【10月24日 AFP】セルビアで22日、旧ユーゴスラビア王家の末裔(まつえい)が結婚式を挙げた。100年近く前、当時のユーゴスラビア王アレクサンダル1世(King Aleksandar I)が結婚した時は豪雨の中、10万人以上がベオグラード(Belgrade)市街を埋めつくして祝ったが、今回は旧王家として数十年ぶりの結婚式だったにもかかわらず大衆紙以外のメディアにはほとんど無視され、全く気付かなかったセルビア人もいたことだろう。
ミハイロ・カラジョルジェビッチ(Mihailo Karadjordjevic)氏(30)は、ベオグラード生まれの薬剤師、リュビカ・リュビサブルイェビッチ(jubica Ljubisavljevic)さんと、旧王家の墓所があるセルビア中部オプレナツ(Oplenac)の聖ジョルジェ正教会(Orthodox Church of St George)で挙式した。
出席者はユーゴスラビア王国最後の皇太子、アレクサンダル2世(Crown Prince Aleksandar II)をはじめ外国の使節ら300人。教会の外に集まった一般市民はわずか150人だった。
ジエバ氏はソーシャルメディアに自分のヌード写真を投稿したことがある他、その後2014年に失脚した親露派のビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)前大統領の出身政党「地域党(Party of Regions)」にアシスタントとして勤務した経験もある。同党は解散状態にあるが、ジエバ氏だけが存在感を強めてきた。
極東からEU、中東への輸送ルートとしては、船便、中国大陸鉄道ルート経由(CLB:China Land Bridge)、シベリア鉄道(TSR)経由がある。日本から欧州へは海運で40日、CLB、TSRルートで10日〜15日。中国ルートは複数の国にまたがるけれど、シベリア鉄道はロシア一国の管轄だから改良しやすい。近代化と高速化を実現すれば、数日から4日程度に短縮できるとも言われている。