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川 ゚ -゚) ブーン系小説&イラスト練習総合案内所
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今日でここに押し込められてから、一週間ぐらいだろうか。
狂おしいまでの人恋しさから、背中越しに、見張りの地底人に話しかけてみた。
('A`)「なぁ、今って、朝なんだろ?」
ノシ`i゚ 益゚i以「違う、夜だ」
('A`)「……」
考え違いをしていたようだ。
底なし沼に落ちて意識を失い、それからこの地底の王国へと落とされた。そこで気づいた時から、自分は時間の間隔が狂っていたということか。
彼ら地底人は、地上の自分たちとは違い昼夜逆転の生活をしているのだろう。まして暗く閉ざされた地の底などでは、時間という概念自体が必要ない物なのかもしれない。
ノシ`i゚ 益゚i以「死にたそうな顔をしているが、
俺がいる限り、そうはいかんぞ」
('A`)「死にたい……もんかよ」
自分には、夢がある。
生涯で一度だけ見た、ただ一つの夢。
それを叶えるために、あくせく仕事で働き溜めた貯金で海外旅行へ出向いた。逃げ出すチャンスは、今も伺っている。
だが、地底から再び地上まで登るには、どうすればいい?
自分がいなくなってから、レスキュー隊は探してくれているだろうか。
冷静に考えれば、どれほどの距離があるのかも知れない。
再び地上に上がるのは、絶望的といっていい。
もしも夢を叶える事が出来たら。
――その時には、この場所で死んだって構わないのに。
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