したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

商業・流通

1とはずがたり:2006/04/26(水) 23:23:08
スーパー,コンビニ,百貨店,中心商店街の衰退と活性化策など

リンク
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/commerce.html

367荷主研究者:2008/12/29(月) 01:18:29

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811180262.html
'08/11/18 中国新聞
「ゆめタウンみゆき」が起工
--------------------------------------------------------------------------------
 スーパーのイズミ(広島市南区)が来秋開業を目指す大型商業施設「ゆめタウンみゆき(仮称)」が17日、南区宇品西5丁目で起工した。周辺のマンション開発や商業集積、広島南道路(広島高速3号線)整備を見据えた出店。同社は九州への積極出店から中四国へ「地元回帰」を進めており、地域集中(ドミナント)戦略で存在感を高める。

 イズミは2月、新店予定地の約2キロ北に基幹店のゆめタウン広島(皆実町)を開業したばかり。関係者約30人が出席した起工式で、山西泰明社長は「3世代での利用が多いゆめタウン広島との違いを明確にする」と強調。マンション建設で増える若い家族層を想定し「気軽に立ち寄れる店を目指す」とした。広島港も近く、江田島市など島しょ部からの来店も見込む。

 新店は鉄骨地上3階、地下1階で売り場は1、2階。専門店は50店が入る。駐車場は1000台分。営業時間は午前9時―午後11時を予定する。

368荷主研究者:2008/12/29(月) 01:21:00

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811210021.html
'08/11/21 中国新聞
商業施設開業、どっと3万人
--------------------------------------------------------------------------------
 24時間スーパーのハローズ(福山市)と建築リース事業の大和リース(大阪市)が開発した福山市神辺町川北の複合商業施設、フレスポ神辺モールが20日開業した。広島県東部最大のオープンモールで約800台分の駐車場をテナントの建物が取り囲む。初日は約3万人が訪れ、沿道に車の長い列ができた。

 市道を挟み南北に分かれた敷地約8万7000平方メートルのうち、ハローズの本部と物流センターがある北東部分を除く約6万8000平方メートルが第一弾として開業した。

 物販は、啓文社(尾道市)の書籍やレンタルの複合店、MrMax(福岡市)のディスカウントストア、大創産業(東広島市)の百円ショップ、しまむら(さいたま市)の衣料品をはじめ計9店が集まった。

 サービスは、エフエムふくやま(福山市)の住宅展示場、スポーツ医学に強い整形外科内科、スタジオやアロマトリートメントのサロンを備えた疾病予防運動療法施設や薬局。飲食は順次開店し、来年1月までに5店がそろう。3月には地銀支店も加わる。

【写真説明】「フレスポ神辺モール」に詰めかけた買い物客たち

369荷主研究者:2008/12/30(火) 01:57:35

http://www.job-nippo.com/news/details.php?t=&k=2325
2008年11月26日 新潟日報
万代の歩行者前年比1割減

 新潟市商店街連盟が10月に実施した市内の商店街歩行者通行量調査で、通行量トップの万代シテイ第二駐車場2階が前年比2割減少、同市のにぎわいの核となる万代地区の落ち込みが目立った。ガソリン高による車の乗り控えや、前年の調査後に大型商業施設イオン新潟南ショッピングセンターが郊外に開業した影響を受けたとみられる。

 同調査は、10月18日(土曜日)の午前10時から午後7時まで、24商店街の31地点で実施した。うち5地点の調査は午後9時まで。自転車を含め中学生以上を集計した。

 同日は天候に恵まれたほか、夜間調査地点を増やしたこともあり、歩行者数は計16万4835人で調査日が雨だった前年に比べ7.0%、約1万人増加した。一方、今年と同じ晴れだった2006年に比べると6.6%減少した。

 通行量が最も多かった万代シテイ第二駐車場2階は1万6293人で、前年に比べ4000人近く減少した。2位の新潟伊勢丹前は前年比4.0%減の1万6160人、5位のラブラ万代前も同2.0%減の1万1769人だった。

 通行量3位の国際トータルファッション専門学校前(古町通6)は同4.3%増の1万4285人だが、06年比では9.7%減。大和新潟店前は前年比9.7%減の1万1176人で、前年の4位から6位に順位を下げた。

 地区別では万代シテイ周辺が同9.9%減。古町周辺は同11.0%、新潟駅万代口周辺は同16.1%それぞれ増加した。

 万代地区の減少について新潟商工会議所の岡嘉雄副会頭は25日の定例会見で「イオン新潟南開業の影響が大きいのだろう。革新的なところに人は引かれる。(中心市街地は)来る人から見て求心力をもたないと」と話した。

370荷主研究者:2008/12/31(水) 02:38:35

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/130476.html?_nva=38
2008年11/21 14:37 北海道新聞
複合商業施設「イーアス札幌」きょう開業 10年ごし念願の「巨艦店」 コンベンションセンター隣接

娯楽性の高い店舗もたくさん入居し、にぎわったプレオープン=イーアス札幌

 札幌市白石区東札幌に二十一日開業する大型複合商業施設「イーアス札幌」。その建設地は、一九八六年に廃止された旧国鉄東札幌駅跡地を含む広さ約二十ヘクタールの再開発地域の中で、最後に残った開発ゾーンだ。九七年から札幌市が開発に取り組んだが、不況や土壌汚染問題で紆余(うよ)曲折。隣接地には札幌コンベンションセンターが建設され、公園整備もすでに済み、待望の商業施設開業に関係者は胸をなでおろしている。(上田貴子)

 「必要なものが何でもそろう。ぶらぶらしているだけで楽しいですね」。二十日、近隣住民対象のプレオープンに訪れた主婦谷井美津子さん(59)は笑顔を見せた。同施設にはスーパーや楽器店、幼児用の遊戯施設など百十店が入居。十九日からのプレオープン二日間ですでに約三万人が来店し、にぎわった。

 建設地は同区東札幌三の一。札幌市が「公園・緑地」「公共」「商業・業務」の三ゾーンに分けて整備を進めた再開発地域のうち「商業−」の二・九ヘクタールで、大和ハウス工業(大阪市)が建設した。

 「十年ごしの計画がようやく完成した。これでコンベンションセンターへの国際会議誘致などにも弾みがつく」。市観光企画課の浜部公孝・観光魅力づくり担当係長は安堵(あんど)の表情を浮かべる。

 土地は九七年、市土地開発公社が国鉄清算事業団から先行取得した。〇三年度には公共ゾーンにコンベンションセンターが開業し、公園ゾーンも整備が完了。計画の滑り出しは順調だった。

 だが、商業ゾーンは〇二年度に出店者を公募する予定だったが、不況のあおりで応募者が集まる見通しが立たず、いったん断念。さらに〇五年度、予定地から環境基準値を超える鉛が検出され、計画に遅れが生じた。

 鉛は同事業団の費用負担で除去され、結局、公募を開始したのは〇五年十二月。当初計画に比べ大幅に遅れた。この影響もあってか、コンベンションセンターの稼働率も苦戦し、メーンの特別会議場は〇七年度実績で51・2%と、年間で半分は空いている格好。それだけに商業施設完成は関係者の念願だった。

 施設は店舗面積二万九千平方メートルの「巨艦店」。来場者見込みは年間四百四十万人といい、地域の人の流れを大きく変える可能性もある。市の市街地整備部再開発課の竹林進課長は「利便性が向上し、コンベンションセンターへの会議誘致に大きな武器となる」と期待している。

373荷主研究者:2008/12/31(水) 21:10:14

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20081203301.htm
2008年12月3日03時02分 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎家電量販、規模拡大で再編 ケーズ、北陸で攻勢 空白地富山も攻める

 北陸の家電量販業界の再編が加速してきた。ケーズホールディングス(HD、水戸市)は、石川で店舗展開していた吉田商事(石川県野々市町)を子会社を通じて吸収合併した。規模拡大で効率化を図り、ケーズ空白地の富山出店を狙う。ライバル大手も既存店の増床、新規の大型出店と拡大の手を緩めておらず、景気低迷で市場規模に頭打ち感がみえる中、北陸商圏の覇権争いは再編含みの展開に発展してきた。

 吉田商事は、石川県内で四店舗の「ケーズデンキ」をフランチャイズ(FC)展開していたが、一日付で、ケーズHDの子会社、北越ケーズ(新潟市)に吸収合併された。

 合併の狙いは、経営の効率化と、これによる出店資金の捻出だ。ケーズデンキは、全国のFC店の統合や直営化を進めており、今回の合併もその一環となる。

 店舗の大型化が進む業界では、新規出店に最低でも十億円規模の費用がかかるとされ、北越ケーズは「これまでのように小さな県単位でやっていては出店競争で遅れをとる。より大きなエリアで経営を考え、グループで資金を調達し、出店スピードを上げる」(広報)としている。

 今後三年のうちに、石川で三店舗、富山に二店舗を出す計画という。ケーズデンキはこれまで富山に店舗がなかったが、北越ケーズは「石川に拠点を持ったことで、空白地だった隣県の富山進出も考えられるようになった」と富山出店に意欲を見せる。

 一方、業界最大手のヤマダ電機は、北陸でも拡大路線をひた走る。

 テックランド金沢本店を今年九月に増床し、金沢大桑店も先月改装。十月には加賀市に加賀店、かほく市にかほく店と立て続けに新規開業し、石川県内で八店舗体制に増やした。

 ヤマダ電機は、富山に六店舗、福井にも四店舗を構える。ヤマダの拡大戦略に対し、ケーズHD完全子会社の北越ケーズも「確かにどこも競争は激しいが、ヤマダがない地域はない」と出店攻勢で対抗する構えだ。

 ヤマダ電機に次ぐ業界二位のエディオン(東京)と資本提携したサンキュー(福井市)は、石川県野々市町の「100満ボルト金沢本店」で、近くのヤマダ電機の野々市店と顧客争奪戦を繰り広げている。

 このところ、石川での新規出店はないが、昨年末に金沢本店を改装。オール電化商品のサービス充実を前面に掲げ、「店舗を拡大するより、改装などでお客さまのニーズに合った中身の充実に重点を置いている」(同店)という。

 日銀金沢支店によると、北陸の家電販売市場は、薄型テレビの伸びが鈍化し、パソコンも低調、全体として横ばい圏内で推移している。“北陸三強”の一角をなすケーズデンキの再編を伴う攻勢は、市場が膨らまない中で、店舗だけが増える過当競争を続ける北陸の業界を強く刺激しそうだ。

374荷主研究者:2008/12/31(水) 21:19:47

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812020068.html
'08/12/2 中国新聞
ソレイユが初の大規模改装へ
-------------------------------------------------------------------------------
 広島県府中町の大型商業施設「イオンモール広島府中ソレイユ」は2010年度にも、04年3月の開業以来初となる大規模改装を計画している。09年春以降、広島都市圏で郊外型ショッピングセンターの開業が相次ぐため、リニューアルでてこ入れを図る。

 計画では、ファッションや飲食など約200テナントが入る1―3階の店舗構成を見直し、新ブランドも導入する。4階のシネマコンプレックス(複合映画館)も修繕やサービス充実を図り、11年2月までに終える予定。イオングループが来春、広島市安佐南区に開業する「イオン広島祇園ショッピングセンター(仮称)」との差異化も図る。

【写真説明】大規模改装を予定するイオンモール広島府中ソレイユ(広島県府中町)

375荷主研究者:2008/12/31(水) 21:37:41

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/63302
2008年12月3日 10:37 西日本新聞
旧マツヤレディス跡の商業施設 ミーナ天神 全面改装へ

全面改装して来年4月にリニューアルオープンする「ミーナ天神」=2日午後、福岡市・天神 ユニクロを展開するファーストリテイリング(山口市)が運営する福岡市・天神の商業施設「ミーナ天神」が、年内にも全面改装に着手し、来年4月にリニューアルオープンすることが2日、分かった。大規模な改装は「マツヤレディス」を引き継いで開業した2005年10月以来初めて。博多阪急(仮称)などが入店する新博多駅ビル(福岡市博多区)の開業を11年春に控え、集客力を高めたい狙いだ。

 ミーナ天神は、地下2階地上8階で、延べ床面積は1万4000平方メートル。天神の北側にあり、ダイエーショッパーズと隣接。土地と建物を所有する東京の不動産会社からファ社が一棟借りして運営している。

 現在は、核テナントのユニクロや、九州初出店の手芸・ホビー用品の大型専門店ユザワヤのほか、衣料や雑貨店など約30店舗が入店している。

 改装では、売り場の構成や内装を刷新し、ファッションを強化。ユニクロは残るが、半分程度のテナントを入れ替え、知名度のある有名ブランドも誘致するという。

 年内にも4‐6階の改装工事を始め、来年2月ごろにプレオープン。年明けから1‐3階の改装工事にも着手し、4月下旬にグランドオープンする計画だ。

 「ミーナ」は、ファ社が05年から手掛けている都市型商業施設事業のブランド名。全国に計4店舗あり、天神は第1号で九州で唯一。

=2008/12/03付 西日本新聞朝刊=

376荷主研究者:2008/12/31(水) 21:41:47

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/62308
2008年11月28日 01:12 西日本新聞
関係者に衝撃 大塚家具AIM撤退 駅北口の空洞化加速 後継テナント探し難しく

AIMからの撤退が決まった大塚家具小倉ショールーム 小倉北区のアジア太平洋インポートマート(AIM)の核テナント「大塚家具小倉ショールーム」が来年5月に撤退することが27日、発表された。景気後退の中、後継テナントの誘致は難航が予想される。AIMがあるJR小倉駅北口の空洞化に拍車が掛かる恐れもあるだけに、関係者には落胆が広がった。

 AIMを運営する第3セクター北九州輸入促進センター(キプロ)には同日午前、大塚家具幹部から撤退の電話が入った。同社はAIM開業2年目の1999年6月に開業し、来年6月までの賃貸借契約。今春から契約更新を交渉してきたキプロの担当者は「残念としか言いようがない」。

 AIMは市や県、民間が194億円を投じて整備。大塚家具や市の子育てふれあい交流プラザなどが営業している(入居率97%)。キプロは2005年度から単年度黒字を計上しているが、累積赤字は20億円(08年3月期)に上る。核テナント撤退は経営面で大きな打撃だ。

 市幹部は「キャッシュフローで1年半は経営を維持できる。それまでに後継テナントを探すしかない」と指摘。「撤退を早く伝えてくれて良かった。時間はある」と自らに言い聞かせるように語った。

 小倉駅北口では昨年1月、ラフォーレ原宿・小倉も撤退。玄関口のイメージダウンは避けられず、市のブランド戦略担当者は「やっぱり小倉はダメだと市民が自信を失わないか心配」という。

 北橋健治市長は「退店は景気低迷などに対応するためやむを得ないのだろうが残念。後継テナント問題は市も積極的に協力したい」とのコメントを出した。

=2008/11/28付 西日本新聞朝刊=

377荷主研究者:2008/12/31(水) 21:42:17

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/61837
2008年11月26日 00:31 西日本新聞
ロフト 小倉に進出 来春、コレット井筒屋内に 九州3店目

ロフトが進出するコレット井筒屋=25日、北九州市小倉北区 井筒屋(北九州市)は25日、改装計画を進めている同市小倉北区のコレット井筒屋に来年3月中旬、生活雑貨専門店「ロフト」(東京)が出店すると発表した。ロフトは九州で3店目となる。

 今回のロフト新店は、売り場面積が約1400平方メートル。現在はリビング用品や特設売り場があるコレット井筒屋6階の約半分を占めることになる。

 ロフトは出店理由について「コレット井筒屋はJR小倉駅前にある百貨店で、集客が見込める」と説明する。

 井筒屋は、旧小倉伊勢丹を引き継いで今年4月に開店させたコレット井筒屋について、近くの井筒屋本店とのすみ分けを図る必要があるとして、売り場のリニューアルを計画。その“目玉”としてロフトを誘致した。

 ほかに6階部分には良品計画(東京)の「無印良品」も誘致、売り場面積約1100平方メートルの店舗を構えてもらう。他の階でも新ブランドの導入を検討している。

 改装計画の全容は年明けに公表。その直後に改装に着手、来年3月中旬に改装を終える予定。

 一方、ロフトは昨年11月に福岡市・天神に「天神ロフト」を開業、今年2月には大分市に小型店を出している。

=2008/11/26付 西日本新聞朝刊=

378荷主研究者:2008/12/31(水) 21:42:53

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/62509
2008年11月29日 00:50 西日本新聞
「ゆめタウン別府」開業1年 客数、売上高目標に届かず 2期工事は不透明

29日で開業1年を迎えるゆめタウン別府 埋め立て地への進出是非をめぐり市長選が行われるなど、別府市を2分した論争を引き起こした大型商業施設「ゆめタウン別府」が29日、開業1年を迎える。来店者数や売上高はやや苦戦気味。シネマコンプレックス(シネコン)を含む2期工事は不透明なままで、「中心市街地の活性化、回遊性向上の核の1つとして欠かせない」としている別府市の思惑通りにはなっていない。

 経営するイズミ(広島市)によると、ゆめタウン別府は最初の1年間、売上高と来店者数の双方とも目標を達成できなかった。売上高は「100億円を超えるが、(目標には)届かない」状況で、来店者数は目標800万人に対し「700万人は超える水準」という。それでも佐古達彦支配人は「最初の1年としてはまずまずの手応え。小売業を取り巻く環境は厳しいが、まずは店の力をつけていきたい」と話す。

 来店者数については「当初予想より大分市からの来店が多く、目標達成に明るい材料」(イズミ)と楽観的だが、課題は平日の集客と、客1人あたりの購入額が低迷していることだという。

   ■   ■

 街のにぎわい創出を託した別府市は「中心市街地活性化の核の役割を期待している」との立場を崩さない。

 浜田博市長は28日の会見で「ゆめタウンから(JR別府)駅前に人を周遊させるため、約束している国道10号をまたぐ歩道橋が必要。できるだけ早く(イズミが)設置してほしい」と訴えた。

 ゆめタウン開業後、通行量がやや増えたという近くの商店街「国際通りソルパセオ」の東保安生弘理事長は「通行人が増え新規出店もあったが、まだ通り過ぎるだけの人が多く売り上げに直結していない」と話す。

   ■   ■

 市とイズミが交わした立地協定に「努力目標」として盛り込まれていたシネコンを含む2期工事への期待は強いが、イズミは「具体的にコメントできる段階ではない」との姿勢。市民からは「シネコンと聞いたので、賛成したのに…」との声も漏れる。

 売上高、来店者数とも目標を達成できず、厳しい経済環境もあり、追加投資に踏み切れていないイズミ。歩道橋やシネコンまで含めた出店で、中心市街地活性化に大きな期待を抱いた別府市。双方とも「誤算」を抱えたまま、開業2年目を迎える。 (別府支局・塩塚未)

=2008/11/29付 西日本新聞朝刊=

379荷主研究者:2008/12/31(水) 22:01:28

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/134440.html?_nva=231
2008年12/11 07:38 北海道新聞
北広島に大型SC 三井不動産 2010年春の開業目指す

 三井不動産(東京)が北広島市大曲に大型商業施設「北広島ショッピングセンター(SC、仮称)」の建設を計画していることが十日、分かった。二階建て延べ床面積三万九千三百平方メートルで、同社が自社で新規開発する大型商業施設としては道内初。来年着工し、二〇一〇年春の開業を目指す。

 形態はスーパーなどを核にしたSC、またはアウトレットモールを想定。店舗面積は二万九千九百平方メートルで、SCだと大和ハウス工業(大阪市)が十一月に札幌市白石区東札幌で開業した「イーアス札幌」(二万九千平方メートル)、アウトレットモールだと道内最大の「千歳アウトレットモール・レラ」(二万八千平方メートル)と同規模になる。

 施設形態やテナント構成などは「計画段階で何も決まっていない」(三井不動産)が、近く地権者から土地を取得し、来年六月にも大規模小売店舗立地法に基づく大型店新設の届け出を行う予定だ。

 建設予定地の南西側隣接地には六月、ホームセンターの「カインズホーム大曲店」などを核にした大型SC「インターヴィレッジ大曲」がオープン。一月には、外資系総合量販店の「コストコホールセール札幌倉庫店」が札幌市清田区に開業しており、大曲周辺の「巨艦店バトル」はさらに激しさを増しそうだ。

382荷主研究者:2008/12/31(水) 22:31:44

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20081209/CK2008120902000173.html
2008年12月9日 中日新聞
《経済》遠鉄百貨店新ビルで説明会 売り場面積1万4000平方メートル

フォルテ跡など「浜松駅前旭・砂山地区再生事業」の説明会=浜松市中区のアクトシティ浜松研修交流センターで

 JR浜松駅前の官民複合ビル「フォルテ」跡地に商業ビル建設を計画する遠州鉄道(浜松市中区)は8日、一般向け説明会を中区で開き、新ビルが地上13階、地下2階建てとなることなどを説明した。2011年度の開業を目指す。市中心部では百貨店松菱跡に大手の大丸(大阪)も出店に意欲を示しているが、地権者交渉の難航などで11年秋とする開業時期がずれ込むのは避けられない情勢。活性化に向け、遠鉄百貨店とのツインビルへの期待は大きい。

 新ビルは高さ約65メートル、延べ床面積約4万100平方メートル。地下1階から地上8階には百貨店の売り場を設け、売り場面積は約1万4000平方メートルを見込む。既存ビルとは地上3−6階と地下1階に設ける連絡デッキで結ぶ。売り場面積は合計約3万8000平方メートルで、大丸が計画する約3万4000平方メートルを上回り県内最大となる。「地域一番店」の維持には面積も必要との考えだ。

 9階の多目的ホールは採算性が厳しいことから、物販でも活用できる平らな床とする。10階以上は遠州鉄道や遠鉄百貨店などのオフィスが入居する。建物容積率は約1235%で、遠州鉄道は現行600%の容積率などが緩和できるよう、今月中旬に都市再生特別地区の認定を市に申請する。

 説明会は昼と夜の2回に分けて実施。昼の部には地元関係者約50人が出席、関利彦常務が「浜松の玄関口としてふさわしい施設を考えた。中心市街地の活性化に寄与するものになってほしい」とあいさつ。広域集客型百貨店、業務施設などで中心部全体の集客性、回遊性の向上を図る考えを説明した。

 出席者からは駐輪場対策の充実、駐車場問題などの質問が出された。遠鉄の説明会前には浜松市による都市計画変更の説明会もあった。

 新ビルの内容が明らかになり、中心部の商店街などでつくる浜松商店界連盟の御園井宏昌会長(御薗井商会会長)は「中心部への来客の増加にもつながり、開業時期も見えているのでありがたい。路面店の出店増加など波及効果も期待したい」と述べた。浜松駅ビル・メイワンを運営する浜松ターミナル開発の向山(むかいやま)雅衛社長も「客層や商品構成などでこれまでも差別化してきた。中心街全体の魅力や買い回り性の向上などにつながり、活性化にも資するので歓迎したい」と話した。

383荷主研究者:2008/12/31(水) 22:36:53

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812160125.html
'08/12/16 中国新聞
シャレオ、不況で退店相次ぐ
-------------------------------------------------------------------------------
 紙屋町地下街シャレオ(広島市中区)で4月からテナント7店が相次いで退店し、うち4区画が空いたままだ。117万都市の中心部としては「あまりに寂しい」との声も相次ぐ。運営する第3セクター広島地下街開発は「定額家賃なし」でギャラリーを誘致するなどの対策に追われている。

 地下街中央広場に近い南通りに15日、中区のギャラリーが出店した。広島市立大の大学院生の作品を販売し、売り上げの30%を手数料で払う仕組み。定額の家賃はない。初の空き店舗活用の試みとして、地下街開発が1月末までの期間限定で誘致した。

 「家賃が高い」「売り上げが不振」などを理由に4月以降、7店が撤退した。ギャラリー誘致は破格の条件ともいえるが、年末年始に地下街の中央部でシャッターが閉まった状態を避ける狙いがあったとみられる。

【写真説明】閉店の告知が張り出されたシャレオの空き店舗

384荷主研究者:2008/12/31(水) 22:37:51

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812200200.html
'08/12/20 中国新聞
大型SCが進出へ 西風新都
-------------------------------------------------------------------------------
 広島市北西部の開発エリア「ひろしま西風新都」の市有地約3.3ヘクタールについて、建築リースなどの大和リース(大阪市)は19日、市と定期借地の予約契約を結んだ。大型ショッピングセンター(SC)を2010年春にもオープンさせる。

 計画では、市が所有する安佐南区伴南の商業用地を大和リースが開発。スーパーをメーンにドラッグストアや子供服、雑貨などの販売店に加え、病院、回転ずし店など13―15施設を誘致し、大型SCを建設する。

 建物の棟数や階数、売り場面積などは未定という。飲食店を先行オープンする予定で、09年5月に着工。残る施設は同9月の着工を目指す。

 市によると、本契約は、大規模小売店舗立地法に基づく手続きを経て09年春以降になる見通し。賃貸料は月額560万円、賃貸期間は20年間となる。

385荷主研究者:2008/12/31(水) 22:43:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/12/20081227t62013.htm
2008年12月27日土曜日 河北新報
丸井閉店で人通り急減 郡山駅前

 福島県郡山市や商工団体でつくる市商工振興連絡協議会は26日、JR郡山駅前周辺の中心商店街で行った通行量調査の結果をまとめた。2月末で丸井郡山店が閉店した影響などから、通行人の数は大幅に減り、最近10年で最も少なかった。

 7月の休日と平日に1日ずつ実施。休日は夕方の豪雨で計測を切り上げた影響もあり、総通行量は前年に比べ35%減少し、約4万1000人だった。平日は9.8%減の約5万4000人。旧丸井ビル周辺の減少率は、調査した25地点の中でも高かった。

 郡山駅の乗降数は前年より減少していないため、同協議会は「歩行者が商店街へ回遊していない。丸井閉店の影響が表れていると推察される」としている。
 調査は毎年、同時期の休日と平日の同時間帯に実施している。

386荷主研究者:2008/12/31(水) 22:46:38

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/136206.html?_nva=224
2008年12/19 13:39 北海道新聞
ジュンク堂 札幌店が事前オープン 国内最大級

喫茶スペースなども設けたジュンク堂書店札幌店

 ジュンク堂書店(神戸)は十九日、丸井今井札幌本店南館(札幌市中央区南一西一)に出店する札幌店で、同百貨店のカード会員らが対象の内覧会を開き、プレオープンした。

 同店は南館四階−地下二階の六フロアに出店し、売り場面積は計五千二百平方メートルと道内最大級。蔵書数は百五十万冊弱で、国内最大とされるジュンク堂書店池袋本店(百五十万冊強)に匹敵する。

 英国留学に向けて語学書を探しにきた札幌の女性会社員(46)は「他の書店より品ぞろえが充実している」と笑顔で話していた。

 二階に喫茶スペースを設けたほか、「座り読み」ができるベンチも四フロアに設置。二十日正式オープンの予定で、工藤恭孝社長は「市中で出回っている本はほとんどそろえた。頼りになる本屋を目指したい」と述べた。

387荷主研究者:2008/12/31(水) 22:54:07

http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20081224/CK2008122402000025.html
2008年12月24日 中日新聞
岐阜パルコ跡地など再開発停滞

8階ホールは今年いっぱいで閉鎖し、来年9月に閉館となる岐阜メルサ「ファッション館」=岐阜市神田町で

 岐阜市の中心市街地活性化に向けた大型ビルの再開発の動きが停滞している。今年1月末に新たな売却先が決まった岐阜メルサのファッション館、岐阜パルコ跡地の今後の活用方法は未定のまま。世界的不況も影を落とし、大型ビルはすきま風にさらされたまま年を越すことになりそうだ。

 岐阜メルサ「ファッション館」8階にあり、かつてはNHK交響楽団などプロの演奏会でにぎわったメルサホール(客席360)は、今年いっぱいで閉鎖となる。最後の催しとなった23日の「カワイ楽器コンクール」地区予選。オープンから毎年同ホールを使ってきた。カワイ音楽教室岐阜事務所の杉本清一さんは「音響が良く、市の中心にあって交通の便もよかったのに。残念だ」と惜しむ。

 来年の9月にはファッション館自体も閉館する。1月末に、名古屋鉄道(名古屋市)から石油卸会社の中川物産グループ(同市)が買収したと報道されたが、いまだに登記簿上の所有者は名鉄のまま。名鉄は「清算、引き渡しが終わっておらず、契約の履行を待っている状態。今後のことは何とも言えない」と話す。

 岐阜メルサのグルメ館の経営も縮小傾向が続いている。1990年にオープンし、最盛期の96年には地下1階から7階までテナントが埋まっていた。しかし次第に店舗は減り続け、今年9月末で岐阜グランドホテル直営の中華料理店「華川」が撤退。残るは、パン店と和食店が1店舗ずつと美容院のみで住民からは「本当に“グルメ館”と言えるのか」との声も上がる。

 2006年に閉館した岐阜パルコの跡地は、同年に学習塾「名進研」を運営する教育企画(名古屋市)が買収。今年の1月末に豊田通商が教育企画から取得した。豊田通商は「できるだけ早く活用法を、と考えていたが何も動いていない。最近の経済情勢、不況も無関係ではない」と話した。来年も厳しい経済状況が続くのは必至。「岐阜再興」のシンボルとなりうる大型ビルの再開発事業がいつ動き出し、どこまで進展するのか、注目される。

 (徳田恵美)

388千葉9区:2009/01/02(金) 23:20:47
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090101ddlk28040023000c.html
阪神間飛躍の年:大型店、さらに進出 交通、さらに便利に(その1) /兵庫
 ◇「阪急西宮ガーデンズ」「キリンガーデンシティ」「阪神なんば線」−−
 阪神間と大阪・ミナミを結ぶ阪神電鉄の新線「阪神なんば線」が3月20日、構想から60年ぶりに開通する。一方、商業施設では昨秋、西宮市に「阪急西宮ガーデンズ」がオープンしたのをはじめ、今年秋には尼崎市にも「キリンガーデンシティ」(仮称)のオープンが予定されるなど、大型店の出店計画が目白押しだ。深刻な不景気が世界を覆い、阪神間だけは別天地とはいかないだろうが、地域の魅力を発揮するチャンスとなる09年が幕を開けた。【幸長由子、中里顕】

 昨年11月26日、西日本最大級の複合商業施設「阪急西宮ガーデンズ」がオープンした。来店客は、プレオープンから12月22日までで231万人。1日平均7万人で、予想の5万人を大幅に上回り、上々の滑り出しだ。

 ガーデンズは、阪急百貨店をはじめ、268のテナントが入っており、このうち69店舗は関西初出店。売り場面積は約25万平方メートルにも及ぶ。

 ガーデンズは、甲子園、甲東園など「園」がつく地域が七つある土地柄を意識して、「地域の人たちが集う公園のような場所」を目指す、という。名前も「庭」を意味する「ガーデンズ」にした。樹木が植えられ、芝生広場が広がる屋上庭園「スカイガーデン」もある。入居する阪急百貨店の食品売り場は年末、洋風のオードブルやシャンパンなど、年末年始の食材をあれこれ品定めする客らでにぎわいをみせており、リッチなファミリー層をターゲットにする戦略はまず、当たっているようだ。

 開発した阪急電鉄は「魅力ある施設を作って、街の魅力をアップし、沿線の価値も上げたいと考えた」と実績に手応えを感じている。

 今年10月には、尼崎市のJR尼崎駅北側に阪神百貨店などが入る複合商業施設「キリンガーデンシティ」がオープンする予定だ。ガーデンシティができるのは、JR尼崎駅北側にあったキリンビール尼崎工場の跡地。ここで進む土地区画整備事業「あまがさき緑遊新都心」の中核的な商業施設となる。阪神百貨店のほか、シネマコンプレックスが入ることになっている。

 開発を進めるキリンリアルエステートは、「JRの東海道線、福知山線、東西線の3路線が交差しており、他地域からの利便性も高い」と出店の理由を説明する。周辺には既に「グンゼタウンセンターつかしん」や「カルフール尼崎」などの大型店があるが、「百貨店やシネコンは現在市内になく、ニーズは大きいはず」とみる。

 一方、伊丹市ではJR伊丹駅に接続するイオンモール伊丹テラスが昨年11月、大改装を終えてリニューアルオープンしたばかり。さらに、同市西部の工場跡地に同じイオングループが「伊丹西ショッピングセンター(仮称)」を計画している。現況はまだ空き地だが、売り場面積は約16万平方メートルの予定。イオンリテールは「伊丹市北部がターゲット。市場として魅力がある」と話す。

 西宮市ではまた、「ららぽーと甲子園」敷地内にメキシコ生まれの職業体験施設「キッザニア甲子園」が建設中。東京都江東区の国内第1号施設は大変な人気で、関西初の出店が注目を集めている。

 ◇音楽鑑賞後に食事を
 ◇阪急西宮ガーデンズに近い県立芸術文化センターの藤原正治・副館長(60)
 センターへの来館者には、元々クラシック音楽に縁が薄かった方も少なくない。ガーデンズ開業で地域に人が集まれば、そうした人たちがうちにも足を延ばしてくれるのではと期待している。また、音楽や演劇の観賞後に食事やショッピングを楽しめる場所が増えたことはうれしい。地域の人に支えられ、我々もガーデンズとともに育っていきたい。

 ◇人が集まるまちに
 ◇尼崎市の伊達肇・潮江まちづくり協議会会長(65)
 キリンガーデンシティの開業で、市内外からも人が集まるまちになるだろうと楽しみにしている。JR尼崎駅北側はかつては工場が建ち並び、暗いイメージだったので、再開発は私たち住民にとっても悲願だった。商業施設などを目当てに集まった人たちを地元の商店街も取り込み、共存できるまちにしていきたい。

〔阪神版〕

毎日新聞 2009年1月1日 地方版

389千葉9区:2009/01/04(日) 22:17:11
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200901030025a.nwc
【2009年業界予測】小売り ユニーの動向カギ 再編カード握る総合商社
2009/1/3

 小売り業界では、主要企業の経営統合が相次いだ百貨店を始め、タスポ効果が一巡するコンビニエンスストアなど業態を超えた再編が2009年も進むとみられる。景気後退で個人消費は厳しさを増している。セブン&アイ・ホールディングスとイオンの2強を軸に統合が進んだ小売り業界だが、ここに来て、川下へ戦略を強化する総合商社が小売り業界再編のキャスティングボードを握る可能性が高まっている。

                   ◇

 ◆勢力図変わるか

 総合商社最大手の三菱商事は昨年12月、イオンの筆頭株主となり、食品や衣料品を中心とした原材料、商品の調達・開発、アジアへの出店協力を柱に資本・業務提携を発表した。

 両社は店舗開発や原材料調達で協力関係にあったが「信頼関係を深める」(三菱商事の小島順彦社長)と関係強化に踏み切った。

 イオンはダイエーなどのM&A(企業の合併・買収)を行う一方、全国にショッピングセンター(SC)を出店。売り上げ規模は5兆円を超えたが、消費の冷え込みで08年2月期は10年ぶりの営業減益となるなど業績が悪化した。

 三菱商事の出資で海外出店の強化などで生き残りを図る考えだ。今後はローソンやライフコーポレーションなど三菱商事が出資する小売り各社との連携も焦点になる。

 また、ファミリーマートを傘下に持つ伊藤忠商事は中部地盤の大手スーパー、ユニーと業務提携している。これまで“第3の勢力”を貫いてきたユニーだが、中部地域は米国の金融危機以降、基幹産業の自動車産業の業績が急速に悪化。伊藤忠を軸に業界を超えた再編に動けば勢力図は一気に塗り変わる。

                   ◇

 ◆体力勝負の様相

 たばこ自販機用成人識別カードを持たない人が来店し、ついで買いする「タスポ効果」と猛暑で空前の好況を謳歌(おうか)したコンビニ業界。

 08年の売上高は衣料品など販売不振が直撃した百貨店の売上高を上回り、流通の主役交代を印象づけた。しかし、大手コンビニ幹部は「タスポがなければ減益だった。今年からが本当の勝負」と本音を語る。

 コンビニの店舗数はこの10年で1万店も増加し、重複する地域も多い。24時間営業のファストフード店など他業態との競争も激しい。一方で、情報システムなどの投資負担も増加し、今後は「中小チェーンの生き残りが厳しくなる」(大手コンビニ首脳)のは間違いない。

 三菱商事とイオンの提携でそれぞれの傘下のコンビニ、ローソンとミニストップの連携も視野に入る。昨年9月には業界7位のエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)の売却を親会社のレックスホールディングスが検討していることが表面化。無風だったコンビニ業界も再編が現実味を帯びている。

 am/pm買収にはローソンなどが興味を示しているとされるが、ローソンの親会社の三菱商事はam/pmにも一部出資。商社にとって、自社が調達した商品を供給する川下の小売業を確保する意味は大きい。

 コンビニ業界は長らくセブン−イレブン・ジャパンが全国約1万2000店の店舗網を誇り、販売力や売上高で圧倒してきた。このため、ファミリーマートの上田準二社長は「対抗勢力を作る必要がある。コンビニも淘汰(とうた)の時代になる」と他社との提携にも積極的な姿勢を見せる。

 仮にファミリーマートとユニー傘下のサークルKサンクスが統合すれば重複立地があるとしても国内約1万3000店で一挙に首位に浮上する目も出てくる。セブン&アイ・ホールディングスとイオンの2大グループに色分けされていた小売り業界に「第3の軸」(上田社長)として楔(くさび)を打ち込めるわけだ。

 総合スーパーのユニーは、売上高1兆円を超す。ただ、中部地区という強固な地盤を持つゆえ、独自路線を貫き、再編にも距離を置いてきた。このため、「大きな波に取り残され、気付いた時は手遅れという可能性もある」(証券アナリスト)との声があった。

 しかし、消費不振は業界全体を直撃。各社とも相次ぐセールで、体力勝負の様相を呈している。生き残りをかけるユニーが規模拡大に向け、伊藤忠グループとの連携に舵(かじ)を切るかもしれない。

390千葉9区:2009/01/04(日) 22:17:29
                   ◇

 ◆次の台風の目は?

 中部地域の景気悪化が直撃しているのは百貨店も同じだ。中でもトヨタ自動車の業績悪化の余波で松坂屋は11月の売り上げは前年比19.1%減となるなど、同業他社と比べても不振が際立った。

 市場縮小に直面する百貨店業界では大型再編が相次ぐ。松坂屋と大丸が経営統合して07年9月に発足したJ・フロントリテイリングは一時は業界首位に立った。

 しかし、昨年4月に三越伊勢丹ホールディングスが誕生、高島屋とH2Oリテイリングも3年以内の経営統合を決めたことで、“3番手”に甘んじることになる。

 このため、「次の台風の目になるのはJ・フロント」(大手百貨店幹部)という見方は根強く、ミレニアムリテイリングを展開するセブン&アイと接触しているとのうわさもささやかれる。すでに今治大丸や横浜松坂屋などの閉鎖に踏み切ったが、追加リストラに加え、M&A戦略も検討課題となりそうだ。(田村龍彦)

391千葉9区:2009/01/04(日) 22:26:00
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090104-OYT1T00342.htm
ブランド品より「野菜詰め放題」…初売り商戦、実用志向強く

 2009年の初売り商戦は、景気後退色が強まる中、消費者の生活防衛意識が浮き彫りになった。

 百貨店やスーパーの福袋の売れ筋は例年と様変わりし、食料品や肌着など実用品に集中した。高額商品でも金の置物などは売れ残り、正月とはいえ、無駄な出費が許されない家計の様子がうかがえた。

 東京・池袋の西武百貨店では約1100種類の福袋を用意したが、意外なヒットとなったのが「野菜詰め放題福袋」だ。野菜約10キロが入るエコバッグにニンジン、ジャガイモ、タマネギを山盛りに詰め、メロン1個のおまけ付きで2009円。初売り初日の2日午前中に完売した。

 ほかの百貨店でも、開店前に行列を作った客が、食品フロアになだれ込む光景が見られた。大丸東京店では、缶詰や菓子など日持ちする食料品を詰めた福袋を1000円で販売、1000個が約1時間で売り切れた。

 食品以外でも消費者の実用志向は強く、売れ筋は靴下やタオルなど日用品に集中した。そごう横浜店では、通常は値引きしない化粧品の福袋が相次いで完売。イトーヨーカ堂でも、肌着や子供服など実用の衣料が好調だった。ただ、初売り全体の売り上げは百貨店、スーパーともに伸び悩んだ。

 実用志向は高額商品の売れ行きにも反映された。恒例の干支(えと)をかたどった金の置物などを用意したが、売れ残りに。一方で、日本橋三越が2625万円で販売した省エネ新築住宅(土地は含まず)には6件の応募があった。住宅メーカーで購入するより2、3割安いという。

 銀座松屋の子ども用ゴルフセット福袋(2万5000円)も10袋が即日完売。わが子を石川遼君に育てたい親の「夢」と「実利」を刺激したようだ。(経済部 滝沢聡)

(2009年1月4日19時46分 読売新聞)

392千葉9区:2009/01/04(日) 22:27:15
親戚の子供服を買うために、寝袋もって深夜3時から並んだことあります・・・
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090103-OYT1T00018.htm?from=nwla
福袋求める長い行列、失業の「並び屋」も登場…東京・銀座

 東京・銀座の百貨店「プランタン銀座」で初売りが始まった2日午前8時15分、正面玄関前から女性やカップルら約5000人が列を作っていた。

 行列は、周囲の建物にぐねぐねと巻き付くように1キロ近くも伸びた。

 「予算は20万円ちょっと。20個は買いたい」。一番乗りの神奈川県秦野市の会社員、中村訓士(くにひと)さん(31)が場所取りに来たのは、39時間前の大みそかの午後5時。「並ぶのは8年連続。奥さんの1年分の服を買ってしまうんです」。お目当ては、もちろん福袋だ。

 300人余が夜明かし組。使い捨てカイロを体中に張り、セーター、ダウンジャケット、手袋……。重装備しても、あまりの冷え込みに一睡もできない人もいる。

 日焼けした顔、黒いポンチョに薄汚れた耳当てと、ちょっと異色なこの男性(65)は「並び屋」。タクシー会社を解雇され、日雇い労働で食いつないできたが、派遣切りされた若者が流れてきて仕事にあぶれた。あっせん業者の紹介でありついた2週間ぶりの仕事は「1日並んで1万円」。終わっても、帰る家もない。「正月も俺にとっては、ただの1日だよ」

 福袋といえば「開けてびっくり」がお約束だった。百貨店「大丸」の「二百五拾年史」によると、江戸時代の福袋の中身は着物の端切れで、金糸を使った織物があると当たり。「江戸店ではにぎわいはひとしお」とあるから、昔から福袋に行列は付きものだったのだ。

 ところが、最近は「見える福袋」が主流に。バブル期に5億円で売り出されたルノワールとピカソの名画や、日本橋三越本店の今年の目玉「2009万円南極点到達ツアー」ならともかく、1万円の福袋でも、中身がわからないと売れなかったり袋を破かれたりする。ベテラン店員からは「これじゃ縁起物じゃなくて、バーゲンセール。世知辛い」と、ぼやきも漏れてくる。

 埼玉県川口市の主婦、渡辺亜紀さん(29)はサプライズ派だ。福袋体験の原点は、小学生のころに一家で開けて「はずれだー」なんて騒いだワクワク感。雑誌の福袋特集を見て、5年前からまた買い出した。「袋を開けるときのスリル。やめられません」

 今年、福袋に並んだ人は日本橋高島屋1万2000人、松屋銀座6300人。行列は人気のバロメーターとはいうものの、店側も徹夜で並ぶ客が犯罪に巻き込まれたら、体調を崩したらと、気が気ではない。

 プランタンは元日に警備員を巡回させ、2日は社員40人余が午前3時に出勤した。混雑軽減のために一部予約制にした百貨店もあるが、プランタン営業推進部の木口雄史さん(47)は「行列は短くしたいけど、初売りに人が集まらないのは寂しい」と、痛しかゆしといった表情だ。

 「やっぱり福袋は最高ですね」。中村さんは風邪をひいてガラガラ声になっても、友達の分も含め約30個の福袋を両腕や首に通して喜色満面。渡辺さんも狙っていたショップの福袋を無事購入できた。「並んでいる間、周りの人が飲み物をくれたり、車で休ませてくれたりした」とにっこり。肝心の中身は「家に帰ってからのお楽しみ」と笑い、家路を急いだ。

(2009年1月3日06時23分 読売新聞)

393千葉9区:2009/01/04(日) 22:40:05
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090104/biz0901041303002-n1.htm

ドラマ企業攻防】再編サバイバル(下)百貨店業界編 「1兆円クラブ」の椅子は? (1/5ページ)
2009.1.4 13:02

 「百貨店の店舗の数はまだ多すぎる」。大丸と松坂屋を傘下に持つJ・フロントリテイリングの奥田務社長は、新たな再編を予言してはばからない。百貨店業界では2008年に三越・伊勢丹連合と高島屋・阪急、阪神百貨店連合が誕生し、“売上高1兆円クラブ”のメンバーによる4グループ時代を迎えたばかり。だが、構造的な業態衰退に加え、深刻な消費不況で消費者の百貨店離れが、一気に加速しており、何があってもおかしくない。


■コンビニに抜かれる

 百貨店業界にとって、08年は業態衰退を象徴する歴史的な年となる。

 かつては“小売りの雄”として君臨した百貨店だが、08年の全国売上高で、新興勢力のコンビニエンスストアに抜かれることが確実になっているのだ。

 「これまで経験したことがない未曾有(みぞう)の事態だ」。高島屋幹部は悲鳴を上げる。

 米国発の金融危機が勃発(ぼっぱつ)した昨年10月以降、「不要不急」の支出を切り詰める節約消費が、“晴れの日”の衣料品や高級ブランド品を主力とする百貨店を直撃した。

 もっとも、百貨店の衰退は今に始まったことではない。

 品ぞろえや売り場づくりで、消費やライフスタイルの猛烈な変化に対応できず、消費者にそっぽを向かれた。専門店を集積した大規模ショッピングセンター(SC)やネット通販など業態の垣根を越えたサバイバルでも劣勢を強いられ、顧客が流出している。

 全国百貨店売上高は、この15年で約2兆円も目減りした。

 「百貨店は小売業で一番古い業態。一番新しい業態のコンビニでも改革しないと変化に対応できない。百貨店も改革が必要」

 コンビニ最大手のセブン−イレブンを擁するセブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏社長に、同情まで受ける始末だ。


■1兆円クラブは満員

 衰退への危機感が、各社を再編へと駆り立てた。

 07年9月に大丸と松坂屋の統合でJ・フロントが発足。間髪おかずに、伊勢丹と三越も統合で合意し、08年4月に三越伊勢丹ホールディングス(HD)が誕生した。“孤高”をかこっていた高島屋は、金融危機の最中の10月に、阪急、阪神百貨店を傘下に持つH2Oリテイリングと3年以内の統合で合意した。

 この結果、大手百貨店は、そごう、西武百貨店を傘下に持ち、セブン&アイグループ入りしたミレニアムリテイリグを含め、売上高1兆円規模の4グループに集約される。

 売り上げ規模は、1位三越伊勢丹、2位高島屋・H2O、3位J・フロント、4位ミレニアム。生き残りの条件である“1兆円クラブ”のメンバーの椅子(いす)は、4グループで埋まったといわれてきた。

 だが、金融危機による消費不況で、メンバーの不安が高まり、にわかに浮足立ってきた。

 「4グループで安泰、1兆円あれば、安全とは思わない」

 高島屋の鈴木弘治社長は、生き残りの椅子が4つから減ってしまう可能性を否定しない。

 H2Oの椙岡俊一会長も、高島屋との統合合意会見で、「マーケットが成熟すると、シュリンク(縮小)し、寡占と倒産が起こる。百貨店は今その真っただ中にある」と危機感をあらわにした。

394千葉9区:2009/01/04(日) 22:40:22
■J・フロントの逆襲

 「次の台風の目になるのはJ・フロントだ」

 ある大手百貨店の幹部はこう断言する。

 同社の奥田社長は、一連の再編の仕掛け人であり、強烈なリーダーシップが持ち味だ。

 業界では「大阪(大丸の地盤)の暴れん坊が業界トップに立つと何をし出すかわからないという恐怖感が、三越と伊勢丹の背中を押した」(関係者)と、真顔で語られるほどだ。

 07年9月の発足時には業界首位に躍り出たが、三越伊勢丹HDの誕生で、“半年天下”に終わる。さらに高島屋・H2O連合の統合が完了すれば、業界3位に甘んじることになる。

 H2Oの阪急百貨店は、メンズ館などで発揮した抜群の商品力に加え、阪急電鉄沿線の富裕層を囲い込み、“関西の勝ち組”と呼ばれる。高島屋も大阪、名古屋に大型店を構える。

 両社のタッグは、関西の老舗である大丸と中部をおひざ元とする松坂屋にとって大きな脅威だ。


■狙いはミレニアム

 さらなる再編のターゲットとして、J・フロントが狙っているとのうわさが絶えないのが、ミレニアムだ。

 業界関係者は「J・フロントが、親会社のセブン&アイに接触したが、断られた」と、まことしやかに明かす。奥田社長も、他社との提携について、「ケース・バイ・ケース」と、完全には否定していない。

 J・フロントでは、松坂屋が、最大のお得意さまであるトヨタ自動車が09年3月期に1500億円の営業赤字に転落するという“トヨタショック”に見舞われ、販売が急速に落ち込んでいる。

 一方のミレニアムも迷走している。昨年9月に佐野和義前社長がセブン&アイと経営方針をめぐって対立し、経営陣が一斉に辞任する“お家騒動”が勃発(ぼつぱつ)した。

 経営陣を入れ替えたセブン&アイは「より日常性を強化していくべきだ」(村田社長)と、コンビニ感覚で百貨店の改革を目指すが、成否は未知数だ。

 難局打開のための再編は世のつね。J・フロントとミレニアムが急接近する可能性は否定できない。


■地方百貨店の争奪戦

 大手同士の再編は、「可能性のレベル」に過ぎないが、避けて通れないのが、電鉄系や地方などの中下位百貨店の再編・淘(とう)汰(た)だ。

 1兆円クラブメンバーの三越や高島屋、大丸は、共同仕入れなどで、それぞれ地方百貨店とネットワークを構築。伊勢丹も、商品開発などのノウハウ提供で東急百貨店、東武百貨店など電鉄系と提携している。

 大丸の奥田社長、高島屋の鈴木社長は、地方、電鉄系のグループへの合流を歓迎する意向を表明し、ラブコールを送る。

 「銀座一番店」を擁する松屋のほか、“異端児”と呼ばれる丸井など独立志向の強い百貨店も、生き残りは厳しさを増す。

 「パイが縮小する中、リスクをとらないで稼ぐというのは厚かましい。規模という体力がある方が、リスクをとりやすい」

 H2Oの椙岡会長は、再編による規模のメリットを強調する。

 消費者の低価格志向が強まる中、規模を背景にした大量仕入れによる「バイイングパワー(購買力)」は不可欠だ。各社が力を入れている低価格帯のプライベートブランド(PB)商品の開発でも、規模は低コスト化の武器となる。

 さらに、大不況下で“独り勝ち”を続けるユニクロのように、自ら商品企画、生産、販売に携わるSPA(製造小売り)の手法を取り入れるなど、生き残りへの抜本改革も体力がなければできない。

 縮小する国内市場から海外市場に活路を見いだす戦略にも体力がいる。

 百貨店業界にとって、再編はもはや不可避だ。

395千葉9区:2009/01/04(日) 22:43:56
http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/miyagi/081230/myg0812300242000-n1.htm
【特報 追う・2008年回顧】順調な出足アウトレット 仙台2施設
2008.12.30 02:39
 ■レジャー型か足もとの強さか

 東北の中心都市、仙台の郊外では今年、2つの大型アウトレットモールがオープンした。ブランド感性の高さや購買力の高さ、開発の余地の大きさなどが評価されている仙台のマーケット。だが、ここに来て景気が大きく後退するなど先行きは不透明になってきた。仙台に、宮城に、そして東北に期待を込めて進出してきた新規参入組はどのような手応えを感じながら年末を過ごしているのだろう。(豊吉広英)

 9月12日に仙台港後背地でオープンした「三井アウトレットパーク仙台港」。「プレオープンを含めた最初の6日間で20万人のお客さまに来ていただいた。最初の1カ月は想定以上。現状も想定ラインを上回っている」と話すのは同所を運営する三井不動産東北支店の菅野学主事。車で90分圏内に設定した商圏人口は 300万人と、同社が運営するアウトレットモールの中で一番小さいため、当初は社内で不安の声も上がったというが、出足は上々のようだ。

 一方、仙台港のオープンから1カ月後の10月16日、泉区にオープンした「仙台泉プレミアム・アウトレット」も事前の想定通りの売り上げや来場者を記録しているという。加藤健太副支配人は「非常にいい感触。景気減速の影響で11月初旬は下降傾向も見られたが、同月後半の3連休からボーナス前が大変良かった」と手応えを口にする。

 両施設とも経済情勢が悪化する中、仙台の経済に大きなインパクトを与えたようだ。

 仙台の経済界に詳しい経営コンサルタントの高橋和夫氏によると、8月23日オープンの仙台パルコの影響もあり、仙台市内のデパートでは9〜11月にかけ、売り上げを大きく落としたところが目立ったという。「影響自体は現在はやや落ち着いたが、客の流れは変わっている」。高橋氏はこう分析する。

                 ■ ■ ■

 好スタートの要因はなんだったのだろうか。

 仙台港の菅野主事は、「駐車場には当初の想定より、福島ナンバーの車が目立つ」という。「東北自動車道から仙台南部道路ですぐ、というアクセスのよさが影響したのではないか」。福島からの想定以上の来場者は底上げに貢献しているようだ。

 ファミリー層の来場も予想以上だった。小さい子供の来場を想定し、貸し出し用ベビーカーを多数準備していたが、休祝日には全部貸し出されることがたびたびあったため、現在は増車して対応。結果的に子供用品の売り上げも好調だという。

 高橋氏は「仙台港は観覧車やイベントスペース、フードコートなどを備えた観光レジャー型施設。来年以降も周辺には新しい施設ができることもあり、レジャー面の強みが、より出てくるのでは」と推測する。

 一方の仙台泉。ここは、おひざ元の高級住宅地「泉パークタウン」の存在が大きなアドバンテージとなっている。加藤副支配人は「散歩がてらに寄られたり、ご近所の会話が交わされたりするパークタウンの住民の方々が、平日を中心に来場している」と“足もと”の強さを強調する。また、隣接商業施設「タピオ」やロイヤルパークホテルなどとの連携による相乗効果も出ているという。

 高橋氏は仙台泉について「今後は東京エレクトロンやセントラル自動車など、宮城に進出する企業の従業員の利用なども見込まれる。仙台北部の郊外型ショップの中心的存在になるのでは」としている。

                 ■ ■ ■

396千葉9区:2009/01/04(日) 22:44:12
 まずは順調な船出の両施設。しかし、不安要素もある。

 「思いのほか買い物袋を持たず帰宅されるお客さまが見受けられた」と菅野主事。もともと東北の消費者は首都圏に比べ購買力が弱いとされる。実際、両施設とも来客者1人あたりの購入額は他地域の施設に比べ低い。景気低迷に伴い、購買意欲が低下するなか、新設の施設に「新しいもの見たさ」で飛びついた消費者はどう動くのか。

 さらに、来年は仙台三越や藤崎など、中心部のデパートが増床を予定しており、中心市街地の巻き返しが予想される。

 ただ、この点は両施設とも「共存共栄」を強調する。「仙台自体のマーケットの吸引力が強くなればいい」と加藤副支配人。高橋氏は「不況の色が濃いとはいえ、仙台のマーケットは依然将来有望。せっかく郊外にできた商業施設が人を呼んでいるのだから、仙台の商業関係者は、郊外と中心部で客が回遊するような魅力的な都市作りをすることが必要」と話している。

                   ◇

 ■仙台中心部では…

 2大アウトレットに先駆け、8月23日に仙台駅前にオープンした仙台パルコ。同店は「不況感や、それに伴う状況の悪化に加え、仙台マーケットは大型商業施設が増加して競合状況も厳しくなっているが、まずまずスムーズな滑り出しだと認識している」という。高橋氏は「パルコのオープンで、8月以降は中心部の利用者は駅前に流れており、一部を除き周辺の商業施設にも好影響を与えた」とする一方、「想定以上にターゲットの若い年代は購買力がなかったようなのが気がかり」としている。

397とはずがたり:2009/01/06(火) 18:09:10

積極的ですねぇ。東北資本として頑張って欲しいが無理せず慎重に。

アイリスオーヤマ、家電分野に本格参入
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090106t12018.htm

 アイリスオーヤマが家電分野に本格参入することが5日、分かった。社内にホームエレクトロニクス事業部を設立。2月に「エフィール」のブランドを立ち上げ、独自開発の電磁調理器など数種類の新製品を製造、販売する。ホームセンターや家電量販店に卸すほか、関連会社がインターネット通販も行い、新生活を営む若者や単身者を中心に売り込む。

 商品は「デザインの良さを追求しながら、価格は家電大手より抑える」(アイリス)という。進学や転勤で新生活を営む若者や少人数世帯をターゲットに今後、商品の企画・開発を進める。

 アイリスは、大学生ら新生活を始めるため生活用品をまとめて買うニーズを想定。主力のプラスチック製収納用品と連動させた販売戦略で、客の囲い込みも図る。

 同社は既に加湿器や空気清浄機などを製造。空気清浄機では大手家電メーカーのシャープと共同開発の実績もあり、必要に応じて外部企業と連携する。生産は中国の自社工場や協力工場で行う方針。

 アイリスオーヤマは「主要な取引先のホームセンターに対し、収納用品に家電を加えた総合的な売り場づくりの提案がしやすくなる」と話している。日本DIY協会の調べでは、ホームセンターでの家電製品の売り上げ規模は全国で1180億円程度。価格の安い中国製が多いという。
2009年01月06日火曜日

398千葉9区:2009/01/06(火) 21:34:51
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35727120090106
12月百貨店売上高は大幅減続く、初売りでも顧客単価が低下
2009年 01月 6日 19:25 JST
 [東京 6日 ロイター] ロイターが実施した聞き取り調査によると、今月中旬に発表される昨年12月の全国百貨店売上高は、高額品や衣料品の動きが鈍かったことから11月に続き大幅減となり、10カ月連続で前年割れとなる見通し。

 1月上旬は、初売りで入店客数が過去最高を更新する百貨店もあったが、景気の急速な悪化や消費マインドの冷え込みで高額品や衣料品の動きが悪く、顧客単価の低下に歯止めがかかっていない。   

 企業業績の不振による株価下落や雇用不安など買い控え心理を増幅させる要因が重なり、消費環境の厳しさが増すなか、昨年12月は土日が前の年より1日ずつ少なかったことも影響し、百貨店売上高は大幅減が続いている。売り上げ状況について各社からは、主力の衣料品や高額品がクリスマス商戦で苦戦したとの指摘が相次いだ。「顧客は慎重で、財布のひもを締めている。このため、ラグジュアリーブランドなど不要不急な物は動かない。主婦層が景気には特に敏感だが、通常それほどでない若い人たちも報道等の影響からか、ここにきて出費に罪悪感を感じているようだ」(J.フロントリテイリング)という。 

 日本百貨店協会が前月発表した11月全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比6.4%減だったが、今回の聞き取り調査からは12月も厳しい状況が続いていることが読み取れる。10カ月連続減は2004年3月─12月以来の長期間となる。 

 一方、食品部門は引き続き堅調。「歳暮やおせち、クリスマスケーキ需要が下支えした」(三越)、「北海道物産展が好調」(J.フロントリテイリング)という。景気の悪化を背景に「外食や旅行を控え、クリスマスや正月を自宅で過ごす人が増えている」、「手軽にぜいたくが味わえる百貨店の食品は人気」などとの見方が出ていた。 

 1月の初売りは好天に恵まれたことも手伝い、入店客数は一定数を確保した社が少なくない。もっとも、福袋は雑貨や食品など実用的な商品が人気で、高額品の動きは悪く、「購買単価は下がっている」(京王)という。  

 (ロイター日本語ニュース 武田 晃子記者)

399とはずがたり:2009/01/07(水) 18:40:42

<イオン>最終損益が7年ぶり赤字転落へ 09年2月期連結 (毎日新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/n_aeon__20090107_3/story/07mainichiF0107m141/

 イオンの09年2月期連結決算の最終(当期)損益が赤字に転落する見通しになった。衣料品の販売不振に加え、米国の衣料品子会社タルボットの特別損失の計上や、会計基準の変更に伴う繰り延べ税金資産の取り崩しなどが響く。イオンの最終赤字は02年2月期以来7年ぶりとなる。

 7日にも業績見通しを下方修正する。これまでは最終損益の見通しを110億〜150億円の黒字としていたが、米国の景気後退に伴う販売不振で、昨年11月にタルボットが婦人服ブランド「ジェイ・ジル」を売却する方針を決め、ブランドや店舗の減損処理で190億円の特別損失が生じることなどが大きく響く。赤字額は数億から数十億円に膨らむ可能性がある。

 主力の総合スーパー事業では、食料品は好調だが、消費者の節約志向の高まりで、利益率の高い衣料品は落ち込んでいる。08年3〜11月期決算も最終赤字となる。【小倉祥徳】

[毎日新聞1月7日]
[ 2009年1月7日2時31分 ]

400とはずがたり:2009/01/11(日) 04:48:45
いやぁ最早スーパーも誘致しないとなくなっちゃう御時世なんですな。

旧夜久野町役場跡地にスーパー誘致を 地元が署名提出
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081219-00000003-rtn-l26
12月23日17時50分配信 両丹日日新聞

 福知山市夜久野町の額田・井田街づくり推進協議会(日下忍会長)は19日、同町下、中地区自治会と連名で、本格的なスーパー誘致に向けての環境整備を求める要望書を、1894人分の署名を添えて市に提出した。生鮮食料品や日用品を扱う店舗が年々減少し、高齢者らの買い物が不便になっているためで、誘致場所として市町合併で空き家となっている額田の国道9号沿いの旧町役場庁舎取り壊し後の跡地をあげている。


 町外への大型店出店などの影響で、下、中地区では生鮮食料品や日用品を扱う店舗が減っている。下地区では、長年続いた商店街が解散後、JR下夜久野駅舎に協同組合によるパルテが開店したが、採算がとれずに03年に閉鎖した。

 少子高齢化や核家族化で、こんご高齢者のマイカーによる買い物にも支障をきたすことが予想され、利便性確保のため地元へのスーパー誘致が課題とされている。市町合併後の06年5月に額田、井田の6自治会長らで立ち上げた協議会では、まとまった土地の旧庁舎跡地の有効活用について、地元の人たちの意見を聞きながら検討を進め、スーパー誘致が最適と判断。市に対し、出店を念頭に置いた早期の建物取り壊しなどの要望を続けてきた。

 庁舎は50年近く前に建設されたもので、老朽化が進み、現在は周囲にバリケードを張って立ち入り禁止にしている。風紀面からも、早期の解体を望む声が出ている。広さは約2100平方メートルある。

 要望書では、住みやすい地域づくりを基本に、地域間格差の是正、高齢者対策などの観点から、スーパー出店実現に向けての取り組みを市に求めている。

 同協議会では「独自に業者へ出店の働きかけをしているが、なかなか踏み切ってもらえない。まとまった土地があることが前提になる。高齢者らの日常生活への支援が必要な時期を迎えており、利便性向上にNPOを立ち上げての買い物代行事業なども考えている」と話している。

 署名活動は3日から13日まで行った。


写真=住民が早期整備を求めている旧町役場庁舎

最終更新:12月23日17時50分

401千葉9区:2009/01/12(月) 01:20:02
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20090111301.htm
◎短期決戦、勝敗くっきり 北陸の初売り商戦
 北陸の小売り各社の年始商戦は、勝敗がくっきりと分かれた。景気低迷に加え、曜日配列に伴う「短期決戦」という厳しい条件の中、過去最高の売り上げを記録する若者向け商業施設がある一方で、前年割れとなる店も出た。金沢商圏では、恒例の三日バーゲン開始の足並みも崩れるなど、波乱の幕開けとなった。
 金沢商圏で三日バーゲンスタートの「慣例」が破られた。一昨年から、市中心部の百貨店、専門店、五商店街はバーゲン開始日で足並みをそろえて、買い回り客を取り込んできたが、めいてつ・エムザが二日に初売り、バーゲンを同時開催したのである。

 その理由は「生活防衛意識が高まり、買い物を我慢しているお客さまのためにも一日でも早くバーゲンを行おうと判断した」(エムザ担当者)。

 同時スタートとなった二日の売り上げは前年比30%増。その反動もあり、三、四日は5%減に落ち込んだが、三日間のトータルでは10%強売り上げを伸ばしたという。

 だが、エムザ担当者の表情は渋い。そもそも、二、三日だけで「強気」の50%増に目標設定していただけに、10%強では物足りなかったようだ。

 今年の初売り商戦に特別の事情もあった。バーゲン開始から仕事始めまでの「商戦のヤマ」が昨年は四日間あったが、今年は、曜日配列の影響で三、四日の二日間のみ。エムザのバーゲン前倒しも「短期決戦」を意識したものだ。

 しかし、エムザでは見込みを下回り、担当者は「結果的に、他店と一斉スタートの方がインパクトがあったのかもしれない」とした。「ついで買い」や「まとめ買い」する客が少なかったという。

 「短期決戦」で意気込んでいた金沢市内の商業関係者にとって、昨秋以降、急降下した景気の影響は、予想以上だったようだ。

 同市の香林坊大和は二日の初売りには、開店前に前年より約百人多い二千百人が並び、売り上げは前年比5%増。ただ、二−四日の合計は前年を割り込んだ。

 例年と違いが出たのは福袋の売れ行き。前年は三−五万円の高額の福袋から売れ始め、最終的には一万円の福袋がなくなるという流れだった。しかし、今年は、一万円から売れ始め、高額福袋は売れ残りも発生したという。同店は「客単価が低く、不要不急な物を買わない傾向がはっきり出た」(販売促進部)とみている。エムザの先行バーゲンについては、「(同時開始でないのは)やや残念ではあったが、大きな影響はない」とした。

 一方、好調だったのが、若者向けの専門店だ。「若い人は不況知らずなのか」とほくほく顔だったのは、金沢市の香林坊109。初売りとしては三年連続で過去最高の売り上げを更新した。

 二日の初売り開店前には、昨年の一・五倍となる約三千人が並び、富山や福井の隣県客も多く見られたという。二―四日の売り上げは、前年比二割増で推移した。

 金沢フォーラスは、三日のバーゲン初日に、過去最多だった昨年を2%上回る約七万人が訪れ、売り上げは1・3%増。同関係者は「このご時世で不安はあったが、まずまずの数字」と息をつく。

 市中心部の竪町商店街でも例年並みの客足を確保できたよう。「曜日配列で日程的には厳しかったが、客単価は例年並み」(東川庄一同商店街振興組合理事長)という。

 富山では、JR富山駅前のマリエとやまが元日営業に踏み切ったが、一日の購入客数は前年初日との比較で2−3%減。バーゲンが始まった二日から客数、売り上げとも一割増に伸ばすことができ、同担当者は「(元日営業で)今年は金沢へのストローに幾分歯止めが掛かったのではないか」とした。富山大和は、二−四日の売上高、入り込みで、新店開業後の前年並みを確保したという。

 昨年十月末に開業し、初の年始商戦となった、かほく市のイオンかほくショッピングセンターは、元日の初売りに約五万人が訪れ、これまで少なかった能登方面からの客も多かったという。

 今年は年末年始の旅行などを控え、地元で過ごす「巣ごもり消費」の影響で、各施設とも客数はおおむね好調。しかし、肝心の売り上げでは苦戦したところが多かったようだ。

 金沢市内の商業関係者は「バーゲンのお客様は多かった。逆に言えば、バーゲンでしか動かないということかもしれない」と話す。景気回復のめどが立たない中で幕を開けた年始商戦。商業関係者にとっては、消費者の財布のひもを緩める刺激策で知恵絞りが続く一年になりそうだ。

402とはずがたり:2009/01/12(月) 01:23:09
>>399
我が生駒のジャスコが閉店になるそうな。。
小型店だったけどそれなりに客は入ってた様に見えたんだがなぁ。。利益率が悪いのであろうけど大型店に特化して小型店を切り捨ててしまってもいいのかねぇ。

404千葉9区:2009/01/13(火) 21:57:53
>>402
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20090112-OYT8T00639.htm
「高岡サティ」閉店
中心街空洞化を懸念


 15年以上にわたり、県西部などから多くの人が訪れた高岡市駅南のショッピングセンター(SC)「高岡サティ」が12日、最後の営業を終え、閉店した。高岡市では大型店舗の郊外への出店が続いており、サティの閉店でさらに中心市街地の空洞化が進みそうだ。

 同店は1993年、県内で初めて複合型映画館を備えたSCとして開店。店舗面積は3万1000平方メートルで、直営店のほか31のテナントが入店していた。



 96年度は108億円を売り上げたが、2002年には近くにイオンモール(千葉市)が大型SCを開店したことなどで売り上げが減少した。07年度の売り上げは37億円にとどまり、昨年4月、運営会社のマイカル(大阪市)が閉店を決めた。

 この日は終日、多くの買い物客でにぎわい、約2万人が訪れた。食品売り場などで、商品が売り切れて空になった棚が目立ったほか、店の周囲でも駐車場の空きを待つ車が行列を作った。

 閉店の午後8時前になると、西側玄関に業務を終えた従業員らが次々と集合。名残を惜しむかのように残った客を前に、亀山裕通店長が「高岡サティは閉店します。長い間、本当にありがとうございました」とあいさつし、すべての客を見送った後、店内の照明を落として営業を終えた。

 この日、買い物に訪れた高岡市東下関の無職西田悦子さん(77)は、「近所に八百屋や魚屋もないし、自分は車にも乗れない。本当に困る」と嘆いていた。

 マイカルによると、同店の従業員は、社員19人、嘱託10人、パート・アルバイトが約140人。うち他店などに異動する社員を除く約80人がグループ会社への就職を希望し、すでに9割ほどの人は再就職先が決まっているという。

(2009年1月13日 読売新聞)

405千葉9区:2009/01/13(火) 23:08:35
http://www.asahi.com/business/update/0113/OSK200901130117.html
大阪・阿倍野に市内最大級のSC 迷走再開発、決着
2009年1月13日20時47分


 大阪市と東急不動産は13日、JR天王寺・近鉄大阪阿部野橋両駅前の再開発地区で、市内最大級となる延べ床面積約18万4千平方メートルのショッピングセンターの建設を始めたと発表した。核テナントとしてイトーヨーカドーと東急ハンズが出店し、11年春開業の予定だ。

 施設は地下2階、地上6階建てで、内部に吹き抜けのある開放的な作り。両駅と空中通路で結び、14年に新ビルが完成予定の近鉄百貨店と向かい合う。ファッション、飲食、エンターテインメントなど約250店が出店し、洋食の老舗(しにせ)「グリルマルヨシ」など、元々敷地内にあった店も入る予定という。

 建設に合わせ施設の東側を走るあべの筋を幅24メートルから40メートルに広げるほか、敷地の南端約0.6ヘクタールを公園として整備する。同再開発は94年、そごうを核テナントとする都市計画が決定されたが97年に同社の撤退により頓挫。02年には米系の商業施設開発会社を主体に計画を練り直したが、再び頓挫していた。

 三度目の正直となる建設開始に、大阪市都市整備局の担当者は「日本一の高さとなる近鉄百貨店と合わせ、阿倍野地区が大きく変わる。大阪全体に与える経済効果も大きい」と期待している。

406とはずがたり:2009/01/13(火) 23:14:59
>>405
この辺っすかねぇ。
あべの筋を40mとは都市計画法で決まってた道路幅にもするのかな?意欲的である。
http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=34/38/31.258&el=135/30/53.641&scl=10000&bid=Mlink

407千葉9区:2009/01/17(土) 00:07:16
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000000901160004
映画の街落日、足利のシネコン閉館へ
2009年01月16日




足利市内のシネマコンプレックス「シネマックス足利」が2月27日で閉館することが15日、わかった。オープンからわずか1年2カ月。県内ではシネコンの隆盛により小規模映画館が次々と姿を消しているが、観客数が伸び悩めばシネコンも例外ではないことを浮き彫りにした。街の活性化の起爆剤に、と期待した市関係者は落胆している。(滑川照夫、大野正智)


シネマックス足利は07年12月、千葉興業(本社・千葉市中央区)が足利市大月町の総合商業施設「あしかがハーヴェストプレース」内に開業させた。2階建てビルの2階フロア全面(3836平方メートル)に八つの映画館があり、合わせて約1300人の観客を収容できる。豪華な客席や最新式の映写機が売り物だった。


 両毛地域では、4店舗目の一番新しいシネコン。かつて「両毛地域一の映画の街」とされ、十数軒あった映画館がすべて閉館した足利市にとって、活性化と誘客の軸となる施設と期待されていた。


 だが、開業まもなくから客足は落ちた。千葉興業の関係者は「当初目標数の半分程度だった」と語る。「交通至便とはいえない地理的な問題に加え、両毛地域の同業他社に押され、挟み撃ちの形となったのが原因と思う」


 撤退は昨年末に決定。今月13日から出入り業者など関係各方面に閉館の通知を始めたという。2月27日までは平常通り営業を続ける。3月以降の施設の利用法などについては決まっていないという。


 足利市商業観光課の担当者は「撤退は心配していた。職員や映画鑑賞団体に割引券を配るなどの協力を実施してきたが、残念だ。映画隆盛期だった50年代から70年代の足利の景気を取り戻してくれる起爆剤だったのに」と、さびしげだ。


 映画好きで企業誘致にも積極的だった吉谷宗夫市長が陣頭指揮でシネコン誘致に当たった経緯もあり、またまた降ってわいた映画館ゼロの状態に頭を痛めている。


県内に進出しているシネコンは宇都宮、小山、佐野、足利各市に計6施設。その中でも、県南地域は激戦区だ。


 94年開館の小山シネマロブレ5(小山市)に加え、05年8月に109シネマズ佐野(佐野市)、07年7月にシネマハーヴェストウォーク(小山市)、そして同12月にシネマックス足利がオープンした。足利市の隣の群馬県太田市にある二つのシネコンも合わせると、6館がひしめく。


 シネコンが増えているのは、大規模駐車場があり集客しやすいことや、上映作品で売り上げが左右される小規館に比べ、スクリーンが多くリスクが分散されるメリットがあるためとされる。併設の大型商業施設にとっては、他施設と差別化し集客力アップを図れる利点がある。


 ただ、今回撤退を決めたシネマックス足利は、10キロ前後の圏内に4館が進出していたのに加え、交通量の多い国道から離れていたり、東北道のインターから遠かったりなど交通アクセス面での課題を抱えていた。


〈キーワード〉シネマコンプレックス(複合映画館) 明確な定義はないが、おおむね五つ以上のスクリーンを有し、複数の映画を同時に上映できる映画館。90年代に日本に登場し、大型ショッピングモールなどに併設されることが多い。

408千葉9区:2009/01/17(土) 00:27:20
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090116_3
「映画館通り」3館閉館 盛岡の南部興行

 盛岡市大通2丁目の南部興行(小暮信人社長)が、同市の通称「映画館通り」で運営する盛岡ピカデリーと盛岡名劇1、同2の3映画館が、今月末で閉館することが15日分かった。施設の老朽化などのほか、同市大通2丁目に2006年開館した複合型映画館(シネマコンプレックス=シネコン)の影響で入館者が減少し、採算が取れなくなった。

 盛岡ピカデリーは1969年開館で座席数176席。盛岡名劇1は78年、同2は90年開館で、ともに同110席。いずれも1月31日で閉館する。

 3館は施設の老朽化のほか、近年のシネコン台頭で、従来のように系列配給会社の話題作を独占できなくなったことなどから、厳しい経営が続いていた。

【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】


(2009/01/16)

409千葉9区:2009/01/17(土) 11:12:04
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20090116-OYT8T00894.htm
宮崎の複合商業施設「ギャゼット」 運営会社が撤退

 宮崎市のJR宮崎駅そばの複合商業施設「ギャゼットマーケットプレイス」の運営会社「ギャゼット」(宮崎市)が、昨年末に事業から撤退していたことが16日、わかった。建物所有会社への家賃支払いが滞っていたため。各テナントは1月末まで暫定的に営業を続けるが、2月からは「白紙」とされており、存続が危ぶまれている。(馬場豊)

 ギャゼットなどによると、施設は1995年にオープン。洋服、雑貨、飲食店など21店のテナントが入居している。同社は各テナントから売り上げに応じた額や固定額の賃料を受け取り、建物所有会社「宮崎中央倉庫」(同)に家賃を支払ってきた。

 施設の客数は、ピーク時には年間100万人に上っていたが、郊外大型店の影響で、2005年ごろから年間50〜60万人と低迷。ここ1、2年は宮崎中央倉庫への支払いが滞っていたため、昨年末に契約を解除したという。

 宮崎中央倉庫は「自社の経営を考えると、これ以上は厳しい。新しい運営会社は見つかっておらず、2月から施設をどうするかは決まっていない」としている。

(2009年1月17日 読売新聞)

410千葉9区:2009/01/17(土) 11:34:33
IYグループが・・・
イイ立地条件だと思うんですけどね。あそこなら
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/141267.html
ススキノで35年あす幕 札幌・ロビンソン百貨店 商業ビルで再スタート(01/17 09:19)
 ロビンソン百貨店札幌店が十八日閉店し、前身の札幌松坂屋から数えて三十五年の歴史に幕を下ろす。三階以上の専門店街は引き続き営業する。後継としてイトーヨーカドーの食品スーパーが今春にも地下一、二階に出店するほか、アインファーマシーズの都市型ドラッグストアが来月五日に一階で開業。同ビルは全十フロアを専門店で構成する商業ビルとして再出発する。

 札幌松坂屋は一九七四年六月、札幌・ススキノ地区唯一の百貨店として開業。七九年にヨーカ堂と業務提携してヨークマツザカヤに、九四年には現店名に改称したが、バブル崩壊などで業績が低迷。当初は十フロアすべてが百貨店売り場だったが、二〇〇二年には地下二階−地上二階の四フロアに縮小し、残るフロアに専門店を入れてリニューアルした。しかし翌年の大丸札幌店開業などの影響もあり赤字経営が続いていた。

 札幌市内の百貨店閉店は二〇〇〇年末の札幌そごう以来、約八年ぶり。ただし、閉店後影響については、もともと売り上げ規模が小さく、主力の食品部門の後継に集客力の見込まれるヨーカ堂が入ることなどから「他店に流れる客はほとんどない」(道内百貨店幹部)との見方が大勢。札幌の百貨店業界の過当競争は続きそうだ。

 ロビンソン百貨店札幌店の正社員四十七人のうち、四十人は今月末付で退社し、再就職に向けて活動する。パート従業員百八十四人のうち、約八十人は後継のヨーカ堂に採用され、残る約百人については閉店後の二十日付で退職する。

411千葉9区:2009/01/18(日) 19:41:47
http://osaka.yomiuri.co.jp/depa/de90116a.htm?from=ichioshi
エスカレーターを生かせ
“大動脈”売り上げ左右
 エスカレーターは、百貨店内の客の流れを左右する“大動脈”だ。その利便性は売り上げにも直結する。どこに配置したらよいのか、周辺の売り場をどうつくったらよいのか、各百貨店は常に知恵を絞ってきた。

(岸本英樹)
 阪神百貨店梅田本店は2008年9月、地下1階の食料品売り場につながっている2か所のエスカレーターのうち、西側を工事で付け替えた。

 上りと下りで逆方向に伸び、X形に交差していたレーンを並行に改め、同じ場所から上り下りができるようにした。それまで周辺の柱や壁に隠れて利用者が少なかったが、目立たせることで、阪神が誇る食料品売り場の圧倒的な集客力を地上階につなげるのが目的だった。

 その狙いは当たり、1階の化粧品やアクセサリーの売り場は、以前よりもにぎわうようになった。さらに、西側のエスカレーターを使うには、売り場を通り抜けないと地上1階から地下1階へ下りられなくなったため、近くの時計売り場は1割以上も売り上げが伸びたという。

 売り場責任者の近江永郎さんは「周辺の壁や床を手直しして見た目もすっきりした。店の印象が良くなったとお客さまに喜んでいただいている」と話す。

最上階まで貫く
 JR京都駅ビルに入るジェイアール京都伊勢丹のエスカレーターは、階段状になった各フロアを2階から最上階の11階まで、一直線につなぐ珍しい構造になっている。

 山から流れ落ちる滝をモチーフにし、その名も「カスケード(階段状の滝)エスカレーター」。この構造を生かして屋上までが吹き抜けになっているため、自然光が差し込み、開放的な気分で買い物を楽しめるという。

 そごう心斎橋本店では、エスカレーターが各階の売り場の中心部を貫き、まさに「大動脈」になっている。上り下りで通過する顧客の関心を売り場へ引きつけようと、特売セールのときには、乗り換え通路のそばに、目玉商品を並べた棚を置くなど工夫を凝らしている。

 百貨店とエスカレーターの関係は意外に深い。国内で初めて実用化されたのは、東京・日本橋の三越呉服店(現三越日本橋本店)で、1914年のことだ。当時の最先端技術をあえて導入し、「まだ木製だった『自動階段』を一目見ようと来店するお客さまも多かったようだ」(三越日本橋本店)という。

 エスカレーターを商売に生かそうと工夫を凝らす百貨店の姿勢は、長年にわたって培われてきたとも言えそうだ。
(2009年01月16日掲載 読売新聞)

412千葉9区:2009/01/18(日) 19:44:36
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/mixnews/20090112ok06.htm
[百貨店の実力]日本橋 発祥の地「上質」競う

 生き残りをかけ、それぞれの商圏で競争を続ける百貨店業界。デパート発祥の地、東京・日本橋でも三越と高島屋の旗艦店がしのぎを削るが、この“日本橋戦争”を特徴づけるキーワードが「上質」だ。


 日本橋高島屋の「デパ地下」を一見すれば、それが分かる。目玉は各地の食の名産品を集めた「味百選」だ。新潟「加島屋」のサケ茶漬け、東京・人形町「魚久」の京かす漬けなど、バイヤーが全国約300の老舗や名店から厳選した約700品が並ぶ。入荷が月に数回だけの商品も多く、整理券を配る場合もある。売り場は約130平方メートルと小規模だが、年商は十数億円。面積が倍の超一流ブランドコーナーと同水準だ。

 なぜ、「上質」なのか。両店ともシニアの上顧客が多く、1人当たりの売上高も全店平均より2割多い。高島屋の安達宗樹店長は「目と舌の肥えたお得意様の期待に応えたい」と言う。それが日本橋の百貨店には可能という自負がある。

 日本橋三越も「上質」にかける。「世界遺産アルハンブラ宮殿を貸し切りで見学しませんか」――同店が力を入れているのが旅行事業だ。それも国内旅行なら2泊3日で15万円、海外なら数十万円〜100万円超と、高額タイプに重点を置く。ウリの一つに、非公開の名所を訪問するなどの「特別な旅」もある。

 そんな旅の計画を、新館7階「旅のサロン」で客とゆっくり練り上げる。卜部栄明店長は「モノだけでなく、文化から旅行まで一か所で上質な楽しみが得られるのが百貨店の魅力」と言う。

 銀座、新宿などに比べ日本橋は地盤沈下が懸念され、両店はこれまで「日本橋まつり」を合同催事するなど協調路線を歩んできたが、今後は「上質」を巡る戦争が激化しそうだ。

(2009年1月5日 読売新聞)

413千葉9区:2009/01/19(月) 21:50:56
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/mixnews/20090112ok0e.htm
[百貨店の実力]銀座(上) 洗練された女性狙う

 老舗、新興の百貨店に加え、カルティエなど欧米高級ブランドの旗艦店が林立する銀座。世界屈指の流通激戦区での熾烈な競争を2回にわたって報告する。


 初回は、このエリアで「一番店」を競う松屋と三越にスポットを当てる。両店の戦略は、洗練された女性たちの心を、どうくすぐるかに集約される。

 銀座の現在の売上高トップは松屋銀座だ。人気は地下1階の食料品売り場「グルマルシェ」で、生ハムやチーズ、野菜など、味と品質を厳選した商品を並べた七つの売り場が連なる。

 「グルメ」と「マルシェ(市場)」を組み合わせたオシャレな一角は、20歳代半ば〜30歳代半ばの女性の人気を集め、2008年3〜11月の売上高は前年同期比8%増と快調だ。本間英司店長は「上質なライフスタイルを求める松屋のお客様に応える売り場」と胸を張る。

 一方、銀座の顔でもある4丁目交差点に立つ銀座三越の自慢は、1階入り口の婦人雑貨売り場「ニュークオリティアクセサリー」だ。

 国内外のデザイナーとの協力で作った「銀座三越限定」の商品が数多く並ぶ。きめ細かい気配りも随所に見られる。例えば、輸入物のストールも日本人の体格に合わせ短くしている。

 安達辰彦店長は「その時々の売れ筋を分析し、毎日、違う商品をそろえている。伝統の上に立った、新しいファッションやライフスタイルを提案していきたい」と話す。

 さらに銀座三越が目指すのが店舗の大型化だ。増床工事に着手し、2010年秋には売り場面積が約4万平方メートルと、現在の約1・8倍に広がり、銀座で最大級の商業施設となる。スペース拡大で品ぞろえの拡充が進めば、銀座戦争の新たな火種になりそうだ。

(2009年1月12日 読売新聞)

414千葉9区:2009/01/20(火) 21:19:09
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090120ddm008020050000c.html
エコナビ2009:百貨店売上高急減 高額品低迷、勝ち組なし
 <ECONOMIC NAVIGATOR>

 全国百貨店の08年12月の売上高が過去最悪の落ち込みとなり、金融危機を受けた消費不振の深刻さが改めて浮かび上がった。衣料品や海外ブランドなどの高額品の低迷は、これまで業界の勝ち組だった伊勢丹、高島屋などの収益も直撃。消費者の選別の目は厳しくなるばかりで、百貨店は不振脱却に向け、どのような改革をすればいいのかの糸口すら見いだせない状況だ。【小倉祥徳】

 「93年のバブル崩壊、消費税増税後の98年に続く3回目の危機。手をこまぬいていれば今年は史上最悪になる」。日本百貨店協会の平出昭二顧問(元三越専務)は19日の記者会見で業界の厳しい現状を嘆いた。

 月別売上高の前年同月比は昨年9月の米大手証券リーマン・ブラザーズの破綻(はたん)以降、月を追うごとに下げ幅を拡大。雇用情勢の悪化やボーナスの伸び悩みで消費者心理が大きく減退したことや、株安による保有資産の目減りで消費を控える「逆資産効果」が響いている。9〜12月の4カ月間の既存店売上高は、7・1%減で、08年通年の4・3%減を大きく上回る急落ぶりだった。

 低迷が際立った年末商戦は、消費者が外出を控える「巣ごもり」傾向が強まり、クリスマスケーキや、おせち料理など家庭内で使われる商品の売れ行きは好調だったが、主力の婦人服は高額のコートなどが不調で約13%減。11月以降値下げが相次いだ海外ブランド品も約25%減となった。

 化粧品もクリスマスの限定商品が不調で、07年以降初めて前年割れとなった。

 年明け後も消費動向は変わらない。各社のバーゲンセールの入場者は、ほぼ前年並みを確保しているが、「節約志向が強く、食料品や、生活必需品は売れるのに、高額品の売り上げに結びつかない」(三越)傾向が続いている。

 ◇生き残りへ再編加速も
 消費不振の深刻化は、これまで好調を維持してきた「勝ち組」の収益にも大きな打撃を与えている。

 「ファッションの伊勢丹」として30〜40代の女性を中心に圧倒的な支持を集める伊勢丹だが、10月以降は1割前後の売り上げ減が続く。コスト削減が進み、比較的収益力の高い高島屋は09年2月期の連結業績予想を下方修正し、90年2月期以降初めて売上高が1兆円を割り込む見通しだ。東京・銀座の売上高1番店を擁する松屋も19日、09年2月期は、最終(当期)損益が前期の4億円の黒字から8000万円の赤字に転落する見通しを発表した。

 各社とも対抗策は打ち続けている。三越が中心価格帯より4割以上高い高額商品の値下げを検討するなど最低価格の引き下げのほか、テナント任せでない自主編成の売り場の強化を打ち出している。しかし、ユニクロなどが売上高を伸ばし続ける中、反転の兆しは見えていない。さらに08年は、たばこ自販機用成人識別カード「タスポ」を持たない喫煙者の来店が増え、1〜11月だけで売上高7兆1545億円に達したコンビニ業界に、売り上げ規模で初めて抜かれることも確実になった。

 生き残りのもう一つの手が経営統合によるコスト削減だ。07年9月に大丸と松坂屋、08年4月に三越と伊勢丹が統合するなど再編が進み、百貨店業界は大手4社に集約された。電鉄系百貨店などを巻き込んだ新たな統合劇のうわさも絶えない。消費不振が長期化する中、生き残りをかけた再編の動きが加速しそうだ。

毎日新聞 2009年1月20日 東京朝刊

415とはずがたり:2009/01/21(水) 17:47:51
なんと。。
この記事貼ろうとして掲示板贅沢品やブランド品のスレないなーと云う事に気付いた。。

「銀座ジュエリーマキ」の三貴、破綻 高級品需要が急落
http://www.asahi.com/business/update/0121/TKY200901210164.html
2009年1月21日12時53分

 宝飾品の「ジュエリーマキ」「じゅわいよ・くちゅーるマキ」などを展開する三貴(本社・東京)が21日、東京地裁に民事再生手続きの開始を申請し、経営破綻(はたん)した。代理人によると、負債総額は約117億円という。

 69年に「銀座ジュエリーマキ」の1号店を都内に開いた後、全国に店舗を展開。東京商工リサーチによると、売上高は95年2月期には1853億円と業界首位級で、知名度も高かった。その後は業績が低迷し、売上高は9分の1程度の水準になっていた。

 さらに、最近の金融危機に伴う高級品需要の急速な落ち込みで、経営悪化に拍車がかかったとみられる。

416千葉9区:2009/01/22(木) 00:10:10
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000000901210003
「食」主力のスーパー善戦
2009年01月21日

◇「衣」中心の百貨店は苦戦/関東経済産業局 昨年11月の大型小売店動向


 衣料品が主力の百貨店は苦戦し、食料品が中心のスーパーは前年並み――。関東経済産業局が今月発表した11月の管内経済動向から、そうした傾向がわかった。県内の大型店でも衣料品の販売額が落ち込み、食料品は比較的堅調という消費の動きが表れている。関東経済産業局は「高額品は買い控えて食事は自宅で、という心理が働いているのでは」と話す。


◇高額品買い控え


 同局は今月、管内1都10県の経済動向や大型小売店の販売動向を発表した。統計によると、県内の百貨店の販売額は前年同月比で6・3%減ったが、スーパーは0・6%と微増した(いずれも既存店)。


 商品別に見ると、百貨店で販売額の中心となる衣料品は10・4%と大きく前年同月を下回ったのに対し、飲食料品は3・8%減にとどまった。一方、スーパーでも衣料品の販売額は前年同月を6・3%下回ったが、販売額全体の多くを占める飲食料品は3・4%伸びた。


 1都10県全体でも、百貨店は販売額全体が前年同月を下回り、スーパーは前年並み。衣料品は百貨店でもスーパーでも売り上げが落ちたが、飲食料品は両方で伸びた。


 同局の担当者は、管内全体の動向を「百貨店は主力の衣料品が落ちており、一部のブランドで値下げをしても底上げにならない。食料品中心のスーパーは独自企画のプライベートブランド(PB)商品の投入などである程度売り上げを確保している」と分析する。


 高島屋大宮店は昨年秋ごろから売上額が前年同期を下回るようになった。広報部によると、昨年秋から今年にかけて、婦人物衣料品は10%減で、特に値段が高いコートなどが売れにくい。だが、年末年始のセールは25%伸びた。また、食料品は2・5%増。担当者は「衣料品は質のいいものをセールで安く、自宅で食べるものはちょっとぜいたくに、という傾向がある」。


 そごう大宮店は「衣料品は厳しいが食料品やレストランが健闘し、全体では前年並み」。年末年始のセールは来店客数に比べて思ったほど売り上げが伸びず、春物を店頭に並べても出足が鈍い。一方で、昨年は1回だったお歳暮などのギフト商品処分セールを、今年は2回に分けた。こちらは「昨年よりもお客さんが多いようだ」という。


 県内を中心に100店舗を展開するスーパーのヤオコー(本社・川越市)。同社によると、食料品のなかでも売り上げが好調なのが鍋のつゆや葉もの野菜など。「外食より自宅で食事、という傾向があるのではないか」と担当者は話している。

417千葉9区:2009/01/23(金) 20:49:47
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20090123301.htm
◎コンビニ最大手、北陸進出 セブン―イレブン、きょう富山、福井に6店開業
 北陸のコンビニ業界で新たな競争の火ぶたが切られる。最大手のセブン―イレブン・ジャパン(東京)が二十三日、富山、福井の両県で計六店を一斉開業する。今秋には石川県にも出店し、三年間に、空白だった北陸で一気に二百店舗を集中展開する計画。迎え撃つ既存各社は、値引きや新形態の店舗などで応戦する構えで、生き残りをかけた戦いが過熱しそうだ。
 「絶対に勝てる。優秀なチェーンが先行しているとしても差別化を図る」。二十二日、富山市内で記者会見した古屋一樹セブン―イレブン・ジャパン専務執行役員は、北陸での展開に自信を見せた。

 二十三日に開業するのは、富山では、富山市の二口町、堀、婦中町小倉の三店。同社は二月末までに、富山、黒部両市で計十店舗、福井県でも十店舗体制とする。十二月までに各県三十店舗以上に増やし、二〇一一年までに富山は八十、福井は七十店舗以上にする計画だ。

 石川県内では、セブン―イレブンに調理済み食品を供給するわらべや東海(愛知県日進市)が白山市で準備を進める食品工場の稼働後、「十一月にも五―十店舗を金沢市で同時開店したい」(古屋専務)としている。

 当面、富山、福井県の米飯などの商品は新潟県や愛知県など県外から供給する。物流拠点は北陸三県の各県に一つずつ設ける方針だという。

 地元浸透策も周到だ。富山、福井の六店舗では、二十三日のオープンと同時に「北陸旨(うま)いものフェア」を展開、地元食材を使った幕の内弁当やすし、デザートなど地域色豊かな商品販売でスタートダッシュを図る。

 こうした業界最大手の攻勢に、既存各社は顧客の囲い込みに動く。「手の内は分かっている」とする富山市のセブン一号店近くのあるコンビニチェーン店は、セブンのオープン三日間にぶつけ、おにぎりなどの値引きを実施。ファミリーマート(東京)は、店舗前で会員カードの入会キャンペーンを展開する。

 石川県内ではセブン進出を前に、新形態店で客を取り込む動きが広がっている。

 ローソン(東京)は昨年十二月、金沢市南町で、北陸最大級のイートインスペースを設けた金沢南町中央店を開業し、ビジネスマンや観光客の集客を図っている。

 また、同店の出店により、市中心部の武蔵地区と片町を結ぶ国道沿いやその周辺に四店舗を構えることになり、まちなかでの存在感を高めている。

 サンクス・ホクリア(白山市)は、今月二十七日に金沢市大手町で観光客対応の新型店をオープンする。店内に無料で使えるパソコンを設置し、市内の観光名所などを検索できる。また、LED(発光ダイオード)照明の看板や板塀を設置するなど、環境や景観にも配慮した。

 瀧下竹男社長は「より地域に密着した店づくりで、セブンとの違いを打ち出していきたい」としている。

   ■  ■

 セブン進出により、「出店地やオーナーの確保はますます厳しくなる」(瀧下社長)のは確かだ。セブン―イレブンは「先方との契約を切ってもらえれば、受け入れていきたい」(古屋専務)と加盟店を変更する「のれん替え」を受け入れる意向も示しており、食うか食われるかの熾烈(しれつ)な戦いに発展する可能性もある。

418千葉9区:2009/01/26(月) 22:46:41
http://www.asahi.com/business/update/0126/OSK200901260100.html
大丸浜松店の出店を断念 Jフロント、販売不振が深刻
2009年1月26日20時0分
 大丸と松坂屋を傘下に持つJフロントリテイリングは26日、大丸浜松店の出店を断念すると発表した。百貨店業界の売り上げ不振が深刻で、投資に見合う効果が見込めないと判断した。浜松店は11年秋の開業を目指していたが、出店を予定していた再開発ビルの計画が難航し、事実上棚上げ状態だった。

 出店を予定していた再開発ビルは昨年9月、開発主体の地元不動産開発会社が撤退したため、計画自体が暗礁に乗り上げた。ただ、浜松市への出店意欲に変わりはないとしていた。

 Jフロントの百貨店業の売上高は、11月、12月と前年同月比2ケタ台での落ち込みが続いている。このため、12月には直営の全20店を対象に売り場の小規模改装を当面凍結することを決定しているが、回復のメドが立たないためさらに投資計画の見直しが必要になったという。

 11年の大丸梅田店の増床や12年の大丸東京店の増床、13年以降の松坂屋銀座店の建てかえはこれまで通り進めるという。

419千葉9区:2009/01/27(火) 23:13:15
そもそも、なぜ金沢に東急系109があるのかがわかんないんすよね
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20090127301.htm

今春、最大級の改装 金沢・香林坊109
 金沢市の香林坊109は今春、過去最大規模の改装に乗り出す。渋谷109の人気ブランドを中心に、館内の三割に当たる二十三店を一気に入れ替える。消費不振の中でも比較的好調な「若者消費」を取り込むのが狙い。同市中心部では、香林坊大和の改装が凍結され、竪町商店街も空き店舗が目立っており、まちなかの集客力アップに向けて香林坊109が「孤軍奮闘」している。
 香林坊109が改装するのは、地下一階、G階、一階、二階の各フロア。中田図書販売(富山市)の撤退で昨年九月から空きスペースとなっていた地下一階には、初の古着店など七店が入居。G階に三店、一階に一店、二階に八店を新規開業し、四店を移転リニューアルする。

 このうち十五店が北陸初登場で、九店が渋谷109に入居している。香林坊109は、二〇〇五年秋以来続けてきた渋谷系ブランドを軸にした店舗改装の「集大成」と位置づけており、売り上げの三割増を目指す。

 香林坊109が「渋谷化」に動くのは、百貨店などで衣料消費が落ち込む中でも、若者のファッション消費が堅調に推移しているためだ。

 実際、同店の今年の初売りの売り上げは三年連続で過去最高を更新。バーゲン期間を含む二―四日は前年比二割増だった。

 同店は「家計が苦しくなると、主婦らは生活防衛に走るが、若者はファッションへの投資を惜しまない。百貨店などと違って単価が安いこともあり、景気の波を受けにくいのではないか」(担当者)とみる。

 一方、同じ金沢市中心部でも、百貨店、商店街は改装や店舗の入れ替えが思うようにいかず、苦戦している。

 香林坊大和は、衣料品を中心に伸び悩み、今春に予定していた八階の飲食フロア、今秋の地下食品売り場の改装計画を「当面凍結」(同店)とした。竪町商店街でも「店舗入れ替えの時期だが、今年は空き店舗がやや目立つ」(商店街関係者)という。

 金沢駅東の金沢フォーラス、武蔵地区のめいてつ・エムザともに今春に改装を計画しているだけに、「対抗上、109の大改装があって助かった。一部でも変化があれば、地域全体の集客でプラスに働く」(流通関係者)との声も出ている。

 香林坊109の担当者は「常に新鮮さを打ち出し、中心部のにぎわいを発信したい」とする。隣県からも若者を呼び込む同店がどこまで快走を続けられるかが、金沢商圏の広域集客の行方を左右しそうだ。

 香林坊109では、二階の三店が二月二十一日に先行開業し、三月七日に本格的な改装オープンとなる。

 目玉は「渋谷109系の草分け的ショップ」(香林坊109担当者)である「LOVEBOAT」と、「LB−03」「LDS」「LOVEGIRLSMARKET」の四ブランドを集積した、一階の「TheHOUSEof247Love」。ターゲットの客層は十代後半−二十代で、このうち三ブランドは今月二−十二日に期間限定の複合店を出店した際には、当初見込みの一・五倍の売り上げを記録している。

 このほか、雑誌「小悪魔ageha」などで人気の「ゴールズインフィニティ」が渋谷109に次ぐ二号店を二階に出店する。

420名無しさん:2009/01/28(水) 21:25:08
http://www.toyokeizai.net/business/strategy/detail/AC/28f9673980fae7292d363fa95c4d4e95/
西友はウォルマート化で復活できるか? 改革進まずさらなるリストラも《特集・流通大乱》(1) - 09/01/28 | 17:30


 「KY(カカクヤスク)でいこう!」。昨年、世界最大の小売会社ウォルマートの100%子会社になった西友。その西友が昨年11月から全394店で始めた新しい低価格政策だ。

 このKY作戦で、同社は1700品目に及ぶ値下げを実施。他社チラシでより安い商品があれば、PBなど一部商品を除いて値引きするという「他社チラシ価格照合制度」まで繰り出し安さをアピール。流行語にもなった「KY(空気読めない)」に引っ掛けたこともあり、マスコミも消費者も直ちに反応した。

 「最近、西友さんは元気がいい」と大手総合スーパー役員。この販促で西友の来店客数は前年比3%ほど伸びた。同社調査によると、西友の価格に「非常に満足」と答えた人は12月には25・8%にのぼり、前年同月比で9・5ポイント上昇している。

 こうした積極策に打って出ることが可能になった背景には、ウォルマート流EDLP(エブリデー・ロー・プライス)戦略の“本稼働”がある。

 ウォルマート資本が西友に入ってすでに7年弱。当初からEDLPを謳ったものの売上高減少は止まらず、2007年12月期(連結)も9523億円へと漸減した。ウォルマートが資本参入した03年02月期と比較しても15%以上も減少し、6期連続の最終赤字だ。この過程で食品が全売上高の7割に達し、1997年に4割を占めていた衣・住関連商品は25%程度にまで比重を落とした。

 なぜ、ウォルマート出資からこれだけの時間を費やしながら、目に見える成果が出てこなかったのか。

 野田亨最高執行責任者(COO)によれば、「ウォルマート出資比率が5%程度だった02年当初は、取り組みが不十分だった」。低価格品をとにかく取り寄せ、店頭に並べていた。日本の家庭用トイレには使えないサイズのトイレットペーパーが大量に並べられ、「ほとんど在庫処分することになった」(元西友社員)というお粗末ぶり。こうしたチグハグ政策で客離れは進んでいった。

課題は大型店改革 再度店舗リストラも

 05年、第三者割当増資で出資比率が約53%に引き上げられ、子会社化すると同時に戦略を再構築。06年に生活用品で新たなEDLPをスタートする。むやみに量を追わず、検証しながら徐々に品目数を拡大するという基本の基本からのやり直し。それがやっと実り、ここへ来て食品を中心に客足が戻ってきたのだ。

 EDLP実現には、業務効率化によるコスト削減が不可欠。同社は一つひとつ作業を見直していった。たとえば売り場の通路に面した商品棚の簡素化。従来、熟練した従業員が特売品を多種類陳列していたのを、単品陳列へと変更した。商品配置は本部でマニュアル化、アルバイトでも陳列可能にした。

 一連の合理化で店舗に必要な人員も削減。08年10月には全従業員数の約6%に当たる350人規模の早期退職を募集した。これも業務効率化によって可能になった削減だという。08年6月中間期では、売上高販管比率は27・5%と前年同期比1・7ポイント改善。これがKY作戦の実現につながっている。

 だが、衣料や住関連商品の本格改革は今年こそが本番だ。同社には、衣・住関連の売り場が一定面積を占める中・大型店が約100店ほどあり、総合スーパー同様、中途半端な品ぞろえに終始する店も多い。さらに「LIVIN」など百貨店に近い運営をしている大型店も9店ある。

 野田COOは「肌着などの必需品は食品同様にEDLPで対応する。ただファッションや嗜好品はEDLPにはそぐわない。改革のハードルは高いがチャレンジする」と宣言する。が、事はそう簡単ではない。

 海外の流通事情に詳しいノア・ジャパンの穗刈俊次社長は、「非食品部門から撤退することもありうる」と大胆予測する。衣・住関連商品の立て直しは強力なライバル他社でさえ苦戦しており、難しさは折り紙付き。ましてや、LIVINなどの“擬似百貨店”はウォルマート流では改革が難しく、再度の店舗リストラの可能性は消えない。完全傘下入りで当面資金面での不安は薄れたが、それが無条件に西友の復活を保証するわけではないのだ。

 韓国やドイツで撤退するなど、ウォルマート流は米国以外でも無敵というわけではない。現時点では日本でのシェア拡大姿勢を堅持しており、それが西友の成果いかんにかかる。胸突き八丁の1年が幕を開けた。

(週刊東洋経済)

422名無しさん:2009/01/28(水) 21:31:10
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/mixnews/20090126ok02.htm
駅弁展、北欧家具、土鍋…不況で勝ち組
 不景気を逆手にとって売り上げを伸ばす――。そんな消費分野の一つが、外出を控えて家で楽しむ「巣ごもり」型の消費だ。

 京王百貨店が20日まで開いた恒例の駅弁の展示販売会には、家族連れなどが詰めかけ、売り上げは前年比6・3%増。「旅行を控える人が増え、駅弁で旅の雰囲気だけでも味わいたい人が多い」(同店)という。販売不振のスーパー、百貨店でも食品売り場は例外で、08年の食品部門の全国売上高(既存店ベース)はいずれも前年を上回った。

 また、飽きずに長く使える簡素なデザインの北欧製家具や食器も人気だ。フィンランドの食器・住居用品ブランド「イッタラ」の日本初の路面店が昨年11月、東京・銀座にオープン。12月末までの売上高が計画の約3倍で、早くも2号店の出店が検討されている。

 家計の節約モードに伴い、家庭で食事する「内食」が増えている。ジャスコの土鍋販売額は昨秋から前年同期比で2割増となり、ホットプレートなどの調理器具も売り上げを伸ばしている。

 安さにこだわる消費者の求めに応じ、イトーヨーカ堂は昨年8月、都内のヨーカドーの店舗を業態転換して食品中心のディスカウント店「ザ・プライス」を出店した。ヨーカドーより1〜3割安く、客数は転換前より7〜8割増えている。09年度は10店舗以上出店する計画だ。イオンも昨秋にディスカウント店を都内に出店し、不景気を乗り切る算段だ。

(2009年1月26日 読売新聞)

423千葉9区:2009/01/28(水) 22:44:18
配信時間がおかしい・・・
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/090128/stm0901282131017-n1.htm
携帯で迷子探しサービス開始へ 2イオンレイクタウン
2009.1.29 09:00

 親子連れに安心して買い物を楽しんでもらおうと、埼玉県越谷市のショッピングセンター「イオンレイクタウン」は2月1日から、携帯電話で子供の居場所を検索できる「迷子探しサービス」を始める。

 サービスは、保護者が位置情報を知らせる専用端末を借りて子供に持たせれば、子供の位置情報が携帯電話の専用サイトから検索できるというもの。50〜100メートル四方の確度で位置が特定できるという。端末を付けた迷子を店員が保護した場合、保護者に連絡することも可能。イオンは専用端末を水鳥型のポシェットに入れて200個用意する。貸し出しは無料。

 NTTドコモが、サービスのための設備を整備したが、ドコモ以外の携帯電話以外でも利用できる。

 イオンによると、イオンレイクタウンは国内最大級のショッピングセンターで、施設の延べ床面積は約36万5000平方メートル。東京ドーム約7・8個分に匹敵する広さだ。迷子は1日20〜40人いるという。

 イオンは「日本最大級の広さのため迷子になった場合の不安が大きい。ニーズはあると思う」としている。

424千葉9区:2009/01/29(木) 20:56:37
>>140札幌地区百貨店売上(億円)
564 丸井今井本店(札幌)
481 大丸札幌店(札幌)
415 札幌三越(札幌)
http://www.asahi.com/business/update/0129/TKY200901290284.html
丸井今井、再生法申請を発表 「伊勢丹に支援を要請」
2009年1月29日19時27分

 北海道の地場百貨店、丸井今井(本社・札幌市)は29日、民事再生法の適用を札幌地裁に申請し、手続き開始の決定を受けたと発表した。05年から伊勢丹の支援を受けて経営再建中だったが、急激な景気後退で昨年11月以降の売上高が前年比85%程度と落ち込み、資金繰りがつかなくなって自力再建を断念した。

 08年12月末現在の負債総額が約502億円に上り、約5億5千万円の債務超過に陥った。今後も営業を続けるが、不採算店舗の閉鎖は避けられない見通しだ。記者会見した畑中幸一社長は「伊勢丹にスポンサー支援を要請した」と述べた。伊勢丹を傘下に持つ三越伊勢丹ホールディングスは、人材派遣などの営業支援は続けるが、スポンサー支援については「内容を聞いてから早期に検討する」とした。

 丸井今井は1872(明治5)年創業で、北海道内最大手。札幌本店、旭川店、函館店の3店のほか、05年の経営再建策で切り離した旧会社が運営する室蘭店がある。08年1月期の売上高は815億円。

425千葉9区:2009/01/29(木) 22:15:21
>>424
http://www.toyokeizai.net/business/strategy/detail/AC/0904a309a9fdef6bc5c4a1f6e4df4eb6/
伊勢丹流改革が挫折、“北の雄”丸井今井の漂流《特集・流通大乱》(1) - 09/01/29 | 12:01


北海道新聞東京支社政治経済部次長
浜中淳


 「最後尾はこちらです」――。百貨店にとって今年の初売りとなる1月2日朝。札幌市中央区の丸井今井札幌本店前には開店前から4500人の買い物客が押し寄せ、各フロアに用意された福袋があっという間に売り切れた。

 もっとも、そんな正月らしい華やいだムードも一瞬のことだった。この日の同店の売り上げは昨年に比べ1割前後もの落ち込み。「食品は好調だったが、セールの婦人衣料はさっぱりだった」(同店)。

 丸井今井は1872(明治5)年創業。北海道民は親しみを込めて「丸井さん」と呼ぶ。「道民の心象風景の一つ」(北海道経済連合会の南山英雄前会長)とまで言われるが、このところの業績は厳しい。2008年1月期は43億円の最終赤字。同年7月期(決算期変更による6カ月変則決算)は、本業の儲けを示す営業損益が5億円の赤字に転落した。

地元と乖離した伊勢丹流の改革

 「こう言っちゃ失礼になるが、伊勢丹流が地方では通用しないことが北海道でも証明されたということかな」。ある地元信用金庫の幹部は丸井今井低迷の理由をそう指摘する。

 今から4年前、大丸の札幌進出による顧客流出や減損会計導入に伴う損失拡大に悩まされていた丸井今井は、北海道銀行をはじめとする主要金融機関や、官民出資の北海道企業再生ファンドなどの支援を得て抜本再建に着手した。

 採算部門と不採算部門を分ける会社分割を行い、小樽、苫小牧、釧路各店の閉鎖や人員削減を断行。新たに札幌、旭川、函館、室蘭の4店体制で再建を目指した。

 この再出発に合わせ、「再生の切り札」と位置づけられたのが伊勢丹との業務提携だった。丸井今井は伊勢丹主宰の共同仕入れグループ「全日本デパートメントストアーズ開発機構(ADO)」の有力メンバーで、もともと深い関係にあった。そこで伊勢丹の力を借り、5年後(10年度)の売上高を10%増の900億円超に引き上げ、同年に上場を果たすシナリオを描いたのだ。

 だが、その実現はもはや絶望的だ。08年2〜7月の売上高は前年同期比6%減の369億円。年間売上高は目標に近づくどころか、初めて800億円を割り込む可能性が高い。

 最大の誤算は、伊勢丹のノウハウをふんだんに投入した札幌本店の改装効果がまったく表れないことだ。

 紳士フロア「マルイメンズ」、道産食品のセレクトショップ「きたキッチン」、洋菓子や洋総菜のテナントを増やしたデパ地下「マルイフーズ」、バナナ・リパブリックやラルフ・ローレンなどの人気ショップを集めた「大通別館」……。07年以降、約50億円を投じ、新しい売り場を次々誕生させたが、08年7月期の札幌本店の売上高は前年同期比5・5%も落ち込んだ。

 地元の業界関係者の間では「伊勢丹流のMD(商品政策)がマッチしていない」との指摘が絶えない。

 たとえば07年2月に改装オープンしたマルイメンズは、「丸井今井単独ではハードルが高かったブランドでも、うちが前面に出て交渉し、いいものを持っていく」(伊勢丹幹部)との意気込みを示すように、ルイジ・ボレッリ(ドレスシャツ)やボルサリーノ(帽子)など、イタリア製の高級衣料が全面展開され、まさに新宿店メンズ館が移植されたような売り場に生まれ変わった。

 だが、業界随一のバイイング力で最高級品をかき集めた伊勢丹新宿店は、東京ですら「異質」な存在だ。ましてや、製造業の基盤が弱く、07年秋まで続いた景気拡大の恩恵さえ十分得られなかった北海道にそのまま応用できる手法ではなかった。

426千葉9区:2009/01/29(木) 22:15:46
 こうした伊勢丹流の売り場づくりは、03年に札幌に進出して成功を収めた大丸と実に対照的だった。

 開業の5年以上前から社員を常駐させて札幌の市場特性や購買力を徹底分析し、食品売り場一つとっても、神戸店よりも菓子の価格を抑え、弁当の盛りつけを多めにしたという大丸の“芸の細かさ”と比べたとき、「いいものを持っていく」という伊勢丹流MDは、北海道の実情を軽視していたと言わざるをえない。

 丸井今井は長年札幌の地域一番店を守り続けてきたが、大丸の急追で、その座が危うくなってきた。案の定というべきか、昨年暮れにマルイメンズのシャツ売り場をのぞくと、イタリア製品は姿を消し、5000円クラスの国産の形状記憶シャツが棚を大きく占めていた。

三越札幌店が伊勢丹の“自社店舗”

 「10年の上場を目指すと言ってきたが、できない。金融機関や伊勢丹などと話し合い、再建計画を修正しなければならない」

 丸井今井の畑中幸一社長は昨年10月、北海道新聞のインタビューで再建計画の見直しを表明した。

 地元金融機関などは05年の支援の際、「債務の株式化」などで新たに丸井今井に40億円超を出資した経緯があり、上場計画の延期は、上場益による事実上の債権回収が遠のくことを意味する。ただ主力行の北海道銀行は「何とか支えなくてはならない」(幹部)と言い、他の金融機関もリスケジューリングなどには応じる腹積もりがあるようだ。

 だが、別の地元金融機関の幹部はこんな不安を口にする。「三越との経営統合で伊勢丹の真意がわからなくなった。伊勢丹が北海道に足場を置くために丸井今井を支える意味はなくなってしまった」

 05年当時、丸井今井を支援することは伊勢丹側にも妙味があった。岩田屋(福岡)、名鉄百貨店(名古屋)に続く地方有力百貨店のグループ化によって、札幌という大都市に労せずして進出できたからだ。

 丸井今井との業務提携と同時に、新宿店長の関根純氏(現丸井今井取締役専務執行役員)を送り込んだ伊勢丹は、首尾よく業績を立て直すことができれば、13%(5億円)の出資比率を引き上げ、子会社化も視野に入れていたと思われる。

 ところが、昨年4月の三越との経営統合によって、伊勢丹の丸井今井に対するスタンスは極めてあいまいになってしまった。

 「丸井今井さんを現時点で、具体的にどうするということはありません」。三越伊勢丹ホールディングス(HD)の中期経営計画が発表された昨年11月13日の記者会見。同HD社長を兼務する石塚邦雄・三越社長は、今後の丸井今井への対応について素っ気なくそう答えた。

 当然だろう。三越は丸井今井と同じ大通地区に札幌店を持つ。三越伊勢丹HDにとっての“自社店舗”は今や三越札幌店である。出資比率が低く連結対象ではない丸井今井への支援を強化することは、典型的な利益相反になってしまう。

 昨年9月のリーマンショック以後の急速な景気悪化は「地方以上に都会の富裕層を直撃している」(平出昭二・日本百貨店協会顧問)。戦後最長の景気拡大期に富裕層を囲い込んで成長を謳歌してきた伊勢丹に1年前までの余裕はなく、一連の再編を指揮してきた武藤信一・伊勢丹社長(三越伊勢丹HD会長)の体調不良もささやかれる。

“北の雄”の将来を正確に見通せる者は、今やどこにもいない。

427とはずがたり:2009/01/29(木) 22:26:22
>>424-427
一応共同も。

話しは単純ではないんですね。。北海道に進出したがってる百貨店は他にはないのかな。。
> 丸井今井との業務提携と同時に、新宿店長の関根純氏(現丸井今井取締役専務執行役員)を送り込んだ伊勢丹は、首尾よく業績を立て直すことができれば、13%(5億円)の出資比率を引き上げ、子会社化も視野に入れていたと思われる。
> ところが、昨年4月の三越との経営統合によって、伊勢丹の丸井今井に対するスタンスは極めてあいまいになってしまった。
> 三越は丸井今井と同じ大通地区に札幌店を持つ。三越伊勢丹HDにとっての“自社店舗”は今や三越札幌店である。出資比率が低く連結対象ではない丸井今井への支援を強化することは、典型的な利益相反になってしまう。
伊勢丹流は上滑りの様ですし。。

札幌の丸井今井が民事再生手続き 業績悪化で負債502億円
01/29 19:13
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/national_eco/2009012901000151.htm

 1872年創業の北海道の老舗百貨店「丸井今井」(札幌市)は29日、民事再生法の適用を札幌地裁に申請し、開始決定を受けたと発表した。同社によると、2008年12月末時点での負債総額は約502億円。
 業務提携先の伊勢丹(東京)に同日、支援の継続とスポンサー就任を要請。三越伊勢丹ホールディングスは「至急検討に入る」と発表した。
 丸井今井は札幌本店と旭川、函館、室蘭に計4店舗を展開。営業は継続しながら、店舗の再編やパートなどを含め計約1500人いる社員の削減も視野に再建策を探る。
 丸井今井によると、1997年の北海道拓殖銀行破たんで経営危機が表面化した後、店舗の閉店や伊勢丹の支援を受けるなど経営再建を図ってきたが、08年1月期には43億円の純損失を出した。さらに景気悪化で08年11月以降の売上高は前年比85%程度に落ち込み、08年12月末時点で約5億5000万円の債務超過に陥った。

428千葉9区:2009/01/29(木) 22:39:39
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090130k0000m020099000c.html
丸井今井:「伊勢丹流」見込み違い
 北海道内最大の百貨店「丸井今井」が29日、民事再生法の適用申請に踏み切った背景は、百貨店業界で「独り勝ち」といわれていた伊勢丹流の営業ノウハウが、景気回復に乗り遅れた道内の消費者には受け入れられなかったことがある。「再建計画に盛り込んだ内容が不十分だったと言わざるを得ない」と経営陣も見込み違いを認めた。

 05年に丸井今井が掲げた2度目の再建計画は、年商の7割を占める札幌本店の改装により業績を改善、5年後の株式上場を目指していた。しかし、高級路線にシフトした商品構成は売り上げ増に結び付かず、高級ブランドや女性向け衣料品のテナント比率が他の百貨店より高かったことが、逆に売り上げの急減を招いた。08年7月期決算は本業のもうけを示す営業損益段階から赤字が拡大し、資金繰りに行き詰まった。

 北海道経済産業局によると、道内の百貨店とスーパーを合わせた大型店の販売額(既存店ベース)は97年以来11年連続で前年を下回っている。百貨店業界は世界同時不況の直撃を受け、伊勢丹を傘下に持つ三越伊勢丹ホールディングス(HD)も経営の効率化が急務。三越伊勢丹HD幹部は「三越札幌店と仕入れを共通化するなどして効率化を図りたい」として“共存経営”に意欲を見せている。しかし、流通業全体が消費不振にあえぐ中、JR札幌駅周辺の商業施設へ流れた買い物客を再び引きつけ「3度目の再建」を実現できるかどうかは極めて不透明だ。【仲田力行】

429千葉9区:2009/01/30(金) 22:01:57
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090131k0000m020050000c.html
セブン&アイHD:西武百貨店、そごうなど3社合併へ
 セブン&アイ・ホールディングスは30日、傘下の中間持ち株会社のミレニアムリテイリングと同社子会社の西武百貨店、そごうの3社が8月1日付で合併すると発表した。西武、そごうで仕入れなどを一体運用し、重複する管理部門を一元化するなどして業務を効率化する。セブン&アイとの連携も強化する。新会社は「そごう・西武」で、そごうを存続会社とする。西武とそごうの店名は変更しない。社長には3社の社長の山下国夫氏が就く。重複する管理部門の人員を販売現場に振り向け、営業力を強化。地域ごとの消費者ニーズに対応するため、西武池袋本店、そごう横浜店、同神戸店など五つの基幹店舗を中心に近隣店舗でグループをつくり、仕入れや販売促進の一体運用を進めていく。

430千葉9区:2009/01/31(土) 11:50:49
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200901300020a.nwc
地方百貨店、高まる再編機運 丸井今井 民事再生法を申請
2009/1/30

 百貨店不況の波はまず体力の弱い地方をのみ込んだ。北海道の老舗、丸井今井(札幌市)が29日、札幌地裁に民事再生法の適用を申請した。大手百貨店の伊勢丹の力を借りるなどして再建に取り組んできたが、昨年来の消費不振を前に万策尽きた格好だ。一方、大手各社も地方への出店を中止するなど、100年に1度の経済危機を受け縮小均衡を余儀なくされている。

 丸井今井は札幌本店など道内4店舗を展開。1997年の北海道拓殖銀行の破綻(はたん)で経営危機が表面化した。2005年に伊勢丹と提携して再建を目指してきたが、営業支援効果を発揮できず、08年7月期に9億円の最終損失を出し、債務超過の懸念が高まっていた。丸井今井に13%を出資する三越伊勢丹ホールディングス(HD)は29日、営業支援を継続するとした上で、さらなる金融支援を含めたスポンサー就任について「至急検討に入る」と発表した。

                   ◇

 大手同士の経営統合が相次いだ百貨店業界だが、年々売上高は減少している。「淘汰(とうた)の時代に入った」(百貨店幹部)との声も聞かれ、閉店や再編が加速するとみられる。

 特に地方店は中心市街地の空洞化や郊外型ショッピングセンターなどとの競合にさらされ、生き残りは難しくなっている。

 08年の百貨店売上高では北海道は全国平均(前年比4.3%減)を大きく割り込む7.5%減。中部地域も自動車産業の不振で名古屋が7.8%減と、景気後退が影を落とす。

 J・フロントリテイリング(JFR)は今月、傘下の大丸の浜松出店中止を決めた。浜松市は人口約82万人と静岡県で最も多く、「十分成長が見込める」と準備を進めていた。しかし消費不振でJFR自身も3度の業績下方修正に追い込まれる中、投資を回収できないと、断念した。すでに昨年今治大丸(愛媛県)などの閉店を発表し、大規模改装を控える大阪や東京など大都市へのシフトを強める。

 ミレニアムリテイリングも昨年末、傘下の西武百貨店の仙台出店取り止めを発表した。同社は「消費に明るい兆しがみられない中、限られた経営資源を有効に使う」と総額400億円を投じる旗艦店の西武池袋本店改装に集中する考えだ。

 百貨店は株安による逆資産効果や個人消費の急速な冷え込みで、主力の衣料品や高額品の販売が落ち込み、「過去に経験したことのない販売不振」(百貨店幹部)に見舞われている。

 三越伊勢丹HDは昨年、鹿児島店など三越の地方店の閉鎖を決めるなど地方リストラで先手を打った。JFRの奥田務社長は「強い企業というより、地域内の競争に勝った店が生き残っていく」と地域シェアを確保できない店から再編が進むとみている。(田村龍彦)

432千葉9区:2009/02/02(月) 23:44:02
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/68668
今治大丸が閉店、創業46年 「お疲れさま」客から拍手
2008年12月31日 20:19 カテゴリー:経済

 業績低迷が続いていた百貨店の今治大丸(愛媛県今治市)が31日閉店し、46年の歴史に幕を下ろした。四国で百貨店が出店している都市は、4県の県庁所在地だけとなる。

 閉店時には従業員が入り口に並び、天野公朗社長が「長い間ご愛顧いただき、ありがとうございました」とあいさつ。客は拍手で応え、「お疲れさま」の声も上がった。

 大丸、松坂屋の持ち株会社J・フロントリテイリング傘下では、横浜松坂屋に次いで2店舗目の閉鎖。閉店後の建物の利用方法は未定という。

 今治大丸によると、社員は契約社員約50人を含む約140人。正社員90人弱のうち大丸本社やJ・フロントの関連企業に14人が移り、その他の正社員には大丸が就職支援会社をあっせんした。

 今治大丸は1962年、地元資本の大洋デパートとして創業。74年に大丸が資本参加し、2001年大丸の100%子会社となった。

 売上高はピーク時の92年2月期に101億円だったが、郊外の大型スーパーなどとの競争激化で08年2月期は60億円にとどまり、純損失7500万円を計上した。

433千葉9区:2009/02/02(月) 23:44:30
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/68668
今治大丸が閉店、創業46年 「お疲れさま」客から拍手
2008年12月31日 20:19 カテゴリー:経済

 業績低迷が続いていた百貨店の今治大丸(愛媛県今治市)が31日閉店し、46年の歴史に幕を下ろした。四国で百貨店が出店している都市は、4県の県庁所在地だけとなる。

 閉店時には従業員が入り口に並び、天野公朗社長が「長い間ご愛顧いただき、ありがとうございました」とあいさつ。客は拍手で応え、「お疲れさま」の声も上がった。

 大丸、松坂屋の持ち株会社J・フロントリテイリング傘下では、横浜松坂屋に次いで2店舗目の閉鎖。閉店後の建物の利用方法は未定という。

 今治大丸によると、社員は契約社員約50人を含む約140人。正社員90人弱のうち大丸本社やJ・フロントの関連企業に14人が移り、その他の正社員には大丸が就職支援会社をあっせんした。

 今治大丸は1962年、地元資本の大洋デパートとして創業。74年に大丸が資本参加し、2001年大丸の100%子会社となった。

 売上高はピーク時の92年2月期に101億円だったが、郊外の大型スーパーなどとの競争激化で08年2月期は60億円にとどまり、純損失7500万円を計上した。

434千葉9区:2009/02/03(火) 21:15:59
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20090203-OYT8T00529.htm
西武札幌・旭川の撤退検討…業態転換、テナント誘致か

 大手百貨店のそごうと西武百貨店を傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスが、そごう心斎橋本店(大阪市)の売却交渉を進めていることが3日、明らかになった。大丸と松坂屋の持ち株会社、J・フロントリテイリングと交渉中で、年内に数百億円での売却を目指す。

 また、北海道の西武百貨店札幌店(札幌市)と旭川店(旭川市)も百貨店業態からは撤退し、ほかの業態への転換などを検討している。セブン&アイの百貨店事業を行う持ち株会社、ミレニアムリテイリングは09年2月期決算で3期連続の営業減益の見通しで、不採算店の整理を進めて収益の改善を図る。

 そごう心斎橋本店は、売り場面積が約4万平方メートルで、2000年にそごうが民事再生法の適用を申請して、経営破綻(はたん)した後に一時閉店した。そごう再建の象徴として05年に営業を再開したが、08年2月期の売上高は前期比8%減の440億円。Jフロントはそごうに隣接して、大丸心斎橋店を持っている。同店は売り場面積約3万7000平方メートルで、08年2月期の売上高は2%減の852億円。

 一方、北海道については、西武札幌店(2万5000平方メートル)と旭川店(2万4000平方メートル)に年末までに、外部テナントを誘致する案が浮上している。

 西武札幌店では「撤退などという話はいっさい聞かされておらず、当惑している」としている。

 西武旭川店の広報担当者は「報道については何も連絡が入っていないので、現時点で対応できることはない」と語った。

(2009年2月3日 読売新聞)

435千葉9区:2009/02/03(火) 21:17:52
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200902030023.html
そごう心斎橋本店売却へ、大丸と交渉 セブン&アイHD
2009年2月3日

 小売り大手のセブン&アイ・ホールディングスは3日、傘下のそごう心斎橋本店(大阪市)を売却する方針を明らかにした。関西地盤の大丸を持つJフロントリテイリングと金額など詰めの交渉を急いでいる。また、同じく傘下に持つ西武百貨店の札幌店と旭川店(ともに北海道)を閉店する方針も固めた。

 セブン&アイはこの3店の収益が特に悪化しているとして、百貨店として維持し続けても業績回復は難しいと判断。売却や閉店の方針を決めたという。他の25店は百貨店として維持する見通し。

 関係者によると、そごう心斎橋本店の売却額は300億〜400億円とみられ、今春にも合意したい考え。ただ、買い取る大丸側も未曽有の不況下で売り上げの低迷が続いており、交渉が長引く可能性もある。そごう心斎橋本店は、売り場面積が約4万平方メートルの大型店で、00年に破綻(はたん)したそごうが05年に再開した象徴的な店舗。大丸としても、隣接する大丸心斎橋店との一体運営で、てこ入れできると判断したようだ。

 西武の札幌店と旭川店は閉店し、グループのスーパーや専門店を集めた商業施設への転換や、オフィスビルへの建て替えなどを検討している。1月29日に経営破綻した丸井今井(本社・札幌市)の戦略を見極め、雇用の確保なども検討したうえで、時期などを最終判断するもようだ。

     ◇

■そごうをめぐる動き

1830年 前身の「大和屋」を大阪市内に開業

1877年 大和屋を大阪・心斎橋に移転し、「十合呉服店」と改称

1919年 百貨店経営をスタート

1969年 「そごう」に改称

2000年 7月 民事再生法の適用を申請

     12月 大阪店(現・心斎橋本店)など9店を閉鎖

  01年 2月 西武百貨店と包括的業務提携

  03年 1月 民事再生手続きを終結

      6月 西武と経営統合しミレニアムリテイリング設立

  05年 9月 そごう心斎橋本店を再オープン

  06年 6月 セブン&アイがミレニアムを経営統合し、完全子会社化

  09年 1月 そごう、ミレニアム、西武の3社が8月1日付で合併すると発表

436千葉9区:2009/02/03(火) 21:18:42
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20090203ke07.htm
そごう心斎橋本店を売却へ、大丸側と交渉…セブン&アイ

 そごうと西武百貨店を抱えるセブン&アイ・ホールディングスが、そごう心斎橋本店(大阪市、売り場面積4万平方メートル)の売却方針を固め、大丸を傘下に持つJ・フロントリテイリングと交渉に入ったことが3日、明らかになった。年内に数百億円規模での売却を目指す。大丸は同本店の隣接地に心斎橋店(3万7000平方メートル)を持っており、一体型の運営を目指すとみられる。実現すれば、そごうの店舗は、関西では、神戸店と西神店(いずれも神戸市)のみとなる。

 そごう心斎橋本店は、そごうの国内12店舗のうちの主力店で、年間売上高は440億円(2008年2月期)。そごうが00年に経営破綻(はたん)した後、一時閉鎖されたが、05年にそごう再生のシンボルとして建て替え、再開した。ただ、他の百貨店との競合や消費不振の影響で業績は伸び悩んでいる。

 セブン&アイは、百貨店事業会社、ミレニアムリテイリングを傘下に抱え、西武百貨店と合わせて計28店舗を持つ。09年2月期決算で3期連続の営業減益の見通しで、主力店を含む不採算店の整理に踏み切ることにした。西武百貨店の札幌、旭川両店(いずれも北海道)からの撤退も検討する。

 一方、J・フロントリテイリングは1月、大丸が11年秋に予定していた浜松市への出店を中止するなど、経営資源を大丸の地盤である関西の都市部と東京都内に集中させる戦略を強めている。大阪では2011年前後に百貨店の新規出店や増床が相次ぎ、激戦が予想されているだけに、大丸とそごう心斎橋本店の一体運営ができれば競争力が高まるとの見方もある。

 大丸心斎橋店は売上高が852億円(08年2月期)の基幹店だが、1933年の完成で、老朽化が進んでいる。今後、建て替え計画が浮上した場合、工事期間中の売り上げ減少を、そごう心斎橋本店のビル活用で補うことができる利点もある。

(2009年2月3日 読売新聞)

437千葉9区:2009/02/03(火) 21:28:45
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000902030012
「今度は西武とは」 買い物客ら表情暗く
2009年02月03日

■札幌・旭川 閉店の方針


 小売り大手のセブン&アイ・ホールディングスが西武百貨店の札幌店と旭川店を閉店する方針を固めた。札幌店は地場の老舗(しにせ)百貨店、五番舘が前身。目の前に大丸札幌店が出店し、客足を奪われた。旭川店は消費の低迷で売り上げが落ちていた。民事再生手続き中の丸井今井の旭川店も存続が危ぶまれており、旭川から百貨店が姿を消す懸念が現実味を帯びてきた。


 「丸井今井の次は西武とは」。相次ぐ百貨店を巡る暗いニュースに買い物客らは表情を曇らせた。札幌市白石区の女性会社員(39)は「店がすいていて、丁寧に接客してくれるので化粧品などを買うのに使っていたが、改めて不景気を実感した」と話した。


 西武は札幌店を20〜30代の働く女性向けのファッション専門店とし、差別化を図ったが、03年に大丸札幌店を中心とするJRタワーが開業すると、関心は大丸や専門店「ステラプレイス」に向いた。


 北区の無職女性(76)は「札幌店は若い女性向けの商品が多いうえに、地下の食料品売り場がなくなったので、足が遠のいた。大型店が相次ぎ街から消えたらどうなるのか」と寂しそうに話した。


 旭川にも衝撃が走った。出勤してきた30代の女性店員は「何も聞いてないし、分からない」と戸惑うばかり。テナント勤務の男性(24)は「丸井今井が破綻(はたん)し、西武の撤退もあるのかなと思っていたが、驚いている」と話した。


 西武と丸井今井はともに旭川市の中心部に店を構える。二つの店が撤退すれば、中心市街は空洞化する。


 買い物に来た市内の主婦(67)は「西武は東京のにおいがする品ぞろえで好きだった。友人と『西武は大丈夫だろうか』と話していたばかりだった。これでは市の中心部が寂れてしまう」と話した。

438千葉9区:2009/02/03(火) 23:06:40
>>353
http://www.chunichi.co.jp/article/depart/news/CK2009020302000200.html
松坂屋が名駅新高層ビルに再入居へ 「計画室」を設置
2009年2月3日

 JR東海による「名古屋ターミナルビル」(名古屋市中村区)の再開発計画で、松坂屋と大丸の持ち株会社J・フロントリテイリングは2日、同ビルに入居している松坂屋名古屋駅店の建て替え後のビルへの再入居に向けた準備作業を進める「名古屋駅新店計画室」を新設した。

 計画室は、松坂屋の茶村俊一社長の直轄組織として設置した。

 室長は、J・フロントリテイリング執行役員の松田伸治銀座出店計画室長兼経営計画本部開発事業部長が兼務。松田氏は同日付で松坂屋執行役員にも就任した。室員は順次拡充していく。

 Jフロントは「JR駅前という好立地にあり、情報発信のできる店舗として駅店は欠かせない。再入居を前提とした準備を進めたい」としている。

 今後は、ビルを運営するJR東海子会社の名古屋ターミナルビルとの交渉やビル新築後の新店舗構想の検討などを進めていく。

 Jフロントは、JR東京駅前や大阪駅前で大丸店舗の増床を計画。室長の兼務について「開発案件の情報共有のため兼務としたが、今後作業が本格化した場合は専任もありうる」としている。

 松坂屋名古屋駅店の再入居について、JR東海の幹部は「今のテナントは継続するのが前提」としているが、JRセントラルタワーズ建設時は、松坂屋の出店計画が解消した経緯もあり、交渉の動向が注目されている。

 再開発ビルは、高さが最大260メートルで、中部一の超高層ビルになる可能性が高い。2011年度に着工し、17年度までの開業を目指している。

439千葉9区:2009/02/03(火) 23:12:50
http://www.business-i.jp/news/flash-page/news/200902030138a.nwc
隣接百貨店、集客戦略で明暗 そごう心斎橋本店売却
2009/2/3
 セブン&アイ・ホールディングスが、そごう心斎橋本店(大阪市中央区)の売却先として検討したのは、そごうと隣接する大丸心斎橋店を抱えるJ・フロントリテイリング。隣り合う百貨店の明暗を分けたのは、双方の戦略の違いだった。
 そごう心斎橋本店の前身である破綻(はたん)前のそごう旧大阪店は、集客のために頻繁にワゴンセールなどを行って高級イメージを損ない、顧客離れを招くという悪循環に陥った。再生したそごう心斎橋本店が「なにわ遊覧百貨店」を名乗り、エンターテインメントや文化を前面に打ち出したのは、その教訓からだ。
 平成17年9月に開業した同店は、上層階にそごう劇場と、レトロな町並みを再現した趣味の店を置き、大人の集客戦略を図った。しかし、同店は客足も売り上げも伸びず、業界関係者から「百貨店は文化でなく、ものを売らないといけない」と辛辣(しんらつ)に批判されることもあった。
 大人のイメージは、消費の中心層である若い女性の足を遠ざけた。そればかりか、若い女性に人気の洋服ブランドを誘致しようとした同店の婦人服バイヤーは、メーカーから「ブランドにそぐわない」とやんわり断られるという屈辱もあった。
 一方の大丸心斎橋店は平成13年以降、周辺の心斎橋筋商店街などに「周辺店舗」と呼ぶ外部売り場を積極的に開拓していった。シャッターをおろした商店街の無人店を活用した試みが“心ブラ(心斎橋での散策)”を楽しむ若い女性たちをひきつけた。現在23ブランド22店があり、年間約45億円の売上高を誇る。
 これは、昭和62年から旧居留地周辺の空き店舗を開拓してきた大丸神戸店が手本。大丸心斎橋店は御堂筋などの高級ブランドショップとのシナジー効果をねらい、廃業で空いた店舗に若者に人気のブランドを積極誘致したのだ。
 大丸によるそごう買収が実現すれば、大丸にとっては4万平方メートル超の巨大な周辺店舗が手に入る大きなチャンスだ。だが同時に、そごうの従来の大人イメージを打ち消す課題を背負うことになる。
 外資系アナリストは「そごう心斎橋本店が閉鎖になれば、心斎橋全体の集客力がにぶるリスクがある。また、大丸にとっても現在の限られた面積での店づくりでは限界がある。そごう心斎橋本店買収で店舗面積を広げ、これまでできなかった品ぞろえ充実を実現し、幅広いエリアから新たな顧客層を獲得したいのではないか」と話す。この戦略がそごうと心斎橋の活性化につながるかどうかが業界全体の注目を集めそうだ。

440千葉9区:2009/02/03(火) 23:13:52
http://www.business-i.jp/news/flash-page/news/200902030137a.nwc
百貨店戦争が激化へ そごう心斎橋本店売却
2009/2/3

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)が売却する方針を固めたそごう心斎橋本店(大阪市中央区)。大丸と松坂屋を傘下にもつJ・フロントリテイリングと交渉に入ったことで、大阪の「百貨店戦争」に影響を与えるのは必至だ。本店といえども不採算店舗は整理対象になることが衝撃をもたらす一方、大阪の中心に位置する心斎橋に大型店が出現すれば脅威になるとみて、将来の店舗戦略を練り直す動きも出そうだ。
 「(大阪の主要繁華街である)キタとミナミで建て替えや増床が進めば、心斎橋の客が取られるのは当然だろう」。1月10日に大阪市内で開かれた近畿百貨店協会の賀詞交換会。そごうを傘下に抱えるミレニアムリテイリングの山下國夫社長は、悲痛な心境を吐露した。
 キタでは、平成23年にJR大阪駅の北側に「ジェイアール大阪三越伊勢丹」がオープンし、その南隣では大丸梅田店が増床する。24年には、阪急百梅田本店の建て替えが完了。この結果、梅田にある百貨店の店舗面積は現在の約1・5倍となり、集客力は格段に高まる。
 ミナミでも、心斎橋から南へ徒歩約10分の難波にある高島屋大阪店は22年に増床工事を終え、約6万6300平方メートルの店舗面積が約8万4000平方メートルに増強される。さらに南の近鉄百貨店阿倍野本店も26年には約10万平方メートルという巨艦店に生まれ変わる。
 昨年10月には、阪急阪神百貨店を擁するエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングと高島屋が3年以内の統合と資本・業務提携を発表。そごう社員にとって創業の地である心斎橋本店は「精神的支柱」ともいわれてきたが、収益率の低さを抱えたまま南北から挟撃を受け、売却の道を逃れられなくなった。
 各百貨店にとっても、そごうの運命は他人事ではない。景気後退の影響で大阪地区百貨店の12月の売上高は前年比8・7%減少。各店は市場の急激な縮小を目にしながらも、激しい拡大競争に突入せざるを得ない。「梅田では撤退する店も出てくる」とささやかれてきたが、その言葉が現実味を帯びてきた。
 現在のところ、各百貨店幹部は「大型投資案件に変更はない」と口をそろえる。しかし、もし大丸によるそごう吸収が心斎橋で実現すれば、店舗面積約7万7000平方メートルの大型店になる。
 心斎橋は大阪有数の繁華街としてブランド力も秘める。丸井今井が破綻(はたん)した札幌のように、J・フロントによる店づくりが成功すれば、人の流れを変えることもあり得る。売却交渉の行方を、各百貨店はかたずをのんで見守っている。

441とはずがたり:2009/02/04(水) 18:02:46
イオンとファミリーMが提携で合意、電子マネーを共通化=関係筋 (ロイター)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/n_cooperation2__20090204_4/story/04reutersJAPAN362746/

 [東京 4日 ロイター]  関係筋によると、イオン<8267.T>とファミリーマート<8028.T>は業務提携することで合意した。イオンの電子マネー「WAON(ワオン)」を全国のファミリーマート店舗に導入する。

 同筋は、資本提携や商品面での提携については、否定している。

 イオンは傘下にコンビニエンストアのミニストップを持つ。ミニストップは国内で約1900店舗、ファミリーマートは約7000店舗を展開している。

[ 2009年2月4日9時12分 ]

442千葉9区:2009/02/04(水) 18:20:42
ローソンではなくファミマとの提携なんですね。
三菱商事の筆頭株主化はまだ影響してませんね。

443名無しさん:2009/02/04(水) 18:57:49
http://www.asahi.com/business/update/0204/SEB200902040010.html
井筒屋、売れない日を月1回休業 営業時間も一部短縮
2009年2月4日18時14分

 百貨店の井筒屋(北九州市)は3月から、北九州市の本店(小倉北区)と黒崎店(八幡西区)で原則月1日の休業日を導入する。03年3月以降、井筒屋の休みは元日だけだったが、売り上げが見込めない日を休みにして人件費などを削減する。

 本店は第1水曜日、黒崎店は第1火曜日を休業日にする。買い物客が多い7、12、1月や祝日と重なる月は除くため、本店の休業日は年9日、黒崎店は8日になる。

 食品以外の売り場では、毎日の閉店時間も本店は1時間、黒崎店は30分繰り上げ、午前10時〜午後7時にする。

444名無しさん:2009/02/04(水) 19:02:31
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000902040005
西武閉店方針 消費低迷 「撤退」の連鎖
2009年02月04日

■「丸井今井」直後に


 西武百貨店の札幌店と旭川店が閉店する見通しとなった。札幌では、大丸札幌店を中核とする複合商業施設「JRタワー」の集客力と未曽有の消費低迷で、丸井今井だけでなく、西武も苦境に立たされた。旭川では、丸井今井の旭川店の撤退も取りざたされている。中心市街地が空洞化しかねない事態に市民らは戸惑うばかりだ。 (綱島洋一、斎藤茂洋)


■大丸進出で失速  札幌


 西武の札幌店の営業方針は、時代をしっかりと見据えたはずだった。


 前身は「五番舘」。1906年に開店した地場老舗(しにせ)百貨店だ。JR札幌駅前に店を構え、中高年の女性客を中心に人気があったが、丸井今井や三越札幌店には売り上げで及ばず、82年に西武グループとの業務提携に活路を見いだした。「五番舘西武」となり、97年に店名を「札幌西武」に改めた。


 打ち出したのが20〜30代の働く女性に照準を絞った「ファッション専門店」。中高年のなじみ客の支持を失うのを覚悟の上で「五番舘」の名を外した。不況でも購買意欲が衰えない若い女性を得意客とする戦略を打ち出した。東京・有楽町西武の「札幌版」を目指し、大胆に踏み出した。


 札幌市内百貨店業界は当時、丸井今井が地域一番店として不動の地位を保ち、幅広い顧客層の支持を得ていた。売り上げ2位は三越札幌店で、高所得者層に強みを発揮していた。3番手が東急。4番手の西武は顧客層を絞り込み、売り上げ増を目指した。


 大通地区の丸井今井や三越で買い物していた働く女性客が西武に足を運んだ。だが、03年に大丸と若者に照準を絞った専門店「ステラプレイス」を核とするJRタワーが目の前に進出し、情勢は一変。西武の戦略は裏目に出た。


 札幌市内の百貨店業界の関係者は「札幌の百貨店の勢力図は札幌駅前地区と大通地区の集客競争と見られがち。だが、同じ駅前地区といってもJRタワーの買い物客は西武や東急には容易には流れない」と指摘する。勢力図は、JRタワーと、西武、東急がある駅前、そして丸井今井、三越がある大通地区の三つに分けるのが妥当という意味だ。


 大丸は順調に業績を伸ばし、08年の売り上げは約505億円と、トップの約519億円の丸井今井札幌本店に迫る。今年1月の売り上げは丸井今井を抜き、札幌市内の百貨店でトップとなるのが確実な見通しとなった。


 札幌市内の百貨店は大丸進出と消費低迷で売り上げが減少、三越の08年の売り上げは前年を4・9%下回る約374億円。4位の東急は約288億円にとどまった。5位の西武は05年2月期に173億円だったが、08年2月期には133億円に落ち込んだ。


 西武を傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスは札幌店の閉店後、商業施設として残すのは難しいとみている模様だ。正社員とパート社員など約180人いる従業員の処遇も不透明だ。


   ◇


■中心部、空洞化も  旭川


 「西武と丸井今井の二つの百貨店があってこそ、商店街にお客さんが集まった。閉店すれば、影響は計り知れない」。旭川市のJR旭川駅前にある商店街を率いる振興組合の鳥居幸広理事長は、西武の旭川店の閉店が固まったことに危機感を募らせた。3日夜、理事会を開き、撤退が取りざたされる丸井今井の旭川店と合わせて存続を要望する方針を決めた。


 西武の旭川店は75年にオープン。丸井今井旭川店のすぐ北隣にあり、商店街への集客をリードしてきた。正社員とパートなどを合わせ約180人が働く。05年2月期に119億円あった売り上げは08年2月期に101億円まで落ち込んだ。西武の旭川店の閉店後は業態を転換し、ドラッグストアや家電量販店などの専門店をテナントに導入する案を検討している模様だ。


 丸井今井は当初、西武が先に撤退するのを前提に再建計画を立てていた。両店の我慢比べは結局、「共倒れ」する形となり、旭川から百貨店が姿を消す懸念も出ている。


 消費低迷だけでなく、郊外に出店した大型ショッピングセンターで買い物する市民が増えたのも売り上げが落ち込んだ原因だ。中心部の商店街の空洞化は進んでいる。


 旭川市の西川将人市長は会見で「撤退した場合、あまりに影響が大きすぎる」と表情をこわ張らせた。そのうえで、「沈下に歯止めがかけられない。大きな施策の見直しが必要とは思うが、今は、その施策を持ち合わせていない」と話した。

445千葉9区:2009/02/04(水) 19:29:04
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/145075.html
客の流れ JR周辺に 大丸が1月売上高首位 駅北口もビル続々 北5条通南側 目立つ空き店舗(02/04 15:13)

 一月の月間売上高が丸井今井札幌本店を抜き、道内首位となった大丸札幌店。ロビンソン百貨店札幌店の閉店、丸井今井の民事再生手続き入り、札幌西武が業績不振から業態転換を検討するなど、「大丸一人勝ち」の構図が鮮明になった。大丸出店とJRタワー開業から六年がたとうとする今、市内中心部の買い物客の流れはJR札幌駅に大きく傾いた。(長谷川唯、星野真)

 「以前は飲食店なんて数えるほどしかなかった。六年前に大丸ができて周辺に居酒屋も増えたし、うちも客足が伸びましたよ」。中央区北二西三で三十年以上、営業を続ける料理店「こふじ」の店員黒滝裕子さん(66)は笑顔を見せる。

 飲食店を含む市内中心部の小売事業所数をまとめた市の調査によると、大丸開店前の二〇〇二年と〇七年の比較では、大通公園の南側のエリア(大通−南三条付近)が15%減少したのに対し、北側(北一−北六条付近)では26%増加した。

 人の流れも変化した。札幌市営地下鉄の南北線、東豊線は〇三年から〇六年までの間、さっぽろ駅が四年連続で乗車人数を伸ばしているのに対し、大通駅は減少傾向だ。

 にぎわいを見せるのはJR札幌駅の南口だけではない。「駅裏」と言われ、影の薄かったJR札幌駅の北口には〇三年、札幌エルプラザがオープンしたのに続き、次々とビルが建設され、オフィスと行政施設の一大集積地となった。

 ただ、同じJR札幌駅周辺でも、駅の南を東西に走る北五条通をはさんだ南側はまだら模様だ。飲食店などは好調な一方、高い賃料を理由に移転する小売店も。駅前通りにも入居者が決まっていない空き店舗がある。あるテナント仲介業者は「駅北口の新築ビルやJRタワーはすぐに入居者が決まるが、駅から離れると状況は厳しい」と打ち明ける。

 大型書店や家電量販店、数々の飲食店がそろう駅周辺は、さながら巨大なショッピングセンターだ。三日、大丸前で友人と待ち合わせをしていた江別市の主婦金堀場照子さん(74)は「駅と直結していて利用しやすい。特に冬場は足が滑る心配をせずに歩いて回れる」とJR札幌駅での買い物の魅力を語る。

 一方で、札幌西武の苦戦が象徴するように、買い物客の大多数は札幌駅に直結する店で買い物を済ませ、北五条通から南側に広がりきれていない。

 百貨店の経営不振に危機感を募らせる札幌市は、市内中心部の活性化対策を推進するため、上田文雄市長を本部長に据えた「都心部大型店舗等緊急対策本部」を設置し、四日午後五時から市役所で一回目の会議を行うことを決めた。

 季刊誌「札幌人」を発行する札幌グラフコミュニケーションズの荒井宏明社長(45)は、「大通地区の百貨店や商店街は今以上に魅力を発信し、ほかにはない個性を打ち出さなくては生き残れないのではないか」と指摘している。

446とはずがたり:2009/02/04(水) 19:29:13
>>442
ですね〜。
ジャスコとしてもミニストップは弱小でイトーヨーカドーのセブンイレブン並みのコンビニ網手に入れたいってのはありそうですけど三菱との微妙な距離感もあるのでしょうか?それとも纏めて大同団結への布石か??
要注目です。

447千葉9区:2009/02/05(木) 01:43:26
去年の8月の記事ですが・・・今注目のJフロント
http://mainichi.jp/chubu/tsuiseki/archive/news/2008/20080831ddlk23020100000c.html
追跡2008:経営統合から1年 進む松坂屋の「大丸化」 /愛知
 名古屋の老舗百貨店・松坂屋と関西発祥の大丸が経営統合し、持ち株会社のJ・フロントリテイリング(東京都中央区)が発足してから9月3日で丸1年を迎える。統合の際には「対等」がうたわれたものの、主導権は大丸が握り、松坂屋の「大丸化」が進んでいる。百貨店同士に加え、少子高齢化や消費傾向の変化で他業種との競争も激化する中、松坂屋はどこへ行こうとしているのか。【米川直己】

 ◇意識改革、役割明確化で増益
 松坂屋名古屋店本館1階の婦人小物売り場。開店を15分後に控えた午前9時45分、山本朗セールスマネジャー(53)とスタッフ約40人が円陣を組んだ。「松坂屋ファンを増やそう。松坂屋カードを勧めるタイミングは…」

 山本マネジャーが、取引先やバイヤーらと議論して煮詰めた販売計画や売り場での注意点を報告。目標や勧めるべきポイントをスタッフに伝え、スタッフは担当顧客の来店時間や商品手配など、顧客とした約束を記した「約束ノート」の内容を発表する。互いの顔を見ながらコミュニケーションを取ることで全員が情報を共有できるようになり、ミスも未然に防げるようになった。

 大丸の旗艦店、心斎橋店で婦人畑を歩んできた山本マネジャーは、大丸のノウハウを松坂屋に早く浸透させることを目的にJ・フロントが、両百貨店の店長や幹部を100人規模で交換する「たすき掛け人事」で送り込んだ一人だ。

 トップの考えを売り場の最前線にまで浸透させる「大丸流」で育った山本マネジャーの目に映ったのは「スタッフの目標や目的意識の足りなさ」だった。目標があいまいだと達成するための手段づくりにも欠け、結果としてチーム力が弱る。山本マネジャーはまず「いつ、誰が、いつまでに、どんな形でするか」など基本的な仕事のルールを明確にした。その結果、今まで雑用に追われていた社員の仕事が明確になり、目標や課題も持てるようになったという。

 3月からは売り場の販売員が接客、在庫管理、店頭整理、顧客管理の四つに集中。レジ打ちなど付帯業務はパート中心の後方支援専門部隊が行うようになったことで、社員の接客時間が増加。3〜7月の売り上げが前年同期比で5・1%伸びるなど、成果も表れ始めた。

 また、松坂屋名古屋店と上野店の婦人靴売り場でも、後方業務は専門部隊に任せて社員の接客時間を勤務時間の約30%から60%に増やしたところ、名古屋店の婦人靴売り場では自主企画品の売り上げが4%増えた。

 松坂屋の大丸化は、こうした徹底した分業にとどまらない。名古屋店でこれまで1人1台だった営業車の共有化による3割削減。接客マナーや販売技術など、200以上の講座がある大丸の社員向け施設「キャリアサポートセンター」(大阪府高槻市)を利用した自主研修−−。さまざまな大丸流改革を全面的に受け入れた。

 背景にあったのは、将来に対する危機感だ。大丸は、J・フロントの奥田務社長(68)が社長に就任して以来の改革で、98年2月期に0・8%だった営業利益率(売上高に対する営業利益の割合)を07年2月期には4・1%まで改善。一方の松坂屋は度重なるリストラを経てもなお、2・8%(08年2月期)と低迷している。

 松坂屋のある幹部は「大丸の助けがなければ、間違いなく淘汰(とうた)されていただろう。社員にも危機感はあった。だからこれだけ大丸が主導権を握っても、不思議と不満の声も出ない」と明かす。統合後初の08年2月期決算では、99億円(前期比158・5%増)の最終増益を確保した。

448千葉9区:2009/02/05(木) 01:43:54
 ◇名古屋駅、豊田、岡崎の3店 立て直しチーム編成
 大丸流の改革で復活の兆しを見せる松坂屋だが課題も多い。特に重くのしかかるのが、愛知県内にある名古屋駅、豊田、岡崎の3店の収益改善だ。

 名古屋駅店は前期まで10期連続の赤字。豊田店も01年の開業以来、前期に初めて黒字になったばかりで、岡崎店も前期は黒字化したものの、それまで14期連続の赤字だった。

 J・フロントは今夏、横浜松坂屋を今年10月に、今治大丸も12月末にそれぞれ閉店すると発表。名古屋地区の百貨店関係者の間からは「名古屋駅や豊田、岡崎もいずれは……」との声が漏れる。

 松坂屋も手をこまぬいているわけではない。昨年11月には損益構造改革チームを編成。バイヤーを名古屋店に集約、仕入れを共通化するなどスリム化が進む。本多洋治名古屋店長(59)は前任の大丸神戸店長時代、赤字だった地方店を黒字化した経験を持ち、愛知3店についても業績改善に自信を見せる。

 しかし、奥田社長が「どこも店舗単位の見直しをしていかなければ。赤字店舗を抱えている余裕はなくなってきている」と、低収益店舗の見直しを表明していることもあり、3店の黒字化が定着しなければリストラ対象になりかねない。横浜松坂屋では早期退職を募集しており、社員の中には「明日は我が身か」との不安もくすぶり始めた。

 中小店問題に加え、本業強化も課題。名古屋市内の競合店幹部は「効率化が注目されているが、肝心の営業力と商品力には脅威を感じない」と話す。

 松坂屋が期待を寄せるのが、名古屋店で売り上げの約4割を稼いできた外商部門だ。大丸化が急速に進む中、外商部門だけは人員が維持されている。

 外商はこれまで、外商員個人の能力に頼り、多い社員で500人もの顧客を抱えていた。1人がすべて担当できるはずもなく、「当然、対応できずに他店に流れてしまう人もいた」と、松坂屋外商生え抜きの成田和夫・外商改革スタッフ統括部長(57)は打ち明ける。

 営業力強化のため、外商は顧客宅を回る部隊、電話中心で必要があれば回る部隊、電話専門部隊の三つに再編成し、再起を狙う。

 成田部長は「松坂屋には『最高のホスピタリティを最高のお客様に』という精神が受け継がれてきた。これは大丸にはない」と、かつては名古屋の百貨店の代名詞でもあった老舗の伝統とプライドをにじませる。9月からは家族カードを含めた新カードと、大丸に合わせた新システムを投入し、商品情報や顧客の購買行動が分かるようになる。「勘と経験、度胸に頼り過ぎ、消費形態の変化について行けなかった部分もあったが、今後はデータで裏付けされた施策ができる。いろんな仕掛けを準備してますよ」と自信を見せた。外商の次の一手は、大丸流に松坂屋の存在感を示すことができる数少ない機会でもある。

 ◇名古屋地区、4百貨店が苦戦 栄地区再開発で収益増狙う
 「昔はのれんで勝負してきたが、今はスーパーや専門店との境がない。商品、サービス、店舗環境、販売促進の総合で、新しい高付加価値をどう生み出していくかだ」。統合1年を迎え、奥田社長は百貨店の課題をこう切ってみせた。

 奥田社長が言うように、名古屋では「4M」と言われる老舗の松坂屋、三越、名鉄百貨店、丸栄が苦戦。00年に名古屋駅前に開業したJR名古屋タカシマヤが7期連続で増収を続け、「独り勝ち」の様相を呈している。07年に名古屋駅前に開業したミッドランドスクエアも後押しし、繁華街の栄地区はにぎわいも名古屋駅地区に奪われた。

 松坂屋は03年に南館を増床し、「次世代の顧客獲得」を狙いに若者向けファッションを強化したが、05年に開業した三越の専門館ラシックや、若者路線の名古屋パルコなどと地区内でも競争が激化。9月の改装で最低価格帯を約2割引き下げるなど、てこ入れで巻き返しを図る。「弱いところは分かっている。中長期のマスタープランを策定中で、今回の改装はその一歩」と本多店長。松坂屋と丸栄はそれぞれが持つ栄地区の再開発でも収益アップを画策するが、名鉄と提携、三越と統合した伊勢丹が名古屋の地でどんな次の一手を打つのかも、百貨店競争の地図を塗り替える可能性を秘める。

449千葉9区:2009/02/05(木) 01:44:19
 ◇本多・松坂屋名古屋店長に聞く−−情報共有格段に進む
 大丸神戸店長から松坂屋名古屋店長に就任した本多洋治常務執行役員(59)にこの1年の成果などを聞いた。

 −−この1年の改革の成果は

 ◆松坂屋は商品や営業活動のコストなどの開示がなく、利益の構造や、生み出す過程についても正確な知識を持っている人が少なかった。この情報の開示は格段に進んだ。店舗や会社としての戦略など、大丸、松坂屋のすべてを一線の社員が見られるようになった。その結果、自分たちの現在地とゴールが分かるようになり、現状と課題に対する全体の理解が深まってきた。

 −−名古屋店の改革の進ちょくは

 ◆9月1日にシステムを入れ替えればインフラ整備はほぼ終わる。問題はインフラをどう動かし、営業活動をどれだけレベルアップさせることができるのかだ。売り上げは残念ながら目標に届いていない。

 −−営業力のアップが今後の課題になる

 ◆基盤整備に多くの時間と労力を取られ、営業面での前向きな取り組みはあまりできなかった。店の競争力向上、品ぞろえの充実、環境の整備が必要だが、まだ発展途上。J・フロント全体でも、一番収益をあげる可能性があるのが名古屋店で、これから効果は出る。そういう可能性を秘めたレベルに今はある。

 −−名古屋駅、岡崎、豊田の各店の状況は

 ◆昨年11月に損益構造改革チームを設置した。年間1300億円の名古屋店と、60億の小規模店に同じ機能はいらない。本社や名古屋店でやればいい。業務の標準化は時間勝負。それさえ決めれば良くなる。昨年時点で豊田と岡崎は黒字化した。名古屋駅も間違いなく今年は黒字だ。

==============

 ◆松坂屋と大丸の歩み◆

 ◇=松坂屋 ○=大丸
1611年    ◇伊藤蘭丸祐道、清須から名古屋に移り本町に呉服小間物商開業(松坂屋創業)

1717年    ○下村彦右衛門正啓、京都伏見に呉服店「大文字屋」開業(大丸創業)

1768年    ◇上野の松坂屋買収、「いとう松坂屋」と改め江戸へ進出

1907年    ○「株式合資会社大丸呉服店」(資本金50万円)設立

  10年    ◇「株式会社いとう呉服店」(資本金50万円)設立

         ◇名古屋栄町にデパートメントストア新築開店

  11年    ◇いとう呉服店少年音楽隊(現東京フィルハーモニー交響楽団)を結成

  17年    ◇上野店新本館完成

  20年    ○「株式会社大丸呉服店」(資本金1200万円)設立

  21年    ◇「株式会社野澤屋呉服店(現横浜松坂屋)設立」

  23年    ◇上野店、関東大震災で全焼

  24年    ◇銀座店開店。同店で土足入場を解禁。日本の百貨店では初。

  25年    ◇「株式会社松坂屋」に社名変更

         ◇名古屋店、南大津町へ移転

  28年    ○「株式会社大丸」に社名変更

  29年    ◇上野店本館再建。同店に国内で初めてエレベーターガールが登場

  31年    ◇上野店の食堂に子ども向けメニュー「お子様ランチ」が登場

  32年    ◇静岡店開店

  57年    ◇シンボルフラワー「カトレヤ」制定

  60年    ○ピーコック産業(現大丸ピーコック)設立

  71年    ◇岡崎店開店

  74年    ◇名古屋駅店開店

  79年    ◇高槻店開店

  91年    ◇名古屋店南館オープン

  95年    ◇インターネットショッピング開始

  97年    ◇総会屋への利益供与事件が発覚。役員が逮捕され、会長、社長が辞任

2001年    ◇豊田店開店

  06年    ◇名古屋店北館を「ライフリゾート館」として全館改装

         ◇持ち株会社「株式会社松坂屋ホールディングス」設立

  07年    ◇大丸と経営統合。共同ち持株会社「J・フロント リテイリング」設立(9月)

  08年 9月 大丸、松坂屋の基幹システムを統合

     10月 横浜松坂屋閉店

     12月 今治大丸閉店

 *08年は予定

毎日新聞 2008年8月31日 地方版

450千葉9区:2009/02/05(木) 01:52:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090204-00000093-san-ind
百貨店苦境、再編第2幕 セブン&アイ そごう本店、大丸に売却へ
2月4日8時1分配信 産経新聞

 ■個別店売買に着手

 そごうと西武百貨店を傘下に持つミレニアムリテイリング(MR)の親会社、セブン&アイ・ホールディングスが、そごう心斎橋本店を売却する方針を固めたことが3日、明らかになった。大丸と松坂屋を展開するJ・フロントリテイリング(JFR)が買収する方向で交渉に入っており、月内にも合意する見通しだ。景気後退で消費が伸び悩むなか、個別店単位の売却・統廃合に着手した格好で、百貨店業界は生き残りをかけて再編の第2幕に突入した。(青山博美)

  ・チェック:そごう心斎橋本店をめぐる経緯

 心斎橋本店の売却額は数百億円で、夏ごろの売却完了を目指す。JFRの奥田務社長は、以前から「今後は百貨店の店舗売買もあり得る」との考えを示していた。買収が実現すれば、隣接する大丸心斎橋店との合計で店舗面積7万7000平方メートルという巨大店舗を手に入れることになる。

 これを機に、セブン&アイとJFRが百貨店事業で協力関係を構築する可能性もある。合わせてセブン&アイは、業績不振が続く西武百貨店の札幌、旭川の2店舗の閉鎖や業態転換も検討する考えだ。

 経営統合で生き残りを目指してきた大手百貨店だが、販売不振は各社の想定をはるかに超えているのが実情だ。昨年12月に前年同月比で約10%もの落ち込みをみせた各社の売上高は、1月もほぼそのままの水準で推移している。

 世界同時不況による企業の業績不振が雇用不安につながるなか、消費者は生活防衛意識を強めている。高額品や衣料品など不要不急の商品を買い控える傾向は強まる一方で、販売不振は深刻を極めている。1月末に北海道の老舗百貨店、丸井今井が経営破綻(はたん)した。

 大手百貨店では、三越が鹿児島店を閉店するなど、すでに地方店の閉鎖に踏み切り、リニューアルの凍結や、新規出店を中止する動きも相次いでいる。

 セブン&アイでは、コンビニエンスストア事業などに比べて不振が際立つ百貨店事業の立て直しが急務となっている。

 これに対し、19年に大丸と松坂屋が経営統合して誕生したJFRも急激な環境変化を前に統合効果を発揮できないままだ。

 JFRの奥田社長はかねて「厳しい状況の中で、店舗の数が少なくなっていって、再編が起こると思う」と話している。このまま景気の低迷が長引けば、次なる業界再編の動きが一気に加速することにもなりそうだ。

451千葉9区:2009/02/05(木) 21:12:19
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000902050006
百貨店手詰まり
2009年02月05日
 流通業の屋台骨を担った百貨店業界が揺れている。道内最大手の丸井今井が民事再生手続きに入ったのに続き、西武百貨店の札幌、旭川店が閉店する見通しとなった。旭川では百貨店がなくなる危機に直面している。はっきりしているのは、消費が落ち込む中、新規出店の大規模商業施設に得意客を奪われ、巻き返しの秘策を見いだせない既存の百貨店の苦悩ぶりだ。


   ◇


■改装の効果 期待はずれ


 「丸井今井が大幅赤字となったのは08年1月期。その後なぜ改善策が打てなかったのか」。道内の流通業界に詳しい関係者が首をかしげた。


 丸井今井が無策だったわけではない。07年2月にはファッションに強い伊勢丹の営業ノウハウを生かし、紳士フロアを改装。高級感が漂う売り場を札幌本店に誕生させた。


 だが、札幌では東京ほどの購買層の広がりがない。期待通りの集客力に結びつかなかった。同年10月に20年ぶりに改装した食品フロアもおしゃれになったが、「庶民感覚が薄れた」と足が遠のいた客も少なくない。


 大丸札幌店が売り上げを伸ばしたのは「JRタワー」という複合商業施設に出店したのが大きいが、道内の消費者もよく研究していた。


 大丸は、丸井今井と違って消費低迷の影響を受ける高級ブランド衣料の割合が少ない。食品フロアも高級菓子を少なくした。買いやすい価格の道産菓子を多くし、駅に隣接する立地を生かして土産物需要も取り込んだ。


 「丸井さん」と呼び、休日に家族で丸井今井に出かけて育った世代はすでに中高年。今や百貨店だけでなく、JRタワーの「ステラプレイス」など専門店も多い。郊外には大型ショッピングセンターが出店。インターネットで買い物もできる。百貨店が特別な存在ではなくなった。


 北海道経済産業局によると、97年に約5312億円だった道内百貨店の売上高は07年には約3143億円と、4割以上も落ち込んだ。


 07年の道内のスーパーの売上高は約6486億円。全国では08年に売上高が初めて百貨店を上回ったコンビニエンスストアも道内では07年に約4091億円と、すでに百貨店を上回っている。家電量販店など特定分野の商品を豊富にそろえ、低価格で大量販売する専門店「カテゴリーキラー」の存在も大きい。札幌駅前のヨドバシカメラとビックカメラは集客力を誇る。


 西武はスーパーとコンビニで成長したセブン&アイ・ホールディングスの傘下。札幌と旭川の閉店は刻々と変わる商圏の変化に合わせて閉店と業態転換を繰り返すスーパー、コンビニ方式そのものだ。


 「大丸だっていつまでも『勝ち組』でいられる保証はない」。道内の流通関係者は百貨店という業態が転換を迫られていると指摘する。


   ◇


■郊外店「広い駐車場」魅力


 札幌市の郊外、東区東苗穂のイオン札幌苗穂ショッピングセンター。広大な駐車場には買い物客の車がびっしりだ。買い物客は口をそろえて「百貨店離れ」を指摘する。


 札幌市白石区の無職武田達正さん(65)と妻の淳子さん(63)は「百貨店に行くのは贈答品を買う時だけ。年2、3回程度に減った。ここは都心と違い、車での買い物が便利。食料品の品質も良く、買い物しやすい」と話す。


 地方都市でも消費者の目は郊外のショッピングセンターへと注がれる。旭川市の主婦(34)は「百貨店は価格が高く、月に2、3回行くだけ。郊外型店は駐車場が無料で、のんびり買い物できる」。旭川市では中心部の商店街の客足が減り、丸井今井と西武に隣接する旭川平和通商店街振興組合の加盟店は03年に130軒あったが、109軒に減った。


 06年8月に丸井今井が撤退した釧路市では、中心市街地の空洞化が深刻だ。 


 市が釧路店があった周辺の午前9時〜午後7時の通行量を調べたところ、店が営業していた01年9月は約5100人だったが、閉店直後の06年9月には約550人に激減。閉店の影響は大きく、跡地に出店する動きもない。


 地方の地場百貨店では、生き残りを模索している。丸井今井が閉店する可能性もある函館市。もう一つの百貨店、棒二森屋は昨年12月、無料バスを走らせて函館から約100キロ離れた渡島支庁松前町から買い物客を呼び込む「買い物ツアー」を組んだ。


 帯広市の百貨店、藤丸も百貨店がなくなった釧路、北見などからの買い物バスツアーを昨年3月に始めた。おかげで釧路、北見からの来店客と売上高は2倍近く増えたという。市の担当者は「市民が『藤丸さん』と呼ぶ大事な施設。なんとか頑張って欲しい」と話す。


   ◇

452千葉9区:2009/02/05(木) 21:12:48
■存続要望、各地で相次ぐ


 民事再生手続きに入った丸井今井と、道内の店舗を閉店する方針が明らかになった西武百貨店の店舗がある自治体で4日、雇用対策や店舗存続策を進める会議、要望書提出などの動きが相次いだ。


 丸井今井と西武の店舗がある旭川市では、旭川平和通商店街振興組合の鳥居幸広理事長が市に要望書を提出。両店の営業継続に向けた働きかけを強めることや、駐車場の1時間無料化への助成策、車で買い物に来やすいように平和通買物公園の歩行者天国を見直すことなどを求めた。


 札幌市は、都心部大型店舗等緊急対策本部の初会合を開いた。上田文雄市長ら8人で構成し、雇用や市内経済への影響について対策を検討する。同市は札幌駅と大通地区を結ぶ地下通路建設など市中心部の再開発を進めており、百貨店の再編や撤退は市の計画にも影響が出る。上田市長は「中心市街地をどう発展させていくかも考えなければいけない」と話した。


 室蘭市でも、10年1月までに存廃が決まる丸井今井室蘭店への支援策として、地元消費を促す「バイ(買)地域運動」を進める市や室蘭商工会議所、連合室蘭など市内7団体が同店存続推進会議を開き、「丸井支援」をより前面に打ち出す方針を確認した。


 丸井今井本社への存続要請のほか、室蘭店での商品購入を市民や企業に呼びかける。また、前回経営危機が表面化した05年に実施した存続署名活動も改めて実施すべきだという意見が出て、具体的な方法やスケジュールを早急に詰めることを申し合わせた。

454千葉9区:2009/02/05(木) 22:59:44
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/gendai-02040039/1.htm
大手から地方まで“百貨店”43社全滅へのカウントダウン

2009年2月2日(月)10時0分配信 日刊ゲンダイ


-PR-
 北海道民が「丸井さん」と親しむ百貨店の丸井今井が民事再生法を申請し事実上、倒産した。地方経済はもうガタガタだ。


●売り上げ不振に歯止めがかからない

 丸井今井は、三越伊勢丹HDが13%出資。役員の派遣だけでなく、販売方法を伊勢丹流に変えたのにダメだったのだ。

「勝ち組といわれる伊勢丹でさえ再建できなかったのですから、不振の地方百貨店は全滅でしょう」(百貨店関係者)

 東京商工リサーチ情報部統括部長の友田信男氏も言う。

「少子高齢化で地方の消費パワーが落ち込んでいるところに、消費不況が直撃しました。高額品を販売する百貨店業態は、もはや都市部でしか成立しないのかもしれません」

 地方百貨店の不振ぶりは別表の通りだが、極端な消費不況は昨秋から。大手の伊勢丹や高島屋、丸井、松屋、松坂屋でさえ昨年12月は前年比2ケタ減だったから、地方はもっと落ち込んでいる可能性が高い。

 日本百貨店協会のまとめた08年全国百貨店売上高は前年比4.3%減の7兆3813億円で、コンビニの売上高に逆転された。

 あまりの売れ行き不振に、大丸は仙台への出店を見直し、伊勢丹や三越、東武百貨店は店舗の改装を凍結、延期に動くしかなかった。


●将来は2グループに集約か

「丸井今井でハッキリしましたが、大手百貨店は自分たちの生存競争に必死で、地方百貨店の救済まで手が回らない。阪急阪神のエイチ・ツー・オー リテイリングと高島屋の統合に続いて、新たな再編劇が起きるでしょう。このままでは百貨店そのものが全滅してしまう恐れもある」(百貨店関係者)

 4大グループ(西武・そごう、大丸・松坂屋、三越伊勢丹、高島屋・阪急阪神)が、スーパー2強のセブン&アイとイオンのように、2大グループへと集約されていく日は近い。

455千葉9区:2009/02/05(木) 23:01:07
【電鉄系・地方百貨店】

◇社名/07年度/売上高/前年比
東急百貨店/3,088/▲6.2
近鉄百貨店/3,004/▲7.4
小田急百貨店/1,810/0.3
東武百貨店/1,800/▲1.4
京王百貨店/1,126/▲1.0
京阪百貨店/562/▲0.2
京急百貨店/457/1.4
遠鉄百貨店/391/0.2
天満屋(岡山)/1,735/▲0.5
岩田屋(福岡)/1,053/―
井筒屋(福岡)/1,001/▲10.9
丸広百貨店(埼玉)/859/▲1.8
大和(石川)/822/▲0.8
丸井今井(北海道)/815/▲7.7
福田屋百貨店(栃木)/742/0.3
さいか屋(神奈川)/727/▲3.2
山形屋(鹿児島)/670/▲34.5
トキハ(大分)/630/▲3.5
福屋(広島)/619/1.0
丸栄(愛知)/507/▲3.5
藤崎(宮城)/498/▲1.4
中合(福島)/427/▲5.7
スズラン(群馬)/320/▲6.4
中三(青森)/272/▲6.6
川徳(岩手)/263/▲6.0
山陽百貨店(兵庫)/258/▲1.8
ヤマトヤシキ(兵庫)/226/▲3.5
八木橋(埼玉)/198/▲0.1
岡島(山梨)/195/▲3.0
浜屋百貨店(長崎)/177/▲2.0
うすい百貨店(福島)/162/▲2.9
県民百貨店(熊本)/157/▲2.2
さくら野百貨店(宮城)/151/▲6.4
(推定値含む、単位=億円、前年比は%)


【大手百貨店の業績(予想)】
◇社名/売上高(08年度予想)/営業利益(同)/12月売上高前年比
◆三越/6,746/24/▲9.9%
◆伊勢丹/4,448/164/▲10.0%
◆高島屋/9,778/240/▲10.2%
◆大丸/4,670/120/▲9.0%
◆松坂屋/2,700/80/▲13.7%
◆そごう/4,950/154/―
◆西武百貨店/4,600/146/―
◆丸井/4,600/120/▲11.3%
◆阪急阪神/4,045/137/▲2.5%
◆松屋/900/2/▲14.8%
(単位=億円)

(日刊ゲンダイ2009年1月30日掲載)

456千葉9区:2009/02/07(土) 02:22:23
http://www.asahi.com/business/update/0206/NGY200902060020.html
JR名古屋高島屋、売上1千億円達成するため30分延長
2009年2月6日21時58分

 JR名古屋高島屋は6日、営業時間を30分延長した。バレンタインデーの14日まで、一部を除いて午後8時半まで営業する。08年2月期決算で初めて達成した1千億円の年間売上高を、今期も達成するため。月ごとの売上高が、昨年11月から前年割れしており、バレンタイン商戦で巻き返しをねらう。

 営業時間の延長は、夏物やクリスマスの商戦ではあるが、2月は初めて。昨年のバレンタイン商戦では、約4億円を売り上げた。会社帰りの買い物客から時間延長の要望が強く、午後7時半〜8時の間に購入が集中する傾向があることから、延長を決めた。婦人衣料のセールも展開し、「寄り道」を期待している。

 08年3月〜09年1月の売上高は924億円。年間1千億円の達成には、昨年2月より4%増の売り上げが必要だ。

457荷主研究者:2009/02/08(日) 21:44:46

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901070078.html
'09/1/7 中国新聞
商業ビル、11年開業目指す
--------------------------------------------------------------------------------
 広島市西区商工センターの卸業者でつくる協同組合広島総合卸センター(237社)は6日、頓挫していた商業ビルの建設計画を再開し2011年開業を目指す方針を明らかにした。市が06年、地区内の卸業者が経営できる小売店などの売り場面積を大幅に広げる規制緩和をしたのを受け、再び機運が高まった。

 商業ビルを予定するのは、商工センター2丁目の繊維団地の一角にある約6600平方メートル。卸センターは01年までに組合員の3社から用地の半分を取得していた。07年以降、残る2社との交渉を再開し協力の合意を得た。今年中には用地すべてを取得できる見通しだ。

 量販店などを対象に核テナント誘致も進めている。地区内の卸業者が商品を売るスペースを設け、駐車場も整備する。商業ビルの規模や着工時期は現在詰めており、3―5階建てになる見通し。

【写真説明】広島総合卸センターが商業ビルの建設を計画している繊維団地の一角

458千葉9区:2009/02/08(日) 22:08:29
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001693244.shtml
キッザニア甲子園 交通渋滞に懸念の声も 

 子ども向け職業体験施設「キッザニア甲子園」が3月27日、西宮市の大型商業施設「ららぽーと甲子園」敷地内にオープンする。約50のパビリオンで約80種類の職業体験が楽しめる一大テーマパーク。3年前に開業したキッザニア東京では、学校などの団体利用が多いが、県内では中学2年生対象の職業体験学習「トライやる・ウィーク」があり、団体利用は未知数。地元では、土日祝日を中心に交通渋滞を懸念する声が上がっている。(広畑千春)

 キッザニア甲子園は敷地面積約六千平方メートル。地上五階建ての施設内には四十七社が出展を予定。約五十のパビリオンで、パイロットや消防士、宅配業者など八十種類の職業が体験できる。

 施設内の建物や道具は本物の三分の二サイズで再現。子どもたちは航空会社のチェックインカウンターで「入国手続き」をした後、通貨「キッゾ」を手渡される。仕事をすると「キッゾ」で給料が支払われ、施設内の店で買い物に使える。また「銀行」の口座(キャッシュカード付き)から出入金できる仕組み。

 地元兵庫県からも神姫バス(姫路市)やロックフィールド(神戸市東灘区)が出展、制服を着てバスガイドになりきったり、ジューススタンドのスタッフとして働いたりできる。

 運営会社のキッズシティージャパン(東京)は、年間利用者数約八十万人、売上高約三十億円を見込む。ホームページで予約を受け付けており、春休み期間中と、五月までの土日祝日はほぼ満員。一方、体験は十五歳までに限られるため、平日はすいているという。

   ◆   ◆

 二〇〇六年十月に開業した東京では、「楽しみながら社会の仕組みが学べる」として、社会見学や修学旅行での利用が多いというが、甲子園の場合、「職業体験は『トライやる』があるため、利用したいという声はあまり聞かない」(西宮市教委)という。

 「トライやる」でも生徒を受け入れる阪神電鉄(大阪市)は、電車の運転が体験できるパビリオンを出展。広報担当者は「キッザニアは現実とは異なり、電車の運転など実際の業務中には絶対にできない体験ができる」と強調。「トライやる」については「乗客や駅の利用者との接し方に加え、運転士や駅員の実際の仕事を見てもらえる」として、「同じ職業体験でも全く違う」と話す。

 西宮市内の商店主(60)は「キッザニアがいろんな仕事の楽しさを知る『入り口』となり、そこから町に出て、商売の本当の苦労や、それを乗り越える喜びを知ってほしい」と期待を込める。

   ◆   ◆

 周辺住民が懸念するのは交通問題だ。〇四年十一月の「ららぽーと」開業直後はアクセス道路の県道(臨港線、甲子園筋)が渋滞し、生活道路まで車が進入した。このため、ららぽーと側は県の要請を受け、駐車場への誘導路を延ばしたり、駐車場の料金を一部値下げするなどして、渋滞の緩和策に取り組んでいる。

 キッザニアの開業にあたって、地元の自治会は新たな渋滞の発生を懸念し、十分な対策を取るよう、道路を管理する県と、施設の運営会社に要望書を提出。運営会社は「大きな交通量の変化はない」と見通しを示した上で、警備員の増員を予定。駐車場については、現在の約三千台分で十分として増設はせず、ホームページなどで公共交通機関の利用を呼び掛けている。

 さらに、甲子園球場で野球が始まると、周辺の交通量は増加するといい、地元の鳴尾連合自治会役員の男性(72)は「生活道路への入り口に警備員を配置するなど、効果的な対策を取ってほしい」と話している。


■入場料金

 第1部=9-15時(6時間)▽第2部=16-21時(5時間)-の2部制。職業体験は3-15歳のみで、大人(16歳以上)の同伴が必要。

 平日第1部=こども3700円、大人2100円▽同第2部=こども3300円、大人2000円▽休日第1部=こども3850円、大人2100円▽同第2部=こども3400円、大人2000円。0-2歳は無料。

(2/8 19:30)

459荷主研究者:2009/02/08(日) 22:13:34

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090117t33034.htm
2009年01月17日土曜日 河北新報
映画館通り3館“幕” 老朽化・競争激化で今月末

盛岡ピカデリーとともに今月末の閉館が決まった盛岡名劇1、2の券売所=16日、盛岡市大通2丁目

 盛岡市中心部の「映画館通り」から今月31日で、盛岡ピカデリー、盛岡名劇1、2の三館が姿を消すことになった。施設の老朽化に加え、近くに複合型映画施設(シネマコンプレックス)が誕生した影響で入館者が減り、閉館を余儀なくされた。

 運営する南部興業によると、盛岡ピカデリーは1969年、盛岡名劇1は78年、同2は90年に開館。家族や子ども向けの邦画を中心に上映してきた。

 ここ数年は大型テレビの普及もあり、映画館を訪れるファンが減った。2006年に映画館通り近くにシネコンの盛岡フォーラムが開館し、系列配給会社の話題作も独占できなくなった。競争が激化する中、今月上旬に三館の閉館を決めた。

 3館と同じく映画館通りで運営する盛岡ルミエール1、2は存続する。
 南部興業で20年近く支配人を続けてきた中西栄三さん(56)は「シネコンとは違う昔ながらの映画館がいいと言ってくれる人も多いだけに、1映画ファンとしても閉館はさみしい」と語った。

 映画館通りの映画館は9館から6館に減る。地元の盛岡大通商店街協同組合理事長の吉田莞爾さん(64)は「地元としては非常に残念。残る施設も老朽化が進んでおり、市とも協議し、盛岡の文化である映画館を減らさない方策を考えていきたい」と話した。

462千葉9区:2009/02/12(木) 19:59:08
http://www.saitama-np.co.jp/news02/12/13l.html
2009年2月12日(木)

丸広百貨店飯能店が閉鎖、移転
「人の流れどうなる」 揺れる駅前商店街
 
 飯能市の中心市街地の“顔”として長年親しまれてきた「丸広百貨店飯能店」が今秋、閉鎖して、約一キロ離れた東飯能駅東口ビルに移転する。突然の発表に地元商工関係者らは大きな衝撃を受けている。同百貨店の創業地でもある飯能駅前通り。「集客性や回遊性が失われてしまう」。揺れる商店街の声を聞いた。

■買い戻し
 問題の発端は昨年十一月六日。丸広百貨店本店(川越市新富町、大久保敏三社長)が突然、飯能市栄町の東飯能駅東口ビル(旧丸広東飯能店)を、東京都港区六本木の不動産業ニューシティコーポレーションから買い戻し、丸広飯能店(飯能市柳町)を閉鎖して、移転すると発表した。

 元々、旧丸広東飯能店(鉄筋コンクリート八階建て地下一階約三万四百平方メートル、店舗面積約一万五千平方メートル)は二〇〇〇年にオープンしたが、業績不振に陥り、〇六年四月に閉鎖。翌〇七年一月、ニューシティコーポレーションに売却し、東飯能駅東口ビルとなっていた。

 一方で、飯能駅前通りにある地上六階建て地下一階の飯能店は一九六一年に開店し、今年で四十八年が経つ。同社によると、老朽化が進み、建て直す計画がないため、東飯能駅東口ビルを昨年十月三十一日付けで買い戻し、飯能店を閉鎖することにしたという。同社は「移転しても採算が取れる」とし、早ければ今年九月にオープンする予定で準備を進めている。


■寝耳に水
 これに対して、地元商店街は「突然、移転話が持ち上がった。全く寝耳に水」(同市商店街連盟の山崎英夫会長)と驚きと困惑を持って受け止めている。しかも「私たちが一番知りたい跡地利用計画を三カ月経っても示してくれない」と不信感を隠さない。

 飯能商工会議所(新井景三会頭)によると、丸広百貨店は同市が創業の地。現在の飯能店が開業して以来、飯能駅前通りの魅力が飛躍的に向上し、銀座通り商店街、大通り商店街、中央通り商店街など中心市街地形成の礎となった。「買い回り品もそろい、お年寄りも行きやすい」と市民に親しまれ、集客性・回遊性に富んだ商業集積地としてこれまで大きな役割を担ってきたという。

 山崎会長は「その丸広がなくなってしまうのは困る。せめて一階と地下一階に食品関係の店を残し、上のフロアを趣味の教室や図書館的スペースとして利用できるようにし、集客を絶えないようにしてほしい」と話す。

 新井会頭や山崎会長ら同市の商工関係者らは先月十六日、丸広百貨店本店を訪れ、「厳しい経済環境だが、飯能店は重要な核店舗施設。従来通りの存続を願いたい」と要望書を大久保社長あてに提出した。

 山崎会長らは「当面、相手の出方を見るより仕方ない」としつつ「シャッター通りにはしないという丸広側の説明を信じている」(田中和重飯能商議所事務局長)と話す。

■まず開業
 こうした中、同市の本橋憲一郎副市長は「丸広側から東飯能店の七階と八階を市で賃貸して使ってもらえないかとの打診があり、慎重に検討している」と話した。

 本橋副市長はまた、昨年暮れに同市が「中心市街地活性化プロジェクトチーム(PT)」を発足させたことを明らかにし、「丸広にも入ってもらって、新年度には活性化の具体策を策定したい」としている。「丸広にもこの席で跡地利用計画の考えも述べてもらい、議論していきたい」との考えを示した。

 一方、同社の石川義和経営政策部長は「飯能店は建物を壊す、壊さないを含め、跡地利用についてまだ答えを見い出していない。現在、東飯能店の開業に全力を挙げており、飯能店の問題はその後に結論を出したい」と語った。市が進める中心市街地活性化PTについては「正式に話がくれば、受けるのにやぶさかではない」と前向きな姿勢を見せた。

463とはずがたり:2009/02/14(土) 04:09:31
>>307-309
>オフィス街などに店を構えるam/pmは魅力がある。
との事だが駅立地のノウハウをもつJR東との相乗効果の方がでかいのかも。

am/pm買収、JR東も検討入り…ローソンと争奪戦へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090213-00000033-yom-bus_all
2月13日14時39分配信 読売新聞

 JR東日本がコンビニエンスストア7位のエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm、東京)の買収に向け検討に入ったことが13日、明らかになった。
 am/pmを巡っては、コンビニ2位のローソンも買収に向け交渉中で、JR東日本との争奪戦が業界再編を加速させる公算が大きい。
 焼き肉チェーン「牛角」などを展開するレックス・ホールディングスが現在、am/pmの株式の約62%を保有している。JR東日本は、レックスの保有株の全部または一部を買い取る方針で、今後、詳細な資産査定に入る。買収額は100億〜200億円とみられる。買収後も「am/pm」の店舗名を残す案が有力だ。
 JR東日本による買収が実現すれば、駅構内を中心に展開する「ニューデイズ」と合わせて約1500店舗となり、コンビニ5位のミニストップ(約1900店舗)に迫る規模となる。

最終更新:2月13日14時39分

464千葉9区:2009/02/14(土) 16:05:20
>>456
http://www.asahi.com/business/update/0213/NGY200902130010.html
あえて「セレブ路線」強化、JR名古屋高島屋改装計画
2009年2月14日15時47分
 JR名古屋高島屋は13日、高級ブランド路線の強化を柱とする、総額10億6千万円の春の改装計画を発表した。開業から10年目を迎えるのを機に、百貨店の核となる2、3階の高級ブランドフロア「サロン ル シック」を一新する。不況で高額品の売れ行きは鈍っているが、あえて高級路線を強化し富裕層の取り込みを狙う。

 2〜5月にかけ、婦人服や紳士服を中心に新規に20ブランド(うち名古屋初6ブランド)を導入し、33ブランドをリニューアルする。

 2階には衣料、靴、バッグなど、商品別に旬のブランド品を集めた売り場を設ける。「ダンヒル」「バリー」などの男性雑貨を集めた売り場もつくる。名古屋一の高級ゾーンを目指す3階では、高級ブランドの「エルメス」や「ブルガリ」の売り場面積を地区最大規模に拡大する。

 同店は00年の開業から一貫して売り上げを伸ばし、08年2月期には初の売上高1千億円を達成した。名古屋地区では松坂屋名古屋店(08年2月期の売上高1363億円)に次ぐ2番目の規模で、高級フロアの改装は首位奪取へ向けた店舗戦略の一環となる。

 毎年春と秋に改装をしてきたが、10億円を超える投資は06年の春秋以来の規模。年間15億1千万円の売り上げ増を見込む。

465とはずがたり:2009/02/15(日) 03:56:01
売り上げ確保へ知恵
不況下の京滋スーパー
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009021400045&amp;genre=B1&amp;area=K00

 不況で個人消費が冷え込む中、スーパー各社が売り上げ確保作戦に知恵を絞っている。安値商品の充実だけでなく、家庭に眠る不要品の下取りや子育て応援などのセールを展開、買い物客の財布のひもを緩めようと躍起だ。

 ■下取り、値下げ、子育て応援

 イトーヨーカ堂は11日から5日間、六地蔵店(宇治市)など全国の店舗で下取りセール第4弾を開催。店頭商品の購入3000円につき不用品1点を500円で下取りして買い替えを促す趣向で、昨年12月の初回以降、売り上げが前年より2−3割増え好評という。

 今回は下取り品目を衣服・繊維品から、鍋やフライパン、掃除機まで34品目に拡大。運営するセブン&アイ・ホールディングスは「消費者は単純な値下げには慣れてしまっている。イベント性や(家計が)助かる感が必要」と集客アップに期待を掛ける。

 京滋が地盤の平和堂(彦根市)は、食品や日用品の1300点の通常価格を従来より1−3割下げる「くらし応援価格」で対抗。さらに3月に拡充する予定で、「普段から安いという認識を持ってもらうのが大切」とする。
 最大手のイオングループは「子育て応援」を前面に掲げる。2月から毎月11日に西日本のジャスコ全店で、自治体発行の子育て応援カードの提示で子供服やベビー用品、玩具などを5%割引している。イオンは「子育て世代に店に足を運んでもらいたい」としている。

466千葉9区:2009/02/15(日) 13:11:26
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090215/biz0902150800000-n1.htm
【ドラマ・企業攻防】聖域を大胆に…セブンが百貨店に大なた、コンビニ流で再生? (1/4ページ)
2009.2.15 08:00

 流通最大手のセブン&アイ・ホールディングスが、グループのミレニアムリテイリング傘下のそごう、西武百貨店の立て直しに大なたを振るう。昨秋の経営陣刷新に続き、そごうの心斎橋本店の売却方針を打ち出した。デパ地下には低価格のプライベートブランド(PB)商品も投入する。“非日常性”を売り物にしてきた百貨店に、コンビニやスーパーの“日常性”を持ち込む戦略だが、「スーパーみたいな百貨店になる」と揶揄(やゆ)する声が聞かれるほか、企業文化が衝突し軋轢(あつれき)が表面化する懸念もある。コンビニ(日常)流で、文字通り“スーパー(超)百貨店”に生まれ変われるのか…。


聖域の本店にメス

 「百貨店の人間だったらやれない。異業種の人間だからこそメスを入れられた」

 心斎橋本店売却のニュースを聞いた百貨店関係者は、こう口をそろえる。

 「本店を売るなんてありえない」(大手百貨店幹部)が、業界の常識。しかも平成12年に破綻(はたん)したそごうの再生の象徴を、同業の大丸に売り払う荒業は、業界を震撼(しんかん)させた。

 破綻で閉店された同店は、セブン&アイグループ入りを決めた和田繁明・元ミレニアム社長の肝いりで17年に約250億円をかけて建て直された。ホールを備えた豪華な店舗は、非日常を提供し、特別な“晴れの日”に買い物や食事を楽しむ百貨店を体現していた。

 しかし非効率な売り場や過剰な人員が足かせとなり、“お荷物”になっていた。和田氏の跡を継いだ佐野和義・前社長も、その扱いに悩んでいたが、「伊勢丹専務から転身し合理主義者で知られる佐野氏でさえ、本店売却はできなかった」(業界関係者)。

 これに対し、セブン&アイのコンビニ事業では、不採算店舗の閉鎖は日常茶飯事で、利益が出ない店を続けるほうが不自然に見える。

 鈴木敏文会長は「消費がバブル時代に戻ることはありえない。改革の成果の上がらないところは閉店していく」と明言してはばからない。


内紛にクーデター

 リストラ断行の布石は、昨秋に打たれた。昨年9月に佐野氏が社長を辞任。同時に4人の取締役や西武百貨店の石井頼雄前社長らも次々辞任するという異例の事態となる。

 佐野氏は伊勢丹時代に社長ポストを現社長の武藤信一氏と争い、松屋副社長に転身。百貨店だけでなく、アパレル業界でも一目置かれる存在だ。

 カリスマ経営者の和田氏の後釜として、鈴木会長のお眼鏡にかない、ミレニアムに移籍したとされる。

 だが、伊勢丹に代表される高級・高品質な百貨店にこだわる佐野氏と、日常性とグループ連携を主張するセブン&アイの亀裂は徐々に広がっていく。

 辞任前には「佐野氏はセブンと名の付くものすべてに拒否反応を示していた」(業界関係者)という。さらに「ミレニアム経営陣が、ある百貨店との連携を模索した」(業界関係者)とのクーデター説も流れ、関係は修復不可能の状態に陥った。

 セブン&アイの村田紀敏社長は「佐野社長が考える百貨店経営と、私どもの考えているお客さまの変化に対応した百貨店経営にズレがあった。百貨店といえども、日常性を強化していくべきだ」と、路線対立を隠さない。

 経営陣刷新に続き、持ち株会社のミレニアムとそごう、西武百の3社を合併させ、セブン&アイの傘下に直接ぶら下げる方針を決め、グループ連携による相乗効果を徹底的に追求する構えだ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板