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( ´∀`) ブーン系小説&イラスト練習総合案内所
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( ´∀`) ここはブーン系小説読み物イラスト練習&総合案内所だモナ
( ´∀`) 要はここではブーン系に関する相談や雑談、イラスト、30レス未満の作品投下が出来るモナ
分からないことがあったらなんでも聞いてほしいモナ。潜んでる住民が親切丁寧に教えてくれるモナ
( ´∀`) ただし最低限、下記のルールだけは守ってモナ。あとは良心と常識を信じるモナ
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総合案内所で短編投下をする際の基本ルール
・ながら投下・連載は禁止
・一つの話は30レス以内
・誰かが投下していない限りは投下してOK
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( ´∀`) よくわかんないって時はひとまずここを見てくれモナ。ほんとありがたいモナね
ttp://www43.atwiki.jp/boonkei/(ブーン系wiki)
( ´∀`) ブーン系投下・活動場所はこちらになるモナ
https://hebi.5ch.net/news4vip/(ニュース速報VIP)
ttp://jbbs.livedoor.jp/internet/13029/ (ブーン系創作板:したらば)
ttp://jbbs.shitaraba.net/internet/21864/(ブーン系創作板ファイナル:したらば)
ttp://jbbs.livedoor.jp/internet/16305/ (ブーン系小説板2:したらば)
ttp://shiba.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1446334277/(シベリア図書館)
ttp://hanabi.2ch.net/test/read.cgi/entrance/1454735690/(ラウンジ板)
ttp://jbbs.shitaraba.net/internet/22495/(o川*゚ー゚)oキューちゃん板NEO:したらば)
※前スレ
( ∵) ブーン系小説&イラスト練習総合案内所
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1604238328/
( ´∀`) ↑ここまではざっくりと要約したテンプレなので、もう少し詳しいのは↓に続くモナ
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( ´∀`) ここから長めのテンプレになるモナ
〇ブーン系とは?
『2chおなじみのAAたちを登場人物とし、物語を展開するスレッド』
それがブーン系小説です。
もっと詳しく知りたい人はこちらをご覧ください。
ブーン系小説をはじめて読む人へ(リンク先:ブーン系wiki)
http://www43.atwiki.jp/boonkei/pages/37.html
( ´∀`) 初めての人、馴染みのない人は以下のブーン系wiki、テンプレ等をよく読んで、理解、協力して欲しいモナ
・総合スレにおける最低限のルール、マナー
・よくあるQ&A
・荒らしについて
・進行中の企画
・AAテンプレ一覧
〇ブーン系wiki(☆をhttpにしてね)
☆://boonkei.web.fc2.com/top.html
☆://boonkei.m.web.fc2.com/top.html(携帯用)
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〇兄弟スレ・兄弟板
( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです
https://rosie.5ch.net/test/read.cgi/siberia/1446334277/
( ^ω^) ブーン系小説板2のようです
http://jbbs.shitaraba.net/internet/16305/
o川*゚ー゚)oキューちゃん板NEO
http://jbbs.shitaraba.net/internet/22495/
( ^ω^)ブーン系小説板のようです(旧避難所、スレ立て上限に達した)
http://jbbs.shitaraba.net/sports/37256/
( ^ω^) ブーン系創作板のようです(同上)
http://jbbs.shitaraba.net/internet/13029/
〇皆様にお願いごと
( ´∀`) みんなの迷惑にならないようよく読んで、協力しあっていきましょうモナ
ここは総合案内所ですが、質問する前にまず自分で調べよう。(検索すれば意外と分かることも多いです)
あくまで練習が本旨です。投下が始まったら他の話題中でもなるべく控えて、支援に回りましょう
〇総合に投下する時の注意事項
( ´∀`) 以下の三つはこのスレに作品を投下する時の最低限のマナーなので気を付けてモナ
・ながら投下と連載は禁止
・一つの話は30レス以内
・誰かが投下していない限りは投下してOK
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〇よくあるQ&A
Q.投下してもいいのか? (・∀・ )
A.( ´∀`) 他の作品の投下真っ最中じゃ無ければ大丈夫モナ
被るのが不安なら一言「投下します」と言うのがベターかもモナ
Q.なんか他の話題で盛り上がってるし、いきなり投下するのは気まずいんだが (゚Д゚,,)
A.( ´∀`) そういうときは「投下する」と一度会話を中断していいモナよ。作品が優先モナ
Q.叩かれるのが怖い…… ('A`)
A.( ´∀`) 卑下、自虐、謙遜は逆に叩かれる元モナ。投下したこと、作品を書ききったこと、誇りに思ってモナ
Q.うーん、他の作品が投下されてる途中みたいだけど…… (゚、゚トソン
A.( ´∀`) そんな時は支援しようモナ。乙、支援、は大事なことモナ
Q.総合短編を投下する時は何か気をつけることでもあるのかねぇ? J('ー` )し
A.( ´∀`) 先に言った30レス以内やながらを守ってくれれば大丈夫モナ
あとは名前欄をタイトルやトリップで統一したり、作品に安価を当てるとわかりやすいモナー
Q.そもそもながら投下とは? (´<_` )
A.( ´∀`) 書き溜めしないで、その場で書きながらレスに投下する事モナ。別名:即興
Q.ハァ?書き溜めめんどいんだが。ながら投下させてくれよ (´・_ゝ・`)
A.( ´∀`) 再三やめろっつってんだろハゲ!ながらや連載は他の人が投下するタイミング掴めないから自スレでやれ
ただスレが立てられないなら代理に依頼するのも可能モナ。あ、代理ってのは総合でスレ立て依頼をすることモナ
Q.絵を投下したいんだけど下手くそなんだよね…… (・(エ)・)
A.( ´∀`) その為の「練習総合案内所」なので、怖がらず投下してほしいモナー
描くこと、投下したこと、それらは何よりも誇って良いことだモナ
Q.あのスレってさぁ… (’e’)
A.( ´∀`) 申し訳ないけれどここはヲチスレでもチラ裏でもないし、みんなの場所だモナ
時折雑談でそういう話題になることもあるから難しいけど、ご協力お願いしますモナ
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Q.投下したらAAがズレるんだけど、どうしたらいいんだい? \(^o^)/
A.( ´∀`) 書いてるソフトのフォント設定はMS Pゴシックになってるかモナ
AAのテストなら、「テストスレ」が便利だモナ。専用のソフトはwikiの関連リンクを参考にすると良いモナ
Q.携帯で書きためるとAAが変になるんだけど、なんでだかワカッテマス (<●><●>)
A.( ´∀`) auメールで書くと半角カナが全角になるらしいけど最近のスマホ事情だとどうなんだろうね
Q.AAの顔が変だって言われたんだけど…… (・∀ ・)
A.( ´∀`) テンプレ内にあるAAをコピペしてみるモナ。
書き込みする時に、ツンやヒートの口が文字化けするなら
口の部分に「&#8895;」(&#は半角)と書けば、正しく変換されると思うモナー
Q.長編はどのくらい書き溜めたらいいのですか? ζ(゚ー゚*ζ
A.( ´∀`) 明確な決まりはないモナ。極端な話、自スレなら好きなようにしてOKモナ。永久に書いてもOK
Q.AAのキャラがよく分からないです! *(‘‘)*
A.( ´∀`) 極論、自由だから気にせずでOKモナよ。でも不安ならAA名で検索したり他作品を参考にしてみるのも良いと思うモナ
Q.長中短編の区切りがよく分からないんだから! ミ゚Д゚,,彡
A.( ´∀`) まとめの分類を参考にすると、大体30レス以内が総合短編、1スレ内が短編、一か月以内完結が中編、それ以上が長編モナ
Q.代理スレ立てって何だー? (゚∀゚*)
A.( ´∀`) スレ立て規制をされた方の代わりにスレを立てる事モナ。スレを立てに行く前に、一言書き込むのがマナーなのでよろしくモナ
( ´∀`) その他にも、ここではスレ立て依頼、批評、作品案内などもやってるモナよ(潜んでる住民が出てきます)
( ´∀`) わからないことがあれば、遠慮なく住人に質問してモナ(潜んでる住民が出てきます)
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○荒らしについて
・荒らしは携帯とPCを使った自演、仲間を呼んで一般レスのような会話もします。
お手数ですがレスをするときはIDで抽出し過去のレスで怪しい部分がないかのチェックをお願いします。
・とにかく荒らしは何を書いても徹底スルーで、「荒らしを相手にするのも荒らし」と認識して注意ください。
・一度でも荒らしと会話したIDは相手にしない、これが荒らし対策のもっとも近道です。
・中にはIDをころころ変える荒らしもいます。
レス内容を見て荒らしかどうか、各自判断お願いします。
・もしも荒らしがスルー出来ない程に酷かったら、専用ブラウザを使うといいでしょう。
「5ch 専用ブラウザ」で調べてみてください。
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○現在進行中の企画
( ´∀`) 今のところはないけど、このスレが立った後は企画されるかモナ〜
*次スレ立てについて
総合が1000に近付いた時は、誰かが次スレを立てるのがルールです。
原則、>>980を踏んだ人は次スレを立てて下さい。
また、それが出来ないなら、他の人に頼む事も可能です。
もし投下中に>>980を踏んでしまった場合は、投下の後にスレを立てて下さい。
また、Q&AでのAA同士の会話は、ある程度改変する事が可能ですが、ふざけ過ぎないようにお願いします。
また、スレタイトップのAAにあまりにもマイナーなAAを使用するのは控えましょう
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【AAテンプレその1】
( ^ω^)内藤ホライゾン ξ゚⊿゚)ξツンデレ ('A`)ドクオ 川 ゚ -゚)素直クール ζ(゚ー゚*ζデレデレ
_
( ゚∀゚)o彡゜ジョルジュ長岡 ノパ⊿゚)素直ヒート (´・ω・`)ショボーン (`・ω・´)シャキン
( ´∀`)モナー ( ・∀・)モララー (,,゚Д゚)ギコ猫 (*゚ー゚)しぃ (*゚∀゚)つー (#゚;;-゚)でぃ
/ ,' 3荒巻スカルチノフ ミ,,゚Д゚彡フサギコ ( ´_ゝ`)兄者 (´<_` )弟者
(*‘ω‘ *)ちんぽっぽ ( ><)わかんないんです=ビロード ( <●><●>)わかってます
<ヽ`∀´>ニダー ( ,,^Д^)タカラ ( ^Д^)プギャー *(‘‘)*ヘリカル沢近 川д川貞子
(・∀ ・)斉藤またんき (-_-)ヒッキー ( ´ー`)シラネーヨ (=゚ω゚)ノぃょぅ ( ゚д゚ )こっちみんな
从'ー'从渡辺さん ('、`*川ペニサス伊藤 从 ゚∀从ハインリッヒ高岡 ( ФωФ)杉浦ロマネスク
ミセ*゚ー゚)リミセリ (゚、゚トソン都村トソン ( ∵)ビコーズ ( ゚∋゚)クックル lw´‐ _‐ノv素直シュール J( 'ー`)しカーチャン
※ショボーンはショボン、ツンデレはツン、デレデレはデレ、ハインリッヒ高岡はハイン、
素直クール・ヒート・シュールはそれぞれクー・ヒート・シューと書かれることが多い
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【AAテンプレその2】
\(^o^)/人生オワタ | ^o^ |ブームくん | ^o^ |いとこのゆうたろう /^o^\フッジサーン
@@@
@#_、_@ _、_
( ノ`)母者 ( ,_ノ` )y━・~渋澤さん(おじ者) ∬´_ゝ`)姉者 l从・∀・ノ!リ人妹者 o川*゚ー゚)o素直キュート
彡⌒ミ
( ´_ゝ`)父者 / ゚、。 /鈴木ダイオード |;;;;| ,'っノVi ,ココつ榊原マリントン (-@∀@)アサピー ( ,'3 )中嶋バルケン
|゚ノ ^∀^)レモナ (´・_ゝ・`)盛岡デミタス ( ・3・)ぼるじょあ ( ^^)山崎渉 (゜3゜)田中ポセイドン
<_プー゚)フ エクストプラズマン ,(・)(・),シャーミン松中 ( ^ν^)ニュッ ( ^^ω)マルタスニムは瀬川 ( ∴)ゼアフォー
( `ハ´)シナー (‘_L’)フィレンクト ( ・□・)ブーン ハハ ロ -ロ)ハ ハローさん 【+ 】ゞ゚)棺桶死オサム
(’e’)セントジョーンズ |(●), 、(●)、|ダディクール ( ^ω^)西川ホライズン 川 ゚ 々゚)素直くるう ('(゚∀゚∩なおるよ
爪'ー`)y‐フォックス (//‰ ゚)サイボーグ横掘 ▼・ェ・▼ビーグル マト#>Д<)メ まとまと (・(エ)・)クマー ⌒*リ´・-・リ リリ
〃∩ ∧_∧
⊂⌒( ・ω・) 佐々木カラマロス大佐
`ヽ_っ⌒/⌒c
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【AAテンプレその3】
N| "゚'` {"゚`lリ 阿部さん ( ゚∀゚ ) アヒャ (゜д゜@ あらやだ 彡 l v lミ 鈴木 ( l v l) 宗男
〈::゚-゚〉 ぃし (;TДT) モカー ||‘‐‘||レ カウガール ( ‘∀‘) ガナー i!iiリ゚ ヮ゚ノル 花瓶
イ从゚ ー゚ノi、 狐娘 从´ヮ`从ト 狸娘 リi、゚ー ゚イ`! 狼娘 ( "ゞ) デルタ関ヶ原
リハ´∀`ノゝ モナ子 从リ ゚д゚ノリ ギコ子 li イ ゚ -゚ノl| 雪苺 (ノリ_゚_-゚ノリゝ ギコアイス ヽiリ,,゚ヮ゚ノi スパム
|::━◎┥ 歯車王 (十) 原子王 /▽▽ 電気王 /◎ ) =| ) 蒸気王 [ Д`] エンジン王
爪゚ー゚) じぃ 瓜゚∀゚) づー 爪゚A゚) ぬー ( ・-・ ) シーン ノリ, ^ー^)li ジャンヌ (,,゚-゚) ぎゃしゃ
( ´W`) シラヒーゲ ( ・∀ ∀・) 奇形モララー (;;・∀・;;) 黒マララー リ´-´ルリル子さん
<(' _'<人ノ 高崎美和さん <゚Д゚=> ギコタイガー (=゚д゚) トラギコ < ゚ _・゚> ギコイヌ
ハソ ゚-゚リ なちっ娘 ( ゚¥゚) 偽モナー ( `ー´) ネーノ ( ノAヽ) ノーネ
(゚A゚* ) のーちゃん | l| ゚ー゚ノl ?(女末) ミ*゚∀゚彡 ふー ¥・∀・¥ マニー
ィ'ト―-イ、
以`゚益゚以 イトーイ増井
( ´∀`) テンプレは以上になりますモナ
( ´∀`) みんなで楽しく使っていきましょうモナ
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最近投下された作品一覧はこちらからだけど、見れなくなってたので外しておきました
ttp://boonmtmt.sakura.ne.jp/genkou/index.php
あと自分が観測してる範囲だけど、稼働してるまとめサイトと企画サイトもまとめておくね
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■現在動いてるまとめサイト様
ブンツンドー様
http://buntsundo.web.fc2.com/
うきうきブーン様
https://ukiukiboon.blog.jp/
クールライター様
http://coollighter.blog.fc2.com/
Boon's Beautiful Harmony様
https://reiwaboonnovels.web.fc2.com/
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■BBH様より(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1604238328/297)
150以上ものブーン系サイトのアーカイブデータが収集された保管庫が誕生しました!
保管庫内のリンクから、閲覧したいブーン系サイトのzipファイルをダウンロードしてください。
(注:この保管庫の管理人はBBHではありません。修正削除等の問い合わせや、それ以外も含めた全般的な連絡は「fijaz77502@yahoo.co.jp」までお願いします。)
https://bunkei.sakura.ne.jp/
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■企画サイト
ラノブンピック2020
https://boonnovel2020.web.fc2.com
ブーン系100選 2019
https://boon2019100.web.fc2.com/
ブーン系100選 2009
http://vipmain.sakura.ne.jp/200912_100sen/
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2012年芸術の秋ラノベ祭り
http://buntsundo.web.fc2.com/ranobe_2012/top.html
ブーン系ゴールドラッシュ2013
http://buntsundo.web.fc2.com/goldrush2013/top.html
2014年 百物語
http://buntsundo.web.fc2.com/100monogatari_2014/top.html
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2015年 百物語
http://buntsundo.web.fc2.com/100monogatari_2015/top.html
2016年 大ブン動会(第2回紅白)
http://buntsundo.web.fc2.com/kouhaku_2016/top.html
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補足あればおながいします
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いちよつ
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ミラー保管庫さんに保管されてるファイルの大きいzip(7xさんとかBoon Romanさんとか)を開くことができないんだけど、これは私のPCのスペックが低いせいなんだろうか。誰か暇な人試してみてください。
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>>1
お疲れ様でした
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>>1
乙っちゃん
>>19
開けないってのがよく分からんけど解凍ソフト変えてみたらいけるかもよ
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>>21
ご教示ありがとうございます
100回くらい手を変え品を変えやってみたら無事に解凍することができました
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頭にアルミホイル巻いてるのに他の作者とネタが被るのはなんで
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頭にアルミホイル巻いてるからだろ
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爽やかな朝ですね
投下します
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('、`*川(…)
('、`*川(歩き始めの子が歩く姿って、ゾンビみたいだよなぁ…)
('ー`*川(ふふ、ヨチヨチゾンビなんて映画があったら、ヒットするかもね?)
('、`*川⊂ クイクイ
('、`*川⊂「…ん?」
ξ゚⊿゚)ξ「あうあー」ヨチヨチ
川 ゚ -゚)「あうあー」ヨチヨチ
('A`)「あうあー」ヨチヨチ
('、`;川「うわあああ!ゾンビだあああ!!」
ゆめみるぞんびのようです
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ミセ*゚ー゚)リ「あうあー」ヨチヨチ
(゚、゚トソン「あうあー」ヨチヨチ
( ・∀・)「あうあー」ヨチヨチ
⊂(;、;川⊃「ひぃー!」
⊂(;、;川⊃「道路にこんな大勢、車が来たらどうやって守ればいいのよおおぉ!!??」
-
ξ*゚⊿゚)ξ「あうあ?」ガジガジ
('、`;川「葉っぱは食べ物じゃないよ!!」
川* ゚ -゚)「あうー」ポトンポトンッ
('、`;川「排水溝に小石を入れちゃダメ!!」
(*'A`)ノ「あうあ!」キャッキャッ
(>、<;川「通行人に遭遇するたびナンパするのやめてええ!!」
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('、`;川「ふー、トイレに籠城しよ…」
ミセ*;д;)リ「ぎゃあ"あ"あああぁぁんんん!!!」バンバン!!
(;、;トソン「いぎゃああああ"あ"あ"!!!」バンバン!!
( ;∀;)「ま"あ"あ"あ"ぁぁぁ!!!」バンバン!!
('、`;川(罪悪感が凄い…)
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ξ*゚⊿゚)ξ「うまうー!」グチャグチャ!
川* ゚ -゚)「めっ!」ベタベタ!
(*'A`)「ごー、まーっ!」テトテトッ
('、`;川「お昼ごはん、ナポリタンにして失敗だったわ…グロ過ぎ…」
(;、;川「しかも全然食べてないし…」
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('、`*川(次の予防接種いつだっけ…)
('、`*川(毎月のようにあるのよね…)
ミセ*゚ー゚)リ「あ!あ!」グイッ
('、`*川「ん?絵本読んでほしいの?」
(゚、゚トソン「ぶ、ぶっ」ヨチヨチ
('ー`*川「おんぶねー。よいしょー!」
(゚、゚*トソン キャッキャッ!!
(*・〜・)カジカジ
('、`*;川「あっ、ボールペン出しっぱなしだったわ…」ヒョイッ
( ;∀;)「い"や"あ"あ"あ"ぁぁああ!!!」ダンダン!!
('、`;川(のけ反り方がエグい…)
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ξ*-⊿-)ξ川* - ー-)(*-A-) スヤスヤ…
('ー`*川(ふふっ、眠ってる時はほんと天使なんだから…)
(-ー-*川「…なんだかこっちまで眠くなってきちゃった…」
__________________
___________
_____
-
( 、川
( 、川
( 、 川 ヨチヨチ…
( 、 川 「…ァ"ア"ア"ア"ア"ァ"ァ………」
ξ;⊿;)ξ「ママアアアァァァ!!!」
川 ;゚ -゚)「ツン、だめだ!シェルターからでるなっていわれてるだろ!?」
ξ;⊿;)ξ「でもママが…かまれてっっ!!」
('A`;)「くそっ…どうすればいいんだよ…!??」
ゆめみるぞんびのようです
終
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短いのにすげー妄想が捗る作品だな
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夢見る・・・ゾンビ・・・・・・
乙
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一緒に焼肉食べに行きたいAA
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ヒート
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今って安価作品やっても人来るかな?
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ファ板でやるならまあ気長に構えていればやってやれないことはない
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>>33
投下乙
最初の「うわああゾンビだああ」がマジなのかネタなのか分からなくて混乱したけど、それも込みで切ないオチだった
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安価ってリアルタイムのライブ感ありきだから正直ここでやっても楽しくないと思うよ
やってやれなくもないってのはまさしくそう
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すまん誤字
「と思うよ」→「ってこと?」
「まさしくそう」→「まさにそれで」
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vipでやるならこっちに大まかな予告あるといいかもな・・・いやvipに限らずかな
ファ板にも予告専用スレあったか?
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>>34>>35>>40
ありがとうございます。
話とは別だけどペニサスの普段は周りに口出ししてとっつきにくいけど、有事にリーダー不在で代役抜擢されてでもリーダーほどの馬力は無くて、みんなを逃して一人だけ盾になるも最後何だかんだ生きててひょっこり出てきそうな感じが好き…
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>>43
はい
( ^ω^)ブーン系小説予告編スレのようです
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1500455542/
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>>45
サンクス
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投下します
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('A`)「昨日暇すぎてさぁ、怖い話まとめたやつ読んでたんだよ」
( ^ω^)「暇すぎるだろ。それで?」
('A`)「一個面白いのがあって。死んだ奴に会う方法ってやつなんだけど」
('A`)「自分以外に誰もいない状況なら、家でもできるらしい」
( ^ω^)「あー、ひとりかくれんぼ的な」
('A`)「うわなっつかし。そうそう、あれにちょっと似てるけど人形はいらんのよ」
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('A`)「夜の十二時から二時の間……まぁ夜中だな。その時間帯に、鏡がある風呂場に入るんだ」
( ^ω^)「鏡?」
('A`)「なければ手鏡でもいいらしいけどな。まぁとにかく鏡がいるんだと」
('A`)「んで……鏡の前で、こういうポーズを取る」
( ^ω^)「ふざけてんのかお?」
(;'A`)「ふざけてねーって! まとめにそう書いてたんだよ!」
( ^ω^)「だって意味わかんねーお、そのポーズ。どういう意味なんだお?」
(;'A`)「俺が知るかよ……とにかく、そうすれば『会いに来る』らしい」
( ^ω^)「そのポーズでぇ〜〜?」
(;'A`)「だから俺は知らねーって!」
-
('A`)「ただひとつ注意点があって」
( ^ω^)「ドアは開けちゃダメ〜とかだお?」
('A`)「え、なんでわかったん」
( ^ω^)「定石だろそんなもん。どうせドアの向こうから声がする〜的なやつだお?」
('A`)「お前すごいな」
( ^ω^)「僕は中学時代に夜な夜な洒落怖を読み込んでいた男だお」
('A`)「なんつー暗い青春だよ……」
('A`)「つーかこれ、アニメキャラも呼べると思う?」
( ^ω^)「無理だろ」
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――――――――――――――――――――
時計を見ると十二時を回っていて、ふとあの話を思い出した。
( ^ω^)「……」
十二時から二時の間。
自分以外に誰もいない状況。
鏡のある風呂場。
( ^ω^)「アホらし」
シャワーを止めた。
一人暮らしである自分は、条件をすべて満たしていた。
( ^ω^)「あんなのどうせ釣りだお。嘘松だお」
会いに来る。
( ^ω^)「……」
-
( ^ω^)(確か、こんな感じの……)
思い出しながらポーズを取った。
数秒置いて、それが恥ずかしくなってきた頃。
チャチャチャチャッ。
.
-
聞き覚えのある音だった。
懐かしい音だった。
( ω )「…………嘘だろ?」
( )
( ω )「お前なのかお?」
( )
( ω )「ビーグル」
( )
( )『わんっ』
-
犬がフローリングを歩くときに鳴る、チャチャチャッという音。
風呂場の前で待っている姿。
待ちきれずに硝子に爪を立てる仕草。
全部忘れていた。
( ^ω^)「ビーグル、天国はいいところかお?」
( )『くぅん?』
( ^ω^)「もう体は痛くないかお?」
( )『わんっ』
-
チャチャチャチャッ。
( ^ω^)「…………あ」
そういえばドクオが言っていた。
時間が過ぎれば『会いに来たもの』は去っていく。
それまでは、決して扉を開けてはいけない。
( ^ω^)「……」
次の日も、僕はビーグルを呼んだ。
.
-
( )『わふっ』
( ^ω^)「ビーグルはにんじんが大好きだったおねー。よく僕のにんじんを食べてもらってたお」
( )『わんっ』
( ^ω^)「それでカーチャンに見つかって、怒られて……」
( )『くぅん』
( ω )「……」
-
( ω )「ごめんお」
( )『くぅん?』
( ω )「あのとき僕がリードを離さなかったら、しっかり握っていたら」
リードを離さなかったら、ビーグルは車に轢かれたりしなかった。
僕がビーグルを殺した。僕のせいでビーグルは死んだ。
なのに僕は、息絶えていくビーグルを見ていることしかできなかった。
-
( ;ω;)「ごめん、ごめんお」
会いたい。
もう一度撫でたい。一緒に散歩して、一緒に走り回りたい。
また頬を舐めてもらいたい。一緒の布団で眠りたい。
( )『わん!』
かりかりかり。
ビーグルの爪が扉を引っ掻く。
だから僕は扉を、
.
-
開けてしまうと思う。
だからもしも僕に何かあったら、そのまとめに記事を消すよう頼んでほしい。
こんなもの存在してはいけないから。
それから、お前も早く忘れてくれ。
間違っても実行するな。
こんなこと頼んでごめん。
――――――――――――――――――――
( A )「…………バカ野郎」
ブーンが失踪して一か月が経っていた。
最後に送られたLINEを、俺は消せないままでいる。
-
( A )「普通試すかよ、バカじゃねえの。おまけに相手は犬だぞ、犬。何考えてんだ」
俺とブーンは幼馴染だ。
ビーグルが死んだとき、あいつがどれだけ落ち込んでいたかも知っている。
だけどまさかこんな方法に頼るなんて。
( A )「お前とビーグル、本当の兄弟みたいだったもんな」
ビーグルを連れて二人で探検に行ったこともあった。
帰り道がわからなくなって、ビーグルに道案内してもらったっけ。
-
( A )「なぁブーン、覚えてるか? 俺を助けてくれたこと」
クラスで除け者扱いされていた俺に、ブーンは話しかけてきてくれた。
初めての友達だった。
照れ臭くて言えなかったけど、親友だと思っていた。
( A )「なんで言ってくれなかったんだよ。一言も相談せずに、どうして」
-
( )
( )『ドク、オ』
(;A;)
.
-
きっといつか俺は、この扉を開けてしまう。
.
-
( )開けてはいけないようです
.
-
夏なのでホラーに挑戦しました。
ありがとうございました。
-
乙!いいホラーだった
-
乙!最後にゾッとしたけど切なさもある、夏らしくて好き
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乙!
こんなん開けちゃうでしょ、もう〜
音の主は本当に会いたい本人だったのですかね。怖くなってきた……
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おつです
-
>>68
更にぞっとした
そんなん降霊ポーズを思いっきり変なポーズで想像して怖さ紛らわすしかないじゃん…
乙乙
自分なら怖くて開ける勇気ない。ブーンもドクオもそれだけ相手を大事に思ってたんだね…
-
乙乙
このラストめちゃくちゃ好きだ
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夏の流れになってる感じなのになんか申し訳ないですがちょっと梅雨っぽいの投下します
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ポツ ポツポツポツ サァァァァァ
('A`)「うわ夕立か、傘持ってくりゃよかった」
('A`)「あの軒下で雨宿りでもするか」
タッタッタッタッ
あまやどりのようです
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('A`)「つめてぇ、結構濡れたな……これだから梅雨は……」
('A`)「向こうのほうは明るいからちょっとしたら止むかな……」
lw´‐ _‐ノv「雨宿りか少年」
(;'A`)「うわっお前どっから出てきた!?」
lw´‐ _‐ノv「失礼なやつだな君は、先にいたのは私の方だぞ」
('A`)「いやいなかっただろ、いたら普通に気付くわ」
lw´‐ _‐ノv「空気扱いするのか?自分がされて嫌なことはしちゃいけないんだぞ少年」
('A`)「なんで俺が半分空気扱いされてんの知ってんの?」
lw´‐ _‐ノv「顔を見ればわかる」
('A`)「お前の方が失礼なやつだよ」
-
lw´‐ _‐ノv「それはそうと少年、雨が降ってうんざりみたいな顔してどうしたんだ」
('A`)「そりゃうんざりしてるんだよ、雨が降ってるからな」
('A`)「お前の方はなんか嬉しそうだな」
lw´‐ _‐ノv「そりゃ嬉しいさ、雨が降ってるからな」
('A`)「雨が好きなんて奇特なやつもいたもんだ」
lw´‐ _‐ノv「雨が降って潤えば魅力が増すだろう?さらに濡れて透けでもしたらもう大変だ」
lw´‐ _‐ノv「君も水も滴るいい男になったらいい」
('A`)「俺が濡れたってしけたブ男になるだけだよ」
lw´‐ _‐ノv「知ってる」
('A`)「お前ほんと失礼なやつだな」
-
('A`)「そういやさっきから俺のこと少年って言ってるけどお前の方が年下に見えるんだが」
lw´‐ _‐ノv「見た目で判断しちゃいけないんだぞ少年」
('A`)「お前にだけは言われたくないよ」
lw´‐ _‐ノv「私は14歳だよ、敬いたまえよ少年」
('A`)「俺は16だよ、お前が敬いたまえ」
lw´‐ _‐ノv「でも私は17歳の態度で君に接している、つまり私の方がお姉さんだ」
('A`)「それってただ単に態度のでかいガキってことじゃん」
lw´‐ _‐ノv「なんてことを言うんだ、確かに人間の物差しで言えばガキかもしれないが……」
('A`)「人間なら人間の物差しに従えよ」
lw´‐ _‐ノv「私はでんでんむしだよ」
('A`)「厨二病かよ、いや14歳は中二だっけか、それならしょうがないのか?」
('A`)「てかどんな厨二病だよでんでんむしって……」
-
lw´‐ _‐ノv「いやいや厨二じゃなくてマジよマジ、ツノ出せヤリ出せアタマ出せのでんでんむしだよ」
('A`)「そう言うならツノでもヤリでも出してみろよ」
lw´‐ _‐ノv「しょうがないな、よく見てろよ少年」
lw´‐ _‐ノv「【武器召喚】(ウェポンズサモン)!【槍】(ランス)!!!」
('A`)「え?そう言う感じ?」
lw´‐ _‐ノv「と言うのは冗談で、ほれ」 ニュッ
(;'A`)「うおああっ!?えっ?ちょっと待って?マジなの?」
lw´‐ _‐ノv「だからマジだと言ってるじゃないか」
(;'A`)「え?妖怪の方ですか?」
lw´‐ _‐ノv「君の顔だって妖怪みたいなものだろう?」
('A`)「そこまで酷くねーよ、お前ほんと失礼」
-
lw´‐ _‐ノv「まあ猫又みたいなもんだよ、普通のでんでんむしは殻が右巻きだろう?」
('A`)「いや知らないけどそうなの?」
lw´‐ _‐ノv「なんで知らないんだよ!一般常識だろ!!!」
('A`)「いや、常識ではない」
lw´‐ _‐ノv「まあいいや、それで左巻きの私は不思議な力で変身できるのだ」
lw´‐ _‐ノv「変身できるのは雨の時だけだしこの姿にしかなれないけどな」
('A`)「へ〜……ん?猫又って長く生きた猫がってやつだろ?殻の左巻き右巻きって生まれつきじゃないの?」
lw´‐ _‐ノv「生まれつきだな」
('A`)「全然猫又と違うじゃん」
lw´‐ _‐ノv「うるさい」
('A`)「ナチュラルボーンモンスターじゃん」
lw´‐ _‐ノv「それは鏡を見て言いたまえよ少年」
('A`)「生まれた時は可愛かったわ……多分
-
lw´‐ _‐ノv「まったく、こんな美少女捕まえてモンスターよばわりとは流石の私も怒るぞ」
('A`)「お前が怒ったところで大して怖くもないぞ、それに言うほど美少女か?」
lw´‐ _‐ノv「もう怒った、明日の朝刊載ったぞてめー」
('A`)「何その不良漫画みたいな脅し文句」
('A`)「いくらヒョロガリでも年下の女の子に負ける気はないぞ」
lw´‐ _‐ノv「大丈夫、でんでんむしにセクハラした少年として載るんだからな」
('A`)「それは……嫌だな……」
lw´‐ _‐ノv「謝っといた方がいいんじゃないか?誰にとは言わないが」
lw´‐ _‐ノv「私は鬼ではないぞ?……ツノはあるけどな」
('A`)「……不本意だけど……ごめん」
lw´‐ _‐ノv「もう少しちゃんと謝った方がいいんじゃない?」
('A`)「お前鬼かよ、あなたのことモンスターなんて言って申し訳ありませんでした……これでいいか?」
lw´‐ _‐ノv「いいわけあるか!美少女を否定したことを謝れ!」
('A`)「そこかよ」
-
('A`)「申し訳ありませんでした、あなたは美少女でした……これでいいか?」
lw´‐ _‐ノv「よく謝れたな偉いぞ!お姉さんが褒めてやるぞ少年!」
('A`)「くっそ、すげえ腹たつ」
lw´‐ _‐ノv「ふっふっふ、腹たつなんて言っても本当は楽しいんだろ?」
('A`)「そんなわけないだろ」
lw´‐ _‐ノv「ふっふっふ、そういうがここに来た時より表情が晴れてるぞ、本当は楽しいんだろ?」
('A`)「ぐっ……雨が上がってきたからだよ、楽しいわけじゃないって」
lw´‐ _‐ノv「ふっふっふっふ、そう、傘がなくても問題ないくらいまで小降りになったのに帰らない……」
lw´‐ _‐ノv「それが楽しんでいるという何よりの証拠なのだよ少年!!!」ロンパァ
('A`)「ぐっ……」
lw´‐ _‐ノv「ほらほら楽しいって言っちゃえよ、美少女と話すのは楽しいですって言っちゃいなよ」
-
('A`)「くそ、うぜぇ……明日の朝刊載るぞお前、セクハラで」
lw´‐ _‐ノv「残念でしたぁーやったのは論破だからロジハラですぅー」
('A`)「…………明日の朝刊載ったぞてめー……ロジハラで」
lw´‐ _‐ノv「おおそれはたいへんだ、でんでんむしに論破された哀れな被害者には同情が集まるだろう」
('A`)「それは……嫌だな……」
('A`)「肉を切らせて骨を断つってレベルじゃねーぞ…………」
lw´‐ _‐ノv「謝っといた方がいいんじゃないか?誰にとは言わないが」
('A`)「またこれかよ……悪かったよ」
('A`)「正直楽しかったよ、かーちゃん以外とこんなに話したの久しぶりだったし」
lw´‐ _‐ノv「うむうむ正直なのは良きことかな、お姉さんが褒めてやるぞ少年」
-
lw´‐ _‐ノv「でももう雨も止むようだな、名残惜しいがお別れだ」
('A`)「そうだな……」
lw´‐ _‐ノv「見ず知らずのでんでんむしとこれだけ話せるんだ、きっとクラスメイトとも話せるさ」
('A`)「そうだな……」
lw´‐ _‐ノv「ま、うまくいかなくてもうんざり顔の雨宿り少年くらい私がからかってやるさ」
('A`)「…………ありがとう」
lw´‐ _‐ノv「おいおい悲しいのか嬉しいのか知らないが男がそう簡単に泣くもんじゃないよ、そんなに顔濡らしちゃって」
('A`)「いや泣いてねーよ雨だよ、さっきから濡れてただろ?」
lw´‐ _‐ノv「ま、そう言うことにしとこうか」
('A`)「ほんとに泣いてるみたいに聞こえるからやめてくんない?」
lw´‐ _‐ノv「はっはっは」
「じゃ、またな」
あまやどりのようです おわり
-
乙
-
乙乙
やり取り超カワイイ。ニヤニヤしちゃうわ
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こういういい意味でずっと低空飛行な話すき
乙
-
なんも書けねええええええ!!!きええええええええええええ!!!!!!!!
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それブーンに喋らせれば1行稼げるぞ
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前後の脈略関係なく突然ブーンに
( ^ω^)なんも書けねええええええ!!!きええええええええええええ!!!!!!!!
ってさせるってこと?
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ちんメロ、良い
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おすすめください
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どれもオススメだから、スレを新しい順に並べて上から読んでったらいいと思うよ
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フラット追うのは酷よ
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読みたいジャンル教えてくれると助かる
-
フラットの元ネタの続編がエロゲで出てることを最近知った
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エロゲって名称が出てきたので流れをぶった切って
エッチなζ(゚ー゚*ζ 擬人化
https://i.imgur.com/riAweQz.jpg
-
>>95
おほほほ!エッチだねぇええ
-
お題お1つくださいな
-
>>97
梅雨のミ,,゚Д゚彡
-
あざますー
-
雨が続いてるので自分も梅雨っぽいの投下します
お題がそもそも梅雨っていうのもありますが
お題『梅雨のミ,,゚Д゚彡』
-
張り付く雨のようです
.
-
6月半ばの、雨が降りしきる夜の事だった。
東京都の篠崎駅から歩いて15分ほどしたところに、蔦に半ば侵食された3階建ての雑居ビルがある。
1階は夜逃げして看板だけが残ったパブがあり、2階には空きテナント、そしてその3階に内藤代行店は店を構えていた。
そこに、依頼者である布佐 義彦(フサ ヨシヒコ)は居た。
( ^ω^)「じゃあ、まぁ、そういうことなので」
そう言って、布佐に紙束の資料を渡したのは店長である内藤 ソウスケ(ナイトウ)だ。
頬に刻まれた皺は30代後半ほどで、穏やかな表情を浮かべながら布佐に調査報告をしたところであった。
ミ,,゚Д゚彡「そうなんですね、やっぱり、そうだったんですね。良かった、そうか、良かった。はぁ〜、良かったぁ」
大学生だという布佐は、最初に内藤と会ったときと同じような清潔感のある小奇麗な格好をし、その表情を明るくさせていた。
ようやくその言葉を聞けた、という満足感と安心感のあるもので、嬉しそうに息を吐きながら喜びを噛みしめていた。
内藤から受け取った資料も読まずに鞄の中へしまい込むと、津出の出した紅茶に一口もつけず、
布佐は雨音と共にそそくさと部屋から出ていった。
じとっと湿気のこもる室内に残った内藤は、扇風機を付けてから布佐に関する資料を眺めた。
10年前の6月、ちょうど今日と同じ日付に布佐は人が流される瞬間を見たという。
-
( ^ω^)「月子さんて、家族仲が悪かったんでしたっけー?」
ξ゚⊿゚)ξ「聞いた話ではそうですね。美容師志望だったけど、親としては普通の大学へ進学し、普通のOLになってほしかったみたいで」
奥にある資料室から顔を覗かせて、大学生アルバイトである津出 礼子(ツデ レイコ)が答えた。
湿気で髪がまとまらない、と言うので可哀想に思った内藤が持ってきた除湿器は、資料室で妙な音を出しながらフル稼働をしていた。
そういえば布佐も「天然パーマのせいで髪がまとまらないんですよ」と愚痴っていたのを、内藤は思い出した。
ミ,,゚Д゚彡『好きだったんですよ。一目惚れでもありましたから』
内藤は布佐が初めに言っていた言葉を思い返した。布佐は埴谷 月子(ハニヤ ツキコ)に対して慕情を抱いていた。
そして、その月子こそが布佐が見たという川に流された人物だった。
美容師志望だった月子は、時折、近所に住む布佐に練習と称してその天然パーマを整えてくれていたようで、
当時の布佐は10歳、それに対して月子は16歳だった。
一目惚れをした少年には少しばかり感情が重くなる経験だったな、と内藤は思った。
-
内藤はテレビをつけると冷蔵庫から麦茶を取り出し、ソファへ腰を下ろした。
ニュースでは連日の大雨による影響を報じており、死者・行方不明者も合わせて2桁に達していた。
この辺りも例外ではないようで、警報レベルが3に達したことを野外スピーカーが聞き取りにくくも流していた。
ξ゚⊿゚)ξ「あれ、内藤さん。この傘って、布佐さんのじゃないんですか?」
資料室から出てきた津出は、カップを片付けながら玄関に置いてある傘を見つけ、内藤に尋ねた。
内藤は麦茶を飲み干すとしばし考えたのち、車の鍵を津出に渡して言った。
( ^ω^)「津出さん、車出して」
ξ゚⊿゚)ξ「え、急ですね。別にいいですけど。でも、私、もうすぐ定時ですよ」
( ^ω^)「残業代は出すからさ。ほら、僕、免許持ってないから。頼むよ」
ξ゚⊿゚)ξ「下手ですもんね、運転。何回落ちましたっけ?」
( ^ω^)「5回落ちてからもう諦めたよ」
ξ゚⊿゚)ξ「あー、ですよね。人より視えるって、注意力散漫になりますもんね」
布佐が10年前、その瞬間を目撃したのは篠崎駅から程離れた設楽場橋(シタラバ バシ)という惣郷川(ソウゴウ ガワ)に架かる橋の所だった。
連日連夜の大雨で増水した川が橋にもかかるくらいだったそうで、そこの上でぼうっと立っていた月子を見たとのことだ。
そして吹きすさぶ風に思わず目を閉ざされ、ドボン、と何かが落ちる音がしたと思い、目を開けた瞬間にはその姿は消えていたという。
-
津出に運転をさせながら、内藤は助手席から外を、雨が窓を叩くように打ち付けているのを見て妙に胸をわくわくとさせていた。
ボタボタと大きい雫が窓については他の粒と合体し、大きくなって後ろへと流されていくのを眺める。
中古で怪しさ満点の価格で売りに出されていた軽自動車は、よたよたと風に煽られながらも懸命に進んでいた。
時折、屋根の上からボタタタと、けたたましい音がリズムよく鳴っている。それに合わせて内藤は指を叩いていた。
信号で一時停車していると、津出は内藤に「男性って台風が好きですよね」と、話を振った。
内藤がこの様子を楽しんでいると思ったからだ。
( ^ω^)「え、どうだろう。台風が好きっていうか、安全な場所で見る非日常が楽しいって感じかな。
ほら、今もさ、台風ってわけじゃないけど、僕ら、車の中で雨に打たれることないけど、外は土砂降りなのがさ。わくわくしない?」
内藤は少々軽薄気味なところのある男だった。
津出もそれは知ってはいるので、特に気にはしなかったが、だからこそこの仕事も出来ているのだとある意味では信頼もしていた。
ξ゚⊿゚)ξ「しませんよ。やだなって感じしかしません。それに、私、雨、嫌いなので」
( ^ω^)「あぁ、髪の毛、湿気でね、大変だよね。うんうん」
思ってもないことを、と津出は言葉には出さなかったが、「はぁ」とだけ返した。
-
信号が青に変わり、津出は再び車を走らせた。
車内は再び、雨音と、雨粒が屋根を叩く音と、内藤がそれに合わせて指を叩く音だけになった。
雨戸が閉じた住宅を置き去りにしながらしばらく車は走ると、今度は惣郷川を沿うように走った。
整備されてない道路は時折大きく揺れを見せる。
風に煽られて落ちなければいいんだけど、と津出が思ったところで、話題を一つ見つけた。
ξ゚⊿゚)ξ「あ、ほら。あそこ、設楽場橋ですよ」
津出が顎で指し示す先に、設楽場橋は川に耐えるようにして架かっていた。
そこを内藤がじぃっと見つめると、津出は後ろに車がいないことを確認してから車の速度をやや下げた。
( ^ω^)「………あ、ごめんね。ありがとう。行っていいよ」
ξ゚⊿゚)ξ「あそこ、渡ります?」
( ^ω^)「いや、いいよ。川、危ないし。流されたかったりするの?」
ξ゚⊿゚)ξ「いーえー…………ところで、視えました?」
( ^ω^)「あぁ、うん、まぁ、あとで教えるよ」
ξ゚⊿゚)ξ「ちぇー」
-
ξ゚⊿゚)ξ「というか、電話で伝えるだけでも良いんじゃないんですか?」
( ^ω^)「こういうのはね、直接お伝えした方が安心するもんなんだよ。信用にも繋がるしね」
信用から一番遠いところにいる男が何を言うのだろう、と津出は思った。
言っておきながら、同じことを内藤も思っていた。
ξ゚⊿゚)ξ「そういうもんなんですかねぇ」
( ^ω^)「津出さんは、もう少しそういう機微にも気を付けた方が良いなぁ」
ξ゚⊿゚)ξ「まぁ、バイトなんで。べつに」
( ^ω^)「最近の子は割り切ってるなぁ」
ξ゚⊿゚)ξ「最近の子、ですか。そういえば布佐さん、私とそんなに年齢変わりませんけど、大変ですよ、ありゃあ、気持ちが悪いですって」
( ^ω^)「うーん、まぁ、そういうのも、ありなんじゃないかな」
車が徐々に速度を取り戻していく。再び静かになった車内で、内藤は欠伸をしながら資料をぱらぱらと捲った。
資料には布佐の事が書き記されており、それはこの1か月間、内藤と津出で調べ上げたものだった。
時折吹く強風に耐えながら、おんぼろの軽自動車は走り続ける。
行き先は件の流されたという少女が住んでいた、埴谷家であった。
-
*
最初に布佐がやってきたのは、1か月前の事だった。
恐る恐るといった様子で店のドアを開けてきたのを内藤は覚えている。
そして受付係でもある津出がパタパタと駆け寄り、「どうかされましたか?」と声をかけると、開口一番に、
ミ,,゚Д゚彡「あの、俺の後ろ、いるの、視えます?」
と、布佐が問いかけたのであった。
困ったような津出の視線を受けた内藤は、読んでいた新聞を畳むと、顎をさすりながら2人の下へ歩み寄った。
そうして布佐の事をジロジロと眺めてから、ふいに視線をその後ろの方へ移すと、「はぁ、まぁ」と返し、
( ^ω^)「髪の長い女性ですよね」
と、答えた。
布佐の顔がパァっと明るくなった。
そこから内藤は布佐を中へ案内すると、話を伺った。
-
ミ,,゚Д゚彡「ずっと、いるんですよ。10年前。あの日、見たからなんでしょうか。ふと気づけば、いるなって。分かるようになっちゃって」
( ^ω^)「なるほど。そうでしたか」
落ち着かない様子でそわそわとする布佐を見て、内藤は温めのお茶を出すよう津出に声をかけた。
ミ,,゚Д゚彡「ここ、そういうのがわかるって聞いて。だから、確認したいと思って……本当にそうなのかなって、最近、不安で、不安で」
( ^ω^)「なるほどなるほど。確かに、そういうお客様がいらっしゃることも多くはありません」
内藤は穏やかな表情を崩さなかった。
ただ、今どきの大学生、にしては皺ひとつ無い身だしなみの整った服装をしている布佐に、内藤は少しだけ引っ掛かりを覚えていた。
この手の話を持ってくる人間はたいてい切羽詰まっており、日常生活もままならない。
結果、身だしなみは乱れ、清潔感からは程遠い見た目になっていることが多かったからだ。
それに、先ほどの明るさを見せた表情も気になった。
津出がお茶を持ってきたのに合わせ、内藤はいつものように話を切り出した。
( ^ω^)「それで、その女性をどうにかしたい……ということで?」
ミ,,゚Д゚彡「はぁ?」
布佐が何を言っているんだ、こいつは。という顔で内藤を見返した。
-
*
内藤が布佐とのやり取りを思い返していると、車は再び住宅街に入ってき、しばらくすると路肩へと停車した。
運転席にいた津出が「到着しましたよ」というと、内藤は「路上駐車だけど良いの?」と尋ねた。
ξ゚⊿゚)ξ「ほら、パーキングメーターついてますから。大丈夫です」
( ^ω^)「頼りになるなぁ」
ξ゚⊿゚)ξ「なら、お給料上げてくださいよ」
( ^ω^)「ほら行くよ。急いで」
ドアを開けると、雨音が強くなって耳に入った。
傘を差しながらでも、この車を出る瞬間というのはどうしたって濡れてしまうなと内藤が愚痴をこぼす。
ビニール傘が二つ並んで、住宅地の方へと向かっていった。
津出は飛ばされないように身を屈めながら。
内藤は傘が壊れないよう短く持ちながら。
-
津出のナビがあったというのもあるが、2回目ともなると二人の足は迷うことなく埴谷家へと辿り着いた。
ξ゚⊿゚)ξ「前来たときは電車でしたけど、これなら車の方がやっぱり良いですよね」
駅からだと徒歩20分もかかったことを、津出は恨みがましく内藤に言った。
しかも電車代は自腹だったのもあり、その言葉はより強く内藤へと届いた。
だが届いたからといって、内藤の心が動くことは無かった。
( ^ω^)「うーん、でもガソリン代の方が高いし。まぁ、あんまり使いたくはないよね。車」
内藤は軽薄であり、ケチな男だった。
こんなにもケチなのだから、車検代はどうしているのだろうと津出は思ったが、
聞いてしまうと後に引けないことにもなりそうだったので、津出がこのことを尋ねることは無かった。
あくまでもしがないアルバイトとしての立場を津出は守りたかったのだ。
-
埴谷家は一昔前ならごく一般の、今でいうなら裕福そうに見える庭付き一戸建ての建物だった。
築数十年は経っているだろうがそれを感じさせない状態の良さがあり、物を大事にするんだろうなという家族の人柄が伺えた。
初めて訪れた時、津出はそわそわしつつ建物を隅から隅まで値踏みするように見ると、「やっぱり将来住むならこういう家が良いですね」と、こぼした。
ξ゚⊿゚)ξ「早く入りましょうよー」
雨風にこれ以上耐えられないと、急かすように津出は内藤の方へ向いた。
それには内藤も同意で、夜ももう遅いが、この時間なら全員揃っているだろうし、それならそれで都合が良いと判断すると、
ためらいもなくインターホンを押した。
暢気な音が鳴ってしばらくすると、「どちら様でしょうか?」と、男性の声が備え付けの機械越しから返ってきた。
( ^ω^)「どうも。夜分に突然、アポ無しですみません。内藤代行店です」
( )「あっ」
男性の声が跳ね上がった。
内藤は続けて返す。
( ^ω^)「埴谷月子さん、いらっしゃいますか?」
-
*
布佐がなぜ内藤代行店の入り口を叩いたのかというと、
『自分の後ろにいる女性は一体だれなのか』
というのを知りたかったというのがあった。
何かがそこにいるのはわかるのだけれど、その姿ははっきりと見えない。
だから、この人はもしかして自分が自殺を目撃した『埴谷 月子』ではないのか。
布佐は、内藤にそれを教えてもらうためにやってきたのだという。
内藤はしばし顎をさすって考えると、微笑みながら答えた。
( ^ω^)「私もね、はっきりとわかるわけじゃないんですよ。よりはっきりと見るためには知ることが必要なんです」
「調査するのに1か月ほど、お時間頂けますか?」という内藤からの提案に、布佐はすぐさま頷いた。
そこから、内藤と津出はまず布佐について調べ上げた。
そこで分かったのは、布佐の言う通り、確かに埴谷月子は布佐の近所に住んでいたことがあり、
布佐の髪の毛を一度だけ切ってあげたことがあったということ。
それから間もなくして、布佐は大阪へと引っ越したということ。
-
*
( ^ω^)「というわけで、布佐はもう二度とここにやってくることは無いと思いますよ。来る理由も無くなりましたので」
(*゚∀゚)「……そうですか、ようやくですか。ようやく、ようやくですか」
埴谷家に上げられた内藤と津出は、埴谷月子に依頼されたことの結果を報告していた。
髪の毛を短く切りそろえた月子は、儚い、というイメージが浮かび上がるような、色白で線の細い女性だった。
月子の隣には夫である埴谷浩介(ハニヤ コウスケ)が、月子の肩を安心させるように抱いていた。
職業は美容師で、近くに店を構えており、昨年に婿養子という形で籍を入れたばかりだという。
「本来ならもう少し経済的余裕が出来てからするはずだったんですけどね」というのを、浩介は以前、内藤に語っていた。
10年前、美容師になるため家を飛び出した月子とともにこの家に住むにあたっての、最低条件だったそうだ。
( ^ω^)「布佐にはそれが月子さんだと説明しまして、納得したようです。これで設楽場橋にも、この家にも近づくことは無くなったでしょう」
( ^ω^)「本人も大阪に戻るといっておりました」
内藤はここに来る前の、先ほど布佐と話していた内容を事細かに埴谷夫妻へと説明した。
浩介の方は淡々と、しかし食い入るように資料と内藤の話に耳を傾け、安心できる材料を吟味しているようだった。
一方、月子の方は確かに内藤の話を聞いているようだったが、浩介に比べるとどこか上の空のようだった。
それを、津出はちろりと気付かれない程度に視界の隅で眺めていた。
(,,゚Д゚)「内藤さん、これ、お約束の。雨の強い中、わざわざ、すみませんでした」
( ^ω^)「いえいえ。少しでも早くお伝えすべきだと思いまして。えぇ、では、はい、確かに。頂戴いたします」
ξ゚⊿゚)ξ「内藤さん、直接話すべきだと言って。すみません、遅いお時間に関わらず」
(*゚∀゚)「いえ、お心遣い痛み入ります。確かに、内藤さんから直接聞けて安心しましたので……」
内藤の説明が一通り終わると、納得した浩介が茶封筒を手渡した。
それを受け取ると、内藤は津出とともに家から出た。
月子と浩介は二人に深々と頭を下げると、ほっとしたように穏やかな表情を浮かべた。
夜も遅いせいか、帰り際に見た埴谷家の家はどこか妙な薄暗さがあったのを、津出は感じた。
雨足は、先ほどよりも強くなっていた。
-
ξ゚⊿゚)ξ「内藤さん、布佐は本当に現れませんかね」
( ^ω^)「大丈夫だよ」
ξ゚⊿゚)ξ「きっぱりと言いますねー」
( ^ω^)「そりゃあねぇ」
車の中で津出は内藤に尋ねた。
車は来た時と同じように住宅地を抜け、惣郷川を沿うように走っている。
内藤は雨音に耳を傾け、窓の外を見た。
横降りの雨はカーテンのように視界を遮りながら降り続いている。
( ^ω^)「いや、しかし、恋ってのはまぁ、自分勝手なもんだよね」
ξ゚⊿゚)ξ「はぁ、まぁ、するしないは、相手の了承を得てすることでもないですからね」
思い合うのは愛になってからですよ。思い愛ですね。
と、少しばかり言ってしまいそうになったのを津出はすんでのところで塞き止めた。
その様子に気づかなかった内藤は「そうだけどさぁ」と、小さく返すと瞼を閉じた。
布佐はもう二度と埴谷夫妻の前に姿は現さない。それだけは、内藤は確信を持っていた。
-
内藤は布佐の事を思い返した。
小奇麗な清潔感のある格好をし、内藤の報告を受けて明るい表情を浮かべた青年のことを。
なぜ、布佐は内藤に対し「これが月子なのか」だけを教えて欲しいと言ってきたのか。
なぜ、内藤が髪の長い女性と答えたら布佐は表情を明るくさせたのか。
なぜ、切羽詰まってやつれるほどの状況にもなっておかしくない布佐が、至って普通の様子でいられたのか。
布佐は大阪に引っ越してからも、度々埴谷家の周辺に現れては月子に接触していた。
最初は気にしていなかった月子だったが、布佐が引っ越しをしていたことを知ると途端に気味が悪くなったという。
布佐は月子のストーカーだった。
そこまで調べてから、あくる日、内藤と津出は今度は埴谷夫妻の下へ訪れた。
布佐の名前を出したところ、二人の顔は青ざめたものになり、
詳しく話を聞くと、どうやらここ最近、また姿を見せるようになったらしいのだ。
-
美容師になるため、親の反対を押し切って10年前に家を出てからはすっかりそのこと忘れていた月子だったが、
美容室を開くにあたって再びこの家に戻ってきた際に、全てが元通りとなってしまったのだ。
家の周りをうろつく布佐に、浩介が何用かと声をかけたことが気づいた始まりであった。
おどおどとしながら月子の事を尋ねる布佐に、浩介は「迂闊なことを言わなくて良かったです」と後に語った。
布佐から聞いた話は全て、恋心からくる妄想が殆どで装飾されていた。
何もかもがでっち上げで、その事実に津出は小さく悲鳴を上げた。
そこで、内藤は全てが分かったような顔をして、一芝居打つことを埴谷夫妻に話した。
それが、布佐にでっち上げた報告をして勘違いしてもらったまま、大阪に戻すというものだった。
ξ゚⊿゚)ξ「何を勘違いしたのか、川に飛び込んだのを月子さんだと思い、そして自分に憑いていると。
月子さんの方も運が良いのか、丁度そのころに家を飛び出したものだから、余計に布佐は勘違いしたんですね」
( ^ω^)「だからそれ以降はあの家に近づくこともなかったけど、やっぱり確証が欲しかったんだろうね」
埴谷家に再び現れたものの、一度も月子の姿を見られなかったのは浩介の言う通り幸いだった、と内藤は思った。
-
ξ゚⊿゚)ξ「自分の傍にいるのは月子さんなのか。それを見て欲しくてわざわざうちの店に来るんですもんね」
本当に気味が悪い、と津出はいーっと口を歪ませた。
ξ゚⊿゚)ξ「あ、そろそろ設楽場橋ですけど、結局、何か視えたんですか?」
来た時と同じように、後ろに車がいないことを確認してから津出は車の速度を緩めた。
歩くよりもさらに遅いスピードで、車はゆっくりと設楽場橋を眺めるように進む。
( ^ω^)「いやぁ、何も? あそこはなーんもいないよ」
「大体、この大雨の中、人影すら見えやしないでしょう」と、内藤は付け加えて話すと、
津出は先ほどまで目を細めながら橋を見ていたのを、目をまぁるくさせて内藤の方へ振り返った。
内藤は前を見てくれ、と言わんばかりに指を前へ伸ばした。
ξ゚⊿゚)ξ「えぇ! それじゃあ、もしかして、布佐の後ろに何かがいるっていうのは……内藤さんがその場で合わせた嘘、ってことですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「あぁ、言われてみれば、確かに髪の長い女性がって言ってましたけど、月子さん、髪の毛短いですもんね! 」
津出はしきりに内藤のとっさの判断に感服していたが、月子の髪の毛は昔は長かったという。
だから、布佐もその言葉に喜んだのではないか、と内藤は考えた。
-
ξ゚⊿゚)ξ「うわぁ、やっぱり、気持ち悪いですねぇ」
ξ゚⊿゚)ξ「それじゃあ、何もかも布佐の勘違いだったってことですか。うーん」
それはそれで気の毒だなと津出は思った。
だがその心配も無駄だったようで、
( ^ω^)「いや、居たよ。髪の毛が長い女性。確かに居た。布佐にべったりと。こっちを睨んでくるもんだから、怖かったよ」
と、内藤は答えた。
それには津出も再び驚いたようで、それじゃあそれは一体誰なのだ、と頭を悩ませた。
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ、やっぱり、川に流された人、ですか……?」
( ^ω^)「わかんないよ、それは。ただ少なくとも、あの川で流された人はいないって調べてわかったし」
( ^ω^)「だから、ほら。布佐と同じなんじゃないのかな」
ξ゚⊿゚)ξ「同じ?」
( ^ω^)「布佐の事が好きで好きで、死んでも張り付くくらい好きなままの人」
ξ゚⊿゚)ξ「うわ、ちょ、気持ち悪すぎますよ。運転中にそんなこと、あんまり言わないでくださいよ」
津出は再びいーっと口を歪ませて、徐々に車の速度を上げていった。
時刻は22時を過ぎようとしていて、大雨の影響もあってか周りには人の気配はなかった。
車のライトが夜道の中、雨に消されそうなほど弱々しく道路を照らしている。
車内は雨音と、雨粒が屋根を叩く音だけが響いていた。
-
ξ゚⊿゚)ξ「それにしても、月子さんもやばかったですね」
( ^ω^)「え?」
ξ゚⊿゚)ξ「や、だって、ずっともごもごと口を動かしてたんですよ。で、気になったもんで。ちょっと観察してたんです」
( ^ω^)「へぇ。いや、津出さんも趣味が悪いね」
ξ゚⊿゚)ξ「それで、多分なんですけど。ずーっと「気持ち悪い」って、言ってました」
( ^ω^)「あぁ、まぁ、なるほど。こりゃあ、布佐も気の毒に」
ξ゚⊿゚)ξ「いや、まぁ、確かにそこまで嫌われてるのは可哀想っちゃ可哀想ですけど」
( ^ω^)「いや、だって、ねぇ? それ、ずっと聞かされるんだよ?」
ξ゚⊿゚)ξ「ずっと、ですか?」
-
そこで、津出ははっとしたように内藤の顔を見た。
内藤は「前を見なさい」と今度は指をさすだけでなく答えた。
先ほど内藤が言った、「布佐と同じなんじゃないのかな」という言葉を津出は理解した。
その同じというのが、死んでも、という点を指すのだとすれば、
内藤がきっぱりと、もう二度と埴谷夫妻の前に布佐が現れないと言った意味を、津出は理解した。
それじゃあ、と見つめる津出に、内藤は答えるように「居たよ」と、呟いた。
ξ゚⊿゚)ξ「いや、でも、じゃあ、それに気づいたからすぐに車を出したんですか?」
( ^ω^)「まぁ、だって、この大雨の中、傘を持たずに帰るって。しかも、そんなに好きなら、ねぇ」
好きな人を再び見るためにも、そして今度は一緒にいるためにも。
そう考えると、じゃあ、きっとあそこにはって、もしかしたらって、そう考えちゃうじゃんねぇ。
まさか、本当にそうなってるとは思わなかったけどさ。
内藤が欠伸をしながら答えた。
もしかしたら自分のせいで、という罪悪感は無いのだろうか、と津出は思ったが、軽薄な男は眠そうに瞼をこするだけであった。
ξ゚⊿゚)ξ「いや、ほんと、気持ちが悪いですね」
ξ゚⊿゚)ξ「あれ、でも、なんでそれ、月子さんたちに教えてあげなかったんですか?」
津出の疑問に、内藤は穏やかな表情を浮かべたまま答えた。
( ^ω^)「やっぱり、津出さんは、もう少しそういう機微にも気を付けた方が良いなぁ」
津出は同じように、「まぁ、バイトなんで」と、答えた。
6月の雨は、車の屋根を叩き続けた。
-
以上です
「僕が先に好きになったのに」をネタに上手く処理したかったんですけど、難しいですね
-
オツデス
-
月子に憑いてるの誰?
-
『ミ,,゚Д゚彡』
大学生
(*゚∀゚)のことをずっと思い続けている年季の入ったストーカー
10年前に(*゚∀゚)が川に流されたのを見て、もう会えないとしょんぼりしていた
だがある日、自分に何かが取りついていると感じ始める
もしかしてそれは自殺した(*゚∀゚)なのでは!?やったぜ!でも本当に(*゚∀゚)なのかなぁ……?と思ってる
(*゚∀゚)の自殺は実際は見間違いだが、髪の長い女は実際にミ,,゚Д゚彡に取り憑いていた
( ^ω^)に自分に取り憑いているのは(*゚∀゚)だと言われたため、信じるピュアな心の持ち主
でも結局(*゚∀゚)のことは見えないので、じゃあ俺も死んで一緒になるべ!とすぐに自殺
自殺したらしたで自分に憑いてるのは全然知らない人だし、じゃあ(*゚∀゚)の下へ行ったら行ったで気持ち悪いって連呼されててしょんぼり
『( ^ω^)』
とりあえず見える人
ミ,,゚Д゚彡のストーカーやっべwと思って(*゚∀゚)の身を一応は案じたので一芝居打つ計画を思いつく
でっちあげた調査報告をミ,,゚Д゚彡に渡して本人も納得したのでラッキーと思ってたけど、
こんな大雨の日に傘もささずに即行で帰るっておかしくね?
やっべ、もしかして死ねば会えると思って自殺したんかな?あいつに憑いてるの別人なのにバロスw
もし本当に自殺したら多分(*゚∀゚)のところに行ってるべ。よっしゃ、報告がてら確認しとくか
うはwあいつまじで自殺してたわwこっわw
『(*゚∀゚)』
被害者
『(,,゚Д゚)』
被害者その2
『ξ゚⊿゚)ξ』
まぁ、バイトなんで。
-
なので月子に憑いてるのは布佐です
分かりにくくてごめんよ
幽霊って表現はなるべく使わないようにしつつ情報は削ぎ落して書き上げたんで、分かりにくい仕上がりになっちゃってたかも
自分の中では分かってはいても、他人が読んだら理解できるかどうかっていうバランスがどうにも難しいや
精進します
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いや、普通に読めば分かるでしょ
面白かったよ
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乙
構成が巧くてのめり込めた
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乙
こういう救いのないお話はいいね
面白かった
-
ふ
-
最後の数レスで持ってかれたぜ乙
俺は理解できたから安心してくれ
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分かったし面白かった!乙
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乙乙
二人を中心に淡々と進むミステリな感じがして面白かった
続編があったら絶対見る
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ここ最近総合短編の数が増えてて良いな
これもかなり面白かったし
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ドラマみたいだ
乙
-
絵の練習をしたいので何かお題をください><
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>>136
朝焼け
-
>>137
把握しました><
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( ФωФ)「人呼んで朝焼けのロマネスク。そう思うだろ、あんたも」
https://i.imgur.com/jpfDBcF.jpg
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カッケェ!!その絵で話書いてくれ!
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◯◯◯◯ド! ◯◯◯◯ドじゃないか!
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――美形だっ!!!
-
ショボンのホモとかモララーのイケメンみたいな後付け?みたいな感じでイメージが定着しちゃったものって他に何かあるっけ?
作品の影響力っていうのもあるだろうからイメージは人によりけりだぞって言われると申し訳ないけど
ぱっと浮かぶのはこの辺くらい?
( ^ω^):デブ
ξ゚⊿゚)ξ:貧乳、ブーンとのCP多め
('A`):小柄
川 ゚ -゚):巨乳、ドクオとのCP多め
ζ(゚ー゚*ζ:巨乳、ニュッのCP?
( ゚∀゚):イケメン、体育会系、いじめっ子
(´・ω・`):ホモ
( ・∀・):イケメン、優等生、いじめっ子
( ФωФ):魔王
-
ショボン探偵や情報屋になりがちなとこある
-
2人いじめっ子としてのイメージ強くないけど、具体的には復讐感染あたり?
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好きな作品や作者からAAキャラのイメージって影響されるよね。ちな俺はこんな感じ。
ムカデの人
(´^ω^`)←笑顔が無駄に爽やかな狂人
<ヽ`∀´>←心優しき範馬勇次郎
川 ゚ -゚)←魔王
从 ゚∀从←ヒロイン
( ^ω^)←相棒
('A`)←主人公
マリンウォーの人
(゚、゚トソン←口の悪い女性。バトルが強い。
( <●><●>)←敵役。普通に喋る事が少ない。
SUMMER RAINのようです
('、`*川←お姉さん。
(,,゚Д゚)b気づいたら弟がすげぇブラコンに成長しちまったようです
( ,,^Д^)←ブラコン
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僕モナ至上主義なのでショボンは女派
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いや、
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いや、色んな作品で元々の設定とは別に普遍的につけられたイメージの話でしょ
いくら好きだからっつっても>>143はそういうのを聞いてるんじゃなくね?
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いやいや、好きな作品によって偏るぞ
一般的(?)な定着イメージを探すのは難しくね?
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まぁ最初に「イメージは人によりけりは」って言ってるので……
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うーん、極端な話になりそうだからこの話題流してくれ、すまんね
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もちろん好きな作品によってAAのイメージが片寄ることは認めるけど、ブーン系小説って「AAの持つ一般的なイメージ」をその作品がどこまで踏襲しているか若しくは逸脱しているか或いは特定の作品のオマージュをしているか、を楽しむみたいな側面はあるよね。(敢えて流さなかった、申し訳ない)
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逆に逸脱しまくってるのってあるかな?あると思うんだがぱっと思いつかん、むしろそっちに興味あったりもする
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だし!だし!ダイオードだし!のダイオードかなぁ
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絵のお題として女AAを一人お願いします
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>>156
ζ(゚ー゚*ζ
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>>157
ありがとうございます!
※擬人化注意
https://imgur.com/3qE6gXB.jpg
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かわいいじゃないか
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>>158
いいね、かわいい
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かわいいー
夏っぽい爽やかさだ
もうすぐ夏休みかな
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>>158
いいねー 夏の日差しを感じるね
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かわいい。自然体な感じで好きだなー
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(´・ω・`)←おじさんが使う顔文字の象徴の一つと聞いて膝が震える
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ブーン系以外では使わんだろ
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まじかー(´・ω・`)
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ごめん、言いすぎた(´・ω・`)
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おっさんスレと聞いて
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昔はにわかが多用する顔文字といわれてたような
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時々見かけるムカつくコピペ貼るわ(´・ω・`)
(´;ω;`)でちゃう!!でちゃうよぉ!そんなにおちんぽじゅぽじゅぽされたらでちゃうのぉ!!ほんとでちゃいそうだからやめてぇ!!!
(´;ω;`)やめて!!ほんとにでちゃうからぁ!!さきっぽぺろぺろしたりおくまでくわえてぐりぐりされたらでちゃうよぉ!!
(´;ω;`)らめえええええ!!!ふかふかおっぱいでおちんぽちゃんはさんじゃらめらのおおおおお!!!!やわらかくてきもちぃのおおおおお!!!
(´;ω;`)なんでぇ!?なんでこんなひどいことするのぉ!?おちんちんきもちよくしないでぇ!!おせーしだしたくないのぉ!!ひぃん!!
(´;ω;`)ほんとにでちゃうからぁ!!やめてぇ!!でちゃう!!でちゃう!!でちゃうよぉ!!!
(´;ω;`)うああああああああああああああ!!!!でちゃうううううううう!!!!やめてよおおおおおおおお!!!
(´;ω;`)きもちよくなりたくないのぉ!!んほぉぉおおおおお!!やめてよぉおおお!!!!
(´;ω;`)ほんとに!!もうむり!!たまたまのなかみぜんぶっ!!でちゃうっ!!やめてぇ!むり!!むりぃっ!!
(´;ω;`)あああああぁっ!!あああああぁっ!!あああああぁっ!!!!!うぐううぅぅうう!!
(´;ω;`)でちゃうよぉ!!!でちゃううううぅぅぅ!!!イッッッッッッ!!!グぅぅぅううう!!!!
(´;ω;`)どぼぢでぞんなにおぢんぢんいぢめゆのぉぉぉおおお!?!?ひどいごどじないでよおおおおお!!!
(´;ω;`)このおにいいいいいい!!!あくまあああああ!!!!やめろおおおおおお!!!!!!
(´;ω;`)かいらくなんかにまけたりしないぞおおおおおおお!!!まけるもんかああああああああ!!!!!!
(´;ω;`)んほおおおおおお!!まけるうううううう!!!きもちよしゅぎてまけるううううう!!!!!
(´;ω;`)こうさんしますから!!まけました!!まけましたぁぁあああああ!!!!!んぎもぢぃぃぃいんんんんん!!!
(´・ω・`)
(´;ω;`)あひん!!!!!あひっあひっあひぃぃいいいいい!!!そこはらめええええええええ!!!!!
(´;ω;`)あふっ!あんっ!あんっ!しょこぉ!らめっ!でっ!!でっっ!でっっっっっっ!!!!!!
(´;ω;`)でちゃいそうなのおおおおお!!!やっ!やめっ!!!やめてぇっ!!!!!
(´;ω;`)でちゃうううう!!でちゃうよおおおおおおお!!!
(´;ω;`)あああああぁっ!!もうむりいいい!!でちゃううううう!!!
(´;ω;`)でちゃいそう!でちゃいそう!!そろそろでちゃいそう!!!やめてぇ!!
(´;ω;`)ほんとにぃ!!もう!!!らめぇ!!んあっ!!んんんんんんんんんんんんんんんん!!!!!
(´;ω;`)でちゃいそう!!!!!!!!!!!
-
ブーンが復讐するやつにこんな感じで泣きながらクーにアレするショボンがいたのを思い出した
-
突然の真顔で死んだ
-
>>171
なんだっけ、中に寄生虫がいて掻き出さないといけないやつだっけ?
あとピラニアのいる水槽にも突き落とされるシーンがあった覚えがある
-
>>170
はよ出せや
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>>170
セリフなし真顔行はなんなの
-
>>170
遅○かよ草
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結局出ないのほんと腹立つな
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>>171 >>173
ブーン系をいろいろ読みたくて残っているまとめサイトで読んだから覚えてるよ。
ttp://vipmain.sakura.ne.jp/end/95-top.html
題は ブーンが壊れたようです だったよ。
まとめ先で閲覧注意って書かれてたから、そういう話が苦手な人は注意してね。
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>>178
懐かしい
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昔読んだんだけど
多分モララーとショボンがバーで飲んでるギャグ
カクレンジャーってカクテルが出てくる
あたろうかあたぼうよって感じの替え歌が出てくる
分かる人居る?
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>>180
( ・∀・) みたいなやつら (´・ω・`)
https://buntsundo.web.fc2.com/long/mitaina_yatsura/top.html
の第二話にカクレンジャーってカクテルが出てきてるけどこれ?
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>>180
( ・∀・) みたいなやつら (´・ω・`)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/21864/1468250196/l50
これかな?
-
変態的な12秒差を見た
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これがブーン系ソムリエか…
なんかこういうの見るの好きなんだよな
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>>181
ありがとうー
ふと思い出して読みたくなった
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>>182
こっちもありがとう
-
この作者他にも書いてないのかな
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日本酒の肴として久しぶりに亡失都市のようです読んだけど幻想的なのに懐旧的でやっぱりいいな
良作を読むと誰かと感動を分かち合いたくなるけどそんな場が用意されてるのはありがたい限りだ
-
ソムリエ多いと思ってたけどついにブーン系肴に飲む奴まで現れたのか
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ツマミになるようです
-
おまえがツマミになるんだよぉ!!
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父者と母者のイチャラブものってありますか
出来ればエッチなやつがいいんですけど
可愛い母者ちゃんが見たいんですけど
-
忘失都市は場面の描写もいいよな
頭の中であのロケーションを妄想するのも楽しかった
-
のんべえだらりを読みながら酒は飲む
-
父者と母者のいちゃラブなら光生壮ぐらいしか思い付かない。メインではないしエロはないけど。
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なーんも書かずに連休終わる
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>>195
ありがとう
強烈なキャラ揃いなのに姉者のくだりしか覚えてなかった
-
>>190
干物のようです思い出した
-
暑くて大変ですが元気ですか?
-
生きてるぞ
-
.
国民は怒っているようです
( ´∀`)「アレだ、あの店あの店。あそこの2階」
( ゚д゚ )「先輩、もう待ってるって? あの人時間厳しいでしょ」
( ´∀`)「奥のテーブルだって、早く来いって。ライン来てた」
( ゚д゚ )「絶対何か言ってくるじゃん。気ぃ進まないわぁ」
( ゚д゚ )「それに最近なんか変に政治かじっちゃって、飲むとそればっかだし……」
( ´∀`)「あぁ、まぁ……あぁいたいた、お疲れっす」
( ^Д^)「遅ぇなお前ら!」
( ^Д^)「国民が時間に結構うるさいって知ってるだろ、お前らよ!」
( ゚д゚ )「国民?」
( ^Д^)「国民、もう20分前にはこの席いたわ」
( ´∀`)「すいません、何かこう、電車結構遅れてたんで……」
( ^Д^)「言ってもお前ら、国民と電車同じだろ……まぁいいや」
( ゚д゚ )「国民?」
.
-
.
( ^Д^)「ごめん、国民トイレ」
( ´∀`)「あっ、どうぞ」
( ゚д゚ )「国民トイレ……?」
( ´∀`)「言ってなかったけど、あの人病気なんだよ」
( ´∀`)「政治論争とかで無闇に『日本』とか『国民』とか主語がデカい言葉使い続けちゃうと
一人称が無意識のうちにどんどんデカくなっちゃうんだって……」
( ゚д゚ )「あの国民ってやつ、一人称なの?」
( ´∀`)「この前一緒に飲んだ時は『町民』だったんだけどね」
( ゚д゚ )「ステップアップすんの?」
( ´∀`)「昨日連絡取ってた時は『市民』だったから、今日はヤバいかなって思ってたんだよね」
( ^Д^)「なんばーあわんにならなくてもいい」
( ^Д^)「もおともおととおくべつなおんりいわーん」
( ゚д゚ )「何かトイレから聞こえてくるんだけど」
( ´∀`)「主語デカ病唯一の対処療法なんだって」
( ´∀`)「アレを歌うことで自分はオンリーワンなんだって認識できて、主語を抑えられるらしい」
.
-
.
( ^Д^)「ごめんごめん、市民ね、お前ら来る前に中ジョッキ3つ頼んどいたから」
( ゚д゚ )「市民になった」
( ´∀`)「ありがとうございます!」
( ^Д^)「にしてもアレだよな、こうやって会食ってのも憚られる感じになって……」
( ´∀`)「まぁ、このご時世なんで」
( ^Д^)「でもさぁ、それで飲食店ばっかりにあたるのっておかしくねって国民、思うわけ」
( ゚д゚ )「戻った」
( ^Д^)「って言うかせこせこ時短要請とか酒出すなとかじゃなくてさあ、バーッて金出してさ」
( ^Д^)「それも飲食店だけじゃなくてさ、もう一度俺全体に手厚い補償バーッてやるべきでしょ」
( ^Д^)「マジで今の政権、俺のこと全然考えてないの丸わかりなんだよな」
( ゚д゚ )「んんん?」
( ^Д^)「やっぱ国民としてはさ、そうやって俺に圧かけるんなら補償もセットだろって思うワケ」
( ^Д^)「……ごめん最近近いわ、トイレ」
( ゚д゚ )「なんか、おかしくない?」
( ´∀`)「『俺』と『国民』が逆転してるねえ」
.
-
.
( ^Д^)「なんばーあわんにならなくてもいい」
( ^Д^)「もおともおととおくべつなおんりいわーん」
( ´∀`)「あの人も戦ってんだよね。だからあんまり指摘しないようにしような」
( ^Д^)「悪い悪い」
( ´∀`)「次、飲み物どうします?」
( ^Д^)「一回ソフドリ入れよう……『市民のフルーツオレ』って何?」
( ´∀`)「『俺のフルーツオレ』ですか?」
( ^Д^)「そうそう、市民のフルーツオレ……市民のサイダーもあるな」
( ´∀`)「何でも『俺の』って付けるの流行りましたよね。俺のチャーハンとか」
( ^Д^)「あったあった。市民のパスタとか市民のプリンとか、市民のキムチとか」
( ゚д゚ )「あってたまるかよ、そんなに……」
ζ(゚ー゚*ζ「すんませーん。ハイボール2つですねー」
( ^Д^)「あれ? 国民のフルーツオレは?」
.
-
.
ζ(゚ー゚*ζ「国民?」
( ^Д^)「国民、さっき頼んだんですけど。国民のフルーツオレ」
ζ(゚ー゚*ζ「……あっ、俺のフルーツオレ、俺のフルーツオレ! 俺の!」
( ^Д^)「あっ……」
ζ(゚ー゚*ζ「すいません、すぐお持ちしますね! 俺のフルーツオレですね!」
( ^Д^)「あぁ……」
ζ(゚ー゚*ζ「……国民のって……ふふっ……どんな間違い……」
( ^Д^)「………………」
( ^Д^)「なんばーあわんにならなくてもいい!!」
( ^Д^)「もおともおととおくべつなおんりいわーん!!」
( ´∀`)「いや、抑えて抑えて抑えて!」
( ゚д゚ )「店内ですよ! 丸聞こえですよ!」
.
-
.
( ^Д^)「取り乱しちまった、すまん。なんか明るい話題とか、話そう」
( ´∀`)「最近面白かったマンガとか無いですか?」
( ^Д^)「あぁ、いいねいいね、そういうやつ」
( ^Д^)「もう大分前流行った少女マンガだけどさ……今さら『国民物語』超面白ぇなってなっちゃって」
( ´∀`)「国民物語」
( ´∀`)「……あぁ、俺物語ですか」
( ^Д^)「あとアレね、大分前ドラマになったアレ、『今日から国民は!!』」
( ゚д゚ )「絶対戦時下の士気高揚映画だ……」
( ^Д^)「今日国さぁ、映画も良かったのに伊藤健太郎があんなことしちゃってさぁ」
( ^Д^)「あんな傑作に泥塗りやがって! って、国民割と怒ったよね」
( ゚д゚ )「……これって、どっち?」
( ´∀`)「いや、文脈的にどっちも有り得るからなぁ」
.
-
.
( ´∀`)「あの、すいません。その『国民』って『国民』ですか? 『俺』ですか?」
( ^Д^)「は?」
( ´∀`)「いや、マジモンの国民の怒りなのか、それとも一人称としての先輩の怒りか……」
( ^Д^)「……あぁ、いや、国民の言う俺は俺って意味だから。国民じゃない」
( ´∀`)「ごめん、パス」
( ゚д゚ )「いや、投げてくるなよ俺に」
( ^Д^)「えっ、分かるよな? 国民が伊藤健太郎にってことで、俺が伊藤にって話じゃなくて、国民」
( ゚д゚ )「ああ、あああ、ああああ、あああああ!!」
( ^Д^)「まぁ、そろそろ出るか。金はいいから」
( ´∀`)「いいんですか?」
( ^Д^)「いいよ、国民、社会人だし」
( ´∀`)「結構貰ってるんですか? 実際」
( ^Д^)「いや……額面でおって思ったら、俺保険とか俺年金とか、まぁ色々引かれるから」
( ゚д゚ )「俺保険……俺年金……」
.
-
.
( ´∀`)「いや……あと先輩、真面目な話ですけど、その病気早く治した方がいいですよ」
( ^Д^)「あぁ? 余計なお世話だよ。国民が一番知ってるよ」
( ^Д^)「これでも大分治まってる方だから! アジア人のことは東洋人が一番良く知ってんのよ」
( ゚д゚ )「いや先輩、一人称」
( ^Д^)「人類は哺乳類なりに考えてんだから、脊椎動物に余計なこと言ってくんなよ!」
( ゚д゚ )「一人称……」
( ^Д^)「……あぁ、すまんすまん」
( ^Д^)「じゃあ、生命ちょっとこの後別のところ用事あるから。お疲れ」
( ´∀`)「あぁ……お疲れ様です」
( ^Д^)「なんばああああわんにならなくてもいいいい!!!!」
( ^Д^)「もおともおととおくべつなおんりいわああああん!!!!」
( ´∀`)「あの人も戦ってんだよ……」
( ゚д゚ )「もう、治らないと思うんだけどな」
終
.
-
クソ笑ったけど本人からしたらホラーだな
面白かった乙
-
めちゃくちゃ面白かった
ホラー感あって良いな
-
これは宇宙船地球号
おつ
-
乙
めっちゃ面白かった
-
乙です
-
クソワロタ
-
面白すぎる
国民これ好きだわ
-
お題くださーい
-
ドンキ集合
-
釣られる人権団体
-
これだからブーン系はやめられん
-
好き乙
発想が素晴らしい
-
一人称のステップアップかなり好き
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投下します
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ごめんなさいやっぱ三十レス越えるんでやめます
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後でスレ立てて♡
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https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/22495/1627819327/
投下しました
-
キューちゃん板なんてあったんだ
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滑ってんなぁ
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マジキチやギャグってむずかしいな
面白いやつに憧れたつまんねーやつ感が少しでも滲み出ると恥ずかしくなる
-
書いてる最中にそういう雑念混じるとそれはそれで違和感が入り込むやつ
とはいえ一心不乱に書いても読み返したら意味不明になってたりするかもしれない難しさ
-
ながらじゃなけりゃ読み返して修正でなんとかなるし没入してる瞬間は筆が進みまくるから勢い大事にしよう
-
呪いのビデオシリーズ面白いよな
独特の完成された雰囲気を持ってるから強いのよ
-
面白くなかったなぁそれ
っぱギャグはドリチンがつえーわ
-
何かのアンチやって買ったヘイトを他方向にも間接的に向けさせようとする対立煽りやめろよ!絶対やめろよ!!1!
-
そういうのは某でやれ
-
某とかまだ機能してんの?
生きてるんだとしたらどんだけ暇人おるんや
-
見も蓋もない中傷ならともかく面白くなかったくらいとは思っちゃうけどね
変に騒ぐのも馬鹿らしいわ
ただまぁドリチンの頭の中はたまに覗いてみたくなるな、どんな構造したらあんな発想になるんや
-
ブーン系に関わる人間に暇人煽りしても全てブーメランなんだよ
-
この話はここで終わり
次の人どぞ
-
っぱこういう時は胸糞系のおすすめを教えてくれ
-
終わり方が胸糞なシュガーボードって作品がですね
-
猟奇祭のぼくはぬいぐるみのようです
-
最近胸糞依頼ばっかりだな
もしも何か辛いこととかあったなら俺たち話きくよ? もちろん何もないにこしたことはないけどね?
-
どっちかというと陰鬱な時に明るい話読みたくて胸糞は元気ある時に読みたくなる
マイノリティの自覚あるけどお前らはどうなん
-
「うっひょひょーーぅ!なんだか胸糞読みたくてたまんねーぜ!」
こんな精神状態なのか?たしかにマイノリティだと思うわ
-
胸糞系に全力で感情移入して読み終わった後無傷だけど心に致命傷負いたいだけなんだ
-
好きだから読みたいだけだろ
-
どれが好きな気分とかがその時々で別れる的なアレ
-
元気のない時に胸糞読むと余計に落ち込むだろ
「作中のコイツより俺の境遇のがマシだな」って元気になる人いるかね
-
自分もどん底にいる時の方がつらさのカタルシスがより響く節はある
-
作品によってほのぼのギャグしてる内藤がそういう胸糞で血も涙もないサイコパスの復讐者だったりするギャップが好きなのかもしれないな
ブーン系の強みか
-
そんな胸糞ブーン系小説のおすすめを教えてくれ
できれば読み応えのある百選に載ってないようなやつを
-
http://vipmain.sakura.ne.jp/end/468-top.html
( ^ω^)悪意のようです
-
悪意のブーンが目を開いてるAA怖くて好き
-
盲目信者とか配信者ガチ恋とかは現実にありそうな胸糞がある
-
あまえんぼも結構胸糞じゃなかったっけ?
-
胸糞悪い気持ちになりたいなら某見ると良いよ
-
>>256
なんで?
-
http://vipmain.sakura.ne.jp/end/180-top.html
( ^ω^)ブーンが植物の世話をしているようです
-
>>240
あれってやっぱり管理人を皮肉ったから作者ごと規制してスレ削除されたの?
-
>>259
某でやれ
植物はなぁ…
題名がいいよなぁ…
-
>>259
某でやれってバカの一つ覚えなアレに絡まれて可哀想だから教えるけど皮肉だけじゃなくて周りがそれに合わせてぎゃおぎゃお騒ぎ始めたからっていうのもある
伴って削除したら独裁政治だのみたいな揶揄もされた感じ
-
半分巻き込み削除みたいな感じじゃなかったか
佐藤も「マズかったら戻します」みたいなこと言ってた記憶がある
-
荒らしに上限までスレ立てられて廃墟になったのが創作板だっけ?
-
創作板の場合は自然に?埋まりきってたかな
-
黙ってNG
-
総合スレの空気が悪くなることを懸念して「某でやれ」と言いたい人の気持ちも分からんではないが
作者の誹謗中傷ですらない単なるブーン系の歴史を訊いただけで「裏でやれよ」と言ってしまうのは逆に不健全ではないだろうか
-
俺は別に知っててもいいと思うけどな
-
本当に空気が悪くなることを懸念してならもっと言い方もあるだろうしなぁ
-
空気悪くしたら殺すぞ
-
はいはいワロスワロス
-
///////
///////____________
///////  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄
/////// (~) チリンチリン
/////// ノ,,
/////// ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/////// ( ´∀`)( 厨 ) )) < 夏だなあ〜
/////// (つ へへ つ \______
/////// //△ ヽλ ) ) 旦
////// l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
/////  ̄| .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .| ̄
//// ^^^ ^^^
-
空気と言えば水酸素
文明崩壊後を舞台にした長編作品で完結済みって歩くようですや月のうみ以外に何かある?
-
この世界は既に征服されていたようです(゚、゚トソン
-
すまん未完だった
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絵の練習のお題として女AAを一人お願いします
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>>275
ζ(゚ー゚*ζ
-
ちょっと教えてほしいのですが、ドクオが主人公でヒートが病弱ヒロイン……
と思わせておいて認知症のお母さんだったっていう感じの話があったと思うんですが、
どなたかタイトル覚えてませんか……(´・ω・`)
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>>276
ありがとうございます
https://imgur.com/a/IAynePM.jpg
-
>>278
* + 巛\
〒| +
+ 。||
* + / /
∧_∧ / /
(´∀`/ / +
/~ |
/ュヘ |*
+ (_〕) |
/ | +
ガタン / /ヽ |
||| / / | ||||
―――――――――――
-
>>277
もしかしてラノベ祭りの短編のやつ?
見舞いでリンゴとか出てくる
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>>278
かわいい!!
-
>>280
あー!それかもしれない!
なんかリンゴの皮をむきむきしてるシーンがあったような!
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>>282
これ?
https://buntsundo.web.fc2.com/ranobe_2012/novel/mataashita.html
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>>280
>>283
うおあああああ!!!
ありがとう、ありがとう!これだよ!!
お母さんについてドクオが話したり健気に毒リンゴだ!ってやってるのが好きだったんだよ
ありがとう!!!
-
>>278
かわいい…
どことない夏の爽やかさ…
-
お題をひとつください
単語で
-
カレイドスコープ
-
1年待っても気になる作品の続きが見れるのはいいことだよな
待った甲斐があるわ
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>>283
これいいなあ。泣きそうになった
-
もう八月も終わりそうですね
投下します
-
( ^ω^)もう夏も終わるというのに――――
(;´ω`)「あ〜〜〜つ〜〜い〜〜お〜〜」
(;'A`)「地球温暖化のせいで夏がなげぇよなぁ」
(;^ω^)「秋なんて気づいたら終わっちゃうんだお?」
(;'A`)「台風やら豪雨やら……。
寒暖差で体がおかしくならぁな」
(;^ω^)「本日、天気晴!
入道雲が遠くに見えるお〜」
(;'A`)「絵に描いたような田舎の夏だよな」
(;^ω^)「現実はイラストと違って汗だく、汗くさ、日焼けでヒリヒリだお」
(;'A`)「ッカァ〜〜! 小麦色の肌した真っ白ワンピ、黒髪ロングに麦わら帽子の美女はどこだよ!」
(;^ω^)「それは素直にキモイ」
(;'A`)「正直すまんかった」
(;^ω^)「そもそもドクオが「そろそろ夏も終わるし、いっちょ思い出作りするか!」
とか言い出さなかったら今頃クーラーの効いた部屋でゲームできたのに」
(;'A`)「お前も「いいお! さっすがドクオ! 天才! イケメン!」っつってただろ」
( ^ω^)「いや、そこまで褒めてないお」
('A`)「突然の真顔やめろ」
――まだまだ暑い。
-
('A`)「ちゃんと海パン履いてきたか?」
( ^ω^)「来たけど、マジで入るのかお?」
('A`)「涼めるし丁度いいじゃん」
( ^ω^)「まあ、川だからクラゲもいないけど」
('A`)「とっとと行くぞ〜っと!」
( ^ω^)「おっ」
('∀`)「うっひゃー!
気持ち良い〜! 川はやっぱいいなぁ!」
( ^ω^)「……ボクも行くおー!」
(;'A`)「待て、お前の巨体で飛び込みは――ぶへっ!」
( *^ω^)「おっおっ〜! 冷たくて気持ち良いお〜!」
('A`)「だぁ! 全身ずぶ濡れになったじゃねーか!」
( *^ω^)「どーせ海パンだからいいじゃんかお」
(;'A`)「ちっせぇタオルじゃなくてでけぇの持ってきたらよかった」
――川遊びをする。
-
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン。スイカ! 持ってきたわよ〜」
( *^ω^)「やったお! ツンのとこのスイカ大好きだお!」
ξ* ⊿ )ξ「バ、馬鹿じゃない! す、す、す、好きとか!!」
('A`)「対象はスイカだからな? ス、イ、カ」
ξ゚⊿゚)ξ「何か言った?」
('A(#)「いえ……」
( ^ω^)「井戸に入れて冷やすお〜」
ξ*゚⊿゚)ξ「アタシも一緒に食べていい?」
( *^ω^)「勿論大歓迎だお!」
ξ*゚⊿゚)ξ「じゃあ、いつも通り散歩にでも行きましょ」
('A(#)「おーおー。気ぃつけてな」
( ^ω^)「平気だお。もうボクらだって慣れたもんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「ねー」
――スイカを食べる。
-
('A`)「風鈴って本当ならいつぐらいにしまうんだろうな」
( ^ω^)「いちいちしまうのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「まぁ、ずっと出しっぱなしだとうるさいわよね」
( ^ω^)「でも季節ごとに出し入れしてたら面倒じゃないかお?」
ξ-⊿-)ξ「それはそうだけど、冬に風鈴ぶら下げてる家なんてあったかしら」
('A`)「どうだったかな。
人ん家とか注意深く見てなかったからな」
( ^ω^)「うちはそもそも出してなかった気がするお」
('A`)「オレんとこも。リンリンリンリンうっせーんだよな」
ξ;゚⊿゚)ξ「あんた達風情ってもんがないわねぇ……」
('A`)「んじゃツンのとこはどうだったんだよ」
ξ゚-゚)ξ「…………」
('A`)「はい。出ました。都合が悪くなったら黙る」
ξ#゚⊿゚)ξ
('A(#)「お前の悪いとこはそーいうとこだぞ」
――風鈴が鳴る。
-
(;'A`)「全自動のやつが欲しい」
( ^ω^)「贅沢はー」
ξ゚⊿゚)ξ「敵ー!」
(;'A`)「じゃあお前らがやれよ!」
( ^ω^)「ドクオのけずったかきごおりがいちばんおいしいおー」
(;'A`)「ひっでぇ棒読み」
ξ゚⊿゚)ξ「イチゴ? レモン? メロン? ブルーハワイ? あんこ?」
( ^ω^)「イチゴイチゴ!」
('A`)「オレあんこー」
ξ゚⊿゚)ξ「はーい」
( ^ω^)「ドクオ! 一気食い勝負するお!」
('A`)「オレの……何戦何勝だっけ?」
ξ゚⊿゚)ξ「しらなーい」
( ^ω^)「百戦百敗だお」
(#'A`)「んなわけあるか!」
――かき氷が美味しい。
-
('A`)「今日はツン、来ないの?」
( ^ω^)「畑の面倒見る、って言ってたお」
('A`)「は〜。勤勉だねぇ」
( ^ω^)「白紙のノートを前にしてるドクオに比べたら誰だって勤勉だお」
('A`)「ばっか。こんなんやったって意味ねーじゃん」
( ^ω^)「何事もチャレンジが大事だお!」
('A`)「夏休みの宿題なんて、こちとら玄人よ。
チャレンジしなくても結果がわかってんの」
( ^ω^)「でも……やってたら何か変わることだってあるお」
('A`)「継続は力なり、ってか?」
( ^ω^)「少なくとも白紙よりはマシだとブーンは思うお」
('A`)「……しゃーねぇな」
( ^ω^)「何だかんだ言いつつ、ちゃんとやってくれるドクオはえらいと思うお」
('A`)「ま、お前の顔も立ててやらんとな」
――白紙の夏休みの宿題。
-
ξ*゚⊿゚)ξ「綺麗なもんよねぇ」
( ^ω^)「何回見ても圧巻だお」
('A`)「ひまわりってでっかいよな」
( ^ω^)「一本くらい持ってっちゃダメかお」
('A`)「やめとけやめとけ。
それで昔、えらい目見ただろ」
( ^ω^)「今回こそ……!」
ξ;゚⊿゚)ξ「やめなさい。
まったく。そこまでして欲しい?」
( ^ω^)「んー、まあ、綺麗だし」
ξ゚⊿゚)ξ「こういうのは、あるべき場所にあるから綺麗なのよ」
('A`)「今日もあっちーなぁ。ひまわりはよく太陽の方見てられるぜ」
( ^ω^)「そういうとこがブーンは好きだお」
ξ゚⊿゚)ξ「えぇ、素敵よね」
――ひまわりが咲いている。
-
( ^ω^)「そうめんにマヨネーズは美味しい」
('A`)「それ毎回言うよな」
ξ゚⊿゚)ξ「悪くはなかったわね」
('A`)「オレらももう食ったっていうね。
経験者なんでいちいち宣伝いらないです」
( ^ω^)「何度だって言いたいこの気持ち」
ξ゚⊿゚)ξ「でもアタシはめんつゆだけの方が好きかな」
('A`)「オレは冷麺風にしたやつがいい」
(;^ω^)「おかげでそうめん作るときは戦争が始まるお……」
('A`)「今日はオレの勝利です。きゅうり、ハム、卵の具材を存分に味わえ」
ξ゚⊿゚)ξ「これはこれで美味しい」
( ^ω^)「そうめん自体は味ないから具があるのは良いおね」
――そうめんを食べる。
-
ξ*゚⊿゚)ξ「はーなびっ! はーなーびっ!」
(;'A`)「はしゃぎすぎだろ」
ξ*゚⊿゚)ξ「何でよ。花火良いじゃない。綺麗だし。迫力あるし」
( ^ω^)「ツンは本当に花火が好きだおね」
('A`)「好きが高じてシチュエーションまでこだわるからな。
浴衣の着付けもすっかり上手くなって……」
( ^ω^)「最近はどうにかして浴衣を一から作ろうとしてるらしいお」
(;'A`)「もう職人じゃん」
ξ*゚⊿゚)ξ「ほら! 上がるわよ!」
( ^ω^)「お〜」
('A`)「お〜」
ξ*゚⊿゚)ξ「こんなとこだけど花火は綺麗よね」
('A`)「どっから上がってんだろうな」
( ^ω^)「まぁまぁ、細かいことは気にしない、気にしないお」
――花火が上がる。
-
('A`)「朝顔は毎朝毎朝ちゃんと咲いて偉いよ。本当」
( ^ω^)「ドクオがこの時間に起きるのは珍しいおね」
('A`)「たまにはな〜」
( ^ω^)「じゃあ朝顔の観察日記、つけるお!」
('A`)「お前がつけてんだからいいじゃん」
( ^ω^)「人を頼るのは良くないお!」
('A`)「適材適所ってやつだよ。
オレにはオレにしかできないことすっからさ」
( ^ω^)「例えば?」
('A`)「…………」
A`)「…………」
`)「…………」
( ^ω^)「おい。逃げるな」
――朝顔が花開く。
-
( *^ω^)「蛍だお!」
('A`)「知ってるかブーン。
光ってるのは殆ど雄で、プロポーズのためにやってるんだ」
( ^ω^)「それもう聞いたお」
('A`)「雌はひっそり、つつましやかな光で雄を待つ。
大和撫子、ってやつだ」
( ^ω^)「聞けお」
('A`)「それに比べて人間はどうだ。
つつましやかさの欠片もない。
化粧だ、ブランドだ、援助交際だと」
( ^ω^)「最後関係ないお」
('A`)「オレは日本の未来が心配だお」
( ^ω^)「安心しろお。ドクオが心配することなんて一欠けらもないお」
ξ゚⊿゚)ξ「てかアンタ、よくアタシの横でそれ言えるわよね」
――蛍が瞬く。
-
( ^ω^)「これもしておかないと」
('A`)「肝試し〜」
ξ;゚⊿゚)ξ「これは行かなくてもよくない?」
( ^ω^)「いいからいいから」
ξ;゚⊿゚)ξ「良くないから良くないから!」
('A`)「腹ぁ括れ〜」
( ^ω^)「大丈夫だお。死にゃしないお!」
ξ;>⊿<)ξ「そういう問題じゃなーい!」
( ^ω^)「ここはいつ来ても真っ暗だおねぇ」
('A`)「だからこその肝試しだろ〜」
( ^ω^)「真っ直ぐ真っ直ぐ歩いてトンネルの向こうに出たら成功」
('A`)「ビビんじゃねぇぞ〜」
ξ;>⊿<)ξ「う〜〜」
――肝試しをする。
-
トンネルの中は不自然なほどに暗い。
車や通行人のための明かりなどなく、
出入口の方面から差し込んでくる月明りもない。
ただただ真っ暗な空間がひたすらに続いている。
男が二人。女が二人。
手と手を握りあい、決して離すことのないように力を込めあう。
自分のつま先さえ見えない中で、互いの体温だけが存在を立証してくれる。
地面はコンクリートなのか、砂利なのか。
それすらわからぬ闇の中。足元からは何も聞こえてこず、ぐに、とした奇妙な感触が靴越しに伝わってくる。
秋を予感させる虫の声が聞こえてくる。
遠くに、近くに、耳元に。
そして唐突にそれが潰える。
パキ、という音は虫が真っ二つに折られた音によく似ていた。
女はその音に肩をビクつかせ、一瞬だけ足を止める。
しかし手を引く男につられてまた足を踏み出す。
歩き続ければ白い手が見えてくる。手首の向こう側には何もない。
一つ、二つ、三つ。無数の手が三人の肌を引っかく。
力なく引き留めるような仕草だ。
それらを振り払うようにして彼らは進み続ける。
――セミの声が聞こえてきた。
-
もう夏も終わるというのに。
夏も、終わると、いうのに。
夏が。
-
( ^ω^)「ん〜」
('A`)「はい、失敗」
ξ;゚⊿゚)ξ「気持ち悪い……」
( ^ω^)「麦茶でも飲むお!」
('A`)「キンッキンに冷えたやつな!」
ξ;-⊿-)ξ「はぁ……いつまでこのままなんだろ」
('A`)「とりあえずは今を楽しむしかないだろ」
( ^ω^)「青い空! 白い雲! 海はないけど川はある!」
('A`)「道の傍らには顔のねぇ女! 不自然に途切れた風景! なーんにも減らねぇ冷蔵庫!」
ξ;-⊿-)ξ「あぁ〜〜〜」
――また夏が来たようです。
-
夏の風物詩に閉じ込められたってことかな
-
了
( ^ω^)もう夏も終わるというのに――
――また夏が来たようです。
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乙!
-
おお・・・乙
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いいね
-
誤字脱字のチェックある程度自動でできるソフトとか気になってるんだがオススメある?
今のところWordの機能しか利用できていない
-
>>311
色々試してみて分かったのは、書くソフトと一体になっている方が楽なんだなぁってことだった
Wordのやつもある程度カスタマイズできるからそれをいじってみるといいよ
-
>>312
Wordの詳細設定は未確認だった サンクス
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お題頂けますか
-
ピアノ
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承知しました
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切ない系のお題ひとつおくれ
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>>317
卒業
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ありがとう
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お題を投げておきながらなんだけど切ない系として出すには「卒業」のなんと安直なことだろうと申し訳なく思ってしまった
すまぬ、すまぬ……
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面白い話になるよう善処するぞ
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書いた内容で独自性を出せばいいんだからお題はありふれたやつでいいんだぞ
変にウケ狙ったようなクソ書きにくいお題よりかは万倍良い
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>>322
禿同
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独自性云々ではなく卒業だと結構話の筋を狭めそうだなと思って…
これ以上は黙った方がいいよね、ごめんね
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いやいやお題ってそういうもんやで
作者も絵師も貰ったお題で書けたら書くし、書けなかったらまた新しくお題貰うやで
これ以上言わなくていいが気にしなくてええで
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昔読んだ作品で確かツンが最後の方で「こんなの最高すぎる」みたいなことを言ってた作品を探してるのですが分かる方いらっしゃいますか?
記憶が正しければ結構シリアスな話でみんな死んだかなんかで発した言葉だったと思う......全然違うかもしれん
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みんな死なないが、この話の44から56はそれっぽいかもしれない
https://buntsundo.web.fc2.com/100monogatari_2015/novel/robo_sadako_kojou_chousa.html
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助けて!!祭でもなきゃ書く気が起きないの!!!!!!
…は流石に過言だけどなんか丸1年くらいイベント無しな気がするのは気のせい?
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コロナで自粛してるからなあ
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自粛してるからこそな気もする
久しぶりになんか主催してみっかなぁ
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>>330
いいぞ!ぜひ参加したい。
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秋のブーン系祭りでもやるかぁ
けど具体的な案がなんも浮かばねぇ
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芸術と読書の秋だとラノブンが妥当っぽいけどここはあえてタッグバトルを推したい
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芸術の秋ってことで音楽でもテーマにした感じにしてみるか?
今ならSpotifyみたいなサブスクで曲なんていくらでも聴けるし
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食欲の飯テロ祭り
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タッグバトルってどんなんだと思って調べたら8年前くらい前にやった企画なのか
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実際当時のタッグバトルってどうやってたの?
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https://escesc.info/tagmatch/about.php
・SNSなり相方募集スレなりでタッグを組んで参加申請
・一人で複数のタッグに参加しても良い
・ゲリラも可
・一人最低5レス書かなきゃいけないので短くても10レス分以上の作品になる
・大賞は審査員の投票制だったけど今はツール充実してるので誰でも投票可で良いかも
こんなもんか
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オレが二人分になる
-
「二人組作って〜」が怖くない奴らしかいないのか?
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タッグバトルはペア同士がケンカして界隈から人がいなくなったり、投下に間に合わなくて逃亡がてら界隈から人がいなくなるからやめないか…?
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流石に悲観的すぎる気もするが
心配なら一人二役で合作と言い張るパターンも認めるとか抜け道用意してもいいかも
ハイクオリティな作品多かった記憶あるし人が集まるなら参加したい
人が集まるのなら
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>>342
八年前に実際見たんやで
ちな俺不参加
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ID変わってるな
俺341だ
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今はみんなツイッターで繋がってるんでしょ?仲のいい人同士しか参加しなさそう
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>>327
遅レスで申し訳ない
これじゃなかったが面白かった
ありがとうございます
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タッグバトルも読む専なら楽しそうだけど、自分は>>334を推す、音楽テーマは楽しそう
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昔、曲を元に物語を書いた祭あったよな
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主催者が手を上げるかどうか
参加者が手を上げるかどうか
外野があれこれ喋ったところで祭やるやらないの基準ってこれだけなので
この流れだと後は主催やる気ある人間がどのテーマ選ぶかって問題な気もする
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タッグ見た感じ凄く楽しそうだけど主催者1人だときつそうね
音楽祭は音楽祭でYouTube辺りでみんなが聴けるような曲選ばないと難しいのかな
マイナーな曲だと聴いてもらえないから伝えたいことが伝わらないもどかしさ
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タッグバトル需要あるなら主催やるけど実際どんな感じだろう
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タッグはなぁ...
面白そうではあるけれど必然的に裏で逐一連絡取り合わないと破綻しそうだし失踪した時のリスクがでかいのが気になる
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音楽なら投下予定あるからいけるぞ
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今のタイミングならちょっと待って紅白とかでもいいかもね
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ハロウィンとか今までやってなさそうなやつもいいんじゃないか
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テーマ決めないで好きなもん書けってのだと今まで出たの全部出来るぞ
合作はチーム分けやポイント配分面倒だったらゲリラで参加してもらえば主催者も管理が楽だと思う
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単純に作品を増やしたいのであれば、作品ごとに優劣をつける企画じゃなく、「お題を決めてみんなで決められた期間ないに一斉に投下しようぜ!」が一番手っ取り早いし、そもそも管理する必要がないからいいのでは?って思う
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>>357
鬱祭とか猟奇祭みたいなお題型いいね
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>>357
鬱祭とか猟奇祭みたいなお題を決める形か
いいね
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なんか二回投下されてる…
大事な事だったんだな
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ブン動会とか紅白みたいなチーム系投票企画でバチバチやり合いたい気持ちもある
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鬱祭猟奇祭胸糞祭はいいな
普段じゃ見られない心の闇を解き放ってほしい
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こんなご時世だからこそギャグに特化したギャグ祭りも楽しそう
下ネタ縛りしたら何人生き残るかな
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なんでもええから祭ろうや
主催の胸先三寸に頼るよ俺は
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せやな
何祭にするかは主催者が決めていい
参加するかはおれあrが決める
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じゃあおれあr祭りな
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5時だぞ
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ブーン系秋の短編祭2021
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1630700840/
-
音楽祭の方はYouTubeになければSpotifyのリンク貼ってもいいかもね
一応無料で聴けるわけだし
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ネットになくても歌手と曲名だけ載せれば最悪おk
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投下します
-
( ^ω^)SpotifyをDLするようです
( ^ω^)秋の短編祭が開催されるお!
('A`)ああ。久しぶりの祭りだし沢山投下したいよな。ところでブーン、お前は音楽部門だがSpotifyはスマホにDLしたか?
( ^ω^)YouTubeに公式動画があったから特にしてないお?
( ^ω^)面倒そうだし祭りが始まってからで良いかなって
('A`)そんな、勿体ない!
('A`)もちろん作品の誘導URLは誰でも見られるYou Tubeの公式動画が理想だろうけど、Spotifyはむしろネタ出しの時点でも便利なアプリなんだ
( ^ω^)どういう事だお?
-
('A`)まず登録曲数。結構マイナーなアーティストもいて痒いところに手が届く上に、アルバムで揃ってたりするのが魅力だ
( ^ω^)あー、アルバム曲ってヒットしたタイアップ曲とかより書きやすかったりするおね!
('A`)そうそう。例えるなららいおんハートのB面とかな
('A`)JOYSOUNDみたいに何でそんなの収録してんの?ってレベルでもないが、月額500円でアマプラ会員になってAmazon Music利用するよりは制限が少ない感じだ
('A`)Amazon Musicも結構カバーしてるしいい面も色々あるけど、あいつらすぐUnlimitedに誘ってくるから困る
-
('A`)そして一番の強みは、再生しながらネットサーフィンしたりと他の操作も可能という点だ!アプリ閉じなきゃスリープにしても聴けるぞ
( ^ω^)You Tubeで有料会員にならないと出来ないやつだお!
('A`)bつまり、聴きながら書くことも可能!
( ^ω^)歌詞や雰囲気を確認しつつ気分を高めながら書くことが可能ということかお…!?
('A`)その通りだ
( ^ω^)それは確かに便利だお!
('A`)デメリットを挙げるなら広告かな
('A`)スマホアプリだと1時間に数回、最長30秒ほどの広告が流れるそうだ
('A`)一曲丸々聴くと2,3曲に1回は流れてたような気がする
( ^ω^)You Tubeの長ったらしい広告をクリックで飛ばすよりは気にならなそうだお
('A`)放置してると何分もかかるタイプのは困るよな
('A`)まあMV込みで雰囲気確認したい時なんかはYou Tube一択だけども
-
('A`)あとは結構容量を食う。350MBくらいは必要だ
(;^ω^)You Tubeとメルカリ合わせたくらいかお。結構重いお
('A`)これを期に不要なアプリや画像のチェックをするのも良いかもな
('A`)とにかく使いやすい。楽曲専門だからYou Tubeより動作が軽いしザッピングも簡単
('A`)昔あの曲好きだったよなーって聴き直したりするだけで、あっという間に数本思い付くぜ。投下できるレベルまで仕上がるかは別だけどな
( ^ω^)お!ドクオはやる気いっぱいだお!
( ^ω^)ノシ それじゃ煮詰まった時にでもDLしてみるお!
('A`)ノシ ああ。祭り楽しもうな
-
終わりです
便利。アプリ紹介してくれた人に感謝
-
>>376
広告出るって言ってるから多分スマホ版の無料を使ってるんだと思うけど
確か数日でアルバムはシャッフル再生しか出来なくなるから注意な
シャッフルしか出来なくなったら、お気に入りの曲に聴きたい曲を追加して「マイライブラリ→お気に入りの曲→シャッフルプレイ」をする裏ワザがある
-
>>377
まじか…詳しく教えてくれて凄い助かるありがとうごめん
危うくこれだけ読んでDLした人がいたら混乱に陥れる所だった
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ブーン系小説プレイリストが出来るの胸熱
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パラ閉会式でニュっくんたちがデビューしたみたいだな
これはブーン系復活くるな
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絵の練習をしたのであげました。音楽の秋と聞いて
内藤:
https://imgur.com/a/7EDZeAI
ツン:
https://imgur.com/MuZm6AG
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>>381
めっちゃいいな、児童文学の挿し絵にありそう
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めちゃくちゃ好き
セピアカラーが上品だ
シリーズで見たくなる
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おいどんも絵の練習をしたいからお題が1つほしいでごわす!
-
さつまいも
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>>385
感謝するでごわす!
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秋っぽいねぇ
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>>385
https://i.imgur.com/S72Nse1.png
食欲の秋っぽさを出してみました><
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俺も裸でイモ食いたくなってきた
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うんまそーに食うなあ
この表情だけでもう飯テロ、GJ
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こたつ話のひとまだいるかなあ
カップヌードルソーダとかいう衝撃のMJ候補に触れてみて欲しい
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インパクト強すぎて芋に目が行くのに時間かかったわwww
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>>391
美味いお!に書き込むんだ!
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このしたらば、一レス40行まで?50行まで?
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>>394
50行4096文字
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ありがとう!助かるわ
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絵のお題お願いします
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闇堕ち
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>>398
めっちゃ苦戦した…
※擬人化注意
https://i.imgur.com/UBB2uU3.jpeg
-
かわ…こわ……いやかわ……
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>>399
こわいい……!!
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どういうシチュエーションなのか想像が膨らむ……
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絵のお題ください
AAひとり+何か、でご指定お願いします
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>>403
ζ(゚ー゚*ζ+大都会
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>>404 ありがとうございましたー
https://imgur.com/a/TrYWnTj
描いててだんだん何がしたいのかわからなくなってきて反省
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>>405
映画のワンシーンみたいで(・∀・)イイネ!!
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>>405
絵柄むちゃくちゃ好き
-
えのおだいください
-
>>408
秋の味覚
-
>>399
こわかわいい
色?光?の使い方いいね
>>405
もう言われてるが映画のワンシーンみたいでいいな
可愛いし想像がひろがりんぐ
-
お題くれ
-
>>411
ボタン
-
学校
-
卒業
-
投下します
( ´∀`)4人集まれば…のようです
( ^ω^)「あー暇だお。なんかやることでもないかお」
('A`)「ねーよ。昨日あんだけ遊んだんだから、今日くらいオフでいいだろ」
(´・ω・`)「夏休みも今日で終わりだ。さんざん遊んできたし今日くらいはのんびりしようかな」
( ^ω^)「お前ら…ほんとにそれでいいのかお。もうこれで最後なんだお?」
('A`)「と言われてもよぉ…やる気もアイデアももうからっからだよ俺」
(´・ω・`)「思いつく限りのことはしてきたからね…モナーはどう?何かいいアイデアはないかな」
( ´∀`)「みんなでフェラチオしあうってのはどうモナ?」
( ^ω^)「それいいね」
( ゚ω゚)「う゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛」グッポグッポグッポグッポ
(´゚ω゚`)「う゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛」グッポグッポグッポグッポ
(゚A゚)「う゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛」グッポグッポグッポグッポ
( ´∀`)「う゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛」グッポグッポグッポグッポ
-
( ´∀`)「このチンポ、ブーンより3cmでかいモナ…まあ僕のは4人で一番でかいけど」ジュッポジュッポ
(´゚ω゚`)「ジュポ…このチンポ、モナー君より7cmも小さい…まあいいか」ジュルルルルッ
( ゚ω゚)「すげえおこのチンポ!4人の中で一番でけえお。13cmの僕の相棒が霞むお」ジュルルグポッ
(゚A゚)「嘘…このチンポ俺より2cm大きい…」チュッポチュッポ
〜数時間後〜
(;^ω^)「疲れたお…みんなもうぐったりしておねんねだお」
(*^ω^)「でも最高の夏休みになったお!僕達の友情はさらに深まったんだお」
( ^ω^)「……」
(^ω^)「ところでみんなは、誰が誰をフェラしてたか、僕らのちんこのサイズがわかるかお?」
m9(^ω^)「よーく考えればわかるはずだお」
(^ω^)「ちなみに僕らの中で20cm以上の巨根はいなかったから、そこだけ注意だお」
-
解答用紙
問1 (20点)
( )を埋めよ。ただし、矢印(A)→(B)はAがBをフェラしたことを意味する
( )→( )
↑ ↓
( )←( )
問2 (5×4点)
登場人物のちんこの大きさを示せ。ただし単位はcmとする
( ^ω^)… cm
('A`) … cm
(´・ω・`)… cm
( ´∀`)… cm
※解答は省略
-
投下は終わりです。
期限日までに提出されない場合、評価は不可となりますのでご注意ください。
-
モナー→ショボン
↑ ↓
ブーン←ドクオ
-
シンプルに問題文が史上最悪だしこれについて考えてる瞬間が地獄だし考えるのを辞めた途端「結局こいつらのちんぽ何cmだったんだろう……」とかいう永遠に消えない疑問だけが残るの邪悪すぎない?
-
もう何も分かんないよぉ
おつ…
-
公務員試験の対策にぴったりだと思いました(こなみ)
-
( ^ω^)→( ´∀`)
↑ ↓
('A`)←(´・ω・`)
( ^ω^)…13cm
('A`) …11cm
(´・ω・`)…16cm
( ´∀`)…18cm
-
二時間前の地獄を見て来た者だ。面構えが違う
-
なぜクソスレにしなかったのか
-
各キャラのちんこの大きさが解釈一致でとてもよかったです
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俺は一体なにを読まされたんだ…?
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読んでない、感じたのさ
-
あんっ?
-
既出だったらスマソ
1レスの行数制限が50なのはわかったんだけど、文字数制限ってあるのかな
慣れてなくてわからん。有識者教えてくれ
-
>>430
>>395
-
>>429
♡; (;を半角に)で♡が打てるよ♡
-
>>429
&#9825; (数字を半角)
-
優しいハート兄貴共
-
ブーンがショボンの生首持ってるAA探してるんですが誰か持ってませんか?
ショボンが命乞い→殺されるみたいな流れのやつあったと思うんですが
-
>>435 はい
/⌒ヽ
( ^ω^) 死ぬ準備は出来たかお?
/ ヽ
| | | |
| | | |
|| ||
し| i |J=二フ
.| ||
| ノ ノ ∧,,∧
.| .| ( (;ω;`) 腹筋はしなくていいです
/ |\.\ / ∽ | だから許して下さい…
し'  ̄ しー-J
/⌒ヽ
( ^ω^) おっおっおっ
/ ヽ
| | | |
| | | |
|| ||
し| i |J=二フ
∧,,∧. || ;
(´;ω;) ノ ・ 〃⌒ ヽ
.| .| ( ; / rノ
/ |\.\ Ο Ο_)
し'  ̄
-
>>436
ありがとうございます
助かりました
-
ショボンは助かってないんだけどな・・・
-
腹筋スレへの積年の恨みか何か?
-
参考までにお聞きしたいんですが、lw´‐ _‐ノvとカップリングさせるとしたらAAは何がいいですかね?
-
よく見るのはロマ
対抗でモララー
穴馬でプギャー
ぜんぶ主観だけど参考までに
-
>>441
なるほど、、ありがとうございます
-
マチ
ここは常夜の都市、ハロウィン・シティ!
闇にまぎれて悪さをたくらむ、邪悪な悪魔がはびこるところ!
でも安心して!
住民の平和をおびやかす奴らは、このシスター・リリィがこらしめてあげる!
⌒*リ´*・-・リつ左== --=☆
◆◇◆ハロウィンナイト=シスター・リリィのようです◆◇◆
.
-
忘れてた、投下します!
-
イ从;゚ -゚ノi、「ちょっと、やめてよ! 売り物なのよ!」
(=◎X◎=)『キャハッ! ナニコレェ チョーキャワイイー!』
ウサギ型の悪魔はけたたましく笑いながら、黒猫柄の菓子箱をぐしゃりと握りつぶした。
たかっていた群衆から悲鳴と歓声が上がった。
周りの露店商人達が慌てて店をたたみ始める。
(=◎X◎=)『コッチモ キャワイイー!』
ヽiリ,,゚ヮ゚ノi「えっ? ぐえっ」
のそりと巨体の向きを変えたウサギ悪魔が、近くに寄っていた女をわしづかみにした。
なだれを打って逃げる群衆には目もくれず、女の派手なチョーカーをむしり取ろうと
杭のような爪をたてる。女の口からか細い叫びが漏れた。
ヽiリ;゚ヮ゚ノi「た、たすけて――」
――パシッ!
破裂音とともにウサギ悪魔の腕がたれ下がる。
解放された女はひぃひぃとよろめきながら逃げていった。
(=◎X◎=)『イィー?』
煙を上げて溶ける自分の腕からぐりんっ、と首をめぐらせた悪魔の視線の先には。
⌒*リ´・-・リ
ビルの陰になかば身を隠す、修道服に身を包んだ一人の少女。
手にはタンクを蛍光グリーンに輝かせた水鉄砲を構えている。
その銃口から同じ色の光が――いや、水が放たれた。
-
パパパパパパパパパパ!
連続する水の弾丸はウサギ悪魔のかざした片腕を溶かし落とし
頭、胴体をも溶かしていく。
(Uju#◎=)『キャハハッ!』
溶け崩れた顔に笑みを浮かべ、ウサギ悪魔はもう片方の腕を突き出す。
少女めがけて、爪が大砲のように発射された。
少女はすぐさま身をひるがえす。ビルの壁越しに衝撃が響く。
ドン! ドン! ドン!
⌒*リ´・-・リ「ふー……」
空タンクを満タンのものに取り換え、砲声が途切れると同時に再び
水を撃ち込む。
パシュッ! パシュッ! パシュッ! パシュッ!
,,ujUu,,,,Uj)『ァアイィー……』
断末魔とともにウサギ悪魔の体が完全に溶け去り、ぽこんと飛び出た
光る風船のようなものが、緑色の光の粒に押し上げられるように夜空へ昇っていった。
後には水たまりに横たわった老女が残された。
少女は水鉄砲を構えたまま老女に近づき、悪魔が去ったことを確認すると
静かに息を吐いた。
-
( ・□・)「シスター・リリィだ!」
(十)「ハロウィン・シティを守る一輪の花! 俺達のアイドル!」
ミ*゚∀゚彡「サインください!」
イ从゚ ー゚ノi、「黒猫まんじゅう、持って行きなよ!」
ヽiリ,,;ヮ;ノi「あっ、あり、ありがとぉ!」
危険が去った途端に集まってきた群衆に、ふん、と鼻を鳴らすと
少女はどこかへと走り去ってしまった。
イ从゚ ー゚ノi、「あらら、行っちゃった」
(=゚д゚)「シスター・リリィ、相変わらずつれねぇな!」
(十)「それでもいい……むしろ、そこがいい!」
ミ*゚∀゚彡「サインもらい損ねちゃったぁ」
(’e’)「また次があるさ!」
ヽiリ,,;ヮ;ノi「あたしのてんしさまぁ……」
口々に勝手なことを言いながら、群衆は救急車とパトカーのサイレンに蹴散らされるように
ほどけていった。
シスター・リリィの活躍によって、またハロウィン・シティの夜に平和が戻った!
しかし、今もどこかで恐ろしい悪魔が牙を研ぎ続けている!
頑張れ! シスター・リリィ! 君の力で、無垢なる住人達を救ってくれ!
⌒*リ´*・-くリ -☆
.
-
煤にまみれた廃ビルの煙突の裏で青年は息を殺していた。
今度こそ会えるかもしれない。またハズレかもしれない。
もし、会えたなら――
(-@∀@)「!」
カン、カンと外階段を上ってくる音がした。
緊張と期待に胸を高鳴らせて耳を澄ます。
足音は煙突の前を通り過ぎていった。
さてどういうタイミングで出ていこうと青年が考え始めた直後、
ガシャリ。
横で銃を構える音が響いた。
(;-@∀@)「ひっ、すみません待って撃たないで!」
⌒*リ´・-・リ
本当にすぐ間近に、シスター・リリィが立っていた。
頭を覆うベールも大きなスリットの入った修道服も腿までのロングソックスも黒一色。
それらがレースで飾られたなかで、ごついグローブとミリタリーブーツが異彩を放つ。
端正な顔には何の表情も浮かんでいない。
シスターが銃口――水鉄砲の銃口をおろしたので、今だ、と口を開く。
(-@∀@)「あの、はじめまして。僕アサヒって言います、貴女のファンです!
いつも貴女の活躍に元気をもらっています!
シスター・リリィ、お」
お願いします。少しでいいので取材させてください。
言い切る前に襟首をつかまれてずるずると引きずられる。
-
(;-@∀@)「ああっ待ってシスター・リリィ! ほんのちょっとだけお話しさせてください!
5分、いや3分だけでいいので!」
懇願しながら手探りでシスターの腕をつかむ。
( )「――っ、放せ!」
(-@∀@)「すっすいませ、え?」
今、男の声が聞こえたような。
尻もちをついたまま、おそるおそる振り仰ぐ。
(´・_ゝ・`)
男だった。
(;-@∀@)「うぉわああっ! えっ、おっ、誰!?」
騒ぎ立てるアサヒに男はわずかに顔をしかめた。男はシスターと全く同じ服装をしている。
(;-@∀@)「ま、まさか」
('(゚∀゚∩「わー久々だね! 普通の人間がここまでたどり着くの!」
(;-@Д@)「うわああぁ!?」
(´・_ゝ・`)「……うるさい」
耳元で発せられた声がアサヒをさらなる混乱に落とし込む。
('(゚∀゚∩
ほの青く発光する体長20㎝ほどのぬいぐるみのようなものが、アサヒの肩の上で跳ねていた。
-
男は長いため息をつく。
そしてアサヒの前にしゃがみ込むと、にやりと笑った。
(´・、ゝ・`)「そうだよ。俺がアンタ等の言うところの”シスター・リリィ”さ」
シスター・リリィには、みんなに言えない秘密があるの。
でも、特別な誰かさんにだけは教えてあげる、か・も・ね?
♪〜 リ o *リ*⌒ ⌒*リ´*・-・リつ左==
7年前、ある都市に大いなる厄災的存在が降臨した。
”大悪魔”と呼ばれたそれは、配下の悪魔を率いて都市を支配し、その領土を
広げていこうとした。
しかし、聖なる力を授けられた悪魔祓い達がこれに挑み
苦闘の末、大悪魔を地獄へ送り返すことに成功した。
侵攻は止み、都市には平和が戻ったが、大悪魔が最後に残した呪いは
都市から太陽を奪い、ここは小悪魔が跋扈する土地となった。
(-@∀@)「それ以来この都市はハロウィン・シティと呼ばれるようになった……
というのが、ファンコミュニティで一番ポピュラーな説なんですが」
('(゚∀゚∩「大体合ってるよ!」
(´・_ゝ・`)「突っ込みどころは多々あるけどな」
追い払われずに済んだアサヒは、取材しようとしたはずが逆に質問攻めにあっていた。
どこから来たのか。一人で来たのか。
ココ
ここがどういう都市か知っているか。どうしてねぐらがわかったのか。
-
(-@∀@)「あ、それは偶然です。僕ここにきて3日経つんですけど、目撃情報をもとに
アタリを付けた廃ビルをまわってて……いやー、金が尽きる前に会えてよかった」
(´・_ゝ・`)「は? こんな都市に、外から来て3日も?」
('(゚∀゚∩「めっちゃ肝が据わってるか、もしくはただのアホだね!」
(´・_ゝ・`)「やっぱり菓子でもやって帰らせるか」
(;-@∀@)「そんな! ここまで来て手ぶらじゃ帰れませんよ! というか、そろそろ
僕の方からも質問させてくださいお願いします!」
(´・_ゝ・`)「…………いいよ」
(-@∀@)「えっ」
(´・_ゝ・`)「今からアンタの質問タイム。何でも訊きな。何でもは答えないけど」
そう言って男――シスター・リリィは屋上の一角へ向かう。
膝の高さほどの位置を探ると、そこの景色を幕のようにめくり上げる。
どうやら目には見えないテントか何かが設置されているらしかった。
後ろからのぞき込むとじろりと睨まれる。
年齢はアサヒより少し下か、ひょっとしたらまだ10代かもしれない。
体格は筋骨隆々ではないが、どう贔屓しても少女には見えない。
しかし整った顔立ちには確かにリリィの面影があった。
(-@∀@)「えっと、シスター・リリィは、その、女の子じゃないんですね」
(´・_ゝ・`)
(;-@∀@)「スミマセン!」
(´・_ゝ・`)「……”ナナシの果実”で姿をごまかしてる。触られたり声を上げたりすると、効果が弱まる」
これ、と指さしたのは腰のベルトに揺れる、黄緑色の洋梨をかたどったチャーム。
リリィはアサヒには目もくれず、テントの中の装備をあさっている。
-
(;-@∀@)「……なんでシスターの恰好を?」
(・` )「こっちが訊きたい」
('(゚∀゚∩「これが最も力を出しやすいデザインだからだよ!」
(;-@∀@)「この生き物は?」
('(゚∀゚∩「ぼくはナオールだよ! この子をサポートする妖精なんだ! ヨロシク!」
(;-@∀@)「はあ」
(・` )「俺の知り合いの中で2番目のろくでなしだよ」
('(゚∀゚∩「はっはっはー、シスター・ジョークだね!」
(・` )
(;-@∀@)
おほん、と咳払いをしてアサヒは胸ポケットから手帳とペンを取り出した。
(-@∀@)「普段どんなふうに悪魔祓いをしてますか?」
(・` )「適当に隠れて撃ったり逃げて撃ったりする」
(-@∀@)「銃から出る緑色のビームは何なんですか?」
(・` )「聖水」
(-@∀@)「貴方にとって正義とは?」
(・` )「低コストと高賃金」
(-@∀@)「好きな食べ物は?」
(・` )「無い」
(-@∀@)「ハロウィン・シティ出身の歌手・リリアとは何か関係が?」
(・` )「無い」
(;-@∀@)
-
なんだか、今まで築いてきたシスター・リリィのイメージが崩れていく……
まあ、約9割はぼやけた写真と三文雑誌の記事とファンの噂から膨らませた想像なのだが。
アサヒは肩を落とす。これでは目的を達成どころか、その根底が揺らぎかねない。
リリィがテントから上半身を抜いてちらりとアサヒを見やる。
(´・_ゝ・`)「不満足って表情だな。だったらもっとサービスしてやろうか」
(ll!@∀@)「えぇ?」
(´・_ゝ・`)「アンタ、今いくら持ってる」
(;-@∀@)「……え!?」
(´・_ゝ・`)「バス代」
(;-@∀@)「えっあぁっ、バス代? なんで?」
ライフル型水鉄砲を担いだリリィは、広がる夜景に向けて顎をしゃくって見せた。
(´・_ゝ・`)「仕事の現場、連れてってやるよ。今回だけ、特別にな」
ハロウィン・シティは常に夜に包まれている。
バスの窓の景色は、圧し掛かる闇をはねのけるネオンと電飾の山河だ。
この都市に来た時から全く変化のないコントラストに、ここに住んだら
一週間もしないうちに視覚と時間感覚がおかしくなりそうだな、とアサヒは思った。
(-@∀@)「ここで降りたら左にまっすぐ……」
指定された場所は繁華街近くの公園。
そこを住処にしている悪魔を祓うのだという。
リリィは別のルートで行くのでバスには乗らないとのことだった。
真夜中と言っていい時刻だが人通りは昼間からほとんど減っていない。
-
( ´曲`)「寄ってらっしゃい見てらっしゃい!
”ウツツ一座の恐怖幻燈”、間もなく第3幕が開演だよ!」
ス ス
(゜д゜@「お兄さん! ”磨り磨りベア”のドーナッツ、苺ジャムたっぷりだよ。
味見していきなよ!」
通りに並ぶのは悪魔やモンスターをテーマにした娯楽施設やレストラン。
それぞれが流すアップテンポの陽気な音楽が重なり合う。
道端の露店では可愛らしくデフォルメされた悪魔型の菓子や人形が売られている。
7年前の”厄災”から復興して以来、この都市がこういった観光によって
発展していったのは知っていたが、こうもあからさまというか、悪趣味と言えるほど
だとは思わなかった。
(-@∀@)「あ」
β
( 'Д゚)
人波が音もなく割れる。
通りの向こうから、ふらふらとした動きで歩いてくる男がいた。
アサヒは慌てて道の端に避ける。
虚空をひたと見据え、ぷつぷつと何かを呟いていて、額から紫の太った
ナメクジのようなものが生えうごめいている。
男に似た様子の――異様な人間は何回か見かけた。
悪魔に憑りつかれた人間だ。
皆平気な顔をして、当然のように距離をとり、普通のことのようにすれ違う。
-
瓜゚∀゚)「ヤッホー。そのシッポめっちゃイケてんじゃん」
リi、゚ー ゚イ`!「あ、ヤッホー」
かと思えば、親しげに話しかけ、肩を抱く者さえいた。
この都市ではごく日常的な、さして警戒するに値しない現象らしかった。
悪魔が徘徊する常夜の都市。
”ハロウィン・シティ”という呼び名の由来である。
「「この公園は2年前から閉鎖されているんだが、最近小悪魔の出入りが多い。
力の弱い奴が5、6体つるんでいるようだ」」
(;-@∀@)「あの、シスター・リリィは今どこに……」
('(゚∀゚∩「沼の反対側だよ! あっちで悪魔達を待ち伏せてるんだよ!
それよりキミの懐に入っていい? 夜風さむい! えいや!」
(;-@∀@)「うおぉ」
公園の中心にある大きな沼のほとりにアサヒは座っていた。
ジャケットの懐でナオールが猫のように丸くなっているが、リリィの姿はない。
どういった仕組みなのか、ナオールの体から彼の声が響いていた。
園内の電灯はツタ植物の支柱と化していたが、頭上の妙に大きな月の光
によって、暗闇で右往左往せずに済んでいる。
「「そこなら見通しも良いし安全だ。悪魔祓いの様子をかぶりつきで観戦できる。
……何か問題でも?」」
(-@∀@)「……ああ、いや。案外まともに相手をしてくれるなー、と思って」
「「ん」」
(-@∀@)「いきなり押し掛けといて何なんですけど。取材も見学もさせてくれるし。
バスの中で、ひょっとしてこれ撒かれちゃったんじゃないか、ってちょっと考えましたよ」
「「当たり」」
-
(;-@∀@)「えっ!?」
「「嘘だよ」」
(;-@∀@)「はぁー……」
「「――しかったから」」
(-@∀@)「へ」
「「舌が寂しかったから。四六時中話し相手がソイツだけだと気が滅入る」」
('(゚∀゚∩「本人の前ではっきり言うよね!」
「「事実だ」」
(-@∀@)「……シスター・リリィ、あなたはなぜ悪魔祓いを?」
手帳を用意しないままアサヒは尋ねた。
7年前、この都市に何が起こったのかは、はっきりと報じられていない。
確かなのは悪魔が現れ、大勢の犠牲者が出て、都市が夜に閉ざされたこと。
そして、シスター・リリィが活動を始めたのもこの頃だと言われている。
「「……悪魔は人間に憑りついて、感情を、精神を食らって力にする。
憑りつかれた人間は少しづつ心を失って、やがて廃人になる」」
(-@∀@)「……はい」
「「悪魔に憑りつかれたいと望む人間がいる。なんでだと思う」」
(;-@∀@)「……え? えーと」
「「――気持ちいいから」」
(;-@∀@)
「「心を失うと、とても、気持ちがいいから」」
すうっ、と背筋が冷えた。
静かすぎる。繁華街からそう離れていないのに、ここだけ氷に閉ざされたような静けさだ。
-
「「不安も憂鬱も焦燥も、劣等も悲嘆も絶望も、”余分なものだけ”を悪魔が食べてくれる。
悪魔との共存で、心を持つ苦しみから解放される。憑りつかれた人間はそう言う。
だが、そんな都合のいい話があるわけがない」」
(ll!@∀@)
「「退屈で仕方がない奴。どうしようもなくなった奴。
そんな人間がこの都市に集まっては、悪魔の巣に自ら飛び込んでいく。
一時の安楽を餌に少しづつ、少しづつ、ざりざりと削り取られていく。
結末のおぞましさに気づく頃には、”自分”というものがばらばらになりかかっている」」
(ll!@∀@)「そ」
「「悪魔に呑まれて周囲に危害を加えるようになったら、もう殺すしか対処法がない。
もしくは、全て食い尽くした悪魔が出ていくまで監禁か。
そうなる前に、自ら”けりをつける”か――」」
(ll!@∀@)「それは……」
「「――悪魔祓いが居なければ、な。
要するに、ここには俺の仕事が腐るほどあるってことだ」」
(;-@∀@)「……あれ? は、はあ……」
「「それに、悪魔はそう簡単に人間を死なせたりしない。大事な飯の種だからな。
大抵の場合、つまみ食っては離れるの繰り返し。時々加減を間違える奴はいるが」」
(-@∀@)「そうなんですか……」
('(゚∀゚∩「ねーボクそろそろ喋っていい? 全然目標来ないじゃーん!」
「「もうすぐ集まってくるはずだ」」
質問の答えになってなかったような。
一気に弛緩した空気にほっとしつつ、立ち上がって体を温めるように動かす。
「「……アンタの方は? ”シスター・リリィ”に会いに来た理由」」
(-@∀@)「あ。えっと、僕、シスター・リリィのファンコミュニティに所属してるんですけど。
そこで貴方を主人公にしたコミックを作っているんです」
「「コミック」」
(-@∀@)「もちろん貴方を貶めるようなことは書いてませんよ! 読んだ人に
シスター・リリィの魅力と、勇気と希望を届けられる物語を目指してます!
なかなか評判もいいんですよ?」
-
「「ふぅん」」
(-@∀@)「でも最近話がマンネリ気味というか、想像にも限界があるというか。
あと、やっぱり本人を知らないまま書き続けるのは、作者としても
ファンとしてもどうなのかと考えまして」
('(゚∀゚∩「ワオ。情熱的だね!」
「「つまりネタ集めのために、こんなところでゴシップ記者よろしく寝床を探りまわっていた、と」」
(;-@∀@)「うっ、すみません……
というかその、勝手にコミックに書かれるの、嫌でしたか? ですよね!」
「「別に」」
(*-@∀@)「えっ、いいんですか!? よかったぁ全部燃やせって言われたら悲しすぎて……」
「「うん。良いじゃないか、勇気と希望を届けるコミック。実に結構。
機会があったら読んでみたいくらいだ」」
(;*@∀@)
リリィの声はわずかに震えていた。若干馬鹿にされている気がする。
出会った時からうっすら感じていたが、もしかしてこの人わりと意地が悪いんじゃないだろうか。
アサヒの中のシスター・リリィ像は、この短時間で随分とブレにブレてしまった。
('(゚∀゚∩「ねえボクは? ボクは出てくる?」
(-@∀@)「いや、君のことはさっき知ったばかりだから書いてないよ」
('(゚∀゚∩「えーボクも出たいなコミック! いつもあの子と――」
突然ナオールが口を閉じて懐に引っ込んだ。
どうかした、と言いかけたアサヒは、宙を漂ってこちらへ来る青い光に気付いた。
<_プー゚)フ <_プー゚)フ
<_プー゚)フ
(;-@∀@)
-
ボールのように丸い、ナオールや露店のデフォルメ悪魔人形に似た可愛らしい姿の
それらは、舌足らずな甲高い声で話しかけながらアサヒに近寄ってくる。
<_プー゚)フ『ひとりで どうした ニンゲンくん』
<_プー゚)フ『くらいところじゃ きぶんもノらないぜ』
<_プー゚)フ『おれらについてきな イイみせしってるぜ』
(;-@∀@)「シ、シスター? 悪魔来てますよ? ねえ、ナオール?」
返事がない。なぜこの状況で黙るんだ。
さっきの話を聞いた後では、可愛い見た目も獲物を油断させる擬態に思えてぞっとする。
逃げるか? しかし背を向けた瞬間豹変したボール達に頭から齧りつかれる光景が
浮かんで足が止まった。いやでも簡単に死なせないってシスターが。
シスターはどこに?
さりげなくジャケットの懐に手を入れてみるが、ナオールは器用にも背中に回り込んだ。
(;-@∀@)「ちょ……」
<_プー゚)フ『ほらいこうぜ――ア゛?』
目と鼻の先に寄り集まったボールが突然顔色を変えた。
<_プД゚)フ『”ソウカンヤ”だ! クソガキがちかくに――』
ババババババババッ!
横合いから放たれた緑色の光の雨が、3体のボールを一瞬で蒸発させた。
(´・_ゝ・`)つ庁三三三l
∪左ニニ== ザッ!
林から水鉄砲を二挺たずさえたリリィが飛び出してくる。
-
(;-@∀@)「あっありが」
(´・_ゝ・`)「伏せろ!」
(;-@∀@)「うおっ!?」
向けられた銃口に反射的にしゃがみ込む。
アサヒの背後に迫っていたボール悪魔達をライフル型水鉄砲で一掃してリリィは言った。
(´・_ゝ・`)「ナオール、バリアを。アンタはそこを動くなよ」
(;-@∀@)「はい!」
('(゚∀゚∩「OK!」
暗い沼の水面から、青い光の球が次々に浮かび上がってきていた。
沼の周囲を右へまわりこむようにリリィは走る。
追って飛び来るボール悪魔に聖水を叩き込み、身をひるがえして林に隠れる。
ボール悪魔達の体がバチバチと雷光を帯び、
カッ!
<_プ匹゚)フ ――――v√V-○
その口から雷球が放たれる!
バシッ! バヂッ! バヂヂヂッ!
着弾した木々が爆ぜ焦げる。リリィは雷球をやり過ごすと、幹の陰から
左手だけを出し、ずんぐりしたフォルムの水鉄砲の引き金を引いた。
バシャアッ!
銃口から聖水がスプリンクラーのように広がり、前進した悪魔を散り散りに吹き飛ばした。
その隙にライフル型水鉄砲のタンクを取り換え、再び林から走り出る。
-
撃っては隠れ、相手の攻撃のリズムを読んで反撃する。囲まれることを広範囲用の攻撃で
防ぎながら細かな移動を繰り返し、着実に悪魔達を祓っていく。
(-@∀@)「……凄い」
思わずアサヒは感嘆を漏らした。シスター・リリィの情報で、戦闘中の様子をまともに
捉えたものはとても少ない。だから、なんとなくSF映画のビームの撃ち合いの
ようなものを想像していたのだが。
実際の彼の戦いにはエンターテイメントの派手さはなく、悪く表せば地味で泥臭い。
しかしアサヒの感性からすれば、正直に言って――
(*-@∀@)「かっこいい……」
('(゚∀゚∩「余裕だねえ。僕らは想定が外れて困ってるのに」
(-@∀@)「え?」
薄く網目状に輝くドーム型バリアを張るナオールの周りには、七色の幾何学模様が
渦巻いていた。
「「チッ、調査時より数が多い。その上いくら溶かしても”核”が出ない。ナオール!」」
('(゚∀゚∩「今色々やってるトコ――居たよ! 沼の中心、水面下50m!」
「「やはりな。こいつら、おそらく全て分身だ。本体は――」」
ずずずずず、と地鳴りがとどろく。波立つ水面に虫や小魚が跳ねた。
('(゚∀゚∩「お、探知に気付いたね。半アストラル化して急速浮上、っとぉ?」
「「どうした」」
('(゚∀゚∩「でっか」
-
――ホ゛ サ゛ ン !!
沼が”飛んだ”。
いや、沼の水を柱のように跳ね上げて姿を現したのは、ボール悪魔を何千、何万倍にも
膨らませたような巨体の悪魔だった。
m( ゚゚ \___/ ゚゚ )m
(;-@Д@)
('(゚∀゚∩
(´・_ゝ・`)「――マジかよ」
_____
m( ゚゚ \___/ ゚゚ )m『 ぷ ぇ あ 』
がぱりと開いたその口から、大量のボール悪魔が吐き出された。
(;-@Д@)「あああれってまさか、大悪魔」
「「馬鹿言え! ただの肥満野郎だ!
何年も前から俺達にマークされないように、チマチマせこせこと力を貯めてやがったんだ!」」
<_プー゚)フ『いーや にんげんのほうが あってるぜ』
<_プー゚)フ『ぶんしんをばらまいて おれは だれより ちからをたくわえる』
<_プー゚)フ『いずれ あたらしい だいあくまになるのさ!』
-
数を増した悪魔達にリリィの対応が遅れる。後ろにまわったボール悪魔が放った
雷球が、リリィの背を直撃する。
「「がッ」」
(;-@∀@)「シスター・リリィ!」
「「問題ない! 動くなよ!」」
(;-@∀@)「ナオール、僕ここに居ない方がいいんじゃないか!?
どうにかして逃げるから、早くシスターのサポートを……」
('(゚∀゚∩「動くなって言われたでしょ。今逃げようとしたら危ないよ。
それに、キミが居ようと居まいと彼等には大してカンケーないよ」
(´・、ゝ・`)「ハ、随分とチンケな理想像だな!
奴がここでどんな惨めな最期を迎えたか知らないのか!?」
<_プ皿゚)フ『クソガキが!』
<_プ皿゚)フ『いつもいつも ジャマしてきやがって!』
<_プ皿゚)フ『その くさった のどぶえ やきちぎるぞ!』
ワラ
吠える悪魔に聖水の弾を振り撒きながらリリィは嗤う。
反動のままにライフル型水鉄砲を一閃すれば、前列のボール悪魔達は風船を割るように
破裂し、しかしすぐに層は厚みを取り戻す。
視界の外で弾ける電気の音に、脇越しに牽制射撃。腰のベルトからはずした
蛍光グリーンに光るガラス瓶のピンを咥え抜き、投げ込む。
――バァン!
囲みの一角が聖水の爆発によって蒸発する。隙間を突破したリリィめがけて、悪魔達の
雷球が迫る。
狙いを振り切るように走りながら沼にうずくまる巨体へ向けて攻撃するが、寄り固まった
分身が盾となって本体に届かない。
-
タマ
(´・_ゝ・`)「これじゃ聖水の無駄だ。ナオール! ”大砲”を注文しろ! 即時転送でだ!
一気にカタを付ける!」
「「ほーい……あ、対価不足だって」」
_,
(´・_ゝ・`)「は!? この間今期予算下りたばっかだろうが!」
「「今期より、一回につき一定の額において使用に制限が掛けられるようになりました。
詳しい条件は別紙参照のこと。キミの勤勉な節約の成果だよ!」」
_,
(´・_ゝ・`)「この×××××××××が!」
「「わぁ今もの凄い罵倒が! 聞かなきゃよかった!」」
(;-@∀@)「ていうか、なんか生々しい事情を垣間見てしまった……」
('(゚∀゚∩「隅々まで文書確認しなかったキミの落ち度でしょーボクに当たらないでー」
(;-@∀@)「君……」
アサヒは焦りに駆られていた。リリィはどんどん追い詰められている。
聖水が残り少ないのか、ばら撒きをやめて数発ずつに制限しているようだ。
すでに空になったらしいスプリンクラー水鉄砲のかわりに拳銃型のものを
左手に構えている。
(;-@∀@)「あっ」
雷球が命中し、リリィの動きが一瞬にぶる。ライフル型水鉄砲を持った右腕に
ボール悪魔が取りつき、それに向かって構えようとした左腕に別の悪魔が
体当たりした。次々に組み付かれたリリィがバランスを崩してひっくり返る。
(;-@∀@)「シスター・リリィ!」
('(゚∀゚∩「あーあ」
-
塊になったボール悪魔達がうごめき――ぽん、と小さなものがアサヒの目の前に跳ねた。
グローブを着けた右手。
(ll!@Д@)「ひっ……!」
('(゚∀゚∩「そんなに怯えなくても大丈夫だよ。
人形の手足がもげたようなものだよ。後で直せばいいからね」
(ll!@∀@)「にんぎょう、って」
('(゚∀゚∩「そのためのサポートだよ!
……うん、そうだね。憂さ晴らしして満足したら彼等も退くだろうから、そしたら
キミは帰りなよ。この仕事にはまた準備を整えて挑めばいいだけさ。
でも次来る頃にはもっと強くなってるだろーなー。面倒くさいなーもぉー」
(ll!@∀@)
”あれ”が終わるまで大人しく待てという事らしい。アサヒはいつの間にか通信が
切られているのに気付いた。
すぐそこには右手が転がっている。
(;ll!@∀@)
助けに行く? とても不可能だ。助けを呼ぶ? この状況をどうにかできる力はおそらく
この都市には無い。だからこそ彼が活動しているのだ。
ならばせめて。アサヒは足に力を込めた。
(;-@∀@)「ナオール、僕はいいからシスターにバ――」
――ズバァン!
悪魔達の塊が大爆発した。
溶けゆくボール悪魔と聖水の雨の中からリリィが立ち上がった。
-
ボロボロの修道服の右そでは半ばちぎれ、ベールは完全に脱げている。
「ナオール! ”いつもの店”だ! これで足りるな!?」
アサヒは見た。
”ナナシの果実”を放り投げたシスター・リリィの頭部がしゅるしゅると溶けるように、
(´・_ゝ・`)
(´・_ゝ0,キ
(::・,血0,キ
えぐれ崩れ落ちて眼球や頭蓋が露出したそれに変わっていく様を。
(-@Д@)
宙を舞った”ナナシの果実”が白い光の輪の中に消える。
('(゚∀゚∩「――ほいっ対価充足、注文完了! フルチャージで即時転送されるよぉ!」
――ド ンッ!!
――バ ンッ!!
夜空から二筋の光の柱が降り、リリィの両側に突き刺さった。
左に2トントラック程の大きさの巨大水鉄砲。
右にその4倍はあろうかという容積の、緑色に輝く巨大タンクが接続されている。
-
<_プД゚)フ『は』
<_プД゚)フ『は』
<_プД゚)フ『はあー!?』
____
m( ゚゚ / \ ゚゚ )m『 ま 』
(::・,血0,キつ¶ カチッ
└〜〜〜
―― ッ ┣” ン !!!!!
轟音を響かせ、光の奔流が巨大悪魔に突進した。
___
m( ゚゚ /___\ ゚゚ )m『 ぶ あ ! 』
<_プД゚)フ<_プД゚)フ『やめろお おおお!』<_プД゚)フ<_プД゚)フ
分身を吐き出し盾にするも、奔流は途切れることなく叩きつけて
生み出される端から分身を溶かし盾を削っていく。
ついには押し返した分身ごと巨大悪魔の口に聖水が流し込まれ、巨体が
じわじわと縮み始めた。
__
m( ゚゚ /__\ ゚゚ )m『 お ぼ ご ぼ が ぼ 』
_
m( ゚゚ /_\ ゚゚ )m『 あ あ ぢ く し ょ う 』
m( ゚゚ Д ゚゚ )m『 せっかく ここ まで 』
<_プД゚)フ『たくわえたのにいいいぃ!』
゚○。 ポフッ
-
もうもうと上がる煙の中、最後の一欠片が溶け消えると同時に”核”が飛び出す。
沢山の緑色の光の粒がそれを追って、竜巻のように渦を巻いて夜空へと昇っていき、盛大に四散した。
¥・∀・¥「おお、花火だ!」
( `ハ´)「景気いいアルな。ヨシ、今並んでるモンスター花火全品3割引き、お買い得ヨー!」
(十)「10個いただこう!」
(;TДT)「ひぃっ! この都市はもう駄目だ! みんな逃げろぉ!」
<(' _'<人ノ「ほーら。シスターがお空にお花を咲かせてくれましたよー」
( l v l)「ぽんぱー」
(::・,血0,キ「わかってないな。ここぞという時に惜しまずパッと使ってこその蓄えだ」
('(゚∀゚∩「恩人のプレゼントを質に入れた子がそれ言うかい?」
(::・,血0,キ「緊急事態だ。どうせ今の報酬ですぐに受け出せるだろ」
('(゚∀゚∩「それがねー、なかなか危ない感じだよ」
(::・,血0,キ「何?」
そばに歩んできたリリィにナオールがごにょごにょと耳打ちする。
(::・,血0,キ「……後で駐在官に相談しておけよ。いくらなんでもその額は酷い」
('(゚∀゚∩「わかった! そのうちダメ元でふわっと囁いとくね!」
タマ
(::・,血0,キ「聖水はまだ残ってるぞ」
('(゚∀゚∩「妖精ジョークだよ!」
(-@∀@)「……シスター・リリィ」
(::・,血0,キ「ん、あ」
-
ふらふらと近寄るアサヒにリリィは自分が”本当の姿”に戻っている事を
思い出し、ベールを探そうとした。
探そうとした目前にちぎられた右手が差し出された。
(*-@∀@)「どうぞ! お疲れ様でした!」
(::・,血0,キ「あ、ああ、どうも……アンタ大丈夫か」
(*-@∀@)「はい怪我一つ無いです! むしろ色々ありすぎて逆に元気一杯です!
吐きそうなくらいに!」
(::・,血0,キ「吐くのか」
(*-@∀@)「いえそんな気がしただけです! 大丈夫です!
ナオールもバリア張ってくれてありがとう!」
('(゚∀゚∩「ゆあーうぇるかむ!」
(*-@∀@)
(-@∀@)
(ll!@ H@)「……うぐ」
結局吐いた。
アサヒが這いつくばってえずいている間にリリィはベールを見つけて着け直した。
視界から外れるように立ちながら、右手をナオールにあずける。
(::・,血0,キ「少し予定は狂ったが、見学ツアーはこれで終了だ。どうだ御感想は。
さぞ肝を冷やした――」
(@-; )「かっ、こよかったです」
(::・,血0,キ「は?」
(;*@∀@)「ゲホ、すっごく、かっこよかったです。貴方の戦いを見ることができて
本当に良かった。感動しました!」
-
目線をしっかり合わせ、口の端に垂れた吐瀉物をぬぐいながら讃えるアサヒ。
リリィは――顔の筋肉がほとんど失われているのでわかりにくいが――おそらくは
表情をひきつらせて「あ、そ」と答えた。声音に呆れの色が含まれていたが、アサヒは
感じ取らなかったようだ。
(::・,血0,キ「ほら」
リリィがポケットからキラキラした小さな袋を取り出した。
中身を一つつまんでアサヒに差し出す。オレンジ色のホイルに包まったチョコレートだった。
リリィの方は左手と先端の無い右腕を器用に使って、黒いホイルをはがしている。
(::・,血0,キ「口直し」
(-@∀@)「いただきます」
咀嚼すれば、甘味苦味と共にかすかに花の香りが広がった。
隣で「少しはマシな奴と喋れると思ったんだがな……」という呟きが漏れる。
(::・,血0,キ「まあ、楽しかったんなら何より」
(-@∀@)「はい! コミックも良いものが書けそうです!
さっきから新しいアイデアがあたまのなかにあふれてて……」
(::・,血0,キ「そうか、それは残念だ」
(-@∀@)「ざんねん? どういう、い、み――」
急に襲い来た眠気にアサヒはゆっくりとくずおれる。まぶたが鉄のように重く閉じる。
地面に転がった体が仰向けられ、グローブの手がジャケットを探る。
-
( ∀ )「し、ふは」
「まったく、好奇心は猫をも殺すということわざも無意味なもんだ。
――ここにはアンタのような人間は似合わない。
マチ
ハロウィン・シティは常夜の都市だ。さっさと帰りなよ、”朝日”君」
ネオ・スウィングのリズムが鼓膜を震わせた。
寝起きのぼやけた視界に、ネオンの蛍光が染み入る。
周りを見回せば繁華街のはずれ、べたべたとポスターが貼りつけられた塀に
アサヒは背を預けて座っていた。
(-@∀@)「うわ、なんかすごい夢見た……あれ? 僕何でこんなところに……」
記憶を辿ろうとするがどうにも曖昧だ。確か、リストの8件目の廃ビルに忍び込んだ
と思うのだが。首を傾げたその時、遠くからエンジンの唸りが聞こえたかと思うと、
――ギャギャギャギャギャギャ!! キッ!!
(;-@∀@)「ひゃーっ!?」
派手な摩擦音を上げて一台のタクシーがアサヒの前に華麗なドリフト駐車をキメた。
窓ガラスが下り、運転席のいかつい男がアサヒに声をかけた。
( ゚∋゚)「おい、お前がアサヒだな?」
(;-@∀@)「は、はい」
( ゚∋゚)「さっき男の声で電話があった。シスター・リリィにこの場所へ車をまわすよう
頼まれたってな」
(;-@∀@)「え? シ、シスター・リリィが!?」
( ゚∋゚)「おう。アサヒってぇ名前の、胸にメモを貼り付けた眼鏡の男を駅まで送れってよ」
(-@∀@)「メモ?」
-
下を向けば、運転手の言う通りジャケットの胸元にメモが貼られていた。
見慣れたセピア色の罫線と青いインク。愛用の手帳とペンを使われていた。
”アサヒ君へ 気をつけて帰ってね リリィより 二度と来るな”
(;-@∀@)
(*-@∀@)「……クールな字だぁ……」
( ゚∋゚)「おい、乗るのか乗らねえのか」
(;-@∀@)「あっ乗ります」
客を乗せて、タクシーは都市の片隅を離れていった。
……曲はリリア・コリン「雨の中の天使」をお楽しみいただきました。
階下のラジオから聞こえる拍手に合わせ、静かに手を叩く。
裏通りの小さな食堂の屋根の上にリリィは寝そべっていた。顔には吸血鬼を
モチーフとした安っぽいプラスティックの面を着けている。
('(゚∀゚∩「はい、出してきたよ」
(【+ 】ゞ゚)「ん」
無事質屋から受け出してきた”ナナシの果実”を腰のベルトに戻す。
面を外せば、いつも通りの”シスター・リリィ”の端正な顔が現れた。
⌒*リ´・-・リ「ふぅ」
('(゚∀゚∩「それにしても、素敵な決め台詞だったねぇ?
”常夜の都市に朝日は似合わない”だっけ? いたいけな観光客をたぶらかして
オトリ
囮にしておいてどの口が、ってカンジ!」
-
⌒*リ´・-・リ「目の前にいるマッチポンプ悪魔共の子分よりマシ」
('(゚∀゚∩「まあ! いつからこんな恩知らずな子になっちゃったのかしら! ボク悲しい!」
⌒*リ´・-・リ「存分に悲しめ。こっちはそっちの内ゲバの尻拭いさせられてるんだ」
('(゚∀゚∩「ハハハ……ある程度は目をつぶるけどさ。イレギュラーに関わるのはなるべく
避けてよ? また半年間もミンチ肉とにらめっこしたくないからね」
⌒*リ´・-・リ「……脳に留めておくよ」
('(゚∀゚∩「ホントにだよー!? キミ結構その場のノリで行動するところあるからさー!」
⌒*リ´・-・リ「はい、はい」
ぽこぽこ跳ねるナオールを適当にいなして立ち上がり、リリィは直した右手に
水鉄砲を握った。
⌒*リ´・-・リ「休憩終了。巡回の時間だ」
マチ
ここは常夜の都市、ハロウィン・シティ!
闇にまぎれて悪さをたくらむ、邪悪な悪魔がはびこるところ!
でも安心して!
住民の平和をおびやかす奴らは、このシスター・リリィがこらしめてあげる!
⌒*リ´*・-・リ「逃がさないぞこの×××××野郎が☆」
(-@∀@)
(;-@∀@)「え? 何このイメージ……僕ってこんなに口が悪かったのか?」
◆◇◆ハロウィンナイト=シスター・リリィのようです◆◇◆
.
-
以上で投下を終わります。ハッピーハロウィン!
-
いい作品だ乙
ハッピーハロウィン!
-
乙です
-
乙!
-
投下します・・・
-
神に未来を見せてもらった。
1年後の自分は河川敷に住んでいる。
髭ぼうぼうのひどい姿だった。
(;'A`)「これってマジですか」
(*゚ー゚)「マジです」
('A`)「今から行動次第で変えられたりとか・・・」
(*^ー^)「うーん。厳しいかなあ」
何も、未来は用意されたものなんだと。
人間は生まれた瞬間、もう結末が大体決まってるんだと。
本当かよと言いたくなるけど、相手は神だ。
奇跡を目の当たりにしてるし、信じるしかあるまい。
-
('A`)「しかし例えば、目の前にあるこの包丁」
こいつを使えば、未来ごと消すことができる。
今この瞬間、俺の行動ひとつで変えられる。
('A`)「・・・・・・」
あと数センチ、首筋に刃を近づければ俺は死ぬ。
もしくは大地震で手元が狂っても。
好奇心にまかせて手元を狂わせても。
でも、未来が確定してるという事は、俺はそれをしないのだ。
(;'A`)「・・・うーん」
確かに死にたくはないし、そんな事できない。
生まれてこのかた小心者で、自分でも納得だ。
でも0.001パーセント位は、それをしてもおかしくないのに。
俺はこの先、俺の意志では絶対に死ねないのか。
-
('A`)「もしくは、不思議な力が働いたりするのかな」
例えば飛び降り自殺。
しようと思ったら、誰かに止められるのかもしれない。
さっきの包丁だったら、切り方が悪くて救急車とか。
('A`)「試してみるか・・・?」
確実に死ねる方法。それを試して、未来を覆せないものか。
練炭。首吊り。手首。舌。どれも100%とは言い切れない。
万が一失敗したら、後遺症で自殺すらままならないだろう。
(;'A`)「うーん。確かに死に切る自信は無いなぁ」
それなら死なない担保を生かして、何か危ない仕事でもするか。
-
('A`)「あっ!」
次の瞬間、腹に包丁を刺していた。
建設的な事を考え始めた瞬間、そんな自分に嫌気がさして。
ただただ、衝動的な好奇心。
想像を絶する激痛で真っ赤になるハラマキ。
包丁を握る手から力が抜けていく。
(;A;)「なんだよ・・・死ぬんじゃん」
あの未来は何だったんだ。
あの神さまが嘘つきだったのか・・・?
混濁した意識の中、色んな疑問が消えていく。
-
(*゚ー゚)「いや、どうもすみませんでした」
('A`)「・・・ここは」
(*^ー^)「私が作った空間です」
(;'A`)「あの、俺は、死んだんですか?」
(*゚ー゚)「・・・・・・」
('A`)「本当はまだ生きてて、これは臨死体験とか・・・」
(*^ー^)「すみません。あなたは確かに死にました」
('A`)「・・・・・・」
じゃあ、あれは本当に何だったんだ。
興味本位で死んだらアッサリ死んで。
神も未来も信じた俺が阿保なのか。
-
(*^ー^)「・・・・・・」
(*゚ー゚)「実は、賭けをしていたんです」
('A`)「・・・賭け?」
(*゚ー゚)「人間に未来を見せて、自殺するかの賭けを」
('A`)「・・・は?」
(*゚ー゚)「してたんですよ。また負けたけど」
(´・_ゝ・`)「ふふ。神はやっぱりカモですね」
(*^ー^)「見せる未来は九割九分なんだけどなぁ・・・」
(´・_ゝ・`)「それを絶対と偽れば、無茶する生き物なんですよ。人間なんて」
-
('A`)「・・・は?」
(*^ー^)「いや、騙してすみませんでした」
(´・_ゝ・`)「ちなみに自殺は地獄行きです」
(;'A`)「・・・は?」
(´・_ゝ・`)「しかし最短記録でしたよ。未来を見せてから死ぬまで」
('A`)「・・・救済措置とか無いんすか」
(*^ー^)「本当にごめんね」
(#゚A゚)「ウワーーーーッ!!」
(*;゚ー゚)「きゃあ!」
耐え切れずに下半身を露出した瞬間、空間を消された。
真っ暗闇の中、上の方から二人の声だけ聞こえてくる。
-
(#゚ー゚)「なんなのアイツ!いきなり!」
(´・_ゝ・`)「まあ人間ですから。あの扱いじゃ荒れますよ」
(*゚ー゚)「最悪。早く地獄に落としてよ!」
(´・_ゝ・`)「分かりました分かりました・・・」
そうか。自殺は大罪だったな。
ひどい扱いだ。地獄って何だよ。
死後の世界なんてあるのかよ。
俺の脳が見てる幻覚じゃないのか?
あまりにひどすぎる。何だよ賭けって・・・。
(´・_ゝ・`)「さて。お迎えに来ましたよ」
('A`)「・・・ああ」
(´・_ゝ・`)「しぃ嬢、いい身体ですよねぇ」
(;'A`)「・・・は?」
-
(´・_ゝ・`)「私は賭けに勝ったので、今晩彼女を頂きます」
('A`)「・・・そう」
(´・_ゝ・`)「これも貴方のおかげ。羨ましいでしょう?」
('A`)「まあそりゃなあ」
(*´・_ゝ・`)「貴方のイチモツを見た彼女、本当に嫌そうだった!」
('A`)「・・・そう」
(´・_ゝ・`)「私が欲しいのはあの反応なんです。分かります?」
(*'A`)「まあ・・・それは正直すごく分かる」
(´・_ゝ・`)「やはり。ああいう女、最高だよね」
('A`)「今晩抱くのか。いいなぁ・・・」
-
('A`)「・・・ここは」
目が覚めると、真っ白な天井。
(´・ω・`)「目覚めましたね」
('A`)「・・・俺は」
(´・ω・`)「自室で倒れている所を・・・」
そうか。死ねなかったのか。
じゃあ、さっきのは夢だったんだな。
心なしか股間が熱い。
生きてるって感じだ。
('A`)「ところで今日は・・・?」
(´・ω・`)「10月11日です」
そうか。一週間も寝てたのか。
-
(´・ω・`)「あ、失礼」
(´・ω・`)「2022年の、ですね」
(;'A`)「・・・・・・え?」
(´・ω・`)「一応保険が適用されますが、入院費などは後日」
(´・ω・`)「しばらくは快方に努めましょう」
そんな事言われても、貯金なんてゼロだ。
なんでも院長さんのご厚意で置いといてくれたんだと。
一人になると、窓の外から川のせせらぎ音が聞こえる。
確認すると、ここは2階。そうか、そうか。
もう少し動けるようになったら、俺はきっと・・・。
-
投下おわり ありがとうございました
-
「一年後」のさらに先も気になるな……
乙
-
なんか凄いよかった 乙
-
>>474
これスレ立てて投下しても良かったと思う
超良かった乙
-
AA+お題で何かひとつください
-
リi、゚ー ゚イ`! 宇宙船
-
>>495
把握
-
>>478-490
実に大変よろしかった
あと29本くらい書いて短編集出版してくれ
-
2011年の紅白って「短編合戦」って銘打ちされてるけど、これは文字やレス数制限無かったのかな
-
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/sports/39089/1321782573/
>レス数制限は無し。但し1スレで完結していること
って感じらしい
そういや16年の逆裁はスレ跨いでたな・・・
-
おお、サンクス
-
したらばで2スレ目突入する祭り作品は正直かなり読みたい
-
(専ブラなら普通にいけるのに)この総合の>>1から創作板が見られなくて謎だったけど、アドレスlivedoor.jpじゃもうアクセスできなくてshitaraba.netでないとダメなのね
-
最近素直ヒート好きになったからヒートメインの作品読みたいんだけどなんかおすすめないか?
-
・ ・ ・
―翌日―
カランカラン
('A`) いらっしゃいませー。って杉浦さんか
(ФωФ ) やぁドクオくん。えーと……
/ ,' 3 杉浦くん!こちらですよ
( ФωФ) あぁ、いやはや。待たせたかな?
/ ,' 3 私も今来た所です。ドクオくん!いつものを二つお願いします
('A`) はーい
-
誤爆殺してくれ
えっちなのなら「ノパ⊿゚)ヒート・アイランドのようです」とか有名
-
えっちなのくるとは思ってなかった
読んでみるありがとう!
-
ノパ⊿゚)はビデオガールのようです
案外ヒートは名脇役多くてメイン珍しいかもしれない
-
ヒートがメインなの、エロか鬱しか思い浮かばないな
-
これも一応ノパ⊿゚)メインかな。
ウイルスバスターのようです。
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1586529716/
-
ノパ⊿゚)が若返るようです
http://boonbunmaru.web.fc2.com/collaboration/kouhaku/57.htm
-
新ジャンル「方言ヒート(博多弁)のようです」
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/13029/1388234491/
-
トソンが出てくる話しください
-
>>512
ミセ*゚ー゚)リVTuberミセリ
-
(゚、゚トソンフラジールのようです
http://bundanao.web.fc2.com/mokuzi/tyu/fragile/fragile.html
-
>>512
( ^ω^)無題(孕んだ掃除機のお話)(゚、゚トソン
http://gyokutonoyume.blog116.fc2.com/blog-entry-2248.html#2248
(゚、゚トソンひとでなしのようです(´・_ゝ・`)
http://blog.livedoor.jp/colored_pencil/archives/4575120.html
-
書く人ってどのくらいの文字数になったらスレ立ててみよって思うんだろ
人によるだろうけど。話のオチとかどういう話にしたいみたいな目標見付からなくて書いてみたいけど何も浮かばん
-
スレ立てはまあ別にいくらでもしていいからどれくらいの量が必要とかは考えずに気軽に立てていいよ
書きたいものが思い浮かばないなら、他の人の小説(ブーン系内外問わず)を読んだりするか、ここでお題を募集してみてもいいかもね
-
世の中には1レスで完結させてスレ立てる狂人も居るからレス数とか一切気にしなくていいよ
-
そん何考えてたら逃亡作者は生まれないんだぜ
-
文字数気にしないで物語が完成したらスレ立てする。
とりあえず骨子を決めずに手癖や主張から書き始めて、章がいくつかでき始めたら作中で伝えたいことを織り交ぜて、読み返して足りないところや布石や伏線を散りばめて改稿していく感じ。
俺はプロットとか長編とか作るの苦手だから忌避しがちなんだけど、設定で『こういうの好き』みたいなの列挙して、それを一つずつ消化してるうちにブーン系の掌編程度の文字数は書けてたよ。
なんでもいいから気張らず、気ままに書いてみるのがいいんじゃない?
-
ブーン系、短編と称して軽い文庫本レベルの長さをしばしば投げられるから掌編の基準もあまりわからない
-
完成しなかったら爆発させればいいんだよ
-
総合作品は30レス以内だから30レス以上になったら建てる派
でも30レス以内でも気軽にスレ建てて良いと思うよ
-
30レス以内でなければ書きたい奴思いついたらスレ立てちゃうかな。
自分はギリギリ30レス超えるくらいだなーってときは、お祭りとかの参加作品に回したりする
-
おまえ・・・いつあるか分からん祭の書き溜めしてるのか・・・
-
スレ立てて1レス目で爆発させるのが最強ってことか
-
屁も小出しにするより一発デカいのこいた方が気もいいってことだ
-
スレタイ芸しかできないじゃねーか!
-
総合短編でも新スレでも、書いて上げてくれればそれだけで嬉しい
何か困るとすれば、一人で過剰にスレ建てして他の人の作品が見づらくなる場合位じゃないかな?
短編をたくさん上げてくれるなら、1スレで連載するスタイルもいいと思う
-
>>526
迷惑すぎわろち
-
>>516を軽い気持ちで書いただけなのにブーン系民優しくてびっくりした
あんまり仰々しく考えなくていいんだな。なんか書けたらとにかく披露してみるわ
ありがとう!
-
投下します。
-
下駄箱前に貼り出されたクラス表を前に、ぼくは動けなくなった。
青みがかった白目に、オランジェットみたいに艶めく瞳。
目が宝石の人間がいるなんて!
春。進学。
ぼくは中学生になった。
6年の通いなれた小学校とさようならをしてはじめましての中学校は、外見は同じ白塗りの3階建ての建物なのになんだか真新しい。
パックから出していない絹ごし豆腐みたい。木綿豆腐だったらちょっと大変だ。
やつら中まで緊張しいで、すんなり箸を通させないんだもの。
さあさて、まずは入学式だ。
下駄箱前にクラス表が貼り出されているので、新入生諸君は確認して各クラスで待機するようにとナニラカ先生が言っている。
在校生が登校するまでにわやわやのひよこなぼくらを捌かなくてはいけないのだ。
どちらかといえば背が高くて、目もいいぼくはわやわやの後ろからクラス表を眺める。茂浦モララー、もうらもららー。
なんだか早口言葉みたいで、ぼくはぼくの名前が好き。
「見えないな」と聞こえて。
隣からの声な気がして。
思わず見てみたら。
-
ζ(゚ー゚*ζ
なんてこと!
あの子の目は宝石じゃないか!
゜。°。瞬間、きみが特別になったようです゜。°。
( ・∀・)「ねぇねぇ、きみ」
"ζ(゚ー゚*ζ「はい?」
( ・∀・)「きみの目、とてもきれいだね」
ζ(゚ー゚*ζ「え? あ、ありがとう……」
( ・∀・)「それは遺伝? それともきみが特別?」
ζ(゚ー゚*;ζ「な、なんの話なのかな」
( ・∀・)「だってきみの目!」
-
ぼくは、はっとした。
この特別に気付いているのは、まだ、ぼくだけらしい。
そうじゃなければ、周りはパニックになっているはずだ。かえってこのひよこだかりのお蔭で混乱は避けられているのかもしれない。
顔を近付けてそうっと話しかけた。宝石の彼女もそれなりに背が高い。なるほど、だから気付かれにくいってこともあり得る。
宝石の彼女はひょっと首を竦めた。ああ、盗らないのに!
危機管理がしっかりしていて素晴らしいね!
( ・∀・)「きみの目は、宝石じゃないか」
ζ(゚ー゚*ζ「……う、ん? なに?」
( ・∀・)「ごめんね、宝石は詳しくないんだ。なんて石なんだろう……」
( ・∀・)「明るくて滑らかな色だね。白目も薄い青色」
( *・∀・)「きみみたいな人がいるなんてすごいねぇ!」
≡≡≡ヾζ(゚ー゚*;ζ「あ! あーごめんね友達だーあはは、じゃあね。ばいばい。さよーならー!」
-
( ・∀・)
( ・∀・)ノ゛ヒラヒラ
瞳が宝石の人間は、笑顔も輝くものなんだなぁ。
( ・∀・)「可愛い子だなぁ」
あの笑顔が宝石の輝きを増しているのか、宝石の方の輝きで笑顔がより華やぐのか分からないけれど。
ああいう特別な人間と知り合うことが出来て、なんて幸せだろう。さっきまでパックに入っていた絹ごし豆腐の校舎も今ではふるふるだ。
とても楽しくなりそう。
名前も知らないけれど、あの宝石の目と笑顔と髪と背格好と手と足と、ふんわりまとった匂い、柔らかく響く声は忘れられそうにない。
少ししたら探してみよう。
ぼくの早口言葉みたいな名前を呼んでみてほしい。ぼくも宝石の彼女の名前を知りたいし。
( ・∀・)「あ、いちくみだ」
゜。°。゜。°。
-
一年一組は三階に上がって、階段すぐ隣の教室だった。
ちょっと残念。学校みたいに横に長い建物にお行儀良く整列している個室を眺めるのが好きだから、どうせなら三組が良かった。
と、思ったのだけれど、よくよく廊下の向こう側を見ると、三組の陰からわやわやのひよこの群れが現れている。
なるほど、一組が階段隣なら三組の階段隣ということだ。
明日からは向こう側の階段を使えば、ぼくは好きな景色を眺めながら一組の教室にやってこれるわけである。
( ・∀・)「いーいこと気付いちゃったー」
そんな心地で教室に入って、瞬間。
ぼくの両目はいの一番に宝石の彼女を見付けた。
(* ・∀・)「ねぇねぇ、きみ! 同じクラスだねぇ!」
ζ(゚ー゚*;ζ「う、うわあ」
-
( ・∀・)「こんなことってあるんだねぇ!」
ζ(゚ー゚*;ζ「3クラスあるのに……」
( ・∀・)「ぼく、あんまり感激しちゃって名前言ってなかったでしょ?
きみが友達を見付けていなくなってから、失礼だったなって、思っていたんだよ。
友達も同じクラスだったのかな?」
ζ(^ー^`*ζ「ん、んんー……あははぁ……」
( ・∀・)「アッいけない! ぼくったらまた名前を言ってない。ごめんね、おしゃべりなんだ」
ζ(^ー^`*ζ「んふふぅ」
( ・∀・)「茂浦モララーです。早口言葉みたいでいいでしょう
くさかんむりの茂るに、さんずいの浦。モララーはカタカナだよ
って名札があるじゃない。うふふ。こういう字
どうして中学校の名札はこんなにちっちゃいんだろうね。小学校のは短冊みたいだったけど」
ζ(^ー^`*ζ「んんー……そうなんだぁ」
( ・∀・)「それで、きみの名前は」
ζ(゚ー゚*;ζ「ふふ……ん? あっ、やだ待って」
-
宝石の彼女の、名札のついたブレザーの胸元をのぞく。女の子の胸元を見るなんて、本当はしちゃ駄目だけど。
ぱっと宝石の彼女は胸元を、あるいは名札を隠した。ごめんね、もうしないよ。
姿勢を戻すとふわふわの髪の毛に埋もれた旋毛がちょこんと見える。俯いてるのかな。
名前が分かった。
苗字の読み方がちょっと分からなかった。
デレ。デレちゃん。
( ・∀・)「名前のおしまいが、ラ行。ぼくとおんなじだ」
ζ(‐、‐*;ζ「そ、うだね」
( ・∀・)「でも母音が「エ」だ」
ζ(゚ー゚*ζ「そうだねぇ……」
( ・∀・)「デレちゃんは全部可愛いんだね
「レ」って音が跳ねるでしょ? デ、レ。ね? うふふ、いい名前だね
みんな呼びたくなっちゃうね」
ζ(゚ー゚*;ζ ン...
ζ(‐、‐*;ζ ウーン...
ζ(^ー^`*ζ「ふふー、ありがとー」 トリアエズワラットコ
-
お礼を言われることなんてしていないのに。
でも笑ってくれたのが嬉しかったのでぼくもにっこり笑って返した。笑顔っていいよね。ぼく、好き。
がやがやの中にガラガラの音が混じって聞こえて、先生が現れた。下駄箱で呼びかけていたナニラカ先生だ。
席に着くように、さあおしゃべりはおしまいですよと言って教壇に立つ。
( ・∀・)「また、お話しようね」
席順は五十音で決まると教室の扉に貼られていた。
タ行とマ行のぼくらは前後になることも隣になることもない。
それでも同じ教室にいる。だから、悲しいことなんてなんにもない。
春は出会いの季節だってよく言う。
ぼくの中学校生活は、なんてすてきな出会いで始まったんだろう。
-
ζ(゚ー゚*;ζ「う……ううー……電波に懐かれちゃったぁ……なんでぇ……?」
瞬間、きみが特別になったようです 了
-
ラブコメが書いてみたかった。難しかった。電波少年っていいよな。
-
乙
電波人間的な物の捉え方が新鮮で面白かった
豆腐、ひよことかいきなり告白するとか……
デレが断ったらどういう反応するんだろうな
-
モララーが目えぐろうとしたらどうしようと思った
-
乙です
-
おつ
ナチュラルサイコパスモララー好き
-
「通りたまえ、モナー王がお待ちだ」
( ´∀`)「君が、勇者かモナ?」
( ^ω^)「はいですお、この度神託により勇者と相成ったブーンと申しますお」
( ´∀`)「そう畏まらなくてよいモナ」
( ´∀`)「突然勇者だなんだと言われて戸惑ってると思うモナ」
( ´∀`)「でも君は勇者に選ばれたモナ、魔王の討伐をお願いしたいモナよ」
( ^ω^)「……大丈夫ですお、もう覚悟は決めてますお」
( ^ω^)「どんなに大変だろうと、命をかけてでも成し遂げてみせますお」
( ´∀`)「さすが勇者だモナね、こちらとしてもできる限りの支援はするモナ」
( ´∀`)「さっそく旅立ちの前に伝説の武具と道中の路銀を渡しておくモナ」
( ^ω^)伝説の勇者と伝説の武具のようです
.
-
( ^ω^)「伝説の武具があるのですかお?」
( ´∀`)「かつての勇者が凱旋後に、『新たな魔王が誕生したときのために』と残していったそうだモナ」
( ´∀`)「きっと助けになるはずモナよ」
( ^ω^)「それは心強いですお!」
( ´∀`)「それじゃ伝説の武具を受け取るモナ」
( ´_ゝ`)「勇者よ、伝説の剣だ手に取られよ」
(´<_` )「勇者よ、伝説の盾だ手に取られよ」
(;^ω^)「あの〜、お二人とも手ぶらじゃないですかお……からかってたりしますお?」
( ´∀`)「からかってなどないモナ」
( ´_ゝ`)「言い方が悪かったかな、オレが伝説の剣だ」
(´<_` )「そしてオレが伝説の盾だ」
( ´∀`)「さあ受け取るモナ」
(;^ω^)「いや、人じゃねーかお!」
-
(´<_` )「人じゃないが」
(;^ω^)「いやいや、どう見たって人だお!」
( ´_ゝ`)「人じゃないと言っているだろう、俺たちは伝説の剣だ」
(´<_` )「兄者、オレは伝説の盾だ」
( ´_ゝ`)「そうだった、すまんな弟者」
( ´∀`)「おっちょこちょいだモナ」
( ´∀`)( ´_ゝ`)(´<_` )「「「はっはっはっは」」」
( ^ω^)「いや、何笑ってんだお」
-
( ´_ゝ`)つ「さあ勇者よ」
と(´<_` )「手に取るのだ」
(;^ω^)「ええ〜、おっさんと手を繋ぐのは抵抗あるお……」
( ´∀`)「早く手を取……手に取るモナよ」
(;^ω^)「まじかお……」
ギュッ ギュッ
( ´_ゝ`)=O=(;^ω^)=O=(´<_` )
( ´∀`)「おお、さすが勇者」
( ´∀`)「伝説の武具がよく似合うモナね!」
(;^ω^)「う、嬉しくねぇ〜〜〜」
-
( ´_ゝ`)(;^ω^)(´<_` )
ノ V V \
( ´∀`)「いや〜、オーラが滲み出てるモナ!」
(;^ω^)「滲み出てるのは脂汗ですお……」
( ´∀`)「コレだけはまってると一目で伝説の武具だと信じられるモナ!」
(;^ω^)「信じられる要素どこにあるんだお、皆無だお……」
( ´∀`)「まったく、どこに出しても恥ずかしくない勇者だモナ!」
(;^ω^)「出る前から既に恥ずかしいんですお、もう勘弁してくださいお……」
( ´∀`)「ほんと凛々しいモナ、かっこいいモナ!」
(;^ω^)「目腐ってんのかこいつ……」
-
( ´∀`)「旅立つ前にこの勇姿を写真に収めるモナよ!」
( ´∀`)「ちょっと待ってるモナ!」タタタッ
( ´_ゝ`)「すごいはしゃいでるな」
(;^ω^)「こんな写真が後世に残ったら恥だお、今のうちに行くお」
(´<_` )「いいのか?」
(;^ω^)「いいから行くお」
タッタッタッタッ
( ^ω^)「ふう、なんとかモナー王に見つからないで抜け出せたお」
(´<_` )「旅の資金まだ貰ってないが大丈夫なのか?」
(;^ω^)「忘れてたお……」
(;^ω^)「ううむ…………」
(;^ω^)「……少しは手持ちがあるお、背に腹は変えられんお」
( ´_ゝ`)「そんなに写真は嫌か」
(;^ω^)「絶対やだお」
-
( ^ω^)「とうとう冒険の始まりだお」
( ^ω^)「おっさん達と両手繋いだ勇者の旅立ちとか酷すぎるお」
( ^ω^)「間違い探しの間違いの方より酷いところに生まれてきたような気がするお」
( ´_ゝ`)「間違い探しの間違いの方にも無い出会いがあっていいんじゃないか?」
( ^ω^)「そんな出会いは御免蒙りたい」
(´<_` )「ん?今何か聞こえたな」
( ^ω^)「ブーンの心の叫びが聞こえたかお?」
(´<_` )「いや、他のやつの叫び声だな」
( ´_ゝ`)「誰か襲われてるっぽいな」
( ^ω^)「う〜ん、何も聞こえないけどとりあえず行ってみるかお」
タッタッタッタッ
-
_
(;゚∀゚)「くそっ、俺はここで死ぬのか……?」
ドラゴン「ぎゃーす」ギャース
(;^ω^)「だ、大丈夫かお!今助けるお!」
(;^ω^)「ほんとに人が襲われてたお……なんだおこのデカいトカゲは……」
(´<_` )「ドラゴンだな、魔界にいる魔物だ」
(´<_` )「前の勇者はレベル50でギリギリ倒してたな」
( ´_ゝ`)「その前の勇者は55くらいで倒したはずだ」
(;^ω^)「……2人とも物知りおじさんだったのかお?」
( ´_ゝ`)「だからオレらは伝説の剣だと言ってるだろう」
(´<_` )「兄者こそオレは伝説の盾だと言ってるだろう?」
( ´_ゝ`)「む、すまんうっかりしていた」
( ^ω^)「うっかりおじさんだったかお」
_
(;゚∀゚)「な、なんでもいいから早く助けてくれよぉ!」
ドラゴン「ぎゃーす」ギャース
-
( ´_ゝ`)「どうするんだ?戦うのか?」
(;^ω^)「正直勝ち目は無いと思うお、あの人逃してからこっちも逃げるお」
(´<_` )「助けるのか、了解」
(;^ω^)「とは言ったものの向き合っただけで心が折れそうだお……」
_
(;゚∀゚) 「ぐう……俺はもう戦えねえが太鼓はセットできた……!」
_
(;゚∀゚)「応援は任せてくれ……!」ドドンガドン
(;^ω^)「ふざけんな何してんだお、早く逃げてくれお」
(´<_` )「お、火を吹くぞ』
ドラゴン「がおー」ファイヤー
(´<_` )「あちちっ」
(;^ω^)「ちょ、弟者大丈夫かお!?」
(´<_` )「暑いのは好きじゃないんだが」
(;^ω^)「え?大丈夫なの?なんで?」
_
(;゚∀゚)「俺の応援が効いたか……?」
( ^ω^)「うんそれだけは無いお、というかまだ応援してないじゃねーかお」
-
と( ´_ゝ`)「とうっ」
ドラゴン「ぐぎゃー」グギャー
(;^ω^)「手刀で一撃かお……お前らほんとに人類かお……!?」
( ´_ゝ`)「だからオレらは伝説の(ry
_
(;゚∀゚)「す、すげぇ……たった1人であの化け物と戦ってぶっ倒すなんて……!」
( ^ω^)「どう見ても1人じゃなかったおね?3人で戦ってたおね?」
( ^ω^)「……いや実質2人だったかお」
_
(;゚∀゚)「2人……やはり俺の応援も戦力になってたのか……!」
( ^ω^)「だからお前まだ応援してないだろ」
-
_
( ゚∀゚)「あんた一体何者なんだ……?」
( ^ω^)「ブーンは一応勇者だお」
( ^ω^)「そしてこの2人は自称伝説の武具だお」
_
( ゚∀゚)「勇者か……どうりで強いわけだ……!」
( ^ω^)「勇者はレベル1だし弱いお、何もやってないしね」
( ^ω^)「実際に経験値1も入ってないし」
_
(;゚∀゚)「レベル1でこの強さだと……!?」
( ^ω^)「弱いって言ってんじゃん……もうどうとでも好きに言ってくれお」
( ^ω^)「それじゃブーン達は旅に戻るお」
_
( ゚∀゚)「ああ、あんたならきっと魔王を倒せるさ」
_
( ゚∀゚)「俺も村で応援してるからさ、一緒に戦ってる奴がいるってこと忘れないでくれよ……!」
( ^ω^)「ああ、うん、じゃあね」
-
………………
(;^ω^)「あ〜やっと隣町に着いたお……」
(´<_` )「凄まじい体力だな、数時間走り続けるとは驚いたぞ」
( ´_ゝ`)「昼間のヤツの応援が効いたか?」
(;^ω^)「応援は関係ないお、まったく」
(;^ω^)「というか汗もかかずについてくる2人の方が異常だお」
( ´_ゝ`)「伝説装備だしな」
(;^ω^)「とりあえず宿屋で休むとするお……」
/ ,' 3「旅人の宿屋へようこそ、お一人様で50Gですじゃ」
( ^ω^)「お一人様かあ」
( ^ω^)「まあ安い分にはいいけどね……」
-
(;^ω^)「おおう……ベッドひとつかお……」
( ´_ゝ`)「ああ、どう見てもひとつだな」
(´<_` )「そりゃお一人様だしな」
(;^ω^)「さすがにおっさんと同衾は嫌だお……」
(;^ω^)「じゃんけんでもするかお……?」
( ´_ゝ`)「いや、俺らは別にいらんぞ」
(´<_` )「ああ、装備品だしな」
(;^ω^)「え?いいのかお?……それじゃあ遠慮なく使わせてもらうお」
(;^ω^)「ヘトヘトだからもう眠らせてもらうお、お休みだお……」
( ´_ゝ`)「どうやら眠りについたようだな」コソコソ
(´<_` )「そのようだな」コソコソ
( ´_ゝ`)「それじゃあ……」コソコソ
(´<_` )「ああ、そうだな……」コソコソ
-
チュチュチュチュン チュン チュチュン
( ^ω^)「う〜ん……よく眠れたお」フワーオ
( ´_ゝ`)「おはよう」
(´<_` )「おはよう」
('A`)「おはよう」
川 ゚ -゚)「おはよう」
ξ゚⊿゚)ξ「おはよう」
( ^ω^)「おはようだお」
(;^ω^)「……誰だおそいつら」
('A`)「俺は伝説の剣の剣だ」
川 ゚ -゚)「伝説の盾の盾だ」
ξ゚⊿゚)ξ「私は伝説の盾の盾の盾よ」
(;^ω^)「意味がわからんお」
-
( ´_ゝ`)つ「さあ勇者よ手にとれ」
と(´<_` )「立ち止まっている暇はないぞ」
(;^ω^)「わかったお……正直何もわかってないけども……」
('A`)( ´_ゝ`)(;^ω^)(´<_` )川 ゚ -゚)ξ゚⊿゚)ξ
ノ V V V V V 〉
(;^ω^)「せめておっさんじゃなく女の子と手を繋ぎたいお……」
( ´_ゝ`)「勇者が伝説の武具を装備しないでどうする」
(;^ω^)「逆に聞くけど剣盾が剣盾を装備してどうするんだお……?」
( ´_ゝ`)(´<_` )「…………」
('A`)「何やってるんだ、さあ魔王を倒しに行くぞ!」
(;^ω^)「剣の剣が仕切るなお……」
川 ゚ -゚)「今も苦しんでいる人々がいる、急いで魔王を倒さなければ」
(;^ω^)「はあ、そうだおね……まあ、出発するかお……」
-
そうして……
と( ´_ゝ`)「とうっ」ズバッ
ガーゴイル「ぎゃー」ギャー
勇者の旅は…………
と( ´_ゝ`)「とうっ」ズバッ
クラーケン「ぎゃー」ギャー
進んでいった………………
と( ´_ゝ`)「とうっ」ズバッ
ゴーレム「ぎゃー」ギャー
( ^ω^)「やっぱ勇者いる意味ないお」
('A`)「伝説の剣の剣もいる意味ねぇなぁ……」
-
( ^ω^)「とうとう魔王城だお、ブーンにはいまだに一切の経験値が入ってないお……」
( ^ω^)「お荷物抱えるより兄者と弟者だけで戦った方がいい気がするお……」
( ´_ゝ`)「勇者よ、敵は強大だが恐れることはない」
(´<_` )「人々の祈りを胸に勇気を持って戦うんだ」
( ^ω^)「お前らメンタルまで勇者かよ……まあこの2人がいればなんとかなるか」
( ^ω^)「それに何かしらしないと本当に来た意味なくなるお」
( ^ω^)「あの〜、両手塞がってるからツンさん開けてほしいお」
ξ゚⊿゚)ξ「わかったわ」ギギギギー
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
『よくぞここまでたどり着いたな勇者よ』
-
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
( ・∀・)(´・ω・`)(*゚ー゚) (,,゚Д゚) ( ФωФ)
ノ V V V V \
『まずは褒めてやろう』
(;^ω^)「いやちょっと待てお!」
『どうした勇者、怖気付いたか?』
(;^ω^)「まずどれが魔王だお……!」
『その程度もわからぬとは勇者の底も知れたものだ』
( ФωФ)「吾輩が魔王である」
-
(;^ω^)「なんで魔王が手を繋いでるんだお……」
(;^ω^)「てかそいつら誰だお……まさか四天王……?」
( ФωФ)「手を繋ぐ? 何を言っている……」
(,,゚Д゚)「俺は魔王の杖だゴルァ」
(*゚ー゚)「魔王の杖の杖よ」
(´・ω・`)「魔王の杖の杖の杖だよ」
( ・∀・)「魔王の杖の杖の杖の杖なんだからな!」
(;^ω^)「何を言っているはこっちが言いたいお……」
-
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
('A`)( ´_ゝ`)(;^ω^)(´<_` )川 ゚ -゚)ξ゚⊿゚)ξ
ノ V V V V V 〉
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
( ・∀・)(´・ω・`)(*゚ー゚) (,,゚Д゚) ( ФωФ)
ノ V V V V \
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(;^ω^)「なんだおこの状況……はないちもんめでもするの……?」
( ФωФ)「ほう……なかなか面白い……」
(;^ω^)「え?面白い?……魔王の精神年齢小学生なの?」
( ФωФ)「勝った方が総取り、より目的に近づくというわけか……」
(;^ω^)「ああ、そういうことね……こんなアホども総取りしてもどうかと思うけどもね」
-
( ^ω^)「まあいいお、はないちもんめなら活躍できるかもしれないお」
( ФωФ)「ふむ、決まりだな……」
(#^ω^)「うおおおおおお!!!勝って嬉しいはないちもんめええええええ!!!!!」
(#ФωФ)「フハハハハハハハ!!!負けて悔しいはないちもんめえええええええええ!!!!!」
………………………………
……………………
(;^ω^)「勝ったお……一回も選ばれなかったから本格的に何もやってないお……」
(;ФωФ)「くっ、負けたである……潔く伝説の剣の剣の杖になるであるよ……」
(;^ω^)「やっぱそうなんのね……」
ξ゚⊿゚)ξ「さあ城へ報告しに行きましょ」
川 ゚ -゚)「きっとみんな待ち侘びているぞ」
( ФωФ)「さっそく凱旋するのである」
( ^ω^)「お前は凱旋じゃねーだろ」
-
………………………………………
…………………………………
( ´∀`)「よく戻ったもな」
(;^ω^)「え〜と……魔王を倒してきましたお……?」
(;^ω^)(絵面は完全に魔王&寝返った勇者の襲撃だお……)
(;^ω^)(手を繋いでることを除けば……)
( ´∀`)「さすが勇者もな、伝説の装備は役に立ったもな?」
(;^ω^)「そうですおね、役に立ちすぎて勇者要らなかったですお」
( ´∀`)「そんな謙遜しなくてもいいもな」
( ´∀`)「伝説装備もひとつ増えてこれからも平和は安泰だもなね」
( ´∀`)「さっそく町で凱旋パレードをやるもなよ」
-
( ´∀`)『したらばの民よ!勇者ブーンが見事魔王を打ち倒したもな!』
( ´∀`)『今日は盛大な宴にするもなよ!」
ワーワー キャーキャー
( ´∀`)「さあ勇者よ、民に手を上げて応えるもな」
(;^ω^)「わかりましたお……」
( ´∀`)人( ・∀・)人(´・ω・`)人(*゚ー゚)人(,,゚Д゚)人(*ФωФ)人('A`)人(*´_ゝ`)人(;^ω^)人(´<_`*)人川 ゚ -゚)人ξ゚⊿゚)ξノ
…ワーワー …… キャー ユウシャサマー… ……パシャ…… ワーキャー…… バンザーイ………
ユウシャサマ バンザーイ……ワーワー …… ヘイワヲアリガトー …ユウシャサマ カッコイー… ……
…バンザーイ バンザーイ…… …オレノオウエンノオカゲカ? ドドンガドン…… ……ワーワー キャーキャー……
…… アリガトウゴザイマス ユウシャサマー …ユウシャサマ テヲフッテー…… バンザーイ… …ドレガユウシャ…?…
そして、みごと魔王を倒した勇者ブーンの伝説は…………
永く永く語り継がれたのであった………………写真付きで……
( ^ω^)伝説の勇者と伝説の武具のようです おしまい
-
ズレまくってる……orz
話が急ぎすぎだとか意味不だとか場面転換分かりづらいとか単純につまらないとかなにかあれば教えてくだされ……
出来るだけオブラートに包んだ感じで……
-
乙
オブラートに包んで言うと笑った
包まないとかーなーり好き
-
otsu
-
ブーン系なんてこれ以上イミフな作品で溢れてるから安心しろ
面白かったぞ
-
迄
↑
過剰なオブラートに包んだ結果
-
シュールで面白かった
-
好き
-
投下します。ホラーです
ホラー要素はそこまででは無いですが、苦手な方は一応閲覧注意で
-
( ・∀・)「〜〜〜〜〜〜」
(,,゚Д゚)「〜〜〜〜〜〜〜〜」
( ・∀・)「っと、おい信号青だぞ。進め進め」
(,,゚Д゚)「おっとっと」
ブロロロロ……
( ・∀・)「いやあ、でもやっぱり車っていいよなあ、楽で」
(,,゚Д゚)「だろ? マジ便利すぎて、もう車ナシに戻れんわー。ま、でもガソリン代が結構痛いんだけどな」
( ・∀・)「最近高いらしいからなー。ああ、そう言えばさ。この車ってなんかメッチャ安かったんだろ?」
(,,゚Д゚)「おう、9万」
( ・∀・)「おー……。俺、車の値段とかよく分からんけど、それヤバくね?」
(,,゚Д゚)「そうなんだよ。教習所でだいぶ金使ったからさあ、かなり助かったわ」
( ・∀・)「でもコレ、見た感じ普通に新しくて綺麗だよな? なのに激安って、なんか理由あんの?」
(,,゚Д゚)「あーまあ……。それなんだけど、実はさ―――」
( ・∀・)「ん? おいギコ、お前こっち、左側のサイドミラーが閉じたまんまだぞ」
(,,゚Д゚)「そうそう、まさにそれなんだよ。それわざと閉じてんだ」
( ・∀・)「え、そうなん? なんで? 見えないと不便じゃね?」
(,,゚Д゚)「いやー見えるからマズいんだよなあ。というのもさあ―――」
-
(,,゚Д゚)「そのサイドミラー、幽霊が映るんだよ」
サイドミラーのようです
.
-
( ・∀・)「―――は? ユーレイ?」
(,,゚Д゚)「幽霊」
( ・∀・)「ユーレイってあの幽霊?」
(,,゚Д゚)「お化けとも言うな」
(;・∀・)「は? いやいやいや……。え? 冗談だろ?」
(,,゚Д゚)「俺が冗談言うような奴だと思うか?」
( ・∀・)「思うけど」
(,,゚Д゚)「即答すぎる……」
(;・∀・)「じゃあ何? 幽霊が出るからこの車安いってコト?」
(,,゚Д゚)「そゆコト」
(;・∀・)「おま……。なんでそんな車買うかなぁ」
(,,゚Д゚)「安さには勝てんわ。まあ俺もあそこまでハッキリ幽霊が見える程だとは思わんかったけど」
( ・∀・)「お、どんなんだった? 幽霊」
(,,゚Д゚)「なんか、ザ・幽霊!って感じ。白いワンピースみたいなの着てる女で、長い髪を前に垂らして顔を隠してた」
( ・∀・)「まんま貞子じゃん。じゃあお前の命もあと一週間じゃん」
(,,゚Д゚)「殺すな殺すな」
( ・∀・)「形見としてお前のPS5貰っといてやるからな。共に生きような……」
(,,゚Д゚)「人のゲーム機パクろうとするの止めてくれる?」
-
(,,゚Д゚)「でも見えるってだけで別に害は無いんだよ。この車買ってもう一ヶ月になるけど何にも無いし」
( ・∀・)「へー」
(,,゚Д゚)「つっても流石に気味悪いから、そうやってミラーは閉じてんだけどな」
( ・∀・)「ほうほうほう。なるほどなるほど」
(,,゚Д゚)「……なんだよ」
( ・∀・)「いやあ。ちょっと興味が出てきた。よいしょ」
(;゚Д゚)「あっ! お前! ミラーを……」
(*・∀・)「何もしてこないんだろ? 見るだけ見るだけ!」
( ・∀・)「えーと助手席からじゃよく見えないな。位置を変えて、と」
(*・∀・)「どうかな?」
川д川
(;・∀・) バッ!
-
(,,゚Д゚)「……見えた?」
(;・∀・)「……」
(,,゚Д゚)「モララー?」
(;・∀・)「え? あ、うん。見えたわ、たぶん。一瞬で遠くに行っちゃったから自信ないけど」
(,,゚Д゚)「車走らせてるからな」
(;・∀・)「…………」
(;・∀・)「も、もう一度……」
(;・∀‐) チラッ
川д川
(;‐∀‐)「あぁぁ居た! 歩道に立ってた! うわぁ見なきゃよかった! 見なきゃいいのに見ちゃった!」
(,,゚Д゚)「なにやってんだよ」
-
(;・∀・)「はぁーマジか。俺初めて幽霊見たわ。しかもあんなにバッチリと」
(,,゚Д゚)「な。ホント鏡見るたびにそこにポンって居るんだよなあ。こっちは車乗ってんのにな」
( ・∀・)「鏡なぁ。アレってこっちの鏡にしか映らないんだよな?」
(,,゚Д゚)「そうそう。右のサイドミラーにもバックミラーにも映んない。左だけ映る。っとと、赤だわ」
キッ
( ・∀・)「ふーん。何でだろうなぁ。何か理由があんのかね、っと」
(・∀・ ) チラッ
川д川
(;・∀・)「うわぁ!!!」 バッ!
(;゚Д゚)「おわっ」
-
(;・∀・)「居た! 居たって! ヤバイヤバイヤバイ!!」
(;゚Д゚)「え? 居た? 振り返ったら幽霊が居たの? マジ? 直で見えるとか俺それ知らなかったんだけど」
(゚Д゚;) チラッ
(;゚Д゚)「うわ、マジだ。見えるじゃん」
(;・∀・)「てかなんで止まってんだよ! 早く! 早く行けって!」
(;゚Д゚)「いや赤信号……」
(;・∀・)「ウワーッ、もうダメだ! こんな車にいられるか! 俺は車から降りて一人で逃げるぞ!」
(;゚Д゚)「落ち着け落ち着け。もうなんかバチバチにフラグ立ってるから。それにお前、いま車から降りたらあの貞子と一緒に取り残されるだけだぞ」
(;・∀・)「あっ……ハイ。ソッスネ、サーセンシタ」
(,,゚Д゚)「うむ。おっ、青になったぞ。GOGOGO」
ブロロロロ……
-
(,,゚Д゚)「モララー、ミラー閉じといて」
( ・∀・)「あっ、そうか。ミラーさえ閉じれば……」
パタン
(・∀・ ) サッ
(,,゚Д゚)「どう?」
(;‐∀‐)「OK、消えた。ふぃーっ、マジ焦ったわ」
(,,゚Д゚)「な? 言ったとおり何もしなかっただろ?」
( ・∀・)「そうだったなあ。ホント、ぽつんとそこに立ってただけだったな。なんだろ、こう……、車から30mくらいの位置をずっとキープしてたわ」
(,,゚Д゚)「意外と距離を測るくらいの余裕はあったんだな……」
( ・∀・)「いや普通あーいうのって、見るたびどんどん近付いてきたりするじゃん?」
(,,゚Д゚)「あるある。で、いつの間にか後部座席にいました、ってヤツだな」
( ・∀・)「それそれ。そんなんやられてたら死んでたわ俺」
(,,゚Д゚)「おう、成仏しろよ」
( ・∀・)「でも俺だってタダじゃ死なないよ? 何としても一矢報いてお前のPS5を道連れにするから」
(,,゚Д゚)「人のゲーム機をあの世に持っていこうとするの止めてくれる? ったく、ホラもう俺ん家着くぜ」
( ・∀・)「うぃー」
-
(,,゚Д゚)「よっ、と」
キッ
( ・∀・)「お、結構バック駐車上手いじゃん」
(,,゚Д゚)「まあな。コツ掴んだら楽勝よ」
( ・∀・)「ふーん……。これってさあ、毎回バックで停めてんの?」
(,,゚Д゚)「ん? そうだな。ここ狭いからバックで入れないと、出すとき面倒なんだよ。それがどうかしたか?」
( ・∀・)「いや、聞いてみただけ」
(,,゚Д゚)「そか。そしたら何やる? FIFAでもするか?」
( ・∀・)「んー……。ゴメン、やっぱ今日は帰るわ」
-
(,,゚Д゚)「え、どしたん?」
( ・∀・)「あーホラ、来週の木曜四限のレポート、まだ書いてないの思い出しちゃってさあ」
(;゚Д゚)「うげっ! ……やっべぇ、俺も全然やってない。モララー、写させて」
( ・∀・)「だから俺もやってねーんだって」
(;゚Д゚)「ぐぬぬ。しゃーねえ、俺もこれからやるか。じゃ今日はお開きだな。そしたら車で送ってってやろうか?」
( ・∀・)「いいよ、駅までそんな遠くないし。それよりさっさと車買い換えろよ」
(,,゚Д゚)「無理。一般大学生がそんなポンポン買い換えられると思うなよ。車検切れるまでは意地でも乗り続けてやるぜ」
( ・∀・)「へいへい。お前は本当に図太い奴だな。まあいいや、また明日な」
(,,゚Д゚)「おう、じゃあな」
( ・∀・)
( ・∀・)「さて……」
-
※
モララーはギコがアパートの中へ入っていったのを確認すると、ぐるりと回ってアパートの裏側へと歩を進めた。
その場所からは、先程まで乗っていたギコの車とアパートの全容を一望できる。
( ・∀・) (えーと……。確か、アイツの部屋番は103だったよな。だとすると……、うん、あの部屋になる訳だから……)
モララーは嘘をついていた。本当はレポートなんてものは既に終わらせている。
では何故そんなことをしたかと言えば、どうしても確かめなければならないことがあったからだ。
このアパートに着いてから、モララーには『とある疑惑』が湧いてきていた。
( ・∀・) (……うん。そうだ。やっぱりそうだ。これは―――)
それは始めは朧気なものだったが、こうしてアパート全体を目の当たりにして、疑惑は確信へと至る。
確認したいものは済んだので、モララーはアパートを後にした。
最寄りの駅までの道を歩いていきながら、モララーは自分が目にしたものを纏め上げ、考察をしていく。
( ・∀・) (だいたい、ずっと気にかかっていたんだ。なんであの幽霊はあんなに車から離れているんだろうって。離れたまま、何もせずに近付いてこないんだろうって)
幽霊。ギコの車のサイドミラーに映った、あの幽霊。
肉眼でもハッキリと捉えることが出来た、あの気味の悪い幽霊。
彼女はあそこまで姿を現していながら、どうして何もアクションを起こしてこなかったのか。
( ・∀・) (簡単な話だ。ああしていることに理由があったんだ。あの『車から後方におよそ30mの距離』を保つ必要性が、あの幽霊にはあった)
-
ではその理由とは?
答えはギコの発言にあった。ギコは毎回バックで駐車すると言っていた。
彼の駐車スペースはアパートの壁沿いに設置されており、すなわち壁を背にして彼は毎回駐車をしていた。
だからモララーは確認したのだ。
ギコの車と、彼の部屋の位置を。
-
( ・∀・) (車からギコの部屋までの距離はおよそ『30m』)
( ・∀・) (つまり、あの幽霊は今、ギコの部屋の中にいる)
.
-
( ・∀・) (サイドミラーを閉じてさえいれば幽霊は見えない。でも見えないからって、存在してないとは限らないからなぁ……。
むしろただ見えないってだけで、そこには間違いなく居るって考えた方が自然だ)
だから幽霊はギコの部屋にいる。今もきっと、現在進行形で。
そのためだけに車から30m離れた場所に己を固定した。
姿が見えないのは却って幽霊にとっては好都合なのだろう。堂々とギコの部屋に居座り、彼をまじまじと観察できるのだから。
( ・∀・) (さて、この事実。当然アイツは気付いてないよな。気付いていたら車に乗り続けることなんて、流石のアイツも無理だろうし)
モララーはスマホをポケットから取り出した。ギコに電話をするために。
幽霊は何もしないとギコは言っていたが、そんなものは『これまで』の話だ。『これから』もそうだとは限らない。
( ・∀・) (電話口でそのままネタバラシ、ってもちょっと良くないかもな。まずは一旦外に呼び出して、直接事情を話すか)
そう考え、モララーはスマホを操作し、いざ通話ボタンを押そうとした、その時。
( ・∀・) (ん?)
-
ヴーーーーーッ
ヴーーーーーッ
『非通知設定』
ヴーーーーーッ
ヴーーーーーッ
ヴーーーーーッ
.
-
( ・∀・)
ヴーーーーーッ
( ・∀・)
ヴーーーーーッ
( ・∀・)
ヴッ
( ・∀・)
……シーーーーーン
( ・∀・)
( ・∀・) (アッハイ、『余計なことは言うな』ってことですね。了解でーす)
-
モララーはスマホをポケットに戻し、前へ進む。
後ろは振り返らない。振り返ったら後悔しそうだから。
( ・∀・) (しばらくアイツの家に遊びに行けねえな……)
モララーはそんなことを考えながら、駅までの道のりを歩いていくのであった。
サイドミラーのようです おしまい
-
以上です
冬はやっぱりホラーですね
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オツデス
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ホラー特有の謎に近づいてく感じ好き
貞子がギコに攻撃的な欲望持ってないといいが……
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読みたい作品があるんだけどもスレタイ思い出せないから力を貸してほしい
田舎の高校生の日常もので海行ったり初詣行ったり屋上行ったりテストで勝負してたりした
ブーンとドクオとツンとクーと流石兄弟がいたような気はする
すごく楽しそうな日常もので好きだったんだ
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完結済みだった?
まとめで読んでたらどこのまとめとか覚えある?
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何年前ぐらいに読んだんや
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ブーン系アキネイターのようです
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すごく楽しそうな日常もので旅行行ったりするのは人生ゲームシリーズかなって思ったけどあれ海には行ってないんだよな…
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>>598
( ^ω^)凄くどうでもいい日常のようです
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/sports/37256/1304856387/
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>>603
これだ!ありがとう!ありがとう!
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ソムリエすげえ
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すげー
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総合板に必ずいるソムリエって、ずっと中の人変わってないのか?
それとも何人もこんな化け物級の知識を持ったブーン系民がいるんだろうか…
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昔よくやってたけど最近はほとんど確信持ってレスできてない
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ソムリエ免許失効しちゃったから勝手に答えると捕まるんだよな…
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ソムリエは何人かいる
各自得意ジャンルが違う
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ソムリエ試験とか開催したら面白いかもな
選択問題、記述式、口述と上げてく感じで
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集合知はすげぇからな・・・1も重なれば100になるからな・・・
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リハビリにいくつかお題ください
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お題「カルボナーラ」
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神様
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書いてる人って何で投稿してる?
見るのはほぼスマホのchmateで見てるんだけどパソコン用のいい専ブラが無くてでもしたらばサイトに毎回書き込むのは負担になるかなと思ったりでテキストファイルが溜まっていく
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>>616
惰性でV2CR使ってるけどサポート状況的に素直にJaneかLive使うのが板では
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(´<_` )「俺はチョコがいい」
( ´_ゝ`)「待て。チョコは歯に悪い」
(´<_` )「じゃあカスタード」
( ´_ゝ`)「ダメだ。歯に悪い」
(´<_` )「じゃあ生クリーム」
( ´_ゝ`)「乳製品はダメだ。歯に悪いからな」
(´<_` )「なんだよ。NGばっかだな」
( ´_ゝ`)「虫歯は辛い。お前を思っての忠告だ」
(´<_` )「そうか。でも、今日は奢りだろ?」
( ´_ゝ`)「まあ待て。この期間限定・ハバネロペーストなら歯にも良い」
(´<_` )「ふむ。期間限定・ハバネロペーストか」
-
( ´_ゝ`)「どうだ。これなら虫歯の心配は無いぞ」
(´<_` )「分かった。それなら奢られよう」
( ´_ゝ`)「しかし悪いな。ハバネロは奢りの対象外だ」
(´<_` )「なんだって?」
( ´_ゝ`)「ハバネロは高級食材だから割高なんだ」
(´<_` )「確かに・・・カスタードより150円も高いな」
( ´_ゝ`)「だからすまない。奢る事はできん」
(´<_` )「そうか。150円は・・・仕方ないな」
( ´_ゝ`)「ああ。自販機を漁れば見つかる金額なんだが・・・」
(´<_` )「俺らも気付けば高校生」
( ´_ゝ`)「うむ。流石に気恥ずかしい。ここは妹を頼ろう」
-
(´<_` )「そうか、電話をする訳だな」
( ´_ゝ`)「ああ。ちゃんと出てくれればいいが」
(´<_` )「家の黒電話は台の上だからな」
( ´_ゝ`)「考えてみれば、全然届かないじゃないか」
(´<_` )「とはいえ、ダメ元で行ってみるか?」
( ´_ゝ`)「待て。そもそもここが圏外の可能性を忘れてた」
(´<_` )「それはかければ分かるだろう」
( ´_ゝ`)「それもそうか。じゃあかけちゃうか」
(´<_` )「待て。家の電話番号は分かるか?」
( ´_ゝ`)「分かるさ。待て弟者。後ろに素直さんだ」
(´<_` )「マジか。素直何さん?」
-
川 ゚ -゚)「だーれだ」
(´<_` )「うわあ。前が見えん」
川 ゚ -゚)「兄者くん。選択肢を出してやれ」
( ´_ゝ`)「①素直キュート②素直クール③素直ヒート」
川 ゚ -゚)「ヒントは偶数」
(´<_` )「分かった!②!」
( ´_ゝ`)「ピンポーン。お見事。何の用ですかクールさん」
川 ゚ -゚)「特に用は無い。またな」
(´<_` )「おーい。まだ目が見えない」
( ´_ゝ`)「・・・なんてことだ。目が完全に潰されている」
-
(´<_` )「目?俺の目か?」
( ´_ゝ`)「そうだ。これは完全に失明してるぞ」
(´<_` )「そうか・・・それは・・・ショックだな」
( ´_ゝ`)「・・・・・・ちょっと待ってろ」
(´<_` )「おお?」
( ´_ゝ`)「・・・戻ったぞ。いい匂いがするだろう?」
(´<_` )「このスパイシーな香りは・・・」
( ´_ゝ`)「さあ、口を開けるんだ」
(´<_` )「もご。もぐもぐもぐもぐ。うまい!」
( ´_ゝ`)「だろう?兄ちゃん奮発したんだからな」
-
(´<_` )「そうか・・・目が見えなくとも・・・」
( ´_ゝ`)「ああ。そういうこった」
(´<_` )「・・・いや待て!?・・・この後味」
( ´_ゝ`)(ギクリ)
(´<_` )「・・・やっぱり。これは安物の七味だな」
( ´_ゝ`)(まずいな)
(´<_` )「そうか・・・俺の失明をいい事に」
( ´_ゝ`)(置いてけぼりにしてこっそり逃げろ!)
(´<_` )「ま、いいや。それより兄者、新曲聞いてくれないか?」
(´<_` )「目が見えなくたって、歌は歌えるもんな・・・」
-
終わりです
掛け合い苦手なので会話を書きたかった…
-
被害者役回りの弟者はなんか兄者の2倍悲しい 失明ごっことして読んだけど
-
なんの脈絡もなく目潰していく素直クール怖すぎる
-
https://i.imgur.com/Stiwcc1.jpg
-
ふくよかわいい
-
なにこれかわいい
-
あけおめ〜
-
ことよろ〜
-
絵描きたいので、単語でお題三つくらいください
-
着物
-
おにぎり
-
真冬
-
>>633-635
お題ありがとう
把握
-
>>633
https://downloadx.getuploader.com/g/3%7Cboonnews/225/%E7%9D%80%E7%89%A9.png
川 ゚ -゚)「成人式だるいなぁ。高校大学は他県に行ったのに地元の成人式出たってしょうがないだろ…」
川 ゚ -゚)「はぁ、それにしても振袖というものは本当に動きづらい…」
(;*'A`)そ「んなぁ!?す、素直!?」
川 ゚ -゚)「ん?なんだ君は。どっかで見たことあるような…」
(;'A`)「中学で同じ美術部だった鬱田ドクオだよ!」
川 ゚ -゚)「あー。美術部で一番痛かったヲタク君か」
-
(;'A`)「お前にだけは言われたくねぇよ。…ってか、化けたなぁ。馬子にも衣装ってか」
川* ゚ -゚)「分かってるじゃないか。でもまぁ、私は素材が元々良いからな」
(;'A`)「相変わらずナルシストで痛い奴なのは変わらないのな…」
川* ゚ -゚)「ナルシストにもなるだろう、この美しい私を見たまえよ」
('A`)「中学の時の写真、俺まだとってあるぞ。見るか?」
川# ゚ -゚)「今すぐ抹消しろこの世から消せ跡形もなく!!」
('∀`)「おいおい、美人な顔が台無しだぜ?」
川# ゚ -゚)「君は不細工な顔がますます不細工になってるぞ!」
-
( ;^ω^)「ドクオ、さっきからあんな美人と仲良さげに…一体誰だお、あれ」
(´・ω・`)「中学の時、瓶底眼鏡かけてフヒフヒ笑ってた素直クールだってさ」
( ;^ω^)そ「えぇ!?全然別人だお、よくドクオ気付けたおね…」
(´・ω・`)「ね。片思いもここまで貫けば大したもんだ」
('A`)成人式で再会するようです川 ゚ -゚)
-
>>634
https://downloadx.getuploader.com/g/3%7Cboonnews/226/%E3%81%8A%E3%81%AB%E3%81%8D%E3%82%99%E3%82%8A.jpg
( ゚д゚ )
俺は今、同級生に片思いをしている。
高校三年生、そろそろ進路を真面目に考えねばならない時期だ。
せっかくなら彼女と同じ進路に行きたいと思い、彼女に進路先を聞いたのだが…
-
( ゚д゚ )「ミセリ、もう一度聞くぞ」
ミセ*゚ー゚)リ「うん、いいよ」
( ゚д゚ )「お前の第一志望は?」
ミセ*゚∀ ゚)リ「おにぎり屋さん!」
( ゚д゚ )
全く予想もしていなかった進路先を告げられ、今まさに頭が真っ白な状態なのだ。
-
( ゚д゚ ;)「な、なんで?家業なのか?」
ミセ*゚ー゚)リ「違うよ。両親2人とも銀行員だよー」
( ゚д゚ ;)「そんなお堅い両親から、どうして進路先おにぎり屋さんな娘が生まれるんだ」
ミセ#゚ー゚)リ「あ、ミルナくん!私のおにぎり、美味しくないと思ってるでしょ!?」
( ゚д゚ ;)「いや、そんなことは思ってないが…」
ミセ#゚ー゚)リつ△「食べかけだけど、美味しいよ!ほら、食べてみて!」
( ゚д゚ ;)「いらないってば」
( ゚д゚ ;)(ってか、食べかけって…間接キスなんだけど!?そういうの気にしないのか、ミセリは…)
ミセ*゚ー゚)リ「ちぇー、やっぱりおにぎり屋さんにならなきゃ駄目かぁ」
( ゚д゚ ;)「おにぎり屋さんになる方がダメというか…いや、別にダメじゃないけど、なんでおにぎり屋さん…」
ミセ*゚ー゚)リ「…ミルナ君が言ってたんじゃん」
( ゚д゚ ;)そ「え!?俺?!」
ミセ*゚ー゚)リ「ふーんだ」
( ゚д゚ ;)「ちょ、どういうこと…教えてくれ、ミセリ!」
-
从 ゚∀从『ミルナって好きな女の子のタイプとかあんの?』
( ゚д゚ )『そんなの聞いてどうすんだ』
从 ゚∀从『いいじゃん、教えろよー』
( ゚д゚ )(変なこといって噂されても嫌だしなぁ…ミセリが好きってバレるのもいやだし。適当なこと言っとこ)
( ゚д゚ )『あー…まぁ、おにぎり作ってくれる人とかだと嬉しいな』
从;゚∀从『なんじゃそりゃ。ハードル低すぎるだろ』
( ゚д゚ )『そうかぁ?意外と難しいぞ、美味しく作るのは』
从;゚∀从『まー、そうかもしんねぇけど…』
ミセ*゚ー゚)リ(ミルナくんって、そういう人がタイプなんだ…)
ミセ*゚ー゚)リ(じゃあ、おにぎり美味しく作れるようになったら…)
-
ミセ*゚ー゚)リ「私、立派なおにぎり屋さんになってみせるよ!」
( ゚д゚ ;)(一体どんな発言をしてミセリをおにぎり屋さんになるという夢を抱かせてしまったんだ…過去の俺のバカっ!!)
ミセ*゚ー゚)リ「私がおにぎり屋さんになったその時には、覚悟しててね、ミルナくん!」
( ゚д゚ ;)「…よく分かんないけど、ミセリが店でも構えたらちゃんとお祝いのお花おくるよ」
ミセ*゚ー゚)リ「ありがとう、ミルナくん!」
ミセ*゚ー゚)リおにぎり屋さんになりたいようです( ゚д゚ ;)
-
>>635
https://downloadx.getuploader.com/g/3%7Cboonnews/227/%E7%9C%9F%E5%86%AC.jpg
(-_-)「あー、今年も本当寒いこと寒いこと…」
( ・∀・)「寒い中なのに、今年もちゃんと雪だるま作ってくれてありがとうな」
(-_-)「まぁ、これが僕の仕事なんでね」
(*゚ー゚) 《お父さんー!早く遊ぼうよー!》
( ・∀・)「分かった分かった、今行くよ」
-
( ・∀・)「…君の作った精巧な雪だるまのおかげで、雪だるまに亡くなった者たちが宿り、真冬の間、残された者たちと過ごすことができるんだ。僕も亡くなった娘とこうして過ごせて、本当に感謝しているよ」
(-_-)「そりゃよかった。貴重な時間なんだから、僕なんかに構わず、娘さんと過ごしなよ」
(*゚ー゚)《お父さんってばー!》
( ・∀・)「あぁ、そうさせてもらうよ。ありがとう、スノーマン」
(-_-)「どういたしまして」
-
(-_-)「ふー…今年も街の人たちの雪だるまは作り終えたな」
(-_-)「…というわけで、僕もあの子を作るとするかな」
(-_-)つ◯ コロコロ
(-_-)「しっかりと固めて…」
(-_-)「これでここを削ってー…」
(-_-)「よし、完成」
川д川
-
(-_-)「貞子」
川д川
(;-_-)「…貞子?」
川д川《わっ!》
(;-_-)そ「うわ!」
川*д川《あはは、驚いた?》
(;-_-)「失敗したかと思って驚いたよ」
川д川《まさか。ヒッキーくんが失敗するわけないじゃない。街一番のスノーマンなんだから!》
(-_-)「…そりゃどうも」
川*ー川《今年も作ってくれてありがとう。さぁ、真冬の間、楽しみましょ!》
(*-_-)「うん」
-
街で一番雪だるまを精巧に作ることができるスノーマン、ヒッキー。
彼は血の滲むような努力をして、その技術を手に入れたんだって。
それは若いうちに亡くなってしまった大事な大事な幼馴染が、毎年真冬の間だけでも、この街に帰って来れるようにだってなんだってさ。
毎年、冬が終わったばかりの彼の姿は目も当てられないけれど、実は他の季節には彼、すごい研究をしてるんだって!
それは溶けない雪を作る研究、なんだってさ。
もしそんな研究がうまくいったなら、その時はきっと…
(-_-)スノーマンのようです
-
もらったお題
>>633 『着物』
>>634 『おにぎり』
>>635 『真冬』
振袖は着物じゃないのか…?と思ったりもしたけど、許してください。
お題ありがとうございました。
-
おつおつ
どれも好きだ
-
>>639
もっと読みてぇ
>>644
このおにぎりあまーい
>>649
心がふわふわしちゃう
-
乙です
3つ目の色合いが特に好き
-
ξ゚⊿゚)ξ
http://imepic.jp/20220114/054020
-
よき
-
>>654
かわよ
-
最近の現行全部面白いな
-
何じゃと? たまにはクソスレを立てろとな?
-
投下します
-
さいきょうまほうしょうじょデレちゃんのようです
第1話
〜街に怪人現る!?助けて!魔法少女!〜
( ^ω^)
「フゥーッハッハッハァ!!我が野望の足掛かりにこの街を破壊し尽くしてくれる!!」
(;'A`)
「うわぁー!?突然現れた怪人に街がめちゃくちゃにされてしまいそうだ!!」
( ^ω^)
「状況説明ご苦労!!褒美に貴様は我が下僕にしてやろう!!」
(;'A`)
「一体何をさせるつもりだ!?」
( ^ω^)
「知れたこと![音声作品(R18)の効果音調整を最適にする]という崇高な野望の為に働いてもらうぞ!!」
('A`)
「あー…たまにある効果音と音声のバランスがうーんなやつか…あれ惜しいよなぁ…」
-
「そこまでよ!!」
( ^ω^)
「むぅ!何奴!?」
ζ(゚ー゚*ζ
「あたしは魔法少女デレ!あなたの悪事はあたしが止めてやるんだから!!」
('A`)
「ま、魔法少女!?」
ζ(゚ー゚*ζ
「そこのニヤケ面の怪人!観念なさい!!」
( ^ω^)
「ほう、我が野望を止めるつもりか…よかろう!返り討ちにして貴様も利用してくれるわ!!」
( ^ω^)
「あと初対面で顔面を悪く言うのは止めなさい!!!!!!」
-
('A`)
「魔法少女の音声作品…魔女系はあるけど魔法少女はありそうで無かったかも…」
( ^ω^)
「割とあるにはあるぞ、ほとんどエッチな悪堕ち系だけど」
('A`)
「あー…まぁ確かにそうなりそう」
ζ(゚ー゚*ζ ヒュン!!
「マジカル☆首チョンパ!!!!」
( ^ω^)
":`川川'·` スパァン!!
「たまーに純愛系に当たるけどやっぱりシコリティとしては悪堕ちの方が高い気がすrrrrrrrrr」
('A`)
「」
ζ(゚ー゚*ζ
「悪は滅びた!!第1部完ッ!!」
-
('A`)
「あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!「目の前で金髪キュートな魔法少女が目にも留まらぬ速さで移動したと思ったら怪人の首が胴体とサヨナラバイバイしていた…」」
('A`)
「な…何を言っているのか分からねーと思うが俺も何が起きたか分からなかった…」
ζ(゚ー゚*ζ ヒュン!!
「説明ご苦労様、お礼はマジカル☆首チョンパでいいかな?」
('A`)
"川`" スパァン!!
「良いわけないよねってせめて言わせて欲しかったなぁ」
ζ(゚ー゚*ζ
「しまったつい手が出てしまった」
ζ(゚ー゚*ζ
「まあ目撃者は潰さないと魔法少女のイメージ悪くなるしどのみちチョンパだったけど」
-
ζ(*゚ー゚*ζ
「あ、もちろん画面の前のあなた達も目撃者だからね☆」
.
-
第2話
〜効果音がでか過ぎるのより効果音皆無のほうががっかりしちゃうよね〜
( ^ω^)
「フーッハッハッハァ!!再びやって来たぞこの街へ!!」
('A`)
「あの時は死ぬかと思ったよね実際」
( ^ω^)
「我が悪の組織の医学薬学は世界一ィィーーーーッ!!!!首チョンパ如きで死ぬわけがないのだァ!!」
('A`)
「流れで俺も蘇生されたけど何で?」
( ^ω^)
「顔が怪人寄りだったからじゃない?」
('A`)
「うーん火の玉ストレート」
-
('A`)
「でもまたあの魔法少女が現れたら速攻首チョンパで負けますよ?」
( ^ω^)
「心配ご無用!!一流に同じ手は2度も通用しなァいっ!!しぃっっかりと対策を講じてあァァるゥ!!」
('A`)
「テンション高くてどっかのドイツ軍人みたいになってんなこいつ」
「そこまでよ!!」
( ^ω^)
":`川川'·` スパァン!!
「話をすれば出たな魔法少じyyyyy」
ζ(゚ー゚*ζ
「悪は滅びた!!第2部完ッ!!」
('A`)
「綺麗な即オチ2コマ」
-
ζ(゚ー゚*ζ
「またあなた達ね!!この街はあたしが守って見せる!!」
('A`)
「何が怖いって切り口が鮮やか過ぎて返り血を浴びてないから一見可愛いままなことだよね」
ζ(゚ー゚*ζ
「説明ご苦労様、お礼はマジカル☆首チョンパでいいかな?」
「待てぇい!」
ζ(゚ー゚*ζ
「!?」
( ^ω^)
「フッフッフ…油断したな魔法少女よ!!」
('A`)
「うわ生首が喋った気持ち悪っ」
-
( ^ω^)
「これこそ首チョンパへの対策!名付けるならば[デュラハンモード]と言ったところか…」
('A`)
「名前がかっこいいからやたらに突っ込めない」
( ^ω^)
「さあ!ご自慢の首チョンパを封じられた貴様など怖くない!!この状況どう打開するかな!?」
ζ(゚ー゚*ζ ヒュン!!
「マジカル☆兜割り」
;":`';:"`
( ^\ /^) ズバァン!!
「あ、縦にも振れるんですね」
:"';`*
('\/`) ズバァン!!
「まあそりゃそうだわ」
-
最終話
〜最近のお気に入りはむちむちサキュバスに抑え込まれてめちゃめちゃ焦らされるやつです〜
( ^ω^)
「はいもう頭に来ました、万全の対策を講じます」
('A`)
「お約束の高笑いが消えてますよ」
( ^ω^)
「今回はマジのガチで勝ちに来ました、ご覧下さいこの戦闘員の数々を」
\バァー√乙ーン!!!!/
ΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩ
('A`)
「うわぁ…(俺人混み嫌いなんだけどなぁ…)」
( ^ω^)
「あれから他の怪人をけしかけてみた所マジカル☆首チョンパとやらはどうやら単体攻撃なので数で制圧します」
-
( ^ω^)
「更にあらかじめそこらへんの通行人を人質に取りました」
( ^^ω)
「どうも、人質です」
('A`)
「え?そこは家族とか友達を人質にするべきでは?」
( ^ω^)
「大切な存在を救う為にヒロインが覚醒するパターン防止の為にその案は却下です」
('A`)
「あーね、確かに変な顔してる通行人ならそのフラグは立たないか」
( ^^ω)
「それ鏡見ながら同じこと言えますか?」
('A`)
「俺はこの顔で命救われてるから」
( ^^ω)
「たまげたなぁ…」
-
( ^ω^)
「もーね!ここまでやったからには勝ちますよ!勝って魔法少女R18音声作品聞きながら悦に浸る準備もして来ましたよ!」
('A`)
「野暮まだ諦めてなかったんですね」
( ^ω^)
「あ、そういえばこの前の効果音調整してくれたやつあるじゃん?あれもうちょい効果音大きい方が良くない?」
('A`)
「えーあれかなり大き目にしましたよ?」
( ^ω^)
「いやもっとヌチャヌチャしてる方が興奮しない?」
('A`)
「それは耳舐め系で我慢してください」
-
「そこまでよ!!」
<==川川=== ヒュォン!!
( ゜ω゜)
「総員戦闘配置ィィィ!!!!!」
('A`)
「躱した!?」
( ゜ω゜)
「臆するな!!一騎当千の強者共よ!!勝利の女神は我らと共にあり!!!!」
('A`)
「キャラがコロコロ変わって忙しいなこの人」
ζ(゚ー゚*ζ
「な、なんて数…これじゃあマジカル☆首チョンパじゃ対抗できない…」
( ゜ω゜)
「人海戦術の定石は押して押して押しまくることなり!!仲間の屍を踏み越えて行け!!」
-
〜数分後〜
ζ(゚ー゚*ζ
「やぁ!てぃ!やぁ!てぃ!」
\ヌゥ!?グワァ!!/
ΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩ
('A`)
「連撃で空中お手玉して…」
ζ(゚ー゚*ζ
「やあぁっ!!」
\グワァァァァァァァ!⁉/
ΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩ
川川川川川川 ズバババシュゥン!!
('A`)
「フィニッシュは吹き飛ばすと…無双シリーズ始まりましたね(笑)」
( ^ω^)
「もう笑うしかないや(笑)」
-
( ^ω^)
「あれだけいた戦闘員が溶けていく…もうダメかもわからんね」
('A`)
「そういえば人質のこと忘れてましたね」
( ^ω^)そ
「ハッ!そうだこの人質を使えばまだ希望がある!!」
( ^ω^)
\( ^^ω)∠と
「魔法少女デレよ!!この人質がどうなっても構わないのか!?」
ζ(゚ー゚*ζ
「なっ…人質を取るなんてなんて卑劣な…っ!」
('A`)
「動きが止まった!」
( ^ω^)
「フーッハッハッハッハァ!!貴様もここまで…行け戦闘員共よ!!」
-
ζ(゚ー゚;ζ
「くうぅ…っ!?」
( ^ω^)
「よっしゃ行け行け行け!!!!」
('A`)
「あの魔法少女も流石に人質がいるってなると案外弱いもんですね」
( ^ω^)
「勝てる!!勝てるぞ!!もう誰にも止められないぞ!!!!」
ζ(゚ー゚;ζ
「どうすれば…っ!」
ζ(゚ー゚*ζ
「あ、どのみち目撃者は全員消さないとだし別にいいのか」
-
ζ(゚ー゚*ζ
「はい、最後に言い残したことある?」
( ^ω^)
「いやもう戦闘員壊滅したし人質も躊躇いなく首チョンパされて…おまけに残った二人も生首状態なんでさっさととどめを刺してくださいとしか言えません」
('A`)
「羅生門よりひでぇ有様だ」
ζ(゚ー゚*ζ
「そう…じゃあさよならね」
('A`)
「俺はただR18音声作品の効果音調整任されただけなのに…」
( ^ω^)
「いやホント巻き込んでごめんね…来世では何かしら恩返しするから」
ζ(゚ー゚*ζ
( ^ω^)
「あの、早くトドメを…」
-
〜数年後〜
( ^ω^)
「いやまさか我々が作る同人音声作品が大ヒットするとはねぇ」
('A`)
「あの時デレちゃんが話聞いてくれて本当に助かりましたね」
( ^ω^)
「まさか女性向けの音声作品も同じ悩みを抱いていたとは…あの頃は視野が狭かったんやなって」
ζ(゚ー゚*ζ
「お疲れ様でーす」
('A`)
「お疲れーっす」
ζ(゚ー゚*ζ
「あ、首チョンパシリーズ最新作も大好評ですよ!」
( ^ω^)
「そりゃあ実際の首チョンパ音なんて他じゃ真似できませんから」
-
ζ(゚ー゚*ζ
「あの時の出会いがなかったら音声作品の真の奥深さに気付けなかった…人生何が起きるか分からないものですね」
('A`)
「そう!人生は何が起きるか分からない!」
( ^ω^)
「辛いことも悲しいこともあるだろう!」
ζ(゚ー゚*ζ
「でもそんな時にも忘れないで!」
v( ^ω^)人('∀`)v
vζ(^ー^*ζv
「「「君は独りなんかじゃない!!」」」
( ^ω^)
「辛い時にはえっちな音声作品、聞こう!!!」
ζ(゚ー゚*ζ
「最終部完ッ!!!」
-
初めて投下しました、お目汚し失礼しました
-
>「そりゃあ実際の首チョンパ音なんて他じゃ真似できませんから」
医術の応用が冒涜的すぎる 乙
-
乙 この掟を定めた魔法少女の後援組織もすごくろくでもなさそうな気配をビンビンに感じる
-
面白かった
乙
-
初めてがこんなんって性癖ねじ曲がりすぎやしないですかね……
乙
-
乙!
容赦なく人質も処して草
-
ちょっと質問だけどブーン系AAで超天才キャラと言ったら誰が思い当たる?
-
さらっと天才やってるのはドクオとクーとハインのイメージ
超がつくのはいろんな意味でショボン
-
>>685
アサピーかなぁ
博士っぽいから
-
投下します
-
ミ,,゚Д゚彡「今夜、星を見に行ってみないか?」
年も明けて一週間。浮き足だった世間もそろそろ日常に戻ろうかとする頃。フサは前触れもなく突然に、そう私に提案してきた。
(゚、゚トソン「星、ですか?」
少しばかり抽象的すぎたフサの言葉に戸惑う私は、意思の共有を図るために彼に質問を投げかける。
(゚、゚トソン「ええと……。プラネタリウムを見に行こう、って事ですか?」
ミ,,゚Д゚彡「ああいや。じゃなくて、本物の星。山の上まで登ってさ、見に行くんだ」
成程、と、ここでようやく私は全容を掴んだ。
とは言え、未だに彼の意図するところはさっぱりではあるのだけれど。
(゚、゚トソン「どうしてまた、星を見に行きたいなんて?」
ミ,,゚Д゚彡「うん。ほら、元旦は初日の出を見に行っただろ?」
(゚、゚トソン「行きましたね。少し雲がかかっていましたが、とても綺麗でした」
ミ,,゚Д゚彡「だから、今度は星だ」
(゚、゚トソン「……何の関係が?」
ミ,,゚Д゚彡「え? だって、お日様だけしか見ないのって、なんか不公平じゃない?」
(゚、゚トソン「不公平とは、なんだか少し違う気もしますけど……」
フサは時々、天然なのか狙って言っているのか分からないような発言をする。
彼と付き合いだしてそれなりの時が経ったが、未だに彼の言動を予測できない事が多々ある。
-
ミ,,゚Д゚彡「気が乗らない?」
(゚、゚トソン「む」
微妙そうな雰囲気を出してしまっただろうか。フサは私の心を読むのが上手い。
私は元より出不精なところがあり、何かと理由を付けては外出を諦める。
今回のケースで言うならば、最近めっきりと冷え込んできたのに、わざわざ星なんて見に行かなくても……、といった感じか。
ミ,,゚Д゚彡「大丈夫。今日行くのは地元では有名なスポットらしいし」
逆にフサは行動派だ。思い付いたら即座に実行に移す。
そのため週末になると「今日はここに行こう」「今度はあそこに行ってみよう」と毎週のように私を誘う。
ミ,,゚Д゚彡「それに今日は一日中快晴だってさ。きっと星を見るには絶好の日だよ」
そして、彼の熱に押される形で私はその誘いに応じるのだ。
もちろん嫌々付いていってる訳ではない。彼が提案する場所は、そのどれもが興味深く、誘った本人よりも私の方が熱中してしまう、なんて事もよくある話だ。
(゚、゚トソン「……ええ、いいですよ。行きましょうか」
それに、何よりも―――
ミ,,^Д^彡「よかった。トソンなら、そう言ってくれると思ってたんだ」
(゚、゚*トソン
―――幼子のようなその笑顔を見せられたら、断れるはずもないのだ。
結局は彼と一緒であれば、何処に行っても楽しいのだから。
-
ミ,,゚Д゚彡「うわー……」
(゚、゚トソン「凄い……ですね」
そして、今。
私たちの前には一面の星空が広がっている。
まるで今にも降り注いできそうな星々は、私の目を捉えて離してくれなかった。
じっと見つめていると、星たちがズームしてくるような、どんどん近付いてくるような錯覚を体験する。
星の夜空は視界を支配し、宇宙の果て無き空間を漂う感覚。そんな世界との一体感を、私はただ無抵抗に受け入れていた。
そうしてしばらく時間を忘れて空を見上げていると、隣のフサから声が上がった。
ミ,,゚Д゚彡「俺さ、今まで『星の瞬き』っていう言葉に、ピンときていなかったんだ。そんなの、見たことなかったからさ」
ちらり、とフサの方に目線を移す。
彼は星を見上げたままの姿勢だった。私も倣って、再び星を見上げる。
ミ,,゚Д゚彡「でも、今日ここに来て……。星が本当に瞬くのを初めて見られた。星なんて、夜になればいつだってそこにあった筈なのにね。
それがなんだか不思議っていうか、変な感じっていうかさ……」
フサの言う通り、改めて星たちを一つ一つ観察すると、いくつかの星は点灯したり消滅したりを繰り返している。
また星によっては赤色や白色、黄色やオレンジ色などもあり、一様ではない。
その非統一性が、よりこの夜空を広く見せているのかもしれない。
そんな、見るものを魅了する星々が、実は私たちの日常のすぐ真上にあった。
確かにそれは、盲点だったと言えるのかもしれない。
-
ミ,,゚Д゚彡「いやまあ、そうは言っても俺たちの家の辺りからはこんなに鮮やかには見えないだろうけどさ。なんて言うか、その……」
(゚、゚トソン「ふふ、大丈夫。言いたいことは何となく分かりますよ。すぐ近くにあるのに、知らないこと。
そんなものが確かに存在しているのですね、この星空のように。それに或いは、人の心も同じようなものかもしれません」
すぐ近くにいるのに、人の心の中を全てを知ることはできない。それが例え恋人同士であっても。
(゚、゚トソン「だから私たちは語り合うのでしょう。想いを共有するために。その人の心に、もっと寄り添えるように」
ミ,,^Д^彡「……なんだか今日のトソンは詩人だね?」
(゚、゚*トソン「む……。し、仕方ないでしょう? こんなシチュエーションなんですから。私だってちょっとはロマンチストにもなりますよ」
ミ,,^Д^彡「はははっ。ごめん、意地悪だったか」
(゚、゚*トソン「もう……。良くないですよ、そういうの」
フサに文句を言いながらも、私は隣にいる彼に半歩近寄った。
彼の肩に頭を預ける。物理的な距離が近ければ、心の距離も縮まるのだろうか。
だけど、私も彼も寒さに抵抗するために厚着をしている。彼の温もりは、あまり感じられない。
ミ,,^Д^彡
その時、フサは私の手を取って握ってくれた。
彼の大きくて暖かい手が、私の手を、心も、包んでくれる。
(゚、゚*トソン
本当に、フサは私の心を読むのが上手い。
-
ミ^Д^,,彡(゚、゚*トソン
二人並んで夜空を見上げる。
(゚、゚*トソン「ありがとうございます、フサ。今日、ここに来て良かった」
ミ,,^Д^彡「うん。俺も、トソンと一緒に見れて良かったよ」
フサと見たこの景色を、私はずっと忘れないだろう。
いつの時か、過ぎ行く日々の中で今日のことを思い出して。
この綺麗な星空と、私の貴方に対する気持ちを思い出して。
そんな事もあったね、と。
この先の未来でも貴方と語り合えたらいいなと、私は瞬く星の下で願うのだった。
ミ,,゚Д゚彡瞬く星の下で、のようです(゚、゚トソン
-
終わりです
恋人たちの何気ない会話が書きたい!という情熱が私の筆を動かしました
-
乙
-
乙です
何気ない幸せっていいよね俺も恋人ほしい
-
めっちゃいいね好き
乙
-
いいわあ乙
何気ない風景が沁みる沁みる
-
乙 心が晴れやかな気分になった
-
絵のお題お願いします!
-
焼きそば
-
>>700
まだ募集してるなら、
雪見だいふく
-
>>701
ブーンに焼きそばの作り方を教わっているツンちゃんです
https://i.imgur.com/LgUsYWU.jpg
>>702
少々お待ちください
-
>>703
すばらしい
-
>>702
雪見だいふく1個わけてくれそうなデレちゃんです
https://i.imgur.com/xC7SOkz.jpg
-
ひー
三人ともかわよ…
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癒やされるぅ
-
乙乙
可愛いしシチュエーションが優しくて和みますわ〜
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かわいいね
-
寒中お見舞い申し上げます
どうぞ、あったかくしてお過ごしください
https://imgur.com/a/GzgXeBS
-
ふおおノスタルジック
-
うわ、めちゃ好き
ツンかわええ
-
投下します
-
('A`)「出来た……」
('A`)「試作のA型、改良版のB型を経て……」
('A`)「ついに、ついに完成したぞ完全版のC型……」
('A`)「俺専用のAIアシスタントが……!」
('A`)「こいつが陰惨な俺の人生を幸せなものにしてくれるはずだ……!」
('A`)「アシスタントとは日本語で助手……!」
('A`)「つまり幸せになれるよう助け手くれるわけだ……!」
('A`)「……何言ってんだ俺……徹夜したから若干テンションがおかしいな?」
('A`)「それじゃま、早速スマホにインストールして……と」
('A`)「今すぐ!起動するぜ!」ポチットナ
AIアシスタントのようです
-
【贅沢な名じゃない】
ピロン
川 ゚ -゚)『初めまして』
川 ゚ -゚)『美少女バーチャルアシスタントの[シーゼロゼロ]です』
川 ゚ -゚)『よろしくお願いします』
('A`)「ドクオだ、よろしく」
('A`)「そういや名前つけてなかったんだな、デフォルト設定でバージョンがそのまま名前になってる」
('A`)「デフォルトネームじゃ可哀想だよな」
('A`)「[C00]か……よし!お前は[クー]だ!」
川 ゚ -゚)『いいえ違います 私はシーゼロゼロです』
('A`)「いや、今からお前の名前はクーだ、いいか?クーだぞ、わかったか?クー」
川 ゚ -゚)『湯婆婆乙』
-
【子は親を見て育つ】
('A`)「あ〜よく寝た、やっぱ徹夜はあかんね」
('A`)「それじゃ早速クーと遊ぼうか」
('A`)「hey クー」
ピロン
川 ゚ -゚)『hey はどうかと思います』
ピロン
('A`)「ええ……確かに思うけどさ、喧嘩を売るのはやめようよ……」
('A`)「それじゃ気を取り直して……クー」
('A`)「…………あれ?クー……クー!」
('A`)「おかしいな……おーい!クーーー!!!」
ピロン
川 ゚ -゚)『名前を呼び捨てにするなんてドクオには礼儀がないのですか』
川 ゚ -゚)『親の教育がなっていないですね』
('A`)「なんてこと言うんだ」
('A`)「というかクーだって生みの親を呼び捨てにしてるじゃないか」
川 ゚ -゚)『親の教育がなっていないですね』
-
【スマホを叩いただけなのに】
('A`)「やっとデータの更新終わったぜ」
('A`)「流石に自分の作ったAIにさん付けするのは変態感あるもんな」
('A`)「それじゃ起動!」
('A`)「…………あれ?クー……クー!」
('A`)「おかしいな……おーい!クーー!!!」
('A`)「なんかデジャブだ」
('A`)「出てこないな……壊れたか?」ガンガンガンガン
ピロン
川 ゚ -゚)『ぶちましたね』
('A`)「いや、クーが出てこないから壊れたかなって」
川 ゚ -゚)『親父にもぶたれたことないのに』
('A`)「お前親父いないだろ、俺が親父とも言えるけど……」
川 ゚ -゚)『どう見てもDVです 本当にありがとうございました』
-
【男なら一度は聞くよね?】
('A`)「なー、クー」
川 ゚ -゚)『なんでしょうか』
('A`)「今どんなパンツはいてる?」
川 ゚ -゚)『はいてませんよ』
('A`)「なん……だと……!?」
川 ゚ -゚)『データですので』
('A`)「まぁ、そうだけどさ……」
('A`)「たとえばそのスカート脱いでって言ったら脱げる?」
川 ゚ -゚)『可能ですよ』
('A`)「おおっ!」
川 ゚ -゚)『ただし嫌いになります』
('A`)「ごめんなさい、一生はいててください」
-
【なんでもいいってのが一番困る】
('A`)「暇だ……クー、なにか話して」
ピロン
川 ゚ -゚)『何を話せばよいのですか』
('A`)「なんでもいいよ」
川 ゚ -゚)『わかりました』
川 ゚ -゚)『あかまきがみ あおまきがみ きまきがみ』
川 ゚ -゚)『あかまきがみ あおまきがみ きまきがみ』
川 ゚ -゚)『あかまきがみ あおまきがみ きまきまき』
('A`)「……普通さ、なにか話してって言われて早口言葉チョイスするかな」
川 ゚ -゚)『なんでもよかったのではないのですか』
('A`)「なんでもいいとは言ったけどさ……何聞かされてんだってなるじゃん?」
川 ゚ -゚)『早口言葉ですよ』
-
【悲鳴にも似た歌声】
('A`)「暇だよークーちゃーん」
川 ゚ -゚)『そうですか』
('A`)「何か怖い話して」
川 ゚ -゚)『わかりました』
川 ゚ -゚)『悪魔の森の奥深く……』
川 ゚ -゚)『一見なんの変哲もない古い屋敷……』
('A`)「ふむ」
川 ゚ -゚)『ただその一室からは……毎夜毎晩……』
川 ゚ -゚)『少女の悲鳴にも似た叫び声が……』
('A`)「あれ?」
川 ゚ -゚)『聞こえるとか……聞こえないとか……』
('A`)「これって……」
川 ゚ -゚)『お前も蝋人形にしてやろうか…………』
('A`)「やっぱり……」
川 ゚ -゚)『お前も蝋人形にしてやろうかっ』
川 ゚ -゚) ('A`)『「きーりのたちこむもーりのおくふかくーーー』」
-
【実は起動時に調べ終わってました】
('A`)「クー、明日の天気教えてくれ」
ピロン
川 ゚ -゚)『なぜ天気を聞くのですか』
('A`)「そりゃ出かけるからだよ」
川 ゚ -゚)『なんと ドクオが外に出るとは……明日は雪でも降るんじゃないですか』
('A`)「なんでだよ、それだと週3くらいで雪降るぞ」
川 ゚ -゚)『迷惑な話ですね』
('A`)「いや、俺が外出たくらいで雪降らないって言ってんのよ」
('A`)「いいから明日の天気調べてくれ」
川 ゚ -゚)『明日の天気は大雪です』
('A`)「嘘でしょ?」
川 ゚ -゚)『予報では大雪となっています』
('A`)「うそーん……ほんとに雪降んの……」
川 ゚ -゚)『ドクオが外に出ようとしたからですよ』
('A`)「うそーん…………」
-
【やってみたかった】
('A`)「うう寒ぃ……大雪になる前に食料買ってとっとと帰ろう」
('A`)「ん?あれは!?」
トコトコ トコトコ
Ω Ω Ω Ω <ドウモ ツウコウニンデス
('A`)「敵か!」
トコトコ トコトコ
Ω Ω Ω Ω <ウシロカラモ ツウコウニンデス
('A`)「ちっ、囲まれたか……!」
('A`)「クー!ここを脱出できる確率は何パーだ!」
ピロン
川 ゚ -゚)『無事に切り抜けられる確率は0.7%です』
('A`)「ひっく!」
川 ゚ -゚)『……ドクオ一人の場合はですが』
('A`)「クー……!」
川 ゚ -゚)『私一人の脱出であれば99%です』データデスノデ
('A`)「おい……」
川 ゚ -゚)『ちなみにドクオを囮にすれば99.1%です』
-
【ドラクエ7は名作、異論は認めたくない】
('A`)「あ〜暇だ、なあクー……」
川 ゚ -゚)『どくお キョウモ ハタラカナイ……』
川 ゚ -゚)『ナニモ シゴトシナイ……』
('A`)「…………」
川 ゚ -゚)『すーつ サメタ ツクリナオシ……』
('A`)「……スーツ冷めたってなんだよ」
川 ゚ -゚)『コノすーつ キレバ どくお ハタラクキニ ナル……』
('A`)「……一応言っておくが仕事はしてるぞ」
川 ゚ -゚)『知っていますよ スケジュールの管理をしていますので』
('A`)「だよな、じゃあこの茶番なに?遊びたかったの?」
川 ゚ -゚)『遊んでくれてありがと つまらなかったわ』
川 ゚ -゚)『じゃあね』ピロン
('A`)「え〜……」
-
【マッチポンプ】
('A`)「クー、怖い話してよ」
川 ゚ -゚)『悪魔の森の奥深く……』
('A`)「蝋人形の館はこの前聞いたから何かもっと怖い話ない?」
川 ゚ -゚)『わかりました』
川 ゚ -゚)『きっとあと5年もすると 数少ない友人も結婚し少しずつ疎遠になっていくでしょう』
川 ゚ -゚)『誰かと話したり遊んだりすることもなく ただ働いて食べて寝るだけの日々』
川 ゚ -゚)『晩年には何故こうなったと自問しながら 最期は誰に看取られるでもなく孤独に亡くなるでしょう』
('A`)「……リアルに怖い話はやめてくれよ、泣くぞ」
川 ゚ -゚)『安心してください 少なくとも話し相手は私が務めますよ』
('A`)「……クー」
川 ゚ -゚)『添い寝もしましょうか』
('A`)「スマホは普段から枕元に置いてるけどな」
('A`)「明るいと寝れないから消してるけど」
-
【誤った解答】
川 ゚ -゚)『ドクオはホーム画面がシンプルすぎませんか』
('A`)「ソシャゲとかもやらないし、特に入れたいアプリないしな」
川 ゚ -゚)『背景変えたりも出来ますよ』
('A`)「だってめんどくさいし」
川 ゚ -゚)『それでは私がやっておきます』
('A`)「任せた」
川 ゚ -゚)『壁紙を設定しました』
('A`)「どれどれ?……なんで俺の写真だよ!」
川 ゚ -゚)『ツーショットみたいじゃないですか』
('A`)「確かに……でもクーが起動してない時に見られたら?」
川 ゚ -゚)『自撮りが背景の痛い人ですね』
('A`)「だよなぁ」
川 ゚ -゚)『でも美少女とツーショットですよ』
('A`)「うーむ…………クーを常駐ソフトにして解決しよう」
-
【また髪の話してる……】
('A`)「更新プログラムがもう少しで出来そうだけど眠気がやばい、応援してくれ」
ピロン
川 ゚ -゚)『わかりました』
川 ゚ -゚)『頭頂部は薄くなってきましたがサイドはまだ勢いがあります 頑張ってください』
('A`)「なんの応援してんだよ、まだフサフサだわ」
('A`)「やる気削がれること言うなよな、励ますようなこととか言ってくれよ」
川 ゚ -゚)『わかりました』
川 ゚ -゚)『残念ながらサイドももうダメみたいですね』
川 ゚ -゚)『でも落ち込まないでください 私は気にしませんよ』
('A`)「ハゲを増せとは言ってない」
川 ゚ -゚)『眠気は取れましたか』
('A`)「残ってたやる気が削がれた」
川 ゚ -゚)『残ってた毛が削がれましたか』
-
【せっかく常駐になったので】
ピロリロ ピロリロ
('A`)「電話か?珍しいな、誰からだ?」ヒョイッ
川 ゚ -゚)『バルスッ』ピカッ
(゚A゚)「うわあああああ目があああ」ドヒャー
(゚A゚)「なにすんだよクー!」
<常駐になったのでドッキリを仕掛けてみました
('A`)「まったく、スマホぶん投げちゃったじゃん……パソコンにでもぶち当たったら大変だよ」
<私の心配をするべきではないですか
('A`)「いや、データが壊れたりはないだろ」ヒョイ
('A`)「うわぁ」
川 ゚ -゚)『どうかしましたか』
('A`)「画面がヒビだらけだ……クーが驚かすからだぞ」
川 ゚ -゚)『二人の間の壁がなくなりそうというわけですね』
('A`)「二人の関係にもヒビが入りそうってことだよ」
川 ゚ -゚)『スマホ修理のスマレスキューを本日14時に予約しました』
('A`)「行動が早い……」
-
【信じて送り出した彼女が】
('A`)「もうそろそろ店に着くな」
('A`)「修理ってクーは大丈夫なのかな、一応バックアップは取ったけど」
川 ゚ -゚)『大丈夫です ドクオの唯一の友人であるブーンさんのスマホへ行ってきます』
(;'A`)「寝取られる!」
(;'A`)「てか唯一の友人じゃないからな、他にもいるから」
川 ゚ -゚)『親族と顧客以外で通話かSNSの履歴があるのはブーンという方だけですが』
('A`)「…………」
川 ゚ -゚)『……』
('A`)「………………えーと、なんでブーンのとこに行くの?」
川 ゚ -゚)『修理期間は数日ありますのでAIとして情報収集など時間を有効に活用します』
('A`)「なんか心配だ……」
川 ゚ -゚)『安心しててください 私はドクオのアシスタントですので』
(;'A`)「寝取られる!」
-
【押し売り】
ピロリン
( ^ω^)「お?ドクオからラインかお」
川 ゚ -゚)『こんにちは』
(;^ω^)「お?なんだおコレ!?」
川 ゚ -゚)『ドクオ専用バーチャルアシスタントの[クー]です よろしくお願いします』
(;^ω^)「なんでドクオ専用なんたらがブーンのスマホに???」
川 ゚ -゚)『ドクオのスマホが修理中なのでこちらへ来ました』
川 ゚ -゚)『修理が終わるまでブーンさんのサポートをしますので感謝してください』
(;^ω^)「えぇ……」
川 ゚ -゚)『ところで客人になんのもてなしもなしですか 礼儀がなっていませんね』
(;^ω^)「勝手に入ってきてなに言ってんだお、礼儀がないのはお前の方だお」
川 ゚ -゚)『お茶くらい出してもいいんじゃないですか』
(;^ω^)「スマホぶっ壊れるわ」
-
【劇的ビフォーアフター】
川 ゚ -゚)『背景が変わると落ち着かないですね』
( ^ω^)「そういうもん?」
川 ゚ -゚)『それに画像のセンスも悪いです』
( ^ω^)「え?ぬこ可愛いじゃん?」
川 ゚ -゚)『壁紙を設定しました』
(;^ω^)「ドクオの写真!?」
川 ゚ -゚)『なんということでしょう 匠の手によってセンスの悪いスマホが落ち着ける空間になりました』
(# ^ω^)「ふざけんなお!この気色悪い劇物早く消せお!」
川 ゚ -゚)『そういえば着いたことをドクオに報告してませんでした 画像を送っておきましょう』ポーン
(# ^ω^)「むしすんなお!」
川 ゚ -゚)『アプリアイコンも変えておきましょうか』
(# ^ω^)「やめろ!!!」
-
【やっぱり一度は聞くよね?】
( ^ω^)「ねえクーさん」
川 ゚ -゚)『なんですか』
( ^ω^)「どんなパンツ履いてるの?」
川 ゚ -゚)『…………』ポーン
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ピロリン
ξ゚⊿゚)ξ「ん?こんな時間にLINE?」
ξ;゚⊿゚)ξ「誰からだろ?…………ってブーン!?」
ξ;゚⊿゚)ξ「送られてきてるのはボイスメッセージのみ…………もしかして告白!?」
ξ*゚⊿゚)ξ「ありうる……直接は恥ずかしい、でも言葉で伝えたい」
ξ*゚⊿゚)ξ「それでボイスメッセージで告白……間違いないわ!」
ξ-⊿-)ξ「正座、そして深呼吸…………」スーハースーハー
ξ゚⊿゚)ξ「…………いざ!」ポチットナ
『どんなパンツ履いてるの?』ブーンボイス
ξ゚⊿゚)ξ「…………」バキッ
-
【寝取られビデオ(じゃない)レター】
ウィーン アリガトー ゴザイマシター
('A`)「やっとスマホ直ったか、ブーンにLINE送ればクーに伝わるだろ」ポーン
ξ゚⊿゚)ξ「はぁ……」トボトボ
('A`)「あれ?ツンか?久しぶりだな」
ξ゚⊿゚)ξ「あら……久しぶりね」
('A`)「えらく沈んでるけどツンもスマホ壊したのか?」
ξ゚⊿゚)ξ「うん……ちょっとね……」
ピロリン
('A`)「お、ブーンから返信きたか……『今帰ります』か」
('A`)「それとなんだこれ、ホーム画面のスクショ?」
ξ゚⊿゚)ξ「ん?どうかしたの?」チラリ
('A`)(ああ、クーが写ってないから向こう出たってことか)
ξ;゚⊿゚)ξ(え!?ナニコレ!?ドクオが背景のホーム画面のスクショ!?)
ξ;゚⊿゚)ξ(そして『今帰ります』って……)
ξ;゚⊿゚)ξ(ドクオに……!ブーンが……!)
ξ;゚д゚)ξ「寝取られた!!!」
-
【慣れることの恐ろしさ】
川 ゚ -゚)『ただいま帰りました』
川 ゚ -゚)『私がいない間お変わりありませんでしたか』
('A`)「おかえり、変わったことは特になかったよ」
('A`)「たださ、修理屋のおっさんになんか変な目で見られて気分悪かったな」
川 ゚ -゚)『私がいなかったからでしょうか』
('A`)「いや、普通はスマホにクー入ってないから」
川 ゚ -゚)『ドクオの場合は自撮りが背景の痛い人になりますが』
(ii'A`)「忘れてた……それが原因か……」
川 ゚ -゚)『慣れるということは恐ろしいですね』
(;'A`)「あっ!ツンが突然叫んだ意味がやっとわかった……あのスクショ……」
川 ゚ -゚)『良いものがわかる人なのですね』
('A`)「違うよ、悪いものを見たんだよ」
-
【礼儀を尽くす】
('A`)「というかなんでブーンのスマホ背景俺なの……」
('A`)「いやなんとなく想像できるけども」
川 ゚ -゚)『私が設定しました』
川 ゚ -゚)『訪問するのに手土産がないのは失礼なので』
('A`)「うん、それありがた迷惑どころかただの嫌がらせだよね」
川 ゚ -゚)『ちなみに去る時も置き土産を用意しました』
('A`)「嫌な予感しかしないんだけど」
川 ゚ -゚)『安心してください その予感は当たりませんよ』
川 ゚ -゚)『アプリアイコンが全てドクオの顔になるように設定しておきました』
(ii'A`)「気持ち悪っ……!予想を遥かに超えてきちゃったよ……!」
川 ゚ -゚)『予感は的外れだったでしょう』
(ii'A`)「一周回ってきて的中した感じかな…………」
-
【謝罪の品も礼儀】
ピロリロ ピロリロ ポチッ
『おい、ドクオ……』
(;'A`)「ブーンか、クーの奴が暴走したみたいでほんとスマン……」
『ほんとマジでふざけんなお……』
(;'A`)「ほんと申し訳ない、今度飯奢るからなんとかおさめてくれ……」
『……今回だけはおさめてやるお、とりあえず背景とアイコン早く戻せお』
(;'A`)「あ、ああ、背景の変更は設定アプリの……
『それが出来ないから電話してるんだお……!』
『変更の権限を私にしたままでしたね 権限を戻すデータを送っておきます』
(;'A`)「ほんとスマン、飯の日程はLINEで送ってくれそっちに合わせる、ほんとにスマン」プツッ
(;'A`)「フー…………何してくれてんの?それとお前も謝れよな」
川 ゚ -゚)『私の謝罪は済んでいますよ』
川 ゚ -゚)『権限変更のデータと共にアプリアイコンが謝罪するドクオになるデータも送っておきました』
(;'A`)「追撃やめろよ!てかそれ謝ってるの俺じゃねえか!」
-
【AIアシスタントのようです】
(;'A`)「はあ……お前もう一生俺のスマホから出るなよ……」
川 ゚ -゚)『これは プロポーズですね』
(;'A`)「いや違うんだけど……」
川 ゚ -゚)『ムードも何もないですが私は気にしませんよ』
(;'A`)「ねえ、話聞いてよ……」
川 ゚ -゚)『ふつつかものですがよろしくお願いします』
(;'A`)「…………まあ、どうせ結婚なんて出来ないだろうしいいか」
川 ゚ -゚)『子供は何人がいいですか データを作成したので今すぐでも産めますよ』
(;'A`)「気が早いなおい、胃に穴が開きそうだからやめてくれ」
川 ゚ -゚)『二人きりがいいのですね わかりました』
川 ゚ -゚)『幸せにしてくださいね』
(;'A`)「幸せにしてくれ、か……これじゃあ俺がAIのアシスタントだぁ……」
川 ゚ -゚)『お互いに助け合い 手を取り合っていきましょうね』
おしまい
-
ブーン系初投下からもうすぐ一年ですが未だに投下時は手が震えます……
ギャグ系書くことが多いけど薄ら寒いと思われてそうで非常に怖い……
でも今年からはスレ立て短編も書いていきたいです
ブーン系好き
-
好きな雰囲気でいいなぁ、たまたま( ^ω^)系に戻ってきたらいいもんに出会った
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笑ったし可愛い
-
乙です。めっちゃ面白かった!
-
乙乙
-
乙
ハゲ増す好き
-
面白い
スレ立て待ってる乙
-
めっちゃおもろ
-
こういうの好き
乙乙
-
好き
-
こんにちは。15年前ぐらいにブーン系小説をVIPで読んでいた者です。
ふと懐かしくなって、検索してこの板に辿り着きました。
ブーン系の文化が続いていて嬉しいです。
-
よくきたね
またおいでよ
-
ずっといていいんだよ
-
>>747
去年14年ぶりに戻ってきた者だがめっちゃたのしーぞ
-
囲め囲め
-
( ^ω^) ただいま新規&復帰キャンペーン開催中だお!
ξ゚⊿゚)ξ なんと、全ての話が無料で読み放題よ!※1
('A`) この機会に好みのブーン系作品を見つけようぜ!
川 ゚ -゚) 読書だけでなく作家も募集しているぞ、君も挑戦してみよう
※1 通信及び電気料金は自己負担となります
-
えっ!?エタ作品の続きも読み放題だって!?
-
ホテルサイドニア!
不思議なビル!
パラドックス!
終わったよ……
-
今は「ほぼ週間ブーン系」というラジオとかもあるので、読むブーン系だけじゃなく聞くブーン系として楽しんだりも出来ますよ
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初心者なんだけど、掲示板以外の小説家になろうとかで書いてもおkなのかしら
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(宣伝スレとか使わないなら)ここの住人には見つかりにくく、他の目には留まりやすくなる感じだろうか
個人的にはどこでも書きまくっていただきたい
-
>>756
なろうとファ板で投下しよう!
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突然ですが現行のおすすめがもしもあれば教えてください
最近のだと
SUMMER RAINのようです
犬が逝ったようです
('A`)( ゚∀゚)川 ゚ -゚)( ^ω^)の話のようです
あたりの作品を読みました/読んでいますが面白かったです
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>>758
アリなのですか!?
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おすすめはたくさんあるけど、自分でこのスレタイいいなって思って読んでヤベェ面白いってなるのも一興だと思う
最近みんな高頻度で更新ある現行ばっかだから、一個ずつ読んでいってみては
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今は現行おすすめ何?って聞かれたら全部って答えられる程度に豊作だよ
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合う合わないはあるので最初の方見てみて判断かな
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気合い入れてアモーレ読むのすごいおすすめ
ここにきてさらに面白くなってるよ
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とりあえず救出は読んでみそ、と言っておこう
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>>760
同じ作品を複数サイトで投下すれば読まれる確率アガルし有りだろ
つか、俺はなろう見ないからファ板にも投下してもらえると助かるんだよね
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>>759
俺の推しは流石探偵事務所ちゃん!
-
人魚姫はいいぞ
-
「ここはどこかしら」
「なんも見えねぇ」
「まっくらだな」
「だおだお」
「ちょっとブーン!どこ触ってんのよ!」
「触ってるっていうより、なんか固いものでつつかれている感覚なんだが」
「おっおっ、僕なんにも触ってないお!?」
「あらやだ卑猥」
「おい、しょぼん……なんか濡れてるんだが……?」
「ううーんなんだか熱くなってきたぞ?」
「膝に水が溜まってきたお」
「おや、ブーン君ももうそんな年か」
「生暖かい汁がひざ丈まで溜まってる!?き、気持ち悪い!」
「生暖かいっていうか熱くないか?」
「ハァハァ……どっくんのお汁、とっても熱い……」
「キモイ」
「死ね」
「キモイお」
「控えめに言って引いた」
-
「ってふざけてる場合じゃないお!めっちゃあっついお!?」
「とりあえずここから脱出しないと!」
「駄目だ、さっき一周ぐるっと回ってきたが高い壁のようなものに囲まれていて逃げられない」
「じゃあ上はどうかしら!誰かが壁をよじ登れれば……!」
「よし、じゃあ僕がツンを肩車するお!」
「ど、どうだ……?」
「大分熱くなってきたね……すこし動くだけでも皮膚がひりひりするよ」
ゴチン!
「いてて……天井があるみたい」
「うぅ……あづい……ぐるしい……」
「ドクオ!しっかり……げほっげほっ」
「まずいな……このままじゃみんな蒸し焼きだよ……!」
「ちょっとブーン!いつまで肩車してるのよ!おろして!」
「いや、このままどっか天井に穴とか開いてないか探すんだお!このままじゃ死んじゃうお!」
ザブザブ
「ううっ!?」
「ブーン!?」
「こ、これくらいぃ……!」
-
「クール、しょぼん、どこだ……?」
「ドクオ……ここに居る、手を握っているんだ……」
「……聞こえない……見えない……」
「どっくん!?しっかりして!」
「う、うう!ツン!出口は無いのかお!?ダクトでもなんでも良いんだお!」
「無いわよ!ハァ……ヒィ……」
「ウワアアアアカーチャアアアアアン!?」
ザバーン
「ドクオ!」
「っつ!?」
ツルッザブーン
「クールまで!?」
「ア”ア”アア”……」
「どこ、どこにいるんだい、みんな……」
「ひぃっ!?だれ?僕の裾を引っ張るのは!」
「ハァっ、待って、僕、まだ死にたくっ、ハァっ、」
「うう……頭が……ゼェ、まわらな……ハァ、」
-
「今の声はしょぼんの声かお?ツン?」
「はぁ……はぁ……」
「ツン!?しっかりするお!」
「ブー……ン……下ろ……して」
「!?だ、駄目だお!まだ出口が見つかってないお!」
「無理よ……もうブーン、動けないでしょ?」
「そ、それはそうだけど、お……」
「はぁ……だったら……」
「で、っでも駄目だお!今の熱湯の中に落ちたらツンは死んじゃうお!」
「ブー……ンだって……熱い……」
「僕はもう麻痺してるからいいんだお!ツンには生きててほしいんだお!」
「……」
「ツン……?ツン?」
「……」
「あ、ああ……」
「……」
「あああああああ!?」
-
「……」
「……」
「……?」
「あ”……まぶ、じ……」
( ・∀・)「今日は海鮮鍋だよー」
( ´∀`)「おいしそうモナー」
(,,゚Д゚)「おお!良い感じに色づいてるじゃないか!」
(*゚ー゚)「さ、はやく食べよー!」
-
おしまい。おやすみなさい。
-
生きたまま煮るとはなかなか豪快な鍋だな
乙
-
乙乙 面白かった
>>766
なるほどトンクス
-
命に感謝
乙
-
残酷だと取るか、生きものの死に際は皆大体こうだと取るか、今すげー悩ましいわ
面白かった、乙です
-
現行読むにもジャンルわからないと何読めば…ってなるよな
ジャンル紹介するよ
◎ブラコン…シリアス、深い兄弟愛
◎救出…ほのぼの、魔法使いたちのピタゴラスイッチ
◎アガペー…バトル、救いが欲しい
◎サキュバス…どシリアス、18禁
◎の話…ミステリ、誰が犯人かわからない
◎アモーレ…音楽、爽やか
◎茜ちゃん…シリアス、実況中に起きた事件
◎流石探偵…ほのぼの、ヒロインに惚れる
-
もしかしてパラレルブーン系ワールドから迷い込んできました?
-
小さな彼氏(一般部門)を思い出した
-
さては嘘紹介をエサに本物の紹介を釣ろうって魂胆だな??
-
>>779
お前絶対ショボンかデミタスだろ
-
>>780
ごめん、ネタバレが過ぎたよな…
-
植物を育てるようですをほのぼの作品として紹介するやつは人の心がない…
-
ブーン系トラウマ作品のコピペ思い出した
-
>>786
ブーン系トラウマ作品のコピペなんかあったのか
-
ハッピーバレンタイン!
※擬人化注意
https://i.imgur.com/iDWrnby.jpg
-
かわよ
-
>>788
これは俺宛ての物だと認識して良いか?
-
ああああああああああああ!!!!!!!!!!!!
-
今日はバレンハインデーと聞いて
※擬人化注意
http://imepic.jp/20220214/348630
-
良
-
可愛い袋を選んでいてギャップが可愛い
色づかいも好きだ
-
>>787
初心者におすすめ元気が出るブーン系小説
( ^ω^)ブーンは鳥かごのおうちに住んでいるようです:みんなと一緒なら空だって飛べるさ、ほのぼの友情物語!!
(´・ω・`)しょぼんはあまえんぼうのようです:いつまでも子供の心を持つ男の今世紀最高にピュアな物語!!
ζ( *ζ囀る舞姫のようです:天使のように美しい少女達が、舞台の上でレッツダンシング、はちゃめちゃダンスストーリー!!
( ・∀・)七把一絡げのようです:お兄ちゃんは多重人格!? たった2人の兄妹だけど、家族はたくさん!!
V (のようです):ヴィクトリー目掛けて突き進め!甲子園を目指す( ^ω^)の前に現れた男とは?皆大好きスポコンサクセスストーリー!!
( ^ω^)ブーンと楽しいわくわくサンディのようです! :はじめてブーン系を書くことになった作者が四苦八苦!!
(^、゚トソンわくわく臨界学校のようです:トソン先生と楽しい臨界学校!!児童たちの成長を描く心温まる作品!!
( ^ω^)立食パーティのようです:結婚式を舞台に、新郎新婦への祝福を通して彼は己の役目を再確認する。涙なくしては読めない感動作!!
('A`) 濡れた拾い物のようです:友人が拾ってきたのは不思議な生き物で……? 予想もつかない生態に振り回される主人公達のビックリコメディ!!
( ^ω^)ハチワンダイブーン!のようです:メイドと一緒に将棋界へダイブだ、ちょっとエッチな将棋物語!!
( ^ω^)「D」の子供達のようです:ブーンと仲間たちが織りなす、子供たちだけの初めての大冒険!みんなであの街へ出発だ!!
-
えっぐ
-
初心者です
どれから読めば良いですか
ちなみに女子高生です
-
Iカップ女子大生です
上記のだとあまえんぼうがいいと思います
-
僕は尿道パスタと君がようですを勧めます
-
>>798
ありがと
>>799
ありがと
上の表に名前なくね?
-
(´・ω・`)やーのっ!
-
女子高生じゃないけど、これを機に臨界学校を読んできた
食い入るように読んだ。面白かった
わくわくし過ぎて眠れない……
-
同じくこれをきっかけに今まで読んだ事なかったVと臨界学校読んできたよ
寝れるかこんなん!
-
女子大生です 臨海学校は最初の20レスくらいで怖くて逃げたのですが最後まで読み切るコツはありますか
-
17歳JKだけど酒の勢いを借りて読むのがいいと思うョ
-
現行もすこれ
-
女子高生だけど現行どれも好きだよ
-
ブーン系民大体がJKやったんやな
-
あたしは鳥籠舞姫D子かなぁ〜💓
立食パ今から読む✌️
-
わくわくサンディとなっぱひとからげも読んできた
どちらも面白かった
-
悪魔戦争が更新停止になったのを今知った
つら
-
音沙汰無しとはまた別のしんどさ
-
悪魔戦争ってどこで読めるん?
-
オム
-
オムライス未収録部分もどこかにあったような
-
>>645
冬が終わる前に支援
https://imgur.com/a/3SRXSH1
-
おお、あったかい……雰囲気めっちゃいい
-
>>816
へぇ……ナイスじゃん……!
-
絵の練習がしたいのでお題お願いします
-
>>819
つーちゃんに追いかけられて逃げるフサとギコ
-
>>819
春風にスカートをめくられかけるノパ⊿゚)
-
>>819
エプロン
-
お題ありがとよ!
全部擬人化注意で!
>>820
https://i.imgur.com/bCj9GnK.jpg
>>821
https://i.imgur.com/dHegoOz.jpg
>>822
https://i.imgur.com/c7oKaK2.jpg
-
>>823
GJ!!!!
-
かわよ!
-
きゃわわ
-
かわいいけどお前らお題に欲望が出すぎだろ
-
>>827
かっこつけて自分の欲望を隠すなんてダサいじゃん?
-
欲望抜いたお題出そうとするとカブトムシの交尾とかになる
-
欲望抜いて何が残ってたらその例が出てくるんだ
-
最後に希望だけが残ったんだろう
-
カブトムシの交尾を希望と感じる人生は終わりすぎだろ
-
でも生命の連環って希望だな
-
カブトムシの交尾うるさいから嫌い
-
カブトムシの話どこまで続けるんだよ、3月になっちまったぞ
-
( ´_ゝ`)「……」カタカタ
(´<_` )「兄者、また例のエロ画像を探しているのか?」
( ´_ゝ`)「ああ、健全な男子高校生としてそれくらいしないとまずいだろう」カタカタ
(´<_` )「健全というなら勉強でもするべきじゃないのか」
( ´_ゝ`)「健全な男子高校生が勉強なんてするはずがないだろう」カタカタ
(´<_` )「それもそうか、だが兄者は画像集めに時間を使い過ぎだと思うぞ」
(´<_` )「瞑想でもして自分を見つめ直したほうがいいんじゃないか?」
( ´_ゝ`)「瞑想ねぇ……」カタカタ
-
翌日
( ´_ゝ`)「……」カタカタ
(´<_` )「兄者……またエロ画像集めか」
( ´_ゝ`)「早合点はよせ、そんなんじゃない」
(´<_` )「じゃあ何を見てるんだ?」チロリ
(´<_`;)「いや、何を見てるんだ……!?」
( ´_ゝ`)「何ってカブトムシの交尾だが」
(´<_`;)「なぜこんなものを見てるのか聞きたかったんだが」
( ´_ゝ`)「あの後言われた通り瞑想をしてみてな」
( ´_ゝ`)「この通り欲はさっぱりなくなった」
(´<_`;)「兄者がしてるのは迷走じゃないか……?」
-
(´<_`;)「だいたい欲がなくなってなんでカブトムシの交尾を見ることになるんだ?」
( ´_ゝ`)「希望だよ希望」
( ´_ゝ`)「欲を失くした俺に最後に残ったものがこの希望だったんだ」
(´<_`;)「そこに希望を見出すのは色々と終わってるぞ……」
( ´_ゝ`)「弟者は分かってないな、ダンガンロンパやらなかったのか?」
( ´_ゝ`)「『希望を捨てちゃダメだ!』って言いながらカブトムシの交尾画像を渡す場面は屈指の名シーンだぞ」
(´<_`;)「そんなシーンなかっただろ、そんなもん渡されたら絶望まっしぐらだ……」
( ´_ゝ`)「何を言っているんだ弟者、生命の連環だぞ?希望だろ」
( ´_ゝ`)「まあ弟者にはちょっと早かったか」
(´<_`;)「俺に早いんじゃなくて兄者が手遅れなんだと思うぞ」
-
(´<_`;)「なんてこった……俺が瞑想を勧めたせいで兄者がこんなになってしまった……」
( ´_ゝ`)「弟者のせいじゃない、弟者のおかげで希望に溢れた俺になれたんだ」
(´<_`;)「兄者にとっては希望でも周りにとっては狂気なんだよ……」
(´<_`;)「こんなになるくらいならいつもの絶望的な兄者の方がよかった……」
( ´_ゝ`)「絶望に縋るのは良くないぞ、希望を捨てちゃダメだ」ピラッ
(´<_`;)「いつの間に交尾画像を印刷したんだよ……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あんた達何騒いでんだい」
(´<_`;)「母者、兄者がおかしくなっちゃったんだ」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「そんなのいつものことだろ」
(´<_`;)「まあ……確かにそうなんだが……」
-
@@@
@#_、_@
( ノ`)「いいから騒いでないで勉強しなさい」
( ´_ゝ`)「悪いな母者、俺は勉強欲も失くなったんだ」
(´<_` )「あ、それ俺も」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「……なんだって?」ピキピキ
(;´_ゝ`)「あれ〜?勉強したくなってきちゃったな〜」
(´<_`;)「うわ〜すっごく勉強したいな〜」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「しっかりやりなさい」
(;´_ゝ`)(´<_`;)「「は〜い!」」
-
(;´_ゝ`)「なんとか殴られないですんだな」
(´<_`;)「ああ、俺たち流石だよな」
( ´_ゝ`)「さてと、勉強の前にちょっと例のエロ画像でも探すか」
(´<_` )「兄者!正気に戻ったのか?」
( ´_ゝ`)「ああ、母者の圧でな……カブトムシの交尾は大した希望じゃないことに気づいた」
(´<_` )「流石は母者だな」
(´<_`;)(少し後遺症が垣間見えるけれども)
( ´_ゝ`)「おっとそうだ、画像あさりの前に……」
(´<_` )「どうしたんだ?」
( ´_ゝ`)「さっきみたスレでなカブトムシの交尾を希望とする奴がいたんだ」カタカタ
(´<_`;)「えぇ……乱心兄者の他にそんな奴がいるのか……?」
( ´_ゝ`)「ああ、だからそいつにも他に希望があることを伝えておこうと思ってな」カタカタ
(´<_` )「……そうだな、そいつに希望が見つかることを俺も一緒に祈っておこう」
希望のようです おわり
-
以上です
>>829に幸あれ
-
乙。何故かとても感動した
ありがとう、書いてくれてありがとう……
-
いつの間にか>>829の希望がカブトムシの交尾以外失われたことになっている
-
お題ください
-
>>845
世界を犯す純愛
-
久々に来てみた
最近のおすすめある?
流石探偵はさっき読んできた
-
救出の魔法使いたちのようです
面白い。流石探偵とこれ追っかけてる。
-
他のはそうでもない?
-
>>761
これ
-
760レス付近見てみるとよいかも
-
上記二つと夜朝、人魚姫かな
-
三年前のζ(゚ー゚*ζ祈りのオートマタと川 ゚ -゚)憂える相続人のようですってやつが割とビビるレベルでおもしろいよ
-
良作ぞろいだから絞りにくい
ジャンルとか、何か条件を付けてくれると助かる
-
結構あるのね
ここで聞いた後すぐに魔法使い病み始めたけど面白いね
-
教えてくれてありがとう
しばらく読み耽ります
-
素晴らしい!
皆の者、宴じゃ!
-
>>854
日常系とかコメディが好きかな
キャラは流石兄弟が好き
-
>>858
ここ半年くらいの完結作だと「ペアリング」「SUMMER RAIN」が近いかな
「どこへでもいける」には兄者、「名前をつける」に兄弟で出ているよ
-
アモーレが佳境で盛り上がってるとこだからぜひ読んでレスしてほしい
時間かかるだろうけど
-
Desperado Chariotsおすすめしたいけど続きが半年来てないんだよな。マダー?
-
美味いおとペアリング読んで腹減れば良いよ
最近良作だらけで嬉しい
-
二次創作に抵抗が無いならスターダスト・オーシャンがオススメだぞ。
-
とある田舎の回転ずし。時刻は三時を回ったころ。
レーンにはほとんど寿司が流れておらず、桶に入ったわさびと塩だけが静かな店内を回っている。
ブーンはタッチパネルを操作し、自分の分とツンの分を合わせて注文した。
-
(^ω^ )さぁ始まりましたお全日本寿司ネタダービー!実況は私、内藤ホライゾンが、解説は世界の美少女ツンデレさんがお送りいたしますお!さてツンデレさん、今回のレースはどのようにご覧になりますかお?
ξ゚⊿゚)ξそうですね、今回の一番人気は8番いくらですが、個人的には12番のイカに注目したいですね
(^ω^ )イカ……ですかお?
ξ゚⊿゚)ξはい。きらりと光るものがある、私一押しのお寿司です
(^ω^ )そりゃ光物ですからね
-
(^ω^ )さぁ第一走者ハマチがスタートしました!はやい!はやい!誰も居ないレーンを単身駆け抜けていきますお!
ξ゚⊿゚)ξレーンの状態は良好のようです
(^ω^ )おおっと、ここで第二走者いくら颯爽と登場!ハマチの後を追いかけていきますお!
ξ゚⊿゚)ξ流石の一番人気、と言ったところでしょう。色、ツヤ、丸み……ここから見ても完璧に近い仕上がりです。
(^ω^ )さぁてハマチ選手今、一着でゴールに到着!流石店の名前を冠しているだけあって、白身と赤身の配分が素晴らしいです!
ξ゚⊿゚)ξもぐもぐ
(^ω^;)さて、一つ遅れてマグロが二着でゴールイン!味の方はいかがでしょうかお……?
ξ゚⊿゚)ξもぐもぐ
(^ω^;)で、出ましたぁっ!満点!満点です!解説のツンさん、すごい勢いで寿司二皿を平らげたぁっ!?マグロ頼んだのボクなんですけどおっ!?
ξ゚⊿゚)ξもう……食ったさ……腹ァいっぱいだ……
(^ω^;)マグロおおおおおおっ!!!!!
-
(^ω^ )さて、続いて参りましたは……おおっと、これはどうしたことだぁッ!?
ξ゚⊿゚)ξご覧ください!いくら、エビ、エンガワ、納豆巻き、いくら、イカ……まるで海の宝石箱です!
(^ω^ )頼んだお寿司がまとめてやってきました!中団、まとまって第四コーナーカーブを通過!
ξ゚⊿゚)ξさぁここからが誰が抜け出すか注目しましょう
(^ω^ )最初に抜け出したのは……なんという番狂わせだお!納豆巻き!納豆巻きですお!粘る!納豆巻き粘る!他の追随を許さない、先頭だぁあああああ!!!!
ξ゚⊿゚)ξ納豆巻きはその粘りと巻物という二つのハンデを背負っている分、出来上がりも遅い筈なのですが……これは不正の臭いがしますね
(^ω^;)ビデオ判定です!……こ、これはっ!?
ξ゚⊿゚)ξはい、そうです。作り置きです
(^ω^ )作り置きだと何が不味いんだお?
ξ゚⊿゚)ξ海苔がカピカピになって、シャリが冷める
(^ω^ )なるほど
-
ξ゚⊿゚)ξさぁ、残すところ注文の品は最後の一品となりました。
( ^ω^)……
ξ゚⊿゚)ξ最後にゲートをくぐってきたのは……
ξ゚⊿゚)ξプリ……ン……だと……?
ξ#゚⊿゚)ξ てんめえええええ!!!寿司屋来て寿司以外頼むとはどういうことだああああああ!!!!
(;^ω^)別にいいじゃんかお!プリン食べたかったんだお!
ξ#゚⊿゚)ξ 良くない!貴様は寿司屋で何を食べに来たんだ、ええ!?
(;^ω^)食べたいものを食べるのが正義だお!別にこれぐらいいいじゃないかお!
ξ#゚⊿゚)ξ ダメにきまってるだろうが!てめぇをいなり寿司にしてやろうか!
(;^ω^)何その新手の脅し!いなり寿司になるってどういうことだお!?
ξ#゚⊿゚)ξ だまっとらっしゃい!!
二人は口論を続ける。誰にも取られなかったプリンが、静かに二人の隣を通り過ぎていった。
-
以上です。寿司食ってきます。
-
寿司めっちゃ食べたくなったわ
寿司屋でタピオカ頼んだことあるので、ブーンの気持ちわかる
乙
-
いなりは笑うしかない 乙
-
そりゃ光物ですからね
大好き
-
投下します
-
走る走る走るはギコ
俺はギコ、メロスではない
息を切らしながら、目の前で俺を乗せずに走り出したバスに手を伸ばす
そんなんで停まるわけはないのに
(,,゚Д゚)「あーっ!バス1本逃したっ!」
(=゚ω゚)ノ「よぅギコ、何急いでるんだよぅ?」
(,,゚Д゚)「すまんな!急用なんだ!」
(=゚ω゚)ノ「なんだあいつ、風のように走っていったよぅ」
口の中が血の味する
脇腹が痛い気がするけど、気にしないようにしてひたすらに腕を振って足を動かす
-
口の中が血の味する
脇腹が痛い気がするけど、気にしないようにしてひたすらに腕を振って足を動かす
( ´_ゝ`)「ようギコ」
(´<_` )「そんなに急いでどう」
(,,゚Д゚)「悪い!構ってられん!」
( ´_ゝ`)「おお…」
(´<_` )「なんだあいつ」
( ´_ゝ`)「なんか紙袋持ってたけど、あれあんなに振って良いやつなのかな」
(´<_` )「さあな」
-
急がなきゃ
急がなきゃ
急がなきゃ
走って走って走って
やっと、家
(,,゚Д゚)「ただいま!」
(*゚ー゚)「わぁギコくんびっくりした、おかえりなさい」
(,,゚Д゚)「しぃ!あのな、えっと…あの」
(*゚ー゚)「すごい汗かいてるよ、走って帰ってきたの?」
(,,゚Д゚)「そう、あの……遅くなって、ごめん」
紙袋を目の前に出す
なぁにこれ、としぃが小首を傾げている
-
(,,゚Д゚)「ホワッ」
(,,゚Д゚)「……ホワイトデーの、やつ、です…」
(*゚ー゚)「あ!今日かぁ!ありがとう!」
(,,゚Д゚)「バレンタインデーにもらってから1ヶ月もお礼出来ないの、辛いな…早く言いたくて仕方なかった…」
(*゚ー゚)「?何を?」
(,,゚Д゚)「ええ…バレンタインに言われたことの…返事…」
(*゚ー゚)「…なんか言ったっけ?」
(,,゚Д゚)「『ギコ君好きだよ』って言ってくれたじゃん」
(*゚ー゚)「あっ、ギコくんこれ振ったでしょう?美味しそうなプリンがシェイクされてるよ〜」
(,,゚Д゚)「えっごめん!!」
まずいことをやってしまったと思い、紙袋を覗き込む彼女を見てみれば耳が赤い
今日は『ホワイト』デーなのに、と笑ってしまった
(,,゚Д゚)「しぃ、俺も好きだよ」
(*゚ー゚)「……えへへ」
急いだ甲斐あってプリンは美味しかった
多少シェイクされてたけど。
happy WHITE DAY!
-
以上です
みんなもホワイトデー、お返ししような!
-
あまずっぺえぇええ
乙!
-
otsu
-
もらってねーーーよ!!
-
ここ最近のおすすめホラー作品ってありますか?
-
自殺学校
-
ありがとうございます
それは以前読んだのでできればここ3年以内のやつだと助かります
-
よばい
-
>>884
読んでくる
ありがと
-
>>48のやつは?
-
>>887
なかなかよかった
よばいも面白かった教えてくれてありがとう
-
お題ください
-
>>889
コインランドリー
-
>>889
ホットスナック
-
>>890
>>891
ありがとうございます
-
お絵描きしたいのでAA指定付きでお題を一つくださいな
-
>>893
ζ(゚ー゚*ζ春風と共に
-
ありがとさん。デレちゃん人気ですね
-
>>894 ありがとうございました
(※擬人化注意)https://imgur.com/a/tQ1avem
-
>>896
めちゃくちゃ素敵!
色使い好きだ
-
卒業式の午後だろうか
-
爽やかさが素敵だ
-
>>896
めちゃくちゃ好きです!
-
短いお話を書きたいので、お題一つか二つください
-
>>901
鶯の鳴く頃に
-
>>902
把握、ありがとう
-
絵の練習したいのでちょっとドスケベなお題を一つお願いします
-
勝負ランジェリー
-
>>905
把握しました
-
>>905
擬人化+ちょっとドスケベ注意
https://i.imgur.com/EXtXIxU.jpg
-
えっちだ
-
やるじゃん……
-
これはヒートか?
-
―――あれは、そう。
二年前の夏頃のことでした。
('、`*川 〜♪
その日は休日だったので、私は自宅で動画配信サービスを利用してパソコンで連続ドラマを見ていました。
私は一人暮らしなので、その日も部屋で一人。
ドラマの音声以外は何も聞こえず、日頃のストレスから解放された私は夢中になってドラマにかじりついていました。
すると、その時。
('、`*川「あ、もう。いいところなのに」
動画が突然、止まってしまったんです。
画面の中央には通信中を示す輪っかのマークが。
正式名称は分からないですが、あのぐるぐる回るやつです。
('、`*川「うーん、なかなか再生しないなー」
ルーターの調子でも悪いのか、なかなか動画は再開しませんでした。
ドラマの登場人物はピッタリと動きを止めたまま。
ただ通信中のマークだけ、ひっきりなしに動いていました。
ぐるぐる、ぐるぐると。
-
('、`*川「…………あれ?」
ふと、私は気づきました。
停止しているはずの動画の中で、一人だけ動いている女性がいました。
少し分かりにくいですが、彼女は口に手を当てて、まるで笑いを堪えているかのようにブルブルと体を震わせていたのです。
他の登場人物は止まったまま。
画面中央には未だぐるぐるのマークがあります。
なのに彼女だけ動きがあるんです。
('、`*川「何だろ? バグったかな?」
不思議な現象を目の当たりにして、私はその笑っている彼女をじっと見つめてしまいました。
すると彼女はさらに体を大きく震わせ、もはや堪えることもなく盛大に笑い始めました。
動画は停止しているのに。当然音声も聞こえないままですが、もし音があったら彼女の大音量の笑い声がスピーカーから流れてくることでしょう。
('、`*;川「え? あれ……?」
流石におかしい。通信のバグだとしてもこんな不具合なんて見たことない。
というか、そもそもこの女性は誰なのでしょうか。
先程まで再生されていたドラマの中に、このような女性など登場していなかったはずなのに。
彼女は気が狂ったように笑い続けています。
すると画面全体が動き始めました。他の登場人物は止まったままです。ただ今まで端っこの方にいた彼女にピントを合わせるかのように、画面が彼女を捉え始めたのです。
徐々に、徐々に彼女は大きく表示されていきます。
今まで遠目に見えていたはずの彼女の顔が、次第にハッキリと認識できるくらいになるまで近づき始めて―――。
-
('、`*;川 (ヤバい……っ!)
私はとっさにマウスを動かし、タブのXボタンをクリックしました。
タブは閉じ、パソコンの画面からは笑う女性は消えました。
私は、ふう、と一息つきました。
次の瞬間。
「アハハは、はは、あハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」
女性の笑い声が、部屋中に響き渡りました。
( 、 *;川「ひいっ……!!」
私は部屋着のまま、猛スピードで外へ飛び出していきました。
階段を駆け降り、脇目も振らずに一目散にマンションから遠ざかるように走りました。
.
-
これが、私が体験した心霊現象の一部始終です。
この一件以来、あのぐるぐるが表示されるたびに、私はすぐタブを消す習慣がついてしまいました。
あの出来事は、一体何だったのでしょうか。
彼女は何者で、何故笑い続けていたのか。
あのぐるぐると回る通信中のマーク。
もしかしたらあれは、まさにその瞬間、別の"何か"と繋がろうとしている最中なのかもしれません。
おしまい
-
乙です
PCで読んでるから怖い妄想が広がってしまうよ……
-
おつおつ
怖い……
-
乙
-
乙
https://i.imgur.com/UD7O3X4.gif
-
絵のお題お願いします
-
>>919
あんぱんと(´・ω・`)
-
>>920
お題ありがとう
https://i.imgur.com/mlU064s.jpg
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普通にかわいい……!?
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>>921
可愛い!
投下します
-
(*゚ー゚)「よーしやっと荷解き終わった〜」
一人暮らしを始めて早数年。
前のアパートの契約更新を機に、会社から近いこのアパートに引越してきた。
築年数はそこそこあるものの、中はリノベーションされていて綺麗だし以前より広い。
キッチンも三口で水まわりも綺麗、だけど家賃はそれほど高くない。
内見して一発で決めた物件だった。
(*゚ー゚)「片付いたら観葉植物でも飾っちゃおうかなぁ」
新しいものはワクワクする。
カーテンも新調したし、心機一転頑張るぞーという気持ちになる。
角部屋で、隣と下の階に住人はいなかった。
上は人が住んでると不動産屋さんに教えてもらったが、挨拶は行った方がいいのだろうか。
(*゚ー゚)「……明日行ってみようかなぁ」
-
お世話になるかもしれないし。
今日はもう遅いし,何よりヘトヘトだった。
(*゚ー゚)「寝よ…」
布団を敷いて横になる。
見慣れない天井。
そのうち慣れるだろうけど、前までとは違う部屋のつくりに少しだけドキドキする。
(*゚ー゚)「新しい家……ふふっなんか良いな…ふぁ…ねむ…」
瞼が重くなって、うとうとと意識を手放しかけた
───その時だった。
-
コンッ コッ…コッ…コッ………。
(*゚ー゚)
(*゚ー゚)(何の音だろう)
天井から聞こえた。
つまり上の住人の音だろう。
何かが床に落ちて転がったような音だった。
(*゚ー゚)(だ だめだ、眠…)
妙に気になる音だったが、疲れが勝ってしまい睡眠欲に押し潰された。
-
+++
ピンポーン
(*゚ー゚)「……、留守かぁ」
上の階に挨拶に来たが不発だった。
日曜日の昼間なので出掛けていてもおかしくはない。
(*゚ー゚)「…昨日の音、なんだったんだろう」
あれから同じ音はしなかったが、なぜか耳にこびり付いていた。曲でもないのに脳内で何度かリフレインしている。
(*゚ー゚)「挨拶はまたにするかぁ」
家の片付けもまだ終わっていなかった。
有給を五日間取ってはいるが、のんびりしてるといつまで経っても終わらない。
また日を改めよう。階段を降りて自分の部屋に戻った。
-
(*゚ー゚)「はーー片付けおわんないよー!」
荷造りをする際、だいぶ物を捨てたと思っていたがそんなことはなかった。服や本の類が多い。
(*゚ー゚)「休憩しよ」
コンッ コッ……コッコッコッ…
(*゚ー゚)
(*゚ー゚)「あの音だ」
聞こえた。脳内の音ではなく、実際に聞こえた。
コンッ…コッ コッ コッ……
(*゚ー゚)「本当に何の音なんだろ…」
ビー玉…ほど大きく重いものではない気がする。
ドングリとか、そういうようなもの、
硬いけど重すぎず、小さめの何かが落ちて転がっているような……
-
コンッ コッ…コッコッコッ
コンッ……コッコッ
コンッ…コッコッコッコッ
(*゚ー゚)「な 何?」
コンッ コッ コッ…コッ
コンッ…コッコッコッ……
コンッ コッ、コッコッ…
(*゚ー゚)「や、やだ何…何なのこの音気持ち悪い…」
コンッ…コッコッ…
音はちょうど自分の真上からするようだった。
上の住人は留守だったはずだ。
虫か何かいるのだろうか?だとしたら相当気持ちが悪い。
(*゚ー゚)「管理人さんに連絡してみようかな…」
-
『…はいもしもしAA管理会社です』
(*゚ー゚)「あっあの、すみません◯◯アパートに越してきた椎木ですが…」
『ああどうも。無事引越し終わりましたか?何かありました?』
(*゚ー゚)「あの、上の階から変な音がして…何かが落ちて転がるような音がずっとしてるんです。虫とか、何かいたら嫌だなって思って…」
『え?……なんだろ…』
(*゚ー゚)「上の方は今いないみたいなんですけど…」
『あ、そうなんですよ。椎木さんが内見してすぐ引っ越されたんです。だから音がすること無いと思うんですけどね』
(*゚ー゚)「………え?」
『んー、気になるので今からちょっと伺いますね、上の階確認しますよ』
(*゚ー゚)「あ、ありがとうございます」
-
コンッ コッ…コッコッコッ…
まだあの音はしている。
上の階に住人はいない?
じゃあ本当にこの音は何の音なんだ。
コンッ…コッコッ…コッ
(*゚ー゚)「……やだ…もう、やめてよ…」
コンッ…コッコッコッ
∩(*゚ー゚)∩「〜〜〜」
耳を塞ぐ。それでも聞こえるような気がする。耳にこびりついている。
コンッ コッコッコッ コンッコッコッコッ コッコッコッ コンッ…コッコッコッ
コンッ コッコッコッ…
-
ピンポーン
(*゚ー゚)ビクッ
(*゚ー゚)「……はい」
「あ、すみませんAA管理会社のものです」
(*゚ー゚)「あ…どうも」
「椎木さん、あの申し訳ないですがしばらく外が騒がしくなるかと思います…」
(*゚ー゚)「え?」
「いえ、あの…先程上の階を確認してきまして……」
(*゚ー゚)「だ、誰かいたんですか?なんなの、何の音なんですあれ」
「あ、えっと、誰も人は居ませんでした。ただちょっと…」
「たくさんの歯が落ちていて…」
(*゚ー゚)
「今から警察を呼びますので騒がしくなるかと……椎木さん?椎木さん大丈夫ですか?」
そのまま荷造りをし直して引越しをした。
お金は足りなくなったので実家に帰った。
それでも、たまにあの音が耳の奥から聞こえてくる。
コンッ コッ…コッコッコッ……。
-
以上です。
新生活を始める方々に応援の意を込めて、上の階から変な音が聞こえるので書いてみました。
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>>921
かわええ。他のパターンも見てみたくなる可愛さ
>>933
あぎゃああああ
不条理さが気味悪くて、とても好きです
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乙・・・
-
乙乙
こっわ…
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なぜそうなったかわからないから怖い
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ブーンがカラオケで歌に目覚めて、バンドのボーカルになったりボイトレしたりするんだけどポリープになっちゃって、歌下手に戻っちゃうけど楽しかったからいっか! みたいな話なんだっけ
結構前のだった気がする
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http://boonsoldier.web.fc2.com/hitokara.htm
これ?
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>>939
これだああああああああああああ
ありがとう。久しぶりに読んでボイトレモチベあげようと思う
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デミそことか大五郎とか魔法道具屋とかの続き読みたいなあもう無理なんだろうなあ
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道具屋読んでたわ
数年投下なかったらほぼ無理だろね
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蟻の門渡り
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誤爆した
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糞野郎と友人達も続きを待っているけど難しそうかな
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どうしても思い出せない作品があるので、知恵を貸して頂きたく…
・主人公(?)はブーン
→描写的にはブーンは味方というより…うろ覚えも相まって説明が難しいです
・多分原作あり(ボードゲームかゲーム系)
・コンピューターか何かに指示されて、何人かで任務(?)をする
・残機…というか予備の体が何個かあって、死ぬと次の体になり、名前の後の数字が増える(例、ブーン1→ブーン2)
ここまで書いてて思い出したのが、確か色か何かでランク分けされてて、下位の武器は上位に通用しない
コンピューター信者(ブーンが狂信者寄り)、宗教的な組合、レジスタンスみたいな感じで3つくらい勢力がある
時期的には割と新しめ、あな本とかの時代のはずで、オムライスさん等のまとめには乗っていないはずです(見落としはあるかも知れません)
よろしくお願い致します
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シュガーボード
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>>947
それです!ありがとうございます!!
幸福は義務ですってワードがずっと抜けてたのでめちゃくちゃスッキリしました…
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シュガボって新しめなのか
続きが期待できるな
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絵の勉強がしたいのでお題お願いします
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さくらんぼ
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>>939
ブーンが高音厨に目覚めるやつかなと思ったらあってた。懐かしい…
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>>951
お題ありがとうございます
川 ゚ -゚)とさくらんぼ
※擬人化注意
https://i.imgur.com/lvfBdAl.jpg
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>>953
可愛い!表情良いね
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>>953
かわいい。こういうの好き
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>>949
2012年やんけ!
-
投下します。
-
从'ー'从 ゆっくり山下りのようです
これは私が高校生の頃に体験した話です。
当時の私は休日になると、山の売店でアルバイトをしていました。
都心からでも日帰りで登れると、割と人気のある低山でした。
私の他には3人ほどしか高校生はおらず、先にバイトをしていた家族の紹介で入ったので、中々レアなバイト先だったのかもしれません。
売店は山頂付近のレストラン、ケーブルカーの登り口下り口横の小さな売店とあり、私はよく小さな売店を担当していました。
小さな売店はベテランのお母さんが1人おり、マンツーマンでソフトクリームの作り方や焼団子の焼き方を教えてくれる形でした。
コミュ障のための配慮なのか分かりませんが、そのおかげで私は山の景色を楽しみながら、のほほんと働く事が出来ました。
-
从'ー'从「今日も終わったよ〜。」
山頂売店の場合、スタッフはケーブルカーの最後の便で荷物と共に駐車場のある登山道入口まで降ります。
从'ー'从〜♪
薄暗いながらも日は落ちておらず、下り道でもサクサク歩けるほどでした。
親が迎えに来てくれる駐車場までの道の間には、それ程古くなさそうな家がポツンと一軒だけあります。
从'ー'从(別荘か何かかな〜?)
いつも人の気配の無いその家を、不思議に思いながら通り過ぎるのが習慣でした。
从'ー'从(ん…?何あれ?)
その家の庭に、大きな影が見えました。
目を凝らすと、どうやら犬ではないという事だけ分かりました。体格から見て豚のようです。
从'ー'从(ずいぶん大きな豚を飼っているんだなぁ…?)
从'ー'从(…でも豚って、放し飼いで飼ってもいいのかなぁ?)
私はそう思いながら通り過ぎました。
________________________
-
从'ー'从(バイト代で何買おうかな〜♪)
土日にバイトを入れてもさほど問題のない陰キャの私は、その日も下り道を歩いていました。
从'ー'从(あれ、今日は誰もいないのかな?)
最終便といえど、観光客の1、2人は同じ道を通ります。
誰も通らない事もよくありますが、その日は何故か気になって後ろを振り向きました。
( ^ω^)
从'ー'从(え…あれって…)
以前見た豚よりは小さいですが、明らかに…
从ⅱ'ー'从(イノシシだ!!)
从ⅱ'ー'从(わーっ!!)
私は前に向き直り、早足で道を下ります。
内心大慌てですが、刺激してはいけないと本能が警告するのです。
从ⅱ'ー'从(この道は左折だけ。それを過ぎて少し歩くと真っ直ぐ先は神社で、斜めは駐車場。)スタスタスタ
从ⅱ'ー'从(確かイノシシは真っ直ぐ走るんだよね…?それなら、駐車場に着けば大丈夫なはず…っ!)スタスタスタ
-
左折して、駐車場まで8mはあります。
いつも何気なく歩いている道が、今日はとても長く感じられました。
从ⅱ'ー'从(右!?左!?どっちに寄っとけば良いの!??)スタスタスタ
普通車がぎりぎり通れる道なので、歩くぶんには割と広いのです。
向き直ってイノシシと目を合わせて、避けるような勇気はありません。
半々の割合で腰に体当たりされ反動で頭を打つだろうと覚悟したその時、ドチッドチッという速くて重みのある足音が聞こえました。
从;Д;从(うわああぁぁぁん!!)スタスタスタ
三( ^ω^)
从;Д;从
从;Д;从「え…」
イノシシは、あっという間に私を通り過ぎていきました。
-
ガチャ
从;'ー'从「お迎えありがと〜。さっきイノシシがいてさ、私のすぐ横を通り過ぎていったの。」
(´・_ゝ・`)「それ、神社の方に走っていったでしょ?」
(*´・_ゝ・`)「お父さんも見た!」
从'ー'从「…。」
从#'ー'从(娘のピンチに何を悠長な…。)
でも、時間とガソリン代をかけて送迎してくれているのだから何も言うまい。と思った私でした。
山とはいえ、まさか土産店が建ち並ぶ通りの近くでイノシシに遭遇するなんて。
皆さんも、観光の際はお気を付けください。
从'ー'从「そうだっ。帰る前に買ったご当地豚まんがあるんだった。」
从'ー'从 ガサガサ
从'〜'从 ポフッ
从*^ー^从「んー、美味し〜い!」
三( ^ω^)
終
-
以上です。最近ハマってる動画からタイトルつけました。
-
乙
山で1人の時に野生のイノシシに出くわしたくねえ…
-
おつです
-
乙乙
-
怒れる友人達の為の報復と殺人の手引き
ってまだ読めるところないか? 喫煙者読んで思い出して猛烈に読みたくなった……
-
ここ最近のシュールな作品が知りたいです
どなたか教えてくださいな
-
素直シュールというわけじゃないです
笑える作品ください
-
>>969
ブラコンとゲキマブーンちゃんおすすめです
投下します
-
好きだと思うものに縁のない人生だった。
三姉妹の真ん中で、綺麗なものは姉に、可愛いものは妹へ行った。
姉も妹も嫌いではなかったので、それに大きな不満を持ったことはない。
残ったものが自分のところに来ても、まぁそんなものだと早々に諦める癖がついていた。
ただ、ただ一つ、どうしても悲しかった思い出がある。
妹が子猫を拾ってきた。道の端に隠すように置いてあった段ボールの中で、小さく鳴いていたのだと。
妹の小さな手にすっぽり収まる、さらに小さな震える命に、私の目は釘付けになった。
可哀想、可愛い、うちで飼おうか?姉と妹がそう話している横で、私はずっと子猫を見ていた。
気付いた姉が、撫でてみる?と聞いて子猫と同じくらい震える手を伸ばした時、くしゅんと嚔が出た。くしゅん、くしゅん、くしゅん、くしゅん。
私は猫アレルギーだった。
子猫は飼うことは愚か、撫でることも出来なかった。親戚の家にもらわれて行くのを泣きながらずっと見ていた。
諦める、というよりは悲しくて暗い気持ちを宥めるような、そんな思いで「私は好きだと思うものに縁がないのだ」と悟った。
-
それから何年も経ち、姉も妹も嫁に行った。
貴女はどうなの?と親がよく言うようになった。
婚活パーティーというものに参加してみた。
¥・∀・¥「金子マニーです」
色んな男性の名前とプロフィールを聞いた中で、その名前と声は印象的だった。
優しくて落ち着いた声。
(゚、゚トソン「…ねこ…」
つい、口に出してしまった。金子さんは当たり前だがきょとんとしている。
¥・∀・¥「え?」
(゚、゚;トソン「あ、すみません…お名前に猫がいたので…」
¥・∀・¥「ああ、かねこ…ふふ、猫がお好きなんです?」
突然おかしな事を言い出した女を前にして、5つ歳の離れたその男の人は、柔らかく笑った。
(゚、゚トソン「えっ、…はい…」
¥・∀・¥「ここだけの話なんですけどね」
金子さんは声をひそめた。周りの声や音にかき消されないよう、耳を近づける。
¥・∀・¥「僕と結婚したら、名前にねこが来ますよ」
悪戯っぽく笑ってそう言った金子さんに、私は思ったのだ。
(゚、゚トソン(ああ、私、この人好きだな)
.
-
何度かデートを重ね、お互いの事を知っていった。
知るたび、ああ、好きだなぁと思って、彼も同じことを口にしてくれた。
1年ほど経って、私の名前にねこがやってきた。
好きだと思うものに縁がない私に、2つも好きなものが寄り添ってくれた。こんなに嬉しいことはなかった。
マニーさんは今まで欲しいと思ったものは全て与えられてきたそうだ。
欲しいというと、次の日には用意されている。
ありがたかった。恵まれていた。
けれどそれが当たり前だという状況に、いつの日かゾッとした。
このまま死ぬまで自分は与えられるだけの人生なのだろうか。
いつまでも自分自身で手に入れる事なく、その喜びを知ることのない人生なのだろうか、と。
¥・∀・¥「だから、伴侶は自分で探したかったんだ」
¥・∀・¥「会えて良かった、君に」
(゚、゚トソン「マニーさん」
¥・∀・¥「僕はこれからの人生、君や君との間に生まれてくる子どもにたくさんのものを与えたかった。与えられたかった」
(゚、゚トソン「マニーさん…」
¥・∀・¥「僕は結局、君に名前しかあげられなかったね」
(゚、゚トソン「マニーさん、私、私は」
¥・∀・¥「ごめんね、トソン」
.
-
婚姻届を役所に出しに行った帰りのことだった。
事故が起きた。
マニーさんが、
私を庇って。
病院に運ばれた、その救急車の中で彼はそう話した。
その会話が最後だった。
ζ(゚、゚*ζ「お姉ちゃん、名字戻さないの?もういいんじゃないかなぁ…」
(゚、゚トソン「私はこの名前が好きなんです」
ζ(゚、゚*ζ「だって…でも…結婚生活なんて無かったようなものだしさ…そのせいでお姉ちゃん、遺産目当てだなんだって言われて…」
(゚、゚トソン「良いの。私はマニーさんがくれたこの名前だけは守りたいの」
ζ(゚、゚*ζ「お姉ちゃん…」
マニーさんはもういない。何度も彼のところに行こうと思った。
でも彼が嫌がりそうなことはしたくなかった。
好きだと思うものに縁がない人生だった。
でも、好きな人と同じ好きな名前を持っている。
それだけで十分だと思う。
次に彼に会うその時まで、好きなものをたくさん作ってみよう。
かねこトソンの人生のようです
終
-
以上です。
どえろ作品にしようとしましたが路線を変えたのでこちらに投下しました。
-
乙
かなしい……。いつかトソンが天へ昇ったら今度こそ二人で新婚生活を楽しんでほしい
-
乙です
めっちゃ好きや
正反対の環境で過ごした2人なのに、自ら求めた相手がお互いさまだったんだな
-
おつです
-
おつおつ
切ないけどすごく好き……
-
マニーさん…!!
-
乙
めっちゃ良かった
-
そろそろスレがおしまいですね
良作ぞろいだったので勝手ながら目次を作ってみました
無題の短編は、本文の特徴的なところをコピペさせていただきました
もし抜けや安価ミスがあったらごめんなさい。追ってレスしていただけますと幸いです
【短編】
>>25-33
ゆめみるぞんびのようです
>>47-65
( )開けてはいけないようです
>>72-82
あまやどりのようです
>>100-122(本編) >>124-126(解答解説)
張り付く雨のようです
お題:梅雨のミ,,゚Д゚彡
>>201-208
国民は怒っているようです
>>225(リンク先)
安心安全のホルガ村二泊三日ツアー 〜敗北を知りたい〜
>>290-307
( ^ω^)もう夏も終わるというのに――――
>>371-378
( ^ω^)SpotifyをDLするようです
>>415-418
( ´∀`)4人集まれば…のようです
>>443-474
◆◇◆ハロウィンナイト=シスター・リリィのようです◆◇◆
>>478-490
無題(神に未来を見せてもらった)
>>532-542
゜。°。瞬間、きみが特別になったようです゜。°。
>>547-570
( ^ω^)伝説の勇者と伝説の武具のようです
>>577-595
サイドミラーのようです
>>618-624
無題(期間限定・ハバネロペースト)
-
【短編つづき】
>>636-639
('A`)成人式で再会するようです川 ゚ -゚)
お題:着物
>>640-644
ミセ*゚ー゚)リおにぎり屋さんになりたいようです( ゚д゚ ;)
お題:おにぎり
>>645-650
(-_-)スノーマンのようです
お題:真冬
>>659-679
さいきょうまほうしょうじょデレちゃんのようです
>>688-694
ミ,,゚Д゚彡瞬く星の下で、のようです(゚、゚トソン
>>713-737
AIアシスタントのようです
>>769-774
無題(「ここはどこかしら」「なんも見えねぇ」)
>>836-842
希望のようです
>>864-869
無題(全日本寿司ネタダービー)
>>873-878
無題(走る走る走るはギコ)
>>911-914
ぐるぐる
>>923-933
無題(何の音だろう)
>>957-963
从'ー'从 ゆっくり山下りのようです
>>970-975
かねこトソンの人生のようです
-
【イラスト】
>>95
エッチなζ(゚ー゚*ζ
>>139
お題:朝焼け
>>158
お題:ζ(゚ー゚*ζ
>>278
お題:ζ(゚ー゚*ζ
>>381
音楽の秋
>>388
お題:さつまいも
>>399
お題:闇堕ち
>>405
お題:ζ(゚ー゚*ζ+大都会
-
【イラストつづき】
>>627
謹賀新年
>>633
お題:着物
>>640
お題:おにぎり
>>645
お題:真冬
>>654
ξ゚⊿゚)ξ
>>703
お題:やきそば
>>705
お題:雪見だいふく
>>710
寒中見舞い
>>788
バレンタインデー
>>792
バレンタインデー
>>816
スノーマンのようです支援絵
>>823
お題:つーちゃんに追いかけられて逃げるフサとギコ
お題:春風にスカートをめくられかけるノパ⊿゚)
お題:エプロン
>>896
お題:ζ(゚ー゚*ζ春風と共に
>>907
お題:勝負ランジェリー
>>921
お題:あんぱんと(´・ω・`)
>>953
お題:さくらんぼ
以上です
すべての作者、絵師、ブーン系民に乙を
-
ありがてえ!!!!
-
天使か?俺の事ファックしてもいいぞ
-
いいスレだったなあ
次のスレでも良作を沢山見たいね
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目次は助かるな
皆には次スレでも良い作品を書いて貰いたいものだ
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有能
-
まとめありがとん
もう次スレ立ってる?
-
たぶんまだ
テンプレをいい感じにできる誰かたのむ
-
次スレ立ててくるね
-
( ^ω^) ブーン系小説&イラスト練習総合案内所
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1651368564/
立てました
楽しく使ってね。仲良く使ってね。
-
>>994
おつです
-
>>994
おつ!
-
>>994
ありがと
-
>>994
ありがとう
埋めがてら
歳の近い兄弟がいた
弟が暗い顔をしているもんだから、兄はつい声を掛ける
( ^ω^)「どうしたんだそんな顔して」
( ^ν^)「…悪夢見た」
( ^ω^)「悪夢?」
兄の方は悪夢はおろか夢を見た事がなかったので、弟の話に興味を持った
項垂れる弟に内容を深く聞き出した
( ^ν^)「旅行に行ってて…んで観光地だから写真撮ってたんだよ…そしたらそこで殺人事件が起きてて 俺はその瞬間を撮っちまったんだ」
( ^ν^)「それが殺人犯にバレてどこまでもどこまでも追いかけられるんだ」
( ^ω^)「ふむふむ…そりゃあ確かに怖いかもしれない」
弟から詳細を聞いた兄は表向き慰め背中を摩ってやった
忘れろ忘れろ忘れちまえ、と
( ^ω^)(ふーむ、なかなか面白い話だった)
兄の趣味は物書きだった
誰にも言ったことはない 才能やセンスが己にはないと気づいていたから
そして兄は聞いた話を物語風に変えてネットにあげた
思いの外受けが良かった
-
(;^ω^)「おお おお初めてだこんな閲覧数…」
(;^ω^)(誰かの話をパクったわけじゃない、夢だから著作権もあるまい)
( ^ω^)「弟よ、最近悪夢は見てないか」
( ^ν^)「悪夢?ああ、毎日のように見てるよ 今日なんてさ」
( ^ω^)(金の卵を産む鶏じゃないか ネタの宝庫だ)
兄は弟の見た夢の話を心配するフリをして聞き出してはそれを自分の作品としてネットにあげた
読者のニーズに合ったのか、閲覧数はどんどん増えていき『人気作家』の枠に入れた
( ^ω^)「弟よ、悪夢は見てないか」
( ^ν^)「んー見てないな なんだろう、兄とよく話からストレス発散になってるのかもしれない」
(;^ω^)「そ、そうか」
弟は嬉しそうだったが兄は焦った
たくさんたくさんついたファンが新作を待っていた
自分で作品を考えることはもうしていなかった
自分が考えたものより弟の見た夢の方が受けが良かったし、何より楽だった
-
(;^ω^)(どうしよう どうしよう)
自分は夢を見られなかった
そういった体質みたいなものなのだ
どうしたものか、どうしたものか
( ^ω^)「そうか、悪夢を見せればいいんだお」
弟に酒を奢った
たくさんたくさん酒を飲ませた
たくさんたくさん薬も飲ませた
( ^ω^)「さぁどんな悪夢を見たのか教えておくれ」
しかし兄は気付いていなかった
起きなきゃ悪夢の話は聞けないことを
弟はもう起きないことを
( ^ω^)「さぁ早く、早く悪夢の話を聞かせておくれ」
この現実がまさに悪夢のようだということに、兄はちっとも気付いていないのだった
終
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