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自民党スレ2
1
:
OS5
:2024/07/24(水) 10:20:48
自民党スレ(前スレ)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1378195932/l50
自公保スレ(前々スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30
自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30
自民党
https://www.jimin.jp/
2024年09月 自民党総裁選(立憲民主党代表選も)
2025年07月 参議院選挙・都議選
2025年10月 衆議院任期満了
715
:
OS5
:2025/09/09(火) 00:25:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/d356316ad817eb9709664d948a17ca3da81aeda2
「ポスト石破」小泉進次郎氏に熱視線…交錯する待望論と慎重論 首相退陣表明から一夜明け
9/8(月) 22:40配信
カナロコ by 神奈川新聞
記者団の取材に応じる小泉農相=8日、農林水産省
石破茂首相の退陣表明から一夜明け、一気に熱を帯び始めた自民党総裁選。早くも「ポスト石破」の筆頭格として耳目を集める小泉進次郎農相(衆院神奈川11区)は、どう動くのか。県内の自民議員からは「解党的出直し」を体現する世代交代の象徴として待望論が高まる一方、少数与党で厳しい国会運営が待ち構える現状に慎重論も少なくない。初挑戦した昨秋の総裁選から1年。小泉氏の言動に再び熱視線が注がれている。
「党の一致結束に対して自分が何ができるのかを考えて、今後判断したい」
8日午後、農林水産省で40人ほどの記者に囲まれた小泉氏は総裁選出馬に関する質問への明言を避け、こう続けた。「総理が辞意を表明した後も内閣の一員として、今は大臣としての職責を果たしたい」
5月の農相就任後、コメ価高騰対策を主導するなど、石破政権の要職で実績を上げてきた。昨年9月の総裁選は議員票で1位になりながらも全体は3位で決選投票に進めなかったが、党政治改革本部の事務局長として汗をかくなど「この1年で若さや経験不足は克服してきた」(党中堅議員)との見方が強まっている。
神奈川新聞社
716
:
OS5
:2025/09/09(火) 00:39:53
https://mainichi.jp/articles/20250905/k00/00m/010/106000c?inb=ys
石破、高市、小泉、玉木氏……「ポスト石破」の支持層と支持理由は?
毎日新聞
2025/9/7 07:01(最終更新 9/8 17:32)
有料記事
2958文字
次の首相にふさわしいのは?
毎日新聞が8月23、24の両日に実施した全国世論調査で次期首相に誰がふさわしいと思うか尋ねたところ、石破茂首相(自民党総裁)が21%でトップだった。2位以降は、自民の高市早苗前経済安全保障担当相(14%)、小泉進次郎農相(9%)、国民民主党の玉木雄一郎代表(6%)などと続いた。「ポスト石破」といわれる人たちは、それぞれどのような層からどのような理由で支持されているのだろうか。
石破首相支持の背景
調査は、石破首相を含む自民の6人と立憲民主、国民民主、日本維新の会の各党代表・共同代表を合わせた9人に、「その他の人」を加えた選択肢から選んでもらった。
石破首相を選んだ回答者を年齢別にみると、18〜29歳は6%、30代は5%で、上位4人の中で最も低い。しかし、40代では12%と上昇。50代は21%、60代は24%、70歳以上は38%と、高齢層になるほど支持が高い傾向にある。
支持政党別では、与党支持層からの支持が高い。自民支持層で42%の支持を集め、高市氏(15%)や小泉氏(13%)に差をつけた。公明党支持層は4割が石破首相を選んでいる。さらに立憲支持層でも33%と、同党の野田佳彦代表の29%を上回った。共産党支持層では2割超でトップ。与党支持層に加え、リベラル色が強い野党支持層から支持されているようだ。
「派閥政治はこりごりなので石破さんに任期までは頑張ってもらいたい」(70代女性)、「とりあえず石破さんが続けて裏金や癒着をなくし、しっかりとした国政ができる与党を作ってほしい」(60代女性)、「自民党の派閥政治を終わらせてほしい」(60代男性)――理由を書いた自由記述には、自民の改革を期待する意見が相次いだ。自民支持層に限っても「自民党の改革に期待」(40代男性)や「従来の自民党政治(利権)を刷新してほしい」(70代男性)などの声は強い。
また、「野党と協議するから」「他の自民の人では野党に頭を下げてまで政策を進めることは不可能だと思うから」(ともに40代男性)など政治姿勢を理由にするものもあった。少数与党内閣として野党と協議する姿勢を示しながら政権を運営していることに一定の評価があるとみられる。
石破首相の責任は?
与党は昨年の衆院選に続き、7月の参院選も惨敗した。これに関しても「敗北の責任のすべてが石破さんにあるとは思わない」「全ての責任を石破さんに押し付けている自民党員の反省を求める」(ともに70代女性)といった擁護する声がある。
しかし、党内では石破首相の責任を問う声は強い。石破首相を選んだ回答者の中でも「今は誰がやっても同じ」(70代男性)「本意ではないが、他に適任者がいない」(70代女性)など消極的支持は多数に上り、状況によって支持が一気に下がる可能性がある。石破首相の正念場は続いている。
◇保守と女性初への期待
高市氏の支持層の特徴は…
717
:
OS5
:2025/09/09(火) 00:47:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c8a86b9fabbb21531571aa95827bd4eef8690af
積極財政の高市氏 規制改革の小泉氏…「ポスト石破」で財政拡張の思惑 市場の期待高まる
9/8(月) 20:10配信
産経新聞
(左から)高市早苗前経済安保相、小泉進次郎農水相
石破茂首相の退陣表明を受け、金融市場では「ポスト石破」の財政政策に関心が高まっている。財政規律を重視してきた首相よりも積極財政による拡張方向に傾くとの思惑から、景気回復への期待が高まっており、8日の東京株式市場では東証株価指数(TOPIX)が史上最高値を更新するなど楽観ムードが広がった。
ポスト石破の最有力候補と目されるのは、8日に出馬の意向を固めた高市早苗前経済安全保障担当相と、小泉進次郎農林水産相だ。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査でも人気上位の常連だ。
このうち高市氏は「積極財政派」として知られる。昨年9月の前回の自民党総裁選では「あくまでも、どこまでも経済成長を追い求める」と訴えて支持基盤を固め、決選投票で石破氏と一騎打ちを演じた。小泉氏も経済成長を重視している上、労働市場などの規制改革に意欲的な点が特徴だ。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の大西耕平上席投資戦略研究員は「少数与党下で政策が進めにくい状況が続き、株式市場では『石破氏退陣=(イコール)買い』の認識が広がっていた。高市氏なら日本初の女性首相、小泉氏なら若い首相の誕生と変化への期待も起きやすい」と金融市場による期待感の理由を解説する。
8日はほかにも総裁選出馬への動きが表面化し、茂木敏充前幹事長が出馬表明したほか、林芳正官房長官も出馬の意向を固めた。加藤勝信財務相も視察先の津市で報道陣を前に「熟慮したい」と含みを持たせる発言をした。3人とも前回総裁選では「経済あっての財政」とのスタンスを取り、茂木氏に至っては「増税ゼロ」も主張していた。
総裁選後に召集される臨時国会での首相指名選挙で、野党がまとまるのは難しいとみられ、新たな自民党総裁が首相の座に就く可能性が高い。投資家の期待をつなぎ止めるには、物価高対策だけでなく、中長期的な視点に立った成長戦略を実行に移すことが求められる。それには野党の協力が不可欠で、市場では「減税や現金給付など、大衆受けする政策に走りやすくなる」と財政規律が緩むことへの警戒感もくすぶる。(米沢文)
718
:
OS5
:2025/09/09(火) 10:23:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/17ea2877bf7bd653ce50ea34d0d7cebc9b2905f7
「党の歴史で最も厳しい状況」で自民党総裁選事実上スタート 「顔触れ一緒、敗者復活戦みたい」
9/9(火) 10:18配信
西日本新聞
石破茂首相(自民党総裁)の退陣表明を受け、2年連続となる自民総裁選の号砲が鳴った。8日、早くも「ポスト石破」が名乗りを上げ始めた。予想される顔触れは1年前も立候補した人ばかりで刷新感は乏しい。少数与党下で、総裁になっても首相に選ばれる確証はなく、首相が「道半ば」とした宿題も少なくない。顔をすげ替えるだけでは党再生の道は開けず、重い責任を負った総裁選になる。
【写真】“ポスト石破”候補の高市氏、小泉氏ら4人
「党の歴史で最も厳しい状況だ。国民の信頼を取り戻し、誰もが評価する総裁選にしたい」。総裁選挙管理委員会の逢沢一郎委員長は8日、言葉に力を込めた。中堅は「党内が一致結束し、解党的出直しをするための入り口だ」と期待する。
一方、党関係者は出馬が取り沙汰される「ポスト石破」の面々を見てつぶやいた。「顔触れが一緒。敗者復活戦みたいなもの」
この日、一番乗りで出馬意向を明らかにした茂木敏充前幹事長、出馬方針を固めた林芳正官房長官。首相に退陣を促した小泉進次郎農相、首相と決選投票を戦った高市早苗前経済安全保障担当相、そして小林鷹之元経済安保相…。
全員、過去最多9人が立候補した昨年の総裁選を戦ったメンバーだ。この関係者は「顔だけ代えて、自民の本質は変わらないことがあり得る」と嘆き、「政策などで思い切ったことを打ち出さないと浮上できない」と強調。自民幹部も「表紙を変えれば突然、党勢がうなぎ上り…とはならない」と気を引き締める。
少数与党下という政治環境で、新総裁には首相指名選挙をどう乗り切るかも大きな課題。目新しい政策を掲げても、困難な国会運営が待ち受ける。“制約”が多い中で、各候補の打ち出しが昨年と同じでは到底支持されない。
政治不信を招いた派閥裏金事件など「政治とカネ」の問題について、改革を断行していくかは引き続き問われる。企業・団体献金の在り方はいまだに与野党で合意できておらず、石破首相の下では自民の消極姿勢が目立った。
石破政権は政策ごとに野党と協議したが、相当なエネルギーがかかり、政策の一貫性を欠く結果に。別の党関係者は「石破政権は『熟議』という言葉で安定的な政権枠組みの構築から逃げた」と振り返り、各候補には「多数与党の構想を示すのが最低条件」と言い切る。福田達夫幹事長代行も「必ず新たな連立の枠組みを作らなければいけない。大変難しい宿題だ」と指摘した。政治を安定させる知恵と技術が必須になる。
国会議事堂
法政大大学院の白鳥浩教授(現代政治分析)は「今の自民は政権維持だけが目的化してはいないか」と厳しく問う。今回の総裁選は「野党の言いなりではなく、主導権を取って政策を進められる人を見極めるものにしなければならない。国をどこに導くのか、政治の再生に結び付ける議論を尽くしてほしい」と話した。 (小川勝也、坂本公司、村田直隆)
西日本新聞
719
:
OS5
:2025/09/09(火) 11:11:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ef11dd36a2ab708063b09f94ade68b61c96003e
《岸田文雄・前首相の奸計》「加藤の乱」から学んだ倒閣運動 石破降ろしの汚れ役は旧安倍派や麻生派にやらせ、自らはキャスティングボートを握った
9/9(火) 7:13配信
NEWSポストセブン
政権の命運を握る存在に(時事通信フォト)
9月7日の記者会見で「自民党総裁を辞する」と、退陣を表明した石破茂・首相。石破政権の“滅びの鐘”を鳴らしたのは意外な人物だった。「政権の生みの親」から一転、石破首相を使い捨てにしようとするその人物は、自民党が大混乱に陥るなかで新たな「闇将軍」になろうとしている。【前後編の前編】
“すべてオレの計算通りになった”
岸田文雄・前首相のそんな心の声が聞こえてきそうだ。
石破首相の総裁リコールをめぐる自民党の内紛で、最後に場面を大きく動かしたのが岸田氏だ。
天王山は9月2日の自民党両院議員総会。その直前、閣内の旧岸田派から反乱の火の手が上がった。
「政府で仕事をする以上、首相指揮の下に与えられた任務、使命を果たすことが最大の責任だ。そうでない判断をするなら、しかるべく行動がなされるのが当然だ」
石破側近の岩屋毅・外相が総裁選前倒しに賛成するなら辞表を出せと“踏み絵”を迫ると、旧岸田派の小林史明・環境副大臣と神田潤一・法務政務官、麻生派の斎藤洋明・財務副大臣らが「求められれば辞任する」と前倒しを要求。これで反石破勢力が勢いづいた。
「旧岸田派の副大臣や政務官に“石破に辞表を叩きつけるつもりでやっていい”と岸田さんからゴーサインが出たと見ていい。石破首相は味方と思っていた旧岸田派が敵に回ったのだから、大誤算だったはずだ」(旧岸田派関係者)
そして両院議員総会後には、森山裕・幹事長が参院選敗北の責任を取って辞意を表明すると、旧岸田派の小野寺五典・政調会長と木原誠二・選対委員長、麻生派からは鈴木俊一・総務会長が揃って石破首相に辞表を提出。小野寺氏も木原氏も岸田前首相の側近中の側近として知られる。
この岸田側近たちの動きによって、石破首相は事実上、死に体となったと言える。
「加藤の乱」から学んだ
数々の政変を取材してきた大ベテランの政治ジャーナリスト・野上忠興氏はこう語る。
「今回の岸田のやり方は実に老獪だった。最初に石破倒閣運動の先頭に立ったのは旧安倍派や旧茂木派、それに麻生派だが、岸田は彼らに石破おろしの汚れ役をやらせながら、自分はそれには乗らずにキャスティングボートを握った。そしてタイミングを見て石破にトドメを刺すべく動いた。
旧安倍派を排除した石破政権を支えている旧岸田派が政務3役や党役員を引き揚げれば政権はもたないと最初から計算していた動きだ。加藤の乱の失敗から倒閣運動のやり方を学んだのでしょう」
森喜朗政権当時に自民党で起きた「加藤の乱」では、加藤紘一・元幹事長が派閥議員を率いて倒閣運動の先頭に立ったが、党内から切り崩しにあって失敗、失脚した。
若手議員時代に加藤氏とともに倒閣運動に加わった岸田氏は、今回はあえて石破おろしには参加せず、「総裁リコールに失敗すれば旧安倍派や旧茂木派、麻生派の議員たちの責任、成功すれば岸田氏が手柄を独り占め」という絶妙なポジションに自分を置いていたという指摘だ。
一方で、岸田氏は石破政権の“生みの親”でもある。
「自民党が変わることを示す最もわかりやすい最初の一歩は私が身を引くことだ」
そんな言葉で昨年9月の総裁選に出馬しないことを表明すると、総裁選の決選投票で石破支持に回って逆転勝利をもたらした。それがなぜ、この土壇場で反石破へと転じたのか。
「石破は役割を終えた」と言うのは岸田側近の1人だ。
「岸田さんは総理時代、裏金事件を機に派閥解散方針を決め、岸田派とともに最大派閥の安倍派を解散に追い込んだ。だが、旧安倍派を徹底的に弱体化させるためには派閥解散だけでは不十分で、総選挙で裏金議員を公認せずに落選させる必要があった。それができるのはもともと安倍派だった高市早苗ではなく石破だった。だから石破を総裁にした。
岸田さんの思惑通りに石破は裏金議員を非公認にして落選に追い込み、旧安倍派議員は昨年の衆院解散総選挙と今年の参院選で半減した。もう石破の役目は終わったんだよ」
(後編に続く)
※週刊ポスト2025年9月19・26日号
720
:
OS5
:2025/09/09(火) 11:11:49
https://www.news-postseven.com/archives/20250909_2062453.html?DETAIL&utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
《「増税メガネ」から「闇将軍」へ》岸田文雄・前首相が目指す“絶対的なキングメーカー”の座 次どころか“次の次の総理も決める”と野心を燃やすか
9月7日の記者会見で「自民党総裁を辞する」と、退陣の意向を示した石破茂・首相。石破政権の“滅びの鐘”を鳴らしたのは意外な人物だった。「政権の生みの親」から一転、石破首相を使い捨てにしようとするその人物は、自民党が大混乱に陥るなかで新たな「闇将軍」になろうとしている。【前後編の後編。前編から読む】
解散した自らの派閥を再建
岸田文雄・前首相がポスト石破政局でキングメーカーとしての存在感を増しているのは間違いない。
政治ジャーナリスト・宮崎信行氏は岸田氏がそうした政治手法をとった意図をこう指摘する。
「安倍派解体の絵を描いたのは岸田氏だが、恨まれるのは“汚れ役”をさせられた石破首相で、岸田氏自身は火の粉をかぶらない。そして役割を終えた石破氏を切り捨てたわけです。最大派閥の旧安倍派を弱体化させたのは、自分のキングメーカーとしての力を強めるためでしょう」
案の定、岸田氏は「派閥解散」宣言とは逆に岸田派再建を着々と進め、数を集めている。
岸田派が解散届を総務省に届け出たのは退陣直前の昨年9月3日だったが、岸田氏が同派の“復活”に動き出したのはなんとその翌日だった。
旧岸田派議員が経営する山梨県のホテルで行なわれた若手議員の会合に出席したのを皮切りに、その後も自分だけ「派閥活動解禁」とばかりに旧岸田派議員との会合を頻繁に開いている。
今年7月の参院選では旧岸田派候補の応援に全国を回り、新人候補も擁立した。激戦だった長崎には旧岸田派の「秘書軍団」を応援に投入、党内では「完全な派閥選挙のやり方。岸田派は実質的に復活している」(無派閥議員)と見られている。
派閥入会のセレモニーである初当選した新人議員との食事会も復活。
参院選後の8月18日、岸田氏と林芳正・官房長官、松山政司・党参院議員会長、宮沢洋一・党税制調査会長ら旧岸田派幹部が初当選した議員4人、さらに無派閥から旧岸田派への“入会”を希望する議員らを招いて食事会を開き、しっかりお披露目を行なったのだ。
「この夜の食事会の際、岸田さんは幹部たちと総裁選前倒しへの対応を協議した」(旧岸田派関係者)というから、岸田氏が「数は力」という自民党派閥政治そのものの論理で、ポスト石破の総裁選びに影響力を行使することを狙って布石を打ってきたことがわかる。
721
:
OS5
:2025/09/09(火) 11:12:05
麻生も菅も怖くない
昨年、不本意な退陣を迫られた岸田氏が目指しているのは、“絶対的なキングメーカー”だ。
自民党の首相経験者のなかでは、党最高顧問を務める麻生太郎・元首相が麻生派研修会で「私自身は、前倒しを要求する書面に署名、提出すると決めている」と言明し、ポスト石破選びに発言力を持つと見られている。
しかし、岸田氏はこれまで目の上のたんこぶだった麻生氏をもはやライバルとさえ見ていないという。
「麻生さんは84歳と高齢、菅(義偉)さんは体調に不安を抱え、いずれも次の総選挙で引退するとの見方が強い。68歳の岸田さんにすれば、麻生さんも菅さんも怖くない。
国際的にも国内でも難しい情勢のなかで、政治を動かせるのは総理を3年務めた自分しかいないと自負している。自公が衆参とも過半数を割っている状況では、次の政権も短命に終わる可能性がある。岸田さんは次の総理だけでなく、次の次の総理も自分が決めるつもりなのでしょう」(旧岸田派議員)
それはかつて首相を退陣した後も派閥の勢力を増やし、数の力で次々と総理を選んで「目白の闇将軍」と呼ばれた田中角栄・元首相の手法の焼き直しに映る。
「今後は旧岸田派ナンバー2の林さんを担ぐという単純な話ではなく、数の力を頼ってきた候補から影響力を最も行使できそうな者を選ぶかたちとなる」(同前)
角栄氏は自らの権力を維持するためにあえて田中派から総理を出さず、大平(正芳)、鈴木(善幸)、中曽根(康弘)と3代にわたる総理を誕生させた。そうして政権が替わっても力を保持し続けるからこそ、闇将軍なのである。
「岸田さんが巧みなのは、石破首相が総理を続投するような事態になったとしても、自分が傷つかないようなかたちにしたこと。この間、何度もやりとりをしてきた麻生さんが先にはっきりと石破おろしに動くよう仕向け、総裁リコールが失敗した場合にダメージを受けるのも麻生さんという状況をつくった。あらゆる可能性が想定されている動きです」(同前)
政治ジャーナリスト・宮崎信行氏は今後の政界混乱について、「与党が過半数割れしている以上、野党が内閣不信任案を出せば可決される可能性が高い。そうした時に自民党があえて下野して、今の野党による首班指名や組閣をめぐる混乱を国民に見せたうえで、自民党が政権に復帰する戦略を選ぶこともあり得るでしょう」と指摘する。
実際、岸田側近の木原選対委員長も参院選敗北直後、「下野もあり得る。選択肢の一つだ」と発言している。それが岸田氏や旧岸田派幹部の間で話し合われたシナリオのひとつだとすれば、岸田氏はそうした政治大混乱をも見据えたうえで、“次の次の総理も決める”と野心を燃やしているのかもしれない。
総理時代は「増税メガネ」と呼ばれた小物のはずが、角栄を真似て「闇将軍」を気取るようになるとは……。自民党からかつてのような大物政治家が消えた表われだろう。
(前編から読む)
※週刊ポスト2025年9月19・26日号
722
:
OS5
:2025/09/09(火) 11:12:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/148da5843e82de4a8d3113b720aa83d6b57e2341
最後の2時間で小泉進次郎氏はどうやって石破首相に「引導」を渡したのか チキンレースから降りる決断をさせた「示唆の言葉」
9/9(火) 6:14配信
デイリー新潮
辞任を表明した途端、スッキリした表情を見せた石破茂首相
解散も辞さない構えで続投に意欲を見せてきた石破茂首相が退陣を表明した。事実上のリコールとなる自民党総裁選の前倒しが決まりそうな情勢の中でのギリギリの辞任表明。最後に引導を渡したのは、盟友関係にあると言われてきた小泉進次郎農水大臣だった。
【写真を見る】このところ追い詰められ日に日に「脂ギッシュになっていった」石破氏の顔
***
顔が脂ぎっていく一方だった
「久しぶりに総理のスッキリした顔を見ました。1カ月くらい前まではやる気満々な様子でしたが、反石破包囲網が狭まる中、徐々に元気がなくなっていった。7月25日に長野県で経団連主催の会合に出席した際に足をひねって以降、足を引きずっていたし、顔が脂ぎっていく一方で見ている方もつらかった」
こう語るのは石破氏を間近で取材し続けてきた政治部記者だ。9月7日午後6時から始まった退陣会見で、いつになく晴れやかな表情で「心残りはあるが新しい総裁総理にその先を託したい」と語った石破氏。
辞任の第一報が流れたのは午後3時過ぎだったが、会見が始まるまでの間、“一旦辞任し次の総裁選にまた名乗りを挙げるのではないか”といった観測も燻っていた。会見でそれを問われた石破氏は「出馬しません」と明確に否定した。
「最後まで続投したい気持ちはあったのでしょうが、もう心身が限界に達していたように思います」(政治部記者)
森山幹事長との意思疎通にも悩んでいた?
あれだけ続投に意欲を燃やしてきた石破氏を観念させた要因はなんだったのか。政治部デスクは「複合的な要因で詰んでいた」と語る。
「まず一番の要因は、当初よりも党内で石破おろしの風が強まり、総裁選前倒しが可決される可能性が高まっていたことです。地方票も47都道府県中25県連が賛成していると伝えられていました。政権を支える副大臣と政務官47人中30人超が賛成と伝えられていたこともボディブローのように効いていたと思います」
政権を幹事長として支えてきた森山裕氏との意思疎通にも悩んでいたのではないか、と続ける。
「最近、森山さんは周囲に『石破さんは何を考えているかわからない』とこぼすようになっていました」(同)
そして、切り札だった「解散カード」が切りづらくなる状況に追い込まれていた。5日、鈴木馨祐法務大臣が石破氏と会談し、総裁選挙の実施に賛成する意向を明かしたからだ。
「鈴木氏が解散の署名を拒否した場合は、鈴木氏を罷免して新たな法相を任命しなければならなかった」(同)
「私にそんなことをさせないでください」
自民党関係者は「署名を拒む閣僚は鈴木氏一人では済まなかった」と明かす。その一人が小泉進次郎農水大臣だったというのだ。
6日夜、小泉氏は菅義偉元首相とともに首相公邸を訪れ、石破氏と会談した。菅氏が30分で帰った後も一人残り、計2時間公邸から出てこなかった。
退陣会見で「菅氏と小泉氏からは何を言われたのか」と問われた石破氏は、「政治家同士の話をペラペラ話すようなことは断じて致しません」としながらもこう語った。
「小泉農林水産大臣はそこで多くを発言されたわけではございません。ただ、小泉さんが初当選をした当時、私は政調会長でございました。政調会長、幹事長、地方創生大臣と務めていく上において、内閣総理大臣と農林水産大臣という関係において、いろいろな議論を戦わせてまいりました。そこにおいて、彼が昨日積極的に発言したわけではありませんが、いろいろな発言の『示唆』があったということに尽きます」
いったい小泉氏は”積極的に発言せず”に何を“示唆”したのだろうか。
「最後に小泉さんは『このままでは私も総裁選前倒しに賛成を表明せずにはいられません』『私にそんなことをさせないでください』という内容のことを言って辞任を強く迫ったようです。鈴木氏ばかりでなく2人も閣僚が署名を拒否するようになっては、もはや解散カードも切れないと、続投を断念したのでしょう」(自民党関係者)
「小石河連合」と言われ、石破氏と盟友関係にあった小泉氏としても、引導を渡す役割を負わなければならなかったことは痛恨の極みだったに違いない。
関連記事【早くからうずうずしていた高市早苗氏の「激痩せぶり」を不安視する声 相変わらずの「大演説」も「前回の決選投票を思い出させる」と不評】では、小泉氏のライバル・高市早苗前経済安全保障相が党内で不評を買っているワケについて詳報している。
デイリー新潮編集部
新潮社
723
:
OS5
:2025/09/09(火) 23:23:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/5075fcaa42d2d19eb5eb51ec837f355c122994a6
台風の目の小泉農水相、変節恐れず保守色強められるか 前回は選択的夫婦別姓で失速指摘
9/9(火) 22:19配信
産経新聞
首相官邸に入る小泉進次郎農水相=9日午前(春名中撮影)
小泉進次郎農林水産相が石破茂首相(自民党総裁)の退陣表明に伴う臨時総裁選で、台風の目となっている。昨年の前回総裁選の1回目投票で最多の国会議員票を集めた小泉氏が出馬すれば、すでに出馬の意向を固めた高市早苗前経済安全保障担当相と並んで大本命となりうる。小泉氏は近しい議員と相談しながら最終判断を下すとみられる。
【写真】父親まねた?髪形チェンジしていた頃の進次郎氏
■首相面会「党守った」
首相が退陣を表明する前日の6日夜、小泉氏は首相公邸の一室で首相と向き合った。同席した菅義偉元首相は一足先に退席していたが、首相が「あなたも帰るのか」と小泉氏を呼び止めて二人きりの時間が生まれた。
「防災庁やコメ政策。首相にとって心残りとなっている課題を前に進めるためにも、今突っ込んでボロボロになってはいけません」
小泉氏の懸命の訴えに、首相の視線は一瞬、揺らいだ。小泉氏との1時間半近くの面会で首相が進退を明らかにすることはなかったが、翌7日に退陣を表明した。
6日の3者会談は小泉氏が奔走して実現したものだった。自民若手は「『ポスト石破』として党全体を守るためにふさわしい行動だった。小泉氏への期待感が高まった」と語る。
小泉氏は9日の記者会見で総裁選出馬の意欲を問われ、「一致結束する党の形を作るため、私が何をできるのかを考えて判断したい」と述べるにとどめた。
■出馬を求める声相次ぐ
ただ、小泉氏の出馬を求める声は党内でじわじわと上がり始めている。大岡敏孝衆院議員は8日放送のBSフジ番組で小泉氏が出馬した場合、「応援したい」と表明した。神田潤一法務政務官も産経新聞の取材に小泉氏支持を明らかにした。
小泉氏が出馬を決めた際、焦点となるのが公約で「保守色」を強めるかどうかだ。前回総裁選で小泉氏は党員票が3位と伸び悩んだ。目玉公約の一つに選択的夫婦別姓制度の導入法案提出を打ち出したことを原因として挙げる陣営関係者は少なくない。
たとえ変節と批判されようとも、党員に響く内容に軌道修正しなければ前回の二の舞となりかねない。高市氏を支援する議員の一人は「小泉氏が保守を包摂する姿勢を打ち出せば、脅威だ」と警戒感をあらわにする。(竹之内秀介)
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OS5
:2025/09/10(水) 08:40:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/e25b067d332fbd27860abc1e202971779ceadb1c
【ポスト石破】候補者同士の"決選投票を見越した取り引き"が重要? 国会議員票は「カネ」や「選挙応援」の貸し借りも影響か 過去には「泡沫候補が総裁」になる逆転劇も
9/10(水) 7:01配信
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コメント37件
MBSニュース
MBSニュース
石破総理の辞任表明を受け、活発化するポスト石破への動き。総裁選について自民党は9月22日の告示・10月4日投開票の日程を正式に決定する方針です。
【写真で見る】総裁選の軸になるとみられる小泉氏・高市氏・林氏・小林氏・茂木氏 それぞれの特徴は?
国会議員票を得るための3か条とは?決選投票であり得るシナリオは?有力候補の特徴は?ジャーナリスト・武田一顕氏の見解をもとにお伝えします。
国会議員票を得るための「3か条」とは?
9日時点で総裁選への出馬を正式表明しているのは茂木氏のみですが、他に4人が出馬するとみられていて、以下の5人の戦いになりそうです。※()内は現在の年齢・前回の総裁選の1回目の得票数
高市早苗氏(64 181票)
小泉進次郎氏(44 136票)
林芳正氏(64 65票)
小林鷹之氏(50 60票)
茂木敏充氏(69 47票)
自民党は9日午前、総務会を開き、党員投票も含める「フルスペック」型で総裁選を実施することを確認。このフルスペック型で投票できるのは、自民党員になって2年以上継続して党費を納めた一般党員と、国会議員です(国会議員票295票 党員・党友295票 合計590票)。
国会議員たちはどのように投票先を決めるのか。武田氏によると「世論」「政治家としての能力」「貸し借り」の3つが国会議員票に大きく関わるということです。
政治家にとっての「貸し借り」とは「お金が動いたか」と「選挙応援に来てくれたかどうか」だといいます。例えば、党幹部や派閥トップから“あなたのところは少し苦戦しているから”と多めにもらえば「貸し」になるため、次の総裁選ではその人に投票しよう、などとなります。
また、選挙応援に来てくれて結果的に当選すれば恩に着るということもあるそうで、逆に言えば、総裁を目指すなら、応援に多く行ったほうがいいということです。
応援演説に行った回数が一番多いのは誰?
では、総裁選をめぐり取り沙汰されている5人は今年7月の参院選でどれだけ応援演説に行ったのか、比較してみました。
【参院選 応援演説の回数】(自民党HPや高市氏HPなどから「よんチャンTV」調べ)
高市早苗氏 12人・12回
小泉進次郎氏 33人・44回
林芳正氏 2人・7回
小林鷹之氏 31人・87回
茂木敏充氏 10人・52回
これを見ると小泉氏と小林氏は多く行っていることがわかります。林氏は官房長官を務めているため少ない可能性もありそうです。茂木氏は、応援演説をした人数は10人ですが回数は52回。1人あたり平均5回ほど行っていることになるため、自身のチームのようなものが強固なのかもしれません。
決選投票を見越した“取り引き”も重要!?
総裁選を勝ち抜く戦略として、候補者は“3位以下”を見越した“取り引き”も必要だと武田氏は指摘。
1回目の投票で誰も過半数に届かなかった場合は、上位2人の決選投票となります。つまり、3位以下に票を投じた人たちが、決選投票となった場合に上位2人のどちらに投票するかが重要になってきます。そこで、私が3位以下になったらあなたに投票する、もしくは私が当選したらあなたにポストを渡すので、あなたたちサイドが3位以下になったときは私に投票してください、といった交渉が生まれるそうです。
現時点では、高市氏・小泉氏の2人が有力ではないかというのが武田氏の見立てですが、ではもしこの2人の決選投票となった場合、ほかの3人はどう動くのか。武田氏によると、林氏は比較的小泉氏寄りで、小林氏は同じ保守的な考えということで高市氏寄り。茂木氏は、考え方としては小泉氏寄りですが、年齢的に若い世代が選ばれると自分たちの時代が終わってしまうという考えもあり、どちらか読めないということです。
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OS5
:2025/09/10(水) 08:40:27
武田氏に聞く 5人の特徴
続いて、5人の特徴を武田氏に聞きました。
【小泉進次郎氏】関東学院大→コロンビア大などを経て議員に
・農水大臣になり期待感
・風向きを変える力がある
・若い
・安全保障など思想がはっきりしない
【高市早苗氏】神戸大→テレビキャスターなどを経て議員に
・女性トップへの期待感
・8月15日 靖国神社参拝
・夫婦別姓反対
【林芳正氏】東大→商社・ハーバード大などを経て議員に
・オールマイティー
・人あたりがよい
・攻めより守り?
・キャラが地味?
ちなみに林氏には、不祥事などで抜けたポストを何度もピンチヒッターで務めてきた経験と、誕生日(1961年1月19日)から「救急車」という異名があるそうです。
【小林鷹之氏】東大→大蔵省(現財務省)→議員
・穏健保守
・真面目
・早い段階から有望株
・面白みに欠ける
【茂木敏充氏】東大→商社→ハーバード大→新聞社→マッキンゼー→議員
・頭脳明晰で実績も○
・怒りっぽく恨みも買う?
・トランプ大統領「彼はタフなネゴシエーター」
過去の「逆転ドラマ」を振り返る
総裁選をめぐっては過去に「泡沫候補が総裁になる」などの逆転劇もありました。
1つ目は2012年、自民党が野党だった時代。石破茂氏・安倍晋三氏・石原伸晃氏らが立候補した総裁選で、最初は当時幹事長だった石原氏が最有力と言われていましたが、失言があったほか、当時の谷垣総裁を引きずり下ろすやり方が“平成の明智光秀”などと言われ、一気に失速。そのため、石破氏と安倍氏の戦いになり、国民的人気が圧倒的だった石破氏が1回目の投票で1位となりました。しかし2番手に甘んじていた保守回帰をうたった安倍氏は国会議員の中では仲間が多く、議員票による2回目の投票で大逆転したのです。
少しさかのぼり、森内閣が退陣した2001年の総裁選。最有力と言われていたのは総理経験のある橋本龍太郎氏。一方ですでに2度負けて3回目のチャレンジだったのが小泉純一郎氏。小泉氏は泡沫候補とも言われて誰も期待していなかったということですが、「自民党をぶっ壊す」という一言で旋風を巻き起こし、逆転勝利しました。森内閣が不人気で、自民党自体も人気がなかった点では、当時の状況は今に近いとも言えます。
さらにさかのぼり、佐藤栄作内閣が退陣した1972年。当時、田中角栄氏・福田赳夫氏・大平正芳氏、三木武夫氏、それぞれの名前から一字ずつとって「三角大福」などと言われた4人での総裁選挙がありました。最有力は大蔵省出身のエリート福田氏と言われていましたが、コンピュータ付きブルドーザーとも言われた田中氏(中学校卒業)が決選投票で大逆転を果たします。この背景には、田中氏が大平氏や三木氏に対して“3位以下になったら僕に投票してください。人事は考えますから”という交渉があったと言われています。
その後実際に、大平氏は外務大臣、三木氏は副総理となり、大平氏は歴史に残る日中国交正常化で大きな役割を果たしました。
最終的に総裁を選ぶのは野党?
次の総裁選では一体誰が選ばれるのか。行く末が注目されるところですが、しかし総裁に選ばれたからといって総理大臣になれるとは限りません。総理大臣に選ばれるためには、総裁選で選ばれるだけではなく、首班指名選挙において衆参両院で過半数の投票を得る必要があります。
つまり、自民党は少数与党のため、野党の協力を得る必要があるのです。これには維新の吉村洋文代表や国民民主の玉木雄一郎代表の意見も多く関わってくるのではないかと考えられます。
(2025年9月9日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)
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OS5
:2025/09/11(木) 14:42:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/efd9b7d2074d42db095a5c719a96039f762a59ca
高市氏との一騎打ちのはずがナゼ? 永田町に広がり始めたまさかの「進次郎不出馬」説の深層
9/11(木) 12:31配信
東洋経済オンライン
自民党総裁選挙で高市早苗氏との事実上の一騎打ちになるとみられている小泉進次郎氏。だが、ここに来て、総裁選に出馬しないとの噂が広がり始めている(写真:ブルームバーグ)
「これまで民間企業、党や政府でさまざまな経験をさせていただいた私のすべてをこの国に捧げます」
【写真あり】父・純一郎氏や安倍晋三氏にあって、小泉進次郎氏に“欠けているモノ”とは?
石破茂総裁の辞意を受けて、自民党は総裁選挙を9月22日告示・10月4日投開票の日程で行うと決定した。茂木敏充前幹事長は9月10日、いち早く国会内で会見を開き、出馬することを正式に表明した。
茂木氏はその2日前に出馬の意向を表明した際も、「私のすべてをこの国に捧げる」というフレーズを口にした。昨年9月の総裁選で敗れて以来、ずっと温めてきた“決め言葉”に違いない。
■茂木氏が秋波を送る2人の有力議員
茂木氏は安倍・菅政権では経済産業相や外相など重職を歴任し、政調会長や幹事長など党の要職も担ってきた。抜群の頭脳には定評があり、交渉力もダントツ。第1次トランプ政権時には経済再生担当相として自動車関税など日米貿易交渉をまとめ、アメリカ側から「タフネゴシエーター」と称された。
だが、その“気難しさ”は誰もが認めるとおりで、外相時代には「水は可能な限り『エビアン』を用意」といった「トリセツ」が作られた。故・青木幹雄元自民党参院会長に嫌われて、平成研究会(旧・経世会)会長に就任するのも苦労した。
そして、来月にはとうとう70回目の誕生日を迎える。残されたチャンスの回数は多くない。
だから、茂木氏が出馬表明で小泉進次郎農林水産相や小林鷹之元経済安全保障担当相の名前を出し、「こうした若手を積極的に登用し、次の世代を担う準備を早期に整えます」と宣言したことは、彼らに対する牽制とも見て取れる。
2人は昨年の総裁選に出馬し、いずれも茂木氏を得票数で上回った。小泉氏は決選投票に残らなかったが、9人の候補者中で最多の75票の議員票を獲得。まったくのダークホースだった小林氏も、4位の林芳正官房長官を3票上回る41票の議員票を得て、5位に食い込んだ。
小林氏が昨年12月に「2050年のわが国のかたち・社会のあり方を考える研究会」を立ち上げたのは、“次”を狙ってのことに違いない。3月には伊吹文明元衆院議長を講師に招き、オンラインを含めた参加者は50人に上った。総裁選に挑戦する決意を固めており、近く出馬宣言を行うという。
失言問題で辞任した江藤拓前農水相の後に就任した小泉氏は、備蓄米放出で石破内閣の支持率上昇に貢献し、多くの世論調査で「次期首相候補」として高市早苗前経済安保担当相とトップを争うほどの人気ぶりだ。
しかも、9月6日夜に菅義偉元首相とともに石破首相を訪ね、実質的な「総裁リコール署名」の期限である8日の前に辞任するよう説得し、党の分裂回避に努めた。小泉氏は菅元首相が帰った後も官邸に残り、1時間30分も石破首相に寄り添った。
石破首相は翌7日夕方に会見を開き、辞任することを表明。その最大の功労者といえる小泉氏は、次期総裁選で最も有力かと思われた。
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OS5
:2025/09/11(木) 14:43:19
■進次郎氏に欠けている「優秀な側近」
だが、その小泉氏に関して、週明けから不出馬説が出始めた。閣僚が首相に引導を渡したことになるから、というのがその論拠だ。
小泉氏は慎重に静観を決めているとの説もある。小泉純一郎元首相を父に持つ小泉氏は、2009年に初当選したときから「自民党のプリンス」として別格に扱われてきた。だから、小泉氏はどんな選挙でも負けるわけにはいかないのだ。
ところが、昨年の総裁選に出馬して、決選投票にも残れなかった。9人の候補が出馬した総裁選で出馬に踏み切った理由は、当選回数が少ない小林氏の出馬に触発されたからだと言われたが、小泉氏に2度目の敗北は許されない。
石破政権が1年足らずで退陣に至った原因の1つに「優秀な側近の不在」が挙げられる。小泉政権では飯島勲氏、第2次安倍政権では今井尚哉氏が政務秘書官として支えた。飯島氏はマスコミを懐柔し、経産省出身の今井氏は霞が関ににらみを利かした。
一方、石破政権では「官邸の軽さ」が目立っていた。例えば、「石破降ろし」に対抗するために流された衆院解散説は、結果的に石破政権の致命傷となったが、その出どころは官邸だと言われている。
では、小泉氏が総理総裁になったとき、誰がその脇を固めるのか。昨年の総裁選での小泉氏の出馬会見は、およそ“総理総裁の本命候補”の出馬会見と思えないものだった。振り付けの浅さのみならず、「見てくれ」だけで勝負しようという意図が露呈していた。もし小泉氏が本気で総理総裁を狙うなら、まずはこうした「軽薄さ」を払拭する必要があるだろう。
■出馬しないなら進次郎氏はどう動くのか
小泉氏は今回の総裁選に出馬せず、林芳正官房長官の応援に回るとの話も聞こえる。岸田政権と石破政権で官房長官を務めてきた林氏は、文部科学相や外相、農水相などを歴任。早い段階から「総理総裁候補」と見なされていた。参院議員として挑戦した2012年の総裁選では最下位に甘んじたが、2024年の総裁選では小泉氏に次いで4位となっている。
世間では「高市 vs. 小泉」で注目を集めている今回の総裁選だが、実は永田町で最も有力視されているのは林氏だ。もし林氏が小泉氏の支援を得て決選投票に残ることができれば、多くの議員票が流れ込み、「3度目の正直」を目指す高市氏にとって大きな脅威となる。
高市氏はなんとしても1回目の投票で過半数を制さなくてはならないが、岩盤支持層を引き戻せる高市氏には、自民党内のみならず公明党からも期待の声が上がっている。
衆参両院選挙での大敗という未曾有の危機に見舞われ、「解党的出直し」を強いられている自民党。その再生をかけた次期総裁選では、これまでにない戦いの構図を見ることになるかもしれない。
安積 明子 :ジャーナリスト
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OS5
:2025/09/12(金) 11:36:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/03ee3415d0286cbfaac45a64aa2e354071d1a514
自民党総裁選へ「岸田氏詣で」相次ぐ 距離あった高市早苗氏も訪問
9/12(金) 9:53配信
中国新聞デジタル
セミナーで政権の連立拡大などに言及した岸田氏(10日)
自民党総裁選を巡り、候補予定者が表明前に岸田文雄前首相と面会する「岸田氏詣で」が相次いでいる。11日には高市早苗前経済安全保障担当相が岸田氏の議員事務所を訪れて立候補を伝達した。旧岸田派の元座長で、来週に立候補会見する予定の林芳正官房長官も8日に訪問している。
関係者によると、高市氏は「気持ちが高まっている。総裁選に向けて準備している」と伝えた。岸田氏は「頑張ってください」と応じたという。
高市氏は昨年9月の国会議員票と地方票で争った総裁選で、1回目投票はトップだったが、決選投票で石破茂首相に逆転で敗れた。岸田氏は決選投票で、石破氏に投票するよう旧岸田派内に促していた。
今回の面会は、岸田氏と距離があった高市氏が立候補の意欲を事前に直接伝えることで、政界に影響力がある岸田氏の支援を取り付ける狙いがあるとみられる。昨年の総裁選で高市氏を推した旧安倍派議員らは相次ぎ落選しており、高市氏が国会議員票をどう固めるかが焦点となっている。
一方、岸田氏は総裁選で「バランスの取れた保守」を重視する考えを周囲に語っている。10日に東京都内であったセミナーでは新総裁が党の再生の方向性を示した上で、連立の拡大や課題ごとの部分連合を探るよう注文している。
中国新聞社
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OS5
:2025/09/13(土) 09:18:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/857f84a355785a26fb78f1a3a20245d7b6cd11c9
各候補「石破票」に照準 自民総裁選の大枠確定
9/13(土) 7:08配信
時事通信
首相官邸に入る石破茂首相=12日午前、東京・永田町
自民党の小泉進次郎農林水産相が総裁選出馬の意向を固め、高市早苗前経済安全保障担当相ら計5人が争う大枠の構図が確定した。
【ひと目でわかる】自民党総裁選の顔触れ
いずれも昨年の総裁選に続く立候補で、一定の基礎票を持つ。各陣営とも、石破茂首相が獲得した「石破票」が勝敗に影響するとみて、取り込みに注力する方針だ。
首相は前回総裁選の1回目投票で、国会議員票は9候補中3位の46票を獲得。議員票の比重が大きくなる決選投票では、菅義偉副総裁や岸田文雄前首相の支援を得て、高市氏を逆転している。
「この1年間のリーダーシップに敬意を感じた」。小林鷹之元経済安保相は12日、首相官邸で首相に出馬の意向を伝えた後、記者団にこう強調した。
小林氏は前回総裁選後の人事で、首相から打診された党広報本部長を辞退。主要候補の中では最も活発に首相の政権運営を批判してきた。8月には参院選大敗を踏まえ、退陣を事実上要求した。
退陣要求から「敬意」に変化した背景には、陣営の助言がある。ベテラン議員は首相が掲げた防災庁創設を小林氏が否定したことを挙げ、「首相の取り組みを全否定するな」と伝えたという。小林氏の視野に石破票があるのは間違いない。
「石破降ろし」をけん引した旧茂木派の茂木敏充前幹事長も11日の出馬記者会見で、日米関税交渉などに触れ「率直に(首相を)評価している」と語った。
林芳正官房長官は、政府の要として首相を支えてきた。首相は一貫して林氏の手堅い手腕を高く評価し、「林さんたちのおかげで政権は動いている」と周辺に繰り返し強調。陣営からは「首相支持層はうちに流れる」との期待が出ている。
一方、悩ましいのが小泉氏だ。米価引き下げで首相と協力しながら、最後は首相公邸で退陣を「説得」した形になり、「首相を踏み台にしてのし上がろうとしている」(旧茂木派中堅)との声がある。小泉氏も意識しているのか、12日の会見で、公邸を辞去しようとしたら呼び止められたと明かし、「『もう少し話そう』と思っていただけた」とアピールした。
高市氏は11日に岸田氏と会談した。党を代表するリベラル勢力「宏池会」を率いた岸田氏と政策的な隔たりは大きいが、決選投票もにらんで連携の可能性を探ったとみられる。
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OS5
:2025/09/13(土) 09:21:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/290ae5ca13b97d9282625873f22d3e849364b8ab
「進次郎で支持率が回復するかは未知数」「高市だと公明党が…」ワンポイントリリーフで自民党幹部らが推すのは知名度不足の“政界の“119番男”
9/12(金) 16:01配信
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コメント768件
集英社オンライン
一騎打ちになるかと思いきや…
自民党総裁選(9月22日告示、10月4日投開票)を巡り、その動向が注目されていた小泉進次郎農水相(44)が来週、出馬表明会見をすると「産経新聞」が報じた。すでに茂木敏充前幹事長が先陣をきって立候補表明会見を開き、高市早苗元総務相、林芳正官房長官、小林鷹之元経済安保相も出馬の準備を進めている。「ポスト石破」を巡っては、これまで小泉、高市両氏が有力視されてきたが、ここにきて「異論」も出ている。
【画像】永田町で大注目…バンドを組みギターを弾く“ポスト石破”の一人
自民総裁選、林芳正官房長官に注目集まる
「そういえば、肝心の遠藤に連絡するのを忘れていたな……」
石破茂総理(68)が辞任表明会見をした翌日の9月9日夜、東京都内の中華料理店で、どこか困ったような表情でそう語っていたのは、日本維新の会の馬場伸幸前代表(60)。野党の大物がしでかした“大ポカ”に、同席していた林芳正官房長官(64)、武田良太元総務相(57)は笑い転げた。
馬場氏が言及した“遠藤”とは、与野党に幅広い人脈を築く、同党の遠藤敬国対委員長のこと。実は、この日の会食はもともと「遠藤氏ありき」で計画されたものだったという。
「林氏は、今年7月に遠藤氏が主催する焼き肉パーティで、ビートルズの名曲『Let it be』を自ら弾き語りしたほど親しい間柄。元二階派事務総長の武田氏は、菅義偉元総理や小泉氏と近しいですが、馬場・遠藤両氏の維新幹部や、国民民主党の榛葉賀津也幹事長(58)とも気脈を通じ、豊富な野党人脈を誇る。
そんな2人が話していたところ、林氏が『馬場さんとは飲んだことがない』とのことで、武田氏が間を取り持つかたちで、この日の会食が以前からセッティングされていたそうです。しかし、馬場氏が肝心の遠藤氏に声をかけるのを忘れており、欠席となったといいます」(林氏周辺)
タイミングがタイミングだけに、「総裁選や、維新による自公政権への連立入りに向けた協議がなされたのでは」と報道されたが、具体的な話があったわけではない。
しかし、こういった憶測を呼んでしまうほど、この会食が注目されたのは、小泉、高市両氏の戦いと見られていた総裁選を巡り、ここにきて「林氏も軸になる」(自民党参院幹部)との見方がささやかれるからだ。
昨年9月の総裁選の第1回投票では、高市氏181(議員票72、党員票109)、石破総理154(議員票46、党員票108)、小泉氏136(議員票75、党員票61)、林氏65(議員票38、党員票27)、小林氏60(議員票41、党員票19)、茂木氏47(議員票34、党員票13)という結果だった。そしてその後の石破・高市の決選投票において、石破総理が勝利した。
今回も、党員票では国民的な知名度を誇る高市氏、議員票では“選挙の顔”を期待される小泉氏が強いという傾向が予想されている。
こうした中で、前回4位に終わった林氏が一部で注目される理由とは何なのか――。
林氏は、林義郎元大蔵大臣を父に持つ“政界のサラブレッド”だ。東大卒業後、三井物産を経て、一族が経営に関わる山口県下関市にあるバス会社などに勤務。その後、ハーバード大院を修了し、父親のもとで大臣秘書官なども務め、1995年の参院選で初当選すると、参院議員を5期務めた。
この間、防衛、文科、農水の各大臣や参院審査会委員長などを歴任。2021年の衆院選には山口3区から鞍替え出馬し、岸田政権で外相、石破政権で官房長官と要職に就いた。
旧宏池会(岸田派)では座長を務め、「派閥領袖の岸田さんは人を寄せつけないところがあるが、林氏は若手議員を集めた飲み会なども多く開いてきた」(旧宏池会の若手議員)という。
「幅広い政策知識と、実務能力に定評があり、どんな仕事でも任せられる“政界の119番”との評があります。議員仲間とロックバンド・Gi!nz(ギインズ)を結成するなど、音楽好きで、飲み会の席でも頼めば嫌がらずに歌ってくれます」(林氏の知人)
トランプ関税をはじめ、外交的課題が山積する中で、小泉氏の外交経験の少なさに関する懸念は根強い。内政を巡っても、連立枠組みの拡大など、難しい局面が予想される中で、林氏のような経験豊富な人材を求める声が一部で高まっているのだ。
「小泉氏は昨年の総裁選でも本命視されていましたが、候補者による論戦が進むにつれて、政策面での不安や論戦力の乏しさが露呈。結局、大失速し、決選投票にも残れなかった。未だ経験不足という指摘があるのは確かです」(自民党関係者)
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OS5
:2025/09/13(土) 09:21:54
連立パートナーである公明党の姿勢も、林氏の追い風に
こうした状況の中で、前出の自民党参院幹部は「岸田政権で外相を務めるなど、経験豊富な林氏であれば、安定感は抜群。野党との関係が良好なのも強みになる」と指摘する。
そもそも自民党の党勢低迷が深刻ないま、仮に小泉総理となっても、支持率がどれだけ回復するかは未知数だ。衆院解散に打って出たとしても、与党で過半数を占める議席を取り戻し、少数与党の現状から脱却できる保証はない。もし敗北すればいよいよ政権交代となるリスクもある。
「衆院議員の任期はあと3年残っているのですから、なにも解散を急ぐ必要はありません。次の総裁任期である2027年までは、解散総選挙をせずに、安定感のある実務派の林氏をワンポイントリリーフにして乗り切る。
その間に、小泉氏に外交や党務などさまざまな経験を積ませ、選挙前の総裁選でバトンタッチすべきではないかという指摘もある。小泉氏にとっても、今すぐに総理になって短命政権で終わるよりも、経験を積むことに徹すべきという意見もあります」(前出・自民党関係者)
また、連立パートナーである公明党の姿勢も、林氏に追い風となっている。
同党の斉藤鉄夫代表(73)は9月7日に、「保守中道路線の私たちの理念に合った方でなければ、連立政権を組むわけにいかない」と発言した。自民党の閣僚経験者は「公明党が次の総裁候補の資質に言及するのは極めて異例」と目を丸くした。
「世界平和を掲げる創価学会を支持母体に持つ公明党としては、保守色の強い候補者である高市氏への警戒感はあるでしょう。また、8月に麻生太郎最高顧問が、参政党の神谷宗幣代表と面会などもあったなか、自民党が右派ポピュリズム政党と接近するのを阻止したいのではないか。その点、自民党の中でもリベラル系と言われる旧宏池会出身の林氏は受け入れやすいでしょう」(同前)
とはいえ、自民党議員の中では「今勢いのある野党党首は50代以下が中心で、我が党にも若いリーダーが必要」という“小泉待望論”や、「参政党などにとられた岩盤保守層の票を取り戻すべきだ」とする“高市待望論”は根強い。
林氏が本当に総裁選の「軸」になるためには、知名度不足を克服し、党員の幅広い支持を得るしかない、という高いハードルがある。
また、岸田文雄前総理は総裁選出馬を巡り、相談にきた林氏に「頑張って」と声をかけたというが、旧宏池会の中でも、岸田氏に近い議員の一部らが林氏ではなく、小泉氏支援に回っているという現実もある。
それでも、政界の一寸先は闇で、何が起こるかはわからない。昨年の総裁選でも当初は本命視されていた小泉氏が失速したいっぽう、出馬に必要な推薦人集めにすら苦労していた石破総理が勝利するという“大どんでん返し”が起きた。
自民党の重要閣僚経験者は「まだ第一コーナーにも差しかかってもいない。総裁選ではレースの途中で、勝手に落馬するやつもいる」と不敵に笑った。
取材・文/河野嘉誠 集英社オンライン編集部ニュース班
集英社オンライン
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OS5
:2025/09/13(土) 23:10:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/85361daf7ab390f63e70feab61144633fff43071
参院選で参政党候補を応援 埼玉・蕨市議を自民党支部が除名処分
9/12(金) 20:56配信
毎日新聞
自民党
埼玉県の自民党蕨支部は、今年の参院選を巡り反党行為があったとして、小林利規・蕨市議(61)を11日付で除名処分にしたと発表した。党が推薦・支持していない参政党の候補者をSNS(交流サイト)上で応援する投稿を繰り返すなどしたためとしている。同支部で他党公認候補の応援を理由とする除名は初めてという。
支部によると、8〜9月に総務会を2回開催し、小林市議に聞き取りを実施。ブログやフェイスブックなどで参政党候補を応援する投稿をしていたことを認めたため、党規律規約の「党公認や推薦候補を不利におとしいれる行為」に該当すると判断し、除名処分を決めた。
小林市議は2011年の市議選で初当選し、現在4期目。【加藤佑輔】
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OS5
:2025/09/13(土) 23:24:56
https://www.news-postseven.com/archives/20250908_2062440.html?DETAIL
2025.09.08 07:00
週刊ポスト
【スクープ】“石破首相の側近”宮路拓馬・外務副大臣が3年間で「地球24周分のガソリン代」を政治資金から支出 事務所は「政治活動にかかる経費」と主張
就任以来半年あまりで欧州やアフリカ、アジア、北米など8か国を訪問した自民党の宮路拓馬・外務副大臣。鹿児島1区選出の2世議員で森山裕・幹事長の腹心として知られる。「外交が苦手」といわれる石破首相を森山氏とともに支えてきた“石破側近”だが、外務副大臣として海外を忙しく飛びまわる前、毎年政治資金で莫大なガソリン代を支払っていた──。
宮路氏は外務副大臣に就任する前、わずか3年間で政治資金から900万円近いガソリン代を支出していた。走行距離を推計すると実に3年間で地球24周分にのぼる。
宮地氏が住む二世帯住宅の駐車場には「燃費が良い車種」
政治家の高額ガソリン代と言えば、かつて山尾志桜里・元代議士が1年で“地球5周分”のガソリン代を使っていたことが問題化したが、この時の金額は230万円。
それに対して宮路氏が代表を務める政党支部(自民党鹿児島県第一選挙区支部)の政治資金収支報告書によると、2021年に約310万円、2022年は約301万円、2023年が約273万円と3年間でガソリン代を合計約884万円も支払っていた。
地元の政界関係者はその金額を聞いて驚いた。
「鹿児島1区は狭いから小型車ならガソリン代は知れている。選挙カーを回らせていれば燃費は良くないが、宮路さんが通年で選挙カーを走らせているなんて見たことも聞いたこともない」
宮路氏の選挙区は鹿児島市とその周辺で、同県の総面積のざっと20分の1。県内4選挙区のなかで最も小さい。最も広い森山氏の鹿児島4区の7分の1しかない。
どんな政治活動をすればそれほど高額のガソリン代がかかるのか。
記者が現地・鹿児島を取材すると事務所の駐車場には車がなく、宮路氏が父の和明・元代議士と住む鹿児島市内の二世帯住宅の駐車場には、「ミヤジ」と読める同じナンバーの車が3台駐車されていた。トヨタ2台、スズキ1台で、いずれも燃費の良い車種だ。
「そのうち2台は政治団体『みやじ拓馬後援会』の所有で、もう1台は母親の所有と聞いています」(別の政界関係者)
近隣住民の話も聞いた。
「3台の車はそれぞれ拓馬さん、父親の和明さん、母親が使っていますが、拓馬さんはほとんど東京にいて見かけないし、和明さんもあまり外出しないようで、後援会活動に熱心なのは母親くらいです。駐車場には大体1台か2台は駐まっていて、3台とも出払っていることはあまりない」
高額ガソリン代と矛盾する証言が出てくるのだ。
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OS5
:2025/09/13(土) 23:25:49
ガソリン代を当時の全国平均価格(1リットル=約172円、2022年は169円、2021年は162円)と仮定し、政治活動に使っていると考えられるトヨタ・シエンタのカタログ燃費(1リットル=18km)で計算すると3年間で約96万km、地球24周分は走っている。
毎月、高額なガソリン代を支出
毎月、高額なガソリン代を支出
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緊急事態宣言下にもかかわらず高額支出
疑問はほかにもある。宮路氏の政党支部の年間ガソリン代が約310万円と最も多かった2021年はコロナ禍だった。
政府は1月から3回にわたって東京などに緊急事態宣言を出して外出自粛を要請、宮路氏は自身のフェイスブックに「緊急事態宣言下で地元に戻れない日々が続いています」(1月31日)と投稿し、4月発行の『みやじ拓馬通信』では、〈実に約70日ぶりに鹿児島に戻り、久々に朝の辻立ちを行いました!〉と報告。
しかし、その間も支部の政治資金収支報告書では毎月20万円近いガソリン代を支出。この年は8月から9月にかけて鹿児島県が初の「まん延防止等重点措置」を発動し、不要不急の外出自粛やカラオケなどの利用自粛などを呼びかけたが、8月、9月とも約30万円のガソリン代の支出を計上している。一体、誰が何に使ったのだろうか。
政党支部は毎月、2つのガソリンスタンドに前月分のガソリン代をまとめて支払っている。その1社、JAさつま日置協同サポートに誰がガソリンを入れていたかを取材するとこう答えた。
「みやじ拓馬後援会の事務所とガソリン供給契約書を結んで、JA独自の給油サービスカードを複数枚発行しています。クレジットカードみたいなもので、それを提示すれば県内約80か所の給油所のどこでも後払いで給油できる仕組みです。給油のたびにサインをもらって車番は控えていますが、選挙の街宣車のような目立つ車ならともかく、普通の乗用車の利用であれば誰が入れたかはうちではわかりません」
もう1社の南国殖産は「月払いで利用いただける提携カードはあるが、お客さまとの取引内容についてはお答えできない」とした。
前述の山尾氏の高額ガソリン代問題では、元公設秘書が他人のレシートを使って事務所にガソリン代を請求し、不正利用していたことが判明して返金している。
政治資金を監視する上脇博之・神戸学院大学教授が指摘する。
「政治資金収支報告書では多額のガソリン代を計上していても、実際は誰が使ったのか、本当に政治活動のためなのかわからない。事務所のスタッフであっても、政治活動以外のプライベートに使ってはならない。
仮にカードを持つだけで給油できるのであれば、政治活動以外の利用や支援者への違法寄付の疑いが持たれやすくなります。これだけガソリン代が高額なら、疑惑を持たれないようどうしてその金額がかかったのか説明する責任があるでしょう」
宮路氏はどう説明するのか。宮路事務所は、「政治団体の収支は法令に従い適正に収支報告しています。ご質問の経費も当該政治団体の政治活動にかかる経費であることから収支報告しています」と回答した。
果たして、この説明で納得できる国民がどれだけいるだろうか。
※週刊ポスト2025年9月19・26日号
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OS5
:2025/09/14(日) 10:03:42
https://www.sankei.com/article/20250910-IW32CVUSQ5IQNMCPUSLRNZ6FHU/
林官房長官が維新の馬場元代表と会食 自民総裁選や連立協議か、武田元総務相も同席
2025/9/10 00:13
武田良太元総務相も同席した。関係者が明らかにした。
林氏が出馬の意向を固めた自民党総裁選や、維新による自民、公明両党の連立政権への参加などを巡って協議した可能性がある。
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OS5
:2025/09/15(月) 08:41:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a11655cdf9a4831a55eb6b6400c3923c6a77c08
「令和の郵政解散」は幻に 石破総理、わずか1年で退陣へ「権力の使い方も手放し方も知らなかった」
9/15(月) 7:00配信
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ABEMA TIMES
石破茂総理
7日、石破茂総理が緊急記者会見を開き、退陣を正式に表明。衆院解散も視野に入れ、続投を探ったが断念する形となった。その舞台裏を探った。
【映像】石破総理が小泉元総理と会食したホテル(写真あり)
参院選の惨敗からおよそ1カ月。8月24日の日曜だった。石破総理は、夕方4時過ぎに公邸から黒塗りの車に乗り込み、東京・丸の内のパレスホテルに向かった。ホテル内の高級和食料理店「和田倉」で、石破が待ち構えた相手は小泉純一郎元総理だった。純一郎氏は総理在任中、「郵政解散」を仕掛け、党内の抵抗勢力を一掃した。
当時の小泉総理は、「郵政民営化が必要か、必要ではないか。私は国民に聞いてみたいと思い解散選挙に踏み切った」と述べ、「自民党の派閥論理をぶっ壊す」と語った。参院で法案が否決されたら衆院解散に打って出た。後日、純一郎氏本人は「よくあんなむちゃなことをやったもんだ」と振り返る伝説の解散劇である。
結果は、小泉自民が296議席の圧勝、公示前(212議席)から大幅増の地滑り的勝利をもたらした。肝いり法案を否決され、党内の抵抗勢力から退陣要求を突きつけられた、絶体絶命の危機。そこを「衆院解散」という総理が持つ、唯一無二の大権を使って乗り切った。それどころか、強力な権力基盤を再構築した。
そんな「武勇伝」を日本酒を飲みながら、身ぶり手ぶりで語る元総理。石破総理はだまってうなずくように聴き入っていたという。石破総理にとって「抵抗勢力」は、旧安倍派、麻生派、旧茂木派など「石破おろし」に動いている旧派閥連合であった。とりわけ、裏金事件を起こした議員を非公認にして刺客を立てれば「令和の郵政解散」になる。
そもそも、この会食自体をセットしたのは赤沢経済再生担当大臣だった。赤沢氏は「解散」を唱えていたといわれる最側近である。トランプ関税の交渉人として全国的に知られる存在になった。ただ、石破政権が出来るまでは政府や党の要職に就けずに「万年副大臣」と揶揄される存在だった。石破総理も総裁選5度目の挑戦でやっと手にした権力だ。「やっと手に入れた権力の館をそう簡単に追い出されてたまるか」──そんな思いが彼らに「権力の手放し方」を見失わせてしまったのかもしれない。
この「小泉パパ」との会食以来、石破総理は「降ろされるくらいなら解散してやる。国民に決めてもらえばいいだろう」と強気になる。ところが、その強気は長続きしなかった。
737
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OS5
:2025/09/15(月) 08:41:43
朝日新聞によると自民党史上初の総裁選前倒しへの意思確認(9月8日)が迫った5日夜、東京・紀尾井町、ホテルニューオータニの中華料理店「大観苑」に数少ない側近が集まった。岩屋毅外務大臣、村上誠一郎総務大臣、平将明デジタル大臣、青木一彦、橘慶一郎の両官房副長官である。テーブルに座る5人に一枚の紙が配られた。いくつかのシナリオが並ぶ。「退陣」か「総裁選再出馬」か。そして「衆院解散」も選択肢にあった。
側近からは「世論調査では辞める必要はないと言っている。内閣支持率も上がっている」という声や、「このまま突っ込んでぼろぼろになれば、気力が尽きてしまうかもしれない」という声があがった。側近たちの意見は主戦論と慎重論で二分した。石破総理は腕を組みうなった。結論を出せなかったのだ。
そして、この日の密会での会話が周囲にしみ出していった。翌6日、動いたのは小泉ジュニアだった。小泉進次郎農水大臣は「石破さんが解散しようとしているらしいです。そんなことしたら自民党は分裂する。菅さんから伝えてください」と電話で伝えた。「だったら一緒に行こう」と語った、電話の相手は菅義偉元総理だった。
菅元総理といえば4年前、総理として総裁任期と衆院任期がともにあと1カ月というところで、コロナ感染者が下がらず、支持率低迷にあえいでいた。総裁選の先送りや衆院解散、二階俊博幹事長を交代させる党人事、あらゆる延命手段を試みようとしたが、すべて頓挫し、退陣に追い込まれた。ともに同じ無派閥で党内基盤が弱いという意味でも共通点があった。そんな菅元総理が進次郎氏を率いて6日午後、総理公邸を訪ねた。わずか30分足らずの面会で、「党の分裂があってはならない」と強く伝えた。石破総理は「私が総理になれたのは菅さんのおかげだ」と退陣を決めたのかもしれない。
ただ、石破総理は衆院解散以外にも総理と総裁をわける「総・総分離」などあらゆる手段を思い立って党側に打診した。しかし、ことごとく拒否された。受け入れなかったのは森山裕幹事長だという。
なぜ、石破総理は「令和の郵政解散」を実行できなかったのか。それは戦略性のなさに尽きた。小泉元総理は郵政民営化法案を仕掛けるとき、党内の抵抗勢力を想定していた。党側で選挙の公認と金庫をにぎって、選挙を差配する幹事長に武部勤氏を添えていた。後に「偉大なるイエスマン」と言われる人物だ。純一郎氏に言われたことに一切逆らわず、造反した議員に片っ端から「刺客候補」を立てていった。幹事長という絶大な権力の実務者に自分の「イエスマン」を置くことで、純一郎氏は郵政解散を実現して見せた。
対する石破総理はどうだったのか。数少ない側近と都内のホテルや公邸でひそかに会談したが、権力を行使するための人事など事前の準備や戦略が見えない。解散や「総・総分離」案などいずれも官邸側から党側に提案するも、すべて森山幹事長に却下されていった。選挙区の公認権をもつ幹事長を自分の思い通りに動かせなければ、造反議員の公認剝奪などすべてが絵に描いた餅だ。
それでも、もし「やけくそ」で解散を強行したらどうなっていたのか。「自民党の党紀委員会にかけて総理を除名してやろう」そんな声が聞こえていた。閣僚からも総裁選前倒しに賛成する声も出ていた。解散のために開く閣議では半数以上の閣僚が解散のサインを拒否したに違いない。郵政解散では島村農水大臣が署名を拒否して罷免された唯一の例がある。今回の解散なら、一人ではとてもすまなかっただろう。半数以上の閣僚をその場で罷免して、その罷免した閣僚をすべて石破総理が兼任してまで解散を打つのか、という状況であった。
総裁選前倒しの意思確認前なら裏金議員だけを非公認にすれば良かった。しかし、前倒しの意思確認後では100人以上を非公認にしないといけない。郵政解散の時の造反は37人、刺客は30人程度だった。とても今から準備して間に合う人数ではない。確かに理論上は国会閉会中のいまでも解散はできた。石破総理はわざわざ内閣法制局に確認までさせたという。ただ、それは現実的には「まさに絵に描いた餅」にすぎなかった。
738
:
OS5
:2025/09/15(月) 08:41:59
将棋のプロ棋士がはるか何手先まで読んで自らの負けを悟るように、完全に詰んでいたのだ。総理経験者の一人はあきれたように「石破さんには戦略がない」「権力の使い方も手放し方も知らなかった」と解説する。
石破総理は、総理になる前、毎日のように国会図書館に通って読書にいそしんだ。読書で得た豊富な知識は答弁やスピーチでは生きたかもしれないが、人事を使って権力装置を整えるという肝心の下準備を怠ったため、不発に終わった。
最後の最後まで退去を迫られながらも籠城し、抵抗を続けた「令和の東大安田講堂」はこうして無血開城で幕を閉じた。石破総理は退陣会見で、「まだやり遂げたいとの思いもある中、身を退く苦渋の決断をした」と述べた。失意のまま、たった1年で総理官邸を去ることになった石破総理は、周囲に「結局、俺はどうすれば良かったんだろう」と語っているという。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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OS5
:2025/09/15(月) 19:52:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/8de9567f8f9500be3065f4a123e1bcda9517a11e
<独自>小泉陣営の選対本部長に加藤財務相就任へ 安倍・菅氏側近、保守路線継承鮮明に
9/15(月) 14:00配信
産経新聞
加藤勝信財務相=首相官邸(春名中撮影)
自民党総裁選(22日告示、10月4日投開票)に出馬する小泉進次郎農林水産相の陣営で、選対本部長に加藤勝信財務相が就任する方向で最終調整していることが15日、複数の関係者への取材で分かった。加藤氏は昨年の前回総裁選に立候補したが、今回は見送る。安倍晋三、菅義偉両政権で官房長官と副長官を計約4年務めた加藤氏の起用で、小泉氏としては保守路線を継承する姿勢を打ち出したい考えだ。
加藤氏は平成24年に安倍氏が首相に返り咲く基盤となった保守系議員連盟「創生日本」のメンバー。厚生労働相や拉致問題担当相、党憲法改正実現本部の事務総長といった政府・党の要職を歴任してきた。
小泉氏は前回総裁選で候補者9人中3位だった。陣営内では、選択的夫婦別姓制度の導入法案提出や解雇規制の見直しを掲げたことが党員票の伸び悩みにつながったとの見方がある。小泉氏周辺は「保守派としてどっしりしている加藤氏の陣営入りは大きな強みになる」と話す。
小泉氏は今週後半に記者会見を開き、公約を打ち出す。小泉氏は「前回総裁選とは党の置かれている状況が全く違う。党内対立の傷を癒すため公約は王道でいく」と周囲に語っており、公約面でも「保守色」を強めるとみられる。
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OS5
:2025/09/15(月) 21:42:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/23ccbfec5b7afdd1f4d98152667c6f97d512fb48
「ポスト石破」党員票争奪戦へ 小泉・高市氏有利の見方 自民総裁選
9/15(月) 7:02配信
時事通信
石破茂首相(自民党総裁)の退陣表明に伴う総裁選(22日告示、10月4日投開票)は、国会議員票と同数の295票が割り振られる党員・党友票に、勝敗の行方が大きく左右されそうだ。
【ひと目でわかる】自民党総裁選の顔触れ
全国で100万人超と見込まれる党員に短期間で浸透するのは難しく、知名度が高い高市早苗前経済安全保障担当相(64)と小泉進次郎農林水産相(44)に有利との見方が出ている。
総裁選を巡っては、茂木敏充前幹事長(69)と小林鷹之元経済安保相(50)が既に出馬表明。林芳正官房長官(64)と高市、小泉両氏も準備を進めている。
党員投票は郵送で実施され、都道府県連ごとの開票結果を党本部が集計。各候補者の得票数に応じ、295票をドント方式で配分する。投開票が議員投票に先行するため、その判断に影響を与えることもある。
昨年の総裁選は、高市氏が党員票でトップの109票を獲得。最終的に勝利した石破氏の108票を1票上回った。小泉氏は61票で3位。以下、林氏27票、小林氏19票、茂木氏13票の順だった。
高市氏は、党内基盤が強固とは言えず、保守的な姿勢も議員間で賛否が割れる。そのため、党員票の「受け皿」を目指すのが基本戦略で、前回の敗北以降も地方行脚を重ねてきた。先の東京都議選や参院選では連日応援入り。側近議員は「呼ばれたところは全て行った」と力を込める。
小泉氏は、コメ価格の高騰対策で露出を増やし、陣営に加わる党中堅は「知名度を競う必要はない」と自信を示す。ただ、コメ増産への政策転換には、有力な支持層である農家から不安の声も上がる。前回は解雇規制見直しなどの改革路線が失速を招いており、安定感を示せるかがカギとなりそうだ。
「次の総裁」を尋ねる報道各社の世論調査で高市、小泉両氏は人気を二分。小林、林、茂木各氏は伸び悩む。ただ、党ベテランは「序盤で失言などがあれば、党員票はすぐに流れていく」と指摘。情勢はなお流動的で、争奪戦が熱を帯びそうだ。
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OS5
:2025/09/15(月) 23:10:51
https://www.sankei.com/article/20250915-IEYRUIPW4RIMHL242IVW3O4P24/
<政治部取材メモ>「保守分裂の悪夢」パート2 小林氏の総裁選出馬と高市氏陣営の焦り
2025/9/15 10:00
保守思想を重んじる自民党の小林鷹之元経済安全保障担当相(50)が、石破茂首相の後任を決める10月の総裁選に立候補する意向を示した。世代交代を期待する同僚議員の後押しもあり、2度目の挑戦に踏み切った。一方、すでに出馬の意思を固めた高市早苗前経済安保担当相にとっては保守票の分散を意味する。「悪夢再び」を避けたい高市氏陣営は焦りの色を濃くしている。
一本化は夢幻に
11日午後、国会内。小林氏が有志議員と立ち上げた勉強会で、出席者から「総裁選に立つべきだ」との意見が相次いだ。「総裁選に臨む覚悟を固めた」。終了後、記者団の取材に応じた小
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OS5
:2025/09/15(月) 23:12:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/a13ec930cd6977f72e9d20767097b607f656a424
【ポスト石破】「高市潰しか」小林鷹之氏出馬→また高市氏と保守分裂 ネット諸説「なぜ潰し合い」「今回は高市支援に回ってよ」「決選で協力」 田崎史郎氏は「2人の関係は微妙」と
9/11(木) 19:53配信
デイリースポーツ
高市早苗氏(左)と小林鷹之氏
小林鷹之衆院議員が11日、次期自民党総裁選への立候補を表明した。
同じ保守系とされる高市早苗衆院議員の立候補も確実視されており、昨年総裁選に続いて保守分裂の様相に。
【写真】潰し合い?ポスト石破の候補5人【一覧】
小林氏のX(ツイッター)には「今回は高市さんで」「今は力を貯める時」「今回は高市さん一本で、譲ってくれませんか?」「高市さん応援するならコバホークちょっと見直すぞ」「今回は高市早苗さんでまとまりしょう」「高市さんに保守の力を集めましょう」とのコメントが相次いでいた。
政治ジャーナリストの田崎史郎氏は、TBS番組などで高市氏と小林氏が組めばとの指摘もあるとしたうえで「保守票と言えば一番の代表は高市さんですけど、その次に名前が出てくるのは小林鷹之さん。ただ2人がそんなに直接話してないんですよね。間に萩生田さんが入ってパイプを繋いでいるんですけども、2人の関係はちょっと微妙な感じがします」と語っている。
ネットでも諸説飛び交い話題に。「高市支援に回らなかった残念感しかない」「高市も小林も出るんかいまた少ない保守割れで不利になる」「高市潰し」「高市でるならなぜコバホーク出るのか?」「今回は引き下がって高市推薦だろうがよ」「小林さんが立たなければ、支持票がそのまま高市さんに回るとは限らない」「高市と小林が潰しあって」「決戦投票になれば、小林は高市に入れますし、高市政権ができれば、小林は重要ポストに起用されるはず」とさまざまな見方が投稿され、盛り上がっている。
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OS5
:2025/09/17(水) 21:48:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad633915be9b71a4f627933ecf7eabe884db453c
麻生太郎最高顧問との食事の約束をソデにされた高市早苗氏 小泉、高市の各陣営で“異変”が
9/17(水) 12:24配信
デイリー新潮
「なるべく討論会の回数を抑えたい」
麻生太郎最高顧問
各候補者、生き残りを懸けた崖っぷちの自民党総裁選が9月22日、告示される。目下、レースの先頭を争うのは小泉進次郎農水相(44)と高市早苗前経済安全保障相(64)。しかし、両陣営は、早くも前回の総裁選とはまったく違う戦い方を見せているという。
【写真を見る】麻生氏の意中の人とは…ミシュラン三つ星・超高級すし店での濃密“デート”
***
小泉氏は各社の世論調査で頭一つ抜けた存在である。13〜14日に実施された読売新聞の調査でも、「次の自民党総裁に誰がふさわしいと思うか」との質問に高市前経済安保相の29%に次いで、小泉氏は25%を獲得。しかし実際に結果を左右する党員により近い、自民党支持層に限ると高市氏の28%を上回り、小泉氏が33%でトップに立つ。
もっとも、小泉氏は昨年の総裁選で当初こそ人気で先行したものの中盤で失速。最終的には3位に沈んだ。前回、小泉氏が失速したのは政策面の問題に加え、さまざまな理由があったと政治ジャーナリストの青山和弘氏が指摘する。
「陣営の中からは、小泉氏の討論会での発言・振る舞いを心配する声が上がっています。陣営は公務などを理由に、なるべく討論会の回数を抑えたい考えです。とはいえ、逃げているように見られると、逆にマイナスになる恐れがあります」
ほかにはこんな声も。
「小泉氏は党三役や重量級閣僚の経験がない。あるのは環境相と農水相という軽量級閣僚および選挙対策委員長の経験だけです。安全保障環境が不安定化し、米国のトランプ大統領とも向き合わねばならない中、経験の浅い小泉氏に日本のかじ取りを任せられるのか。不安視する向きは根強い」(自民党関係者)
「麻生氏が高市氏を見限ったとされ……」
そんな小泉氏と人気を二分するのが高市氏である。高市選対の事務局長・黄川田仁志衆議院議員(54)が言う。
「小泉先生からは前回の総裁選から今に至るまで、ご自身の目指す国家観を聞いたことはありません。今の自民党はリベラル色が強いイメージを持たれていますけど、あらためて、しっかりとした保守政党であるとお示しせねばなりません。そのための政策を実行するためには、高市先生が一番良いのではないか」
高市氏は前回、党員票で石破茂首相(68)の108票をしのぐ109票を集めており、小泉氏の61票を大きく引き離した。彼女が1回目で首位に立つことができたのは、党員票の強さゆえだ。
「最大のネックは議員票です。高市氏は前回の総裁選でも推薦人20名の確保に苦労しましたが、そのうち9名は今回、落選や不出馬で不在となっています。前回、小泉氏の75票に次ぐ72票を獲得できたのは、麻生派が票を回したためでした。しかし今回は麻生太郎最高顧問(84)が高市氏を見限ったとされ、議員票の上積みはほとんど期待できない状況です」(政治部デスク)
この点、先の黄川田氏は、「30名余りの仲間と声をかけ合って、支持を増やしていきたい」
と、意気込む。一方、西田昌司参議院議員(66)はこんな話を披露する。
「高市さんには“麻生さんにしっかりと支持をもらうことが大事です。会いに行くべきです”と言っています。一度、食事の約束をしていたそうですが、先方の都合で流れてしまったので、もう一度設定し直すそうです。しっかりと麻生さんと意思形成を共有し、応援してもらうようお願いしなければなりません。高市さんは“分かりました”と言っていました」
9月18日発売の「週刊新潮」では、両陣営に起きているという数々の“異変”を紹介しながら、総裁選レースの行方について詳しく報じる。
「週刊新潮」2025年9月25日号 掲載
新潮社
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OS5
:2025/09/17(水) 22:00:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/01f0c5bfc864c8f35d47565babb24a567b9ead11
〈自民総裁選〉「進次郎総理実現へ執念の菅」「勝ち馬探しの麻生」「揺れる岸田」“ヤミ将軍3”それぞれの皮算用
9/17(水) 7:01配信
集英社オンライン
元総理たち、どう動くか…
「ポスト石破」の座を争う自民党総裁選(9月22日告示、10月4日投開票)の構図が固まってきた。すでに立候補を表明している茂木敏充元幹事長や小林鷹之元経済安保相、林芳正官房長官に加えて、高市早苗前経済安保相、小泉進次郎農相、が週内に出馬会見をする予定だ。
【画像】「あの執念はすさまじい」9月11日に岸田前総理のもとを訪れた“因縁”の候補
注目されるポイントの一つが、党内で未だに一定の影響力を持つ麻生太郎、菅義偉、岸田文雄という3人の総理経験者が、誰を支援するかだ――。
岸田氏のもとを訪れた高市氏「あの執念はすさまじい」
総裁選の立候補予定者たちが出馬を前に、総理経験者のもとを相次いで訪ねている。
9月11日に岸田文雄前総理(68)の事務所を訪れたのは、高市早苗前経済安保相(64)だった。広島の地元紙・中国新聞の報道によれば、高市氏は「気持ちが高まっている。総裁選に向けて準備している」と語り、岸田氏は「頑張ってください」と応じたという。
岸田氏は昨年の総裁選では旧宏池会(旧岸田派)のメンバーに、「決選投票になったら、高市氏ではない方の候補に投票するように」と促したとされる。高市氏にとって岸田氏は“因縁”の相手といえるだろう。
「今回も支援を得られる可能性は低いでしょう。実際、岸田氏のもとには、旧岸田派で座長を務めていた林芳正官房長官(64)や小林鷹之元経済安保相(50)らも挨拶に訪れています。中でも、旧岸田派出身の松山政司参院幹事長が『林氏支持』を明言していますし、旧岸田派は林氏を推す人が多いのではないか。
いっぽうで、小泉進次郎農相(44)を支える“チーム小泉”も、村井英樹前官房副長官や小林史明衆院議員といった岸田派出身者で固められています。彼らを通じて岸田氏も小泉氏とパイプを保っているわけです」(自民党関係者)
そもそも宏池会はリベラル色の強い派閥とされ、岩盤保守層の支持を集める高市氏とは親和性が低い。岸田氏が林氏や小泉氏を推すことはあっても、高市氏を推す可能性は低い。
それでも岸田氏のもとを訪れた高市氏について、自民党の閣僚経験者は「あの執念はすさまじい」と評する。
「昨年の総裁選で、私は石破茂総理(68)を支援することを決めていました。高市さんはそれをわかりつつも、会館事務所にやってきたんです。そのたびに『私は石破に決めているから』と伝えても『先生、御願いします……』と。結局、合計3回もやって来ましたよ」(自民党閣僚経験者)
“飲み会嫌い”を公言し、「仲間作り」に課題があるとされてきた高市氏だが、陣営関係者は「今回はうまくいっている」と語る。
「高鳥修一氏や赤池誠章氏ら、前回総裁選で高市を支援した議員の多くが落選していたので、推薦人集めに苦労するのではないかと心配したが、黄川田仁志衆院議員らがよく仕切り、スムーズにいっている。
石破政権で離れた岩盤保守層の支持を取り戻す最後のチャンスという危機感が強く、陣営の士気も前回より高い。保守派で、なおかつ積極財政というのが基本姿勢ですが、幅広い支持を得るために、政策の幅を拡げる工夫もしていきます」(高市氏周辺)
麻生氏が小泉氏を支援するのは非現実的
岸田氏と対照的に、前回総裁選で高市氏を支援したのは、現存する唯一の派閥・志公会(麻生派)を率いる麻生太郎最高顧問(84)だ。
麻生氏は総理在任中に、石破農相(当時)から「麻生おろし」を仕掛けられるなど、長らく確執を抱え続けてきた。また、麻生さんは伝統的な価値観を重んじる立場から、昨年の総裁選で1年以内に選択的夫婦別姓の導入を実現する方針を掲げた小泉氏についても、「警戒感を抱いていた」(麻生派関係者)という。
結局、前回の総裁選で麻生氏は「消去法的に」(同前)、派閥を挙げて高市氏を支援するという決断に至った。麻生派の支援もあり、第1回目の投票では高市氏がトップだったものの、決選投票では、石破総理に逆転を許す結果に終わった。
ただ、麻生氏が、今回も高市氏を支援するかどうかは、不確定だとみられている。
「麻生氏は第二次安倍政権が発足した2012年以降、キングメーカーとなり、主流派で居続けることにこだわってきた人です。最終的には勝ち馬に乗るだろうという声は根強い。状況次第では『麻生氏も小泉氏を推すのではないか』という見方も一部で浮上しています」(自民党関係者)
確かに、麻生氏は8月に国会内で30分ほどコメ問題について議論するなど、小泉氏との付き合いも続けてきた。最近になって、小泉氏への評価を変えたとの情報も複数出ていた。
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OS5
:2025/09/17(水) 22:00:56
しかし、自民党内では、麻生氏が小泉氏を支援するのは非現実的と言われている。
小泉氏に近い自民党重鎮はこう語る。
「麻生氏としては、小泉氏が自分のほうにすり寄ってきてほしいという気持ちはあるかもしれませんが、もうすでにチーム小泉の陣容は固まっています。いまさら麻生氏が入ってきて、主導権を握るのは難しい。何より、未だに派閥を保持し続ける麻生氏に頼る姿勢は、小泉氏にとってもマイナスイメージになりかねない」
前出の麻生派関係者も指摘する。
「小泉氏の後見人が、麻生氏とウマの会わない菅義偉副総裁(76)なのもネックです。その意味では、“消去法”で再び高市氏を推すシナリオもあり得るでしょう」
「“進次郎総理”の実現に向けた菅さんの思いは、相当強い」
同じ神奈川県選出である小泉氏と、菅氏の信頼関係は深い。石破総理の退陣劇を巡り、衆院解散に傾いていた石破総理を説得するために、9月6日深夜に官邸を訪れたのも、菅氏と小泉氏のコンビだった。
菅氏に近いベテラン議員は、「今回の総裁選で“進次郎総理”の実現に向けた菅さんの思いは、相当強いものがあります。今回は政策立案などにおいても、斎藤健前経産相や、古川禎久元法相ら実力派のベテラン議員のサポートが得られるような体制をつくっていきます」と語る。
振り返ってみれば、小泉氏は前回総裁選で、「解雇規制緩和」などの政策が批判を呼び、候補者間の論戦でも精細を欠き、失速した。
「前回は小倉將信元こども担当相、旧岸田派出身の村井氏、小林氏ら若手・中堅議員が小泉選対の中核を担っていた。要は“重し”と、しきり役が不在だったという反省があるのです」(小泉選対関係者)
昨年の総裁選で掲げた「選択的夫婦別姓」などの政策についても、こんな舞台裏があった。
「地元関係者の間でも『岩盤保守層の自民党員の離反を招く』という意見が出ていましたが、進次郎さんは『僕のまわりはみんなこういう考えなので大丈夫です』の一点張りだった。地元を取り仕切る故・鍋倉正樹秘書も頭を抱えていましたよ。進次郎さんは、後見人である菅さんのいうことは聞きますが、そもそも菅さん自身も保守的な政策にはこだわらない人ですからね」(小泉氏と親しい地元関係者)
こうした弱点を克服すべく、“今回は菅政権時代の仲間”も全面的な支援に回るようだ。
小泉氏は菅政権時代に環境相として初入閣した。小泉選対の事務局長に就任する予定とされる加藤勝信財務相もまた、菅政権で厚労相を務めていた。安倍晋三元総理とも近しい関係だった加藤氏の選対入りは、保守票の取り込みにプラスになるとの見方も出ている。
ただし、懸念点もある。
「去年もそうだったが、坂井学国家公安委員長をはじめ、ガネーシャの会といわれた『菅グループ』の面々が選対を仕切ろうとでしゃばってくると、その他のメンバーとの軋轢が生まれたり、陣営内部に混乱が起きてくる。そのへんの勘所をあまり菅さんはよく理解していないから、我々でしっかりやっていかないといけない」(同前)
参院選の敗因総括で、「解党的出直し」を誓ったはずの自民党。永田町関係者の間では「古い自民党体質に決別するために、長老支配にノーを突きつけ、世襲や高齢多選などの問題に切込んでもいいはず」との声も出ているが、今回もまた総理経験者たちのさまざまな思惑も絡み合いながら進んでいきそうだ。
取材・文/河野嘉誠 集英社オンライン編集部ニュース班
集英社オンライン
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OS5
:2025/09/17(水) 22:38:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/77dc33bb742020e74c1e8b2c26a5e9f825a7e70a
【解説】自民党総裁選 高市氏“沈黙”のワケ、水面下で進める戦略
9/17(水) 20:18配信
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日テレNEWS NNN
日テレNEWS NNN
自民党総裁選をめぐり、小泉農水相が石破首相に対して立候補する意向を伝えました。また、高市前経済安保相は立候補会見を19日に開く方向で調整していることが分かりました。
【図解】自民党総裁選“今回は立候補しない人”がカギ
政治部官邸キャップの平本典昭記者に3つのギモンを聞きます。
(1)なぜ? 高市氏「沈黙」続ける
(2)「減税」路線vs「給付」修正
(3)小泉氏が注目集会…何人来る?
■なぜ? 高市氏「沈黙」続ける
日テレNEWS NNN
――まず1つ目、なぜ高市氏は「沈黙」を続けているのでしょうか?
名前があがっている5人。先週から立候補表明などが続く中、唯一、目に見える形での動きがないのが高市氏です。「沈黙」を続ける理由を陣営関係者は「知名度は十分。焦る必要はない」と話しています。
――「沈黙」の高市氏は一体、何をしているのですか?
取材を進めますと、高市氏が長い時間、一人で部屋に閉じこもる時間が多いようなんですが、水面下で2つの戦略を進めているようです。
1つ目は「政策のブラッシュアップ」。高市氏は、政策や会見原稿を何度も何度も自分で書き直すタイプということです。2つ目は「電話作戦」。前回は議員票が伸び悩んだこともあり、周辺が高市氏に「苦手かもしれないけど直接、電話をしてほしい」とリクエストしたらしいです。
さらに、こちらも周りからのリクエストで、先週はメイクレッスンを受け、イメージアップ戦略にも取り組んでいるそうです。周辺は戦略について「硬いイメージがあるので、柔らかい雰囲気を出していきたい」と話しています。
また、陣営からは「本番はこれから」という声が出ています。というのも、「候補者が9人から5人に減った。その分、議論をする時間が増え、高市氏は他との違いを見せる」と話しています。
“沈黙”に見える高市氏、「論戦」という本番に向けて、水面下で準備を着々と進めているようです。
■「減税」路線vs「給付」修正
日テレNEWS NNN
――2つ目のギモン。減税路線、または給付修正。物価高対策は、どうなりそうでしょうか?
争点の一つになりそうなのが物価高対策で、「給付」か「減税」かについて、違いが少しずつ見えてきました。
まず、16日に小林元経済安保相が「所得減税」を打ち出しました。陣営幹部を取材すると、イメージとしては納めた所得税を定率で減税するというものです。例えば50万円、所得税を納めた場合20%の減税、10万円を控除、減税するイメージです。全て一律だと高所得者ほど減税額が増えるので、上限額を設けるというものです。
続いて、高市氏です。これまで食料品に限った消費税0%が持論でした。周辺には慎重な意見もありますが、陣営幹部は17日、「消費税か、他の税かはあるが、減税路線は打ち出す」と話しています。
この2人が「減税」路線に立つとみられる中、林官房長官は減税には慎重で、「給付」の修正が必要という立場です。茂木前幹事長も減税には慎重で、「給付」は「見送る」とした上で、代わりに数兆円規模の「新たな地方交付金」を打ち出しています。
小泉陣営の幹部は「減税を打ち出すことはない」としています。減税路線の2人とほかの3人と、違いが出てきそうです。
■小泉氏が注目集会…何人来る?
日テレNEWS NNN
――その小泉氏、注目集会というのが行われるのですか?
小泉陣営に関して新たな情報です。19日に「総決起大会」を開き、そこで立候補を正式表明し、支持を訴えるそうです。ある陣営幹部は「支持する議員を塊で集め、流れを作りたい」と話しています。この場に来る議員は「小泉氏支持」とみられますから、何人来るかで小泉氏支持がどこまで党内に広がっているかの一つの「目安」になりそうです。
――議員票のボリューム感が見えてくるかもしれないということですね。
それが19日ですね。
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OS5
:2025/09/18(木) 20:08:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/596917043b15f685e60b6dd0490bf0e9d0659757
総裁選向け麻生・岸田氏の動向に注目…決選投票なら意向が左右、候補者ら「詣で」相次ぐ
9/18(木) 7:24配信
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読売新聞オンライン
自民党総裁選に向けて、麻生太郎最高顧問と岸田文雄・前首相の動向に注目が集まっている。麻生氏は党内で唯一残る麻生派(43人)を束ね、岸田氏が率いた旧岸田派も一定のまとまりを維持しているためだ。決選投票になれば、両氏の意向が結果を左右する可能性もある。(阿部雄太、岡田遼介)
【表】一目でわかる…「ポスト石破」候補、麻生・岸田氏とどんな関係?
ベテラン多く
自民党の麻生太郎・最高顧問(右は岸田文雄・前首相)(7月17日、東京都千代田区で)=大石健登撮影
「それぞれで頑張ればいい」。かつて岸田派を率いた岸田氏は総裁選への対応について、そう周囲に話している。
同氏に近い議員約40人でまとまった動きは取っていないものの、同派ナンバー2の座長を務めた林芳正官房長官(64)の下には、田村憲久・元厚生労働相や宮沢洋一党税制調査会長らベテラン議員が多く集まり、屋台骨を支えている。
林氏を支持する議員ら約20人は17日、国会内の一室に集まり、翌日の立候補の正式表明に向けた準備に専念した。出席者の一人は「打ち出す政策もまとまった」と強調した。
小泉進次郎農相(44)の陣営でも、岸田内閣を側近として支えた木原誠二選挙対策委員長や村井英樹・前官房副長官らが存在感を示す。
意向うかがう
麻生派の会長を務める麻生氏も今回の対応方針を明確にしておらず、同派議員は高市早苗・前経済安全保障相(64)や小泉氏などの陣営にそれぞれ加わっている。中心的な役割を担っている議員もいて、各陣営は麻生氏の意向もうかがいながら同派議員を引き込もうとしている。
こうした中、麻生、岸田両氏ともに、決選投票になった場合に「一定の票をまとめて動かすのではないか」との見方が党内で強まっている。
国会議員票を数十票ほどまとめた上で支持候補が最終的に勝利すれば、新執行部での影響力の保持につながるためだ。麻生派中堅は「次の政権を中心で支える形にしないといけない」と語る。
決選投票にらみ
昨年の総裁選でも、両氏は決選投票で票を動かした経緯がある。岸田氏が2位だった石破首相の支持に回るよう号令を掛け、首相の逆転勝利の立役者となった。麻生氏は1回目の投票で1位だった高市氏に票を寄せた。
今回も決選投票を視野に、麻生、岸田両氏の影響力を当て込む候補者が接近を図っている。麻生氏の事務所には、12日に茂木敏充・前幹事長(69)と小林鷹之・元経済安保相(50)がそれぞれ足を運んだ。岸田氏も8日以降、林、高市、小林の3氏と面会している。
小泉氏も18日、麻生、岸田両氏にあいさつする予定で、両氏とも各候補の政策や情勢を見極めながら、最終的な対応を判断することになりそうだ。
防災庁・コメ増産…小泉氏「進める」首相と会談
小泉農相は17日、首相官邸に石破首相を訪ね、自民党総裁選に立候補する意向を伝えた。会談後、小泉氏は記者団に、首相が推進した防災庁の設置やコメ増産に向けた農政改革について「しっかりと引き継いで進めたい」と語った。
約35分間の会談で首相は、「しっかり地方のことを頼む。(コメ政策が)決して巻き戻ることがないようにしてもらいたい」と語ったという。
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OS5
:2025/09/18(木) 21:26:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/30f43c705d609017803f384931c797c4d3925a3d
【自民総裁選】河野太郎氏、小泉農相を支持の意向 周囲に伝える
9/18(木) 21:10配信
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カナロコ by 神奈川新聞
写真左から、河野太郎前デジタル相、小泉進次郎農相(資料写真)
河野太郎前デジタル相(衆院神奈川15区)が自民党総裁選(22日告示、10月4日投開票)への出馬を見送り、小泉進次郎農相(同11区)を支持する意向を周囲に伝えたことが18日、分かった。関係者が明らかにした。
河野氏は昨年9月の前回を含めて総裁選に3度、立候補。前回は河野氏と初挑戦した小泉氏がそろって出馬したが、21年の総裁選では小泉氏が河野氏支持で連携した。
河野氏は麻生太郎最高顧問が率いる麻生派に所属している。
神奈川新聞社
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OS5
:2025/09/19(金) 12:51:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/796ef8bf853ee788681471c72cff54e0afe96776
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
9/19(金) 7:11配信
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
自民党総裁選が幕を開けた。前回、決選投票で石破茂・首相に僅差で敗れた高市早苗・前経済安保相は、支持率トップとする世論調査も多く、最有力候補のはずだ。しかし、総裁選の構図が固まるなかで奇妙な現象が広がっている。自民党内の重鎮、公明党や野党、そして大メディアまでもが、総裁選レースで先頭を走る高市氏の足を引っ張り始めたのだ。一体、何が起きているのか――。【全4回の第1回】
【写真】「高市総理阻止」の思惑一致で手を組む3人のキングメーカー
公明も「連立離脱もあり得る」との "脅し"
前代未聞の自民党総裁選となった。他の党が露骨に介入を始めたからだ。真っ先に声を上げたのは連立相手の公明党だった。
「保守中道路線の私たちの理念に合った方でなければ、連立政権を組むわけにいかない」
石破首相の辞任表明直後(9月7日)、斉藤鉄夫・公明党代表はそう言明した。これまで公明党は一貫して自民党総裁選には関与しない立場を取ってきただけに、次期総裁選びに露骨に注文をつける異例の発言は自民党内に衝撃を与えた。
「右寄りの総裁を選べば連立離脱もあり得るという脅し。明らかに高市(早苗)潰しを狙っている」
高市氏に近い議員はそう受け止めた。
野党も動いた。日本維新の会の藤田文武・共同代表は、「(総裁候補が)我々の主張にどのような考えを持っているかは重要だ」と総裁候補全員に対談を呼びかけているが、維新の創設者である橋下徹・元大阪府知事は参院選後のテレビ番組で、高市氏にこう「離党」を勧めている。
「高市さん、いろんなところで、中国に対してとかマッチョなこと言うけれども、ここで本当に高市さんがそれだけの勇気と覚悟があるんだったら、自民党から同じような思想の人を全部引き連れて、それこそ参政党なのか日本保守党なのか、そっちのほうとグループ組めばいいんだけど、高市さんはやんない」
これに対して高市氏が自身のXへの投稿で、「橋下徹氏が以前から私に対して批判的である事は承知していますが、何故、私が自民党を出ていかなくてはならないのか?」と反論して"バトル"を演じた。
国民民主党の榛葉賀津也・幹事長は、総裁選で高市氏の最大のライバルになると見られている小泉進次郎・農相への"援護射撃"を行なった。
9月10日に竜巻被害を受けた地元・静岡の農家とともに小泉氏に面会すると「(災害対応に)政治が寄り添うのは当然のこと。小泉さんは長い付き合いだが、そういうことは心に感じてくださる政治家だ」と持ち上げてみせた。
自民党一強で総裁がそのまま総理になれた時代は、国民も野党も事実上、総理大臣を選ぶ選挙である自民党総裁選に関与できなかった。自民党議員たちはたとえ野党に批判されてもどこ吹く風で聞き流せた。
しかし、自公が衆参で過半数を割り込み、野党の連立参加や協力がなければ政権運営ができない。総裁=総理ではなくなり、自民党が総理を出して政権を担い続けるためには野党の顔色をうかがわなければならなくなった。他の党からすれば、「その総裁を選ぶなら連立には参加しない」と"拒否権"をチラつかせて総裁選に介入できるようになったのだ。
高市氏は前回総裁選で石破首相に決選投票で敗れたものの、党員票では1位を獲得。党員票を含めたフルスペックで行なわれる今回も最有力候補であることは間違いない。
だが、他党からの高市バッシングの高まりによって自民党には、「高市総裁では連立相手がいなくなる」(中堅議員)と動揺が広がっている。
(第2回に続く)
※週刊ポスト2025年10月3日号
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OS5
:2025/09/19(金) 12:52:27
https://www.news-postseven.com/archives/20250919_2065192.html?DETAIL&utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
2025.09.19 06:57
週刊ポスト
《自民党総裁選》麻生太郎氏、菅義偉氏、岸田文雄氏の3長老が呉越同舟で小泉進次郎氏を支持 「高市総理阻止」の思惑一致で手を組むキングメーカーたち
“ポスト石破茂”を決める今回の自民党総裁選。前回、決選投票で石破茂・首相に僅差で敗れた高市早苗・前経済安保相については支持率トップとする世論調査も多く、最有力候補のはずだ。が、自民党内の重鎮にとどまらず公明党や野党などが、総裁選レースで先頭を走る高市氏の足を引っ張り始めた。そして、高市氏の最大のライバルとなるのが、小泉進次郎・農相だ。【全4回の第2回。第1回から読む】
進次郎氏出馬の背景
自民党内でも“高市包囲網”が敷かれつつある。
小泉進次郎氏の出馬そのものが高市潰しの仕掛けだった。
早くから高市氏のライバルと見られながら、小泉氏は出馬をためらっていた。林芳正・官房長官、茂木敏充・前幹事長、小林鷹之・元経済安保相を含めた総裁候補5人のなかで一番出遅れたのには理由がある。
石破側近が明かす。
「石破総理は進次郎に、『あなたが貧乏くじを引いて、石破おろしの尻拭いまでする必要はない。今回は総裁選に出馬せずに、次の次を目指してはどうか』と助言していた。石破さんとしては、官房長官として政権を支えてくれた林さんを後継総理にして、進次郎は幹事長などでその次をうかがう体制が望ましいと考えていた」
だが、党内は林氏では高市氏に勝てないという見方が強くなっていったという。
「党員票に強い高市氏を相手に決選投票に持ち込んで勝つには、麻生太郎、菅義偉、岸田文雄という首相経験者3人が揃って推せる候補でなければ難しい。それは進次郎しかいない。3人の首相経験者それぞれが、人を介して進次郎に出馬を求め、迷った末に火中の栗を拾う覚悟を決めたようです」(同前)
政治評論家・有馬晴海氏も3人の思惑をこう見ている。
「菅さんはもともと進次郎の後見人。岸田さんは前回総裁選でも高市阻止のために決選投票で石破支持に回った。麻生さんは“石破嫌い”だから前回は高市支持に回ったが、今回は勝ち馬に乗りたい。進次郎の親父さんの小泉純一郎・元首相には党3役に引き立ててもらった恩もある。
3人の長老に共通するのは高市総裁になれば果たして国会運営ができるのかという不安。だから呉越同舟で進次郎で一致した。もし、進次郎が最後までためらっていたら3人の長老が揃って出馬要請する場面が見られたかもしれないが、そうなる前に地元の声に推されたという形をとって出馬を決断した」
小泉出馬の裏で麻生、菅、岸田の3人のキングメーカーが「高市総理阻止」で手を結んでいたというのだ。
焦った高市氏は9月11日、内々に岸田氏に面会して総裁選出馬の挨拶を行なったが、その頃には“包囲網”は完成していたと見ていい。
自前の勢力がなく「切り崩しに弱い」
議員票の切り崩しも始まった。
自民党で石破おろしの中核だったのは旧安倍派、旧茂木派、麻生派の議員たちだが、総裁選には茂木氏も出馬し、高市氏で結束しているわけではない。小泉支持派の議員が語る。
「1回目の投票で高市さんに過半数を取らせず、いかに決選投票に持ち込むかが勝敗のカギを握る。そのために高市陣営からできるだけ多くの議員票を引き剥がす。
保守系議員の支持は高市さんとコバホーク(小林氏)に割れているし、高市さんは議員との付き合いが悪いので高市グループのような固い支持派がいない。高市支持と思われている旧安倍派の議員に声を掛けると『小泉さんなら乗れる』という議員が少なくない。党員・党友票は地道に積み上げるしかないが、議員票は寝返りを誘うことができる」
そもそも高市氏を支える議員は少なく、党内基盤が弱い。党内では「政策好きだが議員仲間との付き合いは苦手」「総裁選の後は応援してもらった議員の面倒を見ない」などと言われ、“高市グループ”といった自前の勢力は構築できていない。それゆえ前回総裁選では石破首相に逆転を許し、今回も反高市勢力から、「切り崩しに弱い」と見られ、攻勢をかけられているのである。
(第3回に続く)
※週刊ポスト2025年10月3日号
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OS5
:2025/09/20(土) 15:40:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/23a0d15a52f557afa9b27349f8baa7eccf4ac8bf
自民党総裁選、高市早苗氏は保守色抑え野党に秋波…給付付き控除・年収の壁引き上げ打ち出し
9/20(土) 9:25配信
読売新聞オンライン
自民党総裁選出馬表明の記者会見をする高市前経済安全保障相(19日、国会内で)=米山要撮影
自民党総裁選への出馬を表明した高市早苗・前経済安全保障相(64)は積極財政で経済成長を目指す姿勢を鮮明にした。一部の野党が主張する「給付付き税額控除」や「年収の壁」の引き上げを打ち出し、野党に秋波を送った。従来の保守色は抑え、支持拡大を図る戦略で三度目の正直を狙う。(三沢大樹)
【図解】一目でわかる…高市氏が打ち出した「給付付き税額控除」
高市氏が掲げた主な政策や主張
「国力を強くしていきたい。大事なのは強い経済だ。どこまでも経済成長を求めていく」
高市氏は19日の記者会見でこう述べ、持論の経済成長路線を強調した。スローガンには、昨年9月の前回選と同じ「日本列島を、強く豊かに。」を選び、冒頭から約50分間を科学技術や外交・防衛など具体的な政策の説明に費やした。
喫緊の課題として「一番実現したいのは、生活の安全保障だ」と訴え、国民民主党や日本維新の会など野党が求めるガソリン税の暫定税率廃止や所得税の非課税枠「年収の壁」の引き上げを主張した。立憲民主党が前向きな、低・中所得者向けに減税と現金給付を組み合わせる「給付付き税額控除」の制度設計に着手する考えも表明した。
一方で、自民が参院選で公約した現金給付や、自身が理解を示してきた消費税減税については実施を否定した。現金給付は野党が批判的で、消費税減税は自民の森山幹事長ら執行部が認めない立場だ。野党や自民党主流派にも配慮した判断とみられる。
少数与党として不可欠な野党との連携に関し、高市氏は「基本政策が合致する政党とできれば連立政権を組む」と述べ、連立の枠組み拡大に積極的な立場を取った。
高市氏は党内随一の保守派としてアピールしてきたが、今回は、政治信条や主張でも抑制が目立った。
前回選では、首相としての靖国神社参拝を公言し、外交面の影響を不安視する議員が離れる要因となった。今回は、記者会見で参拝について明確にしなかった。「国策に殉じられた方の慰霊のあり方、平和の祈念のあり方はしっかり考えていかないといけない」と語った上で、「総裁選に立候補する段階だ」とかわした。
陣営幹部は「ウィングを広げて支持を得たい」と語る。ただ、支持議員からは「高市氏らしさを失えば、力の源泉である保守層の支持が崩れかねない」と危惧する声も上がる。
前回選は第1回投票で1位につけながら、議員票の比重が増す決選投票で石破首相に敗れた。高市氏は前回選後、国政選などの節目ごとに支持議員らを集めた慰労会を開いた。記者会見で高市氏は「苦手な飲み会を私にしてはやったかな」と振り返り、議員票の上積みへの期待をにじませた。
閣僚から態度表明 相次ぐ
自民党総裁選では、現職閣僚による「ポスト石破」候補への支持表明が相次いでいる。
中谷防衛相と伊藤復興相は19日の記者会見で、林官房長官を支持する考えをそれぞれ明言した。石破首相の続投を主張してきた中谷氏は「(林氏は)政策に明るく国の課題を前進させる能力がある」と語り、求められれば推薦人になる意向を示した。
麻生派の鈴木法相は東京都内で記者団の取材に、小泉農相を支持する考えを明らかにした。「同じ世代の政治家として様々な改革に一緒に取り組んできた」と支持理由を述べた。
坂井防災相と伊東地方創生相は記者会見で総裁選対応を明確にしなかったが、19日に開かれた小泉陣営の選挙対策本部の発足式に出席した。発足式では、加藤財務相が陣営の選対本部長に就くことも決まった。
三原少子化相は16日の自身の政治資金パーティーで小泉氏支持を宣言した。
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OS5
:2025/09/20(土) 16:00:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/0207b48d975d59980c973e1bb591a175d5aa3e6d
「進次郎氏はコントロールしやすいみこし」 小泉進次郎農水相が総裁選レースで有利とされる理由 一方、プライベートで懸念材料も
9/20(土) 6:08配信
デイリー新潮
小泉進次郎農水相
【全2回(前編/後編)の前編】
各候補者、生き残りを懸けた崖っぷちの自民党総裁選が9月22日、告示される。目下、レースの先頭を争うのは小泉進次郎農水相(44)と高市早苗前経済安全保障相(64)。しかし、両陣営は、早くも前回の総裁選とはまったく違う戦い方を見せているという。
【写真を見る】麻生氏の意中の人とは…ミシュラン三つ星・超高級すし店での濃密“デート”
***
9月13日午前10時ごろ、白のアルファードから降り立った小泉農水相は濃いネイビーのスーツにノーネクタイの装いだった。神奈川県の横須賀市文化会館で開かれた、地元後援会関係者らとの会合。小泉氏は険しい表情で、押しかけた約60名の記者・カメラマンを一瞥(いちべつ)すると無言のまま会場入りした。非公開の会合は約1時間半に及んだが、その日、彼はついに記者団に何も語らぬまま会場を後にしたのである。
当日、小泉氏の代わりに囲み取材に応じた後援会長によると、氏は概略以下のように後援会関係者らに“決意”を語ったという。
「自民党を再び一つにして、野党の皆さんと向き合う。国民が最も求めている物価対策や治安対策、安全保障上の懸念の解消など、多くの不安に寄り添っていきたい。そうした思いの下、応援してくれる仲間と共に挑戦する決意を固めました」
これに出席者は万雷の拍手で応える形で賛意を示し、小泉氏の出馬は地元で正式に了承される形となった。
「不出馬という選択肢もゼロではなかった」
こうして〈小泉氏、総裁選出馬表明〉という見出しが翌日の紙面に躍ったわけである。しかし、氏を巡っては直前まで出馬と不出馬の間で揺れ動いていると指摘するメディアもあった。
政治部デスクが言う。
「旧宏池会元会長の古賀誠元幹事長(85)は引退後も、林芳正官房長官(64)の後見人として旧宏池会に一定程度影響を保っています。その古賀氏が水面下で、小泉氏側に出馬辞退を持ちかけ、林陣営に一本化するために動いているのでは、とみられていたのです」
自民党関係者は、
「小泉氏は“林陣営に一本化する”との話が流布された件に関して、周囲に“情報戦だ”と語っています」
と明かすものの、農水省関係者はこう話す。
「小泉大臣は直近まで、農業関連の国際会議出席のため、9月下旬に訪米する方向で調整していました」
自民党総裁選は9月22日告示、10月4日投開票だ。9月下旬はまさに選挙戦の真っただ中である。
「結局、小泉大臣は訪米を取りやめた。ですが、今回は不出馬という選択肢もゼロではなかったということでしょう」(同)
最大のサプライズ
いずれにせよ、小泉氏は各社の世論調査で頭一つ抜けた存在である。13〜14日に実施された読売新聞の調査でも、「次の自民党総裁に誰がふさわしいと思うか」との質問に高市前経済安保相の29%に次いで、小泉氏は25%を獲得。自民党支持層に限ると高市氏の28%を上回り、小泉氏が33%でトップに立つ。
もっとも、小泉氏は昨年の総裁選で当初こそ人気で先行したものの中盤で失速。最終的には3位に沈んだ。その反省から、同じ轍を踏まぬよう、今回は陣営の布陣や政策面で大きな変化が見られるという。
前出のデスクが語る。
「最大のサプライズは加藤勝信財務相(69)の選対本部長就任です。前回、小泉陣営では選対本部長を巡って一悶着がありました。野田聖子元総務相(65)を陣営に引き入れるために選対本部長を打診する動きがあったのですが、“オレの役目だ”と武田良太元総務相(57)が猛反発。最終的に選対本部長は置かないことで決着した経緯があります」
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OS5
:2025/09/20(土) 16:00:55
「課題は保守層の取り込み」
では、なぜ今回は選対本部長を置いたのか。
「小泉氏の課題は保守層の取り込みです。その点、加藤氏は第2次安倍政権で厚労相、菅政権では内閣官房長官などを歴任したほか、保守系議員連盟『創生日本』のメンバーです。陣営に取り込めば保守層にアピールできます。菅義偉副総裁(76)がかねて親しい加藤氏に声をかけたといわれています。他方で加藤氏は前回同様、総裁選出馬を模索したものの、20名の推薦人確保のハードルは高かった」(前出のデスク)
こんな気の早い話も。
「加藤氏が何の見返りもなく、小泉陣営に入るはずがない。“小泉政権誕生なら加藤幹事長だ”という声が上っています」(同)
とはいえ、選対本部長は象徴的な存在で、実務面を担う中心的人物は別にいる。
「前回は小倉將信元こども政策担当相(44)を中心に、村井英樹前官房副長官(45)ら10名に満たない若手が初期メンバーを構成しました。その後、菅グループや木原誠二選対委員長(55)らも加わりましたが、小倉氏がわが物顔で振る舞ったため、陣営内にあつれきが生じた。今回は体調不良で昨年の総選挙に出なかった小倉氏に代わり、木原氏が当初から中心的役割を担っています」(同)
「政策に強いこだわりはない」
前回、小泉氏は政策に選択的夫婦別姓と解雇規制緩和を掲げて、党員や党所属国会議員の一部から不興を買った。陣容の変化はこうした政策面にも影響を及ぼしているという。
小泉陣営関係者の話。
「小泉氏は政策に強いこだわりはありません。父親の小泉純一郎元首相(83)が、郵政民営化に固執したのとは異なります。例えば解雇規制緩和についても、前回は財務省出身の村井氏が突っ走ってしまったのです。でも、今度は同じ財務省出身の先輩に当たる木原氏がしっかり陣営をグリップしている。経済対策・物価高対策を主要政策に掲げる方向に軌道修正を図るといいます」
「討論会での発言・振る舞いを心配する声が」
だが前回、小泉氏が失速したのは政策面だけが理由ではない。
政治ジャーナリストの青山和弘氏が指摘する。
「陣営の中からは、小泉氏の討論会での発言・振る舞いを心配する声が上がっています。陣営は公務などを理由に、なるべく討論会の回数を抑えたい考えです。とはいえ、逃げているように見られると、逆にマイナスになる恐れがあります」
ほかにはこんな声も。
「小泉氏は党三役や重量級閣僚の経験がない。あるのは環境相と農水相という軽量級閣僚および選挙対策委員長の経験だけです。安全保障環境が不安定化し、米国のトランプ大統領とも向き合わねばならない中、経験の浅い小泉氏に日本のかじ取りを任せられるのか。不安視する向きは根強い」(前出の自民党関係者)
「コントロールしやすいみこしを担ぎ上げたいだけでは」
プライベート面では次のような指摘もある。
「小泉氏は滝川クリステルさん(47)との間に5歳の長男と1歳の長女がいます。近頃は子育てのために、極力夜会合をセーブして寝かしつけを担当してきたそう。ですが、首相になれば忙しさは農水相の比ではなく、週末も公務が入ります。滝川さんと話し合いはできているのでしょうか」(前出の自民党関係者)
政治アナリストの伊藤惇夫氏は手厳しい。
「小沢一郎氏は、自民党幹事長時代、故・海部俊樹氏を首相に担ぎ上げるに際して『みこしは軽くてパーがいい』と言い放ったといいますが、小泉氏を支持する議員たちも一緒。自分たちがコントロールしやすいみこしを担ぎ上げたいだけでは」
後編【なぜ高市早苗氏と旧安倍派は人前に姿を現さないのか 陣営からは「もっとメディア露出を」の声が】では、小泉氏と並んで総裁選レースの目玉である高市氏の動向などについて詳しく報じる。
「週刊新潮」2025年9月25日号 掲載
新潮社
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OS5
:2025/09/20(土) 16:10:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/e22ed041892722796f5516c379595f779f9fdd8a
麻生・岸田氏「勝ち馬」見極め 有力候補が相次ぎ面会 自民総裁選
9/19(金) 7:06配信
時事通信
衆院本会議に臨む自民党の(左から)麻生太郎最高顧問、菅義偉副総裁、岸田文雄前首相=2024年11月11日、国会内
自民党総裁選(22日告示、10月4日投開票)では麻生太郎最高顧問(元首相)と岸田文雄前首相の対応が注目されている。
【ひと目でわかる】自民次期総裁にふさわしい人
いずれも支持候補を明確にしていないものの、決選投票になれば数十人規模の議員票を動かす実力を持っているためだ。総裁選の構図が固まる中、各候補が面会を求める2人の首相経験者は「勝ち馬」を見極めている。
有力候補とされる高市早苗前経済安全保障担当相と小泉進次郎農林水産相は18日、国会内の麻生氏の事務所をそれぞれ訪ね、立候補すると報告した。高市氏と約15分面会した麻生氏は「明るく元気に頑張れ」と激励。高市氏からの政策面での相談に応じているという。
麻生氏は小泉氏と約30分会談。関係者によると「俺だったらお前の年齢(44歳)で『火中の栗』は拾わない」と笑顔で応じた。麻生氏は小泉氏を「前よりはよくなっている」と評価しつつも、支持する考えは示していないという。
小泉氏は18日に岸田氏とも会談し、出馬を報告。高市氏は11日に岸田氏といち早く会い、「出馬する方向で考えている」と伝えていた。
麻生氏は党内で唯一存続する麻生派(43人)を率い、岸田氏は旧岸田派の議員(約40人)に今も一定の発言力を持つ。ただいずれの「派閥」もまとまって行動しているわけではなく、麻生派は高市氏と小林鷹之元経済安保相らに、旧岸田派は小泉氏と林芳正官房長官らの支持に分かれている。
それでも「ポスト石破」候補が首相経験者への配慮を欠かさないのは、議員票の割合が大きくなる決選投票となった場合、その意向が勝敗を左右するとみているためだ。昨年の前回総裁選では、初回投票で高市氏が首位に立ったが、決選投票で旧岸田派が石破茂首相の支持に回り、逆転された。麻生氏はこの決選投票で「石破首相」を阻止しようと高市氏を支持した。
麻生派の幹部は19日にも対応を協議する。同派中堅は「勝ち馬に乗らないといけない」と述べ、新総裁の下での主流派入りを狙う。岸田氏について、周辺は「決選投票となれば、麻生氏と歩調を合わせる可能性はある」と語った。両氏とも最後まで情勢を注視する方針だ。
一方、菅義偉副総裁(元首相)は前回総裁選に続き小泉氏を全面支援する。菅氏は18日に小泉氏と会談し、党内情勢を巡り意見を交わした。菅氏は一部の無派閥議員に強い影響力を持つ。小泉陣営の選挙対策本部長に就く加藤勝信財務相は菅内閣で官房長官を務めていた。
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OS5
:2025/09/20(土) 23:02:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/08f6fefeab5223b31f50f97c556fda89e66dbc70
保守票取り込み、ベテラン引き締め、政策通…自民総裁選、選対トップににじむ陣営の戦略
9/20(土) 20:22配信
産経新聞
自民党総裁選に立候補する各陣営の選対トップ
22日に告示される自民党総裁選では、候補者の脇を固める選対トップにも注目が集まる。保守票の取り込みや、安定感のアピール、ベテランによる引き締め-。その顔ぶれには各陣営の戦略がにじむ。
世代交代を訴える小林氏陣営は衆院当選同期の5期生議員が中心で、世代を超えた支持の広がりが課題だ。浜田氏の起用でベテラン勢への訴求も狙う。陣営関係者は「若手・中堅に安心感が生まれ、陣営が引き締まる」とも話す。
前回4位の林芳正官房長官と同6位の茂木敏充前幹事長は前回と同じ人材を起用した。林氏陣営の田村憲久元厚生労働相は、社会保障などの政策通として知られる。自民に「解党的出直し」が求められる中、陣営は「政界のピンチヒッター」の異名を持つ林氏の実務能力や安定感のアピールにつなげたい考えだ。
茂木氏陣営の梶山弘志元経済産業相は、岸田文雄政権下で茂木幹事長時代の幹事長代行を務め、気脈を通じる。茂木氏としては自身が率いた旧茂木派の衆院議員以外への浸透が課題となる。無派閥の梶山氏を起用することで支持を広げる狙いもありそうだ。
前回、決選投票で石破茂首相に逆転された高市早苗前経済安保担当相陣営の選対トップはまだ明らかになっていない。前回は参院当選7回のベテラン、中曽根弘文元外相が務めたが、陣営内には「もう少し若い人を起用して前回とは違うイメージを打ち出したほうがいい」との意見もあり、人選中だ。(小沢慶太)
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OS5
:2025/09/20(土) 23:14:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/5355d5a4da6c6b9671ac1f2ea816f9f101dd2e69
自民総裁選出馬の茂木氏 川口市のクルド人問題現場を視察 「違法外国人ゼロを目指す」
9/20(土) 18:26配信
産経新聞
茂木敏充前幹事長
自民党総裁選(22日告示、10月4日投開票)に出馬する茂木敏充前幹事長は20日、トルコの少数民族クルド人が集住する埼玉県川口市を訪れ、10代の男性2人が死傷したクルド人の少年によるひき逃げ事件の現場や一部のクルド人が迷惑行為を行っているコンビニエンスストアを視察した。茂木氏は視察後、記者団に対し「地域住民にとっても非常に不安で、引っ越しをした方もいる。違法外国人ゼロを目指していかなくてはいけない」と語った。
対策として、法令順守の徹底や省庁間の連携強化を挙げ、「ルールをしっかりと守ってもらう。だが、守れない人に対しては厳格な対応を取っていく」と強調した。
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OS5
:2025/09/22(月) 01:02:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f0108c6710587bfa1991e54153b2fb6d6fda690
【ポスト石破】高市早苗氏が3位転落危機と 凄い執念でダークホース候補が急浮上 支持する重鎮「連合軍」の実名がエグい 河井克行元法相がTV現れ明かす
9/21(日) 18:40配信
デイリースポーツ
(左上から時計回りに)高市早苗氏、小泉進次郎氏、小林鷹之氏、自由民主党本部、林芳正氏、茂木敏充氏
2019年参院選を巡る大規模買収事件で有罪判決を受け服役した河井克行元法相と、有罪判決(執行猶予)を受けた妻で元参院議員の案里氏が21日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演した。
【写真】熱弁を奮う高市早苗氏 実は3位転落危機?
番組では自民党総裁選がテーマに。克行氏は、松下政経塾の先輩に当たる高市早苗氏に関して「安倍総理がすごく期待してた立派な政治家。頑張っていただきたいんですけど」としたうえで、「なんか最新情報を聞くと、林芳正陣営が凄い勢いなんですって」と語った。
スタジオに「ええーっ!?」「なんで!?」と驚きの声があがり、克行氏は「財務省、宮沢洋一、岸田文雄…」とガチガチの団結ラインを指摘。「すごい執念でやってるって話ですよ」とし、「ひょっとしたら高市さん、本当に頑張らないと決選投票に残れないかもしれない。これくらい今、林陣営が」と語った。
林陣営は党員票も獲得できるのかと聞かれると「だから財務省、宮沢洋一、岸田文雄の連合軍が凄い力入れてる」と語った。
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OS5
:2025/09/22(月) 01:02:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/00f7930c5d0f1e1fdbaef247daa3c18bc6b7cd40
投票資格ある自民党員、前回から14万人減の91万人 総裁選22日告示、5氏争う構図
9/22(月) 0:12配信
産経新聞
(左から)高市早苗氏、小泉進次郎氏、林芳正氏、小林鷹之氏、茂木敏充氏
石破茂首相の退陣表明に伴う自民党総裁選が22日、告示される。令和6年の前回選にも出馬した5氏が争う構図で、少数与党下での国会運営をにらんだ野党との連携や、昨年の衆院選、7月の参院選で大敗し「解党的出直し」を迫られる党の再生などが主な争点となる。選挙期間は12日間で、10月4日に投開票される。
【写真】世良公則氏のベースに合わせ、ドラムを叩く高市早苗氏
高市早苗前経済安全保障担当相、小泉進次郎農林水産相、林芳正官房長官、小林鷹之元経済安保担当相、茂木敏充前幹事長が立候補を予定している。各立候補予定者は21日、番組収録や視察などをこなした。
報道各社の世論調査で上位を占める高市、小泉両氏が軸になるとみられる。1回目の投票で1位の得票が過半数に届かず、上位2候補による決選投票にもつれ込む可能性もある。
今回の総裁選は、国会議員に加えて全国の党員・党友も投票する正規の「フルスペック」方式で実施する。国会議員票295と党員・党友票295の合計590票を争う。党によると、投票資格のある党員は前回から約14万人減り約91万人。
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OS5
:2025/09/22(月) 01:11:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/f193160044b3871cd6f113fd2f3d440f9dce9d1a
高市陣営の選対本部長に中曽根弘文元外務大臣、「キャプテン」には小野田紀美参院議員 自民総裁選
9/21(日) 23:43配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN
自民党の総裁選をめぐり、高市前経済安保担当大臣の陣営の選挙対策本部長に、中曽根弘文元外務大臣が就任することが分かりました。
自民党の総裁選は22日に告示され、来月4日に投開票がおこなわれます。
高市陣営の幹部によりますと、▼陣営の選挙対策本部長には中曽根弘文元外務大臣、▼陣営の実務を担う責任者である「キャプテン」には小野田紀美参院議員が就任するということです。
高市氏は22日午前、必勝祈願を行ったのち、午後には自民党本部で所見発表演説会に臨みます。
各陣営の選対本部長は、
茂木陣営=梶山弘志元経産大臣
小林陣営=浜田靖一議運委員長
林陣営=田村憲久元厚労大臣
小泉陣営=加藤勝信財務大臣
となっています。
TBSテレビ
760
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OS5
:2025/09/22(月) 09:35:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/80d02f024b5649f037824aec8b34e05544406566
減る党員に自民が危機感、100万人割れ現実味…総裁選でつなぎとめへ
9/22(月) 8:18配信
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読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
自民党内で党員数の減少への危機感が強まっている。直近の1年間で6万人超の急減に直面し、100万人割れも現実味を帯びている。22日告示の党総裁選(10月4日投開票)で全国一斉の党員投票を行うのは、党員をつなぎとめる狙いもある。
【世論調査】次の自民党総裁にふさわしい人
自民の党員数は1991年の約546万人をピークに減少傾向となり、野党転落を受けて2012年には約73万人まで落ち込んだ。政権復帰後の16年に100万人台に戻したが、ここ2年は減少が続き、24年末時点では102万8662人で、23年末から6万2413人減らした。政権復帰後最大の減少幅で、自民派閥の「政治とカネ」の問題が影響したとみられる。一部は参政党や国民民主党に流れたとの見方もある。
今回の総裁選は、石破首相(党総裁)の任期途中となるため、国会議員と都道府県連の投票による「簡易」方式も選べたが、党執行部は、党員投票を伴う「フルスペック」方式での実施を決めた。「総裁選に参加してもらうことで、党員の減少を食い止めなければならない」(党幹部)と判断したためだ。
総裁選の投票資格は、日本国籍を持つ20歳以上で、23、24年の2年分の党費(一般党員は年4000円)を納入したことが条件となる。昨年の総裁選では、特例で18、19歳も含め、前年1年分のみ党費を納めた人も投票可能としたが、今回は事務作業が間に合わないとして適用を見送った。
フルスペック方式は、党員票が国会議員票と同数に換算されるため、各陣営は党員票の獲得に向け、地方議員らへの働きかけを強めている。世論調査では「次の総裁にふさわしい」候補として高市早苗・前経済安全保障相と小泉農相への支持が目立っており、「党員票の獲得は、知名度の高い2人が軸になる」(党ベテラン)と見る向きもある。
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OS5
:2025/09/22(月) 23:31:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a4c522b818c0aad84a70c3afd4dad54a04eedfa
石破首相の在職日数、23日で358日に 麻生太郎元首相と並ぶ
9/22(月) 18:54配信
毎日新聞
石破茂首相
石破茂首相の在職日数が23日で358日となり、麻生太郎元首相と並ぶ。24日に麻生氏を抜き、通算在職日数は戦後に就任した首相36人中26位となる。
昨年10月1日に就任した石破首相は、直後の衆院選で与党過半数割れの敗北を喫し、当初から短命政権の可能性が指摘されていた。7月の参院選で大敗し、今月7日に退陣を表明したが、自民党総裁選(10月4日投開票)後に国会で次の首相を選ぶ首相指名選挙が行われるまでは石破政権が継続する見通し。
橘慶一郎官房副長官は22日の記者会見で石破首相の在職日数について問われ、「首相は残された時間、全身全霊で国民の求める課題に取り組む」と述べた。【大野航太郎】
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OS5
:2025/09/22(月) 23:36:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/d13905d75ee6496fdca23deac3bf88e9f120ccd6
自民党総裁選、決選投票見据えた戦略の動き…麻生派は4陣営に推薦人
9/22(月) 22:21配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
自民党総裁選(10月4日投開票)を巡り、党内では、決選投票を見据えた戦略を練る動きも出始めている。5人が立候補しており、どの候補も1回目の投票で過半数を得るのは難しいとの見方からだ。国会議員票の比重が高まる決選投票では、派閥や旧派閥単位での駆け引きも激しくなりそうだ。
【一覧】各候補の推薦人
総裁選では、1回目の投票で過半数を得た候補がいない場合、上位2人で決選投票が行われる。9人が立候補した昨年を含め、過去6回の総裁選で決選投票に至っている。昨年の総裁選で最多の国会議員票を集めた小泉進次郎農相の陣営からは「1回目で決めたい」と強気の声も聞こえるが、同じ党員投票を伴う形で5人が出馬した2012年の総裁選も決選投票にもつれ込んでおり、過半数の獲得は容易ではない。
今回の立候補者は、いずれも昨年の前回選にも出馬した顔ぶれで、党内では、前回選の1回目の投票でトップだった高市早苗・前経済安全保障相と、3位だった小泉氏が決選投票に進むと予測する声もある。その他の陣営では、上位2位に食い込むことを目指して支持拡大を図りつつ、3位以下となった場合にも思いを巡らせ始めている。
高市氏と保守的な主張で共通点が多い小林鷹之・元経済安保相の陣営では「展開によっては、保守の票を集められるよう準備すべきだ」と唱える議員もいる。
派閥や旧派閥の議員が、決選投票でまとまって動くことも予想される。「勝ち馬」に乗れば、党役員・閣僚人事などで優遇されるとの思惑からだ。
岸田文雄・前首相が一定の影響力を保つ旧岸田派では、前回選の決選投票で「高市氏以外」と号令が出た経緯を踏まえ、「高市氏が勝ち残れば、今回も同じ号令が出る」(ベテラン)と見る向きもある。党内で唯一残る麻生派(43人)は4陣営に推薦人を出しており、情勢を慎重に見極めるとみられる。
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OS5
:2025/09/22(月) 23:37:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/21502e473ef44a642d605df76d64b533d611f487
浜田靖一氏、石井準一氏…自民総裁選出馬の小林鷹之氏、重鎮そろう地元「千葉勢」前面支援
9/22(月) 18:22配信
産経新聞
日枝神社で報道陣の取材に応じる自民党の小林鷹之元経済安保相(前列中央)ら=22日午前、東京都千代田区(酒井真大撮影)
「コバホーク」の愛称で知られる自民党の小林鷹之元経済安全保障担当相(衆院千葉2区)が22日告示の同党総裁選(10月4日投開票)に立候補した。9人中5位に沈んだ昨年の初陣に続く今回は、千葉県選出国会議員の重鎮が陣営中枢を固めるなど「千葉勢」が前面支援する布陣となった。「世代交代」とともに、前回3位に沈んだ県内の党員・党友票でトップを獲得できるかも焦点だ。
■日本を再起動
22日昼、党本部での出陣式「送り出し式」は高揚感に包まれていた。
「自民党を再起動させることで、日本をもう一回、再起動させる」。改めて出馬の決意を熱弁した小林氏の脇には、選対幹部の浜田靖一元防衛相(衆院千葉12区)と石井準一参院国会対策委員長(千葉選挙区)が並ぶ。「心強い存在」(小林氏)と頼りにされる浜田氏は挨拶(あいさつ)で「自民党を変えるのは、この男(小林氏)以外にない」と声を張り上げた。
いずれも参院議員(千葉選挙区)の猪口邦子元少子化担当相と臼井正一氏に加え、小池正昭衆院議員(衆院千葉10区)も駆け付けた。うち浜田、小池、猪口、臼井の4氏は推薦人に名を連ねた。臼井氏は小林氏について「党の常識をぶち壊してほしい」と世代交代に期待した。
■手厚い応援態勢
「いつかは国のかじ取りを担いたい」。首相を目指す考えを公言していた小林氏だが、昨年の総裁選は9人中5位に。全国的な知名度不足が響いた。県内の党員・党友票も高市早苗氏、石破茂氏に次いで3位と振るわなかった。
挽回を期する総裁選に突入し、地元後援会の期待は高まる。県議会では自民県議有志約40人による支援組織が発足した。前回よりも手厚い応援態勢となり、県内トップの得票を目指す。
ただ、必ずしも千葉勢が一枚岩で小林氏を応援しているわけではない。昨年の総裁選で小林氏の推薦人に名を連ねた松本尚外務政務官(衆院千葉13区)は今回、高市氏の推薦人に。自身のX(旧ツイッター)で保守思想や積極財政などへの理解を支持理由に挙げており、13区内の県議が支持する候補者との「ねじれ」が生じている。
764
:
OS5
:2025/09/22(月) 23:38:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/6644029215f642c2a1a45bb0669ddd0b830751e3
【一覧】自民党総裁選 5候補の推薦人は…高市氏には女性5人、生稲晃子氏も 森下千里氏は茂木氏陣営
9/22(月) 16:42配信
スポニチアネックス
(左から)小林鷹之氏、茂木敏充氏、小泉進次郎氏、高市早苗氏、林芳正氏
石破茂首相の退陣表明に伴う自民党総裁選が22日に告示され、5人が立候補を届け出た。10月4日投開票に向けた選挙戦がスタートした。
【写真あり】生稲晃子 短大卒業ショットに「全く変わっていないのが凄い」の声
立候補したのは小林鷹之元経済安全保障担当相(50)、茂木敏充前幹事長(69)、林芳正官房長官(64)、高市早苗前経済安保相(64)、小泉進次郎農相(44)の5人。それぞれの推薦人は以下の通り。(敬称略)
◇小林鷹之氏 【衆院】浜田靖一、大野敬太郎、勝俣孝明、勝目康、小池正昭、斎藤洋明、塩崎彰久、武部新、田畑裕明、津島淳、本田太郎、松本洋平、向山淳、山田賢司、山本大地、若山慎司
【参院】猪口邦子、臼井正一、清水真人、渡辺猛之
◇茂木敏充氏 【衆院】新藤義孝、東国幹、上田英俊、江渡聡徳、大西洋平、梶山弘志、木原稔、鈴木貴子、鈴木隼人、高見康裕、永岡桂子、中谷真一、平口洋、船田元、古川康、宮崎政久、森下千里
【参院】上野通子、加藤明良、高橋克法
◇林芳正氏 【衆院】田村憲久、石橋林太郎、伊藤忠彦、江藤拓、金子容三、栗原渉、後藤茂之、島田智明、中谷元、西田昭二、広瀬建、堀内詔子
【参院】江島潔、小林一大、桜井充、西田英範、藤木真也、古川俊治、舞立昇治、吉井章
◇高市早苗氏 【衆院】古屋圭司、安藤高夫、今枝宗一郎、尾崎正直、黄川田仁志、工藤彰三、小林茂樹、高木啓、中村裕之、仁木博文、平沼正二郎、松島みどり、松本尚、山口壮
【参院】有村治子、生稲晃子、小野田紀美、片山さつき、中曽根弘文、若林洋平
◇小泉進次郎氏 【衆院】加藤勝信、伊東良孝、遠藤利明、大串正樹、神田潤一、島尻安伊子、田所嘉徳、田中和徳、辻清人、中西健治、西銘恒三郎、根本拓、野田聖子、牧島かれん、宮路拓馬
【参院】阿達雅志、梶原大介、上月良祐、福山守、三原じゅん子
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:
OS5
:2025/09/22(月) 23:44:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a291b2c698d124500e5d87a17ded9c8d28a958e
自民総裁選の候補3人、谷垣元総裁に言及 下野時に党再建へ奔走
9/22(月) 16:59配信
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毎日新聞
元自民党総裁の谷垣禎一氏=東京都世田谷区で2019年(代表撮影)
22日告示された自民党総裁選で、立候補した5人のうち3人が演説会で谷垣禎一元総裁に言及した。谷垣氏は自民党が野党に転落した2009年から3年間、総裁として党再生の重責を担った。3人が語ったこととは。
小林鷹之元経済安全保障担当相は演説会で、谷垣氏が「みんなでやろうぜ」と党所属議員に地方組織の再建を呼び掛けたエピソードに言及した。小林氏は「(谷垣氏は)全国津々浦々に足を運んだ。私はこうした国民との直接的な、リアルな交流の中に信頼が生まれると信じている」と党改革への意気込みを強調した。
林芳正官房長官は、谷垣氏が国民の声を聞く活動を推進した経緯に触れ「デジタルでプラットフォームを作り、随時どこからでも(国民の)声が聞ける仕組みを作りたい。聞く力と発信する力をぐるぐる回し、政策を磨き上げる」と訴えた。
小泉進次郎農相は「今と同じ解党的危機に直面した当時の谷垣総裁は、あえて自身の主張を抑え、党内融和を優先した」と紹介。09年に初当選した小泉氏も地方での車座対話を繰り返した経験を振り返り、「どうすれば自民党を立て直せるか考え続けた日々だった。党再生の取り組みこそ私の政治家としての原点だ」とアピールした。【野間口陽、鈴木悟、高橋祐貴】
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:
OS5
:2025/09/22(月) 23:54:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/3503153194d784ddda37f45de94be7495e1724f4
小泉進次郎農相、推薦人で幅広さアピールも…唯一いない旧派閥とは 田崎史郎氏「敵というか…」
9/22(月) 21:33配信
スポニチアネックス
自民党総裁選の所見発表演説を行う小泉進次郎農相(代表撮影)
政治ジャーナリストの田崎史郎氏が22日、BS-TBS「報道1930」(月〜金曜後7・30)に出演。この日告示された自民党総裁選(10月4日投開票)に立候補した小泉進次郎農相(44)の推薦人について言及した。
【写真】小泉進次郎氏「家族で海を満喫」長男との親子ショット
小泉氏の推薦人20人の内訳は麻生派と旧茂木派が3人ずつ、旧二階派と旧岸田派が2人ずつ、旧森山派1人、無派閥9人という顔ぶれ。旧安倍派を除く各旧派閥と麻生派からまんべんなく集まり、幅広い人脈をうかがわせる。
旧安倍派議員が推薦人にいない理由について、田崎氏は「旧安倍派の人たちからすると小泉さんは、去年秋の衆院選で非公認にした責任者でもあるわけです。総裁と幹事長と選対委員長だった小泉さんが協議して決めてるわけです」と昨秋の衆院選での非公認問題の“因縁”と説明。
「だから旧安倍派の人からすると敵というか自分たちをいじめた人の1人が小泉さんだってこともある」と私見を述べた。
小泉氏の推薦人は以下の通り。(敬称略)
【衆院】加藤勝信、伊東良孝、遠藤利明、大串正樹、神田潤一、島尻安伊子、田所嘉徳、田中和徳、辻清人、中西健治、西銘恒三郎、根本拓、野田聖子、牧島かれん、宮路拓馬
【参院】阿達雅志、梶原大介、上月良祐、福山守、三原じゅん子
https://news.yahoo.co.jp/articles/01d0b2c241a6e8fc3a91cd3146fe4592f0b88ca4
麻生派から4陣営に推薦人、唯一いないのは…田崎史郎氏が背景解説「福岡ではいまだに3人の戦いが」
9/22(月) 22:59配信
スポニチアネックス
自民党総裁選の所見発表演説会後、記念撮影に応じる(左から)小林鷹之元経済安保相、茂木敏充前幹事長、林芳正官房長官、高市早苗前経済安保相、小泉進次郎農相(代表撮影)
政治ジャーナリストの田崎史郎氏が22日、BS-TBS「報道1930」(月〜金曜後7・30)に出演。この日告示された自民党総裁選(10月4日投開票)に立候補した5氏の推薦人について解説した。
自民党で唯一残っている派閥、麻生派の議員は各候補の推薦人に名を連ねており、小林鷹之元経済安全保障担当相には4人、茂木敏充前幹事長には3人、高市早苗前経済安保相には6人、小泉進次郎農相には3人が入っている。
唯一いないのは林芳正官房長官の陣営で、「麻生さんは林さんを評価してないんですよ」と田崎氏。その理由について「林さんの後ろに古賀誠さんがいるっていうわけですね。福岡県では麻生さんと古賀さんと山崎拓さんがいらっしゃって、2人は議員を辞めているのにいまだに3人の戦いがずっと続いているんです」と麻生派会長の麻生太郎最高顧問と古賀誠元幹事長、山崎拓元副総裁の重鎮3人の“因縁”が背景にあると解説した。
林氏はかつて古賀氏が率いた古賀派に所属していた。松原耕二キャスターが「林さんを評価していないというより、後ろの人が気に食わない」と麻生氏の心中を推察すると、田崎氏は「単純に言えばそういうことです」とうなずく。
麻生氏の思惑について「1回目からまとめていくか決選投票でまとめるか、まだ決めていない」とし、「麻生さんがこれで行くというサインを出せばそのうち何人かは麻生さんの方に従っていくんじゃないか」と推測した。
767
:
OS5
:2025/09/22(月) 23:55:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/a135846c48b3bac3be462d5020ed9196bf28bb70
女性票に照準、石破票狙い…推薦人名簿に浮かぶ各陣営の戦略 自民党総裁選
9/22(月) 18:54配信
産経新聞
自民党総裁選の所見演説会後、記念撮影に応じる(左から)小林鷹之元経済安保相、茂木敏充前幹事長、林芳正官房長官、高市早苗前経済安保相、小泉進次郎農水相=22日午後、党本部(春名中撮影)
自民党総裁選に立候補した5候補は22日、20人の推薦人名簿を提出した。出身派閥や同じ県選出の議員が中心の陣営もあれば、麻生派(志公会)を除いて解散した派閥にとらわれない横断型もある。女性票の取り込みを狙って女性議員の推薦人の割合を増やすなど、推薦人の構成には各陣営の戦略が浮かぶ。
【写真】「ポスト石破」1位、2位の2人
■小林氏、ベテラン頼る
小林鷹之元経済安全保障担当相の推薦人にはベテランの浜田靖一元防衛相が名を連ねた。浜田氏は小林氏と同じ千葉県の選出だ。昨年の小林氏の推薦人は若手が中心で、刷新感を前面に打ち出した。今回は推薦人にベテランを加えることで、幅広い年齢層の支持を取り込む狙いがある。千葉県からは浜田氏の他にも3人が推薦人となった。
■茂木氏、政策力を強調
茂木敏充前幹事長の推薦人は13人が旧茂木派所属議員で、3人は麻生派だ。選対本部長の梶山弘志元経済産業相や新藤義孝元総務相、木原稔前防衛相ら政策通のベテラン・中堅が名を連ねる。茂木氏も含めチームとしての政策力をアピールする。旧茂木派以外への支持拡大が課題だ。
■林氏、首相の路線継承
林芳正官房長官の陣営も、かつて自身が所属した旧岸田派のメンバーが中心だ。ただ、中谷元・防衛相といった石破茂内閣の現役閣僚と元閣僚の計3人や首相側近議員が推薦人を務めた。林氏は党員・党友への浸透が課題のため、首相の路線継承をアピールし「石破票」を取り込みたい思惑が透ける。林氏が参院議員経験者のためか、参院議員が8人を占めた。
■高市氏、女性割合高く
「女性初の首相・党総裁」を目指す高市早苗前経済安保担当相の陣営は女性議員5人が推薦人となった。女性の割合は5候補の中で最も大きい。「岩盤支持」を見込む保守層に加え、女性からの支持も狙う。古屋圭司元国家公安委員長や中曽根弘文元外相らベテラン勢が脇を固める。
■小泉氏、幅広い議員支援
小泉進次郎農林水産相の推薦人はベテランから若手までバランスよく配置。保守層に一定の支持がある選対本部長の加藤勝信財務相の一方、「党内きってのリベラル派」とされる野田聖子元総務相も加わった。支援する議員の幅の広さをアピールするとともに、「みんなで党を建て直す」という小泉氏の方針を反映したとみられる。(大島悠亮)
768
:
OS5
:2025/09/22(月) 23:57:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/1dc465068058ff046c57d3b57a2d0d995ef9999f
自民総裁選候補の推薦人
9/22(月) 12:49配信
時事通信
自民党本部=東京都千代田区
自民党総裁選に立候補した5氏の推薦人は次の通り。
【小林鷹之】
〔衆院〕※浜田靖一(11)(無)、大野敬太郎(5)(無)、勝俣孝明(5)(二)、勝目康(2)(無)、小池正昭(1)(無)、斎藤洋明(5)(麻)、塩崎彰久(2)(安)、武部新(5)(二)、田畑裕明(5)(安)、津島淳(5)(茂)、本田太郎(3)(無)、松本洋平(6)(二)、向山淳(1)(麻)、山田賢司(5)(麻)、山本大地(1)(無)、若山慎司(1)(無)
〔参院〕猪口邦子(3)(麻)、臼井正一(1)(茂)、清水真人(2)(二)、渡辺猛之(3)(茂)
【茂木敏充】
〔衆院〕※新藤義孝(9)(茂)、東国幹(2)(茂)、上田英俊(2)(茂)、江渡聡徳(9)(麻)、大西洋平(1)(無)、梶山弘志(9)(無)、木原稔(6)(茂)、鈴木貴子(5)(茂)、鈴木隼人(4)(茂)、高見康裕(2)(茂)、永岡桂子(7)(麻)、中谷真一(5)(茂)、平口洋(6)(茂)、船田元(14)(無)、古川康(4)(茂)、宮崎政久(5)(茂)、森下千里(1)(無)
〔参院〕上野通子(3)(安)、加藤明良(1)(茂)、高橋克法(3)(麻)
【林芳正】
〔衆院〕※田村憲久(10)(岸)、石橋林太郎(2)(岸)、伊藤忠彦(6)(二)、江藤拓(8)(無)、金子容三(2)(岸)、栗原渉(1)(無)、後藤茂之(8)(無)、島田智明(1)(無)、中谷元(12)(無)、西田昭二(3)(岸)、広瀬建(1)(無)、堀内詔子(5)(岸)
〔参院〕江島潔(3)(安)、小林一大(1)(岸)、桜井充(5)(無)、西田英範(1)(無)、藤木真也(2)(岸)、古川俊治(4)(安)、舞立昇治(3)(無)、吉井章(1)(岸)
【高市早苗】
〔衆院〕※古屋圭司(12)(無)、安藤高夫(2)(無)、今枝宗一郎(5)(麻)、尾崎正直(2)(二)、黄川田仁志(5)(無)、工藤彰三(5)(麻)、小林茂樹(4)(二)、高木啓(3)(安)、中村裕之(5)(麻)、仁木博文(3)(麻)、平沼正二郎(2)(二)、松島みどり(8)(安)、松本尚(2)(安)、山口壮(8)(麻)
〔参院〕有村治子(5)(麻)、生稲晃子(1)(安)、小野田紀美(2)(茂)、片山さつき(3)(安)、中曽根弘文(7)(二)、若林洋平(1)(二)
【小泉進次郎】
〔衆院〕※加藤勝信(8)(茂)、伊東良孝(6)(二)、遠藤利明(10)(無)、大串正樹(5)(無)、神田潤一(2)(岸)、島尻安伊子(2)(茂)、田所嘉徳(5)(無)、田中和徳(10)(麻)、辻清人(5)(岸)、中西健治(2)(麻)、西銘恒三郎(7)(無)、根本拓(1)(無)、野田聖子(11)(無)、牧島かれん(5)(麻)、宮路拓馬(4)(森)
〔参院〕阿達雅志(3)(無)、梶原大介(1)(二)、上月良祐(3)(茂)、福山守(1)(無)、三原じゅん子(3)(無)
(注)敬称略。丸数字は当選回数。※は推薦人代表。丸カッコは派閥で、略称は安=旧安倍派、麻=麻生派、岸=旧岸田派、茂=旧茂木派、二=旧二階派、森=旧森山派、無=無派閥。旧派閥の所属は、解散を表明した時点。
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OS5
:2025/09/23(火) 01:20:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/66e266d968abe4b002427fd8fc2c96bc880b324b
異質な自民総裁選、争点化する連立拡大と薄まる個性 党勢回復との矛盾抱え 視点 田中一世
9/22(月) 19:27配信
産経新聞
自民党総裁選に立候補した5人は昨年の前回選にも出馬した顔ぶれだが、前回と決定的に異なるのは与党が衆参両院で過半数割れしたことだ。必然的に、過半数を確保する方策として連立政権の枠組みの拡大が争点になる。
■主導権は野党に
22日の所見発表演説会では、小泉進次郎農林水産相が「政権の枠組みの在り方の議論を深める」と唯一言及した。
これまでに高市早苗前経済安全保障担当相は国民民主党が訴える「年収の壁」引き上げと、日本維新の会の「副首都構想」を意識した首都機能のバックアップ体制構築を表明。茂木敏充前幹事長も副首都構想に「基本的には一致できる」と語った。
林芳正官房長官と小林鷹之元経済安保担当相は「連立は目的ではなく手段」(小林氏)とやや慎重な言い回しだが、否定はしていない。
維新の藤田文武共同代表が総裁選候補に「考えをしっかりと見る」とユーチューブ対談を呼び掛けたように、主導権は野党にあり、総裁選で尖った主張をしにくい。自民議員にも「総裁選は他党に組んでもいいと思ってもらえるのは誰かという選択だ」(党幹部)という心理が働く。
高市氏は、前回意欲を示した首相就任後の靖国神社参拝を今回は明言していない。小泉氏は、前回の目玉公約の解雇規制見直しや選択的夫婦別姓制度導入を封印した。
■決選投票見据え
個性が薄れたもう一つの原因は、有力候補が決選投票を見据えていることだ。前回の決選投票は「反高市」の岸田文雄前首相が石破茂首相への投票を、「反石破」の麻生太郎元首相が高市氏への投票を周辺に呼びかけ、「より嫌われていない方」が勝った。
今回、高市氏はこれまで主張していた食料品の消費税減税に関し、今回は「物価高対策に即効性はない」と一転させた。林氏の所見発表演説は網羅的で、官房長官記者会見の延長線上にある印象だが、それが党内では「安定感」と評価されている。
この総裁選は異質だ。自民は「解党的出直し」を訴えており、大改革や新たな国家像を示す機会だが、衆参で少数与党という厳しい現実の中、持ち味を抑え野党と歩調を合わせる姿勢が問われる。そんな自家撞着を抱えて論戦は始まった。
(首相官邸・与党キャップ 田中一世)
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OS5
:2025/09/23(火) 01:48:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e8264f86b5930ab11e8a49353cf0c69eb088a0e
「維新との連立で地方が分断」惨敗続きで立て直し急務の自民党大阪府連、総裁選に危惧
9/22(月) 18:23配信
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コメント46件
産経新聞
万博会場視察後に取材に応じる小泉進次郎農水相(右)と日本維新の会の吉村洋文代表=8月21日、大阪市此花区
自民党総裁選が22日、告示された。国政で少数与党となった自民、公明党の連立政権は野党との連携も求められる。日本維新の会の本拠地である大阪での国政選挙で連敗し、党勢の立て直しが必須の自民党大阪府連の幹部は「維新との連立は国レベルでうまくいっても、地方で組織の崩壊や分断を生むことにならないか」と危惧している。
【写真】父親まねた?髪形チェンジしていた頃の進次郎氏
令和3年の衆院選で府内19小選挙区のうち15小選挙区で維新に全敗した自民は、今回の総裁選候補で当時幹事長だった茂木敏充氏がトップの「大阪刷新本部」を発足。昨年10月の衆院選に向けて党本部主導で候補者を選定し再び15小選挙区に擁立したが、派閥パーティー収入不記載事件が逆風となり維新に全敗した。
7月の参院選では、府連外から青山繁晴参院議員を会長に迎え党勢立て直しを図ったが、青山氏は候補者選定を巡り党本部と対立。当時の現職が体調不良で出馬を辞退した末に擁立した新人候補は落選し、27年ぶりに府選挙区で議席を失い、青山氏は会長を辞任した。
そんな中、維新の吉村洋文代表は小泉進次郎農林水産相が総裁選出馬表明前の8月、万博会場の視察に同行。記者団に小泉氏を「改革の魂を持った政治家」と持ち上げた。小泉氏が新総裁となれば、維新が政策実現のために連立入り-との見方も広がる。自民府連幹部は「新総裁には旧来の支持者が求める自民党の姿を取り戻してほしい」と求めた。(木ノ下めぐみ)
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OS5
:2025/09/23(火) 01:57:36
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025092000493&g=pol
小泉氏、安全運転の再挑戦 改革色抑制、はらむリスク―自民総裁選
時事通信 政治部2025年09月21日07時01分配信
自民党総裁選に出馬を表明し、記者会見する小泉進次郎農林水産相=20日午前、東京都港区
自民党総裁選に出馬を表明し、記者会見する小泉進次郎農林水産相=20日午前、東京都港区
自民党の小泉進次郎農林水産相(44)が2度目の総裁選に挑む。前回は選択的夫婦別姓制度の導入や解雇規制の緩和など異論も強い主張を前面に出したが、論戦力不足もあって3位に沈んだ。今回は一転、改革色を抑えて支持を広げる戦術を取ったが、持ち味の発信力を封印すれば「もろ刃の剣」になりかねない。
林氏、連立拡大「否定しない」 給付案は立民と協議―自民総裁選
「私が初当選した2009年、自民党は野党に転落した。それから16年、再び危機の中にある」。
小泉氏が20日の出馬記者会見の冒頭で強調したのは、衆参両院で少数与党となったことに対する危機感。「国民の声を聴く力」を取り戻すと力を込めた。
ただ、1時間の会見で際立ったのは「安全運転」ぶり。農業分野を除けば手元の紙を読みながら話す場面が多く、広く想定問答を用意して臨んだことをうかがわせた。
注目された選択的夫婦別姓は公約に入れず、会見では家族観や人生観に関わるとして「引き続き国民と共に理解を深めていく必要がある」と述べるにとどめた。解雇規制見直しも「国民に不安を与え、反省している。現時点で進めることは考えていない」と大きくトーンダウンさせた。
経済政策の柱に掲げた「30年度までに平均賃金100万円増」は参院選公約を踏襲した。野党が求めるガソリン税暫定税率の早期廃止や所得税の課税最低ライン「年収の壁」見直しも訴え、堅実な政権運営に努める構えをアピールした。
昨年は選択的夫婦別姓に関して「30年以上の議論に決着をつける」と断言。ライドシェア全面解禁など急進的な改革を打ち出した。父純一郎氏が首相時代に郵政民営化を手掛ける中で演出した「小泉劇場」を連想させたが、それと様変わりだ。
今回は支持層拡大にも気を配る。安倍晋三元首相に近かった加藤勝信財務相を陣営の選対本部長に迎え、保守派に配慮。前回戦った河野太郎元外相の支持を取り付けた。19日の選対発足式には国会議員40人以上が集まった。麻生派(43人)を率いる麻生太郎最高顧問は小泉氏について「前よりは良くなっている」と周辺に語ったという。
独自色を薄めるのは、保守系に人気の高い高市早苗前経済安全保障担当相と同じ。小泉氏の陣営関係者は「まずは党を一つにまとめる」と話す。
持ち味を抑えることは「らしさ」を失わせるリスクをはらむ。ある若手は「物言わない小泉氏は重鎮の操り人形に見えてしまう」と懸念を口にした。林芳正官房長官の陣営関係者は「安定感なら負けない」とライバル意識をむき出しにした。
「谷垣禎一総裁はあえて主張を抑え、党内融和を優先した」。小泉氏は会見で野党時代の谷垣氏の姿勢に触れ、安全運転の「正当性」を説いた。
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:
名無しさん
:2025/09/23(火) 01:57:57
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025091901083&g=pol
高市氏、カラー抑制で現実路線演出 自民総裁選、野党親和性アピール
時事通信 政治部2025年09月20日07時21分配信
自民党総裁選に向けた記者会見で質問に答える高市早苗前経済安全保障担当相=19日午後、国会内
自民党総裁選に向けた記者会見で質問に答える高市早苗前経済安全保障担当相=19日午後、国会内
自民党総裁選の有力候補の一人と目される高市早苗前経済安全保障担当相(64)が19日、立候補を正式に表明した。保守層から支持を集める高市氏だが、記者会見では靖国神社参拝を明言しないなど「高市色」を抑制。決選投票で苦杯をなめた前回の総裁選の反省から「現実路線」を印象付ける狙いとみられるが、奏功するかは見通せない。
高市氏、「壁」見直し意欲 給付付き控除訴え、野党へ秋波―小泉氏20日出馬会見・自民総裁選
「今、総裁選に立候補している段階だ。国のために命をささげた方への感謝の気持ちは決して変わらない」。高市氏は19日の会見で、首相に就任した場合に靖国神社に参拝するか問われ、こうけむに巻いた。参拝を明言した前回とは対照的だ。
靖国参拝だけではない。高市氏は5月の党税制調査会の会合で「食料品の消費税率をゼロにすべきだ」と主張していたが、今回の公約には盛り込まなかった。高市氏は会見で「物価高対策として即効性はない」と方針転換の理由を説明した。
高市氏が自身のカラーを薄めた背景には昨年9月の総裁選の「反省」がある。高市氏はこの時、最多の党員・党友票を獲得してトップに立ったが、決選投票で石破茂首相に競り負けた。「『高市首相』では国政が混乱する」との懸念から国会議員票が石破氏に集まったとの見方が支配的だ。
今回の総裁選では党内唯一の派閥を率いる麻生太郎最高顧問の動向に注目が集まる。麻生氏は9月の麻生派研修会で「インフレ下で消費税率を下げて消費が増えた例はない」と消費税を巡る立場を重視する考えを示唆しており、高市氏周辺は「麻生氏の意向も考慮した」と漏らす。
高市氏が代わりに打ち出したのが野党各党の政策。立憲民主党が掲げる「給付付き税額控除」、日本維新の会が重視する「首都の危機管理機能のバックアップ体制構築」、国民民主党がこだわる所得税の課税最低ライン「年収の壁」引き上げ、野党各党が求めるガソリン減税を公約に盛り込んだ。
与党が衆参両院で過半数割れする中で迎えた今回の総裁選は「野党との連携」が大きな争点。麻生派幹部は「野党と協力できない総裁は選べない」と指摘する。高市氏としては「高市政権になれば野党はそっぽを向く」(旧岸田派幹部)との懸念を払拭する狙いがあるとみられる。
もっとも、高市氏を有力候補に押し上げてきたのは保守層の期待だ。高市カラーの封印は保守層の離反につながる可能性も否定できない。高市氏は会見で、保守層を意識して「男系の皇統を守る。憲法改正の議論をリードする」と力説したが、こうした訴えが響くかどうかは不透明だ。
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OS5
:2025/09/23(火) 01:58:22
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025091901172&g=pol
「顔が濃い方」と記者指名 自民・黄川田氏、高市氏会見で
時事通信 政治部2025年09月19日22時31分配信
黄川田仁志 自民党衆院議員
黄川田仁志 自民党衆院議員
自民党の高市早苗前経済安全保障担当相が19日に行った党総裁選の出馬記者会見で、司会の黄川田仁志衆院議員(54)=埼玉3区=が質問を求める記者を「顔が濃い方」「逆に顔が白い、濃くない方」と表現して指名した。発言後、高市氏は即座に記者に謝った。
黄川田氏は会見後、埼玉県越谷市で記者団の取材に応じ、「不適切な表現だった」と謝罪した。
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OS5
:2025/09/24(水) 08:08:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/0958c41f4cb63f65921547a668685e015a3610ef
【自民党総裁選】神奈川の国会議員、16人が小泉進次郎氏支持へ 前回対立候補の河野太郎氏が陣営参加で
9/23(火) 21:11配信
石破茂首相の後継を決める自民党総裁選(10月4日投開票)を巡り、神奈川県連所属の国会議員17人中16人の支持が県連会長の小泉進次郎農相(衆院神奈川11区)に集中する見通しとなったことが23日までに、神奈川新聞社の調べで分かった。昨年9月の総裁選で対立候補の関係だった河野太郎前デジタル相(同15区)が小泉氏の陣営に加わったことなどが集中の背景。「事実上の“オール神奈川”で選挙戦を支えたい」(小泉氏に近い中堅議員)と意気込んでいる。
17人の内訳は衆院議員14人、参院議員3人。議員への取材や出陣式の出席状況などを基に調べたところ、小泉氏本人を含む16人が小泉氏を支持する見通しとなった。
前回総裁選で河野氏を支持し、これまで態度を明らかにしていなかった浅尾慶一郎環境相(参院神奈川選挙区)は小泉氏陣営の選対副本部長に就任した。前回、河野氏の推薦人に名を連ねた浅尾氏ら県関係議員4人は小泉氏の支持に回った。
一方、山際大志郎元経済再生担当相(衆院比例南関東)は小林鷹之元経済安全保障担当相の出陣式に出席。山際氏は前回も同陣営の支援議員リストに名を連ねていた。
神奈川新聞社
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OS5
:2025/09/24(水) 08:43:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/41b77382b81417d3515d9fd097bd40459172de72
自民党総裁選 維新は「連立」で小泉氏に期待「誰が大臣になる?」と浮足立つ声も… 高市氏なら国民民主か
9/24(水) 8:01配信
自民党総裁選がスタートした。立候補を表明した5人とも、昨年9月の総裁選にも出馬した顔ぶれだが、昨年の総裁選とは決定的に違う点がある。
【写真】連立狙い? 維新の吉村代表と総裁選の本命、小泉氏のニコニコツーショット
「昨年までは自民党の総裁イコール総理大臣でした。しかし、その後の衆院選、参院選でいずれも敗れて自公の連立与党が過半数割れし、少数与党となった。総裁になった後で、他党との連立を模索するというさらに高いハードルが待ち受けている。自民党総裁選だが、他党との連立構想をある程度、想定して主張する選挙にならざるを得ない」
こう話すのは、自民党の閣僚経験者A議員だ。
総裁選後、10月20日前後に開催されるとみられる臨時国会で首班指名が行われる。ここで、自民党の新総裁が首相になるためには、連立を組んでいる公明党以外の他党の支援が必要になる。
首班指名では、1回目の投票でだれも過半数に満たない場合は、決選投票となる。昨年の衆院選で自公が過半数を割って少数与党に陥落した後、11月の特別国会で行われた首班指名では野党が一本化できなかったため、1回目の投票で、自民党の石破茂総裁も立憲民主党の野田佳彦代表も過半数に達しなかった。石破氏と野田氏の決戦投票では、日本維新の会や国民民主党などがそれぞれの党首に投票し、84票も無効票が出たため、石破氏が首相に選出された。
今回も同様に、野党が一本化できず自民党の新総裁が首相に選出されることは考えられる。だが、少数与党のままでは不安定な政権運営が続くことになる。新総裁は、政権基盤を安定させるため、他の野党との連立をはかる可能性が高い。
連立相手として候補にあがっているのが、日本維新の会と国民民主党だ。維新は衆院で35議席、参院で19議席。国民は衆院で27議席と維新を下回るが、参院では23議席と上回る。自公はどちらか一方を連立に引き込めば、3党連立で過半数を超えた安定政権となる。
「もう連立に入るのかどうか、その問い合わせが議員だけではなく支援者からもたくさんあって、答えようがなくてね……」
と話すのは、維新のB議員。一方、国民のC議員も困惑した様子で話す。
「自民党と連立を組めば、与党になるので、主張も通るし、いいポジションがとれる。『大臣になれるのかね』とまで声が寄せられる。ただ現実はそんな簡単なものじゃありません」
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:
OS5
:2025/09/24(水) 08:44:05
■「連立入り」が既定路線のような維新
自民党としては、衆院での議席数が国民より多い維新のほうが安定感は増し、連立には好都合だ。昨年の衆院選で自公が過半数を割った際、自民党幹部のD氏は、維新の当時の代表、馬場伸幸氏と極秘裏に会ったと打ち明ける。
「自民党側から連立入りを誘い、その条件として大臣ポストもそれとなく提示、打診した」
だが、連立交渉は成立しなかった。
その後、馬場氏は議席を減らした衆院選の責任をとる形で代表選に出馬せず辞任。昨年12月の代表選で、吉村洋文大阪府知事が代表に選出され、前原誠司衆院議員が共同代表となった。今年7月の参院選で維新は勢力を伸ばせず、前原氏は引責辞任し、藤田文武衆院議員が共同代表となった。
藤田氏は共同代表になった後、「連立入りの選択肢はある」とテレビ番組で発言。代表の吉村氏も、小泉進次郎農水相が万博を訪れた際には、全行程を案内して「蜜月」ぶりをアピールするとともに、
「改革派の稀有な政治家だ」
と小泉氏を絶賛し、さらに、
「『改革』を実行できる人がリーダーとして引っ張っていってもらいたい」
と小泉氏への期待も口にした。
維新内では早くも連立入りが既定路線のように語られ、「誰が大臣になるのか」という浮き足だった話が飛び交っているという。
ただ、そんな連立へと先走る動きに対して、反発する動きも党内にある。9月8日には党幹部の路線に反発して、守島正、斉木武志、阿部弘樹の3衆院議員が離党を表明。9月22日には3人で新会派「改革の会」を結成した。
斉木氏は反旗を翻した理由をこう語った。
「副首都構想をやってくれるなら自民党との連立に入ります、みたいな動きをしているが、これは違う。自民党との連立はあり得ない」
前出の維新のB議員はこう話す。
「連立入りとなれば、さらに離党者が増えるかもしれない。副首都構想は大阪の議員にとってはいいが、大阪以外から選ばれた議員にはなんらメリットがない。『維新は大阪だけの党か』と党内でも反発は強い。正直、私も大阪じゃないから、考えなければいけない」
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:
OS5
:2025/09/24(水) 08:44:23
■公明は「維新とは組めない」
また、維新と自公が連立を組むには、維新のホームグラウンド・大阪の衆院選で、血みどろの戦いを演じてきた経緯も問題になってくる。
維新は、昨年の衆院選で大阪府内の19の小選挙区すべてに候補を擁立し、自民党や公明党などの候補を破って、全ての選挙区で勝利した。かつて維新は、目玉政策「大阪都構想」実現のため公明党の協力を得ようと「密約」を結んでいた。公明党が議席を持っていた大阪の4小選挙区では維新から候補者を出さないというものだった。だが、昨年10月の衆院選では、4小選挙区にも候補を立てて真っ向から宣戦布告し、打ち破ったのだ。
公明党の幹部が苦々しげに話す。
「連立するとして国民民主なら乗れるが、維新とは無理。公明党の母体の創価学会が、『常勝関西』と呼ばれるほど強固な地盤をもつ大阪で、維新に完敗した。とてもじゃないが組めません」
また、衆院選で大阪の自民党候補だった男性も声を強める。
「維新と連立組んで選挙区調整はどうするんですか。連立組んだ同士で小選挙区を戦えば、潰し合いになって共産党が浮上する可能性がある。絶対に認められない」
政治評論家の田村重信氏はこう話す。
「総裁選で小泉氏が勝った場合は、維新との連立が考えられます。維新は議席数で国民民主より優位でもあり、現実的です。公明党は大反対でしょうが、説得して最後はなんとか取り込むでしょう。ただ、高市早苗氏が新総裁になれば、国民民主と近い。長く連立を組んでいる公明党のご機嫌を損ねてもいけないので、国民との交渉もあるでしょう。自民党の新総裁が最初に試されるのが、連立交渉です。ここでうまくまとめるとしばらく政権は安泰。こじれるようだと苦しい。新総裁の腕の見せ所ですよ」
(AERA編集部・今西憲之)
今西憲之
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:
OS5
:2025/09/24(水) 14:09:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/387740e4ddc8e7fba1cd6b211792836c17799e79
加速する“自民離れ”止めるリーダーは 「左翼政党みたいだ」「保守色が濃くなるほど混乱」総裁選、1票を熟考する党員
9/24(水) 10:09配信
西日本新聞
「ポスト石破」に5人が挑む自民党総裁選は、今後の党の針路を決める分岐点ともなる。昨秋の衆院選以降、加速する「自民離れ」を食い止めるリーダーは現れるのか。「もっと保守的な政策を前面に」「思想よりも国民の不満解消を」-。前回に続いて党員・党友票の行方に関心が向く中、九州の党員たちも1票に思いを託そうとしている。(大坪拓也、野村有希)
■イチから分かる!自民党総裁選2025【立候補5人の略歴】
自民が保守政党であることを何よりも優先する党員には現状への不満が強い。「まるで左翼政党みたいだ。保守の自民に戻ってきてほしい」。福岡県飯塚市の酒造会社社長、小野山洋平さん(60)は、LGBTなど性的少数者への理解増進法や選択的夫婦別姓の導入に反対の立場から、自身の思想信条に近いとみられる候補者に期待を寄せる。
同県那珂川市の自営業、樋口朋幸さん(65)も“タカ派”と目される候補者の熱烈な支持者。「国家観がある」「積極財政で生活が良くなる」「他にいない」…。取材中、何度も同じ候補の名前を繰り返した。
「安倍1強時代」
自民党総裁選の投票用紙
こうした保守的な思想を重視する党員には、故安倍晋三氏の残像が強く刻まれている。2012年の政権復帰後、約73万人まで落ち込んだ党員は20年に約113万人に回復。7年8カ月の長期政権を築いた「安倍1強時代」とほぼ重なる。
憲法改正に積極的だった安倍氏に感化され、入党したという福岡市の男子学生(21)は「岸田文雄政権以降、(改憲の機運が)ダウンした」と不満顔。大分県由布市の農業、近藤俊郎さん(54)の判断基準も「誰が安倍さんの遺志を継ぐかだ」。「強いリーダー」の再来を願い、各候補の主張に鋭いまなざしを向ける。
衆参両院で少数与党となった自民内には、参政党や日本保守党など「保守」を掲げる新興勢力に従来の支持基盤を切り崩されているとの懸念が根強くある。実際、23年から党員は右肩下がりで24年には約102万人に。党の再建を託されることになる候補者にとっても、党員増は課題となる。
「党を弱らせたのは裏金事件」
一方で「安倍後」の自民の凋落(ちょうらく)を別の要因で捉える党員も少なくない。「党を弱らせたのは裏金事件のせいだ」。佐賀市の農業の男性(70)はこう断じ「保守色が濃くなればなるほど、混乱する」とも。安倍氏を敬愛しているという若年層の中にも「右に寄り過ぎるのも良くない。国民から人気が出る党になってほしい」といった意見があり、党全体が「右傾化」する事態に眉をひそめる向きもある。
かつて論客や政策通を右から左まで多数抱え、時には対抗勢力を抱き込んで政権を維持するなど、「国民政党」を自任してきた自民。「幅の広さこそ歴史的に培った力だ。声の大きさだけが政治ではない」。福岡市の歯科医師の女性(62)は、冷静な目で「最適解」を見極めようと熟考する。
右傾化だけで回復困難 中北浩爾・中央大教授(政治学)の話
いわゆる「岩盤保守層」の離反は自民党低迷の一つの理由に過ぎない。党員を分析すると、地方に根差した「中道保守」がやや多く、都市部に多い「岩盤保守層」、改革志向の強い「ネオリベラル」の三つに大別できる。岩盤保守層は発信力が強く、実態以上に多く見えるだけだ。「右傾化」で自民の党勢が回復するほど単純ではなく、実際は中道保守層にも見放されつつある。総裁候補が右に寄り過ぎず、中道を意識した主張を掲げるのはそうした実情を理解しているからだろう。
西日本新聞
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OS5
:2025/09/24(水) 21:27:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf4f0772107db4221274c365d09c353b86d28dad
「連立拡大」急ぐ高市氏、期限区切らぬ小泉氏…全員が意欲も時期で相違 自民総裁選討論会
9/24(水) 19:40配信
産経新聞
日本記者クラブ主催の討論会に参加した(左から)小林鷹之・元経済安保相、茂木敏充・前幹事長、林芳正・官房長官、高市早苗・前経済安保相、小泉進次郎・農水相=24日午後、東京・内幸町(代表撮影)
自民党総裁選(10月4日投開票)に立候補した5人の候補者が24日、日本記者クラブ主催の討論会に臨んだ。自民が衆参両院で少数与党に陥る中で全員が野党との連立拡大に意欲を示したが、時期を巡っては違いがみられた。この日は街頭演説会もスタートし、5人は討論会後に東京・秋葉原でマイクを握った。
【写真】街頭演説を終え、手を取り合う立候補者5人
■茂木氏「閣外も」、林氏は苦労吐露、小林氏「信頼の結果」
連立拡大を早急に目指す意向を示したのが高市早苗前経済安全保障担当相だ。公明党との連携が基軸としつつ、「プラスアルファ」の実現へ「一刻も早くきっちりとした連立政権の枠組みを作る。いろいろ頭の中で考えている」と述べた。
茂木敏充前幹事長は、連立対象の野党が閣僚を出さない「閣外協力」もあり得るとの見方を示した。合意前の選挙区調整については与党の候補者同士でも選挙で競っている外国の例に触れ「それ(選挙区調整)がなければ(連立が)できないということはない」と語った。
林芳正官房長官は「石破茂政権は少数与党で苦労した」と心情を吐露した。そのうえで総裁就任後に「自民として政策をまとめ、『一緒にやれませんか』」と野党に呼びかける意向を示した。
小林鷹之元経済安保担当相は、連立を組む野党とは一定程度、憲法や皇統、安保などの見解を共有する必要があると訴えた。「信頼関係が生まれた結果として連立がある」と強調した。
小泉進次郎農林水産相は安定した政権基盤を作るために「連立は間違いなく選択肢の一つ」だと主張した。ただ、時期に関しては「信頼関係を構築したその先にある」と期限を区切らない考えを明らかにした。
■「年収の壁」引き上げには温度差
連立の有力候補である国民民主党が重視する、年収が一定水準を超えると所得税が発生する「年収の壁」引き上げも取り上げられた。
高市氏は「年収の壁の引き上げには賛成だ」と明言した。小泉氏は「一致点を見いだすことができるのか、誠実に協議をさせていただきたい」と述べるにとどめた。
5人は討論会後、東京・秋葉原でそれぞれ支持を訴えた。秋葉原は自民を国政選挙6連勝に導いた安倍晋三元首相が好んで街頭演説を行った「聖地」として知られる。
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OS5
:2025/09/24(水) 23:03:04
https://www.asahi.com/articles/AST9Q2SHYT9QUTFK00DM.html
「麻生詣で」に躍起な候補者たち 自民党総裁選、息吹き返す旧派閥
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2025年9月22日 19時54分
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佐藤優さん
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自民党本部で開かれた総裁選挙所見発表演説会=2025年9月22日午後1時、東京・永田町、岩下毅撮影
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自民党総裁選が22日に告示され、5人による争いが始まった。露呈したのは内向き体質で、それぞれが党勢低迷への危機感を訴えながらも、党内世論に目を向け、国民に語りかける姿勢は目立たなかった。12日間の論戦を通じて示される政権党の今は、国民にどう映るのか。
【詳報】消費減税、2氏が「排除しない」と言及も…自民総裁選告示
高市氏「日本人の気持ちを…」外国人政策の厳格化、主張相次ぐ総裁選
22日午後、自民党本部の大ホール。総裁選候補者による所見表明の演説会で、小泉進次郎農林水産相(44)は詰めかけた議員らに呼びかけた。「(野党時代の)谷垣禎一総裁はあえて自身の主張を抑え、『党内融和』を優先した。自民を全員で立て直し、日本を前に進めよう」
昨年の総裁選で、1回目の国会議員票でトップだった小泉氏。その実績と世論支持が議員を引きつけ、今回の本命候補とみなされている。こうした状況を意識する小泉氏は、党内を二分するテーマに踏み込む「改革姿勢」を薄め、「党内融和」を旗頭に支持拡大に動いている。
ただ、党内ばかりに意識を向け、国民の反応を顧みないような発言が目立っている。
「一度間違いをして、一生活躍の機会がないことが本当に良いことなのか」。小泉氏は告示に先立つ21日、派閥の裏金問題に関与した議員の要職起用について問われると、こう持論を展開した。
裏金問題はなおも実態解明には至っておらず、そもそも参院選の敗因を検証した自民が「国民の信頼を損なう大きな要因」と分析している。それでも踏み込む言いぶりからは、裏金問題の当事者でもある旧安倍派の支持をたぐり寄せたいとの思惑が透ける。
旧安倍派は全盛期に100人超が所属した最大派閥だった。派閥は解散したが、今も水面下ではつながりを保とうとする動きがあり、現在も最大規模の固まりとみなされている。石破茂首相(党総裁)の進退問題をめぐる「石破おろし」では、その中核となった。
旧安倍派に寄り添うのは小泉氏だけではない。「ワン自民」の重要性を掲げる小林鷹之・元経済安全保障相(50)も22日、記者団に「人事は適材適所が全てだ」と指摘。人事にあたっては裏金問題への関与を問題視しない考えを示した。
総裁選の立候補に必要な推薦人20人のうち、5人の旧安倍派議員が名を連ねた高市早苗前経済安保相(64)。22日の演説会では「昨日は亡き安倍晋三総理のお誕生日でしたね」などと、かつて安倍派を率いた領袖(りょうしゅう)の名にたびたび触れた。
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こうした各候補者の言動に、「党内選挙で党外の関心を引く発言はいらない」(衆院若手)と理解を示す意見は少なくない。一方で、参院中堅は「誰一人として『裏金問題にけじめをつける』と言っていない」として、内向きの論理にのまれ始めたことへの危機感も徐々に広がっている。
党内の支持を得ようとし、一貫性のない発言も出始めている。林芳正官房長官(64)は、参院選で掲げた物価高対策の一律2万円の「現金給付」について、18日のインターネット番組で「私だったらやらなかったかもしれない」と語った。
首相に仕え、政策決定に深く関与する官房長官にありながら、党内で現金給付に批判的な見方が強まっているため、責任回避に動いたと受け止められた。党内から「あまりにふざけた発言だ」との批判が相次ぎ、21日に発言を撤回、謝罪した。
衆参両院で少数与党に陥る自民は、選挙戦を通じて党勢回復につなげようとしている。だが、内向き体質を際立たせれば、さらに党勢低迷への道をたどることになる。
「麻生詣で」に躍起な候補者たち
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OS5
:2025/09/25(木) 08:45:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/579c856188f55560de5daa5be958a99836d2cc67
〈自民総裁選〉高市失速の裏で「影の本命」が登場…ラスボスも陣営入り! 背景に「麻生VS古賀・武田連合」代理戦争
9/25(木) 7:01配信
「古賀さんは本気だ」林氏を宰相に押し上げるという執念
そんな古賀氏は「宏池会政権をもう一度つくりたい」と周囲に語り、林芳正首相誕生に奔走している。最近は議員会館を歩き回る姿が目撃されるなど、「古賀さんは本気だ。林さんを宰相に押し上げるんだっていう執念を感じる」(旧岸田派中堅)と打ち明ける。
古賀氏が林氏にこだわるのは、同じ地元の福岡で長年にわたって覇権を争った宿敵・麻生太郎元首相への対抗だ。
二人の因縁は根深い。古賀氏が宏池会会長を岸田文雄氏に譲って、宏池会を古賀派から岸田派に代替わりさせて、政界を引退したのが2012年だ。古賀氏はまだまだ血気盛んだったが、「自分が生きている間に、宏池会政権を実現させたい」と語っていた。
宮沢喜一氏以来、およそ四半世紀ぶりに宏池会政権を作るために岸田氏に禅譲した。自らは議員を引退し、宏池会の「名誉会長」に落ち着いた。
ところが、岸田氏は安倍政権下で2度あった総裁選(2015年、2018年)には出馬せず、安倍政権を支え続けた。それどころか、古賀氏の政敵の麻生氏に接近。麻生氏から「俺の支持を得たければ古賀を切ってこい」と言われ、それを実行したとも。
岸田氏は2020年の総裁選で菅義偉氏に惨敗すると、麻生氏の言葉を実行に移す。古賀氏に向かって「私は独り立ちしたい。名誉会長を辞めていただきたい」と直談判。そして名誉会長の古賀氏を宏池会の名簿から外した。それ以来、古賀氏は宏池会のパーティーを欠席するようになった。
集英社オンライン
集英社オンライン
自民党総裁選が告示された。届け出順で、小林鷹之元経済安全保障相(50)、茂木敏充前幹事長(69)、林芳正官房長官(67)、高市早苗前経済安保相(67)、小泉進次郎農相(44)の計5氏が立候補し、日々論戦を交わしている。石破茂首相が退陣表明した直後から、新聞、テレビにはポスト石破は小泉、高市両氏が軸という見出しが躍った。女性初か?戦後最年少か?ところが、第三の候補が割って入ろうとしている。水面下で何が起こっているのか?長年政治を取材してきたジャーナリストの長嶋重治氏が追跡した。
【画像】自民総裁選、永田町で「影の本命だ」と呼ばれる候補
永田町では「影の本命だ」との声も
「実があれば、今月こよい一夜明ければみんな来る」
林氏は22日、告示直後の演説会で、長州藩士の高杉晋作が「挙兵」したときに歌ったとされる歌を読み上げた。参院当選5回、衆院2回のベテランだ。淡々とした表情で読み上げながらも、総裁選3回目の挑戦とあって、覚悟がにじむ。
防衛大臣、農林水産大臣、文部科学大臣、外務大臣、官房長官。失言や政治とカネの問題で閣僚が辞任すると、緊急リリーフに指名されてきた。「1月19日生まれ」であることから「政界119番」と呼ばれようになった。
今回の総裁選も石破首相の総裁任期途中での辞任に伴う「臨時総裁選」だ。そのため本来は3年あるはずの総裁任期は石破氏の残りの任期である2027年9月までしかない。総理の座も緊急リリーフで登板するのか。ここにきて林氏が「影の本命だ」とする声が永田町に流れる。
林氏が今回の総裁選で「台風の目」とされる理由は三つある。
一つは、自民の大重鎮、古賀誠元幹事長(85)の存在だ。古賀氏と言えば、2012年に議員を引退してすでに13年が過ぎる。現役時代は野中広務幹事長とともに「加藤の乱」を鎮圧するなど、自民党きっての「武闘派」として知られる。お公家集団といわれた宏池会で異色を放った政治家だ。
そんな「武闘派」はいまでも国会近くの「砂防会館」に個人事務所を置く。砂防会館といえば、あの田中角栄元首相の後援会「越山会」や大勲位・中曽根康弘元首相の個人事務所があった政治史の主舞台だった建物だ。
そこに構えた個人事務所にはいまだに財務や国土交通の幹部官僚、また旧岸田派の中堅・若手や大手メディアの政治記者OBがひっきりなしに出入りする。その影響力はいまだ衰え知らずだ。
782
:
OS5
:2025/09/25(木) 08:45:52
「自分を頼ってくる林氏の方がかわいいに決まっている」
古賀氏は周囲に「岸田さんのためだ」と言っていたが、実際に岸田政権が誕生しても「あれは宏池会政権と言えるのか」とこぼしていたという。九州地方選出の宏池会の議員は「内心で裏切られたことではらわたが煮えくり返っていたに違いない」と推し量る。
そのころ、頻繁に古賀氏の事務所を訪ねていたのが林氏だ。古賀氏にしてみれば、自分を見限って他でもない宿敵の麻生氏を選んだ岸田氏よりも、自分をいつも頼ってくる林氏の方がかわいいに決まっている。
総裁選の告示前には古賀氏は菅氏を訪問し、「小泉進次郎さんは総裁選は1回休みでいいのではないか」と持ちかけた。小泉氏に影響力のある菅氏をけしかけ、林氏への一本化を画策したのだ。
ベテランの政治評論家たちが当初「進次郎氏不出馬説」を流した情報源をたどると、この古賀―菅会談に行き着く。
「麻生VS古賀・武田連合」
小泉氏が不出馬で、反高市票を集めて林氏が勝ち上がるシナリオは、小泉氏の出馬への決意が固く実現はしなかった。ただ、古賀氏同様に麻生氏の天敵といえる武田良太氏が林氏と日本維新の会の会合を設定するなど、林支持で動いている理由も「反麻生」だ。
「麻生VS古賀・武田連合」
林氏が浮上している背景には、二人の新旧武闘派の存在がある。今回の総裁選には政争激しい福岡の代理戦争の側面があるのだ。古賀氏と武田氏が「反麻生」で手を結び、林氏を押し上げようとしている。
林氏が「台風の目」とされる二つ目の理由が前回の総裁選より地方票を増やせる見込みがあることだ。
同じ宏池会から総裁選に挑んだ上川陽子氏が今回は出馬を断念した。上川氏自身はまだ、どの候補を推すのか態度表明をしていないが、前回総裁選で上川氏を支持した宏池会メンバーは林氏に流れている。
例えば、山梨2区の堀内詔子(のりこ)元五輪担当大臣。前回は上川氏を支持していたが、今回は林陣営に入った。堀内氏といえば、富士急のオーナーとも言える堀内家に嫁入りし、政界に入ることになった。
富士急の全面支援を受けているため、毎年のように党員の新規獲得数では党内ベスト3位内に入る。多くの党員票を動かせる数少ない議員の一人だ。
軽量級の小泉氏に対して「閣僚経験」の豊富さ
また、前回総裁選で20万票以上にのぼった石破票にも照準を合わせる。総裁選における党員の投票率は6割程度。前回の党員数は106万人だったことを考えると、20万票は3分の1をしめる大票田だ。
林氏は石破氏の側近だった中谷元防衛大臣を推薦人に入れ、石破政権を官房長官として支えた実績をアピール。今回は行き場を失った「20万票」に照準を合わせる。陣営幹部は「小泉氏と分け合っても半分取れれば、2位以内の決選投票への通過がみえてくる」と鼻息が荒い。
三つ目が「豊富な閣僚経験」だ。外交安全保障から農業、水産、文部科学まで、豊富な大臣経験は他に類をみない。あらゆる政策を原稿がなくてもよどみなく話す。
小泉氏が環境と農水という「軽量級」の経験しかないことに比べ、外務防衛に加えて官房長官まで経験していることは大きい。討論会になれば、双方向で議論し、「小泉氏との経験値の違いが可視化されてくる」(林陣営)と期待を寄せる。
では、そんな林氏の弱みはどこか。一つは経験豊富なため、とがった政策など発言ができないことだ。
783
:
OS5
:2025/09/25(木) 08:46:06
あの「ラスボス」も陣営に入り
陣営には自民党税調の「ラスボス」として君臨している宮沢洋一党税制調査会長が入っている。林氏の18日の出馬会見でも最後列で腕を組んでにらみを利かせていた。
野党による「年収の壁」やガソリン税の暫定税率廃止などいずれも「代替財源がなければ認めない」とことごとくブロックしてきた。そんな「ラスボス」が陣営にいるために、思い切った減税などの物価高対策は打ち出せない。
林氏は東大から三井物産、ハーバード大ケネディスクールとエリート街頭を歩んできた。父(義郎)は元大蔵大臣、祖父も衆院議員という世襲3代目だ。英語にも堪能、音楽もたしなむため、外務大臣時代は欧米の外相とも英語でコミュニケーションし、ピアノ生演奏でビートルズを披露するなど芸達者な一面もある。
一方で、「生粋のぼっちゃん。政策は完璧だが、いざってときに戦う迫力が足りない」(旧岸田派のベテラン)というのが身近にいる人たちの評価だ。
いまは少数与党に陥り、自民党は倒産寸前の破産会社のような状況だ。こうした大乱世に「政界119番」の出番は来るだろうか。決戦の10月4日に向けて注目が注がれている。
文/長嶋重治
長島重治
784
:
OS5
:2025/09/25(木) 08:48:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/2fa6761d3231a4309e5066dd624aa6bddb555915
野党、「踏み込み不足」に不満 連立拡大意識、動向を注視 自民総裁選
9/25(木) 7:05配信
時事通信
自民党総裁選の序盤の論戦を踏まえ、野党は5人の候補者の発信について、「政治とカネ」の問題や経済政策、社会保障を巡り「踏み込み不足」との認識を示した。
【ひと目でわかる】自民次期総裁にふさわしい人
連立政権の枠組み拡大が焦点となる中、各候補の動向や情勢を引き続き注意深く見守る構えだ。
立憲民主党の野田佳彦代表は24日のフジテレビ番組で、各候補の主張について「丸くなり、つまらない」と酷評。誰も政治とカネに言及していないとして「参院選でも大きな争点だった。語る人がいないのは残念だ」と批判した。
自民、公明両党と25日に始める「給付付き税額控除」に関する協議の継続も要求した。
日本維新の会の藤田文武共同代表は24日の記者会見で、参院選の公約として維新が掲げた社会保険料の引き下げについて「もう少し踏み込んでほしい」と注文。「副首都」構想にも触れ、「それぞれ重要だ。注視したい」と語った。
国民民主党の玉木雄一郎代表は会見で、物価高対策に関して「年内に具体的に何をするか示してもらいたい」と強調。その内容次第で対策の裏付けとなる2025年度補正予算案に賛成もあり得るとの考えを明らかにした。昨年12月に自民、公明両党と合意したガソリン税暫定税率の廃止、所得税課税最低ライン引き上げの二つを引き続き重視する立場も示した。
共産党の田村智子委員長は23日、記者団に「(自民の)どこに期待できるのか。この国のかじ取りを任せるわけにいかない」と断じた。維新や国民民主について「自民党政治を助ける側に立つことを示し始めている」と非難した。
785
:
OS5
:2025/09/25(木) 10:33:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a061f4256e64219bde93731a186ed686e987e59
菅義偉氏、維新の遠藤国対委員長と会談 連立拡大など協議か
9/24(水) 20:48配信
毎日新聞
石破茂首相らと会談に臨む自民党の菅義偉副総裁=東京都千代田区の同党本部で2025年7月23日午後1時41分、後藤由耶撮影
自民党の菅義偉副総裁は24日、日本維新の会の遠藤敬国対委員長と国会近くで会談した。関係者が明らかにした。菅氏は党総裁選に出馬した小泉進次郎農相の後ろ盾で、維新との独自のパイプを持つことで知られる。会談では、小泉氏が首相になった場合を想定し、連立枠組みの拡大などが協議された可能性がある。
【一覧で見る】総裁選候補者5人の推薦人たち 分析で見えた特徴は…
小泉氏は24日の日本記者クラブ主催の討論会で、連立拡大について「強く安定した政権基盤が必要だ。連立が一つの選択肢なのは間違いない」と強調。一方、維新との水面下での協議が進んでいる可能性を問われると、「仮に行われているとしても水面下のことを言うことはないが、そんなことは全くない」と語っていた。【高橋祐貴】
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:
OS5
:2025/09/26(金) 11:10:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f37cf1679a68784612b6acdcfb399de1ae8bf5e
議員票、小泉氏がリード 高市氏は苦戦、林氏健闘 自民総裁選の動向調査
9/26(金) 7:06配信
時事通信
日本記者クラブ主催の自民党総裁選立候補者討論会で、写真に納まる(左から)小林鷹之元経済安全保障担当相、茂木敏充前幹事長、林芳正官房長官、高市早苗前経済安全保障担当相、小泉進次郎農林水産相=24日、東京都千代田区
自民党総裁選について、時事通信は党所属国会議員の支持動向を調査した。
小泉進次郎農林水産相(44)が2割超を固めてリード。報道各社の世論調査で人気の高い高市早苗前経済安全保障担当相(64)は1割強と苦戦する一方、林芳正官房長官(64)が2割弱と健闘している。ただ、約4分の1が態度未定で、情勢はなお流動的だ。
【ひと目でわかる】自民党総裁選の国会議員票の動向
総裁選は295人の国会議員票と、同数の党員・党友票の計590票を争う。1回目の投票で過半数を得た候補者がいなければ、上位2人の決選投票となる。投開票は10月4日。
調査は25日までに、議員への聞き取りなどで実施した。5候補のうち、小林鷹之元経済安保相(50)と茂木敏充前幹事長(69)は1割程度を確保した。
小泉氏は旧安倍派など解散した5派と、唯一存続する麻生派、無派閥を問わず幅広い支持を受ける。陣営は22日の出陣式に代理を含め92人が参加したと発表しており、議員票は3割を超える計算となる。一定の党員票も集める可能性があるが、昨年の前回総裁選は選挙期間中の論戦で答弁能力への不安を露呈し失速している。
高市氏への支持は旧安倍派が半数を占め、その他も保守系議員がほとんど。昨年は議員票2位で決選投票に進んだが、その後の衆参両院選挙で一部の陣営議員が落選した上、前回と同様に麻生派から支援を受けられるか現段階では不透明だ。
林氏が所属した旧岸田派では、上川陽子前外相が今回は出馬を断念。同派出身の候補が一本化されたことに加え、石破茂首相の盟友の中谷元防衛相ら一部の「石破票」も取り込む。小泉、高市両氏の「2強」に割って入るには、党員票の積み上げが必要になる。
衆院当選5回の小林氏は、中堅・若手が中心。陣営には、地元千葉県選出で無派閥議員に一定の影響力がある浜田靖一衆院議院運営委員長らベテランも参加。茂木氏は会長を務めた旧茂木派や、地元栃木県の議員らから支援を受ける。
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:
OS5
:2025/09/26(金) 11:21:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e9ac807c5724d211bce0952633650cb21dcc51c
【総裁選】「総裁選辞退」がトレンド入り 小泉進次郎農相陣営「ステマ指示」報道認め、批判続々
9/26(金) 7:37配信
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日刊スポーツ
日本記者クラブ主催の討論会に参加した小泉進次郎農水相(2025年9月24日、代表撮影)
「総裁選辞退」の言葉が26日、インターネットのトレンドワード入りした。今週発売の週刊文春が、自民党総裁選に立候補している小泉進次郎農相の陣営がニコニコ動画に小泉氏を称賛するコメントを書いて欲しいとコメント例を示して陣営関係者に要望していたと報じ、25日に小泉氏陣営が事実関係を概ね認めていた。
【写真】「ステマ指示」報道の女性議員
報道では、小泉氏を称賛する例文として「総裁まちがいなし」「泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね」のほか、「ビジネスエセ保守に負けるな」と、保守色の強い高市早苗前経済安保相を攻撃するようなものもあったという。
SNS上では「小泉陣営のやり方は論外ですね。ステマ問題もあり、総裁選辞退が当然の対応です」「これ普通に一般の会社だったらトップの首が飛ぶくらいの話だよね?なぜ小泉さんは総裁選辞退しないの??不正な印象操作で党員の票を集めようとしたんだよ、大罪では」「進次郎さん、総裁選辞退でトレンド入り…見せ場を逃した感がすごい」、「党内融和や、意思の統一と言いながら身内を陰から撃つとか人間すら失格総裁選辞退じゃなく議員辞職ですら許せるか、心の底から軽蔑するしあまりにも悪質で卑劣なやり口だ」など厳しい声が相次いだ。
また、「総裁選関連のトレンド、物騒な言葉が飛び交っているな。国民の代表を選ぶ選挙なのに、まるで他人事のような批判ばかり。立憲主義の観点から見ると、もっと建設的な議論が必要だと思う。総裁選辞退という声も散見されるけど、それって本当に解決策なの?」との声もあった。
788
:
OS5
:2025/09/26(金) 11:22:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a9e800b6d7ee331fb09bc22587fe7d064351c0d
小泉進次郎氏、陣営のステマ要請を謝罪 「最終的な責任は私。批判しっかり受けたい」
9/26(金) 11:10配信
産経新聞
首相官邸に入る小泉進次郎農水相=26日午前、首相官邸(春名中撮影)
自民党総裁選に立候補している小泉進次郎農林水産相は26日の閣議後記者会見で、小泉氏の陣営がインターネット上の配信動画に小泉氏を称賛するコメントを投稿するよう要請するメールを陣営関係者に送っていたことについて、「私自身も知らなかったとはいえ申し訳ない」と謝罪した。「最終的に起こってしまった責任は私にあり、批判はしっかりと私が受けたい」とも語った。
【写真】父親まねた?髪形チェンジしていた頃の進次郎氏
小泉氏は小泉陣営の広報班長を務める牧島かれん元デジタル相の事務所が独自の判断でメールを送信したと明らかにし、「2度とこういうことがないように(陣営内で)話をした」と説明。「再発防止を徹底して、引き続き緊張感を持って総裁選に臨みたい」と述べた。
今週発売の週刊文春によると、牧島氏の事務所が陣営関係者に「ニコニコ動画」にポジティブなコメントを書いてほしいとメールで要望。「総裁まちがいなし」や「泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね」などのコメント例を紹介した。
789
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OS5
:2025/09/26(金) 18:07:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/db179462eaf0485094dd1b0924084b38cc7e6975
【自民党総裁選】政権安定度は「林>茂木>高市>小林>小泉」な理由/倉山満
9/26(金) 15:46配信
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コメント69件
週刊SPA!
16日、総裁選出馬の意向を明らかにした“コメ担当大臣”の記憶も新しい小泉進次郎氏。5人の争いとなる見通しの総裁選、10月4日まで注視を続けたい 写真/産経新聞社
―[言論ストロングスタイル]―
自民党総裁選が9月22日に告示され、5人の候補者が連日争いを繰り広げている。各報道によれば、小泉進次郎農水相が一歩リードしているように見えるが、はたして実際はどうなのか。少数与党となり、難しい舵取りが求められる自民党新総裁が決まる10月4日の投開票を前に、憲政史研究家の倉山満氏が総裁候補者を分析する。(以下、憲政史研究家・倉山満氏による寄稿)
合計約80日の無駄な政治空白
ようやく、石破茂首相の退陣が確定した。実に無駄な政治空白だった。この後10月4日まで、自民党総裁選が続く。これも政治空白だ。これで合計80日。さらに、他の野党との連立交渉が始まるなら、さらなる政治空白。政策合意もせずに連立なら短期間でできようが、それでは困る。
せめて自民党総裁選を、実のある選挙にしてもらわねばならない。
去年の選挙では「先が読めない」との声が多かったが、本欄では再三、読み方を教示してきた。今回も十分に応用できる。
派閥解消と言うが、それは表向きの話。「真の派閥」は生きている。そして「真の領袖」は、岸田文雄、菅義偉、麻生太郎の三人の元首相。この三人の合従連衡(がっしょうれんこう)で決まるし、他は誰かについていく。
昨年の総裁選で敗れた5人の再出馬
前回は、小泉進次郎が大本命だった。国民的に人気が高く選挙に勝てる顔であり、菅元首相が後見人で党内支持も高い。実際、議員票は最多だった。及第点の振る舞いをしていれば小泉大本命で圧勝。勝ち馬に乗ろうとする議員の雪崩現象が起きて、何の面白みも無い選挙となるところだった。
ところが、大失速。公開討論で自己の掲げる政策に答えられない局面も多かった。そして、石破茂対高市早苗の決戦に。麻生元首相は行きがかり上、高市氏を推した。しかし菅元首相は石破支持に切り替え、最後まで手の内を明かさなかった岸田元首相が、土壇場で石破支持。結果、石破首相の誕生となった。
その石破首相が退陣、昨年の総裁選で2位〜6位だった5人が再出馬となる。
最大の焦点は「進次郎氏が、ボロを出さないか否か」
その中で大本命は、今回も小泉進次郎農相。今回の選挙は、「進次郎氏がボロを出さないか否か」が最大の焦点だ。進次郎氏、「スピーチはできても、ディベートができない」と言われる。
それどころか、「聞かれた質問に答えられない御仁」とも。去年の総裁選でも、そういう場面が何度もあった。そして、党務には強いが、政策は怪しい。米対策も、備蓄米を放出しただけで、何の解決にもなっていないのを、上手くパフォーマンスでしのごうとしたが、参議院選挙前にメッキがはげた。たった一年で、その欠点が改善されるだろうか。
ボロが出なければ雪崩現象だが、出れば他の候補にも勝ち目がある。
期待値は高くとも子分がいない一匹狼・高市早苗氏
対抗馬は、高市早苗元経済安全保障担当大臣。「史上初の女性宰相!」で盛り上がっているというよりは、岩盤保守層が支持層。この二年の選挙で失い続けている保守票を呼び戻すための期待値が高い。
ただ本人は、子分がいない一匹狼。政策の勉強に熱心だが、閥務には不熱心。派閥解消前から、無派閥で通してきた。安倍晋三元首相が生きていた時は、旧安倍派がまとまって推してくれたが、その安倍派は分裂状態。
さらに麻生元首相は消費減税に反対で、実は政策が水と油。麻生元首相が「今度は進次郎でいい」と言ったとの噂が流れ、陣営が慌てて打ち消すが、火の無いところに煙は立たない。
790
:
OS5
:2025/09/26(金) 18:08:08
安定感はあるが国民的人気が伸び悩む林芳正官房長官
安定感が最もあるが、国民的人気が伸び悩んでいるのが、林芳正官房長官。旧岸田派の出身で、岸田・石破二代の内閣で官房長官。外相など閣僚歴は豊富。しかし旧岸田派は、ベテランは林支持だが、若手は小泉支持に割れる。真の領袖の岸田元首相としても、「決選投票に残れば林でまとまろう」とは言えても、早々と旗幟を鮮明にしては、影響力を損ねかねない。
また、自派から首相を出してしまうと、自分よりも力を持ちかねない。この理由で、田中角栄は十年も竹下登の出馬を許さなかった。だから竹下はクーデターで田中派を乗っ取り、総理総裁選を勝ち抜かざるを得なかった。中曽根康弘は渡辺美智雄になかなか派閥を譲らず、領袖の座を明け渡した後も、表向きは応援しながら、さんざん邪魔した。岸田元首相と林官房長官の関係、中曽根・渡辺と重なる。
経歴は抜群だが不信を招いた茂木敏充元幹事長
一応は、自派を率いているのが茂木敏充元幹事長。茂木氏の経歴は抜群で、党幹部と主要閣僚のことごとくを経験している。
この方、岸田内閣が刀折れ矢尽きるまで必死に支えていれば、後継は間違いなかった。しかし、政権末期から首相の意に添わぬ言動を繰り返して不信を招き、その結果が去年の総裁選で6位。麻生元首相の支持が頼りだが、高市氏の後塵を拝す。
旧茂木派幹部の加藤勝信財務大臣は、昨年は独自に出馬したが、今回は早くも小泉陣営の選対本部長に。
最も厳しい環境なのが、小林鷹之元経済安全保障大臣。50歳、当選5回の若手で、派閥横断的に若手の支持を集める。財務官僚出身で、政策通と評判。と言っても進次郎氏よりは年上で、支持層がかぶる。
安定度は「林>茂木>高市>小林>小泉」か
さて、経済、安全保障などで多くの議論がなされるだろうが、すべては実行力にかかっている。その実行力の指標は、強い政権基盤を作れるかだ。安定度だけを想定すれば、「林>茂木>高市>小林>小泉」の順になろうか。
「林首相」の場合、旧岸田派を中心に支援が広がったことになる。二代の長官時代、めぼしい失言をしない安定度である。現状に即し、増税も減税もしない、に落ち着くのでは。
「茂木首相」の場合、麻生派ともう一人の元首相が応援してくれることとなる。自身も少数ながら手勢を持つので安定するだろう。ただ、岸田内閣末期のような振る舞いで、政権を不安定化させる可能性もある。
「高市首相」は麻生元首相と保守層、他にもう一人の首相が政権基盤となる。しかし保守層がまとまったとして、敵も多い。「小型安倍」以上を求めては酷だろう。安倍元首相と違って、巨大派閥を持つ訳ではないので。
「小林首相」は若手だけの内閣とはいくまい。若手以外にも支持を広げねば。
「小泉首相」は本人の資質、仮に上手く当選できても、ボロを出さないで済むか。
現状に満足するか、いっそ焦土にして一から作り直すか。
これが本当の争点ではないか。
―[言論ストロングスタイル]―
【倉山 満】
憲政史研究家 1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作『噓だらけの日本中世史』(扶桑社新書)が発売後即重版に
日刊SPA!
791
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OS5
:2025/09/26(金) 20:56:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/45cf5af6a1e6b9ea82f48acb7633559ac985c79b
自民党・総裁選 カギ握る議員票は「3割」を小泉氏が固め優位な情勢 林・高市両氏が追う 次いで小林氏と茂木氏の展開に JNN調査
9/26(金) 18:39配信
物価高対策についても論戦が交わされている自民党の総裁選。序盤の情勢をめぐり、JNNが議員の動向を独自に調査したところ、小泉農林水産大臣が全体の3割弱を固め、リードしていることがわかりました。
林芳正 官房長官(64)
「おー!すいません、お仕事中に」
自民党 鈴木宗男 参院議員
「いやいやいやいや、頑張ってください。えらい今、上り調子。今週いっぱいが勝負ですから」
きょうも精力的にあいさつ回りや地方視察などをこなす候補者たち。
来週の土曜日に迫る投開票。国会議員票と党員票、295票ずつ合わせて590票で争われ、1回目の投票で過半数を得る候補者がいなかった場合には、上位2人による決選投票がおこなわれます。
JNNがきょうまでに国会議員の動向について独自に調査したところ、全体の3割弱にあたるおよそ80人が小泉氏を支持していることがわかりました。
麻生派や解散した旧派閥に加えて、無派閥だった議員など幅広い支持を得ていることがわかります。
小泉氏を追うのが、林氏と高市氏です。両氏とも、およそ50人の支持を獲得し、林氏は所属していた旧岸田派を中心に、高市氏は旧安倍派や保守系議員らを軸に支持の拡大を図っています。
上位3人にやや、水をあけられているのが小林氏と茂木氏です。小林氏は中堅・若手を、茂木氏は自らが率いた旧茂木派を基盤に、それぞれ30人前後の支持を固めています。
優位な展開となっている小泉氏ですが、きょう、総裁選での広報をめぐり謝罪に追い込まれました。
小泉進次郎 農水大臣(44)
「私自身も知らなかったこととはいえ、申し訳なく思います」
小泉陣営で広報担当の牧島・元デジタル大臣の事務所が動画配信サイトに、小泉氏に好意的なものや、ほかの候補者への批判とも受け取られかねない例文を示し、書き込みを要請していたのです。
どんな例文かというと…
「これは本命候補でしょ」
「泥臭い仕事もこなして、一皮むけたのね」
「ビジネスエセ保守に負けるな」
小泉陣営の“失策”に党内からは様々な声が…
他の陣営幹部
「こんなのルール違反だろう。本来なら選挙戦から撤退すべきだ」
小泉陣営議員
「ネット上で批判されて話題になる。議員票と党員票のどちらにも影響がでるだろうね」
小泉進次郎 農水大臣(44)
「参考例の中に一部行き過ぎた表現があったことについては適当ではなく、再発防止を徹底をして、引き続き、緊張感を持って総裁選に臨みたい」
総裁選挙管理委員会の逢沢委員長は「他陣営から正式な抗議はない」とした上で、こうくぎを刺しました。
自民・総裁選挙管理委 逢沢一郎 委員長
「陣営間の感情的対立を煽るようにならないことを期待をすると申し上げておきたい」
JNNの独自調査ではおよそ2割の国会議員が態度を明らかにしておらず、候補者は地方視察や業界団体との懇談会などを通じて、勝敗に大きな影響を与える「党員票」の獲得に向け、本腰を入れていく見通しです。
TBSテレビ
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OS5
:2025/09/26(金) 20:59:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/45cf5af6a1e6b9ea82f48acb7633559ac985c79b
自民党・総裁選 カギ握る議員票は「3割」を小泉氏が固め優位な情勢 林・高市両氏が追う 次いで小林氏と茂木氏の展開に JNN調査
9/26(金) 18:39配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN
物価高対策についても論戦が交わされている自民党の総裁選。序盤の情勢をめぐり、JNNが議員の動向を独自に調査したところ、小泉農林水産大臣が全体の3割弱を固め、リードしていることがわかりました。
林芳正 官房長官(64)
「おー!すいません、お仕事中に」
自民党 鈴木宗男 参院議員
「いやいやいやいや、頑張ってください。えらい今、上り調子。今週いっぱいが勝負ですから」
きょうも精力的にあいさつ回りや地方視察などをこなす候補者たち。
来週の土曜日に迫る投開票。国会議員票と党員票、295票ずつ合わせて590票で争われ、1回目の投票で過半数を得る候補者がいなかった場合には、上位2人による決選投票がおこなわれます。
JNNがきょうまでに国会議員の動向について独自に調査したところ、全体の3割弱にあたるおよそ80人が小泉氏を支持していることがわかりました。
麻生派や解散した旧派閥に加えて、無派閥だった議員など幅広い支持を得ていることがわかります。
小泉氏を追うのが、林氏と高市氏です。両氏とも、およそ50人の支持を獲得し、林氏は所属していた旧岸田派を中心に、高市氏は旧安倍派や保守系議員らを軸に支持の拡大を図っています。
上位3人にやや、水をあけられているのが小林氏と茂木氏です。小林氏は中堅・若手を、茂木氏は自らが率いた旧茂木派を基盤に、それぞれ30人前後の支持を固めています。
優位な展開となっている小泉氏ですが、きょう、総裁選での広報をめぐり謝罪に追い込まれました。
小泉進次郎 農水大臣(44)
「私自身も知らなかったこととはいえ、申し訳なく思います」
小泉陣営で広報担当の牧島・元デジタル大臣の事務所が動画配信サイトに、小泉氏に好意的なものや、ほかの候補者への批判とも受け取られかねない例文を示し、書き込みを要請していたのです。
どんな例文かというと…
「これは本命候補でしょ」
「泥臭い仕事もこなして、一皮むけたのね」
「ビジネスエセ保守に負けるな」
小泉陣営の“失策”に党内からは様々な声が…
他の陣営幹部
「こんなのルール違反だろう。本来なら選挙戦から撤退すべきだ」
小泉陣営議員
「ネット上で批判されて話題になる。議員票と党員票のどちらにも影響がでるだろうね」
小泉進次郎 農水大臣(44)
「参考例の中に一部行き過ぎた表現があったことについては適当ではなく、再発防止を徹底をして、引き続き、緊張感を持って総裁選に臨みたい」
総裁選挙管理委員会の逢沢委員長は「他陣営から正式な抗議はない」とした上で、こうくぎを刺しました。
自民・総裁選挙管理委 逢沢一郎 委員長
「陣営間の感情的対立を煽るようにならないことを期待をすると申し上げておきたい」
JNNの独自調査ではおよそ2割の国会議員が態度を明らかにしておらず、候補者は地方視察や業界団体との懇談会などを通じて、勝敗に大きな影響を与える「党員票」の獲得に向け、本腰を入れていく見通しです。
793
:
OS5
:2025/09/27(土) 07:04:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bf05f8c960e1d72cca688f3aa891f343e62210a
不採算2区間「自社運営」 上市―滑川、五百石―岩峅寺 富山地鉄、自治体と協議継続
9/27(土) 5:00配信
北國新聞社
北國新聞
経営難が続く富山地方鉄道(富山市)の不採算区間の本線上市―滑川間と立山線五百石―岩峅寺間について、地鉄側が自社単独で運営を継続する方針であることが26日、分かった。地鉄は行政の支援が得られなければ、不二越・上滝線を含めた3路線の一部区間を来年11月に廃止する予定で、県や沿線自治体との協議期限を12月末に設定する中、関係者からは「一方的な言い分だ」との声も出ている。
富山地鉄は25日、ウェブサイトに掲載した文書で、上市-滑川と五百石-岩峅寺の両区間について、旅客流動や利用者ニーズなどを踏まえた公共性の観点から従来通り自社単独での運営が適切とした。
一方、地鉄が廃止検討区間に位置付ける本線の滑川-宇奈月温泉間と立山線の岩峅寺-立山間は、県と沿線市町村が鉄道線のあり方検討会の分科会で支援や運行形態を協議している。
地鉄の担当者は県民や沿線住民の十分な理解、コンセンサスが得られてこそ運営の継続が可能になるとし「自治体側と協議を引き続き重ねたい」と話した。
地鉄の廃止方針を巡っては、県議会や沿線の市町議会から異論が続出。新田八朗知事が10日の県議会代表質問で「一方的に決めるのではなく、話し合って進めることが大事だ」と丁寧な対話を呼び掛けた経緯がある。
794
:
OS5
:2025/09/27(土) 07:05:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/2fabea8969cc8f1a1340f6cc3ca66dafdd5ab749
牧島かれん元デジタル相が小泉進次郎氏陣営の「総務・広報班」班長辞任 ステマ要請で引責
9/27(土) 0:03配信
産経新聞
牧島かれん元デジタル担当相(松井英幸撮影)
自民党総裁選に立候補した小泉進次郎農林水産相の陣営で「総務・広報班」班長を務める牧島かれん元デジタル相が26日、班長を辞任したことが関係者への取材で分かった。牧島氏の事務所がインターネット上の配信動画に小泉氏を称賛するコメントを投稿するよう要請するメールを陣営関係者に送っていたことが判明し、小泉氏が謝罪する事態となっていた。
【写真】父親まねた?髪形チェンジしていた頃の進次郎氏
牧島氏が同日、小泉陣営の選対本部長を務める加藤勝信財務相に辞任を申し出た。牧島氏は産経新聞の取材に対し自身の事務所に殺害予告などの脅迫メールが寄せられていると明らかにした上で、「総裁選では自民再生に向けた議論が行われるべきだと思い、班長から降りることにした」と語った。
795
:
OS5
:2025/09/28(日) 22:27:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/db42c3551403c4fbf9013f93454eb2e9bed9f0c6
麻生太郎の不気味な動き、したたかに立ち回る林芳正陣営...。自民党総裁選の隠れたキーマンたちのサバイバル暗躍に注目!
9/28(日) 7:45配信
386
コメント386件
週プレNEWS
自民党総裁選に立候補した5人
9月7日の石破茂首相の辞任表明を受け、ついに動き出した次の総裁=総理選びの戦い! だが、今回の総裁選は永田町を取材する記者からすると「いつもと様子が異なる」という。
参院選の敗北を受け、崖っぷちに立つ自民党の"解党的出直し"の行方は? そして、権力を維持せんとうごめく者たちの思惑とは? ディープに取材した!
* * *
■前回総裁選の失敗を生かして......?
いよいよ、自民党総裁選(9月22日告示、10月4日投開票)がスタートする。石破茂首相の辞意表明を受け、自民の新しいトップ、総裁を決める戦いだ。
選挙は党所属の国会議員と党員・党友が投票する「フルスペック型」となる。
国会議員票(295票)と、同数の党員・党友票の計590票で争われ、1回目の投票で過半数を獲得する候補がいない場合、上位2人による決選投票で当選者を決める。そのときの投票総数は議員票295票、地方票47票(各都道府県1票)の計342票となる。
出馬に名乗りを上げたのは小泉進次郎農林水産相(44歳)、高市早苗元総務相(64歳)、林芳正官房長官(64歳)、茂木敏充前幹事長(69歳)、小林鷹之元経済安全保障担当相(50歳)の計5人。
レースの行方を全国紙政治部デスクがこう占う。
「小泉氏と高市氏がほぼ横並びでトップを競り合っている。それを穴馬的存在の林氏が追う展開。小林、茂木の両候補は上位2位までに残るのはかなり厳しい状況です」
各候補の特色をジャーナリストの須田慎一郎氏に解説してもらった。応援団のメンツを見ると、その候補の立ち位置がよくわかるという。
「小泉さんを推すのは旧岸田派、菅グループなどが中心。党の重鎮、ベテランが多く、経済財政的ポジションは改革重視。規制緩和をして民間投資を引き出し、経済成長しようという新自由主義的傾向が強い。外交的には中国に親和的です。また、国の借金を減らすことに熱心なため、減税には後ろ向き。そのほかにもリベラル的性向もあり、選択的夫婦別姓導入、LGBT支援には割と寛容です。当然、小泉さんもこうした政治家のひとりに分類されます」
それでは初の女性首相の期待がかかる高市氏は?
「高市さんを支援するのは旧安倍派所属の議員や当選5回以下の若手が中心。経済財政的には国の赤字を恐れずにまずは政府支出を増やして民間経済を刺激し、成長しようというリフレ派のポジションです。また、外交では中国に警戒的。家族を重視するなど保守性向も強く、夫婦別姓やLGBT支援には反対の議員が多い。高市さんも同様です。
こう見ると、小泉推しのグループと高市推しのグループは同じ自民党議員でも政策的には真逆、水と油の関係にあると言えます。残りの3人で言うと、林さんは小泉さんの立ち位置に近く、茂木さん、小林さんは小泉、高市両氏の中間といったところでしょう」
ただ、総裁選のレースの行方は刻一刻と変化するのが常だという。ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。
796
:
OS5
:2025/09/28(日) 22:27:29
「昨秋の総裁選で石破首相が集めたのは議員46票、党員・党友108票の計154票。この石破票がどこに流れるかで、レース模様は大きく変わる。ただ、派閥が解消され、過去の総裁選のように派閥領袖の号令で票がまとまって動くことは少なく、議員個々人の判断で投票先を決めるケースが増えているため、票読みはかなり難しくなっています。
石破票もその多くは小泉支持に回るとみる向きもありますが、確定的ではない。場合によっては昨年の総裁選で独走予想もあった小泉さんが失速して3位に沈んだように、今回もトップ2のふたりのどちらかが失速し、3位予想の林さんが浮上して決選投票に駒を進めるというシナリオもありえます」
自民党関係者はこう話す。
「唯一派閥を維持している麻生派の動きからも目が離せません。
前回の総裁選で麻生派は高市さん推しだったが、今回はどうなるか、まだ不透明なままです。前回、麻生派が高市プッシュで動いたのは麻生太郎さんが筋金入りの石破嫌いだったからで、特に高市さんを気に入っていたからではありません。
麻生さんの目標は主流派として党内で影響力を振るうこと。麻生さんと小泉さんの関係は悪くない。もし、小泉当選が濃厚なら、勝ち馬に乗れとばかりに、決選投票で派閥票を乗せてきてもおかしくない。
麻生派は43人の大所帯で、石破票同様にその動き次第で総裁選レースの行方は大きく変わりかねないのです」
総裁選に関しては、その行方以外にも疑問がある。それは、なぜ党員全参加の「フルスペック型」にもかかわらず、12日間の短期決戦になったのかということだ。
自民党国会議員秘書がこう苦笑する。
「それには表の理由と裏の理由があります。表の理由は政治空白をできるだけ短くして、世論の批判を避けたいということ。
総裁選は自民の都合で行なうものですから、だらだらと時間をかけていたら、『自民は物価対策もしないで何を長々と総裁選びしているんだ』と国民に叱られてしまいます」
それでは裏の理由とは?
「小泉さんへの配慮でしょう。前回の総裁選で、小泉さんは候補者討論会のたびに議論に詰まるなど、経験不足を露呈して失速した。選挙期間が短ければ、討論会の回数も減り、その分リスクヘッジできる。
総裁選スケジュールを決めた党の執行部は森山裕幹事長以下、小泉さんを石破路線の継承者と見なしてプッシュしている。短い選挙にして小泉さんがボロを出さないようにしたんだと思います」
797
:
名無しさん
:2025/09/28(日) 22:27:53
■新総裁の条件は"野党力"?
今回の総裁選を取材する記者たちの間でしきりに交わされるセリフがある。それは「これまでの総裁選で見たことのない景色が広がっている」というものだ。前出の政治部デスクが言う。
「総裁選取材で自民党の議員らに会うと、やたらと野党の話題が飛び出るんです。総裁選は自民党内の選挙ですから、話題になるのは各派閥の動向と相場は決まっている。ところが、今回は旧派閥の動きそっちのけで、野党の動きばかりが話題になっている。こんなことは初めてです」
こうした総裁選を巡る環境の変化について、前出の鈴木氏が言う。
「直近の2度の国政選挙で自公は過半数割れの大敗を喫し、総裁を選んだ後に控える国会での首班指名で、自公が確実に勝つという保証がなくなってしまった。
首班指名を勝ち取り、その後の国会運営、法案成立を進めるには野党の協力がどうしても必要となる。そのため、総裁選ではどの野党と組むかなど、連立の拡大や組み替えが重要な論戦テーマとして浮上しているというわけです」
前出の自民秘書も続ける。
「今回の新総裁は各派閥から広く支持を集めるだけでなく、野党との太いパイプを持ち、連立を見据えた交渉ができる能力があることが当選の条件です。
野党から総スカンを食らって、不信任案を可決されでもしたら、内閣総辞職か総選挙に追い込まれるリスクもある。いわば、野党と協調できる『野党力』が各候補には問われているんです。だから、これだけ野党の動向や反応が総裁選の話題に上るのでしょう」
実際、各候補も党内の実力者を後回しにしてまでも、まずは野党の有力者と会談してその「野党力」の高さをアピールするシーンが目立つ。
「例えば小泉さん。このところ、野党の政治家とのツーショットが多いんです。
まずは8月21日、日本維新の会代表の吉村洋文大阪府知事と万博会場に現れ、会見で『共に改革の魂を持っている』と互いを持ち上げてみせた。そして9月に入ると、今度は台風15号の被害視察を口実に静岡入りし、現地が地元の国民民主党の榛葉賀津也(しんば・かづや)幹事長とツーショットに収まっています。
9月上旬、小泉不出馬説が政界にまことしやかに流れましたが、精力的に野党リーダーとの会談をこなす小泉さんを見ている記者たちの多くは『小泉さんは必ず出馬する』と聞き流していました」(前出・政治部デスク)
となると、気になるのが連立相手の党名だ。現在、衆院で自公は過半数に13人足りない。その穴を埋める議席数を持っているのは立憲民主党(147)、維新(38)、国民民主(27)の3党になる。
ただ、立憲は野党第1党としてあくまでも政権奪取の旗印を立て続けなくてはならない立場だ。そのため、現状では維新、国民が現実的な連立相手として浮上している。前出の須田氏が説明する。
「永田町では小泉さんが首相になれば、そのときの連立相手は維新、高市さんならば国民民主と予想する向きが多い。小泉さんと維新、高市さんと国民の政策が、それぞれ共通点が多いためです」
ただ、実現性という面からすると、維新の連立入りの可能性が大だという。
「一貫して連立入りを否定する国民民主に対し、維新が徐々に連立へとかじを切っていると見えるフシがあるんです。維新には高校無償化や社会保険料の引き下げで自公と合意し、そのお返しとして25年度本予算に賛成したという実績もある。
公明が15年近くも国交大臣ポストを独占しているように、維新も連立入りすれば規制改革関連の大臣ポストを得て、衰え気味の党勢が盛り返す可能性もある。連立入りは維新にとってもかなり魅力的な話なんです」(前出・政治部デスク)
■"多党化"の世界で密室談議を続ける日本の政治風土
一方で、水面下ではドロドロした既得権益狙いの動きも見られる。その一例が9月9日に開かれたある食事会だ。
「林官房長官と馬場伸幸前維新代表、そして旧二階派の継承者で今は落選中の武田良太元総務相の3人が都内の中華料理店で2時間余りの会食をしたんです。林さんと馬場さんは初対面。武田さんは去年の総選挙で地元の福岡11区に維新が立てた候補に負けました。
つまり、武田さんにとって維新は絶対に許せない敵役なんです。その3人が顔をそろえる。永田町が『総裁選後の首班指名、維新連立入りを見据えた密室での談合か?』とざわついたことは言うまでもありません」
798
:
OS5
:2025/09/28(日) 22:28:03
この食事会の意味を前出の須田氏はこう読み解く。
「3位予想の林氏、維新内で吉村グループに押し出されて冷遇されている馬場氏、そして旧派閥は二階俊博元幹事長の政界引退で縮小傾向、自身は落選中という武田氏と、3人はいずれも苦境にある。
そんな3人がポスト石破の新政権で主流派として復権すべく、あれこれ密室で談議している。そう受け止められても仕方ない顔ぶれであり、タイミングということ。実際、それに近い話もあったはずです」
前出の政治部デスクもこう同意する。
「総裁選前のこのタイミングですから。林支持グループ、旧二階派の投票行動、さらにはその後の首班指名で維新が自民の新総裁に票を寄せてくるのかどうか、連立入りをするのかどうか、食事会を口実にポスト石破選びの勝ち組として生き残るための談合が始まったと勘繰られるのは当然でしょう。
ただ、こうした動きは氷山の一角です。自民党内でポスト石破後を見据えた水面下での魑魅魍魎(ちみもうりょう)めいた動きはもっと活発化していると思います」
こうした動きに、前出の鈴木氏がこう苦言を呈する。
「ヨーロッパでは多党化が定着し、議会で単独過半数を取る政党がほとんどない。そのため、選挙の100日くらい前から、多党連立を前提にどの党と組んでどんな政策を実現するのか、徹底的に公開で議論するシステムが整備されています。日本も当分は多党化の時代が続くでしょう。
だったら、自党の政策を明確にする前にやたらと野党との連立を求めてラブコールを送ったり、密室で事前謀議をしていると疑われたりするような行ないは自重すべきです。
首班指名も連立交渉も密室で裏交渉するのでなく、ヨーロッパ諸国のように表舞台で堂々とやってほしい。
こんな旧態依然の政治手法がまかり通るようでは、日本の政治がますます劣化するのではないかと心配しています」
多党化時代を迎えた日本の政治シーンが次のステップへと飛躍するのか、それとも依然くすぶったまま低空飛行を続けることになるのか? 今回の自民総裁選は日本政治の未来を占う試金石になるかもしれない。
写真/共同通信社
799
:
OS5
:2025/09/28(日) 23:16:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c0caa02b490de0d5f754924e1cf490d7848c81f
小泉氏と高市氏が先行し林氏が追う展開も決選投票の公算、「連立」トップは維新…読売調査
9/28(日) 21:46配信
読売新聞オンライン
自由民主党本部
自民党総裁選(10月4日投開票)を巡り、読売新聞社は国会議員の支持動向を調査した。自民支持層を対象とした電話調査から試算した党員・党友票と合わせると、上位2人による決選投票となる公算が大きく、小泉進次郎農相(44)と高市早苗・前経済安全保障相(64)が先行し、林芳正官房長官(64)が追う情勢だ。2割弱の票の行方は不明で、誰が決選投票に勝ち残るかは流動的な面がある。
【ランキング】党首の好感度、一番高いのは誰?
総裁選は、国会議員票295票と同数の党員・党友票の計590票を争う。第1回投票で過半数を得た候補がいなければ決選投票となり、議員票295票に加え、各都道府県で党員・党友票の得票が多い候補に1票ずつ47票が割り振られる。
国会議員の支持動向は28日時点で90%に当たる265人から意向を聞き取るなどして確認した。小泉氏が71人と最多で、林氏が52人、高市氏が38人、小林鷹之・元経済安保相(50)と茂木敏充・前幹事長(69)が各29人となった。「未定」「答えない」が46人、未回答が30人いた。
自民支持層調査は、27〜28日に47都道府県で行い、9195人の回答のうち、自民を支持すると答えた3143人の回答を分析した。どの候補を最も支持するかを尋ねたところ、小泉氏が40%で、高市氏が25%、林氏が16%と続いた。小林氏が5%、茂木氏は4%で、9%は支持候補を明らかにしなかった。このうち党員・党友と答えた519人では、小泉氏41%、高市氏28%、林氏13%、小林氏8%、茂木氏4%だった。
自民支持層の回答を基に党員票を試算すると、小泉氏120票、高市氏75票、林氏48票、小林氏14票、茂木氏11票となった。議員票との合計では、小泉氏191票、高市氏113票、林氏100票、小林氏43票、茂木氏40票だった。得票率は小泉氏で3割にとどまっており、決選投票にもつれ込む可能性が高まっている。
高市氏支持者は国民がトップ
自民党支持層調査で、立憲民主、日本維新の会、国民民主の3党のうち、自民、公明両党の連立政権に加わるならどの政党が最も望ましいかを尋ねたところ、トップは維新の35%で、国民民主は22%、立民は15%だった。総裁選で支持する候補者ごとに見ると、高市早苗氏を選んだ人では国民民主39%が維新28%を上回ったが、その他はいずれも維新が最多で、小泉進次郎氏を挙げた人では維新41%、立民17%、国民民主16%の順だった。
新しい総裁に最も優先して取り組んでほしい政策や課題を8項目から選んでもらうと、「物価高対策」が最多の32%で、「外交や安全保障」16%、「景気や雇用」14%、「社会保障」10%、「自民党改革や政治資金問題への対応」8%などと続いた。
800
:
OS5
:2025/09/28(日) 23:37:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/66eb53b61423946062a531cae700c63100743f60
「自分以外で総理になってほしい人は?」手が止まる4候補 林芳正氏だけは…総裁選討論会
9/28(日) 7:00配信
産経新聞
自民党総裁選のネット討論会で「自分以外に投票するなら」という問いに対し、林芳正官房長官(中央)以外は指を出さなかった=27日午後、東京都世田谷区(相川直輝撮影)
自民党総裁選(10月4日投開票)の5候補が27日夜、東京都内で臨んだ討論会「ひろゆきと語る夜」で自分以外に首相になってほしい候補を挙げるよう求められた際、林芳正官房長官以外の4候補が応じなかった場面があった。高市早苗前経済安全保障担当相は「難しい」と漏らし、小泉進次郎農林水産相も「うーん」と苦笑いを浮かべた。
【写真】世良公則氏のベースに合わせ、ドラムを叩く高市早苗氏
■「目をつむってやりませんか」
討論会を主宰する実業家のひろゆきさんが「最後に一個いいですか。自分以外に、この人が総理大臣になってほしいと思う人を指さしてもらいたい」と突如提案した。
上位2人による決選投票を見据え、連携を模索する意中の候補を明らかにしたと映りかねない行為といえ、小林鷹之元経済安保相も表情を硬くするなど候補の中に微妙な雰囲気が漂う。「目をつむってやりませんか」と助け舟を出したのが林氏だった。
その後、司会者はひろゆきさんに討論会の感想を尋ね始めるなど5候補に対し1分超の考える時間を確保。ひろゆきさんが「どの人が総理大臣に向いていると思いますか。せーの」と促したが、4候補の手は動かないまま。
司会者は「最後にすごい時間がやってきました」と述べ、討論会を締めくくった。
目をつむった林氏が指を向けた先は茂木敏充前幹事長だった。(奥原慎平)
801
:
OS5
:2025/09/28(日) 23:38:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f38157c0306212397e267a304d4a3852b4704e6
自民総裁選動向調査 小泉氏が議員票の3割固める 林氏は前回から上積み公算、情勢流動的
9/27(土) 19:47配信
産経新聞
自民党総裁選 議員票の行方は…
10月4日投開票の自民党総裁選で、産経新聞社は党所属国会議員の動向を探った。小泉進次郎農林水産相(44)が議員票295票のうち約3割を固め、選挙戦を優位に進めている。林芳正官房長官(64)は所属していた旧岸田派を中心に2割弱に達し、さらなる上積みを狙う。一方、約2割の議員の対応が明らかになっておらず、情勢はなお流動的だ。
【ひと目でわかる】候補者5人はバズってる!? ユーチューブ公式チャンネル活用法を徹底比較
高市早苗前経済安全保障担当相(64)を支持するのは旧安倍派や保守系議員が中心で、議員票は1割強にとどまっている。前回総裁選の1回目投票では72票を獲得したが、今回も同程度まで積み上げられるかどうかは微妙な情勢だ。ただ、党員・党友票(295票)は報道各社の調査で上位2人以内に入る勢いで、議員の判断に影響する可能性がある。
小泉氏は、党内唯一の派閥である麻生派や、解散した5つの旧派閥、無派閥問わず幅広い議員の支持を受ける。前回獲得した議員票ではトップの75票を超える勢いだ。
林氏の陣営は旧岸田派が中核を担う。石破茂首相の側近議員らも支援に回っており、行き場を失った「石破票」などを取り込んで、前回の38票を上回る可能性がある。
小林鷹之元経済安保担当相(50)は所属していた旧二階派や地元・千葉県選出の議員らで約1割を固めたが、伸び悩んでいる。旧茂木派議員を中心に支援を受ける茂木敏充前幹事長(69)も1割弱にとどまる。もっとも、1回目の投票ではいずれの候補も過半数には届かず、上位2人による決選投票となる見込みだ。
20、21両日に実施した産経とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で、次の総裁にふさわしい人物を尋ねたところ、「自民支持層」の回答は、小泉氏35・2%▽高市氏22・5%▽林氏18・6%▽茂木氏5・3%▽小林氏4%。ただ、実際の党員の動向とは異なる可能性がある。
802
:
OS5
:2025/09/29(月) 09:04:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2eea5037bf4b400c548e29c4689fc77fb719860
小泉進次郎氏が自民党総裁選の決選投票をにらんで2人の元首相に“特大手形”発行か 岸田文雄氏に副総理兼外相、菅義偉氏には党副総裁へ就任要請の可能性
9/29(月) 7:14配信
NEWSポストセブン
長老たちにも“特大手形”発行か(左から岸田文雄氏、菅義偉氏/時事通信フォト)
小泉進次郎・農相、高市早苗・前経済安保相、林芳正・官房長官、茂木敏充・前幹事長、小林鷹之・元経済安保相の5人が立候補した自民党総裁選では、序盤から小泉氏のリードが伝えられている。物価高対策などの課題が解決できる新しいリーダーとして支持を集めているのであればいいのだが、内実は違う。党内の有力者の意向のままに大臣ポストが配分される、古い自民党長老政治の再生産なのである。小泉選対では菅義偉・元首相が顧問、加藤勝信・財務相が本部長に就任し、60人以上の議員が何かの役職について党員票集めに動いている。そして、入閣を約束する「大臣手形」を切り札に、ライバル陣営切り崩しを進めているという。その内幕を抉る。【全4回の第2回。第1回から読む】
【一覧】副総理は岸田文雄氏、幹事長は高市早苗氏… 早くも出回る「小泉進次郎内閣の顔ぶれ」
決選投票に向けた旧岸田派との"密約"
小泉陣営は決選投票への備えも抜かりはない。
総裁選は1回目の投票で誰も過半数を取れなければ上位2人の決選投票が行なわれる。投票するのは国会議員295人と都道府県連代表(各1票)だ。
小泉氏は出馬演説で「一致団結」を掲げ、他の4人の候補の能力を持ち上げたうえで、「総裁選が終われば、みんなで国民のために、ひたむきに汗をかく」と挙党体制を敷くことを強調した。政治評論家の有馬晴海氏はこう語る。
「いきなり演説で総裁候補全員にポストを与えると公約したわけですから、決選投票になった場合には3位以下の候補からしっかり票をもらおうというしたたかな計算がある」
言ってみれば、決選投票をにらんでライバル候補にまで大臣手形をバラ撒いたのである。
そして小泉氏と高市氏の決選投票になれば、キャスティングボートを握ると見られるのが旧岸田派だ。政治ジャーナリスト・藤本順一氏はその旧岸田派と小泉陣営には決選投票に向けた"密約"があると指摘する。
「林氏という自前の総裁候補を抱える旧岸田派は他の3候補には推薦人を出していないのに、小泉陣営にだけは2人の推薦人を出した。これは『小泉・高市の決選投票になれば林陣営、つまり旧岸田派は丸ごと小泉を推す』という合意があることを示唆している。だから推薦人の2人は林氏を裏切ったというわけではなく、派閥の了解のうえで、いわば合意の"保証人"として進次郎氏の推薦人に加わったと考えたほうがいい」
さらに小泉陣営はその旧岸田派を率いる3長老の一人、岸田前首相に特大の大臣手形を切る人事構想を持っているという。藤本氏がこう続ける。
「小泉内閣が誕生すれば、岸田文雄・前首相を『副総理兼外相』として入閣を求める可能性がある。政治キャリアを考えると小泉氏が総理・総裁になっても政権を安定させるのは容易ではない。
そこで総理経験者の長老である岸田氏に内閣の要、主流派が政権を支える象徴として副総理に入ってもらい、外務大臣を兼務してもらう。岸田さんは退陣後も外交に意欲的で今年4月には石破茂・総理の前捌きとして東南アジアを歴訪し、8月に横浜で開かれたアフリカ開発会議では議長代理を務めた。そうしたことを踏まえての、小泉氏との阿吽の呼吸で副総理兼外相に就任する」
第2次安倍内閣で党内基盤を強化するため首相経験者の麻生氏が副総理兼財務相に起用された。そのやり方を彷彿させる人事構想だ。
3人の長老のもう一人、菅義偉・元首相はもともと小泉氏の後見人的存在であり、今回の総裁選では小泉選対の顧問を務めている。「小泉総裁になれば、菅さんは副総裁に留任して文字通り後見人として強い発言権を持つでしょう」(藤本氏)
(第3回に続く。第1回から読む)
※週刊ポスト2025年10月10日号
803
:
OS5
:2025/09/29(月) 09:09:37
https://www.news-postseven.com/archives/20250929_2067125.html?DETAIL&utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
自民党総裁選を優勢に進める小泉進次郎氏 他陣営を切り崩す「大臣手形」という“切り札”、最重要ターゲットは麻生太郎氏、岸田文雄氏、菅義偉氏の3長老
5人が立候補した自民党総裁選では、序盤から小泉進次郎・農相のリードが伝えられている。物価高対策などの課題が解決できる新しいリーダーとして支持を集めているのであればいいのだが、内実は違う。党内の有力者の意向のままに大臣ポストが配分される、古い自民党長老政治の再生産なのである。何が起きているのか、内幕を抉る。【全4回の第1回】
他陣営を崩す「大臣手形」という“切り札”
小泉進次郎・農相、高市早苗・前経済安保相、林芳正・官房長官、茂木敏充・前幹事長、小林鷹之・元経済安保相の5人の論戦が続くなか、
「1回目の投票で過半数を取り、一気に勝負を決める」
と大号令をかけたのが、優勢と見られている小泉氏の陣営だ。
自民党総裁選は国会議員票(295票)と約92万人の党員・党友票(295票に換算してドント方式で各候補に配分)の合計で決まる。
新聞各紙の世論調査では高市氏の支持が多いが、自民党支持層に限ると逆転し、小泉氏の支持率は2位の高市氏を大きく引き離している。
「党員票は実数で4割取れば過半数に近い配分になる。決選投票に持ち込まずに1回目の投票で勝つには国会議員票を過半数より上積みする必要がある」(小泉陣営の議員)
小泉選対では菅義偉・元首相が顧問、加藤勝信・財務相が本部長に就任し、60人以上の議員が何かの役職について党員票集めやライバル陣営切り崩しを進めている。
効果的なのが入閣を約束する「大臣手形」だ。
ポストの約束は優勢な候補でなければ効果が薄い。小泉氏ならではの“切り札”と言える。
「総裁選の告示前から入閣情報が乱れ飛び、小泉陣営は他候補の陣営の切り崩しに動いていた。派閥全盛期の総裁選と変わらない」(中間派議員)
推薦人の顔触れにそれが現われている。
小泉氏は対立候補の1人、茂木氏が率いた旧茂木派から加藤財務相を推薦人代表の選対本部長に据え、他に3人の旧茂木派議員を推薦人に加えた。
「大臣手形で加藤氏を釣って、茂木陣営を切り崩した」(同前)
その小泉氏が最重要ターゲットにしているのが、麻生太郎氏、岸田文雄氏、菅氏という3人の首相経験者だ。
政治評論家の有馬晴海氏はそこにも大臣手形が切られていると見る。
「進次郎氏は3人の長老に挨拶に行った。それは他の候補も同じだが、総裁になっても長老たちに頼らなければ党運営、政権運営ができないからです。総裁選への協力をお願いするのだから、当然、見返りが必要になる」
たとえば、今回の総裁選に候補を擁立しなかった麻生派約50人の票は総裁選の行方を左右すると見られている。
「麻生派は林陣営を除く4人の候補に推薦人を貸しているが、顔触れを見ると、小泉氏の推薦人になった中西健治、牧島かれん、田中和徳の3人は新入閣、再入閣の待望組。麻生さんは派閥の入閣候補3人を全員小泉陣営に預けたわけで、これは進次郎氏が一番有力だと考えているとのメッセージに見える。勝利すれば小泉内閣でこのなかから大臣が選ばれる可能性が濃厚です」(有馬氏)
(第2回に続く)
※週刊ポスト2025年10月10日号
804
:
OS5
:2025/09/29(月) 16:28:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/e32cd8e3e7ff52d4f8346cb8dbaab360b349f1e6
【解説】総裁選は小泉氏、高市氏、林氏のうち2人の決選投票の見方 林氏“猛追”は安定感と石破首相発言追い風か 小泉陣営は強気の見方
9/29(月) 12:24配信
FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン
投開票まであと5日となった自民党の総裁選挙。
今後の総裁選情勢について、国会記者会館から木村祐太記者が中継でお伝えします。
猛追する林氏がトップ争いに食い込む情勢となり、1回目の投票で誰も過半数を取れず、小泉氏、高市氏、林氏の3人のうちの2人の決選投票になるとの見方が飛び交っています。
林氏急伸の理由について周辺は、討論でライバルの能力を称賛したり、英語でスピーチしたりする「安定感」にあると分析し、「石破首相が『自分の政策を引き継ぐ候補が良い』と言ったことも追い風になっている」と話しています。
ただ、世論調査では小泉氏、高市氏に続く3位で、国会議員票と同じウェートを持つ党員票で追い上げを図れるかが焦点です。
投稿要請問題の影響が懸念される小泉氏ですが、29日朝も複数の周辺議員が「本人も謝罪したし影響は少ないだろう」「議員票トップは変わらない」と強気の見方を示しています。
一般の世論と党員票の動向は異なるとの見方もあり、小泉氏が優勢を維持するか注目されます。
高市氏は議員票が3位ですが、周辺は「議員を説得している。1票ずつ積み上げたい」と話す他、「党員票で圧倒し、議員の心理に働きかける」と意気込んでいます。
決選投票が確実視される中、各陣営の決選投票での戦略にも注目が集まりはじめています。
フジテレビ,政治部
805
:
OS5
:2025/09/29(月) 16:30:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe3b790599560272365e70658935dad40700852e
「ステマ問題」が総裁選に与える影響「小泉、林で決選投票になった場合…」ベテラン記者予測
9/29(月) 16:01配信」相関図
小泉陣営の議員事務所が陣営関係者に「ニコニコ動画」に小泉氏への称賛コメントを書くよう要請したとする問題。コメントの中は「ビジネスエセ保守」と、保守色の強い高市早苗・前経済安保担当相に向けたとみられる内容もあった。星氏は「今回の問題、一応候補者同士は冷静にというか平静を見せてますけど。高市さんの陣営からすると『ビジネスエセ保守』とか言われて相当頭にきている人たちがいますよね」と話した。
番組では、この日発表された読売新聞の調査による「自民党総裁選の情勢」を紹介。小泉氏、高市氏の順で、それを追う林芳正官房長官と状況を伝えると、星氏は「小泉、高市さんで決選投票になった場合はそれで競い合うんですが、仮に小泉、林で決選投票になった場合ですね。高市さんの票がどこに行くのか」と想像。また「どちらかというと小泉さんの方が林さんより保守派なので、従来は高市さんの票は小泉さんに行くんじゃないかと言われいたんだけど、このステマ問題で高市陣営の票がもしかしたら林さんの方に一部流れるんじゃないかと。小泉さん(の陣営)に悪口言われたわけですからね」と苦笑した。
星氏は「この問題は全体にも影響、とりわけ決選投票になった場合に影響してくる可能性が出てきましたね」と話していた。
806
:
OS5
:2025/09/29(月) 20:59:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/e35cf43d6ba7a2489c7312a3d2f7d3fcec293078
連立拡大、臨時国会までの調整焦点 与党に10月中旬召集案 自民総裁候補、維・国へ照準
9/29(月) 19:01配信
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コメント12件
時事通信
自民党総裁選に出馬した候補者。(写真左から)小林鷹之氏、茂木敏充氏、林芳正氏、高市早苗氏、小泉進次郎氏
政府・与党は新首相の指名選挙を行う臨時国会を10月14日以降に召集する検討に入った。
同4日投開票の自民党総裁選を受けたもので、政権安定へ連立の枠組み拡大を探る時間を確保する。各候補は日本維新の会や国民民主党に照準を合わせるが、政策協議や選挙区調整は難航が必至。召集までに話し合いがどこまで進むかが焦点となる。
自民幹部が29日に明らかにした。30日に立憲民主党と国対委員長会談を行い、日程調整に入る。
首相指名選挙は召集日に実施する想定。直近3回の総裁選では2〜5日後に新首相を選出した。10日後でも異例と言え、早期開会を求める野党が反発する可能性もある。
議員票固めでリードする小泉進次郎農林水産相(44)は、連立協議に一定の時間を要するとの考え。28日のNHK番組で「信頼関係を構築し、その先に出てくるのが連立だ」と語った。小泉氏が勝利すれば、国会開会を10月20日ごろに先延ばしするとの見方もある。
小泉氏を支える菅義偉元首相は24日、維新の遠藤敬国対委員長と国会図書館で会談。菅氏に近い森山裕幹事長も25日に遠藤氏と会談した。物価高対策を議論したとされ、連携の地ならしだったとの観測も出ている。
一方、首相指名選挙までに新たな連立枠組み合意を目指すと明言するのが高市早苗前経済安全保障担当相(64)。選挙区調整は先送りする考えで、NHK番組では「最初の組閣から(野党に)加わってもらう」と踏み込んだ。
立民が主張する「給付付き税額控除」導入に前向きで、他候補が消極的な消費税減税も、食料品の税率引き下げを「排除しない」との立場。国民民主や参政党が検討する「スパイ防止法」整備も公約に盛り込んでいる。
林芳正官房長官(64)は早期に党首会談を開き、連立協議を呼び掛ける方針だ。2025年度補正予算の年内成立を視野に、早期妥結に至らない場合も案件ごとの合意で政権を運営する構えを示す。
茂木敏充前幹事長(69)は岸田政権で国民民主の連立入りを模索した経験も踏まえ、「最低でも(来年1月の)通常国会が始まるまでには進めたい」とする。小林鷹之元経済安保相(50)は「連立はベスト」としながらも、憲法改正や安保など基本政策の一致を重視する考えを示している。
807
:
OS5
:2025/09/29(月) 21:11:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e27a2709f12987b8ca92bfbe2456a4629fc62b8
自民党総裁選で小泉氏、高市氏を猛追 「ピンチヒッター」の林氏に勢い 麻生氏の鶴の一声が焦点か
9/23(火) 19:31配信
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AERA DIGITAL
自民党総裁選候補の林芳正氏
石破茂首相の後任を決める自民党総裁選には5人が立候補した。メディアの調査などでは、小泉進次郎農水相と高市早苗前経済安保相がトップを競り合っている情勢で、林芳正官房長官、小林鷹之元経済安保相、茂木敏充前幹事長が続くという順だ。小泉氏と高市氏の決選投票になるという見立てが多いなか、ここにきて支持を広げてきているのが、林氏だ。
【写真】まるでキングメーカー3人の”悪だくみ”? 首相経験者3人の意味深な表情の一コマ
* * *
岸田文雄元首相が率いた旧岸田派のナンバー2の座長だった林氏。9人が乱立した昨年9月の総裁選にも立候補し、1回目で65票(議員票38票、党員票27票)を獲得したが、これは高市氏、石破氏、小泉氏に次ぐ4番目の得票だった。
石破政権では官房長官を務めたほか、これまで外相、防衛相、文科相、農水相など、どの候補よりも重要閣僚を歴任している。音楽好きとしても知られ、外相時代にイギリスのG7の夕食会で、即興でピアノを演奏したエピソードは有名だ。昨年の総裁選でも、演説会前に控室で他の候補を前に演奏し、それがSNSにアップされると「いいね」が数多くついていた。
「昨年はとうてい勝ち目はない出馬で、総裁選後の有力なポスト確保が狙いだった。しかし、今回は手ごたえがある」
と、林氏を応援する旧岸田派のA議員は顔をほころばせる。
■林陣営が取り込み狙う「石破票」
このA議員は、総裁選の1回目の投票でトップに立つのは小泉氏だとみている。林氏が決選投票に進むためには議員票、党員票とも昨年から上積みして、高市氏を上回る必要があるとみる。
まず議員票。林氏の陣営が狙っているのは、昨年の総裁選で石破氏がとった「石破票」だ。
昨年の総裁選で石破首相が勝ったのは、旧岸田派の票が決選投票で石破首相に流れたことが大きかったのは知られるところだ。A議員が振り返る。
「決選投票に高市氏が出てくれば、旧岸田派はそうでない候補にと決まっていた。たぶん、旧岸田派やそれに近い議員から、40から50票は石破首相に乗ったと思う。私も石破首相に1票でした」
昨年の決選投票で石破氏が獲得した議員票は189票。「高市氏以外」を求めた議員が多かったとすれば、今回は小泉氏にも多く流れるだろうが、林氏も高市氏よりは一定数取り込めるとみられる。
「小泉氏や高市氏の陣営は『石破おろし』を目論んだ議員がそれなりに支援をしている。うち(林氏)の陣営は『石破おろし』にはほとんど参戦していないことが強み」(A議員)
808
:
OS5
:2025/09/29(月) 21:12:01
■まだ派閥に指令を出していない麻生氏
一方、高市氏は昨年の総裁選では1回目の投票で議員票72票を獲得したが、これは石破首相誕生を阻止しようとする麻生太郎最高顧問が率いる麻生派が高市氏を支援したことが大きかった。だが、石破氏が首相となり、麻生派は非主流派に転落。現在、麻生氏は高市氏支持を明確にしていない。麻生派のB議員が説明する。
「どうすれば主流派に返り咲けるか、総理に影響力を行使できるかが最大のポイントでしょう。昨年は麻生氏から『高市だ』と指令がありました。今年はまだ何もありません。党内唯一の派閥で結束は固いので、親分麻生氏の鶴の一声で、一気に動きます」
また、高市氏の支持の中核である旧安倍派は、裏金問題が影響して、昨年の総裁選後にあった衆院選、参院選で議員を大きく減らしている。これも林氏には有利に働くはずだ。
A議員とB議員が持っていた自民党内の「票読みリスト」では、議員票は小泉氏が約110票を獲得すると予想されているのに対して、高市氏は40〜50票と昨年よりかなり減らす数字になっていた。そして林氏は60〜70票と高市氏を上回る勢いだった。
一方、党員票はどうか。
記者が自民党県連幹部らに取材すると、真っ先に名前が挙がるのは小泉氏だが、次いで出るのは高市氏と並んで林氏だった。
「小泉氏はまだ若すぎる。高市氏は政治手腕より、右寄りのイデオロギーが先行した感があります。野党と連立を組まないといけない難しい政局。林氏の安定感は魅力です」
などと林氏を推す声があった。ただ、一方で、
「林氏は安定しすぎて何もせず、解党的出直しと言っていたのが反故にされそう」
と心配する意見もあった。
かつて自民党宏池会(旧岸田派)の職員だった政治評論家の田村重信氏はこう話す。
「昨年の総裁選で林氏が勝てる見込みは正直、なかった。しかし今回は違います。長く重要閣僚をやり、官房長官で露出回数が増え、ピアノ外交などでそれなりに知名度があがってきた。また、旧岸田派もまだまだ結束力は固い。前回は、高市氏が急上昇して決選投票にまで進出してアッと驚かせた。今回、その可能性があるのは林氏でしょう」
809
:
OS5
:2025/09/29(月) 21:12:15
■小泉首相だと「世代交代が進んでしまう」
林氏が1回目の投票で高市氏を上回り、小泉氏vs.高市氏という決選投票の構図が、小泉氏vs.林氏という展開になるとどうなるか。
「小泉氏の最大の武器は若さと突破力、勢いです。一方、林氏は小泉氏に欠けている経験と安定感が売りです。この2人が決選投票になれば、林氏は石破首相の継承を訴えており『石破票』も期待できる。旧岸田派の援護も盤石です。旧茂木派は小泉氏が首相になると一気に世代交代が進んでしまって茂木氏の出番がなくなるので、林氏のほうが組みやすい。同じ理由でベテラン議員や地方からも、林氏に票が集まる可能性があります」(田村氏)
林氏が外相になったときは、当時の幹事長だった甘利明氏が衆院選の小選挙区で敗れた責任をとって辞任、当時外相だった茂木敏充氏が幹事長に就任したため、後を引き継いだ。官房長官に就任したときも、前任の松野博一氏が裏金問題で更迭されたためだった。2度目の農水相になった際も、西川公也農水相が政治資金疑惑で辞任したのを受けた再登板だった。
何度もピンチヒッターとして登場してきた林氏。誕生日が1月19日なので「永田町の119番」と自ら語っているほど、ピンチに登場する人物だ。
林氏は9月23日の総裁選の共同記者会見でも、
「閣僚経験でも先発より抑えのほうが多かった。誕生日にちなんで119番と言われております。厳しい局面での経験をさせていただいた」
とアピールした。
自民党史上初の「総裁選前倒し」の動きが高まり、自民党が分裂寸前に石破首相が辞任したという危機を経ての総裁選。自公連立政権は衆参とも過半数割れという緊急事態にある。このピンチに舵を取る総裁も、「119番」の林氏になるのだろうか?
(AERA編集部・今西憲之)
今西憲之
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