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国際政治・世界事情

1268チバQ:2010/04/08(木) 21:48:36
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100408/erp1004081955009-n1.htm
「裂けたチューリップ」 キルギスで臨時政府が権力掌握 南北対立深刻「革命」のサイクルへ?
2010.4.8 19:40
【モスクワ=遠藤良介】中央アジアのキルギスでの反政府騒乱が拡大し、女性野党指導者、オトンバエワ元外相(59)は8日までに、自らを首班とする臨時政府を形成したと宣言した。バキエフ大統領は首都ビシケクを脱出、ウセノフ首相は内閣総辞職を表明した。2005年の「チューリップ革命」で発足したバキエフ政権は、当時と同じ街頭行動によって事実上、崩壊する結果となった。

 キルギスでは7日、バキエフ大統領の退陣を求める野党支持者が各地で暴徒化。ビシケクでは約5000人のデモ隊が治安機関と衝突し、政府庁舎などを占拠した。オトンバエワ元外相は8日、臨時政府が全権力を掌握したと宣言し、議会を解散した。臨時政府は半年間存続し、憲法や選挙関連法の改正を経てから選挙を行うという。

 05年の「革命」と違い、7日の騒乱では治安部隊が大衆に発砲、保健省によれば75人が死亡、1000人以上が負傷した。中央アジアでは、05年5月にウズベキスタン当局が少なくとも数百人のデモ隊を殺害したアンディジャン事件以来の惨事だ。

 オトンバエワ氏は8日、プーチン露首相と電話会談し、治安機関や軍も統制下に入ったと述べた。

 反政府デモが激化した背景には、バキエフ大統領がアカエフ前大統領(ロシア在住)と同様に強権化し、経済情勢も悪化していたことへの失望がある。バキエフ政権は言論・報道統制を強化し、議会でも翼賛体制を確立。同氏の親族が政府高官に起用され、大企業を握るなど“一族支配”の色彩が強まっていた点も前任者と共通する。電気など公共料金が急激に引き上げられたことも庶民の不満に火をつけた。

 キルギスは伝統的に南部と北部の氏族が対立しており、旧ソ連共産党は南北から交互に指導者を抜擢(ばつてき)して問題の表面化を抑えた。「チューリップ革命」も、北部出身のアカエフ氏に代わり南部のバキエフ派が権力を握った。今回は北部が主体となっており、新政権が南北対立を克服できない場合、「革命のサイクル」に入り込む可能性も排除できない。


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