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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

1とはずがたり:2008/11/20(木) 23:44:28
関連スレ

農業スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165378/l40
エネルギー綜合スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042778728/l40
環境スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1053827266/l40
電力スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1081280165/l40
メモ
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/energy/index.html

4410とはずがたり:2020/10/28(水) 15:03:37

洋上風力発電の経済効果2700億 秋田県が独自試算
会員向け記事 2020年6月24日 掲載
https://www.sakigake.jp/news/article/20200624AK0030/?ref=rlt

 秋田県は24日、本県の港湾内と一般海域の計6カ所に洋上風力発電施設が建設される場合、県内企業が受注できる可能性のある額は計2691億円に上るとの試算を明らかにした。事業費の合計として見積もった1兆469億円の25・7%に相当する。

 県は最初に事業者が設定している出力規模から投資額(事業費)を算出。それを基に受注可能額を割り出した。
>>4409

由利本荘沖の洋上風力、2社共同で参入検討
https://www.sakigake.jp/news/article/20200528AK0006/?ref=rlt
会員向け記事 2020年5月28日 掲載

 再生可能エネルギーによる発電事業を手掛けるドイツ電力大手の日本法人「RWE Renewables Japan合同会社」(リニューアブルズ社、東京)と、九州電力子会社「九電みらいエナジー」(福岡市)が共同で、由利本荘市沖での洋上風力発電事業の実施を検討していることが27日、分かった。両社によると、最大出力は70万キロワット規模を見込んでいる。同市沖は国が指定する洋上風力発電の「促進区域」に有望視されており、指定手続きが進められている。

 事業想定区域は由利本荘市沖の約1万3千ヘクタール。風車は海底に固定する着床式で設置し、総事業費は4〜5千億円規模となる見通し。風車1基当たりの出力や設置基数などは、今年秋までに環境影響評価(アセスメント)の配慮書に記載し、公表するとしている。

中部電と三菱商事パワーも名乗り 能代沖などの洋上風力
https://www.sakigake.jp/news/article/20200529AK0023/?ref=rlt
会員向け記事 2020年5月29日 掲載

 中部電力(名古屋市)と、三菱商事子会社の三菱商事パワー(東京)は29日、秋田県の能代市、三種町、男鹿市沖で、最大出力48万キロワットの洋上風力発電事業を計画していると発表した。環境影響評価(アセスメント)法に基づく計画段階環境配慮書の縦覧を来月1〜30日に行う。同海域は国が指定する洋上風力発電の「促進区域」として有望視されており、発電事業計画を発表したのは5グループ目となった。

 中部電によると、事業想定区域は約6270ヘクタール。最大60基の風車を、海底に固定する着床式で設置する。1基当たり出力は8千〜1万2千キロワットを見込んでいる。配慮書の縦覧は3市町と八峰町、大潟村の庁舎などで行う。

4411とはずがたり:2020/10/28(水) 15:06:05
ザライ省:風力発電所2か所が着工、投資総額165億円
https://www.viet-jo.com/news/economy/200928233940.html
2020/09/29 14:38 JST配信

 チュープロン・ザライ風力発電社とチュープロン・ザライ風力エネルギー社の合弁会社はこのほど、南中部高原地方ザライ省チュープロン郡バウカン村(xa Bau Can, huyen Chu Prong)で、風力発電所2か所を着工した。

 出力はそれぞれ50MWとなる。投資総額は3兆6000億VND(約165億円)。2021年に完成する予定。

 同発電所2か所の年間発電量は計3億1950万kWhで、年間売上高は6276億VND(約29億円)余り、年間公租公課は1250億VND(約5億7000万円)余りとなる見通し。

 ザライ省人民委員会は関連当局に対し、同省の電力開発計画に風力発電67件を追加するよう提案している。このうち、14件は政府の承認を取得しており、21件は調査・計画作成の段階にある。

[Bao Gia Lai 05:51 24/09/2020, A]. c Viet-jo.com 2002-2020 All Rights Reserved.

バクリエウ省:風力発電所が着工、投資総額370億円
https://www.viet-jo.com/news/economy/201005191530.html
2020/10/06 13:13 JST配信

 再生可能エネルギーを開発するコシ[KOS](KOSY)はこのほど、南部メコンデルタ地方バクリエウ省ホアビン郡で、コシ・バクリエウ風力発電所の第1期を着工した。

 同風力発電所はホアビン郡のビンティン村(xa Vinh Thinh)、ビンミーA村(xa Vinh My A)、ビンハウ村(xa Vinh Hau)にまたがる面積14haの用地に建設される。

 総出力は200MW余りで、投資総額は8兆VND(約370億円)。このうち、第1期が出力40MW、投資額1兆5000億VND(約69億円)で、2021年10月末までに完成する見通し。第2期は出力50MW、第3期は同100MW超となる。

 第1期の年間発電量は1億1500万kWhで、年間売上高は2700億VND(約12億4000万円)、年間公租公課は数百億VND(100億VND=約4600万円)となる見通し。

 この風力発電所が完成すれば、バクリエウ省に電源を追加供給するほか、社会経済発展の後押し、国家エネルギー安全保障にもつながると期待されている。

[Bnews 12:42 03/10/2020, A]. c Viet-jo.com 2002-2020 All Rights Reserved.

4412とはずがたり:2020/10/28(水) 15:07:34
NEDOら、欧州・風力発電所でハイブリッド蓄電池システムの実証運転を開始
https://www.kankyo-business.jp/news/026225.php
2020年10月06日掲載

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は10月2日、ポーランドにおける再生可能エネルギー導入拡大に向けたスマートグリッド実証事業において、ビストラ風力発電所にハイブリッド蓄電池システム(BESS)を設置し、6月に試行運転を開始、9月25日から本格的な実証運転を開始したと発表した。

今回導入したハイブリッドBESSは、出力特性に優れる高出力のリチウムイオン電池と容量単価の低い大容量の鉛蓄電池を、要求性能を満たすように最適に組み合わせることにより、高性能と低コストを両立させたポーランド最大規模の蓄電池システムとなる。実証運転では、風力発電の短期的な変動を緩和する機能や、需給バランスを調整するために必要な予備力を提供する機能など、その有効性を検証する。

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4413とはずがたり:2020/10/30(金) 17:32:40
実際どの程度出力抑制が起きるかだな?。千葉辺りは送電線が足りてない

長崎県の日本ベネックス 国内初「ノンファーム型」メガソーラー稼働 千葉で
10/27(火) 11:50配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/47d7f5714f464b7c141226957a5ecc10269e5c41
長崎新聞

 一般産業用機械・装置製造業の日本ベネックス(長崎県諫早市)は、千葉県内の物流施設屋上で出力約3メガワットのメガソーラーを稼働させた。出力は、1棟の屋根借りメガソーラーとしては国内最大級。電力系統混雑時の出力抑制を前提に新規電源の接続を認める「ノンファーム型」による稼働は国内で初めてとなった。
 設置先は、同県印西市で伊藤忠系会社が運用する大規模物流施設「アイミッションズパーク印西」(5階建て約11万平方メートル)の屋根。年間約318万キロワット時の発電量を見込み、一般家庭約900世帯分に相当する。固定価格買い取り制度(FIT)により1キロワット時当たり13・45円で東京電力に売電する。
 ノンファーム型接続は、再生可能エネルギー普及のため電力系統を有効活用する新たな運用ルールで、国が推進している。太陽光発電量が増える晴天時など、大手電力会社の基幹系統(送変電設備)に空き容量がなくなるときには出力を抑えるという条件で、発電事業者に系統接続を認める。東京電力が千葉県で試行し、日本ベネックスが稼働1号となった。
 日本ベネックスが保有する自社発電所は23カ所目で、出力は計約20メガワット。このうち屋根借りは7カ所、計約11メガワットを占める。小林洋平社長は「ノンファーム型接続によってメガソーラーを導入できるエリアは広がる。今後は年間3、4カ所整備していきたい」としている。

4414とはずがたり:2020/10/30(金) 17:33:07
漁業と共生、118億円拠出要請 銚子洋上風力発電事業者説明会
10/30(金) 7:55配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/34205c623bc2f49c61209888bc2336ae9afc1535
産経新聞

 7月に「海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律(再エネ海域利用法)」に基づく促進区域に指定された銚子市沖での洋上風力発電事業への参加を希望する事業者への国や県、地元による説明会が同市の犬吠埼ホテルで開かれた。公募によって選ばれる事業者に漁業との共生や振興のため、総額118億円にのぼる基金への拠出を求めることなどが示された。

 22日に行われた説明会には、11月の公募に参加を予定する25社の52人が出席した。洋上風力設備に必要な部品は1万〜2万点と多く、メンテナンスを含め関連産業の裾野は広いという。地元では、銚子市漁協と銚子商工会議所、同市が出資し、メンテナンス事業を中心に行う会社「銚子協同事業オフショアウインドサービス」を9月に設立した。越川信一市長は「地元企業ができることは地元に」と地元への経済循環を求めた。また、洋上風力の景観資源の活用など観光開発への協力も期待した。

 促進区域は名洗港沖の南西1〜10キロの海域約3950ヘクタール。ここに、海底に固定する着床式の洋上風力発電施設を建設する。

 9年連続の水揚げ高日本一の漁港を持つ日本有数の漁業が活発な海域で行われるため、地元は漁業との協調・共生が必要としている。118億円の内訳は、漁業との協調・共生・振興の取り組みとして銚子、旭両市の基金に計100億円、県漁協振興基金に15億円、漁場実態調査のための銚子市の基金に3億円となっている。

4415とはずがたり:2020/10/30(金) 17:33:43
風力発電乱立に反対 住民らが団体設立 秋田
2020.9.2 00:07
https://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/200902/lif20090200070003-n1.html?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link

 秋田県で風力発電の乱立に反対している3つの住民団体が1日、「風力はもういらない ネットワーク@秋田」を設立した。

 3団体は「由利本荘・にかほ市の風力発電を考える会」(佐々木憲雄代表」、「AKITA あきた風力発電に反対する県民の会」(金森信芳代表)、「能代山本洋上風力発電を考える会」(中根慶照会長)で、会員は計約400人。

 秋田県内の風力発電は、沿岸を中心にした陸上部だけで300基以上の大型風車が稼働している。

 加えて1・5〜2キロ沖の沿岸海域でも能代市・三種町・男鹿市沖と由利本荘市沖が国の大規模洋上風力発電構想の促進区域に指定されて事業化が進み、八峰・能代沖も促進区域の前段の有望区域に選定されている。事業化されると全高300メートル近い大型風車が数百基建ち並ぶ。

 同ネットワークは「まず事業化ありきで、国も県も地元の市や町も住民への具体的でわかりやすい説明をしないまま計画をどんどん進めている。海辺や高原の自然や景観が破壊され、住民の生活環境が脅かされている」と指摘する。

 そして「自分の家の周りに“風車が回る東京タワー”が建ち並ぶことを想像し、一人でも多くの人に自分の問題として考えてほしい」と訴える。


 同ネットワークでは、風力発電のさまざまな弊害について県内での啓発活動で連携し、最終的には大規模洋上風力発電の促進区域指定の撤廃をめざす。

 「隣の山形県でも出羽三山地域での大規模風力発電計画に反対運動が起きており、全国の反対運動とも連携を図りたい」としている。

4416とはずがたり:2020/10/30(金) 17:34:27
新潟市沖に洋上風力発電 中原市長「地域活性化に期待」
10/30(金) 12:11配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dc0e8fa7679417857e6ddfbc0d3e52500b41fa7
UX新潟テレビ21

新潟市の沖合で、民間の事業者が洋上風力発電の建設を検討していることについて、中原市長は「地域の活性化につながる」との考えを示しました。
新潟市によりますと、計画は三井不動産と三菱商事パワーが共同で進めていて、建設予定地は西区の五十嵐浜から西蒲区の越前浜にかけての海域を想定しています。2026年度の運転開始が目標で、海の上に最大出力35万キロワットの風力発電の建設を目指しています。新潟市の中原市長は30日の会見で「新たな産業育成や地域経済の活性化につながると考えているので、事業者と一緒に考えていきたい」と述べました。
洋上風力発電は、国が「促進区域」に指定した地域で、優先的に進められることになっています。

最終更新:10/30(金) 12:23

4417とはずがたり:2020/10/30(金) 17:37:05
本土(や場合によったら韓国とも?!)との海底連系線が欲しいなぁ?。海峡エリアだし潮流発電などもできないかな?

壱岐迄はとは総研としても計画済みw
http://tohazugatali.dousetsu.com/ritoh/iki00.html#4

洋上風力発電の促進エリア 壱岐と対馬で検討(長崎県)
10/27(火) 11:10配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa349c3403707023e10350fe3b9ffeabb5bb721e
NIB長崎国際テレビ

洋上風力発電を導入する県の促進エリアについて検討する協議会が会合を開いている。

協議会の会合には県や長崎大学、環境省などから約50人が参加している。洋上風力発電を導入する県の促進エリアとして壱岐市と対馬市の周辺海域が候補にあがっていて会合では現地調査や漁業者らに聞き取りを行うことなどを確認したという。県内ではこれとは別に国が定める洋上風力発電の促進区域に五島市が指定され西海市の江島沖も指定が有力視されている。

最終更新:10/27(火) 11:10
長崎国際テレビ

4418とはずがたり:2020/11/02(月) 15:28:27

北海道一年天知で15万KW=150MW増やすも12万KW=120MW増やしたと26万=260MW増やした福島には勝てず。

どっかでかいメガソーラーが運開したんかな?カウント期間外の10月に60MW=6万KW程運開したりしてるけどこれで福島最大級か,大したことない感じがするねえ。

調べたら74MWとかあるやん。

福島県初!太陽光出力「全国1位」 補助で企業誘致増など要因
11/1(日) 10:54配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/80084fdd741526a957c3184d51d95915962b6cda

太陽光発電の最大出力上位5位
2019年4月末
1茨城県:69万7986KW
2岡山県:68万3898KW
3北海道:54万4074KW
4福島県:53万870KW
5三重県:45万1461KW

2020年6月末
1福島県:79万2810KW
2茨城県:76万7103KW
3北海道:69万5751KW
4岡山県:66万3211KW
5鹿児島県:59万9602KW

 県内の大規模太陽光発電所(メガソーラー)の最大出力(発電能力)が6月末時点で79万2810キロワットとなり、四半期(4〜6月)で初めて全国1位になった。太陽光発電の導入割合は、震災と原発事故後に創設された県の補助事業などを背景に増加しており、「再生可能エネルギー先駆けの地」を掲げる本県の取り組みが現れた形だ。
 資源エネルギー庁が毎月、電気事業者からの報告に基づき作成している電力調査統計で分かった。統計に含まれない電気事業者以外の太陽光発電もあるため、実際の発電能力はさらに多くなる。
 6月末の太陽光の発電能力は3月末より10万8912キロワット増え、2位の茨城県を2万5707キロワット上回った。4月末に77万4410キロワットで初めて首位となって以降、5月の79万2810キロワットと合わせ、3カ月連続でトップ。都道府県別の集計が始まった2019年4月末は53万870キロワットで全国4位だった。

福島県最大級「メガソーラー」運転開始 年間で1万4500世帯分
2020年10月02日 08時50分  
https://www.minyu-net.com/news/news/FM20201002-542791.php

 浪江谷津田復興ソーラー合同会社が浪江町谷津田に建設していた県内最大級の大規模太陽光発電所(メガソーラー)は1日、運転を開始した。事業出資者の三菱総合研究所(東京都)が同日発表した。

 同研究所によると、出力は約60メガワットで、年間発電量は一般家庭約1万4500世帯分に相当する。農地だった約90ヘクタールにパネル約20万枚を敷設した。

 総事業費は約135億円。発電した電気は固定価格買い取り制度に基づき、東京電力に売電する。

福島県白河市に74MWのメガソーラー、設計・施工は日揮
2019/10/19 17:34
工藤宗介=技術ライター
https://project.nikkeibp.co.jp/ms/atcl/19/news/00001/00313/
ジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE、東京都港区)
一般財団法人・ふくしま未来研究会(福島市)
信夫山福島電力(福島市)

白河ソーラーパーク(白河市大信地区)2021.12末運開予 74MW
西の郷ソーラーパーク(西郷村)2020.1運開予 74MW
30MW級の風力発電設備の建設を計画

4419とはずがたり:2020/11/12(木) 07:58:27

FIT使わないとかエネオスの絡み具合とか色々注目だな!

イーレックスとENEOS、新潟で世界最大級バイオマス発電: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66042430Q0A111C2TJ2000/

事業者:イーレックス(21年度から発電向けに品種改良した植物燃料の大規模耕作を始める予定→すげえな。何処で栽培するんだ?これだとFITは使えないのかな??)
敷地:エネオス保有ゴルフ場
容量:300MW
着工:2023年中
FIT:使用せず
燃料:バイオマス(安価な植物燃料等念頭)

4420とはずがたり:2020/11/13(金) 09:20:55
脱炭素投資に税優遇 政府与党、研究開発支援で基金も
2020年11月13日 1:00 (2020年11月13日 5:12 更新) [有料会員限定記事]
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO66154210S0A111C2MM8000?s=6

4421とはずがたり:2020/11/13(金) 20:09:12
褐炭を水素にして(CO2は出る)日本に運びLNG火発で使うというプロジェクトがあるhttps://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/kattansuisoproject.html http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1355753496/170けど,こちらは最エネに拠る水素分解や天然ガスの改質で取り出した水素をアンモニアにして日本運び石炭火発で使う様だ。

褐炭から作った水素をアンモニアにせずLNG火力で使用したり,再エネで作った水素をアンモニア生産に利用したり両方交叉で行けそうな感じもある。また豪州ではなく九州で余る最エネ電力で安価に水素作れそうだから鶴崎辺りの昭和電工でアンモニアに(鶴崎で作ってるという情報はないけどw)してもらっても良いかも。

火力発電設備におけるアンモニア混焼を目的としたNEDO委託業務への参画について
https://www.jera.co.jp/information/20200327_479
2020/03/27

株式会社IHI、株式会社JERA、丸紅株式会社およびWoodside Energy Ltd.(以下「4社」)は、このたび、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業「アンモニア混焼火力発電技術の先導研究」について、実施内容として追加された事業用火力発電所におけるアンモニア混焼に向けたフィージビリティスタディに係る事業に共同で参加することといたしました。

本事業は火力発電所におけるアンモニア混焼に向けた設備や経済性の検討を行うとともに、アンモニアの製造・輸送を含めた適用可能性評価を行うことを目的とした事業です。

水素を低コストで効率良く輸送・貯蔵できるアンモニアは、エネルギーキャリアとしての役割に加え、火力発電の燃料として直接利用が可能であり、燃焼時にCO2を排出しない燃料として、温室効果ガスの排出量削減に大きな利点があると期待されております。

本事業では、既設の火力発電所でアンモニアを燃料として直接利用する実証試験に必要な技術検討を行います。また、設備費、運転費並びにアンモニアの製造・輸送コストを考慮した経済性検討を実施し、適用可能性を評価いたします。

4社は、アンモニアをはじめとする水素エネルギーの社会実装に向けた取組みを通じ、さらなるCO2排出量の削減に貢献してまいります。

受託事業の概要
https://www.jera.co.jp/system/files/private/%E5%8F%97%E8%A8%97%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81.pdf

1. 件名
「次世代火力発電等技術開発/次世代火力発電技術推進事業/アンモニア混焼火力発電技術の先導研究/微粉炭焚ボイラにおけるマルチバーナ対応アンモニア混焼技術
の研究開発」の追加実施内容である、事業用火力発電所を対象としたフィージビリティスタディに係る事業

3. 実施者および役割
・ 株式会社 IHI(本社:東京都江東区、代表取締役社長:満岡 次郎)
事業用火力発電所を対象とした、数値解析によるアンモニア混焼時の熱効率の評価、実証試験を行うためのアンモニア貯蔵・供給設備や、アンモニア混焼バーナ等ボイラ関連設備に係る検討。

・ 株式会社 JERA(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小野田 聡)
事業用火力発電所での混焼に向けたアンモニアの貯蔵および気化器等の仕様検討や、アンモニアのコストおよび設備投資費等の経済性評価を通じた実機適用に向けた課題解決。

・ 丸紅株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:柿木 真澄)
アンモニアの CO2フットプリント低減のための方策の検討並びに課題抽出、および輸送コスト低減に向けた大型船の活用を含む輸送効率向上の検討並びに課題抽出。

・ Woodside Energy Ltd.(本社:オーストラリア パース市、代表取締役社長:Peter J Coleman)
アンモニア製造プラントの大型化の実現に関する課題および製造コストの低減手法等についての課題抽出。

4422とはずがたり:2020/11/17(火) 10:14:38
大分の特高太陽光、大ガスが取得、「1GW」に向け着々
国産太陽光パネルの性能劣化は「7年で1%未満」
2020/11/10 05:00
金子憲治=日経BP総合研究所 クリーンテックラボ
https://project.nikkeibp.co.jp/ms/atcl/19/feature/00001/00062/?ST=msb

>大分臨海工業地帯には、…太陽光パネルの合計容量は150MWを超え、

>そのなかの1つ、出力26.5MWの「日産グリーンエナジーファームイン大分」は、2013年5月1日に商業運転を開始した。…日産自動車の所有する遊休地を活用した…

>実は、このメガソーラーのSPCは当初、「日揮みらいソーラー」だったが、2019年12月に、「Daigas大分みらいソーラー」に変わった。元々は、日揮が100%出資して事業化したものの、2014年5月に大阪ガスが49%出資して太陽光発電事業に参画した。さらに大阪ガスは、2019年12月に日揮の保有する全株を取得して、100%子会社にした。

大ガスも頑張っている様だ。

とは言え鶴崎全体で150MWは太陽光発電としてはあんまデカイとは云えない。(まあ逆に云うと工業地帯として整備したのに150MWもパネル並べられるほど遊休地があったと云うことでそれはそれで深刻か。。)

この150MWを使って水素製造なりアンモニア製造なりしてその分,南九州の太陽光発電接続量を増やしたいところ。

4423とはずがたり:2020/11/17(火) 17:03:25

エアアジア・ジャパン破産へ
2020/11/17 16:59 (JST)
c一般社団法人共同通信社
https://this.kiji.is/701341327479112801

 格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパンは17日、東京地裁に破産手続き開始を申請したと発表した。新型コロナウイルス流行による航空需要急減で経営が悪化し、10月に事業継続の断念を決めていた。

4424とはずがたり:2020/11/24(火) 20:27:29
なんで匿名なん??

坂井、あわら沖に洋上風力発電計画
3共同企業体、30基規模も
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/775568
2019年1月12日 午前7時20分
洋上風力発電の適地として注目を集める福井県坂井市〜あわら市沖
拡大する

洋上風力発電の適地として注目を集める福井県坂井市〜あわら市沖

 福井県坂井市からあわら市にかけての沖合で、電力会社が入る共同企業体(JV)などによる三つの洋上風力発電の建設計画が持ち上がっていることが1月11日、両市などへの取材で分かった。両市はJVを構成する企業名は明らかにしていないが、県内企業が含まれているとみられる。30基の風車設置を目指す大規模なものもあり、3JV合計の設置計画数は69基になる。

 昨夏以降、各JVから市や計画地の周辺住民に打診があった。専門家によると、この海域は風況が良く、洋上風力発電の適地。洋上風力発電を推進する国の政策もあり、多くの企業が注目している。

 経済産業省資源エネルギー庁によると、建設には漁業関係者など地元の同意が不可欠。風況や地盤の調査後、3〜4年の環境影響評価(アセスメント)を行う。海上保安庁など関係機関と調整を図った上で着工し、完成まで最短で7、8年かかる。

 30基の建設を目指すのは、電力会社などが参加しているとみられるJVで、坂井市三国町浜地沖約5〜8キロのほぼ正方形のエリアに1基当たり6千キロワット級を配置する。海底に設置した構造物と海に浮かべた風車をケーブルで係留する「浮体式」を採用。風車エリアの1キロ以内は航行禁止になるという。坂井市によると、底引き網漁の漁区にかかる可能性がある。

 24基の建設構想を持つJVには、商社などが含まれるとみられる。坂井市〜あわら市沖約3〜5キロに8千キロワット級を1列に置く。

 15基の建設計画を立てているのは電力会社などでつくるJVで、この電力会社は30基の計画があるJVにも参画しているとみられる。坂井市〜あわら市沖約2キロに1万キロワット級を1列に並べる。海底に土台を置いて風車を固定する「着床式」を採用する。

 三つの計画は、陸上に建設する運転監視施設や変電所のほか、洋上変電所などの建設が必要になる場合もある。

 また、既に表面化している三井不動産の具体的な計画も明らかになった。テクノポート福井沖約500メートルと、あわら市北潟沖約1キロにそれぞれ2千キロワット級の風車4基を建設する計画。当初、坂井市三国町浜地沖も候補地としたが、観光関係者の反対で断念した。同社は福井市沖でも建設を目指しているという。

 資源エネルギー庁によると、洋上風力発電では、千キロワット当たりの年間発電量は一般家庭500〜700世帯分に相当する。

4425とはずがたり:2020/11/24(火) 20:27:59


2019年
ニュースリリース
福井県あわら洋上風力発電事業における環境影響評価の開始について
〜洋上風力発電所の開発可能性を調査〜
https://www.jpower.co.jp/news_release/2019/11/news191120.html
2019年11月20日
電源開発株式会社

電源開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 社長執行役員:渡部 肇史、以下「Jパワー」)は、福井県あわら市沖において、洋上風力発電所の開発可能性を確認すべく、環境影響評価における計画段階環境配慮書の縦覧を開始しました。

本年度より施行された「再エネ海域利用法(注1)」に基づき、現在、風力発電事業者を公募で選定するエリア(促進区域)の指定に向けた検討が国により進められているところですが、本海域は風況も良好であり、水深も比較的浅いことから、洋上風力発電所の有望な候補地点のひとつと考えております。
また、当地域においては、2011年より陸上であわら北潟風力発電所の運転を開始しており、これまで同様、地域の方々をはじめとする関係者のご理解を得ながら、洋上風力発電所の開発可能性調査を進めて参ります。

Jパワーは、国内第二位の規模を誇る合計出力約45万キロワットの風力発電設備を有しており、2018年6月に再生可能エネルギー本部を設置し、水力・地熱などを含めた再生可能エネルギー拡大に向けた取り組みを強化しています。洋上風力発電については、北九州市沖洋上風力実証設備の建設・運営に携わるとともに、同地区港湾区域での事業化調査や英国Triton Knoll洋上風力事業に参画し、知見を蓄積して参りました。また、洋上風力発電の導入ポテンシャルが大きい一般海域(注2)においても、本年度より長崎県西海市や北海道檜山エリア沖で海底地盤調査や海底地形調査を、それぞれ開始したところです。
これからもJパワーは、国内外で培った知見や経験を活かし、洋上風力をはじめとした再生可能エネルギーの開発を推進していきます。

(注1) 再エネ海域利用法:海洋再生可能エネルギー発電の整備に係る海域の利用の促進に関する法律のこと
(注2) 一般海域:領海・内水のうち、漁港、港湾区域などを除く海域

【参考】事業概要と事業実施想定区域の位置
事業の名称 (仮称)福井県あわら洋上風力発電事業
事業実施想定区域の所在地 福井県あわら市沖の一般海域
原動機の種類 洋上風力(風力発電機)
予定出力(規模) 最大350,000kW程度

4426とはずがたり:2020/11/24(火) 20:35:49
再生エネルギーは本当に頼りになるのか 福井県あわら市沖で洋上風力発電計画【ふくい特報班】
11/24(火) 8:15配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8ec791f74f363245a46f9443dbf15ed7c10f2c6
福井新聞ONLINE

http://tohazugatali.dousetsu.com/d8ec791f74f363245a46f9443dbf15ed7c10f2c6.png
福井県あわら市沖の洋上風力発電事業

 菅義偉首相が温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロとする目標を掲げ、注目が集まる再生可能エネルギー。福井新聞の調査報道「ふくい特報班」(通称・ふく特)に「再生エネは本当に頼りになるの?」と疑問が寄せられた。国が主力電源化の鍵と位置付けるのが陸上風力より風車の大きさ、出力ともにはるかに大きい洋上風力発電。福井県内でもあわら市沖で計画があり、風車の高さは最大で260メートルと、県内で最も高い建物である福井市のハピリン(91メートル)の3倍近い。出力は50年前に敦賀、美浜で稼働した初期の原発に匹敵する。早ければ今冬にも手続きが始まる。

 ◆変わる越前海岸

 あわら市沖は福井県沿岸の中で比較的強い風が吹くエリア。陸上で風力発電の実績があることもあり、現時点で二つの計画が浮上している。北陸電力や中部電力のグループと、電源開発と三井不動産のグループで、ともに想定区域はあわら市のほぼ全沿岸約6キロ。国の公募を経てどちらかが事業者に選ばれる流れだ。

 陸上風力に比べ立地に制約が少なく、巨大施設を設置できるのが洋上の強み。北陸電グループは横一列に最大20基をずらりと並べる構想。電源開発グループは列を分けることも視野に、最大37基。設置場所は1キロ以上沖合だが、巨大風車は沿岸から目に入り、越前海岸の景観が変わりそうだ。

 北陸電グループは風車を比較的浅瀬に設置しコスト面で有利なのに対し、電源開発グループはより沖合にも設置し出力が大きい。最大想定の35万キロワットは、日本原電敦賀原発1号機(35・7万キロワット)、関西電力美浜原発1号機(34万キロワット)=ともに廃炉作業中=並みだ。

 ◆県の動向注目

 洋上風力を進めるには事実上、国の「促進区域」の指定を受ける必要がある。指定されれば最長30年間、海を利用できる。指定に向けては、適地と見込まれることを都道府県が国へ情報提供することが第一歩。国は昨年度、12〜2月に各地の情報を募集した。「本年度も大きなスケジュール変更は考えていない」(資源エネルギー庁新エネルギー課)としていて、募集が今冬始まれば、県の対応に注目が集まりそうだ。

 北陸電、電源開発とも早期の手続きを望んでおり、地元には最短で2028年度運転開始のスケジュールを示している。ただ県は「地元の理解が前提でスケジュールありきではない」(環境政策課)との立場。漁業者ら地元関係者の調整が不十分なまま情報提供しても「有望な区域」と認められず、以降の手続きに進めないためだ。あわら市も「計画には賛否あり、県と調整する」(生活環境課)としている。

  ×  ×  ×

 福井新聞「みんなで発掘 ふくい特報班」(ふく特)は、暮らしの中で感じた疑問や地域の困りごと、不正の告発といった情報を寄せていただき、記者が取材を進める調査報道企画です。

4427とはずがたり:2020/11/24(火) 20:41:34
福井県あわら沖において洋上風力発電事業の開発可能性調査を実施〜事業の実現に向け環境影響評価を開始〜
2019年09月26日
中部電力株式会社
北陸電力株式会社
株式会社OSCF
https://www.chuden.co.jp/publicity/press/3271839_21432.html

中部電力株式会社(本社:名古屋市東区、代表取締役社長:勝野 哲)、北陸電力株式会社(本社:富山県富山市、代表取締役社長:金井 豊)、株式会社OSCF(本社:東京都港区、代表取締役:梅田 明利)は、福井県あわら沖において洋上風力発電事業の開発(以下、「本事業」)を検討しており、現在、開発可能性調査を実施しております。

本日、環境影響評価法に基づき、「(仮称)あわら沖洋上風力発電事業 計画段階環境配慮書」(以下、「配慮書」)を経済産業大臣に送付するとともに、福井県知事、石川県知事、あわら市長、坂井市長および加賀市長へ送付いたしました。

今回送付した配慮書は、環境影響評価法に基づき、事業の計画段階において、環境の保全のために配慮すべき事項について検討した結果を取りまとめたものであり、2019年9月27日から10月28日まで縦覧いたします。

配慮書について環境保全の観点からご意見をお持ちの方は、ご意見を書面にてお寄せいただくことができますので、「配慮書の縦覧方法および意見書の提出方法」(別紙)をご参照ください。

本事業の実現に向けて、地域の方々をはじめとする関係者のご理解とご協力を頂きながら、環境影響評価・開発可能性調査を実施してまいります。

(仮称)あわら沖洋上風力発電事業の概要および環境影響評価の流れ
1 事業計画の概要

事業の名称

(仮称)あわら沖洋上風力発電事業

原動力の種類

風力(洋上・着床式)

出力

発電機の基数:最大20基
(単機出力:8,000〜12,000 kW)
総発電出力:最大200,000 kW

実施想定区域

福井県あわら市の沿岸域および沖合

4428とはずがたり:2020/11/25(水) 09:27:24
システムコストは量産で下がるが段々適地が減って立地コストが上がるのは当然だよな。
またイノベーションが耐久性という方向にも行く必要があるね。

風力発電のコストは上昇している
-英国からの報告-
2020/11/24
http://ieei.or.jp/2020/11/sugiyama201124/
温暖化の政策科学
杉山 大志
キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹

 「風力発電のコストは下がり続けている」という意見をよく聞く。しかし英国の「会計報告を調査した結果、実際にはコストは上昇した」、とする報告を紹介する。

 本稿は、英国の再生可能エネルギー財団(Renewable Energy Foundation、ジョン・コンスタブル所長)が2020年11月に発表した2つの大部にわたる報告書について、同財団の協力を得て筆者が作成した邦文による紹介である。報告の詳細については以下を参照頂きたい: 風力発電の経済学: レトリックと現実 (英語)
 論文の著者はエディンバラ大学スクール・オブ・エコノミクスのゴードン・ヒューズ教授である。2001年まで世界銀行のエネルギー・環境政策の上級顧問を務め、世界銀行の環境ガイドラインを担当していた。また環境政策の策定・実施に関して英国政府の顧問を務めた。専門は経済データの統計分析である。

 英国と欧州では、政策決定者と投資家が、低炭素排出の目標を達成するためとして、レトリックを弄している。
 すなわち彼らは、いま現在も将来も、風力事業のコストと性能は劇的に改善しつつある、としている。
 しかし、コストと性能に関するエビデンスを見ると、実態は全く異なる。再生可能エネルギーは、実際には非常に経済的・社会的に高くつく。

 この調査は、風力発電所を所有および運営する350社以上の監査済み会計報告から得られた実際の発電コスト(=資本費+運用費)のデータに基づいている。
 さらに、デンマークの6,400基以上のタービンの性能に関するデータも分析した。
 いずれのデータも15年以上の期間をカバーしており、もしも本当にコストと性能が向上したというならば、それははっきり確認できるはずである。

 将来のコストの予測は、たいてい、「規模の経済と学習効果によって、設置容量が増加するにつれて平均コストが低下する」という考えに大きく依存している。よく置かれる想定は、「容量が倍増するたびに、コストが15%減少する」というものである。
 
では、実態はどうだろうか。
 図1は、英国の洋上風力の実際の資本費である。縦軸は容量メガワットMWあたりのコストで、単位は100万ポンド(2018年価格)である。資本費には送電線への接続コストを含めている。

 このように、現実には、北西ヨーロッパの総設備容量が倍増するたびに、資本費は減少するどころか、約15%増加している。
 この理由は、時間とともに、より海岸から遠く、深い立地場所を使用することを余儀なくされたためだった。
 この図には回帰直線から大きく外れた値が一つあるが、これは浮体式風力発電である。これは深い海における洋上風力発電と比べても2倍以上のコストになっている。
 陸上風力のデータも同じ傾向にある。つまり、開発が困難なサイトの使用を迫られるため、平均資本費は時間とともに増加してきた。
 このような、洋上・陸上風力発電のコスト上昇のトレンドは、発電設備の大型化によるコスト削減のメリットを、凌駕してきた。

4429とはずがたり:2020/11/25(水) 09:28:08
>>4428
 資本費だけではなく、運転費も、時間の経過とともに、減少するのではなくて、増大してきた。
 新規事業の運転費は増大傾向にある。
 また既存事業についても、操業年数とともに運転費は増大している。
 図2は、典型的な洋上風力事業の平均運転費である。縦軸はメガワットMWあたり年間1000ポンド£(2018価格)である。

 コスト分析として、発電設備のサイズ、水深、送電線へのアクセス等の要因を検討した。
 図中の青い線は、2008年に運転開始をした浅い海(=水深10メートル以下)での事業のコストである。灰色の線は、2018年に運転開始した、深い海(=水深30メートル以上)での事業のコストである。
 2つの線には大きな開きがある。その理由は以下の通りである。第1に、初年度の運転費用を比較すると、深い海での事業は、浅い海での事業よりも60%以上高くなっている。第2に、時間の経過とともに、初年度運転費は、年間約6%増加している。
 図中の線は何れも右肩上がりになっている。つまり既存事業の運転費は、操業年数とともに増加する。陸上風力事業では、平均運転費は、操業年数に応じて年率約2.8%する。洋上風力発電事業では、これよりも急激であり、操業年数に応じて年率約5.5%と、大幅に増加する。
 このようなコスト増加の傾向は、洋上・陸上風力事業の経済性に重大な影響を及ぼす。
 なぜならこのコスト増加は、操業開始から12年から15年を経過すると、運転費が市場の電力価格を上回ることを意味するからだ(しかもこれは操業年数によって発電性能が低下しないと想定した場合に限るもので、この想定が妥当でないことは後で詳しく述べる)。
 このため、市場価格を上回る価格が保証された初期の期間――現在の英国の制度では15年間――が終わると、風力発電所を運営し続けることに経済的な価値は無い、ということになる。
 したがって、新規の洋上・陸上風力発電所の経済的な寿命は15年以下になる。資本費は、この比較的短い時間で回収することを余儀なくされる。

 さてそれでは、運転費が増大した原因は何であろうか。これを知るため、デンマークの風力発電の性能低下に関するデータを分析した。
 図3は、運転を開始してから最初の機器故障までの時間をプロットした「故障曲線」である。

 故障に関する指標の採り方には幾つかあるが、この図で見られる傾向は、その方法に依存せず、だいたい同じになる。
 ここでの結論は、

(i) 洋上風力は陸上風力よりも信頼性が著しく低い
(ii) 古い小型(1 MW以下)の陸上風力は、2005年以降に建設された風力発電所で主力となった2MW以上の陸上風力よりもはるかに信頼性が高かった。
ということだ。
 図から、洋上風力の60%近くが、最初の5年間(=60カ月)で機器の故障を経験することが読み取れる。
 また2MW以上の陸上タービンの信頼性は時間の経過とともに劣化するため、10年(=120カ月)以上稼働すると、故障のリスクが急激に高まっている。
 最後に、故障率には有意な立地地域差があることを付け加えておく。地域差は、偏西風が英国において引き起こす風況の違いによって生じている。

4430とはずがたり:2020/11/25(水) 09:29:55
 上図とは別に、設備利用率が操業期間と共にどう変化したかに注目しても、2000年代初めに導入された2MW以上の発電設備は、2002年から2010年の間に大きな性能上の問題を経験した、というはっきりした証拠が見つかる。これは2000年までに設置された1MW未満の小型タービンと比較すると非常に明白になる。
 デンマークでは、そしておそらく英国でも、2MW以上の新世代の発電設備は、大規模に導入されてから5〜8年間、大規模な初期トラブルを経験した。これは風力発電技術の世代交代の影響について警鐘を鳴らすものだ。
 全体として、陸上風力の平均設備利用率は、発電設備の操業年数に応じて年率約3%で低下する。洋上風力では、平均設備利用率は年率約4.5%で低下する。
 つまり、初年度に設備利用率が35%であった陸上風力であっても、12年間の操業の後には、25%の設備利用率しか期待できないことになる。
 この落ち込みは洋上風力だとなお顕著になり、初年度の設備利用率が55%であっても、12年間の操業の後には、僅か33%になってしまう。

 以上のデンマークの風力発電性能の分析を、英国の風力発電所の運転費分析と組み合わせると、重要なことが解る。
 すなわち、加齢に伴う設備利用率の低下を考慮すると、2018年に設置された陸上風力発電所のメガワットアワーMWhあたりの平均運転費は、初年度の24ポンドから、12年間の操業の後には、42ポンドに上昇する。
 この傾向は洋上風力発電についてはもっと甚だしい。初年度の平均運転費はMWhあたり41ポンドであるが、これが12年間の操業の後にはMWhあたり125ポンドに高騰する。
 このように、加齢に伴う設備利用率の低下は、運転費の経年増加が風力発電の経済性に及ぼす悪影響に、更に追い打ちをかけるものだ。
  
 以上の分析と、資本費・運転費のデータを組み合わせると、再生可能エネルギーのコスト低下についてのレトリックと現実の違いが明らかになる。
 風力、太陽光、その他の再生可能電力について、多くの予測では平準化コスト(LCOE)を指標としているが、これは非常に誤解を招く指標である。
 というのは、時間の経過とともにコストも性能も体系的に変化するため、発電設備の経済的な寿命は不確実だからである。
 より良い方法は、運転費と「発電設備の経済的な寿命」との関係を考慮し、適切な財務モデルを使用して、損益分岐価格を計算することだ。
 
 英国では、陸上・洋上風力事業に対して、事実上、保証価格(=ストライク価格と呼ばれる)を設定する、一連のオークションがあった(CFD制度)。表1は、ストライク価格と、損益分岐価格の見積もりと、損益分岐価格の達成に必要な仮定のまとめである。

4431とはずがたり:2020/11/25(水) 09:30:13
>>4428-4431
 表から、陸上風力の場合、「ラウンド1」の平均ストライク価格は、2018年のコストと性能に基づいて計算した損益分岐価格とほぼ同じであることが読み取れる。
 このことから、英国の陸上風力の実際のコストは、MWhあたり£90-£95の範囲にあると結論できる。
 そして今後10年間でこれが大幅に減少すると予想する理由は無いことは、すでに述べた通りである。
 洋上風力の場合、「投資契約」のストライク価格161ポンドは、MWhあたり152ポンドという2018年の損益分岐価格よりもやや高いものだった。
 これらの事業では、ストライク価格は損益分岐価格に近く、つまり妥当なものとなっていて、どこにも巨額の損失は発生しない。
 だが、ラウンド1とラウンド2では、平均ストライク価格を正当化する為には、コストと発電性能について、非常に野心的な仮定をする必要が生じる。
 ラウンド1では、平均ストライク価格はMWhあたり112ポンドであった。これを正当化するためには、発電コストが2018-19の実際の原価と同様であるとすると、15年間一定で58%という高い設備利用率が必要になる、という分析結果になった。
 このような高い性能は全く望むべくもない。8-10 MWの設備を使用する洋上風力事業であっても、この事情は変わらない。
 ラウンド2では、洋上風力の平均ストライク価格はさらに下がってMWhあたり65ポンドであった。損益分岐価格をそのレベルまで下げるには、2008-09年に完了した浅い海での事業と同等の低い運転費を想定した上で、60%という高い設備利用率を一貫して想定する必要がある。このような仮定は幻想に過ぎない。
 このような価格付けの下では、ラウンド1およびラウンド2の事業においては、投資家と貸し手の両方が、大きな財政的損失を被るだろう。
 本研究からは、3つの重要な結論が導き出される。

陸上風力と洋上風力のコストはまったく下がらなかった。特に洋上風力では非常に高いままであった。
更に、この短文では紙幅の都合で触れなかったが、石油・ガス部門の経験に基づくエビデンスによると、2030年までに大量の洋上風力を新規に建設するならば、建設ラッシュによって、事業費用は急騰するだろう。資本費と運転費は、監査済みの会計報告で観察された既に高いコストを、少なくとも20%、おそらくは50%近く上回るだろう。
風力発電事業や金融機関の救済は避けられない。英国政府は、単に電力供給を続ける為に、失敗した事業を救済する以外に選択肢がない状況を作り出している。再生可能エネルギー部門以外の事業投資家は、2030年の英国の電力価格が現在の3倍から4倍になると想定するべきである。

4432とはずがたり:2020/12/02(水) 13:15:11

秋田と千葉の促進4区域、洋上風力発電事業者の募集開始 着床式、上限29円
2020年11月30日掲載 印刷記事を保存
https://www.kankyo-business.jp/news/026689.php

経済産業省と国土交通省は11月27日、再エネ海域利用法に基づき促進区域に指定した「秋田県能代市、三種町及び男鹿市沖」「秋田県由利本荘市沖(北側・南側)」「千葉県銚子市沖」の3カ所(4区域)において、洋上風力発電事業を行う事業者を選定するための公募を開始した。

受付期限は2021年5月27日17時まで。選定結果は2021年10〜11月頃に公表する。希望者を対象に、提出資料の記載要領等の公募に関する説明会を12月18日にオンライン形式で開催する。説明会への参加申込期間は12月11日。

全文は無料会員にログインしてお読みいただけます。

4433とはずがたり:2020/12/03(木) 08:59:32
経年劣化はどうかな??洋上は劣化が陸上などより激しいという記事>>4428-4431もあったが、、

>1日当たり31万2千キロワット時
そら規模でかくすれば発電量も増えるだろうし意味がある数字なのかこれでは分からん。

米GEの洋上風力、世界最高性能をアピール/1日当たり発電量31万キロワット時
https://www.denkishimbun.com/archives/93537
New 2020/12/03 4面

1日の発電電力量で世界最高を記録したハリアデXの試作機があるサイト

 米ゼネラル・エレクトリック(GE)が開発する最新の洋上風力発電機器「ハリアデX」が、風車の1日当たりの発電電力量で世界最高を記録した。オランダのロッテルダム港で稼働するハリアデXの試作機が10月、1日当たり31万2千キロワット時を発電した。風況が好条件だったことで、同じ風車が昨年記録した同28万8千キロワット時を超えた。ハリアデXは既に商用機の販売を始めており、高い発電性能をアピールし、受注につなげる考えだ。

4434とはずがたり:2020/12/03(木) 09:04:17
>>4433
これかな?試作機が12MWだとすると一日の稼働率100%の最大定格出力28万8千kWを越えててすげえ!って記事!?

商用機は13MWにするみたいだけど,12MWの定格で作ったけど13MW発電出来るってことか?それなら恰度31万2千kWhで商用機は13MWで販売ってのに符合する。

洋上風車「ハリアデX」の単機出力、千キロワット上積み/米GE
https://www.denkishimbun.com/archives/81736
2020/10/06 4面
出力を高めて発電量向上に貢献する(写真はハリアデXの試作機)
◆商用機1万3千キロワットに
 米ゼネラル・エレクトリック(GE)は、開発中の洋上風力発電機「ハリアデX」の単機出力を引き上げる。試作機は1万2千キロワットだったが、研究の進展で風車内部の耐熱性能などが向上。英国に納入する商用機については出力を1万3千キロワットとする。ハリアデXは現状、洋上風車では世界最大クラスの単機出力を誇り、既に米国などでも受注している。初号機は早ければ2022年にも商業運転を始める見通しだ。

4435とはずがたり:2020/12/03(木) 09:05:12
新エネに相応しい話題。

再エネは独立させようかなあ。。

東芝など6社、CO2から航空燃料製造/再利用技術確立へ検討
https://www.denkishimbun.com/archives/93555
New 2020/12/03 4面

 東芝、東洋エンジニアリング、出光興産など6社は2日、二酸化炭素(CO2)から航空機用燃料(ジェット燃料)を生成するカーボンリサイクル技術の検討を始めたと発表した。東芝の電気分解技術を用いて発電所などから排出するCO2を一酸化炭素(CO)に分解。これに水素などを合成してジェット燃料を生成する。2020年度末までに検討結果を取りまとめ、事業化可能か判断する。

 検討には東芝エネルギーシステムズ、全日本空輸(ANA)、日本CCS調査(東京都千代田区、中島俊朗社長)も参加する。

4436とはずがたり:2020/12/07(月) 20:05:35
《独自》洋上風力、世界最大手が国内2社と共同応札へ 政府公募事業
https://www.sankei.com/politics/news/201207/plt2012070006-n1.html
2020.12.7 07:17政治政策

 政府が洋上風力発電を推進する新法「再エネ海域利用法」に基づき初めて公募した着床式の洋上風力発電事業に、世界最大手のオーステッド(本社デンマーク)が日本の陸上風力大手の日本風力開発、ユーラスエナジーの2社と共同で応札する方針を固めた。近く発表する。オーステッドによる日本での公募応札は初めて。菅義偉(すが・よしひで)首相は洋上風力などで温室効果ガス削減を推進する方針で、3社は事業拡大を通して日本で関連産業の育成も目指す。

 政府は11月27日、発電事業者に一般海域の30年間の占有を認める同法に沿って秋田県沖と千葉県沖の計4区域で公募を開始。3社は秋田の「能代市・三種町・男鹿市沖」「由利本荘市沖北側」「同市沖南側」の3区域に応札する。

 発電機の土台を海底に直接建てる着床式は風車の大型化が可能で、発電規模は同3区域で計114・5万キロワットと原発1基分に相当する。3社は共同出資会社を日本に設立し、新たな公募にも応札する。

 2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指す首相は、3日の国際会議で「洋上風力発電など海洋の力を活用し脱炭素社会の実現に向けた国際社会の取り組みを主導する」と強調。4日の記者会見では環境分野の技術革新を支援する2兆円の基金創設を表明するなど、環境対策を通して国内産業を伸ばし雇用創出を図る考えだ。

 3社はこうした政府の意向に対応し、施設建設や部品調達などで地元企業の参画を最大限に進め産業育成を後押しする方針。すでに日本風力開発は秋田県企業と国内初の洋上風力発電メンテナンス専門会社を同県能代市に設立し、地元金融機関からの資金調達や産学連携、市民ファンドの設立なども計画している。

 関係者によると、ユーラスエナジーと日本最大の風力発電メンテナンス専業会社を傘下に持つ日本風力開発の国内陸上風力における合計シェアは約3割を占めており、洋上風力の世界最大手と組むことで洋上風力事業の拡大を図る。公募が有望視される青森県沖や山形県沖の事業にも応札する方針だ。

 今回の公募受け付けは来年5月までで、来年10月頃に事業者を選び、数年内の運転開始を目指す。東京電力ホールディングスと中部電力が出資するJERAや、再エネ開発大手のレノバなども参入を目指す構えで競争激化は必至だ。政府は約2万キロワット(19年)の洋上風力の発電能力を30年までに1000万キロワットに拡大することを目指している。

4437とはずがたり:2020/12/15(火) 21:50:43

30?45GWで稼働率30%とすると稼働率70%の原発12?20GW分だから発電量で見れば原発12?20基分だから記事は盛り過ぎだけど石炭火発や原発かなり停められるぞ♪

http://tohazugatali.dousetsu.com/sekitan05.html
http://tohazugatali.dousetsu.com/gempatsu00.html

洋上風力、3000万〜4500万kW 2040年目標値、原発30〜45基分 官民合意
会員記事
https://www.asahi.com/articles/DA3S14730825.html
2020年12月15日 5時00分

 再生可能エネルギーの切り札として期待される洋上風力発電について、日本は2040年までに3千万〜4500万キロワットの導入をめざす。発電能力で原発30〜45基分に相当する。

 政府と民間企業でつくる協議会で合意し、15日に発表する。菅政権が掲げた「50年までに温室効果ガスの排出実質ゼロ」実現に向け…

4438とはずがたり:2020/12/20(日) 20:19:43
バイオガス発電の消化液を有効活用へ JA上士幌町
https://e-kensin.net/news/129200.html
2020年06月25日 15時00分

 環境に配慮した循環型農業を先導―。上士幌町農業協同組合(上士幌町上士幌東2線238、小椋茂敏組合長)は、家畜ふん尿を活用したバイオガス発電を推進する中、発電後に生成される消化液を肥料として有効活用するため、2020年度から2カ年でサテライト貯留槽の新設に取り組んでいる。半径5㌔の範囲に分散したバイオガスプラントの消化液を集約することで効率的に畑地へ運搬し、クリーンな農業を後押しする。

http://tohazugatali.dousetsu.com/bio/200625biogas_kamisihoro.jpg

 上士幌町は、十勝管内19市町村生乳生産量の1割を占める酪農地域。バイオガス発電にも力を入れ、同農協などが出資する上士幌町資源循環センターが発電と売電を担う。

 17年から上士幌、上音更、北門、萩ケ岡で建設してきた4基の集中バイオガスプラントがあるほか、道営事業で居辺に1基を整備中。同農協によると、1自治体に5カ所の集中プラントが立地するのは全国的に珍しいという。

 発電に使用した家畜ふん尿からは消化液という副産物が生成され、その量は1日当たり435㌧。栄養分が豊富なため、畑地の有機肥料として活用している。各プラントから出た消化液は散布車で町内の農地へ運ぶが、プラントが点在しているため輸送が非効率なのが課題だった。

 そこで、道のエネルギー地産地消事業化モデル支援事業補助金を活用し、同農協としては初となるサテライト貯留槽を新設。各プラントの中間地点に当たる居辺東8線287の1で消化液を集約する。

 スラリータンク2基を2カ年に分けて整備する計画で、1基当たり内径面積1519m2、高さ5m、容量7595m3の規模。設計はズコーシャ、初弾工は市川組が担当し、今秋からの稼働を目指す。

 同農協は3年後、生乳の生産量を現在より1万㌧多い13万㌧とする目標を掲げる。このために乳牛飼養頭数を増やす考えだが、そこに立ちはだかるのが家畜ふん尿の問題だった。

 小椋組合長は「バイオガスで発電し、消化液で作物の生育につなげるという循環を求める」と意気込み、「今後も農業をリードしていくためにサテライト貯留槽が必要。クリーンで安心安全な農業の一端を担う施設」と期待している。

 適切な終末処理で、自然環境を守る循環型農業を発展させることがこれからの酪農に課された命題。バイオガスプラントや消化液貯留槽を整備する意義がより一層高まっている。(帯広)

(北海道建設新聞2020年6月24日付11面より)

4439荷主研究者:2020/12/21(月) 21:10:50

https://www.sakigake.jp/news/article/20201118AK0002/
2020年11月18日 7時6分 秋田魁新報
栗駒国定公園内に地熱発電所新設へ 29年稼働目指す

 東北電力のグループ会社・東北自然エネルギー(仙台市、倉田雅人社長)は17日、秋田県湯沢市皆瀬の栗駒国定公園内に、出力1万4900キロワット規模の「木地山(きじやま)地熱発電所(仮称)」を建設すると発表した。2025年に着工、29年に運転を始める計画。来春にも環境影響評価(アセスメント)の手続きを開始する。

 木地山地熱発電所は、深さ1500メートルの井戸を計8本設置する。毎時約120トンの蒸気を取り出して発電機のタービンを回し発電する。一般家庭約3万2千世帯分の年間消費電力に相当する。

 建設予定地は国定公園の「第2種特別地域」。12、15年に環境省が国立・国定公園内での地熱発電の規制を緩和し、周辺住民の同意や環境への配慮などを条件に発電のための掘削が認められるようになった。

 10年に建設予定地を含む木地山・下の岱地域の地下構造調査を開始。13〜19年に調査井戸6本を掘削した。噴気試験を行い地下の温度や地下水の通りやすさなどを解析したところ、30年以上にわたり安定した発電出力が得られると分かり、事業化を決めた。

 調査井戸のうち2本を発電用井戸に転用し、環境アセスメント後に新たに6本を掘削する。下の岱地域では引き続き、地熱資源開発調査を継続する。

 東北自然エネルギーは17日、建設予定地周辺の高松、小安両地区で住民説明会を行った。湯沢市は同日の市議会全員協議会に事業化について報告した。いずれも反対意見は出なかったという。

 倉田社長は県庁で同日会見し、「安全確保を最優先に、環境保全への配慮を十分行いながら地域の皆さんの理解と協力を得て進めていく」と話した。

4440荷主研究者:2020/12/21(月) 22:29:14

https://www.sakigake.jp/news/article/20201126AK0022/
2020年11月26日 秋田魁新報
発電会社ジェラ、秋田に開発拠点開設 洋上風力の展開見据え

 東京電力ホールディングスと中部電力が出資する発電会社・JERA(ジェラ、東京)の小野田聡社長は25日、東北沿岸や北海道沿岸での洋上風力発電事業の展開を見据え、秋田県に国内初の開発拠点を整備する計画を記者会見で明らかにした。来年1月にも開設する。

 ジェラは、電力卸大手の電源開発(Jパワー、東京)、総合エネルギー開発のエクイノール(ノルウェー)と共同で、国が洋上風力発電の促進区域に指定した「能代市、三種町および男鹿市沖」と「由利本荘市沖(北側・南側)」での事業実施を目指している。

 事業拠点の開設場所は検討中。本県沖で洋上風力発電事業を実施できなくても設置する方針。本県が洋上風力発電の国内先進地となることを見込み、情報収集などの適地と判断し決めた。開設後、当面はジェラの社員数人が情報収集などに当たる。

 小野田社長は「秋田だけではなく、青森や北海道にも(洋上風力発電事業に)有力な地点がある。そういった場所と連絡が取りやすく、移動もしやすい拠点にしたい」と話した。

4441荷主研究者:2020/12/27(日) 20:37:22

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202012/0013912449.shtml
2020.12.04 神戸新聞
液化水素貯蔵タンクが完成 川重、神戸空港島に

川崎重工業が建設した液化水素荷役実証ターミナル(川重提供)

 川崎重工業(神戸市中央区)は3日、神戸空港島(同)で建設していた液化水素の荷役実証ターミナルが完成した、と発表した。

 ターミナルは、豪州から専用船で運搬された液化水素を神戸で貯蔵する実証試験に活用。液化水素を貯蔵する球形タンク1基(2500立方メートル)と、船上のタンクから液化水素を移し替える荷役装置などで構成される。

 実証は、川重など7社で組織するグループが来年3月までに始める予定。豪州の低品質な石炭「褐炭(かったん)」から作った水素は、豪州でマイナス253度に冷却して液化。体積を800分の1に圧縮して運搬する。(長尾亮太)

4442とはずがたり:2021/01/01(金) 17:39:54
130年前には水力発電がメインだったのか〜と思ってよく読んで見たら19世紀中頃まではwoodがアメリカではメインだったとか書いてある。今風に云うと木質バイオマスが主力電源だった時代があったのか〜w
日本はあんま発電に材木燃やしてた印象ないですね。。その頃はまだ文明開化以前だったという訳か。

https://twitter.com/kei_sakurai/status/1344921556489629697
Keiichiro SAKURAI
@kei_sakurai
米国で130年超ぶりに再エネ消費量が石炭のそれを上回る。

U.S. Renewable Energy Consumption Surpasses Coal For 1st Time In Over 130 Years
December 31st, 2020 by U.S. Energy Information Administration
https://cleantechnica.com/2020/12/31/u-s-renewable-energy-consumption-surpasses-coal-for-1st-time-in-over-130-years/

Source: U.S. Energy Information Administration, Monthly Energy Review

Originally published on May 28, but a clear highlight of the year.

In 2019, U.S. annual energy consumption from renewable sources exceeded coal consumption for the first time since before 1885, according to the U.S. Energy Information Administration’s (EIA) Monthly Energy Review. This outcome mainly reflects the continued decline in the amount of coal used for electricity generation over the past decade as well as growth in renewable energy, mostly from wind and solar. Compared with 2018, coal consumption in the United States decreased nearly 15%, and total renewable energy consumption grew by 1%.

Historically, wood was the main source of U.S. energy until the mid-1800s and was the only commercial-scale renewable source of energy in the United States until the first hydropower plants began producing electricity in the 1880s. Coal was used in the early 1800s as fuel for steam-powered boats and trains and making steel, and it was later used to generate electricity in the 1880s. EIA’s earliest energy estimates began in 1635.

EIA converts sources of energy to common units of heat, called British thermal units (Btu), to compare different types of energy that are reported in different physical units (barrels, cubic feet, tons, kilowatthours, etc.). EIA uses a fossil fuel equivalence to calculate electricity consumption of noncombustible renewables such as wind, hydro, solar, and geothermal.

4443荷主研究者:2021/01/02(土) 18:20:36

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/493627?rct=n_hokkaido
2020年12/20 05:00 北海道新聞
地熱発電所、森町に2基目建設 北電 熱水利用、23年稼働へ

 北海道電力が、渡島管内森町に地熱発電所を新設することが19日、分かった。比較的低温の熱源で発電できる「バイナリー方式」を採用し、建設予定地に近い森地熱発電所(出力2万5千キロワット)から出る熱水を利用する。最大出力は一般家庭約4千世帯分に当たる1780キロワット。2022年4月に着工し、23年度前半の運転開始を目指す。

 北電の地熱発電所は森地熱発電所に次いで2基目。投資額は数十億円規模とみられ、北電やJFEエンジニアリングなど数社で新会社を設立して運営する。

 バイナリー方式は、水より沸点の低い液体を温めてつくった蒸気でタービンを回し発電する。既存の森地熱発電所は地下からくみ上げた蒸気で直接発電する「フラッシュ方式」で、蒸気とともにくみ上げた熱水の一部を野菜のハウス栽培に利用し、残りは地中に戻していた。新設する地熱発電所は、この熱水の一部を熱源として利用する。

 地熱発電所は、数十万〜数百万キロワット規模の出力を持つ火力発電所などと比べると規模は小さいが、二酸化炭素(CO2)の排出量が少なく、風力や太陽光といった他の再生可能エネルギーと比べて発電量が安定しているなどの利点がある。

残り:121文字/全文:617文字

4444荷主研究者:2021/01/02(土) 23:09:25


https://www.sakigake.jp/news/article/20201229AK0010/
2020年12月29日 秋田魁新報
中部電力と三菱商事系、八峰・能代沖の洋上風力発電参入検討

 中部電力(名古屋市)と三菱商事子会社の三菱商事パワー(東京)が、秋田県八峰町・能代市沖での洋上風力発電事業に共同で参入を検討していることが28日、分かった。

 八峰・能代沖は今年7月、国が洋上風力発電施設を優先的に整備する促進区域の前段階となる有望区域に選ばれた。11月には経済産業省、国土交通省、県が地元の自治体や漁業関係者を集め、促進区域指定に向けた法定協議会を始めた。

 国は南北約13キロ、沖合約4キロの範囲で、出力規模16万キロワットを想定している。既にジャパン・リニューアブル・エナジー(東京)、日本風力開発(同)が参入に意欲を示し、事業計画を公表している。

 地元関係者によると、中部電と三菱商事パワーの担当者が今月22日に能代市役所や八峰町役場などを訪れた。参入を検討していることや、今後行う海底ボーリング調査などについて地元漁協に相談したいと伝えた。出力規模などの詳細やスケジュールは明らかにしなかった。

 中部電は取材に対し「八峰・能代沖を含め国内の複数箇所で開発の可能性を検討している。現時点で公表できるものはない」と答えた。

 両社は、促進区域「能代市、三種町および男鹿市沖」、同「由利本荘市沖(北側・南側)」での発電を目指している。3市町沖では最大出力48万キロワット、由利本荘市沖では風力発電事業者ウェンティ・ジャパン(秋田市)と共に最大出力84万キロワットを計画。両促進区域では発電事業者の公募が始まっているが、応募状況は公表されていない。

4445とはずがたり:2021/01/13(水) 00:37:09
昨日(1/12)は風も吹かず太陽も照らずでなかなか大変な東北電力管内だったなあ。。

https://setsuden.nw.tohoku-epco.co.jp/graph.html

太陽に関しては九州・瀬戸内・東海は割りと照ってる筈。

その辺の太陽光発電を関東や北陸・東北辺りの逼迫に活かしたい。

4446とはずがたり:2021/01/13(水) 22:14:59
ツイッター上に表示されるリード文の分は引用してもいいとの事だったので転載。

https://twitter.com/tohazugatali1/status/1349233892067143684
とはずがたり
@tohazugatali1

日本ベネックス、太陽光発電 屋根借り増設 SDGsで需要増
精密板金加工などの日本ベネックス(長崎県諫早市)は、太陽光発電事業を拡大する。関東や近畿で物流拠点の屋根などを借りて太陽光パネルを設置し、発電所を増設する。国は再生可能エネルギーの全量買い取り制度を
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO6481869009102020LX0000

https://twitter.com/tohazugatali1/status/1349233801256321025
とはずがたり
@tohazugatali1
東京建物、全物流施設で太陽光発電 まず13物件
東京建物は開発を手掛ける全ての物流施設に太陽光発電設備を設置する。施設の電力を再生可能エネルギーで賄う。同社が2020年に完成させた埼玉県久喜市の第1号施設を含め、13物件で順次展開する。物流施設開
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ12BR60S1A110C2000000

4447とはずがたり:2021/01/20(水) 20:27:52
https://twitter.com/Knjshiraishi/status/1351766683887624199
Kenji Shiraishi
@Knjshiraishi
これはすごいな。昨年、中国が導入した風力発電、太陽光発電はなんと120 GW。初めて年間導入量が100 GWを突破した。もちろん世界一。日本はここ数年、6 GW/年程度の増加速度。

https://twitter.com/Knjshiraishi/status/1351772050126376960
Kenji Shiraishi
@Knjshiraishi

アメリカは2021年でも風力と太陽光合わせて28 GW/年の追加。蓄電池(おそらく全てリチウムイオンバッテリー)4.3 GWが、蓄電池市場の立ち上がりを知らせている。

4448とはずがたり:2021/01/28(木) 23:24:49

ドイツ石炭発電の雄「大転換」 再生エネ30年に65%
RWE・クレッバー次期社長に聞く 脱炭素で比率3倍
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR1202J0S1A110C2000000?unlock=1
ヨーロッパ
2021年1月28日 11:00 [有料会員限定]

4449とはずがたり:2021/01/29(金) 16:42:35
日本における2050年再エネ100%供給シナリオ
Renewable 100% scenario for Japan in 2050
システム技術研究所
所長 槌屋 治紀
環境経済・政策学会
2018年大会
http://justclimate.jp/wp-content/uploads/2018/09/SEEPS2018Tsuchiya.pdf
2018年9月8日
上智大学

4450とはずがたり:2021/02/02(火) 15:03:40
最近も石炭火発の新規開発(への日本の支援)で一悶着あった越南だが緯度的に太陽光発電には適していて冷房需要に対しても電力不足への効果は大きそうで期待もてそう。

国 太陽光容量 GDP
越 9,000MW 2500億ドル
日 53,370MW 5兆ドル

GDPは20倍だけど太陽光発電は5倍とGDP辺りの容量では大差付けられて負けとう。

今回のうなぎ登り(skyrocketed)前迄の1000GW程度で比べるとこの一年で追い越された計算になる。

また4GWの容量を持つ国で9GWの容量,しかも冷房需要に平行的な電源が得られるのはでかいぞ。

https://twitter.com/kei_sakurai/status/1356451268852469761
Keiichiro SAKURAI
@kei_sakurai
ベトナムで住宅用太陽光が急増、昨年後半で9GWに。
https://pv-tech.org/news/vietnam-rooftop-solar-records-major-boom-as-more-than-9gw-installed-in-2020#.YBjM-0zi35I.twitter
…品質、大丈夫か?


Vietnam rooftop solar records major boom as more than 9GW installed in 2020
By Edgar A. Gunther Jan 06, 2021 2:22 PM GMT
https://www.pv-tech.org/news/vietnam-rooftop-solar-records-major-boom-as-more-than-9gw-installed-in-2020#.YBjM-0zi35I.twitter

Rooftop solar installations skyrocketed in Vietnam last year prior to a hard installation deadline for feed-in tariffs, with more than 9GWp of rooftop solar installed in the country.

Throughout 2020 rooftop solar installations in Vietnam grew by a major 2,435%, rising from a 2019 base of 378MWp to 9.583GWp, spread across almost 102,000 systems.

The growth figures are confirmed by state-owned Vietnam Electricity (EVN), though the numbers have been further revised upward in the past day.

Vietnam rooftop solar installations grew steadily in H1 2020 despite the pandemic and a nationwide lockdown period imposed in the country. Rooftop solar growth continued to accelerate throughout Q3 2020, before skyrocketing in December 2020.

Vietnam’s tremendous rooftop solar market was driven by a second iteration, FIT2 (feed-in tariff) policy paying USD $0.0838 per kWh over a period of 20 years for systems with a Commercial Operation Date of 31 December 2020 at the latest.

The FIT2 was only finalised in early April 2020 after initial expectations were for an extension of the original USD $0.0935 per kWh rooftop solar FIT.

https://www.jepic.or.jp/data/asia06vtnm.html
発電設備容量 4,214万kW(42,140MW)(2016年)
発電電力量 1,770億kWh(2016年)

4451とはずがたり:2021/02/02(火) 16:06:45

昨年の中国の再生可能エネルギー発電量約8・4%増 国家能源局
https://www.afpbb.com/articles/-/3329494
2021年2月2日 13:53 発信地:中国 [ 中国 中国・台湾 ]
新華社
昨年の中国の再生可能エネルギー発電量約8・4%増 国家能源局
青海省海西モンゴル族チベット族自治州ゴルムド市の太陽光発電産業パークの太陽光パネルを点検する作業員(2019年10月31日撮影)。(c)Xinhua News
【2月2日 Xinhua News】中国国家能源(エネルギー)局はこのほど、2020年の再生可能エネルギー発電量が前年比約8・4%増の2兆2148億キロワット時(kWh)だったことを明らかにした。20年末時点の再生可能エネルギー発電設備容量は、前年末を約17・5%上回る9億3400万キロワット(kW)となっている。

 中国の再生可能エネルギー産業は20年、高い利用率を維持した。水力発電については全国の主要流域の発電ロスが約301億kWhで、利用率は前年を0・73ポイント上回る約96・61%だった。風力エネルギーの発電ロスは約166億kWhで、平均利用率は前年を1ポイント上回る97%に達した。太陽エネルギーの発電ロスは52億6千万kWhで、平均利用率は98%となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News

4452とはずがたり:2021/02/02(火) 16:23:05
>>4450

国 太陽光容量 GDP  GW/兆ドルGDP
越 9,000MW 2500億ドル 36.0①
日 53,370MW 5兆ドル  10.67③
中 240,000MW 13.6兆ドル 17.65②

中国の発電力、「太陽光」が風力抜き3位に躍進
設備容量16%増加、電力供給の安定維持が課題
財新 Biz&Tech
https://toyokeizai.net/articles/-/397254
2021/01/04 21:00

任氏によれば、中国では2020年に約3500万kWの太陽光発電設備が新規導入される見通しで、8年連続で世界一となる。その結果、総設備容量は年末までに2億4000万kWとなり、前年比16.2%増加するという。

4453とはずがたり:2021/02/02(火) 16:26:43
>青海省や山東省では、昼間は電力が余っているのに夕方以降は足りなくなる現象が生じており、
中国も東西に広いんだし電力融通する仕組みがあればいいね。送電罔の整備が必要だがまああっという間にやってのけそう。。

中国の発電力、「太陽光」が風力抜き3位に躍進
設備容量16%増加、電力供給の安定維持が課題
https://toyokeizai.net/articles/-/397254
財新 Biz&Tech
2021/01/04 21:00

「太陽光発電の設備容量は2020年末に風力発電を抜き、中国で第3位の電力供給源になる」──。

中国のエネルギー政策を所管する国家能源局で新エネルギー・再生可能エネルギーの担当部局の副局長を務める任育之氏は、2020年12月10日、浙江省で開催された太陽光発電業界のフォーラムでそう明らかにした。

2020年10月末の時点で、中国国内の発電設備の総容量は21億キロワット(kW)に達している。内訳は1位の石炭火力発電が10億7000万kW、2位の水力発電が3億7000万kW、風力発電と太陽光発電はどちらも2億3000万kWで拮抗している。

任氏によれば、中国では2020年に約3500万kWの太陽光発電設備が新規導入される見通しで、8年連続で世界一となる。その結果、総設備容量は年末までに2億4000万kWとなり、前年比16.2%増加するという。

1000万kW級の大規模発電所を多数建設
さらに任氏は、中国政府の第14次5カ年計画(訳注:2021〜2025年の中期政策大綱)の期間に導入される太陽光発電の設備容量が、前期の第13次5カ年計画(2016年〜2020年)をはるかに上回るとの予想を示した。

中国の東北地方、華北地方、西北地方、西南地方を中心に、1000万kW級の大規模太陽光発電所を多数建設。と同時に、その他の地方でも建設コストが安い100万kW級の太陽光発電所の新設を促進するという。

なお、太陽光発電関連の業界団体の中国光伏行業協会では、第14次5カ年計画の期間に新規導入される太陽光発電の設備容量を年平均7000万〜9000万kWと予想している。

一方、太陽光発電の急拡大の裏で新たな課題も生じている。夜間は発電できず、日中も天候により大きく変動する太陽光発電を、電力供給の安定を維持しながら既存の電力網にいかにスムーズに組み入れるかだ。

例えば太陽光発電が盛んな青海省や山東省では、昼間は電力が余っているのに夕方以降は足りなくなる現象が生じており、(その他の電源と組み合わせた)電力供給調整の難しさが露呈している。国家能源局の任氏は、この問題を解決するために「さらなる研究が必要だ」と語った。

(財新記者:陳雪婉)
※原文の配信は2020年12月11日

4454とはずがたり:2021/02/02(火) 16:56:01
これも中国の一人勝ちだなあ・・

太陽光発電ランキング
ソーラーパネルメーカーシェア比較
http://standard-project.net/solar/maker/

4455とはずがたり:2021/02/04(木) 23:07:44
Fraunhoferがリチウムイオン充電池の10倍のエネルギー密度で水素を蓄えられる素材を開発
https://jp.techcrunch.com/2021/02/04/fraunhofer-powerpaste-packs-hydrogen-safe/
2021年2月04日 by Engadget Japanese (@engadgetjp)

独Fraunhofer研究所が、リチウムイオン充電池の10倍のエネルギー密度で水素を蓄えられ、圧力容器も不要という歯磨き粉状の素材「Powerpaste」を開発したと発表しました。

水素燃料電池車が使う水素は、圧力容器に35MPa(約345気圧)という高圧で圧縮して貯蔵され、使用されます。しかしこのタンクは大柄で重く、電動バイクやスクーターの水素燃料電池に利用するには不都合となります。Fraunhoferの研究者らは、この問題を解決するため水素化マグネシウムを使って水素を化学的に保存し、必要なときにすぐに放出可能とする安全な方法を作り上げました。

マグネシウムの粉末は約350°C、大気圧の5?6倍のプロセスで水素と結合し、水素化マグネシウムになります。そこにエステルと金属塩を加えれば、カートリッジ型の容器に入れられる、歯磨き粉のようなペーストになります。

Powerpasteは、温度環境が250℃までの状態で安定して使え、同じ重さのリチウムイオン電池の10倍のエネルギーを蓄えられるとしています。具体的にわかる比較の仕方で言えば、ガソリン車を超える航続距離を実現できるほどのエネルギーを蓄えられるということです。

ペーストからエネルギーを取り出すには、必要な量のペーストをチャンバーに押し出し、制御した状態で水と反応させ水素を放出させます。そこから先は通常の燃料電池車と同じ。なぜここまでのエネルギー密度を取り出せるのかと言えば、最終的にエネルギーに変換される水素のおよそ半分がペーストと反応させるための水からも供給されるから。

Fraunhoferは、このPowerpasteを燃料電池式の電動バイクやスクーターに採用する場合、Powerpaste充填済みのカートリッジをステーションで交換する仕組みを想定しています。そうすることでまるでカセットコンロのボンベを交換するように、安全かつ即座に走行を続けることが可能になります。電動スクーターのように充電するための場所を探したり、電気自動車のように充電器の順番を待つことはありません。

またカートリッジ式にすることで、カセットボンベ式草刈り機や発電機といった別の用途へのエネルギー供給にも利用の幅が拡大できる可能性があります。カートリッジの重量にもよるものの、たとえば大型のドローンなんかにも使えるかもしれません。

一方、バイクよりも搭載スペースが大きく取れる乗用車や大型トラックなどにPowerpasteを使うことを考えると、カートリッジ式にするよりもペーストそのものを車体が備えるタンクに充填する方が簡単になる可能性もあります。この場合も比較的安価な機材を揃えるだけで、ペーストの交換が可能になるとのこと。高圧水素ガスを直接扱うよりも安全なのは言うまでもありません。

Fraunhoferは業界内でのパイロットプログラムのために年間4トンの生産能力を持つ製造設備をすでに建設中とのことです。

さて、いいことばかりのように思えるこのペースト状の水素燃料ですが、本当にそれが効率的かどうかは、おそらく大きな熱エネルギーを必要とする、Powerpaste製造時のエネルギー効率がどれぐらいかにもよるかもしれません。

また水素を取り出した後のマグネシウムをどう処理するのかはリリースには記されておらず、そのまま水素化マグネシウムとしてリサイクルできるのか、はたまた極端な話使い捨てになるのかで、全体的な効率は大きく変わってくるはずです。またペーストやカートリッジのステーションまでの輸送にかかるコストなども、厳密には考慮しなければならないはずです。

もし、Powerpasteが太陽光などクリーンエネルギーのみで製造、リサイクルでき、そして既存のガソリンスタンドなどで豊富にかつ安価に販売できるのなら、われわれにとっても安全かつ理解しやすい便利な次世代燃料として普及していくのかもしれません。

(Engadget日本版より転載)

4456とはずがたり:2021/02/14(日) 20:54:50
東電RP、ノルウェーで浮体式洋上風力実証に参画
https://www.denkishimbun.com/archives/106153
2021/02/05 1面
◆テトラ・スパー型採用
 東京電力リニューアブルパワー(RP)は4日、ノルウェーで計画されている浮体式洋上風力発電の実証に参画したと発表した。組み立て時の特殊な溶接などが不要で、地域のサプライチェーンを構築しやすい「テトラ・スパー型」を採用。3600キロワットの風車1基を今夏から3〜5年間運転し、商用化に向けた課題を抽出する。東電RPは実証の結果を踏まえ、2020年代後半にも日本国内で浮体式の大規模ウインドファーム構築を目指す。
 今回の実証はRWEリニューアブルズ、シェル・ニューエナジーズ、スティースダル・オフショア・テクノロジーズ(SOT)が共同で進めていたプロジェクト。3社の出資でデンマークに設立したテトラ・スパー・デモンストレーター(TSD)が事業主体となっており、東電RPが30%を出資した。

4457とはずがたり:2021/03/09(火) 11:28:39

世界各国の最安電源は再生可能エネに移行しつつあるという話し

米国36ドル…再エネ
中国33ドル…再エネ
英国42ドル…再エネ
日本74ドル…石炭

これは可成りやばいよ。

日経の記事だと再エネが最安電源の国は米墨加に加え,南米の殆ど・豪州・中印・サウジ・エジプト・仏独西伊など欧州の可成りの国など。

石炭は日韓の他,ASEANの多くの国,天然ガスがロシアとなっている。

緑の世界と黒い日本 「再生エネが最安」電源の主流に
第4の革命・カーボンゼロ 大電化時代(1)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR17EWR0X10C21A2000000/?unlock=1
2021年3月1日 0:00 [有料会員限定]

https://twitter.com/hiromichimizuno/status/1368359674265825281
HIRO MIZUNO
@hiromichimizuno
再エネ対石炭火力の話と電気自動車対ガソリンエンジンの話はとても似ている。どちらも環境問題が発端ではあるが、ある日を境に経済的にも優位になり、二つの力が合わさって爆発的に普及する。そして転換に遅れた国には、国際的に環境問題で非難され、さらには経済競争力も失うという結果が待っている。

さらにESG投資という資本の潮流が加わると、国際的な資金獲得競争も不利という三重苦になるリスクがある。と何年も前から指摘してきました。残念ながらそのリスクはいまだに高いですが、GPIFが分析したように脱炭素は日本企業が強みを生かすチャンスなので、内向きにならずせめてほしいと思います。

4458荷主研究者:2021/03/13(土) 21:21:16
写真に写るJOTのISOタンクコンテナが気になる…

https://kahoku.news/articles/20210126khn000049.html
2021年01月27日 06:00 河北新報
HISバイオマス発電所が運転開始 パーム油が燃料「地元産業へ貢献目指す」 宮城・角田

http://tohazugatali.web.fc2.com/epower/20210127kahoku03.JPG
営業運転を開始したHIS角田バイオマスパーク

 旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)関連会社のHISスーパー電力(東京)が宮城県角田市梶賀に整備したバイオマス発電所が完成し、営業運転を開始した。出力4万1100キロワットで、東南アジアから輸送したパーム油を燃料に発電する。

 発電所の名称は「HIS角田バイオマスパーク」で、施設が20日に同社へ引き渡された。敷地面積は1万8170平方メートル。ディーゼルエンジン発電機4台が稼働するほか、排熱を用いて蒸気タービンでも発電する。推定年間発電量は、一般家庭9万2000世帯分に当たる350ギガワット時。全量を東北電力に売電する。

 使用するパーム油は、マレーシアやインドネシア産のアブラヤシ由来。同社は環境保全などを目的に、国際的な非営利組織「持続可能なパーム油のための円卓会議」(RSPO)の認証を得たパーム油を調達する方針を掲げる。

 発電所は2017年8月に着工し、昨年秋に試運転を始めた。同社の担当者は「運転を徐々に始めたばかりの段階だが、ゆくゆくは排熱を利用して地元産業への貢献を目指したい」と話す。

 同社は、HISが再生可能エネルギー発電事業の実施を目的に、テーマパーク運営子会社ハウステンボス(長崎県佐世保市)と共同で17年に設立した。

4459名無しさん:2021/03/15(月) 14:29:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d8e6778df4eed0c8a6a78fe4695081740e0ecf8
菅さん支える自民議員も声援、党派超え続く異彩の勉強会 国会で10年「まともなエネルギー政策を」
3/15(月) 7:00配信
withnews
菅義偉首相の長男が勤める放送関連会社「東北新社」やNTTによる総務省幹部への接待問題をめぐる問題で、新年度予算案を審議している国会は与野党の対決色が強まっています。そうしたなか、次世代の可能性を摘まないようにするための、与野党を超えた連携プレーも――。朝日新聞政治部(前・新聞労連委員長)の南彰記者が金曜日の国会周辺で感じたことをつづります。

「捏造バッシング」を乗り越えて
3月8日は国際女性デー。1904年、ニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、国連によって1975年に制定された記念日です。今年のテーマは「リーダーシップを発揮する女性たち:コロナ禍の世界で平等な未来を実現する」。新型コロナ禍で、ニュージーランドなどの女性リーダーが評価される一方、家庭内暴力の増加や失業、貧困に苦しむ女性が増加している実態を念頭においたものでした。

ジェンダーギャップ指数で153カ国中121位に低迷する大きな要因となっている日本の国会でも、森喜朗元首相の女性差別発言も後押しとなって、今年は男女格差に向き合う論戦が活発です。

菅さんも出席した3月8日の参院予算委員会では、「イコール・ペイ・デー(同じ賃金を手にする日)」が取り上げられました。男性が「12月31日」までの1年間で得る賃金を、女性が翌年まで働いてようやく同額となる日のことで、男女の賃金格差を可視化する取り組みです。

・1990年……8月29日(男性と比べて余計に働くことが必要な日数240.99日)
・2000年……7月19日(同200.04日)
・2005年……6月25日(同175.22日)
・2010年……6月8日(同158.17日)
・2015年……5月21日(同140.48日)
・2020年……5月6日(同126.51日)
※「日本BPW連合会」まとめ

この30年間で徐々に差が縮まっているとはいえ、いまなお、1年間の3分の1にあたる日数を男性より多く働かなければ同じ賃金に追いつかないという格差があります。菅さんは昨年9月の自民党総裁選では「約400万人の(雇用を)増やすことができ、そのうち330万人の方が女性だ」と安倍政権時代の成果を誇っていましたが、その内実は非正規が多く、コロナの影響が直撃しました。菅さんも最近は「特に女性の自殺者が増えていることに大変心を痛めており、対策が急務」と語るようになり、就業支援の対象として「女性の非正規」に言及しています。

ジェンダーギャップは、女性の人権を脅かしています。全国の女性の新聞記者が緩やかに連帯し、国際女性デーの企画を展開しましたが、「徳島新聞」では、2011年の東日本大震災の発生直後に「東日本大震災女性支援ネットワーク」を全国の仲間と立ち上げた「ウィメンズネットこうべ」代表の正井禮子さんのインタビューが載っていました(3月7日付朝刊)。

その内容は、男性中心でつくられた社会のなかで、多くの女性が被害すら言い出せず、苦しんできた歴史です。1995年の阪神・淡路大震災のときに、避難所や仮設住宅で遭った性暴力被害に関する相談が寄せられた正井さんは、被害者に代わって被害を訴えましたが、一部の雑誌から「被災地レイプ伝説」などという心ないバッシングを浴びせられました。「そんなことはありえない」「捏造だ」という言説が支配したのです。そうした状況を乗り越えながら、東日本大震災のときには、深刻な被害実態を報告する「災害・復興時における女性と子どもへの暴力に関する調査報告書」をまとめ、その成果が、近年の性暴力撲滅の機運のなかで、女性の人権に配慮した防災のあり方を考える上でのヒントとして広がっています。

正井さんはインタビューの中でこう語っていました。

「非常時、急に男女共同参画は実現できない。国は発災後に男女共同参画の視点を採り入れた避難所運営を促す通達を出したが、実行できたところはわずか4.5%だった。災害時はより立場の弱い女性にしわ寄せがいく。平時から、男女格差のない社会づくりが求められる」

4460名無しさん:2021/03/15(月) 14:30:19
>>4459

木曜早朝の超党派勉強会
さて、3月11日の木曜日。東日本大震災・東京電力福島第一原発事故から10年を迎えました。発災した午後2時46分。私は10年前と同じ衆院本館2Fの廊下で手を合わせました。

新聞記者の駆け出しを過ごした東北の人たちの人生や思い出の土地を一変させた悲しみ。発災後の国会で、復興やエネルギー政策の見直しの議論が常に政局に絡め取られ、政治記者として振り回されていった苦痛や無力感。

そうした当時、異彩を放っていた勉強会が、この日の朝も、衆院第一議員会館424号室を拠点に開かれていました。

原発ゼロ社会に向けて超党派で活動する「原発ゼロの会」です。

緊急事態宣言下のため、オンラインで開催され、資源エネルギー庁や東京電力の担当者から第一原発の廃炉に向けた中長期ロードマップの進捗状況について説明を受け、意見交換をしました。

「ゼロの会」の発足は2012年。前年の通常国会で、風力や太陽光などの再生可能エネルギーの普及を促すため、固定価格買い取り制度を導入する特別措置法の成立が危ぶまれた際、200人を超す国会議員の署名を集め、各党執行部を後押ししたメンバーが中心となって結成されました。発起人となった自民党の河野太郎さん、立憲民主党の近藤昭一さんが共同代表(閣内にいる河野さんは現在休会中)。自民、立憲、共産、国民民主、社民各党の国会議員約100人が会員に名前を連ね、国会開会中は毎週木曜日の午前7時15分からヒアリングなどを重ねてきました。午前7時15分開始なのは、午前8時から始まる各党の部会の前に実施するためです。

2012年には全国の原発の危険度ランキングをまとめ、廃炉に向けた法整備や立地自治体対策を提言。2016年にも日印原子力協定を批判する談話を発表するなどの活動を行ってきていました。

事務局長を務めるのは、424号室の主である立憲の阿部知子さんです。

結成当初、「原発ゼロを求める国民の、国政における受け皿を作り、原子力政策の転換につなげたい」という思いを語り、3・11後の最初の衆院選となった2012年衆院選では、脚本家の倉本聰さんの発案でロゴマークも作り、国会勢力の過半数確保をめざしていました。しかし、原発推進派が多い自民党が圧勝した結果、衆参両院で94人いた会員が48人にほぼ半減した時期も。阿部さん自身も野党再編のなかで、社民党→日本未来の党→みどりの風→無所属→民主党→民進党→立憲民主党と、所属政党が変わり苦労してきました。

「原発ゼロ」に慎重な最近の野党幹部の発言には苦笑いを浮かべましたが、一連の活動には、手応えを口にしました。

「やっぱりやり続けてきたことには意味があると思う。超党派の議員が、有識者と一緒になって、まともなエネルギー政策を論じる場として集まり、まともな行政になるよう、チェックや働きかけをしてきた。『ゼロの会』で出した危険度ランキングを政府も採り入れて、廃炉にしているものもある。また、『ゼロの会』があることで再生エネを後押ししていて、自民党や政府内も含めて、規制改革など、それぞれの領分で頑張っている。継続は力。いまはちょうどせめぎ合いの時期かな」

4461名無しさん:2021/03/15(月) 14:30:45
>>4460

再生エネ批判をはね返した連携
手応えの一つが、この冬、電力の市場価格が長期間高騰して、再生エネを担う新電力の経営が苦しくなっていたときの対応です。

電力需給も逼迫し、経済産業省から当初、「太陽光などの再生エネの発電量が低下」と再生エネに責任があるかのような説明がなされ、一部メディアも「再生エネの弱点を改めて浮き彫りにした」「出力が安定している原発の活用が不可欠だ」などと原発回帰の論調を打ち出していました。再生エネ推進にとって大きな逆風でした。

「新電力は、市民の皆さんが出資しながら、地産地消など顔が見える電気をなんとか届けたいという志や理念を持って仕事をしている。本当に再生エネをたくさんいれて、新しい脱炭素社会をつくっていこうとするなら、ここでこういう企業をつぶしちゃいけない。そういう視点に立って、支援をしてもらいたい」

3月1日の衆院予算委員会。経済産業相の梶山弘志さんに対応を促す立憲の山崎誠さんに、真後ろの席から「いい質問だ」「頑張れ」とある自民党議員が声援を送っていました。秋本真利さんです。菅さんを支える議員が集まる「ガネーシャの会」のメンバーでもあります。

2012年12月の衆院選で初当選して以来、「原発ゼロの会」の会員である秋本さんは、昨年12月、『自民党発!「原発のない国へ」宣言2050年カーボンニュートラル実現に向けて』を出版しました。

今回の事態でも新電力潰しにつながらないよう、いち早く国会で取り上げ、菅さんが出席した2月8日の衆院予算委で検証と対策を迫る質疑を行い、河野さんに検証を約束させていました。その質疑の内容を、「ゼロの会」のメンバーでも共有し、連携したのです。

特に、国民民主党から合流した立憲の議員が「一部の新電力は転売屋だという怒りの声がある。安易に救済するのが本当にいいのか」という質問を予算委でしていたこともあり、秋本さんは「逆じゃないの?別の立憲の人がきちっと質問をした方がいいですよ」と助言したのです。

秋本さんは、自民党内でも、新電力批判の言説に対して、説得を重ねてきていました。

「新電力が問題だというけど、私たちがつくった法律によって、FIT(再生エネの固定価格買取制度)の特定卸供給は、100%市場連動でないと電力を買えない仕組みになっている。それ以外の取引が認められていないから、リスクヘッジしろといっても、どうやってするの?」

「それは初めて聞いた」

そのように誤解を解きほぐしながら、「株式市場などと違って、電力市場はまだできたばかりだから、制度に不備があるのは仕方がない面がある。予期せぬ落とし穴におちて、大けがをしているときは、制度上の不備があってプレーさせている為政者側に責任があるのだから、救済すべきではないか」と説いています。

この夏には、2050年の脱炭素社会に向けて、将来の電源構成を決める「エネルギー基本計画」の改定が控えています。3月11日夜、「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」と「Choose Life Project」のコラボ企画「原発事故から10年 エネルギーの未来を決めるのは誰なのか?」に山崎さんと出演した秋本さんは、一緒に議論した大学生たちにこう誓いました。

「我が党のなかでも『原発は一番安いエネルギーだろ』『再エネより安いだろ』と言われるが、3・11の後の社会的費用を含んでいなくても、原発の発電コストは(1kWhあたり)10円を切ってこない。再生エネが一番安い電源であることは間違いない。多くの人に共感してもらうというなかでは、何か一つのテーマだけで口説き落とそうと思っても難しいので、コストだったり、環境負荷だったり、しっかり科学的にエビデンスをもって議論をして、責任を持ってとりくんでいきたい。ぜひそうした政治にしていきたい」

4462名無しさん:2021/03/15(月) 14:32:01
>>4461

「連帯こそ社会を変える原動力」
秋本さんは2014年4月、トルコとアラブ首長国連邦(UAE)に原発を輸出できるようにする原子力協定の衆院本会議での採決で退席し、一時期は自民党公認を外される寸前の状況にまで追い込まれたこともあったといいます。

その話を聞いたとき、「よく乗り越えて、原発ゼロの旗を降ろさずに活動を続けているな」と思うと同時に、この10年間の国会は、3・11後の新しいエネルギー社会を構想する人材を送り込むことに苦しんだ期間のように感じられました。女性議員の比率が低いことが指摘され続けても、「現職議員(支部長)がいるので空きがない」といってなかなか進まないジェンダーギャップの問題にも重なります。おじさん中心の執行部に選ばれた候補者だけでなく、時宜にかなった人材を有権者が選べるような選挙システムへの改善や、挑戦者を支えるネットワークづくりが必要です。

国際女性デー、3・11と続いた週末の3月13日夜。坂本龍一さんやGotchの後藤正文さんが中心となり、震災(Disaster)から10年(Decade)という節目に、「民主主義(Democracy)」「対話(Dialogue)」「社会の分断(Division)」など、さまざまな「D」をテーマに過去と向き合い、未来を志向するためのムーブメントである「D2021」のライブ配信がありました。大学院生の町田彩夏さんのスピーチが印象的でした。

「私たちが声を上げてきた歴史は常にバックラッシュとの闘いの歴史でもありました。どれだけ根拠を明確に論理的に説明しても『あなたの態度が悪いから』と聞く耳を持たない人がいました。冷静にまっとうに指摘しているだけなのに『怒っているみたいで余裕がなさそう』と揶揄してくる人たちがいました。そのたびに感じた、打ちのめされるような悔しさと絶望にも似た憤り。胸の内にともるそれらを消さないために、大きな力となったのは、皆さんの連帯でした。おかしいなと思ったら、その言葉をのみこまずに、おかしいと指摘すること。そして声をあげた人を決して一人にはしないこと。連帯こそ、社会を変える原動力であるということです」

     ◇

〈金曜日の永田町〉朝日新聞政治部の南彰記者が金曜日の国会周辺で感じたことをつづります。(https://withnews.jp/articles/series/94/1https://withnews.jp/articles/series/94/1

     ◇

《来週の永田町》
3月15日(月)菅首相が出席した参院予算委員会の集中審議。総務省幹部への接待問題で、NTTと東北新社の社長が出席

     ◇

南彰(みなみ・あきら)1979年生まれ。2002年、朝日新聞社に入社。仙台、千葉総局などを経て、08年から東京政治部・大阪社会部で政治取材を担当している。18年9月から20年9月まで全国の新聞・通信社の労働組合でつくる新聞労連に出向し、委員長を務めた。現在、政治部に復帰し、国会担当キャップを務める。著書に『報道事変 なぜこの国では自由に質問できなくなったのか』『政治部不信 権力とメディアの関係を問い直す』(朝日新書)、共著に『安倍政治100のファクトチェック』『ルポ橋下徹』『権力の「背信」「森友・加計学園問題」スクープの現場』など。

4463荷主研究者:2021/03/21(日) 22:36:10

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOHD2467H0U1A220C2000000/
2021年2月24日 17:24 日本経済新聞 関西
岩谷産業、北海道で水素製造を検討 褐炭から

4464名無しさん:2021/03/26(金) 17:35:54
電力・発電・原子力スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1081280165/5921

5921 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2021/03/26(金) 17:35:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/721e9c0798097ff43392dc8076dc1afc1b44b42f
電気料金1000円超値上げ 再生可能エネルギー普及へ
3/25(木) 12:42配信
フジテレビ系(FNN)
太陽光や風力など、再生可能エネルギーの普及のため、家庭の電気料金に上乗せされる負担額が、2021年度は1,000円以上値上がりして、初めて年間1万円を超える。

再生可能エネルギーから作られた電力は、大手電力会社が買い取り、その費用の多くが電気料金に上乗せされて国民が負担する仕組みとなっている。

経済産業省によると、2021年度の買い取り費用は、全体でおよそ3兆8,000億円で、標準的な家庭の場合、年間の負担額は1,188円値上がりし、1万476円となり、初めて1万円を超える。

政府は、再生可能エネルギーの導入を拡大していく方針で、今後、国民負担が増加する可能性もある。

4465とはずがたり:2021/03/26(金) 18:47:30

東ソー 周南市で自家発バイオマス燃料使用の協定締結
https://chemical-news.com/2021/01/29/%E6%9D%B1%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%80%80%E5%91%A8%E5%8D%97%E5%B8%82%E3%81%A7%E8%87%AA%E5%AE%B6%E7%99%BA%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%9E%E3%82%B9%E7%87%83%E6%96%99%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%AE%E5%8D%94/
東ソー , 山口県周南市 , 和泉産業 , 東ソー南陽事業所 , 周南市公共施設発生樹木のバイオマス燃料製造及び自家発電所燃料使用に関する協定書
2021年1月29日

 東ソーは28日、山口県周南市と同市にある和泉産業との間で、公共施設から発生する剪定樹木を、東ソー南陽事業所の自家発電所用燃料として利用することについて、「周南市公共施設発生樹木のバイオマス燃料製造及び自家発電所燃料使用に関する協定書」を締結したと発表した。今年4月1日から開始される。

 具体的には、同協定に基づき、和泉産業は周南市内の公共施設から発生する剪定樹木を同社の周南バイオマスセンターで破砕・チップ化し、東ソーへの輸送を行う。一方、東ソーは木質バイオマス燃料である同チップを自家発電所で石炭と混焼することにより、CO2量で年間100t前後、温室効果ガス(GHG)排出量の削減を進めていく。

 東ソーは、気候変動問題に関わる課題として、GHG排出量削減への取り組みが事業の中長期的な成長に繋がると考えており、今後も引き続き、エネルギー使用の効率化、GHG排出量の削減、CO2の分離回収・原料化による有効利用に向けた技術開発を推進していくことで、持続可能な社会の実現に貢献していく考えだ。

4466とはずがたり:2021/03/28(日) 18:59:45

こいつ再エネ利権漁ってるだけやん。

脱原発テーマ講演、原発に触れず
自民党議員、地元県連に配慮
https://this.kiji.is/748843578775601152
2021/3/28 18:56 (JST)
c一般社団法人共同通信社

 事前の告知で「脱原発」をテーマとしていた自民党の秋本真利衆院議員=千葉9区=の講演会が28日、水戸市で開かれたが、秋本氏は講演で原発について触れなかった。日本原子力発電東海第2原発が地元にある自民党茨城県連が「反党行為」と反発しており、配慮した格好だ。

 秋本氏は核燃料サイクルの問題点を追及するなど脱原発派とされ、著書「自民党発!『原発のない国へ』宣言」を出版。記念講演として市民団体が主催した。ただ秋本氏は再生可能エネルギーの優位性についての説明に終始、「再エネ利用で他の全てのエネルギー利用はフェードアウトしていくだろう」と述べるにとどめた。

4467とはずがたり:2021/03/28(日) 19:11:26

責任の所在、健康への懸念…洋上風力へ質問や意見 由利本荘
https://www.sakigake.jp/news/article/20210131AK0021/
会員向け記事 2021年1月31日 掲載

 秋田県由利本荘市沖で計画されている洋上風力発電事業に関する県の出前講座が30日、同市のボートプラザアクアパルで開かれた。市民ら約90人が参加し、担当者に事業に対する質問や意見をぶつけた。

 出前講座は、事業に反対する「由利本荘・にかほ市の風力発電を考える会」(佐々木憲雄代表)と「AKITAあきた風力発電に反対する県民の会」(金森信芳代表)が昨年11月に続いて開催。県資源エネルギー産業課の担当者3人を招き、事前に伝えていた質問への回答に対して参加者が質疑した。

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4468とはずがたり:2021/03/31(水) 12:51:15
24h営業のセブンに対して太陽光発電所建設だけで再生可能電力で同時同量の供給は出来ないんだけど蓄電するのか風力発電なんかと組み合わせるのか?蓄電なら兎も角,それ以外で発電総量で帳尻併せるだけ(異時総量!?)なら意義減るよねえ。

NTT、セブンに再生エネ電力 脱炭素へ20年の長期契約
2021年3月30日 18:00 (2021年3月31日 5:10更新) [有料会員限定]
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ251WN0V20C21A3000000/?unlock=1

4469とはずがたり:2021/04/06(火) 11:11:34
追尾型とはなかなか。

https://twitter.com/ELECTRICDADDY/status/1379017837885366274
鈎 裕之
@ELECTRICDADDY
【熊本日日新聞】太陽光施設「撤去を」 菊池市、住民が抗議看板設置
https://kumanichi.com/news/id178399
←このタワー型追尾式ソーラー、斜面に当たった風が吹きあがることでパネル架台と支柱の接合部にストレスが集中するでしょう
午後7:27 ・ 2021年4月5日


太陽光施設「撤去を」 菊池市、住民が抗議看板設置
熊本日日新聞 | 2021年04月03日 21:41
https://kumanichi.com/news/id178399

 熊本県菊池市迫間地区に民間企業が建設中の太陽追尾型発電施設について、危険性などを訴えている周辺住民が2日夕、全面撤去を求める大型看板を施設...

4470とはずがたり:2021/04/07(水) 00:12:58

貯水量に応じて水位が上下したり大雨で材木が流入してきたりと色々課題はある(溜め池発電で発火した事もあったし)けど日本でもダム湖に太陽光パネル敷いたりしても良さそうだと思ってる。

農業用水だと日が照る昼間に重点的に喞筒動かしたりすればなお効果あるよなぁ。

用水路をソーラーパネルで覆うと、発電効率が高まる以上の効果がある:米国での研究結果から明らかに
https://www.sankei.com/wired/news/210403/wir2104030002-n1.html
2021.4.3 17:00WIRED
WIRED

 米国のカリフォルニア州に広がる約6,000km以上もの水路網をソーラーパネルで覆えば、効率よく電力を得られるだけでなく、さまざまな効果が見込めるかもしれない--。そんな研究結果を米大学のチームが公表した。あくまで概念実証の段階だが、果たしてその“皮算用”の結果とは?

ピーナツバターとジャム、ダリル・ホールとジョン・オーツ。そしていま、新たな“スーパーコンビ”が生まれようとしている。太陽光発電のパネルと用水路という組み合わせだ。

用水路は、そのままでは水がどんどん蒸発していく。そこにソーラーパネルの覆いを付ければ、蒸発を防ぐだけでなく、発電までできてしまう。うまくいくか試してみるだけの価値はあるだろう。

そこでカリフォルニア州の科学者たちは、州内の水路すべてにソーラーパネルを取り付けるとどうなるかを試算した。カリフォルニア州にある水路網は、有名なカリフォルニア上水路を含め、総延長が4,000マイル(約6,437km)にも上る。

科学誌『Nature Sustainability』に掲載された論文によると、すべての水路を覆えば年間630億ガロン(約2,385億リットル)の水の蒸発を防げるだけでなく、13ギガワットの電力を得られる。州政府は2030年までの脱炭素化という目標を掲げているが、13ギガワットは目標達成に必要な再生可能エネルギーの新設容量の約半分に相当する。

発電効率の向上だけではない

カリフォルニア州の水路網は世界最大規模で、570万エーカーの農地に水を提供し、3,500万人の生活を支えている。カリフォルニアの降水量の75%は州の北部3分の1に集中しているが、都市や農地の80%は残り3分の2の地域に点在する。

上りの傾斜面で水を運ぶにはポンプが必要になり、水路網の電力使用量は単一機構としては州内最大となっている。そしてソーラーパネルで発電した電力があれば、水の移動にも利用できるのだ。

論文の筆頭著者で環境エンジニアのブランディ・マックインは、「水路をソーラーパネルで覆えば、自然や農業用地を損なわずに水の蒸発を減らし、同時に再生可能エネルギーによる電力を得ることができます。ほかにも利点があります」と語る。

太陽光発電では、パネルの温度が上がると発電効率が下がる。ソーラーパネルに太陽の光子が当たるとそのエネルギーで電子が移動して電気が流れるが、パネルが熱くなりすぎると光子が当たる前に電子の動きが活性化されてしまい、発電量が落ちてしまうからだ。

そこで水路を覆うようなかたちでパネルを設置すれば、水がパネルを冷却してくれる。カリフォルニア大学マーセド校とカリフォルニア大学サンタクルーズ校に籍を置くマックインは、「パネルの影のおかげで水草が増えることを防げます。水草のせいで水路の補修が必要になることがよくあるのです」とも説明する。

エンジニアリングも特に複雑ではなく、水路の上に鉄のトラスをかぶせて、ソーラーパネルで覆うだけだ。インドではソーラーパネルを取り付けた水路が実際に試験運用されており、25マイル(約40km)相当の設置コストは推定1,400万ドル(約15億2,300万円)とされる。

大気汚染の軽減につながる?

とはいえ今回の論文は、いますぐカリフォルニアの水路すべてを太陽光発電の設備で覆うよう求めているわけではない。論文の著者のひとりであるカリフォルニア大学マーセド校のロジャー・ベールスは、「エンジニアリングや具体的な構想の提案はしていません。あくまで実現可能性の研究であり、デモプロジェクトの実施検討という次の段階に進むための概念実証なのです」と語る。「それでも州と地方の両方が、かなりの量の電力を得られると考えています」

4471とはずがたり:2021/04/07(水) 00:13:16
>>4470
マックインとベールスたちは、さまざまなモデルを組み合わせてシミュレーションを試みた。水路からの水の蒸発量については、水文モデルだけでなく、気候モデルから導き出した向こう数年間の気温の上昇を織り込んで計算している。また、発電量は水によるソーラーパネルの冷却効果も含めて考えている。

こうして最終的に年間630億ガロン(約2,385億リットル)の蒸発を防げるという数字が出たわけだが、効果はそれだけにとどまらない。

例えば、農業生産者の多くは、水路から農地まで水を運ぶポンプをディーゼル発電機で発電した電力で動かしている。これを太陽光発電でまかなえれば、二酸化炭素の排出量削減と大気汚染の軽減につながるだろう。ベールスは「経済的なコストだけでなく、社会的な利益という側面もあります」と言う。

数字に現れないもうひとつの利点として、農地や自然生息地を大規模な太陽光発電設備に転換しなくても、太陽光発電の量を増やせる点が挙げられる。それに水路の周辺は、すでに土地開発が進んでいる。


仮に自宅にソーラーパネルを設置するとしよう。「庭の芝生を刈って場所をつくらなくても、屋根の上に設置できますよね」と、カリフォルニア大学バークレー校の法学部で水資源政策を研究するマイケル・キパルスキーは指摘する。「つまり、すでに開発されたものから新たな利益を得られるようにするのです」

EVへの電力供給にも役立つ可能性

水路をソーラーパネルで覆うことは、将来の電気自動車(EV)の普及に向けた施策にも役立つ可能性がある。カリフォルニア上水路はカリフォルニア州を南北にまたがる州間高速道路5号線に沿って走っており、将来的にガソリンスタンドをEV用の充電スタンドにつくり替えるときは、近くの用水路のソーラーパネルから電力を供給することもできる。

また、気候変動対策にもなる。キパルスキーは「わたしたちの歴史をかたちづくってきた干ばつは、今後も必ず起こります。そして気候変動の影響で、より頻繁かつ深刻になっていくはずです」と指摘する。平均気温が上昇すれば水路から蒸発する水の量は増えるが、覆いをつければこれをある程度は防ぐことができる。

今回の論文はカリフォルニア州の用水路を対象とした研究だが、マックインは同様のモデルはその他の地域にも適用できると説明する。「干ばつが頻発する場所で開放型の水路があるなら、検討する価値はあります」

これには、さらなる温暖化が見込まれる南西部の州や、テキサス州なども含まれる。特にテキサスでは予想外の寒波による大停電が起きたばかりで、電力供給システムを根本から見直す必要に迫られている。

生態系への影響や維持コストの課題も

もちろん、こうした大規模なインフラプロジェクトには複数の問題もある。例えば、水鳥などの野生生物に影響を及ぼす可能性が指摘されている。カリフォルニアは過去100年で湿地の90%が失われており、水路は水鳥たちによって重要な生息場所だ。

また、鉄製のトラスにさびが生じれば、水路システム全体の運営維持費が増加する恐れがある。そしてソーラーパネルの設置費も、大規模展開するならかなりの額になるだろう。

なお、論文ではパネルの設置にかかるコストは試算していない。マックインはこれについて、デモプロジェクトなしで費用を予想することが困難であるほか、コストはどの地域で実施するによっても左右されると指摘している。

とはいえ、こうしたプロジェクトを「完全に実施する」か「まったくやらないか」という二択である必要はない。水路の一部だけでもソーラーパネルを設置する意味はあるだろう。630億ガロンの水の節約にはならないだろうが、蒸発量を少しでも減らし、農業用ポンプやEVの充電設備に再生可能エネルギーを供給することはできる。

「気候変動の問題は別にしても、カリフォルニアは水不足なのに水の需要が拡大しています」と、カリフォルニア大学バークレー校のキパルスキーは語る。「それを考えれば、節水はいかなるかたちでも歓迎すべきことなのです」

4472荷主研究者:2021/04/11(日) 20:53:53

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/522125?rct=n_hokkaido
2021年03/16 17:11 北海道新聞
バイオガスからメタノール生成 興部町に専用研究室設置 大阪大と設置へ

OKPOUが設置される町オホーツク農業科学研究センター

 【興部】家畜ふん尿由来のバイオガスからメタノールを生成する世界初の技術の実用化に取り組む町と大阪大は新年度、専用の研究室「OKPOU」(仮称)を町オホーツク農業科学研究センター内に設置する。実験環境を整えて早期の技術確立を目指す。

 両者が開発した技術は、ふん尿の発酵時に発生したメタンガスを含むバイオガスに、特殊な化合物を混ぜて光を照射し、メタノールとギ酸を生成するもの。昨年7月に実験が成功した。メタノールは燃料電池、ギ酸は牛の飼料の添加物になどに使われ、新たな産業構築が期待されている。

残り:492文字/全文:738文字

4473荷主研究者:2021/04/11(日) 21:19:38

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/523165?rct=n_hokkaido
2021年03/19 05:00 北海道新聞
室蘭 水素活用へ産学官連携 ENEOSに輸入拠点 22企業・団体 5月に脱炭素協議会

 【室蘭】室蘭市は18日、脱炭素の切り札とされる水素を輸入して産業で活用するため、ENEOSや日本製鉄など22企業・団体による産学官組織を5月に設立すると発表した。室蘭港に面したENEOS室蘭事業所の敷地に液化水素の輸入拠点を構築し、道内各地への輸送基地とする構想も公表。市内の製鉄所や公共交通機関でも利用を進めるため、水素パイプラインの敷設も目指す。

 新組織は「室蘭脱炭素社会創造協議会」。市や両社のほか、日本郵船や商船三井、日本製鋼所M&E、北海道電力、北海道ガス、室蘭工業大などで構成する。

残り:366文字/全文:614文字

4474とはずがたり:2021/04/16(金) 23:38:26
三井物産、洋上風力補修で新会社 風車保守大手の北拓と
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC146AK0U1A410C2000000/
2021年4月14日 15:49 [有料会員限定]

4475とはずがたり:2021/04/22(木) 16:11:19
これ凄いかも。
夏は白,冬は黒と色を変えられるといいんだけど。

2021年04月16日 17時00分00秒
光の98%以上を反射する「最も白い塗料」が開発される、白すぎて塗った物体が冷える
https://gigazine.net/amp/20210416-whitest-paint?__twitter_impression=true

4476とはずがたり:2021/04/22(木) 16:21:14
大崎クールジェンでやってる石炭火発でCO2回収したのを太陽光で更にエネルギー取り出せるといいですなあ♪
最終的にH-COOH(蟻酸)から水素取りだすと残るカルボキシル基(懐かしいw)から何が出来るの?結局CO2でちゃうのかな??

世界最高水準の人工光合成に成功
トヨタ系、植物上回る効率
https://this.kiji.is/757547934281613312
2021/4/21 19:37 (JST)
c一般社団法人共同通信社

人工光合成の効率を世界最高水準まで高めることに成功した、豊田中央研究所の「人工光合成セル」=21日午後、愛知県長久手市
 トヨタ自動車グループの豊田中央研究所(愛知県長久手市)は21日、太陽光を使って水と二酸化炭素(CO2)から有機物のギ酸を生成する「人工光合成」の効率を世界最高水準まで高めることに成功したと発表した。過程でCO2を材料とするため脱炭素化につながるほか、生成したギ酸から水素を取り出し燃料電池の燃料に使うこともできる。早期実用化を目指す。

 豊田中央研究所は2011年に、水とCO2のみを原料とした人工光合成に世界で初成功。当初は太陽光エネルギーを有機物に変換できる割合が0.04%だったが、改良を重ね7.2%まで向上させた。植物の光合成の効率を上回るという。

4477とはずがたり:2021/04/29(木) 01:11:10

https://twitter.com/kei_sakurai/status/1387407564732723204
Keiichiro SAKURAI
@kei_sakurai
配置次第で垂直軸型の方がプロペラ型より良くなるって主張。
https://interestingengineering.com/wind-farms-could-increase-efficiency-with-vertical-turbines
…ホンマかいな?垂直軸とプロペラ型って、性能にえらい差があったように記憶するけど。
密集して置いただけで、そんなに変わるもんかなぁ…。

4478とはずがたり:2021/05/08(土) 11:13:42

紀伊半島には膨大な数の限界聚落や廃村があり,廃村の多くは退去時に植林とかしてしまったので杉林に覆われてしまってるけど,聚落や聚落跡の一部は南斜面の日当たりが良く,且つ歴史の智慧で山腹崩壊などが少ない場所に立地している。何を云いたいかというと太陽光発電の適地なのである。家を撤去して聚落への配電線を必要なら強化して電源地帯にすれば良い。

「今はこんなつくり方しない」 メガソーラー再生に脚光
会員記事
https://www.asahi.com/articles/ASP5101XWP3YPLFA003.html
橋本拓樹2021年5月6日 7時30分

 設置から時間が経ったメガソーラー(大規模太陽光発電所)に手を加え、発電能力を高める「再生」事業が関心を集めている。新たにつくらずとも多くの電力を得られるからだ。メガソーラーはこの10年ほどで急速に増えたが、適した場所が減るなどし、頭打ち傾向にあることも背景にある。

 大分県豊後高田市にある住宅街を見下ろす高台。その斜面に約7600枚の太陽光パネルが並ぶ。メガソーラーの再生を手がけるウエストホールディングス(HD、広島市西区)がもともとの所有者から買い取り、太陽光などのエネルギー事業に取り組む不動産会社に売却したものだ。

 買い取り後の点検でパネルの不良が見つかり、交換するなどした。このメガソーラーの本来の電気の供給力は2メガワット超。従来はその6割程度しか発電できなかったが、改修したことで9割程度にまで引き上げることができたという。

 同HDによると、パネルが日…

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4479とはずがたり:2021/05/09(日) 23:34:01
興味深い。全面展開するには現時点ではまだまだ各家庭に蓄電池設置なんかはコストがかさみそう。

将来的に団地毎に例えば公民館とか集会所に纏めて大きめの蓄電池設置とかだと災害対応にもなって行けそう。勿論自治会の意志決定とか難しそうだけど開発時点でやれば可能性はありそうな気も。

離島の再エネ普及の現実解となるか、沖縄電力の新事業「かりーるーふ」とは?
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/2104/26/news024.html

「2050年にCO2排出ネットゼロ」を掲げる沖縄電力。多くの離島を抱え火力発電に依存せざるをえないなど、さまざまな制約がある同社が、再エネ普の目玉として開始した新事業「かりーるーふ」とは?
2021年04月26日 07時00分 公開

4480とはずがたり:2021/05/11(火) 00:37:19
どの案件だ?

大船渡市長ら給料減額案 議会で否決 太陽光発電事業巡る問題
05月10日 18時02分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20210510/6040010701.html

大船渡市で計画されている太陽光発電事業を巡る市の事務処理に不正があったとして市長などが市民団体から刑事告発された問題で、市は「不適正な処理で反省している」として市長と副市長の給料を1か月間10%減額する案を10日臨時議会に提案しましたが、反対多数で否決されました。

大船渡市の吉浜地区に計画されている大規模な太陽光発電施設の建設を巡っては、計画に反対している市民団体が市の事務処理に不正があったとしてことし3月、戸田公明市長と志田努副市長を虚偽有印公文書作成と行使の罪で刑事告発しています。

告発によりますと、市が事業者との間で市有地の賃貸借契約を変更する際に、実際には去年4月に処理したにもかかわらず着工期限にあたる3月31日付けで処理していたと指摘しています。

この問題について10日開かれた臨時議会で戸田市長が「不適正な事務処理で行政に対する不信を招き深く反省している」と陳謝した上で、監督責任をとるため市長と副市長の2人の来月分の給料をいずれも10%減額する案を提案しました。

これに対し議員からは「刑事処分が出ていない時期に減額を提案するのは時期尚早ではないか」とか、「市役所内のリスク管理に問題がある」といった批判が相次ぎ、採決の結果、反対多数で議案は否決されました。

市の議会事務局によりますと市が提案した議案が議会で否決されるのは極めて異例だということです。

戸田市長は「否決されたのは残念だが、提案したことで自分たちの思いは市民に伝わるのではないか」と述べ、今後、刑事処分が確定した後で改めて自らの処分を提案したい考えを明らかにしました。

4481とはずがたり:2021/05/11(火) 00:43:16
残念だなあ。。

(仮称)米原風力発電事業 ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社
https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/electric/detail/furyoku_maibara.html
所在地 : 滋賀県米原市及び岐阜県不破郡関ケ原町
原動力の種類 : 風力(陸上)
出力 : 最大23,800kW

https://www.pref.gifu.lg.jp/page/16727.html
事業の規模 出力23,800kW(最大)
(単機定格出力2,000?3,400kW級×7基(最大))

2018年 08月 23日
JRE「米原風力発電」、地元の反対で実質上中止へ
https://tokuyamad.exblog.jp/30007985/

4482とはずがたり:2021/05/11(火) 02:34:33
これはどうなってるのかな??

オリックス、徳島県内最大の風力発電計画 26年秋運転目指す
https://www.topics.or.jp/articles/-/33850
2018/4/12

 不動産事業や金融投資などを手掛けるオリックスグループ(東京)が美馬市、神山、那賀両町の境にある高城山(1627メートル)と天神丸(1632メートル)周辺で、風車42基を備えた大規模な風力発電施設の建設を計画している。総出力は14万4900キロワットを想定しており、実現すれば県内最大となる。環境影響評価(アセスメント)などを経て、2026年秋ごろの営業運転開始を目指している。

 オリックスによると、事業想定区域は約2990ヘクタール。ほとんどが民有地で一部国有地が含まれる。風車は最大高約175メートルで、プロペラは直径約117メートルの3枚羽タイプ。1基当たりの出力は2300〜3450キロワット。工期は23年10月〜26年3月の予定で、半年間の試運転を経て営業運転に移行したい考えだ。用地を取得するか借りるかや、売電の方法などは未定。

 同社は3月末、環境影響評価法に基づいて事業概要などを記した「計画段階環境配慮書」を経済産業省、県、3市町に送付した。県庁など11カ所で閲覧でき、住民の意見を5月1日まで受け付けている。

 同社グループ広報部は「いい風が見込まれるなどの諸条件を考慮し、対象エリアに選んだ。住民の意見や各省の審議結果を踏まえ、慎重に検討する」としている。

 県内の大型風力発電は、大川原ウインドファーム(徳島市)が佐那河内、勝浦、上勝の三町村にまたがる大川原高原で15基(計1万9500キロワット)を稼働させているほか、ユーラス・エナジー・ホールディングス(東京)が上勝、神山両町境で15基(計3万4500キロワット)の建設を計画している。

オリックス風力発電計画 徳島県知事、回避求める意見書提出
https://www.topics.or.jp/articles/-/51784
2018/5/25

 徳島県の飯泉嘉門知事は24日、オリックスグループ(東京)が美馬、神山、那賀3市町の境付近に計画している風力発電事業の計画段階環境配慮書に対する意見書をオリックスに提出した。想定区域周辺の希少動植物や景観などへの影響に懸念を示し、重大な影響を回避できない場合には事業中止や抜本的な計画の見直しを行うよう求めた。

 意見書では、配慮書に生態系などへの影響について科学的根拠が示されていない点を指摘し、追加書類を速やかに提出することも促している。また、希少動植物、景観に与える影響や土砂災害リスクの増大、登山者への影響といった課題ごとに専門家の助言を踏まえた適切な調査と影響の回避、低減を求めている。

 知事意見は、河川生態学や景観工学などの有識者でつくる県環境影響評価審査会がオリックスの計画段階環境配慮書に対してまとめた答申をほぼ踏襲する内容となった。答申では、配慮書手続きのやり直しを検討するよう求められたが、環境影響評価法に規定がないことを理由に削除した。

 計画段階環境配慮書は計画の立案段階での事業概要や環境への影響を記したもので、配慮書の作成は法に基づく環境アセスメント手続きの一環。県は同日、許認可権がある経済産業省のほか、環境省にも意見書を送付した。

 オリックスは知事や経産相、住民の意見を踏まえ、アセスメントの実施計画に当たる方法書の作成手続きに入ることになるが、同社広報部は「知事や住民、経産相の意見を踏まえた上で、方法書段階に進むかどうか検討したい」としている。

 計画では、3市町の境にある天神丸と高城山の2990ヘクタールに最大42基、総出力14万4900キロワットの風力発電施設を設ける。2023年10月に着工し、26年秋の営業運転開始を目指している。

4483とはずがたり:2021/05/11(火) 02:49:50
なんだと!?もう1年半前に四国の風力は系統の上限に達していたとは。。

四国と関電管内を直結する必要があるな。。

石炭発電の送電が前提の紀南阿波幹線を風力のメインルートに変更する必要があるなあ〜。

淡路島経由もぶっとくしようぜ。

2019年10月23日
四国電力における風力発電設備の30日等出力制御枠への到達について
https://www.kepco.co.jp/corporate/notice/souhaiden/20191023_1.html

 四国エリア(四国エリアの送電系統から電気を供給している淡路島南部地域を含む)では、風力発電設備の導入が進んでおり、風力発電設備の接続済および接続契約申込み済※1の合計(以下、「接続申込み量」)が四国エリアの接続可能量(30日等出力制御枠※2)を超過する可能性があることから、本年7月31日、四国電力は風力発電設備の電力系統への接続に関して、経済産業大臣より、固定価格買取制度に基づく風力発電設備の指定電気事業者※3に指定されました。

[2019年7月31日 お知らせ済み]

 本日、四国エリアの風力発電設備の接続申込み量が四国エリアの接続可能量である71万kWに到達したことから、本日以降、四国エリアにて風力発電の接続申込みを希望される事業者は、無制限・無補償での出力制御に同意していただくことが前提になります。

 関西電力管内である淡路島南部地域においても、四国エリアの送電系統へ接続している関係上、同様に運用することになることから、お知らせします。

4484とはずがたり:2021/05/11(火) 02:53:30
知らん間に集積してた。
11+1.7+9+20+8+18=67.7MW

伊方の風力発電事業
記事ID:0008342 更新日:2017年4月1日更新
https://www.town.ikata.ehime.jp/site/fuusha/
事業概要
瀬戸ウインドヒル発電所
風車建設地・・・瀬戸地域(せと風の丘パーク内)
事業規模・・・1000kW風車×11基(定格出力 11,000kW)
導入機種・・・三菱重工業MWT-1000
予想発電量・・・29,000MWh/年
運転開始・・・平成15年10月
事業主体・・・第3セクター (株)瀬戸ウィンドヒル

伊方町風力発電所
風車建設地・・・伊方地域(二見くるりん風の丘パーク内)
事業規模・・・850kW風車×2基(定格出力 1,700kW)
導入機種・・・ヴェスタスv52-850
予想発電量・・・5,700MWh/年
運転開始・・・平成17年4月
事業主体・・・伊方町

佐田岬風力発電所
風車建設地・・・瀬戸地域
事業規模・・・1000kW風車×9基(定格出力 9,000kW)
導入機種・・・三菱重工業MWT-1000A
予想発電量・・・29,000MWh/年
運転開始・・・平成18年12月
事業主体・・・大和ハウス工業(株)

三崎ウインド・パーク発電所
風車建設地・・・三崎地域(みさき風の丘パーク周辺)
事業規模・・・1000kW風車×20基(定格出力 20,000kW)
導入機種・・・三菱重工業MWT-1000A
予想発電量・・・50,000MWh/年
運転開始・・・平成19年3月
事業主体・・・第3セクター 三崎ウィンド・パワー(株)

瀬戸風力発電所
風車建設地・・・瀬戸地域
事業規模・・・2000kW風車×4基(定格出力 8,000kW)
導入機種・・・ガメサG80
予想発電量・・・20,000MWh/年
運転開始・・・平成20年2月
事業主体・・・(株)ユーラスエナジー瀬戸

伊方ウィンドファーム発電所
風車建設地・・・伊方地域
事業規模・・・1500kW風車×12基(定格出力 18,000kW)
導入機種・・・フライデラーEPW1570
予想発電量・・・42,000MWh/年
運転開始・・・平成22年3月
事業主体・・・第3セクター 伊方エコ・パーク(株)

4485とはずがたり:2021/05/11(火) 02:54:05
2019.09.20
お知らせ
愛媛県南予における僧都ウインドシステム建設工事の竣工について
https://www.yon-e.co.jp/topics/121/

僧都ウインドシステム建設工事の概要

【施工概要】

工事名称:僧都ウインドシステム建設工事
発 注 者:四国風力発電㈱
所 在 地:愛媛県南宇和郡愛南町僧都地区(観音岳南部の尾根周辺)
発電所出力:16,000kW(2,000kW×8基)
施  工:建設工事は分担施工方式のJV

4486とはずがたり:2021/05/11(火) 02:56:53

徳島め〜。

徳島)大規模風力発電所計画、知事「待った」
有料会員記事
https://www.asahi.com/articles/ASN7H6X2XN7BPTLC01C.html
福家司
2020年7月16日 9時30分

 再生可能エネルギー発電施設の開発を手がけるJAG国際エナジー(本社・東京)などが、徳島県南部を中心とした四国山地の尾根2カ所に、大規模風力発電所の建設を計画している。飯泉嘉門知事はこのほど、現在の計画は生態系や水環境、景観などの検討が不十分だとして、適切な調査、予測、評価を求める意見を出した。

 環境アセスメント手続きの第1段階となる計画段階環境配慮書に対する知事意見で、今月8日に出した。

 「那賀・海部・安芸風力発電事業」と「那賀・勝浦風力発電事業」の二つの計画(いずれも仮称)の事業実施想定区域や周辺には、国内希少野生動植物種のクマタカ、国の特別天然記念物ニホンカモシカ、国指定天然記念物ヤマネなどの貴重な動物が生息していると指摘。また、想定区域付近の年平均降水量は3千ミリ前後で、事業のために尾根の植生を伐採すると、土砂崩落や土石流誘発のリスクが増大するとした。

 特に、「那賀・海部・安芸」は…

4487とはずがたり:2021/05/11(火) 02:58:53
古い話し。

カドミウムの次は太陽光で役立つ土地へ、北陸最大級の6MWメガソーラー
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1310/30/news033.html
自然エネルギー

富山県の県有地を活用するメガソーラー事業。カドミウム汚染からの復元のために土を採取した土地が、出力6MWの太陽光発電所に生まれ変わる。
2013年10月30日 15時00分 公開
[畑陽一郎,スマートジャパン]

 北陸最大級、6MWのメガソーラーが富山県に立ち上がる(図1)。「SGET富山メガソーラー発電所」(富山市舟倉)は、土採取地を再利用した形の発電所だ。富山県の中央を南から北へ流れ下る神通川の流域は、川を通じたカドミウム汚染に悩まされた過去がある。当時の汚染田を復元するための土壌採取地が太陽光発電所に生まれ変わる。



6MWという出力はパワーコンディショナーから系統に接続する交流出力値だ。太陽電池モジュール自体は7.68MW分を敷設する。想定年間発電量は697万4000kWhであり、これは一般家庭1900世帯分の消費電力量に相当するという。

4488とはずがたり:2021/05/11(火) 03:01:28
大企業の草刈り場と化す四国 巨大風車計画が相次ぎ浮上 各地住民が情報交換
https://www.chosyu-journal.jp/shakai/17364
社会2020年5月26日

 現在四国では、すでに156基の大規模風車が稼働し、計画中の風車は323基にものぼる。四国風車ネットワーク(黒田太士代表)は23日、四国各地の計画地周辺や、すでに建設された地域に暮らす人々がオンラインでつながり、風力発電をめぐる動きや疑問・不安などを報告しあうとともに全国に発信するため、オンラインシンポジウム「四国の巨大風力発電 いま起こっていること」をおこなった。

 同シンポには、愛媛県からえひめ風車ネット、高知県から四万十ふるさとの自然を守る会、ヤイロチョウを守る会、竜串の自然と共生した地域づくり協議会、四国自然史科学研究センター、徳島県から日本野鳥の会徳島県支部、徳島県勤労者山岳連盟のメンバーが参加し、討論の模様をライブ配信した。

 シンポのなかでは次のことが明らかになった。

 高知県ではオリックスが、高岡郡四万十町と四万十市の境にある550㍍の山の尾根筋に、3000㌔㍗×最大49基の大藤風力発電を計画している。風車の高さは120㍍で、四万十町の庁舎の7・5倍だ。

 風車のために山を削って平地にするので、土砂災害の増加、下流のアユやウナギ漁への影響、イノシシやシカによる鳥獣害の増加、また日本最後の清流といわれる四万十川の景観破壊を地元の人々は心配している。とくに女性たちは子どもの親として、一番近い民家が風車から2㌔、小中学校や高校が3㌔のところにあるため、低周波による健康被害を心配している。そこで、ふるさとの自然を守る会をたちあげ、風車の問題点をチラシにして配り、署名運動を開始している。

 同じ高知県の土佐清水市と幡多郡三原村の境の尾根筋にも、日立サステナブルエナジーが二つの今ノ山風力発電を計画している。一つが5500㌔㍗×36基、もう一つが4200㌔㍗×9基。

 ここは住民が自伐型林業をやっているところで、当事者である住民の一人は「風車のための作業道を設置するのに50㌶以上の山林が皆伐される。以前の豪雨災害では山林の崩落が多数発生して、竜串湾に大量の土砂が流れこんだ。今後、大量の土砂が水源地に流れこめばとり返しがつかない。すべて都市部の企業が田舎にやってきて、利益も都市部に吸い上げる構図だ。“原発に反対するなら風力に賛成せよ”というが、納得できない。地域住民だけの問題ではない」とのべた。

住民の繋がり恐れる企業側

 徳島県では三つの大規模風力発電計画が進行している。

 一つはオリックスが標高1955㍍の剣山東側で進める天神丸風力発電で、2300〜3450㌔㍗×最大42基。もう一つがJAG国際エナジーが進める那賀・海部・安芸風力発電で、3200㌔㍗×34基。三つ目がこれもJAGが進める那賀・勝浦風力発電で、3200㌔㍗×34基だ。

 これについても参加者の一人が「現地のことを知らない東京の企業がもうけのためにつくろうとしている。四国は雨が多く山が崩れやすい。稜線部に道路をつくって森林の保水機能を破壊すれば、大雨のとき水が一気に流れ出す」と指摘した。また剣山は人の開発が入らない自然林が多い場所で、風車建設は生物多様性も破壊すると関係者が指摘した。

 愛媛県では宇和島市と南宇和郡愛南町で、Jパワー(電源開発)による南愛媛風力発電(2400㌔㍗×9基、2300㌔㍗×3基)と、シグマパワージャネックス(東芝グループ)による僧都ウインドシステム(2400㌔㍗×8基)が稼働を始めた。加えてJパワーによる南愛媛第二風力発電(3400㌔㍗×12基)、ガイアパワーによる槇川正木ウインドファーム(3400㌔㍗×8基)が計画中だ。

 既に僧都地区では風車による睡眠障害を訴える人が出て、県に対して夜間稼働停止の申し立てをしているが、県は「因果関係が立証できない」としている。

 僧都地区で風車から1㌔の場所に住む農民は「風力発電計画が持ち上がってから、国は地域の保安林指定を解除した。一昨年の西日本豪雨で大きな被害が出ており危険性が高いと意見を出したが、“当事者ではない”と門前払いされた。うちは風車から一番近いのに。この計画が持ち上がってから若い人が躊躇して、Iターン、Uターンはゼロだ」とのべた。


 これまで四国各県でバラバラに活動していた各団体が初めて一堂に会しての討論となった。三県の各団体の意見をまとめ、各県や企業側に声明を出すことも決まった。なお、当日の模様は四万十ふるさとの自然を守る会のフェイスブックで見ることができる。

4489とはずがたり:2021/05/11(火) 03:02:17

四国最大の風力発電設備が稼働、12基の風車で1万8000世帯分の電力
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1605/06/news038.html

四国で最大規模となる風力発電所「南愛媛風力発電所」の全ての風車が運転を開始した。電源開発が手掛ける発電所で、12基の風車で年間約1万8000世帯分の資料電力に相当する6500万kWhの発電量を見込んでいる。
2016年05月06日 07時00分 公開
[陰山遼将,スマートジャパン]

 J-Power(以下、電源開発)が2012年9月から愛媛県宇和島市で建設を進めてきた「南愛媛風力発電所」が完成した。既に建設を終え稼働を開始していた9基の風車に加えて、2016年4月28日から新たに3基の風車が運転を開始した(図1)。

4490とはずがたり:2021/05/14(金) 03:11:54

自民党のこいつらは理念とか理想とかなく利権狙ってるだけやんけ。

中国メーカー優位に風穴 2030年再生エネ比45%以上を掲げる自民議連の鼻息
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/210328/mca2103280700003-n1.htm
2021.3.28 07:00

 2050年までに二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする目標を掲げる菅義偉(すが・よしひで)政権の誕生で鼻息が荒い自民党議連がある。柴山昌彦幹事長代理が会長を務める再生可能エネルギー普及拡大議連で、昨年末には政府が今年夏にまとめるエネルギー基本計画に盛る30年度の電源構成で再生エネの比率を45%以上にすべきという緊急提言をまとめた。背景には、太陽光パネルや風力発電設備で中国メーカーが世界市場を席巻する現状に風穴を開けたいとの思いもちらつく。

 首相もルーツに関係

 議連は昨年12月25日、加藤勝信官房長官にエネルギー基本計画の見直しに向けた提言を提出。30年の再エネ比率を45%以上にするだけでなく、予見可能性を高めるため40年時点の電源構成を次期基本計画に盛り込むよう求めた。ゼロ目標まで残り10年しかない40年時点の数字は相当に高いものを示さざるを得ず、政府に再生エネ普及への覚悟を迫った形だ。

 平成28年8月に柴山氏が会長となって立ち上げた同議連には、ルーツがある。23年3月の東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故を受けて、当時野党だった自民党が同事故後の原発政策を話し合うために党の機関として立ち上げた党総合エネルギー政策特命委員会(現党総合エネルギー戦略調査会)だ。

 かつて電源構成ごとに小委員会が設けられていた時期があり、再生可能エネルギー小委員会の委員長を務めたのが柴山氏だった。その後、各小委員会が廃止されたことを受け、再生エネに特化した議論の場を残そうと立ち上げたのが同議連ということになる。

 それより以前、発足当初の党総合エネルギー政策特命委員会には2つのプロジェクトチーム(PT)が置かれていた。一つは岩屋毅元防衛相が座長を務める「核燃料サイクル、放射性廃棄物処理の歴史に関する検証PT」。もう一つは菅首相が座長を務める「原子力政策のターニングポイント及び過去の政策決定過程に関する検証PT」。後者は日本の原子力政策の意思決定過程のどこに問題があったかを検証するためのチームで、柴山氏は「首相は原発を含めたエネルギー政策にしっかりとした問題意識を持っている」と明かす。

 昨年末の提言を直接首相に渡すことはできなかったが、第2次安倍晋三政権時代には官房長官として同議連からの提言を受け取ってきており、「たいへん有意義な取り組みだ」と声をかけられたこともあったという。

 梶山、河野氏ともパイプ

 首相は政権発足に当たり、側近の梶山弘志氏を経済産業相に起用。梶山氏は首相の命を受け同議連とも接触するなど、再生エネ普及に理解を示す。河野太郎行政改革担当相は再生エネの導入促進などを打ち出した党エネルギー政策議員連盟を代表世話人として立ち上げ、同議連事務局長を柴山氏が務めた間柄だ。

 発足当初は入会者が少なかった再生エネ普及拡大議連だが、欧州などで再生エネの導入が進み、世界的に脱炭素の流れが強まる中で現在は所属議員が100人を超える。さらに菅首相が50年までの温室効果ガス排出量ゼロを打ち出したことで、議連側もエネルギー基本計画見直しに向けた緊急提言をまとめるなど勢いづく。

 現在のエネルギー基本計画は、19(令和元)年度に18%だった再生エネ割合を30年度に22〜24%に引き上げる目標を掲げる。これを45%以上にするのは「ちょうど倍増という非常に高い目標」(柴山氏)になる。

4491とはずがたり:2021/05/14(金) 03:12:06
>>4490
 ただ、東日本大震災後に全国で停止した原発の再稼働が思うように進まない中で、CO2を排出しないクリーンエネルギーの割合を高めていくためには再生エネの割合を上げていくしかない。原発は現計画で30年度に20〜22%の構成比とすることを目指しているが、足元の19年度は6%にとどまる。逆に発電時にCO2を排出する火力発電の19年度の比率は76%に達する。

 果たして30年度に再生エネ比率を45%以上に高めることは可能なのか。柴山氏は「太陽光発電も個別の住宅の屋根に設置して自家発電していく市場は開拓の余地があるし、日本の風力発電は洋上などこれから大きく進む。地熱、水力、バイオマスに(電気をためておける)蓄電池の開発を含め、実現可能性は十分ある」と訴える。

 再生エネの拡大は石油などのエネルギーの多くを海外に依存する日本の経済安全保障の観点からも大事だという。現在、太陽光パネルや風力発電設備といった装置は中国メーカーが世界出荷量の上位を占めるが、国内で需要が増えてくれば国産の動きも強まってくるとみる。

 「エネルギー安保に資するのは再生エネ」

 柴山氏が純国産での普及を期待するのが「ペロブスカイト太陽電池」と呼ばれる新技術の太陽電池だ。ペロブスカイトという結晶が太陽光を吸収して発電する仕組みだが、画期的なのはペロブスカイトがインクのように基盤材料に印刷できる点。このためフィルムの上に印刷すればフィルム状の軽くて曲げられる太陽電池ができるし、太陽光パネルと異なり建物だけでなく電気自動車の天井やテントのような場所にも太陽電池を塗布することが可能だ。

 柴山氏は「太陽光パネルは今中国製が市場を席巻しているが、ペロブスカイトに価格競争力が出てくれば太陽光発電の大きな肝になる。風力発電に使う風車も国内の高性能な部品を使ってつくってもらったり、組み立てについても自由主義経済圏でメーカーを固めていくことは十分にできる」と話す。

「再生エネは太陽光とか水とか日本国内にあるものを使ってエネルギーを持続可能な形で生成できる。安全保障に資するのは再生エネだ」と語る柴山氏。山場となる今年夏のエネルギー基本計画の見直しに向け、議連の活動をさらに活発化させる構えだ。(赤地真志帆)

4492とはずがたり:2021/05/24(月) 22:08:23
日本初、500kWの「潮流発電システム」が国の審査に合格
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/2105/24/news056.html#utm_term=share_sp
蓄電・発電機器
九電みらいエナジーは2021年5月20日、環境省の委託事業として実証に取り組んでいる潮流発電システムが、経済産業省が実施する電気事業法に基づく使用前検査に合格したと発表した。
2021年05月24日 07時00分 公開
[スマートジャパン]
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 九電みらいエナジーは2021年5月20日、環境省の委託事業として実証に取り組んでいる潮流発電システムが、経済産業省が実施する電気事業法に基づく使用前検査に合格したと発表した。

 この発電システムは、九電みらいエナジーと長崎海洋産業クラスター形成推進協議会が、環境省の潮流発電技術実用化推進事業の一環で、長崎県五島市沖合の海底約40メー

4493とはずがたり:2021/05/31(月) 10:28:43

リプレースの一種になるのかな?八丈島のベース電源はこれで決まりだな〜

東京電力パワーグリッド、八丈島の地熱発電所を廃止ー2022年度に新地熱発電所が稼働予定
https://sgforum.impress.co.jp/news/4884
2019/03/29(金)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

東京電力パワーグリッドは、同社が運営している「八丈島地熱発電所」(東京都八丈町)を同日付で廃止すると発表した。

東京電力パワーグリッドは2019年3月29日、同社が運営している「八丈島地熱発電所」(東京都八丈町)を同日付で廃止すると発表した。八丈町は2017年3月、オリックスと「地熱発電利用事業に関する協定」を締結しており、廃止した八丈島地熱発電所の跡地にオリックスが新たな地熱発電所を建設する(参考記事)。

八丈島地熱発電所の最大出力は3.3MW(3300kW)。資源エネルギー庁の地熱発電に関する研究会によると、地熱発電の設備利用率はおよそ70%。単純に当てはめると年間に約20.2GWh(2023万5600kWh)発電していたことになる。

オリックスが新たに建設する地熱発電所の最大出力は約4.4MW(4444kW)。設備利用率を70%とすると、年間発電量はおよそ約27.25GWh(2725万608kW)に達すると考えられる。新しい地熱発電所の運転開始は2022年度の予定。

新地熱発電所が発電する電力は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を利用して、東京電力パワーグリッドに全量を売電し、八丈島全体に供給する予定だ。東京電力パワーグリッドは今後の八丈島への電力供給について、内燃式火力を主力とし、再生可能エネルギーも含めたものにしていく方向を示している。

4494荷主研究者:2021/06/05(土) 17:59:57

https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=742577&comment_sub_id=0&category_id=112
2021/4/7 20:56 中国新聞
水素先進都市、周南市推進へ 脱炭素、コンビナート構想案

http://tohazugatali.web.fc2.com/energy/20210407chugoku01.JPG

 周南市は、水素や木質バイオマスを使って脱炭素・低炭素を進めるコンビナート構想案をまとめた。火力発電の燃料を石炭から水素などへ転換し、木質バイオマスの地産地消も図る。2050年までに国内の温室効果ガス排出を実質ゼロにする政府の目標を受け「水素先進都市」づくりを加速させる。

 構想案では、臨海部の周南コンビナートと櫛浜地区を約10キロにわたり水素パイプラインで結ぶ。出光興産徳山事業所の大浦地区に集積する巨大な既存タンクで水素を貯蔵し、船で市外へ運び出す拠点にする。山間部で市有林に早生樹を植え、バイオマス発電に使う。

 さらに、市街地で水素を燃料とする燃料電池バスを走らせる。コンビナートの自家発電で出る蒸気の有効活用も探る。いずれも具体的な事業の主体や実現時期を記していない。

 周南コンビナートで自家発電を採用する企業は多い。石炭火力発電の出力は計約120万キロワットに上る。石炭火力の自家発電では単独の市町村で国内最大という。

 化学メーカーが塩水を電気分解する際に発生する水素を活用しようと、市は15年度に水素利活用計画を作った。計画の目標では20年度末に地域の燃料電池車(FCV)を200台と設定したが、21年2月末時点で28台にとどまる。水素関連に参入した事業者も目標の20社に対し9社だった。

 現行の計画を全面改定して21年度から新計画に移る予定だった。しかし、新型コロナウイルスの影響で関係先と具体的な協議が難しくなった。改定を2年先送りし、目標値も据え置いた。23年度以降の計画を練るために今回の構想案を青写真にする。

 市産業振興部の山本敏明部長は「国のエネルギー政策を踏まえ、しっかりと取り組む」としている。(川上裕)

4495荷主研究者:2021/06/05(土) 21:56:26

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/547869?rct=n_hokkaido
2021年05/26 01:40 北海道新聞
液化メタンで脱炭素 エア・ウォーター家畜ふん尿加工 十勝で実証 LNG代替燃料に

http://tohazugatali.web.fc2.com/energy/20210526hokkaido01.JPG

 産業ガス大手エア・ウォーター(大阪)は25日、家畜ふん尿由来でバイオガスに含まれるメタンを液化バイオメタン(LBM)に加工し、液化天然ガス(LNG)の代わりに使う実証事業を十勝管内で行うと発表した。エネルギーの地産地消を図り、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラル推進にもつなげる。同社によると、バイオガスからLBMをつくるのは国内初。

 事業は本年度から2年間行われ、環境省のCO2排出削減に関する公募事業に採択された。総額7億2千万円のうち約6割を国が負担する。

 具体的には、十勝管内大樹町内の2カ所の牧場のバイオガスプラントで生成したバイオガスを、帯広市内の自社工場に設ける製造システムで零下162度のLBMに加工。よつ葉乳業十勝主管工場(十勝管内音更町)で気化させた後、ボイラーの燃料にする。LNGに比べて温室効果ガス排出量を6割以上削減できると見込む。

 乳牛のふん尿を発酵させて発生するバイオガスは現在、酪農家が自家発電で使い、余った電力は売電しているが、十分な量を活用できていない。液化するとタンクローリーで大量輸送できるようになり、遠隔地の工場などへの販売も可能になる。

 将来的には、LBM生成時に発生するCO2からドライアイスを製造することも検討。さらに都市ガスやトラックに加え、大樹町で開発が進むロケットの打ち上げ燃料としての活用も想定している。2030年をめどにLBM1万4千トンを生産し、70億円の売り上げを見込む。

 エア・ウォーターの梶原克己専務執行役員は「地域の資源を有効活用して必要な資源に変えるリサイクル循環型の事業を構築し、カーボンニュートラルにも役立てたい」。よつ葉乳業は「酪農経営にとって非常に大きな課題となっている家畜ふん尿問題の解決につながる」(総務広報グループ)と期待している。(田中雅久)

4496とはずがたり:2021/06/11(金) 15:09:07
>土砂流出防備保安林
まあちゃんと対策すべきだな。寧ろ保安林の保全の為のきっかけにしたい。

風力発電所反対署名を提出 市有地で建設計画受け 唐津市へ市民団体 /佐賀
https://mainichi.jp/articles/20210526/ddl/k41/020/360000c
毎日新聞 2021/5/26 地方版 有料記事 693文字

 福岡県境の唐津市七山地区に計画されている風力発電所に対し、反対する市民団体「七山・脊振山系の暮らしを守る保安林を守る会」の柴田恵子・代表代理(50)らが21日、唐津市役所を訪れ、建設予定地の市有地を貸さないよう求める署名3123筆を提出した。

 計画は大和エネルギー(大阪市)が進める「DREAM Wind 佐賀唐津風力発電事業(仮称)」(最大出力3万2000キロワット)。脊振山系の女岳(めだけ)(標高748メートル)南側の約175ヘクタールに高さ約160メートルの風車8〜10基を建設し、2026年度の運転開始を目指す。

 市有地は、国指定「土砂流出防備保安林」と重なることから、同会は「切り拓(ひら)き、災害リスクを大きくする開発は、住民の安全のためにも行うべきではない」などとして署名運動を展開中。3月中旬から5月20日までに唐津市、佐賀市、福岡県糸島市、福岡市を中心に集まった3123筆を1次分として提出した。

4497とはずがたり:2021/06/11(金) 17:20:38
>土砂流出防備保安林
まあちゃんと対策すべきだな。寧ろ保安林の保全の為のきっかけにしたい。

風力発電所反対署名を提出 市有地で建設計画受け 唐津市へ市民団体 /佐賀
https://mainichi.jp/articles/20210526/ddl/k41/020/360000c
毎日新聞 2021/5/26 地方版 有料記事 693文字

 福岡県境の唐津市七山地区に計画されている風力発電所に対し、反対する市民団体「七山・脊振山系の暮らしを守る保安林を守る会」の柴田恵子・代表代理(50)らが21日、唐津市役所を訪れ、建設予定地の市有地を貸さないよう求める署名3123筆を提出した。

 計画は大和エネルギー(大阪市)が進める「DREAM Wind 佐賀唐津風力発電事業(仮称)」(最大出力3万2000キロワット)。脊振山系の女岳(めだけ)(標高748メートル)南側の約175ヘクタールに高さ約160メートルの風車8〜10基を建設し、2026年度の運転開始を目指す。

 市有地は、国指定「土砂流出防備保安林」と重なることから、同会は「切り拓(ひら)き、災害リスクを大きくする開発は、住民の安全のためにも行うべきではない」などとして署名運動を展開中。3月中旬から5月20日までに唐津市、佐賀市、福岡県糸島市、福岡市を中心に集まった3123筆を1次分として提出した。

4498とはずがたり:2021/06/14(月) 16:34:55

潜在能力は世界有数、地熱発電関連株は規制緩和で熱気高まる <株探トップ特集>
6/10 19:30 配信
https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/20210610-00000152-stkms-stocks
株探ニュース

「脱炭素」関連の一角として地熱発電への関心が高まっている。日本の潜在的な発電能力は世界3位にもかかわらず、開発は出遅れていたが、規制緩和で開発加速が期待されている。

現在値
出光興産 2,695 +3
INPEX 815 -6
オリックス 1,966.5 -21
三菱マ 2,293 +14
菱ガス化 2,488 -27
―日本は世界3位の地熱資源国、再生エネ見直しで2030年に施設倍増へ―

 「脱炭素社会」の実現に向けた取り組みが世界的に加速するなか、太陽光発電や風力発電など 再生可能エネルギーへの関心が高まっているが、その一つ「地熱発電」に拡大に向けた大きな動きが生まれつつある。

 河野太郎規制改革相は6月1日、政府の規制改革推進会議の答申とりまとめに合わせて、大臣直轄チームによる2050年カーボンニュートラルの実現に向けた、再生可能エネルギーなどに関する規制について報告した。これによると、これまで原則として認められなかった国立・国定公園など自然公園内の地熱開発に関する考え方を開発の加速化に貢献するよう転換し、地熱発電施設を30年に倍増する目標を掲げている。今後、具体的な実施計画がまとめられる方針で、関連銘柄への関心も高まりそうだ。

●潜在的な発電能力は世界3位

 日本は世界有数の火山国であり、地熱発電の潜在的な発電能力は2300万キロワット強と、米国やインドネシアに次いで世界3位の規模があるといわれている。一方、国内の地熱発電設備容量は20年時点で50万キロワット強と、大型の原発1基にも満たない水準であり、ここ10年ほどはほぼ横ばいとなっている。

 ポテンシャルが高いのにもかかわらず、日本の地熱発電開発が進まなかった背景には、油田と同じで掘ってみないと正確な資源量がわからないという、事業リスクの高さがある。また、原子力発電や火力発電に比べて小規模のため国の開発支援が消極的であったことや、電力業界の体制、適地の多くが国立・国定公園内にあり、「自然公園法」によって開発が困難であったことなども挙げられる。

 そのため、1970年代のオイルショック後に一時活発化した地熱開発は、90年代に入ると下火になり、出力1万キロワットを超える地熱発電は96年の滝上発電所(大分県九重町)から2019年の山葵沢発電所(秋田県湯沢市)まで23年間開発はゼロだった。

●3.11契機に各地で開発計画進む

 状況に変化を与えたきっかけは、東日本大震災による原子力発電所の事故だった。これを契機に「再生可能エネルギー」の一環として地熱発電も見直されるようになり、15年には国立・国定公園の一部で、域外から斜めに穴を掘って開発できるようになった。

 規制緩和に加えて、掘削技術の改良も追い風となり、各地で開発計画が進められるようになる。もともと、再生可能エネルギーのなかでも、風力や太陽光のように天候によって発電量が変動することもなく、潜在能力のある地熱発電に対する関心は高い。

 現在も出光興産 <5019> がINPEX <1605> などと組んで秋田県湯沢市小安地域で地熱発電所の建設計画を進めているほか、北海道阿女鱒岳地域や宮城県栗駒南麓地域を中心に、国内外で地熱資源の検討調査を継続。また、福島県では国内最大規模の地熱発電所を建設するプロジェクトも進行する。オリックス <8591> も北海道函館市で南茅部地熱発電所(仮称)を建設中で22年の商業運転開始を目指す。三菱マテリアル <5711> 、三菱ガス化学 <4182> 、Jパワー <9513> は共同出資で24年の運転開始を目指し岩手県八幡平市に安比地熱発電所を建設中で、レノバ <9519> なども北海道函館市や熊本県南阿蘇村で地熱発電所を開発中だ。

 地熱発電は資源量調査から稼働までに概ね10年以上かかることから、これらの稼働はまだ先になるが、前述の河野大臣直轄チームによる報告では、地熱発電のリードタイムを最短で8年に短縮することを目指すともあり、地熱発電所設置を後押ししよう。

4499とはずがたり:2021/06/14(月) 16:35:10
>>4498
●発電用タービンは日本勢が上位占める

 開発が遅れた日本の地熱発電だが、地熱発電技術に関しては、日本企業は早くから地熱発電機器の製造技術を確立し、世界をリードしており、特に地熱発電所の心臓部といわれる地熱発電用タービンでは東芝 <6502> 、富士電機 <6504> 、三菱重工業 <7011> の日本企業で世界シェア6割以上を占めている。

 地熱タービンには、大きく分けて蒸気と熱水が混合した地熱液体から分離した蒸気でタービンを回して発電する「フラッシュ方式」と、沸点の低い媒体を熱交換器で加熱・蒸発させ、その媒体蒸気により発電を行う「バイナリー方式」があるが、日本企業はその両方を手掛け幅広いラインアップを備えているのが特徴。今年2月には三菱重が、フィリピンの地熱発電所向けにバイナリー発電設備を受注するなど、海外向け中心に導入実績を伸ばしている。

●海外を中心に商社も積極展開

 住友商事 <8053> は今年2月、ニュージーランドのタウハラ地熱発電所の建設工事を受注したと発表したが、商社も海外を中心に地熱発電に積極的だ。豊田通商 <8015> は、ケニア・オルカリア地熱発電所1号機などを建設した実績があり、丸紅 <8002> は同発電所の6号機の建設を受注した。また、伊藤忠商事 <8001> は九州電力 <9508> と共同でインドネシア・サルーラ地区の地熱プロジェクトに参加している。これまで商社は海外での石炭火力発電をエネルギー事業の主軸に置いてきたが、脱炭素の動きを受けて再生可能エネルギー分野に力を入れており、要注目だ。

 このほか、小規模の地熱発電向けに小型バイナリー発電システムを手掛ける第一実業 <8059> や、地熱発電所向けに蒸気生産輸送設備用制御システムなどを提供する横河電機 <6841> なども注目したい。

株探ニュース(minkabu PRESS)

株探ニュース

4500とはずがたり:2021/06/15(火) 01:28:02
ベトナム社会主義共和国クアンチ省における陸上風力発電事業への参画に関するお知らせ(開示事項の経過)
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000005.000054933&amp;g=prt
[株式会社レノバ]

当社は、2020年5月8日付「ベトナム社会主義共和国クアンチ省における陸上風力発電事業への参画に関する お知らせ」において公表しました複数の陸上風力発電事業(合計設備容量144.0MW)の開発において、2021年 10月末までの運転開始に向けて順調に建設を進めております。
 このたび、当社が出資しております各事業会社は、アジア開発銀行を中心とし、オーストラリア連邦政傘下 のExport Finance Australiaや独立行政法人国際協力機構(JICA)を含む金融機関との間でグリーン融資関連契約 を締結いたしましたのでお知らせいたします。当融資は、国際的な気候債券イニシアチブ(The Climate Bonds Initiative)が管理している気候債券基準及び認証制度(The Climate Bonds Standard and Certification Scheme)によって認証されています。
 当社は、当社のビジョンである「日本とアジアにおけるエネルギー変革のリーディング・カンパニーとなる こと」を実現するため、再生可能エネルギー電力需要の増加が見込まれるアジアにおいて、当社の強みを活か した開発を進めることにより、企業価値の向上に今後も取り組んでまいります
 なお、今回の融資関連契約の締結に伴う、今期(2022年3月期)の業績に与える影響はございません。

4501とはずがたり:2021/06/15(火) 01:28:34
吾妻高原風力発電、23年にも運転開始へ 福島の牧場跡地で計画
https://www.minyu-net.com/news/news/FM20210603-622290.php
2021年06月03日 12時30分  
 吾妻高原ウィンドファーム(福島市)が同市の吾妻高原牧場跡地で計画する「吾妻高原風力発電事業」(仮称)は今月中にも建設に着工し、2023年5月ごろの運転開始を見込んでいることが分かった。2日までに、同事業の環境影響評価書で示した。


 最大総出力は3万2000キロワットで、年間発電量は一般家庭約1万4600世帯分に相当するという。出力の大きい風車に切り替えて設置基数を減らしたり、埋蔵文化財が眠る土地を除外するなどの措置を取ったため、面積は当初計画していた1836ヘクタールから約282ヘクタールに縮小。高さ約136.5メートルの風車を9基設置する。

 評価書の縦覧は、県環境共生課、福島市環境保全係(旧児童文化センター内)、同市吾妻支所で28日まで実施。ジャパン・リニューアブル・エナジーのホームページでも公開している。

4502とはずがたり:2021/06/15(火) 01:28:54
双日、豪州において日本企業が手がける中で最大規模となる太陽光発電所の建設を開始
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000026.000073843&amp;g=prt
[双日株式会社]

〜再生可能エネルギーの安定供給を通して脱炭素社会の実現に貢献〜
双日株式会社(以下「双日」)は、このたび、ENEOS株式会社(以下「ENEOS」)とともに、豪州において日本企業が手がける中で最大規模である204MW(メガワット)の太陽光発電所の建設を開始しました。(以下「本事業」)

4503とはずがたり:2021/06/15(火) 01:29:09
北陸電力、風力発電所の建設検討 富山県朝日町で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC2836N0Y1A520C2000000/
2021年5月28日 19:21

4504とはずがたり:2021/06/21(月) 19:34:43
遊佐沖の風力発電、想定海域を縮小 県方針、漁業や景観に配慮
2021/1/30 08:23
https://www.yamagata-np.jp/news/202101/30/kj_2021013000731.php

 遊佐沖の洋上風力発電に関する「県地域協調型洋上風力発電研究・検討会議」の検討部会が29日、遊佐町で開かれ、県は想定海域を現在より縮小する方針を示した。ごち網漁の操業海域との緩衝水域を設ける必要性があり、河口部や景観への影響も低減するためで、今後、県は海上に風車が建った場合の予想図を作成し、公表する。

 ごち網漁は、海中で袋状の網を船で引いて漁獲する。庄内地域の沖合では主にタイ類を取っており、洋上風力発電想定海域の西側境界と漁場が一部重なっていた。縮小は安全操業の確保や漁への影響を低減させるためで、陸側に約500メートル狭め、緩衝水域を設ける。北側については、西端を500メートルほど南側に移す。境界が遊佐町の吹浦川河口や吹浦港の延長線上にあったため、サケの遡上(そじょう)や、景勝地「十六羅漢岩」の景観、吹浦港から出航する漁船の航路などに影響が出ないようにする。

 既に県内外の8事業体が事業参入に向けた環境影響評価(環境アセスメント)を実施している。各事業計画では海面から高さ187〜266メートルの風車36〜63基を海上に建てる構想で、最大の想定出力は43万〜50万キロワット。陸上用よりも大きな風車となる見通しだが、手続き上、各事業者は配置イメージ図などを示していない。住民や遊佐町、酒田市の審議会では景観への影響を懸念する声が上がっていることから、県は事業者に代わり、配置予想図を作成し、住民らに示す方針だ。

 部会にはリモートも含めて約40人が出席。漁業だけでなく、景観を含めた協調策が必要などとする意見が出された。

 県は国に事業化に必要な法定協議会の設置を要請。事業開始に必要な3段階のうち2段階目の「有望な区域」への指定に向けて取り組んだが、送電環境などの状況から昨年7月、一つ手前の「一定の準備段階に進んでいる区域」の指定にとどまった。県などは新年度の有望区域入りを目指している。

4505とはずがたり:2021/06/21(月) 19:59:12
2021年03月23日 (火)
サーキュラーエコノミー
再生可能エネルギー
解説
木質バイオマス政策を覆しかねない欧州委員会のレポート
https://brightinnovation.jp/carbon/information/%E6%9C%A8%E8%B3%AA%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%9E%E3%82%B9%E6%94%BF%E7%AD%96%E3%82%92%E8%A6%86%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%AD%E3%81%AA%E3%81%84%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A%E3%81%AE/

再生可能エネルギーと木質バイオマスの長い議論
欧州では、管理再生林を利用した発電用の木質バイオマス燃料(主に木質ペレット。以下「森林バイオマス」とする)について、本当にカーボンニュートラルなのか、また、生物多様性と環境の破壊を引き起こしていないか、という2つの点で、長い間議論が続いてきた。これについて、本サイトでは2020年12月4日の記事にて欧州での状況を解説した(詳しくはこちら)。

これまでの長い議論の中心は、環境保護団体や科学者によるものであり、それらに対する欧州の政策担当者や各国政府による見解は、あくまで「改正欧州再生可能エネルギー指令(RED II)」に沿うものであった。具体的には、環境破壊への懸念は認識しているものの、森林バイオマスがカーボンニュートラルであることを、公式に否定はしてこなかった。

欧州以外の各国の政府にとっても、このRED IIは、森林バイオマスを再生可能エネルギーに含める根拠であり、さらには、補助金の正当性を担保する拠り所となってきた。

欧州委員会のレポートのポイント
2021年1月25日、欧州委員会から委託を受けた合同調査センター(JRC: Joint Research Center)は、「EUのエネルギー生産における森林バイオマスの使用」という182ページの公式調査レポートを公表した。このレポートの発表は、昨年、欧州政府が 2030年生物多様性戦略(COM / 2020/380)を採択した際、「エネルギー生産のための森林バイオマスの使用に関する調査」を約束したことに端を発している。


この公式調査レポートが現在、欧州の関係者の間で波紋を呼んでいる。なぜなら、欧州の政策当局者である欧州委員会が、公式に「森林バイオマスはカーボンニュートラルではない」という内容を含んだ、最初の公式文書を発表したからである。

これは、欧州の政策当局者による森林バイオマスに対する基本的な態度の転換、と認識することもでき、これまで環境団体や科学者が中心となっていたこの問題について、政策当局者自身が言及したという意味でも、インパクトが大きいといえる。

このレポートの最大のポイントは、森林バイオマスを燃料として使用する過程24パターンにおける影響についてまとめている部分にある。レポートによると、このうち23パターンでは、森林バイオマスは化石燃料よりも二酸化炭素(以下、CO?)を多く発生させるか、あるいは環境破壊のリスクがある、というのである。

4506とはずがたり:2021/06/21(月) 19:59:30
>>4505
要約すると、収穫残渣の小枝や葉を一定の条件で利用する場合に限り、環境影響がなく短期的にではあるがカーボンニュートラルになるとしている。ただし、それでも10年〜最大20年間は、化石燃料とCO?の発生量が同等か、増える可能性があるという。その他の23パターンでは、その全てにおいて化石燃料よりもCO?のネット排出量が短期、中期、あるいは長期的に増えるか、生物多様性と環境破壊のリスクがある、とされている。特に、自然林の伐採に続く植林による再生林バイオマスの場合、4パターンあるうち全てにおいて、長期的にも化石燃料よりCO?の発生量は増え、環境破壊リスクが非常に高いとしている。

これは、これまで森林バイオマスをエネルギー利用するために一般的に普及してきた、「木は伐採されるまで体内にCO?を固定してきたため、伐採、燃焼してCO?を発生しても、繰り返し管理して植林すればカーボンニュートラルである」という理論とは、かなり異なった見解といえる。

「木のCO?体内固定論」は、森林バイオマス製造業者と補助金政策の正当性の大きな拠り所となってきた。しかし本レポートでは、エネルギー利用に伐採と再植林を繰り返した場合は、森林バイオマスは化石燃料よりもCO?を多く発生させ、さらに生物多様性と環境破壊のリスクを長期に増大する、と結論づけているのである。

欧州委員会のレポートの影響
このレポートの発表後、欧州の著名な政治家による森林バイオマス発電への補助金に対する、疑念の声が報道され始めている。

レポートが発表された翌日である1月26日、欧州の環境政策に強い影響力を持つWWF(世界自然保護基金)が、本レポートについて同団体のサイトで詳細な見解を報じ、さらに同レポートにNGOの解説をつけたファイルを投稿している。詳細について確認されたい場合は、本ファイルを併せてご参照いただきたい。

既にいくつかのメディアでも報じられているが、2月11日には、世界の科学者500人が署名した書簡を欧州委員会のフォンデア・ライエン委員長、欧州理事会のシャルル・ミシェル委員長、米国のジョー・バイデン大統領、日本の菅首相、韓国の文在寅大統領に送り、森林バイオマス発電への補助金政策を変更するよう求めた。

4507とはずがたり:2021/06/21(月) 20:00:55
欧州がバイオマスはカーボンニュートラルではないかもとか云いつつある段階>>4505-4506でかよ,とは思ったけどこれはちゃんと電熱併給してるしなかなかだ。とはいえチップの乾燥に関しては自作自演な所もあるけど。

【100%地元未利用材】和歌山県・有田川町でバイオマス発電
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000061.000025041&amp;g=prt
[シン・エナジー株式会社]

〜未利用材を有効活用し、地域産業を活性化〜
シン・エナジー株式会社(兵庫県神戸市、代表取締役社長:乾 正博、以下当社)は、和歌山県有田郡有田川町にて計画中の小規模木質バイオマス発電事業について、地鎮祭を執り行いました(2022年5月に発電開始予定)。当発電所は、地元の林業事業体と当社が共同で設立した、有田川バイオマス株式会社(和歌山県有田郡有田川町、代表取締役:原見健也)が発電事業を行います。
発電設備はウルバス社製(オーストリア製)の熱電併給装置を採用します。発電定格出力900kW(450kW×2)の同設備導入は、国内初となります。

■本事業について
和歌山県は森林率が全国で第8位(森林率76%)という豊富な森林資源を有しています。しかし、急峻な地形により伐採が容易でないことや、木材の買取価格が年々下落してきたなどの理由から、近年は林業が低迷しつつありました。
有田川町でも同様に、林業は町の一大産業として栄えましたが、林業就業者も最盛期の10分の1以下となっています。一方で「有田川エコプロジェクト」を推進し、豊富な自然資源を活かした、風力発電、太陽光発電、小水力発電を導入し、再生可能エネルギーの導入を推進してきました。
直近では、林業振興において直面する課題に対応し、森林資源を保全しながら活かすことができる人材を育成する取り組みも進められています。
当発電所は、燃料には地元の未利用材のみを採用し、年間で約10,000tの木材をチップに加工して使用します。発電した電力は固定価格買取制度(FIT制度)を利用し、関西電力送配電へ全量売電する予定です。本システムの発電効率は31%で、熱利用も含めると総合エネルギー効率は最大で82%になります(一般的に再生可能エネルギーの発電効率は、太陽光発電で最大20%程度、風力発電で最大30%程度とされています(*1))。
また発電所から発生する副産物を、地域資源として利活用することで、地域のバイオマスセンターの機能を担っていきたいと考えております。

■発電所のコンセプト
発電の際に生じた熱は発電所と併設のチップ製造工場へ供給し、チップの乾燥に利用するほか、隣接する温浴施設への熱供給を行います。さらに、余剰熱を薪の乾燥に使用するなど検討しています。
発電所建屋の一部には、和歌山県産の木材を活用したCLT材と呼ばれる、板の層を各層で互いに直交するように積層接着した厚型パネルを使用します。
発電の副産物である炭(チャー)の農業利用や、余剰生産するチップを近隣の工場等へバイオマス利用することを検討しています。

■当事業の3つのポイント
地域主導:発電事業主体を、地元関係者と新設した株式会社(出資比率 地元60%:地域外40%)で行うことで地域主導の意思決定を可能にします。さらに、クラウドファンディングによる地域住民出資を可能とし、利益の一部を出資者に還元する仕組みづくりを展開いたします。
総合エネルギー効率(電気・熱)の高い設備を採用することで、地域資源を最大現活用できます。
林業振興:100%和歌山県産材(特に有田川町周辺)を活用することで、林業振興を目指します。
当社は、エネルギーの地産地消を通して、地域が豊かになる事業に取り組んでまいりました。有田川町においても「有田川エコプロジェクト」の実現に向けて、地元の未利用材を活かし、熱電併給システムの導入によるエネルギーコストの削減、地域資源の循環に寄与し、地域とともに持続可能なまちづくりに貢献してまいります。

4508とはずがたり:2021/06/21(月) 20:01:24
三菱商事、ラオスの600MW陸上風力発電へ出資参画 ベトナムへ電力輸出
2021年06月17日掲載
https://www.kankyo-business.jp/news/028422.php

4509とはずがたり:2021/06/21(月) 20:07:53

中国、「洋上風力発電」の新設容量が世界最大に
固定価格買取制度で急増。総容量でも世界2位へ
https://toyokeizai.net/articles/-/414668
財新 Biz&Tech
2021/03/09 22:30

中国の洋上風力発電設備の新設が急増している。2020年の新設容量は国別で世界最大の210万キロワット(kW)に達し、全世界の新設容量の40%を占めた。

洋上風力世界フォーラム(WFO)が2月に発表した最新レポートによれば、全世界の洋上風力発電設備の総設置容量は2020年末時点で3250万kW。国別では首位のイギリスが1042万4000kW、2位のドイツが770万1000kW、中国は705万8000kWで3位につける。

しかし成長速度は中国が突出している。レポートによれば、中国で現在建設中の設備容量は440万kWに迫り、全世界で建設中の総容量(約1000万kW)の44%に達する。中国の洋上風力の設置容量は2021年中にドイツを抜き、世界第2位に躍進する可能性が高い。

中国の洋上風力プロジェクトは、主に沿海部の江蘇省、福建省、広東省、浙江省などで推進されている。なかでも江蘇省は、全中国の設置容量の約7割が集中する洋上風力のメッカだ。

補助金縮小後も成長を維持できるか

洋上風力の建設が中国で本格化したのは、2014年に中国政府が打ち出した固定価格買取制度による優遇がきっかけだ。現在の買取価格は、2017年までに送電を開始した設備については1キロワット時(kWh)当たり0.85元(約13.8円)となっている。

一方、実際の発電コストは自然条件や設備の規模などによって異なるが、洋上風力発電設備の設計に長年携わってきたエンジニアによれば1kWh当たり0.65〜0.80元(約10.6〜13.0円)の範囲に収まるケースがほとんどだという。

つまり現在の買取制度の下では、洋上風力はかなり儲かる商売なのだ。それが建設ブームを呼び、中国の新設容量を世界首位に押し上げた。
本記事は「財新」の提供記事です

だが、中国政府はすでに2019年から補助金の縮小に着手した。2020年以降の新規プロジェクトは中央政府の補助の対象から除外され、地方政府の補助も(採算性などの)実情次第で支給を判断することになった。

中国の洋上風力は今後も急成長を維持できるのか。前出のエンジニアは「ブームのピークは過ぎた」と話す。しかし別の業界関係者は、洋上風力の将来を悲観する必要はないと指摘する。技術の進歩と規模のメリットにより、2〜3年後の発電コストは相当下がると見ているからだ。

(財新記者:包蕾、王?)
※原文の配信は2月21日


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