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死刑制度についてひと言お願いします
1
:
boro
:2003/03/16(日) 14:16
死刑制度については他のサイトとかで
さんざんやってきたテーマだと思いますが
そのときの犯罪事情によっても意見が
違ってくると思います。そういう意味で
いま現在、どのように思っているかを
簡単でかまわないので意見をきかせてください。
場合によってはテキストを書く上で参考にさせて
いただくかもしれません。よろしくお願いします。
127
:
冬
:2003/07/13(日) 17:08
>たとえばイタ○アとかは死刑ないので、
10人殺そうが20人殺そうが、無事警察に捕まっちゃえば
一生ご飯と宿にありつけるわけです。(檻だけど…)
ほんと良い国だなぁ、オイ!と思わずにはいられません
EU全域はとうに、いまはトルコまでも死刑廃止しました。
だけど「悪いことして、三食保障されて暮らすのが、うらやましい、ふざけてる」
という民衆感情はありません。これが日本の国民にはかなり多くあるんですよね。
むしろかの地では「自由を剥奪される」こと自体が最大の恐怖、罰という感情です。
この違い何処にあるんだろう?と思うと、
・日本では普通の市民社会に、自由、自由に生きているという実感がそもそもない
自分がしがらみや束縛のなかで暮らしているという感情がある
・福祉が発達していないから?三食保障されていること自体が当然という感情がなく、
その点で反感を覚える
・アジア的な応報感情で、悪い奴にのうのうとタダ飯食わすなんて、ふざけてると思う
128
:
人権
:2003/07/13(日) 23:20
「アジア的な応報感情で」と仰っていますがヨーロッパには
そのような感情が存在しないという意味ですか。
「<悪いことして・・・ふざけてる>という民衆感情はありません」
ないと断定する根拠は?
「福祉が発達していないから・・・」??
つまり人権や民主主義が保障されていない国だからと仰りたいよう
ですが、些か的外れのように思います。平たく言えば貴方は
「日本は民度が低い」とお考えなのでしょう。
129
:
カァーズ
:2003/07/14(月) 15:33
冬さんへ
どーも御自身の意見が書かれていないのに、客観的資料と考察を提示してるのが気に入らないですね。
「おれはこんな事も知ってんだよ、更にそれを解説するとこういうことなんだ。どうよ?スゴイ?」
みたいな気持ち悪さが感じられます。
…冗談です。すいません。…冬さんは死刑制度反対なんですよね?
じゃなかったらほんとに自慢しにきただけ、みたいな印象なんですけど…。
130
:
(~ヘ~;)ウーン
:2003/07/14(月) 18:28
はじめまして、みなさん。
私は被害者・加害者双方の背景、情状酌量の余地などを踏まえた上での
死刑制度に賛成でした。
また、加害者の更正を思い無期懲役いうのが私には理解するのに
非常に難しいなぁという思いがあります。
更正って本人の気持ちの問題が大きいように思うので、
何をもって、更正する、していくと考え、釈放ができるのかなぁとも思いました。
そして単純に、凶悪犯が更正した(?)として、
お話しはできても、一緒の部屋では眠れないかも・・・と思ったりもします。
(例えば、女子高校生コンクリ事件の主犯の人とか・・・)
そんな中、このような話題には少し軽いのかも知れませんが
考えさせられたので紹介します。
映画の試写会で↓をみました。
「ライフ・オブ・デビット・ゲイル 」
あなたはこの結末に納得できますか・・・
死刑廃止論者の大学教授が死刑になる。その直前、彼はすべてを語り始めた。無実を主張する 男デビッド・ゲイルが死の間際に語ったのは、ある殺人事件に隠された驚愕の真実だった。
というストーリーのものですが、
「うーん、死刑制度の前に真実ってほんとにわかるのかなぁ」と思いました。
死刑制度があれば、「短絡的犯行」は少しは少なくなるのかなぁと思いますが、
みなさんはどう思いますか?
最近の少年犯罪などは、いろいろ背景もあるとは思いますが、
どこかにやはり、「(想像力の欠如とともに)自分はまだ未成年だから・・・」
というのが、あるように思えてなりません。
「自分はまだ未成年だから・・・」で済んでしまうと考えているところが
まだ、幼いのかなぁとも思いますが・・・。
長文ですみません。ではでは。
131
:
元愛媛県民
:2003/07/15(火) 15:10
みなさん、はじめまして僕は賛成の立場から書かせてもらいます。
死刑制度に反対する人の意見は確かによくわかります。
ただ死刑制度に反対する例えば、野中さんや土井さんなどがなぜ世界の死刑の
大多数を行っている中国政府にそれを訴えないのか、そればかりでなく、死刑制度
廃止を訴えている議員や団体の多くが、「親中国的」「親北朝鮮」とうけとられる
発言をくり返しているのか(そうでない人もいますが)、それが理解できないのです。
まったく話が変わって申しわけないのですが、「人間の盾」としてイラクに入った人たちは
なぜコンゴの内戦に対しても「人間の盾」として参加しないのですか。
結局は「アメリカ的な戦争」に反対しているだけでその他の戦争で人が殺されることには
それほど反対でないのでしょうか。
死刑制度に反対する人たちが人権を無視している国家「中国」「北朝鮮」に対して
強い態度を示すことを希望します。それは「日本政府が行う死刑」だけに反対という立場ではない
思うので、もっと中国に強い態度で迫るべきではないでしょうか。
132
:
人権
:2003/07/17(木) 15:54
確かに「国家権力による殺人行為」だとして死刑廃止を唱えながら、
一方で例えば北朝鮮の現状に好意的な報告をしたりしている方も
いらっしゃるようです。彼の国こそ正に国家権力そのものが
犯罪者だと言って過言ではないと思いますけどね。
133
:
酢味噌
:2003/07/18(金) 01:26
131さんの7行目「まったく話が変わって」以降に関して思ったこと。
人間の楯のお話です。これは、
コンゴはイラクと比べれば、
一般的に考えてわれわれの生活から遠いという、
単にそれだけの問題なのではないでしょうかね?
「アメリカ的な戦争」が身近。
そう感じるのはいまこの国に生きていれば
当然なのでは?
まあとにかく注目でしょう。
注目してイラクへ行ったごく少数の「人間の楯」の人々などが注目された。
それだけのことではないのですかね。
ですから
「その他の戦争で人が殺されることには
それほど反対ではないのでしょうか?」
という問いは?????!
訊かれたらまあ誰だって額に青筋立てて
そんなことはないと抗議するでしょう。
死刑制度には
関係ないお話か。
失礼!
134
:
元愛媛県民
:2003/07/18(金) 10:22
そうなんです。
その額に青筋立てて中国政府にも抗議してほしいのです。
135
:
ナショナルキッド
:2003/07/19(土) 12:30
>死刑制度があれば、「短絡的犯行」は少しは少なくなるのかなぁと思いますが、
みなさんはどう思いますか?
「短絡的犯行」の反対が「計画的犯行」ということになるんでしょうか?
それはともかく、死刑があるから短絡的犯行を犯すことを躊躇したというのは
想像しにくいですね。死刑になるにはやはりそれ相応の犯行を犯さなければ
死刑にならないことを考えると、死刑制度の存在が思いつきでの犯行の抑止力
になっているとは考えづらいですね。実際、死刑を廃止したことによって
明らかにそのことが原因で犯罪が増えたというデータが存在する国はないようですね。
136
:
人権
:2003/07/21(月) 15:01
「死刑廃止を推進する議員連盟」が死刑廃止のための法案提出を
準備しているようです。詳細は承知していませんが、「仮釈放
なしの重無期刑」というような新たな刑を提案していると聞いて
います。事実上の終身刑なのでしょうか。
ただ気になるのはその様な刑の導入にすら「残虐な刑罰」であると
して反対する人達がいることです。
また同じことばかり言う、とお叱りを受けそうですが、
被害者に加えられた犯罪行為の結果を直視すれば
「残虐」などとは到底言えないでしょう。
以前にも書き込みましたが、我が国の刑法(少年法も含めて)
を改正して少なくとも加害者(被疑者)と同等の人権を被害者
にも保障する体制にすることこそ急務だと思います。
死刑制度の是非を論ずることは大切ですが、その前に或いは
それと同時に刑法全般に関して見直す作業が必須だと考えます。
137
:
人権
:2003/07/22(火) 14:42
続けて失礼します。
7月22日の朝日新聞によると、上記法案の今国会への提案は
困難な情勢のようです。自民党法務部会で異議が出て紛糾した
模様。
元検事の佐々木知子参議院議員の発言:「残酷な殺人現場に何度も
立ち会った。地獄の苦しみを味わった被害者や遺族に死刑以外で
どう償えるというのか」
この発言を「情緒的」とか「応報感情に囚われている」などと
批判するのは容易いことでしょうが、結局は殺人犯による残虐な
殺人行為を黙認することに繋がるように思います。
しばらくモラトリアム期間を設けてその間に存廃を含めた死刑制度
についての議論を深めることには賛成ですが。
「廃止しても犯罪は増えない」から廃止すべきであるなら他の
無期刑・有期刑に関しても同様の事実があれば廃止すべき、という
結論になってしまうのではないでしょうか。
138
:
ナショナルキッド
:2003/07/22(火) 17:34
>我が国の刑法(少年法も含めて)を改正して少なくとも加害者(被疑者)と
同等の人権を被害者にも保障する体制にすることこそ急務だと思います。
刑法の大幅な改正はされていませんが、刑法犯に類似した法律は次々と
新設されていますよね。少年法も大幅に改正されたばかりです。
>我が国の刑法(少年法も含めて)を改正して少なくとも加害者(被疑者)と
同等の人権を被害者にも保障する体制にすることこそ急務だと思います。
その補償する体制は充分すぎるほどに整っていると思いますが・・・。
>結局は殺人犯による残虐な殺人行為を黙認することに繋がるように思います。
誰も黙認はしていません。裁判もすれば刑罰も与えられることになるわけですから・・・・・・。
>他の無期刑・有期刑に関しても同様の事実があれば廃止すべき、という結論に
なってしまうのではないでしょうか。
死刑の問題と他の刑罰は分けて考える必要があるでしょう。死刑を廃止して
そのことが原因で犯罪が増えたというデータはないようです。つまり
死刑には犯罪抑止力はあると認められていません。でも、他の
刑罰を廃止したら明らかに犯罪が増えるのは想像がつきます。
ここのスレッドでこれらのことは何度も話題になったと思います。死刑には
もはや個人的な復讐という意味合いしかないように思います。復讐という
意味で死刑にするという考えもまた残酷だという気がします。
何度もあなたの意見に対し他の人がいろいろと意見を言って説明しているのに
それを無視しているかのように同じ意見を言っているように思うのは
私だけではないと思います。ある意味、馬鹿にされたような気分にもなります。
あなたが死刑に求めるものは何ですか? 具体的に説得力のある答えを望みます。
139
:
ナショナルキッド
:2003/07/22(火) 18:13
ゴメンなさい。上記138の書き込みすべて撤回します。なかったことに
して、すべて無視してください。
140
:
<削除>
:<削除>
<削除>
141
:
<削除>
:<削除>
<削除>
142
:
人権
:2003/07/23(水) 03:02
「人の意見を無視している」「人を馬鹿にしている」とまで仰りながら
「無かったことにしてほしい」とはちと虫が良すぎるのでは?
上の115で一応答えてはいるつもりですが。
143
:
ポポロ
:2003/07/23(水) 12:05
人権さんへ
あなたが死刑に求めるものは何ですか? 具体的に説得力のある答えを望みます。
144
:
人権
:2003/07/23(水) 15:45
無視などしていません。以前にも書き込んだように(115)
ナショナルキッドさんの指摘された内容を承知した上で発言して
いるつもりです。例えば「死刑を廃止した国において犯罪が増加した
という明らかな証拠は無い」そのような報告があることも知っています。
一々「・・・については知っています」「そのことは知りませんでした」
等と御報告申し上げなければならないのでしょうか。
貴殿は小生が無知から来る独りよがりの独善的な意見を繰り返して
いると仰りたいのでしょう。
そこで「事実はこうだ」と指摘されたということなのでしょう。
でも「少年法が<大幅>に改正された」とか「被害者の権利は
十分すぎるほど保障されている」とか事実に反する事を仰られ
るからこちらも「また同じことを言う」はめになってしまう。
(撤回されたとのことですが、貴殿の本音だと推察します)
この際明確にしておきますが、私は何が何でも死刑制度を
死守するなどと考えているわけではありません。
逆に何としてでも死刑廃止を阻止するぞなどとも思って
おりません。
ただ「世界の潮流」だとか「残虐な刑」「真の償いにはならない」
等の考え方は小生にとってはあまり説得力があるようには思えない
ということを申し上げているのです。
何方かが仰っていましたが「残虐」か否かは結局は個々人の主観
に左右されるわけですから、水掛け論に終わってしまうのかも知れません。
145
:
ポポロ
:2003/07/23(水) 16:35
>一々「・・・については知っています」「そのことは知りませんでした」
等と御報告申し上げなければならないのでしょうか。
たぶんそういうことに答えた方が説得力はあると思います。
「〜である」という事実を他の人が言うということは
そういうことが分かっていないんじゃないかと思って
言っていることが多いと思われるので。
それに、「〜であると思う」と言うよりも「〜という事実があるので〜であると思う」
とした言い方のほうが説得力はあると思います。そんなこと言われなくたって
分かっているでしょうが。
>「少年法が<大幅>に改正された」とか「被害者の権利は
十分すぎるほど保障されている」とか事実に反する事を仰られ
るからこちらも「また同じことを言う」はめになってしまう。
少年法は大幅に改正されましたよ。これほど大幅に改正された法律というのは
他になかったんじゃないでしょうか。被害者の遺族に対する補償にしても
民事訴訟でも被害者給付金にしてもその補償金額は細かく改正されてその金額
なども上げられましたよね。これでも改正されたとは言えないとか
補償はまだまだ足りないと言われればそれまでですが。でも、このことを
知っていれば、事実と反するなどとは言わないと思われますが。
>ただ「世界の潮流」だとか「残虐な刑」「真の償いにはならない」
等の考え方は小生にとってはあまり説得力があるようには思えない
ということを申し上げているのです。
「死刑にすれば償いになる」と言えるかどうかも検討に値するかもしれませんね。
死刑にせず、一生生きて償うこともできるわけですから、私はこちらのほうが
償いになるように思います。このへんは説得力のある意見は言えませんが。
私は死刑は廃止すべきだと思っていますが、それ以外の死刑に価しない
犯罪の刑罰についてはもう少し厳しくしてもいいのかなと思っています。
それは犯罪抑止力という点から導き出した自分なりの考えで、その他の
争点となっている冤罪や被害者遺族の感情は考慮していません。
冤罪があるから死刑を廃止すべきという考えはどこか違うように思うからです。
被害者の遺族感情でも必ずしも死刑を望んでいる遺族ばかりではないと思われる
ことなどからも。
146
:
草田男
:2003/07/23(水) 18:14
久々の書き込みです、草田男です。私は死刑賛成派です。
被害者遺族が望むのであれば死刑、そうでないのであれば
執行しないというようになればいいと思っています。死刑
存廃議論をするのは大半が第三者、私は1番に被害者遺族の
意見が尊重されるべきだと思います。死刑を廃止してしまうと、
死刑を望む遺族が泣き寝入り。また望まない遺族の意見を無視して
執行してしまうのもよくない(長谷川元死刑囚のように)。
犯人側からだと死をもって償いたいという者もいるのです。
とにかく私は被害者遺族が弱い立場にあり犯罪者が守られている
という現状にとても憤りを感じています。
147
:
ポポロ
:2003/07/24(木) 00:54
>被害者遺族が望むのであれば死刑、そうでないのであれば
執行しないというようになればいいと思っています。
ここでいう死刑にするかどうかというのは、裁判で死刑判決となり
確定した死刑確定囚についてどうするかという問題だと思いますが
そう思う気持ちはよく分かります。被害者遺族のことを第一に考えた
いい考えだと思いますが、例えば、この案が採用されたとしたら
ほとんどありえないでしょうけど、麻原彰晃が死刑にならず、その信者が
死刑になったりする可能性がないわけではないのでそうなると
どうかなとも思ったりします。死刑にしないということは現行法では
無期懲役ということになるとは思いますが、それで仮出所して再び殺人事件を
起こさないとも限らないわけですからそういうことを考えると、「終身刑」の導入が
必要かなとも思います。その他、お金で買収という裏取引とか遺族感情が
事件発生当時からずっと変わらないのかとかという問題もありそうですね。
148
:
人権
:2003/07/24(木) 02:02
ポポロさんへ:
「・・それ以外の死刑に値しない犯罪の刑罰についてはもう少し
厳しくしてもいいのかなと思っています」「冤罪があるから死刑を
廃止すべきという考えはどこか違うように思うからです」
私も同感です。例えば新設された「危険運転致死罪」はいい例
だと思います。これまでは相当悪質な死亡事故でも業務上過失致死
に問うしかなかった被告にもある程度は思い知らせることができる
ようになり、遺族の気持ちも少しは慰められるのかも知れません。
ただ小生の「被害者の権利が十分に<保障>されてはいない」
という箇所を誤解されているように思います。
私が言っているのは金銭的な<補償>ではなく、例えば法廷で被害者
もしくは被害者の遺族・関係者が被告に反論したり、意見陳述
を行ったりすることが現状では不可能乃至極めて不十分であると
いう意味です(死人に口なしとばかり自己の保身のために嘘八百
並べられても被害者側は充分な反論さえできず悔しい思いをして
います。犯罪被害者の会等のお話を伺うとよくわかります)
「そんなものは検察側がやるべきことで、被害者はせいぜい証人
として必要と認められた時に聞かれた事にだけ答えればよろしい」
この現状を変えるべきだと申し上げているのです。
小生は「誰であろうと当然尊重されるべき人権が被害者側には
必ずしも確保されてはいない」という事実が充分には理解されて
いないと感じています。
決して「被害者感情」といった情緒的な不確かなものを取り上げて
根拠の無い反発をしているつもりはありません。
149
:
人権
:2003/07/24(木) 02:30
ナショナルキッドさんはじめとする皆様の御意見を無視して
同じことばかり繰り返しているという御批判を頂戴しておりますが、
いつも投稿された文面を熟読した上で書き込むよう心がけております。
もちろん法律の専門家ではありませんから、個々の条文について
誤解していたり事実誤認をしたりすることは当然あると思います。
ただ小生がこの問題に関る事実について無知であるかの
如き御発言は些か心外です。それなりに学習はしているつもりです。
少年法についても旧少年法と改正されたものとを比較対照させながら
自分なりにいろいろと考えを巡らせているところです。
150
:
ブルーベリー
:2003/07/24(木) 03:29
レスが遅れましたが、125の書き込みで少し考えされられました。
死刑廃止を導入した方が、国の財政への負担が少なくなったりしているん
ですね。裁判費用が高すぎることが大きな原因のようなので、一概に
「だからどうだ」とは言えませんが。
ナショナルキッドさん、ポポロさん、人権さんのやりとりは、読んでる
側からすればすごく勉強になって良いなという気がします。重要な問題です
し、結論が得られるものでもないかも知れませんが、安易な非難に走らず、
自分の考えを述べていくことは大切だと思っています。
151
:
草田男
:2003/07/24(木) 13:19
死刑判決を確定させておいてずっと執行しないという取り決めをすれば
現行法で終身刑は可能ではないでしょうか?平沢元死刑囚のように30年たっても
時効にならないという判例もありますし。あとは法務大臣の考え方でしょう。
152
:
ポポロ
:2003/07/24(木) 14:09
>死刑判決を確定させておいてずっと執行しないという取り決めをすれば
現行法で終身刑は可能ではないでしょうか?
そうですね。実際、現在の死刑確定囚の中には冤罪と言われている事件の
確定囚がいますね。波崎事件や名張毒ぶどう酒、袴田事件がそれですね。
この人たちはおそらく終身、死刑の執行は行なわれないでしょう。あるいは
再審によって無罪となる可能性もなくはないですね。
あとは、ピアノ騒音殺人事件の大浜死刑囚のように精神鑑定の結果、
パラノイアと診断されたにもかかわらず死刑が確定した人もおそらく死刑執行は
ないでしょう。政治犯の永田や大道寺、片岡なんかもこのまま死刑の執行は
行なわれないのではないかと思います。
また、無期懲役になった囚人でも30年も40年も入っている人がいますね。
はっきりしたことは分かりませんが、再犯のおそれのある囚人だったり
もしかしたら死刑相当の犯行であったりした場合なんかだとこのように
実質的に終身刑のような扱いを受けたりしているみたいですね。
これらのことを考えると、死刑の代替刑としての終身刑の導入に
政府というか法務省は動き始めているとも言えると思います。
それがいつになるかは分かりませんが・・・・・・・・。
153
:
草田男
:2003/07/24(木) 16:58
151の補足ですがこの場合だと労働が課せられませんね。死刑囚は一応未決囚扱いですから。
逆に無期懲役だと50年も服役していてもずっと労働が課せられます。
私はよく存じていませんが亀井氏達が発案している重無期懲役も一応は仮出所無しですが、ある年数
服役すると恩赦請求権が与えられるというのを聞いたことがあります、もしそれが本当ならなぜ
そのような犯罪者にとって都合のいい「抜け道」を作ってしまうのでしょうか。
154
:
ポポロ
:2003/07/24(木) 20:11
>死刑囚は一応未決囚扱いですから。逆に無期懲役だと50年も服役していても
ずっと労働が課せられます。
そうですね。ちょっと気付きませんでした。う〜ん、、、、。死刑確定囚に
労役を課すのはできないこともないんでしょうけど、実際、難しいでしょうね。
>重無期懲役も一応は仮出所無しですが、ある年数服役すると恩赦請求権が
与えられるというのを聞いたことがあります、もしそれが本当ならなぜ
そのような犯罪者にとって都合のいい「抜け道」を作ってしまうのでしょうか。
更生すれば仮出所もありうるとする考えは人道上、いい考えだと思いますが
実際、仮出所して再犯したらと思うと、素直にいい考えとは言えないですね。
155
:
ガイブレイブ
:2003/07/24(木) 22:10
私は死刑賛成論者です。そして死刑の早期執行にも賛成します。死刑が確定してから
何年も国費で死刑囚を生かしておく理由がありません。死刑が確定してから少なくとも
3年以内には執行しなければならないという法律を作るべきです。今の制度では法務大
臣の決裁が無ければ死刑の執行は行われませんが、この制度だと死刑を執行したから法務
大臣失格などと死刑反対論の政治家や市民運動家が騒ぎ、法務大臣が死刑の執行に躊躇して、
本来すでに行われていなければならない死刑囚が多く残ってしまっています。
そこで、「死刑の執行3年以内」という法律でシステム化する事でこの問題を解決でき
るのです。
もちろん冤罪の問題もありますが、私が思うに現在の死刑確定囚のうち冤罪の可能性が
あるのは、袴田事件の袴田さん、三崎事件の荒井さん、晴山事件の晴山さん、波崎事件の
富山さんの四人(四人もいるのかという驚きです)で、今後これらの人のような被害者を
出さないように、精緻な審理を行えば良いのです。それに、この四人以外の死刑確定囚は、
身の毛もよだつような殺人鬼ばかりであることを見逃してはいけません。
156
:
ポポロ
:2003/07/24(木) 22:23
死刑の執行は法務大臣の命令によるが、これを死刑確定から6ヶ月以内に
しなければならないと規定されています。(刑事訴訟法475条および475条2項)
さらに、法務大臣の命令が下されてからは、その翌日から数えて5日以内に
その執行をしなければならないと規定されています。(刑事訴訟法476条)
でも、実際はここ10年ほどは裁判で死刑が確定してから7〜8年経ってから
死刑執行となっていますね。再審請求などをしているということもあって
死刑の執行は見送られているようです。再審請求中でも死刑の執行はしても
いいことにはなっていますが・・・。
冤罪の可能性がある死刑確定囚に名張毒ぶどう酒の奥西勝も入る?
157
:
人権
:2003/07/24(木) 23:03
153の草田男さんの恩赦に関する御発言について:
多分法案の通過を容易にするための対応のような気がしますが。
今般の<重無期刑>を事実上の終身刑と見なしてその<残虐>
さ故に反対される方もいらっしゃるようですし(再社会化の道
を断つという理由で)。
それと<冤罪>の可能性に対する配慮もあるのかも知れません。
158
:
ばっじょ
:2003/07/27(日) 18:04
死刑を論ずる時、死刑反対派は感情論でものを言いがちですが論理的に考えると
死刑はまったく持って正当な刑罰であると考えます。まあ、賛成派も感情論になりがちですが。
死刑に関しては私は賛成派です。しかし、死刑制度を改める、という考えをもっています。
いわば、死刑は必要だが今の死刑は問題がある、ということです。
死刑反対派は幾つかの点を問題視して死刑反対を訴えます。
まず、冤罪の可能性です。これには確かに今のままではまずいでしょう。死刑を求刑する検察が被告に有利になる証拠を意図的に隠す
ということは十分にありえますし、警察の自白の強要、白紙調書の問題、などが当たり前に普通の裁判でもありえるからです。
現実に免田事件など死刑から再審無罪になったケースもありますし。
今の制度ではどんなに慎重に裁判を行っても人が人を裁く時、必ず過ちは起きます。
死刑反対派はこれを理由のひとつに死刑反対を訴えるわけです。
「冤罪の可能性があり死刑は取り返しがつかない、よって死刑は廃止せよ」とは法学部教授ですら言う言葉です。
逆に考えればこうなります。
「じゃあ冤罪の可能性がないときは死刑はいいのですね」と。
冤罪のない可能性なんてあるんかいな?問いには「ある」といえます。
例えば、多くの目撃者がいる前で次々と殺人を犯していったらそれは冤罪の可能性があるといえますか?
ノーです。女子高生コンクリート殺人事件のように多くの自白がある場合もそうです。
オウム事件もまさか冤罪だとはいえないでしょう。
冤罪は裁判官が直接見ていないので排除できませんしなくなりはしません。
しかし、100%疑いのない犯罪もあるわけです。
そのため、冤罪の疑いのある犯罪と疑いのない犯罪は分けて考える必要があるともいえます。
「冤罪の可能性があるから死刑反対」と何の躊躇もなく言い放つ法学部教授や死刑反対派は「冤罪」を立てに
廃止を正当化しているに過ぎません。
今の法を改革して「死刑廃止」をするより、死刑は残し「冤罪の疑いの余地があるものと、無い者」を分けることが
望ましいと思います。
159
:
青十字軍
:2003/07/27(日) 19:32
しかし、一連の極左暴力集団の事件である連続企業爆破事件の大道寺、益永両死刑囚と連合赤軍事件の坂口、長田両死刑囚は現在も死刑が執行されていないのは、共犯が日本赤軍の引き起こしたクアラルンプール、ダッカの両事件で国外逃亡しているのではないかと思います。
160
:
ポポロ
:2003/07/27(日) 19:51
>死刑は残し「冤罪の疑いの余地があるものと、無い者」を分けることが
望ましいと思います。
現在の死刑確定囚の中には冤罪事件と言われているものがあります。
名張毒ぶどう酒殺人事件の奥西勝、波崎事件の冨山常喜、袴田事件の袴田巌
それぞれ72年、76年、80年に最高裁で死刑が確定しましたが、死刑の
執行がありません。それ以降に死刑が確定した者が死刑執行されています。
これは、死刑確定となったものの冤罪の可能性が高いということで
死刑の執行は見送られています。おそらくこれからもこの3人については
死刑の執行は行なわれないと思います。実質、労役のない終身刑と言える
でしょう。これからも事件が起き、裁判で死刑が確定しても冤罪の可能性の
ある事件に関しては同じように死刑の執行は見送られるようになるのでは
ないでしょうか。いずれにせよ冤罪がある限り死刑を廃止すべき、というのは
どこか違うように思います。ですが、私は死刑には反対です。それは
生きて罪の償いをしてほしい、という思いがあるからです。また前と同じ
ような内容の書き込みになってしまいました。すみません。
161
:
ポポロ
:2003/07/27(日) 20:03
>しかし、一連の極左暴力集団の事件である連続企業爆破事件の大道寺、益永両死刑囚と
連合赤軍事件の坂口、永田両死刑囚は現在も死刑が執行されていないのは、
共犯が日本赤軍の引き起こしたクアラルンプール、ダッカの両事件で国外逃亡して
いるのではないかと思います。
なるほど、それで死刑の執行がないんですね、、、、、、、。てっきり政治犯と
いうことだけで死刑の執行を見送っていたのかと思っていました。それに
ほとんど可能性のない再審の請求をしていますが、それは死刑の執行を少しでも
遅らせるためとも思っていました。
162
:
ばっじょ
:2003/07/27(日) 20:35
>私は死刑には反対です。それは
生きて罪の償いをしてほしい、という思いがあるからです
確かに仰る通り、そういう被害者の方も居られます。そういう場合には裁判所が死刑と判断したとき
終身刑と死刑をご遺族が選べるように様にする、という法改正も考えてもいいと思います。
しかし、実際にはやはり遺族は死刑を望む方が多いので第3者である私たちにはその苦しみは
知ることはできません。遺族の意向を汲み取るシステムにすべきであって、それはそれぞれの遺族によって
異なります。よって飛躍して死刑廃止というのは適切でないと考えます。
163
:
ばっじょ
:2003/07/27(日) 20:38
多くの国で実施されている加害者と被害者が語り合う、というシステムも有効だと思います。
それによって遺族は真相や、加害者の心情を知ることができ、また、加害者は遺族の悲痛な思いを
知ることができる・・・。
164
:
草田男
:2003/07/27(日) 20:52
国際アムネスティはいつも死刑が執行された後すぐに抗議声明を出しますがその中には
あまり被害者や遺族に関することは無いですよね。
165
:
ばっじょ
:2003/07/27(日) 21:15
死刑反対派の方には元死刑執行人だった方が居られます。それを収めた本も読んだことがあります。
その方は自分の手で人を殺すということに苦悩すると言います。
(しかも日本はいまだに絞首系。外見上残酷に見える。
アメリカでは最近は薬剤を点滴で注入して外見上はあまり残酷ではありませんが)
私も恐らくその方の立場になったら辛いだろうと考えます。
しかし、彼らが苦悩するのは「死刑制度」が悪いからではありません。「死刑に値する残酷な犯罪を犯す犯罪者が
存在するからです」。
死刑反対論者はこういいます。
「死刑囚の最後の姿はあまりにも悲劇的である。残酷である。しかも、国家は国民に
殺人をしてはならないと法律で定めながらも国家が死刑という殺人をするのは矛盾である」
如何にも学者が言いそうな言葉です。
しかし、「国家による殺人」は実は何も矛盾してはいません。
過去にさかのぼると明治時代に穂積陳重(ほづみのぶしげ)という法学者がいて
彼は自身の著作「復讐と法律」の中で刑法の進化過程を説明しています。
彼は起源を「復讐」にあるといいます。
「およそ生物にはその種族的存在を害する攻撃に対する反撃をなす性質がある」
これは例外なく人間にも当てはまります。
氏曰く「この現象は人類の一般的現象である」仇討ちもそうですね。
氏は続けます「しかし、復讐をそのまま認めると復讐のそのまた復讐がおき社会が収まらなく
なります。近代刑法では私的な復讐を禁じ代わって国家が処断する」と。
刑法のできる過程はこのように国民からやくざ的な復讐権を奪い代わって国家がそれを行い
社会秩序をまもるという考えに沿っています。
166
:
ばっじょ
:2003/07/27(日) 21:18
アムネスティは死刑に反対するあまり都合のよいデーターばかりを集めてあまり好きではありません。
フェアではありませんね。
167
:
ばっじょ
:2003/07/27(日) 21:35
横道にそれますが、たとえ話としてこのようなことがいえます。
包丁を持った人間が小学校に入り込んで次々と子供を殺害します。その男は警察が駆けつけても
殺害を止めず、屋上まで逃げる子供を追いかけます。しまいには子供を盾にとって「来たら殺す」と怒鳴っています。
屋上の端っこで警察は上手く回りこむことができません。そのとき犯人は包丁で子供の手を切りました。次に首を切り落とそうとしています。
警官はたまらず発砲して犯人を殺しました。
これは正当なる発砲です。場合によって警官は、国家は犯人を、人を殺さなくてはならない。
この事件を時間的に戻しましょう。屋上まで子供を追いかけて子供を盾にとった犯人。
このときは死刑が廃止されていました。犯人は死刑が廃止されていたことを思いつき発砲されて
殺されては困ると思い、子供を後ろから一突きで殺し。すぐさま包丁を捨てました。
彼は死刑が廃止されていたので死刑は免れた。
何か違和感を感じませんか
168
:
ポポロ
:2003/07/27(日) 22:13
ばっじょさんのたとえ話を簡単に言うと死刑廃止になったから殺したい人を殺した。
ということだと思います。でも、実際どうなんでしょう。死刑廃止になったから
それを理由に人を殺したという話はあるのかもしれませんが、聞いたことが
ありません。逆に、死刑があるから殺したい人を殺した、という話もあるのかも
しれませんが聞いたことないですね。
「加害者は絶対、死刑になりたくない」「被害者の遺族は必ず死刑を望んでいる」
とはかぎらないところが死刑問題を難しいものにしているひとつの要因だと
思います。
169
:
冬
:2003/07/28(月) 04:45
>そのような感情が存在しないという意味ですか。
そうです。EU諸国の市民のアンケートで現在の死刑廃止の状態に賛成が
多数を得、「報復の為の死刑」に反対する点で一致しています。
被害者(遺族)の回復を図るための、回復司法という理念は、
死刑のない欧州で、死刑廃止後にはるかに進んでいます。
つまり裁判に被害者が参加できる。そのための様々な権利。
民事・刑事の合同化。民事を全く別に起こす負担が軽減される。
以上2点は被害者の会で、日本のみならず、要望として必ずあがっています。
これが全く不十分なのは、日本では司法のための司法となっていますからだと
思いますよ。実は被害者の為でも加害者の為でもなく。
刑事裁判を傍聴するとよく感じます。
>つまり人権や民主主義が保障されていない国だからと仰りたいよう
そうです。それがなぜ的外れだかわかりません。私は死刑廃止派ですよ。
死刑賛成派の、中国や北朝鮮に対する憎悪も嫌ですね。
かれらは死刑の問題と本質的に関係ない日本の政治対立など持ち込み
振り回します。自分の自己満足でしかないです。
アムネスティは最も激しく中国の死刑を、北朝鮮の人権侵害批判しています。
するとその立場は首尾一貫していると賛同なわけですね。
佐々木知子議員には、日本が中国で1千万人虐殺してきた被害者遺族の声に耳を傾けて欲しいです。
そうでなければ虐殺黙認になりますから。
170
:
冬
:2003/07/28(月) 05:04
「人権」さんのいう「被害者の人権」の内容で回復司法的な考えには賛成です。
しかし今の日本では「死刑の存在」が回復司法をさえぎっていると感じます。
被害者の遺族は、事件について「なぜ」を問い続けても、
加害者の裁判に主体として参加できず、釈然としない思いが強く残るでしょう。
また民事裁判は独力でおこさなければならないので、これも非常に困難で
無力感を強めると思います。
法務省は、これらの感情をそれぞれに対処せず 死刑維持で処理して
しまおうとしているように思います。
またそういう民衆感情を利用しているように思います。
逆にEUのように回復司法を突き詰めれば死刑廃止に向かうように思います。
死刑に関しては、
ほかの先進国の議論など関係ない「日本には日本独自の文化・習俗があるから」
というのも聞きますが、本当に日本独自の文化でしょうか。
818年の嵯峨天皇「死刑廃止令」から3世紀半にわたり日本には死刑制度が存在しませんでした。
この時期は日本が中国朝鮮のミニチュアから脱皮して、日本という国家、日本という文化が成立した時期です。
世界史上、古代中世の建国期に死刑制度を法として廃止した国家は、日本しか存在しないそうです。
171
:
ばっじょ
:2003/07/28(月) 08:11
>ポポロさん
>たとえ話を簡単に言うと死刑廃止になったから殺したい人を殺した。
いいえ、そういう趣旨で述べたのではありません。
後者は子供を1人多く殺害していますが、前者は1人分少ないわけです。
死刑が廃止されれば後者は前者より罪状が重いにもかかわらず後者は死を免れる。
これは不均衡で法のも元の平等に反する、というたとえ話をしたまでです。
死刑で凶悪犯罪が減る、いわば抑止効果はないとデーターは語っています。
世界には麻薬売買で死刑になる国もあります。これは極端ですが。こうなってくると犯罪は
激減します。死刑に抑止効果はある。まあ、これはやりすぎですが。
しかし、極論すれば重罰化を図れば実は犯罪は減ります。
日本の刑罰は先進国の中で軽いと思います。
>「加害者は絶対、死刑になりたくない」「被害者の遺族は必ず死刑を望んでいる」
とはかぎらないところが死刑問題を難しいものにしているひとつの要因だと
思います。
もちろん事実です。しかしそれはむしろ例外的なものだと考えます。加害者の意向は別に考慮する
必要はないでしょう。しかし、被害者側の意向は尊重されるべきです。だからこそ裁判所で
死刑が確定したとき、遺族は死刑にするか終身刑にするかを選択する権限を与えるべきだ、
と先ほど書きました
172
:
ポポロ
:2003/07/28(月) 13:44
>もちろん事実です。しかしそれはむしろ例外的なものだと考えます。
どうして例外的と言えるんですか? 被害者の遺族一人ひとりに聞いて回った
んですか? 殺人事件が起きた直後に被害者の遺族がコメントで「極刑にして
もらいたいと思います」などと言うことはありますが、その後もずっとその
気持ちが変わらずにいるかどうかは確認してみなければ分からないことです。
そういった報道というのはほとんどされないので、世間の人は被害者遺族が
いつまでも変わらず極刑にしてもらいたいという気持ちでいるものだと
思ってしまうのだと思います。だから「被害者の遺族は必ず死刑を望んでいる
とは限らない」ということが例外的なものとは言えないと思いますね。
この間、死刑が執行された死刑囚の被害者遺族は死刑には反対していました。
ずっと手紙で交流して死刑にしないでほしいと法務省に働きかけていたようにも
思います。
>加害者の意向は別に考慮する必要はないでしょう。
死刑を望んで殺人をした、というケースはほとんどないと言っていいかも
しれませんが、まったくないとは言い切れませんよね。宅間守はもしかしたら
死刑がなければ事件を起こさなかった可能性もあります。だから例外的なもの
かもしれませんが、加害者の意向は別に考慮する必要がない、というものでもないと
思います。
>裁判所で死刑が確定したとき、遺族は死刑にするか終身刑にするかを選択する
権限を与えるべき
遺族にその最終的な権限が与えられてしまうと、お金で買収されるということが
起こらないとも限らないですよね。それからおそらくほとんどありえない
でしょうけど、宅間守が裁判で死刑が確定しても被害者の権限で終身刑になる
こともありえるわけですよね。この場合、被害者は8人ですから多数決という
ことになるのでしょうか? 4対4になった場合はどうするんですか?
173
:
人権
:2003/07/28(月) 15:04
冬さんへ:
「アジア的な」と仰っている以上、それを裏付けるデータを
お持ちなのでしょうか。日本の例だけ取り上げて論じても
「アジア的」と一般化することはできないでしょう。
率直に言って、小生は「応報」という考え方を必ずしも全否定はしません。
現行の刑法においてもこの観念が全く排除されているとは言えないでしょう。
もちろん私的な制裁やリンチを容認している訳ではありません。
人間には<喜怒哀楽>の<情>があります。それがあるからこそ
逆に人間であると言えるのです。こういった<情>を全て
排除した所で問題を論ずることが「冷静で良心的」な態度
であると一般的には考えられているようですが、行き過ぎると
「冷静」を通り越して「冷酷」に近づいてしまう。
繰り返しますが、いたずらに情緒的になって私的復讐に
法的根拠を与えよなどと主張しているのではありません。
ただ小生のように死刑支持派の人間が賛成の意見を
開陳すると「時代遅れの応報主義」だと一蹴されるような姿勢
に違和感を感じているということを申し上げているのです。
死刑賛成派=中国・北朝鮮憎悪派などと決め付けないでほしい。
私は別に憎悪などしていません。多くはありませんが中国人の
知人・友人もいますし、北朝鮮との国交正常化交渉に断固反対
しているわけでもありません。
「一千万人の虐殺」をここで持ち出すのは論点のすり替えです。
逆に賛成派の立場から「虐殺」を取り上げることもできますよ。
(貴殿は東京裁判における絞首刑にも当然反対なのですよね)
あなたの方こそ「死刑の問題と本質的に関係無い政治を持ち込んで」
いるのではありませんか。
平安時代のことを取り上げていらっしゃいますが、貴殿の論法
で行くと現在より一千年以上も前の時代の方が人権や民主主義
が保障されていたことになりますね。本当にそう言えますか。
些か詭弁ではないですか。
回復司法に関しては同感です。一日も早く制度が確立されることを
願っています。
174
:
草田男
:2003/07/28(月) 16:24
>遺族にその最終的な権限が与えられてしまうと、お金で買収されるということが
>起こらないとも限らないですよね。
遺族がお金で買収されることは多分無いと思います。絶対とは言い切りませんが。
お金で買収されるということは遺族は犯人をお金で許してしまうということになり
ませんか?
>この場合、被害者は8人ですから多数決という
>ことになるのでしょうか? 4対4になった場合はどうするんですか?
私は死刑賛成派だからこう書きますが、1人でも死を以って償って欲しいという人が
いれば、死刑にして欲しい。
175
:
ポポロ
:2003/07/28(月) 18:17
>お金で買収されるということは遺族は犯人をお金で許してしまうということに
なりませんか?
そういうことになりますね。その買収額によっては死刑にせず終身刑でもいいと
いう考えになると、結局、お金持ちが死刑を免れるという傾向になりますね。
むしろこうしたことが当たり前のように裏で行なわれる可能性が多くなると
思います。1億円払うなら死刑はナシにするけど、払わないなら死刑にして
もらうというような話になってもおかしくないわけで、遺族に最終的な権限を
与えるのは問題があると思います。
176
:
ばっじょ
:2003/07/28(月) 20:41
ポポロさん
>どうして例外的と言えるんですか? 被害者の遺族一人ひとりに聞いて回った
んですか?
確かに仰る通りです。確かなデータがない以上ここは私見を述べるしかありませんでした。
しかし、私なら報復を望むのでそのように書いたのです。
>この間、死刑が執行された死刑囚の被害者遺族は死刑には反対していました。
ずっと手紙で交流して死刑にしないでほしいと法務省に働きかけていたようにも
思います。
確かにそういう例もあります。しかし、残虐な殺され方をした被害者の家族や恋人、
友人がすべて加害者のしたことを受け入れる、ということは果たしてどれほどの人ができるだろうか、
と疑問です。
177
:
ばっじょ
:2003/07/28(月) 20:53
>1億円払うなら死刑はナシにするけど、払わないなら死刑にして
もらうというような話になってもおかしくないわけで、遺族に最終的な権限を
与えるのは問題があると思います。
それはそれで別にいいと思います。万が一それで遺族が納得すればいいわけですから。
そうすると貧乏人は不利だ、ということになりますがそれは仕方ないことです。
制度に完璧なものはありません。遺族に最終的な権限を与えるのは問題があるかも知れませんが
遺族の意見を反映するのは悪くはないことだと考えます。
178
:
胡桃
:2003/07/28(月) 21:58
制度に完璧なものはないからといってわざわざ貧乏人に不利な制度を
導入するのはおかしいと思います。それにそもそも買収は違反ということに
なるわけですからそういう違反させやすい制度を導入するという点でも
おかしいわけです。やはり罰則は罰則として絶対的なものでなければ
法律の意味も裁判の意味もなくなってしまうわけで、最後の最後になって
死刑相当の犯罪を犯しておきながらお金で死刑にならずに済むのは
やはりおかしいと思います。ついでに言うなら遺族の意見を反映するのは
間違っていると思います。
179
:
草田男
:2003/07/29(火) 00:36
免罪符みたいですね
180
:
ばっじょ
:2003/07/29(火) 01:04
>制度に完璧なものはないからといってわざわざ貧乏人に不利な制度を
導入するのはおかしいと思います。
裁判は弁護士を雇うときは明らかに金持ちが有利です。アメリカにそのことが強く反映されていますが・・
恐らく日本でもそうでしょう。しかも、金持ちは多額の金銭を支払って釈放されることがありますし。
現実は貧乏人には不利ですよ。今ですらそういうものです。貧乏人は不利なのは紛れもない
事実です。私は制度に完璧なものはないという上で話をしていますがそれは卑怯に思えるかもしれません。
しかし、遺族の意向を反映するのは私は有効だと思いますが。
181
:
ばっじょ
:2003/07/29(火) 01:08
>罰則は罰則として絶対的なものでなければ
法律の意味も裁判の意味もなくなってしまうわけで
これは死刑を望まない遺族の意見を汲み取る方法として提案したものです。
ほかにより優れた方法があるかもしれません。
182
:
胡桃
:2003/07/29(火) 17:26
建て前としては国選であっても私選であっても同じように弁護人として
被告人を扱うということになっていますが、実際はどうかなと思います。
また、その事件の世間の注目度によって「やる気度」が違ってくるような
気がします。やはり弁護士も人間ですから仕方ないことなのかもしれません。
でも、お金を多く出したからといって判決が有利になると決まってるわけではない
ですよね。ただ単に弁護士がよりやる気になるということだと思います。
実刑ではなく執行猶予付きになったらその報酬としてまたいくら払うとか
そういう取り決めになるので弁護士もちょっと頑張ってみるかなっていう程度
だと思います。このことで細かいことを言うときりがないのでやめますが、
このことと死刑確定のあとの買収で死刑にならず終身刑になるということは
違うこととして考える必要があると思います。買収はあくまでも違法なのですから。
183
:
ばっじょ
:2003/07/29(火) 17:31
>胡桃さん
了解しました
184
:
人権
:2003/07/29(火) 17:35
「悪いことして、三食保障されて暮らすのが、うらやましい、ふざけてる」
「アジア的な応報感情で、悪い奴にのうのうとタダ飯食わすなんて、
ふざけてる」
「うらやましい」などと思う日本人は余りいないでしょう。
刑に服している者に食べ物を与えることを「ふざけている」
と考える人もそう多くないと思います。
「民衆感情」とか称して御自分はその<民衆>の範疇には
含まれていないかの如き仰りようですが、貴殿も小生も
間違いなく<民衆>なのではありませんか。
自分だけ次元の異なる高みに立っているかの意識で発言され
ているように感じられます。
率直に感じたことを書きました。人格攻撃をしているつもり
はありません。
185
:
st
:2003/07/30(水) 03:01
皆様始めまして。この死刑制度について、僕の思ったことを書きます。
僕は基本的に「条件付き死刑反対派」です。その理由はいくつかありますが、
一口で言ってしまうと「犯罪者を死刑にしても何の特にもならない」という
事に付きます。
まず、凶悪犯罪者が逮捕され、裁判に掛けられて死刑判決が出たとしましょう。
多くの人はそれによって事件の全貌が明らかにされ、これ以上その事件から
得られるものは何も無いと考えるのではないでしょうか?あとは判決通り
さっさと懲罰を与えてしまおうと。
ですが、僕はその犯罪者が、なぜその犯罪を犯したのか、どういう心理状態
だったのか、どういった幼少期をすごしたのか、何かの精神医学的、生理学
的問題はなかったのか、もっと掘り下げて理解する試みがあるべきだと思い
ます。犯罪心理学、特にそれを精神医学と結びつけて研究する分野において、
日本は非常に遅れており、大学でのこの分野での研究はやっと緒に付いたば
かりですし、それが実際に警察の捜査に用いられたケースも、僕個人として
は聞いた事ありません。
連続殺人、幼児殺人等の凶悪犯罪大国米国では、そういった豊富なデータを
一元管理し、研究を重ねることによって犯人像をより深く理解する、プロ
ファイリングが行われており、実際に捜査にも役立っているのは周知の事実
ですね。この犯罪心理学のレベルの差が端的に現れたのが、「酒鬼薔薇」
事件です。あの事件が起こった後、テレビで日本人の作家や評論家などが
コメントしておりましたが、ほぼ例外なく「犯人は、20-30代の孤独な独身
男性」と言っていました。恐らく宮崎勤のイメージが強く重なったので
しょう。一方アメリカのプロファイラーは「犯人の書き残したメッセージ
には高い知性が感じられない。犯人は高い教育を受けておらず、高校生
程度の若年者である可能性がある。」とコメントしていたのをはっきりと
覚えています。
もう一つ、僕が死刑に反対する理由は、日本の司法制度の欠陥にあります。
日本では容疑者が逮捕され裁判に掛けられると、その有罪率はなんと99.9%
に上るそうですね。これは諸外国と比べて異常に高い数値です。これを
「日本の警察は極めて優秀で、殆ど間違い無く真犯人を見つけ出すのだ。」
と解釈するか、「日本の警察、検察は面子にこだわり、一度逮捕した容疑者
は何が何でも有罪に持ち込もうとする。それをチェックする機構もない。」
と解釈するかは人それぞれですが、僕は後者の立場を取ります。各国の警察
のやることにそんなに大きな違いがあるとはとても思えません。それに日本
では、取調べ中の様子をビデオ等に録画して保存するなどのシステムも無く、
捜査が適正に行われているかどうか、チェックは極めて難しいと言えます。
もしその容疑者が冤罪だったとしたら、彼は当然無罪を主張するでしょう。
それが警察の捜査活動を検証しなおすきっかけになるという事は大いにあり
えます。冤罪は量刑とは別に考えるべきだという主張もありますが、人間は
間違いを犯すという視点に立つと、その間違いに目をつぶり、何が何でも
有罪にして死刑執行してしまい、あとは死人に口無し、というのは絶対に
あってはならない事だと思います。
以上をまとめると、一つは犯罪心理の研究対象として犯罪者をより深く理解
するために、もう一つは事件、あるいは捜査の当事者として捜査を容疑者側
からチェックする為の窓口として、彼らを生かしておいた方が、司法制度、
警察機構、ひいては我々の社会全般にとって有益だと思えるのですが、どう
でしょうか?
186
:
ばっじょ
:2003/07/30(水) 07:44
>アメリカのプロファイラー
ロバート・K・レスラーですね。プロファイリングは役立つ場合もありますが
役立たない場合もあり、またプロファイリングによって誤った犯人を逮捕してしまう
可能性も否定できません。プロファイリングは完璧なものではありえないとの認識を
持つことも必要でしょう。
詳しくは
http://pine.zero.ad.jp/~zac81405/whats_profile.htm
187
:
ばっじょ
:2003/07/30(水) 07:49
>「日本の警察、検察は面子にこだわり、一度逮捕した容疑者
は何が何でも有罪に持ち込もうとする。それをチェックする機構もない。」
これは同意します。しかし、これは制度の改革がなされるべきです。
死刑だけにだけでなく裁判すべてに関してです。
>犯罪者を死刑にしても何の特にもならない
被害者の遺族の感情を反映できます。
188
:
質問
:2003/07/30(水) 10:00
ログを全部読んでいないので過去に出た事があったらごめんなさい。
死刑制度が無くなり、終身刑が最高刑になったとして、
刑務所内で終身刑を受けた受刑者が同じ受刑者や刑務官を脅したり、
危害を加えたり。殺した場合はどうしたらいいんでしょうか。
そもそも、死刑制度反対論は人権上の問題、冤罪等が多いと思うので、
死刑に代わる虐待を受刑者に加える訳にもいかないし。(皮ワッパさえ問題になっているのに)
実際、イギリスでは終身刑を受けたIRAの受刑者が上記の様な事件を起こしています。
この辺の疑問に答えてくれる方いらっしゃいましたら、お答えお願いします。
189
:
草田男
:2003/07/30(水) 10:29
以前、日本テレビの「世界仰天ニュース」でオーストリアの刑務所内の事件のことがやってました。
異常なまでの正義感を持った元警察官が強盗をしようとたくらんでいた二人を射殺、終身刑で服役し
ていました。彼は囚人のなかのリーダーに上り詰めました。ある日彼に脱獄をしようと持ち掛けた者
が居ました。その人は連続殺人犯であり彼はその人を処刑しました。
その後も彼の居る刑務所では囚人の不審死が相次ぎました。すべて彼の犯行です。
結局彼も不審な死をとげました。
記憶だけで書いたのでで多少間違っているかも知れません。結局彼は密かに死刑が執行
されたのかもしれません。
190
:
草田男
:2003/07/30(水) 10:31
それから、
死刑によって何も変わらないかも知れませんが犯人が生きているということよりは
死んでいてくれた方がいいのかもしれません。
ただ死刑囚が死んだ後怒りのぶつける場所がないという問題もあります。
191
:
st
:2003/07/30(水) 13:03
> これは同意します。しかし、これは制度の改革がなされるべきです。
> 死刑だけにだけでなく裁判すべてに関してです。
そうですね。これは死刑だけじゃなく、司法全体にかかわる問題ですね。
我々は、どうやって現状を変えていけばいいのでしょうか?難しい問題
だと思います。
少なくとも我々は、我々の持つ司法システムは欠陥があり、間違いを犯す
可能性は無くなっていない、なんとか良い方向に変えていかなくては
ならない、という認識を持つことは重要だと思います。
> 被害者の遺族の感情を反映できます。
正直、僕もこの点においては明確な反論が出来ないでいます。被害者が
加害者に、犯した罪と同等の懲罰を与える事は復讐ではないのか、復讐は
はたして正義なのか、その懲罰を与える事により、被害者の感情はどれだけ
救われるのか、この量刑に関する問題は、一口で言えば「正義とは何か?」
という問題に帰着するのではないでしょうか?これも大いに議論の余地があ
ると感じます。
192
:
ビリビリ
:2003/07/31(木) 00:35
レスを全部読んでないのですでに触れられていたら恐縮ですが
ひとつ気になる事があるので皆さんのご意見をお聞かせください。
現在の日本の法律ではいくつかの罪状については国外に住むまったくの
外国人が日本国外で行った行為に対して適応の対象に入れている物があり、
その一部は死刑を定めているものもあります。
通貨や有価証券などの偽造、行使や、外患誘致、外患幇助などがそうです。
思想や観念がまったく異なる幾百の国の人々に対して犯罪の抑止力を発揮するためには
死刑なくして不可能なのではないでしょうか?
幾百の中にはもしかすると「たかが国家転覆を企てた程度で死刑とは何事か」
と考える人も居るかもしれません。
「日の丸を燃やされたんだから撃ち殺しちまえよ」という人も居るかもしれません。
結局自分の身を自分で守るためには自分の判断基準で罰則を作りこれを抑止力として行使するべきだと思います。
「なんだ、死刑か。まぁ戦って死んだ後は天国行くし、カンケーないね」
て人も居るかもしれないから、完全な抑止力にはならないでしょうが・・・。
もし死刑完全撤廃したとして
政府崩壊を目論んだテロリストが国内法に照らして懲役20年。
なんて事にもしなってしまったら、チトなめられやしませんか?
このような外敵に対する防衛手段としての死刑制度は、
また別に切り離して考えるべきなのでしょうか?
皆さんはどうお考えですか?
この手の議題は目にした事が無いので、是非皆さんの意見をお聞きかせください。
ちなみに僕自身の立場を明確にするために言いますと、
国内の単純な暴力犯罪に対しても死刑賛成派です。
193
:
ポポロ
:2003/07/31(木) 01:16
外患誘致や外患援助を企て実行するような者が死刑があるから実行しない
死刑が廃止になったから実行することにした、というような考えをするか
どうかだと思います。おそらく内乱罪も含めこれらの国家転覆などの
犯罪には死ぬ覚悟で行なうと思われるので死刑の廃止にはほとんど影響ないでしょう。
通貨や有価証券などの偽造・・・・・これらは死刑にはならのでは?
194
:
ポポロ
:2003/07/31(木) 01:18
書き間違い
これらは死刑にはならのでは?
→これらは死刑にはならないのでは?
195
:
ビリビリ
:2003/08/01(金) 00:44
>通貨や有価証券などの偽造・・・・・これらは死刑にはならのでは?
ポポロさんのご指摘どおり、通貨や有価証券の偽造などは死刑にはなりませんね。
外国人に適応される日本の法律の一例として挙げましたが
私の語学力が足りないせいで、誤解をあたえる書き方になってしまいました。
すみませんでした。
「外患幇助や通貨偽造等のいくつかの法律が
外国人による国外犯にも適応され、その一部には死刑を定めた物もある。」
と表記するのが正しかったでしょうか。
さて、自分の浅学を承知でひとつ反論させていただきますと、
私の生まれる何十年か前に「流行り」で革命闘争が繰り広げられていた
時代があったのですね。
それを見て考えるとこれから先の時代に何処かの国で
日本転覆が「流行る」可能性があるんじゃなかろうかと不安になりました。
そんな時にそれは死刑になりうる犯罪だと言ってやれば
特に信条なくなんとなく流行りに乗ろうとしているだけの人間に対しては
抑止力を発揮するんじゃないでしょうか?
196
:
ポポロ
:2003/08/01(金) 01:15
私もこういうことには詳しくないので間違っているかもしれませんが
こうした左翼運動というのは一般大衆の支持と協力が得られなければ
政治体制を変えることは無理だと思います。当時、もしかしたら
世の中が本当にひっくり返るんじゃなかと信じていた人も多かったと
思いますが、高度経済成長と同時期だったために一般大衆の暮らしが
豊かになり支持が得られず終焉を迎えました。国家転覆を企てるには
それなりの条件が必要であり、いまの状態だとその可能性はほとんど
ありえないと思ってます。
197
:
st
:2003/08/01(金) 14:44
> それを見て考えるとこれから先の時代に何処かの国で
> 日本転覆が「流行る」可能性があるんじゃなかろうかと不安になりました。
> そんな時にそれは死刑になりうる犯罪だと言ってやれば
> 特に信条なくなんとなく流行りに乗ろうとしているだけの人間に対しては
> 抑止力を発揮するんじゃないでしょうか?
おそらく赤軍派の事を言っているのだと思いますが、彼らは日本に
死刑制度が存在するということを承知の上で日本の政府転覆を図ろうと
しましたよね。
アメリカの多くの州でも死刑制度残っていますけど、アメリカこそが
世界で最もテロの標的とされています。そのテロリストはアメリカの
国内からも国外からも生まれています。
アフリカのリベリアで、現在政府軍と反政府軍が交戦中です。この
リベリアも死刑制度存続国です。
以上の状況考えると、死刑制度があるからといって、それが外敵・内敵
いずれに対しても、国家攪乱への抑制力には到底なり得ないと思えるの
ですが。
198
:
人権
:2003/08/02(土) 02:08
マスコミ報道によれば、森山法務大臣が犯罪被害者の支援などを
目的に、刑事司法手続きの抜本的な見直しを法務当局に指示した
模様です。自民党の司法制度調査会も近くプロジェクトチームを
設置する予定とのこと。
死刑制度の問題と直接に関るわけではないが、実現するとすれば
歓迎すべきことだと思います。これまで被害者はひたすら忍従を
強いられてきたことを考えると是非とも早急に改革すべきです。
小生は基本的に死刑制度を支持していますが、その理由は
一言で言えば<償い>ということです。
他人に故なく危害を加えたり、損傷を与えたりした時には
なによりもまず、心から謝罪・反省し、その上でできうる限りの
償いをする、これは議論するまでもなく当然のことでしょう。
償いには、課せられた刑に服すること、金銭的な補償、被害者の
気持ちに対する慰謝等が含まれます。もちろん重い障害が残って
しまった場合等を考えればわかるように完全な現状回復は望めませんが。
犯罪行為が重大であればあるほどそれに対する償いも容易なものでは
なくなっていくでしょう。
このような観点に立てば生命を奪うが如き残虐行為を為した加害者
ができうる<償い>がどのようなものでありうるか。
あらゆる情状を斟酌してもなお自らの生命を以ってするしか無い
ケースが残念ながら存すると思います。
199
:
ポポロ
:2003/08/02(土) 02:08
政治犯と言いますが、失敗するから政治犯であって、成功すれば
言葉は適切かどうか分かりませんが、英雄です。その国を統治
なる政治家になるわけです。建て前ではこの国を良くしようと
していることであり、話し合いではもはや何の解決もしないから
実力行使したということですよね。つまりそれは結果的に犯罪を
犯すということになってしまうというくらいの意識しかないように
思います。死刑なんてとんでもない! 我々は国を変えるために
闘っているんだと。
200
:
人権
:2003/08/02(土) 02:32
私は以前の書き込みでも触れたように<応報>という観念を
全否定はしません。犯罪被害者の抱く素直な気持ちを単に
「情緒的」だと称して一蹴するような意見にはどうしても
与することができない。もちろん私的制裁・リンチ・あだ討ち
を容認しているわけではありません。それは非現実的です。
どなたかが死刑支持の根拠として残るのは「復讐」しかないと
仰っていましたが(死刑廃止の立場からです)、私的制裁を
認めるなら「復讐」ということになるでしょうが(つまり
被害者の遺族に執行させるが如き例)、公の制度として行われる
のですから、厳密な意味での「復讐」ではないでしょう。
ただしここでも小生は幾分かは「復讐」の意味が含まれている
ことは否定はしません。
死刑に限らず、有期刑等においても加害者に刑を課することに
よって被害者の気持ち・感情・精神的苦痛が多少なりとも慰謝
されることはあると思います。このことを否定しては議論が
非現実的なものになるのではないでしょうか。
人間は<情>から全く無縁にはなれない生き物だということです。
201
:
草田男
:2003/08/02(土) 09:29
死刑とも重大な犯罪ともなると償いだけではなく社会から隔離し
社会の安全を守るという刑でも有ると思います。
202
:
ポポロ
:2003/08/02(土) 23:30
人権さんへ
あなたが死刑に求めるものは何ですか?
203
:
人権
:2003/08/02(土) 23:46
ポポロさんへ:
上にも書いたように<償い>です。
204
:
人権
:2003/08/05(火) 16:22
ポポロさんへ:
多分私の答えに納得はされていないでしょうが、一応198や200
その他の書き込みで自分の考えを述べたつもりです。
あなたは以前「生きて償う」と仰っていましたが、は具体的にどのような
ことでしょうか。お教え願えませんか。
205
:
人権
:2003/08/05(火) 16:26
誤記がありました。すみません。
「・・・と仰っていましたが、は具体的に・・・」<誤>
「・・・と仰っていましたが、具体的に・・・」 <正>
206
:
賛成です
:2003/08/07(木) 23:39
私の考えはすごくシンプルなんですが、人を殺したら死刑。
私は死刑制度反対派に問いかけたい。
もし自分の親や、子供や、大事な人が無残に殺され、ゴミのように捨てられたんだとしたらそれでも反対できますか?
もし自分がすごく残酷な方法で殺されたら、親や、子供や、大事な人たちは犯人に対して死刑を望まないで欲しいんだろうか。
私だったら・・・・
犯人には絶対死んでもらいたいです。
207
:
ブルーベリー
:2003/08/07(木) 23:40
>ろくすけさん
確かに、死刑は取り返しがつかないという問題はありますね。それは重要なことだと思います。
しかし、、、。実際に、犯罪者で刑務所があふれ返ってしまっては、どうしようもないのですよ?
どこかで、効率を優先する以外ないと俺は思います。
たとえば、交通事故で亡くなる方って、年に1万人くらいいますよね? もっと交通法規を厳しくて、交通事故で亡くなる人が一人もいないようにするとしたら、とても不自由な社会になるでしょう。物流が滞るし、個人の自由な運転なんて出来ない、道路整備や検問にもバンバンお金がかかるし。
で、結局、俺らは、毎日のように交通事故のニュースを見ていながら、今の生活レベルを下げたくなくて、改善してないわけです。
もちろん、死刑の問題も重要なのですが、社会を運営する以上、理想論だけでは出来ない気がします。
(俺としては、生活レベルを下げてでも、安全な生活の方がいいと思いますけどね)
>賛成です、さん
その気持ち、分かりますよ。俺自身は、犯罪被害者の遺族ではないから、遺族の本当の気持ちを理解できるなどとは言えませんけれど、、、。
でも、犯罪が必ずしも、その人個人の資質によるものとは言えないと思っています。
そりゃあ、今までずっと幸福に生きてきた人が、突然愛する人を失ったなら、その時の思いは大変なものでしょう、、。
けれども、、、。
世の中には、不幸な人もいるわけでしょう? 不幸な人が、どうやっても不幸から抜け出すことの出来ない社会になっていたら、そういう人の中の何パーセントかは、いずれ犯罪を犯すというのは、当然のことのような気がします。
幸福に生きてる人が、自分が幸福ならそれでいいと考え、世の中全体のことを考えていかなかったら、悲惨な犯罪は消えないと思います。
犯罪を犯人個人の特性と考え、それだけで死刑に賛成するのは、危険だと思います。
偉そうですみません。
208
:
るう。。。
:2003/08/07(木) 23:41
初めまして。少々興味のある事柄だったので、カキコいたします。
私は皆さんのように知識が豊富ではありませんので、あくまで個人的考えです。
以前の私は死刑賛成論者でした。それは、被害者の「死」というものを償うのには、
同じ「死」でなければならないと思ったからです。しかし最近「13階段」という映画の
原作を読んで少し考えが変わりました。
「罪を自覚していないものを死刑にして何の意味があるのか」
これに、はっとしました。
殺人を犯した人の中には、
人の命を殺めてしまった事実を重く受け止める人もいれば、
死刑になる自分を嘆く人もいると思うのです。
浮浪者を襲った少年少女が「死んでしまった被害者についてどう思うか?」という質問に、
「別に。知らない人だし。」と答えたというのを何かで読みました。
いろいろな理由で人を殺してしまうのでしょうが、
強盗殺人犯などの人は多くが知らない他人を殺しているのだと思います。
そういう人たちに「死刑」という刑が有効なのかどうかとても疑問です。
被害者の立場からすれば、死刑は復讐という意味では有効な一面もあるでしょう。
でも、加害者側の償うという面において疑問がでてきます。
いえ、殺めてしまったという事は償えない罪だとは思います。
でも、罪を犯した意識がない加害者を死刑にするというのは少々疑問です。
私が一番疑問なのは、死刑制度よりも、
無期懲役犯が何年かすると出所する事実の方が疑問なんですけどね。
・・・まとまりのない文章ですみません。
209
:
鯊
:2003/08/07(木) 23:41
>るう。。。さん
俺は死刑賛成なんですが、死刑が少しでも犯罪/殺人等の抑止力になればいいからというのが理由です。
あなたが言う「無期懲役犯が何年かすると出所する事実の方が疑問」はもっともで、出てきてしまうんなら(これもあなたの言葉だが)「罪を自覚していないものを死刑」にしたほうがまだマシ・・・てのが俺の意見です。
人権うんぬんを言うのなら、終身刑が一番ふさわしい刑なのかもしれないが、俺は死刑も必要だと思う。
だいたい犯罪/殺人等を犯す人は「欲」の為にやるのがほとんどであって、死ねばその欲望は達成できない(=死刑は恐い)ってことを一瞬でも考えたら効果あるかもしれない。
要するに、死刑は犯罪予防制度と俺は考える。
210
:
るう。。。
:2003/08/07(木) 23:42
>鯊さんへ
そうですね。私も死刑は賛成派だったんです。
それは鯊さんのおっしゃるのと同じ、犯罪の抑止力としてです。
基本的に今は死刑は存続でも廃止でもどちらでもいいと思っています。
但し、終身刑が存在しない現状では、
生きて社会に出ることが許されない人間は死刑にせざるを得ないと思います。
鯊さんのおっしゃる「死刑」にしたほうがまだマシと言えるでしょうか?
何故なら、日本の法律では「死刑」になりさえならなければ、
生きて世の中に出てくる事ができるからです。
人間社会からの死刑=終身刑
この制度が日本に存在しない限り、やはり最重刑は「死刑」しかないでしょう。
あと私の思う事のひとつとして、よく問題になる刑法第39条
「心神喪失者の行為は、罰しない」の問題でしょうか。
これこそ私が前のレスで書いた「罪の自覚のない犯罪者」に当てはまりそうなのですが、
これは別問題です。
再犯防止の点から見て、これほど恐ろしい刑法は無いと考えます。
それこそ終身刑の存在しないわが国で、この法だけ生きている。。。
本当に恐ろしい事だと思います。
この日本で「死刑制度」が無くならない点から見ても、
多くの国民は「死刑制度廃止反対」なのかなとも思います。
・・・相変わらずまとまりのない文章をお許しください。
211
:
るう。。。
:2003/08/07(木) 23:42
はっきりと立場を示した方がよろしいでしょうか?
一番は終身刑を制定すべき。
それが出来ないならば、死刑はやむを得ない。
終身刑が出来ないならば、刑法39条は無くすべし。
今までと矛盾する点がありますが、
思いつくまま書いておりますので、その辺りはお許しください。
212
:
えふ
:2003/08/07(木) 23:43
刑法第39条については、現行の制度の中では
心神喪失と認められれば確かに刑法上の罰は受けませんが、
残りの生涯はほぼ丸ごと閉鎖病棟で過ごす事になりますね。
病棟の制限はかなり厳しいので、刑務所との違いなんて、
番号で呼ばれるか名前で呼ばれるかの違いぐらいかも。
諸事情で閉鎖病棟の中も知ってますが、
普通の神経なら多分、ノイローゼになりますよ(笑)。
213
:
るう。。。
:2003/08/07(木) 23:43
そうだったんですか。
物知らずで申し訳ありません。
でもそれは、どの位の罪に相当する方なのでしょうか?
本来ならば死刑判決だけど心神喪失により刑罰を免れた方々ですか?
傷害致死相当の方も同じですか?
軽犯罪相当の罪の方も同じように生涯閉鎖病棟なのでしょうか?
214
:
たかあき
:2003/08/07(木) 23:44
心神喪失により精神科に入った人の後のことについて
ニュースになったのは聞いたことがありません。
はたして本当に、閉鎖病棟に半永久的に閉じ込められているのでしょうか。
にわかには信じられません。
医療の場では、当然改善すれば、退院もありえることだと思います。
あの、池田小学校の児童殺人事件の犯人も、あの犯行に及ぶ前に何回も
犯罪を犯しているようですが、心神喪失という理由で罪に問われず、
あのような事態に至ったのではなかったでしょうか。
そして、あの事件では心神喪失を認めませんでした。
では、いままでの心神喪失というのはいったいなんだったのでしょうか。
軽犯罪においては、心神喪失の者は警官が犯人を逮捕する前にもう相手にしない
という話も聞きます。
心神喪失なら、何をしてもいいというのも変な理論です。理論的にはお酒を飲んでても
麻薬でも心神喪失になりえるのではないでしょうか。
そうだとすれば、心神喪失というのは、安易に適用するべきではないのではないか
と思います。人の心の中など、他人が測ることなどとてもできないでしょう。
死刑制度は、今の日本においては、必要な制度です。
本人に反省がなかったとしても、社会秩序が許さないのではないでしょうか。
社会にはルールがあるのです。これをやぶるのであれば、社会から追放する
必要があります。社会に適合しないなら、本人がどう思っていようが、社会から
隔離する必要があるでしょう。
http://members.tripod.co.jp/shakaino/
215
:
ギヨタン博士
:2003/08/07(木) 23:44
死刑に犯罪抑止力があるとおっしゃってるかたがおられますが、それは勝手な推測に過ぎないと思います。
亀井静香の「死刑廃止論」って本にあるように、死刑制度をなくしても犯罪の発生率に変化がなかったと書かれてます。
>>9
これをやぶるのであれば、社会から追放する必要があります。社会に適合しないなら、本人がどう思っていようが、社会から
隔離する必要があるでしょう。
これは自己中心的な意見でしょう。邪魔になったらどこかに追放するより、ちゃんとその人のことを考えて、一人一人対応すべきです。
216
:
えふ
:2003/08/07(木) 23:45
お酒や麻薬でいっちゃった場合は、心神喪失は適用されません。
理性をなくす原因を摂るかどうか自己判断ができたという見解だそうです。
基本的には重度の精神障害(自分が誰かさえ分からないほど)が当たります。
ちなみに宅間の場合は過去の犯罪の時は「心神耗弱」で減刑されていた訳ですが、
この2つの間にはかなりの開きがありますよ。
217
:
Dr
:2003/08/07(木) 23:46
皆さん。初めまして。こちらの、ページに書き込むのは初めてですが、まず、死刑制度
そのものにどう思っていますか?簡単に廃止しろ!とか、賛成だ!とか、騒いでますが、
日本国内の法律は他国に比べると、緩いと思う。殺人や、放火、誘拐等重罪犯罪の検挙率低下や
警察の初動ミスで誤認逮捕された人々の事を思うと簡単に言えない筈です。中には、極悪人も居るでしょう。
でも、そうゆ人にたいし即極刑とは言いがたい筈です。私も、重罪→死刑と思っていましたが、
事件性や、起因や、利害関係等を加味合わせ本当に犯人に対し、その罰上が妥当か或は非妥当か、
それを判断するのは、機械では無く、人間である事を思ってほしい。人間が人間を裁くのは、容易ではない事を
加味して貰いたい。
218
:
るう。。。
:2003/08/07(木) 23:46
Drさん はじめまして。
>簡単に廃止しろ!とか、賛成だ!とか、騒いでますが、
そうですか?私から見たら皆さんそんなに「簡単に騒いで」はみえないと思うのですが。
>警察の初動ミスで誤認逮捕された人々の事を思うと簡単に言えない筈です。
この辺りの事もちゃんと考えてみえる方もいらっしゃいましたよ。
その上で「賛成反対」を考えていらっしゃったと思います。
お気持ちはよく分かりますが、他の方々のレスもちゃんと読んだ方がいいと思いますよ。
私自身は確かに専門的知識も浅い為、簡単に心情のみで騒いでいる部分がありますが、
私はとても参考にもなりましたし、教わることばかりでした。
219
:
押し出し
:2003/08/07(木) 23:48
>>215
犯罪の発生率に変化が「ない」だけならば死刑を廃止すべき理由がないですわな。
死刑を廃止する、または変わる刑を決めて犯罪発生率が低下することを示さないと。
まあこの言い方をするなら逆に死刑を存続しなければならない理由もないだろ、
ってことになりますが。
あくまで根拠のないことですが、死刑があるから許せん、犯罪しちゃる!って人は
いないと思うのですよ。続きます 。
国家による殺人という表現をして、被害者側による報復や見せしめの意味も
必ずあるであろう「死刑」を肯定すると極論・暴論とされがちにも思えますが
それってそんなにおかしいことでしょうか?
犯罪者に人権などないんだ、という直感?についても然り。
秩序という観点から真に合理性を求めるだけならば「罪」を犯した人間、もしかしたら
怪しいというだけの人間も含めて片っ端から全員殺してしまうのが一番いいでしょう。
再犯の可能性を0にできますから。
でも実際にそんなことがあり得ないのは秩序というものを越えた感情があるからでしょう?
「これくらいのことで…」「犯罪者に同情できる部分もあるのに…」。
「次は私かも」ってのもあるかもしれません(笑
犯罪者への同情というのは犯罪者の更正という考え方の根底にもあるのでしょう。
罪を犯しやすい、犯さざるをえない過去の境遇、性格、状況にある人間というのは
やはり存在しますし再犯や前科者のステップアップというケースも
多少なりともあるわけで、更正させることの圧倒的なメリットは?ということになると
首を傾げてしまいます。
社会を形作ってるのは何かにつけて考えながら生きている人間なんですから
その維持についても感情が入って当然と思います 。
↑のようなことは当然も当然、長文書いて聞かせるようなもんじゃないですが
「なんで人を殺しちゃいけないの?」の類の話が出てくるのは
なんでも理性、理屈からはいるべしというところから、国家による殺人あるまじき
というのと共通してるんでないすかね。内容は逆ですが。
誰だっていきなり危害を加えられたり、加えてきそうな者、実際に加えた過去のある者が
が手の届くところにいるのは嫌。
ついでに言うと、冤罪の恐れがあるから死刑はどうかとい考えにも疑問があります。
人間に間違いがあるのは仕方のないことでそれをいくら排除しようとしても
しきれないのは事実です。
でもこれは(思いきり誤解を招く言い方ではありますが)死刑を含めた刑の確定のために
必要なことであって、冤罪があったら困るからこの刑はなし、というのは
本末転倒ではないでしょうか。
220
:
前持ち
:2003/08/07(木) 23:49
人を殺したら死刑とか言っちゃうと、殺人の動機は無視される事になっちゃうね。
暴力などで追い詰められて、人殺しちゃうこともあるだろうに。
死刑は賛成だけど、人が裁く事が原則だな。
でも現状の司法制度は良くないと思うけど。
221
:
ゼロ
:2003/08/07(木) 23:49
>人を殺したら死刑
単純すぎる。過失で殺しても死刑? 人を殺すといってもいろいろな状況が
あることを知ったほうがいいですね。殺した人が100%悪いという状況に
あるケースというのは、たとえば通り魔事件などのように極めてまれで
そのほとんどの殺人事件というのは多かれ少なかれ、被害者のほうにも
殺されておかしくない要素があったりするものなのではないでしょうか。
そういう意味で言えば、「殺したら死刑」はあまりのも単純。
222
:
人権
:2003/08/07(木) 23:50
ゼロさんへ:
「・・・被害者のほうにも殺されておかしくない要素があったりする・・」
例えば、光市の母娘殺害屍姦事件の場合、「殺されてもおかしくない要素」
などというものがどこにあるのでしょう。
犯人の男と関係するのを拒んだから殺されたんだという意味ですか。
どうしてそのような冷酷な考え方をされるのか理解できない。
あるいは数年前に江東区で発生した逆恨み殺人の場合はどうですか。
これも「強姦されて脅迫された時に告訴した被害者にも原因がある」
ということになりますね。
<殺されてもおかしくない>というのはつまり私的制裁を認めること
ですよ。
223
:
ゼロ
:2003/08/07(木) 23:50
ちゃんと読んでください。「そのほとんどの殺人事件というのは多かれ少なかれ、
被害者のほうにも殺されておかしくない要素があったりするものなのでは
ないでしょうか。」と書いています。全ての殺人事件が100%殺した人が
悪いなどとは言っていません。
224
:
ゼロ
:2003/08/07(木) 23:51
「たとえば、通り魔事件のような・・・」と書いてますよね。
光市の母娘殺害屍姦事件の場合、広い意味で通り魔事件と見ることもできると
思うんですよ。そういうアゲアシを取るような反論ばかりしているから
誰にも相手にされなくなるんじゃないでしょうか。人の意見をちゃんと
読んでどういうことを言っているかを理解することをなぜしないんでしょうか?
上に書かれたような反論はちょっとひどいと思います。
225
:
人権
:2003/08/07(木) 23:51
揚げ足などとっていません。
あなたの22の書き込みはよくわかりません。
「全ての殺人事件が100%殺した人が悪いなどとは言っていません」
私もそのようなことは言っておりません。
「アゲアシを取るような反論ばかりしている」と仰いますが
あなたの方こそ具体例を示さずに書かれるからこちらとしては
具体的なケースを取り上げてお考えを伺っているのですが。
<アゲアシを取っている反論>の例を具体的に教えていただけませんか。
「誰にも相手にされない」かどうか他の方々の意見を伺いたく存じます。
226
:
ゼロ
:2003/08/07(木) 23:51
議論をする以前の問題ですね。これ以上、話しても意味がないです。
人の意見をよく読んで考慮するように努めています、と前に書いて
いたように思いますが、そういうようには感じません。
>「全ての殺人事件が100%殺した人が悪いなどとは言っていません」
私もそのようなことは言っておりません。
だったらどうして反論するんですか?
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