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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第106話☆

915F-2改:2010/08/09(月) 23:17:48 ID:gdodVBJ6
「クロノ、くん」
「ん――何かな」
「……今日は、わ、私が上に、なるね。クロノくんは、動いちゃ、駄目……」

言った、言った、ついに言った。
胸に宿るのは達成感か、不安か、それとも恥じらいか。とにかく変な気分になりながら、クロノの返答を待つ。

「え、と――じゃあ、お願い」

とは言え、そんな風に言われて断れる男もそうそういない。いくら彼でも、その辺の事情は同じだった。




さてはて、どうしたものか。
言われた通り、クロノは白い空間に身を横たえて動こうとしない。上になのはが乗っかって、そこから物事が進まない。
どうしよ、どうしよ、どうしよ、どうしよ、どうしよ。えーと、えーと、アレをこうして、コレをああして、アレをこうして、コレをああして。あぁもう何からすればいいのか分かんない!
ものの見事に彼女の頭はパニックに陥っていた。クロノと身体を重ねる、と言う行為は別段これが始めてではない。もちろんまだ片手で数えるほどしかしてないが、それでも一応経験はある。
なのに、何からすればいいのか分からない。どうすればいいのか分からない。よくよく考えれば、自分は受け身ばかりだった。彼の愛撫を受けて、愛されているんだと心を満たすばかりだった。

「なのは、やっぱり……」
「ダダダ、駄目! クロノくん動いちゃダーメ! 駄目なの!」

見かねたクロノが苦笑いと共に身体を起こそうとしたが、無理やり押えつけてそれを防ぐ。押し切ろうと思えば押し切れたものを、そのままハイハイと笑いながら素直に横になるのは彼の優しさな
のだろうか。しかし、今はその優しさがちょっと痛い。
戦闘をする訳でもないのに、スーハー、スーハーと彼女は深呼吸して何とか自分を落ち着かせる。自分が跨る相手がそれを見て必死に笑いを堪えていることなど、気付きもしない。
とりあえず、最初は何をするべきか。そこから考えることにした――やっぱりキス? OK、じゃそれでいこう。
考え即実行。身体を倒し、自ら少女は愛する男性の顔に自分のそれを近づけて行く。ようやく動いてくれたなのはを見て、クロノは嬉しそうに応えてくれた。

「ん……」

漏れた吐息は、はたしてどちらのものだったか。チュ、と短く啄ばむようなキスから始めて、何度も何度も唇を重ね合う。無論、全部なのはの方から。
恥ずかしさで頭がどうかしそうだったが、キスの度に感じる甘く柔らかい感覚が、少しずつ考える力を麻痺させていった。
ピチャ、と溢れ出た唾液が触れ合って、水音を立てる。彼の唇にわずかな隙間があったので、少し強引に舌を割り込ませてみる。すぐさま、待ち構えていたようにクロノの舌が躍り出て、なのはの
それを歓迎するように絡み合う。

「あ、ふ……ん、クロノ、くん……」
「上手だよ、なのは」




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