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Tohazugatali Book Review

495とはずがたり:2018/10/05(金) 13:18:58
2018.1.24
なぜ日本のメディアは取り上げない? 全米で話題騒然の小説『パチンコ』
https://courrier.jp/news/archives/110308/

米国で話題を集めている小説がある。タイトルは『pachinko』、そう、日本でお馴染みのあのパチンコである。

著者は米国在住の韓国系アメリカ人、イ・ミンジン氏。第二次世界大戦の前から1980年代にかけての日本を舞台に四世代の韓国系の家族を描いている。なぜか日本では取り上げられないこの小説の著者イ氏に米国「ニューヨーク・タイムズ」紙が日本の新大久保でインタビューした。

日本のなかでも雑多な雰囲気で、多言語の飛び交う街として知られる東京・新大久保。

韓国系の人々が多く住むこの街には、近年さまざまな国から移住者がやってくる。韓国系の肉料理店だけでなく、ハラール・フード(イスラム法で許された食材)を扱う料理店など、アジア諸外国の店舗が軒を連ねる新大久保は、民族・文化的に均質とされる日本では異質の街なみを形成している。

そんな新大久保は、小説家Min Jin Lee(イ・ミンジン)氏と会うのにぴったりな場所だった。韓国のソウルで生まれ、幼いころに家族でアメリカに移住した彼女は、去年『Pachinko(パチンコ)』という小説を出版。この歴史小説はまたたく間に話題となり、アメリカで最も権威のある文学賞のひとつ、「全米図書賞」にノミネートされた。

彼女は10年前にも韓国系移民を題材とした小説を出している。その『Free Food for Millionaires(億万長者のただ食らい)』ではニューヨークを舞台に設定し、彼女と同じような韓国系アメリカ人を描いたが、今度の『パチンコ』では地球の反対側、つまり日本と朝鮮半島が舞台となっている。


世界各国で話題になっているが、舞台となっている日本では取り上げられない小説『Pachinko』


彼女が韓国からニューヨーク(厳密に言えばニューヨークのクイーンズ区エルムハースト)に移り住んだのは7歳のころ。そのため、「私にとって故郷は非現実的で、夢のような場所なんです」と彼女は言う。

そんな彼女の故郷、韓国から日本への移住者が急増したのは20世紀初頭。日本の帝国主義政策により、1910年に朝鮮半島が併合されたのがきっかけだ。彼女と会った新大久保に住む多くの“zainichi(在日朝鮮人)”も、当時日本に移住して来た人々の末裔である。

『パチンコ』で描かれているような移住者たちは、スラム街に集まり低賃金労働に従事した。

日常は差別で溢れていた。第二次大戦後に朝鮮半島が日本から解放されても、彼らの苦境は変わらなかった。日本の帝国主義に従属する必要はなくなったが、代わりに日本での在住権を失ってしまったのだ。

とはいえ故郷に帰ったとしても、家や仕事があるわけではない。日本に留まることを選択した彼らは、そこから何十年にもわたり、在住権をめぐる争いを繰り広げることになったのだ。

イ氏と会った新大久保のレストランでは、Kポップの映像が流れていた。壁には、有名人のサインがたくさん飾られている。逆説的に聞こえるが、在日朝鮮人への差別が根強く残っていても、韓国料理は人気を博しているのだ。20代の店員も主に日本語を話していて、英語話者のイ氏とは最終的に韓国語で話していたが、会話はたどたどしかった。


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