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初めて投下したSSを晒そうぜwwww

1名無しさん:2005/08/27(土) 15:37:55 ID:ggKXaOy6
参加する香具師いないと分かってても立てちゃう俺バロ(ry

2先陣切って投下www:2005/08/27(土) 15:48:01 ID:ggKXaOy6
――ドン。
ひときわ大きな光の華が夜空に咲き、同時に喧騒に包まれる。
「でかいなぁ」
「………」
相変わらずの無反応。
ただ夜空を見上げている瞳には、光が宿っていない気さえした。
もうちょっと感動しろよ…
――ドン、ドン、ドン…
色とりどりの華が競うように咲き誇っては消えていく。
星の地雷。
いや、スターマインを直訳しただけだが。
「綺麗だな」
ちらりと横のちなみを見やる。
「………」
相変わらずの無表情で白い顔が、光を受けて次々と色を変えていた。
「花火って、結構色のバリエーションあるよな」
「………」
いつも通りにシカトを決め込まれるが、気にせず続ける。
「あれってどうやって出してんのかな?」
「……炎色反応」
「え?」
―パラパラパラ。
小さな花が左から順に弾け、花火の虹ができる。
「『星』に金属を混ぜてるんです。左から炭酸ストロンチウム、炭酸カルシウム、硝酸バリウム、酸化銅、アルミニウムですね」
「たんさん、アストロ…ン?」
聞きなれない単語に、思わず鋼鉄化魔法を唱えかける俺。
「ちなみ、物知りなんだ」
人が花火見て感動してるとこにそんな注釈つけんでええ、というツッコミもあったが、とりあえず噛み殺す。
「……別府さん、学生でしょう?」

3先陣切って投下www:2005/08/27(土) 15:48:28 ID:ggKXaOy6
「いや、生憎俺は理系じゃないんで」
というか無理だ。
「あ、そういえば」
「……何ですか?」
「その、似合ってるじゃん…浴衣」
「あ……」
顔を伏せ、うちわで隠そうとするちなみ。
…可愛い。
「……べ、べつに、別府さんに…見せたくて着てきた訳じゃ…ないんです、から…」
「ん? じゃあ、誰か他の人と来る予定だったわけ?」
「別に…そういう…わけじゃ…ないですけど」
「ふーん…まあ、いっか」
祭りの会場でちなみの姿(しかも浴衣姿の)を見かけた時は、一瞬我が目を疑った。
もちろん彼女らしく一人きりだったけど。
そのすぐ後だったんだよなぁ…
二人組のナンパ野郎がちなみに近づいていったのは。
ちなみの事だし冷徹に追い払うだろうと思ったが、彼女は意外と人見知りが激しいようだ。
一応、俺の彼女だという建前で火の粉を振り払って一件落着。
すぐに帰ろうとする彼女をなんとか慰留し、今一緒に花火を見ているという訳だ。

「……別府さんが、今年は一人だって言ったから…」
「え?」
「……なんでも…ないです」

4先陣切って投下www:2005/08/27(土) 15:49:07 ID:ggKXaOy6
―ひゅるる〜。
ひときわ派手な弾が、これまた派手な音を立てながら飛んでいく。
花火大会という、一つの夢の閉幕を告げる、満開の花の種。
高く、高く…
「別府さん」
「え?」
―ドン。
「今日は、ありがとうございました」
強い光に照らされ、彼女の顔が一瞬だけ照らされて見える。
それは、今まで見たことも無いような可愛い笑顔で。
「……その……助けて頂いたのも、嬉しかったですけど……」
口ごもり、照れながらも、しっかりと目を見つめて。
「…一緒に…花火…見れて……」
ちなみは続けようとする。
「………」
でも、口下手な少女に言える感謝の台詞は、ここまで。
「俺も、楽しかったよ」
「ぁ……」
だから、背中を押してやる。
分かってるんだよ。
この少女にとって、人に話しかけるのがどれだけのプレッシャーになるのかは。
だから冷静を装って、つれないヤツだとか思われて、人に離れられていく。
コイツはそんな、どうしようもないバカなんだから。
それを理解してる俺だけでも、せめてその冷えた心を暖めてあげられたら。
(って…今は夏か)

5先陣切って投下www:2005/08/27(土) 15:49:58 ID:ggKXaOy6
(祭り終了後)
「……ごめんなさい、送ってもらっちゃって」
「ああ、気にすんなって」
収穫もあったし。
「……はい、お気をつけて」
あの後、ちなみはやけに丸かった。
無愛想といえば無愛想ではあったけど…
俺の話に相槌を打ってくれたり、ちょっとだけ笑ってくれたり。
それだけでも大いなる進歩だった。
「んー、なんか晴れ晴れしいな」
半分だけになったフランクフルトを見やる。
荷物のジャマになるし、さっさと食ってしまおう。

「うーん、やっぱ祭りのフランクフルトは苦いねぇ」
あれ?
これ、ちなみが食いきれないって言ってたやつだよな?
つまり…

「これって、間接キスだよな?」

Fin.

6先陣切って投下www:2005/08/27(土) 15:50:52 ID:ggKXaOy6
要するに、自分が初めて書いたSSを貼ってニヤニヤするスレ。
皆の参加を待つwww

うはwwwwテラハズカシスwwwwwでもニヤニヤwwwwうぇwww

7名無しさん:2005/08/27(土) 15:55:51 ID:FI03iMks
ちょwwwwwwwwwwおまwwwwwwwww

てか、俺は投下はじめた頃、書き込み欄に直書きだったから
過去ログから探してこないとないやwwwwwwwwww

8名無しさん:2005/08/27(土) 15:57:14 ID:ggKXaOy6
>>7
持って来いwwww今すぐだwwwwうぇwwwっうぇうぇうぇwww

9名無しさん:2005/08/27(土) 16:11:18 ID:0Kkx74/.
一応保存してあるけど、せっかくだから生ログからコピペするわwwwww

10名無しさん:2005/08/27(土) 16:11:52 ID:0Kkx74/.
294 名前:初投稿[sage] 投稿日:2005/05/03(火) 14:05:27 ID:QrTlR2mD0
>>263
>ツンデレがもしこのスレに来たら っぽいネタで。

俺が、このスレを見ていると、後ろからツンデレが声を掛けてきた。
ツ「ねえ。何さっきから熱心にネットばっか見てるの? 何か面白いサイト?」
俺「あー。別に、面白いってほどじゃないけど……」
ツ「ちょっと私にも見せなさいよ。自分ばかり楽しんでズルイじゃない」
俺「いや、だから大したもんじゃないって……ちょ、おま、見るなよ!!」
ツ「いいじゃないのよ。別に見たって減るもんじゃなし。どれどれ」
俺「……」
ツ「なーに、2ちゃんなんて見てんの? ……しかも何、このスレ。気持ち悪っ!!」
俺「いいだろが。俺の勝手なんだから。もう気が済んだろ? どけよ」
ツ「ちょっと待ってよ。もう少し……うわー、こんな事妄想してんのー?」
………………
俺「なあ」
ツ「何よ、うるさいわね」
俺「ひょっとして、結構夢中になってないか?」
ツンデレ、顔を真っ赤にして
ツ「バッ……バカな事言わないでよ。私がこんなのに興味持つわけ無いじゃない!!」
俺「だってよ。もう10分も画面に向かいっぱなしだぜ」
ツ「ちょっとボーッとしてただけよ。別にこのスレ見てた訳じゃないわ」
俺「ニヤニヤ(・∀・)」
ツ「何よ、その顔。ムカツクわね。あなたもこんなの見てないで買い物行って来てくれる?
  お願いしてたでしょ」
俺「へいへい。行って来ますよ」
で、俺が出かけた後再びパソの前に座るツンデレ
ツ「さて、と……」

つまらんな(´・ω・`)

11名無しさん:2005/08/27(土) 16:15:58 ID:ggKXaOy6
>>10
(・∀・)ニヤニヤ

12名無しさん:2005/08/27(土) 16:16:19 ID:ggKXaOy6
合言葉は「(・∀・)ニヤニヤ」。
何か投下されたらとりあえず(・∀・)ニヤニヤしましょう。

13名無しさん:2005/08/27(土) 16:38:54 ID:MfmGA9Ok
クオリティを上げるスレで初投下はいつか書いたけど、投下出来るのなら投下しようwwwww



405 名前:1/2: sage 2005/08/20(土) 17:18:21 ID:J9hHKcYA0
空気を読まずに投下('A`)


今、目指していたものがもう手に入れれなくなってしまった。
甲子園で優勝。それだけを考えて学校生活を送ってきたと言っても過言ではない。
そして最後の甲子園。快勝に続く快勝、部員ほとんどが優勝を疑わなかっただろう。

そうして望んだ決勝戦で、負けた。
悔いは無い……と言えればカッコでもつくのだろうが。悔いしかない。
他の部員が放心し終わってもまだ俺は放心状態だった。俺は、二つのものを背負ってこの
最後の試合に挑んだのだから。

帰り道、俺はまだ放心している。家までの道はこんなに長かっただろうか?
住宅街に入り、人通りは少ない。家はもう目前、一人の少女が涙を流していた。
「かなみ………」
彼女はこちらをむかない。その代わりに、口が動く。
「…………ばか………!」
「…ごめん」
かなみは動かない。しばらくの沈黙。
「馬鹿………どうして!優勝するって言ったのに!!」
顔をコチラに向け、彼女は叫ぶ。俺は彼女との約束を守れなかった。
「もう知らない!顔なんて見たくも無い!!」
胸がジクジクする。彼女は俺を嫌いになったんだろう、当然だ。

14名無しさん:2005/08/27(土) 16:42:00 ID:MfmGA9Ok
406 名前:2/2: sage 2005/08/20(土) 17:18:52 ID:J9hHKcYA0
「ごめんな。やっぱり俺じゃダメだったんだ………」
そう言って俺は歩きだした。とっくに乾いたと思った涙がまた出てこようとする。
夢を二つ同時になくしてしまった。明日から、まともに生きていけるんだろうか?
頬に涙を感じながら、ぼんやりそんな事を考えていた。
その瞬間、後ろから誰かに抱きつかれた。

「嫌…………嫌なの!」
「ちょ、落ち着いt」
「ほんとは顔をずっと見てたって良いの!ずっと一緒に居たいの!
 優勝なんてホントは関係なかった!なのに……優勝してやるなんて
 言うから!私は素直じゃないから、そんな事言うからそれに甘えて…っ!」

お腹の辺りにあるかなみの腕をどけて、正面から抱き返しす。
「わかったから………今は泣き止もう、な?」
再び大声で泣き出すかなみを胸にしっかりと感じながら、
現実になった「夢」を抱きしめた……。


俺達は、もう少し素直になるべきだったんだろう。
隣で不機嫌そうに歩くかなみを、さっき平手打ちされた頬を摩りながらそう思った。
「おい、甲子園の日の可愛いかなみはどこに行ったんだよ?」
「うるさい馬鹿っ!」
彼女が素直になるのは、まだまだ時間がかかりそうだけど。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
この初投下数十分後、「デレデレしかいねぇな」発言があったwwwwwwうはwwwwwwww絶対俺wwwwww

15名無しさん:2005/08/27(土) 16:46:54 ID:FI03iMks
お前ら、恥ずかしいからsageないか?wwwwwwwwwwwwww
>>8 探してきたぞwwwwwwwwwwww

485 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: sage 2005/05/03(火) 19:30:06 ID:F/wavvZE0
ツン「も〜、なんで私がこんな事しなきゃいけないのよ・・・ブツブツ・・・」
お「なんだよ、中間試験で負けたら何でも言うこと聞くって言ったのはお前だろ?」
ツン「そ、そうだけど・・・やっぱ、恥ずかしいし・・・」
お「ん〜、なんなら、もっとスゴイことにお願い変更しても良いんだけど?」
ツン「なっ・・・!あ〜〜〜もう!分かったわよ!やればいいんでしょ?やれば!」
お「そゆこと〜♪では、よろしく」
ツン「じっとしててよね・・・んっと・・・ん、ん・・・ん〜・・・うんっ・・・クリックリッ・・・
  どう?気持ち良い?」
お「ああ、すげ〜気持ちいいよ。上手いじゃん。初めてとは思えないなw
  おっ、そこそこ!」
ツン「ばっ・・・!馬鹿な事言わないでじっとしてる!・・・(小声で)初めてに
  決まってるでしょ!こんな事、あんた以外に・・・」
お「痛っ!」
ツン「ひゃっ!ご、ごめん!だ、大丈夫だった?」
お「ああ、平気平気。でも、デリケートな所だから優しく頼むよ」
ツン「うん、分かった。じゃ、じゃあ、もう一回いくわよ?(髪をかきあげて)
  ん・・・んんっ・・・わ、おっきい・・・んっく・・・すご・・・溜まってる・・・んあっ
  ・・・よい、しょっと!ふ〜、ほら!とれたわよ、耳垢。まったく、どんだけ
  溜めてるのよ、これ。すごい量よ!病気になってもしらないからね!?」
お「んじゃ、定期的にツンが耳掃除してくれよw」
ツン「な!なに馬鹿な事・・・(顔真っ赤)」
お「もちろん、今日みたいに膝枕で!」
ツン「ま、まぁ、あんたがどうしてもって言うなら、や、やってあげなくもないけど?
  私がやらないせいで通院なんてことになったら夢見が悪いしね。し、仕方なくよ
  仕方なく!(まぁ、こいつんちに行くいい口実ができた・・・かな)」

初ネタ投下。うはw俺キモスギwwwww

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初じめてがこんなのってwwwwwwwwwwwww
てか>>10氏と同じ日に初投下wwwwwwwwww

16名無しさん:2005/08/27(土) 16:48:27 ID:ggKXaOy6
>>14
「抱き返しす」(・∀・)ニヤニヤ

>>8
オメガ(・∀・)ニヤニヤ

17名無しさん:2005/08/27(土) 17:21:28 ID:MfmGA9Ok
>>16
ちょwwwwwwwニヤニヤするのは誤字に対してなのかwwwwww
そのくらい大目に見てくれwwwwwwwってかもっと派手なミスをやらかしてるんだがwwwwww

18名無しさん:2005/08/27(土) 17:32:23 ID:FI03iMks
>>16
え・・・>>8て・・・俺、スルー?

19名無しさん:2005/08/27(土) 17:37:03 ID:8dR622LE
ちょwwwwwwwwwww何だ、この嬉し恥かしいスレはwwwwwwwwwwww
俺初めて書いたのはちなみんだしwwwwwwwww

20名無しさん:2005/08/27(土) 17:38:47 ID:ggKXaOy6
>>18
アンカーミスwww
>>15 オメガ(・∀・)ニヤニヤ

21名無しさん:2005/08/27(土) 18:08:21 ID:FI03iMks
>>20
やっぱりwwwwwwwまぁ、>>18の目欄を見てくれw
>>14
ニヤ(・∀・)ニヤ

22名無しさん:2005/08/27(土) 18:26:37 ID:Qo9mPf12
811 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: sage 2005/05/07(土) 22:33:13 ID:E6/+E2P60
つ(男の部屋でエロ本をみつけ、赤面しつつ食い入って見てるところを見られたツンデレ)

ナガスwwwwwwwwwwwwww

830 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/05/07(土) 22:44:01 ID:h4FUbK/n0
>>811

ツ「うっわぁ〜、こんなこと・・・うっわぁああ〜・・・」
お「ん?ちょ、おま、なに見てんだよ!!!」
ツ「え?!あっそのっ!あんたこそいつの間に帰ってきてんのよ!!」
お「何時帰ってこようと俺の勝手だろ!それよりそれ・・・!」
ツ「いやっその・・・あんたがこんなもんベッドにおきっぱなしにしてるから・・・!」
お「おまえ・・・耳まで真っ赤だぞw」
ツ「う、うるさいわね!こんなハードなの見たら誰だって・・・」
お「試してみるか?」
ツ「えっ?!」
お「だから俺と、そのとおりの事してみるか?って」
ツ「な、なんであんたとっ!・・・で、でもあんたがどうしてもっていうなら・・・
  や、やってあげないことも、な、ないけど・・・?(//)」

省略されました と言うより省略しました


ちゃんとSSになってるのはこれが最初かもwwwwwヒドスwwwww

23名無しさん:2005/08/27(土) 18:45:09 ID:FI03iMks
>>22
ニヤ(・∀・)ニヤ
人の事いえないけどエロスwwwwwww

24名無しさん:2005/08/27(土) 18:47:26 ID:ggKXaOy6
>>22
省略しすぎwwww
(・∀・)ニヤニヤ

2510:2005/08/27(土) 19:00:25 ID:0Kkx74/.
>>15
うはwwwwwwwww同期生いたwwwwwww

( ・∀・)人(・∀・ )ナカーマ

26名無しさん:2005/08/27(土) 20:45:47 ID:ta7UtgeM
OCN規制かよwwwwwwwwwwworz

27名無しさん:2005/08/27(土) 21:45:25 ID:5H/Mr8dA
俺が初めて書いたSSはツンデレでも何でもなかったなwwwww
3〜4つ目くらいから、ツンデレっぽいのができたような気がする。

28名無しさん:2005/08/28(日) 00:07:24 ID:yRwbKb2M
なんだこの新スレはwww
そんなの投下できる勇気あるわけねぇwww

29名無しさん:2005/08/28(日) 00:19:04 ID:CmYekHsU
男とツンデレが満員電車の中でぎゅうぎゅう詰めで身を寄せ合う形になってしまったら?

いつもの満員電車、いつもは退屈な時間。
ふと反対側のドアに目をやると、人波に埋もれるように見慣れた姿があった。
退屈そうな眼差しは、手元の小説へ向かっている。
「お・・・かなみじゃん。おーい、かなみー!?」
つり革を持っていた手を外して振りながら、タカシはかなみに呼びかけた。
『・・・・・・』
車内の目が大声を出した男に集まるが、一人かなみだけは手にもった本で顔を隠すようにしている。
「聞こえねーのかな・・・。おーい!」
かなみは顔を隠したまま、ドアの外を向いてしまった。
「しょーがねーな。待ってろよ、そっち行くからー」
タカシはそう言って強引に車内の混雑へと身を投じた。
通り道、『痛っ』『バカヤロー』『なにしてんだ!』という罵声を浴びせられたタカシだったが、
平身低頭なんとかかなみの元へたどり着いた。
「かなみ、おはよー」
タカシは目の前にいる、自分の肩程度の身長しかない女の子に声をかける。
しかし、それでもかなみはドア側に向いたままであった。
「かーなーみー?」


続きが気になる方は、鏡に向かって「ば、馬鹿っ・・・」と言ってください。

30名無しさん:2005/08/28(日) 00:19:56 ID:CmYekHsU
男とツンデレが満員電車の中でぎゅうぎゅう詰めで身を寄せ合う形になってしまったら?2

「かーなーみーちゃーん?」
ぐいっ。
「きゃっ」
急に両側に結んだ髪の先を引っ張られ、かなみは悲鳴をあげた。
「なにすんのよ!この変態!」
またしても車内の視線がタカシに集まる。今度はジト目で。
「すみません、知り合いなんですよー。同じクラスでー。」
またしても平身低頭のタカシであった。今度はすぐに乗車客の興味は失われた。
(お、おまっ!急に声出すなよ!目立つじゃないか!)
かなみに文句を言うが、小声のため迫力はまるでない。
ハァ、とため息をつきながら、ようやくかなみは振り返る。
そして手元の本をそのままに、上目遣いにタカシをにらみつけた。
「で、何の用?」
「ちょ!おま!何の用、ってクラスメイトがいたら挨拶」
ムギュ!
「静かにしなさいよ、馬鹿」
「いてー!おまえ、今わざと足踏みやがったなぁ!」
ムギュギュ!
「!!!!!!!!」
声にならない悲鳴。
かなみは再びため息をつきながら、パタンと本を閉じた。
「ほんと、馬鹿」

ガタン。プシュー。やがて駅に着いた電車は、反対側のドアをあけた。

なかなか終わりませんが、続きがどうしても気になる人は、「馬鹿っ!あんたなんか好きになるんじゃなかった!」と雨の中で叫んでください。

31名無しさん:2005/08/28(日) 00:20:58 ID:CmYekHsU
男とツンデレが満員電車の中でぎゅうぎゅう詰めで身を寄せ合う形になってしまったら?3

『すみませーん!降ります!』『通してくださーい』
朝のこの時間、通勤・通学電車は戦争である。
特に今停車しているこの駅は、毎朝血みどろの戦いが繰り広げられる場であった。
降りる客を待つことなく、乗車客が乗り込んでくる。
あまりの喧騒に首だけ後ろを振り返ったタカシが目を丸くする。
「うぁ、降りた分より乗ってくるぞ」
入り口付近はすでにとてつもない乗車率。皆、背中から体当たりするように車内へと突入してくる。
体制を戻し、タカシは聞いた。
「いつもこんなか?」
かなみは首だけ振って肯定した。
もちろん、一言付け加えるのを忘れない。
「いつも遅刻ぎりぎりだからわかんないんだろうけど」
ため息混じりにタカシは言った。
「ほんと、かわいくねーなー」
まったく表情を変えずにかなみは返す。
「別にあんたにかわいいなんて思われたくないもの」
ツン、と横を向き、手に持った本を再び開こうとしたその時。
「うぉっ!」「きゃっ!」
タカシの体は乗車率130%パワーによって、ドア側に押しやられた。
もちろん目の前に立つかなみの身体ごと。


えらい長文になってしまいましたが、それでも続き読みたい人は
おかんに「余ってただけだからね!あんたのために買ったんじゃないから」といって母の日プレゼントをあげてください。

32名無しさん:2005/08/28(日) 00:21:40 ID:CmYekHsU
気を取り直してその4

「ちょ、ちょっとなにすんのよ!」
抗議の声とともに顔をあげる。
すぐ上方には脂汗が出そうなほど歯を食いしばったタカシの顔。
「うぬぬぬぬううううっ」
「・・・あんた、なにやってんの?」
「質問は、後に、してくれよ」
再び走り出した電車の音にかき消されそうなほど、か細い声をタカシは搾り出した。
ドアについた腕もぶるぶると震えている。
「どうしたの?病気?移さないでよね。馬鹿しかかからない病気なら大丈夫だけど。」
かなみは手にもっていた本をバッグの中にしまった。
『あれ?』
なんとなく違和感。
ふと周りの光景を見る。
満員電車。ぎゅうぎゅう詰めの車内。
そう、みんな身動きすら取れない。
(どうして、私だけ動けるの?)
かなみは再び上を見た。
相変わらず歯を食いしばった顔があった。
目が合う。
「どーした?」
思わずかなみは目を伏せたが、そのまま勢い良く(しかし小声で)まくし立てた。
「あ、あんた馬鹿じゃないの!なにやってんのよ、そんなに汗までかいて!」
「んー」タカシはしょうがねーといった感じで呟いた。「だってお前も女の子だしさ」


あー、ラストまで需要ある?あと1〜2話くらいだけど。

33名無しさん:2005/08/28(日) 00:22:09 ID:CmYekHsU
その5

カァァァァッ!
瞬間、かなみの顔は赤くなった。
「誰もあんたにそんなことやってくれって言ってないわよ!馬鹿!」
タカシは苦笑しながら言った。
「ほんと、可愛くないな・・・」
ガタンッ!
その時電車にブレーキがかかり、車内が揺れた。
「あわわっ!」
タカシに限界以上の重量負荷がかかり、ドアについていた腕はあえなく外れた。
かなみの後ろ、ドアとの間を通るように下へ。そして、かなみとドアに挟まれるような形になった。
「うぉっ!かなみ、すまん!」
腕を再び上げようとしたタカシだが、すし詰めの車内では無理な話だった。
それでももぞもぞ動かすうちに、今度は完全に抱きすくめる形になってしまった。
「あっちゃー、まいったな・・・」
その言葉を聞いてかなみはタカシをにらみつけた。
「悪かったわね、こんな可愛くない女と」
「何も言って無いじゃん・・・」
「言ってるわよ!どうせいつもそう思ってるんでしょ!」
「言ってないって!本当、かわいくな・・・いや、すまん」
再び腕を上げようと悪戦苦闘するタカシだったが、突然かなみが言った。
「いいわよ。」

次で終わる予定。オチ無かったらすまん。
続きが読みたい人は布団を身体に巻いてごろごろしてください。

34名無しさん:2005/08/28(日) 00:22:44 ID:CmYekHsU
その6

「へ?」
タカシの動きが止まる。
「いいって言ってるの!このままで。何度も言わせないで」
タカシを睨み付けるかなみ。
視線が合う。
かなみの顔は真っ赤になっていた。その顔を隠すようにタカシの胸に顔をうずめる。
「へ?へ?」
突然のかなみの変化についていけないタカシであった。
そんなタカシを気にする事無くかなみは呟く。
「私、本当にかわいくないよね・・・」
「あー、そんなこと無いぞ。」
「態度悪いし、喧嘩っぱやいし、嫌なことばっか言うし、これじゃ、嫌われるよね・・・」
「ほら、俺も態度悪いし、喧嘩っぱやいし。ほらほら、いっしょ一緒」
「だってタカシ、さっき私に触らないように」
ガタン、プシュー。乗客が吐き出される。
「いや、かなみが嫌がるかと思ったから」
「・・・また嫌なこと言っちゃった。ごめん、わかってるのに・・・」
しばしの沈黙の後、タカシが口を開いた。
「かなみさぁ・・・」
「ん?」
顔をあげたかなみの目は少し赤かった。
「なんで俺にだけこんな態度とるんだ?」


すみませんごめんなさい終わりませんでした。
次で終わるので投げるもの用意して置いてください。主に俺に。

35名無しさん:2005/08/28(日) 00:23:33 ID:CmYekHsU
その7 最終話
「タカシの事、意識してるから変に態度に出しちゃうとか言えないよ・・・」
「えーっと、なに言ってんだ?」
ハッとかなみは我に帰った。
「・・・嘘嘘、今の嘘!今の冗談なんだからね!」
あまりのお約束にタカシは脱力し、だらりとたれ下がった。
「あのなー、かなみ。冗談なのか嘘なのかどっちなんだ・・・」
「どっちでもないわよ!タカシなんか全く好きじゃないんだから!」
「しかもそんなこと聞いてないぞ・・・」
「馬鹿ぁ!何てこと言わせるのよ!死ねぇっ!」
ぽかぽかぽかぽか。
かなみはタカシの胸元を叩いたが、顔を埋めたままなので迫力は無かった。
「あのな、かなみ」困った顔でタカシが言った。「ひとつ言っていいか?」
はた、と止まる手。その手はそのままタカシの胸元をキュッと握り締める。顔をあげる。目が合う。目には涙の跡。
「なに?」
タカシは微笑んで言った。
「俺は気にしないぞ」
かなみは再び顔を伏せ、再びタカシの胸元に顔を埋めた。
「馬鹿・・・」
「馬鹿というか俺もお前も素直じゃないな」
「・・・そうだね、素直じゃないね」
かなみは鼻をすすりながらぐりぐりとタカシの服に顔を押し付けた。
「あーそこで拭くなそこで。それと、もう一つ」
「なによー」軽く鼻声のかなみ。
「もう車内空いてるんだが」
かなみは左右を見る。まばらな乗客。しかしほとんどがこっちを見ている。
「ば、馬鹿ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

36名無しさん:2005/08/28(日) 00:25:03 ID:CmYekHsU
あは、あははは・・・・・・


吊って来る。

37名無しさん:2005/08/28(日) 00:32:41 ID:t1uVqBkQ
>>36
(・∀・)ニヤニヤ

もしかして、初SSも会社からか?

38名無しさん:2005/08/28(日) 00:34:50 ID:UQoYYmFs
>>36
(・∀・)ニヤニヤ
最後の展開テラワロスwww

3938:2005/08/28(日) 00:35:25 ID:UQoYYmFs
スマソ上げてしまったorz

40名無しさん:2005/08/28(日) 00:43:48 ID:CmYekHsU
05/05/08 20:19
ニュー速VIP / ツンデレにこれって間接キスだよなっていったら12


自宅で書いたんじゃないかな。
と、ところで、か、会社ってなんですか?

41名無しさん:2005/08/28(日) 01:15:30 ID:UQoYYmFs
・混浴温泉&ダウナー&上目遣い

深夜、みんなが寝静まったのを確認した俺は、こっそり布団から抜け出した。
「山田と枕投げしてたせいでタイミング逃したからなぁ」
修学旅行で小さな旅館に泊まった俺たちは、決まっていた時間に風呂に入り損ねたのだ。
「今なら誰もいないだろ…」
この旅館の風呂は基本混浴で、決められたとき以外は入浴禁止になっている。
深夜なら先生にも見つからないだろうし、誰もいないと思ってこんな時間にわざわざ起きてきた。

「いやっほーぅ!貸し切り状態風呂最k…」
『……っ!!!』
風呂は貸し切り状態では無かった。湯船には驚いて後ろを向いているちなみ。
『……何しに来たの?』
「いや、風呂に来る理由はひとつだと思うが…」
『……変態』
「ちょwwww風呂に入るだけで変態扱いかよww」
『ここのお風呂は混浴、よって入ろうとするタカシは変態、証明終了』
「証明になってねぇぞ…じゃ、じゃあちなみはどうなんだよ?」
『私は……ちょっと寝付けなかっただけ……』
「奇遇だな、俺もちょっと寝付けなかったから来たんだ。というわけで入るな」

42名無しさん:2005/08/28(日) 01:16:20 ID:UQoYYmFs
『……見たら呪いコロスから』
「恐っ!!見ませんからっ…」
『誓う……?』
「ちかう、誓いま……って、ぉ?」
そこで俺はちなみがいつもと違うことに気づいた。
「そうか、ここ風呂だもんな、眼鏡外すよな〜(ニヤニヤ」
『……当たり前』
「おまえ、眼鏡外しても結構かわいいのなw」
『っ……!!(////)……本当に?』
「あぁ。でも眼鏡かけてた方も俺は好きだけどなww」

っていうか、ちなみは風呂に入ってるので立ってる俺から見れば…
上 目 遣 い & 白 濁 の 湯 か ら 二 つ の ふ k
『見・た・わ・ね……』
「ぃゃ、ってもしかして口にd」
『……呪いコロス』
「ってなんでそこヒトガタとか持ってrあqwせdrftgyつんでれlp;」
『でも……かわいいって言ってくれて……ありがと』
「ぇ……なんだ……っt」ガクッ
『……たまには……外してみようかな…眼鏡』

翌朝、風呂場で気を失っているタカシが発見された。
発見したのは朝風呂に入ろうとしたかなみなのは言うまでもなく。

(省略されました>>300「メガネっ娘ツンデレがコンタクトにした」に続くには
「いやっほーぅ!白濁色風呂最高ー!!」と言いながら白濁色の風呂にルパンダイブしてください。)

うはwww最後意味ワカンネwww

43名無しさん:2005/08/28(日) 01:18:47 ID:ggKXaOy6
>>42
(・∀・)

44名無しさん:2005/08/30(火) 10:40:47 ID:CmYekHsU
ちょ、アンタ達も早く晒しなさいよ!


自宅で書いたんじゃないかな。
と、ところで、か、会社ってなんですか?

45名無しさん:2005/08/30(火) 10:53:12 ID:CmYekHsU
クッキー食べこぼしてた・・・吊ってくるorz

46名無しさん:2005/08/30(火) 17:41:54 ID:KH.vfqgg
・ツンデレにしりとりで「つきあおう」って言ったらどうなるの?
「きー、きつつき。き。」
「……。きりつ」
「つ。つーつーつー」
「……」
「つきあおう」
「……」
「……」
「……うす」
「は?」
「臼。す」
「……スルーかてめえ……」
「それはダメ」
「……好きだ」
「……」
「……」
「……もう一回言って」
「好きだ」
「……だ、だ、だ……」
「……」
「……だいすき」

47名無しさん:2005/08/30(火) 17:44:59 ID:KH.vfqgg
ごめん嘘ついた
ほんとはこれ投下2本目
でも初めての、思いついた瞬間ぞくっと来た情景だったり
上目遣いではにかみながらも笑顔の「……だいすき」

48名無しさん:2005/08/30(火) 17:47:44 ID:Qo9mPf12
>>47
覚えてるwww(・∀・)ニヤニヤ

49名無しさん:2005/08/30(火) 18:19:55 ID:CmYekHsU
>>47
1本目も投下汁!

50名無しさん:2005/08/30(火) 18:22:46 ID:Xz19N/ZM
記憶の中では初投下はエロだった俺バロッシュwwwwwwwwwwww

51名無しさん:2005/08/30(火) 18:25:40 ID:9bw2AxHQ
>>47
……嘘つき




でも、(・∀・)ニヤニヤ

52名無しさん:2005/08/30(火) 18:32:55 ID:KH.vfqgg
そうか、最初の頃はこんな気持ちで書いてたんだな。
いいスレだ。初心忘るるべからず。詰まってたけどずいぶん楽になった。
お礼に少々お目汚し。本当の1本目です。
・子猫を見かけてトロントロンなツンデレ

「おいでおいで〜。ん〜いいこいいこ。かわいいねぇキミは」
「…………」
「よしよし。はぁい、ちょっと待っててね〜?今ごはんあげるからね〜」
「…………」
「はい、お待たせ。どう……」
「…………」
「……いつから見てたの?」
「……ええと、しゃがみこんでおいでおいで〜って呼んでるあたりから」
「……そう。つまり最初からね」
「いやちょっと待てお前、袋振り回すと危ないぞ」
「死になさい」
「待てー!その袋中身缶詰だろ!?死ぬ、殴られたらマジ死ぬ!おわー!」
「避けるなっ!」
「避けるわ!こら待て、話し合おう!話せばわかる!」
「言いたいことがあるなら言ってみなさいよ!」
「さっきのツンデレはかわいかった」
「っ!」
「凄く優しい瞳で……本当に見惚れていたんだ」
「……ふ」
「今日俺は自分の気持ちに気付いた。初めて会った時から俺は……ツンデレさん?」
「ふ、ふふ、ふふふふふ……」
「あの〜、ツ、ツンデレさん?どうして猫缶を一つ一つばらしてるんですか?」
「それはね……?ふふ、うふふふふ……。こうやって、投げつけるためよっ!」
「ぎゃーやめろー!告ったのに返事はこれかっ!?そんなに俺が嫌いかー!」
「そういうことを言い訳に使うなんて最低!あんたなんか大っ嫌いよ!この女たらし!浮気者!結婚詐欺師ぃぃぃぃぃ!」
「いや違うマジだ信じろー!」
「信じられるかぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「やっ、やめっ、ぎゃー!」

53名無しさん:2005/08/30(火) 18:41:35 ID:ggKXaOy6
>>52
ニヤニヤ(・∀・)プーン!

54名無しさん:2005/08/30(火) 19:04:42 ID:HHQwY9mA
「男が専業主夫でツンデレがキャリアウーマンだったら」
初出は「ツンデレにこれって間接キスだよなっていったら 62」

ツンデレ以前に、正真正銘の初めて書いたSS。
これツンデレというか、ただの普通な日常の朝書いただけだったwwwww

―――

ツンデレ嫁「ふあ〜あ……(寝ぼけ眼でリビングに入ってくる)」
ツンデレの夫「……(キッチンで朝食を作ってる)」
嫁 「おはよー……」
夫 「おう、お早う」 
嫁 「昨日はごめんなさい、遅くなっちゃって……」
夫 「気にしなくていいよ。急な仕事が入ったんだろ?」 
嫁 「そうなのよ。そういうのがみんな私に回ってくるの…。有能なのも考え物ね。ハァ…」
夫 「はいはい」
嫁 「ちょっと何、その生返事ィ」
夫 「いいから、着替えて顔洗ってこいよ。今日も仕事だろ? もうすぐ、ご飯もできるからさ」
嫁 「もう…。わかったわよ」

―――朝食後

嫁 「(髪はアップ、きらりと光る眼鏡、ビシッと着こなすスーツ)それじゃあ、行ってくるわね」
夫 「今日の予定は?」
嫁 「今日も何かと忙しいんだけど、何とか定時には終われそう。そっちは?」
夫 「買い物は午後から行くとして、日中は洗濯だな。9割、お前の臭い下着なわけだが」
嫁 「ちょっ、何、サラッと失礼なこと言ってんのよ!」 
夫 「事実だろ。どこでもホイホイ脱ぎ捨てて。
   脱いだらちゃんと洗濯機のところに持ってこいと、俺が何度……」
嫁 「わかった! わかったから。今度からちゃんとします!」
夫 「わかればよろしい。それじゃあ、気をつけてな」
嫁 「はーい…、いってきまーす」
夫 「遅くなるようなら、連絡しろよー」

―――出勤する嫁、家事をする夫、一日が始まる。

55名無しさん:2005/08/30(火) 19:06:54 ID:ggKXaOy6
>>54
冒頭が台本(・∀・)ニヤニヤ

56名無しさん:2005/08/30(火) 19:11:31 ID:HHQwY9mA
三本目くらいからようやく「ツンデレ」SSになってきたアル

57名無しさん:2005/08/30(火) 19:17:02 ID:CmYekHsU
>>50-51
さあ、キミタチも持ってくるんだ。

58名無しさん:2005/08/30(火) 19:25:09 ID:9bw2AxHQ
>>57
>>10

59名無しさん:2005/08/30(火) 22:40:30 ID:REgyrHvE
晒してみる。たしか、これがはじめて書いたのだったと思う。はじめてで中篇だっておればかだ
メモ帳のSSを手当たり次第に推敲した記憶があるから、原文とは殆ど違うかもしれない。
そこらへんについては、許してほしい。

__1/3__

「よう、遊びに来た。折角だからコレやる。
  バニラ味、好きだったろ?溶けないうちに食えよ」
 どこにでもあるようなソフトクリーム。
 私の手にぶっきらぼうに差し出した。

 ところで。
 …幼馴染とは言え、何故私が好きな味を知っているのだろう。

 ――――――私に対し、なんの関心もない筈なのに。

「…もしかして…、コレ、見舞いの品?
  キミ…相当貧乏性なんだね…」
「酷いな、お前。
  貧乏性は無いだろうに…」
 これでも、普段の皮肉に比べればジャブ程度だ。
 とは言え、結構なダメージがあったのかもしれない。

 ――――――外出が出来なくなった私には、彼が恨めしい。
 最後に外に出たのが、二年前なのだから。

「…本当に貧乏性。
  着てる服とか、古着ばっか」
 …だから、この程度の皮肉なら、吐いてもいい、と思いたい。

「……こんな風に、心から話せるのは、キミぐらいしかいないんだ」
 知らずと、そんな言葉が口から出た。
 …一生の、不覚。もう、隙なんて見せない。

「…ん?すまん。なんか言ったか?」


 ―――――――――こんな日常が、いつまでも続いてくれればよかったのに。
 
 それから数日。
 私の容態は、日に日に悪化していっていた。

 …気を抜くと意識を失ってしまいそうになる。

 全く、彼が来てるというのに。
 こんな無様な姿を晒すはめになるとは…

「おいおい…大丈夫か?」
 ドアが開く。
 先生が入ってきた。

 そういえば、先生との付き合いも、かれこれ10年になる。
 いつも、お世話になっていた。


「孝志君。少し時間を取れるかい?
  …すまないが、彼にひとつ話したい事がある」
 そういって、先生は彼を連れ出した。

 それで、気付いた。
 ―――――わたしに、みらいが、ないことを。


 ひとりは、かなしいよ。
 ひとりは、くるしいよ。
 ひとりは、さびしいよ。

 だから、そばに、いて…!

602/3:2005/08/30(火) 22:40:50 ID:REgyrHvE

 ガチャリ、というドアの音。
 彼が帰ってきたのだろう。

 …もう、まわりが白くなっていて、何も見えない。
 ――――みえるのは、かれのすがたのみ。

 …もう、まわりの雑音がなくなって、何も聞こえない。
 ――――きこえるのは、かれのこえとこきゅうの音。

「…っ…!くっ…」
 呼吸が、できない。

 痛みは既に麻痺してしまったらしい。
 もう、自分がここにいる感覚すら、ない。

 それなのに。
 息は、際限なく上がっていって、彼を困らせようとする。

「大丈夫かよ!?おい!大丈夫か!」
 わたしのことを、心配しているのだと思う。

 その気遣いは、純粋にうれしい。

 ようやく、気が付いた。
 ―――――わたしは、あなたのことが、本当に好きだということを。


「…ァ…大…ッ丈夫。そ、れより、耳、元で、叫ばないで…」
 それなのに。
 なんで、こんなことを言ってしまうのだろう。

 もう、最後なのに。
 …いままでつたえられなかったことを、こくはくしなければいけないのに。

 わたしに、みらいは、ない。
 わたしに、あしたは、ない。

 きっと、彼も、もう知ってる。

「…明日に、なれ、ば……ッ…ま、た、会える…よ…」

 祈るように。
 信じるように。
 ―――――自分自身に対して、そんな言葉を口にした。


「あ、ああ…会、える、さ。
  でも、ひとつ、だけ言って、お、きたい」

 彼は、何がいいたいのだろう。
 わからない。でも、ひとつだけ分かることがある。
 …わたしに、残された時間はあと僅かしかない……!

 だから。
 伝えないといけない。 
 精一杯の勇気をだして。

 彼に、好きだと伝えないと――――!

「俺、は―――――。
  君のことが、ずっと好きだった…!」

 …今、なんと言ったのか。
 精一杯、勇気を出して、伝えるつもりだったのに。

 ―――――ほんと、わたし、ばかみたい。

613/3:2005/08/30(火) 22:44:44 ID:REgyrHvE

「…あり、が、とう。
  あ……わ、たし、ほん、と、に、しあわせもの―――――」

 でも。
 もう、時間がない。

 もっと、あなたとはなして、いたい。
 もっと、あなたをおもって、いたい。

 …ずっと、あなたのそばに、いたい―――――。

 あなたをおもうと、かなしかった。
 あなたをおもうと、くるしかった。
 あなたをおもうと、さびしかった…!

 でも、あなたは。
 ずっと、わたしのそばに、いてくれた。

 空には、爛々と輝く紅い星。
 …夜明けははるか遠くにある。

 私は、ほんとうに幸せだった。
 だから、救いの手を差延べる必要はない。

 だから。
 あなたの行く、天国ってところには、行けそうにない。

 だから、せめて。
 どうか、あなたは。

 ――――――わたしのぶんも、しあわせになってください。

「…………こふっ」

 かみさまに、ひとつだけおねがいをします。
 ――――――――彼と、もういちどだけ会うことを。

62名無しさん:2005/08/30(火) 22:45:58 ID:REgyrHvE
なんつーか、親に自慰見られたみたいに恥ずかしいなこれwwwwwwwwwww

63名無しさん:2005/08/30(火) 23:01:24 ID:ggKXaOy6
>>62
安心しる、俺の初めては5レス近くだ。

あと(・∀・)

64名無しさん:2005/08/31(水) 03:36:11 ID:KH.vfqgg
>>62
最初っからこれとはgjだなあ
いいなあ……。

あと(・∀・)

65名無しさん:2005/08/31(水) 07:24:42 ID:IkauaagM
>>62
絵を描いて投下してみることをオススメする。
SSなんて全然恥ずかしくなくなるw

66名無しさん:2005/08/31(水) 08:14:27 ID:CmYekHsU
>>65
御新規様おひとり様ごあんない〜。

ささ、どうぞどうぞSSでも絵でも存分にお晒し下さいな。

67名無しさん:2005/08/31(水) 11:10:19 ID:W81jg34c
なんだなんだ初体験を書けばいいのか?



オレキモスwwwwwwwww
そして初体験がIDチェックネタだった俺もっとキモスwwwwwwwww

68名無しさん:2005/08/31(水) 19:35:02 ID:yRwbKb2M
なんかみなさん惜しげもなく投下していらっしゃいますねw
俺の場合、初投下のSSで若干のクオリティ晒しをしてしまっているので投下しづらいわけですが、
みなさんの勇気に感服したので、該当部分を削って投下してみたいと思います。

確か4レスだったと思う。で、俺、書いたSS保存とかしてないので、
時間かかりそうだけど、過去ログからサルベージしてきますねw ノシ

69名無しさん:2005/08/31(水) 19:41:15 ID:yRwbKb2M
と思ったらこれだけは保存してたw
該当部分も修正されてるので、これから4レス投下しまつ。

70名無しさん:2005/08/31(水) 19:42:10 ID:yRwbKb2M
か「げーー!最悪ぅ!」
タ「おい、傘持ってねーのかよ」
か「持ってないわよ。天気予報で、今日は快晴って言ってたもん」
タ「なんだよ。使えねーやつだなぁ」
か「ふんっ!アンタは?持ってないの?」
タ「持ってたら、お前に持ってるかなんて聞かねーよ」
か「…あ……か…勘違いしないでよ!!アンタがもし傘持ってても、あ…相合い傘とか…そんなことしたいなんてこれっぽっちも思ってないんだからね!」
タ「何か雨強くなってきたな」
か「ちょ…アンタ、人の話聞いてんの?!」
タ「お、あそこで雨宿りしていこうぜ」
か「あ…ちょっと待ってよぉ」

71(2/4) orz:2005/08/31(水) 19:43:14 ID:yRwbKb2M
シャッターの閉まった商店の軒下で雨宿りする二人。
空を覆う雲は厚く、自販機のぼんやりとした光が二人を照らす。
聞こえるのは雨の音。周りに人の姿はなく、しばしの沈黙…

タ「……」
か「……」
タ「………なんだよ」
か「(ビクッ)え!!な…なにが?!」
タ「さっきからチラチラこっち見てんだろ。なんか言いたいことでもあんのか?」
か「な!…見てないわよ!なんでアタシがアンタを見なきゃいけないのよ!バッカじゃないの?!」
タ「そんなに興奮することねーだろ。なんか見られてる気がしただけだよ。なんなんだいきなり。変なやつだなぁ」
か「う……ご…ごめん……。でも、突然アンタが変なこと言うのがいけないんだからね!」
タ「へいへい。ごめんなさいごめんなさいっと」


か「……」
タ「……」
か「……………ねぇ…タカシ……」
(省略されました 続きを読みたければ、今後の展開が非エロであることに同意してしばらくお待ちください)

72(3/4):2005/08/31(水) 19:43:53 ID:yRwbKb2M
か「……………ねぇ…タカシ……」
タ「……なんだよ…」
か「…タカシってさぁ、……あの……リナさんと仲良いよね」
タ「はぁ?何言ってんだよ。それがどうかしたのか?」
か「………この前、リナさんの……その…」
タ「……」
か「…リナさんの…家に行ったでしょ……」
タ「! お、おう、なんでお前がそんなこと知ってるんだよ」
か「……その日、たまたま用事があって、町でブラブラしてるアンタをみつけて、こっそり後をつけてみたら、リナさんの家に……」
タ「……」
か「あ…アンタが別に何をしようと勝手だけどさ、ほら、なんてゆーか、アンタみたいなのがリナさんみたいなステキな人と…くっついたりしたら……リナさんが大変そうってゆーか……その…」
タ「……」

降り止まぬ雨が地面をうち続ける。
かなみの目からふとこぼれ落ちた雫も、濡れたアスファルトに浸み込んでいった。

73(4/4):2005/08/31(水) 19:44:23 ID:yRwbKb2M
か「……あ…アンタねぇ、リナさんみたいなキレイな人、なかなかいないんだから…ちゃんと幸せにしてあげ」
タ「おい、お前なんか勘違いしてないか?」
か「………へ?」
タ「確かにリナの家に行ったことあるけど、その日は、リナの誕生日会の日だろ?」
か「……」
タ「俺はほら、パーティーの開始時刻を間違えちまってて、途中で誰とも会わないから変だなぁと思ったんだけど、もう山田とかちなみとかだけじゃなくて、他にも偉い人がいっぱい来ててよぉ、焦った焦った。ははは」
か「……」
タ「そういえばリナは、お前が大事な用があるからパーティーには来られないって言ってたけど、俺を追い掛け回してるひまがあるなら出席すればよかったじゃん」
か「……え!…え…えーと、ちょっと時間があったから、ね。(アタシ、リナさんの家にお呼ばれなんてしてないよ……もしかして…リナさんもコイツのこと……)」
タ「…お……おい、お前、泣いてんのか?」
か「………え!!な…泣いてないわよ!雨よ。雨がちょっと顔の方に降ってきたの!!」
タ「な、なんだ、突然テンション高くなったな、お前」
か「べ…別にそんなことないよー。えへへ」
タ「なんでそんなにニコニコしてんだよ。ほんとに変なやつだなぁ」
か「うるさいっ!バーカバーカ!」

気がつくと、雲の切れ間から太陽が顔をのぞかせていた。

か「ねぇタカシ」
タ「ん?」
か「雨の日も、案外悪くないかもね!」   終

74名無しさん:2005/08/31(水) 20:04:02 ID:9bw2AxHQ
>>73
(・∀・)ニヤニヤwwwwwww

75名無しさん:2005/08/31(水) 20:26:50 ID:yRwbKb2M
うん。本当はもっと長くしたかったんだけど、
途中で無理やり終わらせたんだ…

結論:かなみんが好きです。

76名無しさん:2005/09/02(金) 20:45:55 ID:IkauaagM
「うーす、ツンデレ」
「あ、おはよー。しっかし、あんたは毎朝かわんないわねぇ」
「んー?そりゃおまえもだろ。さすがに10年以上も腐れ縁やってりゃなぁ」
「私も変わってない?ほんとに?」
言いつつ胸を強調する。ちなみにかなり大きい。
「うっ・・・あ、当たり前だろ、相変わらずナイムネだなお前は」
「ナイっ・・・!?ふ、ふ〜ん。ごめんなさいねぇ、いつまでたっても成長しなくって」
いたずらっぽい笑顔で胸を押しつける。
「くっ・・・!そ、そうだな、普通はこういうシチュエーションってかなりうれしいもんだが、こ、これじゃなぁ・・・」
「(耐えるわね・・・よし)ほら、触ってみてよ。あんたが揉んでくれれば私のナイムネも少しは成長するかもよ?」
「え・・・い、いいのか?」
「(あ・・・やば)え、えっと、その・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・いいよ」
「え!?(う、やべぇ、か、かわいい・・・)」
「・・・」
「じ、じゃあ・・・(ドキドキ)」
「う、うん・・・(ドキドキ)」

そこを通りすがるもう一人の腐れ縁
「・・・そういうことは家でやれよな?」
「「っっっっっっ!?」」

77名無しさん:2005/09/02(金) 20:46:39 ID:IkauaagM
6スレ目か・・・懐かしいなぁ

78名無しさん:2005/09/02(金) 23:35:38 ID:yRwbKb2M
>>76
うん。こういう甘酸っぱい系は大好物なんだ
つまり何が言いたいかというと、お っ き し た
そして(・∀・)ニヤニヤ

79名無しさん:2005/09/03(土) 00:27:24 ID:ggKXaOy6
>>76
ち ょ っ と 待 て

(・∀・∀・∀・)オメガニヤニヤ

80名無しさん:2005/11/03(木) 17:01:29 ID:fWZ6/BNQ
お題「後輩、告白、お酒」

「お前、そんなに飲んで大丈夫なのか?」
僕は隣にいる後輩の千奈美に話しかける
彼女はまだ大学に入ったばっかの1年生
この子はかわいいっちゃかわいいんだが基本無口なのでそんなに親しくしたことはない
彼女は僕のように飲み会という特殊な雰囲気をまだあまり経験しているわけではないから飲みすぎやしないかとちょっと心配している
「・・・気にしないでください」
この子の返事はいつもそっけない
「気にしないで・・・というか君がこの雰囲気に飲まれて呑みすぎやしないか心配なんだよ。もし救急車で運ばれたりでもしたら困るからな。」
「・・・それふらいの自己管理は出来ます」
とか何とか言いつつ焼酎を飲もうとしている。自己管理できていない気がするのは俺だけか?もうろれつ回ってないし・・・
「いや明らかに酔っ払ってるだろ」
「酔っ払ってません。」
「酔っ払ってるやつはみんなそういうんだよ」
「・・・先輩ももっと飲んだらどうですか?」
「俺は酒あんま好きじゃないし、酔漢の後始末という重大な使命があるんだよ
まあまずお前だな・・・・・・イテッ!!いきなり人の足をつねるな!」
ちなみはそ知らぬ顔をしてまた飲み始めている
彼女の顔が真っ赤なのはお酒が回ってきたからだろう
ほんと大丈夫かな・・・

81名無しさん:2005/11/03(木) 17:01:54 ID:fWZ6/BNQ
「・・・・う〜ん・・・」
悪い予感って当たるもんだな いい予感は当たらないくせに
彼女と僕の家が近いせいで家まで送り届けるのは僕の役目になった
酔いすぎて歩くことすらままならない
これどうやって送り届けよう
「お前歩けんの?」 無理だろうと思いつつ一応きいてみる
「・・・・・・・」 これが返事だ
どうしようか・・・といろいろ考えているうちに名案を思いついた
「俺がお前をおぶるよ。そんで家まで帰ろう」
「え・・・そんなべつに・・・」
「遠慮してる場合かよ。ほらさっさと行くぞ。」
「え・・ちょ・・・・///」
やってみると意外と軽く持ち上がった。
「いいですよ・・・自分で歩きますよ・・・///」
しばらくは僕の上でなんかごねてたようだが無視して歩くと観念したのか僕に体重を預けてきた
家の場所を知らないのでいろいろと聞きながら歩くがそのたびに彼女の息が首筋にかかる
彼女の長い髪がちらちら顔にかかる
今ドキドキしているのは彼女を背負って坂道を登っているせいだけではないだろう

82名無しさん:2005/11/03(木) 17:02:28 ID:fWZ6/BNQ
そんなこんなで家に着いた
彼女を背中からおろすともう酔いはさめたようだ
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
なんか声をかけるべきなんだろうが何を言っていいのやら・・・
「・・・・・・・ボソッ・・・・・」
彼女がなんか言った
「ん?」
「・・・・ありがと」
俺がふざけて
「お礼言うよりなんかくれよ〜・・・キスの1つぐらいさー」といったら
「・・・え?・・・キス・・ですか?/////」
千奈美は真っ赤になってしまった
「そうだよ」といたずらで言ってみた
そしたらいきなり彼女が近づいて真っ赤な顔のまま唇に軽くキスをくれた
やった後もっと真っ赤になりながら「・・・また・・・」といい置いて家に入っていった
僕は少し戸惑った後なんだか急に恥ずかしくなってすぐにその場を離れた

終了



ええ、新参ですよ

83名無しさん:2005/11/03(木) 19:02:48 ID:2WmdIJCg
>>82
(・∀・)ニヤニヤ

84名無しさん:2005/11/04(金) 20:48:26 ID:XNrPdSlo
(・∀・)ニヨニヨ

85名無しさん:2005/11/28(月) 00:19:30 ID:BOvELCws
『のう、タカシ』
「ん?どうした纏?なんか用か?」
『いや、お主の家に毛むくじゃらの妖が住みついておると聞いてな、退治しに行ってやろうと思ったのじゃ』
「え?俺そんな話聞いてな『いいから儂と行くのじゃ!!』」
また纏が訳のワカラン事を言い出した。理由は分かってる。どうせ俺の家で飼いだしたネ…いや、『毛むくじゃらの妖』を見たいだけだろう。
で、とりあえず纏と一緒に俺の家に帰る。途中で纏が軽くスキップしていたが気にしない。

〜タカシ宅〜
「ただいま―」
『うむ、邪魔するぞ………タカシ…これはまずい、この家中に妖気が渦巻いておる!!』
「いや、これは猫の餌のにお『早く退治せねば!!!タカシ!!奴はどこにおる!?』」
…人の話は最後まで聞きませんか?纏さん。
「ええ、『奴』は俺のベッドの上にいますよ?」
『よし、案内するのじゃ』
そう言って纏は、俺の手をとってズンズンと家の中を進んで行った。
「…なあ、纏。お前案内なんて無くても俺の部屋行けるだろ?」
『そ、それは……そうじゃ!これはお主から頼んだ事なのだから、お主が案内するのは当然じゃ!』
……うん、深く考えるのはよそう。まずは、この我儘娘をどうにかしよう。
まるで、新しいオモチャを手に入れた子供だ。

86名無しさん:2005/11/28(月) 00:20:42 ID:BsespPdU
「ほら、俺の部屋」
『ううむ……強い妖気を感じる………よし、開けるぞ!』
纏が俺の部屋の扉を開けた。
ガチャ
……ニャー
うちのトラ猫だ。こないだ捨てられていたのを、拾って飼うことにした。
まだ仔猫だ。
『…………』
纏はしまりの無い笑顔で、『にへら』と笑っている。……可愛い。
だが、纏も俺の視線に気付いたようで、顔を赤くしながら
『何を見ておる!これから儂はこの妖をかわいが……退治せねばならぬ!!!お主はこの部屋から出て行くのじゃ!!!』
部屋から追い出された。
仕方ないので俺は居間で『退治』が終わるまで過ごす事にした。

……2時間たった。
纏はまだ部屋から出て来ない。そろそろ俺も居間にいるのは飽きてきた。
「纏さ〜ん、開けますよ〜?いいですか〜?」
返事がない。どうしたんだろう?俺は扉を開けた。
そこには驚くべき光景が広がっていた!!!!

87名無しさん:2005/11/28(月) 00:21:32 ID:BsespPdU
………寝てる………
俺のベッドで纏と猫が幸せそうに寝ている。
纏は可愛い笑顔で、時々寝言を呟いているようだ。
よく聞こえないので顔を近づけてみる。
『……にゃあ…』
………可愛い…可愛すぎる!!
今にも纏に襲いかかりそうな自分を抑え、これからの行動を考えた。
(このまま纏を起こしたら命が危ないな…しかし、起こさなければ……)
『…うぅ……タ…カシ…』
ん、今俺の名前呼んだのか?
あ、起きた。
…今の状況が分かってないな、キョロキョロしてる。
「よお、よく寝れたか?」
『ななな、なんでお主がここにおるのだ!!!』
「まあ落ち着け。ここは俺の部屋でそれは俺のベッドだ。で、そこでお前は寝ちまったんだ。」
『まさかお主、この儂になにか…!!』
「するわけないだろ!つーか出来ねぇだろ、あんなに気持ち良さそうに寝てた奴に。」
『……そうか?』
「うん、あんな笑顔で寝言言われたらな。」
『な……寝言だと!!!』
「ああ、『にゃあ』とか言ってたな、可愛かったぞ?お前」

88名無しさん:2005/11/28(月) 00:22:10 ID:BsespPdU
『〜〜〜ッッ!!(//////)』
「あ、そういえば起きるまえに俺の名前呼んでたな。どんな夢見てたんだ?」
『(//////)知らん知らん知らん!!!!煩い!!!儂はもう帰る!!』
「あ!ちょっと待てよ!!」
『なんじゃ!!!』
「また来いよ」
『………馬鹿(/////)』
ニャー

89名無しさん:2005/11/28(月) 00:26:29 ID:XNrPdSlo
やっべえええwwwwwインフィニティオメガテラモエスwwwwww
あったあったwwwwニヨニヨwww

90名無しさん:2005/12/01(木) 19:06:06 ID:FI03iMks
>>88
ニヤニヤ(・∀・)ニヤニヤ

91名無しさん:2006/01/24(火) 05:09:27 ID:bACCuoSY
ちょいとageますねw
懐かしいなぁ…俺の初SSはお嬢だっけ…

92名無しさん:2006/01/24(火) 19:52:48 ID:1py8PypU
バカヤロォォォォオオ!!!!ageちゃダメぇぇぇえぇえ!!!

93名無しさん:2006/01/25(水) 01:26:10 ID:FI03iMks
>>91
 さ ぁ 君 も さ ら そ う ぜ !!

つか、なんでよりによってこのスレをageるかwwwwwwwww
ID変わってない俺にとっては究極の羞恥プレイなわけだがwwwwwww

94名無しさん:2006/01/25(水) 22:32:09 ID:q5uuHqto
>>93
だってどうせならたくさんの人に見てもらいたいじゃないかwwwwwwwww
ちなみに俺は過去ログ見れないから晒せませんwwwwwwwww

95名無しさん:2006/01/26(木) 01:55:43 ID:FI03iMks
>>94
おまwwww自分のは晒せないのに、たくさんの人に見てもらいたいてwwwwww
嫌がらせかwwwwwwwwwwwwwww

96名無しさん:2006/01/26(木) 02:24:37 ID:UEDwOXn6
>>94
何スレ目の幾つか教えろ。

俺が代行して晒してやるwwwwww

97名無しさん:2006/01/26(木) 02:46:21 ID:q5uuHqto
>>96
140代後半に投下したはず…スマン、細かい数字は覚えてない。タカシがお嬢に告白するやつだ。

98名無しさん:2006/01/26(木) 22:00:52 ID:UEDwOXn6
>>97
145-147まで見たが、該当する奴は145スレの大晦日ネタの奴くらいだな。
タカシじゃなければもう一つ、告白する奴はあったが。



つか、ID:q5uuHqtoのも晒してやろう思って見始めたのに、
ちょくちょく自分のSSが目に入って、辛いんですけど……orz

99名無しさん:2006/01/26(木) 22:41:02 ID:Wx6.P8pU
>>98
初投下は去年の12月中旬だから…もう少し前かもしれないな。
まぁハラハラしながら待ってるwwww

100名無しさん:2006/01/27(金) 11:41:58 ID:3A/mHdMw
ち「…ツンデレちなみんです…別にタカシのことなんか何とも思ってないです…」
タ「それっていつも通りって言うか、お前のアイデンティティじゃ…」
ち「大好きです…むちゃくちゃにして下さい…」
タ「デレるのはやっ! こら、服を脱ぐな!」
ち「ツンデレは周囲に他人がいるとツンツンしますが…同種族がいると張り合って極端にデレデレするのです…」
タ「同種族? !! か、かなみ! いつのまにそこに!?」
か「『むちゃくちゃにして下さい…』のあたりからよ! こんなつるぺた女に手を出すほど飢えてたなんて…
  し、仕方ないから私が欲求不満の解消に協力して上げるわ! 犯罪抑止のためなんだから、勘違いしないでよね! 
  さ、ちなみ、もう大丈夫だから行っていいわよ。ここは私1人で大丈夫だから」
ち「かなみにつるぺた呼ばわりされるのは心外です…それにタカシは中途半端にある胸よりちっちゃい胸が好きなのです
  …そうですよね?」
た「いや、どっちかって言うと俺は巨乳派だかごふぅうう!!!1!」
か「ん〜? よく聞こえなかったわ。さあ答えなさい! わたしの“ほどよく”膨らんだ胸と…」
ち「私のマニア垂涎の微乳と…」
か・ち「「どっちがいいの!」…」
た「ど、どっちもそれぞれに魅力的で、凹凸つけがたいですげふぉおおお!!!」
か「それを言うなら甲乙つけがたいでしょ! どうやらタカシには私たちの魅力がまるで分かってないようね
  …おしおきがひつようだわ」
ち「同感です…私たちなしではいられなくなるまで、そのカラダにじっくりこってりと教えて上げます…」
タ「え、あの、1人でも大変なのに3Pなんて、あっ縛らないで2人がかりなんてそんな、アッーーーーー!!」


初めて書いたのが○○ちなみんネタだった…。しかも直後に感動系長編が投下されて総スルーでマジ凹んだ覚えがあるなorz

101名無しさん:2006/01/27(金) 12:21:41 ID:t82eubIE
>>100
感動系よりこっちの方が俺は好きだwwwwww

102名無しさん:2006/01/27(金) 17:44:32 ID:9bw2AxHQ
>>100
(・∀・)ニヤニヤ

103名無しさん:2006/01/28(土) 00:04:09 ID:BsespPdU
>>100
確かに昔あったなwwwwwwww
(・∀・)ニヨニヨ

104名無しさん:2006/01/29(日) 20:33:14 ID:3A/mHdMw
おまいらどんどん自分の初SS投下汁! いつまでも俺のが残ってて羞恥プレイにもほどがある!

105名無しさん:2006/01/29(日) 23:17:02 ID:i.ZJCI/Q
>>104
2,3日程度、なぁにかえって免疫がつく。




俺なんて二ヶ月も残っててその上ageられちまったんだからな!!!

106名無しさん:2006/01/30(月) 02:26:49 ID:UEDwOXn6
>>104
俺、>>1の次に晒してるからもう晒せないんだ(´・ω・`)

107名無しさん:2006/02/12(日) 18:41:30 ID:3A/mHdMw
とりあえずトップから見えないようにしておこう…

108名無しさん:2006/02/12(日) 18:42:04 ID:3A/mHdMw
ぐはああああageちまった…鬱出汁脳

109sage:2006/02/12(日) 21:30:59 ID:z4xNDMgk
どうやらツンデレss書いたテキストゴミ箱にポイしたらしい・・・
初めて投下したのは狼ちなみんだった気がする( ´∀`)ナツカスィ

110名無しさん:2006/02/12(日) 21:31:51 ID:z4xNDMgk
あげてすまん。もう二度と書きこまない。

111名無しさん:2006/02/13(月) 13:46:38 ID:3A/mHdMw
罰として過去ログあさってサルベージして貼るんだ。

112はずかちぃ:2006/02/14(火) 19:34:03 ID:F45rf.AY
お手玉をしつつ、戦場からの帰り道を歩く。
「今日もなかなかの善戦だったな」
カツサンド、やきそばパン、ウインナーロール。
戦利品がぽんぽんと空を舞う。と思ったらカツサンドの軌道がそれて…
「あ…」
階段の踊り場から、大きくダイビング。
「はは、やっちまった…」
袋に入っているし、ちょっと潰れたから食えないことは無い。だがなんとなく嫌だ。
三角の調理パンを拾おうと身をかがめる。
「……拾い食い…」
「え?」
聞こえた声に上を見上げると、ちなみが立っていた。手には袋をかかえている。
「拾い食いってお前…落としただけだろうが」
「そうだったんですか…別府さんなら、やりかねませんから」
「どれだけワイルドなんだ…お前ん中の俺像」
ふと目線がちなみの腰へといく。
こちらからちなみを見上げる格好。
白くて細い足の付け根が、見えるか見えないかの瀬戸際のラインだ。
「な、何見てるんですか!?」
「あ、す、すまん」
何やってんだ俺は…これじゃそのへんのスケベオヤジと一緒じゃないか…

とりあえず中庭に出て、適当なベンチに腰をかけるちなみ。
「……なんで、ついてくるんですか?」
「まあそう言うな。付き合え」
「…やです」
口ではそう言いつつも、他の席に移動しようとはしない。

113はずかちぃ:2006/02/14(火) 19:53:37 ID:F45rf.AY
「………(もぐもぐ)」
「………」
「………(もぐもぐ)」
「………」
「ちょっと…」
「ん?」
「……なんで、ジロジロ見てるんですか?」
「食べ終わっちゃってヒマだから」
「じゃあ、帰ればいいじゃないですか」
「やだ」
「…嫌がらせ……ですか?」
彼女の表情に少し嫌悪の色が混じる。
「ちなみが食ってる顔が可愛いから」
「……っ!けほっ!けほっ!」
「だ、大丈夫か?」
持っていた缶コーヒーを渡してやる。
「ん…く、ぷはぁ……いきなり…何言い出すんですかぁ」
「はは、スマンスマン…ぷっ」
「……酷いです」
「可愛いとこ、あるんだな」
「(/////)…いい加減に…しないと…滅ぼします、よ?」
そんな頬を赤らめて、上目遣いで言われてもなぁ…
可愛いだけだろ。

「あ、今の間接キスだよな?」
「っ、げほっ、げほっ!!」

その夜、何故か金縛りに逢ったのはまた別の話だ。

114名無しさん:2006/02/15(水) 14:38:38 ID:3A/mHdMw
読んだ記憶がない&最近見ない文体であることを考えると、結構前ので今は投下してない人なのかな?
何にせよ(・∀・)ニヤニヤ

115名無しさん:2006/02/15(水) 22:21:25 ID:F45rf.AY
>>114
ヒント:文体が変わった

116名無しさん:2006/02/15(水) 22:21:58 ID:F45rf.AY
あげちまったぁぁあああぁぁぁあ
うっわあああぁぁああぁあぁぁああ

117名無しさん:2006/02/15(水) 22:58:39 ID:6vXZ3Zic
覚えてるよwwww
あの時もテラニヤニヤしたwwwwwwwwwwwウヘヘwwww

118名無しさん:2006/02/26(日) 23:13:53 ID:Dl7o7Wj6
確か初めて書いたのは避難所に投下したちなみんだったな・・・。


ち『・・・』
タ「よっ、ちなみおはよー!」
ち『・・・』
タ「おはよーって」
ち『・・・』
タ「なんだよ、『タカシきゅん、おっはよー☆』ぐらい言ってくれよ」
ち『・・・うるさいです。朝は苦手なだけです・・・「タカシきゅん」っていい年して恥ずかしくないんですか先輩は』
タ「ひっでーなおい。一年しか変わんねーっての」
ち『・・・いいから朝ぐらい静かにして下さい』
タ「はいはい、口にチャックチャック」
ち『・・・』
タ「・・・」
ち『・・・』
タ「・・・」
ち『・・・息を止めろなんて言ってないです』
タ「・・・プハーッ!いやあ苦しかった。だって俺の呼吸音『コーホー』ってうるさいからさ」
ち『・・・誰が100万パワーですかこのカナディアンマン』
タ「ちょwwwヒドスwwww」
ち『・・・』
タ「・・・」
ち『・・・』
タ「・・・」
ち『・・・ちょっとぐらい喋ってもいいんですけど・・・』
タ「・・・」
ち『・・・な、なに見てるんですか?』
タ「いや、ちなみもいい年してほっぺにご飯粒なんかつけてるなーって」
ち『・・・!!!(///)』
タ「ペロッ」
ち『・・・な、なにするんですか・・・!(///)』
タ「とってやっただけじゃん」
ち『・・・バ、バカバカバカ!変態!セクハラ!コモドオオトカゲ!(///)』
タ「ごちそーさんwwwじゃ、チャイムなるから俺行くわ」
ち『・・・(バカ・・・てっきり、く、口にするのかと・・・)(///)』
ち『・・・(そ、それはそれで・・・やだ、なに考えてるの私・・・)(///)』

119名無しさん:2006/02/27(月) 01:19:41 ID:UEDwOXn6
>>118
勇者がまた一人wwwwww

(・∀・)ニヤニヤ

120名無しさん:2006/02/27(月) 07:00:27 ID:8pD6giYA
>>118
(・∀・)ニヤニヤ
せめて勇者に敬意を表してsageてやろうぜ。

121名無しさん:2006/02/27(月) 15:38:23 ID:6vXZ3Zic
>>118
(・∀・)ニヤニヤ
可愛いよwwwwwww

1221/2:2006/03/01(水) 08:48:49 ID:rwHmdArw
・ツンデレをただじっと見つめてみた ダウナーver.

…お。ちなみが教室入ってきた。
「うっす。はよ〜」
『……おはよ』
そのまま俺は何の気なしにちなみを見つめ続けた。

うーん。ちなみって可愛いよなぁ。
やっぱ朝に弱いのかな?
アンニュイな感じの横顔がたまらんのぉ。
お?こっちに気付いたみたいだ。
『…なに?朝の清清しい気分が壊れる…こっち見ないで』
清清しい?んな気だるそうに言われてもw
『…なんで、何も言わないの…?』
うお。真正面から見つめ返されてる。
『………』
こんだけ視線そらさずに人を見つめるなんて初めてだ。
ものすげぇ恥ずかしいなこれ…
『………』
ちなみも頑張るなぁ。 …ん?
『………(///)』
ちなみの頬が…
『………(//////)』
だんだんと…
『………(/////////)』
赤く…?
『(バタリ)』
「た、倒れた??!!ちなみ!!」

1232/2:2006/03/01(水) 08:49:46 ID:rwHmdArw
〜 保健室 〜
『ぅ…ん…』
「おう。起きたか」
『あれ…?私……』
「いきなり倒れたからビビッタぜ」
『………(ポッ)(//////)』
「また赤くなった!お前熱あんじゃね!?」
俺は慌ててちなみの額に手を当てる。
『ぁ…ぅ…(/////)』
「熱っち!やっぱ熱あんじゃん!ほれ、さっさと寝れ!」
『う、うるさい…ちょっと黙って……(熱はないけど、タカシの顔思いだしちゃったら…)』
「とりあえず先生には言っておくから、寝とけよ?」
そう言って俺は先生へ報告する為に立ち上がった。
『ま、待って…』
「ん?」
ちなみは俺の裾をつまんで何か言いたそうにしている。
『その…手…つ、つないでて……ほしいの…(/////)』
「え? あ、あぁ。」

そして一時間目が終わるまで…二人とも真っ赤な顔で手をつないでいましたとさ。


なんか、初物って恥ずかしいな(///)

124名無しさん:2006/03/01(水) 11:49:12 ID:yRwbKb2M
>>123
(・∀・)ニヤニヤ〜ン♪

125名無しさん:2006/03/02(木) 23:02:00 ID:F45rf.AY
>>123
(・∀・)

処女作はダウナーが多いなwwww
どうしてwwwww

126名無しさん:2006/03/12(日) 12:18:09 ID:KtMuq9.Q
みんな度胸あるなぁwwwww
俺もやってみようと思う

127名無しさん:2006/03/12(日) 12:35:31 ID:KtMuq9.Q
・ツンデレが超鈍感男に「私好きな人が出来た」と言ったら

『タカシ!!特別に私が一緒に帰ってあげるわ!』
「悪い、今日バイトだから急ぐ」
『そ、そう・・・。べ、別に悲しくなんかないから・・・・っていない・・・・』

「(あいつどういうつもりだ?好きな男いるならソイツと帰りゃいいのに・・・)くそっ!」ガンッ!←近くの看板を蹴った

次の日 ( ゜д゜) ・・・・

『タカシー!さっさと出てきなさいよ!遅刻しちゃうじゃない!』
がちゃ
「朝からうるせぇよ。言われなくてもわかってる。」
『(なんか怒ってる?)な、なによ!せっかく迎えに来てあげたっていうのにその言い草はないでしょ!?』
「別に頼んだ覚えはねぇ。そんなに面倒なら来なきゃいいだろ。」
『(やっぱり怒ってる・・・)ねぇ・・・なんか怒ってない・・・・・・?』
「はぁ?どこをどう見たら怒ってるように見えるんだ?」ギロリ
『(う、やっぱり怒ってる・・・。タカシって怒らすと怖いのよね・・・・・)そ、そうよね。私の勘違いみたい。』
「ったく・・・」

128名無しさん:2006/03/12(日) 12:35:53 ID:KtMuq9.Q
≡⊂二二二( ^ω^)二⊃ そして学校だお!ブーン!

タ「お〜っす・・・・・」
山「あ、タカシ。おはようだお・・・・・・ん?」
タ「なんだよ・・・」
山「いや・・・・なんか・・・・・怒ってるように見えたお」
タ「・・・・・はぁ、やっぱり顔に出てるか・・・・・」
山「なにがあったお?内容によっては相談にのってあげるお」
タ「・・・かなみのことだ・・・・・・」
山「ばっちこ〜い!!!」

説明中 ( ゚д゚ ) ←にらめっこでもして待っててくれ

山「なるほど・・・恋愛相談をされたわけかお」
タ「ああ・・・・なんかムショーに腹が立ってな。・・・・朝からかなみに冷たくあたっちまったんだ・・・・・」
山「それでかなみちゃんが暗かったのかお」
タ「ああ・・・アイツはなにも悪くないのにな・・・・はぁ・・・・」
山「それで、誰が好きなのか聞いたのかお?」
タ「・・・知ってたらここまで悩まねえよ。はぁ・・・・いったいどんなヤツなんだろ・・・」
山「(鈍感もここまでくると神がかってくるお)かなみちゃんに聞いてみたらいいお」
タ「馬鹿か、アイツが素直に教えてくれるはずないだろ。」
山「それもそうかお・・・。とりあえず謝ったほうがいいお、かなみちゃん落ち込んでたお。」
タ「・・・・・そうだな。昼休みにでも謝るよ」
山「(なんで気づかないお?ちょっと考えたらわかるお・・・・)頑張ってこい」

129名無しさん:2006/03/12(日) 12:36:22 ID:KtMuq9.Q
昼休み ω_(゜∀゜)≡モヒョヒョヒョヒョヽ(A`*)ノ≡ コラァァァ!! ベントウカエセヨー!!!!

「(かなみは・・・・居た!あれ、なんで一人なんだ?)かなみ」
『・・・・・・・・・・・・・・』
「(こいつ・・・・・自分の世界に入ってやがる!)かなみ!」ユサユサ
『ふぇ!?な、なに!?地震!?』
「落ち着け、俺だ」
『え?タカシ!?』
「一緒に飯食おうぜ」
『う、うん・・・』

そして屋上へ  ┃ω^) ガンバルオ・・・・・

「・・・・・・・・・」
『・・・・・・・・・』
「『(気まずい・・・』」
「・・・・あのさ」
『な、なに?』
「朝・・・その・・悪かった・・・。」
『・・・やっぱり怒ってたの・・・?』
ギクッ「・・・・怒ってました、申し訳ありません・・・・」
『なんで?なんで怒ってたの?私のせい?』ウルウル
ビクッ「そ・・・その・・・・・お前のせいっていうか・・・」
『・・・・・・・・・・』ウルウルウル
「・・・俺の不甲斐なさっていうか・・・・」
『・・・・・・・・・・』ウルウルウルウル
「だから・・・・・その・・・・・」
『・・・・・・・・・・グス』ジワリ

130名無しさん:2006/03/12(日) 12:36:49 ID:KtMuq9.Q
「(だめだ・・・言おう・・・)お前が好きなんだ・・・」
『グス・・・ズズ・・・・・え・・・・?』
「俺はお前のことが好きなんだよ・・・・」
『え?え?ええ!?』
「だから・・・昨日好きな人が出来たって聞いて・・・・なんかむかついてたんだ・・・・」
ぼけー『・・・・・・・・・』
「聞いてんのか?」
『え!?う、うん!聞いてるよ!続けて続けて!』
「それで朝は冷たく当たってたんだ・・・・・」
『(タカシがボクのこと好きだったなんて!!!あ、キャラ違うや)そうだったんだ・・・・』
「でも、もう決心はついた!かなみ!俺はお前を応援してるぞ!」
『へ?なんのこと?』
「いや、だからお前好きな人が出来たんだろ?だからその人との仲を応援するってこと!」
『(そうか、まだタカシに好きって言ってなかった)あの、た、タカシ!』
「ん?」モグモグ
『(弁当食ってはるー!!)あのね・・・実は・・私の好きな人って言うのはね・・・・その・・・・・』
「フンフン・・・ング!ンンー!!」
『た、タカシ!?大丈夫!?喉に詰まらせたのね!ほら、お茶!』
ゴクゴク「ぷはー!助かった〜。サンキューかなみ」
『うん。それでね・・・私の好きな人って言うのはね・・・・・タk「あ、コレって間接キスじゃないか?」シの・・・・って、ええー!!』
「ほら、これってお前が飲んでたお茶だろ?」
『(/////////)〜〜〜〜〜〜!!!バカーー!!!!!』バキッ!
「モルスァ!」

省略されました。続きを読みたければツンデレに殴られて「モルスァ!」と叫んできてください。

131名無しさん:2006/03/12(日) 12:38:15 ID:KtMuq9.Q
次の日

『(昨日は結局言えなかったし、今日は絶対に言ってやるわ!)』
ピンポーン
『タカシー!早く来ないと置いてくわよー!』
「わっ!ちょっと待て!今行く!」
バンッ
「はあ、ふう、お待たせ。」
『確かに待ったわ。じゃあ鞄持ってね。』
「うぐ・・・!・・・わかった。」
『よろしい、じゃあいくわよ』
「よっしゃ!」

「そういえばかなみ」
『なによ?』
「お前好きな人いるんだろ?なのに俺なんかと居てもいいのか?」
『(思わぬチャーンス!タカシから振ってくるなんて幸運だわ)そのことなんだけどね。
 私が好きな人っていうのは「あ、危ない」たk』ガンッ!
『きゃっ!いった〜い、なにがおきたの・・・・』
「ははははははは!!電柱にぶつかってるよ〜!前見て歩かないから。」
『う、うっさい!笑うな!う〜、痛いよ〜・・・・・』
「はぁはぁ、ごめんごめん、大丈夫か?」

132名無しさん:2006/03/12(日) 12:39:54 ID:KtMuq9.Q
『大丈夫じゃないわよ!』
「そうかwwほれ、つかまれ」
『(タカシの手・・・・(/////))最初からそうしてればいいのよ・・・・』
「よっと、軽いな〜お前。」
『あ、あたりまえじゃない!私をなんだと思ってるのよ!』
「お前はお前だろ?ほら、さっさといこうぜ。遅刻しちまう」
『わかってるわよ!』
「はいはい、縞パン姫♪」
『????・・・・・・・はっ!見えたの・・・?』
「そりゃもうばっちり」
『早く言えー!!』ドグシャァ!!!
「モルスヴァー!!!」

133名無しさん:2006/03/12(日) 12:40:35 ID:KtMuq9.Q
俺が初めて投下した物質がこれだ

俺キモスwwwwwww

134名無しさん:2006/03/15(水) 21:53:12 ID:lh.zCjY2
・クールな男とツンデレ

『タカシ!しょうがないので一緒に学校行ってあげますわ』
「お前はいつも車じゃないか」
『く、車が故障したんですわ!さっさと行きますわよ』
「それにしても寒いな」
『そうですわね…そうだ!』
「なぜ腕を組んでいる?」
『勘違いしないでくださいね?こうしてたほうが暖かいから…』
「じゃあそうさせて貰う」
『さっさと学校行きますわよ!(///)』

鬱だ死のう…

13591:2006/03/22(水) 00:19:27 ID:0Mw94D8o
『まったくいきなりこんなところに呼び出して…一体なんの用ですの?』
「大事な話があるんだ…」
「僕、別府タカシは神野リナのことが好きです。」
『…え……』
「だ、だから…付き合ってください!」
『…本気…ですの?…』
「じ、冗談でこんなこと言わないよ!」
『…だって…私…いつも貴方にひどいことを…』
「確かにいつもいつもひどいこと言われてたけど…でも好きなんだ!」
『いつから…ですの?』
「初めて会った時から」
「初めてリナと会った時に一目惚れして…ずっと好きだった」
『…嘘』
「嘘なんかじゃ『じゃあどうして!』え…?」
『じゃあどうして私の気持ちに気付かないんですか…』
『ただの幼馴染みに毎日お弁当を渡すわけがないでしょう…?』
『ただの幼馴染みに毎週のように一緒に出かけよう、と誘うわけないでしょう?』
『私だって…私だって貴方のこと…』
『ずっとずっと好きだったんですからぁ…』
「…本当に…?」
『ヒック…冗談で…こんなこと…言うわけが…ウェッ…』
「リナ…」ギュッ
『あ…』
「好きだ、リナ」
『私も…好き…』
チュッ…
「凄く…嬉しいな…あ、なんか涙が…」
『か、感謝してくださいね?こんな美少女が貴方みたいな駄目人間のことを好きになるなんて…』
「確かに…そんな機会もうないね」
『浮気は…許しませんからね…?』
「しないよ。こんな綺麗な彼女がいるのに」
『わ、分かってるならよろしいんですわ。』「一緒に帰ろっか?」
『ええ…』

13691:2006/03/22(水) 00:21:07 ID:0Mw94D8o
いやぁハズイな…でもめげないよ!

137名無しさん:2006/05/18(木) 20:49:29 ID:.4z0rJR6
>>125
俺も処女作はダウナーだwwwwwなんでだ?wwww
次から落とすお(´・ω・`)

138名無しさん:2006/05/18(木) 20:49:57 ID:.4z0rJR6
お題マッシーン 乗り物+後輩+居眠り

下校時、別府隆は、人がまばらな駅にいた。
3月も終わりに近づいている今、ホームには、春の来訪を告げる、春一番が吹き付けている。
「来年で廃線・・・か・・・」
乱れる髪を気にもせず、誰にともなく呟いた。少子化や過疎のあおりを受け、この線路は来春には廃線になることが決まった。
今通ってる高校も、少子化や交通手段等々の問題もあってか、今年度限りで廃校になり、近くの高校と合併することになっている。
「・・・何、黄昏てるんですか・・・?先輩ごときのくせに・・・」
ふと聞こえる声。振り向こうとすると、背後からぬっと声の主が現れた。
流れるような艷やかな黒髪。猫を思わせるようなくりくりとした瞳。ふっくらした唇。
子悪魔を思わせるような、かわいらしいこの女の子は――
「ちなみ・・・」
「呼び捨てにしないで下さい。何度言えば分かるんですか・・・先輩ごときのくせに・・・」
「はは・・・相変わらず手厳しいな。別にいいだろ?減るもんじゃないし」
「減ります。先輩限定で」
「・・・さいですか」
「そうです」
間髪いれずにはいる肯定の声。
いつものやり取り。もう何年も続けてきた気がする。
家は隣同士だし、互いの親も仲良し。それにこんな廃れた町じゃ、学校もそうたくさんはない。
そうなれば必然的に、互いに同じ学校に通うことになる。
ただ―――

139名無しさん:2006/05/18(木) 20:50:32 ID:.4z0rJR6
「・・・先輩」
「ん?」
「そういえば、四月から受験生ですよね・・・。大学、どうするんですか?・・・やっぱり・・・県外、行くんですか?どうでもいいですけど・・・」
「・・・んー、そうなるかなぁ。この辺不便だし、俺が行きたい専門学校は県外にしかないしね」
ちなみの目が少し見開く。
「専門・・・なんですか?」
「うん。ゲームのね」
「・・・オタク」
「悪かったな」
「はい、悪いです」
「はは・・・」
―――相変わらず手厳しいな。
そう言おうとした所に、やっと一両編成の電車が到着した。
ここは、一時間に一本しか走っていない、いかにも田舎らしい駅だ。
ぷしゅー。乾いた空気音をたて、電車の扉が開く。中には乗客が、二人。
スーツ姿の中年の男と、喪服姿の老女。二人とも見知った顔だ。
そこでまた、やっぱりここは田舎だな、と思う。
二人に軽く会釈して、電車に乗る。続くちなみも同様に。
「よいしょ・・・っと」
俺はわざとらしく声を出しながら座席に座った。
「どこのおじさんですか・・・」
「はは、悪かったな」
「はい、悪いです」
そういいながら、ちなみは僕の左隣に座る。
「ははは・・・」
僕の乾いた笑いが響く。そこで話は途切れ、静寂が訪れた。

140名無しさん:2006/05/18(木) 20:50:54 ID:.4z0rJR6
僕たちの家は、この駅からいくつか行った駅の近くにある。
ここよりは幾分かは見栄えのある町だ。どちらにしても、不便にかわりはないが。
だが、この町が嫌いというわけではない。どちらかといえば好きだ。
のんびりした雰囲気が好きだし、住んでいる人たちも皆親切で優しい人ばかりだ。
それに――ふと、左を見やる。
「・・・・・・・・・」
俯き、所在なさげに視線を漂わせている少女―――椎名ちなみ。
口ではなんだかんだ言っても、振り向けばいつも一緒に居てくれているのを、僕は知っている。
普段はつんけんな態度をしているが、本当は優しい子だというのも、知っている。
そして夜、クマの人形を片手に、ベランダ伝いにやってきては、僕のベッドの中に潜りこんでくるくらい、人一倍寂しがりやだというのも、知っている。
視線に気付いたちなみが顔をあげる。
「・・・何ですか?」
「いや、別に何でもない」
「じゃぁ、こっち見ないで下さい・・・」
「はは・・・」
この態度が、実は照れ隠しだというのも、知っている。
遠くを見やる。すでに日は傾き、空は朱に染まっている。
それが何故かまぶしくて、僕は目を細めた。

141名無しさん:2006/05/18(木) 20:51:20 ID:.4z0rJR6
会話がないまま、十分と少しが過ぎた。今、車内には僕とちなみだけだ。中年の男とおばあさんはニ駅目で降りた。
―――丁度三駅目に到着し、次の駅に向かって電車が動き出した頃だった。
「ぅ・・・ん・・・たか・・・にぃ・・・」
甘えるような声と共に、左の肩に重みが加わる。
左を見やると―――静かに寝息をたてているちなみの頭があった。
「ふぅ・・・。まったく、昔は素直だったのにな・・・」
あまった右手で、静かに頭をなでる。さらさらな髪。なんとなしに上気し、赤らんでいる頬。
あぁ、中学に上がった頃からだろうか。それまでべったりくっ付いてきたちなみが、急によそよそしくなったのは。
終いには僕のことを『先輩』と呼び出す始末。
昔のように『たかにぃ』なんて呼んでくれるのは、今みたいな寝言の時だけだ。
でも、それだけでも暖かい気持ちになれる。
「すぅ・・・・・・すぅ・・・・・・」
そんな僕の心情なんて知らずに、ちなみはかわいらしい寝息をたてている。
「まったく・・・本当に困ったちゃんだなぁ・・・」
そういって、また髪をなでる。
ふと正面の窓を見ると、自身が映っていた。
そして知らないうちに、自分の顔がにやけていたことに気付く。
「はは・・・僕も・・・か」
周りを見る。壁を隔てた向こう側に運転士が居るだけで、この空間には、僕とちなみの二人だけしかいない。
まるで、時間が止まったような錯覚。このまま本当に時間が止まれば、どんなによかっただろう。
しかし、時間の針は刻々と進む。止まることはない。

142名無しさん:2006/05/18(木) 20:51:45 ID:.4z0rJR6

『次は・・・次は―――』

程なくして、夢のような時間は終わった。運転士が、目的地へ着いたことを告げる。
肩の温もりを手放すのは名残惜しいが、さすがに乗り過ごすわけにはいかない。
両肩をつかんでちなみをゆする。
「おい、起きろ。着いたぞ」
「う・・・ん・・・?」
眉をひそめるだけで起きない。図太いなこのやろう。
僕はもう少し力を入れてゆすった。
「ほら、早く起きろよ。おいてくぞ?」
「っ!」
がしっ。
皮膚と布の摩擦音。痛い。腕をつかまれた。
「やだ、おいていっちゃやだよ」
「えっ?」
ちなみは上目遣いに僕を見上げた。事態が飲み込めずに、心臓が跳ね上がる。
「たかにぃ・・・一人にしないでよ・・・」
瞳が潤んでいる。目尻には薄っすらと涙もたまっている。
でも、まだ少しうつろだ。寝ぼけているのか?
恐らくそうなのだろう。だけど、違う。わかってる。
普段は決して言わないが、これが本音だということも。
「ちなみ・・・?」
「やだっ!」
腕を跳ね除け抱きついてきた。
「ちょっおい、ちなみっ!?」
「・・・・・・・・・え?・・・あ」
ちなみの、目の焦点が定まったかと思ったら、ぱっ、と音がしそうなくらいの速さで僕から離れた。

143名無しさん:2006/05/18(木) 20:52:08 ID:.4z0rJR6
「えっと、その・・・忘れて。今すぐ。三秒で」
そういってうつむいた。耳の裏まで真っ赤に染まっている。
「はは・・・そりゃ無理だよ・・・」
「ダメ。忘れて」
「何で?」
「・・・何でもです」
「ふーん・・・」
電車の速度が段々落ちてきた。
続いて、キーッ、と、独特のブレーキ音が響く。程なくして停車。
「・・・じゃ、無理って言ったら?」
「っ!」
僕は、まるでいたずらっ子みたいに、口端を吊り上げて聞いた。
ぷしゅー、乾いた空気音をたてて、扉が開く。
「っ。か、帰りますっ!」
ちなみはそう言い放つと、僕の後ろにある扉へ足早に向かった。
「待った」
すれ違いざまにちなみの手を取る。
「な、何ですか・・・?」
「家隣なんだから、一緒に帰ろうよ」
「な、何でですか・・・?」
伏し目がちにこちらを見る。顔はまだ赤く染まっている。
あぁ、かわいいなぁ。ちなみ。
あぁ、押さえ切れないよ。この気持ち。

結局、押さえ切れなくて――優しく微笑んで、口を開いた。

144名無しさん:2006/05/18(木) 20:52:31 ID:.4z0rJR6
「僕は、ちなみが、好きだから。・・・ダメ?」
「あ・・・」
ちなみの顔が更に赤くなったのがわかる。
こういうところは素直なのに。でも、そういうところも含めて、やっぱりちなみが好きなんだ。
「きょ、今日だけですよ・・・」
「いつも一緒に帰ってるじゃん」
「揚げ足とらないでください」
「はは・・・」
いつものやり取りをこなしつつ、改札に定期券を差し込む。続いてちなみも同様に。
小さな無人駅のホームを出て、まっすぐに伸びた砂利道を進む。
暫く歩くと、小川が見える土手に出た。
そこでふと、僕は足をとめて、思いついたようにちなみに振り向いた。
「ねぇ」
「・・・何ですか?」
「さっきみたいに、たかにぃって呼んでみてよ」
「ば、バカじゃないですか・・・先輩ごときなんて、先輩で十分です・・・」
「えー、でもさっきは嬉しかったなぁ」
「う・・・し、失言です・・・ついうっかりです」
「じゃあ、手、つなごうよ」
「調子に乗らないで下さい・・・」
「いいから、ほらっ」
右手を差し出す。
「え・・・っと・・・その」
ちなみはこちらを見ることなく、両手をもじもじさせながらうつむいた。
「ほら、おいてっちゃうぞ?」
わざと歩き出す振りをした。
「あ・・・きょ、今日だけですからね」
「えー、明日も手つなごうよ」
「だ、だから調子に乗らないで下さい」
「はは・・・」

145名無しさん:2006/05/18(木) 20:52:51 ID:.4z0rJR6
ちなみはいつもの憎まれ口を叩きながらも、おずおずと、左手を伸ばす。
かわいらしい小さな手だ。それにあったかい。まるでちなみの人柄を表しているように。
優しく、包むように握ってやる。
「おいてかないよ・・・」
小さく、小さく呟いた。
「なんですか?」
「ん〜?秘密」
例の如く口の端を吊り上げ、笑う。
「気になります」
そんな僕とは対照的に、口を尖らせるちなみ。
「え〜。・・・あっ」
「何ですか?話し紛らわさないで下さいよ?」
「そういえばさっき、好きって言ったよね?」
「えっ!?あ・・・お、覚えてません」
「え〜うっそだぁ。返事聞きたいなぁ」
「う・・・ひ、秘密です・・・」
「ふ〜ん・・・。じゃ、これでおあいこだなっ。ははっ」
そういって、笑った。
「あ、う・・・してやられました・・・ふふっ」
ちなみもつられて笑った。

146名無しさん:2006/05/18(木) 20:53:46 ID:.4z0rJR6
小さな公園に着いた。
この公園を抜けた先にある、階段を下りて、少し歩けばもう、家だ。
この時間が惜しい。ずっと続けばいいのに。階段を、一歩、一歩、ゆっくりと、下りる。

「・・・ねぇ」

ああ、僕の右手には君の左手。
小さくて、でも、凄く、凄くあったかい君の左手。
これくらいで安心するのなら、いくらでもしてあげるよ。
寂しいとき、つらいとき、哀しくて涙が出そうなとき、いつどんなところに居てもすっ飛んでくよ。

「何ですか?」

だから、だから、いつでもその笑顔を見せてよ。
そのまぶしい笑顔が、僕に元気をくれるんだ。
そして僕も笑顔なれるんだ。
寂しいとき、つらいとき、哀しくて涙が出そうなとき、その笑顔に何度も助けられたんだ。

「好きだよ」

小さくて、弱くて、情けない僕だけど。
君が居たから、今の僕がいるんだ。

だから、君が居るなら――

「えっと・・・私も・・・です」

まぁ、地元の大学もありかな。

147名無しさん:2006/05/18(木) 20:55:50 ID:.4z0rJR6
まぁ、あれだ、数字付け忘れた。
無駄に長いし文法もgdgdだし、いろいろ矛盾しすぎ。

まぁ、あれだ、初投下SSなんてこんなもんだろ・・・(´・ω・`)

148名無しさん:2006/05/18(木) 21:51:02 ID:UEDwOXn6
>>147
それ、初投下だったのかwwwwww
物っ凄く見覚えあるな。いつだったかは忘れたが。

まあ、とにかく
(・∀・)ニヤニヤwwwwww

149そろそろ半年か……新参だと思ってたが早いもんだな……:2006/05/19(金) 00:38:46 ID:b.lErBCc
タ「なぁリナ、そんなわけで俺たち付き合わない?」
リ「へ!? ……は、はい!! ……し! 仕方ないですわね!! 付き合ってあげても宜しくってよ…!!」

こうして私、神野リナは別府タカシとお付き合いをすることになりましたの。
ずっと憧れていた彼の方から告白して頂けるなんて、今でも夢のようですわ……。
あの日から、登下校もお昼も放課後もいつも一緒、ずっと彼の顔を眺めていられます。
ああ……私、幸せ過ぎておかしくなりそうです。
でも、そんな私にも大きな悩みがありますの……。

タ「リナ……お前最近ますます可愛くなったよな」
タカシはそう言って私の肩をそっと抱きます。
それだけで私は全身の血が沸騰したような、鼓動が暴れ馬のような…ああ、もう! 落ち着きなさい! 私の心臓!
リ「タ、タカシ……(ああ!これはキスされますわ、キス…キスキスキスキs……!)」
タ「好きだよ、リナ」
リ「ごごごごめんなさい、ぁぁあの、わ、私、ちょっと急用を思い出しましたわ!」
タ「え、おいおい、ちょっと待……あーあ、行っちまった」

はぅ……またやってしまいました。
そうなのです、私は彼にキスを求められると、こうしていつも逃げてしまうのです。
緊張と言うか、なんというか……幸せメーターが最大値を振り切っておかしくなってしまう感じで……。
付き合う以前は……いえ、実際に付き合いだしてからも、
妄想の中では幾度となく経験したシチュエーションですのに……。
現実になってしまうと、どうしてもうまくいかないものですわ。
最近は、彼につい思ってもいないことを言ってしまう癖も少し治りましたのに……。
リ「はぁ……写真の中の貴方になら、素直になれますのにね」
もはや日課となった、彼の写真へのキスをして私は眠りに就きました。

150名無しさん:2006/05/19(金) 00:39:20 ID:b.lErBCc
こうして素直になれない私を、いつも彼は笑って許してくださいました。
でも、そんな彼に甘えていた私は、ある日とても後悔する事になります。

リ「タカシ……」
タ「リナ……」
リ「……!! ダ、ダメッ!」
ドンッ!
な、何てことでしょう! 私はキスする直前に彼を突き飛ばしてしまいました。
タ「痛たたた、何すんだよ、もう」
リ「…ぁ、ぅ……ご、ごめ……
タ「いつもキスしようとすると、お前おかしくなるよな?」
タ「なあ、俺達付き合ってるんだよな? キスくらい普通だろ、なんか理由でもあるのか?」
り、理由……! 私は……私は……!
リ「そ、そんなこと決まってますわ! いい? 私は『仕方なく』貴方とお付き合いしているんです」
あ、あれ……?私、何を言ってますの?
リ「か、勘違いしないで下さいますっ? 簡単に貴方に唇を許すような安い女だと思われては心外ですわ」
ああ、頭がまともに働かないのに、また口は彼にとても失礼なことを……
リ「そもそも、貴方ごときがこの私と――
タ「……もういいよ」
リ「……ぇ…ぁ…ぅ……」
いつもとは違う、彼の怒ったような口調に、私は竦んでしまいました。
タ「お前の言いたいことはよく分かった、要するにお嬢様のお遊びだったんだな」
リ「ち…ちが……」
彼に憎まれ口を叩くときはよく回る口が、肝心な言葉は上手く紡いでくれません。
タ「そういう事ならもう付き合いきれねぇよ、俺は結構本気だったんだけどな」
リ「ま……待っ……」
私は去っていく彼を引き止めることすら出来ませんでした。

リ「…ごめんなさいっ、ごめんなさいごめんなさいっ……!」
彼がいなくなってから、やっと私は遅すぎる謝罪の言葉を口にできたのでした。

151名無しさん:2006/05/19(金) 00:39:55 ID:b.lErBCc
翌日、私はタカシに素直に謝る決心をして、彼の教室を訪ねたのですが……。

山田「別府なら昼休み始まってすぐに、どっか行っちまったお」
彼と会うことはできませんでした。
落胆しながらも、半分ほっとしている自分に自己嫌悪してしまいます。
この期に及んで、まだ私は彼の前で素直になれる自信がないのです。
リ「…何を考えてますの! 私は……許して貰えるかは分かりませんけど、彼にきちんと謝りませんと」
そして、もし許していただけたら、今度こそ…! 彼とキキキキキスを……!
お、落ち着きなさい私! そうですわ、キ、キスなんてただ唇と唇が触れるだけですわ!
彼がいつも私に優しく話しかけてくださるその唇と、わたしの唇が触れて……
はぅ…!? タ、タカシ、貴方舌を入れてきますの!? ああ、そんな…そんな
そんらにしたら、わたひ、もうらめぇ……

友「……あのさリナ、盛り上がってるところ悪いけど、とっくに授業終わってるよ?」
リ「……!!? は、はい!? 何のことですの!?」
友「いや途中から思いっきり声に出してたからさ、何? 別府君とキスしたの?」
リ「そそそ空耳ですわっ! 濡れ衣ですわ事実無根ですわっ!」
友「いや、そのノート、一面『タカシとキス』で埋まってるからさ…」
バッ!! 慌てて私はノートを隠しますが、今更遅かったのでした。

結局、友子さんには全て話すことになりました。
友「はぁ……目に浮かぶようだわ、その光景。アンタ病的に素直じゃないもんね」
友「で、リナは彼と仲直りがしたいと、でも素直に謝る自信がないのね?」
リ「そ、そうですの……私、どうしたらいいか」
友「そうねぇ、彼に直接謝る前に練習してみましょ、私、部室で彼のふりして待ってるから」
リ「で、でも他の人に聞かれたら恥ずかしいですわ……」
友「大丈夫、ウチの部、幽霊部員だけで誰も来てないの知ってるでしょ、用意しとくから5分後に来てね」

こうして、おせっかいで親切な友人相手に練習をすることになりました。

152今思うとツンが足りないな:2006/05/19(金) 00:40:53 ID:b.lErBCc
部室に入ると、窓際のロッカーの向こうに友子さんが立っていました。
ここからでは姿が見えず、夕日に影が長く伸びているだけで背格好も良く分かりません。
友子さんなりに自分がタカシに見えるように演出してくれたのでしょう…私も頑張らなくては!
リ「あ…あの、タカシ……昨日は本当にごめんなさい」
リ「私、貴方といると、つい舞い上がってしまって、思っても無い事が口から出てしまって……」
リ「仕方なくなんて嘘ですの! 本当は貴方のことが好きで、好きすぎてどうしたらいいか…」
リ「ま、また心にもないことを口にしそうになったら、強引に私の唇を塞いでしまって下さいな」
ああ、やっぱり…彼がそこにいない時はこんなに素直に言えるのに、どうして彼の前では……。
友?「了解、ああ、やっとリナの素直な気持ちが聞けたな」
友子さんがタカシの声を真似て返事をする、そ…それにしてもよく似すぎで……えぇっ!?
タ「そうやって素直にしてれば最高に可愛いんだから、まぁ意地張ってるお前も魅力的だけどさ」

窓際のロッカーの裏から現れたのは、本物のタカシでした。
リ「え、えええぇぇぇえ!? あ、あの…違うんです! これは……」
タ「いやいや、でもそこまで想われてとは意外だったよ、へぇ、あのリナがねぇ」
リ「か、勘違いしないで! さっきのは言葉のあや……!! んんっ!」
また口をついて出そうになった言葉は、突然遮られました……彼の唇で。
タ「ご要望にお答えしましたよ、お姫様?」
妄想とは違う、軽い、優しいキス。
でも妄想の深いキスの何倍も、激しく私の心を揺さぶりましたの。
リ「タカシ……だいすきですわ……」
初めてのキスは、私から体中の力と、思考能力と、憎まれ口を奪っていきました。
タ「んー、友子さんの言うとおりだったな。こんなに上手く行くとは……」
彼が何か言っていましたが、私には良く聞こえませんでした、今はただ彼の胸の中で…




友「やれやれ、どうやら成功ね」
山「友子さん、策士だお、でもいつのまにタカシを呼んだお?」
友「ああ、昨日から言ってあったのよ、あの揉め事を仕込んだのも私だし」
山「ん?どういうこと」
友「先に別府君から相談を受けたのよ、リナの素直な姿が見たいって、それで一芝居打たせた訳」
山「うはwwwwwwwww友子さん策士だおwwwwwwwww」

153名無しさん:2006/05/19(金) 21:47:09 ID:UEDwOXn6
>>152
(・∀・)ニヤニヤ


もしかしたら、友子さんの名付け親の人ですか?

154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/11/26(日) 18:59:08 ID:pLwd0mpU
集まれ

155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/11/29(水) 00:36:29 ID:vGF4Qhd.
「宿題オワタ\(^o^)/」
『………………』
「………宿題オワタ\(^o^)/」
『……うるさい………黙れ………」
「いや、だって、まだ8月にもなってないのに終わったんだぜ?」
『………絶対、うそ……キミにそんな知能はない…………』
「いや、本当だって。ほれ」
『………………』
「どうよ?」
『………これ、かなみ姉さんにやってもらったでしょ…………キミの字じゃない…」
「ぐっ、ばれたか」
『そういうわけで……このノートは全て破棄…………』
「ちょっ!!ここで燃やすな!!
 あ〜あ……結局自分でやるはめに……」
『……これで、完璧………大体、宿題教えてもらうのなら、忙しいかなみ姉さんよりも………』
「他にだれがいるんだよ」
『………(タカシはバカだから、私がついていても時間がかかるよね……
 ということは、毎日タカシと!?///////////////////)』
「……ちなみ?」


『………(私が毎日、朝からタカシの部屋に行って、それで、タカシの隣に座って、
 それからそれから、タカシの間違いを消してあげるフリして肩が触れ合ったり//////////////
 えっとあと、私が昼ごはんとか作ってあげて、それから「あ〜ん」とかしてあげたりしt//////////)』
「…………お〜い、ちなみ〜?」
『………(タカシはバカだから、夜になっても理解できなくて、私が泊まりがけで教えなきゃ。
 ……と、泊りがけ!!?!?///////////////////////////////////
 そんな、と、泊まったりしたら、タカシが「ありがとう、ちなみ。お礼にたくさん可愛がってあげるよ」
 とか言って、私をなでたり、キスしたり、○○とか○○○とか、○○○○○とかしたり………
 ………やだっ!そんなことまで………タカシの、赤ちゃんが////////////////)』
「………おい!ちなみ!どうしたんだ?」
『(ハッ)……あ………その、男の子が、いいね……………///////////////』
「え?……ああ、いや、俺は(宿題教えてもらうなら)女の子の方が………」
『………タカシは……わがまま………仕方ない、私、がんばる……///////////』
「?え、えっと、じゃあよろしく……」
『…………(タカシと私の、娘////////////////////////////)』

というわけで、その後仲良く宿題しましたとさ



今考えると、避難所だからできた気がするチキン

156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/12/30(土) 17:57:58 ID:TC7eS3uY
・ツンデレに「お前、鏡見たことあるか?」って言ったら?(弱気推奨)
ボクッ娘で。

最後の言葉が痛烈な一撃だった。
「ボク、タカシ嫌いだよ」
梓は言った。
タカシと梓は喫茶店にいた。
梓は付き合っていると勘違いされたくないと言ったが
タカシがおごるとのことでついてきたのだった。
「どんなとこが?」
「例えば……」
タカシの問いに大量の答えを言う梓。
「おいおい、それぐらい誰にでもあるだろ」
「一つもない人だっていると思うよ」
「問題はそいつがお前を好きになるかだけどな」
「好きになるに決まってるじゃんか。だってボク、可愛いもん」
冗談交じりの会話に最後に自信たっぷりに言い切った梓。
「でも自信過剰だよな」
「それもカバーできるでしょ、ボクなら。少なくともタカシには関係ないでしょ?」
タカシはつい怒りを表面に出してしまった。幼馴染みでいつも一緒にいた。
嫌いだからといってそういう言い方はないだろう。
「お前のことなんて知らねーよ!鏡を見たことも無いような馬鹿はな!」
そのまま椅子から立ち上がり、そしてその状況でも会計だけは忘れずに払い、
歩道を走る自転車すら追い越して走り去った。
梓はその後ろ姿を見て泣き出したくなったが、家に帰り、部屋に辿り着くまではこらえ切れた。
部屋に着いた梓は鏡を出した。
弱気でもそうは見られたくない。そのうち本当に強くなりたい。
そう思って一人称をボクにしたのは5年前のことだった。
しかし、自分にその一人称が定着してそれに甘んじていた。
その結果がこれだ。本当は一番好きな人でさえ怒らせてしまった。
鏡を覗き込むと、そこには以前と変わらない弱気な自分がいた。
次の日、タカシが家を出ると
「おはよう、タカシ」
高校生になってからはもう一緒に登校しなくなった梓がいた。しかし、
「誰だ?お前」
タカシは冷淡に言い放った。そして早足で歩き出した。
梓がいくらタカシに話しかけようとしてもタカシは無視し続けた。
何とか会話が成立したのは放課後になってから、梓がおごると言うことで喫茶店に行こうと誘ったときだった。
喫茶店
「で?何か用?」
タカシは素っ気なく聞いた
「ごめんなさい、タカシ、わ、私が昨日あ、あなたに関係がないなんて言って」
「………話し方、違うぞ。どうかしたのか?」
タカシには関係がない、そう言いたくても言えなかった。
言えば間違いなく昨日の二の舞になると思って。
「私、昔から好きだった人がいるの。でも弱気だったから告白できないって思って。
強気になれば告白できるって。それで、表面だけは強気にしていって、でも、それだけじゃ、なくって、好きな、人の、気を、引きたい、そう思う、ように、なっ、て……」
梓は泣き出していた。
「泣くなよ、オレが泣かしたみたいだろ?」
タカシはそう言って梓の頭を撫でてやった。
落ち着いてから梓は言った。
「でもそのせいで嫌われちゃったから、それならせめてそれだけは忘れないようにって思って、
ボクは自分のことを、って……」
「無理しないで良いんだよ。少しずつ進めば良いんだから」
「うん、それじゃ、まず一歩からだね。ボクはタカシが好きだ」
明るく元気に梓はそう言った。
「そうか、オレも梓が……ってえぇ!?」
「好きだよ、タカシ、誰よりも。……ボクのこと、嫌い?」
「そんな訳ないだろ、オレも好きだよ。あ、来たみたいだな」
「こちら、ご注文のチョコレートパフェ二つと紅茶二つとなります。」
それらをウェイトレスが置いていった。
そしてそれらを食べ終え、
「あ、金はオレが払うよ。」
タカシはそう言うが、梓も
「ボクがおごるって言ったでしょ」
と言って譲らない。
「わかったよ、それじゃ、」
「えっ!?」
タカシは唇の横に着いているチョコレートクリームを舐め取った。
「おごってもらったからな」
そう言って会計を済ませた。
次の日からは梓とタカシが手を繋いで登校するのが見られるようになったらしい。

157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/13(日) 21:24:30 ID:X6fjLtGY
ああ2828する

2年も前なのか……

158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/13(日) 21:25:00 ID:d61.OcTQ
ageてしまった。すまない。


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