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死刑制度についてひと言お願いします

165ばっじょ:2003/07/27(日) 21:15
死刑反対派の方には元死刑執行人だった方が居られます。それを収めた本も読んだことがあります。
その方は自分の手で人を殺すということに苦悩すると言います。
(しかも日本はいまだに絞首系。外見上残酷に見える。
アメリカでは最近は薬剤を点滴で注入して外見上はあまり残酷ではありませんが)
私も恐らくその方の立場になったら辛いだろうと考えます。
しかし、彼らが苦悩するのは「死刑制度」が悪いからではありません。「死刑に値する残酷な犯罪を犯す犯罪者が
存在するからです」。
死刑反対論者はこういいます。
「死刑囚の最後の姿はあまりにも悲劇的である。残酷である。しかも、国家は国民に
殺人をしてはならないと法律で定めながらも国家が死刑という殺人をするのは矛盾である」
如何にも学者が言いそうな言葉です。
しかし、「国家による殺人」は実は何も矛盾してはいません。
過去にさかのぼると明治時代に穂積陳重(ほづみのぶしげ)という法学者がいて
彼は自身の著作「復讐と法律」の中で刑法の進化過程を説明しています。
彼は起源を「復讐」にあるといいます。
「およそ生物にはその種族的存在を害する攻撃に対する反撃をなす性質がある」
これは例外なく人間にも当てはまります。
氏曰く「この現象は人類の一般的現象である」仇討ちもそうですね。
氏は続けます「しかし、復讐をそのまま認めると復讐のそのまた復讐がおき社会が収まらなく
なります。近代刑法では私的な復讐を禁じ代わって国家が処断する」と。
刑法のできる過程はこのように国民からやくざ的な復讐権を奪い代わって国家がそれを行い
社会秩序をまもるという考えに沿っています。


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