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仙台・宮城・陸奥

2691荷主研究者:2016/10/29(土) 16:08:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161023_11010.html
2016年10月23日日曜日 河北新報
復興へ新たな街始動 山元2地区でまちびらき

約550世帯が入居予定の「つばめの杜地区」。左奥にJR常磐線新山下駅が見える。手前は子育て拠点施設と山下二小

「新坂元駅周辺地区」には約110世帯が入居を予定する。右奥が新坂元駅

 東日本大震災で甚大な被害を受けた山元町は23日、被災した町民が集団移転する「つばめの杜」「新坂元駅周辺」の両地区のスタートを祝う「新市街地まちびらき」を行う。主に牛橋、花釜、笠野、新浜、中浜、磯の沿岸6地区の被災者が入居。両地区に合わせて1500人以上が移り住む見通しで、既につばめの杜で1029人、新坂元では193人(ともに8月末時点)が生活を始めている。

 田んぼだった両地区で2013年6月に着工し、15年10月までに宅地部分の造成が終了した。

 海岸から約2キロ離れるつばめの杜地区では宅地201区画、災害公営住宅346戸が整備された。都市機能を集中させる「コンパクトシティー」が売りで、保育所などからなる子育て拠点施設や、沿岸部から新築移転の山下二小が今年8月までに完成した。

 海から約1.5キロの新坂元の宅地は40区画。災害公営住宅は72戸を計画しているが、軟弱地盤などによる集合住宅(16戸)の建設工事の遅れから完成は来年3月を見込む。

 町内の集団移転先には遺跡の出土などで予定が大幅に遅れている「宮城病院周辺」地区もある。同地区は年度内に工事が終了し、計約80世帯が入居する。

 つばめの杜のまちびらきは午前10時〜午後3時、新坂元は午前9時半〜午後3時。式典や住民によるステージ、出店がある。斎藤俊夫町長は「復興はまだ道半ばだが、全国各地から寄せられた支援に感謝する場にしたい」と話している。

2692荷主研究者:2016/11/12(土) 19:02:19
>>2626
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161027_13025.html
2016年10月27日木曜日 河北新報
<東北大>雨宮の樹木1800本伐採 イオン方針

仙台市中心部で数少ない緑地帯の東北大雨宮キャンパス=2016年6月24日、仙台市青葉区

 仙台市青葉区の東北大雨宮キャンパスの再開発計画で、計画主体のイオンモール(千葉市)と東北大が敷地内の既存樹木約2800本のうち、少なくとも約1800本を伐採することが26日、分かった。市環境影響評価審査会でイオン側が方針を明らかにした。

 方針によると、伐採するのは樹高3メートル以上の高木約400本と3メートル未満の低木や雑木約1400本。高木はヒノキやスギなどで、汚染土壌の除去工事に伴って伐採する。

 残る高木約1000本も解体や建設工事で障害となり、移植も困難と判断されれば伐採する。幹の周囲が120センチを超える樹木は、移植先で根付かせるのが難しいという。

 イオン側は「伐採の開始時期や最終的な伐採本数は未定」としている。審査会の委員からは「樹木配置のグランドデザインが必要だ」「生態系の多様性を確保してほしい」との意見が出た。市の佐藤和美環境部長は「新たな植栽を含め、適切な緑化が図られるよう対応を求める」と要請した。

 東北大からイオンへの敷地引き渡しは2018年2月の予定。同社は商業施設などを整備する。

2693荷主研究者:2016/11/12(土) 19:02:47

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/10/27 建設新聞
タカラレーベン東北 空間創造社で設計 若林区大和町・分譲マンションの新築
10F延べ2993㎡、2017年1月着工へ

 タカラレーベン東北(宮城県仙台市青葉区中央2の2の10 吉田正広代表取締役社長)は、仙台市若林区大和町に分譲マンション「レーベン仙台大和町」(仮称)の新築を計画し、空間創造社で設計を進めている。

 建設用地は、仙台市立大和町小学校の北側に位置する仙台市若林区大和町3の2の1、2の2、2の3地内の敷地1109.52㎡。仙台地下鉄東西線卸町駅から徒歩圏内で近隣には商業施設が立ち並ぶ好立地となっている。

 計画ではここに、RC10F延べ2993.20㎡、戸数は27戸の分譲マンションを建設する。

 今後施工者を選定し2017年1月中旬にも着工し、18年3月末の完成を予定している。

2016/10/27付一面に掲載。

2694荷主研究者:2016/11/12(土) 19:03:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161027_11036.html
2016年10月27日木曜日 河北新報
<仙台市>人口 過去最多108万人

 仙台市は26日、2015年国勢調査(10月1日現在)の確定値を発表した。人口は過去最多の108万2159人で、10年の前回調査より3万6173人(3.5%)増えた。

 男女別では男性52万7170人、女性55万4989人。5区全てで人口が増加し、最多は青葉区の31万183人、最少は若林区の13万3498人だった。

 世帯数は49万8953で前回より3万3693世帯(7.2%)増加した。

 市広聴統計課は「県北や県南、東北5県からの転入超過で市の人口が増えた」と説明している。

2695荷主研究者:2016/11/12(土) 19:28:36
>>2653
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161028_11022.html
2016年10月28日金曜日 河北新報
<仙台広瀬通>伐採イチョウ 新たに1本移植

車線拡張で伐採されるイチョウ並木=2016年10月17日、仙台市青葉区

 仙台市は27日、青葉区の広瀬通で伐採を予定しているイチョウ並木11本のうち1本を移植する方針を示した。同日夜に開いた市民向け説明会で報告した。

 市によると、樹勢の良い1本をアエル北側の歩道内に移す。費用は約300万円。根の養生で約1週間の交通規制が必要だという。

 市は広瀬通の拡幅工事に伴い、当初は中央分離帯の12本を伐採する計画だったが、市民の反対意見を踏まえ9月、拡幅の障害とならない1本の伐採中止を決めた。今回の移植方針で、伐採数は10本に減る。

 説明会には約40人が出席。「伐採の判断を先送りできないか」「渋滞解消のためにやむを得ない」という意見が出た。

2696荷主研究者:2016/11/12(土) 19:54:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161101_12002.html
2016年11月01日火曜日 河北新報
仙台駅東の発展先取り 不動産出店相次ぐ

9月にオープンした三井不動産リアルティ東北の店舗=仙台市宮城野区榴岡4丁目

 仙台市宮城野区のJR仙台駅東口で不動産会社が店舗を開設する動きが相次いでいる。昨年12月に市地下鉄東西線が開業して市東部の開発が進んでいることに加え、仙台駅の東西自由通路が今年3月に生まれ変わり、東口への人の流れが活発化している背景がある。将来の発展を先取りしようとの思惑も見え隠れする。(報道部・安住健郎)

 東急リバブル(東京)は4月、駅東口のロータリーに面したビルに新店舗「仙台東口センター」を開いた。角田丈誌東北支店長は「若林区の荒井地区で大規模な再開発が進むなど、市東部に大きなマーケットが生まれつつある。駅東口に店舗を構える意義が出てきた」と説明する。

 東西線開業後に不動産取引が活発化しつつある状況は、沿線の地価上昇に表れている。9月に国土交通省が発表した7月1日時点の基準地価で、住宅地の上昇率は東西線連坊駅に近い若林区裏柴田町が全国5位、薬師堂駅近くの同区大和町が8位に入った。

 同社が出店で重視するのは「想起率」という考え方。「他社に先駆けて看板を出し、『東口なら東急リバブル』と思ってもらえるようにしたい」と角田支店長は言う。店はビル4階の「空中店舗」だが、駅に面した外階段に青い看板を掲げ、存在感をアピールする。

 開店から半年の売り上げは目標を上回り、成果も出始めた。取引はマンションや一戸建てを売却するケースが中心。若林区の物件を売って他地区に転出するケースが目立つという。

 三井不動産リアルティ東北(仙台市)は9月、「三井のリハウス」仙台駅東口センターを、東西線宮城野通駅の出口に近いビル1階に開設した。

 きっかけは、絶好の立地に「路面店」の物件が出たこと。大下和之社長は「東口への進出はまだ早いと思っていたが、この場所を逃すわけにはいかなかった」と明かす。

 100坪を超える広い店舗に営業マンはまだ4人。「東西線沿線は確かに可能性を秘めているが、開発のスピードは決して速くない」と大下社長。出店は先行投資の意味合いが強い。

 「東西線は沿線に大きな商業施設がなく、乗車率が伸び悩んでいる。街並みができる5〜10年後が勝負」と東急リバブルの角田支店長も言う。

 ただ、先を見据え、乗り遅れまいと東口への出店を決める不動産会社は今後も続きそうだ。東海住宅(千葉県)が11月に支店をオープンさせるほか、「大手にも出店の動きがある」(地元不動産関係者)という。

2697荷主研究者:2016/11/19(土) 15:55:37
>>2494
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161103_12035.html
2016年11月03日木曜日 河北新報
<東急ハンズ>「セルバテラス」出店へ

東急ハンズの期間限定店などが入店し、11日にオープンする「セルバテラス」

 11日に開業する仙台市泉区の商業施設「セルバテラス」に、生活雑貨大手の東急ハンズ(東京)の期間限定店が入ることが2日、分かった。東急ハンズは今年3月、JR仙台駅東口に開業した商業施設「エスパル仙台東館」内に仙台店を出しており、仙台圏で攻勢に出る。

 期間限定店は施設2階に入り、店舗面積は約110平方メートル。生活雑貨を中心に約3000点を扱う。期間は来年3月31日までだが、関係者によると、利用状況次第で契約延長も視野に入れているという。

 東急ハンズは2011年3月11日、隣接する姉妹店「セルバ」内に期間限定店をオープンしたが、東日本大震災で営業を約1カ月延期。同年4月から本格営業を開始し、出店期間は1年間に及んだ。

 セルバテラスは地上4階、地下1階で、延べ床面積は約1万3500平方メートル。食品やファッション、生活雑貨など約30店が入る。北隣には仙台循環器病センターと兼用の駐車場が200台分ある。

 東急ハンズのほか、家具大手のニトリが衣料品や旅行グッズなど家具以外の商品を販売する「ニトリデコホーム」を東北初出店する。衣料量販店「ファッションセンターしまむら」も12月中旬に出店する。

2698荷主研究者:2016/11/19(土) 16:06:45

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/11/04 建設新聞
三菱地所レジ 空間創造社で設計 青葉区 分譲・錦町2丁目計画の新築
8F5890㎡、18年10月末完成めざす

 三菱地所レジデンス仙台営業所(仙台市青葉区国分町3の6の1 保田和彦仙台営業所長)は、仙台市青葉区錦町に分譲マンション「仙台市青葉区錦町2丁目計画」(仮称)の新築を計画しており、空間創造社に設計を委託している。

 建設用地は、ホテル白萩東側近隣地に位置する仙台市青葉区錦町2の104の6ほか地内で、敷地面積は1948.28㎡。

 計画によると、ここにRC8F延べ5890.19㎡の共同住宅を建設。内部には分譲住宅を68戸設ける。

 今後、施工業者の選定を行い2017年3月上旬の着工、18年10月末の完成を予定している。

2016/11/04付一面に掲載。

2700荷主研究者:2016/11/19(土) 16:42:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161108_72026.html
2016年11月08日火曜日 河北新報
<きらやか銀>仙台泉支店開設 個人客に照準

新店舗の前でテープカットをする関係者

 きらやか銀行(山形市)は7日、11日に開業する仙台市泉区の商業施設「セルバテラス」の2階に仙台泉支店を開設した。泉区のほか富谷市など黒川地域の人口増を踏まえ、個人客の獲得を目指して仙台支店泉出張所から格上げした。

 延べ床面積は約225平方メートルで、市地下鉄泉中央駅ビル2階にあった泉出張所の1.6倍に拡張した。住宅や車の各種ローンを扱い、投資信託や個人年金保険など資産運用の相談にも応じる個人特化型店舗。10人体制で、マネーアドバイザーを新たに配置した。

 開店式典で、粟野学頭取は「交通の要衝で人が集まる場所に出店できた。個人のお客さまに喜んでもらえる店舗にしたい」とあいさつした。

 平日、土曜日曜の営業で、営業時間は午前10時〜午後5時。現金自動預払機(ATM)を1台設置した。

 泉出張所は2008年設置の泉ローンステーションが前身で09年に出張所に格上げされた。同行の宮城県内の支店は7店目で、新規開設は07年の発足以来初。

2701荷主研究者:2016/11/19(土) 16:57:53

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161110_72035.html
2016年11月10日木曜日 河北新報
<高速バス>会津若松と仙台空港直結

 会津乗合自動車(福島県会津若松市)と福島交通(福島市)は9日、会津若松市と仙台空港を福島市経由で結ぶ高速バスの共同運行を14日に始めると発表した。7月に完全民営化した仙台空港は高速バスの乗り入れがなく、東北各県と結ぶ路線開設が課題となっていた。

 現在の会津若松-福島間の高速バスの一部を仙台空港まで延長する。1日3往復で、所要時間は会津若松からが3時間15分、JR福島駅からが1時間55分。片道料金は会津若松市内発着が3200円、福島市内発着が1500円など。

 仙台空港は格安航空会社(LCC)が増便し、仙台-台北線が毎日運航するなど国際線も充実。関西や海外からの観光客の増加が予想されるとして、会津乗合自動車は高速バスの運行で誘客が図れると判断した。

 同社輸送管理課の担当者は「高速バスは値段が安く、乗り換えがないなどの利点がある。(利用者を増やし)東京電力福島第1原発事故の風評被害の払拭(ふっしょく)にもつなげたい」と話した。

 仙台空港では2007年の仙台空港アクセス線開業後、高速バス路線が相次ぎ撤退した。運営会社の仙台国際空港管理部の担当者は「他の県庁所在地や観光地と仙台空港を結ぶ高速バスの運行も調整している。会津若松線開設が呼び水になってほしい」と期待した。

 会津乗合自動車と福島交通はともに、みちのりホールディングス(東京)の傘下企業。

2702荷主研究者:2016/11/19(土) 16:59:21
>>2692
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161110_13028.html
2016年11月10日木曜日 河北新報
<東北大>雨宮樹木伐採に仙台市審議会が異論

東北大雨宮キャンパス=2016年6月24日、仙台市青葉区

 東北大が雨宮キャンパス(仙台市青葉区)をイオンモール(千葉市)に売却し、商業施設や集合住宅などが建設される再開発計画を巡り、9日の市杜の都の環境をつくる審議会で樹木伐採の方針に委員から異論や注文が相次いだ。

 ある委員は「建物のプランありきで進められ、(歴史ある)土地の記憶のようなものを無視している。『既存樹木を残す』と言うのもおこがましい」と指摘。更地で引き渡すとした売り主の東北大を「土地が売られた時点で既存樹木は全て無くなったと思っている」と批判した。

 別の委員は「イオンは緑化に積極的で、既存樹木を残す活動でも実績がある。雨宮でも、できるだけ考慮してほしい」と要望した。

 東北大とイオンモールは敷地内の既存樹木約2800本のうち、少なくとも約1800本を伐採する計画を明らかにしている。

2703荷主研究者:2016/11/19(土) 17:06:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161111_12049.html
2016年11月11日金曜日 河北新報
レンタルオフィス「クロスコープ」東北初進出

仙台トラストタワーに開設されたレンタルオフィス

 レンタルオフィスを運営するソーシャルワイヤー(東京)は、仙台市青葉区の仙台トラストタワー10階に「クロスコープ仙台」をオープンした。国内5カ所目で東北への進出は初めて。

 総面積は約790平方メートル。1〜5人用の個室39部屋を用意した。各部屋に机と椅子を備え、無線、有線でインターネットが使える。6〜8人用の共有会議室も4部屋ある。

 月額料金は共益費込みで税別6万〜27万円。別料金で固定電話、ファクスなどが利用できる。平日午前9時〜午後6時はスタッフが常駐し、郵便物の受け取りや来客対応も可能。

 同社の担当者は「仙台は東日本大震災以降、開業率が高い都市になった。起業を考え、初期費用を抑えたい人らに利用してほしい」と話す。

 30日までの契約で賃料が来年1月末まで無料になるキャンペーンを実施中。12月1日までに利用開始し、無料期間後も1年以上継続して利用するのが条件。初期費用や共益費などは別途必要。連絡先は022(209)5033。

2704荷主研究者:2016/11/19(土) 17:08:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161111_12050.html
2016年11月11日金曜日 河北新報
オフィスビル空き室率改善8%台

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店が10日発表した仙台市内のオフィスビルの10月の平均空き室率は前月比0.41ポイント低下の8.67%で、3カ月連続で改善した。8%台に低下したのは2008年1月(8.72%)以来8年9カ月ぶり。

 調査した5地点のうち、3地点で改善した。仙台駅東は2.58ポイント低下して10.90%。オフィス増床に伴う大型の成約が相次いだ。県庁・市役所は0.52ポイント下げて10.35%。拡張移転で大型の成約があった。一番町は0.18ポイント低下の8.84%だった。

 仙台駅前は0.16ポイント上昇の6.66%。他地区への移転に伴う解約の動きがあった。泉区など周辺オフィスにも解約の動きがあり、0.40ポイント上げて10.52%だった。

 仙台支店の担当者は「東口で大型の成約があったことが大幅な低下につながった。空き室率は当面8%台で推移するだろう」と話した。調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の351棟。

2705荷主研究者:2016/11/19(土) 17:08:56
>>2697
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161112_12009.html
2016年11月12日土曜日 河北新報
<セルバテラス>仙台・泉 駅直結で便利に

オープン初日から買い物客でにぎわうセルバテラスの店舗

 仙台市泉区の市地下鉄泉中央駅前の商業施設「セルバテラス」が11日、開業した。地下1階、地上5階の建物に30店が出店。ペデストリアンデッキで接続する「セルバ」の110店と合わせて、新たなにぎわい空間創出を目指す。

 セルバテラスは周辺を所有する住友商事(東京)の「仙台泉中央駅前78街区プロジェクト商業計画」の一環。店舗面積は約5000平方メートル。駅直結の1階は食品店やレストラン、ペデストリアンデッキとつながる2階は生活雑貨店などが入った。3階はホームファッションを扱う「ニトリデコホーム」などが出店した。

 近隣の企業などでつくる泉中央活性化協議会は連携して駅周辺を整備。「エスカルゴ広場」のらせん階段を撤去するとともに、バイク置き場や駐輪場の一部を移し、イベント用の広場を新設した。

 午前10時のオープン前に約300人が列を作った。住友商事の完全子会社、住商アーバン開発セルバ事業所の落合孝夫総括支配人は「セルバテラスは飲食店や日用品店もそろえ、セルバと補完しあえる出店構成になっている。広場も活用して地域と一体になった商業施設にしていきたい」と話した。

2706荷主研究者:2016/11/19(土) 17:09:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161112_11015.html
2016年11月12日土曜日 河北新報
<仙台空港>24時間化へ調査費3000万円

仙台空港=2016年6月3日

 宮城県は11日、7月に完全民営化された仙台空港の運用時間延長に向けた調査費約3000万円を、県議会11月定例会に提出する2016年度一般会計補正予算案に盛り込む方針を固めた。利用客増の鍵となる格安航空会社(LCC)の路線拡充を図るため、24時間化を見据えた検討に入る。

 現在の空港運用時間は午前7時半〜午後9時半。県は周辺の騒音調査に2000万円を充て、想定される騒音の範囲を調べて地図にデータを示す。時間延長による地域経済への波及効果を調べるため、1000万円も計上。調査結果は、運用時間の延長を巡る住民説明会などで活用する。

 仙台空港の24時間化に向け、村井嘉浩知事は県議会などで「地元や周辺住民の理解を得ながら積極的に関与する」と前向きな姿勢を示しており、実現への可能性を探るとみられる。

 補正総額は約680億円で補正後の予算規模は約1兆4640億円。約360億円は財政調整基金や東日本大震災復興基金などに積み立てる。

 7月に相模原市で起きた障害者施設殺傷事件を受け、県内の障害者施設などの防犯対策に約1800万円を配分し、防犯カメラやセンサーライトなどを設置する。8月の台風10号豪雨などで被災した施設の復旧費約25億円を計上。防波堤が崩れた寄磯漁港(石巻市)の復旧費(約5億4000万円)や民間養殖施設への補助(9000万円)も盛り込む。

2707荷主研究者:2016/12/04(日) 20:26:31

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161118_13012.html
2016年11月18日金曜日 河北新報
<仙台市本庁舎>耐用年数が残り13〜14年

建て替えも視野に老朽化対策が検討されている仙台市役所本庁舎=17日

 仙台市役所本庁舎で使われている鉄筋コンクリートの耐用年数が残り13〜14年との調査結果を市がまとめたことが17日、分かった。コンクリートの中性化の度合いを調べる試験で判明した。耐用年数を超えると鉄筋がさび、建物の強度が低下する恐れがある。市は調査結果などを踏まえ、本庁舎を建て替えるかどうかを年度内にも判断する。

 試験は、市の委託で建設業者が5〜8月に実施。コンクリートの厚みがそれぞれ約30ミリの屋内の壁と外壁計20カ所を調べると、中性化は表面がモルタルなどで保護された6カ所で平均0.6ミリだが、保護がない14カ所で24.3ミリまで進み、うち4カ所は30ミリを超えた。

 アルカリ性のコンクリートは大気中の二酸化炭素と反応し、表面から徐々に中性化する。コンクリート強度に影響ないが、中性化が鉄筋まで達すると、腐食し膨張した鉄筋でコンクリートがひび割れたり、剥がれたりする可能性がある。

 本庁舎は1965年完成。建て替え以外にも、コンクリート表面にモルタルを塗り中性化を遅らせる策がある。費用は30億〜40億円だが、庁舎の使用期間がどれだけ延びるかは不明。

2708荷主研究者:2016/12/04(日) 21:06:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161125_12034.html
2016年11月25日金曜日 河北新報
<SBT>仙台に開発拠点 12月開設

 ソフトバンクの子会社でICT(情報通信技術)サービス会社のソフトバンク・テクノロジー(東京)は24日、自治体向けセキュリティーシステムなどの開発拠点を、12月1日に仙台市に開設すると発表した。

 名称は「仙台開発センター」で、青葉区一番町2丁目のビルに開設。従業員は当初4人で、3年以内に10人程度に増やす予定。グループ企業向けのソフトウエア開発なども手掛ける。

 同社によると、仙台市は東京からのアクセスが良いほか、工学系や情報技術系の高等教育機関が集積し、人材が確保しやすいことから進出を決めた。

 担当者は「地元の雇用創出にも貢献したい。東京では人手不足で技術者の確保が厳しい状況。人材が豊富な仙台への進出はメリットがある」と説明した。

 同社の阿多親市社長が29日、仙台市役所を訪れ、立地表明書を市に提出する。

2709荷主研究者:2016/12/04(日) 21:07:24

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161126_13016.html
2016年11月26日土曜日 河北新報
文化的価値か安全か 仙台の橋の欄干高さ不足

高さが安全基準に満たない大橋の欄干脇を通る自転車

市が示した手すり設置後のイメージ。A案は円形の棒状(上)、B案は角形となっている(下)

 仙台市青葉区の広瀬川に架かる「大橋」の欄干が基準の高さに足りず、手すりを付けてかさ上げする構想が浮上している。かさ上げは仙台の代表的な橋の現状変更につながりかねないとの指摘もあり、橋の文化財的な価値と安全のどちらに重きを置くかで議論を呼びそうだ。

 大橋は1938年に完成した鉄筋コンクリートのアーチ橋で長さ約116メートル、幅約11メートル。江戸時代は仙台城大手門と城下町を結んだ由緒ある橋で、多くの観光客が橋上から広瀬川を眺めている。

 問題の欄干の高さは90センチ。国が86年に定めた橋の防護策設置基準(1メートル10センチ)に20センチ満たず、管理する市は重心の高い自転車の転落事故を懸念している。欄干の脇の歩道は自転車走行が禁じられているが、車道や路側帯が狭いため、自転車の大半が歩道を通っているのが実情だ。

 市は10月の有識者懇話会で、鉄製の手すりを欄干に乗せた2パターンのイメージ図を提示。出席者からは「広瀬川の眺めを遮ることにならないか」「文化財的な価値があるか、検証すべきだ」との意見が出た。

 大橋と同様の問題を抱えた全国の橋の中には、欄干の高さを変えなかったケースもある。信濃川をまたぐ新潟市の万代(ばんだい)橋は大橋より低い高さ85センチだが、2003年に国が改修を計画すると市民から「景観が損なわれる」と反対の声が上がった。

 市民と市、国はワークショップで対話を重ねた末、欄干の現状維持を選んだ。万代橋は04年、国の重要文化財に指定された。

 仙台市は大橋の耐震補強工事を17年度まで実施中で、欄干を改修するなら今が好機とみている。市道路保全課の担当者は「市民の意見を聞き、市を代表する橋にふさわしい方向性を示したい」と話している。

2710荷主研究者:2016/12/13(火) 21:30:00

http://www.sankei.com/region/news/161104/rgn1611040019-n1.html
2016.11.4 07:04 産経新聞
【みちのく会社訪問】
東洋機械(仙台市) 創業70年、特殊車両を保守・開発

 昨年12月に開業した仙台市地下鉄東西線や南北線では、終電後から始発前の運行時間外にレールや途中通過するトンネルなどの施設の点検が行われている。この点検で使われる特殊車両の保守・開発を担う。仙台中心部に本社を置き、青森、岩手、宮城の各県内に工場や出張所を構える。

鉄道会社がお客さま

 「東北一円の鉄道会社がお客さま。稼働中の特殊車両は300〜400両ほどある」

 佐々木拓(ひろし)社長は平成11年、祖父で創業者の荒木繁会長(当時)から経営を引き継いだ。

 特殊車両は、電気系統の状態やレールの亀裂、レール下の砂利、枕木などのすり減りを確認したり、レール下にたまる鉄の粉などの粉塵(ふんじん)を高水圧機で洗浄したり、安全点検作業に使うほか、砂利や枕木の運搬に使う車両もある。

 高所作業車やクレーン車など20〜60トン級の車両は国内メーカー製、高圧ケーブル配線・交換機など60トン超の車両はオーストリアのメーカーの製品を導入している。同社が担うのはこれら車両メーカーの代理店機能だ。メーカーが鉄道各社に納入した特殊車両を保守・点検し、車両を使った鉄道設備の点検作業を担う。

 数年前から自衛隊出身の20代の若者を採用し、現在は全社員62人のうち5人が働いている。「手を動かして機械をいじる地道な仕事。決して派手ではないが、乗客・乗員の命、安全を守る仕事という意味では自衛隊の仕事に通じるものがあるはず」と声をかけ、若手社員らを鼓舞している。「忍耐強く礼儀正しい。入社当初から社会人としての教育が既にできていたので、技術を教えるだけで十分だった」と太鼓判を押す。

ニーズに合わせて

 取引先のニーズに合わせて新たな車両開発や製造を進めている。

 排ガス規制や欧州製エンジンのコスト高に頭を悩ませる鉄道事業者のニーズに対応しようと、ディーゼルとモーターの2つの動力装置で動く車両「ECOセーフティーハイブリッド車両」を開発中だ。片方の動力を止めて、もう片方で稼働させることができるところが利点だ。

 開発を担当した設計開発準備室の鈴木浩一氏は「線路上で止まる可能性を限りなく低くするだけでなく、作業用途に応じて片方だけ動かすなど使い分けができる」と強調する。他にも、エンジンとの摩擦を避けるマグネット(永久磁石)クラッチを採用し、故障しにくい作りにした。

 また、長寿命鉛蓄電池を搭載することでバッテリーを制御する機能を持たせた。大容量の蓄電装置は携帯電話の基地局などでも使われる。佐々木社長は「将来的には、そういう方面にも販路を広げ、省エネや災害時の対策にも役立てたい」と話す。

 「逆指名してもらえるよう、今から準備を進めている」

 営業先は東北地方の鉄道事業者が中心だが、日本が鉄道輸出を進める東南アジアの国や地域の鉄道事業者に対する営業や開発も進める。「売って終わりではなく、鉄道保守のノウハウを伝える役割を担いたい」。創業から70年間かけて培った技術を生かし、新たなビジネスモデルを考え出す日々が続いている。(岡田美月)

                  ◇

■企業データ
 仙台市青葉区木町通1の5の30。昭和22年10月創業。鉄道保守に使う特殊車両の点検・整備事業のほか、車両メーカーの販売代行、部品調達、車両製造と販売を手がける。納入先はJR東日本や仙台市交通局など。資本金1152万円、売上高9億7千万円(平成27年8月期)。従業員数62人。(電)022・222・9831。

                  ◇

【取材後記】鉄道が時間通り、安全に走行する裏側では、大がかりな特殊車両を導入した点検作業が欠かせないことを再認識した。大手企業が進めにくい新たな車両の開発にも乗り出し、アジア進出に力を注ぐ。同社の活動を通じて、他国が日本の存在を意識する機会が増えたら良いと思う。

2711荷主研究者:2016/12/13(火) 21:30:53

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161128_13023.html
2016年11月28日月曜日 河北新報
<アングル宮城>内陸被災 平穏な日々徐々に

集団移転した宅地跡で、緑地公園の計画が進む仙台市太白区の緑ケ丘4丁目地区。街の記憶を残そうと、住民らがアイデアを出し合っている

 東日本大震災の激しい揺れは仙台市の内陸部にも大きな爪痕を残した。あれから5年8カ月余り。被害が集中した団地を歩いた。

 約100戸に避難勧告が出た太白区の緑ケ丘4丁目地区。住宅が密集した団地を抜けると草原が現れた。地滑りで被災、現地再建を諦めた約80戸の宅地跡だ。

 同様の住宅被害があった青葉区の折立5丁目地区では現地再建が進んだ。宅地の擁壁が頑丈に固められ、その上に次々と家が建っている。

 斜面が家屋を巻き込みながら崩れた青葉区の西花苑団地。崖下に住んでいた栗生地区の住民も避難を強いられた。現在は巨大なのり面が完成し、二つの団地は平穏な日々を取り戻した。

 市によると、危険、要注意の判定を受けた宅地は5728カ所。うち2521カ所(169地区)が今年4月までにほぼ復旧した。

 市内で最初に復旧工事が始まった泉区南光台6丁目地区。世話役を務めた泉川富男さん(75)は「町内会を中心に結束して取り組んだ。住民同士に生まれた絆を大切にしていきたい」と話した。(写真部・川村公俊)

2712荷主研究者:2016/12/13(火) 21:31:28

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161129_12016.html
2016年11月29日火曜日 河北新報
<仙台空港>運用時間延長 読めぬ旅客ニーズ

夜間の運用時間延長は運航数増加に結び付く可能性がある=仙台空港

 7月に完全民営化した仙台空港について、宮城県は運用時間(午前7時半〜午後9時半)の延長を見据えた本格的な調査に乗り出す。村井嘉浩知事は運用時間が広がれば就航本数が増えると算段し、24時間化も視野に入れる。実現には旅客需要の取り込みに加え、地域の理解が不可欠。騒音への懸念払拭(ふっしょく)など打開すべき課題は少なくない。

<2次交通が鍵>
 仙台空港に就航する航空各社は、運用時間の延長をそろって期待する。

 日本航空東北支店(仙台市)の筈見昭夫支店長は「選択肢が増え、増便の検討が可能」と歓迎。格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションも「多様な路線設定ができる」(広報グループ)と喜ぶ。

 LCCの参入が相次ぎ、旅客の開拓や争奪に懸命な航空業界。機体を効率良く飛ばして収益率を上げるには、夜間を含めたダイヤ設定の幅が前提となる。

 時間延長は国土交通省の許可が必要で、延長時間帯に航空会社が確実に定期便を飛ばすことが条件となる。旅客ニーズの見極めが重要だが「延長は歓迎でも、増便できるかどうかは何とも言えない」(全日空広報部)と、現時点では各社とも具体的な計画はない。

 日航の筈見支店長は「2次アクセスの改善をセットで進める必要がある」と提案。空港とJR仙台駅を結ぶ仙台空港アクセス線を早朝や夜間に増発しなければ、旅客の伸びは期待できないと指摘する。

<「動きを注視」>
 空港の地元は複雑な反応を見せる。名取市は「就寝時間帯の発着となれば、騒音への不安が広がる恐れがある」と懸念する。

 航空各社は、航空機の小型化やエンジンの性能向上で「騒音は小さくなった」と理解を求める。滑走路から内陸部方向に離陸する際は住宅地の間近を避ける飛行法も実施するが、住民の不安は拭いきれない。

 名取市の担当者は「空港活性化は生活環境とのバランスが大切」と強調、岩沼市も「延長への動きを注視していく」と慎重だ。

 空港近辺の住民らでつくる名取市仙台空港周辺対策協議会の大友昇会長は「時間延長がまちづくりに好影響を与え、心から賛同できるものかどうかを丁寧に説明してほしい」と望む。

 県は、県議会11月定例会に時間延長に関する調査費約3000万円の予算案を提出し、見通しなどを説明する方針だ。

 空港の長期目標は「旅客550万人、貨物2.5万トン」(15年度は311万人、0.6万トン)。時間延長は目標実現への有効な手段となる。県と足並みをそろえる運営会社の仙台国際空港(名取市)は「地元の総意が得られるよう対話に努めたい」と話す。

2713荷主研究者:2016/12/13(火) 21:38:02

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161201_12058.html
2016年12月01日木曜日 河北新報
<フジHD>仙台放送を子会社化

仙台放送本社=仙台市青葉区上杉

フジテレビ本社=東京都港区台場

 在京民放キー局のフジテレビジョンを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングス(HD)は30日、系列局の仙台放送(仙台市)を連結子会社化すると発表した。

 フジ・メディアHDの関連2社が保有する仙台放送の株式を取得し、持ち分比率を33.3%から72.3%に高める。株式譲渡日は12月20日。取得金額は非公表。

 子会社化は、仙台放送の経営基盤強化とグループ全体の収益拡大が目的。同HDの広報担当者は「仙台放送の好調な業績を連結に反映させることもできる。グループの基盤拡充につなげたい」と説明した。

 仙台放送の担当者は「4Kやネット配信など放送事業は変革期にある。グループ会社のノウハウや技術力を活用し、会社としてより発展したい」と話した。

 仙台放送の2016年3月期決算は売上高87億2500万円、純利益3億800万円だった。

 同HDは08年10月、複数の民間放送局を傘下に収めることができる「認定放送持ち株会社」に移行した。地方系列局を連結子会社にするのは今回が初めて。

2714荷主研究者:2016/12/13(火) 22:00:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161203_73016.html
2016年12月03日土曜日 河北新報
<常磐線>移設ルート 眼下に内陸新市街

報道機関に公開された新駅の山下駅と車両=2日午後2時20分ごろ、宮城県山元町

 東日本大震災で被災したJR常磐線相馬(福島県相馬市)-浜吉田(宮城県亘理町)間が10日に運転再開するのを前に、JR東日本は2日、報道機関向けに相馬-山下(同県山元町)間で試乗会を開いた。

 高架式の新しい山下駅を出発した2両編成は、駅前に広がる新市街地を眼下に見ながら加速。二つのトンネルをくぐって坂元駅(同)へ向かった。

 その後、左手に海を眺めながら県境を越えて新地駅(福島県新地町)へ。同駅を出て間もなく旧線路と合流し、駒ケ嶺駅(同)を経て、出発から約20分で相馬駅に着いた。

 再開区間は約23.2キロ。津波で甚大な被害を受けた駒ケ嶺-浜吉田の線路約14.6キロと、新地、坂元、山下の3駅を最大で1.1キロ内陸に移設した。移設区間の4割強が高架式になる。

◎新駅周辺の開発加速

 10日に運転を再開するJR常磐線相馬(福島県相馬市)-浜吉田(宮城県亘理町)間で、内陸移設された新地(福島県新地町)、坂元(宮城県山元町)、山下(同)の3駅周辺では新たな街づくりが進む。仙台圏と相馬地方を結ぶ鉄路の復活で、沿線の復興の加速化に期待が高まる。

 移設3駅で最も仙台に近い山下駅周辺はいち早く開発が進み、ほぼ完成した。都市機能を集中させるコンパクトシティーの考え方を導入。駅西側に小学校や保育所、児童館など子育て拠点施設を設け、宅地や災害公営住宅が整備された。

 駅前の商業区画には食品スーパー「フレスコキクチ」とドラッグストア「薬王堂」が開店。将来、1200人以上が居住する街に成長する見通しだ。

 海岸から約1.5キロに移設された坂元駅では約10ヘクタールの水田を造成して宅地40区画を整備、災害公営住宅72戸が建設される。約250人が住む計画で、駅前では郵便局とコンビニが営業を始めた。隣接する約9500平方メートルの商業用区画への施設誘致は難航している。

 新地駅周辺は2018年春の街開きを目指し、大規模な工事が進む。約24ヘクタールをかさ上げして宅地や商業ゾーンを整備し、低炭素型の「環境未来都市」を目指す。商業ゾーンには町で初めてのホテル建設が予定され、温浴施設の計画もある。

 原ノ町(南相馬市)と仙台を結ぶ普通列車は1日45本(上り22本、下り23本)。相馬-仙台間は震災前と同じ本数が確保され、約1時間でつながる。JR東日本仙台支社の松木茂支社長は「住民の方々が元のライフスタイルに戻れるようお役に立ちたい」と話す。

2715荷主研究者:2016/12/13(火) 22:01:31

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/12/05 建設新聞
住友不動産・ワールドアイシティ 大型分譲・あすと長町26計画
RC24F・総戸数391戸を見込む 大林組の設計・施工で来年6月着工へ

 住友不動産東北支店(仙台市青葉区花京院1の4の25 松田昭支店長)と、ワールドアイシティ(仙台市青葉区一番町2の4の1 米川淳代表取締役)は、共同事業として進めている仙台市太白区での大型分譲マンション開発「あすと長町26街区計画」の建設計画について、大林組の設計・施工で来年6月上旬の着工を予定している。

 建設場所は、地区内の南北メーン道路あすと長町大通線を東に入った仙台市太白区あすと長町4の3の6地内で、敷地面積は3787.29㎡。事業概要はRC24F免震構造を採用した延べ4万4360.1㎡、総戸数は391戸を見込む大型分譲マンション開発計画となり、完成は2019年7月下旬の予定だ。

 複数のタワーマンションの開発計画が相次ぐあすと長町地区では現在、住友不動産が最初の完成・入居開始が見込まれる「シティタワー長町新都心」(24階建、総戸数414戸、設計・施工=大林組)が建設中であるほか、野村不動産とワールドアイシティが共同で「ONE PARK RESIDENTIAL TOWERS」(24階建、総戸数=345戸、設計=創建設計、施工=大林組)を来年秋の完成予定で建設中。三井不動産レジデンシャルと伊藤忠都市開発の共同事業による「パークタワーあすと長町」(28F総戸数=468戸、設計・施工=大林組を予定)の着工も見込まれている。さらに、一建設も139戸規模の分譲マンション開発計画の具体化を検討中。

 あすと長町エリア内での総戸数約1800戸もの分譲マンション開発計画が顕在化してきたことで、今後、各社ともいっそう独自性を持った販売戦略の立案が求められそうだ。また、物販・サービス・医療などから見たマーケットエリアとしての注目度もますます高まるとみられる一方で、数年後の全棟完成・入居開始時には、対象学区の学校施設への受け入れなど行政として対応を求められる。

2016/12/05付一面に掲載

2716荷主研究者:2016/12/24(土) 14:21:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161206_13017.html
2016年12月06日火曜日 河北新報
<仙台東西線>初年度利用 予測の6割

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 仙台市交通局は5日、昨年12月6日に開業した地下鉄東西線の今年11月までの利用者が、開業前の需要予測(1日平均8万人)の約6割の1日4万9300人(速報値)にとどまったと発表した。仙台駅から東側の利用が伸びず、沿線開発が課題となっている。

 月別の内訳はグラフの通り。最多は6月の5万3200人、最少は2月の4万3100人。平日平均は5万3900人だった。駅別で最も多いのは仙台駅で1万6000人、最も少ないのは大町西公園駅で1600人。11月までに延べ1770万人が利用した。

 仙台駅から東側の利用者は西側の約8割で、特に郊外寄りの卸町、六丁の目、荒井の3駅は需要予測の約45%と低迷している。

 市が東の拠点と位置付ける荒井駅周辺は今も更地が多い。市は同駅前に来年5月開場するライブホールの運営会社に助成金を交付するなど、立地の促進策や規制緩和で今後、東部沿線のにぎわいづくりに本腰を入れる方針だ。

 奥山恵美子市長は11月30日の記者会見で「沿線開発には時間がかかるが、地下鉄の交通利便性の高さを考えると必ず達成できる」と述べた。

2717荷主研究者:2016/12/24(土) 14:22:19

http://www.sankei.com/region/news/161206/rgn1612060068-n1.html
2016.12.6 07:03 産経新聞
仙台地下鉄東西線開業1年 沿線開発足踏み、客数伸びず

 仙台市地下鉄東西線は6日、開業から1年を迎える。東西線建設は市地下鉄南北線と併せて十字型の交通網を作り、都市機能を沿線に集約させる「コンパクトシティー構想」を推し進める狙いで始まった事業。開業効果は一部でみられるものの、乗降客数は事前の予測を大きく下回っており、奥山恵美子市長が「中心的な課題」と位置づける沿線開発も足踏み状態となっている。(岡田美月)

◆「イベント増えた」

 11月下旬、東西線の国際センター駅。朝から大勢の人たちが、駅に隣接する大型会議施設「仙台国際センター」(青葉区)に向かって歩いていた。企業や大学、行政の関係者が集まるイベントが同施設の展示棟で開かれていたのだ。

 同センターは、会議棟と展示棟の2種類の施設が連なる。昨年12月に東西線が開業すると、両棟で稼働率が上昇した。市の委託を受けて同センターを運営する青葉山コンソーシアムによると、今年7月、前年同月は3割程度だった展示棟の稼働率が初めて100%を達成し、8月以降も両棟の稼働率は前年を大幅に上回った。「東西線の開業以降、国際単位の会議や参加者の多い大規模イベントの開催が増えた」(同コンソーシアム)という。

 一方、乗降客数の推移は厳しい状態が続いている。市交通局によると、開業から先月30日までの乗降客数で事前の需要予測を上回った駅は、国際センター駅と東北大学川内キャンパス近くの川内駅の2駅のみ。それ以外の10駅では目標値を超えた実績はない。

 比較的利用者が多いとされる平日に限った1日平均利用者数についても、最も多かった7月ですら5万7600人にとどまり、予測値の8万人には大きく水をあけられている。奥山市長は「大学を中心とした駅で乗降客数の伸びが大きかった」と評価する一方、「夏休みは減るという問題が出てきた。通勤利用者の開拓をしなければいけない」との認識を示している。

◆縦割り行政の弊害

 その背景の一つに、沿線開発の進捗(しんちょく)が足踏み状態となっていることがある。

 仙台駅から東へ5駅目、六丁の目駅近くにある面積約7・6ヘクタールの仙台工業団地。「跡地の開発が始まるのは、これからさらに7、8年先になるだろう」。同団地協同組合の渡辺一巳事務局長は開発の見通しをそう話す。

 組合によると、団地は仙台東部道路の東側、現在は農地が広がる地域へ移転する計画だ。移転先となる土地を購入し造成工事が完了した後、組合員や賛助会員ら計25社が移転を始める。各社の引っ越し後は跡地の土壌汚染調査を実施し、更地にした状態で売却先に引き渡す。

 移転先購入と跡地売却、それぞれに向けた準備は「同時に進めなければならない」(渡辺事務局長)が、市の対応は部署によって異なっており、移転計画は進んでいない。

 市は沿線開発に向けて、都市計画法の用途制限を変更し、商業施設、住宅などの建設を促そうと規制緩和を進める。六丁の目駅周辺は準工業・工業地域から近隣商業地域に用途を変更した区域となっているが、仙台工業団地が立地するエリアは含まれていない。また、移転先となる地域では市街化区域への編入手続きなども必要という。

 渡辺事務局長は「規制緩和に積極的に動く部署もあれば、移転先の農地を守ろうという考えも聞く。行く先がなければ開発は進まない」と“縦割り行政”の弊害を嘆く。

 沿線開発を進めるため、行政が民間の活力をいかに誘導するか-。市全体の連携が求められている。

2718荷主研究者:2016/12/24(土) 14:43:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161208_12004.html
2016年12月08日木曜日 河北新報
<東北大>IoT拡大へ新型振動子を製品化

製品化した振動子

金研が開発したランガサイト型の新型結晶

 東北大金属材料研究所(金研)発のベンチャー、ピエゾスタジオ(仙台市)などの企業グループが金研と連携し、電子機器の省電力化や小型化につながる振動子を製品化した。あらゆる機器をネットワークにつなぐ「モノのインターネット(IoT)」の拡大を見据え、産業機器や自動車部品、家電製品などでの利用を想定。2017年中の量産化を目指す。

 振動子はスマートフォンなどさまざまな電子機器に使用される数ミリ大の小型部品。規則正しい基準信号を発することで、電子機器が正確に動作するのに欠かせない。現在は、水晶振動子が最も普及している。

 製品化した振動子には、金研の吉川彰教授の研究室が2002年に開発した「新規ランガサイト型単結晶」を活用。水晶振動子に比べて機器の起動時間を10分の1ほどに短縮でき、消費電力を抑えられる。小型化を進めても、水晶振動子より安定した信号を発することができる特長があるという。

 ピエゾスタジオの井上憲司社長は「工場内の各種センサーなどIoTの関連機器はバッテリーかボタン電池で動くため、省電力化と小型化が重要。新型の振動子はその実現に役立つ」と強調する。

 企業グループは、新型結晶の大型成形にも成功。大型化により加工などの製造工程を効率化し、量産可能なコスト水準を実現した。将来的に水晶振動子並みの低コスト化を目指す。

 企業グループでは、ピエゾスタジオが事業主体となり、金研発ベンチャーのC&A(仙台市)が結晶の大型成形を担当。宮城県内の電子部品製造会社に結晶の加工を委託し、東芝照明プレシジョン(福島市)が最終組み立てと販売を担う。

 IoTや自動運転技術の進化により、振動子市場は拡大が見込まれる。金研の吉川教授は「振動子の生産は近年、アジア各国にシェアを奪われてきた。東北のものづくり企業が協力してシェアを奪還し、さらに伸ばしたい」と話す。

2719荷主研究者:2016/12/24(土) 14:57:41

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161210_73024.html
2016年12月10日土曜日 河北新報
<常磐線>希望の鉄路 街つなぐ

 東日本大震災の津波で甚大な被害を受けたJR常磐線相馬(相馬市)-浜吉田(宮城県亘理町)間の運行が10日、再開する。

 駒ケ嶺(福島県新地町)-浜吉田間では、線路が最大1キロ余り陸側に移され、一部が高架式となって生まれ変わった。山下(宮城県山元町)、坂元(同)、新地(新地町)の3駅は内陸に移設され、それぞれの駅前では新たな街づくりが着実に進む。

 多くのものを失ってしまったあの日から5年9カ月を経て、仙台圏と相馬地方が再び鉄路で結ばれる。地域住民の復興へ向けた希望を乗せ、真新しいレールの上を列車が走りだす。

◎山下/都市機能 駅西に集中

 海岸から約2キロの新山下駅周辺には、町沿岸部の被災者が集団移転する「つばめの杜地区」が整備された。総工費は約166億円。

 水田約37.4ヘクタールを造成し、宅地201区画、災害公営住宅346戸を用意。都市機能を集中させる「コンパクトシティー」が売りで、主な施設と住宅が駅西側に建設された。

 8月末時点で1029人が住み、最終的には1200人以上が居住する。10月下旬には街の完成を祝う「まちびらき」が行われた。

 駅西側に沿岸部から新築移転の山下二小、保育所や児童館などからなる子育て拠点施設、1.5ヘクタールの都市公園が隣接して建設された。駅前の商業区画1万1200平方メートルでは、食品スーパー「フレスコキクチ」とドラッグストア「薬王堂」がまちびらきに合わせて営業を開始した。

 駅東側には集合タイプの災害公営住宅が建設されたほか、災害時に防災拠点にもなる地域交流センターの建設が進む。2017年夏の完成を見込む。

 つばめの杜地区と周辺地区を結ぶ交通網の整備も進められている。今年3月にはつばめの杜地区と国道6号を結ぶ「つばめの杜大橋」が完成した。

◎坂元/新旧集落の連携強化

 海から約1.5キロの新坂元駅の西側約10.3ヘクタールには、集団移転先として「新坂元駅周辺地区」が水田を造成して整備された。総工費は約59億円。

 宅地は40区画を用意。災害公営住宅は72戸を計画しているが、このうち集合住宅(16戸)は建設工事が遅れており、来年3月の完成を見込む。8月末時点で193人が住み、最終的には250人前後が居住する。

 駅前では郵便局とコンビニエンスストア「ローソン」が営業している。隣接する約9460平方メートルの商業用区画では、町が農産物直売所などの交流施設を整備する計画があり、観光拠点として期待される。

 防災拠点機能も併せ持つ地域交流センターの建設が進められ、来春の完成を見込んでいる。新市街地周辺には既存集落が隣接し、町は既にある行政区に新住民を編入するなどして新旧集落の連携を進めている。

 2017年3月までには、常磐自動車道の新地-山元インターチェンジ(IC)間の坂元地区に山元南スマートICが利用開始となる予定で、新市街地への交通アクセス向上が見込まれている。

◎新地/低炭素型 未来都市に

 移設された新地駅周辺では、福島県新地町が新たな市街地の形成を進める。東日本大震災で津波被害を受けた約24ヘクタールをかさ上げして宅地や商業ゾーンを整備。低炭素型の「環境未来都市」として、2018年春の街開きを目指す。

 宅地は100区画程度を計画している。一角には被災者向けの公営住宅も整備されている。耕作地が広がっていただけのかつての駅前とは景色が一変する。

 商業ゾーンでは、民間事業者が町内初となるホテル建設を予定する。温浴施設の計画も具体化しており、中心部にふさわしいにぎわいの創出が期待される。公営の商業施設も用意され、地元業者による物販などが検討されている。

 町内では現在、石油資源開発(東京)が液化天然ガス(LNG)の基地整備を進めている。20年までに23万キロリットルの貯蔵タンク、出力120万キロワットの発電所が立地するなど、東北のエネルギー拠点としての発展が見込まれている。

 これに合わせ、町は企業などと連携して独自のLNG発電所を整備。新市街地に建つ商業施設に排熱を供給するなど、エネルギー効率を重視した地域づくりを実践する。

2720荷主研究者:2016/12/24(土) 15:03:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161211_13007.html
2016年12月11日日曜日 河北新報
<常磐線>チーム常磐 困難乗り越え工期短縮

内陸に移設された山下駅で工事の様子を振り返る石川区長

 10日に運行を再開した常磐線相馬-浜吉田間。当初は2017年春とされてきた開通予定を半年近く前倒しできた陰には、昼夜を分かたず作業に当たったJR東日本常磐復興工事区「チーム常磐」の奮闘があった。

 復興工事区を率いた石川文雄区長(45)は山下駅で一番列車を見送った。「思わずポロッと来ちゃったね」。動きだす列車を見ながら、この3年間感じ続けた緊張が次第に解けていった。

 復興工事区が宮城県山元町に設置されたのは2013年11月。在来線の新線を造ること自体が珍しくなっていたJRにとって、15キロに及ぶ鉄路敷設は未知とも言える作業だった。沿岸部は復興工事が最盛期を迎え、資材や人材が足りない。作業は困難を極めたが、工期短縮へあらゆる手段を取った。

 戸花山(とはなやま)と呼ばれる丘陵地に全長604メートルのトンネルを通した工事が象徴的だ。標高はわずか30メートル余り。普通なら山肌を切り崩して線路を敷くが、一帯には平安時代の大規模な遺跡があって発掘調査が必要だった。

 調査を待てば完成が1年近く遅れる。斜面には住民が植えてきたサクラもある。地形を変えずに済むよう、あえてトンネル掘削に挑んだ。もろい地盤を薬剤で固め、慎重に掘り進めた。

 「チーム常磐」という名前は復興工事区立ち上げの時に石川区長が付けた。「厳しい仕事になるのが分かっていたから、よりどころになる言葉が欲しかった」。当初のメンバーは自身を含めて11人。20代中心で全員仙台に住まいがあったが、山元町内の寮に泊まり込みで作業が続いた。

 寮の周りにはコンビニもスーパーも居酒屋もない。疲れを癒やしてもらおうと、時には石川区長がポケットマネーをはたいて寮の冷蔵庫を缶ビールで埋めた。

 ピーク時は総勢15人で作業に当たり、全体の工期を半年近く縮めた。「作業員も含めて1000人以上が一丸となって働くことができたおかげです」。石川区長はほっとした表情で話した。

2721荷主研究者:2016/12/24(土) 15:04:43

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161211_13017.html
2016年12月11日日曜日 河北新報
<常磐線>旧山下駅前世帯数激減 面影失う

旧山下駅近くの自宅跡に立つ菅野さん。周辺には空き地が目立つ=山元町山寺

 JR常磐線が宮城県山元町内を再び走るようになった10日、移設した山下駅周辺が沸き立つ一方、震災前は町内最大の住宅地だった旧駅周辺は静まりかえっていた。

 山下駅から東へ約1キロの旧駅に向かうと、くしの歯が欠けたような街並みが広がる。駅があった花釜行政区は、内陸移設により鉄路の復活に時間がかかったこともあり、震災前の1023世帯が455世帯に激減。町の人口も、震災前のおよそ4分の3の約1万2500になった。

 旧駅近くに夫らと住んでいた菅野寛美さん(72)は津波で自宅が大規模半壊。2013年、同居していた長女の立石由香さん(46)とその夫の安男さん(50)が隣の宮城県亘理町に自宅を新築し、菅野さん夫婦も一緒に住み始めた。

 娘夫婦が亘理町を選んだのは安男さんの仙台市への通勤と、震災当時、市内の特別支援学校に通っていた孫のためだった。菅野さんは「列車再開の見通しが立たず、家族が一緒でいるためには、古里を離れるしかなかった」と語る。

 旧駅周辺に残った町民は、新市街地の発展を複雑な思いで見ている。

 「道路一つとっても、まったく違う」

 花釜行政区の岩佐年明区長(70)は嘆く。新市街地の大通りには、車道の脇に歩道だけでなく自転車専用道まである。

 「旧駅前の県道は震災前のままで歩道もなく、子どもたちが心配。均衡ある街づくりをしてほしい」。岩佐さんが、住民の思いを代弁した。

2722荷主研究者:2016/12/24(土) 15:05:24

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161211_13019.html
2016年12月11日日曜日 河北新報
<名取中央高架橋>完成間近 市民ら「渡り初め」

完成間近の高架橋を歩く市民ら

 県道塩釜亘理線と同仙台館腰線を東西につなぐ名取市の同大手町下増田線の全線開通を前に、JR東北線や旧国道4号をまたぐ名取中央高架橋の工事現場見学会が10日あり、周辺住民が早期完成を願って「渡り初め」をした。

 工事受注企業が主催し、市民ら約400人が参加した。高架橋は長さ約205メートル、最大幅約30メートル。来年3月末の完成を目指して工事が進められている。市民らは高架橋の構造などの説明を受けた後、実際に上って路面を歩いたり、工事の様子を見守ったりした。

 高架橋の路面には近くの本郷幼稚園と同市下増田小、同名取一中の子どもたちが描いた5メートル四方の絵3点が設置され、参加者全員で記念撮影。路面を使ったお絵描き会や高所作業車などの試乗体験会もあった。

 現場代理人の藤堂隆之さん(60)は「現在は並行する狭くて歩道のない道路を車が行き交い、旧国道4号も東北線の踏切で渋滞している。そうした問題を一挙に解消できる住民待望の高架橋だ」と話した。

2723とはずがたり:2016/12/25(日) 20:23:39
>>2441>>2498
多賀城ICは此処↓。こんな箇所(仙台港北IC〜利府Jct)が4車線化されずに残ってたのは多賀城ICの建設の為?
http://map.goo.ne.jp/map/latlon/E140.59.7.696N38.17.57.351/zoom/9/

<三陸道>多賀城IC新設 仙台-石巻4車線化
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160328_13013.html

三陸道に開設された多賀城IC(左上)。仙台-石巻間は仙台東部道路も合わせて完全4車線化された=27日午後0時半ごろ、多賀城市

 三陸自動車道の多賀城インターチェンジ(IC)設置と、仙台港北IC-利府ジャンクション(JCT)間4.7キロの完全4車線化が完了し、27日、宮城県多賀城市南宮で式典があった。三陸道のIC新設は昨年10月の石巻女川IC以来。
 菊地健次郎市長は「宮城県内の沿岸市町で唯一のIC空白地だった多賀城の悲願を達成した。地域の産業と観光の活性化が期待される」とあいさつ。関係者や市民など約400人が集まり、テープカットとくす玉割りで整備完了を祝った。
 多賀城IC開設で多賀城市内へのアクセスが向上する。今回の4車線化により三陸道は仙台市から石巻市まで約40キロの全線4車線化が実現。朝夕の通勤・帰宅時間帯に発生していた渋滞の解消が期待されている。
 IC設置と4車線化の事業費は約240億円。復興事業として、東北地方整備局と東日本高速道路が2012年4月に着工した。

2016年03月28日月曜日

2724荷主研究者:2016/12/29(木) 11:30:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161215_12006.html
2016年12月15日木曜日 河北新報
<イノアック>住宅建材や車部品製造 栗原に進出

 住宅用建材、自動車用部品などを開発・製造するイノアック(名古屋市)が、宮城県栗原市築館に東北工場を新設する方針を固めたことが14日分かった。近く正式発表する。

 関係者によると、築館工業団地約14ヘクタールのうち、分譲されている約12ヘクタールを全て取得する予定。住宅用の断熱材を主に製造する。同社は自動車に使用するゴム製品も手掛けている。

 今回、東北自動車道に近接する立地の良さや必要面積が効率的に取得できる点が評価されたとみられる。

 同社の国内工場と事業所は愛知や岐阜、熊本各県などに15カ所あり、宮城、岩手両県にはグループ会社「東北イノアック」の3工場がある。

2725荷主研究者:2016/12/29(木) 11:30:41

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161215_11031.html
2016年12月15日木曜日 河北新報
<仙台市交通局>旧荒浜小前にバス停新設へ

 仙台市交通局が来年4月の市バスのダイヤ改正で、東日本大震災で被災した旧荒浜小(若林区)前にバス停を新設することが14日、分かった。震災で運行休止中の他の区間は廃止する。近く詳細を公表する。

 現在は南長沼が発着点の深沼線を、旧荒浜小前まで約400メートル延ばす。市は震災遺構として校舎の活用を決めている。一方、津波被災で休止中の蒲生線の白鳥2丁目-蒲生間、深沼線の荒浜新2丁目-深沼間、井土浜線の中野-閖上間は運行の見込みが立たないため廃止する。

 折立・茂庭台線は災害公営住宅入居者の利便性向上のため、茂庭台1丁目南のバス停を降車専用で新設する。工学部・宮教大線の八木山動物公園駅-成田山間は利用が少ないため廃止する。

2726荷主研究者:2016/12/29(木) 11:33:41
>>2627
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161215_12004.html
2016年12月15日木曜日 河北新報
<仙台駅東>仙台イースト 6月19日開業

ホテルメトロポリタン仙台イーストの外観(JR東日本仙台支社提供)

 JR東日本仙台支社と仙台ターミナルビルは14日、仙台駅東口に2017年にオープンする「ホテルメトロポリタン仙台イースト」(14階)の開業日を6月19日にすると発表した。

 5階以上が客室で全282室。九つの部屋タイプの客室料金(税込み)のうち、全体の約6割を占める1室21平方メートルのワイドシングル(173室)は1泊2万5000円。最高は91平方メートルのプレミアスイート(2室)の18万円。

 1〜4階のエントランスやロビーは、裏磐梯の五色沼(福島県)や世界自然遺産の白神山地(青森県、秋田県)など東北の自然をイメージしたデザインを施す。1〜2階には、隣接するエスパル仙台東館の増床エリアとして飲食店など約20店舗が入る。

 全館禁煙。訪日外国人旅行者(インバウンド)のニーズが高いフィットネスルームを備える。ターミナルビルの新妻博敏社長は「東北を訪れる外国人の数が徐々に伸び始めており、インバウンドの誘客にも貢献したい」と話した。

2727荷主研究者:2016/12/29(木) 11:40:11

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161216_12006.html
2016年12月16日金曜日 河北新報
<仙台フォーラス>地下1階改装 新店10店

本と雑貨を扱う新業態のトゥデイズ・ライフの売り場

 仙台市青葉区一番町の商業施設「仙台フォーラス」は16日、地下1階全体(売り場面積約1000平方メートル)をリニューアルし、家具や雑貨、本、旅行商品などを扱う10店舗を新規オープンする。従来のファッション中心から、ライフスタイル全般を提案するフロアに一新し、差別化を図る。

 東北初出店は6店舗。目玉は、イオングループの未来屋書店(千葉市)が全国で初めて展開する本と雑貨の新業態店トゥデイズ・ライフ。決まった棚の配置はせず、毎月さまざまなテーマで新しい棚を設ける。「仙台初」や「仙台発」を強調した商品やフェアを企画する。

 このほか、ソファ専門店のフェデリコ・セコンドやインテリア雑貨のストア・マイ・フィールド、同じく雑貨を扱うハコア・ダイレクト・ストアなどが新規に入店する。

 仙台フォーラスの担当者は「アパレル系は、JR仙台駅前で相次いだ新しい商業施設との競争が激しい。これまでフォーラスが持っていたファッションのブランドを生かしつつ、新たな客層を取り込みたい」と話す。

2728荷主研究者:2016/12/29(木) 11:41:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161216_12049.html
2016年12月16日金曜日 河北新報
<次世代型放射光>建設費調達 法人設立へ

放射光施設の誘致を目指し、企業に出資を呼び掛けた説明会

 東北の産学官が宮城県への誘致を目指す次世代型放射光施設に関し、東北経済連合会は15日、約300億円を見込む建設費の一部を民間で賄うため一般財団法人を年内に設立する方針を明らかにした。東京で開いた企業向け説明会で向田吉広副会長が発表し、集まった約100人の企業関係者に出資を呼び掛けた。

 一般財団法人の名称は「光科学イノベーションセンター(仮称)」。仙台市に置き、施設建設や運営の主体となることを想定する。

 21日に約30の大手企業や大学でつくる設立発起人会を都内で開き、年内に設立手続きを取る。来年2月に設立総会と記念式典を仙台市で開く計画だ。

 資金は国内の大手企業に1口5000万円の拠出金を募り、口数によって施設利用の優先度などを変える。東北の中小企業には1口50万円で拠出を求め、共同利用できる仕組みを設けるという。

 向田副会長は説明会で「民間中心に資金を集め、国に(施設の必要性を)認めてもらいたい」と述べた。

 説明会では、東北大総長特別補佐の高田昌樹教授(放射光科学)が講演。「放射光施設は学術研究や産業技術開発を支え、国家にとって重要な基盤になる」と施設誘致の意義を強調した。

 誘致を目指す放射光施設は産業界の需要が高い軟エックス線専用。文部科学省の小委員会は11月から施設新設の必要性について検討している。

2729荷主研究者:2016/12/29(木) 12:04:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161219_13045.html
2016年12月19日月曜日 河北新報
区画整理で消える「小字」の地番 惜しむ声

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20161219kahoku02.JPG

地番変更で「蒲町東」「荒井1丁目」となる蒲町字馬洗場付近=仙台市若林区

 仙台市地下鉄東西線の開業で宅地開発が進む若林区荒井周辺で来年夏ごろ、大規模な地番変更が実施される。荒井、荒井東の両土地区画整理事業が完了した後、地名が「小字(こあざ)」から「丁目」に変わる。大きな街区ごとに整理されて分かりやすくなるが、歴史ある地名が失われることを名残惜しく思う住民もいる。

 地番が変更されるのは荒井、伊在、蒲町、六丁目の約180ヘクタール。新しい地名は「荒井1〜8丁目」「荒井東1、2丁目」「伊在1〜3丁目」「蒲町東」となる。

 東西線開業で開発が飛躍的に進んだ荒井南、荒井西の両土地区画整理事業のうち、今年8月に荒井南で一足早く地番が変更され、荒井字遠藤西などが荒井南や荒井3丁目になった。荒井西も今後、変更される見通しだが、時期のめどは立っていない。

 荒井周辺には市地下鉄東西線の荒井、六丁の目両駅がある。仙台東部道路や国道4号バイパスにも近く、商業施設や住宅が急ピッチで整備されている。

 一帯はもともと稲作地帯で、掘割が区境になっていた。地名変更で荒井字福在家(ふくざいけ)や同御散田(おさんでん)、蒲町字馬洗場(うまあらいば)など28の地名がなくなるため、地域の記憶が薄れることを寂しがる声も上がる。

 地域に詳しい山田哲義さん(76)=伊在字南土府(みなみどふ)=は「馬洗場では昭和30年代ごろまで小川が流れ、馬や牛、農具の泥を落としていた。地名とともに思い出も失われるようだ」と、しんみりと語る。

 市区政課によると、地番変更は換地処分の完了後に実施される。来年夏ごろがめどの荒井、荒井東の両土地区画整理事業の地番変更も、事業の進展度合いによっては遅れる場合もあるという。

◎消滅する地名

▽荒井字揚戸(あがと)、遠藤(えんどう)、大場伝(おおばでん)、御散田(おさんでん)、押口(おしぐち)、小荒井(こあらい)、小荒井東(こあらいひがし)、新屋敷(しんやしき)、高屋敷(たかやしき)、畑中(はたなか)、初田(はつた)、広瀬(ひろせ)、福在家(ふくざいけ)、堀口(ほりぐち)、舞台(まいだい)
▽伊在字土府(どふ)、東田(ひがしだ)、東通(ひがしどおり)、南通(みなみどおり)、南土府(みなみどふ)、屋敷(やしき)
▽蒲町字馬洗場(うまあらいば)、川崎北(かわさききた)、原田中(はらたなか)、原田南(はらたみなみ)
▽六丁目字小荒井裏(こあらいうら)、参防田(さんぼうでん)、柳堀(やなぎぼり)

2730荷主研究者:2016/12/29(木) 12:21:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161220_13015.html
2016年12月20日火曜日 河北新報
<塩釜亘理線>かさ上げ県道 一部開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20161220kahoku02.JPG

かさ上げされた県道を走るダンプカーや乗用車

 東日本大震災で被災した宮城県岩沼市沿岸部で、市が津波の多重防御の一つとして整備中のかさ上げ道路のうち、県道塩釜亘理線に接する区間が完成し、19日、車両の通行が始まった。かさ上げ道路の開通は、県道塩釜亘理線と市が整備する市道を含めて初めて。

 開通したのは同市寺島新野中の800メートル分。2014年12月着工で、2.5メートル盛り土し、海抜は4メートルで道幅は最大17メートル。午後2時に現行道路から新しいかさ上げ道路へと通行が切り替えられ、復興事業に当たるトラックや一般車両が次々と通過していった。開通区間は県道に組み込まれた。

 市の高橋伸明建設部長は「まだ一部だが、内陸側に津波が到達しない最終ラインがようやくできた。道路が完成して終わりでなく、どうして造られたのかを後世に伝えてきたい」と話した。

 市内では6.4キロで市道のかさ上げ工事を実施中で、17年秋の利用開始を見込む。県道塩釜亘理線は仙台市内の約10キロでも、かさ上げ工事が進められている。

2731荷主研究者:2016/12/30(金) 11:50:20
>>2521
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161221_11023.html
2016年12月21日水曜日 河北新報
<回顧みやぎ>図書館集客好調 次に生かせ

年末年始も無休で開館する多賀城市立図書館

 東日本大震災から6年目を迎えた2016年。県内では、交通インフラを中心に被災地の復興が進む中で、復興工事を巡る事件もあった。新市誕生や商業地集積に沸く一方、政治家のモラルが問われた1年でもあった。現場の記者が振り返る。

◎2016振り返る(2)多賀城市立図書館の移転開館

<年内にも120万人>
 一つの建物が、市内外の人の流れを大きく変えた。

 多賀城市がJR仙石線多賀城駅前に建設した再開発ビルは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を指定管理者とする市立図書館などを中心に、連日3000人以上が来館。年内には、当初予定より3カ月も早く年間目標120万人に達する見通しで、予想以上の数字に驚く市職員も少なくない。

 「年中無休で午後9時半まで開館している図書館、書店、カフェ、レストラン…。行ってみたい場所が複数あることが大事」とする市立図書館の中林奨マネジャー(CCC)の説明に納得した。

 貸し出し実績は大きく伸びた。人数は月平均で5.3倍、冊数は約4倍。市生涯学習課の萱場賢一課長は「利用者アンケートで『図書館を人に勧めたい』と答えた人が目立った。図書館が市民の誇り、自信につながっている」と手応えを語る。

 誘致当時、CCCは公立図書館の指定管理事業を始めて間もなくで、他自治体の先行例では資料購入などで問題点も指摘された。多賀城では市と慎重に準備を重ね、今のところ問題のない運営が続く。

 秋以降は意欲的なイベントも増えた。スタッフルームには図書館の将来像として、市の目標「東北随一の文化交流拠点」を超えた「東北一の文化交流拠点」が掲げられている。中林マネジャーは「指定管理事業のスタート当初は『ど素人』だったが、ここまで来た」と自信を見せる。

<利用者が意見を>
 図書館運営は、行政やスタッフだけが担うものではない。従来の図書館に親しんだ利用者には使い勝手が悪くなった点もある。スタッフは利用者の声を聞いて資料配置などを修整している。図書館を育てる観点で、遠慮なく直接意見を伝えてみてはどうだろう。

 市立図書館に対する周辺の図書館関係者の関心は高い。スタッフ同士が気軽にこうした人々と情報交換ができる枠組みがあってもいい。

 市立図書館の指定管理費用は最大で年間約3億円。市は、少なくない負担で生み出した人の流れが続くうちに、文化を生かした具体的な次の一手を打ち出す必要がある。(多賀城支局・佐藤素子)

[メモ]多賀城市は、駅前再開発による中心市街地形成を目指し、再開発ビルA棟に市立図書館を移転した上でCCCを指定管理者とし、ビル全体の設計や出店構成も任せた。同時期に完成した近くのB棟には子育て支援センター、保育所など福祉施設が入居する。

2732荷主研究者:2016/12/30(金) 11:53:20
>>2695
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161221_13044.html
2016年12月21日水曜日 河北新報
<仙台広瀬通>イチョウ伐採開始 車線拡幅へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20161221kahoku01.JPG

伐採された樹齢約75年とみられるイチョウ=21日午前3時ごろ

 仙台市は21日未明、広瀬通(青葉区)の中央分離帯に立つイチョウ12本のうち10本の伐採を始めた。渋滞解消を目的に分離帯の面積を減らし、車道を片側3車線から4車線に拡幅する。

 午前0時ごろ、市が委託した業者が西側から7本目のイチョウの枝打ち作業を開始。枝にワイヤを取り付けてチェーンソーで切り込みを入れ、重機で持ち上げて切断した。午前3時すぎに幹の伐採まで終えた。初日の伐採数は1本。

 市によると、作業は夜間に行われ、今年は22日未明まで。来年1月10日に再開し、同月中旬に完了予定。伐採しない2本のうち、西側から3本目は2月末〜3月上旬にアエル北側の歩道に移植し、6本目はそのまま残す。

 伐採は今年3月に始める予定だったが、市民の反対意見が相次ぎ、14本を伐採する当初計画を変更した。伐採されたイチョウは非営利目的を条件に提供を検討している。拡幅工事は来年6月完成の予定。

2733荷主研究者:2016/12/30(金) 12:04:22
>>2595
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161222_12003.html
2016年12月22日木曜日 河北新報
<日本IBM>仙台駅東の新拠点が開所

テープカットして開所を祝う出席者

 日本IBM(東京)が企業向けITインフラの運用や保守を担うグローバル・テクノロジー・サービス(GTS)事業拠点「仙台クライアント・イノベーション・センター」をJR仙台駅東口周辺に開設し、現地で21日、開所式があった。

 同センターは全国の顧客とネットワークでつながり、システム変更やトラブル解決に遠隔対応する。同社は300人前後の技術者を地元中心に雇用する方針。

 式典には約100人が出席。GTS事業本部長のビベック・マハジャン取締役専務執行役員は「ネットワークの拠点の一つとして、仙台から世界へ発信していきたい」とあいさつ。来賓の奥山恵美子仙台市長らがテープカットをして開設を祝った。

2734荷主研究者:2016/12/30(金) 12:14:37
>>2131 >>2488 >>2532 >>2617
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161223_13008.html
2016年12月23日金曜日 河北新報
<仙台市立病院跡地>都市型キャンパス整備へ

旧仙台市立病院跡地に整備されるキャンパスのイメージ図

 仙台市は22日、旧市立病院跡地(若林区)を学校法人東北学院(青葉区)に44億円で売却すると正式発表した。同法人は泉区や多賀城市にある東北学院大のキャンパスを集約し、「学都仙台」を象徴する都市型キャンパスを整備する。2021年の完成を目指す。

 病院跡地にはホール棟、講義棟、高層棟、研究棟、カフェ棟の計5棟を建設。建築面積は約8870平方メートル、延べ床面積は約5万8730平方メートル。市民が利用できる多目的ホール(約980席)も整備する。高層棟は地上19階。キャンパスのランドマークとなり、レストランや図書館が入る。

 市が10月下旬〜11月上旬に実施した事業提案書の公募には東北学院とデベロッパーの2事業者が応募したが、12月に入りデベロッパーが辞退。公認会計士など外部有識者3人と市職員3人でつくる事業者選定委員会が20日に開いた会合で同法人の提案を審査した。

 公開講座の開催やレストランの開放など、開かれたキャンパスとして地域交流の拠点を目指す点などが高く評価された。市はキャンパス整備による都市ブランドの向上や地域のにぎわい創出にも期待している。

 同法人理事長の松本宣郎東北学院大学長は「学都仙台の連携・交流シンボル『五橋アーバンキャンパス』がコンセプト。若者が切磋琢磨(せっさたくま)し、地域の人が知を求めて集うキャンパス整備に取り組みたい」との談話を出した。

2735荷主研究者:2016/12/30(金) 12:40:21

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161226_13047.html
2016年12月26日月曜日 河北新報
<仙台東西線>山の3駅 駐輪場がらがら

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20161226kahoku01.JPG

がら空きの八木山動物公園駅駐輪場

 仙台市地下鉄東西線の八木山動物公園、青葉山、川内の西端3駅に市が整備した駐輪場の利用が伸び悩んでいる。いずれも丘陵上にあり、駅周辺の急坂がネックとなっているためだ。市は「体力のある学生に使ってほしい」と呼び掛けている。

 11月の駅別駐輪場利用率は表の通り。青葉山駅(駐輪可能台数41台)が5.4%と最も低く、2台程度しか駐輪していない計算だ。川内駅(171台)が7.0%、地下鉄駅として国内で最も高い場所(標高136.4メートル)にある八木山動物公園駅(777台)も15.1%と、西端3駅がワーストスリーを占める。

 3駅は、坂の上に駐輪場がある点で共通している。市は周辺の坂を考慮して3駅の駐輪台数を抑制的に見積もったが、それでも想定以下の利用率にとどまる。

 八木山連合町内会の広瀬博事務局長は「八木山地区は高齢者が増えており、駅まで自転車をこいで上るのは難しい。バイクの人はほとんど目的地まで乗って行くのではないか」と話す。

 川内駅の隣の国際センター駅(110台)は92.2%と高いが、市は「標高が低く、使いやすいため」とみる。

 実際、平地が広がる仙台駅より東側では駐輪場の利用が好調だ。98.8%の薬師堂駅を筆頭に荒井駅や卸町駅も80%台と高い。乗車人数で東側は西側の約8割にとどまるが、駐輪場の利用実績は「東高西低」の様相を見せている。

 市によると、八木山動物公園、青葉山、川内の3駅の駐輪場整備費は計3億4400万円。市は東北大や宮城教育大、東北工大などの学生に照準を絞り、「自転車やバイクを地下鉄東西線にうまく組み合わせて使ってほしい」(道路管理課)と、アピールを強化する方針だ。

2736荷主研究者:2017/01/03(火) 22:49:10
>>2734
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161229_13019.html
2016年12月29日木曜日 河北新報
<東北学院大>キャンパス集約で空洞化懸念

約6000人が通っている泉キャンパス

多賀城市中心部に位置する多賀城キャンパス

 学校法人東北学院(仙台市青葉区)が、2021年を目標に旧仙台市立病院跡地(若林区)に東北学院大のキャンパスを集約する計画を巡り、泉区や多賀城市にある同大キャンパス周辺で動揺が広がる。集約後の既存キャンパスの存廃について東北学院は「何も決まっていない」と話すが、両キャンパスの地元では、学生流出を懸念する声が出ている。(泉支局・北條哲広、多賀城支局・佐藤素子)

 「キャンパス集約のうわさは東日本大震災前からあったので既定路線だろう。今後、街の空洞化が気になる」と話すのは泉区の不動産会社の担当者。同社は泉区天神沢に泉キャンパスが開設された1988年ごろから学生向けの賃貸アパートを仲介しており、「完全撤退となれば死活問題につながりかねない」という。

 泉キャンパスは、教職員を含め約6000人を抱える。周辺はアパートや飲食店、カラオケ店やコンビニなどが建ち並び、大学の門前町を形成している。

 大学近くで飲食店を営む男性は「この辺りは学生アルバイトに支えられている店が多い。学生がいなくなると労働力の確保が難しい」と不安がる。仙台市地下鉄泉中央駅近くの飲食店従業員も「客であり、従業員でもある学生の存在は大きい。キャンパスの閉鎖、縮小となれば、影響は避けられない」と懸念する。

 工学部がある多賀城市中心部の多賀城キャンパスには約2200人が通う。市と同大は2007年、包括連携協定を締結。大学の資源を生かした市民向け公開講座や長期休暇を利用した小中学生の学習支援などを展開している。キャンパス移転で継続を危ぶむ声もあり、市幹部は「街から若者がいなくなる影響は計り知れない」と心配する。

 ただ、泉キャンパスと事情が異なるのが、学生の多くがJR仙石線を使う通学組で、地元に学生向け賃貸アパートが多くないこと。人員規模が泉キャンパスの約3分の1と小さいこともあってか、キャンパス閉鎖と売却による開発可能用地の出現に期待を寄せる声も出ている。

 地元商工会関係者は「にぎわい創出につながる活用をしてほしい」とひそかに願う。学生流出のマイナスを上回る住宅開発などによる定住人口増を望む気運が一部で高まっている。

 東北学院広報部は「キャンパス集約は学習の場をまとめる計画であり、現段階で既存キャンパスの存廃までは決まっていない」と説明。「計画については地元や仙台市とも連携しながら進めたい」としている。

 [メ モ] 泉キャンパス(約27.6ヘクタール)は教養学部の1〜4年生と文、経済、経営、法の4学部の1、2年生合わせて約5600人が在籍。大学院生や教職員を含めると6000人規模。多賀城キャンパス(約15.1ヘクタール)は工学部の学生と大学院生約2100人、教職員約110人が在籍する。東北学院によると、旧仙台市立病院跡地に整備する都市型キャンパスにはホール棟、講義棟、高層棟(地上19階)、研究棟、カフェ棟の計5棟を建設。建築面積約8870平方メートル、延べ床面積約5万8730平方メートル。

2737荷主研究者:2017/01/03(火) 22:57:31

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161231_12002.html
2016年12月31日土曜日 河北新報
仙台空港-松島-平泉 直結バス運行へ

 宮城県松島町と東松島市、岩手県平泉町は、仙台空港に乗り入れるバスを共同で運行する方針を決めた。鉄道の乗り換えなしで、松島と平泉という東北を代表する観光地を結ぶ。広域を回遊する利便性を高めることで、インバウンド(訪日外国人旅行客)の主に個人客を取り込むのが狙い。来年1月下旬にも運行を始める予定。

 運行の中心となる松島町によると、開設を検討しているのは、仙台空港-松島町-平泉町と、同空港-松島町-東松島市の2路線。それぞれ1日1往復する。仙台市宮城野区にある「仙台うみの杜水族館」経由も念頭に置いている。

 観光庁の東北観光復興対策交付金を活用。今月15日に1市2町で共同運行の協定を結んだ。民間のバス事業者に委託し、来年3月末までの事業費は計約3700万円を見込む。旅行客にアンケートを取るなどして需要を調査し、2018年度まで運行を継続する考え。

 環境保全団体「世界で最も美しい湾クラブ」(本部フランス)に加盟した松島湾と、「平泉の文化遺産」が世界遺産に登録された平泉を直接結び、インバウンドの受け入れ拡大を目指す。東松島市をコースに加えることで、東日本大震災からの復興の様子を紹介する狙いもある。

 松島、平泉両町は「伊達な広域観光推進協議会」のメンバー。平泉で5月に開かれた藤原まつりに桜井公一松島町長が招待され、青木幸保平泉町長と連携強化を確認した。

 松島町産業観光課の安土哲課長は「バスで直接観光地を結べば、大きな荷物を持った外国人客が安心して旅行できる。県境の枠を取り払い、回遊性を高めたい」と話している。

2738荷主研究者:2017/01/15(日) 16:27:04

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170104_11025.html
2017年01月04日水曜日 河北新報
被災地公園にフットサル場 全国初の民間委託

荒井東1号公園の整備予定地。周辺はマンションやホールの建設が進む=仙台市若林区

荒井東1号公園の完成イメージ。運動施設には荒井TMが防球ネットなどを整備する

 仙台市が若林区荒井東1号公園(仮称)予定地にフットサル場の設置を計画し、整備と運営を地元で街づくりに取り組む一般社団法人荒井タウンマネジメント(TM)(仙台市)に委託する方向で最終調整していることが3日、分かった。都市再生特別措置法の枠組みに基づく公園の民間委託で、全国初の試み。荒井TMは収益を公園全体の維持管理費に充てる計画だ。

 公園予定地は荒井東土地区画整理事業地の一角で、市地下鉄東西線荒井駅から南東へ約150メートルにある。面積は約7500平方メートル。公園北側に芝生広場、南側に人工芝のフットサル場を整備する。愛好者グループや小学生向けサッカースクールの利用などを見込み、テニスコートとしての活用も想定する。

 市は特別措置法に基づき2016年1月、行政の補完的機能を担う「都市再生推進法人」に荒井TMを指定した。市は近く、フットサル場とクラブハウスの整備と運営に関する「都市利便増進協定」を同法人と結ぶ方針。

 市は予定地を整地し、上下水道を整備する。荒井TMは新年度から10年間、用地を借り、高品質の人工芝を敷いて夜間照明施設や防球ネットを設置する。シャワー室や備品倉庫を備えたクラブハウスも整備する。年数百万円の公園維持費は利用収入で賄う。

 荒井TMの榊原進事務局長は「多くの方に利用してもらえれば、税金を投入せずに維持管理が可能だ。よりよい公園サービスを提供し、地区の長期的な価値向上につなげたい」と話す。

 荒井駅近隣への公園整備を市に要請していた七郷地区町内会連合会の菊地栄司会長は「子どもたちが喜ぶような公園にしてほしい。地下鉄東西線を利用してもらえれば駅前がにぎわう」と期待する。

 荒井TMは、荒井東土地区画整理組合に参加した地権者や民間企業などでつくる荒井東まちづくり協議会を母体に13年5月発足した。イベントを開くなどして荒井東地区のにぎわいづくりに取り組んでいる。

[都市再生特別措置法]都市機能の高度化や居住環境の向上が目的。2007年の改正で、市町村が指定する都市再生整備推進法人(14年から都市再生推進法人)が新設され、同法人への支援制度が盛り込まれた。歩道でのオープンカフェ運営など、民間の工夫で公共用地を活用する事業が全国各地で展開されている。

2739荷主研究者:2017/01/22(日) 17:15:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170110_13040.html
2017年01月10日火曜日 河北新報
仙台城の外側の石垣 震災で崩れ放置のまま

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170110kahoku01.JPG
震災などで崩れた石垣=仙台市青葉区の追廻地区

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170110kahoku02.JPG

 広瀬川に面した仙台市青葉区追廻地区にある江戸期の石垣が、東日本大震災などで崩れたまま放置されている。増水時に川の流れが変わり、地盤がえぐられる危険性があるとして対岸の住民らが早期修復を要望しているが、広瀬川を管理する宮城県は消極姿勢。土地を所有する国や公園を整備予定の市も静観の構えだ。

 石垣が崩れているのは大橋から南に約200メートルの地点(地図)。約420メートル続く石垣が幅約19メートル、高さ約4メートルにわたって崩落している。以前からあった崩落箇所が震災で拡大した。

 石垣は市指定文化財「奥州仙台城絵図」(1645年)にも描かれ、仙台城と同時期の造営とみられる。場所によって石積みの工法が異なり、修復を繰り返した様子がうかがえる。市文化財課は「仙台城の最も外側の石垣で、歴史的な遺構」と評価する。

 対岸の片平地区連合町内会は、大雨による増水時に崩れた石垣で流れが変わり、片平地区の地盤が削られるのではないかと懸念。文化財保護の観点もあり、震災のあった2011年以降、関係機関に修復を要請してきた。

 しかし、崩れた石垣の周辺は国、県、市の管理が入り乱れ、責任の所在が曖昧になっているのが実情だ。

 河川を管理する県仙台土木事務所は「川の流れに影響はない。自然崖が崩れたのと同じ。現段階で対応の予定はない」。土地を所有する国は「1級河川の指定区間であり、管理は県に委ねている。法令違反がない限り県を指導する立場にない」(東北地方整備局)と話す。

 隣接地で青葉山公園の整備を予定している市は「将来的には公園整備と一体で補修したい。国や県との連携が必要」(公園課)と説明するが、追廻地区では現在も2世帯が立ち退きを拒んでおり、着工のめどが立っていない。

 連合町内会の今野均会長は「修復要請から5年以上たっている。どこでもいいから早く直して」と訴える。

2741荷主研究者:2017/01/22(日) 17:43:32

http://mainichi.jp/articles/20170113/ddl/k05/040/188000c
2017年1月13日 毎日新聞 地方版
線路はつづくよ とうほく鉄道物語/9 JR仙石線・宮城野原駅 宮城県 楽天カラーお出迎え

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170113mainichi01.JPG
楽天イーグルスのチームカラー・クリムゾンレッドのJR宮城野原駅=仙台市宮城野区で、三浦研吾撮影

宮城野原駅の地図

野球盛り上げる数々の「仕掛け」

 東北唯一のプロ野球球団「東北楽天ゴールデンイーグルス」のユニホームを着た親子連れや若者が次々とホームに降り立つ。構内を流れる球団歌「羽ばたけ楽天イーグルス」を聞きながら、子供たちが球場めがけて元気よく駆け出していった。

 ここは仙台市宮城野区のJR宮城野原駅。楽天のホーム球場「コボスタ宮城」(今年からコボパーク宮城に改称)の最寄り駅として知られる。JR東日本はこの駅を「ベースボールステーション」と位置付け、プロ野球を盛り上げるさまざまな「仕掛け」を施している。

 まず目に付くのが、駅構内の色。楽天のチームカラーであるクリムゾンレッドで統一され、マスコットキャラクターのクラッチとクラッチーナのイラストが随所に描かれている。出入り口も楽天カラーで、ヘルメットのモニュメントもある。JR東日本によると、同社管内で駅舎がプロ野球のチームカラーになっているのは宮城野原駅だけ。以前は水色だったが、球団創立に合わせて2005年に塗り替えたという。担当者は「地域社会への貢献の一環として駅の装飾などをしている。球場を訪れるファンの気分が盛り上がれば」と話す。

 球団歌が駅の発車メロディーとなったのは5年後の10年。メロディーの長さは約7秒で、楽天を身近に感じてほしいとの思いから実現した。同じように発車メロディーに採用されているのは、巨人(中央線・水道橋駅)、千葉ロッテ(京葉線・海浜幕張駅)に次いで3駅目という。他に横浜DeNA(根岸線・関内駅)もある。

 当時、宮城野原駅を管轄していた陸前原ノ町駅長を務めた宮城県野球協会の内海利彦会長(64)は「球場は、子供から大人までみんなが楽しめるボールパーク。発車メロディーもファンに長く使われ、駅のヘルメットなどの装飾も楽しんでくれればうれしい」とPRする。

 こうした取り組みもあり、楽天の名前は着実に浸透している。駅の1日平均乗車人員も、05年度に前年度比約800人増の約5600人となり、楽天が日本一になった13年度以降は毎年6000人を超えている。14年以降3年連続でBクラスと成績は振るわないが、本拠地での1軍の観客動員数は、16年シーズンが151万人と過去最高を記録した。楽天野球団の担当者は「いろいろな人に応援していただき大変ありがたい」と話す。

 東北の地にプロ野球球団が誕生して13年目。地域を挙げて「おらが球団」を温かく見守り続ける。【三浦研吾】=つづく

 ■メモ JR宮城野原駅
 1926年に私鉄の駅として開業、44年に国有化される。2005年3月30日に、楽天仕様に改装。10年3月26日から球団歌の発車メロディーを採用している。15年度の1日平均乗客数は6279人。球場まで徒歩約5分。近くには、仙台市陸上競技場や仙台育英高校宮城野校舎がある。

2742荷主研究者:2017/01/22(日) 18:09:31
>>2055
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=17730
2017/1/17日刊建設新聞 宮城版
鋼8径間でプロポ公告 仙台南部道路・広瀬大橋のII期線 業務規模3900万円(NEXCO東日本)

 NEXCO東日本東北支社は16日、仙台南部道路に付加車線を建設するため、広瀬大橋基本設計業務の公募型プロポーザルを公告した。2月13日まで参加表明を受け付ける。業務規模は3900万円で、鋼8径間連続鈑げた橋の上部工基本設計と下部工・基礎工の詳細設計をまとめる。施工時期は30〜31年度の見通し。

 履行場所は、仙台南部道路の長町インターチェンジ(IC)と今泉IC区間。同社は、対面通行区間の広瀬大橋上り線に全幅20mの新橋りょうを架設し、追い越し車線を設置する。26年度に概略検討に着手し、いであ(東京都港区)が業務をまとめている。

 プロポの業務では、鋼8径間連続鈑げた橋の上部工基本設計と、下部工・基礎工の詳細設計をまとめる。履行期間は300日。構造物の基礎調査は、帝国コンサルタント(本社・福井県)が担当し、新橋梁の設計に向けたボーリング調査、解析調査などをまとめた。

 参加資格は、同社「橋梁設計」の認定事業者で、鋼連続鈑桁橋の基本・詳細設計の業務実績などを要件にする。技術提案の提出者には3者を選定。2者以下の場合は追加選定し、3月17日まで提案書を受け付け、同21日のヒアリングを経て事業者を特定する。

 橋りょうII期線の施工は、広瀬川の増水期を避けるため下部工工事、上部工工事とも30〜31年度で計画。広瀬川に架ける仮桟橋は各年12〜3月、橋脚掘削部の土留工や締め切りは各年10月〜6月の非出水期で検討を進める。

 既設の広瀬大橋は、国施行で架設された。同線は、東北縦貫自動車道の仙台南ICから仙台東道路を結ぶ全長約12kmの自動車専用道路で、幅員は全幅20mの2車線構造。県道路公社が整備・管理していたが25年7月に同社へ移管されている。

 4車線化区間は、長町IC〜今泉IC区間の約3kmで、道路の詳細設計は千代田コンサルタント(本社・東京都北区)が担当した。同区間にII期線が設置されれば仙台若林ジャンクションまでが4車化される。

2743荷主研究者:2017/01/22(日) 18:14:23

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/01/17 建設新聞
積水ハウス「通町1丁目計画」の建設 仙台市青葉区通町・広建設計に設計委託
RC・B1/24F約1.1万㎡92戸で計画

 積水ハウス東京マンション事業部(東京都新宿区西新宿1の20の2 梶芳樹事業部長)は仙台市青葉区通町に「通町1丁目計画」(仮称)の建設を計画しており、広建設計(東京都豊島区)に設計を委託している。

 建設用地は仙台市青葉区通町1の203の3ほか地内で、敷地面積は1488.04㎡。計画では、ここにRC・B1/24F延べ1万0825.31㎡の共同住宅(分譲マンション)を建設するもので、内部には92戸を設ける。

 今後は施工者選定などを進め2017年12月の着工、20年1月末の完成を予定している。

2017/01/17付一面に掲載。

2744荷主研究者:2017/02/01(水) 23:33:41

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00413580?isReadConfirmed=true
2017/1/17 05:00 日刊工業新聞
日本公庫、東北大の研究事業化で連携 覚書を更新

【仙台】日本政策金融公庫仙台支店は16日、東北大学と「産学連携の協力推進に関する覚書」を更新したと発表した。東北大の研究シーズと日本公庫の取引先が持つ技術のマッチング、取引先からの技術相談、情報提供などで連携する。2007年に国民生活金融公庫仙台支店と東北大が同様の覚書を結んでいた。政策金融機関の統合により、3事業(国民生活事業、中小企業事業、農林水産事業)が覚書を更新し、東日本大震災からの復興に向けた地域課題の解決と人材育成を進める。

(2017/1/17 05:00)

2745荷主研究者:2017/02/01(水) 23:49:18

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170118_12007.html
2017年01月18日水曜日 河北新報
<スカイマーク>仙台-神戸 7月から再開

仙台空港=2016年6月3日

 中堅航空会社のスカイマーク(東京)が仙台-神戸線を7月に再開する方針を固めたことが17日、分かった。業績が改善したためで1日2往復となる見通し。経営破綻後、撤退路線の再開は初めて。路線再開を含む新たな運行計画を19日に国土交通省に申請する。

 同社は2013年4月に仙台-札幌(新千歳)、仙台-福岡の両路線を開設して仙台に就航。14年4月、仙台-神戸線の運航を始めた。

 その後、巨額投資の失敗などで15年1月に民事再生法の適用を東京地裁に申請して経営破綻。路線縮小に踏み切り、仙台-福岡と仙台-札幌の両路線は同3月に撤退。仙台-神戸線も同10月に廃止し、仙台空港から完全撤退した。

 リストラや原油価格の下落による燃料費の大幅減などで、16年3月期決算(単体)は本業のもうけを示す営業損益が15億円となって黒字に転換。同時に民事再生法の手続きも終えた。

 仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)の担当者は「仙台-神戸線の搭乗率は悪くなかった。仙台空港が、関西以西と東北を結ぶゲートウエーとして、より重要な役割を担うことになる」と再開に期待した。

2746荷主研究者:2017/02/01(水) 23:49:52

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170118_13002.html
2017年01月18日水曜日 河北新報
<世界地震工学会議>仙台20年開催を正式発表

 仙台市は17日、世界各国の地震関連の専門家が4年ごとに集う大型国際会議「第17回世界地震工学会議」が2020年9月、市内で開かれると正式発表した。

 奥山恵美子市長は同日の定例記者会見で、東日本大震災の被災地での開催について「(復興五輪を理念に掲げる)東京五輪・パラリンピックの時期とも近く、大変意義深い」と強調。「スケールの大きい会議だ。仙台の防災の取り組みを関係機関と連携して発信したい」と期待感を示した。

 会議と連動した市のイベントに関しては「開催地として市民の参画は欠かせない」と述べ、市民参加型のイベント実施などを検討する考えを明らかにした。

 市によると、会議は青葉区の仙台国際センターや東北大百周年記念会館川内萩ホールで開催。国際地震工学会の加盟国を中心に約80の国と地域から約3000人が参加する。

2747荷主研究者:2017/02/12(日) 10:59:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170120_12028.html
2017年01月20日金曜日 河北新報
<仙台港>国際コンテナ最多更新

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170120kahoku01.JPG

 仙台港で2016年に取り扱われた国際コンテナ貨物量が、2年連続で過去最多を更新したことが19日、分かった。海外直行船と、京浜経由で国際線に積み替えるフィーダー船の定期船が1航路ずつ増え、利便性が高まった効果が表れた。

 県の速報値では、16年の取扱量は約24万6000個(20フィートコンテナ換算)に達した。東日本大震災前の水準を超え、過去最多だった15年(22万5259個)を約2万個上回った。

 仙台港の国際コンテナ貨物取扱量は、震災があった11年に前年比55%減の9万6528個に大きく落ち込んだ後、復旧復興事業に伴ってV字回復を果たした。

 16年2月に内航フィーダー船が1航路、同4月には韓国・釜山港を直接結ぶコンテナ船が新たに就航。定期便は直行9航路、フィーダー9航路で過去最多となった。

 輸出入品目は復興需要が大きい建材のほか、農水産物、家電、自動車部品などが増えたとみられる。県の担当者は「ポートセールスに努め、一層の利便性向上に取り組む」と話す。

2748荷主研究者:2017/02/12(日) 11:02:05
>>2669
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=17747
2017/1/20 日刊建設新聞 宮城版
片平エンジで追加調査 仙台東道路の整備実現へ(県)

 県土木部道路課は、仙台の中心部と東部地区を結ぶ自動車専用道路「仙台東道路」の整備に向け、新たな調査業務を片平エンジニアリング(東北支店・仙台市青葉区)に委託し、道路利用者へのアンケートなどを進める。同社はこれまでも仙台東道路の検討調査を請け負っており、業務の一貫性を保つため、26日に追加調査を随意契約する。県は年度内に仙台東部地区道路ネットワーク検討会(座長・久保田裕県土木部次長)の第4回会合を開き、理想的な道路ネットワークのあり方を提案する。

 県が構想する仙台東道路は、仙台市中心部から仙台東部道路までを結ぶ総延長7kmの自動車専用道路。仙台市内の渋滞解消や物流面の強化、観光振興だけでなく、宮城野原地区に設ける広域防災拠点の機能強化を視野に入れており、防災機能も含めた理想的な道路のあり方を検討している。

 道路新設に向けては、仙台東部地区道路ネットワーク検討調査業務を26年度にパシフィクコンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)、27年度に片平エンジニアリングに委託。地域の現況や交通量・交通状況、県と仙台市の震災復興計画を踏まえた将来道路網の見直し・需要予測などを調査してきた。

 昨年11月には、村井嘉浩知事と仙台市の稲葉信義副市長が、石井啓一国交相に対し、仙台東部地区の道路網強化を要望し、自動車専用道路の計画策定を求めた。

 仙台東部地区では、三陸沿岸道路の延伸整備や、常磐自動車道の4車線化が進み、交通量の増大が予想されている。仙台東道路は地域高規格道路に指定されているが、具体化に至っておらず、渋滞による道路交通の阻害が課題になっている。

 国土交通省仙台河川国道事務所でも、昨年8月に仙台都市圏の道路整備計画検討業務を日本工営(仙台支店・仙台市青葉区)に委託しており、仙台の都心部と東部地区を結ぶ幹線道路の概略計画などを検討している。

 県土木部道路課では、仙台東道路を実際にどこの機関が整備することになるかまだ分からないとしながらも、必要な道路と考えているため、今後も情報収集や調査検討を進めつつ、国に対しては引き続き要望していく考えだ。

 27日に随意契約する予定の追加業務では、道路利用者の動向を把握するため、新たにアンケートやインタビューなどを実施し、利用実態を調べる。履行期間は3月27日まで。この調査経過は第4回目の仙台東部地区道路ネットワーク検討会に報告する予定だ。

 同検討会では、仙台東部地区と仙台都市圏の交通道路網を検証・検討している。構成メンバーは、県や仙台市、東北地方整備局、NEXCO東日本の職員。事業規模や事業主体、設置ルートなどの具体的な検討は、別の協議組織を立ち上げて進めることになる。

2749荷主研究者:2017/02/12(日) 11:12:00
>>2702
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170121_11023.html
2017年01月21日土曜日 河北新報
<東北大>「雨宮」建物解体4月に着手

 東北大雨宮キャンパス(仙台市青葉区)の移転に伴う再開発計画で、東北大がキャンパス内の建物の解体工事を4月に着手することが20日、分かった。大正期の旧制二高(現東北大)時代から残る守衛所や赤れんが塀は、他のキャンパスへの移設を検討する。

 東北大によると、工期は4月1日〜11月30日。来年2月に計画主体のイオンモール(千葉市)に敷地を引き渡す予定。事業費は約13億2800万円で、キャンパスの敷地9.3ヘクタールのうち約100棟(総建築面積約1万4000平方メートル)の建物を解体する。

 守衛所などに関しては「歴史的遺産」と位置付け、保存する方向で調整する。当初計画では、記念碑や記念樹など16件の保存対象物に含まれていなかった。

 キャンパス内に約2800本ある樹木について、東北大の担当者は「適切な緑化保存が図られるよう、イオン側ときちんと話を進めていきたい」と話す。

 雨宮キャンパスは、東北大が2013年10月に実施した入札で、イオンモールが約220億円で落札。土地引き渡し後は商業施設や医療・福祉施設と集合住宅が整備される予定。イオンは商業施設の開業時期を明らかにしていないが、関係者によると、20年以降を目指しているという。

2750荷主研究者:2017/02/12(日) 11:12:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170121_11040.html
2017年01月21日土曜日 河北新報
要望20年ついに「多賀城交番」駅前へ

2月から多賀城交番となる駅前警察官立ち寄り所

 宮城県警塩釜署管内で最も大きい交番「多賀城交番」(多賀城市)が、2月1日に現在地から約600メートル離れたJR仙石線多賀城駅前に移転する。防犯上の観点から20年以上にわたって市が要望してきた場所で、悲願の移転が実現する。

 新交番は、駅前再開発に伴い、2014年に同市中央3丁目に新設された市所有の警察官立ち寄り所を活用する。敷地面積約290平方メートル、木造2階で延べ床面積217平方メートルで、県内の交番では最大規模の広さ。現在地と同じく塩釜署管内の交番で最も多い署員16人が勤務することになる。

 市は、JR多賀城駅周辺で自転車盗などの路上犯罪が多発していたことから、防犯上の観点から1993年に県警に対して駅前への交番設置を求めた。以降、要請活動を続け、01年には将来の交番設置を見据えて、駅前に警察官立ち寄り所を設置していた。菊地健次郎市長は「長年の要請活動が実を結び、ありがたい。市民も心強く思っている」と歓迎する。

 現在の多賀城交番は、1978年に国道45号沿いに設置された。県警は、駅前を中心とした都市開発が進んだことや被災地の復興工事に伴う事件事故の多発、長年の地域住民の要望を受けて移転を決めた。

2751荷主研究者:2017/02/12(日) 11:23:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170123_13001.html
2017年01月23日月曜日 河北新報
<国道286号>冬期難所バイパス化 完成28年

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170123kahoku01.JPG

 仙台、山形両市を結ぶ国道286号で、冬期間の難所となっている仙台市と宮城県川崎町の境界付近のバイパス化に市と県が着手した。2028年ごろの完成を目指す。移動の安全が確保されれば、仙山圏交流の一層の促進が期待される。

 バイパスの予定区間は太白区坪沼-川崎町支倉間の約2.7キロ。現在の道路は急勾配と急カーブが連続しており、北側に二つのトンネルと三つの橋を含む道路を新設する。事業費は80億円程度を見込む。

 仙台市域の約1.4キロは市が、川崎町域の約1.3キロは県が建設する。片側1車線で、幅3.5メートルの歩道も整備する。測量や地質調査、詳細設計を経て、19年度をめどに用地交渉と工事に着手する方針。

 国道286号は笹谷街道として知られ、工事区間の近くに国営みちのく杜の湖畔公園(川崎町)や秋保温泉(太白区)がある。山形自動車道が並行しており、バイパス化で仙台-山形間のアクセスの選択肢が広がるほか、土砂災害の被害防止効果も見込まれる。

 県大河原土木事務所の吉田光浩技術次長は「バイパスが完成すれば走りやすくなり、スリップ事故の危険も解消できる」と話した。

2752荷主研究者:2017/02/12(日) 11:29:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170124_11033.html
2017年01月24日火曜日 河北新報
<15年国勢調査>女川の人口減少率全国2位

 宮城県は23日、2015年国勢調査(10月1日現在)の確定人口を発表した。人口は233万3899人で、10年の前回調査より1万4266人(0.6%)減少。市町村別の減少率では東日本大震災の被災地が全国上位を占めた。

 県人口の減少は3回連続で、減少率は1920年の調査開始以来、最大となった。男女別では男性が114万167人、女性が119万3732人だった。

 年齢別では65歳以上の老齢人口が58万8240人で全体の25.7%となり、初めて4分の1を超えた。15〜64歳の生産年齢人口は141万322人(61.7%)、15歳未満の年少人口は28万6003人(12.5%)だった。

 市町村別では9市町村で増加し、26市町で減少した。増加率は大和町が13.5%で全国3位、富谷町(現富谷市)が9.7%で13位。減少率は37.0%の女川町が全国で2番目に高く、南三陸町(29.0%)が3番目、山元町(26.3%)が5番目になるなど、震災の影響が色濃く表れた。

 一般世帯数は94万4720世帯で、4万2858世帯(4.8%)増加した。1世帯当たりの人数は2.4人で、前回の2.6人より減少。県内在住の外国人は前回比1622人増の1万3989人だった。

2753荷主研究者:2017/02/12(日) 11:30:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170124_11041.html
2017年01月24日火曜日 河北新報
仙台市本庁舎建て替えへ 外部検討委を設置

仙台市が建て替えの方針を固めた市役所本庁舎=仙台市青葉区国分町3丁目

 仙台市は老朽化が著しい市役所本庁舎を建て替える方針を固めた。築50年が過ぎて建物も設備も劣化が深刻なため、改修では将来的に十分な安全性を確保できないと判断した。早期着手が必要とみており、新年度に外部の有識者による検討委員会を設置し、新庁舎の基本構想の策定に入る。

 新庁舎の建設場所は未定だが、奥山恵美子市長は昨年10月の定例記者会見で「新たに土地を購入するゆとりはない」と述べており、現地での建て替えが最有力とみられる。

 現在の本庁舎は1965年に完成した。市が昨年1月にまとめた劣化診断では、空調の配管や屋内消火栓、消火水槽に腐食や水漏れが指摘された。昨年11月には、使われている鉄筋コンクリートの耐用年数が残り13〜14年になっているとの調査結果も出た。

 本庁舎は2004年に当時の藤井黎市長が建て替えを表明したが、その後、財源不足を理由に断念。建て替え目的の基金も廃止し、耐震改修を行い使用を続ける方針に切り替えた経緯がある。市は老朽化の進行を受けて本年度、内部で新たな対応方針を検討していた。

 市はまた、整備検討中の音楽ホールを巡り、新年度から規模や立地に関する本格的な議論を始める方針も固めた。有識者を交え、まちづくりの観点からもホールの在り方を話し合う。議論を踏まえ、整備の可否を最終判断する。

 音楽ホールは地元経済団体などが2000席規模の施設の整備を求めている。奥山市長は4日の年頭記者会見で「必要性の緊急度が違う」と説明し、本庁舎建て替えの判断を優先させる可能性を示唆していた。

 いずれの方針も、2月9日開会予定の市議会2月定例会で奥山市長が正式表明する。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170125_11019.html
2017年01月25日水曜日 河北新報
<仙台新庁舎>市長「現在地で建て替え検討」

仙台市が建て替えの方針を固めた市役所本庁舎=仙台市青葉区国分町3丁目

 仙台市の奥山恵美子市長は24日の定例記者会見で、老朽化した市役所本庁舎を建て替える方針を正式に表明した。新庁舎の建設場所に関しては、適当な広さの市有地がほかにないことなどから「現時点では現在地の方向性が強いと思う」と述べた。

 市は改修も選択肢に検討してきたが、奥山氏は「(改修では)何年か後に再び建て替えの議論になる。費用対効果が低い」と説明した。市の調査では、設備機器の更新と鉄筋コンクリートの老朽化対策を同時に実施すれば100億円近くかかるが、利用期間をどれだけ延ばせるかは不明との結果が出た。

 新年度予算案に建て替えの基本構想策定に要する経費を計上する方針を示す一方、建て替えの財源については「何らかの積み立てを考えているが、その規模や期間はもう少し検討したい」と述べるにとどめた。

 本庁舎周辺に点在する分庁舎の集約にも言及し、「市民に分かりにくく、業務上もデメリットがある。集約できるに越したことはない」と前向きな姿勢を見せた。整備を検討中の音楽ホールを本庁舎と合築する可能性を問われ、「熟度の低い事業に合わせると、新庁舎の建設が遅れる」と否定的な見解を示した。

2754荷主研究者:2017/02/12(日) 11:31:36

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170125_11038.html
2017年01月25日水曜日 河北新報
<仙台市長施政方針>定禅寺通街並み再構築

光のページェントが開幕し、優しい光に包まれたケヤキ並木=2016年12月9日午後5時50分ごろ、仙台市青葉区の定禅寺通

 仙台市の奥山恵美子市長が市議会2月定例会で表明する新年度施政方針の骨子が24日、分かった。市中心部の定禅寺通を都市ブランドの柱に据えて街並みの再構築を目指すなど、東日本大震災で後手に回っていたまちづくりや地域課題の解決に力点を置く。

 8月に任期満了を迎える奥山氏の2期目最後の施政方針は新年度、「仙台らしさで挑む、まちづくり推進の年」を掲げる。現在はJR仙台駅前に集中する人の流れを定禅寺通周辺にも呼び込むため、道路空間の作り替えに着手し、魅力アップを図る。整備検討中の音楽ホールも、まちづくりの観点から立地場所や規模を議論する。

 宮城野区鶴ケ谷、太白区八木山などの古い団地や市西部など人口減少や高齢化が特に進む地区ごとに、市民やNPO、民間事業者と協働で課題解決を図るプロジェクトも始める。コーディネート役を担う区役所の人員体制も強化する。

 昨年11月に山形市と結んだ包括連携協定に基づき、ドローン関連の起業支援やJR仙山線開業80周年記念イベントを通じ、仙山圏の活性化に取り組む。東北観光の入り口としての役割を高めるため、仙台駅周辺の観光バス乗り場の集約などの検討に入る。

 震災の津波で被災した東部地域の防災集団移転跡地は、市民や事業者の提案を踏まえて活用を進める。震災遺構の旧荒浜小(若林区)は新年度に一般公開を始める。老朽化した市役所本庁舎の建て替え方針も説明する。

2755荷主研究者:2017/02/12(日) 11:32:04

http://yamagata-np.jp/news/201701/25/kj_2017012500624.php
2017年01月25日11:03 山形新聞
酒田・鶴岡-仙台空港間バス、4月1日開始 1日2往復運行

 酒田・鶴岡と仙台空港を結ぶ高速バスの運行を始める方針を示していた庄内交通(鶴岡市)は24日、運行開始日を4月1日とすることを明らかにした。1日2往復の運行。所要時間は酒田市の酒田庄交バスターミナル(BT)から3時間50分、鶴岡市のエスモールBTから3時間を見込む。

 今月20日付で路線運行の認可を受けた。酒田、鶴岡の主要停留所を回り、鶴岡インターチェンジ(IC)を経由し仙台空港に直結する。運賃は片道で酒田市内からが3500円、鶴岡市内からが3300円でともに小学生以下は半額。往復割引は乗車日を含め10日以内の利用などが条件で酒田市内6500円、鶴岡市内6100円に設定した。車両は40人乗り。予約が必要だが、空席があれば当日の乗車も受け入れる。

 本県内の停留所は酒田庄交BT、イオン酒田南店、エスモールBT、庄内観光物産館、高速道本線上の庄内あさひバスストップの5カ所。ダイヤは酒田庄交BT発は午前7時20分、午後2時50分。仙台空港発は午前9時20分、午後3時半。インバウンド拡大に加え、市民の利便性向上を目的に新たな路線運行に乗り出した。

 同社は「1社単独運行の強みを生かし、今後の利用状況をみてダイヤ変更にも柔軟に対応したい」とする。大阪線の高速バス運行も申請中で、5月の連休前を予定している。

2756荷主研究者:2017/02/12(日) 11:44:51

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170126_12024.html
2017年01月26日木曜日 河北新報
仙台港を東北観光の拠点に 官民組織設立へ

東北観光の拠点を目指し、官民連合組織が設立される仙台港周辺エリア=仙台市宮城野区

 仙台港(仙台市宮城野区)を東北観光の拠点に育て上げようと、港エリアの立地企業を中核とする官民連合組織「仙台港周辺地域賑(にぎ)わい創出コンソーシアム(仮称)」が4月中旬に設立されることが25日、分かった。屋内外の周辺施設を活用し、各団体が連携して集客イベントを開催するなどまちづくりの司令塔役を目指す。

 仙台港周辺では今年、米国の大型クルーズ船「セレブリティ・ミレニアム」が4月29日に寄港するなど、大きな動きが相次ぐ。9月7〜11日には「和牛のオリンピック」と称される全国和牛能力共進会宮城大会が夢メッセみやぎである。

 周辺の企業や県、市は「観光地としてアピールする好機」(県企業局)と捉え、結成の機運が高まった。三井アウトレットパーク仙台港を運営する三井不動産、仙台うみの杜水族館を経営する仙台水族館開発、キリンビール仙台工場、東北博報堂など会員13団体で構成。県、仙台市、東北経済連合会など4団体が特別会員として加わる。

 当面の活動期間は3年間で、活動資金として各企業が年5万円を拠出。県と市は2017年度限定で各50万円を支出し、ともに17年度一般会計当初予算案に関連費を計上する見通し。

 初年度はクルーズ船寄港と共進会開催に合わせ、周辺の公園や商業施設で記念イベントを企画する。仙台市中心部で開かれる「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」(9月)や「みちのくYOSAKOIまつり」(10月)のサテライト会場となるように関係者に働き掛ける。

 将来は各種イベントの開催のほか、港を拠点に仙台空港や松島湾を結ぶ観光ルートの設定、大型客船のさらなる誘致に取り組む。

 県によると、仙台港周辺には仙台うみの杜水族館などに年間約450万人の観光客、買い物客が訪れており、集客拠点としての存在感は年々高まっている。

 コンソーシアムに参加する三井不動産の伊藤昇東北支店長は「仙台港は東北観光の入り口となる潜在力が眠っている。官民で知恵を出し合い、付加価値を掘り起こしたい」と話す。

2757とはずがたり:2017/02/15(水) 07:18:55
むむぅ。
日本が観光地として厭きられた頃に東北売り出せば良いかも。

2017.02.12
東北地方、観光で「圧倒的な一人負け」深刻化…「単なる北海道の玄関」化の懸念も
http://biz-journal.jp/2017/02/post_17994.html
文=小川裕夫/フリーランスライター

 人気ゲームアプリ「ポケモンGO」と宮城県がコラボして昨年11月に開催されたイベントは、期間中にポケモントレーナー約10万人が同県の石巻市を訪れることとなり、約20億円の経済効果を生み出したといわれる。東日本大震災から5年。同イベントは東日本大震災の復興支援を目的としたもので、特に震災後に産業の衰退が著しい東北地方にとっては大きな福音をもたらした。
 それでも自治体関係者の顔色は、決して良いとはいえない。というのも、東北地方はどこの市町村も少子高齢化が急速に進展しており、人口減少は待ったなしの状態にあるからだ。
 人口減少・少子高齢化は東北地方に限らず、どこの地方も抱える問題であるが、東北地方では深刻な課題と受け止められている。その理由は、定住人口の減少で既存の産業が衰退しているだけでなく、新たな産業の柱と期待されている観光業が盛り上がっていないからだ。今般、日本各地で観光業が成長産業と注目されているが、東北だけは観光業が奮っていない。
 政府は観光業、特に訪日外国人観光客を増やそうと躍起になっている。これらは実際に数字としても表れてきており、2016(平成28)年の年間訪日外国人観光客数は2000万人を突破。政府の数値目標は、上方修正されるほどだった。改めて、政府は20年までに訪日外国人観光客数の目標を4000万人、30年までに6000万人と設定している。
 増える外国人観光客は東京や大阪・京都といった日本を代表する大都市のみならず、北海道や沖縄といった観光地でも見かけるようになった。それどころか、日本人でも足を向けないような地方都市にも外国人観光客は足を運び、意外な地域が人気を博すこともある。

震災の爪跡

 しかし、東北だけは事情が異なる。これまで東北地方の観光客が少ない理由は、震災による影響や東京電力福島第一原発事故によるネガティブなイメージが原因だとされてきた。実際、震災発生直後の11年に宮城県の観光客数は4316万人まで落ち込んでいる。前年の観光客数が6129万人だから、約7割まで減少したことになる。特に観光客数の減少が顕著なのは気仙沼市・石巻市といった沿岸部で、震災発生直後は平年の3割まで減少するというほどの落ち込みぶりだった。現在、気仙沼市・石巻市などの観光客数はようやく震災前の7割までに回復した。

東北を訪れる観光客の減少理由は、震災や原発事故の影響ばかりではない。確かに現在も東北地方は震災の爪跡が残り、原発事故の風評被害も絶えない。そうしたマイナス要因を差し引いても、東北地方の観光客数はほかの地域よりも圧倒的に少ない。杜の都・仙台を擁する宮城県でさえも、訪日外国人の延べ宿泊者数は年間16万人(2015年)。これは47都道府県中32位に当たる。

2758とはずがたり:2017/02/15(水) 07:19:20
>>2757-2758
LCC就航に期待かかる

 実は観光業界において、東北は国会議員や市区町村長をはじめ、観光関係者から“東北一人負け”と認識されていた。ある地方自治体関係者は、東北の観光事情をこう漏らす。
「訪日外国人に人気が高いのは、東京―大阪間のゴールデンルートですが、最近はゴールデンルートが定番化しすぎてしまい、訪日外国人観光客のリピーターはゴールデンルートから足を延ばして北陸や九州などに行くことが多いようです。訪日外国人観光客といっても、多くを占めるのは中国・韓国・台湾・香港。それらの国々の観光客から人気になっているのは九州です。人気の理由はいろいろありますが、距離が近いということも一因です。一方、東北は東アジアからだと羽田・成田から新幹線を使うのが一般的なアクセス方法でした。そうした乗り換えの手間、交通の便の悪さが響いて敬遠されていたのです」
 東北一人負け状態に、政府も危機感を強くしている。昨年1月、政府は「東北観光アドバイザー会議」を設置。東北へ観光客を誘致するように取り組んでいる。そして昨年6月、仙台空港と台湾・桃園空港間でLCCが就航し、ようやく東北にも追い風が吹き始めたようにみえる。
「LCCが仙台空港に就航することで、台湾から多くの観光客が来ることは確かでしょう。しかし、そのまま東北を素通りして北海道に行ってしまう可能性もある。北海道はシンガポールやタイ、インドネシア、台湾から人気が高いエリアです。『LCCが就航した』というだけであぐらをかいていれば、仙台空港は単なる北海道の玄関になってしまうのです」(前出・自治体関係者)
 今般、外国人観光客は日本経済を支える貴重な存在にまでなり、地方都市においては地域再生の救世主ともいわれるようになった。東北地方はこうした外国人観光客をうまく取り込めておらず、まだ課題を残したままだ。さらに観光業を活性化させて、東北は東日本大震災から完全復活を遂げることはできるのだろうか。
(文=小川裕夫/フリーランスライター)

2759荷主研究者:2017/02/18(土) 21:36:16

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00415005?isReadConfirmed=true
2017/1/27 05:00 日刊工業新聞
「東北発 素材技術先導プロ」、高効率モーター用など事業化 5年の成果報告

地域中小も連携、拠点づくり進む

合同シンポジウムで5年間の成果を報告

 東北大学を拠点に、東北地域が強みとする素材関連技術で新産業創出に取り組む「東北発 素材技術先導プロジェクト」が3月末で5年間の事業を終える。東日本大震災の復興予算によって2012年度にスタート。「超低摩擦技術領域」「超低損失磁心材料技術領域」「希少元素高効率抽出技術領域」の3分野でそれぞれ拠点形成が進んだ。各領域は今後も継続した取り組みを視野に入れている。(山形支局長・大矢修一)

 1月19日、東京都内のホテルで5年間の事業を総括する3技術領域合同のシンポジウムが開かれた。今回が5回目で、これまでの研究開発成果をはじめ、地域連携の取り組みが報告された。冒頭あいさつで東北大学の矢島敬雅理事は「事業化への拠点形成が進んだ」と先端研究による復興への歩みを強調した。

【産学ベンチャー】
 各技術領域は、それぞれ省エネや環境分野への貢献など東北の素材産業の発展に向けた事業を進めた。超低損失磁心材料技術領域(研究代表=牧野彰宏東北大教授)では、牧野教授らが開発したナノ(ナノは10億分の1)結晶軟磁性合金「ナノメット」を用い、パナソニックと共同で、従来より電力効率が3・1%向上したモーターを開発。今後、冷蔵庫などへの搭載を計画している。

 15年11月には東北大発ベンチャー企業「東北マグネット インスティテュート」(仙台市青葉区)を設立。東北大などが出資するベンチャーキャピタル(VC)とアルプス電気など民間5社が組んで立ち上げた。出口戦略となる新会社が、今後の事業化を引き継ぐ構えだ。

【ネジ供給に知見】
 複雑な摩擦現象の制御により、機械システムのエネルギー効率向上などにつなげる研究を進めた超低摩擦技術領域(研究代表=栗原和枝東北大教授)。同領域では機械、材料、計測の研究者をはじめ、自動車メーカーなど産業界の技術者が研究拠点を形成した。

 同領域では地域企業との連携も進んでいる。例えば大武・ルート工業(岩手県一関市)との連携では、1ミリメートル以下の小径ネジを供給する汎用機の市場投入に向けて、同領域の知見を役立てた。栗原教授は「東北にはもともと高い技術を持つ企業が多い」と今後も摩擦研究の拠点を継続させ、地域との連携強化も見込む。

【廃基板から資源】
 循環型社会システム構築をサポートする新リサイクルプロセス技術の拠点形成を進めた希少元素高効率抽出技術領域(研究代表=中村崇東北大教授)では、復興に向けた地域との連携が進んだ。宮城県とは東北大、地元のリサイクル業者が組んで、17年度から電子機器などの廃基板を中心としたリサイクル産業の創生を目指す事業が計画されている。

 東日本大震災から間もなく丸6年。東北発 素材技術先導プロジェクトで生まれた成果は地域の財産であり、成果を活用した新産業の成長で、将来の雇用創出が期待されている。

(2017/1/27 05:00)

2760荷主研究者:2017/02/18(土) 21:36:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170128_11011.html
2017年01月28日土曜日 河北新報
あすと長町仮設跡地が住宅・商業地に

仮設住宅が解体され、更地となった敷地=仙台市太白区あすと長町3丁目

 東日本大震災の被災者が暮らした仙台市最大のプレハブ仮設住宅「あすと長町仮設住宅」(太白区)の跡地が、住宅地や商業地に生まれ変わる。住みやすい街づくりを進めるため、市は大規模施設に用途を限っていた規制を外し、一戸建て住宅や個人商店などの建設を促す。

 跡地は約2万3700平方メートルで、JR東北線の長町駅と太子堂駅の中間付近にある。東側約3分の2を鉄道建設・運輸施設整備支援機構(横浜市)、残りを都市再生機構(同)がそれぞれ所有する。2月に借り主の県から返還された後、両機構がデベロッパーなどに売却する見込み。

 跡地を含む周辺地域に関する市の計画は、これまで1区画当たり「2000平方メートル以上」という開発条件を付し、大規模商業施設や大型マンションしか建てられなかった。昨年11月の市都市計画審議会で跡地部分に関する条件を見直し、北側のパチンコ店に面した部分を除き、1区画当たりの開発条件を「165平方メートル以上」に変更した。

 市都市計画課の千葉幸喜課長は「近隣では既に大型の商業施設やマンションが立ち並んでいる。今後は小さな商店や一戸建て住宅、共同住宅の集積が地域に資すると判断した」と説明する。

 あすと長町仮設住宅は市内で最も早い2011年4月に、県が37棟233戸を整備。12年3月のピーク時は220世帯444人が入居していた。16年8月に最後の世帯が退去し、12月に解体が完了した。

2761荷主研究者:2017/02/18(土) 21:50:31
>>2625 >>2674
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170130_11025.html
2017年01月30日月曜日 河北新報
<富谷新交通システム>構想から一歩踏み出せ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170130kahoku01.JPG
富谷、仙台両市を結ぶ道路で交通渋滞が深刻な地点の一つ、仙台市泉区の将監トンネル付近。朝のラッシュに悪天候が重なると、渋滞はさらに激しくなる

 政治家の公約は重い。未達成だったり住民への説明がないまま修正したりするなら、次の選挙で厳しい審判を受ける。では、富谷市内と仙台市地下鉄南北線泉中央駅を結ぶライトレール(次世代型路面電車、LRT)構想を2015年に掲げた若生裕俊富谷市長の場合はどうか。2月に1期目の折り返しを迎えるのに具体像はいまだ見えず、住民のざわめきが聞こえてきそうだ。

 若生市長がLRT構想を打ち出した狙いは「仙台市との間で生じる慢性的な交通渋滞の解消」にある。だが、課題の解決に向けてこれまで取り組んできた内容に、住民は合格点を付けないだろう。

 関連する政策はいくつか着手した。昨年10月の市制移行に合わせ、富谷市は仙台市発行のICカード乗車券イクスカを活用できる高齢者・障害者向け外出支援交通乗車証「とみぱす」を導入した。富谷市役所と泉中央駅との間を民間バスで結ぶ実証実験にも乗り出した。

 だが、肝心の通勤通学ラッシュ時の対策や、LRTを含む新公共交通システム事業計画の推進については「専門コンサルタントに調査を依頼した」段階。いまだ内向きの議論にとどまっている。

 コンサルは15年度、準備調査として(1)地下鉄南北線の延長(2)LRT整備(3)路線バスの強化-の3案を比べた。3案はあくまでコンサルが仮定した対策だが、比較の結果は当然ながら「渋滞緩和にはコストを度外視すれば地下鉄延長が最も効果が高い。導入コストを抑えるなら路線バス強化に軍配が上がる」となった。

 16年度は「技術的部分も含めた深掘り」(若生市長)として追加の調査を依頼しており、3月までに報告を受ける。新年度には報告を基に新公共交通システム事業の検討を加速させるとしているが、計画がどこまで具体化するか不透明な部分が多い。

 構想提示から2年を経ても浮かんでこない具体像。市長の周辺からは「富谷市が独断で先走ると仙台市や宮城県に誤解を与え、構想が立ちゆかなくなるとの懸念があり、市長は慎重になっている」との声が漏れる。

 だが一方、市長が具体像を示さないため、住民の間で「富谷に地下鉄が来るらしい」と期待交じりのうわさが先行している。駅のない富谷市にとって朝夕の渋滞解消に加え、住民の鉄道への渇望は潜在的に高い。市長公約が誤った情報として独り歩きする状況は軽視できない。

 宮城大の徳永幸之教授(交通計画)は「富谷市は既に自動車社会を前提とした街並みが出来上がっている。LRTや地下鉄といった駅や専用道路を整備すればかえって渋滞を招き、まちづくりの障害になることもあり得る」と指摘。「慎重な議論と将来を見据えた長期的な視点が不可欠だ」と訴える。

 若生市長は「任期中に新公共交通システム事業の計画策定までたどり着きたい」と意欲を見せるが、長い道のりになるのは必至だ。

 5万超の人口を擁し、市として再出発を果たした今こそ内向きの議論から一歩踏み出す好機だ。住民との対話や仙台市、宮城県、国との協議といった外向きの議論に切り替えていくべきではないか。(泉支局・北條哲広)

[ライトレール構想]若生裕俊富谷市長が2015年2月の町長選(当時)で打ち出した構想。ライトレールは欧米などで導入されている軽量級の都市鉄道で、本格的な鉄道整備より低コストでバスより輸送力が大きい。環境負荷も少ないのが特長。国内では江ノ島電鉄(神奈川県藤沢市)、富山ライトレール(富山市)など7路線がある。

2763荷主研究者:2017/02/18(土) 22:02:10
>>2510
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170201_13045.html
2017年02月01日水曜日 河北新報
<仙台ギグス>5月開業 荒井駅前ライブホール

奥山市長(中央)に立地表明書を手渡すギグスの島貫社長(右)

 仙台市は31日、若林区の市地下鉄東西線荒井駅前の集客施設「アライライブホール(仮称)」が5月3日にオープンすると発表した。核となるホールを「仙台ギグス」と名付け、飲食店など10店が入るテナントエリアも設ける。

 市役所で立地表明式があり、ホール部分の運営会社ギグスの島貫秀行社長が「宮城以外の東北5県からも来場者を呼び込みたい」と強調。奥山恵美子市長は「発展する東部地域に楽しい施設ができるのはうれしい。5月の大型連休はともに盛り上げたい」と話した。

 オープン日はこけら落としとして、宮城広瀬高OBらでつくるパフォーマンス集団「白A」の公演が開かれる。アライライブホールは電気設備業の産電工業(泉区)が約13億円で整備。立ち見で最大1560人を収容できる。

2764荷主研究者:2017/02/18(土) 22:02:41

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170201_13022.html
2017年02月01日水曜日 河北新報
<仙台地下鉄>2年連続の赤字見通し

 仙台市の2017年度の地下鉄事業が42億円の純損失を見込み、2年連続の赤字となる見通しであることが31日、市が公表した高速鉄道事業会計の当初予算案で分かった。東西線の減価償却費が主な要因で、東西線の赤字が南北線の黒字を帳消しにする形だ。

 東西線の1日当たり平均利用者数見込みは定期利用の伸びを反映し、現在の5万7000人を16年度の2月補正予算で5万9000人に上方修正した上で、17年度は6万2000人とさらに上積みする。

 高速鉄道建設基金には、同会計への貸し付け返還分の103億円を2月補正予算で積み戻し、さらに17年度に17億円を積み立てる。同基金の17年度末残高は584億円となる見込み。

 奥山恵美子市長は記者会見で「徐々に利用者が増えている。沿線開発や学校などへの利用の働き掛けを強めていきたい」と述べた。

2765荷主研究者:2017/02/18(土) 22:18:26
>>2452
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/02/03 建設新聞
ダイユーエイト・仙台茂庭店の新築 仙台市太白区茂庭 1F延べ5206㎡
丸伸・阿部JVで8月下旬の完成めざす

 ダイユーエイト(福島市太平寺堰ノ上58 浅倉俊一代表取締役社長)は、仙台市太白区茂庭にダイユーエイト仙台茂庭店の新築を計画しており、丸伸建設・阿部建設JVの施工を決めた。

 建設用地は、組合施行で造成工事が進む仙台市太白区茂庭土地区画整理事業8街区地内の敷地3万2924㎡の一角。計画によると、ここにS1F延べ5206.4㎡のホームセンターを建設するもの。

 近く着工し、8月下旬の完成を予定している。設計は丸伸建設(山形県村山市)が担当した。

 なお、同敷地内ではフォレストモール(東京都新宿区)がスーパーマーケット棟(施工=ナカノフドー建設・阿部建設JV、設計=アール)の新築を行っており、核テナントとしてヨークベニマルが入居するほか複数のテナントが出店する。

2017/02/03付一面に掲載。

2766荷主研究者:2017/02/18(土) 22:28:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170206_13037.html
2017年02月06日月曜日 河北新報
<仙台青葉通>工事で撤去 杜の都の象徴復活

ケヤキの根元に土をかける奥山市長(左)ら

地下鉄工事に伴い一時撤去されたケヤキを復活させた植樹式=2017年2月5日午前10時20分ごろ、仙台市青葉区の青葉通

 仙台市地下鉄東西線の建設工事に伴い一時撤去されていた青葉通(青葉区)のケヤキを復活させる植樹式が5日、藤崎本館前であった。青葉通沿いの企業や町内会など「青葉通まちづくり協議会」が主催した。

 協議会の藤﨑三郎助会長が「杜の都のシンボルロードとして青葉通がさらに良い景観になることを期待する」とあいさつ。奥山恵美子市長や東二番丁小の児童ら計約20人が、あらかじめクレーンで植えられた樹齢20年、高さ9メートル、幹回り約60センチのケヤキの根元にスコップで土をかけた。

 ケヤキ並木の復元は、市が進める青葉通再整備事業の一環。撤去した44本中39本を中央分離帯や歩道に植え直す計画で、うち13本は東西線大町西公園駅付近で2015年2月に植栽が完了した。今回の5本を含む残り26本は年内に植え終える予定。

2768荷主研究者:2017/02/18(土) 22:36:17

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/02/07 建設新聞
仙台市若林区荒井 堀江格士・しま子氏 東西線荒井駅前・共同住宅付商業ビルの新築
8F延べ4984㎡ 大成ハウジングで4月着工

 堀江格士・しま子氏(仙台市若林区)は、仙台市若林区荒井に共同住宅付き商業ビルの新築を計画しており、大成ハウジングの設計・施工を決定した。

 建設用地は、仙台市地下鉄東西線荒井駅前バスプールの東側となる仙台市若林区荒井字沓形8の1ほか(荒井東土地区画整理事業施行地区内6街区1画地ほか)地内の敷地2602.74㎡。

 計画ではここに共同住宅49戸と店舗、事務所を配置したRC8F延べ4984.66㎡の共同住宅付き商業ビルを建設する。

 4月中旬にも着工し、完成は2018年3月末を予定している。

2017/02/07付一面に掲載。

2769荷主研究者:2017/02/26(日) 17:26:33

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/02/08 建設新聞
仙台市都市計画審議会 仙台市都市計画審議会を開催
道路の変更、下水道の変更など

 仙台市都市計画審議会は7日、仙塩広域都市計画における道路の変更、下水道の変更、区域区分の見直しに係る仙台市案の3議案について審議し、下水道の変更と区域区分の見直しに係る仙台市案は原案通り承認されたが、道路の変更は継続審議となった。

 道路の変更は、都市計画道路宮沢根白石線および七北田実沢線の一部区間、根白石線の全区間で、これら3区画は泉パークタウン第6住区開発計画の区域内に位置してている。3区間については、2011年に行った都市計画網の全市見直しにおいて、周辺の都市計画道路廃止に伴い幹線道路網としての機能は無くなったものの、泉パークタウンの開発計画に必要な区間として都市計画道路の計画を継続する区間としていた。

 その後、開発事業者である三菱地所から近年の社会情勢の変化等を踏まえ自然と調和した住環境の整備を図り、より自然環境に配慮した開発計画とするため、区域内の道路計画を大幅に変更する提案がなされた。

 その結果、今後3路線の区間についてさらなる市街化は見込めず都市計画道路として位置付ける必要性が低いことから廃止とすることとしたもの。

 具体的な廃止部分は、宮沢根白石線が根白石字針生山、原田、銅谷明神下、青笹山の一部を通る延長約1326m。七北田実沢線が根白石字陰沼、行木沢東、針生山、針生山ノ内樫山、行木沢、上田堤頭東、上田堤下、上田西、青笹山、姥懐前の各一部を通る延長約1720m。根白石線が根白石字上田、養賢堂、上田西、姥懐前下、姥懐前、姥懐、青笹山の各一部を通る延長約1130m。

 下水道の変更は、泉区根白石にある針生山ポンプ場を廃止する。同ポンプ場は泉パークタウン第6住区開発計画の区域内において造成地の一部の地盤が低いことからポンプ場で汚水をくみ上げて排水するため都市計画決定したが、当該開発の変更に伴う造成地盤の高さの見直しにより、汚水を自然流下で排水することが可能となったため廃止するもの(域区分の見直しに係る仙台市案については1面に掲載)。

2017/02/08付宮城面に掲載。

2770荷主研究者:2017/02/26(日) 17:27:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170208_13034.html
2017年02月08日水曜日 河北新報
仙台愛子地区に集客施設計画 温泉や宿泊機能

 仙台市青葉区愛子地区で温泉や宿泊、物販の機能を備えた集客施設の立地計画が進められていることが7日、分かった。実現すれば山形市などからの誘客も見込まれ、市西部の観光拠点になると期待される。

 7日あった市都市計画審議会で、市が予定地を市街化区域に編入する方針を示した。集客施設の予定地は地図の通り。青葉区宮城総合支所に隣接する水田約17.2ヘクタールで、JR仙山線愛子駅の南約600メートルに位置する。

 土地利用計画によると、国道48号の南側に温泉、宿泊、観光物産、体験型飲食などの施設整備を予定。北側にはスポーツジムやブックカフェなどを設ける。地権者でつくる土地区画整理組合が事業主体となる。

 市街化区域への編入案は、県都市計画審議会などを経て正式決定される。組合は2021年ごろの事業開始を目指す。市都市計画課は「道の駅のような観光物産施設ができれば、愛子地区の交流機能が強化される」と話す。

 審議会では、宮城野区岩切の約52.7ヘクタールに運輸倉庫や配送センターを集積する計画も説明された。国道4号と県道仙台松島線(利府街道)の交差点に隣接し、JR仙台貨物ターミナル駅の予定地北側に位置する。

 また、仙台工業団地(若林区)の移転用地として計画されている若林区六丁目の約11.3ヘクタールを市街化区域に編入する区分変更も示された。

2771荷主研究者:2017/02/26(日) 17:28:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170209_13008.html
2017年02月09日木曜日 河北新報
<仙台市バス>経営黄信号 健全化団体転落も

仙台市地下鉄東西線薬師堂駅のバスプールに入る市バス。東西線開業に伴い再編された多くの路線で利用が低迷する

 仙台市交通局の路線バス事業に黄信号がともっている。2015年度末に約5億円だった単年度赤字は、市地下鉄東西線開業などの影響で16年度末に約12億円へ拡大する見通しで、経営健全化団体への転落が現実味を帯びてきた。人件費や管理費のさらなる節減は限界に近く、「聖域」と言われる路線縮小や減便が避けられない状況だ。

 市自動車運送事業(バス事業)の営業収益に占める資金不足額の割合(資金不足比率)は、15年度末で6.6%。16年度末に11.9%、17年度末は17.2%に高まると見込む。20%を超えると、バス事業は財政健全化法が定める経営健全化団体となる。

 西城正美市交通事業管理者は「数年以内に20%を超える恐れがある。経営状況は非常に厳しく、必要な手だてを講じなければならない」と危機感を隠さない。

 経営健全化団体に転落すると健全化計画を策定し、実施状況を毎年度公表する義務が生じる。計画を達成できなければ国から勧告を受け、運賃引き上げなどにつながる可能性がある。

 市交通局によると、1日当たり乗客数は1980年の約30万1000人をピークに減り続け、17年度見込みは10万3000人。起点から終点までの平均乗客数を示す平均乗車密度は9.5人(15年度)で、公営バスのある川崎など6政令市平均の12.8人(14年度、仙台市を除く)を下回る。

 バス事業の失速は予想された事態でもある。15年12月に市地下鉄東西線が開業し、南北線とつくる鉄軌道の十字交通軸が整った。バスは東西線開業に伴う路線再編で地下鉄の補完的役割となり、「確実な収益が期待できるのは北西部の青葉区中山方面ぐらい」(交通局の担当者)になった。

 東日本大震災の影響もある。津波を受けた沿岸部の路線は乗客がいないバスが目立ち、沿岸部の若林区荒浜方面に向かう東西線荒井駅発南長沼行きの平均乗車密度は1.2人(16年10月)にとどまる。

 交通局は91年度から市バスの経営改善に取り組んでいる。路線網の半分の運行管理を宮城交通やJRバス東北に委託し、正職員の運転手を減らして人件費を抑制するなどしてきたが、費用の圧縮も限界に達しつつあるという。

 市民の利便性に配慮し、交通局は路線網や便数の維持に努めてきたが、西城管理者は「赤字体質を改善するため、利用状況に応じたサービス供給量の検討に踏み込む」と話す。

[メモ]仙台市バス事業の財政状況は、2016年度2月補正後予算で事業費約117億円に対し、営業収益は約72億円。市一般会計からの補助金約30億円などを加えても、約12億円の単年度赤字が生じる。累積赤字は約60億円の見通し。事業費の内訳は運送経費約53億円、人件費約48億円など。

2772荷主研究者:2017/02/26(日) 17:29:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170210_12036.html
2017年02月10日金曜日 河北新報
仙台を「日本一の起業の街」に

「DA・TE・APPS!」でダウンロード数を競うゲームアプリ3作の各デモ画面

 仙台市は、起業支援イベントを市内で集中的に展開する「仙台アントレプレナーウイーク(起業家週間)」を19日まで開催している。市全体で起業文化を盛り上げ、「日本一起業しやすいまち」の実現を目指す。

 メインイベントは、12日のシンポジウム「仙台・フォー・スタートアップス!」。東北6県の起業家が事業内容などをプレゼンテーションし、入場者の「共感カード」の得票数に応じて賞金を分け合う。入場者が事業への参加や支援をカードで申し出る試みも行い、起業家の人脈や商機の拡大を図る。

 12日はほかに発展途上国の素材や生産方法を生かした服飾ブランド「マザーハウス」(東京)の山口絵理子代表の基調講演もある。

 19日にはゲームアプリコンテスト「DA・TE・APPS!」を開催。仙台市内の専門学校代表の3チームが昨年8月から開発を続け、今年1月に発売したアプリの2月18日までのダウンロード数を競う企画の結果が発表される。東北の学生が自作アプリをプレゼンし、賞金を争うコーナーもある。

 アントレプレナーウイークは昨年に続き2回目。仙台にとどまらず、東北6県の起業家や支援者らが交流する貴重な場になりつつある。市地域産業支援課は「起業家が国内外から集まり、学生は新しい試みに挑戦できる街という雰囲気をつくっていきたい」と話す。詳細は公式ウェブサイトで確認できる。

 連絡先は同課022(214)1003。

2773荷主研究者:2017/02/26(日) 17:31:43

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170214_12007.html
2017年02月14日火曜日 河北新報
<宮城交通>路線バス 25年ぶり値上げ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170214kahoku01.JPG

 宮城交通(仙台市)とミヤコーバス(同)は13日、国土交通省に路線バスの運賃引き上げを申請した。初乗り運賃は20円アップの150円で、平均引き上げ率は約7%。7月1日実施を予定する。消費税率変更に伴う改定を除き、値上げは1992年以来25年ぶり。

 現行130〜320円の区間は20円、330〜410円は30円、420〜890円は40円、900円以上は30円それぞれ引き上げる。仙台市内の100円区間は据え置く。主な区間の現行運賃と新運賃は表の通り。

 仙台市内の路線は、これまで市交通局の運賃に合わせてきた。値上げ以降は自社の賃率に改めるため、多くの路線で仙台市バスより料金が高くなる。遠距離路線は負担軽減のため引き上げ幅を抑制した。

 宮城交通グループの路線バスは少子高齢化と人口減により利用者減少が続く。仙台市と周辺部で運行する宮城交通は15年度、乗り合いバス事業で1億800万円の赤字を計上。郡部を中心に走るミヤコーバスも3億3600万円の赤字となっている。

 宮城交通の担当者は「25年間運賃を据え置いてきたが、経営環境は一段と厳しさを増している。路線バス事業を安定的に継続していくためにも値上げ申請に踏み切った」と話した。

2774荷主研究者:2017/02/26(日) 17:32:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170214_11037.html
2017年02月14日火曜日 河北新報
仙台市歴史的公文書センター 旧校舎に開設へ

 仙台市は、歴史的価値のある公文書を知的財産として保存し、市民の閲覧を可能にする「歴史的公文書センター(仮称)」を青葉区の旧貝森小校舎に開設する方針を決めた。校舎を改修して再利用し、2020年度のオープンを目指す。

 保存対象は市の規定で決められた最長30年の保存期間を満了し、歴史的価値があると認めた公文書。市博物館が市史編さんのため1991〜2014年度に収集した文書や写真のほか古い教科書、将来的には東日本大震災に関する会議録なども対象となる見通し。

 公文書管理法は公文書を国民共有の知的資源と位置付け、地方自治体に保存や管理を求めている。全国20政令市では、札幌や広島など7市が既に公文書館を設置している。

 貝森小は15年3月で閉校となり、市は住民らの意見を聞きながら跡地利活用の協議を続けてきた。校庭と体育館は17年度から近隣の仙台高の施設に転用し、プール跡地には民設民営の障害者生活介護事業所が19年度に開設される。

2775荷主研究者:2017/02/26(日) 17:37:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170215_12029.html
2017年02月15日水曜日 河北新報
<仙台空港>日本海へ一直線 4月から高速バス

 庄内交通(山形県鶴岡市)が路線開設の方針を打ち出していた酒田、鶴岡両市と仙台空港を直結する高速バスの運行計画が固まった。庄内地域へのインバウンド(訪日外国人旅行者)需要の取り込みを目指す。

 運行開始は4月1日。定員36人の大型バスを1日2往復させる。酒田市の酒田庄交バスターミナル発は午前7時20分と午後2時50分の2本、鶴岡市のエスモールバスターミナルや庄内観光物産館を経由する。仙台空港発は午前9時20分と午後3時半。

 酒田-仙台空港の所要時間は片道3時間50分程度で運賃は片道大人3500円、小学生以下1750円。往復では6500円に割引(大人のみ)となる。全席指定。当日空席がある場合、予約なしで乗車できる。

 仙台空港を結ぶ高速バスに関しては、山交バス(山形市)と宮城交通(仙台市)が4月21日から、JR山形駅発着の便を1日4往復運行する計画を明らかにしている。所要時間は約1時間20分。料金は片道大人1500円、小学生以下750円。

2776荷主研究者:2017/02/26(日) 17:37:51

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/02/15 建設新聞
仙台市青葉区 野村不動産仙台支店
分譲マンション・二日町計画の新築計画 RC15F延べ8202㎡ 創建設計で実施案

 野村不動産仙台支店(仙台市青葉区中央1の2の3 大矢寛之支店長)は、仙台市青葉区での分譲マンション開発事業となる「二日町計画」(仮称)について、創建設計で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、仙台市青葉区二日町14の1ほか地内の敷地面積1578.27㎡で、地下鉄南北線の北四番丁駅からほど近い都心型立地。

 施設規模はRC15F延べ8202.45㎡で、総戸数98戸の分譲住宅を建設するもの。

 4月中旬頃の着工、2019年3月末の完成を予定している。

2017/02/15付一面に掲載。

2780とはずがたり:2017/03/12(日) 13:28:35
【東日本大震災6年】トヨタ、東北「第3の国内拠点」に復興を駆動 「モノづくり力」向上に貢献
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-ecn1703110014
03月11日 11:24産経新聞

 東日本大震災から6年を迎え、被災した東北地方の経済復興が進んでいる。牽引(けんいん)する自動車産業では、トヨタ自動車が東北を中部、九州に次ぐ「第3の国内拠点」に位置付け、小型車生産を広げている。部品調達や人材育成でモノづくり力の向上に貢献し、さらなる復興を目指す。(会田聡)
                   ◇
 震災翌年の平成24年1月。トヨタの白根武史専務役員(現トヨタ自動車東日本社長)が、宮城県栗原市の織元、千葉孝機業場を視察に訪れた。トヨタグループの創始者、豊田佐吉発明の動力織機(大正4年製)が地元の「若柳地織」を織り出していたからだ。

 3代目の千葉孝順さんは動力織機を組み直す修業を経験し、震災後も被害を免れた織機の手入れを怠らず、柔らかな独特の風合いの若柳地織の伝統を守り続けた。白根氏は「使う道具は自分で理解するのが保全の基本。東北の伝統工芸に、モノづくりの原点を学んだ」と振り返る。

 トヨタは震災後、東北を小型車製造の中心拠点と位置付け、グループのセントラル自動車など3社を統合してトヨタ自動車東日本を平成24年7月に発足。東北では岩手、宮城両県に3拠点を構え、静岡県の拠点も含め年間計50万台強を生産する。

 競争力の源泉は、モノづくりの伝統を引き継ぐ人材だ。統合後の岩手工場では、バンパーの塗装工程で塗料の付着率を9割まで引き上げる手法を工場生え抜き従業員が考案。現場の発想で塗料の無駄を減らし、コスト削減につなげた。白根氏は「粘り強い人が多い。モノづくりに適している」と話す。

 統合前から岩手でつくる小型ハイブリッド車(HV)「アクア」などに加え、27年に小型ミニバン「シエンタ」、昨年12月には小型スポーツ用多目的車(SUV)「C?HR」と生産車種を拡大。東北の1次、2次仕入れ先の生産拠点は約140と23年から4割増えた。長年取引がある中部や関東の仕入れ先が中心だが、「地場企業から部品の構成部材を調達している。サプライチェーン(部品調達網)が広がっている」(白根氏)。

 東北経済産業局によると、自動車など「輸送用機械器具製造業」の26年の東北出荷額は1兆5526億円と震災前から約3割増えた。トヨタ自動車東日本は9月に岩手、宮城大和両工場に企業内保育所を設置する計画だ。
                   ◇
 ■企業内訓練校で人材育成

 トヨタ自動車東日本は東北でモノづくり人材の育成にも取り組んでいる。平成25年に東北唯一の企業内訓練校「トヨタ東日本学園」を開設し、年間約20人を育成。地元企業から中・短期の研修も受け入れ、モノづくりを担う中核人材の拡大を進めている。

 1年間のコースは授業のうち約6割を技能実習が占める。電子回路の仕組みや機械構造など実践的な内容のほか、山形県天童市の将棋駒など東北地方の伝統工芸を現地で学ぶ。海外研修やトヨタ工業学園(愛知県)との合同研修もある。生徒20人のうち5人ほどを地元企業から受け入れ、東北のモノづくり力底上げを図る。企業向けに保全技術者の技能を学ぶ2カ月のコースや、溶接など個別技術の1週間研修も用意している。

 学園からは7日に卒業したばかりの4期生を含め、これまでに約80人が巣立ち、企業からの中・短期研修生も含めると約350人が学んだ。トヨタ自動車東日本に入社する生徒と地元企業を担う人材が交流する場にもなっており、野中敏行学園長は「学舎として東北のモノづくりネットワークを広げたい」と意気込む。

2781荷主研究者:2017/03/12(日) 18:57:48

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170220_12034.html
2017年02月20日月曜日 河北新報
<仙台空港民営化半年>二次交通積極PR必要

会津若松行きの高速バス。乗客はまばらだ=10日

 仙台空港は、昨年7月の民営化から半年余りが過ぎた。格安航空会社(LCC)が就航した台湾便を中心に海外からの利用は増加。二次交通の整備も進み、福島・会津若松、松島・平泉などへの高速バス路線が次々と開設されている。だが、バスの乗車率は低く積極的なプロモーションは急務だ。航路の維持に不可欠な日本から海外への利用客数を伸ばす努力も求められる。(報道部=安住健郎)

 週末を前にした今月10日の仙台空港は1階の到着口こそ混み合っていたが、外のバス停は閑散としていた。午後1時55分発の福島・会津若松行きは、乗客がわずか6人。出張で札幌市から福島市に向かう男性会社員(34)は「同僚に聞くまで存在を知らなかった。便利だし、もっと宣伝すればいいのに」と首をひねった。

 バスは昨年11月に運行を始め、JR福島駅-空港間を1時間55分で結ぶ。所要時間は新幹線利用より30〜40分程度長いとはいえ、運賃は1500円で乗り換えもない。荷物を抱えた旅行客には便利なはずだが、「利用者は1便当たり多くても10人ほど」(仙台空港)。今年1月に開設された松島と平泉を結ぶ周遊バスも低迷が続いている。

 その根底にはPR不足がある。仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)の岡崎克彦取締役営業推進部長は「バス路線の認可の関係上、空港として告知を始めたのは運行開始から。事前にできなかったのが痛かった」と話す。松島・平泉線は空港のホームページを見ても外国語のページがない。知らずに素通りする外国人観光客も多いのではないか。

 今年1月の国際線旅客数は2万5000人で昨年から倍増した。中国の正月に当たる春節(今年は1月28日)では、LCCのタイガーエア台湾が毎日臨時便を運航し、空港は外国人観光客であふれた。

 海外を旅した経験がある人なら誰でも感じたことがあると思うが、初めての地で不安なのは目的地までの足だ。安心して東北を旅してもらうための第一歩は、分かりやすい情報の提供だろう。

 二次交通の整備などで空港の利便性を高め、インバウンド(訪日外国人旅行者)を呼び込むと同時にアウトバウンド、つまり海外へ向かう日本人客を増やすことも忘れてはならない。

 外務省によると、人口1000人当たりのパスポート取得数(2015年)は宮城県が158枚で全国31位、福島は37位。山形、岩手も40位台で、残念ながら東北からのアウトバウンドの動きは今も鈍い。

 LCCの就航で海外旅行はより身近になった。台北線の最も安いチケットは7000円台。新幹線で東京に行くよりも安く本場の小籠包が食べられる時代だ。7月には国内LCCのピーチが仙台を拠点化し、国際線を就航させる方針。選択肢はますます増える。

 「交流人口の拡大」という言葉をよく耳にする。インとアウトという双方向の流れがあってこそ交流は成り立つ。自治体も含め空港や航空会社、旅行業者が一体となって需要を掘り起こす取り組みが不可欠だ。

[仙台空港の二次交通]JR福島駅経由会津若松行きの高速バスは1日3往復。松島海岸行きは1日5便で、うち1便は平泉に、うち2便は奥松島にそれぞれ乗り換えなしで向かう。安比高原(八幡平市)や蔵王温泉(山形市)、遠刈田温泉(宮城県蔵王町)行きのバスもある。3月からJR東日本のダイヤ改正に合わせてアクセス線(仙台空港-仙台)が3往復増便されるほか、4月からは酒田、鶴岡両市や山形市と空港を結ぶバス路線が開設される。

2782荷主研究者:2017/03/12(日) 18:58:39

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170220_13022.html
2017年02月20日月曜日 河北新報
「仙台直通の快速列車を」 気仙沼で署名活動

仙台-気仙沼間の直通快速列車運行を求めて行われた署名活動

 三陸沿岸の住民らでつくる「三陸沿岸を鉄路でつなぐ連絡協議会」が19日、JR大船渡線を経由した仙台-気仙沼間の直通快速列車の運行実現を求め、宮城県気仙沼市のイオン気仙沼店前で署名活動をした。

 冷たい風に小雪が舞う中、協議会の内海勝行事務局長らが市民に「仙台と結ぶ直通列車は、市民の利便性を飛躍的に高める」と訴えた。買い物客は「ぜひ、直通を実現してほしい。応援しています」などと応じていた。

 協議会では1万人を目標に4月末まで署名活動を続ける。

 大船渡線と気仙沼線の一部区間は東日本大震災後、バス高速輸送システム(BRT)で運行されている。内海事務局長は「直通列車の運行実現を第一歩に、将来の全線鉄路復旧に向けて、息の長い取り組みをしていきたい」と話していた。

2783荷主研究者:2017/03/12(日) 18:59:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170221_11030.html
2017年02月21日火曜日 河北新報
<青葉山公園センター>歴史・自然の調和が柱

仙台市役所本庁舎=2016年11月17日

 仙台市は、青葉区追廻地区に整備する青葉山公園の公園センター(仮称)の基本計画案をまとめた。7月ごろまでに基本設計者を選定し、2021年3月の完成を目指す。

 計画案では、仙台城跡の歴史的風情が感じられ、青葉山の豊かな自然と調和した施設デザインを目標とした。広瀬川に架かる大橋からの眺望を重視し、現代の仙台の街に溶け込む施設にするとの考え方も示した。

 公園センターは青葉山公園(広さ42万平方メートル)の東側の2200〜2500平方メートルに建設する。情報発信の「楽しむ」、飲食・休憩の「憩う」、体験・交流の「集う」の三つの機能を担い、芝生広場やカフェテラス、庭園なども整備する。

 3月までに基本計画を決定し、8月に施設や広場の基本設計を始める。着工は18年12月の予定。

 市有識者懇話会(座長・本江正茂東北大大学院工学研究科准教授)が16年12月、センターの機能やデザインコンセプトを奥山恵美子市長に提言した。

 市公園課の岡田真之課長は「仙台の自然、歴史を代表する青葉山公園の魅力や価値を高められるセンターにしたい」と話した。

2784荷主研究者:2017/03/12(日) 19:03:47
>>2336
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00418487?isReadConfirmed=true
2017/2/24 05:00 日刊工業新聞
大和ハウス工業、東北大発ベンチャーに出資

 大和ハウス工業は東北大学発のベンチャー企業で、介護機器メーカーのTESS(仙台市宮城野区)に資本参加した。第三者割当増資に応じて2億円を出資し、株式持ち分比率の12%を取得。4月からTESSが開発・製造する足こぎ車いす「COGY(コギー)」の販売を始める。総販売代理店として、年150台の販売目標を設定した。新商品の共同開発も視野に入れる。

(2017/2/24 05:00)

2785荷主研究者:2017/03/12(日) 19:06:17

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170224_13068.html
2017年02月24日金曜日 河北新報
荒井駅へ1km好立地 農地の宅地化加速

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170224kahoku02.JPG

荒井南(写真左奥の住宅街)に隣接する土地区画整理事業予定地=仙台市若林区長喜城

 仙台市若林区長喜城(ちょうきじょう)の農地を宅地化する計画が進んでいる。市地下鉄東西線荒井駅の南西約1キロにあり、新興住宅地「荒井南」に隣接する好立地が後押しする。土地区画整理組合が主体となり、2019年の分譲開始を目標に約300人が住む街の実現を目指す。

 長喜城は屋敷林の「居久根(いぐね)」が残る地域として知られる。土地利用計画によると、長喜城東部の水田や畑地約4.4ヘクタールを宅地造成する。60〜65坪の宅地約100区画に加え、高齢者福祉施設と医療モールを誘致する。

 周辺には七郷中や七郷小、七郷市民センター、スーパーなどが集まる。仙台東部道路の仙台東インターチェンジ、国道4号仙台バイパスにも近い。

 近隣では東日本大震災以降、荒井東、荒井南、荒井西の各土地区画整理事業が本格化。災害公営住宅を含め、多くの被災者が移り住んだ。

 こうした環境の変化もあって宅地化の動きが加速し、16年8月に地権者8人による土地区画整理事業の発起人会が発足。今月上旬の市都市計画審議会で、市街化区域への編入案が承認された。県都市計画審議会の審査を経て、19年にも分譲を始める。

 発起人会の庄子喜元代表は「長喜城はほとんど雪が積もらず、冬も過ごしやすい。荒井南とも調和した閑静な街にしたい」と話す。

2786荷主研究者:2017/03/12(日) 19:15:03

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170227_12036.html
2017年02月27日月曜日 河北新報
<さくら野百貨店仙台>自己破産 負債31億円

自己破産を申請したエマルシェが経営するさくら野百貨店仙台店=27日午前10時15分ごろ

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)を経営するエマルシェ(同)は27日、仙台地裁に自己破産を申請し、破産手続き開始の決定を受けた。売り上げ減少が主因。代理人の弁護士によると負債額は約31億円で、社員やパートなどの従業員約120人は26日に全員解雇された。

 食料品など自前の売り場は閉鎖した。ドコモショップなどのテナントは営業を続けている。午前10時から取引先など債権者への説明会が市内で開かれ、約200人が出席した。青森、岩手両県にあるさくら野百貨店は青森市の別会社が経営している。

 東京商工リサーチ東北支社などによると、2006年2月期に193億2600万円の売り上げがあったが、郊外や近隣店舗との競争が激化。人気ブランド「H&M」などテナント誘致に力を入れたが業績悪化に歯止めがかからず、16年2月期の売り上げは79億3900万円まで落ち込み、4期連続の赤字となった。

 同社は1946年創業の丸光(仙台市青葉区)が前身。78年に丸光など東北の百貨店5社が経営統合して百貨店連合を設立。大手スーパー、マイカル(旧ニチイ)傘下として「ダックシティ」「ダックビブレ」と社名を変更しながら東北で6店舗を経営した。

 01年9月に経営悪化から民事再生法適用を申請。02年9月からさくら野百貨店に社名変更して再スタートを切った。05年4月に青森、北上など5店舗の経営を別会社に譲渡。10年8月からエマルシェとしてJR仙台駅前にある仙台店のみを経営していた。

 安藤俊社長は「ご迷惑をお掛けするお客さま、お取引先さまに心からおわびを申し上げます。70年の歴史のあるさくら野百貨店仙台店をこのような形で閉じることについては痛恨の極みというほかありません」とのコメントを出した。

2787荷主研究者:2017/03/12(日) 19:21:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170228_12030.html
2017年02月28日火曜日 河北新報
<さくら野仙台破産>駅前競争激化耐え切れず

 JR仙台駅前唯一のデパート、さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社エマルシェ(同)が27日、自己破産手続きに入り、丸光時代から続く約70年の歴史に終止符を打った。親会社の変遷や民事再生による再建など不安定な経営基盤の中で生き残りを図ってきたが、駅前に相次いで進出した大型商業施設との競争などに耐え切れず、閉店を余儀なくされた。

 さくら野仙台店は民事再生後の2002年、仙台ビブレから店名を変えて再出発した。しかし資金繰りの苦しさから店内の改装がままならず、雑貨や衣料品など直営の売り場の拡充も思うように進まなかった。

 事態打開のため、同店は駅前の一等地にある立地を生かし、店舗敷地内をテナントとして貸し出す方針を取り入れた。2階には海外衣料ブランド「H&M」、6、7階には中古書籍販売「ブックオフ」が入居。若者の来店は増えたが、百貨店が持つ高級感などブランド力は逆に低下。全体の底上げにつながらなかった。

 昨春には1階正面に入っていた大手アパレル「ユナイテッドアローズ」が撤退し、駅前のエスパル仙台本館に移転。その後に入ったのは携帯電話販売店となり、仙台の商店関係者からは「百貨店なのか分からなくなっている」との声も出ていた。

 売上高は年々減少し、11年2月期には100億円台を割り込み、16年2月期は79億3900万円まで落ち込んで、4期連続の赤字決算となった。

 昨年4月には東京のファンド会社が経営権を取得したが、業績悪化に歯止めがかからなかった。関係者によると、17年2月期の売上高は前年比で2割近い減少になるとみられている。

 宮城県内の百貨店は、仙台三越と藤崎の2社のみになる。仙台三越の渡辺憲一社長は「仙台には百貨店文化が残り、3社が競合している状況は望ましいと考えていた。それだけに今回の決定は寂しい」と語った。

 藤崎の小野寺宣克常務は「閉店は非常に残念。地方百貨店は経営が厳しいと言われるが、信用や価値をどう高めていくべきかが問われている」と強調した。

2788荷主研究者:2017/03/12(日) 19:22:30

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170228_12029.html
2017年02月28日火曜日 河北新報
<さくら野仙台破産>突然の閉店 利用客驚き

店先に張り出された「閉店のお知らせ」を見詰める買い物客。突然の閉店に驚きの声が上がった=27日午前10時50分ごろ、仙台市青葉区

 70年の歴史に突然の幕を下ろした仙台市青葉区のさくら野百貨店仙台店では27日、何も知らされていない主婦やお年寄りらが朝から買い物に訪れた。店舗の入り口には「閉店のお知らせ」が張り出され、長年親しまれたデパートの閉店に利用客には驚きや戸惑いが広がった。

 1階の靴売り場をよく利用したという青葉区の主婦金田清子さん(74)は「店が閉まっていたので何があったのかと思ったら、閉店の文字。仙台駅前の一等地の店が突然閉店するなんて」と驚いていた。

 入り口近くでは、警備員に「食品売り場は営業しているのか」「古本店には行けるのか」と尋ねる人もいて、店の状況に困惑していた。

 足しげく訪れた人たちからは惜しむ声が上がった。同区の中嶋正子さん(72)は「地下の食品売り場で購入すると配送してくれたので利用してきた。親しんだ百貨店だったのに」と残念がった。

 別の主婦(83)は「(1946年営業開始の)丸光デパートの時から通い、仙台駅前に来た時はいつも立ち寄った。なじみの店がなくなるのは寂しい」と話した。

2789荷主研究者:2017/03/12(日) 19:23:04

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170228_12010.html
2017年02月28日火曜日 河北新報
ヱヴァ手掛けたアニメ制作会社 仙台進出

立地表明書を奥山市長(右)に手渡す小石川社長

 映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」や「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」のCGアニメーションを制作したサブリメイション(東京)は27日、仙台市中心部に4月、スタジオを新設すると表明した。小石川淳社長が市役所で奥山恵美子市長に立地表明書を手渡した。アニメ制作会社が仙台市に進出するのは初めて。

 新年度は10人程度で業務を始め、5年後に地元採用で50人体制を目指す。当面は東京で受注した業務を分担するが、将来的には仙台で企画したアニメの制作も視野に入れる。

 小石川社長は気仙沼市出身で東北工大卒。「専門学校や大学と連携し、アニメ制作を学んだ学生が即戦力として働けるようにしたい」と強調。奥山市長は「仙台発の新たなアニメを期待している」と話した。

2790荷主研究者:2017/03/12(日) 19:33:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170301_11032.html
2017年03月01日水曜日 河北新報
<仙台駅>西口バスプールに車いす用昇降機

バス乗降場につながる階段に設置された車いす用昇降機

 仙台市はJR仙台駅西口バスプールの改修工事に伴ってエレベーター2基を一時撤去し、車いす用の昇降機をペデストリアンデッキとバス乗降場を結ぶ階段2カ所に設置した。市は障害者やベビーカー利用者など階段の上り下りが困難な人に利用を呼び掛けている。

 昇降機を利用するには、階段上下のインターホンで係員を呼び、操作を依頼する。利用時間は平日午前6時半〜午後11時40分、土日祝日は午前6時50分〜午後10時40分。

 改修工事は、エレベーターと地下道を通って地下鉄仙台駅に行けるようバリアフリー化する。バスの乗降場も増やす。バスの運行時間外の夜間に施工し、2019年度に完成予定。2基のエレベーターは18年10月までの使用再開を目指す。

 市北道路建設課の担当者は「しばらく不便をお掛けするが、係員が近くに待機しているので気軽に呼んでほしい」と話している。


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