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大中華世界的話題

1386チバQ:2010/03/28(日) 12:11:44
http://www.asahi.com/international/update/0327/TKY201003270339.html
タクシン元首相派、最大級デモ バンコク、爆発でけが人2010年3月28日0時26分
 【バンコク=四倉幹木】タイで反政府集会を続けるタクシン元首相派の「反独裁民主同盟」が27日、首都バンコクでデモをした。警察によると、集会が始まった14日と同じ10万人前後が集まり、最大級のデモとなった。政府はデモ隊との衝突を避けるため警察、軍部隊の一部を撤収させたが、首相府前ではにらみ合いが夜まで続いた。また、軍系のテレビ局などの近くで爆発が起きてけが人が出るなど、緊張が高まっている。

 治安維持法に基づいて5万人を超える軍、警察が警戒するなか、デモ隊は海外からの観光客に人気が高い王宮付近に向かい、近くの五つの寺院や動物園などで待機する軍、警察部隊に対し、「兵舎に帰れ」などと詰め寄った。

 政府は事態を掌握していると強調したうえで、「市民の安全に配慮するため」として寺院などからは軍、警察部隊を撤収させた。しかし首相府では警備の兵士や警察官らを排除しようと詰めかけた約1万人のデモ隊と、夜までにらみ合いが続いた。

 一方、夕方から夜にかけて、バンコクにある軍系のテレビ局など2局の建物に爆発物が投げられ、兵士や市民ら少なくとも7人がけがをした。

 元首相派は28日には、政府の対策本部がある軍施設にデモをかけ、アピシット首相との話し合いを求めるとしている。

 政府には元首相派が求める解散・総選挙などに応じる考えはなく、解決の糸口は見えていない。デモによる混乱を嫌う市民の間には元首相派への批判も出ているが、政府は当面、衝突を避けつつ、元首相派の要求にも応じない「持久戦」を続けるとみられる。

1387チバQ:2010/03/28(日) 12:14:47
http://www.asahi.com/international/update/0327/TKY201003270212.html
「総選挙後も軍が影響力」 ミャンマー軍政トップが演説2010年3月27日14時30分
 【ネピドー=山本大輔】ミャンマー(ビルマ)軍事政権は27日、首都ネピドーで国軍記念日の式典を開いた。年内実施予定の総選挙を控え、今後の動向が注目されるタン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長(77)をトップとする現体制下では最後となり、3年ぶりに外国人記者にも公開された。

 国軍記念日は、1945年の対日蜂起を記念して設けられ、軍政にとって最も重要な国家行事の一つ。今回は欧米や日本などからの記者50人を含む600人が招待された。

 軍服姿で式典に臨んだタン・シュエ議長は「国軍は政治と国防両方で成果を残してきた歴史がある。必要であれば、いつでも国内政治に関与する」と述べ、民政移管後も、軍の影響力が維持されることを示唆。

 その上で「他国の干渉を避けるため、外部勢力への依存は排除する。年内には自由で公平な選挙が実施されるが、国家の分裂につながるような反乱や選挙での暴力に最大限警戒が必要だ」と話した。健康不安説も流れていたが、血色も良く、兵士1万3千人を前に演説したほか、軍事パレードを観閲した。

1388とはずがたり:2010/03/28(日) 14:54:02
>>1379-1381
最初は中国人がやったのではないと言い放ってた中国政府が自国民の罪を認めて折れた形ですし,予定調和的な元臨時工が引き起こした不始末ということ以上の何があると思われてるんでしょうか??

1389チバQ:2010/03/29(月) 12:18:01
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100329-OYT1T00028.htm
ミャンマーに反軍政新党、幹部に元首相の娘
 【ヤンゴン=深沢淳一】ミャンマーで年内に行われる総選挙に向け、軍主導の民主化の動きに対抗する「ミャンマー民主党」が結成され、今週中に政党登録することを決めた。


 党首のトゥ・ウェイ氏(78)らがヤンゴンの党本部で本紙の取材に応じ、明らかにした。1990年の前回総選挙でも政党を組織して臨んだウェイ氏は、「軍政は国民の側に立った政治を行っていない。すべての選挙区で候補者を出したい」と意気込みを語った。

 新党の幹部には、1948年の独立後の初代首相ウ・ヌー氏の娘や、2代首相バ・スエ氏の娘が名を連ねており、反軍系政党の一翼として今後の動向が注目される。ウェイ氏は、アウン・サン・スー・チーさん率いる国民民主連盟(NLD)との関係については「民主化実現の目的は同じ」と述べたが、現時点では総選挙での連携は模索しない方針だ。NLDは、29日に中央執行委員会を開いて総選挙参加の是非を決める。

(2010年3月29日06時47分 読売新聞)

1390チバQ:2010/03/29(月) 18:45:53
http://www.asahi.com/special/kajin/TKY201003230271.html
「三つの心」共存共栄――第11部〈台湾脈脈〉
2010年3月23日15時51分

 南国・台湾は初春の陽光も力強い。緑の水面がきらきらと輝く北部の基隆港。「この海は日本と中国につながっている」。厳為雄社長(67)は、日中台を一つにつなぐ新しいビジネスの舞台に、故郷の海を選んだ。

 日中台は厳社長のルーツでもある。祖先は18世紀に大陸から台湾に移民。戦中の日本で生まれ、戦後は台湾で教育を受けたが成人後は早稲田大学で経済学を学んだ。31歳で東京でライトやスイッチなど自動車の交換部品を作る「厳氏貿易」を創業。1974年に日本国籍も取得した。

 台湾は04年、貿易振興のため基隆港に「自由貿易港区」を導入した。日本にいた厳社長は08年に初めて知り、即座に倉庫兼工場を建てた。

 上海などの自社工場で製造した日本車の電装部品を運び込んで加工・検査し、「台湾出荷」として日本や東南アジアなどに輸出する。国際的に信用がある「台湾出荷」だと「中国出荷」より20%以上買い取り価格が上がる。税の優遇も多い。自動車が世界不況に陥った09年に営業利益を確保したのはこの成果だった。

 08年の馬英九(マー・インチウ)・国民党政権の登場で中台関係は劇的に改善した。香港や日本経由だった中台間の海運も、08年12月に直接往来が始まった。09年末までの約1年間に、かつて「火薬庫」と呼ばれた台湾海峡を、約1万3千隻もの貨物船が行き来した。

 「上海から基隆に最速2日間で荷が届く。物流コストも中国の国内並みに安い。この流れに乗らない手はない」

 そんな基隆港にもあまたの死体が浮かんだ日があった。

 1947年2月28日。2・28事件と呼ばれる住民弾圧が起きた。日本から台湾を接収した蒋介石・国民党政権はインフレなどに抗議した台湾民衆を大量殺害。基隆は被害が大きい地域の一つだった。

 その後、戒厳令が敷かれた。地主だった厳社長の一族は土地改革で土地を取り上げられ、共産党の友人がいたといういとこは銃殺された。「ちょっと反発すると殺されかねない怖さがあった」。厳社長が台湾を離れた一因だ。

 今や中台経済の緊密化によって、日本などの企業が台湾を足場に中国に展開するビジネスに注目している。「これからの時代、我々在日台湾人の活躍の場が広がる」と厳社長は読む。「台湾、日本、中国には似ているようで異なる『三つの心』がある。在日台湾人はその長所も短所も知っており、私たちの力を存分に活用できる」(台北=野嶋剛)

     ◇

 戦後、国民党独裁下の台湾から日本へ来た人たちはそれぞれの道を歩む。企業経営者や医師が多いが、政治運動に身を投じた人も目立つ。第11部「台湾脈脈」は彼らの生き方といま、日本社会とのかかわりを伝える。

1391チバQ:2010/03/29(月) 18:46:28
http://www.asahi.com/special/kajin/TKY201003230278.html
道を探る 台湾の未来思い、選挙支援へ動く――第11部〈台湾脈脈〉
2010年3月23日16時0分

 台湾の政治にも在日台湾人はかかわる。国民党の馬英九(マー・インチウ)総統が2年後に再選され、中台接近は加速するか。民進党が政権を奪回するのか。それを占う12月の台北市など5大都市市長選を見つめる。

 7日、都内であった「台湾独立建国連盟日本本部50周年記念会」。独立運動に携わってきた在日台湾人ら約150人が集まった。台湾から駆けつけた連盟総本部の黄昭堂主席(77)が、連盟が協力する民進党の復調を伝えた。「5都市選挙は、三つは確実。四つは勝てるでしょう」

 50年前に連盟日本本部の前身である「台湾青年社」を日本で結成したひとり。民主化後の台湾に戻り、2000年の民進党政権誕生を支えた。

 戦後初期の日本には国民党の独裁から逃げてきた台湾人が集まり、独立運動の「ゆりかご」となってきた。

 1枚の写真がある。1951年1月、神奈川・大磯での撮影。55年に設立される「台湾共和国臨時政府」の廖文毅主席らが開いた会議の写真だ。廖主席の後ろに鋭い目つきの男がいる。陳悟桐氏だ。

 台湾の元高校教師で2・28事件で教え子をかばい、身の危険を感じて香港に密航。廖氏と出会い、側近として臨時政府設立に奔走した。臨時政府は10年ほどで頓挫し、廖氏は国民党と和解して台湾へ。陳氏は残り、商売で稼いだ金を独立運動に提供し、台湾の若者に独立を説きながら91年に死去した。「自分は捨て石の人生でいいんだ、が口ぐせでした」。神戸に住む妻高砂イヨさん(57)は語る。

 陳氏の薫陶を受けた一人が台湾の元駐日代表、許世楷氏(75)だ。東京大大学院で学び、臨時政府から独立運動を引き継いだ台湾青年社の中核となった。日米欧で雑誌を出して運動を広げ、民主化への「外圧」をつくった。

 「台湾では90年代まで半数近い人が自らを『中国人』と呼んだが今は『私は台湾人で中国人ではない』と考える人が65%いる」。日本で「台湾は独自の道を」と訴えた陳氏や許氏の思いが根付いた。

 独立派の伝統を引き継ぐ一人が、メールマガジン「台湾の声」の林建良編集長(51)だ。栃木県日光市の診療所長でもあるが、台湾の将来が気になる。台湾出身者の外国人登録証の国籍欄表記を「中国」から「台湾」へ変える活動などに力を入れた。新たに導入される在留カードには「台湾」の記入が可能になった。

■「どの党でも」の人も

 「馬総統には人間的な魅力がある。次の総統選も必ず勝てる」。都内の自宅居間で国民党中央評議委員の荘海樹・日本大大学院元教授(76)は語る。日本で政治制度を学び、いまは日本の馬英九後援会の一つをまとめる。08年の総統選では、華僑約100人と台湾へ戻り、馬氏に投票した。日本には千票の馬票があるという。日本籍を有するが、台湾は「二重国籍」を容認し、総統選の投票は可能だ。

 遠東国際貿易(東京)の林丕継社長(75)は「世界で7千万人いる」という林氏一族の結束を促す日本林氏宗親総会の名誉理事長でもある。国民党の記念皿がある事務室で「台湾にも中国にも多数がおり、平和な交流を望む」。

 かつての日本支配にも国民党にも反発し、親中国の立場で統一を訴える在日台湾人もいる。一方、政治に距離を置く人も少なくない。

 北部・苗栗県出身の葉彦宏さん(46)は「台湾人の暮らしに利益があるなら、どの党でも構わない」。89年に来日。貿易や人材派遣など事業を拡大し、5月、台湾人や中国人客に人気の山梨・石和温泉の旅館と連携し、日本の文化や言葉を学ぶツアーを始める。「仕事の9割が中国絡みという時代ですから」

■「日台関係は感情の関係」

 李登輝氏ら親日・知日派の系譜も脈々とつながる。

 12月の台中市長選に出馬準備中の民進党・林佳龍氏(46)は公約に「台中・山手線構想」を掲げる。98〜99年に日本の国連大に留学。「日本の交通システムに感銘を受けた」。民進党政権下では党秘書長などの要職を歴任した。

 「日本は世界一優れた国だ。日本に留学しなさい」

 国民党政権の国家安全会議で諮問委員(閣僚級、日台関係担当)を務める李嘉進氏(53)は戦前の日本で20年近く工員として働いた亡父の勧めで87年から筑波大大学院で学んだ。総統府の執務室には当時の大阪の家の前で両親が写したモノクロ写真を飾る。

 「日台は『感情の関係』だ。普通の外交関係は国益が基本だが、日台は特別。お互いの好感度が抜群に高い。戦前からの歴史が育てた深い感情が出発点となっている」(野嶋剛、五十川倫義、林望)

1392チバQ:2010/03/29(月) 20:52:21
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100329/asi1003292016003-n1.htm
ミャンマー最大野党は政党登録せず 総選挙不参加強まる
2010.3.29 20:13
 【ヤンゴン=宮野弘之】ミャンマー最大野党で民主化運動指導者のアウン・サン・スー・チーさんが率いる国民民主連盟(NLD)は29日、ヤンゴンで中央執行委員会を開き、年末の総選挙に向けた政党登録は行わず、スー・チーさんを含む政治犯全員の解放を求めることを全会一致で決議した。新選挙法ではスー・チーさんが離党しなければならず、「不公正で受け入れられない」とした。今後、軍政が選挙法を見直さない限り、NLDとしての参加は難しい情勢となった。

 先に発表された新選挙法では有罪判決を受けた人や服役中の人は党員になれず、同党が政党登録をすれば、スー・チーさんは離党しなければならない。スー・チーさん自身も先月、弁護士を通じ、NLDの政党登録には反対する考えを示していた。

 この日朝からヤンゴン市内の党本部で開かれた執行委員会には、全国から計113人の委員が参加。投票の結果、「選挙法は不公正で受け入れられない」として、政党登録は行わず、同時にスー・チーさんと全政治犯の解放を決議し、閉会した。

 NLDとしては政党登録せず、選挙に不参加の姿勢を示すことで、軍政に対し、公正で公平な選挙を求める国際社会からの圧力が強まることを期待しているとみられる。

 ただ、軍政が態度を和らげる可能性は低く、一方でNLD内部では選挙に参加しなければ党の存在が危うくなるとする意見は根強い。このため、今後、NLDの党員らの中から、NLDとしての参加は断念、他の野党から出馬するなどの動きが出る可能性もある。

1393チバQ:2010/03/29(月) 20:53:33
http://mainichi.jp/select/world/news/20100329ddm007030041000c.html
タイ:タクシン派、首相と交渉 依然隔たり、抗議収束は不透明
 【バンコク西尾英之】タイのアピシット首相は28日、反政府抗議行動を続けているタクシン元首相派組織「反独裁民主戦線」(UDD)幹部と政府関連施設で事態収拾へ向けた直接交渉を行った。UDDは首相に国会下院解散、総選挙実施を迫ったが、首相は受け入れなかった。双方の主張の隔たりは大きく、交渉でタクシン、反タクシン派の政治対立が解消に向かう可能性は低そうだ。

 反タクシンのアピシット首相が元首相派との直接交渉に臨んだのは、08年12月の就任以降初めて。政府とUDDからそれぞれ3人が出席し、交渉の模様は地元テレビで生中継された。

 UDDのウィーラ議長は改めて下院解散、総選挙実施を要求。これに対し首相は「下院解散が政治対立の解消に結びつくか疑問だ」と消極的な姿勢を示した。

 この日は具体的な合意のないまま終了したが、首相は「交渉は始まったばかり」と述べ、双方は29日夜に再び直接交渉することで一致した。

 UDDは28日朝から、政府の治安維持本部が置かれたバンコク北部の陸軍第11歩兵連隊本部前にデモ行進。政府が要求に応じない場合、警官隊や武装兵士が厳重な警備を敷く本部内へ突入する構えを見せた。

 連隊本部には同日未明、砲弾2発が撃ち込まれ兵士4人が負傷、緊張が高まっていた。元首相派が突入すれば激しい衝突は必至で、首相はこれを避けるため、これまでの「自身ではUDDと交渉しない」との姿勢を転換し、交渉への出席に応じたとみられる。

 首相を交渉の席に引きずり出したことは、UDDにとっては一応の成果だ。

 だが下院解散、総選挙実施については、アピシット政権は元首相派に選挙で勝利する確信が持てないことから、前向きな回答を引き出すことはほぼ不可能とみられている。UDDは週末ごとに支持者を動員して大規模デモを行っているが、平日の参加者は数千人にまで減り、さらに2週間に及ぶ抗議行動でバンコク市民の元首相派に対する不満も高まっている。タクシン元首相とUDD幹部は今後、資金が続く限り抗議行動を続けるのか、それともいったん終結させるかの選択を迫られる。

1394チバQ:2010/03/29(月) 20:54:42
http://mainichi.jp/select/world/news/20100329dde007030003000c.htm
オバマ米大統領:タリバンとの和解けん制 アフガン側と思惑にずれ
 【カブール栗田慎一】アフガニスタンを28日夜に訪問したオバマ米大統領とカルザイ・アフガン大統領との会談は30分で、滞在時間は約6時間。両首脳の対応からは、カルザイ政権の汚職体質への米側の懸念や、旧支配勢力タリバンへの対応をめぐる思惑の違いがうかがえた。オバマ氏のアフガン初訪問は、両首脳のぎくしゃくした関係を改めて印象づけたとも言えそうだ。

 オバマ氏はカブール郊外のバグラム米空軍基地に到着後、大統領府に無灯火の米軍ヘリで移動。会談後、再びヘリで同基地に戻って演説して出国した。両首脳は会談後、米国の同行記者らに簡単なコメントを出したが、質問は受けなかった。

 オバマ氏は会談で、カルザイ氏に対して汚職対策と行政機構の改善を求め、「これらが達成されてこそ繁栄と安全がもたらされる」と強調。これに対し、カルザイ氏は復興への関与の継続に期待感を示しながら「米国の納税者への感謝」を伝えた。

 また、オバマ氏はバグラム基地での演説で、軍事作戦が平和を実現させると強調。「タリバンが再び政権を掌握すれば、米国は安全でなくなる」と訴え、「必要でなければ君たちを(アフガンに)送り出しはしない」と述べた。

 米軍兵士に駐留長期化と増派への理解を求めるとともに、旧支配勢力タリバンとの和解を進めるカルザイ氏をけん制したものといえる。

 オバマ政権は南部へルマンド州で実施した「大規模軍事作戦」がほぼ終了したことを受け、これから夏にかけて3万人を増派して、タリバンの最大拠点である南部カンダハル攻撃を本格化させる構えを見せている。

 しかし、アフガンでは、多くの市民が米軍による空爆などの犠牲になったことで反政府感情が高まっている。このため、カルザイ氏はオバマ氏に対して市民を殺傷しないよう求めたとみられる。

http://mainichi.jp/select/world/news/20100329k0000m030107000c.html
オバマ大統領:アフガン電撃訪問…就任後初

28日、アフガニスタンの首都カブールを訪問したオバマ米大統領(右)。左はアフガンのカルザイ大統領=AP 【ワシントン草野和彦】オバマ米大統領は28日、事前予告なしにアフガニスタンを訪れた。同国訪問は大統領就任後初めてで、首都カブールではカルザイ大統領と会談。両国の軍事協力を評価する一方、カルザイ大統領に対しては、汚職対策を含む統治能力の向上や、麻薬取り締まりなど、民生分野での取り組み強化を求めた。

 オバマ大統領は先週、最大の懸案だった医療保険制度改革法成立にこぎ着けたばかり。26日には、新たな核軍縮条約でロシアと合意しており、アフガン訪問は、内政だけでなく、外交・安全保障問題での指導力も国内外にアピールする目的がある。

 首脳会談後、オバマ大統領は同行記者団に「両国の協力関係は続くとの強いメッセージを送りたい」と述べ、5月にカルザイ大統領をホワイトハウスに招待することを明らかにした。カルザイ大統領はアフガン復興への「米国の支援に感謝する」と語った。

 アフガン駐留米軍は今夏にかけて3万人増派が完了する。オバマ大統領にはその前の首脳会談で、民生分野での努力を求める狙いがあったとみられる。

 オバマ大統領は首脳会談後、カブール近郊のバグラム米軍基地で演説。「アフガンでの米軍の任務を完了させる自信がある」と述べた。

1395名無しさん:2010/03/29(月) 23:07:38
>>1388
予定調和を曼陀羅のようなフラクタル・パタ−ンとすれば、 初期条件・状態に於ける微小誤差(この場合、 誤解や見解の相違, 矛盾等)が時間的に増幅され、 全く予想外の結果に到ることを(よく知られている通り)カオスと呼んでおり、 これは、 カタストロフィ−理論同様、 社会, 経済, 心理現象にも適用可能とのこと。 差し詰め、 盲点となっている“何か”が知覚可能なものよりも遥かに重大なファクタ−となり得ることを示唆していると思われます。

1396名無しさん:2010/03/29(月) 23:19:49
(´・ω・`)っこの毒ギョーザの事件の犯人は死刑ですかね?

1397チバQ:2010/03/30(火) 21:27:56
http://mainichi.jp/select/world/news/20100330ddm007030013000c.html
ミャンマー総選挙:NLD、ボイコット 軍部主導、加速の恐れも
 【バンコク西尾英之】ミャンマー民主化運動指導者、アウンサンスーチーさん率いる最大野党「国民民主連盟」(NLD)は29日、ヤンゴンの党本部で中央委員会を開き、年内に実施予定の総選挙をボイコットすることを決めた。同党は解党処分となる見込み。前回90年の総選挙で全議席の8割を獲得したNLDの不参加で、軍事政権主導の総選挙の信頼性は大きく揺らぎ、国際社会が総選挙を「公正なもの」と認定する可能性は極めて低くなった。

 NLD本部には各地の支部代表ら115人が集まり、選挙参加の是非を議論した。

 これまで党内には「軍部主導とはいえ民主化プロセスで役割を果たすため、総選挙に参加すべきだ」との声も根強かったが、スーチーさんが23日に「参加すべきではない」と意見表明したのを受け、議論では「スーチーさんに従うべきだ」との声が大勢を占めた。これを受け、党は全会一致の結論として、軍事政権が制定した政党登録法など選挙関連法が「不公正な内容」だとし、選挙参加のための政党登録を行わないことを正式決定した。

 同法は政党登録に際し、有罪判決を受け服役中の人物の党員登録を禁止。一方で登録しない場合は政党としての存続を認めない。NLDは選挙参加のためにはスーチーさんを排除して政党登録する必要に迫られた。

 NLDの求心力は、ミャンマー民主化運動のシンボルとして広く内外の人気を集めるスーチーさん個人に帰するところが大きく、スーチーさん抜きで選挙に参加しても苦戦が見込まれる。

 今回の決定は、政権の弾圧下にあるNLDが民主化運動の国民への浸透に十分成功していないことを図らずも露呈させたとも言える。しかし最大の民主化勢力が選挙に参加しないことで、民主化を求める国民の「投票先」は失われ、総選挙から民政移管へと続く軍部主導の「民主化プロセス」は一層、軍部の思うがままになりかねない危険性がある。

 昨年、軍事政権との対話路線に転じたオバマ米政権は、選挙が公正に行われたと判断する最低条件として、前回総選挙で圧勝したNLDの参加を求めた。NLDが自身で不参加を決めたとはいえ、その原因が政党登録法にあることは明白で、米国が態度を硬化させるのは必至だ。

 民政移管後の新政権の大統領には軍部出身者が就任する見込みで、軍の影響力が維持されるのは確実。民主化を求める国際社会との対立は当分解消されない見通しだ。

1398チバQ:2010/03/31(水) 19:15:31
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/worldtown/CK2010033102000209.html
【世界の街から】
バンコク 血気にはやり逆効果
2010年3月31日

 「宗教的な意味などない」「理解できない」。反政府抗議デモを続けているタクシン元首相派団体が今月中旬、首相府などにデモ参加者から集めた血をまいて抗議した際、その意味をタイ人に尋ねてみたが、ほとんどが不快感を示しながら、こう答えた。

 “血の抗議”は明らかに国内外の人々に反感を持たれ、取材した限り、デモの手段としては失敗だったと言える。メディアを通じ、首相府前の道路にまいた血の前で、祈りをささげる映像なども流れ、奇異な感じは否めなかった。

 血の抗議が不評で慌てたのか、タクシン派の野党は国外メディアと外国人観光客向けに抗議の意味を説明した英語の文章を出したが、説得力はなく、「ただのこじつけ」との声も聞かれた。

 ある地元記者は血の抗議を「注目を集めるための手品」と、皮肉を込めて例えた。「手品は成功時の効果より、失敗した時のダメージの方が大きい」のだとか。 (古田秀陽)

1399チバQ:2010/04/04(日) 02:04:26
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100403-OYT1T00760.htm
「バンコク伊勢丹」周辺の繁華街、元首相派占拠
 【バンコク=深沢淳一】タイ・バンコクでデモを繰り返しているタクシン元首相派組織「反独裁民主戦線」(UDD)は3日、首都最大の商業地区周辺を占拠。

 見た者を地獄に落とすとされる悪魔の姿の参加者も登場した。UDDは「政府が議会解散を決断するまで占拠を続ける」としており、影響が長引く恐れがある。

 現場は、「バンコク伊勢丹」が入る複合商業ビルや高級ホテルが集中する一帯。警察筋によると、デモには10万人以上が参加し、多くの施設が臨時休業に追い込まれた。

(2010年4月4日01時22分 読売新聞)

http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100404/asi1004040037000-n1.htm
繁華街占拠は11万人 バンコク混乱、デモ継続へ
2010.4.4 00:35
 タイの首都バンコクで反政府集会を続けるタクシン元首相の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」は3日、高級ホテルやショッピングセンターが集まるバンコク最大級の繁華街「サイアム・スクエア」周辺に11万人以上(警察推計)を集結させ、路上を占拠した。デモ隊は周辺道路を封鎖、近隣では大半のショッピングセンターが臨時休業するなど混乱を招いた。

 参加者はUDDのデモとしては過去最大。UDDは今回のデモを「最後の闘い」と位置付けており、依然として強い勢力を維持していることを示した。

 UDD幹部は「アピシット首相が議会の即時解散に応じるまで、撤収しない」とデモの続行を宣言。これに対し、タイ陸軍報道官は3日、撤収に応じなければデモ隊を排除すると警告したが、治安当局筋は同日中は排除に乗り出さないと述べた。現場では、4日も警察が事態打開に向けUDD側と交渉を行う。(共同)

1400名無しさん:2010/04/04(日) 02:05:16
http://thai.news-agency.jp/articles/article/4130
赤服のばら撒いた血液からHIVウイルスを発見
 本日(1日)午後、マヒドン大学の一部団体が国会議事堂で、タクシン派団体の反独裁民主戦線(UDD)がばら撒いた血液から、HIVウイルスをはじめ、B型肝炎ウイルス及びC型肝炎ウイルスが発見されたと発表した。また今後感染症の拡大を防ぐため、政府に何らかの対策をとるようアピシット首相に求めた。

 タイ地元紙によると、同団体グソン氏は、ばら撒かれた血液の中に、豚の血液などが混入されていたとも明かしている

1401チバQ:2010/04/05(月) 21:36:23
http://www.asahi.com/international/update/0405/TKY201004050271.html
炭鉱事故発生から8日、114人を救出 中国・山西省2010年4月5日19時12分

 【北京=古谷浩一】中国中央テレビなどによると、山西省の王家嶺炭鉱で5日、出水事故によって坑内に閉じこめられていた作業員114人が事故発生から8日ぶりに救出された。

 事故は3月28日に発生し、坑内にいた作業員153人が閉じこめられたとされる。4月2日になって地下からパイプをたたく音が聞こえたため、通気口を掘り、生理食塩水などを送っていた。

 同炭鉱は大量の良質な石炭が埋蔵されているとされ、中国政府は重点プロジェクトに指定して開発していた。事故後、胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席らが自ら救出活動の徹底を指示。中国メディアは現地からの実況中継などを交え、「奇跡の救出劇」を大々的に伝えた。


http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010040500743
「ベルトで体支え、木の皮食べた」=救出者115人に−中国炭鉱浸水
 【北京時事】新華社電などによると、中国山西省の王家嶺炭鉱で3月28日に起きた浸水事故で、5日に坑内から救出された作業員は「水に流されないようベルトで体を支えた」「施工用柱の木の皮を食べ、生水を飲んで生き延びた」と過酷な環境に置かれた8日間を語った。
 坑内に閉じ込められていた作業員153人のうち、5日に救出された作業員は計115人に上った。同省の王君省長は「作業員の頑張りと効果的な救出方法が中国の炭鉱事故救援史上に残る奇跡を生んだ」と努力をたたえ、残る38人の救出に全力を挙げるよう指示した。
 同日未明、最初に救出された9人は「水が坑内にあふれた時は流されないように、ベルトを壁に引っ掛けて体を支え、3日3晩水に漬かったままだった」「流れてきた2両のトロッコをつかんで、力を合わせてはい上がり、互いに励まし合いながら救出のときを待った」と口々に語った。(2010/04/05-21:06)

1402チバQ:2010/04/05(月) 21:45:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010040500093
「建国」の文字なく、批判相次ぐ=中華民国100年行事で−台湾
 【台北時事】1912年に中華民国が建国されてから100年となるのを前に、台湾の馬英九政権は準備機関を組織して来年に盛大な祝賀行事を準備している。しかし、先に発表された行事の標語は「中華民国精彩一百(素晴らしき100年)」で、「建国」の文字が見当たらないことから、「馬政権が(台湾を領土の一部とみなす)中国に配慮しているからではないか」とする疑問や不満が噴出している。
 台湾メディアによると、「建国」ではなく「精彩」としたことについて、準備機関は「敏感な用語を避け、当たり障りのない標語にした」と説明。これに対し、与野党から「中国にこびているのは明確。国家主権を主張するなら、正々堂々と『建国』の2文字を使うべきだ」との批判が相次いだ。(2010/04/05-09:48

1403チバQ:2010/04/06(火) 22:22:05
http://www.asahi.com/international/update/0406/TKY201004060432.html
タイ首都、包囲と占拠と 政府とタクシン派、世論を意識2010年4月6日20時38分

 【バンコク=山本大輔】タイのタクシン元首相派によるバンコク商業地区の占拠は6日、4日目に入った。政府が強制排除に動けば多数の負傷者が出るのは避けられないため、元首相派は治安部隊を挑発し、アピシット政権は強硬策をちらつかせながら自主解散を促すという、互いに世論を気にしながらの駆け引きが続いている。地方出身者が帰省するタイ正月(13〜15日)までの数日が山場になるとみられる。

 政府は6日朝、警察の機動隊に元首相派「反独裁民主同盟」が占拠する商業地区を包囲させて強制排除の構えを見せた。同時に同盟幹部らの逮捕方針を示し、一時首都に緊張が走った。だが、しばらくすると包囲は解除された。

 政府は、3月半ばに始まった反政府集会について「平和的に行われれば摘発はしない」と繰り返してきた。今月3日に商業地区の占拠が始まってからも、違法行為だとして立ち退き命令を出しながらも、同盟側に自主解散を求める姿勢を変えていない。

 慎重な対応の背景には、強硬策で政府批判の世論が高まるのを避けたい思惑がある。同盟の要求は早期の下院解散・総選挙で、反政府感情の高まりは政権を直撃する。「強制排除を望む世論が先行するのが政府には好ましく、機が熟していないと政府は考えている」と外交関係者はみる。

 タイでは同国の正月「ソンクラン」には故郷に帰るのが大事な習慣で、帰省ラッシュが始まる9日夜以降、集会参加者が急減するとみられている。多くが地方出身のためだ。集会規模が小さくなれば排除もしやすくなる。同時に政府は、最後まで手を尽くして暴力的な手段を避けたことを印象づけたい思惑もあるとみられる。

 一方の同盟側は、帰省ラッシュまでに治安当局の強硬策を引き出そうと、挑発的な動きを見せている。6日は金融街や国営テレビ本社周辺を一時占拠した。同盟側の動きは週末に向けて活発になるとみられ、一部の暴徒化など不測の事態が衝突を引き起こす危険は高まりそうだ。

1404チバQ:2010/04/07(水) 21:59:39
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20100406-OYT8T00100.htm
潜入!軍政ミャンマー
 軍事政権下のミャンマー(ビルマ)で取材しているフォトジャーナリストの宇田有三さん(47)(神戸市在住)が、17年間の取材成果をまとめた「閉ざされた国 ビルマ」(高文研)を出版した。報道の自由が極端に制限される同国で、全14州・管区に潜入、取材した記者は世界で例がなく、約80枚の写真とルポで深部に迫っている。宇田さんは大阪市内など各地で講演活動を行い、軍政の迫害から逃れた人びとの窮状を訴えている。

 元中学校の英語教諭。米国の専門学校で撮影技術を身に着け、中米エルサルバドルの内戦取材で写真家としての一歩を踏み出した。

 ミャンマー取材を始めたのは1993年。新聞記事で武装闘争を続けるカレン族のことを知り、「彼らが何を考えているのか肌で知りたい」と思い、現地に入った。山奥の最前線に生きる少年兵の姿や、司令官の表情、タイにある難民キャンプで暮らす人たちの様子を見て、「抑圧下でもたくましく生きる、この人たちの〈小さな歴史〉を記録したい」と考えたという。

 2001年には取材範囲を同国全域に広げ、今回の著書では、こうした取材の軌跡をたどった。

 軍政下での取材は危険を伴う。宇田さんは目的地に行くまでに常にタクシーを3回乗り換え、偽名を使い分けている。

 緊迫した状況で撮った写真も多い。03年9月、しばらく行方不明だった民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんが、最大都市ヤンゴンで入院していることが判明し、その病院前で、プラカードを持って立つ支持者を撮影した1枚もそうだ。私服の政府関係者が監視する中、通りすがりを装い、「緊張で腰が引けながら」隠し撮りした。

 現場の様子をとらえたメディアはほかになく、写真は翌日、タイで発行される英字新聞に掲載された。「プラカードに英語でもメッセージが書かれているのが見え、自分が海外に発信しなければ、と思った。命懸けで権力と向き合う人たちの姿をどうしても伝えたかった」と振り返る。

 今年2月に大阪市内であった市民団体主催の講演会で、宇田さんは「ロヒンギャ」と呼ばれる、ミャンマー軍政からバングラデシュに逃れた人びとの暮らしぶりを語った。四六判240ページ。本体1700円+税。問い合わせは高文研(03・3295・3415)。

(2010年4月6日 読売新聞)

1405チバQ:2010/04/07(水) 22:30:01
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100408k0000m030046000c.html
タイ:バンコクに非常事態宣言、タクシン派が国会敷地突入
 【バンコク西尾英之】タイのアピシット首相は7日夕、バンコクと周辺各県に非常事態を宣言すると発表した。バンコク都心部の繁華街を占拠しているタイのタクシン元首相派組織「反独裁民主戦線」(UDD)はこの日、一部が国会の敷地内に突入したが、治安部隊はこの日もUDDの行動を阻止せず、首相はUDDに対する断固とした姿勢を示すことを迫られた。

 バンコクに非常事態が宣言されたのは、UDDがパタヤで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議会場に乱入し、会議が中止された昨年4月以来。非常事態宣言下では軍に治安維持権限が委譲され、政府は外出禁止令の発令や集会禁止などの措置を取ることができる。

 首相はテレビ演説で「この2日間、法を無視した反政府抗議行動が続いている。政府はバンコクを正常な状況に戻すため、非常事態を宣言する」と語り、UDD幹部の逮捕やUDD系放送局を閉鎖する方針を示した。

 経済界などには、UDDに強い姿勢を取れない首相に対する不満も表面化しつつある。一方、7日付地元紙は、陸軍司令官がアピシット首相に対し「抗議行動参加者もタイ人であり、強制排除は正当化されない」と述べたと伝え、非常事態宣言下でも、軍がUDDの強制排除に踏み切るかどうかは極めて不透明だ。

 UDDは9日にバンコクでこれまでで最大規模の反政府集会を開くとしており、アピシット政権との全面対決になりそうだ。

1406チバQ:2010/04/08(木) 12:09:44
http://www.asahi.com/international/update/0408/TKY201004080168.html
未明、爆弾騒ぎ相次ぐ 非常事態宣言のバンコク
2010年4月8日11時30分
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 【バンコク=山本大輔】タイのタクシン元首相派「反独裁民主同盟」の反政府活動を受けて非常事態が宣言されたタイの首都バンコクで8日未明、爆弾騒ぎが相次いだ。政府は首都各地に検問を設置するなどして警戒態勢を強化。同盟側も占拠している商業地区周辺の道路を封鎖するなどして抵抗を強めている。

 警察によると、8日午前1時(日本時間同3時)ごろ、タクシン派政権時代に反政府運動を展開した「民主主義市民連合」(PAD)が政党登録した「新政治党」本部と、PADの活動に資金を提供していたとされる企業に小型爆弾などが撃ち込まれた。いずれも爆発しなかったが、警備にあたっていた警官ら2人が軽いけがを負った。犯行の背後関係は不明。

 非常事態宣言後に配置された治安部隊は首都圏各所で待機している。政府は今も同盟側に自主解散を求めている。強制排除に踏み切る場合は、まずテレビ会見を通じて国民に事情を説明するなど「透明性」を確保しながら進めるとしている。

http://jp.wsj.com/World/node_49173
バンコクに非常事態宣言、勢いづくタクシン派 
2010年 4月 8日 9:32 JST
【バンコク】タイでは反政府勢力が一時国会に乱入するなど抗議行動が拡大していることから、政府が非常事態を宣言した。市民の間では、軍隊による鎮圧をしなければならないのではないか、あるいか予想よりも早期に総選挙をしなければならなくなるのではないかとの不安が高まっている。

 バンコクとその周辺県に出された非常事態宣言によって、バンコクの主要地域を統制下に置いているタクシン元首相派のデモを禁止したり拘束したりする政府の裁量の余地が大きくなった。

 しかし、これまでタクシン派に思うままに街を歩き回らせ、数日にわたり交通が遮断し、一部店舗もシャッターを下ろしているだけに、政府がどのような措置を取れるのか明らかではない。

 専門家らは、シンボルカラーの赤シャツを着たタクシン派が勢いを増しているとみている。タクシン派は軍部を後ろ盾にするアピシット政権を崩壊させようと警察や軍隊にタイする抵抗を強めている。

 6日には、タクシン派はバンコクの11の幹線道路に設けられた警官や兵士の阻止線を簡単に突破してしまった。7日には、国会に乱入し、国会議員の一部は塀を越えて逃げたり、ヘリコプターに救助されたりした。一時は警官から奪ったという銃を振りかざすデモ参加者もいた。しかし、タクシン派はその後すぐに国会を離れた。

 反政府勢力は、米英の大使館、トップクラスのホテルが並ぶ主要ショッピング地域の統制を厳しくしており、一部のショッピング・モールは5日間で閉められたままだ。赤シャツ派の見張り番は歩行者を検問、自分たちの防衛バリアを設置。7日遅くまで集会を開いた。

 7日時点のタクシン派の数はこれまでの数日間より少なくなったように見える。ただ、最近の動きは一部地区での社会秩序の崩壊を示している。警察と軍隊は、アピシット首相が総選挙に同意するまであらゆる方法でバンコクをまひ状態にする方針の反政府勢力をコントロールできないか、その気もないのだ。

 タイのタマサート大学の政治学者ソムチャイ氏は「勢いは赤シャツ派に移った」とし、「法的措置が取られないため、彼らの方が優勢だ」と述べた。

1407チバQ:2010/04/08(木) 12:18:37
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010040702000074.html
中国民主派学者 相次ぐ“弾圧”
2010年4月7日 朝刊

 中国で、民主派学者への締め付けが厳しさを増している。昨年末から今春にかけて、中国政府のシンクタンク、中国社会科学院の学者二人が解雇された。反体制作家、劉暁波氏(54)らによる共産党の独裁廃止を求めた「〇八憲章」の発表後、当局の姿勢がより強硬になった、と知識人らは口をそろえる。 (北京・朝田憲祐)

 「正当な理由なく欠勤した。よって本日より三カ月後に解雇する」。社会科学院哲学研究所の張博樹氏(54)は昨年末、人事担当責任者らに急きょ呼び出され、こう告げられた。

 その半年前の七月、張氏は慶応大の招きで訪日し「中国憲政改革の力」と題し講演。その事前に「学術交流」として研究所側に提出した許可申請は、「政治的に敏感すぎる」として認められていなかった。八〜十月の米大学への訪問とともに、「無断欠勤」と扱われた。

 ■「助手」のまま
 張氏の民主派学者としての活動は、一九八九年の天安門事件にさかのぼる。九三年には、中国の専制政治を批判する論文を香港で発表したことで、当局に目をつけられた。出世はできず、三月末に正式に解雇されるまで、身分は「助手研究員」のままだった。

 張氏は「国のために建設的な提言をしただけ。解雇は、社会科学院にとって歴史的な恥となるだろう」とし、二十年間勤めた社会科学院を“御用研究機関”だと突き放した。

 社会科学院法学研究所の研究員だった範亜峰氏(40)は昨年十一月に突然、「困難な事情が起きたため雇用を継続できなくなった」と解雇を言い渡された。後日、上司と食事した際、「政治的な原因がある」と告げられた。

 身に覚えがないわけではない。「ずっと政治改革を唱え続けてきたから、当局は面白くなかったのだろう。それに(キリスト教の非合法な)地下教会の活動もしているしね」

 ■「憲法の範囲内」
 ただ、自身の研究は「完全に中国憲法の範囲内」だとし、「当局のやり方は研究者の自由を侵す」と批判。その上で「〇八憲章発表後、当局は、何かにおびえているかのように敏感になっている」とみる。

 〇八憲章起草者の劉氏が懲役十一年の実刑判決を受けたことについて、知識人百五十人を独自取材し、自身のブログに載せた北京電影学院の崔衛平教授(53)も、当局の監視を厳しく受けるようになった。

 ブログは強制的に閉鎖させられた。三月下旬には米大学で学術交流する予定だったが、勤務先が休暇取得を認めなかった。崔教授は「参加すれば即解雇。断念せざるをえなかった」と明かした。

 それでも、闘う学者たちの批評の矛先が鈍る様相はない。

 「得た知識を社会のために役立てるのが、学者としての責任だ」と張氏。自著「二十世紀の中国専制主義批判」は第一巻を香港で出版したばかり。「あと十五年かかるかもしれないが、残る五巻を早く書き上げたい」と意欲は衰えない。

 ■「いつか変わる」
 「体制内はすでに、鉄の一枚岩ではないはず。民意が熟し、大きくなれば、いつかきっと変えられる」と民主派学者らが思いを強くする中、張氏は言う。「中国の政治体制の転換においては、私の解雇なんて、ちっぽけな案件の一つにすぎないさ」

1408チバQ:2010/04/10(土) 14:24:01
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100410/chn1004101350002-n1.htm
持続的成長へ環境重視強調 習副主席、後継者アピール
2010.4.10 13:47
 中国の習近平国家副主席は10日、海南省・博鰲で開催中の「博鰲アジアフォーラム」で基調講演し、世界的課題の気候変動問題を重視して持続的な経済成長を図るため、中国がアジア各国とともに環境配慮型成長モデルへの転換加速やハイテクを活用した資源利用効率の向上など6項目の重点課題に取り組む方針を強調した。

 同フォーラムは、アジアの経済協力をテーマに中国政府主導で2002年に正式発足。08年には胡錦濤国家主席、09年は温家宝首相が出席しており、習副主席は胡主席の最有力後継候補であることをあらためてアピールした。(共同)

1409チバQ:2010/04/10(土) 14:25:12
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100410/chn1004101338001-n1.htm
広州、深セン市書記が交代 市長には46歳抜擢
2010.4.10 13:28
 新華社電などによると、中国広東省広州市の張広寧市長と同省深●(=土へんに川)市の王栄代理市長が9日、それぞれ広州市、深●(=土へんに川)市トップの共産党市委員会書記に任命された。張市長の後任には広東省の万慶良副省長が就任する。万氏は46歳、王氏は52歳と若く、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、63歳の黄華華広東省長ら現幹部の引退時期が近いことをにらんだ人事の一環だとの見方を示している。王氏は、重大な規律違反を理由に免職された前市長の後任として昨年6月、深●(=土へんに川)市の代理市長に就任した。(共同)

1410チバQ:2010/04/10(土) 14:26:52
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100410/chn1004101403003-n1.htm
上海地下鉄420キロ、急速延伸で世界一 混乱に拍車も
2010.4.10 14:03
【上海=河崎真澄】5月1日の万博開幕を控える中国上海市で10日、市内を東西に走る地下鉄10号線(全長36キロ)が開通し、地上部分を含む同市内の地下鉄11路線の総延長が420キロに達する見通しとなった。

 これにより上海は地下鉄総延長でロンドン(2008年末で408キロ)を抜いて、世界一に浮上する。

 総延長で3位はニューヨーク(同370キロ)、4位は東京(同304キロ)。これにモスクワ、ソウル、マドリードが続く。上海では1995年4月に地下鉄1号線が開通したばかり。わずか15年で世界の都市をごぼう抜きしたことになる。

 一方、上海で2月に開通した2号線の延伸区間の一部で、乗客数が処理能力を超えて自動改札が使えなくなるなど、構造ミスとみられる混乱が続いている。

 さらに上海の6、8号線ではラッシュ時に一部駅を閉鎖するなどして乗客を制限。10日開通の10号線も全31駅のうち27駅の部分開通で、営業時間は通勤ラッシュ時を避けた午前9時〜午後4時までに限定する。

 運営会社では、「万博が開幕する5月までには営業時間を延長したい」と話しているが、急速な路線延長に安全対策や運営ノウハウが追いついておらず、不安定な状態が続いている。

 上海万博では半年間の会期中に見込む7000万人の来場者の大半を、市内中心部から会場まで地下鉄で輸送する計画となっている。

 上海ではさらに、2012年までに地下鉄総延長を500キロに伸ばす計画を進めているほか、北京や広東省広州、遼寧省大連、天津など中国各都市でも建設が急ピッチに進んでいる。

1411とはずがたり:2010/04/11(日) 00:59:28

上海の地下鉄、世界最長に=420キロ、万博客の半分輸送
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010041000359

 【上海時事】万博開幕まであと3週間に迫った中国・上海市で10日、市中心部を横断する地下鉄10号線が開通した。上海の地下鉄(一部地上路線も含む)の総延長はこれで420キロとなり、ロンドン(408キロ)を抜いて世界最長になった。
 5〜10月に開催される上海万博には史上最多の7000万人以上の来場が見込まれているが、市当局はこの5割を計11路線の地下鉄で会場に運ぶ計画だ。
 上海の地下鉄は1995年4月に1号線が開通。08年末時点の総延長は235キロと世界7位だったが、万博を前に新路線開通が相次ぎ、09年末には東京(304キロ)を抜いて同3位に急浮上していた。(2010/04/10-20:57)

1412チバQ:2010/04/11(日) 14:30:33
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010041102000077.html
タイ首相退陣論も 強硬策惨事招く
2010年4月11日 朝刊

 【バンコク=林浩樹】タイのアピシット首相が十日、バンコクで反政府デモを続けるタクシン元首相派団体の強制排除に乗り出した背景には、王室周辺や経済界からの正常化圧力が強まったことがあるとみられる。だが、徹底抗戦するデモ隊と治安部隊が衝突、ついに、日本人も巻き込んだ流血惨事を招いた。国家を二分する政治対立はさらに深まり、首相の退陣を求める声が高まる可能性もある。

 約一カ月前のデモ開始から首相は流血事態を恐れ、対話など平和的な事態収拾策を模索した。

 しかしデモ隊は今月三日、首都中心の繁華街を占拠。大手デパートなどが相次いで長期閉店を余儀なくされ、観光への打撃を含めた被害額は約百四十億バーツ(約三百九十億円)との試算も出た。

 経済界から事態正常化を求める声が強まる中、政府は非常事態を宣言したが、デモ隊は九日、治安部隊の失態で首都郊外の衛星通信会社に楽々と侵入。首相の危機管理能力が問われた。

 地元紙によると、プミポン国王側近のプレム枢密院議長は、十三日から始まるタイ正月前のデモ隊排除を首相に求めた。最大の「後ろ盾」から期限を切られた首相には、失地回復のためにも、半ば賭けとなる強硬手段を取るしか、正常化への道はなかった。

 だが、繁華街に陣取ったデモ隊は「首相は国外に出て行け」(幹部)と強硬姿勢を崩していない。

 政府は休戦交渉を呼び掛け始めたが、タクシン派が応じるかは不透明だ。

http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2010041102000038.html
タイ衝突、邦人死亡 デモ取材中撃たれる
2010年4月11日 朝刊

 【バンコク=古田秀陽】タイ軍などの治安部隊は10日午後、首都バンコクで反政府集会を続けるタクシン元首相派団体のデモ隊の強制排除に乗り出した。首相府に近い団体の拠点周辺では、治安部隊とデモ隊が数カ所で激しく衝突。衝突は夜まで続き、病院関係者によると、ロイター通信の日本人1人を含む9人が死亡、約500人が負傷した。タクシン派の反政府集会開始から約1カ月がたち、首都は流血の事態に陥った。

 東京にあるロイターの広報宣伝部の関係者によると、死亡したのはカメラマンの村本博之さん(43)とみられる。この関係者は「入社して10年以上。8日に日本をたち、22日に帰国予定だった」と話していた。

 病院関係者によると、取材中、左胸を撃たれたらしい。

 タイでは昨年4月にも非常事態宣言下で治安部隊とタクシン派が衝突し、死傷者が出ており、2年連続の惨事となった。

 流血と混乱の拡大で、アピシット首相は厳しい立場に追い込まれている。

 首相府近くでは、治安部隊による威嚇射撃や放水、ヘリコプターからの催涙ガス投下が夜まで続けられ、デモ隊は棒や投石などで対抗。デモ隊の一部は反撃を過激化させ、治安部隊に対し、実弾の発砲や爆発物を投げ込むなどし、兵士ら20人が負傷した。

 このため、陸軍は10日夜、衝突を止めるようタクシン派に求め、交渉を打診していることを明らかにした。

 治安部隊は同日午後、軍用車両をタクシン派の拠点に進め、デモ隊の強制排除を開始した。治安当局は排除の理由について、デモ隊数百人が首都の陸軍施設に突入を試み、さらに行動を過激化させる恐れがあったため、実力行使に踏み切ったと説明した。

 この日は、首都を走る高架鉄道「スカイトレイン」の全駅が閉鎖され、市民生活への影響も拡大している。

 タクシン派は地盤である北部チェンマイの県庁舎でも抗議活動を展開しており、地方に混乱が拡大する可能性もある。

1413チバQ:2010/04/11(日) 18:08:34
http://thai.news-agency.jp/articles/article/4201
カオサン通りの水かけ祭り中止か、損失は5億バーツに
 タクシン派団体の反独裁民主戦線(UDD)と軍の衝突で、多数の死傷者が出たことを受け、ソンクラーン期間中にカオサン通りで行われるイベントが中止となる可能性が高まった。

 タイ地元紙によると、カオサン通り商店街協会スラット会長は、12日より開始を予定していたソンクラーン期間中のイベントを、安全上の理由から中止せざるをえないとの見方を示した。これによる経済的損失は5億バーツ以上に達するとのこと。

 また例年外国人などで賑わっているカオサン通りだが、昨日(10日)路上にM79型不発弾が発見されたことで、多くの外国人観光客が荷物をまとめて去っていったと明かしている

1414チバQ:2010/04/11(日) 18:10:10
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100411ddm041030146000c.html
タイ:衝突、日本人死亡 「亡くなったの、本当に」 村本さん元同僚「応援で現地へ」
 「亡くなったのは本当に村本さんなの?」。タイ・バンコクでの軍・警察部隊とデモ隊の衝突でロイター通信の日本人カメラマン、村本博之さんが死亡したとの一報に、ロイター通信の関連会社勤務で、ロイター東京支局で一緒に働いたことのある元同僚の女性は驚きを隠せなかった。

 元同僚によると、村本さんが現地に出発したのは8日。同社バンコク支局のカメラマンの体調が優れず、応援要請が来たため、急きょ、現地入りしたという。村本さんは十数年前に入社し、東京支局ではベテランカメラマンだったが、戦場や紛争地の取材経験はほとんどなかったという。

 元同僚は「温和な性格でみんなにも愛されていた。現地入りしてからの行動はまったく把握できないが、信じられない」と話した。

 また、村本さんと家族ぐるみでの付き合いがあったという女性(36)は「先輩にも後輩にも『ヒロ、ヒロ』と呼ばれて親しまれていた。小学生か中学生になる娘が2人いる。何かの間違いであってほしい」と語った。

    ◇

 村本さんはロイター通信のニュースサイトに日本の文化などを紹介する記事を掲載している。09年3月には、不況にもかかわらず、多くのファンがマンガやアニメのコスプレ姿を見学しに来る様子をリポート。08年3月には、最新ロボット技術を組み込んだロボット同士が戦う「ロボット大会」を取材している。

 ◇ロイター広報「確認を急ぐ」
 ロイター日本法人の広報担当者は11日未明、東京都港区の事務所前で報道陣の取材に応じた。担当者によると、村本さんは8日に日本を出発。22日に帰国予定だった。年齢は40代前半で、10年以上同社で勤務しているという。担当者は「亡くなったかどうか分からないが、確認を急いでいる」と言葉少なだった。

1415チバQ:2010/04/11(日) 18:11:07
http://www.asahi.com/international/update/0411/TKY201004100374.html
暗闇の中、響く乾いた銃声 緊迫のタイ・バンコク2010年4月11日1時33分
 【バンコク=塚本和人】暗闇が白い催涙弾の煙に覆われ、その直後、乾いた銃声が連続して響き始めた。首相府などが集まるバンコクの官庁街近くの広場。タイ正月前の週末の夜、武装した治安部隊の兵士らと赤シャツ姿の群衆が激しく衝突し、死傷者の相次ぐ流血の惨事へと発展した。

 10日午後8時すぎ。日没後の官庁街に近い広場は、タクシン元首相派「反独裁民主同盟」の支持者らであふれ、路上に立ちふさがった銃を持った兵士らと向き合っていた。両陣営はもみ合いを続け、軍側から催涙弾が投下されたことをきっかけに、白い煙と強い刺激臭に包まれた。甲高い発砲音が立て続けに聞こえ始めた。兵士たちが群衆に向けてゴム弾を発射し始めた。

 群衆が投石で応戦し、銃を持った群衆が軍側に発砲したという情報もある。

 現場から約200メートル離れた仮設診療所のテントには血まみれのけが人が相次いで運ばれていた。簡易ベッドにはゴム弾の直撃を受け、傷口から大量の血が路上にしたたり落ちているけが人も。

 同診療所の医療関係者によると、この日だけで数百人のけが人が運ばれ、応急手当てを施したという。女性看護師は「実弾か、ゴム弾かは分からない。ここに運ばれたときにはすでに意識不明の人も多い」と話した。

 衝突現場周辺では1時間以上も、暗闇の中で不気味な銃声が聞こえ続けていた。「軍が市民に銃を向けた」。広場では数百人の群衆が発砲した軍に抗議の声をあげていた。

 この日は午後から、広場付近の路上で散発的に衝突が続いていた。兵士は銃を携行していたが、上空への威嚇発砲に限られていた。群衆は投石などで抵抗し、部隊が数百メートル後退すると群衆たちがそれを追いかけ、部隊が再び道路に立ちふさがることを繰り返していた。部隊側も強硬姿勢を見せていなかった。

 夜の流血の事態を受け、支持者らが相次いで流血現場に駆けつけ、10日深夜までには広場周辺は1万人規模の人数にふくれあがっていた。

1416チバQ:2010/04/11(日) 18:12:20
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100411/asi1004110131002-n1.htm
【タイ衝突】流血の事態に 対立深刻化、完全解決遠のく (1/2ページ)
2010.4.11 01:27
 【シンガポール=宮野弘之】タイ政府は10日、タクシン元首相の支持団体、反独裁民主統一戦線(UDD)のデモ隊の強制排除に乗り出し、約1カ月にわたって続いた反政府デモは流血の事態に発展した。日本人ジャーナリストを含む犠牲者がデモ隊、治安部隊双方に出る中、収拾のめどは立っておらず、強攻策を選択したアピシット首相は厳しい立場に追い込まれた。

 日本人ジャーナリストの死亡は、ミャンマー・ヤンゴンで反政府デモを取材中に銃撃され、死亡したカメラマンの長井健司さん=当時(50)=以来。

 タイでは昨年4月にも、治安部隊とタクシン派の衝突で死傷者が出ており、2年続けて流血の事態となった。

 バンコクからの報道によると、村本さんは左胸を撃たれて死亡したという。

 アピシット首相は当初、強制排除に慎重だった。しかし、3月14日から約1カ月続くデモにより経済活動にも影響が出始めた。

 デモ参加者は、タクシン氏が在任中に多額の支援を行い、今もタクシン派の影響力が強い同国北部や北東部の農民が中心だ。アピシット首相率いる連立与党は、任期切れを1年9カ月後に控え、強制排除で死傷者が出れば、これら地方での巻き返しを図るどころか、反感をさらに増しかねないとの判断もあった。

 それでも今回、強制排除に踏み切ったのは、デモ隊による国会乱入や衛星放送施設占拠という違法行為がきっかけだ。

 タイの英字紙ネーションは、首相が9日夜、治安部隊がいたにもかかわらずデモ隊に占拠されたことに衝撃を受け、集まった軍幹部に「政治的にどちらを支持しろとは言わないが、法に従わせるのがあなたたちの義務のはずだ」と激しく叱(しつ)責(せき)したと伝えた。

 また、バンコク・ポストによると、プレム枢密院議長が13日からのタイ正月までにデモを解決するよう求めたという。

 衝突を受けてタクシン派は反発、地方での抗議行動を呼びかけており、混乱は拡大の様相を示している。

1417チバQ:2010/04/11(日) 18:14:16
産経はバンコクに拠点がないんですね
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100411/asi1004110111001-n1.htm
死者9人 負傷500人超える 治安部隊、一時撤収 (1/2ページ)
2010.4.11 01:06
 【シンガポール=宮野弘之】タイ治安当局は10日、首都バンコクで反政府集会を続けるタクシン元首相の支持団体、「反独裁民主統一戦線(UDD)」に対し、催涙ガスや放水による強制排除を開始した。これに対し、デモ隊は銃や爆発物を投げるなどで応戦した。バンコク地元メディアによると、ロイター通信で働く日本人カメラマン、村本博之さんを含め9人が死亡した。負傷者は500人を超えたもようだ。昨年に続き再び死傷者が出たことでタクシン派は反発を一段と強めており、事態は重大な局面を迎えた。

 治安部隊は10日、デモ隊に前日占拠されたバンコク郊外の衛星放送施設に6個中隊を送り、施設を取り返した。さらに、市内の陸軍基地に乗り込もうとしたデモ隊数百人を放水銃などで追い散らした。その後、治安部隊はバンコク最大の繁華街と首相府近くのデモ隊の拠点に迫り、放水や催涙ガスなどで排除を始めた。

 これにデモ隊は手投げ弾や火焔瓶などを投げたほか、実弾を使って反撃した。爆発で兵士約20人が負傷するなどしたため、治安部隊側はそれまでのゴム弾でなく、実弾で応戦した。

 一連の衝突で、デモ隊の1人が頭への打撲で死亡したほか、兵士4人を含む少なくとも8人が銃撃で死亡した。日本人カメラマンは、取材中に流れ弾で死亡したとみられる。

 治安部隊は10日夜、衝突がそれ以上拡大するのを避けるとして、一時、撤退。デモ隊も拠点に戻ったという。

 強制排除に乗り出したことにUDD側は強く反発し、10日夜、アピシット首相に対し、即時退陣と国外退去を要求するなど、対決姿勢を強めている。また、タイ北部の地方都市でタクシン派が政府関係機関を襲撃したとの情報もある。

 これまで強制排除に慎重な姿勢を示してきたアピシット首相は、9日夜のテレビ演説で、同日、衛星放送施設などが占拠されたことを上げ、「デモ隊の行動には失望した。デモ終結のためのあらゆる手段を取る」と警告していた。

 UDDは3月14日にデモを始め、今月3日には日系デパートなどが立ち並ぶ繁華街を占拠、経済活動にも大きな影響が出ていた。

1418チバQ:2010/04/11(日) 18:57:19
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100411/asi1004111837009-n1.htm
【タイ衝突】「ガラス散乱、車横転」帰国の日本人旅行客証言
2010.4.11 18:36

 軍の治安部隊と元首相派デモ隊の大規模な衝突が起きたバンコクから帰国した日本人旅行客は11日、成田空港で混乱する現地の様子を語った。

 夫婦で旅行中、バンコクに立ち寄った東京都渋谷区の会社員、中川淳さん(42)は「宿泊先近くの道路は赤シャツを着たデモ隊で埋まり、近づけない状態。通りには石やガラス片が散乱し、横転した車も放置されていた」と振り返った。

 中川さんによると、衝突があった10日夜、普段なら外国人観光客でにぎわうカオサン通りは人影もまばらに。多くの店は閉まり、ホテルからは「外に出ないほうがいい」と注意があった。

 約10日間滞在した埼玉県日高市の男性(52)は「デモ隊がいる中心部は封鎖されていたが、市街地を離れれば日常のままの風景だった。特に身の危険は感じなかった」と話した。

1419チバQ:2010/04/12(月) 19:44:44
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100412091.html
本当はかき入れ時なのに…騒乱のタイ 観光客激減で大打撃
 人々が互いに水を掛け合って祝うタイ正月(ソンクラーン)を前に、治安部隊とデモ隊の衝突で800人以上の死傷者を出した首都バンコク。各国が渡航中止などを呼び掛け、外国人観光客のキャンセルが続出、かき入れ時の観光産業は大打撃を受けている。

 外国人に人気が高いカオサン通りの旅行代理店MPツアーの日本人従業員は「今年は出足好調で飛行機もキャンセル待ちが続いたのに、デモが始まった3月中旬から激減した」と明かす。

 地元英字紙バンコク・ポストによると、世界40カ国以上が自国民に渡航中止などを要請。日本も外出自粛を勧告している。中国人旅行者らのソンクラーン観光のチャーター機約100便がすべてキャンセルとなり、タイ航空でも、デモ隊の繁華街占拠が始まって1週間で約4000人がキャンセルした。

 タイ観光協会連盟の広報担当は「タイのイメージは失墜した。外国人はバンコクへ来るのに不安を感じている」と憤る。

 大手ホテルも軒並みロビーは閑散。米系高級ホテルのセールスマネジャーは「例年に比べ宿泊客数はかなり落ちている。数字は言いたくない」と言葉を濁す。 (共同)

[ 2010年04月12日 16:34 ]

1420チバQ:2010/04/13(火) 08:20:37
http://jp.wsj.com/World/node_50053
バンコクの緊張解けず
2010年 4月 12日 8:49 JST
 【バンコク】21人の死者と800人以上の負傷者を出し、過去約20年で最悪の事態となった反政府デモ隊と軍隊の衝突から1日たったタイの首都バンコクでは、デモ隊が一部地域を再び統制下に置いた。政府側は、デモ隊を排除してさらに多くの血を流すリスクを負うか、譲歩して総選挙を行うかのジレンマに悩んでいる。

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Getty Images

10日の治安部隊との衝突による犠牲者を弔う追悼パレードで、赤一色に塗られた棺を担ぐタクシン元首相派のデモ参加者(11日、バンコク)

 行き詰まり状態を複雑化しているのは、政治的に強い力を持つ軍の役割をめぐる根の深い議論で、軍隊は2006年に軍部が追放したタクシン元首相の支持者らにまた権力を与えることに消極的だとみられている。

 反政府の「赤シャツ派」も政府も11日は前日の暴力後の緊張を緩和させようとした。10日にはデモ隊と警察の機動隊や軍隊との衝突で21人が死亡し、800人以上の負傷者が出た。死んだのはロイター通信の日本人カメラマンら17人の民間人と兵士4人。10日の暴動のきっかけは明らかではないが、最悪の衝突は当局側が多くの兵士をバンコク中心部にあるデモ隊野営地の近くに展開して、緊張を高めた後に起きた。

 政府当局者と軍部指導者らは、被害の大部分は軍支給以外の武器で起きており、兵士たちは空に向けて発砲していたと話している。政府広報担当者は、10日の衝突がどのようにして統制のきかない乱闘になったのか当局が調査するとし、また秩序を維持することを約束した。

 米国務省は双方に自制を求めた。今回の暴動はバックパッカー用ホテルやバーなどが立ち並ぶカオサン通りにまで波及。いくつかの国はバンコクに入らないよう自国民に警告を発した。

 デモ隊の指導者らはアピシット首相が総選挙を発表するまでバンコクにとどまるとしている。既に手痛い打撃を受けている観光業界に今回の大騒動が新たな影を投げかけるなかで、デモ隊はプミポン国王(82)の介入を求めた。

 ある指導者はデモ隊の前で、「これ以上交渉はしない。赤シャツ派は殺人者らと決して交渉しない」と声を張り上げた。

 専門家らは、タイ最強の権力ブローカーである軍がその意思に反して紛争の前線に押し出されているとみている。タイは東南アジアの重要な経済国の一つであり、世界のサプライチェーンにおいても重要な一部となっている。

 軍が4年前にタクシン氏を追放した後、軍部が指名した政権が軍に一段の権力を保証した新憲法を実現した。この後2008年12月には軍の仲介で議会は親軍部の政権を選出した。軍事予算が増える一方で、軍の指導者らは永久に政治から手を引くと述べた。現在60歳のタクシン氏は、08年の不正での有罪判決後、収監を避けるために出国した。

1421名無しさん:2010/04/13(火) 22:46:55
(´・ω・`)っ数年前にもバンコクでしたっけカメラマンの方が亡くなられたんでしたっけ?
今回もまたかと言う事ですね。。
前回も銃、今回も銃でしたか。。

1422チバQ:2010/04/14(水) 06:30:29
ミャンマーの事件のことですかね?
タイはデモ暴動が起きる割に死者が出ないらしい

1423チバQ:2010/04/14(水) 12:14:45
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010041402000056.html
『タイ社会、公平でない』 中間層もデモ
2010年4月14日 朝刊

 【バンコク=林浩樹】二〇〇六年のクーデターに端を発したタイの政治対立は、十日の治安部隊とデモ隊の衝突で近年にない大流血の惨事に発展した。対立の根底には、貧困層の熱狂的支持を受けるタクシン元首相と、王室周辺や軍、官僚らによる「新旧」支配層の争いがある。だが旧支配層の「二重基準」に不満を持つ中間層も少なくなく、今回の元首相派の抗議行動を後押ししている。

 「今のタイ社会は公平じゃない」。十三日、占拠する繁華街でタイ正月の水かけ祭りに興じていたデモ隊の女性(27)は訴えた。大学卒業後、タイの一流企業で働き、夜と週末にデモに加わる。

 タクシン政権の腐敗体質を追及し、クーデターで元首相放逐に成功した旧支配層は〇七年末の総選挙に敗北、元首相派の復権を許した。

 目算が狂ったものの、国際社会の批判を浴びた軍介入の手は使えない。今度は司法が元首相派政党の解党命令を出すなどして〇八年末に同派政権崩壊に追い込み、アピシット政権を誕生させた。

 しかし当時、黄色シャツを着て国際空港を占拠した反元首相派団体幹部はいまだ訴追されていない。さらに現政権は軍が元首相派勢力を分断させて発足にこぎ着けた。旧支配層には、こうした司法の二重基準やクーデター以来の選挙軽視のツケが回る形で、事態収拾が困難になっている。

 一方、元首相派は今回の抗議行動で「階級闘争」を主張。「タクシン色」を薄め、これまで旧支配層に近かった中間層を取り込む狙いからだ。デモに参加する日系企業で働く男性(31)は「元首相に帰国してほしいわけではない。政権は選挙で勝った政党が運営するべきだ」と即時解散を求めた。

1424チバQ:2010/04/14(水) 22:21:39
http://mainichi.jp/select/world/news/20100413dde007030013000c.html
タイ:違法献金、与党の解党要求−−選管
 【バンコク西尾英之】タイ選挙管理委員会は12日、アピシット首相が率いる与党・民主党に違法献金が行われたと認定し、検察当局に対し同党の解党を求める告発を行うことを決めた。

 タクシン元首相派UDDに対する軍の強制排除が失敗に終わり、アピシット政権が苦境に陥ったのを受け、選管は急きょタクシン派にすり寄り、反タクシンの民主党に厳しい決定を下したとの見方が出ている。

 民主党の不正献金疑惑は05年の総選挙時、民間企業から約2億6000万バーツ(約7億8000万円)の違法な選挙資金提供を受けたというもの。UDDが選管に調査を申し立てた。

 UDDは今月、「調査が不当に引き延ばされている」として選管の建物に押しかけ、早期の処分決定を要求。選管側は「20日までに決める」と答えたとされるが、12日、その期限よりも1週間も早く、解党処分を求めて告発することを決めた。

 タクシン派政権与党「国民の力党」は08年12月、選挙違反で憲法裁判所から解党処分を受け、同派政権の崩壊につながった。民主党に対する解党処分は今後、検察当局の判断を経て憲法裁で審理されるため、処分の最終決定には長期間かかる見通し。

 現時点で民主党の解党が決まったわけではないが、UDD幹部は12日、占拠中のバンコク繁華街の演壇で「我々の勝利だ」と気勢を上げた。

 強制排除の失敗を受けてアピシット首相は12日、UDDに提案した「年内下院解散」のスケジュールを、「6カ月以内の解散、年内総選挙実施」に繰り上げる検討に入った。

 しかし、勢いづくUDDはあくまで即時解散と、総選挙実施を求めて繁華街占拠を継続する構えで、混乱収拾のめどは立っていない。

1425チバQ:2010/04/14(水) 22:23:27
キルギスの政変に、タイのデモ、ポーランドの大統領機墜落と国際面が忙しいですね
http://mainichi.jp/select/today/news/20100415k0000m030053000c.html?link_id=RTH02
中国地震:400人死亡1万人負傷
2010年4月14日 21時8分 更新:4月14日 22時8分


14日、中国西部の青海省玉樹チベット族自治州で、崩れたビルから生存者を捜す救急隊員=AP 【北京・米村耕一】新華社電によると、中国青海省玉樹チベット族自治州で14日朝に発生したマグニチュード(M)7.1の地震で、青海省当局者はこれまでに約400人が死亡し、1万人以上が負傷したと明らかにした。倒壊した学校や住宅で多くの人が下敷きになっており、死傷者数はさらに増えるとみられる。中国での大地震は、同省に隣接する四川省を中心に9万人に近い死者・行方不明者を出した08年5月の四川大地震以来となる。

 中国メディアは、約1000人が寄宿している玉樹小学校で建物が倒壊し、児童5人が死亡したほか、玉樹民族師範学校で少なくとも30人の学生が生き埋めとなったと報じている。同州に隣接する四川省甘孜チベット族自治州でも5人が死亡、1人が負傷した。

 中国中央テレビの映像によると、震源地周辺では多くの建物が倒壊し、がれきの上で救助活動が続けられている。住民多数が下敷きになっている模様だ。チベット伝統の日干しレンガ造りの住宅が多く、倒壊被害が広がったという。

 訪米中の胡錦濤国家主席や外遊を控えた温家宝首相は同日、救援活動に全力を挙げるよう関係部門に指示し、回良玉副首相が被災地に入った。

 青海省政府は災害対策本部を設置。地震発生直後に700人の災害救助隊が現地入りし、隣接するチベット自治区などから人民解放軍や武装警察、消防など約5000人の救援部隊が急派された。ただ、大型重機などが不足していることから、救出活動は難航している。

 昨年8月から供用されている同県の空港は通信系統が被害を受けているため、到着が遅れる見込み。パラシュート部隊を投入する準備も進められている。

 同州共産党委員会の卓華夏副宣伝部長は「住民多数が倒壊した家屋の下に埋まっており、救助活動を進めている。病院に運ばれた人もいる」と話した。

1426チバQ:2010/04/14(水) 22:24:32
http://mainichi.jp/select/world/news/20100415k0000m030058000c.html
中国地震:少数民族の悲劇再び 救助難航
 【北京・米村耕一】中国青海省玉樹チベット族自治州で14日発生したマグニチュード(M)7.1の大地震。被災地はチベット族が人口の97%を占める牧畜と農業の貧困地域だ。標高約4000メートルの被災地では、救助作業も難航している。9万人近い死者・行方不明者を出した中国・四川大地震(08年5月)から2年足らず。中国西部の少数民族地域を悲劇が再び襲った。

 中国中央テレビの現場リポートによると、被害が大きい同州玉樹県結古鎮の住宅は跡形もなく倒壊し、がれきの山から煙が上がっていた。がれきの周囲に生存者の姿が確認できない地域もあり、同テレビは「住民の大半ががれきの下に埋まっているようだ」と伝えた。

 被災地は空気の薄い高山地帯。リポーターは「気分が悪くなってきた」と、高山病の症状を訴えた。被災地は昼間でも氷点下2、3度で、夜間はさらに下がりそうだ。映像には、がれきの山から衣類を探す生存者の姿が目立った。

 中国政府は救援活動の遅れがチベット族の反政府感情を刺激することを警戒している模様だ。同じ少数民族である回族の回良玉副首相が被災地に急行し、救助活動の指揮を執っている。

 四川大地震でも、チベット系の少数民族チャン族が約3万人死亡するなど震災時の「民族格差」が注目された。青海省のチベット族も不便な山間部で日干しれんがの家屋に住むなど共通点が多い。

 中国当局によると、地震発生直後に同省に駐屯する武装警察や軍兵士ら約700人が現地入りし、救助活動を開始したという。08年3月のチベット自治区ラサでの暴動以降、チベット族居住区に増員された部隊とみられる。

 ◇地震の多発地帯
 地震があったチベット高原は、平均標高4500メートルの世界最大の高原で、ヒマラヤ山脈と同様、インド亜大陸を乗せたインドプレートが北に動き、ユーラシアプレートを強く圧迫してできた。さらにインドプレートは今も動き続けているため、ひずみがたまりやすく、地震が多発している。08年の四川大地震は、チベット高原の東端で四川盆地の地盤とぶつかってひずみが蓄積し、地震を発生させたとみられている。

 東京大地震研究所によると、今回の地震を起こした断層は玉樹断層。震源の深さは約10キロ(米地質調査所調べ)で、二つの大陸プレートの衝突による横ずれ断層型。地震のエネルギーは95年の阪神大震災と同程度という。この地域では1930年(M5.5)、1870年(M7.3)、1866年(M7.3)、1738年(M6.5)、1411年(M8)などの地震が起き、特に1738年はほぼ同じ地点で起きている。【石塚孝志】

1427チバQ:2010/04/14(水) 22:26:28
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100414/chn1004142106009-n1.htm
【中国地震】「チベット」ゆえ迅速対応 民族対立避けたい当局 (1/2ページ)
2010.4.14 21:04

 【北京=矢板明夫】14日大規模な地震に見舞われた中国青海省玉樹チベット族自治州は、チベット自治区と隣接している。海抜約4000メートルの自然環境に漢族などの移民は適応できないため、人口約25万人のうちチベット族が約97%を占める。他の少数民族居住地域と比べ漢族から受けた影響は少なく、現在もチベットの伝統文化や信仰が強く残っている。それだけに中国当局は地震発生後、迅速に救援態勢をとる一方、民族対立に発展しないよう神経をとがらせている。

 地震から4時間後の14日正午ごろ、中国人民解放軍、青海省玉樹軍分区の呉勇司令官は中国中央テレビ(CCTV)に、400人以上の兵士を8回に分けて震源地の玉樹県に派遣したことを明らかにし、「まずはガソリンの備蓄庫や弾薬庫などの場所の警備態勢を強化した」と語った。

 中国メディアによると、その後、武装警察部隊や軍が周辺各地から次々と派遣され、道路が寸断される中、同日夕方までに少なくとも3000人が被災地に入った。被災者救援のほか、暴動や衝突を警戒することも目的とみられる。

 玉樹は「王朝の移籍」という意味のチベット語「ジュグンド」に由来する。同自治州にはチベット仏教のゲルク派など主な4大流派が共存しており、サキャ派の聖地の一つといわれる著名な結古寺(ジェグ・ゴンパ)のほか、チベット仏教の寺院は約200近くもある。インドに亡命中のダライ・ラマ14世から大きな影響を受け、中央政府に根強い不信感を持つ僧侶も少なくないといわれる。

 また、3月から4月にかけてはチベット暦の旧正月やチベット騒乱(2008年3月14日)記念日など、政治的に敏感な日が重なっているため、中国当局は毎年この時期、インターネットを遮断し、州への出入り人口を点検するなど、暴動への警戒を強める。

 今回の地震は、最も敏感な時期に最も敏感な場所で起きた。青海省トップの強衛・党委書記とナンバー2の駱恵寧省長が14日午後までに現地入りしたのは、当局が問題を重視している表れだ。温家宝首相も公安省、消防総隊の幹部に直接救援指示を出すなど、国を挙げて対応している。

 14日夕現在、住民と当局の間でのトラブルは伝えられていない。しかし、四川大地震の際のように、救援や復興活動の過程で当局の対応に住民側の不満が高まれば、民族や宗教が絡んだ対立に発展する可能性も否定できない。

1428チバQ:2010/04/14(水) 22:43:19
http://mainichi.jp/select/world/news/20100415k0000m030041000c.html
タイ:タクシン派、都心部へ結集「最後の戦い」
 【バンコク西尾英之】タイの首都バンコク中心部を占拠しているタクシン元首相派組織「反独裁民主戦線」(UDD)は14日、これまで2カ所に分かれていた占拠地点のうち、10日の衝突で多数の死傷者を出したパンファー橋付近から撤退し、全参加者を都心部の繁華街、ラチャプラソン交差点付近に結集させた。UDD幹部は記者団に「この交差点周辺を最後の戦いの場にする」と語り、アピシット政権への圧力を強める考えを強調した。

 バンコクの商業、観光業の中心地である同交差点周辺の占拠は、旧市街にあるパンファー橋に比べて経済への悪影響が大きい。13日から18日まで続くタイ正月の休暇に入り、反政府集会への参加者が減っていることもあって、UDDは占拠地点を1カ所に絞ることを決めたとみられる。

 ラチャプラソン交差点付近の占拠は今月3日から続き、日本の伊勢丹の支店を含む周辺の大規模小売店舗は、10日間以上臨時休業が続いている。

 ◇死者22人に
 またタイ当局は14日、軍とUDDの10日の衝突で負傷した民間人1人と兵士1人が新たに死亡したと発表。一方、これまで死者に数えられていた民間人1人は衝突とは関係なく死亡した可能性が強まり、当局は衝突による死者を、日本人カメラマンの村本博之さん(43)を含む民間人17人、兵士5人の計22人としている。

1429チバQ:2010/04/14(水) 22:51:27
http://www.asahi.com/international/update/0413/TKY201004130367.html
上海万博の台湾館完成 40年ぶりの万博参加2010年4月13日18時52分

 【台北=村上太輝夫】5月1日に開幕する上海万博の台湾館がこのほど完成し、概要が13日、台北で発表された。万博への台湾の参加は、日本を含む多くの国と外交関係があった1970年の大阪開催時を最後に途絶えており、今回は40年ぶりとなる。

 中国側の招きに応じた台湾側が「台北世界貿易センター」を運営主体として参加。馬英九(マー・インチウ)政権下での中台関係改善の表れのひとつだ。巨大な中国館から道を隔てた隣という微妙な位置に建てられた。

 7階建て相当の高さのガラス張りの建物は、台湾で旧暦1月15日の伝統行事に使われる「天灯」(火をつけて夜空に放つ紙風船)をかたどった。建物内に100万個のLED電球を仕込んだ直径16メートルの球体があり、台湾の豊かな自然や文化を表現した映像が展開、館外から見えるようになっている。

1430名無しさん:2010/04/15(木) 20:52:24
今度はミャンマーかい・・・
http://www.asahi.com/international/update/0415/TKY201004150348.html
爆発3回連続 ミャンマーのヤンゴン 数十人の死傷者
2010年4月15日19時38分
 【バンコク=藤谷健】ミャンマー(ビルマ)からの情報によると、最大都市ヤンゴン中心部に近いカンドージ湖畔で15日午後、爆発が3回続けて起きた。AFP通信によると、爆発で少なくとも24人が死亡したと当局が確認した。またロイター通信が病院関係者の話として伝えたところによると、30人が負傷したという。

 ミャンマーはこの日、正月休み中で、カンドージ湖畔では伝統の水掛け祭りの行事が開かれていたとの情報がある。

 朝日新聞の現地助手によると、近くの病院にはけが人が相次いで運ばれており、混乱している。死傷者は今後増える可能性がある。

1431チバQ:2010/04/15(木) 23:04:59
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100415/biz1004152109023-n1.htm
中国高成長 金融危機は去ったが… 不動産過熱“もう一つの危機” (1/3ページ)
2010.4.15 21:02
 【上海=河崎真澄】中国経済は金融危機からの回復を目指す局面から、不動産価格の高騰など過熱を警戒する段階に入った。15日に発表された今年1〜3月期の国内総生産(GDP、速報値)実質成長率は、前年同期に比べて11・9%もの高い数値を記録し、通年の政府目標である「8%前後」の安定成長に向けたソフトランディング(軟着陸)は楽観できない情勢だ。過熱を引き起こす中国国内のカネ余りを退治するためにも、利上げや人民元の切り上げは「待ったなし」となってきた。

 ■「バブルの傾向」

 国家統計局の李暁超報道官は同日の会見で、「昨年の成長率は(金融危機による輸出低迷の影響で)前半が低く、後半が高かった」と指摘。昨年1〜3月期の成長率が6・2%と低かったことが、今年1〜3月の成長率を高めた要因にもなったとして、今年後半にかけて成長率は鈍化する、との見方を示した。

 だが、総額約4兆元(約55兆円)にのぼる景気対策の結果、道路や鉄道建設など公共投資が引き続き高水準で推移し、1〜3月の固定資産投資は25・6%増となった。このうち不動産開発投資は35・1%増で過熱傾向が顕著だ。

 昨年来、中国は不動産への投資や融資への規制を強めているが、金融危機対策で続いている低金利を背景に、「供給が増えても価格が上がる不動産バブルの傾向」(みずほ総研上席主任研究員の鈴木貴元氏)にある。中国人民銀行(中央銀行)は今年に入り預金準備率の引き上げを2度行ったが、さらなる金利の引き上げで不動産投資を抑制する必要に迫られている。

 ■元切り上げは?

 昨年は景気のマイナス要因となっていた輸出だが、今年1〜3月には欧米のほかブラジル、インドなど新興国向けが好調で、28・7%も増加するなど「輸出ドライブ」もかかっている。好調な輸出を支えているのは、2008年6月以来、金融危機を理由に対ドルで固定化されている人民元の低い為替レートだ。

 一方で、中国当局が「ドル買い元売り」で為替相場の上昇を抑えて輸出をテコ入れした結果、国内に人民元の金余り状態を招き、これが不動産市場に流れ込んでいる。とはいえ、内外の圧力に押されて人民元を切り上げれば、大量の雇用を支えている輸出産業に打撃を与えるのは明白で、中国政府は二の足を踏む。

 また、中国の外国為替市場には人民元切り上げを見込んだ投機マネーが、海外から輸出代金などの名目で大量に流れ込んでいるとの観測がある。この投機マネーも不動産市況を膨れあがらせているだけに、中国当局には「おいそれと近い将来の切り上げを公言できない」(みずほ総研の鈴木氏)ジレンマがある。

 あちらを立てれば、こちらが立たない複雑な事態に頭を抱える中国が、どのタイミングで利上げや元切り上げに踏み込むのか。対応を一歩誤れば不動産バブル崩壊を招く恐れもある中、関係者は北京で来月に予定されている米中戦略経済対話に注目している。

1432チバQ:2010/04/16(金) 22:28:38
どこのスレだろ
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0416&f=national_0416_016.shtml
中国人から見た思いやりのある日本(1)曇らないガラス
2010/04/16(金) 09:26

  新華社通信の前東京支局局長である〓冶氏がチャイナネットに「思いやりのある日本」と題する文章を寄稿した。以下は同文章より。(〓はにすいに「工」)

  北京での会議が終わり、東京に帰って来たその年の4月は、東京で行われるアジア開発銀行のアジア開発ジャーナリズム賞の授賞式に参加する3人の中国人記者が一緒だった。3人にとって日本は初めてということもあり、少しでも時間ができるとホテルを飛び出して東京のあちこちを見て回り、東京のにぎやかさや秩序、清潔さ、便利さを体験した。

  ◆曇らないガラス

  その中で新華社の女性記者はホテルの浴室で初めて曇らない鏡を見たと言う。彼女は訪れた場所も多いため、経験豊かで何でも知っている。浴室の鏡が曇らないのは、その裏に電熱線のようなものが付けられているためで、もし鏡全体に電熱線が付けられていれば鏡は全く曇らず、鏡が曇ることさえも気がつかないだろう。妙といえば妙な話だが、この鏡は人の顔の大きさだけ曇らない。入浴が終わって化粧をしたり髪をといたりしても、そこだけははっきりと快適な表情の自分を映し出している。

  これは人に優しいという考えから生まれたもので、ある面では省エネ意識を表している。そして私が思い出したのが中国でよく言われる「人間本位」という言葉だ。人びとは快適な生活や環境を必要としている。だが地球にとってその負担は限界を超えており、私たちはエネルギーを節約して有効利用しなければならない。そうしたことから考えると、曇らない鏡はこの2つが調和し一つにまとまったものに思える。(つづく 編集担当:米原裕子)

1433チバQ:2010/04/16(金) 22:29:10
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0416&f=national_0416_019.shtml
中国人から見た思いやりのある日本(2)交通機関の遅延証明書
2010/04/16(金) 10:51

  新華社通信の前東京支局局長である〓冶氏がチャイナネットに「思いやりのある日本」と題する文章を寄稿した。以下は同文章より。(〓はにすいに「工」)

  ◆交通機関の遅延証明書

  日本で長年暮らしていると、多くの些細な事が人に優しいという考えに基づいて行われていることに気づく。

  東京の公共交通は非常に複雑だ。しかしさまざまな標識や略図は非常に詳しく、示された色や番号に沿って進めば無駄な道を通らなくてすむ。また仕事柄、出張で新幹線を利用していたが、東京駅を出る新幹線の始発は6時過ぎで、支社のある恵比寿駅から東京駅までの所要時間は22分のため、5時半の電車に乗れば十分始発に間に合った。

  日本の公共の場所にある時計がすべて正確だというのは、前の支局長だった劉文玉氏が気がついたことで、私もよく観察してみたが確かに時間のずれた時計を見つけることはできなかった。そのため日本の電車や地下鉄は基本的には時間通りに運行されている。

  もしある日、電車や地下鉄で事故が発生し、出勤や外出に影響した場合には、駅を出た時に一枚の紙が配られれる。その紙にはお詫びの言葉と、交通が原因で出勤などに影響したと書いてあり、何千人もの人がなぜ遅刻したのかについていちいち説明する必要はない。そして決まりごとのようにこの紙を会社に渡すだけでいい。1枚の紙切れだが、交通機関の考慮はこんなにも行き届いている。現在はネット化し、2007年1月30日からは交通機関のホームページで遅延証明書を印刷することが出来るようになった。(つづく 編集担当:米原裕子)

1434チバQ:2010/04/16(金) 22:29:46
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0416&f=national_0416_034.shtml
中国人から見た思いやりのある日本(3)取るに足らないこと
2010/04/16(金) 12:51

  新華社通信の前東京支局局長である〓冶氏がチャイナネットに「思いやりのある日本」と題する文章を寄稿した。以下は同文章より。(〓はにすいに「工」)

  ◆取るに足らない些細なこと

  知り合いのある留学生の話だ。その留学生は大学に行く途中、駅に着いた時に財布を忘れたことに気がついた。取りに戻ると授業に間に合わない。そこでその留学生は駅員に事情を説明してあとで払うと言うと、駅員は切符代のお金を彼女に渡した。何の借用書もない。ただ信頼だけが頼りだ。日本では時に信頼関係はこんなにも簡単である。

  ある時、支社の家族が定期券を亡くし、駅の忘れ物預かり所で受け取ったことがある。この定期券はスーパーに落ちていて、拾った人がスーパーに届け、スーパーがこの定期券が使える区間の一番近い駅に届けた。拾った人が誰なのかはやはり分からない。こうしたことを聞くと本当に頭が下がる思いがする。

  私がもっとも典型的で人に優しく便利な考慮だと思ったのは、実際には取るに足らない些細なことだった。浴室のシャワーカーテンを吊るす伸縮棒が壊れ、妻と一緒に買いに行った時のことだ。長さ1メートルほどの伸縮棒は重くはないが、持ち帰るのには少し面倒で、担ぐと見栄えは悪いし、手に持てば人にぶつける可能性がある。

  実際そんなことを考えなくても店の人は周到だった。伸縮棒を包装し、その上から適当な位置にテープを巻きつけた。そのテープには指一本を引っ掛けられるような物がついていて、指を引っ掛けて持つと伸縮棒は体の脇に寄り添い、誰にもぶつからず、持ち損ねて落とす心配もない。巻きつけられたテープは特製だった。

  中国ではここ数年、都市建設の急速な発展で人に優しく便利な対策がいたるところで見られるようになった。だがそれは止まることなく続けていく必要がある。(おわり 編集担当:米原裕子)

1435チバQ:2010/04/16(金) 22:31:32
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100417k0000m030072000c.html
タイ:首都の繁華街、タクシン派の「赤」一色 緊張高まる

普段は買い物客でにぎわう大規模商業施設前の広場を占拠して、思い思いのかっこうでくつろぐタクシン派市民=バンコク都心部のラチャプラソン交差点付近で2010年4月16日、西尾英之撮影 【バンコク西尾英之】シャツや鉢巻きなど、タクシン派のシンボルの赤シャツグッズを売る露店。路上の食堂にシャワールーム−−。普段はバンコクの富裕層や外国人観光客でにぎわうバンコク繁華街のラチャプラソン交差点周辺は16日、タクシン元首相派「反独裁民主戦線」(UDD)の反政府抗議行動に参加する市民の「赤い解放区」と化した。即時下院解散を政府に受け入れさせるまで一歩も引かない姿勢のUDDに、アピシット政権はどう対応するのか。タイ正月の休暇が明ける来週以降に向け、バンコクでは再び緊張が高まっている。

 付近を走る高架鉄道はかろうじて営業を続けているものの、交差点付近は車の通行が遮断され、歩行者天国状態だ。周辺に警官や兵士の姿はなく現場の雑踏整理もUDDの自主警備隊が担っている。

 交差点周辺には、バンコクでも最高級のホテルや大規模ショッピングセンターが集中する。10日の軍との衝突後、UDDは衝突現場の旧市街から撤退し、今月3日から占拠しているラチャプラソン交差点付近に全勢力を集中させた。

 AFP通信によると政府報道官は15日、「UDDと交渉する用意がある」と強調。しかしUDDは、首相が示す「半年以内の下院解散」との妥協案を拒否し、「今後一切交渉はしない」との姿勢だ。軍報道官は同日「法を無視した行動には対抗する」と述べた。

 だがUDDの交差点への勢力集中には、軍の再度の実力行使を封じる狙いがある。軍はビル街での市街戦の訓練をしておらず、周辺を制圧するには兵士の数が不足している。

 タイ正月が明ける週末以降、UDDは再び地方などから支持者を動員して、占拠範囲を企業の事務所が集中するビジネス街のシーロム通りや、日本人駐在員の家族が集中するスクンビット通りにまで広げるとした。

1436チバQ:2010/04/16(金) 22:41:00
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100416/chn1004161913007-n1.htm
高山病と方言 救出作業を阻む2つの壁 中国青海省地震
2010.4.16 19:11

被災地で救助活動の合間に座り込み休息する救援部隊=16日、中国青海省玉樹チベット族自治州玉樹県結古鎮(共同) 【北京=川越一】中国青海省を襲った地震は発生から3日目の16日、死者が791人に達した。293人が行方不明で、犠牲者は1千人を超えるとみられる。温家宝首相は被災者やチベット仏教寺院を慰問し、救援部隊を鼓舞しているが、2つの難題が救援作業の進捗(しんちよく)を阻んでいる。

 被災地の様子を伝える中国中央テレビ(CCTV)の画面には、座り込む医療スタッフの姿が映し出された。現地からの情報によると、医療スタッフに限らず、軍や武装警察部隊でも吐き気や頭痛、めまいなど高山病の症状を訴える隊員が続出しているという。

 震源地に近く、最も被害が大きい同省玉樹チベット族自治州玉樹県は標高4千メートル超。通常、高地を訪れる場合は徐々に標高を上げ、酸素の薄い状況に体を慣らしていくが、救援部隊は現場に急行したため、順応できずにいる。

 十分な防寒具を携帯していないケースも多い。寒さと疲労が高山病の症状を悪化させており、CCTVの評論員は「多くの救援隊員が、高山病のため逆に救援される側に変わる可能性がある」と指摘している。

 言葉の壁も立ちはだかっている。民族大学外語学院教師の阿部治平氏によると、同県住民はチベット語の中でも特殊な「カム方言」を話す。大多数の少数民族は「アムド方言」を話すため、意思の疎通が難しい。漢語しか理解できない救援隊員にとっては、外国での作業に等しい。

 中国政府公認のチベット仏教指導者、パンチェン・ラマ11世が10万元(約135万円)の義援金を送ったのを始め、被災地には中国全土から支援の手が差し伸べられている。

1437チバQ:2010/04/16(金) 22:43:07
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010041602000195.html
不満高まるチベット族 中国青海地震
2010年4月16日 夕刊

15日夜、中国青海省玉樹チベット族自治州で、がれきに座り込むチベット族の男性ら=朝田憲祐撮影


 【玉樹県(中国青海省玉樹チベット族自治州)=朝田憲祐】中国西部の青海省玉樹チベット族自治州玉樹県で起きた地震で、チベット族ら被災者の不満が高まっている。発生から三日目を迎えた十六日もなお、水や食料、テントなどの救援物資が十分に届いていないためだ。

 「届いているはずの物資はどこへ行ったんだ。水の一本さえもらってないぞ」。十五日夜、玉樹県中心部の街、結古鎮。がれきの中から引っ張り出した布団をかぶり、野宿していたチベット族の男性が記者に訴えかけた。

 電気や電話などのライフラインは復旧せず、商店も閉まったまま。まひ状態の街にあって、テントがあればまだまし。被災者の多くは朝晩氷点下に冷え込む寒さの中、屋外で震えながら身を寄せ合っている。チベット族の被災者は「救援物資は政府の連中がみんな持っていったに違いない。被災者に配られるにしても漢族優先さ」と吐き捨てた。

 被災者の不満や怒りは略奪行為に変わろうとしている。住民らは「夜の一人歩きは絶対するな」と言い合っている。

 省都西寧でトラック運転手をしている男性は玉樹県で被災した家族のために、車で十三時間かけて水やカップめんを届けに来た。男性が荷台から食料を降ろすと、通り掛かりの住民らが殺到。「おれにもよこせ」と奪い合いに。男性の妹は「私の家族と同僚のためのものなのに」と泣き叫んだ。

 また、給油のため車が長蛇の列をつくるガソリンスタンドでは武装警察官らが略奪行為などに備えて警戒に当たっている。


http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100416-OYT1T00782.htm
酸欠状態、座り込む救助隊員も…青海省地震


16日、中国青海省・玉樹県で、倒壊した自宅前にテントを張る被災者=青山謙太郎撮影 【玉樹(中国青海省玉樹チベット族自治州)=大木聖馬】中国青海省地震発生から3日目の16日、甚大な被害が出た結古鎮(町)では、午前7時(日本時間同8時)ごろから救援、復旧活動が再開された。

 ただ、海抜約3700メートルの高地で、中国各地から駆けつけた救援隊員の中には酸欠状態に陥る人も出ており、被災者救援も難航している。

 大量動員された救助隊員や武装警察官にも、肩で息をしながら座り込む姿が見られる。南部の広州市から来て、住宅倒壊現場で生き埋めになった人々の救出にあたる男性救援隊員は「高山病用の薬を飲んでいるので今は大丈夫だが、水を飲んで、休憩をこまめに取るようにしている」と話し、これまでの救援活動とは勝手が違う様子だ。

 被災者の間では食料やテントは不足し、多くの被災者が布団にくるまって氷点下の夜を過ごした。

 16日早朝には広場で武装警察による炊き出しがようやく始まり、朝食を求める被災者200人以上が列を作った。炊き出しの列に並んだスオナン・ドゥオディンさん(27)は、「地震後、商店はすべて閉まり、家から持ち出せた食料も限りがある」と疲れた様子で語った。

 広場で布団にくるまっていたチベット族の女性(30)は、「お湯が手に入らない」と言って、カップラーメンをそのままバリバリと食べた。女性の妹(28)は1歳の男児に母乳をあげていたが、「食べ物も水も少ないので、母乳の出が悪い」と話し、「せめて暖かいテントが欲しい」と訴えていた。

 ◆死者760人に◆

 新華社電によると、15日夕までに地震の死者は760人に達した。行方不明者は243人、負傷者は1万1477人に上っている。

(2010年4月16日14時04分 読売新聞)

1438チバQ:2010/04/16(金) 22:44:06
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010041690070812.html
中国地震ルポ 標高4000メートル 肩で息 救助阻む高山病
2010年4月16日 07時09分

15日午後9時すぎ、中国青海省玉樹チベット族自治州で、バイクの明かりを頼りに野宿するチベット族の男性ら=朝田憲祐撮影


 【玉樹県(中国青海省玉樹チベット族自治州)=朝田憲祐】中国青海省の省都西寧から西南へ約八百三十キロ、雪が残る標高四千メートル強のつづら折りの山道を抜け十五日夕、マグニチュード(M)7・1の地震で被災した玉樹県中心部の街、結古鎮に着いた。道中、がけから崩れ落ちた巨岩の間をすり抜け、亀裂の走った路面を越えた。

 主要な通りの建物は比較的残っているが、裏通りに入ると、ぺしゃんこになった木造土壁家屋などのがれきが広がっていた。その上、暗闇の中で人影がうごめいていた。

 「さっきまで、この下から助けを求める声が聞こえたんだ!」。重機などの救援資材はまだ。救助隊員らは、がれきの中に手を突っ込み、生き埋めになった生存者を懸命に掘り返す。昼夜の温度差は二〇度。朝晩は氷点下にまで冷え込む。「待ってろよ!」。救助隊員らが口々に叫んだ。

 夜通しで続く作業。四川大地震以上の高地での作業が行く手を阻む。がれきのわきで、救助隊員らがあちこちで、腰を下ろし、「ハー、ハー」と肩で息をしている。災害救助犬もぐったりと横になっている。空気がかなり薄い。記者もひどい頭痛を感じる。

 「おー、おー」。避難所となった学校のグラウンドから、女性のうめき声が聞こえてきた。着の身着のまま避難し、凍える手をさすっている。「水も、食料も、何もないの」。出てくるのはおえつばかりで、ほとんど声にならない。

 小学校の女性教諭(29)は余震におびえながら、つぶれた家のがれきを掘り返し、米袋を引っ張り出した。「これで何とか飢えがしのげるわ」。家から引きちぎってきた扉がベッド代わり。薄っぺらいふとんにくるまった。

 街にいくつかある病院も全半壊。けが人は仮設テントで傷を消毒したり、包帯を巻いたりしている。本格的な手術はできない。テントの周りには頭から血を流すなど手当てを待つけが人があふれる。まるで野戦病院だ。

 「お父ちゃん、死んじゃったんだ」。手当てを終え、包帯を頭に巻いた少年が、ぽつりとつぶやいた。

 高地のため、空を近くに感じる。見上げると、漆黒の空に星がまたたいていた。まさに、「天と地」の差なのか−。

(東京新聞)

1439チバQ:2010/04/16(金) 22:44:57
http://mainichi.jp/select/world/news/m20100416k0000m030080000c.html
中国地震:救助阻む高山病 1万人懸命の活動
 【北京・浦松丈二】中国青海省玉樹チベット族自治州で発生した地震では、中国各地から現地入りした1万人規模の救援隊が生存者の捜索・救出にあたっている。しかし、被災地は標高約3700メートルの高地で、高山病の症状を訴える隊員が続出、救助活動は難航している。

 「駆け回ると、すぐ症状が出てしまう。消耗が激しすぎる」。大きな被害が出た同州玉樹県結古鎮で活動する国家救援隊の侯世科医療救援隊長は、新華社通信の取材に語った。

 氷点下の冷え込みと酸素欠乏で、多くの隊員はめまいや頭痛など高山病特有の症状を訴えている。連れてきた救助犬9頭に生存者の捜索を命じても座り込むなど、使いものにならない状態だという。

 国家救援隊は北京から空軍機で14日夜、同県に到着。空港から車で、生き埋めになった人たちがいないか捜索しながら結古鎮入りした。15日に本格的な活動を開始する予定だった。一方、被災地には高地での活動に慣れたチベット自治区の武装警察部隊などの救援隊も派遣されており、救助のニュースも続いている。同県で活動する武装警察部隊は地震発生から17時間ぶりに少女を救出するなど、発生から丸1日で960人を救出したという。

 同省省都・西寧の空港には15日午前、救助犬や救援隊員が大勢到着し、次々と被災地に向かっていた。被災地ではテントなど被災者が寒さをしのぐための装備不足が指摘されており、中国政府は支援物資の輸送を本格化させようと急いでいる。

 ◇ことば 高山病
 普段平地に暮らす人が、標高約2000メートル以上に登った時に低気圧や低酸素に身体が順応できない時に起きる。飛行機で一気に高地に着陸したり、ケーブルカーや登山バスなどで短時間に高所を移動する際も発症しやすい。初期症状は頭痛や吐き気、疲労感や脱力感、不眠、眼底出血など。約3500メートル以上では数%の人が重症化し、死に至ることもある。治療には酸素吸入などが必要。

1440チバQ:2010/04/16(金) 22:45:46
http://mainichi.jp/select/world/news/20100416k0000m030113000c.html
中国:温家宝首相 胡耀邦氏への追悼文を寄稿 極めて異例

胡耀邦・中国共産党元総書記 【北京・浦松丈二】中国の温家宝首相は15日付の中国共産党機関紙・人民日報に胡耀邦元党総書記の追悼文を寄稿した。15日は胡氏の命日。胡氏は1986年に学生らの民主化要求に同情的な態度を取って失脚し、89年4月の死去は、同年6月の天安門事件につながった。中国指導者が党機関紙で胡氏の業績をたたえるのは極めて異例だ。

 追悼文は「興義を再訪し耀邦をしのぶ」と題したもの。今月初めに干ばつ被害視察のため貴州省興義市を訪問した温首相が、党中央弁公庁副主任だった24年前に当時の総書記だった胡氏に同行した思い出を振り返っている。

 温首相は当時、胡氏が39度の高熱を押して貧困地区の視察を続けたことにふれて「大衆の苦しみに心を寄せ、仕事に全力を投じる姿を目の当たりにした」と回想。胡氏の思い出が「勤勉に仕事をせよと私を励ましてくれる」とたたえた。

 さらに、胡氏の失脚後もたびたび自宅を訪ね、危篤、死去、埋葬に立ち会い、死去後も毎年、春節(中国正月)に家族を見舞っていたことも明かした。

 中国共産党は2005年の生誕90周年で胡氏を再評価したが、温首相がその前から一貫して評価を変えていなかったと受け取れる文章を発表したことは注目される。

1441とはずがたり:2010/04/17(土) 00:27:40

中国潜水艦など10隻 沖縄本島沖の公海を通過
2010.4.13 11:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100413/plc1004131143009-n1.htm

 防衛省統合幕僚監部は13日午前、中国海軍のキロ級潜水艦2隻、ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦2隻など計10隻が10日夜、沖縄本島の西南西約140キロの公海を東シナ海から太平洋に向けて通過したことを発表した。近年、これほど大規模な活動はまれだという。

 防衛省によると、中国人民解放軍の機関紙が、中国海軍「東海艦隊」による東シナ海での大規模な合同訓練の実施を発表していた。7日から9日まで東シナ海中部海域で艦載ヘリコプターの飛行訓練などを行ったことを確認。沖縄本島と宮古島の間を通過後は、沖縄南方海域で11日、補給艦による洋上補給が実施された。

 また、8日には警戒・監視にあたった海上自衛隊護衛艦「すずなみ」に艦載ヘリが約90メートルまで接近した。

 北沢俊美防衛相は13日午前の記者会見で「公海だが、今までになかった事態だ。詳細な分析をし、わが国に対する意図があるのかないのかを含め、調査したい」と語った。

1442チバQ:2010/04/17(土) 08:33:53
http://www.asahi.com/international/update/0416/TKY201004160203.html
死者不明1千人超す 中国・青海地震、温首相現地入り2010年4月16日11時54分

 【玉樹県結古鎮(中国青海省)=小林哲、北京=峯村健司】中国青海地震は発生から3日目の16日、当局などによる救助活動が続いた。救援対策本部によると、死者760人、行方不明者も243人に達し、負傷者は1万1477人となった。余震が900回を超える中、15日夜には、被害が集中した玉樹県結古鎮に温家宝(ウェン・チアパオ)首相が入り、被災者を激励した。

 温首相は、救助活動を続ける救援隊員に「もう時間がない。一筋の望みがあれば、絶対にあきらめるな」とげきを飛ばした。15日夕方から、大通りの両脇に数百人の警察官が待機。損壊した中心街のホテルには警戒線が張られ、一般の人や車両は排除された。交通規制もあり、現場付近は大渋滞になった。温首相はその後、避難テントや救援対策本部を足早に視察した。

 一方、被災現場では、家を失った多くの人たちが、気温が零下になる中、薄い綿布団や段ボールの切れ端を地面に敷き、体を寄せ合って横たわっている。

 中国民政省は15日までに、3万8千のテントのほか、10万人分のレトルト食品と12万人分の布団を用意した。だが到着は遅れており、救援対策本部当局者によると、被災者に行き渡ったテントは8千ほどで、食品はまだ行き渡っていないという。当局者は朝日新聞の電話取材に「交通事情が悪く配給が進んでいない」と話し、焦りを募らせた。

1443チバQ:2010/04/18(日) 13:10:25
http://mainichi.jp/select/world/news/20100418k0000e030003000c.html
中国地震:支援に「言葉の壁」 高齢者、標準語案内読めず

玉樹県中心部の仮設医療所でチベット族の患者を診療する医療チームら=2010年4月16日、米村耕一撮影 【玉樹(中国青海省玉樹チベット族自治州)米村耕一】中国青海省での地震では、中国全土から救助部隊や医療チームが被災地に入っている。ただ被災地の人口の97%を占めるチベット族には、標準中国語(北京語)を理解しない高齢者も多い。標高3700メートルでの厳しい寒さと酸欠に加え救助隊は「言葉の壁」にも直面している。

 「あなたは何歳ですか」

 玉樹県中心部に設置された仮設診療所で16日夜、青海省第2砲兵隊所属の看護師が、運び込まれた高齢者に声を掛けたが返事はなかった。言葉が通じないようだ。看護師の一人は「基本的には骨折などの外傷が大半だから、身ぶり手ぶりで分かる。後は心と心を通じさせてやっている」と診療の難しさを語った。

 仮設診療所では、朝晩に大量の食事を提供しているが、こうした活動は被災者に十分伝わっていないという。被害が小さかった近隣からボランティアに駆け付けたチベット族男性(28)は「運動場ではもっと大規模に食事を提供しているけど、被災者には、あまり知られていない」と訴えた。

 医療や食事提供の案内はすべて中国語で書かれている。「これでは意味が伝わらない人も多い」と男性は強調した。

 玉樹県内には支援物資を積んだトラックが大量に流入し、大渋滞が起きているほどだ。それにもかかわらず、被災者からは「水も食料も届かない」という声が引き続き上がっている。背景には「言葉の壁」による広報の難しさもありそうだ。

 チベット族でも学校教育を受けている若者は北京語を話せるが、高齢者には話せない人が珍しくないという。

1444チバQ:2010/04/18(日) 13:11:07
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010041802000072.html?ref=rank
中国地震 治療はアイコンタクト
2010年4月18日 朝刊

17日朝、中国青海省玉樹県で、チベット族の傷の手当てをする医師=朝田憲祐撮影


 【玉樹県(中国青海省玉樹チベット族自治州)=朝田憲祐】中国青海省地震で、被災地の仮設医療所では言葉の壁が立ちはだかっている。北京など中国各地からの医療隊員が漢族の標準語を使うのに対し、チベット族の高齢者の患者らがチベット語以外は話せないからだ。

 玉樹県中心部、結古鎮の広場に設けられた軍の医療テント。気分が悪くなり、背負われて運び込まれたチベット族の高齢の男性は、名前を尋ねるだけの呼び掛けさえ、聞き取れなかった。

 地震発生から丸三日たち、手術器具やエックス線機器など医療資材はほとんどそろい、ある程度、大掛かりな手術もできる。担当医師は「言葉が通じない時、治療は医師の勘が頼り。目と目を見合ってアイコンタクトするしかない」と明かした。

 最近では復旧作業中の負傷やねんざなどが目立つ。テントや野宿での慣れない生活がたたり、体調を崩す人も少なくない。

 地震による心的外傷後ストレス障害(PTSD)に悩むチベット族も増えている。自宅が全壊したドブジェ君(14)は「夜は怖くて眠れない。ビルを見ているだけで倒れてきそうで、近くを歩けない」と打ち明けた。

 このため、現地の医療現場ではPTSDに関する説明書のチベット語への翻訳作業も行われている。また、西寧市内の病院十三カ所にチベット族の大学生約三百人がボランティアとして通訳し、医師が見た目だけでは分かりにくい病気の治療を手助けしている。

1445チバQ:2010/04/18(日) 13:14:01
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100417-OYT1T00814.htm
村本さん死亡から1週間、治安責任者に軍司令官
 【バンコク=深沢淳一】タイの治安部隊がバンコクで街頭占拠を続けるタクシン元首相派「反独裁民主戦線」(UDD)の強制排除に失敗し、ロイター通信日本支局のカメラマン、村本博之さん(43)ら24人が死亡した衝突から、17日で1週間が過ぎた。


 この間、タイの正月期間を挟んでUDDも目立った抗議活動を控えてきたが、アピシット首相が16日、アヌポン陸軍司令官を治安対策の責任者に起用したことで、再び強制排除に踏み切るとの見方も高まっている。政府を支持する組織の動きも活発化しており、UDDと衝突する懸念も出ている。

 アヌポン司令官は強制排除の失敗後、「政治の問題は政治で解決すべきだ」として、軍が再び動くことには否定的な考えを示した。そうした中、首相は16日のテレビ演説で、UDD占拠地区に潜む「テロリスト」の排除が不可欠と強調した。アヌポン氏をあえて治安責任者に任命したのも、軍が排除に向けた行動を取るよう促す狙いがあると見られている。

 一方、16日には、治安本部がある軍施設前で、首相を支持する数千人が気勢を上げた。この中には、2008年にバンコクの国際空港を占拠した反タクシン派組織「市民民主化同盟」(PAD)のメンバーも含まれている。PADは18日に今後の行動方針を明らかにするとしており、UDDと対峙(たいじ)する事態が懸念されている。

(2010年4月18日01時09分 読売新聞)

1446とはずがたり:2010/04/18(日) 13:16:30
>>1443-1444
北京政権による実効支配がここ何十年かで進んでいるってことですねぇ。
高齢者は北京官話も知らない様で。

1447チバQ:2010/04/18(日) 13:47:59
http://newsweekjapan.jp/takeda/2010/04/post-10.php
「赤シャツ隊」の気になる日当
2010年04月16日(金)00時12分

 ジャカルタに火の手が上がり、スハルト政権が突然倒れていったあの時。マハティールを脅かした副首相アンワルへの弾圧にマレーシアが揺れたあの時。現地の記者から気合の入りまくったストーリーが送られてきたかつてのデモと同じ、歴史が動くかのような熱気が今回はバンコクから......伝わってこない。

 3月半ばから続くタイの反政府デモは、何の落としどころも見えないまま死傷者を出す事態に発展した。が、この2〜3日の間にメディア以外の場で耳にした情報には、開発独裁から民主化へ向かう過程で東南アジアの国々で起きたデモのような緊迫感がない。

「バラマキで農民を洗脳して操るタクシン派と、成り上がりのタクシンを許せない既得権益層や都市住民の単なる権力闘争」(タイに駐在した元記者)。「やる気のないデモ隊が道に転がってます」(タイ在住の日本人)。

 生き血を撒いたり、キテレツな空気を漂わせていた「赤シャツ隊」の参加者には、日当が支払われているとの「疑惑」が浮上している。

 デモ隊の後ろ盾となっているタクシン元首相は資産数十億ドルと言われるから、参加者に食事代やビール代をサポートするくらいは自然なことに思える。反タクシン派のネガティブキャンペーンという側面もあるだろうし、それだけで反政府派がすべて「政治的な動機より金目当て」とは言えない。

 ただ、ネットで流布されている情報によれば、日当の額は500バーツ(約1500円)とも2000バーツ(約6000円)とも言われる。都市部の初任給が1万〜3万バーツなので、事実とすればバスで農村部から動員された参加者にとっては馬鹿にならない稼ぎだろう。「参加者に日当を支払っているところ」とされる映像には、確かに札束が映っている。

 90年代までのタイであれば当然のように介入していたであろう軍や国王が沈黙を保っているのは民主化の表れなのか、あるいは別な駆け引きが進んでいるのか。いずれにしても長引けば長引くほど、輸出の改善で回復の兆しが見えていたタイ経済にじわじわとダメージを与えることは間違いない。

1448チバQ:2010/04/18(日) 13:49:37
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2010/0412.html
2010年4月12日(月)

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■断面2010

バンコクで大規模流血/暗躍する軍内反乱分子

 日本人カメラマン、村本博之(むらもと・ひろゆき)さん(43)を含む21人が死亡、800人以上が負傷したタイ治安部隊とタクシン元首相派のデモ隊との衝突は、反政府抗議集会を開いていた群衆に軍・警察が発砲した1992年の「5月事件」以来の大規模流血という惨事になった。今回の悲劇の背景には、タクシン派を支援する形で暗躍した軍内の反乱分子の存在が見え隠れする。混乱収拾の見通しが立たない中、王制を支え、政治に大きな影響力を行使してきた軍の役割と民主政治が問い直されている。

 ▽証拠の映像

 衝突から一夜明けた11日。地元テレビの映像に注目が集まった。

 黒い目出し帽に黒い上着姿の男が、治安部隊とデモ隊が激しく衝突したバンコクの民主記念塔近くの路上で、旧ソ連で開発されたAK47自動小銃を、治安部隊が陣取る方角へ連射する姿がくっきりと映っていた。

 タイ軍部隊が持つ自動小銃は米国製のM16。正規軍とは異なる銃を手にした男の傍らには、タクシン派のシンボルカラーの赤いシャツを着たデモ隊がいた。

 アピシット首相は12日、「デモ隊の中にテロリストがいた」と明言、流血を引き起こした責任は彼らにあると非難した。

 ▽絶対服従

 男の正体は定かではないが、人事面などで不満を持つ軍の反乱分子がタクシン派に加担している事実は広く知られている。その代表格がカティヤ陸軍少将。「赤い参謀」という意味のセー・デーンの通称で呼ばれる少将には、絶対服従を誓った兵士が現役、退役を含め数十人いるといわれる。

 「思想、信条ではなく、自己の利益のためには何でもやるやくざのような集団」と軍関係者。カティヤ少将は昨年後半から、海外逃亡中のタクシン元首相と急接近し、2006年のクーデターでタクシン氏を追放した軍主流派に属するアヌポン陸軍司令官と対立。今年1月、司令官の執務室に小型砲弾を撃ち込んだとして、反乱分子の烙印(らくいん)を押され、停職となった。

 タクシン派も少将の過激な行動を警戒して、関係を絶ったと主張しているが、バンコクの繁華街占拠の現場に未明に現れ、デモ隊を激励している姿が目撃されている。

 政府がデモ隊強制排除になかなか乗り出さなかったのは「カティヤ少将とその集団の実力を熟知しているアヌポン司令官が最後まで抵抗したから」(軍消息筋)とされる。衝突で兵士も4人が犠牲になり、司令官の懸念は現実のものになった。

 ▽最後の手段

 73年の民主化要求デモ弾圧など、非難を浴びながらも治安維持機能を果たしてきた軍にとって、強制排除失敗の衝撃は大きい。「再度制圧に乗り出すべきだ」(プラユット陸軍副司令官)との意見もあるが、アヌポン司令官は「政治的手段で解決を」と呼び掛ける。

 だが、アピシット政権への不信をあらわにするタクシン派は政府との交渉を拒否、軍がその体制を支えるプミポン国王の仲介を要求する。国王の意向はタイ国民にとって「絶対」で、国王調停は「最後の手段」と位置付けられる。

 昨年9月から長期入院中の国王に、その任を果たす意思と体力があるのか。タイのメディアは12日、「子供同士が殺し合うのを見る親の心境だろう。悲嘆されていると推察する」との国王側近のコメントを一斉に報道したが、これは「まだ仲介に乗り出すタイミングではない」(地元記者)と解釈されている。(バンコク共同=沢井俊光)

(共同通信社)

1449チバQ:2010/04/18(日) 13:50:25
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2010/0416.html
2010年4月16日(金)

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■断面2010
 
中国青海省地震/神経とがらす指導部

 中国青海省地震は、有数の貧困地域の上、独立運動がくすぶるチベット族居住地域という中国の「アキレスけん」(中国外交官)で起きた。一昨年にチベット族、昨年にウイグル族の暴動が相次いだだけに、少数民族問題に神経をとがらす指導部は被災地重視を懸命にアピール。胡錦濤(こ・きんとう)国家主席と温家宝(おん・かほう)首相も外遊日程をキャンセルした。それでも被災地では「チベット族を軽視している」と早くも不満が聞こえる。

 ▽厳戒態勢

 「一昨年の四川大地震に比べ、支援物資が運ばれるのが遅い。『チベットを軽く見ているからだ』という声も多い」。大きな被害が出た玉樹(ぎょくじゅ)チベット族自治州玉樹県で、ある僧侶は漏らした。

 僧侶によると、地震発生翌日の15日午後、当局がテントを配る際、われ先にと集まった住民と当局側が衝突。住民側にけが人が出た。

 物資を求めて住民が輸送車両を追い掛ける姿も。物資配給をめぐる衝突が思わぬ政府批判につながらないよう、地元当局は物資の保管場所では武装警察官が数十センチ間隔で並ぶ厳戒態勢を敷いた。

 あるチベット族は「がれきの下の家族を(当局の)救援隊は『遺体は回収しない』と見向きもしなかったが、チベット僧の救援隊はきちんと探してくれた」と訴えた。

 ▽特殊性

 胡主席らの外遊キャンセルについて中国の外交官は「被害が甚大な上、チベット族の貧困地域だけに指導部は災害対応を非常に重視している」と説明する。

 また北京大の研究者は「昨年7月の(ウイグル族による)ウルムチ暴動の時に胡主席が外遊日程を切り上げて帰国しており、外遊を続ければ批判を招きかねない」と指摘。象徴的な意味があるとの見方を示した。

 同自治州は経済発展が遅れた青海省の中でも、特に貧しい地域。農業、牧畜が主産業で平均年収は3千元(約4万1千円)に満たないという。

 加えて人口の97%がチベット族。一昨年のラサ暴動以降、周辺では反政府の抗議運動が散発的に発生。「玉樹のチベット族は比較的おとなしく、暴動時も大きな問題は起こさなかった」(同省住民)というが、潜在的な反政府感情は根強い。

 ラサ暴動以降、漢族とチベット族の対立感情は悪化。学校倒壊など四川大地震の教訓が生かされなかったことも露呈しており、今後の対応次第で対立が再燃しかねない。

 ▽世論誘導

 「この感謝は忘れない」。救出されたチベット族住民が救援隊に感謝する様子がテレビで繰り返し報じられた。現地入りした温首相が「あなた方の困難は私たちの困難。一致団結して救援に当たろう」と被災者に向かって叫ぶ映像も強調され、当局はメディアを総動員し「民族の団結」を演出し始めた。

 四川大地震の時と同様に、人命救出の映像がBGM付きで流され、視聴者の感動や愛国心をかき立てる。メディアを管理する共産党中央宣伝部は「良好な世論をつくる」よう各メディアに通知し、住民の救援隊批判などの報道を基本的に禁止。新聞は国営通信、新華社の記事ばかりが目立つ。

 「少数民族地域での自然災害対応は、政治的な意味があり、うまく対応すれば民族融和にプラスに働く」(北京大の研究者)。だが強引な手法が反発を招く可能性もあり、思惑通りに運ぶかどうか、予断を許さない。(玉樹、北京共同=渡辺靖仁、高橋伸輔、塩沢英一)

(共同通信社)

1450チバQ:2010/04/18(日) 19:04:38
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100412/biz1004121304005-n1.htm
【タイ衝突】旅行各社「大型連休への影響心配…収束を」
2010.4.12 13:03
 タクシン元首相支持派のデモ隊と治安部隊の衝突で21人が死亡するなど混乱が続くタイ。旅行会社によると、これまでに日本からのツアーに大きな影響はないものの、騒乱拡大を心配する声がある。

 JTB西日本ではツアー客に対し、外務省が発表した情報などを提供しているという。「現地の支店も危険な区域の情報を収集している。旅行者も少ない時期で今のところ混乱はない」としている。

 近畿日本ツーリストの担当者は「早期に収束することを願っている。大型連休に影響するのが心配」と話していた。

1451名無しさん:2010/04/19(月) 06:51:46
>>1432-1435おはようございます。チバさんいつもありがとでやんす♪
( ^ω^)っ公共交通機関は日本が優れてますよね。特に電車の時間はキッチリすぎるぐらいキッチリすよね。

1452 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/19(月) 07:37:10
今、そんな中国、出張中です。
スレが上に来ていたので、記念カキコ

1453とはずがたり:2010/04/19(月) 10:26:07
>>1452
おお,なんとっ。出張お疲れ様ですヽ(´ー`)/

1454チバQ:2010/04/19(月) 22:09:07
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100419-OYT1T01132.htm?from=y10
上海万博PR曲、「岡本さん作曲」で使用へ
 上海万博のPR曲の盗作疑惑問題で、上海万博実行委員会が、酷似しているとされた「そのままの君でいて」の作者で、日本のシンガー・ソングライターの岡本真夜さんの所属事務所に、公式PRソングとして、楽曲使用申請を行ったことが分かった。


 19日、所属レコード会社が明らかにした。岡本さんは、「世界中が注目するイベントである上海万博に協力させて頂ける機会を頂き、とても素敵なお話で光栄です」と使用を受諾するコメントを発表した。

 上海万博のPR曲を巡っては、メロディーが出だしから最後まで、岡本さんの曲に酷似しているとの指摘を受け、万博事務局が「暫定的に使用を禁止する」と決定していた。

(2010年4月19日21時34分 読売新聞)

1455チバQ:2010/04/19(月) 22:42:59
http://www.asahi.com/international/update/0418/TKY201004180262.html
タクシン氏、憶測呼ぶ沈黙 健康不安?戦略? タイ騒乱2010年4月19日2時19分
 【バンコク=山本大輔】タイでタクシン元首相の支持者と治安部隊が衝突し、多数の死傷者が出てから1週間が過ぎたが、タクシン氏自身は沈黙を守っている。衝突が起きる前までは国外から反政府集会にメッセージを寄せ続けていただけに、「何らかの戦略か」「健康不安か」など様々な憶測を呼んでいる。

 元首相は3月14日に反政府集会が始まって以降、国外から連日のようにインターネットなどを通じて演説してきたが、衝突前日の4月9日夜を最後に演説は途絶えた。頻繁に活用してきた簡易投稿サイト「ツイッター」でも衝突翌日の11日に「大きな犠牲に悲しみを感じる」と書いたきりだ。理由について関係者は「(反政府集会は)民主主義のための闘いであって、タクシン氏のための闘いではないことを強調するため」と説明した。

 一方で10日の衝突後、元首相派の幹部は「(タクシン氏は)今後も闘い続けるかどうかは赤シャツ(元首相派)が決めればいいと言っている」と述べた。元首相は「忍耐強く闘い続けて」と繰り返し呼びかけてきただけに、地元メディアや専門家らも真意をはかりかねている。

 元首相がどこにいるのかも明らかにされていない。反政府集会が始まった3月中旬以降、モンテネグロやスウェーデン、ロシアなどを訪問。関係者によると、今月12日まで個人的なビジネスでサウジアラビアにいたという。

 しかし、タイ外務省によると、海外逃亡中の元首相が拠点としているアラブ首長国連邦(UAE)が「政治活動の拠点にするなら滞在を認めない」との方針を固め、元首相は新たな拠点探しに苦慮しているとの見方も広がる。姿が見えない状況が続くなか、「ロシアでがんの治療を受けた」とのうわさも飛び交い始めている。

1456とはずがたり:2010/04/20(火) 20:54:23

少数民族への配慮が見えますかね。

地震被害の配給で漢族らに不満 多数派チベット族を優先
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042001000163.html

 【玉樹共同】中国青海省地震で被害を受けた同省玉樹チベット族自治州玉樹県は20日で地震発生から7日目に入り、救援物資が住民らに届き始めているが、同自治州で約97%を占めるチベット族に優先的に配給されているとして、漢族ら少数派の間には「チベット族にばかり物資が行き渡り納得がいかない」などの不満の声も出ている。

 河南省出身で玉樹県の中心地、結古鎮の目抜き通りで飲食店を営んでいた漢族の男性(43)は、テレビニュースで物資が行き渡り出したという報道は現実との間にギャップがあると憤る。「結古鎮出身でないと食料もテントも配給してくれない」とまくしたてた。

 結古鎮の西部で建設中だった競馬場に設けられた避難所では、小型の廃トラック3台の荷台をベッドの代わりにして生活する回族の親せき13人の姿があった。

 850キロほど離れた青海省の省都・西寧近郊の農村から競馬場の建設作業員として出稼ぎにやって来た直後、震災で宿舎が崩壊し、なけなしの財産もなくなった。うち一人の男性(36)は「支援物資は地元住民を優先し配布される」と指摘、ボランティアが配ってくれるおかゆなどで飢えをしのぐ日々だ。
2010/04/20 10:46 【共同通信】

1457とはずがたり:2010/04/20(火) 20:55:43

中国で岡本真夜さんの好感度上昇 疑惑の作曲者に非難集中
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042001000673.html

 【上海共同】中国・上海万博のPRソングがシンガー・ソングライター岡本真夜さんのヒット曲「そのままの君でいて」の盗作とされる疑惑をめぐり、万博事務局の依頼で同曲の使用を認めた岡本さんが中国のインターネット上で「素晴らしい」と評価される一方、PRソングの作曲者には「死刑にすべきだ」などと非難が強まっている。

 岡本さんは、ヒット曲「TOMORROW」を台湾の歌手がカバーして中国でヒットしたことがあるため、中国でも知られているが、今回の問題をきっかけに関心が高まっている。

 疑惑は中国でほとんど報道されていないものの、岡本さん側が事務局の依頼を承諾したとの発表がネットで伝わり、「気前がいい人。私なら曲の使用を認めない」「中国に来て万博PRソングを歌ってほしい」と好感度が上昇した。

 国のメンツを懸けたイベントをPRする楽曲なだけに作曲者の繆森氏に対する国民の怒りは強く、「13億人の中国人の恥。厳罰に処すべきだ」「市中を引き回して死刑にすればいい」と過激な書き込みも多い。「早く公の場で謝罪したほうがいい」と促す意見もある。

 繆氏の所属事務所は共同通信の取材に「本人の問題だ」と突き放している。
2010/04/20 17:46 【共同通信】

1458チバQ:2010/04/20(火) 22:42:46
http://www.asahi.com/international/update/0420/TKY201004200211.html
赤・黄の政治対立もうたくさん タイに多色シャツ集団2010年4月20日13時30分

 【バンコク=山本大輔】政府とタクシン元首相派の対立が続くタイで、元首相派の「赤シャツ」と反タクシン派の「黄色シャツ」のどちらでもない「多色シャツ」と呼ばれる新たな集団が首都バンコクで関心を集めている。インターネットで声を掛け合って集まった人が多く、タイ政治状況の正常化を願う草の根運動の芽生え、と期待する声も出てきた。

 この集団は自らを「国家を守る市民」と呼び、バンコク内で連日場所を変えながら数百人から数千人の人を集めてデモを展開。シャツの色を統一することなく、国旗を振って「タイ人に決まった色はない」などと訴えている。

 参加者にはタクシン派政権時代に黄色シャツを着て、空港占拠などの過激な行動を繰り返した「民主主義市民連合」(PAD)のメンバーも交じり、多数の死傷者が出た今月10日の騒乱後に政府を支持する集会を開いたことなどから、元首相派は「PAD別動隊」と批判している。

 しかし「多色シャツ」は、商業地区の占拠など違法行為をやめない元首相派と、秩序回復ができない政府の双方にしびれを切らした人たちが、ネットの交流サービス「フェースブック」などで意見を交わすうちに路上に集まりだしたのが始まりだ。赤と黄のどちらにもくみしないことで存在感を示し出している。

 「(多色シャツが)どこへ向かおうとしているのかは現時点ではっきりしない。ただ、異なる意見を排除する赤や黄のやり方を否定して、新たなグループになるべきだ」。有力英字紙ネーションは18日付の社説で期待感を示した。

 タイでは、赤黄両派の政治対立に疲弊しながらも、巻き込まれるのを恐れて沈黙を続ける「物言わぬ多数派(サイレント・マジョリティー)」が存在する。その沈黙を破る動きとして「多色シャツ」に関心が集まっているようだ。

1459とはずがたり:2010/04/20(火) 23:19:58
>>1457
共同だけど,こういう記事って産経の持ちネタの「ネット上で○○(右派のなんか)が大人気」って記事と大差ない気がする。

1460チバQ:2010/04/22(木) 12:20:38
http://www.asahi.com/international/update/0421/TKY201004210256.html
「都心一等地、家賃タダ」元首相派の路上生活 バンコク(1/2ページ)
2010年4月22日7時24分
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マッサージ店も開業した=藤谷写す
 高級ホテルやショッピングモールが並ぶタイの首都バンコクの繁華街を、現政権の退陣などを求めるタクシン元首相派が3日から占拠し続けている。その数、1万人近く。多くは農村から来て、都心の一等地の路上で寝泊まりしながら集会に参加する。「買い物至便、食事付き、家賃無料」のその生活とは。

 午後1時すぎ、気温は40度近い。高架下にある片側3車線の道の2車線ずつにテントが300メートル以上並ぶ。シートやござが敷かれた一角で男たちが新聞を読んだり、昼寝をしたりして過ごしていた。

 高級ホテル、インターコンチネンタル・バンコクはすぐ目の前。東北部コンケンから来たソムサック・パラアートさん(46)は先月12日、四男(11)や隣人らとバンコクに到着し、10日前にここに移ってきた。「そりゃ自宅がいいに決まっているけれど、田んぼでの夜明かしよりまし。電灯も扇風機もあるからね」

 集会のステージは100メートル先にあり、演説や歌謡などが午前から未明まで間断なく続く。ソムサックさんは気が向けばステージを聞き、あちこちにある屋台をひやかす。夕方は別の高級ホテル前にある水浴び所で汗を流し、トイレは近くのショッピングモールを借りることが多い。

 食事は炊き出しで自由にもらえる。もちろん無料。その一つではボランティアの女性たちが大量のタマネギやトマトと格闘中だった。リーダーのクンさん(46)によると、30人の固定メンバーと交代要員で朝6時から深夜まで食事を提供。1日5万〜6万円の食材は元首相派が出す。「一番人気のメニューはバジル風味の焼き鳥とスープです」

 先月14日に始まった元首相派の反政府集会は2カ所に分かれていたが、多数の死傷者が出た10日の騒乱をきっかけにここに集約された。簡易トイレや水浴び所が設けられるなど、日ごとに住環境の整備が進む。

 人が集まる所には屋台ができる。揚げ物やめん類、果物など食べ物だけでなく、TシャツやCDなど日用雑貨を売る店も。マッサージの店もできた。

 だが一方で、治安当局が強制排除に乗り出すとのうわさが日ごとに強まる。集会のステージ周辺の道では20日夜から古タイヤによるバリケード設置が始まり、緊張が高まりつつある。ソムサックさんは「心配で今朝も3時に目が覚めた」と話した。(バンコク=藤谷健)

1461チバQ:2010/04/22(木) 22:12:21
http://www.asahi.com/international/update/0422/TKY201004220211.html
元首相派と「多色」派一時衝突 バンコク、20人負傷2010年4月22日13時28分
 【バンコク=藤谷健】タイの首都バンコク中心部にある金融街シーロム地区で21日午後、反政府集会を続けるタクシン元首相派と、元首相派を批判する市民グループが道路をはさんでにらみ合った。深夜には興奮した一部の人々が石やガラス瓶などを投げ合い、20人余りがけがをした。

 バンコクでは21日、元首相派のシンボルカラー「赤シャツ」、反元首相派の「黄色シャツ」のどちらでもないと称する「多色シャツ」と呼ばれる新しいグループが昼過ぎから同地区に集合。300人ほどが、拡声機の声に合わせ、片側3車線の通りを隔てた元首相派への非難や挑発を始めた。現場は緊迫した空気に包まれ、警察が割って入る形で配備され、警戒にあたった。

 「多色シャツ」は夜9時過ぎいったん解散したが、居残った数十人が午後11時半ごろ、石やビール瓶などを投げ始めた。これに対し、元首相派側から火炎瓶が投げ込まれ、現場は騒然とした。双方がパチンコなどを使って投石を続けたため、地元メディアによると、取材中のオーストラリア人ジャーナリストを含む約20人がけがをした。

 「多色シャツ」は23日にバンコク市内で大規模集会を予定しており、元首相派との衝突などが新たな懸念として浮上している。

1462チバQ:2010/04/22(木) 22:13:06
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010042202000059.html
タイ緊迫 兵士とにらみ合い続く
2010年4月22日 朝刊

21日、バンコクで、先をとがらせた竹やりや古タイヤで築いたバリケードで占拠地を守るUDDメンバーら=吉枝道生撮影


 【バンコク=吉枝道生】鋭くとがらせた大量の竹やりが古タイヤや鉄線と組み合わされてずらりと並ぶ。バンコク中心部で、タクシン元首相派団体「反独裁民主統一戦線」(UDD)が占拠している地域は、さながら要塞(ようさい)と化し、集まった市民らは、強制排除に備えて結束を強めている。

 「撃たれても絶対に逃げない。死ぬことなど怖くない」。ペッチャブン県から来た看護婦、シワライさん(61)は三月中旬から一カ月以上、占拠地で生活している。炊き出しの食事は無料で、五バーツ(約十五円)の臨時シャワーを毎日二回使う。体調を崩せばボランティアの医師が見てくれる。「確かにちょっと疲れたけど、生活の心配はない。勝つまでここにいる」と話す。

 “要塞”の中ではUDD側がパソコンとデジカメで独自のIDを発行。料金は五十バーツ。既に二十五万人が登録している、という。

 多彩な屋台が並ぶ歩道のブロックは投石用にはがされていた。

 デモ参加者のためにマッサージ店も開いていた。「毎日二十人以上来る。ふだんやっている店には日本人も来るけど、応援のために今はここで格安でやっている」と主人のオンピチャさん(52)。「私たちは非暴力。子どもや年寄りもたくさんいるでしょう」と周囲を見回した。取材していると「日本人が亡くなったことを申し訳なく思う」と何人もの赤シャツ部隊にお悔やみの言葉をかけられた。

 すぐ向かい側のビジネス街には、自動小銃などで完全武装した軍兵士が展開し、バリケードとにらみ合う。「日本人観光客も多いところだし、十分警戒しています」と小隊長。

 そこへ国王の写真を掲げた市民の一団が車で現れ、兵に水を配って回った。「われわれは赤でも(反タクシン派の)黄色でもない。ノーカラー(色なし)だ」とソムサックさん(52)。毎日、兵士の配備場所を回って水や栄養ドリンク、下着やタオルなどを届けているという。「赤シャツはもうやめてほしい。正常な国に戻ってほしい」。そう話して兵士と握手を交わし、あわただしく次の場所へと向かっていった。

1463チバQ:2010/04/22(木) 22:15:17
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100422/chn1004221149004-n1.htm
故宮展、実現へ前進 日台交流で平沼氏ら法整備意欲
2010.4.22 11:45
 日本と台湾の関係強化を目的に超党派の議員で構成する日華議員懇談会の平沼赳夫会長(たちあがれ日本代表)は21日、日本の美術館などが借り受けた海外の文物を他国に差し押さえられることを防ぐ「海外美術品等公開促進法案」について、「5月の連休明けには法案を超党派で通す」と述べ、今国会での成立に意欲を示した。このため、台北にある故宮博物院の日本展が今後、実現に向けて動き出す可能性が出てきた。

 平沼氏は同日、東京・白金台の台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)内に日台間の文化交流窓口として新設された「台湾文化センター」の開所式であいさつ。

 平沼氏は故宮展の実現時期については明言を避けたが、日台の交流代表機関である交流協会の畠中篤理事長は「(日台間の)今年最大のイベントは故宮展示を成功させることだ」と述べ、故宮展の年内実施に期待感を表明した。

 台北・故宮の所蔵品は戦後、中国国民党が「文物の保護」を目的に中国大陸から台湾に移した。このため、日本での展示中に中国が所有権を主張する懸念があり、台湾側はこれまで、日本展を開く前提条件として文物を保護する法整備を求めてきた。

1464チバQ:2010/04/23(金) 12:12:20
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK040028620100423
UPDATE1: バンコク情勢が再び緊迫化、連続5回の爆発で3人死亡
2010年 04月 23日 10:13 JST
 [バンコク 23日 ロイター] タイの首都バンコクのビジネス街で22日夜、連続して5回の爆発があり、少なくとも3人が死亡、75人が負傷した。治安当局とタクシン元首相派のにらみ合いが続く中、再び緊張感が高まっている。


 現場は、銀行やオフィスビル、ホテルなどが集まるビジネス街で、治安部隊が警備に当たっていた。病院関係者によると、負傷者のうち4人は重傷で、外国人2人が含まれている。


 爆発は、M79と呼ばれる砲弾が撃ち込まれたことによるもので、現場には政府支持派が集結していた。M79は、犠牲者25人を出した今月10日の衝突で治安部隊に向けて発射されたのと同じタイプのもの。爆発の1回は、同国食品大手チャルーン・ポカパン・フーズCPF.BKの本社近くで起きた。

 タクシン元首相派「反独裁民主統一戦線(UDD)」が交差点にバリケードを築いていた現場周辺には19日以降、ライフル銃などで武装した治安部隊が配備されていた。

 政府当局は、M79はUDDが集結していたエリアの内側から発射されたものと指摘。一方、UDD側は関与を否定している。

 テレビの映像では、現場の歩道に血が飛び散り、住民らが負傷者を救急車に搬送する様子が映し出された。

 爆発の後、政府支持派は再び集結し、反政府派に向けてガラスびんや石を投げつけて攻撃。治安部隊が介入したが、反政府派も投石などで応酬した。

 現地メディアは、これまでに5人の身柄が拘束されたと伝えている。


 さらに、23日早朝になって、現地テレビは、ビジネス街で数百人規模の治安部隊がバリケードを築いていたUDDの前に立ち、撤収を求めたと伝えた。

 放送ではその後、一部のUDDメンバーがタイヤなどを使ったバリケードに液体をかける映像が流れた。テレビのリポーターは、液体は燃料だとしている。


原文参照番号[nSGE63L00K][nSGE63M007](3000Xtraをご利用の場合、配信後24時間以上経過した記事でも380日以内であれば[ID:nSGE63L00K][ID:nSGE63M007]でご覧になれます。なお、契約の内容によっては、原文がご覧いただけない場合もあります)

1465チバQ:2010/04/23(金) 22:38:41
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100423/asi1004231949005-n1.htm
タイ情勢 悪化の一途 タクシン氏だけが決定権、当事者能力ないUDD (1/2ページ)
2010.4.23 19:47
 【シンガポール=宮野弘之】タイの首都バンコク中心部のビジネス街で22日夜、連続爆発があり、外国人を含む80人以上が死傷した。ステープ副首相は爆発物はタクシン元首相の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」側から撃ち込まれたと言明したが、UDDは関与を否定した。今月3日から中心部の占拠を続けているUDDに対しては、反UDDを含む一般市民の反発も強まっている。国連は話し合いによる早期解決を呼びかけているが、UDDは政府側との交渉を拒否する姿勢を変えず、打開の糸口は見えない。

 爆発はビジネス街のシーロム通りに続く交差点付近の道路や近くの高架鉄道「スカイトレイン」の駅で連続して発生した。バンコクの医療当局者は23日午後、シーロム通りで起きた爆発の死者は当初の3人でなく1人と訂正。負傷者は地元在住の日本人男性を含む86人に上ったと発表した。日本人男性は軽傷ですでに帰宅した。

 また、タイ特別捜査局(DSI)幹部は23日、逮捕したUDD支持者の証言からデモ隊の中に軍が使用する擲弾銃(てきだんじゆう)「M79グレネードランチャー」を扱う集団がおり、22日にもこれが使われていたことが分かったと述べた。

 これに対し、UDD幹部は「昨日の爆発はわれわれとは無関係だ」として、関与を否定。現場付近からの後退要請にも応じていない。ただ、今回の爆発事件に関連し元兵士ら数人が拘束されたといい、軍や警察の内部に熱心なタクシン支持派が存在していることをうかがわせている。

 治安部隊は22日、デモ隊が撤収しない場合、強制措置を取ると警告したが軍内の「隠れタクシン派」が命令に従わない可能性があり強硬措置に踏み切れないとの指摘もある。

 一方、UDD内でも幹部間の意思疎通や指揮系統が混乱しているとされる。地元メディアは22日、古参幹部がデモ会場に現れなかったことで、今後の方針をめぐりUDD内部で路線対立があると報じた。

 タイの専門家は「UDD幹部は横並びで本当のトップはいない。決定権を持つのはタクシン氏だけだ」と指摘。政権側が半年以内の下院解散を提案したのに対し、UDDが即時解散を求めているのも、「タクシン氏が自らの不正蓄財をめぐる刑事裁判が始まる前に選挙に持ち込む狙いからだ」(地元記者)との見方もある。

1466とはずがたり:2010/04/23(金) 23:50:14

中国らしくていいんだけどw

相次ぐ盗作疑惑を否定=中国館、マスコット−上海万博事務局
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010042300962&j1

 【上海時事】上海万博事務局の徐威スポークスマンは23日の外国メディア向け記者会見で、万博の主要施設である中国館とマスコット海宝(ハイバオ)に対する盗作疑惑をそれぞれ否定した。
 中国館をめぐっては、逆台形や柱の組み方が日本の建築家、安藤忠雄氏の作品などに類似していると指摘されているが、徐氏は「もともと中国の建築様式だ」と反論した。
 また、米国で1950年代に発表されたキャラクター「ガンビー」に似ているとの指摘がある漢字の「人」をモチーフにした海宝について徐氏は「もし問題があれば、とっくに法律的な手段が取られているはずだ」と強調した。(2010/04/23-21:18)

1467チバQ:2010/04/24(土) 23:14:39
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100424-OYT1T00820.htm
タイ首相、タクシン派譲歩案拒否…情勢緊迫も
 【バンコク=深沢淳一】タイのアピシット首相は24日、バンコク中心部を占拠するタクシン元首相派の組織「反独裁民主戦線」(UDD)が前日示した「政府に議会解散まで30日の猶予を与える」との譲歩案に応じない方針を決め、UDD側に拒否する意向を伝えた。政府筋が明らかにした。

 政府とUDDが事態収拾を対話で模索する可能性は極めて低くなり、情勢が一段と緊迫化する恐れが強まった。

 UDDは前日、首相に要求してきた議会の解散時期を、従来の「即時」から「30日以内」に改めるとともに、首相が受け入れるなら、占拠地区から撤収するとの譲歩案を初めて示した。

 首相はこの案に対して、「UDDとの間で決める問題ではない」とし、UDD側に伝えた。違法行為や脅しに屈する形で解散時期は決められないとの立場を示したものだ。

 UDD幹部は24日夕、占拠地区に設けたステージから抗議活動の参加者に演説し、「我々は最善の道を提案したが、首相は対話のドアを閉ざした」と首相を強く批判。「首相は48時間以内(26日夕まで)に排除命令を下すだろう」として、UDDが占拠地区内に設置した6か所の検問所で、車や人の出入りを厳しくチェックする一方、デモ参加者と一般人の区別がつかないようにするため、シンボルの赤シャツから、他の色の服に替えるよう参加者に要請した。

(2010年4月24日21時26分 読売新聞)

1468チバQ:2010/04/24(土) 23:15:31
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010042402000062.html
『30日内解散なら協議』 タクシン派、初めて譲歩
2010年4月24日 朝刊

 【バンコク=古田秀陽】タイの首都バンコクの繁華街を占拠し、反政府デモを続けているタクシン元首相派団体「反独裁民主統一戦線」(UDD)の主要幹部が二十三日、三十日以内の下院解散を条件に、政府との協議に応じる用意があることを明らかにした。これまで下院の即時解散しか受け入れないとしてきたUDDが初めて、政治的解決に向け、譲歩を示した形だ。

 同幹部は同日、占拠地を訪れたオーストラリアやペルーなどの外交官にこの案を説明。解散後、六十日以内に総選挙を実施することが条件とした。

 一方、軍報道官は二十三日、軍トップのアヌポン陸軍司令官が「武力行使は今の問題を解決しないばかりか、多くの波紋を広げるだろう」と述べ、強制排除を含む実力行使に否定的な考えを示したことを明らかにした。

 タイ行政当局は同日、前夜にバンコクのビジネス街シーロム地区であった連続爆発事件の死者は一人、負傷者は八十五人と発表。ステープ副首相は死者三人と公表していたが、当局によると、病院で死亡が確認されたのは一人だけとしている。負傷者には日本人男性(62)も含まれていたが軽傷だった。

1469チバQ:2010/04/24(土) 23:17:33
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042401000374.html
バンコク行きツアーを中止 JTBと日本旅行
 JTBは24日、外務省がタイの首都バンコクに関する危険情報のレベルを引き上げたのに伴い、バンコク行きツアーを中止すると発表した。中止は27日までの出発分で158人が参加する予定だった。28日出発分以降については、週明けの26日に対応を決める。バンコク滞在のないプーケットなどへのツアーは継続する。

 日本旅行も、24〜30日出発のバンコク行きツアーを中止することを明らかにした。近畿日本ツーリストは、航空便が通常通り運航されることを条件に、ツアーを続行するという。

 JTBでは現在、バンコク周辺にツアー参加者334人が滞在しているが、日本への帰国などバンコクから移動してもらう方針。

 外務省は23日付で、バンコクに関する危険情報を4段階で最も軽い「十分に注意」から「渡航の是非を検討」に1段階引き上げており、JTBは内規に従ってツアーの中止を決めた。

2010/04/24 12:58 【共同通信】

1470チバQ:2010/04/25(日) 10:40:46
http://mainichi.jp/select/world/news/20100423ddm007030029000c.html
虚構の民主主義:フィリピン大統領選/上 政権腐敗、汚職底なし
 マルコス独裁政権を86年のピープルパワーで倒したフィリピンは、東南アジアでいち早く民主化を進めたといわれる。しかし、今なお汚職がはびこり、貧困も解決されず、真の民主主義とは程遠い。来月の大統領選を前に、フィリピン社会の問題点を追った。

 ◇「カネによる独裁だ」
 「裁判長に金を渡して勝訴した」。会社間のトラブルに伴う民事訴訟を手がけたマニラ首都圏の弁護士(45)は、当然のように話す。裁判長から判決文の代筆を頼まれたことも3度ある。わいろ額はケースによってさまざまだが、ある刑事事件では日本円で100万以上積んだという。「金があるやつがこの国では勝つ」と笑った。

 「政府はもちろん、すべての分野に汚職が浸透している」。フィリピンで昨年5月に開かれた国連腐敗防止条約会議の会見で、国連開発計画の同国代表は警鐘を鳴らした。世界各国の汚職状況を監視している国際NGOによると、フィリピンの09年の「清潔度」は180カ国・地域中、139位。アロヨ氏が政変で大統領に就任した01年の65位から大きく後退し、下位にいたインドネシアやベトナムにも抜かれた。

 「アロヨ大統領の汚職疑惑を徹底解明する」。各大統領候補が公約に掲げるほど、政権の腐敗は進んでいる。政府ブロードバンド網構築事業を巡る疑惑を08年に暴露した同事業の元相談役、ジュン・ロサダ氏は、議会で大統領の夫、マイク氏の関与を認め、「事業費の20%がわいろにまわる」と証言した。

 マイク氏の名は、世界銀行が非公開で作成した道路建設をめぐる談合疑惑の報告書にも挙がった。比議会で09年に明らかとなったこの報告書に社名が載った日本の土木業者(60)は、電話取材に「『(マイク氏に)金を渡さないと仕事が取れない』と何度も聞いた」と話した。業者は結局、別の政治家に金を渡したというが、「金をむしり取られるだけ」と数年でフィリピンから撤退した。

 不正告発者が何者かに殺害されるケースも後を絶たない。大統領周辺が関与したとされる肥料の納入を巡る疑惑では、告発した女性記者や農務省職員が射殺された。議会で証言したロサダ氏も、逃亡先から帰国直後に空港で拉致された。地元メディアが騒ぎ、半日後に解放されたが、「死を覚悟した。家族のために遺体が発見されることだけを祈った」と話す。

 政権側に一時身を置いていたロサダ氏は、アロヨ政権について「04年の大統領選で票を操作して就任したため、批判を押し込め、権力基盤を固める必要があった。支持者を広げ、影響力を行使するには金が必要で、腐敗が広がった」と指摘する。「取り巻きは大統領のために金を作って、おこぼれにあずかる。抵抗する者は外される。民主主義の形態をとるが、実態は金による独裁だ」【マニラ矢野純一】

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 ■ことば

 ◇フィリピン大統領選
 アロヨ大統領の任期満了に伴い、5月10日に行われる。86年にマルコス独裁政権を倒したコラソン・アキノ元大統領の長男、アキノ上院議員と、スラム生まれながら不動産業で財をなしたビリヤール上院議員、エストラダ前大統領らが激しく争っている。任期6年で再選禁止。有権者数は5072万人(1月現在)。

1471チバQ:2010/04/25(日) 10:41:24
http://mainichi.jp/select/world/news/20100424ddm007030060000c.html
虚構の民主主義:フィリピン大統領選/中 命懸けの出稼ぎ
 マニラから南へ車で約1時間半のタナワン市バナデロ地区。ニッパヤシの葉で造った粗末な家が並ぶ農村の一角に、コンクリート造りの豪邸が十数軒点在する。

 「私たちの命の代償です」。ドミンゴさん(57)が説明するように、いずれも地元住民が戦時下のイラクやアフガニスタンで稼いだお金で建てた「出稼ぎ御殿」だ。

 ドミンゴさんは03年から約3年間、近所の人たちとイラクで電気技師として働いた。危険と隣り合わせだが、高給が魅力だった。米の民間軍事会社が提示した月給1500ドル。国内の約4倍だった。

 宿舎も仕事場もバグダッドのグリーンゾーンと呼ばれる安全地帯だったが、毎晩、砲弾の音におびえた。「今日一日、生き残れますように」と毎朝祈った。同僚が砲弾の破片で片腕を失った。知人の英国人が爆弾で殺害された。04年7月には、比人運転手が誘拐され、比政府はイラクへの出稼ぎを禁じた。

 それでも仕事を続けた。治安が悪化するほど給料が上がり、労働者の引き抜きが激しくなった。3回の転職で月給は8000ドルになった。グリーンゾーンを出ることも多くなり、8人乗りのバンに押し込まれ、座席の下に小銃を隠して現場に向かうこともあった。

 「海外出稼ぎ者はヒーローだ」。アロヨ大統領は称賛する。海外で働く労働者は362万人(08年末時点)。送金額は164億ドルと国内総生産(GDP)の1割を占め、アロヨ政権の9年間で倍以上に増えた。

 国内に主要輸出産業がなく、昨年の貿易赤字は東南アジア諸国連合(ASEAN)最低の88億ドル。08年の海外からの直接投資はインドネシアやベトナムの2割に満たない。失業率は7%以上を推移し、ASEAN平均のほぼ倍だ。マニラにあるデラサール大学のバタラ政治学科長は「出稼ぎ労働は政府にとって国内投資をせず簡単に外貨を手に入れる手段だ。逆に国内の産業構造と政治システムの欠陥を証明しているが、政府は放置したままだ」と指摘する。

 ドミンゴさんは88年以来、5カ国に出稼ぎに出た。今もイラク行きを狙っている。「国内にいても職がなく、イラクと同じサバイバル生活だ」と話した。【タナワンで矢野純一】

1472チバQ:2010/04/25(日) 10:42:00
http://mainichi.jp/select/world/news/20100425ddm007030107000c.html
虚構の民主主義:フィリピン大統領選/下 政権の命運握る軍
 「軍の最高司令官である大統領が国民に信頼されていない。これが一番の問題だ」。マニラ市内で会ったフィリピン国軍の若手将校は硬い表情で語った。

 小学生だった86年、ピープルパワーでマルコス政権が崩壊した。軍が民衆を支持し、民主化に大きな役割を果たしたのを知り、国軍を目指した。しかし、最新の世論調査で国民のアロヨ大統領への満足度は16%と、86年以降の歴代大統領で最低に落ち込んでいる。「国民と軍は一体だと信じてきたのに……」とつぶやいた。

 「大統領に就任した01年以来、軍人の給与を倍増させた。さらに12年まで毎年増額する」。マニラ首都圏の国軍基地で先月行われた式典で、アロヨ氏は声を張り上げた。

 フィリピンでは軍が政権維持のカギを握る。エストラダ大統領が汚職疑惑で退陣した01年のピープルパワー2も、軍部は民衆側についた。任期中、3度のクーデターをくぐり抜けた経験からアロヨ氏は、常に国軍を厚遇してきた。兵士の住宅を整備し、子弟の奨学金も整備した。行政手腕が未知数の多くの退役軍幹部を、政府の要職に迎えた。

 軍の人事にも積極的に関与し、基盤を確立した。大佐以上への昇進には大統領の指名が必要だ。夫のマイク氏が、忠誠を誓う将校を次々と昇進させたといわれる。3月には国軍トップの参謀総長に、腹心の元大統領警護隊長を年功序列の慣例を破って抜てきした。

 フィリピン大学のネメンゾ元学長は「アロヨ氏は選挙後も権力に居座る布石を打っている」と指摘する。来月の大統領選で初めて導入する電子投票が機能せず、選挙無効になる可能性もある。憲法には無効が原因で大統領が選出されない場合の規定がなく、アロヨ氏が暫定大統領としてとどまる事態もありうる。

 「その場合、ピープルパワー3が起きる。カギを握るのは中佐以下の若手将校だ」と元学長。元参謀総長のビアゾン上院議員は「すでに軍は大統領派と反大統領派に分裂している」とも話す。

 後日、将校にどちら側につくのか電話で聞いた。「あまりに微妙な問題で答えられない」と言っただけで通話は切られた。【マニラ矢野純一】

毎日新聞 2010年4月25日 東京朝刊

1473チバQ:2010/04/25(日) 10:52:06
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010042502000060.html
新疆トップを更迭 中国共産党
2010年4月25日 朝刊

 【北京=朝田憲祐】二十四日の新華社通信によると、中国共産党は、新疆ウイグル自治区トップ、党委書記の王楽泉氏(65)=党政治局員=を、党中央政法委副書記に転任させる人事を決めた。後任は湖南省党委書記の張春賢氏(56)。王氏は昨年七月にウルムチで起きた暴動への対応を批判されており、事実上の更迭とみられる。

 ウルムチの暴動では、当局発表で百九十七人が死亡。その後の漢族らによる抗議デモでは、十五年近く自治区トップを務め「新疆王」ともいわれた王氏の辞任を求める声が上がっていた。

 中国当局は昨年九月には、治安回復の遅れの責任を取らせる形で、ウルムチ市トップの栗智党委書記らを解任。同自治区の政策を話し合う中央新疆工作座談会の初開催も五月に控える中、新たな体制下で社会の安定化を図る狙いがあるとみられる。

1474チバQ:2010/04/25(日) 10:52:41
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010042502000065.html
万博そっくり疑惑 中国メンツ丸つぶれ
2010年4月25日 朝刊

24日、上海万博会場の土産物店で、マスコット「海宝」と記念撮影をする上海市民=小坂井文彦撮影


 【上海=小坂井文彦】中国が国の威信をかけて準備を進め、開幕まで1週間となった上海万博が思わぬ問題で注目を浴びている。テーマソングに盗作疑惑がかかり、いまだに正式決定できないまま。公式マスコットやパビリオンの盗作疑惑も再燃している。市民からは「恥ずかしい」と、当局を批判する声が強い。

 日本のシンガーソングライター岡本真夜さんのヒット曲を盗作したと指摘されたテーマソング「二〇一〇年はあなたを待っている」は、岡本さんから原曲の使用許諾を得たという。

 しかし、二十二日には、作曲家側が「下心のある人が、大衆を誤った方向に導いた」として、盗作を否定した。事務局は公式ホームページからテーマソングを削除したままだ。

 盗作問題の余波で、公式マスコット「海宝(ハイバオ)」の疑惑も再燃した。二〇〇七年末に発表された際、今回同様にインターネット上で、一九五〇年代の米国のテレビキャラクター「ガンビー」に手の位置やスタイルがそっくりと指摘されている。

 最近になって香港のマスコミが、この問題を連日報道。中国のインターネット上では、「メンツがない」「似ているだけで、言い掛かり」など論争に発展している。万博事務局の徐威スポークスマンは二十三日の記者会見で「著作権の侵害なら、とっくに法的な問題になっているはずだ」と盗作を否定した。

 さらに、主要パビリオンの一つである中国館にも騒ぎが飛び火。一九九二年のセビリア万博で建築家の安藤忠雄氏が設計した日本館に「デザインが似ている」とネットで指摘されたが、万博事務局側は、「中国の伝統建築様式に何か問題があるのか」と正統性を強調している。

1475チバQ:2010/04/25(日) 21:54:34
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100425-OYT1T00679.htm
中台間の経済協定、台湾与野党に大きな隔たり
 【台北=源一秀】台湾の馬英九政権が中国との間で締結を目指す中台経済協力枠組み協定(ECFA)をめぐり、馬総統(国民党主席)と野党・民進党の蔡英文主席による初のテレビ討論が25日、行われた。

 2時間余りの討論で、馬総統は、中台間の自由貿易協定(FTA)を柱とするECFAについて、「中国との自由貿易は国際的潮流。マイナスよりプラス面が多く、乗り遅れてはいけない」と主張。蔡主席は「台湾の中小企業、農家が大打撃を被る」として慎重論を唱え、両者の立場の相違が際立った。

 蔡主席が「締結で打撃を受ける業種を示せ」「失業者の雇用創出はどうする」などと説明を求めたが、馬総統は「準備は整っている」と具体的回答をかわす場面が多かった。

(2010年4月25日20時34分 読売新聞)

1476チバQ:2010/04/25(日) 21:55:26
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100425ddm003010143000c.html
転換期の安保2010:「日米同盟、地域の安全と安定の要」 揺さぶられる台湾
 ◇「普天間、早く解決して」
 台湾の馬英九政権が08年5月に発足して以来、中台関係は大幅に改善された。その背景には、台湾が「地域の安全保障の要」と位置づけてきた日米同盟の存在がある。だが、米軍普天間飛行場移設問題で日米関係が揺れる今、台湾自身の安全保障のあり方も揺さぶられている。【「安保」取材班】

 3月29日の台湾立法院(国会)外交国防委員会。台湾国防部の楊念祖・副部長(国防次官)が、対中国の「地対地中距離(弾道)ミサイルと巡航ミサイル」の開発推進を事実上認めた突然の発言は、中国との関係改善路線の根底に潜む台湾の対中不信感を内包していた。2日後の同委で取り上げられ、激しい議論になった。

 林郁方・立法委員(与党・国民党)「イランの核開発問題もあり、米国は各国のミサイル開発に激しく反対している。仮に台湾がミサイル開発で、米国からカギとなる部品(や技術の極秘)提供を受けて開発に成功したとしても、楊副部長がこんな場所であのような話をしたら水の泡だ」

 高華柱・国防部長(国防相)「林委員のお話はすべて密室の会議でなされるべきだ」

 林委員「私はあえて公開の場で言う。我々が置かれた特殊な環境が、これまで抑止力の発展にどれほど苦労をもたらしたか。国防部長もどんな役人もこの苦労を知らぬ者はいない。だから(楊副部長は)発言を慎むべきだ」

 国際的に「独立国」として認められず、対中関係を考慮した米国からも79年に外交関係を断たれた「特殊な環境」にいる台湾。対中融和政策を進める馬英九政権は現在、中国を刺激しない形で対中防衛を確保しなければならないジレンマに置かれている。

 「中国を刺激するので、台湾海峡を潜水艦であまり行き来しないでほしい」。馬政権が08年5月に発足して間もないころ、米国の対台湾窓口機関、米国在台協会台北事務所(大使館に相当)の米軍人に対して、台湾側がこのような要求をした。事情を知る日台関係筋は「そんなことを言われたって米軍がやめるはずがない」というが、馬政権の中国への気の使いぶりを如実に表していた。

 麻生政権(08年9月〜09年9月)時代、日本政府は非公式だが、台湾東岸から100キロあまりの沖縄県・与那国島への陸上自衛隊配備の検討について、馬英九政権に伝えたことがある。「付近を通過する中国の潜水艦に対する圧力にもなる。台湾にとっても良いことだと説明したが、反応はなかった」(日台関係筋)。馬政権の慎重姿勢を物語るもう一つのエピソードだ。

 「台湾の主権独立」を綱領に掲げた民進党の陳水扁前政権時代(00〜08年)は中国に対する警戒の強さから、日米同盟との関係強化を進めた。当時、外交部長(外相)や台湾の安全保障政策を決定する総統府直属の国家安全会議秘書長の要職を歴任した陳唐山氏は、「日米安全保障を南(台湾)にまで拡大させる方針が立てられ、成果を上げた」と明かす。08年の政権交代までに確立した、潜水艦などの中国軍の動向に関する台湾、日本、米国の非公式通報システムはその成果だ。

 現在もこの通報システムが継続しているというのが通説だが実態は不明。総統府直属のシンクタンク、中央研究院の林正義・欧米研究所研究員は、「現政権は中国を怒らせたくない。日米との軍事協力についても公にしたがらない」という。

 だが、米軍普天間飛行場の移設問題をめぐる日米間の摩擦が浮上し、タイミングを合わせたように中国の軍事活動が活発化すると、馬総統は態度を変えた。昨年12月ごろから、日本からの訪問客や日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所の今井正代表(1月着任)に「台湾は日米同盟を重視している。東アジアの安全と安定の要だ」と繰り返すようになった。

 林研究員は「日本には早く普天間問題を解決してほしい。ただ、在沖縄米軍のプレゼンスが大きく減少するオプションを、台湾は希望しない」と語る。日台関係筋は「台湾から日米安保の後ろ盾がなくなったら、中国との交渉力は確実に低下する」と断言する。

 防衛省のシンクタンク、防衛研究所が先月29日に発表した10年版「東アジア戦略概観」は、中台関係について「急速に改善へ向かってきた」と評価。一方で、「(昨年10月の中国建国60周年を祝う)国慶節の軍事パレードで台湾を射程に収める弾道ミサイルである東風15と東風11を登場させたように、人民解放軍には台湾に対する軍事的圧力を緩和する動きはまったく見られない」と警戒感を示した。

 2年前、馬政権は北京を狙えるミサイル開発を停止した。判断が正しかったか、与党・国民党内でも意見は割れている。

1477チバQ:2010/04/26(月) 12:20:31
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100425-OYT1T00712.htm
UDD占拠の繁華街、「奪還する」とタイ首相
 【バンコク=若山樹一郎】タイのアピシット首相は25日、テレビで演説し、タクシン元首相派勢力「反独裁民主戦線」(UDD)が占拠を続ける首都バンコクの繁華街について、「奪還する。時期は言えないが計画もある」と述べ、強制排除に乗り出す可能性を示した。


 UDD側は反発、全国の支持者に対し占拠地への結集を呼びかけ、対決姿勢を強めている。

 演説には、実力行使には慎重と伝えられてきた治安対策責任者のアヌポン陸軍司令官も同席。司令官は「政府決定に従う」と述べ、軍・政府一体であることを強調した。首相は演説で、議会解散時期について、「即時」から「30日以内」に緩めたUDDの譲歩案を改めて拒否。占拠地からの撤退を強く求めた。

 アピシット政権側は、議会の早期解散と総選挙を求めるUDDに対し、3月に「年内解散」を提案。UDD側が拒否し、今月10日の強制排除が失敗したため、さらに「半年以内」に繰り上げる妥協案を示していた。

 政権側が「半年以内」にこだわるのは、解散までに選挙制度の見直しなど、与党内の中小政党が次期選挙で有利となる憲法改正を実現させたいため。解散前に今年度補正予算などを成立させ、選挙を有利に進めたい思惑もある。

 首相はテレビ演説で、「政治解決を拒絶するわけではない」とも述べたが、UDDは、選挙後の新政権が憲法改正を行うべきとしており、双方の主張は大きく隔たっている。関係筋によると、最後の仲介役として期待がかかる王室とその側近グループは、「不介入」という形で事実上、現政権を支持しているという。

 UDDが首都を占拠したまま、現政権が国会で憲法改正作業に入るのは難しい。だが、再度の強制排除に乗り出して、流血の惨事が繰り返されれば、政権の維持は困難との見方が強い。強気のアピシット政権を手詰まり感が覆っている。

 こうした中、反タクシン派団体「市民民主化同盟」(PAD)を中心とする政府支持派が、30日に大規模集会を計画しており、UDDとの衝突の懸念も出ている。

(2010年4月25日21時44分 読売新聞)

1478チバQ:2010/04/26(月) 20:46:14
http://www.asahi.com/travel/news/TKY201004260192.html
タイ騒乱、GWツアーに影響 旅行会社、中止の動きも
2010年4月26日15時14分

 タクシン元首相派が反政府活動を続けるなど、「ほほえみの国」タイで政情不安が続いている。日本政府は「渡航の是非を検討」と危険度レベルを引き上げた。ゴールデンウイークを控え、期待していたはずの日本からの観光ツアーに中止の動きが出るなど、影響が広がっている。

 東京・有楽町にあるタイ国政府観光庁東京事務所。「タイへ旅行しても大丈夫か」といった問い合わせが相次いでいる。担当者は「ゴールデンウイークはタイ観光にとっては大事な時期で、この時期の渡航キャンセルは大打撃。同じタイでもチェンマイやプーケットは問題がないことを説明している」と話す。

 日本政府が今回引き上げた危険度レベルは、2006年9月に軍事クーデターが起きた時以来という。

 JTBは危険度レベルの引き上げを受け、24〜27日に日本からバンコクに出発するツアーを中止した。申し込んでいた158人には個別に通知したほか、バンコク周辺に滞在中だった334人には帰国を含めてバンコクを離れるよう連絡した。タイ国内でもバンコク以外に滞在するツアーは予定通り催行している。

 日本旅行と阪急交通社も、30日までのツアーを中止している。

 一方、近畿日本ツーリスト(KNT)とエイチ・アイ・エス(HIS)はツアーを継続している。ただし、KNTは参加者に「航空会社の運航に支障が生じた場合は中止を検討する」との条件を通知している。また、HISは27日出発分までのツアーについては、予約取り消しをキャンセル料を徴収せずに受け付けている。HIS経営企画室の担当者は「旅行者には現地のデモに近寄らないことや、デモの当事者と間違われる可能性がある赤色や黄色の服を着て外出しないよう書面で注意を促している」。

 反政府派と治安部隊が衝突した商業地区にある百貨店・バンコク伊勢丹は今月3日から、臨時休業が続いている。日本人を含む現地スタッフは自宅待機を指示しているが、営業再開のめどはたっていないという。

 現地で民間支援活動を続ける市民団体へも影響は及んでいる。

 貧困地域の子どもたちに奨学金を渡している「民際センター」(東京都)は、毎年5月下旬に実施している現地ツアーを中止した。寄付金を出した日本の「里親」20人ほどが、タイ東北部の奨学生と交流したり現地の学校を視察したりする予定だったが、不安視する声を受け、1週間ほど前に最終決定した。昨年も同様の理由で取りやめていた。「残念だが、安全を最優先し、念には念を入れる必要がある。でも、来年こそ実施できるといい……」

1479チバQ:2010/04/26(月) 21:49:23
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100426/asi1004261624002-n1.htm
タクシン派抗議、地方拡大 タイ、混乱全国規模に
2010.4.26 16:23

26日、バンコク中心部の商業地域で犠牲となったタクシン元首相支持派市民の冥福を祈る儀式が僧侶も参加して行われた(ロイター)  タイのタクシン元首相の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」による反政府デモで、UDD支持者らは26日までに、首都バンコク以外の地方でも幹線道路や鉄道の線路を封鎖するなど抗議行動を拡大、混乱が全国に広がり始めている。

 バンコク繁華街の占拠を続けるUDD側は、道路封鎖で警察応援部隊の首都入りを妨害するなどしている。治安部隊の増強を阻止するとともに、全国規模の勢力を誇示することで、政府に強制排除を断念させようとする狙いもある。

 地元紙バンコク・ポストなどによると、中部パトゥムタニ県で25日、UDD支持者ら約400人がバンコクに通じる高速道路に車を駐車するなどして封鎖。地方から車でバンコクに向かっていた応援部隊の警官約500人の通行を妨害した。(バンコク 共同)

1480チバQ:2010/04/27(火) 21:18:37
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042701000550.html
ミャンマー閣僚ら軍退役 総選挙への出馬準備か
 【バンコク共同】ミャンマー軍事政権トップのタン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長は26日、テイン・セイン首相ら計23人の閣僚に軍からの退役を命じた。軍政当局筋が27日、明らかにした。今年実施の総選挙に出馬するためには軍籍を離れる必要があり、選挙活動に向けた準備とみられる。

 軍籍を離脱した後、閣僚ポストも辞任し、選挙活動を本格化させる見通し。離任した閣僚らが実際に選挙に出馬するのか、政党に合流し選挙戦を後方支援するのか、軍政側の意図は明らかになっていない。

 総選挙実施の時期もまだ公表されていないが、各政党は選挙参加に必要な政党登録申請を進めている。民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさん率いる最大野党、国民民主連盟(NLD)は政党登録せず、ボイコットを決めている。

2010/04/27 14:57 【共同通信】

1481名無しさん:2010/04/27(火) 22:36:41
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100426-OYT1T01220.htm
タクシン元首相派、さらに過激に…混乱地方へ


26日、バンコクで、これまでの赤一色から様々な色の服に着替えて座り込みを続けるUDD支持者ら(尾崎孝撮影) 【バンコク=深沢淳一】タイの首都バンコク中心部の商業地区を占拠し、アピシット首相に議会の早期解散を要求しているタクシン元首相派の組織「反独裁民主戦線」(UDD)は26日、地盤の東北部や北部で警察の妨害に乗り出すなど活動を一段と過激化し、混乱は地方に拡大した。

 この日はプミポン国王が新任裁判官の拝謁(はいえつ)を受けたが、騒乱の収拾を促す直接的な言葉は聞かれず、タイ情勢は一段と緊迫の度を強めそうだ。

 26日は、反タクシン派団体「市民民主化同盟」(PAD)が政府の「無策」に強い不満を表明し、武力による解決を要請すると発表した。

 地元報道によると、UDDの地方組織は週末から26日にかけて、東北部ウドンタニ県や北部パヤオ県などで抗議活動を活発化させた。警察や軍の車両がバンコクの警備に向かうのを防ぐため、各地の主要道路に「検問所」を設け、車両を厳しく監視した。

 中部のパトムタニ県では約400人が警察車両を制止して警官約500人の動きをふさいだ。治安当局は26日、排除を図って数十人を拘束したが、その際に威嚇発砲したとの情報もある。国境警備警察の詰め所正門をUDDが封鎖しようとして、警察と小競り合いを起こしたケースもあった。

 バンコクの治安も一段と悪化している。連立与党に影響力を持つバンハーン元首相宅前で25日深夜に爆発が起き、警官ら11人が負傷。26日には、UDD占拠地区に接した病院前で爆弾とみられる不審物が発見された。2008年にバンコクの国際空港を占拠したPADは26日、反UDD活動を活発化させる方針を表明し、両派による抗争に発展する恐れも強まってきた。

 一方、プミポン国王は26日夕、新任裁判官の拝謁を受けた。国民から絶大な尊敬を集める国王は、過去にクーデターを仲裁するなど、内政の危機的局面を鎮めてきた。今回の状況下で、国民に初めて姿を現す場として注目されたが、訓示では、「職務に誠実、高潔でなければならない」などと裁判官に注文を繰り返し、騒乱への言及はなかった。

 国王は、2年前の空港占拠事件や昨年のUDDの抗議活動の際も、体調不良や入院などのため国民に向けた発言はしていない。国民同士で和解を促すため、あえて立場を示さなかったとの見方もあるが、国王の「仲裁」がなかったことで、事態収拾の見通しは一段と不透明になった。

(2010年4月27日00時48分 読売新聞)

1482チバQ:2010/04/30(金) 08:39:34
http://www.asahi.com/international/update/0430/TKY201004300006.html
バンコク中心部、進む「要塞化」 タイヤ積み有刺鉄線2010年4月30日7時33分
 【バンコク=藤谷健】タイの首都バンコク中心部の繁華街をタクシン元首相派が占拠してから間もなくひと月。延長5キロにわたる路上は寝泊まりや炊き出しのテントが並び、当局の立ち入れない「解放区」になっている。最近は強制排除に備え、出入り口にバリケードが設けられるなど、「要塞(ようさい)化」が進んでいる。

 元首相派が占拠する地区の南側に位置するルンピニ公園。ラマ4世通りに面する境界には、高さ約2メートルに積み上げたタイヤに有刺鉄線を巡らせ、先のとがった竹やりを刺したバリケードが築かれている。その後ろには、道路をふさぐように横付けされたトラックと再びタイヤの壁。こぶし大の石が数十個ずつ置かれている。バリケード下の路面には燃料がまかれ、ガスボンベが置かれている場所も。

 こうしたバリケードは、集会のステージに向かう道路ごとに10カ所以上設けられている。治安部隊の強制排除の懸念が高まった20日の夜、一斉に築かれた。

 「軍部隊がやってくれば、まずは石を投げる。そして火をつける」。「赤い参謀」の異名を持つカティヤ陸軍少将は28日、現場を見て満足そうに話した。

 軍の反乱分子で、人事の不満から元首相派に近づいたとされる現役将校(現在停職中)。アピシット首相は25日、死者が出た10日と22日の衝突のいずれにも関与したと名指しした。

 本人は「政府のでっちあげ。自分は何も知らない」と否定する。だが、元首相派に近い武装集団に影響力を持つのは周知の事実となっている。

 政府は「解放区」には自動小銃や小型砲弾なども隠されていると指摘する。カティヤ少将に近い関係者も、22日に死傷者を出した小型砲弾はルンピニ公園から発射されたことを認めた。

 24時間態勢で交代で警備にあたる男性(41)は「軍が来ると言われて緊張が続き、休まる時がない」とこぼした。

1483チバQ:2010/04/30(金) 08:40:15
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100429-OYT1T00657.htm
タイ元首相派が外交攻勢、政府は内政問題強調
 【バンコク=深沢淳一、ジャカルタ=林英彰】タイ・バンコク中心商業地区の占拠を続けるタクシン元首相派組織「反独裁民主戦線」(UDD)の幹部は29日、在タイ欧州連合(EU)代表部を訪れ、10日の治安部隊との衝突で多数の死傷者が出たことを巡る調査にEUも加わるよう要請した。

 UDDは、各国外交団に働きかけて、抗議活動の正当性を国際社会に訴える戦術を活発化させている。

 UDD幹部の訪問を受けたEU代表部は声明で、「平和的、民主的な手法を通じた政治的危機の解決」などをUDDに要請したと発表した。EUから、話し合いによる事態解決に支持を得たことで、軍による強制排除を回避したいUDDとしても、一定の成果を上げた形だ。

 23日には、タクシン元首相派の野党「タイ貢献党」が、日本を含む約30か国のバンコク駐在外交官を党本部に招き、UDDの活動に理解を要請。このうち、豪州、デンマークなど5か国の外交官は占拠地区でUDD幹部と面会した。バンコク・ポスト紙によると、タイ外務省高官は「UDDを支持しているように映る不適当な行動だ」と、5か国を非難した。

 タイのカシット外相は29日、訪問先のジャカルタでインドネシアのユドヨノ大統領と会談し、騒乱について「政党間の対立ではなく、国王に忠誠を誓うグループと国の体制を変えたいグループの大きな対立になっている」と説明。タイが独自に解決すべき内政問題であると強調して各国による関与を拒否しており、政府はタクシン派が繰り出す「外交攻勢」への不快感を強めている。

(2010年4月30日06時52分 読売新聞)

1484チバQ:2010/04/30(金) 08:41:26
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100430/asi1004300812000-n1.htm
ミャンマー首相が総選挙に向け新党を登録
2010.4.30 08:11
 ミャンマーからの情報によると、同国軍事政権のテイン・セイン首相は29日、今年実施される総選挙に参加するための新党「連邦団結発展党(USDP)」の登録を選挙管理委員会に申請した。

 USDPは1993年に、軍政が設立した大衆運動組織「連邦団結発展協会(USDA)」を改称した軍人の受け皿政党で、党員名簿にはニャン・ウィン外相ら計27人の閣僚、副大臣が名を連ねている。

 ミャンマーでは、選挙後に発足する上下両院の議席の4分の1があらかじめ軍人に割り当てられているが、民選枠に出馬するには軍籍を離脱する必要があり、テイン・セイン首相ら閣僚は26日に退役していた。(共同)

1485チバQ:2010/04/30(金) 08:42:34
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100429/chn1004291802003-n1.htm
【上海万博開幕前夜】(上)「万パク」狂想曲 (1/3ページ)
2010.4.29 18:00

このニュースのトピックス:上海万博

1950年代の米キャラクター「ガンビー」そっくりと指摘された上海万博の公式マスコット「海宝」の親子バージョン(河崎真澄撮影) 【上海=河崎真澄】中国で5月1日に開幕する上海万博。242の国と国際機関が参加し、半年の会期中に7千万人以上の来場者を見込むという史上最大規模で、北京五輪に続く中国の威信を世界に示す国家イベントだ。ただ「量と質」が必ずしもバランスしないのが、この国の常。開幕前夜のドタバタ劇を3回にわたって現場から報告する。

                 ◇

 上海万博をめぐっては相次ぐ盗作、模倣、偽造などの疑惑が噴出。「万事がパクりの上海万パクじゃないのか」との厳しい見方が内外で広がっている。


事例(1)「PR曲」

 独自の作曲とされたPR曲「2010等●(ニイ)来」のメロディーがシンガーソングライター、岡本真夜さんのヒット曲「そのままの君でいて」にそっくりだと国内でネットユーザーに指摘され、あわてた万博事務局が曲の使用を停止した上、岡本さん側にこの曲の使用権を求める騒ぎがあった。

 盗作を事実上、認めた形だ。しかし、PR曲の作曲者、繆森(ぼく・しん)氏が盗作疑惑を否定する声明を発表して混戦模様に。そこに中国の程永華駐日大使が27日、「中国は著作権保護に真剣で、関係部署が調べている。(もし盗作が)はっきりすれば厳しい姿勢で臨まなければならない」と述べ、なにが真実でなにがウソなのかわからない事態になった。

  ●=にんべんに「尓」


事例(2)「マスコット」

 上海万博公式マスコットの「海宝(ハイバオ)」のデザインが、米国で1950年代に発売されたキャラクターの「ガンビー」にイメージがそっくりだと、やはり中国のネットで指摘されている。台湾のデザイナー、巫永堅(ふ・えいけん)氏の作品として選ばれ、2007年12月に公式に採用されている。

 体の形は漢字の人、色は海のイメージを投影したというが、顔の形や頭と胴が一体化したスタイルがガンビーとそっくりという。

 だが、台湾からの報道によると、巫永堅氏は盗作疑惑について、「侮辱だ」と憤り、「海宝のデザイン当時は、ガンビーなど見たこともなく、存在も知らなかった」などと主張。裁判も辞さない構えを見せているという。こちらも複雑な事態になりそうな雲行き。


事例(3)「中国館」

 国家パビリオンとして中国政府が威信をかけた「中国館」の外観デザインにも疑惑が。1992年にスペインで開かれたセビリア万博の「日本館」など、建築家、安藤忠雄氏が手がけた作品に酷似している、との指摘が、これもネットで広がった。中国館は「東方の冠」をイメージした高さ69メートルの逆ピラミッド型の建物で上海万博を象徴するメーンパビリオンでもある。

 だが、セビリア博の日本館や安藤氏の設計で2000年に完成した愛媛県西条市の「光明寺」の画像と比較したサイトによると、枡組と呼ばれる柱の組み合わせや枡組による逆三角形のデザインがそっくりだ。

 万博事務局は「中国の建築様式だ」と突っぱねているが、建築専門家の間ではかねて首をひねるデザインとされていたという。中国館の設計を統括した華南理工大学建築学院の何鏡堂院長は地元紙の取材に、「建築には百点満点はない」などと答えているそうだ。


事例(4)もろもろ…

 公式のPR曲に公式マスコット、そして国家パビリオンにも疑惑が広がる不可思議な事態に。お上がそうであれば下々はもっと乱れるのか。万博期間中のテロ対策として、周辺の省から上海市への進入車両は境界線で厳しい安全検査が義務づけられるが、その検査がフリーパスとなる許可証のニセモノが堂々と販売されて、当局に摘発された。

 万博会場への入場券で超人気の開幕当日、5月1日分(約2700円)の偽造券も横行している。地元紙は、ネット上で1枚4000〜5000円で転売されている5月1日の入場券の中には、数多くのニセモノが含まれているとして警告している。見た目はソックリだが、当日、自動入場機にはじかれて入場できない事態になるかもしれない。

 マスコットや公式マークの入った万博グッズのニセモノ販売はすでに当たり前のこと。パクり大国の偽造技術は「向かうところ敵なし(?)」だ。ただ、この国のこれまでの「常識」やら「言い訳」やらは国際社会に簡単に通用しそうもない。国内の理屈でやってきたパクり劇。万国博覧会の場でどう変化するか。世界の注目が上海に集まる。


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