[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
初めて投下したSSを晒そうぜwwww
1
:
名無しさん
:2005/08/27(土) 15:37:55 ID:ggKXaOy6
参加する香具師いないと分かってても立てちゃう俺バロ(ry
109
:
sage
:2006/02/12(日) 21:30:59 ID:z4xNDMgk
どうやらツンデレss書いたテキストゴミ箱にポイしたらしい・・・
初めて投下したのは狼ちなみんだった気がする( ´∀`)ナツカスィ
110
:
名無しさん
:2006/02/12(日) 21:31:51 ID:z4xNDMgk
あげてすまん。もう二度と書きこまない。
111
:
名無しさん
:2006/02/13(月) 13:46:38 ID:3A/mHdMw
罰として過去ログあさってサルベージして貼るんだ。
112
:
はずかちぃ
:2006/02/14(火) 19:34:03 ID:F45rf.AY
お手玉をしつつ、戦場からの帰り道を歩く。
「今日もなかなかの善戦だったな」
カツサンド、やきそばパン、ウインナーロール。
戦利品がぽんぽんと空を舞う。と思ったらカツサンドの軌道がそれて…
「あ…」
階段の踊り場から、大きくダイビング。
「はは、やっちまった…」
袋に入っているし、ちょっと潰れたから食えないことは無い。だがなんとなく嫌だ。
三角の調理パンを拾おうと身をかがめる。
「……拾い食い…」
「え?」
聞こえた声に上を見上げると、ちなみが立っていた。手には袋をかかえている。
「拾い食いってお前…落としただけだろうが」
「そうだったんですか…別府さんなら、やりかねませんから」
「どれだけワイルドなんだ…お前ん中の俺像」
ふと目線がちなみの腰へといく。
こちらからちなみを見上げる格好。
白くて細い足の付け根が、見えるか見えないかの瀬戸際のラインだ。
「な、何見てるんですか!?」
「あ、す、すまん」
何やってんだ俺は…これじゃそのへんのスケベオヤジと一緒じゃないか…
とりあえず中庭に出て、適当なベンチに腰をかけるちなみ。
「……なんで、ついてくるんですか?」
「まあそう言うな。付き合え」
「…やです」
口ではそう言いつつも、他の席に移動しようとはしない。
113
:
はずかちぃ
:2006/02/14(火) 19:53:37 ID:F45rf.AY
「………(もぐもぐ)」
「………」
「………(もぐもぐ)」
「………」
「ちょっと…」
「ん?」
「……なんで、ジロジロ見てるんですか?」
「食べ終わっちゃってヒマだから」
「じゃあ、帰ればいいじゃないですか」
「やだ」
「…嫌がらせ……ですか?」
彼女の表情に少し嫌悪の色が混じる。
「ちなみが食ってる顔が可愛いから」
「……っ!けほっ!けほっ!」
「だ、大丈夫か?」
持っていた缶コーヒーを渡してやる。
「ん…く、ぷはぁ……いきなり…何言い出すんですかぁ」
「はは、スマンスマン…ぷっ」
「……酷いです」
「可愛いとこ、あるんだな」
「(/////)…いい加減に…しないと…滅ぼします、よ?」
そんな頬を赤らめて、上目遣いで言われてもなぁ…
可愛いだけだろ。
「あ、今の間接キスだよな?」
「っ、げほっ、げほっ!!」
その夜、何故か金縛りに逢ったのはまた別の話だ。
114
:
名無しさん
:2006/02/15(水) 14:38:38 ID:3A/mHdMw
読んだ記憶がない&最近見ない文体であることを考えると、結構前ので今は投下してない人なのかな?
何にせよ(・∀・)ニヤニヤ
115
:
名無しさん
:2006/02/15(水) 22:21:25 ID:F45rf.AY
>>114
ヒント:文体が変わった
116
:
名無しさん
:2006/02/15(水) 22:21:58 ID:F45rf.AY
あげちまったぁぁあああぁぁぁあ
うっわあああぁぁああぁあぁぁああ
117
:
名無しさん
:2006/02/15(水) 22:58:39 ID:6vXZ3Zic
覚えてるよwwww
あの時もテラニヤニヤしたwwwwwwwwwwwウヘヘwwww
118
:
名無しさん
:2006/02/26(日) 23:13:53 ID:Dl7o7Wj6
確か初めて書いたのは避難所に投下したちなみんだったな・・・。
ち『・・・』
タ「よっ、ちなみおはよー!」
ち『・・・』
タ「おはよーって」
ち『・・・』
タ「なんだよ、『タカシきゅん、おっはよー☆』ぐらい言ってくれよ」
ち『・・・うるさいです。朝は苦手なだけです・・・「タカシきゅん」っていい年して恥ずかしくないんですか先輩は』
タ「ひっでーなおい。一年しか変わんねーっての」
ち『・・・いいから朝ぐらい静かにして下さい』
タ「はいはい、口にチャックチャック」
ち『・・・』
タ「・・・」
ち『・・・』
タ「・・・」
ち『・・・息を止めろなんて言ってないです』
タ「・・・プハーッ!いやあ苦しかった。だって俺の呼吸音『コーホー』ってうるさいからさ」
ち『・・・誰が100万パワーですかこのカナディアンマン』
タ「ちょwwwヒドスwwww」
ち『・・・』
タ「・・・」
ち『・・・』
タ「・・・」
ち『・・・ちょっとぐらい喋ってもいいんですけど・・・』
タ「・・・」
ち『・・・な、なに見てるんですか?』
タ「いや、ちなみもいい年してほっぺにご飯粒なんかつけてるなーって」
ち『・・・!!!(///)』
タ「ペロッ」
ち『・・・な、なにするんですか・・・!(///)』
タ「とってやっただけじゃん」
ち『・・・バ、バカバカバカ!変態!セクハラ!コモドオオトカゲ!(///)』
タ「ごちそーさんwwwじゃ、チャイムなるから俺行くわ」
ち『・・・(バカ・・・てっきり、く、口にするのかと・・・)(///)』
ち『・・・(そ、それはそれで・・・やだ、なに考えてるの私・・・)(///)』
119
:
名無しさん
:2006/02/27(月) 01:19:41 ID:UEDwOXn6
>>118
勇者がまた一人wwwwww
(・∀・)ニヤニヤ
120
:
名無しさん
:2006/02/27(月) 07:00:27 ID:8pD6giYA
>>118
(・∀・)ニヤニヤ
せめて勇者に敬意を表してsageてやろうぜ。
121
:
名無しさん
:2006/02/27(月) 15:38:23 ID:6vXZ3Zic
>>118
(・∀・)ニヤニヤ
可愛いよwwwwwww
122
:
1/2
:2006/03/01(水) 08:48:49 ID:rwHmdArw
・ツンデレをただじっと見つめてみた ダウナーver.
…お。ちなみが教室入ってきた。
「うっす。はよ〜」
『……おはよ』
そのまま俺は何の気なしにちなみを見つめ続けた。
うーん。ちなみって可愛いよなぁ。
やっぱ朝に弱いのかな?
アンニュイな感じの横顔がたまらんのぉ。
お?こっちに気付いたみたいだ。
『…なに?朝の清清しい気分が壊れる…こっち見ないで』
清清しい?んな気だるそうに言われてもw
『…なんで、何も言わないの…?』
うお。真正面から見つめ返されてる。
『………』
こんだけ視線そらさずに人を見つめるなんて初めてだ。
ものすげぇ恥ずかしいなこれ…
『………』
ちなみも頑張るなぁ。 …ん?
『………(///)』
ちなみの頬が…
『………(//////)』
だんだんと…
『………(/////////)』
赤く…?
『(バタリ)』
「た、倒れた??!!ちなみ!!」
123
:
2/2
:2006/03/01(水) 08:49:46 ID:rwHmdArw
〜 保健室 〜
『ぅ…ん…』
「おう。起きたか」
『あれ…?私……』
「いきなり倒れたからビビッタぜ」
『………(ポッ)(//////)』
「また赤くなった!お前熱あんじゃね!?」
俺は慌ててちなみの額に手を当てる。
『ぁ…ぅ…(/////)』
「熱っち!やっぱ熱あんじゃん!ほれ、さっさと寝れ!」
『う、うるさい…ちょっと黙って……(熱はないけど、タカシの顔思いだしちゃったら…)』
「とりあえず先生には言っておくから、寝とけよ?」
そう言って俺は先生へ報告する為に立ち上がった。
『ま、待って…』
「ん?」
ちなみは俺の裾をつまんで何か言いたそうにしている。
『その…手…つ、つないでて……ほしいの…(/////)』
「え? あ、あぁ。」
そして一時間目が終わるまで…二人とも真っ赤な顔で手をつないでいましたとさ。
なんか、初物って恥ずかしいな(///)
124
:
名無しさん
:2006/03/01(水) 11:49:12 ID:yRwbKb2M
>>123
(・∀・)ニヤニヤ〜ン♪
125
:
名無しさん
:2006/03/02(木) 23:02:00 ID:F45rf.AY
>>123
(・∀・)
処女作はダウナーが多いなwwww
どうしてwwwww
126
:
名無しさん
:2006/03/12(日) 12:18:09 ID:KtMuq9.Q
みんな度胸あるなぁwwwww
俺もやってみようと思う
127
:
名無しさん
:2006/03/12(日) 12:35:31 ID:KtMuq9.Q
・ツンデレが超鈍感男に「私好きな人が出来た」と言ったら
『タカシ!!特別に私が一緒に帰ってあげるわ!』
「悪い、今日バイトだから急ぐ」
『そ、そう・・・。べ、別に悲しくなんかないから・・・・っていない・・・・』
「(あいつどういうつもりだ?好きな男いるならソイツと帰りゃいいのに・・・)くそっ!」ガンッ!←近くの看板を蹴った
次の日 ( ゜д゜) ・・・・
『タカシー!さっさと出てきなさいよ!遅刻しちゃうじゃない!』
がちゃ
「朝からうるせぇよ。言われなくてもわかってる。」
『(なんか怒ってる?)な、なによ!せっかく迎えに来てあげたっていうのにその言い草はないでしょ!?』
「別に頼んだ覚えはねぇ。そんなに面倒なら来なきゃいいだろ。」
『(やっぱり怒ってる・・・)ねぇ・・・なんか怒ってない・・・・・・?』
「はぁ?どこをどう見たら怒ってるように見えるんだ?」ギロリ
『(う、やっぱり怒ってる・・・。タカシって怒らすと怖いのよね・・・・・)そ、そうよね。私の勘違いみたい。』
「ったく・・・」
128
:
名無しさん
:2006/03/12(日) 12:35:53 ID:KtMuq9.Q
≡⊂二二二( ^ω^)二⊃ そして学校だお!ブーン!
タ「お〜っす・・・・・」
山「あ、タカシ。おはようだお・・・・・・ん?」
タ「なんだよ・・・」
山「いや・・・・なんか・・・・・怒ってるように見えたお」
タ「・・・・・はぁ、やっぱり顔に出てるか・・・・・」
山「なにがあったお?内容によっては相談にのってあげるお」
タ「・・・かなみのことだ・・・・・・」
山「ばっちこ〜い!!!」
説明中 ( ゚д゚ ) ←にらめっこでもして待っててくれ
山「なるほど・・・恋愛相談をされたわけかお」
タ「ああ・・・・なんかムショーに腹が立ってな。・・・・朝からかなみに冷たくあたっちまったんだ・・・・・」
山「それでかなみちゃんが暗かったのかお」
タ「ああ・・・アイツはなにも悪くないのにな・・・・はぁ・・・・」
山「それで、誰が好きなのか聞いたのかお?」
タ「・・・知ってたらここまで悩まねえよ。はぁ・・・・いったいどんなヤツなんだろ・・・」
山「(鈍感もここまでくると神がかってくるお)かなみちゃんに聞いてみたらいいお」
タ「馬鹿か、アイツが素直に教えてくれるはずないだろ。」
山「それもそうかお・・・。とりあえず謝ったほうがいいお、かなみちゃん落ち込んでたお。」
タ「・・・・・そうだな。昼休みにでも謝るよ」
山「(なんで気づかないお?ちょっと考えたらわかるお・・・・)頑張ってこい」
129
:
名無しさん
:2006/03/12(日) 12:36:22 ID:KtMuq9.Q
昼休み ω_(゜∀゜)≡モヒョヒョヒョヒョヽ(A`*)ノ≡ コラァァァ!! ベントウカエセヨー!!!!
「(かなみは・・・・居た!あれ、なんで一人なんだ?)かなみ」
『・・・・・・・・・・・・・・』
「(こいつ・・・・・自分の世界に入ってやがる!)かなみ!」ユサユサ
『ふぇ!?な、なに!?地震!?』
「落ち着け、俺だ」
『え?タカシ!?』
「一緒に飯食おうぜ」
『う、うん・・・』
そして屋上へ ┃ω^) ガンバルオ・・・・・
「・・・・・・・・・」
『・・・・・・・・・』
「『(気まずい・・・』」
「・・・・あのさ」
『な、なに?』
「朝・・・その・・悪かった・・・。」
『・・・やっぱり怒ってたの・・・?』
ギクッ「・・・・怒ってました、申し訳ありません・・・・」
『なんで?なんで怒ってたの?私のせい?』ウルウル
ビクッ「そ・・・その・・・・・お前のせいっていうか・・・」
『・・・・・・・・・・』ウルウルウル
「・・・俺の不甲斐なさっていうか・・・・」
『・・・・・・・・・・』ウルウルウルウル
「だから・・・・・その・・・・・」
『・・・・・・・・・・グス』ジワリ
130
:
名無しさん
:2006/03/12(日) 12:36:49 ID:KtMuq9.Q
「(だめだ・・・言おう・・・)お前が好きなんだ・・・」
『グス・・・ズズ・・・・・え・・・・?』
「俺はお前のことが好きなんだよ・・・・」
『え?え?ええ!?』
「だから・・・昨日好きな人が出来たって聞いて・・・・なんかむかついてたんだ・・・・」
ぼけー『・・・・・・・・・』
「聞いてんのか?」
『え!?う、うん!聞いてるよ!続けて続けて!』
「それで朝は冷たく当たってたんだ・・・・・」
『(タカシがボクのこと好きだったなんて!!!あ、キャラ違うや)そうだったんだ・・・・』
「でも、もう決心はついた!かなみ!俺はお前を応援してるぞ!」
『へ?なんのこと?』
「いや、だからお前好きな人が出来たんだろ?だからその人との仲を応援するってこと!」
『(そうか、まだタカシに好きって言ってなかった)あの、た、タカシ!』
「ん?」モグモグ
『(弁当食ってはるー!!)あのね・・・実は・・私の好きな人って言うのはね・・・・その・・・・・』
「フンフン・・・ング!ンンー!!」
『た、タカシ!?大丈夫!?喉に詰まらせたのね!ほら、お茶!』
ゴクゴク「ぷはー!助かった〜。サンキューかなみ」
『うん。それでね・・・私の好きな人って言うのはね・・・・・タk「あ、コレって間接キスじゃないか?」シの・・・・って、ええー!!』
「ほら、これってお前が飲んでたお茶だろ?」
『(/////////)〜〜〜〜〜〜!!!バカーー!!!!!』バキッ!
「モルスァ!」
省略されました。続きを読みたければツンデレに殴られて「モルスァ!」と叫んできてください。
131
:
名無しさん
:2006/03/12(日) 12:38:15 ID:KtMuq9.Q
次の日
『(昨日は結局言えなかったし、今日は絶対に言ってやるわ!)』
ピンポーン
『タカシー!早く来ないと置いてくわよー!』
「わっ!ちょっと待て!今行く!」
バンッ
「はあ、ふう、お待たせ。」
『確かに待ったわ。じゃあ鞄持ってね。』
「うぐ・・・!・・・わかった。」
『よろしい、じゃあいくわよ』
「よっしゃ!」
「そういえばかなみ」
『なによ?』
「お前好きな人いるんだろ?なのに俺なんかと居てもいいのか?」
『(思わぬチャーンス!タカシから振ってくるなんて幸運だわ)そのことなんだけどね。
私が好きな人っていうのは「あ、危ない」たk』ガンッ!
『きゃっ!いった〜い、なにがおきたの・・・・』
「ははははははは!!電柱にぶつかってるよ〜!前見て歩かないから。」
『う、うっさい!笑うな!う〜、痛いよ〜・・・・・』
「はぁはぁ、ごめんごめん、大丈夫か?」
132
:
名無しさん
:2006/03/12(日) 12:39:54 ID:KtMuq9.Q
『大丈夫じゃないわよ!』
「そうかwwほれ、つかまれ」
『(タカシの手・・・・(/////))最初からそうしてればいいのよ・・・・』
「よっと、軽いな〜お前。」
『あ、あたりまえじゃない!私をなんだと思ってるのよ!』
「お前はお前だろ?ほら、さっさといこうぜ。遅刻しちまう」
『わかってるわよ!』
「はいはい、縞パン姫♪」
『????・・・・・・・はっ!見えたの・・・?』
「そりゃもうばっちり」
『早く言えー!!』ドグシャァ!!!
「モルスヴァー!!!」
133
:
名無しさん
:2006/03/12(日) 12:40:35 ID:KtMuq9.Q
俺が初めて投下した物質がこれだ
俺キモスwwwwwww
134
:
名無しさん
:2006/03/15(水) 21:53:12 ID:lh.zCjY2
・クールな男とツンデレ
『タカシ!しょうがないので一緒に学校行ってあげますわ』
「お前はいつも車じゃないか」
『く、車が故障したんですわ!さっさと行きますわよ』
「それにしても寒いな」
『そうですわね…そうだ!』
「なぜ腕を組んでいる?」
『勘違いしないでくださいね?こうしてたほうが暖かいから…』
「じゃあそうさせて貰う」
『さっさと学校行きますわよ!(///)』
鬱だ死のう…
135
:
91
:2006/03/22(水) 00:19:27 ID:0Mw94D8o
『まったくいきなりこんなところに呼び出して…一体なんの用ですの?』
「大事な話があるんだ…」
「僕、別府タカシは神野リナのことが好きです。」
『…え……』
「だ、だから…付き合ってください!」
『…本気…ですの?…』
「じ、冗談でこんなこと言わないよ!」
『…だって…私…いつも貴方にひどいことを…』
「確かにいつもいつもひどいこと言われてたけど…でも好きなんだ!」
『いつから…ですの?』
「初めて会った時から」
「初めてリナと会った時に一目惚れして…ずっと好きだった」
『…嘘』
「嘘なんかじゃ『じゃあどうして!』え…?」
『じゃあどうして私の気持ちに気付かないんですか…』
『ただの幼馴染みに毎日お弁当を渡すわけがないでしょう…?』
『ただの幼馴染みに毎週のように一緒に出かけよう、と誘うわけないでしょう?』
『私だって…私だって貴方のこと…』
『ずっとずっと好きだったんですからぁ…』
「…本当に…?」
『ヒック…冗談で…こんなこと…言うわけが…ウェッ…』
「リナ…」ギュッ
『あ…』
「好きだ、リナ」
『私も…好き…』
チュッ…
「凄く…嬉しいな…あ、なんか涙が…」
『か、感謝してくださいね?こんな美少女が貴方みたいな駄目人間のことを好きになるなんて…』
「確かに…そんな機会もうないね」
『浮気は…許しませんからね…?』
「しないよ。こんな綺麗な彼女がいるのに」
『わ、分かってるならよろしいんですわ。』「一緒に帰ろっか?」
『ええ…』
136
:
91
:2006/03/22(水) 00:21:07 ID:0Mw94D8o
いやぁハズイな…でもめげないよ!
137
:
名無しさん
:2006/05/18(木) 20:49:29 ID:.4z0rJR6
>>125
俺も処女作はダウナーだwwwwwなんでだ?wwww
次から落とすお(´・ω・`)
138
:
名無しさん
:2006/05/18(木) 20:49:57 ID:.4z0rJR6
お題マッシーン 乗り物+後輩+居眠り
下校時、別府隆は、人がまばらな駅にいた。
3月も終わりに近づいている今、ホームには、春の来訪を告げる、春一番が吹き付けている。
「来年で廃線・・・か・・・」
乱れる髪を気にもせず、誰にともなく呟いた。少子化や過疎のあおりを受け、この線路は来春には廃線になることが決まった。
今通ってる高校も、少子化や交通手段等々の問題もあってか、今年度限りで廃校になり、近くの高校と合併することになっている。
「・・・何、黄昏てるんですか・・・?先輩ごときのくせに・・・」
ふと聞こえる声。振り向こうとすると、背後からぬっと声の主が現れた。
流れるような艷やかな黒髪。猫を思わせるようなくりくりとした瞳。ふっくらした唇。
子悪魔を思わせるような、かわいらしいこの女の子は――
「ちなみ・・・」
「呼び捨てにしないで下さい。何度言えば分かるんですか・・・先輩ごときのくせに・・・」
「はは・・・相変わらず手厳しいな。別にいいだろ?減るもんじゃないし」
「減ります。先輩限定で」
「・・・さいですか」
「そうです」
間髪いれずにはいる肯定の声。
いつものやり取り。もう何年も続けてきた気がする。
家は隣同士だし、互いの親も仲良し。それにこんな廃れた町じゃ、学校もそうたくさんはない。
そうなれば必然的に、互いに同じ学校に通うことになる。
ただ―――
139
:
名無しさん
:2006/05/18(木) 20:50:32 ID:.4z0rJR6
「・・・先輩」
「ん?」
「そういえば、四月から受験生ですよね・・・。大学、どうするんですか?・・・やっぱり・・・県外、行くんですか?どうでもいいですけど・・・」
「・・・んー、そうなるかなぁ。この辺不便だし、俺が行きたい専門学校は県外にしかないしね」
ちなみの目が少し見開く。
「専門・・・なんですか?」
「うん。ゲームのね」
「・・・オタク」
「悪かったな」
「はい、悪いです」
「はは・・・」
―――相変わらず手厳しいな。
そう言おうとした所に、やっと一両編成の電車が到着した。
ここは、一時間に一本しか走っていない、いかにも田舎らしい駅だ。
ぷしゅー。乾いた空気音をたて、電車の扉が開く。中には乗客が、二人。
スーツ姿の中年の男と、喪服姿の老女。二人とも見知った顔だ。
そこでまた、やっぱりここは田舎だな、と思う。
二人に軽く会釈して、電車に乗る。続くちなみも同様に。
「よいしょ・・・っと」
俺はわざとらしく声を出しながら座席に座った。
「どこのおじさんですか・・・」
「はは、悪かったな」
「はい、悪いです」
そういいながら、ちなみは僕の左隣に座る。
「ははは・・・」
僕の乾いた笑いが響く。そこで話は途切れ、静寂が訪れた。
140
:
名無しさん
:2006/05/18(木) 20:50:54 ID:.4z0rJR6
僕たちの家は、この駅からいくつか行った駅の近くにある。
ここよりは幾分かは見栄えのある町だ。どちらにしても、不便にかわりはないが。
だが、この町が嫌いというわけではない。どちらかといえば好きだ。
のんびりした雰囲気が好きだし、住んでいる人たちも皆親切で優しい人ばかりだ。
それに――ふと、左を見やる。
「・・・・・・・・・」
俯き、所在なさげに視線を漂わせている少女―――椎名ちなみ。
口ではなんだかんだ言っても、振り向けばいつも一緒に居てくれているのを、僕は知っている。
普段はつんけんな態度をしているが、本当は優しい子だというのも、知っている。
そして夜、クマの人形を片手に、ベランダ伝いにやってきては、僕のベッドの中に潜りこんでくるくらい、人一倍寂しがりやだというのも、知っている。
視線に気付いたちなみが顔をあげる。
「・・・何ですか?」
「いや、別に何でもない」
「じゃぁ、こっち見ないで下さい・・・」
「はは・・・」
この態度が、実は照れ隠しだというのも、知っている。
遠くを見やる。すでに日は傾き、空は朱に染まっている。
それが何故かまぶしくて、僕は目を細めた。
141
:
名無しさん
:2006/05/18(木) 20:51:20 ID:.4z0rJR6
会話がないまま、十分と少しが過ぎた。今、車内には僕とちなみだけだ。中年の男とおばあさんはニ駅目で降りた。
―――丁度三駅目に到着し、次の駅に向かって電車が動き出した頃だった。
「ぅ・・・ん・・・たか・・・にぃ・・・」
甘えるような声と共に、左の肩に重みが加わる。
左を見やると―――静かに寝息をたてているちなみの頭があった。
「ふぅ・・・。まったく、昔は素直だったのにな・・・」
あまった右手で、静かに頭をなでる。さらさらな髪。なんとなしに上気し、赤らんでいる頬。
あぁ、中学に上がった頃からだろうか。それまでべったりくっ付いてきたちなみが、急によそよそしくなったのは。
終いには僕のことを『先輩』と呼び出す始末。
昔のように『たかにぃ』なんて呼んでくれるのは、今みたいな寝言の時だけだ。
でも、それだけでも暖かい気持ちになれる。
「すぅ・・・・・・すぅ・・・・・・」
そんな僕の心情なんて知らずに、ちなみはかわいらしい寝息をたてている。
「まったく・・・本当に困ったちゃんだなぁ・・・」
そういって、また髪をなでる。
ふと正面の窓を見ると、自身が映っていた。
そして知らないうちに、自分の顔がにやけていたことに気付く。
「はは・・・僕も・・・か」
周りを見る。壁を隔てた向こう側に運転士が居るだけで、この空間には、僕とちなみの二人だけしかいない。
まるで、時間が止まったような錯覚。このまま本当に時間が止まれば、どんなによかっただろう。
しかし、時間の針は刻々と進む。止まることはない。
142
:
名無しさん
:2006/05/18(木) 20:51:45 ID:.4z0rJR6
『次は・・・次は―――』
程なくして、夢のような時間は終わった。運転士が、目的地へ着いたことを告げる。
肩の温もりを手放すのは名残惜しいが、さすがに乗り過ごすわけにはいかない。
両肩をつかんでちなみをゆする。
「おい、起きろ。着いたぞ」
「う・・・ん・・・?」
眉をひそめるだけで起きない。図太いなこのやろう。
僕はもう少し力を入れてゆすった。
「ほら、早く起きろよ。おいてくぞ?」
「っ!」
がしっ。
皮膚と布の摩擦音。痛い。腕をつかまれた。
「やだ、おいていっちゃやだよ」
「えっ?」
ちなみは上目遣いに僕を見上げた。事態が飲み込めずに、心臓が跳ね上がる。
「たかにぃ・・・一人にしないでよ・・・」
瞳が潤んでいる。目尻には薄っすらと涙もたまっている。
でも、まだ少しうつろだ。寝ぼけているのか?
恐らくそうなのだろう。だけど、違う。わかってる。
普段は決して言わないが、これが本音だということも。
「ちなみ・・・?」
「やだっ!」
腕を跳ね除け抱きついてきた。
「ちょっおい、ちなみっ!?」
「・・・・・・・・・え?・・・あ」
ちなみの、目の焦点が定まったかと思ったら、ぱっ、と音がしそうなくらいの速さで僕から離れた。
143
:
名無しさん
:2006/05/18(木) 20:52:08 ID:.4z0rJR6
「えっと、その・・・忘れて。今すぐ。三秒で」
そういってうつむいた。耳の裏まで真っ赤に染まっている。
「はは・・・そりゃ無理だよ・・・」
「ダメ。忘れて」
「何で?」
「・・・何でもです」
「ふーん・・・」
電車の速度が段々落ちてきた。
続いて、キーッ、と、独特のブレーキ音が響く。程なくして停車。
「・・・じゃ、無理って言ったら?」
「っ!」
僕は、まるでいたずらっ子みたいに、口端を吊り上げて聞いた。
ぷしゅー、乾いた空気音をたてて、扉が開く。
「っ。か、帰りますっ!」
ちなみはそう言い放つと、僕の後ろにある扉へ足早に向かった。
「待った」
すれ違いざまにちなみの手を取る。
「な、何ですか・・・?」
「家隣なんだから、一緒に帰ろうよ」
「な、何でですか・・・?」
伏し目がちにこちらを見る。顔はまだ赤く染まっている。
あぁ、かわいいなぁ。ちなみ。
あぁ、押さえ切れないよ。この気持ち。
結局、押さえ切れなくて――優しく微笑んで、口を開いた。
144
:
名無しさん
:2006/05/18(木) 20:52:31 ID:.4z0rJR6
「僕は、ちなみが、好きだから。・・・ダメ?」
「あ・・・」
ちなみの顔が更に赤くなったのがわかる。
こういうところは素直なのに。でも、そういうところも含めて、やっぱりちなみが好きなんだ。
「きょ、今日だけですよ・・・」
「いつも一緒に帰ってるじゃん」
「揚げ足とらないでください」
「はは・・・」
いつものやり取りをこなしつつ、改札に定期券を差し込む。続いてちなみも同様に。
小さな無人駅のホームを出て、まっすぐに伸びた砂利道を進む。
暫く歩くと、小川が見える土手に出た。
そこでふと、僕は足をとめて、思いついたようにちなみに振り向いた。
「ねぇ」
「・・・何ですか?」
「さっきみたいに、たかにぃって呼んでみてよ」
「ば、バカじゃないですか・・・先輩ごときなんて、先輩で十分です・・・」
「えー、でもさっきは嬉しかったなぁ」
「う・・・し、失言です・・・ついうっかりです」
「じゃあ、手、つなごうよ」
「調子に乗らないで下さい・・・」
「いいから、ほらっ」
右手を差し出す。
「え・・・っと・・・その」
ちなみはこちらを見ることなく、両手をもじもじさせながらうつむいた。
「ほら、おいてっちゃうぞ?」
わざと歩き出す振りをした。
「あ・・・きょ、今日だけですからね」
「えー、明日も手つなごうよ」
「だ、だから調子に乗らないで下さい」
「はは・・・」
145
:
名無しさん
:2006/05/18(木) 20:52:51 ID:.4z0rJR6
ちなみはいつもの憎まれ口を叩きながらも、おずおずと、左手を伸ばす。
かわいらしい小さな手だ。それにあったかい。まるでちなみの人柄を表しているように。
優しく、包むように握ってやる。
「おいてかないよ・・・」
小さく、小さく呟いた。
「なんですか?」
「ん〜?秘密」
例の如く口の端を吊り上げ、笑う。
「気になります」
そんな僕とは対照的に、口を尖らせるちなみ。
「え〜。・・・あっ」
「何ですか?話し紛らわさないで下さいよ?」
「そういえばさっき、好きって言ったよね?」
「えっ!?あ・・・お、覚えてません」
「え〜うっそだぁ。返事聞きたいなぁ」
「う・・・ひ、秘密です・・・」
「ふ〜ん・・・。じゃ、これでおあいこだなっ。ははっ」
そういって、笑った。
「あ、う・・・してやられました・・・ふふっ」
ちなみもつられて笑った。
146
:
名無しさん
:2006/05/18(木) 20:53:46 ID:.4z0rJR6
小さな公園に着いた。
この公園を抜けた先にある、階段を下りて、少し歩けばもう、家だ。
この時間が惜しい。ずっと続けばいいのに。階段を、一歩、一歩、ゆっくりと、下りる。
「・・・ねぇ」
ああ、僕の右手には君の左手。
小さくて、でも、凄く、凄くあったかい君の左手。
これくらいで安心するのなら、いくらでもしてあげるよ。
寂しいとき、つらいとき、哀しくて涙が出そうなとき、いつどんなところに居てもすっ飛んでくよ。
「何ですか?」
だから、だから、いつでもその笑顔を見せてよ。
そのまぶしい笑顔が、僕に元気をくれるんだ。
そして僕も笑顔なれるんだ。
寂しいとき、つらいとき、哀しくて涙が出そうなとき、その笑顔に何度も助けられたんだ。
「好きだよ」
小さくて、弱くて、情けない僕だけど。
君が居たから、今の僕がいるんだ。
だから、君が居るなら――
「えっと・・・私も・・・です」
まぁ、地元の大学もありかな。
147
:
名無しさん
:2006/05/18(木) 20:55:50 ID:.4z0rJR6
まぁ、あれだ、数字付け忘れた。
無駄に長いし文法もgdgdだし、いろいろ矛盾しすぎ。
まぁ、あれだ、初投下SSなんてこんなもんだろ・・・(´・ω・`)
148
:
名無しさん
:2006/05/18(木) 21:51:02 ID:UEDwOXn6
>>147
それ、初投下だったのかwwwwww
物っ凄く見覚えあるな。いつだったかは忘れたが。
まあ、とにかく
(・∀・)ニヤニヤwwwwww
149
:
そろそろ半年か……新参だと思ってたが早いもんだな……
:2006/05/19(金) 00:38:46 ID:b.lErBCc
タ「なぁリナ、そんなわけで俺たち付き合わない?」
リ「へ!? ……は、はい!! ……し! 仕方ないですわね!! 付き合ってあげても宜しくってよ…!!」
こうして私、神野リナは別府タカシとお付き合いをすることになりましたの。
ずっと憧れていた彼の方から告白して頂けるなんて、今でも夢のようですわ……。
あの日から、登下校もお昼も放課後もいつも一緒、ずっと彼の顔を眺めていられます。
ああ……私、幸せ過ぎておかしくなりそうです。
でも、そんな私にも大きな悩みがありますの……。
タ「リナ……お前最近ますます可愛くなったよな」
タカシはそう言って私の肩をそっと抱きます。
それだけで私は全身の血が沸騰したような、鼓動が暴れ馬のような…ああ、もう! 落ち着きなさい! 私の心臓!
リ「タ、タカシ……(ああ!これはキスされますわ、キス…キスキスキスキs……!)」
タ「好きだよ、リナ」
リ「ごごごごめんなさい、ぁぁあの、わ、私、ちょっと急用を思い出しましたわ!」
タ「え、おいおい、ちょっと待……あーあ、行っちまった」
はぅ……またやってしまいました。
そうなのです、私は彼にキスを求められると、こうしていつも逃げてしまうのです。
緊張と言うか、なんというか……幸せメーターが最大値を振り切っておかしくなってしまう感じで……。
付き合う以前は……いえ、実際に付き合いだしてからも、
妄想の中では幾度となく経験したシチュエーションですのに……。
現実になってしまうと、どうしてもうまくいかないものですわ。
最近は、彼につい思ってもいないことを言ってしまう癖も少し治りましたのに……。
リ「はぁ……写真の中の貴方になら、素直になれますのにね」
もはや日課となった、彼の写真へのキスをして私は眠りに就きました。
150
:
名無しさん
:2006/05/19(金) 00:39:20 ID:b.lErBCc
こうして素直になれない私を、いつも彼は笑って許してくださいました。
でも、そんな彼に甘えていた私は、ある日とても後悔する事になります。
リ「タカシ……」
タ「リナ……」
リ「……!! ダ、ダメッ!」
ドンッ!
な、何てことでしょう! 私はキスする直前に彼を突き飛ばしてしまいました。
タ「痛たたた、何すんだよ、もう」
リ「…ぁ、ぅ……ご、ごめ……
タ「いつもキスしようとすると、お前おかしくなるよな?」
タ「なあ、俺達付き合ってるんだよな? キスくらい普通だろ、なんか理由でもあるのか?」
り、理由……! 私は……私は……!
リ「そ、そんなこと決まってますわ! いい? 私は『仕方なく』貴方とお付き合いしているんです」
あ、あれ……?私、何を言ってますの?
リ「か、勘違いしないで下さいますっ? 簡単に貴方に唇を許すような安い女だと思われては心外ですわ」
ああ、頭がまともに働かないのに、また口は彼にとても失礼なことを……
リ「そもそも、貴方ごときがこの私と――
タ「……もういいよ」
リ「……ぇ…ぁ…ぅ……」
いつもとは違う、彼の怒ったような口調に、私は竦んでしまいました。
タ「お前の言いたいことはよく分かった、要するにお嬢様のお遊びだったんだな」
リ「ち…ちが……」
彼に憎まれ口を叩くときはよく回る口が、肝心な言葉は上手く紡いでくれません。
タ「そういう事ならもう付き合いきれねぇよ、俺は結構本気だったんだけどな」
リ「ま……待っ……」
私は去っていく彼を引き止めることすら出来ませんでした。
リ「…ごめんなさいっ、ごめんなさいごめんなさいっ……!」
彼がいなくなってから、やっと私は遅すぎる謝罪の言葉を口にできたのでした。
151
:
名無しさん
:2006/05/19(金) 00:39:55 ID:b.lErBCc
翌日、私はタカシに素直に謝る決心をして、彼の教室を訪ねたのですが……。
山田「別府なら昼休み始まってすぐに、どっか行っちまったお」
彼と会うことはできませんでした。
落胆しながらも、半分ほっとしている自分に自己嫌悪してしまいます。
この期に及んで、まだ私は彼の前で素直になれる自信がないのです。
リ「…何を考えてますの! 私は……許して貰えるかは分かりませんけど、彼にきちんと謝りませんと」
そして、もし許していただけたら、今度こそ…! 彼とキキキキキスを……!
お、落ち着きなさい私! そうですわ、キ、キスなんてただ唇と唇が触れるだけですわ!
彼がいつも私に優しく話しかけてくださるその唇と、わたしの唇が触れて……
はぅ…!? タ、タカシ、貴方舌を入れてきますの!? ああ、そんな…そんな
そんらにしたら、わたひ、もうらめぇ……
友「……あのさリナ、盛り上がってるところ悪いけど、とっくに授業終わってるよ?」
リ「……!!? は、はい!? 何のことですの!?」
友「いや途中から思いっきり声に出してたからさ、何? 別府君とキスしたの?」
リ「そそそ空耳ですわっ! 濡れ衣ですわ事実無根ですわっ!」
友「いや、そのノート、一面『タカシとキス』で埋まってるからさ…」
バッ!! 慌てて私はノートを隠しますが、今更遅かったのでした。
結局、友子さんには全て話すことになりました。
友「はぁ……目に浮かぶようだわ、その光景。アンタ病的に素直じゃないもんね」
友「で、リナは彼と仲直りがしたいと、でも素直に謝る自信がないのね?」
リ「そ、そうですの……私、どうしたらいいか」
友「そうねぇ、彼に直接謝る前に練習してみましょ、私、部室で彼のふりして待ってるから」
リ「で、でも他の人に聞かれたら恥ずかしいですわ……」
友「大丈夫、ウチの部、幽霊部員だけで誰も来てないの知ってるでしょ、用意しとくから5分後に来てね」
こうして、おせっかいで親切な友人相手に練習をすることになりました。
152
:
今思うとツンが足りないな
:2006/05/19(金) 00:40:53 ID:b.lErBCc
部室に入ると、窓際のロッカーの向こうに友子さんが立っていました。
ここからでは姿が見えず、夕日に影が長く伸びているだけで背格好も良く分かりません。
友子さんなりに自分がタカシに見えるように演出してくれたのでしょう…私も頑張らなくては!
リ「あ…あの、タカシ……昨日は本当にごめんなさい」
リ「私、貴方といると、つい舞い上がってしまって、思っても無い事が口から出てしまって……」
リ「仕方なくなんて嘘ですの! 本当は貴方のことが好きで、好きすぎてどうしたらいいか…」
リ「ま、また心にもないことを口にしそうになったら、強引に私の唇を塞いでしまって下さいな」
ああ、やっぱり…彼がそこにいない時はこんなに素直に言えるのに、どうして彼の前では……。
友?「了解、ああ、やっとリナの素直な気持ちが聞けたな」
友子さんがタカシの声を真似て返事をする、そ…それにしてもよく似すぎで……えぇっ!?
タ「そうやって素直にしてれば最高に可愛いんだから、まぁ意地張ってるお前も魅力的だけどさ」
窓際のロッカーの裏から現れたのは、本物のタカシでした。
リ「え、えええぇぇぇえ!? あ、あの…違うんです! これは……」
タ「いやいや、でもそこまで想われてとは意外だったよ、へぇ、あのリナがねぇ」
リ「か、勘違いしないで! さっきのは言葉のあや……!! んんっ!」
また口をついて出そうになった言葉は、突然遮られました……彼の唇で。
タ「ご要望にお答えしましたよ、お姫様?」
妄想とは違う、軽い、優しいキス。
でも妄想の深いキスの何倍も、激しく私の心を揺さぶりましたの。
リ「タカシ……だいすきですわ……」
初めてのキスは、私から体中の力と、思考能力と、憎まれ口を奪っていきました。
タ「んー、友子さんの言うとおりだったな。こんなに上手く行くとは……」
彼が何か言っていましたが、私には良く聞こえませんでした、今はただ彼の胸の中で…
友「やれやれ、どうやら成功ね」
山「友子さん、策士だお、でもいつのまにタカシを呼んだお?」
友「ああ、昨日から言ってあったのよ、あの揉め事を仕込んだのも私だし」
山「ん?どういうこと」
友「先に別府君から相談を受けたのよ、リナの素直な姿が見たいって、それで一芝居打たせた訳」
山「うはwwwwwwwww友子さん策士だおwwwwwwwww」
153
:
名無しさん
:2006/05/19(金) 21:47:09 ID:UEDwOXn6
>>152
(・∀・)ニヤニヤ
もしかしたら、友子さんの名付け親の人ですか?
154
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/11/26(日) 18:59:08 ID:pLwd0mpU
集まれ
155
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/11/29(水) 00:36:29 ID:vGF4Qhd.
「宿題オワタ\(^o^)/」
『………………』
「………宿題オワタ\(^o^)/」
『……うるさい………黙れ………」
「いや、だって、まだ8月にもなってないのに終わったんだぜ?」
『………絶対、うそ……キミにそんな知能はない…………』
「いや、本当だって。ほれ」
『………………』
「どうよ?」
『………これ、かなみ姉さんにやってもらったでしょ…………キミの字じゃない…」
「ぐっ、ばれたか」
『そういうわけで……このノートは全て破棄…………』
「ちょっ!!ここで燃やすな!!
あ〜あ……結局自分でやるはめに……」
『……これで、完璧………大体、宿題教えてもらうのなら、忙しいかなみ姉さんよりも………』
「他にだれがいるんだよ」
『………(タカシはバカだから、私がついていても時間がかかるよね……
ということは、毎日タカシと!?///////////////////)』
「……ちなみ?」
『………(私が毎日、朝からタカシの部屋に行って、それで、タカシの隣に座って、
それからそれから、タカシの間違いを消してあげるフリして肩が触れ合ったり//////////////
えっとあと、私が昼ごはんとか作ってあげて、それから「あ〜ん」とかしてあげたりしt//////////)』
「…………お〜い、ちなみ〜?」
『………(タカシはバカだから、夜になっても理解できなくて、私が泊まりがけで教えなきゃ。
……と、泊りがけ!!?!?///////////////////////////////////
そんな、と、泊まったりしたら、タカシが「ありがとう、ちなみ。お礼にたくさん可愛がってあげるよ」
とか言って、私をなでたり、キスしたり、○○とか○○○とか、○○○○○とかしたり………
………やだっ!そんなことまで………タカシの、赤ちゃんが////////////////)』
「………おい!ちなみ!どうしたんだ?」
『(ハッ)……あ………その、男の子が、いいね……………///////////////』
「え?……ああ、いや、俺は(宿題教えてもらうなら)女の子の方が………」
『………タカシは……わがまま………仕方ない、私、がんばる……///////////』
「?え、えっと、じゃあよろしく……」
『…………(タカシと私の、娘////////////////////////////)』
というわけで、その後仲良く宿題しましたとさ
今考えると、避難所だからできた気がするチキン
156
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/12/30(土) 17:57:58 ID:TC7eS3uY
・ツンデレに「お前、鏡見たことあるか?」って言ったら?(弱気推奨)
ボクッ娘で。
最後の言葉が痛烈な一撃だった。
「ボク、タカシ嫌いだよ」
梓は言った。
タカシと梓は喫茶店にいた。
梓は付き合っていると勘違いされたくないと言ったが
タカシがおごるとのことでついてきたのだった。
「どんなとこが?」
「例えば……」
タカシの問いに大量の答えを言う梓。
「おいおい、それぐらい誰にでもあるだろ」
「一つもない人だっていると思うよ」
「問題はそいつがお前を好きになるかだけどな」
「好きになるに決まってるじゃんか。だってボク、可愛いもん」
冗談交じりの会話に最後に自信たっぷりに言い切った梓。
「でも自信過剰だよな」
「それもカバーできるでしょ、ボクなら。少なくともタカシには関係ないでしょ?」
タカシはつい怒りを表面に出してしまった。幼馴染みでいつも一緒にいた。
嫌いだからといってそういう言い方はないだろう。
「お前のことなんて知らねーよ!鏡を見たことも無いような馬鹿はな!」
そのまま椅子から立ち上がり、そしてその状況でも会計だけは忘れずに払い、
歩道を走る自転車すら追い越して走り去った。
梓はその後ろ姿を見て泣き出したくなったが、家に帰り、部屋に辿り着くまではこらえ切れた。
部屋に着いた梓は鏡を出した。
弱気でもそうは見られたくない。そのうち本当に強くなりたい。
そう思って一人称をボクにしたのは5年前のことだった。
しかし、自分にその一人称が定着してそれに甘んじていた。
その結果がこれだ。本当は一番好きな人でさえ怒らせてしまった。
鏡を覗き込むと、そこには以前と変わらない弱気な自分がいた。
次の日、タカシが家を出ると
「おはよう、タカシ」
高校生になってからはもう一緒に登校しなくなった梓がいた。しかし、
「誰だ?お前」
タカシは冷淡に言い放った。そして早足で歩き出した。
梓がいくらタカシに話しかけようとしてもタカシは無視し続けた。
何とか会話が成立したのは放課後になってから、梓がおごると言うことで喫茶店に行こうと誘ったときだった。
喫茶店
「で?何か用?」
タカシは素っ気なく聞いた
「ごめんなさい、タカシ、わ、私が昨日あ、あなたに関係がないなんて言って」
「………話し方、違うぞ。どうかしたのか?」
タカシには関係がない、そう言いたくても言えなかった。
言えば間違いなく昨日の二の舞になると思って。
「私、昔から好きだった人がいるの。でも弱気だったから告白できないって思って。
強気になれば告白できるって。それで、表面だけは強気にしていって、でも、それだけじゃ、なくって、好きな、人の、気を、引きたい、そう思う、ように、なっ、て……」
梓は泣き出していた。
「泣くなよ、オレが泣かしたみたいだろ?」
タカシはそう言って梓の頭を撫でてやった。
落ち着いてから梓は言った。
「でもそのせいで嫌われちゃったから、それならせめてそれだけは忘れないようにって思って、
ボクは自分のことを、って……」
「無理しないで良いんだよ。少しずつ進めば良いんだから」
「うん、それじゃ、まず一歩からだね。ボクはタカシが好きだ」
明るく元気に梓はそう言った。
「そうか、オレも梓が……ってえぇ!?」
「好きだよ、タカシ、誰よりも。……ボクのこと、嫌い?」
「そんな訳ないだろ、オレも好きだよ。あ、来たみたいだな」
「こちら、ご注文のチョコレートパフェ二つと紅茶二つとなります。」
それらをウェイトレスが置いていった。
そしてそれらを食べ終え、
「あ、金はオレが払うよ。」
タカシはそう言うが、梓も
「ボクがおごるって言ったでしょ」
と言って譲らない。
「わかったよ、それじゃ、」
「えっ!?」
タカシは唇の横に着いているチョコレートクリームを舐め取った。
「おごってもらったからな」
そう言って会計を済ませた。
次の日からは梓とタカシが手を繋いで登校するのが見られるようになったらしい。
157
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/07/13(日) 21:24:30 ID:X6fjLtGY
ああ2828する
2年も前なのか……
158
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2008/07/13(日) 21:25:00 ID:d61.OcTQ
ageてしまった。すまない。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板