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初めて投下したSSを晒そうぜwwww

152今思うとツンが足りないな:2006/05/19(金) 00:40:53 ID:b.lErBCc
部室に入ると、窓際のロッカーの向こうに友子さんが立っていました。
ここからでは姿が見えず、夕日に影が長く伸びているだけで背格好も良く分かりません。
友子さんなりに自分がタカシに見えるように演出してくれたのでしょう…私も頑張らなくては!
リ「あ…あの、タカシ……昨日は本当にごめんなさい」
リ「私、貴方といると、つい舞い上がってしまって、思っても無い事が口から出てしまって……」
リ「仕方なくなんて嘘ですの! 本当は貴方のことが好きで、好きすぎてどうしたらいいか…」
リ「ま、また心にもないことを口にしそうになったら、強引に私の唇を塞いでしまって下さいな」
ああ、やっぱり…彼がそこにいない時はこんなに素直に言えるのに、どうして彼の前では……。
友?「了解、ああ、やっとリナの素直な気持ちが聞けたな」
友子さんがタカシの声を真似て返事をする、そ…それにしてもよく似すぎで……えぇっ!?
タ「そうやって素直にしてれば最高に可愛いんだから、まぁ意地張ってるお前も魅力的だけどさ」

窓際のロッカーの裏から現れたのは、本物のタカシでした。
リ「え、えええぇぇぇえ!? あ、あの…違うんです! これは……」
タ「いやいや、でもそこまで想われてとは意外だったよ、へぇ、あのリナがねぇ」
リ「か、勘違いしないで! さっきのは言葉のあや……!! んんっ!」
また口をついて出そうになった言葉は、突然遮られました……彼の唇で。
タ「ご要望にお答えしましたよ、お姫様?」
妄想とは違う、軽い、優しいキス。
でも妄想の深いキスの何倍も、激しく私の心を揺さぶりましたの。
リ「タカシ……だいすきですわ……」
初めてのキスは、私から体中の力と、思考能力と、憎まれ口を奪っていきました。
タ「んー、友子さんの言うとおりだったな。こんなに上手く行くとは……」
彼が何か言っていましたが、私には良く聞こえませんでした、今はただ彼の胸の中で…




友「やれやれ、どうやら成功ね」
山「友子さん、策士だお、でもいつのまにタカシを呼んだお?」
友「ああ、昨日から言ってあったのよ、あの揉め事を仕込んだのも私だし」
山「ん?どういうこと」
友「先に別府君から相談を受けたのよ、リナの素直な姿が見たいって、それで一芝居打たせた訳」
山「うはwwwwwwwww友子さん策士だおwwwwwwwww」


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