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仙台・宮城・陸奥

2902荷主研究者:2017/08/06(日) 22:28:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170721_13011.html
2017年07月21日金曜日 河北新報
被災地から新たな作家を「仙台短編文学賞」創設

 東日本大震災の被災地から新たな作家の発掘と育成を図ろうと、仙台市の出版社の荒蝦夷(あらえみし)、プレスアートと河北新報社でつくる実行委員会は「仙台短編文学賞」を創設した。仙台、宮城、東北と何らかの関連がある短編をジャンル不問で全国から公募する。実行委が20日、宮城県庁で記者会見し募集要項を発表した。

 実行委代表を務める土方正志・荒蝦夷代表(54)は「テーマを震災に限定するつもりはないが、結果的に震災をどう理解するかヒントになるような作品が集まってくれればいい」と語った。

 初回の選考委員は仙台市出身・在住の作家佐伯一麦さん。第2回以降も毎回異なる1人の東北在住の作家が担う。

 対象は日本語で書かれた未発表の自作小説。400字詰め原稿用紙25〜35枚程度。募集期間は8月1日〜12月15日。選考結果の発表は2018年3月の予定。

 大賞受賞作はプレスアートの隔月刊誌「Kappo」と河北新報、集英社の月刊誌「小説すばる」に掲載されるほか、副賞として賞金10万円を贈る。

 賞創設について実行委事務局の川元茂プレスアート取締役編集部部長(50)は「新しい文学の言葉を持った方々に表現の枠組みを与えるのは地域の活字メディアの使命だ」と強調した。

 応募方法などの問い合わせ先はプレスアート内の実行委事務局022(266)0912。

2903荷主研究者:2017/08/06(日) 22:30:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170715_13022.html
2017年07月15日土曜日 河北新報
<地下鉄と市長選>夢の痕跡 ホームに残る

未使用部分が目立つ南北線のホーム。6両編成への拡張のめどは立っていない=泉中央駅

 仙台市地下鉄南北線は15日、開業から30年を迎えた。東北で最初の地下鉄は延べ17億人の足となった。23日投開票の市長選で争点となっているまちづくり政策は、南北線を抜きに語ることはできない。仙台の大動脈の起伏と新市長の宿題を探る。(仙台市長選取材班)

◎開業30年 光と影/仙台市地下鉄南北線(1)延伸

<50メートルの「無駄」>
 南北線の全17駅のホームは長さが130メートルある。これに対し列車は全国の地下鉄で最短レベル、4両編成の83.5メートルにすぎない。差し引き約50メートルの「無駄」は、6両への拡張を想定したさまざまな夢の痕跡だ。

 市交通計画委員会が1972年に公表した「高速鉄道網」。総延長45キロの構想に含まれた7.9キロの「名取線」は、現在の太白区長町南から同区柳生を経て名取市名取が丘につながるルートが描かれた。

 一方、宮城県も同年策定の長期総合計画に「南北線を含む古川-岩沼間の高速鉄道」を盛り込んだ。国道4号沿いの古川市(現大崎市)、大和町、泉市(現仙台市泉区)、仙台市、岩沼市を結ぶ新線計画で、「このうち仙台を中心とした約13キロは地下鉄南北線として建設する」と明記した。

<市県の間に溝>
 南北線のホームは、これらの計画が織り込まれた証しにほかならない。しかし延伸は、92年の泉中央-八乙女の仙台市域内にとどまった。片や2015年には市の東西をつなぐ2本目の地下鉄東西線が開業した。

 市と県が夢見た南北延伸はなぜ実現しなかったのか。旧泉、仙台の両市議も務めた小野隆・元県議は「少子化で需要増が見込めなくなったことや、経済成長の鈍化による財政事情悪化などの要因もあるが、市と県が協力関係を築けなかったことが大きいのではないか」と指摘する。

 90年代に一時、仙台空港への南北線延伸が検討された。積極姿勢だった市に対し、県は計画の容易さなどからJR東北線名取駅から分岐させる案を選択。県が主要株主の第三セクターとJRが運営する「仙台空港アクセス線」として07年に開通した。この間、市と県は互いの主張にこだわり、関係がぎくしゃくした。

<新構想が浮上>
 空港への延伸と入れ替わるように、市は東西線建設にかじを切った。市交通計画委が高速鉄道網を検討した当時の委員だった大内秀明東北大名誉教授は「相互乗り入れができない東西線より、南北線延伸の方が費用対効果が高かったはずだ」と悔やむ。

 ここに来て南北線延伸が再び注目されている。仙台市の北隣の富谷市では、若生裕俊市長が市内と泉中央駅を結ぶ新交通システム構想を進める。市が委託したコンサルタントは6月、「地下鉄方式が優位」と報告した。16年7月には、南隣の名取市長選で南北線の南進を公約した山田司郎氏が初当選した。

 「市域外への延伸には相当な制約がある」と否定的だった奥山恵美子仙台市長は8月で退任する。南北線のホームが長すぎるかどうかの判断は、新市長に委ねられる。(20.21面に関連記事)=次回から3面に掲載

[仙台市地下鉄南北線]1987年7月15日に八乙女(泉区)-富沢(太白区)間の13.6キロが開業。92年7月に八乙女-泉中央(泉区)の1.2キロが完成し、全線開業した。建設費約2400億円。開業初年度の需要予測は1日当たり22万5000人だったが、2016年度は17万4900人(平日、速報値)にとどまる。02年度を見込んでいた単年度収支の黒字化は08年度にずれ込んだ。

2904荷主研究者:2017/08/06(日) 22:31:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170716_11013.html
2017年07月16日日曜日 河北新報
<地下鉄と市長選>非沿線の郊外 衰退進む

太白山(写真左奥)を望む茂庭台の住宅地。駐車場周辺(右手前)がモノレール駅予定地とされた

 仙台市地下鉄南北線は15日、開業から30年を迎えた。東北で最初の地下鉄は延べ17億人の足となった。23日投開票の市長選で争点となっているまちづくり政策は、南北線を抜きに語ることはできない。仙台の大動脈の起伏と新市長の宿題を探る。(仙台市長選取材班)

◎開業30年 光と影/仙台市地下鉄南北線(2)幻像

<3回目の失望>
 2015年12月、仙台市で2路線目の地下鉄東西線の開業を、太白区茂庭台の住民らは複雑な気持ちで受け止めた。西の起点の八木山動物公園駅からさらに西へ約5キロ。延伸はかなわず、駅は設置されなかった。

 鉄道の乗り入れが悲願だった住民の願いが失望に終わったのは、これで実に3回目だ。

 最初は「茂庭線」。市交通計画委員会が1972年公表した「高速鉄道網」で現在の太白区長町南から茂庭に至る全長8.8キロの路線が計画されたが、立ち消えになった。

 80年代半ばに浮上した「モノレール南西線」は基本調査も行われ、実現へと近づいた。JR仙石線が青葉区の西公園まで延び、さらに西公園と茂庭台を結ぶモノレールに接続させる構想に、地域は沸いた。

 モノレールの完成を見越し、茂庭台には多くの人々が移住した。茂庭台小は85年の開校当初に約250人だった児童数が1000人を突破。第2小学校の用地も確保された。

<「駅があれば」>
 市は91年、収支の見通しが立たないとしてモノレール計画を撤回した。怒号が飛び交った住民説明会は今も語りぐさだ。

 茂庭台学区町内会連合会の山口強会長(70)は「私たちが生きているうちは無理でも、東西線を茂庭台まで延ばせないか」と諦めきれない。駅前として想定された中央地区は現在、駐車場やゲートボール場になっている。

 茂庭台は市の事業で造成された。周辺開発で団地は拡大するはずだったが、現実は異なった。「子どもが出て行き、高齢夫婦の世帯ばかり。駅があれば違っただろう」。山口さんは嘆く。

<地価 格差表す>
 都市機能が地下鉄沿線に集約され、その結果は地価に如実に現れる。今年1月1日現在の基準地1平方メートル当たりで比較すると、茂庭台の4万3000円に対し南北線沿線の泉区泉中央は15万6000円、太白区長町は14万4000円と格段に高い。

 東西線沿線に至っては、薬師堂駅そばの若林区白萩町が今年3月の地価公示で全国トップの住宅地上昇率を記録した。白萩町内会の野沢徳行会長(80)は「子の世代は郊外に家を建てて出て行ったが、孫の世代が戻ってきている」と喜ぶ。

 郊外とは対照的に、地下鉄沿線は世代の新陳代謝が進んでいる。不動産鑑定士の西山敦氏(若林区)は「沿線は今後も投資が続くだろうが、郊外はこのままではゴーストタウンになりかねない」と指摘する。

2905荷主研究者:2017/08/06(日) 22:31:44

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170717_11006.html
2017年07月17日月曜日 河北新報
<地下鉄と市長選>沿線開発遅れ 足かせに

仙台市が副都心計画を進めた南北線長町駅周辺。高層オフィスビル群を想定していたが、マンションと郊外型の大型店が目立つ

 仙台市地下鉄南北線は15日、開業から30年を迎えた。東北で最初の地下鉄は延べ17億人の足となった。23日投開票の市長選で争点となっているまちづくり政策は、南北線を抜きに語ることはできない。仙台の大動脈の起伏と新市長の宿題を探る。(仙台市長選取材班)

◎開業30年 光と影/仙台市地下鉄南北線(3)誤算

<市立大を断念>
 「市立大構想は総合的に判断して、困難であるとの結論に達した」

 1996年2月、藤井黎仙台市長(当時)は市議会定例会で、前市政からの懸案だった市立大設立構想を断念する意向を示した。大学設置を抑制したい国の認可を得る見通しが立たないことなどが理由だった。

 市は当時、市立大と、後に地下鉄東西線となる東西交通軸の2大構想を抱えていたが、停滞していた東西線の整備にかじを切った。2年後、市は東西線のルートを発表した。

 市立大構想は石井亨市長時代の92年に浮上。地下鉄南北線泉中央駅の西約1キロの農地(泉区、現仙台商高校地)をキャンパス用地に充て、仙台国際センター(青葉区)北側にあった仙台商高を付属高にして移転させる計画だった。

 「地下鉄事業は沿線に街ができるまで30年、本当に効果が出るのは50年後と時間がかかる。交通計画からみれば、早い段階で大学設立などの公共投資をすべきだった」。徳永幸之宮城大教授(交通計画)は、市立大のカードを捨てた選択を疑問視する。

<一極集中進む>
 市は南北線の沿線開発の目玉として、北の泉中央と南の長町(太白区)に副都心の建設を進めた。仙台駅周辺など市中心部に集中しがちな都市機能を南北に分散し、昼間人口を吸引する狙いだった。

 現状は誤算に近い。2016年度の駅利用者数で泉中央は全17駅中、仙台に次ぐ2位だが、長町は9位。4位の長町南を含め市南部は居住地域の側面が強く、都市機能形成は不十分だ。15年に地下鉄東西線が開業したことで、地下鉄2路線が交わる仙台駅周辺への一極集中がさらに加速した。

 巨額の初期投資が必要な地下鉄事業は、赤字に苦しみながら沿線開発を続けなければならないジレンマを抱える。

 南北、東西両線の建設費は計4700億円で、累積赤字は15年度末で計870億円に上る。地下鉄を運営する自治体の中で人口が最少の仙台市は、全国の地下鉄で最も高い15キロ当たり360円の運賃を引き下げる余裕はない。

<誘導策が必要>
 東西線について、市は一部沿線での大規模集客施設建設に補助金を設定しているが、実績は1件のみ。「大規模集客」という高いハードルが進出に二の足を踏ませている。

 問われているのは沿線開発への本気度だ。仙台市のNPO法人「都市デザインワークス」の榊原進代表理事は「市は駅周辺の古い住宅地を商業地に造り替えるきめ細かな誘導策を打ち出してほしい」と訴える。

2906荷主研究者:2017/08/06(日) 22:32:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170719_11011.html
2017年07月19日水曜日 河北新報
<地下鉄と市長選>高い安全性 潜む危うさ

震災でコンクリートがはがれ落ち、鉄筋の一部がむき出しになった地下鉄南北線の橋脚=2011年3月25日、仙台市泉区

 仙台市地下鉄南北線は15日、開業から30年を迎えた。東北で最初の地下鉄は延べ17億人の足となった。23日投開票の市長選で争点となっているまちづくり政策は、南北線を抜きに語ることはできない。仙台の大動脈の起伏と新市長の宿題を探る。(仙台市長選取材班)

◎開業30年 光と影/仙台市地下鉄南北線(4)防災

<3日後に再開>
 車両は、仙台市地下鉄南北線の長町南駅から隣の長町駅に向かっていた。2011年3月11日。時刻は午後2時46分になろうとしていた。

 強烈な揺れ。運転士の峯田陽平さん(38)は反射的に非常ブレーキをかけた。トンネルはグニャリとうねり、壁面にひびが入った瞬間を目撃した。「つり革や手すりにつかまってお待ちください」。必死で車内放送を繰り返した。

 その後、駅員らとともに乗客約50人を長町南駅に誘導した。東日本大震災の発生時、峯田さんの車両を含め2編成が駅間を走行中だった。幸い脱線を免れ、人的被害はなかった。

 南北線は台原-富沢間が震災から3日後に再開したが、地上区間の泉中央-黒松間は高架被害が大きく、台原以北の再開は4月下旬と遅れた。地下の強みを示した形となった。

<直下型を警戒>
 大震災を乗り越えた今、交通局が最も警戒するのは長町-利府線断層帯の活動による直下型地震だ。地下鉄南北、東西両線は若林区内で断層帯と交差する。

 南北線愛宕橋-河原町間の若林区石名坂付近は、箱形トンネルの高さと幅を通常より約50センチ大きく設計。上下線の間は柱でなく壁にして強化した。東西線宮城野通-連坊間も、円形トンネルの直径が他の区間に比べ約50センチ大きい。

 南北線建設時から携わる森研一郎交通局理事は「被災した場合でも復旧の可能性を高めるのが狙い」と説明する。トンネルが壊れても、ずれが50センチ以内なら、車両が通るスペースを確保できるという。

 交通局には危機管理で苦い記憶がある。2006年に南北線富沢駅近くの引き込み線で起きた脱線事故では148本が運休し、ダイヤが終日乱れた。運転士の信号無視が原因だった。

 事故を教訓に、ヒューマンエラーがあっても自動的に回復するようシステムを改修。荒井車両基地には研修ブースを設け、脱線事故の検証資料を展示した。高橋篤鉄道管理部長は「地下鉄は改善を繰り返す経験工学。過去の事故を教訓に、安全性を高めなければならない」と強調する。

<防空壕も想定>
 交通局は5月、自然災害や大規模テロなどに備えた全国瞬時警報システム(Jアラート)の作動時、地下鉄全線で運行を止める運用を始めた。弾道ミサイル攻撃への対応で、地下鉄施設を防空壕(ごう)のように使うことも想定する。

 トンネルが崩落すれば、多くの人命が失われかねない。「もろ刃の剣」を安全へと導く取り組みは尽きない。

2907荷主研究者:2017/08/06(日) 22:32:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170720_11011.html
2017年07月20日木曜日 河北新報
<地下鉄と市長選>まちづくり「脱東京」で

柳井雅也(やない・まさや)仙台市生まれ。福島大経済学部卒、法政大大学院博士課程中退。富山大経済学部教授などを経て、2005年から東北学院大教養学部地域構想学科教授。市復興推進協議会と市中小企業活性化会議の会長を務める。59歳。

 開業30年を迎えた仙台市地下鉄南北線は沿線の都市化を進めたが、沿線外の郊外は衰退も目立ち、ゆがみが顕在化している。東北学院大の柳井雅也教授(経済地理学)に、南北線とまちづくりの関係を聞いた。

◎開業30年 光と影/仙台市地下鉄南北線(5完)東北学院大柳井雅也教授

<再配置の好機>
 -南北線開業後の30年で仙台はどう変わったか。
 「30年で親世代から子世代に入れ替わる。この間に郊外団地は空き家の問題が深刻化した。更新投資がなされず、高齢化が著しい。地域に多世代で住むのが理想だが世代交代は進まず、若いころに家を買った世代が、そのまま老いた」

 「駅周辺に福祉施設や商業施設、住宅を集約すべきだ。郊外の古い空き家は更地にして公園にすれば、周辺の不動産価値も上がる」

 -開業20年後の乗客数予測は1日33万人だったが、30年目の昨年度は18万人に満たない。
 「(予測した)経済が右肩上がりの時代には、身の丈に合った議論が全くできていなかった。無駄なホームは過剰仕様の象徴。需要を大きく見せかけるのではなく、この程度の数字だがやらせてくれと、市民を説得すべきだった」

 -市の都市政策は適切か。
 「外縁的拡大と副都心づくりに注力したことで既存の街や宅地の更新、再配置が後手になった。地下鉄東西線開業は集約化を図る好機。市の政策が試される」

<魅力ある街を>
 -沿線の将来展望は。
 「近い将来、東京資本の支社やテナントが一気に撤退する可能性がある。そうなればオフィス街や商店街は2〜3年でさびれる。既にモザイク状に買い物難民が生まれている。若者に地元での就職・起業をしてもらう環境を整えたい」

 「新幹線が高速化し、高速道路網も整備され、東京は日帰り圏になった。首都圏に組み込まれたとも言える。東京依存は深刻だ。JR仙台駅周辺は東京資本のおしゃれな店が集まり、仙台らしさの乏しい『ミニ東京』だ」

 -今後、まちづくりをどう進めるべきか。
 「『脱東京』がキーワードだ。仙台の成長を支えた支店経済が、今は不安定化の要因になった。東京だけを見ていればいい時代は終わった。地場企業も変わる必要がある。国際感覚にあふれた魅力のある街を望む」

2908荷主研究者:2017/08/06(日) 23:01:53

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/07/25 建設新聞
東新住販東北支店・仙台市上杉 既存建物を区分所有権化して分譲
東北初の取組み、建物丸ごとリノベーション

 東新住販東北支店(仙台市青葉区一番町3の1の1 田中賢一執行役員支店長)は、仙台市青葉区上杉で、既存建物を丸ごとリノベーションおよび区分所有権化した上で、分譲マンションとして販売する東北初の事業に着手する。

 同社が6月上旬に取得した施設は、仙台市青葉区上杉6の15の1ほか地内の閑静な高級住宅地の一角に建つ旧大手酒類メーカーの社宅2棟で、宮城教育大学附属中学校の南側に位置するところ。

 既存施設はA棟が敷地面積987.65㎡に建つRC7F延べ1393.56㎡、B棟が敷地面積995.15㎡に建つRC8F延べ1592.64㎡で、それぞれ戸数は3LDK+納戸の13戸と15戸の合計28戸となっている。竣工はいずれも1997年5月。A棟には集会室、B棟には倉庫の共用施設が併設され、それぞれ全戸分のトランクルームと平置駐車場も備わっている。また、全戸が専有面積89.41㎡と、他の新築マンション同タイプの標準専有面積と比較し、ゆとりのあるスペースを持っているのが特徴だ。

 今回の取組みについて田中支店長は「新耐震基準で建設され、外壁等の外回りも堅固で、また、デューデリジェンスもきちんと行われている事を確認している。販売にあたっては現状に近い住戸とスケルトン状態にした住戸を用意し、ユーザーの好みに合わせたリノベーションに対応する考え」であるとし、「仮に同じ場所で同様の建物を新築した場合には、専有面積も大きいので販売価格はグロスで6〜7000万円が想定されるが、今回のリノベーションマンションでは3000万後半から4000万円台半ばあたりで購入していただけそうだ」と話している。

 建築費の高止まりに伴う新築分譲マンションの販売価格上昇は全国的な傾向で、首都圏では今回のような社宅や賃貸マンションの1棟丸ごとを区分所有権化およびリノベーションし、比較的安価な価格で販売する手法は頻繁に用いられている。仙台でも“中心部のマンションは一般的なサラリーマンの年収ではローンが組めない”ところまで販売価格が上昇しいると言われており、今回の取組みは大きな反響を呼びそうだ。

※リノベーション対象となるA・B棟。

2017/07/25付一面に掲載。

2909荷主研究者:2017/08/14(月) 16:12:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170728_12007.html
2017年07月28日金曜日 河北新報
<トヨタ東>設立5年 部品の現地調達化着々 地元参入ハードルなお高く

生産性の向上を進め、コンパクト車を組み立てるトヨタ東日本の製造ライン=宮城大衡工場

 トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)は7月、発足から5年となった。コンパクト車の製造を担うグループ第三の拠点に位置付けられ、周辺には関連企業の進出が相次ぎ、部品の現地調達化は着実に進む。一方、地元企業参入のハードルは依然高く、東北でのサプライチェーン構築に向けた模索が続く。

 2011年12月に発売した小型ハイブリッド車「アクア」は12〜15年度、国内販売台数で首位に立った。小型ミニバン「シエンタ」、小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「C-HR」の販売も好調で、生産台数は年間50万台以上を維持。トヨタが国内向けに生産する年150万台のうち、3分の1を手掛ける。

 トヨタ自動車東日本によると、部品供給を受ける東北の1次、2次メーカーの生産拠点はこの5年間で4割増え、約140になった。東北経済産業局自動車産業室は「売れる車を造り続けていることが大きい。産業の厚みは着実に増している」と分析する。

 ただ、1次、2次に位置する地元企業は一部に限られる。同社発足前の12年4月に開いたアクアの部品展示会には約440社が参加したが、1次取引先になる企業は見つからず「方針を転換した」(同社幹部)。中部地方などの実績がある企業の進出を促し、地元企業の活用を働き掛けた。

 有力部品メーカーの小島プレス工業(愛知県豊田市)は東北に工場を設けず、パートナーとなる地元企業を発掘。技術力向上に協力し、参入を支援した。現在、ハイブリッド車用の電池ケースを製造する東北電子工業(石巻市)やプレス部品の登米精巧(登米市)などと取引する。

 小島プレス工業秘書室は「地場の企業が自動車産業の技術力を身に付けて発展すれば、地域にとってメリットが大きい」と語る。

 一方、東北の製造業者や自治体には新たな危機感も生まれている。

 産学連携組織「みやぎ自動車産業振興協議会」の幹部は5月の総会で「5年間でサプライチェーンの構築が進み、地元企業の参入はさらに厳しくなっている」と指摘した。

 みやぎ産業振興機構(仙台市)の担当者は「地域の核となる企業を育ててサプライチェーンの上流を目指してもらい、参入のチャンスを広げたい」と地元企業の底上げに期待する。

[トヨタ自動車東日本] トヨタ自動車子会社の関東自動車工業、セントラル自動車、トヨタ自動車東北が2012年7月に合併し誕生。完成車製造の宮城大衡(宮城県大衡村)、岩手(岩手県金ケ崎町)、東富士(静岡県裾野市)、エンジンなどの宮城大和(宮城県大和町)の4工場などの拠点を持つ。岩手はアクアとC-HR、宮城大衡はシエンタやカローラアクシオなどを生産。正社員数は約7500人。

2910荷主研究者:2017/08/14(月) 16:17:19

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170729_12042.html
2017年07月29日土曜日 河北新報
<イオン卸町>来年9月開業 子育て世代や女性照準に80店、保育所も

 イオングループの事業会社、イオンリテール(千葉市)が仙台市若林区卸町1丁目に整備する大型商業施設の開業時期について、来年9月を計画していることが28日、分かった。8月下旬に着工し、工期は約1年の予定。

 関係者によると、施設名は「イオンスタイル仙台卸町」(仮称)。鉄骨6階で延べ床面積は約4万6500平方メートル。1〜3階が店舗エリア、4〜5階と屋上は駐車スペースとなる。

 イオンスタイルは、30〜40代の子育て世代の女性をターゲットにして、主に食と雑貨、子ども用品の専門店で構成している。同店の新設は東北で初めて。

 1階は食のエリアとし、約600席の巨大フードコートを設ける。2階は雑貨、美容品関係、3階は子ども向け商品エリアになる。イオンのほか、テナント約80店が入る。施設内には保育所を設置する。

 立地場所は仙台市地下鉄東西線の卸町駅付近にあり、業務用酒類卸業カネサ藤原屋(仙台市)の旧本部営業センターなどの跡地。

 イオンリテールが運営する大型スーパーの仙台市内での新設は、2003年に開店した宮城野区のイオン仙台幸町店以来。イオングループは青葉区の旧東北大雨宮キャンパス跡地に19年秋、大型商業施設の出店を計画している。

2911荷主研究者:2017/08/14(月) 16:22:49

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00437529
2017/7/31 05:00 日刊工業新聞
仙台バス、あすから「臨空循環バス」を正式運行

 仙台バス(宮城県岩沼市)は8月1日から「臨空循環バス」を一般乗合旅客自動車運送事業として正式に運行を始める。宮城県内で循環バスは岩沼駅東口(岩沼市)から館腰東口駅(名取市)、臨空工業団地(岩沼市)、仙台国際空港(名取市)を結ぶ。運行本数は午前12便、午後12便。運賃は一律で大人300円、子ども150円。同バスは2016年8月から1年間試験運行してきた。

(2017/7/31 05:00)

2912荷主研究者:2017/08/14(月) 16:33:17

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170802_13059.html
2017年08月02日水曜日 河北新報
起業・工芸 若い芽育て 仙台・片平の老朽ビルをリニューアル

オープニングイベントの「イチとニ市」

 仙台市青葉区片平1丁目のビルが若手起業家や工芸家の拠点として生まれ変わり、1日にオープンした。青葉通に面した絶好の立地を生かし、ワークショップや展示会などが開かれる予定。改装を手掛け、運営する業者は「仙台の中心部で新たなクラフトやビジネスを創造する場にしたい」と意気込む。

 ビルは4階建てで青葉通沿いにあり、かつてはドラッグストアのダルマ薬局の本社があった。市地下鉄東西線大町西公園駅に近く便利な立地だが、完成から30年以上たって老朽化していた。青葉区のデザイン会社「ブライト」がビルを借り受け改装した。日本政策金融公庫などから起業支援の融資も受けた。

 ビルの愛称は「1to2(いちとに)ビル」。「ともに1歩、2歩を踏み出そう」という思いを込めた。

 3、4階はイベントスペースとなり、創業を目指す若者らによるシェアオフィスや、工芸作品の展示会場などに利用される。1階はコーヒーやマフィンを販売するカフェ、2階は陶磁器や衣料品を扱う雑貨店が入り、営業を始めている。

 オープンを記念した「イチとニ市」が2日までイベントスペースで開かれ、手作りのアクセサリーや食器などを販売する15業者が参加。ドライフラワーを売った山形市の菊地透さん(33)は「作り手同士で交流でき、いい刺激になる」と喜んだ。

 ブライトの荒川敬社長(32)は「多様な業種の人が集まり、さまざまなアイデアを出し合う場にしたい。ここを拠点にして仙台を盛り上げたい」と話した。

2913荷主研究者:2017/08/14(月) 16:33:53

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=18901
2017/8/2 日刊建設新聞 宮城版
積水ハウスに売却決定 仙台市あすと長町1.6ha(鉄道運輸機構)

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構は1日、公開競争入札を開札し、仙台市あすと長町約1.6haの売却先を積水ハウス(本社・大阪市北区)に決定した。最低売却価格は13億0219万円で、10日以内に契約を結ぶ。敷地は造成済みで建築工事は今後、同社スケジュールで進められる。

 物件名は、長町駅38街区。場所は太白区あすと長町3-1-2。仙台空港アクセス線の太子堂駅付近で、東日本大震災後は市内最大の応急仮設住宅団地として活用されていた。更地に復旧済みのため、同街区での建築工事は、同社の事業スケジュールで進められる。

 同社は、仙台市の公募型復興公営住宅整備事業者として同駅近くに67戸を整備している。

 街区概要は、近隣商業地域で建ぺい率は80%、容積率は300%。地区計画では商業・業務施設の立地を図る地区に設定されている。仙台市は3月、同街区に大規模建築物以外も建設できるよう、地区計画で敷地面積の最低限度を2000平方mから165平方mに緩和した。

 あすと長町地区は、仙台市が仙台都市圏南部の副都心に位置付け、貨物ヤード跡地などを区画整理事業で開発。保留地は売却済みで、同機構と隣接する都市再生機構(UR)の土地で全街区が売却済みとなる。URは上期にも対象地約0.7haの土地譲渡先を公募する見通し。

2914荷主研究者:2017/08/14(月) 16:39:48

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170805-00010002-norimono-bus_all
2017年8/5(土)11:10配信
JR夜行バス新路線「金沢〜仙台線」、なぜそこに目を付けた? グループ2社参入の理由とは

「百万石ドリーム政宗号」に使用される3列完全独立の「グランドリーム」車両。運行にあたりジェイアールバス東北も同様の車両を導入した(画像:西日本ジェイアールバス)。

出足好調 「これだけお客様がいたのか!」

 金沢と仙台を結ぶJRの新しい夜行高速バス「百万石ドリーム政宗号」が、2017年7月28日(金)から運行を開始しました。西日本ジェイアールバス(大阪市此花区)とジェイアールバス東北(仙台市)が初めて共同運行するものです。おもに木〜日曜と祝日、祝前日、繁忙日に運行され、途中、富山駅に停車して関東を経由せずに金沢駅〜仙台駅間を9時間10分で結びます。普通運賃(大人片道)は金沢駅〜仙台駅間が9500〜9900円です。

【写真】「百万石ドリーム政宗号」のシート

 西日本ジェイアールバスでは、ほかの事業者と共同運行する夜行バスで、東京、名古屋、大阪を発着しない路線は初めてだといいます。確かに地方都市どうしである金沢と仙台の結びつきは、決して太いものとはいえないでしょう。実際、2016年に金沢を訪れた観光客の割合は関東からが46.5パーセントに対し、東北は4.4パーセントとする金沢市経済局の資料もあります。

 どのような経緯で路線開設に至ったのでしょうか。同社に聞きました。

――金沢〜仙台間の夜行高速バスをなぜ開設したのでしょうか?

 観光面で利便性が高く、ビジネスでも一定の需要があると考えています。北陸と東北の二大都市を結ぶため、外国から観光に来られるお客様の周遊ルートとしても有効に機能すると考えています。2017年はJRバスグループにとって創立30周年の節目であり、新たな価値や利便性を生み出す観点から今回、初めてジェイアールバス東北さんと共同運行で新路線を開設することとなりました。

――利用状況はいかがでしょうか?

 運行初日の7月28日(金)は、仙台行きは全28席が満席、金沢行きは25席が埋まりました。通常、新規路線は年月をかけてお客様を増やしていくもので、この好調ぶりは「これだけお客様がいらっしゃったのか!」と驚くほどでした。8月いっぱいは夏休みということもあり毎日運行し、需要が続けば通年に拡大していくかもしれません。

「すごく遠いと思っていた」両都市、北陸新幹線開通で変化?
――両都市間には、利用者からどのような声があったのでしょうか?

 金沢〜仙台間は新幹線だと大宮駅(さいたま市)で乗り換えが必要で、小松空港と仙台空港を結ぶ飛行機は値段が高いといった声があります。両都市をリーズナブルな値段でダイレクトに結び、時間を有効に使える夜行バスの強味を活かせると思っています。

※ ※ ※

 一方、新幹線でも2016年11月に、団体専用のツアー商品としてではあるものの、大宮駅を経由して仙台〜金沢間を直通する列車が走っており、2017年9月と10月にも運行が予定されています。JR東日本北陸営業センターによると、「2015年の北陸新幹線開業後、東北から金沢へ訪れるお客様が増えていることに着目したもので、直通の新幹線を走らせることで『近くなった』とアピールする狙いがあります」といいます。

「古都金沢は東北から見ると魅力的な観光地である一方、『すごく遠いと思っていた』という声があります。それは金沢から東北を見た場合も同様です」(JR東日本北陸営業センター)

 このことから、10月の運行では対金沢だけでなく、金沢の人に向けた仙台までの往復直通列車も運行し、「お互いの地域を全く訪れなかった方にアプローチしていきたいと考えています」といいます。なお、2016年11月に行われた仙台発のツアーには790人が参加したそうです。

 先述した金沢市経済局の資料によると、金沢への観光客はやはり関東、中部、関西の人が大半を占めますが、北陸新幹線開通後の2015年には関東の割合が34.4パーセントから49.2パーセントへ、東北からの観光客も3.6パーセントから4.3パーセントへと増加しています。2016年は、先述のとおり関東の割合は46.5パーセントで、前年から2.7ポイント減りましたが、東北は4.4パーセントと0.1ポイント上昇しており、今後、金沢と東北との交流がさらに活発化していくかもしれません。

乗りものニュース編集部

2915荷主研究者:2017/08/14(月) 16:51:03

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00437880
2017/8/2 05:00 日刊工業新聞
東北大、起業家を育成 中小機構やアクセラレーターと連携

 東北大学は中小企業基盤整備機構や起業支援・育成のアクセラレーターと連携した起業家育成を今秋に始める。起業家育成のノウハウを持つ外部のアクセラレーターを学内にまで呼び込み、学生や若手研究者に創業から事業の成長まで含めた実践的な起業家教育を行う。学内インキュベーション施設に入居する約20社の経営者や、同大ベンチャーキャピタル(VC)の助言と交流を組み合わせ、東北大学ならではの起業家育成の体制を構築する。

 「アクセラレーションプログラム」とは一般的に、起業アイデアを持つ若手人材に対し、ビジネス知識の提供や指導のほか、ビジネスアイデアコンテストの実施や入賞案件に対する資金支援などを行う。これを手がける組織がアクセラレーターで、先進の米国を参考に日本でも急増している。日本IBMや富士通、ソフトバンクなどの「コーポレートアクセラレーター」や、大企業の協賛を集める専門企業のアクセラレーターなどがある。

 東北大は地域の新事業創出を掲げ、同大VCの「東北大学ベンチャーパートナーズ」や、起業前の試作・共同研究の事業化支援策を持つ。

 このほど文部科学省の新事業「次世代アントレプレナー育成事業」(EDGE―NEXT)にも採択され、学生や研究者に起業へ目を向けさせる活動を本格化する。

 これまで東北大では起業の候補者にとって、技術アイデアをビジネス化する実践力を身に付ける部分が欠けている場合が多かった。アクセラレーターのほか、ファンド出資やインキュベーションの経験豊富な中小機構と連携し起業家を育てていく。

(2017/8/2 05:00)

2917荷主研究者:2017/08/27(日) 21:51:45

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170809_12027.html
2017年08月09日水曜日 河北新報
<サーバーワークス>クラウド事業で仙台に新拠点 市役所で立地表明

立地表明式で握手する大石社長(左)と奥山市長

 クラウドサービス関連企業のサーバーワークス(東京)は10月、仙台市青葉区に事業拠点を新設することを決めた。8日、市役所で立地表明式があった。

 大石良社長が奥山恵美子市長に立地表明書を提出した。事業拠点は東京、大阪市、福岡市に次いで4カ所目。開設時にエンジニア15人を現地採用し、3年後に50人規模を目指す。大石社長は「災害に備えて全国に拠点を分散させる必要がある」と述べた。

 クラウドはデータやソフトウエアを外部コンピューターに蓄積し、インターネットを通じて複数の利用者で共有する仕組み。同社は米IT大手アマゾン・コムの法人向けクラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス」の導入と運用の支援を主力事業とする。

2918荷主研究者:2017/09/09(土) 19:13:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170810_12042.html
2017年08月10日木曜日 河北新報
鶏卵加工大手が宮城・多賀城の復興団地に進出

立地協定書を交わす米山社長(左)と菊地健次郎市長

 鶏卵生産加工大手のホクリョウ(札幌市)が宮城県多賀城市八幡一本柳の工業団地「さんみらい多賀城・復興団地」への進出を決め、同市と9日、立地協定を結んだ。同団地への進出企業と市の協定締結は11件目。10.2ヘクタールの団地面積のうち92%の立地が決まった。

 ホクリョウは年商156億円。北海道で250万羽、岩手で100万羽を飼育している。復興団地のうち1ヘクタールの敷地に生卵と温泉卵のパック詰め工場を建設する。来春の着工を目指し、パートなど20人の地元雇用を予定する。

 市役所であった締結式で米山大介社長は「道内のシェアは50%ほどあり、道外に成長を求めた。復興にも協力していきたい」と述べた。

2919荷主研究者:2017/09/09(土) 19:14:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170811_12026.html
2017年08月11日金曜日 河北新報
<宮城交通>運賃10月上げ 路線バス初乗り150円に

 国土交通省は10日、宮城交通(仙台市)とミヤコーバス(同)が申請していた路線バスの運賃引き上げを認可した。両社は10月1日に運賃改定を実施し、初乗りを130円から150円に値上げする。

 両社は2月、利用者減少などを理由に1キロ当たりの基準賃率を42円48銭から46円30銭に引き上げ申請。認可された引き上げ額は宮城交通が45円70銭、ミヤコーバスは申請通りだった。

 宮城交通の担当者は「利用客には負担を掛けるが、理解していただきたい。路線バスの継続とサービスの向上に努める」と話した。

2920荷主研究者:2017/09/14(木) 23:41:40

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00440879
2017/8/28 05:00 日刊工業新聞
東北大など、仙台で電力・水素貯蔵システム実証 再生エネ・電源を両立

【仙台】東北大学と前川製作所(東京都江東区)は、「電力・水素複合エネルギー貯蔵システム」を開発し、茂庭浄水場(仙台市太白区)で実証運転を始めた。太陽光発電で発電した電気から水素を製造・貯蔵するとともに、電気二重層キャパシターに電気を貯蔵する。再生可能エネルギーの有効活用と非常用電源の機能を併せ持つ。2020年代後半に浄水場以外を含めた実用化を目指す。

 水電解装置や燃料電池などの水素貯蔵システムと、電気二重層キャパシターなどの電力貯蔵装置を組み合わせた。非常用電源として3日間の電力を供給し、連続運転できるシステムを構築する。発電に必要な液体水素を比較的小容量の24キロリットルタンクで貯蔵できる。

 実証システムは、実規模の約50分の1で運転。太陽光発電の出力変動に応じたシステムの運転制御方法などを検証する。

 11年の東日本大震災発生時、仙台市で4日間の停電と燃料確保が困難な状態が続い...

(残り:68文字/本文:468文字)

(2017/8/28 05:00)

2921荷主研究者:2017/09/14(木) 23:42:40

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/08/29 建設新聞
仙台市鉄砲町西 フージャース 総戸数88戸・賃貸マンションの新築計画
12F2746㎡ 八重樫工務店の設計・施工

 フージャースグループの1社で不動産投資事業を行っているフージャースアセットマネジメント(東京都千代田区丸の内2の2の3 藤井幸雄社長)は、仙台市宮城野区の賃貸マンション「鉄砲町西共同住宅」(仮称)の新築計画について、八重樫工務店の設計・施工で11月初めの着工を予定している。

 建設場所は、仙台市宮城野区鉄砲町西2の13地内の敷地面積586.2㎡で、仙台アンパンマンこどもミュージアムの西側近くに位置し、JR仙台駅から徒歩7分程度の好立地。

 RC12F延べ2746.14㎡規模で、ワンルームタイプ総戸数88戸の共同住宅を建設する計画。完成は2019年3月末を予定している。

2017/08/29付一面に掲載。

2922荷主研究者:2017/09/15(金) 00:04:09

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=19059
2017/8/30 日刊建設新聞 宮城版
塚目駅の移転検討 9月補正に調査費を計上(大崎市)

 大崎市は28日に開かれた建設常任委員会の中で、9月補正予算にJR陸羽東線塚目駅(古川塚目金皿)の駅舎移転整備の可能性を判定するための基本計画調査費を計上することを報告した。駅舎移転の決定はJR東日本による判断が大前提となるが、可能と判断された場合、現駅と移転候補地周辺の住民への説明会などを実施し、意見を集約しながら34年3月の供用開始を目指す。

 塚目駅は昭和35年5月1日に地域住民などから要望により開設された請願駅。JR陸羽東線古川駅の西側約2.7kmに位置し、古川高等専門校の通学や地域住民の交通移動手段として利用されている。

 同駅は大崎市民病院が26年7月に近隣の古川穂波地区へ移転・開院したことから、その最寄駅として利用客の増加などを見込まれている。一方で駅舎は老朽化している上、バリアフリーに対応していない。また接続道路や駅前広場も狭あいなため、タクシー乗降場や駐輪場が不足しており、利用者や地域住民に不便をきたしている状況だ。

 これを踏まえ、市は駅舎と駅前広場の整備に向け▽現駅の拡幅▽現駅南側▽稲葉小泉線北側(駅移設)・穂波北側農地▽同南側(駅移設)・穂波の郷北公園──の4つの候補から、現駅舎から東側400mで整備が進められている都市計画道路稲葉小泉線との交差部に位置する「穂波の郷北公園」が用地として適していると判断した。

 穂波の郷北公園は代替地の取得検討なども必要となり、整備コストは他の候補地よりも割高となるが、徒歩圏の利用者数が3000人近く増加することや都市計画道路稲葉小泉線の沿線に移転することにより、新たなまちづくり拠点として発展が期待できるとした。また市民病院へのアクセスにあたり、線路をわたる必要がなく動線が途切れないなどのメリットがあげられた。

 市は今後、9月補正予算が可決された後、速やかに基本計画調査を発注するとともに、駅周辺住民との意見交換会や説明会を実施。計画が順調に進めば、駅舎と駅前広場の基本設計は31年度、実施設計は32年度に委託し、33年度に工事着手し、供用開始は同年度末となる見通し。

2923荷主研究者:2017/09/16(土) 18:55:09

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/08/31 建設新聞
仙台市泉区高玉町・カインズ カインズ泉店新築へディーエス設計に委託
S1F延べ9506㎡、18年7月の完成めざす

 カインズ(埼玉県本庄市早稲田の杜1の2の1 土屋裕雅代表取締役)は、仙台市泉区高玉町に「カインズ仙台泉店」(仮称)の新築を計画しており、ディーエス設計(さいたま市浦和区)で設計を進めている。

 建設用地は、仙台市泉区高玉町9の144ほか地内の4万5769.25㎡で、2016年9月に閉店した西友仙台泉店の解体跡地。隣接地では三井不動産がスケートリンクを含むスポーツ棟の大規模リニューアルとフットボールパーク施設およびアウトドア型飲食施設の新設を行っている。計画によると、施設はS1F延べ9506.77㎡を想定しており、内部には物品販売を営む店舗を設けるとしている。

 今後、施工者を選定し12月上旬の着工、18年7月末の完成を予定している。

 なお、同社は宮城県に対して特定大規模集客施設の新設に関する届け出を行っている。

2017/08/31付一面に掲載。

2925荷主研究者:2017/09/16(土) 20:36:11

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/09/05 建設新聞
セントラル総合開発 仙台市六丁の目西町 分譲「クレアホームズ六丁の目」の新築計画
7F4100㎡(48戸)半田建築研で実施案

 セントラル総合開発東北支店(仙台市青葉区本町2の2の3 野口知直執行役員支店長)は、仙台市若林区に分譲マンション「クレアホームズ六丁の目」(仮称)の新築を計画しており、半田建築研究所で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、仙台市若林区六丁の目西町1006の9ほか地内の敷地面積2075.09㎡で、地下鉄東西線・六丁の目駅の北側ほど近い場所にある交通至便なところ。

 施設規模は、RC7F延べ4100㎡で、ファミリータイプの分譲住宅48戸を設けるもの。着工は11月下旬、完成は2019年2月末をそれぞれ予定している。

 仙台市営地下鉄東西線開通後、市内東部の沿線地区では、最終の荒井駅近くで2件、卸町駅近くで1件の新規分譲マンション開発があるが、六丁の目駅近くでの開発はこれが初めてとなる。これら3駅周辺では今後、中期的なものも含めていずれも大型の商業施設開発計画が存在していることなどから、徐々に分譲マンション地区としての市場浸透が進んでいくと見られている。

2017/09/05付一面に掲載。

2926荷主研究者:2017/09/16(土) 20:36:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170905_13011.html
2017年09月05日火曜日 河北新報
<うみの杜水族館>開業2年目 来場者70万人減 目新しさ薄れる?

プロジェクションマッピングを楽しむ来館者。水族館は「目新しさ」の演出に躍起だ

 仙台うみの杜水族館(仙台市宮城野区)の開業2年目(2016年7月〜17年6月)の来館者数は118万2200人で、開業1年目(15年7月〜16年6月)を70万7200人下回ったことが水族館の集計で分かった。開業当初の目新しさが薄れ、新たな集客策が課題となっている。

 何度でも入場可能な年間パスポート利用者数の落ち込みが特に目立つ。2年目は28万9500人で、1年目より22万6000人減った。パスポートの期限は1年間だが、1年目に購入した利用者が更新しないケースが多かったという。

 1年目は16年3月までの目標だった100万人を15年11月に突破し、好調な出足だった。水族館は「1年目は『オープン景気』だったが、1回来館して満足する人が多く、2回目以降の来館につながっていない」と分析する。

 水族館は客足を呼び戻すための新機軸の打ち出しに努める。6月にサッカーJ1仙台の協力を得て期間限定の水槽を展示したほか、7月には大水槽前の壁や天井、床をスクリーンに見立て、海の世界の映像を映し出すプロジェクションマッピングを始めた。

 写真を投稿するインスタグラムやツイッターなど会員制交流サイト(SNS)を活用する10〜20代の若者向けに、写真映えする撮影スポットも10月のハロウィーン前に館内に複数設ける予定だ。

 水族館の和田淳太副館長は「地元に根差した企画・展示や、さまざまなエンターテインメント性のある企画を実施し、何回来ても楽しめる水族館にしたい」と巻き返しに意欲を見せる。

2927荷主研究者:2017/09/16(土) 20:37:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170905_12014.html
2017年09月05日火曜日 河北新報
<JRアグリ仙台>宮城の野菜をエキチカで 直売所きょうオープン

宮城県産の野菜や農産加工品をそろえたAOYAの店内

 JRアグリ仙台(仙台市)は4日、JR仙台駅近くに5日オープンする農産物直売施設「AOYA(アオヤ)」の内覧会を開いた。

 店内には、宮城県産の野菜約80種類と加工品約250種類が並んだ。同社が栽培したコメなども販売する予定。

 併設する飲食店「VALNICO(ヴァルニコ)」は同県産の野菜や肉、魚介類をさまざまな調理法で提供。吹き抜け構造の開放感ある店内でランチやディナーを楽しめる。総菜店「五橋」は和洋中の弁当や総菜約20種類を扱う。

 内覧会であいさつした笠原治社長は「地元の食材ばかりを扱う。通勤客や近隣住民に利用してもらい、農業者の販路拡大につなげたい」と述べた。

 AOYAは、1月にJR東日本と地元農業者らが設立したアグリ仙台の基幹店舗。

2928荷主研究者:2017/09/16(土) 20:38:35

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170905_12031.html
2017年09月05日火曜日 河北新報
<インバウンド>宮城の外国人宿泊者、最多に 16年統計で17万5000人超える

 宮城県は4日、訪日外国人旅行者(インバウンド)の誘客を図る「仙台・宮城インバウンド推進協議会」を県庁で開き、2016年に県内のホテルや旅館(従業員数10人以上)に泊まった外国人宿泊者(延べ人数)が17万5480人に上り、統計がある07年以降最多を記録したと報告した。

 15年と比べ1万4230人(8.8%)増加した。国籍別にみると、台湾が5万8320人で最も多く、中国3万440人、米国1万6550人、タイ1万660人となっている。

 観光庁の速報値で、17年1〜6月の宿泊者(計9万8370人)も前年同期比31.8%増えたと説明。ただ青森(63.7%増)、岩手(46.7%増)より伸び率が低く、「北海道新幹線開業などの追い風で北東北が宮城に迫っている」(県国際企画課)と分析した。

 会合では政府の東北観光復興対策交付金を活用した18年度の事業展開として、東アジアに加えて欧米豪への誘客促進、多言語案内表示や無料Wi-Fiなど受け入れ環境の整備を進める方針を確認した。

 出席者からは「会員制交流サイト(SNS)を活用した多角的な情報発信が必要だ」などとの意見が出た。高砂義行県国際経済・観光局長は「全国でインバウンドが急増する中、東北は伸びが鈍い。関係団体と連携し、あらゆる手法でアプローチする」と話した。

2929荷主研究者:2017/09/16(土) 20:45:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170906_12003.html
2017年09月06日水曜日 河北新報
<ザ・モール仙台長町>親子連れ集客へ新規22店 大規模改装

 大手スーパー西友(東京)は5日、ザ・モール仙台長町(仙台市太白区)を大規模改装し、10月19日にオープンすると発表した。若いファミリー層を主なターゲットに、アミューズメントやファッション、飲食など東北初を含む新規テナント22店舗が入居。計約140店舗体制となる。

 本館3階には、全国2カ所目の体験型アミューズメント施設「ひつじのショーン ファミリーファーム」(約490平方メートル)を新設。玩具総合専門店「トイザらス」が新規出店する。

 本館1階はフードコートエリアを拡充。飲食テナントが2店増えて10店になり、座席数も350席から500席に増設する。幸楽苑ホールディングス(郡山市)の新業態の店舗「幸楽苑エクセレント」が東北で初めて出店する。

 西友によると、ザ・モール仙台長町周辺の住民は20〜30代の比率が高く、今後もマンション開発などが進むと予想されることから、主な顧客ターゲットを若いファミリー層に設定した。

 今回のリニューアルは1997年の開業以来、最大規模になる。西友の担当者は「レジャーと買い物、食事が1フロア内で楽しめる施設を目指す」と話した。

2930荷主研究者:2017/09/16(土) 20:55:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170907_13014.html
2017年09月07日木曜日 河北新報
被災地最大規模 5300人駆け上がれる「避難の丘」仙台・荒浜に整備へ

 仙台市は6日、若林区荒浜の防災集団移転跡地に、5300人が駆け上がれる避難場所を整備する方針を明らかにした。東日本大震災の津波被災地などで計画された「避難の丘」で最大規模になる。2018年度にも着工し、20年3月の完成を目指す。

 震災遺構の旧荒浜小南西の集団移転跡地に高さ約10メートルの高台を造成し、避難者1人当たり1平方メートルのスペースを確保する。近くの海岸公園にある避難の丘と同様にあずまや、ベンチなどを設置する方向。被災地視察や催事、レジャーの利用も想定している。

 市は集団移転跡地を利活用する事業者や利用客計約3000人と、再開が見込まれる深沼海水浴場の海水浴客約3300人の避難場所を検討。旧荒浜小に約1000人が避難できるため、残る約5300人向けの避難場所として今回の整備地を選んだ。

 市はまた、震災遺構として残す方針を示していた荒浜地区の住宅基礎の場所を6日までに選定した。鎮魂モニュメント「荒浜記憶の鐘」に隣接する0.4ヘクタールで、18年度に保存工事に着手、19年度に一般公開する。

 避難の丘以外の荒浜など5地区計43.5ヘクタールの跡地の利活用に関する応募要領も公表。29の事業者を募る予定で、12月4〜8日に事業提案書を受け付け、来年3月に結果を通知する。郡和子市長は6日の定例記者会見で「民間の自由な発想で地域に魅力や価値を生みだしていきたい」と話した。

2931荷主研究者:2017/09/16(土) 20:56:22

http://yamagata-np.jp/news/201709/07/kj_2017090700127.php
2017年09月07日 09:04 山形新聞
仙山線の機能強化へ勉強会設置模索 新仙台市長と山形市長が懇談

仙山連携について確認する佐藤孝弘山形市長(左)と郡和子仙台市長=仙台市役所

 佐藤孝弘山形市長は6日、仙台市役所を訪れ、8月に就任した郡和子・新仙台市長と初めて懇談した。仙山連携協定の継続を確認した上で、佐藤市長がJR仙山線の機能強化に向けた勉強会の設置を提案した。

 勉強会については開催時期などは未定だが、速度の向上や気候変化に左右されない鉄路の在り方などを議題にし、有識者やJRを含めた両市による検討、協議を模索する。山形市は仙山交流に向けた交通網整備として3月、JR仙山線の機能強化に関する基礎調査結果をまとめている。

 会談で佐藤市長は「地方創生を考えると県庁所在地が隣り合う立地を生かさねばならない。市民、民間レベルの交流が進んでおり、ぜひこの流れを一緒に進めたい」と求めた。郡市長は「生まれは秋保なので、昔から山形は近かった。1日のバス往復も多いことは理解しており、話をするのを楽しみにしていた」と答え、連携に同意した。

 会談後、報道陣に対し、佐藤市長は「ソフトなど小さいことでもできることからしっかり始めていくことが大事だ」と述べ、郡市長は「両市の交流を深める上で、交通アクセスは重要なパーツと考えている。基本はソフトの方向性だが、勉強会についてはJRの考えも含めて事務方と調整したい」と話した。

 仙山連携協定は昨年11月、奥山恵美子前仙台市長との間で締結された。2017年度はビジネスセミナーなど各種事業が実施されている。

2932荷主研究者:2017/10/01(日) 10:45:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170909_13062.html
2017年09月09日土曜日 河北新報
<勾当台公園駅>街から地下鉄 楽々降下 エスカレーター3ヵ所新設へ

今月中旬に下りエスカレーター新設工事が始まる勾当台公園駅公園2出入り口

 仙台市交通局は今月、青葉区の市地下鉄南北線勾当台公園駅の出入り口3カ所に下りエスカレーターを新設する工事を始める。開業時からある駅の出入り口に下りエスカレーターを設置するのは初めて。交通局の担当者は「高齢者らの負担が軽減される。他の駅への設置も検討したい」と話す。

 新設するのは、定禅寺通沿いの「公園2」と宮城県庁近くの「北2」、市役所近くの「北1」の各出入り口。公園2は今月中旬に工事を開始し、2018年夏までに完成予定。北2は18年度、北1は19年度に着工する。

 公園2の上りエスカレーターは長さ27.6メートルで、南北線で最長。近くの定禅寺通や勾当台公園市民広場で催事が多く、交通局は優先度が高いと判断した。上りエスカレーターも更新する予定で、費用は計約1億2000万円。工事中は階段か別の出入り口を使ってもらう。

 公園2の上りエスカレーターでは16年4月、手すり部分のベルトが故障して作動せず、60代の夫婦が転倒して軽傷を負う事故が起きた。更新工事では、異常発生時に運転を止める安全装置を設ける。人を感知してエスカレーターを作動させるセンサーも付き、省エネ効果が期待される。

 長町一丁目、長町両駅にも地下への下りエスカレーターはあるが、それぞれ市立病院移転とJR長町駅の改修に伴い、出入り口の新設に合わせて設置された。

 南北線は1987年7月に八乙女-富沢間が開業。92年に八乙女から泉中央に延伸した。

 15年開業の東西線の駅出入り口には上下のエスカレーターが設置されている。

2933荷主研究者:2017/10/01(日) 10:46:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170909_11041.html
2017年09月09日土曜日 河北新報
県民会館建て替え検討 村井知事表明 年内に有識者委

東京エレクトロンホール宮城

 村井嘉浩知事は8日、老朽化が進む東京エレクトロンホール宮城(県民会館、仙台市青葉区)の建て替えを念頭に、在り方を検討する有識者委員会を年内に設置する方針を明らかにした。県議会9月定例会の代表質問で答弁した。

 1964年完成の県民会館(1590席)は建設から半世紀以上が過ぎ、バリアフリー化も遅れている。村井知事は「文化芸術活動を支え、広く発信する拠点になるよう建て替えを含めて検討する」と表明した。

 有識者委のメンバーは音楽、舞台関係者らを想定する。建設地は未定。村井知事は「ある程度の敷地は確保しないといけない。現在の場所に整備する場合は、周辺の土地確保を考えないといけない」と述べた。

 仙台市内の文化施設整備を巡り、奥山恵美子前市長は音楽ホールの建設を検討したが、8月に就任した郡和子市長は慎重な姿勢を示している。村井知事は市との連携に関し「事務レベルで随時、意見交換している」と述べるにとどめた。

 代表質問で村井知事は、世界で活躍できる人材を育てるため、外国語に特化した教育プログラムを県立高に導入を検討する方針も明らかにした。海外の有力大学が採用する大学入学資格「国際バカロレア資格」の認定取得を目指す。

 県民会館の建て替え検討や外国語の教育プログラム導入について、10月の知事選で4選を目指す村井知事は公約に盛り込むとみられる。

2934荷主研究者:2017/10/01(日) 10:49:04

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170909_12024.html
2017年09月09日土曜日 河北新報
<仙台南北線>初の1日18万人台 東西線開業が寄与

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170909kahoku01.JPG

 仙台市地下鉄南北線の2016年度の1日当たり乗車人数が、1987年度の開業以来初めて18万人台に達したことが7日、分かった。市交通局は15年12月に2路線目の東西線が開業したことで地下鉄での移動範囲が拡大し、利便性が向上した効果とみている。

 市の高速鉄道事業決算によると、開業30年目に当たる16年度の南北線乗車人数は18万6797人。過去最高だった15年度の17万3595人から7.6%増加した。交通局営業課は「南部の太白区長町や富沢などで沿線開発が進んだこともプラスに寄与した」と説明する。

 開業以来の各年度の乗車人数はグラフの通り。初年度の11万3338人から95年度まで増加が続いたが、90年代半ばに16万人台で頭打ちとなり、00年代は15万人台に低迷した時期もあった。11年の東日本大震災後は市内の人口増加に伴い、12年度から回復基調に転じていた。

 市は当初の需要を1日22万5000人と予測していたが、過去最高となった16年度でも予測の8割強にとどまる。

 一方、東西線の16年度の乗車人数は1日当たり6万2263人と、15年度の5万4056人に比べ15.2%増えた。15年度は15年12月〜16年3月の4カ月間のみの人数で単純比較はできないが、市民の足として定着しつつある様子がうかがえる。

2935荷主研究者:2017/10/01(日) 11:03:27

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/09/13 建設新聞
タカラレーベン東北・仙台市一番町1丁目 分譲マンション新築へ空間創造社で実施案
RC15F延べ4954㎡・総戸数43戸見込む

 タカラレーベン東北(仙台市青葉区中央2の2の10 吉田正弘社長)は、仙台市青葉区に分譲マンション「レーベン仙台一番町」(仮称)の新築を計画しており、空間創造社で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、仙台市の中心部である青葉区一番町1丁目15の3地内の敷地面積729.53㎡で、東北大学片平キャンパスの北側に位置する好立地。

 RC造15階建て、延べ4954.31㎡規模で、総戸数43戸の分譲住宅を建設する計画。今後、施工者を決め、12月初めの着工、2019年9月末の完成をそれぞれ予定している。

2017/09/13付一面に掲載。

2936荷主研究者:2017/10/01(日) 11:22:30

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170914_12001.html
2017年09月14日木曜日 河北新報
デジタルハリウッド、11月に仙台校開設 東北初進出

郡市長(右)に立地表明書を手渡した(左から)廻COOと鈴木社長

 IT分野の人材育成を手掛けるデジタルハリウッド(東京)は13日、クリエイター養成スクール「デジタルハリウッドSTUDIO(スタジオ)仙台」を11月1日に仙台市青葉区のアエル26階に開設すると発表した。国内20カ所目で、東北初進出となる。

 ウェブデザイナー専攻とネット動画クリエイター専攻の2コースを設ける。仙台や東北の若者の地元定着やUIJターンの促進を掲げ、ITやコンテンツ、クリエーティブ分野の人材育成に取り組む。

 同社の廻(めぐり)健二郎取締役最高執行責任者(COO)と、提携企業として運営に当たる通信機器販売メディアステーション(仙台市)の鈴木善正社長が市役所を訪れ、郡和子市長に立地表明書を提出した。

 廻氏は、都内では20〜30代の女性受講者が多いと紹介。「仙台でも女性を中心に多くのクリエイターを輩出したい」と抱負を述べた。鈴木社長は「地域活性化につなげたい」と語った。

 郡市長は「これから大きく発展する分野。東北から多くの人が仙台に集まることを期待したい」と話した。

2937荷主研究者:2017/10/01(日) 11:23:03

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170914_13017.html
2017年09月14日木曜日 河北新報
<JR東>仙台-気仙沼間の直通快速列車 10、11月に臨時運行

 JR東日本仙台支社は13日、東北線と大船渡線を利用して仙台-気仙沼間(155.3キロ)をノンストップで走る臨時の直通快速列車を運行すると発表した。10、11月の計8日間で、1日1往復。気仙沼から仙台への観光や買い物目的の利用を見込む。

 午前8時12分に気仙沼駅を出発、一ノ関駅で大船渡線から東北線に乗り入れ、11時10分に仙台駅に着く。通常列車で一ノ関で乗り換える場合の最短時間よりも10分ほど早くなる。夜は午後6時9分に仙台を出て、午後9時14分に気仙沼に到着する。運行日は10月9、10、17、18日と、11月3、4、10、11日。

 仙台-気仙沼間は東日本大震災前、東北線、石巻線、気仙沼線を利用する直通快速列車「南三陸」を1日3本(上り1本、下り2本)運行していた。現在は被災した気仙沼線の一部がバス高速輸送システム(BRT)で運行されている。

 直通列車の運行は、BRTでの復旧を巡る協議の中で、気仙沼市が仙台へのアクセス向上を要望し、JR東が検討していた。

2938荷主研究者:2017/10/01(日) 11:25:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170914_11033.html
2017年09月14日木曜日 河北新報
<宮城県議会>県北高速と東北道接続へ 新IC設置検討着手 知事表明

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170914kahoku01.JPG

 宮城県議会9月定例会は13日、一般質問を続けた。村井嘉浩知事は、みやぎ県北高速幹線道路(県北高速)と、東北自動車道を接続する新インターチェンジ(IC)の設置に向けた検討に着手したと明らかにした。

 村井知事は「県北高速は富県宮城を支える重要な路線」と強調。「新ICの設置で道路利用者の利便性と、被災市町を含む県北地域の高速道が強化される」と意義を説明した。

 新ICは利用無料の県北高速と、東北道が交差する栗原市築館萩沢に設置を計画(地図)。一般道を迂回(うかい)せず、県北高速と東北道が直接行き来できる。開通時期は未定。県は本年度から基本設計に入っており、今後は国土交通省などとの協議を本格化させる。

 県北高速は既存の国道398号北方バイパス(登米市)を含む全長24キロで、県は沿岸部への復興支援道路に位置付ける。栗原市築館の加倉IC-登米市迫町北方(8.9キロ)間が2011年に開通。工事中の残りの区間は、20年度までに完成を目指す。

 がん患者に医療用ウィッグ(かつら)の購入費を補助するよう求める質問もあった。村井知事は「脱毛などの悩みを抱える方も多く、支援が求められる」と前向きな考えを示した。

 岸田清実(社民党県議団)、長谷川敦(自民党・県民会議)、鎌田さゆり(みやぎ県民の声)、吉川寛康(21世紀クラブ)の4氏が質問した。

2939荷主研究者:2017/10/01(日) 11:33:06

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170915_13009.html
2017年09月15日金曜日 河北新報
100年の歴史に幕 仙台の老舗古書店「熊谷書店」今月限りで閉店

お客との触れ合いを楽しむ熊谷さん(右)。100年以上続いた店を閉じる

 仙台市青葉区一番町1丁目の老舗古書店「熊谷書店」が、今月いっぱいで100年以上の歴史に幕を下ろす。店主の熊谷道也(みちなり)さん(79)が売り上げの減少や自身の高齢を理由に決めた。周辺は東北大片平キャンパスに近く、大正時代から古書店が集まった「杜の都の古書店街」。10月からは1軒だけになる。

 店は熊谷さんと妻たつさん(77)、三男達也さん(48)の家族経営。1階と地下1階の店舗に郷土史や専門書など約3万冊が天井まで並ぶ。常連の丹野武春さん(68)=青葉区=は「読み応えのある本が安かった」と閉店を惜しむ。

 明治末期ごろ祖父が開業。仙台空襲で全焼したが、現在地に再建し、両親が営んだ。東京で読売新聞の記者をしていた熊谷さんは、母の病を機に41歳で店を継いだ。

 当時は周囲に古書店が5軒あって大抵の本がそろい、学生らでにぎわった。熊谷さんはビルを建てて店を拡張。万引を見つけても「古本の1冊や2冊で人生を棒に振ってはかわいそう」と警察に届けなかった。

 2000年代以降、インターネットや通信販売が普及して売り上げが激減した。店内から学生の姿が消え、仲間も店を畳んだ。

 「インターネットの時代になっても、じっくり本を読む文化は今も確かにある。できれば店を続けたかった」と熊谷さん。「お世話になった恩返しに」と、大幅割引の閉店セールを行っている。

 古書店街で唯一となる昭文堂書店の店主斎藤鄭(あつし)さん(71)によると、1980〜90年代にかけ、県内の古書店は147軒あったが、2016年には33軒にまで減ったという。

 斎藤さんは「同業者がいたからこそ古書店街として集客力を発揮できた。この先、うちだけではつらいが、まずは長年ご苦労さまでしたと言いたい」とねぎらった。

2940荷主研究者:2017/10/01(日) 11:33:42

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=19172
2017/9/15 日刊建設新聞 宮城版
2橋の予備設計を入札 国道286号 川崎町支倉でBP整備(県大河原土木)

 県大河原土木事務所は、国道286号支倉道路の橋りょう2橋について、新設に向けた予備設計業務を一括して委託する。28日に同業務の指名競争入札を開札し、委託先を決める。1橋は橋長約90m、もう1橋は同36mで、柴田郡川崎町から仙台市へと至る国道286号バイパス(BP)の整備に伴って架設する。

 同BPは、起点が仙台市太白区坪沼で、終点が川崎町支倉の国道286号。計画延長は2660mで、うち同市が1410m、県が1250mを整備する。仙台側と川崎側にはそれぞれ、橋1橋とトンネル1カ所を設けるほか、両市町の行政境に橋1橋を架ける。事業期間は28〜39年度。総事業費は約80億円を試算している。

 県の事業区間は、終点側から逆に整備ルートを見ていくと、支倉台団地入口の交差点付近から、国道286号の現道を拡幅しつつ仙台方面に北上し、現道と枝分かれして碁石川を越え、同川の左岸沿いにトンネルを伸ばし、行政境の沢を越えて仙台市側へと結び付ける。

 碁石川を橋で越えた後は、すぐにトンネルとなり、トンネルを出た後もすぐに橋が位置することになる。川崎町側の道路幅員は、全幅11.5mで、内訳が車道3.25m×2、路肩0.75m×2、片側歩道3.5m。

 今回予備設計を委託する橋は、碁石川に架ける橋長約90mの1橋と、行政境の沢に架ける同36mの1橋。両橋の幅員は全幅12.5mで、内訳が車道3.25m×2、路肩0.75m×2、片側歩道3.5m、残りが地覆。予備設計業務の履行期間は30年3月30日まで。

 県大河原土木事務所は、今月末〜10月上旬にトンネルの予備設計業務も指名競争入札で委託する考えだ。道路の詳細設計業務も年度内に委託する可能性がある。30年度には橋やトンネルの詳細設計、用地測量などを委託し、31年度ごろから用地買収を進める見通し。できるだけ早期の着工を目指す。

 県側区間の総事業費は36億円を試算する。昨年度は道路の予備設計業務をエイト日本技術開発(東北支社・仙台市若林区)に委託した。

 仙台市は本年度、国道286号(南赤石)橋りょう予備道路詳細設計調査測量業務を復建技術コンサルタント(仙台市青葉区)、国道286号(南赤石)トンネル予備設計地質調査業務を大日本コンサルタント(東北支社・仙台市青葉区)に委託した。

 両市町境界の国道286号は、急勾配と急カーブが連続している。冬期は雪でスリップ事故を起こす車も多い。高速の山形自動車道などが通行止めになった際には、代替え道路としての役割も求められることから、通行しやすいBPを整備することにした。

2941荷主研究者:2017/10/14(土) 21:26:48

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170921_13038.html
2017年09月21日木曜日 河北新報
仙台空港-秋保温泉、湖畔公園 直結バス運行開始

第1便の出発を祝う関係者

 タケヤ交通(宮城県川崎町)は20日、仙台空港と秋保温泉(仙台市)、国営みちのく杜の湖畔公園(川崎町)を直結する高速バスの運行を始めた。訪日外国人旅行者(インバウンド)らの利用を見込む。

 新路線の名称は「仙台西部エアポートライナー」。仙台空港から秋保温泉湯元までを約40分、湖畔公園までを約1時間で結ぶ。1日4往復。運賃は秋保温泉まで1000円、湖畔公園まで1200円。

 同社は2014年からJR仙台駅と秋保温泉、川崎町などを結ぶ路線バスを運行。インバウンドの利用が増加傾向にあるため、仙台空港と直結する新路線運行を決めた。

 記念の式典が仙台空港であり、関係者約30人が出席した。大宮利幸社長は「利便性を高めてリピーターを増やす必要がある。1日100人ほどの利用を目指したい」と話した。

2942荷主研究者:2017/10/14(土) 21:35:31

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170925_12029.html
2017年09月25日月曜日 河北新報
<ピーチ>仙台-札幌線就航 きょう台北線も仙台空港拠点化

第1便の乗客を見送る井上CEO(左)ら

滑走路に向かうピーチの仙台-札幌線の第1便

 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪)は24日、仙台-札幌線の運航を始めた。25日は台北線を就航させる。仙台空港を拠点化し、国内外の路線を拡大する方針で、井上慎一最高経営責任者(CEO)は「仙台発着の便を増やし、東北の潜在需要を開拓する」と強調した。

 仙台発札幌行きの第1便は、ほぼ満席の164人が搭乗。井上CEOらが見送る中、午前10時ごろに出発した。1日2往復で通常運賃は4290円から。

 空港内で記念の式典があり、仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)の岩井卓也社長は「ピーチは利用客の幅を広げてくれるエアラインだ」と歓迎した。

 同社の拠点空港は関西空港、那覇に続いて3カ所目。2013年4月から運航する仙台-関西線が同社便の中で搭乗率が最も高いことや東日本大震災からの復興支援に加え、昨年7月の仙台空港民営化も追い風になると判断した。

 井上CEOは「最大の特徴は低運賃。既存の利用客を奪うのではなく、飛行機に乗らなかった人の利用を増やしていく」と語った。

 仙台国際空港は今月、発着便や旅客数の増加を見据え、旅客搭乗棟の建設に着手。来秋に完成予定で、国内線の搭乗口は現在の6カ所から10カ所に増える。

2943荷主研究者:2017/10/14(土) 21:46:18

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170927_12039.html
2017年09月27日水曜日 河北新報
<JR東>ゼップ仙台跡地に暫定的施設 飲食店など11月開業

交流スペースと飲食店からなる商業施設が整備されるゼップ仙台跡地

 JR仙台駅東口にあったライブホール「Zepp Sendai(ゼップ仙台)」の跡地に、JR東日本が交流スペースと飲食店などの商業施設を整備することが26日、分かった。跡地の本格開発が決まるまでの暫定的な施設で、11月オープンを予定している。

 関係者によると、跡地を交流広場として整備し、居酒屋や焼き肉店など5店前後がプレハブなどで店を構える。仙台駅利用者らが立ち寄り、気軽に飲食を楽しめる空間を目指す。

 仙台駅東口では昨年3月、東西自由通路と駅ビル「エスパル仙台東館」が開業し、今年6月には「ホテルメトロポリタン仙台イースト」もオープン。さらに新たなスポットが加わり、東口の集客力と回遊性が一層高まりそうだ。

 JR東の仙台駅再開発計画は、ゼップ仙台跡地を残すだけとなっている。同社はオフィスビル建設を構想していたが、現時点で計画は固まっていない。空き地が続くことによる街並みの空白を解消するため、プレハブの飲食店などを暫定的に運営する方針を決めた。

 ゼップ仙台は2012年7月、仙台駅再開発のため閉館。跡地は駅ビルやホテル建設のための資材置き場などとして活用され、現在は空き地となっている。

 国土交通省が発表した7月1日現在の都道府県地価(基準地価)によると、仙台駅東口の仙台市宮城野区榴岡1丁目の地価上昇率は18.3%。相次ぐ商業施設の整備に加え市地下鉄東西線の開業も影響し、地価の上昇が続いている。

2944荷主研究者:2017/10/14(土) 22:04:44

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=19243
2017/9/29 日刊建設新聞 宮城版
区画整理の準備委設置 30年4月に市街化(仙台3地区)

 仙台市の3地区で、土地区画整理事業の組合設立準備委員会が設置された。市街化区域への編入が予定され事業化に向けた取り組みを本格化させる。このうち宮城野区岩切地区は約52.7haの編入を見込み、物流拠点の整備構想を進める。オオバ(東北支店・仙台市青葉区)が準備委を支援する。

 区域編入は、仙塩広域都市計画区域マスタープランの見直しで、県が30年4月に都市計画決定する見通し。市は、岩切地区のほか、若林区長喜城東地区約4.4ha、太白区柳生地区約6.7ha、青葉葉区愛子約17.2haの4地区の市街化を県に申請する。

 4地区では地権者の区域編入の同意率が9割を超えており、全地区で土地区画整理事業が検討される。このうち、岩切地区、愛子地区、長喜城東地区の3つの地区は、6月までに仙台市に組合設置報告書を提出し、それぞれ設立準備委員会を設置している。

 岩切地区は3月に設置報告書を提出し、岩切山崎今市東土地区画整理組合設立準備委(代表者・高野秀策)を設置。JR仙台貨物ターミナル駅(宮城野区宮城野)の岩切地区移転計画を受け、物流拠点の整備構想を進める。同事業で水田や農地を造成する。

 区域編入エリアは、県道仙台松島線(県道8号線)周辺の今市地区とJR東北本線の間の水田や農地一帯。土地利用案では県道南側に流通業務地区、北側に福祉エリアなどを配置し近隣の居住環境の向上も図る。

 事業地が農地のため、市と県は、農地転用や農振区域の解除などについて国との協議を進めている。JR貨物は東北本線南側の水田約22.6haを開発し通貨型の新貨物駅を整備する。29年度中に造成工事に着手する見込み。

2945荷主研究者:2017/10/14(土) 22:06:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170930_13013.html
2017年09月30日土曜日 河北新報
利府町 人口4.5倍に あす町制50周年

新幹線車両基地(手前)や県総合運動公園(中央)が立地する宮城県利府町

 宮城県利府町は10月1日、町制施行50周年を迎える。1967年に人口7800で歩みだした町は、仙台のベッドタウンとして発展し、現在は約4.5倍の3万6000人が暮らす。県道整備や大規模団地の開発、東北新幹線仙台車両基地の完成があり、大型商業施設の進出が続く。一方、高齢化が進む団地では「買い物などが不便で住みにくい」との声も上がる。

 稲作とナシが中心の農業の町は、74年の県道仙台-松島線整備が追い風になり発展した。

 同町春日の農家佐藤豊美さん(69)は「ナシは仙台や松島に売りに出掛けていたが、県道の交通量増加で沿道の店頭販売が軌道に乗った。地方発送との両輪で、市場価格に左右されない安定経営が実現した」と語る。81年には新幹線車両基地が完成。豊美さんは「町の発展に期待を膨らませた」と言う。

 84年には大規模団地開発の先駆けとして、しらかし台団地の分譲がスタート。団地の20周年誌作りに携わった同市しらかし台3丁目の無職佐藤博さん(79)は「地価が安く、新しいまちへの期待から茨城から移住した」と振り返る。

 団地開発は続き、人口増加が加速する。1万人(76年)から2万人(92年)に増えるのに16年かかったが、3万人(2000年)には8年で到達した。2000年にはジャスコ利府店(現イオンモール利府)が進出した。

 現在約3700人が住むしらかし台団地は、高齢化が進む。博さんは「団地内にあったスーパーが撤退した。車を運転できなくなったときの生活が不安。高齢者に優しい町へ、住民の声をもっと生かしてほしい」と語る。

 国立社会保障・人口問題研究所(東京)によると、2040年に推計人口の増加が見込まれるのは県内では名取、富谷両市と、利府町の3市町のみ。町は「大きな伸びは期待できないものの微増が続く」とみており、高齢化対策とともに人口増への対策も必要となる。

 鈴木勝雄町長(73)は「仙台市に隣接する地の利を生かし、商業施設の集約による町の発展を目指す。鉄道やバスなど公共交通機関の利便性向上も課題になる」と語る。

2947荷主研究者:2017/10/27(金) 22:41:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171007_13007.html
2017年10月07日土曜日 河北新報
<宮城県>県境越え通勤通学1.5倍 福島最多 復興事業と景気回復影響か

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20171007kahoku02.JPG

 宮城県は2015年国勢調査に基づく通勤通学の状況をまとめた。10年の前回調査に比べ、県境を越えて宮城を行き来する通勤通学者はともに1.5倍以上増加。県は、東日本大震災の復旧復興事業に関わる人材の往来や、景気回復による経済活動の活性化が影響していると分析する。

 県内と他の都道府県を行き来する通勤通学者の数、隣県などの主な状況は図の通り。県外から県内に通う人は、前回の1万9369人に比べ1万507人(54%)増加。県内から県外に通う人も1万5593人から8428人(54%)増えた。

 県別では福島県との人の流れが最も多い。宮城から福島に向かう人は、前回の4233人から3546人(84%)増えた。一方で福島から宮城への流れは、6967人から215人(3%)の微減となった。

 宮城県の担当者は「東京電力福島第1原発事故に伴う復旧復興事業などのため、福島に通う人が多いのではないか」とみている。

2948荷主研究者:2017/10/27(金) 22:46:17

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/10/12 建設新聞
小島養治氏 2018年春の完成めざす 仙台市富沢・地下P付き商業施設の新築
地下・地上1F3000㎡ アク・アクで設計

 小島養治氏(仙台市太白区)は、仙台市営地下鉄南北線の富沢駅西側に地下駐車場付き商業棟の新築を計画し、建築事務所アク・アクに設計を委託している。

 建設場所となる仙台市太白区富沢4の403の4ほか地内の敷地2604.16㎡は、地下鉄南北線富沢駅の西側近接地で、現在は有料駐車場として利用されているところ。駅周辺では土地区画整理事業による団地開発や共同住宅の整備が進んでいることから、さらなる活性化を狙いパークアンドライドにも活用できる駐車場付き商業施設の建設を計画した。

 施設規模はS・B1/1F延べ2996.10㎡で、地下階は駐車場、地上階はテナント棟として利用し、飲食店や物販店が入居する予定となっている。

 今後については、近く施工業者を選定した上で着工し、2018年春の完成をめざしている。

2017/10/12付一面に掲載。

2949荷主研究者:2017/10/29(日) 12:52:33

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/10/24 建設新聞
三菱地所レジ・東北ミサワH 仙台通町1丁目マンションの新築
分譲75戸の開発 創建で実施案

 三菱地所レジデンス仙台営業所(仙台市青葉区国分町3丁目6の1 保田和彦所長)と東北ミサワホーム(仙台市青葉区一番町1丁目3の1 下村秀樹代表取締役)は、共同事業の分譲マンション「仙台市青葉区通町一丁目計画」(仮称)新築計画について、創建設計に実施案の作成を委託している。

 建設場所は、地下鉄・北四番丁駅から徒歩圏となる青葉区通町1丁目74ほか地内の敷地面積2180.06㎡で、(主)仙台泉線と北八番丁通りの交差点を西側に入った閑静な住宅地の一角。

 施設規模は、RC9F延べ6969.14㎡で、ファミリータイプを主体とした分譲住宅75戸を設けるもの。

 着工は来年1月上旬、完成は2019年9月末をそれぞれ予定している。

2017/10/24付一面に掲載。

2952荷主研究者:2017/10/29(日) 13:16:03

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/10/26 建設新聞
野村不動産 INA新建築で実施案 分譲・プラウド堤通雨宮町Ⅲの新築
20F8850㎡・95戸 来年1月着工

 野村不動産仙台支店(仙台市青葉区中央3の2の23 大矢寛之支店長)は、仙台市青葉区堤通雨宮町に分譲マンション「プラウド堤通雨宮町Ⅲ計画」(仮称)の新築を計画しており、INA新建築研究所で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、青葉消防署の北側の角地となる仙台市青葉区堤通雨宮町131の1地内の敷地1358.36㎡。

 計画ではここに、RC20F延べ8850.96㎡、戸数95戸の分譲住宅を建設する。

 近く施工者を選定し2018年1月中旬にも着工し、2020年3月末の完成をめざすとしている。

2017/10/26付一面に掲載。

2954荷主研究者:2017/11/07(火) 22:43:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171027_13019.html
2017年10月27日金曜日 河北新報
仙台市、東北大との連携協定延長へ 学術会議誘致の目標に届かず

会議誘致を進めるMICEサポートセンター=仙台市青葉区

 仙台市は30日、大規模学術会議の誘致に向けた東北大との連携協定を5年間延長する。国内有数のコンベンション都市を目指して2012年に協定を結んだが、実績は目標に届きそうにない。会議開催の予定のいち早い把握が課題として浮き彫りになり、市は研究者との連携の緊密化を図る。

 伊藤敬幹(ゆきもと)副市長が17日、青木孝文副学長と協定延長に合意した。学術会議の情報共有や、ホールなどの使用環境の整備を進める。

 締結から5年たつが、開催実績は思うように伸びていない。国際会議を18年に250件にする目標を掲げたが、16年は110件台にとどまった。

 市は15年、主催団体への助成金を最大500万円から1000万円に拡充。会議参加者の宿泊予約や観光の相談に応じる「MICE(マイス)サポートセンター」を設け、会議誘致のエンジン役と位置付けたが、学内での認知度は低い。

 センターが連絡を取り合う東北大の研究者は全体の1割程度。会議開催の端緒が得られず、初動で他都市に後れを取っているという。

 仙台市はてこ入れのため、4月から研究棟の「ローラー作戦」を開始。「アポ無し」で研究室を訪れ、学術会議の開催予定を聞き取っている。

 都市間競争で優位に立つには、世界的研究者が多い東北大との連携が不可欠。市誘客戦略推進課の高橋みちる課長は「潜在的な仙台での会議開催のニーズはまだまだある。どんな小さな情報でも教えてほしい」と研究者に協力を求める。

2955荷主研究者:2017/11/07(火) 22:47:55

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/10/27 建設新聞
関電不動産開発 INAと奥村組で設計 仙台市大町・分譲マンションの新築計画
23F9162㎡(90戸)完成は21年3月

 関電不動産開発(東京都中央区京橋1の11の8 石黒敦東京支店長)は、仙台市青葉区大町に分譲共同住宅「仙台市青葉区大町1丁目マンションプロジェクト」(仮称)を計画しており、INA新建築研究所と奥村組で設計を進めている。

 建設用地は、仙台市中心部の青葉通に面した仙台市青葉区大町1の1の6ほか地内の1021.99㎡。同用地は一番町商店街や老舗百貨店「藤崎」にも徒歩圏に位置し、青葉通のケヤキ並木が一望できるなど住環境として優れた立地となっている。

 計画によると、ここにRC23F延べ9162.45㎡の分譲住宅を建設。内部には総戸数90戸を設ける。

 今後、2019年1月上旬にも着工し、21年3月下旬の完成を予定している。

 同社の前身であるMID都市開発は以前に仙台市内で数棟のマンション開発を行っており、今回の計画は数年ぶりの開発となる。

2017/10/27付一面に掲載。

2956荷主研究者:2017/11/07(火) 22:48:26

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=19400
2017/10/27 日刊建設新聞 宮城版
大衡〜大和に道路新設 大衡仙台線 概略設計3kmを入札(県仙台土木)

 県仙台土木事務所は、都市計画道路の北四番丁大衡線(県道大衡仙台線)のうち、未整備となっている黒川郡大衡村〜大和町間の延長3km区間について概略設計業務に着手する。業務名は「吉岡他道路概略設計業務」で、11月9日に指名競争入札を開札し委託する。この業務で同区間の道路新設に向けたルート調査や概算事業費の算出などを行う。当面は暫定2車線での整備を考えている。

 未整備となっているのは、大衡村大衡の国道4号から、大和町宮床の国道457号までに至る延長6.4kmのうち、現道がない延長3km区間。現地は主に里山の丘陵部となっており、ここに幅員11mの暫定2車線道路を整備する。途中で水路が横断しているものの、トンネルや長大橋などの大型構造物は設けることを想定していない。

 大衡仙台線は、都市計画決定している全体延長が23.8kmで、幅員が車道13mと両側歩道で計23m。起点は大衡村大衡の国道4号と大衡落合線とのT字路で、終点が仙台市青葉区木町通の国道48号との交差点。

 全体のうち、仙台市が延長10.4km、県が延長5.2kmを整備し、すでに供用済み。県の整備区間のうち、延長3.8kmは4車線、延長1.4kmが暫定2車線となっている。

 県仙台土木事務所では現在、暫定2車線での供用済み区間から先で、大和町宮床の国道457号までに至る延長1.8km区間について、宮床工区として暫定2車線での道路整備を進めている。

 宮床工区の工事は、30年度の完成を目指している。26日には「宮床道路改良工事」の一般競争入札を開札しており、総合評価などを経て今後に落札者を決定する。30年度には仕上げの舗装工事などを発注する見通し。

 宮床工区から先の国道4号までに至る区間は延長6.4kmで、うち3.4kmは国道457号との重複区間となっており、すでに2車線の道路が整備されている。この重複区間には特に手を付けず、そこから先の延長3kmについて道路整備を具体化するため、今回概略設計業務を委託することにした。同業務の履行期間は30年3月23日まで。

2957荷主研究者:2017/11/07(火) 22:51:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171028_12021.html
2017年10月28日土曜日 河北新報
<ドン・キホーテ>仙台駅前進出 旧東洋ビル跡に来春開業

工事が続くドン・キホーテが入る予定の新商業ビル=仙台市青葉区中央1丁目

 仙台市青葉区中央1丁目の旧仙台東洋ビル跡地に建設中の新商業ビルに、ディスカウント量販店のドン・キホーテ(東京)が入り、2018年4月下旬のオープンを計画していることが27日、分かった。ドンキがJR仙台駅周辺に進出するのは初めて。

 関係者によると、ドンキ側は近隣の商店街関係者に概要を説明した。計画によると新ビルは地上10階、地下1階。1〜7階にドンキが入り、店舗面積は計約4400平方メートル。ドンキは24時間営業となる。地下1階には飲食店が複数入居する予定。

 1階に荷さばき施設を設けるほか、9階にオートバイや自転車の駐輪場を整備する。屋上は緊急時の避難スペースとする予定。

 親会社のドンキホーテホールディングス(HD)は8月、コンビニ大手のユニー・ファミリーマートホールディングスと資本提携するなど、事業の拡大に向け攻勢を強めている。

 仙台駅前の店舗について、ドンキホーテHDの担当者は「何もコメントできない」と話した。

 仙台圏には青葉区の晩翠通り店や富谷市の仙台富谷店など5店舗ある。

 新商業ビルの建設地は愛宕上杉通とハピナ名掛丁アーケード街の交差点角。合同会社グリーンファイル(東京)が再開発を手掛け、工期は18年2月末まで。

2960荷主研究者:2017/11/12(日) 11:13:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171031_12034.html
2017年10月31日火曜日 河北新報
被災の岩沼・矢野目西 物流拠点整備へ一歩 土地区画整理の祈願祭

 東日本大震災で被災した岩沼市矢野目西地区の土地区画整理事業の安全祈願祭が30日、現地近くの集会所であった。民営化された仙台空港にほど近いエリア(地図)で、市は国際的な物流拠点を整備し、企業誘致による雇用創出などを目指す。

 人が集まる産業づくりを掲げる市復興計画マスタープラン(基本計画)に基づく整備で、対象面積は約18.1ヘクタール。このうち77%ほどが産業用地となり、市は物流系企業の集積を期待する。総事業費は30億円で、2021年3月までの事業完了を目指す。

 式典には約60人が出席。菊地啓夫市長が「民営化した空港のポテンシャルは大きい。市民の雇用の場や安定税収の確保はもちろん、東北の地場産品を海外に売り出す拠点にしたい」と強調し、関係者と一緒にくわ入れするなどして、工事の無事を願った。

 矢野目西地区は仙台空港の西約2キロ、仙台東部道路仙台空港インターチェンジの東約1キロに広がる水田地帯。8月に県から事業認可を受けた。

2961荷主研究者:2017/11/12(日) 11:15:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171031_11008.html
2017年10月31日火曜日 河北新報
<仙台市合併30年>旧宮城町偏る発展 人口増える愛子、過疎化進む西部

宮城地区まつりに参加した親子連れ。愛子地域では子育て世代の定住が目立つ=29日、仙台市青葉区の広瀬文化センター

 1987年11月に当時の宮城町が仙台市と合併して1日で30年になる。市街地と仙台西道路で直結する愛子地域には商業圏が形成され、地区の人口は7万2926と合併時から2.5倍に増えた。一方、西部は過疎化が進み、地区内の人口分布の不均衡さが際立っている。

 「ひなびて、のんびりしている所が良かった」

 79年に内嶋洋之さん(73)は市中心部から落合に移り住み、下愛子でスポーツ用品店と釣具店を始めた。当時は街灯も少なく、人通りはまばらだった。

 ところが、83年の仙台西道路一部開通を境に環境が一変した。愛子地域まで延長すると商業施設や医療機関が進出。買い物や通院は域内で済むようになった。ラーメン店激戦地として知られ、アパート暮らしの若者も少なくない。内嶋さんは「ちょっと発展し過ぎだね」と苦笑いする。

 大規模住宅地が次々分譲され、若い世代が移り住んだ。栗生、愛子、錦ケ丘の小学校が新設された。合併時1万1809だった愛子地域の人口は、3万7980(10月1日現在)と3.2倍に増えた。

 町議4期、市議5期を務めた加藤栄一さん(82)は「人口増加に伴ってJR仙山線仙台-愛子間が平日上下計100本超に増え、より便利になった」と話す。

 対照的に少子高齢化、過疎化が進むのが、作並温泉やニッカウヰスキー仙台工場、定義如来などの観光地がある西部。作並地域の町内会や企業は9月、作並・新川地区活性化連絡協議会を設立し、地域振興の方策を探る議論を始めた。

 観光交流館「ラサンタ」を運営する作並振興協会の工藤秀也会長(77)は「商店が廃業し、愛子に行かなければ買い物できない。地域は衰退している」と嘆く。

 ピークの59年に369人だった作並小の児童は現在18人。同校の新川分校は2012年に休校した。利便性を求め、愛子地域に移住する流れが止まらない。

 新川を含む作並地域の高齢化率は38.6%(16年10月)と高水準。青葉区宮城総合支所は「今後さらに上昇する」と危惧する。

 工藤会長は「市のまちづくりは中心部に偏り、西部の豊かな自然を生かす政策が足りない」と指摘する。

2962荷主研究者:2017/11/12(日) 11:15:33

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171031_11007.html
2017年10月31日火曜日 河北新報
<仙台市合併30年>「広瀬区」構想高いハードル 人口10万届かず

 仙台市青葉区から旧宮城町を「広瀬区」として分区する構想が1989年の政令指定都市移行以来、浮かんでは消えてきた。地元では分区実現を望む声があるが、人口要件だけでもハードルは高そうだ。

 「10万人になったら分区を検討しましょう」

 宮城管内町内会長連絡会の袖沢勝義会長(75)は数年前、当時の市幹部から非公式に伝えられた。

 地元住民の中には「区役所や本庁に直接話した方が早い」と宮城総合支所を「中二階」とやゆし、区役所昇格への待望論が根強い。

 仙台市が合併時、当時の宮城町に示した分区を考える基準は5万。10万に引き上げられた形だが「市内最少の若林区(約14万)とのバランスを考えるとやむを得ない数字」として、地区内で語られる。

 10万の早期到達は現実的ではなさそうだ。宮城総合支所管内の10月1日現在の人口は7万2926。過去5年間の平均人口増加は年約550で、10万到達には50年を要するペースだ。

 ただ、青葉区の人口増加による分区の可能性はくすぶる。市行政区画審議会は2001年「青葉区の人口が30万を超え、さらに伸び続けるような場合、区画のあり方を検討すべきだ」と答申した。青葉区は12年に30万を超え、現在は31万688に上る。

 人口要件以外にも、旧宮城町でも中心部に近く、青葉区への帰属意識が強い地域では分区への抵抗感がある。

 市区政課は「人口が増えた宮城地区の行政ニーズには、まず総合支所の機能強化で対応する」と話す。

2963荷主研究者:2017/11/12(日) 11:23:40
>>2737
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171102_12008.html
2017年11月02日木曜日 河北新報
仙台空港からするっと日本三景松島、世界遺産平泉へ 観光路線バス快走

仙台空港と松島、平泉を結ぶ観光路線バス

 今年1月に岩手県北バス(盛岡市)が運行を始めた仙台空港と日本三景「松島」、世界遺産「平泉」を結ぶ観光路線バスが好調だ。9月の乗客数は1000人を突破して過去最高を記録した。採算ラインの月間乗客数3000人達成に向け、さまざまなサービスで攻勢を掛ける。

 バスは仙台空港から仙台うみの杜水族館(仙台市宮城野区)などを経由し、松島文化観光交流館(宮城県松島町)まで1日6往復する。このうち2往復はJR平泉駅と中尊寺・平泉レストハウス(岩手県平泉町)まで運行する。

 乗客数はダイヤを改正した5月の260人から徐々に増加。9月は1010人で約4倍になった。近畿圏からの観光客が4割と最多で、台湾や韓国からの訪日外国人旅行者(インバウンド)も5%超を占める。

 乗客の利便性向上のため、インターネットでの予約や決済に加え、仙台空港や松島観光ガイド事務所、平泉レストハウスでも乗車券を販売する。車内には無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」を整備。英語、中国語、韓国語、タイ語の観光アナウンスシステムを導入した。平泉レストハウスなどでは手荷物無料預かりの乗車特典も設けた。

 今後は日本語を含めた5言語対応の専用ホームページを開設。沿線の見どころなどを紹介して国内外へのPRを強化する。

 岩手県北バスの平沢光昭常務執行役員は「東北の玄関口である仙台空港の利用促進は東北全体の観光や地域振興につながる。北東北の接続交通として貢献していきたい」と話す。

2964荷主研究者:2017/11/12(日) 11:27:06

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171102_13034.html
2017年11月02日木曜日 河北新報
ICカード利用は9割 仙台市地下鉄や市バスの乗客 ポイント付与が普及後押し

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20171102kahoku02.JPG

ICカード乗車券を利用して仙台市地下鉄の改札を通過する乗客。カードは非接触式でケースに入れたまま使える

 仙台市地下鉄、市バスの9割近くの乗客が市交通局発行のイクスカなどICカード乗車券を利用していることが1日、分かった。市交通局は「ポイントが付く経済性や利便性の高さから活用が進み、市民生活に定着した」と見ている。

 9月集計によると、市地下鉄で乗客の88.4%、市バスは87.6%が、ICカード乗車券や非接触IC搭載のスマートフォンなどで利用した。

 イクスカが市地下鉄南北線で先行導入された2014年12月以降の利用率の推移はグラフの通り。当初は10%台だったが、東西線や市バスへの利用拡大(15年12月)、70歳以上の市民を対象とする敬老乗車証のICカード化(16年10月)などを背景に切り替えが進んだ。

 ICカードの種類別では市地下鉄はイクスカが53.3%、JR東日本のSuica(スイカ)29.9%、敬老乗車証11.2%の順。市バスはイクスカ50.8%、敬老乗車証27.5%、スイカ19.3%だった。

 イクスカは市地下鉄、市バスの乗車回数などに応じ、運賃の最大25%のポイントが付与される。他地域のICカードより高い還元率や、仙台圏などのJRにも乗れる使い勝手の良さも普及を後押しした。

 今年2月以降、ICカードの利用客は市地下鉄、市バスとも80%台後半で推移。市交通局経営企画課は「ICカード乗車券が使われていない地域からの旅行客が一定程度おり、さらなる普及は難しい」と見ている。

2965荷主研究者:2017/11/12(日) 11:27:33

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171102_73029.html
2017年11月02日木曜日 河北新報
<東北中央道>4日開通 福島大笹生-米沢北IC 高速バスはルート変更で仙台-米沢10分短縮

 東北中央自動車道の福島大笹生(おおざそう)-米沢北インターチェンジ(IC)間が4日開通するのを前に、東北運輸局はJRバス東北(仙台市)と山交バス(山形市)が共同運行する高速バス仙台-米沢線のルート変更を認可した。4日午後3時米沢市役所前発仙台駅東口行きから、東北中央道を通るルートに移行する。

 認可はJRバス東北が10月23日、山交バスが同31日。

 現在は東北自動車道の仙台宮城-福島飯坂IC間を走行し、福島飯坂ICと米沢市の間は国道13号を使っている。

 開通後は福島ジャンクションを経由し、東北道の仙台宮城ICと東北中央道の米沢八幡原ICの区間を走る。新ルートにより、所要時間は10分ほど短縮され、2時間10分を切る見込み。

 便数は1日6往復、運賃は片道1960円、往復3500円で、いずれも現行と変わらない。

2966荷主研究者:2017/11/12(日) 11:29:52
>>2900
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171103_13023.html
2017年11月03日金曜日 河北新報
仙台徳洲会病院20年移転 泉区・旧西友隣接地に計画

新仙台徳洲会病院の完成予想図(仙台徳洲会病院提供)

 旧西友仙台泉店があった仙台市泉区高玉町の「仙台泉ショッピングセンター(SC)」東側の隣接地に、医療法人徳洲会(東京)の仙台徳洲会病院が移転計画を進めていることが2日、分かった。泉区七北田にある同病院は施設が老朽化してきており、移転新築し2020年10月の開院を目指す。

 計画によると、建設場所は中古車販売店の跡地で、敷地面積は約3万5000平方メートル。一部賃借を含め取得済みで総事業費は約150億円。早ければ18年秋に着工する。現病院は新病院開院まで診察を続ける。

 新病院は地上9階か10階。最上階に老人保健施設を併設する方向で検討している。病床数は現在の315床より増える見込み。

 現病院(地上7階、敷地面積約1万2700平方メートル)は1986年開院。老朽化が進み、移転候補地を探していた。移転に伴う患者の負担を抑えるため、南東約2キロにある仙台泉SC周辺への移転を決めた。

 佐野憲院長は「(新病院は)若い医師の受け入れを積極的に進め、救急医療態勢をさらに強化し、地域医療に貢献したい」と話す。

 仙台泉SCとその周辺区画は中古車販売店移転後、SC核店舗だった西友仙台泉店が16年9月に閉店。再開発の行方が注目されていた。SC開発を手掛ける三井不動産は18年春までに既存のアイスリンク仙台と併せた複合型スポーツ施設を開業させる予定。西友仙台泉店跡地にはホームセンターが出店を計画している。

2967荷主研究者:2017/11/12(日) 11:34:22

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/11/06 建設新聞
明石台東土地区画整理組合設立準備会 宮城県富谷市・850区画の宅地開発
日技でコンサル・19年5月までに着工へ

 宮城県富谷市で宅地開発を計画している明石台東土地区画整理組合設立準備会(事務局=関兵精麦)は、来年5月の都市計画決定告示およびその1年後までの工事着手に向けて、日技に設計コンサルタント業務を委託している。

 開発予定地は、富谷市明石台で積水ハウスが「スマートコモンシティ明石台」として売り出したエリアの東側隣接地。面積は約43.5㌶で、総区画数は850区画程度を見込んでいる。元々は関兵精麦の所有で牧草地などとして利用されていた土地で、粗造成まで済んでいるが一部に丘陵が残っており土工を必要とする。

 なお、宮城県は仙塩広域都市計画を変更するため、2018年3月に都市計画審議会、同年5月に都市計画決定の告示を予定している。当該区域は住居系区画整理事業の着手が確実として市街化区域に編入する区域に挙げられており、告示後は本組合を設立して1年以内に着工するスケジュールとなっている。

2017/11/06付一面に掲載。

2969荷主研究者:2017/11/12(日) 11:49:54
>>2823
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171109_13031.html
2017年11月09日木曜日 河北新報
音楽ホール検討本格化へ 仙台市、27日有識者初会合

 仙台市は8日までに、音楽ホール整備の検討を本格化させる方針を決めた。有識者による懇話会の初会合を27日に開き、ホールの機能や立地に関する議論を始める。郡和子市長は7月の市長選で建設に慎重姿勢を示しており、議論を踏まえながら費用の圧縮策などを探るとみられる。

 懇話会委員は音楽団体や経済団体の関係者、大学教授ら9人が就く予定。メインの大ホール以外の小ホールの数や著名な楽団を誘致できる基準とされる2000席規模の座席数の是非、集客や物資の搬入出に最適な立地などを話し合う。

 懇話会は2018年度末までに報告書をまとめ、市は19年度にも基本構想を策定する考え。市によると大型施設の整備は基本構想策定から5年以上かかるといい、ホール建設が決まった場合でも、完成は早くて26年ごろと見込まれる。

 市は15〜16年度に基礎調査をし、ホール整備の可否を内部で検討してきた。奥山恵美子前市長は2月の施政方針演説で「規模や立地などの本格的な検討に着手する」と述べたが、郡市長は市長選で、公約に「優先順位と手法の再検証で経費節減」と掲げていた。

 市幹部らによると「建設の最終決定はまだ先」「建設費は規模や立地の条件を踏まえて見積もるため、現時点では白紙」という。

 音楽ホールを巡っては、地元経済界などから整備を求める声がある一方、県民会館や市民会館の老朽化が進み、県と市の連携の必要性も指摘されている。

2970荷主研究者:2017/11/19(日) 11:19:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171110_73046.html
2017年11月10日金曜日 河北新報
<仙山線 全線開通80年>機能強化望む声根強く

 JR仙山線は10日、全線開通から80年を迎えた。

 仙台-山形間の移動手段は近年、高速道路に主役の座を譲る一方、仙台圏では通勤通学路線として定着。現在は仙山連携の機運も高まり、再び存在感が増している。

 仙台-山形間の鉄路建設は明治時代から要望があったが、ルート選定を巡って政治が介入し、地域が対立する「我田引鉄」の様相となったという。ルートがなかなか決まらず、計画が進んだのは大正後期になってからだ。

 1929(昭和4)年、宮城側の仙山東線が仙台-愛子間で開業。2年後には作並まで延伸した。山形側の仙山西線は山形-山寺間が33年に開業した。

 残る作並-山寺間には奥羽山脈がそびえる。山間の急勾配に線路を敷き、県境の仙山トンネル(全長約5.4キロ)を貫通させた。37年、同区間がつながって仙山線となり、全線が開通した。

 当時、主要な乗客となったのが行商の女性たちだ。日本海の海の幸や山形の野菜を仙台で売り、太平洋の魚などを山形に運んだ。仙山線は宮城、山形両県の物流の中心的役割を担った。

 戦後の54年、国鉄の命運を懸けた交流電化の試験が仙山線で始まった。主流だった直流電化を交流に変えられれば、変電所の数を減らすことができて経済効率が高まり、長距離走行しやすくなるためだ。57年には、仙台-作並間で国内初の交流電化の営業運転が実現した。

 試験では思わぬ副産物が生まれた。交流電化だと時速200キロの走行が可能になることが判明。この成果を基礎にして開発されたのが新幹線だった。仙山線での試験開始から10年後の64年、東海道新幹線が開通する。

 昭和から平成にかけ、仙山線に大きな変化が起きる。仙台市内の沿線で宅地開発が進むとともに北山、国見、東照宮、葛岡と新駅が次々に誕生。2007年には東北福祉大前駅が開業した。仙台圏の同線は都市間輸送手段の一部となった。

 一方で仙台-山形間は1991年、東北自動車道と山形自動車道によって高速道で結ばれた。移動手段の主役は、仙山線の列車から高速バスに交代した。

 2016年には仙台、山形両市が仙山圏の活性化を目指す包括的な連携協定を結んだ。防災、観光など多方面で交流を進め、仙山連携は年々熟度を増している。沿線の地域資源の掘り起こしも盛んだ。複線化など仙山線の機能強化を求める声は根強い。

2971荷主研究者:2017/11/19(日) 11:20:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171110_73042.html
2017年11月10日金曜日 河北新報
<仙山線 全線開通80年>県都つなぎ連携加速

<渓谷を行く>面白山高原を走る仙山線の列車

<にぎわい>2007年開業の東北福祉大前駅。学生や住民でにぎわう

 JR仙山線は10日、全線開通から80年を迎えた。仙台市と山形市を結ぶ大動脈は、奥羽山脈に隔てられていた人とモノの移動を促し、両地域間の交流の推進に大きな役割を果たした。

 鉄道関係者やファンにとっては、日本の鉄道史に輝く歴史の舞台として名をはせる。戦後、鉄道の高度化実験の場として新幹線開発の基礎となり、国内の鉄道網を発展させる技術を生んだ。

 沿線には作並温泉(仙台市青葉区)や山寺(山形市)など観光資源も多い。深い峡谷と険しい山々を越えた鉄道技術の遺構は2014年、歴史的な近代土木遺産を顕彰する「選奨土木遺産」に認定され、新たな名所が生まれた。

 仙台-山形間の移動手段は近年、高速道路に主役の座を譲る一方、仙台圏では通勤通学路線として定着。現在は仙山連携の機運も高まり、再び存在感が増している。

2972荷主研究者:2017/11/19(日) 11:32:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171112_11024.html
2017年11月12日日曜日 河北新報
仙台市バス、全46路線赤字 地下鉄東西線開業響く

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20171112kahoku01.JPG

 仙台市のバス事業が2016年度、全46路線で赤字を計上したことが、市交通局が公表したデータで明らかになった。全路線が赤字に陥ったのは記録が残る00年度以降初めて。慢性的なバス離れに、15年の市地下鉄東西線開業に伴う黒字路線廃止が拍車を掛けた。市交通局は減便による収支改善を目指すが利用者の反発も予想され、財務体質の改善に向けた道のりは険しそうだ。

 市交通局は路線別に、100円の収入を得るために要する費用「営業係数」をまとめている。東西線開業に伴う15年のバス路線再編によって、同線沿線の黒字路線が廃止され赤字路線が残った。バス事業全体の営業係数は164。

 営業係数の上位、下位各5路線は表の通り。ワースト1位の八ツ森線(作並駅-八ツ森など)では100円を稼ぐのに1826円かかる計算だ。最も効率が良い桜ケ丘線(仙台駅前-桜ケ丘七丁目など)でも111だった。

 運行本数が多いほど全体の収支に影響し、単年度赤字が最も大きい路線は営業係数136の鶴ケ谷・南光台線(仙台駅前-旭ケ丘駅など)。同線の赤字額は2億8308万円に上った。

 交通局によると、市バスの1日当たり乗客は1980年の30万1000人をピークに減少し、17年度は10万3000人を見込む。

 バス離れの背景にはマイカーの普及に加え、87、15年に開業した地下鉄2路線の影響も大きい。市は地下鉄南北線と東西線が大量輸送を担い、各駅を拠点にバスが支線の役割を果たす分担像を描く。しかし、実際には客を奪い合う構図となっている。

 市バス事業は16年度まで10年連続で赤字計上し、累積赤字は56億8000万円に膨らむ。市は17年度予算でバス事業に支出する112億円を、21年度には102億円に減らす方針だ。

 市交通局が路線別営業係数を公表するのは異例。同局は「需要動向に応じた便数調整を段階的に行う」と減便に言及し、係数の公表を通じて利用者の理解を得たい考えだ。公表は今後も続けるという。

2973荷主研究者:2017/11/19(日) 11:32:53

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171112_11026.html
2017年11月12日日曜日 河北新報
<仙台市バス赤字>被災沿岸、山間部で深刻 廃止や減便人口減に拍車も

仙台市地下鉄東西線の荒井駅前を走る市バス。車内は閑散としている=若林区

 営業係数が振るわない仙台市のバス路線は、東日本大震災の津波被災地や山間部の過疎地に目立つ。高齢者が多く、公共交通機関は生活に欠かせない足。バス路線の廃止や減便は一層の人口減少を招きかねず、市交通局が考える経営改善は容易ではない。(報道部・野内貴史)

 津波で壊滅的被害を受けた若林区の沿岸部。震災遺構の旧荒浜小前のバス停で7日午前、市地下鉄東西線荒井駅行きの市バスに乗り込むと記者以外に乗客はいなかった。

 運転手は「夏は(遺構を訪れるために乗る)お客さんが結構いたが、寒くなり少なくなった」と言う。

 バスは被災した田園地帯を進む。途中、荒浜地区から集団移転した住宅団地近くの停留所で高齢女性が1人乗っただけ。そのまま終点の荒井駅に着いた。

 旧荒浜小前のバス停は4月に新設された。それまでは約400メートル内陸側の「南長沼」が終点だったが、旧荒浜小の震災遺構としての公開に合わせ延長された。

 荒井駅と南長沼などを結ぶ深沼線は2016年度の営業係数が585。収入の5.9倍の費用がかかる計算だが、高齢単身世帯が多い被災者や震災遺構見学者の足として重要な役割を担う。

 とはいえ、津波被災地の人口減少は深刻だ。営業係数175で46路線中17位の井土浜線(交通局東北大学病院前-中野など)は、若林区の六郷地区の中心部以東は「ほとんど乗っていない状態」(担当者)だという。

 最も運行効率の悪い八ツ森線は青葉区新川と作並駅などを結ぶ。平日の運行本数は4往復に限られる。作並小新川分校が12年度に休校し、地域の児童が作並小に通学するスクールバスの役割も果たしている。

2974荷主研究者:2017/11/19(日) 11:45:05

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/11/14 建設新聞
蔵王リース・仙台市富沢駅西区画整理 ビジネスホテル新築へフジタで設計
6F約3000㎡・19年2月末完成へ

 建設機械全般のレンタル事業を東北、北陸で展開する蔵王リース(宮城県名取市ゆりが丘2の25の1 平間宏樹代表取締役)は、仙台市富沢駅西土地区画整理事業地内にホテルコーラス仙台富沢(仮称)の新築を計画し、設計をフジタに委託している。

 同社は建機レンタルを展開する傍らホテル事業に参入し、2013年8月に福島県相馬市でホテルコーラス相馬を開業させており、ホテル建設は今回が2棟目。

 建設場所は、仙台市富沢駅西土地区画整理事業地内19街区55画地内の敷地3480.18㎡で、道路を挟んで南側正面にはヨークベニマルなどのショッピングモールが設けられた区画整理事業内の中心エリアといえる場所。計画ではここにRC6F延べ2996.51㎡規模でビジネスホテルを建設する。

 着工は18年1月末、完成は19年2月末を予定している。

2017/11/14付一面に掲載。

2975とはずがたり:2017/11/27(月) 22:16:33
<東北沿岸部>震災後、続く地盤隆起 復興工事変更も
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171126-00000005-mai-soci
11/26(日) 9:30配信 毎日新聞

 東日本大震災でいったん沈んだ東北地方太平洋沿岸部の地盤が隆起を続けている。国土地理院の調査では、30センチほど上昇した場所もあり、津波の被災からの復旧を目指す防潮堤の計画を変更したり、岸壁のかさ上げした部分を削り直すなど工事内容を変更したりする事例まで出ている。

 国土地理院が昨年、岩手、宮城、福島など被災地の計573の水準点の標高を測量したところ、震災半年後の2011年10月と比べ、宮城県の石巻市鮎川で約30センチ▽気仙沼市長磯で約24センチ▽岩手県釜石市大町で約17センチなどの隆起がほぼ全ての地点で確認された。震災で急激に動いたプレートの下に対流する岩石などが、水あめのようにゆっくりと流動し、地盤を押し上げているという専門家の指摘もあり、長期間に及ぶ可能性が取りざたされている。

 隆起はさまざまな影響を与えており、隆起が広範囲に及ぶ宮城県では今年3月、沿岸部の防潮堤382カ所の復旧・復興計画のうち、約23%の89カ所で計画を見直す方針を発表した。気仙沼市の神山川では、津波の遡上(そじょう)対策として、575メートルの堤防を計画したが、市内の標高が平均約22センチも上昇したことがわかると、工法が見直された。堤防は計画より約190メートルも短縮され、住民団体が伐採に反対していた桜並木約60本のうち17本が残されることになった。

 石巻市の鮎川漁港では震災後、1メートルほど地盤が沈み、津波被災後の復旧時にかさ上げしたものの、今度は岸壁が想定より約30センチも高くなり、漁業関係者から「荷揚げが難しくなった」などと苦情が相次いだ。宮城県は今年に入り、事業費1億7000万円をかけて隆起分を取り除く「かさ下げ」工事に着手。一部は完成し、地元漁協は「作業効率は上がった」と評価する。

 この工事では、30センチ以上の隆起が確認された場合、新たな災害復旧事業として認定し、国が事業費の3分の2を負担する新制度が利用されたが、水産庁によると具体化したのはこの事例のみだ。状況の変化を受け、事業の途中で工事内容を修正する事例が増えているほか、地域全体が隆起するため、目に見える形で大きな影響を確認しにくいことも背景にあるとみられる。

 約20センチの隆起が確認された岩手県大船渡市の大船渡漁港では、小型船の漁業者が独自に岸壁にはしごを設け、船への乗り下りに利用している。漁師の男性(72)は「春先の干潮時は特に荷揚げが大変だが、再び直すのは手間がかかるし、このままで我慢するしかない」と話していた。【佐藤慶、新井敦】

2976とはずがたり:2017/11/27(月) 22:25:03
ホント自民党的公共工事偏重バカバカしいな。
>「住宅は高台移転するのに、いったい何を守るために造るのか」。自宅を流されたすずり職人、高橋頼雄さん(49)は憤る。「地域性や住民の意見を考慮せずにやってしまった。海が見えなくなったら、もう古里ではなくなっちゃう」。仮設住宅で同居する母の自宅が再建されれば、自分は雄勝を出ていくと決めたという。
>住宅は存在しないものの、県は今後建設される拠点施設や県道を守るため高さ9・7メートルの防潮堤が必要と判断した。
>高い防潮堤に反対する住民有志で組織する「持続可能な雄勝をつくる住民の会」は15年、震災前の高さと同じ4・1メートルへ計画を見直すよう求める要望書を村井嘉浩知事宛てに提出したが、県方針は覆らなかった。
>県と反対住民に挟まれた市側は「防潮堤で議論がまとまらないと、他の復興が遅れる」と説明して反対派を押し切ったという。
>公共施設を高台に移したうえで海と共存するまちづくりを目指していた阿部晃成さん(28)は「多様な議論があるべきなのに、行政の施策に賛成か反対かという構図になってしまった」と悔しがる。震災前に約4300人だった町の人口は既に、1000人前後まで減った。

東日本大震災6年・復興の検証
高い防潮堤「良かったか」 行政に不満の住民も 宮城・雄勝
https://mainichi.jp/articles/20170221/ddm/003/040/125000c?inb=ys
毎日新聞2017年2月21日 東京朝刊

「高台移転するのに」「ないと怖くて戻れぬ」
 東日本大震災で大きな津波被害が出た岩手、宮城、福島3県では、震災前に延長約165キロだった高さ5メートル以上の防潮堤が、約300キロに増える。だが、古里の景観を激変させてしまう高い防潮堤の建設に納得できない住民らもいる。【山崎征克】

 宮城県石巻市の北東部、雄勝(おがつ)湾に面する旧雄勝町。湾の最奥部に位置する雄勝中心部の防潮堤計画は2014年に決まりながら、住民の反対意見があり、建設は先送りになっていた。県は昨秋、説明を尽くしたと判断。高さ9・7メートル、延長約1・8キロ、建設費約66億円に上る事業に着手した。

 「住宅は高台移転するのに、いったい何を守るために造るのか」。自宅を流されたすずり職人、高橋頼雄さん(49)は憤る。「地域性や住民の意見を考慮せずにやってしまった。海が見えなくなったら、もう古里ではなくなっちゃう」。仮設住宅で同居する母の自宅が再建されれば、自分は雄勝を出ていくと決めたという。

 雄勝中心部では約600世帯が津波にのまれた。震災からわずか2カ月後、住民代表らは「雄勝地区震災復興まちづくり協議会」を設立し、まちづくりの議論をスタートさせた。協議会は市雄勝総合支所と共に、半島沿岸をぐるりと走る県道をかさ上げし、高い防潮堤は設けない案を作り、市長に提出した。だが県は防潮堤建設にこだわった。

 県による説明会では、一人の高齢女性が「防潮堤がないと怖くて町に戻れない」と泣いて訴え、「あの被害を経験したのだから、高い堤防で守るべきだ」との声も出されたという。住民には賛成、反対どちらの意見もあった。

 元々はホタテ養殖が盛んな湾沿いのわずかな平地に住宅や店舗が密集していた地域。ほぼ全域が危険区域に指定され、住宅を建てられない。市は住民へ、海辺から約3キロ離れた高台への移転を提案した。住宅は存在しないものの、県は今後建設される拠点施設や県道を守るため高さ9・7メートルの防潮堤が必要と判断した。

 高い防潮堤に反対する住民有志で組織する「持続可能な雄勝をつくる住民の会」は15年、震災前の高さと同じ4・1メートルへ計画を見直すよう求める要望書を村井嘉浩知事宛てに提出したが、県方針は覆らなかった。

 複数の住民や支所によると、県と反対住民に挟まれた市側は「防潮堤で議論がまとまらないと、他の復興が遅れる」と説明して反対派を押し切ったという。

 別の住民団体「雄勝町の雄勝地区を考える会」の事務局を務め、公共施設を高台に移したうえで海と共存するまちづくりを目指していた阿部晃成さん(28)は「多様な議論があるべきなのに、行政の施策に賛成か反対かという構図になってしまった」と悔しがる。震災前に約4300人だった町の人口は既に、1000人前後まで減った。仮設住宅で暮らす漁師の木村昇一さん(78)は「防潮堤に反対すると他の復興も遅れるという説明だったが、どんどん人が出ていった。何が良かったのか、もう分からない」と嘆いた。

2977荷主研究者:2017/12/02(土) 20:16:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171118_13038.html
2017年11月18日土曜日 河北新報
仙台駅西口のガス灯、風前のともしび 96%に不具合 市、改修計画

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20171118kahoku02.JPG

故障のため、ランプのほやに当たる灯具が撤去されたガス灯(左)。右側は既にLED化されている=仙台市青葉区中央3丁目

 設置数が国内最多とされるJR仙台駅西口のガス灯117基のうち、96%に当たる112基に不点灯や灯具の腐食などが確認されたことが17日、分かった。管理する仙台市は9月に改修計画を策定。2018年度から4年間で発光ダイオード(LED)への変更や撤去を進める。

 ガス灯は1987年の市地下鉄南北線開業に合わせ、仙台駅前商店街振興組合が設置し、市に寄贈した。ここ数年で故障が多発するようになった。市によると、経年劣化で明かりのつかないガス灯が31基ある。腐食や損傷があったのは81基、正常と確認できたのは5基だけだった。

 計画では、愛宕上杉通の交差点2カ所でガス灯8基を残し、94基をLED電球に替える。以前に故障したガス灯の一部には既にLED電球を取り付けている。

 ペデストリアンデッキ直下のガス灯15基は「天井に埋め込んだダウンライトで明るさが確保されている」として撤去する。

 事業費は約3億円を見込む。2018年度後半に着工し、22年度内に完了の見込み。

 青葉区道路課の担当者は「地元の意向を受け、2カ所でガス灯を残すことにした」と話す。

 ガス灯がともる仙台駅西口の街並みは旧建設省が1990年度に主催した「街灯のある街角30選」に選ばれている。

2978荷主研究者:2017/12/02(土) 21:01:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171123_13018.html
2017年11月23日木曜日 河北新報
<三陸道>南三陸海岸IC-歌津IC間 来月9日開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20171123kahoku02.JPG

 国土交通省は22日、南三陸町の三陸沿岸道南三陸海岸インターチェンジ(IC)-歌津IC(仮称)間4.2キロが、来月9日に開通すると発表した。

 開通区間には橋3カ所、トンネル1カ所がある。2013年3月に着工し、事業費は約180億円。走行時間で4分の短縮効果を見込んでいる。

 東日本大震災後、同町への三陸道の延伸は志津川IC(2016年10月)、南三陸海岸IC(17年3月)に続き、3カ所目。今回の延伸により、4月に開業した同町歌津の復興商店街「南三陸ハマーレ歌津」への観光客増加を期待する。

 佐藤仁町長は同日の定例記者会見で「仙台圏から足を延ばしやすくなる。歌津ICから近い平成の森野球場にもアクセスしやすくなるため、高校野球の大会も誘致したい」と述べた。

 国は復興の最優先事業として仙台港北(仙台市)-八戸ジャンクション(八戸市、JCT)間を復興道路と位置づけ、20年度までに開通させる方針。歌津北IC(仮称)は18年度に供用が始まる予定。

2979荷主研究者:2017/12/02(土) 21:02:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171123_13016.html
2017年11月23日木曜日 河北新報
<仙山線>愛子駅が来年1月にリニューアルオープン

JR仙山線愛子駅新駅舎の外観イメージ(JR東日本仙台支社提供)

 JR東日本仙台支社は22日、仙台市青葉区のJR仙山線愛子駅を来年1月20日にリニューアルオープンすると発表した。旧駅舎は築88年の木造駅舎で老朽化に伴い、今年5月末から新駅舎を建設していた。現在は仮駅舎で営業をしている。

 新駅舎は鉄筋平屋建てで床面積は140平方メートル。旧駅舎より約50平方メートル広くなる。外壁は同駅近くの諏訪神社、子愛子観音堂などのしだれ桜の幹をイメージし、茶系の色合いで統一した。

 同支社の坂井究支社長は「愛子駅は通勤、通学客が増え、毎年約2%ずつ伸びている。新駅舎はより快適に使ってもらえるはずだ」と話した。

2980荷主研究者:2017/12/02(土) 21:04:39
>>2765
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171123_12024.html
2017年11月23日木曜日 河北新報
<フォレストモール>東北初進出 仙台茂庭店きょうオープン

23日に開業するヨークベニマルなどが入る「フォレストモール仙台茂庭」

 ショッピングモール「フォレストモール」(東京)は23日、仙台市太白区茂庭に仙台茂庭店をオープンさせる。ヨークベニマルなど11店舗が入る。フォレストモールの東北進出は初。

 東北自動車道仙台南インターチェンジ近くの国道286号沿いに開設する。敷地面積は約3万3000平方メートル。店舗は鉄骨平屋で、総面積約8900平方メートル。440台分の駐車スペースを備える。

 ヨークベニマルのほか、100円ショップやドラッグストア、飲食店、美容室、歯科医院などが入る。12月にホームセンター「ダイユーエイト」が開業する。

 フォレストモールは関東、甲信越の5都県で計6カ所のショッピングモールを運営する。同社の担当者は「事業拡大のため東北進出を決めた。東北は関東と比べ不動産価格も抑えられ、事業を展開するには非常に有望な地域」と話した。

2982荷主研究者:2017/12/10(日) 11:11:35
>>2981
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171128_12035.html
2017年11月28日火曜日 河北新報
ミツバ、仙台に拠点 群馬の自動車部品大手 電装品ソフト開発

立地表明書を郡市長(右)に手渡した長瀬社長

 自動車部品メーカー大手のミツバ(群馬県桐生市)は27日、仙台市宮城野区榴岡に研究開発拠点を設置すると発表した。長瀬裕一社長が市役所で郡和子市長に立地表明書を手渡した。

 来年4月に従業員6人で事業を始め、2年後に20人態勢を目指す。自動車や二輪車に使うモーターなど電装品のソフトウエアを開発する。

 長瀬社長は首都圏の人材難を挙げ、「仙台には優秀でまじめな若者が多い。大学との共同研究を進め、差別化できるような商品を開発したい」と意気込みを語った。郡市長は「仙台からいろいろと事業展開してほしい」と期待感を示した。

 ミツバはホンダや日産に電装品を供給している。子会社の両毛システムズ(群馬県桐生市)は昨年、宮城野区に「仙台開発センター」を設けた。

2983荷主研究者:2017/12/10(日) 11:12:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171128_12034.html
2017年11月28日火曜日 河北新報
<積水化学>東北初の高齢者住宅 介護スタッフ常駐

完成した高齢者向け賃貸集合住宅「ハイムガーデン仙台泉」

 大手住宅販売の積水化学工業住宅カンパニー(東京)は27日、仙台市泉区将監殿5丁目に整備した高齢者向け賃貸集合住宅「ハイムガーデン仙台泉」を12月7日に開業すると発表した。東北での高齢者向け住宅の展開は初めて。

 入居対象は基本的に60歳以上の高齢者。要介護向けの「一番館」(30戸)と、要支援向けの「二番館」(18戸)の鉄骨2階の2棟で構成する。一番館は介護スタッフが24時間体制で常駐し、食事を常時提供する。

 一番館は1部屋約18平方メートル、二番館は夫婦向け約43平方メートルと独居向け約33平方メートルがある。一番館には共用の食堂やラウンジを整備。二番館はトレーニングルームを設けている。

 同社の担当者は「介護だけでなく、独居の不安や防犯対策といった高齢者向けのサービスが必要と考えている。東北では今後も新たな住宅整備を検討している」と話した。

 ハイムガーデンは東京、愛知、千葉の3都県で展開している。

2984荷主研究者:2017/12/10(日) 11:16:45
>>2969
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171128_11033.html
2017年11月28日火曜日 河北新報
整備検討中の音楽ホール、有識者懇が初会合 18年度末報告へ 仙台市

 仙台市は27日、整備検討中の音楽ホールを巡る議論を本格化させるため、有識者による懇話会(会長・本杉省三日大理工学部特任教授)の初会合を市役所で開いた。ホールの機能や規模、立地などを検討し、2018年度末に報告書をまとめる。

 委員は学者や音楽団体、経済界の関係者ら9人。郡和子市長は「音楽ホールは市民が集い、奏で、交流を広げる場。仙台の街にふさわしいホールはどういうものか、知恵と力を貸してほしい」とあいさつした。

 市側は議論のたたき台として「主ホールは2000席規模の多機能ホール」などとする試案を提示。委員から「ホールで公演がないとき、どう活用をするのか。にぎわいや交流をつくり、街の魅力を高める活動を担ってほしい」「コンベンション機能を補完する施設がいい」などの意見が出た。

 市は懇話会の検討を踏まえ、19年度にも立地場所を選び、基本構想を策定する考え。整備手続きが順調に進んだ場合でも「開館は今から10年近くを要する」(市文化振興課)という。

 懇話会は今後5回の会合で、市内の他のホールとの役割分担や連携の在り方などについても議論する。

 本杉会長は「東日本大震災後、文化芸術が東北で果たしている役割を再認識した。地域の人たちの思いがホールに込められ、運営されていくだろう。(懇話会の議論を通じて)方向性を形にしたい」と述べた。

 市によると、全国20政令市のうち、2000席規模の大型ホールがないのは仙台市だけ。

 市は市民に関心を高めてもらおうと、来年度まで3回のシンポジウムを開く。第1回は「これからの仙台に望まれるホールと文化芸術振興」をテーマに、来年1月27日、青葉区の市青年文化センターで行われる。

2985荷主研究者:2017/12/10(日) 11:17:30

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00452029?isReadConfirmed=true
2017/11/27 05:00 日刊工業新聞
「光」で紡ぐ東北産業の夢(上)巨大な顕微鏡 新産業創出、東北の稼ぐ力に

建設候補地の東北大青葉山新キャンパスを視察する諮問委員会のメンバー

 巨大な顕微鏡は東北の産業にとってどんな存在になるのか―。産学官による東北発のプロジェクト、東北放射光施設(SLiT―J)計画が佳境を迎えている。国が建設の可否を審議しており、今年度内に結論が出る見通し。建設地に選ばれれば2021年度にも運用を開始する。産業振興に期待がかかるSLiT―J。地元は「稼働後」を見据えて動きだしている。(仙台・田畑元)

【建設費300億円】
 放射光施設とは何か。光速近くまで加速した電子を磁力で曲げた時に発する放射光を使い、ナノメートル(ナノは10億分の1)単位で物質の構造や性質を見られる装置。同様の施設にスプリング8(兵庫県佐用町)があり低燃費タイヤや燃料電池など身近にある技術や商品が生まれた。

 SLiT―Jの建設候補地は東北大学青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)。東京から最短で2時間弱と立地環境もよい。建設費用は推定約300億円で官民が負担する。

 東北経済連合会は国の18年度予算の獲得を目指し、民間資金の調達を東経連や東北大のほか、企業などで構成する推進母体の光科学イノベーションセンターが担う。企業や研究機関に1口5000万円の出資を募り、口数によって施設の優先利用権などを付与する。すでに三菱重工業やIHI、住友ゴム工業など50社近くが賛同の意向を示している。

【地域産業を発展】
 「立地によって新産業が生まれ、東北の稼ぐ力が高まる」(海輪誠東経連会長)。SLiT―J計画は地域産業発展の手段で、誘致を目的にしてはならない。東北発の成果創出はもちろん、地域企業が施設を生かしてこそ、地域の資本になる。

 「どんな施設か。どう関係があるのか、実感がつかめない」と話す地元中小企業も多い。同センターは「ものづくりフレンドリーバンク」を用意する。地域企業に小口の加盟金を募って出資金に充てる仕組みで、東経連やみやぎ工業会などが地元企業に足を運んで理解活動を続ける。

【雇用創出】
 立地が実現すれば、最先端の施設に内外の研究者が集い、世界的な研究開発が進む。研究施設や生産拠点集積の呼び水となれば、東北で新しい産業を生み出すきっかけにもなる。

 スプリング8はスーパーコンピューター京などの施設誘致に成功し、県の製造業立地件数も増加するなどの副次効果を生んだ。

 東北大大学院はSLiT―Jの経済効果を「設置後10年で約3200億円。雇用創出効果は約1万4000人」と試算している。巨大な顕微鏡はどんな影響を東北産業にもたらすのだろうか。

(2017/11/27 05:00)

2986荷主研究者:2017/12/10(日) 11:17:53

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00452179
2017/11/28 05:00 日刊工業新聞
「光」で紡ぐ東北産業の夢(下)日本の「東海岸」に 産学官一体で革新起こす

放射光施設「SLiT―J」の完成イメージ図

【世界の先端拠点】
 「東北が日本の『東海岸』になる」。光科学イノベーションセンターの高田昌樹理事長(東北大教授)は、東北放射光施設(SLiT―J)がもたらす立地効果をこう表現する。半世紀前、米国の一地方大学だったスタンフォード大学による加速器産業の集積によって、西海岸にシリコンバレーが誕生した。東北でそんな革新が起こせると期待する。

 「西のスプリング8、東のSLiT―J」。日本に9カ所ある放射光施設は硬X線と呼ばれる領域を分析するもの。SLiT―Jは、より産業ニーズが高いとされる軟X線領域を得意にする。水や樹脂などの軽元素を見るのに最適で、建設候補地の東北大青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)を世界をリードする先端拠点にする。

 「施設はモノを測る道具にすぎない。自分次第でいくらでも活用できる」(高田理事長)。SLiT―Jは研究者や大企業のものだけではなく、生み出される研究成果によるベンチャー、中小企業への波及も期待されている。

 施設を中心にする産学連携で新たな枠組みも提案する。コウリション(有志連合)・コンセプトは、企業と研究者1対1のユニットで製品開発するモデルで、施設の利用方法など学術的な知識を活用できる。このコンセプトを発展させて企業、大学、分析会社がそれぞれ入居するモール構想も盛り込むなど、高い自由度と実行性のある施設環境をつくり出す。

【次代を開く意思】
 SLiT―J計画が東北7国立大学によって提案されたのは2011年12月。東日本大震災の年に「技術による地域の復興と発展」の思いを託した。箱物の誘致ではなく、産学官が一体となった東北100年の計による壮大な計画と言える。

 東日本大震災で甚大な被害を受けた東北。中央依存ではなく、自立的な復興を目指して新しい将来像を描き出そうとする東北が、自ら次代を開こうとする意思が計画に込められている。

【将来への資産】
 大きな期待を背負う巨大な顕微鏡は東北産業のこれからをどう映し出すのか。

 推進組織による活動によって「こんな形で活用できるのか」と地域企業の理解も深まっている。

 プロジェクトを将来への資産にするため「立地、運用開始の先」を見つめた活動は続く。

 東北にはもう一つ、国際リニアコライダー(ILC)計画がある。大型加速器施設の立地価値をきっちりと地域に落とし込まなければならない。

 東北のプレーヤーみんなの知恵と工夫、行動に委ねられている。

(2017/11/28 05:00)

2987荷主研究者:2017/12/10(日) 11:29:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171129_12044.html
2017年11月29日水曜日 河北新報
米アウトソーシング アロリカ 仙台事業所 来月開設

郡市長(右)に仙台への立地を表明したボルハ氏

 コールセンター業務などを担うBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービス世界大手の米アロリカは28日、仙台市青葉区上杉に国内初の事業所「仙台サイト」を12月4日開設すると表明した。初年度は地元雇用を中心に50人でスタートし、将来は300人体制を目指す。

 同社アジア地区社長のボン・ボルハ氏が市役所で、郡和子市長に立地表明書を提出した。ボルハ氏は市内への大学や専門学校の集積などを挙げ「優秀な人材を採用できる」と強調した。

 同社の拠点は世界17カ国目。日本法人の本社を置く仙台サイトは顧客管理やマーケティングの代行、コールセンター運営、オペレーター教育などを手掛ける。従業員の研修を経て、来年1月に業務を始める。

 郡市長は「仙台の高いポテンシャル(潜在力)を世界に認識してもらう良い機会になる」と話した。

2988荷主研究者:2017/12/10(日) 11:32:22
>>2878
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171129_11029.html
2017年11月29日水曜日 河北新報
「新たな地下鉄厳しい」南北線名取・富谷延伸 仙台市長見解

 郡和子仙台市長は28日の定例記者会見で、市地下鉄南北線の延長について「名取市長、富谷市長とまだ具体的な話はしていない」と述べた上で、「新たな地下鉄建設となると厳しいものがある」として、地下鉄以外の交通方式を検討すべきだとの考えを示した。

 郡市長は地下鉄の高額な建設費や国の援助などに触れ「どういう交通ネットワークをつくっていくのか。必ずしも地下鉄だけではなく、いろいろな方策が考えられる」と話した。

 北隣の若生裕俊富谷市長は市内と泉中央駅のアクセス改善を掲げる。市が委託したコンサルタントは「地下鉄方式が優位」と報告した。南隣の山田司郎名取市長は昨年7月、南北線の南進を公約して初当選した。

 河北新報社が7月の仙台市長選で実施した有権者アンケートでは「延伸した方がいい」と「どちらかと言うと延伸した方がいい」を合わせ、67.5%が南北線延伸に賛成している。

2989荷主研究者:2017/12/20(水) 22:53:52

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171130_13017.html
2017年11月30日木曜日 河北新報
<仙台城大手門>復元へ17600人の署名提出 市民団体

大手門復元を要望したプロジェクトのメンバー(左)

 藩制時代の文化を生かした観光振興と歴史遺産の再生を目指す仙台市の市民団体「『政宗ワールド』プロジェクト」の古田義弘理事長(元東北福祉大教授)らが29日、市役所を訪れ、仙台城の大手門復元を求める約1万7600人分の署名簿を郡和子市長に提出した。

 古田理事長が「大手門は市のシンボルだった歴史遺産。復元整備をお願いしたい」とあいさつ。郡市長は「『はい分かりました』とはいかないが、どういう物が望ましいか、市民と一緒に考えたい」と応じた。

 大手門は1931年に国宝に指定されたが、45年の仙台空襲で焼失。跡地は戦後、市道交差点になった。

 市は2005年策定の仙台城跡整備基本計画の中期目標に大手門の復元を打ち出し、6〜15年後に着手する予定だった。

 市は30日、仙台城の保存活用をテーマにした検討委員会の初会合を開く。

2991荷主研究者:2017/12/28(木) 22:16:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171205_11020.html
2017年12月05日火曜日 河北新報
<仙台東西線>あす開業2年 利用者1日5万5100人 予測8万人には遠く

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20171205kahoku02.JPG

6日に開業2年を迎える仙台市地下鉄東西線。利用客は1年目に比べ1割強増加した=仙台駅

 仙台市地下鉄東西線は6日、2015年12月の開業から丸2年となる。2年目は今年10月までに1日平均5万5100人(速報値)が利用、1年目の同期を12.2%上回った。利用者は全13駅で増えたが、初年度需要予測の8万人には及ばない。沿線まちづくりに加え、バスとの役割分担の明確化が改めて課題となっている。

 1日平均利用者数の1、2年目の月別推移はグラフの通り。2年目は12月を除き、1年目の実績を上回った。いずれも沿線にある学校の新入生が利用し始める4月の伸びが目立つ。

 駅別で増加率が最も大きいのは青葉山駅の20.4%。駅近くへの東北大農学部の移転(17年4月)が影響した。宮城野通駅(19.5%増)、六丁の目駅(18.0%増)も沿線開発などを背景に客足が伸びた。

 八木山動物公園駅は6.0%、国際センター駅は8.1%の伸び。近隣住民や行楽客、イベント参加者が徐々に地下鉄利用に移行する様子がうかがえる。駅周辺の大規模開発が進む荒井駅は8.6%増だった。

 仙台駅を境に東西をみると、都市基盤が成熟した西側6駅の1日の平均利用者数は3427人で12.0%の増。東側の6駅は2824人だが、沿線開発の伸びを反映し増加率は14.3%だった。仙台駅は1万7582人で10.2%増えた。

 開業効果で、薬師堂など駅周辺の住宅地の地価上昇率は全国有数となった。南北線利用者は16年度、乗り換え需要を取り込み、初めて1日18万人に達した。

 郡和子市長は、11月28日の定例記者会見で「東西線の利用者は着実に増えている。沿線は土地開発の可能性が高く、まちづくりに努めていきたい」と述べた。

2992荷主研究者:2017/12/28(木) 22:19:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171205_11019.html
2017年12月05日火曜日 河北新報
<仙台東西線2年>仙台市バス赤字 改革遅れ収支悪化、青森や八戸と格差

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20171205kahoku03.JPG

 仙台市地下鉄東西線開業に伴う路線再編で、市バスは2016年度、全46路線が赤字に陥り、危機に直面する。東北で独立採算の公営交通機関を有する青森、八戸、仙台3市の公営バス事業は過去5年間で利用者が12.5%減り、乗車料収入は計12億2000万円減少した。先行して路線や便数を削減した青森、八戸両市は経営が改善しており、改革の進度が経営を左右している。

 3事業者の12〜16年度決算によると、利用者は12年度の計5950万人から、16年度は計5205万人に減った。乗車料収入も11.6%減少した。

 100円の収入を得るために要する費用「営業係数」の推移は表の通り。仙台は市地下鉄東西線の開業で164に悪化した。青森は101と比較的良好。八戸は124で収支の均衡は大きくは崩れていない。

 仙台は地下鉄とバスが客を奪い合う。市一般会計からバス事業への補助は30億4800万円(16年度)。政令市では名古屋市(34億4200万円)に次いで高い。12年度より20.7%増えるなど、さらなる市民負担が生じる懸念がある。

 経営健全性を示す資金不足比率は、仙台が2年前の0.4%から5.9%に悪化。健全化計画策定が義務付けられる「経営健全化団体」の基準「20%以上」が視野に入る。一方、八戸は16年度にゼロ、青森は17年度に解消する見込み。

 青森、八戸は近年、経営危機に陥り、資金不足比率が一時、青森が66.9%(08年度)、八戸は88.1%(02年度)に達した。青森は市が民間事業者に委託する「市民バス」を12年度にスタート。八戸は民間バス会社に路線移譲してスリム化するなど、早期の経営改善で復活した。

2993荷主研究者:2017/12/28(木) 22:19:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171205_13034.html
2017年12月05日火曜日 河北新報
<仙台市バス>東西線開業で収支悪化 来年「範囲広く浅く」4月減便

 仙台市地下鉄東西線の開業で収支が悪化する仙台市のバス事業について、市交通局が来年4月のダイヤ改正で減便を実施する方針を固めたことが4日、分かった。向こう4年間で運行量の計5%の削減にとどめ、大幅減便は先送りする。

 市の西城正美交通事業管理者は、河北新報社の取材に「当面の危機を回避するため、あまり影響のない範囲で広く浅く、20本に1本の割合で減便する」と述べた。

 市バス事業は2016年度に全46路線が赤字となった。減便は、21年度までの経営改善計画期間中に段階的に減便する。均一料金制度「100円パッ区」や通学フリーパスの値上げなどの対策も進める。

 市交通局は、数年内に経営健全化団体に転落する懸念から減便を実施する方針を打ち出していた。西城氏は「今回は路線には手を付けないが、どこかの段階で抜本的な対策を講じなければならない」と語り、将来的な路線の削減を否定しなかった。

 郡和子市長は11月13日の定例記者会見で「市民の足を守るため持続的、安定的な経営努力をしてほしい。ドラスチック(抜本的)な減便は市民の利便性に大きく反する」と大幅減便に否定的な姿勢を示した。

2994荷主研究者:2017/12/28(木) 22:20:19

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171205_13003.html
2017年12月05日火曜日 河北新報
<仙台東西線2年>バス減便へ実態を検証 地下鉄とともにトータルでの利便性示す

 仙台市地下鉄東西線の開業2年を機に、地下鉄やバスの役割分担、公営交通事業の経営の在り方が注目されている。西城正美市交通事業管理者、市民の安心安全の公共交通を考える会(仙台市)の石垣敦事務局長、福島大の吉田樹准教授(地域交通計画)に、それぞれの考えを聞いた。(報道部・野内貴史)

◎仙台市交通事業管理者 西城正美氏

 市地下鉄東西線は2年間、基本的に順調に運行できた。大きなトラブルがなくひと安心している。乗車人員は2年連続で4月に大きく伸びた。確実に乗客を増やし、一日も早く黒字にしなければならない。その過程としてはおおむね順調だろう。

 日本最初の地下鉄である(東京メトロ)銀座線は90年の歴史がある。われわれも100年、あるいはそれ以上のスパンで考えていかなければならない。

 バス事業は2016年度、全46路線が赤字となり経営危機にある。どこかで抜本的な対策をやらなければならない。まずは毎年の資金不足比率の上昇を止めたい。需要と供給のアンバランスが拡大している。待ったなしだ。

 本年度から5年間の経営改善計画で「8%相当の事業量調整」と説明してきた。8%に当たるコスト削減効果を狙う。

 減便で5%の支出を減らす。利用実態を踏まえ便数設定を考えたい。特定の時間帯、特定の路線ではなく、全般的に検証する。

 残りの3%は均一料金制度「100円パッ区」や通学フリーパスの値上げなどを組み合わせる。値上げ後も非常に低廉な料金だ。ご理解をお願いしたい。

 バス路線をたくさん作り、それを全部つなげるのは既に限界だ。仙台では従来、乗り継ぎの文化がなかった。抵抗感はあるかもしれないが、地下鉄とともにトータルでの利便性を示せるよう工夫していきたい。(談)

2995荷主研究者:2017/12/28(木) 22:21:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171205_13004.html
2017年12月05日火曜日 河北新報
<仙台東西線2年>交通網整備へ対話を デマンド型交通システムや乗り合いタクシーも一案

 仙台市地下鉄東西線の開業2年を機に、地下鉄やバスの役割分担、公営交通事業の経営の在り方が注目されている。西城正美市交通事業管理者、市民の安心安全の公共交通を考える会(仙台市)の石垣敦事務局長、福島大の吉田樹准教授(地域交通計画)に、それぞれの考えを聞いた。(報道部・野内貴史)

◎市民の安心安全の公共交通を考える会事務局長 石垣 敦氏

 高齢者の運転免許の自主返納が話題になっている。80歳を過ぎても運転する気持ちは分かる。スーパーまで15分歩き、買い物袋を抱えて帰るのは大変だ。

 交通弱者は生活上も弱者である場合が多い。高齢者や障害者が自由に出歩ける社会になれば、街はもっと活性化する。市一般会計から年間30億円がバス事業に補助されているが、誰もが自由に移動できれば決して高くはない。

 東西線は乗り継ぎの不便さが目立つ。卸町駅や六丁の目駅で降りても、2次交通に当たる次の交通機関が乏しい。タクシーに乗ろうにも、交差点にあるので停車スペースがない。

 2次交通の確保として、地元の企業に一定の負担をしてもらい、通勤客を運ぶデマンド型の交通システムを導入するのも一案だ。マイカー通勤から東西線利用への転換を進めたい。

 東日本大震災の津波被災地や中山間地など、路線バスによる大量輸送になじまない地域もある。乗り合いタクシーなど小人数向けの交通方式を検討すべきだ。

 一人一人のニーズに応じた交通体系を構築するため、市や交通局は地域住民との話し合いを大切にしてほしい。町内会ごとに地域交通を考えるための集まりを開催すべきだ。地域の声に基づいて丁寧に交通網をつくるきめ細かさが必要だ。

 スーパーや病院への行き帰りに車以外の足が保障されるのなら、高齢者はマイカーと運転免許証を手放すことにも納得するだろう。(談)

2996荷主研究者:2017/12/28(木) 22:22:19

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171205_13005.html
2017年12月05日火曜日 河北新報
<仙台東西線2年>末端路線の移譲が課題 「イクスカ」使用可能な民間パートナーを

 仙台市地下鉄東西線の開業2年を機に、地下鉄やバスの役割分担、公営交通事業の経営の在り方が注目されている。西城正美市交通事業管理者、市民の安心安全の公共交通を考える会(仙台市)の石垣敦事務局長、福島大の吉田樹准教授(地域交通計画)に、それぞれの考えを聞いた。(報道部・野内貴史)

◎福島大准教授(地域交通計画) 吉田 樹氏

 地下鉄の利用者数は沿線人口の張り付きに依存する。東西線の場合、荒井、六丁の目の両駅が核として育っていない。5年のスパンでみても、乗客はそんなに伸びないだろう。

 市バスの利用状況を分析すると、バスのサービスを1%削れば1.4%の利用者を逃すことが分かった。サービスの減らし方が問題になる。交通局は全ての路線を薄く削ることを考えているだろうが、客は逃げる。今まで通りのことをやっていたら状況は悪くなる。

 公営バスは悪く言えば丼勘定だ。路線ごとにどんな特徴があるのか、戦略的に捉えられていない。営業係数が1000を超えるようなバス路線の末端部は、輸送原価が高い公営交通としてやる必要があるのか。

 事業性の悪い地域でバス路線を維持するのは非効率だ。末端路線を移譲するタクシーやバス会社など民間のパートナー探しに取り組むべきだ。その場合でもICカード乗車券「イクスカ」や敬老乗車証が使えるよう仕組みを整えてほしい。

 東西線開業に伴うバス路線再編では、幹線と枝線の役割がうまく分担できなかった。乗り換え時間を含め、目的地までの所要時間が短くなるよう工夫すべきだった。バスは距離が短くなって増便できるはずだが、そうなっていない。

 バスプールがある八木山動物公園駅周辺でも利便性は高まっていない。東北工大がシャトルバスを走らせているが、市バスに乗せるべき客を奪われている。(談)

2998荷主研究者:2017/12/28(木) 22:26:59
>>2997
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171205_12007.html
2017年12月05日火曜日 河北新報
東北からの海外出張 仙台空港利用1割にとどまる

海外出張者のビジネス需要拡大を狙う仙台空港。東北各地からのアクセス手段などが課題になっている

 日本政策投資銀行東北支店や仙台国際空港(名取市)などは、東北に立地する企業を対象に海外出張の回数や訪問先、利用空港などを初めて調査した。2016年度の出張者数は延べ3106人で、仙台空港からの出国は1割にとどまった。

 調査は海外出張需要を把握し、仙台空港への国際線の誘致や増便につなげる狙い。東北経済連合会、仙台商工会議所が協力した。

 出国した空港と出張の訪問先はグラフの通り。出国空港は成田が7割を占め、羽田、仙台、青森の順。訪問先は中国が最も多く、全体の3割を占めた。次いで米国・カナダ・中南米、台湾、欧州・ロシアが続いた。

 訪問先別に仙台からの出国割合(海外空港での乗り継ぎを含む)をみると、直行便が充実する韓国は44.6%に上る一方、台湾は羽田、成田に次ぐ27.2%にとどまった。中国は3.3%、米国などは8.3%。

 仙台空港に望む改善点は「東北各地からのアクセス手段」「国際線の運航時間帯」が多かった。就航を望む地域は米国・カナダ・中南米、シンガポール、タイの順に多かった。

 仙台からハブ機能を持つ仁川空港(ソウル)を経由すれば東南アジアや米国など多くの国に乗り継ぎできるが、利用経験がある企業は7.4%しかなかった。

 政投銀は「仙台空港が十分に活用されているとは言えないが、期待値は高く、伸びしろは大きい」と分析。仙台国際空港は「ビジネス需要は路線拡大に欠かせない。ニーズを把握できたので、路線誘致に生かしたい」と話した。

 調査は4、5月、東経連と仙台商議所の会員を中心に、東北に本社や工場、支店などがある816社を対象に郵送で実施。回答率は41.4%。

2999荷主研究者:2017/12/28(木) 22:36:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171206_12004.html
2017年12月06日水曜日 河北新報
<東新住販>社宅を改装、マンションに 仙台の一等地に新築並みの部屋 安価で販売

東新住販が大手企業の社宅をリノベーションした分譲マンション=仙台市青葉区上杉6丁目

 住宅販売の東新住販(東京)は、大手企業の社宅を大幅に改装し、新築並みの分譲マンションとして販売するリノベーション事業を仙台市中心部で始めた。大手企業の社宅は一等地にあることが多く設備も整っているが、新築でないため販売価格を抑えられるメリットがある。高騰する同市中心部のマンション購入希望者にとって朗報となりそうだ。

 同社のリノベーション事業第1弾は青葉区上杉6丁目の大手ビールメーカーの社宅2棟。市中心部にありながら閑静で、文教施設や公園にも恵まれた人気の住宅地だ。

 築20年の物件を今年6月に工事開始し、キッチンやバス、トイレ、床、壁、玄関などを全て最新設備に取り換えた。同社は「部屋は新築同様。外観も洗浄の上で補修もした」と語る。

 完成した分譲物件は7階建て13戸、8階建て15戸の計28戸。いずれも納戸付きの3LDKで、専有面積は89.15平方メートル。販売価格は約3800万円からで、同地域、同規模の新築で想定される6000万円台より大幅に安く抑えた。11月に申し込み受け付け開始、引き渡しは来年3月。

 「支店経済」の仙台には首都圏や関西の大手企業が社宅を多く建設したが、近年はプライバシー重視の傾向から利用率が低下。対応に苦慮している企業が少なくないという。今後、東新住販は仙台圏を中心にリノベーション事業を展開していく方針。

 同社東北支店(仙台市)の田中賢一支店長は「大手企業の社宅は耐震面などで安全性が高い。立地も良い場所にあり、基本的には大手しか請け負わない。仙台市中心部のマンションは高騰が続いており、安価なリノベーションマンションの需要は高いはず」とみる。

 首都圏では、社宅や中古マンション全体のリノベーションが増えている。

3000荷主研究者:2017/12/30(土) 20:20:45

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171212_12011.html
2017年12月12日火曜日 河北新報
<FDA>仙台-出雲線、来春就航 出雲大社参拝など通年の観光需要見込む

 地域航空会社フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は11日、仙台-出雲線を来春に就航すると発表した。出雲大社(島根県出雲市)への参拝など通年の観光需要が見込めると判断した。昨年7月の仙台空港民営化後、新たな就航地への路線開設は初めて。

 運航開始は来年の夏ダイヤが始まる3月25日以降。1日1往復で片道約90分。使用機材は76人乗りと84人乗り。搭乗率65%、年間約4万人の利用を見込む。

 出雲大社は縁結びの神様として知られ、2016年の観光入り込み客数は605万8000人。松江城や世界遺産の石見銀山遺跡、美肌の湯と言われる玉造温泉も近く、女性を中心に観光地として人気が高い。

 FDAが仙台空港発着の定期路線を運航するのは初めて。担当者は「仙台乗り入れは以前から検討していた。競合しない空白エリアで就航を考え、観光地の出雲に決めた」と説明した。

 これまで東北から山陰への旅行は、羽田や伊丹空港を使うケースが多かった。近畿日本ツーリスト東北(仙台市)の担当者は「出雲は安定した観光需要が見込める。当面は人気路線になるだろう」と期待する。

 民営化後の仙台空港ではスカイマーク(東京)が7月、神戸線の運航を再開したが、新たな就航地への路線開設はなかった。仙台国際空港(名取市)は「新しい目的地への直行便が一つ実現した」と歓迎した。


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