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仙台・宮城・陸奥

1とはずがたり:2008/06/05(木) 12:05:28
地区別スレ,遂に仙台も登場。陸奥とは勿論多賀城を首府とする明治以前の陸奥だ♪
本来はにぬけんが立てるべきだが何時迄俟っても立てやがらないので俺がたつヽ(`Д´)ノ

2798荷主研究者:2017/03/19(日) 11:50:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170308_12008.html
2017年03月08日水曜日 河北新報
<東京エレク宮城>半導体安定供給へ新物流棟

本社敷地内に建設する物流棟(右下)の完成イメージ

 半導体製造装置の東京エレクトロン宮城(宮城県大和町)は、本社敷地内に新たな物流棟を建設する。半導体需要の高まりを受けて部品を保管、供給する設備を増強し、生産効率を高める。8日に着工し、12月の完成を目指す。

 物流棟は鉄骨2階で、延べ床面積は2万5338平方メートル。事務棟や生産棟の北側に建設する。既存の物流設備の約2倍の規模となり、部品を安定的に調達することで出荷までにかかる時間を短縮させる。

 IoT(モノのインターネット)の進展などで半導体需要は高まっており、同社ではフル生産が続く。市場の成長が見込まれることから、昨年夏に新施設の建設を決めた。

 現地で7日にあった起工式で、北山博文社長は「部品調達の安定化に必要な施設だ。中長期的には生産量を現状の1.5倍に増やしたい」と語った。

2799荷主研究者:2017/03/19(日) 11:51:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170308_12007.html
2017年03月08日水曜日 河北新報
<ILC>スロベニア企業 宮城進出

コージーラボは世界各地の加速器プロジェクトで制御システムを手掛けている(同社ホームページから)

ILCなど加速器プロジェクトに向けて、宮城進出の意義を説明する黒川CEO

 超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」など、東北各地で進む加速器プロジェクトの実現をにらみ、大型物理実験施設向けの制御システムを手掛けるスロベニアの「コージーラボ」日本法人が2月、多賀城市のみやぎ復興パークに茨城県から移転入居した。各プロジェクトの情報収集をしながら、東北大や地元企業との連携を進める。

 大型加速器施設は、数百万点の機器を統一的にコントロールする高度な制御技術が必要となる。コージーラボは2001年、スロベニアの大学発ベンチャーとして設立。スイスの欧州合同原子核研究所(CERN)、日本の高エネルギー加速器研究機構(KEK、茨城県つくば市)など世界各地の加速器プロジェクトにシステムを提供してきた。

 移転の決め手は、東北で機運が高まる加速器計画。ILCは岩手、宮城両県にまたがる北上山地が候補地で、30年ごろの完成を目指す。東北放射光施設は実現に向けた産学の動きが本格化。青森県六ケ所村には国際熱核融合実験炉(ITER)材料照射施設の計画が進む。

 アジア担当副社長で日本法人CEOの黒川真一氏(70)=KEK名誉教授=は「ILCは世界の物理学に必要なプロジェクトであり、日本の責任は大きい。東北放射光施設も実現の見込みが高い」と語る。国内外の加速器計画に関わり、05〜07年に国際組織のILC運営委員会委員長を務めた経歴を持つ。

 黒川氏は昨年春からコージーラボのマーク・プレスコ社長と何度も宮城県を訪れ、交通アクセスの良さや東北経済連合会のバックアップもあり、茨城県東海村から2月2日付で移転登記した。5人程度のスタッフが常駐する。

 黒川氏は「大型施設の『神経』を制御する高度な技術で、ILCでも役割を果たせる。地元企業とは周辺機器との接続部分の標準化などで連携できる」と話す。将来は東北大など地元の人材を集めたい考えだ。

2800荷主研究者:2017/03/19(日) 11:57:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170309_12003.html
2017年03月09日木曜日 河北新報
<大和ハウス>仙台港に大型物流センター

最大4社が利用できる大和ハウスの物流センター=仙台市宮城野区港4丁目

 大和ハウス工業(東京)の大型物流センター「DPL仙台港」が今月、仙台市宮城野区の仙台港近くに完成する。延べ床面積約6万7000平方メートルは東北最大級。最大4社が入居できるマルチテナント型の施設となっている。

 敷地は約5万9000平方メートルで鉄骨2階。東日本大震災級の津波にも耐えられるよう、1階の床高は3.5メートルかさ上げした。

 全4区画で、各区画は1、2階を一つの会社が使う仕様となっている。天井高は6メートル。1区画当たりの倉庫面積は約1万4600〜1万6300平方メートル。

 積み下ろしの際に天候の影響を受けないよう、センターの中央を幅13.5メートルの「中車路」が通る。トラックバース(待機場所)は4区画合わせて10トン車98台分を用意した。既に地元の運送会社が1区画を使う契約を結ぶ予定だという。

 現地で8日、報道関係者に施設が公開された。同社の手塚公英Dプロジェクト推進室長は「仙台港へのアクセスの良さから立地を決めた。仙台圏の物流は名古屋、福岡と同規模。センター建設のニーズは強く感じている」と話した。

 同社はほかに、仙台空港近辺など仙台圏の3カ所で物流センターの建設を計画している。

2801荷主研究者:2017/03/19(日) 19:52:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170310_12019.html
2017年03月10日金曜日 河北新報
被災地の物流拠点に 仙台・岩切で整備計画

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170310kahoku01.JPG

配送センターなどが計画される土地区画整理事業予定地=仙台市宮城野区岩切今市東

 仙台市宮城野区岩切で大規模物流拠点の整備構想が進んでいる。JR仙台貨物ターミナル駅(宮城野区宮城野)の岩切地区への移転計画を受け、近くの水田を土地区画整理事業で造成する。東日本大震災の被災地を含む仙台圏の新たな物流拠点の要とするべく、2020年ごろからの造成を目指している。

 地権者らの土地利用計画によると、今市地区とJR東北線の間の農地や宅地など計52.7ヘクタールを市街化区域に編入。県道仙台松島線(利府街道)の南側を中心に計8街区の流通業務地区を整備し、配送センターを置く。

 貨物駅のそばに物流拠点を配置することで相乗効果を見込む。北側にはスーパーマーケットや福祉施設、保育園を配置予定で、近隣の居住環境の向上が期待される。予定地は国道4号仙台バイパスに接し、三陸自動車道や仙台港へのアクセスも優れている。

 JR貨物は20年度、東北線の南側で新貨物駅の業務を始める予定。地権者は移転計画を契機に農地の転用を検討してきた。当初は宅地造成を目指したが、旅客駅の周辺1キロ圏に宅地開発を限定する市の方針に合致せず、道路ネットワークを生かした業務対象の土地利用に方針転換した。

 整備に伴い、交通量が増加している県道仙台松島線のさらなる混雑が懸念されるため、土地区画整理事業で県道に右折車線を新設する。南東の仙台港方面から流通業務地区に直接入る専用道路も計画する。市街化区域への編入は、来年6月の県都市計画審議会などを経て正式に決まる。

 岩切地区は七北田川の水運も含め、歴史的に交通の要衝となってきた。地権者でつくる世話人会の高野秀策代表は「地域の特性を生かしてきれいな街を造り、子孫に残したい」と話す。

2802荷主研究者:2017/03/19(日) 22:01:52
>>2420
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170314_13016.html
2017年03月14日火曜日 河北新報
<仙台東部道>名取中央スマートIC18日開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170314kahoku02.JPG

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170314kahoku01.JPG
建設中の名取中央スマートIC。左奥にイオンモール名取が見える=2月(東日本高速道路仙台工事事務所提供)

 宮城県名取市と東日本高速道路が整備を進めた仙台東部道路の名取中央スマートインターチェンジ(IC)が18日、開通する。仙台空港や大型商業施設のイオンモール名取に近く、東日本大震災からの経済復興や物流の向上が期待される。

 ICは2015年12月着工、事業費は約27億円。名取ICと仙台空港ICの間に位置し、自動料金収受システム(ETC)搭載車が利用できる。

 市は空港周辺地区を「生業再生・交流エリア」と位置付け、企業誘致などを目指している。名取中央スマートIC開通で、同エリアから仙台方面へは約2分の時間短縮効果があるという。

 市西部からスマートIC北側のイオンモールに至る県道大手町下増田線も25日に全線開通。買い物やレジャーなどの広域移動が促進され、地域活性化につながると見込まれる。

 市と同社は18日午前、現地で開通式を実施。一般車両の通行は午後3時を予定している。

2803荷主研究者:2017/03/19(日) 22:07:02

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/03/16 建設新聞
三幸学園「仙台8号館」の新築計画 宮城野区車町にS8F3865㎡を想定
18年3月の完成へウイングスペースで設計

 学校法人・三幸学園(東京都文京区本郷3の23の16 昼間一彦理事長)は、仙台市宮城野区車町に「三幸学園仙台8号館」(仮称)の新築を計画しており、ウイングスペース一級建築士事務所(東京都港区)に設計を委託している。

 建設用地は、仙台市宮城野区車町102の2ほか地内の694.32㎡で、国道45号沿いの東北新幹線高架橋との交差部東側に位置するプリンスホテル東口跡地。現在、ホテル施設の解体作業を行っているところ。

 計画によると、ここにS8F延べ3865.07㎡の専修学校を建設するもの。近く施工者を選定し5月初旬の着工、完成は2018年3月末を予定している。

2017/03/16付一面に掲載。

2804荷主研究者:2017/03/26(日) 12:12:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170317_12016.html
2017年03月17日金曜日 河北新報
<JR東>農産物直売所 仙台駅前に8月開設

JRアグリ仙台が仙台駅近くに開設する直売所のイメージ

 JR東日本が地元農業者や食品加工業者と設立した新会社、JRアグリ仙台(仙台市)は16日、仙台市内の農地を借りてコメや野菜を生産し、仙台駅近くにレストランを併設した直売所を8月にも開設して販売を始めると発表した。

 アグリ仙台は、JR東のほか、納豆製造販売の川口納豆(栗原市)や乳製品製造販売の蔵王酪農センター(宮城県蔵王町)、仙台市若林区の専業農家遠藤耕太氏らの出資で1月に設立された。

 遠藤氏の畑と水田計80アールを借り上げ、コメやリーフレタス、ニンジンなどを栽培する。直売所の建設予定地は青葉区中央1丁目のホテルメトロポリタン仙台の南側。農産物は首都圏のJRの駅でも販売する。初年度の売り上げ目標は1億7000万円。

 今後は出資者の協力を得て生産物を使った商品開発も進める。南東北でさらに直売所の開設を目指す。

 仙台市内で記者会見した笠原治アグリ仙台社長は「生産から商品開発、直売所の一体的な経営により、出口のある農業を展開したい」と抱負を語った。

 JR東が農業者と提携し設立した法人には、トマト栽培のJRとまとランドいわきファーム(いわき市)、酒米栽培のJR新潟ファーム(新潟市)がある。

2805荷主研究者:2017/03/26(日) 12:13:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170317_12014.html
2017年03月17日金曜日 河北新報
<さくら野仙台破産>運営会社4月末完全撤退

自己破産を申請したさくら野百貨店仙台店=2月27日、仙台市青葉区

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社エマルシェ(同)が自己破産した問題で、同社が4月末でビル管理などの業務から完全撤退することが16日、分かった。現在も営業を続けているテナント10店は5月以降、ビルの所有者と契約して営業を継続するか、契約せずに退去するかの決断が迫られる。

 エマルシェは複数のビル所有者とビル全体の賃貸契約を結んだ上で、テナントに貸し出している。

 関係者によると、エマルシェの破産管財人が9日、テナント10店を対象に説明会を開き、今後のビル運営などを説明。破産後も続けているビル管理などの業務を4月末で完全撤退する考えを示した。

 その上で5月以降はビル所有者との話し合いで、営業を続けるかどうかを判断するようテナント側に求めた。ビル内の電気やガス、水道などのインフラ面の説明はなかったという。

 6、7階で営業する中古書籍類販売「ブックオフ」の担当者は「撤退後のビル所有者との交渉は本社が対応するが、現段階では4月末で営業を終えることは考えていない。順調に営業を続けているので、困惑している」と話した。

 関係者によると、一部のテナントは4月末での営業終了を検討しているという。破産管財人を務める弁護士の事務所は取材に「何も答えられない」と話した。

2806荷主研究者:2017/03/26(日) 12:15:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170317_12027.html
2017年03月17日金曜日 河北新報
さくら野仙台破産に続き 駅前商業ビル解体へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170317kahoku02.JPG

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170317kahoku01.JPG
テナントが7月末までの退去を求められているGSビル=仙台市青葉区

 JR仙台駅西口前の商業ビル「GSビル」(仙台市青葉区中央1丁目)を所有、管理するオリックス不動産(東京)が、ビル内の飲食店などテナントに7月末までの退去を求めていることが16日、分かった。オリックスはテナント退去後に建物を取り壊す方針だが、撤去には最低でも1年以上かかるとみられる。駅前では、同じく一等地に立つさくら野百貨店仙台店が先月破綻しており、空洞化の懸念が強まりそうだ。

 関係者によると、オリックスは当初、来年1月末までの営業を認める予定だった。しかし、仙台市が今年1月に公表した大規模建築物の耐震診断で、GSビルは震度6強〜7程度で倒壊または崩壊する危険性があると診断された。オリックスは安全面などを考慮し7月末までの退去を求めた。

 GSビルは地上一部8階、地下2階で、敷地面積は約1030平方メートル。1957年に建設された日乃出興業ビルが前身で、2003年にパチンコ店経営の大成商事(山形市)が買収。08年、建物と土地がオリックス不動産に売却された。現在はドラッグストアや飲食店などが入る。

 退去を求められた飲食店の関係者は「予定前の退去は営業面で困る。ただ、安全面を考慮すれば、オリックス側の要望も無視できない」と話した。

 オリックスはGSビル近くの青葉区中央3丁目に、地上8階、地下1階の「仙台南町通商業ビル(仮称)」を建設中。来年1月末の開業を計画し、GSビル内の一部店舗が移る予定だ。所有する複合商業施設「EDEN(エデン)」については、隣接するGSビルとの一体開発を視野に入れてきたが、計画は進んでいない。

 オリックス本社のグループ広報部は「GSビルは耐震強度の問題があるので、テナントと交渉しているのは事実」と話した。

2808荷主研究者:2017/03/26(日) 12:25:44

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170318_12004.html
2017年03月18日土曜日 河北新報
<仙台空港アクセス線>輸送力向上へ期待

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170318kahoku02.JPG

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アクセス線から降り、空港に向かう乗客=13日午後、名取市の仙台空港駅

 JR仙台駅と仙台空港を結ぶ宮城県の第三セクター鉄道「仙台空港アクセス線」が18日、開業から満10年を迎える。完全民営化された仙台空港の路線拡大に伴って輸送力向上への期待は高まるが、開業時から続く赤字体質が新たな設備投資を妨げている。交流人口の拡大を支えるインフラとして、さらなる快走を図る知恵が問われる。(報道部・片桐大介)

 仙台空港アクセス線は4日から普通列車2往復と快速1往復を増便した。仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)の幹部は「現有車両と設備で最大限努力してもらった。今後は先行投資を含めた利便性向上をお願いしたい」と話し、一層のダイヤ改善を促す。

 2016年度の空港の旅客数は318万人(見込み)。同社は空港運営権の獲得時に掲げた20年度410万人、44年度550万人の目標達成に向け、全力を挙げている。増やした旅客をリピーターにつなげるには、空港からの2次交通の改善が不可欠になる。

 現状では、発車時刻が30分以上間隔が空く時間帯がある。旅客機到着時間が重なる時はトランクを抱えた乗客で混み合い、仙台空港駅のホームで乗客が寒風にさらされることもある。

 空港会社を設立した中心企業は大手私鉄の東急電鉄(東京)だ。空港会社幹部は「交通手段は客が利便性で選ぶ時代。客を失わないように、待たずに乗れる安心感が必要」と助言する。

 一方、アクセス線を運行する仙台空港鉄道(名取市)の渋谷浩社長は「さらなる運行本数の増発、車両増加は難しい」と説明する。

 開業時から続く単年度赤字は16年度も1億8200万円を見込む。累積赤字はなお70億円程度残り、積極的な先行投資は難しい状況にある。名取-仙台空港駅間の平均乗車率は28%(15年度)で、乗客がまばらな時間帯も多い。

 空港需要と沿線開発の影響で乗客数=グラフ=は伸びるとみられるが、「開業10年を経て、車両の検査や修繕の費用がかかる」(渋谷社長)こともあり、現有資産でしのぐ構えだ。

 県は、仙台空港鉄道と仙台国際空港にJR東日本を交えた4者協議で運行改善を検討する。遠藤信哉土木部長は「使い勝手の良い2次交通となるよう、長期的には新たな投資も必要になると考えている」と話す。

2809荷主研究者:2017/03/26(日) 12:30:45

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170321_13022.html
2017年03月21日火曜日 河北新報
<三陸沿岸道>志津川-南三陸海岸が開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170321kahoku01.JPG

南三陸海岸ICの利用開始をテープカットで祝う関係者=20日午後2時45分ごろ、宮城県南三陸町

 東日本大震災の復興道路として国が整備を進める三陸沿岸道路のうち、宮城県南三陸町の志津川インターチェンジ(IC)-南三陸海岸IC間の3キロが20日、開通した。現地で記念式典があり、住民らは復興の加速へ期待を寄せた。

 同区間は震災直前の2011年3月に着工。2カ所の橋と3本のトンネルを含む。総事業費は約110億円。南三陸海岸ICは南三陸病院や魚市場に近く、緊急搬送時間の短縮や水産物の輸送効率化が図れる。

 式典には約200人が出席。三陸道延伸に向けて活動する地元の団体「気仙沼・本吉リアスハイウェイ女性の集い委員会」に参加する同町歌津の会社員佐藤ふく子さん(64)は「産業の底上げと人口減少の歯止めに期待したい。震災前のような町に復興するよう見守りたい」と述べた。

 国は20年度までに仙台港北IC(仙台市)-八戸JCT間の359キロを開通させる。南三陸海岸IC-歌津IC間4.2キロは新年度中に開通する予定。

2810荷主研究者:2017/03/26(日) 12:36:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170322_13018.html
2017年03月22日水曜日 河北新報
<公示地価>トップ10に仙台東西線沿線7地点

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170322kahoku02.JPG

住宅地の地価上昇率で全国1位となった仙台市若林区白萩町周辺。市地下鉄東西線薬師堂駅に隣接する

 21日発表された公示地価(1月1日現在)で、住宅地上昇率の全国上位10地点に、仙台市地下鉄東西線(2015年12月に開業)の沿線7地点が入った。仙台駅から東の薬師堂、連坊、卸町の各駅周辺が1〜4位を独占するなど、計6地点がランクイン。西では国際センター駅最寄りの地点が8位となり、東西ともに開業効果が表れた。

 全国トップの若林区白萩町は薬師堂駅に近接し、1年間で地価が12.3%上昇した。空き地となった60〜70坪程度の敷地を2区画に分割して、建物込みで1区画当たり約3500万円で売り出されている。

 敷地を分割するのは、もともとの広さでは高額になるためだ。白萩町内会の野沢徳行会長は「半分の敷地でも、もともとの広さの約10年前の価格より高い。東西線開業後、人通りも3倍になった」と変化に驚く。

 東西線開業を機に新居を構える新住民が続々現れ、「この1年間に15世帯増えた」(野沢会長)という。

 全国2位は連坊2丁目(上昇率11.1%)、3位は大和町3丁目(11.0%)、4位は一本杉町(同)と、上位を若林区内が占めた。

 西山敦不動産鑑定士(仙台市)は「薬師堂駅から路線バスで10分圏まで波及効果がある。建て替えや新住民が増え、若林区は若返りが進む」と指摘する。

 全国8位の青葉区川内明神横丁(上昇率10.1%)は国際センター駅まで徒歩約10分、仙台駅にも15分程度と利便性が高い。川内町内会は30代の夫婦が子どもと共に移り住むなど、この2年間で72世帯増えた。

 木村俊一会長は「古い建物が多いので、さらに建て替えが進むだろう」と予想している。

2811荷主研究者:2017/03/26(日) 12:39:57

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170324_12002.html
2017年03月24日金曜日 河北新報
<エスパル仙台東館>成城石井6月オープン

「青の葉デイリーマーケット」の完成予想図

 仙台ターミナルビル(仙台市)は22日、JR仙台駅の駅ビル「エスパル仙台東館」を増床し、6月1日にオープンすると発表した。世界の厳選食材を販売する高級スーパー「成城石井」が東北に初出店するほか、仙台市宮城野区の人気ラーメン店「本竈(ほんかまど)」も店を構える。

 増床部分は、駅東口に6月19日開業するホテルメトロポリタン仙台イーストの1、2階部分。店舗面積は1300平方メートルで17店が入居する。1階は本竈のほか、プロ野球東北楽天のグッズショップやピザ店、カフェが入る。

 2階は「青の葉デイリーマーケット」と名付けられ、成城石井のほか、茶漬けの専門店「だし茶漬け えん」などが東北初出店。他に中華やイタリアンの総菜店、ドラッグストアが開店する。

 仙台ターミナルビルの担当者は「デリ(総菜店)やグロサリー(食品・雑貨店)などお客さまのニーズに応える店をそろえた。ぜひ多くの方に利用してほしい」と話した。

2812とはずがたり:2017/04/02(日) 19:51:15
福島県の地理的中心地は郡山である。
会津若松と平と福島のバランスを取って郡山遷都もあり☆が持論の副県都推し(浜松・松本・四日市・高岡・八戸等には頑張って欲しい。)の俺♪

【郡山】JR郡山駅前に「複合商業施設」オープン 9テナント出店
http://www.minyu-net.com/tourist/naka/FM20170217-149800.php
2017年02月17日

 郡山市のJR郡山駅前にビジネスホテル「ダイワロイネットホテル郡山駅前」を核とした複合商業施設が16日、オープンした。初日から多くの市民が詰め掛け、生まれ変わった郡山の新たな顔の門出を祝った。関係者は"商都郡山"の地域活性化に向けた一歩を踏み出した。

 複合商業施設は、旧丸井郡山店跡地に建設され、鉄骨地上13階建て。1〜3階には9テナントが出店した。「にぎわいの創出」をコンセプトに、金融機関やコンビニ、飲食店、美容室など多彩な業種が営業を開始した。「魚力寿司」「牛たん炭焼 利久」「ニャーヴェトナム」の3店舗は県内初出店。「牛たん炭焼 利久」には市民の長い行列ができ、牛タンの本場の味を楽しんでいた。

 同ホテルは大和ハウス工業グループのダイワロイヤルが全国展開している都市型ビジネスホテル。県内初進出で、全国45店舗目。4階以上がホテルで、4階にフロントと会議室、5〜13階が客室。客室数は216室、最大442人が収容できる。シングルタイプのスタンダードをはじめ、7種類の部屋タイプを設けた。料金は曜日などで変動するが、スタンダードは7500円から。朝食は、テナントのニャーヴェトナムの和洋ベトナム料理をビュッフェ形式で味わえる。

 初日は神事が行われ、ダイワロイヤルの原田健社長、品川萬里市長、滝田康雄郡山商工会議所会頭らが玉串をささげ、関係者がテープカットした。同ホテルの木原克彦支配人は「地域の皆さんと協調しながら、郡山駅前の活性化に向けて歩んでいく」と話した。

 問い合わせは同ホテル(電話024・927・4855)へ。

2813荷主研究者:2017/04/09(日) 22:44:39

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170325_13045.html
2017年03月25日土曜日 河北新報
<養賢堂>学都の礎 勾当台公園に説明板

設置された養賢堂の説明板

県庁として使用されていた養賢堂の講堂(1935年ごろ撮影。仙台市博物館提供)

 仙台市教委は仙台藩校「養賢堂」跡地に当たる青葉区の勾当台公園に、説明板を設置した。多くの藩士の子弟を教育した国内屈指の藩校に思いをはせてもらおうと、市民や観光客にアピールするのが狙いだ。

 説明板は宮城県議会棟西側の林子平像近くに23日に設置。現在の地図に養賢堂跡を重ね合わせた平面図を掲示した。市役所と勾当台公園市民広場の間を通る「表小路」が養賢堂の表門に通じていることが確認できる。

 1736年に5代藩主伊達吉村が前身の学問所を現在の木町通小(青葉区)周辺に設置。60年に7代藩主重村が現在の勾当台公園内に移設した。1809年に学頭に就いた儒学者の大槻平泉が算術や蘭学などの科目を増やし、施設を拡充。平泉の子の習斎はロシア語を学ぶ洋学科を増設し、国内有数の規模を誇る藩校となった。

 養賢堂の講堂は明治維新後に県庁として使用されたが、1945年の仙台空襲で焼失した。市文化財課の担当者は「今年は藩祖伊達政宗の生誕450年。養賢堂や政宗がつくった城下の移り変わりを、多くの市民に知ってほしい」と話す。

 市文化財課は毎年、市文化財や歴史的に重要な施設の跡地の説明板を整備している。

2814荷主研究者:2017/04/09(日) 22:53:49
>>2722
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170326_13045.html
2017年03月26日日曜日 河北新報
復興に弾み 県道大手町下増田線が全線開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170326kahoku01.JPG

沿線住民らが飛ばした風船の下で渡り初めをする車両

 宮城県と名取市が整備を進めてきた同市の県道大手町下増田線の全線開通を祝う式典が25日、現地であった。沿岸部の同塩釜亘理線と内陸部の同仙台館腰線をつなぐ東西交通軸で、市中心部の渋滞解消や災害時の物資輸送道などとしての役割が期待される。

 全長4.2キロの大手町下増田線のうち、今回開通したのはJR東北線や旧国道4号などをまたぐ名取中央高架橋を含む約1キロ区間。内陸側の増田西地区などから大型商業施設のイオンモール名取などへのアクセスが容易になる。事業費は約120億円。

 式では山田司郎名取市長が「踏切による慢性的な渋滞が緩和され、災害時の物資輸送路ともなる。東日本大震災からの復興に弾みがつく」と述べた。

 沿線住民らが開通を祝って色とりどりの風船を飛ばしたほか、関係車両による渡り初めが行われた。

2815荷主研究者:2017/04/09(日) 22:55:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170326_13032.html
2017年03月26日日曜日 河北新報
<宮城野橋>東西つなぐ大動脈期待

宮城野橋の完成を祝って渡り初めをする地区住民ら

 仙台市青葉区中央1丁目と宮城野区名掛丁を結ぶ市道元寺小路福室線の宮城野橋上り線工事が完了し、開通を前に渡り初めの式典(実行委員会主催)が25日、現地であった。地区住民を先頭に、奥山恵美子市長ら出席者約200人が歩いて完成を祝った。

 式典で奥山市長は「『X橋』の愛称で市民に親しまれてきた宮城野橋が生まれ変わった。東西両地域一体となった発展が期待できる。仙台のこれからの街づくりをけん引していく交通の大動脈となるだろう」と祝辞を述べた。

 宮城野橋は2010年12月に着工、約6年3カ月かけて完成した。全長193メートル、幅34.3メートルで、事業費は48億円。26日午前11時の開通後約1カ月間は、中央分離帯などの設置工事のため上り2車線、下り1車線の通行規制が敷かれる。工事完了後は片側3車線通行となる。

2816荷主研究者:2017/04/09(日) 22:59:26

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170328_12002.html
2017年03月28日火曜日 河北新報
<さくら野仙台破産>突然の破綻劇 影響続く

4月末までの営業終了を検討しているICI石井スポーツ仙台さくら野店

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社エマルシェ(同)が自己破産して27日で1カ月となった。店舗閉店後も営業を続けるテナントの中には、撤退方針を固めたところも出始めた。解雇された元従業員は再就職探しに奔走、突然の破綻劇の影響が続く。

■テナント
 エマルシェ側は4月末で管財業務を終える考えで、営業中のテナント10店にそれまでの退去を要求。一部テナントは撤退を決めた。

 5階のICI石井スポーツ(東京)は同時期までに営業を終える方針。17日から閉店セールを始めた。担当者は「破産管財人から求められ、4月末までに退去するつもりで進める」と話す。JR仙台駅西口周辺で移転先を探し、営業を継続する方向だ。

 1階の伊藤豆屋(仙台市)は、建物所有者から5月下旬まで営業可能と告げられた。同時期まで営業するが、それ以降は電気が止まる可能性が高く、担当者は「退去するしかない」と冷静に話した。

 2階の海外アパレル「H&M」や6、7階に入る中古書籍類販売のブックオフは未定。ブックオフの担当者は「管財人らの意向は聞いているが、できれば営業を続けたい」と強調する。

■元従業員
 元従業員約120人の多くは、店内の整理や財務処理などを終え、再就職先を求めて活動している。

 元従業員らでつくるエマルシェさくら野労働組合(組合員108人)によると、求人は流通、サービス業を中心に約500社に上る。27日現在、組合員の女性11人が再就職を決めた。大半が藤崎と仙台三越だった。

 岩本貴信委員長(43)は「仕事面で安心できる同業という点が大きかった。両社に受け入れてもらい感謝している」と話す。

 大半が正社員だった男性従業員約20人は苦戦している。約500社の求人は正社員採用がほとんどない。岩本氏は「男性社員の多くは家族を抱え、正社員での採用を希望している。組合としても支援していきたい」と語った。

■債権者・取引先
 東京商工リサーチ東北支社によると、未払い賃料の債権者を除く債権額100万円以上の業者168社のうち、半数近くがアパレル関連だった。

 168社中、東北支社に企業情報がある152社を分析した。業種別は「繊維・衣服等卸売業」が36社で最多。「繊維・衣服・身の回り品小売業」「繊維工業」が各19社。3業種ともアパレル関連業で、全体の48.7%を占めた。3業種の債権額は計約2億7400万だった。

 債権者の本社所在地は東京が68社でトップ。宮城27社、大阪18社が続いた。

 債権者の一人で仙台市若林区の婦人服卸売業の担当者は「売上金が満額入ってくるとは考えにくい。さくら野百貨店と長い付き合いだったが、計画性を感じる破産で複雑な感情を引きずっている」と話した。

2817荷主研究者:2017/04/09(日) 23:00:48

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170329_12003.html
2017年03月29日水曜日 河北新報
<宮城交通>25年ぶり値上げ 運転手不足響く

仙台市内を走る宮城交通の路線バス。仙台市バス(後方)とは運転手の待遇に差があり、人手不足が慢性化している

 宮城交通(仙台市)とミヤコーバス(同)は2月、国土交通省に路線バスの運賃引き上げを申請した。認可を得られれば7月1日から平均で約7%値上げする。消費税率変更に伴う改定を除けば25年ぶりとなる値上げの背景には、慢性化した運転手不足がある。常時募集を続けるが、競合する仙台市交通局との待遇差もあって採用は進まず、経営に悪影響を与えている。(報道部・安住健郎)

<1日10人が不足>
 仙台市太白区の宮城交通仙台営業所。バス73両、運転手約90人の同社最大規模の営業所だが、小梨寛文助役(43)は運転手不足という深刻な悩みを抱える。

 所内の掲示板に翌々週の不足分を張り出す時はいつもゆううつだ。「1日当たり10人前後足りない。休日を返上してくれる社員を募るしかない」。集まらなければ貸し切りバスの運転手を当てる。内勤の運行管理者はもちろん、営業所ナンバー2の小梨助役が駆り出されることもある。

 「あと10人ほど運転手がいると助かるんですけどね」と小梨助役。加藤悟司取締役総務部長は「運転手不足は全営業所に共通する悩み」と打ち明ける。

 宮交グループの運転手は現在約1000人。2012年のピークから約1割減った。平均年齢は50歳前後と高齢化が進む。

 路線バス運転に必要な大型2種免許取得費用の貸与など支援制度を拡充しているが、採用者数は年々減っている。営業エリアがかぶる市交通局との給与格差が一因だ。

<年収は6〜7割>
 市交通局によると、市バス運転手の平均年収は約690万円(平均53.7歳)。宮城交通は「その6〜7割程度」(加藤取締役)にとどまる。「市から30億円の補助金が入っている交通局とは土俵が違う」と幹部からは恨み節も聞こえる。

 運転手不足は経営に暗い影を落とす。路線バスは少子高齢化と人口減で利用者が減少し、赤字が続く。これまでは高収益の高速バスや貸し切りバスの利益で穴埋めしてきた。

 近年は運転手不足で頼みの貸し切りバスなどが思うように運行できない。12年に約70%だった貸し切りバスの稼働率は16年に約25%まで低下。高速バスは14年度に成田空港線や大阪線などを相次いで運休させた。

 宮交は路線バス値上げによる増収を運転手の待遇改善や新車両への投資に充てる方針。値上げを巡り、国交省が仙台市で8日に開いた公聴会の席上、同社の青沼正喜社長は「被災地を含めたお客さまに負担増を強いるのは申し訳ないが、地域の足を守るためにご理解いただきたい」と訴えた。

2818荷主研究者:2017/04/09(日) 23:07:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170330_13063.html
2017年03月30日木曜日 河北新報
<仙台東西線>青葉山駅 乗り継ぎ便利に

バス専用進入口が設けられた青葉山駅バス乗降場

 仙台市地下鉄東西線の青葉山駅ロータリーに路線バスの乗降場が完成し、4月1日に運用を始める。駅周辺に青葉山キャンパスが広がる東北大と市交通局が共同で整備した。道路の渋滞緩和と事故防止、地下鉄とバスの乗り継ぎの際の利便性向上が期待される。

 乗降場は、青葉山駅南1出口前のロータリーに「青葉山駅」と「災害科学国際研究所前」の2停留所を集約して新「青葉山駅」として設置。これまでは付近の市道交差点近くの歩道上4カ所に停留所の標識柱が分散していた。乗降場は4カ所のほぼ中間点にある。

 東北大は、バス専用の進入口などを青葉山駅のロータリーに造り、交通局が市バスの標識柱や屋根、ベンチを設置した。太白区の八木山動物公園駅と青葉区荒巻青葉の青葉台を結ぶ路線バスが経由する。

 青葉山駅西側に東北大農学部が全面移転する1日以降に交通量の増加が見込まれる一方、カーブや坂で見通しが悪く、安全性の確保が課題となっていた。

 東北大の担当者は「乗降場が市道から外れることで、バス停車時に後方の車両が止まる必要がなくなる」と、円滑な通行への効果を期待。交通局の菅沢勇自動車部長は「地下鉄とバスの乗り換え時の動線が改善する」と強調する。

 青葉山駅は、2015年12月の東西線開業から1年間の乗客数が1日平均約2600人。開業前の需要予測に対する利用実績は36.2%と、全13駅で最も低かった。市交通局はバスとの乗り継ぎの利便性が向上することで、地下鉄利用にも好影響が出ることを期待している。

2819荷主研究者:2017/04/29(土) 21:35:26

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170323_73040.html
2017年03月23日木曜日 河北新報
<東北大>合格者 宮城トップ280人

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170323kahoku01.JPG

 東北大は22日、経済学部と理学部で実施した2017年度一般入試後期日程の合格者を発表した。88人の募集人員に490人が受験し、107人が合格した。実質倍率は前年を1.1ポイント下回る4.6倍だった。

 前・後期合わせた一般入試の合格者は2021人。出身高校の所在地に基づく都道府県別合格者数は表の通り。宮城の280人が最多で全体の13.9%を占めた。次いで東京197人、埼玉119人、福島108人、茨城107人の順となった。

 東北6県の合格者は694人(前年659人)で、全体に占める割合は34.3%(同32.3%)だった。

2820荷主研究者:2017/04/29(土) 21:37:54
>>2508
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/03/31 建設新聞
東日本放送・本社社屋の移転新築計画
用地は仙台市あすと長町の約6600㎡ 21年度竣工へ山下PMCに基本構想委託

 東日本放送(仙台市青葉区双葉ヶ丘2の9の1 佐藤吉雄代表取締役社長)は、仙台市太白区あすと長町に本社社屋の移転新築を計画しており、山下ピー・エム・コンサルタンツに基本構想を委託した。

 計画によると、現社屋が築後25年を経過し老朽化が著しいほか、4Kテレビなどに対応した放送設備の更新にも対応するため新社屋を建設するもの。

 建設用地は仙台市立病院南側に位置し、あすと長町大通り沿いに面した仙台市太白区あすと長町1の3の4地内の約6600㎡。同区画はゼビオアリーナ仙台や同社が佐藤工業から2016年10月に命名権を取得したあすと長町スポーツパーク(名称=KHB東日本放送ぐりりスポーツパーク)がある大規模集客施設地区の一角となっている。

 今後、建設スケジュールや建物の計画概要を策定し、放送設備の更新時期に合わせ2021年度の竣工を予定している。

 同社は、1975年に宮城県で第4番目の民放テレビ局として仙台市青葉区上杉2丁目に開局、その後、業務の多様化に伴い91年に現在の青葉区双葉ヶ丘2丁目に移転している。現社屋の規模はSRC5F延べ5961.2㎡で、内部には大型スタジオのほか調整室、機械室、事務室などを設けている。

2017/03/31付一面に掲載。

2821荷主研究者:2017/04/29(土) 21:40:52

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170402_13019.html
2017年04月02日日曜日 河北新報
<常磐道>山元南スマートICが開通

テープカットで開通を祝う関係者

 東日本高速道路と宮城県山元町が建設を進めてきた常磐自動車道山元南スマートインターチェンジ(IC)が1日、開通した。町が東日本大震災被災者の移転先として整備した新市街地「新坂元駅周辺地区」や地区内に整備予定の産直施設、角田、丸森両市町の一部に近く、県南の交流人口拡大や企業進出などが期待される。

 現地で行われた開通式で、関係者がスマートIC入り口でテープカットをし、くす玉を開いて開通を祝った。斎藤俊夫町長は「坂元地区への企業誘致や交流人口確保など地域振興の起爆剤となることが大いに期待される」と述べた。

 スマートICは2016年1月着工で、事業費は23億1000万円。山元ICの南8.3キロ、新地IC(福島県新地町)の北6.5キロに位置する。自動料金収受システム(ETC)搭載車が利用できる。

2822荷主研究者:2017/04/29(土) 21:41:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170402_12031.html
2017年04月02日日曜日 河北新報
角田と仙台結ぶ高速バス出発 路線開設式

角田-仙台線の第1便に乗り込む乗客たち

 福島県南相馬市のバス会社「東北アクセス」が1日、宮城県角田市と仙台市を結ぶ高速バス路線を開設した。第1便に合わせて出発式が行われ、運転手ら12人が安全運行を祈った。

 路線は1日2往復。角田市梶賀の同社宮城営業所から常磐自動車道、仙台東部道路を経由してJR仙台駅東口まで49.4キロを約1時間で結ぶ。片道800円(4歳〜小学生400円)。

 第1便には17人が乗り込んだ。遠藤竜太郎社長(52)は「地域に根差した路線を開設できてうれしい。通勤通学の足を確保し、人口流出の防止に一役買いたい」と述べた。

 同社は角田-仙台線を含む高速バス3路線と、南相馬市内の路線バスを運行する。東日本大震災で阿武隈急行が角田-槻木駅間の運転を約1カ月見合わせた際、同社が角田-仙台間の臨時バスを運行し、今回の定期路線開設に至った。

2823荷主研究者:2017/04/29(土) 21:49:17

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170403_11031.html
2017年04月03日月曜日 河北新報
<仙台音楽ホール>市中心部軸に整備検討

 仙台市が検討する音楽ホール整備で、立地場所の選定に広域的な集客力や街のにぎわいづくりを重視する評価基準を設けることが2日、市から調査を委託された民間シンクタンクの報告書で分かった。市は本年度から有識者を交えてホールの在り方を議論するが、立地場所は市中心部を軸に検討が進む可能性が高い。

 報告書は立地場所の選定基準として、文化政策とまちづくりの両面の視点を持つよう指摘。クラシック音楽にとどまらず多様な芸術を体験できると同時に、広域から来館者が訪れる魅力を持ち、飲食や買い物で街中を回遊できるような在り方を提言した。都市機能が集約した市中心部を想定したとみられる。

 ホールの役割として、社会問題に文化や芸術からアプローチし、全市民を巻き込む重要性を強調。成長著しいライブエンターテインメント市場を取り込む都市戦略にも期待を示した。

 報告書を受け、市は有識者らの会議でホールの特性や規模、立地場所を決める方針。

2824荷主研究者:2017/04/29(土) 21:53:49

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/04/05 建設新聞
仙台市若林区卸町・イオンリテール
イオン仙台卸町ショッピングセンターの新築 S6F約4.5万㎡、福田組の設計・施工決まる

 イオンリテール(千葉市美浜区中瀬1の5の1 岡崎双一代表取締役社長)は、仙台市若林区卸町に大型商業施設となるイオン仙台卸町ショッピングセンター(仮称)の新築を計画しており、福田組の実施設計・施工を決めた。

 イオンリテールのイオン仙台卸町ショッピングセンターは、県道荒浜原町線沿いの旧キリンパークプラザ跡地と隣接する卸町藤原屋ビルの跡地となる仙台市若林区卸町1丁目1地内の1万9234.9㎡を建設用地に、S6F延べ約4万7500㎡の商業施設を建設。

 内部にはイオンを核店舗に複数の専門店が入居する。そのほかに本体および屋上部に駐車場を整備する。基本設計は久米設計が担当した。

 着工は設計が完了する8月を予定、工期は18カ月を想定している。

 なお、同施設建設に向け仙台市の東西線沿線都市計画提案制度を活用した提案を行っており、敷地内に駐輪場の整備や公開空地の設定を行うことで、対象用地における仙台市の地区計画の規制による店舗面積1万㎡以下を約3万㎡に緩和する。

※施設位置図(クリックで拡大)
2017/04/05付一面に掲載。

2825荷主研究者:2017/04/29(土) 21:56:06

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170406_13025.html
2017年04月06日木曜日 河北新報
<広域防災拠点>貨物駅移転 住民らに不安

住民説明会で環境影響評価の結果を聞く住民ら

 宮城県広域防災拠点の整備に伴って仙台市宮城野区岩切地区に移転するJR仙台貨物ターミナル駅を巡り、周辺住民が不安を募らせている。「騒音が激しくならないか」「周辺道路が渋滞する」との声が上がっており、県、市、JR貨物に対策を求めている。

 JR貨物主催の住民説明会が3月15日夜、岩切地区であり、約100人が集まった。同社は新ターミナル駅周辺の道路を改良する計画を説明。ターミナル稼働後の騒音に関しては「基準を下回る」などと環境影響評価の結果を示した。

 住民は県道仙台松島線(利府街道)の渋滞を懸念し、「道路拡幅や国道4号バイパスにつながる新たな道路が必要だ」と要望した。県の担当者は「拡幅は市と協議中」と説明し、市は「(新たな道路の)予定はない」と拒否した。

 会場からは「現状でも列車のブレーキ音が激しい。騒音予測は十分なのか」「県は広域防災拠点整備を急がず、地元が納得するまで貨物駅は移転すべきではない」との意見も出た。

 JR貨物は「稼働後に事後評価も行う。予測と大きく異なれば、それなりに対処する」と理解を求めた。

 地元の今市上区町内会の高野秀策会長は「迷惑施設との認識を持つ住民は少なくない。県や市は、お金がかかっても周辺対策を進めてほしい」と訴える。

 JR貨物は今年12月にも着工する見通し。敷地面積は22.6ヘクタールで、20年度に利用を始める。県は現在の貨物駅敷地17.7ヘクタールに広域防災拠点を建設。20年度に一部利用を開始する。

2826荷主研究者:2017/04/29(土) 21:57:24

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170406_12022.html
2017年04月06日木曜日 河北新報
東北の地銀 証券子会社開設の動き

営業開始に先立ち、七十七証券の関係者らが本店前でテープカットした=5日午前8時55分ごろ、仙台市青葉区

 東北の地方銀行で証券子会社をつくる動きが出ている。七十七銀行は「七十七証券」を設立し、仙台市内で5日、営業を開始。東邦銀行は昨年4月、「とうほう証券」を開設させた。出口の見えない低金利時代、利回りに優れた資産運用を求める顧客が増えたことに加え、地方を覆う人口減で本業の収益力の維持が厳しい事情が背景にある。

 「資産運用のニーズは多様化している。希望に合う金融商品の情報を丁寧に提供したい」。青葉区の七十七証券本社前で5日、テープカットに臨んだ鈴木勇社長は意気込みを語った。

 同社の業務は、七十七銀から紹介を受けた顧客への販売が中心。株式や投資信託、国内外の債券など専門性の高い金融商品を扱う。2019年度には預かり資産残高1000億円、単年度黒字化を目指す。

 とうほう証券は4支店1営業所体制でスタート。営業企画部は「滑り出しは順調。ミドルリスク・ミドルリターンの商品を中心に販売が伸びている」と話す。利用客の多くは東邦銀の紹介で来店する。顧客からは「大手の証券会社より相談しやすい」と好評だという。

 地銀の証券子会社設立は全国で相次いでおり、七十七銀は19行目。本業は低金利で貸出金利息や有価証券利息が減り、マイナス金利政策で国債運用も難しい。

 七十七証券の鈴木社長は「金利差がない世界で銀行業を続けるのは厳しい」と説明。証券ビジネス拡大で手数料収入を確保し、利益につなげたい考えだ。

 大手証券会社にとっては新たなライバルとなる。ある支店担当者は「東北では地銀の知名度と信頼感が証券会社より高い」と警戒しつつ、「専門知識や情報量に大きな差がある」と冷静に構える。

 証券子会社設立の動きが東北で広がるかどうかは未知数だ。東北中位の地銀は、自行の可能性については否定的だ。「経営規模を踏まえると、人や費用を投じるメリットは少ないのではないか」(担当者)と話す。

 みずほ総合研究所の大木剛上席主任研究員は「銀行の顧客をつなぎ留め、さらに新規開拓する必要がある。専門知識の豊富な人材をそろえ、いかに顧客本位の提案ができるかが重要になる」と指摘する。

2827荷主研究者:2017/04/29(土) 22:00:02
>>2824
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170408_12045.html
2017年04月08日土曜日 河北新報
<イオン>仙台・卸町に大型商業施設

 イオングループの事業会社、イオンリテール(千葉市)が仙台市若林区卸町1丁目に大型商業施設の出店を計画していることが7日、分かった。名称は「イオン仙台卸町ショッピングセンター(SC、仮称)」。建物の着工時期は今年8月を予定している。工期は約1年半を見込む。

 出店が計画されているのは市地下鉄東西線の卸町駅付近で、業務用酒類卸業カネサ藤原屋(仙台市)の旧本部営業センターなどの跡地。約1万9000平方メートルの敷地に鉄筋6階、店舗面積約4万8000平方メートルの施設を建設する。駐車場も整備する。

 関係者によると、仙台卸町SCには他のイオンの大型施設と同様、イオンを核店舗に専門店が複数入店する。イオンリテールが運営する大型スーパーの市内への出店は、宮城野区のイオン仙台幸町店などを含め5店舗目。イオングループは青葉区の旧東北大雨宮キャンパス跡地にも大型商業施設の出店を計画している。

 仙台卸町SCについて、運営するイオンリテール東北カンパニー(同)の担当者は「現段階ではコメントできない」と話した。

2828荷主研究者:2017/04/29(土) 22:08:02

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170411_12069.html
2017年04月11日火曜日 河北新報
<ピーチ>仙台-台北線 今夏就航へ

仙台空港=2016年6月3日

 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪)が今夏の仙台空港拠点化に合わせ、台北線を新設する方針を固めたことが10日、分かった。週4往復となる見通し。国内のLCCが仙台空港から国際線を就航させるのは初めて。同社は札幌線を同時に就航させる検討も進めている。

 仙台空港の台北線は現在、台湾の航空2社が週8便を運航している。中国の正月に当たる春節の連休(今年は1月27日〜2月2日)にはLCCのタイガーエア台湾が毎日臨時便を運航するなど、台湾人観光客を中心に高い搭乗率が続く。ピーチの参入で、東北への誘客に弾みがつきそうだ。

 ピーチは2013年4月に仙台に就航。仙台-関西空港を毎日2往復している。同社は今夏から仙台空港を関西、那覇に次ぐ第三の拠点とする方針を示していた。路線拡充に備え、昨年11月には欧州航空機大手エアバスから航空機13機を購入する契約を結んだ。

 仙台空港は昨年7月に完全民営化され、LCCを中心に新規路線の誘致を進めてきた。17年度は20億円を投資して、LCC専用の旅客搭乗棟(ピア棟)を整備する方針。

2829とはずがたり:2017/05/06(土) 07:02:30
県工事、増える低入札 復興需要減り受注競争
https://news.goo.ne.jp/article/iwate/business/iwate-82926388.html
05月05日 11:56岩手日報

 東日本大震災の復興工事がピークを過ぎ、県発注工事の受注競争が高まっている。震災後に課題となっていた入札不調が改善に向かう一方、基準価格を下回る低入札が増えてきた。今後は復興需要の先細りが見込まれ、工事量が急減すれば企業倒産や地域経済悪化などのリスクが高まる恐れがある。このため、県は受注価格の引き上げに向けて基準を見直す方向で検討に乗り出した。  県総務室によると、低入札の発生率は2011年度36・7%、12年度30・4%、13年度26・7%、14年度22・3%、15年度33・8%、16年度12月末現在が38・8%と近年増加傾向にある。  県建設業協会の藤沢邦雄常務理事は「工事量が減り、資金繰りのために受注価格を低くしてでも取りにいかざるを得ないのではないか」と推測する。復興の遅れにつながる入札不調は13?14年度の21%から15年度以降は9%程度に改善した一方で、業者間の競争が生まれている。   県発注工事の発注額(随意契約含む)は10年度の429億円に対し、ピーク時の13年度に1822億円まで激増。その後は14年度1669億円、15年度1463億円と減少が続く。17年度は台風10号災害の復旧工事が本格化するが、復興の進展に伴う工事量の減少は避けられず、徐々に震災前水準に戻る見通しだ。

2830荷主研究者:2017/05/06(土) 21:49:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170412_13014.html
2017年04月12日水曜日 河北新報
<放射光施設>東北大に建設 諮問委が答申

東北放射光施設のイメージ図。1周約340メートルのリング型実験施設のほか研究棟などが整備される

 東北に次世代型放射光施設の実現を目指す産学連携組織「光科学イノベーションセンター」の建設地選定諮問委員会は11日、建設地を東北大青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)とする審査結果を答申した。センターは13日の臨時理事会で正式決定する見通し。

 建設地は青葉山キャンパス南隣にあるゴルフ場跡地の新キャンパスの一部約6万6000平方メートル。地盤の安定性に加え、東京から2時間未満という交通アクセス、理・工・農・医分野にまたがる東北大研究機関との連携、産業集積の可能性など全7項目で高評価を得て、「最適地」と判断された。土地は正式決定後、東北大から借り受ける方針。

 諮問委は2月から検討を進めてきた。委員長の福山秀敏東京理科大教授(元東大物性研究所長)は「東北大には世界的な研究の蓄積があり、施設の目的となる産学連携が迅速に展開できる。アクセスも重要な要素だった」と説明した。

 答申は、他候補地の宮城県丸森、松島、大郷3町について「産業集積の具体的ビジョンが課題」などと指摘。青森県むつ小川原開発地区(六ケ所村、三沢市)はアクセスが難点とした。

 建設地を巡っては2015年6月、東北7国立大による推進会議の第三者委員会が3町に絞った経緯がある。東北大は今回選ばれた土地の約100メートル西の敷地約5万平方メートルを提示し、狭さや地形的な課題を指摘されて落選。その後諮問委の要請を受けて再検討し、より広い土地を提示した。

 今後、センターは放射光施設計画を進める国に働き掛け18年度着工、20年完成を目指す。建設費約300億円は全額を国の復興予算に頼る方針から民間資金の調達に転換。1口5000万円の出資要請に内諾を含め四十数社が応じる意向だという。

 センターの高田昌樹理事長(東北大総長特別補佐)は「答申を重く受け止める。建設地が明確になれば企業参画の加速が期待できる。他の候補地とも協力し実現を目指す」と話した。

2831荷主研究者:2017/05/06(土) 21:50:15
>>2830
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170412_13013.html
2017年04月12日水曜日 河北新報
<放射光施設>「利用者重視」決め手に

 【解説】東北の産学連携で実現を目指す先端研究施設「東北放射光施設」の建設地が、東北大青葉山新キャンパスに事実上決まった。物質を原子レベルで解析し、新技術や新製品開発につなげる施設への期待は大きい。選定の背景には資金調達の枠組みの変更と、研究者や企業など利用者重視への転換があった。

 東北の7国立大と6県、経済界は当初、建設費の約300億円全額を国の東日本大震災復興予算で賄う方針だった。復興・創生期間(2016〜20年度)への移行に伴い自治体の財政負担が生じ、宮城県などの姿勢が後退。計画は一時、足踏みを強いられた。

 東北の産学は戦略を変えた。学術、産業競争力の維持向上の観点から次世代型施設の建設を望む経団連や大手企業、研究機関を巻き込んで資金を集める民間主導の枠組みを構築。国の予算だけに頼る方針を改めた。

 稼働20年になる国内最高性能の放射光施設「スプリング8」(兵庫県)はアクセスの悪さが指摘される。民間主導により「性能だけでなく、使われてこその施設」(研究者)とのユーザー重視に軸足が移り、産学連携とアクセスに優れた東北大の選定につながった。

 18年度着工、20年度完成の目標が迫る。建設地と資金調達だけでなく、計画で掲げた「産学共創」の理念を、選外の候補地も含めてどう具体化するか。国の計画に乗るための正念場はこれからだ。(報道部・村上浩康)

2833荷主研究者:2017/05/06(土) 22:15:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170415_13028.html
2017年04月15日土曜日 河北新報
<三陸道>4車線化 混雑解消に効果

 東北地方整備局仙台河川国道事務所などは、三陸沿岸道の鳴瀬奥松島インターチェンジ(IC)-石巻女川IC間(14.4キロ)と、仙台港北IC-利府中IC間(7.8キロ)の4車線化に伴い、通過時間が計11分短縮され、混雑が解消されたとの効果分析を公表した。

 2015年10月に4車線化された鳴瀬奥松島-石巻女川間は通過時間が平均16分から9分に、16年3月の仙台港北-利府中間は9分から5分にそれぞれ短縮。平均速度も朝夕のピーク時で54〜64キロ向上した。

 1日平均の通行量は、矢本-石巻港IC間が3万3800台(14年)から3万9000台(16年)に増加。「1以下」で混雑せず円滑な走行が可能とする「混雑度」は1.86から0.66に改善された。

 仙台港北IC-利府ジャンクション(JCT)間も、通行量が3万5000台(15年)から3万8200台(16年)に増えたのに対し、混雑度は2.86から0.65に低下した。

 仙台河川国道事務所は「時間短縮と混雑解消が図られ、高速バスや物流などの利便性向上につながっている」と話した。

2835荷主研究者:2017/05/06(土) 22:39:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170420_12032.html
2017年04月20日木曜日 河北新報
日本生命グループ 仙台でシステム開発

 日本生命グループのニッセイ情報テクノロジー(東京)が5月上旬、仙台市青葉区一番町にシステム開発拠点「仙台開発センター」を開設することが19日、分かった。同社が東京圏や大阪圏以外にシステム開発拠点を設置するのは初めてという。

 開発センターでは企業向け団体保険に関する事務のシステム開発を手掛ける。同社は2013年6月、団体保険の事務処理を担う「仙台事務サービスセンター」を、開発センターが入居予定のビル内に開設しており、一体的な業務運営を目指す。従業員は約30人の予定。開設に当たり、仙台市の企業立地促進助成金を活用する。25日に市役所で立地表明式がある。

2838荷主研究者:2017/05/14(日) 10:39:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170423_12037.html
2017年04月23日日曜日 河北新報
<仙台空港アクセス線>利用客最多344万人

 仙台空港アクセス線の2016年度利用客数(速報値)が344万6990人(前年度比2.3%増)を記録し、5年連続で過去最多を更新したことが21日、県のまとめで分かった。

 仙台空港鉄道(名取市)が運営する名取-仙台空港間3駅の乗降客数を集計した。駅別では仙台空港170万9557人(3.0%増)、美田園50万1129人(0.7%増)、杜せきのした123万6304人(1.9%増)だった。

 台北線とソウル線の増便に伴い、空港利用者が増えたことが主な要因。杜せきのした駅近くの商業施設も増加を後押しした。

 県空港臨空地域課は「格安航空会社(LCC)利用者は鉄道を利用する傾向が強い。LCCのピーチ・アビエーション(大阪)が今夏、仙台空港を拠点化するのに合わせ、さらなる増加が期待できる」と話した。

 仙台空港の16年度利用者も、前年度比1.6%増の316万3757人(速報値)。国際線は40.8%増の22万5471人で好調だったが、国内線はスカイマーク(東京)が15年に神戸線を撤退した影響が続き、0.5%減の293万8286人にとどまった。

2839荷主研究者:2017/05/14(日) 10:48:54
>>2836
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170425_12008.html
2017年04月25日火曜日 河北新報
藤崎と仙台三越がコラボ 駅前商圏に対抗

藤崎本館

仙台三越

 藤崎と仙台三越は5月3〜7日、両社が一押しの商品やサービスを宣伝し合うコラボ企画「杜の都の百貨店決戦 藤崎VS三越 青葉の陣」を実施する。仙台パルコ2など大型商業施設の開業で活気づくJR仙台駅前商圏に対抗し、老舗百貨店の魅力を発信する相乗効果で一番町商店街を盛り上げる。

 企画のメインは婦人服や紳士服、雑貨の商品提案対決。婦人服は、藤崎本館2階のセレクトショップ「ブーケブラン」と、仙台三越本館2階の「ニューヨークランウェイ」が自慢の商品を売り込み、人気投票を行う。

 訪れた客には相手方の商品をPRする。両社が互いの商品を宣伝する試みは初めて。

 それぞれのリビング商品を使った料理実演対決なども開催。共通の新聞折り込みチラシを作り、自社の一押し商品に加え、代表的な販売員を紹介する。

 両社の担当者は「さくら野百貨店仙台店の破綻などで仙台圏の百貨店は沈滞気味に見られがち。改めて百貨店の魅力を紹介し、仙台駅前の商業施設に負けないように頑張りたい」と意気込む。

 コラボ企画の展開は今年1月、営業担当トップを務める藤崎の小野寺宣克常務と仙台三越の伊集院徹哉取締役が話し合って決めた。

 小野寺常務は「対決を通して、百貨店の面白さや楽しさを知ってほしい。勝つまで戦い続ける」と宣言。伊集院取締役は「商品だけでなく、文化、サービスなど百貨店を丸ごと楽しんでほしい」と意気込む。

2840荷主研究者:2017/05/14(日) 10:49:21

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170425_12026.html
2017年04月25日火曜日 河北新報
<ジャイアント>仙台に直営店 9月開店

ジャイアント直営店の予定地。市地下鉄東西線荒井駅(写真右奥)の近隣で利便性が高い=仙台市若林区荒井東地区

 台湾の世界的自転車メーカー「ジャイアント」が、仙台市若林区の荒井東地区に東北初の直営店を開くことが24日、分かった。9月16、17日にある自転車の復興支援イベント「ツール・ド・東北2017」(河北新報社、ヤフー主催)前日の15日に開店する。

 予定地は市地下鉄東西線荒井駅の南約150メートルで、ライブホール「仙台ギグス」の東側。約600平方メートルの敷地を所有する宮城野区の企画会社が鉄骨2階、延べ床面積約500平方メートルの店舗を建て、ジャイアントがテナント入居する。

 1階に「ジャイアント」ブランド、2階は同社の女性向けブランド「リブ」の専門店が入り、自転車やウエアなどを扱う。1階に国内7店舗目のレンタサイクル拠点を設け、東日本大震災の被災地を巡るサイクルツアーなどを開催する。

 創業者の劉金標会長は昨年8月、訪台した村井嘉浩宮城県知事に対し、同県内への直営店開設を表明していた。東北には北上、いわき両市にフランチャイズ店舗がある。同社はツール・ド・東北のテクニカル・サプライヤーパートナーを務めている。

 荒井東地区には災害公営住宅や防災集団移転団地が整備され、多くの被災者が移り住んでいる。同社日本法人は「復興と荒井のまちづくりの一助になればうれしい」と話した。

2841荷主研究者:2017/05/14(日) 11:29:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170429_12020.html
2017年04月29日土曜日 河北新報
<さくら野仙台破産>ブックオフ、イオン仙台店へ

さくら野百貨店仙台店=2月27日撮影

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社エマルシェ(同)が自己破産した問題で、閉店後も建物内で営業を続ける中古書籍類販売のブックオフは28日、5月14日で退去すると発表した。イオン仙台店(同)に移転し、6月29日に営業を始める。

 ブックオフによると、新店舗の名称は「ブックオフ・スーパーバザー・イオン仙台店」。イオンの7、8階に入居し、売り場面積は計約1700平方メートル。本やCDのほか、携帯電話やデジタル家電、アパレルなども取り扱い、さくら野仙台店の店舗とほぼ同じ品ぞろえとする。全従業員約80人は解雇せず、新店舗に移る。

2842荷主研究者:2017/05/14(日) 14:37:55

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/05/02 建設新聞
伊藤忠商事 エムズ企画設計で実施案
青葉区上杉「店舗付共同住宅」の新築計画 RC14F延べ2972㎡・ワンルーム賃貸91戸

 伊藤忠商事(東京都港区北青山2の5の1 岡藤正広代表取締役社長)は、仙台市青葉区上杉に店舗付共同住宅の新築を計画しており、エムズ企画設計で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、愛宕上杉通と北二番丁通りの南東角に位置する仙台市青葉区上杉3丁目10の11ほか地内の敷地面積約638㎡で現在、富士電機東北支社ビルがあるところ。ここに、RC14F延べ2972.66㎡の店舗付共同住宅を建設する。現在の計画では1階に店舗、2階から最上階はワンルームタイプの賃貸住宅91戸を設ける。

 今後、施工者選定などの手続きを進め、決まり次第、既存施設の解体を経て早期の本体着工をめざす。

2017/05/02付一面に掲載。

2845荷主研究者:2017/05/14(日) 14:53:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170505_13029.html
2017年05月05日金曜日 河北新報
<さくら野仙台>破綻1ヵ月前から解体求め調停

最大所有者が建物取り壊しの同意を求め、調停を申し立てていたことが明らかになったさくら野百貨店仙台店

 破綻したさくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の建物と敷地の8割を所有し、匿名組合が出資する法人が、運営会社エマルシェ(同)の自己破産申請の1カ月以上も前から、建物取り壊しの同意を求める調停を申し立てていたことが4日、分かった。

 さくら野仙台店が営業していたにもかかわらず、早期に敷地を更地にしてデベロッパーなどに譲渡するため、法的手段を取ったとみられる。路線価が東北トップの一等地をめぐり、再開発の動きが水面下で進められている。

 法人は東京都中央区の「さくら野DEPT仙台合同会社」。匿名組合は不動産証券化などで多くの投資を集めるため、組合員の投資家に事業に関与させず、匿名性も担保する出資形態。仙台合同会社の匿名組合についても、投資家や事業者の実態は明らかにされていない。

 さくら野仙台店の建物と敷地は、最大所有者の仙台合同会社を含む5法人、3個人が分割所有している。エマルシェは2月27日に破綻したが、仙台合同会社は1月、建物取り壊しの同意を他の所有者に求める調停を仙台簡裁に申し立てていた。

 関係者によると、仙台合同会社は再開発を主導するのではなく、建物を取り壊して大手デベロッパーなどに土地を譲り、投資を回収するのが目的とされる。

 仙台合同会社側の代理人は「調停をしているのは事実」と説明。他の所有者側の代理人は「方向性は考えているが、取り壊しに応じるかどうか結論は出していない」と話す。今後も調停は続き、再開発の行方は不透明なままだ。

 さくら野仙台店前の「青葉通」の2016年路線価は1平方メートル当たり198万円で、60年連続で東北トップとなった。一方、同店の敷地と建物は権利関係の複雑さなどから、過去にも再開発が頓挫してきた。

 現在も建物内でテナント10店舗が営業しているが、仙台合同会社は各店にも早期の退去を求めている。関係者によると、全テナントが今月中の退去で話が進んでいる。

2846荷主研究者:2017/05/14(日) 15:03:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170509_13034.html
2017年05月09日火曜日 河北新報
<東北大>雨宮キャンパス解体が本格化

解体工事が本格化した東北大雨宮キャンパス跡地

 東北大農学部の移転に伴って閉鎖された雨宮キャンパス(仙台市青葉区)で8日、本格的な解体工事が始まった。東北大は大正期の旧制二高時代から残る守衛所は敷地内の別の場所か他キャンパスへ移設し、赤れんが塀の保存方法も検討する。

 同大によると、工期は12月までで約100棟の建物を解体する。事業費は約13億2800万円。記念碑や記念樹は残す方針。8日は解体工事を円滑に進めるため、樹木の伐採準備を行った。約2800本の樹木のうち、外周のスギやイチョウなどが伐採される。

 跡地を再開発するイオンモール(千葉市)への引き渡しは2018年2月の予定。同大広報課は「旧雨宮キャンパスの緑は市民も愛着があり、できるだけ残せるようイオン側と話し合いたい」と語る。

 雨宮キャンパスにあった農学部と大学院農学研究科は3月末、青葉山キャンパス(青葉区)への移転が完了した。跡地は東北大が13年10月に実施した入札で、イオンモールが約220億円で落札。商業施設や医療・福祉施設、集合住宅が整備される。

2847荷主研究者:2017/05/21(日) 21:40:54

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170511_13003.html
2017年05月11日木曜日 河北新報
<東北大>学内で留学体験 大型学生寮整備へ

ユニバーシティ・ハウス青葉山の完成イメージ

 東北大が、青葉山キャンパス(仙台市青葉区)に東北最大の学生寮「ユニバーシティ・ハウス青葉山」を建設する。来年10月の使用開始を見込み、日本人と外国人留学生計752人が生活をともにする計画だ。2015年12月の市地下鉄東西線開業による交通アクセス改善を追い風に、国際的な教育環境の整備に力を入れる。

 寮の敷地は農学研究科棟の南側で、東西線青葉山駅から徒歩約5分。04年まで営業したゴルフ場の跡地に当たる。7階建ての寮を6棟建設する計画で、今月29日に着工する。総工費は約112億円。

 個室8室と居間からなるユニットが計94あり、1ユニット当たり日本人学生と留学生が4人ほどずつ住み、「日本人学生にとって、入居しながら留学体験ができる」(担当者)のが売り。上の階に女子、下の階に男子が暮らす。研修室やラウンジ、ミニコンビニを備えた共用施設も建てる。

 青葉山キャンパスは東西線開業で、市街地へのアクセスが格段に向上した。ただ、キャンパス内に寮がなく、研究室に泊まり込む学生もいた。

 東北大はグローバルリーダーの育成が重点戦略の一つで、1944人(16年5月現在)の受け入れ留学生を20年末までに3000人へ増やす目標を掲げる。菅原俊二総長特別補佐は「自然豊かな修学環境や青葉山駅の交通利便性をアピールし、優秀な留学生を獲得したい」と意気込む。

 東北大などによると、東北で現在、最も定員の多い学生寮は同大のユニバーシティ・ハウス三条(青葉区)で416人。全国では、立命館アジア太平洋大(大分県別府市)のAPハウスが1310人で最多とみられる。

2848荷主研究者:2017/05/21(日) 21:50:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170512_12045.html
2017年05月12日金曜日 河北新報
<仙台オフィスビル空き室>改善8.16%

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた仙台市内のオフィスビルの4月の平均空き室率は、前月比0.35ポイント低下の8.16%だった。改善は4カ月ぶり。郊外からの移転や館内増床などで大型契約が続き、1998年6月(8.12%)以来の低水準となった。

 調査した5地点のうち4地点が改善、1地点が横ばい。県庁・市役所は0.68ポイント低下の10.11%、仙台駅前は0.59ポイント低下の5.93%、仙台駅東は0.24ポイント低下の11.21%、泉区などの周辺オフィスは0.19ポイント低下の8.70%となった。

 仙台駅前が6%台を下回ったのは1997年12月以来。横ばいの一番町は8.36%だった。

 仙台支店の担当者は「4月にビル1棟が稼働して以降、建築中のビルはない。仙台はIT系を中心に企業の進出が続く見込みで、悪化する傾向はない」と分析した。

 調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の351棟。

2850とはずがたり:2017/05/24(水) 15:07:53
185 R774 sage 2017/05/23(火) 13:17:53.68 ID:dTKUyDnk
飼料不足が指摘

少し前に秋田の飼料工場を宮城に統合してなきゃ…

石油不足が指摘

秋田と男鹿のエネオス工場が大平洋側に統合してなきゃ…

は言われていた

2851とはずがたり:2017/05/29(月) 07:30:43
<さくら野仙台破産>解体・再開発 先行き不透明
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/business/kahoku-01_20170527_12005.html
05月27日 10:57河北新報

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)を運営するエマルシェ(同)が自己破産して27日で3カ月となる。全テナントの退去が近く完了し、建物の解体と再開発に向けた地権者協議が本格化する。複雑な権利関係に加え、解体や再開発を巡る地権者間の溝は深く、先行きは依然、不透明だ。
 さくら野仙台店の破綻後、最後まで残っていたテナントのエステサロンは28日、営業を終える。空きビルになる同店は老朽化が進み、仙台市の診断で「震度6強?7程度で倒壊の危険性がある」と判定された。耐震改修して再利用する可能性は小さく、建物は解体される見込みだが、調整は難航が予想される。
 複数の法人、個人が分割所有するさくら野仙台店の土地と建物のうち、8割を占める最大地権者が「さくら野DEPT仙台合同会社」(東京)だ。今年1月には同店が営業中だったにもかかわらず、他の地権者に建物解体の同意を求める調停を申し出た。
 合同会社の実態は出資者が明らかにされない匿名組合のファンドで、建物を解体して土地を売り、投資を回収することが目的とみられる。周辺の再開発を担った東急不動産(東京)が関与していたが、2014年12月に撤退。現在の匿名出資者による運営に切り替わったとされる。
 関係者によると、合同会社以外の地権者はさくら野仙台店の前身の丸光、ビブレ時代からのオーナーで、合同会社が主導する解体に反発する声があるという。調停は継続中で、同意のめどは立っていない。
 早期に解体できず、建物が残った場合、維持費の問題が生じる。1カ月約2000万円に上るとされ、オーナーが所有割合に応じて全額負担するとみられる。
 不動産関係者は「賃料も得られないビルの維持に毎月2000万円払い続けることになる。地権者側にメリットはなく、限界が来るだろう」との見方を示す。
 過去にも再開発が頓挫した経緯がある土地だが、路線価が東北一の超一等地でもあり、「再開発の動きが表面化すれば、ぜひ関わりたい」(大手不動産関係者)との声は少なくない。
 さくら野仙台店は、仙台市が管理するJR仙台駅前のペデストリアンデッキに面し、再開発には市の協力が必要になる。市幹部は「所有者の1人でも反対がある限り、再開発が進むことはない。まだ出番はないだろう」と話す。

2852荷主研究者:2017/06/01(木) 00:27:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170518_11026.html
2017年05月18日木曜日 河北新報
交通網改善へ協議継続確認 仙台市・富谷市

 仙台、富谷両市の行政課題を検討する「仙台市・富谷市広域行政協議会」の17年度総会が17日、富谷市役所であり、交通アクセス改善へ議論を継続していく事業計画などを承認した。

 協議会会長の奥山恵美子仙台市長、若生裕俊富谷市長ら約40人が出席した。富谷市が昨年10月に市制移行し、2市間での総会開催は今回が初。

 奥山市長は「仙台、富谷両市の間ではヒト・モノの行き来が盛んだ。交通網の充実と強化に向けて関係機関への働き掛けに努めていきたい」とあいさつした。

 事業計画では、仙台北部道路の富谷ジャンクション(JCT)について、フルジャンクション化し、東北自動車道との双方向利用を可能にするよう国などに要望することを確認。また国道4号の渋滞緩和や、富谷市が調査検討を進める新公共交通システムも継続して協議することを決めた。

2853荷主研究者:2017/06/01(木) 00:28:17

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170518_12019.html
2017年05月18日木曜日 河北新報
<ピーチ>仙台空港拠点化 台北と札幌線新設

記者会見後、記念撮影する井上CEO(中央)と村井知事(右)ら=17日、宮城県庁

 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪)は17日、仙台空港を9月に拠点化し、台北線と札幌線を新設すると発表した。今後、増便や新路線の開設を目指す方針も明らかにした。仙台空港で国内のLCCが国際線を開設するのは初めて。

 台北線は9月25日から月、火、木、土曜日の週4往復運航する。台北の桃園国際空港を午前11時に出発し、午後3時半に仙台着。折り返しは午後4時55分仙台発、午後8時台北着。運賃は片道7580円から。

 札幌線は9月24日に就航。仙台発が午前10時と午後2時45分、札幌発が正午と午後5時の1日2往復。運賃は4290円から。両路線とも180席のエアバスA320を使用する。

 宮城県庁で記者会見した井上慎一最高経営責任者(CEO)は「東北の潜在需要は高い。搭乗率75〜80%が目標。台北線はできるだけ早く、毎日運航を実現したい」と話した。

 仙台-台北線は他社の便と合わせ、毎日運航が再開する。村井嘉浩知事は「インバウンド(訪日外国人旅行者)の誘致に大きな影響をもたらす」と歓迎した。

 仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)の岩井卓也社長は「飛行機を気軽に利用できるようになり、航空需要が拡大するのではないか」と期待した。

 ピーチは2013年4月に仙台-関西空港を就航させ、毎日2往復運航している。仙台空港を今夏、関西、那覇に次ぐ第三の拠点とする方針を示していた。

2854荷主研究者:2017/06/01(木) 00:31:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170518_12015.html
2017年05月18日木曜日 河北新報
<外国人宿泊>仙台過去最多 個人旅行伸びる

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170518kahoku02.JPG

 2016年の仙台市内の外国人宿泊者数は12万8450人で過去最多となったことが17日、市の調査で分かった。台湾や中国などアジアを中心に個人旅行者が伸びている。

 市によると、過去5年間の外国人宿泊者数の推移はグラフの通り。過去最多だった15年(11万5947人)を10.8%上回った。訪日旅行が東北にも徐々に普及し、12年比で2.2倍増となった。

 国籍別では、台湾がトップで中国が続く。市は仙台-台北間の定期便就航や、有効期間内で何回でも日本に出入国できる「数次ビザ(査証)」などの認知度が高まっていることが背景にあると分析する。

 全体の宿泊者数は553万5804人で、前年より3.8%減。秋保、作並両温泉は例年並みだったが、都市部の宿泊者数が5.0%減ったことが響いた。

 観光客の総数は、最多だった前年を0.7%下回る2214万6806人。開催期間が短かった「SENDAI光のページェント」などの客足減が響いた。

 市によると、東日本大震災によって外国人宿泊者数は全体で落ち込んだが、台湾や中国は既に回復。一方、韓国や香港は東京電力福島第1原発事故の風評被害の影響で、震災前の水準に戻っていない。

2855荷主研究者:2017/06/01(木) 00:49:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170523_12005.html
2017年05月23日火曜日 河北新報
<さくら野仙台店>H&M24日閉店、長町へ

自己破産を申請したさくら野百貨店仙台店=仙台市青葉区

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社エマルシェ(同)が自己破産した問題で、閉店後も建物内で営業を続ける海外アパレル「H&M」は22日、7月上旬に仙台市太白区のザ・モール仙台長町に移転し、営業を始めると発表した。さくら野仙台店での営業は24日に終了する。

 H&Mジャパン(東京)によると、新店舗の名称は「H&Mザ・モール仙台長町店」。従来と同様、衣料品やアクセサリーを扱う。売り場面積は約900平方メートル。さくら野仙台店と比べ規模は半分ほどになり、同社は仙台市内に別の店舗の出店を検討している。

 同社は「仙台は複数の店舗を展開できる都市と考えている」と話した。

 破産後も営業を続けてきたさくら野仙台店のテナントは、6階に入るエステサロンのエルセーヌが28日に営業を終え、全て退去することになる。

2856荷主研究者:2017/06/01(木) 00:53:18

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170524_13049.html
2017年05月24日水曜日 河北新報
もうクマらない チョー短距離バスで帰宅安心

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170524kahoku02.JPG

宮教大からの送迎バスを降り、青葉山駅に向かう学生=仙台市青葉区荒巻青葉

 宮城教育大(仙台市青葉区)が、大学正門から市地下鉄東西線青葉山駅に向かう送迎バスを平日夜に走らせている。運行距離は約500メートルと短く、所要時間は1分強。異例の超短距離バスを運行させているのは、青葉山周辺で目撃情報が相次ぐツキノワグマだ。

 送迎バスは大学のマイクロバス(27人乗り)を活用。午後6時10分から10時15分まで、約15分間隔で運行する。昨年10月から5カ月間の試行を経て、本格運行に移行した。無料で利用できる。

 3年酒井千香さん(20)=宮城野区=は「大学から青葉山駅まで歩くと10分近くかかる。街灯が少なく、夜道が暗いのでバスがあって助かる」と話し、学生らの間で好評だ。

 宮教大がある青葉区荒巻青葉では2016年度、ツキノワグマの目撃情報が8件寄せられた。今年4月5日には近くの東北大青葉山キャンパスでも1頭の出没が確認された。

 15年12月までは大学正門から仙台駅行きの路線バスがあったが、東西線開業に伴って廃止され、最寄りの青葉山駅まで山中を歩く必要が生じていた。

 宮教大の斉野貴浩学生課長は「女子学生が多く、被害があってからでは遅い。普通は歩く距離だが、不審者対策も含めて、安全確保を優先した」と説明する。

 大学によると、5カ月間の試行で1日平均約126人が利用した。講義やサークルの終了直後の利用が多かったという。教員採用試験に向け、夜までキャンパスに残る学生の利用も見込んでいる。

 東西線沿線では、東北工大も八木山動物公園駅と同大の八木山、長町両キャンパスを循環する送迎バスを運行している。

2857荷主研究者:2017/06/11(日) 12:17:00
>>2736
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170526_13048.html
2017年05月26日金曜日 河北新報
<東北学院大>五橋キャンパス23年度開設

 東北最大の私立大、東北学院大を運営する学校法人東北学院(仙台市青葉区)は25日、仙台市から取得した旧市立病院跡地(若林区)に整備する「五橋キャンパス」の開設時期を2023年度とすることを明らかにした。泉区と多賀城市の既存キャンパスのうち、多賀城は売却も検討する。

 仙台市内で同日あった理事会で新旧4キャンパスの再編スケジュールを了承した。旧市立病院の解体は18年末から始め、五橋キャンパスは20年度に着工、21年度末の完成を目指す。泉、多賀城両キャンパスから1年かけて移転を進め、23年4月に授業を開始する。

 五橋キャンパスにはホール棟、講義棟、高層棟(地上19階)、研究棟、カフェ棟の計5棟を建設する。一部の建物と市地下鉄南北線五橋駅の地下構内を直結する方向で市と調整する。

 愛宕上杉通を挟んだ既存の土樋キャンパス(青葉区)も同駅の地下通路などと結びたい考え。土樋キャンパス側の駅出入り口に隣接する市福祉プラザの敷地内の通行を巡り、市と協議を始めた。

 教養学部などの学生ら約6000人が在籍する泉、工学部の約2200人が在籍する多賀城の両キャンパスの再開発は23年以降に実施。泉は野球場などの運動施設が集まっており、五橋移転後も活用する。多賀城は市中心部に位置する好立地を考慮し、市と調整しながら売却を含め検討する。

 東北学院は16年3月に発表した中長期計画で、「学都仙台」を担う都市型総合大学の実現を目指すキャンパス整備構想を掲げた。

2858荷主研究者:2017/06/11(日) 12:28:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170529_11052.html
2017年05月22日月曜日 河北新報
<宮城知事選>地方過疎化 支援薄く

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170522kahoku01.JPG
【地図】宮城県内の主な地域の人口推移

 宮城県が二極化の病に直面している。人口集中が加速する仙台圏と、流出に歯止めがかからない周辺部。福祉や医療、教育の格差は拡大する一方だ。地域経済は誘致企業に依存し、地場産業の衰退が進む。東北の中心にありながら、6県をつなぐ存在感は高まらない。村井嘉浩知事の3期目の任期終了まで半年。今秋の知事選を前に、約230万人が暮らす県土の現在地を見つめ直す。(宮城県政取材班)

◎みやぎ考(1)加速する仙台一極集中、偏在する県土

<人口流入進む>
 「県土の均衡ある発展」。県政運営の基軸にあった理念は、風前のともしびになりつつある。

 2016年1月に速報値が公表された東日本大震災後初めての国勢調査は、自治体間の明暗をくっきり映し出した。

 県中央部を横断し、南北から人口流入が加速する仙台市。05年に102万だった人口は108万に膨らんだ。県人口(233万)に占める同市の割合は46.4%。都道府県内の占有率は東京・特別区(68.6%)、京都市(56.5%)に次ぐ全国3位に浮上した。

 人口の急増は土地価格の高騰につながった。住宅需要が一段落して陰りが見える沿岸被災地を尻目に、地下鉄東西線の効果などにより仙台市は依然、全国トップクラスの上昇率が続く。

 「独り勝ち」と言われる活況の裏側で、他地域は深刻な人口減少にあえぐ。広域圏ごとの人口推移はグラフの通り。少子高齢化に加え、仙台圏への人口流出が同時進行する負の連鎖から抜け出せない。

<異質さ際立つ>
 経済力の格差も広がる一方だ。14年度の県内総生産8兆8958億円のうち、仙台市は4兆9168億円。石巻市(5882億円)、大崎市(5247億円)などを大きく引き離す。

 福島、郡山、いわきの3市が1兆円台前半でほぼ並ぶ福島県。山形市のほか、米沢、鶴岡、酒田市に一定の経済圏が分散する山形県などと比べ、宮城の異質さは際立っている。

 東北活性化研究センター(仙台市)の小杉雅之調査研究部長は「地域格差を解消するには、自然や農業など地域資源に光を当て、付加価値のある新産業の創出や企業誘致、公共投資が必要だ」と指摘する。

<「後押し必要」>
 「過度の人口集中は地方消滅を意味する」。15年6月の県議会6月定例会。仙台一極化に危機感を示す与党議員の質問に、村井嘉浩知事は「よろしくないと思う。仙台以外の地域が力を出せるよう県がサポートの努力をする」と強調した。

 答弁とは裏腹に近年、県による事業投資は仙台市に集中する。総額295億円をかけて県が整備する広域防災拠点。県議会で仙台以外への整備提案があったが、同市宮城野区のJR仙台貨物ターミナル駅への整備に踏み切った。

 県が構想し、仙台東部道路と市中心部を結ぶ自動車専用道路「仙台東道路」も本年度、国が調査に乗り出す。東北の次世代型放射光施設建設地は、県の後押しで丸森、松島、大郷3町が名乗りを上げたが、青葉区の東北大青葉山新キャンパスが選ばれた。

 ある県幹部は「効果が出やすい仙台圏への政策に傾斜し、地味な過疎対策への手当てが薄くなっている」と自戒を込めて明かす。

 05年に10町村が合併した栗原市の初代市長で、4月まで3期12年務めた佐藤勇前市長は「ヒト・モノ・ハコが仙台にばかり集中し、地域が衰退する宮城の現実に違和感を覚える。課題解決を図るには、県政の後押しが必要だ」と訴える。

<宮城県の将来人口推計>国立社会保障・人口問題研究所によると、現在233万の県人口は2040年に200万を割り、197万に落ち込む。108万の仙台市人口は98万と推計。県内で15年より増加が見込まれるのは富谷、名取、利府の3市町のみ。

2859荷主研究者:2017/06/11(日) 12:29:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170529_11054.html
2017年05月24日水曜日 河北新報
<宮城知事選>参入と転換に高い壁

(左上から時計回りに)17年産米の田植え、中小企業の商談会、キャリアカーに積まれる新車のコラージュ

 宮城県が二極化の病に直面している。人口集中が加速する仙台圏と、流出に歯止めがかからない周辺部。福祉や医療、教育の格差は拡大する一方だ。地域経済は誘致企業に依存し、地場産業の衰退が進む。東北の中心にありながら、6県をつなぐ存在感は高まらない。村井嘉浩知事の3期目の任期終了まで半年。今秋の知事選を前に、約230万人が暮らす県土の現在地を見つめ直す。(宮城県政取材班)

◎みやぎ考(3)産業覆う依存の構図、体質改善進まず

<拠点化は加速>
 1600人の従業員が世界戦略を末端で支える。宮城県大衡村の仙台北部中核工業団地にあるトヨタ自動車東日本の巨大工場棟。2016年度の生産台数は約16万台に達した。

 東日本大震災を経て、トヨタ関連の3社は2012年に合併し、体制を強化した。同社総務部は「生産はほぼ当初の見込み通りに進んでいる」と堅調な推移を説明する。

 裾野が広い産業を呼び込み、3次産業に偏る地域の経済構造を変える-。県は自動車産業の誘致と集積に大きな期待を寄せた。操業開始から6年。トヨタの拠点化は加速しているが、県が描いたシナリオは思うように進んでいない。

 15年度の県内総生産は9兆5150億円(実質)。11年度比で1兆4640億円増えた。ものづくりの2次産業は2兆7570億円。11年度比で1兆220億円増となったが、数字を押し上げたのは復興需要に支えられた建設業だった。

 県によると、地元企業が自動車関連企業から得た新規受注件数は11年度からの累積で273件(部品の試作依頼や設備関係を含む。3月末現在)。本格的な参入や取引拡大を果たした企業は一部に限られる。

 産業支援組織の関係者は参入の難しさを指摘した上で、「今までの待ちの姿勢では、中小企業は浮上のきっかけすらつかめない」と歯がゆさを隠さない。

<「脱コメ」鈍く>
 従来の産業構造から抜け出せないのは衰退が続く1次産業も同様だ。仙台市内のホテルで4月中旬にあった県園芸振興大会。県が目標に掲げた20年の園芸産出額422億円に、約300人の出席者からは「かなりハードルが高い」との声が漏れた。

 15年の県農業産出額は1741億円で、東北では5位にとどまる。コメが635億円を占めるのに対し園芸は約半分の329億円。米価の動向に産出額が左右される「コメ依存」が長らく続いてきた。

 野菜や果実、花など園芸作物を広げ安定した農業経営を促すのが県などのもくろみだが、農業従事者の高齢化や初期投資への負担感などが壁となり転換への動きは鈍いままだ。

 「他県と比べコメ以外の作物への対応が遅れた感は否めない」。農林中央金庫仙台支店の榎本浩巳支店長はこう指摘し、「コメへの依存体質を変え、経営という発想を生産現場に広げることが重要。伸びしろはあるのだが」と話す。

<復興需要が減>
 日本政策投資銀行東北支店によると、1995年に阪神大震災に遭った兵庫県の経済規模は震災後の1〜4年間は復興需要で震災前を上回った。5年目に震災前の水準を割り込み、回復までに5年を要した。

 復興需要の落ち込みに加え生産人口の減少が続けば、経済停滞のリスクはさらに大きくなる。同支店の柏原滋次長は「危機感を共有し、足元の成長を支える産業を創り出す必要がある」と警鐘を鳴らす。

<宮城県の震災対応予算額>震災発生後、初の当初予算編成となった12年度は9048億円に達した。16年度は5000億円を割り込み4833億円。17年度は3814億円で前年度比の減少率が初めて20%を超え、ピーク時に比べ約4割の規模となった。

2860荷主研究者:2017/06/11(日) 12:31:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170529_11056.html
2017年05月26日金曜日 河北新報
<宮城知事選>「オール東北」険しく

観光分野の連携が進む東北。宮城は新たな地方自治の在り方を示せるだろうか=仙台空港

 宮城県が二極化の病に直面している。人口集中が加速する仙台圏と、流出に歯止めがかからない周辺部。福祉や医療、教育の格差は拡大する一方だ。地域経済は誘致企業に依存し、地場産業の衰退が進む。東北の中心にありながら、6県をつなぐ存在感は高まらない。村井嘉浩知事の3期目の任期終了まで半年。今秋の知事選を前に、約230万人が暮らす県土の現在地を見つめ直す。(宮城県政取材班)

◎みやぎ考(5)機運乏しい広域連携、高まらぬ存在感

<誘客巻き返し>
 インバウンド(訪日外国人旅行者)の誘致で活況を呈する首都圏や西日本に比べ、出遅れが著しい東北。巻き返しへの危機感が、ようやく6県を動かした。

 2016年8月、6県の知事と副知事が台湾・台北市を訪問した。6県トップが海外で東北観光を合同PRしたのは初めて。今年も7月、各知事が香港でプロモーションを展開する。

 外国人の宿泊者数(16年)は全国7088万人に対し、東北は1%の71万人にとどまる。誘客はオール東北の努力が不可欠だ。

 経済界からは16年7月に完全民営化した仙台空港を拠点に、東北各地に向かう観光ルートの強化が望まれている。「宮城県が上手にかじ取りを果たし、将来への連携を図ってほしい」。東北観光推進機構の紺野純一専務理事は期待を込める。

<協力は個別的>
 東北各県は観光振興のほか災害支援、ドクターヘリ運航、自動車産業の集積など個別課題ごとの協力は進めている。一方で、本格的な広域連携に踏み出す動きは停滞したままだ。

 県組織単位での救援、復旧復興策の限界を露呈した東日本大震災。東北6県と北海道、新潟県は12年2月、広域連携を探る検討会議を設け、一時的に機運は盛り上がった。

 防災分野など8道県の事務の一部を担い、国出先機関の移管先となる「広域連合」を視野に入れたが意見集約できず、同年度内に終了した。広域連合の先に持論の道州制を見据えた村井嘉浩宮城県知事も震災対応に忙殺され、リーダーシップを発揮できなかった。

 道州制へのアレルギーは5県にくすぶる(表)。「住民自治の観点から課題はある。善しあしを言える段階ではない」(岩手県)、「国の統治機構の根幹に関わる。広範な国民的議論が必要」(秋田県)と慎重論が幅を利かす。

<ダム論に距離>
 地理的、経済的な中心にある宮城県が突出しかねない施策への警戒感は、なおさら根強い。

 「東北全体が衰退してしまう。雇用を求めて関東に出る部分に対し、ダムの役割を果たして流出を防ぐ。そういう宮城県にする」

 東北の人口が900万人を割った15年国勢調査の速報値を踏まえ、村井知事は16年1月中旬の定例記者会見で力強く語った。

 「ダム論」は、地方の拠点都市に資源を集中投資して魅力や経済力を高め、東京圏への一極集中を防ぐ考え方。14年5月に有識者らによる日本創生会議が提唱して注目を集めたが、各県の受け止めは冷ややかだ。

 「社会減と自然減の両面で問題の克服に取り組んでいる。各県で施策を着実に実行することが重要」(青森県)「新たな一極集中になりかねない。今は宮城にダム機能を求めない」(福島県)と距離を置く。

 東大先端科学技術研究センターの牧原出教授(政治学)は「人口減が加速する東北は県境を越えた政策連携は欠かせない。宮城県は、復興後を見据えた新たな地方自治の在り方を発信してほしい」と指摘する。

2861荷主研究者:2017/06/11(日) 12:57:14

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170527_12028.html
2017年05月27日土曜日 河北新報
「この世界の片隅に」制作のマッパが仙台に拠点

 アニメーション制作企画のMAPPA(マッパ、東京)が来年4月、仙台市内にアニメ制作のスタジオを開設することが26日、分かった。同社が東京以外にスタジオを設けるのは初めて。

 初年度は作画担当のアニメーターを中心に正社員15人を雇用する計画。5年後は40人体制を見込む。開設に当たり、市の企業立地促進助成金を活用する。

 同社は第40回日本アカデミー賞の最優秀アニメ作品賞を受賞した映画「この世界の片隅に」をはじめ、アニメや映画を数多く手掛けている。6月2日に市役所で立地表明式がある。

2863荷主研究者:2017/06/11(日) 14:30:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170602_12004.html
2017年06月02日金曜日 河北新報
<エスパル>成城石井など17店オープン

総菜店などが並び、多くの買い物客でにぎわうエスパル仙台東館

入店を待つ長い行列ができた東北初出店の「成城石井」

記念のセレモニーでテープカットをする関係者=1日午前11時55分ごろ、JR仙台駅

 JR仙台駅の駅ビル「エスパル仙台東館」の増床部分が1日、オープンした。駅東口と東西自由通路に面したエリアで、東北初出店の高級スーパー「成城石井」など17店が入り、駅利用者の利便性を高めた。開店時には約300人が列をつくった。

 増床部分は19日に開業するホテルメトロポリタン仙台イーストの1、2階部分で、店舗は韓国総菜「カンナムキンパ」やドラッグストアなど日常使いが中心。

 成城石井は本格的な総菜や厳選した世界の食材をそろえる。開店と同時に買い物客が押し寄せ、入店を規制する盛況ぶりだった。同社の前川康子広報課長は「出店を待ち望んでくれていたと実感した」と話した。

 仙台市宮城野区の広田由美子さん(60)は「東京にいた時は調味料をよく買っていた。仙台に店ができて便利になる」と喜んだ。

 駅東口に面した1階部分にはスポーツバー「ダンボ ピザ ファクトリー」や、宮城野区岩切の人気ラーメン店「本竈(ほんかまど)」などの飲食店が入る。同店を利用した泉区の会社員佐久間信行さん(34)は「東口も東北の玄関口らしい姿になった。駅に来る機会がますます増えそう」と話した。

 記念のセレモニーが2階入り口であり、エスパルを運営する仙台ターミナルビル(仙台市)の新妻博敏社長は「東口の顔になるショッピングセンターにしたい」と語った。

2864荷主研究者:2017/06/25(日) 10:43:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170606_22025.html
2017年06月06日火曜日 河北新報
<青森銀>青葉通沿いに仙台支店移転

 青森銀行は、仙台支店を仙台市青葉区中央4丁目から同区中央3丁目の野村不動産仙台青葉通ビルに移転し、5日に営業を始めた。

 新支店はビル1階にあり、青葉通南側に面している。延べ床面積は約440平方メートルで、相談スペースを広げた。現金自動預払機(ATM)の営業時間を拡大し、平日、土日祝日とも午前7時〜午後9時とした。

 成田晋頭取は「青葉通沿いに移転することで青森銀行の認知度が上がる。取引する事業者の幅を広げ、個人ローンにも力を入れたい」と述べた。

 青葉通には七十七銀行と仙台銀行の本店のほか、岩手銀行仙台営業部、秋田銀や山形銀、大手行の仙台支店がある。

新仙台支店の前でテープカットする青森銀行の関係者

2865荷主研究者:2017/06/25(日) 10:45:54
>>1936
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170606_13031.html
2017年06月06日火曜日 河北新報
<NHK>仙台局新会館が完成 現地で式典

錦町公園の隣接地に完成したNHK新仙台放送会館

 NHKが仙台市青葉区本町2丁目で建設していた新仙台放送会館が完成し、5日、現地で竣工(しゅんこう)式があった。同区錦町の現放送会館から設備を順次移転し、運用訓練の後、2018年2月に開館する。

 竣工式で西村睦生仙台放送局長は「東日本大震災クラスの揺れにも耐え、ライフラインが途絶えても放送事業を持続できる施設となった。地域や市民に親しまれる会館を目指す」とあいさつした。

 新会館の総工費は約117億円。地上7階、地下1階。延べ床面積は約2万3620平方メートルで現会館のほぼ2倍。ガラス張りの1、2階は市民が自由に入館できる「定禅寺メディアステーション」とし、公開番組用の「杜のスタジオ」や震災を映像で学べるスペースなどを設ける。

 NHKは、営業終了したホテル仙台プラザと斎藤報恩会自然史博物館の跡地、隣接する市有地を取得し、移転新築を進めていた。現在の会館の跡地は売却の方向で検討している。

2866荷主研究者:2017/06/25(日) 10:49:36

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170607_12003.html
2017年06月07日水曜日 河北新報
<アロリカ>国内初の事業所 仙台進出

 コールセンター業務などを担うBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスの世界大手、米アロリカ社が12月、仙台市内に国内初の事業所「仙台サイト」を開設する。地元を中心に雇用し、3年以内に300人体制に拡大する。

 アロリカ社は米カリフォルニア州に本社があり、世界16カ国で事業を展開。従来のコールセンター業務に加え、同業務で得られた商品やサービスに関する情報を集約して分析。顧客に還元し、マーケティング戦略も支援することが特長だ。自動車、IT、金融などの世界企業を顧客に持つ。

 仙台サイトは、仙台市青葉区上杉1丁目のビルに置く。今年8月ごろから採用活動を本格化し、初年度は正社員を中心に50人ほどでスタート。2年後には250人体制にする予定。

 同社によると、東京からのアクセスや仙台空港などの交通利便性の高さと、人口が多く優秀な学生を確保しやすい環境が仙台進出の決め手になった。

 同社は今年1月、既に日本法人本社を市内に開設している。担当者は「日本のBPO産業は海外に比べ少し遅れている。仙台を拠点に国内の市場を開拓していきたい」と話した。

 同社アジア地区社長のボン・ボルハ氏らが12日、仙台市役所を訪れ立地表明書を提出する。

2867荷主研究者:2017/06/25(日) 10:52:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170608_13045.html
2017年06月08日木曜日 河北新報
<学都仙台パス>学生さんの足 サポート好調

東北大や宮城教育大に近く、フリーパスの利用者らが乗り降りする仙台市地下鉄東西線の青葉山駅

 仙台市地下鉄東西線の開業に合わせて対象路線を拡充した学生向けサービス「学都仙台 市バス・地下鉄フリーパス」の販売が堅調だ。4月の販売枚数は昨年同月に比べて14%の増加。発行元の市交通局は安定した収入源と重視し、さらなる浸透を狙う。

 フリーパスは2010年4月、主に市バスで一定区間を通学する小中高生や大学生が、通常の定期券より安価に購入できる仕組みとして導入された。

 15年12月の東西線開業時に路線を拡充。ICカード乗車券「イクスカ」で発行され、市バス、東西線、南北線の各路線の単独でも、自由に組み合わせてでも購入できるようにした。

 市バス、東西線、南北線の全区間が使えるフリーパスの場合、1カ月運賃は1万1460円。おおむね地下鉄なら3区(運賃300円区間)以上、市バスなら100円区間以外を利用する人は「定期券よりもお得」(市交通局)という。

 市交通局によると、対象拡充後初めての新学期となった16年4月の販売枚数が3万8259枚だったのに対し、今年4月には4万3606枚にまで増えた。15年4月は2万6310枚にとどまっており、対象拡充が販売増の転機となった。

 市交通局は市内の大学のオープンキャンパスなどでフリーパスの活用をPRする。担当者は「通学や通勤の定期利用が収入の根幹。学生の住まいは東西線沿線に集まってきており、ニーズを掘り起こしたい」と話す。

2868荷主研究者:2017/06/25(日) 10:58:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170609_12059.html
2017年06月09日金曜日 河北新報
<TKP>新ホテル「仙台駅北」着工

 TKP(東京)が仙台市宮城野区名掛丁に建設する「アパホテルTKP仙台駅北」の起工式が8日、現地であった。開業予定は2018年10月。同社のホテル建設は東北で初めて。ホテル隣に会議室棟を整備し、ビジネス需要を中心に集客拡大を目指す。

 ホテルはアパグループ(東京)のフランチャイズでTKPが運営する。鉄骨13階で延べ床面積約7150平方メートル。客室305室、300人収容の宴会場を設ける。会議室棟は6階で、2〜6階に100人収容の会議室を1室ずつ備える。

 場所はJR仙台駅東口の北側の線路沿い。駅から徒歩5分の位置にある。

2869荷主研究者:2017/06/25(日) 10:58:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170609_11046.html
2017年06月09日金曜日 河北新報
<松島海岸駅>バリアフリー化へ連携協定

協定を締結した(左から)松木支社長、村井知事、桜井町長

 宮城県と松島町、JR東日本仙台支社は8日、日本三景・松島への観光客増加を目指す包括連携協定を締結した。玄関口となるJR仙石線松島海岸駅の改修と周辺整備を軸に、バリアフリー化やイメージ向上を図る。

 松島海岸駅は1927年建造の木造駅舎。傾斜地に立地するがエレベーターやエスカレーターはなく、高齢者らにとって不便な構造が課題とされてきた。

 協定を踏まえ、JR東は駅の老朽化対策とバリアフリー化を進め、県有地の駅前ロータリーを3者で再整備する。新駅舎の完成時期は未定。東京五輪・パラリンピック効果による訪日客増加を見据え、JR東は「2020年がポイントになる」と説明する。

 JR東が観光に特化した連携協定を自治体と結ぶのは初めて。締結式で松木茂支社長は「地域活性化に結び付けたい」と述べた。

 桜井公一町長は旧松島水族館の跡地利用を引き合いに「駅周辺の整備は重要」と話し、村井嘉浩知事は「官民一体で観光拠点を整備したい」と強調した。

2870荷主研究者:2017/07/02(日) 11:09:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170610_12007.html
2017年06月10日土曜日 河北新報
<ロレック ス>東北初の正規店10日オープン

10日オープンする「ロレック ス ブティック 仙台藤崎」

 スイスの高級時計ブランド「ロレック ス」の正規取扱店「ロレック ス ブティック 仙台藤崎」が10日、仙台市青葉区一番町3丁目の商業ビル「クラックス」1階にオープンする。

 国内のロレック ス正規取扱店は6店舗目、東北では初めて。店舗面積は約235平方メートルで約600種類を取り扱う。価格帯は税込み49万6000円〜1274万4000円。

2871荷主研究者:2017/07/02(日) 11:09:51

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170610_13047.html
2017年06月10日土曜日 河北新報
芭蕉の辻一帯再整備を 商店主らフォーラム企画

平賀さんが構想する整備後のイメージ

現在の芭蕉の辻周辺の大町通

 藩制時代に城下町仙台の中心地だった大町通と国分町通の交差点「芭蕉の辻」(仙台市青葉区)周辺ににぎわいを取り戻そうと、地元商店主らが大町通の一部区間を再整備する構想を打ち出している。16日に青葉区の仙台国際センターで関連のフォーラムを開く。市民に向けて趣旨を説明し、実現へ機運を盛り上げる。

 構想の対象は、大町通の藤崎一番町館前からアークホテル仙台青葉通り前までの約500メートル区間。

 電柱を地下に埋設して路面をウッドチップで舗装。イベントを行いやすいよう日中の一定時間を歩行者専用とする。通り沿いのビルは1階外壁に地元産木材を多用し、城下町らしい統一感ある街並みにする。

 発案者は、仙台商工会議所女性会名誉会長で青葉区で化粧品店を営む平賀ノブさん(79)。昨年末ごろから大町通を管理する市当局や沿道のビル所有者の元に出向いて構想を説き、実現の可能性を探っている。

 芭蕉の辻周辺の商店主らから「大型商業施設開業で活気づくJR仙台駅周辺に対抗するチャンス」などと多くの賛同が寄せられた。こうした声を受けて5月に「城下町仙台まちづくり市民会議」を結成し、発足記念フォーラムを企画した。

 フォーラムは16日午後6時半から。構想の概要を説明するほか、電柱埋設が市街地発展に及ぼす効果について東北地方整備局長の川滝弘之氏が講演する。来場者が整備局や市の幹部と自由に討論する時間もある。

 定員は先着100人程度で参加無料。平賀さんは「東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年をめどに実現させたい。行政を動かすためには、多くの市民の賛同が欠かせない」と来場を呼び掛けている。連絡先は「ひらが」022(222)0158。

2872荷主研究者:2017/07/02(日) 11:13:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170611_13014.html
2017年06月11日日曜日 河北新報
日本家屋の美惜しむ 道路整備で取り壊しへ

取り壊しを決めた主屋を眺める門間さん

 国登録有形文化財の門間箪笥(たんす)店(仙台市若林区南鍛冶町)の旧主屋や工房が、市の都市計画道路整備工事に伴い取り壊されることになった。近代歴史資産の愛好家からは惜しむ声が上がっている。

 取り壊されるのは、主屋、板倉、指し物工房、塗り工房の計4棟で、1928(昭和3)〜35(同10)年にかけての建築。特に主屋は寄せ木造りの複雑な構造の屋根が特長。内部も吟味された部材と木工技術を駆使した建具、繊細な欄間などが日本家屋の美を体現している。

 2002年3月に国登録有形文化財となり、11年3月の東日本大震災では大規模半壊の認定を受けた。現在も骨組みにゆがみが残る。

 同社専務の門間一泰(かずひろ)さんは、計画が本格化した約10年前から保存の方策を模索してきた。現在地内での曳家(ひきや)は敷地上の制約から断念。他への移築も土地の購入や維持費など費用面から無理と判断した。

 門間さんら家族は現在、市内のマンションなどで生活している。解体終了後、計画から除外された残りの敷地に店舗と工房を新築する計画だ。

 建物の取り壊しは、13日に始まる予定。門間さんは「3代目の曽祖父が事業成功の証しとして建てた家。残す手だてを考えたが難しかった」と説明する。登録文化財のうち稲荷社は残し、一部建具、梁(はり)は新店舗に再利用する方針だ。

 市民対象の街歩きを開催する近代仙台研究会の斎藤広通事務局長は「地域のシンボル的な建物で風情ある姿が魅力的だった。なくなるのは寂しい」と話す。斎藤さんらは、12日午後1時から現地視察会を開催する。連絡先は090(4633)9570。

[国登録有形文化財]おおむね近代以降に制作された建築・美術工芸で、特に保存が必要と認められ、文化財登録原簿に登録された文化財建造物などを指す。登録制度は所有者からの届け出を基に、行政機関が指導・助言などを行うことで緩やかに保護措置を講じる仕組みで、1996年に誕生した。従来の指定制度を補完する。

2873荷主研究者:2017/07/02(日) 11:16:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170611_13009.html
2017年06月11日日曜日 河北新報
<宮城知事選>人口戻らぬ沿岸 予測と乖離

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170611kahoku02.JPG

 東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県沿岸部の自治体で、国勢調査に基づく2015年の将来人口推計に対し、実際の数値が大きく下回っていることが10日、仙台市内であった日本人口学会のシンポジウムで報告された。復興事業の遅れが乖離(かいり)を招いた主な要因で、流出した住民が想定ほど戻っていない実態が浮き彫りになった。

 シンポは青葉区の東北大青葉山北キャンパスを会場に、人口問題の専門家らが震災後の人口推移や、過去の災害後の人口などをテーマに議論。国立社会保障・人口問題研究所(東京)人口構造研究部の小池司朗第二室長は、13年3月に公表した10年調査に基づく15年の推計値と、15年調査の結果について説明した。

 岩手、宮城、福島3県と主な市町の15年推計と人口は=表=の通り。南三陸(19.86%)、女川(15.20%)、山元(5.30%)の3町で下落幅の乖離が際立って大きかった。

 小池氏は「町外に流出した住民が想定ほど戻っていない」と社会減が進んだ状況を説明。仙台市の人口は推計値以上に増えており、予測を超えた一極集中を示す結果となっている。

 一方、岩手は宮古、陸前高田、釜石各市など、推計値より人口減少が緩やかな市町が多かった。小池氏は「復興策が功を奏しているのではないか。(建設作業員ら)一時的な人口流入もある」との見方を示した。

 各専門家は「他地域からの移住を促進するだけでは短期的な効果しか生まない」「地域の実情に応じた少子化対策が重要」などと指摘。人口減を緩和するため、子育て環境の整備を進めて出生数を回復する必要性について意見が出た。

2874荷主研究者:2017/07/02(日) 11:24:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170615_12004.html
2017年06月15日木曜日 河北新報
<三井不動産>仙台・泉に複合スポーツ拠点

FUN-TE!の完成イメージ図(三井不動産提供)

 三井不動産は14日、仙台市泉区高玉の仙台泉ショッピングセンター(SC)のスポーツ棟を大規模改装して複合スポーツ拠点とし、2018年春までにアイスリンク仙台、サッカーと音楽の融合施設、アウトドア型飲食施設を順次開業すると発表した。

 拠点の名称は「SPORTS LINK CITY FUN-TE!(ファンテ)」。冬季五輪フィギュアスケート金メダリストの羽生結弦選手や荒川静香さんが練習したアイスリンク仙台(延べ床面積5628平方メートル)は、内外装を一新。ラウンジや展示スペースを新設する。

 サッカーと音楽の融合施設は、歌手の桜井和寿さんらの音楽ユニット「ウカスカジー」が所属するMIFAが「MIFA Football Park仙台」(仮称)を展開。クラブハウス(250平方メートル)を新設する。

 アウトドア型飲食施設には飲食棟(277平方メートル)を設ける。人工の砂浜でバーベキューやキャンピングが楽しめる「WILD BEACH」が東北初出店する。

 アイスリンクの改装は11月までに完了。他の2施設は18年春の開業を目指す。三井不動産広報部担当者は「スポーツを核として地域や人とつながる施設にしていきたい」と話した。

 仙台泉SCは核店舗だった西友仙台泉店が昨年9月に閉店、解体工事が進む。

2875荷主研究者:2017/07/02(日) 11:24:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170615_13018.html
2017年06月15日木曜日 河北新報
<仙台南北線>開業30年、トイレ初の全面改修へ

今夏にも改修を始める勾当台公園駅トイレのサイン

 仙台市交通局は本年度、市地下鉄南北線の全17駅のトイレ改修に着手する。2020年度までに便器計223台を取り換え、80台ある和式便器は全て洋式化する。バリアフリー対応で入り口の階段も解消する。7月に開業30年を迎える南北線でトイレの全面改修は初めて。

 計画では、トイレ床面の高さを下げて段差をなくし、便器や手洗い場を再配置する。温水洗浄便座を導入し、簡易型の多機能トイレを一部に設置するほか、大型の「ひろびろトイレ」も更新する。工事中は仮設トイレを置く。

 改修する駅は、本年度が北仙台、勾当台公園、仙台(北側)で夏にも着工する。18年度は泉中央、北四番丁、広瀬通、仙台(南側)、長町南。19年度は黒松、台原、五橋、河原町、長町で、20年度は八乙女、旭ケ丘、愛宕橋、長町一丁目、富沢を予定する。総事業費は計約9億4000万円。

 市交通局によると、15年12月に開業した東西線の設備の新しさと対照的に、南北線のトイレの劣化が目立ち、「南北線のトイレは臭い」などと苦情も寄せられているという。

 千葉秀之建築設備課長は「東西線以上の設備を目指す。サービスの質を上げ、気持ち良く使ってもらえるようにしたい」と話す。

2876荷主研究者:2017/07/02(日) 11:27:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170616_12041.html
2017年06月16日金曜日 河北新報
<阿武隈急行>車両更新前倒し 18年度に

乗客減が続く阿武隈急行。新たな需要の取り込みが課題だ=角田駅

 宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道の阿武隈急行(伊達市)は、2022年度から実施を計画していた車両更新を、18年度に前倒しする検討に入った。国に車両整備事業の国庫補助を打診しており、今後協議を進める方針。両県と沿線5市町は、早ければ18年度当初予算に負担額の費用を計上するとみられる。

 車両更新は18年度に2両(1編成)を想定し、4億数千万円が見込まれる。国庫補助は3分の1の見通しで、申請が認められれば残る3分の2を会社と関係自治体が負担する。

 現在の稼働車両は18両。1988年の全線開業から約30年間、修理で対応してきた。車両更新は22年度から順次、進める予定だったが、老朽化が著しいため、「喫緊の課題」(千葉宇京社長)として着手の時期を早める。

 これまでレールや枕木、橋などの補修は国庫補助のほか、会社が5分の1を負担。残りを両県と、沿線市町が利用者割合などを勘案して支出してきた。同社は累積赤字が10億3207万円に上り、車両更新費の捻出は厳しい状況にある。

 今後、両県と沿線5市町を交え、更新費用の負担割合や更新台数、19年度以降のスケジュールなどの協議を加速させる方針。

2877荷主研究者:2017/07/02(日) 11:28:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170616_12040.html
2017年06月16日金曜日 河北新報
<阿武隈急行>補助金頼み改善せず

 第三セクター阿武隈急行の車両更新費を巡り、宮城、福島の両県と沿線5市町が支援の検討を急いでいる。補助金頼みの赤字体質は厳しさを増し、人口減が進む地域の足を税金で支える構造は深刻だ。存続に向け、新たな需要を取り込む知恵が求められている。

 阿武急の1日当たりの輸送人員は約6900人(2016年度)。朝夕は通勤通学客で混み合うが、日中はまばらだ。累積赤字は10億円を超え、経営は県や沿線市町の補助金(表)なしに立ちゆかない。

 千葉宇京社長は14日、株主総会後の就任記者会見で「施設設備が老朽化し、経営環境は大変厳しい」と説明。「車両更新は安全運行に欠かせない。関係自治体と早急に協議を詰めたい」と理解を求めた。

 沿線は少子化による人口減が進み、乗客は減少傾向が続く。全国の地域公共交通が抱える共通の課題で、国土交通省は公共交通機関の利用者が減る地域に「地域公共交通網形成計画」の策定を勧める。

 自治体、交通機関の運営会社、住民、有識者らが協議会を構成し、計画にはまちづくりや観光振興と組み合わせた望ましい交通サービスの構想を盛り込む。全国で291件(5月末現在)策定され、ローカル鉄道の活用促進やバス路線の再編に生かされている。

 東北では36件の実績があり、東北運輸局は「計画作りは地域で交通機関の使い方を真剣に考え、実践する契機になる」と奨励する。計画に基づいて交通機関を再編する場合、国の財政支援が受けられる。

 宮城県の担当者は「まだ計画作りの機運に達していない」と消極的だが、阿武急の利用者増に向けて地域の協力、バスとの乗り継ぎ改善、観光への活用などの改革は避けられない。

 福島大人文社会学群の吉田樹(いつき)准教授(交通計画)は「阿武急の路線は福島市を起点とし、仙台市に近い。全国の他のローカル鉄道よりも条件は良いのに、人を呼び込む策を誰も能動的に考えてこなかったのではないか」と指摘する。

 沿線住民を巻き込んだ活性化への議論は不可欠とし、「鉄道を維持するリスクとメリットを明らかにし、必死に利活用を考えなければ衰退するだけだ。地域が主体性を発揮しなければならない」と強調する。

(角田支局・会田正宣、報道部・片桐大介)

2878荷主研究者:2017/07/02(日) 11:30:23
>>2761 >>2852
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170616_11037.html
2017年06月16日金曜日 河北新報
<富谷市>新交通「地下鉄・ミニ地下鉄優位」

 宮城県富谷市が仙台市泉区方面との交通渋滞緩和に向け導入を検討する新交通システムで、市が2016年度に依頼したコンサルタントの報告がまとまった。コンサルは「技術面から仙台市地下鉄南北線と同じ地下鉄か、同東西線と同じミニ地下鉄が優位」と結論付けた。

 コンサル調査は15年度に続き2度目。16年度は仙台市泉区泉中央-富谷市大清水間で4ルート(約5.3〜6.9キロ)を設定。(1)地下鉄(2)ミニ地下鉄(3)モノレール(4)東京臨海新交通臨海線「ゆりかもめ」と同じ新交通システム(AGT)(5)ライトレール(次世代型路面電車、LRT)(6)バス高速輸送システム(BRT)-の6分類を比較した。

 コンサルはピーク時利用者数を1時間当たり片道3200〜5300人、富谷市から仙台市中心部到達までの時間を35〜40分と想定。輸送力、速度の評価に加え「LRT、BRTは交通量を圧迫しハードルが高い」「LRT、モノレール、AGTは近隣に導入例がなくノウハウが活用できない」などとし地下鉄とミニ地下鉄の優位性を指摘した。

 市は本年度、交通政策の専門部署として「交通政策推進室」を新設し、専門職員を配置した。若生裕俊市長は「報告を基に本年度は需要予測、採算性、実現可能性の検討をさらに進める」と話した。

2880荷主研究者:2017/07/09(日) 10:46:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170620_13049.html
2017年06月20日火曜日 河北新報
<仙台東西線>青葉通一番町 地下駐輪場24日から

奥行き182メートル、幅16メートルと縦に長い青葉通一番町駅の地下駐輪場

 仙台市地下鉄東西線の青葉通一番町駅の地下駐輪場が完成し、24日にオープンする。1404台が収容でき、東西線開業に伴い開設された駐輪場では最大。これで東西線全13駅で駐輪場の整備が完了する。

 24日午前9時にサービスを開始する。自転車995台、バイク409台が収容可能で、夜間も利用できる。料金は1日利用が自転車60円、バイク・オートバイ120円。1カ月定期は自転車1200円、バイク・オートバイ1800円。

 駐輪場は延べ床面積約3000平方メートル。青葉通一番町駅周辺は市内有数の商業地のため地上で用地を確保するのが難しく、東西線の新駅で唯一、地下に駐輪場を設けた。駐輪場から駅の改札階に通じる通路も整備した。

 当初は東西線が開業した2015年12月の完成を予定していたが、車道の約2.5メートル下にある管路の補強工事などの影響で工期が延びた。遅れていた青葉通全体の再整備事業も年内に完了する見込み。

 周辺には、青葉通と東二番丁通の交差点下にある青葉通地下駐輪場(1017台)、広瀬通と一番町通の交差点近くの広瀬通地下駐輪場(1137台)があるが、満車になることが多いという。

 市道路管理課の佐藤秀樹課長は「たくさんの自転車とバイクを置くことができ、商店街にも近い。地下鉄利用者に限らず、多くの方に使っていただきたい」と話した。

2881荷主研究者:2017/07/09(日) 10:47:03

http://www.sankei.com/region/news/170620/rgn1706200050-n1.html
2017.6.20 07:04 産経新聞
仙台駅東口“開業ラッシュ” ホテルや商業施設…薄れる「東西格差」

 JR仙台駅東口に新たに完成した「ホテルメトロポリタン仙台イースト」が19日オープンし、開業セレモニーが開かれた。駅西口と比べて開発が遅れていた東口だが、双方をつなぐ昨年の東西自由通路の開通を契機に、ホテルや商業施設の“開業ラッシュ”が続いている。駅の東西間の行き来が活発化し、仙台市中心部のさらなるにぎわいに期待が高まっている。(大渡美咲)

 ホテルメトロポリタン仙台イーストはJR東日本系で仙台駅に直結。客室は5〜14階にあり全282室。会議室や宴会場がなく、西口にある同系列のホテルメトロポリタン仙台と差別化した。また、全体の6割がワイドシングル(1泊2万5千円)。2館の合計で577室となる。「東北六感」をコンセプトに、室内には南部鉄器など東北各地の工芸品を置いた。

 開業セレモニーでホテルを運営する仙台ターミナルビルの新妻博敏社長は「仙台駅が開業した130年前、(駅周辺は)東西に分かれ東側の発展が遅れた。東口の顔として、自信を持って社員一同取り組みたい」とあいさつした。

 また、仙台駅東口商工事業協同組合の松坂卓夫理事長も、昭和58年から東西自由通路の拡幅や東側の商業施設の開発について長年要望していたとし、「30年以上たって要望がかなった。何度もまちづくり懇談会を重ねてはいるが、将来を見据えた都市デザインに取り組む必要がある」と話した。

 関係者の悲願だった駅東西間の交流。突破口となったのが昨年の東西自由通路の拡張だ。これで人の流れは大きく変わり、さらに大型商業施設「エスパル仙台東館」もオープン。東西の往来が活発化し、利便性が高まっている。

 東口周辺ではホテルの開業も続いている。昨年4月には東北初進出となった「ホテルビスタ仙台」がオープン。来年10月には会議場機能を併せ持つ「アパホテルTKP仙台駅北」がオープンする予定だ。

 東日本大震災後、仙台では復興需要でホテルの稼働率が跳ね上がり、室数が不足しがちだったが、一連の開業ラッシュで800室余り増える予定。復興需要が落ち着く今後は、国内外からの観光客の呼び込みも鍵となってくる。

 メトロポリタン仙台イーストの尾形一郎総支配人は「東口の顔となってたくさんの人に来てもらいたい。また、ホテルを拠点に東北各地にも足を運んでいただきたい」と期待を込めた。

2882荷主研究者:2017/07/09(日) 10:51:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170623_72051.html
2017年06月23日金曜日 河北新報
<東北新幹線35年>首都圏との交流加速

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170623kahoku03.JPG

開業日の東北新幹線一番列車「あおば」が仙台駅を出発、広瀬川にかかる橋を通過した=1982年6月23日

 東北新幹線は23日、開業35周年の節目を迎えた。

 1982年6月23日、東海道新幹線より20年近く遅れて大宮-盛岡間が部分開業した。長年の悲願がかない、岩手、宮城、福島3県の沿線は異様なほどの熱気に包まれ、歓喜に沸いた。

 遠かった首都圏、東京との時間的距離がぐっと縮まった。平日には日帰り出張のビジネスマン、土日は1泊2日の東京、東北旅行を楽しむ家族連れらで車内は満員に。人やモノ、情報が東北と首都圏を盛んに行き来した。80年代の東北の経済、観光、文化は新幹線によって大きく変化した。

 91年6月に東京駅に乗り入れ、東海道新幹線との乗り換えも容易になった。東北と三大都市圏がつながり、工場立地や大手企業の支店開設がさらに進んだ。94年7月にはオール2階建ての「Max」が登場し、輸送能力が高まった。

 90年代、東北のハブである仙台市は人口、経済規模ともに拡大を続けた。自動車関連産業が集積した北上市は東北屈指の工業都市に成長するなど、沿線の都市は飛躍的に変貌した。

 一方、青森までの全線開業は難航した。大宮-盛岡間が部分開業した82年の9月には、政府が整備新幹線計画を当面見合わせる閣議決定をした。青森県などが陳情を続けたが、財政難の壁が大きく立ちはだかった。

 91年8月、盛岡-青森間の着工がようやく認可されたが、ミニ新幹線案がたびたび示され、フル規格での全線整備はなかなか確定しなかった。紆余(うよ)曲折を経て新青森まで開通したのは2010年12月。部分開業から28年が過ぎていた。

 東北の縦軸となった新幹線に、秋田、山形両県に向けた横軸が加わった。

 92年7月、全国初の新幹線・在来線直通運転となる山形新幹線「つばさ」(東京-山形間)がデビューし、99年12月には新庄まで延長された。同様の運転方式の秋田新幹線「こまち」(東京-秋田間)は97年3月に開業。高速鉄道網が縦横に整備されたのは国内で東北だけだった。6県の都市間の往来も活発化した。

 車両の機能や走行技術も飛躍的に進歩した。開業当初に時速210キロだった最高速度は現在320キロ。JR発足時の最速到達時間が2時間17分だった東京-仙台間は1時間31分、東京-盛岡間は3時間9分から2時間11分になった。

 1日当たりの運行本数もJR発足時の94本が2016年には177本、合計座席数も8万1000席が16万3000席になった。

 11年3月11日の東日本大震災では施設が被災し、開業以来最大の危機となったが、同年4月29日に全線復旧した。16年3月26日には北海道新幹線新青森-新函館北斗間が開業。津軽海峡を越え、東北と北の大地をつなげた。

 現在、次世代型の車両は営業運転として世界最速の時速360キロ走行を目指している。30年度末には北海道新幹線が札幌まで開業予定。東北を貫く大動脈は、さらに発展を続ける。

2883荷主研究者:2017/07/09(日) 10:52:19

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170623_72054.html
2017年06月23日金曜日 河北新報
<北海道新幹線開業>東北もインバウンド増

青函トンネルを抜け、青森県側に姿を現した北海道新幹線「はやぶさ22号」。対岸は北海道=2016年3月26日、青森県今別町

 新青森-新函館北斗間を結ぶ北海道新幹線が2016年3月26日、開業した。1973年の整備計画決定から43年を経て、北海道から九州まで新幹線でつながった。

 津軽海峡を隔て隣接する東北と北海道が経済、文化両面で交流が深まり、一体化する可能性も秘める。開業からおよそ1年3カ月たち、効果が現れている。

 訪日外国人旅行者(インバウンド)が他地域より圧倒的に少なかった東北に対し、北海道は東京、関西と並ぶ人気観光地。開業した新幹線に乗って北海道を目指すインバウンドが行き帰りの途中、東北にも立ち寄るようになった。

 東北運輸局が発表した今年1〜3月の東北の外国人宿泊者数は、延べ20万2780人で前年同期に比べ58%増えた。全国では3%増にとどまり、伸び率が際立った。

 東北運輸局や東北各県の担当者は、最大の要因として北海道新幹線効果を指摘する。10年の1〜3月と比べた場合、北海道に近い青森の伸び率が221%と東北で最も高いことも裏付けとなる。

 今年4月29日からの大型連休では、東北から北海道を訪れる旅行客が増えた。

 仙台市の旅行会社では今年、新幹線で結ばれている函館に代わって札幌の人気が高く、前年比2倍となった。前年に新幹線で函館を訪れた客が北海道のファンとなり、今年は飛行機を使って札幌に足を延ばしたケースが多いという。

 新函館北斗-札幌間の開業は30年度末の予定。東北経済連合会と北海道経済連合会のアンケートによると、新函館北斗までの開業が会員企業に与えた影響がプラスだったとする回答は24.8%だったが、札幌まで開業された場合は38.3%に上昇する。早期延伸へ期待が高まっている。

2884荷主研究者:2017/07/09(日) 10:52:54

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/06/27 建設新聞
大洋薬品 賃貸マンションの新築
仙台市青葉区一番町2丁目 9月着工めざす
B1/10F2688㎡ 施工は支倉建築企画

 大洋薬品(宮城県大和町もみじケ丘2の18の3 三浦誠一代表)は、仙台市青葉区に「セントフィールド一番町」(仮称)の新築を計画しており、支倉建築企画の施工で9月初めの着工を予定している。

 建設場所は、南町通に面した仙台市青葉区一番町2丁目8の14ほか地内の382.78㎡で、現在はコインパーキングとして使用している。

 計画では、RC・B1/10F延べ2688.73㎡規模で、1LDKタイプを主体に、2LDKタイプも組み入れた総戸数45戸を見込む賃貸マンションを建設するもの。

 完成は2019年1月末を予定し、実施設計の作成は三和都市設計が担当した。

2017/06/27付一面に掲載。

2885荷主研究者:2017/07/09(日) 11:02:26

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/06/28 建設新聞
東新住販 美田園五丁目マンションの新築
宮城県名取市 エムズ企画設計で設計
15F7267㎡・19年3月の完成めざす

 集合住宅の分譲事業などを手掛ける東新住販(東京都中央区日本橋1の2の19 田子弘幸代表取締役)は、宮城県名取市美田園に美田園五丁目マンション(仮称)の新築を計画し、エムズ企画設計に設計を委託している。

 建設場所は、宮城県名取市美田園5の4の5ほか地内の敷地2667.18㎡。仙台空港アクセス鉄道の美田園駅から徒歩圏で、周辺にはショッピングモールやホームセンター、小学校、保育園などがあり、生活環境が整った利便性の高いエリアとなっている。

 計画ではここにRC15F延べ7267.25㎡、間取りは3LDKを基本に4LDKも設ける全84戸の分譲マンションを建設する。

 近く施工業者と契約を結び、ことし8月の着工、2019年3月の完成をそれぞれ予定している。

2017/06/28付一面に掲載。

2886荷主研究者:2017/07/09(日) 11:04:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170629_72036.html
2017年06月29日木曜日 河北新報
仙台・泉中央に東邦銀が新支店

仙台泉支店の営業開始に先立ちテープカットをする関係者

 東邦銀行は28日、仙台市泉区泉中央2丁目の県道仙台泉線沿いに仙台泉支店を開設した。人口増が続く泉中央地区や周辺地域で個人客向け住宅ローンなどの販売に力を入れ、進出した企業との取引拡大も狙う。

 支店は鉄骨平屋で延べ床面積約450平方メートル。ローンセンターを併設する。同センターは週末も営業する。北村清士頭取はあいさつで「泉中央周辺は東京電力福島第1原発事故で福島からの避難者も多く、成長が著しい地域。暮らしの再建や企業の発展を手伝いたい」と述べた。

 開設を記念して店内では、郡山市在住の版画家橋本広喜さんの作品展を7月21日まで開催。福島の地酒も展示する。

 泉中央周辺には七十七、仙台の地元行や、岩手、北日本、秋田、山形、きらやか、荘内各行の支店があり、競争が激化している。

2887荷主研究者:2017/07/09(日) 11:13:57

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/06/30 建設新聞
コペルハウス 荒井西プロジェクトの新築
仙台市若林区荒井西 自社施工で7月3日着工
5棟延べ6376㎡、CLT活用で宮城県内初

 コペルハウス(仙台市泉区松森鹿島15の14 高橋秀樹代表取締役)は、仙台市若林区の仙台市荒井西土地区画整理地内にCLTを採用した木造賃貸住宅を含む5棟の共同住宅から構成される「コペルタウン荒井西プロジェクト」の新築を計画しており、自社の施工で7月3日に起工式を行い着工する。

 建設用地は、組合施行で造成した仙台市荒井西土地区画整理地内の南西側に位置する、仙台市若林区南小泉梅木52ほか地内で、敷地面積は5610㎡。計画によると、A〜E棟まで5棟の賃貸住宅を建設。この内、E棟が枠組壁(2×4)工法にCLT床版を採用しRC造との立面混構造による5F延べ1720.95㎡での賃貸マンションとなる。

 また、A〜C棟がそれぞれW3F延べ973.86㎡、D棟がRC一部WおよびS5F延べ1733.8㎡で、5棟合わせた延べ床面積は6376.33㎡を想定。内部はA〜C棟がそれぞれ賃貸住宅を30戸、D〜E棟はそれぞれ1階部分に公共テナントを中心とした店舗、2〜5階に賃貸住宅を28戸設ける。賃貸住宅のタイプは主に1LDKとなる。

 起工式後、D棟から建設工事に着手し、2018年2月の全体完成を見込んでいる。設計はA〜C棟が自社、D〜E棟はバース建築設計(東京都中央区)が担当した。

 同社は「宮城県CLT等普及推進協議会」の会員で、同プロジェクトのE棟は16年度の国土交通省「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に東北初で唯一選定され、CLTを活用したRC造との立面混構造による5階建ては宮城県内初の建物となる。

 ※コペルタウン荒井西プロジェクトの完成イメージ。
 左手前がCLTを採用したE棟。(クリックで拡大)

2017/06/30付一面に掲載。

2888荷主研究者:2017/07/09(日) 11:21:19

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170630_13024.html
2017年06月30日金曜日 河北新報
<放射光施設>応募は東北のみ 建設期待高まる

東北放射光施設のイメージ図。1周約340メートルのリング型実験施設のほか研究棟などが整備される

 次世代型放射光施設の新設を検討する文部科学省は29日、建設候補地の応募が東北大青葉山新キャンパス(仙台市)への建設構想1件だったと明らかにした。施設の整備運営者の候補である量子科学技術研究開発機構(量研、千葉市)は同構想も参考に、整備運用計画案を作る。

 29日あった科学技術・学術審議会の小委員会で報告された。構想は産学連携組織の光科学イノベーションセンター(仙台市)と東北経済連合会、宮城県の3者が提出。建設費約300億円の一部に民間資金を活用する仕組みを設けた。

 量研は6月1日、高輝度放射光源推進準備室を新設。国の委託を受け、予算規模や人員体制といった計画案の検討を始めた。小委に経過報告し、意見を反映させる。提出時期は未定。東北の構想は参考資料との位置付けだが、提案者に質問する機会も設ける。国が建設地を決める時期は決まっていない。

 施設を誘致する地域が東北に限定され、宮城県経済商工観光部の吉田祐幸部長は「実現への確度が相当高まってきたと期待する。精力的に国や量研との協議を進めたい」と話した。

 光科学イノベーションセンターの担当者は「実現に向け多くの企業に計画に参加してもらえるよう説明を尽くす」とコメントした。

2889荷主研究者:2017/07/09(日) 11:27:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170703_11011.html
2017年07月03日月曜日 河北新報
<松島水族館>跡地に体験型施設整備へ

集客・体験型施設の整備方針が固まった松島水族館跡地

 2015年5月に閉館したマリンピア松島水族館(宮城県松島町)の敷地を所有する宮城県は、跡地利用として県内の民間企業が提案した集客・体験型施設の整備案を採用することが2日、分かった。県内を代表する観光地の拠点施設として20年春の開業を見込む。

 施設は2階建て。周辺の景観との調和、訪日外国人旅行者(インバウンド)の誘客を見据え、木材を活用した和風の外観とする。建物の一部として1969年に閉館した松島パークホテルの塔の部分を再現し、ランドマークを復活させる。

 松島湾内をイメージした庭園を整備し、潮干狩りなどの海遊びを体験できるゾーンを設ける。庭園中央に円形のイベントスペースを置き、親子連れが安心して遊べるよう施設内に駐車場は造らない方針だ。

 インバウンド誘致の強化を狙い、多言語の観光情報案内所も設置する。地元産食材を活用したレストラン、物販スペース、歴史や文化などを紹介する展示室を備え、松島湾周辺6市町の滞在型観光の推進に向けた拠点性を持たせる。

 総事業費は6億円程度の見通しで、県は2億円を上限に費用を助成する方針。19年春の着工を目指す。開業初年度に20万人超の集客を見込む。

 水族館跡地の面積は約7500平方メートルで現在は更地になっている。県は15年12月に跡地利活用案の民間公募を表明し、16年8月に地元関係者らによる懇話会を設置した。利活用案の公募を今年3月末に始め、事業者の選定を進めていた。

 松島の観光振興を巡っては、宮城県と松島町、JR東日本仙台支社の3者が6月、JR仙石線松島海岸駅の改修や周辺整備などを軸とした包括提携協定を締結している。

2890荷主研究者:2017/07/17(月) 23:02:49

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/07/06 建設新聞
久保田HDGのアトラス住販 仙台市で多様な投資活動を展開
新寺共同住宅プロジェクト(81戸)など

 昨年10月に久保田ホールディングス(仙台市青葉区一番町4の4の33 久保田定社長)のグループ企業となったアトラス住販(さいたま市中央区上落合6の18の21 社長・同氏)は、仙台市若林区新寺に「新寺共同住宅プロジェクト」(仮称)を計画し、リオ建築設計事務所(仙台市青葉区)で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、新寺通を南側に入った仙台市若林区新寺3の1の8、10地内の敷地面積664.11㎡で、仙台市地下鉄東西線・宮城野通駅からほど近い場所。

 建設を予定している共同住宅は、S10F延べ2320.46㎡規模で、単身者層を入居想定とした総戸数81戸を見込んでいる。

 8月下旬の着工、2018年3月中旬の完成を予定している。

 久保田ホールディングスの中核企業である久保田本店(住所・久保田HDと同所 社長・同氏)は、仙台市青葉区内の都心部や宮城野区苦竹にホテルやオフィスビル、介護付有料老人ホーム、太白区の長町駅近くに賃貸マンションといった全7棟を保有・運用するほか、宮城のほか長崎県や岩手県、千葉県で再生可能エネルギー事業として太陽光発電所6カ所の運営・売電事業も行っている。

 ◎名取・仙台市長町の区分所有も取得へ

 このほかにもJR名取駅東口で建設中の名取駅前地区市街地再開発事業建築物2棟のうち、1棟の低層部1〜2階の保留床を取得し、ミニスーパーや医療モールなどのテナント入居を見込んでいるほか、仙台市太白区のJR・地下鉄長町駅前で以前建設された再開発ビル(太白区文化センター、太白区図書館、ライオンズタワー仙台長町などで構成)の地下1階から地上2階部分にある商業施設区画「イオプラザ」の取得も決めたという。

 積極的な投資展開について久保田社長は「短中期的な不動産投資だけでなく、中長期的視野に立ち仙台市中心部で保有するビル周辺を含めた再開発事業の実施も検討しており、仙台の活性化に寄与したいと考えている」と話し、「不動産の取得と売却のタイミングについては、社会・経済情勢の流れを見極め慎重に行いたい。1987年のブラック・マンデー、97年のアジア通貨危機、2008年のリーマンショックと約10年サイクルで世界経済には大きな嵐が吹いた。これらの動きを察知することも投資家にとって大事なこと」と自身の投資スタンスを説明した。

2017/07/06付一面に掲載。

2891荷主研究者:2017/07/17(月) 23:07:06

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/07/07 建設新聞
仙台市小田原 レーベン仙台小田原B棟の新築
RC造13階建て、延べ1万6997㎡、19年10月末の完成へ
渋谷建築設計室で設計

 タカラレーベン(東京都千代田区丸の内1の8の2 島田和一代表取締役社長)は、仙台宮城野区小田原に分譲マンション「レーベン仙台小田原B棟」(仮称)の新築を計画しており、渋谷建築設計室(千葉県船橋市)に設計を委託している。

 建設用地は、旧キリンスポーツクラブの跡地となる仙台市宮城野区小田原1の414の7ほか地内の7405・67平方㍍で、現在建設中のレーベン仙台小田原(仮称)の隣接地。

 計画によると、ここにRC造13階建て、延べ1万6997・84平方㍍の共同住宅を建設。内部には分譲住宅を182戸設ける。9月中旬にも着工し、2019年10月末の完成を予定している。

 今回の計画は、同社で手掛けているレーベン仙台小田原の販売が好調なことを受け実施するもの。

2017/07/07付一面に掲載。

2892荷主研究者:2017/07/17(月) 23:12:35
>>2475
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170708_12042.html
2017年07月08日土曜日 河北新報
<東北道>菅生スマートIC 22年度目標

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170708kahoku01.JPG

 東北自動車道菅生パーキングエリア(PA、宮城県村田町)へのスマートインターチェンジ(IC)の併設を目指す地区協議会の初会合が7日、町内の道の駅村田であり、2022年度の使用開始を目標とする実施計画書案を承認した。

 計画書によると、菅生PAは村田-仙台南IC間(約15キロ)のほぼ中間に位置し、県がスマートICと県道仙台村田線との接続道路を整備する。事業費は概算で約30億円。県は近く、国に連結許可を申請し、許可を受け次第、事業に着手する。

 料金所は上下線それぞれ1カ所ずつの分離型で24時間運用する。自動料金収受システム(ETC)車載器を搭載した全車種が利用できる。

 協議会には町や県、東日本高速道路、東北地方整備局の代表者ら22人が出席。佐藤英雄町長は「近くの秋保温泉を含めた新たな周遊ルートができ、町中心部の渋滞も緩和できる」と利点を挙げた。県の担当者は「一日も早く使用できるようにしたい」と話した。

 菅生に設置されれば、県内の東北道のスマートICは長者原サービスエリア(SA)と三本木PA(大崎市)、泉PA(仙台市泉区)に続き4カ所目。菅生PAはモーターレースが開かれるスポーツランドSUGOに近く、地域活性化につながると期待される。

2893荷主研究者:2017/07/17(月) 23:14:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170708_12062.html
2017年07月08日土曜日 河北新報
<イオン>東北大雨宮跡地 開業は19年秋

 解体工事が進む東北大雨宮キャンパス(仙台市青葉区)の跡地に、イオンモール(千葉市)が整備を計画している大型商業施設の概要が7日、明らかになった。建物の着工は2018年6月を予定し、工期は13カ月間。開業は19年秋をめどにしている。

 計画によると、キャンパス跡地約9.3ヘクタールのうち、大型商業施設は約3.5ヘクタール。地上4階の商業棟(延べ床面積約5万平方メートル)と地上6階の駐車場棟(同約3万3000平方メートル)からなる。

 両棟の屋上にも駐車場を整備し、車両は計1638台の駐車が可能となる。車両の出入り口は、市道愛宕上杉通側と市道北六番丁線側の2カ所に設ける。自転車910台収容の駐輪場も整備する。

 イオンモールは3日、環境影響評価(アセスメント)を受けるため仙台市に準備書を提出した。

 同社の担当者は「計画通りに事業が進められるよう尽くしていきたい」と話した。

 雨宮キャンパス跡地は13年10月、イオンモールが約220億円で落札。跡地では現在、東北大が建物の解体工事を進めており、土地の引き渡しは18年2月を予定している。

 土地引き渡し後はイオンの商業施設のほか、仙台厚生病院(青葉区)を運営する一般財団法人厚生会が医療・福祉施設の整備を検討している。

2894荷主研究者:2017/07/17(月) 23:17:11

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=18780
2017/7/8 建設新聞 宮城版
パークタウン第6住区 来春、148ha造成に着手 1965区画整備(三菱地所)

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170708sen.jpg

 三菱地所(東北支店・仙台市青葉区)が県に申請している林地開発許可について、6日に県森林審議会森林保全部会が開かれた。同社が申請している「泉パークタウン第6住区開発計画」について審議した。仙台市泉区根白石地区の山林など約148.2haを開発し、宅地1965区画を造成する。同社は来春の着工を予定し、35年中の完成・分譲開始を目指す。

 三菱地所は3月に、林地開発許可申請を県に提出した。すでに仙台市の環境影響評価の手続きや、農地転用許可の手続きを完了している。村井嘉浩知事から林地開発許可についての諮問を受けた県森林審議会森林保全部会は申請内容を審査し、現地視察をした上で同社の開発計画を承認。村井知事に「許可する」と答申する。

 同社の申請によると、開発するのは泉区根白石字針生山5-3ほかの山林・水田など約148.2ha。泉パークタウンのうち、第4住区・寺岡地区および第5住区・紫山地区の西側に位置する。土地215筆のうち、すでに202筆を取得済みだという。

 事業対象区域148.2haのうち、開発に係る森林面積は約87.6ha。宅地は約55.7haを確保、道路用地は約27haを確保する。

 宅地は敷地の東側、南側、西側にゾーニングし、北側は森林を残す。造成工事では高地を切土し、切土した土で谷を埋める。切土量・盛土量とも約650万立方mを見込む。残土はない見込み。

 内水などの防災対策として、敷地南西側に貯水量11万立方mの防災調整池を整備する。主に西側エリアの内水を引き込み、周辺河川に放流する。東側エリアの内水については、第6住区より南東側にある既設の八沢川調整池に引き込む計画だ。

 開発によってため池が消失する。泉土地改良区の水田13.6haのかんがい用水を確保するため、敷地南西側に貯水量2500立方mのため池も整備する。

 公園は西側エリアの円形公園をはじめ、8カ所に計5.2ha分整備する。

 同社の計画では、30年春に造成工事に着手し、35年まで5カ年をかけて造成する。宅地1965区画を整備し、20年程度をかけて分譲していく。

2895荷主研究者:2017/07/17(月) 23:28:18

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170711_12025.html
2017年07月11日火曜日 河北新報
<CKD>機械製造販売 宮城・大衡に新工場

協定を結んだ梶本社長(中央)ら

 工場向け機械製造販売のCKD(愛知県小牧市)が宮城県大衡村の第2仙台北部中核工業団地に新工場を建設することになり、10日に県、村と立地協定を結んだ。今年秋ごろ着工、2019年2月完成を目指す。

 敷地面積は約3万6000平方メートル。建物は鉄骨2階(一部3階)建て、延べ床面積約1万4000平方メートル。半導体製造装置に組み込まれる機器などの生産を拡大し、23年度売上高は100億円を目指す。同年の従業員は100人を見込んでおり、多くを地元から採用する方針だという。

 総投資額は約65億円で、東北での工場建設は初めて。主要取引先のトヨタ自動車や東京エレクトロンの関連企業が近くに立地するほか、愛知、三重両県に集中する生産拠点のリスク分散を考慮した。

 県庁であった締結式で梶本一典社長は「東海地域での業務が増えており、なるべく早い時期に新工場を稼働させたい」と話した。村井嘉浩知事は「ものづくり産業の厚みが出てきた。雇用創出に期待したい」と歓迎した。

 同社は1943年設立。17年3月期の売上高は831億7400万円、従業員は約2100人(いずれも単体)。

2896荷主研究者:2017/07/17(月) 23:29:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170712_14035.html
2017年07月12日水曜日 河北新報
<ベガルタ>荒井からJ選手を スクール開校へ

整備が進む荒井東1号公園

 サッカーJ1仙台を運営するベガルタ仙台が9月から、仙台市若林区の荒井東1号公園の運動施設「SPiA(スピア)」でジュニアサッカースクールを開くことが11日、分かった。スピアを運営する一般社団法人荒井タウンマネジメント(TM)などと提携する。

 1号公園は市地下鉄東西線荒井駅の南東約150メートルにあり、スピアは高品質の人工芝や夜間照明、シャワー室を備える。9月1日の1号公園オープンに合わせ、幼稚園の年中から小学生を対象にスクールを始める。

 平日の放課後に練習し、優秀な選手はジュニアチームに採用する。スクール利用料は樹木管理など公園全体の維持費に充てられる。

 ベガルタ仙台は宮城県内12カ所でサッカースクールを運営している。古矢武士育成部長は「人工芝は雨天中止が減る利点がある。荒井駅が近く、子どもたちも通いやすい」と語る。

 荒井TMは3月、運動施設の整備、運営に関する「都市利便増進協定」を市と締結。都市再生特別措置法に基づき、公園内のスポーツ施設を民間団体が運営するのは全国初となる。榊原進事務局長は「荒井育ちのプロサッカー選手が誕生してほしい」と期待する。

 スピアでは正式オープン前の8月20〜22日、スペイン1部リーグの強豪レアル・マドリードのコーチが小学1年から中学1年の男女に指導する「チャレンジキャンプ」も開かれる。

2897荷主研究者:2017/07/26(水) 22:22:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170713_13052.html
2017年07月13日木曜日 河北新報
<南北線開業30周年>仙台と明日も走る

ユアテックスタジアム仙台〔左)の前を通過する仙台市地下鉄南北線の車両。30年間、市民の足として走り続けてきた=10日、八乙女駅―泉中央駅間

 東北初の地下鉄路線の仙台市地下鉄南北線が15日、1987年7月15日の開業から30年を迎える。開業時の八乙女(泉区)-富沢(太白区)間から、92年7月15日には八乙女から泉中央(泉区)へと延伸。泉中央-富沢(14.8キロ、全17駅)を約28分で結んでいる。

 2015年12月開業の市地下鉄東西線と十字型の交通軌道軸を形成。連携効果で、16年度は1日当たり17万4900人(平日、速報値)が南北線に乗車した。

 旧奥州街道に沿った路線は伝統的な都市の骨格を支える。通勤や通学、買い物にも不可欠な市民の足だ。


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