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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

4505とはずがたり:2021/06/21(月) 19:59:12
2021年03月23日 (火)
サーキュラーエコノミー
再生可能エネルギー
解説
木質バイオマス政策を覆しかねない欧州委員会のレポート
https://brightinnovation.jp/carbon/information/%E6%9C%A8%E8%B3%AA%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%9E%E3%82%B9%E6%94%BF%E7%AD%96%E3%82%92%E8%A6%86%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%AD%E3%81%AA%E3%81%84%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A%E3%81%AE/

再生可能エネルギーと木質バイオマスの長い議論
欧州では、管理再生林を利用した発電用の木質バイオマス燃料(主に木質ペレット。以下「森林バイオマス」とする)について、本当にカーボンニュートラルなのか、また、生物多様性と環境の破壊を引き起こしていないか、という2つの点で、長い間議論が続いてきた。これについて、本サイトでは2020年12月4日の記事にて欧州での状況を解説した(詳しくはこちら)。

これまでの長い議論の中心は、環境保護団体や科学者によるものであり、それらに対する欧州の政策担当者や各国政府による見解は、あくまで「改正欧州再生可能エネルギー指令(RED II)」に沿うものであった。具体的には、環境破壊への懸念は認識しているものの、森林バイオマスがカーボンニュートラルであることを、公式に否定はしてこなかった。

欧州以外の各国の政府にとっても、このRED IIは、森林バイオマスを再生可能エネルギーに含める根拠であり、さらには、補助金の正当性を担保する拠り所となってきた。

欧州委員会のレポートのポイント
2021年1月25日、欧州委員会から委託を受けた合同調査センター(JRC: Joint Research Center)は、「EUのエネルギー生産における森林バイオマスの使用」という182ページの公式調査レポートを公表した。このレポートの発表は、昨年、欧州政府が 2030年生物多様性戦略(COM / 2020/380)を採択した際、「エネルギー生産のための森林バイオマスの使用に関する調査」を約束したことに端を発している。


この公式調査レポートが現在、欧州の関係者の間で波紋を呼んでいる。なぜなら、欧州の政策当局者である欧州委員会が、公式に「森林バイオマスはカーボンニュートラルではない」という内容を含んだ、最初の公式文書を発表したからである。

これは、欧州の政策当局者による森林バイオマスに対する基本的な態度の転換、と認識することもでき、これまで環境団体や科学者が中心となっていたこの問題について、政策当局者自身が言及したという意味でも、インパクトが大きいといえる。

このレポートの最大のポイントは、森林バイオマスを燃料として使用する過程24パターンにおける影響についてまとめている部分にある。レポートによると、このうち23パターンでは、森林バイオマスは化石燃料よりも二酸化炭素(以下、CO?)を多く発生させるか、あるいは環境破壊のリスクがある、というのである。


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