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大中華世界的話題

1905神奈川一区民:2010/10/17(日) 00:36:59
この出来事を報じない日本のメディアはどうかしている。
自分はこの抗議行動を支持しませんが。

【尖閣衝突事件】東京の中国大使館前で2800人デモ、沖縄でも集会
2010.10.16 20:23

 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に関し、
民間団体「頑張れ日本!全国行動委員会」(田母神俊雄会長)などが16日、
東京都港区で中国政府に抗議するデモ行進をした。
警視庁によると約2800人が参加、混乱はなかった。

 参加者はプラカードを掲げ「尖閣は日本の領土」などと訴えながら約2キロを歩いた。
その後、中国大使館前で抗議文を読み上げた。
「中国大使館包囲!尖閣侵略糾弾!国民大行動」と題した集会も開かれた。

 参加した無職、男性(71)=千葉県佐倉市=は「日本の現状を非常に憂慮している」。
男子大学生(21)=東京都武蔵野市=は「日本の存亡にかかわるやばい事態だと思って参加した」と話した。

 沖縄県宜野湾市でも同日、
「中国の領海侵犯から尖閣諸島海域を守る沖縄県民の集い」が開かれ、約700人が集まった。
集会には尖閣諸島を擁する石垣市の中山義隆市長や、平沼赳夫氏ら国会議員7人が出席。
沖縄県知事からもメッセージが寄せられた。

産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/policy/101016/plc10101620206013-n1.htm

1906とはずがたり:2010/10/17(日) 00:47:00
>>1905を受けての↓なんですな。それにしても同日対応とは凄い企画力・行動力。

中国各地で大規模反日デモ=成都の日系スーパーでガラス破損−東京集会に反発
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201010/2010101600246

 【北京時事】尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権をめぐり、中国四川省成都市、陝西省西安市、河南省鄭州市で16日、数千人規模の大規模な反日デモが起き、成都市では日系スーパーのガラスが割られる被害が出た。東京で同日行われた中国大使館への抗議活動と集会に反発し、中国国内でデモの呼び掛けが行われていた。
 中国外務省は、同大使館に対する抗議活動について日本側に重大な関心を伝え、大使館員と施設の安全確保に有効な措置を取るよう要求した。
 9月7日に尖閣諸島沖で中国漁船と海上保安庁の巡視船が衝突する事件が起きた後、中国で反日デモが確認されたのは満州事変の発端となった柳条湖事件から79年となった同月18日以来。今回はそのときを上回る規模で、修復に向かっていた日中関係に影響が出る恐れもある。
 成都市では午後2時(日本時間同3時)ごろから2000人以上の大学生らが「釣魚島を守れ」「日本製品ボイコット」などと書かれた横断幕を掲げてデモ行進。イトーヨーカ堂の店舗のガラスが割られた。重慶の日本総領事館では「けが人の報告は聞いていない」としている。
 新華社電によると、西安市では大学生ら7000人以上が中国国歌を歌いながら行進。日の丸を燃やしたり、日系のスポーツウエア店に侵入したりし、行進ルート沿いの日系の店舗は営業を中止した。
 鄭州市では「祖国万歳」と叫びながらデモが行われ、学生は3時間後にキャンパスに戻った。参加者はインターネットで抗議活動の呼び掛けを見て集まったという。(2010/10/16-22:32)

深センの反日デモは中止=公安当局の警告で−中国
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2010101600321
 【深セン(中国広東省)時事】中国の代表的な経済特区である広東省深セン市でも16日、反日デモが計画されたが、消息筋によると、公安当局が「デモは絶対に認めない」と事前に警告して中止させた。同省内では各都市で同様の措置が取られたもようだという。
 深センのデモはインターネットで呼び掛けられ、市中心部の繁華街で行う予定だった。広東省の公安当局は11月に広州アジア競技大会を控えて特別警戒態勢を敷いていることから、デモを禁止したとみられる。(2010/10/16-22:05)

1907神奈川一区民:2010/10/17(日) 01:05:58
>>1906
中国での反日デモはちゃんと報じていましたね。
日本のメディアは信頼を失うね。
もう信頼を失っているか。

1908チバQ:2010/10/18(月) 07:13:04
日本国内のデモについては
ほとんど報じない印象があります。

ライン引きが面倒だから一律で報じないんでは!?

1909小説吉田学校読者:2010/10/18(月) 07:38:49
最近では、麻生邸前の「散策」もほとんど報じられませんでしたね。成田の集会なんてのも地方版でベタですし。
偏狭なナショナリズムに与する気持ちが全くないので、この反中デモも支持しませんが、報道する必要は、絶対にあると思います。私が確認した限りでは、報道したのは、NHKと産経だけっぽいですね。
どうか日中で、デモの応酬合戦、過激化合戦にならないように。

1910チバQ:2010/10/18(月) 12:09:39
http://mainichi.jp/select/world/news/20101018ddm007070089000c.html
From:北朝鮮 3代目待ち受ける「変数」
 朝鮮労働党65周年記念の閲兵式が行われた今月10日、北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記の登場を知らせる軽快なメロディーが金日成(キムイルソン)広場に響いた。金総書記とほぼ同時に姿を現したのは、金総書記の後継者の三男、正恩(ジョンウン)氏だった。出席する軍人や市民らが歓呼の声を上げた。各国報道陣と共にひな壇から数十メートル離れた場所に立っていた私も、思わずカメラのシャッターを切る指先に力が入った。

 正恩氏の登場にあたって金総書記は、演出効果を計算し尽くしていたと思う。最新鋭のミサイルを含む兵器の列、きびきび動く軍人たち、周囲に掲げられたスローガン、カメラをどこに向けても絵になった。勇壮な音楽は気分を高揚させ、1時間半も花飾りを両手で掲げ続けた平壌市民の一人は涙を流して「わき上がる忠誠心のために疲れは感じない」と語った。

 しかし、大勢の平壌市民の前に初めて姿を現した正恩氏は、心なしか不安げに見えた。特にそう感じられたのは正恩氏の後見役の存在感が際立ったためかもしれない。正恩氏と共に党軍事委員会副委員長に就任した李英鎬(リヨンホ)総参謀長は、ひな壇で金総書記と正恩氏の間に座り、式典開始のあいさつを行い、長い演説文を読み上げた。正恩氏から遠くない位置には、同じく正恩氏の後見役とされる金総書記の義弟、張成沢(チャンソンテク)国防委員会副委員長も控えていた。

 こうした配置について北朝鮮の当局者に聞くと「良い結果を生むには段階が必要だということだ」という答えが返ってきた。禅問答のようだが、正恩氏はまだ指導者として独り立ちする段階ではなく、後見役が必要だと国民も理解しているということだろう。

 一方、平壌市内を歩くと北朝鮮の将来を左右する「変数」が今後、増えていくと実感した。最大のものは中国を中心とした外国からの人、モノ、金、情報の流入だ。市中心部には中国人の長期滞在者が泊まるホテルがある。深夜にホテルから出てきた中国人2人組に平壌生活の感想を聞くと「最高だね」と答え、「今から遊びに行く」と自家用車に乗って立ち去った。国営百貨店に並ぶ目ぼしい商品の多くは中国製。人民元、ドル、ユーロは市内のあちこちで使えた。デノミネーション(通貨呼称単位の変更)を機に外貨の使用を禁じたと報じられてから、1年もたっていないとは思えない状況だ。

 「約3割の子供が栄養不足で発育を阻害されている」(国連世界食糧計画)という食糧事情の中、国民の不満を抑えていくには中国を含む外国との関係強化が不可欠だ。しかし、こうした外部からの影響が外界から閉ざすことで一体感を保ってきた国民の意識をどう変えるのか。徐々に独り立ちを迫られる正恩氏にとって、この「変数」の計算はパレードや花火の演出のようにやさしくはないだろう。【米村耕一】

1911チバQ:2010/10/18(月) 19:06:37
http://www.asahi.com/international/update/1018/TKY201010180309.html
中国、習氏が軍事委副主席に 胡主席の後継確実に
2010年10月18日18時27分
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 【北京=峯村健司】北京で開かれていた中国共産党の第17期中央委員会第5回全体会議(5中全会)は18日、習近平(シー・チンピン)国家副主席(57)を党中央軍事委員会副主席に選出することを決定した。国家だけではなく、軍の要職に就いたことで胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席(67)の後継者となることが確実になった。

 軍の人事を握る軍事委の副主席ポストは、最高指導者になるための最重要条件の一つとされ、胡氏も総書記就任の3年前に選出されていた。

1912チバQ:2010/10/18(月) 23:29:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101018-00000029-maip-cn
中国 「ポスト胡」習氏確実に 高い実務能力
毎日新聞 10月18日(月)21時11分配信

 【北京・成沢健一】18日に閉幕した中国共産党の第17期中央委員会第5回総会(5中全会)で党中央軍事委員会副主席に任命され、胡錦濤国家主席(67)=軍事委主席=の後継者となることが事実上内定した習近平国家副主席(57)。07年の第17回党大会で抜てきされた後、外交経験や実績を積み上げてきたが、今後はさらに、13億の民を率いる「ポスト胡」のための環境づくりが進むとみられる。

 元老の一人だった習仲勲元副首相(02年死去)を父に持ち、高級幹部子弟グループ「太子党」の筆頭格とされる習氏だが、07年秋に「2階級特進」で政治局常務委員に就任するまでは、知名度はそれほど高くなかった。

 福建省や浙江省などで25年以上にわたる地方勤務を経験し、むしろ現場での実務能力が高く評価されている。だが、地味な性格も影響し、以前は国民的歌手の彭麗媛(ほう・れいえん)さんの夫という認知のされ方が一般的だった。

 08年の北京五輪では党内の最高責任者として運営を任された。彭さんとともに競技会場で観戦する様子がテレビ中継されたこともあり、知名度アップにつながった。一方で、香港の人権団体からは、開会式の演出で少女の口パクを決めたのは習氏だと指摘された。外交経験としては、北朝鮮を皮切りに主要国を訪問し昨年12月に訪日した際には、天皇陛下との特例会見が問題となったこともある。

 「胡主席や温家宝首相に比べると、国民的な人気はまだ高くはない」(中国筋)という習氏について、中国指導部が今後、さまざまな機会を通じ次期トップとして国内外に印象づけをしていくことは確実だ。一方で、最近では香港紙が「一人娘が米国に留学した」と報じた。中国では、子弟の海外留学について、「特権階級だ」とする批判があるほか、時に関係が緊張する米国に関係者を留学させることへの懸念もある。今後、習氏への注目度が高まるなかで風当たりが強くなることも予想される。

1913チバQ:2010/10/18(月) 23:32:10
http://www.asahi.com/international/update/1018/TKY201010180309.html
習氏、胡主席後継に内定 中国・軍事委副主席に
  
 【北京=峯村健司、吉岡桂子】北京で開かれていた中国共産党の第17期中央委員会第5回全体会議(5中全会)は18日、習近平(シー・チンピン)国家副主席(57)を軍の最高指導機関、中央軍事委員会の副主席に選出することを決めた。軍の人事を握る要職に就いたことで胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席(67)の後継者となることが内定した。会議はまた、来年から5年間の中国経済の指針となる「第12次5カ年計画」の基本方針を決めた。

 軍事委副主席のポストは、最高指導者になるための最重要条件の一つ。習氏は共産党序列6位の政治局常務委員でもあり、党、国家に加えて軍の要職も手にしたことになる。胡氏も総書記就任の3年前に選出され、次期最高指導者の地位を確定させた。大幅な世代交代が進むとみられる2012年の第18回党大会で、胡氏は2期10年の任期を終えて党総書記を退き、代わって習氏が22年までの最高指導者になる見通しとなった。

 副首相を務めた故・習仲勲氏を父に持つ習氏は82年、河北省の県幹部を皮切りに、25年間にわたり福建、浙江などで地方行政に携わってきた。江沢民・前国家主席(84)や、高級幹部の子弟グループの代表格である曽慶紅・前国家副主席(71)らの後押しで、07年の第17回党大会で政治局常務委員に抜擢(ばってき)された。

 胡氏も務めた中央党校校長や、党務を仕切る党中央書記局筆頭書記に就いた後、08年3月に国家副主席になった。北京五輪(08年)の責任者として国家的イベントをこなして権力基盤を固め、「第5世代」と位置づけられる次期指導部の中心的存在になっていた。

 習氏は昨年9月の4中全会で軍事委副主席への選出が有力視されていた。党関係者によると、直前の党内部会議では選出が内定していたものの、「時期尚早」との理由で先送りされたという。

 09年の訪日時は天皇陛下とも会見。今年5月に北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が訪中した際には胡氏とともに首脳会談に臨むなど、対外的にも有力な後継候補であることをアピールしてきた。

 今後、習氏を中心とした後継体制作りの動きが活発化するとみられるが、習氏に近い高級幹部の子弟グループと、胡氏の政治基盤であり次期首相就任が有力視されている李克強(リー・コーチアン)・副首相(55)が属する共産主義青年団(共青団)グループとの間で、人事をめぐる駆け引きが激化しそうだ。

 一方、第12次5カ年計画の基本方針については、会議後に発表されたコミュニケによると、向こう5年の経済の主な目標として、「安定した比較的速い経済成長」などと並んで、「国民の収入の比較的速い増加」も盛り込まれた。所得の配分の見直しも促した。頻発するストライキにうかがえる労働者の不満に対応したものとみられる。

 会議では、気候変動の問題にも積極的に対応し、省エネ・環境を重視した発展を目指すことでも一致した。

1914チバQ:2010/10/18(月) 23:33:33
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101019k0000m030014000c.html
中国:中央軍事委副主席に習近平氏 胡主席後継に内定
 【北京・浦松丈二】中国共産党の重要方針を決める第17期中央委員会第5回総会(5中全会)は18日、革命第5世代の習近平国家副主席(57)の中央軍事委副主席就任を決め、閉会した。習氏は、胡錦濤国家主席(67)の後継者として事実上内定した。中国指導部は2012年党大会で大幅な世代交代が予想されている。習氏は、党大会で胡主席が兼務している総書記を継ぎ、翌13年の全国人民代表大会(全人代)で国家主席に選ばれる見通し。

 習氏は副首相を務めた保守派の長老、故・習仲勲氏の子息で、高級幹部子弟の政治勢力「太子党」の筆頭格。同じ第5世代で、胡主席と同じ共産主義青年団(共青団)出身の李克強副首相(55)と、支持勢力を巻き込んだ後継者争いを繰り広げてきた。

 習氏を推すのは、対日強硬派として知られる江沢民・前国家主席(84)。3年前の党大会で上海市トップの書記から党序列6位の政治局常務委員に抜てきされたのは、上海市書記の先輩でもある江前主席らの後押しがあったとされる。

 一方、李氏の属する共青団グループの先輩には1980年代に政治改革を進め、保守派の長老たちから「親日派」と批判されて失脚した故・胡耀邦元総書記もいる。

 内部事情に詳しい党幹部は「太子党は(保守的な)長老に連なっており、共青団グループは(改革派だった)胡耀邦氏の流れをくんでいる。両派の間には80年代からの深い遺恨があり、内政だけでなく対日政策でも大きく考えが異なる」と解説する。

 それでも胡主席がここで後継者問題を決着させたのは、2年後の党大会直前までポスト胡錦濤の後継体制が決まらないと権力闘争が激化すると考えたからだろう。太子党の習氏を次のトップに内定するにあたっては、共青団グループの李氏を次の首相に確定させるなど両派の妥協が成立した可能性が高い。

 結果から見ると、両派の妥協は5中全会前に成立した模様だ。3年前に習氏が序列6位、李氏が同7位となっていることから既定路線だとも言える。

 ただ、会期中の16日に四川省成都などで起きた反日デモについて、「日中関係が指導部内の主導権争いに利用されているようだ。反日デモには中国内部に向けられた政治的な思惑がある」(中国の大学教授)と不安視する声もある。

 反日デモの後ろに、習氏への早期の権力委譲を胡主席らに迫る政治勢力があったという見方だ。胡主席に比べると日本とのパイプが細いといわれる習氏が、尖閣諸島問題や反日デモで揺れる対日外交のかじ取りをする際、こうした見方が負担になる可能性がありそうだ。

 【略歴】習近平(しゅう・きんぺい、中国語読みシー・ジンピン) 故習仲勲元副首相を父に持つエリート家系出身。清華大化工学部卒。74年入党。福建省アモイ市副市長や上海市党委書記など20年以上の地方勤務を経て、「2階級特進」で07年政治局常務委員(序列6位)。08年3月の全国人民代表大会で国家副主席。北京五輪の責任者を務めた。夫人は軍所属で国民的歌手の彭麗媛さん。57歳。

1915チバQ:2010/10/18(月) 23:36:09
習主席は規定路線だったのに、
「習氏は日本とのかかわりが薄く、未知数な面が多い」(外務省幹部)として、習氏の対日政策に関する情報収集、分析を進める方針だ。
とか言うなよ・・・

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101018-OYT1T01080.htm?from=nwla
習近平氏「対日外交は未知数」政府が情報収集へ
 中国の習近平国家副主席が中国共産党中央軍事委員会副主席に選出され、胡錦濤国家主席の後継地位を確定させたことについて、政府は「習氏は日本とのかかわりが薄く、未知数な面が多い」(外務省幹部)として、習氏の対日政策に関する情報収集、分析を進める方針だ。


 菅首相は18日夜、首相官邸で記者団に「次期国家主席にどなたがなられても、日中の戦略的互恵関係を進めるように双方努力する必要がある」と述べた。

 習氏は高級幹部子女の「太子党」有力者で、反日的な姿勢が目立った江沢民前国家主席の推薦で抜てきされたとみられる。日中外交筋は「対日外交では基本的に胡政権と同様の現実路線を踏襲すると思われるが、実際に最高指導者になってみないと分からない」との見方を示した。

 習氏と日本の関係では、昨年12月に来日した際の天皇陛下との会見が記憶に新しい。慣行として、宮内庁への申し込みは1か月前までという期限を過ぎていたのに、鳩山首相(当時)の指示で実現。また、民主党の小沢一郎幹事長(同)は「特例会見」に異論を唱えた宮内庁長官を「反対するなら辞表を出した後に言うべきだ」と激しく批判した経緯がある。

(2010年10月18日22時51分 読売新聞)

1916チバQ:2010/10/18(月) 23:37:47
>>1905-1909あたり
どっちも自国のデモは報じないと・・・
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010101802000163.html
中国の報道、デモほぼ黙殺 「非暴力不徹底」分析も
2010年10月18日 夕刊

「祖国の貴重な領土を守れ」などのスローガンが掲げられた綿陽市内の陸橋=18日、中国四川省で(共同)


 【北京=安藤淳】十六、十七の両日、発生した中国での大規模反日デモについて、十八日の一般紙やテレビなど主要メディアはほとんど報じていない。

 デモの拡大による社会の混乱を恐れる中国共産党が、報道統制を行っているとみられる。

 反日デモを例外的に報じた人民日報系の国際情報紙「環球時報」は十八日付の一面トップで、「東京の右翼が中国大使館を取り囲み、成都などの都市で反日デモが発生した」と伝えた。

 同紙は東京のデモでは暴力行為はなかったことを紹介した上、中国でのデモについて「非暴力の原則が不徹底だった。中国の大衆はデモ中に理性を失わないようにすることを学ぶ必要がある」との専門家の分析を掲載、自制を呼び掛けた。

1917チバQ:2010/10/19(火) 23:31:56
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2010101902000029.html
反日デモ 観光中止 中国依存 動けぬ企業
2010年10月19日 朝刊

 中国各地で発生している大規模な反日デモを受け、中国で事業展開する日系企業や、中国旅行のキャンセルが相次いでいる国内の観光業界に懸念が広がっている。経済発展が著しい中国市場への依存度を高める日本企業は、政治問題をきっかけに繰り返される反日活動に打つ手はなく、頭を悩ませ続けている。 (西尾玄司、木村留美)

 十六日にガラスを割られるなどの被害を受けた四川省成都市のイトーヨーカドー春熙(しゅんき)店は、二〇〇五年四月の反日デモの際も投石による被害を受けた。

 イトーヨーカドーは現在、成都市に四店舗、北京市に十店舗ある。十三年前にオープンした春熙店は、中国一号店で、売り上げも好調という。イトーヨーカドーを展開するセブン&アイ・ホールディングスの広報担当者は「成都市内のほかの店は襲われていない。人が集まりやすい広場の近くにあるという立地のために、襲われやすいのでは」と困惑。四川省綿陽市の販売店が襲撃されたパナソニックも「被害の状況などを確認中だが、なぜこの店が狙われたのか分からない」とする。

 広州などに四輪や二輪車の工場を抱えるホンダはこれまでのところ、すべて正常に稼働。トヨタ自動車でも、「影響は出ていない」(広報)という。ただ、反日デモの引き金になった沖縄県・尖閣諸島の領有権をめぐる問題の解決は当面望めず、進出企業が神経をとがらせる状況が続きそうだ。

 一方、国内の観光業界では、じわじわと影響が出始めている。上海や北京など中国本土の九空港と成田、羽田空港などを結ぶ便を運航している全日本空輸では九月中旬以降、十八日までにキャンセルが中国行き、日本行き合わせて七千五百人に上った。ビジネス需要への影響は小さいが、団体旅行を中心に鈍っていることが響いているという。日本航空でも、九月末までで千人がキャンセルした。

 旅行業者でも中国向けは落ち込みが目立つ。JTBでは十一月の予約が対前年同月比で15%減、十二月は20%減となっている。日本旅行でも、十〜十二月の予約状況は前年比で約二割のマイナスとなっており、広報担当者は「落ち着いたと思ったところにまた問題が出てきた。早く元の状態に戻ってほしい」と話している

1918チバQ:2010/10/19(火) 23:33:10
http://mainichi.jp/select/world/news/20101019ddm007030039000c.html
中国:国際会議で同格扱い阻止狙い、台湾に妨害行為
 【台北・大谷麻由美】中国が国際会議で台湾への妨害行為を繰り返している。台湾が中国や他国と同格に扱われることを批判し、「一つの中国」の原則を徹底させようとしているのだ。中台関係は改善しているものの、台湾の国際活動では中国の寛容さは見られない。台湾の楊進添外交部長(外相)は「これでは両岸(中台)の発展にも限界がある」と苦言を呈している。

 中米グアテマラで先月末、開かれた「全米熱帯マグロ類委員会」(IATTC)年次会合に、台湾は今年から正式会員として初参加した。名義は五輪などと同じ「中華台北」で、アルファベット順でペルーと欧州連合(EU)の間に席が設けられた。同じく新会員で初参加の中国は「台湾はメンバー国の順番の後に並べてほしい」と求めたが、参加国は取り合わなかった。また、米国に本部のある国際的な学術団体「リスク解析学会」(SRA)で中国は今年6月、台湾の会員としての地位を中国と同格にしないよう要望書を提出した。

 中台関係の改善を受け、台湾は09年5月に世界保健機関(WHO)年次総会へのオブザーバー参加を実現させた。次は国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)と国際民間航空機関(ICAO)への参加を目標として掲げている。米国やEUなどは既に支持表明しているが、中国は反応を示していない。

1919チバQ:2010/10/19(火) 23:47:51
ちょっと社説を張ってみる

http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2010101902000012.html
【社説】
中国習時代へ 弱い人に寄り添えるか
2010年10月19日

 二年後に任期を終える胡錦濤総書記に代わる中国の次の最高指導者は習近平氏に事実上決まった。社会の格差が激化する中、二世政治家の習氏が弱者の立場に立てるかどうかが統治のカギを握る。

 十八日まで北京で開かれた共産党の中央委員会全体会議で、国家副主席の習近平氏(57)が軍の指揮権を握る党中央軍事委員会副主席を兼ねることが決まった。

 現在の最高指導者、胡錦濤氏(67)は二〇〇二年の党十六回大会で党総書記に選ばれたが、その三年前の党中央委全体会議で国家副主席に加え軍事委副主席を兼務した。その後、江沢民氏から党総書記、国家主席、軍事委主席の座を受け継ぎ権力を一身に集めた。

 習氏も胡氏が二期十年に及ぶ任期を終了する二〇一二年の党十八回大会に向け、最高指導者に選ばれる助走を始めたことになる。

 ここまでの道は決して平らではなかった。胡氏の意中の後継者は同じ共産主義青年団出身の李克強副首相(55)だったといわれる。三年前の党十七回大会では習、李両氏が次期トップの座を争い、両者とも最高指導部の党政治局常務委員となり習氏が党務、李氏が国務を担当することになった。

 「和諧(調和)社会」の実現を掲げ格差是正を強調した胡、李両氏に対し、習氏を推したのは高度成長で恩恵を受けた地方幹部や企業経営者らだったといわれる。

 李氏は共青団中央第一書記から河南省、遼寧省など経済の立ち遅れた地域の指導をしてきた。

 これに対し習氏は福建省、浙江省、上海市など経済先進地域で経験を積み、民間企業育成にも実績がある。党長老で副首相まで務めた故習仲勲氏を父親に持つ。

 多くの国有大企業や民間有力企業を経営し政界進出も著しい革命元老二世たちとも関係が深い。妻の彭麗媛さんは軍所属の美人歌手で、多くの軍人ファンを持つ。

 こうした習氏の強みは弱点でもある。今の中国では党上層部とコネを持つ有力者が、政治のみならず経済も牛耳り富を独占していることに庶民の反発は強い。

 家庭的な背景もなく党のトップに駆け上がった胡主席や温家宝首相が、民衆に寄り添う姿勢を示したことは人気が高かった。

 習氏は文化大革命で父親が迫害され自らも農村労働に従事した。この体験を生かし、改革・開放の恩恵から取り残された農民や労働者の気持ちをとらえることが共産党政権の安定には欠かせない。

1920チバQ:2010/10/19(火) 23:49:07
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101018/chn1010182346009-n1.htm
「胡後継者」習近平氏、上海閥の影響力示す
2010.10.18 23:40
 18日閉幕した中国共産党中央委員会総会(5中総会)で、習近平政治局常務委員(国家副主席)が中央軍事委副主席に選ばれ、2年後の第18回党大会で交代する胡錦濤総書記の後継者としての地位を固めた。第17回党大会で、ポスト胡錦濤を含みに、2階級特進で習氏を常務委入りさせた江沢民前総書記ら上海閥の影響力を示した形だが、これを機に権力闘争が激化するとの見方も少なくない。

 党の最高ポストは総書記だが、実際には中央軍事委主席が最高権力者といわれる。改革・開放後は●(=登におおざと)小平氏が長くその地位にあったが、1989年の天安門事件後は、江沢民氏が総書記、国家主席、軍事委主席の三権を兼ねた。

 軍事委副主席は、同委主席、そして総書記になる前提条件であり、習氏が後継者をほぼ確実にしたとみてよい。

 現在9人いる政治局常務委員の中で、かつて中央軍事委事務局に所属した習近平氏は唯一、広義の軍歴を持つ。習氏は昨年来、軍事委副主席就任の可能性がいわれてきたが、中国筋によると、胡錦濤氏の意中の人物は、子飼いの李克強副首相で、習氏の副主席就任に消極的だったという。習氏の人事によって、李氏は次期首相になる公算が大きくなった。

 中国筋は、習近平氏について「ミニ江沢民」と呼び、江氏同様、思想面では強硬派、経済は成長派と評した。習氏は、昨年秋、新疆ウイグル自治区で発生した騒乱事件で武力鎮圧を主張、温家宝首相ら穏健派と対立したともいう。

 習氏は最近、毛沢東思想を強調し、軍を中心にした保守派の支持を集めてきた。中国国内では近年、諸矛盾が深刻化する中で、一党独裁への批判が高まり、政治改革の要求が強まっているが、習氏は政治改革には否定的といわれ、ノーベル平和賞をめぐる西側の中国批判にも強硬対応を主張したとみられている。

 中国指導部内では内外政策でしばしば意見が対立するが、一党独裁の下で安定を図り、発展を持続することでは一致している。軍の支持をバックに習氏が、内外政策で強硬姿勢を取り続ければ、穏健派との衝突は不可避との見方が多い。

 (伊藤正中国総局長)

1921チバQ:2010/10/19(火) 23:51:29
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101019-OYT1T00139.htm
妻は人気歌手、文革で苦難も…習近平氏の素顔
 「敵を作らず、誰からも受け入れられている」


 中国共産党中央軍事委副主席に選出された習近平氏(57)について、共産党関係者が語る人物評の定番だ。党高級幹部の子女らしく、「おおらかな性格」とされる一方、「権力闘争の荒波に鍛えられ、政治感覚は鋭い」との指摘もある。

 毛沢東から数えて、「革命第5世代」とされる。幼少時は、共産党中央の所在地である北京・中南海で育った。だが、1960〜70年代の文化大革命期、父が失脚して一家は離散、自身は陝西省の地方農村送りになった。過酷な農民生活は文革終結まで7年間も続いた。22歳で北京に戻って清華大学に入り、卒業後、党中央軍事委弁公庁に配置された。

 メディア関係者によると、文革当時の苦難を振り返り、習氏は「権力や名声は、花のように移ろいやすい。世間とは薄情なもの、政治とは残酷なものである」と周囲に語ったとされる。

 復権後は自ら地方勤務を志願。河北省を手始めに25年間にわたって地方を回り、福建省長、浙江省党委書記、上海市書記と出世を重ねた。この間、実務重視の姿勢を貫き、汚職役人は容赦なく解任してきたという。

 2007年の第17回党大会で、ポスト胡錦濤の最有力後継候補に躍り出た。習氏は、強い影響力を持っていた江沢民・前国家主席の懐刀、曽慶紅・前政治局常務委員と太子党つながりで深い関係がある一方、胡錦濤総書記の側近らとも親交がある。「敵を作らない」習氏の強みがここで出た。

 派手なパフォーマンスを嫌う。だが、時折、熱くなるようだ。09年、外遊先のメキシコで、人権問題を巡る米国の対中批判に対し、習氏は「腹いっぱいでやることのない外国人が中国の欠点をあげつらっている」と発言した、と伝えられた。同年の訪日で天皇陛下との特例会見が問題となってから、「会合や視察でも、模範解答に終始している」(日中関係筋)との観察もある。

 妻の彭麗媛さんは、人民解放軍所属の人気歌手。同年、日本公演も行った。(北京 関泰晴)

(2010年10月19日09時33分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101019-OYT1T00137.htm?from=nwla
「習時代」へ党独裁強化、外交さらに強硬姿勢も

 中国共産党の第17期中央委員会第5回総会(5中総会)は18日、習近平・国家副主席を胡錦濤総書記の後継者に選んだ。

 21世紀の超大国への道を突き進む中国は、同時に、「習近平の時代」への助走を始める。過渡期の安定確保を最重視する党は、国内では一党独裁をさらに強める構えだ。対外的にも、従来以上の強硬姿勢を取ることになりそうだ。

 ◆「宣伝攻撃の準備」◆

 5中総会が閉幕した18日、ノーベル平和賞の受賞が決まった民主活動家、劉暁波氏(54)の妻、劉霞さん(49)が軟禁状態にある北京の自宅前は、公安当局による厳戒態勢が続いていた。劉氏の自宅方向に行く通行人は、警官に身分証の提示を求められる。その周辺では、携帯電話の遮断、尾行、訪問阻止などが続く。

 「社会主義民主政治を発展させ、社会主義法治国家の建設を加速する」。5中総会声明は高らかにうたった。しかし、現実は違う。劉氏の自宅前に行こうとして私服警官に阻止された民主活動家の男性は「ここが、中国の現状を象徴する場所だ」と訴えた。

 メディア関係者によると、当局が厳重な監視対象としている人物は北京だけで50人前後に上るという。北京から行方不明となっている活動家も数人いる。

 「習近平の中国」に向かう過程で、共産党は変わるのか。民主化は前進するのか。この問いに、党関係者は首を振って明かした。

 「党は、西側民主主義に対し、宣伝攻撃をしかける準備を進めている」

 その手始めとして、まず、インターネット上で、ノーベル平和賞に反対する声がどんどん掲載されるようになるという。

 総会声明は「積極的に穏当に政治体制改革を推進すべきだ」とした。だが、それは、劉氏らが求めた民主化への改革ではなく、独裁下で行政サービス向上などを徐々に進める「中国式政治改革」でしかない。

 ノーベル平和賞の価値観など認めるつもりはない。(北京 佐伯聡士、関泰晴)

(2010年10月19日07時18分 読売新聞)

1922チバQ:2010/10/20(水) 00:00:03
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20101019ddm003030112000c.html
クローズアップ2010:「ポスト胡」習氏確実 軍と地方に基盤
 ◇「愛国発言」で波紋も
 中国共産党の重要方針を決める第17期中央委員会第5回総会(5中全会)で、習近平副主席(57)が中国の次のトップになる道筋がほぼ確定した。第3世代の江沢民前国家主席(84)、第4世代の胡錦濤国家主席(67)に続く革命第5世代のトップとして中国を率いる習氏への権力委譲は、現指導部が任期切れを迎える2012年党大会をまたいで進められそうだ。だが、今年中に日本を抜いて世界第2位の経済大国になる中国の次期トップの政治手腕には未知の部分が多い。【北京・浦松丈二、成沢健一】

 「腹いっぱいでやることのない外国人が、中国の欠点をあげつらっている」。習氏は昨年2月に外遊先のメキシコで米国の人権批判に反論。中国国内では愛国的発言と受け止められたが、海外メディアには批判的に取り上げられた。

 昨年12月に国家副主席として初訪日した際には、天皇陛下との会見希望日の1カ月前までに要請する「1カ月ルール」に合わない特例会見となった。中国国内の事情で訪日日程がぎりぎりまで決まらなかったためで、日本国内で大きな議論を巻き起こした。

 外交的にはマイナスイメージもあるが、最近の習氏は、ポスト胡錦濤の最有力候補として慎重な言動を心がけている。習近平氏と最近、会見した日本人の中国通は「大人(中国語でダーレン=立派な人物)の風格が出てきた」という感想をもらした。身長180センチを超える大柄な体をゆっくりと運ぶ様子が家父長の威厳を備えつつある。

 実務経験では福建省長だった01年に「サービス型政府」など開明的な行政改革を進めたことが有名だ。当時、国内メディアに「行政官は公僕であり、人民が主人であることを忘れてはならない」と発言して喝采(かっさい)を浴びた。

 地方リーダーの大半が胡主席直系の共産主義青年団(共青団)出身幹部で占められるようになった中国政界で、太子党の筆頭格である習氏は河北、福建、浙江の各省などで25年以上の地方経験を誇る。党政治局入りしている第5世代指導者ではただ一人、軍歴があり、軍内に基盤を持っていることも強みだ。

 ただ、地味な性格も影響し、以前は国民的歌手の彭麗媛さんの夫という認知のされ方が一般的だった。08年の北京五輪では党内の最高責任者として運営を任された。彭さんと五輪競技を観戦する様子がテレビ中継され、知名度アップにつながった。福建省内だけで連続17年勤務した習氏の経歴から、中国や対岸の台湾政財界では習氏に連なる「福建閥」という新たな利権グループの台頭が予想されている。

 「胡主席や温家宝首相に比べ、国民的な人気はまだ高くはない」(中国筋)。一方、香港紙に「一人娘が米国に留学した」と報じられるなど、家族の暮らしぶりも注目を集めそうだ。

 対日関係では福建省長時代の01年2月に長崎県、沖縄県、北海道を訪問している。対日強硬派として知られる江沢民氏の流れをくんでいるが一方で、08年春に国家副主席に就任した際には、江沢民時代随一の知日派で知られる前任者の曽慶紅氏(71)から秘書の大半を引き継いだ。そのため、「習氏の時代になっても中国の基本的な課題が変わることはなく、日中の戦略的互恵関係は揺るがないだろう」(外交関係者)という声が一般的だ。

1923チバQ:2010/10/20(水) 00:00:41
 ◇次期5カ年計画 国主導から民活重視へ
 5中全会では2011〜15年の国民経済・社会の発展目標となる「第12次5カ年計画」の基本方針も採択された。閉幕後に発表されたコミュニケによると、「発展方式の転換を加速する重要な時期」と位置づけ、経済構造調整の進展や貧富の格差是正に取り組む必要性を強調している。第12次5カ年計画は来春の全国人民代表大会(国会)で採択される。

 中国では、輸出に依存した資源浪費型の発展モデルから内需を中心にした省エネ型の発展モデルに転換することが課題となっている。内需拡大のためには、国民全体の収入増が不可欠となる。

 コミュニケでは、第12次5カ年計画の目標として、経済の安定的で比較的速い発展や構造調整、住民の所得増加などを掲げた。「調和の取れた労使関係」や「収入分配の調整」なども盛り込み、格差を是正していく方針とみられる。税制改革の必要性は指摘したが、相続税の整備といった具体策は示さなかった。胡主席が提唱してきた「科学的発展観」と「和諧(調和)社会」の理念を具体化する「包容的成長」の文言は、コミュニケには盛り込まれなかった。

 現行の第11次5カ年計画(06〜10年)では、国内総生産(GDP)の年平均成長率目標を7・5%に設定したが、実際には過去4年間の平均は11%を上回る高成長を示した。だが、こうしたGDP重視は地方での過剰な投資や開発をあおる結果を招いている。このため、次期計画では、政府が民間を引っ張る従来の「国強」から、民間活力重視の「民富」への発展モデルに転換していくとみられる。

 一方、5中全会では政治体制改革が話し合われるとの期待があった。コミュニケは「社会主義民主政治を発展させ、社会主義法治国家を建設する」と社会主義下での民主改革には一応言及したものの、踏み込んだ内容はなかった。中国トップの権力継承プロセスも大きくは改革されず、99年に本格的にスタートした江氏から胡氏への禅譲スタイルを踏襲したとの印象は否めないだろう。

1924チバQ:2010/10/20(水) 00:34:31
http://www.morningstar.co.jp/portal/RncNewsDetailAction.do?rncNo=370143
<解説>中国の次期最高指導者に習近平国家副主席(1)
2010/10/19 16:24

 中国共産党第17期中央委員会第5回全体会議(5中全会)で、習近平国家副主席が党中央軍事委員会の副主席に就任することが決まり、ポスト胡錦濤総書記の地位を確実にした。胡総書記は2012年秋に予定されている第18回中国共産党大会で2期10年にわたる総書記の任期を終え、2022年まで習氏が中国の最高指導者になる見通しだ。

 2022年の“習総書記”誕生に向け、中国の内政はどのような局面を迎え、また、日本との関わりはどのようになっていくのであろうか。

●複雑怪奇な中国の派閥
 政治に派閥が付きまとうのは、いずこも同じ。しかし、中国の派閥は複雑怪奇だ。別表をご覧いただきたい。

<中国共産党政治局常務委員会> (序列順・敬称略)
・胡錦濤―党中央委員会総書記、党中央軍事委員会主席、国家主席、国家中央委員会主席(団)
・呉邦国―全国人民代表大会常務委員長(中)
・温家宝―国務院総理(首相)(中)
・賈慶林―中国人民政治協商会議主席(江)
・李長春―党中央精神文明建設指導委員会主任(江)
・習近平―党中央書記処第一書記、国家副主席、中央党校校長(太)
・李克強―国務院常務副総理(副首相)(団)
・賀国強―党中央紀律検査委員会書記(江)
・周永康―党中央政法委員会書記(江)

 (団)=共産主義青年団、(中)=中間派、(江)=江沢民派、(太)=太子党

 中国共産党の指導部である政治局常務委員会のメンバーと序列だ。総書記への就任が内定した習氏は、序列では6位に過ぎない。さまざまな記事で目にするように、習氏は「第5世代」と呼ばれている。これは、毛沢東から数えて「革命第5世代」という意味。
 カッコ書きで書いてあるのは、脚注にあるように、各派閥を示している。胡総書記は「団派」と呼ばれる共産主義青年団(共青団)の出身。同青年団は、中国共産党が指導する14歳から28歳の若手エリート組織。共青団から共産党に入党するのが、党高級幹部へのエリートコースとなっている。

 中間派は、比較的どの派閥にも属さずに距離を置いていると見られている。呉邦国全国人民代表大会常務委員は江沢民派(上海閥)の出身であり、温家宝首相は胡錦濤派閥と言われている。

 江沢民派は、江沢民元総書記に連なり上海出身者や上海勤務経験のある上海閥とも呼ばれる。非常に利権主義的色彩が強いと言われる。

 太子党は革命第一世代、第二世代の高級幹部の子息を指す。太子党という党があるわけではなく、便宜上での呼び名に過ぎない。

 2007年の第17回共産党大会で習氏が政治局常務委員に抜擢された際に後ろ盾となったのは、江沢民元総書記とも言われ、今後、“団派”の胡総書記から“太子党”の習氏への権限委譲の過程で、団派、太子党、江沢民派(上海閥)が三つ巴で壮絶な抗争を繰り広げるであろうことは想像に難くない。政治局常務委員会のなかで50歳代は習氏と序列7位の李克強国務院常務副総理のみであり、すでに胡総書記の懐刀とも言われる団派出身の李氏の次期首相就任が有力視されている。

 習氏の父親は故・習仲勲副首相で、1960年代後半から1970年代前半の文化大革命で失脚、一家離散となった過去を持つ。こうした経験からか、習氏自身は腐敗や汚職に対して非常に厳しく、政治的にもリベラルと見られている。しかし、2009年2月にメキシコに外遊した際に、人権問題もめぐる米国の中国批判に対して、「腹がいっぱいになって暇になった外国人が、われわれの欠点をあげつらっている」「中国は革命も輸出せず、飢餓や貧困も輸出せず、外国に悪さもしない。これ以上にいいことがあるか」と激高し短気な面も見せている。

提供:モーニングスター社

1925チバQ:2010/10/20(水) 00:35:20
http://www.morningstar.co.jp/portal/RncNewsDetailAction.do?rncCode=NEWS&contentsType=&rncNo=370144
<解説>中国の次期最高指導者に習近平国家副主席(2)
2010/10/19 16:25

●民主党内に微妙な影響も、増すか小沢氏の存在感
 中国の次期総書記に習氏が内定したことを尋ねられた菅首相は、「次期国家主席にどなたがなられても、日中の戦略的互恵関係を進めるように双方努力する必要がある」と答えた。しかし、胡総書記の後継者が習氏に内定したことは、民主党内部に微妙な影響を与える可能性がある。

 2009年12月15日、習氏は訪日して天皇陛下と会見を行った。この会見は、天皇との会見には1カ月前までに文書による要請を行うという宮内庁の「1カ月ルール」を破っていたため、問題になった。この会見のお膳立てをしたのが、民主党の小沢一郎元代表だった。つまり、習氏とのパイプが太い政治家は小沢氏ということだ。

 「強制起訴」問題の渦中にあり、菅首相としても頭痛の種の小沢氏の存在感が、習氏の次期総書記内定で再び増してくる可能性を秘めているためだ。もし、今後、菅首相よりも早く、小沢氏が習氏と会見するようなことがあれば、目先の習氏の日本側窓口が小沢氏になるかもしれない。

 尖閣問題に端を発した日中関係の悪化は、反日デモが中国各地で発生するなど、日増しに激しさを増している。関係改善からも、習氏と現民主党政権が良好な関係作りを行う努力をするべきだろう。

提供:モーニングスター社

1926チバQ:2010/10/20(水) 12:17:35
http://www.chosunonline.com/news/20101020000047
習近平氏、1年前には「準備不足」と辞退(上)
 「わたしは中央で働き始めてからあまりたっていません。よく分からない仕事が数多くあります。内部の仕事をしっかりやるためには相当の努力が必要です。自分から新たな仕事を引き受ける能力や準備は整っていません」


 昨年9月に中国共産党第17期第4回全体会議(4中全会)の開催に先立ち、習近平国家副主席(57)が胡錦濤国家主席に送った手紙の要旨だ。当時党大会では、習副主席が党中央軍事委員会副主席に昇進し、次期最高指導者として最終的に選ばれるとの予想が有力だったため、数多くの中国ウォッチャーが注目していた。


 この手紙を受け取った胡主席は、権力序列2位の呉邦国・全国人民代表大会常務委員長、3位の温家宝首相の同意を得て、習副主席を昇進させなかったという。習副主席が権力の座を辞退したのは、文化大革命の時期に体験した権力闘争への嫌悪感とともに、重責を担うことへのプレッシャーのためではないかという見方が大勢だった。


■「うるさいやつを取り除け」


 突発的な事態がない限り、2012年から22年まで10年間にわたり、党、政府の最高指導者として中国を率いることになるとみられる習副主席は、控えめながらも時折ずばり直言することで有名だ。2008年の北京五輪で準備総責任者を担当した習副主席は、中国が人権弾圧国だという海外の反発が強まると、「他人が好もうが、嫌おうがわれわれは関係ない。世の中は広いのだからどんな人もいる。鳥かごの鳥がうるさく騒ぐならば、一番うるさいやつを取り除けばよい」と余裕だった。昨年2月にはメキシコで中国の人権問題に関する批判に対し、「飯を食ってすることがない外国人があれこれ言っている」と発言し、海外世論の悪化を懸念した中国政府がインターネットサイトからこの表現を削除しようとして、騒ぎになったこともある。

http://www.chosunonline.com/news/20101020000048
習近平氏、1年前には「準備不足」と辞退(下)
 しかし、香港の政治書によると、習副主席は普段は寡黙で慎重かつ真っすぐな性格だと評されている。持って生まれた部分もあるが、9歳の時に父親の習仲勲元副首相が粛清され、ひどい拷問を受けるのを見て、大人びた性格になったという。座右の銘は「自豪不自満、抑揚不張揚、務実不浮躁(慢心せず、高揚せず、調子に乗らない)」だ。


 シンガポールのリー・クアンユー顧問相(元首相)は「知覚あふれる人物だ。強い感情抑制力を備える。個人の不平が判断に影響を与える人物ではない」と評した。曽慶紅・前政治局常務委員も「トウ小平同志が江沢民同志に総書記ポストを任せたのは、政治的素質を高く評価したからだ。習近平もそんな人物だ」と信頼を寄せた。


■100万人に送ったメッセージ


 習副主席が元老たちの慶弔を重視するのは、その政治的素質の表れだ。劉少奇元国家主席、王震元国家副主席らの生誕行事には欠かさず出席する。また、今年は新年を迎えるに当たり、全国の党組織の書記100万人に個人名義でメールを送った。習副主席はメール1通で地方の下級幹部たちの心を一瞬にしてつかんだ。


 香港、台湾など中華圏の一部評論家の間には、批判的な見方もある。「能力は普通」「開拓精神が不足している」「典型的な従順型の幹部だ」といった具合だ。しかし、中国の最高指導者の徳目としては、「賢さ」よりも「人格の円満さ」が求められるだけに、習副主席は基準にかなり合致する人物だ。たまに直言するところも、弱い人物ではないことを示している。


 北京五輪の準備過程で、「われわれは数多くの逆境を乗り越え、国家発展を成し遂げた。天や人を恨んだりはしない。方向が定まれば、われわれの道を行くだけだ」と語った言葉からは、そんなパワーが読み取れる。


呂始東(ヨ・シドン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

1927チバQ:2010/10/20(水) 12:18:11
http://www.chosunonline.com/news/20101020000049
中国の最高指導者決定の流れ
 中国の最高指導者の決定と権力継承の過程に、建国初期から一定の慣行があったわけではない。


 第1、第2世代の最高指導者である毛沢東元国家主席とトウ小平氏は、いずれも激しい権力闘争の末、最高指導者の座に就き、死去するまで権力を維持した。第3世代の最高指導者となった江沢民前主席は、天安門事件の当時、上海市の党委書記を務めていたが、趙紫陽総書記が失脚したため、トウ小平氏に後継者として抜てきされた。


 しかし、江前主席以降は、毛沢東時代に表れたワンマン統治と元老政治による弊害を軽減するため、最高指導者の決定と権力継承に関する一定の慣行が生まれた。党内協議で50歳代の最高指導者候補をあらかじめ決定し、最高指導部の一員である政治局常務委員に昇進させた後、十分な統治経験を積ませ、党、軍の権力を順番に移譲するというやり方だ。


 現在の胡錦濤国家主席(68)は、1992年の第14回共産党大会で常務委員となり、後継者候補として浮上。10年間の修業を積み、2002年に党総書記に就任した。


 次期指導者として確定した習近平国家副主席(57)も、07年の第17回党大会で常務委員に選出され、後継者に浮上し、今月18日に党中央軍事委員会副主席に選出されたことで、今後は軍に関する経験を積むことになった。新たな指導部が発足すると、最高指導部のうち一定年齢以上の高齢者が現役から引退するようになった点も、過去とは異なる。


 後継者を選ぶ方式にも変化が見られる。江前主席と胡主席は当時最高指導者だったトウ小平氏から最高指導者として指名されたが、習副主席は党内民主化の方針に従い、副部長(次官)クラス以上の幹部党員による投票で、次期最高指導者候補として選ばれた。


北京=崔有植(チェ・ユシク)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

1928チバQ:2010/10/20(水) 12:18:56
http://www.asahi.com/international/update/1019/TKY201010190385.html
習近平氏、足元に庶民派チラリ 幹部の子弟ながら苦労人
2010年10月20日0時0分

 【北京=坂尻信義】中国の次期最高指導者になることが確実になった習近平(シー・チンピン)国家副主席は、高級幹部の子弟「太子党」でありながら、苦労して出世を遂げた庶民派でもある。その一面を見せた、と話題になったのが、第17回党大会さなかの2007年10月のことだった。北京の人民大会堂であった上海市の分科会の間中、短めのズボンのすそから黒い靴下と素肌をのぞかせた。背広は国産の大手メーカー製が好みとされ、着こなしのセンスが光るタイプが多い他の太子党との違いが際だった。

 当時は上海市党委書記。次世代指導者として注目され、100人以上の報道陣が押し寄せていた。党を揺るがす汚職事件で更迭された前任者の後釜に座り、ストレスからか一段と太っていた時期だった。この5日後、政治局常務委員に抜擢(ばってき)された。

1929名無しさん:2010/10/21(木) 19:36:19
http://mainichi.jp/select/world/news/20101021dde007030019000c.html
ミャンマー総選挙:「依然欠陥深刻」 国連委で報告
 【ニューヨーク山科武司】国連総会第3委員会(人権)は20日、来月7日に20年ぶりに総選挙が行われるミャンマーの状況について協議した。演説した国連人権理事会のキンタナ特別報告者は「選挙には依然として深刻な欠陥があり、表現及び結社の自由が選挙法の下で厳しく制限されている。政治犯なども釈放されていない」と指弾した。

 キンタナ特別報告者は、政治犯など「良心の囚人」だけでなく、少数民族の政党も選挙から排除されていると指摘した。

1930チバQ:2010/10/21(木) 21:58:10
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101021-OYT1T00866.htm?from=area2
習近平氏は「知台派」…でも「民族主義派」
 【台北=源一秀】21日付の台湾各紙によると、台湾の蔡得勝・国家安全局長は20日、立法院(国会)で、中国の胡錦濤・国家主席の後継者として確定した習近平・国家副主席が、台湾に精通した「知台派」ながら「民族主義派」であるとの見方を示した。


 同局長は、「主権や領土問題で中国指導部はすべて民族主義派であり、習氏に権力が移っても(中台統一など)台湾政策に変更はあり得ない」と指摘した。

 蔡局長は、習副主席が福建省長、浙江省党委書記、上海市党委書記時代、それぞれの地で台湾人ビジネスマンと親交を深めたことから「知台派」とした。歌手の彭麗媛夫人が過去、8日間の訪台経験があり、夫人の親類が台湾に住んでいることなども明らかにした。

(2010年10月21日19時22分 読売新聞)


http://mainichi.jp/select/world/news/20101022k0000m030057000c.html
台湾:「習近平氏は知台派」当局が評価
 【台北・大谷麻由美】台湾の情報機関「国家安全局」の蔡得勝局長は20日の立法院(国会)外交国防委員会で、中国の次期最高指導者に事実上内定した習近平国家副主席について「知台派」と評価した。一方で、台湾を含む領土問題では「民族主義派」であり「妥協の余地は見られない」と述べ、中台関係の厳しい現状を示した。

 蔡局長は、習氏が台湾と関係の密接な中国福建省や浙江省、上海で中国共産党委員会の地方トップを務め、台湾ビジネスマンとの交流を重ねてきたことから「他の指導者と比べれば知台派に属する」と説明。しかし「中国大陸の指導者は『民族主義派』であり、習氏も例外ではない。『友台派』ではない」とくぎを刺した。

 また、習氏の妻で国民的歌手として有名な軍所属の国家1級歌手、彭麗媛さんの母方の伯父が台湾中部・嘉義に在住であることを明らかにした。彭さん自身は97年に文化交流のため訪台している。

 また蔡局長は、中国が台湾に向けて配備したミサイルは1410発で、陳水扁前政権時代の1328発から今も着実に増加していると明らかにした。

1931チバQ:2010/10/21(木) 21:59:32
http://www.chosunonline.com/news/20101021000030
革命第5世代、太子党の天下か
 中国の権力を継承する習近平国家副主席の革命第5世代指導部は、太子党(最高幹部の子弟)の天下になるのではないかとの観測が聞かれる。習副主席が太子党に属する上、有力な指導部候補に太子党が多いからだ。革命第4世代の最高指導者である現在の胡錦濤国家主席は太子党ではない。


 中国の指導部とは通常、党政治局常務委員(9人)を指す。最近、中華圏のインターネット上で最も有力視される次期常務委員は、習副主席、李克強副首相、張徳江副首相、兪正声・上海市党委書記、劉雲山・党宣伝部長、李源潮・党中央組織部長、王岐山副首相、汪洋・広東省党委書記、薄煕来・重慶市党委書記らだ。


 このうち習近平、兪正声、李源潮、王岐山、薄煕来の各氏が太子党に属する。李源潮氏を共産主義青年団(共青団)派に分類する人もいるが、父親が上海市副市長、母親が有名な革命家だったことから、太子党出身と言える。


 さらに重要なことは、後見役として、太子党の筆頭格、曽慶紅・元副主席が存在することだ。太子党の躍進をめぐっては、権力の民主化に逆行する中国版の世襲との批判もある。しかし、本人の能力が検証されているならば、出身階級は問わないという考えが大勢だ。劉延東国務委員、張高麗・天津市党委書記、胡春華・内モンゴル自治区党委書記も常務委員候補に数えられている。


呂始東(ヨ・シドン)記者

1932チバQ:2010/10/21(木) 22:00:29
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101021-OYT1T00022.htm
総書記後継に習近平氏「権力闘争回避」人事か
 【北京=佐伯聡士】中国の習近平国家副主席が共産党中央軍事委員会副主席に就任、胡錦濤総書記の後継者の地位を確定させたことについて、欧米などで「権力闘争で習氏が勝った」との見方が広がる中、複数の共産党筋は20日、逆に、「権力闘争を避けるための人事だった」と明言した。


 今回の人事は、胡氏が2007年の第17回党大会以来、権力バランスに配慮しながら着々と進めてきた後継構想の総仕上げだ。

 胡氏が2期目に入る17回大会で、江沢民前総書記派の重鎮であり、それまで党組織を完全に掌握していた実力者の曽慶紅・国家副主席(当時)が常務委員を退任。胡氏の最高実力者としての権威が確立した。

 これと同時に、江氏が強く推した習氏が政治局常務委員入りし、党内序列6位となったのは、その見返りともいえるバランス人事だった。習氏は高級幹部の子女グループ「太子党」の大物で曽氏とも関係が深い。だが、派閥色が薄く、江派ではない。胡氏としても受け入れ可能な人選だった。

 その結果、胡氏の政治基盤である「共産主義青年団」(共青団)出身で、胡氏の「意中の後継者」とされていた李克強氏は、習氏より下の7位にとどまった。中国筋は「習氏が胡氏の後継者になるのは既定路線となった」という。共青団グループの力を突出させるのは、指導部内の安定団結にマイナスになるとの胡氏自身の判断が働いたとされる。

(2010年10月21日07時45分 読売新聞)

1933チバQ:2010/10/21(木) 22:38:35
http://www.asahi.com/international/update/1021/TKY201010210477.html
スー・チーさんの再審理決定 ミャンマー最高裁2010年10月21日22時21分

 【バンコク=藤谷健】ミャンマー(ビルマ)からの情報によると、同国の最高裁は21日までに、国家防御法違反で有罪が確定した民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさん(65)の再審理申し立てを受理した。3人の判事による審理は、首都ネピドーにある最高裁で29日に開かれる予定だ。

 スー・チーさんは昨年5月、米国人を無断で自宅に滞在させたとして起訴され、一審で懲役3年の実刑判決を受けたが、軍事政権が1年6カ月の自宅軟禁に減刑した。その後、控訴審、上告審のいずれも一審判決を支持し、スー・チーさん側の無罪の訴えを退けていた。

 スー・チーさんは今年5月に再審理を申し立て、今月20日夜に最高裁側から再審理決定が弁護側に伝えられた。弁護士によると、スー・チーさんの軟禁期限は来月13日だという。

1934チバQ:2010/10/22(金) 20:10:32
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101022k0000m030061000c.html
ミャンマー:国軍、少数民族と一触即発 停戦体制崩壊も
 【バンコク西尾英之】20年ぶりの総選挙実施を目前にしたミャンマーで少数民族カチン族の「カチン独立機構」(KIO)と国軍の軍事的緊張が強まっている。軍事政権が求める武装部門の国境警備隊への再編を最終的に拒否したKIOに対し、政権が壊滅を目指す大規模な軍事行動に出るとの見方も出ている。90年代から続いた政権と少数民族の「停戦」体制は、完全崩壊の瀬戸際に立っている。

 国軍は今月18日、北部カチン州にあるKIOの連絡事務所を急襲し武装部門の将校2人を拘束。反軍事政権系誌「イラワディ」(電子版)によると、反発するKIOは支配地域の住民に武器を配備し、国軍兵士が現れた場合は攻撃するよう命じたとされ、一触即発の対立が深まっている。

 1960年代から中央政府への武装闘争を続けたKIOは、94年に軍事政権との間で停戦に合意。政権から一定の自治を認められ、その後も武装部門を維持した。しかし総選挙とそれに続く民政移管後も「安定した軍事支配」確立をめざす政権は、最大の不安定要素の少数民族武装組織解体を狙い、国境警備隊への再編を求めた。

 政権は9月1日を再編受け入れの最終期限に設定したがKIOは拒否。これに対し選挙管理委員会は同月中旬、KIOに近い政党の政党登録申請を認めず、選挙参加の道を閉ざした。今月14日には国営紙が停戦合意後初めて、KIOを「反政府勢力」と名指しで報道、KIOへの敵対姿勢を鮮明にした。

 KIO同様、停戦合意を結びながら警備隊への再編を拒否している他の少数民族武装組織も危機感を深めている。「イラワディ」誌によるとKIOや、最大勢力の「ワ州連合軍」▽停戦合意に至らず戦闘を続けている「カレン民族同盟」(KNU)−−など六つの武装組織が最近、「いずれかの組織が国軍の攻撃を受けた場合、一致して対抗する」との同盟関係を結んだという。

 国際研究機関「インターナショナル・クライシス・グループ」(ICG)は「大規模な掃討作戦がなくても、誤射などささいな衝突をきっかけに激しい戦闘に発展しかねない」との見方を示す。

1935チバQ:2010/10/24(日) 08:36:30
http://www.chosunonline.com/news/20101024000005
【コラム】李会昌代表の4度目の挑戦

 2012年の大統領選は自由先進党の李会昌(イ・フェチャン)代表にとって、4回目の挑戦で最後の挑戦となりそうだ。過去3度の大統領選での目標は大統領だったが、すべて失敗した。次の大統領選に出馬しても当選する可能性はほとんどない。したがって必勝戦略が必要だ。大統領を目標とするのではなく、実現可能な別の目標を立てなければならない。これまでとは別種の挑戦をすることになるわけだ。


 李代表が2007年の大統領選で多くの批判を受けながら出馬した名分は、保守強化論、保守補完論だった。当時の大統領選の結果は、保守陣営が李明博(イ・ミョンバク)48.7%、李会昌15.1%で63.8%、進歩陣営が鄭東泳(チョン・ドンヨン) 26.1%、文国現(ムン・グクヒョン)5.8%、権永吉(クォン・ヨンギル)3%で34.9%だった。いずれにせよ保守陣営への投票率が進歩陣営への投票率を上回ったわけだ。しかし、6月の地方選挙における広域議員の政党得票率は、保守陣営がハンナラ党39.6%、自由先進党5.3%の44.9%、進歩陣営が民主党34.6%、民主労働党7.3%、国民参与党6.3%、進歩新党3.1%で51.3%だった。


 保守陣営の勢力が弱まった責任は与党にもあるが、李代表にもある。李代表は地方選挙後、「このままいけば再び政権が移る可能性がある。保守陣営は頭を絞らなければならない時」と述べた。では李代表はどのように頭を絞ったのだろうか。代表から身を引き、10日後に復帰して党に未来革新委員会を設置したが、これといった成果がない。


 進歩陣営は、地方選挙で候補単一化戦略で成果を上げた。大統領選に狙った連帯、統合が早くも進歩陣営のスローガンとなっている。街頭では市民にバラの花を手渡し、2012年総選挙前に野党単一政党を創設するために、署名運動を行うグループも生まれている。保守陣営からの政権奪還は、それだけでも進歩陣営を一つにさせる大きな動機となる。それに対して保守陣営はそのような動機がない。保守陣営を維持しなければならないということだけでは、既得権を守るという風に捉えられるのがおちだ。李代表が地方選挙後、「保守大連合の可能性も考えてみなければ」と唱えたが、最近はハンナラ党ですら保守という単語を使いたがらないムードだ。


 このような状況なら、李代表は保守大連合を唱える前に、保守の価値を再建すること、進歩陣営に傾いた中間層の心を保守に引き戻すことに、最後の勝負を賭けてみる必要がある。「李会昌は気に入らないが、李会昌の言っていることは正しい」という人を増やすために努めることだ。そのためには「権力に未練があるのは」という一部国民の疑いから晴らさなければならない。現在のように地域主義、小政党主義にとらわれていては信頼を得るのは難しい。民主労働党の李正姫(イ・ジョンヒ)代表は41歳、進歩新党の趙承洙(チョ・スンス)代表は47歳だ。李代表も若手の保守勢力を育成するためにリードしてみてはどうか。


 米議会は毎年、300人の大学生に「ゴールドタワー・奨学金」を支給している。アリゾナ州には、ゴールドウォーター・空港ターミナル、ゴールドウォーター公園、ゴールドウォーター研究所がある。バリー・ゴールドウォーターは、1964年の米大統領選で共和党候補として出馬したが、落選し1987年まで上院議員を務めた。ゴールドウォーターは、大統領にはなれなかったが、レーガン政権を開化させるために肥しを巻き、保守主義運動の旗手を務め評価された。ゴールドウォーターは「保守主義の良心」という本を発行した。李代表もこのような本を発行してほしい。


朱庸中(チュ・ヨンジュン)記者

1936チバQ:2010/10/24(日) 16:40:47
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/2010102401000303.htm
反日とアニメ愛好で葛藤 デモ呼び掛けで南京学生
 【南京共同】「釣魚島(尖閣諸島)の領有権を主張する中国政府を支持するが、日本のアニメも好き」「グローバリズムが進む中で、日本製品ボイコットはないだろう」―。インターネットでの24日の反日デモ呼び掛けに応じ、中国江蘇省南京市の中心部に一時集まった学生らに話を聞くと、中国人の生活の中に溶け込む日本文化や日本製品への親しみと反日感情の間の葛藤がうかがえた。
 南京市内にある職業専門学校に通う18歳の男子学生は、旧日本軍が南京占領の際に中国軍捕虜や一般市民に大量殺害や略奪、女性暴行などを行った南京大虐殺に言及し「歴史教育を通じて日本に好感は抱いていなかった」と説明する。
 南京は「反日デモを行う理由が最もある場所だ」とも指摘。一方で「日本のアニメやゲームソフトが好きでたくさん持っている。日本との文化交流活発化を望む」と話し「心情は複雑だ」と語った。
 南京林業大学4年生の男子学生(22)は「グローバリズムの進展で地球は一つの村になろうとしている。実際に多くの日本製品を使っている」とし、各地のデモでの「日本製品ボイコット」の主張に異を唱えた。


2010年10月24日日曜日

1937チバQ:2010/10/24(日) 21:28:31
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101024/chn1010242000012-n1.htm
【世界おもしろ法律事典】戸籍で異なる「命の値段」
2010.10.24 20:00
 中国江蘇省北部の新(しん)沂(ぎ)で9月16日、BMWを運転していた湖南省出身の男(33)が、路上で3歳の男児を死亡させた“交通事故”が地元社会を震(しん)撼(かん)させた。

 監視カメラに記録されていた画像を分析した警察当局によると、男は自分が運転するBMWが男児を轢(ひ)いたことに気付いたが、救急車を呼ぶどころか車を動かして男児をさらに3回、故意に轢いて死亡させた。

 この男はBMWの持ち主に月給1500元(約2万円)で雇われた運転手だった。警察の調べに対して男は「(事故被害者の)治療費より死亡させた方が安い」と開き直ったため、警察は容疑を殺人罪に切り替えて男を刑事拘留した。

 中国の「道路交通安全法実施条例」などでは、死亡事故を起こした場合、最高3年の懲役が科せられる。都市部住民が交通事故で死亡した場合、賠償金は53万元(約690万円)ほど。だが、ケガをさせた場合の医療費や慰謝料は死亡時の10倍を超えるという。

 事故を起こしたら殺した方が安い、という恐ろしい発想が中国にはびこっているようだが、この事件で改めて注目されたのは「戸籍による賠償金の差」だ。

 中国では出身地や親の戸籍によって、都市部住民と農村部住民とに戸籍が明確に区別されている。

 死亡事故の場合、被害者が都市戸籍なら賠償金は53万元ほどだが、農村戸籍なら24万元と半分以下に減額される。ケガをさせた場合も慰謝料は半分以下だ。

 賠償金や慰謝料の算出は被害者の収入がベースになるが、まず都市か農村か、戸籍の差で命の値段が決まるところが恐ろしい。死亡した3歳児は都市戸籍だったとされる。

   (上海 河崎真澄)

1938チバQ:2010/10/24(日) 21:29:03
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101024/chn1010241943011-n1.htm
「腐敗反対」「住宅高騰抑制しろ」中国反日デモに政府批判も
2010.10.24 19:39

 中国の甘粛省蘭州市と陝西省宝鶏市で24日、それぞれ数百〜1000人規模の反日デモがあり、若者らが「釣魚島(尖閣諸島)を守れ」「日本製品ボイコット」などと叫んで市内を行進した。両市ともインターネットで事前にデモが呼び掛けられていた。

 宝鶏のデモでは参加者が反日スローガンを叫ぶ一方で「官僚腐敗に反対」「住宅価格高騰を抑制しろ」などと政府批判の横断幕も掲げており、中国で深刻化している収入格差の拡大や汚職への不満が強いことをあらためて裏付けた。

 ネットで24日の反日デモが呼び掛けられていたのは蘭州、宝鶏のほか江蘇省南京市、湖南省長沙市、湖北省武漢市など。中国当局は反日デモが拡大すれば政府批判や社会不安が広がるのは必至とみて、呼び掛けがあった都市や北京の日本大使館、各地の日本総領事館周辺で引き続き警備を強化していた。(共同)

1939チバQ:2010/10/25(月) 22:33:51
http://www.asahi.com/international/update/1025/TKY201010250364.html
東京国際映画祭で中台がバトル 「台湾」名称めぐり2010年10月25日19時16分
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 【台北=村上太輝夫】23日に始まった東京国際映画祭で、台湾代表団の名称をめぐり中国が圧力をかけ、双方が一部行事を欠席する騒ぎとなった。24日以降、中台の作品の上映は予定通り行われているが、台湾側の憤りは収まっていない。

 台湾代表団は「台湾」の名称で参加した。これに対し、中国代表団の江平団長が23日の開幕行事の直前、ホテル内で台湾の陳志寛団長に「中国台湾」か、五輪などでの名称「中華台北」に改めるよう求めた。映画祭事務局が仲裁したが双方譲らず、グリーンカーペットを俳優や監督が歩くイベントやパーティーは中台とも欠席した。

 「台湾」だけの呼称は「中国から独立した台湾」の意味ともとれる。中国側の要求は、台湾を不可分の領土とする立場を反映したものだ。ただ過去の同映画祭で「台湾」の名に中国が異議を唱えたことはなかった。

 台湾では与野党を問わず強く反発している。呉敦義(ウー・トゥンイー)行政院長(首相)は25日、「我々はいかなる横暴な物言いにも影響されない。国家主権の尊厳を守り、代表団が屈辱を受けないようにしなければならない」と語った。

 映画祭事務局に対し中国側からの申し入れはなく、事務局と台湾側の間では今後も「台湾」を使うことを確認している。

1940チバQ:2010/10/26(火) 22:58:10
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101026/chn1010262010009-n1.htm
台湾5大都市首長選まで1カ月 12年の総統選にも影響 (1/2ページ)
2010.10.26 20:07
 【台北=山本勲】台湾の主要な市・県を合併して11月27日に実施される5大首長選挙まで1カ月に迫った。2012年の次期総統選を左右する重要選挙だけに、与党・中国国民党と野党第一党の民主進歩党(民進党)は総力戦を繰り広げている。いまのところ南部2市で勝利が確実視される民進党がやや優勢との見方が多い。しかし、国民党も経済の好転を追い風に懸命の巻き返しに出ている。台湾の重要選挙は土壇場の“事件”で結果が左右されることも多く、最後まで混(こん)沌(とん)としそうだ。

 今回の選挙では台湾中部の台中市・県、南部の台南市・県、高雄市・県をそれぞれ合併して市に再編。台北市と台北県は現行の行政区画を維持するが、台北県を新北市と改称する。再編後の5大都市の人口は約1380万人と台湾人口の約60%を占める。

 経済力もあるこれら5大市の首長ポストをどれだけ押さえるかは、来年末の立法院(国会)選と12年の次期総統選を大きく左右する。“準国政選挙”と言っても過言ではないだけに、春から事実上の選挙戦が始まっていた。

 勝敗の分かれ目は大接戦の台北市と新北市だ。民進党は蘇貞昌・元行政院長(首相)、蔡英文主席、国民党は現職の●(=赤におおざと)龍斌・台北市長と次代のホープである朱立倫・前行政院副院長がそれぞれ出馬。各種世論調査などを総合すると、台北市は互角かやや蘇氏が優勢、新北市は朱立倫氏がリードしている。

 もう一つの焦点は台中。8月のテレビ局、TVBSの調査では、現職の胡志強市長の支持率が51%と、蘇嘉全・前民進党秘書長(30%)に21ポイントの大差をつけていた。しかし、今月中旬には差が13%まで縮まっている。胡氏が市長を9年務め市内の治安問題が取りざたされていることもあり、蘇氏がどこまで追い上げるか注目されている。

 一方、南部の台南、高雄はかねてから民進党の地盤で、台南は民進党の頼清徳立法委員、高雄は陳菊市長が、ともに対立候補を大きく引き離して勝利がほぼ確実視されている。

 民進党が台北市を制し、仮に台中で大逆転すれば、馬英九総統の党主席辞任も予想され、次期総統選は混沌とする。逆に国民党が南部2市以外で勝利して現状を維持すれば、馬総統再選に有利な環境が整う。

 5大都市首長選の結果は馬政権の対中接近路線に弾みをつけるか、蔡英文主席率いる新生民進党の「穏健台湾独立路線」拡大につながるかの分岐点となる。日本への影響も小さくない。

1941名無しさん:2010/10/27(水) 12:31:51
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/101027/kor1010271133001-n1.htm
「北朝鮮は滅びる」金総書記の長男、正男氏が批判的発言
2010.10.27 11:31
 【ソウル=黒田勝弘】27日の韓国各紙によると、マカオ在住の金正日総書記の長男、金正男氏は周辺の人物が「父が病なのになぜ平壌に戻らないのか、バトンタッチすべきじゃないのか」と質問したのに対し「バトンタッチは嫌だ。(北朝鮮は)滅びるのに。長くもつだろうか」と語ったという。

 これは韓国の大統領直属機関である「民主平和統一諮問会議」の幹部がさる講演会で明らかにしたもので、今月9日、マカオを訪問した際、金正男氏の関係者から聞いた話という。金正男氏はマカオに住居があることで知られる。

 金正男氏は先に北朝鮮で金総書記の三男、金正恩氏が後継者として公式に登場した際、日本のメディアに「個人的には(権力の)三代世襲には反対だ」と公言し話題になっている。今回の発言も北朝鮮の現状に対する批判的な発言として注目される。

1942名無しさん:2010/10/27(水) 12:33:24
http://www.zakzak.co.jp/sports/etc_sports/news/20101027/spo1010271154000-n1.htm
突然の日本撤退、朝青龍モンゴル総選挙出馬へ 元夫人と生活
2010.10.27


元横綱・朝青龍【拡大】
 大相撲の元横綱、朝青龍(30)が日本を撤退していたことが分かった。すでに都内のマンションを引き払い、出身地のモンゴルに帰郷。現在、復縁したタミル元夫人らとともに首都のウランバートルで生活しているという。突然の撤退の裏には、2012年に行われるモンゴルでの総選挙に出馬する狙いがあるとみられる。

 27日付の日刊スポーツが報じたもので、朝青龍は先週、都内のマンションからすべての荷物を運び出し、出国。ウランバートルに生活の拠点を移し、タミル元夫人と2人の子供の4人で暮らしているという。突然、居を移した理由は、12年に行われる4年に1度の総選挙、モンゴル国民大会議(定数76)と無関係ではないようだ。

 朝青龍は今年4月、政府関係者に同行し、北朝鮮を訪問するなど政界転身への準備は万端。モンゴルのバトボルト首相が属する第1党、モンゴル人民革命党の幹部と親しく、同党から立候補し、選挙区はウランバートルが有力視されている。

 モンゴル人力士の政界転身は、08年6月、元小結の旭鷲山、ダバー・バトバヤル氏が国民大会議で当選。バトバヤル氏は第2党の民主党に属し、選挙区がウランバートルのため、朝青龍が出馬した場合、ガチンコ対決となるが、バトバヤル氏は同区から離れる可能性があるという。

 10月3日に引退相撲を終えた後、今後の身の振り方について「政治もひとつ」と匂わせていた朝青龍。目指すはモンゴルの横綱、末は大統領か。

1943チバQ:2010/10/29(金) 22:38:22
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20101029ddn003030031000c.html
クローズアップ2010:スーチーさん来月解放 なお遠い民主化
 ◇ミャンマー軍政、体制維持固く
 ベトナム・ハノイで開催中の東南アジア諸国連合(ASEAN)の関連会議で、ミャンマー軍事政権によって自宅軟禁中の民主化運動指導者、アウンサンスーチーさん(65)が、11月7日の総選挙後に解放され、独裁的権力を振るってきたタンシュエ国家平和発展協議会議長(77)も総選挙に立候補しない見通しが明らかになった。しかし、スーチーさんは解放されても政治活動を禁じられる公算が大きく、議長も最高権力者の座を降りるかどうかは不透明で、国際社会が求める民主化には程遠い状況であるのに変わりない。【ハノイ西尾英之、外信部・服部正法】

 ASEAN外交筋によると、軍事政権のニャンウィン外相は27日夜ハノイであったASEAN外相非公式夕食会で、「私に発表権はないが」と断った上で、スーチーさんの軟禁を「延長しない」ことと、タンシュエ議長が「出馬しない」ことを明言した。

 国連や欧米がスーチーさんを含む政治犯の選挙前の釈放を強く求め、ASEAN内部にもこれに同調する国があるなか、少しでも政権への風当たりを和らげる狙いがあったとみられる。

 03年からスーチーさんの拘束を続けてきた軍事政権が解放方針を固めた背景には、自ら民主化勢力「国民民主連盟」(NLD)に選挙不参加を求め、政権が認めた選挙の投票もボイコットしているスーチーさんが、選挙結果を基に今後発足する新体制に大きな影響を与える可能性はないとの判断がある。

 軍事政権は今回、徹底的にスーチーさんの総選挙からの排除を図った。

 「11月7日」という選挙期日は、スーチーさんの軟禁期限を基に決められた可能性が強い。また、選挙実施の不安定要素となっている少数民族武装勢力との交渉に時間がほしい政権にとって、11月7日はスーチーさんを拘束下に置いたまま選挙を実施できる最後の日曜日だ。

 政権には20年前の苦い経験がある。スーチーさんは90年の選挙の際も自宅軟禁下にありながら、自身が創設した野党・NLDは全議席の8割を獲得。国の独立の父であるアウンサン将軍の長女であるスーチーさんへの国民の人気に、政権は予想外の大敗を喫した。

 選挙結果受け入れを拒否して居座った軍事政権は、スーチーさんやNLD幹部の長期拘束など民主化勢力への弾圧を繰り返し、20年かけて「選挙に負けない体制作り」を進めてきたと言っていい。

 スーチーさんとNLD抜きでの選挙実施へ向けた政権の思惑が当たったのが、今年3月に制定された選挙関連法だった。有罪判決を受け拘束中のスーチーさんの立候補を認めない法の規定に、スーチーさんは猛反発。NLDはスーチーさんの意向を受けて自ら選挙のボイコットを決めた。

 しかも、「民主化を求める国民の受け皿になるべきだ」と主張する一部の勢力は、新たに「国民民主勢力」(NDF)を結成して選挙参加を決めたことで、旧NLDは分裂し、ボイコットしたNLD主流派は解党した。スーチーさんの支援を得られないNDFは議席獲得も危ういという、政権にとっては「願ったりかなったり」の状況だ。

 スーチーさんが所属したNLDがすでに解党されていることから、政権はスーチーさんに政治活動を認めず、解放されたスーチーさんが政治活動を再開すれば政権の意向次第でいつでも再拘束できるとの指摘もある。

 ◇国際社会どう対応
 だが一応、NDFなど民主化勢力にも当選者が出る可能性もある。タンシュエ議長が選挙に立候補しないことも、政権にとって、スーチーさん解放と合わせて「民主化への取り組み」をアピールできる材料になるとみられる。

 また、議長が議員資格のいらない大統領に就任したり、軍のトップとして事実上の院政を敷く可能性もあるが、独裁的権力をふるった議長の政治的引退が実現すれば、ミャンマーは「現時点よりは民主化が進んだ」との評価も可能となる。

 これに対し、スーチーさんへの弾圧を厳しく批判し、経済制裁を科してきた米国を中心とした国際社会は、「一応」の民主的手続きを経て選ばれる新政権にどう対応するのか、難しい選択を迫られそうだ。政権への「圧力」をさらに強めれば、ミャンマーでエネルギー開発を進める中国がさらに影響力を強め、政権側が「民主化」への歩みを停止する恐れがあるからだ。

1944とはずがたり:2010/10/29(金) 23:25:04
日中首脳会談:中国側が拒否の姿勢 日中韓首脳会談で
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101030k0000m010089000c.html

 【ハノイ浦松丈二、西岡省二】ベトナム訪問中の菅直人首相は29日夕(日本時間同日夜)、ハノイ市内のホテルで、温家宝中国首相、李明博(イ・ミョンバク)韓国大統領とともに日中韓首脳会談を開いた。菅首相は同首脳会談に続いて温首相と個別に会談する方向で調整していたが、中国外務省の胡正躍次官補は同日夜、「日本側が首脳会談の雰囲気を壊した。責任は日本側が完全に負うべきだ」と記者団に述べ、日中首脳会談を拒否する姿勢を示した。

 同次官補はさらに、27日にハワイで行われた日米外相会談で尖閣問題が取り上げられたことなどで日本側を強く批判した。

 日中韓3カ国の首脳会談は、今月4日にブリュッセルで、李大統領が日中間を仲介する立場から温首相に提案し、温首相が「肯定的に受け入れる」と応じたことから準備が進められてきた。

 会談の冒頭、李大統領は「3カ国は北東アジアだけでなく世界の繁栄に大きく影響し、3カ国の協力はとても重要だ。近くの国として、頻繁に会うようになればとても良い」と述べた。菅首相も「地域や国際情勢について議論を深め、互いの関心事について連携するのは大変意義深い。協力のさらなる深化に向けて、ソウルでの20カ国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)や、横浜でのAPECでも、それぞれ首脳と会えることを期待している」と表明した。

 また、温首相は今回の会談を提案した李大統領に謝意を述べたうえで「日中韓3カ国は北東アジア協力の重要な構成要素だ。3カ国で重要な問題を突っ込んで議論し、意見交換をしていきたい」と話した。3首脳は、北朝鮮情勢や核問題をめぐる6カ国協議についても意見交換したとみられる。

 一方、これに先立ち29日午前(日本時間同)には前原誠司外相と楊潔〓(ようけつち)中国外相による日中外相会談が約1時間20分行われた。

 両外相は、日中関係の改善、戦略的互恵関係の推進で努力することで一致。中国からのレアアース(希土類)の輸出停滞問題では、前原外相が懸念を表明したのに対し、楊外相は「環境保護のために輸出を制限している」と説明した。

 このほか、前原外相は、東シナ海のガス田条約締結交渉の再開を要請し、中国がガス田「白樺」(中国名・春暁)で掘削に着手した可能性が指摘される問題では、白樺の現状について専門家を交えた説明を中国側に要求した。漁船衝突事件については日中双方が自国の立場を表明した。
【関連記事】

毎日新聞 2010年10月29日 21時30分(最終更新 10月29日 22時21分)

1945チバQ:2010/10/30(土) 09:10:40
http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2010/10/post-233.php
あの素晴らしい中華帝国をもう一度
2010年10月11日(月)13時54分
今週のコラムニスト:クォン・ヨンソク

 尖閣諸島問題にノーベル平和賞騒動と、最近、中国関連のニュースが絶えない。もっとも、最近に限らず近年の中国は日本におけるニュースの主役だった。そして、それは大きく分けて3つの方向性をもっていた。

1946チバQ:2010/10/30(土) 09:11:03
 第1は、人工衛星発射、北京オリンピック、上海万博、米中関係の進展、軍事力増強、中国人観光客の急増など「躍進する中国」、「台頭する中国」というイメージに符合するものだ。

1947チバQ:2010/10/30(土) 09:12:04
http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2010/10/post-233.php
あの素晴らしい中華帝国をもう一度
2010年10月11日(月)13時54分
今週のコラムニスト:クォン・ヨンソク

 尖閣諸島問題にノーベル平和賞騒動と、最近、中国関連のニュースが絶えない。もっとも、最近に限らず近年の中国は日本におけるニュースの主役だった。そして、それは大きく分けて3つの方向性をもっていた。

 第1は、人工衛星発射、北京オリンピック、上海万博、米中関係の進展、軍事力増強、中国人観光客の急増など「躍進する中国」、「台頭する中国」というイメージに符合するものだ。

 第3は、チベット、ウイグル問題など、中国の体制に対する懸念や反発が根底にあるものだ。反日デモなどもこのカテゴリーに含まれると言えよう。論調は定まった観がある。中国は世界の大国として、人権や平和や民主主義といった普遍的な価値を尊重し、責任ある行動をとってほしいというものだ。

 もちろん、この3つの方向性はつながっている。根底には「台頭する中国」に対する脅威認識、焦燥感、苛立ちがある。とりわけ、アジアの盟主の座を明け渡すことになりそうな日本からすれば、2番目と3番目のニュースをことさら強調し、文明主義的な観点から中国への偏見やステレオタイプを助長したくなる衝動に駆られるのは無理もないことだ。

 だが僕はこの夏、韓国の朝鮮日報で面白い記事を目にした。尖閣島問題が起きる前の記事で、日本への中国人観光客の急増についてのものだった。その中で目を引いた表現は、将来、日本人が中国人の足をマッサージする日が来るだろうというものだ。別に、日本を卑下しているわけではなく、中国観光客に頼らざるを得ない日中関係の現住所を的確に表現したものだと思う。

 これからは、日本各地の温泉地も中国人で溢れる時代が来るだろう。比喩的にいえば、これからは中国人に対して、日本人は足マッサージを、韓国人はアカスリをする時代が来る可能性は高い(だけど忘れてくれるな、これまでは日本人が一方的にそのサービスを受ける側であったのだ)。

■周辺国に寛容だったかつての帝国

 中国が「来る」ことは誰の目にも自明なことだ。しかし、これは東アジア国際秩序が「正常化」、「常態化」の方向に向かっていると見ることもできる。この新しい東アジアのうねりに対して、中国脅威論、中国封じ込めといった冷戦時代のような発想・戦略では対処できず、逆効果の恐れもある。

 さらに、中国に対する世界の嫉妬まじりのまなざしと厳しい注文に対し、中国ではナショナリスティックな反発が目立っている。屈辱の近現代史を生きていた中国人からすれば、ようやく世界の主役の座に返り咲こうとしているのに、世界は自分たちに注文や難題ばかり突き付けてくる。今の「強い中国」に敬意が払われていないのではないか......。

 昨年に公刊され、世界で大きな話題となった『中国不高興』(ANGRY CHINA)という本は次のように主張する。「なぜ、中国がアメリカに好かれようとしなければならないのか。これからはアメリカが中国の好感を得るよう努めるべきだ。(中略)我々の前途には二つの道しかない。この世界を制圧するか、この世界を作り変えるかだ」

 ではこうした中国の台頭に、日本や韓国など周辺の国々はどう相対するべきなのか。僕はこの際、中国の「崛起」を潔く認めるしかないと思う。中国を敵視するのではなく、かつてのあの素晴らしい「中華帝国」を想起するよう促す方が賢明なのではないだろうか。

 中華帝国を中心とした伝統的華夷秩序の下では、ヨーロッパ国際秩序と比べれば平和な時代が長く続いた。中華帝国は西洋的な概念の帝国ではなく、周辺国の独立を認めて内政干渉せず、独自の民族文化の発展を妨げなかった。朝貢という礼を尽くせば、文明の中心として文物や文化を与えてきた。今風に言えば、ソフトパワーやスマートパワーを通じて秩序を保持していたのだ。

 中華文明は儒教・仏教・道教文化などを通じて東洋の美徳・思想・歴史の基盤と共通性をつくった。残念ながらもう聞くことができなくなった大沢親分の「喝!」も、実は中国の禅僧の教えから来ているものだ。

1948チバQ:2010/10/30(土) 09:12:25
■近代化のボタンをかけ違えた中国

 3年前にソウルで中国国宝展が開催され大ブームになった。それを見て思った。中国は東アジアの国なんかではなく、イスラムや西洋の文化も融合した文字通りの帝国だったのだ。帝国の基本的性格には、多民族と多文化主義がある。その開放性と多様性が学問、思想、宗教、文化の隆盛をもたらし、それらが混ざり合うフュージョンこそ中国文化の栄華の根源ではなかったか。

 そんな「大物」たる中華帝国の子孫たちが、少数民族を弾圧し、民主化運動家を抑圧し、小さな島のことで周辺国と小競り合いをしている。これは、中国人がかつての自分たちの姿を見失い、近代化=西洋化のボタンをかけ間違えたことに起因すると思われる。

 近現代において中国は、革命と新しい世界秩序を実現しようと邁進してきた。独立、抗日、革命、社会主義......。中国はよく頑張った。世界での役割は十分果たした。21世紀の中国は、「キャラ」を変えて新しいヴィジョンを提示してもいいのではないか。

 少数民族に自治を認め、彼らが自ずと中国の一員であることを望む方向にパワーを行使できないものか? 万が一、将来において分離独立したとしても、中国の優位が損なわれるとは思われないし、それを認めた中国の寛容性を世界は称賛するだろう。中国のソフトパワーは飛躍的に増大すると思うのだが。

 それでも僕は中国に対する希望を失わない。中国が東洋の思想・美の源流だからだけではない。やはり、隣人としての中国人に対する信頼からだ。

 僕がこれまで出会った中国人たちは、ナショナル・アイデンティティは強く持っているものの、けっして対話ができない相手ではなかった。人柄もきさくで、文化面でも同じアジア人としての親近感は確実に持つことができた。留学生の中には、中国の自由化や民主化を夢見る人も少なくない。

 また、韓国のアイドル、チャン・ナラをアジアのトップスターの座に押し上げ、上海万博ではけが人が出るほどにK-POPグループの2PMのライブに殺到し、SMAPの上海公演中止を心から残念がる中国人もたくさんいる。

 韓国が歴史上初めて中国よりも先んじているものがある。それは民主化とポップカルチャーなど文化力だ。文化力だって民主化の賜物だ。中国13億の人民にこの一言だけは言いたい。「民主化は気持ちいいものですよ」

1949チバQ:2010/10/30(土) 09:13:49
>>1945-1948
なぜか第二の理由がNGワードになってる

1950とはずがたり:2010/11/01(月) 09:44:57

中国の温首相が南シナ海の領有権問題で攻勢 カンボジアに13億円援助
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/101029/asi1010290945001-n1.htm
2010.10.29 09:40

 東アジアサミットなどに出席のためベトナム・ハノイ入りした中国の温家宝首相は、東南アジア諸国連合(ASEAN)のうち南シナ海の領有権をめぐり対立のないカンボジアやラオスと相次いで首脳会談を行い、対立のあるベトナム、フィリピンなど4カ国との問題を国際化しないよう説得攻勢を掛けている。

 カンボジア政府筋によると、同国のフン・セン首相との会談で、温首相は「南シナ海問題を国際化すべきでない。中国とアジアとの対立ではなく、アジアの一部の関係国と解決すべき問題」と強調。フン・セン首相は中国の立場に理解を示した上で平和解決を求めた。中国は経済開発支援として1億元(約13億円)の無償援助を約束した。

 温首相は領有権問題のないラオスのブアソン首相とも会談、同様に南シナ海問題で中国の立場への支持を求めたとみられる。(共同)

1951とはずがたり:2010/11/01(月) 09:45:50

日本、14兆ウォン規模のベトナム原発受注で合意
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=134450&servcode=300&sectcode=300

韓国・フランス・日本が競合するベトナムの原子力発電所建設プロジェクト第2期事業で、日本がパートナーに内定した。

ベトナムのグエン・タン・ズン首相と日本の菅直人首相は31日、ベトナム・ハノイで首脳会談を開き、このように明らかにしたと、日本経済新聞が報じた。同紙は「これは日本が新興国の原発建設を受注した事実上初めてのケースであり、規模は1兆円にのぼる」と伝えた。

ベトナムは2020年代初期までに4基の原発建設を終える予定で、4基の原発のうち第1期事業の2基はすでに年初にロシアが受注している。今回の第2期事業の2基はベトナム南部地域での建設事業で、その間、韓国・フランスのコンソーシアムと日本が激しく競合していた。

日本は原発建設を受注する代わりにベトナム側の港などのインフラ建設に790億円の借款を供与し、原発関連技術の移転を提供することにした。また両国首脳は戦略物資であるレアアース(希土類)の研究および開発も共同で協力することにした。

菅首相は「原発とレアアースの二つの問題について両国がパートナーになったのは真のパートナーシップが始まったという象徴的な意味を持つ」と強調した。

今回のベトナム原発建設プロジェクト第2期事業は、先月22日に官民合同出資で発足した「日本国際原子力開発」を中心に進行された。東芝・三菱重工業・日立製作所が参加している。

日本メディアは「新興国の原発建設に政府と民間が合同で全力を傾けている韓国に対応するため、日本が構成した‘民官合同体’が成し遂げた初めての快挙」と一斉に報じた。

1952とはずがたり:2010/11/01(月) 09:47:26

中国がカンボジアとラオスを抱き込もうとするのに対して日本はベトナムという同盟者を得たと云えるか。

原発2基受注とレアアース共同開発で合意、日越首脳会談
http://www.afpbb.com/article/politics/2771053/6393852?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
2010年11月01日 09:01 発信地:ハノイ/ベトナム

【11月1日 AFP】菅直人(Naoto Kan)首相は10月31日、ベトナムのグエン・タン・ズン(Nguyen Tan Dung)首相とハノイ(Hanoi)で会談し、レアアース(希土類)の共同開発とベトナム国内の原子力発電所2基の建設を日本が受注することで合意した。両首脳が会談後の共同記者会見で明らかにした。

 日本は、これまでレアアース輸入を中国に依存していたが、尖閣諸島問題をめぐる日中関係の悪化から、供給先の多角化を模索していた。

 原発の受注に関しても、共同声明文に「ベトナム政府は原発2基の協力パートナーとして日本を選択する」と記されている。

 菅首相は今回の合意について、「日越の新しい歴史の1ページが開かれた」と語った。(c)AFP/Harumi Ozawa

1954小説吉田学校読者:2010/11/02(火) 07:02:10
人脈形成に種まき開始。野党時代も外国要人との会談はこなしていたはずだが、それがパイプにまで育っていない。育てるのは野党時代にやることではなかったのか。

民主・岡田幹事長、12月に訪中 首脳級との会談に意欲
http://www.asahi.com/politics/update/1101/TKY201011010489.html

 民主党の岡田克也幹事長は1日の記者会見で、12月中旬をめどに中国を訪問することを明らかにした。民主党と中国共産党の幹部が定期的に会う「日中交流協議機構」の一環。日中関係の改善に向けて菅内閣を側面支援する。
 岡田氏は「今まで培ってきた信頼関係を深めたい。ハイレベルでの意見交換が望ましい」と述べ、首脳級との会談に意欲を示した。中国漁船衝突事件後に訪中した細野豪志前幹事長代理も同行する。
 昨年12月、小沢一郎氏が幹事長として率いた訪中団には国会議員140人以上が参加し、胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席と全員が握手した。岡田氏は今回の規模について「10人を超えることはない」とし、小沢流を踏襲しない考えを示した。

1955とはずがたり:2010/11/04(木) 02:29:40

日米越比で対中露包囲網と行きたい。もちろん私くし親中派ですけれども。

領土での強硬一辺倒を戒める 米国に利益と中国紙社説
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010110301000269.html

 【北京共同】中国共産党機関紙、人民日報傘下の中国紙、環球時報は3日、東アジアでの領土問題の紛争で最大の利益を得るのは米国だと訴え「中国は領土問題で強硬であればあるほどよいというわけでは決してない」との社説を掲載した。

 沖縄県・尖閣諸島周辺での中国漁船衝突事件で中国が強硬姿勢を取ったことで「中国脅威論」に拍車が掛かっており、強硬一辺倒で米国と各国との関係が強まるのは得策ではないと訴えた形だ。

 社説は「アジアは幾つかの島しょに縛られるべきではない」と題し、東アジアの領土問題により「米国は、中国と周辺各国を分断するのに使う大量の労力を節約できる」と主張。領土問題を「アメリカの利益につながるレールの上に乗せてはならない」としている。

 また尖閣諸島は日本に実効支配されており、短期的に中国の支配下に置くことが難しい現実を「中国人は受け入れるべきだ」とし、スローガンを叫ぶのではなく、戦略的な解決方法を探る必要性を強調している。
2010/11/03 16:37 【共同通信】

1956チバQ:2010/11/04(木) 20:48:04
http://www.asahi.com/international/update/1102/TKY201011020524.html
送ったスパイ寝返る 中国に買収された台湾将校ら逮捕
2010年11月3日5時6分
 【台北=村上太輝夫】台湾で、国防部(国防省)軍事情報局によって中国に送り込まれたスパイが捕まって寝返り、台湾に戻ってから指令役の軍高官を巻き込んで機密情報を中国へ流していた、という事件が発覚した。2日付の台湾各紙が伝え、国防部も、機密漏洩(ろうえい)事件を捜査中だと発表した。

 報道によると、この容疑者は2004年ごろ、軍事情報局の求めに応じ、ビジネスマンを装い中国で情報収集活動をしていた。ところが、福建省で中国の国家安全当局に拘束され、中国の情報要員となることを承諾したとされる。

 台湾に戻ると指令役だった上校(大佐に相当)と接触。07年ごろからは、中国側が提供した金銭をこの上校に渡し、引き換えに台湾の情報要員名簿など機密情報を受け取り、中国当局者に渡していた。2人は10月31日、台北郊外で接触している現場をおさえられ、逮捕された。

 台湾では中国がらみのスパイ事件がたびたび発覚しているが、現役大佐級の軍人が関与した例は珍しく、衝撃をもって受け止められている。

1957とはずがたり:2010/11/05(金) 00:46:39
ここか?

ミスワールド大本命落選 中国陰謀説、ノーベル賞の腹いせ!?
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101103/chn1011030246001-n1.htm
2010.11.3 02:45

 第60回ミスワールドに大本命だったミス・ノルウェーでなく、ミス・アメリカが選ばれたのは中国の圧力?! こんなニュースをロンドンのデーリー・ニューズ紙が発し、米CBSテレビが後追いして世界中に波紋を広げている。(夕刊フジ)

 中国とノルウェーといえば、さきのノーベル平和賞をノルウェーのノーベル委員会が中国の民主活動家、劉暁波氏(54)に与えたあと、関係が急激に悪化したが、10月30日に中国南部のリゾート地、海南島で行われたミスワールドでは、中国側から選考委員に「ミス・ノルウェーは低い点に抑えるよう」露骨な圧力がかけられた、という。

 《結果、ミスワールドには18歳のブロンド美人、米国代表のアレクサンドリア・ミルズさん(18)が輝き、2008年のミスユニバースで、今大会の本命だった、“ゴージャス”なミス・ノルウェー、マリアン・バークダルさん(23)は5位にも入らなかった》というのだ。

 ミス・ノルウェーは、この数日前に選考委員会から「トップ・モデル賞」を獲得したばかりで、優勝のオッズも3・5倍だったことも憶測を広げる要因となっている。

 本人は、「もし、ああしたことや、こうしたことがなければ、私は2010年のミスワールドだった、などと考えるのは愚かなことです」と控えめだが、事実なら、さらに一波乱あるかもしれない。

1958名無しさん:2010/11/07(日) 17:27:02
http://mainichi.jp/select/world/news/20101107k0000m030101000c.html
ミャンマー:民主化勢力と少数民族 連邦国家樹立へ協力
 軍事政権下のミャンマーで7日に実施される総選挙を前に、国外亡命中の民主化勢力と、軍政に対し内戦状態にある複数の少数民族組織などが秘密裏に会合し、少数民族の自治権を認める連邦国家樹立に向け協力することで5日に合意したことが分かった。在日の民主化勢力関係者が毎日新聞に明かした。選挙という民主化の「実績」を国際社会にアピールしたい軍政に対し、ビルマ族主体の民主化勢力と少数民族が連携を強化し、対抗していく戦略とみられる。

 民主化組織「ビルマ連邦国民評議会」のマウンミンニョウ日本代表によると、会合はカヤー州で開催。前回90年の総選挙で当選したものの、その後亡命を余儀なくされたビルマ族の国会議員らによる組織と、▽カレンニー民族進歩党(カレンニー族)▽カレン民族同盟(カレン族)▽新モン州党(モン族)−−の3少数民族組織が合意した。3組織は軍政と内戦を継続中か反目状態のグループ。

 今後の軍政の対応次第では、現在軍政と停戦中だが戦闘再開の可能性が高まっているワ、カチンなどの有力少数民族も加わる可能性があるとみられる。

 マウンミンニョウ代表は「民主化勢力側にも以前はビルマ人(族)中心の国家を考える者がいた。真の連邦国家を目指す今回の合意は画期的で、総選挙後の軍政への対抗措置だ」と話す。

 また、先月24日にはインド国境付近で、別の民主化勢力と少数民族組織が会合を開催。民主化運動指導者アウンサンスーチーさん率いる国民民主連盟(NLD)の幹部と、シャンなどの少数民族の政党が▽スーチーさんの指導による団結と国民和解▽少数民族の自治権を認めた「パンロン会議」(47年)の第2回会議の早期開催−−などで合意した。

 NLDを支持するNLD・LA(国民民主連盟・解放地域)のタンゼンウ日本支部議長は「軍政は国境地帯で力がないので(選挙後も)国をまとめることはできない。合意は軍政への圧力の一つとなる」と話す。ビルマ族と少数民族の融和という積年の課題を民主化勢力が克服すれば、軍政を揺さぶる対抗軸になる可能性がある。【服部正法】

 【ことば】ミャンマーの民族問題

 ミャンマーには、人口の約3分の2を占めるビルマ族以外に、タイ、中国、インドとの国境地帯を中心に細分すると130以上の少数民族がいる。独立直前の1947年2月にビルマ族を代表するアウンサン将軍とシャン、カチンなどの民族がシャン州パンロンで会議を開き、独立後の少数民族の自治権を保障することで合意。しかし62年の軍事クーデター以降、合意が有名無実化した結果、各民族との内戦が激化した。

 現在の軍政は主な少数民族と停戦合意したが、総選挙を控え、昨年から各民族武装組織の国軍編入を画策。ワ、カチン、モンなど多くの組織が拒否し、国軍との間で緊張が高まっている。

1959名無しさん:2010/11/07(日) 19:26:31
>>1650>>1825とか
http://mainichi.jp/select/world/asia/news/20101108k0000m030020000c.html
北朝鮮:軍ナンバー2、趙明禄・国防第1副委員長が死去

趙明禄・国防委員会第1副委員長=朝鮮通信 【広州(中国広東省)米村耕一】北朝鮮の朝鮮中央通信は7日、金正日(キム・ジョンイル)総書記に次ぐ軍ナンバー2の趙明禄(チョ・ミョンロク)国防委員会第1副委員長(朝鮮労働党政治局常務委員)が、心臓病のため6日に死去したと報じた。82歳だった。10日に国葬が行われる。

 ラヂオプレス(RP)によると、趙第1副委員長は空軍パイロット出身。空軍司令官を経て、95年に軍の中枢、朝鮮人民軍総政治局長に就任した。98年には国防委員会第1副委員長になり、00年10月には金総書記の特使として訪米、当時のクリントン大統領と会談した。ここ数年は病気療養中とされていた。

 また、朝鮮中央通信は金総書記を葬儀委員長とする葬儀委員会が構成されたことを伝えたが、委員名を紹介する際、後継者の正恩(ジョンウン)氏の名前を金総書記に次いで読み上げた。これまでは金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長らの後に名前が挙げられており、正恩氏の後継指導者としての扱いが、さらに本格化していることをうかがわせた。

1960チバQ:2010/11/09(火) 00:18:51
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/101108/asi1011082051007-n1.htm
ミャンマー軍、少数民族の反政府武装組織と衝突…掃討に着手か 1万人超、タイ側に避難 (1/2ページ)
2010.11.8 23:35
 【シンガポール=宮野弘之】ミャンマーからの情報によると、同国東部カイン(カレン)州のミャワディで8日、ミャンマー国軍と少数民族カレン族の武装組織の一部が衝突、これまでに数十人が死傷し、1万人を超える避難民が出ているようだ。ミャンマー政府関係者は本紙に対し、今回の戦闘が反政府武装組織に対する政府軍の掃討作戦の一環であることを示唆した。今後、衝突が拡大すれば、他の少数民族の反政府武装組織も加わり、本格的な戦闘に発展する可能性がある。

 ミャンマー軍政は今回の総選挙を前に、カイン州のカレン族やシャン州のワ族など少数民族の武装組織に対し、新たに国軍の下に組織する国境警備隊に入るよう指示し、事実上の武装解除を求めていた。

 しかし、少数民族側は軍政側の要求を拒否。このため、軍政はカイン、シャン、カチンなど5州の多くの村での投票を取りやめるとともに、ロシア製のヘリ50機を導入したほか、部隊を増派していた。

 反軍政メディア「イラワジ」によると、衝突は「民主カレン仏教徒軍(DKBA)」の第5団と国軍の間で、8日朝から本格化した。同団はDKBA指導部の方針に従わず、軍政による武装解除命令を拒否していた。同団の指揮官は「国軍が先に銃撃してきた」としている。

 これまでに民間人ら7人が死亡し20人以上が負傷したという。ミャワディの住民は町から避難するよう指示され、1万数千人がタイ側に逃れたという。タイ側の国境の町、メソトでは、取材中のフジテレビのタイ人女性スタッフと運転手が砲弾の破片で軽傷を負った。

 少数民族側は、新政府が発足する前に、国軍が武装組織の掃討作戦に踏み切ることを警戒し、各民族間で同盟を組むことで合意したとされる。衝突がこのまま続けば、カレン以外の民族も巻き込み、東北部一帯に戦闘が拡大する可能性がある。

 すでに「カレン民族同盟(KNU)」と、傘下の「カレン民族解放戦線(KNLA)」は戦闘態勢に入っている。

 一方、7日の投票を受けて野党、国民民主勢力(NDF)幹部のキン・マウン・スエ氏は8日、記者会見し、「開票などでの異常な行為について、選管から明確な説明がない限り、選挙結果を認めない」と述べた。同氏らによると、票の買収や有権者への脅迫だけでなく、開票途中で野党候補が大きくリードしていると開票作業が中止されたりするなどの事態が相次いでいるという。

1961チバQ:2010/11/09(火) 00:19:15
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/101108/asi1011081940006-n1.htm
ミャンマー、野党伸び悩む 軍政、自由と公正を強調
2010.11.8 19:39
 ミャンマーで7日投開票が行われた総選挙は8日も開票作業が続き、民主化勢力の野党の独自集計によると、最大都市ヤンゴンで野党の議席が伸び悩んでいることが分かった。

 地方で影響力が強い軍事政権の翼賛政党の優勢が確実な状況。野党勢力は軍政翼賛政党「連邦団結発展党(USDP)」による票の買収や、有権者への脅迫などの不正行為に対する批判を強めている。選挙管理委員会の公式結果発表までは数日から1週間ほどかかる見通し。

 野党勢力で最大規模の国民民主勢力(NDF)によると、NDFはヤンゴンで上下院、地方議会を含め計53人の候補者を擁立したが、これまでの独自集計で獲得できたのは11議席だけという。

 別の野党、ミャンマー民主党(DPM)は、ヤンゴンで同党が擁立した候補者22人のうち、当選は女性候補1人だけだったと明らかにした。(共同)

1962チバQ:2010/11/09(火) 00:20:02
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/101107/asi1011072106012-n1.htm
ミャンマー20年ぶりの総選挙 変わらぬ軍政 民主化遠く (1/3ページ)
2010.11.7 21:03

 【シンガポール=宮野弘之】20年ぶりに実施されたミャンマーの総選挙は、現在の軍事政権が描く民主化に向けたロードマップ(行程表)に基づくものだ。このため、軍政支配を固定化する「見せかけの選挙」との批判が強い一方、半世紀ぶりに文民政府が誕生することから、民主化の一歩ととらえる声もある。そのため、民主化勢力がどれだけ議席を獲得できるかもカギだ。想定される今後の動きをまとめた。


大統領も国軍から?

 投票結果が出るには数日かかるが、現在の軍政の代理政党とされる連邦団結発展党(USDP)が圧勝する可能性が高い。USDPは各議会の民選議員枠だけで過半数、軍人枠と合わせ全体で75%を超える議席を確保するために躍起という。仮に過半数をとれない場合でも、やはり国軍に近い国民統一党(NUP)が受け皿になるとみられる。

 来年1月末ごろ招集される議会では、全議員の投票で副大統領3人の中から大統領が選ばれる。いまのところ、国軍ナンバー3の総参謀長(大将)の座を最後に退役し、総選挙に立候補したトゥラ・シュエ・マン氏が最有力視されている。大統領の指示で組閣が行われるため、同氏が大統領になれば、今回やはり退役して立候補したテイン・セイン首相以下、現在の軍政幹部が新内閣に横滑りすることになりそうだ。

 ただ、新内閣の国防、内務、国境担当の各大臣は国軍司令官が指名する。タン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長は、選挙後しばらくは国軍司令官の地位にとどまるとみられ、同議長が主要大臣を指名することで影響力を残すのは確実だ。


民主化には遠く

 今回の選挙は、アウン・サン・スー・チーさん率いる国民民主連盟(NLD)が選挙をボイコットしたこともあり、国民の関心は低い。このため、投票率は前回1990年の70%前半を割り込むとみられる。また「軍政による強要や脅迫、買収が行われている」(野党幹部)とされ、選挙結果次第では、民主化勢力側が選挙の有効性をめぐり、反対運動を展開することも予想される。

 民主化勢力の議席獲得について、上智大学の根本敬教授は「全部合わせて議席の20%程度」とみる。「憲法改正に必要な国民投票を発議するため必要な75%の議員票にはほど遠い」として、民主化勢力が、国軍の政治への関与を規定した新憲法を改正できるだけの議席をとれない以上、今回の選挙で民主化が進むと見ることには否定的だ。


釈放で批判回避狙う

 昨年5月に国家防御法違反罪で起訴され、1年半の自宅軟禁を宣告されたスー・チーさんは、軟禁期限の今月13日には解放される可能性が高い。軍政側は選挙後ただちに解放することで、今回の選挙に対する、欧米など国際社会からの批判を少しでもやわらげる狙いがある。

 今回の選挙は、スー・チーさんや2100人を超える政治犯を釈放せず、外国からの選挙監視団も拒み、国際社会が求めた「公正・公平で開かれた選挙」とはほど遠いのは事実だ。このため、欧米各国は、今後もミャンマーへの制裁を強めるものとみられる。

 これに対し、ミャンマー政府は豊富な天然ガスなどを使った「資源外交」を展開しており、中国やインドといった地域の大国に加え、タイやシンガポールなどとの経済協力関係も深めている。今回の選挙を経て、新しい政府が発足しても、国軍が主導権を握る構図には変化がない以上、人権を掲げる欧米などからの圧力を横目にこれら国々との関係強化を図り、政権基盤の安定を目指すのは確実だ。

1963チバQ:2010/11/09(火) 00:35:43
>>1959
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=20101108559687
金正恩氏の序列、6位から2位へ 元人民軍次帥の葬儀名簿で判明


NOVEMBER 08, 2010 11:10
北朝鮮が、6日に死亡した趙明禄(チョ・ミョンロク)人民軍次帥の葬儀委員会名簿を7日に発表し、金正日(キム・ジョンイル)総書記の次に3代世襲後継者の金正恩(キム・ジョンウン)労働党中央軍事委副委員長が名を連ねた。これは、金正恩氏が名実共に権力序列2位になったことを示していると、専門家たちは見ている。

朝鮮中央通信は7日、趙明録・朝鮮労働党政治局常務委員兼国防委第1副委員長、朝鮮人民軍次帥の死去を伝え、金総書記を委員長とし、北朝鮮高官170人を委員とする葬儀委員会名簿を発表した。金正恩氏は、委員170人のうち最初に名を連ね、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長、崔永林(チェ・ヨンリム)首相、李容浩(イ・ヨンホ)人民軍総参謀長がその後に続いた。


朝鮮労働党機関紙の労働新聞は9月29日、党代表者会の情報と共に、記念撮影に参加した高位層の名簿を伝え、金正恩氏を、金総書記、政治局常務委員の金永南、崔永林、李容浩氏の次の5番目に登場させた。


脱北者出身の安燦一(アン・チャンイル)世界北朝鮮研究センター所長は、「趙明禄氏のような高位層の葬儀委員会名簿は、特に序列が重要だ。金正恩氏がナンバー2であることを内外に明らかにした」と指摘した。


http://www.chosunonline.com/news/20101108000014
後継者問題:金正恩氏、党内序列2位に
9月の党代表者大会では6位→40日で2位に
 北朝鮮は7日、心臓病のため前日に死去した趙明禄(チョ・ミョンロク)朝鮮労働党政治局常務委員(党内序列4位)兼国防委員会第1副委員長の国家葬儀委員会の名簿(171人)を発表したが、この中で金正日(キム・ジョンイル)総書記に次ぐ第2位として、後継者の正恩(ジョンウン)氏が搭載された。


 北朝鮮が正恩氏を後継者とすることを正式に決定して以降、金総書記の次に正恩氏の名を発表したのは今回が初めて。安全保障関連省庁の当局者は、「今年9月28日の党代表者大会の直後、政治局常務委員5人に続く党内序列6位とされた正恩氏が、わずか40日後に同2位へと躍進したことになる」と語った。


 北朝鮮は党代表者大会の後、党幹部の名簿を発表した際、政治局常務委員5人(金総書記、金永南〈キム・ヨンナム〉氏、崔永林〈チェ・ヨンリム〉氏、趙明禄氏、李英浩〈リ・ヨンホ〉氏)の次に正恩氏の名を発表した。ところが今回、正恩氏は金永南、崔永林、李英浩各氏を押しのけ、2位に上がったことになる。南北関係に詳しい消息筋は、「朝鮮人民軍大将の称号を得ている正恩氏が、趙明禄氏の死去によって空席になった政治局常務委員や国防委員会第1副委員長にすでに任命されたか、または一定の追悼期間が終了した後に任命されるものとみられる」と語った。


アン・ヨンヒョン記者

1964チバQ:2010/11/10(水) 12:41:59
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010111002100003.html
『逃げては戻る生活 もういや』 ミャンマー2万人避難
2010年11月10日 朝刊

9日、タイ北西部メソトの仮設キャンプで、タイ国境警察隊にトラックに乗せられ帰国の途につくミャンマーからの避難民たち=杉谷剛撮影


 【メソト=杉谷剛】ミャンマーで起きた国軍と少数民族との戦闘で、同国から二万人近い避難民が流入したタイ北西部の町メソト。運動場や寺の中庭で一夜を明かした人たちは九日、順次故郷へと戻っていった。

 国境から一キロほどの国境監視警察の運動場に設けられた仮設キャンプは八日夜、着の身着のままで逃げてきた人で膨れ上がり、テントや地面に敷かれたシートの上で眠った。

 九日午後からは、タイ側が用意したトラックが次々に到着。われ先にと乗り込む人々がいる一方、「こわい思いをしたので、もう一晩ここにいたい」と、約五百人は同日夜もキャンプに残った。

 トラックに乗り込んだ人たちは国境のモエイ川の二カ所の船着き場まで行き、対岸のミャンマー側、ミャワディへと戻っていった。

 「兵士たちが家の近くで銃を撃ち合うのを見て、家族で走って逃げてきました」。幼い二人の男の子を抱え、家族九人で避難してきた女性のミキさん(28)は、戦闘を目の当たりにしながらも「家に早く帰りたい」と話した。

 夫は職がなく、ミキさんが洗濯の仕事でなんとか一家を支えているという。「家にお金がない」。九歳になる長男は小学校に通っていない、と明かした。

 「今、一番ほしいものは家族みんなの心がよくなること。戦争があって仕事もお金もないので」。ミャンマー側にやって来るタイ人と話して覚えたというタイ語で必死に訴えかけてきた。

 砲弾の爆発音におびえながら、荷物も持たずに走り続けた。「タイに逃げて、また戻って、また逃げて戻って…。こんな生活はいや。私の夢は家族と幸せに暮らすことです」。トラックを待つ間、不安な気持ちを抑えながら、将来の希望を語った。

1965チバQ:2010/11/10(水) 22:04:55
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010111002000041.html
少数民族 交戦続く 軍政 選挙後、大規模攻撃も
2010年11月10日 朝刊

 【バンコク=古田秀陽】タイと国境を接するミャンマー東部カイン(カレン)州のミャワディで発生した少数民族武装勢力と国軍の戦闘で、タイ政府は九日、ミャンマー人約二万人がタイ側へ避難したことを明らかにした。タイ陸軍によると、ミャワディの南にあるパヤトンズパスでは前日に続き九日も散発的な戦闘が起き、タイ側に砲弾が着弾するなどして負傷者が出た。

 ミャンマー国境警備隊への編入をめぐり、同国軍政に反発する少数民族の六武装組織は、国軍からの攻撃に「一致して対抗する」との同盟を結んだとされる。交戦にはすでに複数組織が参加しているとの情報があり、少数民族地域に戦闘が広がる恐れが出ている。

 タイメディアなどによると、カイン州南部では「民主カレン仏教徒軍」(DKBA)の一派ら数百人規模の武装組織が、約五百人の政府軍と銃や迫撃弾などで交戦。「カレン民族同盟」(KNU)やモン人の「新モン国党」(NMSP)の兵士も加わったとされる。

 軍政は停戦合意を結んだ組織に国境警備隊への編入を求めてきたが、最大勢力「ワ州連合軍」などが相次いで拒否。政権は一部の少数民族地域で七日の総選挙を中止するなど圧力を強め、選挙後に大規模攻撃に踏み切る可能性があるとされる。

 一方、タイ陸軍は九日、ミャワディでの交戦は沈静化したと述べ、最大二万人に膨れ上がった避難民をミャンマーへ帰国させ始めた。軍は国境監視を続けるとしているが戦闘再開の恐れがあり、一部の人権団体から「帰国させるのは早すぎる」との懸念が出ている。

1966チバQ:2010/11/10(水) 22:06:41
http://mainichi.jp/select/world/news/20101108ddm007030052000c.html
変革は起きるか:’10ミャンマー総選挙/上 生活改善望み薄 投票に熱気なく
 アウンサンスーチーさん率いる「国民民主連盟」が圧勝した前回総選挙から20年。軍事政権支配下のミャンマーで7日、民政移管実施へ向けた総選挙が行われた。政権は軍による支配継続を狙い、大量の翼賛候補を擁立した一方、アジアの経済成長から取り残された同国で厳しい生活を送る国民には「選挙後も何も変わらない」とのあきらめが広がる。選挙は「変化への一歩」となるか。ミャンマーは「普通の国」へと脱皮できるか。現地情報をもとに報告する。

 夜明けを迎えた午前6時、ヤンゴン中心部の投票所に住民が集まり始めた。この投票所に登録された有権者は約2800人。午前9時までに504人が投票を済ませ、当局者は「上々の出だしだ」と胸を張ってみせた。

 だが、多くの住民は朝食の食卓や路上で議論を続けていた。「誰に投票すべきか、そもそも投票すべきか、すべきではないか」。輪の中にいた男性は「家族や仲間でいくら話し合っても結論が出ない」と言った。

 選挙には37政党が参加した。政権翼賛政党「連邦団結発展党」(USDP)が多数の候補者を立て豊富な資金力を背景に選挙運動を展開する一方、小政党はパンフレット作製もままならない。「公約の違いがよくわからない。知っているのは各党のシンボルマークだけ」。男性はそう話した。

 ◇公正さ闇の中
 そもそも投開票が公正に行われるのかどうかも闇の中だ。

 国際選挙監視団や海外メディアの入国を拒否した軍事政権は、その気になれば不正を働くことも思いのままだ。「政権は民主化勢力の排除などで、すでに『負けない』状況を作り上げている。さらに不正を行う必要はないのでは」(外交筋)との見方もある。

 しかし、6日までの事前投票について反政権系の政党からは「うちの党に投票した人物が、当局者に村の道路工事への従事を命じられた」などと不正を訴える声が相次いだ。

 政権は外交官や海外メディア通信員に7日、投票所の視察を許可した。毎日新聞通信員が視察したヤンゴン市内の投票所では、有権者が誰に投票したかをチェックされることもなかったという。

 ◇公開「見せ物」
 だが、公開されたのは全国約4万カ所の投票所のうちごく一部。「よく『訓練』された投票風景を見せてもらい、面白かった」。視察に参加した外交官は皮肉を込めてそう語り、公開が「官製の見せ物」に過ぎないとの見方を示した。

 「予想していた(有権者の)熱気はほとんどない」。別の外交官はノートにそう記した。理由はスーチーさんの不在だ。「政府にはうんざりだ。投票用紙にはあえて『スーチー』と書く」。投票所の前である男性がそう意気込んだ。IT技術者の男性も、「家でじっとしていられない。投票で軍政を否定する」と言い切った。だが、別の男性は冷めていた。「民主化勢力も20年何もできなかった。生活をよくしてくれるならば誰でもいい」

 埋蔵資源が豊富で成長の潜在性がある同国だが、長年の軍事支配で人々の生活は東南アジアの中でも最も貧しいレベルにある。【バンコク西尾英之】

 ◇市民、監視おびえ−−ジャーナリスト・玉本英子さん
 ジャーナリスト、玉本英子さん(43)=アジアプレス・インターナショナル所属・写真=は先月末までの約3週間、ミャンマー情勢を取材。軍政が厳しい言論統制を敷いている状況を目の当たりにした。

 市民は常に当局の監視におびえていた。雑談には応じるが、政治的な話をしたり、カメラを構えると、顔色を変えて拒否した。誰かに密告される恐れがあるためだろう。軍政はこの20年で監視社会を作り上げていた。

 ある40歳代女性の「(監視で)人々の心がすさんでしまった」という言葉が耳に残る。彼女は、ベッドの枕元にスーチーさんの写真を張り付けていた。

 玉本さんは、NLDの元幹部で89〜08年まで投獄されたジャーナリスト、ウィンティン氏にも会った。同氏は「国内はまるで監獄だ」と語り、囚人服と同じ青色のシャツを着ていたという。【岩佐淳士】

1967チバQ:2010/11/10(水) 22:06:51
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 ◆ミャンマー軍事政権をめぐる動き◆

62年      軍事クーデターでネウィン政権樹立

88年 7月   民主化運動が高まり、ネウィン氏が公職を外れる

    9月   軍が再び全権掌握、ソウマウン氏が軍政トップに

89年 7月   軍政がアウンサンスーチーさんを自宅軟禁

90年 5月   総選挙で国民民主連盟(NLD)が圧勝。軍政は結果受け入れを拒否

92年 4月   タンシュエ氏が軍政トップに

00年 9月   スーチーさん2回目の自宅軟禁

03年 8月   軍政が「民主化」ロードマップを制定

    9月   スーチーさん3回目の自宅軟禁

08年 5月   国民投票で新憲法承認

09年 8月   米国人男性による自宅侵入で、スーチーさんに懲役3年の有罪判決。直後に1年6月の自宅軟禁に減刑

10年 3月   総選挙実施に向けた選挙法制定。スーチーさん排除の内容にNLDは選挙ボイコット決定

   11月7日 総選挙実施

1968チバQ:2010/11/10(水) 22:07:11
http://mainichi.jp/select/world/news/20101109ddm007030108000c.html
変革は起きるか:’10ミャンマー総選挙/中 貧しい国民、難民化 未来占う巨大開発
 ◇国際関係、改善必須
 「仕事のない郷里には、帰りたくても帰れない」

 アンダマン海に面するタイ南部ラノーン。ミャンマー最南端と海峡を挟んで向かい合うこの町は、ミャンマーからの出稼ぎ労働者の「タイへの玄関口」の一つだ。ミャンマー南部ダウェーから来た青年(26)は、「祖国では仕事があっても日給は1日500チャット(約50円)にもならない。タイの10分の1」と嘆いた。

 数百万人と言われるタイで働くミャンマー人労働者の大半は、祖国の経済開発の遅れで満足な仕事を得られずに越境した経済難民で、肉体労働に従事。軍事政権は「彼らは国を捨てた」とし、総選挙での在外投票を認めなかった。

 ところが今、ダウェーで事業費数兆円の巨大プロジェクトが具体化しつつある。日本が主導して整備するインドシナ半島の産業道路「東西回廊」の西側終着点に近いダウェーに、大型コンテナ船が入る大規模港湾を建設。発電所や工業団地、タイ国境からの高速道路などを整備し、半島全体のインド洋へ向けた玄関口とする構想だ。

 日本企業関係者によると、タイで生産した自動車部品を、輸送を巡るリスクやコストの高いマラッカ海峡を通らずにインドなどへの輸出拠点として利用でき、安い人件費を生かし部品工場をミャンマーに建設することも考えられる。タイのゼネコン最大手「イタリアン・タイ」社は総選挙前の2日、軍事政権と開発契約を結んだ。しかし、今後数十年に及ぶ開発費をタイ国内だけで調達するのは困難で、同社は日本など先進各国からの投資を期待している。

 ネックはミャンマーへの直接投資を禁じた米国の経済制裁や、日本政府の経済協力停止措置。日本企業が投資するには、政府開発援助(ODA)再開などの政府決断が必要だ。

 日本外務省には「軍政が(民主化問題で)少しでも妥協してくれたら」との声がある。だが軍政は総選挙でアウンサンスーチーさんらを排除。米欧は当面、政権への強硬姿勢を緩めない方針で、日本だけが柔軟姿勢に転じるのは困難な状況だ。

 軍事政権が妥協に応じない背後には、インドシナ半島を南北に貫く「南北回廊」の整備を通じて地域への影響力を強める中国の全面的な支援がある。

 日本企業関係者が「開発が進めば雇用も創出される」と語るように、民政移管後の新政権が、国際社会と関係を改善し、国民生活を改善する開発に真剣に取り組むかが、貧困に苦しむ国民の明日を左右する。【バンコク西尾英之】

1969チバQ:2010/11/10(水) 22:07:34
http://mainichi.jp/select/world/news/20101110ddm007030130000c.html
変革は起きるか:’10ミャンマー総選挙/下 瀬戸際の民主化勢力
 ◇社会的活動にシフトも
 20年ぶりの総選挙から2日後の9日朝。最大の野党勢力として選挙参加した「国民民主勢力」(NDF)のヤンゴン市内の事務所は、陰うつなムードに包まれた。政権翼賛政党「連邦団結発展党」(USDP)が「議席の8割を獲得した」との見通しを明らかにする一方で、NDFの議席は最大都市ヤンゴンを中心に上下院合わせて十数議席にとどまる恐れが出てきたためだ。

 「有権者の反応はよかった。だが開票状況は我々の予想とは全く違った」。選挙運動員の一人はつぶやいた。

 NDFなど反政権系の各政党は今後、難しい選択を迫られる。

 結果を受け入れて議会に参加すれば、政権側は「選挙は公正に行われた」と宣伝材料に使うだろう。憲法改正に必要な4分の3以上を軍部寄りの議員が占める状況下では、軍部の永続支配を狙った憲法をどうすることもできない。しかし、「不正」を訴えて結果受け入れを拒否すれば、議会は完全に政権翼賛政党一色になる。

 NDFの母体で選挙参加を拒否した、アウンサンスーチーさん率いる「国民民主連盟」(NLD)も厳しい状況には変わりない。

 NDF内には、NLDによる投票ボイコットの呼びかけが、「民主化勢力への投票を減らし、軍政側を利した」との批判がある。軍政側は、民主化勢力同士の反目を横目に、「投票しない権利」を訴えるチラシを配ったNLDの行動を黙認した。

 「軍政はNLDをあえて泳がせ、今後必要となれば、選挙妨害などの容疑でメンバーらを一網打尽に拘束するつもりではないか」。そんな憶測も流れている。

 軍政はNLDが圧勝した前回90年の選挙以来、スーチーさんやNLDメンバーの長期拘束、さらにはスーチーさんの政治参加を許さない憲法策定など、20年かけて「選挙に負けない態勢」を作ってきた。13日に自宅軟禁期限の切れるスーチーさんの7年ぶりの解放は、政権がスーチーさんの存在を恐れていないことの裏返しだ。

 反軍政系誌「イラワディ」は、スーチーさんに近い筋の話として、スーチーさんは、軍事政権と正面からぶつかる従来型の運動から、教育の充実や貧困解消などの社会的活動に重心を移すしかないと見ていると報じた。

 国民人気が根強いスーチーさんだが、軍政の術数にはまり、NLDは解党、民主化勢力は新国会で絶対少数派となった。民主化勢力は今後、政治勢力としてどう存続していくのか、瀬戸際に立たされている。【バンコク西尾英之】

1970チバQ:2010/11/11(木) 12:20:34
>>1895
80年代までの支配政党を前身とする「国民統一党」(NUP)が約1000人と、豊富な資金を持つ体制寄りの政党が多数の候補者を擁立する
>>1962
仮に過半数をとれない場合でも、やはり国軍に近い国民統一党(NUP)が受け皿になるとみられる。

http://www.asahi.com/international/update/1110/TKY201011100505.html
軍政翼賛党「圧勝」、不正疑惑も次々 ミャンマー総選挙
2010年11月11日0時59分
10日、アウン・サン・スー・チー氏のポスターを掲げる国民民主連盟のメンバー=ロイター
 【バンコク=古田大輔】軍事政権下で20年ぶりに実施されたミャンマー(ビルマ)総選挙で、軍政の翼賛政党、連邦団結発展党(USDP)の広報官は10日、朝日新聞の取材に「(選挙対象の)議席の8割を獲得した」と圧勝を宣言した。だが、各地で様々な不正疑惑が指摘され、民主化勢力だけでなく軍政寄りの政党からも批判が出ている。

 USDP本部の広報官によると、10日昼の段階で、今回の投票の対象となった上下両院と地方議会の約1160議席のうち、878議席を獲得しており、さらに増える勢いだという。

 国営テレビは10日夜、当選が決まった一部の候補者の名前を発表。AFP通信によると、下院60人の当選者のうち48人はUSDPで、大統領候補に名前が挙がるトゥラ・シュエ・マン氏や党首のテイン・セイン首相の名もあった。今後も当選者が決まり次第順次、発表するという。

 一方、軍政を支持し、USDPに匹敵する約1千人の候補者を立てた国民統一党(NUP)は、幹部も相次いで落選した。敗因についてNUPの幹部はUSDPの不正があったと非難し、「USDPへの投票の強制があった」「期日前投票の中には、実際は死んでいる人の票まで含まれていた」などと指摘した。

 2008年に実施した新憲法案の是非を問う国民投票で「92.48%が賛成した」と発表し、国内外から不正を指摘された軍政は今回、透明性確保の手段として、各投票所での開票の際に各政党の監視を受け入れるとしていた。

 しかし、他政党からは、投開票所の職員がすべてUSDP関係者で、開票を監視できなかったとの事例が多数、報告されている。NUPなど複数の政党が選挙管理委員会に不服を申し立てた。反軍政の政党の間では、協調して選挙結果の受け入れを拒否する動きも出ている。

1971チバQ:2010/11/14(日) 17:24:43
>>1871>>1874
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010111401000294.html
首相選は米在住学者ら6人で決選 チベット亡命政府
 【ニューデリー共同】インド北部ダラムサラにあるチベット亡命政府の選挙管理委員会は14日までに、10月に世界各地で実施した同政府首相選の第1回投票の開票結果を発表、米在住の国際法学者ロブサン・サンゲ氏ら上位6人を決選投票の候補者に選んだ。決選投票は来年3月20日に実施される。

 トップはサンゲ氏で約2万2千票。亡命チベット人として初めて米ハーバード大を卒業。40代と若く、知名度もあるため、決選投票でも優勢とみられている。

 米国でチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(75)の特使を務めたこともあるテトン・テンジン氏が約1万2千票で2位。3位は亡命政府の女性副議長ギャリ・ドルマ氏で約2700票だった。有権者は世界各地にいる亡命チベット人で7、8万人とされる。第1回の投票率は約61%。

 新首相は政治的指導者でもあるダライ・ラマの第一の補佐役になる。中国政府の強硬姿勢に阻まれ、チベット亡命政府が求める「高度の自治」を獲得できていない中、若い新首相誕生に期待が集まっている。

2010/11/14 16:51 【共同通信】

1972チバQ:2010/11/14(日) 17:25:36
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/101114/asi1011141647007-n1.htm
民主化勢力再結集に意欲 スー・チーさんが解放後初の演説 (1/2ページ)
2010.11.14 16:46

国民民主連盟の本部前に集まった支持者に向かい演説するアウン・サン・スー・チーさん=14日、ヤンゴン(共同) 【シンガポール=宮野弘之】ミャンマーからの情報によると、同国の民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チーさんは14日午後1時(日本時間同3時)前から、旧野党、国民民主連盟(NLD)の本部で演説し、「目標を実現するために、すべての民主政党と手を取り合って働きたい」と述べ、今回の選挙で亀裂が生じた民主化勢力の再結集を図る考えを示した。さらに、「軍政に敵意は持っていない。国民和解こそが重要で、そのためには誰とでも対話できる」と語り、軍政に対し、対話の早期再開を呼びかけた。

 スー・チーさんは13日夕、7年半ぶりに自宅軟禁から解放され、その後、自宅でNLD幹部らと今後の対応などを協議した。一夜明けた14日昼、ヤンゴン中心部のインヤ湖のほとりにある自宅から歩いてNLD本部に到着。多数の支持者に取り囲まれて本部に入った。

 演説でスー・チーさんは「皆さんの考えていることを教えてほしい。(自分の自宅軟禁中に)皆さんの中で何が変わったのか、何を考えているのかを知りたい。それから私たちの方針を決めたい」と呼びかけた。

 スー・チーさんはそのうえで、「どうか、希望を捨てないでほしい。私たちは皆さんの信頼と支持が必要だ。それがなければ何もできない。皆さんは正しい方向へと立ち上がらなければならない」と述べ、支持を訴えた。

 一方、スー・チーさんは「私を自宅に軟禁した人に敵意は抱いていない。警備担当者はとても良くしてくれた。彼らには(ほかの)国民にも同じように接してほしいと思う」と述べた。

 今回の総選挙では、NLD執行部が選挙のボイコットを決めたことに反対し、一部幹部が新党、国民民主勢力(NDF)を結成した。ただ、NLD側が「投票しない権利がある」として、ボイコットを呼びかけたことから、NDFだけでなくミャンマー民主党(DPM)など他の民主化勢力とNLDとの間に確執が生まれていた。スー・チーさんの発言はこれら野党との関係修復に乗り出す考えを示したものだが、NLD内部にはNDFとの協力を拒む声は根強い。

1973チバQ:2010/11/16(火) 20:11:42
>>1329>>1365>>1544>>1611>>1612>>1671-1672
>>1680>>1749>>1940
http://mainichi.jp/select/world/news/20101117k0000m030027000c.html
台湾:5大都市首長選 台北で激戦、拡大する中間層カギに
 【台北・大谷麻由美】今月27日投開票される台湾5大都市首長選挙まで、あと10日となった。台北と新北(旧台北県)の北部2都市で政権与党・国民党と最大野党・民進党が拮抗(きっこう)し、拡大する中間層の取り込みがカギとなっている。過去に例のない競り合いを見せる台北の情勢は12年3月の総統選にも影響する。再選を目指す馬英九総統のてこ入れも本格化し始めた。

 台湾紙「中国時報」の最新の世論調査によると、台北市では現職のカク龍斌氏(国民党)が47.3%、蘇貞昌氏(民進党)が39.6%だが、各社世論調査では1〜3ポイント差。新北市も朱立倫氏(国民党)と蔡英文氏(民進党)が同様の競り合いとなっている。南部の台南、高雄は民進党が優勢、台中は国民党がやや優勢となっている。

 北部2都市で両党とも重視するのが中間層だ。台湾の選挙は従来、両党の激しい対立、個人攻撃が常で、過去の地方選でも中台関係が争点となった。しかし、中台関係の現状維持派が8割を超え、中間層が拡大。これに伴い、5大都市選では地方自治が焦点となり、民進党は「暴力的なイメージをぬぐい去る」(蔡英文・党主席)穏健路線に、国民党も「必要以上の対立は避ける方針」(蘇俊賓・党スポークスマン)を取っている。

1974チバQ:2010/11/16(火) 23:35:59
http://mainichi.jp/select/world/news/20101117k0000m030031000c.html
ミャンマー:スーチーさんNLD再建に全力 地方遊説せず
 【バンコク西尾英之】7年半ぶりに自宅軟禁を解除されたミャンマー民主化運動指導者、アウンサンスーチーさん(65)が、軍事政権による再度の身柄拘束などの恐れがある地方遊説を、しばらくは行わない意向を示したことが分かった。スーチーさんは当面、地方遊説を行わず、総選挙参加をボイコットして解党処分となった「国民民主連盟」(NLD)の「再建」に全力を挙げる方針とみられる。

 スーチーさんと14日面会した、ヤンゴン駐在各国大使の一人が明らかにした。スーチーさんは、政権が軟禁解除に何の条件も付けず「私は完全に自由」と言い、「しばらくは地方遊説に出るつもりはない」と語ったという。

 政権はスーチーさんの地方遊説で、民主化を求める動きが地方に拡大するのを恐れているとみられる。スーチーさんは89年以来3回自宅軟禁処分となり、うち2回は地方遊説がきっかけとなって身柄を拘束された。

 スーチーさんは再拘束の恐れがある地方遊説よりも、NLDの「再建」が、政治活動再開への優先課題と考えている模様だ。NLDはヤンゴン市内に事務所を維持し事実上の政治活動を続けているが、政権は「非合法組織」としていつでも弾圧できるとの見方もある。

 NLDは解党処分取り消しを裁判所に申し立て、18日には首都ネピドーの最高裁がこの訴えに基づき審理に入るかを判断する予定。スーチーさんは15日の弁護士らとの会議で「法廷闘争」の方針を確認。16日には申し立てに関する書類への署名のため、ヤンゴンの裁判所を訪れた。

1975チバQ:2010/11/19(金) 20:53:25
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101117-OYT1T00939.htm
習近平氏、「3つの発展観」を披露
 【北京=大木聖馬】今年10月、中国の次期最高指導者となることが事実上確定した習近平・国家副主席は15日、訪問先のシンガポールで講演し、「中国の繁栄、安定はいかなる国家に対しても脅威とならず、さらに多くの発展のチャンスをもたらす」と、中国脅威論を否定した上で、「中国の発展とは、国内では科学、調和、協調の発展であり、国外では平和、開放、協力の発展だ」と述べた。


 中国メディアは、これを国内外における「三つの発展観」と呼んでいる。

 次期最高指導者の地位を確立して以来、習氏が、国家の基本的な方向性について発言するのは初めて。習氏は、胡錦濤国家主席の指導思想である「科学的発展観」を踏襲しつつ、対外的には中国脅威論が広がらないよう、平和・善隣外交を推進していくとの考えをアピールしている。

 習氏は現在、シンガポールのほか、アフリカ4か国を歴訪している。

(2010年11月17日19時53分 読売新聞)

1976チバQ:2010/11/20(土) 00:29:11
http://mainichi.jp/select/world/news/20101120k0000m030122000c.html
タイ:タクシン派が1万人集会 犠牲者の追悼で
 【バンコク西尾英之】タイのタクシン元首相派組織「反独裁民主戦線」(UDD)によるバンコク都心部占拠が、軍治安部隊による強制排除で終結した5月19日から半年が過ぎた。4月以来の非常事態宣言が解除されない中で、UDDは19日、占拠していた都心部で犠牲者を追悼する1万人規模の集会を開催。当局側は阻止せず、集会は平穏に終了した。

 非常事態宣言下での政治集会は禁止されているが、アピシット政権は一般市民が中心の平和的な集会は容認し、元首相支持者の不満のガス抜きを図っているとみられる。5月の都心部占拠終結時、一部が暴徒化し多数のビルへの放火に及んだタクシン派も、世論の反発を和らげる狙いからそれ以降は暴力的な行動を自制。双方が力による衝突を避け、対立は小康状態を保っている。

 バンコクでは7月から、両派対立を背景にしたとみられる爆破事件が相次いだ。爆発物の威力は大きくなく、治安の不安定さを印象付ける狙いとみられる。10月には郊外のマンションで製造中の爆発物を誤って爆破させたとみられる事件が起き4人が死亡したが、その後は政府が市内に兵士を配備するなど警戒を強化し、爆破事件は起きていない。

 アピシット政権はテロ容疑で拘束したUDD幹部に対しては釈放を認めない強硬姿勢だが、市民中心の抗議集会は禁止せず硬軟の対応を使い分けている。5月以降行われた下院補選やバンコク都議会選で政権与党の民主党が圧勝するなど、バンコクに騒乱状態をもたらしたタクシン派への支持は弱まる傾向を示している。首相は同派封じ込めに自信を深め、年内にもバンコクの非常事態宣言を解除する方針だ。

 政権にとって気がかりは与党民主党の不正献金疑惑だ。同党解党を求める選挙管理委員会などの提訴を受け、憲法裁判所が12月中旬にも判断を下す。有罪ならばアピシット首相ら党幹部は5年間の公民権停止となり、政権は崩壊する。

 憲法裁は08年12月、当時のタクシン派与党を選挙違反事件で解党とし、同派政権が崩壊して反タクシンの現政権が発足するきっかけを作った。民主党も解党処分となればタクシン派は攻勢を強め、タイ情勢は再び混乱が予想される。

1977チバQ:2010/11/20(土) 20:48:33
http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/display/7785/
台湾の五大市長選  台北、新北、台中、台南、高雄の五大都市である市長選で、馬英九総統が進める行政改革に伴って実施。新北、台中、台南各市は選挙後に行政院(内閣府に相当)の直轄市になり、権限が中央政府から移譲され、すでに直轄市の台北、高雄両市と肩を並べる。民進党陣営が分裂した高雄市を除く4市で事実上、与党国民党と野党民進党の一騎打ちの構図になった。
馬政権の行く末左右 台湾 27日、5直轄市長選 国民党の中国傾斜など争点 民進党 主席自ら出馬
(2010年11月20日掲載)

 新たな直轄市の誕生などに伴って新市長を選ぶ台湾の5直轄市長選が27日、投開票される。政権党の国民党と野党民進党がいずれも5市で立候補者を立て激戦を展開。今回の選挙は、発足から2年半の馬英九総統率いる政権の信任投票の色合いが濃く、次期総統選(2012年)の前哨戦として、結果は今後の台湾の政局を占う試金石となりそうだ。
 

 ◆両党が背水の陣
 
 5市は台湾高鉄(台湾新幹線)沿線で人口が集中する地域に位置し、住民総数は台湾全人口の約6割(約1400万人)を占める。
 
 5市の中でも特に両党が力を入れるのが、台北と新北の2市。このうち国民党は、台北市で現職の〓(〓は「赤」に「おおざと」)龍斌市長、新北市では朱立倫・前行政院副院長(副首相に相当)を擁立。一方の民進党は台北市で蘇貞昌・前行政院院長(首相に相当)、新北市では同党トップの蔡英文主席が自ら名乗りを上げ、背水の陣を敷いた。
 

 ◆内閣改造の声も
 
 馬総統が主席を務める国民党は、馬総統が09年夏に高雄市など台湾南部を襲った「八・八水害」への対応が遅れたことで支持率が低下。昨年12月の統一地方選などで民進党に敗れ、支持率も回復していない。
 
 さらに、選挙では、来年1月から実施する中国との自由貿易協定(FTA)に当たる「経済協力枠組み協定(ECFA)」など、中国との関係改善施策への評価も示される見通しだ。同党の支持者が多い経済界の一部には「(ECFA実施は)台湾経済にはプラスにならない」と疑問視する声がある。党内では、3市以上で勝利できなければ「選挙後に馬総統が内閣改造を行う可能性がある」との憶測も出始めた。
 

 ◆ネット使い訴え
 
 一方、民進党は派手なパフォーマンスを繰り広げる従来の選挙運動を控え、地方行政の在り方や政策論争に重点を置く戦術を展開している。さらに、かつて国民党政権を12年率いた李登輝前総統が民進党支持を表明。「馬政権の中国傾斜政策は台湾を危機に陥れる」と訴え、民進党候補を後押ししている。
 
 ただ、同党はインターネットを使って若者を中心に支持を広げているが、「必ずしも投票行動に結び付くかどうかは分からない」(党幹部)と上滑りに危機感を募らせ、投票を呼び掛けている。
 
 台湾メディアの世論調査では、台北と新北の2市は両候補がほぼ互角の戦い。残り3市は民進党が2勝する勢いだ。一方で、5市の有権者のうち2―3割が態度を決めかねており、この動向が勝敗の鍵を握りそうだ。

1978チバQ:2010/11/22(月) 23:05:59
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=135122&servcode=700&sectcode=720
台湾、テコンドー失格騒ぎにもK−POP人気「最高」

台湾内では嫌韓ムードが高まっているが、韓国アイドルグループの人気は依然として高いことが確認された。

22日、台湾最大の楽音サイト「G・ミュージック・アジアチャート」によると、2AMが1位にランクインしたのをはじめ、トップ10の中に韓国アイドルグループの楽曲が6曲も入っていた。2AMのアルバム1集「セイント・オークロック(Saint o’clock)」はアジアサイトで1位になったでなく、中華圏の楽曲を合算した総合順位でも7位にランクされている。少女時代は2位に「Gee」、5位に「Genie」を占め、変わらない人気ぶりを証明した。この他にもJYJが3位、2PMが6位にランクインしていた。また同サイトのホームページメイン画面には、来月25日、台湾・台北で開かれるFTアイルランドのコンサートについてのニュースが掲載されている。

FTアイルランドの所属事務所FNCミュージックのイ・スンホ室長は「台湾内に広がる嫌韓ムードのため心配になって台湾のコンサート関係者に電話をした。幸い、チケット販売も順調で特に問題はないとのことだった。コンサートも予定通りに行う」と明かした。

今月18日、広州アジア大会で台湾のテコンドー代表楊淑君選手が失格判定を受けてから、台湾人は太極旗を燃やし、ワンダーガールスの「ノーボディー」のパロディー動画を作って嫌韓感情をあらわにしていた。

http://sankei.jp.msn.com/sports/other/101121/oth1011212248059-n1.htm
【アジア大会】テコンドー問題で正式抗議 台湾で反韓感情、卵投げられ不買運動も
2010.11.21 22:44

 アジア・オリンピック評議会(OCA)は21日、広州アジア大会のテコンドー女子49キロ級で楊淑君選手が失格したことで、同選手が所属する台湾オリンピック委員会から正式に抗議を受けたと発表した。韓国の聯合ニュースによると、失格の決定にテコンドー界の韓国人幹部らがかかわったと台湾内で報道されたため、反韓感情が高まり、問題が収まる気配はない。

 楊選手は17日の試合で、足に着用する電子防具が規格外と判断され、試合中に失格となった。

 台湾や香港のメディアは、台北の韓国系学校に卵が投げ付けられ、また台湾で韓国製品の不買運動の呼び掛けが始まっていると伝えた。聯合ニュースによると、韓国外交通商省は20日に「(同問題は)韓国とは関係ない」との立場を表明したものの、台湾で反韓感情が高まっていることについて留意する必要があるとの考えを示した。(共同)

1979チバQ:2010/11/22(月) 23:33:06
http://www.asahi.com/international/update/1121/TKY201011210320.html
与党なのにデモ 台湾国民党、5大市長選へ10万人動員2010年11月21日20時38分
 【台北=村上太輝夫】台湾の5大市長選が27日に迫っている中で、政権与党の国民党が21日、台北市中心部で大規模なデモ行進を実施した。参加者は市内各地区や職場から動員され、同党は10万人の規模に膨らんだとしている。

 今回選挙がある5市の中でも台北市長選は接戦が予想されているため、雰囲気を盛り上げ、潜在的な支持者を掘り起こす狙いだ。「カーニバルのようなイベント」(金溥聡・国民党秘書長)を目指したといい、動物や飛行機の形の気球、ウルトラマン、ドラえもんの着ぐるみなども登場。党主席の馬英九(マー・インチウ)総統も参加し、現職・カク竜斌市長の続投を訴えた。

1980チバQ:2010/11/23(火) 10:11:15
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101123/chn1011230303000-n1.htm
【外信コラム】台湾有情 5大都市選の混沌
2010.11.23 03:03

 次期総統選(2012年)の前哨戦とされる5大都市選が27日に迫り、情勢が混沌(こんとん)としてきた。優勢の民主進歩党(民進党)を与党・中国国民党が追い上げ、互角の状態だ。勝敗はともあれ選挙戦での激しい個人攻撃や乱闘騒ぎが減り、台湾政治の成熟を感じさせる。

 今選挙では台中、台南、高雄の県市を合併、台北市と、新北市(現在の台北県を改称)とともに市長・市議会選を実施する。

 市長選の世論調査では民進党が台南、高雄で大差をつけ、新北、台中は国民党優勢で、勢力伯仲の台北が勝敗の分かれ目となる。

 そこで21日、与党の●龍斌(かくりゅうひん)台北市長と野党候補、蘇貞昌(そていしょう)元行政院長の大規模イベントをのぞいたが、一長一短でなんとも言えない。●陣営は午後に市庁舎前から総統府まで7万人参加(警察推計)のデモ行進を行った。しかしかなりが与党の動員のようで、何を訴えたいのか分からない。

 対照的に蘇陣営が夜間に中学校の校庭で催した集会は参加者1万人弱だが、蘇候補の演説に歓声や拍手が絶えなかった。数の与党か熱気の野党か。

 ともあれ台北市に限らず選挙運動は昔のような騒乱もなく、平穏に行われている。これを政治の進化とみるか、活力の後退とみるかは意見が分かれるかもしれないが。(山本勲)

●=赤におおざと

1981チバQ:2010/11/24(水) 12:27:16
>>1978
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101123k0000e030006000c.html
アジア大会:台湾の反韓に憂慮 テコンドー判定巡り
 【台北・大谷麻由美、ソウル西脇真一】広州アジア大会の女子テコンドー競技で、台湾の有力選手が失格となり、台湾で韓国国旗が燃やされるなど反韓感情が高まっている問題で、韓国外交通商省は22日、憂慮を表明、韓台関係が悪化しかねない事態になっている。既に韓国政府は台湾側に「判定と韓国は関係ない」と伝えているが、台湾でたけなわの5大市長選も火に油を注いでおり、沈静化の見通しはたっていない。

 韓国外交通商省の金英善(キム・ヨンソン)報道官は22日の会見で「まかり間違えば感情的な問題に飛び火するため、静かな環境でじっくり解決していかなければならない」と懸念を表明した。

 22日付の韓国紙、中央日報は論説委員のコラムで「(92年の中国との国交樹立に伴う韓国と台湾の)断交の時でも耐えてきた台湾の人が、とんでもないところで反韓感情を表出させている」と困惑。「礼儀は互いに守らねば」と訴えた。

 テコンドーが国技の韓国は、審判団にも関係者が多く、韓国に本部を置く世界テコンドー連盟側と台湾側の主張する事実関係が食い違うことなどから、台湾の怒りに火がついた。また、同連盟関係者のその後の対応の悪さも輪をかけたようだ。

 さらに台湾では台北など5大市長選の真っ最中で、野党・民進党は「馬英九政権の対応が遅すぎる」と批判を展開。馬政権はアジア・オリンピック評議会に調査を依頼するなど対応に追われている。

 馬英九総統は、失格した楊淑君選手を金メダリスト待遇で迎えると発表する一方、「非理性的な行為をしてはならない」と民衆に平静を保つよう呼びかけている。

 楊選手は17日の女子49キロ級の1回戦の途中、足に着ける装備を巡る判定で失格となった。

1982チバQ:2010/11/25(木) 22:24:47
http://mainichi.jp/select/world/news/20101125k0000m030146000c.html
台湾:選挙戦イメチェン中 個人攻撃や乱闘騒ぎ過去のもの

台北市長選候補・蘇貞昌氏の選挙集会。以前の選挙では目立たなかった若いスタッフが中心となって運営していた=台北市内で2010年11月13日、大谷麻由美撮影 台湾の選挙が変わりつつある。27日投開票の5大市長選では、ヤクザ社会ともつながりを持つ地方派閥とブラックマネーを排除しようとする与党・国民党と、暴力的な印象をぬぐい去ろうとする最大野党・民進党が共にイメージチェンジを図っている。90年代から進む民主化を背景に、中間層が拡大しており、個人攻撃と乱闘騒ぎが特徴だった過去の選挙戦では有権者の理解を得られなくなっているためだ。【台北・大谷麻由美】

 集会に若者の姿 「変わろうぜ! 変わらなきゃね!」

 米国発祥のラップ音楽に合わせ、若い男性歌手が呼び掛けた。イスに腰掛けた中高年層も戸惑いつつも「変わろうぜ!」と応援旗を振った。台北市長選の民進党候補、蘇貞昌氏(63)が仕掛けた選挙集会兼ミニコンサート。民進党支持者の中高年層だけでなく、多くの若者が集まっていた。

 蘇氏は国民党の一党支配体制時代から民主化運動に参加した“古参”。陳水扁前政権時代に行政院長(首相)を務めた。以前の選挙集会では台湾版演歌で登場し、こぶしを振り上げて「男らしさ」を強調した。

 ところが、今回は薄いピンク色シャツのカジュアルないでたち。台北市の未来を若者と語り合おうと、インターネットでの宣伝を駆使し、バンド演奏のミニコンサートを重ねている。従来型の与野党の対立はあおらない。

 宣伝担当の李厚慶主任(35)は、「中間層の取り込みで効果が出ている」と喜ぶ。台北市では中間層の拡大が急速に進んでいる。以前の民進党の過激な国民党批判や暴力的な行動は、受けない。

 民進党主席で新北市長選候補の蔡英文氏(54)も党方針となった「理性、知性、理念」を呼び掛ける。そして「この選挙戦は重要なスタートであり実験だ」と強調した。

 過去の選挙戦と異なり、与野党共に「地方自治のあり方」を焦点に掲げ、対中政策や主権問題など激しい対立を招くテーマは避ける。半面、台北と新北では接戦の割に選挙戦はいささか盛り上がりに欠ける結果となった。国民党支持層は元々、投票意欲が低く、その傾向に拍車がかかりそう。これも民進党の策略の一つだ。

 地方派閥を排除 国民党は地方派閥とブラックマネーを選挙戦から排除しようとしている。

 台湾は昔から地方自治が発達してきた。地方派閥とヤクザが自治と治安を守り、民衆と共存する構図だ。これは中南部で今も残っており、国民党には地方派閥を使って選挙を戦ってきた歴史がある。

 一方で、地方派閥の有力者の資質が問われるケースは多い。選挙で負けた腹いせに当選者を銃撃したり、県議長がプロ野球八百長事件で胴元として逮捕されたりもする。わいろでの逮捕は国民党が圧倒的に多い。

 このため、「清廉」を信条とする馬英九総統と金溥聡秘書長は国民党改革を進めており、地方派閥には冷淡だ。国民党の南部・台南、高雄の市長選候補は地方派閥や汚職とは無縁。だが、南部は民進党の地盤であり、苦戦を強いられている。「負けを覚悟で候補を立て、クリーン選挙による党のイメージチェンジを優先させた」との見方は多い。地方の国民党員からは「党中央は選挙応援を要請するのに応援資金はくれない」と不満がもれるが、地方派閥のわいろ文化を断つ作戦のようだ。

 しかし、国民党にとって地方派閥の排除はもろ刃の剣だ。「選挙の基盤を自ら切り崩している」との内部批判がある。国民党籍のある市長秘書は「馬総統らは地方がまるで分かっていない」と焦りと不満を隠さない。

「逆戻りの可能性」 台湾大学社会科学院の趙永茂院長(政治学)は、「国民党は地方派閥を悪として排除するだけで、健全な地方政治のあり方や制度的な候補選定や人材育成を考えていない」と指摘する。民進党の理性を追求する選挙手法も「何かのきっかけで扇情的に戻る可能性は高い」と手厳しい。

 趙院長は民衆の間では既に理性的、成熟した民主主義がある程度、定着していると評価する。「なのに政治の内容自体が追い付いていない。民衆は政治に期待しなくなり、社会と政治の乖離(かいり)が始まっている」と懸念を示した。

1983チバQ:2010/11/25(木) 22:25:09
http://mainichi.jp/select/world/news/20101125ddm007030144000c.htmlhttp://mainichi.jp/select/world/news/20101125ddm007030144000c.html
台湾:選挙戦、イメチェン中 呉乃仁・民進党秘書長、金溥聡・国民党秘書長の話
 ◇健全な選挙に向けて−−呉乃仁・民進党秘書長
 台湾では選挙のたび社会的な対立が作られてきた。夫婦間で対立が起きることもあった。こうした状況は健全ではない。

 だから、台湾の未来に向け選挙の新しい形を率先して作っていこうと考えた。政党同士は政策面で討論し、有権者は冷静で理性的に候補者を選ぶ。不要な社会の対立を作らないことが重要だ。

 この方針は長期的に見れば台湾社会にとって良いことだ。対立をあおることは社会利益にとって負の面が大きい。民進党は率先して選挙の新しい形を作ることを決めた。

 道理からすれば、民進党は野党であり、執政党である国民党こそ率先して行うべきことだ。しかし、執政党が実際にはそういったやり方を取ろうとしないならば、野党である民進党がやるしかない。(民進党本部で)

 ◇改革で多くの支持を−−金溥聡・国民党秘書長
 台湾では政党で候補者を選ぶ有権者が徐々に減っている。この傾向は特に都会で顕著だ。国民党はこうした有権者を取り込んでいかなければならない。

 昔のように家族全員で国民党を支持するような時代ではなくなっているからこそ、一歩一歩、改革を進めざるを得ない。過去の悪習を捨て、新たなイメージを打ち立てれば、更に多くの支持を得られるはずだ。

 国民党の地盤が強いと言われてきた台北市だが、今は国民党と民進党の地盤は明確ではない。独立した考え方の理性的な有権者が増えている。民主主義の進歩において積極的な現象の一つであり、私は良いことだと思う。だから、国民党は改革の方針を成功させなければならない。(台北市の銘伝大学で)

1984チバQ:2010/11/26(金) 00:14:31
http://www.asahi.com/international/update/1125/TKY201011250467.html
韓国国防相辞任 砲撃戦受け大統領府「軍の雰囲気刷新」2010年11月25日22時51分
. 【ソウル=牧野愛博】韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は25日、今年5月に哨戒艦沈没事件の責任を取って提出されていた金泰栄(キム・テヨン)国防相の辞表を受理した。大統領府が同日発表した。北朝鮮の大延坪島(テヨンピョンド)砲撃を受け、「軍の雰囲気を刷新」(大統領府)した。北朝鮮軍の挑発的な動きを受け、韓国政府は同日、より強い反撃を可能にするため武器の使用規則などを変更し、同島などの兵力を増強する方針も決めた。

 大統領が26日にも後任の国防相を発表する。砲撃戦で兵士に2人の死者と16人の重軽傷者を出した軍の士気を再び高め、国内の結束を呼びかけるためにも、金国防相の辞任は不可避と判断した模様だ。

 また、韓国政府は2006年に決まった同島などを含む周辺地域の兵力縮小計画を撤回し、逆に増強する方針を決定。より強い反撃を可能にするよう、戦況ごとに軍事力使用の具体的な制約を定めた交戦規則の改正も決めた。

 北朝鮮は23日の砲撃後も繰り返し、2次挑発の可能性に言及している。韓国政府は28日から始まる米韓合同軍事演習の際、新たな挑発に出る可能性があるとみている。韓国軍は砲撃戦直後、同島周辺で北朝鮮軍の局地挑発に備えた最高度の防衛準備態勢に突入。首都ソウルなど後方地域も2番目に高い態勢を維持している。
.

1985チバQ:2010/11/27(土) 18:03:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010112702000035.html
野党追い上げ激戦 台湾5大都市選
2010年11月27日 朝刊

 【台北=迫田勝敏】台湾の台北市など五大都市の選挙が二十七日投開票される。都市部の市長選が中心だが、二年前に就任した与党、国民党の馬英九総統(60)への「信任投票」とも位置づけられる。焦点は国民党が現状の三都市を維持できるかどうか。ただ、国民党が握る台北市は、野党の民進党が追い上げ、激戦になっている。

 市長選は台北、高雄、台南、台中、新北で実施される。高雄、台南、台中は市と隣接県が合併して新しい市になり、新北は台北県が改称して昇格する。市長選のほか、市議会議員などの選挙も行われる。

 市長選は、高雄市を除くと、与野党候補の一騎打ち。国民党は現在、台北、新北、台中の三都市、民進党は高雄と台南の二都市を押さえる。現時点では高雄、台南は民進党が優勢で、台中は国民党がリード。台北と、民進党の蔡英文主席(54)が立候補している新北は接戦を繰り広げる。

 馬英九政権は、五大都市選で退潮傾向に歯止めがかからなければ、再選を目指す二年後の総統選でも苦戦が予想され、政権交代の可能性が現実味を帯びてくる。

1986チバQ:2010/11/27(土) 18:04:16
http://mainichi.jp/select/world/news/20101127ddm007030161000c.html
台湾:きょう5大市市長選 中国、支援の成果注視
 【台北・大谷麻由美】台湾で台北市など5大市の市長選が27日、投開票される。台湾の馬英九総統就任(08年5月)以来、中台関係が大幅に改善する中での市長選で、中国側の関心は高い。中国は統一の布石とするため、経済を武器に台湾にさまざまな「善意」を展開しており、選挙でその効果が試される。

 中台関係の争点化は台湾内の対立激化を招くため、与党・国民党も野党・民進党も議論を避けている。しかし、民進党が対中関係の急速な改善に比較的、慎重なのは明らかで、馬総統の中間評価となる今回の選挙で、国民党が振るわなければ対中政策に影響を与える可能性は高い。

 中台間では今年6月、経済協力枠組み協定(ECFA)が締結された。具体的な効果はまだ先だが、中国は台湾経済をテコ入れし馬政権を間接的に応援し続けてきた。

 馬政権発足からの2年半で、中国は省長、市長が団長を務める62団体を訪台させ電子、機械、農産品などを買い付けた。契約総額は162億ドル(約1兆3595億円)に上る。また、観光客を含む今年の中国人の訪台数は9月までで約119万人(前年比74%増)。昨年まで30年以上、訪台数トップを守ってきた日本の約78万人(同6%増)を大幅に上回っている。台湾が世界的な金融危機から早期回復を果たしたのは中国との貿易・交流に負うところが大きいのは事実だ。

 一方、中国は9月中旬で今年の台湾への買い付け団派遣を終了。選挙直前まで派遣すると、台湾取り込みと選挙への介入が露骨となり反発が強まると判断したようだ。国民党の蒋孝厳副主席は「中国は行動と発言に非常に気をつけている」と話している。

1987チバQ:2010/11/27(土) 18:05:44
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101127-OYT1T00034.htm?from=y10
台湾元副総統の長男、選挙集会で銃撃される
 【台北=源一秀】台湾の中央通信などによると、連戦・元副総統(74)の長男で、与党・国民党中央委員の連勝文さん(40)が26日夜、台北県で選挙集会に参加中に男に銃撃された。


 顔を負傷したが、生命の危険はないという。会場にいた男性1人が流れ弾で死亡した。

 犯人はその場で取り押さえられ、捜査当局が動機などを調べている。連さんは、選挙の応援演説のため登壇したところを撃たれたという。

(2010年11月27日00時23分 読売新聞)

1988チバQ:2010/11/27(土) 18:06:41
http://www.asahi.com/international/update/1127/TKY201011260559.html
国民党・連戦氏の息子撃たれ負傷 台湾、別の男性死亡
2010年11月27日0時31分

 【台北=村上太輝夫】台湾の政権与党である国民党の幹部、連勝文氏(40)が26日夜、台北県永和で開かれていた新北市議選候補者の集会の舞台上で銃撃され、台北市内の病院に運ばれた。弾は顔面を貫通したが、命に別条はないという。ただ、別の集会参加者の男性に弾が当たり、この男性が死亡した。容疑者の1人が現場で取り押さえられ、2人が逃走した模様。地元暴力団関係者とみられる。動機は不明だ。

 連勝文氏は連戦・国民党名誉主席(元副総統)の長男で党中央委員を務める若手有望株。27日の5大市長・市議選投票の前夜で、支持を訴えていた。事件は与野党の接戦が伝えられる選挙に影響を与える可能性がある。

 台湾の選挙では2004年の総統選で、やはり投票前日に民進党の陳水扁総統と呂秀蓮副総統(いずれも当時)が銃撃に遭った。このとき選挙に敗れた国民党の総統候補が連戦氏だった。

1989チバQ:2010/11/27(土) 18:10:06
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101126/chn1011262050004-n1.htm
27日投開票の台湾 5大都市首長・議会選 3市での勝利目指し与野党激戦 (1/2ページ)
2010.11.26 20:46

26日、台北市内中心部で候補者の名前が書かれたのぼりの間を歩く市民ら(AP) 【台北=山本勲】台湾の主要な市・県合併に伴う5大都市の市長・議会選挙が27日行われる。2008年に馬英九総統が就任して以降最大規模の選挙で、12年総統選の前哨戦と位置づけられている。与党の中国国民党、野党の民主進歩党(民進党)とも市長選で3市以上の当選を目標とし、激戦が展開されているが、南部2市での勝利が確実視される民進党がやや優勢との見方が強い。

 今回の選挙では台中、台南、高雄の市・県を合併し、台北市と新北市(台北県を市に昇格して改称)とともに市長・市議会選が実施される。これら5都市で台湾の人口の6割を占めている。

 国民党は台北、新北、台中の3市の首長ポストを現有しており、これを維持できるかどうかが最大の焦点だ。

 国民党からは台北、台中でそれぞれ現職の●(=赤におおざと)龍斌、胡志強の両市長が、新北では同党次世代ホープの朱立倫前行政院副院長(副首相)が立候補した。

 民進党は台北に蘇貞昌元行政院長、新北に蔡英文党主席、台中に蘇嘉全前党秘書長の3氏を擁立した。台北、新北はほぼ互角、台中は優勢の胡市長を蘇候補が猛追する展開となっている。

 それだけに26日夜にはこれら3市で与野党候補が白熱の選挙運動を繰り広げた。台北では●(=赤におおざと)市長が総統府前広場、蘇候補が台北駅近くの中央芸文公園でそれぞれ数万人規模の大集会を開いて支持を訴えた。

 市長選での勝利のほか、注目されているのが得票率だ。民進党は南部の台南、高雄で大勝する公算が大きく、中北部で下馬評通りの接戦を演じれば、得票率で国民党をしのぐ可能性が大きい。その場合、民進党は次期総統選で政権奪還への足場を築くことになる。

http://sankei.jp.msn.com/world/china/101125/chn1011252252003-n1.htm
復調の野党民進党が勝利も 台湾、あす5直轄市長選
2010.11.25 22:51
 台湾で、2012年総統選の前哨戦とされる5直轄市長選(台北市など)が27日に行われる。選挙戦では、陳水扁前総統の汚職事件によるダメージから脱した野党、民主進歩党(民進党)の復調ぶりが顕著で、3市以上で勝利する可能性もある。

 2市にとどまっても「5市全体の総得票数では(与党国民党に)勝つ」(呉乃仁民進党秘書長)と自信を見せており、「12年総統選で(国民党の)馬英九総統に挑戦するチャンスも生まれる」(同)と期待している。

 国民党は、馬政権の内政での失策や金融危機による経済低迷の影響で、昨年以降、統一地方選や立法委員(国会議員)補欠選挙で敗北が続き党勢が後退している。今回も敗北すれば、総統選に向け本格的な党の体制立て直しを迫られる。(共同)

1990チバQ:2010/11/27(土) 18:20:44
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/101127/kor1011271401006-n1.htm
地方幹部粛清か 北朝鮮
2010.11.27 13:58
 韓国の聯合ニュースは27日、米国の自由アジア放送の報道として、北朝鮮内部で金正日総書記の後継者、金正恩氏の権力基盤を強化するため地方幹部の粛清が行われていると報じた。

 同放送は、北朝鮮・両江道恵山市の複数の消息筋の話として、朝鮮労働党の道幹部複数が「スパイ容疑」で逮捕されるなどしていると伝えた。容疑者となった幹部が労働党へ入党した際に保証人になった党員も、いったん党員名簿から削除した後、金正恩氏の「特別配慮」で復党を認めるなどし、内部の締め付けを強めているとしている。

1991チバQ:2010/11/27(土) 19:31:23
台湾の選挙は土曜日なんですねえ

1992チバQ:2010/11/27(土) 21:06:40
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010112700319
5大都市選、国民党が勝利=馬総統にひとまず及第点−台湾
 【台北時事】2012年の次期台湾総統選の前哨戦と位置付けられる5大都市選挙(市長・市議)が27日、投開票され、与党・国民党が台北、新北、台中の3都市で市長ポストを維持し、勝利した。
 選挙は就任して2年半が経過した馬英九総統に対する信任投票の色彩が濃く、有権者は馬政権にひとまず及第点を与えた。国民党はこれを追い風に、次期総統選での馬総統再選に向け勢いをつけたい考えだ。
 野党・民進党は新北と台中で国民党を猛追したが及ばず、台南と高雄の両市で市長ポストを維持するにとどまった。(2010/11/27-20:49)

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1993チバQ:2010/11/27(土) 21:26:18
http://mainichi.jp/select/world/news/20101128k0000m030055000c.html
台湾5市長選:国民党3市で勝利…得票率、民進党が上回る
 【台北・大谷麻由美】台湾の県市合併や直轄市昇格などに伴う5大市市長選は27日、投開票された。接戦とされた台北市は現職の与党・国民党のカク龍斌氏(58)が、最大野党・民進党の蘇貞昌氏(63)に競り勝ち、国民党は現有する3市ポストを維持した。しかし、全体の得票率では民進党が国民党を上回った。台湾の全人口2300万人の6割が集中する5大市での野党の支持拡大で、12年の総統選で再選を目指す国民党の馬英九総統は厳しい状況に立たされる。対中関係でも思い切った政策を取りにくくなったと言えそうだ。

 激戦だった新北市(旧・台北県)では、国民党の朱立倫氏(49)が民進党主席の蔡英文氏(54)を破った。民進党の地盤とされる台湾南部では、台南市長選で民進党の頼清徳氏(51)が初当選、高雄市長選では民進党の陳菊氏(60)が再選した。台中市では国民党の胡志強氏(62)が3期目の当選を果たした。

 馬総統は、昨年8月の台湾南部の大水害で不手際を批判されてから支持率が30%台に低迷。一方で、公約だった対中関係改善は順調に進み、台湾は世界的な金融危機の痛手からも対中貿易をテコに早期回復を図ることができた。馬政権は経済の好調をアピールして得票につなげようとしたが、経済カードの効果は限定的だった。

 台湾は中国と今年6月、自由貿易協定(FTA)にあたる経済協力枠組み協定(ECFA)を締結。次の段階となる政治対話への移行時期が注目される。

 民進党は08年の立法委員(国会議員)と総統の両選挙で惨敗したが、今回の躍進で復権を印象づけた。蔡主席は現実的な対中政策の方針を表明。ただし具体的な対中政策を打ち出せておらず、次期総統選で政権を奪還するためには課題が残る。

 中国が当面、台湾への柔軟路線を変えることはないとみられるが、民進党への支持が拡大していることで、馬総統への信頼は低下しており、地方の民進党議員や同党系の学者らとの接触を拡大している。また中国の地方政府は台湾で電子機器などの大規模な買い付けを行っているが、対象を都市部から地方にシフトし、農産物などの買い付けを広げることで、一般市民への利益配分を考慮している。

1994チバQ:2010/11/28(日) 00:37:25
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2010112777308
国防長官人選につまづく 指揮空白を懸念


NOVEMBER 27, 2010 06:22
「戦争中に大将を交替」させた李明博(イ・ミョンバク)大統領が後任大将を直ちに任命できなったことを受け、軍最高首脳部のリーダーシップの空白が懸念される。


北朝鮮からの延坪島(ヨンピョンド)砲撃挑発により、民間人まで犠牲になった準戦時状況の中、李大統領は警戒や後続対応の責任を問うって、25日夕方、金泰榮(キム・テヨン)国防長官を急きょ更迭させた。「軍綱紀の刷新」がその理由だった。


任太熙(イム・テヒ)大統領室長は金長官の交代を発表し、26日午前、大統領府の中で「予備模擬聴聞会」を開いた後、金滉植(キム・ファンシク)首相の提請手続きを踏んで、後任長官を発表すると予告した。任室長は、「推薦を受けた候補は現役ではなくOBだ」と語った。長官更迭による軍リーダーシップの空白状況を最小化するという意志に聞こえた。


しかし大統領府は26日午後まで、後任者を発表できず、右往左往している。


大統領府は当初、李熙元(イ・ヒウォン)大統領安保特別補佐(得補)を、湖南(ホナム)出身の金𥶡鎭(キム・グァンジン)元合同参謀議長と共に有力候補として検討したという。実際、任室長と主要参謀8人は同日午前、大統領府で李特補を相手に、予備聴聞会を開き、国防長官としての道徳性や資質を備えているか、綿密に面接を行った。聴聞会でたいした問題がなければ、早ければ午前中に正式発表が行われるだろうという見方も出た。


しかし、洪相杓(ホン・サンピョ)大統領広報首席秘書官は午前10時半ごろ、大統領府記者クラブ「春秋館」(チュンチュグァン)を訪れ、「現在、複数の人物に対し、確認の手続きを進めている」と言い、李特補のほか、別の人物を探していることを示唆した。


李特補が同日、最終的に内定を受けなかった理由は直ちには公表されなかった。検証の過程で、李特補が老後に備えて購入した京畿南楊州(キョンギ・ナムヤンジュ)の不動産が問題になったという見方も出た。しかし、大統領府の関係者は、「李特補の総資産はわずか2億ウォンほどだ。財産問題ではないと思う」と話した。


政治圏の一部では、李特補の息子の兵役免除のうわさが出回ったが、2人の娘だけを抱えていることが確認された。


これに関連し、道徳性の問題というよりは李特補が、国防改革を強力に進めるだけのリーダーシップを備えているかを巡り、李大統領が苦心しているという見方もある。


洪首席は、「李特補を始め、様々な候補が聴聞の対象に上がっている」と言い、「厳しい時期、国防長官が持つ重みを重視し、きめ細かく職務能力や道徳性を検証すべきだという共感が、大統領府内に出来上がっている」と語った。


一部では、後任の人選が難航し、金長官の更迭が早すぎたのではないかという批判も出ている。


大統領府は北朝鮮挑発への軍のずさんな初期対処が、李大統領の「戦争拡大自制」発言の真偽を巡る議論とあいまって、国軍最高統帥権者の「安保リーダーシップ」そのものの問題へと拡大されると、金長官の更迭という切り札を取り出した。


しかし、更迭カードを取り出しても、事前に緻密に後任人選作業までかたづけてこそ、迅速に、「金長官の更迭→後任発表→軍綱紀の刷新や国防改革」に拍車をかけることができたのでは、という指摘が与党内からも出ている。実際、大統領府が後任人選をためらっている間、現政府に対し批判的な一部のネットユーザーらは、「金長官はいけにえ」という議論を広めている。


大統領府は李大統領が金長官をいけにえにしたという一部の主張に対し強く反ばくしている。大統領府の関係者は、「金長官は北朝鮮からの挑発開始から5分後に、電話で報告を受けたのに、それから55分間も国会に残っていた。さらに、合同参謀本部に立ち寄り、大統領府に来たため、挑発から2時間が経ってようやく大統領府に到着した」と言い、「ありえないことがおきたのだ」と語った。別の関係者は、「金長官は軍の特殊性を理由に終始、軍改革に消極的な態度を示してきた。それが北朝鮮の挑発に軍がしっかり対応できなかった根本的な理由だ」と話した。


後任人選と関連し、大統領府は、「できるだけ人選の手続きを早めに片付けるつもりだ」と述べている。今回の事態を国防改革のきっかけにするという意志を持っている李大統領は、OBの中から軍を客観的に眺めることができ、軍内部の論理に揺さぶられず、強力に軍改革を推進できる人物を探しているが、適任者を探すことができず、苦心しているという。

1995チバQ:2010/11/28(日) 10:30:42
>>1329
 それだけに与野党とも自薦他薦が相次いでいるが、蘇氏が公開出馬表明で選挙戦の口火を切った。台北市はかねて与党、中国国民党が優勢で、世論調査の支持率でも、現職の●(=赤におおざと)龍斌(かくりゆうひん)市長(国民党)が蘇氏を若干リードしている。
 かつて台北県長を2期務めた蘇氏は、新北市長選に出馬すれば勝利はほぼ確実とみられていた。にもかかわらず同氏が台北市長選に出馬表明したのは、「陳水扁前総統のように、民進党が劣勢の台北市長選で善戦、敗北し、2年後の総統選を狙っている」との見方が根強い。
 蘇氏が3日の出馬表明で「当選に全力を挙げ、勝てば総統選に出馬しない」と強調したのも、こうした観測を打ち消すためとみられる。
>>1334
 62歳の蘇氏は台北県で勝てば総統選に出馬しにくくなるし、負ければ政治生命が危ない。だから民進党が劣勢の台北市で善戦、敗北して総統選出馬を狙っているとの見方がもっぱらだ。
 蘇氏は台北市長選出馬で、人気急上昇中の蔡英文・民進党主席の新北市選出馬を催促したとの観測も多い。蔡主席も応じれば、勝っても負けても総統選への道を断たれる。“上げ潮”の民進党も党内調整が容易ではない。(山本勲)

蘇貞昌/蔡英文ともに、市長選に勝ってしまうと「総統選に出馬できなくなる」というジレンマ状態
民進党の総統選候補としては↑2人と謝長廷(08年総統選落選)の3人が有力か?

1996チバQ:2010/11/28(日) 10:31:11
2008年総統選
http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/ogasawara/prospects2008a.html
四天王の争い
 民進党にとって最大の関心事は,2008年選挙で勝利して政権を維持することである。この点では,陳水扁と民進党はまったく一致している。しかし,陳には総統として自身のレームダック化を回避し主導権を維持するという目標がある。この点では,民進党の利益とは必ずしも一致しない。党の観点からは,後継者を早く擁立し,その人物が党運営,政権運営を掌握し,選挙戦を主導することが望ましい。だが,それは陳を脇に追いやることでもある。陳は退任後も影響力を維持するために自分に有利な形で公認候補決定にもっていきたい。かといって,総統選挙本番で負けたのでは元も子もない。陳は,支持率は低迷しているが党内最大の実力者である。後継候補にとって,陳水扁とどのような距離を取るかは深い計算を要する難しい問題である。2006年は,陳水扁とポスト陳水扁の担い手たちの間で激しい駆け引きが展開された年であった。その駆け引きは2007年に入り一層激しくなっている。
 民進党内では,後継候補は早い段階から,①蘇貞昌,②謝長廷,③游錫堃,④呂秀蓮の4名に絞られていた。台湾のメディアは,この4名の有力者を指して「四天王」と呼んでいる。4名はほぼ同じ年齢で,日本で言う団塊の世代に属している。いずれも閩南系本省人で,弾圧を覚悟して国民党の権威主義体制と闘い,民主化運動を担ってきた。呂は,1979年の美麗島事件で逮捕され懲役12年の判決を受けた(5年の服役後保釈)。蘇と謝は,陳水扁と同じく弁護士として美麗島事件に関与した。游は,美麗島事件で逮捕投獄され家族が惨劇に遭う林義雄台湾省議員の支援をしていた。このような背景を共有することから,4名は台湾アイデンティティについてほぼ共通の認識を持っている。いずれも政治家として20年以上の経験を積み,厳しい条件下で選挙を闘い,政治的判断力を試される多くの試練を経てきた。呂は副総統,游,謝,蘇は行政院長を歴任し,総統を狙う十分な政治経歴を有している。

1997チバQ:2010/11/28(日) 10:31:28
 蘇貞昌は,謝長廷の福利国連線派に属していたが,しだいに新潮流派との連携を深めるようになった。蘇と陳水扁との関係はもともと良好であったが,蘇が後継候補として浮上してくるにつれて,陳との緊張関係も目立つようになった。蘇は親しみやすくエネルギッシュな政治家として知られ,突進を意味する「衝衝衝」と言えば蘇のことを指すとほとんどの台湾人が知っている。現職の行政院長として,活動を広くアピールできる利点がある。謝長廷は,陳水扁と同じような経歴を歩み,陳と長年のライバルの関係にある。1994年の台北市長選挙で謝は陳と党の公認を争ったが,最後は謝が陳に譲った。謝は非常にしぶとい政治家として知られ,政治的敗北をしても政治生命を失わないことから「九命怪猫」と形容されている。謝は,彭明敏と組んで出馬した1996年の総統選挙で惨敗したが,1998年の高雄市長当選で復活した。2006年1月には陳水扁によって行政院長を事実上更迭されたが,2006年12月の台北市長選挙に活路を求め,敗北が決まっているこの選挙で善戦し復活を果した。
 游は陳水扁を忠実に支えてきた人物として知られている。陳政権発足後,游は行政院副院長に就任したが,直後に発生した水害事故の責任を取って辞任し陳水扁を守った。その後も行政院長,総統府秘書長,党主席として一貫して陳を支えてきた。台湾の政治家の中にあっては,非常に穏健で目立たない性格の人物である。しかし,予備選挙に向けてかつて見られなかった闘争心を見せ,独立派寄りの発言を繰り返している。呂秀蓮は陳水扁の正義連線派に属していたが,派内でも党内でも独立独歩の人物となった。呂は,長年にわたり女性,少数者の人権擁護活動を展開し,女性として最高位の公職にある。呂は,台湾の国連加盟運動の推進者としても知られ,独立派の支持を集めている。こうした行動が尊敬を集める一方,呂の強気の性格を不安視する人もいる。2000年総統選挙で陳水扁は呂を副総統候補に指名したが,それは選挙の考慮によるもので,陳と呂の関係はよいわけではない。
 この4名の中で有力視されているのは蘇と謝である。『中国時報』の民意調査(調査時期2007年2月27日〜3月2日,有効回答数1266)では,「支持誰代表民進党参選総統」という質問に,蘇という回答が27.3%,謝21.6%,呂11.5%,游5.1%,「沒意見」34.4%であった。TVBSテレビ局の民意調査(調査時期2007年3月21日,有効回答数1121)では,蘇24%,謝20%,呂10%,游4%,誰も支持しない/未決定が42%であった。蘇の強みは台湾南端の屏東県と北部の台北県の県長を歴任していることである。この間に人脈を広げ,自分の支持グループを作り上げた。一方の謝も,台北の出身で台北市議,立法委員(台北市選出)を経て,南部の高雄に拠点を移し,高雄市長に当選し,新たに支持を開拓した実績を有している。予備選挙でこの2人が対決することになれば,党内最大派閥の新潮流派が蘇を支援し,反新潮流派は謝を支援するという構図になるであろう。両氏の党内の支持勢力は拮抗している。
 民進党は2006年7月に党内派閥の解散を決議している。もともと党内派閥で結集力を持っていたのは新潮流派のみで,他派はゆるやかなグループにすぎなかった。そのため新潮流派に対する他派の反発は強い。その新潮流派も結集力が弱まり,党内は全体的にポスト陳水扁に向けて再編成の過程にある。謝,呂は以前から反新潮流派である。游は反新潮流派と連携し蘇への攻撃を強めている。民進党内の新たな権力構造は,予備選挙そして総統選挙本番を通じてこれから形成されていくことになる。(2007.3.25記)

1998チバQ:2010/11/28(日) 10:32:57
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101128/chn1011280008000-n1.htm
台湾5大都市選 与野党現状維持の“痛み分け”
2010.11.28 00:05

27日、台北市長選で勝利し、ピースサインをする国民党の●(=赤におおざと)龍斌候補(ロイター=共同) 【台北=山本勲】馬英九・中国国民党政権の信任を問う台湾5大都市選挙は、市長ポストの獲得数で与党3、野党の民進党が2の現状維持で終わった。ポスト数では国民党が勝利したが、総得票率では南部2市で大勝の民進党が2004年の総統選と立法院(国会)選以来、6年ぶりに国民党を上回った。その意味では今回の選挙は“痛み分け”ともいえる。

 5大都市選では昨年来の地方選や立法院補欠選で4連勝の民進党が序盤でリード。危機感を強めた国民党が馬英九総統ら首脳の陣頭指揮で懸命の巻き返しを図り、現状維持に成功した。

 国民党は勝敗ラインを現状の市長ポスト数3つの確保に置いていたので、その意味では勝利した。馬総統兼国民党主席と金溥聡・党秘書長を中心とする指導部体制は求心力を保ち、再来年3月の次期総統選での再選を目指すことになる。

 勝因としては発足直後にさまざまな内外紛争で迷走した馬政権がこのところ経験を積み、安定感を増したことが指摘できよう。

 08年6月の尖閣諸島近海での台湾遊漁船と日本の監視船衝突事件では、日台関係が険悪化し、支持率が急低下した。しかしその後の対日関係重視政策や台北・松山−羽田直行便就航などで関係修復が進んだ。

 昨年8月の台風被災者救済の不手際でも支持率が10%台に落ち込んだが、今年はこうした面でも大きなミスはなかった。

 今年の域内総生産(GDP)成長率が10%に近づくなど、景気好転も与党有利に働いた。今月開幕した台北花博をめぐり市幹部の汚職疑惑が発覚したが、花博自体は市民の好評を博し、●(=赤におおざと)龍斌市長の再選に有利に働いた。

 新北市では、国民党ホープの朱立倫前行政院副院長(副首相)と蔡英文民進党主席の接戦となった。国民党は蔡主席が「次期総統選を意識して新北市長を任期満了まで務めると明言していない」ことを批判した。

 一方、民進党は、5都市の総得票率では国民党を5ポイント強上回り、政権奪還に向けて一定の足場を築いた。台湾中北部は元来、国民党支持層が民進党を1、2割上回ってきた。しかし今回は台中、新北で票差をかなり縮めた。

 仮に蔡主席と台北市で敗れた蘇貞昌元行政院長の“二枚看板”がともに当選した場合に、総統選候補の選定に困るという問題も抱えていた。2人の落選で総統選が戦いやすくなった側面もある。

1999チバQ:2010/11/28(日) 10:34:29
http://mainichi.jp/select/world/news/20101128k0000e030003000c.html
ミャンマー:連日会合、民主化へ戦略練る…スーチーさん
 「軟禁中は、強い信念を持ちながら民主化への取り組みを続ける仲間の存在が大きな支えになった」。ミャンマーの民主化運動指導者アウンサンスーチーさん(65)は、ヤンゴンの「国民民主連盟」(NLD)本部事務所で毎日新聞の取材にそう答えた。今月13日に7年半ぶりに軍政から自宅軟禁を解除されて以降、スーチーさんは連日、全国から駆け付ける支持者や独立系の政党幹部と会合を重ね、民主化への戦略を練っているようだ。【バンコク矢野純一】

 ◇警察から監視、尾行され
 本部2階の応接室に、スーチーさんは民族衣装のピンク色の上着にエンジ色の巻きスカート姿で現れ、終始柔らかい口調で話した。平日は朝から夕方まで会議や面談の予定がびっしりと入っているのに、疲れた様子は見せなかった。

 NLD本部や、約2キロ離れたインヤ湖畔の自宅周辺では、警官とみられる10人以上の私服の男たちが、出入りする人をビデオカメラで撮影している。男たちのそばには、尾行に使うのか、街中ではほとんど見られないバイクが数台、いつも止まっている。NLD関係者は「当局はスーチーさんだけではなく、NLD幹部らの尾行も行っている」と話した。

 スーチーさんが本部を出入りする際は、安全確保のため、自宅と本部で連絡を取り合い、スーチーさんの車が到着する前からNLD青年グループのメンバーが人垣を作って警戒している。

 スーチーさんの大きなポスターが至る所に張られた本部1階には、タイ国境地帯からバスを乗り継ぐなどして1日以上かけて訪れた地方のNLD幹部や、スーチーさんとゆかりのある人が連日、詰め掛けている。スーチーさんとの面談を待つ間、机を囲んで、今後の活動などについて議論する姿も見られた。

 民主化運動にかかわり、2度投獄されたという60代の地方幹部は「スーチーさんの解放は我々を勇気付けた。彼女が(解放後の14日に)演説したように、暴力を伴う急激な変革は求めない。我々は耐えることを知っており、次世代の子供たちのために、確実に民主化が訪れるよう、活動を続ける」と話した。

 ◇野党結束へ柔軟姿勢
 【バンコク西尾英之】アウンサンスーチーさんが会見で、新国会の存在を直ちに否定しない考えを示したのは、国会の野党勢力との結束を保つ立場などから、当面は選挙のやり直しなどを求めない柔軟姿勢を示したものとみられる。

 総選挙では軍事政権翼賛政党が民選議員枠の約4分の3を獲得。一方で選挙参加を拒否して解党処分となったスーチーさん率いるNLDから分裂した「国民民主勢力」(NDF)や少数民族系の野党勢力もわずかながら当選を果たした。

 スーチーさんが新国会を全面否定した場合、野党勢力との共闘は困難になり、「民主化や民族自立を求めて投票した国民の意向を無視するものだ」との批判が出る恐れもあった。

2000チバQ:2010/11/29(月) 20:19:34
http://mainichi.jp/select/world/news/20101129ddm007030166000c.html
台湾:総統選へ本格始動 5大市市長選の得票率、野党が上回る 与党、党勢立て直しへ
 【台北・大谷麻由美】台湾の馬英九総統の中間評価となる5大市市長選が27日に終了し、与野党は12年3月の総統選に向けた動きを本格化させる。与党・国民党は3市長選で勝利したが、全体の得票率では最大野党・民進党に5ポイント強リードされた。馬総統は28日、再選への厳しい現実に「深く検討する必要がある」と述べ、党勢立て直しの決意を示した。

 今回の選挙の投票率は71・71%と、過去の市長選の65%前後を上回り、関心の高さをうかがわせた。投票日前日に連戦元副総統の長男銃撃事件が発生したが、選挙の大勢を揺るがすほどの影響は無かった模様だ。

 国民党は勝利したことで、馬総統と金溥聡党秘書長の指導部体制で総統再選を目指すことになる。ヤクザとの関係が深い地方派閥の排除など党内改革を引き続き進める方針だが、地方基盤の崩壊で票の喪失を招いており、難しい運営を迫られる。

 民進党は得票率の「勝利」で、蔡英文党主席の続投が決まった。穏健路線の選挙戦が一定の成功を収め、蔡主席の求心力は高まっている。また台中市長選で予想以上の善戦で敗れた蘇嘉全氏への期待も大きい。台北市長選で得票が伸びなかった党の重鎮、蘇貞昌氏を含め、今後は3氏を軸に総統選候補の人選が進むと予想される。

2001チバQ:2010/11/29(月) 23:50:41
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/101129/asi1011292015001-n1.htm
タイ・アピシット政権延命 憲法裁が解党の訴え却下 再び政局流動化も
2010.11.29 20:13
 【シンガポール=宮野弘之】タイのアピシット首相が党首を務める最大与党、民主党の政党助成金の不正流用問題を受け、選挙管理委員会が同党解党と首相を含む幹部の公民権停止を求めていた訴訟で、憲法裁判所は29日、提訴の手続きが適法に行われなかったとして訴えを却下した。アピシット首相は辞職を免れたものの、タクシン元首相支持派が判決を不服として、政権批判を強めるのは確実。再び政局が流動化する可能性もある。

 判決は、選管の訴状を検察審理を経て裁判所が受け取るまでの手続きについて、規定の15日以内に行われなかったとして、判事6人のうち4人の賛成で訴えを却下した。

 今回の問題は、2005年の選挙で民主党が国から受け取った選挙運動費2900万バーツを不正流用したとされるもの。選管は当初、提訴に消極的だったが、今年4月にバンコク中心部を占拠したタクシン支持派のデモ隊が選管事務所に押しかけ、圧力をかけたことから提訴していた。

 民主党はこのほか、2億5800万バーツの違法献金疑惑でも提訴されている。総選挙をにらんで、タクシン派がアピシット政権への攻撃姿勢を強めるのは確実だ。

2002チバQ:2010/11/30(火) 12:23:50
http://mainichi.jp/select/world/news/20101130ddm007030134000c.html
タイ:憲法裁判決、民主党解党認めず タクシン派反発必至
 【バンコク西尾英之】タイ憲法裁判所は29日、アピシット政権の最大与党「民主党」を解党処分にするかどうかが問われた裁判で、訴えを門前払いし、民主党の存続を認める判決を出した。これにより民主党は政権崩壊の危機を免れた。今後、過去に憲法裁の判断で繰り返し解党処分となっている反政権のタクシン元首相派が「二重基準だ」と反発を強めるのは必至だ。

 民主党を巡っては、選挙管理委員会が今年4月、05年の総選挙時に同党に交付された政党補助金2900万バーツ(約7800万円)が不正に流用されたとして、解党を求めて憲法裁に提訴していた。

 憲法裁は08年、当時のタクシン派政権のサマック首相を、料理番組への出演で報酬を得たことが憲法で禁じられた副業に当たるとして失職させた。また07年と08年の2度にわたってタクシン派政権与党を選挙違反事件への関与を理由に解党処分としたため、政権崩壊と反タクシンのアピシット政権発足につながった経緯がある。

2003とはずがたり:2010/11/30(火) 20:54:56

中国人弁護士、出国できず 法治制度学ぶ催しで来日予定
http://www.asahi.com/international/update/1130/TKY201011300383.html
2010年11月30日19時1分

 中国の法曹関係者らが日本で法治社会について学ぶプログラムに参加する予定だった中国人弁護士の劉暁原氏(46)が、中国からの出国を差し止められたことが分かった。当局は「国家の安全に危害を与える恐れがある」と説明したという。

 劉氏は市民の権利擁護や冤罪(えんざい)事件の救済に取り組んでいることで知られる。早稲田大学現代中国研究所が企画したプログラムに29日から参加する予定で、28日朝に北京の空港から出国しようとしたところ、「市公安局の指示」として認められなかったという。

 中国ではノーベル平和賞の受賞が決まった劉暁波氏の支援者らが出国を阻止される事件が相次いでいる。多くは劉氏の妻が授賞式への代理出席を求めたリストに名を連ねた人たちだが、劉暁原氏はリストには含まれていない。

 劉氏は「明確な理由の説明もなく私の自由な行動権を侵害され、両国の民間交流の機会が阻まれるのは遺憾だ」としている。

2004とはずがたり:2010/11/30(火) 21:10:40

「韓国のコントロールで統一されるべきだ」と中国高官 ウィキリークスの外交公電で判明
2010.11.30 12:35
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101130/chn1011301236008-n1.htm

 【ワシントン=犬塚陽介】民間内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」が公開した機密外交公電で、中国の2高官が韓国外交通商省第2次官だった千英宇氏(現大統領外交安保首席秘書官)に対し、「朝鮮半島は韓国のコントロールで統一されるべきだ」との見解を示していたことが分かった。

 千氏は中国の一部指導者に「(北朝鮮には)緩衝国としての価値がない」との認識が広まっており、中国高官も「新たな現実に直面する用意がある」と語ったとしている。

 千氏はスティーブンズ駐韓米大使との会談で、中国は北朝鮮の金正日総書記の死後の国家崩壊を止められないとの見解も伝達。北朝鮮は経済的に破綻(はたん)しており、金総書記の死後2〜3年で崩壊すると予測していた。

 一方で、駐中国米大使館が昨年4月に送信した外交公電によると、中国は北朝鮮について「甘やかされた子供」のように振る舞い、米国の気を引こうとしていると批判。

 ただ、中国は6カ国協議の中断が長期になる場合、米中朝の3国間対話などを通じて北朝鮮との協議を続ける必要があるとの認識を米国に示していたという。


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