしかして、恋してるのかな?」
ぽつりと漏らしたヴィヴィオの独り言に、答える者はいなかった。
続く。
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はい投下終了。
Vividでストライクアーツのグローブがオープンフィンガーだったので勝手に組み技を入れましたとさ。
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>>879
GJ!
恋はパワーなの!としか言いようがない
ノーヴェ可愛いよノーヴェ
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ノーヴェが可愛すぎる、わざわざ嘘つくところも乙女チックで良いっすな。
ただ、スバルの名前を出したとこが気になる…
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>>881
ノーヴェの純愛奮闘記:失恋編・・・・だと・・・・?
おとなしく身を引いて気丈に振舞うんだけど、チンク姉とふたりっきりになって
わんわん泣き出すノーヴェまで想像してしまった・・・・・・・・・
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>>882
ちょっ、そこまで言ってない。ただ、スバルと仲良くしてる同僚さんを見たノーヴェがやきもきするのではないかと…
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そして結局勘違いだったと知ってまた泣く
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>シガー氏
医務室編に期待!超期待!
何を?ってわかってるでしょう兄弟。このド変態が(お前だよ、と突っ込んでください喜びます)
さて、
グリフィスが結婚した(公式で)と聞いた瞬間、創作意欲がマッハになりました
そんなこんなで、投下宣言
・メインはグリフィス。あとシャーリーとルキノの話です。アルトも少し
・短編
・非エロ。鬼畜成分皆無です
・使用レス数:8レス。小ネタです
・タイトル:夕餉のとも
・タイムテーブルは3期終了後。六課解散から二ヶ月後
駄目な方はタイトルでNG願います
では、投下を開始します
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夕食時の賑やかな食堂の中で、はぁ、と溜息が唇から漏れ出てしまった
彼女・・・シャリオ・フィニーノ執務官補にしては珍しい事である
機動六課の解散から二ヶ月。“ロングアーチ”スタッフとして六課の雑務をこなしていた日々が何だか懐かしいように思える・・・それ程に、忙しいのだ
優秀な上司に恵まれたことは勿論嬉しいのだが、優秀すぎるというのも考え物なのだった・・・難儀な仕事の依頼がひっきりなしに入ってくるのである
そして、彼女の上司:フェイト・テスタロッサ・ハラオウン執務官は、そんな仕事を嫌な顔一つせず引き受けてしまうのだ
勿論、フェイトの持つ執務官という肩書きは飾りではない。義母と義兄の影響もあるのだろうが、フェイトは常に、職務に対してとても誇り高く、生真面目である
シャーリーがフェイトの執務官補佐に就いてから4年余り。『姉妹も同然』と言い切るほどに、二人の絆は強い・・・だが、シャーリーは流石にバテていた
今、フェイトが受け持っている事件は7件
その内4件は既に片が付いたも同然なのだが、それだけ分の書類仕事というのは決して楽にこなせる量ではない
だが、残る3件を片付けるために現場で奔走しているフェイトと、新たに執務官補となったティアナの事を考えれば、デスクワークくらいは自分が頑張って楽をさせてやりたい
「でも・・・流石にねぇ・・・」
シャーリーは盛大に溜息を吐いた
両手に持ったトレイから漂う食欲を刺激する豊かな香りも、今のシャーリーに取っては何だか遠いものである
朝は軽く摘んだだけで資料整理に没頭してしまい、昼は抜いた。昨晩の夕食からほぼ24時間ぶりの真っ当な栄養摂取の機会だというのに腹の虫も鳴かない
「シャーリー?立ち止まってどうしたんだ?
席にも着かず、トレイを持ったままぼさっと突っ立っていた彼女の後ろから、聞き馴染んだ声が投げ掛けられた
ぼんやりした顔のまま振り返ると、そこには長年親しんだ幼馴染みの姿がある。眼鏡を掛けた細面の男性・・・グリフィス・ロウランだ
「ふぇ?・・・あぁ、何だ・・・グリフィスか・・・」
「何だ、とは随分な言い方じゃないか。そんなに疲れた顔をして立ち止まってれば、誰だって心配になるだろう」
「ん、ちょっと仕事でね。嫌になるくらいの書類仕事をやっつけてるのよ。グリフィスは?」
「僕も同じようなものだよ・・・ルキノが居てくれてるお陰で随分助かってるけどね」
そう言って、彼は肩越しに後ろを振り返った
視線の先には、シャーリーも良く知る元六課の同僚:ルキノ・リリエの姿があった。賑わう食堂で他人の肩にぶつからないように、おっかない足取りでこちらに向かっている
視線に気付いたのか、表情を綻ばせて、彼女は小走りにやってきた
「シャーリーさん!お久しぶりです!」
「うん、久しぶり。ルキノ」
明るい笑顔を見せるルキノに、シャーリーは少しだけ驚く
以前は少しおどおどした表情が常だった彼女も、解散からの二ヶ月で成長したのだろうか。柔らかな笑顔と明るい雰囲気は、接する者を無条件で安心させるような力があった
「そっか・・・ルキノはグリフィスの補佐官に就いたんだったね。こいつの世話って大変でしょ?」
「こら、シャーリー。世話が大変って何だよそれは・・・僕は犬猫じゃないんだぞ」
「犬猫みたいな可愛げも無いし・・・ね、ルキノ。あなたも執務官補にならない?それで私の書類仕事手伝って。ね?」
本音が出ているぞ。シャーリー
本気の目で詰め寄ってくる彼女に、ルキノは困った顔を見せつつも、笑って首を横に振った
「ごめんなさい、シャーリーさん。私は・・・事務官補の方が良いです」
「残念。気が変わったらいつでも言ってね。歓迎するから」
「・・・ほら、とにかくどこか席に着かないか?三人で通路に立っていたら邪魔になるよ」
「「はぁーい」」
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○夕餉のとも
食欲がいまいち湧いていなかったシャーリーだが、この思わぬ再会に会話は弾み、テンションが上がれば腹も空く
アレコレと取り留めのない話題に談笑しながら、彼女は丸一日ぶりの食事を大いに楽しんでいた
「ティアナが執務官補になってくれて私も楽になるかなーって思ってたのよ。そうしたら、フェイトさん断ってた仕事まで引き受けるようになっちゃって・・・」
「それで、書類仕事に追われているんですか・・・大変ですね」
「うん、このペースはちょっときついわ・・・」
「でも、それはフェイトさんがシャーリーを信頼してくれているってことなんだろう?だったら、ちゃんと期待には応えないと」
「うーん、私はまだ大丈夫なんだけど・・・現場を飛び回ってる二人の方が心配で・・・ティアナがブレーキになってくれれば良いんだけど・・・」
“思い込んだら命懸け”な性分のフェイトだが、ティアナならばうまく手綱をとってくれるだろう
スバルに続き、今度は上司である筈のフェイトの面倒まで見なくてはならない彼女には、少々同情するシャーリーである
「グリフィスとルキノは?今は事務官と事務官補でしょ?」
「あぁ、そうだよ。でも、ルキノは補助操舵士も兼ねているし・・・実を言うと、僕も副官補を兼任してるんだ」
そう言って、グリフィスは少し照れたように頭を掻いた
六課在籍中も、彼ははやての副官として雑務全般をきっちりこなし、六課を切り盛りしていたのである。どこまでもナンバー2ポジションというのが、何とも彼らしい
「へぇ・・・でも、最終的には次元航行艦艦長職を目指してるんでしょ?上級キャリア試験パスしなきゃならないんだっけ」
「いつかは、ね。今は色々勉強させて貰ってるよ。事務官という視点から見た艦船の運用状態。副官という視点から観た人員・機材の状況。覚えることは山ほど有る・・・
本当に、うちの母さんに提督なんて務まってたのかって思うくらいだよ」
溜息と共にそう言うグリフィスである
彼の母親:レティ・ロウランは今でも現役の提督である。その息子としては、せめてもう少し、無条件で尊敬できる立派な人物であって欲しいと願っているのだが、
彼女のやや奔放な振る舞いと言動と酒癖は相変わらずな様だ。もっとも、彼女の場合そうした面も魅力なのだけれど
それが理解できないのは彼が未だに子供という事か。いや、実の息子の視点なんてそんなものか
「会う度に、孫はまだかってずっと言ってくるしね・・・」
『孫』という単語にシャーリーとルキノは思わずシチューを喉に詰まらせかけ、コップの水を一息に呷って難を逃れる
「・・・リンディ提督に張り合ってるの?」
「多分ね」
レティの親友ことリンディ・ハラオウン“元”提督、彼女の一人息子であるクロノには現在二人の子供がいる。つまり、リンディには孫がいるのだ
レティとしても、リンディと共通の話題を持ちたいのだろうが、グリフィスとしてはそんな事をせっつかれても困るばかりである。クロノとは7歳も年が離れているというのに
「何だか、このまま放っておくといつの間にか見合いとか仕組まれそうだよ」
「お、お見合いっ?!」
「お見合いですかっ!?!」
溜息混じりに吐き出した愚痴に、シャーリーとルキノが思いがけない程に驚きを露わにして詰め寄ってきた
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「ど、どうしたんだ?シャーリーもルキノも・・・?」
「グ、グリフィス、お見合いなんてするつもりなの?」
「あぁ、まだもしもの話だけど。そんな話が回ってきたとしたら、会いもせずに言下に断るわけにはいかないだろう?先方に失礼だ」
「それはそうですけど・・・それじゃ、グリフィスさん。もしも、お見合いの席に出てきた女性が、すごく素敵な人だったら・・・?」
「ふむ・・・先方が乗り気だというのなら、見合いが成立することになるだろうね」
さらり、と言い切ったグリフィスに、シャーリーとルキノは唇を戦慄かせるほどに衝撃を受け、
「そ、それはつまり・・・」
「結婚しちゃう・・・ってことです、よね?」
テーブルに両手をついて、身を乗り出すように迫る二人の姿に、グリフィスは口元を引き攣らせながらも頷いて見せた
「そ、それは・・・まぁ、そう言うことになるけど。でも、僕はまだまだ半人前だからね。結婚なんて当分先のことだよ」
その言葉にひとまず安堵の溜息を吐き出して、二人は席に着いた。まずは落ち着こうと思って茶を一口啜った
「でも、母さんが言うには、艦長職に就くんだったら絶対先に結婚しておけって言ってたな。やもめ暮らしが続くからって」
ばふっ、と二人の唇から茶が迸った
だが、レティの言にも一理ある
マグロ漁船だろうが次元航行艦だろうが、船乗りは船乗りであり、遠洋どころか次元を越えた海を航海している艦の、しかも艦長ともなればそれは責任重大な役職だ
次元航行技術の発達もあり、長期間の航海というのは近年珍しいものの、それでも自宅に帰れる事など滅多に無い
先程も述べたリンディ元提督の息子:クロノ・ハラオウン提督。彼自身も、愛妻と子供達に通信でしか会えないことが真剣に寂しいらしい
その点だけならば結婚なんぞしていない方が気楽に思えるかも知れないが、彼の母親であるレティは、船乗りには“港”が必要だと力説している
「家庭を持てば分かる・・・そんな台詞を“あの”母さんに言われてもね・・・」
「そ、そんなこと無いですよ!」
「そうよ!大事な事じゃない!」
溜息を吐くグリフィスに向かって、ルキノとシャーリーは揃って抗弁を述べた
そして、何となく顔を見合わせて、火花を散らせる二人である
「ま、まぁ、その、見合いも結婚もまだまだ先の話だよ。今は当面の仕事を上手くこなせるようにならなきゃいけないからね」
「はいっ!私も、グリフィスさんの補佐官として精一杯サポートします!」
小さな拳を握ってガッツポーズを作るルキノに、グリフィスは、頼りにしてるよ。と笑い掛けた
“補佐官”という言葉を何気に強調している辺り、彼女も案外策士である
「な、何かあったら私にも相談しなさいよ!長い付き合いなんだし、悪いようにはしないわよ?」
身を乗り出してそう言ってくるシャーリーにも、グリフィスは、あぁ、よろしく頼むよ。と頷いた
“長い付き合い”という言葉を何気に強調している辺り、彼女もまた策士である
「さて、それじゃあ僕達はそろそろ行くよ。今日中に今の仕事を片付けなきゃいけないからね」
「あら、大変ね・・・明日から、何か予定でもあるの?演習とか?」
シャーリーの問い掛けに、グリフィスは小さく頷いて、
「あぁ、明日一日だけ休暇を取ったんだ」
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一瞬、耳を疑った。休暇?それはつまり、二人で・・・?
「明日、XV級艦船の操舵術講習があるんだよ。勉強しておくに越したことはないだろう?」
「・・・あぁ、成る程。ルキノの為、ってわけね?」
妙に凄味を孕んだ流し目をルキノに向けるシャーリーである
二人の間で、ぶつかり合う視線が火花を散らしていることなど露知らず、グリフィスは空になったトレイを提げて立ち上がった
「そういう事だよ。だから今日中に仕事を済ませて・・・折角だから、僕も久しぶりに家に一度戻ろうと思ったんだ。父さんの事だから、心配は要らないだろうけど」
「お父さん・・・?」
グリフィスの言葉に、ルキノは首を傾げた
彼の母:レティ・ロウランは未だに現役の次元航行艦艦長であり、今も次元世界の秩序を守っている・・・そんな彼女の事だから、伴侶も管理局局員なのだろうと思っていたのだが、
「あれ、それじゃ・・・グリフィスさんのお父さん、レティ提督のご主人は管理局勤務じゃ無いんですか?」
「あぁ、父さんは管理局の人間じゃない。普通にミッドで暮らしている、極平凡な一般市民だよ・・・伴侶が、管理局員で提督職、っていう点を除けば、ね」
ルキノの問い掛けに、グリフィスは苦笑を浮かべながらそう言った
「あー、そう言えば、おじさん元気?また焼き立てが食べたいなー・・・」
「焼き立て・・・?」
夕食を食べたばかりだというのに、涎を垂らしそうなほど緩みきった顔のシャーリーにルキノは更に首を傾げてしまう
「あぁ、うちの父さんはパン職人なんだ」
「絵に描いたような“街角のパン屋さん”よね。学校帰りの子供に大人気。私も小さい頃は良く買い食いしてたなー」
「シャーリーは今でもあまり変わってないだろう。六課のオフィスにお菓子を持ち込んだりしてたじゃないか」
「げ、何でそれを知ってるの?」
「・・・証拠隠滅の為なのか何なのか知らないけど、僕のデスクのゴミ箱の中に空き箱が入ってたからだよ」
「あ、あはははごめんごめん。でも黙認しててくれたんだ、ん、感謝感謝」
溜息を吐くグリフィスに、シャーリーは誤魔化すような笑みを浮かべながら、拝むようにぺしっと両手を合わせた
「まったく・・・折角、里帰りの機会があるからお土産でも買ってこようかとも思ってたんだが、シャーリーにはいらないみたいだな」
「えー!グリフィスのけち、鬼、悪魔、鬼畜、下縁眼鏡!」
「眼鏡は君もだ。まったく・・・ルキノ、そろそろ行こう。早めに切り上げないと明日の講習に響くからね」
「あ、はいっ!」
慌ててルキノは立ち上がり、食器を下げに行くグリフィスの後を追った
書類の塔を相手に孤軍奮闘しなくてはならないシャーリーとしては、思わず恨みがましい、じっとりとした視線で幼馴染みの背中を睨み付けてしまうが・・・
そんな視線には気付かなかったのか、ルキノは去り際にぺこっと一礼したが、グリフィスは振り返らずにそのまま食堂を後にしてしまった
「・・・グリフィスの馬鹿」
つい、そんな言葉が口から出るが、その呟きは誰の耳にも聞こえない・・・
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はぁ、と重苦しい溜息を吐き出して、シャーリーは空になった食器を戻すべく、トレイを提げて席を立つ
折角、重い気分を切り替えれたというのに、何だか一層気が重くなってしまったような気がする・・・全部、グリフィスの所為だ。と勝手に決め付けるシャーリーである
重い足取りを引き摺って食堂を出ると、絞首台に向かう死刑囚の様な気分でオフィスに戻る ――― ふと、ポケットの中の通信端末が震え、着信を告げた
「フェイトさんかな?」
異世界で任務中の上司からだろうか?そう思って、シャーリーは端末を取り出し、小さなディスプレイに目を向ける
――― 数秒後、その短い文面に目を通したシャーリーは、つい、口元を綻ばせて、笑みを浮かべてしまった
「・・・わかってるじゃない、グリフィスの癖に」
そんな独り言さえあったように思う
“マロンパイとブルーベリーマフィン、どっちが良い?”
グリフィスからのメールに、シャーリーは慣れた手付きで端末を操作し、返信を送り返した
「でも、わかってないわよ。幼馴染み」
数分前までの暗澹たる気持ちは何処へやら。シャーリーは鼻歌を口ずさみながらオフィスに戻り、自分の作業ブースに着くと、猛然と書類を成敗し始めた
返信を受け取ったであろう幼馴染みが今どんな顔をしているのか、容易に想像が付く・・・恐らくは苦笑を浮かべているだろうグリフィスの顔を想像し、小さく噴き出してしまう
彼女が、彼に送り返した返信の文面はこうだ
“両方”
ぱちん、と折りたたみ式の通信端末を閉じると、グリフィスはシャーリーが想像していた通りの苦笑を浮かべて、小さく溜息を吐いた
「あの、グリフィスさん?」
「あぁ、何でも無いよ・・・聞くまでもないことを聞いた自分が、ちょっと間抜けに思えただけさ」
「はぁ・・・?」
誰宛に、どんな内容のメールを送ったのか知らないルキノは頭上に疑問符を浮かべたまま小さく首を傾げ、そんな彼女に、グリフィスは小さく笑いかけた
「それじゃあ、残りの仕事を片付けようか。僕は書類を片付けるから、ルキノは資料を探しておいて欲しい。頼めるかい?」
「はい!頑張りますっ!」
小さな拳を握って、力強く頷くルキノだったが、ふと、その顔に翳りが浮かんだ
「あの、ごめんなさい・・・何か、私の都合で振り回しちゃって・・・」
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操舵士講習の受講は、はっきりと言えば自分の我が儘だ
将来はXV級艦船の操舵もできるようになりたい・・・そんな、身の丈に合わぬ大志を抱いている身としては、自分の我が儘に他人を巻き込むのは非常に申し訳ない
まして、巻き込む相手がグリフィスとなると・・・傍に居てくれるのは嬉しいし、応援してくれるのも勿論心強い。だが・・・
「気にする事じゃないよ。未来の一等操舵士殿の為なら、僕にできることなら何だってするさ」
「あ、ありがとうございますっ!!」
そんな言葉と共に頭を撫でられて、ルキノは自分でも驚くくらいの大声で叫んでしまった
廊下を歩いていた数人が、自分達を振り向いたのが顔を上げなくてもわかる・・・真っ赤になって俯いてしまうルキノに、グリフィスは苦笑を浮かべると、
「その元気なら、大丈夫そうだね。よし、頑張ろう」
「は、はい・・・」
頬を真っ赤に染めたまま、蚊が鳴くようなか細い声で呟くルキノであった
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「ところで、ルキノ」
「は、はいっ、何でしょうか?」
「ルキノは、何か好きなパンってあるかい?」
「パン、ですか?えっと・・・ベーグルサンドとか好きですけど・・・あ、ラスクとか大好きです!パンって言うよりお菓子かもですが・・・」
「ラスクかぁ。僕もシャーリーも好きだよ。シャーリーには良くせびられたなぁ。『一枚だけ頂戴!』って」
「あぁ、何か想像できる光景ですねぇ・・・」
「僕はいつも窘めてたんだけど、父さんが何も言わずにあげちゃうから、結局僕の小遣いで買うようになったりもしたんだ。懐かしいなぁ」
「あ、あはは・・・何とも、生真面目な子供だったんですね。グリフィスさん」
「うん・・・まぁ、そうだね。その辺は、母さんや幼馴染みの反面教師かな?さて、それじゃもう少し頑張ろうか」
◇
後日の事である
クラナガンのショッピングモールにはルキノと、六課時代からの親友であるアルト・クラエッタの姿があった
二人とも今日は休暇の様で、局の制服ではなく私服姿である
「いやー久しぶりだねー。ルキノと二人で買い物って言うのも」
「うん。そうだね。今日はゴメンね、急にお休みの予定合わせてもらっちゃって」
「そんな、気にしないでよ。一人のお休みなんて味気なくてつまんないだけなんだし!でも、何かあるの?一人じゃ選びにくい買い物とか?」
「う、うん・・・ちょっと、ね。アルトにも相談したくって・・・」
「お?何々?ちょっと色っぽい話だったりするの?ぐふふふふ」
「・・・アルト、何だか八神部隊長みたいだよ・・・?まぁ、ここで話してても始まらないし・・・ちょっと付き合って貰える?」
「うん!そうと決まれば行こう行こう!」
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そんなこんなで、二人は広いショッピングモールを歩いてゆく
普段ならば、アチコチを冷やかしながらのんびり歩くコースなのだが、今日のルキノは一味違う
「目的地」以外には目もくれず、爪先を向けた先に仇敵でも待ちかまえているかのような、堂々とした足取りでモールを横切ってゆく
一体、何があるというのか
アルトは親友の只ならぬ眼差しの強さに声を掛けるのも憚られ、緊張した面持ちで彼女の背中についてゆく
そして、辿り着いた先で・・・
「それで、ね。アルト。色々試したんだけど・・・このデザインが一番良いと思うの。グリフィスさんともお揃いだし。
でも、シャーリーさんみたいなちょっと大きめなデザインも可愛いかなって、決めかねてて・・・どう、かな?」
ニコニコ笑顔の店員を従えて、次から次へと取っ替え引っ替えに“眼鏡”を掛け替えまくる親友の姿にアルトは盛大な溜息を吐き出した
「・・・ねぇ、ルキノってさ。視力は・・・」
「両目とも2.0だよ。だから、全部伊達眼鏡。ねぇ、アルト、コレなんかどうかな?コッチのと比べてどうだろう・・・?」
「ねぇ、ルキノ。何でいきなり眼鏡ルックに拘ってるのかその理由は大体見当も付くから聞かないけど、一応、言っとくね。
ルキノ、勘違いしてるよ」
親友のその言葉に、彼女ははっと息を呑んだ
「勘違い」
確かにそうだ。こんな風に眼鏡を掛けて何になるというのだ
こんなのは“あの人”の真似、でしかない・・・それに思い至ると、自分のしている事がとんでもなく滑稽に思えてきた
自分には自分にしか出せない、自分だけの魅力がある・・・どっかにある筈なんだから、それを磨けば良いというのに
目から鱗が落ちたような思いで、ルキノは掛けていた伊達眼鏡(下縁)を店員さんに返しながら、呆れ顔のアルトに一言謝ろうとする
が、それよりも早く、アルトは顔中を口にして、聞き捨てならない台詞を宣った
「真のメガネスキーは、伊達眼鏡にはときめかないんだよ!!!」
「ナ、ナンダッテー!!!」
そんなこんなで、その後、やたら暗がりで本を読んだり書類仕事をしたりする補佐官の姿に、グリフィスは大層困惑したという
「こら、ルキノ。ちゃんとライトを付けないと目が悪くなるよ」
「の、望むところです!」
「?!」
そんなやりとりがあったりもしたそうな
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以上です。スレ汚し失礼しました
グリフィスがルキノと結婚と聞いて、真っ先に思い付いたのが
・ヤンデレシャーリーのNTR展開。野望の未来にレディーゴー!
うん。無い無い
グリフィスの父に関しては公式でのキャラ付けが全く為されていないので100%捏造の産物ですゴメンナサイ
グリフィス自身、アチコチにフラグというか繋がりがあったりして、ネタにはしやすいキャラなんですが、
性格上、エロ展開に持ち込むのが難しい。というよりも、メンドイ。鬼畜眼鏡万歳
グリフィス×オーリスという無茶な話のプロットが、書いてて急に立ち上がりました。どうしろと?どのようにいたせと?
ロッサ×シャッハがちょっと盛り上がってて嬉しかったぜぃ
80スレくらい前に通った道ということを再確認して、同時に誰も続いていない事を改めて(ry
それでは、失礼しましたー
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なんだろう……この物凄いピュアさは
最近の濃い流れからは信じられない純粋さだ
GJでした
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>>894
GJ!
これは良いピュアだ、オフィスラブだ
和んだし、艦長職がまるでマグロ漁船乗りみたいな表現に噴いた
出てこないがクロノがまともな扱いなのも珍しい
>ヴェロッシャ
ピュアな恋心ネタまではあるが、エロに持ち込もうとするめロッサがボッコボコにされるんだぜ
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ぐっじょぶ! ぐっじょぶ!
ピュアラブ最高!
こういうの良いね。
素晴らしいお手前でした。
しかし、度入り眼鏡でないと萌えないうんぬん、というと……クア姉の立場が。
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ピュアというのは純粋という意味
そう、100%の青酸カリはとてもピュア
殺意100%の殺意もすごくピュア
憎悪100%
筋肉100%
果汁100%のジュースって当たり外れデカイよね
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>>898
面白い方向に持ってこうとすんなw
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ユーノならしゃぶれるし掘れる
エリオは鉄板
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>>894
いやあ、良いプレシャス……じゃなくてプラトニック未満なラブでした
アルトはよく分かっている。そう、度入りレンズを通した輪郭線の歪みとかそういう部分は重要なんだよ!
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ピュアか……やっぱり正義感とか狂気が一番、キャラクターのピュアさが出ると思うぜ!
例えば、某精神が超人である絶対に妥協しないある心理テストと同じ名前キャラとか。
ティアナとかエリオが、この方向の狂気の正義を保有してて、なのはやシグナムと激突とか見たいね。
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>>903
非エロ有だし、非エロの可愛いラブが投下された後だが、ここが何パロするところだとw
ピュアであるからこそ、想い患い、ヤンデレエロに転じてしまったとかならエロパロらしいが……それも散々既出か……
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そのヤンデレを持ち前のピュアさで全て受け止めるユーノとエリオ、スカ博士とかか?
ヤンデレ彼女が他の女と話していたことにご立腹して殺されそうになった時には、
ヤンデレ彼女への愛が強すぎて、彼女の問い詰め時の発言にブチ切れビンタ。
僕を信じられないのか!?と素で逆切れして地雷原を見事に走り抜ける系。
見ている第三者のほうが胃が痛くなるカップルと。
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キャロ×ユーノでそういうのあったな。
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間違えた、キャロ×エリオだ
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その発想はなかったわ……と思ったら、あるんかいw
ヤンデレたウーノと、可能性への欲望=ある意味ピュアなスカリエッティの話とかないものか
静かにヤンデレた行動をしているのに、高度なスルースキルでスルースするスカリエッティ
そして、迷惑を被るチンク(良心担当)・トーレ(常識はある)・セイン&ウェンディ(明るいが故にウーノにドン引き)………と
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>>903
ただ、新たに読み直すこと、また格別である。
同じテーマ・同じシチュで書かれたものであっても、書き手が違えばエロさも違うと、
一紳士として考察する。
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>例えば、某精神が超人である絶対に妥協しないある心理テストと同じ名前キャラとか。
というか、そもそもそれの元ネタの心理テスト自体の名前がそれを生み出した人の名前なんですが・・・
管理局もなのは達も個々人の正義があってそれを妥協して仕事してるわけで
正義も狂気も例外無く全ての人が持つもの。妥協するのはどれだけ力があっても所詮凡人
・・・でも、妥協しないと狂人でしかなくなるんだよね
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どうも、はじめましての方ははじめまして。お久しぶりの方はお久しぶり。
いつぞやにクロなのを投下させていただいたF-2改です。実は>>624のクロな
の書いたけど書き込めないって言ってたのは私(ぉ
PCを移して今度こそ投下します。今回はエロ注意!
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では投下します。
・CPはクロなの
・拙作「踏み出す一歩は誰のために」の続編
・エロあり
右手の手のひらの中にある、ガラス玉のような物体。
一見何の変哲もないそれを、彼女は利き手である左手で摘み上げた。天井から降り注ぐ無機質な人工の光に当てて、まじまじと見つめる。球体に映るのは自分の顔、だがそれだけ。これでも一端の
ロストロギアだったと言うが、どうにも信じがたい話に思える。見た目だけなら、色違いの相棒にも見えるのだが。
知り合い?と首元に引っ掛けていた相棒、レイジングハートに尋ねる。
<<I don't know>>
「だよねー」
むしろ知り合いだったら驚くべきことだ、と。オフィスの机の上にガラス玉のような"元"ロストロギアを置いて、高町なのはは報告書の作成に戻ることにした。
現在の服装、教導隊の白を基調にした制服。お仕事中である。今日中に先日巡回教導を行った部隊の良好な点、改善すべき点をまとめて報告書を出さなければならないし、午後からはスクランブル
要員に当たっているので、その準備もしないといけない。この日ばかりは、彼女は普通の少女ではなくバリバリの教導官であり空戦魔導師であった。
だと言うのに。パタパタと調子よくキーボードを叩いていた指の速度が、どうにも途中で遅くなっていく。別段、文章に詰まったり困った問題が発生した訳でもない。ただ、先ほどから妙に気にな
るのだ。ついさっき手放したはずの、ガラス玉。元ロストロギア。
そもそも何故、こいつが自分の手元に回ってきたのか。結局停止してしまった書類仕事を途中で投げ出し、なのはは回想へと思考を回す。
決して、特別な経緯があった訳ではなかったように思う。たまたま用事があって過去に回収したロストロギアを保管する部署に顔を出し、最近ロストロギアの紛い物や何らかの原因で効力を失った
ものがよく出て困っていると言う話を聞いた。偶然にもちょうど件の、効力を失ったロストロギアが――もはや元はどういう力を持っていたのか分からない――彼女の目の前で発見された。
効力がないと分かった以上、どうせ処分されてしまうもの。たまたまレイジングハートに似ていたものだから、物珍しげな視線を送っていたなのはに局員が声をかけ、そのまま彼女の手に渡った。
効力は失われている。もはや目の前のそれはロストロギアではなく、ただのガラス玉、と頭では理解している。
しかし、何故か気になる。妙に引っかかる。理由は分からない、ただなんとなく。
-
「どうしよっか、これ……」
悩んだ挙句に、机の引き出しを引っ張り出し、ガラス玉を入れた。そのまま引き出しを奥に戻し、視界内より強制排除。
要は、見えてしまうから気になるのだ。見えなくなれば、そのうち自然と忘れてしまうだろう。あとはひたすら、仕事に打ち込むのみ。
実際問題、ガラス玉を引き出しにぶち込んでからはキーボードを打つ手が止まることはなかった。昼食前には報告書の提出を済ませ、食堂で同僚たちと談笑しながらご飯を食べて、昼休みにはちょ
っとお昼寝したりして。午後のスクランブル待機も、何も起きないまま過ごす。いよいよ家路に着こうかと言う時にようやくガラス玉の存在を思い出し、一応持ち帰った。
転送魔法で海鳴市の家に帰ってからも、特にこれと言って変化はなかった。家族と一緒に夕食を取り、テレビを見て、母親と最近の恋人との仲について色々話して、お風呂に入って、寝床に着いた。
変わりのない、一日の終幕。少なくとも、ベッドに潜り込むまではそう思っていた。
電気を消してカーテンを閉めて、月明かりもない部屋で例のガラス玉が鈍く光ったことなど、彼女は知る由もない。
夢の中では肉食系
はてさて、どうしたものか。
何もない真っ白な空間で、なのはは困ったような表情を浮かべていた。頬をポリポリ掻いて周囲を見渡すが、目印になるようなものは何もない。
ひたすらに白。どこまでも白。終わりなき白。視界は、白でいっぱいだった。とりあえず地面があることだけは、靴下も履いてない裸の足で確認済みである。
ベッドに潜り込んで数分か数十分か、とにかく眠りに落ちたと思ったら、気が付くとこんな場所にいた。レイジングハートがいれば何かしらの解析が出来たかもしれないが、あいにくこの場に相棒
の姿はなかった。持ち物は無し、着ているのはパジャマだけ。
ひょっとして夢かな、と考えてみる。試しに頬をつねると、思いのほか痛かった。目の前の非現実的な光景とは裏腹に、痛覚はしっかりあるようだ。
「とりあえず、行こっか」
アテがある訳ではないが、このままじっとしているのも何だか居心地が悪い。適当に目星をつけた方向に向けて、少女は一歩を踏み出した。
ペタペタと、フローリングの床の上を歩いているような足音を鳴らして進んでいると、不意に正面に人影が見えた。誰だろうか、夢の世界の住人ならばここが何なのかを解説してもらいたい。
相手もこちらを見つけたらしく、ヒタヒタ足音鳴らして近付いてくる――あれ? と彼女は首を傾げた。何だか、人影に見覚えがある。
互いに歩みを進め合ったため、相手の顔が確認出来るまでの時間は短いものだった。
そして、自分と相手の驚きの声がほとんど同じタイミングで上がる。
-
「……え、なのは?」
「嘘――クロノくん?」
よもや、こんな場所で出会えるとは。少女の思考は"ここが何なのか"と言う項目を早々に一時収納し、それよりも目の前の男性のことを考え始める。
夢だけど、会えた。休みが最近なかなか合わず、通信魔法のモニター越しにでしか顔を見れなかった恋人と。
ここがどこなのかなんて、回答はしばらく後でいい。顔が自然とにやけてしまう。頬がほっといても緩んでしまう。教導官らしくあろうとしても、甘えたくなる。
なのはの理性を根本から破壊可能な人物――クロノ・ハラオウン。それが、彼の名前だった。
お互い、事情はほとんど同じようなものだった。
気が付いたらここにいて、何もないのでとりあえず適当な方向に歩いてみた。そしたら恋人がいた。
現状、他に得られる情報はない。クロノの方もここが何なのかはさっぱりだそうで、やはり持ち物は何もない。仕事の合間の仮眠だったらしく、着ているのも変哲のない管理局の制服だ。
それでも、お互い今はそんなことはどうでもいい。思考の一致を確認した途端、猫撫で声でなのはは恋人に抱きついた。もちろん、彼もそれを優しく受け止める。
「会いたかったよー、クロノくん……」
「あぁ、僕も……こんな場所でってのは、ちょっと予想外だけど」
いいのいいの、と愛する彼の腕の中で、彼女は笑う。会えるなら、どこだって構わない。
むぎゅーっと男性特有の厚い胸板に顔を押し付けてくる女の子を見て、クロノは嬉しいような困ったような何とも言えない奇妙な笑顔を浮かべた。
ここまでストレートに甘えられるのも、ずいぶん久しぶりである。だが、決して嫌な気分にはならない。子猫のようにじゃれ付くなのはの頭を撫でてやると、やっぱり彼女は嬉しそうに、それでい
て恥ずかしそうに頬を朱色に染めていく。
ふと、甘い香りが漂って彼の鼻腔をくすぐった。根源は、目の前にある綺麗な栗毛色をしたサイドポニーの髪から。シャンプーの匂いなのか、それとも彼女の匂いなのか。
「なのは、いい匂いがする……寝る前にお風呂入った?」
「こんなこともあろうかとね。ちゃんと洗っておいたんだ」
嘘つけ、と笑う。早々に嘘を見抜かれたなのははエヘへ、と大して悪びれた様子も見せず、イタズラっ子みたいな笑みを浮かべながらチョロッと可愛く舌を見せた。
さんざんイチャイチャしたところで、ひとまず二人は互いに近況を報告し合う。どこそこの部隊に巡回教育に行っただの、訓練航海である次元世界に停泊しただの、そんな他愛のない話。だけども
恋人の言葉は、それすら耳にはどこまでも甘い感触をもたらしてくれる。何でもないことでも笑い合って、励まし合って。
そうして話がいくらか進んだところで、なのはは一つ彼に問いかけた。次のお休み、いつになるかなと。
質問を受けた途端、クロノの表情に影が差す。
「ええとね――今度の航海、ちょっと長いんだ。君と休みが合うのは、もうちょっと先になる」
「そっか……艦長も大変なんだね」
-
ごめん、と唐突な謝罪の言葉。慌てて、なのはは首を振る。謝ることじゃない、彼には艦長としての責務もあれば、執務官としての任務もある。クロノがやらなければ、困る人が大勢いるのだ。
それでも彼は、ごめん、と同じ言葉を繰り返した。生真面目なこの艦長兼執務官は、恋人に寂しい思いをさせてしまうことに罪を感じているのかもしれなかった。
「もう、クロノくんったら」
「むぐっ」
情けない悲鳴。少しばかり怒ったような表情をして、彼女は恋人の鼻を摘んでいた。
「謝ることじゃないってば。クロノくんにはクロノくんじゃないと出来ないお仕事があるんでしょ?」
「そうだけど、そうかもしれないけど……」
「けど?」
「――僕は、出来るなら最優先で君の傍にいたいんだ。全然、恋人らしいこと、してあげれてないし」
恥ずかしいのか、俯きながら彼はそう言った。愛を交わしてから何度かデートはしたけども、それっきり。仕事の合間を縫うようにして出会う時間も、あまり長いとは言えなかった。
ぎゅ、と。今度はクロノが、なのはに抱き締められた。ちょうど彼女の豊かな胸の辺りに、顔面を押えつけられる形。
いやらしい気分には、不思議とならなかった。顔を覆う暖かい体温。薄いパジャマ越しに、トクントクンと確かに聞こえる少女の胸の音。心なしか、普段の状態よりも鼓動が早い気がした。
「聞こえる?」
彼女の問いかけの意味が分からないほど、クロノは愚鈍でもない。ああ、とはっきり肯定を持って返答する。
「ドキドキしてるよね。これ、クロノくんと今会ってからずっとこうなんだよ」
「僕と会ってから?」
「そう。会えただけでも、こんなになっちゃうんだよ。嬉しいんだよ、私」
だから、謝ったりなんかしないで、と。こんな場所で会えただけでも、凄く嬉しいから。心が満たされちゃったから。
諭されたクロノは、頷く。頷いてから、ぎゅっと強く彼女を抱き締め返した。女の子特有のか細い身体が、折れてしまいそうなほど力を込めて。
なのははそれを、受け入れていた。逆に、自分も精一杯の力を込めて抱き締め返す。言葉はもう必要なかった。熱い抱擁が、全てを代弁してくれる。
唐突に、彼が耳元で囁いた。なのは、と。ただ名前を呼ばれただけなのに、その感触の、なんと甘いことか。なんと切ないことか。
胸がきゅっと締め付けられるような感覚に襲われたところで、少女は恋人が名前を呼んだ理由を理解する。その瞬間、ぽーっと自分でも顔が真っ赤に染まっていくのが分かった。顔から火が出そう
とは、きっとこのことだろう。
密着させていた身体を、少しだけ離す。愛しい人と見つめ合って、互いの意思を確認する。
「いいかな。その、こんな場所で言うのもなんだけど」
「うん……いいよ」
そっと、唇を寄せた。忘れかけていた甘い感触が脊髄を走り抜けて、理性の壁に穴を開ける。
肩にかけられていた彼の腕に力が入ろうと、具体的には優しく相手を押し倒そうとしたところで、あ、となのははそれを止めた。
――正直、この言葉を言うのに勇気が必要だった。それも並大抵のものではなく、とびっきり大きな勇気が。
でも、でも。今言わないと、たぶんもう言えない。言うことが出来れば、きっとクロノは喜んでくれる、と思う。何より、ここでの出会いが終わればまたしばらく、彼とは会えなくなる。次に会う
時まで、果たして自分は持つかどうか、はっきり言って自信がない。
いきなり動きを止められて、怪訝そうな表情をする恋人に向けて、なのはは恥ずかしさを押し切って、小さな声で告げた。
-
「クロノ、くん」
「ん――何かな」
「……今日は、わ、私が上に、なるね。クロノくんは、動いちゃ、駄目……」
言った、言った、ついに言った。
胸に宿るのは達成感か、不安か、それとも恥じらいか。とにかく変な気分になりながら、クロノの返答を待つ。
「え、と――じゃあ、お願い」
とは言え、そんな風に言われて断れる男もそうそういない。いくら彼でも、その辺の事情は同じだった。
さてはて、どうしたものか。
言われた通り、クロノは白い空間に身を横たえて動こうとしない。上になのはが乗っかって、そこから物事が進まない。
どうしよ、どうしよ、どうしよ、どうしよ、どうしよ。えーと、えーと、アレをこうして、コレをああして、アレをこうして、コレをああして。あぁもう何からすればいいのか分かんない!
ものの見事に彼女の頭はパニックに陥っていた。クロノと身体を重ねる、と言う行為は別段これが始めてではない。もちろんまだ片手で数えるほどしかしてないが、それでも一応経験はある。
なのに、何からすればいいのか分からない。どうすればいいのか分からない。よくよく考えれば、自分は受け身ばかりだった。彼の愛撫を受けて、愛されているんだと心を満たすばかりだった。
「なのは、やっぱり……」
「ダダダ、駄目! クロノくん動いちゃダーメ! 駄目なの!」
見かねたクロノが苦笑いと共に身体を起こそうとしたが、無理やり押えつけてそれを防ぐ。押し切ろうと思えば押し切れたものを、そのままハイハイと笑いながら素直に横になるのは彼の優しさな
のだろうか。しかし、今はその優しさがちょっと痛い。
戦闘をする訳でもないのに、スーハー、スーハーと彼女は深呼吸して何とか自分を落ち着かせる。自分が跨る相手がそれを見て必死に笑いを堪えていることなど、気付きもしない。
とりあえず、最初は何をするべきか。そこから考えることにした――やっぱりキス? OK、じゃそれでいこう。
考え即実行。身体を倒し、自ら少女は愛する男性の顔に自分のそれを近づけて行く。ようやく動いてくれたなのはを見て、クロノは嬉しそうに応えてくれた。
「ん……」
漏れた吐息は、はたしてどちらのものだったか。チュ、と短く啄ばむようなキスから始めて、何度も何度も唇を重ね合う。無論、全部なのはの方から。
恥ずかしさで頭がどうかしそうだったが、キスの度に感じる甘く柔らかい感覚が、少しずつ考える力を麻痺させていった。
ピチャ、と溢れ出た唾液が触れ合って、水音を立てる。彼の唇にわずかな隙間があったので、少し強引に舌を割り込ませてみる。すぐさま、待ち構えていたようにクロノの舌が躍り出て、なのはの
それを歓迎するように絡み合う。
「あ、ふ……ん、クロノ、くん……」
「上手だよ、なのは」
-
一度唇を離すと、恋人は頭を撫でて褒めてくれた。にゃはは、と照れ臭そうに笑って、もう一度大人のキスへと潜り込む。
ふと、舌を絡み合わせている最中に、青年の腕が動いていることに彼女は気付いた。何をするかと思えば、密着した身体の間に手を割り込ませ、パジャマのボタンを順番に取り始めていた。
動いちゃ駄目って言ったけど――キスを繰り返しながら、なのはは同じようにクロノの制服に手をかけた――これでおあいこだからね。
互いに着ているものを脱がし合う。上着を脱がし、ズボンを下ろそうとしたところで、少女の驚きの声が上がる。
「これって――」
「あ、ごめん……その、生理現象って言うか、なんて言うか、仕方のないことなんだけど」
珍しく歯切れの悪い口調で、クロノは弁明する。なのはの視線は、彼の下腹部に注がれていた。具体的には、我慢しきれずそこだけ大きく盛り上がった部分。健全なオトコノコの証である。
そっか、この部分が私の中に――芽生えた感情は、単純な好奇心から。見せるのは初めてではないだろうに、結構顔を赤くするクロノを無視する形で、ズボンを下着諸共引き摺り下ろした。
わ、と思わず声が出た。反り上がるほどに勃起した恋人の男根、なのはも見るのは決して初めてではない。ないのだが、ここまでマジマジと見たのは今回が最初だろう。
おそるおそる、両手で触れてみる。指先が最初に感じたのは、火傷しそうなほどの熱さ、そして硬さ。学校の保健体育の授業で知識と構造は習ったけども、実際に触れてみるのとは話が別だ。
「あ、凄い、硬い……それに、おっきい」
「あ、あはは」
息子を触られて、もはやクロノは苦笑いするほかなかった。彼女の手が、ペニスをそっと包み込んで、表皮を上下に撫で始めるまでは。
「わ、ちょ、なのは」
「お、男の人って、こうされると、気持ちいいんでしょ?」
思わぬ行動に出た恋人を、彼は止めることが出来なかった。どこでそんな知識を得たのかは知らないが、事実として、自分のものではない人の手で上下に擦られることに、快感を覚えていたからだ。
表皮が下ろされ、剥き出しになった亀頭になのはの手が当たる。動かしているうちに、妙な液体が滲み出てきて、彼女の手のひらを汚していく。
あ、なんだろこれ。いっつも最後に気持ちよくなって出してくれる白いのじゃないけど――なまじ経験をしているのがいけなかったのかもしれない。やはり単純な好奇心から、なのははそっと、舌
でペニスの先端に滲み出た妙な液体を舐め取ってみた。味は、よく分からない。とにかく変な味だった。
「うわ……っ」
それよりも、舌で彼の陰茎を舐めた時の反応が気になった。腰を浮かせて、半分悲鳴にも似たあえぎ声。ひょっとして、気持ちよかったのだろうか。
「クロノくん……こうされたら、気持ちいい?」
試しにもう一度、チロチロと先端に舌を這わせる。今度こそ大きな声で、クロノはあえいでみせた。いつもと――と言うほど回数は重ねていないが――立場がアベコベだ。
そっか、やっぱり気持ちいいんだ。相手の反応を見て確信を抱いたなのはは、そのままペニス全体に舌を這わせる。まだぎこちなく、本当にただ全体を丁寧に舐めているだけだが、それだけで相手
はあえぐ。とうとう、涙声にも近い声でストップを申し出た。
-
「なのは、ごめん、ちょっと待って。その、確かに気持ちいいんだけど……」
「――ふふっ」
少女の顔が、笑みで染まる。普段の花の咲いたような笑みではない。どちからと言えば、少し魔性の気を帯びているような、そんな微笑み。
クロノはそんな彼女を見て、言葉が出なくなった。最初にあった余裕はどこへやら。言葉の続きが出なくなって、抵抗も出来ない。
なのはは、と言うと、恋人がはっきりストップと言わないのをいいことに、陰茎への愛撫を再開する。
「う、わ、だ、だからなのは、ちょ、ちょっと待ってって……!」
「やーだ」
無情にも、青年の声は楽しそうに否定されてしまった。ペロペロと舐められ刺激を受け、唾液を浴びたペニスはてらてらと淫らに光を照り返す。表皮は相変わらず上下にしごかれ、しかも時間が経
つに連れて竿の部分を握る彼女の手は力を強め、速度も上げていった。
結論から言えば、初めてのなのはからの攻めにクロノが長時間耐えられる訳がなかった。未知の刺激を短時間に何度も味わった男根が暴発するのも、やむを得ないことだった。
「なの、は――駄目だ、もう……うぁ、ああ!」
ぺロリ、と最後に先端を舐められたのがトドメとなったのか。限界を迎えた彼のペニスはとうとう暴発し、ビクビクと痙攣しながら熱い白濁とした液体を彼女の顔に向けて飛び散らした。
なのはは、避けようとしなかった。愛する人の射精を、甘んじて受け止めた。整った顔立ちに精液が降り注ぐ羽目になっても、どこか少女の表情は満足げ。
顔にかかった白い液体を掬い取り、ゴクリと飲み込む。苦いような辛いような、決していい味はしないもの。
「気持ちよかった、クロノくん?」
「……うん、まあ……でも、なのは、どうしてこんな」
普段の彼女だったら、絶対こんなことは無理だろう。それはクロノが理解していたし、なのは自身だって普通の状態のときに聞けば顔を真っ赤にして否定するに違いない。
だけども、今の彼女はそうではない。理由は、すぐに語られた。
「だって、たぶんこれは夢だもん」
「……へ? 夢?」
何でも、なのはが言うには。この真っ白で何もない、非現実的な空間で、海も空も次元すらも跨ぐ距離の彼と出会う。これはもう、間違いなく現実ではない。ならば夢に違いない、と。情事の最中
に、そういう結論に至ったらしい。
いや、そんなこと言ったって、まだ分からないじゃないか。反論しかけたクロノは、再び口を紡ぐ結果となった。
シュルリ、と布擦れの音。下着だけは残していた少女の身体は、今度こそ全て露になった。ふっくらとした形のよい乳房、サクランボみたいな小さな乳首、しなやかな太もも、柔らかそうなお尻。
自分から下着を脱いだなのはは、クロノの身体の上に横たわる。
「だから、さ」
白い細い指が、射精を終えたばかりの陰茎に伸びる。一度全てを打ち放ったはずなのに、いつの間にかビンビンに回復しきっていた。
「続き、しよ?」
もはや、選択の余地はない。と言うよりも、クロノの方もその気になってしまった。
そのくらい、彼女の今の微笑みは、ねっとりとした奇妙な魅惑を持っていた。
-
ちゃんとベッドでもあればもっと動けたのだろうが、ないものはない。それに、大して困るような問題でもなかった。
未だ狭い肉壁をこじ開けて、クロノはなのはと一つになっていた。これまでと違う点と言えば、今回は彼女の方が上だ。
腰を揺れ動かす度、硬いペニスの先端が身を貫くように突き刺さる。子宮口をコツコツと短い間隔で叩かれて、大声を出すなと言うのはほぼ不可能な話だった。
「ふあ……あ、ああ! クロノくん!」
「なのは、なのは、う、わあ……!」
動いちゃ駄目、と最初に言われたけども、これもやはり無理な相談だった。なのはの腰の動きに合わせて、クロノも大きくではないが自らペニスを突き上げ、彼女の一番奥へと亀頭を叩き込む。そ
の度にきゅうきゅう締め付けられるのだから、背筋を走る電流のような快感は筆舌に尽くしがたいものとなっていた。
あえぎ声と、互いの名を呼ぶことを繰り返し、ひたすらに恋人を求め合う。二人の波長はぴったり合っていて、止まることを知ろうとしない。
きゅ、と手を握り合う。愛の営みがもうすぐ終わりに差し掛かっていることの合図。お互いの状態を確認した恋人たちは、最後に向けて動きを強く、早く、深いものへと切り替えていった。
「な、のは……もう、出る!」
「私、も――も、もう駄目、あ、あああん!」
ドクンッと、彼女の中で何かが爆ぜた。ブルブルと震え合いながら、精を放つ感覚、精を放たれる感覚をしっかり味わう。
やがて震えが終わった時、力尽きたようになのははクロノの元に倒れ込む。彼は優しく、それを受け止めてあげた。
情事を終えた後の朦朧とした意識の中で、ふと少女は思う。変な夢だった。変な夢だったけど、よかったと。こんなこと、夢でなければ出来るはずがない。
クロノくん、満足してくれたかな――疑問が最後に脳裏をよぎって、そこで意識は一度、途絶えてしまう。
「夕べは凄い夢見ちゃったなぁー……」
思い出すだけで頬が赤く火照ってしまう。もちろん自分が夢だと思って進んでやったことなのだが、冷静になって振り返れば恥ずかしいことこの上ない。
翌日、なのはは夢の余韻も冷め切らないうちに本局の方に出勤してきた。今日は大した仕事はないのだが、だからと言ってぼーっとしていては昨日のことを思い出してしまう。期限はずいぶん先の
書類をまとめていた頃、端末に通信が飛び込んできた。
誰からだろう、と送信元を確認してみて、嬉しいような、恥ずかしいような、変な気分になった。航海に出ている次元航行艦"アースラ"の、艦長室の端末からだった。
「や、やぁ、なのは。久しぶり――でもないか」
回線を開くと、恋人の顔が宙に浮かぶディスプレイに表示された。だが、どこか様子がおかしい。何故、まっすぐ目を見てくれないのだろう。
「クロノくん、どうかしたの?」
「い、いや! 何でもない、何でも……あ、そ、そうだ!」
-
何でもない訳がないだろう。思わず突っ込みたくなるくらいに何かある様子の彼は、なのはにあることを尋ねた。最近、ロストロギアの回収任務に就いたりしなかった? と。
もちろん、答えはノーだった。ここ最近は教導隊としての訓練尽くめの日々、ロストロギアの回収になど就いた覚えはない。
いや――待てよ、と。どうも引っかかる部分がある。何だろう、ロストロギア。そういえばつい昨日、回収されたロストロギアを管理する部署に顔を出したような。
「実は、さ。最近回収されたロストロギアの中に、効力を失ったように見せて実際は機能を保ったままって言う厄介なものが紛れてるそうなんだ。通常の検査では、分からないような奴で……」
ピタッと、なのはの動きが止まる。
昨日、自分は回収されたロストロギアを管理する部署に顔を出した。OK、ここまではいい。そこからどうしたっけ? あ、そうだそうだ。確か、"最近すでに効力を失ったものや紛い物が大量に出て
きて困ってる"って話を聞いたんだ。それから、それから、ええと。
「で、その……実は機能を保ったままって言うロストロギアが、ガラス玉みたいな形してて、その効果が……しょ、所有者が、特に親しいと思っている異性の意識を眠っている間に引っ張ってきて
その、み、淫らな行為をさせるって、代物、なんだけど……」
ガタンッと、椅子から滑り落ちそうになった。
――もらった。大量に余っていて処分に困っていると言うロストロギアを、一つもらった。ガラス玉みたいな形してた。眠っている時に特に親しい異性が出てきた。しまいにゃ淫らな行為した!
途中からもう何も考えられなくなってきた。身体中の血液がみんな頭の方に昇ってきて、顔が真っ赤に、本当に真っ赤に染まっていく。
「その、なのは。もし、心当たりがあるなら……」
「――ご」
「ご?」
立ち上がる。彼には悪いが、もう居ても立ってもいられない。と言うか、穴があったら入りたい。
夢だと思って調子に乗った私が馬鹿でした。エッチな子でごめんなさい。
「ごめんなさぁ〜〜〜い!!」
「あ、ちょっと、なのは!」
その後数日間、クロノはなのはの精神的に立ち直らせることに苦労したと言う。
ちゃんちゃん。
-
投下終了です。
淫乱はNGでもエロカワイイなのはは正義です。異議があるならかかってこい(ぉ
で、大変恐縮なのですが司書長様、まとめページで私のページを作ってもら
えるとありがたいです。どうかよろしくお願いします。
ではまた次のクロなので。アディオース!
-
>>920
GJ
淫乱でも良いじゃない人間だもの
>まとめページ
あれは一シリーズのみの作者のページは作られないようですよ
つまりはもっともっとクロなのを書けば……
-
>>920
相変わらず良いクロなのだ。GJ!
保管庫の件は>>921氏の言うとおり
単発の名無し投下も多かったし、1作のみだと作者別ページは作られない方針だったはず
-
>>909
妥協しないとその超人さんみたいな最期を迎えるからな。
リリなのキャラはどっちかというと妥協できない(妥協という選択肢を選べない)状況にいることが多いが。
プレシアしかり、グレアムしかり。
程度は違うがなのはもフェイトに共感したりヴィヴィオに感情移入したりで妥協する道を考えられなかった。
>>921
>あれは一シリーズのみの作者のページは作られないようですよ
だから職人一覧の数少なかったのか。
前はもっとたくさんあったような気がしてたんだ。
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>>920
GJ
目が二つあって鼻が一つで口が一つ、頭があって言葉話す生物はみんな淫乱だと思うんだ。
>>904
ヤンデレな彼女に拉致られてどこかの家に軟禁される○○。
最初はあの女に毒されて騒ぎ立てるだろうけど、少しずつ自分の魅力にひかれて愛してくれればいい。
そう考えてヤンデレ彼女が仕事から帰って家に入ると、「おかえり」という言葉とともに食欲をそそる匂いが漂ってくる。
なんか普通に新婚一年目な感じで夕食を作って待っててくれる○○。
「食べないの?」という言葉に「え、あ、うん」としか返せず、拉致した側のはずなのにポカーン…なヤンデレ彼女。
やだこれ、ちょっとカワイイ。
ちなみに○○はユーノかエリオ、グリフィスあたりが合いそうだと思う。
あとはプレシアの夫。
出てきてないけどあれに付き合うにはこのぐらいじゃないと。
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>>920
待ってたよ!
淫乱でいいじゃない…エロパロだもの。なのはエロカワ!エロカワ!
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ふと思う
淫乱の淫、淫らというのは分かる。
でも、乱というほど乱れなくて、ただただ純粋に愛する一心で性行為をしたいというのは淫乱と呼ぶんだろうか?
単なる肉欲旺盛?
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>>926
淫猥とか?
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純淫 そんな言葉あるんやろか……
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愛欲とか、淫欲・・・?
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純淫か……特定の人限定で淫らになるって感じだろうか?
>>909
確かに、なのはだって組織に所属したことからやりたくも無いけど、大人の事情でやらざる得ないことは多少しているはずだから、
武力は超強いけど精神は最良な一般人っていう最も普通の人が好む人だよね。
某絶対に妥協しない人的な正義を持っていたら、管理局に入らない可能性高いなw
完璧に個人的な好みなんだが、熱血とか正のパワーでとかじゃなく、歪んだ正義や考え方があるせいで、
何度ぶちのめされようが立ち上がって行くのが見てみたいぜ。
仮にティアナが狂った正義を持っていたとして、なのはとの模擬戦で問題が起きたらどんなヤバイことになるかとか、
妄想しだしたらw最終戦の三対一のときの絶望な状況で蝙蝠男のように私は悪に対する恐怖だと、
ぼこられても立ち上がり、ナンバーズを怯えさせるとかさ。
>>924
アリシアのお父さんとお母さんは、どうやって知り合ったの?っていう質問に返した返答が、
これだったら笑う。フェイトはこのことも覚えているから、ショタコンと混ざり恋愛間が歪んでしまって、
気になる異性は引き取ったりしちゃうんだw
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なるほど。
幼い頃の年下のおしゃまなシャッハが、貞操観念と純淫の狭間で葛藤した後、
ヤンデレてロッサ監禁にいたるssが投下される流れか。
胸が熱くなるな・・・
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単淫…うん、何か違う気がする
>>930
歪んだ正義なんて無い。あえて言うなら、なのは達の方こそ純粋じゃないぶん歪んでるともいえる
憎しみや悲しみ恨みは負の感情だから排除、ってのは個人的に納得行かない
それで行動して、それで強くなって何が悪いんだろう?大多数の犠牲になれ、と自分に言う連中を殺し尽くす奴は悪か?
そもそも、社会に属して組織というグループに入ってる時点で1つの正義にはなり得ない
戦隊モノやチームで行動する作品のキャラ達の場合、1人の正義じゃないし、歪んでるって言えるんでは?
組織じゃ歪み、1人じゃ狂ってるとしか見られない 人間の世の中ってホントままならない
リリなの世界で魔法と魔導師を憎んで、魔導師を狩り続けるダークヒーロー
なんて物も書いてみたくはある
でもアンチって言われてそこで終わりそうな気しかしない・・・
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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第107話☆
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12448/1281434382/
数日で埋まりそうだし一応次スレ
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>>933
スレ立て乙 つ旦
次スレにいく前に書き上げなければ………
>>931
シャッハがヤンデレるとは珍しいな!
純粋故に淫ら、そして想い溢れてヤンデレへ……コースならセインのも見てみたいなと思ったが、相手に困る
もう面倒だからスーパー水橋女史タイム!ってことで、ユーノとか一瞬考えたがあまりにも無理があった……ユーノならまだオットー相手の方が………
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>>934
施設時代ならカルタス、教会行ったらロッサかなあ
というか接点あるのがそれくらいしかいない
まあいっそのことオリキャラでっち上げるのもひとつの手だが
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ヴィヴィオ達人質にしてノーヴェレイプ
そして淫乱になったころにヴィヴィオ達に「君達の師匠は変態なんだね」とか囁く
そして全員が混ざっての乱交会へ・・・
なんて電波が飛んできて おや?こんな時間にいったい誰が?・・・
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Vネタでセインが男風呂でエリオを襲う話はまだですか?
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>>932
なるほど。
俺は、純粋さが薄い大多数の正義の方が社会的に普通だから、
純度過ぎる正義を歪んだ正義って書いてたわ。
個人的にはマイナス感情から始まる正義感とか大好きだ。
魔導師狩りは、行なうキャラが魔導師を憎む過去が確り描けていれば、
いいんじゃないか?正義と悪では分けられない灰色の世界が見えるとキャラとして味が出そう。
行動理由に管理局システムや魔法社会の問題を無理ない捏造で作り、それを黙認してきたのを改善する為などの正しさを、
その魔導師狩りに一部説得力を持たせてしまうとか。
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個人的に社会正義と個人の正義(付け加えるなら組織の正義も)は分けて考えるのが好きかな。
9と1を天秤にかけて悩んだ末に1を犠牲にするのも両方とも救おうとするのも大好きだ。
ただ1のために9を犠牲にするのは頂けない。
9に自分が含まれているから。これじゃ最後には主人公が壊れる。
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>>937
目を塞ぐとユーノがエリオを襲っているように聞こえる二度おいしい展開ですね、わかります
ヴィヴィオでも可
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>>939
リリなのじゃないが「救われるべき1が残るなら自分を含めた9が滅んでも構わない」という主役サイドキャラが居るのを思い出した
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友人の娘に性的な意味で懐かれて困る司書長の一日
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実際に個人が出力できるのは正義じゃなくてただの信念だけどね
>>932
書き手が主人公と一緒になって魔導師なり管理局を批判しなければアンチとは呼ばれないと思うけど
(ダーク)ヒーローものだとどうしても主人公と敵対するのは悪っていう描写になるから…
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>>943
ヒーローってのは二元論でしか生きれない存在だもんな。
個人的にダークヒーローは好きだ。
最初はひねくれていたりして共闘しようとしたら「これは俺の獲物だ」、行為を咎めたら「お前に何がわかる?」、「俺に質問をするな」と返していたのが段々と「勘違いするな、貴様を倒すのはこの俺だ」、
「俺も○○(ヒーロー名)の端くれだからな」、「ここからは俺たちのターンだ」とデレていくのが良い。
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ダークヒーローか?っていうのが混じってる気もするがそういうのは好きだな
しかし仲間になるとどうして彼らは弱体化するのだろうか
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>>944
照井ww
ミッドにガイアメモリばらまいたらどうなるんだろうな? なかなか面白そうだが
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>>945
そこで、
「俺は弱くなったのか?」
「いいや、おまえは強い。俺たちの誰よりもな」
というやりとりが王道。つか、大好物。
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蝙蝠男さん的なキャラはいてもいいよな
中立独自行動のできるタイプ
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>>944
ナイトさんはダークヒーローなのだろうかという疑問が
>>946
なのはさんにTRIGGERはお約束だな。次点はスバルにACCELか
ガイアメモリは創作できる範囲が広すぎてクロスさせると際限が無くなるのが難しい
原作中で効果を発揮してるメモリ限定ならまだいいんだが
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話が段々明後日の方向向いて無いか?
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>>950
そうだな、ちょっとはしゃぎすぎた。
スレチになってきたしこの話題はここで切ろう。
そうだな、フェイトの巨乳にかけるのは練乳とハチミツとチョコレートならどれが似合うだろう?
練乳が色合い的に合いそうだが。
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すまん、軌道修正ありがとう
その3点なら金色合わせでハチミツを選んでおこうか
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>>951
じゃあ自分はチョコレートで
ちょっとスカを連想させて嫌だが、ビターのチョコレートソースでチョコはほろ苦いがフェイトは甘いと言うベタでクッサイ展開を希望する
なのはとはやては、黄色人種を「バター色の肌」ということからハチミツだと思うんだが(食欲的な意味で)
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ハチミツを塗りたくって、フェイトさんと雷刃タンとが胸を合わせてのローションプレイでしょう
問題は雷刃タンの胸が「希望の詰まった貧乳」なのか「希望の具現化した巨乳」なのかだ
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オマエラ食べ物粗末にするんじゃねえw
例え尻の方に流れていっても、腋に垂れても、ちゃんと最後まで舐めきるんだろうな(キリッ
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ルーテシア「大丈夫……ガリュー……ハチミツ大好き……」
ガリュー「!!??」
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>>954
オリジナルがフェイトだけに、雷刃は巨乳だろう。
ハチミツでもチョコレートでも、自分で舐めそうだけど。
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大丈夫だ
ユーノならイケる
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ユーノのハチミツ和えだと!? じゃあクロノはビターチョコな。ほろにが甘
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ガリューの口ってどういう構造になってるんだろうな、というかそもそも何を食料というかエネルギー源にしてるんだ
召喚主(ルー)の魔力か?
とある世界のドラゴンライダーが幼い騎竜に親代わりとして噛んだ生肉を口移しするように、鬱ロリ娘の柔らかなくちびるからチュッチュしてたのか?
でも主に気になるあの子が出来てからは遠隔供給オンリーになっちゃって内心寂しがったりしてるのか?
どうなんだガリュー
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>>960
ガリュー「幼女の初キッスは」
フリード「我々が奪った」
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>>958-959
だったら練乳はザフィーラだな!褐色肌に白が良く映える
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そうか、なにか足りないと思ったら褐色娘がいないのか
ザフィーラ貴重だな
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サイファー褐色違うん?
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>>953>>955
むしろチョコはおしりの谷間に流して舐め取る物でしょう?
スカというより相手の羞恥心を煽る意味で
しかしこのスレでスカというと博士と混同して困る…程でもないな
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>>965
リアルに考えると、んなとこ舐める方が「や、だ、め…ぇっ………もれちゃぅぅっ…!」な事態になるがなw
つまりは、ユーノがフェイトの尻の谷間にチョコソースをかけて、羞恥プレイをかましたところ、腹を壊してスカ一歩手前に
そんなユーノを焦らしつつ蜂蜜をかけていただく尻大好き提督ですねわかります
そして、そんな二人を見たフェイトは自慰をはじめてしまい、そこに通りすがりの雷刃があらわれて、練乳をぶっかけてペロペロと……
夢が広がるな!
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こんな変態ばかりの所にいられるか!
俺は新スレに行かせてもらう!
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この手の話題でユーノとかクロノとか聞くと、細身の金髪眼鏡な文学少女とナイスバディな黒髪ロングのお姉様を思い浮かべる俺は頭がおかしいのか?
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>>968
ああ、おかしいな。
クロノは黒髪ショートのロリだ。間違えるな。
ユーノについてはおおむねOK
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>>968-969
お前ら、争うんじゃない……
執務官時代:ショートヘア、貧乳
提督時代:ロングヘア、巨乳
それが正義だろ?
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>>970
そ れ だ !
…だが日々大きくなりつつある胸に戸惑う執務官時代(後半)も捨てがたい
>>964
すまん、上の流れでは想像すら出来なかったのだ…
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>>970
某氏が書いたTS絵そのものだなw
ユーノは幼少時代は民族衣装まとって遺跡を駆け巡る、活発でありながら清楚な感じの美少女
司書長時代は眼鏡の似合う落ち付いた雰囲気の文学少女
異論募集中
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>>944
個人的にダークヒーローのイメージって、スパイディのカーネイジやバットマンのジョーカー
特にジョーカーが好き。超人でも宇宙人でも何でもないのに狂気と頭脳はバリバリにぶち切れてるのが良い
連中は悪役(ヴィラン)だからヒーローじゃないと?自分の求めるものの為に自分を貫く事は悪じゃない
少なくとも本人にとっては、そうだろうと思う・・・社会にとってどうなのかはさておいて。
ファンも多いらしいし
>>チョコやら蜂蜜
本人達から型取りして1/1サイズのチョコやキャンディーにして販売というのはどうよ?
店で売るのはやばいのでアングラで通販という形で
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>>972
イメージ的にはそうなんだが、発掘を生業としている一族の出だからなあ……意外と筋肉質なのかもしれない
手のひらに触れたら清楚なイメージとは裏腹にちょっとごつごつしていて、女の子らしくない手に恥じるユーノ(美少女)を優しく抱きしめる展開か
>>971
ショートヘアだったクロノの細くてガリガリだった身体が思春期を迎えて、柔らかく、丸くなっていく中、小さな胸を弄られ放題だったのに胸が
どんどん育って戸惑いを覚える中、エイミィがお姉さんらしく、「髪をのばして、リンディ提督みたいにまっすぐ立ってたら格好良いって!」って感じで
髪の毛を伸ばすことを勧め、一緒に髪を伸ばして、仲良し姉妹風っていう展開もありだな
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>>946
本来はクロススレ向けの話題だけど、あそこはアンチ思考な話題になりやすいからなぁ…。
ティアが力を欲しがってガイアメモリを…てのはありそう。
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