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仙台・宮城・陸奥
2940
:
荷主研究者
:2017/10/01(日) 11:33:42
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=19172
2017/9/15 日刊建設新聞 宮城版
2橋の予備設計を入札 国道286号 川崎町支倉でBP整備(県大河原土木)
県大河原土木事務所は、国道286号支倉道路の橋りょう2橋について、新設に向けた予備設計業務を一括して委託する。28日に同業務の指名競争入札を開札し、委託先を決める。1橋は橋長約90m、もう1橋は同36mで、柴田郡川崎町から仙台市へと至る国道286号バイパス(BP)の整備に伴って架設する。
同BPは、起点が仙台市太白区坪沼で、終点が川崎町支倉の国道286号。計画延長は2660mで、うち同市が1410m、県が1250mを整備する。仙台側と川崎側にはそれぞれ、橋1橋とトンネル1カ所を設けるほか、両市町の行政境に橋1橋を架ける。事業期間は28〜39年度。総事業費は約80億円を試算している。
県の事業区間は、終点側から逆に整備ルートを見ていくと、支倉台団地入口の交差点付近から、国道286号の現道を拡幅しつつ仙台方面に北上し、現道と枝分かれして碁石川を越え、同川の左岸沿いにトンネルを伸ばし、行政境の沢を越えて仙台市側へと結び付ける。
碁石川を橋で越えた後は、すぐにトンネルとなり、トンネルを出た後もすぐに橋が位置することになる。川崎町側の道路幅員は、全幅11.5mで、内訳が車道3.25m×2、路肩0.75m×2、片側歩道3.5m。
今回予備設計を委託する橋は、碁石川に架ける橋長約90mの1橋と、行政境の沢に架ける同36mの1橋。両橋の幅員は全幅12.5mで、内訳が車道3.25m×2、路肩0.75m×2、片側歩道3.5m、残りが地覆。予備設計業務の履行期間は30年3月30日まで。
県大河原土木事務所は、今月末〜10月上旬にトンネルの予備設計業務も指名競争入札で委託する考えだ。道路の詳細設計業務も年度内に委託する可能性がある。30年度には橋やトンネルの詳細設計、用地測量などを委託し、31年度ごろから用地買収を進める見通し。できるだけ早期の着工を目指す。
県側区間の総事業費は36億円を試算する。昨年度は道路の予備設計業務をエイト日本技術開発(東北支社・仙台市若林区)に委託した。
仙台市は本年度、国道286号(南赤石)橋りょう予備道路詳細設計調査測量業務を復建技術コンサルタント(仙台市青葉区)、国道286号(南赤石)トンネル予備設計地質調査業務を大日本コンサルタント(東北支社・仙台市青葉区)に委託した。
両市町境界の国道286号は、急勾配と急カーブが連続している。冬期は雪でスリップ事故を起こす車も多い。高速の山形自動車道などが通行止めになった際には、代替え道路としての役割も求められることから、通行しやすいBPを整備することにした。
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