レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第106話☆
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魔法少女、続いてます。
ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレ避難所です。
『ローカル ルール』
1.他所のサイトの話題は控えましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をした方が無難です。
・オリキャラ
・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)
『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
「1/10」「2/10」……「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。
【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
読み手側には読む自由・読まない自由があります。
読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶ事が出来ます。
書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけて下さい。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントする事が多発しています。
読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。
前スレ
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第105話☆
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12448/1275823198/
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【本スレ@エロパロ板】
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第97話☆
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1237292660/l50
【エロパロ板全体の避難所】
エロパロ避難所
http://jbbs.livedoor.jp/movie/2964/
【クロスものはこちらに】
リリカルなのはクロスSS倉庫
ttp://www38.atwiki.jp/nanohass/
(ここからクロススレの現行スレッドに飛べます)
【書き手さん向け:マナー】
読みやすいSSを書くために
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5301/1126975768/
【参考資料】
・Nanoha Wiki
ttp://nanoha.julynet.jp/
(用語集・人物・魔法・時系列考察などさまざまな情報有)
・R&R
ttp://asagi-s.sakura.ne.jp/data_strikers.html
ttp://asagi-s.sakura.ne.jp/date_SSX.html
(キャラの一人称・他人への呼び方がまとめられてます)
☆魔法少女リリカルなのはエロ小説☆スレの保管庫
ttp://red.ribbon.to/~lyrical/nanoha/index.html (旧)
ttp://wiki.livedoor.jp/raisingheartexcelion/ (wiki)
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したらばでの投下関連メモ
【エロパロ板】(参考)
容量が500kbを超えるか、書き込みが1000レスを超えると1スレッド終了
【避難所】
容量は関係なし。レス数1000を超えると1スレッド終了(現時点での設定)
管理人によるピンポイント規制可
・投稿間隔 30秒
・本文の最大行数 200行
・一回の投稿本文の最大文字数 4096文字
4 名前:名無しさん@魔法少女[sage] 投稿日:2009/11/24(火) 05:34:38 ID:sxkgTGY6
■Jane Doe Styleからしたらばを見る方法。
板一覧のカテゴリの右クリックメニューから「新規カテゴリを追加」して、
新しくできたカテゴリに「ここに板を追加」でおk。
■ギコナビでのしたらばの見方
「表示」→「キャビネット」→「したらばJBBS」→「同人・コミケ・二次創作」
※入れ替わりが激しいので全ての板が登録されているわけじゃない。つまり、そのままではこの板は見れない。
◎この板の追加の仕方
「ヘルプ」→「ギコナビフォルダを開く」→「config」→「Board」→「したらばJBBS.txt」の順に開く。
カテゴリ[同人・コミケ・二次創作]の一番下に
好きな名前(「なのはエロパロ避難所」とか)=http://jbbs.livedoor.jp/otaku/12448/
を入力して上書き保存。一端ギコを閉じて、再起動。
このスレが「したらばJBBS」内に出現するはず。あとはお気に入りに登録するなり何なり。
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会議室スレで話の出てたローカルルールの1番差し替えときました。
1.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。→1.他所のサイトの話題は控えましょう。
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∧∧ >>1乙&差し替えthx
( ,,゚∀゚),,,. カキ氷でもどぞ
/つ-o,;'"'゙';,/
〜O つヽ、ノ
┴
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>>1
お疲れ様です。
冷たいお冷でも
つ‖酒‖
‖_‖
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>>1
おつなの⌒*(・∀・)*⌒
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>>1乙やよ
新スレでははやてちゃんがいちゃいちゃらぶらぶできるとええな
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>>1
乙
闇統さん大活躍はマダー?
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>1乙
ユーノくんが開発されて性奴隷になるssを期待しつつ
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>>1
乙です
四日遅れだけど願い事。
”このスレも良スレでありますように”
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スレ立て乙&司書様補完乙。
さて、昨晩投下したばっかりだが連続で投下させてもらおうか。
非エロ短編、ギャグ、タイトル『借り暮らしのスカリエッティ』
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借り暮らしのスカリエッティ
ナンバーズの女の子たちにはちょっとした疑問があった。
それは自分たちが生活しているこの研究所についてだ。
「ねえねえドクター、いっこ聞いていいッスか?」
「おやウェンディ、どうしたんだい?」
「実は前から気になってる事があるッス」
「ほほう?」
アホの子要員たるウェンディが改まって一体何を聞きたいのか、無限の欲望ことスカリエッティは首を傾げて聞き返す。
そしてウェンディはこう問うた。
「うちの基地で使ってる水道とか電気とかガスって一体どうなってるんスか?」
と。
なにゆえウェンディはこのような質問をするのだろうか。
スカリエッティの基地にはちゃんとガスも水道も電気も通っている。
しかし施設内のどこにも発電機はないし、近くに水源もない。
では一体どこから来ているというのか。
施設内の構造を知る者なら少なからず疑問に思うところではあった。
そんなウェンディの問いに、スカリエッティは幾分の間を以ってこう答える。
「簡単なことさウェンディ、これはよそから引いてきたものなんだ」
「よそから?」
「そう、よそから」
実はだね、と言い、彼はこう続けた。
「借りてるというか、拝借しているというか、つまりは……」
「つまりは?」
「ぶっちゃけて言うと外の町からパクってます」
「パクってるんッスか!?」
「うんそうだよ」
「てか……セコいッスね」
「ははは! 倹約と言って欲しいね」
「ガスも電気も町から勝手に引いてるッスか?」
「もちろんさ。あ、でも一つだけ違うな」
「何がッスか?」
「浴場で使う水の量は多いから普通の水道とは違う場所から引いているんだ」
「どこからッスか?」
「なんと山向こうの温泉だ」
「うちのお風呂温泉だったんッスか!?」
と、嬉しそうにはしゃぐウェンディだが、そんな彼女にスカリエッティはこう付け加えた。
「ただし残り湯だけどね」
ああ、そういえばやたら陰毛やらなんやらが湯船に浮いてたなー、と思い返すウェンディ。
日常に付きまとっていた謎が一つ解け、乙女はこうのたまった。
「お湯くらいケチってんじゃねーッスよ!」
叫びと共にウェンディの放った鉄拳はスカリエッティの顔に深々と命中した。
そして誰が考えようか。
よもやこのケガが原因でスカリエッティはJS事件においてフェイトに遅れを取ったなどと……
終幕。
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投下終了。
先日プレデターズを見に行った際、同劇場で見た某宮崎アニメ最新作を見て思いついたので突発的に書いてみた。
特に内容的な関係は一切ありませんがww
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GJ
ちょっと、温泉探してくる。
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>>14
タイトル的な意味で誰かがきっとやると信じてたGJ
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>>14
GJです
さて、来月は東京の温泉でも行くか
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>>14
GJ……というか、ウェンディGJw
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>>14
GJ
でもお湯くらい源泉からパクろうよ、スカリエッティ。
読み始めた時は地上本部からパクっているのかと思いました(嫌がらせも込みで)。
じゃ、続けていかせてもらいます。
意識してギャグ書いたのは多分、初めてなので、見苦しい点はご容赦を。
注意事項
・非エロです
・ハートフルボッコギャグ風味(主にクライドが)
・もしも闇の書事件で死んだのがクライドではなくリンディだったら時空
・クライドが壊れています
・時間軸は闇の書事件から半年、フェイトは小学4年生
・タイトルは「拝啓、アルハザードの母さんへ」
-
目覚める度に、見慣れたはずの天井に違和感を覚える自分が嫌だった。
灰色の壁とシンプルな照明。閉め切ったカーテンの隙間からは仄かに陽光が漏れていて、床に敷かれたカーペットに光の線を描いている。
この部屋で寝起きするようになって既に半年、最初は寝付きにくかった枕の固さにも慣れ、殺風景だったインテリアも
年相応に女の子らしいものが並ぶようになった。
自分だけの色で染められた、自分だけの部屋。
なのに違和感を覚えるのは、まだ家族という存在に慣れていないからだ。
実母を失い、身寄りのなくなったフェイト・テスタロッサを受け入れてくれた新しい家族。
ハラオウンという新しい姓を与えてくれた人達に対して、どのように接すれば良いのかわからないからだ。
「朝ごはん、作らなきゃ」
気だるげに枕もとの目覚まし時計のアラームを切り、ベッドから這い出る。
今日も一日が始まる。
戸惑いと新しい発見に満ちた、何気ない一日が始まるのだ。
□
手早く身支度を済ませ、同室のアルフを目覚めさせぬよう足音を忍ばせながらキッチンへと向かう。
最初は扉を開ける時の音や床の軋みでアルフを起こしてしまったが、今では熟練のスパイのように音もなく廊下に出ることができる。
闇の書事件が終わって一緒に住んでいたエイミィがミッドチルダに帰郷し、嫌が応にも身についてしまった特技だ。
何せ、この家の住人ときたら生真面目な割にはずぼらでだらしがなく、どうでもいいこと関してはとことんまでに無頓着なのである。
例えば料理はインスタントやレトルトで済ませ、風呂は浴槽にお湯を張らずシャワーだけで済ませ、服はその辺に脱ぎっ放しで洗濯もせず、
部屋の掃除もしないのである。当然のことながら、早起きして朝食を作るなどという考えはなく、交代で当番をしていたエイミィが
いなくなってからはフェイトがこの家の家事の一切を取り仕切っているのである。
「うっ、またこっちで寝ている」
リビングのソファの上でブランケットにくるまっている塊を見て、フェイトは顔を引きつらせる。
床には脱ぎ捨てられた管理局の制服にワイシャツ、変なところで綺麗好きなので下着は畳んで椅子の上に置いており、
テーブルの上にはつまみ食いしたのかチョコレートやビスケットの空き箱に空っぽのコーヒー牛乳のパックが転がっていた。
イヤホンが差し込まれたテレビの画面が点けっ放しなところを見ると、深夜番組を見ている内にそのまま寝入ってしまったのだろう。
この家にはテレビはリビングに一台しかないため、週に何度かは見られる光景である。
薄暗い部屋でテレビを見ると目に悪いと何度も注意したのだが、一向に聞き入れてくれる様子はない。
「はぁ………………」
ため息を漏らし、昨日の夜に纏めた可燃ごみの袋を広げてリサイクルに出す紙パック以外のごみを放り込む。
ついでに椅子の上に畳まれている下着も投げ捨てたくなったが、大人げないなと思い直してバスルームの洗濯機の前に置かれた
脱衣かごの中に捨て、今度の土日に他の洗濯物と一緒にまとめて洗うことにした。
もちろん、キッチンへ戻る前に石鹸で手を洗い、アルコールできちん消毒することは忘れない。
本人の目の前ですると「ばい菌みたいに扱わないで欲しい」と文句を言うのだが、そういう台詞は2日連続で体を洗った時に言って欲しい。
そんな風に考えながらサイズの合わないピンクのエプロンを身につけ、コーヒーメーカーのスイッチを入れる。
コーヒーがぐつぐつと沸騰を始める音をBGMに冷蔵庫から取りだした数個の卵をボールに落とし、菜箸でかき混ぜながら調味料を少々。
フライパンが温まった頃合いを見計らってガスコンロの下にセッティングしたお立ち台によじ登り、
黄金色の液体を油が弾ける鉄板の上へと流し込む。お手製のスクランブルエッグができたら今度は切り分けておいたベーコンを投入し、
ニンジンとセロリも刻んで他の2品と共に皿へと乗せる。
背後ではトースターが軽快な音を鳴らしてきつね色の食パンを吐きだし、入れ替わるように人数分の冷凍スープを電子レンジで解凍。
最後にデザートのヨーグルトを冷蔵庫から取り出し、コーンフレークの横に並べれば完成だ。
僅か十数分で無味乾燥なステンレステーブルが彩のある食卓へと変貌し、香ばしいパンとスープの香りに鼻孔が刺激される。
その匂いに呼び起されたのか、ソファの上で丸くなっていた家主がもぞもぞと身を捩らせ、寝癖でボサボサの頭を掻き毟りながら大きく伸びをする。
-
「ふぁぁぁっ………………ぁっ、ぅん? ああ、おはよう……………フェイト」
「おはようございます、クライドさ………………」
低血圧な家主の挨拶に答えようと振り返ったフェイトの目に、逞しい壮年の裸体が飛び込んでくる。
立ち上がりざまにハラリと落ちるブランケット。当然のことながら、その下は何も身につけておらず、
幼いフェイトの視界いっぱいに鍛え抜かれた男の筋肉と風に揺れる形容しがたい局部が映し出された。
「いっ……………」
「うん?」
視線が交差し、一拍の間が置かれる。
直後、絹を引き裂くような乙女の悲鳴が防音完備のハラオウン家を縦に揺らした。
「いやぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「待て、フェイト。話しあおうっぐふおっ!?」
無我夢中で放たれた渾身のストレートは、違うことなく義父の鳩尾へと吸い込まれた。
□
最後の闇の書事件の後、フェイトはかねてから提案されていた養子縁組を受諾して、使い魔のアルフと共にハラオウン家の一員となったのだが、
その家の主であるクライド・ハラオウンは自分の身の回りのことにてんで手が回らないだらしのない男であった。
優しい人柄で子ども好きなのだが、横着な性格で家事も下手くそ。
12年前に闇の書事件で奥さんを亡くし、男手一つで息子を育て上げようとしたが、その息子であるクロノは余りにずさんな父親の生活に
嫌気がさして魔法の師匠のもとで居候していたのは有名な話である。
「痛…………フェイト、相変わらず良いパンチだ。まだお腹がズキズキするよ」
よれよれのスウェットに着替えたクライドが、愛娘に殴られた腹部を擦りながらわざとらしく痛がって見せる。
しかし、返ってきたのは慰めの言葉ではなく冷たい言葉の刃であった。
「それは自業自得だ」
「薄いからって食パンを4枚も食べるから……………」
「何を言う、娘が丹精込めて作ってくれた朝ごはんを残すなんて真似はできないだろう!」
「2枚目からは自分で焼いていたじゃないか」
食べ過ぎで腹痛を起こしている父親に対して、息子であるクロノは辛らつな言葉を投げかける。
いい加減な父親と15年も付き合ってきただけあって、義兄の態度は冷やかであった。
「大丈夫だ、これくらい2時間もすれば消化される」
「そう、良かったね」
「ところでクロノ、父さんが大好きなチョコレートの箱が今朝から見かけないのだが?」
「あれ」
「む? なにぃ、どうしてゴミ袋の中に? 誰が食べたんだ!?」
「あんたしか食べないだろ! 僕もアルフもチョコは嫌いだし、フェイトがつまみ食いするように見えるか?」
「はははっ、どうもすみませんでした。後、チョコレート買う金下さい」
陽気な笑みと共にクライドは椅子の上で両膝を突き、ため息が出るほど堂に入った土下座を披露する。
理想的な角度で曲げられた背骨と綺麗に揃えられた指先は美しい二等辺三角形を形作り、
頭は力強く垂れ下がり、ハッキリ言ってうっとうしい。
クロノは遠慮なく父親の体をバインドで拘束すると、背後でアルフが用意していた特大のごみ袋の中に放り込んで固く結び目を作り、
可燃ごみと一緒に玄関へ並べに行く。放っておけば、本気でごみ捨て場まで持って行きそうな勢いだ。
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「あ、あの、クロノ……………」
「良いんだよ、どうせ5秒で脱出するから」
「そう、その通り!」
リビングの扉を開けるやいなや、コーヒーカップを片手に気取って見せる義父の姿が飛び込んでくる。
慌ててフェイトはクロノが捨ててごみ袋へと目をやるが、そこに入っていたのはクライドではなく
顔面に下手くそな落書きが施された等身大の人形であった。
手品師も真っ青な脱出劇である。
「今度の忘年会で披露しようと思うんだ」
「どうせ、転移魔法の応用だろ」
「おぉっい! 種明かしは良くない、良くないぞ! 君には浪漫というものはないのか!
そこに愛はないのか!? 俺達はひとつ屋根の下だろう!?」
「良い言葉だ、感動的だね、だが無意味だ。この僕が最も好きなことの一つは、自分で面白いと思っている父親にNOと言ってやることだ」
「フェイトぉ、お兄ちゃんがパパをいじめるよぉ」
「こらぁ、そこの変態! どさくさに紛れてフェイトのお尻に触るんじゃない!」
「ごふぉっ!? ま、待ってくれ。神に誓ってそんなことはしていない。お尻じゃなくて腰に手を回しただけだ」
「同じだ! 歯を食いしばれ、そんな大人修正してやる!」
「これが若さか!?」
「フェイト、コーヒーのお代わりをもらえるかな? 後、今夜は遅くなるから夕食は待たなくて良いよ」
「う、うん」
混沌とした朝食の風景。
これがハラオウン家の日常なのだから頭が痛い。
母親から愛情を与えてもらえず、満足に会話もしたことがないフェイトはこのやり取りが
一般的な親子のコミュニケーションなのかと本気で悩んだものだ。
実際のところ、単にクライドがいい加減なだけなのだが、それはそれで複雑なものがある。
そんな環境にアルフが馴染んでクライドと喧嘩したりしているのを見ていると、自分だけが家の中で孤立しているかのようでとても居心地が悪かった。
「おや? フェイト、何か悩みごとかい?」
「えっ?」
義父の言葉で我に返ると、クライドの顔が目の前にあった。
端正ではあるが、至近距離では心臓に悪い。思わず右手を振りおろしてしまった。
「ああ、良いビンタだ」
感無量といった表情を浮かべるクライド。
小言で「我々の業界では…………」などと呟いているが、フェイトにはその意味がよくわからなかった。
「ご、ごめんなさい。クライドさん、すぐに救急箱を………………」
「い、良いんだ。それにそんな他人行儀な呼び方をせずに遠慮なくパパと呼んでくれて良いんだよ。
俺達は親子なんだから。でも、どうしてもって言うならこのまま膝枕させてもらえないかな?
なに、親子のスキンシップさ。ああ、フェイトの太ももは本当に柔らかくて、このまま昇天してしまいそうだ」
「キャッ!? 何するんですかぁッ!!」
「この変態目! また触ったなぁ!」
「違うよ、ぼくは変態じゃないよ。仮に変態だとしても………………」
「言わせねぇよ!」
唸りを上げるアッパーが顎を捉え、クライドの体は天井高くへと吹っ飛ばされる。
1人静かにコーヒーをすすっていたクロノは、その惨状を見て静かに呟いた。
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「駄目だ、早く何とかしないと」
そうしたいのはやまやまだが、もう手遅れであることは付き合いの浅いフェイトでも容易に理解できた。
□
騒々しい朝食も終わり、登校の時間となった。
朝からかなりの体力を消耗したように思えるのは、きっと気のせいではない。
いつも下げている通学鞄は鉛のように重く、こんな状態でごみ捨て場までごみが詰まった袋を運ぶのはとても億劫であった。
「はぁ…………」
「ご苦労様」
「キャッ!?」
頬に冷たい感触が走り、素っ頓狂な声を上げてしまう。
振り返ると、缶ジュースを手にした義兄がそこにいた。
さっきの冷たい感覚は彼の悪戯だったのだろう。
意地悪そうに笑みを浮かべて缶ジュースを差し出し、ポンと肩を叩いてくる。
手渡されたのは自分が愛飲している銘柄であった。
「まあ、大変だとは思うけど、悪い人じゃないんだ」
渡された缶ジュースを握らされ、意味深な笑みを浮かべるクロノの目を覗き込む。
直後、リビングでテレビを見ていたクライドが現れ、「やはりそういうことか」と呟きながら早歩きで自分達の間に割って入る。
また何かふざけたことをするのかと思ったが、意外にもクライドは折りたたみ式の傘を差し出すだけでそれ以上は何もしようとしない。
珍しい出来事にフェイトは目を丸くし、思わず息を飲んだ。
「今日は夕方から雨が降るらしい。小振りのようだが、濡れて風邪を引くのはよくないから持って行きなさい」
そう言ってクライドは折りたたみ式の傘を強引に握らせ、下に降りるついでに捨てようと思っていた可燃ごみの袋を手に取って玄関の扉を開ける。
呆然と見上げているこちらをしり目に、クライドは無言でごみ袋を持ったまま玄関を後にした。
どこか照れ隠しのよな笑みを残して。
「えっと………………」
「まあ、ああいう人なんだ。一応、自慢の父親でね」
扉の向こうで、何か大きなものが倒れたかのような音がする。
玄関を開けてクライドが消えた方角を見ると、エレベーターへ向かう途中にある数段の段差を踏み外し、
盛大に尻もちをついている義父の姿があった。
その情けない姿にどちらからというでなく笑みが零れ、格好つけたつもりでいたクライドは腹を抱えて笑う子ども2人を見て憮然とした表情を浮かべる。
だが、すぐに釣られて罰が悪そうに苦笑し、そんな父親をフェイトとクロノは2人で助け起こす。
(拝啓、アルハザードの母さんへ。新しい家は騒々しくて、お兄ちゃんはぶっきらぼうでお父さんは変な人です。
嫌なことも辛いことも多いです。せめてパンツは自分で洗って欲しいです。けれど、もう少しだけ頑張ろうと思います。
毎日を楽しそうに生きているお父さん、何だかんだでお父さんのことが好きなお兄ちゃん。家族だから一緒にいるんじゃなくて、
一緒にいたい家族となれるように。だから……………………私は笑顔でいます、元気です)
おわり
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以上です。
なんとなくまじめで誠実なクライドしか見たことなかったので、思い付きです。
意図的に壊すというのは難しいです。シリアス脳がどうしても動いてしまう。
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この板のスカ博士の一パターンと被ってるが、GJ
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>>24
GJ
こんな駄目親父(尻的な意味で)が美少女を養女にすることを許可したミッドチルダ、終わったなw
ていうか、エイミィ、帰郷してやんなw家事得意なくせにwww
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まさかクライドのこんなSSが見れるとは。
貴重なぱぱんSSサンキュー。
そして俺もちょいと投下いくぜ。
短編、非エロ、以前書いた連載ギンガの恋路の派生、タイトルは『ギンガとカルタス、夏日和』
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ギンガとカルタス、夏日和
異国、異世界のミッドチルダにも四季はある。
四季がなければ美味しいお米は作れないのだ。
そして今、とても暑い。
ひどく暑い、つまり夏である。
むしむしと湿度の高いイヤ〜な暑さなのだ。
ゆえに、今こうしてギンガ・ナカジマがだれてしまうのは仕方ないのかもしれなかった。
「うあー……あーづーいー」
そんな風にのたまいながらギンガは居間のフローロングの上をゴロゴロと転がっていた。
いかに屈強な戦闘機人といっても暑さには弱いようだ。
普段の頼れるお姉ちゃん然とした姿からは想像もできないほど、今のギンガはだらけきっていた。
まずその格好がいただけない。
たわわに実った胸には暑苦しいという理由でブラはされておらず、上に来ているのはだぼだぼになるまで着古しただっさいTシャツ一枚である。
どれくらいださいかっていうと、日曜の夕方に近所のおばちゃん着てるシャツ類くらいださい。
そして下もまた酷かった。
ほつれた糸が何本か飛び出てるくらいボロくなった無地の白パンツ一枚しか着ていないのだ。
さらに足元が冷えぬようにと履いている靴下に至っては穴が幾つも開いている。
果たしてそれは女としてどうなのか、そう問いたくなるほど今のギンガの格好は酷かった。
そんな義理の姉に、ナカジマガールズきっての家庭的なお嬢さんことディエチがやって来た。
ちなみにディエチは深い紺色のポロシャツに膝下までの丈のタイトスカートという落ち着いた服装である。
ギンガさんお姉ちゃんなんだから少しは見習ってくださいほんと。
さて、そしてギンガの前にやってきたディエチはだらしない格好でフローリングの上でゴロゴロした義理の姉にこう申したのだ。
「またそんな格好でゴロゴロして……最近だらしないよ?」
「うあー、だってしょうがないじゃない。暑いんだもん」
「もう、しょうがないんだから……それはそうと、ギンガ姉さんにお客さんだよ?」
「えー、だれー?」
お客さんというディエチの言葉に、ギンガはごろーりと転がって視線を玄関のほうに向けた。
するとそこには、
「やあギンガ。これはまた、面白い格好だね」
オールバックのヘアースタイルに陸士制服を着た青年の姿。
彼こそは陸士108部隊でギンガの上司を務め、また最近ギンガと恋仲になった(シガー作『ギンガの恋路』参照のこと)男。
ラッド・カルタスその人であった。
「あ、え……?」
彼の唐突な登場に、ギンガは一瞬硬直する。
しかし次の瞬間、彼女の羞恥心は盛大に爆発した。
「きゃー!!!」
なにせ今の彼女の格好ときたらとても恋人に見せられるものではなかったのだ。
最高にだらしない姿を見られ、乙女は悲鳴を上げて駆け出した。
そして何を考えたのか、彼女は風呂上りでバスタオル一枚のチンクをひっ捕まえて自室のドアを閉めるではないか。
果たしてその時のギンガは正気だったろうか?
いや、羞恥心によっていつもの冷静さを失った彼女は明らかに普通ではなかった。
なにせ彼女は自室のドアに鍵をかけた後こんな事を言ったのだ。
「こんな恥ずかしい格好をカルタスさんに見られて生きていくくらいなら、クーラーを最強にして死んでやるー!」
と。
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それはあまりにも馬鹿馬鹿しくアホらしい主張であった。
さて、人がクーラーの寒さくらいで死ぬかどうかはさておき問題はチンクである。
なにせ彼女は風呂上りで身体も濡れたまま、おまけに羽織っているのはバスタオル一枚なのだ。
このままでは風邪をひくのは免れない。
「ギ、ギンガ、なぜ私まで一緒に連れてきたんだ、このままでは……くちゅん! 風邪をひいてしまうじゃないか」
「一人だと寂しいからチンクは人質よ」
「そんなぁ……」
なんてやりとりをするではないか。
やはり今のギンガは普通ではない。
バカチンと化した姉を説得しようと、ナカジマガールズは色々と言葉をかけた。
もうじきご飯だよ、ケーキ買ってきたよ、そろそろお風呂入らないか、いつものドラマ始まるよ。
などなど。
しかし一向にギンガは出てこない。
まるで天岩戸に篭ったアマテラスである。
次第にチンクのくしゃみもくちゅんくちゅんと回数を増していき、このままでは風邪ひき確定ではないか。
さあて困ったものだ。
と、皆が頭を抱えだした時、一人の男が歩み出る。
事の発端たるカルタスであった。
「ギンガ、ちょっといいか?」
「な、なんですか……」
「いや、別に俺はだらしない格好しててもそんな気にしないぞ?」
「ほ、ほんとうですか!? だって、だって……穴のあいた靴下はくような女の子ですよ?」
「だから別に気にしないって」
彼のそんな言葉に、ようやくギンガの部屋のドアにかけられた鍵はがちゃりと開く。
そしてギンガは怖がりな小動物のように恐る恐る顔を覗かせた。
「……うそ、じゃないですよね?」
ちらりとカルタスを見上げる眼差し。
彼は、はぁ、とため息を吐きつつこう告げた。
「俺が嘘なんて言うわけないだろ?」
「……」
「それといい加減服着ないと君も風邪ひくぞ」
「あうぅ……」
くしゃくしゃと髪を撫でられ、縮こまるギンガ。
ようやく彼女が平静と取り戻し、ナカジマ家には平和が戻ったのであった。
ちなみにチンクはしっかりと風邪をひいてしばらく寝込んだが、それはまた別の話。
終幕。
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投下終了。
なんか最近暑いので書いてみた。
チンク姉不憫である。
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GJ
クライドがリンディさんに猛アタックしたのが目に見えるようだ。
やんわり断るリンディさんの言動に気づきながらも、あえて無視して苛烈に再アタックなイメージ。
死ぬ系で、カッコいいユーノやエリオってあまり無いよね。
最後に大切な人を守り抜いて満ち足りた微笑みのまま死んで行く感じの。
相手が近くにいるなら死ぬ間際に、あんな出会い方ではあったけど、君に会えて良かったとか、
愛していたと告げて死んでしまうとか燃えないか?
エリオなら槍で体を支えながら立ったまま死に、ユーノだとバインドで無理やり止血しながら、
壁に寄りかかってとかで。
-
ジェットマンを連想した
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>>24
GJ! フェイト自身は馴染めてないと言ってるけど、傍から見ると「男やもめの父親を世話するしっかり者の娘」ポジションに
すっぽり収まってますねw
まるでダメ親父なのに肝心なところは外さないタイプのクライド父さん、っていう切り口はツボです
>>30
こちらもGJ! チンク姉カワイソス
とりあえず家庭的なディエチさんを俺にください
>>31
エリオは見た覚えないなぁ……ユーノのは見たことあるけど
どっちかというと二人とも瀕死になるまで頑張って意識失って
キャロなりフェイトなりなのはさんなりに病室でリンゴをあーんしてもらうまでが
ワンセットって気がしないでもないw
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投下ラッシュktkr
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なんか唐突に投下したくなってきた。ちょっと作品作ってくる。
ただ、ネタが少ないんだよなー。
結局思い浮かんだ電波は新3人娘をユーノが愛する、っつー謎仕様。
新3人娘っつーのは…まあわかるよな。ViVidの3人娘。
少なくともどこのロリコンだよと。
そしてんなことしたらなのはさんに消されるわ。3人娘が。
もちっとましなネタ考えてくる。
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>>30
GJ
相変わらずの本人は大真面目だけど、第三者から見るとアホそのもの具合が凄くて楽しかったです。
ギンガに巻き込まれたチンクが可哀想だw
>>33
そこから恋愛にも繋がるってハッピーエンドもいいですよね。
何で、こんな事思いついたのか考えたら、HELLSINGの隊長の死に様を見たからでしたw
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>>35
アレ、おかしいな。
その電波送信していないはずだぞ、私は。
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>>35
学校の勉強に苦戦する三人娘
→ヴィヴィオがユーノに頼る
→さっすがユーノくんわっかr(ry
→憧れはやがて恋へ
OK。その電波はかなりの精度で傍受した
ロリコン疑惑? 大人モードがあるから見た目だけなら問題ないぜやっちゃえ!
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>>31
ユーノは補助タイプだからまあわかるが、エリオは………
>>38
待て、ヴィヴィオはあの年齢が実年齢とは限らないんだぞ!!フェイトそんと同じ理由で
エリオきゅんは微妙なところだけれど
>>35
コロナ・リオはともかくヴィヴィオに手を出したら、ユーノが逆になのはさんにぬっころさ……あれ?こんな時間に外が明るい……しかも、ピンク?
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嫉妬に狂うなのはさんもいいな。
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>>31
ユーノに関してはユーノスレに行きたまへ
エリオに関してはさあ筆を取るんだっ
>>38
逆に考えるんだ
ユーノだったら変身魔法で少年ユーノに早変わり、と
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>>40
ユーノとフェイトが浮気して、嫉妬というか好きな相手と友人に同時に裏切られて病んだなのはが
二人に凌辱の限りを尽くすなんて電波を受信したことがあるが……
フェイトにモノを生やして自分を犯させて、そんな自分を見せつけながらなのはがユーノを掘るだなんて誰得だw
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>>31
ことユーノ系でエロ以外なら大抵ユーノスレにあるしね
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つまりこういうことか
フェイトにバックで突かれながらユーノを掘るなのは
犯されながら掘るってのがまた斬新でいいな
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>>44
それはエリオが既に通った道だ。
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>>45
重要なのは「女子が」犯されながら掘るってとこだと思うぞw
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今日もこのスレは変わりないなww
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フタナリ→フタナリ→♂ の3連結か。好物だ。
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マテリアル三人娘全員ふた説の出番だな
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>>49
全員はダメだ。
統子は両方に突っ込まれる総受けであるべき。
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>>50
星光さんに淡々と、かつ大胆に、パクパクと誘えるくらい尻をファックされ、
雷刃に拙く膣を犯されて、エクスカリバー(股関じゃなくてデバイスの方)の剣十字の先端で陰核責めをされ、
汗まみれのよだれまみれの精液まみれのアへ顔になる統べ子さんとな!?
なんという鬼畜なんだ!>>50は!
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>>51
さらに両乳首にローター装備&衆人環視の中で無いとダメだろ
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>>52
それは統べ子さんよりも、パッと見マテリアルたちに似てる三人娘に取っての羞恥プレイだろw
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ナンバーズメインの純愛ものこねえかなー
できればセインとかウェンディあたりで
あの二人をいいこいいこするような話が
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ふたなりネタで思いついたんだけど、例えばユーノが魔法かなんかでTSしてそこにチ○コを突っ込まれたとする。
その状態でユーノが元に戻ったらどうなるんだろう?
ユーノのモノに突っ込んだ相手のモノが無理矢理挿入されている阿鼻叫喚になるのか、竿同士でチャンバラやってるような構図になるのか……。
長年の謎なんだよなぁ。
>>54
個人的にはユーノとはセインかディードかドゥーエ、クロノとはクアットロかウーノ、エリオとはチンクかウエンディってイメージ。
異論は大いに認める。
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>>54
相手としては緑髪2名かねえ
立ち位置としては
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>>55
それは例えばテーブルトークRPGで、
変身魔法で女になってるときに魔法切れたらどうなるのか、とかの古典的質問だな
大抵の答えは
「ゆっくりと変身は進行するので、挿入している部分はその過程で、同じくゆっくりと内部から押し出される。
ちぎれたり融合したり、内部に精液とか残ったりはしない」
って感じか。
単にゲームシステム的に無難な答えだから、面白ければ「なんだか知らんが、とにかくよし!」な結果でいいと思う。
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色々と見回ってるんだが、
クロノとリーゼ姉妹って思ったより人気ないのか?
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>>55
中田氏後の朝チュン状態だと菊門から白濁液が出てきたり後ろが痛いよぅが定番だけど、最中は難しいな
濃いフタナリ者なら尿道でファックや出産もやらかすんだが
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>>55
クロノ「そういったことが面倒だから、僕は尻を選択するんだ」
>>54
ウェンディで、オリジナルキャラ相手がOKだったら、ザ・シガー氏のツンデレ彼氏シリーズがあるけどな
非エロを純愛と捉えるならダメだが
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>>57
つまり、変身解除したら挿入先が菊門に変わっていたとかもありなのか。
もしくは異物が体内にあると変身が失敗して体は男に戻ったけど膣はそのまま残っているとか。
>>58
個人的には使いにくい。
3人とも強すぎるしそれなりに権限あるから動かしにくいし。
少年クロノはまだ若さとか内に秘めた熱さとか現場指揮官ポジとかで何とかなるけど、大人になるとね。
エロなら問題なく大活躍できるが。
尻好きで縛りも上手くて変態で不倫もすれば嫁さん思いだったりもする。
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ナンバーズで純愛と聞くと
もうウーノさんしか思いつかないな。
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ディエチの純愛ネタを考えてみたが、ソープ・ナンバーズのアレのように
純愛というか悪い男に騙されるパターンの方が合ってるような気がする・・・・・・・。
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そこで敢えておじさまフェチなディエチを推してみる。
包容力のある人が好きとか。
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ディエチは家庭的なお嬢さん過ぎて、物語としてのヤマとかオチとかのない順当な恋愛か
ダメ男や悪い男に引っかかるイメージが俺の中にはあるんだ
他の人の意見を是非聞きたい
俺の固定観念をブレイクしてくれ
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>>65
逆に、普通の順当な恋愛じゃダメな理由が聞きたい
彼女たちは普通の身体じゃないからこそ、普通の恋愛ができることが至高だろう
個人的に相手のイメージは
ノーヴェ・ディエチ:包容力のある人物
セイン・ウェンディ:明るい恋愛ができるけど、根は真面目系
オットー・ディード・トーレ・セッテ:お互いを高め合える相手(オットーだったら学問で、ディード・トーレ・セッテだったら武術で)
クワットロ・ドゥーエ:腹の探り合いが楽しい相手
なんだが、チンク姉はゼスト、ウーノはスカリエッティしか相手が想定できんw
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>>66
ゼストとチンク姉………
このスレ的な比較的まともなレジアスさんが見たらどう思うだろう………
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>>58
結構クロノものは過去に投下されまくったぞ。
クロノは狭く深くで専任の職人さんが付きやすい傾向あるから、その人が降臨中はとにかく連打される。
今は殆ど引退しちゃったから少なく見えるだけ。
リーゼ姉妹は見ないな。やっぱり扱いが難しいのがあるのか。
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クアットロが恋愛を楽しんでいる姿が想像できねぇ。
この流れで何か思いつけそうだな。
まだ書いたことない数の子で1本考えてみるか。
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>>68
>クロノとリーゼ姉妹
クロノとリーゼたちがくんずほぐれつしてる話が少ないなっていう話じゃないのか?
クロノが不倫しまくっててその中にリーゼたちがさらりと入っているとかは結構見るが
ショタクロノを弄ぶ枠なら、実母か公式妻の方がネタにしやすいんだろうなとは思う
何より、リーゼたちがクロノ<<<<<<越えられない壁<<<<<クライド<<<絶対的に越えられない壁<<<<お父様だからな
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ゼスト×チンクを見たレジアス>中将「あいつの趣味は昔から変わらんな」
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クアットロはどうにもこうにも外道イメージだからなあ
暇つぶしとして下僕(オモチャ)を弄んでる姿なら想像しやすい
久々に他で遊んでみたけど以前ほど楽しくない、あの下僕でないとなんだか物足りない……
とまでなれば恋愛と言える段階に発展してそうだが
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>>72
個人的には恋愛に目覚めて好きな相手には乙女になっちゃうクアットロとかもいいかなって思ってる。
んでその頭脳を駆使して相手を落そうとするも肝心なところでポカしちゃうクアさんとか。
天才ドジ系のキャラいないし有かなって思うのは俺だけ?
ああ、しかし最初から最後まで計算ずくで接近して陥落するクアさんも捨てがたい……。
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お話中の所申し訳ありませんが、投下させていただきます。
・間違ってなのは×ジェイルが成立しちまった世界で士郎と対面したらどうなるか?って話
・非エロ
・キャラ崩壊上等(若干綺麗なスカちゃんとブラック?な管理局)
・最後にちょっとオリ出る。
・自分なりにちゃんと納得出来る(?)理由付けしますけど、こういうの苦手な人は戦術的撤退を提案します。
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この世界は『こんなはずじゃない事』ばかりである。そして人間もまた神様では無いのだから、
どんなに優秀な人であろうとも、時には過ちを犯してしまう事もある。
高町なのは。彼女はとんでもない…と言うレベルでは無い程の過ちを犯してしまったのである。
その過ちとは…すばりジェイル=スカリエッティとの結婚であった。
この事実はミッド…嫌…全管理世界を震撼させた。相手は天才科学者にして広域次元犯罪者にして
JS事件の主犯でもあるとんでも無い男である。そんな男を相手に管理局のエース・オブ・エースと
称される高町なのはは一体何をとち狂って結婚等決め込んだのであろうか?
彼方此方で様々な憶測が飛び交ったが、現時点においては謎に包まれていた。世の中には
『恋しさ余って憎さ百倍』と言う言葉があるが、その逆の現象…『憎さ余って恋しさ百倍』と言う状況が
起こってしまったのであろうか? 魔導師として悪魔と呼ばれた女と科学者として悪魔と呼ばれた男とで
馬の合う部分があったのか? それとも…ジェイル=スカリエッティも所詮は『男』であり、
高町なのはもまた所詮『女』であったと言う事なのであろうか?
この事実に当然のごとくなのはと親交の深い者達は猛反対したのだが、意外にも『時空管理局』と言う組織
そのものは二人の結婚に肯定的であった。
正義を称し推奨する時空管理局と言えども全員が聖人君子と言うわけでは無い。中には当然色々とブラックな
連中もおり、使えると判断した相手ならば元犯罪者さえも局員として雇用する黒さが管理局にはあった。
現になのはと親交の深い者達の中にもそういう経緯で管理局入りした者も少なく無い。
ジェイル=スカリエッティと言う男は、人格的にはともかくとしても科学者としては極めて優秀な男だった。
その頭脳を世の為人の為に使ってさえいれば、確実に97管理外世界で言う所のノーベル賞に相当する賞は
幾らでも貰っていたであろうし、歴史に残る偉人にもなっていたはずである。
時空管理局は逮捕した彼を軌道拘置所に閉じ込めておく事よりも、お抱えの科学者として雇用する事を望んでいた。
が、勿論ジェイル本人は管理局に手を貸すつもりは無いので、管理局の希望に応えはしなかった。
だが、そこで高町なのはとの熱愛発覚である。何故二人がその様な関係になったのかはともかくとして、
これは管理局にとって好機と言えた。高町なのは程の強い女性ならば、例え相手がジェイル=スカリエッティで
あろうとも瞬く間に尻に敷いてしまえるに違いないと判断したのである。この機に乗じ、管理局は
『次元犯罪者ジェイル=スカリエッティ』をこの世から抹殺し、『管理局専属科学者高町ジェイル』として
雇用しようと考えていた。
故に管理局は二人の結婚を陰ながらにお膳立てし、二人は周囲が騒ぐわりにはあっさりと結婚してしまった。
-
当初こそ世間から『世も末だ』と嘆かれた二人の結婚であったが、その後は意外にも平穏な物だった。
管理局の予想通りになのははジェイルを尻に敷く恐妻ぶりを早々と発揮し、彼女によってジェイルは嫌々ながら
管理局に科学者として協力していく事になっていた。ジェイル自身、例えそれが嫌な事であっても手を抜けない性格で
あったのか、管理局の下であっても彼の頭脳や技術は有意義に発揮されていたのである。なのはがジェイルとの
結婚を決めたのは、彼女自身もまたこういう展開を狙っての事では無いのか? とも推測されるが…謎である。
ジェイルもまた『時空管理局』と言う組織に対しては相変わらず非協力的ではあったが、妻であるなのはに
対しては口でこそ文句は言うが、結構素直な所もあった。自分さえも捻じ伏せ尻に敷いてしまえる程の力を持った
なのはにジェイルは逆に痺れ、一目置くようになっていた…と推測も出来るが、現時点ではやはり謎である。
意外過ぎる程にまで上手く行っている二人の結婚生活に、次第に二人の結婚に反対する者は少なくなり、
現時点ではごく一部の例外を除いて殆どいなくなってしまった。むしろ二人は意外に似合っていたのでは無いのか?
とささやかれる様になる始末。
とは言え、過去の歴史を見てみても『どうしてこの二人が?』と言った組み合わせの異色カップルが
誕生した事は度々あった。例えば、亡国の王子様と彼が一度は滅ぼそうとした世界の女性科学者が
結ばれたと言う事例は、当時数多くの人々を驚かせた。他にも如何にも真面目一本道的な男と
ちょい不良っぽい系美人が結ばれて、しかもそれが上手く行ってたり、そもそも昔の権力者の間では
政略結婚と言う形で異色カップルが誕生する事は当たり前であったりと例を挙げたらキリが無い。
故に、なのはとジェイルの結婚もまた今と言う時代において起こった異色カップルに過ぎないのかもしれない?
しかしここでさらなる凄まじい問題が発生した。一体何処からなのはが結婚したと言う事実を
聞きかじったのだろう? 97管理外世界にいるなのはの両親…高町士郎と高町桃子の二人が
勝手に結婚するなんてけしからん、せめて旦那の顔を見せろととか色々と要求して来たのである。
まあそれも仕方の無い事なのかもしれない。遠い異世界に出た娘が知らない内に誰かと結婚して
しまっていたと知ったら、そういう反応を取ってしまうの親と言う物だ。
この事態に対し、管理局は何か考えがあっての事なのだろう? なのはとジェイルの二人を
あっさりと97管理外世界の高町夫妻の所へ向かわせてしまうのであった。
そして、ついにこの時がやって来た。なのはの実家、海鳴の高町邸にてジェイルは
義理の両親となる高町士郎・桃子が相対したのであった。
「わ…私がこの度…なのはさんと結婚しました…ジェイルと言います…。」
「ほう…君がそうなのか…。」
居間で不敵に腕組みをして構える士郎に対し、ジェイルは恐る恐る社交辞令的挨拶を述べつつ頭を下げていた。
「(うう…流石はなのは君のお父上…凄まじい迫力だ…。まさかこの世にこれ程の男がいたとは…。)」
厳しい表情の士郎にジェイルはこの上ない程の恐怖を感じ取っていた。例え管理局に追い詰められようとも、
フェイトのバルディッシュが振り下ろされようとも、彼はこれ程の恐怖を今まで感じた事は無かった。
それだけ凄まじい気迫が士郎から放たれていたのである。
-
「本当なのはも水臭いわね。結婚したなら私達にも連絡してくれれば良かったのに。」
「それは…まあ…こっちにも色々とあってね…。」
睨む様な厳しい表情を見せる士郎とは対照的に、桃子は優しい表情で微笑んでいたのだが
これがジェイルの恐怖感をさらに掻き立てさせていた。
「(恐ろしい…私にはなのは君のお母上が恐ろしいぞ…。あの笑顔の裏に一体どんな本心が隠れているのか…。
やはりなのは君のお母上と言う事なのか…。)」
士郎も確かに凄まじい気迫を放ち恐ろしいが、桃子の笑顔と得体の知れぬ底知れなさが
それ以上の恐怖をジェイルに感じさせていた。
「ま…なのはが選んだ相手だ。こっちに知らせずに勝手に結婚したと言うのも百歩譲って不問としよう。
所でジェイル…と言ったか?」
「は…ハイィ!」
士郎に問われて思わず肩を上げつつ答えてしまうジェイル。時空管理局に真っ向から戦いを挑み、
レジアス中将や最高評議会のメンバー達を謀殺すると言う恐るべき事を仕出かしたかつての彼からは
想像も付かない情け無い姿であった。しかし、相手がなのはの父に当たる士郎ならば仕方の無い事だろう。
「君は一体どんな仕事をしているのかな?」
「は…はい…か…科学者を…しております。」
「ほぉ…科学者を…。一体どんな事をしてたのかな?」
士郎はジェイルがどれ程の男か探る為なのか色々と質問をするつもりらしかった。その様はまるで
就職希望者と会社の面接官の様であったが、ジェイルは士郎の迫力に怖気付きながらも答えて行った。
「い…色々ですね。」
「色々と言われてもねぇ。細かい専門用語は分からないけど、具体的にどんな事をしているのか位は
教えてくれても良いんじゃないかね?」
「具体的に…と言われましても…。」
やはり士郎に対する恐怖感と威圧感のせいでジェイルは実力を発揮出来ない。
故にジェイルは返事を躊躇していたのだが、そこで突然立ち上がり部屋から立ち去ろうとし始めた。
「やっぱりダメだなこの男は。なのはが連れて来たのだからどんな男かと思えば…。この話はここまでだ。」
「ちょっ…ちょっと待って下さいよお義父さん。」
「お前の様な軟弱な男にお義父さんと呼ばれる筋合いは無い!」
「!!」
士郎のその言葉にジェイルは切れた。そして管理局に逮捕されて以来彼自身も忘れつつあった
管理局にも真っ向から挑戦して来た時の様な度胸やど根性がメキメキメラメラと沸き立って来ていた。
-
「貴様………なのは君のお父上だと言う事で下手に出ていれば付け上がりおって……。」
「なっ! 入婿の身のくせに義理の父に向かって何と言う言葉を吐くか!」
「お父さん…さっき義父さんと呼ばれる筋合いは無いって言ってたよね…。」
闘志を露にしたジェイルに対する士郎の言葉。状況的には険悪な雰囲気となるべきなのだが、
先に彼の言った言葉に対する矛盾もまた発生している事をなのはに突っ込まれて
若干空気が緩んでしまっていた。しかし、部屋を立ち去ろうとした士郎が立ち止まって
再びジェイルと相対したのは間違いの無い事であった。
「やっと本気を出した様だな…。ならば本当の君と言う物を教えてもらおうじゃないか!」
「教えてあげますよ。私とて伊達にドクターと呼ばれてはいませんでしたからねぇ…。」
本気を出したジェイルに士郎は不敵な笑みを浮かべた。彼的に面白い状況になって来たのを
感じたのかもしれない。そして彼は再び座り込み、ジェイルの言葉に耳を傾け始めた。
「で、どんな研究をしていると言うのかね?」
「主に機械工学と生命工学をやっております。」
「ほぉ…機械工学と言うと…?」
「この世界で言う所のロボット工学みたいな物…と思えば良いでしょう。」
ジェイルの言う機械工学とはガジェット系列の機械兵器群を指している。細かい専門的用語は流石に
士郎も理解は出来ないので、とりあえずそういう事をしていると言う事だけは理解してもらう事から始めていた。
「ほうほう、じゃあ生命工学と言うのは…?」
「その名の通り生命操作技術関連の事です。これに関しては色々やりましたよ。一つの細胞から培養させて
一個の生命体を作り出すクローンニングや、複数の生物の遺伝子を掛け合わせて新しい生物を作り出したり、
人間の身体に機械を込み込んだり………。」
「え………人間の身体に…機械………。」
ジェイルは当たり前の様に説明をしていたが、士郎は若干嫌な予感を感じ取っていた。
「自分には専門的な用語等は分からないが、とりあえずクローンとか複数の生物の遺伝子を合わせて〜
って言うのは理解出来る。でも人間の身体に機械を…って言うのは…どういう事だ?」
「読んで字のごとくですよ。人間の身体に機械を組み込む事で機人化させるのです。もっとも、
それをやる前に対象が未成熟の段階で機械部品に適応しやすい様に遺伝子操作する必要がありますが。」
「…………………。」
士郎は気まずい顔で黙り込んだ。まるで地雷を踏んでしまったと言わんばかりの雰囲気を感じさせていた。
先程はジェイルを気圧させていたと言うのに、立場が逆転してしまっていた。
「不味い…不味いぞこれは…。」
「義父さん、どうしましたか?」
「いや…その……ジェイル君…君はもしかして…科学者は科学者でもマッドサイエンティストとか
言われたりしていないかい?」
言っちまった。士郎は思い切って言っちまった。これには士郎本人すらがやっちまったと言わんばかりの
やはり苦しい顔になっていたのだが、ジェイルの表情は意外にも涼しかった。
-
「まあ、そう言われますな。確かに私のやっている研究は世間から見ればマッドに当たる事は
私自身が自覚してますからそう気にめされるな。」
「気にめされるなと言われてもね…。」
士郎はここでジェイルが実は恐ろしい男なのでは無いかと考え始めた。マッドサイエンティストなんて
漫画や映画の中だけの存在だと思っていただけに、リアルでこういう事をやっちまってる奴に出会っちまった事が
彼にとってこの上ない衝撃だった。それ故にこの苦しい空気を改める為に話を違う方向へ切り替え始めていた。
「そ…そう言えば…君は何歳なのかな?」
「え…年齢…。」
今度はジェイルが苦しくなった。そもそも彼の年齢なんて本編で明らかになっていないからだ。
きっと原作者だってまともに設定していないと思われる。それ故に年齢を問われても非常に苦しい物だった。
「君は自分の年齢が分からないのかね?」
「あ…あの…とりあえず…25年前の時点で人体と機械との融合技術を劇的に発展させてました。」
ジェイルは25年前の時点で人体と機械の融合技術を劇的に発展させる程にまで科学者として
活躍していたと言う事は現時点において明らかになっている。故にジェイルもそこを説明していた。
「ほ〜…それは凄い。25年前の時点で既に科学者として活動していたのか〜。ん……? あれ……?」
ジェイルの話を聞き、士郎も最初は感心していたのだが、ここで違和感に気付いていた。
「ちょっと待てよ…? 25年前の時点で科学者として活動していたのだろう? その時点で20代だったと
仮定して……少なく見積もっても45歳以上〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ」
士郎は真っ青になっていた。ジェイルは外見的には結構若々しいが、あのプレシア=テスタロッサとも
かつて親交(?)があってプロジェクトFの基礎を教えたりなんて事もあったらしいと言う以前に
25年前の時点で既に科学者として活動していたと言うのだから意外に高齢でも仕方の無いのかもしれない。
「なのはぁ! お前…親と同じかそれ以上の歳の男と結婚すんなよぉぉぉ!!」
「ええ!? ジェイルってそんなに歳行ってたの!? 信じられない!」
士郎に問い詰められて初めてなのはも事態の重さを理解していたのだが、ここでジェイルは
手を左右に振っていた。
「少々お待ち下さい義父さん。そもそも私は普通とは違った生まれ方がしてるわけでしてね。」
「それがどうしたんだよ。自分と近い年齢の人間に義父さんとか言われるのも変な気持ちだぞ。」
「私には両親と言う者はいないんですよ。」
「だからそれがどうしたんだよ。親がいなくても立派に生きてる奴なんて幾らでもいるだろ?」
「いや…だから…。」
ジェイルの伝えたい意味が士郎には伝わっていないらしく、ジェイルも一度溜息を付いていたのだが
それに気付いた士郎もまた詳しく話を聞く事にした。
-
「どうしたんだ? 言いたい事があるなら言ってみろよ。」
「まず、私には両親はいません。それは何故か。私はそもそも普通の人の様に父と母の間に生まれた
人間では無いからです。」
「はぁ? 父も母も無いって…じゃあどうやって生まれたって言うんだよ。」
士郎は首を傾げていた。人間と言うのは父と母の間に生まれると言うのは常識である。
しかし彼の義理の息子になるジェイルはそれが当てはまらないと言う。そしてジェイルは続けた。
「技術的な理論等は割愛させていただきますが、私は科学の力によって培養槽の中で生を受けた
言うなれば人造人間と言った方が良いでしょうな。」
「え…………。」
士郎は絶句した。彼からすればまるで漫画の中の様な話がジェイルの口からは放たれていたのだから。
しかし、ジェイルの言う事は事実。彼自身が最高評議会メンバー達の手によってアルハザード技術を持って
作られた人間なのである。
「人造人間と言ってもあくまでも人間の遺伝子ベースなので、私自身の身体は普通の人間とは
そう変わりませんよ。ただ、普通の人間は父と母が交尾をする事によって生まれるのに対し
私は培養槽に満たされた培養液の中で人工的に作られた生命です。まあ私の遺伝子のベースになった
人間と言う存在はいたのかもしれませんが、父と母とは言えないでしょうな。」
「す…凄いな…義父さん体育会系だからその辺疎いけど…科学と言う奴は…そこまで発展してたのか…。」
涼しい顔で説明するジェイルに対し、士郎は恐怖と感心の混ざった様な複雑な気分だった。
そして、そんな相手を婿に選んだ娘に対してもまた空恐ろしい物を感じていたのだった。
「私は培養槽の中で人工的に作られた命だからこそ、普通の人間とは違い赤ん坊の時期を経ず、
ある程度成長した段階からスタートしていたのです。そして私は科学者となるべくした調整を受けていました。
私の知識や技術は殆どが後になって学び、自らの力で新たに組み上げて来た物ですが、
最初の時点で刷り込まれていた物もあったのです。」
「そ…それで…どうなんだ?」
「まだ分かりませんか? 私は義父さんが考えているよりも若いかもしれないと言うのです。
少なくとも稼働年数に関してだけは。」
「と言う事は実際は45歳も行ってないと言う事なのか?」
士郎はどうもまだ半信半疑だが、ジェイルは真面目な顔で頷いていた。
「で…でも…25年前の時点で既に科学者として活動していたのは事実なのだろう? だとすると
やっぱり年齢的に色々問題があるじゃないか!」
「まあまあ、恋愛に歳の差は関係ないのよ。」
「関係無いと言われてもな。歳が近い…下手をすれば年上の疑惑のある相手から義父さんと呼ばれるのは
ちょっと気持ち悪いんだぞ。」
桃子は一応フィローを入れていたが、やっぱり士郎的には面白い物では無かった。
-
「全く…こんな事ならあのユーノとか言う奴を連れて来られた方がまだ精神的に楽だったぞ。
と言うかなのは、お前ユーノはどうしたんだよ。昔はあんなに仲良かったのに。」
「ユーノ君とは今も仲良いけど、あくまでもお友達だもん。それにユーノ君ってあれで結構持てるんだよ。
リイン…アギト…キャロ…それにヴィータちゃん…。私の出る幕なんて無いよ。だから…私はジェイルと………。」
「そ…そうなのか…。」
「それにユーノ君は私がいなくても大丈夫だけど、ジェイルは私がいないとダメなんだもん。」
士郎にとってユーノがフェレットでは無く人間と知って以降、ユーノがなのはと仲良くするのは
非常に面白くなかったが、かと言って別の男を連れて来られると言うのも寂しい物だった。
「ま…まあそこは良いだろう。じゃあジェイル君。君はどうしてなのはと一緒になったのかね?」
「ハイ、そもそも私が生命操作の研究を主にやっていたのは、完全無比な生命体を作り出したかったからです。
神は不完全な生命しか生み出す事が出来なかった。だからこそ私はそれを可能にして見せようと躍起になっていたのです。
それで色々やりましたよ。プロジェクトFによるクローン研究、人間と機械の融合…戦闘機人。人造魔導師等々。
でもそんな時に現れたのがなのは君なのです。神に作られた不完全な生命体。それも未開の辺境世界出身でありながら
プロジェクトF・戦闘機人・人造魔導師にも勝りかねない強さを持った彼女の存在は私にとって衝撃でした。
まるで私のして来た事全てを否定された様な悔しい思いでしたよ。」
「………………。」
真剣な表情で論じるジェイルに士郎も思わず黙り込んでしまっていた。細かい専門用語等は士郎には分からない。
とりあえず人工的に強い生物を作り出そうとしていた事は辛うじて理解は出来ており、そしてジェイルが作った物以上に
なのはが優れていたと言う話もまた士郎としてはにわかに信じがたい事であったが、ジェイルの真剣な表情から
嘘を付いてる様には聞こえなかった。
「それ以来私はなのは君を研究してみようと考え始めました。私が今まで作り出して来た物とは違い
限りなく普通の人間であるはずなのに何故あれ程の力を手にしたのか…。その秘密を探る事こそが
私の目的である完全な生命を作り出す鍵になると思ったからです。けれど…彼女を研究すれば研究する程…………。」
「おい、研究する程…どうなったんだ?」
そこでジェイルの話は止まっていた。そして若干顔を赤くして黙り込むばかり。続きが気になる士郎は
それに関して問い詰めようとしていたのだが、ジェイルの本位を悟ったであろう桃子に止められていた。
「私も彼の熱意に押されて〜って感じだね。だからその優秀な頭脳を世の為人の為に使うと言う条件付で結婚しちゃった。
それに元々敵だった人と仲良くなると言うのは今に始まった事じゃないし。」
「え? 二人とも元々は敵同士だったの?」
「いけないの?」
ここで初めてなのはとジェイルが元々敵同士であったと言う事を知って士郎も桃子も若干驚いており、
それにはなのはも少し困ってしまった。なのはにとって元々敵だったけど今はとても仲良しと言うのは
フェイトやヴィータ等、いくらでも前例があるので大して問題は無いが、士郎と桃子にとっては少し違う様だった。
「いや、今は仲が良いんでしょ? なら良いじゃない。昨日の敵は今日の友と言う言葉もあるし、
敵同士だった男女が不思議な運命に導かれて結ばれる…なんてドラマチックじゃない?」
「ジェイル君がどうにもマッドサイエンティストにしか見えないから嫌な予感がしたが、本当に
元々は敵同士な仲だったとはな。それで結婚しちまうんだから凄いよお前等は。」
「ハハハ…。」
とりあえず桃子も士郎も納得はしてくれた様だったのだが、ここでなのはは凄い話を持ち出して来た。
-
「ああそう言えば、何年か前に私が凄い大怪我した事があったじゃない?」
「うん。あれは本当に大変だったな。あのままなのはが一生寝たきりになるんじゃないかとハラハラしたぞ。」
「ちなみに〜私をそんな目にあわせたのはジェイルが作った兵器なんだって〜。」
「何ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」
部屋中に士郎の怒号が響き渡った。そして士郎は凄まじい剣幕でジェイルを睨み付ける。
「き…貴様ぁぁぁぁぁ! そこまで外道だったのかぁぁぁぁ!!」
「ちっ違う! 外道である事は否定しないが、あのガジェットⅣ型は元々聖王のゆりかごの中に
積み込まれていた物をレストアして使っていただけで、私が直接作った物じゃないんだ!」
「専門用語は分からんが、いずれにせよお前が使っていた兵器がなのはを傷付け苦しめたんだろうがぁ!
って言うかなのは! お前もそんな事をする男と結婚すんな!!」
なのはが撃墜され、リハビリに数年を要する程の大怪我を負った事件。その時は士郎も桃子も大変だった。
そしてなのはを撃墜した犯人は、ジェイル一味によって運用されていたガジェットⅣ型なのであるが、
だからこそなのはがジェイルを婿に迎え入れた事が士郎には気に食わず、ジェイルのみならず
なのはに対しても強く睨み付けていたのだが、なのはは笑顔でこう続けていた。
「でもねお父さん、何時までも恨みを持ち続け過去を引きずり続けても前には進めないじゃない?」
「言いたい事は分かる。しかし、相手は間接的にとは言えお前にあんな大怪我を負わせた男なんだぞ。」
「私が良いって言ってるから良いの。それに…あえて近くに置いといた方が仕返しもしやすいじゃない?」
「おお! その手があったか! 我が娘ながら策士だな!」
「恨みを持ち続けて引きずり続けても前に進めないんじゃなかったのか?」
なのはの言葉にあっさり納得して掌を返した士郎にジェイルは呆れるしかなかった。
とは言え、ここでなのはは士郎と桃子に対して改めて頭を下げていた。
「とまあこんな酷い夫ですけど…よろしくお願いします。」
「酷いは余計だ。否定はしないがな。まったく…。」
ジェイルも口では文句を言いつつもなのはと共に士郎と桃子に対し頭を下げ、
それに合わせて士郎と桃子もまた頭を下げていた。
「と…とりあえずそこは良いとしてだ。でもなのはもこんな男を夫に選んで結構大変な所もあるんじゃないか?」
「全然問題無いよ…って言うと嘘になるね。私は気にしてないけど、ジェイルって結構嫌われ者だしね。
私もジェイルと結婚したせいで友達何人か無くしちゃったし…。でも私は負けないよ。ジェイルだって
元々優秀な頭を持ってるんだから、それを世の為人の為に生かせればきっと皆も見直してくれるはず。
だから私は慈愛の心を持ってジェイルを綺麗な科学者に更生させて良くつもりなんだよ!」
やっぱりジェイルと結婚しちまったのはなのはにとっても大変な部分はあった様だ。しかし、だからと言って
めげずに頑張るなのははやはり強かった。流石は不屈のエース・オブ・エースである。だが…その彼女の言葉に
眉を細めていたのが…ジェイルであった。
-
「ほ〜…何時も私にやっている『お話』と言う名の砲撃は『慈愛の心』と言うのか〜。また一つ勉強
させてもらったよ…。ハッハッハッハッハッ!」
まるで嫌味の様に言うジェイルの言葉になのはも笑顔ながらにジェイルの方を向いていた。
「ねえジェイル? 今私に何か言った? 今日はお父さんとお母さんの前だから大人しくしてたけど…
いや…お父さんとお母さんの前だからこそ私達夫婦間のルールと言う物を見せ付けないといけないのかもね…。」
「や…やると言うのか!」
笑顔ながらに凄まじい殺気を放ち始めたなのはにジェイルは思わずその場を跳び退いた。しかしそれのみならず
衣服の中から何か色々と道具らしき物を取り出していたのだった。
「何時も何時も君の思い通りになると思ったら大間違いだぞなのは君! こんな事もあろうかと私は
対なのは君用の装備を色々と作って携帯していたのだ! ハッハッハッハッハッ!」
ジェイルが密かに作ったと言う対なのは用の装備と言うのが如何なる物かは現時点では明らかになっていないが、
いずれにせよジェイルもやる気らしかった…のだが…意外にもなのははその場に座り込んでしまっていた。
「いや、やっぱりやめておくよ。実はこの間病院に行ったらおめでただって言われたの。だからあんまり
激しい運動はしない方が良いかな〜って…。」
なのははそう言いつつ自身の下腹部を優しく左手で撫でていた。
「まぁ! おめでたって事はなのは、赤ちゃんが出来たのね?」
「そうなるかな…ハハハ…。」
「早く孫の顔を見せてちょうだいねなのは。」
とまあ桃子は喜んでいたのであったが、問題なのは士郎である。そして士郎は真っ青な顔で
桃子の肩に軽く手を乗せていた。
「も…桃子…。」
「貴方どうしたの?」
「なのはがおめでたって事は………アイツと…くんぐもくれつって…。」
「したんでしょうね〜。じゃないと赤ちゃん出来ないじゃない?」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッッッッ」
おめでたとは即ちなのはがジェイルの子を妊娠してしまったと言う事。そしてなのはがジェイルの子を
妊娠すると言う事は、なのはとジェイルがくんぐもくれつってしちゃったって事である。
しかし、士郎にはそれを信じたくなかった。むしろ信じては何かに負けてしまう気がした。
「いや! まだ分からないぞ! コイツの様な科学マニアがなのはとくんぐもくれつなんて出来るはずが無い!
そうだ! あれだ! 生命工学だか遺伝子操作だかクローンだか知らないが、とにかく人工的に作った物を
なのはのお腹の中に無理矢理仕込んだんだ! 何と言う外道な男であろうか!」
士郎は現実から逃避する様に勝手ながら何げに鋭い妄想を膨らませていたのだが、
なのはは笑顔で首を横に振っていた。
-
「いやいや、私はジェイルにそんな事はさせないから。この子は私とジェイルのちゃんとした子供だよ。」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッッッッッ」
優しく自身の下腹部を摩るなのはの姿に、士郎もそれを事実と認めざる得なくなってしまう。そして、なのはが
ジェイルの子を妊娠したと言う現実を垣間見た士郎の両目からは真っ赤な血の涙が溢れ出てしまっていた。
『ぬぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』
次の瞬間に響き渡った士郎の怒りと悲しみの交じり合った魂の叫び。そして何処からか日本刀を
取り出し、鞘から刃を抜いてジェイルに向けていたでは無いか。
「アッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ…我が愛刀が久々に血を欲しがっておるわぁ…。」
「お…義父さん…一体何を……。」
「お前の様な我が娘を妊娠させる様な男に義父さんと呼ばれる筋合いは無いわぁぁぁぁぁ!!」
士郎は凄まじい剣幕でジェイルの眼前に日本刀の刃を向ける。これにはジェイルも真剣にビビる。
「ちょっとなのはとくんぐもくれつした位で良い気になるなよ! 俺はなのはの父なんだぞ!
赤ん坊の頃からなのはの全てを見て来たんだぞ! 俺を舐めるなよぉぉぉ!!」
「義父さん! 何を言うんですか!? って言うかなのは君! 見てないで助けてくれぇ!」
士郎は怒りに身を任せてジェイルを斬ろうとしている。これにはジェイルもなのはに助けを求めようとするが…
「ごめんねジェイル…。こうなったお父さんはもう止められないよ。でも大丈夫。貴方が死んでも
この子は私一人でも立派に育てて見せるからね…。」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッッッッッ」
左手で下腹を優しく摩るなのはの姿にジェイルは真っ青になってしまった。そして襲い来るは士郎の斬撃。
これにはジェイルも必死で逃げ惑うしか無かった。
「落ち着いて! 落ち着いて下さい義父さん!」
「お前の様な男に義父さんと呼ばれる筋合いは無い! どうだ! 悔しかったらお前のその優秀な
頭脳(笑)とやらで何とかして見せろよぉぉぉぉ! アッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ!」
狂った様に日本刀を振り回し迫る士郎と、それから逃げ惑うジェイル。大の男が恥ずかしいと
言わんばかりの大人気ない鬼ごっこは家の外の庭にまで及んでいた。
「畜生! 何がなのは君のお父上だ! なのは君と同等…いやそれ以上の奇人変人じゃないか!」
「何だとぉ!? 入婿のくせに義理の父に向かってそんな事を言うのかぁ!?」
「さっきは義父さんと呼ばれる筋合いは無いって言ってたじゃないか! どっちなんだよぉ!」
とまあ高町家では滅茶苦茶な事になっていたのだが、一方時空管理局において主に幹部会等に
使用される会議室にて…刀持った士郎に追い駆けまわされるジェイルの映像が流されていた。
「アッハッハッハッハッハッ!」
「アイツ馬っ鹿でぇぇぇぇぇ!」
実は高町家における一連の事は全て『管理局隠密撮影隊』なる特殊部隊によって撮影されており、
その映像を見ていた管理局上層部の高官達が腹を抱えて笑っていたのであった。
「ハハハハハハハ! これだよ! 俺はこういう展開を待っていたんだよ!」
「二人の結婚を許可して良かったよ本当! アイツにとって見れば軌道拘置所に閉じ込めとくより
ああした方がよっぽど厳罰になるもんなぁ!」
「まったくだ。アッハッハッハッハッ!」
伊達に管理局も二人の結婚を後押ししてはいなかった。ジェイルを受刑者として軌道拘置所に
閉じ込めておくよりも科学者として利用したいと言う事は先に説明した通りだが、それのみならず
そもそもなのはと一緒にする事そのものがジェイルに対して軌道拘置所に閉じ込めておく事以上の
厳罰になり得ると考えていたのだ。そして、狂った様に刀振り回して迫る士郎に追い駆けまわされる
ジェイルの姿はまさに管理局の願っても無い展開だったのであった。
ちゃんちゃん
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とりあえず…こんな感じでどうですかな。
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>>85
GJ
管理局さん、ドクターがお義父さんに追いかけまわされるビデオ/DVD/BD売ってくださいw
自分も爆笑したいw
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>>85
>「ユーノ君とは今も仲良いけど、あくまでもお友達だもん。それにユーノ君ってあれで結構持てるんだよ。
>リイン…アギト…キャロ…それにヴィータちゃん…。私の出る幕なんて無いよ
ユーノ…あんた漢だよ(性癖的な意味で
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>>86
GJ
とりあえずドクター逃げ切れwwww
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>>71
>中将「あいつの趣味は昔から変わらんな」
若い頃、幼いオーリスさんに手を出した事があるとか・・・?
>>87
>リイン…アギト…キャロ…それにヴィータちゃん…。
つまりエリオはルーテシアとくっついたってわけだな
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>>89
待て、ひょっとしたらユーノがその辺りは総取りでエリオはフェイトやシグナムとかもしれねーぜ?
寧ろロリ総取りと対照的におねーさん系を総取り…やべぇオラわくわくしてきたぞ!
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>>90
つまりはルーテシアじゃなくてメガーヌママンとフラグが立っているエリオきゅんだと!?
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エリオ!応答しろエリオ!!ダメか・・・
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>「ユーノ君とは今も仲良いけど、あくまでもお友達だもん。それにユーノ君ってあれで結構持てるんだよ。
リイン…アギト…キャロ…それにヴィータちゃん…。私の出る幕なんて無いよ。だから…私はジェイルと………。」
>「そ…そうなのか…。」
>「それにユーノ君は私がいなくても大丈夫だけど、ジェイルは私がいないとダメなんだもん。」
これはユーノとフラグが立たなかったからスカリエッティに転んだのか
なのはがスカリエッティに転んだからユーノがそっちに走ったのか
ユーノの性癖となのはの成長の不一致によりフラグが立たなかったのか
ガチで友情なのか、どれだww
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ナニを言う
エリオくんはかわいい男の娘としてユーノに可愛がられるんだろ
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二代目ショタフォースはエリオくんに決めた
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だがエリオきゅんは可愛い男の娘と呼ぶには成長が早すぎるのだ…
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だが待ってほしい、青年の女装にもニッチな需要はある
元男の娘なら問題無く抜ける
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>青年の女装
フェイトそんの執務官服を着る大人クロノが頭をよぎったじゃねえかw
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ちょっと置いときますね……
性交さんの話。
間違えた。星光さんの話。短レスです
・クロノ×星光の殲滅者
・ややエロ
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暗く、光の全く当たらない空間。
身体の自由を奪われた少女の身体が横たわっていた。
体中にバインド。口に拘束具。
オリジナルである高町なのはのそれと大差ない、幼い秘裂を暗い色調のバリアジャケットに隠していた。
闇の書の防衛プログラムの構築体、マテリアルと呼ばれる存在。
理を司るはずのその少女は、全く理性的でない姿を暗闇に隠していた。
がちゃり、と金属質な音がすると共に空間に光が差し込む。
目が急激に差し込んできた光に慣れず、誰が扉を開けたのか最初は気づけなかった。
しかし、その目が慣れてくればはっきりと確認できた。
ぼんやり見えてくるのは、まだ幼さの若干残る少年の姿だった。
「……君は、いつまでそんな姿でいるんだ?」
「私が満足するまでです」
ボールギャグを外された星光の殲滅者は、クロノの問いに簡潔にそう答えたのだった。
ハートに焔をつけて
買い物を終えたクロノが部屋のクローゼットを開けると、
そこには、クロノが買い物に出かける前と同じ姿の星光の殲滅者がいた。
性的な意図にしか使いどころのないような、亀甲縛りバインドの魔力光は、クロノ特有の青白い光。
生気が若干抜けたような星光の白い肌に、その光がぼんやりと映える。
普段見慣れている、なのはと似て非なるその妖艶な姿に、クロノは理性を抑えるので精一杯だった。
「何も、こんなところで放置プレイなんかしなくてもいいじゃないか…」
「私は闇の書の構築体ですから。闇の中の方がいろいろ準備しやすいのです」
バインドしている後ろ手を掲げ、まるで獣のような格好を取る。
クロノの趣味ではなく、星光の望みとして。
バリアジャケットをたくし上げると、そこにあるはずのアンダーウェアは無かった。
「待て、これじゃあバインドが当たって……」
「……はい。股間にバインドが食い込む刺激は、私は嫌いではありませんから」
クロノから見えない顔を、期待に心踊らせ高揚させた星光。
緩んでぱっくりと開き、蜜が秘芯からとろりと漏れる。
キメ細やかな、少女と呼ぶのも躊躇われるほどの幼い身体。
熟れていない張り詰めた尻は、クロノの中の理性と欲望のバランスを狂わせる。
(くそっ、この年でロリコンとか終わってるだろ僕!)
思わずクロノは頭を掻き毟りたくなる。任務が終わって海鳴に帰ってきてみれば、
いきなり星光が家を訪ねて来て「私を縛って欲しい」と言われた。
なぜか実体を伴って海鳴に残ってしまったマテリアル達。
なのはやフェイト達も随分接触しているが、星光の興味はなぜかクロノへと向いているようだった。
「お願いします、身体が……滾って、しかたない」
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