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川 ゚ -゚) ブーン系小説&イラスト練習総合案内所
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川 ゚ -゚) ここはブーン系小説読み物イラスト練習&総合案内所だ
川 ゚ -゚) 要はここではブーン系に関する相談や雑談、イラスト、30レス未満の作品投下が出来る
分からないことがあったらなんでも聞いてほしい。潜んでる住民が親切丁寧に教えてくれるぞ
川 ゚ -゚) ただし最低限、下記のルールだけは守ってくれ。あとは君達の良心と常識を信じる
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総合案内所で短編投下をする際の基本ルール
・ながら投下・連載は禁止
・一つの話は30レス以内
・誰かが投下していない限りは投下してOK
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川 ゚ -゚) よくわからない時はひとまずここを見るといい。本当にありがたいな
ttp://www43.atwiki.jp/boonkei/(ブーン系wiki)
川 ゚ -゚) ブーン系投下・活動場所はこちらだ
https://hebi.5ch.net/news4vip/(ニュース速報VIP)
ttp://jbbs.livedoor.jp/internet/13029/ (ブーン系創作板:したらば)
ttp://jbbs.shitaraba.net/internet/21864/(ブーン系創作板ファイナル:したらば)
ttp://jbbs.livedoor.jp/internet/16305/ (ブーン系小説板2:したらば)
ttp://shiba.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1446334277/(シベリア図書館)
ttp://hanabi.2ch.net/test/read.cgi/entrance/1454735690/(ラウンジ板)
ttp://jbbs.shitaraba.net/internet/22495/(o川*゚ー゚)oキューちゃん板NEO:したらば)
※前スレ
( ^ω^) ブーン系小説&イラスト練習総合案内所
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1651368564/
川 ゚ -゚) ↑ここまではざっくりと要約したテンプレだから、もう少し詳しいのは↓に続くぞ
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川 ゚ -゚) ここから長めのテンプレだ
〇ブーン系とは?
『2chおなじみのAAたちを登場人物とし、物語を展開するスレッド』
それがブーン系小説です。
もっと詳しく知りたい人はこちらをご覧ください。
ブーン系小説をはじめて読む人へ(リンク先:ブーン系wiki)
http://www43.atwiki.jp/boonkei/pages/37.html
川 ゚ -゚) 初めての人、馴染みのない人は以下のブーン系wiki、テンプレ等をよく読んで、理解、協力して欲しい
・総合スレにおける最低限のルール、マナー
・よくあるQ&A
・荒らしについて
・進行中の企画
・AAテンプレ一覧
〇ブーン系wiki(☆をhttpにしてね)
☆://boonkei.web.fc2.com/top.html
☆://boonkei.m.web.fc2.com/top.html(携帯用)
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〇兄弟スレ・兄弟板
( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです
https://rosie.5ch.net/test/read.cgi/siberia/1446334277/
( ^ω^) ブーン系小説板2のようです
http://jbbs.shitaraba.net/internet/16305/
o川*゚ー゚)oキューちゃん板NEO
http://jbbs.shitaraba.net/internet/22495/
( ^ω^)ブーン系小説板のようです(旧避難所、スレ立て上限に達した)
http://jbbs.shitaraba.net/sports/37256/
( ^ω^) ブーン系創作板のようです(同上)
http://jbbs.shitaraba.net/internet/13029/
〇皆様にお願いごと
川 ゚ -゚) みんなの迷惑にならないようによく読んで、協力しあっていこう
ここは総合案内所ですが、質問する前にまず自分で調べよう。(検索すれば意外と分かることも多いです)
あくまで練習が本旨です。投下が始まったら他の話題中でもなるべく控えて、支援に回りましょう
〇総合に投下する時の注意事項
川 ゚ -゚) 以下の三つは、このスレに作品を投下する時の最低限のマナーだから気を付けてくれ
・ながら投下と連載は禁止
・一つの話は30レス以内
・誰かが投下していない限りは投下してOK
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〇よくあるQ&A
Q.投下してもいいのかお? (^ω^ )
A. 川 ゚ -゚) 他の作品の投下真っ最中じゃ無ければ問題ない
被るのが不安なら一言「投下します」と言うのがベターかもしれないな
Q.なんか他の話題で盛り上がってるし、いきなり投下するのは気まずいんだが ('A`)
A.川 ゚ -゚) そういうときは「投下する」と一度会話を中断していい。作品が優先だ
Q.ふええ〜叩かれるの怖いよお…… 从'ー'从
A.川 ゚ -゚) 卑下、自虐、謙遜は逆に叩かれる元だぞ。投下したこと、作品を書ききったことを誇りに思うんだ
Q.うーん、他の作品が投下されてる途中みたいね…… ζ(゚ー゚*ζ
A.川 ゚ -゚) そんな時は支援だ。乙、支援、は大事なことだからな
Q.総合短編を投下する時は何か気をつけることでもあるのかい? (´・ω・`)
A.川 ゚ -゚) 先に言った30レス以内やながらを守ってくれれば大丈夫だ
あとは名前欄をタイトルやトリップで統一したり、作品に安価を当てるとわかりやすいな
Q.そもそもながら投下とは? ( ゚д゚ )
A.川 ゚ -゚) 書き溜めしないで、その場で書きながらレスに投下する事だ。別名:即興
Q.ハァ?書き溜めめんどくせー。ながら投下させてくれよー (・∀ ・)
A.川 ゚ -゚) ながらや連載は他の人が投下するタイミングを掴めないから、自スレで頼む
ただ、スレが立てられないなら代理に依頼するのも可能だ。ああ、代理というのは総合でスレ立て依頼をすることだ
Q.絵を投下したいんだけど下手くそで…… (#゚;;-゚)
A.川 ゚ -゚) その為の「練習総合案内所」だから、怖がらず投下してくれ
描くこと、投下したこと、それらは何よりも誇って良いことだ
Q.あのスレってさぁ… ( ´ー`)
A.川 ゚ -゚) すまないがここはヲチスレでもチラ裏でもない、みんなの場所なんだ
時折雑談でそういう話題になることもあるから難しいが、協力願いたい
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Q.投下したらAAがズレるんだけど、どうしたらいいんだよぅ? (=゚ω゚)ノ
A.川 ゚ -゚) 書いてるソフトのフォント設定はMS Pゴシックになっているか?
AAのテストなら「テストスレ」が便利だ。専用のソフトはwikiの関連リンクを参考にすると良い
Q.AAの顔が変だって言われたんだけど…… *(‘‘)*
A.川 ゚ -゚) テンプレ内にあるAAをコピペしてみるんだ
書き込みする時にツンやヒートの口が文字化けするなら、口の部分に「⊿」(&#は半角)と書けば、正しく変換されるはずだ
Q.長編はどのくらい書き溜めたらいいの? ('、`*川
A.川 ゚ -゚) 明確な決まりはない。極端な話、自スレなら好きなようにしてOKだ。永久に書いても問題ない
Q.AAのキャラがよくわかんないんです! ( ><)
A.川 ゚ -゚) 極論、自由だから気にしなくていい。だが不安ならAA名で検索したり他作品を参考にしてみるのも良いと思うぞ
Q.長中短編の区切りがよく分からんのじゃ…… / ,' 3
A.川 ゚ -゚) まとめの分類を参考にすると、大体30レス以内が総合短編、1スレ内が短編、一か月以内完結が中編、それ以上が長編となっているな
Q.代理スレ立てってなにー? ミセ*゚ー゚)リ
A.川 ゚ -゚) スレ立て規制をされた方の代わりにスレを立てる事だ。スレを立てに行く前に一言書き込むのがマナーだから、よろしく頼む
川 ゚ -゚) その他にも、ここではスレ立て依頼、批評、作品案内などもやってる(潜んでる住民が出てきます)
川 ゚ -゚) わからないことがあれば、遠慮なく住人に質問してくれ(潜んでる住民が出てきます)
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○荒らしについて
・荒らしは携帯とPCを使った自演、仲間を呼んで一般レスのような会話もします。
お手数ですがレスをするときはIDで抽出し過去のレスで怪しい部分がないかのチェックをお願いします。
・とにかく荒らしは何を書いても徹底スルーで、「荒らしを相手にするのも荒らし」と認識して注意ください。
・一度でも荒らしと会話したIDは相手にしない、これが荒らし対策のもっとも近道です。
・中にはIDをころころ変える荒らしもいます。
レス内容を見て荒らしかどうか、各自判断お願いします。
・もしも荒らしがスルー出来ない程に酷かったら、専用ブラウザを使うといいでしょう。
「5ch 専用ブラウザ」で調べてみてください。
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○現在進行中の企画
川 ゚ -゚) ……!?
*次スレ立てについて
総合が1000に近付いた時は、誰かが次スレを立てるのがルールです。
原則、>>980を踏んだ人は次スレを立てて下さい。
また、それが出来ないなら、他の人に頼む事も可能です。
もし投下中に>>980を踏んでしまった場合は、投下の後にスレを立てて下さい。
また、Q&AでのAA同士の会話は、ある程度改変する事が可能ですが、ふざけ過ぎないようにお願いします。
また、スレタイトップのAAにあまりにもマイナーなAAを使用するのは控えましょう
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【AAテンプレその1】
( ^ω^)内藤ホライゾン ξ゚⊿゚)ξツンデレ ('A`)ドクオ 川 ゚ -゚)素直クール ζ(゚ー゚*ζデレデレ
_
( ゚∀゚)o彡゜ジョルジュ長岡 ノパ⊿゚)素直ヒート (´・ω・`)ショボーン (`・ω・´)シャキン
( ´∀`)モナー ( ・∀・)モララー (,,゚Д゚)ギコ猫 (*゚ー゚)しぃ (*゚∀゚)つー (#゚;;-゚)でぃ
/ ,' 3荒巻スカルチノフ ミ,,゚Д゚彡フサギコ ( ´_ゝ`)兄者 (´<_` )弟者
(*‘ω‘ *)ちんぽっぽ ( ><)わかんないんです=ビロード ( <●><●>)わかってます
<ヽ`∀´>ニダー ( ,,^Д^)タカラ ( ^Д^)プギャー *(‘‘)*ヘリカル沢近 川д川貞子
(・∀ ・)斉藤またんき (-_-)ヒッキー ( ´ー`)シラネーヨ (=゚ω゚)ノぃょぅ ( ゚д゚ )こっちみんな
从'ー'从渡辺さん ('、`*川ペニサス伊藤 从 ゚∀从ハインリッヒ高岡 ( ФωФ)杉浦ロマネスク
ミセ*゚ー゚)リミセリ (゚、゚トソン都村トソン ( ∵)ビコーズ ( ゚∋゚)クックル lw´‐ _‐ノv素直シュール J( 'ー`)しカーチャン
※ショボーンはショボン、ツンデレはツン、デレデレはデレ、ハインリッヒ高岡はハイン、
素直クール・ヒート・シュールはそれぞれクー・ヒート・シューと書かれることが多い
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【AAテンプレその2】
\(^o^)/人生オワタ | ^o^ |ブームくん | ^o^ |いとこのゆうたろう /^o^\フッジサーン
@@@
@#_、_@ _、_
( ノ`)母者 ( ,_ノ` )y━・~渋澤さん(おじ者) ∬´_ゝ`)姉者 l从・∀・ノ!リ人妹者 o川*゚ー゚)o素直キュート
彡⌒ミ
( ´_ゝ`)父者 / ゚、。 /鈴木ダイオード |;;;;| ,'っノVi ,ココつ榊原マリントン (-@∀@)アサピー ( ,'3 )中嶋バルケン
|゚ノ ^∀^)レモナ (´・_ゝ・`)盛岡デミタス ( ・3・)ぼるじょあ ( ^^)山崎渉 (゜3゜)田中ポセイドン
<_プー゚)フ エクストプラズマン ,(・)(・),シャーミン松中 ( ^ν^)ニュッ ( ^^ω)マルタスニムは瀬川 ( ∴)ゼアフォー
( `ハ´)シナー (‘_L’)フィレンクト ( ・□・)ブーン ハハ ロ -ロ)ハ ハローさん 【+ 】ゞ゚)棺桶死オサム
(’e’)セントジョーンズ |(●), 、(●)、|ダディクール ( ^ω^)西川ホライズン 川 ゚ 々゚)素直くるう ('(゚∀゚∩なおるよ
爪'ー`)y‐フォックス (//‰ ゚)サイボーグ横掘 ▼・ェ・▼ビーグル マト#>Д<)メ まとまと (・(エ)・)クマー ⌒*リ´・-・リ リリ
〃∩ ∧_∧
⊂⌒( ・ω・) 佐々木カラマロス大佐
`ヽ_っ⌒/⌒c
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【AAテンプレその3】
N| "゚'` {"゚`lリ 阿部さん ( ゚∀゚ ) アヒャ (゜д゜@ あらやだ 彡 l v lミ 鈴木 ( l v l) 宗男
〈::゚-゚〉 ぃし (;TДT) モカー ||‘‐‘||レ カウガール ( ‘∀‘) ガナー i!iiリ゚ ヮ゚ノル 花瓶
イ从゚ ー゚ノi、 狐娘 从´ヮ`从ト 狸娘 リi、゚ー ゚イ`! 狼娘 ( "ゞ) デルタ関ヶ原
リハ´∀`ノゝ モナ子 从リ ゚д゚ノリ ギコ子 li イ ゚ -゚ノl| 雪苺 (ノリ_゚_-゚ノリゝ ギコアイス ヽiリ,,゚ヮ゚ノi スパム
|::━◎┥ 歯車王 (十) 原子王 /▽▽ 電気王 /◎ ) =| ) 蒸気王 [ Д`] エンジン王
爪゚ー゚) じぃ 瓜゚∀゚) づー 爪゚A゚) ぬー ( ・-・ ) シーン ノリ, ^ー^)li ジャンヌ (,,゚-゚) ぎゃしゃ
( ´W`) シラヒーゲ ( ・∀ ∀・) 奇形モララー (;;・∀・;;) 黒マララー リ´-´ルリル子さん
<(' _'<人ノ 高崎美和さん <゚Д゚=> ギコタイガー (=゚д゚) トラギコ < ゚ _・゚> ギコイヌ
ハソ ゚-゚リ なちっ娘 ( ゚¥゚) 偽モナー ( `ー´) ネーノ ( ノAヽ) ノーネ
(゚A゚* ) のーちゃん | l| ゚ー゚ノl ?(女末) ミ*゚∀゚彡 ふー ¥・∀・¥ マニー
ィ'ト―-イ、
以`゚益゚以 イトーイ増井
川 ゚ -゚) テンプレは以上だ
川 ゚ -゚) みんなで楽しく使っていこう
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立て乙
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スレ立ておつ
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たておつ
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立て乙
今回はクーか、いいね
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いちおつ
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ぃしが出てる作品って見たことないな
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宇宙ゲロのぃし好き
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大五郎にも出てなかったっけ?
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探して見るわ
可愛いAAだから読んで見たかった
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宇宙ゲロ懐かしいな。
関係ないけど宇宙かいわれステーションって完結してたっけか。
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まだ前スレ終わってないのにこっちを賑わすなよ
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前スレのまとめマジ乙
助かるわ
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ぃしを見てぱっと思い出したのはこれ
〈::゚-゚〉行灯業者の鐘の声が聞こえるようです
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前スレまとめすご
VIP総合の過去ログ読んできた
久しぶりだけど、やっぱいいもんだね
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/⌒ヽ
(´・ω・`)
_ノ ヽ ノ \_
`/ `/ ⌒Y⌒ Y ヽ
( (三ヽ人 / |
| ノ⌒\  ̄ ̄ヽ ノ
ヽ___>、___/
|( 王 ノ〈
/ミ`ー―彡ヽ
/ ヽ_/ |
| / ノノ
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今書き貯めしてるうちのブーンがスーパーサイヤ人2になったんだがいい1行AAが見つからねぇ
誰か力を貸してくれ
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10行使ってもいいかもしれない
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スーパーサイヤ人!
ヽ/\
|\ヾ //|
、ヾ //
\ ∧/|//_ /"
ヾ ヾヘヘ / ∠ /
\ ヾレレヽノ/ / /"
ヽ (^ω^∨ /
\ d つ /"
ヽ | | | /
`\_(_(__)_/"
━━━
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>>28
ヽ (^ω^∨ /
あかんこれだとなんか注目されながらはにかんでピースしてるだけになってまう
やっぱ普通にAA入れてセリフと効果音で補足するかあ
サンクス!
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(^ω^ レ予
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投下します
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('A`)「意外かもしれないが俺には彼女がいない」
('A`)「こんなにイケメンなのに何故?」
('A`)「……」
('A`)「自分で言ってて悲しくなる冗談はやめようか」
('A`)「母ちゃん、何故俺をイケメンに生んでくれなかった……」
('A`)「だが、しかし!」
('A`)「今の時代にはコレがある!彼女メイカー!」
('A`)「ライフメイカー(株)が発売しているラブメイカーシリーズのひとつだ!」
('A`)「コレがあれば自分好みの彼女が自由に作れる!」
('A`)「いやいい時代に生まれたもんだ、ありがとう ライフメイカー(株)」
('A`)僕の私の家族計画のようです川 ゚ -゚)
-
('A`)「よし、それじゃ早速彼女を作ろう」
('A`)「彼女メイカーをパソコンに繋いで入力用のソフトを起動」カチカチッ
('A`)「箱に『これひとつで理想の彼女が作れます!』って書かれてるけどパソコン必要なんだよな……」
('A`)「誇大広告いくない」
('A`)「おっ起動したな、それじゃ設定しよう」
('A`)「まずは容姿からいくか、やっぱ黒髪ロングだよな」
('A`)「……は?これ髪の毛一本ずつ長さと色設定すんの?クソなの?」
('A`)「あ、ここからプリセットの髪型を選べるのか」カチッ
('A`)「一個しか入って無ぇ……他の髪型は購入しなくちゃいけないのか、クソかよ」
('A`)「とりあえずこの一個だけ入ってるバルデラマとかいう髪型を見てみるか」カチッ
('A`)「なんだよこのボンバーヘッド……何を思ってコレだけ入れたんだよ……」
('A`)「そういうとこだぞ ライフメイカー(株)」
-
('A`)「…………できたッ!」
('A`)「髪型やら何やら追加購入してやっと完成したぜ理想の容姿!」
('A`)「年齢は10歳にしよう!」
('A`)「汚れを知らない純粋さにこのロリボディ!」
('A`)「まったく、小学生は最高だぜ!!!」
('A`)「せっかくだし呼び方は『お兄ちゃん』にしよう」
('A`)「それじゃテストボタンポチッとな」ポチットナ
('A`)「さてクオリティはいかほどか……」
川 ゚ -゚)「お兄ちゃん」
('∀`)「キターーーー!!!」
('∀`)「好みドンピシャ!最高じゃないですかー!」
('∀`)「ありがとう ライフメイカー(株)」
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川 ゚ -゚)「お兄ちゃん?」
('∀`)「よし!それじゃ早速ねんごろにゃんにゃんしようか!」
川 ゚ -゚)「……にゃんにゃん?」
('∀`)「大丈夫だよー怖くないよー」
< ドクオー オキャクサンヨー
('A`)「お客さん?彼女どころか友人もいないこの俺に?」
('A`)「まったく、いいところなのに……ちょっと行ってくるねー」
川 ゚ -゚)「うん」
('A`)「はいはい、どちらさまですかー?」
( ^ω^)「おまわりさんですお」
(;'A`)「は?おまわりさん!?」
( ^ω^)「ですお」
(;'A`)「僕の部屋に幼女はいません!!!」
( ^ω^)「自白乙」
BAD END…… 『世間の目は厳しい』
-
【テイク 2】
('A`)「…………」
('A`)「……ちょっと厳しすぎない?」
('A`)「確かに昨今さ、ロリコンに対してキツいのは知ってるよ?」
('A`)「だからって厳しすぎるでしょ、俺の部屋監視でもされてんの?」
('A`)「……まあ、でも確かに小学生はやりすぎたな」
('A`)「小学生じゃ子作りエッチできないしね、やっぱ中学生よね」
('A`)「細い肢体に女の色気、子供の魅力と女の魅力を併せ持った存在」
('A`)「通は中学生を選ぶ!」
('A`)「14歳に設定してっと…………出でよッ!」ポチットナ
('A`)「ん?なんか一階が騒がしいな、カーチャンに客か?」
< マタデスカオ… イイカゲンニ シテクダサイオ…
< モウシワケゴザイマセン…
('A`)「あっ……(察し)」
BAD END…… 『世間の目は厳しい』
-
【テイク 3】
('A`)「…………」
('A`)「……出でよ、ってお巡りさん召喚しようとした訳じゃなかったんだけどね」
('A`)「彼女ができる前にお巡りさん来たからね、さすがにおかしくね?って調べましたよ」
('A`)「彼女メイカースレに書かれてたんだけどさ、幼女とか作ると通報する機能が付いてるらしいです」
('A`)「ふざけんな、罠じゃねーか!そういうとこだぞ ライフメイカー(株)!」
('A`)「厳しいのは世間の目じゃなくてテメェの目だろ!ライフメイカー(株)!」
('A`)「…………」
('A`)「……気を取り直して彼女を作っていこうか」
('A`)「子供の純粋さがーとか言ってたけどさ、よく考えたら性格設定できるから子供の必要ないよね」
('A`)「きょにゅーにしよう、おっぱいは全てを救う」
('A`)o彡゜ オッパイ オッパイ
('A`)「……明日は左腕筋肉痛かも」
-
('A`)「とりあえず巨乳で20歳に設定してテストっと」ポチットナ
('A`)「…………」
川 ゚ -゚)「ドクオ」
('A`)「できたか、いい感じだ」
('A`)「ここから設定変えて適用ボタンクリックすれば即時反映されるらしい」
('A`)「まだほとんど設定してないから名前呼ぶことと返事することしかできないっぽいな」
('A`)「設定済み項目以外を標準値にするボタンがあるからやってみよう」
('A`)「適用っと」カチッ
川 ゚ -゚)「ドクオ」
('A`)「反映されたか?」
川 ゚ -゚)「ここで会ったが百年目だ」
川 ゚ -゚)つ=|ニニフ スッ
(;'A`)「えっ?」
(゚A゚)「ギャーーーー!!!」ザクゥ
BAD END…… 『復讐の鬼』
-
【テイク 4】
('A`)「…………」
('A`)「……なんで?」
('A`)「なにが復讐の鬼なの?俺なにもしてないよね」
('A`)「いや、まあ、ねんごろにゃんにゃんしようとしたけどね」
('A`)「……もしかして記憶保持されてる?」パソコンカタカタ
('A`)「ああ、はいはい、そういうことね」
('A`)「記憶保持設定はオフになってました」
('A`)「が、 好感度設定が『殺意』になってたみたいですね」
('A`)「 標 準 設 定 の 好 感 度 が 『殺意』 」
(#'A`)「殺る気満々じゃねーか!!そういうとこだぞ ライフメイカー(株)!!」
(#'A`)「もうデスメイカー(株)に社名変えろよ!! ライフメイカー(株)!!」
-
('A`)「…………」
('A`)「それでもへこたれない男、鬱田ドクオ」
('A`)「くじけずに頑張っていこうと思います」
('A`)「……髪型のプリセットも無いのに包丁は装備されてるってなに考えてんだ」
('A`)「さて、やるか」
('A`)「……とりあえず好感度は『好き』にしておこう」
川 ゚ -゚)「ドクオ」
('A`)「うんちょっと待っててね、下手に適用すると君に殺られるから」
川 ゚ -゚)「うん」
('A`)「うんじゃないが」
('A`)「でも会話できないと寂しいのもそれはそう」
('A`)「危険そうなやつだけ変えて適用しちゃおうか」
-
('A`)「性格は『素直』だな」
('A`)「ツンデレとかにして好きの裏返しな行動で殺られたらたまらんしな」
('A`)「後は強さと丈夫さを一番弱いやつに設定、これで万が一暴走しても抑え込めるはず」
('A`)「普通でも抑えられるだろって?俺の弱さを舐めるなよ」
('A`)「それじゃ、適用っと」カチッ
川 ゚ -゚)「ドクオ」
(;'A`)「ど、どうだ?」
川 - )「愛してる……」ドサッ
(;'A`)「ええええええええッ!?」
(;'A`)「おい!?どうした?大丈夫か!!?」
川 - ) ……
(;'A`)「そんな……死んでる……」
(;'A`)「最弱設定じゃ……自重に耐えられなかったのか……」
( ^ω^)「……ご同行……願えますおね?」
('A`)「ああ……俺にできるのは裁かれ、罪を償うことだけだ……」
BAD END…… 『重すぎる十字架』
-
【テイク 5】
('A`)「…………」
('A`)「……あれは悲しい事件だった」
('A`)「俺は悲しみを胸に強く生きていこうと思いましたまる」
('A`)「…………」
('A`)「お巡りさんスタンバってるってさ、死ぬことわかってたよね ライフメイカー(株)」
('A`)「今回のは流石に許されないだろ、そういうとこだぞ ライフメイカー(株)」
('A`)「他のが許されるのかと言ったらそういう訳じゃないけどな」
('A`)「めげない!しょげない!泣いちゃだめ!」
('A`)「いけいけドクオちゃーん!」
('A`)「…………」
('A`)「……早く彼女を作ろう、さっきから独り言ばっかだ」
-
川 ゚ -゚)「ドクオ」
('A`)「はい、再開しましたね、外見設定はさっきと同じです」
('A`)「中身はこれから設定します、やっぱり極端な設定はダメね」
('A`)「俺は誰に向かって説明してるんだ……いや、声出し確認大事!」
川 ゚ -゚)「ドクオ」
('A`)「うんちょっと待っててね、下手に適用すると君死んじゃうから」
川 ゚ -゚)「うん、知ってる」
('A`)「……途端にホラーめいてきたね」
('A`)「ミスって記憶保持設定いじっちゃったかな」
-
('A`)「今回はちゃんと設定していこうね、とりあえず記憶保持は『なし』だな」カチッ
('A`)「強さは『弱い』、丈夫さは『少し弱い』でいいだろ」カチッ カチッ
('A`)「殺意の有無……好感度設定以外にも殺意の項目あったのか、もちろん『なし』だ」カチッ
('A`)「なぜかデフォルトで『あり』になってる包丁の所持、これももちろん『なし』」カチッ
('A`)「彼氏意外への対応もデフォルトが『殺意』かよ、なにが普通かはわからんが『普通』にしよう」カチッ
('A`)「愛しさ、切なさ、心強さ……こんな項目いるか?全部『普通』だ」カチッ カチッ カチッ
('A`)「過去の因縁、ここであったが100年目とか言ってたのはこれが原因か」カチッ
('A`)「愛情表現『普通』、普通以外になにがあんの?……結構選択肢多いな」
('A`)「『甘える』うん、『尽くす』うん、『独占する』『殺害する』『食べる』etc. ……」
('A`)「やっぱ頭おかしいわ ライフメイカー(株)」
-
………………
…………
('A`)「やっと設定終わった……無駄に設定項目多過ぎだろ、マジで無駄に」
('A`)「そして一つ気になる設定がある……いや、ほんとは一つではないけど」
('A`)「好感度設定の選択肢『ラブフォーエバー』」
('A`)「怪しいきもするが……武器は取り除いたし殺意も取り除いた」
('A`)「よし、行こう!男は度胸だ!」カチッ
('A`)「そして適用!」カチッ
(;'A`)「ど、どうだ……?」
川 ゚ -゚)「ドクオ、愛してる」ギュッ
(゚A゚)「うぎゃああああああ」ベキバキメキボキ
(゚A゚)「グフッ」ダラリ
川;゚ -゚)「そ、そんな……だ、抱きしめただけなのに……」
川 ; -;)「こんなに苦しいのなら悲しいのなら…………愛なんていらない」
BAD END…… 『誰よりも愛深き故に』
-
【テイク 6】
('A`)「…………」
('A`)「弱く設定したのにな……」
('A`)「……愛は設定を超えるってか?」
川 ゚ -゚)「うん」
('A`)「隠し仕様っていいよね」
川 ゚ -゚)「うん」
('A`)「…………」
('A`)「ふざけんなよ、ゲームなら心躍ってもツールには隠し仕様いらねーんだよ ライフメイカー(株)」
('A`)「お前らは遊びのつもりでもこっちは生き死にかかってんだ、そういうとこだぞ ライフメイカー(株)」
('A`)「はあ……」カチカチ
('A`)「まーた設定かー……あっ」カチッ
川 ゚ -゚)「ドクオ」
(;'A`)「誤クリっただけなんだ、待ってくれ!」
川 ゚ -゚)「お前は命乞いに耳を貸したことがあるのか?因果応報というやつだ!」
川 ゚ -゚)つ=|ニニフ スッ
(゚A゚)「いやッ、そもそも命乞いされたことがn……ウギャー!」ザクゥ
BAD END…… 『復讐の鬼』
-
【テイク 7】
.
BAD END……
【テイク 8】
.
BAD END…………
【テイク 9】
.
BAD END………………
-
【テイク 10】
< 行ってきまーす
J( 'ー`)し「あらドクオ、どこか出かけるの?」
( ・∀・)「彼女でも作りに行こうかなって、やっぱり機械で作るのはちょっと違うよね」
J( 'ー`)し「そう、頑張ってきてね」
( ・∀・)「うん、行ってきます」ガチャッ
J( 'ー`)し「行ってらっしゃい、気をつけてね」
J( 'ー`)し「…………」
J( 'ー`)し「……今回は大丈夫そうね」
J( 'ー`)し「まったく、問題ばかり起こすんだから……そういうとこよ?ライフメイカー(株)」
J( 'ー`)し「それにしても……」
J( 'ー`)し「自分に似てる方がいいと思ってたけど、やっぱりイケメンの方がいいわねぇ」
( ・∀・)僕の私の家族計画のようですJ( 'ー`)し
-
ギャグ耐性かと思いきや
面白かったわ
乙乙
-
おしまいです
読んでくれた人ありがとう
1スレ3作が目標だから次のネタを探さないと……
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( ><)ぼくらはむっちゃカスのようです
( ><)大変なんです
( ><)僕の水道光熱費を払ってくれていたワカッテマス君が横領で逮捕されちゃったんです……
( ><)僕は働けないし……併給だと額が下がるからって生活保護やめたら障害年金一本しかないし……
(>< )……
( ><)とりあえず何とかなるのを待つんです!
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( <●><●>)こんばんは、相変わらずゴミ屋敷ですね
( ><)あ!ワカッテマスくんじゃないですか!
( ><)ムショの飯は臭かったですか?
( <●><●>)全額返金した上で執行猶予になったので刑務所には行ってませんよ
( <●><●>)あと貴方の方が臭いですけど
(#><)水道もガスも電気もワカッテマスくんの裁判の間払えなくてお風呂入れてないんです!謝罪と賠償を要求するんです!
( <●><●>)いつまで私って貴方の面倒見なくちゃいけないんでしょうね
( ><)そりゃ僕が死ぬまでなんです
( <●><●>)死んでくれ……
( ><)死のうとしたら止めるくせに……
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in ネトゲ
( ><)「おいす」
( ^ν^)「うわおいす」
( ^ν^)「何ヶ月もinしてないから死んだかと」
( ><)「電気止まってた」
( ^ν^)「www」
( ^ν^)「あさりいこ」
:Newpoがパーティーに参加しました!:
( ><)「氾濫?」
( ^ν^)「おk」
( ><)「おk321」
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( ><)「一ヶ月ぶりに覗いたのにスレ過疎りすぎだしディスコも死んだしいよいよ感ある」
( ^ν^)「そもそも俺とビロおじしかおらんまである」
( ><)「ネトゲとかいうオワコンの中でさらにオワコンの『ファイナルヴィップ』をやってる人間」
( ><)「一周回って王かも」
( ^ν^)「ナマポニートが一番強いゲームですしおすし」
( ><)「マクロ外人も消えたね」
( ^ν^)「俺がだいたいぶっ殺した」
( ><)「wwwwww」
( ^ν^)「水地区のマクロ持ってるやつのVIP装備本垢PKしたら」
( ^ν^)「クソ下手な英語で『絶望したからやめる』ってメッセきた」
( ^ν^)『i despair you i'm go out this game』
( ><)「wwwwww」
( ^ν^)「もう外人も新規もいないからずっと犬転生したくてコイン掘ってるんだけど」
( ><)「まじでにゅぽのモチベはどこからきてんの」
( ^ν^)「じぶんでもわからん」
( ^ν^)「無課金で10転犬できたらやめる」
( ><)「こえーよ」
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( <●><●>)すいません、ここのゴミの曜日って変わったんですか?
( ><)カタカタカタカタ……
( <●><●>)おい
(>< )あはい、なんですか?
( <●><●>)二度と電気代払わねーぞ
(;><)え?ゴミの日?ちょっとよくわかんないんです…… カタカタ
( <●><●>)ちょっと手止めましょうか
( ><)あーでも今PT組んでて カタタタ
(#<●><●>)プチッ
(;><)ちょ、あー!!アクティブMOBマップで棒立ちログアウトとか断首待ったなしなんですけど!何するんですか!
( <●><●>)ゴミ
-
(;><)はぇ……?
( <●><●>)ゴミの曜日、見てきてください
( ><)あ、うぇ……
( <●><●>)その尿染みだらけのスウェットもみっともないので捨てますよ。着替えてください
(;><)え!? ちょっ僕これしか服持ってないんですけど!
( <●><●>)……私のジャージならあげますから
( ><)うわ懐かし!中学のジャージまだ持ってるんですか!?
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( ><)ゴミはーえっと火曜日が燃えるで木曜が燃えないです
( <●><●>)……資源ごみは?
( ><)えーっと
( ><)わかんないです
( <●><●>)もう一回見てきなさい
( ><)うえー
( <●><●>)ついでにそこの茶色いペットボトルの中身も捨ててきてください、流石の私でも貴方の排泄物なんて触りたくもないので
( ><)んえーわかりました…… ズルズル
( ><)え?
( ><)こんなある? 白白白白白
-
inおそと
( ><)つ白 ジャパジャパジャ……
( ><)うぇくっせ……
川 ゚ -゚)……
( ><)(そういえば冷凍庫に入れてたザーメンボトル、どうなったかな……)
川 ゚ -゚)すみません
(;><)あっえ?ハイ?
川 ゚ -゚)……資源ごみは明後日です
(;><)あっすみ、すみません…… スタスタ
川 ゚ -゚)……あんな人、アパートに居たか……ッ?! プーン
川; - )う……おエェっ ビチャビチャ
-
( ><)資源ゴミ、明後日って下の人が言ってました
( <●><●>)そうですか。ペットボトル、すすいでおいてくださいね
( ><)めちゃくちゃ気持ち悪くなったんです
( <●><●>)脳味噌が足りなくても足はあるんですからトイレぐらい行きなさい
( ><)あーい
( ><)y- カシュ パッ
( <●><●>)換気扇
( ><)y- こまけーんですよったく…… カチ
(>< )そういえばワカッテマス君て何も吸わないんですか?
( <●><●>)生憎納税は十分にしているので
( ><)y-障害者年金で煙草税払ってる僕ってえらくないですか?
( <●><●>)ノーコメント
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( <●><●>)そういえば貴方に話があったんですが、聞く気はありますか?
( ><)絶縁以外の話なら……
( <●><●>)執行猶予が切れたら貴方の名義で事務所を建てます、もちろん後見人は私ですが
( <●><●>)障害者雇用手当目当てではありますがね
( ><)へぇー
( <●><●>)どんなに大かろうが所詮会社勤めの経理なんか中抜き無しでやってられませんよ、一緒に税理士事務所でも初めて儲けましょう
( ><)がんばれー
( <●><●>)私が何を言ってるかわかってますか?
( ><)わかんないんです!
( <●><●>)とりあえずわからなくていいので貴方はゲームで適当にニートの知り合いを一人「座ってるだけの仕事がある」と言って釣ってください
( ><)把握〜
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inネトゲ
( ^ν^)「はい停電乙」
( ^ν^)「遺品半分いただき」
( ><)「返せクソガキwww」
( ><)「いや食料パックだけかーい」
( ^ν^)「今更盗んでまで欲しい装備とか無いし……」
( ^ν^)「通行証ある?もっかいいこ」
( ><)「サブから下ろしてくる」
( ^ν^)「おk」
( ><)「てか」
( ><)「にゅぽ働かんの」
( ^ν^)「絶賛就活中ですが何か」
-
( ><)「は?」
( ^ν^)「ピチピチの大学生の暇さなめんなおっさんwww」
( ><)「クソワロタ 就職先斡旋しようか」
( ^ν^)「ガイジヘルパーっすか」
( ><)「ぶち殺すぞwww」
( ><)「親戚の税理士事務所 バイトでも何でもいいって」
( ^ν^)「まーじ?」
( ><)「俺ガイルなのでなんか手当出るらしい」
( ^ν^)「やっぱヘルパーじゃん」
( ><)「ディスコに連絡先おくるね」
( ^ν^)「とりまゴス狩り終わったら考えるは」
( ^ν^)「いきます321」
-
( ><)今もらった住所思いっきり教えたけどいいですか? カチカチ
( <●><●>)まあ何でもいいですよ
( <●><●>)この数分で騙されるレベルの人間なんかたかが知れてます、適当に法人化までの繋ぎにしてその後名義だけ残して来なくていいって言っておけば良いんですから
( ><)ふーん…… カチャカチャ
( ><)y- カシュ パッ
( <●><●>)換気扇!
( ><)y- 回しっぱなしですよ
-
数日後
( ^ν^)(とりあえず学生証と印鑑だけ持ってこいって言われたけど本当に来てよかったのか)
( ^ν^)(このまま殺されたらどうしよう おっさんに電話しようかな)
( ^ν^)ポピリポピリ
ー( ><)『なに?漁り?』
( ^ν^)……違う こないだの住所来たけど迷った
ー( ><)『あーじゃあ迎え行くんです、今どの辺ですか?』
( ^ν^)ガソスタの側、道路渡ったところ
ー( ><)『あー、分かったんです。今社長と一緒に行きますから』ピッ
( <●><●>)こんにちは
( ^ν^)わひっ
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( ><)うわーにゅぽ氏普通にイケメンじゃないですか、死ねばいいのに〜
( ^ν^)……あ、先日お電話させていただきました入速です
( <●><●>)ええ、わざわざお越しいただきありがとうございます。どうぞこちらに
( ><)学生証見ていいですか?……は!?VIP大!?この学歴マウントスレ住民!
( ^ν^)えっと、俺全然経済学科とかじゃないんですけど
( <●><●>)構いませんよ。とりあえず上がってください
-
( ><)なんかすげー久々にワカッテマス君ち来たんです
( <●><●>)事務所と言いなさい事務所と
( ^ν^)……おっさんてこの人と知り合いなの? ヒソヒソ
( ><)あー僕とワカッテマスくんは幼馴染で義理の兄弟なんですよね
( <●><●>)ビロードがどこまで話したか分からないですが、私達の事務所を法人化するにあたって少し人出が必要なんです。ぶっちゃけてしまえばいわゆる名義貸しという訳なのですが……
( <●><●>)……少し、頭のできた人のようですね
-
( ^ν^)いや、いっすよ
( ><)やたー
( <●><●>)……いいんですか?
( ^ν^)だって別に告発すればいいし
( ^ν^)社長さん執行猶予ついてた人でしょ?障害者手当の不正受給で実刑待ったなしじゃん
( ><)あ!それ内緒って言ったのに!
( <●><●>)ビロード……貴方っていう人は!
( ><)てへっち
( <●><●>)……私が今後一切貴方への関与を止めて生きていられるとでも?
( ><)僕が死んだとしてワカッテマス君が正気でいられるとでも?
( <●><●>)…………チッ
-
( ><)大体僕が社長の弱みなんだから実質僕が社長みたいなもんなんです!
( <●><●>)それはどうかと
( ^ν^)何でおっさんが社長の弱み?
( ><)僕とワカッテマス君ってコセキ?的に言えば兄弟らしいんですよね。全然他人なんですけど
(>< )えーっと……ママが蒸発して僕が鬱こじらせてた時に「そのまま死んだらめんどくさいから」って大学生になった時縁組してくれたんですよね!
( <●><●>)そ
( <●><●>)……それより、私は入速さんをまともに雇用するつもりはありませんよ
( ><)あ!話逸らした〜逸らした〜それからずっと僕と暮らしてたのに〜
( <●><●>)少し静かにできませんか
( ><)それから働き始めて十なん年ですけど毎月お金のことはやってくれるし、ゴミだって捨ててくれるし——
( <●><●>)……それは、貴方が
( ><)ワカッテマス君、にゅぽ氏に意地悪したらまた目の前で首吊って——
-
(;<●><●>)分かりました、分かりましたからもう黙ってください。彼は事務所のある限り給与を以って雇います、これでいいですか?
( ><)わかりゃーいんです カシュ スパ
(;^ν^)……おっさん
(>< )y- はい?
(;^ν^)……何で社長、泣いてんの?
( ><)y- さあー。よくわかんないんですけど、僕が死ぬのがすっごく嫌らしいんです。ワカッテマス君は僕のことが好きなんですか?
(。<●><●>)はい……
(>< )y- だそうです
( ^ν^)だそうですってあんた
( ><)y- ま、「ほーじんか」が済むまでの話らしいですから心配いらないですよ。最悪あの垢売って普通に働きゃいいんです
( <●><●>)……とりあえず、この契約に納得いただけるならサインを
( ^ν^)φ カキカキ
( <●><●>)躊躇無し……
-
( ^ν^)……あ、これ本当に出勤とかしなくていいんですか?
( ><)働くのはワカッテマス君だけですからね、他は置物みたいな感じらしいですよ
( <●><●>)……そうですね、掃除ぐらいは手伝ってもらいましょうか。仮にも人をお迎えする事務所なので
( ><)じゃあ僕が置物の役やっておきますねー
( ^ν^)(こんなにあっさり内定がもらえるなんて……)
( ^ν^)(俺はずっとネトゲ三昧で就活もロクにしてないのに、仕事もしないでいいなんてありえない)
( <●><●>)……ははっ、不安そうですね。大丈夫ですよ。あなたはただ運がいい……
( <●><●>)私もビロードも、努力が平等に報われるほどこの世がまともに出来てるなんて思ってないんです。だから、努力なんかしなくても生きていける存在になればいいんですよ
( ><)へへ……
-
( <●><●>)……ビロードは元々私より頭が良かったんですよ、でも昔に母親に頭をかち割られて壊れてしまった。でもそのお陰で手に入った「モノ」のおかげで働かずに生きている
( <●><●>)私だって働いてるフリして本当は会社の金を抜くための書類を延々作り続けていたんですよ。あの時見つかったのはうまく隠せなかった分で、摘発し切れなかった分でとっくに遊んで暮らせるんですよ
( <●><●>)カスなんですよ。私達は、社会が掃き捨てそこなった溝のカス。カスはカスらしく、表通りの人間とは違う道を歩いてうまくやっていけば甘い汁への裏道が残っているんですよ
( ><)y- ……ってゆーことらしいんです。にゅぽ氏だってぶっちゃけちょっとイケメンなだけで明らか社不じゃないですか!カスですよカス!
( ><)開き直っちゃいましょうよ。カスはカスらしく外道を生きてみるんです!
( ^ν^)(カスはカスらしく……か)
( ^ν^)……えっ?その理屈だと俺ってまだ言うほどカスじゃなくないっすか?
( ><)運営に嘘の課金データ送って課金コイン倍取りした話、まだDMに残ってますけどー
( ^ν^)すいませんでしたここで働かせてくださいお願いします!!!!
( <●><●>)……そういう事ですので、よろしくお願いしますね
-
( ^ν^)大学辞めてきたほうがいいですか?
( <●><●>)それは親御さんに申し訳ないので卒業しなさい
( ><)( ^ν^)ぼくらはむっちゃカスのようです(<●><●> )
おわり
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乙!なんだろ。ウシジマくんに通じる何かを感じる。
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クソカスすぎて笑っちゃいけないのに笑っちゃう……おつおつ!!
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こんな酷いビロードは初めて見た乙
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おっさん呼びされるビロード新鮮
1話目って感じの短編いいね、乙
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投下します。
みんなのお腹が空く描写が出来ていたら良いなと思って書きました。
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( ´ー`)「そういや、ショットってしたことねぇな」
と、思ったので。
やってみる事にした。
合法的にテレビや映画みたいな事が出来るならやって損はない。
それともご機嫌な奴らって日常的にそういう事してんのかな?
知らねぇや。友達いねーから。
( ´ー`)テキーラショットで晩酌するようです
『ショット』とはアルコール度数の高い酒を小さいグラスで一気にやる事だ。
だから日本酒をちびちびクイクイやるのはショットではないようである。
.
-
ショットといえばテキーラだろうが、実のところテキーラを飲んだ事がない。
そもそも飲めるのかも分からないのだけど、それは飲んでのお楽しみということで。
さて、知らない酒を買う時は酒屋に行くよりスーパーだ。
酒屋の方が財布にはいくらか優しいが初心者にはいかんせん選択肢が多い。
その点、スーパーの酒コーナーに置いてあるのは売れるから置かれている選抜組だ。
万人受けしないものが万人が買い物に来る場所に置かれるわけがない。
だから、スーパーに置いてある中から選べばまあ間違いはない。
おれの持論である。埃被ってるのも結構あるしね。それはご愛敬でね。そういう子を買うとなんか気持ち良くなる事あるしね。
( ´ー`)「アサヒから出てるのは信頼感やばい」
そんなわけでスーパーで買ってきた750ml約1400円のボトルとライムは冷蔵庫に、つまみ用の食材をシンクに並べる。
因みに「アサヒから出ている信頼感やばい」テキーラは酒コーナーの下段に陳列されていたのだが、薄ら埃を被っていた。
( ´ー`)「肝臓いじめる分、胃には気を使わんとねえ」
空きっ腹に酒を入れたくないタチなので、2品ほど簡単に作ろうと思う。
-
こんにゃくの袋を開けるコツは包丁の切っ先を刺す事だ。水の吹き出しには気を付けること。
板こんにゃくをまな板に出して短い辺から短冊に切る。アク抜き不要だからこのまま炒めてしまう。丁寧にやるなら一度水で茹でる。
フライパンを中火にかけてごま油を引き、ぐるっと全体に回してこんにゃくを入れる。
ぱちりとも言わないが最終的に火が通ればそれで良しだ。
次に、袋から出せばそのまま使えるれんこんの水煮も包丁で開け、水を捨てる。
今回は薄切りで量が入っているのを買った。分厚いのでも良い。袋に手を突っ込んで数枚まとめて掴み、
そのままフライパンに放り込むと熱されてきたフライパンがジュワっと鳴る。
全部入れ終わって重なったれんこんをばらしつつ菜箸で全体を混ぜると香ばしい匂いと弾ける音が
ジュワジュワ、バチバチと食欲をそそる。
( ´ー`)「味付けはだし醤油にー、みりんとー、酒ー」
おれが料理に使う『酒』は料理酒ではなく日本酒だ。飲むのに常備しているのをそのまま使う。
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調味料を入れると弾ける音がいったん大人しくなる。冷蔵庫から鷹の爪の袋を出して多めの一つまみ。
最近は本当に、食材も調味料も、あとは使うだけ、の状態で売られていて便利で良いね。
( ´ー`)「んあー、いいにおい」
タレがふつふつと泡立ち始めたら菜箸でつついたりフライパンを傾けたりして具材となじませていく。
蒸気に乗って漂うほんのり甘い醤油のシンプルで間違いない美味しい匂いにもうひと回し、細くごま油を足す。
酒のつまみだ、濃い味が正義だ。
( ´ー`)「弱火にしてと」
さて、こんにゃくとれんこんのきんぴらを煮詰めている間にもう1つだ。ちょっと火を弱める。
きゅうりともやしをポン酢タレで和える。きんぴらが濃いからこっちはあっさりめ。あっさり味も正義だ。
( ´ー`)「うまけりゃ正義でしょお」
まな板と包丁に残ったこんにゃくの水分をキッチンペーパーで拭き取る。水分ごときで洗ってられるか。
と、横着してまで洗い物は増やしたくないが、次の工程は仕方がないので棚からボウルを出す。
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きゅうりを洗って申し訳程度に振って水気を飛ばすと斜めに長く切り、それを2本分入れたボウルに塩を加え、ざっくり揉む。
こうして下味兼水出しをするから、わざわざ丁寧に水分は取らないわけである。
塩っ辛い手を丁寧に洗うついでにまな板と包丁も洗った。
きんぴらの様子を見つつ、もやしの袋を開けるとうちにある一番大きい耐熱容器に、すなわちラーメン丼に全部入れる。
そしてラップをしてレンジでチン。テレビとかで見るガラスのタッパみたいなのってちょっと憧れるけど買うほどではない。
( ´ー`)「えーっと、500Wで、3分、っと」
ただのもやしでも美味しいけど、個人的には豆もやしが好きだ。豆のほっくりした触感が良い。
( ´ー`)「お、お。きんぴらはもう良い感じかな」 フー フー
( ´〜`)゛「んん〜……うん、うん、うんっ。良い、最高。おれ天才」
.
-
汁気がほどほど飛んできたきんぴらをちょっと味見する。
れんこんはさくっとした触感のまま甘じょっぱく、かつピリッと鷹の爪の辛みが効いている。
こんにゃくも然り、むにむにしたのが口の中に残った濃い味とどんどん合わさって、とにかく良い。うまい。
このまま日本酒いっちゃおうかなって気持ちになってしまう。
2、3個追加で味見をしているうちにレンジがピーピーとおれを呼ぶので迎えに行く。
濡れた台布巾で熱々の丼をシンクに置き、これまた熱々の蒸気が手に当たらないように気を付けてラップを外し、
もやしから出た水が入らないようにきゅうりのボウルに移す。
熱が通ってかさが減り、絡まったもやしをほぐすように混ぜ、
ある程度きゅうりともやしが一緒になったらキッチンペーパーで軽く水気を切る。
一旦これをまな板に避難させてラーメン丼を洗ってからきゅうりもやしを戻す。
備蓄棚からまぐろのツナ缶を取り出す。かつおの方でも良いと思うけど、おれはまぐろが好き。
ツナ缶の油を滴らないくらいに切ると丼に開ける。貧乏性なので菜箸で底をさらってひとかけだって残さない。
あとは味付けだ。基本的に目分量のおれだが、和え物には計量スプーンを使う。和え物失敗すると悲しいからね。
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( ´ー`)「ポン酢とごま油を大さじ1、だし醤油とみりんが小さじ1」
計量スプーンは小さじしか持っていない。小さじを3回入れると大さじ1になる、という知識は大変ためになった。
( ´ー`)「これをまぜまぜすれば、完成」
( ´〜`)「……あー、はい、はい。あー、正解。マジ正解」
くたくたになり過ぎないシャクっとした歯ごたえが良い。もやしの豆が青臭くない硬さで更に良い。
ごま油はゆずポン酢の酸味のおかげで脂っこさが中和されて、あくまで風味だ。
これがまた、だし醬油も入れたお蔭でただのポン酢和えと違ってあっさりにほんのり濃さがプラスされて胃と脳に満足感が走る。
そしてポン酢単品の味付けよりもツナが合う。いりごまがあったのでついでに入れる。
( ´ー`)「ごまって体に良いらしいし」
これにて、つまみの完成である。
だが、本日の本題はテキーラショットなので、再度まな板を準備してライムをくし切りにした。
三角コーナーから柑橘のにおいがするといい男になった気分になる。
.
-
今夜の晩酌。
れんこんとこんにゃくのきんぴら。きゅうりともやしのポン酢タレ和え。
テキーラ。ライム。塩。
きんぴらと和え物を食べながら缶ビールを楽しんで胃をアルコールに慣らす。
おれはおかしい事など言っていない。
いきなり40度の初対面の酒入れたら体がびっくりしちゃうじゃん。
満腹まではいかない十分さを腹に感じてきたところで、テキーラを日本酒のグラスに三分の一注いだ。
( ´ー`)「よくよく考えたらショットした事ないからショットグラスなんてなかったよねえ」
軽く調べてみたところ、塩を舐めて口の中がしょっぱいうちに味わうのではなく一気に流し込み、
即座にライムを噛むのが良いらしい。ビタミンが喉を守るとかなんとか。
即座に、が出来るようにライムの皿の位置を調整する。塩、テキーラ、ライム、のシミュレーションをして、いよいよ本番だ。
-
( ´ー`) ペロッ ショッペエ
( ´ー`) クイッ
( ´⊿`)
::( ´⊿`)::「んおお、ああ〜〜〜」
( ´〜`) ライムッ
.
-
くぅーっと喉から食道を通る熱が分かる。よくよく冷やした酒なのに、白湯でも流したように熱い。
胃は熱を感じない器官だというのに、ぽかぽかと腹が心地良くなる。
( ´ー`)「えっ、うま。え……あま、うま……テキーラって甘いのか……
塩がこれ、つまみだな……」 ペロ...ジュル...ペロ...
( ´ー`)「いやおれ、ライムいらねえな……」 ジュルジュル...ペロ...ペロ...
チェイサーがあった方が良いとも書いてあったのを思い出してビールを間に挟みながら、
気付けば最初の一杯以降はテキーラをちびちび啜り、一度に半分飲んでしまった。
( ´ー`)「ショットってむつかしい」 チビチビ
.
-
( ´ー`)テキーラショットで晩酌するようです
おしまい
食べ物が美味しいって描写難しいですね。ありがとうございました。
-
乙
れんこんのきんぴらは自分も大好きだ
-
間違いがあったので訂正。
>>82
( ´ー`)「えーっと、500Wで、3分、っと」
→正しくは「600Wで、3分」でした。多分500Wでも大丈夫だとは思いますが、一応。
れんこんのきんぴら美味しいですよね。
-
テキーラごくごく民だけど爆速でアイスかき込んで誤魔化してた ライムっていいんだ……かしこくなった
乙!
-
乙です
-
霧と薄荷のやつまたきてくれないかなあ
-
ここって過去ログとかだいぶ前に完結したまとめサイトにある作品のファンアート投下してもいいの?
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全然構わんよ
むしろ見たい
-
見たい見たい
ここか「ブーン系小説感想&絵スレ」のどっちかが適当だと思う
-
そろそろ祭りこないかなーと思ってる
現行は盛んだから、あまり多く準備しなくてもいいプチ企画が合うのかな
集まってわいわいしたい
-
祭りやりたいね
なんか書きたい
-
すごい基本的なこと聞くんですが、ミセ*゚ー゚)リや川 ゚ -゚)の表情を
口元だけ変えたいときってどうすればいいですか?
口を消して変えようとしても口だけ消せずに右目も消えてしまいます。
-
>>99
文章系アプリとかに書いて投下すると良い
ここで直接いじるのは自分も無理だった
-
>>100
ありがとうございます。
アプリ探してみます
-
表情差分を辞書登録するだけでもだいぶ違うぞ。
-
>>102
すみません。
表情差分ってどこで見られますか?
-
表情差分は作品見て気に入ったのをコピペするか自分で作るしかねぇのよな〜。
自分は書き手としてはもう一線引いた身なんで辞書登録もあんま残ってないけど、ヒートを例にするとこんな感じ。
ノパ⊿゚)
ノパ∀゚)
ノハ;゚⊿゚)
ノハ*゚⊿゚)
ノハ ;⊿;)
-
>>104
ありがとうございました!
-
゚
↑これコピペして使える?
-
>>106
出来ました!
ありがとうございます
ミセ*゚ワ゚)リ
-
AAエディタとかはどうなの?
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>>108
Editとアスキーアートエディタを見てみたのですが、アクセス拒否の画面が表示されたり
アスキーアートエディタの方はWordとメモ帳で開いてみたら文字化けしてしまいました。
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フォントの問題だと思うけど昔長音符って左端がやや上がって自然な笑みに見えてたよね
今のミセリとかデフォルトが無表情みたいに見えて悲しい
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2ちゃんもほぼ終焉してもうたね。
今となってはアモーレの人くらいしかあっちで投稿してなかったろうけどやはり寂しくはある。
-
時既に5chですけど
-
ちょっと質問
(十)の原子王モデル子供型ロボットを(+)にするのはあり?
子供型ロボットならいっそ別のAAにしたほうがいい?
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妙案だと思うので前者で読みたい
-
最近ロボットというかアンドロイド流行ってるね
-
ブーン系にもAI革命の時代がきたな
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AAからAIへ
-
投下します
-
川゚ -゚)「超能力って、あるだろう?」
('A`)「うん」
川゚ -゚)「もし、使えたらと考えた事は?」
('A`)「うん、まあ」
川゚ -゚)「中でも、読心術ってかっこいいだろう?」
('A`)「うん……?」
川゚ -゚)「今ちょうど、それを学んでいるところなんだ」
('A`)「どういうことだよ!?」
川゚ -゚)こころを読むようです
.
-
川゚ -゚)っ□「この本で勉強してるんだ」
('A`)「なになに……『これであなたも超能力者〜読心術編〜』?」
('A`)「なんか胡散臭いような……」
川゚ -゚)「普段は、家にあるぬいぐるみで練習しているんだが……なかなか難しくてな」
('A`)「そもそも、物に心ってあるのか?」
川゚ -゚)+キリッ「ぬいぐるみにも、心はあるに決まっているだろう!」
('A`)「お、おう」
川゚ -゚)っ「ほら、このページを見よ!」
('A`)「どれどれ……」
【読心術のやり方】
①目をつぶり、相手の姿を想像する
②そこから深呼吸をする
③相手の顔に言葉や風景が浮かんでくるので考えよう
④思っている事を言い当てたら成功!
('A`)「へ、へぇ〜」
('A`)(でも、読心術って相手の仕草から読むんじゃなかったけ……)
-
川゚ -゚)「そこでだ、ドクオ。私の読心術を試させてくれ!」
('A`)「え、マジで?」
川*゚ -゚)「ほほう、ワクワクしてたまらないって顔だな!」
('A`)「……まあ、半分正解ってところ……」
(*'A`)(ちょっとだけ、楽しみにしてる自分がいる……)
川゚ -゚)「そうか、まだ半信半疑なのか――」
川゚ -゚)っ「よし、ここでひとつ、この子の心を読んでみせよう!」
∩_∩
(☆…●)←うさぎのぬいぐるみ
('A`)(あ、いつもクーが、一緒に寝てるやつだ)
川¯ -¯)「ふむふむ、どれどれ……」
∩_∩
(☆…●)「……」
川゚ -゚)「なるほど! わかったぞ!」
('A`)「おぉ?」
-
川゚ -゚)「どうやら、花を欲しているようだ」
('A`)「花?」
川゚ -゚)「前に、花冠を作った事があるんだ。それで、もう一度作ってもらいたいらしいとな!」
('A`)「へぇ〜すごい」
川゚ -゚)+「これで、ドクオも信じただろう?」
(*'A`)「まあね」
川゚ -゚)「ならば、さっそく読むぞ!」
('A`)「よ、よろしくお願いします……!」
川¯ -¯)「フッー!」
(*'A`)(ドキドキ……)
川¯ -¯)「ハッー!」
(*'A`)(ワクワク……)
-
川゚ -゚)「……ドクオ、もしや――」
川゚ -゚)「ハンバーグを食べたがってるな!」
('A`)「……」
(*'A`)「当たってる……!」
('A`)「……最近、食べれてなかったんだよね」
川゚ -゚) + シャキーン
川゚ -゚)「ふっふっふ、見事に言い当てたぞ!」
('A`)「まさか、本当に使えてたのか……!?」
('A`)「あれは、本物の読心術の本ってこと!?」
川゚ -゚)+「私の読心術に偽りはないぞ!」
-
〜数日後〜
――書店にて
('A`)「それから、クーにご飯誘われたなぁ……」
('A`)「それにしても、あの本、読心術編って書いてあったってことは……」
('A`)っ□「よし、あった!」
『これであなたも超能力〜未来予知編〜』
―終わり―
-
お題:うさぎ、こころ
実は、前スレで5月にお題をもらいました。
ですが、その時では、お話自体がまだ書けていなかったので、ここで投下しました。
投下まで2ヶ月遅れるわ、皆さんを待たせるわですみません……(´・ω・`;)
-
乙で
-
乙
-
待ってた!乙!
-
>>124にちょっとミスがあったので訂正を……
✕『これであなたも超能力〜未来予知編〜』
○『これであなたも超能力者〜未来予知〜』
-
訂正も微妙に間違ってないか
-
>>129にまたミスがありました訂正
✕『これであなたも超能力者〜未来予知〜』
○『これであなたも超能力者〜未来予知編〜』
-
>>129にまたミスがありました訂正
✕『これであなたも超能力者〜未来予知〜』
○『これであなたも超能力者〜未来予知編〜』
-
あ、なんかレスが二つになってしまった……
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祖父役などにテナーやモヒャを使いたいがテンプレにいないから遠慮すべきか?
目立ちたいではなくマイナーAAが好きなんだ
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オリジナルAAとかでも使う人ゴマンといるんだから全く気にせずに使うといいよ
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テンプレにないAAってどこで探してる?マイナーなやつ使ってみたくなった
-
AA長編とか?
-
>>136
https://boon2014.web.fc2.com/birthday/others.html
こういうのとか?
-
好きだよ三月ウサギ
-
AA大辞典Wiki とか
https://w.atwiki.jp/aadic1/index.amp
AA大辞典(仮) とか
(同名のURLがいくつかある)
2ch全AAイラスト化計画 とか
http://riceballman.fc2web.com/frame.html
おすすめ
-
>>138
ここに乗ってる( ・`ー・´)まさし好きよ
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>>138
>>140
ありがとう!助かりました!
-
なんかお祭りしたいなぁ……
物語を生み出したい気分
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たくさん作っていいのよ
-
百物語もそろそろだのぅ
-
夏はやっぱ祭が恋しくなるよな
-
準備に1〜2ヶ月かかるとして9月開催
秋の飯テロ祭り
残暑祭り
色々できるな
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残暑祭りって何ですか?
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残暑しんどいしんどいを吹き飛ばす祭りだよ
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残暑祭りいいじゃん
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あげていこー
-
無いとは思いつつも百物語が開催された時のために話練ってる
残暑祭りってのがやるかもしれないなら夏の終わりによさそうな話も考えとこうかな
-
夏はやっぱホラー読みたいよね
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どれだけの人数が参加するか、いまひとつ不透明だよね
どんな祭りだったら参加したいかどんどん要望を挙げていこう
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現行持ってる人多そうだし、手軽気軽に参加できると良さそうかな?
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大喜利的な祭りとかあったら参加したい
-
ジャンル不問で何書いてもいい闇鍋みたいな祭りなら参加したい
-
んー何かしらお題的なのある方がいいんだけどな
-
聖地有り縛りの遠足祭りとかどうですか
実際にある場所で繰り広げられるストーリーや旅行記転用、推し地の紹介
ファンタジー得意な人には辛そうなので無理にとは言わない
-
遠足祭りいいね
-
妖怪とか不思議な存在が、日常に交わる感じもいいかも。
「日常+ファンタジー」的な……
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とりあえず今ある意見をまとめておきますね。
祭り案
①百物語2023(ホラー)
②残暑祭り(お題縛り無?)
③大喜利祭り?
④ジャンル不問!闇鍋祭り(お題縛り無!)
⑤遠足祭り(実際にある場所で繰り広げられるストーリーや旅行記転用、推し地の紹介)
-
すみません、流れを読まずに投下します
-
川 - -)「……」ゴシゴシ
川 - -)「……」シャワー…
川 ∩∩)「……」フキフキ
川 ゚ -゚)「……」キュッ
川 ゚ -゚)「ふー」カポーン…
川 ゚ -゚)(一人暮らしも飽きてきたな……)
川 - )(あー……、彼氏ほしー)ダラーン
川 - )「……」
川 - )(なんかぬるいな)チラ
川 - )σ(追い焚き……)ポチ
[給湯器]>ピーピピピッピーピピピッ、オフロデ、ヨンデイマス
川 ゚ -゚)σ「あ、間違えた」
-
川 ゚ -゚)ボタンを押し間違えたようです
.
-
川 ゚ -゚)σ「……」ポチ
[給湯器]>オイダキヲ、シマス
川 - )「ふー……」カポーン
トントントン……
川;゚ -゚)そ「!」
川;゚ -゚)「……?」
トントントン……
ヨンダー?
-
川; - )「!!」ゾワッ
川; - )「―――!!」カチャン!
トントンッ
ネエ、ヨンダヨネー? ナンデカギシメチャウノ?
川; - )「……!!!」ガクガク
トントントンッ
ネエ、ヨンダデショ、アケテヨー
トントンッ
ネエッテバー!
トントンッ!!
ナンデアケテクレナイノー?
川; - )(開けちゃだめだ開けちゃだめだあけちゃだめだ……)ガクガク
-
トントントントン!
ネエ、アケテッテバー!
川; - )(だめだだめだだめだだめだ……)ガクガク
トントントンッ!
ネエ! アケテヨー! アケろよお、よんダよねぇえ!!?
トントントンッ!!
あけてよオォオっ!! かぎシめんなヨオオオ!!!
川; д )「―――!!!!!」ガクガク
―――ドンッ!!!!!
川;゚ -゚)そ「!?」ビクッ!
川il д )「……あ」
.
-
ドンドンドン!!!
浴 室 の ド ア の 曇 り ガ ラ ス 越 し に
あけろよおおおおぉぉオオオ
何 か が い る カリカリカリ…
そこニイるんでしょォぉォおおお??? ドンドンドン
こ の 世 の モ ノ な ら ざ る
何 か が
オオオオオオオオおおおおおお
給 湯 器 の ボ タ ン を 押 し 間 違 え な け れ ば
バンッ!!! あけロ
呼 ば れ る こ と の な か っ た 何 か
.
-
.
-
◆
あの後、私は浴室で震えながら一晩を過ごした。
結局、「あれ」は何だったのかは分からない。朝を迎えれば、「あれ」の気配はさっぱり消え去っていた。
私はすぐにあのアパートを解約し、新しい住まいへ身を移した。
引っ越してからも、給湯器のボタンを絶対に押し間違えないよう、自分なりに対策を施して過ごしてきた。
そして、幸いにも心をひらけるパートナーと出会い、子宝にも恵まれた。
-
*(‘‘)*「きゃっきゃ!」ジタバタ
川 ゚ -゚)「こらこら、そんなに暴れたら洗えないでしょ」
*(‘‘)*「ねえねえ、ママー」
川 ゚ -゚)「なあに?」
*(‘‘)*「どうしておふろのボタンを、ひとつ、テープでかくしてるの?」
川 ゚ -゚)「……それはね、ヘリカルがイタズラしないように、貼ってるんだよ」
*(‘‘)*「ふーん……」
*(‘‘)*「……」ベリッ
*(‘‘)*σ「てい!」ポチ
[給湯器]>ピピピピピッ、オフロデ、ヨンデイマス
-
川; - )「何やってんの!!!!」
*(‘‘)*「きゃっきゃ!」
トントントン……
川; - )「!」
―――ママ、ヘリカル、どうした?
*(‘‘)*「あ、パパぁ」
川;゚ -゚)「あー、ごめん、ヘリカルがイタズラしちゃって」
―――そっかそっか、……せっかくだからパパも一緒に入っちゃおっかなー
川*゚ -゚)「もー、何言って……」
川; - )「―――!!」カチャン!
-
*(‘‘)*「えー、なんでかぎしめちゃうの?」
川; - )「パパは出張中……。あれは、パパなんかじゃない……」
―――あれー、鍵かけちゃうなんてひどいなァ
トントンッ
ねェ、アけてよー
*(‘‘)*「ねえ、パパかわいそうだよー」
川; - )「ちがう……」
トントントン
アけてってばー
*(‘‘)*「あけようよー」
川; - )「開けないの……」
トントントン
アけろよー
*(‘‘)*「ママー、あけるのー」
川; - )「開けない……」
-
ドンドンッ!
*(‘‘)*「ママ……」
川; - )「……」
ドンドンッ!
*(‘‘)*「ママってばぁ……」
川; - )「……」
ドンドンッ!
*( )*「ママ……」
*( )*「ねえ、アけてよ……」
川; - )「ひっ―――!!!!!」
アケてよおおおおおおおオオオオおおおおおオオオ!!!!
*(●)*「アケてよおおおおおおおオオオオおおおおおオオオ!!!!」
.
-
以上です。ホラーってオチを付けるのが難しいですね
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風呂入りながら見るもんじゃ無かったな…
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お風呂のボタンって呼び出しボタンあるんだ……呼び出しボタンって何のためにあるの?
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>>178
石鹸が無くなりそうなときとかに同居人に補充を頼んだりするときに使う感じですかね
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乙
ヘリカルの顔怖すぎる
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おつおつ結構好みだったわ
夜読んでたら風呂入れなかったな
>>161
これも面白そう
-
オツ
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161の感じなら、百物語・ホラーに内包できそうね
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昔読んだ作品を探しているのですが…
ラストでドクオがバイクを買ってそれにヤックルと名前をつけて「会いに行くよ、ヤックルに乗って」とキメて終わる作品でした
わかる方いらっしゃいましたら教えていただけると嬉しいです
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>>184
('A`)がコンビニ店員になったようです
http://vipmain.sakura.ne.jp/end/36-top.html
これかな?
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ほのぼのしたディストピア系お題をください
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核戦争で荒廃した世界の中で発見した花の種を育てる話
こんなんどうよ
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>>187
把握した
さんくす
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なんかほんわかする話とか胸がキュッとなる話くれ
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>>185
おおおおおおおお!
まさにこれです!
素早いレスを頂いてたのに気づくのが遅くてごめんなさいm(_ _)m
久しぶりに読めます!
本当にありがとうございました!
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ものすごく素朴な疑問だけど、ここのスレでの書き込みは基本sageのほうがいいだろうか?
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総合はあげてほしいかなぁ
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ageにしないと自動でsageになるんじゃなかったっけ
したらばは違うっけ
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久々にパラドックス読んだけどやっぱりマジで面白いな
完結まで読みたいけど叶わぬ夢なのかね…
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パラドックス読んだことないし読んでみようかな
実は読んだことない有名作、割とあるわ
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作者別まとめみたいなの欲しい
好きな作者の作品大体好きになるから
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古いのだと青ホラにあるね
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mitinkoのが比較的新しいかな?
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どうせなら最近のが欲しいな
まとめサイトじゃなくてもタイトル教えてもらえれば助かるんだけど
誰が何書いてるかみんなわからないよな
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X見ればなんとなく分かるんじゃない?
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冷た
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そういや最近は酉つけて投下している人も少ないよね
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祭りのはい俺とか見ると過去作を挙げてくれてるのあるよね
そういうのもチェックしたらどうかな
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作者別まとめあったらいいな
内容までまとめるのは大変そうだけどタイトルとスレのURL貼るくらいなら作れそうな気もする
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>>204
がんばってね
-
投下します
-
('A`)ボランティアのようです
昨日は5度目の月の墜落。一昨日はイエローストーンの大噴火。
この分だと、今日はそろそろ核弾頭だな。眠い目を擦ってストレッチ。
(・∀ ・)「おい鬱田、授業中だぞ〜」
動きが大きかったのだろう。教室は笑いに包まれる。
俺を笑っていやがる。のんきな連中だ。こんな平和なら意味がない。
('A`)(ったく。誰のおかげで今日があると思っていやがる)
何を隠そう、毎夜のように世界の崩壊を食い止めてるのはこの俺だ。
それも大きな騒ぎにならぬよう、人知れず人知れず。
-
('A`)「お師匠、こんなのやっぱりおかしいぜ」
( ´_ゝ`)「ああ。俺も常々そう思う」
深夜三時、夜の海。
ミサイルの雨は、どうにか宇宙空間に追いやった。
師匠と二人、今日もなんとか乗り切った。
( ´_ゝ`)「この活躍は全世界同時中継されて然るべきだろう・・・」
('A`)「だよな。じゃないとやってられないぜ・・・」
ボロボロになりつつの奮闘が、ほぼ誰にも知られないのは寂しいし理不尽だ。
だから、一仕事終えた後は自然と愚痴り合う。
なに?黙って仕事をするのがカッコいい?そう思ってた時期もあったよ。
だけどもう戦って戦って、守って守って、うんざりしてるんだ。
それでも、仮初の平和を崩さないよう、一線だけは越えない。
それが俺らの不文律だった。
-
『今日も無事で何よりだった。明日もよろしく by師匠』( ´_ゝ`)
家に帰ってスマホを開くと、いつもこのメッセージが入ってる。
だけどお目当てはこれじゃない。
好きなゲームのログインボーナスが、自分へのささやかなご褒美だ。
('A`)「ドゥフフ・・・この有難みが分かるのは俺だけだ・・・」
明け方、登校前の至福のひと時。
しかしアプリを起動すると、信じられない文字が飛び込んできた。
(;'A`)「は?サービス終了?」
(;'A`)「しかも親会社の倒産って・・・」
おそるおそる、他のアプリも確認する。
最悪だ。全滅だ。好みの偏りの弊害が出てしまった。
-
('A`)「ログインボーナスで満足していたからか?」
('A`)「ほとんど課金しなかったからか?」
('A`)「あー・・・億万長者になりて〜」
思えば本来、そのくらいの資格はあるはずだ。
なのに友達も彼女もいない、挙句の果てには笑われる。
好きなゲームを救う事すら許されない。
('A`)「・・・そういや、今日の体育ドッジボールか」
('A`)「昨日ミサイル投げすぎて、もう肩上がらねぇよ・・・」
テレビをつけると、好きだった声優が電撃結婚していた。
パソコンを見ると、お気に入りの漫画が最終回。
悪い事がこうも重なるものか。
きっと今日、学校に行ったら、好きなあの子が手でも繋いでいるのだろう。
そうだ。絶対そうだ。もう知らん。
俺は、再び毛布にくるまった。
-
(-A`)「・・・・・・ん〜」
(-A`)「なんだ・・・騒がしいな」
一体どのくらい寝たのだろう。
まだまだ眠い。今何時だ?地鳴りのようなサイレンが聞こえる。
('A`)「よっ・・・こいしょ」
重たい体を無理やり起こしてテレビをつける。
窓の外は真っ暗だ。どこの局もニュースをやっている。
それも緊急速報だ。
('A`)「あーあー。俺が行かなかったからか?」
('A`)「そんなんで滅びる世界なら滅びちまえ」
('A`)「しかし、どんな災害なのかな・・・」
あのお師匠でも手に負えないとなると、よほどの事だろう。
意味もなくチャンネルを回し、美人のアナが映った所でストップする。
-
ξ゚⊿゚)ξ『繰り返しお伝えします』
ξ゚⊿゚)ξ『こちらが、先ほど海洋に現れた巨大な未確認生物です』
ξ゚⊿゚)ξ『現在、アメリカ軍が指揮を執り、撃退を進めている様子ですが』
ξ゚⊿゚)ξ『・・・あっ!中継が繋がったようです』
ξ゚⊿゚)ξ『それでは現在の様子をご覧ください・・・』
アナウンサーの言う未確認生物は、だれがどう見ても「怪獣」のそれだった。
まるでフィクションのような現実。
(;'A`)「おいおい、嘘だろ・・・」
よく見ると、怪獣の背中の先に、見慣れた人が立っている。
何か叫んでいるようだが、まるで聞こえない。
('A`)「とりあえず現場に向かうか」
良く寝たせいか、体が軽い。
軽く伸びをした後、俺は部屋を飛び出した。
-
ノパ⊿゚)『この未確認生物、先ほどから何発もミサイルが命中していますが・・・』
ノパ⊿゚)『どうも、全く効果がありません!』
ノパ⊿゚)『こうしている内にも、怪獣は陸地に向かってその歩を進めています』
ノパ⊿゚)『あっ、今、毒ガス兵器が投入されたようですが』
ノパ⊿゚)『一瞬で全部吸い込まれてしまいました!』
ノパ⊿゚)『もはや、人類に打つ手は無いのでしょうか・・・!』
いつのまにか、アナウンサーはニュース担当からスポーツ担当に代わっていた。
それはどこの局もそうだった。破滅へのリアリティに対抗する、精一杯の術。
( ´_ゝ`)「ふふ・・・頃合いかな〜」
その様子を怪獣に乗り、ラジオ越しで楽しむは、他でもないお師匠だ。
彼もまた、ログインボーナスを楽しみに日々を凌いでいた者だった。
-
せめて弟子と、悲しみを共有していればどうだったか。
約束の時間に誰も現れず、糸が切れてしまったのだろうか。
( ´_ゝ`)「さあ、人類よ、刮目せよ!今日だけでいい!」
(# ´_ゝ`)「この俺、流石兄者が世界を救う所をとくと見よ!」
雷鳴と共に、またもミサイルが命中する。
効かない事など分かっていても、祈りのこもったミサイル弾。
果たして、積もりに積もった思いが通じたのだろうか?
(>(エ)<)「グオオ・・・」
前進を続けていた歩が、ゆっくりと止まる。
(-(エ)-)「グオオオオ・・・」
そして山が倒れるように、怪獣は海へと沈んでいった。
もがいて暴れることもない。立ち止まってから10秒ほどの、あっけない最期。
-
ノハ *゚⊿゚)『これは一体どういうことか!?』
ノハ *゚⊿゚)『人類の叡智の勝利でしょうか!?』
ノハ *゚⊿゚)『・・・アインシュタインは間違っていなかった!!』
ノハ *゚⊿゚)『アルフレッド・ノーベルの発明も!!』
ノハ *゚⊿゚)『今日、この時のための下敷きだったのでしょう!!』
中継を見ると、ミサイルの着弾が決め手のように映っていた。
怪獣の動きが止まった瞬間、一体どれほどの人が希望を胸に抱いただろう。
( ´_ゝ`)「・・・・・・余計な事しやがって〜」
('A`)「お師匠。俺を差し置いて何やってんだよ」
実際の決め手は、着弾に合わせたドクオの必殺キック。
うまく爆風に紛れ、彼の姿はまるで映っていなかった。
-
怪獣が倒れ、一夜明け。
お師匠の家に乗り込むと、部屋一面、空いた酒瓶だらけだった。
('A`)「・・・・・ひどい有様だな」
(;;´_ゝ`)「オエ〜」
ゲロを吐きつつ、師匠はわざとらしく正座に居直る。
はぁ。こういうのは問い詰める方も気が重いが、仕方ない。
('A`)「目立ちたいから、わざと災害を表に出したのか?」
(; ´_ゝ`)「ん〜〜〜」
('A`)「それが大人のやる事かよ・・・」
(;;´_ゝ`)「オエ〜〜〜」
('A`)「ゲロでごまかさないでくれ!」
(; ´_ゝ`)「いや本当に・・・うぷっ」
-
酒の匂いとゲロの匂いが混じって、俺も鼻の奥がツンとしてくる。
(;;´_ゝ`)「オエ〜」
( ゚A ゚)「オロロロロロロロロ!」
(;;´_ゝ`)「オエ〜」
( ゚A ゚)「ゴボボボボボボ!」
気が付けばお師匠と二人、貰いゲロのループに嵌ってしまった。
もはや対話どころではない。それでも言葉を絞り出す。
(;'A`)「オエ・・・俺、実は正直、ちょっとスッキリしたんだよ」
(; ´_ゝ`)「オエ・・・んん?」
('A`)「師匠が自分勝手してるの見てさ」
( ´_ゝ`)「・・・・・・ダメだ。昨晩の記憶がない」
(;'A`)「は?あの時点で酔ってたのか?」
( ´_ゝ`)「ヤケ酒しつつも災害現場に向かったとこまでは覚えてるんだけど・・・」
-
('A`)「なんだそれ。おかげで世界は大迷惑だよ」
( ´_ゝ`)「そうか〜そうだったのか〜」
('A`)「ったく。大人はいいなぁ。都合悪い事は都合よく忘れられて」
( ´_ゝ`)「はっはっは。お前も飲むか?」
('A`)「・・・飲めば、昨日の師匠みたいになれるのか?」
( ´_ゝ`)「だーかーら!昨日の自分を覚えてないのさ」
俺は無言でテレビをつける。
やはりどの局も、昨日の怪獣についての大報道。
( ´_ゝ`)「なんと!しくじったのか!」
('A`)「・・・・・・本当か?」
-
( ´_ゝ`)「・・・いや。俺の性格だからな、多分わざと逃がした」
('A`)「反省は?」
( ´_ゝ`)「半分してる」
('A`)「もう半分は?」
( ´_ゝ`)「よくやった!」
(;'A`)「・・・・・・はぁ」
( ´_ゝ`)「・・・呆れたか?」
('A`)「呆れたよ。呆れすぎて笑えてくる」
( ´_ゝ`)「・・・今の俺はまだ酒が入ってるから笑えるが」
( ´_ゝ`)「お前はシラフで笑えるんだな、今のうちだぞ〜」
-
よく分からない脅しを受けたが、何を言ってるのか。
お師匠のネジの外れっぷりを見て、俺もすでに数本空けているのだ。
( ´_ゝ`)「んん?なんだお前、よく見たら顔赤いじゃないか」
( ´_ゝ`)「どれ、アルコール検査だ、息を吐け」
( ゚A ゚)「ふーーーーーーーーーーーー!」
(; ´_ゝ`)「んんんん・・・酸っぱい匂いだな!」
('∀`)「あっはっはっは!」
( ´_ゝ`)「そうだ、お前今日、学校は?」
('A`)「休みだよ。お師匠のおかげで」
( ´_ゝ`)「そうかそうか」
思えば、お師匠とこうして話すのはいつぶりだろう。
積もる話もあったりなかったりで、つい話し込む。
そして気が付けば夕暮れ。そろそろ災害準備に移る時間だ。
-
( ´_ゝ`)「さて・・・酔いも醒めてきたな」
('A`)「うぷ・・・まだちょっとクラクラするぜ」
( ´_ゝ`)「それでも、世界のためにサボる訳には行かない」
('A`)「だよな。昨日はゴメンな」
(; ´_ゝ`)「それはいいが・・・うう・・・冷静になると昨日の自分の失態が・・・」
(;'A`)「あ!何また飲んでるんだよ」
( *´_ゝ`)「ぷはぁ」
('A`)「ったく・・・こうなりゃ俺も!」
(*'∀`)「ぷはぁ」
( *´_ゝ`)「それじゃあ行くか!」
(*'∀`)「おう!」
-
ξ゚⊿゚)ξ『昨夜に続いて緊急ニュースです』
ξ゚⊿゚)ξ『酔っ払いの男二人が、何やら喧嘩をしている様子ですが』
ξ゚⊿゚)ξ『周囲への影響が凄まじく、周辺数100k㎡の町は既に瓦礫の山と化しています』
ξ゚⊿゚)ξ『このまま喧嘩が激化すると、世界規模の災害になる見通しです・・・』
ξ-⊿-)ξ『また、昨日のように、ミサイルが救世主になってしまうのでしょうか・・・』
-
おしまい
途中からお酒が入ってすみません
-
乙です
-
乙乙
-
祭りの話は流れたのか?
-
暑さでみんなへばってるかもねぇ
-
結局は舵取り役が現れないと進みませんし…
周りがいくらやりたいと声だけ挙げてもね
-
主催って何するの?
-
ドクオが「神は死んだ!」ニチェ ってボケ?をしてる作品ってなんだっけ…
ふと頭によぎって10年以上振りにブーン系に戻ってきたんだ 読みたすぎる
-
こんにちは。「ビブーンリオ2」の主催だった者です。
あの企画より若干緩い運営でも良ければ(←ここ傍点付きで)主催を引き受けさせていただきますが、いかがでしょうか。
ひとつの案として「ブーン系 食と旅の秋祭り」というのを考えています。
先に挙がっていた「飯テロ祭り」と「遠足祭り(>>159)」を合わせた企画です。
「食」部門では、美味しい食べ物が登場する物語を、
「旅」部門では、実際にある場所で繰り広げられる物語・魅力的な場所の紹介作品を募集します。
両方の部門に同時に参加してもOK!
イラストの参加も大歓迎!
投下は9月23日(土)午前0時0分〜10月10日(火)午前6時0分。
メインスレッドには30レスまでの作品を投下可、ながら不可。
個別スレを立てる場合はレス数無制限、ながら可、本スレに投下報告をすること。
投票はたぶん無し。その場合は投下期間後に、感想や支援絵を募集する期間を設けます。
検討はまだまだ不十分なのですが、百物語のような流れで、お手軽に参加できるまったり企画のイメージでいます。
こんな方向性でよければ、準備スレを立てようと思います。ご意見募集中!
-
>>230
先輩、ようこそお帰りなさいませ。流れをぶった切ってしまってすみません。
どうぞゆっくりしていってください。
-
ありがたい
いんじゃね?
個人的には投票あったほうがやる気でるけども
-
おつおつ
ありがとう
がんばって
-
飯テロ+遠足いいね
ホラー練ってた人も実在の場所に絡めればいけそうな感じね
-
最近の祭りでは投票なかったから久しぶりにやると盛り上がりそうだけど主催者負担的に難しいのかなやっぱ
-
よく知らんけどあの投票システムの管理は面倒臭そう
-
投票の代わりに、Googleフォームを用いて、全作品を対象とした感想アンケートのようなものを行おうかなと思っています。
投票数無制限の投票(記入任意のコメント欄付き)というと伝わりますかね?
今回は「参加者も主催もお手軽な企画」として、百物語をモデルに考えていました。
感想会を設けたり、「食べてみたくなったもの」「行ってみたくなったもの」を作品名と関連付けて挙げてもらったりしても楽しいかもしれませんね。
(できたら10分絵祭りのようなこともしたいですが、私が土日に張り付けるか怪しい……)
一方で、投票の存在が作品を洗練させるモチベーションになるというのも理解できます。
この「感想アンケート」と「投票・ランキング」。参加者の目線からどう見えるかご意見いただきたいです。
作品に対するフィードバックを募る機会は、なるべく設けて行きたいと思っています。
-
上手な感想を書けない自分としては投票は「好き」の意思表示として便利だったかな
ともあれ、お手軽な企画って所は大事だと思うし感想アンケでも十分
-
祭り楽しみ、主催ありがとう!頑張って!
あと、台詞のお題を一ついただいていいだろうか。
-
>>231
最高だよ!マジ感謝!一緒に盛り上げようね!!
>>240
お題:「お前にはまだ早い」
-
皆さん反応ありがとうございます。
祭りのテーマはこの方向性で進めて行って良さそうですかね。
準備スレを立てるのにもうちょっとかかりそうです。すみません。
取り急ぎ補足をば。
実在する地名・施設・建築物などを小説・イラスト内で使用する場合は、
名誉棄損や営業妨害に当たらないよう、十分に気を付けてください。
「千葉県したらば市ファイナル高校」のように、実在の名称と架空の名称が同時に出てきても、「旅」部門の参加作品として認められます。
このとき「千葉県」の名称を、その魅力を語るという必要性をもって、登場させるようにしてください。それが共感につながるでしょう。
名称や描写をどの場合に使うべきでないのか、主催でも調べていますが、皆さんもご了承のうえで作業いただければと思います。
-
主催無理せず頑張れ
>>243
お題ありがとう
「お前にはまだ早い」
https://imgur.com/a/1Rv5mJ5
-
投下します
-
(-_-)
ヌチュ...ヌチュ...
チュポ...チュポ...
('A`) ヌチュ...ヌチュ...
(-_-) 何をしてるんです……? これは
('A`)
('A`) 見りゃ分かるでしょ
('A`) 糠に釘を打ってるんですよ
(-_-)
(-_-) 抜いてもいるようですが
('A`) 抜いてもいますね
(-_-)
(-_-) はぁ……? なるほど?
-
(-_-) こちらの部署ではずっとこういう作業を行っているわけですか?
('A`) まあ そうですね
(-_-) 何の意味があるんですか?
('A`)
('A`) 知らんのですか?
(-_-) ……存じ上げませんね
('A`)
('A`) ん〜〜……
('A`) FJIからの指示でこういう事をしてるんですよ
(-_-)
(-_-) 業務の意図 というのは?
('A`) さあ
('A`) 聞いてませんね 私も
(-_-) ……
-
(-_-) とりあえず 今日から よろしくお願いします
('A`) お願いします
('A`) ヌチュ...ヌチュ...
('A`) チュポ...チュポ...
(-_-)
(-_-) ヌチュ...ヌチュ...
(-_-) これで良いんですかね?
('A`) ああ……はい
(-_-) チュポ...チュポ...
(-_-) これで……?
('A`) いいんじゃないっすかね……
(-_-)
(-_-) ヌチュ...ヌチュ...
('A`) ヌチュ...ヌチュ...
-
キンコンカンコーン
('A`) カポ
('A`) お疲れ様です
(-_-) あ はい
(-_-) お疲れ様です
('A`) ガチャ
(-_-)
(-_-) 蓋を閉めるのか……
(-_-) カポ
(-_-) ……
(-_-) お疲れ様です
(-_-) ガチャ
-
(-_-) ガチャ
(-_-) おはようございます
('A`) おはようございます
('A`) チュポ...チュポ...
(-_-)
(-_-) ちょっと……聞きたいんですけど
('A`) はい?
(-_-) この……プロジェクトっていうか 仕事は
(-_-) いつ、終わるんですかね?
('A`)
('A`) 聞いてないですね
(-_-)
(-_-) そうですか ありがとうございます
('A`) ヌチュ...ヌチュ...
(-_-)
(-_-) ヌチュ...ヌチュ...
-
(-_-) ガチャ
(-_-) ただいま
ミセ*゚ー゚)リ おかえり
ミセ*゚ー゚)リ ……
(-_-)
(-_-) 姉さん……何か 言いたそうだね
ミセ*゚ー゚)リ 言うかどうか迷ったんだけどさあ
ミセ*゚ー゚)リ ヒッキー 最近くさいよ
(-_-)
ミセ*゚ー゚)リ 別にそこまで嫌な匂いじゃないんだけど
(-_-) うん……
ミセ*゚ー゚)リ 何してるわけ? 新しい部署で
(-_-)
(-_-) 糠に釘を打つような仕事だよ
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ そういうんじゃなくて
(-_-) ……
-
(-_-) ヌチュ...ヌチュ...
(-_-)
(-_-) チュポ...チュポ...
(-_-)
(-_-) グチュッ!
(-_-) ん……?
(-_-) グ...
(-_-) グググ...
(-_-)
(-_-) 抜けなくなった……?
(-_-)彡
('A`) ヌチュ...ヌチュ...
('A`) チュポ...チュポ...
(-_-)
(-_-) ま いいか
-
(-_-) ガチャ
(-_-) おはようございます
('A`) おはようございます
(-_-)
(-_-) あれ 何か……汚れてますね
('A`) 糠ですよ
(-_-) 誰かこぼしたんですか?
('A`) だといいんですがね
(-_-)
(-_-) いたずらか何かですか?
('A`) いや まあ
('A`) そう 見えなくもない ですが
(-_-) ?
-
(-_-)
(-_-) あれ 私の机から
(-_-)
(-_-) 私のぬか床から
(-_-) 『何か』が出て行ったんですか?
('A`)
('A`) そう見えますよねえ
(-_-)
(-_-) こういう事態は想定されてるんですか?
('A`)
('A`) さあ……
(-_-)
(-_-) 掃除してもいいですか
('A`) あ 手伝いますよ
(-_-) どうも
-
(-_-) ヌチュ...ヌチュ...
(-_-) チュポ...チュポ...
('A`) ヌチュ...ヌチュ...
('A`) チュポ...チュポ...
('A`) そういえば このプロジェクト 打ち切りになるらしいですよ
(-_-)
(-_-) へえ……
(-_-) 何かその言い方だと 目指すべきゴールがあったみたいですけど
('A`) そうみたいですね
(-_-)
(-_-) 『あれ』って問題だったんですかね? 成功だったんですかね?
('A`) ははは……
('A`) どうなんでしょうね
('A`) ヌチュ...ヌチュ...
(-_-)
(-_-) ヌチュ...ヌチュ...
(-_-) チュポ...チュポ...
-
終わりです
ありがとうございました
仕事辞めたいです
-
乙
なんか薄気味悪くて好き
-
お待たせしました。準備スレが立ちました!
いろいろとありがとうございます。どうぞよろしくね。
秋祭り2023 準備スレ
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1692463155/-100
-
投下乙。ギャグかな?と思ってたら随分と不穏な何かだったな……
そして祭り準備も乙
-
音的にエッチな話だと思ったのに…
薄気味悪くてよかった
-
>>243
続きは!?続きはないんですか!!?
-
>>257
祭りだやっほーい!
-
>>230
流れ切って悪いんだが、これって誰かわからない?
なんかしょーもなくて俺も気になっちゃったよ
-
同じく気になるとしか言えない
悔しい
-
調べたけど探せんかったわ
と言うか鯖落ち復旧したのね
-
投下します!
-
その店は駅裏の静かな場所にあった。
オフィスビルが立ち並んでいるせいか、裏通りは表と違って静かだった。
午後九時を回った今では通行人もほとんど見かけない。
その店を見つけたのは、本当に偶然だった。
ただ歩いていて、なんとなく視線を向けたらそこにあった。壁に取り付けられたイルミネーションが目を引いたせいかもしれない。
一階建ての小さな建物。窓がないため中の様子は伺えないが、雰囲気的にバーかな、と思った。
都合が良かった。
空腹感はあまりないものの、一応腹に何か入れておきたい。何より酒が飲みたかった。
『Open』と札の掛かった扉を押した。
-
『あらたさん』のようです
.
-
( ・∀・)「いらっしゃいませ」
中は外観通りこぢんまりとしていた。
建物と同じように木造の作りで、薄暗い店内にポツポツと明かりが灯っている。
右側のカウンターにバーテンダーが一人。左には丸テーブルが置かれ、何人かの客が楽しそうに話している。カウンターはかなり小さく、どうやら丸テーブルがメインのようだった。
( ・∀・)「お客様、当店は初めてですね? 当店は相席が前提のバーとなっていますが、よろしいですか?」
( ^ω^)「相席?」
( ・∀・)「お一人がご希望でしたらこちらのカウンターでも構いませんが……」
( ^ω^)「うーん……」
変わったバーだな、と思った。
そういえば相席居酒屋なんてものも聞いたことがある。近頃は相席が流行っているのだろうか。
-
若干戸惑いはあったものの、結局僕は相席を了承した。
初対面の人と話すのは嫌いじゃなかった。
( ^ω^)「こんばんは。僕もいいですかお?」
ξ ゚⊿゚)ξ「こんばんはー」
('A`)「どうぞ、どうぞ」
ζ(゚ー゚*ζ「こっち空いてますよー」
先客の三人は優しそうな人達で、温かく迎え入れてくれた。
テーブルにあったつまみを薦められ、ありがたく頂戴しながら酒を飲む。
-
( ^ω^)「え、じゃあ三人も今日が初対面なんですかお?」
('A`)「そうですよ。まぁ俺は何回か来てるし、店自体は初めてじゃないけど」
ξ ゚⊿゚)ξ「私も結構来てます。でも会うのは初めてですね」
( ^ω^)「へえ。すごく盛り上がっていたから、元から友達なのかと思ってましたお」
ζ(゚ー゚*ζ「私も最初それ思いましたー」
僕の隣に座る女性は、僕と同じで初めて来たらしい。
ただ一つ違うのは、僕のようにふらりと立ち寄ったわけではなく、予め調べて来たということだった。
-
ζ(゚ー゚*ζ「やっと来れて嬉しいなぁ。ずっと来てみたかったんですよ〜」
( ^ω^)「ここ、そんなに有名なんですかお?」
ζ(゚ー゚*ζ「万人が知ってるってわけではないんですけど、一部では有名ですよ!」
( ^ω^)「ふーん……?」
『一部では有名』という言葉に、少し違和感を覚えた。
確かに雰囲気は悪くない。だけど酒も料理も、特別話題になるような美味しさではない。
マスターは黙々と皿洗いをしてばかりで話術が凄いというわけでもなさそうだ。
やはり相席という形態がウケているのだろうか。婚活とか恋活とか、そういう目的で来ている人が多いとか?
-
( ・∀・)「ああ。そろそろ『あらたさん』が来る時間だ」
ふいにマスターが声を上げた。
その瞬間、和やかだったテーブルの空気が一転、賑やかな様子になった。
ζ(゚ヮ゚*ζ「『あらたさん』! やったぁ!」
(*'A`)「おー、やっとか」
ξ* ゚⊿゚)ξ「楽しみですね」
三人は僕そっちのけで盛り上がり、マスターは洗い物を止め椅子に腰掛けている。
『あらたさん』? 荒田さん? 誰だ。常連だろうか。
-
( ^ω^)「ええと、『あらたさん』って……?」
ζ(゚ー゚*ζ「あ、そうか。知らないんですよね」
ξ ゚⊿゚)ξ「えーと、簡単に言うと、私達は今から寝たふりをしなくちゃいけないんです」
( ^ω^)「え? でも常連の人が来るんですよね?」
ξ ゚⊿゚)ξ「うーん、ていうか、『人』じゃないんで」
( ^ω^)「は?」
( ・∀・)「皆さん、準備をお願いします」
-
マスターに促され、僕達は椅子の背もたれに凭れ掛かった。
例えるならバスの移動中に寝入ってしまったような体勢だ。
困惑する僕をよそに三人は楽しそうな様子で、特に隣の女性は興奮が抑えきれないのかクスクスと笑っている。正面の二人は常連なだけあって落ち着いているが、含み笑いを浮かべていた。
('A`)「寝息を立てるとか、できるだけ熟睡してる風にしたほうがいいですよ」
それきり皆目を閉じて押し黙った。
わけがわからないまま、僕も目を閉じた。
-
それからしばらくして、出入口のほうから扉の軋む音が聞こえた。
いつの間にかBGMも消えた店内で、ゴツ、ゴツ、と鈍い足音が近付いてくる。
重いブーツを引きずっているような音だった。この人が『あらたさん』だろうか。
何故寝たふりをしなければいけないのだろう。
単純に見てはいけないということか。それとも寝た『ふり』だとバレたらまずいのか。
いや、そもそも『あらたさん』とは何者なのだ。
( -ω-)(薄目を開けるくらいならバレないかも……)
そう考えた瞬間、僕の脳内を見透かしたように「ゴツッ!」と大きく足音が鳴った。
-
いる。すぐ近くに。というか隣に、立っている。
まだ目を開けていないのに、視界は暗闇に閉ざされているのに、何故かわかってしまう。
今、隣から顔を覗き込まれている。
全身から汗が噴き出した。
薄目なんて到底無理だった。早く終われ、早く去れ、どこかに行ってくれ。それしか考えられない。
目を固く閉じて、必死に寝息を立ててやり過ごした。
祈りが通じたのか、足音が徐々に離れていく。
一周、というよりも狭い店内では往復、というような動線で、奥の壁まで歩いた『あらたさん』は再び出入口に向かっていった。
幸いにも、今度は僕の横で立ち止まることはなく、最初と同じように扉が軋む音が聞こえた。
-
僕は情けなくもしばらく目が開けられなかった。
マスターが椅子を片付ける音、正面の二人が話し始めたことを確かめてから、恐る恐る目を開けた。
ξ* ゚⊿゚)ξ「今回も来ましたねー、『あらたさん』!」
(*'A`)「この緊張感たまらないですよねえ」
(; ^ω^)「……」
店内にクラシックが流れ始める。マスターが洗い物を再開して、テーブルでは会話に花が咲き、また和やかな雰囲気に戻っていた。
それが却って不気味だった。先程のあれはなんだったのか。一体何が起きたのか。疑問が多すぎて言葉にできなかった。
-
ξ ゚⊿゚)ξ「あっ」
( ^ω^)「え?」
ζ( ー *ζ
正面の女性が声を上げる。つられてその視線を追うと、隣に座っていた女性がふらりと傾いていた。
僕が手を伸ばすよりも先に、女性は床に転がり落ちてしまった。
-
ζ(゚q゚*ζ「アアアアア、オ゛ァァ、ンーーーッッ!!」
(; ^ω^)「ひっ!?」
('A`)「あー、やっちゃったか。マスター、一人出たよー」
( ・∀・)「はい。すぐに呼びますね」
(; ^ω^)「ちょ、えっ、何!? この人大丈夫ですかお!?」
ζ(゚q゚*ζ「オェ゛ッ」
床で悶えていた女性が大きく痙攣した。ごろりと体を反転させて、口から『何か』を嘔吐する。
最初は吐瀉物かと思った。だけどそれはもっと固形で、サラサラしていて、放射線状に広がっていった。
砂だ。
-
ξ ゚⊿゚)ξ「あ、でも砂の量は少ないですね。そこまで気に入られたわけじゃなさそう」
('A`)「これなら大丈夫そうですね。つい見たくなっちゃったんだろうなぁ、一見さんだとたまにあるんですよねえ」
( ・∀・)「今呼びましたので、じきに着くと思います。申し訳ありませんが、皆様はお早めにお引き取りを……」
いつの間に救急車を呼んだのだろう。電話をしている声なんて聞こえなかった。
それとも僕が混乱していて聞き逃しただけだろうか。
-
女性はいまだ床に這いつくばったままで、嘔吐は収まったものの不規則に痙攣を繰り返している。
いくらマスターがいるとはいえ置いて帰るのはどうかと思ったが、急き立てられるように外に出された。
( ^ω^)「あの、お会計がまだ……」
( ・∀・)「大丈夫です」
大丈夫って何が。そう聞き返す前に扉が閉ざされた。
呆然と扉の前で立ちすくむ。気が付けばあの二人の姿はなく、通りはしんと静まり返っていた。
-
あれは一体なんだったのだろう。
わからないことだらけだ。あの店も、マスターも客も、『あらたさん』なる存在も。
あの女性は大丈夫だろうか。随分苦しそうに砂を吐いていたけれど。
二人の会話から察するに、『あらたさん』に気に入られると砂を吐いてしまう、ということだろう。
であれば、あの時感じた視線は、僕ではなく女性に向けられていたものだったのか。
( ^ω^)「……あー」
床に放り投げたままの鞄に気付いた。
そうだ。明日も仕事だ。寝る前に準備をしておかなくては。
-
どれだけ考えても何一つわからない。
ただ一つ確かなのは、あの店にはもう行かないほうがいいということだけだ。
( ^ω^)「あ」
指に力が入らなかったせいで、チャックを開けた瞬間、鞄を手放してしまった。
横に倒れた鞄から、大量の砂がフローリングに散らばった。
-
投下は以上です。
最近こういう夢ばかり見るので、伝染すればいいなと思って書きました。
ありがとうございました!
-
乙!
面白かった!
-
乙あ
-
乙!
夢に出てきそう…
-
乙
言われてみれば夢っぽい雰囲気
良いホラーをありがとう
-
砂の性質であらたさんがどこ属性の化け物なのか分かりそう
-
10年くらい前にROM専でブーン系にはまっていたけど、だいぶご無沙汰で
久しぶりに見たら、活動は続いているしまとめサイトも結構残っていて
お祭りもあるから、この機会にひとつでも作品書いてみたいなって思ったんだ
それで相談なんですが、MacかiPadでブーン系書いている人いますか?
アドバイスがほしいです
windowsから乗り換えちゃったので、顔文字やAAの文字化けが心配で(;^ω^)
-
俺Windows
祭参加者は貴重だからスレ上げとくぞ
誰か答えてやってくれ
-
もしくはテストスレに心配なAA一覧上げといてくれ
後で俺が確認しておくよ
-
>>292
ご親切にありがとう
そう言ってもらえて助かる
とりあえずMacのメモアプリで文章だけ書いて後で顔文字入れてみる
一応ほかのジャンルで同人小説書いていたけどブーン系には独自の個性があって
実際のところ俺が書けるかはわからない
だから失踪するかもしれないけどせっかくだから挑戦したいなと思ったんだ
ほんとうにありがとう
だからもう別の話題に移ってかまわないです
-
閲覧注意ってこっちに投下して良いですか?
-
>>294
いいよ
-
投下します
-
白い床に何か黒いものが見えた。
( ^ω^)「げ」
出たのである。
あの、忌まわしき滅ぶべき憎く醜い生き物が、風呂場に侵入していたのだ。
-
( ^ω^)「」
私は奴が飛び立たない事を心から祈りつつ、奴に対しての強力な武器を取りにそろりそろりと風呂場を出た。
丸腰で奴に挑むのは自殺行為にも等しいものである。
-
支援
風呂場が1番やべぇ
-
そりゃあ、奴も裸一貫であるから、丸腰の方が公平ではあろう。
だがしかし、奴には羽がある。
ぶうんとちょっとこちらの方に飛んで、顔にでも貼り付けば、こちらこそひっくり返って頭を打って死ぬであろう。
死因がゴキブリであるなど、末代までの恥である。
-
私がよっぽどの汚部屋の住人であったなどと誤解されてしまうかもしれない。
またそれ以前に気持ち悪い。
私には文明の利器を使ってでも、奴に勝たなければならない理由があるのだ。
-
( ^ω^)「」
私はまた武器を携えそろりそろりと風呂場に戻った。
奴は先程とはちょっと、ずれた位置でじいっとしていた。
私はこの好機を逃さんとばかりにキンチョールを思い切り吹きかけた。
-
10秒ほど吹きかけると奴はひっくり返ってバタバタと駄々っ子の様に暴れていた。
また10秒ほど吹きかけると少しばかり動きが鈍くなって脚はうねうねといった動きになった。
まだ安心は出来ないので、もう10秒ほど吹きかけた。
まだ動いてはいるものの、随分と動きが鈍くはなった。
うにょうにょといった感じだろうか。
-
この位になると、私にも奴を観察する余裕というものが出来た。
体は変に平べったく、光を不気味に反射していて、脚に何かギザギザがついている。
やたら長い触角がまだよたよたと力なく、湿った床を叩いていた。
-
私はどれか一つでも改善すれば奴が嫌われる機会は減るのでは無かろうかとか、何故奴がこれ程の嫌悪感を人に与えるのかの原因はなんだろうかといった、至極くだらない事を考えつつ奴をトイレに流した。
まだ微妙に蠢いていた奴は、箸に挟まれていても最後まで蠢きを止めることはなかった。
奴は白い便器の暗い穴の中へ吸い込まれていった。
私は奴をトイレに流す際、菜箸を使った為に奴の蠢きが箸を通して伝わった事への後悔と本来ならば奴など摘む事無く一生を終えるはずであった菜箸への未練と罪悪感を抱えながら、最小限で風呂を済ませた。
-
それは夜中に目が覚めて少しの事であった。
-
私は尿意を覚えたので、トイレに行くこととした。
( ^ω^)「……」
-
( ^ω^)「」
寝起きでふらふらとした足取りで、
私は、ベッドから降りた。
そして一歩踏み出した時、
-
みぢぃっ
-
私は嫌な感覚を覚え、足の裏を見た。
-
終わりです
ありがとうございました
-
閲覧注意つけ忘れました
マジですみません
-
乙です
夜になんとも恐ろしいもんを読んでしまった
-
オツ
-
乙
菜箸で摘んだ感覚、踏んだ感覚とリアルに想像できる場面チョイスが凶悪
-
乙です
-
虫嫌いの自分にはどのホラーよりも怖かった、乙
-
投下します
-
( ・∀・)「はぁ美味しかった」
社食は安くて美味い。弊社の自慢なんてそれくらい。
しがない中小企業。それでもなんとかやっている。
( ・∀・)「今日の日替わりサバの味噌煮だと思ってたけど、麻婆豆腐定食も美味かったな」
食器を片付けようと席を立つ、瞬間
パキリ。
( ・∀・)「ん?」
小さい、何かが弾けるような音が聞こえ、ついそちらに目をやる。
-
っ('、`*川
っ('、`*川"ゴクン
( ・∀・)(…くすり)
錠剤を出す音は案外響くのだと知った。
何粒か出したそれを手のひらに乗せ、そのまま口に入れ飲み込む女子社員。
( ・∀・)(女性は色々あるんだろうな、そーいや元カノも食後になんか飲んでたし)
まじまじと見てしまったのを隠すように顔を背けた。
音に反応したからとは言え凝視し過ぎた。
-
( ・∀・)「ん」
パキリ
っ(゚、゚トソン
っ(゚、゚トソン"ゴクン
パキリ
っζ(゚、゚*ζ
っζ(゚、゚*ζ"ゴクン
パキリ
っ川д川
っ川д川"ゴクン
-
(;・∀・)(な 何……)
至る所で女子社員が薬を飲んでいる。
なんかそういうものなのか?それにしても皆同じ時間帯に一斉に飲み出すから異様さが際立っている。
パキリ
( ・∀・)「あ」
(-@∀@)ヾ
(-@∀@)ゴクン
(;・∀・)(お、男も??)
-
パキリ
(,,゚Д゚)ヾ
(,,゚Д゚)ゴクン
(;・∀・)「お、おい」
(,,゚Д゚)「お?どうした模等、顔色悪いぞ」
(;・∀・)「いやお前こそどうしたんだよ、そんな…風邪か花粉症の薬なのか?皆飲んでるけど」
-
(,,゚Д゚)「はあ?」
(,,゚Д゚)「お前、飲んでねえの?」
(;・∀・)「どこも悪くないのに飲まないだろ」
(,,゚Д゚)「うわっまじか……課長、課長!」
-
(;・∀・)「うわなんだよ!離せよ、何で掴むんだよ…っ」
(,,゚Д゚)「課長、こいつ薬飲んでないらしいです」
(´・_ゝ・`)「ええ?いつからかな…駄目だねえ」
パキッ
パキリ
(;・∀・)「ちょ、何…やめ、やめろよ!」
(,,゚Д゚)「水で流し込めよ」
(´・_ゝ・`)「飲んだら大丈夫になるから」
(;・∀・)「やめ…!!!!」
-
( ・∀・)「はぁ美味しかった」
社食は安くて美味い。弊社の自慢なんてそれくらい。
しがない中小企業。それでもなんとかやっている。
( ・∀・)「今日の日替わり定食麻婆豆腐だと思ってたけど、照り焼きチキン定食も美味かったな」
食器を片付けようと席を立つ、瞬間
パキリ。
( ・∀・)「ん?」
小さい、何かが弾けるような音が聞こえ、ついそちらに目をやる。
-
っ('、`*川
っ('、`*川"ゴクン
( ・∀・)「くすり」
( ・∀・)「危ない危ない、僕も飲まなきゃだ」
-
パキリ。
( ・∀・)∩
( ・∀・)∩ゴクン
〜お薬の時間のようです〜
-
以上です
最近周りの人たちみんなお薬飲んでます
ありがとうございました
-
オツ
-
乙
俺もクスリ飲まなきゃ
-
乙
なにが大丈夫になるのか触れてないとこが不気味でイイ
-
ホラー好きだから連続してるの嬉しい
-
投下します
乗るしかない、このビッグウェーブに
-
.
ドクオが最初に違和感を覚えたのは、朝の歯磨きの時であった。
総合短編 『鏡』
-
('A`)「……?」
歯ブラシを持つ手が、ふと止まる。
不動のまま、まじまじと自分の顔を見つめた。
いつもの、飽きるほどに見慣れたぱっとしない顔だ。口の端から歯磨き粉混じりの唾液がぼたぼたと流れ落ちる。
一瞬だけ感じた奇妙さは、しかし難解な間違い探しでも見ているかのように、明瞭な答えを得ることは出来なかった。
('A`)(気のせいか……)
口内に残っていた唾液をぺっ、と吐き出すと、おざなりに歯磨きを終えて口を濯いだ。
あまり時間がない。そろそろ家を出なければ一限に間に合わないだろう。
中身がスカスカの鞄を手に取り、玄関のドアを開けて飛び出すように外に出た。
.
-
翌日。
('A`)「あれ……?」
昨日の違和感は、本日もドクオの元を訪れた。
今度は夜。ドクオはシャワーを浴びようとしていた。風呂場に設置された鏡に自分の姿がちらりと映ったときに、感じたのだ。
('A`)「……」
鏡の正面に立ってしばらく自分の姿を眺めた。
しかし貧相な己の体以外に映っているものは何もない。
気のせい? だが昨日も違和感があって、そして今日もだ。
ただの勘違いとみなすには、少し据わりが悪い。
('A`)(何なんだよ、ホント……)
とはいえ正体が掴めない以上、ドクオには何もできない。
溜め息を吐きつつ、諦めてシャワーを浴びようと、鏡から視線を外したその時。
('A`)「!」
また、感じた。
今度ははっきりと。
鏡。何も変わらない。でもこれは───
ドクオは鏡の前で両腕を大きく振ってみせた。
('A`;)「!!?」
遅れている。
ほんの僅かではあるが、鏡の中の自分の動きが、現実の動きよりも遅れているのだ。
-
('A`;)「どう……なってんだ、これ? 勘違いじゃねえよな? 絶対遅い」
ひとしきり鏡の前で動いてみる。どの動作でも、必ずワンテンポ遅れていた。
動く。遅れる。動く。遅れる。動く。遅れる……。
しばらく壊れたオモチャのように動き回っていたドクオだったが、やがて力なくその場に座り込み、頭を抱えた。
('A`;)(何だよ、これ……。どうなってんの? もしかして、俺の頭ってイカれちまったのか?)
明らかに何かがおかしかった。まず真っ先に疑うのは自分の脳だ。
もしかしたら、何かの病気なのか? それ以外に説明がつかない。常識が覆っている現状に、ドクオの脳内にはグルグルと思考が浮かんでは消えていった。
風呂場からヨロヨロと出る。もはや呑気に身体なんて洗っている気分になれなかった。
スマホを開いて、このような症状の病気が無いかひたすらに調べた。
一時間、二時間と検索をし続けたが、結局ドクオの望む答えは見つけられなかった。
-
.
( ^ω^)「───」
('A`)「…………」
( ^ω^)「───ォ」
('A`)「…………」
( ^ω^)「ドクオ!」
('A`)「!」
自分の名を呼ばれて、ドクオはハッとして声が上がった方を見た。
そこにはドクオの友人のブーンがいた。
( ^ω^)「どうしたんだおドクオ。もう授業も終わったのにボーッとして」
('A`)「……ああ、いや」
ドクオが今いるのは大学の構内だ。あれからドクオは鏡の件を解決できず、気付けば朝になっていた。
一睡もしていなくて、体調は最低な状態だったが、ドクオは大学へと向かうことにした。
自分の部屋に一人でいることが、この上なく不安に思えてきたからだった。
-
( ^ω^)「……ドクオ? 何だか顔色が悪く見えるお。 風邪でも引いたかお?」
('A`)「いや、風邪じゃねーんだけど……。ちょっと寝てなくてな」
( ^ω^)「なんだお、徹夜でゲームでもしてたのかお?」
('A`)「ゲームとかじゃなくて。なんつーか、その」
ドクオは悩んだ。いっそのことブーンに相談してみるのもアリだろうか。
もちろん彼に話したところで解決しないのは分かっているが、話すことで気が紛れるというのはあるだろう。
しかし、こんなオカルト話を信じてもらえるかどうか。
('A`)(そうだ、直接見てもらえば……)
('A`)「ブーン。ちょっと見せたいのがあるんだ。トイレまで一緒に付いてきてくれ」
( ^ω^)「え? トイレ? 見せたいものって?」
('A`)「とにかく、来てくれ」
-
要領を得ず戸惑うブーンを半ば強引に同行させ、ドクオは男子トイレの鏡の前に立った。
(;^ω^)「ちょっと何だおドクオ。連れションしたかったのかお?」
('A`)「違う。ブーン、鏡の中の俺を見ててくれ」
ドクオはそうブーンに告げると、右手を大きくゆっくりと鏡の前で振ってみせた。
('A`)「…………あれ?」
( ^ω^)「?」
二度、三度、続けて手を振る。
しかし鏡の中のドクオは本人の動きを寸分違わずトレースしてみせた。
まったくもって、異常は無かった。
('A`;)「なんで……。だって今朝までは確かに!」
動揺したドクオは両手や頭、はたまた足まで使ってメチャクチャに動いてみせた。
しかし鏡は至ってそのままのドクオを写していた。滑稽で奇怪な行動をする、その姿を忠実に。
-
( ^ω^)「ドクオ……」
('A`;)「! あ、いや」
ドクオはブーンから掛けられた言葉に、必要以上にビクリと体を跳ねさせる。
鏡越しにブーンの顔を見ると、その目は冷ややかさと憐れみが混じったようなモノであった。
('A`;)「ちが……。聞いてくれ、ブーン。鏡の中の俺が、遅いんだよ。俺の動きと違ってて……。だから俺、お前に見せなきゃって」
( ^ω^)「ドクオ」
('A`;)「!」
( ^ω^)「大丈夫。ドクオはちょっと疲れてるんだお。今日はもう帰った方がいいお。この後の授業は代返しといてやるから」
('A`;)「待て、ブーン。頼む、俺の話を」
( ^ω^)「もう次の講義が始まるから行くお。ドクオはちゃんと帰って寝るんだお? じゃあまた」
('A`;)「……」
ブーンはそう言うとそそくさとトイレから出ていった。
残されたドクオは、ただ何も言えずにブーンが出ていったトイレの出入口を見つめる他なかった。
-
.
('A`)「…………」
結局、ドクオはその後の講義に出ることなく帰宅した。
ああまで言われては、最早ブーンに見せる顔は無かった。
部屋に入り、手荷物を下ろして、よろよろの足取りで洗面台の前に立つ。
鏡に写ったドクオは、寝不足と疲れが重なり最悪の顔色となっていた。
しばらく己の土色の顔を無表情で眺めていたが、おもむろにドクオは挙手をする。
やはり、鏡の中の自分はワンテンポ遅れて手を挙げた。
('A`)「…………」
それを確認したドクオは静かに手を下ろした後。
('A`#)「───っざけてんじゃねえよ!!!」
鏡に向かって、今までの諸々の感情を全て乗せて叫んだ。
-
('A`#)「馬鹿にしてんのか俺を!! なあ!!
ブーンの前じゃ出てきやしやがらねぇで! そんなに俺を頭のイカれた野郎に見せてぇのか!! クソが!!
何がしてぇんだよテメェは!! 俺をおちょくるのがそんなに楽しいかよ!!!」
怒鳴った。不安が苛立ちとなり、それが声を生み出す。
近所迷惑など構わないとばかりに、鏡の中の自分をただただ罵った。
('A`#)「あ”あ”っっ!! クソっ!!」
ドクオはその場でうずくまり、頭を両手で掻き毟った。
しばらくそのままの体勢でふさぎ込んでいたが、そうしている内にやや落ち着きを取り戻す。
大声を出したことで僅かながらの発散になったようだ。
('A`)(…………)
('A`)(マジでどうしちまったんだ、俺は。本気で頭がイカれたのか?)
冷めた頭で考える。しかし考えたところで答えが出るはずもない。
気は進まないが、本当に医者に相談する必要があるかもしれない。
そんなことを思いながら、ドクオは力なく立ち上がった。
('A`)「…………え?」
しかし、そんな彼の視界に映ったのは───
[('A`#)]
鏡の中で、未だに怒鳴り続けている自分の姿だった。
-
('A`;)「え……? なんで……?」
[('A`#)]
困惑するドクオを尻目に、もう一人の自分は声無き怒りをひたすらにぶち撒けている。
おかしい。今までは、実際の動きから遅れるといっても、せいぜい一秒にも満たない程度のものでしか無かった。
なのに鏡の自分は、己が怒るのを止めた後もずっと怒り続けている。そもそもドクオがそうしていた時間よりも長く怒鳴っているのではないか───?
('A`;)「なんだこれ……? 一体なにが……」
いや、待て。
本当に鏡の自分は怒鳴っているのか?
よくよく見てみると、確かに大口を開けてはいるが、それはむしろ怒っているというよりも───。
[('∀`)]
───笑っていやしないか?
.
-
('A`;)「う、うわああっっ!」
恐れおののいたドクオは慌てて鏡に背を向けて、家から飛び出した。
怖い。怖い。一体なんなんだ。恐怖に染まったドクオはがむしゃらに走った。とにかくあの恐ろしい光景から逃げることしか頭になかった。
('A`;)「はあ……、はあ……っ」
そうして少しの間走っていたが、徹夜だったのも響いてすぐに足が止まってしまった。
ドクオは近所のコンビニの前まで来ていた。とりあえず家から離れることはできたので、一息つく。
('A`;)(くそっ、喉がカラカラだ。せっかくだ、コンビニで何か飲み物を買おう)
そう思い、コンビニに入ろうと自動ドアに近づいた。
だが、キレイに磨かれた自動ドアのガラスに自分の姿が反射して───。
[('∀`)]
('A`;)「っ!? うわぁっ!」
腰が抜けそうになるのを必死で耐えて、ドクオはコンビニからも逃げ出していった。
-
('A`;)「はっ、はっ、は───」
ドクオは走った。走って逃げた。
とはいえ、とうに体力は限界を越えていた。
もはや軽いジョギング程度の速度しか出ておらず、足取りもおぼつかない。
それでも笑う自分への恐怖が、身体を前に動かした。
('A`;)「! うおっ……!」
前しか見ていなかったドクオのすぐ側を、一台の車が横切った。
運転手がとっさにハンドルを切ったので大事には至らなかったが、危うく轢かれるところだった。
(#^Д^)「バカヤロウ! どこ見て歩いてんだ! 死にてえのか!」
('A`;)「ハアっ……、す、すいま───」
怒鳴る運転手の剣幕に、ドクオは反射的に謝罪の意を見せようとした。
だが、ドクオの目に映ったのは。
[('∀`)]
ドアガラスに反射した、自分の顔。
('A`;)「───ひいぃっっ!!」
(#^Д^)「あっ! テメェ逃げんな!」
ドクオは車と反対方向へ、一目散に逃走した。
-
('A`;)(だ……駄目だっ! どこまで走っても、どこまで逃げても『俺』が追いかけてくる!
どうすれば! どこに行ったらいいんだよ!)
('A`;)「あうっっ!」
体力の限界まで走っていたドクオは、足が言うことを聞かなくなり、とうとうその場にへたり込んでしまう。
両手を付いて四つん這いの格好になるが、足が震えてなかなか起き上がれずにいた。
「なにあれ、酔っぱらい?」
「なんか凄いフラフラしてない?」
('A`;)「っ……!」
周りからヒソヒソ声が聞こえてくる。
未だ立てないドクオは、顔だけ上げて辺りを見回してみた。
('A`;)(ここは、駅前……。いつの間にこんなところまで走って……)
-
周辺は駅を利用する人で溢れ返っており、その一部がドクオの方に顔を向けていた。
('A`;)「あ、ああ……」
そしてドクオは見てしまった。
倒れているドクオに向けられる大勢の視線。
その目の奥に。
[('∀`)] [('∀`)] [('∀`)] [('∀`)] [('∀`)] [('∀`)]
あの笑顔が、映り込んでいたのを。
-
('A`;)「ひいいぃぃぃぃいいい!!!
止めろ! 見るな! 俺を見るなああああああ!!!」
ドクオは悲鳴を上げ、その場でバタバタともがく。
しかしドクオの思いとは裏腹に、彼の行動は更なる注目を浴びることとなってしまう。
[('∀`)]「ヤバ、頭おかしい人いる」
[('∀`)]「危なくね? 絶対変なクスリやってるよ」
[('∀`)]「駅員さん呼びに行ったほうが良くない?」
[('∀`)]「面白っ。動画撮っとこうぜ」
ドクオを囲んでいた何人もの人が、彼の写真や動画を撮ろうとスマホを向ける。
そのスマホのレンズにも───。
[('∀`)][('∀`)][('∀`)][('∀`)][('∀`)][('∀`)][('∀`)][('∀`)][('∀`)][('∀`)][('∀`)][('∀`)]
( A )「あああぁぁぁ……」
( A )「………………………………ひっ」
('∀`)「ひひひひひひひひあはははははハハハハハハハハハハハ!!!!!」
-
('∀`)「そうだ! 笑えばいいんだぁ! 俺も笑えば同じじゃん! これで鏡の俺とも同じだぁ!!」
('∀`)「あーーーーーははははははははは!!!
ひっひっひひひひひひひひひ!!!
ハッハッハッハッはははははははははははは!!!!!!!!!」
─────────
──────
───
-
.
(*゚ー゚)「ねえ、ちょっとこれ見てよ。この動画」
(,,゚Д゚)「ん? 何の動画?」
『ハッハッハッハッはははははははははははは!!!!!!!!!』
(,,゚Д゚)「うわなにこれキモっ」
(*゚ー゚)「ね、この人ヤバいでしょ。今日駅前で撮ったの」
(,,゚Д゚)「うわー完全に頭逝っちゃってるじゃん……。つーかお前がコレ撮ったの?
危ねえ奴にはあんま近付くなよ」
(*゚ー゚)「大丈夫だよ、友達も一緒だったし。この後パトカー来てこの人連れて行ってたし」
(,,゚Д゚)「ふーん……。なあ、ところでさ」
(*゚ー゚)「ん? なに?」
(,,゚Д゚)「これ……、このおかしい奴ってコイツ一人だけだったんだよな?」
(*゚ー゚)「え? まあ、そうだけど……。なんでそんなこと聞くの?」
(,,゚Д゚)「いや、だってさあ。この動画───」
-
.
「大勢で笑ってるように聞こえるよな?」
終
-
投下は以上です
おつかれさまでした
-
乙
-
乙です
-
乙
ホラー豊作だな、嬉しい
-
先輩!したらばは1レス何行までですか?
-
先輩!
作品のファンアートはそのまま作品スレへ投げてもいいのか、他の場所で出したものを載せるのはタブーかどうかも教えてください!
-
作品スレに載せてくれた方がすぐ気づくから助かるな
他の場所はTwitterとかpixivらへんの解釈でいいのかな?
どっちにしろ支援絵は貰えるとめちゃくちゃ嬉しいが
-
>>360
ありがとう!もし描けたらスレに載せとく
他の場所はだいたいその認識でいた
-
>>358
板によって違うがここは60行だった……かもしれない
うろ覚えですまない
-
12:塩見★:2016/02/17(水) 22:39:52 ID:???
64文字 ←スレタイ、名前欄の最大文字数
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板の仕様を明記しておりませんでしたので、本レスをご参考ください
(創作板に準拠しておりますが、連続書き込み制限は40→30秒となっております)
※管理人連絡事項スレより
板の設定等はまず管理人が過去に言及してないか調べるのが手っ取り早い
板上部の管理人連絡事項スレのリンクから飛ぶ、あるいはスレ一覧から「管理」で検索して
スレ内で「文字数」「行数」などで検索する
もちろん調べてもわからない場合もあるが、こういう事をサッとできるようにすると今後便利だよ
-
助かります先輩方!
これで祭りに出れます!
ありがとうございます!
-
投下します
-
都心部のデートに最適なスポットであった。
-
ぽちゃん
-
平日の午前10時頃、微かな水音がした。
その空間は、他には誰も居なかった。
何か魔が差して、
-
( ^ω^)「」
-
虹色に煌めく水面は波立ち、透明なビニール様の生き物たちは水の色をそのまま受け、
ゆらゆらと水流にその身を任せ流れていた。
その中、黒く四角い塊が巨大水槽に落ちていった。
それは、そのまま落ちて行くべきものであった。
-
( ^ω^)「あ」
-
一匹、不運なことにそれに潰されようとして居るのがいた。
恐らく這い出ようとでもしているのだろうが、
でかいだけのプランクトン如きにそのようなことは出来るはずもない。
不運な生き物はそれごと暗闇の中に沈んでいった。
-
( ^ω^)「気になった、だけなんだお」
-
生き物は潰れ、塊は水に消えた。
クラゲたちは水に浮かび、流れていた。
-
( ^ω^)「新品だお」
-
新しいスマホを買った。
新しいとは言っても、オンラインで安かった型落ちのものだ。
初期設定を終え、ブラウザを開く。
-
何かぬるりとした感触があった。
( ^ω^)「!」
スマホの充電口やスピーカーからぬるぬるとした粘液が溢れる。偶に皮や触手の様な物も混じっている。
-
次第に手がヒリヒリと痛んで来た。
こんなものを使い続けることは出来ない。
危険ごみにして捨てた。
-
終わりです
やおい
-
乙
クラゲに刺されると結構まずいような……
最近はホラーが多いね
-
投下します。ちょっとだけ閲覧注意……かも?
-
突然だが私は自他ともに認める平凡な人間だ。
特にこれといった大きなトラブルに巻き込まれる事も無く平和に生きて来た。
そして平凡な会社に就職し、平凡に仕事をこなしている。
そんな私が今、変な事に巻き込まれている。
事の始まりは会社からの帰りに駅から出たところで声を掛けられたのがきっかけだ。
「おにーさん」
(゚д゚ )
「おにーさんってば! 」
まさか私に声をかけているとは思わずそのまま歩いていたのだが、急に目の前に少女が現れ、驚きのあまり立ち止まってしまった。
ミセ*゚-゚)リ「もうおにーさんってば声が聞こえないの? ずっと声をかけてたのに」
(゚д゚ ;)
自分に声をかけてきているとは思わなかったと弁解し、無視してしまったことに対する非礼を詫びると少女はあっさりと許してくれた。
その少女の姿を軽く観察すると制服姿であるという事から学生であろうことは解った。が私は制服に詳しいわけではないので何処の学校なのかは良くは解らない。
そんな少女が私に何か用があるのだろうか?
そのことを少女に聞いてみると
-
ミセ*゚ー゚)リ「実はですね、おにーさんがそう遠くない未来に大変な事に巻き込まれるという事を伝えに来ました」
(゚д゚ ;)
……この少女は何を言っているのだろうか?
(; ゚д゚)
学生らしく罰ゲームでもさせられているのだろうかと
周りを見てみるが、撮影している人はいなさそうだ。
ミセ*゚-゚)リ「何をきょろきょろしてるんですか?」
(゚д゚ ;)
罰ゲームじゃないのかと少女に聞いてみた所
ミセ*゚д゚)リ「何でそんな意味不明な罰ゲームをしなきゃならないのよ! 」
(-д- ;)
怒られてしまった。
-
ならば他の可能性としては霊感商法か、もしくは……
ミセ*゚3゚)リ「そんなんじゃありませーん! 」
ミセ*゚ー゚)リ「私、お金には困ってないもん」
ううむ……ならば……
ミセ*゚ー゚)リ「まあいいじゃないの大変な事が起こるって解ってれば」
(゚д゚ ;)
信じたわけじゃないが、まあ警戒しておくに越した事は無いだろう。
ミセ*゚ー゚)リ「うんうん。解ってくれればそれでよし! 」
ミセ*^ー^)リノシ「じゃ、またね〜」
(゚д゚ ;)
少女はまた、と言っていたが、また会う気なのだろうか……?
-
次の日も駅から出ると昨日の少女が私に声をかけてきた。
ミセ*゚ー゚)リ「やっおにーさん」
(゚д゚ ;)
まるで私が来るのが解っていたかのように少女がいた。
ミセ*゚ー゚)リ「今日は大丈夫だと思ったけど、大丈夫だった? 」
( ゚д゚ )
別に何事も問題は無く過ごしたが
ミセ*゚ー゚)リ「そっかそっか良かった良かった」
ミセ*^ー^)リノシ「じゃ、またね〜」
(゚д゚ ;)
行ってしまった。
が、少女が私の前に現れたのはその日だけではなく。
次の日も
ミセ*゚ー゚)リ
その次の日も
ミセ*^ー^)リ
そんな日々がしばらく続いた。
どんな日も少女は私が駅から出てくるタイミングに合わせて現れる。
まあ私も同じ時間に帰って来ているからそれに合わせているだけだろうが。
-
( ゚д゚ )
今日は大変だったな、ちょっとしたミスをしてしまい、帰るのが大分遅くなってしまった。
流石に今日は少女も現れる事は無いだろう。さっさと家に帰るとしよう。
「やっおにーさん」
(゚д゚ ;)
聞き覚えのある声が背後から聞こえてきた。
思わず振り返るとそこには
ミセ*゚ー゚)リ「おっ今日はちゃんと反応してくれた」
(゚д゚ ;)
少女がいた。
いつもより遅い時間になってしまったのにここにいるという事は待たせてしまったのだろうか?
心配になって聞いてみたが
ミセ*^ー^)リ「心配してくれたの? 」
ミセ*^ー^)リ「大丈夫一度家に帰ってから来てるから」
(-д- ;)
それならよかった……
って良くはないだろう!
こんな遅い時間に……
ミセ*゚ー゚)リ「大丈夫大丈夫。おにーさんの様子を見たらすぐ帰る予定だったから」
-
(゚д゚ ;)
それにしても私が帰ってくる時間がよく解ったな。
今より遅く来ていたらすれ違っていた可能性だってあっただろうに。
ミセ*゚ー゚)リ「ん〜」
ミセ*^ー^)リ「まっおにーさんの事なら何でもお見通しなのさ! 」
(-д- ;)
何だそりゃ
ミセ*゚ー゚)リ「まあまあ今日も無事で何より! 」
ミセ*^ー^)リ「じゃ、私は帰るね〜! またねっ! おにーさん! 」
( ゚д゚ )
気を付けて帰るように
-
またしばらく変わらぬ日々が過ぎ正直少女が私をからかったのでは無いのかと思ったある日
ミセ*゚ー゚)リ「やっ! おにーさん。今日がその日だよ」
( ゚д゚ )
今日も少女が私を待っていた。
しかしその日だと言われても今日は会社で何も無かったし、これから家に帰るだけであって何も無いと思うのだが……
ミセ*゚ー゚)リ「甘い……甘いですよおにーさん」
ミセ*゚ー゚)リ「今日という日は終わってないの」
ミセ*゚ー゚)リ「今日が終わるまでは油断しちゃあいけないんだよ」
( ゚д゚ )
確かに少女の言い分はもっともだ。
警戒しておくに越したことはない。
少女に礼を言い足早に家に帰ろうとするが
ミセ*゚ー゚)リ「まあ、待ってよおにーさん」
(゚д゚ ;)
少女に腕を引っ張られてしまった。
-
少女に腕を引っ張られてしまった。
ミセ*゚ー゚)リ「おにーさん一人にしておくのは心配だから私が残りの時間を一緒に過ごしてあげるよ」
(; ゚д゚)
そんなこと言われてもだな……
ミセ*^ー^)リ「大丈夫大丈夫! 私がいれば何も問題なし! 」
(; -д-)
未成年と一緒にいる方が問題だと思うのだが……
だが、少女の勢いに押され近くのファーストフード店へと入ってしまう。
まあ少しだけ雑談にでも付き合えば満足するだろう……
(; ゚д゚ )
…………まずい。
思ったよりも少女が帰りたがらない。
このままでは少女の親が心配して警察沙汰になってしまうかもしれない。
……もしやこれが少女の言っていた大変な事なのだろうか?
-
(゚д゚ ;)
ミセ*゚-゚)リ「ん? どうしたのおにーさん」
そろそろ帰ろうかと提案してみたところ
ミセ*゚-゚)リ「えー」
物凄く不満そうな声が帰って来た。
しかし私も引くわけにも行かず少女を説得することにした。
ミセ*゚3゚)リ「しょうがないな〜」
かなり不満そうではあるが納得してくれたらしく家にかえってくれる事になった。
店から出て別れようとすると
ミセ*゚-゚)リ「送ってくれないの? 」
(゚д゚ ;)
この少女は警戒心というものは無いのだろうか…?
少し前に知り合ったばかりの大人の男にそんな事をさせようとするとは……
ミセ*゚ー゚)リ「おにーさんの事信頼してるからね〜」
……そういう問題じゃ無いと思うのだが……
ミセ*゚-゚)リ「ちなみに送ってくれないと今ここで喚くからね」
(-д- ;)
仕方ない。諦めて少女に付き合おう
-
ミセ*゚ー゚)リ「とうちゃーく! 」
ミセ*^ー^)リ「ありがとね! ここまで送ってくれて」
(゚д゚ ;)
ミセ*゚ー゚)リ「どうしたの?」
ここが少女の家……か?
ミセ*゚ー゚)リ「そうだよ」
な、何という豪邸……目の前にいる少女はお嬢様だったのか
庶民である私とは大違いだ。
唖然としていると目の前にある門が開きさも当然のように少女が入っていく。
……当たり前か、自分の家に帰るのに何を躊躇う必要がある。
これでもういいだろうと踵を返し今度こそ家へと帰ろうとするとまた腕を捕まれた。
不審に思い振り返ると少女が不満そうな顔をしていた。
(゚д゚ ;)
何か怒らせる事をしてしまったのだろうか?
私が理由を聞こうとするよりも先に少女の方が先に口を開いた。
-
ミセ*゚-゚)リ「何処へ行くの? 」
変なことを聞いてくる。
勿論家へと帰るつもりだが?
ミセ*゚-゚)リ「まだお礼をしてないじゃん」
お礼……? 何かお礼をされる事をした覚えはないのだが……?
ミセ*゚-゚)リ「家まで送って貰ってハイさよならってするなんて失礼なことをするようには育てられてないの」
(゚д゚ ;)
別に気にしなくていいのだが……
お礼なんて不必要だと伝え帰ろうとするのだが、腕を離してくれず
ミセ*゚-゚)リ「ダメ」
いやいい。ダメ。
のくり返しをしばらく続け……
ミセ*゚-゚)リ「だったらここで騒ぐよ? 」
(-д- ;)
この一言で撃沈し、少女の家にお邪魔することになってしまった。
結構押しが強い子だな……
-
(; ゚д゚ )
通された客間で落ち着きなく周囲を見渡す。
庶民である私には到底手の出ないような調度品をおいてあり、今座っているこの豪華そうな椅子に驚き壊さないようにあまり体重を掛けないようにしている。
……正直に言うと居心地が悪い。
お茶を用意してくれると言われたのでそれを飲んだら早々に退散するとしよう。
ミセ*゚ー゚)リ「お待たせ〜」
高級そうな食器を持ち少女が部屋に入って来る。
手伝おうかと思ったが、余計なことをして割ってしまっては事だ。ここは大人しくしていよう。
私と少女の二つのカップがおかれ私の対面に少女が座る。
慣れた手つきで優雅にカップを口へと運ぶ。
それに習い私もおっかなびっくり口に運ぶが緊張してしまって正直味が解らない。
本当に何故こんな事をしているのだろうか……?
-
ミセ*゚ー゚)リ「後ちょっとだね」
(゚д゚ ;)
一瞬少女が何を言っているのかが解らなかったが、今日という日が終わる事を指すことに気が付いた。
正直私からしてみればこれでも随分大変な事なのだが、少女にとっては大した事は無いのだろうか……?
ミセ*゚ー゚)リ
少女は何が面白いのか私を見てニコニコしている。
居心地が悪く感じている私は折角入れてくた少女には悪いが、カップの中身を一気に飲み干してしまった。
その様子に気が付いた少女がおかわりをいれようとしてくれたが、遠慮させて貰った。
お茶のお礼を言い退散しようと立ち上がったその時、全身から力が抜けその場にへたり込んでしまった。
ミセ* ー )リ「おにーさん大丈夫? 」
背後から少女の声が聞こえて来たが何故か意識を保っている事が出来ずそのまま私は意識を手放してしまった……
,
-
(; ゚=゚ )
目が覚めた時私は体の違和感を感じていた。
全身が何かに拘束され指先一つ動かせないのだ。声をあげようにも猿ぐつわの様なものを噛まされ呻くような声しかあげられない。
「あっ起きた? 」
声がした方に目線だけを何とか向けると少女が立っていた
(; ゚=゚ )
ミセ*゚ー゚)リ「驚かせちゃったかな? ごめんねおにーさん」
ミセ*゚ー゚)リ「でもダメだよ〜? 相手が未成年だと言っても女相手にほいほい付いてきちゃったら」
ミセ*゚ー゚)リ「その押しに弱い性格は治した方がいいかもね」
拘束されている私を見ても何事もないように話しかけてくる少女に少しの恐怖を感じる。
何とか拘束を外せないかともがいてみようとするが、全く動けない
-
ミセ*゚ー゚)リ「ダメダメそんな程度じゃ外れないようにしておいたんだから」
その言葉で少女が私を拘束したという事実に気が付く。
しかし、何故そんなことを……?
疑問を口にすることは出来ず、せめて目で訴えようとする私を見て少女はクスリと笑い私の視界の中から外れてしまった。
そして私はあることに気が付く。
今、私は一切の服を身にまとっていないことに
(; ゚=゚ )
驚きと羞恥心が一気に湧き上がってくる。
これを少女がやったのか……? 何の為に……?
考えを巡らせようとする私の耳に服が擦れるような音が聞こえてきた。
ミセ*゚ー゚)リ「お待たせ〜」
声とともに再び私の前に少女が現れた。
一糸まとわぬ姿で
-
(; ゚=゚ )
少女の瑞々しい肌に目が行ってしまったがハッと気が付き目をそらす。
そんな私の様子に気が付いた少女がクスクス笑って
ミセ*゚ー゚)リ「おにーさん照れてるの? カワイイ〜」
(; ゚=゚)
色々と聞きたいことがあるのだが口を塞がれているので声をあげられず、体は拘束されていて動くことも出来ない。
少女が何をしようと抵抗できない状態にされている私はなすがままにされるしかない。
ミセ*゚ー゚)リ「よっと」
私の上に少女がまたがって来た。
一糸まとわぬ少女が私の上にいるという状況は非常にまずいものがあるのではないだろうか
そして私は少女の手に持っているものに気が付いた。
-
(; ゚=゚ )
ミセ*゚ー゚)リ「ん、これ? 」
ミセ*^ー^)リ「見ての通りカメラだよ」
何故と疑問に思う私の表情に気が付いたのだろう少女は楽しくて嬉しくてたまらないという表情をしながら説明してくれる。
ミセ*^ー^)リ「そりゃあ今からおにーさんと私のする行為をしっかりと映像にして残しておくためだよ〜」
ミセ*^ー^)リ「おにーさんに解りやすいようにわざわざ一つ持って来たけど、この部屋にはいろんな所にカメラが設置されてるからね。おにーさんをいろんな角度から撮影できるんだ〜」
(; ゚=゚ )
ミセ*^ー^)リ「あれ? 震えてるの? 大丈夫だよ。怖くなんか無いから」
ミセ*゚ー゚)リ「でもさ、こんな未成年で学生の私としちゃって、尚且つその行為をカメラで取られちゃうなんてさ」
ミセ*゚ー゚)リ「大変な事だと思わない? 」
(; ゚=゚ )
ミセ*^ー^)リ「だから言ったじゃん」
-
ミセ*^ー^)リ「今日、大変な事が起こるって」
大変な事が起こるようです
-
以上です。
この後二人がどうなったはご想像にお任せします
-
乙
-
おつー
-
すっっっっっっっげぇ久々に覗いたけどまだブーン系続いてたんだな
10年くらい前ハマって色々読んだり書いたりしてたから懐かしい
最近ので面白い作品ある?また読みたくなった
-
ちょうど今祭りやってるよ
読みやすいの多いから目に付いたの読んでみるといいよ
-
( <●><●>)彼はいつまで経っても部屋の中のようです
( <●><●>)「今日は行くんですか、行かないんですか」
目の前、タンクトップにトランクス姿のままマイクロビーズの集団圧力にもみくちゃにされる同居人を見ながら私は言った。
手にはロープに練炭、ガソリン、ホースのぎっしり詰まったリュックサックと免許証。上着を羽織るか迷う曇天を映す窓は随分前から雨垂れの形に汚れを残したまま。
( ><)「うう〜〜〜ん……」
( <●><●>)「行かない?」
( ><)「……いく! 行きます、起きるんです」
灰色のクッションからもがくように転がり出た体をしたたかにフローリングに打ち付けたその人は、よろよろと壁際に積まれた洗濯物の山から程よく着れそうなものを引っ張り出しては身にまとう。
-
( <●><●>)「もう秋だから寒いですよ」
( ><)「ああ〜〜……また寒い時期になっちゃった……」
首元のよれたTシャツから出た白い二の腕に俄かに鳥肌が立ち、それを潰すように短い爪が皮膚を掻いた。
( ><)「……いいや、車の中、あったかいですし」
( <●><●>)「またそうやって」
( ><)「だってえ」
( ><)「今から死ぬ人間が何着てようが、どうだっていいじゃないですか」
-
運転席のドアを引くと、密閉された空間特有の気圧感が耳につく。キーを回し、エンジンをかけるとまず、私は聞いた。
( <●><●>)「どうします、ここにしますか。それとも別の所?」
( ><)「う〜〜〜〜」
( ><)「どっか別!」
( <●><●>)「わかりました」
改めてアクセルを踏み、のろのろと公道を行く。平日の昼間、見渡せど曇り空に色どりを添える人も車もまばらだった。
低いエンジン音のほか、静かだった。
『カーステレオは酔うんです』——奇妙な車酔い。曰く、そうじゃない奴にはわからない条件反射だと。
だから、私はナビもつけずに勘だけで道を行く。あてどなく、どっか別の場所へ。
-
適当に右、左、とハンドルを切る。助手席の彼が虚ろに眺めている先に、ふと海鳥が見えた。
下手くそなブレーキをかけるたびにシートベルトから浮く細い体、落ちる黒い天鵞絨の影。信号待ちの間、肩の流線を沿う男にしては長い髪を弄ぶとタバコの匂いがした。
( ><)「あ」
( <●><●>)「ん」
( <●><●>)「海?」
( ><)「はい」
細い指の示す先は、白い波を立てる海。どうやら今日は海沿いの方に向かっていたようだ。
( ><)「あそこにしましょう、なんかそれっぽいですし」
-
( <●><●>)「溺死はつらいですよ、それに醜い」
( ><)「ピラニアがいればなあ」
( <●><●>)「辛いのは変わらないじゃないですか」
( ><)「でもきれいなんでしょう?」
隣がサンダル履きの足を直にダッシュボードに乗せるのを咎める気も起きず、海の底を想ってみる。
( ><)「海の底、全部をしょったままの僕とワカッテマスくんがどんどんどんどん沈んでいくんです。小さく抱えた酸素を肺から血液から全部出して、真っ黒になった自分の血と海水の中に溺れていく」
( ><)「ざらざらした砂にゆっくりゆっくり辿り着くとき、僕はきっともう気を失っていて、きっと泳ぎがうまいワカッテマスくんはまだ息があるんです」
( ><)「でも、君は最後の息を吐き出してしまう」
( ><)「それは、海の底があまりにも静かで、あたたかいから」
-
( <●><●>)「私、カナヅチですけどね」
( ><)「じゃあ大人しく何も考えず沈んでください。そしたら死にます」
( <●><●>)「シンプルだなあ」
私が海の文字を示す青看板の方角へハンドルを切り、死の妄想は終わる。観光地でもないただの立地でしかないこの海岸は、風に泡立ち静かに水平線の曇天と混ざっている。
( <●><●>)「駐車場、ありますかね」
( ><)「路駐でいいですよ〜も〜〜死ぬんだから〜〜〜〜」
( <●><●>)「切られたキップって何で払われるんですかね。税金?」
( ><)「きっと小さい頃に溜めてたお年玉的な奴なんです、人生の不明な貯蓄がそういうのに充てられるように世界は出来ているんです」
-
幸いにも駐車場なのか花火場なのか曖昧な空き空間が浜辺の手前にあったので、そこに適当に車を付ける。ここまでくると半ば投げやりになるのが自分でもわかった。
どうせ死ぬんだから適当でいい。駐車の位置も、つぎの通行人の事も、全部どうだっていい。今は死にゆく自分たちのことだけ考えていればいい。
自死とは、そういうある種の自己集中的な側面をもたらす行為だと思う。
どうせ死ぬならシャワーはいらない。食べ物もいらない。どうせ皮膚ごと魚に食い破られるなら、最後の晩餐に金を掛けるだけ無駄だって。
( ><)「はー」
車を降り、後部座席に積んだリュックを下ろす。
湿った空気、曇天と高い波。浜辺には波の音ばかりで誰も居なかった。
-
( <●><●>)「……」
リュックからロープを取り出し、先端を固く結わう。それからウエストのだいたい二倍をくらいの長さを取り、体に巻き付けた。
( <●><●>)「座って」
( ><)「さみ〜〜」
私に背中を預けたビロードは、むき出しのひざを抱えて海を眺めている。細められた目が何を想っているのかは、もう考えないようにした。
同じようにロープを取り、途中でひねりを加えながら私とビロードの体を結び付けていく。どこまで深く沈んでもほどけないように、離れないように。
( ><)「ぐるし〜〜」
( <●><●>)「飛び込めばすぐですよ」
-
私はビロードと背中合わせの体制で立ち上がり、のろのろと波の立つ方へ向かった。自分よりも小柄な体を引きずるように、背負うように。
ザア・ザア・ザア……波。
ざら・ざら・ざら……砂。
( ><)「んっ」
( <●><●>)「……」
( ><)「ワカッテマスくん、左、ちょっと左です」
( <●><●>)「左?」
言われるがまま、引き波を見送り左に歩を進める。
いち、に、いち、に。間抜けな蟹の二人二脚。
-
( ><)「しゃがまーす」
( <●><●>)「えっ」
( ><)「うい〜〜〜」
ぐ、と体が下に引かれる感覚に体をかがめる。
( <●><●>)「何」
( ><)つξ「貝殻発見」
( <●><●>)「はあ〜〜〜?」
-
水底へいざなう波に触れるまであと数メートルの距離、さっきより大きな波音が霧のような風を呼ぶ。
∩ξ( ><)「でも、全然音しないですね」
( <●><●>)「そりゃあ、海の真ん前でやったって」
( ><)「換気扇みたいな音しかしないんです、ごーーって」
聞いてよ。そう言われて耳に押し当てられた固い感触に耳を澄ませた。
何も聞こえない。
無のもたらすの静寂。密閉された車の中のような、空間の無音。コンクリートの壁の向こうで聞こえる風のような、遠い何かの通り過ぎる音。
( ><)「ねっ」
-
( <●><●>)「……何も、聞こえませんよ」
( ><)「ええ〜〜? 耳わるぅ」
( <●><●>)「貝殻に耳を当てて聞こえるのは自分の血管の音だけです」
( ><)「はあ〜〜? 波の音自動再生装置じゃないんですか?」
( <●><●>)「自然物にそんな機能があってたあるか」
( ><)「あのぶっ壊れた換気扇の音しかしねーんです」
( <●><●>)「それがあなたの血管の音なんです、このニコチン中毒め」
( ><)「はあ〜〜タバコ吸いてっ、今日死にに行くからってコンビニ行くのやめなきゃよかったんです」
-
( <●><●>)「どうします。行きますか、コンビニ」
( ><)「……せっかくここまで来たのに?」
( <●><●>)「まあ、どっちでもいいですけど。貴方が歩いて決めてください」
( ><)「う〜〜〜〜〜〜ん」
-
ずる・ずる・ずる……私。
ぜえ・ぜえ・ぜえ……あなた。
(;><)「はっ、ハ、ぁ重っ……」
( <●><●>)「どうしますか、今日は諦めますか」
(;><)「あ〜〜〜、ギ〜〜〜ブ。立ってください」
( <●><●>)「わかりました」
重石のように座ったままの私を車の側までまで引きずるのを十歩に満たず諦めた彼は、ロープを切ってそそくさと助手席に戻る。左手には、あの貝殻を持ったまま。
-
( ><)「最寄りのコンビニは〜〜?」
( <●><●>)「知りません、いったん帰りましょう」
( ><)「ここどこ〜〜」
( <●><●>)「わかんないです」
エンジンキーを回し、擦れたタイヤは浜辺の砂を離れていく。私たちを沈める筈の海の名を掲げた青看板を背に、曖昧な記憶を辿ってハンドルを回す。
彼はフロントガラスを仰ぎ、黙って貝を耳に当てていた。
-
( <●><●>)「聞こえますか、海の音」
( ><)「タバコ吸いたすぎて喫煙所の音にしか聞こえなくなってきました。なんていうんですか? パブロフの犬……的な!?」
( <●><●>)「オペラント条件付け」
( ><)「あ〜〜〜うっざ、その頭いいやつムカつくんです〜〜」
助手席越しに見えた風景が、今度はこちら側に映る。
そこは外海に繋がっているのか、果ても船も何も見えない、変わらずの白波と曇天だった。
波の音はもう聞こえない。低いエンジン音と溜め息、いらだった足がダッシュボードに打ち付けられた音だけ。
-
( ><)「でもいつか、海の音が聞こえる貝殻があったらいいんです。泳げないワカッテマスくんにとってはそれが持ち運べる海なんです」
( <●><●>)「じゃあ、もし家で海の音が聞こえたら?」
( ><)「そしたらそれは運命なんです。首吊りにしましょう」
( <●><●>)「わかりました」
徐々に見慣れた風景に変わる道を走る。遠くに見える夕日を背に、歩道には学生じみた姿の自転車の数が増えてきた。
夕陽が空の向こうに身を投げれば、曇天の奥が俄に赤く染まる。
-
( <●><●>)「……もう着きますね」
( ><)「その前にコンビニ〜〜」
( <●><●>)「はいはい」
ギアを下げ、コンビニ前の駐車場へ車を止める。縁石に乗り上げないよう、丁寧に後ろを見て。
( ><)「イケメン乙」
( <●><●>)「は?」
ブレーキをかけ、シートベルトを外す。それからサイドボードに放ったままのスマホを取り、車を降りた。
リュックサックは、車の中に積んだまま。
-
おわり 今更だけど夏祭り運営とか書いた人とか乙でした
久々に来たマンもなんか読んで楽しんでいけ
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乙
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アーカイブおねしゃす
クーと誰だったかわからないけど誰かが淡々と話をしてて殺伐じゃないけど物騒な話をしてるようなやつ
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乙だ
>>425
スレ立て短編とか総合短編?
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乙乙
このままずるずると行くような、意外とぽろっと行っちゃうような、どっちの雰囲気もあるように感じて好き
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今知ったけど、オムライス見られなくなってんのな…
悲しい
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普通に見れるぞ?
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GoogleChromeから見られないのであれば
GoogleChromeの仕様変更による影響
https://help.sakura.ad.jp/notification/n-2624/
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なんと
ありがとう、安心した
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次の祭りも楽しみだなあ
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どっとうpろだが今月いっぱいでは
サービス終了、データも全削除らしいので気をつけてね
https://i.imgur.com/PfjA2Bs.png
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マジか
もともと期限の付くロダとはいえ
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>>425
短編なら
(´・ω・`)僕と屋上のスナイパーのようです?
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祭りが終わると寂しくなるな
どんなジャンルの作品が読みたい?
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スポーツものが欲しい
おすすめないです?
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言語が抽象的になってしまう病気が広まった世界で、セリフに絵文字が使われている作品をまとめじゃなくてしたらばで読んだと思うんですが作品名が全然思い出せない
例えば「朝になった」が「🌄になった」みたいな使い方で面白いなって思った記憶がある。作中でゴッホの星月夜を絵文字で表現していた気もする。たぶん
どんな話だったかあんまり思い出せないからこそ読みたいんだけど故に情報が出せない
誰か知っている人いませんか
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何それ気になる
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https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1635001231/l30
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>>438じゃないけどありがとう。読んでみる
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投下します
-
ζ(゚ー゚*ζ『〜この気象の影響により、海温が例年より低くなるため、今年は関東地方などでも荒巻スカルチノフが見られる可能性があります
。』
('、`*川(それ、報道する必要あるのかな…。)
荒巻スカルチノフのようです
-
荒巻スカルチノフとは、宝くじの一等とか、手に入れると幸せになれるというケサランパサランのような、ほぼ遭遇する事はない位置付けの生き物だ。
実際に飼った事がある人は周りに居ないし、そういった話もリアルでは聞かない。
ガルちゃんなんかで何年かに一度トピックがあがると、飼った事があるという書き込みが一つあるかないかだ。
その書き込みも『何日かするといつの間にかいなくなっている』という詳しくも書かれていないつまらない例で一貫しており、本当かどうかは怪しい。
海温が下がると稀に海から出てくるという誰が研究したのかも分からない情報だけ国が認識していて、私が子供の頃から気象情報のついでに稀にアナウンスが入る事がある。
基本的に人々は、荒巻スカルチノフを都市伝説だと思っている。
-
('、`*川(今日も残業だったなぁ…)テクテク
('、`*川「…ん?」
目の前に、何か白い物が落ちている。
('、`*川(ゴミ袋かな。私は冷静だから、猫と間違えて追いかけたりしないからね。)
('、`*川「…?」
('、`*;川「え…何これ…?」
-
('、`*;川「本当にいたんだ…。」
/ ,' 3
動物園や水族館でも、図鑑でも見たことがない生き物。
テレビのホラー特集で紹介された、荒巻スカルチノフの証言イラストとだけは一致する見た目だ。
荒巻スカルチノフは冷たい冬の道路に横たわり、私が5分ほど観察しても、ずっと目を閉じて眠っていた。
翌日車に踏み潰された姿を横目に出勤するのも気分が悪いので、マンションに連れて帰った。
('、`*;川(アザラシの仲間らしいし、冷蔵庫のちりめんじゃこでも横に置いとくか…。)
-
('、`*川(どーすれば良いんだろ…)カチカチ
警察に連絡したら、『飼っても良いし食べても良いらしいです』と相手もよくは知らなそうな声色で、私がはぁと返事をし終えた直後に『では失礼します。』と電話を切られてしまった。
私は今日も仕事なので、荒巻スカルチノフは座布団の上に置いてきた。
昨日手を付けなかったちりめんじゃこも、パックのラップだけ剥いて横に置いておいた。
('、`*;川(毛がフサフサな生き物を捌いて食べるのは嫌だな…。)
私が家に帰ると、荒巻スカルチノフは朝のまま座布団の上で寝ていた。
ちりめんじゃこも、減っていない。
-
それから一週間が過ぎた。
荒巻スカルチノフは何も食べなくても身体が温かく、ひたすらお腹を小さく上下させている。
私も仕事が繁忙期なのをいい事に、ついそのまま放置していた。
('、`*川「あれ…?」
寝る前に少しだけスマホでYouTubeを見ていたら、荒巻スカルチノフの動画がおすすめにあがっている。
それらは全て、都市伝説の動画だ。
('、`*川「再生数凄くね…?」
どれも数十万は再生されており、一番前に出ている動画にいたっては、300万近い。
('、`*川「飼育動画とか始めたら、広告収入で…ボーナスの時だけ買ってる高い基礎化粧品とか服とか毎月買えるんじゃね…?」
-
それから私は何日もかけて、飼育系動画の撮り方等を調べていた。
('、`*川「…パソコン古いんだよなー。給料出てから揃えるか。」
/ ,' 3
Σ('、`*;川「って…うわっ!めっちゃ埃被ってる!」
荒巻スカルチノフがあまりにも何も食べずひたすら寝ているものだから、もはやぬいぐるみのような感覚だった。
('、`*川「っていけない。そろそろ出掛けなきゃ…」
-
('、`*川「あれ…?」
('、`*;川「やば…キッチンの換気窓開けっ放しだったわ。まあ、大丈夫だろうけど。」
私が住むマンションは、防犯のために換気用の窓は高い位置にある。
横長で人が入れる幅ではない上に鉄格子付き、更に網戸で中が見えにくいので、たった一日開けたままだとしても何か起こる可能性はかなり低い。
('、`*川つ|ガチャ
('、`*川つ パチッ
('、`*川「あれ…」
荒巻スカルチノフが、いつもの座布団の上にいない。
-
('、`*川「もしかしてここから、逃げていった?」
私はキッチンから換気窓を眺める。
部屋中探してもいないので、おそらくこの推理が正しい。
('、`*川「動画編集とか実際面倒だし…まあしゃーないか…。」
それから私は、今までと変わらない生活を送っている。
荒巻スカルチノフを特集する動画には、「可愛い」「飼ってみたい」というコメントがかなりあった。
これだけ実際の飼育情報が無いのだから、画像や動画が無くとも記事にすれば注目やお金に変換出来るかもしれない。
しかし世話と言っても、ごくたまに焼き魚を置く以外の事をしていないので、書くこともほぼ無い。
更に生き物をホコリまみれにしたズボラさをそのまま書けば、愛護団体に限らずあらゆる方面から批難され、大炎上するだろう。
それに拾った荒巻スカルチノフをまじまじと見てみると、毛皮で隠せないほど脚が筋肉質で、あまり可愛くなかった。
みんながマスコットのようで可愛いと言っているその姿は多分、幼体のことだろう。
私自身、荒巻スカルチノフの事を書こうという気は起きなかった。
あのアンバランス過ぎる短い手に長い脚で、どうやって換気窓まで登っていったのだろうかと想像すると、寒気がするからだ。
-
終わり
荒巻スカルチノフ好きです。
-
乙
荒巻が居なくなった時の温度感が好きだし
荒巻に消えるか居るか以外のアクションがないのも好き
-
乙
ゾッとした
言葉少なにこういう気持ちにさせられるとマジで上手いなって思う
-
>>440
これだ!ありがとう!
-
>>452
荒巻のちょっと不気味に思える描写はよかった
ただ警察が「飼っても食ってもいい」は言わないんじゃないかな
現実だと野生生物の捕獲は基本的に禁止されている
海生生物という認識があるなら水族館に連絡するのが妥当かと思う
-
その塩梅が面白いと感じるか、心に引っ掛かるかは人によるんだろう
荒巻のぼんやりした不気味さが引き立つ描写で自分は好きだよ
現実と混同するのは野暮ぽく感じる
-
現実じゃありえない感じのやりとりが不気味な世界観の雰囲気を醸し出しててまた良いんだよ
-
ペニサスの一人称で書かれた地の文と、ペニサスのキャラ・台詞に乖離を感じる
これが物語上の必然なのか、単に手抜きなのか判断に困る
この乖離を物語上の必然とするなら、ペニサスの台詞とペニサスの一人称の地の文が、そもそも時間的に乖離していると考えられる
つまりペニサスが、しばらく後になってこの出来事を述懐しているという可能性だ
これは、
>それから私は、今までと変わらない生活を送っている
という最後のレスの一文からもうかがえる
気になるのはその下で、荒巻の事を書こうという気は起きなかった、といってるけど、ここにこうして書かれているじゃんということ
なんというか、語られている物語内容の細部に比べて、語り自体の細部はわりと適当だなという印象を受ける
それが乖離を手抜きと疑う理由の一つでもある
(もっとも、これは書かれているのではなく語られているだけで、文章化したのは別人だと主張することも可能なのだが)
好意的に見れば、書く気はなかったが、何か書く理由・必要が生じて、その結果がこの文章だということになる
とすれば、
>私自身、荒巻スカルチノフの事を書こうという気は起きなかった。
の部分を
私自身、{これまで}荒巻スカルチノフの事を書こうという気は起きなかった
とか、書く気が起きなかったのは現時点から見て過去の話だと示唆すればいいと思う
一体なぜ書く気になったのか、そもそもこの断片じみた文章はなんなのか、誰に何を伝えようとしているのか?
もしかして乖離は時間的なものだけではなく、この出来事が、あるいはこの文章が書かれた理由が、関係しているのではないか?
この文章が、物語内の登場人物によって書かれた・語られたという形式(語り手=主人公)を採っている以上、
この文章自体が、自ら語っている物語内容と地続きになっているので、そういった想像も膨らむと思う
-
荒巻飼いたい派だったけど、これを読んで食べたい派に寝返りました!
-
荒巻って怖い生物だって知ってる人間がまだいてくれて良かった、危険だからな…
-
>>461
荒巻の前身がヒタヒタらしいからね…見付けたら本当にヤバいのかも
-
乙!
「存在は知っているけど誰も碌に分かっていない、でも無害そうだから放って置いているもの」がもしかしたら……?
と気にし始めてしまって宇宙猫みたいな顔になった
気味が悪い、怖いという感想もあって面白いな
-
荒巻を珍しい生物ではなく、人知を超えた力を持った妖怪のようなものとしてみると個人的にはしっくりきた
例えるなら何もしないぬらりひょん。出会った人間の家に連れ帰らせて数日過ごして忽然と消える。そういう存在なのではないか
餌も食べないし動かない荒巻を埃まみれになるまで放置したぺニサスは、生き物を拾ってきた人間の行動とは思えなかったが
それもぺニサスの人格の問題ではなく、荒巻の力によってそういう行動を取っていただけではないのだろうか
仮に>>456のような心構えであっても、いざ荒巻を前にするとぺニサスと同じように何となく家に連れ帰ってしまう
逆に荒巻を見つけたらネット配信などで再生数稼いで金儲けを考えている者でも、そのことを忘れてなにもできない
だからSNS時代においても荒巻の映像は存在せず、TVでも証言イラストしかない。
警察、水族館に連絡したとしても、荒巻と聞いたとたんに正気を失い意味不明の対応になってしまう
作中の警察官も電話を切った瞬間に「あれ、今何の話をしてたんだっけ?」みたいな感じなっているのではないだろうか
そういう風に解釈すると、都市伝説扱い、ぺニサスの行動、警察の対応にも納得がいく(作者の真意は知らんけど)
-
単語お題ください
-
>>465
スペード
-
投下します!
-
思えば、最初から違和感はあった。
それでもひさしぶりに会える喜びのほうが勝った。
唐突に呼び出されたことも、待ち合わせが喫茶店なことも気にしないようにした。
かと思えば、近況報告中も上の空。なんだかソワソワしているように見える。
具合でも悪いのだろうか。私が口を噤んだ瞬間、それを待っていたようにミセリは矢継ぎ早に喋り始めた。
ああ、このために呼んだのか。そう考えると胸にストンと落ちた。
-
ミセ*゚ー゚)リ「ほんとにね、すっごく素敵なの! だからトソンにも知ってもらいたくて……」
目を輝かせ、頬を紅潮させ、鼻息荒く語るミセリ。自分の行いは善行なのだと一ミリも疑っていない。興奮に比例して声のボリュームも上がっていく。
通路を挟んだ席から視線を感じる。いかにもな好奇の視線は、見世物にされているようで居心地が悪い。
でも私があの人の立場だったら同じように見てしまうかもしれない。責める気も起きなかった。
-
ミセ*゚ー゚)リ「あ、もちろん興味あったらでいいから! 私はただトソンが興味持ってくれたら嬉しいなってだけで……」
そう言いながらも、ミセリは大袈裟なくらいの身振り手振りと早口でそれの良さを捲し立てる。
できたらでいい。気が向いたらでいい。「私は一歩引いた立場で見ていますよ」という顔をしながら、そのくせ瞳を爛々と輝かせて、なんとか私を引きずり込もうと画策している。
そんな見え透いた手に引っ掛かるほど子供ではないというのに。
寂寞の思いでかつての親友を見つめる。ミセリは私の視線にも、私が先程から押し黙っていることにも気付かず、自分の喋りたいことだけを一生懸命に喋っていた。
-
(゚、゚トソン(こういうのって、大学生のとき以来だな)
見た目が地味だからカモにしやすいと思われるのか、私は昔からこういう目に遭っていた。
親友だったミセリにも当然話した。あのとき確かに、ミセリは私を心配してくれた。「怖かったね」「嫌だよね、そういう人達」と、そう言ってくれたのに。
月日は残酷なほどに人を変える。目の前で意味不明な単語を捲し立てるミセリも、それを憐みの目で見ている私も。
-
ミセ*゚ー゚)リ「本当は動画で履修してほしいんだけど、投票してくれるだけでもいいから! このサイトで一日一票入れられるから、隙間時間とか本当暇なときに……」
ミセリがテーブルに置いたスマートフォンには、顔写真が並べて映し出されていた。
どれも同じような制服、同じような顔。私にはあまり区別がつかない。
ミセ*゚ー゚)リ「一番右がさっき話した私の推しで、今が大事な時期なの。私達の一票でデビューできるか決まるんだ。この子ね、本当に頑張ってて……」
(-、-トソン(はぁ……)
-
『この春大学生になる人注目!悪質な推し布教の断り方』
『【神回】喫茶店で布教されたから論破したwwwww【成敗】』
『推し活にハマった人の末路がヤバ過ぎる…#short #布教 #末路』
(-、-トソン(ミセリは元々抜けているところがあったけど……まさか布教に手を出すなんて)
-
世間に潜んでいる、布教という名の迷惑行動。
どれだけ注意喚起されても世間から白い目で見られても変わらない。
大学生の頃は先輩から、最近は社会人サークルで知り合った人にも布教された。もう懲り懲りだ。
近頃はどのサークルも『布教活動を行った者は即退会』と定めているくらいなのに、なぜ恥ずかしげもなく出て来れるのだろう。
-
昔の私であればきっと「馬鹿なことはやめなさい」と止めていただろう。
私が親友を救ってやるのだと使命感に燃え、滾々と説教をしていたと思う。だけど今は違う。
あなたがそうしたいのならそうすればいい。あなたの人生なのだから好きにすればいい。
そう突き放せるくらいに、私とミセリの距離は開いていた。
ミセ*゚ー゚)リ「絶対この子を落としたくないの! トソンの一票で救われるかもしれないんだよ、だから……」
当のミセリはというと、私の心中など知らず、いつまでもスマートフォン片手に熱弁を振るっていた。
布教活動のようです
-
おしまい
読んでいただきありがとうございました!
-
乙!
マルチにはまった元友人のこと思い出したぜ
-
乙乙
ただ投票するだけというのがマルチよりもマシかなと一瞬思うけど、一回承諾したら次回も絶対アテにしてくるし最終的には何でハマらないの?とか物販買えとか言ってきそうで友辞め率は変わらなそう
-
布教活動が禁止されている世界観なら喫茶店も禁煙みたいな形で禁布教と追い出しをしないのだろうかと気になった。
そもそも布教が駄目ならSNSでの活動や途中にあった『注目!』と言った触れ込みもある意味『布教活動反対行為への布教活動』になり得るのでは?
その辺りが気になったが短いレスで完結出来ている点は評価に値する。
全体的にコンパクトなまとまりが良かった。
-
布教禁止の世界観までスケールでかい話じゃなくて、布教活動を善行と思ってる迷惑野郎に昔の友達がなってて萎えた的な話じゃ?
頭のどっかで憶えているうわあ…な人を思い出しちゃうちくちくする話だった。乙!
-
乙
久しぶりに会った親友が布教目的とか辛すぎるし、ラストの二人の温度差も辛い
ミセリが「抜けてるとこあっても元々良い子」ってのがまたリアルで辛い
-
なんか批評家(笑)湧いてんな、キッショ
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普通に感想言ってるだけじゃない?
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いや…
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作中で、宗教やマルチの勧誘に対するまともな人の価値観に沿って推し布教が取り扱われている所が、最高にニヤッとした。
ガチのトラブルでない限り店側で積極的に追い出しとかしないし、迷惑行為として認識されてるけどいまいち法律で禁止されてない所がとてもリアル
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>>471
>>月日は残酷なほどに人を変える。目の前で意味不明な単語を捲し立てるミセリも、それを憐みの目で見ている私も。
ここ好き。くっそ上手いなって思います
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紅白の時期だが年明けの祭りは厳しいか?
開催は2月か3月だろうけれども
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2月にバレンタイン祭しようせ
恋愛祭
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恋愛祭いいね
面白そう
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バレンタイン祭り面白そうだけど恋愛テーマだと結構限定的な希ガス
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チョコ祭りがいいなぁ
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バレンタインっぽいので部門分けしたりとか?
って考えたけどチョコだとお菓子?
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紅白と恋愛とチョコで考えたけど花(恋愛)派と団子(チョコ)派に別れて紅白戦やるのしか思い浮かばないよ……偏りそうだししかも秋に食祭りやったばっかりだったよ……orz
方向性定まってないけど占有するのも悪いし準備スレ建てた方がいいかな?
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とりあえずあげ
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会議室を利用するという手もある
気の早い話かもしれないが1年以上管理人不在の状態で
スレ保持数の限界まで300きってるからな
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それなら夏祭り準備室が再利用出来そう
管理人不在は心配だな……
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とりあえず夏祭り準備室上げときました
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みんなあけおめ
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あけおめ〜!
今年も良いブーン系を
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おめでとう!!!!!!!!!!!!!!!
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探してる作品があるのだが見つけられなかったので心当たりある御方どうか教えてください…
・未完作品のハズ。自分が読んだ時にはすでに逃亡扱いだった気がする
・みたのは2010〜11かも。あな本と同時期くらいに読んだような気がする。
・ファンタジー系で地の文多め、主人公はブーンだったはず。
・主人公はかなり手練れの旅人でいくつも修羅場を潜ってる感じ。
・旅の目的は妹の行方か妹の状態を良くする何かだったような。
・覚えてるシーン
・崩落する城?から脱出するシーンで、「このようなことを生業にするものは確実に脱出するために来た道を覚えているのは造作もないこと」みたいな説明が入る。
・列車に乗り込もうとするが、列車の管理者が安全のためか何かで乗り込む者を一人一人脱がせるので、旅で出来たおびただしい数の傷がブーンの体に入ってることがあらわになるシーン
全部うろ覚えですまない…
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>>501
自己解決した。( ^ω^)ゴッドイーターのようです だったわ
-
★バレンタイン祭り
投下期間:2月 9日(金)20:00〜2月19日(月)07:00
投票期間:2月23日(金)20:00〜3月01日(金)20:00
結果発表:3月 3日(日)20:00
★恋愛をテーマにした祭りです。
純愛からラブコメ、ホラークソスレなんでもOKです。……恋愛がメインテーマであれば。
開始日の前日に会場として投下用の本スレを用意します。
本スレでは30レスまでの作品を投下できます。
本スレではながら投下不可。初めに投下宣言と投下終了報告を行いますが、30レスには含みません。
投下宣言が被った場合は、レス番が若い方の人からの投下してください。
それ以上の長さの作品は個別でのスレ立てをお願いします。
また、作品は祭り期間内で完結させてください。
個別でスレ立てをした場合は本スレにて投下報告を行ってください。
作品数の制限はありません。
★投票について
googleフォームを利用した投票を行います。
それに伴って、投下は仮酉(普段のトリップを使わない)で行っていただきます。
投下期間が終わったら身分を明かしていただいて構いません。
投票は「イラスト・漫画部門」と「小説部門」の二つの部門賞、総合賞としての「MVP賞」があります。
部門賞は各人の持ち点を好きに割り振って投票できます。
持ち点は作品の集まり具合で決定します。。
総合賞の持ち点は1点です。
★参加表明について
事前の参加表明は準備スレを利用してください。
強制ではありません。
形式
【名前(酉)】ここでは普段の酉を使ってください。
【代表作、過去作】
【意気込み】
-
★投下報告用テンプレート
【作品名】
【作品URL】
【コメント】
報告の際には仮酉(祭り期間中だけのトリップ)を使用して、あくまで匿名での進行をお願いします。
絵柄や文の癖などでわかっても知らない振りで。読者予想はOK。
★酉(トリップ)について
名前欄に【#好きな文字列】を打ち込むと【◆】で始まる文字に変換されます。
例;#ドクオ→◆MeIn2M9iBk
投下にあたって祭り期間だけのトリップを使ってもらうことになりますが、これはテストスレなどで確認してください。
その際、同日中であればIDから身バレする可能性がありますので日付をずらすなどして対応してください。
※途中参加の人が参加しづらいかと思うので紅白のような事前の参加受付は行いません。
自作品への投票も制限するつもりも今のところありません。自身の良心に従ってください。
※過去作の焼き直しや積極的な身バレ行為、その他悪質な行為はNGです。
※仮酉のトリップキーは控えるなどしておいて忘れないようお願いします。
※期間を過ぎてからの投下は対象外となります。期間内に投下できたものの、報告遅れになってしまった場合や投下が期間中に終わらなかった場合は遅刻として得票の半分を減点(小数点切り捨て)とします。
-
ちょっと今大変だから待って…
-
配慮が足りず申し訳ないです……
-
投下します
私小説じみたものの供養です
-
コンクリートに黒いしみが一つ、二つ。灰色の空から落とし物。
通学路に色とりどりのパラソル。天気予報は一日雨。
商店街を抜け、校舎の横の自転車置き場。朝から出麗さんとすれ違う。すれ違うだけ。
下駄箱で盛岡と会う。昨日借りたラノベの話をしながら教室へ。窓が一つも空いてないから部屋に空気がこもってる。
半分寝ながら片耳で先生の話を聞き流す。窓の外、近所の銭湯の煙突が煙って見えなくなっている。
休み時間、雨の日は学校中がざわついていて、この雰囲気は嫌いじゃない。だけど次の授業は体育だ。
川 ゚ -゚)「浮かない顔だな。いつにも増して」
('A`)「そう見える・・・?」
川 ゚ -゚)「うむ。そんな顔じゃあどんどん浮かなくなっていくぞ」
('A`)「やっぱりかあ・・・」
-
憂鬱な気持ちでボケーとしていると、机の横にやって来た素直クールが話しかけてきた。
コイツは昔からよく分からない絡み方をしてくるから面倒くさい。俺は机に突っ伏せる。気分は潜水艦の船長だ。
素直氏はやれやれとため息をつき、何を思ったか俺の背中をバシバシ叩いた。
('A`)「うおっ! けほけほ・・・急になんだよ!」
川 ゚ -゚)「いい事あるさ! うん!」
('A`)「・・・ええ〜」
突然の励まし。頭が追い付かず呆然としていると、素直氏は「はっはっは」と高笑い。
ここまでしっかり「HA」の音を発音して笑うのは、スーパーマンか彼女くらいのものだろう。
「我が校始まって以来」と言われる声楽部のエースは流石である。
-
川 ゚ -゚)「さっきのリアクションは良かったぞ。その調子で腹から声を出すのが大切だ」
('A`)「・・・こう?」
川 ゚ -゚)「む。またもかぼそぼそぼそボイスに戻ったな」
('A`)「これが俺の通常運転だよ・・・」
そう言うと、素直氏は少しムッとした顔で俺の背中をもう一度叩く。
思わず野太い声を吐き出すと、なぜか頷いてニヤリと笑う。
-
川 ゚ -゚)「やはり。磨けば光るものを持っているのに勿体ないなあ」
('A`)「だからなんの話だよ・・・」
川 ゚ -゚)「声の話だよ。帰宅部所属が惜しまれるほどの」
('A`)「耳の方は悪いらしいな・・・」
川 ゚ -゚)「まさか。本当に声楽部に入る気はないのかい?」
('A`)「・・・・・・」
唐突でストレートな勧誘に、一瞬言葉を失う。いやいや。きっと人手不足か何かだろう。俺なんかが入っても迷惑なだけだ。
断るぞ、と意気込んで、勇気を出して声にする。
-
('A`)「まあ・・・見学くらいなら・・・」
川 ゚ -゚)「おお! 本当か!」
しかし咄嗟に口を出たのは、意気込みとは逆の本心だった。
川 ゚ -゚)「まさか君からそんな前向きな言葉が出るとは。いやはや侮っていたよ」
('A`)「自分でも驚いてるよ・・・」
川 ゚ -゚)「では放課後さっそく部室に来てくれ! 特に予定などないだろう?」
('A`)「OK。分かったよ」
本当は盛岡と本屋巡りでもしようと思っていたが、仕方ない。別に約束もしてないし。
-
川 ゚ -゚)「ふふふ〜。それではまたな!」
('A`)「うん。また」
鼻歌交じりに去っていく彼女を見て、去り際の笑顔を思い出す。人手不足解消のための作り笑いか?
そうだったら真に受けてる自分がバカらしい。そうじゃなかったら嬉しいけども。
でも、後者だとしたらアイツは自分に何か期待してるって事だ。俺は背負えないし裏切るぞ。
やっぱり、勧誘なんて受けるべきじゃなかったのだろうか。
('A`)「・・・って事があったんだけどよ」
(´・_ゝ・`)「へえ。青春だね」
-
体育館での二人一組。隅の方であぐらを組んで、いつものように他愛ない話。俺がいつにも増してボンヤリしてたのだろう。
「何かあった?」と尋ねる盛岡に、さっきの事を包み隠さず話してしまった。
('A`)「俺はどうすればよかったかなあ・・・」
(´・_ゝ・`)「その後悔は早すぎない?」
('A`)「・・・言われてみればこれからか」
(´・_ゝ・`)「お。珍しく前向きだ」
('A`)「俺が更なる失態を犯すのはこれからか・・・」
自分は結局後ろ向きだが、盛岡は「ハハハ」と乾いた笑いで返す。
所詮は他人事だからだろうが、その距離感が有難い。
-
(´・_ゝ・`)「まあ君のことだ。失態は犯すだろうから、今度聞かせてよ」
('A`)「ああ。笑ってくれれば助かるよ・・・」
そんな会話もあったからか、日が傾いても足取りは重くならなかった。
帰りのホームルームが終わり、ざわつく校舎の階段を昇っていく。
人の流れに逆らうように、上へ、上へ。今日は視聴覚室でやってるらしい。
('A`)「んー、オホンオホン」
歩きながら、咳払いしてせめて声を出してみる。うろうろうろと手前の廊下を往復する。埒が明かない。
行くぞと勇気を出して、視聴覚室へと歩を進めた。
-
('A`)「・・・・・・」
近づくと、先ほど聞いた通る声。弾む声。素直クールの楽しそうな笑い声だ。
特徴的だった「HA」の発音は、俺のときより緩んでいる。きっと笑顔もそうなのだろうな。
('A`)「・・・入りづらいな」
雰囲気のよい談笑が、視聴覚室前の廊下に響いている。
大きな声の男子に、突っ込む女子、相槌を挟む男子、うそぶく素直クール、大きな声の男子。
うるせえよ。和気あいあいとしていて馴染める気などとてもしない。
部活とかってこうなのな。思えばとっくに知っていた。何を浮かれていたんだろう。
-
('A`)「・・・帰るかな」
人もまばらになった階段をノロノロ降り、上履きの方が多くなっている下駄箱。
('A`)「出麗さんはローファーか・・・」
さりげなくまだ校舎の中にいる事を確認し、さっきの笑い声を出麗さんにも重ねてしまう。
きっと今ごろ、彼女だって俺の知らない笑い声。俺は知らずに死ぬんだろうな。
本当に嫌なら、今すぐ料理部へ押しかけて見学だのなんだの理由を付けて、本当に見るだけでもいいだろう。
でも、俺はやらずに、好きな人の一面すら知らずにこの世を去って永遠にそのまま。それでいい。
-
('A`)「うざってえ・・・」
いつのまにか雨雲は晴れはじめて、きれいな光がそこかしこに差している。
もしもこれで俺がまだ校舎にいて、友達と部活にでも勤しんでいたら、素敵な演出になってただろう。
せめて盛岡でも隣にいれば、この毒づきを共有できるのに。
普段は一人は嫌いじゃないけど、見せつけられると嫌になる・・・。
ピピピピ。
ピピピピ。
ピピピピ。
-
('A`)「んが」
('A`)「・・・・・・朝か」
('A`)「ずいぶんと懐かしい夢を見た」
スマホを付けると昼って判明。あらま困った。でもいいか。
('A`)「盛岡いたな。元気にしてっかな・・・」
10代と少々の学生時代。若かった。戻れるものなら戻りたい。やり直したい。無理だけど。
カーテンを開けると外は雪。エアコンつけよう。テレビもつける。そしてもう一度布団に入る。
-
('A`)「ダメもとで二度寝しようか」
睡眠薬を一粒飲んで、目を閉じる。ワイドショーの音を聞き流す。
ただの二度寝じゃなく、期待しての二度寝だ。いつもよりはよっぽどいい。
いつのまに、こんな自分になっちまった。
それでもあの頃の、学校サボってゴロゴロする夢は叶えたぜ。
-
以上です
お目汚しすみません、ありがとうございました
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乙乙
ああ…分かる…って一緒に凹む気持ちになりつつ、今からでもちょっとは頑張るかって前向きな気持ちにもなった。ありがとう。
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乙
出麗さんの名前は何度も出るのに本人は一度も登場しない距離感がリアルというか、本当に違う世界の人なんだな
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乙乙
-
乙きり
-
乙
この温度感好きだなぁ
もう連絡とってない盛岡、名前だけの出麗がほんとリアル
クーとは何か始まりそうで始まらなかったんだろうな
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>>525
きりってなんだよ
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癒されたり希望があったりするオススメ作品があったらください
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https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1679315221/-100
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1667660880/-100
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1634310366/-100
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>>529
やめなさい
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ちぇ…
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1696248968/-100
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1672485075/-100
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1609675293/-100
-
この辺りとかどうよ
http://boonsyo.web.fc2.com/jisaku/tyouhen/jisaku55/jisaku55.html
http://www.2monkeys.jp/archives/47765779.html
http://boonsoldier.web.fc2.com/hana.htm
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1672348942/l30
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1640866740/l30
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もっと
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最近のちょうだい
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>>531 >>532
ありがとう
とりあえず駄菓子屋だけ読んだ。おばちゃんは聖母だった
>>529
おちゃめソムリエも……ありがとう……甘いものの後で頂こうかな……
-
超短いですが投下します
-
| ^o^ | ヤクルトおいしいです
| ^o^ | そうですね
(●゚◇゚●) それはピルクルだよ
| ^o^ | | ^o^ | !?
| ^o^ | おどろきです
| ^o^ | びっくりでビックルです」
(●゚◇゚●) ぴったりなのはヤクルトだよ
| ^o^ | あなたはだれですか
| ^o^ | ほんとうにそうです テンプレにもみあたりません
(●゚◇゚●) ぼくはヤクルトのかみさまのつかいだよ
(●゚◇゚●) ヤクルトをひろめるためにきたんだ
| ^o^ そうでしたか ペンギンさん
(●゚◇゚●) ちがう ぼくはつばめだ
| ^o^ | そうなんですか
-
| ^o^ | それならヤクルトのみたいです
(●゚◇゚●) ならばさずけよう
| ^o^ | ありがとう
| ^o^ | ありがとう
(●゚◇゚●) もうじかんだ いかなくては
(●゚◇゚●)ノシ ばいばい
| ^o^ |ノシ | ^o^ |ノシ
| ^o^ | いっしょにヤクルトのみましょう
| ^o^ | そうしましょう
―おしまい―
-
ブーン系を初めて知った頃に書いたやつです
そして、ヤクルトは美味しい
-
乙だ
-
畜ペ……何でもない
へいわでよき
-
チョモランマ
-
告知です
★( ^ω^)ブーン系オレンジデー祭り2024
投下期間 4月19日(金)21:00〜4月30日(月)00:00
※30日になった時点で終了
投票期間 5月 2日(木)21:00〜5月10日(金)00:00
※10日になった時点で終了
結果発表 5月12日(日)21:00〜
★恋愛をテーマにした祭りです。
純愛からラブコメ、ホラークソスレなんでもOKです。……恋愛がメインテーマであれば。
開始日の前日に会場として投下用の本スレを用意します。
本スレでは30レスまでの作品を投下できます。
本スレではながら投下不可。初めに投下宣言と投下終了報告を行いますが、30レスには含みません。
投下宣言が被った場合は、レス番が若い方の人からの投下してください。
それ以上の長さの作品は個別でのスレ立てをお願いします。
また、作品は祭り期間内で完結させてください。
個別でスレ立てをした場合は本スレにて投下報告を行ってください。
作品数の制限はありません。
-
★投票について
googleフォームを利用した投票を行います。
それに伴って、投下は仮酉(普段のトリップを使わない)で行っていただきます。
投下期間が終わったら身分を明かしていただいて構いません。
投票は「イラスト・漫画部門」と「小説部門」の二つの部門賞、総合賞としての「MVP賞」があります。
部門賞は各人の持ち点を好きに割り振って投票できます。
持ち点は作品の集まり具合で決定します。。
総合賞の持ち点は1点です。
★参加表明について
事前の参加表明は準備スレを利用してください。
強制ではありません。
形式
【名前(酉)】ここでは普段の酉を使ってください。
【代表作、過去作】
【意気込み】
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★投下報告用テンプレート
【作品名】
【作品URL】
【コメント】
報告の際には仮酉(祭り期間中だけのトリップ)を使用して、あくまで匿名での進行をお願いします。
絵柄や文の癖などでわかっても知らない振りで。読者予想はOK。
★酉(トリップ)について
名前欄に【#好きな文字列】を打ち込むと【◆】で始まる文字に変換されます。
例;#ドクオ→◆MeIn2M9iBk
投下にあたって祭り期間だけのトリップを使ってもらうことになりますが、これはテストスレなどで確認してください。
その際、同日中であればIDから身バレする可能性がありますので日付をずらすなどして対応してください。
※途中参加の人が参加しづらいかと思うので紅白のような事前の参加受付は行いません。
自作品への投票も制限するつもりも今のところありません。自身の良心に従ってください。
※過去作の焼き直しや積極的な身バレ行為、その他悪質な行為はNGです。
※仮酉のトリップキーは控えるなどしておいて忘れないようお願いします。
※期間を過ぎてからの投下は対象外となります。期間内に投下できたものの、報告遅れになってしまった場合や投下が期間中に終わらなかった場合は遅刻として得票の半分を減点(小数点切り捨て)とします。
-
質問があれば「夏祭り準備室」スレで受け付けます。
よろしくお願いします。
-
楽しみ!
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バレンタイン祭りじゃなくなったのか
構想練ってたのバレンタインの話だから新しいの考えないと
-
テーマが恋愛だからバレンタインでもええんやで
-
投下します
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('、`*川殺人犯の言い訳のようです
何事にも、タイミングというものがある。
たとえば、意中のあの人から思いがけない告白を受けたとき。
私はその日よりにもよって、お昼ご飯を食べすぎていた。
('、`*川「・・・・・・ごめん」
「好きです」の言葉に、そっぽを向いてゲロを吐く。
とつぜんのことに、胃が驚いてしまったのだ。決してゲロが返事ではない。そっぽ向いたのが返事じゃない。ごめんが返事な訳がない。
( ・∀・)「・・・そっか」
だけど私が振り返る前に、悲しそうな声が聞こえた。いつもは深くて低い、楽器みたいな声なのに。
(;・∀・)「いや、そうだよな。本当ゴメン。急にゴメンな。今のは忘れて・・・っても難しいよな、ハハ・・・」
( ・∀・)「おれ、とりあえず保健室の先生呼んでくるから! ちょっと待ってろよ! ゴメンな!」
私はまだ、うずくまってて動けない。モララーくんの目にはどう映っていただろう。勇気を出して想いを伝えて、この反応だ。
私はどれほど残酷なことをしただろう。実際は嬉しすぎて、思いがけないことすぎて、お昼ご飯が出ただけなのに。
-
その日に限ってどうしてそこまで満腹だったのか。
そんなことはどうでもよくて、事実として残ったのはただ一つ。
モララーくんが、もはやこの世にいないという一点のみだ。
( ゚∋゚)「今思えば、俺が止めてれば良かったんだ」
( -∋-)「すごい勢いで階段を下ってて、危ない、と思ったのに・・・」
お通夜のあとの帰り道。
彼の親友だったクックルくんと、歩きながら話をした。
もう日が落ちたのに、生ぬるい春風が吹く川沿いの道。
('、`*川「やっぱり、後悔しちゃうよね・・・」
( ゚∋゚)「ああ。悔やんでも悔やみきれないさ」
私はまだ起きたことを呑み込めてないのか、どこか他人事の視点を持っていた。
まるで悲しんでないような発言にクックルくんは一瞬語気を強めたが、すぐに落ち着きを取り戻す。
-
( ゚∋゚)「・・・いや、よそうか」
( ゚∋゚)「俺がこんな風に言ってたら、伊藤さんにはもっと大きなものを背負わせてしまうよな」
( ゚∋゚)「それじゃ、天国のモララーにどやされる」
そうしてクックルくんは、乾いた笑い声を絞り出した。
クックルくんは、保健室をめがけて階段を駆け降りる彼に、「危ないぞ」と声をかけたらしい。
手を伸ばせば、届く距離だった。抱き留められる距離だった。でも、あの時点でどうしてそんな事ができるだろう。
('、`*川「・・・まさか、こんな風になるとは思わないじゃん」
('、`*川「モララーくんの周りで生きた人なら、誰もが何か一つは後悔してるよ・・・」
('、`*川「それを『背負う』って言うのかは知らないけど、私は自然なことだと思っているから」
( ゚∋゚)「・・・そうか。伊藤さんは大人だな」
私のよく分からない言い訳に、クックルくんは一つ頷いた。
それからは他愛ない話に終始して、交差点のところでそれぞれの帰路につく。
-
('、`*川「本当、なんで死んじゃったんだろうね」
部屋に戻って仰向けになると、そんな言葉が口を出た。
天井を見つめていると、自分が生きてることがよく分かる。
次の日も、その次の日も。ただただ私はベッドに張り付き、何をするでもなく生きていた。
('、`*川「こんな私を見たら、クックルくんは怒るだろうな・・・」
人にはあんな偉そうなことを言って、私は一つも背負いきれていない。
これまでの人生の全てが、彼の死という一点に収束してしまったようで、自分が自分であることを受け入れられない。
だけどこれから改善しても意味が無い。どうせこれ以上の悲しみはありえない。
('、`*川「例えば、もっと早くに私からモララーくんに想いを伝えていれば」
('、`*川「例えば、あの時「ごめん」じゃなくて「ちょっと待って」と言ってれば」
('、`*川「例えば、第一志望校に受かっていれば」
('、`*川「例えば、あの日お腹を空かせていたら」
('、`*川「・・・例えば、私が生まれてなかったら」
もう、どれを取っても遅いこと。
例えばこれから、好きな人には想いを伝えるようにしても、「ごめん」をとっておきの言葉にしても、勉強を沢山頑張っても、食べる量に気を配っても、遅まきながら命を絶っても、ただの後悔の清算だ。
そんなことをした所で、何も変わらない。モララーくんは戻ってこない。
「私の人生はもはやこれまで」という無力感と虚脱感が、日に日に地に足を付けていく。
-
ミセ*゚ー゚)リ「あれ? やせた?」
('、`*川「え・・・?」
ミセ*゚ー゚)リ「いいなー。私は3キロ太った」
春休みが明け、新学期。ミセリは桜餅を毎日のように食べていたらしい。
なんでも、期間限定だから仕方がないのだと。
('、`*川「そういえば私、最近あんま食事してない」
ミセ*゚ー゚)リ「え! どうして? 大丈夫?」
('、`*川「・・・モララーくんのことがショックで」
ミセ*゚ー゚)リ「あ! ああ〜・・・」
全校集会では、「作期末本校の生徒が不幸な事故で亡くなりました」と形ばかりの黙祷。
これで何かが清算されてしまうのなら、なんて寂しい事だろう。
-
ミセ*゚ー゚)リ「あたしも話には聞いてたけど・・・そっか」
('、`*川「うん・・・」
ミセ*゚ー゚)リ「ペニちゃんガチ恋だったもんね・・・」
('、`*川「・・・・・・」
そりゃまあ本当に好きだったけどさ。
ミセリに悪気はないのだろうが、日本語にはニュアンスというものがある。
('、`*川「はぁ。もう一度会えたらな」
ミセ*゚ー゚)リ「うんうん。こんな失恋あんまりだよね・・・」
('、`*川「・・・・・・」
ミセ*゚ー゚)リ「でも大丈夫! ペニちゃんならきっとまた素敵な出会いがある!」
この、恋愛脳が!!
・・・ミセリの病気もいつもなら楽しいけど、もはや私のいつもは過ぎ去ったのだ。
ミセリは何も悪くない。悪いのはこんなになった私だよ。
-
('、`*川「素敵な出会いね・・・」
1時間目の後、教室はモララーくんの話題で持ち切り。
4時間目にもなれば、モララーくんの話題は打ち切り。
何が「みなさんも階段には気を付けましょうね」だ。授業のマクラに彼を使うな。
だけどそれすら、数日後には無くなってしまう。
('、`*川「私はいつまで、彼のことを背負うのだろう?」
お昼ご飯を眺めるたび。「告白」の文字を見るたび。きれいな西日が射してるとき。眠る前。起きたあと。
私の頭が連想するのは、彼のこと。ミセリのことを笑えない恋愛脳だ。実際は苦い苦い、自責と喪失の念だけど。
それは生易しいものでなく、ずっと新鮮に辛いもの。
だからこそ、一つの醜い本音に辿り着いた。
('、`*川「・・・私は別に、好きで苦しくなってる訳じゃない」
自分自身が許せない。世界のことが許せない。
許したいとも思えないけど、これって全部世界のせいにしちゃダメなのか。
だって私はただ、私として生きてきただけ。それを罰というなら、お前ら全員地獄に落ちろよ。
私はただただ、タイミングが悪かっただけなんだ。
-
「私は誰かの転落死に巻き込まれて、世界に心を殺された被害者」
気が付けば、私の脳はこんな文字列すら出力するようになっている。
ただの正当化。苦しみから逃れるためだけの露悪。一方で「人間なんてこんなものか」という自分も日に日に大きくなっていく。
('、`*川「・・・私は運が悪かった」
('、`*川「私はタイミングが悪かった」
('、`*川「それは誰かのせいであり、それは誰のせいでもない」
なら、モララーくんは何に殺されたのだろう?
これが世界の気まぐれでしかないなら、なんで神様なんているんだろう。
お通夜のときには出なかった涙が、なぜか今さら溢れてくる。
私が殺した訳じゃないなら、彼はどうして死ななきゃいけなかったんだろう。
-
(;、;*川「・・・・・・」
理不尽。
せめて私のせいならば、まだ救いはあった。こんな人生いらなかった。
モララーくんの死に理由を与える役目があるなら、どんな人生でも本望だった。
だけど向き合えば向き合うほど「仕方のなかった」ことだと思えてしまう。
私はタイミングが悪かったのだ、と割り切れてしまう。
その切っ掛けは、苦しみから逃れたいという個人的なエゴなのに。
ああ、そんなのは、嫌だ。嫌だ。本当に嫌だ・・・。
-
ミセ*゚ー゚)リ「太った?」
('、`*川「・・・2キロほど」
ミセ*゚ー゚)リ「本当!? よかった! やせすぎで心配だったんだから」
('、`*川「なんか病んでたよ・・・」
こんな数か月後の自分が、ありありと想像できてしまう。
ならせめて、この先いくらか汚くなったとしても。
不意の涙が出るように、見ると痛い文字があるように、それらが汚い自分の救いになるように、今の内に壊れるほど苦しもう。
こんな視点は相当打算的で、いつかの私はもはや末期だ。
だけどこの悲しみと苦しみは、まだ本物。私が完全に割り切ってしまう前に、せめて爪痕を残しておこう。
-
('、`*川「・・・・・・」
その夜、私はモララーくんとの想い出を振り返った。
怖くて開けられなかった、最後の引き出し。
くれた言葉や、なにげない振る舞い、やさしい笑顔。確かに世界に彼がいたこと。
(;、;*川「・・・・・・」
ああ。記憶の私は幼いな。ねえ。何を照れているのかな。
あの時もあの時も、声をかけてくれたとき本当は飛び上がるほど嬉しかったよ。
もうごめんねも言えないね。ああ。ああ・・・。
はは、陳腐な感想。何を一人で酔っているのか。
-
('、`*川「・・・ダメな私が出てきたな」
気付けば、涙のしみで枕に大陸。こんなのは、きっともう最後だ。
私は「記念に」と写真を一枚取ってから、眠りの姿勢につく。
(-、-*川「おやすみ」
10年後とかには、ゲロでも見なきゃ思い出せなくなるかもな。
そんなことを思いつつ、久々に見た夢の中でモララーくんと会ってまた泣いた。
-
おしまいです なんか暗くてすみません!
ありがとうございました
-
乙乙
タイトル…ペニサスめちゃくちゃ自分の事責めてるじゃん…
創作なのに…ギャグみたいなピタゴラスイッチなのに容赦無い…
-
最初ギャグっぽくて吹いたけどつらい話だな
ジャンルとしては好みじゃないけどこの話は感情移入しやすくて結構好み
-
乙
-
お絵描きしたいのでAA+言葉で3つ程お題下さい
-
>>567
lw´- _-ノv「やっべぇ恋愛がわからん」
-
川д川+ホットココア
-
( ´ー`)+冬の星空
-
( <●><●>)「Thank my」
-
>>568-571
かたじけのうございます!ぼちぼち描きます
-
>>569
貞子+ホットココア https://imepic.jp/20240201/697810
若干エロ注意
-
>>573
かわいい。でかい。かわいい
人肌ホットとかいう発想がエロいわ
-
可愛いええ乳しとる
これ人肌に温めてるのか!
ありがとうございます
-
管理者不在って話があったけど、そういえばメールフォームが存在するんだよな
それも既に試されてなお不通なんだろうか?
-
4年位前にメールした時はすぐ返信あったけど今はどうなんだろうね
-
iPhoneにAA辞書登録したいしたいと思ってから3年経った
誰かチャットGPT活用に辞書データ作らせてくれ(他力本願寺)
-
デミペニってあかんのか?
-
>>578
もしiPhoneやmacでATOKなりGoogleキーボードなり使ってれば
http://mzkzboon.blog.fc2.com/blog-entry-312.html
ここでDL出来る辞書が使えるかも
あとデータを作ったわけじゃなくて申し訳ないがchatGPTも試したから報告までに
上の辞書の一部をmac標準の入力ソフト用に変換してくれと頼んでみたら結構ちゃんとしたのが出力された
※元の辞書にあった品詞の項目は不要ぽいので事前に削除済
https://downloadx.getuploader.com/g/3%7Cboonnews/274/chataa.png
https://downloadx.getuploader.com/g/3%7Cboonnews/275/chataa2.png
ここまでやって何だけどmacもiPhoneも持ってないから実用可能か分からん
分かる人がいたらいい感じにやってほしい(他力本願寺)
↓指示したときの文章
以下は、ATOK用のユーザー辞書データです。「単語の読み 単語」という順に並んでいます。
ぶーん ( ^ω^)
つん ξ゚⊿゚)ξ
どくお ('A`)
くー 川 ゚ -゚)
これをMacOSのユーザー辞書に使用できる「plist」形式に変換してください。
-
なんか書かなきゃなと思いながらも日々を過ごし早数年
脳内からこいつらが飛び出すことはないんだろうな
-
別に出して良いんやでデミペニでも
-
脳内で話考えてるときが一番楽しい
アウトプットして文章をひねり出しているときが一番苦しい
でも投下してるときが一番テンション上がるから辞められねえんだ
-
>>580
神か?マジでありがてぇ
全力で活用させていただく
-
久々にブーン系に帰ってきたんだけど今連載中の熱いバトルものとかない?
-
お芋マスターズ
-
バト……ル…………?
-
かんたんようです
-
モラ逆
-
モラ逆
-
確かに法廷バトルではある
-
戦争モノだけど最近完結した異界大戦記まじおすすめ
-
逆にほのぼののおすすめくれ
短くても長くても祭りでも良い
-
>>593
ほのぼのだったら
( ^ω^)おやつ食べましょうξ゚⊿゚)ξです!
がほっこりする
後はシリアス系だけど
(´・_ゝ・`)麻殻に目鼻を付けたようです
がラストのハラハラ感が良かったなー
デミペニが見れる
-
ほのぼのならクソバカ学園が好き。現行なので完結済み作品希望だったらごめんだけどおすすめ
-
現行だったらほのぼの地縛霊神殿
完結だったら孤ドクのグルメ、独男のキャンプ
ちょっとほのぼのとは違うかもしれないけど
-
お芋マスターズ(現行)はほのぼの
多分
異論は受け付ける
-
男三匹屋根の下、とか
あなたとアタシとあしたのはなし、とかおすすめ
-
便乗して
感動ジャンルでのおすすめ欲しい
-
感動だったら人魚姫と夜は眠って朝が来るかな
-
短いのなら秋祭りの犬と歩けば、長いのならプラスチックの心臓
心臓は感動というより恋愛かもだけど
-
犬と歩けば は本当に涙出た
-
エスカレーター爆走幽霊
最後まで読めば分かる
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胸糞くれ
-
胸糞といえば青い花、虫
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オレ604じゃないけどさすがにそれだけじゃ検索出来ねーよwww
-
青い花は出てきたよ
虫はわからんけど
-
果ての中の虫かな?
個人的には良い子ようですが胸糞
-
果ての中の虫かな?多分
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1634957815/
-
見せてようで少しだけ
-
個人的にブーン系で一番胸糞だったのはこれ
( ^ω^)コミュ障のようです
http://mesimarja.blog74.fc2.com/blog-entry-2841.html
-
SF・ファンタジーのおすすめはない?
-
SFバトルと言ったらアモーレよ
後2,3話で完結するってよ
-
俺様
-
夕凪シリーズめっちゃ好きだったんだけど更新ないの辛い
-
しばらくブーン系から離れてたんだけど
今のブーン系界隈の拠点ってここで良いんですかね?
-
そうだよ。おかえり。
-
うん、おかえり
4月に祭りがあるよ
-
恋愛テーマのお祭りか
-
ブーン系作品をなろう小説で投稿するのってどう思います?
ブーン系の魅力を世に布教する足掛かりとして
もちろんこっちの板とリンクして読めるようにしたり
-
悪くはないけど受け入れられるかはまた別だと思ってた方がいいだろうねぇ。
-
>>620
なろうは勧誘禁止となっているしAAも誰が作ったか分からないだけで著作物的にあやふやだからなー
あんまり良くないかも
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いやというのもね、自分がここに来たのって
なろうでブーン系を目にしたからなのよね
やっぱり影響力はあると思うんだ
書籍化を視野に入れてるとかなら著作権的な事は問題視するべきだけど
単にミームとして拡散するなら人目につきやすい所に置くのが手っ取り早く効果があるなって思った
-
他所とのリンクなしのなろう拠点で書いてるブーン系は見たことあるな
-
まあなろうに限らず他サイトに投下してる人は普通にいるよね
-
恐ろしく流れ無視してるのはわかってるし急ぎでもないんだけどアーカイブ助けてくれ
クソでかいちんちんの顔がブーンになってて「 忘 れ さ せ な い お 」とか言ってるスレ
もしかしたらブーンの頭からクソでかいちんちん生えてるAAだったかもしれん
-
なろうは二次創作が原則禁止で、許可の出てるキャラクター内にもAAは無いみたい
顔文字に著作権は無いそうなんだけど、ブーン系はキャラクター造形があって名前とある程度のビジュアルが固定されているものだし、それで一次創作という扱いに出来るのかな
-
自分が書くなら好きにすれば良いのでは
他作者の作品なら駄目に決まってるが
-
そもそもブーン系は、とある主体が著作権を保有するという性質の物ではないから
どっかの会社やYouTuberみたいに商標登録して権利を独占しようとしなければ問題ないはず
-
流石に他人の作品勝手に載せたりはしないッス
自分の奴だけ
-
この手の話題でブーン系民の統一見解が得られる事はないだろうし
「みんなからOK貰ったんでやりまーす」ってのは不可能だろう
賛否あるのは百も承知で勝手にやるしかないわな
-
1人がやったところでこっちに閲覧者が流れてこなくてもブーン系界隈に興味がないからかそれが面白くないからかはわからないよな
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昔のブーン系を知っている人間も最近の作品は知らないし作風も移り変わっているから受け入れられるか課題だし、
元々ブーン系を知らない人間もなろう独特の説明書タイトルじゃなかったりある程度のキャラ設定だったりがウケるか色々課題はあるだろうけど、
今は動画配信もされているぐらいなので新しい試み取り入れるのも自由だと思う
ただこっちの人間をなろうに誘導するには最近の流れとか読んでからにしたら?
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620の言いたい事はブーン系を広めるためにみんなでリンク貼ってなろうとファイナルに投稿しない?ってこと?
自分がそういうやり方したくて許可が欲しいだけなら誰も権限持ってないからなろうの規約に沿って投稿すればいいよ
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複数サイト投稿自体は普通にありそうだけどなろうには明るくないから勧誘との線引きとかがわからないな
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皆で、じゃなくて620が個人的にってことじゃないの?
新規は欲しいけどブーン系はここで読みたいジレンマ
他サイトにブーン系あるなんて知らなかった
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そういやもう十年以上前だけど、自分の作品を無断でエブリスタに転載されたことあったな……。
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なろうでブーン系を見てここに来たのならもうすでになろうブーン系作者がいるって事じゃないの?
その先駆者(?)がセーフなら続いて良いんじゃないか?
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なろうで宣伝したところで集客効果あるだろうか
あちらのほうが作品数も多くて人も多いし活気もある
無理に人を呼ぶよりも、まずは内部を活性化させるほうが先じゃないか
もしもなろう民が覗きに来ても今の過疎化した空気見たら根付きもしないだろ
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俺個人はどこかで1作品知って試し読み→ハマってまとめサイト読み漁り→過疎ってはいたしたらばに足を踏み入れるって流れで定着した
俺も最初に触れた数作品が刺さりまくった結果ここにいるので何か強烈に魅せられたものなしに過疎板に来たとてってのは一理あるが、一応存在するパターンとして
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なろうに関して全面的に賛成するつもりもないけども
やっぱりもうVIPとかから新規は入ってきてないのか
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今や下手すりゃVIPよりなんJやおんJの方が知名度ある可能性も高いからな
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したらばに投下するのは時間かかるし、VIPに投下するのはもっと時間かかるからなぁ
ブーン系小説は好きだがそもそも投稿方法が時代に合わないのかもしれんね
俺も最初ブーン系と関係ないまとめサイトから来たから、他の小説投稿サイトでブーン系を知って貰う機会を作るのは有りだと思うよ
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AA自体が古の文化だからなぁ
vip以外から入った人って結構いるのかな
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祭楽しみだな
どれくらいの作者がどれくらい作品書くのかな
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>>644
自分はSSまとめで知ってブーン系まとめで試し読みから入ったな
最初の試し読み2,3作が好みの作品だったおかげで今でもブーン系楽しめてる
ブーン系ってVIPの文化なイメージあるからVIPでも書いてみたいなと思うけどスクリプト暴れてて二の足踏んじゃう
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皆入口は色々なんだね
いつどこでブーン系を知ったのかアンケートとってみるのも面白そう
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オムライス
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ななばつ
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芸
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エブリスタでした……
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キニ速
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普通に2chで見かけてかな
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イミフからだったかなぁ。
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ブーン系だけじゃない2ちゃんねるまとめだった
コトリバコとかきさらぎ駅とかも一緒にまとめられてたなぁ
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アニヲタwikiのアルファの記事からだったなあ
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個人サイトでキリ番リクエストでブーン系作品の絵が描かれたので興味持った
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最近のブームで調べてブーム君が出て来てハマる→ブーン系小説もまとめられていた個人サイトからハマるという流れを経た自分は珍しい方なのか…。
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2ちゃんねるのssまとめで最低な王様を見て、
タグがブーン系小説だったからそれを検索してまとめとかを見まくったなー
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vipで偶然サマー三国志の青空に白球を的なやつを見たのが始まりだったなぁ
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VIPでブーン系スレを見かける
気になって調べて芸に辿り着く
アルファにハマる
ブーン系界隈に踏み入れる
多分アルファが無かったらブーン系沼にハマって無かっただろうと思う
そういう意味で1つの圧倒的な面白さの作品の集客力って相当なもんだと思うわ
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あらチーもリアタイだとかなり人集めてたな
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けさ思い付いたネタ、仕事してるうちに忘れちゃった…
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5分前とかに考えてたことを同じ場所同じポーズで思い出そうとすることはある
時間が経って違う場所で思い出せるかは不明
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ムーディー・ブルースですね
ダメだぁ、一晩挟んでも思い出せない…
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自分もそういうことあるけど、忘れたらそういう運命の下にあるネタだったと思って潔く諦めるな。閃いたものより良いものは必ず思いつくと思ってるから。
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思い出せないってネタで話書けばいいよ
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かなり久しぶりにブーン系を読みたいと思っているのですがおすすめの作品教えていただけないでしょうか
ギャグものでお願いします。10年くらい前までのものだと嬉しいです。よろしくお願いします
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別に最近のだっておすすめなんだが
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>>668 個人的な好みで良ければ
君がようです
お嬢様vsひとりかくれんぼのようですわ
会員制おさんぽクラブ「歩苦歩苦(ほくほく)」のようです
( ^ω^)仁義なきおさんぽウォーのようです
最近のはストーリー物にコミカルさが混ぜ込まれてるようなのが多い気がするので、とりあえず開いて3レスくらい読んで好みを探すのがおすすめだぞ!
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ここ数年で一番笑ったのは
(´^ω^`) 『空腹』というワードに反応して飯を作りに現れるタイプの狂人のようです
食と旅の秋祭り投下スレの>>58〜で、同スレ内に続編もあるよ
上のと系統は違うけど、かわいい系だと
( ・∀・)花占いマンは恋をがんばるようです が好きかな〜
ギャグていうかラブコメだけど大好き
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>>670
>>671
ありがとうございます。探して少しずつ読んでみようと思います。久しぶりのブーン系楽しみです
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書かなくなったし読まなくなったのに総合だけ見てる成れ果ての俺
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総合だけか?某もだろ
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某とかまだ生きてんのレベル
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>>673よろしく総合だけ見る期はあるが、某は昔から見れん質でな……
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もはや某の話は某でしろとも言われなくなったなー。Twitterで去年また何かいざこざしてたのは知ってるけど話題にも上らんかったし。
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いざこざあ?
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みんなオレンジデー祭りはどれくらい読んだ?
俺は短編を見終わって、これから長編読む予定だけど、おすすめある?
まあ結局全部読むんだけど。
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>>679
指輪読み終えたら全部になる
おすすめは雪女。まさしは助演男優賞狙える
今回演技派多いから、作品揃ったら脳内アカデミー賞授賞式やるんだ。楽しみ
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俺の作品をすこれ
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全体の半分くらい読んだ
ファイナルのようですが超〜良かった
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愛を語られ語るだな
熱量と勢いが最高
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>>680 雪女読んできた。確かにまさしいいキャラしてるね。完結楽しみ。
>>681 作品何よ、読みに行くわ。
>>682、>>683 了解。親友、毎日好き、雪女まで読めたから、次はその二つ読むね。
ちなみに短編だとヒミツが好きです。
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どうして俺の作品は好かれないんだろうな
わかってるよ面白くねえんだよ
人に面白いって言われるような話が書きてえよ
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>>685
素人質問で恐縮ですが、どちらの作品でしょうか?
ここ数年ファイナルで新規投下された全ての作品を読んできた者だが面白くない作品は一つもなかったはず
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>>685
その言葉を聞かされるスレ民の気持ちや立場を想像してくれよ
自作品の良いところや改善点をシンプルに尋ねたって良いよ
答えが来るかは読者に委ねてくれるなら
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ブーン系最大の課題は労力に比べてコメントが少ないことだと思うんだ
読んだら必ずコメントするようにしてるよ
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ちょっと待って自分も面白くて好かれる話書く方法知りたい
とりあえず事前知識無しで読める話が万人受けすることだけは知ってる
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単純に人口が少ないから、コメント自体が減ってるのはまだ分かる
純粋な疑問なんだけども乙しか書かない人って何でなんだろう
面白くなかったから?
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感想書くの苦手な人間だっているよ、自分なんだけど
良かったなの気持ちを長々書けなくて色んな気持ちを込めての「乙」だから
感想書いた方が喜ばれることはわかってるけど難しいんだよな
好かれる作品かはわからないけど人気AA使うとかコンスタントに更新続けるとか宣伝するとかは効果あるんじゃない
面白い作品はわからん、自分が面白いって思った作品参考にしたら
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面白かったけど何て言って良いかわからない時乙だけになる
面白くなかったら途中で読むの放棄するでしょ
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>>692
それな
自分にあわないと思ったら最後まで読まないから乙があるってことは読んでくれてる証なんだよな
感想がないのは物足りないかもしれないが読まれないよりは全然良いよ
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読書感想文ほぼあらすじ民は案外多いのか?
まあ、俺もなんだけど
乙に関しては、好きな場面や台詞を挙げたり、面白かったや笑ったって一言を付け加えるだけでも、作者の受け取り方は違うかもしれないね
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自分も好きな作品に乙だけレスするとかよくあるから乙貰えるだけでも嬉しい民だ
もし具体的な感想欲しいなら感想スレで依頼してみたら?
今見て知ったけど作者側からの感想依頼もアリらしい
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分かりやすすぎてつまんない作品ほどウケてるから何の反応もないってことはバカには分からんほどいい作品を書けたってことだろ
感想が一切ない件に関しては俺はそう割り切ってるからお前が正しい 崇高でいろ
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広くに刺さるのは浅いし狭くに刺さるのは深い的なお話はよく聞くものの
広くに深く刺せるものを書きたい欲は如何せんあるな
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696は崇高とは違うと思うがなー
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>>696は「わかりやすすぎてつまらない話」という言い方をしているのに対して>>689は「事前知識無しで読める話」という言い方をしている
この違いだけでも書き手の質だとかがわかるな…興味深い
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ストーリーやテーマが読者年齢層に合ってる
導入の親切さ
創作外からのインプットが沢山ある
読者の時はこの辺り頑丈な作品を推しがちだな
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読み手からの反応が薄いのは、話の出来どうこうじゃなく、上手く伝えられてないって可能性もあるよ
書き手の中のイメージを読み手は持ってないから
読み手に意図どおり伝えるには、自分が思うより丁寧に書かないといけないのかも
実際、聞いてみたら期待どおり伝わってないことあったし
-
また大規模な祭りが開催されて有名作者たちが集まったラジオで全作品感想聞いたりしたいよ
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>>702がやってもいいのよ
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自分以外の作品はつまらない、自作品こそ至高!だとか
昔の名作しか読まない、それ以外はカス!みたいに言ってる人の作品よかは
他者の作品をよく読んでいたり色んなことに興味がある人が書いてる作品のが読みやすいし面白いと思うな
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あ、真面目な話してる!
取り敢えず1レス目の1行目の文章は作品名と同じくらい悩んだ方がいいと思うよ
物語の核心とか重要情報とか台詞とか入れた方がいいよ
最悪1レスで切られて最後まで読まれない可能性あるから
作品全体の話だと
この場面で読者はこう考えるだろうから期待に応える
この場面で読者はこう考えるだろうから予想を裏切る
みたいに客観視すると面白い作品になると思ってるよ!
>>701の分かりやすさにも繋がるよ!
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タイトルや文章のリズムが自分に合っていれば読み進めて、ダメだったらリタイアするタイプなんだけどさ。
作者が好きで書いてる文章ってちょっと変でも勢いがあって読んじゃうから、一口に面白いって言っても難しいよね。
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タイトルは言わずもがなだけど、タイトルAAも多分結構大事だよね
気が向いた時に気が向いた作品をってタイプの俺は、やっぱり好きなAAの作品を優先して読んじゃうし
逆に好みでないAAだと優先度下がるから一長一短かもだけど
総合とか祭り本スレだと無題もちらほらいるけどコレは地味に損だと思うわ
どうしても話題に出しづらい分、人目につきづらくなる
……まあ、総合短編が話題に出ること自体ほぼないけども
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分かるなぁ
地の文ミチミチでも好みの文体だったりテンポが良ければザクザク読めるし、会話主体でも感覚が合わないと読み辛いとかある
タイトルにAA不在でも気にしないけどAAの選り好みは多少あるな
AA自体の好みというよりは、こういう系の内容も関わるだろうなっていうので優先順位上下したり
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個人的に、何作も書ける作者が本当に未知の領域。なぜ出来るんだろうとずっと疑問に思っている。
俺の場合、1作は書き上げて投下できたんだけど、2作目はさっぱり。
新しいシチュエーションなんかは断片的に浮かぶんだけど、主人公の感情や物語の終着地点が1作目の焼き増しにしかならなそうで。
作者読みしていると、いろんなことを面白がって書くべきテーマを見つけられる人なんだろうなと感じるんだけどね。
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素人質問で恐縮ですが、今はVIPでスレ立てされる方は皆無に近いでしょうか?
久しぶりにどんどんぶりぶり投下を考えているのですが、短編でもスレ立てして良いのでしょうか?
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もちろんさ
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vipスレ立てはほぼ無いな
投下する事自体はおk
事前と直前にしたらばの予告スレとか総合スレに投下宣伝していくといいよ
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あとvipスレも前とルール変わってるかもしれんから調べといた方がいいよ
ちなみに俺の中でvipはスレ立てたら即10レスしないと落ちるルールで止まってるよ
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アモーレだけはvip使ってるな
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あまりに初心者過ぎる質問なんだけど、このsageっていうのはどういうときに使うんですか?
自スレで投下したときは使わない方がいいの? 使ったほうがいいの?
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sageは、書き込んだスレを上げたくない時に使うコマンドだよ!
sageを付けないで書き込むと、新着順でスレ一覧を見た時に一番上に上がるようになってるよ!
だから書き込みがあったことを目立たせたくなかったら、sageをつけるよ!
自スレで投下するときにはsageをつけないほうがいいよ!だってみんな君の新しい投稿が見たいからね!
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>>715
投下時は不要です
sageについては下記がわかりやすいかな
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q147820369
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>>716、>>717
ありがとう優しい人たち、いつか面白いおはなしを作ってお礼します。
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流石にインターネットの使い方覚えてからやったほうがいいよ
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本編投下する時はageで、コメント書く時や返信はsageにしてるなー
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まだ新規参入があるんだ
ブーン系も捨てたもんじゃねえな
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新参だ囲め囲め!!
分からない事は何でも聞いてね!!
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俺達極悪非道のageブラザーズ
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今って現行作品どれくらいあります?
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>>724
今年入って投下があった連載中作品は19本
2021/02移行に投下のあった連載中作品は82本
具体的には下記を参照
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1jIxXUCC8OseZjHo4MdP9aVAQ8xfg9Q9QE8wQ2HOE1eM/edit?usp=sharing
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>>724
ごめん、今日新作きてたから上記+1
-
>>726 ありがとうございます
返事に数日かかるかなって思ってたから嬉しいです
-
ちなみになんで聞いた?
-
>>728 久々にオレンジデーで顔出して、楽しかったから、長編とかあったらいいなーって思いました。
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おかえりなさいませご主人様
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少し昔かそれ以前の年代で、短編のおすすめをいくつかください
-
年代の範囲広すぎでは……。
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前にやってた祭の作品とか順に読んでみては
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>>731 年代がわかんないからマジで趣味だけど
/ ,' 3 荒巻老人は80代にして妻以外の女性を愛したようです
ξ#゚⊿゚)ξ音速パンチのようです(>ω< ;)
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いつ頃か年代を教えてもらえるとありがたいんだが
100選とかどう?
ブーン系100選2019
https://boon2019100.web.fc2.com
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川 ゚ -゚)なんかこわい館のようです
-
>>732-736
ありがとう
比較的新参者でほぼ現行しか読んでこなかったから、いつのでも大丈夫です。多分未読
100選のサイトはぼちぼち読んでます。といっても数が多いから聞いてみたくなりまして
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>>737 気持ちはわかる。俺も最近のオススメとか知りたいし。
でも、ジャンルとか年代とかちょっと絞った方が勧める側も出しやすいかもね。
俺のオススメは
THE URBAN EXODUS
-
直近なら秋祭シリーズたらふく食っとかにゃ
ブーン系秋の短編祭2021
https://reiwaboonnovels.web.fc2.com/fall_2021.html
ブーン系食と旅の秋祭り(2023)
https://boonfallfest2023.wixsite.com/foodandtravel
-
>>738
タイトルは聞いたことありました。これを気に読んでみます。ありがとう
好きなジャンルはSF、というか少しふしぎ要素があるやつかな
読んだうちだと水酸素、変な森、くいのこした四季、ささやかな怪異、むしゃむしゃ辺り面白かった
-
>>740
少し不思議系が好きで100選読んでるのに忘失都市の名前がないのは意外だな
真っ先に挙がってもいい気がするのに
ホラーもOKなら百物語2022の 神通屋敷のようです とかどうだ?
怪異に襲われるような話じゃないし好みにも合いそうな気がする
-
甘めのおすすめくれ
-
>>742
( ・∀・)「毎日好きと言うようです」
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1713943554/
この前あった祭りの参加作品だ。とびっきり甘くて最高だぜ。
-
一人称が国民のブーン系読みたいのに検索しても出てこない
-
総合短編じゃなかったか
-
>>744
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1624026443/
の>>201
-
良い話だったのになあ
-
>>740
ふしぎ要素ならこれ
(´・ω・`)ぼくらの「825」のようです
( ^ω^)人魚を拾って帰ったようです
( ^ω^)ガキノモリ事件のようです
最期に与えられた1秒間達のようです
(´<_` )悪魔と旅するようです
-
総合短編が話題にでるの珍しいね
面白いのも結構あるのに読み返す人が少ないんだろうな
-
お前らのお気に入り教えて
俺の自作品を出して
-
>>750
沼男はいないようです
気味が悪い読後感。たまに思い出す。
-
俺んじゃない
でもおもろそう
でも俺のを出して
-
メタ読みて出されちゃったら目茶苦茶恥ずかしいけどいいのか?
-
日付変わったし自作品言っちゃいなよ
-
そっか、読みたい話があったらここで聞けば親切な有識者が教えてくれるんだった。
幼馴染系の甘いヤツを頼む。ストレートで。
-
>>755
( ^ν^)ショソン・オ・ポムにアンコールを、のようです
-
>>755 ごめん、甘いかどうかはわからんがこれしか思いつかなかった
ξ*゚⊿゚)ξふたりはなかよし(^ω^*)のようです
-
>>741 >>748
ありがとう
神通屋敷と人魚を拾うやつは1回ずつ読んだことある。良かったよね
挙げていただいたのを読んだり読み返したりしてみます
-
>>755
有識者じゃないけど
清夏のようです、はおすすめ
幼馴染ではないけどラブコメなら
( ・∀・)花占いマンは恋をがんばるようです
愛しきくろがねの彼氏のようです
R18もよければ
咲き乱れし百合の花のようです
( ^ν^)まるで麻薬のようですζ(゚ー゚*ζ
もおすすめ。多分ストレートに楽しめる系
-
>>755
かえらずの、なつのようです。
どちらかといえば切ない寄り。
R18なので読むのに気合いがいるけど、熱意がとにかく凄い
-
マスター、可愛い話をストレートで
あときっつい話もストレートで頼むよ
-
>>761 古い有名どころばっかでごめんだけど
( ^ω^)が拳の王となるようです
ミセ*゚ー゚)リ変な森のようです
(゚、゚トソでも、いっしょのようです
変な森だけ覚悟して読んでね、俺はもう何年も前に読んで、面白かった、可愛かった、怖かった意外覚えてないけど読み返せないわ。
拳とトソでもはたまに読み返すくらい好き。
-
Janeで「HTTP 1.1.403 forbidden」って出てしたらばに書き込めないんだけど、誰か解決法わかる?
このレスはブラウザから書き込んでる
-
作者読みじゃなくてAA読みしたいな
オムライスのAA分けは助かっていた
「このAAと言えばこの作品!」みたいなのが欲しい
ニュッといえば穴本だとかみたいな
-
ドクオといえば3丁目
-
ショボンといえばルージアル
-
>>763 詳しく無いけど、多分どっかのアクセス禁止に巻き込まれてるから、時間立たないと書き込みできないと思うよ。
ジョルジュといえばスカーピンだよね、タイトル忘れちゃって探せないけど。
-
ジョルジュはコンビニ強盗だなぁ
-
総合短編で心に残ってるのってある?
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>>767
あれはジョルジュなのかなんなのかわからんオリジナルAAだったな ただ漂う……は続編の十番勝負も面白かった
ななばつにまとまってたからアーカイブZIP経由でみんな読んでくれ
-
>>769 100選入りもしててちょっと特殊だが
(´・_ゝ・`)奴からはカフェインが滲み出ているようです
-
>>769
前スレのくるしみるーむ好き
あと、兄者がバイクを買って売って募金する話を妙に忘れないでいる
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総合短編ってそんなに、話題に出ないからな。
個人的には、印象に残ってる祭作品と祭自体が気になるな。
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>>769
総合短編結構好きだから話題に出るのなんか嬉しい
自分の好みもあるけど総合はホラーの良作多い気がする
しぃさまとか開けてはいけないようですとか好き
スレ末に目次作ってくれた人には感謝の言葉もない
-
まーた作者が減る
-
>>773
祭りだと秋短は印象深い
序盤の鬱猟奇ラッシュとかとんでもない枚数の絵投票とか。まじで楽しかった
日の本の行く末は往々……
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祭りだと百物語が好きだな
ホラー沢山読めるし百物語への参加自体がなんか非日常感ある
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作品赤ペンスレ建てたら非難殺到するか?
赤ペン入れて欲しい作者が作品名挙げてここはこうした方が読みやすいとかいう感じ
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>>778
需要は赤ペン先生の過去作によるかな
長い話ばかり依頼された時も全部読んであげてね
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祭りは百物語と去年の秋祭りが好き
赤ペン興味あるけど、自分は出せるような作品がないや
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どの作品が好きだったよ
-
>>778
やるならルールを設けた方が良いかもね
基本は短編が対象で、長編なら一話目だけやるとか
あくまで作品を指摘するのであって、作者の人格や作者そのものへの指摘をしてはいけないとか
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秋短と百物語良かったな
胸糞って普段読まないからなぁ
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百物語好きな人結構多いんだね
そういえば企画自体がロールプレイ要素ある点は特殊かも
-
現行スレってどれくらいの頻度で投下するものですか?
週一、隔週一、月一、くらいのイメージなんですけど。
-
今は毎日から年一までバリエーション豊か
-
>>786 ありがとう。結構どころでなく自由なんですね。
しかし毎日は凄いなぁ。
-
ここ一年くらい更新止まってるけど続き楽しみな現行あげていこうぜ
俺はモテ部
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ふわふわぬいぐるみ、神様にでも、おなラプソディー、君と朝焼けを迎えたい
特に待ってる。というかほぼ全部待ってる!!!
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みんなどうせ戻ってこない
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さては普段ファイナルにいないな?
半年や一年とかしょっちゅうだしつい先日7年ものくらいのも来た
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いっぱいあるけど、あたまゆるゆるじょしこうじっけんかな。
作中で語られてた「脱サラして始めたラーメン屋が成功する確率」って、作中だと答え言われなかったから調べたんだけど6%くらいしかないらしいよ。
-
五年くらい放置してる現行書かないとな…。
-
何年放置してても今いてくれて嬉しい
待ってるぞ
-
好きな総合短編はあるけどタイトル忘れがちで読み返せないから悔しい
誰か憶えていたら教えてほしいんですが、
確かハロウィン時期の少し不思議系ホラー?テンポが良くて楽しげだけどちょっと不穏な雰囲気があって総合短編の短さで読みやすく見応えのある魅力的な話だった印象が忘れられない。また読みたい
・ツンが主役
・気付くと不思議なホテルにいた。ホテルの従業員はツンを歓迎している。ツンは楽しくなって、そのホテルが気に入ってくる
・しかし突然現れたホテルの支配人(だったと思う。他の従業員より立場が上)に追い返されてしまう
・タイトルか作中のセリフで「Dホテル」という言い方があった気がする
追い返されたツンがどうなったかは一応ネタバレということで。誰か憶えていませんか
-
>>795
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/21864/1509051195/-100
これの>>49
ξ゚⊿゚)ξハロウィン・パーティに招待されたようです
で合ってる?
-
2017年?!
すごいなソムリエ、なんで分かるんだ
-
>>796
これです!自分の思い違いもあったみたいだけど伝わって良かった!ありがとうございます!
読んだことない人は面白いからオススメ!
-
投下します
-
「浜辺の漂流物のようです」
男が砂浜で屈みこんでいる。
水を含んだゴミを眉をひそめて拾い上げ、手に持っていたビニール袋に入れた。
lw´‐ _‐ノv 感心だな
女が砂浜の上の道路から男に声をかける。
男は女を見上げて腰をあげた。
( "ゞ) これは嫌がらせだ
lw´‐ _‐ノv ほお
( "ゞ) ボランティアをした顔をして臭いゴミを家に捨てるんだ
( "ゞ) 叱れないのに気分が悪いのはストレスになる
lw´‐ _‐ノv それはまた遠回りな事で
-
女は砂浜に降りたって男に近づく。
lw´‐ _‐ノv で まだ続けるのかな?
lw´‐ _‐ノv 私は結構ギリギリの時間に出てきた気がするのだけど
( "ゞ) ん ああ……
男はティッシュで手を拭いてからスマホを見た。その間、女は回りを見渡す。
( "ゞ) 行くか
男がスマホをポケットにいれて歩き出すと、女が腕をつかんで引き留めた。
-
lw´‐ _‐ノv きみ 一人だったね?
( "ゞ) ん……?
lw´‐ _‐ノv 足跡を見れば分かる
lw´‐ _‐ノv 一人でゴミ拾いをしていた そうだね?
( "ゞ) そうだが
女は空いている手で海の方を指し示した。
男が多少緩慢な動作でそちらを見て、すぐに目を細める。
( "ゞ) おかしいな 来たときに足跡はなかった
lw´‐ _‐ノv そんなことだろうと思ったよ
女はようやく手を離して、髪の毛をかきあげた。
-
( "ゞ) それが何だって言うんだ?
女は浅くため息を付いてから言った。
lw´‐ _‐ノv いいか
lw´‐ _‐ノv 問題なのは海から来た奴が 君に挨拶もせずに通りすぎたことじゃあない
lw´‐ _‐ノv 海に入る足跡がないことだ
男は少し狼狽したが、すぐに口を開いた。
( "ゞ) 浜辺は近くにもある
( "ゞ) そこから入ってここに出てくればおかしくはない
( "ゞ) それに俺が見間違えたってこともあるだろう
女はしゃがんで足跡を眺めた。
lw´‐ _‐ノv いや 私が間違えたよ
lw´‐ _‐ノv 問題はもっと複合的だった
( "ゞ) なに?
-
lw´‐ _‐ノv これは草履の足跡だ
( "ゞ) ……じゃあ 何か?
( "ゞ) こいつは草履をつけたまま海に入って 違う浜辺に出て
( "ゞ) 俺に見つからずに町に入っていったってことか?
lw´‐ _‐ノv ん まあそうなるかな
lw´‐ _‐ノv なかなか不気味だろ?
男が町の方を振り返り、女は立ち上がって海の方をみる。
lw´‐ _‐ノv しかも 君の方を見ている
男が女と同じ方をみると、足跡が傾いている箇所を見つけた。
lw´‐ _‐ノv 彼らの案件だ
( "ゞ) それは 間違いないな
-
彼らは自らの大学のオカルト研究会の溜まり場である一画に向かった。
扉には『合宿中』の札がかかっていた。
( "ゞ) 昼食を抜いてこれか?
lw´‐ _‐ノv ぼやくな ぼやくな
女は笑ってからスマホを取り出してどこかにメッセージを送った。
lw´‐ _‐ノv ま そのうち戻ってくるだろう
( "ゞ) 他人事だと思って……
lw´‐ _‐ノv 私は待ってるから 早く補習を終わらせてくれ
( "ゞ) 俺に言うな
-
男は補修の後で食堂の女に声をかけた。
lw´‐ _‐ノv 来たね
( "ゞ) 何かあったか?
lw´‐ _‐ノv ああ 明日には帰ってくるらしい
lw´‐ _‐ノv あといくつか怪異の候補も教えてくれた
女は少しだけSNSの画面を見せてから、すぐにまたスマホをいじり始めた。
lw´‐ _‐ノv それでだ 君の家に行かないか?
( "ゞ) ……なんだって
lw´‐ _‐ノv 別にここで話しても良いんだけど
lw´‐ _‐ノv 話すと寄ってくるのは有りそうな話だし
lw´‐ _‐ノv 何よりゴミを捨てたいんじゃない?
( "ゞ) 構内に捨てればいい
lw´‐ _‐ノv 嫌がらせは?
( "ゞ) まあいい 分かったよ
-
( "ゞ) しかし問題があってな 鍵を忘れてるんだ
lw´‐ _‐ノv 電話すればいいじゃん
( "ゞ) 帰ってればそれで済むが
男は電話を掛けて、数回話してから女の方を見た。
lw´‐ _‐ノv 駄目だったのかね?
男はだんまりしてからもう一度電話を掛けた。
女は首をかしげてから男の方に向き直って、聞き耳をたてる。
( "ゞ) もしもし 俺だ
( "ゞ) 『しつこいですね、警察に連絡しますよ』
( "ゞ) いや……
それで電話は切られたようだった。
lw´‐ _‐ノv
lw´‐ _‐ノv どういう……?
lw´‐ _‐ノv 最初はどういう話だったん?
( "ゞ) オレオレ詐欺だと思ったらしい
-
女は苦い顔をしている男を見つめた。
それからスマホを操作して、先程見せたSNSの画面をもう一度開く。
lw´‐ _‐ノv 一通り調べてみたが きみも知ってるやつが原因だと思う
怪異のリストを指でなぞり、一つの名称を指差した。
( "ゞ) ……浦島太郎?
lw´‐ _‐ノv というよりも……何と言うかな
女は説明を続ける。
lw´‐ _‐ノv ラストシーンは知ってるだろう
lw´‐ _‐ノv 自分の事を 誰も覚えていない時代に帰ってきた浦島太郎は
lw´‐ _‐ノv 玉手箱を開けて老人になる
lw´‐ _‐ノv その『自分の事を誰も覚えていない』という部分に当てはまる
lw´‐ _‐ノv つまり ごめん公子もう会えない と言うことだ
( "ゞ) それはウラシマ効果だろ……?
lw´‐ _‐ノv 順序が逆転するとしたらどうかな
lw´‐ _‐ノv 皆が君の事を忘れると 老人になるか宇宙人になるか
lw´‐ _‐ノv あるいは
-
男は次の言葉を待った。
lw´‐ _‐ノv ま 根拠の無い推測など不安を煽るだけだ
lw´‐ _‐ノv この辺で止めておこう
lw´‐ _‐ノv さて じゃあ私の家に行こうか
女がさっさと立ち上がると、男は慌てて呼び止めた。
( "ゞ) おい ちょっと待て
( "ゞ) 何でお前の家に行くんだ
lw´‐ _‐ノv 独り暮らしだからだ
( "ゞ) 答えになってないぞ
女はわざとらしく大きなため息をついた。
lw´‐ _‐ノv 次に狙われるのは私だ
lw´‐ _‐ノv 家族の次は親しい友人と相場が決まっている
( "ゞ) なんの相場だ
lw´‐ _‐ノv バッドエンド界隈
女は男の腕を引っ張って歩き出した。
-
( "ゞ) あるいは 何だったんだ
薄暗い道に男女があるいている。
lw´‐ _‐ノv ん?
lw´‐ _‐ノv さっきの話なら なにも起こらないか かな
男がいぶかしむ。
lw´‐ _‐ノv 人はいつ死ぬと思う? 人に忘れられたときさ
( "ゞ) ああ うん
lw´‐ _‐ノv そう 物理的な死でもなく
lw´‐ _‐ノv 精神的に死んで狂気に支配されるでもなく
lw´‐ _‐ノv ただ誰も覚えていない
lw´‐ _‐ノv そういえば電王のピアニストどうなったんだろうな
( "ゞ) ……だから 次がお前なのか
lw´‐ _‐ノv うむ
-
( "ゞ) しかしそうなると 本人の記憶はどうなる?
( "ゞ) 自分の意識に 他人の記憶は直接関係しないだろ
lw´‐ _‐ノv 廃人にでもされるかもな
lw´‐ _‐ノv 自らの根源の記憶を消されれば 精神の死ということもある
lw´‐ _‐ノv ……あれ 何かが矛盾しているような
男が女の袖を引っ張った。
lw´‐ _‐ノv 気が早いぞ
(; "ゞ) 前をみて歩け
男はそう言って女の前に出た。
住宅地の狭い道、数十メートル先に人影が見える。
夕方のはずなのに、周りの家にはまるで明かりが付いていない。
人影には体が無かった。
鉢巻きが宙に浮き、上下の着物が何かに引っ掛かったままフラフラとそよぐ。
着物の左右にはそれぞれ藁で編んだツボと、長い釣りざおを携えている。
後ろの道路のコンクリートには、濡れた足跡が草履を履く足下までしっかりと続いていた。
lw´;‐ _‐ノv 逃げの一手だ! フライトだ!
そう言って女は振り返って逃げ出した。
(; "ゞ) は!?
-
男も体の無い釣り人の様子をうかがいつつ走り出した。
lw´;‐ _‐ノv か 海馬 短期記憶を司る はあ
lw´;‐ _‐ノv 短期記憶を司る海馬 に隣接する扁桃体 それには
lw´;‐ _‐ノv はあ まだ追ってくるか?
(; "ゞ) ああ 動きは遅いのにやたら歩幅がでかい
(; "ゞ) 撒けないぞ
lw´;‐ _‐ノv ケムール人みたいな感じかっ!?
(; "ゞ) 自分で確かめろ
lw´;‐ _‐ノv 見たいけど見たくない!
女が角を曲がって減速してとうとう止まった。
(; "ゞ) おい!?
lw´;‐ _‐ノv 道を忘れた……
-
ただならぬ顔をした女に驚いた後で、男が後ろを振り向く。
lw´;‐ _‐ノv 変な話だ いつも通ってる道だぞ さっきも通った!
(; "ゞ) 言ってる場合か 止まらずに走れ!
男が女の方に体を向けると、前方から鉢巻きが現れる。
ぐい、と女の頭が後ろに反れて、すぐに鼻血が散り、空中にぶつかって赤い筋が出来た。
男が女の名前を呼び、女は解放されて道の端によろける。
lw´;‐ _‐ノv う あぁ……
lw´;‐ _‐ノv な なに 鼻血が
lw´;‐ _‐ノv 誰ですかあなた ひ やだ
男は放心した。
身を強張らせたときにはもう遅く、目の前に体の無い釣り人がいた。
男もまた頭を後ろに反らされ、男の瞳が明滅し、次の瞬間には体の無い釣り人の姿は消え去った。
長い静寂の後、女は急に笑い出すと男に駆け寄って抱き付いた。
lw´‐ _‐ノv 誰ですかあなた〜 やだ〜
そう言いながら男の太ももを揉んで背中をさすると、男は女を突き飛ばした。
lw´‐ _‐ノv ……拒否が強すぎる
-
(; "ゞ) 何がどうなったんだ
lw´‐ _‐ノv ん 何だろう
lw´‐ _‐ノv ちょっと整理が必要だから……歩きながら話そうか
lw´‐ _‐ノv 取り敢えず たぶんもう問題ないよ
女は手を差し出して男を立たせると、歩き出した。
lw´‐ _‐ノv あ ごめん さっき鼻血ついたかも 服に
( "ゞ) いいよ、それは で……
lw´‐ _‐ノv ん あいつは怪異として成り立ってなかったんだよ たぶんね
女はティッシュを取り出して口元を拭き、鼻腔に入れた。
lw´‐ _‐ノv だがら ぶじゅんをがいしょうでぎずにしょうべつじた
( "ゞ) ……ん?
lw´‐ _‐ノv あどにずるよ
( "ゞ) おお
女が男にティッシュを差し出したので、男は礼を言って受け取った。
-
大学に着くと、女は「あ」といって立ち止まった。
lw´‐ _‐ノv しまった 逆方向じゃないか 家に帰ろうと思ってたのに
( "ゞ) お前……大丈夫か?
lw´‐ _‐ノv いや ははは
lw´‐ _‐ノv まあ 良いじゃないか ここで夕御飯にすれば
彼らは食堂に入って食事をとった。
( "ゞ) それで……
lw´‐ _‐ノv うん 怪異の話ね
女はスマホをしまった。
オカルト研に報告をしていたらしい。
lw´‐ _‐ノv できそこない という言い方が正しいのか分からないな
lw´‐ _‐ノv 生殖できない生物みたいなもので
lw´‐ _‐ノv まあ生殖の有無が生物を生物足らしめるという話もあるが
( "ゞ) ……とりあえず結論を言ってくれ
lw´‐ _‐ノv うん そうだな
-
lw´‐ _‐ノv 怪異は記憶によって存在を認められるんだ
lw´‐ _‐ノv 噂がなければ妖は居ることにならない
lw´‐ _‐ノv だから あれは自らの首を締めたことになる
女は水を飲んだ。
lw´‐ _‐ノv あれの始まりは私たちが観測したからだった
lw´‐ _‐ノv というよりも たぶん君が相補的に観測しあったんだろう
lw´‐ _‐ノv それで記憶を奪う怪異として成り立った
lw´‐ _‐ノv だが最終的に自分に関わる記憶ごと消し去るのは 怪異としては悪手も良いところだ
lw´‐ _‐ノv だから消えて 私たちの記憶は戻ってきた
( "ゞ) ……自殺だったのか?
lw´‐ _‐ノv どうかな
lw´‐ _‐ノv 自分の存在よりも存在意義を優先したんだ
lw´‐ _‐ノv どちらかというとフレーム問題のロボット第一号だ
lw´‐ _‐ノv 目標物に爆弾をくくりつけたまま持ってくる奴な
女はフッと息をついてから言った。
lw´‐ _‐ノv ちゃんとした怪異に成り損なったんだ だから私たちは助かった
-
( "ゞ) ……まあ 何となく分かったよ ありがとう
lw´‐ _‐ノv ん そうか それはよかった
lw´‐ _‐ノv じゃあ代わりといっては何だが 君の家に泊まらせて貰えないものかね?
( "ゞ) 何でだ
lw´‐ _‐ノv あんなことがあったんだ 一人では怖くて眠れない
( "ゞ) 実家に帰ればいいだろ
lw´‐ _‐ノv 片道四時間もかけてか? 片道四時間もかけてか!
lw´‐ _‐ノv 明日も補習があるんだぞ!
( "ゞ) そんなにかかったっけ……?
lw´‐ _‐ノv そんなに嫌なら私の家でもいい
lw´‐ _‐ノv 行くぞ コンビニに寄りたい
女は男の腕を引っ張って歩き出した。
( "ゞ) 強引な……
lw´‐ _‐ノv 若者は勢いで生きるものだ
女はにやっと笑った。男はようやく安心したようだった。
-
投下終わりました
読んでくれてありがとうございます
夏に投下した方が良かったかもわからない
本編 >>800-817
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乙やで
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おつ
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おつです
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百物語やりたがってたもんね
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乙
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乙!爽やかな読後感で良かった!
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おもしれ〜乙
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みんなが心に残ってる古いギャグ作品ある?
参考にしたい
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きみがようです良かった
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ガチンコを越えられない
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洗脳ガールフレンドはマジで良かった。あれほど笑った作品は無かったと思うよ。
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モララーさんは背後霊のようです、大好き。
ギャグ作品だけど古くはないだろと思ってまとめ見たらもう8年以上前の作品だったわ…。
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背後霊面白いよね大好き
心に残ってるってことなら、演奏中はお静かに。のようですも好き。天才的な発想だと思った
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夕凪シリーズめっちゃ好きだった。
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単発だけど糞付きのようです
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糞付きじゃなくて糞喰いだった
思い出して読み直したけどやっぱり最高にくだらなくて超良かった
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ストッパのCMに出るようですも好き
やっぱクソスレだよ
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ドクオが穴にはまるようです
古い通り越して古代文明だが
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うわ懐かしい
穴にはまるようです好きだわ
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ストーカー女にアームロックをかけたようです
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コンビニ強盗
何年前とか考えたくない
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百物語やるの?
一部で声が上がってるみたいだけど
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百物語やろうぜ!
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えー、100個も話し出ないじゃん
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ならホラー祭にするか?
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祭りはいくらあってもいい
-
ふと気になったんだけど、ここ見てる人は作者と読み専どっちが多いんだろ
-
>>843 ホラーだけだと飽きるからサスペンスとかもやってみたいわ。金田一耕介みたいな。怖いミステリみたいな。
>>845 なんとなく作者の方が多そう。
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>>846
確かに
テーマを背筋の冷える話、ゾッとする話ぐらい広げてもいいかも
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ほならホラー、スリラー、サイコ、サスペンスでええな
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恋はスリルショックサスペンスみたいだな
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じゃあパラパラ祭りということで
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ペロッ これは・・・パラパラ殺人!
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ちょうど恋祭の後だしな
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やんのか?
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あ?やんのか?
かかってこいや
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ネチコヤンステップ
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やるべき事以下
★主催を捕まえる
★作者を捕まえる
★まとめを捕まえる
★締切日までにパラパラを覚えさせる
★読者に全感想を書かせる
-
パラパラチャーハン
-
ホラー祭り、よくわかんないが7月後半〜8月前半のイメージだなぁ
そろそろ準備しなくちゃ、みんなで何か書こうぜ
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ゾッとする話くらいの幅いいね
夏はやっぱ怖いの読みたいな
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怖い話に擬態したクッソスレしか書けない…。
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許可するで
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誰か主催やるならフルサポートするけどやりたい人いない感じ?
>>841とか>>844とか>>856あたりやる気ありそうだから是非とも手を挙げてほしい
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最近更新多いけど、みんなはどの現行が楽しみ?
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プラ心
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どうしようですかね
-
全部楽しみだけど一番選べって言われたらブラコンかな。
あと3年続いて10周年迎えて欲しいくらい好き。
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魔術学院と流石探偵
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本編完結済だけど、モラ逆の埋めネタ楽しみにしてる
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まとめがない昔の作品を読み漁るのが好きだったんだけど、最近、2005年〜2010年あたりの過去ログになぜかアクセスできない……
(去年くらいまでは、これらの過去ログが見れたはず)
原因や解決策を知っている人がいたら教えてほしいです
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Ammoreがもうすぐ最終回ってことで超待ってる
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仮面ライダー完結しないかなぁ…
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有名まとめサイトが死に過去ログは読めなくなり電子の藻屑となっていったアスキーアート達
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前回の祭り良かった人挙手
ノ
-
>>873
オレンジ祭のことだよな
もちろん良かったぞ。面白いのたくさん読めた
ノ
-
ノノノ
ノノノノ
ノノノノ
-
ノ
-
ノ
-
祭りは毎回楽しんでるよ
-
ノノノノ
-
ノノノノ゙
-
ノシ
-
>>872
オムさんの事?
-
7xかも
-
かなり昔の話なんだけど、分かる人がいたら知恵を貸して下さい。
特徴は
・夏に短期集中連載してた、3〜5話
・モララーとジョルジュが出ていた気がする
・和風バトル
・刀で猿?だったか化物と戦う
・めちゃくちゃ面白い
-
「めちゃくちゃ面白い」が所感でしかなくてワロタ。
探してみる。
-
文丸のまとめのAAをスマホできれいに表示させる方法ある?
自分のiPhoneじゃズレてしまう…
-
昔一度だけ読んだホラーを探してるんだけど、うろ覚えで判然と覚えてなくて…。
特徴は
・レストランが舞台で、主人公たちがシェフ。人間を調理して食べる。
・ギコしぃが夫婦で来店。しぃが妊婦。お腹の赤ちゃん諸共食べられる。
・しぃとお腹の子で作った料理をギコに食べさせる。
もし知ってる人いたら、教えて下さい…。
-
>>887
知らないのにごめんなんだけど、概要だけでも怖すぎて震えるわ
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同じく知らないけど、鬼すぎる内容でびっくりした
概要知れて良かった
特定されたら心して読むわ
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あっついのからとびきり怖い話読みたいわ
過去作のおすすめ教えてくれ
-
絵の練習したいのでお題下さい
-
好きなAA+サンダル
-
>>892
分かりました!
-
>>890
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/21864/1503073711/-100
-
自分で誘導しておいたから説明しとくけど、
ブーン系は「小説」とはあっても実際にはもっと範囲が広いんだ
ストーリー性皆無でただ美味い飯食ってるだけの内容とか。普通にあるよ
レス続くかもしれないけど、おまいら>>1のクーのようによろしくな
-
ほう
-
そうだな
-
投下します。
25レスお借りします。
-
(゚、゚トソン ゼロからはじめるブーン系小説のようです( ´∀`)
( ´∀`)「以下の三つを覚えたら、もう読まなくてもいいモナ」
(゚、゚トソン「詳細を知りたい人は読んでね、という意味です」
・テーマ(=書きたいこと)を考えよう
・できることだけやろう
・ルールは守ろう
( ´∀`)「『未経験から一作目を作るための足掛かり』くらいに考えて欲しいモナ」
(゚、゚トソン「せっかくの総合短編スレ、『俺はこうしてるぜ!』って応援レスがあると、助かります」
-
◆◆◆
【テーマ(=書きたいこと)を考えよう】
(゚、゚トソン「とはいうものの、テーマを決めても全然書けないんですよね」
( ´∀`)「ホホウ。そのテーマ、聞かせてみるモナ」
(゚、゚トソン「『恋愛』です」
( ´∀`)「他には?」
(゚、゚トソン「? 以上ですが?」
( ´∀`)「⋯⋯⋯⋯クソな主題だと完成しない、という悪い例なので真似しないように」
(゚、゚;トソン「はぁ!? どこが悪いって言うんですか!」
( ´∀`)「言葉の指定範囲が広すぎるモナ」
(゚、゚トソン「?」
( ´∀`)「オマエのはテーマじゃなくて、せいぜい『タグ』だモナ」
(゚、゚トソン「『タグ』ですか?」
( ´∀`)「ウム。pixivとかでよくある『検索タグ』モナ。幾つかあると便利だけど、ちょっとテーマとは違う」
( ´∀`)「テーマとは主題、『今回書きたいこと、伝えたいこと』モナ」
( ´∀`)「それは言葉や信念でもいいし、シチュエーションでもいいモナ」
-
(゚、゚トソン「シチュエーション⋯⋯例えば『毎日好き好き言うAとそっけないBの話』みたいなのでも良いわけですか?」
( ´∀`)「もちろんモナ。『誰が誰に好きって言うの?』『なんでAを好きって言うの?』『Bはどう思っているの?』という問いに対する答えが、物語モナ」
(゚、゚トソン「⋯⋯⋯⋯このテーマって、ないとダメですか?」
( ´∀`)「いや、極論テーマなんてなくても面白けりゃ許されるモナ。ただ、書くときに『なんの話を書いてるんだっけ?』って迷走しないために、『これだけは絶対書くぞ』って目標が一つあった方が楽モナ」
(゚、゚トソン「確かに、迷わず済むならそっちがいいですよね」
-
【できることだけやろう】
(゚、゚トソン「⋯⋯⋯⋯初心者だと思ってバカにしてます?」
( ´∀`)「いや、一番重要モナ。意外と忘れがちだけれど、実は初心者って実力がないモナ」
(゚、゚♯トソン「ああ、バカにしてますね」
( ´∀`)「でも実力って経験値だから、作品を完成させないとつかないモナ」
(゚、゚トソン「ま、まあ、そうですね」
( ´∀`)「じゃあまずはできるところ、作れるところから作って発表して、を繰り返して実力つけるしかないモナ」
(゚、゚トソン「⋯⋯⋯⋯」
-
( ´∀`)「理解はしたが納得してない、って顔モナ」
(゚、゚トソン「長編を書こうとしたときに」
( ´∀`)「うん?」
(゚、゚トソン「地の文ってヤツが書けないんですけど」
( ´∀`)「慣れるまで書くな」
(゚、゚トソン「場面の繋ぎ目をかけずに諦めたことがあるんですけど」
( ´∀`)「一番書きたいワンシーンだけ短編にするか、拙くても無理矢理繋ぎのシーンを書いて見せ場を盛るかのどっちかしかないモナ」
(゚、゚;トソン「⋯⋯えー、それで面白くなります?」
( ´∀`)「何かが変われば、それは物語になるモナ」
( ´∀`)「例として、さっき話したテーマでお話を作ってみるモナ」
-
例A. (゚、゚♯トソン Re.「毎日好きと言うようです」爪'ー`)y‐
(゚、゚トソン(軽薄っていうのは、こういう人を言うんだろうな)
爪'ー`)y‐「おはおはー。今日もはやいね、そういう勤勉なとこ、好きよ」
爪'ー`)y‐「いやー、返品作業やっててくれたの? トソンちゃん好き〜」
爪'ー`)y‐「衣替えじゃーん、いいね、夏服も好きよ」
(゚、゚トソン(たかがバイトの後輩相手に、飽きもせず毎日毎日。多分誰にでも言ってるんだって、思ってた)
(゚、゚トソン(だから)
(゚、゚トソン(この男が、誰とキスしてようが関係ない)
ゲシッ
爪'ー`)y‐「いってぇ!?」
(゚、゚トソン「バ先の前で盛らないでくださいよね」スタスタスタ⋯⋯
※バ先=バイト先
爪;'ー`)y‐「え、あ、トソンちゃん!?」
(゚、゚トソン(関係ないけど)
(゚、゚#トソン(その気もないのに、一々口に出すほうも悪いと思う)
-
('、`*川「やーい、嫌われてやんの」
爪'ー`)y‐「テメ、わざとだろ」
('、`*川「当たり前じゃーん。で、あの子かわいいね。もう寝たの?」
爪'ー`)y‐「⋯⋯あの子はそういうんじゃないんだよ」
('、`*川「いいなー。アタシも『そういうん』になりてー」
爪'ー`)y‐「ごめん」
('、`*川「え、いいよ。別にアタシだってアンタのこと『そういうん』として扱ってなかったし」
('、`*川「でも完全に終わったね、今ので」
爪'ー`)y‐「いいんだよ、元々釣り合ってねーし、どうにかなるつもりもないの!」
爪'ー`)y‐(万が一にも、俺みてーなのが手ェ出していい子じゃないし)
爪'ー`)y‐(だからこそ、毎日あんだけ言って、嫌われるように気ぃ使ってるわけで)
爪'ー`)y‐(⋯⋯⋯⋯でも嫌われたら、それはそれできついわぁ)
例A. (゚、゚♯トソン Re.「毎日好きと言うようです」爪'ー`)y‐ 完.
※本編のトソンさんと例作のトソンさんは別の人だよ。
-
(゚、゚;トソン「なんか見たことある名前の知らない話が出てきたんですけど!?」
※作者が前に作った話と同じタイトルだよ。
(゚、゚トソン「⋯⋯それはそれとして、短くてもちゃんとお話になってますね」
( ´∀`)「同じテーマでもキャラクターや味付けが変われば違う作品になる、という実例モナ」
( ´∀`)「ちなみに、以下のテーマで作成したモナ」
テーマ: 毎日好き好き言うバイトの先輩爪'ー`)y‐とそっけない後輩(゚、゚トソンの話
書きたいこと・意識したこと
・目標1レス以内
・地の文なし
・同じタイトルで前回作った話は『後輩→先輩』だったから、逆に『先輩→後輩』にしよう
・前回『かわいい年下が頑張る話』だったから『ダメな年上が諦める話』にしよう
-
( ´∀`)「我ながら中々、面白くできたのではと思うモナ」
(゚、゚トソン「⋯⋯実例を見て思ったんですけど」
(゚、゚トソン「長編も大変ですけど、綺麗に短くまとめるのも難しそうですね」
(;´∀`)「まーじでそう。だからこそ、できる事だけ、丁寧にやるモナ」
(゚、゚トソン「こういうの見ると、地の文なんて必要無いっていうのが分かりますね」
( ´∀`)「いや、地の文がなさすぎると、かえってハードル上がるモナ」
(゚、゚トソン「そうなんですか?」
( ´∀`)「モナナ。もう一個例を上げるモナ」
-
例B.爪'ー`)y‐ Re. Re.「毎日好きと言うようです」(゚、゚トソン
夢だなって思った。
冷たい夜の風の匂いがして、少しざらざらした手が私の頬を撫でる。
思い出と、同じように。
爪'ー`)y‐「大好きだよ」
優しい、父の声。
(゚、゚トソン「毎日毎日、飽きないの?」
呆れたような、母の声。
爪'ー`)y‐「まさか。飽きるわけがないよ、こんなに可愛いのに」
父が私の額に、口付けする。
-
(゚、゚トソン「返事がなくて、寂しくない?」
爪'ー`)y‐「少しだけ。でも、答えがなくてもいいんだ」
爪'ー`)y‐「口に出して伝えることで、自分の気持ちが分かる。もし何かの間違いで、この子に伝わったら⋯⋯」
爪'ー`)y‐「最高だろ?」
(゚、゚トソン「⋯⋯⋯⋯そうね」
嬉しそうな、母のため息。
実のところ、当時の私はいつも起きていたのだけれど。
一日の終わりの時間がただただ終わって欲しくなくて、寝たふりをしていた。
-
そうして目が覚めた。
あたたかい朝の日差しが、私の目を突き刺す。
ミセ*゚ー゚)リ「おはよう」
返事はない。
幼い日々は遥か遠く、今の私は一人暮らしだ。
黙々と朝の支度を済ませ、写真に一言。
ミセ*゚ー゚)リ「行ってきます。大好きだよ」
爪'ー`)y‐「 」(゚、゚トソン
返事はない。
少しだけ寂しい。
それでもいいと知っている。
だから、毎日私は好きと言うのだ。
例B.爪'ー`)y‐ Re. Re.「毎日好きと言うようです」(゚、゚トソン 完.
※本編のトソンさんと例作のトソンさんは別の人だよ。
-
(゚、゚トソン「ベタベタした恋愛系よりこっちのが好きかもです」
( ´∀`)「モナナ⋯⋯ちょっと複雑だけど、今度はこんなテーマだったモナ」
テーマ:毎日好き好き言う父爪'ー`)y‐とそっけない娘ミセ*゚ー゚)リの話
書きたいこと・意識したこと
・目標1レス以内
・地の文で心情や時間を描写
・挑戦:タイトルに「」があるんだから、せっかくなら意識してみよう。きちんと描写できていれば最後の「」にどんな言葉が入るかは伝わるはずなので、ちょっと自分と読者を信じてみよう
-
( ´∀`)「二つの例はどちらも過去の経験と現在を描写しているモナ。しかし地の文が入ることで、情報の密度がちょっとだけ上がるモナ」
(゚、゚トソン「ふむ。逆に言えば情報を減らしたければ地の文は不要なんですかね?」
( ´∀`)「その通りモナ。元々ブーン系は会話劇、現にモナたちの会話も、ほら」
(゚、゚トソン「あ、地の文がない」
( ´∀`)「文章ってのは読むのも書くのも体力使うモナ、今回みたいな場合は特に。だから省力していくモナ」
-
(゚、゚トソン「ただ、『両親の声をどう感じたか』とか、会話だけだと口説くなるし。一人称で地の文だと分かりやすいですよね」
(゚、゚トソン「⋯⋯⋯⋯」
( ´∀`)「利点は分かるが苦手だからやりたくない?」
(゚、゚トソン コクリ
( ´∀`)「描写が苦手なら全く無くてもいいし、『そのとき風が吹いた』とか『触れた手が冷たかった』とか、最小限、必要なときだけ描写、というカタチでも充分モナ」
(゚、゚トソン「一個ずつ、できることだけやる⋯⋯」
( ´∀`)「モナモナ。で、慣れてきたら、少しずつ新しいことに挑戦モナ」
( ´∀`)「失敗しても、誰もバカにしないモナ」
(゚、゚トソン「⋯⋯酷いこと言ってごめんなさい」
( ´∀`)「キニスンナ」
-
【ルールは守ろう】
(゚、゚トソン「最後のは何ですか?」
( ´∀`)「作品作りの際に守るべき簡単なルールが二つだけあるモナ」
(゚、゚トソン「著作権?」
( ´∀`)「⋯⋯⋯⋯三つあるモナ!」
守るべきルール
・テーマ
・キャラクターの一貫性
・著作権などの各種法律、詳しくは各自の倫理観に任せます
-
( ´∀`)「テーマに関しては先に述べた通りモナ。ただ、ここにキャラクターが関わるとちょっと変わってくるモナ」
(゚、゚トソン「どんなふうにですか?」
( ´∀`)「例えばさっきの、例A のキャラを動かしてみるモナ」
テーマ: 毎日好き好き言うバイトの先輩爪'ー`)y‐とそっけない後輩(゚、゚トソンの話
キャラクター設定
爪'ー`)y‐
・女癖が悪かった大学生
・後輩が好き
・「自分とは釣り合わないから、毎日好きって言ってわざと嫌われよう」という考え
(゚、゚トソン
・真面目な女子高生
・不真面目な人は嫌い
・「意外と仕事が丁寧な先輩を見直しかけていたけど、やっぱり普段の行動はダメだと思う」という考え
-
ダメな例
※シナリオの都合上、二人で映画に行かせたい
爪'ー`)y‐「トソンちゃーん、店長から映画のチケット貰ったからあげるよ」
(゚、゚トソン「ありがとうございます」
爪'ー`)y‐「いえいえ、お礼は店長に言っといて。じゃあねー」ヒラヒラ
(゚、゚トソン「あ、あの」
爪'ー`)y‐「ん?」
(゚、゚トソン「二枚あるみたいなので、一緒に行きます?」
爪'ー`)y‐「ひゃっほう! 行く行く、トソンちゃん大好きー!」
-
◆ ◆ ◆
(゚、゚トソン「え、ちゃんと好きって言ってますよ?」
( ´∀`)「なんでそういう行動してるキャラなの、って部分が重要モナ。ダメな点は詳しくはこう」
ダメな理由
(゚、゚トソン:なんとなく嫌いな相手に「一緒に映画行こう」って言うのは、矛盾してない?
爪'ー`)y‐:嫌われたいんだったら、簡単にOKしないほうがいいよね?
-
改善例
※シナリオの都合上、二人で映画に行かせたい
(゚、゚トソン「あ、あの」
爪'ー`)y‐「ん?」
(゚、゚トソン(貰ったものを独り占めするのもなんだし)
(゚、゚トソン「二枚あるみたいなので、一緒に行きます?」
(゚、゚トソン
(゚、゚;トソン(あ、一枚返せばいいだけなのに何言ってんだろ)
爪'ー`)y‐(⋯⋯⋯⋯あー、この子友達少ねーんだった)
爪'ー`)y‐(断ったほうがいいか? いや、普段のキャラ的にここで断るのも変だし、恥かかすのもなぁ⋯⋯)
爪'ー`)y‐
爪'ー`)y‐「ひゃっほう! 行く行く、トソンちゃん大好きー!」
(゚、゚トソン←自分で誘った手前、やっぱり来るなと言えない
爪'ー`)y‐←どうせ拒否されると思って乗り気で答えた
-
◆ ◆ ◆
(゚、゚トソン「あー、確かにさっきよりは自然かも」
( ´∀`)「テーマに動かされるのでなく、感情や行動に矛盾なく、キャラが動くように描くモナ」
(゚、゚トソン「でもたまにありますよね、登場人物が脚本の都合で動かされてるなぁって作品」
( ´∀`)「真似したいと思うモナ?」
(゚、゚;トソン「全然思わないです」
-
( ´∀`)「ちなみに脚本の都合にならないよう見えるコツとしては『テーマを重要視しすぎない』モナ」
(゚、゚トソン「矛盾してません?」
( ´∀`)「というか、テーマの定義を説明すべきだったモナ。『毎日好き好き言う先輩とそっけない後輩』というのは登場人物であり、『その二人がこれからどうなる?』というのが、テーマとなるモナ」
(゚、゚トソン「最初のほうでも言ってましたね」
(゚、゚トソン「問いに対する答えが物語モナ」キリッ
Σ( ´д`) モヌァッ⁉︎
(゚、゚トソン「問いがテーマだから、『二人が一緒にいるとどうなるか』という変化が答え、物語になるわけですね」
(;´∀`)「ま、まあ、そういうことモナ」
( ´∀`)「ここから進んで、『嫌われるために好きって言ってたけど、嫌われないようにマトモになる先輩』とか、『そっけなかったけど絆されていく後輩』とか、あるいは『こっぴどく振られる先輩』とか、そっちが読みたいモナ」
(゚、゚トソン「そのためなら毎日好きという行動はなくなってもいい、と」
( ´∀`)「モナナ。でもテーマは先輩後輩二人の話だから、急に出てきたペニサス視点とか長々書き始めたらアウト、モナ」
※物語のアクセントに数レスくらいならありです。
-
◆ ◆ ◆
( ´∀`)「長々と続けましたが、そろそろお別れの時間モナ」
(゚、゚トソン「お説教じみてて、皆早く終われーって思ってましたよ」
( ´∀`)「それでもいいモナ」
(゚、゚トソン「いいんですか?」
( ´∀`)「いいモナ。必要な誰かに刺さればいいモナ」
(-@∀@)「ハン、こんな雑な文章しか書けないんですか? これなら、いっちょ私が『分かりやすい初心者向け創作論』でもぶち上げてやりましょう」ククク⋯
(゚、゚トソン「⋯⋯何ですかあの人、突然出てきて感じワル」
(*´∀`)+ ワクテカ
(゚、゚;トソン「え、なに喜んでるんですか?」
-
( ´∀`)「コイツを待ってたモナ」
(゚、゚トソン「え」
( ´∀`)「どんな理由であれ、界隈に文章が増えるモナ」
(゚、゚;トソン「ま、まあ、そうですけど⋯⋯」
( ´∀`)「褒められたもんじゃ無いけど、下手な創作物には『自分のほうが上手く創れる』という自信を与えることがあるモナ」
(゚、゚トソン「自分の失敗が他人の糧になるから、どんどん挑戦すべき、ということですね」
(゚、゚トソン「⋯⋯⋯⋯」
(゚、゚トソン「それはそれとして、悔しくないんですか?」
( ∀ )「いつか殺す」
(゚、゚トソン「こわっ」
( ∀ )「言葉のナイフでアイツをコロス。上手くなって、創作物で、必ずアイツの心をぶっ壊す」
( ´∀`)「モナ」
-
(゚、゚トソン「⋯⋯⋯⋯で、では、そろそろ本当にお別れです」←ちょっとビビってる
(*´∀`)「ご拝読ありがとうございましたモナ」←ビビられるのが新鮮で嬉しい
(゚、゚トソン「ばいばーい」( ´∀`)ノシ
(゚、゚トソン「⋯⋯⋯⋯ちなみに、今回のテーマってどんなのです?」
( ´∀`)「こんなのモナ」
テーマ:とりあえずブーン系や新しいジャンルを0からはじめる際のとっかかりを作ろう
書きたいこと・意識したこと
・30レス以内(厳守)
・これから試す人が簡単に出来ることだけ書く
・文章をやさしくする
・マジの初心者だからこそ説得力が出るかも、と思って書きました
※作者は完結が 1作のみ
書けなかったこと
・書く前に立てた目標とか、守れなくてもキニスンナ
・一人称小説、地の文での心情描写は上手く使うと叙述トリックとか恋愛描写とか出来て楽しいと思うよ
・ギャグとかだと地の分全部しゃべらせても面白いよ
・タイトルとか正直なんでもいいよ、でもセンスがいいとちょっと気分が上がるね
・途中で制作をあきらめた時は次回作につなげるためのメモを残すか、一番書きたいところだけ切り取って短編を作ろうね
(;-@∀@)「この私の作る超大作『誰でも分かるブーン系書き方講座のようです』に一文字の誤記、表記揺れがあってはならない!」←完璧主義だと一生終わらないので、一回雑でも完成させて、期限切って妥協しようね。
※こういうタイプがまじで完成させるとほんとの超大作になったりするよ。
(゚、゚トソン ゼロからはじめるブーン系小説のようです( ´∀`) 完.
-
以上です、他スレの話だけど「試してみたけど進められない」みたいなレスを見て、「わかるわ」と思って書きました。
どこのスレかは覚えてないです。
自分が初心者だから作者はみんな「これだけやってりゃ最低限カタチになるよ」って注意事項とか書いてほしいなと思うんだけど、「じゃあまずお前やれよ」って突っ込み入りそうだったので書きました。
これで堂々と言えるぜ、みんなもなんか最低限カタチにするための知恵をください、他スレの誰かのために、私のために。
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乙
-
そういうの考えたことないや
書こうと思ったやつ書いてたら出来るから
-
乙
初心者だからこういうの助かる
いつか作者デビューしてみたい
-
乙乙
検索タグ…た…確かに!と目から鱗
アサピーもそういうのは心の中だけで思っとけ。そこから行動まで進む奴は凄いんだから。
>>927
君なら出来る!頑張れ!!
最低限カタチにするため…書くのが怠い時は、資料集めをする
肩甲骨ストレッチしながら話に関連する動画をダラ見して、新たな情報があったらスマホにメモっておく
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軽薄なナンパ男が
↓(実は)
トソンを特別視していた
毎日好きと言われる娘は
↓(それを覚えていて)
毎日好きと言う娘になった
ということか、なるほど!
こうしてみると前半って大事だね
もしナンパの度がすぎる男だったら展開に納得いかないし
写真に話しかけて返事がないのは前半を抜くと意味が感じられなくなる
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サマー三国志
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泣ける系のおすすめください
感動でも悲しいでも笑い転げるでもok
読みやすいタイプだと嬉しい
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>>931
ξ゚⊿゚)ξセンス・オブ・ワンダーのようです
https://buntsundo.web.fc2.com/ranobe_2012/novel/sow.html
もう10年以上前の作品なんだけれど、何回読んでも視界が滲む感動系の名作。読んだことあったらごめんよ。
もしよかったら、『花降らし』ってボカロ曲を聞きながら読んでみて欲しい。個人的に凄く合うなって思ってるイメソンなんだけど、より一層感動できると思う。
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>>932
詳細忘れてたからもう一回読みます。ありがとう
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>>931
この前の祭りのでもよければ
( ゚д゚ )絵描きとヴィオラのようですミセ*゚ー゚)リ
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1714317818/
これは久々にマジで泣いたしオススメ
くるらしい番外編を一緒に待とうぜ 俺もうこのくそ暑い中一人で待つのたえれん
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>>934
さんくす
聞いてばかりなのもなんだし、既読のうち1作好きなの置いとく
妹に喜んでほしいお兄ちゃんが頑張るお話
o川*゚ー゚)o思い出レストランのようです 3品目
http://coollighter.blog.fc2.com/blog-entry-223.html
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投下します。
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あなたにとって、今日は一体何の日でしょうか。
只の平日でしょうか。
小さい頃、お母さんにこっぴどく怒られた嫌な日でしょうか。
学生の頃、好きなクラスメイトと初めて話せた日でしょうか。
大人になった今では、いつも通りの出勤日でしょうか。
どんな日でも、誰かにとっては記念日だろうし、最悪な日だろうし、何でもない日に違いないでしょう。
あなたにとってはどうでしょうか。
良い日でしょうか。嫌な日でしょうか。思い出のある日でしょうか。
少なくとも、私にとっての今日は。
川#゚ -゚)「書類が減らーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!」
いつも通り、最悪な平日です。
-
『祝いを乞うようです』
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8月になれば夏休みが来る。
長い休暇だ。何をしようか。
昼まで寝たっていいし、寧ろ早朝に起きてゆっくり散歩に出るのもいい。
夕方はビアガーデンに行って。夜は友人たちとコンビニで買った花火を楽しんで。プールはマストで、今年は浴衣なんかを買っちゃってみたりして。
そうだ、いっそ気になるあの人を誘って夏祭りにでも行ってみようか。
…なんて、そんなのは学生の若者たちだけが持つ特権だ。
とっくに成人を迎えたどころか、日々労働に勤しむ儚き社会人にとって、8月など、ただのクソ暑い日が続く最低最悪の時期に過ぎない。
子どもの頃から夏は心底嫌いだった。
暑いし、気持ち悪い虫はうじゃうじゃ湧くし、食べ物はすぐ痛むし、とにかくイライラしてしょうがない。
とくにここ数年の暑さはもう異常で、テレビでは連日「熱中症に注意」だの「こまめな水分補給を!」だの、毎日のように生命に対する注意喚起が報道されるほど。
今年は去年までと比べたら、なんとなーく新鮮味があるような気がしなくもないが、それも雀の涙ほどだ。
仕事をしていれば軽く吹き飛ぶ新鮮味に風情も何もあったもんじゃない。
…というか、そんな中でもどうして外に出なくてはならないのか。
生命が活動するのに適しない気温下でも、何故働かなくてはならないのか。
やかましい蝉がわんさか鳴いてる炎天下、しっかりとスーツを着て働きに出ている自分があまりに馬鹿らしく思える。何がクールビズだボケが。何着たって暑いのは変わんねーだろ。
とにかく、夏は嫌いだ。もう本当に嫌いだ。良いところがあるなら教えてくれ。キンキンに冷えたビールが美味くなる以外で。
ほら思いつかないだろ。暑さのせいで脳がまともに動かないだろ。機械でもショートするんだから人間もそうなるに決まってんだろあーやってらんねー。
小説やドラマのせいでやけにキラキラしたイメージが世間に蔓延っているが、別にそんなキラキラしてないだろ。むしろジメジメジトジトしてるだろ。
そもそも”夏”って響きがもう気に入らない。なんかちょっと良さげな語感で誤魔化しやがって。もっと適切な日本語あるだろ。”死”とか。
なにが春夏秋冬だ。春死秋冬に変えろ。そもそも誰も呼んでねぇんだよ帰れよ怠い上司かお前は。律儀に毎年来るんじゃねぇ。
-
川# - )「マジ空気読めよボケカス……」
(;´・ω・`)「えっ…!?ぼ、僕のこと…?」
すぐ横から聞こえて来た人の声にぎょっとする。
隣を見ると、見慣れたしょぼくれ眉毛が普段の2割増しでしょぼくれていた。
川 ゚ -゚)「あっショボンさん、違いますよ、さっきのは夏に向けて言ったんです」
(;´・ω・`)「な、夏に?よくわかんないけど、疲れたならしっかり休んでね…?」
川 ゚ -゚)「あなたに言われたくないです仕事中毒予備軍。…というか」
つっ立っている同僚から目を離し、私のすぐ隣のデスクに積み上げられた紙束をちらと見た。
川 ゚ -゚)「休んでどうにかなります?」
(;´-ω-`)「…お互い大変だね」
川 ゚ -゚)「あなたのせいで今から更に大変になりますがね。ほら、その手に持ってる書類はやく下さい、どうせ急ぎでしょう?」
(;´・ω・`)「うぐっ…ほ、本当に申し訳ない…」
川 ゚ -゚)「大丈夫ですよもう慣れましたから、空気読まずにさっさといくらでも渡して下さいボケカス」
数瞬遅れて傷付いたような顔をする同僚から、ひったくるように書類を受け取る。
「今のはあなたに向けて言いました」と念のための補足を口にしながら、いつまでの仕事なのかにだけささっと目を通した。
うわ案の定明日までじゃねぇかよゴミがくたばれ。
-
(´・ω・`)「……あ、そうだ」
冴えない顔をした同僚が、なにか思い出したような声を出した。
まだ何かしら仕事を渡してくるのか。私の隣にある紙束とかPC周りに張り付けられた大量の付箋が見えないのか。
よし決めた。仕事関係だったらビンタしよう。もし明日までのやつだったらグーでいこう。
今日の夕方までだったら隣駅のホームセンターまで包丁買いにいって刺そう。
夏の暑さと夥しい仕事量でショートした脳が、おそろしく物騒なことを考え始める。
私は本気だ。そもそも昔からこのボケ同僚は気にくわなかったのだ。今までは酒に酔ったフリをして飲みの場で鼻をグーでどつく程度のことしか出来ていなかったが、今年の夏はもう一歩踏み出してもいいかもしれない。そうしよう。やっちゃえやっちゃえ。
…なーんてことを考えていたのだが。
-
(´・ω・`)「あのさ」
(´・ω・`)「明日、誕生日なんだ」
などと、ふざけているにもほどがありすぎる言葉を放たれたものだから。
川 ゚ -゚)「……………は?」
結局、振り上げようとした平手も、拳も、購入予定の包丁も出番はなく。
出たのは、眼前の同僚とも良い勝負が出来そうなくらい、間抜けな私の声だけだった。
-
*
川# - )「……なーんて言われたんすよ。いきなり業務時間中に。真面目な顔で」
川# - )「意味わかんなくありません?もうこれ一周回ってパワハラになりませんか?しかもアイツ、他の人にも顔合わせる度に”明日、誕生日なんです”だの”よかったら明日、おめでとうって言って下さい”だの言い回ってたんですよ」
川# - )「気持ち悪くないですか?もう流石にぶん殴ってよくないですか?あの人のポスト私が代わりに就きましょうか?」
(; “ゞ)「お、おい…飲みすぎだぞ…」
川# - )「え、なんですか。まさかデルタさんもあのボケ眉毛の味方ですか刺しましょうか。じゃあなにハラにあたるんですか誕生日ハラ縮めてタンハラっすかタンとハラミを彷彿させて業務中にお腹空かせにきてるからやっぱパワハラじゃないっすか。焼きてぇ〜!レッツ人間BBQ〜!」
(; “ゞ)「あの、すいません。お水ください。ピッチャー丸ごとで」
从^―^从「あ、は〜い!」
笑顔が可愛らしい女性店員が置いてくれたピッチャーをグラスに傾け、ありったけの水を喉に流し込む。
やっぱ可愛い女の子が入れてくれた水は一味違うなぁ。私も一緒に働くならあんなKY眉毛じゃなくて年が近くて可愛い同性の子がいいな〜。
…え、不謹慎?同性でもセクハラ?今は令和?知るか。
あのクソボケナスに毎日毎日毎日毎日、めんどい書類だの仕事だのぶん投げ続けられる私の立場と変わってみろ。その後また同じセリフが吐けるなら命だけは見逃してやる。知ったような口きくなよ部外者がよぉ。
-
(; “ゞ)「ま、まぁほら、いつものことじゃないか」
川# - )「いきなり変なこと言い出すのがですか?そうですね確かにいつも通りですね。職場の要望に”エレベーターのガラス張りが怖いので普通のにして欲しいです”なんて寝ぼけたこと書くカスですもんね」
川# - )「あとこちとらクソ眠いのに朝っぱらから”今日、さそり座1位だったんだよ〜!”なんて空気読まずほざいてきたりしますもんねクソがよこれって懲戒免職になりませんか?」
(; “ゞ)「ショボンくんのこと嫌いすぎだろ……」
「当然です」と付け加え、すぐまた渇き始めた喉を潤すために水を飲む。
私と同い年のくせに、私が目指していた職種で入ってきた。それも、夏のインターンを経由せず。
さぞ出来る人材なのかと思いきや、しょーもないにも程があることで一々質問してきたり、下らない案件に時間をかけたり、勝手気ままに仕事を取ってきて余計な手間を増やしたりと、散々だ。
なにより、そんなボケの”アシスト”という立場に数年甘んじている自分も気に入らない。
どれだけショボンさんに感謝されようが、外から見れば私があの無能眉毛の”下”扱いなのだ。まじ無理。法律がなかったらとっくにアイツのどこかしらの骨を折っている。だれか私の理性を褒め称えて欲しい。
( “ゞ)「……あぁ、でも、そうか。ということは、もう8月なのか」
( “ゞ)「月日が経つのは早いなぁ。年とるにつれて、時間の流れが早くなってるような気がしない?」
川#゚ -゚)「は?え、私に共感求めてます?私まだ20代なんですけど、若いんですけど。なんですかハラスメントですかちょっともう一回同じこと言ってください録音するので」
(; “ゞ)「ダルすぎる……」
スマホをさっと取り出すも、デルタさんはとっくに泡が消えたビールをちびちびと飲むばかり。
つまんねぇ飲み方してんじゃねぇぞアンタもビンタしてやろうか。
-
( “ゞ)「…けどさ、確か君、ショボンくんから毎年、誕生日プレゼント貰ってなかったか?」
箪笥に強く足をぶつけて出来た痣を、ぐっと親指で押されたような気分に襲われた。
いくら上司の奢りの呑みとはいえ、ちょっと空気読めなさすぎではないだろうか。ハゲろ。
まっこと憎たらしいことにあのしょぼくれカス野郎は割とマメで、仕事仲間の誕生日などの細かいことをきちんと記憶している。
私もその対象の一人。毎年毎年、私の誕生日の3か月前に当たる7月には「何か欲しいものない?」とか、「僕らくらいの年の女性って、どういうものが欲しいのかなぁ」などと聞いてくる。
その態度がまぁ、白々しいことこの上ない。腹が立つので、今年は某超高級ブランドのバッグの名を口にしておいた。ざまーみろぉ。
あのワーカホリックのことだ。どーせ給料使わずに貯めこんでるに違いない。普段助けてやってる私に還元しろ。何なら給料全部私に振り込め。社会保険料とかはうまいこと除いて。
( “ゞ)「それに君だって、彼に助けられたことも何度かあったろ」
( “ゞ)「”誕生日おめでとう”くらい、言ってやったっていいんじゃないか?」
川;゚ -゚)「………むぅ」
上司の言葉に思わず閉口してしまう。
…まぁ、確かに、迂闊なことに私が逆に助けられてしまったこともなくはない、とは言い切れない、こともない。気がする。多分。おそらく。十中八九。
-
2年目の頃。
私が初歩的なミスをして隣の部署からこっぴどく怒られた際、不本意ながら、庇ってくれたのはショボンさんだった。
ミスの穴埋めのため深夜まで残っていた私に、ふらりと職場に戻ってきたショボンさんは、やけに良さげな小さい紙袋を持ってこう言った。
『今日、確かクーさん、誕生日だよね?
『誕生日は、祝うものだから』
『良い思い出の日になるべきだし』
「これで、良い日になるかな」なんて宣う彼が私に差し出したのは、革製のパスケースだった。
当時は「くだらねーこと言ってんじゃねーぞガキかアンタはいいから黙って仕事手伝えや」と思ったものだが、まぁ、今となってはちょっとくらい、感謝の気持ちがないわけでもない。
川 ゚ -゚)(………)
川 ゚ -゚)(誕生日は祝うもの、ねぇ)
ポケットからスマホを取り出し、いつも使っている検索エンジンを開く。
断っておくが、私はあの同僚に特別な感情などない。寧ろ、悪感情の方が抱いている数としては遥かに多い。今でも毎日「アイツ、出勤途中に足の小指の骨折れてくんねーかな」と思うくらいには憎んでいる。ちなみに一番嫌いな部分は顔。なんか見てるだけで腹立つから。
ただ、まぁ、ちょっとくらいはというか。今年くらいはというか。
あんなのに借りを作りっぱなしというのは、中々にシャクなので。
川 ゚ -゚)「………デルタさん」
川 ゚ -゚)「明日、午前休とりますね」
隣の上司の反応は伺わないまま、ピッチャーに残った水を全て胃に流す。
嫌になるほど冷え切った頭は、まるで業務時間の時と同様に、手元のスマホに意識を割き始めていた。
-
*
川; ゚ -゚)「……買ってしまった」
午後1時。
自分のデスクに置いた紙袋を数秒睨み、頭を抱えた。
もうとっくに酒は抜けきっている。その状態で、わざわざ貴重な午前休をとってまでやった行動がこれだ。
無駄遣いにもほどがある。私らしくない。全くもって私らしくない。大失敗だ。
川 ゚ -゚)「…というか、今日どこ行ってるんだ。あの人」
職場に到着してすぐショボンさんに割り当てられている仕事部屋に赴いたのだが、彼の姿はなかったのだ。
こんな時間にどこをほっつき歩いているというのか。こんな日に限って外回りか?空気読めよ。
どこまで私の貴重な時間を無駄にすれば気が済むのか。やっぱり誕プレあげるのやめようかな。今からでもレシート持って百貨店戻れば返品対応してくれるかな。
( “ゞ)「お、クーさん、おはよう」
川 ゚ -゚)「…あ、おはようございます。お疲れさまです…」
( “ゞ)「……あれ、それって…」
デルタさんの視線が紙袋に注がれる。
どっかの間抜け眉毛と違って聡い人だ。まぁ今この場に至ってはただ厄介なだけだが。
-
川; ゚ -゚)「…ま、まぁ。見方を変えれば私もお世話になっていると言えなくはないことに気が付いただけです」
川; ゚ -゚)「それに毎年私だけ貰っておいて、私は何もしないというのはその、矜持が傷付くというか、あの人にデカい顔させたくないっていうか…」
そこで、私は水の如く流していた言葉を切った。
自分の言い訳染みた文句が恥ずかしくなった訳ではない。
やっぱり返品対応に行こうと、気が変わったからでもない。
デルタさんが、やけに怪訝そうな顔をしていたからである。
(; “ゞ)「…昨日、いきなり午前休とるって言い出した時にちょっと思ったけど」
(; “ゞ)「君、もしかして、勘違いしてるのか?」
川 ゚ -゚)「…?勘違いって、何がです?”明日が誕生日”って、本人が言ってたんですよ」
昨日の記憶を脳内で再生する。
アルコールに浸される前の、業務時間中の出来事。
溜まりに溜まっている仕事の前で、至って真面目な顔で「明日が誕生日なんだ」と言い放ったショボンさんの姿は明確に覚えている。
あれは間違いなく昨日のことだ。
ならば、今日こそ、ショボンさんの誕生日ということに違いはない筈なのに。
-
( “ゞ)「…というか、そもそも」
( “ゞ)「――ショボンくんなら、今日は今年”も”休みだぞ」
川 ゚ -゚)「……………え?」
もはや鳴き声のようにも聞こえる疑問の音が、喉から零れる。
呆気にとられる私の前で、デルタさんは頬をかきながら、「知らなかったのか?」と二の句を続けた。
( “ゞ)「ほら、彼、毎年この日は休むだろう…あ、そういえばクーさんは、毎年この時期は東京にいなかったか」
デルタさんの言葉に理解が追いつかないながらも、私は黙って首を縦に振る。
去年までは業務の一環で、夏の短い間だが、別の県での支社の手伝いに行っていた。
それが今年になってプログラムの変更があり、支社での業務をするのは冬に変更されたのだ。
妙に今年は新鮮味がある夏だと思っていたが、その謎がようやく解けた。
そうだ。分かった。思い出した。
私はいつもこの時期、この場所にいなかったのだ。
-
川; ゚ -゚)「……え…で、でも、だって」
川; ゚ -゚)「今日が、誕生日………って……」
言葉を口にしている途中で、私はゆっくりと思い出した。
数年前、彼が何気ない日常の中でぽろっと零した言葉。
『今日はさそり座が1位だった』
あの発言が何の裏もない、ただ”自分の星座が1位だった”ということを言いたかっただけのものだとしたら。
さそり座は確か、11月生まれの星座だ。
今日は8月。8月の星座といえば、確か”しし座”か”おとめ座”。少なくとも、彼が過去に口にした”さそり座”ではない。
一つの疑問が解消されると共に、また新たな疑問が沸き上がる。
彼は職業柄、言葉には割と気をつける人だ。
単語の意味や使い方だけじゃない。文章の書き方や、それこそ単なる”主語・述語”のレベルまで言葉を使うときには気をつけている。無論、話す時も同様に。
彼の言葉を正確に思い出す。
『明日、誕生日なんだ』と、彼は言った。『明日、おめでとうと言ってほしい』とも。
私だけじゃない。私以外の人間にも、全く同じ言葉を言った。
主語・述語。
小論文試験の対策をする高校生が、何よりも気を付けるべきポイントであり、文章作成や口語において最も重要な基礎的部分。
そこに着目しつつ、ショボンさんが言った言葉を頭の中で復唱する。
そうして、私はようやく気が付いた。
彼は、一度たりとも、「”僕の”誕生日だ」とは、言っていないことに。
-
( "ゞ)「……まぁ、自分も詳しいことは知らないし、聞いてないけど」
( "ゞ)「メッセージでもメールでもいいから、”おめでとう”って祝ってあげて」
( “ゞ)「それだけで、彼、喜ぶと思うから」
困ったように微笑んだデルタさんは、それだけ言い残して去っていった。
全く草臥れた様子のない上司の後ろ姿を、消えるまで見続ける。
いや、正確には、ただ眼球のピントを合わせていただけで、頭の中では全く別のことを考えていた。
視線をデスクの上に移す。
ショボンさんに渡そうと買った、誕生日プレゼント。
今日は、”ショボンさんの誕生日”だと、思い込んで買ってしまったプレゼント。
川 ゚ -゚)(………彼は、一体)
川 ゚ -゚)(“誰の”誕生日を、祝ってほしかったのだろう)
今この場にいない同僚の、困ったように笑ういつもの顔が頭に浮かぶ。
どこにいるんだろう。どこに向かったのだろう。
彼は一体、誰を想っているのだろう。
-
昔、彼から言われた言葉が泡みたいに脳裏を漂う。
『誕生日は、祝うものだから』
年甲斐もなく、嬉しく感じてしまったその言葉の、裏に隠された真意は何だったのだろうか。
つっ立ったまま、グルグルとノイズみたいな思考だけが脳を走る。
もうとっくに午前休は終わり、今はもう業務時間中だというのに。
無駄な思考が止まらない。ずっとずっと、同じことを考えては、分かりっこない解を求めようとしてしまう。
そうして、結局、分かったことというのは、たった一つ。
私は、彼のことを何一つ、理解してなかったということだけだった。
-
*
今にも消え入りそうな「ありがとうございました」という運転手の声を聞きながら、僕はゆっくりとバスを降りた。
空は雲一つない快晴だ。ただでさえ年々暑くなってきているというのに、今年は特に猛暑が厳しい。
去年は確か割と曇っていたから、多少は楽だった覚えがある。
全く、晴れたら晴れで、曇ったら曇ったらで何かと不満が出るとはやはり自分も普通の人間なのだ。
そう思いながら、僕は片手に握った花束が崩れないよう注意を払いつつ、一歩一歩、坂道を上った。
駅のすぐ近くにある、毎年懇意にしている花屋。
何の因果か、今日は"花の日"とも言われている日らしく、毎年少しだけ値段をサービスしてくれる。
西日本に聳える、とある霊験あらたかな山。
我が国の首都から遠く離れた場所に位置し、更には目的地はその遥か上にあると来た。
いくら新幹線やバスなどの交通機関が発達している現代といえども、辛い道のりに変わりない。
特にこの猛暑の中では猶更だ。
(´・ω・`)「……ふぅ」
目的の場所が見え、溜まっていた息を吐く。
少し早足気味に近付くと、目的地であったそこは、自分の想定よりもずっと綺麗なままであった。
-
墓石だ。
とても、馴染み深い名字が刻まれたもの。
一旦荷物を地面に置いた後、持ってきていたペットボトルの水をかけ、持参して布巾で丁寧に磨く。
目立つ汚れは見当たらないが、毎年やっていることだ。やらなければ決まりが悪いし、何より申し訳なくもある。
これなら彼女も文句を言わないだろうというレベルまで磨いた後、僕は墓石の前に胡坐をかいて座り、ゆっくりと口を開いた。
(´・ω・`)「……久しぶり。ごめんな、今年はちょっと遅くなった」
(´・ω・`)「まぁ、霊園が閉じるまでは時間あるし…うん、今年も、5時間くらいはお喋り出来そうだ」
(´・ω・`)「これ、いつもの花。毎年大変なんだぞ、この時期にデンファレを買うのって」
デンドロビウム・ファレノプシス。彼女が一番、好きだった花。
基本的には今頃の花だが、花屋で綺麗なものを見繕うとなると難しい。それも、8月という盆真っ只中のシーズンでは特に。
ただ育てるだけでなく、花を買うことの大変さも、大人になって知ったことだ。
(´・ω・`)「あとは…はい。今年の誕プレ」
(´・ω・`)「同い年の、女性の同僚からアドバイス貰って買ったんだ。色はまぁ、俺が選んだけど…ほら、お前、水色好きだったろ」
昨日の夜、大急ぎで駆けこんだ百貨店で買った、よく分からない横文字のブランドのバッグ。
まぁ、これはあくまで一度直接見せにきただけ。今日が終われば例年通り、彼女の部屋だった場所に送る予定だ。
またこれを持って移動しなければならないと思うと中々億劫だが、仕方ない。直接見せないまま渡す訳にもいかないので。
-
しばらくは例年通り、下らないことを話していた。
去年より仕事が更に忙しくなったこと。
柄にもなく、ちょっとだけだが人に物を教える立場になったこと。
嫌われているっぽい同僚と、少しずつだが仲良くなれているかもしれないこと。
そんな、一方的かつ自己満足の会話を続けて、数時間。
ふと、昔の映像が脳裏をよぎった。
(´・ω・`)「……お前には、何も勝てなかったなぁ」
小学生の頃。中学生の頃。高校生の頃。
当たり前のように、いつも隣に君がいた時期。
(´・ω・`)「テストの点数も、運動も、被ってた習い事も、人としての諸々も」
(´・ω・`)「…でも、一番気に入らなかったのは、誕生日だった」
(´・ω・`)「……まさか、一番どうにもならないと諦めてたことで、勝てるようになるとは思わなかったよ」
幼い頃の記憶を思い出す。
毎年毎年、「私の方が3か月だけお姉さんだね」なんて、向日葵みたいな笑顔で笑ってた君の姿。
(´・ω・`)「…あぁそうだ。そういえば今日は、"花の日"以外にも、"地球歌の日"とか"鍵盤の日"とかでもあるらしい」
(´・ω・`)「つくづく、お前にピッタリな日だと思う。多才だったもんなぁ」
役者みたいにわざとらしく、明るい声と話題を出す。
だがそれでも、長年溜め続けた蟠りや不満は、どうにも抑えられそうになかった。
“死人に口なし”とは、よく言ったものだと思う。
残された人間がただ、いなくなった”誰かさん”が言いそうなことを、推測するくらいのことしか出来ない。
君がいなくなってからはただ、”こうすれば、君は褒めてくれるか”とか、”これは君が好きそうか”だとか、そんな下らないことだけを考えて息をするだけの人生だった。
-
(´ ω `)「……腹立つんだよなぁ」
墓の前で、ドロリとした毒が漏れた。
いつもは決して人前には出さないよう、努めて溜め続けている、本音。
(´ ω `)「俺たちのクラスメイトだった奴らとか、先生だとか、知り合いたちだとか」
(´ ω `)「多分もう、お前のことなんて思い出さないまま、今日を笑って過ごすんだ」
(´ ω `)「お前みたいな凄いやつが生まれた日だって、お前が一番楽しそうに笑ってた日だって、忘れて祝わず過ごすんだ」
(´ ω `)「……どうせお前は、”気にしないよ”なんて、笑って済ませるんだろうな」
馬鹿らしい。本当に全くもって、下らない感情だ。
けれど、どうしても腹が立つのだ。
君の生まれた日を、君のことを誰も祝わないのが、無性に苛立って仕方ないのだ。
だから偽った。誕生日の話題が出る度に、嘘を吐いた。わざと紛らわしい言い方をした。
例えその結果生まれた祝いが、君に矢印の向いていない言葉だったとしても。見当違いの祝辞だったとしても。
今日という日を、君がこの世に生を受けた日を、祝いの言葉で埋めたかったのだ。
-
顔を上げる。
墓石に刻まれた名前を見る。
わかっている。こんな所に君はいない。
幽霊はきっと、歳をとらない。
僕はもう、1日たりとも、君の年下にはなれない。
けれど。
もう意味なんてないけれど。
僕がやり続けていることに価値がないことも、分かりきっているけれど。
今更だと、知っているけれど。
それでも、今日は、この日は、君が生まれた日だから。
君が、一年で一番幸せそうに、笑っていた日だから。
君が一番嬉しそうに、ケーキを食べていた日だから。
昔も、今も、100年後も、僕にとっては今日が一番、めでたい日なのは変わらないから。
-
あなたにとって、今日は一体何の日でしょうか。
只の平日でしょうか。
小さい頃、お母さんにこっぴどく怒られた嫌な日でしょうか。
学生の頃、好きなクラスメイトと初めて話せた日でしょうか。
大人になった今では、いつも通りの出勤日でしょうか。
どんな日でも、誰かにとっては記念日だろうし、最悪な日だろうし、何でもない日に違いないでしょう。
あなたにとってはどうでしょうか。
良い日でしょうか。嫌な日でしょうか。思い出のある日でしょうか。
―――僕にとっては、君の誕生日でした。
-
そうです。誕生日です。
君の誕生日です。
君の誕生日、だったのです。
もう僕以外誰も、覚えてないかもしれないけれど。
そんなこと、他の全人類にとってはどうでもいいことに違いないだろうけれど。
今日なんて、祝う意味も、価値も、ないのかもしれないけれど。
それでも、君が生まれた日だったのです。
どうしても、どうしても、何年経っても、今になっても。
それを、祝いたかったのです。
-
祝いの言葉に、力はない。
例え地球上の人間全員が祝ったって、死んだ人間は生き返らない。
神様も、おとぎ話も、何だって信じてはいない。
けれど、もし、せめて、天国があるとするのなら。
この墓石の前に、見えないだけで、幽霊が座っているのなら。
毎年する僕の下らない話を聞いて、笑っている誰かがいるとしたら。
いつか、また、奇跡が起きて、もう一度だけ、君に逢えたなら。
沢山の花束と、プレゼントに囲まれた、君の笑顔が見たいから。
-
(´・ω・`)「……あぁ、そうだ」
(´・ω・`)「一番肝心な言葉を、伝え忘れるところだった」
視線を上げる。
君の名字が刻まれた石の、その向こうを見る。
息を吸う。
はっきりと、大きな声で、堂々と。
墓に。埋まっている骨に。霊園中に。
いや、もう、いっそのこと。
天国にだって、届いてしまうくらいの本音で。
-
「――――誕生日、おめでとう」
-
『祝いを乞うようです』
〜おしまい〜
-
本編 >>937-963
投下終わりました。
読んでいただき、ありがとうございました。
-
乙
書き慣れているね キミ、現行はあるのかい?
-
おつおつ。
好き
-
乙乙
同じリズムで問いかけしてるのが、前と後で印象が違って良いね。
水と日除けと日焼け止めを持っていくんだぞショボン
-
乙 前半と後半の温度差で風邪ひきそう。笑ったし泣いた
春死秋冬に変えろのとこ好きすぎる、最近の夏やっぱおかしいよな
-
新スレ建てよろ
-
おつ ショボンがクーに話してる時とお墓に話してる時で口調や一人称が全然違うの、色んな理由考えちゃうな
あと間違ってたらすまん、「絵描きとヴィオラ」の人?
-
ちょっと早いけどスレの目次を作ってみました。
抜けや安価ミスがあればご指摘いただけると助かります。
作者も絵師も読者もみんな乙。
前スレ
( ^ω^) ブーン系小説&イラスト練習総合案内所
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1651368564/
996-1000
総合短編&イラスト目次
-
【総合短編】
>>31-50
('A`)僕の私の家族計画のようです川 ゚ -゚)
>>51-72
( ><)ぼくらはむっちゃカスのようです
>>77-90
( ´ー`)テキーラショットで晩酌するようです
>>118-131
川゚ -゚)こころを読むようです
>>163-176
川 ゚ -゚)ボタンを押し間違えたようです
>>206-223
('A`)ボランティアのようです
>>245-255
無題 《(-_-)糠に釘を打つような仕事》
>>265-284
『あらたさん』のようです
>>296-312
無題 《( ^ω^)何か黒いもの》
>>318-329
お薬の時間のようです
>>334-354
鏡
>>365-379
無題 《( ^ω^)不運な生き物》
-
>>381-400
大変な事が起こるようです
>>405-423
( <●><●>)彼はいつまで経っても部屋の中のようです
>>442-452
荒巻スカルチノフのようです
>>467-476
布教活動のようです
>>507-521
無題 《('A`)帰宅部と川 ゚ -゚)声楽部》
>>536-539
無題 《(●゚◇゚●)ヤクルトだよ》
>>550-563
('、`*川殺人犯の言い訳のようです
>>799-818
浜辺の漂流物のようです
>>898-924
(゚、゚トソン ゼロからはじめるブーン系小説のようです( ´∀`)
>>936-964
祝いを乞うようです
【イラスト】
>>243
お題:お前にはまだ早い
>>573
お題:貞子+ホットココア
-
>>971
うわー、ありがとう!めっちゃ助かる!!
今回もだけど、総合短編どれも面白かったね。個人的には『布教活動のようです』が特に好き。
-
>>971
乙であります
-
ぴとん
「ん」
ぴとん、とん
('A`)「朝……か」
朽ちかけた石畳の牢獄の中では、その音だけが夜明けを報せる合図だった。 四方を苔むした冷たい石に囲まれて、隙間からは時折地下水が染みだしてくる。
この場所に来てからというもの、毎晩、毎夜、その音に耳を傾けた。
粗末な食事で死なない程度の栄養を摂ることと、排泄することと、寝る事しか自分には許されないからだ。
雫が落ちる間隔に耳を研ぎ澄ませている内に、気づいた。
天井の石畳に張った結露が、雫となって寝床の傍に落ちてくるのは、毎度決まって朝方ごろだった。
だがここでは正確な時間など知るすべはないため、だいたいそれぐらいという目安でしかない。見張りが起きだしてくるのも、いつもこのぐらいだった。
ノシ`i゚ 益゚i以「メシだ」
('A`)(またコレか)
正面の格子の下から滑らせるように渡された木製のボウルは、
緑色の半ば固形化したスープで満たされていた。
もとは暖かかったんだろうが、手で持った器の生ぬるさが、食欲をさらに萎えさせる。
臭いはなく、味も無味に近い。
ヨーグルトとリゾットの中間ぐらいの食感に、初日は吐き気さえ催した。
ときどき表面に見える茶色の物体は、きのこかなにかのようだった。
-
('A`)「なぁ、出してくれないか」
ノシ`i゚ 益゚i以「……」
('A`)「……頼むよ」
哀願も虚しく、この見張りはこちらの言葉を聞き入れてなどくれない。
それもそのはず、この地底人たちの存在を知っているのは、恐らく地上で自分一人。
逃してくれるはずなどないのだ、彼らの目的を、知ってしまった以上。
ノシ`i゚ 益゚i以「ダメだ、まだまだお前から情報を引き出さねばならんからな」
海外旅行で密林ツアーの探検中、不注意から底なし沼へと落ちた。
まさかその先が、人の言葉を話す地底人達が住み暮らす場所につながっているとは思わなんだ。
当然口をぱくぱくさせるぐらいに驚いたが、向こうの驚きも同じようだった。部族のような格好をした多数の地底人に尋問を受ける中で、自分は彼らの目的を知ったのだ。
ノシ`i゚ 益゚i以『地上に攻め込み、我らの植民地とするのだ』
('A`)(そんな馬鹿げたことができるはずがない)
そう思いながらも、随分とフェイクを織り交ぜて、地上の文明力を彼らへと話した。これは毎日自分に課せられた、虜囚としての義務だった。
彼らはまだ知らない。
地上には、銃火器や自動車というものが存在していることさえ。
彼らと似たようなレベルのテクノロジーしかない風を装って、尋問の都度伝えた。
何故ならば、彼らが地上の侵略を諦めてしまうような事を話せば、自分の利用価値が無くなるからだ。すぐに殺されてしまう、そんなワケにはいかない。
この劣悪な環境下で自ら命を絶たずにいるのは、夢を叶えるのだという希望があるからだ。だが、そんな自分に容赦なく、石製の独房の冷たさが、心の芯を締め上げる。
会話できる相手も、この無愛想な見張り番しかいない。
-
今日でここに押し込められてから、一週間ぐらいだろうか。
狂おしいまでの人恋しさから、背中越しに、見張りの地底人に話しかけてみた。
('A`)「なぁ、今って、朝なんだろ?」
ノシ`i゚ 益゚i以「違う、夜だ」
('A`)「……」
考え違いをしていたようだ。
底なし沼に落ちて意識を失い、それからこの地底の王国へと落とされた。そこで気づいた時から、自分は時間の間隔が狂っていたということか。
彼ら地底人は、地上の自分たちとは違い昼夜逆転の生活をしているのだろう。まして暗く閉ざされた地の底などでは、時間という概念自体が必要ない物なのかもしれない。
ノシ`i゚ 益゚i以「死にたそうな顔をしているが、
俺がいる限り、そうはいかんぞ」
('A`)「死にたい……もんかよ」
自分には、夢がある。
生涯で一度だけ見た、ただ一つの夢。
それを叶えるために、あくせく仕事で働き溜めた貯金で海外旅行へ出向いた。逃げ出すチャンスは、今も伺っている。
だが、地底から再び地上まで登るには、どうすればいい?
自分がいなくなってから、レスキュー隊は探してくれているだろうか。
冷静に考えれば、どれほどの距離があるのかも知れない。
再び地上に上がるのは、絶望的といっていい。
もしも夢を叶える事が出来たら。
――その時には、この場所で死んだって構わないのに。
-
栄養不足か、心神耗弱か。
震えにつかれた自分の手をじっと見つめていた時、いつもの門番の横から誰かが話しかけていた。
「この男か?」
ノシ`i゚ 益゚i以「……ハッ! ツン様!」
('A`)「……!?」
ぴんと背筋を伸ばして敬礼のような仕草をした見張り番の様子から、それがこの王国では高貴な身分の地底人にあたるのだと、すぐに分かった。
それにも増して驚いたのは、その声。
地の底に沈んだこの場所にあっても、透き通るように綺麗な女性の声だったからだ。
声の主は、間もなく格子の向こうから見張りを横切り、やがてこちらへすぅっと姿を表した。
ξ゚⊿゚)ξ「ふむ、貧相な顔立ちをしているな。
やはり地上人……話に聞いていたとおり、劣等民族のようだ」
('A`)「!!」
彼らの文化レベルは旧石器時代と変わらぬものと思っていたが、どうやらそうではない。他の腰みのを巻いた地底人とは一線を画すその出で立ちは、絵本の童話に出てくるプリンセス、そのものだった。
ドレスというにはあまりに布の量が足りないが、彼女の縦に巻かれた金色の頭髪は、この地底にあって、何よりも眩しい鮮やかな衝撃だった。
ノシ`i゚ 益゚i以「ツン様、このような場所ではお召し物が汚れてしまいます」
ξ゚⊿゚)ξ「何、噂の地上人とやらに興味があってな。
父上には伝えていない、お前も口外はせぬように」
ノシ`i゚ 益゚i以「ハッ、かしこまりました」
-
('A`)「……」
現代の日本人女性のレベルと同じどころか、そこらの女など比較にならないぐらいに綺麗だった。
直感と理性の狭間で、思わず逡巡する。
今、なのだろうか―――ー?
そうだ。脱出が不可能なのであれば、きっと、その瞬間は今しかない。
こんな地の底で、俺の希望が光り輝く瞬間は、この時だけなのだ。
早鐘のように脈打つ胸の鼓動を抑えながら、片手ではベルトに手をかける。
気づけば、自分はいつの間にか立ち上がり、格子の向こうにいる彼女にふらふらと歩み寄っていた。
ξ゚⊿゚)ξ「む?」
('∀`)「もう、君でいい。
いいや、むしろ、君しかいないんだ」
ベルトを緩めると、おもむろにパンツごと。
左手は添えるようにして、そして右手では力強く。
自分はその場に、パンツを降ろした。
そして希望の女神の眼前で、生まれたままの姿を披露する。
ξ ⊿ )ξ
('∀`)「おちんちんびろーん!!」
まさしく言葉通りだろう、この日のために下半身は念入りに剃毛してきたのだから。
つるつるな肌触りを彼女にも手で感じてもらいたいところだが、生憎と自分にそんな変態的趣味はない。
-
ノシ`i゚ 益゚i以
('∀`)「おちんちんびろびろーん!!」
大自然の中、旅の帰り際。
健康的で美しい現地ガイドの女性に向けて、僕は感謝の言葉とともに別れ際にこれを行うはずだった。
窮屈で行き詰まる現代社会、日本ではまず行えない行為ではあるが、これこそが人間としてあるべき姿なのだ。
即ち、本能。
衣服など拘束具に過ぎないのだと気づいている人間が、一体この世にどれほどいる事か。
勉学、仕事、人付き合い。
面倒なことこの上ない人生をどうにか耐え忍んでこれたのは、この解放感を味わうため。
ツンといったか。
彼女のように美しい女声になら、自分の全てを見せてヤりたい。
ξ ⊿ )ξ
じっと熱のこもった眼差しを向ける彼女は、微動だにしなかった。
('A`)(……む)
('∀`)ピコン!
('∀`)(ただムササビのように広げるでは芸がない、バリエーションをつけてやらねば!)
手の平の上でもてあそぶように、ぽんぽんと"しわ玉"を跳ねさせる。
この躍動感を、彼女も感じてくれているだろうか。
('∀`)「……にいぃぃぃぃ〜」
ξ ⊿ )ξ
次いで、おもむろにマイサンをしごきあげ、半ば硬質化しつつあった息子を本気にさせてやる。
その上で表皮を剥いてやると、ドリルのような先端から、窮屈さから薄紫に変色した海綿体がお出ましだ。
その形状は彼女の調髪された縦ロールとお揃いのようでいて、なぜだか可笑しみを憶える。
ξ ⊿ )ξ
-
('∀`)「ドゥフフフフ」
今この瞬間は、自分一人だけの舞台だ。
堺さんにも海老蔵にも負けない、それだけの輝きをたたえた瞳を、今の自分はしているのだろう。
冷たい石畳の上でこの瞬間ばかりを妄想してきた自分にとっては、まさに百倍返しといった恍惚の瞬間。
恥ずかしがってそっぽを向いてしまった彼女も、内心には、灰皿でコニャックを喉の奥へと注がれたような衝撃を受けているはずだ。
そう、これが、この自然体こそが、人間というものなのだ。
これまで醜悪でムサい見張りの地底人たちに囲まれて、くさいメシを食ってきた。
丹念に積み重ねてきた、自らの内に潜むリビドー。
そこへ、そうして今得た、解放のカタルシスが化学反応を起こし――
( A ;)「ドゥフ……ウッ!!」
突如、下っ腹のあたりで爆発が起こった。
以前にアメリカで撃たせてもらったデザートイーグル50.AE(フィフティアクションエクスプレス)の
反動もかくや、という衝撃が、下半身に痺れを伝達させゆく。
思わず、絶頂を迎えてしまった。
言ってみれば、オーガナイズ(計画準備した)オルガスムス(性的快感の最高潮)というワケだ。
だが、まだ足りない。まだ、見てもらいたい――!
突然の下半身テロにも挫けず、踵をかえし遠ざかっていくプリンセスの背に、自分は全力で叫び続けた。
人間としての本能を訴える、魂からの叫び。
それは地下深くの牢獄に木霊し、いつまでも響き渡っていた。
-
ξ゚⊿゚)ξ「即処刑しろ」
ノシ`i゚ 益゚i以「仰せのままに」
('∀`)「おちんちんびろーん!」
おちんちんびろろーん!
おちんちん…… おちんちん……
オチンチン... オチンチン... オチンチン... オチッ―――ワギャナドゥッ
次の瞬間、白む意識。
遠い昔に心筋梗塞で亡くなったはずの祖父と、祖母が迎えに来ていた。二人の手を取って虹色の綺麗な河を渡る間まで。
自分の叫びは、ずっとこの場所で響いていたようだった。
('A`)野望の地下王国のようです
-fin-
【お題元】
希望・地下王国・独房・昼夜逆転・おちんちん出したい
-
何故か感動した
-
面白かった。おつおつ
-
病 飽き 死 様々な理由で物語は完成しない
-
>>986 チェンソーマンに食べてもらおう。
-
:( ´ω`):ゴホッゴホ
(;^ω^)「ゔ、ゔ……今朝から咳が全然止まんね゛!」
(;´ω`)「え……お゛……。
コンビニで買った龍◯散、もうあど2粒っ……! がお。ふう。どーしたもんか」
( ^ω^)’∩ ペリペリパクン
( ^ω^)(湿布の味がする)
('A`)「聞こえたぜ内藤! 大変だなあ。どうれ、オレにその飴貸してみな!」
(;^ω^)「お゛? い゛、い……けど。はいお」
( ^ω^)(飴なんて舐める以外に食べようがあるかお? お湯に溶かすとか?)
('A`)「それじゃあ、尻出せ!」
( ^ω^)「……はい?」
カチャカチャポーン!
( *>ω<)「ひゃ!」
’∩('∀`)「リラックスしてなー。すぐ済むぞ」
ムチィ!
ズププププ
( *>ω<)*・゜゚・*:.。..。.:*・「おひゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅん!!!」
龍◯散と魅惑の艶やかボイスのコラボによって、内藤の喉は潤った。
(*'A`)「よーし頑張ったなー」
( *;ω;)スンスン「うん……」
2人の仲はすこぶる潤った。
〜おしまい〜
-
誰も新スレ立てないまま埋まる
-
>>885 ( ^ω^)悪の華を咲かせるようです
でした。
昔のオススメ作品見てたら見つかったよ。ありがとう
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スレ立ててくる
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スレ立て完了です
テンプレにある通り>>980が立てるのがお約束なんで気を付けていきましょう
他の人も980越えて立てられてないときは気にかけてね
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立ってた
ありがとう!
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スレ立ておつ
埋めよう
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>>1000なら逃亡作品完結させる
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梅
-
うめうめ
大体年一ペースなんだねぇ、総合スレ
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気になったから調べた
ファイナル板に立った総合のスレ立てから1000までの日数
このスレ↓(埋まってないけど今日までとして計算)
2023/06/20-2024/08/27 434日
2022/05/01-2023/06/21 416日
2021/06/18-2022/05/01 317日
2020/11/01-2021/06/20 231日
2019/10/06-2020/11/02 393日
2019/02/10-2019/10/07 239日
2018/09/20-2019/02/11 144日
2018/06/08-2018/09/20 104日
2018/03/24-2018/06/10 78日
2018/01/23-2018/03/26 62日
2017/10/27-2018/01/23 88日
2017/08/19-2017/10/27 69日
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