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Tohazugatali Book Review

341とはずがたり:2015/12/10(木) 19:11:28
「火垂るの墓」作家の野坂昭如さん死去
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151210/k10010335981000.html
12月10日 11時13分

戦争体験をもとにした小説、「火垂るの墓」で直木賞を受賞し、歌手としても活躍した作家の野坂昭如さんが、9日夜10時半、東京都内の病院で、心不全のため亡くなりました。85歳でした。
野坂さんは神奈川県鎌倉市生まれで、早稲田大学在学中にCMソングの歌詞やテレビの台本などを書き始め、昭和38年に「おもちゃのチャチャチャ」で日本レコード大賞童謡賞を受賞しました。この年、作家としてもデビューし、昭和43年、「アメリカひじき」と、のちにスタジオジブリのアニメになった「火垂るの墓」の2つの短編で直木賞を受賞しました。
その後も「戦争童話集」など、空襲や飢えなどの戦争体験をもとに、多くの小説や童話を書き続け、みずから「焼跡闇市派」と名乗りました。
編集長を務めていた雑誌に掲載した小説「四畳半襖の下張」を巡る裁判では、わいせつの概念について最高裁判所まで争い、話題になりました。
昭和58年には参議院議員に当選しましたが、田中元総理大臣の政治資金の問題を巡り、金権政治を批判して辞職し、その年行われた衆議院選挙に田中元総理大臣と同じ、当時の新潟3区から立候補して落選しました。
また、歌手として「黒の舟唄」などのヒットを飛ばし、ウイスキーのコマーシャルでは「ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか。みんな悩んで大きくなった」というフレーズを流行させました。さらにテレビ番組や雑誌などで辛口のコメントを積極的に発言するなど幅広い分野で活躍しました。
野坂さんは平成15年に脳梗塞で倒れてリハビリを続け、平成21年にはリハビリを兼ねて句集を出版していました。そして最近まで口述筆記でエッセーなどを書いていたということですが、9日夜、自宅のベッドで意識がない状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されたということです。死因は心不全でした。
野末陳平さん「とても優しい人物」
野坂昭如さんと若いころから親交があった元参議院議員で放送作家としても知られる野末陳平さんは「若いときは一緒に多くの仕事をしましたが、とても優しい人物でした。亡くなったことは、けさ、知人を通じて、知りましたが、長い間、会っていなかったので会っていればよかったといまになって思います」と話しています。
元編集者「戦争中の妹の死が根本にあった」
野坂さんの自宅を訪れた中央公論社の元編集者で、最初に野坂さんを担当したという水口義朗さんは「奥さんからは『2か月ぐらい前に誤嚥性(ごえんせい)の肺炎で容体が悪化し、もうだめかと思ったが、医師が驚くほど回復した』と聞いていた。よく頑張った、よくもったなという感じで、覚悟はしていたが残念だ。戦争中に空襲に遭い、1歳4か月の妹が腕の中で餓死したことが彼の中に根本的にずっとあったと思う」と話していました。

342とはずがたり:2015/12/21(月) 20:33:36

2015.12.21 19:32
ツタヤの図書館問題 住民投票求める9000人分署名提出へ
http://www.sankei.com/west/news/151221/wst1512210083-n1.html

 レンタル大手のTSUTAYA(ツタヤ)を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と山口県周南市が計画する市立図書館新設をめぐり、是非を問う住民投票を求め署名活動をしている反対派の住民団体は21日、約9千人分の署名が集まったと明らかにした。22日に市選挙管理委員会に提出する。

 有効署名が有権者の50分の1(2425人)以上あれば、住民団体が市長へ直接請求し、議会が住民投票実施の条例案を審議することになる。

 署名活動は11月18日〜12月17日に「県オンブズマン市民会議」が実施。沖田秀仁代表(67)は「住民の関心は非常に高い。議会は重みを受け止めてほしい」と話した。同会議は、来年3月の市議会で条例制定し、同5月の市議選と同日の住民投票実施を目指す。

 市は、平成30年度の開館を目標に図書館を核とする駅ビルの新設を計画。図書館の企画・アドバイスでCCCと連携している。一方、佐賀県武雄市などのCCCが関わる図書館で選書が問題化したことなどを受け、同会議が計画に反対している。

343とはずがたり:2016/01/31(日) 19:37:41
今読んでる。なかなか興味深い。宇宙・薬理・数学と多岐に亘る無の科学。

「無」の科学 単行本 ? 2014/7/22
ジェレミー・ウェッブ (著), 水谷 淳 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E7%84%A1%E3%80%8D%E3%81%AE%E7%A7%91%E5%AD%A6-%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%96/dp/4797377011

344名無しさん:2016/02/02(火) 22:49:24
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2016_0128.html
“かもしれない”の想像力
1月28日 15時37分

「りんごが本当はりんごじゃないかもしれない」
1個のりんごを巡って次々と紡ぎ出されるアイデアを描き、27万部という異例のヒットを記録している絵本『りんごかもしれない』。出版社には、絵本に触発された読者が自分で思いついたりんごを巡るアイデアを描いたイラストが3000点以上寄せられているほか、教材として教育現場でも活用されるなど、広がりを見せています。豊かな発想をいざなう「かもしれない」ということば。その絵本の魅力を取材しました。(ネット報道部 野町かずみ)

345とはずがたり:2016/02/03(水) 11:11:56

解読不能で返本、136万返還要求…国会図書館
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E8%A7%A3%E8%AA%AD%E4%B8%8D%E8%83%BD%E3%81%A7%E8%BF%94%E6%9C%AC%E3%80%81%EF%BC%91%EF%BC%93%EF%BC%96%E4%B8%87%E8%BF%94%E9%82%84%E8%A6%81%E6%B1%82%E2%80%A6%E5%9B%BD%E4%BC%9A%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8/ar-BBp1sSY
読売新聞
11 時間前

国立国会図書館は2日、東京墨田区の出版社「りすの書房」から納本された書籍「亞書」(1巻〜78巻、各6万円)について、出版社に78冊を返本した上で、代償金として支払った約136万円の返還を求めた、と発表した。

国立国会図書館法は、国内で出版された出版物を同図書館に納入することを義務づけており、同図書館は通常、定価の5割と送料を代償金として出版社に支払っている。同書は昨年3月から順次納本され、すでに42冊分の約136万円が支払われているが、ギリシャ文字をランダムに配した解読不能の本であったことなどから、同図書館は「納入義務の対象にはあたらない」と判断した。

346とはずがたり:2016/02/23(火) 20:18:11
2016.02.20
アマゾンと出版社、容赦ない取次「外し」加速…問われる取次の存在意義、存亡の危機か
http://biz-journal.jp/2016/02/post_13887.html
文=佐伯雄大

 アマゾンジャパンは1月28日、東京・目黒の目黒雅叙園に販売契約協力している出版社などを集めて、2016年の方針説明会を開催した。

「説明会では、『YES 直取』という合言葉を掲げて直取引の説明をしていましたが、直取引の拡大が最大のテーマでした。なんと現在より直取引出版社数を2倍にしたいというから驚きです」(出席した出版社社員)
 アマゾンが直取引の拡大をテーマに掲げていることは知られているが、日本に上陸してから間もなく、「e託販売サービス」というシステムを導入して、出版社との直取引を始めていった。当時のバイスプレジデント、ローレン川崎氏が慣れない日本語で「ちょく、とーりひーきー」と出版社を前に挨拶したのも懐かしい話だ。導入から約10年近くが経った今になって、アマゾンはまた「直取引の拡大」を大声で叫び始めた。
「昨秋頃に、アマゾンはベンダーセントラル(出版社への販売支援システム)に登録する出版社などを集めて、『和書ストア売り伸ばしセミナー』を開催していましたが、結局は直取引の勧誘でした。セミナー出席社に限定して、1カ月以内に申し込めば、通常60%である出版社からアマゾンへの卸率(編注:1000円の書籍であれば600円でアマゾンに卸すという意味)を66%にするというのです」(出版社社員)
 この話に「ぐらっときた」と別の出版社社員はこう明かす。
「うちの取次への正味(卸率)は67%です。しかも新刊は5%の歩戻しが取られますので、実質正味は62%です。また、支払いがアマゾンは月末締めの翌々月末払いとかなり早いですが、取次の場合は6カ月以上かかります。1月に書籍を出してお金が入ってくるのは7月とか8月になってしまうので、アマゾンの提案に気持ちがぐらつくのも当然です」
 この勧誘は、出版業界でちょっとした話題となった。というのも、アマゾンが実施するポイントサービスが再販違反に当たるとして、アマゾンへの出荷を見合わせるなどした日本出版者協議会が、「アマゾンによる出版社直取引(e託取引)の勧誘に対する声明」と題した異例の文書を発表したからだ。
 詳細は同協議会のホームページに掲載されているが、アマゾンが出版社との直取引を拡大すれば、定価販売と委託販売とで成り立っている出版社・取次店・書店を軸にした、いわゆる正常ルートは破壊され、書店・取次店の廃業が続き、ついに出版社もアマゾンのいいなりにならざるを得ないことを懸念している。また、甘い条件は単年度のもので、契約更新時に結局は60%に戻されてしまう懸念もつきまとう。

 この声明が異例なのは、一書店の仕入れ方法を出版社の団体が牽制したことだ。アマゾンと出版社は個々に契約して直取引を行っている。それ自体、ビジネス上はまったく問題がない。それを事業者団体が楔(くさび)を打ち込むかのような行為に出ること自体が珍しい。アマゾンへの脅威が、彼らの背中を押したのかもしれない。
アマゾンの攻勢


 話を冒頭の1月28日の説明会に戻そう。その席でアマゾンは、昨年4月にKADOKAWAがアマゾンと直取引を開始した話を持ち出した。具体的な数字は明らかにはしなかったが、KADOKAWAの出荷売上は大幅に伸長し、在庫あり率は8%改善、搬入リードタイム(注文からアマゾンの倉庫に書籍が届けられるまでの期間)は4日に短縮したそうだ。さらに、全体の出荷金額をベースとした直取引比率が昨年12月は31.2%と単月としては過去最高を記録したとも付け加えた。
 アマゾンは年末年始から異常な状況が続いているとして、1月下旬頃に「緊急事態」と称するメールを特定の出版社に通知した。書店から卸会社・日本出版販売や大阪屋への注文に対し、どれだけ在庫があるのかを示す割合のことを「在庫引当率」というが、これが1月に平時の60%を大きく下回り30%を切ってしまい、1月の売上高に多大な影響を及ぼしているというのだ。
 そのため、出版社には取次から発注が来たら迅速に出荷してほしいなどとする「お願い項目」を3つも並べたて、「過去最悪の欠品率を連日記録している緊急事態につき、是非とも出版社様の多大な御協力を頂きたく存じます」としている。

347とはずがたり:2016/02/23(火) 20:18:28
>>346-347
「このメールが来たときは、何事かと思いました。調べてみると、出荷量は減っていませんし、アマゾンの勘違いじゃないかと担当者と話していました。これはまさに取次批判で、出版社へ直取引を促すものです。そのメールには『既に日次で取次様に引当率の改善を申し入れておりますが、残念ながら短期的な解決に至っておりません』と書いていました。さらに、28日には出版社を集めた方針説明会が予定されていました。『取次はダメだから、出版社にとっても直取引のほうがいいし売上も上がる』とアマゾンがアピールしているようにしか聞こえませんでした」(出版社社員)
 説明会に出席した別の出版社社員は語る。
「このメールの件については、説明会の最後にアマゾンから話がありました。アマゾンの想定を超える注文が入り、日販(日本出版販売)も予定外の注文が来たために、取り寄せ処理が追いつかず、雪だるま式に注文がたまっていった結果、こんな事態になったと言っていました。直取引なら対応できたかもしれないと言いたかったのでしょう」

アマゾンに傾く出版各社

 では、これほどアマゾンが直取引をアピールする理由はなんなのか。それは、相次ぐ取次の破たんである。
 一昨年に、大手出版社と大日本印刷、楽天の出資により、債務超過を解消した大阪屋。昨年に民事再生を申請して今年4月に大阪屋と合併して、大阪屋栗田となる栗田出版販売。そして、今年2月に自主廃業を発表した太洋社。2014年から毎年中堅の総合取次が破綻しているのである。
 昨年にアマゾンの勧誘セミナーに参加した出版社社員は話す。
「セミナーでアマゾンのスタッフは、契約出版社数が右肩上がりのグラフを見せながら、栗田が民事再生を申請した6月26日以降に直取引の契約を結ぶ出版社が一気に増えたと言っていました。現在も契約出版社数は増えていると思います。卸率66%という条件は、出版社が扱う全商品を直取引の対象とした場合だけです。これまで、様子見や戦略で一部商品しか直取引の対象にしていなかった出版社も巻き込もうとしているようです」
 また、別の出版社社員もこう明かす。
「アマゾンのシェアは高まる一方です。太洋社が自主廃業を発表して、太洋社と取引をしていた書店が別の取次との取引に切り替えていますが、出版社側にしてみれば、その書店に納めていた書籍の初回搬入数は新たな取次が部決する数に反映されない。こうして縮小する書店分の売り上げを補てんするために、出版社が思い切ってアマゾンと直取引しようと考えるのもうなづけます。キャッシュフローもよくなるわけですし」
 どうやら相次ぐ取次の破綻が、出版社とアマゾンとの直取引拡大の追い風になっているようだ。裏を返せば、取次という緩衝材の弱体化により、アマゾンの出版社に対する支配力が増しているともいえる。
 ある出版社社員は言う。
「取次の対応が遅いので、アマゾンと直取引をしようかと思い始めています。ですが、周りの人からアマゾンの辛辣な話をたくさん聞きます。好条件で契約してもすぐに卸率を下げられるのではないか、という心配もあります。ただ、これだけ本が売れない時代に、売れる本だけは、その売り上げを最大化したいという切羽詰まった考えもあります。書店と取次の力が落ちていけばいくほど、出版社はアマゾンに寄りかかっていかざるを得ないという状況になっているのです。それが出版業界を破壊するとしても、業界が新しく生まれ変わるきっかけだと信じて、その道を行くしか選択肢はありません」
(文=佐伯雄大)

348とはずがたり:2016/02/25(木) 23:43:53
>平成17年6月期に売上高が487億円あったが…平成27年6月期には売上高が171億円にまで激減した
10年で半減以下ではやっていけないねぇ。。

2016.02.15
企業・業界 企業・業界
また出版取次が破綻!日販・トーハンの冷酷すぎる「首絞め」、雪崩的に取引奪われる
http://biz-journal.jp/2016/02/post_13805.html
文=佐伯雄大

 独立系の出版取次、太洋社が2月8日、取引する出版社と書店に対して自主廃業することを正式に発表した。同社はこれから事業清算に向けて、不動産や有価証券などの資産を現金化すると共に、取引書店を他の取次会社に移行する「帳合変更」を進めていく。同時に取引書店に対する売掛金の回収を進め、資産の売却益も足して出版社への弁済原資を確保していくという。

 実は太洋社が自主廃業する可能性は、1年以上前から出版業界では囁かれていた。そのため、業界4位の栗田出版販売が昨年6月26日に民事再生法適用を申請し、太洋社よりも先に破綻したことのほうが、業界を驚かせた。
 太洋社破綻が噂されていた理由として、「帳合変更」が挙げられる。これは、取次会社が優良書店を自社の帳合(=取引)にしようと、書店にとって利のいい条件などを提示して、すでに取引している取次会社から自社の帳合へ変更させる行為である。

 出版界では、取次があの手この手で優良書店を奪い合ってきた。20世紀までは売り上げ拡大がその大きな目的だったが、21世紀に入って出版市場の縮小と書店廃業の進行により、売り上げの維持・確保のために帳合変更をめぐる争いはますます苛烈になっていった。ある出版社の営業幹部は言う。
「トーハンの子会社になった文真堂書店が2008年頃に太洋社から離れた。ほかにも、ジュンク堂書店創業者の親族が経営する喜久屋書店がトーハンに、さらに東武ブックスは段階的に日販に帳合を変えた。その後も、トーハンや日販に帳合変更する書店が相次いだ」

 別の中堅出版社の営業担当者は話す。
「最近では、太洋社の取引先書店の集まりである太洋会会長を務めたブックスタマがトーハンに変更した。あまり知られていないが、滋賀県のレンタルも併設する書店、ハイパーブックスも優良顧客だったが、そこも変更した。そのほか、コミックに強いといわれていたゲーマーズやメロンブックスもアニメイトがグループ化するなかで、帳合を変更していった。また、大口だった図書館流通センターが太洋社との取引をやめ、レンタルチェーン、ゲオの一部店舗もトーハンに変更した」
 太洋社の並みいる大口取引先書店が、他の取次に変更していったのである。

生命線を失う

 8日の自主廃業説明会で國弘晴睦社長は、「平成17年6月期に売上高が487億円あったが、出版市場の縮小に伴う競争激化、帳合変更により、複数の主要取引先を失い、平成27年6月期には売上高が171億円にまで激減した」と明かした。

349とはずがたり:2016/02/25(木) 23:44:07
>>348-349
 太洋社は、トーハンと日販が生き残るための草刈り場となってしまったのだ。2大巨頭といえども、縮小する出版市場のなかでは売り上げがどんどん下がってしまう。それを補填するには、書籍や雑誌を送品する先である書店を増やすしかない。つまり、大手書店チェーンが、既存店の売上高が毎年前年割れを続けているので、新規出店しない限り売り上げは増えないという構図と、同じなのである。
 しかし、書店側も新規に出店する余裕もなくなってきているなかで、取次が手っ取り早く取引先書店を増やすのは帳合変更が一番。その絶好の狩り場となったのが、太洋社だった。
 取次にとって帳合書店は生命線である。この取次を通してしか、出版社は有名書店に商品を入れることはできない。だからこそ出版社は取次と取引をするのだ。老舗や大手書店は別として、1書店1取次が基本だからでもある。よって、トーハンや日販に優良顧客を奪われていった後の太洋社には、出版社もどんどん魅力を感じなくなっていった。

 ある老舗出版社の幹部は語る。
「取引書店の減少と共に太洋社への商品搬入数は落ちて、毎月の入金額もどんどん減っていた。太洋社は優良書店がどんどん減ってしまって、出版社から見ると取引する価値が減ってしまった」

囁かれていたXデー

 こうした帳合変更を背景に、出版業界では太洋社の破綻が噂されるようになった。2011年からは営業損失を計上し続け、昨年には前述の通り栗田が民事再生を申請した。太洋社の破綻へのカウントダウンは、栗田の民事再生申請と同時にスタートしたのかもしれない。ある出版社の社長は言う。
「栗田の民事再生申請と同時に、太洋社への出荷を止めた出版社があると聞いた。当時は『それはいくらなんでも乱暴だろう』と思ったが、余波が太洋社に向かっていったのも事実だろう」
 別の出版社の取締役も語る。
「栗田のような民事再生申請は、太洋社には無理だろうといわれていた。大阪屋や栗田を救った大手出版社が、太洋社の再建にはかかわっていない様子だったからだ。日販に送返品の物流業務を委託した頃から、太洋社も長くないという話が頻繁に出て、同時に売り上げが減っていく中、新刊配本を減数したりするなど出荷を絞っている出版社も出始めた」

 また、ある出版社の営業担当者は言う。
「具体的に自主廃業の話が広がったのは昨年10月頃だった。その後も今年1月20日頃には『なんらかの情報開示があるのでは』という憶測が飛び交った。そのたびに太洋社への出荷を調整する版元が増えていったようです。1月中旬には大洋図書の店舗がいきなり日販に帳合変更となった。この頃から、Xデーは近いのではないかと囁かれ始めた」

 こうした情報を受けて、出版社の営業担当者も情報収集に躍起になった。さらに2月に入ると、大きな異変が起こった。太洋社の取引先で老舗書店の芳林堂書店高田馬場店において、2月3〜7日まで配送倉庫のトラブルで商品入荷ができないという旨の張り紙が出された。芳林堂によると、太洋社への支払いが滞っため、送品を止められたというのだ。
 そして、2月5日午後3時頃、取引出版社に対してファックスが届いた。「お取引先出版社様御中『書籍・雑誌等の供給継続のお願い』」。自主廃業を伝える通知だった。
(文=佐伯雄大)

350とはずがたり:2016/02/26(金) 13:13:39

ツタヤ連携図書館 周南市長「計画進める」
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20160223-OYS1T50009.html
2016年02月23日
 レンタル大手「TSUTAYA(ツタヤ)」の企画会社と山口県周南市が連携して進める新図書館建設計画を巡り、市議会は22日の本会議で、計画の是非を問う住民投票条例案を否決した。採決結果は賛成3、反対26だった。この結果、住民投票は行われないことが決まった。

 否決後、木村市長は記者団に「計画を着々と進めたい」と話した。

351とはずがたり:2016/02/26(金) 18:05:00
芳林堂書店の破産にショック受ける人続々「学生時代お世話になった」
Excite Bit コネタ 2016年2月26日 16時20分
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1456471004201.html

帝国データバンクによると、東京・高田馬場など首都圏で書店を展開する芳林堂書店が2016年2月26日、東京地裁に自己破産を申請し、破産手続きを開始した。負債は約20億円で、書泉(東京都千代田区)に事業譲渡することで同意しているという。この報道にTwitter上では動揺が広がっている。

問屋変更で「棚がスッカスカ」に

芳林堂は都内4店舗のほか、埼玉県、神奈川県でも店舗を運営していた。特に早稲田大学が近くにある高田馬場店は専門書の取扱いの豊富で、学生や教員の利用者も多かった。「高田馬場店は学生時代お世話になったな。ショックだわ」「芳林堂、倒産なのか…学生の頃とても通ってたよ…悲しい」と悲しむツイートが次々に投稿されている。

また、池袋にあるコミックプラザを訪れる漫画ファンも多く、「池袋のコミックプラザはコミケのカタログとかシティのパンフとかよく買ってたし、職場が池袋だった頃ほぼ毎日寄ってたんじゃないかな…」といった発言がTwitter上にあふれている。

芳林堂のウェブサイトには、自己破産の前から「現在、問屋変更にともなうトラブルの為、各店とも雑誌、書籍とも新刊・既刊の入荷が止まっており、店舗、ホームページでのご注文がお受けできない状態になっております」とお知らせが出ていた。店舗にも同様に入荷がストップしていることを伝える貼り紙があり、2月に入ってから「棚がスッカスカ」とネット上で話題になっていた。

出版取次の太洋社が自主廃業に向けた準備を発表後、友朋堂書店、ひょうたんが書店など、書店の閉店や事業撤退が相次いでいる。

352とはずがたり:2016/03/01(火) 15:07:57
ワラw
好きでしたビアスの悪魔の辞典と筒井康隆の乱調文学大辞典♪

現代版「悪魔の金融辞典」
http://jp.reuters.com/article/column-war-on-cash-idJPKCN0VZ0RB?sp=true

Economist
エコノミスト。世界金融危機を予測できなかった人。大抵は普通の数学者で、金融の理解に乏しい。Bernanke, Benを参照。
Bernanke, Ben
ベン・バーナンキ。前FRB議長。住宅バブルの崩壊前にその発生を発見できず、2007年にサブプライムローン問題は「封じ込め」られたと主張した。リーマン・ショック後は、グリーンスパン元FRB議長のスーパーバブルを再び膨らませることに成功。FRB議長を退任後間もなくして、ヘッジファンド大手シタデルに職を得たが、市場に関する洞察力を買われてのことでは恐らくないだろう。Revolving doorを参照。
Revolving door
回転ドア。元政府当局者がウォール街からもうかる仕事を提供され、「くら替え」すること(ルービン元米財務長官はシティグループ、グリーンスパン元FRB議長は米ヘッジファンドのポールソン&カンパニー、バーナンキ前FRB議長はシタデル)。日本では「天下り」として知られる。

353とはずがたり:2016/03/01(火) 19:42:03
なんとw

筒井版 悪魔の辞典〈完全補注〉上 (講談社+α文庫) 文庫 ? 2009/1/20
アンブローズ・ビアス (著), 筒井 康隆 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/%E7%AD%92%E4%BA%95%E7%89%88-%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E8%BE%9E%E5%85%B8%E3%80%88%E5%AE%8C%E5%85%A8%E8%A3%9C%E6%B3%A8%E3%80%89%E4%B8%8A-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE-%CE%B1%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%93%E3%82%A2%E3%82%B9/dp/4062812525/ref=pd_ecc_rvi_2

354とはずがたり:2016/03/03(木) 14:08:55

(本屋のない街) 新刊巡り図書館と対立
http://www.asahi.com/articles/CMTW1603012800001.html
2016年3月1日14時39分

 「図書館に行けば、本も雑誌もタダで読める。これは本屋さんや作家にとって大変なことなんです」

 昨年10月、大阪市西区の市立中央図書館であった講演会の終盤、直木賞作家、朝井まかてさんは一瞬の沈黙の後、意を決したように切り出した。「本が売れないと食べていけない。図書館はせめて半年(新刊本の貸し出しを)待っていただけないでしょうか」

   ■    ・    ■

 本屋さんで本が売れない。要因としてネット書店や新古書店などの台頭に加え、公立図書館が利用者を増やすため新刊本などの貸し出しに力を入れるようになった影響との見方が出版関係者には根強くある。

 同じ月に東京都内であった全国図書館大会の「出版と図書館」分科会。新潮社の佐藤隆信社長は一部の新刊本について貸し出しを一定期間猶予するよう図書館側に求める考えを示した。

 相次ぐ発言の背景には出版不況がある。出版科学研究所によると、書籍と雑誌を合わせた「紙の出版物」の推定販売額は1996年をピークに下落。昨年は1兆5千億円と前年比5・3%減で統計を取り始めた50年以降で最大の落ち込みとなった…

355とはずがたり:2016/03/21(月) 19:35:50
おお,ご冥福をお祈りします。
てか苗字出光というのかと思って記事を読んでたら旦那は新出光(出光興産以外の各社製品を取り扱う燃料商社)の会長だとわ!!!!
殆どエネルギースレに投下しようと思ったけどこちらに投入。

作家の夏樹静子さん死去…「Wの悲劇」「蒸発」
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20160321-OYT1T50019.html?from=y10
2016年03月21日 09時54分

 社会派推理小説の名手で、原作映画やドラマも人気を集めた作家の夏樹静子さん(なつき・しずこ=本名・出光静子=いでみつ・しずこ)さんが19日午前3時10分、心不全のため福岡市内の病院で死去していたことが分かった。


 77歳だった。通夜は24日午後6時から、告別式は25日正午から、いずれも同市中央区古小烏町70の1ユウベル積善社福岡斎場で。自宅は同市南区大池2の6の1。喪主は夫で新出光会長の芳秀さん。

 東京都生まれで、慶応大学卒。63年に結婚し、福岡市に移住。69年に母性をテーマにした「天使が消えていく」が江戸川乱歩賞候補となり、本格的な執筆活動に入った。

 73年に「蒸発」で日本推理作家協会賞を受賞。89年には「第三の女」がフランス犯罪小説大賞(ロマン・アバンチュール賞)を受賞した。

 82年の「Wの悲劇」は、薬師丸ひろ子主演で映画化された。原作を手掛けたテレビドラマ「弁護士朝吹里矢子」「検事霞夕子」も人気を博した。裁判に関心が高く、日本司法支援センター(法テラス)顧問も務めた。

356名無しさん:2016/03/26(土) 14:41:44
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160324/k10010454801000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_039
国会図書館に初の女性館長 羽入佐和子氏が就任へ
3月24日 16時31分
国立国会図書館の新しい館長に、お茶の水女子大学の元学長で理化学研究所の理事を務める羽入佐和子氏が、来月、女性としては初めて就任することになりました。
国立国会図書館の新しい館長に就任する羽入佐和子氏は67歳。お茶の水女子大学の元学長で、現在は理化学研究所の理事を務めています。
羽入氏は、24日の衆議院本会議で就任の人事が全会一致で承認されたのを受け、大島衆議院議長のもとを訪れました。そして「大変な重責だが、誠心誠意、務めさせてもらいたい」と話し、大島議長も「初めての女性館長で、多くの女性も期待していると思う」と激励しました。
羽入氏の人事は、来週、参議院本会議でも承認される見通しで、来月1日に正式に就任することになっています。
羽入氏は記者団に対し「男性も女性も利用しやすい図書館の環境作りに取り組みたい。激しい情報のデジタル化の動きに対応できるよう、職員の能力向上に努めていきたい」と抱負を語りました。

357名無しさん:2016/03/26(土) 17:33:12
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date4&k=2016032300296
国会図書館長に羽入氏=初の女性

 衆参両院は23日、議院運営委員会理事会をそれぞれ開き、国立国会図書館長に羽入佐和子理化学研究所理事を起用する人事を内定した。両院本会議の承認を経て、4月1日付で発令される。同館長に女性が就くのは1948年の開館以来初めて。任期は定められていない。
 現館長の大滝則忠氏は3月末で辞任する。(2016/03/23-11:24)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date3&k=2016032400845
羽入氏「利用しやすい図書館に」

 大島理森衆院議長は24日、国立国会図書館長に来月就任する羽入佐和子氏と会い、「国民に愛され、開かれた図書館となるよう期待する」と激励した。女性初の館長となる羽入氏は「大変な重責だが、誠心誠意努めていく」と抱負を述べた。この後、羽入氏は記者団に「男性も女性も働きやすい、利用しやすい図書館でありたい」と語った。(2016/03/24-19:16)

358とはずがたり:2016/04/04(月) 16:23:21
岩波書店「文学」、年内で休刊…「部数減少」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160403-00050101-yom-ent
読売新聞 4月4日(月)9時22分配信

 岩波書店の文学雑誌「文学」が、今年11月末刊の11・12月号で休刊することが分かった。

 戦中の休刊を挟んで80年以上の歴史を持ち、最新の文学研究の成果を一般読者に紹介する雑誌として親しまれてきたが、同社は「大学での文学研究に逆風が吹いている状況や出版不況により、部数が減少した」としている。

 同誌は、岩波書店が創業20年を迎えた1933年(昭和8年)、「純正なる文学理論の建設」などを掲げて創刊された。多くの研究者が論文を発表したほか、三島由紀夫をはじめ、著名な作家も執筆した。「思想」「科学」と並び、同社を特色づける雑誌の一つだった。90年から季刊、2000年から隔月刊。

 日本文学関連の雑誌では、「国文学」(学燈社)が2009年、「国文学 解釈と鑑賞」(ぎょうせい)が11年にそれぞれ休刊している。

359とはずがたり:2016/04/06(水) 14:59:53

ツタヤ図書館、小中学校で実質的なTカード勧誘活動を展開…教師は説明受けず憤慨
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%83%84%E3%82%BF%E3%83%A4%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E3%80%81%E5%B0%8F%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%81%A7%E5%AE%9F%E8%B3%AA%E7%9A%84%E3%81%AAt%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E5%8B%A7%E8%AA%98%E6%B4%BB%E5%8B%95%E3%82%92%E5%B1%95%E9%96%8B%E2%80%A6%E6%95%99%E5%B8%AB%E3%81%AF%E8%AA%AC%E6%98%8E%E5%8F%97%E3%81%91%E3%81%9A%E6%86%A4%E6%85%A8/ar-BBrp1T0#page=2
ビジネスジャーナル
株式会社サイゾー
7 時間前

「事前の説明なんか何もないですよ。卒業式前日の3月17日お昼頃でした。突然、『職員室に取りにきてください』と校内放送があって、バタバタと生徒に配っただけです。生徒には1枚の案内がついていましたが、担任の教師にはそれすら渡されませんでした」

 そう憤慨するのは、宮城県・多賀城市内にある小学校の女性教師である。生徒に配布されたのは、「読書通帳」なるシロモノ。最近各地の公共図書館で導入され始めている読書推進ツールなのだが、“ツタヤ図書館”で配布されたとなると、話は少しややこしくなってくる。

 それにしても、小学校の教室で生徒全員に配布されるのに、担任の教師がその内容について一切知らされないということがあっていいのか――。

●読書通帳で子供の読書習慣向上に寄与

 レンタル店「TSUTAYA」を全国展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営する公共図書館、通称・ツタヤ図書館。宮城県多賀城市立図書館は、そのツタヤ図書館の全国3番目の事例として3月21日に多賀城駅前の新しいビルに移転、リニューアルオープンした。同館が、先にできた2館にはなかった新しいサービスの目玉として打ち出したのが、読書通帳である。

 読書通帳とは、図書館が発行する預金通帳スタイルの記録簿のことで、館内に設置されたATM(現金自動預け払い機)に似た機械にこの通帳を入れると、借りた本が随時記録される。

 図書館の利用者が「借りて読んだ本の一覧」を毎回記録することで、まるで貯金が増えるかのように目に見えるかたちで読書記録がつけられる。読書の動機づけや励みにするのが目的だ。とりわけ子供たちの読書推進に効果的なツールと関係者の評価も高い。

 開発販売しているのは、事務機で有名な情報商社の内田洋行だ。担当者は、こう話す。

「2月末現在、読書通帳は12の自治体で導入されています。だいたいどこでも小学生以下の希望者には無料配布していて、大人は実費負担です。特に、子供の読書推進に効果を上げていて、これによって大幅に子供の読書量が増えたところも多いです」

 その典型例が、2014年にリニューアルした大阪府の八尾市立・八尾図書館だ。新図書館への移転と同時に読書通帳を導入したところ、目覚ましい効果が出たという。

「児童書分野の貸出点数を見ますと、前年の13年度が17万4794だったのが、導入した14年度は32万3480と、2倍弱まで伸びています。施設が新しくなって全体の来館者が大幅に増えましたので、純粋に読書通帳だけの成果とはいえないですが、読書通帳導入によって児童の読書習慣の底上げ効果があったのは確かだと思います」(八尾図書館広報担当者)

 もともと、利用者が図書館で借りて読んだ本を手書きで記入する手づくりの読書手帳は全国各地であったが、手書きでは不便なため、図書館システムと連携して自動で印字できるように製品化したのが内田洋行の読書通帳だった。

 本を借りた際、カウンター横に設置されている読書通帳機に事前登録した自分の通帳を入れると、貸出日や本のタイトルが印字される。通帳1冊につき216冊のタイトルが記録可能だ。

360とはずがたり:2016/04/06(水) 15:00:04

●システム導入費用は600万円

 多賀城市が導入したのも同社製の通帳で、前述のように市内の小学生には学校を通して全員に無料配布されたほか、中学生及び未就学児童には、図書館窓口で希望者に無料配布中だ。大人は、実費相当の300円で購入できる。

 子供たちの通帳発行費用については、通帳広告欄に企業名が掲載されるスポンサーを募集して調達するのが一般的で、多賀城市の場合も地元の配電機器メーカーがスポンサーとなって、市内の小中学生7000人分の通帳発行費用210万円をまかなっている。

 気になるのは、読書通帳システムの導入費用だ。いったい、いくらかかったのだろうか。

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 同市教育委員会に問い合わせたところ、卓上型の廉価版を2台設置し、その税別の見積額は276万2900円。ほかにサーバー管理用端末及びそれらの設置費用、システム構築費用が本体よりも高い281万610円(税別見積額)もかかっている。税込みトータルで、およそ600万円である。

 内田洋行によれば、標準タイプの場合、システム費用込みの価格は1台500万円程度で2台目以降はその半額となるのが通常だという。つまり、卓上タイプを導入することで少し導入コストを抑えたのは確かだが、それでも、決して安いとはいえない。

 新図書館への移転にあたって3万5000冊の蔵書を追加購入したが、そのうち1万冊超は新刊ではなく中古本にして経費を削っていた。そんな節約志向の多賀城市とツタヤ図書館が、子供たちの読書推進効果が期待できるとはいえ、600万円もの費用をかけて新システムを導入するのは矛盾するように思えてならない。600万円あれば、1冊平均2000円の新刊を300冊も仕入れられる。新刊を購入せず、読書通帳を導入した意図はどこにあるのか。

●読書通帳配布の狙いはTカード会員の勧誘?

 図書館関係者は、読書通帳の問題点を次のように指摘する。

「図書館を訪れた利用者のうち、読書通帳を希望する人に配布することは特に問題ないと思いますが、学校単位で児童全員に配布するのはやりすぎです。全国初のツタヤ図書館である武雄市図書館では、Tカード機能付きなどの図書館利用カードを学校単位で市内全小学生に一括で申し込みさせたところ、『教育現場で子供たちにTカード会員の勧誘をするのは何事か』と激しい批判を浴びました。そこで多賀城市では、図書館利用カードの勧誘を学校では行わず、代わりに読書通帳を配布したのでしょう」

 ほかのツタヤ図書館同様、多賀城市立図書館でも図書館利用カードはTカード機能がついたタイプを選ぶ人が圧倒的に多い。読書通帳を配布された子供たちが図書館を訪れ、そこでTカード会員となる可能性は高い。

 市教委は、読書通帳を配布する狙いを次のように明かしている。

「読書通帳は、そのままでは使えないので、まずは図書館利用カードを作成してもらいます。読書通帳を利用者IDに紐づけ登録することによって初めて使用できます。読書通帳配布は、図書館の利用カード作成を促すということもひとつの狙いとしてあります」

 つまり、読書通帳を配布することで図書利用カードを作成させたいというのが本音なのだ。読書通帳という“エサ”を撒かれ、子供たちはそれを持って図書館に足を運ぶ。そこでは、ほとんどの子供たちがTカード機能付きの図書利用カードを選択する。事実、現時点までの図書利用カード作成者のうち、約9割はTカード機能付きを選択している。小学校で児童全員に通帳を配布することは、取りも直さず小学生にTカードを勧誘しているのに等しい。

 ツタヤ図書館で図書館利用カードに付加しているTカードについては、4月1日付当サイト記事『Tカード、ツタヤ図書館利用し会員拡大&個人情報収集…加盟店には多額負担強制の実態』をはじめとして何度か取り上げているように、加盟店で商品やサービスを購入してTカードを提示すると、購入額に応じてポイントを付与される代わりに買い物履歴がCCCに把握される。

361とはずがたり:2016/04/06(水) 15:00:18
>>359-361
 CCCは、その情報を自社のマーケティング戦略立案や会員への生活提案に使用するだけで、ほかの目的には一切使用しないとしているが、個人情報や行動履歴が筒抜けになっており、いつどこで漏洩するかわからないという漠然とした不安は、多くの人が抱くのではないだろうか。

 Tカードがそのような危うさをはらんでいるのに加え、ツタヤ図書館において読書通帳の情報まで紐付けられれば、新たな個人情報流出リスクを背負うことになるため、読書通帳について否定的な意見も出始めている。

●読書通帳で個人情報流出の危険がさらに高まるおそれ

 そもそも、読書通帳の「貸出履歴印字機能」は、図書館が堅持するべき「利用者の個人情報保護」という基本方針とは根本的に相いれないものだ。

 貸出履歴は、「他人に知られたくない個人情報」として、厳密に管理されることが求められる。その保証があってこそ、市民は安心して公共図書館を利用できる。しかし、その履歴が収集保存されてTカードと紐付けられることは、たとえCCCに情報が伝わらないとの規約があるにせよ、情報流出のリスクと比較考量して公共図書館の基本原則から大きく逸脱するのではないか。

 内田洋行の担当者は、履歴は保存されないと強調する。

「図書館システムに連携している読書通帳は、本を借りた直後から返却するまでのみ印字できる仕組みで、返却後はデータが削除されるため印字できません。利用者の皆さんは、借りた後すぐに通帳機で記帳されます」

 しかし、前出の図書館関係者は、それでも危険がないわけではないと指摘する。

「すでに、読書通帳の危険性はインターネット上でも話題になっています。結局、読書通帳専用のサーバーに一度は個人情報を送らないといけないため、その運用がずさんになされるとTカード機能付き図書館利用カードと同じく、その貸出データが流出するおそれはあります」

 このように、読書通帳導入によってTカード機能付きカードも含めて二重の個人情報漏洩リスクにさらされることになるのだ。ましてや、子供たちの個人情報については、極めて慎重な対応が求められる。それにもかかわらず、冒頭の教師が憤慨するように、なんの説明もなく生徒に無造作に教育現場で配布するという市教委の対応は、あまりにも配慮に欠けた行為で、批判されてしかるべきといえる。

 前出の教師はこう嘆く。

「子供たちに通帳と一緒に配布された案内書を見たところ、Tカード機能付きと普通のカードから選択できると書いてありましたが、そういうことも含め事前に説明はありませんでした。私たち教師も、Tカードについては何も知らないのです」

 もちろん、子供が図書館利用者カードを作成するには、保護者の同意が必要とされてはいるものの、学校で配布する以上、教師にも情報提供が必要だったのではないか。

 次回は、読書通帳を導入した自治体で起きた、とんでもない不正行為事件を紹介したい。
(文=日向咲嗣/ジャーナリスト)

362名無しさん:2016/04/16(土) 16:02:00
「デブ男性誌」、好調を支えるしたたかな戦略
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160414-00113637-toyo-bus_all

363名無しさん:2016/04/30(土) 09:56:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160428-00000050-jij-n_ame
米アマゾンに返金命令=子供の無断購入で―連邦地裁
時事通信 4月28日(木)10時51分配信

 【シリコンバレー時事】子供が親に無断で携帯端末用ゲームのアイテムなどを購入し、高額請求された問題をめぐり、米連邦取引委員会(FTC)が米アマゾン・ドット・コムに返金を求めた訴訟で、ワシントン州の連邦地裁はアマゾンに返金を命じた。

 FTCが27日発表した。

 FTCによると、アマゾンのサービスでは、一度パスワードを入力すると一定時間は再入力の必要がなく、子供が親のアカウントを使い、勝手にアイテムなどを購入するケースが相次いでいる。1600人近くが返金を求めているとされ、連邦地裁が数カ月以内に返金額を決定する。

364とはずがたり:2016/05/16(月) 19:50:59

書籍にまつわる都市伝説の真相--委託販売、再販制度は日本だけなのか
http://japan.cnet.com/sp/ebook/35029694/?tag=cleaf_relstory_manual(1)
http://japan.cnet.com/sp/ebook/35029762/?tag=cleaf_relstory_manual(2)
http://japan.cnet.com/sp/ebook/35029912/?tag=cleaf_relstory_manual(3)
林 智彦(朝日新聞社デジタル本部)
2013/03/19 14:22(1) 03/21 15:21(2) 03/26 10:15(3)

海外の(電子)書籍をめぐる2つの「都市伝説」

 電子書籍について語る解説や評論には、くりかえし目にする「通説」がいくつかある。その中でも最もよく聞かれるのが、次の2つである。

 「日本の書籍流通のあり方は、世界の中で特殊であり、本の売り上げ不振の原因となっている。それがまた、電子書籍普及の障害にもなっている」。「米国、欧州とも電子書籍の価格を出版社が決める『エイジェンシー・モデル』は違法ということになった」。

 この2つの通説は、さまざまな形に姿を変えながら、日本の電子書籍に関する議論の前提となってしまっている。政府・民間の各種報告書でも、話の「枕」的に使われることが多い。

 しかし、実はこの2つとも、事実に反するのだ。今回は、誰もが事実だと思っているこの2つの「都市伝説」について、真実を明らかにしてみたい。

「委託販売」と「再販制度」

 議論の前提として、日本の書籍市場について簡単に説明しよう。日本の書籍市場については、2つのキータームで説明されることが多い。「委託販売」と「再販制度」だ。

 書籍の委託販売とは、小売店がメーカー(この場合は出版社)の代理となって商品を販売する契約のことで、小売店は売れ残りを一定期間後に返品できる。返品の期限によって、「新刊委託」(約100日後〜1年後など)、「長期委託」(4〜6カ月まで返品可能)、「常備寄託」(1年後まで返品可能)などがある。括弧内の条件は取次会社と出版社が交わす契約によって異なる。

 委託販売の対義語は「買切販売」で、日本でも岩波書店など一部の出版社は買い切りを原則にしており、通常の本は委託で出している出版社も、図鑑など、一部の商品を買い切りにすることもある。

 再販(売価格維持)制度とは、「メーカーが最終小売価格(再販価格=定価)を指定していい」とする制度のことだ。一般に、メーカーが小売価格を指定することは、独占禁止法違反とみなされるが、独禁法には適用を除外されている品目がいくつかあり、書籍もそれに含まれている。

 つまり日本ではメーカー(出版社)が定価を決めていい、とされているわけだ(ちなみに「定価を定めないのは違法」という誤解をよく目にするが、再販制度は「定価を定めた契約をしてよい」というもので、定価を定めない契約をしてももちろん合法である)。

 なお、委託販売は1908年に始まり、再販制度は1915年、岩波書店が業界内協定(紳士協定)として始めたのがルーツとされる。1952年には独占禁止法で正式に法制化された(以上は『日本雑誌協会 日本書籍出版協会50年史』Web版より)。

… ともあれ、筆者は2009年頃にこの件が話題となって以降、「パブリッシャーズ・ウィークリー」などの専門紙から、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストなど一般紙に至るまで、関連記事についてはそれなりの注意を持って観察してきた。それだけでなく、米国の出版界について書かれた書籍については、ここ数年内に刊行されたものに関しては、入手が容易なものはかなりの数、目を通したつもりだ。日本語の文献でこの件に触れたものは非常に少ないが、それについても目に付く範囲で読んだ。

これまでのところ、その中に「米国の書籍流通は買い切りである」と書かれたものをいっこうに発見できないでいる。それどころか、逆のことを示唆するものばかりが目につくのだ。

「書店は一般書仕入れにあたって、さまざまな条件付き(中略)にもせよ、出版社の発送伝票の日付けを基準にして四か月以降から一か年以内の範囲であれば、売れ残った本を出版社へ返品することは自由にできる」(金平聖之助『アメリカの出版・書店』44ページ)

365とはずがたり:2016/05/16(月) 19:51:32

「出版界にとって最大の悩み、難問のひとつである返本の対策として、一九八一年からハーコート・ブレス&ジョーバノヴィッチ(HBJ)社は、自社発行のハードカバーの卸について(中略)完全買切制への以降に踏み切り、出版界に大小さまざまな波紋を投げかけたのであった(中略)HBJ社の買切制導入以前の段階においても、二〇〇社余りの小規模の専門書出版社は、完全買切制を実施していたが、主要一般書出版社としては、HBJ社が第一号と言える(中略)だがHBJ社につづいて買切制を導入する出版社は皆無に近いまま、HBJ社も早々にして買切制を打ち切らざるを得なくなった」(同書48-49ページ)
 同書は1992年刊行なので、情報が古い可能性も考えられるが、最近の英語の文献をあたっても、次のような記述が見られるばかりだ。

「他のほとんどの産業と違って、出版産業は小売や卸売からの無制限の返品を受け付ける。実質的に、あらゆる本は委託で販売されているのだ。(Unlike most other industries, publishing allows unlimited returns from its retail and wholesale customers. In essence, every book sold is on consignment.)」
「出荷された月末から30日以内の支払いを約束するNet 30が、ほとんどの出版社の契約条件となっている。だが書籍では、実際の支払いは90日-120日後にしか実行されない。(Net 30, or payment within thirty days of the end of the month in which a book is shipped, is the norm that most publishers stipulate as their terms. In the book industry, though, most accounts actually pay in 90-120 days.)」 (以上は"Publishing for Profit" by Thomas Woll, 2010 AP通信は同書を「出版産業のバイブル」と称賛したとのこと)
「書籍は1930年代以降、返品可で販売されている。大恐慌のまっただ中、一部の出版社が書店に冒険するインセンティブを与えようと決意したのが始まりだ。われわれは、以来このイノベーションの影響下に置かれたままだ。 (Books have been sold on a returnable basis since the 1930s when, in the depths of the Depression, some of the major publishers decided to offer accounts an incentive to take greater up front risks. We have been living with the aftermath of this innovation ever since.」) 『"The Book Publisher's Handbook" by Eric Kampmann, 2007』
「書籍産業は返品という伝統において少し奇妙な業界だ。書店や取次は、売れなかった本を出版社に戻せば返金を受けられる。この慣習は、米国では19世紀半ばに導入されて以来、1930年代まで断続的に用いられ、サイモンシュスターが1943年、「ワン・ワールド」という本で完全返金保証をしたときに概ね制度化された。(The book industry is somewhat unique in its tradition of returns. Retailers and wholesalers are generally allowed to return unsold books to publishers for credit. )『"Reluctant Capitalist" by Laura J. Miller, 2012』
 関連文献で見る限り、この点では英国の出版界も基本的には同じ仕組みを採用している。主に英国の観点から出版界の基本を説いた『" Professional Guide to Publishing" by Gill Davies and Richard Balkwill, 2011』は、こう言う。

「出版における返品可の取引実態を初めて知ると、多くの人は驚く。出版社は小売業界のプライベート銀行のようだが、本当の銀行と違って、すばらしく儲けているわけではない」
 これなどは、方向性は異なるが、第1話でも触れたジャーナリストの佐々木俊尚氏のいう「ニセ金化」を彷彿とさせる表現である。

 少し前になるが、ブルームバーグによると、2008年、大手出版インプリントのハイペリオンの創設者が、やはり大手のハーパーコリンズに移り、買切制度を導入しようとした、という報道もある。しかし、同記事の中で、業界誌パブリッシャーズウィークリーの記者は、うまくいく望みは薄い、と示唆している。

 この記事で注目すべきは、以下の件であろう。

2005年の返本は4億6500万部、31%にものぼった(中略)(返品を許す販売の仕組みは)エネルギーの無駄遣いでしかないし、もっと悪いことに、本の作りすぎを促進する。結局その大部分は、ゴミ箱行きになる。

366とはずがたり:2016/05/16(月) 19:51:57
 「同じ委託販売といっても、米国のそれは短期、日本は長期、という違いがあるのではないか」とも考えられるが、各種資料を読むと、米国においても返品期限は契約によって異なり、かなり弾力的に運用されているらしい。

 例えば、2002年、コストコの平均陳列期間は6週間だった。(中略)モール内の書店の(中略)1990年代の典型的な陳列期間は3カ月から6カ月だった。スーパーストア(筆者注;1990年代に広まった郊外型の大型店舗)の同期間の平均値は6カ月から12カ月だった。独立系書店の陳列期間は当然、店によって大きく異なる。手っ取り早く売り上げを上げたい書店は短く、おすすめの本を細々と売りたい書店は何年も陳列する『Reluctant Caplitalists by Laura J. Miller』

通念に反して、米国やイギリスの書籍市場は、一種の「委託制度」を採用していることは間違いなさそうだ。

… ちなみに、返本率について述べておくと、年によって、書籍の種類によって違うが、日本ではすべての本の平均が約4割、米国ではハードカバーの返本率は約4割とされており、この点でも大きな違いはなさそうだ(米国の返品率は"Merchants of Culture" by John B. Thompson)。

「定価」も多数の国が採用

 「再販制度」や「定価」についてはどうだろうか?

 日本の出版業界の批判者の多くが、再販制度や定価に批判的であるが、前出のOECDのレポートは、次のような表を紹介している。

http://tohazugatali.we b.fc2.com/book/hayashi_oecd.png

この表は、OECD加盟国(50カ国)の全部をカバーしたものではない。しかし、対象の26カ国のうち実に18カ国が、なんらかの形で定価(Fixed Book Price)制度を採用している。OECDのレポートは、次のように説明している。

定価制度は、世界中の多数の先進国で、書籍産業が発達するのと並行して(普及した)。マスマーケットに向けた、より人気のある「ブロックバスター」を扱う書店や出版社が、高品質の、より文化的に価値のある本を脅かすのを防ぐため、書店団体と出版社団体の間で結ばれた業界協定によって、最低小売価格または「底値」が固定されたのが始まりである(46ページ)。

 ここにも見られるように、同じ「本の価格を固定する」制度といっても、すべての国が日本と同じような制度を導入しているわけではない。

 日本の再販制度は、法制化されたものだが、法律上の手当をせず(戦前の日本のように)業界内の協定で取り決めている国もある。また価格固定についても、売り出す価格そのものではなく、割引は許容しながらもその最低価格を定めたり、定価販売の期限を切る(時限再販)など、数値や時間に幅を持たせている場合がある。法制化されている場合でも、日本のようにそれ以外の契約ができる(つまり罰則はない)国と、フランスのように、違反者には罰金刑が課される国がある。

 しかし、いずれにしろ、本に「定価」を定めている国は、世界的にみて少ないわけではない、ということだけは言える。


これまで見てきたように、米国(そして英国)も、一種の委託販売制度を採用している。返本期限の長短などの違いはあるが、英米ともに返本の山に悩まされる関係者がいる。「商業主義の本ばかり売れる」「書店がどんどんつぶれている」などという悩みも、ほとんど同じである。参考書籍の中には、注文した書籍の支払いを遅らせる、日本でいう“延べ勘”や、そもそも支払いをしないで、全品を返本する書店の例などが挙げられていた。

 また「定価」についても、日本と同様に、固定価格制度を導入している国は多数あるのだ。



367とはずがたり:2016/05/16(月) 19:52:22
>>364-367

参考文献
Davies, Gill, and Richard Balkwill. The Professionals' Guide to Publishing : a Practical Introduction to Working in the Publishing Industry, Philadelphia : Kogan Page Limited, 2011.
Department of Justice. “USDOJ: Antitrust Division U.S. v. Apple, Inc., Hachette Book Group, Inc., Et Al..” Department of Justice. Accessed March 17, 2013.
Epstein, Jason. Book Business, W. W. Norton & Company, 2002.European Commission. “Case Search ? Competition - European Commission.” European Commission. Accessed March 17, 2013.
European Commission. “Case Search ? Competition - European Commission.” European Commission. Accessed March 17, 2013.
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OECD. E-Books: Developments and Policy Considerations. Vol. 208, OECD, October 29, 2012. doi:10.1787/5k912zxg5svh-en.
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Thompson, John B. Merchants of Culture, Polity, 2010.
Wilson, Britanie, and Jeremy Lucyk. A Very Brief History of the Book-Publishing Industry, Centennial College Press, 2012.
Woll, Thomas, and Dominique Raccah. Publishing for Profit : Successful Bottom-Line Management for Book Publishers, Chicago, Ill. : Chicago Review Press, 2010.
佐々木俊尚『電子書籍の衝撃』, ディスカヴァー・トゥエンティワン, 2010.
公正取引委員会. “書籍・雑誌の流通・取引慣行の現状.” 公正取引委員会, June 19, 2008.
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岸博幸『アマゾン、アップルが日本を蝕む 電子書籍とネット帝国主義』Php研究所, 2011
服部有希“【フランス】 電子書籍の価格規制に関する法律.” 外国の立法, January 1, 2012.
服部有希 “フランスにおける電子書籍の価格規制―電子書籍と再販制度について―.” 外国の立法 no. 2012 (May 31, 2012): 1-11.
梶善登 “諸外国の書籍再販制度.” レファレンス (April 15, 2009): 1-25.

368とはずがたり:2016/05/18(水) 10:33:41
「出版不況」は本当か?--書籍まわりのニュースは嘘が多すぎる
http://japan.cnet.com/sp/t_hayashi/35053097/
林 智彦(朝日新聞社デジタル本部) 2014/09/02 08:00

369とはずがたり:2016/05/27(金) 09:15:45
アマゾン直取引&「取次外し」で出版社が大幅売上増…取次、無用の長物化で存亡の危機
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20160527/Bizjournal_mixi201605_post-6667.html
ビジネスジャーナル 2016年5月27日 06時13分 (2016年5月27日 08時10分 更新)

 アマゾンジャパン(以下、アマゾン)は昨秋から今春にかけて、中小零細出版社を対象に「和書ストア売り伸ばしセミナー」「和書ストア販売促進セミナー」などとうたった催しを開催している。このセミナーの実態は、アマゾンの直取引システム「e託販売サービス」に出版社を勧誘するものであることは、当サイトでもこれまで伝えてきた通りだ。しかも、アマゾンは昨今の出版取次の破綻を追い風に、こうしたセミナーを活用して出版社との直取引契約を増やしてもいる。

 では、なぜ出版社はアマゾンの勧誘に乗ってしまうのか。その実態を探るために、セミナーに出席した複数の出版社の出席者に話を聞いた。彼らの証言から、巧みな言葉を使って版元を勧誘するセミナーの実態が明らかになった。

 今回は5月13日付当サイト記事『アマゾン、驚愕の取次中抜き&直取引勧誘セミナーの全貌!公然と取次の限界を指摘』に引き続き、詳細にメモをとっていた3氏の話を軸にし、このセミナーの実態を暴露する。

●e託利用で売上アップ?

B氏 開始から30分が経過し、ここからが本番でした。まず、e託販売サービスを実施している出版社としていない出版社の年間売上アップ率のグラフが掲示されました。年間5000万〜8000万円をアマゾンで売り上げている出版社で14年と15年の数値を比べたところ、「未利用」は5.9%アップ、「利用」は11.1%アップしているというのです。

 最初に利用するとこれだけ伸びると印象付けてから、e託のアカウント数(2015年、個人も含む)は3500と12年に比べて15.5%増加し、登録タイトル数も33万5000点(15年)と12年に比べ31.9%増と説明。…

取次業者の栗田出版販売や太洋社の破綻の後にアカウント登録数が伸びていると明かし、利用出版社が増えていることを強調しました。

A氏 利用者が増えているのは、(1)すぐに在庫できる(取寄せ発注がなくなるので、搬入リードタイムが速くなり、機会損失を最小限に留められる)、(2)カートを維持できる(e託セントラルという専用ポータルサイトで在庫ステータスを変更できる。出版社には在庫があるのにアマゾンに在庫がないという状況を極力減らすことができる)――というのが理由だそうです。

 このe託セントラルに直取引する商品を登録すると、翌日もしくは翌々日から注文が飛んでくるそうです。この注文は週3〜5回あるようです。基本的には営業担当者が専用のポータルサイト上で注文に回答するそうですが、契約する出版倉庫会社に発注権限を渡して倉庫側に出荷を任せるという方法もあるそうです。

 また、大村紙業と京葉流通倉庫はアマゾンと直接電子情報をやり取りしているそうです。両社はそれを活用してe託プロという仕組みを出版社に提供しているのですが、「この2社以外の倉庫会社と契約している場合は倉庫の移転を検討しては?」とまで言いだしたのです。さすがにこれは言いすぎです。アマゾン1社のために、倉庫を移転しろと言っているようなものです。何様なんでしょうか。

C氏 怒涛のようなe託プッシュはまだ続きます。仕組みの次は条件の話です。「歩戻しなし」「ジャンル別掛け率なし」「地方格差是正金なし」「在庫保管費なし」「「納入手数料なし」と取次と出版社における取引条件のなかで出版社が支払っている項目を次々に挙げて、それらをアマゾンは一切頂きません、と条件の良さを訴えるのです。

 そして、「正味は60%(出版社の取り分が販売金額の60%)で、年会費9000円だけお支払いください」と言うのです。しかし、支払いスパンは60日と短く、有料の販売分析レポートも無料で提供すると一気呵成にまくしたてるのです。

●怒涛の勧誘

B氏 次に、テレビショッピングのような話になりました。「在庫ステータスを変更できる」「搬入リードタイムが速くなる」「支払は60日後」「返品率は下がる」「販売データは無料」などとメリットとなる項目を整理し提示して、「これだけではありません。なんと、今日来てもらったお客様にだけ、特別な条件を用意しました。全商品を登録していただければ、特別正味66%にさせていただきます。だいぶがんばらせていただきました」と勧誘するのです。

370とはずがたり:2016/05/27(金) 09:16:51

C氏 私が出たセミナーでは、特別正味に加えて、今回e託を登録した出版社に対して「マニュアル発注対応依頼窓口」のモニターになってほしいという説明もありました。アマゾンは注文を自動化し、著者のテレビ出演などによる急な書籍の需要増にもシステムで十分対応できると言っていましたが、おそらく対応できていないのでしょう。アマゾンはそうした事態に対応するため、事前に出版社からパブリシティ情報を受け付ける窓口を設けるそうです。そのためのモニターを今回契約した出版社に頼んだのです。しかも、モニターに参加できることがあたかも出版社には特典であるかのように話していました。

A氏 私が出たセミナーでは、その話は出ませんでした。特別正味の紹介後は、e託を利用している出版社のアンケートが紹介されただけです。アマゾンに都合のいい話ばかりが発表されていました。

 たとえば、「取次経由だと売れる新刊も歩戻しを取られる。入金もかなり先」というX社や、「支払いサイトが短くてありがたい」というY社の話がありました。確かに新刊委託時には歩戻しが取られますが、注文扱いの商品は歩戻しが付きません。さらに、アマゾンは入金が早い(60日後)という話も、通常であれば新刊委託の場合は7〜8カ月目の支払いとなる点はその通りです。ただ、注文扱いの商品は取次から60日後には支払われます(30%の支払い保留などがある場合は70%分だけ)。注文扱いの商品は、アマゾンの条件と比べてそれほど悪いものではないのです。

 アマゾンが言いたいのは「新刊委託の条件は取次よりも良いので、新刊から取次を通さずに全商品を直取引でやりましょう」ということなのです。取寄せ注文で販売機会をロスしているとか、アマゾン経由の注文が取次のキャパシティを超えたとか、取次よりも取引条件が良いという一連の話は、すべて既存の取次流通の不備・限界を指摘したものです。「今の出版流通の状況はひどい」「これではどんどん売上が下がってしまう」と出版社の危機感を煽るのです。

 その一方で、アマゾンは取次の条件よりもちょっと上の数字を提示し、直取引で売上が伸びる事例をいくつも紹介し、最後にはアマゾンの直取引は有効と出版社に思わせる、それがこのセミナーの巧妙なところなのです。
知り合いの小零細出版社は迷いもなく、アマゾンと直取引を開始しました。「1年後は正味が66%から60%になるかもしれない、それでもいいのか」と聞くと、「小零細出版社にとって、このタイミングを逃すと66%という話はもうこないだろう。確かに、1年後にそうなるおそれもあるが、書店での売上が落ちていく以上、ネット書店の売上を上げるしか選択肢はないのではないか」と話していました。

●取次への不満

B氏 私も出版社アンケートの紹介を聞きました。本当かどうかはわかりませんが、直取引の条件よりも、返品や在庫管理など販売面でメリットを感じる出版社が多かったと思います。それは、現在の出版流通に抱く不満の裏返しと捉えることができます。以下はその声の一例です。

「在庫ステータスを素早く変更できる。在庫状況をリアルで確認できる」
「無駄な返品がない。販売状況が『見える化』されている。取次のあやふやな在庫管理には閉口していた」
「注文状況がタイムリーにわかって在庫を補充してもらっている。取次経由だと新刊を入れてもアマゾンでの販売が1カ月以上かかったこともあった」
「取次経由だと販売機会を逃すことが多い。e託を活用すると、取次や書店に頼らない営業戦略を構築できる。規模も小さく、書店への営業力も小さい場合はネット書店での販売は生命線。e託の利用は将来の生き残りに大きく寄与する」

 これが本当に出版社の声かどうかはわかりませんが、返品率の低さとタイムリーな在庫補充が出版社にとって魅力になっているようです。

371とはずがたり:2016/05/27(金) 09:16:58
>>369-371
●「三方よし」になるのか

 以上がアマゾンセミナーの大まかな話の流れである。昨年と今年開いたセミナーで、内容が多少異なっているようだが、e託サービスに関してはほぼ同じ説明で、質疑応答で会を締めたという。

 アマゾンは本セミナーの初めに「三方よし」という話を持ち出していた。つまり、e託が「出版社よし」の施策だというのだ。もし、本当にそう考えているのであれば、1年後に66%から60%に下げるようなことはしないだろう。もし、下げた場合は、この「三方よし」の話は嘘で、単なる客引きの口上だったと判断できる。注目すべきは、昨秋のセミナーで直取引を開始した出版社だ。今秋に1年を迎えるタイミングでアマゾンはどう交渉してくるのだろうか。

 セミナーの質疑応答で「今回は66%だが、1年後には60%に戻されるのか」と質問した出版社があった。アマゾンの担当者の回答は「必ず戻さないとは言えない。物価等の変動がある。だが、必ず説明はする」と言葉を濁していたそうだ。1年でそれほど物価は変動しないだろう。「三方よし」というのなら、1年後くらいは保証してほしいものだ。
(文=佐伯雄大)

372とはずがたり:2016/05/27(金) 09:42:30
2016.05.19
紀伊國屋書店、売上減地獄か…ジュンク堂、赤字常態化でも異常な大型店出店連発の危うさ
http://biz-journal.jp/2016/05/post_15142.html
文=佐伯雄大

 東京では5本の指に入る大型書店、紀伊國屋書店の新宿南店(1245坪)が事実上閉店する。7月末をめどに1〜6階の売り場のうち、6階の洋書売り場を残してすべて閉店するという。5月13日付朝日新聞が報じた。

 筆者が新宿南店閉店の話を聞いたのは、昨年11月。ある出版社幹部が「確かな筋からの話。理由は家賃が高くて契約を更新できないから」と耳打ちした。
「確かに、2012年3月末にジュンク堂書店新宿店が撤退したことで、専門書の需要が南店で高まっていました。ちょうどその年の2月下旬くらいに紀伊國屋は出版社を集めて、新宿本店と南店のリニューアルを発表しました。南店は3階にタリーズコーヒー(20坪)を設置するのと同時に、イベントスペース『ふらっとすぽっと』を設けました。ほかにも2階や6階にイベントのフリースペースを設けて、出会いの場としての書店を演出していました。3階や6階のイベントスペースなどではとてもお世話になったのですが、ジュンク堂書店が撤退しても店舗経営は芳しくなかったようですね。黒字になった年はあまりなかったそうです。特に家賃が高く、近年は売上も落ちていたようですから、相当厳しい状況だったと思われます」
 別の出版社の営業担当者も語る。
「20年の東京オリンピック開催が決まったのが13年9月。翌年、新宿南店は和書と洋書を販売していた6階を、14年5月にすべて洋書売り場にすると発表しました。東京オリンピックに向けて、海外からの訪日客が増えることを見越しての施策だと言っていました。その意味合いから、6階の売り場は残したのでしょう。もともと新宿には新宿本店という紀伊國屋の本丸があります。1996年にオープンした時、なぜこんな近距離で大型店を出店するのか、新宿本店と食い合うのではないか、と出版社は疑問に思っていました。おそらく本丸がある『新宿』で、他の大手書店に大型店は出店させないという陣取り合戦だったように思います。その翌年、97年にはジュンク堂書店が池袋に1000坪で大型店を出店しました。2000年以降は紀伊國屋やジュンク堂書店、TSUTAYAなどが競って大型店を出店し始めたと思います」

総売り場面積拡大でも売上減

 また、ほかの出版社幹部は、紀伊國屋の厳しい経営環境について次のように明かす。

「南店の事実上の撤退を決断したのは、ビルオーナーである東神開発との契約がまとまらなかったためですが、売上の減少が相当堪えていたようです。紀伊國屋の高井昌史社長が14年の講演会で、驚くべき数字を発表しています。紀伊國屋の店舗売上です。96年は37店(1万1009坪)で年間584億円でしたが、13年は64店(3万89坪)で年間579億円に減少したのです。店舗数は1.7倍以上、総売り場面積に至っては2.7倍以上に増えているにもかかわらず、売上が落ちてしまった。
 新宿地区でも、1996年は新宿本店1店(1030坪)で119億円を売り上げていたのが、2013年は南店を含む2店(2813坪)で107億円と、店舗も売り場面積も倍増しているのに売上は減少しています。同じ売上を上げるのに、単純計算で倍以上の経費がかかっているのです。約20年経って売上がどんどん落ちるなか、黒字どころか大きな赤字が出ていたことは想像に難くないでしょう」
 冒頭の出版社幹部は、「南店は8月までに撤退するそうです。そのあとには、家具大手ニトリが入る方向で調整に入っているようです」とも明かす。ニトリといえば、昨年に東京・銀座、今年には池袋と、都市部への出店を加速させている企業。南店の売り場面積はまさにうってつけのように思える。

373とはずがたり:2016/05/27(金) 09:42:46
 ただ、南店が出店した1996年は出版界の推定市場規模がピークを迎えた年である。それ以降、市場は下降トレンドを今も続けている。翻って、書店はその頃から大型化がどんどん進んでいった。今や1000坪の書店も珍しくない。その急先鋒が、ジュンク堂書店(現・丸善ジュンク堂書店)である。
「ジュンク堂は97年に池袋本店、99年に大阪本店、2001年に福岡店出店のほか、池袋本店の売り場を倍増させるなど、次々に大型店を出店していました。どこにそんなお金があるのかと思っていたら、池袋本店を増床したころに財務状況が悪化してその年だけ、社員にボーナスを支払うことができなかったのです。ただ、ジュンク堂の工藤恭孝社長はキクヤ図書販売の創業家の次男で、長男の俊彰氏はキクヤ図書販売やブックローンの社長です。図書の月賦販売で大儲けしたブックローンの資金がメインバンクにたまっているそうで、キクヤ図書販売から独立して創業したジュンク堂書店を創業した恭孝氏も、無利子に近い待遇で融資を得ていたそうです」(出版社社員)

体力を失う取次

 また、ある取次関係者は書店の大型化について、こう指摘する。

「書店のような小零細企業に、出店費用を工面できるほどの資本力はありません。出版市場が右肩上がりの頃は取次が率先して付き合いの古い地元書店に多店舗化をもちかけ、新規開店費用のうち、初期在庫の支払いを優遇する措置を施していました。つまり、売り場面積によって変わりますが、数億円もの初期在庫を1〜2年は棚上げにして、その後に12回などの分割で支払ってもらう、というやり方です。取次の売上もどんどん上がるのだから、そうした支援は惜しみません。
 まさに出版バブルですが、ジュンク堂の場合は市場のピークを過ぎていました。それでも、新規出店の支払いで、メイン取次である大阪屋に相当優遇してもらっていたと聞きました。取次という支援者がいるからこそ大型出店が可能なのです」
 この話は出版業界では有名な話である。初期在庫の支払いを2〜3年棚上げし、その後も24回払いなどの分割で支払うという出店の方法だ。
 しかし、その資金をバックアップしていた取次の大阪屋、さらには栗田出版販売や太洋社も破たんしている(大阪屋と栗田は合併し大阪屋栗田に)。この出店策が経営にどれだけ影響したかは別として、今の取次にそれだけ書店の面倒をみる体力がなくなってきていることは明らかだろう。
 資金力のあるトーハンは例外かもしれない。書店を子会社化するという将来を見越した投資を行っている。日本出版販売もトーハンに比べて資金力は見劣りするが、同様に書店を子会社化している。それでも、これらの子会社の書店は不採算店を整理こそすれ、積極的な出店策を取るようなことはしていない。昨年に創業の地・池袋から撤退を余儀なくされたリブロも、次の候補地を見つけられていないようだ。

ジュンク堂、大型店舗を次々出店

 一方で、ジュンク堂はこの情勢とは真逆の方向に舵を切っている。なんといっても09年に大日本印刷に買収してもらい、潤沢な資本力を得たのが要因だろう。丸善CHIグループの傘下に入った後、リアル書店部門である丸善書店とジュンク堂書店のトップには工藤氏が就任した。MARUZENや丸善、MARUZEN&ジュンク堂書店、ジュンク堂書店などの屋号で出店してはいるものの、実質は工藤氏の采配による出店だ。それに、売り場を見ればまさにジュンク堂のつくりであり、工藤イズムがそこに体現されている。

 振り返ってみると、12年1月期は仙台本店(949坪)、甲府店(780坪)など、13年1月期には新潟店を1615坪にリニューアルしたほか、1220坪のMARUZEN広島店、15年1月期には滋賀草津店(658坪)や那覇店(2003坪)をリニューアル、16年1月期にはMARUZEN名古屋本店(1474坪)、丸善京都本店(1000坪)、高松店(1100坪)、名古屋栄店(600坪)など数多くの大型店を出店した。14年1月期、15年1月期は小休止したものの、16年1月期は出店ラッシュとなったうえ、17年1月期の今期も東京・立川の高島屋に出店したほか、わかっているだけで千葉や明石などでの出店も予定されているようだ。

374とはずがたり:2016/05/27(金) 09:43:08
>>372-374
 書店勤務経験のある出版社営業幹部は言う。
「丸善書店とジュンク堂書店が合併する際に発表された決算では、ジュンク堂書店は9500万円の営業赤字。一方の丸善書店は3億7200万円の営業黒字でした。また、連結対象となった丸善CHIグループの店舗事業をみると、12年1月期は7億3400万円の営業赤字、13年1月期も2億6300万円の営業赤字、15年1月期も6400万円の営業赤字、16年1月期も3億3500万円の営業赤字。8500万円の営業黒字を出した14年1月期は出店を控えめにしていたのが要因でしょう。大型店を出せば、あっという間に赤字になる金額です。
 これだけ赤字を出し続けるのですから、もはや1000坪もの大型書店は商売として成立していないのかもしれません。現に紀伊國屋は3年前のグランフロント大阪店を最後に、1000坪を超える店は出していません。南店もいい引き際だったのではないでしょうか。市場が縮小するなか、大規模書店を出しても、もはや利益は出ないことをわかっているのかもしれません」

書店の大倒産時代到来も

 売り場規模別に日本のトップ5の書店をみると、次のようにジュンク堂の名前が並ぶ。
・1位:MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店
・2位:ジュンク堂書店福岡店
・3位:ジュンク堂書店那覇店
・4位:ジュンク堂書店池袋本店
・5位:MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店
 それも、ほとんどが2000坪超もしくはそれに近い坪数である。
 さらに丸善ジュンク堂書店の大型店は次の通りだ。
ジュンク堂書店新潟店(1615坪)、丸善丸の内本店(1599坪)、ジュンク堂書店三宮店(1500坪)、同大阪本店(1480坪)、MARUZEN名古屋本店(1474坪)、ジュンク堂書店難波店(1400坪)、MARUZEN広島店(1220坪)、ジュンク堂書店仙台本店(1200坪)ジュンク堂書店ロフト名古屋店(1200坪)、ジュンク堂書店多摩センター店(1140坪)、MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店(1100坪)、ジュンク堂書店吉祥寺店(1100坪)、ジュンク堂書店高松店(1100坪)、ジュンク堂書店旭川店(1041坪、フランチャイズ)、MARUZEN松本店(1050坪)、丸善京都本店(1000坪)

 ここに挙げただけでも3万坪にも上る。1000坪に100万冊という丸善京都本店の蔵書数を参考に単純計算すれば、3000万冊もの出版物の在庫が丸善ジュンク堂書店にある。
 果たして、丸善ジュンク堂書店の戦略は今後も続けられるのだろうか。同社の売上高は800億円弱、大日本印刷グループの文教堂を含めれば約1000億円になる。出版市場は1兆5000億円、同グループの書店売上はその15分の1以下で7%弱にすぎない。それを考えれば、自社の占有率を高めるのがまずは先という考えなのだろうか。
 
 営業赤字体質のビジネスモデルを拡大し続けても平気とは考えにくい。大型店というビジネスモデルがすでに破たんしているのであれば、書店の大倒産時代が到来することも考えられる。
 1650坪のジュンク堂書店新宿店が閉店した時、大量の返品が小零細出版社を襲った。1245坪の紀伊國屋書店新宿南店が閉店する時も、同様の影響が予想される。そして、大型店の大閉鎖の波が襲来すれば、数多くの小零細出版社が連鎖倒産するのは間違いない。紀伊國屋書店新宿南店の撤退は、その予兆といえるのではないか。
(文=佐伯雄大)

375名無しさん:2016/05/28(土) 19:51:08
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1605/27/news116.html
2016年05月27日 15時43分 更新
電子コミック「11円」セールで売り上げ3億円超 トップ作家に印税1億3000万円 「常識打ち破る数字」
佐藤秀峰さんによると、電子コミック131冊を各11円で販売するセールの効果で、1カ月の売り上げが3億円を超えたという。「この結果がすべての漫画家にとって希望となることを願っています」。
[ITmedia]

 電子コミック販売サイト「漫画onWeb」や電子書籍取次サービス「電書バト」などを運営する漫画家の佐藤秀峰さんは、2月に伝書バトが実施した、電子コミック131冊を各11円で販売するセールの効果で、2月の売り上げ総額が3億円を超えたことを明らかにした。売り上げトップだった佐藤さん本人には、1億3000万円以上の印税が入ったという。

 出版不況の中、この結果が「すべての漫画家の希望となることを願っている」としている。

 セールは、「楽天Kobo電子書籍ストア」で2月2日から1カ月間実施。「海猿」(佐藤秀峰作)、「禍々しき獣の逝く果ては」(楠本弘樹作)、「あいこのまーちゃん」(やまもとありさ作)など42タイトル・合計131冊を各11円で販売した。

 2月の売り上げ総額は3億円を超え、各作家が受け取るロイヤリティ額は、トップの佐藤さんが1億3388万円、2位が佐藤智美さんが1896万円、3位が716万円(匿名作家)、4位が595万円(同)、5位の楠本弘樹さんが230万円――にのぼったという。

 佐藤さんは、1億3388万円という額について「1カ月間のロイヤリティ金額としては、控えめに言っても、これまでの電子書籍の常識を打ち破る数字」とみている。紙の書籍の印税で同額を稼ぐには、単行本を約300万部を売り上げる必要があるという。

 販売したタイトルは新作ではなかったが、「大幅な値引きを行なった上で、取り扱い全作品を一気にセールに投入する」という作戦が奏功し、大きな売り上げにつながったとみている。

 参加した作家からは「紙の本ではほとんど利益を産まなかった作品が、電子書籍として売り上げを計上したことは新鮮な驚きでした。読みたい、買いたいと思っている読者に正規に届けられた、ということに電子書籍の役割、可能性を大いに感じています」と感想が寄せられたという。

 佐藤さんは「この結果がすべての漫画家にとって希望となることを願っています」とコメントしている。

 電書バトは、簡単なクオリティチェックを通ればプロ・アマ問わず電子書籍を販売できる取次サービスで、2014年にスタート。国内主要電子書籍ストア約50店舗に対応しているという。

376とはずがたり:2016/05/30(月) 10:34:44
トーハン,日販,楽天,アマゾンの4Gに再編って感じか?

<出版取次大手8社再編> >>337

トーハン(1)
日販(2)
大阪屋(3)→楽天
栗田出版販売(4)→大阪屋
太洋社(5)→破綻
協和出版販売→トーハン
中央社→トーハン
日教販→日販と資本業務提携

<アマゾン> >>346-347 >>369-371 直取引の拡大

<紀伊國屋> >>309 村上本を買い占め

<ジュンク堂・丸善> >>372-374 巨大化

377とはずがたり:2016/06/13(月) 19:51:00
ちくま新書の永井均の『ヴィトゲンシュタイン入門』を読む。
少なくとも永井の何故自分は他ならぬ自分なのかという問いはまさしく自分の幼稚園くらい以来の哲学的問いであるけど,ヴィトゲンシュタインがその様な事を論じているとは知らなかった。。
それにしてもヴィトゲンシュタインはラッセルやケインズとも関係が有ったようだ。
1/3ぐらい読み進めたけど訳判らん(;´Д`)訳解らんなりに読むのが哲学だとは思うが。。

378とはずがたり:2016/06/17(金) 21:21:37

周南市の図書館管理者に「ツタヤ」応募 山口
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASJ6J4J0CJ6JTZNB00D.html
06月16日 22:06朝日新聞

 新徳山駅ビル図書館の指定管理者を募集していた山口県周南市は16日、レンタル大手「ツタヤ」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)1社から応募があったと発表した。「ツタヤ図書館」をめぐっては同市内でも反対署名活動に発展した経緯があり、9月の決定までに議論が再燃する可能性もある。

 同市は2018年3月の開業を目指し、新たな駅ビルを建設し、その中核施設として民間活力を導入した図書館を計画。CCCは企画立案について連携してきたが、今年2月に解消。4月から今月15日まで指定管理者を公募していた。問い合わせは数件あったが、応募はCCCだけだった。

 指定管理者について木村健一郎市長は「CCCは有力な事業者の一つ」と述べていた。計画に反対してきた県オンブズマン市民会議の沖田秀仁・元代表は「市はこれまでCCCには決めていないと言ってきたが、想定通りで残念。多大なお金を投下して、街のにぎわいにつながるのか」と批判。市の担当者は「できれば幅広く提案を受けたかった。今後よく審査して決めていきたい」と話している。

 市は6月下旬に書類審査、7月25日に2次審査として公開プレゼンテーションを開催する予定。市議会の議決を経て、9月下旬には指定管理者を指定したいとしている。(伊藤稔)

379とはずがたり:2016/06/29(水) 18:53:01
ねぞほ【寝相】 hの音を会得したのか!?笑

380とはずがたり:2016/06/30(木) 03:33:02
2016年06月26日(日) 現代ビジネス編集部
三菱自動車、歪んだ「エリート意識」の末路?10年前に書かれた池井戸潤『空飛ぶタイヤ』の洞察力がスゴい
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48965

フィクションだけど、図星

「『空飛ぶタイヤ』? ええ、知ってますよ。迷惑してるんですよね、ああいうの――。本書の出版当時、某自動車会社の役員が、わたしの友人に吐き捨てたセリフである。本書の舞台は、“罪罰系”自動車会社、ホープ自動車だ」(池井戸潤氏)

作家の池井戸潤氏が小説『空飛ぶタイヤ』を刊行したのは2006年。小説のモチーフは"罪罰"系の自動車会社でもちろんフィクションだ。ところが某自動車会社の役員は、池井戸氏の友人に愚痴とも思える言い掛かりをつけ小説を非難していたのである。

三菱自動車本社の中枢にいる幹部社員が、本社に立ち入り調査が入った直後、うつろな表情でこう語った。

「今度の事件後、同僚から『読んでみろよ』と渡されたのが『空飛ぶタイヤ』でした。自分の会社が起こした事件がテーマだということは聞いていましたが、読むうちに“当時の事件”を思い出し、読み終わるころにはうちの組織や体質が真実のまま書かれていることに納得するほかありませんでした。

今回の事件は三菱自動車の企業風土を改めて思い知らせてくれた。これはまさに小説に書かれたホープ自動車の企業体質そのものです」

小説『空飛ぶタイヤ』の売れ行きは、三菱自動車の燃費データ捏造事件が発覚後、週間の売り上げがそれまでの2倍以上に伸び、100万部を超える勢いだ。事件を契機に改めて注目されてきた『空飛ぶタイヤ』を手に取ると、そこに社会常識から大きく乖離した財閥系自動車会社の紛うことのない姿が見えてくる。

(中略)

さて、現実に戻ろう。

三菱自動車は燃費データの偽装発覚後の2016年5月12日、ライバルの日産自動車による2300億円超の出資を受け入れ、事実上、その傘下に入ることが発表された。三菱自動車の管理部門の幹部が苦渋の表情で言う。

「小説では社内にT会議という秘密会議が設けられ、そこでリコール隠蔽工作が謀られています。今回のうちの事件でも開発や製造といった生産の重要なセクションは、自分のところだけですべて話を収めていました。リコール隠しの原点はまったく同じです。

改革は口ばかりで、もっとも大事なことは隠蔽したまま、まったく手が付けられていなかったということです。

自分たちは別格だとグループ内しか見ずに、都合の悪いことは隠蔽する体質はそのままに、そこから抜け切らせることが出来なかったのが今回の事件の元凶だと思います」

三菱自動車の軽自動車の生産拠点水島製作所の下請け会社の社長がこう怒りを表す。

「『いくらでも作っていい、頼むから助けてくれ』と言われて新しい機械を導入し下請けに入りました。しかし、これまでもいきなり仕事が引き上げられることは度々でした。

大きな赤字を抱えたため、本社の担当者に相談に行きましたが会ってもくれません。やっと30分の約束で会っても『うちとは関係がない』と話にも乗ってくれません。

リコール隠しの後、コンプライアンスの徹底と企業風土改革を推進するCSR推進本部を新設し、三菱自動車のどこの支社・関連会社に行っても社内には“誠意を持って対応し、お客さんに満足度を得られるように。協力会社にも同様に”などと書かれたペーパーが張ってありました。

しかし、?ばっかり言うなよと言いたい。三菱自動車の企業体質は、『空飛ぶタイヤ』そのまま、すべて小説の通りになってるじゃないですか」

最後に、著者の池井戸氏はこう述べている。

「反省もなければ、後悔もない。あるのはただ、歪んだエリート意識のみ。かくして、人を殺し、客を騙す――これほどまで、怒りに駆られて書いた小説はない。迷惑しているのは、世の中の方だ」

381とはずがたり:2016/07/21(木) 07:38:20
>八重洲ブックセンターが出版卸大手トーハンからの出資(49%)を受け、新体制が発足した。…それまでの親会社はゼネコンの鹿島。

>もともと大学図書館に強みを持つ丸善と、公立図書館に強い図書館流通センターが統合し、図書館運営受託では現状トップ。

>紀伊国屋書店も書店部門の採算は、「ほぼトントン」(高井昌史会長兼社長)。2015年8月期に営業利益を稼いだのは、大学や研究機関、製薬会社向けの学術誌だった。

>「今は出版不況と言う人がいるが、雑誌不況と言ったほうが的を射ている」と、ある書店幹部は打ち明ける。

>神奈川県川崎市に本社がある文教堂グループHDは、…現在注力する「その他」(売上)とは、文教堂ホビーで扱うプラモデルや模型、ミニカーなどだ。アニメガ店ではアニメグッズも展開。

書店「存亡の危機」、また本屋が消えていく
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160716-00127461-toyo-bus_all
東洋経済オンライン 7月16日(土)9時0分配信

 7月1日。東京駅八重洲口にある、八重洲ブックセンターが出版卸大手トーハンからの出資(49%)を受け、新体制が発足した。同社はトーハンの子会社となり社長もトーハン出身。1978年に当時国内最大の書店として開業、8階建てビルに約150万冊を抱える老舗だ。

 それまでの親会社はゼネコンの鹿島。自社ビルということもあり、財務状況は極めてよく、2016年3月期の自己資本比率は80.8%と高い。が、本業不振で2012年3月期以来、5期連続の最終赤字で、2016年3月期も1.3億円の赤字になっていた。八重洲ブックセンターのある八重洲2丁目は大規模バスターミナルを含む再開発計画が浮上。2018年度にも建物の解体に着手する見通しだ。

 スマホの普及もあり、書店業界を取り巻く環境は、年々厳しさを増す。全国の書店は2015年で約1万3400店。2000年に比べ約8000店も減った(アルメディア調べ)。大手書店の再編は止まらない。2008年に丸善が、2009年にはジュンク堂書店が、大日本印刷の子会社になった(2015年2月に合併)。トーハンは2013年に阪急電鉄系のブックファーストも子会社化。2015年には文化の発信地だったリブロの池袋本店が閉店し、今年2月には芳林堂書店が負債約20億円で自己破産した。

■ 稼ぐのは図書館と学術書部門

 書店が低迷する中、屋台骨を支えているのは、実は店頭で売る本ではない。

 丸善ジュンク堂書店の親会社である丸善CHIホールディングス(HD)の部門別利益を見ると(2016年1月期)、書店を含む店舗・ネット販売は3.3億円の営業赤字だった。最も利益を上げた事業は図書館サポートだ。

 もともと大学図書館に強みを持つ丸善と、公立図書館に強い図書館流通センターが統合し、図書館運営受託では現状トップ。受託する図書館数は前期末で1091館ある(前々期末比213館増)。部門利益は21億円で5年前の2.6倍に増加。背景には、図書館への指定管理者制度の導入で運営費抑制を図る、自治体の思惑が見逃せない。

 図書館サポートだけではない。丸善CHIは大学や研究機関向けに洋書・学術書を販売する文教市場販売でも前期は部門利益18億円を稼いだ。いまや「図書館サポートと文教市場販売が収益柱になっている」(中川清貴社長)。

382とはずがたり:2016/07/21(木) 07:38:43

 一方、紀伊国屋書店も書店部門の採算は、「ほぼトントン」(高井昌史会長兼社長)。2015年8月期に営業利益を稼いだのは、大学や研究機関、製薬会社向けの学術誌だった。科学誌『ネイチャー』や医学誌『ランセット』をはじめ、高価な海外有力誌を幅広く手掛けるのも同社の特長だ。

 大手チェーンの紀伊国屋だが、賃料高騰を理由に、都心一等地にある新宿南店のうち、1〜5階の和書売り場を8月7日までで閉鎖。6階の洋書売り場のみを残す。跡には家具チェーンのニトリHDの入居が決まっている。本業への危機感は強い。

 紀伊国屋は2015年4月、大日本印刷と出版流通の合弁会社を設立。すでに大日本印刷系列にある丸善CHIとは将来の仕入れ共同化すら視野に入れている。効率化を進めてアマゾンジャパンなどネット書店に対抗するのが狙いだ。
 もっと体力のない中堅中小書店は、存続を懸け、差別化するのに必死である。

■ 20年前より4割減、実は雑誌不況

 「今は出版不況と言う人がいるが、雑誌不況と言ったほうが的を射ている」と、ある書店幹部は打ち明ける。

 書籍・雑誌の販売金額は、1996年の2兆6564億円をピークに、2015年には1兆5220億円と4割超も落ち込んだ。中でも雑誌はこの20年間で半減。卸最大手の日本出版販売(日販)の2016年3月期決算では、雑誌の売上高が32年ぶりに書籍を下回った。同じ書店でも、紀伊国屋のような大型店は書籍比率が約8割を占める反面、中堅中小の書店ほど雑誌比率が高く、経営を圧迫している。

 神奈川県川崎市に本社がある文教堂グループHDは、住宅地など比較的中小の店舗が多い。2015年8月期は自己資本比率がわずか2.8%に低下。売上高構成比は書籍38%に対し、雑誌35%、その他27%だった。

 現在注力する「その他」とは、文教堂ホビーで扱うプラモデルや模型、ミニカーなどだ。アニメガ店ではアニメグッズも展開。本社にグッズ開発を専門で行う部署も新設した。今後は従来以上に趣味性の高い分野をそろえる。

 愛知県名古屋市など中部地方で郊外型店舗を繰り広げる三洋堂HD。同社も売上高が2011年3月期を頂点に右肩下がりが続いている。

 同社では文具・雑貨のセレクトショップ「style F」を売り場に導入。雑誌・書籍以外にも、文具や雑貨、玩具、古本など、多様な商材を扱うブックバラエティストアを展開中だ。ほかにも、シニア向けPC教室や児童向け英会話教室といったカルチャーセンターを運営し、本業に次ぐ柱の育成に余念がない。

 これから書店はどうすべきか。

 先の見えない出版不況であえて雑誌に的を絞り、独自色を発揮する企業も存在する。富士山マガジンサービスだ。主力は雑誌の定期購読を斡旋するビジネス。出版社の割引料金で雑誌を購読でき、利用者が増えている。一般に返本率が約40%の業界で、同社は在庫を原則持たない。

■ 客の属性をとらえて掘り起こす

 西野伸一郎社長は「書店で雑誌を3号連続で買った人が1年後にどうなったかを調べたら、約1割しか継続していない。定期購読を自動更新にすれば、やめる人は少なくなる。実際に7割以上の人が継続している」と胸を張る。

383とはずがたり:2016/07/21(木) 07:38:53
>>381-383
 定期購読の解約を抑えるため読者が喜びそうな仕組みも用意。育児中の母親が対象の雑誌なら、動物の絵柄がついた弁当容器を開発、購読継続を呼びかける。美術系雑誌なら、人気イラストレーターの絵柄が入ったトートバッグをプレゼント、という具合だ。

 こうした販促が可能なのは購読者の趣味嗜好を把握できているから。何をすれば響くか、わかっている顧客であれば、販促策を立てやすい。要はビッグデータの活用だ。雑誌の定期購読者は、ファッションやスポーツ、旅行、自動車などの趣味を持つ消費者でもある。効果的なターゲティング広告も出せる。

 リアルかネットか、大小かを問わず、今後はこれまで以上に、売り手側から買い手への仕掛けが増えていくだろう。しかも売るのは雑誌・書籍に限らない。いかにして属性の見える客に向け、最適のタイミングで欲しいものを提供するか。それが可能な書店こそ、消費者から選ばれ、生き残ることができる。

■ 新宿ではむしろ本店を充実させる

 紀伊国屋書店会長兼社長/高井昌史

 新宿南店では、1階から5階までの和書コーナーを閉鎖し、6階にある洋書売り場だけを残す。できれば、家賃を値引きしてもらい継続したかったが、残念だ。その代わりに新宿本店の書籍売り場を増床する予定。新宿本店では、毎日のようにさまざまなイベントをやり、出版社もトークショーやサイン会に協力してくれる。

 書店事業は今まで損益トントンくらいだった。新宿南店の家賃が軽減される分、これから採算はよくなってくる。今年は埼玉・川口、千葉・柏に出店したが、ほかの地域からも出店要請があり、新店を出す可能性も出てきた。

 2015年4月には大日本印刷と共同で、出版流通イノベーションジャパン(PMIJ)を設立した。関係者とうまく調整し、出版社との直取引を増やしたい。現在、直取引の比率は1割くらいだが、将来的に2割程度まで高めていく。同時に、出版卸を通す流通ルートも維持・継承しながら、取次会社とは緊張感のある関係を作っていきたい。

■ 書店事業にも適切な投資が必要だ

 丸善CHIホールディングス社長/中川清貴

 2015年には名古屋や京都、高松などに大型店を出店した。新規出店に伴う初期負担が多かったため、店舗・ネット販売事業は前期、3億円強の営業赤字。ただ今期は出店した店が利益貢献をしてくれる。書店事業を縮小させないように、適切な投資は必要だと考えている。

 丸善CHIにも文教堂にも大日本印刷は出資している。これは印刷の仕事を請け負うだけでなく、書店事業に関与して出版市場全体に貢献するのが狙いだ。同社グループで展開するハイブリッド型総合書店「honto」は会員数が約345万人。この販売データを活用すれば、さまざまな改善や活性化ができる。

 出版流通が抱える大きな問題は返本率の上昇だ。販売データと、大日本印刷が持つ小ロット印刷技術のプリント・オン・デマンドを組み合わせれば、本の初版を少なめに抑えて、売れ行きがよければきめ細かく増刷することも可能。印刷から販売まで一貫した効率的な取引を、出版社に提案できるようになる。

広瀬 泰之

384とはずがたり:2016/08/06(土) 23:12:34
うずらはマジで飼ってみたい(;´Д`)

うずらの卵パックを買ったら、飼ってみよう
その道のプロに聞く「生きものの飼いかた」
http://toyokeizai.net/articles/-/130542
塩田 春香 :HONZ

385とはずがたり:2016/08/22(月) 13:38:40
何が不味かったのかね??

西原理恵子さんと高須克弥さんの共著、小学館が回収決定
http://www.asahi.com/articles/ASJ6145KVJ61UCVL00F.html?iref=recob
2016年6月1日13時56分

 小学館は、5月25日に発売した漫画家の西原理恵子さんと美容外科医の高須克弥さんの共著「ダーリンは70歳 高須帝国の逆襲」の回収を決め、同31日に全国の書店に要請した。同社は「編集上の不備があったため」としている。

 同書は高須さんのエッセーや西原さんのマンガなどで構成され、2人の交際の様子が描かれている。同社によると初版3万部で、予約が多かったことから発売前に1万部を重版したが、全て廃棄処分するという。

 高須さんは5月30日、自身のブログに、小学館側から回収や書き直しを求められたことを明らかにした上で、「断固拒否。絶版にする!」と書き込んでいた。

386名無しさん:2016/09/05(月) 23:28:55
ブックオフ、止まらぬ「中古本離れ」でピンチ
東洋経済オンライン 8月30日(火)5時0分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160830-00133519-toyo-bus_all

387とはずがたり:2016/09/15(木) 08:00:43
今日,朝日新聞の朝刊の「こち亀」連載40年 愛され続けた訳はの記事内で,なんと辻真先がコメントしてた。84才になられているようだ。ご健在なによりだけど肩書きが漫画評論家になってる。。ミステリ作家が代表的肩書きちゃうのか?!今は漫画評論家として鋭意活躍中??ポテトとキリコの活躍亦読みたいなぁ。。

388とはずがたり:2016/09/15(木) 08:15:38

「蟻巣」閉店 長年のご愛顧、ありがとうございました 辻真先『残照 アリスの国の墓誌』発売中[2016年6月]
http://www.webmysteries.jp/topic/1606-03.html

残照 アリスの国の墓誌
書籍の詳細を見る  いまから35年前の1981年に刊行された『アリスの国の殺人』、翌82年に第35回日本推理作家協会賞を受賞した傑作ミステリです。そのシリーズ最終刊にあたるのが、『残照 アリスの国の墓誌』となります。
 舞台となる「蟻巣」が店を構えるのは、新宿のゴールデン街。およそ2000坪に200軒以上の飲食店がつらなっている飲食街として知られ、夜な夜な飲み歩く著名人の姿も少なくないとか。
「蟻巣」のママをつとめるのは、声優として活躍する近江由布子、さらに看板猫にチェシャ。映像関係者や出版関係者、とりわけミステリ好きの客が集まり、実際の事件やらミステリ作品について議論を重ねることも多い。『アリスの国の殺人』や『ピーターパンの殺人』など、主立った舞台となるだけでなく、可能キリコ(スーパー)も一時期店をお手伝いしたりと、各シリーズに織を触れて登場する、辻作品には欠かせない店だといえます。

 そんな「蟻巣」もいよいよ閉店(ママの由布子が夫の介護をするため)がきまり、大家に鍵を返却するまでの最後の数時間が今作品のお話しです。店に集まった、可能克郎、新谷知久などの常連客は、数日前から姿を消していたチェシャの姿と、チェシャを可愛がっていたマンガ家の故・那珂一兵を思い出していた――。これまで語られてこなかった、那珂一兵がかかわった二つの事件の謎を、酒の肴がわりに議論し始めた面々。完全に店を閉めるまでのあいだ、その謎を解くことができるのか? 熟練の名手が手掛けた、シリーズ最終巻をぜひお楽しみ下さい。

389とはずがたり:2016/09/15(木) 08:18:47

戯作・誕生殺人事件
辻真先
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4488027237?ie=UTF8&tag=wwwtsogecojp-22&linkCode=xm2&camp=247&creativeASIN=4488027237

390とはずがたり:2016/09/15(木) 19:42:06
>>386
有り難うございます。転載します。

ブックオフ、止まらぬ「中古本離れ」でピンチ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160830-00133519-toyo-bus_all&p=1
東洋経済オンライン 8月30日(火)5時0分配信

ブックオフ、止まらぬ「中古本離れ」でピンチ
店頭で「家電お売りください!!」とアピールするも、中古家電の買い取りは進んでいない(写真:記者撮影)
 前2016年3月期に上場以来初の赤字に転落したブックオフコーポレーション。「総合リユース業」への転換に向けて再スタートの年となった今2017年3月期第1四半期(2016年4〜6月)は、売上高198億円と前年同期と比べて12%増収となった反面、営業利益は4.6億円の赤字(前年同期は0.8億円の黒字)と厳しい出足となった。

 もっとも、今期は前期に実施したパートやアルバイトの大量増員による人件費負担や、「ヤフオク!」への出品にともなう配送費、中古家電買い取りのための査定システム費が期初からコストとしてかかるため、第1四半期と第2四半期は赤字の計画だった。

■ オンライン販売は増収増益

 「第3四半期に黒字転換を果たし、第4四半期に利益を伸ばして通期営業利益8億円を達成するシナリオ。ほぼ想定線どおりのスタートになった」(堀内康隆取締役執行役員)。しかし、決算の内容を詳細に見ると、必ずしも計画通りとは言えないのが実情だ。中古家電の買い取り強化という課題に加え、中核の中古本の立て直しという新たな課題も浮かび上がる形となっている。

 セグメント別では、オンライン事業は、部門売上高16.2億円、部門営業利益1.3億円(前年同期は12.3億円、営業利益0.5億円)と増収増益を実現した。前期から導入したリユース店に陳列後、3カ月を経過しても売れなかった中古本をオンライン用の倉庫に配送する施策を進めた結果、商品在庫が充実。販売面では自社サイトや楽天に加えて、2016年1月から開始した「ヤフオク!」への出品が期初から貢献、計画を上回る上々の滑り出しになった。

 総合買い取りのハグオール事業も、売上高4.5億円、営業損失1.0億円(前年同期は1.2億円、1.3億円の赤字)とほぼ計画どおりの業績を上げることができた。買い取りでは日本橋三越など百貨店内での「総合買取ご相談窓口」の開設や出張買い取りに加え、今年から始めたオークションでのブランドバッグなどの購入などが貢献。販売面では、EC通販やBtoB(卸販売)のほか、催事販売が増収に寄与した。

主力の中古本が前年割れ
 一方、計画未達に終わったのが、リユース事業だ。新規出店は総合業態の「BOOKOFF SUPER BAZAAR」を中心として6店の出店と計画どおりに進んだ。しかし、既存店売上高が前年同期に比べて2.4%増と想定を下回ったため、売上高174億円、営業利益0.6億円(前年同期は159億円、6.66億円)と厳しい出足となってしまった。

 リユース既存店の売上高が計画を下回る結果となった大きな原因は、中古本の不振だ。商材別に見ると、アパレルやスポーツ用品、DVDなど映像ソフトが順調に推移。携帯電話や薄型テレビなど中古家電はまだ規模は小さいとはいえ、前年同期に比べて二倍増と増収に寄与した。

391とはずがたり:2016/09/15(木) 19:42:16
>>391-392
■ 中古本は再びマイナスに

 中古本に関しては、前期、タイトルごとにその時々の需給を反映した値付けオペレーションの導入などのテコ入れによって0.4%増と漸減傾向に歯止めがかかっていた。しかし、今期は前年同期に比べて4.8%減と再びマイナスに転落、前年並みを見込んでいた計画を下回ってしまった。

 何より懸念されるのは、買い取りの減少に歯止めがかかっていないことだ。前期も、第1四半期こそ前年同期に比べて9.9%増と順調な滑り出しとなったが、第2四半期にマイナスに転落、その後も前年割れが続き、前期通期では3.5%のマイナス。今第1四半期も5.0%減と4四半期続けて前年割れが続いている。直営全店で中古家電買い取りの告知を前面に打ち出した結果、「本の持ち込みに対する意識が薄れてしまった」と堀内取締役は分析する。

 そのため、ブックオフでは、陳列後3カ月売れなかった中古本をオンライン事業に転送する施策がオンライン事業の好調につながった反面、リユース事業では売場としての力が低下し来店客数の減少につながる結果となったと判断。8月に入って、店舗ごとの状況に応じて、従来の方針どおり3カ月経過後に転送する店舗、6カ月経過後に転送する店舗、転送せず店舗での陳列を続ける店舗に分類し、売場のテコ入れを急いでいる。

家電の買い取りも計画を下回る
 買い取りでも、9月から単品での買い取りを強化する。たとえば『村上海賊の娘』をはじめ売れ行きがよい単行本について、買い取り価格を店頭に表示するなど、単品での買い取りを強化するが、即効性に欠けることは否めない。

 中古家電の買い取りも順調に進んでいるわけではない。「月によってばらつきはあるものの、トレンドとしては上向きが続いている」(堀内取締役)とはいえ、第1四半期の実績は1億数千万円規模と計画を下回った状況が続いている。

■ テレビCM実施も、家電買い取りは増えず

 前期後半には中古家電の買い取りを訴えるテレビCMを実施したが、実際の買い取りには結びついていない。「ブックオフのブランドであれば買い取りが増えると考えていたが、それほど甘くはなかった。利用してもらう機会を増やし、ブックオフであれば、きちんとした価格で買い取ってくれるという認知度を地道に上げていくかしかない」(堀内取締役)のが実情だ。

 前期は二度にわたる下方修正を行い、市場の期待を裏切ることになってしまったブックオフにとって、今期の黒字化は必ず達成しなければならない計画のはずだ。しかし、実現に向けてのハードルにはなお高いものがある。

野口 晃

392とはずがたり:2016/09/16(金) 18:54:32
「おさるのジョージ」初版から75年 作者はナチスから逃れた過去も
http://jp.wsj.com/articles/SB12260954658240904189704582316731594509536?mod=WSJJP_hp_bottom_3_3_bucket_3_right
By JENNIFER MALONEY
2016 年 9 月 16 日 14:32 JST

 ナチス・ドイツがフランスに侵攻して首都パリに近づいていた1940年6月、ユダヤ人作家のH・A・レイとマーグレット・レイ夫妻は、間に合わせの部品で組み立てた2台の自転車に乗ってパリから脱出した。自転車の後部にくくりつけたスーツケースには、冬用のコート、食料、水、そして彼らの原稿が入っていた。そのうちの1つが、後に「Curious George」(日本名「ひとまねこざる」と「おさるのジョージ」)として知られるようになる冒険好きのサルの話だった。

 「Curious George」は今年、誕生(米国での初版発表の1941年)から75年を迎える。同シリーズには現在、レイ夫妻やその他の人々が執筆した133のタイトルが存在し、世界中で7500万部が出版されている。年間販売部数は、同シリーズを出版するホートン・ミフリン・ハーコート社の別の人気作家、J・R・R・トールキン(「指輪物語」など)を上回る。

 ホートン・ミフリン・ハーコート社は今秋、2005年出版のルイーズ・ボーデン著「戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ―作者レイ夫妻の長い旅」の新版と、シリーズ誕生75周年の記念版である「The Complete Adventures of Curious George」を刊行する。この2冊には、戦時中のレイ夫妻の逃亡に関する新たな詳細や資料が掲載される。

作家エリ・ヴィーゼル氏死去 ホロコースト生存者
 自身も児童文学作家であるボーデン氏は「夫妻は問題に巻き込まれてもそれを乗り越えた。絵本の中のジョージのように」と話した。

 読者の中にはオリジナルの作品を非難する向きもあった。植民地主義的な要素が見受けられるとの理由(訳注=主人公のおさるのジョージをアフリカから文明都市ニューヨークに連れてきたことを肯定的に描写しているなど)からだった。そこで2006年のアニメ映画では話が修正され、ジョージは捕まえられたのではなく、船にこっそり乗り込んだサルとして描かれている。近年では、より幅広い読者(イスラム教徒を含む)を取り込もうと試みられており、最新作のタイトルは「It’s Ramadan, Curious George」(訳注=ラマダンはイスラム教の断食月)となっている。

393とはずがたり:2016/09/16(金) 18:54:49
>>392-393
 H・A・レイは1898年、ドイツ・ハンブルクに生まれた。本名はハンス・アウグスト・ライアースバッハだった。彼は1925年にブラジル・リオデジャネイロに移住した。その10年後、家族ぐるみでつきあいがあったハンブルクの芸術家、マルガレーテ・ワルドシュタインが彼を追ってリオにやって来た。2人はまもなく結婚し、広告代理店を始めた。妻はマルガレーテという名前をマーグレットに変え、夫は名字ライアースバッハをレイに短縮した。

 夫妻は1936年、ブラジルの旅券を持って、船で欧州を訪れた。遅めの新婚旅行だった(ボーデン氏によれば、この間に夫妻が飼っていた2匹のマーモセット=キヌザルが死んだ)。パリに到着した夫妻は、テラス・ホテルというホテルにチェックインした。数週間の滞在の予定だったが、結局は4年間の滞在となった。夫妻は、漁師、風船売り、サーカスの動物などといった地元の人々や動物のスケッチをしたり、写真を撮ったりした後、子供の本の執筆を2人で始めた。夫がイラストを描き、妻がアートディレクターを務めた。ストーリーは夫妻で一緒に考えた。

 1939年にフランスと英国の出版社が、夫妻の絵本「Raffy and the Nine Monkeys(ラフィと9匹のサル)」を出版した。孤独なキリン(Raffy)が住むところのないサルの一群と出会う話だった。夫妻は同じ年にこの9匹の中で最も小さいサル「フィフィ」に焦点を当てたスピンオフ版の執筆を始めた。

 1940年5月15日、夫はフランスの出版社「Librairie Gallimard」から「The Adventures of Fifi(フィフィの冒険)」とその他2タイトルについて、2万3000フラン(現在の価値でほぼ1万ドル=約100万円)の前払い金を受け取った。これを証明する銀行取引明細書と手紙は現在、米サザンミシシッピ大学デ・グルモンド児童文学コレクションのレイ夫妻のアーカイブに保管されている。

 この前払い金は、ナチスがフランスに侵攻してパリに近づくなか、夫妻がパリから脱出するのに役立った。ユダヤ人たちは難民となって、車、馬車、自転車および徒歩でパリから徐々に脱出しようとしていた。レイ夫妻は自転車を買いに行ったが、タンデム(2人乗りの自転車)しかなかった。試しに乗った妻は、これではダメだと言って拒否した。

 夫が記していた日記によると、夫妻は6月11日に自転車の部品を買った。その翌朝、2人は「自転車で午前5時半にパリをたち、近郊の町エタンプに到着した」。そこで「農場の部屋で寝泊まりした。(農場の)メイドと難民女性と一緒だった」と彼はフランス語で走り書きしている。

 夫妻はフランス中部のオルレアンで自転車とともに列車に乗り、ポルトガルのリスボンまで行った。その後、船でリオデジャネイロに向かい、最終的に1940年10月14日に蒸気船「ウルグアイ号」でニューヨークに到着した。これは、ボーデン氏が調査の過程で見つけた乗船名簿で明らかになった。

 夫妻はニューヨークでグレース・ホガース氏と再会した。ホガース氏は夫妻の作品を出版した英国の出版社Chatto & Windusで編集者として働いていた人物だった。ホガース氏は当時、ホートン・ミフリンで働いていた。同氏は夫妻と4冊の書籍に関する契約を結んだ。夫妻と編集者はフィフィに米国式の名前を付けることを決めた。こうして、1941年に「Curious George」が出版された。

394名無しさん:2016/09/22(木) 14:26:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160920-00010000-teikokudb-ind
ヴィジュアル系音楽誌「SHOXX」、アニメ声優専門誌「Pick-up Voice」などを発刊していた音楽専科社、事業を停止し自己破産申請へ
帝国データバンク 9月20日(火)18時52分配信

 (株)音楽専科社(TDB企業コード:982271098、資本金1000万円、東京都新宿区高田馬場1-31-16、代表鈴木佳男氏)は、9月20日付で事業を停止し、事後処理を大宮立弁護士(東京都港区虎ノ門1-1-28、シティ法律事務所、電話03-3580-0123)ほか2名に一任。自己破産申請の準備に入った。

 当社は、1966年(昭和41年)11月に設立された雑誌・書籍出版業者。かつては、洋楽専門誌「音楽専科」を出版していたが、近年はヴィジュアル系ロックバンド専門の音楽誌「SHOXX」(90年10月創刊)、アニメ声優専門の情報誌「Pick-up Voice」(2007年4月創刊)の月刊誌2誌を主力に展開していた。また、不定期刊行の増刊号や人気ミュージシャン・アイドルの写真集、ムックなどの出版も手がけ、主に10〜20代の固定購読層に対して情報を発信。98年9月期には年売上高約21億円を計上していた。

 しかし、近年はインターネットやスマートフォンなど新たな情報媒体の台頭による出版不況の影響から業容は縮小し、財務面もひっ迫していた。そうしたなか、2015年6月に民事再生法の適用を申請した栗田出版販売(株)<現・(株)KRT>に不良債権が発生。近時の年売上高は2億5000万円内外にとどまり、雑誌販売の落ち込みに伴う業績悪化に歯止めがかからないなか、先行きの見通しも立たないことから、今回の事態となった。

 負債は約4億円の見込み。

最終更新:9月20日(火)18時52分

395名無しさん:2016/09/22(木) 15:36:22
サッカー専門誌「エア取材」横行か――作家の検証と告発
9月20日(火)10時30分配信
http://news.yahoo.co.jp/feature/363

『エアインタビュー疑惑』という捏造記事について
岩本義弘 | 株式会社フロムワン取締役 サッカーキング統括編集長
2016年9月20日 20時58分配信
http://bylines.news.yahoo.co.jp/iwamotoyoshihiro/20160920-00062400/

396とはずがたり:2016/09/27(火) 18:19:57
石原と謂い曽野と謂いくたばり損ないが長生きしすぎるわ┐('〜`;)┌
憎まれっ子世に憚るやねぇー(;´Д`)

曽野綾子が夫の認知症で豹変?「老人を長生きさせるな」と老人抹殺小説まで発表したのに「もう書けない」
http://lite-ra.com/2016/09/post-2585.html
水井多賀子 2016.09.26

397とはずがたり:2016/10/05(水) 22:56:05
むむう。。まさに風前の灯火。。

「小学二年生」が休刊へ 看板雑誌「小学一年生」だけに
http://www.asahi.com/articles/ASJB37DG5JB3UCVL02X.html?iref=com_rnavi_srank
塩原賢2016年10月4日12時00分

 小学館が刊行する「小学二年生」が、部数の低迷などから12月発売の2017年2・3月合併号で休刊することがわかった。「小学三年生」から「小学六年生」まではすでに休刊しており、かつて同社の看板雑誌だった学年誌は「小学一年生」を残すのみとなる。

 小学館は、同社創立の1922(大正11)年に「小学五年生」と「小学六年生」を創刊。学年別学習雑誌の先駆けで、25年までに「小学一年生」から「小学四年生」までが相次いで刊行された。学年誌は同社の「創業以来の基幹事業」とされ、73年には「小学三年生」が102万部を記録するなどした。

 だが、少子化や小学生のニーズの多様化などから、発行部数は各学年とも数万部程度まで減少。「小学五年生」が2010年3月号で、「小学六年生」が同年2・3月合併号で休刊。12年には「小学三年生」と「小学四年生」も相次いで休刊した。(塩原賢)

398とはずがたり:2016/10/07(金) 01:25:46
ついにアマゾンが書籍の「安売り」を始めた!
「もしドラ」、2割引きだったら買いますか?
http://toyokeizai.net/articles/-/74725
山田 俊浩 :東洋経済オンライン編集長 2015年06月26日

399とはずがたり:2016/10/12(水) 14:50:48
>>388-389
両本読破。淋しいなぁ。。
特に薩次とキリ子の話しは好きだったが。『本格・結婚殺人事件』と『完全恋愛』が読みたいけど未読だ。

ただ親となったせいか歳のせいか人がざくざく死ぬ話しは好きではなくなってはいる。懐かしさだけで読めてしまうけど。

瓜生慎の最終作『日本・マラソン列車殺人号』も読まねばなるまい。。名犬ルパンはまだ完結してないのかな?
また完結したシリーズでも余力の限り追加して欲しいところ。

400とはずがたり:2016/10/12(水) 15:18:39

国会図書館検索でスマホ現在地漏えいの恐れ
http://www.yomiuri.co.jp/science/goshinjyutsu/20161005-OYT8T50089.html?from=yartcl_os2&seq=15
2016年10月05日 17時10分

 国会図書館の検索機能をスマートフォンから使うと、スマートフォンの現在地が漏えいする恐れがある。検索結果のURLアドレスに、利用者の現在地情報が含まれているためだ。Facebookやブログなどで紹介した場合に、GPSの位置情報が一般に公開されてしまう。(ITジャーナリスト・三上洋)

401とはずがたり:2016/10/14(金) 09:13:22
英作家からは批判も ノーベル文学賞に賛否
(2016年10月14日午前1時12分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/nationalnews/CO/entertainment_all/1163161.html

 【ロンドン共同】英映画「トレインスポッティング」の原作者として知られる英作家アービン・ウェルシュ氏は13日、ツイッターで、ボブ・ディラン氏が選ばれた今年のノーベル文学賞について「まずい発想の懐古賞」と批判を展開した。
 ウェルシュ氏は「ディラン氏のファン」としながら、授賞を支持する人に向けて「辞書で音楽と文学の項目を調べて比較してみろ」と指摘した。
 一方、「悪魔の詩」などの著者で文学賞候補として名前が挙がるインド系英作家サルマン・ラシュディ氏は「(古くから)歌と詩は密接な関係にある。素晴らしい選択だ」とたたえた。

402とはずがたり:2016/10/14(金) 10:38:33
【ボブ・ディランにノーベル賞】歌手になぜ? 「プロテスト」ソング次々と 「吟遊詩人」の文学性評価
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-lif1610140006.html
07:19産経新聞

 なぜ歌手にノーベル文学賞が? ボブ・ディラン氏(75)は、現代のポピュラー音楽に革命をもたらしたシンガー・ソングライターとして知られる。詩的な言葉を、ときに語りかけるように、ときにぶつけるように歌い、詩と音楽の世界を融合させてきた現代の「吟遊詩人」。その卓越した文学性とは…。

 ディラン氏は若い頃、大恐慌時代の貧困労働者らの感情を歌ったフォークシンガーのウディ・ガスリー(1912?67年)に傾倒し、20歳でレコードデビュー。公民権運動やベトナム戦争で揺れる60年代の米国で、社会的メッセージ性の強い「プロテストソング」を次々と発表し、若者を中心に絶大な支持を集める。

 当時の大衆音楽では、恋愛の喜びを歌うなどしたシンプルな歌詞がほとんどだった。そんな中、「風に吹かれて」「ライク・ア・ローリング・ストーン」「見張塔からずっと」といった楽曲の歌詞は、抽象的ながら人間の生の意味を聴衆に問いかけ、単なる「流行歌」の枠を超えていく。

 ディラン氏の歌詞を翻訳した詩集を刊行しているフォークシンガー、中川五郎さんは「ディランはその時代の出来事や目の前で起きていることを歌いながら、100年後も歌い継がれる普遍性も持っている。そんな深さ、大きさを『文学的』と呼ぶなら、まさしく彼の言葉はノーベル文学賞にふさわしい」と話す。

 ディラン氏は、音楽にフォーク、ロック、ブルース、カントリーなどの要素を取り入れながら、詩の世界にも強い関心を示してきた。「ディラン」を名乗ったのは、英ウェールズ出身の詩人、ディラン・トーマスに傾倒したからだともいわれ、好きな詩人として英国のT・S・エリオットの名前を挙げている。

 また、アレン・ギンズバーグら米国の詩人たちと交友し、詩の伝統を吸収。社会性の強い歌詞だけでなく、暗喩(あんゆ)を散りばめ、楽曲を豊かな解釈が可能なものに発展させていった。

 コラムニストの上原隆さんは「ディランの詩は非常に難解。メロディーに乗せて独特の歌い方をすることで、初めて魂に伝わるところがある。受賞は詩だけではなく、メロディーと歌い方も併せて評価されたのだと思う」と指摘する。

 ディラン氏は「フォークの神様」として日本のフォーク歌手らにも大きな影響を与える一方、半世紀以上にわたり、作品を断続的に発表。ポピュラー音楽のカリスマとして存在感を示し続けている。08年には「卓越した詩の力による作詞がポピュラー・ミュージックと米国文化に大きな影響を与えた」として、ピュリツァー賞特別表彰を受賞し、ここ数年はノーベル文学賞の有力候補に名が上がるようになっていた。

 イラストレーターで作家のみうらじゅんさんはこう話した。「難解と言われた歌詞も、この受賞によって全ての謎が解けることでしょう」

403とはずがたり:2016/10/15(土) 00:45:05
講談社、一迅社を買収 コミックで相乗効果狙う
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161014-00000050-zdn_mkt-bus_all
ITmedia ビジネスオンライン 10月14日(金)13時26分配信

講談社、一迅社を買収 コミックで相乗効果狙う
一迅社のWebサイト
 講談社は10月14日、同業の一迅社の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。

【講談社の発表文】

 一迅社は1992年創業。累計210万部を超える「ヲタクに恋は難しい」などコミックや漫画雑誌、ライトノベルを発行し、2016年7月期の売上高(見込み)は44億円。

 講談社は「コミックジャンルにおいて両社の強みを生かし、相乗効果を発揮して、漫画市場の活性化に大いに寄与していくものと確信している」としている。

404名無しさん:2016/10/15(土) 21:01:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161009-00000003-withnews-sci
盛岡発「文庫X」が全国に拡散 書名伏せ販売、版元も驚く売れ行き 若手の発想きっかけ、見せた書店の底力
withnews 10月11日(火)7時0分配信

 盛岡市にある書店で売り始めた「文庫X」が、全国に広がっています。手作りのブックカバーをつけ、タイトルや著者名、出版元を伏せることで、「先入観にとらわれずに読んで」との思いを込めました。版元主導ではなく、地方の一書店が始めた取り組みが店員のネットワークを通じて広がり、30都道府県の200店舗以上が同じ方法で販売。本は重版を繰り返し、すでに5万部を超えています。

このお店で始まりました
 盛岡市にある「さわや書店フェザン店」。文庫Xはこの店から始まりました。

 手作りのブックカバーには、表裏ともにびっしり文字が並んでいます。書き出しはこうです。

 「申し訳ありません。僕にはこの本をどう勧めたらいいか分かりませんでした。どうやったら『面白い』『魅力的だ』と思ってもらえるのか、思いつきませんでした。だからこうして、タイトルを隠して売ることに決めました」

発案した書店員は
 文章を考えたのは、昨年9月に入社した長江貴士さん(33)。プライベートでこの本を読んでいて「ノンフィクションの中で、誰にでも読んでもらいたいと思った初めての作品」と感じたそうです。

 普通に売ったのでは、なかなか手にとってもらえないと考え、あえて書籍名などを隠すことを思いつきました。文章は長江さんが考え、同じ店でアルバイトをしている店員が文字を書くことに。ブックカバーはコピー機でモノクロ印刷したもので、手作業で裁断し、一つずつ付けています。

 当初仕入れたのは60冊。時間をかけて売っていくつもりでしたが、5日後には完売。長江さんは「本の中身が何も分からないというのは、とてもハードルが高いと思っていました。それだけに、とてもびっくりしています」と話します。

異例の売れ行き
 文庫Xについて明かしているのは、税込み810円の価格、ノンフィクションであること、500ページ以上という3点のみ。レシートにもタイトルを表示しない徹底ぶりです。さらに、買って開封した後に持っている本だとわかった場合は、単行本・文庫本を問わず、返金に応じています。

 7月21日から文庫Xとして売り始めて、フェザン店では2カ月で1600冊以上が売れました。通常の文庫本は月200冊売れれば月間トップになるので、異例の売れ行きです。

 この取り組みが、店長の田口幹人さん(43)の書店員ネットワークを通じて他店へも拡大。今では北海道から沖縄まで、約30都道府県の200店舗以上で販売されています。チェーン店で扱うことも決まりそうで、一気に300店舗を超える見込みです。

 「他店の書店員からは『これ、いい本ですよね。でも、単行本のときに頑張ったけど売り切れなかった思い出が……』といった声が多く聞かれました。せっかくのいい本なんだから、一緒に売っていこうと声をかけたんです」と田口さん。

405名無しさん:2016/10/15(土) 21:01:53
>>404

出版社の了解を得て
 もちろん、版元の出版社と著者の了解を得ています。それぞれ店ごとに独自のブックカバーをつけているところがほとんどですが、中には「フェザン店と同じものを使わせてほしい」という店もあります。

 版元の出版社の営業担当者は、こう話します。

 「書店の力でこんなに本が売れるのはすごいことです。お客さんと距離が近く、それだけ親密に接していることの表れで、底力を見せつけられました」

 本の売れ行きは順調に伸び、初版3万部だったのが5刷で5万5千冊にまでなったそうです。

ネタバレしない理由は
 ネット上でも話題になっている文庫Xですが、書籍名などの「ネタバレ」を書いている人がほとんどいないのも特徴です。田口さんは「本好きな人が、それだけ大事に思ってくれているんでしょうね」と話します。

 フェザン店では、12月9日に「文庫X開き」と称して、書籍名などを明かす予定です。さらにそこに向けて、文庫Xに関する著者インタビューや、各地で販売している書店員の思いをまとめたフリーペーパーを準備中です。

 田口さんは「楽しんでいただいたみなさんも含めて、もう一度盛り上がる機会にできたら」と話しています。

406とはずがたり:2016/10/18(火) 21:13:45
TSUTAYA、誤解と憶測に満ちた会社の正体
メディアに出ないCCC増田社長が口を開く
http://toyokeizai.net/articles/-/89858
杉本 りうこ :東洋経済 記者 2015年10月28日

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)による公立図書館の運営(指定管理者制度)が議論を呼んでいる。「TSUTAYA図書館」と呼ばれる運営図書館には、従来ならなかった空間や利便性に一定の評価がある。一方で、選書や独自分類のあり方について強い批判もあり、愛知県小牧市がTSUTAYA図書館計画を白紙撤回するなどの動きが出ている。

今週発売の週刊東洋経済(10月31日号)は増田宗昭・CCC社長への独占インタビューを掲載し、一連の問題が噴出して以来、初の経営トップの見解を伝えている。増田氏が自社を取り巻く逆風をいかに受け止めているかは、記事をお読みいただきたいが、忘れてならないのは「CCCとは、増田氏とは、何者か」だ。どのような価値観を行動原理とし、いかなるビジネスモデルに支えられている企業と経営者なのか。その理解を抜きにして、問題の行方は展望できない。
CCCを知る手がかりとしてここでは、独占インタビューのうち、誌面に掲載できなかったやり取りを中心に公開する。

変化を受け入れる「のりしろ」

――レンタル最大手と呼ばれていますが、実はTSUTAYAは実店舗におけるCD・DVD販売の最大手で、最大の書店チェーンともなっています。
TSUTAYAがなぜ成長できたか。それはFC(フランチャイズ)加盟企業とCCCが互いにリスペクトできているから。「FC本部の言うことを聞け。聞かなければペナルティ」という関係じゃない。

――TSUTAYA以外の屋号を認めるなど柔軟です。
彼らを単なるFCとは思っていないからね。加盟企業に教えてもらうことも多い。ある種、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)的な繋がり。たとえばTSUTAYAは、ある時期から大型化(300坪以上)しているのだけれど、それはトップカルチャー(FC企業最大手)がそういう店を作ったのが始まり。その店がお客さんに支持されているのを見て、「ああ、これからはこうだ」と教えてもらった。CDをレンタルだけでなく販売することも、高知のFCに教えてもらった。

がちがちの運営ではうまくいかないよ。だって何が正しいかなんて、わからない世の中だから。「そちらに行ってはいけない」と、ついこの間まで言っていた方向に、気がついたら行かなくちゃいけないような時代じゃない??ついこの間まで、スマートフォン(スマホ)なんて存在しなかった。そんな変化が起こっている。特に俺たちはエンタテインメントを扱っているのだから、変化を受け入れる「のりしろ」が多くないと。

「顧客価値があるから、お客さんが行く。だから儲かる」
もうひとつ重要なのは、TSUTAYAは加盟企業を公に募集していないということ。創業時からそうだし、今もそう。つまりここまでの成長は、既存企業が多店舗展開した結果。これから代官山にあるような蔦屋書店を100店展開するけれど、それもCCCがすべて直営するのではなくて、既存の書店(FC)さんが変わっていく。

で、FCさんがなぜ多店舗展開できるのかと言ったら、それは儲かるから。

――どうして儲かるのですか。
顧客価値がある、つまりお客さんが行きたい店であるということ。経営者って普通は、どうやったらお客さんが来るかを考え、「お客さんが何人来た!」ってことを喜ぶけれど、俺は「俺なら行きたいか?」を考える。顧客にとっての価値を考えている、企画している。だからCCCは企画会社。そして、そのノウハウを、FC企業やパートナー企業に提供している。

イノベーションには執念がいる

ターニングポイントは代官山・蔦屋書店を出す前に行った、米ニューヨークの光景なんだ。通りを歩いていると、ヴァージン・メガストアーズ(CDチェーン)がなくなっていたり、バーンズ・アンド・ノーブル(書店チェーン)の商品が少なくなっていたり。

CD店が消えた引き金はもちろん、インターネット配信やネット通販がきっかけ。チェーンを経営している企業は赤字になって、これでは続けられないと思って店を閉める。本当はお客さんはいたのよ。でも店を閉めて、お客さんがみんなネット側へ行くかというと、そうじゃない。結果として、一挙にお客さんが減る。そうするとCDメーカーは売り上げがガーンと下がるから、「取引条件を何とか変えねば」とあがく。するとCD店はまた減って、産業がますますシュリンクしていく……。

407とはずがたり:2016/10/18(火) 21:13:56
>>406-407

そういうことを考えて、決めた。ネットでできることはジリ貧になるからやめる。逆にネットじゃできないことを企画会社として掘り起こすと。音楽と一緒で、書店の環境もすごく変わったじゃない??アマゾンも電子書籍もあるでしょう。この状況下で過去と同じようにやっていては、CD店と同じ未来が待っているよ。

――ではどんな未来を目指すのでしょうか。
これからお客さんは、本を並べて売るだけの書店を評価しなくなる。じゃあどうするかというと、まずは「来たくなる」書店にすること。特に人口が多いプレミアエイジ(中高年層)が来たくなるようにしないと。

代官山についてはよく、「カフェで本をタダ読みさせているから売れていない」と言われるけれど、実際には坪月商30万円だよ。あんな立地で、ほかにそんな店ある??代官山には商品、空間、それからもてなしがあるから。イノベーションを起こすのには執念がいる。代官山をやるときも、役員は全員反対だったんだから。でも俺たちは経験値がまったくないことを、試行錯誤してここまでやってきた。

直営の蔦屋書店は、いわばR&D

ここまで直営で展開してきた蔦屋書店は、いわばR&D(研究開発)なの。そこで試行錯誤した結果のノウハウを集約した儲かる店について、浦和(11月25日開業)でやって、それをFCが展開していく。書店業界でこんなに真面目にR&Dをやっている企業がほかにあるだろうか。コストもかかるし、上場していたら、絶対に説明不能だったよね(注・CCCは2011年にMBOで上場を廃止している)。

「挑戦する人たちは必ず失敗している。だけど試行錯誤する中で成長もしていく」
すごいことでしょう。このご時世に、これから100店、しかもでかい店を出そうとしている。ここで書店が「自分たちはこれだけやっている、成果も出した」と言えるようになったら、そこでやっと出版社に「これだけ本を買い切って売るから(注・書店は基本的に書籍を返品できる)、もうちょっとマージンを見直して、利益を上げさせてよ」と交渉できる。出版取次(卸)とも話ができる。ただ、それは二の次。まずはお客さんに来てもらうようにする。

――常々、経営とは失敗を許容することだ、と言ってきました。
マンションの家賃を毎月もらうような仕事なら、何も挑戦しなくてもいい。だけど、やったことがないことに挑戦したら、当然失敗する。成功するのは、1000回に3回ぐらいしかない。成功するためには、失敗は必要悪。だから挑戦する人たちは、必ず失敗する。だけど試行錯誤する中で成長もしていく。それが知的資本経営というもの。
――その観点でいうと、図書館は試練の時です。

同じこと(図書館は今までやったことがないという意味)。CCCのこれまでのひとつの功績は、独自のノウハウで地方の書店を再生してきたこと。地域の企業が儲かるようにして、さらに出店もできるようになって、みんなに喜んでもらっている。今、図書館を再生しているけれど、これもいずれは喜ばれると思っている。

CCCは、みんなに見えない「お化け」

――結果で評価されると。
あのね、CCCってお化けなんだよ。

――お化け?
みんな見えない。見たことがない。今まであまりメディアにも出ていなかったから、知らないんだよ。俺、経済メディアの取材を、これまで受けていないじゃない。

俺の信念は結果を見ないこと、つまり、原因しか見ないということ。結果なんて、コンピュータを見れば誰でもわかるよ。CCCは、FCとの関係のあり方も普通とは違うし、新しい会社、企画会社という存在を具現化しようとしている。だけどみんなの頭のパラダイムでは、従前の行動や価値観が埋め込まれているのね。

これから世界では中国がますます台頭し、国内は高齢化が進んで、同時に外国人が増えて、という時代になる。そのときに日本が何をやるべきかというと、デザインだったり、データベースを活用した経営だったり、そういう分野しかない。CCCはその時代と分野の先頭バッターとして走りたい。
(撮影:今井康一)

408名無しさん:2016/10/23(日) 08:43:25
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161022-00010006-bookbang-soci
「都庁は敗戦するわけにいきません」小池百合子都知事の座右の書『失敗の本質』が注目を集める【文庫・ベストセラー】
Book Bang 10月22日(土)8時30分配信

 10月9日〜10月15日のAmazonの文庫売り上げランキングが発表され、第1位は映画「君の名は。」の関連書籍で主人公以外のキャラクターにスポットをあてた『君の名は。 Another Side:Earthbound』が獲得した。

 第2位は新海誠監督自身が執筆した『小説 君の名は。』。第3位は大人気ウェブ小説の第11段『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか11』となった。

 4位以下で注目は8位にランクインした『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』。東京都の小池百合子知事が9月23日の記者会見で「座右の書」として取り上げ注目が集まった。

小池知事は「ミッドウエー作戦からガダルカナルとか、日本軍がいかにして負けたかという本。経営書として読んでも面白い。それぞれ何をどうやって間違ったかというのは、大体失敗に共通することで、要は楽観主義、陸軍と海軍の縦割り、兵力の逐次投入とか。こういうことで日本は敗戦につながっていくわけですけれども、都庁は敗戦するわけにはいきません」(東京都ウェブサイトより再構成)と述べ、問題が紛糾する豊洲移転問題の裏に見えてきた日本型組織の欠点について学べる一冊だと話題となった。

1位『君の名は。 Another Side:Earthbound』加納新太[著](KADOKAWA)
 田舎町の女子高校生・三葉と東京に暮らす男子高校生・瀧。出会うことのない二人が出逢うとき、少女と少年の物語が、いま動き出す。サブキャラクターたちを掘り下げる、スニーカー文庫だけの特別編。(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『小説 君の名は。』新海誠[著](KADOKAWA/メディアファクトリー)
 山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。一方、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町で自分が女子高校生になる夢を見る。やがて二人は夢の中で入れ替わっていることに気づくが――。出会うことのない二人の出逢いから、運命の歯車が動き出す。長編アニメーション『君の名は。』の、新海誠監督みずから執筆した原作小説。(KADOKAWAウェブサイトより)

409名無しさん:2016/10/23(日) 08:43:41
>>408

3位『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか11』大森藤ノ[著](SBクリエイティブ)
 迷宮都市オラリオ――『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、少年は一人の小さな「神様」に出会った。GA文庫大賞初の≪大賞≫受賞作。(SBクリエイティブウェブサイトより抜粋)大人気ウェブ小説の文庫化第11段。

 4位以下は次の通り。

4位『流鶯: 吉原裏同心(二十五)』佐伯泰英[著](光文社)

5位『キノの旅XX the Beautiful World』時雨沢恵一[著](KADOKAWA)

6位『この素晴らしい世界に祝福を!10 ギャンブル・スクランブル!』暁なつめ[著](KADOKAWA)

7位『女のいない男たち』村上春樹[著](文藝春秋)

8位『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』戸部良一[著](中央公論社)

9位『新約 とある魔術の禁書目録(17)』鎌池和馬[著](KADOKAWA)

10位『Re:ゼロから始める異世界生活10』長月達平[著](KADOKAWA)

〈Amazon文庫売り上げランキングより 集計期間10月9日〜10月15日〉

BookBang編集部

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410とはずがたり:2016/10/24(月) 11:31:50
この大川某の事は全く知らなかったけど,近年売れなくなった本を売ると云う課題に一石を投じたのではないか?!

天才か、大川藍写真集でブラが“外せる”
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20161021/Narinari_20161021_40369.html
Narinari.com 2016年10月21日 17時01分 (2016年10月23日 00時00分 更新)

女性ファッション誌「JJ」(光文社)の専属モデルを務め、グラビアやバラエティ番組でも活躍中の大川藍(23歳)が10月24日、6年半ぶりの写真集「iamai」(講談社)を発売する。そのイベント参加特典「特製ブラホック型ブックバンド」の全容が、このたび公開された。

大川が「さわりたくなるカラダNo.1」と注目を集めていることから、そんな“さわりたくなるカラダ”を再現した“さわりたくなる”特設サイト(http://www.lespros.co.jp/special/ai_okawa/iamai/)が先日より公開され、話題を呼んでいる今回の写真集。

このたび発表された「特製ブラホック型ブックバンド」は、実際に販売される写真集と組み合わせることで、より一層“さわりたくなる”欲求が高まり、いかんともしがたい気持ちにさせられる代物に仕上がっている。

「特製ブラホック型ブックバンド」は、その名の通り写真集のページが折れたり、傷ついたりしないように守るためのブックバンド。ほんの少し通常のブックバンドと異なるのは、ブラジャーを模したレース素材を使用し、留め金に実際のブラジャーと同様のホックを使用していることだ。どこにも販売していない、まさに特製のブックバンドとなっており、遊び心の詰まったものになっている。

そして今回、いち早くこの「特製ブラホック型ブックバンド」を体験した映像が解禁となった。ホックを両手でスピーディーに外したり、片手でおしゃれに外したりする者もいれば、両手でガチャガチャと外すのに手間取る者もいるようだ。そこに本物の大川がいる訳でもないのに、何度外してもまた外したくなる、気づいたらまた手が伸びて触ってしまうこの「特製ブラホック型ブックバンド」。「VR」が流行の最先端を進む時代に、一石を投じたと言っても過言ではないだろう。忘れてはいけない何かを我々に示してくれているような気すらしてくる。

すでに写真集のイベント特典として発表されていたこの「特製ブラホック型ブックバンド」。ファンの間では一体どういったものなのか物議をかもしていたが、より写真集を楽しむことができる「ブックバンド」の登場に、今まで以上に期待感を煽られたに違いない。

写真集「iamai」は、講談社より10月24日に発売。今回発表された「特製ブラホック型ブックバンド」は写真集発売記念イベント参加者限定で手に入れることができる。イベントは大阪、東京と2日間にかけて開催。気になる人は、“さわりたくなるカラダNo.1”の大川のイベントに参加してみてはいかが?

411名無しさん:2016/10/30(日) 08:01:26
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161025/k10010744081000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_071
漫画など情報発信施設整備で明大に参加要請 超党派議連
10月25日 21時29分
漫画やアニメなどの情報を発信する拠点施設の整備構想を進めている超党派の議員連盟は、構想の具体化を目指して、年内にも大学や出版社などと準備会合を立ち上げることになり25日、明治大学に参加を呼びかけました。
超党派でつくる議員連盟は日本文化をアピールしようと、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までに、漫画やアニメなどの情報を発信する拠点施設「MANGAナショナル・センター」を整備することを目指しています。

こうした中、25日、議員連盟の会長を務める自民党の古屋選挙対策委員長などが漫画やアニメなどを研究する専門の図書館を所有している明治大学を訪れました。この中で古屋氏は、構想の具体化を目指して、年内にも大学や自治体それに出版社などと準備会合を立ち上げる方針を伝えました。
そして古屋氏は「かつては、拠点施設を税金ですべてつくる方針も考えたが、学校を含めた民間の力をできるだけ活用したいと考えている」と述べ、参加を呼びかけました。
これに対して、明治大学の土屋学長は「もし一緒に構想を進めることがあれば、とてもすばらしいことだと」と述べ、協力する考えを伝えました。

412名無しさん:2016/11/06(日) 15:30:19
一冊で2400ページ! 常識はずれの漫画本『DEATH NOTE 完全収録版』はどのように生まれたのか〈dot.〉
dot. 10/28(金) 11:30配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161025-00000089-sasahi-ent

413とはずがたり:2016/11/11(金) 14:16:12
2016.03.17
アマゾン、衝撃的な取次「出し抜き」策…出版業界の取次「外し」加速で悪しき慣習破壊
http://biz-journal.jp/2016/03/post_14266.html
文=佐伯雄大

 アマゾン ジャパンが、また出版界を出し抜いた――。

 2月20日付当サイト記事「アマゾンと出版社、容赦ない取次『外し』加速…問われる取次の存在意義、存亡の危機か」で、取次の経営破綻を背景に、出版社に対して直取引契約の勧誘で攻勢をかけるアマゾンの実態に迫った。直取引の契約内容が出版社にとって、取次を通じて書籍を卸すよりも好条件であるため、直取引する出版社が増えている。これは、新興出版社や小零細出版社が、取次との間で不利な取引条件をのまされている実態にアマゾンが目を付け、結果的に取次を出し抜いた手法が歓迎された結果といえる。
 しかし、それだけではなかった。アマゾンはもっと狡猾に出版界を出し抜く策を用意していた。それが「ハンチョク」とも呼べる仕組みである。これが、出版社との直取引の急増に一役買っているというのだ。アマゾンが「取寄せ注文特別プラン」という名で呼んでいるこの仕組みは、いったいどのようなものなのだろうか。

 たとえば、アマゾンが取引する取次・日本出版販売(日販)に書籍『A』を100冊注文したとする。日販は「web-bookセンター」というネット書店用倉庫と書籍の送品拠点・王子流通センターの在庫を、アマゾンの引き当て先としている。仮に『A』が合計70冊しか在庫がなかった場合、残りの30冊は『A』を刊行する出版社に日販から注文が飛ぶ。その後、さまざまなケースがあるが、数日かけて残りの30冊を出版社から調達してアマゾンに納品するというのが、これまでの商品の流通である。
 しかし、取次が30冊の注文をしても、出版社側はそれに応えられる書籍とそうでないものがある。むしろ、満数出せるケースのほうが少ないのかもしれない。それゆえ、アマゾンといえども、取次にない商品の調達率がなかなか上がらなかったという。
 そこで同社が編み出した、この残り30冊を直取引するという仕組みが「半直(ハンチョク)」である。初めは取次在庫をあたる。そこにない商品を確保するルートを自らつくり上げたのである。これによって、アマゾンは全体の調達率が向上し、商品のリードタイムも4日以内に縮まるというメリットが得られるそうだ。

取次の顔も立てたサービス

 一方、出版社にとってのメリットはなんなのか。ある出版社の幹部社員は語る。

「アマゾンの直取引の支払いの早さや条件が取次との取引よりも良いことなどから、当社のトップは直取引を導入するように社内に指示しました。しかし、もう取次はトーハンと日販しかないといっても過言ではありません。取次の中抜きをするということは、2社に真っ向からケンカを売ることになり、恐いです。昨年12月期にアマゾンへの出荷を完全直取引に切り替えた出版社が32社もあると聞きましたが、そこまでの勇気はありません。今でも新刊の搬入数(取次からすると仕入数)は絞られています。この『取寄せ注文』なら、まずは取次にある在庫から出荷されるので、取次に対して大義名分がたちます。アマゾンもそのあたりの事情をよく知っているので、『取次の顔も立てたサービス』と謳って出版社に提案していました」
 また、別の出版社営業幹部は語る。
「アマゾンからは、うちで出す全商品が対象といわれましたが、取引条件も当社にとってはよい数字を提示いただきました。しかし、アマゾンから示された資料を見て驚きました。アマゾンが当社に発注した商品や実売、商品調達率などを細かく数字で見せられたのです。発注金額と実売金額を比べると、かなりの開きがありました。さらに、その差が機会損失だともいわれました。直取引をやれば、調達できなかった商品が売り上げに変わったかもしれない、そういう甘い誘いを受けました。取引条件も合わせて考えれば、出版社にとっては魅力です」
 アマゾンが取次に発注した際の「取次在庫のヒット率」は60%程度だという。裏を返せば、出版社の機会損失が4割くらいに上る可能性もあるのだ。

414とはずがたり:2016/11/11(金) 14:16:25
>>413-414

恐ろしい数の商品が動くアマゾン

 では、なぜこのような事態が起こっているのか。出版流通に詳しい関係者は語る。
「アマゾンからは膨大な数の注文が飛んでくるため、取次がアマゾンの注文に100%応えることはできないでしょう。アマゾンの「和書」年間売上高は1500〜1800億円だと推測されています。1カ月に150億円もの商品が売れているとは、恐ろしい数の商品が動いているのです。取次とすれば、アマゾン専用の倉庫をつくらなければ、すべての注文に対応できないはずです。それに、1兆5000億円の出版市場の多くを占めるのが書店の売り上げです」

 つまり、取次はアマゾンだけに商品を卸しているわけではなく、書店にもきちんと対応しなくてはならないため、アマゾンのすべての要望に応えられるはずはないというのだ。同関係者が続ける。
「日販のweb‐bookセンターは、1点の書籍を多数在庫するところではなく、1点当たりの在庫数を少なく持って、多品種の書籍を保有しているところです。おそらく1点当たり数百冊が上限ではないでしょうか。ですので、この倉庫だけではアマゾンの膨大な数の注文には対応しきれません。そこで日販は、王子流通センターという売れ筋を大量に在庫する倉庫もアマゾンからの注文の引き当て先に加えたのです。いずれにせよ、書籍流通ではトップクラスの日販の倉庫をもってしても60%しか対応できないのですから、アマゾンの引当率が100%になることは絶対にあり得ません。だからこそ、アマゾンは出版社に直取引を持ちかけているのです」
次々と流通問題を解決


 今回紹介した動きを裏側から見ると、これまで出版界が解決できなかった流通問題をアマゾンが次々に解決しているともいえるが、その見返りはアマゾンだけが享受する。
 アマゾンというインターネット書店の登場により、実店舗の書店では対応できずにいた顧客からの注文(客注)にも応えられるようになった。今では、注文したその日に受け取れるサービスにまで昇華した。
 そして、小零細出版社の悩みだった正味(書籍の仕入れ値)の低さと、部戻しや注文保留などの足かせとなる付帯条件も、アマゾンと直取引をすれば、月末締めの翌々月末にすべての売り上げを現金化できる。
 取次在庫のない商品、とくに出版社が指定する出荷調整品や在庫僅少本などは書店も取次も商品を入手できずに、販売機会をロスする要因だった。たとえあったとしても、客に手渡すには日数も要した。こうした商品も、直取引を契約することで優先的に素早く満数出荷してもらえる体制をアマゾンは築き始めている。
 アマゾンは3月9日付で官報に決算公告を掲示した。アマゾン ジャパンの売上高が316億円、アマゾンジャパン・ロジスティクスが582億円。2社合わせて約900億円しかないのだ。楽天やヤフーに比べて、この格段の売上高の低さはなんなのか。
 そして、5月1日をもって、アマゾン ジャパン、Amazon.com Int'l Sales, Inc. 、Amazon Services International, Inc.は合併して、アマゾンジャパン合同会社になるという。さらに同日より、消費税を請求していなかったサービスはそれを請求するようになる、と取引先に伝えてきた。次回はこうした動きについてレポートしたい。
(文=佐伯雄大)

415とはずがたり:2016/11/11(金) 17:19:11

米テキサス州に新たに2店展開 紀伊國屋書店、日系企業向けに
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20161110/Jcast_kaisha_283087.html
J-CAST会社ウォッチ 2016年11月10日 16時35分 (2016年11月11日 08時04分 更新)

紀伊國屋書店は2016年11月7日、アメリカ・テキサス州に2店を開店すると発表した。出店場所はともにダラス市郊外。「テキサス・キャロルトン店」が12月、「テキサス・プレイノ店」が17年2月にオープンする予定だ。出店の理由は、同州が資源豊富で、日系企業をはじめとする企業の進出も多いためという。
地域密着イベントも
キャロルトン店は、州内の人気居住エリアに位置する基幹店として、マンガやアート、ファッションに関する書籍を取り揃える。プレイノ店はプレイノ市内の大手日系ショッピングモールに開店。日本の新刊やベストセラーをリアルタイムで取りそろえる。
両店舗では書籍に加えて文具も取り扱い、地域に密着したイベントを定期的に開催するという。
紀伊國屋書店にとって両店舗は、アメリカで11、12店舗目、海外では29、30店舗目となる。

416とはずがたり:2016/11/11(金) 18:17:30

全国の図書館、カード1枚で=マイナンバーで来夏にも―総務省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161111-00000012-jij-pol
時事通信 11/11(金) 7:10配信

 総務省は10日、社会保障と税の共通番号(マイナンバー)制度で使う個人番号カードについて、来夏にも全国の地方自治体が運営する図書館の利用カードとしても使える仕組みをつくる方針を固めた。

 個人カード1枚でさまざまな図書館の本を借りられるようにして利便性を高め、普及につなげる。

 総務省によると、図書館を設けている自治体は1350団体で、多くの自治体に参加を促す。

 新たな仕組みは、個人カード裏面のICチップに内蔵され、本人確認などに使う「マイキー」と呼ばれる部分を活用する。希望者はマイキーを使ったサービスのポータルサイトで事前に自分のIDを作成し、図書館側は利用カードの番号をポータルサイトに登録。例えば、自宅近くの図書館と別の自治体にある勤務先周辺の図書館を利用している場合、どちらの本も借りられるようになる。

 また、図書館の利用カードとして使えるようになると、本を借りるたびに本人確認を行える。このため総務省は、住民が利用カード更新のためにわざわざ図書館を訪れる必要がなくなるメリットもあるとみている。

 総務省は、個人カードの普及策を推進。民間のクレジットカードなどのポイントを個人カードに集約し、商店街での買い物にも使えるようにする考えだ。

417とはずがたり:2016/11/15(火) 11:41:36
「やりがい」…でも低待遇 非正規司書、年収200万円以下が9割
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/287945
2016年11月09日 15時31分

 全日本教職員組合(全教)は7日、公立小中学校の図書館で司書などとして働く非正規職員へのアンケートを行い、92%の人が年収200万円以下だったとの結果を発表した。

 調査は2015年11月から16年3月に実施、377人が回答した。

 年収51万〜100万円が回答者の52%に上り、101万〜150万円も22%だった。時給では751〜800円が最も多く28%。通算勤務年数が5年以下の人が52%を占め、自由記入の欄には契約を打ち切られる「雇い止め」への不安を訴える声が多かったという。

 低待遇の一方、95%の人が現在の仕事にやりがいがあると答え、63%が正規採用を希望していることも分かった。

 全教の担当者は「司書という専門知識を有する人の待遇改善を国などに働き掛けていきたい」としている。


=2016/11/08付 西日本新聞朝刊=

418とはずがたり:2016/11/28(月) 19:14:14
神田神保町で「岩波ブックセンター」を経営、(有)信山社が破産 東京商工リサーチ
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20161128/Tsr_tsr20161128_01.html
2016年11月28日 14時45分 (2016年11月28日 18時06分 更新)

 (有)信山社(法人番号:8010002031530、千代田区神田神保町2-3、設立平成12年8月、資本金300万円、故柴田信代表)は11月25日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には和田一雄弁護士(山近・矢作法律事務所、千代田区有楽町1-13-1、電話03-3215-5410)が選任された。
 負債は現在調査中。
 東京・神田神保町で(株)岩波書店(TSR企業コード:290016118、法人番号:6010001010826、千代田区)発行の書籍販売を中心とした「岩波ブックセンター」を経営していた(岩波書店との資本関係は無い)。人文・社会科学系の専門書、新書、文庫をはじめ岩波書店が刊行する書籍の大部分を取り扱っていることで広く知られ、多くの書店が集中する神保町界隈でもランドマーク的な存在として知名度を有していた。
 しかし、28年10月に代表の柴田取締役会長が急逝。事業継続が困難となり11月23日より店舗営業を休業し、動向が注目されていた。

420とはずがたり:2016/12/26(月) 18:45:54

休刊・電子版移行相次ぎ、雑誌販売が書籍下回る
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20161226-567-OYT1T50025.html
15:22読売新聞

 出版科学研究所は26日、2016年の紙の雑誌の推定販売金額が約7200億円の見込みとなり、41年ぶりに書籍を下回る見通しになったと発表した。

 書籍は約7300億円の見込み。

 同研究所によると、16年1?11月期の雑誌の推定販売金額は、前年同期比6・4%減の6633億円。月刊誌は同6・0%減、週刊誌は同8・0%減。男性ファッション誌「Gainer」(光文社)などの休刊や、海外の記事に定評がある「クーリエ・ジャポン」(講談社)など紙から電子版に移行する雑誌も相次いだ。

 インターネットやスマートフォンなどの普及で、出版業界を雑誌が支える構図が変化しつつある。

421とはずがたり:2017/01/13(金) 20:49:31
興味深い!

ウェブ直販で5000部! 大人気『わがや電力』を作るまでにやった7つのこと
http://yohoho.jp/15448

422名無しさん:2017/01/15(日) 09:47:13
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20170110-00000020-ann-soci
講談社の社員の男を逮捕 自宅で妻を殺害した疑い
テレビ朝日系(ANN) 1/10(火) 13:05配信
 講談社の社員の男(41)が去年8月、東京・文京区の自宅で妻を殺害したとして逮捕されました。

423とはずがたり:2017/01/17(火) 08:20:48
妻がノイローゼになって話しが通じなかったのではないかと思ってしまう。それで殺して良い訳は無いが本人も激務の編集と家庭の両立が難しくてノイローゼ気味だったのでは?

2017.01.15
妻殺害容疑で社員逮捕、講談社内で異常事態…箝口令の通達、「しょせんマンガの人間の事」
http://biz-journal.jp/2017/01/post_17734.html
文=編集部

 10日、大手出版社・講談社社員でコミック誌「モーニング」編集次長の朴鐘顕(パク・チョンヒョン)容疑者が、妻(佳菜子さん)を殺害した容疑で警視庁に逮捕された。
 朴容疑者は警察の調べに対し、「育児をめぐって夫婦げんかになり、もみ合いになってヘッドロックをした」「気がついたら自殺していた」「妻は自分(=朴容疑者)のジャケットで首をつった」などと容疑を否認。佳菜子さんの首には絞められた痕跡があり、警視庁は朴容疑者が腕で首を絞めた可能性があるとみているという。
 また、以前より佳菜子さんは文京区の子ども家庭支援センターに、子育てをめぐるトラブルから朴容疑者にたびたび暴力を振るわれていたと相談していたとも報じられている。
 そんな朴容疑者の逮捕に至るまでの過程における“異常さ”について、講談社関係者は次のように語る。
「実は昨年の11〜12月頃、社内では『朴さんが逮捕される』という噂が流れていました。しかしその後も逮捕されず、噂も沈静化していたところ、逮捕された10日の前週後半になって『近々逮捕されるらしい』という情報が流れたのです。しかも逮捕後、テレビ各局はニュース番組で朴さんが路上を歩く“隠し撮り映像”を流しており、逮捕の情報を掴んで事前にマークしていたことは明らかです。そんな情報が社内外に流れるなど、通常ではあり得ないので、その点はかなり異常な事態だと思います」
 そして逮捕後、講談社社内では社員に対しある“通達”が出されたという。
「逮捕直後に局ごとの会議で、上から『会社としての見解はHPに記載されている内容のみ』『外部のマスコミなどから取材や問い合わせを受けたら、広報部へ回して、勝手に話さないように』などの“通達”が出されました」(別の講談社関係者)

「マンガの人間がやらかしたこと」
 同関係者によれば、「特に全社一斉メールなどで細かい内容の指示などは出ていない」ということだが、意外にも社内は平静を保っているという。

「朴さんは社内では“優秀な人”ということで有名ですが、そもそもウチはマンガ、ファッション誌、それ以外の雑誌を扱う部署ごとで完全に縦割りになっているので、各部署間での交流がほとんどない。特にマンガの部署は他部署の人間からは『モラルのないオタクの集まり』と見られているので、今回の事件を受けても、『しょせんマンガの人間がやらかした事で、関係ない』『しょせん他人事』という雰囲気です。ちらほらと外部からイタズラ電話がかかっているようですが、特にウチの雑誌に対する不買運動などが起こっているわけでもないので、みんな通常通り働いていますよ。もっとも、マンガの部署は針を突くような騒ぎになっているかもしれませんが」
 朴容疑者は現在、警視庁の調べに対し黙秘しているというが、今後の動きが注目される。
(文=編集部)

424とはずがたり:2017/01/25(水) 20:32:12
面白そうだ。

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1244132903/348-349
『若者離れ?電通が考える未来のためのコミュニケーション術』(書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします)

425とはずがたり:2017/01/25(水) 20:50:51
これもチェック

『日本の古都はなぜ空襲を免れたか』 (朝日文庫)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1074159913/1043

426とはずがたり:2017/02/05(日) 14:37:48
夫婦揃って保守派だから気に喰わなかったけど亡くなったか。若い頃,曽野綾子を一寸美人だなと思った事有るのは内緒だが(;´Д`)
とまれこいつは保守派だから日本国民を政府に从順なバカにすべくゆとり教育の道筋なんかつけたんだな。冥福なんか祈ってやらんぞ。

<訃報>三浦朱門さん91歳=作家、元文化庁長官
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/entertainment/mainichi-20170205k0000m040082000c.html
02月04日 21:00毎日新聞

 「第三の新人」の一人として社会や家庭を鋭く観察する小説を書き、文化庁長官を務めるなど文教行政に尽力した作家、三浦朱門(みうら・しゅもん)さんが3日、死去した。91歳。妻は作家の曽野綾子さん。

 東京都生まれ。朱門は本名。東京大文学部卒業と同時に日本大芸術学部で教職に。旧制高知高校の友人、阪田寛夫らと1950年に第15次「新思潮」同人となり、51年に「冥府(めいふ)山水図」でデビュー。芥川龍之介を思わせる知的な作風で頭角を現し、安岡章太郎や吉行淳之介、遠藤周作らとともに「第三の新人」と呼ばれた。

 戦後の家庭のもろさを冷笑的にとらえた「箱庭」で67年新潮社文学賞、東京・武蔵野の風土に根差す人々を描いて文明批評の面も評価された「武蔵野インディアン」で83年芸術選奨文部大臣賞。大学紛争の中、69年に日大教授を退職した。「結婚なんかおやめなさい」「老人よ、花と散れ」「日本人をダメにした教育」など家庭や教育問題の著作も多数。

 温厚でバランス感覚にも優れ、多くの公職に就いた。85?86年は文化庁長官を務め、国体の文化版として国民文化祭を発案。88?94年日本文芸家協会理事長。96年に教育課程審議会会長に就任し「ゆとり教育」の道筋をつけた。87年日本芸術院会員、99年文化功労者。2004?14年は日本芸術院院長。

 いずれもカトリック信徒の曽野さんとは“おしどり作家”として知られた。

 ◇作家の面倒を見てくれた

 作家の黒井千次さんの話 文芸家協会の理事長を引き受ける際に「誰かがやらないといけない当番のようなもの」だと言って快く、作家の面倒を見てくれたのが印象的だった。最近、イベントや映画などで「第三の新人」が扱われることが増え、主だった作家はこれでほとんど亡くなってしまったが、その位置づけは今後しっかり見据えておく必要があろう。

427とはずがたり:2017/02/15(水) 06:30:17
出る杭でも打たれない 絵本作家・五味太郎に聞く
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yahooroupeiroapp/20161019-00062737/
Yahoo!ニュース個人 アプリ特別企画 | アプリ特別企画
2016/10/19(水) 10:35

428とはずがたり:2017/02/20(月) 14:21:23
畢竟,事業継続に行き詰まってたんだな。。残念だなあ・・。息子がもう一寸大きかったら定期購読しても良いんだがなあ。出版不況出しなあ・・。

科学誌「ニュートン」元代表取締役逮捕 出資法違反容疑
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1147586435/268
野平悠一2017年2月17日13時02分

「ニュートン」民事再生申請=発行元「雑誌存続に全力」―東京地裁
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-170220X358.html
13:18時事通信

 出資法違反容疑で元社長らが逮捕された科学雑誌「Newton(ニュートン)」の発行元「ニュートンプレス」(東京都渋谷区)は20日、東京地裁に民事再生手続きの開始を申し立てたと発表した。

 同社は「雑誌を維持、存続させることが、課された社会的使命と考え、全力で再建に臨みたい」などとするコメントを出した。

 ニュートンは1981年創刊の月刊科学雑誌。元社長ら2人が17日、利息を支払うなどと持ち掛けて定期購読者から現金を預かったとして、出資法違反容疑で山口県警に逮捕された。

429とはずがたり:2017/03/10(金) 19:42:17
JRダイヤ改正で市販時刻表もダイワリ改正
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20170310/Itmedia_business_20170310033.html
ITmedia ビジネスオンライン 2017年3月10日 07時45分 (2017年3月10日 19時20分 更新)

 ダイヤ改正に合わせて、市販の時刻表も変化する。それは鉄道会社から渡される情報の反映だけではない。列車の時刻は同じだけれど、JTB時刻表、JR時刻表は「見やすさ」で競争している。ダイヤ改正は、時刻表の見やすさを工夫するチャンスでもある。

 しかし、列車の運行本数が増えたから、新路線が開業したからといって、単純にページ数を増やすわけにはいかない。特にJTB時刻表とJR時刻表は、第三種郵便物の上限となる1キログラムを超えないように作られている。そのために本文のページ数を節約したり、薄くても裏写りしない紙を使ったりする。特集ページや付録にも力が入るため、時刻表はもはや重量の限界に達している。

 逆に、列車や路線が減った場合はどうするか。ページ数を削減する場合と、ページ数を変更せず、行間を増やすなどで紙面を見やすくする工夫を行う場合がある。しかし、ライバルに対抗して魅力を出すために、付録や特集ページに力を入れたい。重量配分を考えると、列車の時刻を掲載するページは、「これ以上増やしたくない」「できることなら減らしたい」という存在である。ここがメインコンテンツであるにもかかわらず。

 ところで、出版物の設計書を「台割(だいわり)」という。台は印刷の単位。割は割り付け(配置)だ。つまり、“JRダイヤ改正”は、市販の時刻表にとっては“ダイワリ改正”でもある。JTB時刻表とJR時刻表の改正の様子を比較すると、どちらもページ数を増やした路線もあれば、減らした路線もある。結果としては前号と同じページ数で収まった。そこにはどんな工夫があるか、詳しく見ていこう。



●16ページ単位を巡る駆け引き

 雑誌だけではなく、売れる商品は「便利なもの」または「おもしろいもの」そして「その両方を持つもの」だ。かつて時刻表は「便利なもの」分野だった。現在は「おもしろいもの」の要素も必要になっている。なぜなら、時刻表の商品性が変わってきたからだ。

 乗り換え検索ソフト、検索サイトの利用が増えて、時刻表はかつてのように会社に1冊、部署に1冊という必需品ではなくなった。発行部数が減って、趣味層の購読者の比率が高まっている。旅行ファン、鉄道ファンへの訴求も重要だ。最近の月刊時刻表は付録が付いたり、巻頭カラーページが増えたりしている。付録も重量増の原因だし、カラーページの紙は重い。しかし、これはやめられない。

 せっかく本文のページ数を削って軽くしたというのに、アクセサリー的な要素で重量が増える。まるでスポーツカーの開発のような状況だ。その本文のページ数にしても、増減は単純ではない。輪転機で一度に印刷できる単位は16ページで、1ページあたりのコストが最も安い。そこで、16ページが雑誌や本を作るときの基準となる。

 列車の運行本数が増減、路線が開業または廃止された場合に、掲載枠を16ページ単位で増減できるなら、ページ数を増減する。…

16ページ単位で増減できない場合はレイアウト変更で対応する。掲載枠を詰めたり広げたりして、なるべく見やすく変更しよう、となる。

 16ページ単位で本文ページを削除できた場合に、余った重量で付録や特集ページの分量が決まる。この余り重量には余裕も必要だ。2月号は3月号のダイヤ改正情報のうち、在来線特急と新幹線を特集ページで先に掲載する。指定席券の販売開始は乗車日の1カ月前だから、繰り上げて掲載しないと間に合わない。

 逆に、余り重量があって、掲載する情報が少ないときはユニークな特集が組まれる。JR時刻表はカレンダー冊子やチケットを入れるクリアファイルが付録になったことがある。JTB時刻表は私鉄の時刻表を拡大して掲載した。マンガを載せたこともある。鉄道の情報が少ないときは、時刻表の魅力も減るため、特集ページで魅力アップを図るというわけだ。

 乗り換え検索アプリより見やすく、おもしろく。市販の時刻表には、編集部の苦労と工夫が詰まっているのだ。

(杉山淳一)

430とはずがたり:2017/03/12(日) 20:32:18
森友学園“極右”理事長は教諭を次々と失踪させていた!(1)不法投棄のゴミを燃やして…
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20170312/Asagei_76900.html
アサ芸プラス 2017年3月12日 09時55分 (2017年3月12日 20時00分 更新)

 総理夫妻らを巻き込んでの、学校を舞台にしたスキャンダルが連日、国会を揺るがせている。次から次へと噴出するのは、カネと教育方針を巡る常識外の現実。「疑惑」をたれ流すトンデモ教育機関の主とはいかなる人物なのか。
「塚本幼稚園」(大阪市淀川区)を運営する学校法人「森友学園」が、突如としてその名を全国に知られることになったきっかけは、今年4月の開校を目指す私立小学校「瑞穂の國記念小學院」(大阪府豊中市)の土地取得に、とんでもない問題が露呈したことだった。
「15年5月、学園は将来的な購入を前提に、国有地の賃貸契約を結びました。ところが‥‥」
 こう解説するのは、社会部記者である。
「その際、土壌改良や埋設物撤去工事が行われたはずですが、16年3月、学園が『新たに土中からゴミが見つかった』と国に報告。これと前後して、『開校に支障が出るから土地を買いたい』と学園が言いだした。すると、評価額9億5600万円の土地で、大阪航空局が約8億2000万円のゴミ撤去費用がかかると算出し、実質9割引きとなる常識外れの額で国から購入していたのです」
 そもそも地元住民に言わせれば、「あの土地は教育用地として考えることができない」シロモノなのだという。ベテラン大阪府議がその理由を説明する。
「伊丹空港の騒音問題で国が買い上げる30、40年前までは民有地だったんだが、近所の人間がゴミを不法投棄する『ゴミ捨て場』として有名だった。

動物の死骸なんかもあった。おまけに敷地内のいたるところでゴミを勝手に燃やすもんだから、常に煙が上がっていたな。今回、土中から大量のゴミが出てきたけど、そりゃ当然だろうと思う」
 現在、土壌汚染対策工事が進められているが、
「掘り返した土が油まみれで異臭もしているため、大規模な土の入れ替えが必要と言われている。おまけにゴミの撤去も完全には行われていないのではないか。搬出用のダンプカーが現場でほとんど目撃されていないこともあり、一部のゴミはそのまま埋め戻されている」(前出・ベテラン府議)
 とても子供を通わせられるような場所ではないのだ。いわく付きなのは、土地だけに限らない。森友学園に小学校の設置認可を与えた大阪府の体制にも疑義が生じている。
「11年夏、学園が私立小学校設置における規制緩和の要望を府に出したんです。それまで幼稚園しか運営していない学校法人には、借入金を用いた小学校の設置は認められていませんでしたが、これを撤廃すべきというものです。経営難による廃校を避けるための制度なのですが、府は12年4月、要望をのんでいます」(前出・社会部記者)
 今日に至るまで、この基準を用いた申請は森友学園のみ。府との「特別な関係」を疑われてもしかたのない経緯である。申請が通ってからは、資金力不足が明らかになった。
「当初、賃貸契約だったのは、購入資金を持っていなかったから。そもそも14年12月、大阪府私立学校審議会では学園の借り入れが所有資産を超えていたことに加え、校舎や施設設立のために必要とされる積立金もほとんどなかった。私立学校を経営する組織としては、あまりにも無計画でした」(豊中市議)
 そうした事情を背景とした「9割引き」土地購入だったのである。

431とはずがたり:2017/03/14(火) 10:29:19
TSUTAYA展開の会社 徳間書店を傘下に入れる方針固める
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/524/946935c72bdac182e447fe97c0ba686b.html
(NHKニュース&スポーツ) 01:39

DVDレンタルや書籍販売などのTSUTAYAを展開する会社が、雑誌や書籍などを幅広く発行している徳間書店を傘下に入れる方針を固めました。

432とはずがたり:2017/03/15(水) 19:49:37

「つぶやき」から絶版寸前小説復刊 盛岡・さわや書店
http://news.goo.ne.jp/article/iwate/region/iwate-73288455.html
00:00岩手日報

 盛岡市のさわや書店フェザン店(田口幹人店長)が、絶版寸前だった小説を救った。出版元から「ひとさらいの夏」(冨士本由紀著、双葉社)の最後の在庫50冊を引き受け、1月にツイッターで「復刊」を呼び掛けたところ、2月下旬に5千部が重版されるほど人気が広がった。昨年、手書きのカバーで本を覆う「文庫X」で脚光を浴びた同店が、再び出版業界でムーブメントを巻き起こしている。  復刊を呼び掛けたのは、文庫Xを発案した同店の文庫・文芸担当、長江貴士さん(33)。「皆さんのお力を借りたいなぁ」という書きだしで1月下旬に6件連続でつぶやき、同書を「人生にこれ以上広がりがないと自覚してる女性たちに射(さ)し込む濁った光を描き出す短編集」と紹介した。  双葉社によると、本は2010年8月に発売。部数は伸び悩み、昨年秋に営業担当の田中沙弥さんが「大好きな本の最後の50冊を大好きな書店で売ってもらいたい」とさわや書店に持ち掛けた。長江さんは「実際に復刊できるか分からないところから始まったが『何か盛り上がりに関わりたい』との思いで呼び掛けに応じてもらえたと思う。文庫Xがなかったらうまくいかなかった」と語る。

433とはずがたり:2017/03/15(水) 20:14:41
金瓶梅読んでみたい(;´Д`)

四大奇書
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E5%A4%A7%E5%A5%87%E6%9B%B8

四大奇書(しだいきしょ)とは、中国で元代から明代にかけ、俗語体で書かれた4つの長編小説の総称。「奇書」とは「世に稀なほど卓越した書物」という意味である。「四大奇書」は清代前期の書店が販売促進用につけたキャッチフレーズであり[1]、その名は清中期の乾隆年間(1736年 - 1795年)に芥子園刊本において確立した[2]。
「四大奇書」に挙げられているのは『三国志演義』、『水滸伝』、『西遊記』、『金瓶梅』の4作品である[3]。だが、本場中国では清中期になってから『金瓶梅』の代わりに『紅楼夢』を加えたものを「四大名著」と呼ぶ[4]ようになり、「四大奇書」よりこちらの方が一般的である。

434とはずがたり:2017/03/19(日) 07:58:09
2017.03.18
来年開館のツタヤ図書館、中身空洞のダミー本を3万5千冊も購入!巨額税金投入の裏側
http://biz-journal.jp/2017/03/post_18386.html
文=日向咲嗣/ジャーナリスト

「まったく、人をバカにした話だと思いますよ。152万円も出して、ダミー(偽物)を3万5000冊も買って並べるというのですから」
 そう憤慨するのは、山口県周南市のある市議会関係者だ。憤るのも無理はない。昨年12月に開催された市議会の予算委員会で、市が来年2月オープン予定の新図書館の開館準備に「ダミー本を3万5000冊分、約152万円で購入」することを明らかにしたからだ。
「ダミー本」とは、ダンボールでできた中身が空洞の偽物の本のこと。マンションのモデルルームなどで、部屋のインテリアをオシャレに演出するために使われる洋書風の小道具といえば、イメージしやすいだろう。その偽物の本を、よりによって新設する公共図書館に3万5000冊分も入れる計画というのだ。
 仮に1冊2センチの厚さの単行本を寝かせて縦に積み上げると、その高さは700メートルにもなる。偽物に152万円も使わず、1冊2000円の本を760冊買ったほうが有意義なのではないだろうか。市民の知的活動を支える社会教育機関が“偽物の本”を大量に購入するというのは、長い公共図書館の歴史のなかでも、前代未聞のことだろう。
 周南市は、なぜそんなことをするのか。
 それは、この開館予定の図書館の指定管理者となるのが、レンタル大手TSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)であることが関係している。CCCは、空間プロデュースから手掛け、図書館開館後は指定管理者として図書館運営業務を担う。同社が運営する図書館は、すでに全国に4例あり、通称“ツタヤ図書館”と呼ばれている。
 いずれも、都会型のカフェや新刊書店を併設した商業スペース顔負けのオシャレ空間を売りにしており、とりわけ壁面一杯に広がる4メートル超の高層書架を配置する独特のデザインが最大の特徴だ。
 ツタヤ図書館は、2013年の佐賀県武雄市を皮切りに、神奈川県海老名市、宮城県多賀城市、そして先月には岡山県高梁市でオープンしている。これらの図書館では、高層書架の高い位置にダミー本が配架されているが、その具体的な数量が出てきたのは今回の周南市が初めてだ。市の担当者は、次のように話す。
「新図書館用に購入するのは、すべて新刊で6万冊を予定しています。(ダミー本は)ダンボールでつくった装飾といいますか、本に囲まれた空間づくりのために置かせていただくように進めているところです」

「装飾」や「本に囲まれた空間づくり」は、「コーヒーを飲みながらゆったりと本が読める」というツタヤ図書館のコンセプトを実現するためには不可欠な要素のようだが、いくらオシャレな空間づくりのためとはいえ、152万円もかける必要があるのかと問うと、前出の担当者は、こう答えた。
「いろいろなご批判もあろうかと思いますので、これから本の置き方を工夫するなどしまして、できるだけダミー本は少なくして、経費削減を進めているところです」

435とはずがたり:2017/03/19(日) 07:58:35
ツタヤ図書館は補助金を得るための施設

 なぜダミー本を3万5000冊も購入するのかについて、市議会関係者に話を聞いたところ、意外な裏事情がみえてきた。
「新しい図書館は、書架が10万冊分入るんです。今のところ、新規に6万冊購入することになっているのですが、そうすると書架に空きができるので、そこを埋めるために3万5000冊分のダミー本を買うのだと思います」(市議会関係者)
 10万冊分買う予算がないから、足りない分をダミー本にするのだろうかと聞くと、「それは違うと思う」と否定する。
「(CCCが多く購入しようとしている)暮らし向きの本(料理や旅行など生活実用書)は、そんなに膨大な点数を買えないのではないでしょうか。予算が足りないわけではなく、一度に買える冊数が限られているのだと思います」(同)
 一度に大量購入ができないにしても、「偽物を何万冊分も入れる」ことに対して、市議会で議論はなかったのだろうか。同市議会関係者は、「本の購入については、みなさんほとんど物申さないです。結局、市長が『これでいく』と言うのであれば、仕方がないかという感じです」と明かしつつ、さらに裏事情を暴露する。
「そもそも図書館をつくるという雰囲気ではありません。駅ビルを建て直すにあたって、市費だけでつくっては大変なので、国の補助金をもらいたいと考えたのです。そのためには、ビルの中に何か公共施設をつくらなければなりません。そんな折、市民から『図書館が欲しい』という意見があったので、『では図書館をつくろう』となったのです」(同)
 つまり、あくまで「駅ビル開発ありき」で、新図書館は補助金をもらうために後からつけた理由だったのだ。だが、建設中のJR徳山駅前の図書館から800メートルしか離れていない場所には、立派な中央図書館がある。新図書館開業後も、中央図書館はこれまで通り運営が継続されるという。
 取材を進めてみると、周南市の新図書館建設プロジェクトには、国から巨額の補助金が投入されていることがわかった。

 国土交通省管轄の「都市再生整備計画事業」がそれで、市議会関係者によれば、土地代と既存建物解体費用を除いた総事業費約33億円のうち半額の16億5000万円が国の補助金だという。その施設の半分の空間を占める図書館には、少なくとも約8億円以上の国費が投入されているとみられている。

巨額な補助金を使うツタヤ図書館

 今回の駅ビル開発事業は、駅前周辺の賑わいを取り戻し、市の中心地として再整備することを目的に行われているのだが、興味深いのは、ほかのツタヤ図書館との酷似点だ。
 先行するツタヤ図書館の宮城県多賀城市や岡山県高梁市、さらには来年オープン予定の宮崎県延岡市でも、同様に国の巨額補助金を活用した同種の駅前開発が行われている。
 ちなみに多賀城市でも、新図書館施設の整備に6億2000万円もの「地方都市リノベーション給付金」(国土交通省管轄)が投入されていることがわかっている。
 周南市は、国から支給される巨額補助金をフルに活用し、その潤沢な資金を元に、CCCがプロデュースするデザイン重視の施設を建築している。それらはダミー本に象徴される、湯水のごとく税金をつぎ込んだ典型的な“ハコモノ行政”である。
 それを如実に表しているのが「図書購入費」だ。周南市の場合、新設時には、約1億3000万円もかけて6万冊を調達する計画なのに、開館後は、そんな大盤振る舞いとは打って変わって、予定されている図書購入費は、毎年たった450万円しかない。全国の公共図書館における平均額878万円(14年)の約半額である。
 駅前開発について、地元の人はどうとらえているのだろうか。新図書館建設予定の徳山駅周辺商店街では、町の活性化事業に期待感が高まっているかと思いきや、商店主たちは意外に冷めた見方をしていることがわかった。
「新しい図書館が来年できるのは知っています。期待感はありますが、まだ先の話なのでピンときません。(ダミー本については)初めて聞きました。それが町の活性化になるのであれば、それもいいんじゃないでしょうか」
 このように、物わかりのいい見解を示す店主もいれば、「ダミー本をそんなに入れるんですか。市民をバカにしていますよね。税金の無駄遣いでしょう」と怒る店主もいる。

436とはずがたり:2017/03/19(日) 07:59:01
>>434-436
 そうしたなかで、駅前開発そのものに懐疑的な見方をする人も少なくない。
「お金を払ってツタヤ(CCC)に運営してもらうので、財政は大丈夫なのかなと心配しています。効果的にも、どうなのかとみています」「駅自体を使う人が少ないです。使っているのは、大半が高齢者か学生です。こちらは車社会ですから、駅前に新図書館ができても、駐車場が有料らしいので、たぶんはやらないと思いますよ」と厳しい意見もあった。
 ちなみに、ダミー本購入のほかにも、多くの市民が憤慨するのが、駅前図書館ビルに入居する、いわゆる「民業部分」にあたるCCC経営のカフェや新刊書店から市が得るテナント料だ。
 市の発表では「坪3000円を予定」としているが、ある店主は「うちは駅から1キロ離れているが、テナント料はその3倍払っている」と言う。格安なテナント料は、CCCへの利益供与ではないかとの見方も出ている。

市議会のドン「ダミー本は壁のデザインの一部」

 では、ツタヤ図書館に賛成派の議員たちは、どう考えているのだろうか。“周南市議会のドン”と呼ばれる兼重元市議会議長に話を聞いた。同氏は昨年、ツタヤ図書館の導入に反対する市民団体が全議員に送付したアンケートを「ゴミ箱に落とす」とブログに書き、激しく批判を浴びた人物だ。
「ダミー本は、壁のデザインの一部だと思っており、まったく気にならない。駅前の新図書館は、あくまで“集客施設”。図書館としての役割は中央図書館以下、市内の5館が果たす。新図書館は地の利を生かした集客施設として、ブックアンドカフェにする。そのために、ツタヤのノウハウを生かしてもらう」(兼重氏)
 つまり、表向きは図書館だが、実体は駅前の集客装置として期待された「ブックアンドカフェ」なのだから、ダミー本が何万冊あっても問題にならないという論理である。こうした論調を図書館の専門家は、どうみるのか。
『図書館づくり繁盛記』(日外アソシエーツ)などの著書で「東京の図書館をもっとよくする会」代表の大澤正雄氏は、長年自治体直営図書館の館長として、住民本位の図書館運営を実践してきた経験から、次のように話す。
「150万円も出してダミー本を3万5000冊も買うのは、図書館に対する考え方が中身ではなく、見せ物と考えているところに問題があります。そこには住民のための運営ではなく、『ツタヤ図書館を使わせてやる』という尊大な運営方針が透けて見えます。それは、公共性を無視したもので、指定管理の典型が現れたといえるでしょう」
 読むべき本をそろえるのではなく、ダミーで見た目だけを整えて集客するためのインテリアとするという考え方は、決して“市民本位”の行政とはいえないのではないだろうか。
(文=日向咲嗣/ジャーナリスト)

439とはずがたり:2017/04/05(水) 20:11:00
ご冥福をお祈りします。

日本を代表する詩人、大岡信さん死去…86歳
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/entertainment/20170405-567-OYT1T50070.html
19:02読売新聞

  明晰な知性と柔らかな感受性で詩作や文芸批評に活躍した現代日本を代表する詩人の大岡信(おおおか・まこと)さんが5日午前10時27分、呼吸不全のため静岡県三島市内の病院で死去した。

 86歳だった。葬儀は近親者で行う。

 歌人・大岡博さんの長男として同市に生まれ、旧制沼津中時代から詩や短歌に親しんだ。東大卒業後、読売新聞に入社。川崎洋、茨木のり子らの詩誌「 櫂 かい」に参加し、56年に第1詩集「記憶と現在」を出した。63年に退社し、「春 少女に」や「地上楽園の午後」(詩歌文学館賞)などの詩集を発表した。

 古典や現代芸術への造詣も深く、「紀貫之」(読売文学賞)、「詩人・菅原道真」(芸術選奨文部大臣賞)など文芸、美術、演劇評論でも活躍。

440とはずがたり:2017/04/05(水) 22:19:10
TSUTAYAが不振出版社を買い続ける狙い 徳間書店の買収で目指すは書店の「ユニクロ」
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-166250.html
06:00東洋経済オンライン

「TSUTAYA」や「蔦屋書店」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が3月下旬、中堅出版社の徳間書店を買収した。2013年に業務・資本提携し、子会社を通じて議決権の約15%の株式を保有していたが、今回、比率を約97%へ引き上げた。買収は一面では債務超過に陥っていた徳間書店の救済だが、CCCの増田宗昭CEOの強い危機感に基づく攻めの一手という側面もある。

徳間書店はエンタメに強い老舗の出版社で、かつてはアニメ制作事業としてスタジオジブリを抱えていたことでも有名だ(ジブリは2005年に分離・独立)。だが近年は主力雑誌が苦戦している。

発行部数(2016年10?12月、日本雑誌協会のデータ)は、看板である男性向け娯楽誌の『週刊アサヒ芸能』が19万9850部(2011年10?12月比25%減)、モノ系月刊誌の『GoodsPress』が4万8727部(同57%減)、アニメ月刊誌の『アニメージュ』が4万6433部(同28%減)だった。

巨額赤字で債務超過に転落
業績も低調だ。特に2015年3月期は売上高約75億円に対し、最終赤字10億円を計上し、債務超過に転落した。

月刊誌2つを休刊し、返本率の抑制や役員報酬の削減などで業績と財務の改善を図っていたが、2015年夏には「一部の金融機関が債務者区分を変更した」という情報が業界に流れるなど信用不安が払拭できず、2017年3月期も債務超過を解消できなかった。

徳間書店は2000年代前半にも巨額債務を抱えて経営不振に陥っている。当時はメインバンクの三井住友銀行から迎えた松下武義社長の手で不採算部門のリストラが断行された。

だが徳間生え抜きの経営者にバトンタッチした後の2010年ごろからまた赤字を計上するようになっていた。「印刷会社など取引先は『徳間書店単独での存続は難しい。CCCは(約15%の)小規模出資から踏み込んで、本格的に救済する気があるのか』と注視していた」(金融関係者)という。

両社の間には浅からぬ縁がある。CCCは1990年代後半に衛星放送サービス・ディレクTVの日本展開に乗り出したが、その事業会社に出資していたのが徳間書店だった。

当時社長だった創業者の徳間康快氏(2000年に死去)は、既存の出版ビジネスの枠に飽き足らない大胆な試みをする経営者として知られており、同様に創業経営者である増田氏とは通じ合うところがあったようだ。

増田氏のCCCが資本業務提携から子会社化へと徳間書店への関与を深めた背景の一つには、ディレクTVという挑戦をともにしてくれた徳間氏への恩義を込め、救済したという側面もあるだろう。

だがそれを上回るのは、増田氏の強烈な危機感だ。

いまや書店最大手に

3月31日、東京都内のホテルで開かれたCCCの社員ミーティング。グループ傘下の多くの社員が一堂に会する恒例の年次会合の場で、増田氏は「SPA(製造小売業)をやらなければアマゾンには勝てない」と語ったという。

徳間書店の買収について具体的に言及しなかったものの、なぜ買収したのか、どう活用するのかという「増田氏の真意」はこの一言で明らかだ。

SPAとはユニクロのファーストリテイリングのように、小売業が川上の製造分野まで手がけ、オリジナル商品を開発する経営モデルだ。つまり増田氏はCCC系列の店舗で扱う商品・サービスを、自ら開発しようと考えているのだ。

徳間書店側も「自社から良質なコンテンツをCCCに提供し、出版やライツビジネスなどの事業を拡大する」(業務管理部)と東洋経済の取材に回答しており、今後はアニメなどエンタメ関連の雑誌・書籍や関連グッズを、グループ向けのオリジナル商材として開発するとみられる。

441とはずがたり:2017/04/05(水) 22:19:34

>>439-440
ネット通販のアマゾンが圧倒的な品ぞろえによるロングテールを強みとするのに対し、増田氏は「アマゾンにはない、ここにしかない」というオリジナル性で差別化を図ろうと考えているのだ。

CCCの業績は近年、極めて好調だ。直近の2016年3月期は売上高2392億円、営業利益117億円と増収増益。2017年3月期決算はまだ開示されていないが、CCC関係者によるとやはり増収増益だったようだ。

背景にあるのは書店事業の成長だ。TSUTAYAを中心とするCCC系列の新刊販売書店は2016年末時点で全国に812店を数え、書籍・雑誌販売額は1308億円に上る。

過去10年間で店舗数は1.6倍、販売額は1.7倍に伸びており、書店チェーンとしては紀伊國屋書店(売上高は2016年8月期で1059億円)を上回る国内最大手となっている。

これらの書店のほとんどはCCCの直営ではなく、FC加盟企業による経営だ。そもそも増田氏は自社の業態を「書店チェーン」とも「CD・DVDレンタルチェーン」とも思っていない。毎日の生活を楽しめる商品やサービスを提案する「企画会社」というのが自らの定義だ。

そして最終顧客である一般消費者にライフスタイルを提案するためには、まず直接の顧客であるFC企業に「店舗パッケージ」を提案し、採用してもらう必要がある。

2011年以降に増えている「蔦屋書店」はまだ直営店が多いが、これはFC展開の雛形となるマザー店舗という位置づけだ。蔦屋書店には、国内外の雑誌をバックナンバー含め大規模に展開する「マガジンストリート」を設置したり、書籍を持ち込んで長居できる居心地のよい飲食店を併設したりしている。

この形態は増田氏が2000年代半ばに米国を視察した際、アマゾンの急成長による書店チェーンの衰退を目の当たりにし、「アマゾンにはできないことをやらなければ生き残れない」と考えた結果だ。

銀座で明らかになる買収子会社の「使い道」
蔦屋書店はFCの雛型店舗として、飲食店併設などさまざまな取り組みを行っている(撮影:今井康一)

この「アマゾンにできないこと」を模索する流れに、徳間書店の買収もある。恐らく増田氏の頭の中には、単にオリジナル商品を開発させるにとどまらないアイデアがあるはずだ。そのモデルケースがこの4月、東京・銀座にお目見えする。

4月20日にオープンする大型商業ビル「GINZA SIX」に、蔦屋書店初となるアートをテーマにした店舗を開設する。詳細はまだ公開されていないが、和の美を表現した空間で世界中から集めたアート関連書籍を販売するほか、イベントスペースで実際のアートのオークションも展開することになるようだ。

この国内最大規模となるアート専門書店を企画するうえで活躍したのが、CCCが2015年8月に傘下に収めた美術出版社だ。経営破綻し民事再生手続き中だった同社の再生スポンサーとなることで、グループ企業とした。

美術出版社はアート専門の月刊誌『美術手帖』が看板媒体。開業に向けて、アーティストやアート作品市場に詳しい編集部がオリジナルのムックなどを編集・出版したほか、グループ内コンサル的な立場で店舗開発そのものにも知見を提供しているという。

この事例が一定の成功を収めれば、徳間書店の知見を生かしたアニメ特化の店舗なども早晩登場するだろう。

徳間書店のように債務超過までに至らずとも、経営不振の出版社は少なくない。今後もCCCが経営に行き詰まった出版社を買収し、商品と店舗の開発リソースとして役立てる可能性は十分にある。5年後の出版・書店の勢力図は、CCCを台風の目として様変わりするかもしれない。

442とはずがたり:2017/04/13(木) 17:30:54
ブックオフ業績不振に苦しむ 書籍以外の商材拡大は進むか
https://news.goo.ne.jp/article/thepage/business/thepage-20170412-00000002-wordleaf.html
08:00THE PAGE

 中古本販売大手のブックオフが業績不振に苦しんでいます。10日には社長交代の人事を発表しましたが、業績回復の見通しは立っていません。

 ブックオフは書籍を中心に中古品を買い取り、店頭で再販売するという中古品販売チェーンの大手です。同社は従来の古書店のイメージを一新し、コンビニのような明るい店舗で比較的新しい中古本を大量に扱うという業態を開発。立ち読みが自由にでき、気軽に書籍を持ち込めるという雰囲気が利用者に受け、急成長を遂げました。

 ところが2007年、創業者である坂本孝会長が業者からリベートを受け取っていたとして同社のトップを辞任。後任トップにはコンサルタント出身の佐藤弘志氏が就任したものの、再び社長交代となり、2011年からは銀行出身の松下展千前社長が同社を率いてきました。

 ところが松下氏の社長就任後、2012年頃から売上高の伸びが鈍化するようになり、2016年3月期には上場以来初の最終赤字に転落、2017年3月期決算も13億円の赤字を見込んでいます。このため同社は4月10日、松下社長が代表権のない取締役に退き、後任に堀内康隆取締役執行役員が昇格する人事を発表しました。新しい経営体制で早期に業績を回復したいところですが、足元の状況はかなり厳しそうです。

 同社の業績が悪化しているのは、主力商品である書籍・ソフト・アパレルの販売が低迷しているからです。2016年3月期の販売実績(直営店)を見ると、活字の書籍は前年比プラスでしたが、コミックの売上高はほぼ横ばい、その他書籍は前年比マイナスとなっています。今年に入っても販売不振は続いており状況はあまり改善していません。

 こうした状況になっているのは、ネットや電子書籍の普及で紙の書籍の市場そのものが縮小したことが大きく影響していると考えられます。市場環境の変化については同社もよく理解しており、最近は書籍に代わる新しい商材として中古家電に力を入れていました。

 しかし中古家電の買い取りは思うように進まず、先行投資を回収できずこれが業績の足を引っ張りました。当面は書籍以外の商材の拡大を図り、その間に家電の売上げを伸ばしたいところですが、今のところメドは立っていません。一部からは時代の流れと指摘する声もありますが、一方で中古品の市場は今後、拡大が予想されています。当面は、新社長がどのような戦略を打ち出すのかに市場の注目が集まりそうです。

(The Capital Tribune Japan)

443とはずがたり:2017/05/14(日) 19:40:38
容疑者xの献身も映画化されたhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1162819896/447ようだ。

「窓ぎわのトットちゃん」、中国で1千万部突破
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK5D62Q7K5DUCVL018.html
05月12日 19:48朝日新聞

 俳優・黒柳徹子さん(83)の自伝的物語「窓ぎわのトットちゃん」の中国での発行部数がこの春、1千万部を超えた。日本での発行部数800万部を2015年ごろに抜き、その後も年100万部のペースで伸びているという。

 小学1年生で退学になった活発な少女トットちゃんが自主性を尊重する「トモエ学園」に転入し、生き生きと学園生活を送る。第2次大戦中が舞台の物語だ。

 講談社から1981年に刊行され、35カ国以上で出版された。中国語版「窓辺的小豆豆」は2003年に発行され、中国の出版社が販売を手掛ける。当初はなかなか浸透しなかったものの、学校の推薦図書となった6?7年ほど前から人気に火がついた。日本より売れたのは中国だけという。

 講談社の劉岳・中国事業部長(55)は「中国では日本よりも激しい受験競争が繰り広げられていて、トモエ学園ののびのびとした教育方針が共感を呼んでいるのだろう」と話している。

 6月21日に北京で中国の出版社主催で記念の式典が開かれる。黒柳さんもコメントを寄せる予定だ。(塩原賢)

444とはずがたり:2017/05/17(水) 12:55:36
「週刊少年ジャンプ」、200万部割れ ピークの3分の1以下に
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-ent1705160011.html
05月16日 18:19産経新聞

 集英社の漫画誌「週刊少年ジャンプ」の印刷部数(印刷証明付き)が、200万部を割りこんだことが16日、分かった。

 日本雑誌協会が16日に公表した今年1?3月の平均印刷部数によると、「週刊少年ジャンプ」は平均191万5000部。平成28年10?12月平均から約9万部減った。ピークだった6年には公称653万部を発行しており、当時からほぼ3分の1以下となった。

 同誌は昭和43年に創刊。月2回刊行だったが、44年10月に週刊となり「週刊少年ジャンプ」に改称。「ドラゴンボール」など数々の人気作品を生んでいる。昨年9月には、40年間続いた秋本治さんの「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が終了した。

 人気週刊漫画誌では、講談社の「週刊少年マガジン」が1?3月は96万4158部、小学館の「週刊少年サンデー」は31万9667部だった。

445とはずがたり:2017/05/17(水) 20:05:07
>>284-286
結婚キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

阿川佐和子さんが結婚…「穏やかに老後を」
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/entertainment/20170517-567-OYT1T50083.html
19:17読売新聞

 エッセイストの阿川佐和子さん(63)が9日に元大学教授の男性(69)と結婚したと、阿川さんが17日、所属事務所を通じて発表した。

 阿川さんはマスコミ各社へのファクスで、「くだらないことに笑い合って、ときどき言い争いつつ、穏やかに老後を過ごしていければ幸いかと存じます」とコメントした。挙式の予定はないという。

446とはずがたり:2017/05/29(月) 16:15:27
2016年11月28日 16時27分 更新
「岩波ブックセンター」経営の信山社が破産 神保町のランドマーク的存在
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1611/28/news109.html

岩波書店の書籍を幅広く取りそろえる「岩波ブックセンター」を経営していた信山社が破産。
[ITmedia]

 東京商工リサーチなどによると、岩波書店の書籍を中心に扱う「岩波ブックセンター」(神田神保町)を経営していた信山社が、11月25日付で東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債総額は約1億2700万円。

447とはずがたり:2017/05/29(月) 16:15:47
>>446
 2000年設立。同社が経営する岩波ブックセンターは、人文・社会科学系の専門書、新書、文庫など、岩波書店が刊行する書籍の大部分を取り扱い、書店が集中する神保町のランドマークとして知られていた。岩波ホールが入居する岩波神保町ビルに隣接しているが、岩波書店との資本関係はない。

 だが、今年10月に同社代表取締役の柴田信会長が死去。事業継続が困難になり、11月23日から休業していた。

448とはずがたり:2017/05/29(月) 16:16:19
2015年06月26日 17時59分 更新
取次準大手・栗田出版販売が民事再生申し立て 負債135億円
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1506/26/news136.html

出版取次で準大手の栗田出版販売が民事再生法の適用を申請。負債額は取次の倒産では過去最大。
[ITmedia]

 帝国データバンクによると、出版取次で準大手の栗田出版販売(東京・神保町)が6月26日、民事再生法の適用を東京地裁に申請した。負債総額は昨年9月末時点で134億9600万円と、出版取次の倒産では過去最大という。同業の大阪屋が支援を表明している。

 1918年(大正7年)創業の老舗。雑誌を主体に幅広いジャンルを全国の書店約1800店に販売し、大手と異なり中小・零細規模書店との関係構築を重視していた。

 1991年10月期には701億7900万円の売上高を計上していたが、出版不況が進む中で業績が悪化し、2014年9月期の売上高は329億3100万円にまで落ち込み、債務超過に転落していた。

449とはずがたり:2017/05/29(月) 16:16:59
2016年07月21日 17時50分 更新
哲学書「精神と自然」の新思索社、破産決定
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1607/21/news134.html

哲学書「精神と自然」など専門書の出版で知られる新思索社が破産開始決定を受けた。

[ITmedia]

 東京商工リサーチによると、哲学や社会学の専門書を手掛ける新思索社が7月13日、東京地裁から破産開始決定を受けた。債権者18人に対し、負債総額は5099万円。

 1994年創業。「精神と自然」「精神の生態学」(グレゴリー・ベイトソン著)や「社会学への招待」(P・L・バーガー著)など、哲学や社会学の専門書で知られたが、出版不況で売り上げが伸び悩み、業績低迷が続いていたという。

 そうした中、同社の代表取締役・小泉孝一氏が死去し、事業継続を断念。2016年7月8日に取締役が破産を申し立てていた。

450とはずがたり:2017/05/29(月) 16:17:39
2016年03月15日 12時44分 更新
取次中堅の太洋社、破産決定 芳林堂書店の倒産で8億円焦げ付き
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1603/15/news100.html

出版取次中堅の太洋社が東京地裁に自己破産を申請。出版取次の倒産では、栗田出版販売に次ぐ2番目の規模となる。

[ITmedia]

 帝国データバンクと東京商工リサーチによると、出版取次中堅の太洋社が3月15日、東京地裁に自己破産を申請し、同日、破産開始手続き開始決定を受けた。2月に自主廃業を検討する方針を明らかにしていたが、芳林堂書店の破産なども響き、自主廃業を断念した。

 負債は昨年12月期末時点で約76億円で、その後変動している可能性がある。出版取次の倒産では、栗田出版販売(負債133億円)に次ぎ2番目の規模。

 1946年創業の中堅。コミックに注力していることで知られ、2005年には売上高486億円を計上。だが出版不況で収益は落ち込み、15年6月期には売上高が171億円にまで落ち込み、6期連続で経常赤字に陥っていた。

 本社不動産の売却や人員削減などで立て直しを図っていたが、昨年6月に業界4位の栗田出版販売が民事再生を申し立てるなど、環境は悪化。今年2月5日には、自主廃業を視野に資産精査と書店の帳合変更を進める方針を明らかにしていた。

 だが15年6〜12月期の中間決算が約2億円の最終赤字になるなど、財務内容が想定以上に悪化していたという。帳合変更先の書店への支払いができなくなる恐れが生じていると公表したことで、一気に信用不安が拡大。大口取引先だった芳林堂書店が同月、自己破産を申し立てたことから約8億円の焦げ付きが確定。帳合変更に伴う約2億円の未回収金も生じ、自主廃業を断念した。

451とはずがたり:2017/05/29(月) 16:19:27
2016年02月05日 16時52分 更新
コミックに強い取次中堅の太洋社、自主廃業も視野に
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1602/05/news123.html

帝国データバンクによると、出版取次中堅の太洋社が自主廃業も視野に資産精査を進める方針を明らかにした。

[ITmedia]

 帝国データバンクによると、出版取次中堅の太洋社が2月5日、自主廃業も視野に入れ、資産精査と書店の帳合変更を進める方針を明らかにした。8日には出版社向け説明会を開く。

 1946年創業の中堅。特にコミックに注力していることで知られ、2005年には売上高486億円を計上。だが出版不況で収益は落ち込み、15年6月期には売上高が171億円にまで減少。6期連続で経常赤字に陥っているという。

 本社不動産の売却は人員削減で再建を図っていたが、昨年6月に業界4位の栗田出版販売が民事再生を申し立て、同社への警戒感も高まっていたという。負債は15年6月期末で84億7900万円。

452とはずがたり:2017/05/31(水) 09:53:34
>所蔵雑誌は毎年約1万冊ずつ増え、出納を重ねるたびに傷みも進む。デジタル化も望まれるが、著作権の問題が複雑に絡み合う。雑誌のデジタル化は国立国会図書館だけが特例として許されているのが現状。このことも議論すべきときが来ている。

雑誌の図書館「大宅文庫」の危機に反応した著名人たち
https://news.goo.ne.jp/article/dot/trend/dot-2017052900065.html
05月30日 11:30dot.

 日本最初の雑誌の図書館として知られ、約78万冊の蔵書を誇る大宅文庫が存続の危機だ。支援を募るクラウドファンディングに著名人たちが応じている。

 ツイッターには、こんなつぶやきがあふれた。

「ドキュメンタリー時代に大変お世話になりました。インターネットが発達していなかった当時、調べ物といえば国会図書館か大宅文庫だった。支援」(脚本家・野木亜紀子さん)

「言論人や出版人は参加・シェア必須じゃないかと。事実がネットで塗り替えられる今だからこそ大宅壮一文庫の重要性は高まってると思う」(ジャーナリスト・津田大介さん)

「大宅文庫は日本の文化遺産ですので後世に残す必要があります」(作家・猪瀬直樹さん)

 雑誌の図書館・大宅文庫がクラウドファンディングの「Readyfor」で始めた運営資金募集に応じようという呼びかけだ。支援の輪はあっという間に広がり、プロジェクト開始3日目には目標の500万円が集まった。同文庫事業課の鴨志田浩さんは言う。

「こんなにたくさんの方に応援してもらえるとは予想外。本当にうれしい。開始前は、達成できないのではと不安でした。身が引き締まる思いです」

●新聞やネットとは違う

 一般にはなじみのない大宅文庫なるものの存続に、なぜこれほど支援が集まるのか。

 正式名称は「公益財団法人大宅壮一文庫」。評論家の故・大宅壮一の蔵書をベースに1971年に設立され、明治以降の雑誌約1万タイトルを所蔵する。その資料価値の高さは誰もが認めるところだ。

 5月に大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞を受賞したジャーナリストの森健さんも、「リサーチには欠かせない」という一人。かつては月に2、3度足を運んでいた。

「先日も、老人の恋について調べたくて行きました。新聞には載りにくい世俗的な話題を扱った記事も、大宅文庫に行けば探し出すことができる。雑誌には、新聞のようなきれいごとではなく、ネットの情報とも違う、雑多で猥雑な社会のディテールが詰まっていると感じます」

 マスコミ関係者の利用が約9割だが、出版不況やネットの普及で来館者が減り、年に2千万円ほどの赤字が続く。一時的な支援で存続できるのか。

『未来の図書館、はじめませんか?』などの共著があり、図書館事情に詳しいアカデミック・リソース・ガイドの代表、岡本真さんは、図書館のクラウドファンディング成功事例として、演劇・映画の専門図書館「松竹大谷図書館」を挙げる。同館は、所蔵する脚本のデジタル化など、その時々の目的に合わせて過去に5回、クラウドファンディングで支援を募った。支援金総額は1500万円に上る。

「クラウドファンディングはお金の調達だけが目的ではありません。松竹大谷図書館は、持続的に応援してくれるファンを獲得した成功例。大宅文庫も、マスコミ以外の利用をどう開拓するかが鍵になる。大切なのは、支援者に継続的にアプローチして、中長期的に応援してもらう関係を作ることです」(岡本さん)

 大宅文庫の鴨志田さんも言う。

「人件費の削減など、出るもの(支出)を止める方向ばかり考えてきた。今回のクラウドファンディングをきっかけに、守りから攻めに切り替えられたら」

●雑誌のデジタル化

 所蔵雑誌は毎年約1万冊ずつ増え、出納を重ねるたびに傷みも進む。デジタル化も望まれるが、著作権の問題が複雑に絡み合う。雑誌のデジタル化は国立国会図書館だけが特例として許されているのが現状。このことも議論すべきときが来ている。

 大宅文庫は引き続き6月30日まで支援を募集し、集まった支援金は施設の補修やデータベースシステムの改修、職員の給与などに使われる予定だ。(編集部・高橋有紀)

※AERA 2017年6月5日号

453とはずがたり:2017/06/05(月) 22:14:31

週刊新潮の中づり広告、6年前から文春側に貸し出し トーハンが調査結果公表
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-afr1706050027.html
18:34産経新聞

 発売前の「週刊新潮」(新潮社)の中づり広告を出版取次大手「トーハン」から文芸春秋が入手していた問題で、トーハンは5日、約6年前から中づり広告を文芸春秋側に毎週貸し渡していたなどとする内部の調査結果を公表し、改めて新潮社に謝罪した。

 調査結果によると、トーハン社内では平成17年春以降、週刊新潮の中づり広告を掲出。文芸春秋の営業担当者から「自社は校了(校正完了)後で、内容変更はできない」などといわれたため、商談中に広告をメモすることを黙認するようになった。23年春ごろからは営業担当者に広告を貸し渡す仕組みができたという。

 トーハンの特別調査委員会は「(「週刊文春」の)内容変更が間に合うと知っていれば、貸し渡しは行わなかった」と指摘。「当社担当者が金銭授受や供応などの提供を受けた事実は確認されていない」とした。

 この問題をめぐっては「週刊文春」の新谷学編集長が「情報を不正、不法に入手したり、それをもって記事を書き換えたり、盗用したりした事実は一切ない」とする反論メッセージを公式サイトに掲載。週刊新潮編集部は、広告の入手は正当な情報収集に当たらず「アンフェアな編集姿勢を反省しようとせず残念だ」と批判するコメントを発表していた。

454とはずがたり:2017/06/05(月) 23:52:30

「共謀罪」に国際ペン会長が異例の反対声明
http://www.asahi.com/articles/ASK654G6JK65UCVL014.html?iref=com_rnavi_arank_nr03
木元健二2017年6月5日18時05分

 「共謀罪」法案をめぐり、日本ペンクラブ(浅田次郎会長)は5日、東京都内で会見を開き、法案に反対するジェニファー・クレメント国際ペン会長の声明を発表した。世界の作家らでつくる国際ペンが、日本の国内法案について反対声明を出すのは極めて異例で、2013年の特定秘密保護法案のケースに続く。

特集:「共謀罪」
 声明は「国際ペンは、いわゆる『共謀罪』という法律を制定しようという日本政府の意図を厳しい目で注視している。同法が成立すれば、日本における表現の自由とプライバシーの権利を脅かすものとなるであろう」としている。

 2月に「共謀罪」への反対声明を出した日本ペンクラブの浅田会長は「国際ペンの反対声明を心強く思う。その半面、恥ずかしい。本来は外国の方からこれは本当はこうだろうというようなことを言わせてはならない。どう考えてもこの法律は必要だとは思えない」と語った。

 国際ペンは1921年の設立。ロンドンに本部を置き、100以上の国家・地域に149のセンターがあり、2万6千人以上の作家・ジャーナリストらが参加している。ジェニファー・クレメント会長はメキシコ出身の作家・ジャーナリストで、国際ペン初の女性会長。(木元健二)

455とはずがたり:2017/06/10(土) 10:01:38
まあ広義の出版物って事で。

紙地図、売り上げ20分の1に スマホ猛威、取次も倒産
http://www.asahi.com/articles/ASK587DH9K58UOOB012.html?iref=com_alist_8_01
三浦亘2017年6月10日07時50分

 国土地理院が発行する紙地図の販売数が低迷している。販売を受託している日本地図センターによると、2016年度の売り上げは約47万枚で、記録のある1946年度以降で最少。最盛期だった81年度の約910万枚と比べると約20分の1だ。紙地図は生き残ることができるのか。

 5月の連休中、長野県の北アルプスは大勢の登山者でにぎわっていた。しかし、上高地から涸沢(からさわ)まで約7時間をかけて歩いても、紙地図を見ていた登山者は民間の登山用地図「山と高原地図」を使っていた2人だけ。北穂高岳(3106メートル)に登っても、やはり地図を広げている登山者は一人もいなかった。

 かつて、地理院の紙地図は登山者にとって必携だった。しかし、大学の山岳部やワンダーフォーゲル部など組織化された登山者は減っており、複数で紙地図を見る場面は珍しくなっている。さらに、スマートフォンの普及が紙地図の減少に追い打ちをかける。世界中の地図が見られ、GPS(全地球測位システム)機能で現在地も分かるためだ。

 紙地図の売り上げは、世相も反映してきた。バブル経済のころは不動産需要からか、埼玉県の「浦和」や東京都の「八王子」など首都圏が上位を独占。阪神淡路大震災が起きた後の95年度は「神戸首部」がトップとなった。ただ、やはり山岳関連の人気が高く、北アルプスの「穂高岳」が1位の年が多い。昨年度もそうだったが、販売数は1921枚で、前年度の3353枚から4割減った。

 流通面の問題も深刻だ。今年2月には、地図の大手取次業者だった日本地図共販が倒産。これを機に紙地図の扱いをやめる書店も出ている。地理院の主な紙地図は、縦46センチ横58センチの大判のため、広いスペースを必要とすることも、書店が敬遠する要因の一つという。

 道路地図や市街地図など民間の…

456とはずがたり:2017/06/10(土) 10:06:59
俺,そんな傾向あったなあ。推理小説に夢中になてた中高生の頃>(1)実は右脳をあまり使っていない「活字中毒」の人
別にそれでも良いじゃん♪
人生の時間は限られてるんだ。かったるいし下らんかもしれない本をゆっくりなんか読んでらんない。

せっかくの読書がムダに!? 「残念な読書」になっている3つのケース
https://dot.asahi.com/dot/2017022200124.html
(更新 2017/2/26 11:30)

1万人の脳を分析した医学博士が教える 脳を強化する読書術
加藤俊徳著
定価:1,404円(税込)
978-4023315723

 本を読むのには、それなりに時間がかかります。しかし、時間をかけてたくさんの本を読んでも、効果的に脳が鍛えられていないケースがあると言います。そんな「残念な読書」を回避する方法を、『脳を強化する読書術』(朝日新聞出版)の著者で、「脳の学校」代表でもある加藤俊徳医師に紹介してもらいました。

*  *  *
 健康のためにはバランスよくさまざまな食材を食べましょうとよく言われますが、脳の健康についても、まんべんなくバランスよくアタマ全体を使えている状態がもっとも理想的です。脳の使い方には人それぞれにクセがありますが、そのクセを放っておくと、脳内の同じところばかりを使う偏った脳になってしまいます。

 せっかくの読書が空回りしてしまっているケースを3つ紹介しますので、当てはまるものがないかチェックしてみてください。

(1)実は右脳をあまり使っていない「活字中毒」の人

 本を読む時に、文字を追うのは主に左脳の役割です。右脳は読んだ内容を映像にする役割を果たします。ざっくり示すなら「文字の左脳・映像の右脳」と覚えておくとよいでしょう。

 文字がアタマの中で映像化されることで理解力や記憶力がアップしますが、「活字中毒」の人たちは読書中にあまり右脳を使っていません。文字が一気に左脳側のアタマにスッと入るので、右脳側のアタマを使う必要がないのです。そのため、どんな内容でも苦なくスラスラと読めるわりには、読んだ内容があまり記憶に残っていないということが起こります。

 そのような方におすすめしたいのが、「ゆっくり読む」という読み方です。ゆっくり読んだほうが、まんべんなく脳を使うことができます。

(2)じっと座って読みふける「静の読書」

 本を読む時に、ただじっと座って読んではいませんか? 読む場所はいつも同じではないですか? このような同じ場所でじっと読む方法を「静の読書」と呼んでいますが、実際に多くの方がこういったマンネリ化した読書をしています。

 たとえば、屋外で本を読む、読む時間帯を変えてみる、友達に本の内容を伝えるなど、本の読み方や読む場所を工夫するだけでも、いつもの読書が効果的な脳トレに変わります。いわば、「動の読書」です。

(3)読むのが苦手と思い込んでいる人の「イヤイヤ読書」

 先日「本が読めなくなった。認知症になってしまったのではないか」と、主婦の方から相談を受けました。よくよく話を聞くと、子育てと親の介護で、新聞を読む時間もない毎日が数年間続いていたといいます。それがある日、美容院で雑誌を開いたところ、文字が全然アタマに入らなくてショックを受けてしまいます。

 文字を読むための脳の回路を長い間使っていないと、こういうことが起きます。しかし、もともと使っていたものなので、また活字を読み始めれば、読めるようになるのです。

 何事もそうですが、イヤイヤ取り組んでも効果的な脳トレにはなりませんから、(2)であげた「動の読書」などで本との縁を結び直してみては、いかがでしょうか。

 たとえば、資格勉強や受験勉強などで「読まなければならない本」がある時にも、動の読書は効果的です。本と主体的にかかわることで脳が活性化しますから、本から得られる情報が格段に増え、理解力や思考力がアップします。

457とはずがたり:2017/06/28(水) 12:57:41
出版不況なのに、『コロコロコミック』が80万部も売れているヒミツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170628-00000023-zdn_mkt-bus_all
6/28(水) 8:17配信 ITmedia ビジネスオンライン

『コロコロコミック』が売れている
 毎月15日は「小学生男子がゲラゲラ笑う日」――。

 「な、なんだよ、いきなり。どういう意味?」と思われたかもしれないが、正式にこのような日が登録されているわけではない。子どもたちのバイブルとも言える『月刊コロコロコミック』(以下、コロコロ/小学館)の発売日なのだ。



いまは出版不況。雑誌なんて売れないはず」と言いたくなる気持もよーく分かる。漫画雑誌の発行部数をみると、ほとんどが右肩下がり。そんな中で、『コロコロ』は80万部ほど。メインターゲットの小学4〜6年生男子に絞ると、2人に1人が読んでいる計算になるのだ。

 雑誌の創刊は1977年。“不惑”になっても、なぜ子どもたちを笑わせ続けることができるのか。妖怪ウォッチの生みの親でもある和田誠編集長に聞いたところ「うんこ・ちんちん原理主義で喜んでいただける」とのこと。いきなり「うんこ・ちんちん原理主義」である。聞いたこともないこの言葉に、どんな意味があるのか。

 もうひとつ疑問がある。小学生のとき夢中になって読んでいたはずなのに、ほとんどの子どもはいつの間にか雑誌を手放す。周囲の大人に聞いても「あれ、確かに」「気付いたら『ジャンプ』を読んでいたよ」といった声ばかり。ひょっとしたら、雑誌離れのタイミングというものがあるのかもしれない。

 『コロコロ』は40年も経つのに、なぜいまも売れ続けているのか。また雑誌を卒業するとき、子どもたちは何を考えているのか。この2つの謎を解くために、和田編集長に話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

●「うんこ・ちんちん原理主義」は永遠

土肥: 『コロコロ』の読者ターゲットは、小学4〜6年生の男子なんですよね。この層は150万人ほどいるのに対し、雑誌の発行部数は80万部。つまり、2人に1人は読んでいる計算になるのですが、どういったところにチカラを入れているのでしょうか?

和田: 小学4〜6年生の男の子は、女の子と比べて成長が遅いですよね。女の子は恋愛やオシャレなどに興味があるのに、男の子は漫画に「うんこ」や「ちんちん」が登場すると、ものすごく喜ぶ。時代が変わってもこうした傾向は同じで、編集部ではこのことを「うんこ・ちんちん原理主義」と呼んでいます。

土肥: どこかの雑誌は「努力、友情、勝利」をテーマに掲げていますが、『コロコロ』は「うんこ、ちんちん」なわけですね。…

458とはずがたり:2017/06/28(水) 12:58:33
>>457-458

●『コロコロ』を卒業する男子の心

土肥: 『コロコロ』を読んでいるのは、小学4〜6年生の男の子が多いですよね。どこかのタイミングで雑誌を“卒業”するわけですが、それがいつなのかがよく分からないんです。この取材前に、周囲の人に聞いたところ「遠い昔のことだからよく覚えていないなあ」「そんなこと考えたこともない」「あれ? いつの間にか『ジャンプ』を読んでいた」といった声ばかり。男の子の間で「もう『コロコロ』は読まない」といったタイミングに、何らかの傾向はあるのでしょうか?

和田: あります。先ほどもご紹介したとおり、男の子はうんこやちんちんを楽しんでいる。なぜ楽しめるかというと、思春期に突入していないから。つまり、自我に目覚める前の段階で雑誌を読んでいる。ただ、大人びた男の子は、恋愛やオシャレ、音楽などに興味を示し始めます。例えば、女の子に興味をもつと、『コロコロ』に掲載されている漫画を幼稚に感じるんですよね。

 前月まで何度も繰り返して読んでいたはずなのに、今月は手にも取らない。昨日まで雑誌の中で夢を見ていたのに、急に目覚めてしまうような感覚ではないでしょうか。

土肥: ある日、突然『コロコロ』を読むのが恥ずかしく感じるのでしょうか?

和田: ですね。ほとんどの男の子が離れます。そして中学生や高校生になると、『コロコロ』は最も遠い存在になるのではないでしょうか。…

土肥: 別れるときには「スパッ」と離れていくわけですね。でも、編集部としてはできるだけ長く読んでいただきたいですよね。「恋愛なんてしちゃダメ」と思わないですか?

和田: できるだけ長く読んでいただきたい気持ちはあります。ただ、『コロコロ』は読者と一緒に成長してはいけないんですよ。

土肥: 成長してはいけない? どういう意味でしょうか?

和田: 『コロコロ』の読者は、うんちが好き、ちんちんが好き、ゲームが好き、オモチャが好きなのですが、人間は必ず成長します。成長して次の段階に入れば、『コロコロ』を卒業して、違う雑誌を読んでいただきたい。

土肥: おお、懐が深い。

和田: いえ、そうではありません。成長した読者にしがみついてしまうと、下の世代が興味をもちそうな漫画を掲載できなくなるんですよね。そうすると、新しい読者を増やすことができなくなる。…

459とはずがたり:2017/07/10(月) 09:00:21
漱石×二葉亭四迷かw

男性の「月が綺麗ですね」に込められた深い意味とは? 告白をされた女性の気持ちと返事4つ
http://top.tsite.jp/news/woman/o/25460639/
2016年5月9日 (月) 21:37 配信 マイナビウーマン

美しい満月を見ているとき、もしも横にいる男性から「月が綺麗ですね」という言葉を投げかけられたら、みなさんはどんな反応をしますか? そのフレーズは愛の告白なのか、それともほかの意味が込められているのか……。思わず返事に困ってしまいそうですよね。そこで今回は、男性からいきなり「月が綺麗ですね」と言われたら、女子はどう感じるのか、働く女性に聞いてみました。

■ロマンチック! 素敵!
・「月をみるのが好きな人なんだと少し印象が良い」(27歳/電機/営業職)
・「ちょっと気恥ずかしいがロマンチックだと思う」(31歳/医療・福祉/専門職)
・「なんてロマンティックな人なのだろうときゅんとくる」(32歳/建設・土木/事務系専門職)

女子はロマンチックなことに弱い生き物です。月が綺麗と言うなんてピュア、心が広い人、余裕がある人、などなど、好印象を受けた女性が多数いました。

■キモい、ナルシスト、キザ
・「なんかキザなひとだなとおもう」(33歳/その他/事務系専門職)
・「ロマンチックさがちょっと怖い」(26歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
・「何を言っているんだろうこの人と思う」(26歳/アパレル・繊維/秘書・アシスタント職)

キモい、ナルシスト、ロマンチスト、キザ、なんて辛らつな意見も多く飛び出しました。言う相手にもよるのかもしれませんが、ロマンチックと女子に思ってもらえるかどうかは紙一重のようです。では、そろそろネタばらしです。

■夏目漱石的なあれ?

・「漱石さんかな?と思う」(33歳/学校・教育関連/専門職)
・「夏目漱石かなと思う」(31歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「からかい半分かもしれないけど、口説かれてるなーと嬉しくなる」(27歳/生保・損保/秘書・アシスタント職)

そう、実に11%の女性は「月が綺麗ですね」に込められた意味に気がついていました。夏目漱石が教師をしていたころ、生徒に「I love you.」の日本語訳を聞かれて「月が綺麗ですね、と訳せば日本人には伝わる」と言ったという、逸話から来ているのです。当時の男性は「愛してる」なんて言わないですからね。情景の浮かぶ素敵な訳し方です。つまり、「月が綺麗ですね」と言われた女子は男性に告白されていたのでした。実に9割近くの女子が気がついていなかったとは残念です。では、適当な返事はどんなものがあるでしょうか? アンケートでどう返すかも聞いてみました。

■文学的にお返事

・「好きな人ならば、死んでもいいわと言う」(22歳/情報・IT/技術職)
・「死んでもいいわとは言いませんよ。うふふ。」(33歳/運輸・倉庫/事務系専門職)

こちらは、同じく文豪の二葉亭四迷が「Yours(あなたのものよ)」というセリフを「死んでもいいわ」と訳した話からきているのです。文学男子が言った夏目漱石風の告白に、二葉亭四迷で返せたら、名実ともに文学男女の出来上がりです(笑)。日本語はまだまだ奥が深いですね。

男性のみなさん、「月が綺麗ですね」の告白はあまりオススメしません。意味をわかってもらえないばかりか、悪印象になる可能性もあり、かなりハイリスクです。そして、女子の皆さん、もし意中の男性に「月が綺麗ですね」と言われたら、「死んでもいいわ」も良いですが、「ずっと月はきれいですよ(ずっと前から私も好き)」と返すのがオススメです。

男性はこれで告白に踏み切る! うまいこと意中の男性から告白させる方法5つ

(マイナビウーマン編集部)

460とはずがたり:2017/08/02(水) 10:16:23
印刷しすぎて!? 村上春樹の『騎士団長殺し』バカ売れでも“大赤字”の怪現象
http://news.livedoor.com/article/detail/13407515/
2017年7月30日 19時0分 日刊サイゾー
『騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編』(新潮社)

 今年の上半期、出版業界で大きな話題を集めたのが、村上春樹の最新作『騎士団長殺し』(新潮社)だ。発売時には大きな話題となり、ベストセラーランキングでも上位に入っている同作だが、業界内での評価は違うようだ。

『騎士団長殺し』は、村上春樹にとって『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)以来4年ぶりの長編小説。発行元の新潮社は、初版で異例となる100万部を刷ると、発売前にさらに30万部の増刷をかけ、計130万部を用意した。これについて、書店関係者は語る。

「これだけ大量に刷るというのは、もちろん『売れる』という自信があったからでしょうが、背景には近年の書籍の売上傾向もあると思います。ここ最近、出版界ではごくごく少数の本が爆発的に売れる状況が完全に定着しており、一度勢いがつくと、いつまででも売れ続けます。村上春樹レベルになると、新作が出るだけでニュースになりますので、ロケットスタートを狙ったのでしょう。売る側の書店としても、『村上春樹の新作が○万部到達!』というのがニュースになれば、普段はあまり書店に立ち寄らないような人が来店してくれることが期待できます。『売れているから読んでみよう』という人が必ずいますから」

 こうした販売戦略が実り、大手出版取次・日販(日本出版販売)が発表した2017年上半期ベストセラーランキングで、『騎士団長殺し』は総合2位、文芸書ランキングでは1位にランクインした。しかし、業界内ではあるウワサがささやかれているという。大手出版社社員が語る。

「上半期ランキング1位の『九十歳。何がめでたい』(佐藤愛子著/小学館)が累計90万部ですから、2位の『騎士団長殺し』は、それ以下。しかも『九十歳。何がめでたい』は昨年8月発売なので、さらに割り引かなくてはいけません。『騎士団長殺し』は、我々が伝え聞いたところでは60〜70万部しか売れていないようです。ほかの業界の方には、『本なんて紙とインクだけでしょ』『本なんて腐らないんだから』などと言われますが、印刷・製本には莫大な費用がかかりますし、売れ残った何十万部の本をストックしておくのはこれまた費用がかかりますし、税金の問題もあるので、返本は程なく断裁に回されることになります。ハードカバー本の断裁にも当然莫大な費用がかかりますので、“本当に”130万部刷ったのだとすれば、断裁率は5割近く。これでは出版社は大赤字だと思います」

 コンスタントに数十万部を売り上げる作家など、日本には片手で数えるほどしか存在しないが、それでも判断を見誤ると赤字とは……。出版業界とは、なんとも因果な商売のようだ。

461とはずがたり:2017/08/20(日) 19:05:09
なんと!
しっかし何所で読んだんだっけなあ。。どっかの定食屋だっけ?せんなり?ぶらうん?

「浮浪雲」連載あと2回で終了か…長寿マンガ44年1039話
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/entertainment/20170819-134-OHT1T50232.html
07:10スポーツ報知

 小学館の漫画誌「ビッグコミックオリジナル」の最新号で、連載中の漫画家・ジョージ秋山氏(74)の「浮浪雲(はぐれぐも)」が、「あと2話」と記されていることが19日、分かった。終了となれば、1039話が掲載予定の9月20日号で44年の歴史を締めくくることになる。

 1973年に同誌で連載がスタートした「浮浪雲」は幕末が舞台の時代劇で、主人公は東海道の宿場町である江戸・品川宿の問屋「夢屋」の主人・雲。無類の女好き、酒好きでありながら剣の達人という顔を持ち、自由気ままに生きる中で発する言葉が“教訓”として人気の作品だ。

 少年漫画からキャリアをスタートさせ、人を食べるシーンが賛否を呼んだ問題作「アシュラ」や、日活ロマンポルノとして映画化された「ピンクのカーテン」などで知られる秋山氏の作品の中でも、代表作として知られる。78年には小学館漫画賞青年一般部門を受賞。過去2度ドラマ化され、78年にはテレビ朝日系で渡哲也(75)が、90年にはTBS系でビートたけし(70)が雲を演じた。

 単行本は現在、110巻まで発売。「ビッグコミック」系では、さいとう・たかを氏(80)のゴルゴ13(68年?)、黒鉄ヒロシ氏(72)の「赤兵衛」(72年?)に並ぶ長期連載作品だけに、終了が事実であれば大きな話題となりそうだ。

 ◆主な長寿漫画

 ▼少年誌 2016年9月、「週刊少年ジャンプ」で連載されていた「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(秋本治氏)が41年に及ぶ連載を終了。単行本は200巻。

 ▼青年誌 「ゴルゴ13」(さいとう・たかを氏)は1968年11月から「ビッグコミック」で休載なく連載され続け、まもなく50年目を迎える。単行本は現在185巻。

 ▼少女漫画 「王家の紋章」(細川智栄子あんど芙?みん氏)は76年から41年間「月刊プリンセス」で連載中。単行本は現在62巻。

462とはずがたり:2017/09/03(日) 09:39:18
出版界のこれから 2012
街の小さな本屋が生き残れるビジネススタイルを見つけたい
https://adv.asahi.com/special/contents160081/11052180.html
博報堂ケトル クリエイティブディレクター / 編集者 嶋 浩一郎氏
2012年11月28日

463とはずがたり:2017/09/18(月) 18:54:41

米ローリング・ストーン誌が売却へ。買い手はまだ現れず
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/business/sponichi-spngoo-20170918-0114.html
16:54スポニチアネックス

 音楽、文化、政治などを扱い、米国を代表する雑誌のひとつとして有名な「ローリング・ストーン誌(隔週発行)」が売却される可能性が出てきた。

 ニューヨーク・タイムズ紙が報じているもので、1967年に創刊したヤン・ウェナー氏(71歳)と、ウェナー・メディア社の社長でもある息子のガス・ウェナー氏(27歳)が保有する株式を手放す意思を示した。

 同社が発行していた「USウィークリー」「メンズ・ジャーナル」はすでにアメリカン・メディア社に売却されたが、米国を代表するローリング・ストーン誌を買収しようとする会社はまだ現れていない。

 ガス・ウェナー社長は「売却しても会社には残りたい」としているが「それは買収先の思惑次第」とコメント。前週のインタビューでは「出版業界は昔とはまったく違ってきた」と語っていた。

 なおAP通信によればヤン・ウェナー氏は「ローリング・ストーン誌の使命を理解してくれるバイヤーを探したい」と希望を口にしている。

464とはずがたり:2017/10/13(金) 20:18:22

文芸春秋の松井清人社長が文庫本貸し出し中止を要請、全国図書館大会で
http://news.livedoor.com/article/detail/13744162/
2017年10月13日 18時17分 産経新聞

 文芸春秋の松井清人社長が13日、東京都内で開かれた全国図書館大会で「図書館で文庫を貸し出すのはやめてください」と呼びかける一幕があった。

 深刻化する出版不況下での異例の訴えは論議を呼びそうだ。

 出版業界主催の分科会で登壇した松井社長は、文芸春秋では収益全体の30%強を占める文庫本が最大の収益源であることを明かした上で、近年、廉価な文庫本も積極的に貸し出す図書館が増えている例を挙げ、売り上げに「少なからぬ影響がある」と指摘。「版元の疲弊に歯止めをかけるのは文庫が生む利益。販売低迷は作家にとっても命取りになりかねない」「(読者に)せめて文庫くらいは自分で買おうという習慣ができるのが重要」と理解を求めた。

 出版科学研究所によると、昨年の文庫本の推定販売金額は1069億円。3年連続で6%台の大幅減となり市場はピークの約7割に縮んだ。人口減や書店の淘汰に加え、スマートフォンの普及による娯楽多様化なども要因とされる。

465とはずがたり:2017/12/13(水) 13:54:39

TSUTAYA」のCCC、主婦の友社を買収か
ITmedia ビジネスオンライン 2017年12月13日 11時45分 (2017年12月13日 13時31分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20171213/Itmedia_business_20171213072.html

 「TSUTAYA」などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が、中堅出版社の主婦の友社を買収する方針を固めたと一部が12月13日報じた。

 同日付の日本経済新聞によると、CCCは主婦の友社の発行済み株式の9割超を筆頭株主の大日本印刷から数億円で購入する予定という。競合する米Amazon.comに対抗する狙いで、主な読者層である主婦向けのマーケティングのノウハウを書店づくりに生かす方針としている。

 女性向けの老舗出版社として知られる主婦の友社は、女性誌「Ray(レイ)」「S Cawaii!(エスカワイイ)」「GISELe(ジゼル)」のほか、料理本・園芸本を中心に発行している。

 CCCはITmedia ビジネスオンラインの取材に対し、「当社が発表したものではないため、コメントを差し控える」(広報担当者)と述べた。

 CCCはCD・DVDレンタル事業の売上高が減少傾向にあり、書店事業の拡大に注力している。近年は「美術手帖」発行元の美術出版社、ライフスタイル雑誌「GoodsPress」などを出版する徳間書店を買収。「Pen」「Newsweek」を出版するCCCメディアハウスなども傘下に持つなど、コンテンツ分野への進出を積極化している。

 出版社の知見を生かした書店づくりも始めており、今年4月には美術出版社が企画に加わったアート専門書店「銀座 蔦屋書店」を商業ビル「GINZA SIX」(東京・中央区)内にオープンした。

466とはずがたり:2018/01/04(木) 20:13:52
中学の同窓会をやってきたが一人,新潮社のカメラマンになってた。すげー。
佐藤愛子とかの写真撮ったりするそうな。

467とはずがたり:2018/01/06(土) 17:28:21
ちくまは最も好きな出版社の一つだっただけに残念だ。

「ちくま学芸文庫ですら、こんな妙な帯をつけて売上を狙う時代か。」
記録。/炎上後、ちくま学芸文庫アカウントがコメントを連ツイしたので追加。 更新日: 2018年01月06日
https://matome.naver.jp/odai/2151511931288091701

468とはずがたり:2018/01/16(火) 19:46:29
スキー専門誌の草分け:
「スキージャーナル」発行元が破産 ネット上に惜しむ声
2018年01月15日 14時42分 公開
[ITmedia]
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1801/15/news091.html#utm_source=yahoo&utm_medium=feed&utm_campaign=20180116-075&utm_term=zdn_mkt-bus_all&utm_content=rel2-1

469とはずがたり:2018/02/04(日) 07:40:36
紀伊國屋だけど経営不振極まって愛国系書籍に頼ってるらしい。嘆かわしいのお。。

https://twitter.com/ichitawake/status/959604870180347904
位置@ファンタジー馬鹿?
@ichitawake
フォローする @ichitawakeをフォローします
その他
紀伊国屋の社長が首相と会うのはタレントらの「付き合い」とは違う。その社会に対しての影響力が大きいのだから、本来権力者とこのような交流を深めること自体を問題視しなければならない立場ではないのか?
やはり、紀伊国屋の書籍に愛国系の書籍が多いには理由があった、と判断せざるを得ない。

17:50 - 2018年2月2日

こんな人たち@根本 淳
@nemojun1974
8 時間8 時間前
その他
返信先: @ichitawakeさん
ある時期から紀伊国屋を利用していません。やはりその理由からです。

470とはずがたり:2018/03/04(日) 20:10:52
あの人のことば 2017年11月28日 17時07分 JST | 更新 2017年12月08日 13時14分 JST
瀬戸内寂聴を支える、おちゃめな29歳秘書。寝起きに下着を見せて「かわいいでしょ?」
年の差を感じさせない2人の関係は、どのようにして生まれたのか。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/11/27/manaho-seo_a_23289776/?utm_hp_ref=yahoo
吉川慧

471とはずがたり:2018/03/16(金) 21:38:44

麻生が買ってて吃驚して調べて見たらこんなひどい会社だったとは。。

ぎょうせい
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8E%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%9B%E3%81%84

かつてのオーナー家で「ぎょうせい」の“中興の祖”とも言える藤澤乙安(2000年3月没)は、もともと株取引に長じ、一代で巨富を築いた立志伝中の人物で、戦後に経営破綻した「ぎょうせい」の前身である帝国地方行政学会を買収し再建を果たした。もっとも、乙安は当初から出版事業に関心があったわけではなく、目的は自身の節税策として赤字会社の買収による利益圧縮にあった。

その後、乙安は官公庁とタイアップした出版物(法務省編「現行日本法規」のような法令集、経済産業省の「通商白書」、月刊「文部科学時報」など)を多く刊行し出版事業の中核とした。これらは、“「役所が公費でそろえた法令や判例などの資料をタダでもらい、まとめて刊行するだけ。出版物の多くは買い取りでリスクがない」(経済誌記者)“ビジネスモデルであった。また“「入社試験で父親の職業を聞かれ、『公務員』と答えると合格する、と社内では言われている」(同社関係者)”など役所との太いパイプを築き上げた。

この結果、“「出版業界はここ5年連続で売上高が前年度割れし、10年前の水準に戻ってしまったが、『ぎょうせい』は景気に左右されず、売上高を伸ばしている」(清田義昭「出版ニュース」編集長)”と評され、2001年度の売上高は出版業界7位の約760億円、社員数は業界最多の約2千人を誇る強固な経営基盤を築き上げた。

しかし、社内では“「うちは超安月給で、新入社員の約3割は入社後3年ぐらいで辞めてしまう。取締役でも年収は1千万円台の前半と聞いています」(社員)”といわれ、“「人件費や経費を抑えて収益を上げ、徹底した節税で株主に15%の高配当をする。ただし、株の大半は実質的に社長のもの。結局、社長だけがもうかるシステム」(前出のOB)”と言われた。

こうした中、乙安より事業を引き継いだ藤澤玄雄・社長(乙安の養子)が、乙安からの相続財産のうち課税されるべき相続税約12億円脱税したとして、2002年8月に東京国税局から東京地検に告発され[2]、同年9月に社長を辞任(同月、相続税法違反で逮捕され翌月起訴。2004年7月の一審・東京地裁は懲役2年、罰金2億5千万円の実刑判決、2005年1月の二審・東京高裁も被告側の控訴を棄却、さらに2006年1月最高裁でも上告棄却で実刑確定し、収監さる)し、このことが、MBOによってオーナー経営から脱却する契機となった。

※以上、週刊朝日2002年9月20日号より参照、“”内のコメントは同記事より引用。

472とはずがたり:2018/04/22(日) 12:18:39
海賊版サイト「ブロッキング要請は法的に無理筋」東大・宍戸教授、立法を議論すべきと批判
https://www.bengo4.com/internet/n_7683/

インターネット上で、マンガや雑誌が無料で読める「海賊版サイト」が、深刻な社会問題となっている。毎日新聞によると、政府は4月中にも、国内の通信事業者(プロバイダー)に対して、海賊版サイトへのアクセスを遮断する「ブロッキング」を実施するよう要請する調整に入ったという。一方、専門家からは「きちんとした立法過程を踏むべきだ」という批判の声があがっている。

海賊版サイトでは、著作者の許可なく、マンガや雑誌が大量にアップロードされて、だれでも無料で読めるようになっている。有名な「漫画村」など、その利用が広がる中で、出版社の売上も急落しており、この問題が浮き彫りになっていた。こうした状況の下、政府も「ブロッキング」を含めた対策を検討していた。

一方で、海賊版サイトへのアクセスを遮断する「ブロッキング」をめぐっては、憲法で保証された「通信の秘密」「表現の自由」に反するという指摘が、かねてよりあがっている。また、電気通信事業法でも、電気通信事業者は「通信の秘密」を侵してはならない、とさだめられている。

こうした法的ハードルを乗り越えようと、政府は「無料閲覧によって生じている出版社や著作権者の被害を踏まえ、要請を刑法上の『一時的な緊急避難措置』と位置付ける」(毎日新聞)という。児童ポルノでは、このような観点からブロッキングがおこなわれた過去がある。

しかし、宍戸常寿・東京大学教授(憲法・情報法)は「そのような解釈は許されない」「通信の秘密が不当に侵害される」と批判する。宍戸教授に聞いた。

●「公開の議論もなく性急に決着を付けることで、国民にツケが回る」
――今回の報道を受けて、どのように考えたか?

私は、「著作権保護のための通信遮断が緊急避難にあたる」という解釈は許されないと思います。

「通信の秘密」(憲法21条、電気通信事業法4条)の侵害に対する違法性阻却事由としての緊急避難は、極めて厳格な要件の下で認められると考えているからです。自殺の防止や生命の救助等を除けば、児童ポルノのブロッキングが限界だと思います。

――著作権侵害も「緊急性」が高いと考えられないか?

ここでいう「緊急避難」(刑法37条)とは、(1)現在の危難、(2)補充性、(3)法益の均衡の3つの要件がそろっている場合のことをいいます。

海外サーバにある児童ポルノサイトについては、対象となった児童にとって過酷な人格権の侵害がネット上で継続している状態であり、全体的な児童ポルノ対策の中で、通信の秘密との関係でこの3つの条件がぎりぎり認められると判断されてきました。

詳しくは、安心ネットづくり促進協議会の報告書をご覧ください。

https://www.good-net.jp/files/original/201711012219018083684.pdf

これに対して、著作権侵害サイトは実効的対策を尽くしているかも含めて、3つの条件を満たさないことが、早くから指摘されてきました。「一時的な緊急避難措置」といいますが、それは立法ができるまでの間という意味合いで、これまでの解釈とは「緊急」という言葉の意味を、差し替えていると言わざるをえません。

この数年、関係省庁から「そろそろ知財ブロッキングが緊急避難でできないか」と定期的にたずねられ、そのたびに「電気通信事業法の解釈としては無理だ。早く立法したらよいと思う」と言い続けてきました。さらに、その方向で、具体的な論点も示してきました。

現行法では難しい、著作権侵害は問題だ、ということが早くからわかっていたのですから、しっかりした議論を重ねて、正当性と実効性ある立法措置をとるべきだったのです。ところが、そのような議論・立法措置を怠って、今騒がれているような「緊急」事態を招いたのは、ひとえに関係省庁の無策と、法的に無理筋な解釈変更に固執された人たちによるものです。

公開の議論もなく性急に決着を付けることで、そのツケを国民全体の「通信の秘密」「知る権利」に回そうというのは、私にとっては理解しがたいことです。

473とはずがたり:2018/04/22(日) 12:18:59
>>472

――具体的にどんな問題があるのか?

ブロッキングは、アクセスを遮断して、通信の秘密を「窃用」するだけではありません。遮断の前提として、論理的にはすべての通信について、事業者が利用者のアクセス先を「知得」する必要があります。これも通信の秘密の侵害の一種です。

国民のすべての「通信の秘密」を、法令上の正当行為でもなく、正当防衛や緊急避難でもないかたちで侵害することは、許されません。言い換えれば、海賊版サイトにアクセスするわけではない、すべての「通信の秘密」が不当に侵害されることになるのです。

このようなあやふやな根拠で「アクセスを遮断しろ」と要請されても、通信事業者(プロバイダ)は法的リスクの問題を考慮する必要があります。

遮断に関わるプロバイダは「通信の秘密」侵害罪(電気通信事業法4条、179条)で、大量の告訴・告発のリスクにさらされることになります。仮に、政府見解や閣議決定が示されても、それを信頼して行動したことのリスクは負わなければいけません。

●「通信の秘密」だけでなく「政府統治の正当性」も破壊するおそれ
――海賊版サイトの問題はどう対応したらいいのか?

適切な利益衡量をおこなって、明確な基準を立て、必要最小限度の範囲に遮断の範囲を限定し、裁判所の関与・異議申立ての手続きを整備したうえで、海賊版サイトへのアクセス遮断を合法化する立法は、憲法21条(表現の自由、通信の秘密)に反しない余地があると、私は考えています。

私も、この問題で苦しんでいる出版社・著作者ほどではありませんが、物書きの端くれとして、著作権侵害は苦々しく思います。自分の著作権が侵害されているサイトを見たこともあります。

しかし、解釈でブロッキングを求める方たちも、ひとたび、こうした法律の根拠のない例外を認めてしまえば、それが今後、自分たちの「表現の自由」や「通信の秘密」にどのような影響を及ぼすか、立ち止まって考えていただきたいと思います。ひとたび、著作権侵害まで緊急避難の名目でブロッキングできるということになれば、著作権侵害よりも質的に悪質な名誉毀損なども、政府から要請があれば、ブロッキングできて当然だ、ということになるでしょう。

――法解釈ではなくて、きちんとした立法プロセスを踏むべきということか?

そのとおりです。もちろん、民主的な立法プロセスは万能ではありません。しかし、そこを通すという手続きを踏むことで、すべての当事者が、自己の利益・考えをもう一度見直し、濫用のおそれのない合理的で正当な集合的決定にたどり着くことができるはず。これこそが民主主義を支える考えであり、現在の政府もそれによって統治の正当性を得ているわけです。

そうした立法プロセスを回避して、国民の基本的権利にかかわる重要な問題について「自己の利益を通そう」「あの人の利益を通してあげよう」というのは、それが美辞麗句で語られれば語られるほど、警戒する必要があります。法律による行政の原理とは、そうした機能を持っています。そして今回は「通信の秘密」だけでなく、この原理それ自体が危険にさらされているともいえます。

――このまま解釈変更がおこなわれたら、どんな影響があるか?

今回のブロッキングの議論について外野から見ていて、きちんとした手続きを踏むのではなく、むしろ回避しようとされているのではないか、と感じます。そのことは、今後の情報通信社会において、政府の統治の正当性だけでなく、著作権(者)という正当な権利(者)の基盤までも破壊することにつながるのではないか、と恐れています。

(弁護士ドットコムニュース)

474とはずがたり:2018/04/23(月) 22:54:52

https://twitter.com/NHK_PR/status/988261190202789888
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【注文殺到3000人待ち】
予算1万円で客に合った本を選ぶ「1万円選書」を手がける、北海道の本屋さん。
バブル崩壊、出版不況…廃業の危機にさらされながら闘い続けた町の本屋さんの仕事に迫ります。

475とはずがたり:2018/05/07(月) 22:25:27
かわhttp://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=55が好きでした。

息子も一時期好きで読んであけた。

哀しいなあ。ご冥福をお祈りします。楽しい本をありがとう。

加古里子さん死去
2018/5/7 12:57
c一般社団法人共同通信社

https://this.kiji.is/366071523834397793
47行政ジャーナル


行財政専門情報サービス

全国の新聞社43社と共同通信社が提供する行財政ニュースサービスです。中央省庁や多くの自治体でご利用いただいています。

詳細はこちら
 「だるまちゃん」シリーズや児童文化研究で知られる絵本作家の加古里子さんが2日、死去した。92歳。福井県出身。

476とはずがたり:2018/05/14(月) 12:49:06
厳しいなあ。。

出版取り次ぎ「限界」 一晩で55店配送、積み荷は激減
https://www.asahi.com/articles/ASKD551YBKD5UCVL00H.html?ref=yahoo
塩原賢2018年1月12日13時50分

 出版市場の縮小で積み荷の本は激減しているのに、配送先は増え続ける――。出版社と売り場をつなぐ出版取り次ぎが非効率にあえいでいる。コンビニの増加が背景にあり、この1年で1千店以上増えて約5万5千店に。人手不足の配送現場では、高齢ドライバーが深夜の街を駆け回る。(塩原賢)

 神奈川県綾瀬市にある本専門の運送会社「出版輸送」相模営業所。今冬の夕方、記者が訪ねると、倉庫では取次会社から集荷した本の仕分け作業が始まっていた。

 大型トラックの荷台から次々に降ろされた雑誌の束がベルトコンベヤーを流れていく。その両側に並ぶ4台の3トントラックに、各運転手が持ち場の配送先の束を積み込んでいく。

 記者が同乗する見上哲也さん(57)のトラックは、綾瀬市と大和市内の書店2店、コンビニ53店、この日の計55店分を積み込み終えても、荷台の約3分の1しか埋まっていない。重さにして約1トン。近年では平均的な積載量という。

 同営業所の亀川英明所長(55…

477とはずがたり:2018/05/18(金) 12:35:11
図書館みたいに五月蠅いところで勉強出来る無神経さが信じられん。やっぱ茶店やファミレスが静かで落ち着く♪

図書館で自習、大阪で解禁の動き 禁止に半世紀の歴史
https://www.asahi.com/articles/ASL4T5284L4TPTIL011.html?ref=tw_asahi
半田尚子、左古将規2018年5月16日23時14分

 この春、大阪市の市立図書館の多くが46年前から続くルールを見直し、図書館での自習を認めた。図書館での自習は、東京都立図書館など全国の数多くの公立図書館で禁じられている。どうして、図書館で自習をしたらダメなのか?

 土曜日の12日、大阪市立中央図書館前で約70人が開館を待っていた。図書館によると、夏休みは学生も加わって館内の約1千席が埋まる。

 大阪市は1972年以降、市内の各区に市立図書館を建ててきたが、全館で自習を禁止してきた。とはいえ、自習者がつまみ出されるわけではなく、多くの場合は図書館側が黙認している。その結果、一般の利用者からは「席に余裕がないから、譲るように言って」と苦情を言われ、自習する学生からは「どうして席で寝ている人は許されて、自習はダメなのか」と問いただされ、図書館職員は板挟みになっていた。ある職員は「まじめに勉強に来た子たちを追い出したくないが、重い本を持って席を探す人を見ると心が痛む」と明かす。

 方針転換のきっかけは、天王寺区が2015年に図書館の席の利用実態を調べたこと。同時に使われている席が半数ほどだったため、天王寺図書館では16年4月に書棚を動かして22席を33席に増やし、17席を自習可能とした。その後、24区の区長が集まる会議で自習問題が取り上げられ、今年3月までに24館中20館が解禁を決めた。区長会議で議論をとりまとめた榊(さかき)正文・浪速区長は「本を借りて返すだけでなく、新たな機能を持った図書館を考えていきたい」と話す。

■過熱する席取り背景、排除…

478とはずがたり:2018/05/20(日) 11:11:55

40年不明の書物がヤフオク出品
高野山大図書館買い戻せず
https://this.kiji.is/369781722033718369
2018/5/17 20:11
c一般社団法人共同通信社

 高野山大学図書館(和歌山県高野町)の所蔵で、40年以上前に行方不明となった密教の儀礼に関する書物3冊がヤフーオークションに計7千円で出品され、その後、計約25万円で落札されたことが分かった。買い戻すため、図書館の蔵書だったと知らずに入手し出品した人物と交渉したが、値段の折り合いがつかず断念したという。図書館が17日明らかにした。

 図書館によると、「伝法灌頂金剛界作法」「金剛界三昧耶戒作法」「伝法灌頂台蔵界作法」で、詳細な刊行日などは不明だが、いずれも江戸後期〜明治期のものだという。サイト上では「正徳2年(1712年)」「肉筆のもの」と紹介されていた。

479とはずがたり:2018/05/30(水) 22:12:44
個人事務所が破産ってどんな経営してたんだ!?

小説「家族輪舞曲(ロンド)」の作家・椎名桜子氏の個人事務所、(株)オフィシャル・タブー(東京)が破産
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20180530/Tsr_tsr20180530_01.html
東京商工リサーチ 2018年5月30日 13時15分

 (株)オフィシャル・タブー(TSR企業コード:295212446、法人番号:3010901015753、世田谷区砧8-26-28、設立平成13年5月、資本金1400万円、椎名桜子社長)は5月21日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には佐々木奏弁護士(森・濱田松本法律事務所、千代田区丸の内2-6-1、電話03-6266-8510)が選任された。
 負債は現在調査中。

 作家・椎名桜子氏の個人事務所として出版物などの編集業務を行っていた。椎名氏は昭和63年、小説「家族輪舞曲」を発表、同作は映画化されたことでも話題となった。しかし、近年はヒット作に恵まれず、業績不振で経営は悪化。債権者より破産を申し立てられていた。

480とはずがたり:2018/06/26(火) 15:56:13
「大草原の小さな家」著者名、文学賞から外す=米協会、先住民差別理由
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180626X405.html
10:21時事通信

 【ワシントン時事】米図書館協会は25日、声明を出し、テレビドラマ「大草原の小さな家」の原作者名を冠した児童文学賞「ローラ・インガルス・ワイルダー賞」の名称を「児童文学遺産賞」に変更することを決めたと発表した。作品内での先住民に対する差別的な言及を理由としている。

 1930年代に原作が出版された「大草原の小さな家」は、米西部の開拓民一家を描いたワイルダー氏の半自伝的小説。70年代にドラマ化され、日本でも人気を博した。だが、一連の作品に出てくる「良いインディアンは死んだインディアンだけ」といったせりふなど、先住民を非人間的な存在として扱う姿勢が「賞が目指す価値観と合致しない」と判断した。

481とはずがたり:2018/06/29(金) 15:26:17
前からネットで気に入って読んでたトモちゃんは女の子!http://sai-zen-sen.jp/comics/twi4/tomochan/だが,ついに単行本1〜6巻を大人買いしてしまった。
わざわざ難波のジュンク堂迄出て行ったぜ〜w群堂みすずちゃんかわええ〜☆
あと一ヶ月分ぐらい書きためたら次の7巻は8月頃に出るのかな〜♪

1-124(124) 第1巻 2015/10/8:1話〜8話(8話)
125-236(112) 第2巻 2016/2/3:9話〜17話(9話)
237-359(123) 第3巻 2016/7/8:18話〜23話(6話)
360-476(117) 第4巻 2017/1/15:24話〜31話(8話)
477-598(122) 第5巻 2017/8/9:32話〜37話(6話)
599-722(124) 第6巻 2018/2/9:38話〜41話(4話)
723-810(98)→6/29現在

482とはずがたり:2018/07/12(木) 21:05:58

>>442>>391-392>>386

2018.05.22
「安値で買い叩く」ブックオフ、経営危機に…「ヤフオクのほうが高く売れる」浸透で店に行く意味消失
http://biz-journal.jp/2018/05/post_23412.html
文=佐藤昌司/店舗経営コンサルタント

 中古本チェーン最大手のブックオフコーポレーションが、3期連続で最終赤字を計上した。

 同社が5月10日に発表した2018年3月期の連結決算は、最終損益が8.8億円の赤字だった。17年3月期は11.5億円の最終赤字、16年3月期は5.2億円の最終赤字を計上していた。

 同社の展開する中古本・中古家電販売店「ブックオフ」は、店舗数が激減している。10年3月期には1100店以上を展開していたが、18年3月末時点では825店となった。8年で約300店が減ったかたちだ。18年3月期も18店純減しており、店舗数減少の流れが止まらない状況にある。

 18年3月期は、不採算店の店舗閉鎖損失や早期の黒字化が見込めない大型複合店の減損損失などで12.5億円の特別損失を計上した。店舗数が減少したこともあって、売上高は前年比1.6%減の800億円だった。

 全売上高の9割近くを占めるリユース店舗事業が前年比0.8%減と不調だった。既存店売上高が前年比で3.5%減ったことが響いた。客数が6.1%減と激減し、客離れが深刻な状況にある。

 リユース店舗事業で主力の中古本販売の不振が顕著となっている。売上高は前年比で5.3%も減った。不振の大きな要因としては、本の買い取りの減少が挙げられる。18年3月期の仕入高は前年比で2.3%減った。16年3月期が3.5%減、17年3月期が4.9%減と減少が続いている。

 仕入高が減っている理由としては、本離れや本の電子書籍化が進んでいることで紙の本の流通が減っていることが挙げられるだろう。

 出版科学研究所によると、17年の出版市場は前年比4.2%減の1兆5916億円だった。電子書籍が16.0%増の2215億円だった一方、紙の本は6.9%減の1兆3701億円で13年連続のマイナスだったという。このように、紙の本の流通が減っているため、ブックオフの買い取りも苦戦しているといえる。

 また、ブックオフ自身の問題もあるだろう。ブックオフで本を売る場合、1冊の査定額が10円といった“二束三文”の価格を提示されることが少なくない。もちろん、すべてがそうというわけではないが、高値で売れるのはまれといっていい。そのため、本を売る人の間で「ブックオフの査定は厳しく、安値で買い叩く」という認識が広がっている。

 これは、ブックオフに明確な査定基準が存在するためだろう。この基準によって、極端に高額な査定が算出されることはほとんどない。赤字が発生しないようにするためには、買い取り価格を低く設定せざるを得ないという事情もある。

483とはずがたり:2018/07/12(木) 21:06:25
>>482
ネットを介した個人売買が普及し苦戦
 一方、「ヤフオク!」や「メルカリ」など、インターネットを介したオークション、フリーマケットのサービスが近年発達しているが、こういったサービスでは買い手が主に個人のため、欲しい商品であれば多少高い金額を提示してでも手に入れようとする傾向があり、思わぬ高値で売れることも少なくない。

 このようなサービスが普及したことで、「ブックオフで売るよりもネットを利用して個人に売ったほうが高く売れる」という認識が広まった。その結果、ブックオフで本を売っていた人がネット売買市場に流れていき、ブックオフの仕入高の減少につながったといえるだろう。

 これは、本以外の商材にも当てはまる。ブックオフはCDやDVD、ゲーム、家電、アパレル、ブランド品など多種多様な商材を取り扱っているが、物を売りたい人が個人間のEC市場に流れたことで、以前と比べて店舗での買い取りが難しくなっているといえる。

 買い取りが難しくなっているため、品ぞろえにも影響が出ている。魅力的な物を買い取ることが難しくなり、品ぞろえの充実度が低下し、それが客離れにつながっている側面もある。

 個人間のEC(電子商取引)市場の発達は買い取り面だけでなく、販売面でも苦戦を強いられる要因となっている。わざわざブックオフに足を運ばなくても物が買えてしまうからだ。ネット通販のアマゾンがさまざまな小売業を駆逐しているように、ヤフオクやメルカリなども小売業を駆逐し始めている。その矢面に立たされているのが、中古販売店でありブックオフといえるだろう。

 個人間のEC市場の成長はすさまじい勢いだ。経済産業省によると、17年のネットオークションの市場規模は前年比3.2%増の1兆1200億円で、そのうちの個人間取引は3.2%増の3569億円だった。また、フリマアプリの市場規模は58.4%増の4835億円で、フリマアプリが初めて登場した12年から、わずか5年で5000億円弱の巨大市場に成長している。

 そういった状況もあり、ブックオフはオンライン事業を強化している。自社サイトに加え、「楽天市場」やヤフオクなどに出品している。14年4月にヤフオクを運営するヤフーと資本業務提携を結び、15年12月にはヤフオク上に「ブックオフオンラインヤフオク!店」を開設。ブックオフの店舗在庫をヤフオク上で販売し、出品数を大幅に増やしていった。17年10月にはアマゾンの仮想商店街型サイト「アマゾンマーケットプレイス」に出店し、販売を始めている。

 ただ、18年3月期のオンライン事業の売上高は前年比5.9%減の61.4億円と、大幅な減収となった。本の販売が落ち込んだことが大きく影響したという。営業利益は43.8%減の2.3億円だった。

 総合買い取りのハグオール事業も苦戦が続いている。東京23区を中心とした訪問買い取りサービスに加え、複数の百貨店内で買い取り相談窓口を運営するなど、積極的な買い取り策を実施したが、催事販売「東京古着」を撤退したことなどが影響し、売上高は7.7%減の20.7億円、営業損益が8.9億の赤字(前期は6.8億円の赤字)となった。

 八方塞がりの感があるブックオフ。業績改善の道は平坦ではなさそうだ。
(文=佐藤昌司/店舗経営コンサルタント)

●佐藤昌司 店舗経営コンサルタント。立教大学社会学部卒。12年間大手アパレル会社に従事。現在は株式会社クリエイションコンサルティング代表取締役社長。企業研修講師。セミナー講師。店舗型ビジネスの専門家。集客・売上拡大・人材育成のコンサルティング業務を提供。

484とはずがたり:2018/08/19(日) 19:57:01
軽減税率めぐり出版団体、政府と対立 「有害図書以外適用を」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180818-00000043-san-bus_all
8/18(土) 7:55配信 産経新聞

 8%から10%への消費税率引き上げが来年10月に迫る中、有害図書を除く書籍や雑誌に対し税率を低く抑える「軽減税率」の適用を求める出版社団体と、適用に慎重な政府が対立していることが17日、分かった。団体は軽減税率が適用される新聞同様、書籍や雑誌も「知識を得るため負担を減らすべき対象だ」と訴える。一方、政府は「納得できる有害図書排除の仕組みができていない」と主張。両者の溝が埋まる気配はない。

 出版社団体が本格的に動き出したのは6月中旬。超党派の国会議員でつくる「活字文化議員連盟」と「子どもの未来を考える議員連盟」が東京都内で合同総会を開き、書籍や雑誌に対し軽減税率を適用するよう求める活動方針を採択した。方針案をまとめたのが、日本書籍出版協会、日本雑誌協会、日本出版取次協会、日本書店商業組合連合会の4団体だ。

 平成28年度の税制改正大綱では、書籍や雑誌の軽減税率について「有害図書排除の仕組みの構築状況などを勘案しつつ、引き続き検討する」と提言。団体はこれを受け、民間の管理団体が有害図書を区分する仕組みを総会で提案した。

 具体的には、法曹や教育関係者などによる第三者委員会を立ち上げ、有害図書の基準を作成。軽減税率の適用対象は「出版倫理コード」を付与し、4団体で構成する機構がコードを管理する。

 各出版社は基準に照らして自主的に倫理コードを付与して出版。出版後に有害図書の疑いがある書籍が見つかれば第三者委の審議にかけ、有害図書と判断されると標準税率に戻す仕組みだ。

 団体は年末の31年度税制改正を視野に、既に与党税制調査会の幹部に方針案を説明に回るロビー活動を強化。団体の担当者は「おおむね反応は好意的だ」と手応えを強調する。

 だが、この動きに財務省は不快感を隠さない。税制を立案する主税局の幹部は「憲法の租税法律主義で税率は法律で定めている。民間団体が書籍ごとに税率区分を決めるのは事実上の違法行為だ」と忠告する。

 団体側も黙ってはいない。日本オリンピック委員会(JOC)が五輪メダリストなどに贈る報奨金は所得税が非課税になることを例示し、「非課税対象を民間団体(のJOC)が選ぶことが認められるのであれば、民間(の出版社団体)が書籍の税率区分を判断するのも問題ない」と反論する。

485とはずがたり:2018/08/25(土) 20:11:35
「母さん僕だよ」 金田一の聖地・真備にあの人から寄付
12:10朝日新聞
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/region/ASL837FV1L83PPZB011.html
「母さん僕だよ」 金田一の聖地・真備にあの人から寄付

昨年11月、小説の登場人物に扮して倉敷市真備町を歩く「1000人の金田一耕助」の参加者たち。中には白いマスク姿の「佐清」に扮した人も(川崎修さん提供)

(朝日新聞)

 寄付者の名前は「佐清(すけきよ)」――。名探偵金田一耕助ファンの「聖地」として知られる岡山県倉敷市真備町に、小説の登場人物の名前を借りた寄付が続々と寄せられている。7月の西日本豪雨で金田一のイベント用の衣装などが浸水。地元有志が修復費用の寄付を呼びかけたところ、遊び心あふれた支援の輪が広がっている。

 倉敷市真備町は、ミステリー小説の巨匠・横溝正史(1902?81)が戦中から疎開して戦後も生活。金田一シリーズを書き始めた場所として知られる。「佐清」とは、映画化され大ヒットした「犬神家の一族」でマスク姿が印象的な登場人物だ。

 金田一ゆかりの地となった真備町では毎年11月、コスプレイベント「1000人の金田一耕助」を開催。ファンが金田一や登場人物になりきって「聖地」を歩くのが恒例だったが、西日本豪雨で真備公民館岡田分館に置いてあった地元有志が寸劇などで使う衣装やゲタ、看板など約50点が泥水につかり、補修が必要になるなどした。

 ボランティアでイベントの運営に参加する「岡田地区まちづくり推進協議会」の川崎修さん(39)がツイッターで復興資金を募ったところ、振込先の「名探偵のふるさと募金」の口座に「金田一耕助」「犬神佐兵衛」「磯川常次郎」「田治見要蔵」ら小説の登場人物のほか、「江戸川乱歩」「アガサ・クリスティー」ら推理小説の巨匠名義の寄付が相次いだ。

 中には「母さん僕だよ佐清だよ」「佐清その頭巾を取っておやり」「祟(たた)りじゃー」など、小説や映画のセリフを意識したとみられる名義も。8月17日時点で、400人以上から210万円の寄付が集まったという。

 「金田一ファンのつながりを感じることができた。災害でつらいときこそ、笑顔になれるような話題が重要。生活の復興が最優先だが、できる限り早くイベントを復活させたい」と川崎さん。市立真備図書館にあった横溝正史の書籍約800冊も浸水で読めなくなるなどしたため、倉敷市に寄付金の一部を寄付して書籍等を購入してもらう予定。寄付の振込先は「楽天銀行ホルン支店普通口座1665613 カワサキ オサム」。川崎さんのツイッターアカウント「@osm4」で寄付の最新状況も発信している。(榧場勇太)

487とはずがたり:2018/09/11(火) 23:08:51

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1036554230/1606に拠ると今年1年はドワンゴが失速した様だが

2015.06.20
企業・業界
カドカワ、取次会社“外し”加速か 紀伊國屋書店とも直取引開始、業界の常識破壊
文=佐伯雄大
https://biz-journal.jp/2015/06/post_10427.html

 大手出版社KADOKAWA(カドカワ)は6月4日、埼玉県所沢市から購入した旧所沢浄化センター跡地に新しい印刷製本・物流拠点とともに、図書館や美術館、博物館を融合した文化施設を建設する「COOL JAPAN FOREST 構想」(以下、同構想)を発表した。その敷地は約37万平方メートル――東京ドーム8個分という広大なもの。



しかし、この構想をめぐって、経営統合したドワンゴとの間で不協和音が聞こえてくる。関係者は語る。

「KADOKAWAは2015年3月期第2四半期連結決算で、9億円の営業損失を計上し、8億円もの最終赤字を計上した。文庫やコミックスの売上減と雑誌不振など本業の出版が低迷しているのが原因。経営状態が厳しい中、KADOKAWAは300人ものリストラを実行するなどしているにもかかわらず300億円もの投資をすることに、ドワンゴ側の経営陣から『どこからそんな金が出るのか』などとつつかれていたようです。しかも、土地の取得に当たって競争入札相手の何倍もの高い価格で購入したことも、ドワンゴの経営陣が不満を募らせる原因にもなっている」
 
 こうした両者の不協和音を裏付けるようなやりとりが、6月4日の記者会見の様子からも見て取れた。共同持ち株会社KADOKAWA・DWANGOの川上量生会長は、こう挨拶した。

「本業と関係のないところに、会社のリソースを使いまくるというのが、僕が自慢にしていたこと。KADOKAWAと一緒になるに当たって、僕らは子どもの会社で、KADOKAWAは大人の会社。これからあまりむちゃはできなくなると思っていたが、今回の発表を聞いて、明らかに角川会長は僕よりもはるかにスケールが大きく、本業と関係のないところに力を入れていく人だと思い、非常に安心した。会社としても協力していきたい」

 川上氏が「本業と関係のないところに力を入れる」というフレーズを繰り返すと登壇者から笑いが起こり、出席者に違和感を与えた。川上氏の挨拶を受けて、角川氏は「(川上氏に)やんちゃすぎると言われて、事業費300億円をどう減らすか、苦心している」とコメント。言葉の裏から、この事業に対する両社の温度差が感じられる場面だった。

488とはずがたり:2018/09/11(火) 23:09:10
>>487
直取引拡大の意味

 同構想は、図書館や美術館、博物館などの文化施設ばかりが目立っているが、もうひとつの柱である出版の製作・物流拠点についてもKADOKAWAは大胆な構想を持っている。それが、一部で報道されているアマゾンとの直取引に大きく関係するという。関係者は語る。

「今年4月から、アスキー・メディアワークスやメディアファクトリー、角川マガジンズなど傘下にある出版8社、いわゆるオールKADOKAWAの出版物を、取次会社を介さずにアマゾンに直接納品し始めた。今年に入ってその話題で業界はもちきりだったが、KADOKAWAはそれだけにとどまらなかった。アマゾンとの直取引と同時に、大手書店の紀伊國屋書店とも直取引の実験を始めたのです。ただ、商品管理が高度にシステム化されたアマゾンとは異なり、書店現場でこれだけ膨大な商品を管理するのは難しいようで、うまくいっていません。KADOKAWAには主要な取引書店を特約店として囲う『36法人会』というものが存在しており、これら書店法人との直取引を見込んで大胆に舵を切ったのではないか。そして直取引の機能を担うのが、所沢に建設するロジスティクスセンターであることはいうまでもないでしょう」

 つまりKADOKAWAは、もう出版業界に取次会社は不要と考えているのだろうか。昨年、取次3位の大阪屋が経営危機に陥り、楽天ほか大手出版社が資金を捻出して債務超過を解消した。その際に角川氏は他の大手出版社に協力を求めるために、「取次を救済するのではない。その先にいる書店さんを救うためだ」と訴えた。角川氏が絶えず見据えているのは、販売拠点である実店舗とネットの書店なのである。

KADOKAWAの狙い

 ただ、「取次を外す」のは、そう簡単ではないと出版業界関係者は言う。

「取次はいわば、出版社とアマゾンとの間で壁となってくれていた部分もある。取次とアマゾンとの販売報奨などの交渉は、かなり熾烈なもののようだ。出版社はそういう交渉を毎年アマゾンと互角に行えるのか」

 果たしてKADOKAWAは、疲弊していく書店と直取引することで、書店の利益率の改善につなげようとしているのか。それとも、縮小していく業界で、取次機能がいずれは不要になるものと見越しての行動なのか。取次不要論は極論すぎるきらいもあるが、KADOKAWAが、縮小する出版業界において新たな流通イノベーションを起こそうとしているのは間違いなさそうだ。「業界3者による利益分配」のモデルは、もう終わりを告げようとしているのかもしれない。

 KADOKAWAという大手出版社が、アマゾンと直取引を始めた――この報道の裏側には、「将棋5段」の腕前を持つ角川氏の深慮遠謀が潜んでいるのかもしれない。
(文=佐伯雄大)

489とはずがたり:2018/09/13(木) 23:11:26

https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/1040014088380674048
松浦晋也
@ShinyaMatsuura

それ以前に、光が入ると本は傷むというのに、なぜガラス張りの図書館なんか設計した??松浦晋也さんが追加

hashide kai
@hashide_kai
和歌山大学に通う友人より。これは新図書館ですが、殆どガラス張りなデザイン性重視の為、今回の台風で窓ガラス殆ど粉砕、資料も教授用部屋も壊滅。中には窓全部破損で吹きっさらしで四阿(あずまや)状態の部屋も。…
16:07 - 2018年9月12日

https://twitter.com/adachi_hiro/status/1040067588166836225
安達裕章
@adachi_hiro

なんで建築家の人たちは、図書館をガラス張りにしたがるのかなあ。日光で本が傷むというコトを、想像できないくらいアホなの?彼らにとっては「本なんてのは単なるインテリアの小道具」に過ぎないかも知れないけど、だったら「世界一美しい図書館」なんて名前を付けるのはヤメてくれい。安達裕章さんが追加

神戸新聞
認証済みアカウント

@kobeshinbun
神戸三宮の高層ツインタワー 屋上庭園に「世界一美しい図書館」:https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201809/0011630126.shtml … #神戸新聞 #三宮再整備
19:40 - 2018年9月12日

490とはずがたり:2018/09/15(土) 19:09:00
!?アメリカの三流サスペンスじゃあないんだからw

「夫を殺す方法」執筆の米女性小説家、夫殺害容疑で逮捕
2018.09.15 Sat posted at 17:59 JST
https://www.cnn.co.jp/showbiz/35125685.html?ref=rss

(CNN) 「夫を殺す方法」の随筆を発表したことがある米オレゴン州居住の女性小説家が自らの夫を殺害した容疑で逮捕されたことが15日までにわかった。

同州の巡回裁判所に提出された刑事訴状で判明したもので、小説家のナンシー・クランプトンブロフィー容疑者(68)は殺人や武器の違法使用の罪に問われている。

27年間の結婚生活を送ってきた容疑者の夫(当時63歳)の射殺された遺体は今年6月、勤務先のオレゴン州の料理団体で発見され、容疑者は3カ月後に逮捕されていた。

同州ポートランドの警察当局は、捜査で得た情報により、女性小説家を容疑者と断定。ただ、刑事訴状や警察の声明では犯行の動機に触れていなかった。

ロマンスも織り込んだサスペンス小説を手掛けるナンシー・クランプトンブロフィー容疑者は2011年、「夫を殺す方法」の随筆をブログ上で発表。この随筆では、小説家として「殺人や犯行後の警察の捜査の進行などについて長い間、考えをめぐらせてきた」と書き出していた。

地元紙「オレゴニアン」はこの随筆の中身は夫殺害に関する賛否を詳述する2節にわかれていると伝えた。同容疑者はこの中で「離婚は高くつく。持ち物を本当に分割したい?」などと書いていた。

容疑者はこれまで数多くの書物を著し、テーマは殺人未遂、背信、犯罪や放蕩(ほうとう)生活などだった。

容疑者は自らのサイトに載せた経歴で「小説家はうそつき。誰がそう言ったかは忘れたが、それは真実ではない」「小説を書く上であなたは長い間忘れ去り、もしくは意図的に埋もれたままにしておいたあなた自身の人生の部分を深く掘り下げ、暴くことになる。そうだとしても、時にはその結末を変えた方が賢明なこともある」とつづっていた。

491とはずがたり:2018/09/21(金) 19:53:34
新潮45「右寄り」に活路 出版不況で「ヘイト路線」「炎上商法」? 批判噴出「なぜ差別に加担」
会員限定有料記事 毎日新聞2018年9月21日 東京朝刊
https://mainichi.jp/articles/20180921/ddm/041/040/029000c#cxrecs_s

http://tohazugatali.web.fc2.com/book/2018-09-21.jpg
月刊誌「新潮45」の部数の推移
 <access>

 杉田水脈衆院議員の性的少数者への差別論文を載せ、擁護する特集まで組んだ月刊誌「新潮45」。出版不況下の部数減を背景に「ヘイト路線」や「炎上商法」に走っているのではないかとの指摘や、「なぜ差別に加担するのか」との疑問が出版界や書店業界、論壇の間で出ている。【中村かさね、宇多川はるか】

 「社名を冠した雑誌をなくすわけにはいかず、右派論客の寄稿を厚くすることに延命の活路を見いだしたのだ…

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残り1026文字(全文1227文字)

492とはずがたり:2018/09/22(土) 23:39:16

杉田論文「そんなにおかしいか」新潮45の反論が再び大炎上 絶滅していく紙メディア「最期の咆哮」
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20180919-00097511/
木村正人 | 在英国際ジャーナリスト
9/19(水) 19:35



確信犯的な炎上商法か
インターネットが登場する前は、紙メディアは活字情報の流通を独占していたため、金回りも良く、健全な言論を発展させていく力にあふれていました。しかし今や、紙メディアの独占状況は完璧に破壊され、生き残りをかけた苦しい戦いを強いられています。

雑誌はもう当たり前のことを書いていて売れる時代ではなくなりました。雑誌は売れないと言論活動を続けることはできません。極端な主張、とんでもない言論、嫌悪や不安をあおる扇情的な記事でないと読んでもらえない悲しい現実があります。

「新潮45」は一定の読者を確保するために杉田論文を擁護する企画を確信犯的に組んだのでしょう。わざと問題を起こして注目を集める炎上商法なのかもしれません。

一方、ロンドンを拠点に映画をプロデュースしている筆者の友人によると、映画業界はネットフリックスやアマゾンの参入で、プロデューサーや俳優は奪い合いという好景気に沸いています。こうした環境では「新潮45」の企画より、ハナさんのような革新的なパフォーマンスの方がウケるようです。

(おわり)

493とはずがたり:2018/09/25(火) 17:37:35
「部数低迷で編集に無理」と新潮社
https://this.kiji.is/417237740491392097
2018/9/25 17:33
c一般社団法人共同通信社

 月刊誌「新潮45」の休刊を決めた新潮社は理由について、ここ数年の同誌の部数低迷に触れ、「試行錯誤の過程で編集上の無理が生じ、企画の厳密な吟味や十分な原稿チェックがおろそかになっていたことは否めない」とした。

494とはずがたり:2018/09/26(水) 18:49:05
ワック社や飛鳥新社ってどんな色なの??

結局正論と諸君!が二大保守論壇だったのが今は正論・WiLL・Hanadaの3強?


産経;「正論」1973年創刊,1990年より部数を伸ばす
文藝春秋;「諸君!」:1969年創刊。文藝春秋の兄弟誌の位置づけ。90年代後半から保守化の流れにのる,2000年代前半最盛期,9万5千部→2009.2休刊
ワック;「WiLL」(04.11創刊)マルコポーロを潰した花田紀凱が編集長就任して創刊
新潮;「新潮45」:若杉編集長から右傾路線→2018年廃刊
飛鳥新社;「Hanada」2016,5花田が編集長就任して創刊

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3%E8%AB%96_(%E9%9B%91%E8%AA%8C)
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/touch/20090627/p1
https://ja.wikipedia.org/wiki/WiLL_(%E9%9B%91%E8%AA%8C)

495とはずがたり:2018/10/05(金) 13:18:58
2018.1.24
なぜ日本のメディアは取り上げない? 全米で話題騒然の小説『パチンコ』
https://courrier.jp/news/archives/110308/

米国で話題を集めている小説がある。タイトルは『pachinko』、そう、日本でお馴染みのあのパチンコである。

著者は米国在住の韓国系アメリカ人、イ・ミンジン氏。第二次世界大戦の前から1980年代にかけての日本を舞台に四世代の韓国系の家族を描いている。なぜか日本では取り上げられないこの小説の著者イ氏に米国「ニューヨーク・タイムズ」紙が日本の新大久保でインタビューした。

日本のなかでも雑多な雰囲気で、多言語の飛び交う街として知られる東京・新大久保。

韓国系の人々が多く住むこの街には、近年さまざまな国から移住者がやってくる。韓国系の肉料理店だけでなく、ハラール・フード(イスラム法で許された食材)を扱う料理店など、アジア諸外国の店舗が軒を連ねる新大久保は、民族・文化的に均質とされる日本では異質の街なみを形成している。

そんな新大久保は、小説家Min Jin Lee(イ・ミンジン)氏と会うのにぴったりな場所だった。韓国のソウルで生まれ、幼いころに家族でアメリカに移住した彼女は、去年『Pachinko(パチンコ)』という小説を出版。この歴史小説はまたたく間に話題となり、アメリカで最も権威のある文学賞のひとつ、「全米図書賞」にノミネートされた。

彼女は10年前にも韓国系移民を題材とした小説を出している。その『Free Food for Millionaires(億万長者のただ食らい)』ではニューヨークを舞台に設定し、彼女と同じような韓国系アメリカ人を描いたが、今度の『パチンコ』では地球の反対側、つまり日本と朝鮮半島が舞台となっている。


世界各国で話題になっているが、舞台となっている日本では取り上げられない小説『Pachinko』


彼女が韓国からニューヨーク(厳密に言えばニューヨークのクイーンズ区エルムハースト)に移り住んだのは7歳のころ。そのため、「私にとって故郷は非現実的で、夢のような場所なんです」と彼女は言う。

そんな彼女の故郷、韓国から日本への移住者が急増したのは20世紀初頭。日本の帝国主義政策により、1910年に朝鮮半島が併合されたのがきっかけだ。彼女と会った新大久保に住む多くの“zainichi(在日朝鮮人)”も、当時日本に移住して来た人々の末裔である。

『パチンコ』で描かれているような移住者たちは、スラム街に集まり低賃金労働に従事した。

日常は差別で溢れていた。第二次大戦後に朝鮮半島が日本から解放されても、彼らの苦境は変わらなかった。日本の帝国主義に従属する必要はなくなったが、代わりに日本での在住権を失ってしまったのだ。

とはいえ故郷に帰ったとしても、家や仕事があるわけではない。日本に留まることを選択した彼らは、そこから何十年にもわたり、在住権をめぐる争いを繰り広げることになったのだ。

イ氏と会った新大久保のレストランでは、Kポップの映像が流れていた。壁には、有名人のサインがたくさん飾られている。逆説的に聞こえるが、在日朝鮮人への差別が根強く残っていても、韓国料理は人気を博しているのだ。20代の店員も主に日本語を話していて、英語話者のイ氏とは最終的に韓国語で話していたが、会話はたどたどしかった。

496とはずがたり:2018/10/05(金) 13:19:22
>>495
4代にわたって在日朝鮮人を苦しめ続ける差別

『パチンコ』で描かれる家族、バーク家もまた、在日朝鮮人に共通する困難に直面する。窮乏、差別、日本人に同化することの可能性と限界……。日本人による在日朝鮮人への人種差別や偏見は、植民地時代から続く侮辱や嫌悪が根源となっている。

朝鮮人と日本人の身体的特徴は似ているため、日本人として通るように思える。しかし在日朝鮮人だと露見したときのことを考えると、日本人に同化するのは社会的・精神的に危険な選択だと言わざるを得ない。

名古屋大学で文化人類学・民俗学を研究している浮葉正親教授は、以下のように述べる。

「移住者への差別はどこでも起こり得ますが、在日朝鮮人の人々への差別は植民地時代に端を発しています」

さらに浮葉教授はこう続ける。

「現在の在日朝鮮人の人々は第4世代へと移って来ていますが、彼らはもはや移民だとは言えません。日本人と本質的に変わらないのです」

いまでは、『パチンコ』で描かれる時代と比べると、あからさまな差別は減っている。しかし浮葉教授によれば、差別がなくなっているわけでは決してないのだ。たとえばインターネット上では、在日の人々をゴキブリに見立てて描いていたり、核武装した北朝鮮のスパイ扱いしている愚劣な記事を度々見かける。

イ氏は20年近くもの間、『パチンコ』を構想し推敲を重ねてきた。きっかけは1989年、彼女がまだイェール大学の学生だったころまでさかのぼる。彼女は当時、プロテスタントの牧師が開いた講演会を聴きに行ったのだが、その牧師は在日朝鮮人のコミュニティで暮らしたことがあった。

実は彼女はそのときまで、在日朝鮮人の歴史や現状を何も知らなかった。韓国系アメリカ人は勤勉で、上昇志向の強い人間だとみられている。彼女自身、そう捉えられることに慣れていたため、在日朝鮮人の人々が日本社会の最下層で差別を受け、長きにわたって苦しんできたことに驚かされたのだ。

「私は調査をしていく上で神経質にならざるを得ませんでした」と彼女は言う。在日朝鮮人は、韓国系の移民である彼女自身にとっても、まったくく馴染みのない存在だったのだ。

パチンコ経営が豊かになるための手段

在日朝鮮人の人々にとって、経済的に豊かになるための手段が、パチンコ店の経営だった。騒々しく、煙草の煙が充満する店内で、多くの日本人が興じるパチンコ。その多くが在日朝鮮人の人々によって経営されている。

しかし、パチンコは利益の出る一方で、法律的にはグレーゾーンに置かれていた。「ゲーム」だと捉えれば合法だが、「ギャンブル」だと捉えるとそうではなくなってしまうからだ。

「日本は結局、パチンコ禁止の道を選びませんでした。しかし経営を大目に見る一方で、その経営者を貶す風潮が醸成されてしまったのです」

とイ氏は言う。彼女によれば、このようなパチンコ経営の現状こそ、在日朝鮮人が置かれている社会的立場の縮図となっている。彼らは日本社会に定着している、しかしその一員だと法的に受け入れられているわけではないのだ。

イ氏の家族は韓国系移民のなかでもバラ色の経歴を辿ってきたといえる。彼女の父親は韓国で化粧品会社を営んでいたが、朝鮮半島が再び戦火に巻き込まれることを恐れ、移住を決意。そして1970年代の半ばにニューヨークへと渡ると、マンハッタンのブロードウェイ31丁目で店を始めた。

店はすぐに成長を遂げて、アパレル・装飾系の卸売業を展開するようになり、勤勉に働いた彼らは中産階級の仲間入り。さらに貯蓄の甲斐があって、イ氏を含めた3人の娘を大学へ行かせることもできた。

『パチンコ』は、イ氏が粘り強く取り組んだ結果生まれた作品である。1990年代の終わりから2000年代の初めにかけて、彼女は初稿を執筆していたが、もともとはテーマも内容も限定された小説だった。当初の予定では、主人公のソロモン・バークは投資銀行に勤める野心溢れた青年であり、東京へと転勤したものの差別や裏切りに遭う、という構想だった。

「でもひどくつまらない小説になってしまったんです」と彼女は言う。大きな社会問題を扱ってはいても、登場人物や人間関係に緻密さや現実味が足りなかったのだ。

497とはずがたり:2018/10/18(木) 08:57:16
知らんかった,,カッパでは無かったのか,沙悟浄。

また猪八戒だけ本名じゃ無くて猪悟能なのか!

沙悟浄
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%99%E6%82%9F%E6%B5%84
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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西遊原旨の挿絵より。原作のイメージは河童ではない、僧形の人物

概要
元々は天界の役人で捲簾大将(けんれんたいしょう)。天帝の御側役の一人で、霊霄殿(れいしょうでん)で謁見を求める者が罷り出た時に、天帝の前の御簾の側にいて、天帝と謁見を受ける者の間に入り、天帝を守護する役目。近衛兵の大将であり、「霊山の大将」と称される。“捲簾”の職名からしばしば誤解されるが、御簾の揚げ降ろしをする担当ではなく、高官であり、西遊記における沙悟浄は地位の象徴であると理解される。雑劇でも水官大帝が四海竜王達へ差し向けた上使の役回りである。

蟠桃会のおりに、天帝の宝である玻璃の器を手を滑らせて割ってしまった罪で天界を追われた[1]。鞭打ち800回の刑を受けて下界に落とされ、さらに7日に1度は鋭い剣を飛ばして脇腹を貫くという罰を受け続け、飢えと寒さから三千里もあるという弱水[2]の流沙河[3]で人を喰らう妖仙となった。

ある日、天竺に経典を取りに行く取経者を探していた観音菩薩と出会って突然襲いかかるが、お供の恵岸行者に阻止されて戦う。ひとかどではないと悟って相手の名を聞いてみると菩薩の一行であったので、平伏して慈悲を乞い、これまでに9名の取経者を殺したこと告白する。菩薩は次に来る取経者の弟子となるように諭し、沙悟浄という法名と戒律を与え、さらに殺した取経者の髑髏は持っておくように命じた。なお、悟浄という名は「実名敬避俗」に準じ師や兄など目上の者からの呼びかけのみに使用される。普通は通称の「沙和尚(しゃおしょう)[4]」と僧侶名で呼ばれる(孫悟空の「孫行者」、猪悟能の「猪八戒」と同じ)。

その後、観音菩薩の約束どおり玄奘三蔵の一行が流沙河を通りかかるが、また相手が誰か確かめることなく、旋風のように襲いかかる。三蔵を掠おうとした試みは、水戦が得意な猪八戒に阻止されたが、三度戦ってもなかなか打ち破れないので、孫悟空が?斗雲(きんとうん)でわざわざ観音菩薩を呼びに行った。菩薩は恵岸を派遣して、悟浄を降参させ、ひょうたんを渡して、9つの髑髏とあわせて法船(筏)とし、三蔵一行を流沙河の向こう岸へと渡した。法船は渡りきった後に、またひょうたんと髑髏に戻り、ひょうたんは恵岸が持ち帰るが、9つの髑髏は九筋の陰風(いんぷう)[5]となって音もなく消え去った。

以後、三蔵に弟子入りし、剃髪して僧形となると、孫悟空、猪八戒らと共に天竺まで経典を求めて旅をすることになった。このように原作では、弟子の中では唯一、僧形をしているが人間とは異なる濃色の容姿から「竈君」(竈の神様)としばしば間違われる様が見られる。

498とはずがたり:2018/10/19(金) 12:49:54
おい,世界平均以下かよ。。
我が実家には親父が高校現国教師だったこともあってまあ500冊や1000冊はあった筈だが今の家にはそんなにないな。。今日も2冊程買って帰るとこだが200冊ぐらいかなあ。。流石にもう一寸あるかな。

子どもの時に、自宅に紙の本が何冊あったかが一生を左右する:大規模調査
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/10/ok-11.php
2018年10月18日(木)17時30分
松丸さとみ

<31カ国、16万人を対象に行われた調査で、16歳の時に家に本が何冊あったかが、大人になってからの読み書き能力、数学の基礎知識、ITスキルの高さに比例することが明らかになった>

自宅に紙の本が何冊あったかが一生を左右!?
学生の頃、自宅にどれだけの本があったか、覚えているだろうか? 16歳の時に家に本が何冊あったかは、大人になってからの読み書き能力、数学の基礎知識、ITスキルの高さに比例することが、このほど行われた大規模な調査で明らかになった。研究者らは、「子どもの頃に自宅で紙の本に触れることで、一生ものの認知能力を高めることができる」としている。

調査を行ったのは、オーストラリア国立大学と米ネバダ大学の研究者たちだ。2011?2015年に31の国と地域で、25?65歳の16万人を対象に行われた「国際成人力調査」のデータを分析した。結果は学術誌ソーシャル・サイエンス・リサーチに発表されている。英ガーディアン紙が10月10日付と12日付で報じた。

調査では、16歳の時に自宅に何冊本があったか、と参加者に質問。その後、読み書き能力、数字、情報通信技術(ICT)のテストを受けてもらった。

その結果、本がほぼない家庭で育った場合、読み書きや算数の能力が平均より低かった。自宅にあった本の数とテストの結果は比例し、テストが平均的な点数になるのは自宅に80冊ほどあった場合だった。ただし350冊以上になると、本の数とテスト結果に大きな関係性はみられなくなったという。

本に囲まれて育った中卒と本がなかった大卒が同じ学力
さらに、最終学歴が日本で言うところの中学卒業程度(13?14歳)であっても、たくさんの本に囲まれて育った人は、大人になってからの読み書き能力、算数、IT能力が、本がほぼない家で育った大卒の人と同程度(どちらも全体の平均程度)だということが分かった。読み書きや数学の基礎知識において、子どもの時に本に触れることは教育的な利点が多いと研究者たちは述べている。

興味深いのは、「言葉の読み書き」(いわゆる文系の能力)と「数字」(いわゆる理系の能力)が別物だと考える人が多いと思われる中、今回の調査では、自宅に多くの本があると、このどちらも強化することがわかったということだ。研究者らは「これは予期していなかった」とし、「子どもの時に本を読めば大人になって文字を読むのが得意になる、という単純な話ではない。読み書きとはまったく異なる、デジタル環境にも繋がるということだ」と説明する。

499とはずがたり:2018/10/19(金) 12:50:08
>>498
ただし、これら自宅の本を必ずしも読めなければ効果がないというわけではなく、また単純に「本を読む」という行為によりこうした能力が伸びるというわけではなく、何が利点になっているのかを特定するのは難しいと研究チームは話す。「ただ本をたくさん読みなさい」というシンプルな話ではなく、大切なのは「子どもたちが、親や他の人たちが本に囲まれている様子を目にすること」だとしている。

ただし今回のテスト結果は、大人になってどれだけ本を読んだかとは無関係なので、今から慌てて読んだ場合の効果は不明だ。

「本好き」の国別ランキング、日本は?
この調査では16歳の時にどれだけ書籍が自宅にあったかを国別のランキングも出している。最も本好きの国はエストニアで、平均は218冊。350冊以上だったと答えた人は35%に上った。

日本は平均102冊で、世界全体の平均を含む18カ国・地域のランキングで14位だった。世界全体の平均は115冊。

研究者らは、本がもたらす利益は世界的に一貫しており、教育水準や、大人になってからの仕事、性別、年齢、両親の教育水準とは無関係だったとしている。データが最も詳細にわたって取れたオーストラリアを例にとっても、裕福さやIQ、学校の成績などを調整した後のデータでも同じ傾向がみられ、研究者らは、どのデータを考慮して調整した場合でも、「本に囲まれて育つことには利点があるという結果が出た」としている。

○16歳の時にどれだけ書籍が自宅にあったか
国 平均冊数
エストニア 218
ノルウェー 212
チェコ 204
デンマーク 192
ロシア 154
ドイツ 151
オーストラリア 148
英国 143
カナダ 125
フランス 117
世界 115
米国 114
アイルランド 107
日本 102
ベルギー 95
チリ 52
シンガポール 52
トルコ 27

500とはずがたり:2018/10/26(金) 08:14:29
Eメールの英語。Please kindly find the attached file.添付ファイルをご覧ください。
http://fanblogs.jp/hongkong2015/archive/49/0

Eメールでの定型文と言えばこれである。
Please kindly find the attached file.

これは毎日のように使うので辞書登録しておきたいくらいである。

とはいえ会社のPCが英語ベースなので辞書登録なるものがあるかもわかっていないので
結局していない。

Please see attached.
も同じである。SeeとFindの違いは良く分かっていないが
まあ概ね同じと考えていおいて良いであろう。

Pleaseだけだと「よろしくお願いします」というイメージだが
Please kindlyだと「どうぞ、よろしくお願いします」と丁寧になっていると私は考えている。

また、fileは省略しても意味は十分通じるのでAttachedで止めておいても何ら問題ない。

海外とのやり取りだと添付ファイルのみで文章なしで送りつけてくるケースもあるので
上記の文章を付しておけば十分である。

どうしても即座に開いて、確認してほしい場合等に限り
Could you please check the attached?
など丁寧な文章にしておけば、良いと理解している。


日本のメールはお世話になっておりますからはじまり、どうぞよろしくお願いいたします。で終わるという
超面倒な定型文があるが、海外だと

文章なしで添付ファイル、Regards名前、で終わるために実に楽である。


まれにだが

Enclosed is ○○ 「添付の内容は○○」
などの使い方をしてくる人もいる。

わたしは日々外国人とメールのやり取りをしているのだがルーチンワーク(請求書とかのやり取りだけとか)
に限ってはライティングスキルはなかなか向上しない。
もちろん、その中で論点となる事項が出てきた場合には長文でやり取りするのでなかなか
手ごたえがあるケースも多々ある。

私が使用している英文ビジネスレターは、自分が使いたい言葉があいうえお順で検索できるので私も多用している。
ご参考までに

キーワードで引く 英文ビジネスレター事典 第2版 単行本 ? 2010/6/26
橋本 光憲 (監修, 監修), 三省堂編修所 (編集)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4385162271/ref=nosim?tag=maftracking115187-22&linkCode=ure&creative=6339

501とはずがたり:2018/11/06(火) 11:58:44
ドイツ語講座(初級文法編)第2回
1 発音の三原則と母音の発音
http://www.lang.osaka-u.ac.jp/~tsuda/kouza/kouza02.html

502とはずがたり:2018/11/06(火) 16:02:45
村上春樹さんが早稲田大で記者会見に出席
https://this.kiji.is/431719253559542881
2018/11/4 16:3711/4 18:33updated
c一般社団法人共同通信社

 早稲田大が4日午後に開いた記者会見に作家の村上春樹さんが出席し、自身の原稿などの資料を大学に寄贈することを明らかにした。

503とはずがたり:2018/11/09(金) 19:09:40
ベストセラーからアメリカを読む渡辺由佳里
小説『ロリータ』のモデルとなった、実在した少女の悲劇
https://www.newsweekjapan.jp/watanabe/2018/10/post-52.php?t=1
2018年10月05日(金)15時30分

<優れた文芸小説『ロリータ』によって、男性の性的ファンタジーである「大人の男を誘惑する少女」のイメージが浸透してしまった>

日本では、ウラジミール・ナボコフの小説『ロリータ』のことを知らない者はいないだろう。

心理学者が前書きをしている犯罪者の手記、という手がこんだ形のフィクションで、その告白文の語り手が、少女性愛者のハンバート・ハンバート(仮名)だ。パリ生まれのハンバートは、ヨーロッパで過ごした子供時代に性的な体験を共有した少女アナベルのことを忘れることができず、少女のような未熟な体を持つ女性との関係で追体験をしようとしてきた。

30代後半になったハンバートは、移り住んだアメリカ・マサチューセッツ州の田舎町で、下宿先の娘である12歳のドローレス・ヘイズ(ロー、ドリー、ロリータ)に一目惚れし、欲情をいだく。彼はドローレスと一緒にいるために母親シャーロットと仕方なく結婚するが、邪魔者であるシャーロットを排除することを夢想し続ける。

ドローレスが夏期キャンプで不在のときにハンバートの本心を知ったシャーロットは、諍いの後に道に飛び出して事故死する。ハンバートはドローレスには母親が病気だと偽り、彼女を連れてアメリカ中を転々とする旅に出る。ハンバートは見知らぬ者には実の父娘を装いながらもロリータと性的な関係を持つーー。

『ロリータ』は1953年に完成したが、アメリカの大手出版社はいずれも出版を拒否した。そこでナボコフは、出版を快諾した(ややいかがわしいことで知られる)フランスのオリンピア社から1955年に初版を出した。それが話題になり、1958年にようやくアメリカで出版されたという逸話がある。

少女や幼女を性愛の対象にする心理である「ロリコン」という日本独自の表現は、もともとはナボコフの『ロリータ』と後に出版されたノンフィクション『ロリータ・コンプレックス』から来ている。

『ロリータ』はフィクションだが、ナボコフにインスピレーションを与えた実際の事件があったという。ベテランの犯罪ノンフィクション作家であるサラ・ワインマンの新刊『The Real Lolita(実存のロリータ)』によると、ナボコフはこの事件から相当多くのインスピレーションを受けていると考えられる。

1948年、50代のフランク・ラ=サールが、FBIの捜査員を装ってニュージャージー州で11歳の少女サリー・ホーナーを誘拐した。ラ=サールは少女を連れて車でアメリカ中を逃亡し、サリーが自分で逃亡するまでの2年間レイプし続けた。13歳で救助されたサリーだが、15歳の若さで車の事故で死亡した。

ナボコフはこの事件との関連を1977年に否定したようだが、類似点は多い。

ドローレス(ドリー)とサリーの年齢はほぼ同じで、母親はどちらも未亡人のシングルマザーだ。そして、ハンバートとラ=サールのどちらも車で逃亡の旅を続け、旅先では父と娘を装っていた。どちらも「(自分の言うことをきかないと)少年院に行くことになる」という脅しで少女を心理操作した。

504とはずがたり:2018/11/09(金) 19:10:08
>>503
『ロリータ』の中にも、「私がドリーに対してやったことは、1948年に50歳の修理工のフランク・ラ=サールが11歳のサリー・ホーナーにやったことではないか。たぶん」という文章が出てくるので、ナボコフが事件をよく知っていたのは明らかだ。

証拠になるナボコフのメモも残っている。

サラ・ワインマンは、「サリー・ホーナーのことを知っていたからといって、『ロリータ』の壮麗さやナボコフの斬新な創作力が損なわれるわけではない」と、ナボコフの達成を批判するためにこの本を書いたのではないことを強調する。

だが、そのうえでワインマンは非常に重要な点を指摘する。

『ロリータ』はすばらしい文芸小説かもしれない。だが、ナボコフがあまりにも優れた作家であったために、ハンバートの視点での「大人の男を誘惑する少女」のイメージが事実のように浸透してしまった。

けれども、多くの男性が性的なファンタジーの対象として読んだ「ロリータ」の影には、人生を無残に破壊された実在の少女がいたのだ。

11歳のサリーは、無垢な少女として生きる権利を50代の男に奪われた被害者だ。2年も性的虐待を受け続け、救出されて自宅に戻った後でも好奇と侮蔑の視線にさらされて、二度と「ふつうの女の子」に戻ることを許されなかった。利発で芯が強い少女だったのに、その才能を花開かせることなく15歳で短い人生を終えた。

いったんサリーのことを知ると、以前のように『ロリータ』を読むことが難しくなる。だが、フィクションを読むときに、立ち止まって現実を考えることも必要なのかもしれない。

特に日本では漫画などで幼い少女に見える者を露骨な性的対象にする「ロリコン」ものが多い。わずかだが、サラ・ワインマンの『The Real Lolita』にもその現象が書かれている。

日本人として、この現象をどう捉えるべきなのか。

実存したロリータの短い人生を読んでから考えてみてほしい。

505とはずがたり:2019/01/25(金) 11:37:45
名作絵本「ねないこだれだ」の意外な真実
子どもの世界はきれいごとだけじゃない
≪ 前ページ次ページ ≫
せな けいこ : 絵本作家
https://toyokeizai.net/articles/-/131828?page=2

506とはずがたり:2019/01/29(火) 19:43:27
作家 橋本治さん死去
2019年1月29日 19時40分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190129/k10011795781000.html

小説「桃尻娘」などの作品で知られる作家の橋本治さんが29日、都内の病院で肺炎のため亡くなりました。70歳でした。

東京都出身の橋本治さんは、東京大学に在学中の昭和43年、東大紛争のさなかに開かれた大学の学園祭で「とめてくれるなおっかさん 背中のいちょうが泣いている 男東大どこへ行く」というポスターのコピーで注目されました。

大学卒業後、昭和52年に青春小説「桃尻娘」で作家としてデビューし、その後は若者ことばによる新しい解釈で古典の現代語訳に挑戦した「桃尻語訳 枕草子」を発表したほか、論評やエッセーにも取り組み、「「三島由紀夫」とはなにものだったのか」では小林秀雄賞を受賞しています。

出版関係者によりますと、橋本さんは最近も雑誌の連載をもつなど執筆活動を続けていましたが、29日午後3時すぎ肺炎のため、東京都内の病院で亡くなったということです。70歳でした。

507とはずがたり:2019/02/01(金) 18:26:04
死んだ親爺も定期購読してた『ちくま』だが最近亡くなった橋本治がらみで久々に目にして出版業界にカネ流さないとなと思い立って定期購読しようとするとネット上でクレカの番号入れてはい終わりとなって居らず,郵便番号とか入力すると申込用紙が送られてくる仕組みの様だ。。

ネット時代に即応出来ずテレビも新聞も広告も苦悩してるけど出版業界の窮状もかなり深刻そうだ。。

508とはずがたり:2019/02/08(金) 19:13:35
【カドカワ】「ニコ動」離れが止まらず窮地 統合シナジー見えぬ異例タッグ
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190208-00193196-diamond-bus_all
2/8(金) 6:01配信 ダイヤモンド・オンライン

 インターネットと出版の異例のタッグで誕生したカドカワ。だが、成長エンジンであったはずのネット事業は衰退し、出版業界もいずれはジリ貧。統合による新たな成長の柱も、一向に見えてこない。(「週刊ダイヤモンド」編集部 山本 輝)

 「動画重過ぎ」「もはや“オワコン”」――。インターネット上にあふれ返る辛辣な意見の数々がユーザー離れの窮地を物語る。

 2014年、ネット事業を手掛けるドワンゴと出版大手のKADOKAWAが経営統合して誕生した、持ち株会社のカドカワ。ネットと出版という異例のタッグの内実は、出版業界が衰退傾向にある出版社が将来有望なネット企業に“救済”を求めた格好でもあった。

 だが、当時隆盛を誇った旧ドワンゴのネット事業は、いま凋落の一途をたどっている。

 18年3月期決算のセグメント別営業利益では、出版部門の60億円に対し、ウェブサービス部門は10億円の赤字に転落。16年3月期の同部門の営業利益率は14%と、出版部門の6%をはるかに凌いだが、立場はすっかり逆転した(図2)。

 元凶は、冒頭の通り主力動画サービス「niconico(ニコニコ)」のユーザー離れによる不振だ。

 ニコニコは、もともとユーザー投稿型の動画サービスとして若年層を中心に拡大、有料会員の課金収入によって成長を遂げてきた。

 だが、ユーザー投稿型のサービスではここ数年、広告収入モデルの「YouTube」にそのお株を奪われた。画質の悪さや動画の重さといったシステムの劣後に対する改善の遅さも手伝い、有料会員数は急減。19年9月時点で有料会員は194万人とピーク時から50万人以上落ち込んだ(図3)。

 同社は、有料会員数のV字回復のハードルは高いとみており、「投げ銭」といわれる都度課金型の売り上げの比率を2割から今期末に5割にすることで、有料会員による定期収入依存からの脱却を狙う。

 加えて、ニコニコをプロモーション基盤とした新規サービスを複数投入することで巻き返しを図る。

 昨年11月にリリースした位置情報ゲームアプリの「テクテクテクテク」は、開発に数年をかけた超大作で、とりわけ期待は大きく、こうした新作ゲームの貢献などで、19年3月期はウェブサービス部門で前期比20億円の増益、映像・ゲーム部門で同41億円、2.4倍の増益を狙う野心的な計画を立てる。

509とはずがたり:2019/02/08(金) 19:13:52
>>508
 だが、ユーザーの不信感は募り、他の動画サイトでのコンテンツ多様化はますます進む。こうした環境で、ユーザーをどこまでつなぎ留められるかは未知数だ。

 対照的に、出版部門の業績は安定そのもの。特に、同社の強みである電子書籍事業は絶好調だ。

 今期は、海賊版サイト「漫画村」の閉鎖事件以降、各電子書籍事業者がキャンペーン攻勢をかけたこともあり、電子書籍の外販売り上げは上半期で前年同期比39%増。紙媒体の不振をカバーする。

 リスクがあるとすれば「所沢プロジェクト」と呼ばれる、総額400億円を掛けた巨大投資だ。

 オンデマンド印刷による新たな製造・流通拠点を整備、小ロット印刷に対応し返品率や過剰在庫などを減少させる。また工場以外にも、新しいオフィスやコンテンツ発信の場となる拠点を併設する。

 返品率の低下などによる収益改善は、1年当たり25億〜30億円を見込み、稼働後10年で投資を回収する計画だが、今後数年にわたり大規模なキャッシュアウトが続く上に、出版不況がより悪化し想定が狂う可能性もある(図4)。

 もっとも、17年3月期には400億円の借り入れを行ったことで、キャッシュは潤沢にある。足元では現預金846億円、自己資本比率44%と財務は一見健全性を保っているため、直ちにリスクが顕在化することはないだろう。

● もとより幻想? 統合効果は見えず新規事業も出遅れ

 むしろ、同社にとって根本的な課題となるのが、統合当初の狙いであったネットとコンテンツの融合によるシナジーや革新的新事業が、ほぼ皆無であることだ。

 「社員同士の一部出向があるのみ。給与体系も異なり完全に別会社だと思っている」と、ある社員が打ち明けるように、現場交流は限定的。相互の知見が生きた新規事業が生まれる環境とは言いづらい。

 先述のテクテクテクテクは、ドワンゴが開発を担い、同社にとって起死回生を狙った超大作だが、「KADOKAWAの全雑誌の編集長が呼び出されて雑誌にロゴか広告を入れろと“お達し”が来たが、なぜこちらが面倒を見るのかという気持ちもある」(別の社員)というように、両社の社員に温度差があるのが実態だ。

 合併直後には、18年3月期に営業利益200億円の目標を掲げた中期ビジョンは、達成時期を翌年に先送りした揚げ句、数値目標も撤回した。既存事業の低迷や幾つかの新サービス投入の遅れだけではなく、統合シナジーを見込めなかったことも影響していよう。

 ただ、同社の川上量生社長は、合併直後に、具体的な統合成果が見えているわけではないという趣旨の発言もしており、もとより事業レベルでの効果が分かりづらい統合ではあった。

 統合から4年余り。将来を嘱望された強力タッグが隘路に差し掛かっている。

週刊ダイヤモンド編集部/山本 輝

510とはずがたり:2019/02/13(水) 17:12:45

サーバーずっと混み過ぎ放置のツケは大きいぞ。

カドカワの川上社長が辞任
2019/2/13 16:212/13 17:04updated
https://this.kiji.is/468316239919088737
c一般社団法人共同通信社

 カドカワは13日、川上量生社長が取締役に降格し、松原真樹専務が社長に昇格したと発表した。川上氏が創業したカドカワ傘下のドワンゴが業績不振に陥っており、引責辞任とみられる。

511とはずがたり:2019/02/26(火) 17:35:25
子供の頃印象深かった絵本。

体操教室でお母さんが赤ちゃんに読んであげてて思い出した。題名もを忘れてたんで適当に検索したら引っ掛かった。谷川俊太郎が書いてたのか〜

エビのように身体がまがったとか,ぶどうをたべたからだよとか。

それにしても絵本だと思ったけど白黒の写真を使った絵だったとは全然おもいだせない。。

1979年 写真に映し出された夜の病院のリアルさ『よるのびょういん』
http://kodomonotomo60.com/history/513/

512とはずがたり:2019/04/03(水) 23:29:40
守谷市、図書館を再公営化 利用者増も職員の専門性に批判
https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201904/CK2019040102000149.html?ref=rank%E2%80%AC
2019年4月1日

 守谷市は四月から、民間に委託していた市立図書館の運営について、三年ぶりに公営に戻す。民間委託で、開館日数の増加などで利用者は増えた一方、職員の相次ぐ退職や、利用者から批判があったことなどから「図書館は民間委託になじまない」と判断した。 (宮本隆康)

 市は二〇一六年度から、守谷中央図書館と分室四カ所の運営について、図書館流通センター(TRC、東京都文京区)などの共同企業体に委託した。指定管理者制度に基づき、期間は一八年度までの三年間。年間委託料は一億一千万〜一億二千万円だった。

 市教委などによると、委託後、開館時間は一時間半長くなり、開館日数も年間で約五十日増えた。年間利用者数は委託前の一五年度の二十一万人から、一七年度は三十万人へ大幅に増加した。

 しかし、最初の三カ月で館長と、委託前から勤めていた職員五人が相次いで退職。市教委は常勤職員の六割以上を専門職の司書にするよう求めていたが、二年間は達成できなかった。

 窓口、事務、資料調査など職員の担当業務は、固定せず二時間ごとに交代させる方式にした。そのため専門性が低くなったとして、要望に応じ資料を探し出すレファレンスサービスで利用者から苦情もあった。

 これらを受け、市教委は一昨年十一月、有識者や市民らの「市図書館協議会」に運営方式を諮問。昨年二月の答申では「営利企業が多くの利益を出すには、人件費の削減傾向が強まり、スタッフの質の向上が難しい。見た目に効果が表れるサービスを重視する半面、教育機関、生涯学習の拠点としての取り組みが弱い」と公営に戻すよう求めた。

 松丸修久市長は昨年五月、再公営化を表明。再公営化後も、開館時間の延長や開館日数の増加、サービスはすべて継続する方針だ。

 一方、別の有識者らでつくる「市行政改革推進委員会」は昨年十二月の報告書で「直営に戻す合理的理由として、過去と比較されていない。一部の会議録が非公開で、透明性も不十分」と決定の経過を批判した。

 TRCの谷一文子会長は「市議会に委託継続を求める陳情も出され、今回の決定が市民の総意とは考えていない。きちんと運営したと思うし、納得いかない部分もあるが、受け止めるしかない」と話している。

 日本図書館協会によると一七年度時点で、全国の市区町村立図書館三千二百十五館のうち、五百五十一館が運営を民間委託している。過去に守谷市のように民間委託から公営に戻した例は、十六館であった。

513とはずがたり:2019/04/26(金) 22:55:51
なぜ書店にヘイト本があふれるのか。理不尽な仕組みに声をあげた1人の書店主
二村知子 [隆祥館書店店主]
Mar. 03, 2019, 09:00 AM BUSINESS
https://www.businessinsider.jp/post-186111

514とはずがたり:2019/05/19(日) 07:56:20
996 名前:とはずがたり[] 投稿日:2019/05/18(土) 20:31:21
この見城とかいう男,テレ朝に影響力持ってるそうな。こんなの重用する時点で安倍の軍門に降ってるということである。なんか弱み握られたのか?

幻冬舎・見城社長が出版中止作家の「部数さらし」のち謝罪 同業者から集中砲火「完全に一線越えてる」
https://mainichi.jp/articles/20190517/mog/00m/040/008000c
2019年5月17日 14時38分(最終更新 5月17日 23時01分)

見城社長が投稿した「謝罪」ツイート。実売部数について「本来書くべきことではなかった」などとつづっている

幻冬舎が出版した百田尚樹氏の「日本国紀」=2018年12月17日、手塚耕一郎撮影

 作家の津原泰水さん(54)が、幻冬舎のベストセラー「日本国紀」を批判したところ、同社から刊行予定だった文庫本の出版が取りやめになった問題で、同社の見城徹社長は16日、本の文庫化について「僕は反対していた」「実売1800部もいかなかった」などとツイッターに投稿した。見城社長は投稿を削除したが、非公表の「実売部数」を公にしたことに、作家などから「作家に対する敬意はゼロなのか」「編集者のモラルにもとる」など、厳しい批判が相次いでいる。【吉井理記/統合デジタル取材センター】

515とはずがたり:2019/06/01(土) 20:21:06
https://www.amazon.co.jp/dp/4788514346/ref=cm_sw_r_cp_api_i_J5G8Cb80YDK7H
誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論 単行本 ? 2015/4/23
D. A. ノーマン (著), 岡本明 (翻訳), 安村通晃 (翻訳),

516とはずがたり:2019/06/01(土) 20:21:36
193 自分:とはずがたり[] 投稿日:2019/06/01(土) 20:05:35
管領代六角定頼。燃え♪

https://twitter.com/zakkiroku/status/1134099302601482241
雑記録
? @zakkiroku

村井祐樹『六角定頼 武門の棟梁、天下を平定す』を読了。
複雑怪奇な畿内情勢の中で「天下(京都及び畿内近国の諸国)」の執権を掌握し、将軍や管領の威光を超越する程の権勢を誇った六角定頼の事績を中心に、高頼?義治(義堯)の六角氏四代の動向を纏めた点において非常に意義がある一般書だと思った。

517とはずがたり:2019/06/01(土) 22:05:10
ぼくは王さま1を読了。

ホッセンプロッツに引き続き自分が好きだった絵本を息子が好むのは不思議な気もするし繋がってる気もする。

寺村輝夫
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BA%E6%9D%91%E8%BC%9D%E5%A4%AB

518とはずがたり:2019/06/03(月) 17:37:32
https://twitter.com/chikumashobo/status/1135345065402851328
筑摩書房
? @chikumashobo

【筑摩書房 近刊情報6/7発売】三春充希『武器としての世論調査――社会をとらえ、未来を変える』(ちくま新書)
内閣支持率は西高東低。野党支持は若年層で伸び悩み。世論調査を精緻に見ていけば、この社会の全体像が見えてくる。仕組みの理解から選挙への応用まで。@miraisyakai 初の著書!

519とはずがたり:2019/06/05(水) 11:34:58

https://twitter.com/koike_youji/status/1135906991971360768
小池陽慈
@koike_youji

大昔にも似たようなツイートはしたけど、講談社の「少年少女日本文学館」シリーズは、中高生や受験生が文学に親しみ、さらに昔の常識や生活調度品や言い回しや文体や語彙に慣れていくうえで、最強で最高の教材だと思う。ぶっちゃけセンターの小説なんて、これ読んでりゃ高得点とれるようになりますよ!

6:51 - 2019年6月4日

520とはずがたり:2019/06/10(月) 17:34:01
作家の田辺聖子さん死去 91歳 文化勲章受章
2019年6月10日14時21分
https://www.asahi.com/articles/ASM6B4JXRM6BPTFC00V.html?ref=tw_asahi

 人生の機微をすくい取った恋愛小説や、ユーモアにあふれたエッセーで人気を集めた文化勲章受章者の作家、田辺聖子(たなべ・せいこ)さんが、6日午後1時28分、総胆管結石による胆管炎のため、神戸市内の病院で死去した。91歳だった。通夜・密葬は親族で営まれた。喪主は、弟の田辺聰(あきら)さん。後日、東京と大阪でそれぞれお別れの会を開く予定。

 大阪市生まれ。写真館だった実家が戦災で焼失し、敗戦直後に父が死去した。樟蔭女子専門学校(現・大阪樟蔭女子大)卒業後、大阪の金物問屋に就職。一家の生計を支えながら小説を書き、大阪文学学校にも通った。

 1957年、女の一生を生き生きとした大阪弁で描いた「花狩(はながり)」が雑誌の懸賞小説に佳作入選してデビュー。64年、放送作家の女性と党員の男性の恋を、女性の男友達の醒(さ)めた視点でつづる「感傷旅行(センチメンタル・ジャーニィ)」で芥川賞を受賞した。

 その後、鋭い人間観察をユーモアでくるんだ多くの作品を発表。恋愛小説では自立する独身女性、ドラマ化された「姥(うば)ざかり」シリーズでは老後を楽しむ女性ら、時代を先取りする人物を描いた。

 「カモカのおっちゃん」のモデルとして親しまれた夫の故・川野純夫さんとの生活を軽妙につづったシリーズや、社会風刺の利いたユーモラスなエッセーも人気を集めた。「ひねくれ一茶」(93年吉川英治文学賞)、「道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府(すいふ)とその時代」(98年泉鏡花文学賞、99年読売文学賞ほか)など評論・伝記文学でも高い評価を得た。「源氏物語」など王朝文学の翻案にも力を注いだ。

 2006年度朝日賞。94年菊池寛賞、95年紫綬褒章、00年文化功労者、08年文化勲章受章。NHKの朝の連続テレビ小説「芋たこなんきん」(06〜07年)では、主人公のモデルとなった。

521とはずがたり:2019/06/10(月) 17:34:39
【アーカイブ】(人生の贈りもの)作家・田辺聖子:1
有料会員限定記事
https://www.asahi.com/articles/ASG515JTWG51UEHF00R.html?iref=pc_rellink
2008年10月27日00時00分

【2008年10月27日夕刊】

 ――今回は特別に、現代の30、40代の女性のために、80年間の恋愛を振り返っていただこうかと。最初に、失礼を顧みずお聞きしますが、女性にとって「美人」は幸せの条件でしょうか

 なんでそんなアホなこと言うの。せっかく、これだけ大きな犠牲を払って戦争に負けて、日本全体がぐらっとひっくり返って、あらゆるものの考え方もひっくり返ったんよ。また戦前みたいなこと言うな。本当に「美人、美人」って騒ぐ男性は、「パァ」よ。恋を知らない人たちよ。

 ――では、恋愛でいちばん大事なのは、なんですか

 そりゃ、やさしさね。その人の…

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残り:746文字/全文:1003文字

522とはずがたり:2019/06/22(土) 15:18:34
札幌のなにわ書房が破産申請、ネット通販普及で低迷
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46416550R20C19A6L41000/
小売り・外食 北海道・東北
2019/6/21 19:11

523とはずがたり:2019/06/30(日) 23:01:56
>>516 >>518 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1038375870/1077
面白そう

https://twitter.com/takeuchmasahiro/status/1142569970166988800
竹内正浩
?

@takeuchmasahiro
フォロー中 @takeuchmasahiroさんをフォローしています
その他
こんなにあった経路案。『ふしぎな鉄道路線:「戦争」と「地形」で解きほぐす』は好評予約中。「あり得たかもしれない未来」が好きな人には特におすすめの一冊です。https://www.amazon.co.jp//dp/4140885920/

524とはずがたり:2019/07/12(金) 15:36:32

https://twitter.com/yamadataro43/status/1149518594469793793
山田太郎 ?(前参議院議員・全国比例)3日目西し35a
認証済みアカウント
@yamadataro43

海賊版漫画村の首謀者達の名前居住地を突きとめたのは、警察捜査でなく山口貴士弁護士。米国ディスカバリー=発信者情報開示(証拠開示手続き)やサピーナ=罰則付き召喚状の司法制度を使って1ヶ月足らずで。DLやスクショ違法化をせずとも海賊版は退治出来る事を証明し表現の自由を守る大きな功績に!

https://twitter.com/mahironoame/status/1148918861858627585
雨野マヒロ
@mahironoame

「山田太郎に投票するオタクは肉屋を支持する豚だぞ!表現の自由がどうなってもいいのか!」
と批判するバリバリ規制推進派は何がしたいんだろうか?山田太郎に投票すれば規制推進出来るなら自分達だってどんどん投票すれば良いし、わざわざ敵である表現の自由戦士に警告してあげる必要無いよね


表現の自由を守りたいなら投票先を間違えてはいけない
https://togetter.com/li/1374958

525とはずがたり:2019/08/11(日) 16:46:57
>>516 >>518 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1038375870/1077 >>523
面白そう

https://twitter.com/toopiltzin/status/1160416127882633216
トピルツィン
@toopiltzin
返信先:
@takagengen
さん
釈迦に説法やもしれませんが、ドイツ史なら多少の心当たりがあります。こちらの本はどうでしょう。

ドイツの歴史教育 川喜田 敦子


https://twitter.com/toopiltzin/status/1160416127882633216
トピルツィン
@toopiltzin

ドイツではナチスの時代と向き合う一連の動きを「過去の克服」と読んでいます。教育に限定すれば前掲書が良いですが、全体を見るなら石田勇治さんの本が参考になります。失礼しました。

20世紀ドイツ史 (ドイツ現代史) 石田 勇治

526とはずがたり:2019/08/15(木) 11:39:53
ケーキの切れない非行少年たち

https://twitter.com/skyly1225/status/1161778701844881408
スカイリィ@フムン
@skyly1225
DQNの川流れもそうだけど、世の中には我々の想像もつかないような認知力の人が山ほどいるのだ

つい最近出た新潮新書「ケーキの切れない非行少年たち」を買って読むと良い。実情にビックリするぞ

図は中高生の非行少年が「ケーキを三等分と五等分にそれぞれ分けた」時の図だ。すごいだろ

527とはずがたり:2019/08/29(木) 00:45:48

日本の図書館行政は可成り悲惨なことに成ってゐる。。

図書館司書・児相職員・保育所職員・労働基準監督署職員・介護職員と予算が幾らあっても足りないけど自民党利権組織へのばらまきを辞めればなんとかなりそう。

都市のコンサルが適当な仕事してるだけの事業も全部削って良い。

2019年08月28日 20時00分 メモ
世界最高の図書館に選ばれたヘルシンキ中央図書館「Oodi」、ゲームや3Dプリントもできてあまりにもレベルが高すぎる
https://gigazine.net/news/20190828-helsinki-central-library-oodi/

528とはずがたり:2019/09/02(月) 20:58:37
週刊ポスト、韓国特集で謝罪
批判相次ぎ「配慮に欠けた」
https://this.kiji.is/541213713408722017
2019/9/2 20:40 (JST)
c一般社団法人共同通信社

2日発売の「週刊ポスト」の韓国特集記事
 小学館が2日発売の週刊誌「週刊ポスト」で「韓国なんて要らない」などと題する特集を組み、同誌に連載を持つ作家らから「差別的だ」と批判が噴出した。同誌編集部は同日「誤解を広めかねず、配慮に欠けていた」などと謝罪するコメントを発表した。

 特集は「『嫌韓』ではなく『断韓』だ」とうたい、日韓の国交断絶を想定した上で「GSOMIA破棄なら半島危機へ」などと予測。韓国の学会のリポートを基に、韓国人の10人に1人は治療が必要なほど「憤怒調節」ができないとする記事を「怒りを抑えられない『韓国人という病理』」の見出しで掲載している。

529とはずがたり:2019/09/27(金) 15:30:12

簡単に複製出来るようにせえよなあ。。

貴重な郷土資料が「封印」も VHS、各地の図書館で閲覧終了...ダビングも壁高く
2019/9/21 11:00
https://www.j-cast.com/2019/09/21367802.html

1970年代〜2000年代にかけ、映像媒体の主流だったビデオテープ規格「VHS」。再生機器の生産終了などに伴い、VHSで記録された映像資料の視聴や貸出しを終了する公立図書館が出てきており、郷土資料などの閲覧が困難になるのではないかと心配の声があがっている。

大阪市立図書館は2020年度末で館内視聴を終了し、その後順次、貸出しも終了することを発表。ツイッターで注目を集めた。取材に応じた同館によると、郷土資料のVHSに関しては書庫で保存する予定ではあるものの、DVD・BDなどへのダビング(媒体変換)については「具体的な見通しが立っていない」という。

図書館で「VHS」の視聴・貸出終了が続いている(写真はイメージ)大阪市立図書館はウェブサイトで「ビデオテープ(VHS)視聴・貸出の終了について」発表している
図書館で「VHS」の視聴・貸出終了が続いている(写真はイメージ)

「現在、視聴ブースの再生機器は、故障しても入手できません」
「図書館内での視聴は令和2(2020)年3月末で終了します。その後順次、貸出を終了します」。大阪市立図書館内に掲示されたこのお知らせを、あるツイッターユーザーが2019年9月11日に投稿。「VHSしかない郷土資料もあるというのに...」と懸念を示しており、1800回以上リツイートされるなど関心が集まった。

お知らせは8月1日付で掲示しており、ウェブサイト上でも同日発表。「ビデオテープ(VHS)の再生機器が平成28(2016)年に生産終了となりました。現在、視聴ブースの再生機器は、故障しても入手できません」と、終了の背景を記載している。

デジタルデータの記録媒体が普及したことでVHSの市場規模は縮小を続け、16年7月末には国内で唯一(当時)VHS再生デッキを製造していた船井電機が生産終了を発表。一時代の終わりを印象づけた。

郷土資料や地域情報の収集・保管に重要な役割を果たす公共図書館。だが、特に00年以前の映像はVHSで記録されているものも少なくない。大阪市立図書館の蔵書検索で調べると、たとえば95年に発生した阪神・淡路大震災に関連する映像がVHSで複数所蔵されているのが分かる。

「再生機器を1台は死守したい」
大阪市立中央図書館の担当者は9月17日、J-CASTニュースの取材に「VHSデッキは修理を重ね、できるだけ長く使えるように努めていますが、新しい機器が手に入らないため限界が来ています。古くなって使えなくなった再生デッキもすでにあります。そのため、視聴・貸出の終了について時期を決めて早めにお知らせすることになりました」と話す。

所蔵しているVHSは、「郷土資料については、将来のことも考えて館内の書庫にいくつか保存する予定です。それ以外のビデオテープについてはすでに10年以上使われ、数百回再生されているものもあり、テープ自体が劣化しています。よく働いてくれたということで順次破棄していきます」という。

530とはずがたり:2019/09/27(金) 15:30:23
>>529
郷土資料に関しては、中央図書館の3階に「大阪コーナー」というエリアがある。ここにVHSやDVDが再生できる機器を1台置いて、20年3月を過ぎても希望者は書庫からVHSを出し、利用できるようにする予定。ただ、館内視聴のみで貸し出しをしない可能性もあり、中央図書館以外の市立図書館23館では視聴できなくなることは変わらない。また、「再生できる限りはVHSの視聴もできますが、再生可能な機器が残るかは分かりません」と再生環境が維持できるかどうかは依然、懸念が残る。担当者は「再生機器を1台は死守したいです」と話す。

VHSの視聴・貸出を終了する図書館は、16年のデッキ生産終了に前後して複数見られる。ここ1年ほどでも、稲沢市立祖父江(そぶえ)の森図書館が「所蔵のビデオテープについて、テープの劣化のため館内視聴のみとしておりましたが、令和元年(2019年)6月30日をもって館内視聴も終了とさせていただきます」と発表。袋井市立図書館も5月19日をもって「ビデオテープの取り扱いを終了します」と発表。香芝市民図書館は18年4月末で、DVD・CDも含めた館内視聴の終了と、ビデオテープの貸出終了を発表している(DVD・CDの貸し出しは可能)。

デジタル媒体への複製はできない?
大阪市立図書館の発表に際し、インターネット上では、DVDやBDなどのデジタル媒体にVHSの映像を複製して来館者が視聴できるようにすればよいのではないかという指摘もあがった。著作物の複製は著作権法上の制限を受けるが、同法31条では「図書館等における複製等」を定め、図書館の資料などについては一定の条件下で複製ができるとしている。今回のようなケースではどうなのか。

文化庁著作権課の担当者は取材に「31条で例外的に認められる図書館での複製には要件があります。利用者が調査研究をしたい場合に著作物の一部をコピーして1人に1部提供する場合(1項1号)、図書館資料の保存のために必要がある場合(同2号)、他の図書館の求めに応じて絶版資料など一般的に入手が困難な資料のコピーを提供する場合(同3号)のいずれかについては複製が認められます」と話す。

ただそのうえで、VHSの視聴・貸出終了に伴ってDVDなどへコピーすることについては、

「該当する可能性があるとすれば2号の範囲だと思いますが、『図書館資料の保存のため必要がある場合』としては、収蔵スペースが足りない関係でデータ保存するとか、損傷の予防のために完全なコピーを取っておくといったケースが適用されます。今回のようなケースについて、2号が必ずしもそのまま適用できるかは一概に言えません。著作権者の方に許諾を取っていただくのが確実かと思います」
としている。

前出の大阪市立図書館の担当者は、

「図書館のVHSは、購入時に複製までの許諾を著作権者から得ておりません。DVDへのダビングといった媒体変換の条件は一つ一つ確認しなければなりません。予算があればVHSの郷土資料をすべて複製する手順を踏んでいくことも可能かもしれませんが、なかなか予算上厳しいところがあります」
と現状を明かす。そのうえで、

「郷土資料に関しては今後、何らかの保管方法を考えたいと思っています。ただ、具体的な見通しは立っていません」
と話している。

(J-CASTニュース編集部 青木正典)

531とはずがたり:2019/10/15(火) 12:41:07
定評ある化学物流会社の辰巳商会の印象が心ある市民から最悪になるのが非常に残念である。。

恥を知れ。大阪市図書館等をネーミングライツの愚策
2019年7月30日 大阪救民会議政治提言
http://kyumin.net/proposal/osakashi_namingrights/

532とはずがたり:2020/02/20(木) 22:22:42
余りにお粗末

川崎市民ミュージアム、収蔵庫すべて浸水 漫画など所蔵
台風19号
https://www.asahi.com/articles/ASMBL6H24MBLULOB026.html
斎藤博美

2019年10月18日 21時14分

533とはずがたり:2020/03/11(水) 19:43:25
追悼・惜別,別役実よ,貴方は永遠なり。

別役実の言葉で最も影響を受けたのはイギリスの諺かなんかに紳士は一人の息子と一本の木と一軒の家を建てて一人前だみたいな記述があって,勿論,そんな諺,イギリスには無くて別役のそれっぽい嘘っぱちなんだろうけど,それでもずっと頭の傍にあってもどの本だったかは全然覚えてなかったんだけど,数日前に何気なく取った『満ち足りた人生』の冒頭にその表現を見つけて此処だったかと思ったばかりであった。

パーキンソン病だったのか。ご冥福をお祈りする。

劇作家の別役実さん死去、82歳 不条理劇を確立
2020年3月10日 17時02分
https://www.asahi.com/articles/ASN3B5KCLN3BUCLV00R.html

 不条理劇を定着させて日本の現代演劇に新分野を築いた劇作家の別役実(べつやく・みのる)さんが3日、肺炎のため死去した。82歳だった。葬儀は親族で営んだ。喪主は長女林怜(はやし・れい)さん。

 1937年、旧満州(中国東北部)生まれ。早稲田大学在学中にカフカやベケットに影響を受けた不条理劇を書き始め、被爆する男の孤独と不安を描いた62年の「象」で注目された。66年に演出家の鈴木忠志らと早稲田小劇場を結成した。

 68年に「マッチ売りの少女」「赤い鳥の居る風景」で岸田国士戯曲賞。劇団を離れ、70年「街と飛行船」「不思議の国のアリス」で紀伊国屋演劇賞個人賞、「ジョバンニの父への旅」で87年度芸術選奨文部大臣賞。70歳で発表した「やってきたゴドー」で2007年の紀伊国屋演劇賞個人賞と鶴屋南北戯曲賞を受け、息長く書き続けた。

 他に朝日賞など受賞多数。戯曲数は130本を超え、最も作品が上演される劇作家の一人と呼ばれた。本紙書評委員も務めた。

 12年、パーキンソン症候群にかかり、療養を続けていた。

よんどこロード
読書ばなしのブログ。
http://yondoco.seesaa.net/article/27581828.html
2006年11月16日
年輪をきざみながら〜別役実『満ち足りた人生』より
満ち足りた人生 満ち足りた人生
別役 実

パーキンソン病
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3%E7%97%85

パーキンソン病(パーキンソンびょう、英: Parkinson's disease)は、手の震え・動作や歩行の困難など、運動障害を示す、進行性の神経変性疾患である。進行すると自力歩行も困難となり、車椅子や寝たきりになる場合がある。40歳以上の中高年の発症が多く、特に65歳以上の割合が高い。

病因
病理および病態で詳述するように、中脳黒質緻密質のドパミン分泌細胞の変性が主な原因である。ほとんどの症例 (90-95%) が孤発性であり、神経変性の原因は不明(特発性)である。メンデル遺伝による家族性発症もあり2012年現在いくつかの病因遺伝子が同定されている。その他毒素、頭部外傷、低酸素脳症、薬剤誘発性パーキンソン病もわずかながら存在する。

534とはずがたり:2020/03/11(水) 19:43:45

2017.02.10 07:00  SAPIO
別役実氏 「この年になって、仕事ってのはいいもんだな」
https://www.news-postseven.com/archives/20170210_491944.html

 肌寒い曇り空の東京の街を、別役実さんはそろり、そろりと歩く。右手に杖をつき、黒いダウンジャケットに毛糸の帽子という姿。今年80歳を迎える長身の老劇作家の風貌には、どこか人を引き付けずにはいられない深い魅力があった。

 指定された京王井の頭線沿いのファミリーレストランに着くと、彼は一杯のコーヒーを注文し、それを美味そうに啜る。それから、静かな声でこんな近況を話した。

「昨年は二度ほど、ショートステイで老人ホームに入ったんです。今の施設の設備は素晴らしい。スタッフも訓練が良く行き届き、大変に親切で食事もそれなりに美味いんです。しかし、僕は何とも言えない圧迫感、閉塞感を覚えましてねェ」

──それはどのような圧迫感ですか。

「考えてみると老人ホームというのは、本質的に高齢者が最後に入る家であるわけです。スタッフは『長生きしてください』とおそらく本心から声をかけてくれているけれど、現実にはそこは人が無事に死ぬための装置でもある。

 そのシステムの中で過ごしていると、僕は『あなたはここで死ぬのですよ』と暗に言われている気がしたんです。『ここであなたは死ぬのだ』という構造の中に溢れる『長生きしてください』というヒューマニズム。その矛盾めいた状況に居心地の悪さを感じたんです」

 別役実さんは日本における「不条理演劇」の第一人者と呼ばれる。1937年、満州に生まれた彼は、終戦後に日本へ引き揚げた後、早稲田大学の政治経済学部に入学。学生時代に劇団「自由舞台」に参加して演劇の世界と出会った。

 大学を中退後、「東京土建一般労組」という建築業の職人の組合組織に就職。仕事が終わると都内の喫茶店を転々として戯曲を書き続けた。

「あの頃、僕が戯曲を書いている喫茶店は潰れる、なんてよく言われたものです」

 そう言って目を細め、「ふっふっふ」と笑う。

 1968年に『マッチ売りの少女』『赤い鳥の居る風景』で第十三回岸田國士戯曲賞を受賞した。これまでに書いた戯曲は140本以上。現代に起きた実際の犯罪・事件を劇のテーマにすることも多く、また、数多くのエッセイ集、童話なども手掛けてきた。

 数年前にパーキンソン病と診断され、二か月前には白内障の手術も受けたばかりだ。とりわけパーキンソン病による闘病生活は、近年の日常の一つだという。

「この病気には何となく救いがない気がしていましてねェ。というのも、病気を宣告されたとき、医者から『これで死ぬことはないから』と何度も言われたのです。その後、薬屋のおばちゃんにも『大丈夫よ』と言われ……。

 癌に罹って『あと三か月です』と告げられるのとは違って、そんなふうにみんなから『死なない、死なない』と励まされると、かえってどう生きたらいいかわからない、みたいな心持ちになる。まァ、ゆくゆくは誰もが死ぬわけですが」

 病気には周期があって、体調の悪いときは足の置き場が分からなくなったり、震えで歩けなくなったりする。だが、良いときは「病気をしているとは思えないくらいに何の問題もない」。そうした日常を生きていると、こう思うようになってくるのだ──と彼は続ける。

「結局、自分が生きていく上での拠り所は仕事なんだな、と最近は思います。体の調子の良いときに、ここぞとばかりに書く。

『伸びしろ』という言葉が好きでしてね。芝居を書いていて、『ここをやらなきゃいけない』『ここがまだ完成していない』と思えるのは、自分にまだ伸びしろがあるから。それで体調が悪くなっても、次に体の調子が良いときに必ずその場所を埋めよう、という気持ちになれる。

 そうすると、無意識のうちに生きていける、というのかな。古い人が仕事、仕事と言う理由が以前は分からなかったけれど、この年になって、なるほど、仕事ってのはいいもんだな、という感じがするのです」

●べつやく・みのる/1937年、旧満州生まれ。劇作家。1962年「象」が高い評価を受け、1968年「マッチ売りの少女」「赤い鳥の居る風景」で岸田國士戯曲賞。2008年「やってきたゴドー」で鶴屋南北戯曲賞。2008年朝日賞。ほか受賞多数。主な著書に『日々の暮し方』『虫づくし』など。

聞き手■稲泉 連(ノンフィクション作家)、撮影■渡辺利博

※SAPIO2017年3月号

535とはずがたり:2020/04/19(日) 15:41:46

都商研ニュース
商業界、2020年4月2日自己破産-老舗業界雑誌出版社
https://toshoken.com/news/18454
2020年4月2日

老舗業界雑誌「商業界」をはじめ「食品商業」「販売革新」などを発行する「商業界」(東京都港区麻布台)が、2020年4月1日に事業を停止し、事実上倒産した。
商業界ゼミナール主催の笹井清範氏のブログによると、4月2日に同社に対する破産宣告がおこなわれる予定という。

536とはずがたり:2020/06/03(水) 17:12:37
16巻と17巻買ってみた。
近代以降は教養として必須だと思うし息子には熟読して欲しい。取り合えず日本史の大戦辺り〜昭和は興味あるみたいなのでそのカウンターパートを購入

世界の歴史
https://www.shogakukan.co.jp/pr/sereki/list.html

537とはずがたり:2020/06/03(水) 17:55:49

もうダメかも――死ぬ確率の統計学 (日本語) 単行本 ? 2020/4/13
マイケル・ブラストランド (著), デイヴィッド・シュピーゲルハルター (著), 松井 信彦 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4622088886

538とはずがたり:2020/06/10(水) 23:23:13
幻冬舎・箕輪厚介氏 セクハラ報道でTV出演自粛、編集長退任「傲慢な人間に」と謝罪
https://www.daily.co.jp/gossip/2020/06/08/0013407597.shtml
 ライターの女性に不倫関係を迫ったなどと5月16日の「文春オンライン」で報じられていた「幻冬舎」の名物編集者、箕輪厚介氏(34)が8日、ツイッターを更新。騒動を謝罪するとともにテレビ番組の出演とりやめなどを含めた活動の自粛を発表した。自ら立ち上げたビジネス書レーベル「NewsPicks Book」の編集長も退任する。

 「死にたい」と記した5月29日以来の投稿で、箕輪氏は「皆様へ」と題した書面を添付。「一連の問題で不快な思いをさせ申し訳ございません。」と謝罪、「僕自身、一般常識を欠き、傲慢な人間になっていたことを自覚し、深く反省しております。」と反省を記した。

 続けて「今回の件に対する自分なりのけじめとして、テレビ番組出演等の活動を自粛致します。またニューズピックスブック編集長を退任致します。ニューズピックスブックは既刊の『東京改造計画』を最後に終了します。」と活動の自粛と編集長退任を発表。

 「これまで支えてくださったみなさま、心からありがとうございました。また直接ご説明できずに申し訳ございません。いま一度自分の人生を見つめ直し、精進して参ります。」と記している。

 箕輪氏は日本テレビ系情報番組「スッキリ」の火曜コメンテーターを務めており、報道直後の5月19日には出演したが、26日には出演していなかった。

539とはずがたり:2020/06/20(土) 00:54:10
https://twitter.com/yoniumuhibi/status/1273140808636600320
世に倦む日日
@yoniumuhibi
この本、面白い。最近、面白いと思う本が全然なくて、新刊に手を出すのをやめていた。本屋へも行かなくなった。この本は読み進める。https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166612574 平安時代、ずっと毛嫌いしていて関心がなかったけれど、昨年、平家物語を囓ってから少し変わった。著者による武士の発生史論、参考になる。

540とはずがたり:2020/06/20(土) 19:41:55
https://twitter.com/kashiwagiyugehi/status/1274290942158069761
柏木ゆげひ
@kashiwagiyugehi
ホント歴史書籍でタイトルに「真実」が入ると地雷率が高いのは経験的に知ってますが

小川剛生『兼好法師 徒然草に記されなかった真実』(中公新書、2017年)
亀田俊和『南朝の真実 忠臣という幻想』(吉川弘文館、2014年)

等は良書です。たまに良書があるからこそ難しい。

541とはずがたり:2020/07/17(金) 15:57:54
2020-07-16
■雑誌に連載を持つ著者だけど、もう限界かもしれない
https://anond.hatelabo.jp/20200716012131

ずっと「どうにかしなくては」と思っていた現実だけど、サカナクションのサブスク収入に関する記事を読んで、自分も思いきって書いてみようと思う。

自分は執筆業をやっている人間で、キャリアとしてはもうすぐ10年を超える。雑誌に連載を持ち、本を出版して生活している。あまり詳しく書くと特定されてしまいそうなので(それだけ狭い業界なのだ)、かなりぼやかして書くことを許してほしい。

この仕事を始めてからずっと綱渡り状態なのだが、ずっとどうやってみんな綱から落ちていないのか不思議に思っていた。

本は音楽業界のように不明瞭なことが少なくて、本を刷ったらその定価の10%が必ず入ってくる。1万部刷ってだいたい100万円が著者に入ってくる(実売じゃないところがCDとの違いかな……? 実売のところもあるけれど)。

けれども、知られているように今では本が売れなくなり、1万部刷ったらヒット、3万部刷ったら大ヒットといった状況である。たいていの本はそこまで行かず、数千部止まりである。本屋に行けば帯に「話題作」と書かれてはいるが、部数は書いていない本がいっぱいある。実はそれらの本もほとんど1万部もいっていない。「3刷突破!」とかの帯も苦肉の策で、3刷はしているが1万部はいっていないのだ(いってたらその数字を出さないはずがない)。

私は本を出すと5000部以上1万部未満の部数を刷ってもらえる。あいだをとって7500部にしようか。そうすると、自分の手元に75万円入ってくる。

雑誌連載されたものだと、掲載時に原稿料が入ってくる。それがだいたい合計50万円か。1冊分の労働をしてだいたい125万が入ってくる。

このほかに雑誌やWebに寄稿していて、この原稿料が1本数万円。これが積もり積もると、1年にだいたい100万ぐらいになる。

ほかに付随する仕事(登壇やメディアミックスなど)をしていて、やっと年商が300万〜500万になる。しかし、今年は300万を切るだろう。

はっきり言って、出版業界のなかでは、著者として自分はわりと大事にされているほうだ。企画が通らないことはないし、接待のようなことをされるし、特別扱いしてもらえていることはひしひしと感じる(けれども、私よりも編集者の方が年収は高い)。しかし、そんな自分でも「これはキツいな」と思っている。

このままじゃ子どもを作るなんてできないよな、と痛感しているし、旅行や海外移住なんて夢のまた夢だ。

しかし、雑誌で連載を持てている私はまだマシなほうで、どこにも掲載せずに書き下ろしでやらなきゃいけない作家がいっぱいいる。むしろ、そちらのほうが大多数だ。

彼らは原稿料をもらえないので、収入は印税のみになる。そうなると、1冊5000部刷る作家だとしたら、1冊分書いて50万円。そうなると、普通に生活するのには1年に8冊作らなくてはいけない。しかし、本を1冊作るにはどんなに早くても最低3ヶ月はかかる。こうなると1年に4冊しか出せないことになる。もはやこの時点で計算があっていない。そのうえ、最近は文庫書き下ろし(ライト文芸と呼ばれる)のものが多く、文庫だと1冊で入る印税がざっくり半額になる。そうなると、年に16冊書かなきゃいけなくなるが、そんな作家はいない。

周りの作家仲間では、専業だったけれど兼業に戻ったという人もけっこういるし、最近デビューする後輩はみんな兼業をつづけようと考えている人ばかりだ。

このままじゃ新人が育たないと思うし、夢がないと思われては目指す人がいなくなってしまう(夢がないことを書いておいて申し訳ないが)。自分も隣接する業界に転職しようかと何度となく思っている。

昨今話題になっているオンラインサロンに手を出せば収益が上がるかもしれないが、羞恥心が邪魔をしてやはりどうしてもできない。それに会員との日々のコミュニケーションがメイン業務だと考えると、それは作家業とは別の業態だろうと思う。YouTubeを始めてみている作家もけっこういるが、収益になるほどの人は皆無だ。電子書籍は半年に一回、数万円入ってくるぐらいでほとんど収益にならない。これは音楽業界のサブスクと似たようなものだと思う。

サカナクションの人はいったい年収いくらなのだろうか? CD印税が3%と知って、驚愕してしまった。出版よりもはるかに低い。音楽業界はライブ収入や、事務所からの固定給もあると聞くから、執筆業よりはマシなのだろうか。あれだけ名前が知られていて年収300万台だとしたら恐ろしいことだ。

これを読んで「自分はもっとうまくやっているよ」という人がいたら、その方法をこっそりと教えてほしい。弱気になっているけれど、なんとかしてこの仕事を続けたいとは思っているのだよ。

542とはずがたり:2020/07/25(土) 00:44:20
「21世紀版『歴史とは何か』(E・H・カー)」なる本が出版されていたので読んでみた
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https://note.com/honnoinosisi555/n/ncca934efa26a
本ノ猪
2019/10/29 20:21 フォローする
「"歴史学"の入門書でお薦めの本はありますか?」

 後輩さんからこのような質問を投げかけられるたびに、私は「少し分かりにくい所もあるだろうけど……」と注意書きを付せて、E・H・カーの『歴史とは何か』(清水幾太郎訳、岩波新書、1962年)を薦めてきた。
 なぜこの本を薦めるのかといえば、理由は単純で、私が幾人もの教授、講師、先輩方に「読むべし!」と薦められてきたからである。内容的な面を考えれば、「歴史」(及び歴史学)の入門書としては、事前に抑えておかなければならない基礎知識が多すぎるため、まだ大学で学び始めたばかりの後輩さんには積極的に薦めることができないでいた。

「『歴史とは何か』の代わりとなる歴史学の入門書はないかなー」

 私は本屋に足を運ぶたびに、上記の悩みを頭の片隅に留めながら、棚に並ぶ本を眺めていた。

 すると先日、ある本の帯に面白い一文を見出し、「おお!」と思わず手に取った。
 その一文とは、

「欧米の歴史学界を牽引してきた著者による、『歴史とは何か』(E・H・カー)の21世紀版。」

である。
 帯が巻かれた本のタイトルは、『なぜ歴史を学ぶのか』。出版元は、『歴史とは何か』と同じ「岩波書店」である。
「岩波書店が「21世紀版」として売り出しているのか。なるほど」と頷きながら、次に著者のリン・ハントの略歴を確認する。

「1945年生まれ、カリフォルニア大学ロサンゼルス校名誉教授。著書に『人権を創造する』(松浦義弘訳、岩波書店)、『フランス革命の政治文化』(松浦訳)、『フランス革命と家族ロマンス』(西川長夫ほか訳、以上、平凡社)、『グローバル時代の歴史学』(長谷川貴彦訳)、編著に『文化の新しい歴史学』(筒井清忠訳、以上、岩波書店)など多数。」(以上、引用)

「……この本、期待できるかもしれない」

 私は二三分のうちに購入を決意し、会計場へ。
 期待を胸に膨らませながら、家路についた。

543とはずがたり:2020/08/24(月) 01:32:48

https://twitter.com/take_all_a/status/1297478863132360705
タケ@ALL-A
@take_all_a
「ふくちのち」自体はいい施設なのだが、設立に尽力した女性館長を福智町は雇い止めで追放したんだよね。その方が提訴した裁判はどうなったのかと調べたら、町が200万の解決金を支払う議案を町議会が可決とのこと。そんな端金で…

前図書館長に解決金200万円 福智町 /福岡
会員限定有料記事 毎日新聞2020年6月17日 地方版
https://mainichi.jp/articles/20200617/ddl/k40/040/304000c
福岡県
 福智町議会は16日、町図書館の前館長が雇い止めされたのは不当として町を相手取り地位確認を求める訴訟を起こしていた問題で、町が解決金200万円を前館長に支払い和解する議案を可決した。

 前館長は町の公募で2015年5月に就任。町は当初、3年間の雇用契約を結び、3年後に残り2年の契約を結ぶと説明していた…

544とはずがたり:2020/08/27(木) 22:22:58
文献のコピー自宅で閲覧
コロナで図書館休館、研究に支障
https://this.kiji.is/671650861552010337
2020/8/27 18:40 (JST)8/27 18:51 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社


 政府は、図書館利用者が文献のコピーをメールで受信するなどして、自宅や研究室のパソコンで見られるようにする。新型コロナウイルスの影響で図書館が休館したり、利用が制限されたりし、論文執筆など研究活動に支障が出ているとの指摘を踏まえた。文化審議会は27日、具体的な仕組みを検討する作業部会の初会合を開催。政府は来年の通常国会で著作権法改正を目指す。

 文化庁によると現行法では、研究目的で文献の一部をコピーすることはできるが、原則として図書館を訪れる必要がある。コピーを郵送してくれる図書館はあるが一部に限られ、届くまで時間もかかる。

545とはずがたり:2020/12/30(水) 17:51:30
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%95%E3%81%AE%E9%8A%83
チェーホフの銃

546とはずがたり:2021/01/26(火) 12:23:14
日本の“エロ本“は消えるのか…伝説の編集者が語る「想像しうる限りで最悪の事態」
最後のエロ本編集者たち――ミリオン出版「俺の旅」生駒明編集長 #2
村瀬 秀信16時間前
genre : ビジネス, 経済, 働き方, 社会, 娯楽

https://bunshun.jp/articles/-/43008

547名無しさん:2021/02/25(木) 06:42:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/e24b5ae3386cf1514b50a06a34e38483b478ae06
島耕作が新型コロナ感染 「読者と共有」と弘兼さん
2/25(木) 5:33配信
共同通信
 講談社の漫画誌「モーニング」13号が25日発行され、人気連載「相談役 島耕作」の主人公島耕作が新型コロナウイルスに感染した姿が描かれた。

 作者の弘兼憲史さんは、実際に感染した知人で50代の会社経営者の体験談を基に描き「自分が得た知識を、島耕作の姿を通じて読者と共有したい。『いつ自分が感染してもおかしくはない』と注意を喚起できたら」と語る。

 著名な漫画の主人公が感染する展開は異例だ。「現実と同時進行する『情報漫画』でもあり、コロナ禍を描くのは自然な流れ」と弘兼さん。マスク姿では表情を伝えづらいという悩みを抱えつつも、感染拡大する社会を昨年から描いてきた。

548とはずがたり:2021/03/15(月) 21:15:39
「名物図書館長」退任へ SNSで拡散…非正規の処遇に疑問の声も
3/3(水) 11:01配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/be3a719c06435a37d27122e851da36340df32cf7
西日本新聞

 福岡県苅田町が、4年前に公募採用した非正規職員の町立図書館長、逆井健(さかさい・けん)さん(53)を3月末で退任させる方針であることが分かった。開会中の定例町議会に提案した来年度予算案に、館長の給料を計上しなかった。元タウン誌編集長などのキャリアを生かして精力的に情報発信した“名物館長”だけに、退任情報は会員制交流サイト(SNS)で全国に拡散、県内外の図書館関係者などから非正規職員の処遇に対する疑問の声も出ている。

 逆井さんは山口県下関市でタウン誌を創刊、門司区の地域づくり団体事務局長を務めるなどして2017年、公募館長に応募し嘱託職員として採用された。親しまれる図書館を目指し「きもだめし」や「パンまつり」など新企画を次々発案し、4年間で250超のイベントを開催。北海道小樽市立小樽図書館とのコラボ展示など図書館連携も進め、苅田町を全国にPRした。取り組みの評判が広がり、年3回ほどは県内外の業界団体に招かれ講演活動もしてきた。

 月17日間のパート勤務扱いで、月給約15万4千円。「日本で2番目に安い給料の図書館長」を公言し、スーパーの夜勤アルバイトで生活を支えながら、館長業務に尽力したという。

 昨年4月、地方公務員制度変更で、嘱託など非正規職員は、1年任期を原則とする会計年度任用職員に採用方式が切り替わった。逆井さんによると、初の年度更新を前に再度任用を希望したが、町からは「次年度は町職員でできるかどうかやってみたい」などの理由で、町職員を館長に充てる方針を示されたという。

 総務省の自治体向けマニュアルによると、会計年度任用職員の任期は1会計年度内を前提とし、年度をまたぐ再度任用は「客観的な能力の実証」を条件に「あり得る」と限定的。公募によらない再度任用は「原則2回まで」と国の期間業務職員の例を示している。

 西日本新聞の取材に対し町は「未公表の来年度人事についてはお答えできない」としつつ、一般論として「任期1年が原則」を強調する。対して逆井さんは「明確な理由も示さず、希望に反して1度も再度任用しないのは、制度の悪用ではないか。町の期待に応えようと懸命に働いて実績も上げてきたつもりだが、残念」と話す。

 県内の別の図書館で会計年度任用職員として勤務する女性司書(36)は「やっぱり私たちは、いつ切られてもおかしくない境遇なんだと、不安が大きくなった。安心して働けない非正規職員の状況を、多くの人に知ってほしい」と語った。 (石黒雅史)

549とはずがたり:2021/07/02(金) 16:00:34

お元気そうだ。

赤川次郎が五輪中止を訴え続ける真意「戦争の時とちっとも変わっていない」〈dot.〉
https://dot.asahi.com/dot/2021062200008.html
岩下明日香2021.6.22 13:20dot.

550とはずがたり:2021/09/15(水) 14:55:24

掲載号:2021年9月10日号
司書の採用求め署名提出
市民団体「ととも」が市へ
https://www.townnews.co.jp/0602/2021/09/10/591279.html

 市民団体「図書館とともだち・鎌倉」(通称ととも)は「鎌倉市に司書資格を持つ正職員の新規採用を求める」署名を9月2日、松尾崇市長に提出した。和田安弘代表は「約30年間、正職員の司書の新規採用がなく、あと数年で力量ある職員が退職し、いなくなってしまう。市民の声を届けることで、前向きに検討してもらいたい」と訴える。8月12日に岩岡寛人教育長にも提出しており、合計で3872筆を手渡した。

 鎌倉市では、市役所全体の職員数適正化計画の一環で、1993年を最後に専門技術職である司書としての正職員の採用を取りやめている。

 これを受けて、とともでは、司書職の正職員の新規採用を要望する活動を20年にわたって続けてきた。2006年から19年にかけて今回と同様の要望書を市へ4回提出。18年にも近代史資料室への専任正職員の配置と、それに伴う新規採用を要望してきた。

 しかし、新規採用は行われないまま現在に至り、司書職の正職員はピーク時の3分の2にまで減少。さらに危機感を覚えたとともでは、今年、署名活動に踏み切った。ウェブサイトで電子署名も集め、「市民の声」として市へ要望と共に提出した。

「世代交代が必要」

 鎌倉市中央図書館によれば、現在、市全体で18人の正職員が勤務。そのうち司書として採用されたのは8人、残る10人は事務職員として採用されているが、現時点では全員が司書の資格を持っている。また有資格者を対象に、短期的に採用している会計年度任用職員は30人勤務している。

 有資格者の職員は揃っているが、とともが訴えるのは「正職員としての新規採用の再開」だ。司書は、膨大な量の資料・情報から限られた予算で必要なものを選び、利用者の相談に対して適切な資料の提供などを行う。

 「近代史資料室のある鎌倉市の図書館司書には、近代までの鎌倉に関する地域・歴史資料に通暁していることが求められる」と和田代表。そのためには、情報を熟知している経験豊富な司書がいるうちに、新たな世代の司書を時間をかけて育てる必要があると話す。

市長「再考すべき」

 司書職の採用については、19年?23年度の第3次鎌倉市図書館サービス計画の中でも「課題」として触れられている。「技術の継承が危機に瀕している」として、解決するための目標に、「有資格者の司書職への配転」や「司書職員の採用を目指す」などを挙げている。

 署名を受け取った松尾市長は、「今一度再考していくべきと考えている。教育委員会と共に検討する」と話した。

551とはずがたり:2021/09/20(月) 19:57:30

講談社とアマゾン、直接取引を開始へ 「異例の事態」に衝撃広がる
https://www.asahi.com/articles/ASP9J4V2RP9FUTIL02Q.html?ref=tw_asahi
赤田康和2021年9月16日 14時53分コメント

 ネット通販大手アマゾンと出版大手・講談社が今月から、取次会社を経由しない「直接取引」を始めたことが関係者への取材で分かった。消費者に本を届ける日数の短縮やコスト削減を狙う。取次会社などに衝撃が広がっている。

講談社とアマゾン、「異例」直接取引の背景は 待ったなしの流通改革
 出版流通では、書店と出版社の間に問屋にあたる取次会社が入って全国に本や雑誌を配送する。ネット書店のアマゾンも取次会社から書籍を入手し、消費者に届けてきた。今回、講談社から直接、取り寄せることで、日数の短縮が期待される。

 アマゾンジャパン広報部は直接取引の意義について「豊富な品ぞろえとお客様への迅速な配送が可能になる」としている。

 直接取引の当面の対象は人気の3シリーズ「講談社現代新書」「ブルーバックス」「講談社学術文庫」の既刊本。効果を見極めた上で他の書籍や新刊本への拡大を検討する。

 アマゾンは従来、取次大手の日本出版販売(日販)などと取引する一方、講談社以外に約3千社と直接取引をしてきた。ただ、業界をリードする講談社が直接取引に加わったことに、「異例の事態で衝撃は大きい」(取次会社幹部)と波紋が広がる。

 講談社は2016年、アマゾンの電子書籍読み放題サービスから1千超の作品が削除されたとして強く抗議するなど、両社は緊張関係にあった。(赤田康和)

552とはずがたり:2021/11/08(月) 22:02:34
廣田 誠 (著), 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授

山田 雄久 (著),経営学部 経営学科 商学研究科

加藤 諭 (著), 東北大学 学術資源研究公開センター 史料館 准教授

嶋 理人 (著), 熊本学園大学 経済学部 経済学科 講師 多分墨東さん https://twitter.com/bokukoui

谷内 正往 (著) 大阪商業大学 商学科 教授

近鉄・南海の経営史研究--兼業をめぐって-- 単行本(ソフトカバー) ? 2021/2/25
廣田 誠 (著), 山田 雄久 (著), 加藤 諭 (著), 嶋 理人 (著), 谷内 正往 (著)
https://www.amazon.co.jp/%E8%BF%91%E9%89%84%E3%83%BB%E5%8D%97%E6%B5%B7%E3%81%AE%E7%B5%8C%E5%96%B6%E5%8F%B2%E7%A0%94%E7%A9%B6%E2%80%95%E5%85%BC%E6%A5%AD%E3%82%92%E3%82%81%E3%81%90%E3%81%A3%E3%81%A6-%E5%B1%B1%E7%94%B0%E9%9B%84%E4%B9%85/dp/4864341230?dchild=1&ie=UTF8&keywords=%E8%BF%91%E9%89%84%E3%83%BB%E5%8D%97%E6%B5%B7%E3%81%AE%E7%B5%8C%E5%96%B6%E5%8F%B2%E7%A0%94%E7%A9%B6&qid=1617769597&sr=8-1&linkCode=sl1&tag=bokukoui-22&linkId=b83a12aad155c2964c0c4c3a296b792f&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_tl

553とはずがたり:2022/03/06(日) 20:49:58
中学生ぐらいの時好きだった。最近はまあもうご無沙汰してたけど亡くなるとは淋しいなあ。。
とはいえ,当時もう随分高齢な印象だったけど自分がこんな歳になるまでご存命だったとは当時,まだ結構若かったんだな〜。
ご冥福をお祈りしたい。

推理小説作家 西村京太郎さん死去 91歳
2022年3月6日 15時16分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220306/k10013516881000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001

鉄道や観光地を舞台にしたいわゆる「トラベルミステリー」の第一人者として知られる推理小説作家の西村京太郎さんが、がんのため亡くなりました。
91歳でした。

西村さんは東京で生まれ、作家としての活動を始めたあと、社会派の推理小説、「天使の傷痕」で江戸川乱歩賞を受賞し、その後、鉄道や観光地を舞台にしたいわゆる「トラベルミステリー」と呼ばれる分野の推理小説を数多く発表しました。

主人公として、警察官の「十津川警部」が登場する作品は、テレビドラマとしてもシリーズ化されるなど、人気作家としての地位を築きました。

西村さんは3月3日、肝臓がんのため神奈川県内の病院で亡くなりました。

西村京太郎さんと戦争
西村京太郎さんは、鉄道や観光地などを舞台にした「トラベルミステリー」で知られていますが、戦後70年を境に、自身のミステリー小説の中に戦争の話題を頻繁に書くようになりました。

戦争の話題を入れるようになった理由について、西村さんは2017年のNHKの取材に対して、戦争を経験した人間としての責任と、戦争の記憶が薄れていることへの危機感をあげていました。

西村さんは幼少期に陸軍幼年学校に通い、「学校では校長先生が『絶対に勝つ』と言っているから、武器も持ってないんだけど、言われると勝てそうな気がする。ほとんど疑わないですよね」と当時の状況を振り返りました。

今の日本人も当時の記憶を失ってしまうと、疑うことなくまた戦争を始めてしまうのではないかと、戦争についての話題を書くことにしたと語っていました。
西村さんは、「戦争が始まっちゃうと、ひたすら国のために死ねって言われて。ほんと死ねなんて言葉、言っちゃいけないんですよね。それなのに死ねって言われて。戦争の怖さとか、爆撃を受ける怖さとかを書いた方がいいと思って自分の本に戦争について書いている。正しくても間違っていても、戦争はダメですよね」と話していました。

554とはずがたり:2022/03/28(月) 09:44:03
日本の子供用図書館の惨状

https://twitter.com/yorinobu2/status/1507951022135975938
國本依伸
@yorinobu2
建築士でもある故野村みどり先生が、スウェーデンでは子ども用施設を設計することは児童心理学等を修めた特別な建築士しか許されていないと日本に紹介されたのが90年代半ば。未だ定着しないどころか後退してきてしまっている。

555とはずがたり:2022/08/26(金) 10:27:19

https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I9363426-00

飯地高原自然散歩村五明センター(作品作風)

鈴木隆二建築設計事務所

詳細情報
タイトル 飯地高原自然散歩村五明センター(作品作風)
著者 鈴木隆二建築設計事務所
出版地(国名コード) JP
出版年(W3CDTF) 1973-04-00
NDLC ZK2
対象利用者 一般
資料の種別 記事・論文
掲載誌情報(URI形式) https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000007402-00
掲載誌情報(ISSN形式) 09128182
掲載誌情報(ISSN-L形式) 09128182
掲載誌名 建築と社会 = Architecture and society
掲載巻 54
掲載号 4
掲載ページ 20〜22
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語

556とはずがたり:2022/08/26(金) 10:31:24
取水口から木曽発電所に至る導水路は木曽川右岸(西岸)に位置し、長さは14.88キロメートルに及ぶ[3]。導水路は5本の圧力トンネルと小川(木曽川支流)を渡る部分の水路橋(小川水路橋、長さ264メートル)で構成される[3]。この水路橋のすぐ上流の地点で、導水路に小川堰堤(寝覚発電所と共用)からの取水が合流する[3]。小川堰堤からの支水路は1.26キロメートルの長さがあり、同じく圧力トンネルで構成される[3]。導水路終端にはサージタンクが設置されている[3]。

[3]杉山光郎・松岡元一・原田稔「木曾発電所工事とダム左岸砂れき層の処理について」『発電水力』第94号、発電水力協会、1968年5月、 50-75頁。

https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000002-I8421537-00


木曾発電所工事とダム左岸砂れき層の処理について
掲載誌 発電水力 = Hydro electric power (通号 94) 1968.05 p.50〜75
書影データなし

雑誌記事

杉山 光郎 他

東京 : 発電水力協会

冊子体 ;

557とはずがたり:2023/02/10(金) 15:09:54
なんと。すっかり忘れてたけど私が中高生の頃には既に活躍されてて,最近は流石に引退されていたけどご存命だったんですね〜。ちゃんと読んだ事はなかったけどご冥福をお祈りしたい。

https://www.yomiuri.co.jp/culture/20230209-OYT1T50164/
作家の永井路子さん死去、97歳…「歴史をさわがせた女たち」や「一豊の妻」
2023/02/09 14:13

訃報

 日本の古代、中世を舞台にした歴史小説で知られる作家の永井路子(ながい・みちこ=本名・黒板擴子=くろいた・ひろこ)さんが、1月27日、老衰で死去した。97歳だった。告別式は近親者で済ませた。
将棋の中田宏樹八段死去、58歳…86年度勝率1位・91年王位挑戦者
歴史小説作家の永井路子さん=2008年2月26日撮影

 少女時代を茨城県古河市で過ごした。東京女子大卒業後、小学館に編集者として勤務した。同人誌「近代説話」に参加して小説の執筆を続け、1965年に「炎環」で直木賞を受賞した。
作家の永井路子さん(1994年1月27日撮影)

 現地に足を運び、自ら系図や年表まで作る綿密な取材と、歴史学の最前線の成果を取り入れた独自の史観とに裏付けられた明快で親しみやすい作風で人気を集めた。ロングセラーとなった「歴史をさわがせた女たち」や「一豊の妻」など、女性の視点から描かれた歴史小説やエッセーも数多く執筆。「北条政子」や「山霧―毛利元就の妻」は、それぞれNHK大河ドラマの原作にもなった。
作家・永井路子さん(1989年撮影、鎌倉の由比ケ浜で)

 82年「氷輪」で女流文学賞、84年、菊池寛賞、88年「雲と風と」などで吉川英治文学賞、2009年、「岩倉具視」で毎日芸術賞。1998年、自らの蔵書や資料を収めた「古河文学館」が茨城県古河市に開館した。第1回読売あをによし賞の運営・選考委員も務めた。

558とはずがたり:2023/03/06(月) 20:23:41

https://twitter.com/tohazugatali1/status/1628928776183885825

児童文学評論家・赤木かん子の「学校図書館ビフォーアフター」がすごい
「1980年代からほとんど変わっていない」大問題
https://toyokeizai.net/articles/-/600032

新学習指導要領の「主体的・対話的で深い学び」を実現するために重視されているのが「探究学習」だ。その一環として、「本」で調べ学習をする機会も増えており、図書館の役割も変化している。多くの学校で図書館の改革を手がける児童文学評論家の赤木かん子氏に、今の時代に合った図書館をつくるポイントについて聞いた。

2022/07/10

559とはずがたり:2023/07/04(火) 13:09:25

神・文章術 圧倒的な世界観で多くの人を魅了する Tankobon Hardcover ? December 16, 2021
by フミコフミオ (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4046055456/ref=cm_sw_r_as_gl_api_gl_i_ZB823RP21TJHAHQJSEXH?linkCode=ml1&tag=deleteall-22


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