したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第106話☆

893夕餉のとも、おまけ:2010/08/08(日) 22:52:03 ID:yn3wzuf2
そんなこんなで、二人は広いショッピングモールを歩いてゆく
普段ならば、アチコチを冷やかしながらのんびり歩くコースなのだが、今日のルキノは一味違う
「目的地」以外には目もくれず、爪先を向けた先に仇敵でも待ちかまえているかのような、堂々とした足取りでモールを横切ってゆく

一体、何があるというのか

アルトは親友の只ならぬ眼差しの強さに声を掛けるのも憚られ、緊張した面持ちで彼女の背中についてゆく



そして、辿り着いた先で・・・



「それで、ね。アルト。色々試したんだけど・・・このデザインが一番良いと思うの。グリフィスさんともお揃いだし。
でも、シャーリーさんみたいなちょっと大きめなデザインも可愛いかなって、決めかねてて・・・どう、かな?」


ニコニコ笑顔の店員を従えて、次から次へと取っ替え引っ替えに“眼鏡”を掛け替えまくる親友の姿にアルトは盛大な溜息を吐き出した


「・・・ねぇ、ルキノってさ。視力は・・・」
「両目とも2.0だよ。だから、全部伊達眼鏡。ねぇ、アルト、コレなんかどうかな?コッチのと比べてどうだろう・・・?」
「ねぇ、ルキノ。何でいきなり眼鏡ルックに拘ってるのかその理由は大体見当も付くから聞かないけど、一応、言っとくね。
ルキノ、勘違いしてるよ」

親友のその言葉に、彼女ははっと息を呑んだ

「勘違い」

確かにそうだ。こんな風に眼鏡を掛けて何になるというのだ
こんなのは“あの人”の真似、でしかない・・・それに思い至ると、自分のしている事がとんでもなく滑稽に思えてきた
自分には自分にしか出せない、自分だけの魅力がある・・・どっかにある筈なんだから、それを磨けば良いというのに

目から鱗が落ちたような思いで、ルキノは掛けていた伊達眼鏡(下縁)を店員さんに返しながら、呆れ顔のアルトに一言謝ろうとする

が、それよりも早く、アルトは顔中を口にして、聞き捨てならない台詞を宣った





「真のメガネスキーは、伊達眼鏡にはときめかないんだよ!!!」
「ナ、ナンダッテー!!!」





そんなこんなで、その後、やたら暗がりで本を読んだり書類仕事をしたりする補佐官の姿に、グリフィスは大層困惑したという

「こら、ルキノ。ちゃんとライトを付けないと目が悪くなるよ」
「の、望むところです!」
「?!」



そんなやりとりがあったりもしたそうな




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板