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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ
4439
:
荷主研究者
:2020/12/21(月) 21:10:50
https://www.sakigake.jp/news/article/20201118AK0002/
2020年11月18日 7時6分 秋田魁新報
栗駒国定公園内に地熱発電所新設へ 29年稼働目指す
東北電力のグループ会社・東北自然エネルギー(仙台市、倉田雅人社長)は17日、秋田県湯沢市皆瀬の栗駒国定公園内に、出力1万4900キロワット規模の「木地山(きじやま)地熱発電所(仮称)」を建設すると発表した。2025年に着工、29年に運転を始める計画。来春にも環境影響評価(アセスメント)の手続きを開始する。
木地山地熱発電所は、深さ1500メートルの井戸を計8本設置する。毎時約120トンの蒸気を取り出して発電機のタービンを回し発電する。一般家庭約3万2千世帯分の年間消費電力に相当する。
建設予定地は国定公園の「第2種特別地域」。12、15年に環境省が国立・国定公園内での地熱発電の規制を緩和し、周辺住民の同意や環境への配慮などを条件に発電のための掘削が認められるようになった。
10年に建設予定地を含む木地山・下の岱地域の地下構造調査を開始。13〜19年に調査井戸6本を掘削した。噴気試験を行い地下の温度や地下水の通りやすさなどを解析したところ、30年以上にわたり安定した発電出力が得られると分かり、事業化を決めた。
調査井戸のうち2本を発電用井戸に転用し、環境アセスメント後に新たに6本を掘削する。下の岱地域では引き続き、地熱資源開発調査を継続する。
東北自然エネルギーは17日、建設予定地周辺の高松、小安両地区で住民説明会を行った。湯沢市は同日の市議会全員協議会に事業化について報告した。いずれも反対意見は出なかったという。
倉田社長は県庁で同日会見し、「安全確保を最優先に、環境保全への配慮を十分行いながら地域の皆さんの理解と協力を得て進めていく」と話した。
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