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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

1とはずがたり:2014/05/04(日) 19:49:37
東欧・ギリシャ正教・中央アジア・旧ソ連諸国・シベリアなど

新疆とかは大中華スレとは棲み分け微妙な感じで場合によってはこちらにも。

前スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/?q=%A5%A6%A5%AF%A5%E9%A5%A4%A5%CA

2とはずがたり:2014/05/04(日) 19:50:52
盛り上がるウクライナ問題で旧スレがいっぱいになってきたので独立新設。

将来的に立てたいと思ってる印度スレとも中央アジアあたりで被りそうな予感。。

3とはずがたり:2014/05/04(日) 19:52:08
ウズベクに円借款へ…火力発電所の建設後押し
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/625
2014年05月04日 13時55分

 ウズベキスタンは親日国で知られ、政府は、発電所や鉄道の建設、空港の整備などに必要な資金について、政府開発援助(ODA)を行ってきた。これまでは一つの案件で最大約350億円だった。今回は初めて、複数の案件を対象にした支援に踏み切る。

 今回の協力をきっかけに、天然ガスなどの資源が豊富なウズベキスタンとの関係を一段と強めたい考えだ。同国は人口約2800万人で、中央アジア5か国の中で人口が最も多い。毎年8%以上の経済成長が続いているが、電力の供給体制の充実が課題となっている。

4とはずがたり:2014/05/04(日) 19:54:34
7912 名前:とはずがたり 投稿日: 2014/05/04(日) 17:18:42
>ロシアは、ウクライナ危機の収拾策として、同国での連邦制導入やロシア語の国家公用語化などを要求している。
ロシアがクリミア併合しているから丸で説得力ないけど本来真っ当な施策である・・。

ウクライナ 一触即発の膠着状態 強制排除、難航/露は介入に含み
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140426091.html
産経新聞2014年4月26日(土)07:56

地図
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/ampo/s_snk20140426091.jpg

 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナで5月25日に予定される大統領選まで1カ月を切った。だが、東部ではロシアの関与を疑われる親露派武装勢力が中枢施設の占拠を続け、ウクライナ暫定政権の強制排除作戦は難航している。武装勢力は大統領選の合法性を認めない構えだ。ロシアはウクライナ国境地帯で大規模な軍事演習を開始し、同国情勢は一触即発の危うい膠着状態に入った。
                   ◇
 暫定政権は24日、治安部隊と軍による強制排除作戦の再開を宣言し、東部スラビャンスク近郊で親露派の設けた3カ所の検問所を一時掌握。戦闘で親露派に5人の死者が出た。しかし、ロシア軍が同日、ロストフ州など国境地帯での演習を始めたのを受け、暫定政権側の部隊は市中心部への進軍を停止した。

 露メディアによると、軍事演習には8千人以上が参加。ウクライナ暫定政権関係者は25日、スラビャンスクを封鎖する戦術に切り替えたことを明らかにした。

 ロシアは、ウクライナ危機の収拾策として、同国での連邦制導入やロシア語の国家公用語化などを要求している。ウクライナ東部に自国の影響力を行使できるような政体を樹立するのが狙いだ。プーチン露政権は暴力停止や武装解除をうたった「ジュネーブ合意」に違反していると暫定政権批判を強め、軍事介入にも含みを残している。

 東部で「ドネツク人民共和国」を名乗る親露派勢力は24日、大統領選の効力を認めないと宣言し、「共和国」の地位と帰属先に関する住民投票をドネツク、ルガンスク両州で5月11日に行うと強調した。

 最新の世論調査によると、23人が出馬している大統領選では、親欧米派の実業家、ポロシェンコ議員(48)が支持率48%と他候補を大きく引き離している。親欧米派のティモシェンコ元首相(53)が同14%、親露派のチギプコ元副首相(54)が同7%で追う展開だ。

 ロシアの主張する「連邦制」については、ドプキン・ハリコフ州前知事(44)と共産党のシモニェンコ第1書記(61)の2候補が賛意を示しているものの、支持率はそれぞれ約6%と振るわない。ウクライナ政界では、親欧米派の強い西部と親露的な東部・南部の対立により、現行の政治制度が機能不全に陥ったとの共通認識ができつつある。

 ただ、東部の将来的なロシア編入につながりかねない「連邦制」への警戒感は強く、ポロシェンコ氏ら主要候補は「脱中央集権化」という表現で政治改革を主張している。東部の親露武装勢力が呼びかける地域独自の住民投票も主要候補に受け入れられるものでなく、隔たりを埋める道筋は見えていないのが実情だ。

5とはずがたり:2014/05/04(日) 19:57:00
7910 :とはずがたり:2014/05/04(日) 12:40:53

危険な新枢軸が出来たとしても欧米の市場を全部切り捨てて新枢軸で経済的に成功するのは無理だろうからなぁ。。
ただウクライナ新政権の民族主義的偏向は徹底的に警戒すべきであろうから指摘は重要である。

2014.3.29 11:41
【佐藤優の地球を斬る】危険な露・中・イランの「新枢軸」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/7910

 ロシアは、二国間交渉を積み重ねることによって、帝国主義的な勢力均衡外交を始めると筆者は見ている。米欧と日本がロシアを追い詰めると、ロシアは中国とイランへの戦略的接近を強め、モスクワ・北京・テヘランの「新枢軸」が形成される。

 ロシアが中国に接近すれば、直ちに中国軍が尖閣諸島に上陸するというような見方もあるが、筆者はそのような見方にはくみしない。中国はそのような冒険をして経済制裁によって、エネルギーの輸入ができなくなることを懸念しているからだ。ロシアにも中国のエネルギー需要を全面的に賄う余裕はない。

 ただ、ロシア、イラン、中国が戦略的提携を深めれば、中国はロシアとイランから安定的にエネルギーを確保するシステムを構築することができる。そのとき中国は、本格的な膨脹戦略を取ることになる。国際連合はもとより、国際連盟が成立する以前の、帝国主義のゲームのルールがよみがえりつつある。ただし、以前の帝国主義と異なるのは、ロシアと中国が核保有国で、イランも核開発を進めていることだ。

 焦眉の課題は、ロシア語を常用するウクライナ人とロシア人が多数派を占めるウクライナの東部と南部における国境線を維持することだ。そのためには、ウクライナ新政権のエスノクラシー(自民族至上主義)に歯止めをかけなくてはならない。欧米の政府とマスメディアは、ウクライナ西部のガリツィア地方に拠点を持つ、「自由党」の危険性を過小評価している。「自由党」は国際基準では、ネオナチに相当するような政治勢力だ。この点に関するロシアのマスメディアの報道は間違っていない。ウクライナで生じている事態をわれわれ日本人は等身大で見ることが重要と思う。

 国際秩序をこれ以上、混乱させないようにするためには、ウクライナを連邦化することが必要だ。ウクライナの東部と南部に広範な自治権を持つ地方政府を形成する。そして、キエフの中央政府が、地方政府とロシア語を常用する人々、ロシア国籍保持者の人権を保障することを約束する。ウクライナを連邦化すれば、ロシアもキエフの新政権を承認する。

 事態をこのまま放置しておくとウクライナの東部と南部で、ロシアへの編入を求める住民投票の動きが強まる。先手を打ってウクライナが連邦化すれば、ロシアもクリミア方式の介入を避けると思う。(作家、元外務省主任分析官)

6とはずがたり:2014/05/04(日) 19:59:08
ウクライナ南部に衝突拡大、火災も…46人死亡
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140503-OYT1T50100.html?from=ycont_top_txt
2014年05月03日 20時42分

 【ドネツク(ウクライナ東部)=工藤武人】ウクライナ南部の港湾都市オデッサ中心部で2日、親欧州派主体のウクライナ暫定政府の支持者と親ロシア派住民との衝突があり、親露派が占拠した建物の火災に発展した。

 地元検察幹部は3日、火災など一連の衝突で計46人が死亡したことを明らかにした。火災は暫定政府の支持者による放火との見方が出ている。

 2月のヤヌコビッチ政権崩壊以降、一度の衝突での犠牲者では最多となった。親露派武装集団が行政府庁舎の占拠を続けるウクライナ東部の混乱が、南部に波及した。また、暫定政府のアワコフ内相によると、東部ドネツク州では3日、暫定政府の治安部隊が、スラビャンスクに近いクラマトルスクで武装集団の強制排除に向けた軍事作戦を続行。暫定政府内務省は3日、クラマトルスクが治安部隊の統制下に戻ったと発表した。

 オデッサでは、石や火炎瓶などを使った双方の衝突が2日午後に市内中心部で始まり、少なくとも4人が死亡。その後、労働組合のビルに移動した親露派の集団と、外で包囲した暫定政府支持派の集団とが火炎瓶を投げ合っているうちに火災になったとみられ、約40人が死亡した。一酸化炭素中毒や逃げようとして建物から飛び降りたのが死因で、約210人が治療を受けた。

2014年05月03日 20時42分

7とはずがたり:2014/05/04(日) 20:00:10
ウクライナ外務副大臣、庁舎占拠に強い懸念
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140426-OYT1T50141.html?from=yartcl_popin
2014年04月26日 20時27分

 【ニューヨーク=加藤賢治】ウクライナ暫定政府のルブキフスキ外務副大臣は25日、国連本部で記者会見し、ロシア軍が国境近くに展開していることについて「(ウクライナが侵攻される)危険な状態との情報がある」と述べた上で、「いかなる侵攻に対しても、我々は母国を防衛する。ロシアは軽率な行動をやめるべきだ」と警告した。

 また、ウクライナ東部で親ロシア派武装集団が庁舎などの占拠を続けている事態に強い懸念を表明。ロシアはジュネーブ声明を順守していないと非難した。

8チバQ:2014/05/05(月) 21:47:55
新スレおめでとーございます!

9とはずがたり:2014/05/06(火) 11:41:11
>>8
よろしくお願いします♪

10とはずがたり:2014/05/06(火) 11:41:27

現行のロシア経済が開放的で更に保護主義で短期的にロシアが富むと云うシナリオだけど,ロシアは外資のエネルギー利権が接収されたりして不透明な感じだし,今,海外にある資産が国内に環流するとしてどの程度国内産業の投資需要を賄えるのか?とちょっと疑問に感じる所も多い。
俺はロシアのクリミア強奪は割と仕方が無いと思ってるけど,西側が何もしないと云うのは良くないから経済制裁を課すという事実は必要だろうと思うが,それをした上で,ウクライナの連邦制やロシア語の地位保全と云ったロシアの要求を認め,ウクライナ国内の民族過激派を抑圧する方向で西側もカレツキー氏の云う所の「難しい外交交渉や議論」をすべきであろう。

コラム:対ロシア制裁が効かない理由=カレツキー氏
2014年 05月 4日 10:48 JST
アナトール・カレツキー
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPKBN0DK00T20140504

[1日 ロイター] - 米国と欧州が先に発動した対ロシア追加制裁が、ロシアの通貨ルーブルとモスクワ株式市場の上昇につながったのはなぜだろうか。

このパラドックスを理解するには、英コメディー番組「Yes Minister」を思い起こすといいだろう。主人公である間の抜けた政治家は、危機に直面するたびに同じ発言を繰り返す──「何か行動を起こさねばならない。これがその何かだ。ゆえにこの行動を起こさねばならない」。

この三段論法で問題となるのは、何らかの行動を起こすことが、何もしないことより悪い結果を引き起こす可能性だ。ウクライナ危機をめぐりロシアに経済制裁を科すという西側の判断は、その典型的な例だ。

ロシア抑止を目的に欧米諸国が発動した制裁は哀れなほど効果のなさを露呈し、欧米の確信の欠如や計画性のなさを強調するだけの結果となった。一方その間、ロシアのプーチン大統領は、目標として掲げていたであろう2つのことを成し遂げた。1つは、クリミア編入を既成事実にする暗黙の了解を国際社会から得たこと。もう1つは、ロシアが敵対姿勢を続ける限り、ウクライナの暫定政権は国内分裂を防げない「無力な存在」であるということをトゥルチノフ大統領代行に認めさせたことだ。

経済制裁が失敗に終わるであろうと考える理由は他にも存在する。

第一に、ウクライナ国境をめぐる軍事問題がいつの間にか西側とロシアの経済衝突に変化したことにより、中国やイスラエルなどが、自国の領土問題を軍事的に解決しようと考える可能性が出てきた。

その動機を理解するには、米ハーバード大学のマイケル・サンデル氏が著書「それをお金で買いますか:市場主義の限界」で示した道徳的な難題を考えるといい。同書によると、イスラエルの保育所は、子どもを迎えに来る時間に遅れた親に罰金を科すことにしたが、その結果、時間に遅れる親が前よりも増えたという。親は時間通りに迎えに行く道徳的義務を感じなくなり、時間を厳守する代わりに、罰金をベビーシッター料金とみなすようになったからだ。

つまり、この保育所は意図せずに、これまでの道徳的な関係を経済的な関係に変えたということだ。同様に、欧米諸国による対ロシア制裁は、軍事・外交問題を経済的な問題に変化させている。

オバマ大統領もこの点を明確にしており、自身の行動を説明する際に「一段の代償」や「ロシア経済に対して」などの言葉を繰り返し使用してきた。しかしロシアにとっては、ルーブル安や経済停滞は、クリミア奪回のためには支払う価値のある「代償」であるのは明らかだ。おそらく中国も尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐって同様の結論に達するだろう。

では、ウクライナをめぐる軍事・外交問題を経済問題に変えたことが誤りであるならば、西側は制裁を科す代わりにロシアとの軍事衝突を選ぶべきだったのか。答えは明らかにノーだ。その理由は、西側が犯した第二の戦略ミスにある。

11とはずがたり:2014/05/06(火) 11:41:55
>>10-11
現代の民主主義では、軍事行動は、十分な議論や外交努力などの手段が尽きた後、真の脅威や道義的問題などへの措置として「特別な状況下」のみで検討される。しかし欧米の指導者らは、難しい外交交渉や議論を避けるための「楽な選択肢」として経済制裁を使っている節がある。

欧米の指導者らは、国境を侵すことは不可能で、民主的な正統性を持つのはウクライナ政府のみだとする姿勢を崩さず、結果的にウクライナとロシアに交渉の余地は与えられなかった。

そして、ロシアの軍事行動にいち早く経済制裁で応じるとの決定は、逆説的な効果をみせた。ウクライナの憲法改正をめぐる外交交渉は、長期にわたり複雑化したとしても、全ての当事者が受け入れる妥協を生み出していた可能性がある。しかし西側は長引く外交交渉よりも即時の経済制裁を選び、軍事衝突が起こるに十分な状況を作り出した。

もちろん長期的には、欧米諸国がロシア経済を破綻させ、同国の軍事力を損ね、最終的にウクライナでのロシアの優勢を変えることは可能だろう。ロシア経済は輸入に依存した弱い基盤の上に成り立っており、輸入の原資となるのは石油とガスの輸出だけだ。しかしこの考えは、外交交渉を経済措置に取って替える西側の戦略の最後の欠陥につながる。

国外にあるロシア資産が制裁の深刻な影響を受け始めれば、ロシアの新興財閥は海外資産をロシア国内に還流させることを余儀なくされ、短期的にはプーチン氏に有利に働くだろう。また長期的にみれば、ロシア経済の孤立化はさらに予想に反する結果を生み出す可能性もある。

ロシア経済は現在、他の中所得国に比べ、国際競争から国内産業を保護することにそれほど注力しておらず、驚くほど開放的だ。しかし経済制裁によってロシアが保護主義に走れば、国内の製造業やサービス産業は、たとえ質と生産性は西側の基準を大きく下回ったとしても、今より大きく成長することはほぼ間違いない。

西側からの輸入に頼る現在の消費社会にロシアが背を向け、旧ソ連式の自立やブラジルのような保護主義に向かい、アパルトヘイト(人種隔離)時代の南アフリカのように孤立した場合、ロシアはどのような政治的影響を受けるだろうか。

自信を持って回答できる人はいない。しかし、数年または数十年にわたり世界から孤立していた他国の例をみれば、ロシアの新興財閥が保護主義を掲げるロシアでより多くの富を手にし、プーチン大統領はさらなる権力を得る可能性がある。そして、ロシアの軍事力は衰退よりむしろ増強が進むだろう。

これが経済制裁の意図するところでないことは確かだろう。

*筆者はロイターのコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。

*アナトール・カレツキー氏は受賞歴のあるジャーナリスト兼金融エコノミスト。1976年から英エコノミスト誌、英フィナンシャル・タイムズ紙、英タイムズ紙などで執筆した後、ロイターに所属した。2008年の世界金融危機を経たグローバルな資本主義の変革に関する近著「資本主義4.0」は、BBCの「サミュエル・ジョンソン賞」候補となり、中国語、韓国語、ドイツ語、ポルトガル語に翻訳された。世界の投資機関800社に投資分析を提供する香港のグループ、GaveKal Dragonomicsのチーフエコノミストも務める。

12チバQ:2014/05/06(火) 22:41:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2014050600038
キエフ市長選、クリチコ氏が先行=ダース・ベイダーも候補
ウクライナの首都キエフの市長選に出馬している「ダース・ベイダー」候補=4月3日、キエフ(AFP=時事) 【モスクワ時事】ウクライナの報道によると、25日投開票の首都キエフ市長選の立候補届け出が締め切られ、選管は5日、19人を登録した。世界ボクシング評議会(WBC)元ヘビー級王者で親欧州連合(EU)派政党「ウダル」党首のクリチコ氏の当選が有力視されている。
 19人には映画「スター・ウォーズ」の悪役「ダース・ベイダー」に扮(ふん)した男性も含まれており、話題を呼びそうだ。キエフでEU加盟要求デモに参加したこの「ダース・ベイダー」をめぐり、選管は4月、同時実施の大統領選の立候補は却下していたが、市長選は認めた。(2014/05/06-05:19)

13チバQ:2014/05/06(火) 22:45:39
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2014050400035
ウクライナ、「内戦」の様相=庁舎占拠、戦闘で死者増加
3日、ウクライナ南部オデッサで、火災のあった労働組合会館前で警備に当たる警官(AFP=時事) 【モスクワ時事】ウクライナ東部ドネツク州では3、4両日、各地で親ロシア派のデモ隊・武装集団が新たに庁舎などを占拠し、軍・治安部隊との戦闘に発展した。双方の10人以上が死亡したとみられ、情勢は「内戦」の様相を帯びてきた。混乱が拡大すれば、25日の大統領選だけでなく、親ロシア派が11日の実施を要求する住民投票も困難になりそうだ。
 ロシア国営テレビによると、親ロシア派の「本丸」である州都ドネツクでは3日、自治権拡大などを求めて数千人がデモを行い、ウクライナ保安局(SBU)庁舎を占拠。「ドネツク人民共和国」旗を掲げた。
 州北部スラビャンスクは軍が包囲。隣町クラマトルスクでは、軍が検問所の制圧作戦を続行し、銃撃戦や爆発で兵士2人を含む約10人が死亡した。州北部コンスタンチノフカのテレビ塔をめぐっても親ロシア派と戦闘があり、軍に負傷者が出た。州南部マリウポリでも、親ロシア派が治安部隊と衝突した。
 一方、東部ルガンスクでは、迷彩服姿の武装集団が兵士募集所を急襲。銃撃戦で親ロシア派1人が死亡した。(2014/05/05-00:14)

14チバQ:2014/05/06(火) 23:09:03
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014050502000126.html
ロシア ネット規制強化 ブログ監視、閉鎖権限も
2014年5月5日 朝刊

 【モスクワ=宮本隆彦】ウクライナ危機をめぐり、事実上の軍事介入などを通じて「強い指導者」として支持率を伸ばすロシアのプーチン大統領が、インターネットの人気ブログの開設者に対し、政府への登録を義務付けるなどネット上の言論統制に乗り出した。ロシアでは、テレビや新聞などのマスメディアが政府系企業に牛耳られる中、ネット空間の言論はこれまで比較的自由が保たれてきたが、欧米による対ロ批判の強まりを受け、大統領自ら引き締めに乗り出した形だ。

 「インターネットは米中央情報局(CIA)のプロジェクトとして始まった」。プーチン氏はジャーナリストと対話した四月二十四日のテレビ番組で、ネットへの警戒感をあらわにした。

 ロシア議会上院は四月二十九日、一日当たり三千件以上の閲覧があるブログやウェブサイトの開設者に国のメディア監督機関への名前などの登録を義務付け、マスメディア並みの責任を課す法律の改正案を可決。大統領の署名を経て八月に施行される見通しだ。この法律では、ブログなどの開設者は掲載内容の事実検証を義務付けられる。選挙前に当局が扇動的とみなす内容の掲載も許されない。

 これに対し、国境なき記者団(本部パリ)は「ネットでの統制を強め、自由な言論空間をさらに狭めるものだ」と批判している。

 プーチン政権のネット規制をめぐっては、ロシア版フェイスブックと評されるソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)最大手「フコンタクチェ」の創設者パーベル・ドゥロフ氏(28)が四月下旬に国外に脱出。ドゥロフ氏は、ウクライナ危機をめぐりロシア当局から求められた個人情報の提供を拒んだ結果、フコンタクチェの運営会社を、プーチン氏の右腕とされる国営石油会社ロスネフチ社長のセチン氏に乗っ取られたと主張している。

 ロシアの法律では、メディアの監督機関は過激主義や自殺、違法薬物、許可のない抗議行動などを呼び掛けるサイトを閉鎖する権限がある。また別の法改正で二月からは、検察が過激主義や秩序破壊につながると判断したサイトを、裁判官の令状なしで閉鎖できるようになった。

15チバQ:2014/05/06(火) 23:45:47
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140506-OYT1T50011.html
ロシアとクリミア結ぶ橋建設、中国企業が受注へ
2014年05月06日 14時06分
 【モスクワ=緒方賢一】ロシア紙コメルサントは5日、ロシアが編入したウクライナ南部クリミア半島とロシアを結ぶ橋の建設を中国企業が受注すると報じた。

 今月後半に予定されるプーチン大統領の中国訪問に合わせて覚書が結ばれるという。ロシア編入後のクリミアに外資が参入する初の大規模公共事業となる。

 橋は黒海とアゾフ海をつなぐケルチ海峡(最も狭い部分で幅4・5キロ・メートル)にかけるもので、総工費は最大30億ドル(約3060億円)を見込む。ロシア南部クラスノダール地方とクリミアの間を車と列車で往来できるようにする。中国の国営企業が建設を請け負い、費用は中国の民間投資ファンドが融資する。橋だけとするか橋に海底トンネルを組み合わせるか検討中だ。

16チバQ:2014/05/07(水) 23:14:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140505-00000093-jij-int
殺気立つ火災現場=広がる憎しみの連鎖―ウクライナ・オデッサ
時事通信 5月5日(月)21時40分配信

 【オデッサ(ウクライナ南部)時事】親ロシア派と反ロシア派の衝突で、親ロ派が多数死亡したウクライナ南部オデッサの火災現場は5日、500人以上の親ロ派住民が集まって警戒中の警官に詰め寄ったり、ののしり合いが始まったりするなど殺気立った雰囲気が漂っていた。親ロ派は「自らの意見を表明しようとしていただけの人々が暫定政権に殺された」と主張しており、政権への憎しみが東部から南部にも広がっている。
 2日に火災が発生した5階建ての労働組合会館の内部は真っ黒に焼け焦げ、焦げた臭いが漂う。石片や粉々に割れた窓ガラスが散乱する中、親ロ派住民が次々に訪れ、花を手向けて犠牲者の写真に祈りをささげていた。

17チバQ:2014/05/10(土) 00:23:20
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2014050901001
親ロ派、住民投票へ気勢=ウクライナ東部








9日、ウクライナ東部ドネツクで開かれた対独戦勝記念日の集会で団結を示す親ロシア派

 【ドネツク(ウクライナ東部)時事】第2次大戦の旧ソ連の対独戦勝69周年記念日の9日、ウクライナ東部ドネツクでは、親ロシア派約5000人が市中心部の広場に集まり、11日に強行する自治権拡大の是非を問う住民投票に向け気勢を上げた。
 集会参加者はロシアや親ロ派勢力「ドネツク人民共和国」の旗を振りながら、ウクライナ軍と親ロ派武装集団が衝突するドネツク州スラビャンスクやクラマトルスクなどの都市名を連呼して、親ロ派の団結を誇示した。
 参加者の一人、タチヤナさん(40)は「住民投票実施は非常に良いことで、賛成に一票を投じる。ファシストの暫定政権に統治されたくない」と話した。(2014/05/09-20:54)

18チバQ:2014/05/10(土) 00:44:12
http://mainichi.jp/select/news/20140509k0000e030219000c.html

ポーランド:クリミア・タタール指導者に賞…露の反発必至

毎日新聞 2014年05月09日 12時20分(最終更新 05月09日 12時59分)




ジェミレフ氏=2014年5月8日、坂口裕彦撮影

ジェミレフ氏=2014年5月8日、坂口裕彦撮影


拡大写真

 【ウィーン坂口裕彦】ポーランド政府は、ロシアによるウクライナ南部クリミア半島編入に反対する少数民族クリミア・タタール人の指導者、ムスタファ・ジェミレフ氏(70)を今年創設した「連帯賞」の受賞者に決めた。同氏は8日、ウィーンで開かれた全欧安保協力機構(OSCE)の会合で「編入を即座に終わらせるため、国際社会は結束してほしい」と訴えたが、ロシアは反発を強めそうだ。

 同賞は、東欧民主化のさきがけとなったポーランドの自主管理労組「連帯」の活動を記念。シコルスキ外相は7日、「政治犯収容所に入れられた旧ソ連時代から長年、タタール人の権利や民主主義の拡大に尽力した」と授賞理由を語った。

 ジェミレフ氏は現職のウクライナ最高会議(国会)議員。ロシアからクリミア半島への「入国禁止処分」を受け、今月初めにも半島入りを阻止された。今年のノーベル平和賞候補にも挙がる同氏は8日の会合で「タタール人を追い出す動きが顕在化している」と訴えた。

19とはずがたり:2014/05/10(土) 19:20:38

プーチン氏、クリミア入り ロシア領土を誇示
- 共同通信(2014年5月9日17時49分)
http://news.infoseek.co.jp/article/09kyodo2014050901001355

 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は9日、第2次大戦勝利を祝う「対ドイツ戦勝記念日」に合わせて、3月にウクライナからの編入を強行したクリミア半島セバストポリに入った。編入後、ロシア大統領がクリミア入りするのは初めて。ロシア領になったと誇示する狙いがあるとみられる。

 セバストポリでプーチン氏は、黒海艦隊のパレードで演説し、クリミア半島が「祖国に戻った」と指摘し「全ての困難は乗り越えられる。われわれは一つになり、より強くなったからだ」と述べた。続いて市内でも演説し、クリミア編入は「歴史的な正義の回復と自決権の問題だ」と述べ、他国に尊重するよう求めた。

20チバQ:2014/05/11(日) 10:18:14
http://mainichi.jp/select/news/20140510k0000e030198000c.html

ウクライナ:混迷深まる 住民投票迫り衝突エスカレート

毎日新聞 2014年05月10日 11時34分(最終更新 05月10日 15時45分)




ウクライナ治安部隊から奪い取った装甲車に「ドネツク共和国」の旗を掲げる親露派=ウクライナ東部マリウポリで2014年5月9日、AP

ウクライナ治安部隊から奪い取った装甲車に「ドネツク共和国」の旗を掲げる親露派=ウクライナ東部マリウポリで2014年5月9日、AP


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ドネツク、マリウポリの位置

ドネツク、マリウポリの位置


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 ◇東部ドネツク州マリウポリで激しい銃撃戦

 【ドネツク(ウクライナ東部)真野森作】ウクライナ東部の分離独立を目指す親ロシア派勢力の住民投票が11日に迫る中、同地では親露派武装集団と暫定政権治安部隊の衝突がエスカレートする一方、未確認情報が飛び交うなど情勢は混迷を深めている。

 東部ドネツク州マリウポリでは9日、治安部隊と武装集団の間で激しい銃撃戦が発生。アバコフ内相は、警察署を襲った親露派側から死者約20人が出たと発表したが、これに対しAP通信は、政権側が非武装のデモ参加者に発砲したとの複数の目撃証言を報じた。

 現地の医療機関は、警察署の襲撃事件で少なくとも7人が死亡し、40人近くが負傷したと話しており、死傷者数も内相の発表内容と食い違っている。

 一方、現地の報道によると、正体不明の武装集団が9日夜にドネツク州の州都ドネツクにある国際赤十字社の事務所を襲撃し、居合わせた関係者数人を人質に取ったという。この集団は事務所内の医薬品なども奪い取った模様。既に関係者が解放されたとの情報もある。

 ロシア外務省によると、ラブロフ露外相は9日にケリー米国務長官と電話協議し、米政府が暫定政権側に対し強制排除作戦を中止するように影響力を行使すべきだと要求した。ラブロフ氏は全欧安保協力機構(OSCE)の仲介を柱として、暫定政権と親露派勢力の対話を早急に実現することも求めた。

 暫定政権のヤツェニュク首相は9日、OSCEとロシアが提案し、政権側も参加を表明している「円卓会議」について、今月14日にも開催すると表明した。だが、親露派側は会議への参加を表明しておらず、緊張緩和につながるかどうか不透明だ。

21チバQ:2014/05/11(日) 20:36:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140511/erp14051116430005-n1.htm
【ウクライナ情勢】
厳戒下、投票所に市民続々…「暴力が怖い」と棄権も
2014.5.11 16:43

11日、ドネツクで住民投票に投ずる女性(ロイター)
 「暴力が怖い」。親ロシア派組織がウクライナ東部で11日に強行した住民投票。迷彩服姿の男たちが自動小銃を構え厳戒態勢を敷く中、独立を支持する市民らが朝から続々と投票所に足を運んだ。ただ治安状況への不安から“棄権”を選ぶ住民の姿も見られた。

 東部ルガンスク中心部の学校では午前8時から投票を実施。ウクライナ旅券を手にした住民らが、透明の箱に次々と票を投じた。

 賛成票を入れたオリガさん(62)は「豊かな工業地帯の東部を食い物にしてきた西部とは関係を断つべきだ。孫や子どもたちの未来のため『独立』を選んだ」と興奮した様子で話した。

 一方、幹線道路のあちこちでロシア国旗を掲げた検問所が設けられ、親露派が車を1台ずつ止めて荷物を検査。目出し帽をかぶった男が声を荒らげ、普段は行わない身分証の提示を求める場面もあった。(共同)

22チバQ:2014/05/11(日) 20:36:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140511/erp14051115230003-n1.htm
【ウクライナ情勢】
親露派が東部で“独立”問う「住民投票」強行…自治拡大?露編入、玉虫色のまま
2014.5.11 20:00

11日、ドネツクで行われた住民投票に列を作る市民(ロイター)
 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナ東部のドネツク、ルガンスク両州で行政庁舎や警察署の占拠を続ける親ロシア派勢力は11日、両州の事実上の独立を問う「住民投票」を行った。ウクライナ憲法に違反している上、実施方法にも不透明な点が多く、同国暫定政権や米欧は結果を認めない立場だ。親露派が投票結果を根拠に独立を宣言した場合、ウクライナ情勢が一段と混迷するのは必至だ。

 「人民共和国」を名乗る親露派勢力は両州で計3千カ所の投票所を開設したとしており、「高い投票率」を予測している。ただ、住民投票の成立要件は設けられておらず、国際監視団の目も届かないのが実情だ。

 ウクライナ情勢をめぐっては、欧州安保協力機構(OSCE)が戦闘の停止や暫定政権と親露派の対話を軸とした危機打開策を打ち出し、調整が進められている。米国務省のサキ報道官は10日、「さらなる分裂と混乱を招く違法な試みだ」として投票結果を認めないことを明言した。

 プーチン露大統領も7日、住民投票の延期を呼びかけるなど微妙な距離をとっている。ロシアは最終的にウクライナに連邦制を導入させ、東部に影響力を行使する思惑だとする見方が強い。投票用紙の設問も「国家としての自立」について賛否を尋ねており、ウクライナ国内での自治権拡大や独立、ロシア編入など、今後の道筋に含みを残す形となっている。親露派は12日午後にも大勢が判明するとしている。

24とはずがたり:2014/05/12(月) 08:14:31
旧ユーゴスラビアもこちらでやります♪

7945 名前:チバQ 投稿日: 2014/05/10(土) 00:44:49

コソボ:6月8日に議会選 陸軍創設法案まとまらず
http://mainichi.jp/select/news/20140510k0000m030085000c.html
毎日新聞 2014年05月09日 22時25分

 【ウィーン坂口裕彦】民族問題を抱えるバルカン半島コソボのヤヒヤガ大統領は8日、議会選を6月8日に実施すると発表した。同国憲法は、重要法案を可決する際、全議員と少数民族議員のそれぞれ3分の2の出席を求めているが、「コソボ陸軍」の創設案に反発した少数派のセルビア系議員がボイコット。これを受けた議会が7日に解散を決めていた。ロイター通信などが伝えた。

 アルバニア系住民が多数を占めるコソボは2008年にセルビアから一方的に独立を宣言。昨年4月、欧州連合(EU)の仲介で、双方が関係改善への取り組みを進めることで合意した。セルビアはEU加盟手続きを急ぐが、コソボ陸軍創設には反対の立場で、関係が再び悪化する可能性がある。

7946 名前:チバQ 投稿日: 2014/05/11(日) 20:53:42

ボスニア紛争で破壊された図書館、22年ぶり再開
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20140511-00000013-jnn-int
TBS系(JNN) 5月11日(日)12時30分配信

 ボスニア紛争で1992年に破壊されたボスニア・ヘルツェゴビナの国立図書館が復元され、22年の時を経て、再び開館しました。

 ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボにある国立図書館は、ボスニア紛争中の1992年8月、セルビア人武装勢力がサラエボを包囲したのに伴い破壊されました。その際、200万冊近くの蔵書が焼失したといわれています。

 その後、建築家らが18年かけて図書館の建築様式について書かれた書類や図書館が写った写真などを集め復元。破壊されてからおよそ22年の時を経て、今月9日、開館しました。建物は、国立図書館のほか、市議会や美術館としても活用されるということです。

 「国際的で多民族的なサラエボから、平和と寛容と相互尊重のメッセージを送ります」(ボスニア・ヘルツェゴビナ バキル・イゼトベゴヴィッチ大統領)

 夜になると、図書館の外観にサラエボの歴史の節目を表すアニメーションが次々と浮かび上がり、その映像の変化を真剣な眼差しで見つめる市民の姿もみられました。

 6月には、第1次世界大戦勃発のきっかけとなったオーストリア皇太子暗殺事件から100年になるのを機に、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が図書館内で記念演奏を行う予定だということです。(11日14:49)

25チバQ:2014/05/12(月) 21:55:10
http://mainichi.jp/select/news/20140513k0000m030090000c.html
ウクライナ:欧安保機構、和平へ円卓会議目指す 
毎日新聞 2014年05月12日 21時11分(最終更新 05月12日 21時16分)

 【ブリュッセル斎藤義彦】欧州の安全保障機関・全欧安保協力機構(OSCE)は12日、ウクライナ国内の対話を進めるための「和平工程表」を欧州連合(EU)に示した。(1)暴力停止(2)円卓会議による対話(3)武装解除(4)大統領選挙実施−−を四つの柱にしており、今週中に「円卓会議」開始を目指す。欧米とロシアはOSCEの役割が重要としており、和平工程表が事態解決のカギとなりそうだ。

 OSCEの議長国スイスのブルカルテル大統領が12日、EU外相会議で明らかにした。同大統領は、「ロシアは住民投票を理解したが支持しなかった。話し合いの余地は残ってる」と述べた。

 議長によると、暫定政府だけでなく親露派も参加する円卓会議をキエフで開催する。イッシンガー元ドイツ駐米大使が共同議長をつとめる。もう一人の議長をウクライナ側から選ぶ。参加者などを確定し、13日に開く案が有力という。また武装解除はできるだけ早期に開始する。独仏首脳は15日から開始を提案している。

 OSCEは、25日の大統領選に向け監視員を1000人に増員する予定でウクライナ東部でも実施を目指す。

 ブルカルテル大統領は7日にロシアのプーチン大統領と会談した際、円卓会議など工程表について説明、基本的に了承を得ていた。

 欧米はOSCEが「混乱を収める決定的な役割を担う」(ティマーマンス・オランダ外相)として、円卓会議を支持してはいるが、ロシアの支援を受ける親露派を正式承認する意味もあり、かえって分裂を進めてしまうとの懸念もある。

 ただ欧米は「ほかに事態沈静化の方法はない」(外交筋)として対話を求める構えだ。

26名無しさん:2014/05/12(月) 21:59:23
http://mainichi.jp/select/news/20140512k0000e030190000c.html
ウクライナ:ドネツク 9割が「独立」選択 住民投票
毎日新聞 2014年05月12日 11時21分(最終更新 05月12日 12時01分)


住民投票の開票作業を行う選管メンバー=ウクライナ東部ルガンスク州で2014年5月11日、ロイター
拡大写真 ◇ルガンスク州も「独立支持が多数」確実に
 【ドネツク(ウクライナ東部)真野森作】ウクライナ東部ドネツク、ルガンスク両州の親ロシア派勢力が強行した事実上の独立の是非を問う住民投票は、11日夜(日本時間12日未明)締め切られた。ドネツク州の「中央選管」は即日開票の結果として、賛成票が89.07%に達したと発表した。ルガンスク州は投票率約81%で、独立支持が多数を占めるのは確実な状況。ウクライナ暫定政権や欧米は投票の正当性を否定しており、親露派が一方的に独立を宣言すれば情勢の一層の混乱は避けられない。

 親露派で構成する「ドネツク人民共和国」のリャギン中央選管委員長は11日深夜に記者会見し、反対票10.19%▽無効票0.74%▽投票率74.87%−−との開票結果を発表。「これが最終で公式の結果」と述べた。

 リャギン氏は「住民は自分たちの意思が国際法規で尊重されることを求めている。我々は自決権を要求する」と述べ、ウクライナの暫定政権を認めず、分離独立する方針を改めて主張。今月25日予定のウクライナ大統領選についても「ドネツクでは行われない」と明言した。

 ウクライナ大統領選の実施を情勢打開の必須条件とみる欧米は、東部情勢の混乱で大統領選が阻害された場合、親露派の後ろ盾とみるロシアに対し、経済制裁を発動する構えだ。

 投票を「違法」とみなす暫定政権側は11日もドネツク州内で武装勢力に対する軍事作戦を継続。州北西部クラスノアルメイスクでは銃撃戦が発生し、2人が死亡、2人が負傷したほか、投票が予定時間前に切り上げられたと伝えられている。

 ロシアのプーチン大統領は両州における公式結果発表を受けて、ロシア側の見解を明らかにする見通し。ペスコフ大統領報道官が12日付の露紙コメルサント(電子版)に語った。プーチン氏は親露派と暫定政権の対話開始を促す立場から、住民投票の延期を求めていたが、両州の親露派が要請を聞き入れず強行した形になっていた。

27名無しさん:2014/05/12(月) 22:00:08
http://mainichi.jp/select/news/20140512k0000e030191000c.html
ウクライナ:外国人記者あぜん…早い住民投票「開票結果」
毎日新聞 2014年05月12日 11時29分(最終更新 05月12日 13時03分)


親露派による住民投票の結果を発表し、質問に答える「ドネツク人民共和国」のリャギン中央選管委員長=ウクライナ東部ドネツクで11日夜、真野森作撮影
拡大写真 ◇海外からの選挙監視団なく、公正性担保に疑問の声
 【ドネツク(ウクライナ東部)真野森作】銃を持つ「警備員」が配置された投票所、透明な投票箱に折りたたまれずに投げ込まれた投票用紙、締め切り直後に発表された「開票結果」−−。ウクライナ東部ドネツク州とルガンスク州で11日に強行された住民投票では、ウクライナからの事実上の独立に賛成する票が多数を占める一方、満足な有権者名簿さえ用意されていない中でのずさんな「選挙」の実態が明らかになった。

 「ウラー(万歳)!」。親露派勢力が自称する「ドネツク人民共和国」のリャギン中央選管委員長が11日午後11時半(日本時間12日午前4時半)、州庁舎内で賛成票が89.07%に達したとする開票結果を発表すると、会場に詰めかけた活動家たちが歓喜の雄たけびを上げた。発表時間も投票締め切りからわずか1時間半後という早さだった。

 リャギン氏は賛成票の割合に続き、反対10.19%、無効0.74%と読み上げた。当初は最終投票率のみ発表するとされていた中での突然の発表に、会見に出席していた約50人の外国人記者たちの間にはあぜんとした空気が漂った。

 ドネツク州の有権者数は320万人超とされるのに異様な早さで結果が確定した点について問われると、リャギン氏は「反対票が少なく、開票作業が速やかに完了した」と強弁してみせた。

 今回の住民投票を巡っては、海外からの選挙監視団が不在のため、当初から公正性の担保に疑問があった。現場でも不自然な点が数多く、欧米メディアからは批判が集中した。親露派は批判を意識し、「記者たちに過程を公開する」と事前説明していたが、11日夜に記者がドネツク市内の投票所2カ所を訪れたが、共に門前払いされた。開票作業の公開は一部のみに限られた模様だ。

 また、ドイツ公共放送ARDは11日、投票日前に「独立賛成」と記入された数千枚に上る投票用紙を箱に入れ持ち運んでいた複数の男性が、暫定政権側に拘束された映像を放映。「独立に反対する住民の多くは、(親露派の)茶番劇を嫌って自宅に残った」との見方を報じた。

 結果発表の記者会見でも、投票の様子を取材した記者から「1人が複数回、投票した事例があった」と問われたが、リャギン氏は「身分証明書で確認している」と言下に否定。いくつかの投票所が締め切り時間の午後10時より前に閉鎖された事実については、「安全確保が第一のため、そうした措置がとられた」と釈明した。

28チバQ:2014/05/12(月) 22:00:59
http://mainichi.jp/select/news/20140512k0000e030176000c.html
法王エルサレム訪問:ユダヤとカトリック両教徒の関係強化
毎日新聞 2014年05月12日 10時36分

 ◇イスラエルの駐バチカン大使書面インタビュー
 【ローマ福島良典】世界約12億人のキリスト教カトリック信徒の頂点に立つフランシスコ・ローマ法王のエルサレム訪問(25〜26日)を前に、イスラエルのツィオン・エブロニー駐バチカン大使が毎日新聞の書面インタビューに応じた。大使は訪問が「イスラエルとバチカン、ユダヤ教徒とカトリック教徒の関係強化につながる」と指摘、中東に暮らすキリスト教徒の安全などについてバチカンと政治・戦略対話を開始したいとの考えを示した。

 フランシスコ法王は昨年7月、イタリアを除く就任後初の海外訪問先としてブラジルを訪れたが、訪問予定は前任のベネディクト16世時代に決まっていた。それだけに、大使は法王自らが決定したイスラエル訪問について「歴史的な重要性を持つ」と位置づけた。

 ユダヤ教とキリスト教の間にはイエスの処刑を巡る長年の確執があったが、イスラエルとバチカンは1993年に外交関係を樹立。だが、ベネディクト16世は2009年、ホロコースト(ナチス・ドイツのユダヤ人大虐殺)を否定した司教の破門を撤回し、イスラエルの反発を招いた。

 大使は「フランシスコ法王の在位中に両国関係が(相互)理解と対話の新しい段階に入るよう期待している」と述べ、(1)イスラム教徒が多数派を占める中東の少数派キリスト教徒の状況(2)イスラム過激派の台頭(3)内戦が続くシリア問題−−などについて「広範かつ本格的な政治・戦略対話を開始したい」と表明。バチカンとの間で、経済・金融分野で協力を進める協定に署名したいとの考えを示した。

 一方、中断しているパレスチナ自治政府との和平交渉について、大使は「世界的な地位と影響力を持つ法王が平和について語れば、前向きな効果を及ぼし得る。宗教指導者は時に紛争当事者間の信頼を高め、敵対を鎮めることができる」と述べ、法王訪問が中東和平機運に与える波及効果にも期待を寄せた。

 法王は就任前のアルゼンチン・ブエノスアイレス大司教時代からユダヤ教徒、イスラム教徒などとの交流、対話に取り組んできた。エルサレム訪問には旧知のユダヤ教とイスラム教の指導者が同行する。

29チバQ:2014/05/12(月) 22:01:26
http://mainichi.jp/select/news/20140512k0000m030118000c.html
ハンガリー:議会がオルバン首相を再選
毎日新聞 2014年05月12日 00時49分(最終更新 05月12日 00時53分)

 ハンガリー議会は10日、中道右派の「フィデス・ハンガリー市民連盟」党首のオルバン首相を再選した。AP通信が伝えた。

 オルバン氏は経済改革を進める一方、憲法裁判所の権限縮小などを実施、強権的な政治手法に欧州連合(EU)が懸念を示してきた。この日も就任演説で「(ハンガリーはEUの)メンバーだが人質ではない」と述べ、今後も国益を守り続けると強調した。

 4月の議会選では、フィデスと右派のキリスト教民主国民党の与党連合が全議席の3分の2に当たる133議席を獲得し、圧勝した。(共同)

30チバQ:2014/05/13(火) 00:11:44
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014051200983
大統領選「実施せず」=対決姿勢強める親ロシア派−ウクライナ東部
 【ドネツク(ウクライナ東部)時事】ウクライナ東部ドネツク州とルガンスク州で11日に行われた住民投票を受け、親ロシア派勢力が独立色を強め、親欧州連合(EU)派の暫定政権との対決姿勢をさらに鮮明にすることは確実だ。ドネツク州の親ロ派は、住民投票で約9割が事実上の独立に賛成したと発表。親ロ派幹部は12日、25日に予定されるウクライナ大統領選はドネツク州では行われないと述べた。
 ロシアのインタファクス通信によると、親ロ派勢力「ドネツク人民共和国」の幹部プシリン氏は11日、ドネツクにいるウクライナ軍について、「住民投票の結果が確定すれば、違法かつ占領者とみなす」と述べ、敵意をむき出しにした。さらに、プシリン氏は、早急に独自の政府と軍を発足させる意向を強調した。(2014/05/12-23:49)

31チバQ:2014/05/13(火) 00:26:04
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014051202000227.html
偽造賛成票1万枚押収 車で運搬 ネットに10万枚映像も
2014年5月12日 夕刊

 【ドネツク=石川保典】ウクライナ保安局(SBU)は十一日、東部のドネツクなど二州の事実上の独立を問う同日の「住民投票」をめぐり、独立の賛成票を偽造した投票用紙を一万枚押収したと発表した。

 保安局によると、ドネツク州南部のマリウポリ近郊で、ウクライナ軍が不審な車を見つけ、車内から賛成の箇所にあらかじめチェックが入った投票用紙が一万枚見つかった。保安局は車の男二人を拘束して調べている。

 ロイター通信によると、偽造投票用紙が見つかったのは、投票が始まった直後だったという。

 一方、同様に偽造した賛成票を車で運搬していた男三人が十日、マリウポリで軍に発見され、十万枚が押収されたとされる映像がインターネットに投稿された。真偽は確認されていない。

 住民投票は監視団の不在や、投票用紙のコピー防止機能がないなど、不正操作の恐れが指摘されていた。

 投票所では、家族や知人の身分証明書を持参して、身代わりで投票する人たちも各地で見られた。

 一方、ドネツク州のクラスノアルメイスクでは十一日、国家警備隊を名乗る部隊が投票所を封鎖。現地紙ウクラインスカヤ・プラウダによると、抗議に押し寄せた市民ともみ合いになり、発砲で市民一人が死亡、一人が負傷した。

32チバQ:2014/05/13(火) 19:15:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140513-00000083-san-eurp
ウクライナ東部の行方 3つのシナリオ
産経新聞 5月13日(火)7時55分配信

ウクライナをめぐる主な動き(写真:産経新聞)
 【ドネツク(ウクライナ東部)=遠藤良介】ウクライナ東部ドネツク、ルガンスク両州の「住民投票」で、親ロシア派勢力は「国家としての自立」への賛成票が圧倒的多数を占めたとして、独立をそれぞれ宣言した。ただ「国家としての自立」については、親露派指導部にも住民にも、共通の理解があったわけではない。両州の行方には自治権拡大要求からロシアへの編入まで、大まかに3つのシナリオが考えられる。

 ◆独立宣言も 連邦制で残留

 第1は、親露派が投票結果に基づいて独立を宣言したものの、ウクライナに残留する道筋を探ることだ。プーチン露政権の狙いは、ウクライナに連邦制を導入させ、高度な自治権を持つ東部で影響力を保持することにあると指摘されてきた。

 その場合、ロシアや親露派は、連邦制導入や最大限の自治権拡大を主張する上で今回の「住民投票」の結果を論拠とするとみられる。

 欧州安保協力機構(OSCE)はウクライナ情勢の正常化に向け、(1)戦闘の停止(2)緊張緩和(3)関係勢力の対話(4)大統領選実施−という流れのロードマップ(行程表)を同国暫定政権と関係国に提示している。親露派勢力は自らを交渉相手とするよう暫定政権に要求、ロシアも政体変更の改憲議論を大統領選に優先させるよう主張する可能性がある。

 ◆露が後ろ盾 「未承認」の国家

 第2のシナリオは、東部2州の独立が大半の国から承認されず、ロシアを後ろ盾とする「国家」にとどまることだ。旧ソ連圏にはグルジアのアブハジア自治共和国や南オセチア自治州といった同様の親露「国家」がある。

 ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の併合を受け、米欧は露政府高官やプーチン大統領に近い財界人を対象とした制裁措置を発動。地下資源分野などを標的とした追加制裁が導入されれば打撃は広がる。このため、プーチン政権が2州の独立を承認したとしても、自国編入は控えることが考えられる。

 ◆2州が要請 露への編入

 第3は、ロシアが東部2州の要請に応える形で編入に踏み切ることだ。

 ただ、クリミアではロシア系住民が6割を占めるのに対し、東部2州のロシア系は4割弱。キエフの研究所が4月に行った世論調査では、東部2州でもロシア編入に反対する回答が過半数を占めるなど、住民感情は決して一様でない。

 クリミアが露黒海艦隊の駐留する戦略的要衝だったのに対し、東部でロシアが必要とするのは一部の軍需産業くらいだといえる。その半面、年金や公務員給与の水準はロシアの方が高く、編入すればクリミアに続く財政負担となる。

 プーチン政権は、あらゆる事情を慎重に考慮して、2州の独立への対応を決めるとみられる。

33チバQ:2014/05/14(水) 23:07:25
http://mainichi.jp/select/news/20140515k0000m030113000c.html
ウクライナ:暫定政権 危機打開へ首都キエフ「円卓会議」
毎日新聞 2014年05月14日 22時31分

 【モスクワ田中洋之、ブリュッセル斎藤義彦】ウクライナ暫定政権は14日、混迷が続く国内の危機打開に向けた「円卓会議」を首都キエフで開く。政治解決への第一歩と位置付けているが、11日の住民投票を受けて一方的に独立を宣言した東部ドネツク州、ルガンスク州の親露派勢力は参加せず、緊張緩和につなげるのは難しい情勢だ。

 会議にはトゥルチノフ大統領代行、ヤツェニュク首相ら暫定政権側をはじめ、ヤヌコビッチ前政権の与党・地域党など野党勢力、元大統領のクラフチュク、クチマの両氏、25日に実施される大統領選の候補者、地方代表らが参加。仲介役の全欧安保協力機構(OSCE)から、イッシンガー元ドイツ駐米大使が派遣され、共同議長を務める。

 議題は憲法改正と地方分権、汚職対策、経済、人道問題の五つで、間近に迫った大統領選をにらみ、対話を通じて正常化への道筋を探るのが狙い。暫定政権を支援する欧米諸国は会議について「事態打開への道」(カーニー米大統領報道官)と歓迎し、月末の大統領選の大前提とみなしている。

 しかし、暫定政権は、住民投票で「独立」を宣言した東部2州の親露派を招待せず、OSCEやロシアが提案している「全勢力参加」は実現しなかった。暫定政権が東部で親露派武装集団の制圧作戦を継続し、双方の対立と憎悪が強まる中、親露派抜きで事態の沈静化を図るのは難しいのが実情だ。

 また追放されたヤヌコビッチ氏を除く大統領経験者3人のうち親欧米派だったユーシェンコ氏だけが招待されず、同氏の広報担当者は暫定政権を批判した。

 ウクライナ東部では14日にも、ドネツク州北部スラビャンスク周辺でウクライナ軍兵士8人が戦闘で死亡したと伝えられており、米露、欧州連合(EU)とウクライナ暫定政権が4月に開催した外相級4者協議で合意した「暴力の停止」も実現していない。

34チバQ:2014/05/14(水) 23:10:44
http://mainichi.jp/select/news/20140514k0000e030199000c.html
ウクライナ:円卓会議、親露派招かず…開催流動的に
毎日新聞 2014年05月14日 12時40分

 【ブリュッセル斎藤義彦】ウクライナ暫定政権は、14日に予定されている和平のための「円卓会議」に、住民投票を強行し一方的に独立宣言した東部のドネツク、ルガンスク州の親露派を招待しないことを決めた。全欧安保協力機構(OSCE)が、欧米とロシアの支持を受けて進める「円卓会議」は親露派の参加が前提で、会議が実質的に開かれるかどうか流動的な情勢になってきた。

 ヤツェニュク暫定政権首相は13日、訪問先のブリュッセルで、国内の全勢力が参加する「円卓会議」は暫定政権主導で2カ月前から独自に実施していると主張。武装した親露派を「テロリスト」と非難し、交渉しない方針を改めて明確にした。

 首相はOSCEの提案を全面否定しなかったものの、全勢力の対話は「ウクライナ(暫定政権)が主導する、ウクライナ自身のプロセスだ」と述べ、参加者などを外国でなく、暫定政権が決める方針を強調した。

 OSCEはロシアの意向をくみ、親露派の参加を前提に「円卓会議」開催を含む「和平工程表」を提案している。暫定政権は親露派と対話すれば、親露派と一方的な独立を事実上、承認することになりかねない点を憂慮している模様だ。

 ヤツェニュク首相は、事態の解決は「ロシア次第だ」とも述べ、親露派の背後にいるプーチン政権の態度が変わらない限り、事態が沈静化しないとの考えを示した。

 暫定政権側は14日、ロシアと関係が良いクラフチュク、クチマ両元大統領のほか、ドネツク、ルガンスク出身の最高会議(国会)議員、大統領選候補者を円卓会議に招く準備は進めている。だが、ロシアの望む内容とは異なり、あくまで暫定政権主導になりそうだ。

35チバQ:2014/05/14(水) 23:13:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140514/erp14051408170006-n1.htm
【ウクライナ情勢】
「連邦制」要求も 円卓会議 分裂に直面、暫定政権窮地
2014.5.14 08:17 (1/2ページ)

13日、ウクライナ東部ドネツクで記者会見するタルタ・ドネツク州知事(右)。住民投票の結果の受け入れ拒否を表明した (AP)
 【ドネツク(ウクライナ東部)=遠藤良介】ウクライナ東部ドネツク、ルガンスク両州をめぐって苦境に陥った同国暫定政権は、14日に首都キエフで開催する地方代表者らとの「全国円卓会議」に、国家分裂回避の望みをかける。しかし、東部2州の暫定政権への不信感は強く、両者の溝は大きい。中枢施設を占拠する親露派武装勢力の出方も不透明で、25日の大統領選を全土で実施するのは困難な状況が続く。

 ロシアのプーチン政権は、親露派による東部2州の独立宣言や、ドネツク州の同勢力によるロシア編入要請に反応していない。露外務省は「住民投票の結果は暫定政権と両州の対話によって具体化されるべきだ」との声明を出しており、欧州安保協力機構(OSCE)の後押しする円卓会議を注視する構えだ。

 暫定政権は円卓会議に地方の政府関係者や議員、有識者らを広く招き、改憲や地方分権、ロシア語の地位といった問題を議論する。OSCEを代表する円卓会議の共同議長には、ボスニア紛争の調停などで実績のあるドイツのイシンガー元外務次官が選ばれた。

 東部2州では公的庁舎を占拠する親露派武装勢力が中核となって「国家としての自立」を問う「住民投票」を行い、独立が宣言された。ただ、同勢力が一定の支持を得ているのは事実である半面、地元指導層や住民が即時独立やロシア編入を求める急進的立場で一致しているわけではない。

 このため、暫定政権としては円卓会議に参加する穏健な東部代表と折り合いをつけ、過激な親露派を孤立させることが危機打開に不可欠といえる。

 解決すべき課題の1つは地方分権だ。東部の代表は「住民投票」の結果も受け、ロシアの推す「連邦制」の導入を強硬に唱える可能性がある。暫定政権には、これが親露的な東部や南部の分離独立につながることへの警戒が強く、「脱中央集権」と称する改革にとどめたい考えだ。ロシアや東部の親露派は、政体などに関する改憲の骨格が固まらねば、大統領選を受け入れない公算が大きい。

36チバQ:2014/05/16(金) 23:53:54
http://mainichi.jp/select/news/20140517k0000m030040000c.html



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ウクライナ:親露派の組織化進む 大統領選妨害も

毎日新聞 2014年05月16日 19時20分


 【モスクワ真野森作】ウクライナ東部のドネツク、ルガンスク両州で「人民共和国」の独立を宣言した親ロシア派勢力が、独自の「議会」を発足させるなど組織化を急いでいる。25日のウクライナ大統領選を前に選挙妨害の動きもあり、「テロリスト」と非難する暫定政権側との対立が深まっている。

 現地からの報道によると、ドネツクの親露派は14日に「立法機関」として150人から成る「最高会議」を結成し、翌15日に指導者のプシリン氏を「議長」に選出した。地元記者の話では、こうした過程で穏健派幹部らが排除され、強硬路線へ突き進んでいる模様だ。

 また、武装集団は「安全保障会議」が統括すると決め、これまでも軍事面を率いてきたイーゴリ・ストレルコフ氏が「国防相兼安全保障会議書記」に就任した。暫定政権側は同氏について、ロシア軍の情報機関・参謀本部情報総局(GRU)に所属する大佐との見方を示している。

 ドネツクでは15日に一部の地区選管事務所が親露派に襲撃され、書類や事務機器が運び出された。ルガンスクでも地区選管から選挙人名簿が強奪される事件が発生するなど、大統領選に向けて緊張が高まっている。

37チバQ:2014/05/19(月) 21:49:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140518/erp14051823390003-n1.htm
【今週の焦点】
25日にウクライナ大統領選、東部2州の実施に暗雲 過激親露派が阻止方針 危機収束には遠く
2014.5.18 23:39
 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナで25日、2月の政変で親ロシア派のヤヌコビッチ前大統領が放逐されたのに伴う大統領選が行われる。政変で実権を握った親欧米派の暫定政権が選挙を通じて自らの正統性を確保できるかが焦点だ。ただ、東部のドネツク、ルガンスク両州では先に「住民投票」と「独立宣言」を主導した過激親露勢力が選挙を阻止する構えで、国家分裂の危機は去っていない。

 キエフ国際社会学研究所は最近の世論調査に基づき、親欧米派の実業家、ポロシェンコ議員(48)が55%を得票するとの予測を発表した。他の主要候補では、親欧米派のティモシェンコ元首相(53)が10%、東部出身で穏健親露派のチギプコ元副首相(54)が7%と続いている。

 過去に外相や経済発展貿易相も務めたポロシェンコ氏は堅実な政治手腕を期待され、親露的な東部でも広く得票が見込まれている。投票総数の過半数を獲得する候補者がいなければ、6月15日に上位2人の決選投票が行われる。

 過激親露勢力が「独立」を宣言し、事実上、中央の権力が及ばない状態となっているドネツク、ルガンスク両州では選挙の実施が危ぶまれている。

 2州では4月以降、暫定政権を「非合法」とする同勢力が各地で公的庁舎を武力占拠。親露派の牙城と化したドネツク州スラビャンスクでは暫定政権の掃討作戦も難航し、投票は絶望的だ。ドネツク市では地区選管が親露武装集団に襲われる事例が相次いでいる。

 米欧はロシアによる南部クリミア半島併合を受け、プーチン露大統領の側近に対する入国禁止や資産凍結の制裁を発動。ロシアが大統領選を阻止した場合は主要経済分野を対象に追加制裁を科すと警告した。

 ロシアも選挙結果を容認する兆しを見せており、プーチン氏は先に「大統領選は方向として正しい」と発言。ナルイシキン下院議長も「新大統領の正統性は不完全だ」としつつ、選挙は必要だとの見解を示した。

 ただ、プーチン政権の狙いはクリミア併合を既成事実化し、ウクライナでの連邦制導入などによって東部に影響力を保持することだと考えられている。ロシアは、暫定政権が過激派掃討作戦を中止し、改憲の骨格を早急に示すよう主張。こうした点が満たされない場合、ロシアが東部2州への派兵や「独立」承認に動く可能性は残っている。

38チバQ:2014/05/19(月) 22:04:41

http://mainichi.jp/select/news/20140518k0000m030102000c.html
ウクライナ:円卓会議、打開糸口見いだせず 親露派除外で
毎日新聞 2014年05月18日 00時42分(最終更新 05月18日 01時03分)

 【モスクワ真野森作】混迷するウクライナ情勢の打開を目指し、暫定政権が主催する第2回「円卓会議」が17日、ウクライナ東部の主要都市ハリコフで開かれた。親露派を除外した円卓会議から事態打開の糸口を見いだすのは難しく、25日の大統領選を控え東部や南部では緊張状態が続いている。

 ヤツェニュク首相は「脱中央集権化が必要」と改めて訴え、東部や南部で多くの住民が母語とするロシア語について「憲法改正の中で特別な地位を保障する」と述べた。一方で「テロリストとは交渉しない」と強調し、東部ドネツク、ルガンスク両州の実権を掌握しつつある武装した親ロシア派勢力との話し合いは拒否した。

 首相は「ウクライナは各地域が広範な権利を持った統一国家であるべきで、小さな『飛び領土』があってはならない」と述べ、一方的に独立を宣言したドネツク、ルガンスク両州の親露派勢力を批判した。国民に対しては全国規模のアンケートを通じて、国の姿についての意見を表明する機会が与えられるとした。

 一方、円卓会議に出席したルガンスク州の代表者は「もはや時間はない。(東部での親露派に対する)対テロ作戦を中止し、ドネツク、ルガンスク両州に連邦制を敷くことも検討すべきだ」と主張。危機回避のため、最高会議(国会)で覚書を締結する案も出された。次の円卓会議は21日に中部チェルカスイで行う予定。

39チバQ:2014/05/20(火) 22:50:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140520/erp14052019270005-n1.htm
【ウクライナ情勢】
大統領選の準備進める 東部の市長「親露派が邪魔の可能性」
2014.5.20 19:27
 親ロシア派武装集団が公的施設を占拠するウクライナ東部ドネツク市のルキヤンチェンコ市長は20日の記者会見で、25日の大統領選の投票を少なくとも市内の一部で実施できるよう準備を進めていると述べた。

 東部では事実上の独立に向けて既成事実を積み重ねる動きが活発化しているが、ルキヤンチェンコ氏は首都キエフの中央選管と連絡を取りながら、投票所の準備を進めていると述べた。

 ルキヤンチェンコ氏によると、親ロ派武装集団が市内の選挙管理事務所などを襲撃、多くのコンピューターを奪った。市内の3選挙管理事務所は機能しておらず、一時は選管担当者1人が親ロ派に拘束されたという。

 ルキヤンチェンコ氏は「親露派の武装集団が邪魔する可能性がある」と語っており、実際にどの程度投票が成立するかは不透明だ。(共同)

40チバQ:2014/05/22(木) 22:52:39
http://mainichi.jp/select/news/20140523k0000m030085000c.html
ウクライナ:有権者2割が参加困難 異例の大統領選
毎日新聞 2014年05月22日 21時31分

 【モスクワ真野森作】25日に迫ったウクライナ大統領選は異例ずくめの選挙となる。ロシアに一方的に編入された南部クリミア半島では実施不可能となり、親ロシア派勢力が「独立」を宣言した東部のドネツク、ルガンスク両州でも妨害によって一部で実施が困難になるとみられるためだ。今年2月にヤヌコビッチ前大統領が追放された政変以来の国内危機を収める契機となるか、注目される。

 ウクライナでは18歳以上に選挙権があり、全国の有権者数は約3550万人となる。クリミア半島には181万人の有権者がいるが、ロシアによる実効支配が進み、参加は困難だ。ドネツク州の328万人、ルガンスク州の177万人と合わせると実に全体の2割に当たる票の行使が阻まれかねない。

 中央選管の発表では、親露派はドネツク、ルガンスク両州に34ある地区選管事務所のうち16カ所を占拠するか包囲している。選挙人名簿が届いているのはドネツクの投票所の31%、ルガンスクの17%にとどまり、準備作業が著しく遅れている。

 ウクライナ最高会議(国会)は3月中旬、大統領選の規定を改正し、投票率にかかわらず「選挙は成立する」と決めた。前回2010年大統領選の投票率は66.76%(第1回投票時)だった。国民の関心の高さから、東部などの特殊事情を差し引いても、今回の投票率も60〜70%程度になるとの見方が強い。

 過半数を獲得した候補者がいなかった場合、6月15日に決選投票が行われる予定だ。前回の大統領選ではヤヌコビッチ氏とティモシェンコ元首相の一騎打ちとなった。21人が立候補している今回は、大富豪のポロシェンコ氏が優勢でティモシェンコ氏が追う構図となっている。

41チバQ:2014/05/24(土) 19:01:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014052400063
異例の静かな選挙戦=危機に国民真剣−ウクライナ
23日、ウクライナの首都キエフで、大統領選のビラを配るティモシェンコ元首相の支持者(AFP=時事)

 【キエフ時事】ウクライナは23日、大統領選(25日投開票)の選挙運動期間を終えた。首都キエフではこれまで、選挙になると候補者の最後の訴えや支持者の大規模集会で「熱狂」するのが常だったが、今回は一転。大富豪ポロシェンコ氏(48)の圧勝ムードが漂う中、「静寂」に包まれた異例の選挙戦となった。
 「憲法改正は全く動いていない」。最有力候補のポロシェンコ氏は22日、西部リビウでの記者会見で最高会議(議会)を批判。政治混乱から暫定政権が憲法改正に必要な議会の3分の2の支持を確保できていない現状を踏まえ、大統領選後の今秋にも解散総選挙を実施すべきだと述べた。
 ポロシェンコ氏が選挙戦を事実上行っていない中、ティモシェンコ元首相(53)は苦戦を強いられている。23日には「北大西洋条約機構(NATO)加盟の是非を問う国民投票の6月実施を提案する」と注目を集めそうな声明を発表したが、支持は伸び悩み。得意の派手なPR戦が裏目に出ているとも指摘される。
 もっとも、世論調査で「投票に行く」との回答は前回選挙を上回る約7割と、有権者の関心は高い。背景には、ロシアによる南部クリミアの編入強行や東部での親ロシア派の武装蜂起など国民分断の危機があり、異例の静かな選挙戦は「騒いでいる場合ではないという真剣さの表れ」(観測筋)とも分析されている。(2014/05/24-06:19)

42チバQ:2014/05/24(土) 19:32:07
http://mainichi.jp/select/news/20140524k0000e030193000c.html

ウクライナ大統領選:露大統領「結果尊重」 暫定政権歓迎

毎日新聞 2014年05月24日 11時21分


 ウクライナ暫定政権は23日、ロシアのプーチン大統領がウクライナの大統領選(25日)の結果を「尊重する」と述べたことを歓迎する声明を発表した。一方で、妨害工作も行っていると非難、「言葉と行動が一致することが必要だ」として親露派武装勢力が選挙遂行を妨害しないように求めた。ウクライナ東部ドネツクでは23日、親露派と暫定政権軍の衝突で少なくとも3人が死亡した。

 報道によると、プーチン大統領は23日、サンクトペテルブルクでの経済フォーラムで、ウクライナ大統領選の結果を「尊重」し、新任大統領と「協力する」と述べた。ただ、新任大統領を正式承認するかどうかの言及は避けた。さらに、ウクライナの状況を「内戦」と分析。欧米が制裁すればロシア経済に打撃があると同時に、欧米にも損害をもたらす「ブーメラン効果がある」とけん制した。

 これに対しウクライナ暫定政権のデシツァ外相は「言葉より行動が大事だ」と親露派の妨害をやめさせるようロシアに求めた。

 ウクライナ東部では23日、散発的に戦闘が続き少なくとも3人が死亡、十数人が負傷した。親露派が暫定政権に対して待ち伏せ攻撃などを行っている。

 一方、ロシア軍のゲラシモフ参謀総長は23日、北大西洋条約機構(NATO)がバルト3国や東欧で防衛力を強化した点について「対抗措置を取る」と述べた。また、ロシア軍がウクライナ国境付近に展開する約4万人規模の軍について、ロシアのアントノフ国防次官は23日、「数日のうちに全面撤退する」と述べた。【斎藤義彦】

43チバQ:2014/05/24(土) 19:32:59
http://mainichi.jp/feature/news/20140524mog00m030005000c.html

ウクライナ:04年当時、人々の思いは… 25日に大統領選

2014年05月24日




ロシア黒海艦隊が本拠地を置くセバストポリには、ロシア国旗が目立った=セバストポリで2004年4月、会川晴之撮影

ロシア黒海艦隊が本拠地を置くセバストポリには、ロシア国旗が目立った=セバストポリで2004年4月、会川晴之撮影


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 25日に大統領選が予定されるウクライナ。10年前の2004年4月、その地を訪ねたことがある。「オレンジ革命」が起きるまだ7カ月前、親露派のクチマ大統領の時代だった。ポーランドやハンガリー、チェコなど旧社会主義諸国の、欧州連合(EU)に加盟を目前に控え、同じ、社会主義圏に属したウクライナの人々の思いを取材するのが目的だった。

 ポーランド国境に近い西部のリビウ(旧リボフ)を皮切りに、旧ソ連で最も西に位置する町で、ハンガリーやスロバキアに国境を接するチョップ、首都キエフや、クリミア半島にも足を伸ばした。リビウからポーランド国境に向かう道路は、東西を結ぶ大動脈であるにもかかわらず、穴ぼこだらけ。それを巧みに避けながら車を走らせる運転手は、「こんな道路を日本人の方に見せるのは恥ずかしい」と、しきりにわびたことが強い印象に残った。

 今年3月、ロシアへの編入を宣言した南部のクリミア半島では、セバストポリ、ヤルタを取材した。リビウなど西部地域やキエフでは、ウクライナ語の通訳と仕事をしたが、この地では、ロシア語の通訳に代わる。1945年2月、米英ソ首脳が欧州の東西分割を決めたヤルタ会談。その会場となったリバディア宮殿脇で働く若者に、「ウクライナが、EUに加盟する日があるだろうか」と聞くと、「われわれは間違いなく欧州人。加盟は当然だ」と、ロシア語で答えてくれた。【編集委員・会川晴之】

44チバQ:2014/05/24(土) 19:37:49
http://mainichi.jp/select/news/20140523k0000e030208000c.html

ウクライナ:大統領選で元首相苦戦…「混乱を招いた中心」

毎日新聞 2014年05月23日 12時27分(最終更新 05月23日 13時48分)

 【キエフ坂口裕彦】25日に実施予定のウクライナ大統領選で、「美しすぎる首相」とも呼ばれたティモシェンコ元首相(53)が苦戦している。多くの有権者が、長い政治混乱を招いた中心人物として厳しい視線を向けている。2度も首相を経験した華麗な実績も「古い政治家」と逆にレッテルを貼られるマイナス材料となり、支持率で首位を独走する富豪、ポロシェンコ最高会議(国会)議員(48)との差は一向に縮まらない。

 キエフでは、ティモシェンコ氏の名前を持ち出すだけで顔をしかめる人は多い。会社員のオリガさん(50)は「権力闘争ばかりで、何一つチャンスを生かさなかった。利権優先のイメージも強い」と批判した。

 ティモシェンコ氏は2004年大統領選で起きた民主化運動「オレンジ革命」の立役者で05年と07年の2回、首相に就任。ヤヌコビッチ前政権時代の11年には、首相時代の職権乱用罪で収監されたが、今年2月に釈放された。今は、第1与党「祖国」を率いる親欧米派だ。

 世論調査で支持率が過半数に達することもあるポロシェンコ氏に対し、ティモシェンコ氏は10%前後に低迷。得票が過半数に達する候補がいない場合、6月15日に上位2人による決選投票が行われるが、ティギプコ元中央銀行総裁(54)に追い抜かれて3位となる調査もあり、勝算はほぼない。

 首都キエフ中心部でティモシェンコ氏支持のパンフレットを配っていた自営業、アンドレイさん(50)は「獄中生活も経験した彼女の力が必要だ。決選投票に持ち込めるかは五分五分」と力説するが、言葉と裏腹に表情はさえなかった。

 自らの経歴が重しとなるティモシェンコ氏を横目に、ポロシェンコ氏は菓子メーカーを築き上げた実績も強調。「女優のようだが何もしない元首相と優秀なビジネスマンは違う」(大学生のアレクセイさん)とイメージ戦略でも一本とられた格好だ。

 ポロシェンコ氏が当選した場合、ティモシェンコ氏は重用されないとの見方が大勢だ。ウクライナ政治に詳しい研究者は「彼女は有権者にあきられた。新しい国の顔を求める人々の心理が、ポロシェンコ氏への支持を加速させている」と分析する。

45チバQ:2014/05/24(土) 19:45:09
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/140524/cpd1405240500005-n1.htm

“チョコレート王”ポロシェンコ氏が最有力 ウクライナ大統領選 (1/2ページ)


2014.5.24 06:39

 今月25日のウクライナ大統領選挙で最有力候補とされる富豪のペトロ・ポロシェンコ氏は、自分こそ同国を団結させる人間だと確信している。

 菓子事業で財を築き「チョコレート王」と称されるポロシェンコ氏は、ユシチェンコ政権下では、外務相を務めた。同氏は武装した分離派がウクライナを分断させかねない状況の中、民主主義の発展と欧州との関係強化を通じて国を結束させると表明している。

 シンクタンクの民主主義イニシアチブ基金のイリナ・ベケシュキナ氏によれば、ヤヌコビッチ前大統領らを退陣に追い込んだキエフでの抗議活動で存在感を高めたポロシェンコ氏は、緊張緩和のための合意をまとめられる現実主義者だという。

 ベケシュキナ氏は「ポロシェンコ氏は強くて信頼でき、好戦的にならずに妥協点を見いだせる人物として受け止められている」と述べた。

 ポロシェンコ氏は大統領候補21人の中で先頭を走っており、支持率は2位のティモシェンコ元首相の5倍強と、後続を大きく引き離している。ポロシェンコ氏は50%超の得票率を目指している。50%を割れば、6月15日に決選投票が実施される。

 ポロシェンコ氏は雇用の促進による賃金上昇と自由貿易協定を通じ、親欧路線の経済を目指すことを公約。自身のウェブサイトに18日掲載した声明で、「われわれの親欧路線の選択に関し、ロシアと妥協することはできない。欧州連合(EU)との連合協定の批准を早急に行うことを保証する」と述べた。

 ポロシェンコ氏はロシア語を話す住人が大半を占める南部や東部でも約26%の支持でトップとなっている。だが、同地域の有権者の多くは、どの候補者も自分たちの望みに応えていないため、選挙を棄権すると語る。

 ウクライナ最大のシンクタンク、ラズムコフ・センターの世論調査では、紛争により荒廃したドネツクやルガンスクでは有権者のほぼ半数が選挙を棄権する見通しとなっている。

 独コメルツ銀行の新興市場調査責任者、サイモン・キジャノエバンス氏(ロンドン在勤)は、世論調査でポロシェンコ氏に匹敵する候補がいないなか、同氏は人口4500万人のウクライナを統一できる見込みのある唯一の候補者だと明言。「ウクライナは、バラバラになったかけらを再びまとめることができる、選挙で選ばれた大統領が必要だ。ポロシェンコ氏はあらゆる方面で受ける抵抗が最も少ないと思われる」と指摘。「選出された大統領は、投資家や有権者の信頼を取り戻す上での第一歩にすぎない。その後、あらゆる側面をまとめる困難が待ち受けている」との見解を示した。(ブルームバーグ Daryna Krasnolutska、Daria Marchak)

46チバQ:2014/05/24(土) 19:46:44
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/140524/cpd1405240500006-n1.htm

ウクライナ大統領選 脅迫におびえる東部の市民 分離派、投票妨害へ殺害予告も

2014.5.24 05:00

 ウクライナ大統領選を25日に控え、東部の市民は脅迫におびえる日々を送っている。ロシアへの編入を目指す分離派らは投票の妨害を狙い、ルガンスク、ドネツク両州の選挙管理委員会の事務所の半分を支配下に置いた。選管委員会によれば、分離派は選管当局者の拉致や、殺害予告などの戦術を用いている。

 東部スラビャンスク出身の若き起業家、アンドリーさんは今週末の大統領選挙では投票に行くつもりはない。同市で庁舎などの占拠を続ける覆面の武装集団に殺される心配があるからだという。

 報復を恐れてラストネームを伏せるよう求めたアンドリーさんは「彼らと異なる立場を示せば殺されかねない」と発言。「ここではウクライナ軍兵士に食料を運んだだけの人が殺害されている」と説明した。

 ロシアが正当性を認めていないウクライナの暫定政権は、政変で大統領を解任されたヤヌコビッチ氏の後任を選ぶ今度の大統領選で、誰もが認める大統領が誕生すると期待を寄せる。ロシアは分離派の騒乱をあおっているとの非難に反論しているが、米国と欧州連合(EU)は投票が妨害されれば対ロシア制裁を強化すると警告している。(ブルームバーグ Daria Marchak、Daryna Krasnolutska)

47チバQ:2014/05/25(日) 10:15:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140524/erp14052422020007-n1.htm
ウクライナ大統領選 西部・リビウでは準備淡々と デモの痕跡、今はなく

2014.5.24 22:02 (1/2ページ)

22日、ウクライナ西部リビウの市庁舎玄関には、首都キエフのデモ隊犠牲者を悼む写真や花束がみられた(遠藤良介撮影)
22日、ウクライナ西部リビウの市庁舎玄関には、首都キエフのデモ隊犠牲者を悼む写真や花束がみられた(遠藤良介撮影)


 2月のウクライナ政変で、親ロシア政権打倒の急進的役割を担った西部の中心都市リビウ。吹き荒れたデモの痕跡はほとんど残っておらず、大統領選の準備が淡々と進んでいた。

 「ロシア語では私の主張を完全には表現できない」。民族主義政党「自由」のメリニチュク市議(31)はこう話し、ロシア語の質問にウクライナ語で答え続けた。「東部はロシア語が迫害されていると言うが、実際は全く逆だ。国家公用語はウクライナ語のみであるべきだ」

 中欧の古都を思わせる石畳の路地が、17世紀にロシア帝国領となった東部との歴史の違いを映し出す。リビウなどウクライナ最西部がソ連に編入されたのは1945年と遅く、欧州への帰属意識が強い。

 西部を地盤とする民族主義勢力は2月政変をもたらしたデモで中核を担い、それがロシア語を使う東部住民の反発とロシアの介入を招いた。

 しかし、リビウ国立大のロマニュク教授(政治学)は「ウクライナ語しか容認しない反リベラル的な民族主義は、ここでも支持を失いつつある。ロシアのクリミア併合後は、国家主義としてのナショナリズムこそが高まっている」と、その違いを解説した。

 教授は、「今回の危機よりも前、東部では単一国家と連邦制国家、ロシア編入の支持者がそれぞれ25%ずつ存在した。本来、東西住民の対立はない」と指摘。ロシアがプロパガンダ(政治宣伝)によって情勢を流動化させていると強調し、新大統領が東部の不信を解消する道筋を探ることに期待を示した。

 リビウなど西部の人々と、親露的な東部の住民がいかに融和を図るか。国家分裂の危機回避はこの一点にかかっている。(リビウ 遠藤良介)

48チバQ:2014/05/25(日) 22:54:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140525/erp14052520540010-n1.htm
首都「プーチンが全て悪い」/投票箱さえない東部「表現の自由なし」
2014.5.25 20:54 (1/2ページ)

25日、キエフ市内で大統領選の一票を投じる女性(遠藤良介撮影)
 混乱が続くウクライナで25日、投票が行われた大統領選。親ロシア派のヤヌコビッチ前政権を崩壊させた政変から約3カ月たち、ようやく正式政権への移行を目指すことになる。首都キエフでは、新大統領の下で国情が安定することへの期待の声が上がる一方、親露派勢力が支配する東部では、多くの投票所が閉鎖され、有権者が投票できない事態に陥った。

■東部の分離主義批判

 キエフ中心部の投票所には25日、午前8時の投票開始から市民が次々と足を運んだ。女性医師のクラフチュクさん(52)は「実務能力があり、語学にも堪能」と、実業家のポロシェンコ候補に一票を投じた。

 「東部の分離主義はプーチン(露大統領)によって人工的に移植されたものだ。彼が全て悪い」とし、「選挙後には平和が訪れる。東部の良識ある人々もそれを望んでいるはずだ」と話した。

 昨年11月以降の大規模デモで拠点となった独立広場(通称マイダン)には今もテント村が残り、東部で中枢施設を占拠する親露派勢力が激しく非難している。だが、市民には「権力を監視するために必要だ」などと容認する意見が多い。

 親欧米派を支持する男性法律家、クドリャフツェフさん(28)は「この選挙で正統な大統領が生まれるということが大事だ」と指摘。「(2月に親露派政権を打倒した)キエフのデモ隊は平和的な市民だったのに対し、東部の分離主義者は機関銃や装甲車を手にしている」とも述べ、武装勢力の支援を疑われるロシアを批判した。

■ドネツクの投票所ゼロ

 東部ドネツク州とルガンスク州では、両州の選管支部の多くが武装集団の襲撃に見舞われ、機能している事務所は4分の1。地元メディアによると、ドネツク州の州都ドネツクでは、市内全ての投票所が閉鎖に追い込まれたという。

 ドネツク中心部にある検察庁舎に隣接する大学学生寮。地域の投票所として指定されており、普段なら選挙の2週間前から選管関係者が訪れ、準備に追われるが、25日朝の時点で投票箱さえない。

 寮関係者は「選管からは今日まで何の連絡もない。投票箱が来たとしても、検察庁舎が武装集団に占拠されていて、住民に危険が及ぶために選挙はできないと思う」と話した。

 寮に住むマリアさん(25)は、ウクライナ東部が本土から分離することに反対。「選挙できないことに憤りを感じる。ここではすでに『表現の自由』はない。『政権を支持する』なんて、怖くて他の人には言えない」と語った。

 地元メディアによると、ドネツク中心部の投票所ではこの日、開設してからわずか10分後、覆面姿の武装集団に襲撃され、選管関係者が追い払われた。

 ドネツク州のスラビャンスク周辺では24日夜にも武装集団と軍部隊の間で戦闘が起き、死傷者が出たもようだ。(キエフ 遠藤良介、ドネツク 佐々木正明)

49とはずがたり:2014/05/26(月) 15:04:41

ポロシェンコ氏が勝利宣言=親EU加速、政界再編も―ウクライナ大統領選
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-140526X138.html?fr=rk
時事通信2014年5月26日(月)12:20

 【キエフ時事】25日投票のウクライナ大統領選(任期5年)は即日開票され、親欧州連合(EU)派の大富豪ペトロ・ポロシェンコ氏(48)が勝利する見通しとなった。中央選管の暫定結果発表前に、出口調査で過半数の得票が伝えられたことを受け、記者会見で「ウクライナに新大統領が生まれた」と勝利宣言した。

 また、最高会議(議会)での国民間の和解に向けた憲法改正作業の停滞などを受け、「危機打開の唯一の方法は選挙だ」と指摘。2014年中に総選挙を行い、政界再編を進める考えを明らかにした。

 中央選管の暫定結果(開票率15.12%)によると、得票率はポロシェンコ氏が54%。同じ親EU派のユリヤ・ティモシェンコ元首相(53)の13%を大きく引き離し、決選投票を待たずに当選を決める見通し。親ロシア派は2月のヤヌコビッチ前政権崩壊の影響で低調だった。中央選管幹部は、東部の親ロシア派の妨害にもかかわらず「大統領選は実施された」と述べ、正当性は揺るがないと主張した。

 記者会見でポロシェンコ氏は、6月の大統領就任後最初の訪問地として、親ロシア派が武装蜂起した東部ドネツク州に行くと宣言。国内の緊張緩和を最優先課題に挙げた。また「85%のウクライナ国民が将来のEU加盟を支持した」と述べ、親EU路線を加速させる方針を示した。

50とはずがたり:2014/05/26(月) 19:47:28
アフガンは旧ソ連圏というよりイスラム圏かなぁ。。

来年以降の駐留規模近く発表=米大統領、アフガン急きょ訪問
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-140526X136.html
時事通信2014年5月26日(月)09:25

 【ワシントン時事】オバマ米大統領は25日、アフガニスタンを訪問した。事前に公表せずに首都カブール北方のバグラム空軍基地に空路到着。今年末で米軍の大規模駐留が終わった後の駐留規模について「間もなく決定を発表するだろう」と述べた。

 現地の司令官らから決定の参考にする報告を受ける前に明らかにした。米軍の戦闘任務は年末で終わり、来年以降はアフガン部隊の訓練などに携わるため、一定規模の駐留が計画されている。米政府高官によると、アフガン部隊の治安能力について楽観的な評価が大統領に示された。

 オバマ大統領はこの日、カルザイ・アフガン大統領とも電話協議した。今年退任するカルザイ大統領は、来年以降の米軍駐留に必要な安全保障協定への署名を拒否している。米側はオバマ氏来訪に合わせたカルザイ氏のバグラム基地訪問を提案したが、実現しなかったという。

51とはずがたり:2014/05/26(月) 19:50:41
勿論そうだと思う♪

ウラジオストクは「中国固有の領土」か=始まった極東奪還闘争
http://www.jiji.com/jc/foresight?p=foresight_10501
名越健郎

52チバQ:2014/05/26(月) 22:13:26
http://www.afpbb.com/articles/-/3015858
「チョコレート王」が勝利宣言、ウクライナ大統領選
2014年05月26日 07:14 発信地:キエフ/ウクライナ

【5月26日 AFP】25日に投開票が行われたウクライナ大統領選で、「チョコレート王」の通称を持つ親欧米派の実業家ペトロ・ポロシェンコ(Petro Poroshenko)氏(48)が勝利宣言し、同国東部で広まる親ロシア派による反乱を終わらせることを誓った。

 出口調査によるとポロシェンコ氏の56%近い票を獲得。この結果が確定すれば、6月15日の決選投票は不要となり、旧ソ連が崩壊してから23年のウクライナ史上、最大の痛みを経験している同国の政局不安の延長は回避される。

 首都キエフ(Kiev)で記者会見した同氏は「私が最初に断行するのは、戦争と混乱を終わらせ、統一し自由なウクライナに平和をもたらすことだ」「大統領選は、ウクライナ国民が欧州統合の道を選んだことを示した」と語った。

 出口調査の結果では、ポロシェンコ氏は最大の対立候補だった2004年の民主化運動「オレンジ革命(Orange Revolution)」の指導者、ユリヤ・ティモシェンコ(Yulia Tymoshenko)元首相を30ポイント以上引き離した。

 キエフと西部では投票に多数が参加したが、全有権者数の15%を構成するドネツク(Donetsk)とルガンスク(Lugansk)の東部2州では、武装反政府勢力により多くの地域で投票が妨害されたため、ポロシェンコ氏が同国全土に権限を行使できるかという懸念を生んでいる。(c)AFP/Dmitry ZAKS and Olga NEDBAEVA

53チバQ:2014/05/26(月) 22:21:15
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140526-OYT1T50043.html?from=ycont_top_txt
「何の資格で」すごむ覆面親露集団、立会人追放
2014年05月26日 09時28分
25日、ウクライナ東部ドネツクで、投票所となるはずだった学校を訪れ、閉まったままの扉の前で困惑の表情を見せる有権者ら(石黒穣撮影)
 【ドネツク=石黒穣、オデッサ=上杉洋司】25日のウクライナ大統領選は、親ロシア派による妨害のため、東部ドネツク、ルガンスク両州のほとんどの地区で投票が行えなかった。

 住民の間では力ずくの選挙妨害に反発も広がった。今月2日にロシア系と暫定政府支持派の住民同士の衝突で多数が死亡した南部オデッサでは、ロシア系住民が投票をボイコットした。

 投票所になるはずだったドネツク工業大学で、選挙立会人のカーチャさん(23)は25日朝、投票箱の到着を待っていた。だが、やってきたのは選管職員でなく、銃を持った覆面姿の約10人の男たちだった。「何の資格でここにいるのか」とすごまれ、追い出されたという。カーチャさんは「武器を振り回して自分たちと違う意見を封じる親露派のやり方は、民主主義とはほど遠い」と肩をすくめた。

 やはり投票所が開設されなかったドネツクのボロシロフ地区の学校では、美容師のダリア・ルキヤノワさん(41)が閉ざされた扉の前で「親露派に投票の権利を奪われる筋合いはどこにもない」と憤った。

 中央選管によると、ドネツク州全体で約2400か所の投票所のうち投票が行われたのは2割の約510か所。州都ドネツク市では約480か所の投票所がすべて閉鎖された。

 武装集団は10日ほど前から選管の地区事務所を次々に襲い、有権者のデータが入ったパソコンを持ち去ったり投票箱を壊したりするなど実力行使に出た。

 インターファクス通信によると、武装集団は24日、両州を統合し、「ノボロシア(新ロシア)」を建国したと宣言。ドネツク州スラビャンスク郊外では、武装集団と治安部隊の戦闘に巻き込まれ、イタリア人記者と通訳が死亡した。

54チバQ:2014/05/26(月) 22:28:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140526/erp14052610170006-n1.htm
【ウクライナ大統領選】
親欧米派ポロシェンコ氏が勝利宣言 対露関係重視もクリミア併合「容認しない」
2014.5.26 10:17 (1/2ページ)[ウクライナ]

25日、ウクライナの首都キエフで開かれた記者会見でポーズを取るポロシェンコ氏(AP)
 【キエフ=遠藤良介】ウクライナ大統領選は25日午後8時(日本時間26日午前2時)に投票が締め切られ、地元メディアは親欧米派の実業家、ペトロ・ポロシェンコ氏(48)の得票率を56〜57%とする複数の出口調査結果を報じた。ポロシェンコ氏は記者会見で「ウクライナは新大統領を得た」と勝利を宣言し、「国民の多数派が欧州統合路線を信認した」と強調。親ロシア派武装勢力が中枢施設の占拠を続ける東部のドネツク、ルガンスク両州での混乱収拾を最優先課題に掲げた。

 出口調査では、親欧米派のティモシェンコ元首相(53)が12〜13%、ジャーナリスト出身の親欧米派、リャシュコ氏(41)が8〜9%の得票率とされ、ポロシェンコ氏が大きく差をつけている。同氏が投票総数の過半数を獲得した場合、6月15日に予定される決選投票を待たずに勝利が確定する。

 ポロシェンコ氏は記者会見で「ロシア抜きに地域の安定はあり得ない」と対露関係の重要性を指摘する一方、ロシアが南部クリミア半島を一方的に併合したことについては「決して容認しない」と強調。ウクライナ国民の圧倒的多数が支持したのは「単一国家」だとし、ロシアによる連邦制導入の要求も一蹴した。

 ポロシェンコ氏は東部の「戦争と混乱」を終わらせるために現地を早期に訪問したいとする一方、武装勢力とは交渉しないと述べた。また、権力基盤の強化を図るため、最高会議(議会)選挙を年内に前倒しして行う方針を示した。

 中央選管によると、投票の行われた189選挙区のうち125選挙区についての暫定集計で、投票率は61%だった。クリミア半島では今回の選挙実施が見送られたほか、東部2州でも親露派の妨害によって2〜3割の投票所しか開設できなかったとみられている。

 ポロシェンコ氏は大手製菓企業やテレビ局を保有する国内7位の富豪。親露派の前政権で経済発展貿易相も務めたが、昨年秋以降は反政権デモを支持する姿勢を鮮明にした。

55チバQ:2014/05/26(月) 22:29:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140526/erp14052611150008-n1.htm
親欧米派の大統領誕生で親露派の過激化懸念、東部2州孤立
2014.5.26 11:15 [ウクライナ]

会見で大統領選の勝利を宣言するポロシェンコ氏=25日、キエフ(ロイター)
 【キエフ=遠藤良介】ウクライナ大統領選で当選を確実にした親欧米派の実業家、ポロシェンコ氏が最優先課題に掲げたのが、親ロシア独立派勢力の跋扈する東部ドネツク州とルガンスク州の情勢正常化だ。しかし同勢力は大統領選を認めない構えを崩しておらず、ポロシェンコ氏も武装解除を対話の条件としている。同勢力が孤立感からいっそう過激化する兆候もあり、東部の緊張緩和に向けた道筋は見えないのが実情だ。

 今回の選挙では親露的な東部を地盤とする候補が全く振るわなかった。出口調査によると、下馬評で3番手だったチギプコ元副首相が得票率約5%、ドプキン前ハリコフ州知事は2〜3%にとどまっている。先に2州の「独立」を宣言した親露派が東部の中でも浮き上がっていることが明確になったといえる。

 インタファクス通信によると、ドネツクでは25日、親露独立派の数千人が、東部の石炭や鉄鋼業界に君臨する大富豪、アフメトフ氏の邸宅前に集結して同氏の「納税」を要求。アフメトフ氏が最近、分離独立の動きに抵抗するよう2州住民に呼びかけたことに反発した行動とみられている。

 暫定政権のヤレマ第1副首相は25日夜、大統領選実施に伴って停止していた東部2州での武装勢力掃討作戦を再開すると表明。これに対し、ドネツク州の親露独立派は州内でのウクライナ部隊一掃を目指し、26日午前零時から「戦闘態勢」に入ったと宣言した。

57とはずがたり:2014/05/27(火) 18:06:39


親ロ派、ドネツク空港掌握=ウクライナ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014052600606

 【ドネツク(ウクライナ東部)時事】ウクライナのメディアによると、東部ドネツクで26日、一方的に独立を宣言した親ロシア派勢力「ドネツク人民共和国」の武装集団がドネツク国際空港を管理下に置いた。空港は閉鎖され、航空機の離着陸ができない状態になっている。(2014/05/26-16:39)

58チバQ:2014/05/27(火) 22:04:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140527/erp14052712300008-n1.htm
【ウクライナ情勢】
銃声とヘリの轟音、「早く乗れ」 ドネツク、一気に市街戦の様相 
2014.5.27 12:30

激しい戦闘があり、黒煙を上げるドネツク国際空港=26日(ロイター)
 響き渡る銃撃音。轟音(ごうおん)を上げ飛行する戦闘ヘリ。ウクライナ政権側部隊と親露派武装集団が交戦した東部ドネツクでは26日、国際空港や鉄道駅周辺が市街戦の様相となり一気に緊張が高まった。

 空港近くの住宅街では、道路の角や並木の陰で迷彩服姿の男が銃を構えている。周囲では断続的に、はじけるような銃声が響く。

 戦闘機が空港の方向に何かを投下、煙のような筋が見えた。政権軍によるミサイル回避用の火炎弾「フレア」とみられる。

 ヘリが住宅の屋根のすぐ上を飛び、突然、辺りを切り裂く大きな飛行音に包まれた。ヘリは空港の方角に向かい、直後に「パーン」と甲高く刺さるような爆音が響いた。政権側のヘリが親露派を攻撃したようだ。

 銃声やヘリの攻撃音が響くたびに、近くにいた住民は一斉に逃げ惑った。「早く乗れ」。カメラマンと記者は、親露派とみられる銃を持った迷彩服の男に促され、男の車に乗り込んだ。急発進した車は銃撃音から遠ざかった。(共同)

59チバQ:2014/05/27(火) 22:33:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140527-00000070-reut-int
アングル:ウクライナ新大統領、笑顔の裏に「鋼の意志」
ロイター 5月27日(火)17時32分配信

5月26日、ウクライナの新大統領に決まったペトロ・ポロシェンコ氏は、流ちょうに数カ国語で冗談を交えて話す姿の一方で、強行策にも出るという硬軟両面の姿勢を見せた。25日撮影(2014年 ロイター)
[キエフ 26日 ロイター] - ウクライナの新大統領に決まったペトロ・ポロシェンコ氏(48)が記者団に対し、流ちょうに数カ国語で冗談を交えて話す姿は、いかにも世界中を常に飛び回っているという印象を与える。

コラム:ウクライナ再生に「最後のチャンス」

だが、富の創出や汚職撲滅、欧州的価値観の支持といったことには冗舌だった同氏が、クリミア問題や東部の親ロシア派勢力への対応について記者からせっつかれると、興奮で声が上ずった。

約1時間半にわたる会見で見せた感情の爆発は、世界中から集まったメディア向けに意図されたものだったのかもしれないが、ポロシェンコ氏は怒りを言葉だけでなく、実力行使に出る覚悟があることを示した。会見から1時間もしないうちに、ウクライナ軍が東部ドネツクの親ロシア派が占拠する国際空港を空爆したのだ。

ポロシェンコ氏は「対テロ作戦は2、3カ月続くべきではない。数時間で決着をつけるべきだ」とし、さらに軍を投入し攻撃の手を緩めない姿勢を示した。また同氏は、親ロシア派勢力の指導者らをソマリアの海賊と同じだと非難し、「テロリスト」との交渉はしないと断言した。

一方で同氏は、ロシア系住民の言語を保護する権利と、同氏いわく、ウクライナにとどまりたいと思っているが沈黙させられている大勢の住民の自治を認めるとしている。また、「お互いによく知る仲」だというロシアのプーチン大統領との会談を向こう3週間以内に予定していると明かした。

強国ロシアに対し弱い立場を強いられてきたが、ポロシェンコ氏は最強のカードを提示した。つまりそれは、ウクライナの暫定政権には正当性がないというロシアの主張が、25日の大統領選でのポロシェンコ氏勝利で成り立たなくなったということだ。過去の大統領選では、ロシア系とウクライナ系住民で票は二極化したが、同氏はロシア系の多い東部でも圧勝を収めた。

ポロシェンコ氏は経営者の目で、米国や欧州連合(EU)が原因でロシアや世界経済に押し付けられた経済的苦痛を見据えるとともに、ウクライナの西側への接近を阻んでいただけでなく、過去の大統領や首相を含む同国指導者らを腐敗させてきたロシアのガスへの依存から脱却すると公言した。

<優れたパフォーマー>

「チョコレート王」の異名を持つポロシェンコ氏は、大統領職に専念するため、1990年代以降に築き上げてきた自身のビジネス帝国を売却すると発表しているが、その経歴や閣僚を務めた経験から、指揮や政府内の仕組みには通じている。

ヤヌコビッチ前大統領とは対照的に、ポロシェンコ氏は卓越した話術を武器に質問者に応じてウクライナ語、ロシア語、英語でよどみなく答える優れたパフォーマーであり、日焼けした顔には疲れや不安を少しも表さない。

ポロシェンコ氏は汗を拭う姿をカメラマンから狙われれば、喜色満面でそれに応じ、外国人記者からすでに隣国の首脳と「関係」があるかと聞かれれば、片眉を上げ、この2重の意味に取られかねない質問からも笑いを誘う。

混迷深まるウクライナ危機を解決するには、ポロシェンコ氏をチョコレート王たらしめた効果的なマーケティング以上のことが必要になるだろう。

ドネツクへの強硬策、自信の誇示、短時間での問題把握などでポロシェンコ氏は敵も味方も説得することを始めている。同氏にしてみると、これはビジネスだ。同氏は英語で自身への挑戦をこう表現した。「新しい国家、新しい国民」を約束すると。

(Alastair Macdonald記者 翻訳:伊藤典子 編集:橋本俊樹)

60チバQ:2014/05/27(火) 22:33:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140527-00000086-san-eurp
ウクライナ大統領選 ポロシェンコ氏は製菓業で巨財、経済人脈に強み
産経新聞 5月27日(火)7時55分配信

 大手製菓会社で財をなし、「チョコレート王」の異名をとる国内7位の富豪。親ロシア派のヤヌコビッチ前政権で経済閣僚も務めたが、昨年11月以降の反政権デモではデモ隊支援を鮮明にし、一気に大統領選のひのき舞台に躍り出た。勝利宣言の記者会見ではウクライナ語、ロシア語、英語で質問に答えるなど、語学に堪能な国際派でもある。

 南部オデッサ州出身で、1989年にキエフ大国際関係学部を卒業。旧ソ連時代末期に起業活動が認められ、大学在学中からビジネスの世界に足を踏み入れた。企業の海外進出を支援するコンサルティング会社の経営を手始めに、製菓会社「ロシェン」を旧ソ連・東欧の大手に育て、実業界での足場を固めた。

 大手テレビ局「第5チャンネル」もポロシェンコ氏の企業グループ傘下にある。

 98年の最高会議(議会)選挙で初当選。2004年の「オレンジ革命」を受けて成立した親欧米派のユシチェンコ政権では国家安全保障会議の書記に就いたが、親欧米派の内紛で失脚した。07年以降は再び中央銀行の要職や外相などを歴任した。

 実務家タイプとみられてきたが、昨年11月からの反政権デモでは自ら拡声器を手にデモ隊と警官隊の仲裁に立つなど行動力をアピールした。親欧米派と親露派の両政権で要職を務めたバランス感覚や経済人脈が強みである半面、政界での権力基盤の弱さも指摘される。夫人との間に2男2女。(キエフ 遠藤良介)

61とはずがたり:2014/05/27(火) 23:28:02
>>59
>一方で同氏は、ロシア系住民の言語を保護する権利と、同氏いわく、ウクライナにとどまりたいと思っているが沈黙させられている大勢の住民の自治を認めるとしている
バランス感覚持っていそうで安心しました。
あとは国家機関の経営能力でしょうけど。。

62とはずがたり:2014/05/28(水) 18:08:20
大富豪邸宅、管理下に=資産没収?親ロ派が交渉−ウクライナ東部
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201405/2014052600025&rel=j&g=int&relid=1_1

 【ドネツク(ウクライナ東部)時事】ウクライナ東部の親ロシア派勢力「ドネツク人民共和国」は25日、炭鉱を保有する新興財閥の大富豪アフメトフ氏の邸宅を管理下に置いたと明らかにした。人民共和国側は邸宅内に入れるよう要求、アフメトフ氏と交渉を続けている。
 親ロシア派住民がドネツク市内にある広大な邸宅に押し入ろうとして混乱したため、武装集団が邸宅に通じる門を占拠した。武装集団幹部は「邸宅は共和国の管理下に置かれた。国外のアフメトフ氏と中に入る交渉を続けている」と説明した。
 親ロシア派は、脱税と国家転覆を図った容疑でアフメトフ氏の捜査に着手。炭鉱などの「国有化」を目指しており、邸宅を接収する考えとみられる。アフメトフ氏は、親ロシア派を「テロリスト」と呼び、対決姿勢を示している。(2014/05/26-01:20)

63チバQ:2014/05/28(水) 23:30:59
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/7014
ソチ出稼ぎでロシア化進むグルジア領アブハジア 露の独立承認から5年、解けぬ対立

http://mainichi.jp/select/news/20140529k0000m030081000c.html
アブハジア:野党勢力が「臨時統治」宣言 大統領府占拠
毎日新聞 2014年05月28日 20時17分

 【モスクワ田中洋之】グルジアからの分離独立を求めている「アブハジア共和国」の中心都市スフミで27日、「大統領」のアンクワブ氏に抗議する野党勢力が大統領府を占拠した。野党指導者のハジムバ元首相は野党勢力による「臨時統治」を宣言。大統領側は「力による権力奪取の試み」と批判し、緊張が高まっている。

 ロシアに一方的に編入されたウクライナ南部クリミア半島に続き、黒海沿岸の旧ソ連圏の不安定さが浮き彫りとなった形だ。

 タス通信などによると、アンクワブ大統領の汚職や権威主義を批判し辞任を求める野党勢力は27日、スフミで数千人規模の抗議集会を開催。その後、大統領府で代表者が大統領と交渉中に約30人のデモ隊が建物の窓を破壊して侵入。大統領は外に逃れた。大統領は交渉で内閣総辞職に応じる姿勢を見せたが、自らの辞任は拒否したという。

 アンクワブ氏は2011年の大統領選でハジムバ氏らを破って当選しており、両者の政治的対立が背景にあるとみられる。ただ野党指導者の一人は「(アブハジア独立を承認した)ロシアとの統合」を掲げており、クリミアのようにロシア編入論が高まる可能性もある。ロシアのカラシン外務次官は28日、アブハジアのチリキバ「外相」に電話で情勢悪化への懸念を伝えた。

 アブハジアはソ連崩壊後の1992年に独立を宣言し、2008年のグルジア紛争後にロシアが南オセチアとともに国家承認したが、日本など国際社会は承認していない。今年2月に冬季五輪が開かれたロシアのソチに隣接している。

64チバQ:2014/05/28(水) 23:35:56
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014052802000137.html
ウクライナ軍空港奪還 東部ドネツク 親ロ派排除本格化
2014年5月28日 朝刊


 【キエフ=常盤伸】ウクライナのアバコフ内相は二十七日、親ロシア派過激集団に占拠された東部ドネツク州の州都ドネツク市の国際空港をウクライナ軍が奪還したことを明らかにした。内相によれば、空港はウクライナ軍が完全に掌握。親ロ派側には多数の死者が出たという。ウクライナ軍が、大統領選で一時的に控えていた親ロ派排除作戦を、再び本格化させている。

 ドネツクでは二十七日にかけて鉄道駅など、各地で散発的に市街戦が展開。ロシア通信によると、学校は休校となり、企業活動もほぼ停止されたという。

 ルキヤンチェンコ市長は、ロイター通信に、戦闘により民間人二人を含め、四十八人が死亡したと明言したが、親ロシア派は五十人以上としており、情報は錯綜(さくそう)している。

 またドネツクの通信社によれば、ドネツク州ゴロロフカでは、親ロシア派集団が地元の警官二人を、住民の衆人環視の中で射殺したという。

 タス通信によると、欧州安保協力機構(OSCE)は二十七日、ドネツクで活動していたOSCEの国際選挙監視団のうち、一チーム四人と、二十六日から連絡がとれなくなっていると明らかにした。

 一方、ウクライナの通信社によると、ドネツクに隣接するドニエプロペトロフスク州の州都ドニエプロペトロフスクでは、地元の共産党委員会の建物が、正体不明の武装勢力約二十人に占拠されたという。ウクライナ共産党のトップ、シモネンコ氏は、地元の警察が機能していないと強い懸念を示した。


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